気温が高くなる夏は、暑さでメイクが崩れてしまいがちですよね。仕事やプライベートでは手抜き感なくきっちりメイクしたいけれど、メイク崩れが気になってイライラしてしまっては本末転倒。メイクはいつだって、女子の気持ちをアゲてくれるものであるべき!そこで、どんなに暑い夏の日でも、メイク崩れを気にせず一日中快適に過ごすための、夏メイクには欠かせないアイテムをご紹介します。まずは「プライマー」でファンデ浮き防止!Photo by MAYBELLINEアリシア・キーズなど、セレブご用達のメイクアップアーティストAshunta Sheriffは、ベースメイクと肌の密着性を高めるプライマーの使用を奨励しています。毛穴や肌の凹凸をカバーし、肌が自然に見えるようにカバーしてくれる化粧下地のことですが、BBクリームやファンデーションの密着度をUPさせるそう。保湿クリームで肌を整えた後、ファンデを塗る前にプライマーを取り入れれば、汗でファンデーションが浮いてくる心配もなし。夏にこそ取り入れたいアイテムです。Photo by 楽天市場MAYBELLINEの『Baby Skin Pore Eraser』や韓国コスメbanila co.の『Prime PRIMER classic』などが、つけ心地はさらっとしているのに密着性が高く、赤ちゃんのようなスベスベ肌になるのでおススメです。軽いつけ心地なのにカバー力◎!「クッションファンデ」Photo by Amazon(YVES SAINT LAURENT)スポンジの中にリキッドタイプのファンデーションが染み込んだクッションファンデ。もともとは韓国コスメから発売されたものでしたが、今ではLANCOMEやYVES SAINT LAURENTなど、海外のコスメブランドからも続々と登場しています。ナチュラルなのにカバー力に優れているクッションファンデは、ファンデーションやBBクリームより軽いつけ心地で、暑い夏も爽快に過ごせます。Photo by Amazon (ETUDE HOUSE)私はETUDE HOUSEの『プレシャスミネラルエニークッション』を愛用しています。もともとパッケージが可愛いEtude Houseのファンなのですが、このクッションファンデは、重ね着けしてもヨレないところがお気に入り。SPF50なのもポイント高し!時間が経つとファンデが浮いて、顔がベタベタすることもありません。価格もとってもリーズナブルです。つけまつげより「ウォータープルーフマスカラ」Photo by MAYBELLINE夏はやっぱりなんといってもウォータープルーフのマスカラが便利。重たいバサバサのつけまつげを止めて、思い切ってマスカラにシフトチェンジしてみてはどうでしょう。汗とつけまつげの接着剤が混じって、イライラすることもありません。お気に入りはMAYBELLINEの『ボリューム エクスプレス ハイパーカール ウォータープルーフ N』です。サッと塗るだけでゴージャス感が出るのに、パンダ目になりにくい優秀アイテム。いろいろなウォータープルーフのマスカラを試した結果、これが一番しっくり馴染みました。夏の暑さに負けず、溶けないサマーメイク。軽いつけ心地で、メイク崩れを気にせず一日中快適に過ごせますよ。ぜひ試してみてくださいね!
2016年06月09日映画『二ツ星の料理人』お料理レッスンイベントが6月8日(水)に都内で行われ、モデルのダレノガレ明美、俳優の加藤諒が出席した。美食のパリを追い出されたワケありの二ツ星シェフが、新しいスタッフたちと世界一のレストランを目指して奮闘するさまを描いた美食エンターテイメント。孤高の天才シェフをブラッドリー・クーパー、その仲間をシエナ・ミラー、オマール・シー、ダニエル・ブリュールが演じるほか、アリシア・ヴィキャンデル、リリー・ジェームズなどいまを時めく実力派スターが顔をそろえる話題作。一足先に鑑賞したダレノガレさんは「頑張っている方はすごいなと思った」と感心すると、シェフが怒りで皿を割るなど意外にも激しい厨房シーンにも触れ「レストランはこういうことが行われているのかと面白くなりました」と吐露。タイプの男性は「(料理が)できる人は、言わなくても心の中で、『これもうちょっとコショウ振ったら美味しいのに』とか思われる(のがイヤだ)から、お料理ができない人」と言いつつ、「これを観たら(料理ができる男性も)いいなと思いました」と心変わりがあったことも打ち明けた。プロもうなる料理の腕を持つというダレノガレさんは、この日は食べることが大好きな加藤さんのために、料理学校ル・コルドン・ブルーのシェフに教わりながら、劇中に登場するバースデーケーキ作りに挑戦。「自炊は好きですけど、(ケーキは)最近は作る人がいないので作っていないですね。お友達の誕生日シーズンでもないので」と言いつつ、バタークリームでバラのデコレーションを上手くほどこすと、シェフから「今日は入学パンフレットを用意していたけど全然必要ないね」と褒められ、ご満悦の表情を見せた。その後、囲み取材が行われ、記者から「本当に料理を作る相手はいませんか?」と問われると、意味深な笑いを返すダレノガレさん。実は、明日発売の週刊誌で熱愛スクープが報じられるダレノガレさんは、それについて聞かれると「(相手は)一般の方で、2年前からの友達です」とあっさり説明。スクープ時は、夏の旅行の計画を練っていたそうで、友達5人くらいで出かけるのだという。結婚については「まだ若いので…」と言葉を濁すが、はじまった恋に心が弾んでいる様子はうかがい知れた。一方、自分が出演する以外の映画イベントに初登場の加藤さんは「ドキドキしてます。みんなこっち見てる。すご~い!!」とハイテンションで、試食の歳も「めっちゃ美味しい~」と得意のダンスで喜びを表現。こちらも初めてとなる囲み取材では「(W不倫が報じられた)ファンキー(加藤)さんについて聞かれるのかと思ったらまさかのこういう質問で、僕もどういうこと?って感じ」と苦笑いしつつ、ダレノガレさんの話を驚きながらもうれしそうに聞いていた。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日マット・デイモンの代表作として挙げられる「ボーン」シリーズの最新作『ジェイソン・ボーン』。