そろそろ実りある恋愛がしたいと思った時に始めるのが、婚活。今から始めればきっと良い人に見つかるだろう!そう思ったものの…婚活ってその実、すっごく疲れるという意見もありますよね。 自然と出逢って好きな人とのデートなら気持ちがウキウキするものの、好きになれそうな人をピックアップしてインスタント的にデートをこなすとなると、心がどんどん疲れていってしまいます。今回はそんな婚活疲れからの脱却方法についてお伝えします。婚活はプランニングしないほうがいい【リアルな夫婦生活】vol. 43婚活というからには、いつまでにどうするという目標数値を設定してそこに向かって努力する方が断然わかりやすいですし、ヤル気が出てきますよね。しかし、仕事と違うのは恋愛は気持ちの問題によるものが大きいこと。「〇〇歳までに結婚する」や「まずは〇〇人とデートをする」と目標を設定しても思う通りにいかないことのほうが多く、その過程で気持ちが疲れてしまったり、デートをしても虚しく感じてしまうことにもなりかねません。恋愛は思い通りにことが運ばないものと捉え、あえて緻密なプランニングをしないで気軽に構えることが大切です。まじめに取り組みすぎない“いつまでに” という期限を決めると、実りの無い時間を過ごすうちも無駄に焦ってしまって不安、不満の原因にもなりますよね。また、そうした不安や不満を抱えやすい方の多くはまじめである気質を持っています。いつまでにと決めたからには、達成しなくてはいけない。婚活に来たのだから、その分の成果は絶対に残さないといけない。婚活パーティに来る以上は相手にも遊びで来てもらっては困る。このように無意識に「〇〇であるべきだ」というセオリーに則ってしまうとうまくいかなかった時に対応できなかったり、些細なことで落胆してしまいやすいのでご注意ください。もちろん、人生が左右することを気軽にすませることはできませんが、気を張りすぎたら肩の力を抜くことも意識してみてはいかがでしょうか。恋人候補ではなく、何でも話せる男友だちを探す婚活で探すお相手は、将来性のある恋人…ですよね。しかし、大事なのは将来性のある恋人を探すのではなく、あなた自身が気を許せる異性を探すことにあります。長い人生を共に過ごすパートナーにおいて大事なのは収入やルックス以上に、あなたがあなたらしくいられる環境をつくってくれるお相手ではないでしょうか。どんなに完璧な夫でも、自分を隠して生きていくことはできません。となれば、恋人探しでも積極的に自分本来の性格や日常の習慣をさらけ出したほうが結果的に良いお相手を見つけることになります。恋人を意識してしまうとなかなか自分をさらけ出すことができないので、あくまで気の許せる男友だちを探すという感覚で良縁をたぐり寄せていく方が良さそうです。疲れたらお休みをする目標を掲げて努力しても、その成果がいつまで経っても感じられないと人はどうしたって疲れてしまいます。負の無限ループから脱却にするには、疲れたなぁと思ったら一度、婚活を忘れることです。ここで絶対に30歳までに結婚する!と決め込んでしまうと、婚活をお休みしたくてもできない環境を自分でつくってしまうので心が求めていることを一番にしてみてくださいね。虚しく感じたらお休みする。また、探したくなったら活動を始める。そうした軽やかな気持ちで婚活を頑張ってみてはいかがでしょうか。(C) stock_colors/Gettyimages(C) kokouu/Gettyimages(C) KapturePhotoSolution/Gettyimages(C) DragonImages/Gettyimages
2017年07月14日誰かと「おいしい」と言いたい夜は…おひとりさまの食事は気楽でいい。好きなものを好きなだけ、好きなように食べられるから。でも、たまには、「誰かとこの美味しさを共有したい」「誰かの手料理を味わいたい」――そんな思いに駆られる夜もあるはず。以前、当サイトでインタビューした『キッチハイク! 突撃! 世界の晩ごはん』(集英社)の著者、山本雅也さんが共同代表を務める『KitchHike(キッチハイク)』は、料理を提供する「COOK(クック)」と、その料理が食べたい「HIKER(ハイカー)」が、食を通じてつかの間の交流を楽しむ“現代版スナック”とのこと。おひとりさまの参加率も高いらしい。ならば! 百聞は一見に如かず。どんな感じか体験してみようじゃないの!!!というわけで、さっそく『キッチハイク』に参加してきました!キッチハイクは“選ぶ楽しさ”から始まる大きな期待とちょっぴりの不安を胸に、『KitchHike』のサイトへアクセス。馴染みのあるメニューはもちろん、世界各国の料理にスイーツ、薬膳からスーパーフードまで、とにかく幅広いジャンルの「Pop-Up(ポップアップ)」(イベントのこと)がずらり。楽しい宴はあっというま参加前は、「日本酒やカレーに詳しくないと、ついていけないのでは……」と、内心気後れしていたのだけれど、ほかのHIKERさんも、カレーと日本酒、そしてその場を純粋に楽しんでいたのが印象的だった今回の『キッチハイク』。なんとなくひとりでいたくない夜、誰かと「おいしい」を共有したい週末、そして、純粋に料理を楽しみたい瞬間……。そんなときは、気になったPop-Upをクリックしてみては?Text/千葉こころ
2017年07月10日誰かと思い出を作るためじゃない私の趣味は、ほぼ100%と言っていいほど、ひとり遊びで形成されている。「ひとりでいることが好き」というと、「寂しくないの?」「誰かとやった方が楽しいんじゃないの?」と聞かれることがよくある。じゃあ、誰かと一緒にいることだけが正解で、他者と共通項を見つけることだけが趣味を見つける理由なんだとか、ひとりでいることに否定的な意見を言われる度に、ふと立ち止まって考え込んでしまう。小さい頃から、趣味と言えば、ひとりでできることばかりだった。読書とか、工作とか、ゲームとか。学校に通うようになって、友達がたくさんできるようになった。女子特有のグループでいるようになったとしても、同じような趣味を見つけることができても、同じ趣味をしている人を見つけられることはなかった。今でも変わらず、ひとりの趣味は続いている。予定のない日ができる度に、時間も気にせず朝から無計画にふらっと出かけ、まだ明るい時間のうちに帰ってくる。というのが私は今でも好きで、とても大切な時間だったりする。趣味の内容は変わってしまったとしても、相も変わらず大体ひとりで行動してしまうし、たぶんこれからも私の中でのひとりの趣味が、誰かと思い出を作るための趣味より重要になることはないんだと思う。「誰か」を待っていたら、一生の後悔になるかもしれない「ひとりで寂しくないの?」と聞かれることもあるし、「誰かと行った方が楽しいんじゃないの?」とも言われたこともある。たぶん寂しいし、きっと誰かと行った方が楽しいんだろうと思う。そんなこと、私はとうの昔から知っている。旅行だって、映画だって、ライブだって、観劇だって、美術館だって、なんだっていい。誰かと一緒に行って、意見を交換したり新しい共通の話題を見つけるのは、人と関係を築いていく上でとても重要なんだろう。誰か特定の人と思い出を作るために、どこかに出かけて同じものを見て、同じ経験を共有するのはいい。でも、目的が何か先にあって、「誰か」が現れるまで待っていたとしたら、たぶん私は何もできない人生だったんじゃないか? そう考えると、少しゾッとする。私にとって、他人の目を気にせず、ひとりでできることであればなんだって挑戦するのは、自分にとって大きな財産のひとつだと思っている。人生のうちで、自由に使える時間って本当に少ない。社会人になると特に。でも時間が少ない割に、若いうちにできることやしておいた方がいいことは多すぎる。学生時代ほど人間関係も形成しづらくなるから知り合いもそう簡単に増えないし、年齢を重ねていくごとに周囲の女友達はどんどん家庭を持つようになる。さらに、収入面もバラバラになってくるので、同じような金銭感覚を持ち、同じ趣味に同じくらいお金を使う人を見つけるのはなかなか不可能に近いでしょう。「あれがしたい」「これがしたい」なんて妄想を働かせることは簡単だけど、一緒に行動してくれる誰かが現れるまで待っていたら、時間なんてすぐ経過してしまう。最近は、一生の後悔に繋がってしまうんじゃないかなぁ、なんて思う。ほんのわずかなマイナスな記憶がこびり付いているだけ私はたまたま、幼い頃から自分ひとりでも大丈夫なことは知っていた。「ひとりでどこにでも行けるなんてすごいね」と言われることもあったけど、普段からあまり深く物事を考えない性格なのと、とりあえず何をしていてもなんとかなることを知っているってだけなんですよね。だって、危ない国への旅行も航空券取っちゃったなら行くしかないし。自分の好きなものが相手にとって面白いものかなんて分からないから、終わった後になって否定されても嫌だし。というか、何かやりたいことがあって、同じ趣味の人を見つけて、「断られないかなぁ」なんて思いながら誘って、いつがいいかやり取りをして、時間やスケジュールとか合わせて、色々準備して……みたいなやり取りが本当に面倒臭いし、人を遊びに誘うのが本当に苦手で。だったら私は大丈夫だから、ひとりでいいかな? って思っちゃうんだよね。他人からの目を気にせず好き勝手生きてきたから、文句を言う人や見下してくる人にはたくさん会ってきた。そんな人はどこにいたっているし、何をしたって文句を言ってくる。他人からどう思われるのか怖い人は、自分のマイナス要素を指摘した、ほんのわずかな人の意見が記憶に残り過ぎているだけの話だと思っている。ひとりでできることは、自分の度量を推し量れるひとりで好き勝手やっていると、自分に賛同してくれる人がどんどん増えてくるし、何かしていなくても私の趣味だけではなく、私自身に興味を持ってくれる人が現れる。ひとりで行動すること、ひとりの趣味を作ること。それは、自分を知るきっかけになり、自分の揺るがない軸を作るための材料にもなるんだと思う。できる範囲内で自分のやりたいことを全部試しながら年齢を重ねていくと、自分の度量みたいなものが見えてくるから。ひとりの趣味なんて限られているし、これからの人生で飽きずに続けられるなんて思ってない。だから、飽きるまではずっとひとりでふらふらと興味のあることに首を突っ込んでいきたいなあ、いつまで続くかわからないけれど。自分で好き勝手生きて、楽しみをどんどん増やして、生活をしていく上での活力にしていきたいなぁ。Text /あたそ前回記事<私だけが知っている。それだけで気持ちが高揚する「ひとり映画」という小旅行>もチェック!誰かと観るのもいいけど、ひとりだとひと味違う映画。感じたもの、考えたことを自分の中でかみ締めてみよう。
2017年06月27日「わたしの塗り絵BOOK 憧れのお部屋」で話題のイラストレーター・井田千秋さんに、おひとりさまの理想の住処を描いていただきました。開放的なのに、巣のような狭い空間がいくつもある。好きなときに好きな場所で、ひとりでも、誰と一緒でも気ままに過ごせる…そんな大人の秘密基地のようなお部屋です。家に一番求めるのは「自分のための場所であること」部屋の絵を描くと、無意識に賑やかさや華やかさと真逆の絵が出来上がる。どちらかと言えば、ひっそり、引きこもりたくなる空間。複数住人がいても、どこかに一人になれる空間を描く。家に一番求めているものが「自分のための場所であること」なのだと思う。誰に気兼ねすることもなく気ままに過ごせる場所。好きな物に囲まれ、深呼吸のできる場所。(c)井田千秋開放的な狭い空間がとても好きだ。矛盾しているようだけど、そういう場所が心地良い。必要な物には数歩で手が届く。定位置は体をおさめるほどの空間。広すぎず狭すぎず、まるで巣のようなコンパクトさでありながら、換気と採光を十分に取ることで開放的な気分に浸れそう。「仕切りを外して広々ワンルーム」も良いけど、私は小空間をわざと作りたくなる。今回描いた部屋のような場合、階段は壁に沿わせて広い空間を作るのだろうけど、中心に据えてしまった。デスクの背面にも棚を置いて、さらに狭くする。居場所がそこかしこにある家の中を、窓から入る風がスーッと通り抜ける。帰宅したら、デスクにこもろうか、ソファに体をしずめようか、ベッドで寝てしまおうか…窓を開け放してボーっとするのもいいな。時には気の合う友達を招いても楽しそう。一人に優しい家は、きっと誰に対しても優しいと思う。ソファで団らんもよし、階段に腰掛けるもよし、ベランダで飲み始めるもよし。住んでる私も、訪ねて来る人も、気ままが一番。イラスト・文/井田千秋■プロフィール井田 千秋(いだ ちあき)神奈川県在住。作家・イラストレーター。2012年頃より不定期にコミティアやグループ展に参加。2015年に初個展開催。イラストレーターとして活動開始。生活空間や雑貨を好んでモチーフにしている。著書「わたしの塗り絵BOOK 憧れのお店屋さん」、同シリーズ「憧れのお部屋」発売中(共に日本ヴォーグ社)。特集「おひとりさまのあたらしい住処」もあわせてご覧ください!・なぜ“誰かがいる空間” で暮らしたいのか?/東京大学・松村秀一教授・「若者の仮住まい」から「終の棲家」まで。多様化するおひとりさまのシェアハウス
