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妊娠7ヶ月の筆者と夫と3歳の娘の3人家族で、島根に旅行したレポート、今回は後編をお送りします。宿泊先の「星野リゾート界 出雲」にて、ついにお風呂のお時間です。> 前編はこちら 1.部屋付き露天風呂で入浴夕食後は、いよいよお楽しみの露天風呂。まずはお部屋にある浴室で頭や体を洗いました。そして露天風呂へ。写真はお昼に撮ったものです外はちょっと寒かったのですが、入ると丁度良い温度。3人入っても広々としていました。子連れで大浴場……となると、何かと気をつかってしまうのですが、お部屋に露天風呂があると誰の目も気にせずゆっくり浸かれるので良いですね。人見知りのする娘も、家族だけという安心感から、あひるを浮かべてリラックスしていました。「神の湯」と呼ばれる玉造温泉のお湯を、時間を忘れるほどたっぷり堪能できました。お湯は循環していて、湯加減もちょうど良かったですよ。1日の疲れも吹き飛びます。浴衣、滞在着とアメニティはこちら。浴衣か作務衣か選べます。夫は浴衣、私はお腹が大きいため作務衣を着ました。ウエストは苦しくなく、ちょうど良いサイズでした。娘には子ども用のパジャマ。私の作務衣とおそろいの色でうれしそうでした。また便利な風呂敷はプレゼントとのこと。子ども用のアメニティはこちら。クマさん柄のハンカチとスリッパ。歯ブラシも子ども用サイズ。とっても可愛くて娘もすっかり気に入っていました。 2.ご当地楽石見神楽「大蛇」20時30分は神話語りを見に行きました。日本神話の紙芝居なのですが、非常に美声で感情のこもった読み聞かせに、娘も見入っていました。語り手が星野リゾートのスタッフのかたということにも驚きです。21時頃からご当地楽。「星野リゾート界」では、各地の文化をご当地楽として紹介してくれるそうです。出雲では、「ヤマタノオロチ伝説」を題材にした物語。天候が悪かったためフロントにて行いました。いつもは娘が寝ている時間なのですが、「観てみたい」というので家族3人で観覧しました。娘は神妙な雰囲気に驚いたのか、はじめは「こわい」と言っていましたが、物語が進むにつれて、口をぽっかり開けて見入っていました。大蛇との戦いや名場面では、思わず拍手もしていました。最高の神楽に感動しました。星野リゾートのスタッフのかたがたが演じていたということで、またも驚き。セリフがなく動きだけで魅せてくれるので、子どもから大人まで楽しめます。そしてお部屋に戻って就寝。寝つきの悪い娘も、ふかふかのお布団に入ってすぐに寝ました。 3.「星野リゾート界 出雲」の大浴場朝7時ごろ、夫と娘は大浴場へ。私はその間に朝の支度です。写真は星野リゾートよりお借りしました夫と娘以外誰もいなくて、贅沢に楽しめたそうです。「大きい温泉すごかった!」と娘も大興奮していました。大浴場を出たところにくつろげるスペースがあり、そこでアイスを食べたとのこと。アイスは3種類あります。飲み物は、レモン水とはま茶が用意されています。はま茶はノンカフェインなので、妊婦のかたはもちろん、夜寝る前に飲めるので嬉しいですね。娘はレモン水にハマっていました。他にもマッサージチェアなどがありました。 4.「星野リゾート界 出雲」での朝食8時になったので朝食へ。はじめにいただいたりんごジュースは、生姜が入っていてとっても美味しかったです。娘は普通のりんごジュースでしたが、「一口ちょうだい」と言うので私のをあげると、「美味しい!」とごくごく飲んでいました。大人にはまず「神饌朝食」が運ばれました。神饌というのは、地元の山海の珍味を神様に献上する食事のことだそうです。神様と同じ食事をいただくことで、強い縁で結ばれるのだとか。ご当地のいろいろなものをちょっとずつというのが良いですね。食べるごとに体の中がきれいになっていく気がしました。いちごの大きさに驚いた娘が「ほしい!」と言うので、あげました。そんな子どもの朝食はこちら。和食の朝ごはんって、見ているだけでほっとしますよね。ただ、朝に弱い娘はちょっと遊び気味。スタッフのかたがいちごを娘にくれ、細かな気遣いに感謝。娘がいちごに夢中の間、大人用の朝食が運ばれました。妊娠中の私にとって非常にありがたい和食の朝食。ご当地の食材がふんだんに使われています。家では食べることのできない食材と繊細な味に感動しっぱなしでした。食後には、和製ハーブティーのような香りの「クロモジ茶」をいただきました。 5.チェックアウト食後は部屋に戻ってくつろぎながら帰り支度をして、10時にチェックアウト。スタッフのかたは最後まで爽やかな笑顔で対応してくださりました。娘の名前を一度伝えただけなのに、会うたびに「〇〇ちゃん」とさまざまなスタッフのかたにお声がけいただき、人見知りの娘もとても喜んでいたのが印象的です。私のおなかのこともさりげなく気にかけてくれたり、丁寧なのに煩わしさを感じないような自然な対応が、すごく不思議でした。隅々まで手を抜かない接客にただ驚くばかりです。これ以上ないくらいのおもてなしを受けたので、最後の家族3人の旅行が、「星野リゾート界 出雲」で本当によかったなあと思いました。 6.いずもまがたまの里伝承館で「宝石探し」玉造温泉街から車で10分くらいのところにある「いずもまがたまの里伝承館」に行きました。まがたまやアクセサリーを作ったり、買ったりできます。ここでは娘と一緒に「宝石探し」をしました。30分で水と石の中にある宝石を探します。採れた宝石はこちら。持って帰ることができるので「宝物が増えた」と娘も大喜びしていました。昼食は「かみあり製麺」でしじみ塩ラーメンを。しじみのだしがたっぷりで美味しかったです。貝類が好きな娘も大満足。 7.宍道湖自然館ゴビウス昼食後は15分ほど車を走らせて、島根県の川や宍道湖などに生息する生きものを展示している「宍道湖自然館ゴビウス」へ。子どもの目線で、身近に生息している魚を見ることができるので、知識も深まりそうです。水槽の中から魚を見ることができる「ヘルメット水槽」もありましたよ。 8.堀川遊覧船で松江城の周りを船で一周14時15分に「大手前広場乗船場」から遊覧船に乗り、「堀川めぐり」をしました。松江城の周りが船で一周できます。この日は雨が降っていたのですが、屋根付きなので濡れる心配もありません。4月初旬なので寒かったのですが、こたつがあるのでぽかぽか。娘は初めての船なので、はしゃいでいました。船頭さんが各スポットの説明をしてくれたり、川に生息する植物や鳥の生態を話してくれたり、島根の歴史を語ってくれながら、50分ほどかけて一周します。途中で松江城も見えました。娘は、30分ほどははしゃいでいたのですが、旅の疲れと座っているだけというのに退屈したのか、途中はちょっとぐずってしまいました。松江城の観光もしたかったのですが、今回は諦めることに。「大手前広場乗船場」の隣にある「島根ふるさと館」にてお土産を買って、そのまま車で帰宅。車内では娘も満足気にぐっすり眠っていました。 未就学児の子どもと旅行といったら、遊園地などアクティビティーが充実したところを選んでしまいがちですが、今回は私が妊娠中ということで、子どもも楽しめゆっくりできるところを目指しました。そういった面では、「フォーゲルパーク」や「宝石探し」、「ゴビウス」などは子どもも楽しめたのではないかなと思います。そしてなにより、「星野リゾート界 出雲」での宿泊がそれをかなえてくれました。スタッフの方々の細やかな心配りや、ご当地楽など子どもも楽しめる催しもの、子ども目線で工夫された食事、家族団らんで楽しめる部屋付き露天風呂など、子連れでもゆっくりと過ごすことができました。「子連れで旅行なんて大変そう……」「たまにはゆっくり宿泊したいけど、子どもが喜んでくれるか心配……」といったかたは、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。家族ですてきな思い出が作れると良いですね。
2018年04月21日「旅行に行きたい!」そう思っても、妊娠中や小さな子どもを連れての旅行は心配事が多く、行き先や宿も限られてきます。だからといって諦める必要はありません。妊娠7ヶ月の筆者が今回、家族3人(筆者・夫・娘3歳)で行ってきたのは島根県。「妊娠中で子連れ」といった不安要素のある旅行だったので、旅のメインであるお宿は、最高のおもてなしだと話題の「星野リゾート界 出雲」にしました。「星野リゾート界 出雲」に宿泊したレポートとともに、家族で回ったおすすめの観光スポットもご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。 1. 島根県の「松江フォーゲルパーク」を観光朝8時に自宅(岡山県)から車で出発。チェックインは15時の予定なので、まずは花と鳥の楽園「松江フォーゲルパーク」へ向かいます。ナビでは2時間で到着とのことでしたが、トイレ休憩などを挟んで10時30分に到着。入ってすぐの景色。圧巻でした。見たことのないほどお花がいっぱいで子どもも大喜び!全天候に対応&バリアフリー当日は雨が降りそうな天候でしたが、鳥の温室や花の温室などの施設が屋根付きの回廊でつながっているため、天候を気にすることなく広い園内を散策できます。さらに、動く歩道やスロープがあるので、車いすやベビーカーのかたも移動が楽にできます。一部階段のある所は、スタッフのかたが車で送迎してくれるそう。ちなみに車椅子・手押し車・ベビーカーの貸出は無料です。フクロウ飛行ショー11時からはフクロウの飛行ショー。はじめは「こわい……」と怯えていた娘も、次第に目を輝かせて見ていました。30分程度のショーでしたが、フクロウが頭上スレスレを飛行するので、子どもは飽きることなく大興奮して観覧しました。園内散策園内は花と鳥がたくさん。餌やり体験や肩のせ体験など充実しています。珍しい鳥と身近に触れ合う機会なんてないので、子どもも喜んでいました。ペンギンもいましたよ。12時になったので、昼食をとることに。園内にはそば亭「不昧庵」があり、出雲蕎麦を食べることができるのですが、娘がまだ蕎麦を食べたことがないので断念。温室内のレストラン「フローラ」でバイキングを食べました。満開の花の下で食べるランチは格別でした。バードショー13時30分から芝生公園のエリアでバードショーがありました。タカやワシ・ハヤブサなどかっこいい鳥が大空を舞ったり、頭上を跳んだりと迫力満点。すっかり鳥に慣れた娘も声をあげて笑っていました。14時からペンギンの散歩があったのですが、娘が眠たくなりぐずり気味になったので帰ることに。お土産コーナーなどを見てフォーゲルパークを後にしました。いよいよ本日の旅行のメインである「星野リゾート界 出雲」へと向かいます。宍道湖沿いを車で走らせること約30分。 2.「星野リゾート界 出雲」へチェックイン15時に到着。スタッフのかたが駐車場へ誘導してくださり、そのまま案内されフロントにてチェックインします。非常にてきぱきとした動作なのに、妊娠中&子どもを気づかいながらゆっくり歩いてくれるという対応に感動。また、筆者が妊娠中ということで、控えている食べ物など細かく聞いてくれました。そして太鼓橋を通って客室へ向かいます。雰囲気たっぷりで、歩くだけなのに和やかでわくわくした気分になりました。橋を渡り終わった右手にはライブラリーが。島根に関する本がたくさんあり、ソファーもいくつか用意されて、落ち着いた空間となっていました。コーヒーや紅茶なども自由に飲むことができるそうです。ノンカフェインの紅茶もあったので、妊婦や授乳中のかたにもうれしいですね。私たちのお部屋は1階の122号室でした。ふかふかの座布団に座ると、お茶と出雲にちなんだ勾玉の形のお菓子を出してもらいました。子どもはお茶の代わりにりんごジュース。和菓子になじみのない子どもも、「美味しい」と喜んで食べていました。子ども用のおもちゃと絵本も用意されていました。あひるさんなど露天風呂で遊べるグッズも!娘はさっそくアンパンマンのブロックに夢中。その間にお部屋の中を探索しました。奥には4畳半ほどの次の間があり、机の下は掘りごたつのようになっていました。その隣には露天風呂が。今すぐ入りたいけど、まだちょっと散策もしたいので我慢です。茶室「蛙瞑庵」15時30分から出雲の茶の湯文化が無料で体験できると聞いたので、お部屋を出て茶室「蛙瞑庵(あめいあん)」へ。全く作法を知らなかったのですが、丁寧に教えてもらいながら、お菓子とお抹茶をいただきました。娘にはまだ早かったかな?と思ったのですが、静かに先生のお話を聞いていました。未体験のことだったので、ちょっと緊張していたみたいです。島根のお茶文化など興味深いお話をたくさん聞くことができました。 3.玉造温泉街を散策それから星野リゾート界 出雲を出て、玉造温泉街を散策。前日の雨で桜が散ってしまったとのことですが、まだ少し残っていてきれいでした。玉作湯神社の「願い石」10分ほど歩いて「玉作湯神社」に到着。触って祈れば願いが叶うという「願い石」がある、有名なパワースポットです。社務所で「叶い石」を授かり、願い石のパワーをもらって自分だけのお守りも作れます。清巌寺の「おしろい地蔵」その隣には、美肌の御利益のある清巌寺があります。本堂で参拝しておしろい祈願札を授かり、そこに描かれたイラストに自分の肌の気になる部分を塗って納めます。「おしろい地蔵さま」にも自分お肌の気になるところにおしろいを塗り、美肌を祈願します。湯薬師広場の「源泉スポット」それから折り返して星野リゾート界 出雲へ帰る道を進んでいると、湯薬師広場の「源泉スポット」に到着。玉造温泉は「天然の化粧水」といわれており、その源泉が湧き出ています。200円で売られているボトルに入れて持ち帰ることもできますよ。足湯玉造温泉街にはいくつか足湯スポットがあります。初めは「熱い!」と驚いたのですが、浸かっているうちに気持ちよくなりました。娘は足先だけつけていました。足の疲れもすっきり。 4.「星野リゾート界 出雲」での夕食17時30分になり、夕食をいただくことに。早速席に案内してもらいましたが、他のお客様と少し離れた席を用意してもらっていました。「子どもが騒いだらどうしよう」と不安に思っていたので、その心遣いがとても嬉しかったです。大人用のお品書きはこちら。どんな食事なのか楽しみです。そしてなにより驚いたのが子ども用のお品書き。「まごわやさしい」の食材すべてが入っているので、その食材を完食したごとにシールをめくる仕組みになっています。食が細い娘も「はやく食べてめくりたい!」とうずうずしていました。そんな子ども用の食事はこちら。スプーン・フォーク置きがクマの指人形になっていて、娘も大喜び。食事も彩り鮮やかで、目で見ても楽しめますね。大人たちは先付けの「のどぐろの炙り」をいただいたあと、桜餅の海老射込みのお椀が運ばれてきました。スタッフのかたが「桜を浮かべてみてください」とおっしゃったのでその通りにすると……お椀の中で桜が咲きました。春ならではですね。「可愛い!」と娘も喜んでいましたよ。続いて楽盛り。八寸とお造りと酢の物です。非常に多彩で、食べるのがもったいないくらい。お造りは2種類の醤油でいただきました。それからちょうど良いタイミングで、お食事が次々運ばれてきました。しかし食べ始めてから1時間が過ぎると、娘が飽きてきた様子。「これは……」とひやひやしたとき、スタッフのかたからフルーツの盛り合わせをいただきました。どうやら食事中に私が「娘が果物好きなんです」と言っていたことを覚えてくださっていたらしく、食が細い娘のために用意してくださったとのこと。ありがたい心遣いに感動しました。娘が果物に夢中なうちに、私たちも食事をゆっくりいただくことができました。宍道湖のしじみのおだしたっぷりの牛しゃぶは、新鮮なお野菜と一緒に。鍋の形が瓦で、出雲ならではですね。こちらの写真の貝、実はしじみなんです。大きさに驚きませんか? Lサイズだそうです。お鍋のおだしは雑炊でいただきました。デザートは3種類の中から選べ、夫は「界 出雲特製酒粕のデザート」。私は「春のおすすめ桜のデザート」をいただき、春ならではの味を楽しみました。大満足の2時間でした。メニューのシールをめくれて、子どももご機嫌です。食事のあとはいよいよお風呂。続きは後編にてご紹介します。
2018年04月20日縁あって結婚するのだから、末永く添い遂げたい……結婚するとき、多くの人はこう思うものです。また、少し前までは「離婚=良くないもの」と考える人がたくさんいました。しかし、近年はそのイメージも随分変わっているようで……。あなたは、離婚「アリ」派ですか?それとも「ナシ」派ですか? 1. 現代の夫婦は離婚を肯定している?離婚を肯定する女性の割合厚生労働省が全国の15~79歳の男女に対して行った調査によると、離婚を肯定する女性の割合は1992年で38.8%、2005年で48.2%。また、離婚を肯定する男性は1992年で27.0%、2005年で33.9%となっています。離婚を肯定した人のうち、「問題のある結婚生活なら早く解消したほうがよい」と回答した人の割合は1992年も2005年も大きな変化はありません(女性は全体の約35%、男性は約25%)。一方「自分の生きかたを大切にすべきだから」と回答した女性の割合は1992年では全体の3.9%でしたが、2005年には12.7%まで増加しています。また、「自分の生きかたを大切にすべきだから」と回答をした男性の割合も1992年で全体の2.4%、2005年で8.3%と増えています。実際の離婚率は?厚生労働省の発表によれば、人口1000人当たりの離婚率は2006年で2.04%、2016年で1.73%となっています。数字だけを見ると、10年で離婚率が下がったように見えます。しかし人口減少や晩婚化・非婚化で結婚人口そのものが減っているので、必ずしも離婚する夫婦の割合が減ったとは言い切れません。 2. 離婚についてどう思う?女性たちの生の声筆者の周囲にいるさまざまな年代の女性に、離婚に関するアンケートをとってみました。離婚についての考察・意見お互いに気持ちがないなら離婚も仕方ないが、子どもがいると後々相続問題が起こりそう。(30代)子どもの有無に関係なく、この人とはムリと思ったら早く見切りをつけるほうがいい。結婚生活のストレスに耐えるのも別れるのも大変なので、どうせなら前向きなことにエネルギーを使いたい。(30代)離婚そのものに対して良い・悪いとは断言できない。親戚付き合いもあるので軽はずみな離婚はNGだが、お互いによく考えて納得した末の離婚ならいいと思う。(30代)子どもがいても、喧嘩ばかりだったり会話が全然なかったりするなら別れたほうがいい。ただ、離婚後すぐ再婚したり異性に依存したりするのはNG。異性がいないと生活できないなら、生活基盤をしっかり固めるまで我慢すべき(DVなどは例外)。(30代)別居中の夫婦や家庭内別居で会話がない夫婦を見ていると、そこまでするなら離婚すればいいのにと思う。(30代)よほどのことがない限り離婚はしたくない。完璧な人間などいないから、お互いの欠点もカバーしつつよい関係を築くのが理想。子どもがいるなら、犯罪・DVなど命に関わる問題がない限りある程度我慢も必要。子どもがいなければ離婚でもいいかも。(30代)離婚そのものもその後の生活も大変だが、それでも離婚したほうが自分や子どものためになると判断したなら迷わず離婚すべき。子どもの前で無理に仮面夫婦を演じるより、1人の女性として・母親としてのプライドを守るほうがいい。(40代)結婚だけが幸せじゃないし、やり直すのもいい。ただ結婚・離婚とも自分だけの問題ではないので、勢いや成り行き任せではなく熟慮すべき。(50代)結婚生活は我慢の連続だが、離婚したらしたで違う種類の我慢が必要。どういう選択が正しいかは(人生の)終わりにならないと分からないし、都会か田舎かなどさまざまな事情によって変わってくる。でも、実りのない結婚生活を我慢し続けるくらいならどこかで見切りをつけて離婚すべき。(80代)離婚経験者、または離婚家庭で育った人の体験談離婚経験者、もしくは離婚を経験した親族・友人・知人がいる人からの具体的な体験談も寄せられました。「子どもたちには、この夫の背中を見て育ってほしくない」と感じて離婚した。看護師なので、母子家庭でも生活には困らなかった。元夫は離婚後もそのまま同じ土地に住んでいるので、時々子どもを連れて顔を見せに行っている。夫の浮気が原因で子連れ離婚したが、息子が独り立ちするまで我慢したほうがよかったかもしれない。母子家庭で生活が厳しいうえに、息子が大きくなったら相談に乗ってくれる男親がいないので。子どもの頃は、父親がいない寂しさや両親揃った家庭をうらやむ気持ちもあった。しかし今振り返ってみれば、母が自分自身と私(娘)のことを第一に考えて離婚を選んだことがよくわかる。実際、母は「大変だったけど後悔はしていない」と断言している。