ウーマンエキサイトがお届けする子育ての新着記事一覧 (116/338)
家事や育児の分担に、育児方針の違いなど、さまざまな理由で起きてしまう夫婦喧嘩。前回は、夫婦喧嘩の原因について、アンケートを元にみてきました。今回は、喧嘩しない夫婦の実情や、夫婦喧嘩の必要性について考えてみたいと思います。■喧嘩をしない夫婦もいる?寄せられたアンケートには、「夫婦喧嘩をしない」というコメントもみられました。「最近喧嘩してない! 7年位前に、私が八つ当たりしたのですが、見事スルーされ喧嘩にならず。平和ですみません!」「喧嘩はしません。いろいろなことを諦めています」「喧嘩にはなりません。夫は言いたいことを遠慮なく言ってきます。 言い返すとさらにひどく言われてしまうので、黙っています。言い返したこともあるのですが、よけいに 逆上するのでやはり黙っているのがベストみたいです」喧嘩しないのも、仲がいいからという理由と、我慢しているからという理由の2種類があるようです。夫婦仲が円満で、喧嘩にならないという夫婦は理想的に思えます。ただ、どちらかが諦めの気持ちから我慢している場合は、果たして喧嘩をしなければいいのかと、疑問を感じずにはいられません。■喧嘩の解決のために大切なのは「話し合い」喧嘩をなくしたり、減らしたりするために、多くの人から寄せられたのは「話し合いや情報共有をして解決している」という声でした「子ども4人にも恵まれ、仕事も忙しく、お互いを思いやれない時期がありストレスをぶつけ合うせいで毎日大喧嘩。離婚寸前までいきました。お互いに冷静になってどこがダメだったか、直さないといけないかを正直に話し、離婚を乗り切りました。そして、今までよりも2人きりで出掛ける時間を増やしました。それ以来、距離が縮まり、より一層仲が深まった気がします」「旦那の稼ぎが悪い時期があり、努力もしなかったので喧嘩した 。家事育児は私担当なのに、私よりも稼ぎが少なかった。きちんと話し合ったら家事育児もやるようになり、年収もあがった」「話し合いって大切だなと思います。 職場恋愛で、オープンに話ができ、相手の事をよく分かって結婚したつもりでした。 結婚すると、お金や健康、仕事のバランス、子どもの事。細かいなって思う様な事から、難しいテーマを深く掘り下げて話し合わなくてはならない事も増えていきますね。言いたくない事でも言わなくては伝わらない」「カレンダーにみんなの予定を書かないといけないルールがあるんだけど、予定を入れると子どもをみてくれるから助かった。お互いのスケジュールがわかったほうがストレスなく、暮らしやすいです」おそらく、多くの夫婦喧嘩は、コミュニケーション不足から起きているのではないかと思います。長く一緒にいると、つい「言わなくてもわかるのではないか」と思ってしまいますが、伝えることをやめたら、自分の気持ちはなかなか相手には伝わりませんよね。またスケジュール管理についても、きちんと共有することで、行き違いを防ぐことができるというコメントも寄せられていました。実際に筆者も数年前からアプリの共有カレンダーを使用していますが、使用前に比べて予定の共有がスムーズで、スケジュールの把握についてのストレスがなくなりました。話し合ったり直接コミュニケーションをとる時間が取れない場合には、便利なツールを用いることで解決できるかもしれません。■夫婦とは? なぜ夫婦喧嘩をしてしまうのか?そもそも夫婦喧嘩をしてしまうのは、何が原因なのでしょうか。ここからは、 「長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは」 から抜粋をして、夫婦喧嘩の理由と対処法について考えてみたいと思います。夫婦喧嘩の理由はさまざまですが、共通しているのは「どうしてわかってくれないの?」という夫婦なのに理解してもらえない怒りです。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 「理解されない」という怒りの感情が、夫婦喧嘩の元になっているそうです。近い存在である夫婦だからこそ、その思いがこみ上げてしまいますよね。そして喧嘩がヒートアップすると、相手を納得させる、言い負かすことに焦点が移り、何に対して怒っていたのかブレ始めるのだそう。そうなると、そもそも怒っていた原因を忘れ、さらなる大喧嘩へと発展してしまうことも…。喧嘩になるプロセスを冷静にみてみると、怒りが脱線していることも多いと実感します。ただ、夫婦喧嘩は悪いことではないのだそう。喧嘩は、夫婦が本音を言い合える絶好の場で、お互いの気持ちや考えを知る機会でもあります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは たしかにお互いの気持ちを言うことは大切ですが、言いすぎて離婚にまで発展してしまうのはできれば避けたいところです。夫婦喧嘩はしてもいいけど、早く収めることが大切だといいます。それでは、早く収めるにはどうすればいいのでしょうか。怒っている時はお互いの心が激しく動いてるときなので、相手の言葉に乗って売り言葉に買い言葉と感情的になってしまうと、喧嘩はいつまでたっても収まりません。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 具体的には『あなたはこう思ったんだね』『そういうことがあったんだね』と事実だけを話すようにします。事実だけを冷静に言葉にするだけで、相手に共感する必要はありません。人間は、Aの心で接されると、自分もAの心で返すようになる習性があります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 大切なのは、感情的にならずに冷静に事実だけを話すこと。もし、感情が高ぶっていて、冷静に話せないという時には、どちらかがその場を離れるブレイクタイムを設けるといいそうです。これは「タイムアウト」と呼ばれる方法で、カッとなって子どもを怒ってしまうときにも使える方法です。短時間でもその場を離れることで、脳が切り替わり、感情のクールダウンが促されるといいます。まずはその場を離れて、自分の感情を落ち着かせると、冷静に話し合いができるようになるのだそうです。ここまで、夫婦喧嘩について考えてきました。最後に、結婚や夫婦について、考えさせられるようなコメントもご紹介します。「結婚は、お互いの努力と忍耐が必要だと思います。チームワークです。1人だけ頑張ってもダメ」「子育て中、自分だけが頑張っている、夫はなにもしてくれないし、やってくれたとしてもできていないし足りない、と思ってました。子どもや夫へのいら立ちが解消されないことから友人に相談したりしていく中で、自分の思いやりが欠けていたことに気づきました。『家族は家族だから何を言っても大丈夫』『気を使う必要はない』という思い込みが私にもありました。大事な家族だからこそ気を使い、思いやりを持って接する必要があると学びました」長年一緒にいても、夫婦はしょせん他人同士で、深く話し合わないと理解しあえないことも多いと思います。理解しあうためには、チームワークが必要ですし、相手への思いやりが不可欠だと、コメントからもよくわかります。お互い腹を割って話し合うこと、感情ではなく事実を冷静に伝えることを意識して、少しずつ理解や絆を深めていけたらいいですね。前編はこちら
2021年04月08日長女は1歳1ヵ月頃、両手を天に掲げては、そのまま伏せて床に頭を打ち付ける……という謎の踊りを繰り返していました。何をしてるのかな?と思っていたら….…。それから数日後、なんと何もつかまらずに、ひとりで立つことができました。今から考えたら立ち上がる練習をしてたんでしょうか。心配していた次男は大喜び! 早速ビデオと写真を撮りましたよ。
2021年04月08日息子は、生後10ヶ月の頃から保育園に通っています。保育園へ通ってみて、それまで知らなかった保育園での持ち物事情をいろいろと知りました。正直、最初から知っていればこれは買わなかったのに…と思うものがあったりしたので、今日はいろいろとご紹介していこうと思います。もちろん、保育園によって持ち物は様々ですので、参考程度に読んでいただければと思います。たくさん必要になったお食事エプロン息子の離乳食が始まる頃、お食事エプロンを買いました。シリコン製のものや、食べこぼし受けの部分だけプラスチックになっているもの、ポリエステル製の軽い布エプロンのようなものまで、一通り購入しました。しかし、その後知人2人からポリエステルの布製エプロンをまた頂いてしまい、ポリエステルのエプロンが3枚くらいあるという状況でした。せっかく頂いたので、自分で買った分は誰か他の人にあげて、プレゼントしてもらったものだけ使おうかな…等々考えていたのですが、バタバタと日々が過ぎていきました。そんな中、保育園が始まり、このポリエステルのお食事エプロンを毎日2枚ずつ持参しなければいけないということを知りました。シリコン製やプラスチックはダメで、ポリエステル製のタイプでということだったので、誰かにあげてしまわなくて本当に良かったと思いました。フード付きの服はNGまた、フードの付いた服も保育園へは着て行ってはいけないということでした。お友だちがフード部分を引っ張ってしまう可能性もあり、危ないということからのようでした。理由を聞いて、なるほど! と思いましたが、フードのある服ってかわいいんですよね……。それまで結構買ってしまっていたのですが、保育園でNGだと知っていれば、あまり買わなかったかなと思いました。アウターなども意外とフードが付いているものが多いのですが、良く見ると取り外しができるものも結構あるため、その辺を見極めて買うようにしています。保育園での持ち物事情、中々入ってみないとわからないことがあるかと思いますが、参考になればと思います。
