L.A.映画批評家協会賞が発表された。作品賞は『スポットライト』。教会で長年密かに行われていた子供への性的虐待を暴いたボストン・グローブ紙のジャーナリストたちを描くドラマだ。監督はトム・マッカーシー。その他の情報次点は『マッドマックス怒りのデス・ロード』。監督賞、撮影賞、美術賞も『マッドマックス』が受賞した。同作は、ナショナル・ボード・オブ・レビューから最優秀作品に選ばれており、急速に勢いを増している形だ。主演男優賞は『スティーブ・ジョブズ』のマイケル・ファスベンダー、主演女優賞は『45 Years』のシャーロット・ランプリング。助演男優賞は『99 Homes』のマイケル・シャノン、助演女優賞は『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが受賞した。ニュー・ジェネレーション賞は『クリードチャンプを継ぐ男』のライアン・クーグラーが受賞している。文:猿渡由紀
2015年12月07日『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞したトム・フーパー監督が、『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇したエディ・レッドメインと『レ・ミゼラブル』以来のタッグを組んだ『リリーのすべて』。いまや若手演技派のトップに君臨するエディが、世界初の性別適合手術を受けた女性を熱演する本作から、初の映像となる予告編と初の場面写真が解禁となった。本作は、いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも、本当の自分らしく生きることを望んだ主人公リリーと、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑いながらも一番の理解者であり続けた妻・ゲルダが織りなす、魂の触れ合いのドラマを描き出す。今回到着したのは、アカデミー賞の前哨戦ともいわれる第20回サテライト賞で「監督賞」「主演男優賞」「助演女優賞」ほか7部門にノミネートされるなど、早くも賞レースで注目を集めている本作の、初めての映像となる予告編。映し出されているのは、心の示すままに生きることを決めたリリーの姿と、そのすべてを受け入れ、共に生きることを選んだゲルダの究極の愛の形だ。風景画家のアイナーと彼の内側に潜んでいた女性・リリーの葛藤を熱演するエディ、すべてを受け入れる妻・ゲルダを演じた『コードネーム U.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデル、さらに『007 スペクター』のベン・ウィショーら、ハリウッドを代表する若手演技派が見せる心揺さぶる演技と、フーパー監督の作り上げた美しい映像、そして音楽が見事に調和し、共鳴しあう2人の魂のラブ・ストーリーを作り上げているのが見て取れる。『レ・ミゼラブル』を撮影中に監督から直接脚本を受け取ったというエディは、「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。描かれているのは、“愛とは何か”ということ。それに、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」とコメントを寄せている。誰にも理解されなくても、互いの味方であり続けた2人が紡ぐ言葉のひとつひとつが胸を打つ映像を、まずこちらからご覧あれ。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日『レ・ミゼラブル』の巨匠トム・フーパーが監督を務め、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメインを主演に迎えた映画『リリーのすべて』の予告映像が公開された。本作は、エディ演じる風景画家のアイナーと、アリシア・ヴィキャンデル演じる妻ゲルダの愛を描いた感動のドラマだ。『リリーのすべて』予告映像映画は世界で初めて性適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話に基づくドラマ。1928年、画家のアイナー(エディ)は、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア)に女性モデルの代役を頼まれたことをきっかけに、自分の内側に潜む女性の存在に気づく。やがてアイナーは“リリー”という名の女性として過ごす時間が増え、心と身体の不一致に苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく姿に戸惑いを隠せないが、いつしかリリーこそがアイナーの本質だと理解するようになる。予告編に描かれているのは、アイナーとゲルダの深い愛だ。ゲルダの絵のモデルとして初めて女性の姿になったアイナーの戸惑いとときめきから、次第に男性から女性へと変化していくアイナーの心。それでも決してアイナーから目をそらさずすべてを受け入れるゲルダの強い眼差しと言葉から、深い愛情が伝わってくる。命の危険を冒してでも性適合手術へと踏み切ったアイナーに“生きて欲しい”と願うゲルダの思いと、本当の自分に気づかせてくれたアイナーのゲルダへの愛と感謝から、すべてを超越した究極の愛の形を垣間見ることができる。エディが「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。描かれているのは、“愛とは何か”ということ。それに、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」とコメントしているように、本当の姿を受け入れ、味方でい続けてくれたゲルダがいたからこそ、アイナーは前例のない手術に挑む勇気が出たのかもしれない。性別や立場を超えて尊敬し、愛し合うふたりを描いた本作は、多くの人々の心を震わせることになるだろう。『リリーのすべて』2016年3月18日(金)全国公開
2015年12月03日世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話をエディ・レッドメイン主演で映画化する『リリーのすべて』。このほど、本作が第20回サテライト賞にて主要含む7部門にノミネートされたことが明らかとなった。1928年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するようになる。移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがてその前にひとりの婦人科医が現れる――。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞したトム・フーパーが監督を務め、命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻を描いた本作。キャストには、フーパー監督作『レ・ミゼラブル』にも出演し、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが主演を務め、『コードネーム U.N.C.L.E.』や、『ボーン』シリーズ新作のヒロインにも抜擢されたアリシア・ヴィキャンデルが妻・ゲルダ役を演じ、それぞれの熱演が既にアカデミー賞最有力との声も上がっている。このほど発表された第20回サテライト賞では、トム・フーパーの監督賞、エディ・レッドメインの主演男優賞、アリシア・ヴィキャンデルの助演女優賞をはじめ、脚色賞(ルシンダ・コクソン)、美術賞(イヴ・スチュワート)、衣装デザイン賞(パコ・デルガド)、作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)の7部門にノミネート。アカデミー賞を前に、本作がどのような評価を得るのか大いに注目が集まりそうだ。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月02日アリシア・ヴィキャンダルが、ヴィム・ヴェンダースの次回監督作『Submergence』への出演を交渉しているようだ。遠く離れた恋人たちが、ふたりの間の熱烈な恋愛を支えに生き続けるというロマンチックスリラー。男性の主役には、ジェームズ・マカヴォイが決まっている。撮影はヨーロッパとアフリカで行われる予定で、撮影開始は来年3月。その他の画像ヴィキャンデルは、今、急速に注目を集めているスウェーデンの女優。今年は主演作『エクス・マキナ(原題)』、『コードネームU.N.C.L.E.』、『リリーのすべて』が北米公開された。『リリーのすべて』では、さまざまなアワードへのノミネーションの可能性もありそうだ。また、マット・デイモン主演、ポール・グリーングラス監督による『ボーン』最新作への出演も決まっている。『コードネーム U.N.C.L.E.』公開中文:猿渡由紀
2015年12月01日シネマカフェがおすすめするサウンドトラック入門。7回目の今回は、毎度洒落た音楽使いに定評があるイギリス監督の新作と、普及の名作を最新アニメーションで描いた話題の作品の映画音楽をご紹介。■『コードネームU.N.C.L.E』60年代に放送されたTVシリーズ「ナポレオン・ソロ」を、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』で知られるガイ・リッチーがリメイクした『コードネームU.N.C.L.E.』。いかにもなスパイルックのヘンリー・カヴィルのスーツ姿といい、ヒロインのアリシア・ヴィキャンデルや敵役のエリザベス・デビッキたちが装う60’s感溢れるファッションなど、作品全体に洒落た印象を受ける本作においても、ガイ・リッチー的なアクセントの効いた音楽がちりばめられている。これまでロンドンのならず者たちのサウンドトラックとしてさまざまな楽曲を使用してきたガイ・リッチーだが、前作、前々作にあたる『シャーロック・ホームズ』『シャーロック・ホームズ/シャドウ・ゲーム』においてはサントラ界の重鎮ハンス・ジマーを起用し、ガイ・リッチー的な遊びも盛り込みつつ、大作然としたかなり気合の入った作りではあった。本作においては、リドリー・スコット『悪の法則』や『カムバック!』などを手がけるダニエル・ペンバートンを抜擢。彼は来年1月公開のアカデミー賞有力作『スティーブ・ジョブズ』の音楽も手掛けており、今後さらなる注目を集めるであろう作曲家のひとりだ。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に『キングスマン』、さらには『007スペクター』の公開を控え、スパイ映画隆盛を極める今年。