私は母子家庭で育ったからこそ、母親の強さをよく知っている。 3. アンケート結果からわかること今回のアンケートでは「一度結婚したら何があっても一生添い遂げるべき」というような回答はなく、ほぼ全ての回答が「どうしてもパートナーとやっていけないと思ったら、離婚もやむを得ない」という結果に。子どもがいるケースでは「離婚したほうがよいと判断したなら迷わず離婚したほうがよい」という意見と「子どものことを考えてなるべく慎重になったほうがよい」という意見がおおむね半々でしたが、後者でも「DVなどの事情がある場合は離婚すべき」と付け加えた人がほとんどでした。ただ、専業主婦や収入の少ないパート主婦などが子連れ離婚した場合は、程度の差はあるものの離婚後の生活が苦しくなることも多いようです。そうした経済面の不安定さや父親の不在を理由に、離婚を後悔した例もありました。アンケートは筆者の親族・友人・知人を対象にしたものであり、回答者は既婚の子育て世代および子育てを終えた熟年世代がメイン。もし20代以下もしくは未婚者からの回答が多ければ、また違った傾向が現れたかもしれません。 4. 「良妻賢母」よりも「1人の女性として、自分の人生を大切に」最後に、多くの女性にとって離婚がより身近かつポジティブなものになったおもな理由をまとめてみましょう。結婚は「家同士の契約」から「夫婦2人のもの」にかつて、結婚した女性は「嫁」として夫や舅・姑に尽くすことを期待されました。しかし、家制度がなくなると女性の立場は向上し、現代は「結婚した夫婦は互いに対等なパートナーであり、親から独立して新しい家庭を築くもの」という認識が強まっています。昔に比べて現代はパートナーの親族との物理的・心理的距離が広がり、それに伴って離婚にともなうしがらみも少なくなりました。自分を殺して夫や親族に従うより、ひとりの人間として自分の人生を大切にしたい女性が増えたのです。離婚経験者への偏見が少なくなったかつて離婚は後ろめたいものとされ、特に離婚して実家に戻った女性は「出戻り」とも呼ばれました。今でも離婚経験者を「バツイチ」などと呼ぶことがありますが、ライフスタイルや価値観の多様化によって離婚経験者への偏見は以前より少なくなっているでしょう。ただし、地方などではいまだに離婚経験者への風当たりが強い場合もあるようです。経済的要因女性の社会進出が進み、結婚・出産しても仕事を続ける人が多くなりました。自分自身や子どもが食べていくのに困らないほどの経済力が女性にあれば、離婚後の経済的心配も少なくなりますよね。また夫の稼ぎだけで家族を養えない共働き家庭も多く、そうした家庭の妻にとってはお金のために無理やり結婚生活を続ける必要性を感じにくいことも。 昔の女性はある程度の年齢で結婚し、夫の家庭に入って家族に尽くす「良妻賢母」となることを期待されていました。一方価値観やライフスタイルが多様化した現在では、「結婚は家同士の契約ではなく、夫婦2人のもの」「ストレスフルな結婚生活を我慢し続けるより、自分の人生を大切にすべき」という考えが広まっています。とはいえ、特に子どもがいる夫婦にとって離婚は簡単なものではありません。なにが正しいか・正しくないかはケースバイケースですが、自分自身や家族のことをよく考えて後悔のない選択をしたいですね。 参考:離婚に関する意識【 統 計 表 】第1表 人口動態総覧の年次推移
2018年04月19日衣類に化粧品に人付き合いに……女性はなにかとお金がかかるものですね。既婚女性の中には、家計とは別に自分のお小遣いをもらっている、確保している人も多いでしょう。果たして、妻たちのお財布状況はどうなっているのでしょうか。 1. 妻のお小遣いって、みんないくら?20代~60代既婚女性901名へのアンケートによると、妻の1ヶ月のお小遣いの額は44%が15000円以下、25%がなし(0円)、23%が30000円以下、8%が40000円以上という結果になりました。また、妻より夫のお小遣いのほうが多い家庭は68%、夫婦のお小遣いがほぼ同じ家庭は25%、夫より妻のお小遣いのほうが多い家庭は7%。妻の就業状況や家計にどのくらい余裕があるかなどによって変わると思われますが、全体的に妻より夫のお小遣いのほうが多いようです。この調査では4人に1人の妻がお小遣いなし(0円)と回答していますが、友人との付き合いや趣味が全くない人はあまりいないはず。では、彼女たちは自分の趣味やお付き合いにかかる費用をどう捻出しているのでしょう?妻が自由に使える金額についてまずは、家計を誰が管理しているかを見てみましょう。先ほどの調査では妻が家計を管理している家庭が74%、夫が管理している家庭が10%、夫婦共同で管理している家庭が17%でした。現代日本では、妻が家計を握る家庭が多数派です。妻が家計を管理している家庭のうち、「夫の同意を得ずに、妻が使える上限額」が「妻のお小遣い」を超えている割合が67%でした。妻が定期的にお小遣いをもらって(確保して)いない家庭も、ここに含まれます。一方「妻の同意を得ずに、夫が使える上限額」が「夫のお小遣い」を超えている割合は27%でした。妻のお小遣いの金額は全体的に夫より少なめですが、代わりに妻のほうが家庭のお金を自由に使いやすいことがわかります。特に家計を握っている妻は、毎月の生活費をやりくりして余ったお金を自分の出費に充てることが可能です。そのため、妻のお小遣いと家計の区分が曖昧になることも……。 2. 妻の衣類・化粧品などにかかる費用は、どこから出す?妻の衣類・化粧品・美容院や友達付き合いなどにかかる費用について筆者の周囲の既婚女性に聞いてみたところ、こんな意見が寄せられました。自分(妻)のお小遣いがない人あまり高価なものを買ったり頻繁に出費したりするわけではないので、化粧品なども必要経費扱いで家計から出している。夫もそれについて反対はしていない。自分の買い物も家計から出す。買うときは「○○を買います」と夫に宣言するが、夫の帰りが遅く会話がままならないことが多いのでほぼ事後報告になる。欲しいものがあるときは翌月に余るようやりくりして家計から出しており、夫も特に何も言わない。夫婦ともに、自分の欲しいものはその都度自分の収入から出す。出費があるときは、「化粧品を買うよ」「ゴルフへ行くよ」などと互いに報告しあっている。夫から渡される生活費の範囲内で、自分の欲しいものも含めて全てやりくりしている。自分の買い物をするときも、特に夫に同意はとっていない。自分(妻)のお小遣いがある人医療費を除き、自分にかかるお金は全部お小遣いから出している。基本的にお小遣いから出している。家計に夫婦の美容費枠を設け、化粧品・美容院・理髪店などの費用はそこから出している。自分の被服費・交際費は自分のお小遣いから出している。被服費・交際費は基本的に自分のお小遣いから、化粧品・美容院費は家計から払っている。時々、夫に服を買ってもらうこともある。自分のお小遣いから出すこともあれば、毎週の買い出しのついでに夫のクレジットカード(生活費用)でまとめて支払うこともある。そのときの状況によってさまざま。妻のお小遣いがない家庭では、妻の被服費などをすべて家計から出すケースが少なくありません。妻に収入がない(または妻の収入をすべて貯金に回している)場合は必然的に家計から出すことになりますが、それについては夫もおおむね同意しているか、妻に家計を任せている夫の場合はそもそもあまり関心がないことも多いです。また、共働き家庭では、妻の被服費などを妻自身の収入から出すケースもあります。妻のお小遣いがある家庭では、「妻の被服費などをすべて妻のお小遣いから出す」パターンよりも「出費の内容・そのときの状況によって費用の出所が変わる」パターンがやや多くなりました。特に、頻繁に使う基礎化粧品や普段着・通勤用衣類などは必要経費として家計から出すことが多いようです。一方で、妻のお小遣いと家計の境目が曖昧になっているらしい例も見受けられます。 3. 「妻のお小遣い」は必要か?結局、「妻のお小遣い」はあったほうがいいのでしょうか?それとも、特になくてもよいものなのでしょうか?筆者の周囲の「定期的に決まったお小遣いをもらって(確保して)いない女性」にヒアリングしてみたところ、以下のようなコメントが寄せられました。自分(妻)が家計を管理し、自分(妻)の出費を家計から出す人本音ではやっぱりお小遣いが欲しいので、ヘソクリに励む。お小遣い制にしてしまうと家計とお小遣いの境目がわからなくなるので、現状維持でいい。家計内でやりくりしているなら夫に何も言われず気楽なので、現状維持でいい。でも、子どもが小さくて大変だった頃は育児手当(という名のお小遣い)が欲しかった。夫婦共同で家計を管理し、自分(妻)の出費を家計から出す人あまりキチキチ決めず、現状維持でゆるくいきたい。夫婦共同で家計を管理し、自分(妻)の出費を自分の収入から出す人家計を握っているならお小遣い制のほうが管理しやすいだろうけど、お互い浪費しないタイプなので現状維持が理想。本当はお小遣いがほしいという人もいますが、もっとも多かったのは「現状維持でよい」という意見。基本的に生活費の範囲内でやりくりできており、かつ夫婦間で現状に合意していれば、妻のお小遣いがなくても特に不満はないようです。無理にお小遣いと家計を分けず、すべての出費を家計として一括管理するほうがわかりやすいという意見もありました。また、お小遣いがある妻のほとんどは基本的に現状維持でよいようです。ただし、ほとんどの人が「今後の状況(家庭の財政状況、子どもの人数・年齢・就学状況、妻の就業状況など)が変わったら、夫婦のお小遣いシステムも見直す可能性が高い」と回答しました。そのときの状況に合わせて、夫婦が互いに納得できる形で柔軟にお金の管理方法を決めるのが理想と言えるでしょう。 既婚女性の4人に1人は、定期的に自分のお小遣いをもらう(確保する)習慣がありません。しかし多くの家庭では妻が家計のやりくりを一手に引き受けており、自分の買い物・付き合いにかかる費用を家計から捻出するケースが多いようです。また妻が定期的にお小遣いをもらって(確保して)いる場合、しばしばお小遣いと家計の境目が曖昧になることがあります。妻のお小遣いがあるにせよないにせよ、家計内でやりくりできており夫婦での合意があれば「現状維持でよい」という妻が多数派。家庭の状況や夫婦の価値観はさまざまなので、夫婦が納得できる形で無理なく家計管理するのが理想と言えるでしょう。もし家計管理が「なあなあ」になっていると感じたら、改めて夫婦で話し合ってみるのもいいかもしれません。 参考:妻のお小遣いは夫より少ない?最も多いのは1万5千円以下で44%、一方、ランチの平均は、1,000円以上1,500円未満が56%!おこづかいはいくらが妥当?~妻のおこづかい~
2018年04月18日乳幼児の子育ては、まだまだ母親が中心であることが多いのが現実です。専業主婦の場合や育休中は、まとまった休憩時間が取れずに疲れやストレスを溜めてしまいがち。こうした「まとまったリフレッシュ時間がない!」と感じている女性のうち、約4割がスキマ時間にノンアルコール飲料を嗜んでいるという調査結果が出たそうなんです。 1. スキマ時間を休憩に使ってみようサッポロビール株式会社が30代〜40代のママを対象に行った調査によると、約9割が「結婚前よりも結婚後のほうがくつろげる時間が減った」と感じていたそう。そしてそのほとんどが「スキマ時間を有効活用したい」と考えていることがわかりました。スキマ時間の有効活用は、決して家事や育児など、「やらねばならない」ことばかりではありません。先ほどの「スキマ時間を有効活用したい」ママのうち、およそ4割がそうした時間にノンアルコール飲料を飲むことで、手軽にリフレッシュを図っているというんです。もちろん、お酒そのものを飲んでいる、飲みたいという女性も多いことでしょう。しかし、お酒は好きでも強いわけではなかったり、夫や子どもを車で送迎しなくてはならなかったり、授乳中だったり……アルコールが摂取できないケースは多いですよね。そんなときにノンアル飲料はぴったりの飲み物というわけ。酔っぱらう心配がないので、ソフトドリンクと同じようにお酒が味わえます。 2. ノンアル飲料で「お酒を飲んでリフレッシュ」筆者が授乳中だった頃、「ノンアルビールを冷蔵庫にストックしている」というママ友がいました。子どもが「寝たー!」という隙にプシュッとやっていたのだとか。ノンアルなのに、夫が帰宅する頃にはある意味「できあがって」いることも多かったそうです。当時、彼女が話していたのは、ひとりで飲んでいると「お疲れ様、自分!」という気分になれるんだということ。お気に入りのおつまみも一緒にストックしておいて、ノンアル飲料と一緒に楽しむことで、めいっぱいダラけられるのだと笑っていました。今回、実際に筆者もノンアルコール飲料を飲んでみました。個人的にビールが苦手なため、梅酒飲料を試したのですが、飲んでみると梅ジュースとは違うんです。数年前にノンアルにお世話になったときよりも、より「お酒感」が再現されていると感じました。ノンアル飲料は酔えるわけではなくとも、コーヒーなどとは違って「お酒飲んでるぜ、いえーい!」という開放感が味わえます。お酒が好きなかたにとっては、たまらないリフレッシュになるのではないでしょうか。「溜めたドラマを見る1時間は、ノンアル休憩タイムにしよう」など、上手にストレスを発散していきたいですね! 参考:「スキマダム」達のくつろぎ時間に関する意識・実態調査
2018年04月17日子どもの写真や子育てに関する話、ついSNSに上げたくなりますよね。でも、気になるのが子どものいない友人や独身の人たち。子どもにまつわる投稿ばかりだと鬱陶しいかな、でも上げたい……そんな思いを抱いたこと、ありませんか?そんなママにご紹介したいのが、ママ専用SNS「OYABAKA」。名前のとおり、子どもに関する投稿を気兼ねなくできるアプリです。 1. 子どもの投稿って、したいけどできないInstagramやTwitterにFacebookといったSNSは、誰かとゆるっとつながれたり、気軽に投稿することでストレスを吐き出せたり、誰かに「いいね!」と認めてもらえたような気分になれたりするのが魅力です。とはいえ、ユーザーは多種多様。それがメリットではあるのですが、こと自分の子どもに関することは、あまり頻繁に投稿できない……という思いを抱いてしまうことも。「うちの子かわいい!」「すごい!」というポジティブなことは、「親バカだと思われる?」と不安に。かといって、「子育て大変」「しんどいよー」ということも、つながりの中に独身者や子どもなし夫婦がいると、書くことを躊躇してしまう理由になるでしょう。匿名でSNSを使っているなら、ママアカウント同士でつながりを作ればいいものの、学生時代の友達ともつながっているFacebookでは躊躇しやすい……。そうした思いに至れるかたは周りの気持ちを汲める長所を持っているわけですが、ガマンしてばかりも切ないですよね。「OYABAKA」は利用者をママ・紹介された祖父母に限ったアプリ。ママならではの子育てに関する「楽しさ」「大変さ」を共有できるんです。 2. 「OYABAKA」アプリ、試してみましたさっそく、実際にアプリを試してみました。> ダウンロード(OYABAKA 公式サイト)「ママ」にチェックを入れて、アカウントを登録します。Facebookアカウントでもログインは可能。今回はメールアドレスから新規で作成しました。その後、お子さんのプロフィールを登録します。お名前はニックネームでもOK。投稿方法はカンタン。Instagramを使用したことがある人はすぐに勝手がつかめるはず。Instagramのように投稿した写真をアプリ内で編集することもできますよ。投稿した画面は以下のように表示されます。 3. 「OYABAKA」アプリの魅力実際に試してみて感じたOYABAKAの魅力は、以下の5つ。1. 気にすることなく子どものことを投稿できる「こんなこと書いたら親失格って言われる?」という心配も、過度にする必要がありません。ポジティブなことも、ネガティブなことも、気にしすぎることなく投稿しやすいだろうと感じました。とくに妊活中の友人をむやみに傷つける心配がないのは、大きなメリットではないでしょうか。いくら仲が良い間柄でも「妊活中だ」と明かす人ばかりではありません。「結婚して時間が経つけど子どものいないあの子……子どもの話題、大丈夫かな」と気に病まずに済むのは良いですよね。「傷つけてしまいそうなことは避けたい」と相手のことをつい考えすぎてしまう人に、特におすすめです。2. ママ同士の「困った」「助けて」の場にもOYABAKAでは、通常の投稿のほかに「共感」投稿ができるようになっていて、「つぶやき」「お悩み」「しつもん」から投稿の種類を選べます。投稿した「共感」内容は専用ページに表示されるため、ほかのママたちから「♡」やコメントをもらえることも。知恵袋の場や「かわいい!」「しんどい……」を共有できるネット上の井戸端になりますね。3. 子どもの成長記録として使えるタイムラインには子どもに関することばかりが並ぶので、子どもの成長記録としても使えます。また、筆者は登録したてなので実際にどういったものなのかレビューができないのですが、定期的にOYABAKAからギフトムービーが届くんだとか。こちらも楽しみです。4. おじいちゃん・おばあちゃんと共有できる離れたところに住む実家や義実家の両親に、孫の成長していく姿を共有したい!というかたも、OYABAKAが活用できます。招待してアプリに登録してもらう必要がありますが、その後は投稿した内容が自動で祖父母に届けられるので、簡単に写真を見せられますよ。また、OYABAKAから写真アルバムを送ることも可能。実家が遠いママにとって便利なアプリではないでしょうか。5. 匿名利用・非公開設定も可能子どものことを載せる以上、プライバシーには配慮したいと考えるママは多いでしょう。OYABAKAは匿名での利用のほか、投稿の非公開設定も可能。リアルでつながりのあるママとのやりとりだけにしておきたいなど、使いかたによって柔軟に使い分けられるんです。逆に、リアルママ友とはつながらないようにすることで、リアルの場では言いにくい愚痴や本音を言える場にも。個人の希望で使いかたを変えられるのはメリットですよね。 子育ての当事者以外からの目というのは、どうしても気になってしまうもの。心ない声でSNS疲れに陥ってしまうことだってありますよね。子育て当事者だけのSNS「OYABAKA」は、育児中のママにとって、心強い味方となるのではないでしょうか。 参考:育児中のママが起業・開発した、ママ専用の共感型アプリ「OYABAKA(オヤバカ)」iPhoneアプリをリリースOYABAKA 公式サイト