2021年04月08日■前回のあらすじ少しは聞こえていることに安心しつつも、本音はみんなと同じように聞こえていてほしかった。そう思いながら、結果を伝えるため夫に電話しました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。電話で伝えると長くなりそうだと思ったので後回しにしてしまったのですが、それが深読みさせてしまう結果になったようです。悪い検査結果を聞いて、私が絶望して立ち尽くしていると本気で思ったようで…、心配かけてしまったな、と後から反省しました。生後6ヶ月の頃にまた検査がありますが、私はこの「中度難聴」の診断を受けた時から耳のことは本当に気にせず過ごしました。もちろん、少しは気になりましたが、検査結果を友人に話すこともできましたし、あまり覚えていないので、ほとんど悩まなかったんだと思います。抱え込みすぎていた悩みが、時間をかけて少しずつ消えていったという感じです。次回へ続く
2021年04月07日他人同士の夫婦だから、時に喧嘩してしまうこともありますよね。そんな夫婦喧嘩、ささいなものから、離別につながるような大きなものまで、大小さまざまあるようです。今回は、ウーマンエキサイトの「夫婦喧嘩のきっかけになったエピソードは?」というアンケートに寄せられたエピソードの中から、夫婦喧嘩の実情についてご紹介します!■「何もやってないでしょ?」家事や育児の分担でもめる夫婦家事や育児の分担でもめたというエピソードが、多く寄せられていました。「主人に子どものことを手伝ってもらいたいときには『今、手空いてる?』っていつも聞いていたのですが『〇〇してってハッキリ言え』と怒りモード。逆にそう聞かれることが『あなたは今暇そうね〜』と嫌みのように感じていたみたいです」「朝から娘と息子のご飯準備・息子のオムツ替え・娘の着替え・掃除機がけ・お出かけ準備・洗濯…その間、夫は着替えもせずスマホをいじっていた。私が『こんなに忙しいんだからちょっとは手伝って!』と言うと『何をすればいいのかわからん!』と喧嘩になりました。細かく指示を出さないとわからないようです」「夫は長時間ソファーでタブレットを触って動かず、私は家事と子どもの相手をこなしていて、やってもやっても家事が終わらずイライラ…。出かける予定があるのに、私一人が必死で動いていたので、非協力的な夫にぶちギレてしまった」「旦那が帰宅後に子どもとゲームをしている中、私は家事を慌ただしくしていて、『晩ご飯ができる前に子どもとお風呂に入って』と言ったら『何もやっていないんだから、たまにはあなたが入れれば?』と言われて絶句しました…。私がやっていた家事が旦那には見えないようです。離婚届を書いてやりました」「親付き添いレッスンの音楽教室をパパにお願いしたときのこと。先生から発表会の曲を決めるように言われたようだが、旦那からは全く報告なし。次週、私がレッスンに連れて行くと、『先生から発表会の曲は決まりましたか?』の一言であ然。旦那に問い詰めると、『連れて行ってやったのに』と言われ、それ以降一度も頼むことはありません」子育てや家事は毎日必ずしなければならないものですよね。それを夫婦2人で分担する際に、どちらかが不公平感をつのらせたり、期待したことができていなかったりと、喧嘩の火種はたくさん潜んでいるように思います。筆者自身も、「きっとやってくれるだろう」とか「気づいてくれるだろう」という、夫に対してささやかな期待を抱いた時ほど、勝手にガッカリしたりイライラしてしまいます。相手に明確に伝えれば解決できることでも、「あうんの呼吸」を勝手に期待してしまい、失敗することが多いと実感しています。■ささいなやりとりが火種になるまた、ささいなやりとりが原因で喧嘩になってしまったというというコメントも寄せられていました。「2歳の息子が『おかーさんだいすき!』と言ってくれるのを見て、夫が『こんなに言ってくれるの今だけだよね〜』と、ほんわかした空気だったのに、私が夫に『夫も私のこと好きって言っていいよ〜』と言うと、『そういうのって浮気してたりする夫が言うことだよね…うんたらかんたら』と素直に好きって言ってくれず喧嘩に」「仕事から帰宅後手を洗っていたら、家にいた夫が蛇口をヒョイと勝手に回して自分の手をサッと洗った。『ちょっとなにそれ?』と言いかけて夫の顔を見ると、さも当然のような表情。その時もし『あはは、ごめん! 待ちきれなくて!』とか言ってくれてたら笑って終わりだった。でもそうじゃなかったからブチギレた」「夫が土日になると、街歩き型のゲームに家族を振り回すことですね! どこに何時に行けば何が出るからそこに行こうと。子どもの生活リズムに合わせながら、なおかつ夫のゲームにも合わせながらなんて、『やってられない!』ってブチ切れました。夫は家族サービスしてるつもりだったようですが、私からしたら1番大きくて困る長男です」「バレンタインのチョコを渡さなかったこと。お付き合い5年→結婚して12年、イベントを大事にする旦那と、もう今さらそういうのめんどくさい私。「もうバレンタインはパスで!」って言ったらブチ切れて、1週間口聞いてくれませんでした」また、ほかにも「脱衣所の引き戸がいつも中途半端に開いていて、指摘したら喧嘩になった」とか、「グラタンの焦げ目がついていないと言われて喧嘩になった」というささいな理由が寄せられていました。後から考えたら、「どうしてあんなことで怒ってしまったんだろう」とか、「しょうもないことで喧嘩してしまった」と思うようなことでも、忙しい時だとついイライラしてしまいますよね。■育児や家族運営の方針でもめることもまた、育児や家族運営の方針の違いでもめてしまうという声も寄せられていました。「休みの日に夫が家にいると、子どもたちのすることにその都度に怒る。『喧嘩するな、散らかさずに遊べ、うるさい』など。でも普段子ども3人を見ている私からすれば、うるさくても仲良く遊んでくれてるだけでありがたい。『子どもはうるさくて当たり前。夫の小言のがうるさい!』と毎回喧嘩になります」「子どもが寝なくてはいけない時間に夫がテレビを見ているので、子どももテレビにくぎつけになり、なかなか寝る準備が進まないことで、いつも私が夫を怒ります」「子どもが3、4日便秘になった。私は基本的に水分をお茶でとってほしいので、食事はお茶のまま、ヨーグルトを食べさせて腸内環境をよくしようとしたが、旦那さんはひたすら『ご飯の時に牛乳を飲ませればいい』と言って2人の意見が平行線のまま噛み合わなかったこと」「先日『子どもに何でもっとちゃんと片付けをするように言わないんだ!』と怒られ、『そんな細かいこと言ってたら一日中グチグチ言ってなきゃいけない!』と言い返して、喧嘩になりました。夫は1つ出したら1つ片付けるよう子どもに言いますが、私は出かける時と寝る前に片付ければ、それまではグチャグチャでも構わないと考えているので合わない」どのコメントも、「うんうん」とうなずいてしまうようなものばかりです。パパもママも、子どものことを一生懸命考えているがゆえに、話し合いが平行線になってしまう場合もありそうです。一方、どちらかの自己中な言動にもう一方がイライラしているという構図もあるようです。また、コロナ禍で衛生感覚の違いが浮き彫りになったというエピソードも寄せられていました。「コロナウィルスに対する危機感が違いすぎました。病気予防に無頓着な私に対し、夫はイライラ。感染を恐れて、『コンビニエンスストアや支援センターに行くな』と、行動を制限してくる夫に対して私はうんざり」「海外で暮らしています。コロナウイルスの影響で私と子どもたちはほぼ家から出ません。なので電車に乗って帰ってきた夫は、家にバイキンを持ち込む人にしか見えないので、ドアを開けた途端に、『早く手を洗って! ねえまだ洗ってないの? もう洗った? アルコール消毒もした?』と質問責めにしたらイラっとされました」新型コロナウイルスの感染拡大によって、夫婦間の衛生感覚や価値観の違いが見えてきたという人もいるようです。たしかにこうした緊急事態の際は、お互いの本当の考えが見えてきますよね。ここまで、さまざまな夫婦喧嘩をみてきましたが、ささいなことで喧嘩してしまったり、家事分担の不公平感からもめたりと、状況も喧嘩の大きさもいろいろでしたね。中には、「離婚届を書いた」と、夫婦関係の継続をあきらめるような声も寄せられていました。では、果たして夫婦喧嘩は悪いことなのでしょうか。次回は、「喧嘩をしない」という夫婦の声や、もめないための工夫についてご紹介し、夫婦喧嘩の是非について考えてみたいと思います。後編に続く
2021年04月07日あれから早くも1年が経ちました。この1年は、今までの人生で経験したことのないほど濃い1年だったと思います。緊急事態宣言よりも早く、子どもたちは自主休校に入りました。当然、今までのようには行きません。元々の要領の悪さもあり、慣れるまでは本当に無茶苦茶で家族には随分と迷惑をかけたと思います。それでもどうにかやってこられたのは…夫がとても協力的だったこと。元々私とは真逆で高ポテンシャルの持ち主で急な変動変更にも強く、テンパり過ぎて使いものにならない私の代わりにさまざまな面で動いてくれました。今までは何かあると子どもたちを連れて夫の実家に泊まらせてもらったりしていましたが、今回はそれが出来ません。今まで以上に夫婦で協力しあう必要がありました。最初は色んな戸惑いもありましたが、その都度話し合いながら、お互いに時間を作る工夫をしていきました。子どもたち自身も、今まで以上に兄弟で過ごす時間が増え、最初は頻繁に衝突していたものの、今ではお互いに気持ちよく過ごす方法を子どもたち自身で身に着けていきました。この1年、大変なことも多々ありましたが、本当に色んな事に気づかされた1年でした。
2021年04月07日■お菓子の食べ過ぎが引き起こす、苦痛すぎる夕飯タイム…!保育園では真っ先に完食するというハル。食べられるのに「食べていない」訳で、これは「食べなければいけない」状況を作らなければと思いました。食事中にテレビを消すことにも激しく反抗されましたが泣きわめく子どもを横目に、もうとにかく耐えました…。 ■生活を見直しルールを決め、「バナナ特別制度」を導入!!私自身、多忙すぎる状況を作ってしまうのも考え直さねばなりませんが、子供に任せることと甘やかすことは紙一重なのだな…と痛感しています。バナナ神に助けてもらいつつ、新たな生活習慣定着のため続けていこうと思います!次回、<後編>「ルール作り、意識改革は成功したのか!?」に続く!!