2017年05月18日ひとりだけど、ひとりじゃないを叶える場所誰にも責任を追わない、気ままなおひとりさま。だけどちょっと怖いのは、体調を崩したときや、とてつもなくさみしさが襲ってきたときです。普段は自由を満喫ししたいけど、何かの時には、誰かにいて欲しい……。そんなワガママを叶える場所があります。数十人~100人規模の住人がいる大型のシェアハウスです。やはりシェアハウスというと、まだまだ「20代の若者が住むところ」というイメージがありますね。ちょっと豪華な賃貸を何人かで分け合って住んで、家賃を安く済ませるというような。だけど大型シェアハウスの家賃は、それほど安くはありません。光熱費込みですが、月に5万~10万円くらいします。企業の独身寮や学生寮をリノベーションして作られることが多く、共用部分がゴージャスなのも特徴です。大型テレビやソファーの置いてあるラウンジ、シアタールームやジムの設備があったり。個人ではとうてい買えない家電や備品があるところも魅力のひとつです。こうした大型シェアハウスは、個室がきちんと確保されています。部屋に入れば、誰にも邪魔されずに自分だけの空間でくつろぐことができます。これは普通のひとり暮らしと同じですね。キッチンやお風呂、トイレといった水回りは共同のことが多いようです。大型シェアハウスのいいところは、干渉されることもなく、ハウスの仲間と仲良く騒いだりもできること。つまり、自分のライフスタイルに合わせて生活できるんです。ハウス自体は住人同士の交流を勧めていて、毎月ホームパーティはあるし、誰かが退所するときには有志でラウンジに集まりパーティを開いています。住人同士でレンタカーして遊びに行く人もいるようだし、ハウス内恋愛も活発なようです。ここでおひとりさまから脱出してシェアハウスを卒業する人もいそうです。和久井は大型シェアハウスに住んで1年になりますが、ハウスには特に親しくしている人はいないので、公のホームパーティ以外は呼ばれません。一番おしゃべりするのはお掃除に来る女性です。その代わり、面倒な人間関係もありません。共用部分で誰かに会ったら挨拶はしますが、深入りしないし、されません。払拭されつつあるイメージとライフスタイルに合わせた多様化1年住む間に、だんだんと住人の年齢層が幅広くなってきたな、と感じます。40代、もしかしたら50代の方も見かけるようになりました。大型シェアハウスの認知度が高まり、「若者の住む家賃の安い部屋」というイメージが払拭されてきたのでしょう。今、都市部では次々とシェアハウスが作られています。古い独身寮や空室率の高い賃貸がシェアハウスへとリノベーションされています。こうしてある程度飽和状態になったら、次は差別化が始まるでしょう。女性のみの物件はいくつもありますし、最近では、ペット可のシェアハウスができたと聞きます。近い将来、ユニバーサルデザインが施された物件やシングルマザー専門、LGBTなど、さまざまな特色を持つシェアハウスできていくでしょう。老人ホームとの境目がないような物件もできてくるかもしれません。ひとりだけど、ひとりじゃない。ひとりの不便さを払拭して、美味しいとこだけをいただける。苦しいとき、辛いときにはラウンジに行けば誰かがいる。シェアハウスは「若者の仮住まい」から「終の棲家」まで、さまざまな形に多様化していくことでしょう。こうした環境を利用して、より楽しいおひとりさまライフを過ごせたら、と思います。Text/和久井香菜子特集「おひとりさまのあたらしい住処」もあわせてご覧ください!・なぜ“誰かがいる空間” で暮らしたいのか?/東京大学・松村秀一教授・「ひとり」と「ふたり」と「みんなで」を、行ったり来たりする人生が理想
2017年05月11日マジ、リスペクト! こんなことができるなんてスゴイ!オドロキのお義母さまの特技&リスペクトエピソード良くも悪くも、何かとお世話になっているお義母さま。いろいろ言ってやりたいこともあるけれど、腑に落ちない行動もあるけれど、「これだけは、お義母さまにはかなわない!お義母さまってスゴイ!」と思うこともありますよね?みなさまから寄せられた、お義母さまのオドロキの特技やリスペクトエピソードを紹介します。イラスト:春吉86%ひょっとして嫁より孫より体力あるかも!?義母は週2でテニススクールに通っています。炎天下だろうが雪が降ろうが、休むことはありません。そのうえ、きちんと結果(優勝など)も出しています。40代のころには走り込みをし過ぎて、プロでもないのに疲労骨折したらしい…。その体力、私にもわけてください。(きゅみ)義母の趣味は山登り。でも彼女が目指す山は、そこらの山ではありません。現在は、日本の山だけでは飽き足らず世界中の山を登っています。(ゆかお)もう還暦を過ぎていますが、“年老いている感じ”が一切ありません。普段から週に一度バスケをしているそうで、とても動きが過敏。なによりも、私より走るのが早いことには驚きました。(とど)アラ還の義母、今も学童保育の先生をしています。出産直後の私に代わって、年長児の息子の親子対決サッカーに本気で挑んでくれました。「他のお母さんたちより動いていたんじゃないか?」というほどよく走り、 幼稚園の先生は、義母を私のお姉さんだと思ったそうです。(aoko)脱帽!あなたさまには一生かないません超!超!超料理上手なお義母さま。味噌も塩こうじも、佃煮もローストビーフも梅干しも、おせちは20種類以上、伊達巻だって手作りです。あー、挙げだしたらきりがないというか、わがお義母さまに作れないものはないと思います。(たか)お琴、三味線、和裁と日本の和を感じるものを趣味としている義理ママ。すべて私にはできないものばかりで尊敬しています。お正月におじゃましたときはお琴をひいてくれました。その上品な音色に私も娘も感動し、それ以来、娘はお琴に興味をもっています。(ねねでぶ。)小料理屋の女将さんをしていた義母は、話し上手で料理上手。結婚前にご挨拶に伺ったときは、義母お手製の握り寿司をふるまってくれました。ほんとうにおいしかった!「お義母さまにはかなわない」とそのときから今もずっと思っています。(ももママ)学ぶ意欲もハンパじゃありません72歳を超えた今、放送大学に入学して勉強を始めました。(Trifle)義母は東大出身。60歳を過ぎてもなお、高校生の小論文指導をしています。(さく)それって天然ですか?スゴ技ですか?「分からないわ~」「どうしましょう~」などと言いながら、他人にうまく頼るお義母さま。専業主婦歴40年にもなるのに、「住宅ローン」やら「やりくり」やらをまったく理解しておらず、得意の「分からないわ~」で、義父にすべてお任せ。「そんなことも知らないの!?」とビックリするけど、最近は「面倒だから知らないフリしているのかも!」という気もしています。(ぴよーん)義母は、釣ってきたイカや魚を洗濯物と同じようにぶら下げて干します(はい、家族の洗濯物を干す洗濯バサミで!)。おいしくなった状態を見極めて調理するので、味は確かですが、でもねぇ…。(るかり子)
2017年02月16日第7回:多様性のある個と個今回の読者投稿は、「恋のわずらわしさより、関係性を築く喜びが勝つタイプだ」と前置きがある上で、「でも、既婚の友人の愚痴を聞いていると、単位が二人にするのでなく、『おひとりさまとおひとりさま』で居られないのかと思う」というご意見(要約させて頂きました)。「結婚していながらにしておひとりさまで居ること」にねじれが生じるのは何故だろう。そもそも、世間のおひとりさまに対するイメージは、人と関係を築くことよりも、自分を見つめる、自分を尊重する、どこか強く見える、といった感じ。しかし、実際のおひとりさまは、「一人でいること」にそこまで重きを置いていない。誰かと居たい、自分を見つめるとかよく分からない、強くない。そんなおひとりさまも居るのだ。しかし、どんなおひとりさまであろうと、結婚した途端にそれまで通りではいかなくなることがある。物事を相手と共有したい、甘えたい、分かってほしい、というごく当たり前に抱く思いと、「奥さん」「旦那さん」と周囲から呼ばれる慣習的な型。いつの間にかそれらが、“個"としての概念を霞ませてしまう。おひとりさまの多様性はある程度許されても、夫婦でいるとその多様性が許されなくなる時がある。それがねじれを生んでいるように感じる。人と一緒に居るということは、離れようと思えばいつでも離れられる脆さを含んでいる。それを意識し、相手のために気を遣ったり、自分のためにも気を遣わなかったりすることで、維持できる関係がある。誰かと一緒に居ながらおひとりさまでいる…というのは一見矛盾しているように見えるが、「おひとりさまが二人いる」という意識が、誰かと一緒に居るための秘訣ではないだろうかと思う。むしろ、そうであれば良いのに、と思う。Design&Text/つめをぬるひとこの連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。
2017年02月06日ひとり旅を続けて10年、約150カ国も訪れたという、旅ライター・旅写真家の黒水綾乃さん。一年の半分をひとり海外で過ごし、「ひとり旅はさみしいものではない」と明るく語った彼女ですが、実は既婚者。半年はひとり旅、もう半年は居住地である台湾で、旦那さんとふたり、夫婦生活を送っているそうですが、結婚しても「ひとり旅」をすることは可能なんでしょうか。決断した理由と、ひとりで、夫婦で過ごす秘訣を伺いました。結婚後の、半分ひとり半分ふたりの生活中央:黒水綾乃さん――ご結婚されてからも、半分ひとり旅、半分旦那さんと生活しているとのことですが、なぜ「ひとり旅」を選んだのか、またどんな工夫をしていますか?旦那はメーカーに勤める駐在員です。現在いる台湾は日本より少し休暇は多いですが、旦那と長期の旅に出るのはもちろん不可能。なので、年に二回ほど行きやすい欧米諸国などを一緒に旅行しています。「ひとりで旅なんて…」とよく言われますが、結婚前からこんな生活をしていたし、こんな私を受け入れてくれた人なので、ふつうの感覚ではないとは思いますよ(苦笑)。とはいえ、最初からそんな生活だったわけではないです。私にはひとり旅で世界一周をしたいという夢があったので、子どもを産む前に叶えたいと旦那に打診したんです。何度も話し合い、旦那は聞き入れてくれて、ついに実現しました。その後、数年間紆余曲折を経て、私たちは子どもを作らない選択をしました。お互い夢があって、それを実現させようと決めたからです。私の今の夢は、世界250ヶ国を訪ねて、それを一冊の本にまとめること。全世界訪問し、世界中の人に読んでもらいたいと思っています。その夢に近づくために、毎年10ヶ国以上を訪問して写真を撮る計画なので、半年はひとり旅をすることになりました。ただ、やっぱり旦那に会いたいし、彼もそう思ってくれているので、3ヶ月以上の長い旅はせず、一度は帰ってくる約束をしています。――お互いの夢を叶えるため、そして、納得した約束をしていて素敵だなと思いました。では、旦那さんと一緒にいるときは、どんな生活を送っているのですか?旦那の料理はまずいですが(苦笑)、お互い独身時代も長かったので、家事はなんでもできます。ふたりで過ごす半年間は、お互いの仕事以外はほとんど一緒に行動しています。平日は一緒にごはんを食べ、お笑いDVDを見たり、週末は台湾国内を食べ歩いたり散歩したり。ふたりでいる時に別行動というのはほとんどないです。なので、友人や親が日本から来ても、旦那を誘って一緒にでかけます。こうやって書くととても仲がいい夫婦みたいですが、、週に二度はケンカしてますし、昔は殴り合いのケンカもしていました(笑)。逆にひとり旅をしているときは、連絡は必要最低限に。ネットがない環境にいたり、時差が大きかったりするので、安否確認(?)としてスカイプにメッセージを残すくらいです。ネットが充実した環境にいるときは、お互いの近況を語ったりとゆっくり話していますこれらは”工夫”ということではなく、私たちにとって自然な流れ。これらでうまくバランスをとれているかどうか分かりませんが、おかげさまで結婚生活も早6年になりました。ひとり旅の最大のミッションを叶えるために――旦那さんと過ごす時間を、とても大切にされてると感じました。では「ひとり旅」を続けて、何か変化してことはありますか。リラックスして旅ができるようになったことでしょうか。若かりし頃は「こうせねばいけない」「こうあらねばならない」と自分で自分を縛り付けていたと思います。さらに年齢も経験を重ねたので、情報収集力や危険察知能力があがり、イヤな経験をすることも少なくなってきましたしね。ひとり旅での私の最大のミッションは、現地の人との触れ合うことです。若いときは話しかける勇気もなかったし怖がっていたけど、今は大阪のおばちゃんみたいに(笑)気軽に話しかけられるようになりましたよ。力まずに、現地の空気を楽しめるようになったのは大きいですね。その結果、旅の密度が濃くなりましたし、なかなか見れない、触れられない体験や楽しみが増えました。よくバックパッカーや旅人が、旅をすればするほど新鮮さがなくなって飽きてくると言いますが、私は全く思いません。つまらないと感じれば、より僻地に行き、違う経験をすればいいだけ。今より10年後のほうが旅を楽しめていると思いますし、私は歳をとることに一ミリも抵抗はないので、実年齢や旅の経験値をあげ、毎日を楽しくしたいと思っています。――最後に「ひとり旅」で気をつけたほうがいいことを教えてください。現地の方と知り合えたり、現地の文化に触れ合いやすいことは、ひとり旅でしか得られない経験です。私もそこに魅了されています。だからこそ、意識して気をつけてもらいたいのは、やはり女性のひとり旅は危険度が増す、ということ。私は人生で2回襲われそうになり、1回は強奪未遂を経験しました。もちろん私の不注意が原因ですが、襲われそうになったときは「女が一人」というのが多分に関係していると思いました。とにかく女のひとり旅は警戒が最重要です。でも、自分のルールをしっかり決めて、事前準備と注意を働かせ、警戒を怠らなければ防ぐことができます。また、現地の言葉や風習を予習して人に迷惑をかけないよう配慮することも、日頃から取り組んでいます。text /SOLO編集部特集「さみしさは敵か」の記事はこちら!・世界150カ国で言われた「ひとり旅ってさみしくない?」に私が出した答え/黒水綾乃さんインタビュー・美しいさみしさの奥にあるグロテスクな本音と向き合う/紫原明子