2018年04月16日パートナーに言えない「へそくり」はありますか?その金額はいくらでしょうか。もしかしたら、へそくりの金額で夫婦の円満度がわかるかもしれないんです。今回はそんな夫婦のへそくり事情についてご紹介します。 1.へそくりが少ないほうが夫婦円満度は高い?夫婦のへそくり平均金額明治安田生命保険相互会社のアンケートによると、男女別のへそくりの平均金額は以下のとおり。男性:402,796円女性:1,114,509円へそくりの額は、男女で大きく差が出ているようです。女性は100万を超え、男性は約40万程度。男性のへそくり金額の約2.8倍も多いということに驚きですね。年代別でも、男性は一貫して30万円~50万円程度であり、年代によってそれほど上下していない様子。対して女性は20代で既に40万円程度のへそくりがあり、50代では200万円近くなっています。女性は年齢があがるにつれてへそくり金額があがっているんです。女性はへそくりを使わずに、計画的に貯めていく傾向にあるのかもしれませんね。いざというときの備えにもなりそうです。へそくり金額と夫婦の円満度同調査では、夫婦の円満度とへそくり金額の関係性についても調査。以下の結果を得られたそうです。円満である夫婦のへそくり金額:903,967円円満でない夫婦のへそくり金額:2,345,062円なんと、円満である夫婦と円満でない夫婦のへそくり金額の差は、約2.6倍という結果に。円満でない夫婦のほうがへそくり金額があるということです。それではいったい、どうして夫婦の円満度とへそくり金額に相関があるのでしょうか。いくつかの仮説を立ててみます。隠しごとが少ないへそくりは隠しごととも言えます。円満な夫婦は、隠し事が少ないのかもしれません。お互いの収入や貯金額を共有しているため、へそくりに頼らなくても夫婦で相談してお金を使えるのかも。家計管理がしっかりしている円満な夫婦は、家計管理がしっかりされている可能性もありますね。「〇年後に家を買う」や「老後のために貯金」などの目標があって、お互いにしっかりとお金の管理をしているのでしょう。いざというときの準備資金いざというときの準備資金として、「へそくり」を貯めているケースも考えられます。夫婦仲が悪くて離婚を考えていたり、メオトークでも触れた「卒婚」を目論んでいたり。円満でない夫婦は、そういった「自分の幸せ」のためにお金を貯めているのかも。 2. へそくりの使い道は?オリックス銀行株式会社の調査によると、へそくりを始めたきっかけは男女別で以下のような理由が多いそうです。男性1位:自分のために(53.7%)2位:臨時収入があった(28.7%)3位:子供や孫のために(18.7%)4位:将来に不安を感じて(17.8%)5位:配偶者のために(14.6%)女性1位:自分のために(50.6%)2位:将来に不安を感じて(32.3%)3位:子供や孫のために(23.8%)4位:結婚(18.3%)5位:臨時収入があった(15.7%)やはり男女共に「自分のため」が多い様子。他にも「将来のため」や「子どものため」といった、しっかりとした目的があるようですね。また男性は「配偶者のために」という素敵な理由も。それではいったい、貯めたへそくりを実際にどう使っているのでしょうか。特に金額面では男女差が大きかったため、使い道もそれぞれ異なりそうですね。考えられる使い道をご紹介します。プレゼント配偶者に渡すプレゼントのお金は、家計からではなく「へそくり」から捻出するかたも多いのではないでしょうか。プレゼントが高価なものの場合、お小遣いで足りないためへそくりを使うこともありそうですね。明治安田生命保険相互会社の調査によると、男女別でプレゼントの予算は以下だそうです。男性:11,822円女性:10,151円男性のほうが少し金額が高くなっています。へそくりを始めるきっかけにもあった「配偶者のために」ということで、女性より少ないへそくりの中からプレゼント金額を捻出しているのだと考えると、なんだか温かい気持ちになりますね。ちなみに、「愛情を感じている夫婦」の70%が年1回以上プレゼントを贈っているそうです。「愛情を感じていない夫婦」は36.4%なので、33.6ポイントも差があります。プレゼントは夫婦円満度をあげてくれるとっておきの機会なんですね。ランチランチはお小遣いから捻出するかたも多いと思いますが、プチ贅沢なランチを食べようと思うと、へそくりから出すかたもいるでしょう。こちらも同調査の調査結果をご紹介します。金額は平日のランチ代(1回分)となっています。男性:437円女性:778円約1.8倍の差で、女性の方がランチ代が多いことがわかりました。こちらは1日のランチ代なので、これを月20日に換算すると、かなりの金額の差が開きそうですね。毎日食事を作る機会や、他の家事が多い女性だからこそ、お昼は好きなものを食べてゆっくり過ごしたいのかもしれません。 円満な夫婦ほどへそくり金額が少ない以上、現在パートナーに秘密のへそくりがあるかたは少しずつお金の情報を夫婦で共有できると良いですね。また、使い道も「自分のため」より相手へのプレゼントに使うと、より夫婦円満度も上昇するのではないでしょうか。 参考:夫婦円満度とへそくり金額に関係あり!円満な夫婦はへそくりいらず理想の夫婦 「三浦友和・山口百恵」夫妻がV8達成!マー君夫妻もトップ10入り!アンケート調査結果「夫と妻の最新へそくり事情」について
2018年04月15日妊娠をするための活動である「妊活」。妊娠に関する知識をつけたり、基礎体温を測ったり、食べ物に気を使ったり、病院に通ったりと、その内容はさまざまです。妊活には夫の協力が不可欠ですが、実は「妊活中に夫にやってほしくないNG行動」があるのをご存知でしょうか。今回は調査結果をもとにしたNG行動のご紹介やその理由、夫の振る舞いかたなどをまとめてみました。妊活中の夫婦必見です。 1. 「夫にやってほしくない」NG行動WEBメディア「こそだてハック」の運営会社である株式会社エバーセンスは、20代~40代の妊活経験者を対象に、「妊活」の実態調査を実施しました。その調査で「妊活の前後でパートナーとの仲が悪くなった」と回答した人のエピソードを5つご紹介します。『排卵日なのに深夜までゲームをされ、チャンスを逃した。一人で頑張っているようで悲しくなった』『生理が来てしまい落ち込んでいるときに、”またダメだったのか“と軽く言われた』『排卵日なのに飲みに行ってしまう夫にイライラしてしまった』『毎月タイミングを合わせる日を伝えると、露骨に嫌な顔をされた』『性行為に義務感を感じたため、”ストレスだ“と伝えてしまった』これらをまとめると、妊活中に夫にやってほしくないNG行動は以下のとおり。排卵日に趣味優先妊娠しなかったときにフォローしない排卵日に無関心妊活を一緒に頑張ろうとしない性行為が義務のようになる妊活は夫婦で一丸となって取り組むもの。そのバランスが崩れることで、夫婦仲が悪くなってしまう原因になるようです。どうしてイラッとするのか?それではどうしてイラっとしてしまうのでしょうか。同調査で「妊活中ストレスを感じましたか?」と質問したところ、ストレスを感じた女性は87.3%、ストレスを感じた男性は61.1%という結果に。ほとんどの女性が妊活中にストレスを感じているのに対して、男性はそれほどではない様子。女性のストレスの原因は何なのでしょうか。こちらも同調査の結果をご紹介します。1位:なかなか妊娠しない焦り2位:周囲の人の妊娠報告や子どもの話を聞くこと3位:毎月タイミングを合わせての性行為4位:仕事との両立5位:毎日妊活のことばかり考えるやはり「妊娠しない焦り」が最も多いようです。焦っているときに周囲の人の妊娠報告を聞くのは辛いですし、月に1度のチャンスを逃さないようにすることへのプレッシャー、仕事との両立や妊活の悩みで、どんどんストレスが溜まっていくのでしょうね。 2. 夫がするべき行動とは?ストレスはホルモンのバランスを乱してしまうため、妊活中の妻はなるべく穏やかに過ごしたいもの。それでは夫はどんなふうに行動し、妻を支えていけばよいのでしょうか。同調査で、「妊活の前後でパートナーとの仲がよくなった」と回答した人のエピソードをご紹介します。『“2人でも人生の楽しみ方がある。一生そばにいるよ”と寄り添ってくれた』『悩んでいるとき、悲しんでいるとき”僕にできることがあったら何でも言って“と全面的に協力してくれた』『男性不妊の検査に自らすすんで行ってくれた』『毎月の排卵日のタイミングを最優先にして動いてくれた』『妊娠しやすい方法を調べてくれたり、協力的で嬉しかった』上記をふまえたポイントは以下のとおり。妊娠がうまくいかないときのフォロー妊活に協力的妊活に積極的排卵日を最優先とした行動妊活中の妻に寄り添った行動や、女性主体になりがちな妊活に積極的に動いてくれることが、妊活中の夫婦仲を良くする秘訣のようです。ただ、夫がもともとそういった性格なら良いのですが、あまり乗り気でないと妻はどうしたら良いのかわかりませんよね。夫に上記のような行動をしてもらうための、「女性側の行動」について考えてみました。素直な気持ちを伝える男性はやはり「察する」ということが苦手です。妊活中の不安な気持ちやストレスを、夫に直接伝えてみてはいかがでしょうか。正直に「妊娠できなくて焦ってる」と言えば、夫も「実は俺も……」と自分の気持ちを打ち明けてくれたり、妻の心情を知って協力的になってくれるかもしれません。妊活アプリを入れてみる夫に妊活のことを知ってもらうために、手っ取り早いのが「スマホアプリ」。妊活の情報や状況を簡単に共有できますし、スキマ時間に見ることができるので手間もかかりません。・ペアリズム> Google Play(女性用)> Google Play(男性用)生理日や排卵日、気分の不調などを予測してくれるアプリ。専門家による妊活の情報も充実しています。現在Android版しかありませんが、女性用と男性用があります。・コウノトリ> App Store> Google Play排卵日や妊娠の可能性が高い日、子どもの性別の産み分け目安日までもお知らせしてくれます。口では言いにくい「夜のお誘い」もアプリで伝えることができます。 妊活中は、妊娠しない焦りがストレスとなって女性を苦しめている様子。夫からの行動や声掛け次第で、女性のストレスや夫婦仲は変わります。男性は、妊活中の妻に寄り添った行動・声掛けを心がけてくださいね。女性は夫に自分の心境を言い、支えてほしいことを伝えましょう。また、妊活アプリなどの力を借りるのもおすすめ。夫にも妊活に対する知識や自覚を持ってもらうようにすると、協力的になってくれるかもしれません。 参考:妊活中87.3%の女性がストレスを感じているのに対し、男性は61.1%!ストレス原因は「なかなか妊娠しない焦り」が第1位
2018年04月14日相方のことは嫌いじゃないのに、なぜか最近お互いにギクシャクしている。怒ってばかりいて、ちょっとしたことでもイライラする──これ、実は住まいのせいかもしれないんです。そう教えてくれたのは、ONOYA(オノヤ )で家づくりアドバイザーとして11年、700件以上の施工実績を持つ、まさに家づくりのプロ・鈴木文貴さん。ONOYAは東北地方を中心に中古物件のリフォームなどを手がける会社。“リフォーム”“インテリア”“不動産”のシナジー効果で「住まいにもっと、あたらしさを」提供し続けています。4月8日に、東京・新宿にあるWOODONE PLAZA(ウッドワンプラザ)で開催されたセミナー「『夫婦円満になる家とは?』〜50のリノベーション事例から最強のこだわりすまいを探求しよう〜」を聞いてきました。住まいや間取りと夫婦円満――どんな関係があるのか、気になりませんか?セミナーの流れ夫婦円満で過ごせる住まいってどんなもの?住まいを体感してみようリノベーションの進め方体験 家の中で小さなイライラを見つけてみようまず最初に鈴木さんから参加者に向けて出された質問が「家の中で、小さなストレスを感じたことはありませんか?」というもの。突然の質問に、参加者一同「何かあったけど、何だっけ?」と考え込み、「間取りがおかしくて、生活動線が確保しづらい」「部屋がなかなか片付かない」や、中には「専用の仕事部屋がないため、子どもがそばに来るとついついかわいくて一緒に遊んでしまう」という羨ましい悩みも飛び出しました。「本当はいろいろあるはずなのに、なかなか思い出せないですよね」と鈴木さん。その理由は、ストレスがとても小さいからなんだそうです。でも、「大きいストレスなら気づきやすく改善につなげやすいけど、小さいストレスは気づきづらく、いつのまにかどんどん積み上がってしまい、生活の幸福感や充足感を押し下げてしまう原因になるんです。心の中のもやもやが大きくなると、気持ちにゆとりがなくなってしまうんです」と鈴木さんは解説します。では、どうすれば気づきにくい小さなストレスを減らしていけるでしょうか。 事例から読み解くストレスの少ない住まいづくり家の中で生活していて、どんなときにストレスを感じるか、またそれをどのように解消したかを、実際にリノベーションした事例から読み解くことにします。その事例とは片付けが下手広いはずなのに、狭苦しい中古マンション買えば変わる?というもの。片付けが下手「自分は片付けが下手だと思っている人、いらっしゃいますか?」という鈴木さんの質問に、ほぼ全員が挙手。みんなで顔を見合わせて笑ってしまいました。でも、鈴木さんは「安心してください、9割は住まいが悪いからなんです!」と言います。ちょっとホッとしますね。事例として挙げられたマンションの一室は、それほど狭いわけではないのにものが片付かず、ごちゃっとした印象。住人からは「どこに何があるかわからず、外出前も探しものに時間がかかる。片付かないから見た目がよくないし、人が呼べない」という悩みを解決してほしいと依頼されたそうです。そこで、リノベーションでは収納場所を増やすだけでなく、物置部屋になっていたひと部屋を、本当の収納部屋に変身、リビング側と玄関側の両方からアクセスできるようにして、外出に必要なものをひとまとめに。ついでに、寝室からリビングへもふたつのウォークインクローゼットを経て通り抜けられるよう、間取りを変更しました。「調理をしながら会話もできるし、もしちょっと喧嘩をしてしまったとしても、奥さんはダイニング側、旦那さんはリビング側などのように同じ空間にいつつ、お互いの居場所を確保することもできます」お部屋が素敵になったため、お友だちを呼べるようになっただけでなく、夫婦そろって家で過ごす時間も長くなったとのことでした。広いはずなのに、狭苦しい次の事例は一軒家でした。夫婦2人暮らしのため、かなり広いはず。それなのに、ダイニングとリビングは狭苦しく、旦那さんは食卓につくために、毎度毎度大きなソファとダイニングの椅子の間を体を細くしながら通り抜けないといけない状態に。対面型キッチンも、広さが確保されているはずなのに、暗くて狭い。「対面型」とは名ばかりで、小さな隙間では会話もままならなかったようです。そんな小さなストレスもリノベーションで解決です。キッチン側の外にあった物置小屋スペースを住まいに組み込み、リビング・ダイニング・キッチンへと変身させました。結果、スペースが広くなった以上の効果が。対面型キッチンの上部にあった壁を取り払うことで、開放感あふれる真の「対面型」になり、会話ができるようになり、明るさも取り戻せ、昼間は灯りをつける必要がなくなったそうです。また、ビルトイン食洗機を導入することで流しの上で存在感を放っていた食洗機が消え、狭苦しさを解消。調理器具、調味料、食材などをすべて収納できるよう、反対側の壁一面に収納場所を確保。ゴミの一時置き場も備え、ゴチャゴチャ感がすっかりなくなっていました。着席する際に、体を細くしないといけなかったようなダイニングとリビングはスペース的にきっちり分離。ここでも各自の居場所が確保できるようにしたそうです。中古マンション買えば変わる?わたしもそうなのですが、賃貸アパートに住んでいると、「マンションだったら、もっと収納場所があったりして住みやすいのになぁ」という妄想を持ちやすくなります。そして、ポストに入っているチラシで間取りを見てはさらにその妄想を膨らませ……。でも、実際に住んでみると、小さなストレスを感じる場面があちこちに出てくるんだそうです。例えばリビングと和室を隔てるふすま、使わない和室の押入れ、カビを除去しきれていない洗面室やお風呂場など。リノベーションでそれらの悩みがすべて解決し、購入直後からは想像もできないようなお部屋に生まれ変わった写真を鈴木さんが見せてくれました。「中古で買って思いっきり自分好みにリノベーションする、というのも一つの手ですよね」とリノベーション業者の活用方法も教えてくれました。夫婦がさらに仲良くなる住まいは“心地よい住まい”リノベーション事例から見た、夫婦円満になるストレスの少ない住まいに必要なものは以下のとおりだそうです。よく使う場所を心地よくすることリビングで違うことができることものが片付くことそれぞれについて鈴木さんが解説します。「全部片付いていなくてもいいんです。普段生活しているところの使いやすさ、見た目を良くして心地よくしましょう。それだけでテンションが上り、幸福度が増すんです。また、たとえ仲の良い夫婦でも喧嘩することはあります。『顔を合わせるのが気まずい』と感じたときに“別室”で過ごすのはこじらせる原因に。同じ空間でありつつ、それぞれの居場所を確保できるようにするのが、夫婦円満の秘訣なんです。最後に、ものが出しっぱなしになっておらずあるべきところにある……片付いている状態はストレスを軽減させます。人は、手に持っているものを腰ぐらいの高さの場所に置いてしまう習性があります。なので、その高さに収納場所を作りましょう。自然とそこに置くようにすればものは片付きますし、探すストレスもなくなります。あまり使わないものもしまえるよう、部屋の高さを利用するのも一つの手ですよ。よく、夫婦仲が悪くなるのは、『時間が経てば仕方ない』とか『性格の相違が出てきたんだね』などと言いますが、ほとんどはふたりで生活している家の中の小さなストレスのせい。心地よい住まいはストレスを減らしてくれ、それが夫婦円満につながるんです」 リノベーションで組み込めるキッチンやダイニングを体感!お話をひととおり聞いてから、WOODONE PLAZAに展示されているキッチンやダイニングまわりを見せてもらいました。いつもなら「スタッフに声をかけられたらどうしよう」「アンケート取られちゃったり、なんか勧められちゃったりしないかな」と心配で、見に行ったり、ましてや靴を脱いでその中に入ることなどできない小心者のわたし。ですが、今回は「住まいの体感」もセミナーの一部とのことで、安心してあちこち入ったり触ったりできました。驚いたのは、キッチンまわりの機能がかなりアップしていること。三口コンロや、魚焼きグリルのいらない人向け四口コンロ、ふたり暮らしにちょうどいい大きさのビルトイン食洗機、「こんなところまで収納できるの?」と宝探し気分で開きたくなるシンク下の収納用引き出しなど。「“見せる収納”では、収納力が少ないのでは?」と考えていたのですが、設置されている棚に見て触れることで、全くそんな心配がいらないことも体感できました。最新設備にどんなものがあるのか知らなければ、お悩み解決の手段として頭に浮かべることも、ましてやリノベーションするときに「組み込んでほしい」とお願いすることもできません。どんな分野でも情報を収集すること、できれば実物を見ながら詳しい人(スタッフ)から説明を聞くのは重要なんだなぁと実感させられました。 新築マンションを買うより、中古マンション×リノベーションのほうがいいかも!?快適な住まいが夫婦円満の秘訣であるということに納得できましたが、小さなストレスを解消するためにお金のストレスは抱えたくありませんよね。セミナーの最後は、お茶を飲みながら費用のお話です。ここでは、不動産検索アプリを使って条件に合った中古マンションを探し、そのマンション購入費用にリノベーション費用をプラスすると毎月いくら支払えばよいかということを簡単な計算でシミュレートしていきます。ONOYAでは、リノベーションの大まかな費用をたった30秒で計算できる「ラクリノ」サービスを提供。部屋の広さに、テイスト、間取りなどを設定するだけで、リノベーションにいくらかかるのかの大体の見積もりがオンラインでできるんです。月々の支払額がわかれば、それが可能かどうか、もっと物件の条件を緩めるべきかどうかが見えてきます。「もしかして、最新設備のそろった新築マンションを買うより、中古×リノベーションのほうが快適かも?」という疑問が出てきたので、鈴木さんに聞いてみました。その答えは、「コンシェルジュサービスや宅配ボックス、オートロックなど、設備面でのメリットを選ぶなら新築を。それらを重視しないのであれば、中古×リノベーションのほうがストレスなく暮らせるでしょう。ガクッと価格の下がった築21〜25年のものであれば、リノベーション費用を足しても、新築の7掛けほどで手に入りますよ」と鈴木さんは解説してくれました。住まいを心地よい空間にすることで、小さなストレスが積み重なるのを防げ、それが充足感、幸福感につながり、ひいては夫婦円満にもつながる――とても説得力のあるセミナーでした。今すぐに中古マンションを買ったり、リノベーションをお願いできたりするわけではないけれど、普段いる部屋を片付けるなど少しでも心地よい空間にすることはできそう。できるところからコツコツと取り組んで、いつまでも仲の良い夫婦でいたいものですね。