2021年04月07日皆さんこんにちは、チッチママです!もうすぐ5歳の長女、去年切った髪がだいぶ伸びてきました。可愛く結んだ三つ編みですが、夕方頃になると…三つ編みに加え、新たなヘアアレンジを体験した長女。初めての髪型に目をキラキラさせていました。そういえば私も幼稚園に通っていた頃、寝る前に三つ編みをしてもらって、朝ふわふわの髪型にしてもらっていたな、と懐かしくなりました。
2021年04月07日■前回のあらすじ診断結果は「中度難聴」。日常生活で生きづらさがあるかもしれない…それを聞いた時、複雑な気持ちになりました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。生後3ヶ月まで娘は音に対して本当に反応が薄く、聞こえているのか聞こえていないのか全くわからないという状態でした。「音に敏感な子はこういう反応をする」などを調べれば調べるほど「ああ、やっぱり聞こえてないのかな」と思っていたので、この日は覚悟して結果を聞きに行きました。そして診断結果は「中度難聴」。正直、全く聞こえていないと思っていた私にとっては「えっ!? なんだ、聞こえてるじゃん…」と少し安心した瞬間でした。しかし、安心したのも束の間。本当はもう少し聞こえてはいないか、 せめて片方の耳だけでも軽度難聴だったりしないか…、と欲が出てしまうのが親心。少しだけでも聞こえていてくれればいいと思っていたのに、やっぱり「普通」に聞こえていて欲しい。娘のこれからの人生、生きにくくならないように、もう少しだけ、もう少しだけ…。今度の検査で奇跡的に聞こえていますようにと願った帰り道でした。ちなみに、想定していた結果よりも良かったため、私はこの結果でもあまり落ち込みませんでした。どこか張り詰めていた糸が解けてフッと楽になった気がします。そんなこともつゆ知らず、旦那は家でずっとハラハラしていたそう。そして途中まで連絡するのを忘れていた私…。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月06日こんにちはモンズースーです。今回はご近所さんに洗濯洗剤をいただいた時のお話です。私は使えるものを捨てるのが苦手で、食べ物の好き嫌いがないのもあり、不要なものをなんでも遠慮なくもらってしまう性格です。今までも、身内や知人やご近所さんから使いきれない日用品、食べきれない野菜や果物などをよくいただいていました。そんな私の性格を知ってか、ある日ご近所さんにこんな話をされました。■ご近所さんに日用品をもらってくれない? と言われ…ご近所さんの義母は、物のない時代に生まれ、たくさん備蓄していないと不安になる方で日用品を買いだめしていたらしく、義実家には使いきれないほどの日用品があったそうです。古いものが多かったのですが、私はまだ使えるものであればあまり気にしないので、わが家で使えそうな物をありがたくいただくことにしました。新品の食器やギフト用のタオル、洗剤などをいただいたのですが、その中にあった粉の洗濯洗剤がとても大きく驚きました!私は粉洗剤をもう十年以上使っていなかったので、なんだか懐かしく、初めて粉洗剤を見た長男は入れ物が大きかったのもあり、興味を持った様子でした。さっそく使ってみようと開けたところ、洗剤の量を計るスプーンは入っておらず、昔、使った経験から大体の量を目分量で計って使ってみました。古いものだと聞いていたことに加え、洋服などを洗濯して粉がとけ残るのも嫌だったので、キッチンマットやバスマット、カーテンなど一応肌があまり触れないものを洗ってみました。洗濯し終わってもあまり洗剤の香りはせず、汚れが落ちているのか不安に…。洗剤の使用期限などあまり気にしたことがなかったのですが、一応見てみようかとパッケージをよく見たら…!? ■70年代から80年代前半に販売されていた商品だと発覚!なんと私が想像していたよりとても古い洗剤だったようで、一度の洗濯にコップ一杯の洗剤を入れる商品でした!私の知ってる粉洗剤の何倍もの量で、私が入れた量では洗剤が全く足りていなかったようです…。1箱が大きかったのは使う量が多いからだったんですね…。その後、調べたらその商品は70年代から80年代前半に販売されていた商品でした。義母さんオイルショックの影響もあってたくさん買って、しまっておいたのでしょうか…。たしかに言われてみればレトロなパッケージですが、現在のものと大きく変わらないので気づきませんでした…。私より年上の方にこの話をしたら、昔は洗濯洗剤を正確に計る習慣はなく、家にある適当なコップで計ったり、目分量でざぶざぶ入れていたそうです。洗剤も今と昔でだいぶ違うんですね。今回、私は最後まで使い切りましたが、洗濯洗剤にも使用期限がないとはいえ、古くなると変質している可能性があるので、すごく古い洗濯洗剤を使うのはあまりおすすめできないようです。ちなみに今回、いただいたような大きな入れ物の洗剤は今でも販売されているらしく、ネットで購入が可能でした。成分は当時のものと違うのかな?
2021年04月06日■前回のあらすじ睡眠薬を飲ませての脳波検査も無事終了。検査結果を聞きに行くと、娘は「中度難聴」であると告げられました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。両耳とも「中度難聴」だと言われました。どちらの耳でもあまり聞こえの差はないと…。軽度難聴とは違い、中度難聴になると生活は普通の人よりも困難になるとも言われました。生後6ヶ月になったらもう一度ABR検査をし、さらに耳の内耳を見るために、CTを撮ることになりました。そして、この結果次第で、今後の対応が変わっていくことを説明されました。耳の専門の病院に移り、難聴の治療をしていくということ。将来的に補聴器について検討していくということ。言葉の遅れが出ないように、療育のようなところに通うこと。私はこの説明を受けて、「あー、次の検査が最後のチャンスなんだなあ」となんだか他人事のように、ぼんやり聞いていた覚えがあります。「次の検査にあまり期待しない方がいい」という先生の言葉に、次の検査で「実は聞こえてました」なんて例はあまりないのかなと感じました。だから、この子はきっと中度難聴なんだ、と私は心の中で納得したのです。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月05日毎年5月の第2日曜日は母の日。娘が入園した頃から、娘から母の日のプレゼントをもらえるようになり、「そうか、自分ももう母親なんだなぁ」としみじみ母になったことを実感し、感謝する日でもあります。娘からは、いつも似顔絵やお手紙をプレゼントしてもらえるのですが、絵や文字から、その年その年の娘の成長が垣間見ることができてとても楽しみです。お絵描きが大大大好きな娘。そんな娘が喜びそうな母の日のプレゼントを、ウーマンエキサイトさんに教えていただきました。それは、ガーナの飛び出すぬりえ!ぬりえが飛び出す!? 響きからして何だかとっても楽しそう!普通のぬりえではなく、「ぬりえAR」とのこと。ハイテクノロジーそうなぬりえですが、ぬりえARとは一体…!?■子どもが塗ったスヌーピーや仲間たちが動く!? ぬりえARとはぬりえARは、ガーナの「親子一緒に楽しい時間を過ごしてほしい」という想いから作られた、母の日の期間限定コンテンツ。ガーナのスヌーピーのぬりえに、子どもが色を塗ったものをスマホで読み取るだけで…ぬりえが動く! さらにそれに合わせて一緒に写真が撮れるというものです。今回はこちらの楽しみ方をご紹介します。1. ぬりえの台紙をWEBか店頭で手に入れるまずはぬりえの台紙をゲット!こちらは WEBサイト でダウンロードし印刷するか、もしくは一部スーパーなどの店頭でガーナを買うと一枚もらえます(店舗・数量限定)。2. 子どもがぬりえをする用意できたら、さっそくぬりえタイム♪娘に台紙を見せたところ「わ〜い! 塗る〜!!!」と色鉛筆を持ってやってきました。イラストが動いているところを早く見たいのか、集中して一生懸命塗っていました。(笑)3. QRコードを読み込むぬりえが終わったら、台紙にあるQRコードをスマホで読み取ります。出てきたサイト内で、キャラの枠線にスマホの画像を合わせます。4. ぬりえがスマホの中で動き出す!すると…イラストが動く動く!!子どもが塗ったぬりえが、可愛らしくぴょんぴょん動きます。親子共に思わず「おお〜〜!!!」と歓声を上げました。(笑)自分の塗ったぬりえが動いて娘もよろこんでいました。操作方法もわかりやすくて、スマホがあればすぐにできるのもうれしいポイント。小さいお子さんと一緒にも楽しめそうです。5. ぬりえと一緒に記念写真さらに、ぬりえと一緒に親子でハイチーズ!にぎやかな記念写真の完成です!■出来上がった画像でもっと楽しむ!さらに完成したものは自分のスマホに保存ができるので、おばあちゃんに「ありがとう」のメッセージを添えて送るのもよさそうです。SNSのシェアボタンも設置されているので、楽しんだらお友達に「こんなサイトがあるよ」と教えてあげるのもいいですね。■母の日はガーナとぬりえARで!絵柄は全部で3種類! 現在WEBサイトで公開されているぬりえは2種類ですが、もう1種類も5月1日から公開されるそう。どのイラストも可愛くて、ARで動かしたくなります。ガーナの レシピサイト では、親子で作るガーナのスイーツレシピもたくさん紹介されています。私は娘と一緒におやつ作りをするのが好きなので、母の日にチョコスイーツパーティーもしてみたいなと思います。親子一緒に遊べる「飛び出すぬりえ」。子どもが塗ってくれたイラストと一緒に記念撮影をしたら、いつもの母の日がより楽しくなりそうです。おうちにいながらでも手軽にできるので、皆さんもぜひ、親子で楽しんで見てください〜! スヌーピーぬりえAR詳しくはこちら PR:株式会社ロッテ
2021年04月05日■前回のあらすじ生後3ヶ月の頃、また娘の耳の検査を行いました。睡眠薬を飲ませて行う検査には不安もありましたが、無事終了することができました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。結果は中度難聴でした。次回へ続く
2021年04月04日マスク生活が定着すること約1年。息子が通う幼稚園でももちろん、毎日マスク生活である。しかし、そんなマスク生活でちょいと困ったことが1つある。それは…息子の幼稚園では定期的に園児達の写真を撮ってくれて、それを幼稚園のウェブサイトから購入できることになっている。が!!マスク!!顔の大半がマスクでおおわれているため、わが子を見つけるのが非常に困難極まりない…!!ならば人よりちょっと目立つマスクを!しかし、こっそりと抜け駆けすべく作ったカラフルな布マスクも、アップじゃなければ意外と目立たない…。母の下心はあっけなく崩れるの巻。なんとかわが子の目元、雰囲気、マスク、その日の寝癖、スモックにつけたワッペンから探し出そうとするも…そんな時、目印になったあるものとは…!?そう。靴!靴である。わが子の足元を見るとすごーーーく分かりやすいぞ!特に息子きったんの靴は…ご本人が選んだ、それはそれは早く走れそうな攻めたデザインの靴。運動会や遠足の時など、カラー帽子だけじゃわが子がどれがどれだか分からん…って時にも攻めた靴はいい仕事をする。色やら模様やら、とにかくデザインのありとあらゆる要素が視界にビシバシ入ってくる。息子が選んだ靴が、マスク生活の今こんないい仕事をしてくれるなんて…!これから始まる新生活。ぜひお子さんの靴にひとつ、攻めた靴はいかがですか?