今回、これまでのシリーズの一端や、本作のメイキングシーン、ジェイソン・ボーン役のマットとポール・グリーングラス監督の本作への思いが収められた、見応えたっぷりの特別映像が解禁となった。記憶を失い、愛する者を奪われた最強にして孤高の暗殺者=ジェイソン・ボーン。かつてない臨場感あるアクションと極限のリアリティで世界中の観客を熱狂させた「ボーン」 シリーズ待望の最新作となる本作では、全世界が待ち望んだグリーングラス監督とデイモンのシリーズ最強タッグが復活。さらに本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞し、『二ツ星の料理人』『エクス・マキナ』と出演作が続くアリシア・ヴィキャンデルに、トミー・リー・ジョーンズやヴァンサン・カッセルといった名優が新たに加わり、話題を呼んでいる。マットがジェイソン・ボーンを演じてきた『ボーン・アイデンティティー』(’02)、『ボーン・スプレマシー』(’04)、『ボーン・アルティメイタム』(’07)と、これまでのシリーズがフラッシュバックするところから始まる今回の映像。多くの人々が参加するシーンの撮影でグリーングラス監督に名前を呼ばれ、ジェイソン・ボーンとしてカムバックしたマット。その場にいた全員が、拍手喝采で彼を迎え入れる姿が映し出されている。マットは、「この映画が大好きだ。ジェイソン・ボーンを演じられることを光栄に思う」と笑顔を見せ、グリーングラス監督もまた「彼が帰ってきて嬉しい。ロックバンドが再始動してツアーに出る気分だ!」と、絶妙な例えで興奮のコメント。映像中では、本シリーズではお馴染み、今回もマット自らスタントをこなす迫力のメイキングシーンを初公開。これまでも“本物のアクション”を生み出し、21世紀の映像表現に革命を起こしてきた本シリーズに、グリーングラス監督の手腕を期待させている。この最新作について、最後に「シリーズの中でも間違いなく最高傑作だ」と自信の笑顔を見せるマット。キャラクター、ストーリー、アクション、映像…すべてが進化した“新章”を、まずはこちらからチェックして。『ジェイソン・ボーン』は10月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日俳優のマット・デイモンが主演し、ポール・グリーングラス監督がメガホンを取る『ボーン』シリーズの最新作『ジェイソン・ボーン』(10月7日公開)のメイキングシーンや2人のコメントを収めた特別映像が8日、公開された。同シリーズの主人公は、記憶を失い、愛する者を奪われた最強の暗殺者ジェイソン・ボーン(デイモン)。そんな主人公と同じタイトルの本作では、シリーズの過去作『ボーン・スプレマシー』(05年)や『ボーン・アルティメイタム』(07年)で話題を呼んでいたグリーングラス監督がメガホンを取り、アリシア・ヴィキャンデル、トミー・リー・ジョーンズ、ヴァンサン・カッセルらも出演する。映像の冒頭では、『ボーン・アイデンティティー』(02年)やグリーングラス監督による2作と、これまでのシリーズがフラッシュバック。続けて、多くの人が参加するシーンの撮影で監督に名前を呼ばれ、ジェイソン・ボーンとして登場したデイモンを、キャストたちが拍手で迎え入れる姿が映し出される。デイモンは「この映画が大好きだ。ジェイソン・ボーンを演じられることを光栄に思う。僕の人生に大きく影響している」とニッコリ。また、「16年も前に、この役を与えてもらい感謝している」と満足気に話している。一方、グリーングラス監督は「彼が帰ってきてうれしい。ロックバンドが再活動してツアーに出る気分だ!」と興奮気味にコメント。最後にはデイモンが「シリーズの中でも間違いなく最高傑作だ」と断言し、自信がにじんだ表情を見せている。(C)Universal Pictures
2016年06月08日『カサブランカ』『秋のソナタ』などで知られる伝説の女優イングリッド・バーグマンの素顔に迫ったドキュメンタリー『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~』の予告映像が公開された。予告映像1915年にスウェーデンで生まれたイングリッドは、1939年にアメリカ映画『別離』に出演し、一躍脚光を浴びる。同時期に、オードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローといった名女優が活躍する中で、アカデミー賞に7度ノミネート、そのうち3度主演女優賞に輝くなど、知性溢れる美貌と演技力で人々を魅了してきた。一方プライベートでは、不倫騒動や3度の結婚といったスキャンダルも多く波乱万丈だった。本作はイングリッドの生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリーで、イングリッド自身が持ち歩いていたカメラに収められた貴重なスチール写真、彼女自身の日記や手紙、プライベート映像とともに、彼女の人生が語られていく。予告映像には、カメラの前や授賞式での女優としての堂々とした表情や、子供や夫と過ごす愛に溢れた素顔のイングリッドが捉えられる。しかしイングリッドは、そんな日常を幸せとしながらも「もう半分の自分は窒息寸前」と語る。そして後半、イングリッドの不倫が発覚し、世の中に衝撃を与える。それでも再び世間から受け入れられ「後悔は何もない」と話す彼女の表情には、“自分らしく”生きてきた強さがうかがえる。本作でナレーションを務めたのは『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデル。また音楽は『髪結いの亭主』『ピアノ・レッスン』などの映画音楽を手掛けてきた巨匠マイケル・ナイマンが担当しており、今をときめく女優のナレーションと、イングリッドの人生に寄り添うような楽曲とともに、彼女の凛とした“強さ”に魅了される作品になっているようだ。『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~』8月27日(土)より全国ロードショー