2018年04月13日年度が変わり、夫の給料は上がりましたか?気になるのは「残業時間などの働きかた」や「年収」だけ、というかたも多いのではないでしょうか。それではあなたは、夫の「仕事のやりがい」をご存知ですか?夫の年収は、妻の心がけ次第かもしれませんよ。 1. 夫の「仕事のやりがい」や「なりたい姿」を知っていますか?つい夫の働きかたや年収に目が行きがちですが、夫が仕事を通してどのようなライフプランを立てたいと考えているのかご存知でしょうか。また、夫とそういった話をしたことがありますか?そんな、夫の「仕事の生きがい」や「なりたい姿」を、夫婦できちんと共有できているのか、周りの既婚女性数名に聞いてみました。知っている小さい子どもがいるにも関わらず、残業や飲み会が度重なったことが原因で喧嘩をしたときに話してもらった。「今頑張らないと、同期に先を越される」や「今頑張ったら、いつかもっと楽になるから」とか。最初は言い訳かと思っていたけど、だんだん具体的なビジョンの話ができるようになって、実績もついてきた。目標に向かって頑張っているようなので、今は応援している。(40代)家計簿を見ていて、年収やボーナスの話になるとおのずとその話題になる。何歳で役職に就くかとか、将来はどのポジションを目指しているとか。だから夫が仕事で落ち込んでいるときに、「〇歳で役職になるんでしょ!」と励ますようにしている。(20代)知らない稼いできてくれればそれでいいから、聞いていないし興味もないかも。(20代)夫に仕事の生きがいとか目標とかないと思う。(30代)夫は家では仕事の話をあまりしないし、聞いてもそっけないからわからない。(30代)ヒアリングした中で思ったのは、夫の仕事の目標について「話すきっかけがあるか」が重要なのかもしれないということ。お金のことや働きかたなどの会話がきっかけだと、踏み込んだ話もしやすいのかもしれません。 2. あなたの「仕事のやりがい」「なりたい姿」を話していますか?それでは女性のキャリアプランについてはどうなのでしょうか。何歳くらいでどんなキャリアプランを作りたいと考えているのか、またそれを夫と共有しているのか。こちらも筆者の知人女性数名に聞いてみました。話しているまだ夫婦だけのとき、子どもをどうするかを考えたときに話をした。子どもを生んでも、時短勤務を使わず正社員のまま今の仕事を続けたかったので、これから生みたい子どもの人数とその時期を、キャリアプランに当てはめて計画した。夫はパートになってほしかったみたいなので、自分にとって仕事のやりがいや生きかたを必死にアピールしたら、なんとかわかってもらえた。(40代)家事育児を手伝わない夫に、自分がどういった生きかたがしたいのかを言った。今抱えている仕事に集中したいので、夫にも家事育児を手伝ってほしいとか、女の生きがいは家庭だけじゃないとか。仕事の話は夫にも通じるところがあったのか、理解してくれた。(30代)話していない育児や家事に忙しく、仕事どころではないので話していない。扶養内で働いているけど、他に条件の良いところがあれば転職しようかな、くらいの考えだし。(30代)よく考えたらそういう話をしたことないかも。話したところで、夫は真面目に聞いてくれなさそう。(20代)女性については「家事」「育児」の問題があり、中には「子どもがいるからキャリアなんて積めない」と諦めているかたもいました。 3. 夫婦の話し合いがキャリアアップにつながる一般社団法人ライフミッションコーチ協会が「パートナーシップと仕事」についてアンケートを実施したところ、年収が上がっている人と夫婦の話し合いには相関関係があるそうです。年収の動向別の「自分の志やビジョン、価値観、仕事を通して実現したい人生の価値などを説明し、理解してもらうことができたのに加え、夫やパートナーが応援してくれるようになった」という割合は以下のとおり。年収が年々増加傾向にある:44.6%年収はほぼ横ばい:19.8%年収は年々減少傾向にある:8.6%「年収が年々増加傾向にある」人の半数近くは、パートナーに対して仕事の目標を説明し、応援してもらっていることがわかりました。年収が横ばいもしくは減少傾向にある人とはかなり差がありますね。どうしてそういった「夫婦の話し合い」が、仕事がうまくいくことへとつながっているのでしょうか。考えられるのは、「夫婦一緒に頑張っているから」。目標達成には、パートナーからの応援が必須です。夫が仕事のために、家庭を顧みないこともあるかもしれません。でも、夫の仕事への熱意や目標を知っていれば、「相手も頑張っているから」と妻もポジティブに受け止められるはず。そうやって妻が応援してくれていると、夫も安心して仕事に集中できます。夫が仕事でつまずいたときも「家庭を守っている妻のために」と、妻からの応援を糧にして頑張れるでしょう。実際に年収がアップして結果を出していくと、夫婦で喜びをわかちあえます。まさに二人三脚で優勝したときのような心境。それが夫婦仲を良くしていき、さらに仕事へのモチベーションを高めてくれるのではないでしょうか。 「夫の年収が上がらない」「今日も残業?」「また接待?」など、夫の仕事に対して「数字」や「時間」など表面ばかりを見ていては、なかなか年収アップにつながらないようです。夫が仕事に対してどう思っているのか、どのような目標が合って取り組んでいるのか、ぜひ一度聞いてみてください。夫の内面を深く探れば、表面だけでは印象が悪かったところも、きっと「努力の成果」に見えるはず。そんな夫を認め応援していくことで、将来的に年収アップが狙えるかもしれません。きっと、夫婦仲も今まで以上に良くなりますよ。 参考:「パートナーシップと仕事」調査結果発表 パートナーシップと仕事、どちらも上手くいく3つの秘訣
2018年04月12日夫のみなさん、何気なく妻と会話をしているとき、妻が急に不機嫌になったり、「もういい」と会話を区切られたことはありませんか?それはもしかしたら、妻の発言の裏に隠された「本当の気持ち」に気づけていないせいかもしれません。今回は、妻の発言とその回答例2つをクイズ形式で10個ずつご紹介します。女心がわかっているか、ぜひ挑戦してみてください。 Q1. 妻からLINE「今日は夜ご飯○○だよ」。このとき、妻が本当に言いたいことは?(1)「料理の調整時間もあるんだから、残業しないで帰ってきてね」(2)「本当に予定のメニューを言いたかっただけ」正解は(1)特に夜ごはんが「揚げ物」や「麺類」など、出来立てのほうが美味しいものの場合、「早く帰ってほしい」という強いメッセージが込められています。「楽しみ!早く帰るね」と答えると良いでしょう。 Q2. 妻が大変なときに飲み会。妻は「行っていいよ」と言ってくれたが、その真意は?(1)「飲み会に行ってほしい」(2)「本当は行ってほしくない」正解は(2)本当は行ってほしくないけど、「行かないで」と言うのも心の狭い妻だと思われそうだから我慢しているだけ。夫が自分のことを気づかって「行かない」と言ってくれるのを待っています。 Q3. 様子がおかしいので「どうしたの?」と聞くと、妻は「なんでもない」「大丈夫」と言う。本当はどう思っている?(1)「本当になんでもないから聞かないでほしい」(2)「それくらい自分で考えてほしい」正解は(2)なんでもないなら様子がおかしくなることはないし、詮索されたくないならそれを隠します。あえて夫を心配させるそぶりをするのは、その原因を夫に考えてもらいたいから。ほっとくのはNGです。思い当たることがあったら「もしかして〇〇が原因?」と聞いてみましょう。 Q4. 妻が「今日ご飯作るのめんどくさい」と言ってきた。どうしたいと思っている?(1)「ご飯を代わりに作ってほしい」(2)「外食に連れて行ってほしい」正解は(1)外食はお金がかかるし、冷蔵庫の食材の消費期限が心配なときは、できれば夫にご飯を作ってほしいもの。ただ妻は、ご飯作りが大変なことは重々承知です。それを夫に直接頼むのは悪いので、「めんどくさい」と濁しているんです。そのため、夫が察して「ご飯作ろうか?」と言ってくれることを期待しています。そのとき「使ってほしい食材がある?」と聞いてくれたら最高。 Q5. 妻と喧嘩して、「明日のデート行かない!」と言われた。その真意は?(1)「明日は私のケアをしてほしい」(2)「今日中に仲直りして明日のデートに備えてほしい」正解は(2)つい怒った妻の言うことを聞いてデートを中止にしてしまいがちですが、それは余計に妻の怒りを買うはめになります。妻としては「明日のデートのために仲直りしてよ!」という気持ちなので、喧嘩はその日のうちに終わらせるようにしましょう。 Q6. 妻とお出かけ。「どこに行きたい?」と聞くと、「どこでもいい」と言われた。本当はどう思っている?(1)「夫の行きたいところに行きたい」(2)「いくつか選択肢を提示してほしい」正解は(2)妻の言う「どこでもいい」は、「私の好きなところの中だったらどこでもいい」ということが多いです。また「行き場所を決めた」という責任を負うのが嫌な場合にも、「どこでもいい」と答えます。そのため夫の好きな場所に行くよりは、「じゃあAとBとCならどこがいい?」と妻の好みの場所をいくつか挙げて聞いてみましょう。最終的に「AかB」となって、それでも「どっちでもいい」と言われた場合は、夫が決めると良いでしょう。 Q7. 妻と買い物中、「Aの服とBの服どっちがいい?」と聞かれた。その真意は?(1)「一緒に悩んでほしい」(2)「AかB、似合うほうを理由付きで答えてほしい」正解は(1)妻の中で答えが決まっている場合もあるので、「Aの服」もしくは「Bの服」と断言するのはNG。「どっちがいいかな~」や「今日のスカートに似合うのはどっちだろう」など、自分のことのように悩みましょう。試着したり鏡で服を当ててみたり妻の言い分を聞いたりと、妻の悩みを共感しつつ一緒に買い物を楽しんでくださいね。 Q8. 妻のことを友人または上司(以下〇〇さん)に紹介した。後日妻がやたら「〇〇さん素敵な人だったね」と相手のことを褒めてくる。その真意は?(1)「〇〇さんが自分のことをどう言っていたのか気になる」(2)「〇〇さんにまた会いたい」正解は(1)妻があまりに相手のことを褒めていたら心配になりますが、妻にはそんな気はまったくありません。女性は相手からどう思われているか気になってしまうもの。かといって「私のことどう言っていた?」と聞くのは恥ずかしい。あえてそのときの話をすることで、夫からの「そういえば、〇〇さんが言ってたんだけど」という言葉を待っています。もしも紹介した相手が妻のことを褒めていたら、すぐに伝えてあげてくださいね。 Q9. 妻から悩みごとの相談。「どうすればいい?」と聞かれたけど、そのとき妻はどのような回答を求めている?(1)「具体的なアドバイスと解決策が知りたい」(2)「とりあえず気分をスッキリさせたい」正解は(2)アドバイスや解決策を話しても「そんなの知ってるし……」「説教?」と思われる可能性が。きっと妻は「大変だね」や「頑張ってるね」と、自分の気持ちを共感してもらいたいんです。妻の悩みごとは結論を述べないようにして、うなずいたり共感したりしながら、最後まできちんと聞きましょう。 Q10. 夜、そろそろ寝ようかと準備をしたときに、妻から「もう寝るの?」と言われた。どういう意味?(1)「まだ一緒に起きていたい」(2)「寝るかどうか聞いただけ」正解は(1)「もう寝るの?」の、「もう」がポイント。まだ夫としたいことがあるのかもしれません。もしかしたら、夜のお誘いのサインかも。妻の表情やニュアンスから汲み取ってあげてくださいね。 いかがでしたでしょうか。「こんなのわからないよ!」「だったら最初からそう言えばいいのに」と思われたかたも多いかもしれません。たしかに女性の真意を知るのは大変なことなので、すべて正解でなくても大丈夫です。ただ、ひとつだけ知っていてほしいのは、「女性は結果よりコミュニケーションを重視する」ということ。女性の発言に対してすぐに結果を求めないようにして、じっくりと話を聞いて共感するようにしてみてください。そうすることで、いつもよりも妻との会話がはずむかも。
2018年04月11日以前に比べて、夫婦間での家事分担が進んでいる今日この頃。そして、夫婦の家事分担が進むとともに、なかなか表に出ず認識されにくい「名もなき家事」が注目されるようになりました。名もなき家事といっても内容はさまざまですが、今回のテーマはただ手を動かすだけの家事ではなく、頭を使って行う「考える家事」。考える家事の実態と、考える家事の負担を夫婦で共有するコツをご紹介します。 1. 「考える家事」とは?考える家事というとまず「毎日の献立決め」が思い浮かびますが、ほかにも考える家事はたくさんあります。毎日の家事はそのときの状況に大きく左右されるので、その都度柔軟に対応しなければなりません。洗濯の場合洗濯なら、洗濯機を回す・洗濯物を干す・取り込む・畳む・片付けるという一連の作業にかかる時間を前もって予測する必要があります。そして、家族の予定や他の家事に支障が出ないようスケジュールを組んで行動しなければなりません。洗濯のスケジュールは、そのときの天気・気候や洗濯物の量・種類に大きく左右されます。天気が悪い日などは部屋干ししなければなりませんし、洗濯物の量が多ければ洗濯機を回す回数も増えるでしょう。掃除の場合掃除にも、考えるべき要素はたくさんあります。たとえ家の間取りが同じでも、生活スタイルや家族の価値観によって掃除のやりかたは変わります。毎日使う場所・汚れやすい場所はこまめに掃除する必要がありますし、普段あまり使わない部屋は掃除の頻度を減らしてもよいでしょう。掃除を始める前に、まず掃除する順番を考えなければなりません。たとえば台所のコンロを掃除した後にコンロの上の換気扇を掃除してしまうと、せっかく掃除したコンロに換気扇の汚れが落ちてしまう恐れがあります。掃除する場所や汚れの種類に合わせて、道具・洗剤を使い分けることも大切です。また、家計のやりくりも考える家事のひとつです。家族の収入やライフプランに応じて、毎月の支出(食費・光熱費・おこづかいなど)や貯金額の配分を考えなければなりません。 2. 考える家事に対する夫婦間のズレ共働き夫婦の増加によって、妻だけでなく夫も積極的に家事をする家庭が増えてきました。また家電・家事代行サービスの発展によって、手を動かす家事(あまり頭を使わずにできる家事)の負担は以前より少なくなっています。しかし、フルタイム共働き世帯をターゲットとした調査では7割近くが「家事負担は妻メイン」と回答。そして、考える家事の負担も妻に偏っているのが現状です。考える家事にかかる時間既婚男女をターゲットとした別の調査では、妻の平均家事労働時間は1日あたり約150分という結果が出ています。また、1日の家事時間の43%を考える家事が占めています。つまり、1日あたり約1時間を考える家事に費やしている計算になります。考える家事に関する夫婦間の認識妻の44%は、「夫は考える家事の存在を認識していない」と感じています。一方、夫の83%は「妻は考える家事をしている」と回答しています。考える家事について、夫婦間の認識に大きなズレが生じているんです。 3. 考える家事の具体的な負担内容と、夫婦で共有するコツここでは、考える家事の中で最もウエイトが大きい「毎日の献立決め」にスポットを当ててみましょう。食事は毎日しなければならないものであり、家族の健康にも直結します。そのため、献立決めは考える家事の中でも特に手を抜けないものです。なぜ献立決めが苦手な人が多いのか?責任重大な毎日の献立決めですが、夕飯の献立決めが苦手な人は男性で40.6%、女性では61.6%にものぼります。その理由は単なるレパートリーの少なさだけでなく、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。食材の旬・値段や賞味期限多くの生鮮食品には旬があり、そのときの気候や作物の出来具合などによって価格も変動します。ムダな食費を減らすためには、なるべく安い食材を使って献立を決めることが重要。すでに家に食材があるなら、古くなって食べられなくなる前に使い切りたいものです。家族構成・家族の好みに合うかどうか家族に子ども・高齢者・食物アレルギー持ちの人などがいると、その人に合わせた献立を作らなければなりません。家族の好みがバラバラな場合、不公平にならないようおかずの種類を増やすかローテーションを組んで献立を決める必要があります。栄養バランス家族が好きだから・作りやすいからといって似たような献立が続くと、栄養バランスが偏ってしまいます。しっかり栄養を摂るためには、さまざまな食材をまんべんなく使う必要があります。そのとき料理に割ける時間仕事が忙しい人や小さい子どもがいる人にとって、手の込んだ料理を作るのは難しいでしょう。そのような場合は、いかに短時間で作れるかも重要です。時間が経っても美味しく食べられるかどうか帰りが遅い家族がいるなら、時間が経っても美味しく食べられる献立が便利。お弁当を作る場合は、前日のおかずの残りを活用すればお弁当作りの手間を省くことができます。 4. 考える家事をひとりで抱え込まないために家事をメインで行ったことがない人にとって、考える家事の負担は実感しにくいもの。また、パートナーの家事の負担を理解できている「つもり」の人もたくさんいます。考える家事の大変さをパートナーと共有するためには、まず考えるべきことは何か・何がどのように大変かなどをはっきりさせ、相手に伝わるように説明しましょう。口だけで説明しにくければ、箇条書きやイラストにするのも有効です。自身が置かれた現状を見つめ直し整理することで、無意識に感じていたストレスや不満にも気づきやすくなるでしょう。パートナーに意見を聞くときは、尋ねかたを工夫する献立決めにおいてありがちな不満に「パートナーに何を食べたいか聞いても『何でもいい』としか言われず、料理にやりがいを感じられない」があります。しかし、聞かれたほうの立場になって考えてみると、いきなり「今日は何食べたい?」とだけ言われてもなかなかアイデアが浮かばないと思いませんか?「今日は○○か××にしようと思うけど、どっちがいい?」と選択肢を提示したり、「買っておいた魚を早めに食べてしまいたいから、今日は魚料理にしたい」というように献立決めの理由を付け加えたりすると、パートナーも意見を出しやすくなるでしょう。考える家事自体の負担を減らす工夫定番の献立を組み合わせる家族の好みに合わせて定番の献立をいくつか決めておき、大まかにローテーションを組んでおきます。同じような食材でも、調理法や味付けを変えるだけでずいぶん印象が変わるでしょう。食材宅配を使う食材宅配サービスの中には、あらかじめ決まった献立に合わせて食材を届けてくれるものがあります。毎日利用しても飽きないよう工夫されており、その日使う分だけの食材が届くので食材ロスの心配も減らせます。 家事をメインでやった経験がない人にとって、「考える家事」の負担は想像しにくいものです。考える家事を夫婦間で共有するためには、家事を進めるために考えることは何か・考える家事がなぜ大変なのかをわかりやすく整理してパートナーに伝えましょう。現状を整理することは、あなた自身のためにも大いに有効。考える家事がなぜ大変なのかわかれば、負担を減らす工夫もしやすくなるはずですよ。参考:【家事シェアの新課題】家事時間1日平均150分のうち、43%もの時間を占めるのは、パートナーに理解されづらい「考える家事」夫と妻の料理に関する意識調査手抜き”許せない家事1位「料理」も、7割が「レシピ検索すら面倒」「夕飯何食べたい?」が持つ理不尽さと、ベストな返答の考察「考える家事」と「行動する家事」がヒント! 「夕飯づくり」で考えるモヤモヤしない家事分担法共働き夫婦の家事分担調査(2017年)。夫の家事分担率は平均30%