2021年04月04日■前回のあらすじ次の検査までには音に反応してくれるだろう、と毎日確認し続けたのですが反応は鈍いまま。そして検査日を迎えることになりました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。先生からいくら大丈夫だと言われても、赤ちゃんに睡眠薬を使うことの怖さが全然抜けなかったことを覚えています。そして予想とは違った検査を目の当たりにし、私が一番緊張していたように思います。検査は1時間ほどだと言われていたのですが、もし途中で目が覚めた場合、後日また睡眠薬を使って検査になる可能性があったので「お願いだから1回で終わって…!!」とずっと願っていました。結局、1時間もせずに娘は検査を終えることができたので、すごくホッとして力が抜けました。検査を待っている1時間弱、久しぶりに旦那と2人きりで会話をしたような気がします。私たちの間に娘がいる風景が当たり前になっていたので、「2人でいる時っていつも何を話していたんだっけ?」とそんなふうに昔を懐かしみながら、しみじみと3人家族になったことを実感しました。産まれてまだ3ヶ月しか経ってないのに、もう何年も3人でいるような気がしていたんです。それほど娘の存在は大きいんだなと、2人で気づいた時間でした。次回へ続く
2021年04月03日長野の寒い冬を乗り越え、自転車で保育園への送り迎えもやっと辛く無くなってきました。自転車に乗ってる時も歌をリクエストして、3人で歌いながら移動するのが定番で、朝からその可愛い歌声でエネルギーチャージしています。■ひな祭り2021行事ごとにはことごとく疎い私。忙殺され、雛祭りもちゃんとお祝いできないままでした。保育園でふたりがお雛様に扮して記念撮影した写真を見て、ウルウル。色付きビニール袋を着物に見立てて、頭に飾りをつけた即席お雛様のなんて可愛いいこと!ふたりとも食べ物の好き嫌いが多いので、今まで「ひなあられ」や「ちらし寿司」には興味がなかったのだけれど、自分たちがお雛様になれば少しは興味を持ってくれるのかも?■長く続くダンスブームに韓流の影響が!?某韓国アイドルの大ファンである私。ダンスが大好きで、あの世界的に有名なキング・オブ・ポップを真剣に踊るダンくんに目を光らせ、そのアイドルの曲を聞かせて「踊ってほしい!!!」と熱烈にリクエスト。早速動画サイトを見せてみました。キャッチーなメロディーなので、すぐ好きになってくれたものの、振り付けが複雑でなかなか覚えられず。最初の頃こそ、リクエストをすれば踊ってくれましたが、すぐに飽きてしまいました。1年近くブームが続き、ダンスも少しずつ上達していたので、きっとダンくんのお好みはマイケルなのかもしれません。キリちゃんは踊りはしないけれど、一緒に歌って応戦してくれたり、曲のリクエストをしてくれます。■ふたりでコミュニケーションをとり、遊べるように今までは遊んでいても個人プレーが多かった双子。キリちゃんからは「私のことはほっといてオーラ」がいつも漂っているので、ダンくんと一緒に遊ぶ姿を見ることがあまりなかったのですが、最近はふたりで追いかけっこをして走り回ったりする機会が増えてきました。始まってしまうとエンドレスで、騒がしくて大変なのですが、何やらふたりで遊んで爆笑している姿や、友人がプレゼントしてくれた “ガラスに描けるクレヨン” で自由にお絵かきを楽しむ姿がとても微笑ましく、双子育児の階段をまたひとつあがったような感覚でした。基本的にはダンくんがキリちゃんにうざい感じで絡んでいますが、キリちゃんもできる限り受け止めて、一緒に仲良く遊んでいます。これからはふたり揃ってのイタズラに要注意です(笑)■ダンくん、突然の「ブラック」ブーム同じものでも「色違い」で買うのか、「同じ色」を買うのか? これは双子特有の悩みかもしれません。色違いで買うと、ダンくんがわがままを発揮して自分の好きな色を主張し、キリちゃんが我慢をする…という流れになってしまうのです。たとえば、キリちゃんのために買った赤い靴をダンくんが奪ってしまったため、キリちゃんは仕方なくダンくんの黒い靴を履いていたのに、ある日突然「ブラウン!!!」(まだ色の名前がうろ覚え)と、キリちゃんの履いている靴を指差し、主張し始めるという…。キリちゃんのほうがわずかに足のサイズが大きいので、ダンくんが愛用していた黒い靴だと若干キツめ。不憫に思えて、結局同じ黒い靴でさらに大きいサイズのものをあらたに購入する…という顛末。その時の気分で好みが色々と変わるダンくんは、お気に入りの靴じゃないと履いてくれないので、せっかく買っても履いてもらえない靴が増えてしまいゲンナリ。車内のベビーシートもブラックとピンクだったため、当初は自ら選んでピンクに乗っていたダンくん、そのブラック・ブームとともに、ピンクに乗るのを拒否するように。唯一の救いは「キリちゃんにはそれほどこだわりがない」ということ。臨機応変に対応してくれるので母は救われています。キリちゃんありがとう!!!!来月からは保育園も学年が1つ上がり、新しい生活がスタートするのが楽しみです! 常に大変さと表裏一体な双子育児なので、また新しい壁が出現してきそうですが、今この瞬間を楽しみたいと思います。
2021年04月03日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。 前回 、保護者1名しか卒園式に出られないことで、やりきれなさと切なさに私は思わず涙が出てしまったのですが…。▼前回のお話 幼稚園最後の娘の姿を見れるのは1人だけ!? ~わが家の小さな卒園式事件:前編~【ムスメちゃんとオコメちゃん 第109話】 絶対にパパがいい、というわけではなかったようで、すんなりママでもいいよ、と言ってもらえました。でも、主役はムスメ。私の意見じゃなくていいんだよ…と申し訳なくなってしまい、ムスメも「決められない!」とお互いパニックに。誰のせいでもないのが余計に悔しかったですね…。夫はもともと、譲ってくれるつもりでいたようなので、優しくムスメを説得してくれました。2人の優しさがとても嬉しかったです。もちろん、オコメも出席できません! でも行く気満々!(そりゃ行きたいよね!)次回、(少々波乱の)卒園式のお話です。
2021年04月03日■前回のあらすじママと一緒に育児も家事もやりたいと話すパパ。さらにパンダに「子どもの命守ること以外は失敗してもいい! ママも遠慮しないで2人でがんばったらいい」と言われたママは…。 >>1話目を見る ■パパ流の子育てがあってもいい!パンダが来てから1週間経ちました。育児や家事をやりたいと思っても「指示待ち」になりそうになっていたパパでしたが、いまでは…。どうやら育児書以外にも積極的に子育て情報を集めるようになったパパ。あれ、赤ちゃんが…!おむつだってミルクだって、ママとパパがまったく同じ方法をしなくても大丈夫。「パパ流育児があってもいい!」と気づいたパパ。結構、パパの経験値レベルもアップしているようです。「パパに頼んでも育児できるわけない」「結局子どもはママがいいんだよね…」「ママだからつらくても育児はがんばらなきゃいけない」…そんな育児の落とし穴にママもパパも堕ちないように。気張らず無理せず、ママとパパ一緒に子育てしていってね。
2021年04月03日高学年になるに従い、娘たちのふでばこをペンポーチに買い換えよう!という話になったのですが……。■ これも女子力…なのか!?愛着!わかる!女子だからなのか、丁寧に使ってくれたからなのか、とくにのまめは1年生からずっと同じふでばこを使ってて、今も「見た目はボロいけど使えなくもない」感じで、もしかしたら6年生まで使い切るかもしれない(こまめのは……ちょっと持たないかも)。娘たちの、モノを大事にするところ、好きよ。
2021年04月03日■前回のあらすじ育児本で知った出産後のママに襲い掛かる苦難。そんな状態で子育てや家事をしていると知ったパパは…? >>1話目を見る ■家事や育児の悩みは「自分の問題」とママは言うけれど…「ママの力になりたい!」と空回りをしてばかりだったパパ。でもパパはようやく「ママの力になる」真の意味に気づきます。そんなパパがママに話しかけます…。朝早く仕事に出かけ、疲れて帰ってきてさらに家事やら育児やらをパパにさせてしまうことに罪悪感を覚えるママ。さらに赤ちゃんが産まれると、どうしてだか気になりだす衛生問題。こういったことはすべて「自分の問題」というママだったのですが…。「ママの力になる」ために必要なのは、育児も家事も家族の問題と捉えればいい! そんな風に思い至ったパパ。ママも、「忙しいパパが育児なんてできるわけない」と勝手に思い込んでいたことに初めて気づきます。まだまだ新米のパパとママ。失敗は当たり前だよね!→次回に続く!