スパイ映画といえば印象的なテーマ曲は不可欠だが、本作における「His Name Is Napoleon Solo」や「Escape from the Berlin」は、耳に残る楽曲として作品全体の統一感のあるデザイン性に大きく寄与している。ほかにも、“カウボーイ”とイリヤから茶化されるナポレオンをネタ化したような楽曲や、イタリアを舞台に繰り広げられるシーンのバックグラウンドには、巨匠エンニオ・モリコーネへのオマージュが感じられる楽曲が使用されており、かなり映画音楽的な満腹感がある。ほかにも、映画冒頭から流れる「やさしく歌って(Killing Me Softly with his Song)」で知られるロバータ・フラックの「Compared to What」や、パジャマ姿で踊るアリシアが最高にキュートなシーンでかかるソロモン・バークの「Cry to Me」、エンディングのニーナ・シモン「Take Care of Buisiness」、さらには芸人ヒロシのネタBGMとして知られるカンツォーネの楽曲「Che Vuole Questa Musica Stasera」なども色を添え、60年代感とガイ・リッチーによるモダンな解釈が感じられる粋な一枚としておすすめだ。■『リトルプリンス星の王子さまと私』大ヒットも報じられたサン・テグジュペリの不朽の名作「星の王子さま」のその後の世界を描く『リトルプリンス星の王子さまと私』。監督を務めるマーク・オズボーンの前作『カンフーパンダ』に引き続き、音楽はハンス・ジマーが担当している。本コラムにおいては、以前ニール・ブロムカンプ監督作『チャッピー』のサントラにおいてハンス・ジマーの作品に触れたが、本年度はこれらの以外にも公開中の『黄金のアデーレ名画の帰還』や『サン・オブ・ゴッド』、『ターミネーター:新起動ジェニシス』で音楽総指揮を務め、来年も既に『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を手がけることも決定しており、相変わらず引っ張りだこの状態のようだ。本作においては、アカデミー賞ノミネートの『インターステラー』にて指揮を担当したリチャード・ハーヴェイと連名でクレジットされおり、安定のクオリティを感じることができる充実の一枚。作品ごとに見事にサウンドを変化させるハンス・ジマーだが、本作においては王道的なオーケストラサウンドと繊細なピアノの旋律とヴァイオリンが美しい、感動的な内容に仕上がっている。3DCGとストップモーションというによるハイブリッドアニメーションという体裁をとる本作において、さまざまな感情の機微を情感豊かな楽曲でドラマチックに彩っている。そして何より本作の大きな特徴は、映画冒頭から心地よく響くフランス人歌手のカミーユとのコラボレーション楽曲が随所に使用されているところだろう。彼女のハミングがオーケストラに溶け込む楽曲や、彼女の歌が中心となった楽曲に豊かなアレンジが加えられたりと、インストゥルメンタルに馴染みがない人にとっても、とても耳馴染みがよく心地い良い一枚だ。フレンチポップ好きにもぜひおすすめしたい。(Text:Toshihiro Horiai)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedリトルプリンス 星の王子さまと私 2015年11月21日より全国にて公開2015 LPPTV – LITTLE PRINCESS – ON ENT – ORANGE STUDIO - M6 FILMS – LUCKY RED
2015年11月30日『博士と彼女のセオリー』でオスカー俳優となったエディ・レッドメインが、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人を演じる『リリーのすべて』。この度、11月21日(現地時間)にロサンゼルスにて本作のプレミアイベントが行われ、主演のエディを始めとしたキャスト&スタッフ陣が登場した。1930年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた“女性”の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく…。いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークのリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。全米公開に先駆けて開催されたプレミアに参加したのは、リリー・エルベを演じるエディ、その妻ゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデル、アンバー・ハード、そして本作のメガホンをとったトム・フーパー監督。エディは「グッチ(GUCCI)」のスーツで妻のハンナ・バグショーと共に登場。『ハリー・ポッター』スピンオフ主演も決まり、いま最も注目を集める俳優であるエディは、本作について「これまでに読んだり、観たりしてきたどんなラブ・ストーリーとも違う。これは、本当の自分になるための勇気についての物語でもある。“自分自身になる”というのは、すごく簡単なことのように聞こえるけれど、それはとても勇気がいることだ」と真摯にコメント。『レ・ミゼラブル』以来のタッグとなったフーパー監督についても「トム(・フーパー)と一緒に『レ・ミゼラブル』を撮影していて、文字通りバリケードの中で歌っていたとき、彼が『新しい脚本を貰った。何も言わず、ただ読んで感想を聞かせて欲しい』とだけ言って、この物語を渡してきた。とても美しく深い感動的なラブ・ストーリーで、できることならこの作品に関わりたいと思ったんだ。トランスジェンダー・コミュニティの方々にも出来る限り会いに行ったんだけれど、とても寛大に自分自身の経験を共有してくれた。僕がリリーという役をより忠実に演じるために必要なことだったから、とても素晴らしい経験だった。多くの友人も出来たし、幸運だったと思う」と喜びを語った。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレスで会場に登場したのは、『コードネーム U.N.C.L.E.』で注目を集めるハリウッドの“イットガール”アリシア。エディとの共演について「初めてエディと読み合わせをしたのは撮影の10か月前だった。彼はその段階で既に膨大な知識を持っていたわ。彼は演じるとき全てを役に捧げるの。恐れずに、演じたことのない役に挑戦しようと思わせてくれる。素晴らしい俳優とはそういうものなのだと思うわ」と称賛した。そして2人のよき友人を演じたアンバーは「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」のパンツスーツ姿で来場。夫ジョニ―・デップと手を繋ぎ、仲睦まじい様子を見せた。豪華キャストの登場に、世界中から集まったファンは大盛り上がりだった。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月25日『博士と彼女のセオリー』で車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士を熱演し、英米のアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメインと、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞した巨匠トム・フーパー監督が、『レ・ミゼラブル』に続いてタッグを組む『The Danish Girl』が、邦題『リリーのすべて』として3月18日(金)に日本公開されることが決定。併せて、エディと『コードネーム U.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデルの美しさが際立つポスタービジュアルが解禁となった。1930年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた“女性”の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するように。そして、移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがて、彼らの前にひとりの婦人科医が現れる――。本作は、いまから80年以上も前、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークのリリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。『博士と彼女のセオリー』で難病に冒されながらも自らの道を模索し続けたホーキング博士を熱演し、アカデミー賞獲得のみならず、若手演技派スターのトップに躍り出たエディが、本作では、命の危険を冒してでも“自分らしく生きる”ことを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂のドラマに挑む。アイナーとリリー、双方の葛藤と成長を圧倒的な演技力で演じきったその姿は、2年連続のアカデミー賞を予感させるほどだ。また、そんなエディに負けない存在感を発揮するのが、アイナーの妻・ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル。勝ち気でキュートな女性を演じた『コードネーム U.N.C.L.E.』で日本でも注目度急上昇、本作とさらに『ボーン』シリーズ新作のヒロインにも抜擢された彼女は、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の今季秋冬キャンペーンの顔としても活躍。本作では、リリーと共にゲルダが味わう悲しみと、それを乗り越えていく愛の強さを鮮やかに表現。その演技には、エディと並びアカデミー賞候補確実の声が上がっている。そのほか、彼らを取り巻く共演陣には、『007 スペクター』のベン・ウィショー、『マジック・マイクXXL』のアンバー・ハード、『フランス組曲』『ヴェルサイユの宮廷庭師』マティアス・スーナールツと、注目のキャストが集結。誰にも理解されなくとも、お互いの味方であり続けたふたりの姿を追い、“人を愛するとはどういうことなのか”ということを斬新な角度から描き上げた本作。最愛のひとが本当の自分として生きたいと願ったとき、あなたはすべてを受け入れることができるか…。魂と魂で共鳴しあう至高のラブ・ストーリーに、引き続き注目していて。