2017年01月30日ひとり旅なんて、何が楽しいの?by JÉSHOOTS「ひとり旅なんて、何が楽しいの?」と言われたことがあります。したことがない人に説明するのは難しいですが、一口で言えば、おひとり旅と誰かと行く旅は、お寿司とフルコースくらい違います。なんならお寿司とテニスくらい別物かもしれない。私が初めてひとり旅をしたのは、26歳の時です。2週間ほどアメリカの西海岸を回りました。離婚したばかりだったので、まさにセンチメンタル・ジャーニー。今思えば、ぜんぜん旅に慣れていなくて、無事の帰還に感謝、くらいの内容でした。目が腫れて病院に駆け込んだり、怪しげなクラブに連れて行かれて這々の体で帰ってきたり。でもこれが、おひとり旅に目覚めたきっかけとなりました。旅に出るって、普段目にすることのない景色や、予想もつかない常識、文化に触れることだと思います。そうした驚きを目の当たりにしたとき、誰かと一緒なら「すごいね!」「びっくりだよね」と感想を述べ合いますよね。でもひとりだと、それができない。感動を言葉にせずにグッとこらえていると、その風景がじわじわと身体の中に染みこんできます。感動の波が、全身を駆け巡っていくんです。これを声に出して会話にしてしまうと、話す、聞くということに神経を奪われて身体の表面をスッと通り抜けていってしまいます。1人で行動していると、自然に思考が外へ外へと向くようです。旅先の出会いも格段に増えます。普段、人見知りなんで知らない人に声をかけたりとかまずしないんですが、おひとり旅中なら違います。吉野山でなんどかすれ違った人の顔を覚えていて、ふもとのお茶屋さんで「よく会いますね」とか言って一緒にお茶したり。京都霊山護国神社で出会った男子から「運命だ」とか言われたこともあります。そう、うっかりすると新しい出会いまでついてくるかもしれないんです。何かが終わったとき「おひとり旅」のチャンス好きな場所には誰にも気兼ねせずにいつまでも浸っていられるし、物事の吸収具合がぜんぜん違うように思います。例えるなら、友達と一緒に楽しく勉強はできるけど、研究するのには向かない、みたいな。おひとり旅は、自分を研究する旅なんです。以前、探偵の方が言っていたのですが、夫の不倫に悩む妻の相談を受けるとき、ひとり旅を勧めたりするそうです。夫の浮気で頭がいっぱいになって視野が狭くなっていると、よくない対応ばかりしてしまうんだそう。いったん現実から逃れておひとり旅に出ると「ああ、自分のこんなところがいけなかったな」なんて反省したりするんですって。これ、すごくよくわかります。離婚直後の初めてのおひとり旅、見るもの聞くものすべてが新鮮で驚きの連続なのに、誰ともその感動を分かち合えない(SNSとかなかった時代なんで)。グッと飲み込んでいたら、いろんなことを考えて、感極まっちゃってずっとメソメソ泣いていました。反省も、したかもしれない(よく覚えてないけど)。まあ、浮気中の夫は、妻のおひとり旅の最中に大喜びで逢瀬を楽しんじゃうらしいので、行くタイミングは要注意らしいですが。失恋すると、大きな柱を失ったような気持ちになります。身体がぐにゃぐにゃになって、どこへも行けないような気がする……そういう時こそ、おひとり旅です。卒業旅行をするように、何かが終わったとき、終わりそうになって行き詰まってしまったとき、どこでもいいから、ふらりと旅に出てみましょう。新しい出会いかもしれないし、自分の知らなかったことに気付くかもしれない。きっと何かが見つかります。Text/和久井香菜子
2016年12月21日第3回:寂しさで賑わいを見せる「結婚期間を終えて『おひとりさま』になってから1年が経った」という読者投稿をいただいた。私は結婚をしたことはないが、今年の夏頃まで1年半ほど「おひとりさま」の時期があった。その最初のクリスマス。仕事を終えた私は、帰りに駅前のコンビニに寄った。そこにあった小さめのクリスマスケーキを見て、素直に美味しそうだと思った。昨今のコンビニスイーツはどれも目を引くものが多く、侮れない。尚かつ、クリスマス。つい気分が上がり、ケーキ買おう! ついでにチキンも! と、後先考えずにクリスマスの定番品を買って帰宅。しかし、わくわくしたのも束の間。私はそれらを食しながら気付いてしまった。あ、分かった! これ寂しい! やってしまった! あーすごいすごい! 寂しい!こうハッキリ寂しいと分かると、可笑しく思えてくるもので、「寂しい」という感情が部屋の装飾になったような、滑稽な気持ちになった。そこから学んだことは、寂しい時は寂しいとハッキリ認めてしまうことだ。その1年はいろんなことをやらかしたが、無かったことにするべきではない。というよりも、自分の中ではどうやったって無かったことにはならない。周囲に声を荒げて言う必要もないが、認めるということを忘れてはいけない。素直にケーキを買っちゃう自分のことも、寂しいと認めた上で労ってあげるのが大事で(ここが大事。寂しくない、平気だ、と自分に嘘をついたんじゃ不健康極まりない)、そんな自分に最適なご褒美をあげられるのもまた、自分だ。もうすぐクリスマス。なんでもない普通の日として過ごすのも良いが、自分にご褒美をあげる日として過ごすのも良いのではないか。この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。Design&Text/つめをぬるひと
2016年12月12日ひとり焼肉が楽しめるお店『ニクアザブ』のおひとりさま人気の秘訣は、お肉一切れからでも注文できるシステムや、店員さんたちとのトークと焼肉を楽しめるカウンターにあり。半分の量を半額で頼むこともでき、平日は5時まで営業していて0時以降の入店も可能なので、女性ひとりでも仕事帰りにふらりと立ち寄れるのが◎です。その居心地の良さから、最近では女性の常連客も多いのだとか。一切冷凍なし、新鮮なA4ランク以上の黒毛和牛もちろん、お肉にも並々ならぬこだわりがあります。なんとA4ランク以上の黒毛和牛がメイン! 日本中のブランド肉が集まる芝浦市場から毎日仕入れる新鮮なホルモンも必食です。一切冷凍していないさばかれたばかりのお肉が届くので、さっとあぶるだけでOKなお肉もあり、ジューシーでフレッシュな肉汁の滴りをたっぷり堪能できます。さらに、スタッフが開発したタレも要チェック! 10種類以上に及ぶタレは素材や味付けにこだわり抜いた一級品です。これだけ味にバリエーションがあれば、どんなお肉を食べても飽きません。味の変化を楽しみながら、最高の焼肉時間を過ごしましょう!取材・文/萩原かおり店舗情報店名:ニクアザブ 六本木店TEL・予約:03-5411-2929住所:東京都港区六本木4−10−7 2Fアクセス:都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅出口6から50m営業時間:平日 18:00~翌5:00(L.O.翌4:30)日祝 18:00〜翌3:00(L.O.翌2:30)定休日:年中無休
2016年11月26日知りたくなかったのに知ってしまった!? 驚愕したお義母さまのヒ・ミ・ツとはお義母さまとの何気ない会話や行動から、夫もお義父さまも知らないような「お義母さまの秘密」を知ってしまった!!なんてことはありませんか。今回は、それって妻として、母として、女として、人としてどうなの??という「お義母さまの秘密」をリサーチ! みなさんから寄せられた驚きのエピソードを大公開します。イラスト:春吉86%気まずすぎ… 驚愕の瞬間!!夏になり短めのズボンを履いていた時、お義母さまのスネ毛がとんでもなくボーボーで衝撃を受けた! しかも、お義父さまのひげ剃りで剃っていて、それは私しか知らない…!(ムム)トイレの前を通ったら、全裸で扉を開けて用を足していた…! 思わず言葉を失った(きゃむ)簡易的な鍵がついた扉一つでつながった二世帯住宅で一緒に暮らしていた時のこと。姑が私たちがいない時に、こっそり侵入していた。何の意味があってこちらの世帯にこっそり侵入するのか意味不明で気持ち悪かった。それがきっかけでその二世代住宅を出た(わんこ)誰にも言えない… 心の奥にしまっておきますいつもオシャレで若々しい義母。ヘアスタイルがコロコロ変わり、すごいなぁと思っていたが、なんとカツラだった! 義母と家族旅行に行った時、寝るまで義母の部屋で楽しくおしゃべりしたのち解散。自分の部屋に戻ってから携帯を忘れたことに気が付き、再び義母の部屋を訪ねると、そこにはカツラをとったばかりのお姿が! 気まずい雰囲気になり「携帯忘れちゃって…」と言ってそそくさと逃げるように退散した(ねねでぶ。)食べ物を大切にするお義母さま。キャベツのバリバリに固くて虫食いだらけの外葉を、「ジュースにしたら分からないから」と家族に飲ませていた! 野菜の虫食いが大嫌いな夫だが、まさか日常的に口にさせられていたなんて、気の毒で本人には絶対に言えない(ウーフママ)びびびっくり〜!! 衝撃の真実…義父のことが大好きだと周囲に公言していた義母。ある日義母宅を訪れ、テーブルの上にあった電子辞書を何気なく開いたら、「離婚届」の検索結果が表示されていた…。おしどり夫婦だと思っていたが、外からは分からないものだなぁと感じた(オレンジ)うちの義母は、実は夫の産みの母親ではなかった…。血は繋がっていないけど、とってもやさしくしてくれたと夫から聞いた(るかっぴ)ずっと仕事一筋だった義母は預金額がすごいらしく、ウンゼン万などとうに超えているとか。古い家は耐震に不安があると自身が寝るためのマンションを買い、娘の結婚祝いにもマンション部屋を買い与え、息子が不動産投資をしたいと言ったら我が口座を担保に差し出す…。誕生日にはみんな(子ども、嫁、孫みんな)に諭吉を1枚ずつ配るが、これといった趣味もないので貯まる一方らしい!(Saya24)お義母さまだって女ですもの!?お義母さまと車の中でぶっちゃけトークをしている時に教えてくれた話。昔、大変モテたそうで4人と同時交際していたらしい。女だな〜と思った(匿名)義母がよく会っている○○さんと抱き合っているところを見てしまった!(とど)ぶっちゃけちゃった! お義母さまの告白自力で頑張ってダイエットに成功した!と言っていた義母だが、実はエステに通っていたことが判明(笑)! だいぶ経ってからカミングアウトされた(akieeeen)外貨の運用を家族に内緒でしていた。円高になった時にソワソワしていたのでどうしたのか聞くと、外貨の運用をしていると告白した。とても慎重派でそういうものとは無縁だと思っていたので驚いた(ぽっちゃりん)義父の悪口を言いまくっている。まぁ楽しく聞いているが(りょうちゅ)
2016年08月24日いま、ひとり海外旅を楽しむ大人女子が増えています。独身のみならず、結婚していてもひとりの時間は大切。ひとりぼっちの旅ではなく、むしろ「おひとりさま旅」ともいわれるようになった、大人のひとり旅のすすめです。 ■ひとり旅におすすめの国は?女性に人気のヨーロッパ。そのなかでもフランスやドイツ、ベルギーなどは女性のひとり旅に人気でおすすめです。ローカルな気分を味わえるよう、気ままにカフェでのんびりしたり、目的もなく街をブラブラするなど、とくにプランをつくらない旅もひとり旅の醍醐味です。メジャーな都市なら、公共の交通機関が整っているので、電車でいろいろまわるのも便利でおすすめです。その他のおすすめはアジアの台湾。とくに首都台北は電車でどこにでも手軽に行けて、とても便利。治安も比較的よく、ひとりで食べ歩きやスパ、温泉などのリゾート的要素も楽しめます。■SNSでつながる旅最近はSNSを利用する人がますます増え、ひとり旅をしていても孤独に感じません。現地からFacebookやInstagramなどのSNSで、いつでもどこでも誰かとつながることができます。旅先で撮影した写真を載せれば、オンタイムで家族や友人とコメントで話せるのも楽しいですよね。旅の近況を知らせることもでき、また現地の情報なども入手しやすいSNSはひとり旅には最高のツール。そのために、事前に海外旅行用のポケットWiFiレンタルなど、リサーチとお申し込みは忘れずに。■ひとりだからこそ充実の旅に仕事をしているとなかなか長期の連休は取れないですよね。そのため、急に仕事が落ち着いて連休が取れそうになったときには、思いきって有給消化をするもの大事。前から計画していた旅ではなく、弾丸旅行を決行するのもなかなか楽しいものです。そんなとき、ひとりならフレキシブル。急な休みでも旅に出れちゃいます。忙しい大人女子にとって旅行は、行けるときに行くのが鉄則です! 貴重な時間を無駄にせずに、自分のために時間を使ってみましょう。ひとり旅では何をメインにするかをざっくり決めておくとよいでしょう。ゆっくりスパを楽しむ旅、おいしいものを食べる旅、ミュージアムをまわる旅、友達に会いに行く旅。目的をひとつに絞ることで、じっくりと気楽に楽しめる旅になります。あれもしたい、これもしたいとプランをたててかけ回る旅もよいですが、ときには自分のペースで予定変更もどんどんできる、欲のない、気楽なひとり旅をしてみませんか。
2016年04月03日私はこのまま結婚しないかも。ご縁があったらしたいけど、良い人がいなければずっと“ひとり”かもしれないな…。アラサー、アラフォーになると、そのような考えが頭をよぎり始める女性も多いよう。『毎日がおひとりさま。』をはじめとするコミックエッセイが人気のフカザワナオコさんは、少し前までそういう独女の代表格ともいえる存在でした。そんな彼女がついにご結婚!晴れておひとりさまを卒業したフカザワさんの今の心境とは?◆アラフォーおひとりさまが結婚…!フカザワさんといえば、前述の『毎日がおひとりさま。』に続き、『おひとりさまの京都ひとり旅』(共に主婦の友社)、『おひとりさまの「はじめまして」』(幻冬舎)、『おひとりさまのはじめて料理』(KADOKAWA)など、とにかく“おひとりさま”関連の本をたくさん出している漫画家さん。だから「職業=おひとりさま」というイメージが強く、結婚前、彼氏がいると話しただけで女友達にびっくりされたこともあるそうです。そのフカザワさんが約1年前に入籍し、今月、『アラフォーおひとりさま、結婚しました。』(KADOKAWA)を刊行。こちらの本には、友人だったご主人からのプロポーズ、同棲、親との対面、ちょっとしたケンカやトラブルなど、結婚を決めてから婚姻届を提出するまでのあれこれが詰まっています。過去には良縁にご利益のあるパワースポットを訪れたり、出雲大社に縁結びの御祈祷を受けに行ったりと、結婚に憧れはあったものの、「もしかしたらこのままひとりかも」と頭のどこかで思っていたという彼女。長年ひとりでいた分、結婚にはそれなりの覚悟も必要だったようです。◆結婚はふたり編成のチームを作ること【Q.1】結婚を決めたとき、一番不安だったのはどんなことですか?「家が仕事場でもあるので一緒に 生活することで仕事するペースが崩れないかな?っていうのがすごく不安でしたー。実際は夫がサラリーマンなので規則正しい生活に私も必然的になり、仕事もちゃんとペース配分できてすごくいい感じです。」【Q.2】「結婚して幸せ」「結婚してよかった」と思える瞬間を教えてください。「毎日の晩酌で飲み相手がいること。ひとりでだらだら飲むのも楽しいけど、飲み相手が身近でいるというのはとても楽しいです。(そして飲み過ぎます…)」【Q.3】入籍から約1年経ってみての感想(印象?)を教えてください。「なんだかあっという間だなぁ!という印象です。思ったより起伏もなくとんとんとーんと日々が過ぎていくので、いつのまにもうすぐ1年!?って感じです。」【Q.4】ズバリあなたにとって“結婚”とは?「結婚前は『結婚とは人生のパートナーを見つけること!』って思ってたのですが、結婚してみると『結婚とはふたり編成のチームを作ること!』だなって思います。いろんなことに一緒に立ち向かう感じがチームっぽいなって。」結婚前はいろいろ思い悩むことがあっても、一緒に暮らしてみれば意外と平気!ということもあるものなんですね。そして、「結婚はチームを作ること」って回答は本当に魅力的!「昨日より今日、今日より明日」とふたりで日々、成長していけそうなイメージが湧いてきます。ひとりでは越えられない壁も、ふたりでなら乗り越えられそうな…。◆フカザワさんからのメッセージ最後に、そんな楽しくも穏やかな新婚生活を送るフカザワさんより、読者のみなさんへのメッセージをお届けします。『四十路の細道』連載時は大変お世話になりました!おかげさまで昨年春入籍しましてなんとかもうすぐ結婚1年って感じです。アラフォーなりの結婚までの道のりがつまった新刊『アラフォーおひとりさま、結婚しました。』ぜひぜひ読んでくださいね〜。それにしても、長年友達だった人との自然な形での結婚って憧れちゃう…!幸せの青い鳥は意外と近くに?みなさんの周りにも、もしかしたらそういう相手がいるかもしれませんね。「いい人いないかな」とため息が出そうになったときは、身近な人たちを見渡してみてはいかがでしょうか?フカザワナオコ1973年生まれ、愛知県在住のイラストレーター&漫画家。独身、彼ナシ、金ナシの楽しくて切ない毎日をつづった「毎日がおひとりさま。」はシリーズ化され、台湾や中国でも翻訳されるほど人気のコミックエッセイ『おひとりさまのはじめて料理 おひとりさま10年め、でもお料理1年生』(KADOKAWA)も人気。毎日更新される絵日記ブログ『ひとこま作者』も常にブログランキング上位。