2021年04月03日■前回のあらすじ耳が聞こえなくても我が子の愛しさは変わらない、と前向きに過ごすことに。1ヶ月後の検査では問題がなく、生後3ヶ月の頃また検査することに…。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。生後1ヶ月の再検査に行けば全てが終わると思っていましたが、まだまだはじまりの段階でした。先生の口から出る言葉は、「睡眠薬」や「CT」など、私たちの想像を超えるものばかり。しかも「生後3ヶ月になってもまだわからないかもしれない」という絶望的な言葉まで…。次の検査まで耳が聞こえているか毎日確認し続けましたが、音への反応は鈍いままでした。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月02日新年度。進級や進学を迎え、子どもが新しい環境にうまくなじめるか心配しているママもいるのではないでしょうか。とくに子どもが人見知りだったり、友だちとケンカしがちだったりすると、「新しい環境でお友だちとうまくやっていけるかな」となおさら不安になってしまいますよね。そこで、日本財団で「子ども第三の居場所」(*)プロジェクトを推進し、プライベートでも5児のパパとして、子どものコミュニケーション力を伸ばすことに取り組んでいる本山勝寛さんにインタビュー。子どものコミュニケーション力の育み方を教えてもらいました。日本財団 子どもサポートチーム チームリーダー 本山勝寛さん“地域の子どもたちのもうひとつの家”となる場所を目指す「子ども第三の居場所」の運営を統括。5児の父親で、これまで育児休業を4回取得。東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコース卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策修士課程修了。独自の子育て論、教育論が話題で『16倍速勉強法』(光文社)や『自力でできる子になる好奇心を伸ばす子育て』 (大和書房)など著書も多数。*子ども第三の居場所とは…さまざまな困難に直面する子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む放課後の居場所。学習支援や生活習慣支援のほか、キャンプ・音楽・プログラミング等の教室を通して、自己肯定感やコミュニケーション力など非認知能力を育むことにも力を入れています。■人見知りは悩まずOK! 友だちづくりにはコツがある子どもの性格は人それぞれ。人見知りもその子の個性だとはわかっていても、親としては友だちと仲良く遊んでいる姿を見るとほっとするし、どこかでそういう姿を望んでしまいがちです。でも「子どもが小さいうちの人見知りはそこまで気にしなくていいと思います」と本山さん。本山さん自身も人見知りで口数は少ないほうだといい、5人のお子さんのなかにも人見知りの子がいるそうです。「友だちをつくるには、結構きっかけが必要なんですよね。きっかけのひとつになるのが、相手との共通点を見つけること。私は『オンナジ』ところを見つけるといっているのですが、たとえばスポーツならサッカーが好きとか、野球が好きとか。ほかにも遊びでなわとびをよくやるとか、流行りのアニメにハマっているとか。何でもよいので何か共通点が見つかると、それをきっかけに会話ができたり、わかりあえたりします」親がサポートできるのは、子どもをよく観察して、興味や関心のあるものを見つけ出し、同じ仲間のいるところへ連れていってあげること。たとえば習い事もそのひとつ。習い事はスキルそのものを高める目的もありますが、共通点のある友だちをつくるきっかけにもなります。新しいクラスでの友だちづくりなら、子どもとよく話をして、園や学校の様子、どんな子がいるかなどいろいろ聞き出してあげれば、共通点のある子との交流も促してあげられそうです。■コミュニケーション力が人生を左右する!?友だちがとさらに仲を深めていくには、コミュニケーション力が必要だといいます。「コミュニケーション力とは、『相手の話や考えをしっかり聞いて理解する力』と『自分の気持ちや考え方、伝えたいことを伝える力』。家族や友人と良好な人間関係を築くために必要な力です。それが発展していくと、他の人と協調して何かを生み出すコラボレーション力にもつながっていきます」コミュニケーション力は、最近注目を集めている「非認知能力」のひとつ。一般的にIQなど学力テストで測れるものを「認知能力」といいますが、「非認知能力」はテストではなかなか測れません。たとえば、物事を最後までやり抜く力、物事への意欲、協調性、社会性、創造性、好奇心などがそうです。「近ごろ、非認知能力は認知能力と同じくらい、もしくはそれ以上に、人生全般において非常に大切な力だといわれています。将来の学力や仕事へ影響するという研究結果も出てきました。私がサポートをしている『子ども第三の居場所』では、学習ももちろん大事にしていますが、非認知能力を伸ばしていくことにもかなり力を入れています」■育み方のヒント1:会話に関心をもつ具体的な子どものコミュニケーション力の育み方のヒントを4つ教えてもらいました。「まずは親子の会話のなかで、子どもが関心のあることに親も関心をよせる。子どもの話にしっかり耳を傾けて一緒に会話をふくらませていく、ということがベースになると思います。基本的なことですが、実はあまりできていません。これは自己肯定感を育むことにもつながります」忙しいときは、つい「ちょっと待って」「あとでね」なんて声をかけてしまい、子どもの話をちゃんと聞けないことも多いもの。けれど子どもにとっては「自分自身が話したいときに、しっかり聞いてもらった」「注目してもらえた」といった経験一つ一つがとても大事。それらを積み重ねていくことで、自己肯定感を育んでいけるのだといいます。親子の会話によって、語彙力や好奇心も育まれます。生後9か月から3歳の子どもを対象にした調査では、子どもに話しかける言葉が多いほど、語彙力も増え、3歳およびその後のIQも高くなる傾向があるという海外の研究結果もあるそうです。■育み方のヒント2:ごっこ遊びを工夫幼児期なら、ごっこ遊び、カードゲーム、ボードゲームなど、遊びのなかで育まれるコミュニケーションの機会をたくさん設けるのもおすすめだそう。とくに、ごっこ遊びはコミュニケーション力や社会性を育むよいトレーニングになるといいます。「子どもがよりごっこ遊びに没頭できるよう、いろいろな工夫をするとよいでしょう。子どもが興味のある人形やぬいぐるみを用意するのも一案。子どもは秘密基地のような場所が好きなので、段ボールや布で家のようなものをつくってあげても喜びます」大人がごっこ遊びにずっとつきあうのは大変なので、必要に応じて参加し、大人なりの視点や観点、語彙を入れて刺激を与えることもできます。たとえば、お医者さんごっこで患者役ならかなり辛そうな顔をしてみたり、おままごとでご飯を持ってきてくれたらとってもおいしそうに食べてみたり、少し大げさに表現すると子どもたちも盛り上がります。■育み方のヒント3:絵や写真を飾る子どもが書いた絵や習字、工作などの作品を見える場所に飾るのもおすすめだそうです。「わが家の壁には子どもたちの作品をぺたぺた貼っています。『子ども第三の居場所』でも子どもたちの作品やお互いのよいところを書きあった紙などを貼っています。小さいときの写真や親子の写真でもいいですね。そうしたものを普段の生活のなかで見えるかたちにしておくことで、愛していることや承認していることを表示でき、子どもの自己肯定感を育むことにつながります。また、そこから会話が生まれ、コミュニケーションのきっかけにもなります」■育み方のヒント4:他の子との「チガイ」を見つける友だちをつくるときには「オンナジ」を見つけることが大切だと先ほど説明しましたが、そこからさらに一歩、関係を深めていくには「チガイ」を見つけてあげることも大切だそうです。たとえば習い事やスポーツをしていたら、「どこが好きなのか?」「どんなポジションをやりたいのか?」などを突っ込んで聞き出し、自分の個性や友だちとの違いを認めて、ほめて伸ばします。「自分と相手の『チガイ』、つまり個性や強みを認められるようになれば、友だちと協力して何かをする“コラボレーション力”へつながっていきます。個性と個性、強みと強みをかけあわせて新しいものをつくったり、チームワークを発揮して共同作業をしたりすることは、これからの時代さらに重要になってきます」■親が子どもの安全基地になる進級や進学をはじめ、子どもが新たな社会や環境へ向かっていくことを、大海原への航海にたとえるなら、親はいつでも安全に帰ってこられる「港」であるべきだと本山さんはいいます。「親や家庭が子どもにとって、安全基地になっていれば、子どもは不安なく社会へ出ていき、他者と交わることができます。安全基地は“港”という言い方をすることもあるのですが、社会という大海原で失敗したり傷ついたりすることがあっても、帰れる港があれば、船を修繕してまた旅立てます。ですから、親としては子どもの安全基地・港になれるよう、どんなことがあっても存在そのものを認めて愛してあげてほしいと思います」子どもには、「勉強ができるから」など条件付きではない絶対的な愛情が必要です。とくにいまはコロナ禍で、進学や進級など新しい環境への船出は親子ともに不安を抱きがち。そんなときだからこそ親は子どもの絶対的な安全基地となり、自己肯定感やコミュニケーション力を育む手助けをしながら、新しい船出を見守ってあげたいですね。『自力でできる子になる好奇心を伸ばす子育て』(本山勝寛 著/大和書房)今回、お話を伺った本山さんの著書。公立校から独学で東大、そしてハーバードで学んだ本山さんの合格の原動力は「好奇心」でした。本書では子どもの好奇心を伸ばすヒントを、国語・理科・保健体育・算数・社会のカテゴリにわけて紹介。自分の教育方針に自信がもてない人や世界の最新教育事情を知りたい人にもおすすめの一冊です。 「子ども第三の居場所」とは 自己肯定感を育むには家庭環境が重要となりますが、現代は孤立や生活面などさまざまな困難に直面している子どもも少なくありません。本山さんが携わる「子ども第三の居場所」は、そうした子どもたちに温かい家庭のような“第三の居場所”を提供する施設。現在までに全国に39拠点が開設されています。「おもに小学校低学年の子どもたちが放課後に通い、信頼できる大人や友だちと安心して過ごせる場所です。さまざまなプログラムや食事を一緒に食べることなど、活動全般を通して、自己肯定感や社会と関わる力など、将来の自立に向けた生き抜く力を育んでいくことを目指しています」(本山さん)
2021年04月02日■前回のあらすじ「ママの力になりたい」と悩む新米パパ。ママがどう育児しているか聞こうとすると、パンダに「あっかーん」と言われてしまい…。 >>1話目を見る ■ママだって育児初心者…ではパパはどうすれば?「パパだって育児の当事者」とパンダに言われたパパ。でもパパは、そこでママに育児のやり方を聞こうとしてしまう…。パンダがダメ出しをした理由とは?あやうくママの指示待ちをしてしまいそうになっていたパパ。でも、ここでパパが気づいたのは…?1冊の育児本!?これでパパも育児できるようになるのか…?出産後のママに襲い掛かる苦難の連続。まさかママが今こんな状態だったとは…!驚いたパパが出した結論とは!?次回に続く 更新は明日12:00!(全5回)