2016年06月06日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は5月29日、ブラジル・リオデジャネイロで、ブラジルモダニズム建築の父と称される建築家のオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)が設計したニテロイ現代美術館を会場に、2017クルーズ・コレクションのランウエイショーを開催した。ゲストには、女優のアリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)、カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)、ジェイデン・スミス(Jaden Smith)、ゼンデイヤ(Zendaya)、モデルのリウ・ウェン(Liu Wen)、ミロスラヴァ・デュマ(Miroslava Duma)のほか、日本から女優・モデルのTAOや中田英寿、また韓国から女優のペ・ドゥナらが招かれた。ストリーミング引用元: (ルイ・ヴィトンオフィシャルYoutube:
2016年05月30日ブラッドリー・クーパー主演最新作にして、シエナ・ミラー、オマール・シー、ダニエル・ブリュール、アリシア・ヴィキャンデルら豪華キャスト競演で贈る美食エンタテインメント『二ツ星の料理人』。このほど、ブラッドリーが“世界一セクシーで危険なシェフ”の役作りの秘密を語るインタビューを交えた特別映像が、シネマカフェに到着した。本作で彼が演じるのは、美食の街パリを追い出されたワケありの二ツ星シェフ、アダム・ジョーンズ。今度はロンドンを舞台に、シエナ演じる女性シェフ、エレーヌや、オマール演じるパリ時代の同僚ミシェルとともに、ダニエル演じるトニーのフレンチレストランを世界一のレストランにするべく奮闘するのだが…。そんな本作に監修として参加しているのは、実際にロンドンでミシュラン星付きレストランを仕切るスターシェフ、マーカス・ウェアリング。クーパーが演技のモデルにしたという、毒舌の伝説シェフ、ゴードン・ラムゼイの右腕も務めたほどの腕前を持つ。キャスト陣への調理指導のみならず、「彼なくしてはこの映画が完成しなかった」とブラッドリーが語るほどに、マーカスの存在は絶大だった様子。実際にアダムの「セリフの3割はマーカスのアイディア」だったそうで、「俺がやったように料理を提供しろ!」「このレベルを守れ!」「指紋は残すな!」といった迫力あるリアルなセリフはどれもマーカスが言っていたもの、「僕はただそのまま繰り返しただけなんだ」とブラッドリーは明かしている。そのマーカスが用意した絵画のように美しい最先端の料理と、渾身のひと皿ができるまでのバトルのような激しい舞台裏を、本作では存分に堪能することができる。「正しいことをやろうとするんだけれども、何でもひとりでやろうとするから間違いを犯してしまう」とブラッドリー自身も語る、過去にワケあり、性格に問題あり(?)の天才シェフぶりと見事な美しい料理の競演にも注目だ。『二ツ星の料理人』は6月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日女優イングリッド・バーグマンの生誕100周年を記念したドキュメンタリー映画『イングリッド・バーグマン〜愛に生きた女優〜』が、2016年8月27日(土)より、Bunkamuraル・シネマほか全国の劇場で公開される。アカデミー賞に7度ノミネート、うち3度の受賞歴を持つ女優イングリッド・バーグマン。ハリウッド黄金期の中でも特に才能光る女優の一人であり、「聖女」のイメージで人々を魅了していた彼女だが、そのイメージから一転、不倫騒動や3度の結婚などスキャンダルも多く、プライべートは波乱万丈そのもの。それゆえ当時は「悪女」というレッテルを貼られ、一時期アメリカ映画界から追放されるなど、そのキャリアは何度も危機に陥っていた。それにも関わらず、死後30年を経ても色褪せない彼女の魅力に迫る本作。その中でも印象的に描かれるのは、女優としての艶やかな姿とは別に、家族を愛し真っ直ぐに生きる一人の女性としての姿だ。スウェーデンからやってきた少女がいかに世界的な大女優となったのか。これまで表に出ることのなかった、プライベートな映像や日記、手紙、彼女の子どもたちとのインタビュー、そして彼女が肌身離さず持ち歩いていたカメラに収められた貴重な写真など通して、彼女の知られざる生活が明かされる。聖女から悪女、そして伝説へ。『カサブランカ』『ガス燈』『誰が為に鐘は鳴る』『白い恐怖』などで知られる伝説の女優の真実に迫る、愛に溢れたドキュメンタリー。また、映画の公開を記念して、イングリッド・バーグマン写真展がBunkamura Galleryで2016年8月27日(土)から9月5日(月)まで開催される。往年のバーグマンのポートレートや、出演作品の貴重なポスターなどが出展予定だ。【作品情報】映画『イングリッド・バーグマン〜愛に生きた女優〜』公開日:2016年8月27日(土) Bunkamuraル・シネマほか全国の劇場で公開監督:スティーグ・ビョークマンプロデューサー:スティナ・ガーデル撮影:マリン・コルケアサーロボイスオーバー:アリシア・ヴィキャンデル音楽:マイケル・ナイマン出演:イザベラ・ロッセリーニ、イングリッド・ロッセリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、ピア・リンドストローム、フィオレラ・マリアーニ、リブ・ウルマン、シガニー・ウィーバー、ジャニーン・ベシンガー原題:Ingrid Bergman - In Her Own Words英語、イタリア語、フランス語、スウェーデン語/114 分/スウェーデン/2015/カラー、モノクロ【概要】映画『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~』公開記念 イングリッド・バーグマン写真展 開催期間:2016年8月27日(土)~9月5日(月)会場:Bunkamura Gallery Bunkamura1F メインロビーフロア 住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1営業時間:10:00~19:00 会期中無休入場料:無料問い合わせ先:03-3477-9174©Mantaray Film AB. All rights reserved.