2016年03月29日ブロガー・イケダハヤト氏との出会いをきっかけに高知へ移住したフリーライターの小野好美さん。最終回では、ゆるいつながりが魅力の「沢田マンライフ」を経て、イケダ氏も提唱している「2段階移住」(いったん地方都市に住んでから、山や海などの自然に恵まれた移住先を探す方が失敗が少ないという説)を実行に移します。数々の決断の先に小野さんが見つけたものとは−−?東京よりも高知の方が気の合う人とつながれて寂しくない高知にえいやと移り住んだものの、「県外から来たばかり」、「高知には身内もいない」、「独り者」、「仕事はフリーランス」という悪条件てんこ盛りでなかなか家が借りられなかった私ですが、沢田マンションだけは違いました。“沢田マンション”に住みたいがために他県からやってくる人もいるため、大家さんにとって、他県出身者や独り者は慣れたもの。もう一つの懸念事項「フリーランス(=収入が不安定)」に関しても、「それなら家で仕事ができてえいね(いいね)」と大家のお母さんはニッコリ。思わずお母さんに抱きつきそうになる衝動を抑え、私は30号室の賃貸契約を結びました。「沢マン」には、大家さん一家や住人同士のほどよくゆるいつながりがあり、たくさん食材をいただいた時には分け合ったり、時には誰かの部屋で自然と一緒にごはんを食べたり…。一人暮らしだと近隣とのつながりがほとんどない都会と、親戚のようにつながりの濃い田舎生活のちょうど中間という感じが、「ベタベタしたくないけど、完全に放っとかれるのはイヤ」という非常に面倒くさいメンタリティを持つ私にもすごーくちょうどいい空気感でした。都会から地方への単身移住について聞かれる質問ナンバーワンが「寂しくない?」というものですが、私の感触では、人口が多い東京よりもなぜか「沢マン」をはじめとした高知生活の方が、気の合う人とどんどんつながれて、寂しいと思う暇がなかったくらい。これは高知の人たちが皆ラテン気質で、フレンドリーだからでしょうか。もしくは人口が過密でない分、風通しがよくて、気の合う人にすぐアクセスできるから? それとも私の性格が高知にドハマリしているの? 曖昧な結論になりますが、自分をオープンにさえしておけば、ご縁ある場所では縁は広がり深まっていくもの。高知の人や自然に感化された私は、自ずと東京にいた時よりもオープンマインドだったのかも知れません。生活コストの低い“地方”「おひとりさま」ならどうにかなるまたよく聞かれる質問ナンバー2の「仕事はどうするの?」問題についても、(「あなたはフリーランスだからいけたんでしょ」という声もちらほら)乱暴な言い方になりますが、おひとりさまなら、どうにかなります。周りの移住者を見ると、「半農半X(エックス)」の人が多いかな、という印象。やりたかった農業を小さな規模でしながら、何かアルバイトをしたり、法人化しているような大きな農家を手伝ったり。「地方には仕事がない」という根強い呪縛がありますが、それは会社勤めをしたい人の話。飲食店、農業、農産物の加工・販売など、何らかの仕事はあるので、生活コストの低い地方ではそこまでがんばらなくとも、充分に生活していくことができます。もちろん自分でお店をやりたいとか、制作活動をしたいとか、そういう目的意識を持って移住してきて、実現している人も多々。イケハヤさんのブログでもよく論じられていますが、特に高知は元々企業が少なく、自営業が多い場所。商売を始めることのハードルが低いので、借金をせずに小さな規模でお試し的に商売を始めて、徐々に軌道に乗せていっている人が多いように思います。私が高知に来て感動し続けていることの一つが「自分で作って(やって)いいんだ!」ということ。都会では既に飽和しているインフラが地方では手薄。生まれた時から既存のシステムを充てがわれるのが当たり前だった東京生活に対し、地方ではイベントやお店や仕組みを、自分たちで作り出す余白があります。この能動的な姿勢に慣れてしまうと、システムに合わせる受動的な生き方では幸せを感じられない身体に…。リスクもあるのである意味キケンですが、圧倒的におもしろいのは確か。音楽、アート、お店、イベント、服、野菜や米、加工食品、そして家。あらゆるものを自分たちの手で作ってしまう人びとに囲まれていると、どうしてこれを買わないといけないと思い込んでいたんだろう? と思うこともしばしば。その分、もしも何かを買うなら、今まで以上に厳選するようになったのも収穫と言えましょう。さて、快適で順調に見えた私の沢マンライフですが、やはり拭うことができなかったのが「自然が足りない」という思い。そして、男と別れて仕事もフリーになって、仕事もプライペートもおひとりさま、四面楚歌状態で移住した私でしたが、移住から丸1年を前にしてその状態に変化が。恥ずかしながら帰ってまいりました…ラブのある暮らしに。えぇ、そうなんです。ありがとうございます。体の声を聞いて導き出した答えはおなかに…? 高知の海辺の町出身の彼が、その頃、仕事の関係で移り住んだのが四万十町は十和(とおわ)という地区でした。十和は高知県北西部に位置する山間の地域で、「道の駅」の成功モデルとして注目されている場所。移住者が多く、地域の人も移住者に対しとても柔軟です。どこを見ても山というこの地に何度か足を運ぶうち、私も彼と一緒にここに住むという話が持ち上がったのです。便利過ぎる沢田マンションから、「いちばん近いコンビニは隣の愛媛県」という山間の地に引っ越すには、またも激しい、葛藤がありました(激しすぎて体調を壊し、寝込む始末…!)。ですが、ここでも私の人生の根幹をなす「いくら考えても本当のところは分からない。やってみてダメだったらそこで考えよう」精神で思考を放棄。最終的にはまたしてもえいや、と勢いのみで引越しを敢行。沢田マンションのお母さんなどは、東京から来た私が田舎に引っ越すということで本当に心配してくれて、「何かあったらいつでも戻っておいで」と言ってくれました。入居のときはガマンした衝動を今回ばかりは抑えきれず、お母さんとがっしりハグを交わして私は四万十町にやってきました。そして現在。窓の外は一面の緑。聞こえてくるのは鳥の声。そしてそして、私のおなかには…猫が乗っていますね。3匹。すみません。重いので降りていただいてよろしいですか。かように彼と猫3匹との楽しい共同生活@四万十がスタートしました。ついに5年来、体の奥底で鳴りつづけていた「自然が足りない」という声に、「四万十移住」というアンサーを返したのです!四万十で“プラダの財布”は必要か?現在、東京で借りたら家賃6ケタの1戸建てを、4ケタ(!)で借りており、食材もよくいただくのでお金を使う機会はさらに激減。お金のために、と仕事をムリに抱え込む必要がなくなるので、余裕を持って仕事ができています。東京、そして高知市と比べて生活はさらにシンプルになりました。遊び方は料理とお酒を持ち寄って、誰かの家でパーティーするとか、気になる映画があったら上映会を自分たちで企画するとか、皆で餅つきや味噌作りをしてみるとか、そういう毎日で、意外と忙しいのです(笑)。パーティーの場にミュージシャンがいれば歌い、ダンサーがいれば踊り(四万十にはなぜかアーティストが多い)、料理も「玄人はだし」の人が多いので(田舎では美味しいお店ができるのを待っていても仕方がないので、自分たちで作るという姿勢のなせる技!)、気づけば四国の山奥にいるとは思えないクオリティの高い料理に囲まれていたり。ジビエもここでは当たり前。また、ときどきは街に行き、カフェやTSUTAYAでここぞとばかりに文化の香りを吸い込みます(笑)。暖かくなったらキャンプやカヌーに釣り、とアウトドア遊びが日常になることでしょう。「おひとりさま」のフットワークが軽さは武器になる そんな風にお金を使う機会が減って思うのは…なんというか、無人島に行く時にお気に入りのブランドのワンピースを着ていく人ってあまりいないですよね。もっと破れてもいいようなジーンズとか、履いて行きませんか?何が言いたいかというと、いかに私たちは人の目のための消費をしているかということ。私もフリーになった時に、自分に気合を入れようとプラダの財布など買ってみたのです。あくまで自分のためだと思っていましたが、でも、もしも自分以外誰もプラダを知らない国にいたら、その財布を買ったかどうか自信がありません。やっぱり周りからの「いいね」を欲しい気持ちがなかったと言ったらウソになる。他人からの称賛や羨望が欲しいという自分の気持ちも見つめたうえで、ファッションという遊びに昇華できていたら健全です。でも、自分を省みるとまったく自覚的じゃなくて、いつの間にか「これぐらいは持っていないと」という無意識の思い込みに振り回されていたな、と思うのです。借りていた部屋も、買っていた服や小物も。地方のいいところは、東京とくらべて圧倒的に「人の目」が少ないところ。人目を気にせず「自分の心身が心地よいかどうか」という一点のみにおいてすべてを選択できることが、どれほど幸福なことか−−。おひとりさま、東京から高知市を経て、四万十へ。また何か新しくておもしろそうな流れが来たら、乗るとは思いますが、とても心満たされる居場所を見つけました。もしもあなたが東京的な生活に疲れているなら。地方移住という手もありますよ。「おひとりさま」でも、いけました。おひとりさまであることは、フットワークが軽いという武器になります。私は前の恋人と別れてから「新しいパートナーができたら移住しよう」と思っていました。でも友だちに「彼氏が東京での仕事を手放せなかったら、移住できなくなるのでは?」と言われて至極納得。それに、先に一人で移住を果たして、のびのび暮らしていた方がパートナーもできやすいのかもしれません。極端な例かもしれませんが、高知に単身移住して1年を待たずに恋人ができて結婚、もうすぐママという友だちも。周囲のムードに流されず、「自分の心身が心地よいかどうか」をニュートラルに感じられる健やかさが、皆さまにも私にも、いつも共にありますように。読んでくださってありがとうございました! 今度は「田舎で消耗してるの?」にならないためのtipsとか、いろいろ書き足りませんが、すでに文字量を相当オーバーしているのでひとまずここで。またどこかで!Text/ 小野好美
2016年02月24日20代後半、年収250万ちょっと、恋人なしのおひとりさま女性・沼越さんが、“運命の物件”を求めてモデルルームを巡り歩く日々を描いた漫画『プリンセスメゾン』。『モチイエ女子web』との連動企画として『やわらかスピリッツ』に連載され、女性読者を中心にあたたかい共感とささやかな勇気を与えている本作の作者・池辺葵さんに、女性の人生と住みかの関係について前後編でお話を伺いました。沼ちゃんは偏見や思い込みを打ち破る私にとってのスーパーヒーロー『プリンセスメゾン(1)』(池辺葵/小学館 ビッグコミックス)――そもそも、理想のマンション購入を目指すおひとりさま女性を漫画の題材にしようと思ったきっかけや経緯を教えてください。池辺葵さん(以下、池辺)もともと『モチイエ女子web』さんから、単身女性が家を買うことをテーマに漫画を連載したいという話があって、担当のKさんが私に企画を持ち込んでくれたんです。担当編集Kさん(以下、担当K)池辺さんはこれまで『繕い裁つ人』や『サウダーデ』などの作品で、衣食住の“衣”と“食”は描いてこられたので、「次は“住”はどうですか?」と。池辺私自身は、これまで家を買おうなんて考えたことがなかったんですけど、『サウダーデ』を描いたときに、家がないということや、帰るところがないということを、もう少し深く描きたいなと思って。『プリンセスメゾン』では、“ふるさと”や“居場所”をテーマにしていると自分では思っています。――沼越さんは、居酒屋に勤務しながら古いアパートの1階に住み、こだわりを持って地道な貯金とモデルルーム巡りを繰り返しています。恋愛や結婚とは関係なく、自分のためだけに家を買いたい、と主体的に行動する女性を描いているのが新鮮でした。池辺沼ちゃん(沼越さん)は、私にとって憧れのスーパーヒーローなんですよ。はたから見たら「沼ちゃんってかわいそうじゃない?」と思われてしまうような恵まれない状況でも、凛としていて、すごくいきいきと美しく生きている。独身で家を買う女性に対する、世間の偏見や思い込みをとっぱらってくれる存在なんです。――2巻には「まずは自分の人生をちゃんと自分で面倒みて、誰かと生きるのはそのあとです」というセリフがあって、とてもかっこよかったです。池辺沼ちゃんは、それはそれで極端だとは思いますけどね。もちろん、人は恋愛を通して成長したり、自己を確立したりすることもできるけど、そうじゃない人も魅力的に描きたいなと思っていて。共感を頼りにしか描けないからいろんな人の孤独に寄り添いたい『プリンセスメゾン(2)』(池辺葵/小学館 ビッグコミックス)――作品では沼ちゃん以外にも、さまざまな家で、さまざまな生き方をしている女性が描かれていますが、職業や地位やキャリアにかかわらず、人知れずみんなどこかに孤独を抱えている気がしました。池辺恥ずかしいことですけど、私はゼロから物語を作るのが苦手で。共感だけを頼りに描いているというか、自分が日々感じている感情をもとに膨らませないと、話に入り込めないんです。――でも、読んでいて決して寂しい気持ちにはならず、むしろ励まされて温かい気持ちになります。2巻に出てくる、旅をするOLの豊田さんが印象的でした。