『リリーのすべて』は2016年3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督が、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインを主演に迎えた最新作『リリーのすべて』が来年3月18日(金)に公開されることが決定した。デンマークの風景画家アイナー・ヴェイナーと妻のドラマをじっくりと描いた感動作だ。その他の情報本作でレッドメイン演じるアイナーは妻ゲルダと暮らし、公私ともに充実した日々をおくっていたが、妻に頼まれて女性モデルの代役を務めたことを機に自身の内側に潜んでいた“女性”に気づく。それからアイナーは自身を“リリー”と名乗るようになり、ゲルダはリリーこそが真の姿なのだと思うようになる。本作は、デンマークで本当にあった実話を描いた作品で、世界で初めて性別適合手術を受けた人物の物語を主軸にしながら、様々な困難や悲しみ、偏見、自身の中の思い込みと迷いと向き合い、お互いの“本当の姿”を見つめようとした夫婦の心情を繊細なタッチで描き出していく。リリーを演じたレッドメインは『博士と彼女のセオリー』でオスカーを受賞した若き名優で、ゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデルは『ボーン』シリーズの新作にも出演が決まっている新星だ。本作は題材から完成前にはセンショーナルな作品だと紹介されることもあったが、映画はどんな時もお互いのことを想い、愛し続けるふたりのラブ・ストーリーになっているようだ。『リリーのすべて』2016年3月18日(金)全国公開
2015年11月19日ヘンリー・カビル演じるプレイボーイのお調子者スパイと、アーミー・ハマー演じるクリヤキンの生真面目な慎重派スパイが“禁断”のコンビを組むことでも話題の『コードネーム U.N.C.L.E.』。本作から、60年代のファッションとラグジュアリーな世界観を堪能できるメイキング映像“スタイル編”が到着した。まず、CIAの有能なスパイ・ソロ(ヘンリー・カビル)のスタイルは、オーダーメイドの高級スーツ。一方、KGBのエリートスパイ・クリヤキン(アーミー・ハマー)のスタイルはタートルネックのセーターがポイント。本作の衣装を務めた、スティーブン・スピルバーグ監督とのタッグでも知られるジョアンナ・ジョンストンは、このソロの衣装について「自分の外見が、高価で容姿端麗で上品であることだけが大事な見栄っ張りなの」と分析、そのキャラクターを踏まえて、ソロが着こなすスーツは全てイギリスの仕立屋「ティモシー・エベレスト(TIMOTHY EVEREST)」で作ってもらったという。靴は「ジョージ・クレバリー(GEORGE CLEVERLEY)」と「クロケット&ジョーンズ(CROCKETT&JONES)」だ。一方、超がつくほど真面目で神経質な性格をもつクリヤキンは、組み合わせを楽しむセパレート型。「控えめでさりげなくセクシーなものに抑えた」と語り、タートルネックはTVシリーズでのクリヤキンのトレードマークだったこともあり、今回もアイテムに加えた。また、それに合わせるジャケットは「ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)」のヴィンテージ物で、なんとアーミーのサイズにもぴったりだったという。アーミーはクリヤキンの人物像を作り上げるのに、衣装が大いに役立ったことを明かす。「衣装だと感じなかった。出しゃばらないから、自分の洋服みたいに感じるんだ」。また、ヘンリーも同様に「最高の生地で作られていて、袖を通した途端に、ナポレオン・ソロになった気がした」と、そのスタイルに大満足だった様子だ。女性キャラクターのスタイルは、「ヴァレンティノ(Valentino)」からインスピレーションを受けているという。アリシア・ヴィキャンデル演じるギャビーは、最初こそ車の整備士で機能的な仕事着を着たお転婆娘として登場するものの、すぐにオートクチュールを着こなす女性へと変身していく。彼女の衣装は60年代らしい鮮やかな色を用いたものが印象的で、オレンジとシロのドレスは「クレージュ(Courreges)」のオリジナルドレス。その一方、エリザベス・デビッキ演じる冷淡な美女ヴィクトリアのスタイルは、ギャビーとは対照的な白と黒のスタイル。ジョアンナは「ヴィクトリアは彼女独自の方法で、考え抜いて応用し自分のイメージを洋服に投影するソロに匹敵する。彼女はヘビだわ。自分の巣穴に人を引き寄せたいの」と分析、「ベストとブラウスのコンビネーションは、『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーヴが着ている衣装からインスピレーションを受けた。靴は『ロジェ・ヴィヴィエ(Roger Vivier)』を何足かつかっているわ」と明かす。この衣装についてエリザベスは、「ヴィクトリアの衣装は最高の60年代ファッションを代表している。彼女はキラキラ光るものとベルトが好きなの。大金持ちだから、私たちは、何の制限も必要ないと感じたわ。それに、悪役だから自分を楽しませることなら何でもやれるの」と語っている。高級メゾンとヴィンテージが巧みに融合し、キャラクターそのものを形づくる本作のラグジュアリーな世界観を、こちらの映像からも堪能してみて。『コードネーム U.N.C.L.E.』は11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2015年11月11日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が14年より展開している広告キャンペーン「Spirit of Travel」の第3弾となる新作ヴィジュアルとムービーを公開した。前作のカリブ海に続く今回は、5月に16年クルーズコレクションを開催したカリフォルニア州パームスプリングスを舞台にフォトグラファー、パトリック・デマルシェリエが撮影。建築家のジョン・ロートナーが設計した伝説的デザートモダニズム建築のThe Bob and Dolores Hope Estateをバックに、「Spirit of Travel」のミューズであるアリシア・ヴィキャンデルとミシェル・ウィリアムズが様々な表情を見せている。ふたりのヒロインが持つのは、ブランドを象徴するバッグ「ツイスト」や「カプシーヌ」など。16年クルーズコレクションショーで初披露されたニコラ・ジェスキエールによる新作モデル「シティ・スティーマー」も登場する。また、ビジュアルと合わせて、ゴードン・ヴォン・スタイナーによるムービーも、ルイ・ヴィトンの公式サイト及び公式アプリ「Louis Vuitton Pass」にて公開されている。
2015年11月09日ヘンリー・カビル&アーミー・ハマーという2人のイケメンが、何もかも正反対のスパイを演じることでも話題の『コードネーム U.N.C.L.E.』。このほど、彼らがお互いのセンスにケチをつけながら、アリシア・ヴィキャンデル演じるギャビーのために洋服選びをする本編シーンが、シネマカフェに到着。彼女が60年代のレトロファッションで、キュートに大変身を遂げていることが分かった。ヘンリー・カビル演じるアメリカCIAのナポレオン・ソロと、アーミー・ハマー演じる旧ソ連KGBのイリヤ・クリヤキンが、ある重大犯罪をきっかけに“禁断”のコンビを組むことになる本作。今回、到着した映像は、2人のイケメンっぷりと性格やセンスの違いが楽しめるとともに、女子の気分がアップするギャビーの “大変身”と、見事に再現された60年代の最先端ファッションが見もの。凶悪テロ計画企む国際犯罪組織の主犯格に接触すべく、クリヤキン(ハマー)はロシアの建築家でギャビー(ヴィキャンデル)の婚約者、ソロ(カビル)は古美術商として扮し、それぞれのターゲットに接触するという作戦を実行することになった彼ら。まずはギャビーの洋服を選ぶため、ショップに足を運ぶ2人だが、クリヤキンが豊富なブランド知識でコーディネートを始めると、ソロもまた知識をひけらかしながら応戦。互いに一歩リードしようとケチをつけ合うものの、試着室から出てきたギャビーの“大変身”した姿を見て、絶句。2人の不毛なバトルも終息する。冒頭での車の整備士で機能的な仕事着を着たお転婆娘の姿はどこへやら、エレガントに60年代最先端ファッションを着こなすにギャビーの姿にこちらもテンションが上がるとともに、ソロとクリヤキンの2人の反応も要チェック!衣装を務めたのは、長年スティーブン・スピルバーグ監督とコラボレーションをしてきたジョアンナ・ジョンストン。ギャビー役のヴィキャンデルは、彼女について「絵やアイデアをまとめたムードボード(注:複数で共有する際にイメージに見合った写真や画像などを集めたスクラップブック)を使い、簡単に彼女の想像やファンタジーを私が引き継げるようにしてくれる。その中に、背中が開いた素晴らしいドレスがあって、とても気に入ったの。次に来たときには、もう実物がそこに用意してあったわ。キャラクターに入り込むいい方法だった」とふり返って語る。劇中ではジョアンナが手掛けたオリジナルだけでなく、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」や「ヴァレンチノ(VALENTINO)」など高級メゾンの洋服たちも登場するだけに、ラグジュアリーな世界観には思わずウットリすること間違いなし。冴えない女の子がイケメンの手により、華やかに変身する。これは、全世界の女子が憧れる王道のシチュエーションといっても過言ではないはず。しかも、彼女の大変身でときめいたクリヤキンはギャビーと仲を深めていくものの、生真面目で堅物のクリヤキンと、気が強く自立心旺盛のギャビーはうまくいくはずはなく、衝突を重ねていくことに。作戦のため婚約者のふりをした2人が、なかなか素直になれないけど気になる、そんなじれったいけどキュンとしてしまう関係となる展開にも注目していて。『コードネーム U.N.C.L.E.』は11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2015年11月06日去る10月23日、カシオ計算機とKADOKAWAの音楽レーベル「Mono Creation」に所属するミュージシャン、Stella.J.Cの「Stronger Every Day」リリースパーティーが、Billboard Live Tokyoで行われた。当日は彼女のライブに加え、ゲストのスペシャルライブや国内インディー系レーベルオーナーによるパネルディスカッションなど、盛りだくさんの内容が披露された(以下、敬称略)。第1部はStella.J.Cのライブ。