2016年05月19日『リリーのすべて』で本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞し、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーとしても活躍するなど、いま最も旬な女優として日本でも注目を集めるアリシア・ヴィキャンデル。このほど、その出演作となるブラッドリー・クーパー共演の『二ツ星の料理人』と、美しすぎる人工知能ロボットを演じる『エクス・マキナ』が6月11日(土)に同日公開されることが分かった。“世界一セクシーな男”と評され、世の女性を魅了する“イケメン演技派俳優の最高峰” ブラッドリー・クーパーの元カノ役を演じる『二ツ星の料理人』。一流の腕を持ちながらも大きな問題を抱えていたアダム・ジョーンズが料理人として再起をはかるため、ロンドン美食界の友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに乗り込み、女性料理人のエレーヌ(シエナ・ミラー)やパリ時代の同僚ミシェル(オマール・シー)らとともに世界一のレストランを目指していく物語だ。劇中で多くは語られていないが、どうやら過去にアダムはアルコールやドラッグにハマり、かなり泥沼だった様子…。そのころの彼女が、アリシア演じるアン・マリー。ある日、シェフとしての再起をかけ奮闘するアダムに、過去の借金について取り立て屋が訪ねてくるのだが、自分の借金でもあるからと、アンがさらっと莫大な借金を返してしまう!何ともかっこよすぎる彼女だが、アダムには「俺のことは忘れて幸せになって欲しい」と言われてしまうのだ。一方、本年度「アカデミー賞」視覚効果賞受賞の『エクス・マキナ』で彼女が演じるのは、世界最大のインターネット会社“ブルーブック”のCEOネイサン(オスカー・アイザック)が作った美しい女性型ロボット“エヴァ”。会社の抽選会に当選した24歳のプログラマー、ケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、賞品としてネイサンが所有する山あいの邸宅に1週間滞在できることに。だが、人里離れたその地でケイレブを待っていたのは、興味深くも不可思議な、人工知能にまつわるある実験だった…。同作のアレックス・ガーランド監督は、「エヴァに必要な側面がすべてアリシア・ヴィキャンデルに宿っていた。彼女はあらゆる意味で完璧でした。とても美しい女性であるだけでなく、とてつもない才能を持った女優」と絶賛。バレエ経験を生かした美しい立ち姿で、AI搭載ロボットという難役をこなした彼女に太鼓判を押している。こんなに美人なのに振られてしまうアリシアと、キュートな笑顔を封印したロボットさながらのアリシア、まったく異なった役柄で魅せる彼女に、今年は目が離せそうもない。『二ツ星の料理人』は6月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国にて公開。『エクス・マキナ』は6月11日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月19日開催中のカンヌ国際映画祭で主演作2本が公式上映されたクリステン・スチュワートが、レッド・カーペットを元恋人の女性と一緒に歩いた。クリステンは今月初めにフランス人のシンガーで女優のソコと破局。カンヌではソコが主演し、リリー・ローズ・デップ共演の『La Danseuse』(原題)が「ある視点」部門に出品されていて、現地のパーティで2人がニアミスすることもあった。そんな中、15日(現地時間)午後に行なわれた『American Honey』(原題)の公式上映に出席。レッド・カーペットでは昨年交際していた元アシスタントのアリシア・カーガイルを同伴していた。17日(現地時間)には、『アクトレス~女たちの舞台~』のオリヴィエ・アサイヤス監督と再び組んだ『Personal Shopper』(現地時間)が上映されたが、アフター・パーティにも2人は一緒に出席。手をつないでいるのを目撃された。ソコとの破局後は、以前から仲良しのモデルのステラ・マックスウェルと急接近ともうわさされたクリステンだが、一度はアシスタントも務めてくれた気心の知れたアリシアとの関係がリラックスできるのかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2016年05月19日アメリカには非常にダークな側面がある。『キャプテン・アメリカ』にあった“古き良き正義の味方アメリカ”というイメージの一方で、『それでも夜は明ける』にあったような人種差別が合法だったという醜い過去も持つ。そして恐ろしいことに、現在のアメリカでは人種差別の矛先がLGBTの人々に向いてきており大変な懸念材料となっている。アメリカでは自分の性に正直に生きようとした人々を扱ったさまざまな映画が公開され、多数の映画賞候補となったりアカデミー賞を受賞した作品もある。例えば、女性ふたりの切ない同性愛を描き今年のアカデミー賞6部門にノミネートされたケイト・ブランチェット主演作『キャロル』。そして1930年に世界初の性別適合手術を受けた人物リリー・エルベを題材としたエディ・レッドメイン主演作『リリーのすべて』では、アリシア・ヴィキャンデルが助演女優賞を受賞して話題を呼んだ。これを見た限りでは、「米国というところはさぞやLGBTの人たちに寛大で思いやりの心があるに違いない」と思う方々も多いだろう。ところがこれは大きな勘違いである。アメリカという国はとにかく広い。ハワイも入れると4つのタイムゾーンからなる巨大な国である。日本の人々が描くアメリカの印象は、殆どがロサンゼルスとニューヨークのイメージであり、実のところこの2つの都市は、むしろ別の国といってもよいほど他のアメリカの地域とは暮らし方や考え方が大きく異なる。また、法律にしても連邦レベルで決められた国の法律と州レベルで決められた州法があり、州法は各州によって大きく異なる。良い例は、去年に国レベルの米最高裁で可決された「同性婚は合法である」という法律である。これも各州によって受け止め方が異なり、超保守派ならびにキリスト教信者が多い南部の州は、米国憲法第1条にある宗教の自由を振りかざし「ゲイやトランスジェンダーはキリスト教で認められず、そのような人間に関わることすら神への冒涜である」という考え方がまかり通っている。それだけではない。保守派が非常に多い南部の州ジョージア、ノースカロライナ、ミシシッピー、テネシー、テキサス、フロリダでは「信仰の自由」という憲法を逆手にとり、「ゲイやトランスジェンダーとのビジネスは、信仰上の理由であれば拒否してもよい」というあり得ないような反LGBT法案が提案され、物議を醸した。