池辺実は、温泉で倒れたのは実話なんです(笑)。北海道へ一人旅に出かけたとき、札幌から帯広まで電車で3〜4時間かけて移動するのが大変で、疲れてたんでしょうね。温泉に入ったら気を失って浮いてたみたいで……。私、このまま死んでたかもしれないと思ったらなんかおかしくなっちゃって、これ絶対漫画に描こうと思いました。――最後、オフィスの屋上でタバコをふかしながら「さて、どこで生きようか」と見栄を切るのもいいですよね。池辺意地っ張りというか、虚勢を張っている女の人を描くのが好きなのかな。見栄を張るのって別に悪いことじゃないと思っていて。全然かっこよくないけどかっこつけてる、それが本当にかっこよく見えたらいいなと思って描いてます。担当K池辺さんの描く女の人は、ダウナーだけど読んでいて心地いいんです。テンションの高い超元気な人が出てきたら、「ああ、こっちも頑張らなきゃ……」みたいに思わされてつらいじゃないですか(笑)。池辺でも、ちょっと偏っているかなと思うときもあります。家を買う単身女性を応援するwebサイトなのに、持ち家やマンションの魅力をあんまり描けていないんじゃないかと心配で。『モチイエ女子web』さんがよく我慢してくれてるなって(笑)。――マンション購入をことさらよいものとしてゴリ押ししたりせず、ひとつの価値観を押しつけるようなところがないのがこの漫画のよさだと思いますよ。池辺ただ、買うか買わないかはともかく、「こんな暮らしが私にもあったら」と素敵に思えるように描いてほしい、とは担当さんからお願いされています。それに、登場人物たちがどんな境遇であっても、最終的には自分のことを肯定して前向きに生きているように見えたらいいな、と思って描いてますね。描きたい景色が先に浮かんでから物語が下りてくるのを待ちます――池辺さんは、描きたいシーンから話を考えたり、先にセリフが浮かんだり、というのが作品によって違うそうですが、本作ではどうですか?池辺『プリンセスメゾン』はシーンが先に浮かびます。たとえば、すごくきれいな景色を見たときに、「これを眺める女の人が描きたいな」と思ったり、あるいは「こういうところがふるさとだったらいいな」「でも、自分にはあそこに帰りたいと思えるような場所がないな」と思ったり。そういうところから発想していきますね。――描きたいと思った景色や感情は、普段から意識して覚えておくようにしているんですか?池辺以前はそういうのをスマホにメモしてたんですけど、あるできごとに感情を揺さぶられたら、そのとき感じたことはそのとき描かないとものにならないということがわかって。今は、ぎりぎりまで発想や衝動が下りてくるのを待つ感じです。待っていれば絶対に下りてくると言い聞かせて、自分を信じるようにしています。――毎回、見開きの絵がとてもきれいで素晴らしくて、息を呑みます。この景色を見開きで見せたいな、と考えて話を作ることは?池辺話の流れの中でこれが見開きにきたらいいな、と自然発生的に生まれるものなので、見開きで描きたいシーンから話を作ったことはないです。見開きの絵ってすごくインパクトがあるし、読む人に訴えかけるパワーがあるぶん、その力に頼ってしまっている気がして、最近は控えるようにしてるんです。――そうなんですか?毎回、どんな流れでどんな光景が見開きでバンとあらわれるのか、楽しみにしていました。池辺それまでデジタルデータで描いていたのを、2巻の途中からアナログ原稿に戻したんですよ。デジタルをうまく使いこなせなくて。そしたら、見開きはを描くのがすごくしんどくて、頭に浮かんでいるイメージをちゃんと表現できる画力が、自分にはまだないと思い知らされました。だから、見開きはもっと考えて使わないとなって。担当Kでも、アナログに戻してから書き込みが細かくなって、原稿がすごくよくなってると思います。コマの外に絵や書き文字をはみ出させたり、小さな遊びを入れてくださることも増えてきていて。タッチも変わっていると思うので、そこも味わいながら読んでほしいですね。後編「家探しとは自分の人生を見つめ直す作業である」につづく(プロフィール)池辺葵2009年、『落陽』でデビュー。洋裁店で働く女性が主人公の『繕い裁つ人』(講談社)は、2015年1月に中谷美紀主演で実写映画化もされた。他の作品に、喫茶店を舞台とした群像劇『サウダーデ』(講談社)、老婆の夢と現実を描いた『どぶがわ』(秋田書店)などがある。現在、『やわらかスピリッツ』(小学館)×『モチイエ女子web』にて、『プリンセスメゾン』を連載中。2月12日に最新刊第2巻が発売された。
2016年02月23日“おひとりさま”“ぼっち”という言葉がすっかり定着し、いろいろなひとり向けサービスが誕生している昨今。未婚で恋人ナシ、仲良しの友人が結婚してあまり遊べなくなった…そんな人にとってはうれしい状況と言えるでしょう。でも、実際のところ、どこまでひとりでできるもの?20~40代の女性に“おひとりさま”行動の限界を聞いてみました!◆むしろひとりがいい“初級ぼっち”≪映画・展覧会≫・「作品と私との対峙なので、むしろひとりがいい」(30代)・「自分のペースで観たいから、ひとりで行くことが多い。去年の春画展もひとりで行きました」(30代)≪買い物≫・「趣味の違いがあるのでひとりがベスト。でも、誰かと一緒でも別にいいかなという感じ」(30代)・「ひとりで買い物するのは全然抵抗ないけど、ティファニーに入ったときは指輪を選ぶカップルばかりで寂しくなった」(30代)≪外食≫・「回転寿司、ラーメン、ファストフードはOK。20代の頃はひとりで夕食は無理だったけど、今は平気」(40代)確かにどれも、ひとりで行っても問題ないし、むしろ「ひとりのほうがベター」なイメージ。ただ、カップル率が高そうなお店は、幸せオーラにやられるかもしれないので、心の準備をして行ったほうがいいかも!?◆専用サービスで気軽に!“中級ぼっち”≪旅行≫・「女性ひとり客歓迎の宿を選んで行きます」(30代)・「ひとり旅が好きでよく行きます。ただ、GWや夏休みなどのイベントシーズンはちょっとキツい。周りが家族づれ、カップルでわいわいしてる中、ひとりでポツーンは悲しくなることも…」(30代)≪カラオケ≫・「ヒトカラよくします。他人に合わせなくていいし、慣れれば人目も気になりません」(20代)・「“おひとりさま歓迎”のカラオケ店をときどき見かけるけど、まだハードルは高い」(30代)≪ブライダルフェア≫・「ひとりだとセールスの人に捕まらず、自分のペースで見られるので意外といいですよ。“ひとり歓迎”と謳ってるフェアもあるし」(30代)≪焼肉≫・「普通の焼肉屋はハードルが高いけど、立ち食い焼肉には月2~3回行きます。ひとり客が多いので周りの目も気にならないし、隣りの人と話が弾んで2軒目に!なんてこともあります」(30代)以前ならあり得ないと思っていたことでも、サービスを提供する側が“おひとりさま”に対応し始めているこれらは、トライしやすそう。既に経験済みという人もいるのでは?◆「○×」判定の分かれ目!“上級ぼっち”≪遊園地・テーマパーク≫・「ディズニーランドは年間パスポートを持っててひとりでも行きます。買い物がメインだけど、シアター系のアトラクションやパレードはひとりでも浮かないですよ」(20代)・「楽しむための施設の“園”系は、ひとりではムリ…」(30代)≪BBQ・アウトドア≫・「たまに近所の河川敷でひとり燻製BBQします。犬の散歩をしてる人に見られるけど、気にしない!」(30代)・「山登りはよく行きます。ひとりで歩いてる同年代の女性、結構いますよ」(30代)≪花火大会≫・「家の近所で有名な花火大会があるのに、一緒に行く人がいなかったとき。音だけ聞こえてくるので気になって、缶ビールとお菓子を持って道端で鑑賞しました。みんな花火を見てるし、ひとりでも大丈夫でした」(30代)・「ひとりで行ったら、周りはカップルだらけで後悔。ずっとスマホをいじって、待ち合わせのフリをしていました」(40代)≪ソロウェディング≫・「興味あり。結婚はもう考えてないけど、単純にウェディングドレスを着てみたい」(40代)ここからはグッと難易度が上がった印象。周りの目を気にしない強い心を必要としそうですね。“ソロウェディング”という言葉が登場したときは驚きましたが、シンプルにファッションや撮影を楽しむサービスと考えればアリかも?◆これぞ究極、“超級ぼっち”のラブホテル!「え、ひとりでラブホ…?」と驚くかもしれませんね。巷には、少数ながら“女ひとりラブホ”を満喫している人がいるとのこと。確かに、ビジネスホテルよりはるかに設備が充実しているので、いろいろ楽しめそう。ジャグジーでリラックスして、ビールを飲みながら映画(なんならAVも!)を大画面で鑑賞し、ほろ酔いで気持ち良くなってきたらカラオケをしたりして…!あるいは、窓がなく外の喧騒を忘れられるので、仕事に集中できるという声も。プライベート~ビジネス利用まで、実に幅広く使えるんですね。人目が気になるのは出入りの一瞬だけ、エンターテイメントが詰まったひとりラブホ、興味が湧いてきませんか?身近になったとはいえ、ちょっとそれは…と尻込みしちゃうことも多い“おひとりさま”行動。思い立ったら即できる、自分のペースで動けるなどメリットは多いけれど、極めすぎると遊びのお誘いが来なくなってしまうというデメリットもあるようです。周りの人を遠ざけない範囲で楽しみたいものですね。そして、できることなら、同じ趣味を持つ異性との出会いにつながったらいいのですが…。そういう意味では、「旅行」「アウトドア」「ひとり飲み」など、内にこもらず、外に出て行く感じの行動はいいのかも。みなさんはどこまでOKでしょうか?(文=橘いつき)幸運暦が教える「新しい挑戦に最適な日」【無料占い】
2016年02月20日当サイトの大好評連載を書籍化した 『女ひとりの夜つまみ』が2月10日に発売されたツレヅレハナコさん。その刊行を記念して、呑兵衛女子を描いた人気漫画 『ワカコ酒』の作者・新久千映さんとの対談が実現!都内のバーで「女ひとり呑み」の同志が大いに語り合いました。前回の「家飲み編」に引き続き、後編となる今回は「外飲み編」となります。「前編・家飲み編」はこちらからチェーン店すぎず個人店すぎず…ひとり飲みにちょうどいいお店(c)ツレヅレハナコさん×新久千映――家飲み派のハナコさんに対して、『ワカコ酒』や『新久千映の一人さまよい酒』などで外飲みをきわめている新久さんですが、ひとり飲みにちょうどいいお店選びの基準やこだわりってありますか?新久千映さん(以下、新久)その日の気分によって、今日はしゃべりたいな、誰かと触れ合いたいなというときは、小さな個人店ですね。隣どうしの席が近くて、常連さんと自然と話が弾むような楽しいお店を選びます。逆に、静かにしっとり飲みたいときは、ちょっと大きめであんまり構ってくれなさそうなお店にします。ただ私の場合、1〜2杯飲むと、2軒目以降はたいてい誰かとしゃべりたくなって小さい店に行っちゃいますね(笑)。ツレヅレハナコさん(以下、ハナコ)私も、会社から駅までの帰り道にある焼き鳥屋さんにたまに通うんですけど、近所に2店舗くらいしかない、いい感じにチェーン店すぎず個人店すぎず……みたいな、ひとり飲みにちょうどいいお店なんです。私はふだん、おいしいお店を人に紹介するのが大好きなんですけど、そのお店は別に誰かを呼びたいわけじゃなくて(笑)。すごくおいしいわけでも、まずいわけでもないけど、ほどよくて落ち着くんですよね。引っ越したり会社が変わったりしたらたぶんもう行かないだろうなー、くらいのいい距離感っていうのがあるんですよ(笑)。新久わかります、わかります!特においしいわけじゃないけど、ひとりで飲みたいお店ってありますよね。ひとり飲みのきっかけは酔った勢いで!味が想像できちゃうお店には行きたくないハナコ『新久千映の一人さまよい酒』にも描かれてましたけど、気になるお店を見つけたとき、中の店員さんに気付かれないように、さりげなく外からチェックしたりする気持ち、よくわかります!ずっと気になっていたけど、入りづらくて勇気が出ないお店に、別の店で一杯引っかけてから行くことはありますね。ガソリンを入れて勢いをつけて、「よし、今日はあそこ行ってみるか!」みたいな。新久あるある!私がひとり飲みを始めたのは24〜25歳のときだったんですけど、そもそものきっかけは、飲み会の帰りに飲み足りなくて、酔った勢いで一人でふらりと立ち寄ったのが最初でしたから。読者の方からも、「ひとり飲みしたいんですけど、どうすればいいですか?」とよく聞かれるんですが、「最初は一杯引っかけた勢いで行くのがいいですよ」って言ってます。――よさそうなお店って、どこを見て判断しますか?ハナコどうでしょう。ここはダメだ、というサインならありますけどね。メニュー名が長すぎる店とか(笑)。「トマトとザーサイのなんとか和えなんとか風味」みたいのを筆ペンで書いてあるんですけど、フォントみたいにみんな似てるんですよね。私は“居酒屋文字”と呼んでるんですけど。新久そういう居酒屋、多いですよね。メニューの値段が朱文字で囲ってあって、だいたいバーニャカウダがあって、卵が赤い(笑)。ハナコあと、「心を込めて仕込み中」っていう看板がありますよね(笑)。そういうところは、判で捺したみたいにメニューの内容も値段設定も似てるし、食べなくても味の想像がつきやすいのが残念かな〜。新久判で捺したように似てるのに、「個性出してるでしょ」って感じがするのがちょっと……ですよね。ハナコもちろん、みんなで行くぶんには全然いいお店なんですけど、せっかくひとり飲みをするなら、内容が予測できないメニューが私は好きなんです。あるお店で、メニューに「アンチョビバター」としか書いてなくて、頼んだら皿にトーストとアンチョビとバターが並んでいて、自分で塗って食べるやつで。「こうきたかー!」みたいな驚きがあるのが好きですね。お酒の飲めないシリアでやっとありついたぬるいビール(c)新久千映さん――ツレハナさんは海外旅行がお好きで、その経験や思い出の味もレシピに生かされていますよね。ハナコ中東がすごい好きなんですけど、基本的にお酒が飲めないじゃないですか。トルコだけは国でワインを作っていたり、ラクという蒸留酒があったりと、お酒の文化があるんですけど、シリアとかイランではさすがに飲めない。あんなにお酒が進むおいしい料理があるのに、みなさんが飲まずにいられるというのが毎回衝撃で(笑)。羊を炭火で焼いたらそりゃ赤ワイン飲むでしょう、ひよこ豆をフムスにしたらそりゃ飲むでしょう?みたいな。ムスリムであれば当然のこととはいえ、信仰の力は本当にすごいなあとつくづく思います。新久現地でよく飲まずに我慢できましたね!