2018年04月09日子どもが生まれてからの生活は、夫婦2人だけだった頃の生活とはずいぶん違ったものになります。中でも、特に変化が大きいのは睡眠に関することではないでしょうか。それまで一緒に寝ていた夫婦が、出産をきっかけに寝室を分けるケースも少なくありません。産後に寝室形態を変えると、夫婦仲にどんな影響があるのでしょうか。 1. 産後の寝室、みんなはどうしてる?生まれたばかりの赤ちゃんには数時間おきの授乳が必要なので、妻(ママ)もまた数時間ごとに起きなければなりません。一方、昼に仕事をしている夫は夜しっかり睡眠をとる必要があります。「赤ちゃんの泣き声で夫が睡眠不足になると、仕事に差し支える」「夫が立てる物音やいびきがうるさく、赤ちゃんが起きてしまう」などの理由から、やむなく寝室を別にする夫婦も少なくないでしょう。株式会社オウチーノが行った子どものいる夫婦790名を対象にした調査にて、「出産前後で、夫婦形態は変わりましたか?」と質問したところ、以下のとおりの回答となりました。出産前も出産後も同じ寝室で寝ている:67.5%出産前は同じ寝室だったが、出産後は別々の寝室で寝ている:20.5%出産前は違う寝室だったが、出産後は同じ寝室で寝ている:1.6%出産前も出産後も別々の寝室で寝ている:10.4%この調査によると、約2割の夫婦が出産をきっかけに夫婦の寝室を分けています。では、出産後夫婦の寝室を分けることは夫婦仲にどのような影響を与えるのでしょうか。寝室をわけたら、夫婦仲はどうなった?同調査によると、出産後も寝室形態が変わらない場合、産後の夫婦仲は「良くなった」が25.5%、「変わらず良い」が50.0%、「悪くなった」が19.5%、「変わらず悪い」が4.1%と、良くなった・良いの割合が75%を超えています。一方、出産後に寝室形態が変わった夫婦は「良くなった」が29.9%、「変わらず良い」が33.3%、「悪くなった」が32.0%、「変わらず悪い」が4.8%という結果になりました。産後に寝室形態を変えた人のうち、「夫婦仲が悪化した」と回答した人は寝室形態を変えない人の2倍近く。「良くなった」という回答もありますが、どちらかといえば悪くなる傾向にありそうです。寝室は1日の約1/3を過ごす重要な場所です。その寝室の形態を変えることは、夫婦の生活に予想以上の影響をもたらす様子。寝室の形態変化によって、夫婦仲もまた良くも悪くも変わりやすいと言えるでしょう。 2. 夫は変わらず愛しているけど、妻は……?産後のパートナーに対する恋愛感情・愛情の変化については、「増えた」と回答した人が19.0%、「変わらず多い」が36.8%、「変わらず少ない」が10.1%、「減った」が34.1%という結果になりました。男女別に見ると、男性では「変わらず多い」が47.8%、「減った」が21.4%。一方女性では「変わらず多い」が26.8%、「減った」が45.7%となりました。また、「減った」と回答した人のうち産後同じ寝室で寝ている人は28.7%、違う寝室で寝ている人は45.9%です。子どもが生まれても夫から妻への愛情は「変わらず多い」ようですが、妻は「減った」がもっとも多くなっています。産後、妻から夫への愛情が減りやすいことは一般的にもよく言われていますね。よく挙げられる理由は以下のとおりです。ホルモンバランスの変化出産によって、女性のホルモンバランスは大きく変わります。そのため産後の妻は情緒不安定になったり、夫に触れられるのを生理的に受け付けなくなったりすることがあります。産後時間が経てばホルモンバランスも徐々に落ち着きますが、妻が感情的に夫に当たり散らしてばかりになってしまうと、後々の夫婦仲にも影響を及ぼすでしょう。ライフスタイルの変化出産のダメージも癒えないまま、妻は24時間体制の育児をこなさなければなりません。1人目の子なら何もかもが初めてで緊張しっぱなし、2人目以降なら上の子の世話もあります。赤ちゃん中心の生活で妻は気力・体力ともにヘトヘトになり、夫まで気が回らなくなってしまいます。妻も働いている場合、仕事復帰後は仕事・家事・育児をこなさなければなりません。生活スタイルが変わらない夫への不満妻が出産しても、夫の生活スタイルはあまり変わりません。夫が家族のために仕事を頑張っていることは、もちろん妻も理解しています。しかし、疲労とストレスで心の余裕がなくなった妻には夫が好き勝手に行動しているように見えてしまいます。夫が家事・育児に協力的でない場合、妻の不満はますますつのるでしょう。 3. 夫婦の寝室はどうあるべきか日本には、古くから夫婦と子どもが並んで寝る「川の字」という習慣があります。欧米のように頻繁にスキンシップをする習慣がない代わりに、親子で一緒に寝ることで子どもを安心させるのです。親子はもちろん、夫婦のベッド(布団)の距離と心の距離もある程度リンクしているのではないでしょうか。とはいえ、さまざまな事情で寝室を分けたい夫婦もいるでしょう。パートナーと寝室で一緒に過ごすのが難しい場合、どのように日頃のコミュニケーションを取ればよいでしょうか。子どもと離れる時間を活用夜子どもを寝かしつけた後や朝子どもが起きる前の時間は、夫婦でゆっくり過ごすチャンス!とはいっても、「コミュニケーションしなきゃ」と肩肘張る必要はありません。一緒にテレビやDVDを観たり、とりとめのない話をしたりするだけでもOKです。母乳育児中だと難しいかもしれませんが、少しだけ「家飲み」するのもいいでしょう。また、たまにはおじいちゃん・おばあちゃんや託児サービスに子どもを預けて、夫婦水入らずで過ごしたいですね。簡単な共同作業をしてみる子どもの世話で疲れていると、子どもを寝かしつけながら親もつい寝てしまいますよね。パートナーに合わせて起きるのが大変なら、普段の家事やちょっとした作業を一緒にやってみましょう。一緒に作業することで達成感が生まれやすくなりますし、お互いに「ありがとう」の気持ちを伝えやすくなるはず。ただし、あくまでコミュニケーションの手段なので、相手へのダメ出しや細かく注文をつけることはNG。また、慌しくイライラしがちな時間帯に家事を強要するのも避けましょう。メールや手紙でコミュニケーション激務でグッタリな夫にとっては、ちょっとした家事もハードルが高いかもしれません。また、お互いに余裕がなく顔を見れば文句ばかりになる日もあるでしょう。すれ違いばかりの時やなかなか素直になれない時は、メールや置き手紙で気持ちを伝え合ってはいかがでしょうか。文章なら時間や気持ちに余裕があるときに書けます。書き終わった後に読み返すくせをつければ、「言い過ぎた!」となる心配も少ないはず。 出産をきっかけに夫婦の寝室を分けると、夫婦仲にも何らかの影響が出ることが多いようです。とはいえ必ずしも夫婦仲が悪くなるとは限りませんし、無理に同じ寝室で寝ることで逆に不便になるパターンも。夫婦の寝室を別々にした場合は、日頃のコミュニケーション方法を工夫して心のすれ違いを減らしたいですね。参考:「出産後の夫婦関係」実態調査産後夫婦の寝室を別々にすると、夫婦仲はどうなるの?夫への愛情が一気に冷めた!?産後クライシスの原因と乗り切るための対処法
2018年04月08日夫婦生活を続けていくうちに、「最近夫婦の会話をしていない」「お互いのことに無関心かも」なんて思ったことはありませんか?夫婦の生活スタイルが合わなかったり、ちょっとしたケンカをひきずってあまりしゃべらなくなっていたり。一緒の家に住んでいるのにどこか他人のようによそよそしい……。それはもしかしたら、「仮面夫婦」に近づいているのかもしれません。仮面夫婦とは、親戚や他人・子どもの前では仲の良い夫婦として振る舞っていながらも、実際には関係が冷え切っている夫婦のことです。ただしその定義はあいまいなので、「仮面夫婦かも?」と気付いた頃には修復が難しくなっていることも。そこで「仮面夫婦度チェックリスト」を作ってみました。10個の項目をあげるので、当てはまる項目の数を数えてみてくださいね。結果は最後にご紹介します。 仮面夫婦度チェックリスト1. 夜の夫婦生活がもう1年以上無い特別な事情もなく1年以上もの長い期間、夜の夫婦生活をしておらずセックスレス。しなくても平気。むしろ触れ合いたくない。2. 他に気になる異性が居るパートナー以上に魅力的に見える異性がいる。パートナーとその異性どちらを優先させるかを考えたら、「その異性」と答えるほど。3. 「離婚したらどうなるか」とシミュレーションすることが月に1回以上ある離婚した先の幸せ、離婚の手続きやデメリットなどを考えて、実際にどのような生活になるかシミュレーションしたり、インターネットなどでつい離婚について調べてしまうなど。4. 会話は必要最低限のみ会話は仕事や地域や子どものことなど連絡事項だけ。それすら会って話さずLINEやメールで淡々と伝えることも。一緒にテレビを見て笑ったり、世間話をして楽しんだり、愚痴を言ったりしない。5. 親戚・友人・他人の前では、仲良く振る舞う夫婦ふたりきりのときよりも、第三者がいるほうが夫婦の会話がはずむ。もしくは、親戚・友人・他人の前でだけ「仲良しですよ」と振る舞う。夫婦ふたりきりに戻ったら、火が消えたように会話をしなくなる。6. 相手に興味がない相手がいつどこで何をしていようが興味がない。相手の一挙手一投足に関心がないので、相手の怪我や病気にもあまり気がつかないし、心配もしない。7. 相手が悪いと思っている会話が少なくなったり、嫌なことがあった原因は、すべて相手にあると思っている。8. あまり会わないように生活時間や帰宅時間をずらす相手と顔を合わせたくないため、朝起きる時間や家を出る時間・会社から帰る時間や寝る時間などを調節する。9. 利害関係で相手と一緒にいる相手と一緒にいたい、相手がいるから頑張れるという気持ちではなく、「子どものため」「お金のため」「住む場所のため」「世間体」などの利害関係が一致するため一緒にいる。それらがすべて相手がいなくても成り立つようになったら、すぐにでも離れたい。10. 相手に期待していない相手のことを重視していないので、相手や家庭生活に一切期待していない。仕事や友人・他の気になる異性のことなどが癒しであり、自分の生活の中心。 結果説明仮面夫婦のポイントを10個挙げましたが、いくつ当てはまりましたか?結果はこちら。0個は「ラブラブ新婚カップル」ひとつも当てはまらないのは、夫婦生活が非常にうまくいっているという証拠。新婚カップルのようにラブラブだと胸を張って言えるでしょう。このまま末永くお幸せに。1〜3個は「普通の夫婦だけどちょっと注意」当てはまるのが3個以下の場合は、ちょっと夫婦関係がぎくしゃくし始めているかもしれません。ただ、一時的なことなら普通の夫婦によくあることでもあるので、注意してみてください。4〜6個は「仮面夫婦気味」ちょっと家庭内で息苦しい思いをしていませんか?このままだと修復が難しくなってしまうので、少しずつでも相手に歩み寄っていく努力ができると良いですね。7個以上は「仮面夫婦」離婚を視野に入れつつも、時期が来るまでは一緒にいると考えているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。そうではない場合、修復するのに時間がかかりそうです。まずは自分からこころを開くようにしてみて、挨拶などできるコミュニケーションから始めていけると良いですね。 仮面夫婦は、一度なってしまえば修復が難しくなってしまいます。そのため、「ちょっと最近コミュニケーション不足かも」や「相手のことをないがしろにしていたかも」と思ったら、積極的に相手と関わるようにしてみてくださいね。また、仮面夫婦となってしまったきっかけは人それぞれだと思います。そのとき、「相手が悪い」と思ったままでは、いつまでたっても以前のような関係に戻れません。勇気のいることですが、いったん相手を責めることはやめて、少しずつ歩み寄るようにしてみると良いのではないでしょうか。仮面夫婦の心配がなかったかたは、このままの関係がずっと続くように、今まで通り夫婦のコミュニケーションを行ってくださいね。ちょっと雲行きが怪しくなってきたら、またこちらのチェックリストを試してみてください。
2018年04月07日家事に育児にと毎日忙しいママ。休む暇のないかたも多いのではないのでしょうか。とくに「小学生以下の子ども」をもつママは、ストレスフルなんだそうです。どうして「小学生以下」なのか、その理由を探ってみました。 1. 小学生以下の子どもをもつママの「幸せ度」は?リクルートブライダル総研が、夫婦関係の満足度を聞いたところ、小学生の子どもがいるママといないママでは以下のような違いが見られたそうです。小学生以下の子どもがいるママの満足度2015年:71.82017年:63.0小学生以下の子どもがいないママの満足度2015年:67.62017年:65.4一見、小学生以下の子どもがいつママといないママの満足度はさほど変わらない結果。しかし、気になるのが2015年から2017年の推移です。小学生以下の子どもが「いない」ママの満足度が2.2減少したのに対して、「いる」ママの満足度は8.7も減少しています。2年間でこれだけ減少しているとなると、小学生以下の子どもがいるママの満足度は、これからもっと減少していくのではないかと不安になりますね。 2. ポイントは「子育ての大変さ」ではなく「夫婦のバランス」それではどうしてこれだけ満足度が減少してしまったのでしょう。小学生以下の子どもの有無が減少幅の違いの理由なら、「子育てがそれだけ大変だから」ということなのか、それあくまでも「夫婦の問題」なのか……。同調査で、「家庭に対する思いや意識は、夫婦でバランスがとれている」というアンケートに、「そう思う」と答えた割合は以下のとおりだそうです。小学生以下の子どもがいるママ2015年:62.42017年:57.0小学生以下の子どもがいないママ2015年:55.12017年:57.22015年までは、小学生以下の子どもがいるママのほうが「夫婦でバランスがとれている」と思っているようですが、2017年になると逆転します。また推移を見てみると、いないママが2.1も増加したのに対して、いるママは5.4も減少しています。小学生以下の子どもがいるママは、「夫婦のバランスがとれていない」と思う割合が増えており、それと一緒にママの満足度も下がっているのだと考えられます。 3. バランスが取れていないのは「ゆとりがないから」それでは、どうバランスがとれていないのでしょうか。小学生以下の子どもがいるママとパパに、育児や家事以外の「時間的なゆとり」はどのくらいあるのか、同調査の結果をご紹介します。パパ2015年:33.12017年:34.5ママ2015年:46.02017年:32.7パパが徐々に時間的なゆとりがあると感じているのに対して、ママは年々ゆとりがなくなっていると感じているようです。それでは精神的なゆとりについてはどうなのでしょうか。こちらも同調査の結果をご紹介します。パパ2015年:33.92017年:39.8ママ2015年:40.62017年:34.8こちらも「時間的ゆとり」と同じように、パパは増加しているのにママは5.9も減少しています。パパに余裕ができたぶん、ママにその負担がかかっている可能性がありますね。とくに「小学生以下の子ども」というのは予測できないことも多く、悩みも尽きません。そんなときにパパとの意識や負担がつり合っていないと、かなりのストレスがママに溜まってしまいます。そうやって夫婦のバランスが崩れていくと、ママの満足度も低下していくのかもしれません。 4. どうしたら夫婦のバランスが取れるのか夫婦の生活を営む中で起こる「家事」・「育児」の負担や家族の問題。小学生以下の子どもを持つ夫婦は、そういったことに対する意識のバランスがとれないために、ママの満足度が減少しています。それではいったい、どうすれば夫婦のバランスがとれるようになるのでしょうか。お互いの意識をすり合わせるとある調査で、妻は「夫は疲れているだろう」と気づかっているのに対して、夫はそれほど「妻が疲れている」と思っていないことがわかりました。また家事に関しても、「家事はしたいけど時間がないし、妻がやったほうが上手だから……」と考えている夫が多いことも判明。> 共働きなのに家事を手伝ってくれない夫…その真意とはそういった意識のすれ違いが、夫婦のバランスを崩している原因なのかもしれません。一度家事や育児に関する意識をすり合わせて、お互いにどう生活したら過ごしやすくなるのかを考えてみてください。過去のメオトークの記事もぜひ参考に。> 家事は誰のもの?「家事をシェアする家」という考えかた> 育児と仕事…パパの子育てに関する悩み> 男女や環境でこんなに違う!!子育てに関する意識自分だけの時間を持つ「時間的ゆとり」と「精神的ゆとり」が減少しているママが、年々増えてきていることがわかりました。それを解消するためには、なるべく「自分だけの時間」をもって、気持ちを満たす必要があります。> 結婚してから自分の時間がなくなった!どうやって確保する? 子どもを預けて夫婦デートをするひとりの時間も大切ですが、夫婦の時間も大切。たまにはお子さんを預けて、夫婦でデートしてみてはいかがでしょうか。「夫婦仲が良くなる」などうれしい効果もあります。その際には子どもの預け先も確保しておきましょう。小学生以下の子どもがいると預けることに罪悪感があるかもしれませんが、子どもにとってもパパとママが仲良しなのが一番です。> どれくらいデートしてる?夫婦円満に不可欠な「夫婦デート」のはなし> 夫婦デートの都内おすすめスポット5選と夫婦デートのコツ> 子どもを両親に預けるときの注意点とお礼について> 「子どもを他人に預ける不安」を解消する具体策5つ 「小学生以下の子ども」をもつママは、育児に悩んでしまいがち。そんなときに夫の支えがあると、夫婦のバランスはうまくいきます。ただし、夫と妻とでは家事や育児の意識が異なり、話や行動がかみ合わないこともあります。しっかりお互いの考えを話し合い、家庭を回していってくださいね。また、たまには子どもを預けてひとりの時間をつくったり、夫婦デートを楽しむなどして気分転換を行いましょう。 参考:夫婦関係調査2017
2018年04月06日「こども保険」って知っていますか?「保険」という言葉がついているため、つい学資保険などの、子どもに関する保険商品の一種だと考えてしまいがちですが、実は違うんです。「こども保険」というのは、小泉進次郎衆議院議員など若手議員で構成されている「2020年以降の経済財政構想小委員会」が提言した、社会全体で子育て世帯を支援するという社会保障の案のこと。あなたはこの「こども保険」についてどう考えますか? 1. 「こども保険」とは「こども保険」というのは、未就学児1人当たり月額5000円を支給して、将来的に保育・幼児教育を実質無償化するなど、子育て世帯の負担を軽減することを目的とした社会保障の案です。気になる財源ですが、年金保険料(厚生年金や国民年金など)の保険料率を上乗せすることで、資金を集めるのだそうです。今まで集めた資金は、高齢者向けの社会保障に使われていましたが、今度からは子育て世帯も社会全体で応援していくということですね。ただし、この「子育て世帯」というのは、小学校入学前の子どもがいる世帯です。未就学児に月額5,000円支給、保育・幼児教育を実質無償化などは、小学校に入学した子どもたちには関係のないこと。未就学児のいる世帯・これから子どもを産もうと考えている世帯にとっては得になる社会保障制度ですが、そのほかの世帯は負担が増えてしまいます。ただ、少子化対策として将来的に良い影響を与える可能性もあるため、社会全体で取り組むことが重要であると考えられます。 2. 「こども保険」知ってますか?それではどのくらいの人が「こども保険」を知っているのでしょうか。しゅふJOB総研が働く主婦層を対象に「こども保険についてご存知ですか」と質問したところ、以下の結果となったそうです。知っている(16.4%)少しは知っている(31.8%)知らない(51.8%)詳しく知っている人は少なく、全く知らない人が過半数という結果に。案の段階とはいえ、まだまだ認知度は低いようです。こちらは子どもがいる・いないに関わらず、「働く主婦」に聞いたものなので、独身のかたに聞くともっと認知度は低くなると考えられます。ただ、年々少子化や待機児童が問題になる中で、「こども保険」のような、子育て世帯を対象とした社会保障が提言されていることを知らないままだと、「いつの間にか決まっていた」ということになりかねません。まだこちらは案の段階です。どのくらいの保険料が上乗せされるのか、どのような保障内容なのかを詳しく知ることで、不満点や疑問点が出てくると思います。「そんな保障内容では納得できない」「もっとこうしてくれたらいいのに」など、国民全体で声が上がれば、より子育て世帯に寄り添った保障内容となってくれるのかもしれません。また、将来の日本を支えてくれる子どもを支援するということは、今の私たちの老後にも関わってきます。子どもがいる・いないに関係なく、「こども保険」という社会保障のことを考え、議論していくことが大切なんだと思います。 3. 「こども保険」に否定的な人も元大阪府知事である橋下徹氏は、プレジデントオンラインの橋下徹通信にて、「こども保険」に大反対だと述べています。その意見を同サイトより引用します。保育所や幼稚園の仕事は地方自治体、特に市町村の仕事と位置付けて、就学前の子供は希望すれば保育所でも幼稚園でも全員無料で入れるようにする。これを法律で定めればいいだけなんだ。小中学校と同じように、域内の子供たち全員のために市町村は保育所・幼稚園を確保しなければならないと法律上義務化すればいいだけ。就学前児童の問題は市町村の仕事。高校は都道府県の仕事。もし国会議員が教育支援のためにお金を用意するというなら、それは大学の領域なんだよ。つまり、就学前の児童のことは国ではなく市町村で取り組むことを義務化するようにすれば、保育園・幼稚園無償化や待機児童問題も解決するのかもしれないということですね。やはり国の予算は限られていますし、待機児童以外にも問題は山積みです。地域の子どもたちと密着している市町村なら、より地域と子どもたちにあった対策ができるのかもしれません。保険料を上乗せすることでの国民からの反発を防げる可能性もありますね。 子育て世帯を支える社会保障である「こども保険」。自分なりのメリットとデメリット、どういうふうになればより子育て世帯の負担が軽減するのか、恩恵のない世帯が少しでも良い影響を感じられるにはどうすれば良いのかなどいろいろ考えてみてくださいね。夫婦で議論してみたり、ちょっとママ友と話してみたりなどして、社会保障に興味を持ってみると良いかもしれません。「子どものこと」は将来にもつながること。身近な問題として議論を深めることで、より過ごしやすい社会へと変化していくのではないでしょうか。 参考:幼児教育無償化、待機児童解消、少子化対策・・・働く主婦にメッセージは伝わっているか? こども保険「知らない」51.8%橋下徹“僕は「こども保険」に大反対!”