2021年04月02日■前回のあらすじママが妊娠中は夫婦二人で育児をしていく会話をしていたのに、いざ子どもが産まれると、パパは育児に携われなくて…。■新米パパは、戦力外通告!?泣いている赤ちゃんを連れて行ってしまったママ。不甲斐ない自分に落ち込むパパの元に、現れたのはパンダ…!?育児も家事もうまくできず、「空回りしてばかり」と言うパパ…。ママのように主体的に育児するにはどうしたら?パンダに怒られちゃったパパ。何が「あっか〜ん」!?→次回に続く!(全5回)
2021年04月02日ピンクのパンダが親子を救う…かもしれない。5人目はパパの登場です。■夫婦で赤ちゃんを楽しみにしていたのに…子育てに悩むのはママだけではなくて…。泣き止まない赤ちゃんに戸惑うパパ。そこにすっと現れたのは…。がんばろうと思うのに、うまくいかない育児。そんなパパをみかねて、赤ちゃんを連れて行ってしまったママ。パパの想い、そしてママの悩みとは…?さて、パンダ登場!→次回に続く!(全5回)
2021年04月02日■前回のあらすじ「『良いお母さんをやろう』と思うから辛くなる。自分は、自分でいればいいんです。良いお母さんである前に、自分自身を大切にできていますか?」と問う高濱先生。良いお母さんである前に、「あなたは人として、自分を大切にできていますか?」…そんな問い、考えたことあるママはいるでしょうか?どうしても「良いママ像」に縛られがちなママたちに高濱先生は、「自分は、何をしている時が楽しいか?」をママには絶対考えて欲しいと話します。■「自分は何をしている時が一番楽しいか?」を考える――「良いお母さんであらねばならない」みたいな呪縛は強いと思いますわかります。ママ友の目だってあるだろうし、住んでいる地域によっては、お姑さんや、御近所の目がうるさいということもあるでしょう。「あのお母さん、子どもを放っているよね」みたいなね。でも、やっぱり、そこでも「人目」を気にしている…。もう、そういう時代じゃないんですけれどね。「誰に何を言われようと気にしない」みたいな人たちの時代が来ているというか。いま、勢いがある企業のトップの方というのは、そういう人々が多いですよね。――でも思い切るのは、なかなか難しいと思いますでもね、お母さん自身が「自分でいること」に焦点を当てられるようになりさえすれば、「何が起こっても、人生、楽しんだけどな!」みたいな感覚は得られるんです。まぁたしかに、かなり勇気が必要です。やっぱり周りに言われちゃうから。「本当は働きたい」と思ったから、実際に働いてみたら、じつのお母さんに、「子どもがかわいそうじゃない」と言われてしまったりしてね。――言われちゃったら、どうしたらいいんですか?言わせておけばいいんですよ。「そういうことを言う人も、いる」ということですよね。でも一方で、働くことへの理解者や仲間もたくさんいますよね。やっぱり、お母さん自身が、「自分は、何をしている時が楽しいか?」を考えてみることが、こんな時期だからこそ、本当に、本当に、大切なんです。■子どものために、ママ自身が自分を楽しく生きればいい――「自分は、何をしている時が楽しいか?」を考える…。それ、難しい!!難しいけれど、ママたちには絶対に考えて欲しいんです。では、私の場合をお話ししましょうか。私の出身は熊本です。父は医者で私は長男なので、「当然、親父の後を継ぐもの」と周りは思っていたんです。でも、私はその環境から逃れたかった。「東大だったら、文句は言われないだろう」と東京に出てきて、さきほどお話ししたとおり、本当にいろいろなことをやった挙句、「やっぱり、俺は子どもが好きだ」という結論が出たんです。映画が好きでたくさん見ましたが、子どもが主人公の映画に5つ星をつけている自分がいる。バックパッカーをやった時も、タージマハルに行って、建物ではなく、その横にいた子どもたちと遊んだことを10ページくらいノートに書き綴っていました。「俺は間違いなく子どもがすごい好きで、子どもと一緒にいるとワクワクするんだな」ということを自分自身で捉えることができたので、「子どものことを仕事にすれば、一生楽しめるな」と、思ったんです。――お母さんが好きなことをしていれば、その姿を見て子どもは育つんですものねお母さん自身が輝いて生きていれば、子どもはそれが一番うれしいものなんです。お母さんが、仕事が大好きで、仕事を頑張っていれば、きっと、「私も早く働きたいな!」と思うんです。子どもは学校で嫌なことがあったとしても、家に帰ってきてニコニコしたお母さんを見ると、「世界には、いいものがある」みたいな気持ちになるものです。嫌なことなんて、浜辺に書いた文字のように、波ですうっと消える感じですよ。だからこそ、お母さんたちには、好きなことを主軸に生きて欲しいのです。子どものために、自分が楽しく生きればいいんです。それが、もっとも子どもに良い影響がある「良い母親像」です。私が「子どもを放っておけ」と言ったとしても気にかけてしまう母親が多いと思います。だったら、「今日、私、何が楽しかったかな?」ということを、まずは自分に聞いてみてあげてください。■「今日、楽しかったこと」を子供と会話してみる――そんな質問、自分にしてみたことないかもしれませんじゃあ、もう一つお伝えしておきます。自分の人生観として、最近、「確信」が出てきたことがあるので。――どんなことでしょう?私は、人から感謝された時が、一番いい「ポカポカ」を感じるんです。「誰かの役に立つ」ということが、人間にとってもっとも幸せだということです。そしてそれは誰にでも同じことが起こるんだ、ということを確信したんです。2021年の前半の今は、まだ「外付けの枠組み」で生きている人も多いでしょう。でも、今こそ自分の心だけ見るべきだと思いますね。私は、社会で活躍している人たちにお会いする機会も多いですが、みなさん、そこの部分がシンプルに整理できています。――「今日、お母さん、こんなこと楽しかったんだ」などと、子どもと会話するのはどうでしょう?すごくいいですね。実際に、それをやっている人もいます。寝る前など、布団に入った時に、みんなで「今日、良かったこと」を言い合うみたいなね。■コロナ渦での学習の遅れは?――最後に、「コロナでの学習の遅れ」についてのご意見をお願いします「コロナでの学習の遅れが心配」という声は、たしかにあります。けれども、コロナだっていつかは収束するでしょう。そうしたら、何だかんだと追いつきますよ。コロナの間の学習の遅れは、ちょっと「やる気」になれば取り戻せるレベルです。そんなに深刻に悩まなくても大丈夫です。それよりも、コロナ禍だからこそ、「発見できること」がたくさんあると思うのです。夏目漱石が、「眺めて楽しむ」と言っていましたが、目の前で起こっている事象のすべてを面白がることができる気持ちが持てるかどうかが大切です。危機の時にこそ、そういう気持ちが大切です。同じ事象でも、認知の仕方でまったく違ってきますよね。たとえば、「コップに半分水が入っている」というニュートラルな状態も、捉え方次第でまったく異なった見方になります。コップに半分「も」水がある。コップに半分「しか」水がない今の時期は、どうしてもネガティブな方向に気持ちが持って行かれてしまうから、ここは大人たちの頑張りどころだなと思うんです。親がガックリしていれば、子どもは不安になりますから。勉強の遅れは、コツコツやれば取り戻せます。それよりも、「今の危機にしかないこと」をキャッチして、「経験値貯金」にしておけば面白いと思います。――オンライン授業については、どうお考えですか?オンラインで困るのは、やっぱり低学年ですよね。私たちもやってみて、1年生までは、正直、お母さんが横にいないと厳しいかなとは思うんですよね。低学年のお子さんがいる方には、「基盤力に絞ってください。簡単に言えば、字の練習と計算です。そこだけは、学年相応のことをやっておく。それぐらいで十分です」とお伝えしています。字の練習と計算は反復練習なので、保護者でも対応できると思うんです。その際、多少声を荒げるようなことがあっても、大丈夫です。子どもは、お母さんたちが心配しているほど、傷つかないものです。でも、お母さんが少し欲を出して文章題を教え始めると、危ないです。お母さんが魔物に変身して行きますからね(笑)。文章題は、(教えることの素人である)お母さんたちが指導しない方が良いエリアかもしれません。大丈夫ですよ。たとえば1、2年生でまったく文章題をやらなくても、4年生で4年生の文章題をやるようになれば、できるようになります。「1、2年生の頃、しっかり文章題をやったから」という理由で、高学年で伸びるというものでもないんですよね。――高濱先生にそう言っていただけると、ホッとするママもいると思いますただ、これからの保護者は、ざっくり大きな見通しとして、「授業がオンラインになることもある」ということは、視野にいれておいた方が良いですよね。今までだってインフルエンザで学級閉鎖などはしていましたが、これからは「インフルエンザ期間は、2週間オンライン授業です」ということがあるかもしれません。そうなること前提の準備は、しておいた方が良いというのはありますね。だからといって、「学校的なもの」がなくなるということは、ないと思います。子どもは、他の子どもの声を聞きたい生き物ですからね。いかがでしたか? 取材で高濱先生とお会いすると、「元気をいただく」という気持ちになります。なかなか難しいですが、「自分は、自分でいればいい」にトライしてみようと原稿を書きながら思いました。自分を尊重することで、子供に寄り添うといった気持ちの余裕が生まれる予感がします。高濱先生のメッセージが、一人でも多くのママたちに届くことを心より願っています!■今回、取材を受けてくださった高濱正伸先生の書籍 花まるな人生 はみ出しても、回り道しても大丈夫! (高濱 正伸/幻冬舎(¥1,320(税込)))花まる学習会代表・高濱正伸が自身の幼少時代を紐解きながら、はみ出し、回り道しながらたどり着いた「花まるな人生」について語ります。逆境を楽しみ乗り越える強さ、自分で学べる賢さ、誰とでも仲間になり人を幸せにできるしなやかさ…。これからの時代に必要とされる力を育むために、親が子どもにしてあげられることとは?高濱 正伸(たかはま まさのぶ)さん花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長・算数オリンピック委員会理事。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。『情熱大陸』(毎日放送)など、数多くのテレビ番組や『AERA with Kids』(朝日新聞出版)などの雑誌にも登場。『メシが食える大人になる! よのなかルールブック』(日本図書センター)など、著書多数。