ジョージア州に関していえば、新作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や、人気TVドラマ「ウォーキング・デッド」など、映画やTV番組のロケ場所を提供することで財を潤しているため、この法案に対するセレブや映画スタジオの猛反発が財政に悪影響を及ぼすと見た州議会が、この法案を否決した。だが、隣州のノースカロライナ、ミシシッピー、テネシー州では、この法案が可決されてしまったのである。なかでもテネシー州では、「信仰上の理由であれば心理カウンセラーは、 ゲイやトランスジェンダーへのサービスを拒否してもよい」という恐るべき法律が付け足され、こうなると南部にある病院では医師や看護婦によってはLGBTの患者を拒否する可能性が生じ、あるまじき生死の問題となる。話しが少々逸れるが、『アベンジャーズ』では、アベンジャーズに拘束された悪者ロキが、スーパーヒーローたちの傲慢さを利用して内部分裂を生むことで、内側からアベンジャーズを崩していった。アメリカもみんなが力を会わせれば世界一の良い国になれるだろうに、政界でも人種間でもいつも仲間割れをしている。アベンジャーズは仲間同士のいがみ合いが地球を半壊滅状態にまで追い込んだ。お互いにいたわり合い尊重することを学ばなければアメリカも自滅の道を歩むことになり、周囲に居る者をも巻き込むことになりかねない。(text:Akemi Tosto)
2016年05月14日リブート版『トゥームレイダー』のララ・クロフト役に、アリシア・ヴィキャンデルが決まった。ヴィキャンデルは、『リリーのすべて』で今年のオスカー助演女優賞を獲得したばかり。昨年、アメリカでは出演作が4本公開され勢いに乗っている。次回作は、この夏公開の『ボーン』シリーズ最新作『ジェイソン・ボーン(原題)』。その他の情報新しい『トゥームレイダー』は、若く経験の浅いララ・クロフトが、最初の冒険に出る姿を描くものになるという。この役は、ハリウッド中の若い女性が欲しがっており、エミリア・クラーク、シアーシャ・ローナン、デイジー・リドリー、カーラ・デルヴィーニュなどの名前も候補に上がったらしい。文:猿渡由紀
2016年05月02日『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが、美しき人工知能ロボット“エヴァ”を演じることでも話題沸騰の『エクス・マキナ』。本作から人工知能がもたらす恐ろしい近未来を予感させる予告編がついに解禁、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のドーナル・グリーソンとオスカー・アイザックが全く違ったキャラクターで登場することも分かった。24歳のケイレブ(ドーナル・グリーソン)は世界最大のインターネット会社で働くプログラマー。会社の抽選会に当選し、賞品として普段は滅多に姿を現さないCEO、ネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山あいの邸宅に1週間滞在できることに。その場所で、美しい女性型ロボットに搭載された人工知能のテストに協力するケイレブ。だが、実験は次第に怪しげな心理戦と化し、やがて人間と機械の主従関係は崩壊していく――。本年度「アカデミー賞」視覚効果賞を見事受賞し、『わたしを離さないで』『28日後…』のアレックス・ガーランドが監督・脚本を務める本作。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で冷酷な敵役を演じたドーナルは『アバウト・タイム 愛おしい時間について』のような朴訥とした青年に、オスカーはポー・ダメロン役とは一転、ヒゲ面の謎多きCEOに、さらにアリシアは美しすぎる人工知能ロボットという難役に挑んでおり、いま映画ファンが最も注目するキャストが集結している。ガーランド監督は本作について、「ケイレブ、ネイサン、“エヴァ”3人の人間が繰り広げる頭脳戦です。互いが互いを試し、相手を精神的に打ちのめそうとする。そして主従関係を築いていくんです」と語る。だが、主要登場人物の1人が女性型ロボット“エヴァ”という設定によって、作品にはより複雑さが与えられることになった。製作のアンドリュー・マクドナルドはこう語る。「『エクス・マキナ』には2つの楽しみ方があります。基本となるのはサイコスリラーというジャンル映画として見る楽しみ方、しかし登場人物を通して人間の根源的な性質や心理を探るという見方もできます。私は常にキャッチーでありながら知的な作品作りを目指してきました。『エクス・マキナ』はその2つを両立しようとした、これまでにない作品です」。ガーランドは監督デビュー作となる本作において、長年関心を持ち続けていたテーマに挑んでいる。テクノロジーに対して私たちが抱く恐怖や不安、そしてテクノロジーが私たちの生活で担う役割だ。ガーランド監督は、「人は人工知能やコンピューター全般に過剰なまでの恐怖心を抱きます。それは決して頭から離れません。人の“性”なのでしょう。ただ、私自身はあまりテクノロジーを危険視していないので、少し違う角度からアプローチを試みました」と意味深なコメントを寄せる。「『エクス・マキナ』で私が寄り添おうとしたのは、人間ではなくロボットです」と語るガーランド監督。アリシア演じる“エヴァ”に寄り添うとはどういうことなのか…。まずはこの予告編映像から、監督の言葉の意味に思いをはせてみて。『エクス・マキナ』は6月11日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日マット・デイモンが主演を務める『ボーン』シリーズの9年ぶりの最新作『ジェイソン・ボーン』。本作の日本公開日が10月7日(金)に決定し、漆黒のティザービジュアルとともに、新キャストとなるトミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセルも姿を見せる最新トレーラー映像が解禁となった。記憶を失い、愛する者を奪われた最強の暗殺者=ジェイソン・ボーン。彼を主人公に、かつてない臨場感と極限のリアリティで世界中の観客を熱狂させ、21世紀の映像表現に革命を起こしたアクション映画の金字塔『ボーン』シリーズの最新作となる本作。『ボーン・アルティメイタム』(’07)から9年の時をへて、マットとポール・グリーングラス監督のシリーズ最強タッグがスクリーンに帰ってくる。今回新たに解禁されたのは、インターナショナル・トレーラーの第1弾。映像では、過去の映像とともに、マット演じるジェイソン・ボーンが「自分を取り戻した」「失った記憶は全部取り戻した」と語るところから始まる。そして、おなじみニッキー役のジュリア・スタイルズに、トミー・リー、アリシア、ヴァンサンの劇中シーンが初公開され、ビルからのジャンプアクションや、ど派手なカーアクション、一撃必殺のファイトシーンなど、グリーングラス監督自らがこれまでのシリーズを塗り替えるほどの迫力あるシーンの数々が続く。