2018年04月05日【今週末】住まいのリノベーションを考えている夫婦必見!完全無料リノベーションセミナー開催「夫婦に、ちょっぴりイイ話」をお届けする 『メオトーク』 と「住まいにもっと、あたらしさを」提供する『ONOYA(オノヤ)』がタッグを組み開催する『いいすまい研究会』。いいすまい研究会では、過去のリノベーション事例を紹介しながら、家族円満のための住まいづくりを探求していきます。今回は、家づくりアドバイザー歴11年、一人で700件以上の施工実績を持つONOYAの鈴木文貴氏をお呼びして、「夫婦のためのこだわりの住まい」を考える勉強会を開催します。≪開催概要≫過去50件のリノベーション事例から夫婦円満のための住まいづくりには秘訣があることが分かっています。当日はその事例の紹介を交えて、「夫婦円満の住まいづくり」に最適なリノベーションの金額、進め方など、住まいづくりに関するさまざまな質問にお答えします!少人数のセミナーなのでじっくりゆっくり気になることを相談できますよ。≪当日プログラム≫1.夫婦円満に過ごせる住まいの秘訣をリノベーション事例で見て理解!2.夫婦円満の住まいの秘訣を、ショールームで体感!3.新築とリノベーションの違いって?4.リノベーションの上手な進め方、最適な金額について知ろう!5.ティータイムやリノベーションのお悩み解決コーナーもご用意 セミナー詳細■会場 : WOODONE PLAZA 新宿■住所 : 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー リビングデザインセンターOZONE 6F■人数 : 最大5組 / 10名■日時 : 4月8日(日)11:00-13:00■費用 : 無料 お申込みお申込みはこちらからリンク先ページの「チケットを申し込む」よりお申込みください。参加人数が限られておりますので、ぜひお早めにご応募ください!主催者の詳細はこちら【ONOYA】 企業HP365リノベ【メオトーク】
2018年04月05日育休制度は、男女ともに取得が認められている権利です。しかし、実際に育休制度を利用した男性は、「DeNAトラベル」の調べによるとわずか12.3%。まだまだ男性の利用者は少数というのが現実です。そして、育休を取得しない男性の3人のうち1人が、「会社に育休制度がないから」を理由に挙げています。しかし、実は会社の規則に書かれていなくても育休制度が申請できることをご存知ですか? 1. 3人に1人が勘違いしている「男性の育休」オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」が10~70代の男女596人に「産休・育休」に関するアンケート調査を行いました。子どもが産まれたあと育休を取得しなかった男性にその理由を尋ねた結果、もっとも多かったのは「仕事が忙しくて休めない」という回答で、39.9%でした。2番目に多かったのは、「職場の代替要員がいない」で32.6%と、仕事に関する理由を挙げて育休を取得しなかった男性が多いことがわかります。そして1位2位と差があまりなく、3番目に多かった理由が、「職場に育休制度がないから」の32.1%。しかし、この認識は実は間違っています。というのも、育休は厚生労働省が法律として定めている労働者の権利なので、男女関係なく職場に申し出れば取得できるものなんです。もともと育休は女性が取ることが一般的であったこともあり、労働者側はもちろん、事業者側も男性の育休制度について知らないケースも多く見られます。「会社に制度がないから」を大きな理由として育休の取得を諦めているかたは、まず自分に育休を取得する権利があるということを知り、必要があれば会社に説明や交渉をしてみても良いのではないでしょうか。 2. 育休の取得の仕方育児休業を取得できるのは、男女を問わず1歳に満たない子を育てている親。取得を希望する場合、休みたい日の1ヶ月前までに、書面で職場に申し出ます。取得できる期間は、原則として子どもが1歳になるまでの連続した一定期間。また、保育園に入れないなどの事情が生じた場合は、1歳半〜2歳までも可能になることがあります。取得は原則ひとりの子どもに対して1回ですが、生後8週間以内に父親が育児休業を取得した場合には、再度育児休業が取得できる「パパ休暇」という制度もあります。パパ休暇の条件子どもが産まれてから8週間以内に育児休業を取得し、8週間以内に休業を終えていることさらに、育児休業の取得期間が1歳から1歳2ヶ月までに延長される「パパ・ママ育休プラス」という制度も。パパ・ママ育休プラスの条件配偶者が、子どもが1歳になるまでに育児休業を取得している本人の育児休業開始予定日が子どもの1歳の誕生日前である本人の育休開始予定日が配偶者の育休の初日以降であるなお、法律で定められている育休取得可能最大日数は産後休業を含め1年間。夫婦が同時に取得することも可能ですし、夫婦がバラバラで育休を取得する場合、ふたりの育休期間が連続していなくても大丈夫です。 育休は申し出れば取れるものとはいえ、まだまだハードルが高いと感じる男性は少なくないでしょう。しかし、申し出る前から諦めてしまうと何も変えることができません。男性も「取得したい」という意思を事業者側に提示することで、「子育ては夫婦でするのが当たり前、育休も夫婦ともに取得するのが当たり前」という社会の変化につながっていくのではないでしょうか。 参考:厚労省資料厚労省資料(p6)プレスリリース「男性の育休取得実績は12.3%! 「育休制度がないから休めない」と 勘違いをしている人も32.1%いることが判明。 育休中の旅行は9割以上の人が後ろめたさを感じないと回答。 ~DeNAトラベルが「産休・育休」に関する調査を実施~」
2018年04月04日保育園に落ちたから育休から職場に復帰できない……。そんな悩みをもつママやパパはこの時期多いのではないでしょうか。実家や義実家にも頼れない場合、自分で子どもを見るしかないと思いつめてしまっていませんか?そんなときの選択肢として、「ベビーシッター」があります。今回はベビーシッターについてご紹介します。 1.ベビーシッターって預けてみたい?東京都では、待機児童対策としてベビーシッター代を補助する取り組みを始めると発表しています。特定の条件を満たせば、月額最大28万円までを補助してもらえるそう。そこで、株式会社キッズラインのキッズライン総研が「子どもが待機児童になった場合この制度があれば利用したいか」と東京都在住のワーキングマザーに聞いたところ、以下の結果となりました。約9割と、ほとんどのワーキングマザーが「ベビーシッターを利用したい」という結果に。ベビーシッターと聞くと利用料金が高いイメージが先行してしまい、子どもの預け先として選択肢から外しがちですが、「補助金が出る」と言われると興味がわくかたも多いのかもしれません。行政が補助する「ベビーシッター制度」とはまた、行政もベビーシッターの補助をしているのをご存知でしょうか。平成29年度のベビーシッター派遣事業は、「公益社団法人全国保育サービス協会」が国より委託を受け実施しているそうです(平成30年3月現在)。割引額は、1回当たり2,200円。多胎児2人は9,000円、多胎児3人以上は18,000円となっています。所得制限などはありません。ただし、こちらを利用するにあたって以下を満たしている必要があります。利用者自身が割引券の使用条件を満たしているかお勤めの企業がベビーシッター派遣事業の利用を予定しているか詳しくは内閣府のサイトをご覧ください。 2. ベビーシッターの選びかたベビーシッターと言っても、さまざまな会社が展開しているので、どうやって選べば良いのか悩みますよね。子どものことならなおさら慎重になってしまいます。選ぶ際は以下の項目について確認しましょう。信頼できるところに頼む子どもを預けるわけですから、「信頼できるかどうか」がポイント。お住まいの市町村に相談するのも良いですし、公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社から選ぶのも安心ですよ。面接はしっかりと面接での第一印象は意外と重要です。信頼できそうな人かどうかを見極めてくださいね。疑問点や気になることはなんでも質問しましょう。また、保育士の資格を持っていたり、育児経験があるかどうかなども重視してみてください。「この人になら安心して預けられる」という人を見つけましょう。サービス内容をチェック料金に気を取られてしまいがちですが、どのようなサービスを行っているのかもチェックしましょう。お散歩をしてくれたり、ちょっとした家事を行ってくれたりなど、会社によって内容も異なります。自分のニーズに合ったところを探しましょう。料金は詳細にチェック交通費や入会金・登録料などについても、後からのトラブルを避けるためによく確認しておきましょう。 3. 預けてみてどうだった?自宅で1対1で子どもを見てくれるというのは、細かなサービスが期待できそうな分、不安もつきものですよね。留守中のことなので様子をみることもできず、なにが起こっているのかもわかりません。実際に預けるまでの不安が大きくて、なかなかサービスの利用まで踏み込めないかたも多いのではないでしょうか。そこで、実際に預けた人に聞いてみました。料金が少し高いですがこちらの要望通り見てくれます。近くに親戚がいないので非常に助かりました。(30代・女性)良かった点はベテランそうな丁寧な方が来て頂いたので、家の事も色々と手伝ってもらえたことです。悪かった点はそのかたの服装が少し汚い感じだったこと。(40代・男性)知っている人に頼むと気を遣うことも頼みやすい。ただ、お金がかかるので定期的には使えない。(30代・女性)預けて楽になったので、外出出来たし用足しもゆっくりできました。ただ、子どもは嫌だったみたいです。(50代・女性)頼むときにやはりためらいます。でもフリータイムが持てたのはありがたかったです。(40代・女性)価格は少し張るけどその分質はいいと思った。人によって合う・合わないがあるのが対人の難しさ(20代・男性) 待機児童問題が深刻化している今、働くパパ・ママを応援してくれる制度もできつつあります。預けるといえば保育園のイメージですが、それが無理な場合はベビーシッターに頼るというのもひとつの手です。まずは一度お近くのベビーシッター事業所に相談してみて、どのような感じなのかを確かめてみてはいかがでしょうか。また、近くに利用したことのあるかたがいれば、どんな感じだったのかを聞いてみてくださいね。 参考:【調査レポート】保育園落ちたらシッター復帰したいワーママ91.5%ベビーシッター利用の助成ベビーシッターなどを利用するときの留意点「ベビーシッター派遣事業」の平成29年度の取扱いについてベビーシッター派遣事業のご案内[平成29年度版]
2018年04月03日離婚する夫婦が珍しくなくなった現代。離婚までいかなくとも、パートナーに対して不満が募っているというかたもいるでしょう。しかし、不満を抱えた夫婦生活というのはストレスも溜まるもの。できれば夫婦円満で過ごしたいですよね。2016年、NPO法人ファザーリング・ジャパンは、小学生以下の子どもがいる既婚者男女2060人に対し、円満夫婦と不満を抱えている夫婦との違いを調べるためのアンケート調査を行っています。今回はこのアンケート結果から、円満夫婦と不満夫婦の違いを考えてみます。 1. 時間の使いかたが、夫婦円満度に影響する調査によると、円満夫婦ほどコミュニケーション時間・配偶者の家事育児の分担時間が多かったそう。また、「よりよい夫婦関係のために必要だと感じていることはなんですか?」という質問にて、夫で1位、妻では2位に選ばれたのが「配偶者とのコミュニケーション」でした。これらの結果から、円満な夫婦はふたりともが「コミュニケーションは重要な要素だ」と考えていることがわかります。では、円満夫婦は普段どれくらい会話時間を設けているのでしょうか。平日は約1時間円満夫婦の平日会話時間は「58分」でした。仕事で帰宅する時間が遅かったり、小さな子どもを寝かしつけなければいけなかったりすると、この約1時間を確保するのも大変ですよね。食事を一緒に取ったり、可能ならばお風呂に一緒に入るといった工夫をしてみましょう。直接会話する時間をどうしても増やせない場合は、LINEなどを活用してコミュニケーション頻度を増やしてみても良いかもしれません。休日は約2時間円満夫婦が休日に会話している平均時間は2時間程度。意外と平日と休日の差が少ないことがわかります。夫婦それぞれが自分の時間を過ごすことも、大切にしているのかもしれませんね。ただし、不満を感じている夫婦の会話時間は42分と、1時間に満たないという結果。そう考えると、この「2時間」という時間の大切さがわかりますね。 2. 家事育児の分担はどれくらい?家事育児の分担は、夫婦間でしばしばトラブルを起こしがち。まだまだ妻が中心的に担っている家庭が大半でしょう。では、夫はどれくらいの時間を家事育児に割いているのでしょうか。家事は平日30分、休日1時間円満夫婦では、夫が家事をする時間は平日で30分、休日で1時間という結果になりました。これは妻が専業主婦家庭のケースも含みます。反面、不満を抱える夫婦では平日24分、休日39分と、どちらも円満夫婦より短いようです。全体では、共働き夫婦でも34%の夫がまったく平日に家事をしていないと答えています。平日30分の家事負担は意外に大きいですが、大切なことのようですね。育児は平日1時間、休日3時間円満夫婦の夫の育児時間は平日で56分、休日で2時間29分。不満を抱える夫婦では、平日40分、休日1時間56分と、こちらも円満夫婦よりも短いです。平日・休日ともに家事よりも育児時間のほうが長いのは、父親として子どもと関わりたいという夫自身の気持ちもあるでしょう。また、夫が子どもの世話をしている間に妻が家事をやるといった分担方法もありますね。専業主婦家庭の妻は平日、子どもに掛かりきりになりながら合間合間に家事を進める生活を送りがち。そういった背景があるため、休日に夫が育児を中心的に担うと、妻側のリフレッシュにもつながるのではないでしょうか。 働き改革などと言われてはいますが、定時に帰宅して、会話や家事育児に満足に時間を割ける状況にない夫も少なくないでしょう。そうした「歯がゆさ」や「つらさ」も含め、「じゃあどうしようか」と夫婦で考えるために、コミュニケーションは大切です。「もっと分担したいけれど、今は仕事が多忙でできない」といった状況も、伝えなければわからないもの。妻も辛さやしんどさを抱え続けていると、それがいつしか不平不満になって爆発してしまいがちです。「これだけなら分担できる」「最近、子どもが言うことを聞いてくれなくて、精神的に疲れている」など、いいことも悪いことも普段から伝え合える関係性を築いていきたいですね。参考:「結婚生活」と「離婚」に関する意識調査報告
2018年04月02日出産時、あなたは立会い出産してほしいですか?または、したいですか?株式会社ベビーカレンダーが「立ち会い出産」に関する意識調査を行ったところ、「立ち会い出産をした」と答えた人の割合が、2003年には31%だったのに対して、2018年では74%と約2倍以上に増えていたそう。最近増えてきている「立ち合い出産」について考えてみます。 1. 「立会い出産」してみてどうだった?同調査によると、立会い出産をした夫の満足度は、「満足していた」「やや満足していた」を合わせて95%。ほとんどのパパが立会いをして満足感を得ているようです。その理由としては以下のとおり。感動を共有できた:54%母親の偉大さを知った:19%父親としての実感が湧いた:12%家族の絆が深まった:10%子どもを産む瞬間を見ることができるのは、一生のうちでも限られています。立ち会い出産は、妻と一緒にその感動を共有できる特別なひとときになるのかもしれませんね。また、妻の姿を見て母としてのの偉大さと、自分がこれから父親になることへの実感も湧くようです。ちなみに、パパが出産の立会いを決めた理由として一番多かったのが「ママが立ち会うよう誘導したから(34%)」だったそうです。出産の際に夫が立ち会ってくれることを望む女性が多いのだとわかりますね。やはり出産の不安な気持ちと、産むときの感動の瞬間を、一緒に分かち合いたいのだと考えられます。企業も「立会い出産」をアシストとはいえ、陣痛はいつ来るかわからないので仕事など調整しづらく、「立会いをしたくてもできない」というパパがいるのも事実。また、産まれるまで待っていたら翌日になり、会社に行っている間に産まれてしまった……という話もよく聞きます。しかし、最近では「配偶者出産休暇」を付与している企業が増えてきているのをご存知ですか?「配偶者出産休暇」というのは、妻の出産の際に男性労働者へ与えられる休暇のこと。妻の出産のための入院等の日から、出産の日後2週間を経過する日までの間に、「病院の入院」「退院」「出産等の付添い」等のために、2日の範囲内で取得することができます。男性にとっては、まだまだ育休を取得するのが難しい状況ですし、育休を取得する間の収入が減ってしまうのも悩ましいところ。そんなときに有給の「配偶者出産休暇」を取得することで、収入面や妻への負担も減りそうですね。 2. 立会い出産がもたらす、その後のメリットとは立会い出産は出産の喜びを夫婦でシェアできる貴重な機会ですが、出産後の生活ではどう影響するのでしょうか。産後うつや産後クライシスの予防につながるのかも含めて考えてみました。夫が産後の妻を気遣ってくれるかも立会い出産で、妻が苦しんでいる姿を夫が間近で見ることによって、出産の壮絶さを夫婦で分かち合うことができますよね。ただ同時に夫は、「応援しかできなかった」「見ているだけしかできなかった」と、自分の無力さを痛感するとも聞きます。「あんなに大変な出産をしたのだから、産後の妻と子どもは俺がカバーする!」と、より父親の自覚が芽生えてくれるのではないでしょうか。妊娠・出産・産後のことは忘れないよく言われているのが、「妊娠から産後までに夫にされたことは忘れない」ということ。逆に考えると、「仕事で忙しい中、立会い出産してくれた」という思い出は、妻の中でずっと残ってくれるのではないでしょうか。良い思い出にするために、夫は立会い時の振る舞いなどにも気をつける必要があります。立会い出産の準備や流れは過去のメオトークの記事にもあるので、合わせてご覧になってみてください。> 夫の出産準備とは?やっておくことと持っていくもの> 立ち会い出産どうする?立ち会い出産のメリットとデメリット父親としての自覚が強くなる「立会い出産をしてよかった」という理由のひとつに「父親としての実感が湧いた」というものがありました。それにより、父親としての「自覚」も強くなり、産後クライシスの原因でありがちな「夫の育児に対する意識が低い」ことを回避できるのではないでしょうか。産後うつ・産後クライシスは「産後のホルモンバランスの急激な変化」によって引き起こされているといわれていますが、そんな不安定な状況を支えてあげるのは夫の仕事。立会い出産をすることで、その自覚をもっと持てるかもしれません。> 経験者が語る、今だからわかる産後クライシスの回避法> 産後クライシスを招きかねない、危険な夫の行動ランキング 病院が立会い出産を禁止している・帝王切開などの場合は難しいですが、そうでない場合は立会い出産をするかどうかを夫婦でよく話し合ってみてくださいね。最近では企業も夫の育児参加への応援をしていることから、以前より休みもとりやすくなっているはず。ただ、今回は立会い出産のメリットをご紹介しましたが、当然デメリットもあります。また、妻もしくは夫が立会い出産を望んでないことも。それがのちの夫婦トラブルにつながらないためにも、立会い出産の不安や悩みは解消しておきましょう。子どもの誕生という貴重で尊い1日を、夫婦が幸せな形で迎えられるとよいですね。 参考:15年で約2倍以上に増加!イマドキの『立ち会い出産』事情を調査「父親の子育て」をめぐる環境変化配偶者出産休暇とは(Q&A)