2021年04月02日どうもこんにちは、のばらです!さて女性の皆さん。毎月やって来るアレ、うまく付き合えていますか?私は毎月その時期がゆううつで仕方ないのですよ…そんな憂鬱な日々を少しでも解消したくて、たびたび話題になってるアレをついに購入してみたのです!!吸水ショーツとは、繰り返し何度も洗って使える生理用ショーツのこと。ナプキンだとニオイやヨレが気になるし、小心者の私はタンポンや月経カップが怖くて使えないのです…。そんな私にもピッタリな吸水ショーツ。最近は色んなショップから発売されているのでネットの口コミや情報を参考に、自分が一番納得できるお店を選びました。いやぁ、個人的には思った以上に良かったです。吸水ショーツ。ナプキンを付けていないから普段通り子育てや家事ができて、普段通りの生活ができるし、ムレも気にならない。私がこれまで困っていた生理中の心配や煩わしさが、かなり解消されました!私は洗い替えにと思って2枚購入したのですが、もう1枚買い足そうかと検討中です。自分なりの解消法を模索したら、憂鬱な生理期間が少し快適になりました!※製品によって記載されている注意事項や洗濯表示が異なる場合があります。
2021年04月02日「いつかやらなきゃ…」と頭ではわかっているものの、いざとなると構えてしまう性教育。それを、科学的にポジティブに教えてくれるのが 「サッコ先生と! からだこころ研究所 小学生と考える『性ってなに?』(リトルモア刊)」 の著者で、産婦人科医の高橋幸子先生、通称サッコ先生です。 前編 では、自分らしく生きることが本来の性であり、性教育とは自分の体を大切にすることからはじまると教えていただきました。この後編では、幼少期を過ぎてからの性教育や、我が子が性被害にあわないために親ができること、そして、性被害にあってしまったときにとるべき行動について伺いました。高橋幸子先生 プロフィール埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター/産婦人科医。日本家族計画協会クリニック非常勤医師。彩の国思春期教育会西部支部会長。NHK「あさイチ」「ハートネットTV」「夏休み!ラジオ保健室〜10代の性 悩み相談〜」に出演、AbemaTVドラマ「17.3 about a sex」、ピル情報の総合サイト「ピルにゃん」、家庭でできる性教育サイト 「命育」 を監修するなど、性教育の普及や啓発に尽力する。HP: ■日本の性教育は遅れている?—— 著書のなかで、世界では5歳から性教育がはじまっていると紹介されていました。やはり日本は遅れているのでしょうか?世界の性教育の基準は、ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」にありますが、性教育に関しては5歳からはじまると書かれています。日本は、国際水準からはまだまだ遠いのが現状で、現在の小学校の学習指導要領(※1)では、5年生の理科で「人は母体内で成長して生まれる」ということは教えますが、受精に至る過程は取り扱わないという歯止め規定があります。しかし、2021年4月から文部科学省が「生命(いのち)の安全教育」という授業を幼稚園から大学まで段階的に導入する予定で、プライベートゾーンやデートDVについてなどが盛り込まれるそうです。性教育は、熱心な家庭とそうでない家庭で差が大きいので、家庭ですり抜けてしまう子をなくすという意味では学校でおこなうことはすごく意味があるし、期待しています。しかし、性教育は早ければ早いほどいいですし、まだ試験的な導入なので、全国に広がるのは数年かかるはず。これを見た方はぜひ今から家庭でできることをやっていただきたいです。※1:文部科学省「小学校学習指導要領」小学五年生理科「B生命・地球」「(2)動物の誕生について」「内容の取扱い」より2020年12月現在)■性教育をはじめるタイミング—— すでに幼少期を過ぎていても遅くはないでしょうか?早ければ早いほどいいというのは、性教育の入り口であるプライベートゾーンを守る=自分の体を大切にするということができないと、自己肯定感がうまく育たないまま大人になってしまうからです。すると、大人になって体を目的に近寄ってきた人に対して自分が求められていると勘違いし、性犯罪に巻き込まれたり性的なことに依存度が高くなることも。いわば性に関する知識はライフスキル、つまり生きていくために必要な知恵ともいえます。また、思春期になって自分の体に変化が起きたときに、自分の体は自分だけの大切なものという認識があれば、他人と比較して落ち込むことも軽減できます。なので、できれば思春期に入る前のタイミングまでにはじめられるといいですね。著書のなかで登場するキャラクターが小学4年生なのもそのため。ちょうど4年生の保健体育で初潮や精通について習うということもあります。—— 幼少期を過ぎて、性について話しづらくなっていたり、きっかけがない場合はどうすればいいでしょう?私の著書のほか、以下のように様々な本があるので、お子さんがひとりで読めるようにトイレや子ども部屋などの個室にそっと置いてみるといいのではないでしょうか。<おすすめの性教育本>・ サッコ先生と!からだこころ研究所 小学生と考える『性ってなに?』(リトルモア刊) ・ 子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める! (集英社刊) ・ おしえて! くもくん(東山書房刊) —— 小学生の子どもがふざけてセックスという言葉を口にしたのですが、どこで知ったのかビックリ! そんなときはどうしたらいいでしょう?どういう経路でその言葉を知ったのかを確認した方がいいですね。というのも、いまはネットでアダルトビデオなどの動画が簡単に見られる時代。歪んだカタチで性の知識を得ている可能性もあるので、責めるのではなく「どこで聞いたの?」と、仕入れ先は探るべきです。きちんと学んで理解していたならそれはそれでいいし、対策が必要なら対策を考えればよし。言葉だけを知っている場合もあるかもしれません。いずれにせよ、性について話すきっかけになります。■プライベートゾーンの知識が性犯罪から守ることにつながる—— SNSやネットをきっかけにした性犯罪が増えていると聞きます。我が子を性被害から守るために親ができることは何でしょう?性被害にあわないための意識を根づかせることが第一。それがまさしく、幼いころからプライベートゾーンを守るという知識をつけること。自分の体は大切だから他人に許可なく見せない、見られたらおかしいという意識があれば、いざというときNOといえます。じつは、性犯罪をおかした小児性愛者に犯行に及んだ理由を聞くと、「相手がイヤだといわなかったから。あのときあの子がNOといってくれたらこんな風にならなかった」と子どものせいにするのだそう。本当に許せない、おかしな話なのですが、子どもにNOといえる力をつけることが何よりなんです。そのために、プライベートゾーンについて早くから知識をもたせることがすべてにつながってきます。—— 我が子が性犯罪の加害者になる可能性もあります。加害者にならないために親が注意すべきことはありますか?これもやはり性教育の原点となる自分の体を大切にすることを幼いうちから伝えること。自分を大切にできれば、相手のことも思いやれるので、加害者となる可能性は圧倒的に軽減できます。また、大人になって性的な逸脱行動をする人の成育歴を見ると、周りから傷つけられてきたという過去がある人が多いそう。親が気づかぬうちに精神的な虐待をするといったことがないよう、子どもに寄り添うことが大事です。それと、地域や社会で性犯罪が起きにくい環境づくりをすることも大切。性犯罪をおかした小児性愛者を多く診察してきた先生によると、小児性愛は生まれつきのものではないそうです。例えば、大人と対等にコミュニケーションを取るのが苦手と感じていたとき、子どもを対象にした性的なビデオを見ることで、自分より力のない子どもなら大丈夫なのだと結びつき、小児性犯罪に走ってしまう。そもそも子どもを性の対象にすること自体がおかしなことで、そういうポルノ商品を世に出すことが犯罪行為。そのビデオに出演させられている子どもたちは完全に被害者です。徹底的に取り締まり、社会全体で許さないという姿勢をみせる必要があります。また、街頭に見守りポスターを1枚貼るだけでも、性犯罪が起きにくい環境づくりができます。地域の大人たちで協力して子どもを守ることが大切。そして、家庭内で性についてなるべくオープンに話せる関係性を築いておけるといいですね。■性被害にあった我が子に一番かけてはいけない言葉—— 万が一、我が子が性被害にあってしまった場合、親としてどのような対応をするのがいいのでしょうか?まず、あなたは何も悪くないと伝えて、寄り添うこと。絶対にいってはいけないのは、「あなたが短いスカートを履いていたから…」など、被害者側にも一因があると諭してしまうことです。いまトラウマインフォームドケアというのが注目されているのですが、子どもの頃のトラウマが後の生きづらさや問題行動に影響するというもの。親が第二の加害者にならないように、とにかく心に寄り添うことが重要です。そして、あなたのせいではないと伝えたあとは、専門家につなぐこと。私がおこなっている思春期外来では性被害にあったかどうかを診察して診断書を書くのですが、心のケアまではなかなか難しい。小児精神科の専門医にみてもらうのがいいのですが、まだ数が少ないのが現状です。専門家につなぐのに時間がかかる場合は、とにかくお子さんにあなたの味方だと伝えて、心に寄り添うようにしてください。 サッコ先生と! からだこころ研究所 小学生と考える『性ってなに?』(リトルモア刊) 小学生が自分で読んで学べる性教育の新しい教科書。サッコ先生がときどき質問を投げかけたりしながら、体のしくみや性について楽しくポイジティブに学べます。ミッションでは、“自分の脈をはかってみよう!”“自分の性器を見て見よう”などチャレンジしながら自分の体を正しく知ることができ、コラムでは“性器の洗い方”など役立つノウハウもわかりやすく解説しています。【お知らせ】サッコ先生と!みんなで学ぼう「性ってなに?」~小学生向け・はじめての性教育ワークショップ~●講師高橋幸子(産婦人科医、『サッコ先生と!からだこころ研究所』著者)●日時2021年5月9日(日) 1回目 11:00~/2回目 13:30~※1回目、2回目は同じ内容です。●会場・お申し込み詳細は リトルモア HP をご覧ください。
2021年04月01日■前回のあらすじ娘の顔を見ることすら辛くなっていた私。でも泣いている娘を抱き上げると、その愛おしさにじんわりと心が温かくなって…。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。1ヶ月後に何らかの結果がわかると思ってがんばってきたのですが、次の検査は生後3ヶ月の頃…。さらに検査についての説明を受け、絶望的な気持ちになっていきます。次回へ続く