ハナコシリアにいたとき、どうしても我慢ができなくてお酒が飲みたいと宿の人に言ったら、バスでこの店に行けと言われて、雑貨屋みたいなところに連れて行かれて。おそるおそる「ビール飲みたいんですけど」と言ったら、奥から黒いビニール袋を持ってきて、中に新聞紙にくるまれたぬるい缶ビールが入っていて、「決して道で飲んではいけないよ」って渡されました(笑)。そのままタクシーですぐ宿に帰ってグーッと飲みほしましたね。新久一歩間違えたらどこに連れて行かれるかわからないですよ……命がけのビールですね(笑)。広島ならではの酒飲み文化憧れの包丁ホルモンを求めて(c)ツレヅレハナコさん――新久さんは広島在住でらっしゃいますが、広島ならではのつまみには何がありますか?新久「がんす」という、かまぼこみたいな薄い練り物をフライ状にしたものがあります。ちょっとピリ辛なので、酒にも合うし、ご飯にも合うし、パンに挟んでカツサンドみたいにしてもいいんですよ。ハナコへえ、おいしそう!新久東京と一番違うのは魚介事情でしょうか。関東と瀬戸内海では、スーパーで売ってるものも全然違います。広島では、「小いわし」という煮干しにするような小さないわしが2キロ500円とかで売っていて、刺身や天ぷらにして食べるんです。あと、お好み焼きの前座として、鉄板料理をおつまみにする店が多いですね。ハナコ広島のお好み焼き屋さんで有名な「八昌」の支店が、東京の経堂にもあるんですよね。知り合いが、「素そば」という具の何も入っていない焼きそばを食べていて、「何それおいしそう!」と思って教えてもらいました。新久あとはやっぱりホルモン文化ですかね〜。ハナコ広島といえば、「包丁ホルモン」にずっと憧れていました!新久さすが、よくご存知ですね!牛の小腸などを天ぷらにしてポン酢と唐辛子で食べる「ホルモン天」は広島でも割と一般的で、その辺の安い居酒屋さんにもあるんですけど、その中でも「包丁ホルモン」は福島町や都町あたりのごく一部でしか食べられなくて。ハナコ各個人にまな板と包丁が1セットずつ配られて、揚げたてのホルモンが丸のまま出されて、自分で好きな大きさに切って食べるんですよね。仕事で広島出張が入ったときに、何はともあれ包丁ホルモンを食べに行くことだけは予定に組み込みましたよ(笑)。新久ただでさえ脂っぽいホルモンをさらに揚げるっていう、どうかしてる食べ物なんですけど、不思議といくらでも食べられちゃうんです。ハナコさんが頼りにする最強の二日酔い薬“ミラ様”(c)『新久千映のまんぷく広島』(新久千映/KADOKAWA)――飲み過ぎての失敗談とかってありますか?ハナコ電車はふつうに乗り過ごしますね。以前、吉祥寺に住んでいたときに、中央線を寝過ごして「まずい!」と目を覚ましたら高尾駅で。斜め前に座っていたサラリーマンが起こしてくれたので、「この辺に、朝までやってる居酒屋ないですかね?」と聞いたら、「目の前に“笑笑”がありますよ」と言われて、その人と朝まで飲みましたね。新久え、一緒に飲んでくれたんですか?ハナコ「どうも、はじめまして!」と飲みはじめて、「そろそろ始発が出ますね、じゃ!」って別れて(笑)。――二日酔いなんかもされるんじゃないですか?新久ウコンやヘパリーゼ、ハイチオールCなどをローテーションで飲んで対策してますね。つい昨日も出版社の新年会だったんですけど、事前にヘパリーゼを飲んだら、12時間くらい飲んでたのに平気でした(笑)。ハナコ私は「ミラグレーン」という肝機能の改善に効く薬を頼りにしてます。私の飲み友達の間では「ミラ様」と呼ばれていて、今日はやばいだろうという日は「ミラ様いっとく?」っていう言葉が交わされますね(笑)。新久知らなかった……!(ネットで調べて)これ、効能に「アルコール中毒」って書いてありますよ(笑)。ハナコ一応、ふつうに薬局やネットでも売ってるまともな薬ですから(笑)。でも、私の飲み友達は「俺、ミラ様飲むと酔わないんだよね……。その強さが怖いから、もうミラ様飲むのやめるわ」って言ってました。別に酔わないためにミラ様飲むわけじゃないし……と仲間内で議論になりましたけど(笑)。新久議論になるのがおもしろいですね(笑)。ハナコさんとは大の猫好きという共通点もあるし、ぜひこれからも東京にきたときは一緒に飲みましょう!ハナコこちらこそ!広島に行ったときは案内してくださいね。(c)『女ひとりの夜つまみ』(ツレヅレハナコ/幻冬舎)(プロフィール)ツレヅレハナコ2004年より食をテーマにしたホームページ「ツレヅレハナコ」を始め、以降 ブログ、 Twitter、 Instagramなどで個人的な食情報を提供し続けている。初の著書 『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)が2月10日に発売されたほか、『月刊!スピリッツ』4月号(小学館)より、原案・協力を務める山崎童々の漫画『みつめさんは今日も完食』が連載開始される。(c)『新久千映の一人さまよい酒』(プロフィール)広島県広島市出身。2006年に『コミックバンチ』増刊号(新潮社)でデビュー。『月刊コミックゼノン』『WEBコミックぜにょん』(徳間書店)に連載中の『ワカコ酒』はTVドラマ化やTVアニメ化もされ、現在TVドラマのシーズン2がBSジャパンなどで放送中。地元広島のご当地グルメを描いた 『新久千映のまんぷく広島』も好評発売中。また、『コミックエッセイ劇場』(KADOKAWA)にて『新久千映の一人さまよい酒』を連載している。Twitter: @chiezoooouちえぞう王国―新久千映HP
2016年02月12日フカフカ、モフモフ。冬は猫さまたちのさわり心地も愛らしさも倍増する最高の季節です。昨年初夏に発表し大反響を巻き起こした猫さま大賞の中から厳選したモフ賞の猫さまを発表します!特別審査委員の女優・水川あさみさん、モデル・真間玲奈さん、「SUNDAY ISSUE」ディレクター・太田メグさんからのコメントも合わせてご紹介いたします。今回も、猫さまたちにときめき、笑い、癒されてください!(【】内は猫の名前です)【はっさく】まるでハムスターのような……。ほっぺがはみ出しすぎ!!「このマズル(口まわり部分)感…たまらない!」(水川あさみさん)。【ちょんこ】あったかくなるとすぐにコロンと仰向けに。「おなか撫でさせてあげるよ~」。【あずき】「おなか撫でて~」。ここにもモフボディをくねらせておねだりする猫さまが!「見事なカーブ!両足の脱力感と毛割れ具合もいいですね~。そして、こんなポーズでもカメラ目線を忘れない。プロ意識を感じます」(太田メグさん)。【きなこ】安定感たっぷりの立ち姿がお見事!何か(きっとおやつですね)を追い求める目線に、ここぞという時の猫の集中力が宿っています。【オスカー、ポーラベア、ミー、チコ】箱の中で眠る4匹のモフモフたちはご兄弟?◇みずかわ・あさみ女優。アメリカンショートヘアのニコと暮らし、猫モチーフのさまざまなグッズも収集。現在、連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列)に出演中。◇まま・れいなモデル。ananをはじめ、さまざまなファッション誌、ファッションショーなどで活躍。里親募集で引き取ったツナ、とうふ、もずくの3匹の猫と同居。◇おおた・めぐ「SUNDAY ISSUE」ディレクター、「Cat’s ISSUE」主宰。『アフタヌーンティー・リビング』とのコラボブランド『Cat’s Nap Time』の商品も全国で発売中。※『anan』2016年2月17日号より。文・野尻和代
2016年02月12日ひとりHを“ひとり宇宙”と名付け、その素晴らしさを女性たちに伝える劒持奈央さん。そもそも、なぜ、そのネーミングに?「マスターベーションは、快感を追求することであると同時に、自分の体と心を融合させる行為だと考えています。というのも、私は10代のころ性的被害にあって、生きることが辛いと思いながら過ごしていたんです。でも、ある日、体のなか、つまり膣に熱いエネルギーを感じてマスターベーションをしてみました。すると、不思議なことに快感とともに強いパワーが体中に走るのを感じて、生きるエネルギーがわいてきました。すると鬱っぽくなっていた気持ちがなくなり、体が足先まで温まってきたんです。それからというもの、自分の体にどんどん興味がわき、自身を愛せるようになりました。そうして自分との対話を繰り返すうち、マスターベーションをすることは、人が介入しない自分ひとりの感性を高め、自分という宇宙を知ることなんだと気づき、ひとり宇宙と呼び始めたんです」“ひとり宇宙”をすること、つまり自分への理解を深めることには、ポジティブな効果がたくさん。「まず、子宮という世界を持っている自分を誇らしく思い、女性という存在を肯定できるようになります。また、私の場合、性への罪悪感も消えました。女性って性的なことを否定しがちですが、それは間違い。気持ちいいと感じることは肉体を持って生まれた以上、大きな喜びであってしかるべきなんです。そうして自己肯定感が得られると自分に自信がついて、女性として輝き始める。すると、さらにその副産物としてパートナーとのセックスが良くなったり、異性からモテるようになることも」ひとりHでは、できれば膣に指を入れてほしいと劒持さん。「膣内に指を入れることは、自分の体の内部を直に触るということ。すると、いろいろなことがわかります。たとえば、膣内が固くて指がなかなか入らない人は、性に対しても人に対しても心を閉ざしているかも…とか、膣内が冷たいと感じたら体が冷えているとか、寂しい思いをしている可能性があるとか。そうして体の状態をきちんと知って把握することで、自分への理解が深まり、どんな快感を得たいのかという真の欲求に気づきやすくなります。体の欲求に素直になると、おのずから心が世の中に求めているものもはっきりします。人生の目的が見えて健康に。ほら、毎日がキラキラと輝きだす気がしませんか?」◇けんもつ・なおオフィスラナンキュラス代表。“幸せなセックスの伝道師”として講演やセミナーを開催し、多くの女性たちから熱い支持を得ている。著書に『幸せなセックスの見つけ方~自分をまるごと好きになる「ひとり宇宙」レッスン~』(河出書房新社)が。※『anan』2016年2月10日号より。文・重信 綾イラスト・黒猫まな子
2016年02月08日海外一人旅に出かけたことはありますか? 一人旅をする女性は年々増加しており、旅行会社も「おひとりさま」用のパッケージツアーをだしている時代です。ここでは、快適な一人旅を過ごせるコツをご説明します。■一人旅の醍醐味(だいごみ)パッケージを使わずに、行きたい場所の航空券とホテルだけ抑えて、個人で旅行を組み立てる方法を好んでいるという人も多いようです。■一人旅のメリット一人旅の最大のメリット、それは自分一人で気楽な時間を過ごすことができること。友だち同士の旅行も楽しいけれど、わがままをいえないこともあるはず。一人旅だったら自分の時間を自分の好きなように使えます。疲れたら友だちに合わせることなく休憩できるし、朝だって好きな時間まで寝ていられます。一日中、ビーチで本を読んで過ごすこともできるし、食べたいものを思いっきり食べたり、したいことを自由にできる。これが一人旅の究極のメリットです。■一人旅のデメリット一人旅を踏みだせない人は、一人だとつまらないという人が一番多いそう。確かに一人旅では寂しいと感じることも少なくありません。たとえばレストランでは、大勢で食事をした方が楽しいし、高級レストランに一人で入るには勇気が要ります。また、海外ではホテルの値段が一室で計算されているため、宿泊が割高になることもあります。■一人で寂しい時は?レストランなどは一人でも入れる場所を探しましょう。最近はブログで簡単に現地情報が収集できます。または実際に店の前を通って、一人でも入れそうかどうか見極めてみるのもよいでしょう。あとは度胸と根性。基本的にレストランは、一人客でも問題なく受け入れてくれます。どうしても一人で食事をしたくない人は、地元のスーパーやマーケットに行っておそうざいを購入し、滞在先で食べるのもありです。ちょっとしたホームパーティー気分で、おしゃれなお酒とおそうざいを購入してはいかがでしょうか。また、ふらっと立ち寄ったカフェやバーは、地元の人と話ができるチャンス。英語がしゃべれなくても現地の言葉が分からなくても、話したいという意欲をみせればきっと、あなたに合わせた話をしてくれます。■旅の予約、計画方法・場所の決定行きたいところに行くのが一番いいですが、オススメは「なにかひとつ目的をつくる」こと。たとえば、「世界遺産を制覇する」や「郷土料理のクッキングクラスにチャレンジ」「5つ星ホテルのラウンジでバー」でも構いません。何か特別な目的がひとつあると達成感が得られます。せっかくの一人旅なので、友達や彼氏との旅では得られないような「極めた」目的があると、よりいっそう楽しくなります。・旅の計画目的をひとつ決めたら、スケジュールを立てましょう。できれば前もって、この日はここに行く! と決めておくといいかもしれません。観光地へいく方は、団体客がいない穴場の時間(早朝もしくは夕方から夜)を狙って訪れるとよいでしょう。・情報収集情報収集は、ネットが手軽でおススメ。特にブログは地元通の方が多いので、食べ物やカフェ系は参考にするといいでしょう。・航空券の予約時間のある方は、航空券の購入は複数のサイトを比較しながら検討するのが賢い方法。同じ航空会社のチケットでもサイトによって金額が異なります。また、期間限定の格安プロモーションチケットなどが販売されていたりするので、「これ!」と思った場合は迷わず予約しちゃいましょう。・宿の予約一人旅だと、ホテルが高くつくのが欠点。でも、ユースホステルは使いたくない…。そんな方に試してもらいたいのはホームステイ。現地のお宅に訪問し、まるで暮らすように滞在できるのがホームステイの魅力。ホームステイ先の家族の方と交流ができるのもうれしいポイント。現地ならではのさまざまな情報を入手できるかもしれません。ホームステイはAirbnbまたはホームステイウェブを使うとよいでしょう。ナイトライフを楽しみたい方や、中心地に住みたい方には、ホテルがおススメ。ホームステイでは郊外に構えていることが多いので、ロケーションを重視する方はホテルがよいでしょう。宿泊先は一日の内で一番長い時間を過ごす場所になります。サイトの口コミ評価等を使用して、現地の治安やホテルの防犯体制、清潔度なんかも十分にチェックしてください。一人旅はたくさんの出会いや、いろんな気付きが発見できます。ぜひ安全で楽しい一人旅を満喫してくださいね!