さらに、雑踏の中でカメラがボーンを追い続けるものの、一瞬でその姿を消す本シリーズの醍醐味のようなシーンも顕在だ。また、併せて解禁となったティザービジュアルには、暗闇からのぞくボーンの姿と共に「YOU KNOW HIS NAME(あなたは彼の名前を知っている)」の文字が躍っている。まさに、誰もが待ち望んだボーンの復活と “新章”の幕開けに期待高まる映像とビジュアル。いまだストーリーは謎に包まれているが、まずはこの映像から、彼のカムバックを目撃してみて。『ジェイソン・ボーン』は10月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日映画『エクス・マキナ』が2016年6月11日(土)に公開される。主演は『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル。また、本作もアカデミー賞視覚効果賞を受賞している。アリシア・ヴィキャンデルが扮するのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”。本作では、プログラマーとして働くケイレブが、社長所有の別荘で1週間滞在するチャンスを得るが、そこで女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するというストーリーとなる。本作のキャスティングにあたって、監督のアレックス・ガーランドは、エヴァに必要な側面がすべてアリシア・ヴィキャンデルに宿っていたと言う。彼女は、人工的な雰囲気を出すため顔に白いメーキャップを施して撮影したオーディションビデオを送ったというのだから驚きだ。また、実在しないエヴァを作り出す役作りにも徹底し、CGIの壁を突破して感情を伝えるというところにも重きを置いているのがポイントだ。■ストーリー検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。【作品情報】『エクス・マキナ』公開日:2016年6月11日(土)監督・脚本:アレックス・ガーランド 『28日後...』『わたしを離さないで』出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック(C)Universal Pictures
2016年04月26日アカデミー賞を受賞した『リリーのすべて』やマット・デイモン主演のシリーズ最新作『ジェイソン・ボーン』が控えるアリシア・ヴィキャンデルが、女性型人工知能搭載ロボットに扮する『エクス・マキナ』。このほど、彼女が演じたその名も“エヴァ”の美しいビジュアルが解禁となった。検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブ(ドーナル・グリーソン)。彼は、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない、社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”(アリシア)に搭載された、世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。『レヴェナント:蘇えりし者』や『ブルックリン』などオスカーノミネート作への出演が続くドーナル・グリーソンと、『X-MEN:アポカリプス』も公開されるオスカー・アイザックに、『リリーのすべて』でオスカー女優となり、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーとしても活躍するアリシアと、最旬キャストの共演で話題を呼ぶ本作。今回のビジュアルでは、そのアリシアが演じた人間なのか、ロボットなのか、ひと目では判断がつかないほど美しい女性型ロボット“エヴァ”の姿が明らかにされている。本作のアレックス・ガーランド監督は、エヴァに必要な側面がすべてアリシアに宿っていたと言う。「彼女はあらゆる意味で完璧でした。とても美しい女性であるだけでなく、とてつもない才能を持った女優であり、子どものころからバレエの訓練を受けていました。そのため、自分の体の動きを正確に制御することができるんです。歩き方から、手の動き、頭のほんの少し傾けるといった動作までもね」。アリシアにとっても、『エクス・マキナ』はすべての希望に当てはまる映画だった。彼女は、人工的な雰囲気を出すため顔に白いメーキャップを施して撮影したオーディションビデオを送ったが、それを見た製作チームは、エヴァ役は彼女しかいないと確信したという。とはいえ、役作りでは実体験を基にしてきたという若き演技派女優にとって、エヴァを演じることは困難を極めた。「アレックスとふたりで独自のルールを作らなければなりませんでした」と彼女は説明する。「実在しないものを作り出すにはどうすればいい?1つの疑問に答えるたびに、新たな疑問が100個浮かぶんです」。また、アリシアの演技の目標は、CGIの壁を越えて感情を伝えることにもあった。「観客には、まずエヴァに驚いてほしいですね」と製作のアロン・ライヒは話す。「エヴァが初めて登場するシーンでは、彼女もネイサン(オスカー・アイザック)も機械であることを決して隠そうとしません。とても美しく愛らしい女性の顔を持ったロボットです。ですから観客は、初めはテクノロジーとしての彼女に驚き、そして、次第に彼女の人間性に惹かれていくのです」。アリシアが演じたこの“エヴァ”はすでに世界中で高い評価を受けており、本年度「ゴールデン・グローブ賞」では『リリーのすべて』のゲルダ役で主演女優賞(ドラマ部門)、本作で助演女優賞にWノミネートされたほど。まるで“生命”を感じさせるかのような、美しすぎるロボット姿をこちらから確かめてみて。『エクス・マキナ』は6月11日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月24日<a href="">『博士と彼女のセオリー』</a>でアカデミー賞「主演男優賞」に輝いたエディ・レッドメインが、いまから80年以上も前に、自らの性別違和に勇気を持って向き合ったリリー・エルベを演じる<a href="">『リリーのすべて』</a>。本作でメガホンをとったトム・フーパー監督が「脚本を読んで3回泣いた」と明かしていたが、それを上回る“4回泣いた”人もいるなど、本作で描かれた美しく、力強いラブストーリーに涙する人が続出していることが分かった。命の危険を冒してでも、本当の自分のまま生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす究極の愛と魂の触れ合いのドラマを、エディと本作でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞したアリシア・ヴィキャンデルが、心揺さぶる演技で魅せる本作。