シングル「Stronger Every Day」をともに制作したジャズピアニスト・平戸祐介(P)、元Ovallの関口シンゴ(G)、オランダジャズ界の天才シンガーであるウーター・ヘメル、クラブミュージック界で活躍する鈴木信吾(B)などを迎えたスペシャルバンドでのお披露目だ。クラシックピアノのスキルに、ブラックミュージックを融合させたサウンドメイクを得意とするStella.J.C。クラブミュージックのグルーヴを持つメロディに、透明なウーターの歌声が乗るパフォーマンスは、今後のコラボへの期待と飛躍を感じさせるものだった。第2部は、個性あふれる国内レーベルのプロデューサーによるパネルディスカッション。主催のMono Creationから梶浦氏、関口シンゴ氏やSWING-O氏が所属するorigami PRODUCTIONSから対馬氏、イベント「KAIKOO」を主催するPOP GROUPから坂井田氏、goontraxから寿福氏、GAGLEが所属するJazzy Sportからファンタジスタ雅也氏という5名が、現在の音楽業界や楽しい音楽の聴き方などについて語った。本ライブの開催経緯を「レーベルの横のつながりを強め、コラボレーションも加えたイベントを作りたかった」と語った梶浦氏。それに重ねて「各レーベルが競い合ってきた音楽業界も今は協力が必要になってきた。小さいレーベルでも皆で集まれば楽しい音楽を世界に広げられると思う」(津島氏)、「好きを第一に音楽を作ってきたが、個々の力ではどうにもならなくなってきた。多くの人が聞く音楽=よい音楽では必ずしもないことを伝えるためにも協力していきたい」(坂井田氏)と、他のプロデューサー諸氏も肯く。信念にもとづく音づくりを続けるためには、レーベル側も工夫と変化の必要があると考えていることが伝わってきた。さらに梶浦氏は「1980年のカシオトーン201(編注:電子キーボード)から生まれたものづくりの遺伝子が、レーベルのベースにはある。誰でも楽しめる楽器を提供したいというシンプルな思いから、音楽をアピールしたいと考えた結果がMono Creation。音楽と日本に"CASIO"という視点から一石を投じたい」と、レーベルの方向性を解説した。さて次に、POP GROUPとorigami PRODUCTIONが立ち上げ予定の教室「ロンズルーム」について。津島氏は「情報過多の時代だが、もっと音楽を楽しんで聞ける状況を作りたい。そこで最もハイレベルなリスナーであるアーティストに、解説つきの演奏をしてもらうといいのではと考え付いた」と骨子を説明。この日はギター・ドラム・ベースという3ピースバンドの演奏に関口シンゴ氏が解説をつける形で、J-POPに多い速めのテンポとバラードに多い遅めのテンポの違いをドラムのハイハットの変化から感じる、という例が披露された。会場には若い女性からブラックミュージックのファンまで幅広い層がいたが、珍しくもわかりやすいアプローチに、みな興味深く耳を傾けていた。第3部は、ピアノとラップとヒップホップの融合がモットーであるSWING-Oのライブ。ソロ曲だけでなく、大阪つながりでヒューマンビートボクサーのAFRAがゲストで登場。笑いを交えつつも、きっちりとクールなライブを披露した。日本にヒューマンビートボックスを根づかせた第一人者であるAFRAのオリジナル曲「DayBreak」や、GAGLEのHUNGERとの2MC1DJ…ならぬ2MC1キーボードで奏でる「聞こえるよどこにいても」と、ファンでも見たことがないであろう珍しいコラボレーションが繰り広げられた。第4部は、ヴォーカリスト・Ai Ninomiyaのライブ。Sixpence None The Richer「kiss me」で親しみ、アリシア・キーズ「Enpirestate of Mind」ではノビのある歌声で「これぞディーヴァ!」という迫力、スティービー・ワンダー「Another Star」ではファンキーな楽しさとカラフルな歌声を披露した。○Stella.J.Cが再び聴かせる歌声ラストはStella.J.Cが登場し「Don’t Cry」を。「フラれた女の友達を慰める友情の歌なので一緒にできて嬉しい」という言葉の通り、優しいピアノの旋律にしっとりと力強く響く言葉という、この上ない歌を聞かせてくれた。トリを飾ったGAGLE。「Jazzy Sportsに所属して初めて作った」という曲や、「カシオはものづくりの大切さを知る大先輩。イチから作ることにこだわってきたので、今後も粘り強くやっていきたい」と言葉を添えた曲のほか、初セッションだという平戸祐介と「屍を超えて」を披露した。楽器メーカーが運営する国内では珍しい音楽レーベル「Mono Creation」。バリエーション豊かなライブを体験した観客はもちろんだが、参加したミュージシャンたちも新しいコラボの結果に満足そうな一晩だった。
2015年11月01日『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のヘンリー・カビルと『ローン・レンジャー』のアーミー・ハマーが共演するスパイ・サスペンス『コードネーム U.N.C.L.E.』。このほど、東進ハイスクールの現代文講師である林修先生が、本作を解説する特別映像が公開となった。舞台は東西冷戦の真っただ中の1960年代前半。米中央情報局(CIA)エージェントのソロと、ソ連国家保安委員会(KGB)エージェントのクリヤキンは、長年の敵対感情をひとまず忘れ、謎の国際犯罪組織撲滅の合同任務に乗り出す。考え方もやり方も何もかも正反対の2人。果たして彼らは核爆弾大量生産の危機から世界を救えるのか…?『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチーが、1960年代の超人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を新たな視点で描き出す本作。主演の2人をはじめとしたアクションはもちろん、ヒロインのアリシア・ヴィキャンデルや、エリザベス・デビッキら登場人物たちが着こなす60年代レトロファッションにも大きな注目を集めている。このほど公開された特別映像は、情報番組からバラエティ番組まで引っ張りだこの林先生が、本作を魅力を60秒で解説するもの。林先生がホワイトボードを使い、東進ハイスクールの授業さながらの分かりやすさで本作の“あり得ないスパイコンビ”について解説している。映像で林先生は、1960年代において、世界の覇権を争いいがみ合っていたロシアとアメリカの対立構造について解説。そして、本作で描かれる2人がスパイコンビを組むという“あり得なさ”を、“赤ずきん&オオカミ”や“桃太郎&鬼”、“ハブ&マングース”といった独自の例えとともに解説している。実はスパイ映画好きだという林先生は、今回のオファーを受けた際について「撮影中は、僕のせいで一人でもこの映画を観るのをやめようという人が現れる可能性もあるわけだから、責任が重いし、大丈夫かなと本当に不安でした」とふり返り、「この映像をみて、一人でも多くの人がこの映画を観たい!と思ってくれるように頑張ったつもりです」と、60秒解説への手応えを語っている。また、本作については「張り詰めた緊迫感だけでなく、人間関係も面白く、ラストは、あーやられた!といった感じで、非常に観やすく楽しめる!」と絶賛。「僕は、なんでここで車が吹っ飛ぶの?といったような無意味な破壊のある映画が好きなんです。この映画にはそういった要素もはいっていて、とってもよかったです!」と独特の好みを明かしつつも、十分に本作を楽しんだようだ。映像の最後は、おなじみの「今でしょ!!」をもじった「この映画いつ見るの?11月14日でしょ!」と映画のアピール。まずはこの映像から、“あり得ないスパイコンビ”について予習をしてみて。『コードネーム U.N.C.L.E.』は、11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年秋、全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月08日ハーイ、みなさん!先日開催されたエミー賞を観ましたか?すごく盛り上がりましたよね。これまで何度もノミネートされながら無冠だったジョン・ハムが、ドラマシリーズ部門でついに悲願の最優秀主演男優賞に輝きました!そしてもう1つのハイライトは(特に「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンにとってはね)、「ゲーム・オブ・スローンズ」が、テレビシリーズでは史上最多となる12部門を制覇して、エミー賞に新たな歴史を刻んだことです。さて、テレビ界は最大の祭典を終えたので、そろそろ2016年のアワードシーズンの準備が始まります。ハリウッドの最大のイベントといえば、もちろんアカデミー賞です。いつもこのくらいの時期から、オスカーにかかわる作品が続々と映画館で上映され始めます。中には、すでにオスカー有力と噂になっている人や作品も。そこで今月は、助演女優賞と主演女優賞の候補をチェックしたいと思います!助演女優賞は…。今のところ、候補者はいろんなタイプの女優さんが選ばれそうですよ。ケイト・ウィンスレット『STEVE JOBS/スティーヴ・ジョブズ(原題)』ジェーン・フォンダ『YOUTH/ユース(原題)』ジェニファー・ジェイソン・リー『THE HATEFUL EIGHT/ザ・ヘイトフル・エイト(原題)』ジョアン・アレン『ROOM/ルーム(原題)』レイチェル・ワイズ『YOUTH/ユース(原題)』そして今の時点で最有力なのは、『CAROL/キャロル(原題)』のルーニー・マーラ。ルーニーは今年のカンヌ国際映画祭で、誰もがケイト・ウィンスレットが受賞すると思っていた最優秀女優賞を獲得したばかりなんです。助演女優賞でルーニーの最大のライバルになりそうだと言われているのが、『THE DANISH GIRL/ザ・デニッシュ・ガール(原題)』のアリシア・ヴィキャンデル。この映画はとても注目されているので、きっと複数の部門でノミネートされる気がします。だからこの映画に注目していてね。次は主演女優賞ね。こちらはビッグネームが多いです。ケイト・ブランシェット『CAROL/キャロル(原題)』ブライス・ダナー『I’LL SEE YOU IN MY DREAMS/アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス(原題)』シャーリーズ・セロン『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジェニファー・ローレンス『JOY/ジョイ(原題)』ブリー・ラーソンとアリシア・ヴィキャンデルも、『ザ・デニッシュ・ガール』でノミネートされるかもしれません。アリシアを知らない人のために少し説明すると、彼女はスウェーデン出身の女優で、“マイケル・ファスベンダーの彼女”として有名でした。でも二人は最近、別れたみたい。アリシアは今最も忙しい女優の一人だから、いい時期だったかもしれませんね。これから公開予定の出演作は、なんと5本も控えています。人気急上昇中ね。批評家から絶賛された『EX MACHINA/エクス・マキナ(原題)』や『コードネームU.N.C.L.E.』で、彼女が気になった人も多いかも。オスカー有力の『THE DANISH GIRL/ザ・デニッシュ・ガール(原題)』は、アメリカでは11月に公開予定です。彼女が助演と主演のどちらにノミネートされるかは、オスカー会員が彼女の演技をどちらにカテゴライズするか次第です。とにかく彼女はこれから要チェックの女優さんよ!(text:Lisle Wilkerson)