2016年02月05日みなさんは、夜きちんと寝られていますか?許されるなら、毎日11時間は寝ていたいロングスリーパーのチェコ好きです。睡眠時間を削ることは、健康面から考えても精神面から考えても効率面から考えてもまったくいいことがないので、できる限り控えたいものですよね。ですが、今回したいのはオールナイト、徹夜の話。オールで遊ぶとなると、イベントやら飲み会やら、それなりの人数でわいわい騒ぐというイメージがつきまといますよね。でも、都内だったらおひとりさまがひとりでまったりオールできる、素敵な場所もあるのです。映画館のオールナイト上映を狙え©h0usep1ant私がたまに訪れるのが、池袋にある映画館・新文芸坐。ここはほぼ毎週土曜日にオールナイト上映をやっていて、夜22時くらいから朝5時くらいまで、映画を延々と楽しむことができます。深夜に立て続けに3〜4本と映画を観ることになるので、途中うっかり寝てしまって記憶がないなんてこともザラにありますが、それもまたお楽しみ。おそらく世の中の大半の人は、映画=エンターテインメント、だと思っていますよね。そして、それは決して間違いではありません。そのため、映画の上映中に眠ってしまったら、なんだか損した気分になってしまうと思います。だけど、映画学の世界では、映画は夢(夜に眠りながら見る夢)のアナロジーであるともいわれています。真っ暗な場所でスクリーンに映し出される幻は、ちょうど夜に目を瞑って眠っているとき、頭のなかに浮かぶ幻の映像と似ているからです。だから、映画の分析にはしばしばフロイトの理論が使われたりもします。まあ、めんどくさい細かい話は置いておいて、要は「途中で眠ってしまっても大丈夫!」ってことです。実際、眠くなる映画として有名なロシアの巨匠アンドレイ・タルコフスキーの作品は、オールナイト上映で観ると私は99%起きていられません。それでも、上映が終わり明るくなる場内と、夜から朝へかけて明るくなる空が頭のなかで重なって、映画館を出たあとは自宅で眠るよりぐっすり寝られたような気分になるから不思議です。そして、映画の映像と自分が上映中に見た夢とがMIXされて、この世にたった1つの「存在しないはずの気持ち悪い映画」ができているという……。また、映画館のオールナイト上映を狙ってくる人間の大半はいわゆる「映画マニア」。学生時代に年間何百という単位で映画を観ていた私にとっては非常に懐かしい人種なのですが、もしかするとみなさんの目には少々異様に映るかも……?だけど、もちろん危害を加えられたりすることはないので、異文化に触れると思って安心してその場の空気を堪能して欲しいです。女性の一人客もとても多いので、ぜひホームページを参照しながら、お気に入りの特集上映を見つけてみてください。オールナイト上映をやっている映画館が近くにない!という方はですが、もちろん近くにオールナイト上映なんてやっている映画館がないという方もいるでしょう。ちなみに、今回なぜ私が「おひとりさまがひとりでオールする場所」について書いてみたのかというと、実は映画館でのオールナイト上映を勧めること自体は二の次だったりします。別に話は「映画のオールナイト上映」でなくてもよくて、1人で、ちょっと変わった場所で、非日常を体験できるものだったらなんでもいいと思います。1人で飲めるお店を見つけるとか。これ、私はお酒が苦手なのでやってみたいと思うもののなかなか挑戦できないんですけどね。一方、映画のオールナイトは上映をやってくれる映画館さえ見つかれば、あとはチケットを買って1人で潜入するだけなので楽勝です。自宅以外の場所で1人の夜の時間を過ごすことは、いくつになってもちょっとドキドキするし冒険心を掻き立てられるものです。そしてその時間で、普段ならスルーしていたようなことに気付いたり、何十年前のことをふと思い出したりすることが、私にはあります。睡眠不足は良くないのであんまりしょっちゅうやるものでもないと思いますが、おひとりさまは「たまに1人で行く変な場所」を持っていると楽しい、かもしれません。リラクゼーションとかラグジュアリーとかじゃなくて、「変な場所」です。カタカナ言葉の意味あんまりわかってなくてすみません。もしあなたが「たまに1人で行く変な場所」を持っていたら、それ、おひとりさまのコミュニティでこっそり共有しましょう。みんなの集合的無意識が結合して、何かわくわくするようなオカルトな出来事が起こるかもしれません。……と、いうのは冗談です。Text/ チェコ好き
2016年02月03日SOLO読者のみなさんこんにちは。今回は少々自己啓発っぽいタイトルにしてみたのですが、みなさんは、「ひとり」で生きていることの最大のデメリットってなんだと思いますか?私が思うに、それは自分の世界がどんどん固定され、狭くなっていってしまうことです。それを、「自分のこだわりをどんどん強めていける」と良いほうに解釈することもできますが、ライフスタイルや価値観が凝り固まっていくことって新しいものを受け入れられなくなるということなので、やはり歓迎してはいけない部分もあると思うんですよね。一方、結婚や出産によってライフスタイルを変える機会があった人たちは、自分のこだわりをどんどん捨てて、新しいものを受け入れていかざるを得なかったでしょう。私やあなたがもし今妊娠したら、母子ともに健康に過ごせるようにさまざまな情報を探したり人から聞いたりするでしょうし、ベビーグッズにも詳しくなっていくはず。巷にはお腹におもりのついた「妊婦さんの世界を疑似体験できるジャケット」なるものもありますが、妊娠したり出産したりすると、誇張なしでちょっと世界が変わるんだろうなと私は独身ながら思うのです。自分のこだわりを強めていくのも楽しいですが、予期せぬものがもたらす未知の世界、新しい情報ってなかなか侮れません。「旅行」と聞いてあなたが思い浮かべる場所はどこ?©paul bicaでは、もうちょっと具体的に考えていきましょうか。みなさん、旅行は好きですか?出不精だからキライ、という方もいるかもしれませんがここは少々譲って好き派の立場に立っていただいて、次回旅行に行くとしたら、あなたはどこに出かけたいですか?私の場合、「旅行」といわれると、今年実際に行く計画を立てている中東のイスラム諸国を思い浮かべます。しかし、もちろん「韓国」という方もいるでしょうし、「屋久島」という方もいるでしょうし、「別府温泉」という方もいるでしょう。それぞれの場所に優劣はないのですが、問題は「次回の旅先」と、「前回の旅先」の傾向です。リゾート好きの方は毎回世界各地のリゾートに、自然が好きな方は毎回日本全国の自然が深い場所に。お酒や土地の食材を楽しみたい方は、それに適った場所を選ぶでしょう。好みの問題なので別にそれが悪いわけではありませんが、毎回の旅先の傾向が固まってきてしまうのって、長い目で見るとどうなんだろうな?と私は考え込んでしまったのです。自分自身を振り返ってみると、私は国内の観光地にほとんど興味がわかず、海外の美術や文学の世界が楽しめそうなところか、複雑な歴史を抱えたディープな土地を選んでしまいがちです。自分的には毎回新しいものを吸収しているつもりだったんですけど、それは同時に、私に日本の自然の素晴らしさや地酒や土地の食材を楽しむ感性が備わっていないことを意味しています。おひとりさまは、意識して自分の傾向を変えていったほうがいいかももちろん旅行はあくまでたとえで、読む本、付き合う人、飲食店、身の回りのすべてのものにこの話は適用することができます。おひとりさまは、変えるキッカケがないから変わらない。変わらないのは悪いことではありませんが、なんだかんだで柔軟性があったほうが、世の中生きていきやすいと私は思うんですよね。『東京タラレバ娘』最新の4巻では、「世の中の女は2種類に分けられる妥協できる女と妥協できない女」というズバリなモノローグがありましたが、妥協というか、要は柔軟性ってことだと思うんです。凝り固まらずに新しいものを柔軟に受け入れていく余地があったほうが、何かとやりやすいのではないでしょうか。恋愛であればよりいろいろな人と仲を深めていけるしチャンスが広がるし、共同生活を営むにもそのほうがやりやすいでしょう。仕事に行き詰まったときも打開策が見つかりやすいと思いますし、大人になるにつれ作りにくくなっていく新しい友人もできやすいはず。未知のもの・世界への好奇心、それを受け入れる余地は、いくつになっても持っていたいものです。キッカケがないなら、自分で作るしかないのです。私はまだまだ刺激物が欲しいお年頃なので当分海外旅行を続けるでしょうが、30代半ばくらいになったらそれを1回ぱたっとやめて、国内の自然が深い場所や海が綺麗な場所を重点的に旅しようかなあと考えています。「自分の傾向」を意識して把握し、それをガラッと変えていく。口でいうのは簡単ですが、これは頭も使うし勇気もいります。でも、おひとりさまが縮こまらずに、柔軟性を保ちながら世界を広げていく方法って、これしかないような気もします。あなたは妥協できる女でしょうか、できない女でしょうか?もしくは、柔軟性はありますか?私は最近ガチガチなので、これを書きながらちょっと反省させられました……。Text/ チェコ好き
2016年01月19日もし、あなたがおひとりさま飲みをするとしたら、どこを選びますか? BAR、居酒屋、カフェ、自分の部屋? 飲む場所はさまざまありますが、ここはぜひ、立ち飲み居酒屋でおひとりさま飲みをすることをオススメします。「ええっ! 立ち飲み居酒屋なんて!」と、女性なら苦手意識があるもの。でも、思い切って入ってみると、実はとても居心地のよいところなのです。■入りやすいお店のチョイスグルメサイトで簡単に店が検索できるこの時代、店探しは検索を駆使するのがもっとも早いです。携帯からでも簡単に検索できますが、グルメサイトに載せていない隠れた名店はたくさんあります。初めて立ち飲み居酒屋に挑戦するなら、そんなグルメサイトに載っていない、カウンターだけのこぢんまりした店はどうですか? そんな店は開店間際の、客が少ない時間帯が狙い目。店もまだ混んでいなければマスターが話し相手になってくれます。■お酒について立ち飲み居酒屋では、カクテルなどの手がこんでいる飲み物はあまり置いていません。ビールや日本酒、チーハイなど、すぐに提供できる飲み物が主流です。ここでのおすすめは日本酒。熱かんにすると冷で飲むよりも飲みやすいと感じるでしょう。■隣のお客さんとの距離カウンターだけの店だと、入るとすぐに先にきていた客のすぐ隣を案内されるかもしれません。みず知らずの人といきなり隣同士になるのは、抵抗があるかもしれませんが、そこが立ち飲み居酒屋のいいところ。気が合わなければすぐに帰れる、というメリットがあります。しかし、お酒が進んでくると初対面同士でも自然と話が合ってくることも多いはず。初めての客に対しては、店員も考えて、常連の話が合いそうな人の隣へ案内するそうです。■意外と多い女子おひとりさま以前、カウンターだけの立ち飲み屋さんへいったときは、7名の客のうち3名が女子のおひとりさまでした。1人は夜働いているバーのオーナーで、あとの2人は主婦の方。バーのオーナーは、私と年齢も近く、話も弾みました。ひとりで店に行くと、同じようにひとりできている女性と友だちになるケースがあります。仕事関係でもなく、昔からの友人でもなく、いきなり友だちになれるのは、とてもうれしいもの。何の利害関係もないので話も自由です。■歓迎される女子おひとりさま店の方に「正直な話、おひとりさま女子が来店したら気を使う?」と質問したことがあります。回答は「全然気を使うとかはなく、むしろ歓迎している」とのこと。女性がいると雰囲気が明るくなり、お店の印象もよくなります。ただし、カウンターのみの店に大勢で来店する女性たちはお断りするそう。やはりせっかくのカウンターですから、できるだけ少人数で楽しんで欲しいとの思いだそうです。あなたも気がねせず、立ち飲み居酒屋でのおひとりさま飲みを楽しんでみませんか?
2016年01月10日誰に気兼ねするでもなく、自由で優雅なおひとりさまライフ。でもその反面、万が一のときに頼れる相手がいないんですよね。自分の稼ぎひとつで生計を立てているおひとりさまは、もしケガや病気で働けなくなってしまったら収入が途絶えてしまいます。たとえメンタル的に支えてくれる友人・知人はたくさんいたとしても、経済的に助けてもらうのはなかなか難しいもの。そこで、“もしも”にそなえて保険に入っておくと安心です。ただ、一言で「保険」といってもそのタイプや掛け金はまちまち。どれに加入すればいいのか、なにが必要なのかなど、いざ選び始めると迷うことがいっぱい。そこで、おひとりさまに必要なもの、必要ないものなど、保険選びのポイントを踏まえておけば保険選びのハードルがぐっと下がるはずです。おひとりさまに必要な保障(c)Eddy Van 3000保険選びの大前提は、「何のために加入するのか」。おひとりさまの場合、「もし働けなくなって収入が途絶えても生活が困らないように」、また、「入院や手術などが必要になったときの医療費負担を軽くする」ことではないでしょうか。そうすると、まず必要なのは「生活費」と「治療費」。毎月の掛け金から少しずつ貯蓄してくれるタイプや、入院0日から保険が下りるタイプが最適です。ただ、ガンや婦人科系の病気など一定の疾病に特化したものや、高額療養に対応したものなど、医療に関する保険だけでもさまざま。アレもコレもと保障をつけてしまうと、掛け金も高くなってしまいます。健康診断の結果や、家系的にかかる可能性が高い疾病を考慮して取捨しましょう。また、治療方法に制約のあるタイプは、もしカバーしている以外の方法で治療を受けた場合に支払われないなどの落とし穴があるため、「診断された時点で給付」してくれるタイプのほうが安心。治療費はもちろん、生活費の補てんとしても利用することができます。逆に「遺された家族の生活を保障する」ための「生命保険」は、今の段階では必要ないということになります。保障内容の重複を避けるために必要な保障が分かったところで、次に注目すべきは「健康保険との重複」。勤めている会社によって加入している健康保険は異なりますが、どの種類でも平等に保障されているのが、「療養の給付・高額療養費・出産育児一時金」の3つ。病院での負担が3割になったり、高額な医療費を支払ったときに所定の手続きをすれば払い戻してくれたりします。また、加入している健康保険によっては「傷病手当金」などとしてプラスアルファの給付内容がついていることもあります。仕事を休まざるを得なくなったときに一定の範囲内で収入を保障してくれるので、突然収入が途絶えるという心配がありません。このような「健康保険でまかなわれる保障」でも補えない部分を保険でカバーすれば、必要最低限の保険内容で十分な保障を受けることができます。掛け金のチェックポイント保険に入る際、やはり気になるのが保険料。保障を絞ればある程度低く抑えることができますが、保険のタイプによって一生涯金額が変わらないもの、年齢とともに保障内容や掛け金が変わっていくものなどがあります。ついつい老後の心配ばかりが頭をよぎって数十年後を見据えたプランを選びがちですが、おひとりさまは今後ライフスタイルが変わる可能性も大。先よりもまずは“今”必要な保障を揃えたうえで、ムリのない金額の中から選びましょう。なお、途中でプランの変更や解約をしたときに損することがないかだけは、しっかりチェックしておいてくださいね。そうはいっても、おひとりさまの人生には「このまま一生ひとりでいる」という選択肢もあるため、老後の蓄えや保障だって無視はできません。“今”の生活に重点を置くことは大切ですが、結婚や誰かと住むことを考えていない場合は、退職後も払える掛け金かどうかも念頭に置いておきましょう。ただ、介護に関しては保険に丸投げしてしまうより、別口座で貯金したり、地域で利用できるサービスを調べておいたりする方が現実的です。ライフスタイルの数だけプランがある「保険」。でも、おひとりさまに必要なものに絞ってみていけば、おのずと限られてくるはずです。「今のライフスタイルに寄り添った内容でムリのない掛け金」で選び、数年ごとに内容を見直して軌道修正していけば、満足と安心を得られる保険がみつかるはずですよ。Text/千葉こころ