2018年03月31日「浴育」という言葉を見聞きしたことはありますか?「浴育」とは東京ガスが名づけた言葉で、文字どおり入浴を通じてその効果や方法、楽しみかたを育むこと。単なる入浴ではなく、お風呂の時間を通じて「遊び」「会話」「学び」を楽しんでほしいという願いが込められています。今回は浴育のなかでも、ママはもちろんパパにも楽しんでもらいたい「親子での入浴」についてご紹介します。 1. 浴育のメリット浴育がもたらす効果のうち、大きなものが「親子のコミュニケーション」。自分自身、子どもの頃にお風呂で親とゆっくり話した思い出があるかたもいるのではないでしょうか。東京ガスの調べでは、「お風呂では親子の会話がはずむ」と考えている人は、「そう思う」と「ややそう思う」を足すとおよそ8割にのぼるそう。「裸の付き合い」という言葉のとおり、入浴中は人との距離感が縮まったり、お湯のリラックス効果で緊張感が和らぐといわれています。その結果、親子での会話がはずむんですね。また親側の感想として、「テレビやおもちゃがないため、互いに気が逸れることなく、きちんと会話がしやすい」というものもあります。 2. 忙しいパパにこそ浴育を特に浴育を実践してほしいのは、普段子どもとのコミュニケーションが不足してしまいがちなパパです。共働きが多くなっているとはいえ、平日の子どもの世話は妻中心という家庭も多いでしょう。仕事で帰りが遅く、平日は子どもが起きている姿を見ることすら叶わない……そんなパパにこそ、浴育はおすすめなんです。ママからすると子どものとの入浴は日々の育児の一環で、「やらなきゃいけない」ことになりがち。しかし普段子どもと接する時間が少ないパパにとっては、貴重な子どもとの触れあいの時間になります。実際、東京ガスの調査によると、実際に子どもとの入浴を「楽しい」と感じているパパは9割近く。また、パパと子どもの入浴は本人たちの満足だけでなく、ママがひとりでゆっくりお風呂に入ることができてストレス発散になるというメリットもあります。ゆっくりできる休日、パパはぜひ子どもと一緒にお風呂に入ってみてはいかがでしょうか。 3. 浴育には期限がある東京ガスの調査では、親子で入浴をしているのは、同性親子間であっても11歳頃まで。これが父と娘になると9歳頃までになり、女の子のほうが浴育を楽しめる期間が短いことがわかります。母と息子でも10歳頃までで半数以上が親子入浴をしなくなるそう。お風呂での親子の思い出を作れるのは子どもが小さいうちだけ……そう思うと、浴育に対する意欲が湧いてきませんか?つい感情的になってしまいそうな事柄も、お風呂だと落ち着いて話すことができるかもしれません。また、学校であった悲しいことを、お風呂でなら話せたという経験をしたことがある親もいるでしょう。お風呂は、コミュニケーションの場としてはもちろん、ときにはひらがなシートで文字を読んだり、九九を暗唱するといった学びの場にもなります。親子で過ごしたお風呂の記憶は、浴育ができなくなったあとも、子どもの中にしっかりと残るのではないでしょうか。親が多忙であればあるほど、親子のコミュニケーションは減ってしまいがち。会話をしているつもりでも、実際には親が一方的に子どもに注意や指示をしてばかりということもあります。そうしたときに浴育はおすすめ。普段と違う「お風呂」という空間になれば、子どもとゆっくり話ができそうです。せっかくですから、お風呂では子どもの話に耳を傾けるように意識してくださいね。子どもの頃に親と入浴した思い出。あたたかな記憶と経験を、今度は子どもにも手渡してあげませんか? 参考:東京ガス「浴育のすすめ」東京ガス「親子入浴に関する実態調査2010」東京ガス : 都市生活研究所 / 風呂文化研究会 / 「浴育」について
2018年03月30日仕事が終わっても家に帰らず、「息抜き」と称して自分の時間をたのしむ「フラリーマン」という言葉が話題になっています。書店やゲームセンターなどで時間をつぶして、まっすぐ家に帰らないフラリーマン。NHKの番組で問題提起したところ、ネットや新聞・民放等で話題となったそうです。この放送を見て、怒りを感じた妻も多いのではないでしょうか。どうして夫が「フラリーマン」になってしまうのか、その原因と解決方法を探ります。 1. フラリーマンに対する夫婦の意見フラリーマンはなぜ生まれるのか、まずは夫婦の意見を聞いて原因を考えてみました。メオトーク編集部がミルトークにて実施した、「フラリーマンについてどう思いますか」という質問に対して寄せられた回答からご紹介します。男性の言い分気持ちはわかります。ひとりで自由な時間が欲しいそれも個人の自由です大変な家族が待ってるのかなと同情するそれで精神的(ストレス解放)バランスをとれているとすれば、良いんじゃないでしょうかがみがみグダグダうるさい家族のいる家に帰っても楽しくないんでしょう。気の毒です夫婦仲が良くなさそうでかわいそう家に帰っても落ち着ける場所が無いのかも男性からの意見は、ほとんど夫側に同情するようなものばかりでした。フラリーマンになる原因は、夫側ではなく妻や家族が問題だと考えているようです。女性の言い分事前に予告してくれたらいいけど、帰宅時間も言わずせっかく作った夕飯もいらないとなると腹が立つ可哀想な人だなと思うけど、妻としての立場ならマジで辞めてと思います。たまに遊びにいくとか飲みに行くくらいならいいけど、早く帰って家族でのんびりしてほしい。それが嫌で帰ってこないんだろうけど「さっさと帰って、家事を手伝え!」と思います激務で、毎晩遅くまで仕事漬けの夫を見ているだけに、「フラリーマン」というふざけたネーミングに値する人は腹立たしく思います。家庭が破綻しているのでしょうか。とっとと帰って子どもの相手すればいいのにと思う帰りにくい家っていうのが私も夫も、よくわからない。家で、休んだほうが体も休まるだろうにと思う。そういう家庭に意味はあるんだろうかと……ひとりになりたい時間は理解できますが、代わりに奥様など家族にもその時間を持たせてあげていれば問題ないかなと思います息抜きや寄り道は必要です。良いと思います女性側の意見としては、「気持ちはわかるけど早く帰ってほしい」というものが多かったです。子どものいる・いないも関係がありそうですね。やはり妻も「息抜きがしたい」と思ってはいるものの、そうはいかないよう。そんな大変なときに夫が外でフラフラしていたら、腹が立つのも仕方ありません。ただ、そのイライラが、さらに夫を家に帰りたくなくさせている恐れもありますね。 2. 家に帰ってきたくなる家庭にするには男性側・女性側の意見をまとめた結果、フラリーマンになる原因は「我が家が、帰りたくなくなる家」であるということ。それでは居心地の良い家庭にするためには、どのようなコミュニケーションをとれば良いのでしょうか。夫婦生活では言葉選びを大切にコミュニケーションをする中で、言葉選びが大切です。言葉ひとつで家庭の雰囲気は変わりますし、妻・夫も一喜一憂します。過去のメオトークの記事では、言葉選びをゲームの「呪文」にたとえ紹介しています。ぜひこちらを取り入れてみてはいかがでしょうか。> 夫婦生活で唱える攻撃 / 回復呪文まとめ | 夫婦生活編vol.4 会話のきっかけをつくるテレビを見たり、ペットを飼育したりするなど、「夫婦共通の話題」のきっかけをつくってみてはいかがでしょうか。そうすることでいつもより夫婦の会話がはずむかもしれませんよ。> 妻の機転で関係改善のチャンスが! お互いに「自分の時間」を作るようにする妻がフラリーマンにイライラするのは、「私ばっかり大変」という不公平感から来ているものだと思います。お互いに自分の時間が作れるように、夫婦で相談してみてはいかがでしょうか。過去記事にそのやりかたが書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください。> 結婚してから自分の時間がなくなった!どうやって確保する? コミュニケーションは、夫と妻両方からのアプローチが大切です。お互いに意識してみましょう。 3. それでも直らない場合それでも夫のフラリーマンが直らない場合、ジョークグッズに頼ってみてはいかがでしょうか。株式会社海商では「フラリーマン撲滅セット」を販売。その中身は、ご飯を炊くだけで食べられる「まぐろの切り落とし(2人前)」と、「オリジナルの離婚届」と「休戦届」。特徴は、プレスリリースより引用すると以下のとおりです。1. フラリーマンを懲らしめる2. 白米だけ炊けばいい、手抜きご飯!3. 最後はお互いの意見をすり合わせて休戦届を記入し仲直りできる夫婦円満セット。夫を驚かせることで妻の気持ちもスッキリしますし、「これからは早く帰ってね」と仲直りすることができるというものですね。とはいえ、フラリーマンが根深い場合はこれだけで解決できませんし、場合によってはより悪化させるだけになってしまいます。ただ、フラリーマンについての問題提起や夫婦が話すきっかけにはなるかもしれませんね。 結婚生活を続ける中で、「ひとりになりたい時間」は夫婦どちらにもあるもの。ただし、その理由が「家に帰りたくない」だと、家族として機能できていないのかと不安になりますよね。居心地の良い家庭にするために、夫婦ふたりともが普段からのコミュニケーションに気をつけてみてください。 参考:“フラリーマン”あなたは夫を許せますか?「フラリーマン撲滅セット」3月8日より販売開始取材協力:ミルトーク「仕事が終わっても、家族が待つ家に帰らない「フラリーマン」について、あなたはどう思いますか?」
2018年03月29日気になる隣のお財布事情。世の中は好景気だとはいうものの、我が家の家計は……?なかなか周りに聞けない、みんなのお財布事情を探ってみます。 1. お小遣いはいくら必要?ランチ代お小遣いの利用用途としてもっとも回数が多いであろう、ランチ代からご紹介します。ひと月20日勤務すると考えて、月いくら必要なのでしょうか。新生銀行の調査によると、1回分のランチ代は男性で587円、女性が674円となったそうです。これを月の勤務日(20日)に換算すると以下のとおり。男性:11,740円女性:13,480円女性のほうが1,740円高くなっています。自分へのご褒美という意味で質の高いランチを食べたりするのは、女性のほうが多そうですね。また、「インスタ映え」のために、ランチを奮発しているというかたもいるのかもしれません。自分磨き代金は?次に、自分磨き代はいくら必要なのでしょうか。SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の調査によると、自分磨きの平均支出額は、月額で以下の結果になったそうです。男性:8,999円女性:11,343円こちらも、女性のほうが2,344円高くなっています。自分磨きと言っても、資格取得やスキルアップなどの「自己投資」や、スポーツや美容などの「外見磨き」などあり、一口には言えません。ただ、そういった「自分磨き」の意識も、女性のほうが高いのかもしれませんね。 2. お給料、いくらほしい?原資であるお給料について考えてみましょう。お給料は制限なくほしいのが本音ですが、そうはいきませんよね。自分が理想とする生活を送るために欠かせない「お小遣い」が捻出できる金額のお給料は、いくらくらい必要になるのでしょうか。新生銀行の調査によると、1ヶ月のお小遣いで必要な使い道とその金額は以下となったそうです。ちなみに、お小遣いの使い道として需要の高い順になっています。男性昼食代:10,396円趣味の費用:10,494円嗜好品代:8,490円飲み代:10,799円携帯電話代:6,642円雑誌・書籍代:2,916円車関係・ガソリン代:7,109円喫茶代:3,573円身だしなみのための費用:3,634円遊興費:11,243円女性身だしなみのための費用:6,829円昼食代:7,295円ファッション費用:10,122円携帯電話代:7,229円趣味の費用:8,900円飲み代:8,229円喫茶代:3,297円雑誌・書籍代:2,540円車関係・ガソリン代:5,976円嗜好品代:6,269円男性は合計75,296円、女性は合計66,686円となりました。これらの使い道すべてをかなえようとなると、お小遣いが月々これだけ必要になるということですね。よく、ファイナンシャルプランナーのかたからのお話で、「お小遣いは年収の1割が妥当」だという話を聞きます。それを単純に考えると、男性は月収752,960円(年収900万円)、女性は月収666,860円(年収800万円)必要になるということです。あまり現実的な金額ではなくなりますね。お小遣いの使い道の中から優先順位の低いものを我慢したり、何かを節約してやりくりする必要がありそうです。 3. 自由につかえるお小遣いは、月いくらまで?いよいよ、実際のお小遣い額について考えてみましょう。使用用途と収入に対して、お小遣いは妥当といえるのでしょうか。そして、いくらくらいが適正なのでしょうか。新生銀行の調査による平均のお小遣い額は、男性が月額37,873円、女性が月額33,502円となったそうです。ちなみに男性の年収平均は506万円、女性の平均年収が313万円だそう。先ほどご紹介した「お小遣いは年収の1割」にあてはめてみると、男性の月収が42万円ほどになるので、37,873円のお小遣いは妥当か少なめだといえそうですね。女性の月収が26万円ほどなので、33,502円だとちょっと高めということになります。ただ、これらふたつの年収を合わせて「世帯年収」と考えると、ふたりの月収は約68万円となります。ふたりのお小遣いの合計は71,375円。月収の1割の68,000円にかなり近づきますね。年収に差がある夫婦は、収入を合算してそこからそれぞれのお小遣いを捻出する、という方法もあるのかもしれません。ただ、額で揉めないような話し合いが必須です。こうしてみると、先ほどの「お小遣いの使い道と金額」から、かなりかけ離れた数字になっていますね。みなさん理想がありながらも、年収の1割程度の額でやりくりをしているようです。ただ、これらはあくまでも「平均」なので、ぜひご自分の年収や配偶者の年収にあてはめて考えてみてくださいね。 4. お小遣いの使用使途を考える「お小遣いの額が年収の1割よりも多いかも……」というかたは、お小遣いの内訳について書き出してみましょう。そして、内訳の中で「これだけは譲れない」という使用使途に優先順位をつけて、あまり必要ないと思うものは我慢してみると良いかもしれません。また、ランチ代や自分磨き代など、金額が多いけど必要なものは、節約できるところから変えてみるのもおすすめです。例えば毎日の飲み物代をなくすために水筒を持参したり、ランチ代を節約するために夕飯の残りをつめてお弁当を持参してみるなど。自分磨きなら、いらなくなったものをフリマアプリで売ってそのお金で好きな服を買う、ブランド物は中古で購入する……などができそうです。ただ、資格取得やスキルアップなどの自分磨きは、節約をしないほうが良いかもしれません。将来的に昇給・年収があがって、お小遣い額が増える可能性があるからです。お小遣いのやりくりではそういった「将来的なこと」も考えてみてくださいね。 悩みがちな「お小遣い」のこと。自分で稼いだお金なのだから、できる限り好きに使いたいものですよね。しかし、そうしていくと「貯金」ができなくなってしまいます。食費や光熱費など、生きていくために必要なお金は削れないので、お小遣いからやりくりしていくしかありません。夫婦でよく話し合って、お互いが無理のない範囲での金額を決めることができたら良いですね。そして年収があがるたびに、お小遣いの金額も見直してください。そうすることでモチベーションを保つことができますよ。 参考:SMBCコンシューマーファイナンス調べ 結婚のハードル上昇、男性がより慎重な姿勢に! 「年収400万円あればしたい」男性では約3割にとどまる男性会社員のお小遣いは過去3番目に低い金額回数が多いでろう
2018年03月28日「子どもにはバランスの良い食生活を送ってもらいたい」親なら誰しもがそう思うものですよね。「食育」も、普段から目にする言葉になりました。しかしいざ「食育をやろう」と考えても、何から始めたらいいのかわからないかたが多いのはないでしょうか。我が家でできる「食育」について考えてみましょう。 1. 「食育」とはすっかりなじみのある言葉になった「食育」。耳にする機会は増えたものの、実際にどういうことを指すのかはご存知ですか?農林水産省では、食育を以下のように定義しています。生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること(農林水産Webサイトより引用)食育は、単純に子どもが親から出された栄養バランスの整った食事を摂るということではありません。子ども自身が食に関する知識を身につけることも食育のひとつなんです。食育が指導されるようになったのは、子どもたちが摂取する栄養に偏りが見られがちになったこと、朝食を抜く子どもが増えたこと、痩せすぎや肥満といったものが問題視されるようになったため。こうした状況に加え、失われていく地域の食文化を伝えていくためにも、「食」に関する取り組みをする指針が定められたんです。 2. 食育に関するママの悩み2016年、ビースタイルグループ・ネオベジ株式会社では、子育て中のママたちに対して食に関するアンケート調査を行いました。「食育を意識していますか?」という質問には、「熱心に考える」が20%、「考える」が49%と約7割のママが食育について考えているという結果に。日々の食事を担うことの多いママたちにとって、食育は大きな関心事のようです。一方で、意識と知識のギャップも浮き彫りになりました。「何を食べさせればいいのかわからない」と答えたママは、「強く思う」「思う」を足すと半数以上の63%にのぼります。同アンケート調査に寄せられた悩みの声をいくつか見てみましょう。健康的な食事に対する知識がないので、世の中の情報に振り回されやすい限られた短い時間の中で栄養バランスと子どもの好き嫌いまで考慮して料理をするのは至難の業レシピを参考に作るが、食材を買い揃える時間も、毎回食材を買い揃える金銭的な面でも現実的ではない共働きの夫婦では、どうしても毎日似通ったメニューになってしまいがち。また、親自身が栄養に対する知識を持っていないことも多いようです。なんとなく「肉と魚のバランス」「野菜をたくさん食べさせたい」といった考えで献立を考えているため、「これでいいのか不安」になることもあるのではないでしょうか。 3. 食育の始めかた「日本型食生活」を意識したバランスの良い食事「主食」「主菜」「副菜」。見聞きしたことがあるのではないでしょうか。これらが揃うように意識をすれば、バランスの良い食事に近づくといわれています。主食:ごはん、パン、麺類など主菜:魚や肉、卵、大豆製品など副菜:野菜、きのこ、海藻、いもなど和洋食ともに、この3つを意識してみましょう。主菜と副菜を意識するだけでも、栄養バランスはぐっと整いますよ。もともと日本人が食べてきた和食は、ごはん・汁物・焼き魚など、栄養バランスが取りやすい献立が特徴。そのため、農林水産省などではこうした食生活を「日本型食生活」と称し、推進しているんです。和食は一汁一菜でも大丈夫「手間がかかる」といったイメージや、子どもが好きなメニューが影響して、食べる機会が少なくなっている和食。「一汁三菜」という言葉も、用意が面倒くさいという印象につながっているかもしれません。しかし2017年、「一汁一菜でよいという提案(土井善晴)」という本が話題になりました。一汁一菜とは、ごはん・汁物(味噌汁)・漬物。これだけでも心身の健康には十分だという意見です。残り野菜や豆腐、卵など、なんでも入れた具沢山の味噌汁やスープは、それだけでも立派なおかずになります。忙しい子育て期間中でも、これなら続けられるのではないでしょうか。「孤食」にさせない仕事などで忙しいと、つい食事の時間もせわしないものになってしまいがちです。子どもだけで食事をとる「孤食」が続いてしまってはいませんか?なかなか、毎日家族そろって食事をするのは難しいかもしれません。しかし、休日は家族で食べる、平日も親が食事中の子どもと会話を楽しむなど、「食事の時間が楽しいもの」だという経験を積ませてあげたいものですね。収穫体験や家庭菜園で食材から触れる「野菜嫌いの子が、自分で育てた野菜なら食べられた」「スーパーの野菜売り場で苦手な野菜を買うとき、子どもに選ばせてみたらがんばって食べてくれた」など、食材から関わることで子どもが食べられるようになることもあります。収穫体験や家庭菜園で、料理になる前の食材に触れることも大切な「食育」のひとつ。家族のレジャーに収穫体験を入れてみるのもおすすめですよ。親子で一緒に農林水産省のWebサイトでは、子どものためのページが用意されています。クイズやゲーム、調べもののページなど小学生頃から楽しめるメニューがあるんです。親子で一緒に見られる情報も記載されているので、ぜひご覧になってみてください。> こどもページ:農林水産省 食育というと、つい「きちんとしなくては」と力が入ってしまい、かえってストレスになってしまいがち。ですが、大切なのは「食べることは楽しい」と子どもに思ってもらえる機会を作ることと、主食・おかずをバランスよく食べること。忙しければ総菜に頼っても良いでしょう。「ごはんと味噌汁は作って、主菜は買おう」など、親側の意識も「食事は負担だらけで楽しくない」とならないようにしたいもですね。また、子どもの成長に伴って「野菜を洗ってもらう」「切ってもらう」「焼いてもらう」といった調理への参加も、立派な「食育」のひとつではないでしょうか。堅苦しく考えすぎず、食事を楽しいものにしていきたいですね。 参考:子育てママの98%が「食育気にしている」~栄養の摂り方『よくわからない』63%~農林水産省「食育の推進」農林水産省資料「日本型食生活のススメ」農林水産省「こどもページ」日経ウーマンオンライン「人生が変わる、体が喜ぶ「一汁一菜」土井善晴さん」