2015年09月30日現在、コミックブレイドにて『あまんちゅ!』を連載中の天野こずえが描いた未来形ヒーリングコミック『ARIA』。その完全新作アニメーションとして制作された『ARIA The AVVENIRE』の初日舞台挨拶が、2015年9月26日、新宿ピカデリーにて行われた。初日舞台挨拶には、灯里役の葉月絵理乃、藍華役の斎藤千和、アリス役の広橋涼、アリシア役の大原さやか、アリア社長役の西村ちなみ、晃役の皆川純子、そして、佐藤順一監督が登壇。2007年に開催された『ARIA The OVA ~ARIETTA~』の発売記念イベント以来、約8年振りにARIAキャストが勢ぞろいした。イベントでは、長い月日この作品に関わってこれたことに対する想いが各キャスト・監督より語られた。ここでは登壇者によって語られたメッセージを紹介しよう。■葉月絵理乃(水無灯里役)灯里のプリマの成長部分をこんなにも描かれているとは思わなかったので、台本を受け取った時は、嬉しいと同時にどう先輩としての灯里を表現すればいいのか気になっていました。でもいざ始まってみると皆がいてくれて、すぐネオ・ヴェネツィアの空気になって、無理に大人っぽくするのではなく、自然と成長した姿を演じられたかなと思います。10年前にスタートしてこんなに長く続くとは思わなかったです。また再会出来たのはファンの皆さんが愛してくれて繋げてくれたおかげですので、この先もずっとARIAを大事にしてくださると嬉しく思います。■斎藤千和(藍華役)今作では後輩ができましたが、ARIAの世界では先輩との関係性が完璧でしたので、最初はどうなるのかと思いました。ですが、後輩ができても何の違和感もなく、不思議な感覚でした。今日は舞台挨拶に劇場に訪れてスクリーンに入った瞬間、アフレコ現場と同じように不思議なくらい居心地が良くて、ARIAの空気はここにもあるのだなと感じました。大好きなモノがいっぱい詰まった作品ですので、また会いに来てください。いつでも劇場で待っていますので、また是非AIRAの世界でお会い致しましょう。■広橋涼(アリス役)本編で初めてアーニャという後輩ちゃんが出来ましたのが、アテナさんがいて、アリスがいて、アーニャがいてオレンジプラネットの流れを、アーニャ役の茅野愛衣さんも上手く表現してくれ、こうやって受け継がれていくのだなと思いました。ARIAの仲間は、私含めよく泣きます。お客さんも同じ気持ちなのかなと思いますし、こうしてたくさんの人が同じ場所で、同じ感覚を共有できるのは凄く不思議で、凄い奇跡だし、幸せに感じます。今作に関われて素晴らしい先輩や後輩と出会えて、観てくださる方がいる限り作品は残っていくので、何度でも楽しんで味わって頂ければと思います。■大原さやか(アリシア役)ARIAの収録では通常テスト時に音楽を流して、ARIAの空気を感じて臨むのですが、今回は(音楽を聴くと皆泣いてしますからという理由で)流されず。楽しみにしたので、「監督にいけずされた」と言いたいです(笑)。グランマの台詞はすごく好きで、「叶わなかった願いの種は胸の中に潜んで希望の光を放ち続けている」というのは、スタッフやキャスト含め、待っていてくださったファンの方にもすごくシンクロするなと思いました。そして、その後の台詞で「叶わないと思っていた願いも姿・形を変えてひょっこり顔を出すこともあるから、それが楽しみよね」というのも今回の作品につながっているので、本当に奇跡だと感じております。本日はミラクル記念日だと思っております。■西村ちなみ(アリア社長役)アフレコは嬉しい気持ちがいっぱいで、1日で録り終えるのがもったいないと感じていました。スタジオ現場では灯里の第一声の声でやさしい気持ちに包まれ、みんなの声を聴くと昔に戻れました。初日を迎えるのは大変喜ばしいことですが、少し淋しい気持ちもあります。最後のグランマの願いの種のエピソードにありますように、ARIAを愛してくださいましたみなさんひとりひとりの想いの種が7年という長い時間、愛情を掛けて、花が咲いたのだと思います。ARIAを愛する気持ちは本当にみなさまと変わらないし、月日が流れてもずーと待ってくれた皆さんが愛おしくてたまりません。一緒にこの日を迎えられて幸せです。みなさんの心の中にいつまでもARIAがいてくれたら嬉しく思います。■皆川純子(晃役)アフレコに向けて気を付けた点は、泣かないことです。家でリハーサルをする際も、泣いて泣いて一回もうまく出来なかったので、本番では大丈夫だろうと臨んだのですが、スタジオに入った時点で泣いてしまいました。今日もパンフレットを見たら泣いてしまうとのことで、周囲からパンフを見るのを止められました(笑)。みなさんARIAと出会ってくれて、愛してくれてありがとう。また素敵な奇跡が起きたらみんなに会えるんじゃないかなと思っております。その時までみなさんお元気で。またお会い致しましょう。■佐藤順一監督今回ARIAの世界の音楽を5.1chにリミックスしたのですが、世に出ていない歌を本編に生かすことができたことが、キセキだと思います。この作品を私にオファー頂いて今改めて感謝の気持ちでいっぱいでいます。そして今作を愛してくれて、大事にしてくれたファンの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にキセキのようなこの機会をめいっぱい楽しんで、しばらくの間このネオ・ヴェネツィアの世界を楽しみましょう。『ARIA The AVVENIRE』は、新宿ピカデリーほかにて公開中。公開館の詳細については公式サイトなどをチェックしてほしい。
2015年09月26日性同一性障害についてのふたつの映画が、トロント映画祭で上映された。ひとつは『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』のトム・フーパーが監督する『The Danish Girl』。ヴェネチア映画祭でもひと足先に上映され、主演のエディ・レッドメインが絶賛を浴びた。その他の写真実話に基づくドラマで、レッドメインが演じるのは、20世紀初期にデンマークで画家として活動し、性転換手術を受けて女性になったエイナル・ウェグナー。性同一性障害についての認識がまるでなかった時代に、自分に正直に生きようとしたウェグナーと、彼の妻(アリシア・ヴィカンダー)の苦悩を描く。正式上映には、フーパー監督、レッドメイン、ヴィカンダーのほか、彼らの親しい友人役で登場するアンバー・ハードも舞台あいさつをした。レッドメインは今年のオスカーで主演男優賞を受賞したばかりだが、今作で来年もまたノミネーションされる可能性は、かなり高そうだ。もうひとつは、これが世界プレミアとなるギャビー・デラル監督の『About Ray』。舞台は現代のニューヨーク。エル・ファニング演じる高校生は、女の子に生まれたが、成長するにつれて、自分は男だと認識するようになり、周囲に対してレイと名乗るようになっていく。いよいよ肉体的にも男性になろうとし、母マギー(ナオミ・ワッツ)も同意しているが、そのためには両親の署名がなくてはならない。マギーは、長年連絡を取っていないレイの父のもとを訪れることになるが、それがきっかけでマギーとレイは、隠されていた過去の秘密に直面することになる。スーザン・サランドンがマギーの母親、つまりレイの祖母として出演し、いくつものすばらしい笑いのシーンを提供する。『The Danish Girl』は11月27日、『About Ray』は今週末の北米公開が予定されている。取材・文:猿渡由紀
2015年09月14日ガイ・リッチー監督がヘンリー・カビルとアーミー・ハマーを迎え、1960年代の人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を新たな視点で描く『コードネーム U.N.C.L.E.』。本作で、物語のカギを握るヒロインを演じ、キュートなレトロファッションを着こなすアリシア・ヴィキャンデルが、いま、ハリウッドの“イットガール”として大きな注目を集めている。本作は、東西冷戦の真っただ中、CIAの有能エージェント、ナポレオン・ソロ(ヘンリー・カビル)とKGBの敏腕エージェント、イリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)が、国境も政治的背景をも超えて手を組み、世界を巻き込む一大テロ事件を阻止する壮大なスパイ・エンターテイメント。同時に、イケメン2人の新たなバディムービーともなっている。ヒロインとなるのは、アリシア・ヴィキャンデルが演じるギャビー。車の整備士としてもドライバーとしても超一流の腕前を持ち、歯に衣を着せぬ発言ばかりだが、実はヨワイ一面も持つキャラクター。テロ事件に関わっているとされる、18年間音信不通の元ナチスの天才科学者を父にもつことから、作戦のカギを握る役目としてCIAとKGBが確保、ソロとイリヤ2人の“イケメン・ナイト様”に守られながらも、持ち前の知性と強さ、無邪気さで自らもスパイとして活躍する。アリシアは自身が演じたギャビーについて「彼女はスパイ・ムービーの型にはまったお飾り的な女の子じゃない。クールで、怖いもの知らずで、負けず嫌いなの(笑)」と分析。続けて、「監督たちが彼女を、いろいろな面をもつステキなおてんば娘として描いているところが気に入ったわ。私は彼女をとても魅力的で、観ていて楽しくなるような女性にしたかった」と役作りについて語っている。そんなアリシアには、「星のように輝いている」(ローリング・ストーン誌)、「スパイ映画に登場する女性の中で最高にチャーミングで必見だ!」(ComingSoon.Net)など海外の映画評でもベタ褒めが続出、監督のガイ・リッチーも「アリシアには本当に特別なものがある」と大絶賛。