女性を中心に幅広い年齢層の人々から支持されており、「喉の奥が熱くなり、言葉が出ない。美し過ぎるストーリーでした。この作品に出会えたことに心から感謝です」、「沼地のように深い深い愛。ラストは静かな涙が止まりませんでした」、「涙があふれて止まらなかった」と涙ながらの感想が数多く寄せられている。また、「美しく力強く、性別を超えたラブストーリーに感動!」、「いままでないくらい泣きました。終わってもダイレクトに伝わってくる気持ちにいまも涙がでそうです」、「エディとアリシアの演技は圧巻」とエディとアリシアの熱演にも絶賛の声が届いており、特に、ゲルダの“夫婦”という肩書きや性別を超えた愛の体現に感動したという声が続出している。フーパー監督は「本当に女性に見えてきた」と言われるエディの演技について、「エディが最も気にかけていたのは、リリーの感情の遍歴だった。それを彼が労力と時間をかけて追究した結果、リリーの外見的な要素もおのずと後からついてきた。全ては内面からあふれ出た努力の結晶」とエディの努力に賞賛を送っており、アリシアについても「エディと渡り合える女優を探すのはとても難しいことでした。アリシアに出会えたことは本当にラッキーだった。アリシアはゲルタと同じくとても広い心を持った慈悲深い女性で、この愛の物語をより輝かしいものにしてくれました」と語り、2人は監督にとっても最高のキャスティングだったことに言及する。また、アリシア本人は「この作品で描かれているのはとても特別な物語だから、12年もの間、製作に向けて戦った人々がいることをうれしく思うわ。いまようやく、トランスジェンダーの人々の声が世間に届き始め、議論がされるようになってきたの。そのような時期にこの映画が公開されるのは素晴らしいことだし、変化をもたらす何かのきっかけになれば光栄だわ」と語り、リリーとゲルダのような愛の力で“変化”が起こるよう、本作に込めた願いを明かしている。『リリーのすべて』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日3月26日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2016」の日テレアニメ2016ブースにて、TVアニメ『エンドライド』のステージイベント「4月期新アニメ『エンドライド』ステージ1 ~よくわかる! 作品とキャストを大解剖!編~」と「4月期新アニメ『エンドライド』ステージ2~ヒロインとペットの異世界!女子会!?編~」が行われた。本レポートでは、小野賢章、増田俊樹、美山加恋、沢城千春が登壇したステージ1のイベントの模様について紹介する。『エンドライド』とは、2016年4月3日より日本テレビほかにて放送されるTVオリジナルアニメで、地球の裏側にある「エンドラ」を舞台に、地球からエンドラに迷い込んだ少年・浅永瞬と、エンドラの王子・エミリオがそれぞれの目的を果たすために奮闘するという冒険ファンタジー。キャラクター原案はマンガ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』などで知られる和月伸宏と『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』を連載する萩原一至が、音楽はゲーム『サクラ大戦』シリーズなどを手掛ける田中公平が担当する。ステージイベント1では、浅永瞬役の小野賢章、エミリオ役の増田俊樹、アリシア役の美山加恋と、MCとしてラルフ役の沢城千春が登場。放送が間近に迫った『エンドライド』の魅力や現場の雰囲気について、さまざまなコーナーを設けて語った。イベントは最新PVの公開と各キャスト陣によるキャラクター紹介からスタート。その後、「放送前だけど見せちゃっていいよね? 千春の厳選★エンドライドシーン」と題した、アニメ1話・2話のワンシーン画像を見ながらキャストがそのシーンについて解説する、というコーナーが行われた。このコーナーでは小野と増田が、まるで大喜利をやっているかのような解説を連発。増田が、瞬とエミリオが吹き飛ばされているかのようなシーンを「通勤ラッシュ中の山手線じゃないですかね?」と解説するなど、終始会場を笑いで和ませていた。続いて行われた「おしえて! エンドライド」は、MCの沢城がキャスト陣に対し、作品にまつわる質問をして、『エンドライド』の魅力により迫っていくというコーナー。作中に出てくる特殊な武具「化宝具」や、幻想的な世界「エンドラ」などについてキャスト陣が語った。また小野が、美山の台本が読み込まれているとわかるくらいにボロボロになっているのを見て、自分の台本がサラサラなのが恥ずかしくなったというエピソードを話したり、他者との関係を極力持たないようにするエミリオを演じている増田は、「人との距離感を不器用に持っていたいと思っています。アフレコでも瞬役の小野さんと離れた場所に座ることで、あえて掛け合いがうまくかみ合わないようにしています」と語ったりするなど、アフレコ現場の様子も垣間見えるコーナーとなった。そして、イベント最後に行われたのは「最終回大予想! 理想の最終回を絵に描いてみよう」というコーナー。「まだ1話も始まっていないのに?」と小野から突っ込まれながらも企画がスタート。トップバッターの増田が、作品のキービジュアルでは逆さまに書かれている「E」を指し、この文字が逆になって正しい「END」の形になるという見事な回答をし、美山は「急いで書いたから」と言いながら、独特なタッチで描かれた絵を見せ「エンドラと地球が行き来できるようになって、みんな仲良しになる」と、これぞ王道ファンタジーの最終話と思えるような回答をしていた。最後の小野は「瞬とエミリオが石(水晶)になる」と答え、その意図として「自分たちが犠牲となり世界を救った二人として、後世まで語り継がれるのでは」と付け加えると、すかさず増田が「賢章くん、結構、厨二病持っているね」と突っ込みを入れ、キャスト・会場の笑いを誘った。コーナーすべてが終わると、作品についての情報が改めて紹介された。『エンドライド』はアプリゲームも展開するという話になったときには、小野が「さっき裏でゲーム版主人公の花江(夏樹)君に会って。みなさんによろしくお伝えくださいと受け取ってきました」と話し、会場から拍手が巻き起こった。その後のあいさつでは「内容や世界観がしっかりしている作品です。キャラクターたちの人間関係の模様や、瞬やエミリオ、アリシアたち少年少女の成長物語を見届けていただけたらと思います」とあいさつし、イベントを締めくくった。
