2017年5月20日 10:15
円満カップルの心理学!?恋が長続きする「公平理論」って知ってる?
2010年公開の映画『ブルーバレンタイン』は、カップルで観てはいけない映画とされています。
あまりにリアリティに満ちているので、映画を観た男女が感情移入しすぎて別れてしまうと言うんですね。
「愛を知る誰もが経験のある、しかし誰も観たことのないラブストーリー」というキャッチフレーズの通り、誰の身にも降りかかる可能性がある「すれ違い」を、哀しく美しく描いた映画なのです。
■別れに向かって緩やかに落ちていく二人
『ブルーバレンタイン』の主人公は、ディーンとシンディというカップルです。
社会人のディーンは、医学生のシンディに一目ぼれ。ディーンの熱烈なアプローチによって少しずつ距離が近づき、やがて二人は恋人同士に。
そのすぐ後にシンディの妊娠が発覚。しかも子どもの父親は元カレでした。
ディーンは血がつながらなくても我が子として育てることを決意し、二人は結婚するのです。
そこから数年の月日が流れます。
ディーンは娘に愛情を注ぐ良き父親になるのですが、ペンキ屋の仕事では稼ぎがイマイチ。
正看護師としてバリバリ働くシンディに、引け目を感じていました。
シンディはシンディで血のつながらない子どもを育ててもらっているという引け目を感じつつ、一方で才能を活かすような仕事をしてないディーンに不満を募らせていたのです。