「ヘンリーとアーミー、そしてアリシアに率いられた素晴らしいキャストを揃えることができた」と、キャスティングに大満足の様子を見せている。そんなアリシアは、実はいまハリウッド随一の“イットガール”といえる存在だ。エディ・レッドメイン主演で本年度ヴェネチア映画祭のコンペティション部門に選出されているトム・フーパー監督の『The Danish Girl』(原題)や、マット・デイモン主演の待望の『ボーン』シリーズ最新作(2016年全米公開予定)にも起用され、女優としての注目度も急上昇。26歳でスウェーデン版「ELLE」のベストドレッサー賞に選ばれ、2014年には「世界で最も美しい顔100人」にもランクイン、先日、ジェニファー・コネリーとミシェル・ウィリアムズに続いて3人目の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の新たなミューズとして起用されることも発表されるなど、ファッショニスタとしても頭角を現している。劇中では、気取らない車の整備士だったアリシア演じるギャビーが、優雅にオートクチュールを着こなす美女に変身するシーンも描かれており、そのシチュエーションは必見の胸キュンポイント!60年代のレトロファッションをキュートに着こなす彼女の姿に、心をつかまれる女子が続出しそうだ。『コードネーム U.N.C.L.E.』は11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年秋、全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年09月09日9月2日(現地時間)より開催中の第72回「ヴェネチア国際映画祭」。今年は残念ながら、コンペなど主要部門に日本映画の出品はないが、ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)主演のオープニング上映作『エベレスト3D』を始め、ハリウッドスターの出演作がラインナップされ、レッド・カーペットは今年も華やかなものとなった。夫のジョニー・デップ(Johnny Depp)と共に、それぞれの出演作上映に合わせてやって来たアンバー・ハード(Amber Heard)は、まずジョニー主演の『ブラック・スキャンダル』の公式上映でツーショットを披露。ここでは夫を立てて、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)のシンプルなドレスに身を包み、髪も自然なダウン・スタイルだったが、翌日に行われた自身の出演作『The Danish Girl』(原題)の公式上映ではアレクサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)の花柄ストラップレスのドレスで登場し、髪もアップに結い上げ、ハリウッドスターのオーラ全開だった。同作主演のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)の妻、ハンナ・バグショー(Hannah Bagshawe)もアレクサンダー・マックィーン(Alexander McQueen)のヌードカラーのロングドレスを着こなした。同じく出演者のアリシア・ヴィカンダー(Alicia Vikander)はルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のロングドレス。丁寧な刺繍が施されたクラシックなスタイルで清楚なイメージを醸し出していた。また、昨夏に東京ロケも行われた『Equals』(原題)が上映されたクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)は、シャネル(Chanel)のシルバーのドレス。ポイントはレースをあしらったアシンメトリーな裾。フォトコールでも、自身がミューズを務めるシャネルを着用していた。『A Bigger Splash』(原題)のダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)は公式上映にはマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、フォトコールではロダルテ(Rodarte)のワンピース。黒にポピーの花柄、チャイナカラー、とオリエンタル・テイストのディテールが目を引いた。ダコタは『ブラック・スキャンダル』の公式上映ではプラダ(Prada)のパウダーピンクのドレスでフローレスなスタイルも披露した。映画祭は12日(現地時間)まで開催。これから参加予定の女優たちの装いにも注目が集まりそうだ。
2015年09月07日『007』『ミッション:インポッシブル』シリーズに並ぶ人気を誇る1960年代の人気TVシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」を、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が新たな視点で描く『コードネーム U.N.C.L.E.』。8月10日(現地時間)、本作のニューヨークプレミアが開催され、主演のヘンリー・カビル、アーミー・ハマーを始めとしたキャストと、リッチー監督が参加した。核兵器で世界破滅を企む凶悪テロ勃発。スパイ史上あってはならない禁じ手だが、宿敵同士の2大国家アメリカとロシアが手を結ぶしかない。CIAで最も有能だが女性関係に問題アリのナポレオン・ソロと、KGBに史上最年少で入った超エリートだがメンタルに問題アリのイリヤ・クリヤキンが選ばれ、キャリアは最強・相性は最悪のスパイチームを結成。タイムリミットが迫るなか、世界を救いつつ相手も殺せと究極の指令を受ける2人。キャラも作戦も真逆な彼らが、金と頭脳と悪を結集させた史上最大の敵を倒すことは出来るのか…?この日、会場には多数のマスコミとファンが来場。集まったファンの中にはその愛を熱烈にアピールする人も。ナポレオン・ソロを演じるヘンリーとイリヤ・クリヤキンを演じるアーミーはファンからの声援に笑顔をみせ、サインや写真撮影に気軽に応じていた。主演の2人のほかに天才科学者の娘ギャビー・テラーを演じたアリシア・ヴィキャンデルや、国際犯罪組織の社長夫人ヴィクトリア・ヴィンチグエラを演じたエリザベス・デビッキらも登場。胸元が大きく開いたセクシーなドレスで登場したエリザベスは、アツい視線を浴びていた。さらに英国海軍中佐アレキサンダー・ウェーバリーを演じたヒュー・グラントは“THE 渋メン”と言わざるを得ないくらいの大人の色気に女性ファンも虜に…。また、先日イギリス・ウィルトシャー州にある自宅にてヘンリー&アーミーのほかブラッド・ピット、デヴィッド・ベッカム、ジェイソン・ステイサムら豪華スターを招いて盛大な結婚パーティーを行ったというリッチー監督は、少し遅れて家族と共に登場!場内からは公開とともに結婚を祝した声があがり、一層大きな盛り上がりを見せていた。『コードネーム U.N.C.L.E.』は11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年秋、全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年08月12日『マン・オブ・スティール』や2016年公開を控える『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で正義の味方“スーパーマン”を演じたヘンリー・カビルがスパイに扮する映画『コードネーム U.N.C.L.E.』。この度、本作の公開日が11月14日(土)に決定。併せて最新ビジュアルが公開された。舞台は東西冷戦の真っただ中の1960年代前半。米中央情報局(CIA)エージェントのソロと、ソ連国家保安委員会(KGB)エージェントのクリヤキンは、長年の敵対感情をひとまず忘れ、謎の国際犯罪組織撲滅の合同任務に乗り出す。その組織は、核兵器と技術の拡散によって、世界の勢力バランスを揺るがし、破壊へと導こうと企んでいた。ふたりにとっての手がかりは、その犯罪組織に潜入するための鍵となる失踪したドイツ人科学者の娘だけ。彼女を守りながら、彼らは時間切れになる前に科学者本人を捜しださなければならない。考え方もやり方も何もかも正反対の2人。果たして彼らは核爆弾大量生産の危機から世界を救えるのか…?1960年代の超人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が新たな視点で描く本作。CIAで最も有能なエージェントであり、ダンディで美しい女性には目が無いナポレオン・ソロを演じるヘンリーとバディを組むのは、『ソーシャル・ネットワーク』で若手俳優としてブレイクし、『J・エドガー』『ローン・レンジャー』と着実にキャリアを重ねるアーミー・ハマー。ハリウッドを代表するマッチョでセクシーな2人がスパイを熱演する。そのほか、スウェーデンの女優アリシア・ヴィキャンデルや、『華麗なるギャツビー』に出演したエリザベス・デビッキ、ジャレッド・ハリス、ヒュー・グラントらが集結している。今回公開されたビジュアルは、反りが合わず何かにつけては衝突してしまうナポレオンとイリヤが力を合わせ(?)任務に就く様子が映し出されている。敵に見つからぬよう、息をひそめ着実に任務を遂行しようとする緊迫感漂う2人の表情は真剣そのもの。仕事以外で見せるプレイボーイの姿や小言ばかりをいう偏屈な姿とは大違い。このギャップに、女性は思わず胸が高まってしまうこと間違いなしだ。『コードネーム U.N.C.L.E.』は11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年秋、全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年07月01日マイケル・ファスベンダーと交際中の恋人で女優のアリシア・ヴィキャンデルが、ニューヨークで同居を始めたようだ。イギリスの「The Sun」紙によると、昨年から交際している2人は最近、26歳のアリシアが38歳のマイケルのアパートに引っ越す形で同居を始めたという。関係者は、マイケルが女性と真剣に交際するのは久しぶりのことだと話している。マイケルは、憶測を含めて共演者と恋のうわさが絶えない。これまで『SHAME-シェイム-』のニコール・ベハーリー、『X-MEN』シリーズのジェニファー・ローレンス、ゾーイ・クラヴィッツやナオミ・キャンベル、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴの名前が挙がっている。