2021年04月01日仕事や育児に追われていると、つい子どもをきつく叱ってしまったり、周りと比較して自分の子育てに自信を持てなくなったり…。もしかすると、その原因はママ自身の“自己肯定感”が低いからかもしれません。子どもの自己肯定感の大切さはあちこちで耳にする機会がありますが、ママ自身が自分の自己肯定感にまで思いをめぐらせる機会は、あまりないのではないでしょうか。今回は日本財団が推進する「子ども第三の居場所」(*)プロジェクトを通して、子どもたちの自己肯定感の育みに取り組んでいる本山勝寛さんにインタビュー。プライベートでは5児のパパでもある本山さんに、家庭でできる子どもの自己肯定感の高め方をうかがいました。日本財団 子どもサポートチームチームリーダー 本山勝寛さん“地域の子どもたちのもうひとつの家”となる場所を目指す「子ども第三の居場所」の運営を統括。5児の父親で、これまで育児休業を4回取得。東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコース卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策修士課程修了。独自の子育て論、教育論が話題で『16 倍速勉強法』(光文社)や『自力でできる子になる好奇心を伸ばす子育て』 (大和書房)など著書も多数。*子ども第三の居場所とは…さまざまな困難に直面する子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む放課後の居場所。学習支援や生活習慣支援のほか、キャンプ・音楽・プログラミング等の教室を通して、自己肯定感やコミュニケーション力など非認知能力を育むことにも力を入れています。■子育てに自信がないのは自己肯定感が低いから?仕事に子育てに忙しい日々。余裕がなくて、イライラして、子どもにきつく当たってしまって、なんだか自己嫌悪…。そんなネガティブなループの裏には、もしかすると「ママ自身の自己肯定感の低さ」があるかもしれないと本山さんは話します。「親自身の自己肯定感が低いと、子どもをありのままに受け止めてあげられなかったり、他の子と比較して子どもの良さよりも子どもができないことを気にしてしまったり…。その結果、子どもにきつくあたってしまう、強く叱ってしまう、ということもあると思います」自己肯定感とは「生まれてきてよかった」「生きていていいんだ」と自分の価値や存在をポジティブにとらえられる感情のこと。これがあると、自分が関わることや自分がやることに対して前向きな気持ちになれるといいます。「自己肯定感は、おもに幼少期から青少年期に育まれます。その期間に、親や周囲の人たちから愛され、存在そのものを受け止めてもらって、『生まれてよかったんだ』と感じる機会がたくさんあったどうか。また直接的ではありませんが両親の夫婦関係や家庭全体の雰囲気も関わってきます」“自己肯定感”という言葉が注目されてきたのは、比較的最近の話です。昔はきびしい親も多く、成長の過程で自己肯定感がうまく培われてこなかったママもいるでしょう。「今の子どもたちの自己肯定感がなかなか高まらないのは、自己肯定感の低い親に育てられているから、という面もあるのだと思います」自己肯定感を育むには家庭環境が重要となるようです。■自己肯定感が低いのは、親がまじめすぎるから!?自己肯定感が高いと、どんなメリットがあるのでしょうか。本山さんによれば、「幸福感が高まり、人生全般にいい影響をもたらす」そう。「なにごとにもポジティブで前向きになれるので、失敗を恐れず新しいことに挑戦でき、好奇心をもって世界を広げていけます。自分を『このままでいい』と肯定できるので、人間関係においても相手のことを尊重でき、良好な関係を築きやすくなります」しかし残念ながら、日本の若者は、海外にくらべて自己肯定感が低め。13~29歳を対象にした内閣府の意識調査(2018年度「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」)では、「自分に満足しているか」という問いに対して、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツなどが軒並み8割を超えるなか、日本は45%以下で調査対象国のなかでは最下位でした。「子どもたちの自己肯定感が低いことは、『子ども第三の居場所』に通う子どもたちと接するなかでも感じることが多いですね。具体的には『どうせ自分はダメ』『やったことがないからできない』という発言が多くなる。お友だちや大人に対して攻撃的な態度をとってしまう。さらには自分自身を傷つけるような言葉を発してしまう子もいます」日本の若者の自己肯定感が低い理由のひとつには、まじめな国民性もあるようです。「とくに親がまじめすぎるところはあると思います。加えて、何かひとつが飛びぬけてできるより、すべてが平均的にできていることをよしとする平均主義も影響しているかもしれません。日本社会全体として、個性や強みを見出して伸ばしてあげる力が弱いように思います」そこでぜひ意識してほしいのが、子どもをよく観察して、好きなことや得意なもの、個性を見つけて、それをほめて伸ばす機会をつくること。たとえば、子どもが車を好きそうだと思ったら、ミニカーをそろえたり、リアルな車を見に行く機会をつくったり、そこで得た車の知識をほめてあげたり…というふうにするとよいそうです。「小さくても成功体験を積むと、自己肯定感に加えて、どんなこともやればできると思える自己効力感も培われていきます。『子ども第三の居場所』でも毎日チャレンジタイムという時間を設け、音楽やプログラミングなどを通して成功体験を積める機会をつくっています」■忙しくてもこれだけは!子どもの自己肯定感を育むコツ「好きなことを見つけてあげる」以外にも、子どもの自己肯定感を育む方法はいろいろあります。「基本的には何があっても受けとめてあげることですね。何かができたらほめるという条件付きではなくて、別にできなくても失敗しても、どんなことがあっても存在そのものを認めて愛してあげる。具体的には『大好きだよ』とか『愛してるよ』と言葉がけしたり、手紙を書くのもいいですね。あとは子どもの話を関心をもって聞き、一緒に話をして、いろいろ聞きだしてあげる。そういうシンプルなことがまずは大事ですね。言葉に加えて態度も大切なので、特に幼少期はスキンシップを積極的にとってあげるとよいと思います。小さいうちは抱っこ、少し大きくなってきたら手をつないだり、遊びの中でスキンシップをとったり、意識的に機会を作ってみてください」たしかにどれもシンプルなこと。でも時間に追われている日々のなかでは、そんなシンプルなことすら、案外難しかったりします。「そんなときは、短い時間でも楽しくできるように工夫するとよいですよ。私は家で運動系のスキンシップを担当することが多いんですが、子どもが大きくなると“高い高い”も大変。かわりに『バランス平均台のチャレンジだ~』なんていって背中を歩いてもらっています。ちょっとしたマッサージになりますよ。もう少し大きくなったら、実際にマッサージや肩たたきをしてもらってもいいと思います。そんなに本格的じゃなくても、ちゃんと『気持ちいい』『上手だね』と伝えれば、子どもも親が喜んでいることがわかってうれしい気持ちになれます。疲れているときは、そんな感じでよいと思います」寝かしつけのときの絵本の読み聞かせタイムも、スキンシップのいいチャンスだそう。でも、読み聞かせだからといって、かたくるしく「言葉を覚えさせなきゃ」と考える必要はないとのこと。寝そべって肌を触れ合わせる親子のコミュニケーションタイムとして楽しむのがよいそうです。「私自身も5人兄弟で、母親はとても忙しく、子どものころはあまり一緒に過ごす時間はなかったのですが、夜寝る前の読み聞かせがすごく楽しみでした。兄弟みんなで母親を奪い合うように聞いていたんですが、それでもすごく幸せでしたし、思い出に残っています。のちに母も、忙しい日々のなかの幸せな時間だと感じてくれていたことを知りました」寝かしつけや読み聞かせも、どうせやるなら義務感でやるより、忙しい一日のなかで子どもと気持ちを通わせ合える幸せな時間だととらえれば、気持ちも軽くなりそうです。「もちろん子どもがなかなか寝てくれなくて、先に眠くなってしまう日もありますよ(笑)。あんまり意気込みすぎないで、子どもと一緒に楽しい時間を過ごそうと思えばよいのではないでしょうか」ちなみに本山さんが好きなのは『パパだいすき』という絵本。ぎゅうっとだっこするシーンがあり、読み聞かせしながらそのシーンでは実際に子どもを抱きしめるそうです。■「認めてほしい」ママの気持ちを満たすには?自己肯定感を育むには、小さいときほど影響が大きいといわれます。大人になると変わりづらいのは事実ですが、変わらないことはないそうです。「大人になっても家族や友人や先輩など周囲の人に愛されたり、しっかり気にかけてもらったりすることで高まることは大いにありえますね」ママであれば、一番身近なパパが育児や仕事のがんばりを認めてくれれば、自己肯定感が上がるチャンスがありそうです。育児に協力的なパパは増えているものの、まだ「育児はママがやって当たり前」と思っているパパがいるのも事実。ほめてもらえないママも多いと思います。「子ども一人を生み育てることって、本当に一大事業です。子どもを産んで大人にするだけで、絶対的にほめられるべきことだと思うんですね。ママでいる、親でいる、それだけですばらしいことだと、私は声を大にしていいたいですし、社会全体がそう思うべきだと思っています。ですからママたちには『こんな大変なことをやっているのだから、私はがんばってるよね』と自分で自分をほめてほしいですね。ママが笑顔でいることが、子どもや旦那さんの幸せにもつながります。だから笑顔でいるために、ママも自分を甘やかすじゃないですけど、好きなことをやる時間をとって充電することも必要です」子どもの自己肯定感を培う方法のひとつに「好きなことを見つけてあげる」がありますが、ママ自身にも好きなことに没頭できる時間をつくることが大切だといえそうです。「あとは、あんまりまじめになりすぎないことも必要かなと思います。多少適当でいいや、と思うくらいでちょうどいい。他人と比較したり、自分のできていないことを気にして不安になったりする必要はないと思いますよ」幸せな人生を切りひらいていくために大事な自己肯定感。ママの意識がほんの少し変わるだけでも、育児に対する気持ちや日々の親子の時間にいい変化が生まれ、親子の自己肯定感を高めることにつながりそうです。『自力でできる子になる好奇心を伸ばす子育て』(本山勝寛 著/大和書房)今回、お話を伺った本山さんの著書。公立校から独学で東大、そしてハーバードで学んだ本山さんの合格の原動力は「好奇心」でした。本書では子どもの好奇心を伸ばすヒントを、国語・理科・保健体育・算数・社会のカテゴリにわけて紹介。自分の教育方針に自信がもてない人や世界の最新教育事情を知りたい人にもおすすめの一冊です。 「子ども第三の居場所」とは 自己肯定感を育むには家庭環境が重要となりますが、現代は孤立や生活面などさまざまな困難に直面している子どもも少なくありません。本山さんが携わる「子ども第三の居場所」は、そうした子どもたちに温かい家庭のような“第三の居場所”を提供する施設。現在までに全国に39拠点が開設されています。「おもに小学校低学年の子どもたちが放課後に通い、信頼できる大人や友だちと安心して過ごせる場所です。さまざまなプログラムや食事を一緒に食べることなど、活動全般を通して、自己肯定感や社会と関わる力など、将来の自立に向けた生き抜く力を育んでいくことを目指しています」(本山さん)
2021年04月01日ヲタママだっていーじゃない!
ムスメちゃんとオコメちゃん
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々