2018年03月27日育児の悩みはつきないもの。育児といえばママの悩みが取りざたされることが多いのですが、パパだって悩んでいます。大きな悩みが育児と仕事の両立。残業が多く帰宅が遅いため育児に時間を割けない……というのはもちろん、残業が少ないパパにも悩みはあるようです。今回はそんな「パパの育児に関する悩み」に焦点を当ててみました。 1. パパの育児は何時間?ママの希望とのズレ株式会社ドゥ・ハウスの調査によると、パパの平日の育児時間は以下のとおりでした。1時間未満(36.8%)全く関わらない・関われない(34.8%)1~2時間程度(19.5%)もっとも多いのは「1時間未満」、次いで「全く関わらない・関われない」とあまり育児に時間を割けないパパ。仕事で残業して帰宅したら子どもはすでに寝ている……というパパも少なくないのかもしれません。子どもと関わる時間の多いママにとっては、仕方ないと思いつつも「もう少し子どもの相手をしてほしい」と思ってしまいますよね。ママは何時に帰ってきてほしいと思ってる?実際に周りのママに「パパに何時に帰ってきて欲しいか」聞いてみると、以下の結果となりました。()内は第一子の学年です。20時までには帰ってほしい(小3)定時+1時間まで(年少)19時まで(3歳)定時(1歳)だいたい定時~20時までには帰ってほしいと考えているようです。また、子どもの年齢が低いほど、帰宅時間も早くなっています。ただ、周りのパパに聞いてみたところ「周りが残業していたら帰れない」「残業しないと休日出勤になる」「定時に帰ったら収入が減る」などの意見がありました。やはり多くのママが望む定時~20時に帰ることは難しいようです。育児を手伝ってほしいから早く帰ってほしいママの気持ちと、仕事に専念したいから早く帰れないパパの気持ち。そういった考えのミスマッチが、夫婦間のトラブルに発展するのかもしれません。 2. 残業の量で異なるパパの悩み同株式会社ドゥ・ハウス調査で「現在の家事・育児の悩み」について聞いたところ、全体で多かったのは「子どもとの時間がもてないこと(16.7%)」、「子どものパパ同士で何を話していいかわからない(11.4%)」でした。また、残業が少ない・多いパパで悩みの内容も異なるようです。残業が少ないパパの育児の悩み残業20時頃までのパパの悩みは、「家事・育児で自分の時間がもてないこと(16.5%)」、「子育ての考えかたについて配偶者とズレがある、意見が合わない(16.5%)」が多くなりました。他のパパよりも時間が取れるからこそ、育児のことでママと揉めたりしてしまうんですね。また、「子どもとの時間がもてないこと」に悩むパパが多いのに対して、仕事が終わったら育児が待っている……という、「自分の時間がもてない」現状に、疲れやストレスがたまってしまうようです。その結果、最近話題の仕事が終わっても家に帰らない「フラリーマン」の問題にもつながっているのかもしれません。「自分の時間がないこと」に悩むのはママだけではなく、イクメンパパもだということですね。残業が多いパパの育児の悩み一方で「残業20時以降までのパパ」の悩みは、「子どもとの時間がもてないこと」が約3割を占めています。育児に関する悩みではなく、そもそも「育児に参加できないこと」が悩みというのは、なんとも悲しいことですよね。さらに、「子どもが『ママのほうがいい』ということ」が他のパパよりも高い結果に。育児に参加できず、子どもにもなかなか懐かれないという、負のスパイラルに陥っているのだと考えられます。このままずっと子どもと関われないと、長期的に見て「子どものことがわからない」となってしまうおそれがあります。 3. パパは家事育児を楽しんでる?さらに同調査で「家事・育児を楽しんでいるか」と尋ねたところ、小学校低学年の子どもがいる層では「楽しんでいる」と「まあ楽しんでいる」の合計は、家事が58.9%で育児は82.9%となったそうです。仕事の終業時間で見てみると以下のとおりに。家事を楽しんでいる(全体:58.9%)時短~概ね定時あがり:66.9%残業20時ごろまで:55.3%残業20時以降まで:47.4%育児を楽しんでいる(全体:82.9%)時短~概ね定時あがり:86.1%残業20時ごろまで:82.4%残業20時以降まで:77.2%家事や育児に関わる時間が多いパパほど、「楽しい」と答えている人が多いことがわかりますね。仕事後の家事や育児は大変ではあるものの、その分だけ気づきや発見、触れていないと見えてこない楽しさがあるのかもしれません。それに、パパが早く帰ってきてくれることでママの負担が減って夫婦仲が良くなり、子どもがパパに懐くことで家族仲も良くなっているのではないでしょうか。仕事や職場の人間関係の兼ね合いで、なかなか早く帰ることが難しいかもしれませんが、たまには家族を優先した行動ができると良いですね。 やはりどうしても就業時間が長くなってしまうパパですが、ママと子どもはパパの帰りを楽しみに待っています。なるべく早く帰れる日を作るようにして、ママの助けになってあげてくださいね。長期的に子どもとの関係を良くするためにも、パパの存在は不可欠です。しかし、早く帰れるにも関わらずフラフラ寄り道をしてしまう「フラリーマン」もいるのが現状。ママはなるべくパパが帰ってきやすい家庭づくりを意識するようにしてください。パパとママ両方に息抜きの時間も必要です。家事・育児・仕事・休憩のバランスをうまくとってくださいね。参考:小学校低学年以下の子どもがいるパパが休日育児に関わる時間は「3~4時間」が主
2018年03月26日夜の夫婦生活、ありますか?頻度はどれくらいでしょうか。なかなか面と向かって他人と共有することがない「夜の夫婦生活」という話題。気になる頻度やセックスレスの定義などを、これまでメオトークでご紹介してきた記事とともに見てみましょう。 1. 年代別、夜の夫婦生活の頻度夫婦生活の頻度は、年代によって異なります。以前メオトークでは、年齢・男女別での頻度をご紹介しました。男女とも、すべての年齢においてもっとも多いのは「月1~2回」。頻度が高いとは言えませんが、月に1~2回でも夜の夫婦生活の機会が作られていれば「少数派ではない」ということになりますね。そして次に多いのが「1ヶ月に1回もしていない」という回答。20~34歳の若い層でも男女ともにおよそ3割にのぼります。これは、日本性科学会による「特別な事情がないにも関わらず1ヶ月以上性交がなく、その後も続いていくと予想される状態」というセックスレスの定義に当てはまる可能性があります。こうして見ると、セックスレスに陥っている夫婦は多いのかもしれません。> セックスレス深掘り!平均データで見る「夜の夫婦生活」の課題と解消法> ◯ヶ月続いたら注意!セックスレスの定義とは 2. ベストな頻度は夫婦によって異なる結婚してから時が経ち、年を重ねるごとに自然と夜の夫婦生活の頻度が減っていく人は多いでしょう。しかしセックスレスは夫婦を悩ませる大きな問題です。セックスレスに陥ってしまう原因は、夫婦によってそれぞれ。妻側が拒否をする、夫が仕事で忙しい、子どもが生まれてからしなくなったなど、様々な理由があります。1年以上長い期間のセックスレスや双方が健康であるにも関わらず理由なく拒み続けるなどの場合は離婚事由になることも。セックスレスの理由や離婚事由については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。>セックスレス徹底解消!したくない理由ランキングと原因別解消法> セックスレスは離婚事由になる?反面、現代では「セックスレスではあるものの夫婦仲は良好」だという「友達夫婦」も増えているそうです。夜の夫婦生活は夫婦間において大切なものではあります。とはいえ、それもコミュニケーションのひとつ。コミュニケーションが取れていて夫婦仲が良好であれば、夜の夫婦生活やその頻度に固執する必要性はあまりないのかもしれません。会話が多く自然体でいられるなど、友達夫婦には良いところも多いようです。> 仲良しだけど、セックスレス。最近増える「友達夫婦」って? 夫婦ふたりの価値観や考えかたが合致していないと、揉める原因にもなる夜の夫婦生活事情。しかし、たとえ世の中の定義としてセックスレスだとしても、双方に不満がなければいいわけです。大切なのは、普段から夫婦が互いにコミュニケーションを取っておくことではないでしょうか。知らない間に深い溝ができてしまっていた……なんてことがないように、したい側もしたくない側も歩み寄って話せる関係性を築いていきたいですね。
2018年03月25日熟年離婚ではなく「卒婚」を選択する夫婦が増えてきているといいます。そもそも卒婚とはどのようなものなのでしょうか。離婚とどう違うのでしょうか。また、なぜ卒婚が選ばれるか……。今回はそんな「卒婚」についてご紹介します。 1. 卒婚とはなにか?離婚との違い2004年にフリーライターの杉山由美子さんが書いた、『卒婚のススメ』という本をきっかけに話題となった「卒婚」という夫婦の形。「結婚を卒業する」という意味の造語ですが、いったい離婚とどういった違いがあるのでしょうか。そもそも離婚とは、「婚姻関係を解消」するものですよね。卒婚とは、婚姻関係のままで「夫婦生活を解消」し、お互い自由に生きていくものなんだそうです。卒婚のスタイルは夫婦それぞれ異なり、別居や同居は問わないんだとか。株式会社かんでんCSフォーラムが40代以上の既婚女性を対象に行った調査によると、約3人に1人の割合で「卒婚をやってみたい」と答えたそうです。意外と多くの女性が卒婚に興味がある様子。卒婚のメリットとは、「離婚という煩わしい手続きをしないで、夫婦それぞれが自由に生きられる」というところにあります。調査対象が40代以上ということで、これまでの夫婦生活で自由時間が少ない女性が多かったのかもしれませんね。また、離婚とまではいかなくても、現在の夫婦スタイルに疑問を抱いているかたもいるのかも。 2. 男性は「卒婚」についてどう思う?離婚するほどではないけれど、結婚に対して不満があるかたが選択するのが「卒婚」なのかもしれません。やはり離婚となれば、子どもにも負担をかけますし、なにかあったときに後悔することも。卒婚だと法律上は夫婦関係のため、それがいざというときの精神的な支えにもなりそうですね。それでは男性は、卒婚についてどう考えているのでしょうか。筆者の知人の既婚男性数名に卒婚について説明した上で、どう思うか聞いてみました。俺が結婚した理由は、お互いに協力して生きていきたいから。卒婚は相手よりも自分の生きかたを尊重するってことでしょ。俺はそう思った時点で離婚したい。中途半端な関係よりそのほうが楽そう。(20代男性)働いてるうちはいいかもしれないけど、働けなくなったときにお金や生活の問題がでてきそう。でも、困ったときは卒婚を解消してまた夫婦生活に戻ればいいのか。離婚してないわけだし、手続きもいらないし。そんな関係があってもいいかもしれない。(30代男性)今まで夫婦でやってきたことをひとりでするわけだから、今までよりも自由に使える時間と金が少なくなりそう。卒婚するのは、それなりの覚悟が要りそう。(30代男性)意見はもらったものの、皆さん卒婚に対してあまり興味がない様子でした。「支え合ってこそ夫婦」という考えが多く、卒婚後の生活が大変そう……というのが正直な感想のようです。 3. 「自分らしい生きかた」を求めるには男性が重視する「協力」や「支え合い」ですが、もしかしたらそれが女性にとって「夫婦のため」「家族のため」というしがらみになり、夢や自由な時間を諦める要因になっているのかも。それを取り戻すには、「卒婚」がうってつけというわけですね。離婚も以前に比べると随分ポピュラーになりました。家族や友人に再出発を誓い、結婚指輪を破壊する「離婚式」も近年、話題です。「結婚=無条件の幸せ(当たり前)ではなく、自分らしい生きかたを追求することが幸せである」という考えかたが浸透し、「別れ」がネガティブでなくポジティブになる時代なのかもしれません。しかし、かといって卒婚や離婚を経ないと自分らしく生きられないわけではないですよね。結婚生活を営んだままでも個人の時間を尊重し、お互いに依存しすぎないことでそれは可能なのではないでしょうか。例えば依存することで、「妻(夫)がいないとダメかも」と、すべての行動に消極的になる可能性があります。お互い自立して自分のためだけの時間を作り、さまざまなことに挑戦することで自信がつき、より自分らしい生きかたを目指せたら、それは素敵なことだと思いませんか? 浸透しつつある「卒婚」という夫婦の形。離婚とは違って気軽に、独身のような生活を試せるのも魅力のひとつですね。ただし卒婚することで、お金のことや生活のことなど、新たな問題が浮上することもあります。夫婦生活を続けながら「自分らしく生きる」という行動ができるように、今一度「夫婦の形」を再確認してみてもいいかもしれません。自由に生きられない不満な気持ちを解消して、お互いに納得のいく生活ができますように。 参考:「卒婚」ってなに?離婚じゃない、新しい夫婦のかたち「卒婚」に関する調査結果
2018年03月24日ずっと夫婦円満で過ごせるのが1番ですが、修復もできないほど関係が破綻していれば、離婚という選択肢を選ぶこともあるでしょう。しかし、夫婦2人ともに離婚したい意思があるとは限りません。離婚をするしないで揉め、裁判になる場合も。今回は裁判で認められる離婚事由、「夫婦生活の破綻」について考えてみたいと思います。 1. 「夫婦生活が破綻している」状態とはまず、裁判で認められる離婚事由は以下の5つです。配偶者に不貞な行為があったとき配偶者から悪意で遺棄されたとき配偶者の生死が3年以上明らかでないとき配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないときその他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき5つめの「婚姻を継続しがたい重大な理由があるとき」というのは、少し曖昧ですよね。1〜4に当てはまらず、それでも「夫婦生活が破綻している」と見なされた場合に、「婚姻を継続しがたい」と認められます。これまでに認められた事例は以下のとおり。DVやモラルハラスメント(モラハラ)がある精神・肉体ともにダメージを与えられている状態は、夫婦関係が破綻しいると見なされることが多いです。1度手をあげられたら何時間にもわたって暴力を受ける、たびたびダメージを与えられるなど、日常的に暴力や精神的苦痛を味わわされている状態が「DV」や「モラハラ」とされます。家庭内別居・長期間の別居家庭内・家庭外問わず、別居状態が長期間続いている状態です。ただし、家庭内の場合は、「顔をほとんど合わさない」「寝室も別」「一緒に行動を共にすることがない」といった状況でなければ、「破綻している」とは見なされない可能性も。たとえば、妻が作った料理を夫が食べる状態を保っている場合は、まだ「破綻している」とはされないこともあるようです。性格の不一致・性の不一致「性格の不一致で」という離婚理由は、よく耳にするもののひとつですよね。これはただ単純に「気が合わないから」だけでなく、性格の不一致が両者の溝を深め、関係性の修復が困難なほどに相手への感情を失っているといった条件が必要です。性の不一致に関しても同様。理由のない一方的なセックスレスは離婚事由になりえますが、双方がそれでも夫婦関係を続行できるとしていた場合、あとからセックスレスにして離婚しようとしても認められません。過度な宗教活動信仰は個人の自由です。しかし、宗教活動を理由に、家に帰らない日が続く・金銭の出費が激しい・仕事や家事育児を放棄するといった状態が続けば、「夫婦生活の破綻」だと認められます。働けるのに働かない心身共に健康であるにも関わらず、働かずに家にお金をいれないケースも、「夫婦生活の破綻」として認められる場合があります。離婚事由のひとつである「配偶者から悪意で遺棄されたとき」に該当する場合も。どんなものであっても、関係性の修復が不可能だと判断されうる状態が、「夫婦生活の破綻」だと見なされるわけですね。 2. 悩んだときは……裁判を視野に入れるほど「離婚したい」という意思が強かったり、離婚で揉めるほどに夫婦生活が破綻している場合は、修復が難しいこともあるでしょう。しかし夫婦というのは縁があってなるものですから、破綻の原因が修復でき、離婚しないで済むのならそれが一番。もし離婚という文字がちらついているけれど、まだ最悪の事態にはなってほしくないと思っているかたは、以下の記事も参考にしてみてください。> 離婚する夫婦としない夫婦の違いとは?関係維持のためにできること> セックスレスは離婚事由になる?> 単身赴任中の夫婦が離婚を防ぐために実践していること3つただし、DVには命の危険もあります。「いつかよくなるかも」と耐えたりせず、早めに、DVシェルターと呼ばれる機関に相談することをおすすめします。> 配偶者からの暴力被害者支援情報「相談機関一覧」内閣府男女共同参画局> 女性のためのDV相談室NPO法人全国女性シェルターネットまた、弁護士など法律の専門家に相談したいけれど、どうしたらいいのかわからない・費用の工面が厳しいといった方は、法テラスを利用しましょう。弁護士の紹介や無料相談、費用の立て替えを利用できます。> 法テラス 今回ご紹介した条件に当てはまるようであれば、それはすでに「夫婦生活が破綻している」ということ。離婚を防ぐためには、こうした状態になる前に日頃から夫婦のコミュニケーションをしっかりとる必要があります。ただ、これらの条件に合致するような状態となると、夫婦生活を続けること自体が相当なストレスとなってしまっているのではないでしょうか。悩んでいるかたは、ひとりで何とかしようとしすぎずに、ぜひ各相談機関を利用してくださいね。 参考:民法770条弁護士法人ALG&Axxociates「婚姻関係を継続し難い夫婦破綻と言える11の条件」行政書士佐藤のりみつ法務事務所「婚姻関係の破綻の定義」
2018年03月23日仲良くありたいと思っていても、イラッとすることも多いのが夫婦生活。本当は建設的に話し合ったり喧嘩したりしたいのだけど、「言っても聞く耳もたない」「生返事」「何度言っても同じ」などが続くと、言うことすらゲンナリすることも。そんなときに妻がやってるのは……なんと「プチ復讐」!? 1. 話す気もなくなる「夫への不満」株式会社サンケイリビング新聞社の「夫や恋人への不満に関するアンケート調査」によると、夫・恋人に対して不満を持っている人は全体で67.3%。不満の理由は以下のとおり。家事を手伝ってくれない(31.7%)几帳面すぎる(20.7%)だらしない(19.5%)もっとも彼女たちをイライラかつゲンナリさせているのは、どうやら「家事のこと」だとわかりました。やはり家事分担はまだまだ進んでいない様子。しかし、「几帳面」や「だらしない」といったのは性格だから直すのも難しいですが、家事はまだ交渉のチャンスがありそうです。それなのにどうして、プチ復讐するほど「もう話しても無駄」と思ってしまうのでしょうか。以下のことが考えられます。何度言っても夫の行動が改善されなかったいつも喧嘩になってしまう夫に期待していない膨れ上がった不満を解消するため、プチ復讐をしてしまうのかもしれませんね。また、何もしてくれない夫への「憎しみ」の気持ちもあるのかもしれません。 2. 5人に1人が「プチ復讐」ちなみに、夫や恋人への不満を解消するさいにプチ復讐をする人は、20.7%だそうです。5人に1人の割合で、プチ復讐を実行しているようです。筆者も知人数名に「プチ復讐をしている?していたらどんなことやってる?」と聞いてみたところ、プチ復讐をしている人から以下のエピソードを教えてもらいました。雨の日は靴底に無数の穴をあける夫の食事にだけ安い肉を使う靴下の相方をバラバラにする知人曰く、「気づかれにくい、かつ、気づいてもうっかりで済ませるレベルのことをやる」そうです。 3. 男性はどう思う?「プチ復讐」同調査にて「プチ復讐をしてどんな気持ちになりましたか?」と聞いたところ、約7割の人が「スッキリした」と答えたそうです。しかし、「プチ復讐をして夫や恋人の関係はいかがですか?」との質問には、「変わらない」が約8割、「悪くなった」「良好になった」「やや良好になった」が、それぞれ6.3%と同率に。プチ復讐をしても、女性の気分が晴れるだけで、その後の改善は見られないことがほとんどのようです。それでは男性は、妻や恋人から「プチ復讐」をされるとどう思うのでしょうか。実際に男性に聞いてみました。こわい。何も信用できなくなる。家に帰りたくなくなる(20代・既婚)陰湿だし幻滅する(30代・既婚)隠れて嫌がらせするんじゃなくて、言葉で言ってほしい(20代・既婚)まだ口うるさく言われたほうがマシかも(20代・独身)聞いた全員の男性が怯えていました。「プチ」といっても復讐は復讐。一緒の家で暮らし、信頼している妻からプチ復讐をされるのは、「かなり幻滅する」という意見で一致しました。悪意を持った相手がそばにいるのは怖いようですし、やはり不満は「言葉」で言ってほしいとのこと。もしもプチ復讐を考えているのなら、夫にバレたときの最悪の事態を想定しておいた方が良いのかもしれません。 4. 夫は「こんなふうに言ってほしい」では、プチ復讐をせず建設的な議論をするにはどうしたら良いのでしょうか。そもそも男性と女性では、物のロジックの組み立てかたが異なりますよね。男性が説明してほしいやりかたとはどんなものなのでしょうか。タイミングを考える不満を夫に伝えるとき、ついイライラした状態で話しかけていませんか?夫も仕事からの帰宅後や休日にいきなり不満をぶつけられると驚きますし、素直に聞き入れるのが難しいことも。不満を伝えるときは、夫が疲れていないときや、「ちょっと話がある。いつなら大丈夫?」と前置きして都合の良いタイミングを聞きましょう。そうすれば自分のイライラも少し沈めることができますよ。簡潔に言うとにかく「伝えたいこと」だけを言いましょう。長々話していると、「そういえばこの前も」と過去の不満を言いだしたり、「もう嫌だ」と感情があふれてきて話がまとまらなくなってしまいます。相手も「言いたいことはなんだったの?」や「ただ愚痴を言いたかっただけ?」という気持ちに。伝えたいことだけを簡潔に言うように意識してください。不満はためこまない不満をためこむと、前述した「簡潔に言う」ことが難しくなってしまいます。軽い不満なら、すぐに夫に伝えるようにしましょう。例えば家事をしてくれない夫にイラっとしたら、「手が空いているなら今皿洗いしてくれると助かる」と、「いつ」「なにを」「どうしてほしいか」を具体的に伝えましょう。 一時的にストレスを発散するのに有効な「プチ復讐」ですが、夫婦の関係は改善しない様子。それどころか、夫にバレてしまったら最悪の事態に陥ってしまう可能性も。被害者から加害者へとならないためにも、なるべく夫に有効な「話し合い」をして、不満を解消するようにしてくださいね。そうすることで、夫も行動を改善してくれるかもしれません。プチ復讐をする必要のないほど、仲良しの夫婦でいられると良いですね。 参考:5人に1人は“プチ復讐”を実践! 夫・恋人への不満1位は「家事への協力がない」こと
2018年03月22日