スウェーデン出身で、『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』や『ガンズ&ゴールド』などで知られるアリシアとも、今年公開の『The Light Between Oceans』(原題)で夫婦役を演じている。2人は24日(現地時間)に閉幕した第68回カンヌ国際映画祭にも参加、マイケルがマリオン・コティヤールと共演した『Macbeth』(原題)の公式上映に出席し、その後はモナコのモンテカルロに移動し、F1モナコGPを観戦していた。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月26日世界の貧困問題に立ち向かう非営利団体「GLOBAL POVERTY PROJECT」の呼びかけにより、昨年9月にアメリカ・ニューヨークで行われた音楽イベント「GLOBAL CITIZEN FESTIVAL」の模様が、5月16日21:00~22:00にMTVで日本初放送される。同フェスティバルは、2012年より国連総会と同じ時期に開催されている音楽イベント。音楽を通じて、"GLOBAL CITIZEN=地球市民"としての意識を高め、現在世界が直面する深刻な貧困問題への行動促進を呼びかけている。2014年は、会場であるニューヨークのセントラルパークに約6万人を動員。ジェイ・Z、ノー・ダウト、スティング、アリシア・キーズ、FUN.、ティエストら豪華アーティストが出演し、熱いパフォーマンスを繰り広げた。さらに、サプライズゲストとしてビヨンセも登場し、ジェイ・Zとの夫婦共演が実現。夢のコラボレーションで観客を沸かせた。MTV『2014 GLOBAL CITIZEN FESTIVAL』放送スケジュール【初回放送】5月16日(土)21:00~22:00【再放送】5月18日(月)21:00~22:00、5月24日(日)19:00~20:00、5月28日(木)22:30~23:30
2015年05月15日『Snatch』『リボルバー』『シャーロック・ホームズ』シリーズなど、スタイリッシュな映像が魅力のガイ・リッチー監督の最新作『コードネーム U.N.C.L.E.』の日本版ポスタービジュアルが、このほど解禁となった。舞台は東西冷戦の真っただ中の1960年代前半。米中央情報局(CIA)エージェントのソロと、ソ連国家保安委員会(KGB)エージェントのクリヤキンは、長年の敵対感情をひとまず忘れ、謎の国際犯罪組織撲滅の合同任務に乗り出す。その組織は、核兵器と技術の拡散によって、世界の勢力バランスを揺るがし、破壊へと導こうと企んでいた。ふたりにとっての手がかりは、その犯罪組織に潜入するための鍵となる失踪したドイツ人科学者の娘だけ。彼女を守りながら、彼らは時間切れになる前に科学者本人を捜しださなければならない。考え方もやり方も何もかも正反対の2人。果たして彼らは核爆弾大量生産の危機から世界を救えるのか――。本作は、1960年代の超人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が新たな視点で描くスパイ・サスペンス大作。東西冷戦の真っただ中、CIAとKGBの敏腕エージェントの二人が国境も政治的背景をも超えて手を組み、世界を巻き込む一大テロ事件を阻止する壮大なストーリーが展開する。CIAで最も有能なエージェントであり、ダンディで美しい女性には目が無いナポレオン・ソロ役には、『マン・オブ・スティール』で“新スーパーマン”を演じたヘンリー・カビル。KGBに史上最年少で入った超エリート・エージェントで真面目で几帳面なイリヤ・クリヤキン役には、『ソーシャル・ネットワーク』『J・エドガー』『ローン・レンジャー』と着実にキャリアを重ねるアーミー・ハマーが務める。他にも、物語のカギを握る科学者の娘にアリシア・ヴィキャンデル(『アンナ・カレーニナ』)のほか、エリザベス・デビッキ(『華麗なるギャツビー』)、ジャレッド・ハリス(『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』)、そしてヒュー・グラントら豪華キャストが脇を固める。今回解禁となった日本版ポスタービジュアルは、主演のヘンリー・カビルとアーミー・ハマーのイケメンスパイ二人がクールにキメ、スタイリッシュながらも、かつスパイ映画の王道を行くデザイン。US版とは異なり、日本版ポスターは真っ赤な背景に変更されているのが大きな特徴だ。「史上最高にセクシーで、史上最悪の相性の、史上最強のスパイコンビ、登場」のキャッチが印象的な本ポスタービジュアル。ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウの軽妙なやり取りがなによりも魅力だった『シャールック・ホームズ』に続く、ガイ・リッチー流バディ・ムービーとしての大いに期待できそうだ。『コードネーム U.N.C.L.E.』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月15日1976年以来3年に一度のペースで催され、その規模、出演者の華やかな顔ぶれで知られるバレエの祝祭、世界バレエフェスティバルの開催が、今年8月に迫り、開幕を待ち望むムードが一気に高まっている。第14回世界バレエフェスティバル チケット情報39年前の第1回で、当時世界三大バレリーナとして名を馳せた、マイヤ・プリセツカヤ、マーゴ・フォンテイン、アリシア・アロンソが同じ舞台に立つ“歴史的事件”で世界を驚嘆させたというこのフェスティバル。その後も、『ボレロ』で一躍世界的スターとなったジョルジュ・ドン、パリ・オペラ座の風雲児パトリック・デュポン、百年にひとりの天才と讃えられたシルヴィ・ギエムなど、時代を代表する数々のスターたちが出演。幾つもの伝説的舞台がここで生まれ、毎回、その目撃者たらんと多くの観客が劇場に詰めかけた。上演作品も、古典から20世紀を代表する振付家の作品、より現代的、先鋭的な作品までと実に多彩、バレエの現在の、その全体像を見渡すまたとない機会にもなっている。14回目となる今回もAプロ、Bプロとふたつのプログラムが組まれ、参加ダンサーは現時点で38名と史上最大規模に。皆、世界トップクラスのダンサーばかりという豪華さだ。パリ・オペラ座エトワールとして気品溢れる舞台で世界を魅了、現在はウィーン国立バレエ団を率いるマニュエル・ルグリや、世界のプリンスとして知られるウラジーミル・マラーホフの参加をはじめ、昨年のパリ・オペラ座バレエ団日本公演『椿姫』での感動が記憶に残るオレリー・デュポン、同じくオペラ座の美しき貴公子マチュー・ガニオ、イングリッシュ・ナショナル・バレエからは芸術監督として活躍中のタマラ・ロホ、近年は現代作品等で新境地を見せるアリーナ・コジョカル、シュツットガルト・バレエ団を代表するプリンス、フリーデマン・フォーゲル、ロシア勢ではボリショイ・バレエのプリマ、マリーヤ・アレクサンドロワ、マリインスキー・バレエのウリヤーナ・ロパートキナにディアナ・ヴィシニョーワ、ノヴォシビルスク・バレエ他で芸術監督を務めるイーゴリ・ゼレンスキーらの名が連なる。こうした経験豊富なダンサーから、将来楽しみな注目ダンサーまでがずらりと勢揃い、このフェスティバルならではの高水準の、熱気に溢れた、ゴージャスな競演が期待されている。公演は8月1日(土)から13日(木)まで東京文化会館にて。チケットの一般発売はは4月18日(土)午前10時より。取材・文:加藤智子
2015年04月14日天野こずえ原作による未来形ヒーリングコミック『ARIA』が、完全新作アニメーション『ARIA The AVVENIRE』として9月26日にイベント上映されることが決定し、特報映像とキャラクター設定、最新場面カットが公開された。『ARIA』は、前身作『AQUA』(2001年)から漫画誌『月刊ステンシル』(エニックス)にて8年かけて連載。単行本は累計420万部、関連書籍は累計60万部とシリーズ累計480万部を記録している。2005年のTVアニメ『ARIA The ANIMATION』から、2006年に2ndシーズン『The NATURAL』、2007年に『The OVA ~ARIETTA~』、2008年には3rdシーズン『The ORIGINATION』が放送され、多くのファンを獲得。惑星改造により生まれた水の惑星「アクア」の観光都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、ゴンドラを操りウンディーネと呼ばれる水先案内人として働く少女たちの日常を描いている。1stシーズンから10年目を迎える2015年、10周年記念プロジェクト「蒼のカーテンコール」として本作の制作が発表され、メガホンをとるのはTVシリーズを手がけた佐藤順一監督。脚本も同様にTVシリーズを担当した吉田玲子氏という「ARIA」シリーズの制作陣が再集結している。本作は、アニメ化されなかった原作のエピソードにオリジナルストーリーをプラスした内容にとなり、原作者の天野こずえがデザインした新キャラクターも登場するという。公開された特報映像では、TVシリーズのメインキャラクターである、プリマ・ウンディーネの灯里と、新米ウンディーネとして働くアイの姿も。同時に、灯里とアイのキャラクター設定も公開されている。個人経営の水先案内店・ARIAカンパニーを切り盛りする、マンホーム出身のプリマ・ウンディーネである灯里は、すてきな物事に対する感受性が人一倍強く、これまでアクアのさまざまな魅力を発見する。通り名は「遙かなる蒼(アクアマリン)」。一方、かつて旅行中に灯里のゴンドラに乗ったのをきっかけに、アクアとウンディーネの魅力に開眼し、ARIAカンパニーに入社したアイは、まだシングルの身でありながら、先輩である灯里のサポートをてきぱきとこなすしっかり者という役どころとなる。灯里を演じる声優の葉月絵里乃は、「私がひとつひとつのお仕事が初めての連続だったので、芝居ひとつにしてもコメントひとつにしても、合っているのかダメなのかさえもわからない、いつも不安であたふたしていました。そんな自信のなさ加減からほわほわな灯里が出来上がっていったのだと思います」と当時を回想。そして新作の公開にあたり、「この10年でそれぞれいろんな事があったと思います。そんな自分の足跡を少し振り返りながら、もう一度ネオ・ヴェネツィアの世界に浸ってください。変化した事もしていない事も、また新たな発見があると思います」と呼びかけている。『ARIA』のことを"忙しい日常の中にぽっかり浮かんだ優しいオアシス"と語る、アイ役の水橋かおりは、「アリシアさんの想いを灯里ちゃんが継いだように、アイちゃんも早く一人前になって、灯里ちゃんの想いを受け継いでほしいなあと思っています」と、アイの成長に期待を寄せている。アリスを演じる広橋涼は「まさかまさかの完全新作です。みなさま以上に驚いています。またARIAのみんなに会える、演じられる、こんなにすてきな奇跡はありません。とにかく"でっかい"楽しみです」と喜びをあらわに。アリシア役の大原さやかは、「ときどきイライラしたり、自分を見失いそうになったときに、アリシアさんの『あらあら、うふふ』を思い出してみたり、日常のなにげないものの中にすてきなものを見つけると、アリシアさんならなんて言うかなあと考えたり……。いつも笑顔で、誰かの心にスッと寄り添える人。私にとって、すてきな大人の代表であり、憧れの女性です」とアリシアの魅力を語っている。そして、晃を演じる皆川純子は「アフレコしている時も号泣、オンエアを見る時も号泣、こんなに制御が効かず泣くなんて、役者失格なんじゃないかと自分で心配になるほど泣きました」とアニメ放送当時を振り返り、「新作が出ると聞いた時はそれはもううれしくて変な声が出ました」と明かし、「みなさんに『やっぱりARIAが大好き』と思ってもらえるように、思いをこめて晃を演じたいと思います」とコメントした。(C)2015 天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニー(C)2015 Kozue Amano/MAG Garden・ARIAcompany All Rights Reserved