2015年11月30日「おひとりさま」なんて言葉も浸透した今、一人でなんでも出来て、一人行動が余裕な女の子は意外にも多い!わたしもそのうちの一人です。一人の時間を何よりも大切にし、仕事をやり切ったあとは誰とも一緒にいたくないですし、スーパーでアイスクリームでも買ってお家へ帰宅したい。そんな若干こじらせ女子・・・・・・いや、ガッツリこじらせ女子は、恋愛をしたくないわけではないはず!出来れば恋愛したいし、彼氏だって人並みに欲しい・・・・・・。でも疲れるのは嫌・・・・・・。そんな女子の将来への不安をどうにか解決出来ないかと思いまして!今回は一人好きな25歳~30歳女性30人に『こじらせてても将来を安心して迎えられる方法』について調査してみました。■1.一人飯を極める「二人分、三人分の料理を作るのって簡単!でも一人分を余らせずに作るのって難しいんだよ。だいたい余るからね!」(29歳/美容関係)「どうせ余っちゃうし今日は夕飯食べなくていいや~」ではなくて、しっかり一人分のお料理が出来て自炊をしている女性は将来必ず役に立ちます。一人暮らしが長ければ長いほど、自炊はたまにするくらいであとはお惣菜かコンビニか外食~!なんてことがあると思います。それでは、将来への不安は続いていくばかりですよ。料理が人並みに出来ること、そして身体も健康であることが、こじらせていたとしても年齢を重ねて困らない最大のポイントです。■2.キャリアアップ講座を受講「たとえ恋愛の方がうまくいってなくても仕事が順調なら幸せだと思うの。今は仕事を一生懸命にやりたいし、全力を尽くしたい。その為にキャリアアップ講座を受講すると意識も変わってくると思うよ。」(28歳/秘書)これは結婚を考え始める年齢の方だけに言えることではありません。若い女性でも、働き始めて仕事を一生懸命頑張っている方、夢を追っている方にも言えることなのです。恋愛が全てではないし、したいと思って出来るようなものでもありません。むしろ、仕事が順調で自分の生活自体が順調で余裕があるときこそ、自然と恋愛も出来るようになるかもしれません。今は仕事でレベルアップするために、そして人生を豊かにするために、キャリアアップ講座の受講もオススメです。■3.習い事をする「私はジムに通っています!前は将来に対して不安しかなかったんですけど、ジムで汗を流すようになってから私にはこのスタイルがあってるし何不自由ない生活を送れているということに気づいて不安が消えました。むしろ今は、この生活を保つのに必死です(笑)」(26歳/美容関係)習い事でもいいですし、夢中になれるものでもかまいません。なにかひとつ見つけて、継続して習慣化していくと自分の生活スタイルが見えてくると思います。男性に頼らなくても私は私で生活出来る・・・・・・!そんな強い思い、かっこよくないですか?■4.自分のストレス発散方法をわかっておく「モヤモヤしたとき、誰にも頼れないから私は漫喫に行きます。漫喫が癒し。ひたすら漫画を読んで、落ち着かせてまた頑張ろうって思えるんです!」(27歳/アパレル)ひとり好きな女子は溜め込む性格の方が多い傾向にあります。そのため、ストレスを溜め込み爆発してしまうことも・・・・・・。ひとり好き女子が爆発したらとんでもないことになります。取り返しのつかないことになる可能性大なのです。なので、しっかり自分のストレス発散方法を知っておくこと!これが大事です。これ以上こじらせていかないように!■おわりにひとりは好きだけど、私一生ひとりで生きていくのかな~?なんて心配しなくても大丈夫。考え込むと、考えたようにしかなりませんよ。今、あなたが出来ることを精一杯やることで不安は解消されていくのです。ひとり好き女子!ビビんな!(木口美穂/ライター)(ハウコレ編集部)(伊東亜梨沙/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年11月28日居場所探しは少女漫画とおひとりさま女性の共通テーマこの前、おひとりさまの女子たちで、将来についてこんな夢で盛り上がりました。田舎に家を買って共同で住み、仕事は週に2~3日。休みの日は畑で農作業をして、給料を分け合い、自給自足で暮らそうというんです。気の合う女子だけで一緒に生活出来たら、ものすごく楽しそうです。基本、自給自足だからそれほどお金もいらないだろうし。男性に迎合して生きるのに疲れてしまい、結婚に希望を見いだせない女たちの向かう夢は、共同生活でした。「自分の居場所を探す」のは少女漫画の大好きテーマのひとつですね。自分が安心できる場所、自分の存在を受け入れてくれる場所、そんな場所を求めて葛藤する話がけっこうあります。(c)『坂道のアポロン』(小玉ユキ/小学館 フラワーコミックス)全9巻+BONUS TRACKさて、『坂道のアポロン』も、自分の居場所をもがいてもがいて探していく物語です。主に男子たちがもう。薫くんは、父親が不在がちなため、伯父の家に居候していて、肩身が狭い。千太郎はハーフで父親が誰なのかわからない。彼らは、自分の住む家に自分の居場所を見つけることが出来ず、苦しんでいます。千太郎の幼なじみの律子は、そばかすにおさげのいなかっぺな感じの少女です。彼女は別に自分の居場所がどうのとかあんまり悩んでいません。ルックスが平凡なキャラに少女漫画は寛容なんです。そして、千太郎、薫、律子の3人がジャズと出会って交流を深めつつ、ほんのり三角関係でモヤモヤしていきます。さて、この作品に登場する主役級男子は薫と千太郎。この2人は対照的です。薫は、人見知りのストレスでゲロ吐いちゃうような繊細なボンで、学業優秀、スポーツはいまいちです。背は高くありませんが、眼鏡を取ると整った美しい顔をしています。パートはピアノ。千太郎はケンカ上等の不良で、ガタイが大きく二の腕もたくましく、勉強は苦手。パートはドラムです。美人に一目惚れしたりして単純です。人生とは“家族のトラウマを恋愛で昇華しようとする少女漫画”(c)thompsonwood美味しいとこ持ってってるのが淳兄。大学生で、学生運動で身を持ち崩して退学したりしてアウトローな感じ。パートはトランペット。美人の女が言い寄ってきて部屋に上がり込んでも手を出さない硬派な不良です。『キャンディ・キャンディ』で言ったらテリィですかね。さまざまなバックボーンを抱えた若者たちが、ジャズを通じて自分の居場所を確立していきます。薫と千太郎は、性格が陰と陽くらい違い、接点がなさそうなのですが、ビバ音楽の力ですね。私は、家族に対して複雑な思いを抱えている主人公の話に猛烈に惹かれるんです。少女漫画では恋愛ものと同じくらい、親や兄弟といった、家庭の悩みについて描く作品が多い。それは、作者自身が抱えている問題であり、自分の人生を左右する重要なテーマだからでしょう。家族のトラウマがあるイケメンのほうがつけいりやすいというしたたかな女のもくろみもあるんでしょうが。少女漫画では、報われない家庭での鬱屈した思いが、恋愛で昇華されていきます。でもまあ、家族に夢が持てなければ、積極的に家族を作ろうという気にならないだろうし、現実はなかなかそうはいきませんわな……。Text/和久井香菜子
2015年11月27日今やBARでのひとり飲みは、男性だけのものではありません。女性がひとりで出かけることも以前より増えています。ここでは、ひとり飲みの有意義なBARでの過ごし方をご紹介します。誰かに気をつかうことなく、自分の気分で好きな時間に行けるのが、おひとりさまBARの最大の魅力。自分のペースで飲み、周りに気を使う必要はありません。BARは中の様子がわかりづらく、足を踏み入れにくいと感じる方もいると思いますが、実際はそんなことはなく、ひとりでも気軽に入れるお店も多いです。扉をあけると、マスターがあなたに合ったベストな席へ誘導してくれます。ひとりぼっちで寂しいのでは? と感じている方も心配ありません。BARに通っているうちに、全く気にならなくなってきます。■BARではどうやってお酒を注文したらいいの?好きなお酒がある人は、それをそのまま頼みましょう。何を頼んでよいかわからない場合は、アルコールの度数とリキュール、このふたつをマスターに伝えればOK。例えば「ライチ系のカクテルを、アルコール弱めで」と頼めば、ちょうど良いカクテルを作ってくれます。お酒が来たらゆっくり時間をかけて、優雅に味を堪能しましょう。色鮮やかなカクテルや、繊細な装飾のグラスなど、目でも楽しめるポイントがたくさんあります。最近はSNS用に写真を残している方も多いと思いますが、撮影は周りに迷惑にならないよう、マスターに許可をもらってからにしましょう。あなたひとりが騒いでいると、せっかくの落ち着いた雰囲気が台無しです。■おひとりさまならではの会話の楽しみ方BARには性別問わず多くの方々が来店します。ひとりでお酒と向き合うのも良いですが、時にはマスターや、近くの席の同じおひとりさまに声をかけてみてはいかがでしょうか。とくに意気込むこともなく自然体で、最低限のマナーだけ持ち合わせていれば、有意義な時間となることは間違いありません。初対面の方との出会いが、運命の人にめぐり合うきっかけになるかも。あなたもすてきな大人の時間を、ぜひ堪能してみてください。
2015年11月21日おひとりさまでも楽しみやすい世の中になりました。なのに、いまだに「パートナーがいる方が楽しい、幸せ」とアピールしてくる人たちがいるので、おひとりさまは困惑しているかも。今回は『METRO』の記事を参考に、おひとりさまに絶対にいう必要のない10のことについてまとめました。幸せのかたちは人それぞれ。自分の意見を押しつける行為は迷惑この上ないので、こんな台詞は吐かないように気をつけましょう。■1:「いい人探してる?2人でいた方が楽しいよ」大きなお世話です。2人でいることが幸せであるとも限りません。■2:「まだ出会い系をやっているの?あんなのヤリたい人の集まりでしょ!」出会い系アプリで出会って結婚まで進むカップルもいます。他人が出会い方にどうこういうべきでしょうか?■3:「出会い系アプリは試してみたの?」そう問いかける前に、自分の携帯電話を開いてみてください。これまで出会い系アプリ、InstagramやFacebookなど出会いにつながりそうなアプリをインストールして、婚活していましたか?■4:「“いいな”と思った人と出会っても、その隣の人が寄ってきてしまうものよ」実体験からいっているのでしょうか?すでに出会っている人ほど、自分の価値観や先入観のカタマリになっていないでしょうか?■5:「出会い系アプリとかサイトは少し休憩して、自然な出会いを期待した方がいいんじゃない?」こんな無責任なことをいって、3ヶ月後にも出会いがなかったら出会いを「つくろうと」していたおひとりさまに失礼です。■6:「思うに、自分を表現する努力が足りないのよ」恋人は、自分を表現しただけでできるというものではないでしょう。■7:「多分、えり好みしすぎなのよ」つきあう人を選んでなにが悪いのでしょう。誰にでも相手を選ぶ条件はあるはず。条件に合う人と出会えたか、まだ出会えていないかの違いでしかありません。■8:「なんで相手がいないのかわからない。いい女なのにね」それほどまでに褒めてくれるなら、誰かいい人紹介してくださいな。■9:「まだ若いから、まだまだ時間はたくさんあるよ」よくそんな無責任なことがいえたもの!もしいま28歳で今日出会って、1年後くらいに一緒に住めても、プロポーズは3年後、結婚までにまた1年か2年……。そうなったときは何歳?子どもを望むなら、全然時間がないのです。■10:「本当に独身時代が恋しいの」本当に?だったら、離婚すればいいのに。*シングルの悩みはカップルにはわかりません。無責任で不用意な言葉で大切な友人を失わないように、気をつけてみて。何気ない言葉こそ凶器です。(文/スケルトンワークス)【参考】※10 things you need to stop saying to single people-METRO
2015年11月13日晩婚化が進み、ひとりのライフスタイルを満喫する「おひとりさま」という言葉も定着しました。しかし、そんなおひとりさまに関するショッキングな研究結果がこのほどオーストラリアで発表され、波紋を広げています。今回は、おひとりさまにとって少々耳の痛いテーマを取り上げます。■ひとり暮らしする人は栄養が偏りやすい傾向オーストラリアにあるクイーンズランド工科大学で運動栄養科学を研究するキャサリン・ハンナ博士とペーター・コリンズ博士は、ひとり暮らしの人と栄養摂取の関連を調べるため、41もの食生活に関する先行研究を分析。その結果、ひとり暮らしをしていると不摂生な食生活に陥りやすい、ということが科学的にも立証されたというのです。研究を指揮してきたハンナ博士は、「今回の研究で、ひとり暮らしをする人はバラエティ豊かな栄養摂取をしていない傾向が強く、2人以上の世帯よりもフルーツや野菜、魚など心身の健康に欠かせない栄養素を持つ食品を買っていないことがわかりました」と研究結果に言及。さらに、「男性よりも女性の方が、ひとり暮らしで不摂生な食生活に陥る傾向が強い」とも指摘しています。これは聞き捨てならない問題です。詳しく見ていきましょう。■おひとりさまの食卓に立ちはだかる3つの壁ひとり暮らしの人が不摂生な食生活に陥りやすい原因として、ハンナ博士らの研究チームは、ひとり暮らしの人の多くには次の3点のうちどれかが不足している、と指摘します。(1)健康的な食生活を送るのに必要な料理の経験や知識(2)自分ひとりのためだけに料理をするモチベーション(時間的・精神的な余裕)(3)バラエティ豊かな食材を買うだけの経済的な余裕ハンナ博士はこう分析します。「たとえば(2)が欠けていると、手抜き料理や、出来合いのものですませたりして主要栄養素を欠いた食事になりがちです。ひとり暮らしにちょうどよい分量の食材を上手に揃え、やりくりするには(1)や(3)も欠かせません。それらをカバーするだけの周囲の協力が得られないこともひとり暮らしのデメリット。たとえば、買い物に一緒に行ってくれる存在があれば、状況は違ってきます。また、(3)はフルーツや野菜、魚をあまり買わないことの説明にもなります。とくにこうした生鮮食品は、より頻繁に買い物したり消費したりする必要があり、上手にやりくりしないと経済的な負担になり得ます」また、ひとり暮らしの心理的な側面も原因になると指摘。たとえば高齢者の場合「孤独」という感情が、不摂生な生活の大きな要因であることを報告しています。■ごはんのまとめ炊きが体重増の落とし穴に!ハッキリ言えば「おひとりさまは太りやすい」という今回の研究報告。これには「心当たりが大いにある」という方も少なくないのでは?さらに日本の場合、ひとり暮らしの自炊生活で落とし穴になりやすいのが「ごはん」。ひとり分、1食分よりもまとめて炊いた方がおいしく炊きあがるもの。小分けして冷凍するなど有効に使えればよいのですが、『Suzie』が読者に行ったアンケートでも、「2~3日分にと思ってごはんを3合炊いたが、晩ごはんを鍋ものにしたらごはんが進みすぎて食べすぎてしまった」(35歳、女性)、「明日の朝用にとごはんを多めに炊いておにぎりを握っても、夜のうちに食べてしまう。誰かと暮らすと自制できるので、結婚にあこがれる」(31歳、女性)などの声が上がっています。■健康的な食生活に協力できる仲間を見つける今回の研究でハンナ博士は、ひとり暮らしの人にとって健康的な食生活を妨げるものを取り除く方法はいくつかある、と言います。「まずは健康的な食生活を手に入れる力、つまり(1)を高めることがとても有効です。また、誰かと食事をとる機会を積極的に作ることも、健康的な食生活を送るためによい方法です」料理の腕を急にアップさせることは難しいですが、同じ目的の友人と定期的に一緒に食事を作って食べれば、お互いにお目付け役になれるばかりでなく食材の有効活用にもなり、料理へのモチベーションアップも期待できます。ただし注意点も。決して非日常のパーティーにはしないこと。かえってカロリー過多になってしまいます。お酒の飲みすぎなどもってのほかです。工夫して、安くておいしくて健康的なおひとりさまライフを送りましょう!(文/よりみちこ)【参考】※How being single could make you FAT: People who live alone ‘eat fewer fruit and veg, bigger portions and more ready meals’―Daily Mail Online
2015年11月10日