2015年04月07日宝塚歌劇花組のトップ男役・明日海(あすみ)りおと、新トップ娘役・花乃(かの)まりあの新トップコンビお披露目となる『カリスタの海に抱かれて』『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』が3月13日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。宝塚歌劇花組公演『カリスタの海に抱かれて』/『宝塚幻想曲(タカラヅカファンタジア)』のチケット情報第一幕の『カリスタの海に抱かれて』は、大石静脚本によるミュージカル。フランス革命のさなか、地中海に浮かぶ常夏の島・カリスタを舞台に、青年将校シャルルが愛と友情に揺れ動く様を描いたラブストーリーだ。明日海演じるシャルルは、カリスタ島に新しく赴任したフランス軍司令官。カリスタで生まれながらもフランスで育ったシャルルの目的は、フランスの動乱に乗じて故郷を独立させること。明日海は軍服が似合う、スマートで美しい佇まい。爽やかな好青年の雰囲気ながら、孤独に育ったシャルルの“陰”を繊細に表現している。一方で、積極的にアピールする島の女性アリシア(花乃)に戸惑う不器用な一面もあり、スマートな雰囲気とのギャップを見せながら観る者の心をくすぐる。しかし、芹香斗亜(せりか・とあ)演じるシャルルの幼なじみで、独立派グループのリーダー・ロベルトの許嫁でもあるアリシア。そこで生まれる三角関係により、それぞれの人物に葛藤や苦悩が生まれ、ドラマを面白くする。花乃は島育ちのストレートで強気な女性を、芹香は島民の期待をひとり背負い、熱い想いで先頭に立つ男を情感豊かに表現。それぞれがどんな道を選択するのか、最後まで目が離せない展開だ。また、若きナオポレオンを演じる柚香光(ゆずか・れい)は、中盤からの登場ながらしっかりと存在感を放つ。緊迫感のあるフランス革命のシーンも見どころのひとつとなっている。第二幕のレビューは、さまざまな花をモチーフにしたシーンが展開。幻想的な雰囲気のプロローグで幕が開き、和太鼓のリズムをベースにした華やかなシーンへ。羽根扇を使った美しい演出で、スタートから心を奪われる。また、ソフト帽を被り、ゴールドのスーツに身を包んでクールに踊ってみせたり、中詰めでは明日海が花魁姿で登場したり、『さくらさくら』をアレンジして黒燕尾で踊ったりと、見どころ盛りだくさん。8月の台湾公演も見据え、タカラヅカらしさと日本らしさを合わせた構成で、新生花組の一人ひとりが、キラキラとフレッシュな輝きを見せている。兵庫公演は4月20日(月)まで。また、5月15日(金) ~ 6月14日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは4月12日(日)より一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2015年03月19日『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が、“新スーパーマン”のヘンリー・カビルとタッグを組んだ映画『The Man from U.N.C.L.E.』(原題)の邦題が『コードネーム U.N.C.L.E.』に決定。今年10月より公開されることになり、豪華な面々が顔を揃えた特報映像が解禁された。本作は、60年代に人気を博したTVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を、スタイリッシュな映像を駆使するガイ・リッチー監督が新たな視点で描いたスパイ・サスペンス。東西冷戦の真っただ中、CIAとKGBの敏腕エージェントの2人が、国境も政治的背景をも超えて手を組み、世界を巻き込む一大テロ事件を阻止する壮大なストーリーとなる。CIAで最も有能なエージェントであり、粋でダンディ、美しい女性には目がないナポレオン・ソロ役には、『マン・オブ・スティール』でのスーパーマン=クラーク・ケント役も記憶に新しいヘンリー・カビル。一方、KGBに史上最年少で入った超エリート・エージェントで生真面目&几帳面なイリヤ・クリヤキン役には、『ソーシャル・ネットワーク』でブレイクし、『J・エドガー』『ローン・レンジャー』と着実にキャリアを重ねるアーミー・ハマー。ハリウッドを代表するマッチョでセクシーな2人のスパイが、正反対の役柄で競演を果たす。また、物語のカギを握る科学者の娘に『アンナ・カレーニナ』のアリシア・ヴィキャンデルほか、『華麗なるギャツビー』で注目されたエリザベス・デビッキ、「マッドメン」『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』のジャレッド・ハリス、さらに英国の“元祖セクシー”ヒュー・グラントと、錚々たる豪華キャストが脇を固めている。届いた特報からも伝わる、スタイリッシュな映像と粋なセリフ、そして緻密な駆け引きによる新たなスパイの登場に、世の女性たちもメロメロとなりそうだ。『コードネーム U.N.C.L.E.』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日宝塚歌劇団花組トップスター・明日海りおが次に挑むのは、脚本家・大石静書き下ろしのミュージカル『カリスタの海に抱かれて』だ。地中海で最も美しいとされるカリスタ島を舞台に、愛と友情、故郷への想いの狭間で揺れ動くフランス軍将校シャルルを演じる。宝塚歌劇花組『カリスタの海に抱かれて』チケット情報「故郷のカリスタ島を独立させたいと、島で幼なじみのロベルトたちと手を取り合い独立を目指すのですが、活発なアリシアという女性と出会って恋をし、歯車が狂ってきます。三角関係で揺れ動く人間模様が、ドラマチックに描かれています。ワイルドなところや誠実なところ、でも恋の部分ではちょっと不器用なところなど、シャルルのいろんな一面をお見せしたいと思います」。トップ娘役に就任した花乃(かの)まりあとの新コンビも楽しみだ。「ふたりの場面は、ちょっとぎこちなかったり、お互いの想いをぶつけ合ったりと変化があり、演じていてすごく面白いです。彼女はお芝居に入ったときの集中力がすごくある人。ふたりの場面から作品の世界観を広げていったり、作品の魅力を深めていけたらと思っています」。第二部のレビュー『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』では、日本の四季の移り変わりを表現。8月に行われる台湾公演を意識した構成になっている。「随所に花のモチーフがあしらわれていたり、太鼓のリズムや、ロックテイストの曲に三味線が使われていたり。日本らしさを取り入れた場面のほかに、大きな羽根扇をはためかせるタカラヅカらしい場面もあり、私としても楽しみです。最近は台湾の方からのお手紙もたくさんいただくようになったので、現地の方が熱い想いで待っていてくださると思うと、とても嬉しいです」。また、昨年末に行われた『タカラヅカスペシャル2014』では、他組のトップスターから多くの刺激を受けたと語る。「組を代表する立場でいらっしゃる皆さんの、稽古やお仕事と並行しながらでもしっかりと仕上げてくる丁寧さと誠実さ、そして、男役とはこういうものだということを伝えていきたいという熱い想いを肌で感じました。私ももっとエネルギッシュに取り組んでいかなければと、改めて気合いが入りました」。おっとりとした柔らかい雰囲気ながら、内には熱いものを秘めるトップスター。トップ就任後初のオリジナル作品で、その魅力を大いに輝かせるはず。公演は宝塚大劇場にて3月13日(金)から4月20日(月)まで上演。東京宝塚劇場公演は5月15日(金)から6月14日(日)まで。東京公演は4月12日(日)より一般発売を開始。取材・文:黒石悦子
2015年03月04日リーボック(Reebok)のカジュアルライン「リーボッククラシック(Reebok CLASSIC)」が、ジュエリー&シューズブランド「メロディーエサニ(MELODY EHSANI)」とのコラボレーションアイテムを2月中旬に発売する。展開アイテムは「ベンチレーター ME(VENTILATOR ME)」(1万4,000円)と「ブラックトップウェッジ ME(BLACKTOP WEDGE ME)」(2万5,000円)の2モデル。アッパー全体に施された奇抜なグラフィックや、目をモチーフにしたシュージュエルなど、スニーカーをキャンバスにエサニの独特な世界観が表現されている。「メロディーエサニ(MELODY EHSANI)」は、デザイナーのメロディ・エサニ(Melody Ehsani)が手掛けるニューヨーク発のジュエリー&シューズブランド。リアーナ(Rihanna)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)などのアーティストを始め、人気スタイリストのMariel Haennが愛用していることで、音楽好きのファッションピープルたちの間で話題となった。最近ではアーティストに提供していたジュエリーを一般向けにもリリースし、遊び心あるユニークなデザインが人気を呼んでいる。取り扱いはリーボックフィットハブ六本木ヒルズやatmos、リーボックのオンラインショップなど。
2015年02月10日