2016年03月30日ブラッドリー・クーパーがアカデミー賞にノミネートされた<a href="">『アメリカン・スナイパー』</a>とは一転、ミシュラン“三ツ星”に挑む人生につまづいた天才シェフを演じる<a href="">『二ツ星の料理人』</a>。このほど、厨房の中で血気盛んにブチ切れたかと思えば、熱烈な愛の告白をする“ツンデレ”なシェフ姿を収めた予告編が解禁となった。3年前、パリの二ツ星レストランから姿を消した料理人アダム・ジョーンズは、一流の腕を持ちながらもある問題を抱え、すべてを失ってしまった。もう一度、料理人として再起をはかるため、ロンドン美食界の友人トニーのレストランに乗り込むアダム。やがて、女性料理人のエレーヌ、パリ時代の同僚ミシェルなど最高のスタッフを集め、満を持して新しくレストランをオープンするが、過去のトラブルの代償は、まだ解決していなかった…。“世界一セクシーな男”と評され世の女性を魅了する、三ツ星の“イケメン演技派俳優”ブラッドリーが、傲慢で破天荒、でも究極の美味を創りだすカリスマ天才シェフに扮し、話題を呼んでいる本作。解禁となった予告編映像では、パリを追い出されたワケありの二ツ星シェフ、アダムがロンドンにフレンチレストランをオープンさせ、新しい仲間たちと奮闘する姿が描かれる。主に舞台となるのは、美しい料理が生み出され、バトルのような激しい応酬が繰り広げられる厨房の中。ときには胸ぐらを掴み、怒鳴りつけ、皿を投げつける迫真の演技を見せるブラッドリーの一方、『アメリカン・スナイパー』でも夫婦役を演じたシエナ・ミラー扮する女性シェフ、エレーヌには「君が必要なんだ」と告白する、熱気ムンムンのラブロマンスも見逃せない。さらに、<a href="">『黄金のアデーレ 名画の帰還』</a>のダニエル・ブリュール、<a href="">『最強のふたり』</a>のオマール・シー、<a href="">『シンデレラ』</a>のリリー・ジェームズに、ユマ・サーマンやエマ・トンプソンといった大御所女優、そして<a href="">『リリーのすべて』</a>でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞したアリシア・ヴィキャンデルと、夢の競演を果す豪華ハリウッドスターたちも姿を見せている。本作のジョン・ウェルズ監督は、厨房が「これほど危険な場所だと思わなかった」と言う。「キッチンの中は、連日40度の暑さで、キャストもスタッフも汗びっしょり。撮影には、毎回ミシュランクオリティの料理を作っていたので、シェフたちの腕は切り傷と火傷だらけだった。実際、キャストも軽傷だけど、怪我が絶えず、かなり痛そうだったね」と明かす。主演のブラッドリーも例に漏れず、名誉の負傷を負ったという。「ああ、カウンターごしに皿を投げつけるシーンで、手を切ってしまった。縫わずに済んでラッキーだったよ」。過去にスキャンダルを起こした主人公が、人としても“二ツ星”止まりの自分に気付き、仲間と絆を結ぶことで三ツ星への道を見出すまでを描いた本作。ブラッドリーが負傷もいとわず熱演で披露する、世界一セクシーで危険なシェフ姿をこちらからご覧あれ。『二ツ星の料理人』は6月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月28日いま世の女性たちがこぞって、その一挙手一投足に視線を注ぐ最も熱い世代がある。1989年前後に生まれた、現在25~27歳の20代中ごろの女優やセレブたちだ。「1989」といえば、言わずと知れたテイラー・スウィフトのグラミー賞受賞アルバムのタイトルにして、彼女が生まれた年。その年、日本は昭和から平成になり、消費税が初めて導入され、世界ではベルリンの壁が崩壊し、時代が大転換を遂げた1年でもあった。その89年に生まれたのが、テイラーをはじめ、『ルーム』でオスカー女優となったブリー・ラーソンや、注目の続編『Fifty Shades Darker』(原題)などが控えるダコタ・ジョンソン。そして翌90年、東西ドイツが統一され、冷戦が終わり、中東近辺が焦臭くなってきた年には、『JOY』で4度目のノミネートを受けたオスカー女優ジェニファー・ローレンスや、『アクトレス~女たちの舞台~』で米国女優として初の仏セザール賞を受賞したクリステン・スチュワート、フェミニスト活動に専念するため女優休業を明らかにした『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンと、人気・実力ともにトップといえる若手女優たちが誕生している。言うなれば、彼女たちは激動の時代をタフに生き抜いている、大人になった“ハーマイオニー”世代。そんな最旬の世代といえる彼女たちに迫った。まず、89年生まれ、現在26歳のブリーは、『ルーム』で息子とともに[部屋]から脱出し、人生の再生に挑んだ母親を熱演して、アカデミー賞をはじめ各映画賞を制覇。一躍、時の人となった。授賞式後のアフターパーティでは、早速、幅広い交友関係で知られるテイラーたちと過ごしていたことも伝えられている。新星のごとく登場したかのように思われがちだが、両親の離婚後、6歳から演技をはじめ、9歳でデビューを果たしており、キャリアは長い。アメリカではトニ・コレットの娘役で出演したファミリードラマ「ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ」などで知られ、映画『スコット・ピルグリム VS 邪悪な元カレ軍団』『21ジャンプストリート』『ドン・ジョン』などでも印象的な役を演じてきた。また、シンガーソングライターとしても活動していた時期もある。2013年に出演した珠玉作『ショート・ターム』で、居場所のない少年少女たちの短期保護施設のケアワーカーを演じ、ゴッサム賞などを数々受賞。そして、今回の『ルーム』では、7年間幽閉されていた女性を演じるため、食事制限や隔離された生活を自ら送るなどの徹底した役作りで挑み、見事オスカーも獲得。その姿には、“若き日のメリル・ストリープのよう”との声も上がっているほどだ。今後は、『キング・コング』最新作でトム・ヒドルストンやサミュエル・L・ジャクソン共演の『Kong: Skull Island 』(原題)やマーティン・スコセッシ製作総指揮の『Free Fire』(原題)などが控えている。『ルーム』の子役ジェイコブ・トンブレイ君とは、『スター・ウォーズ』トークですぐに打ち解けたそうで、役を越えても大の仲良し。そろって初来日した2人の動向も大きな注目を浴びた。オスカー女優といえば、同じく初ノミネートにして「助演女優賞」を獲得した『リリーのすべて』のスウェーデン出身アリシア・ヴィキャンデルは、88年生まれの現在27歳。『リリーのすべて』では、エディ・レッドメイン演じる世界初の性別適合手術に臨んだリリーを、真の愛で支え続けた妻ゲルダを好演。すでに観賞した人たちからも、自身の性別違和に勇気を持って向き合い、女性へと変容していく様を繊細に演じたエディとともに、その姿を戸惑いながらも受け入れ、見守ったアリシア演じるゲルダに心を動かされる人が続出中だ。彼女も9歳からスウェーデン王立バレエ学校に通い、「レ・ミゼラブル」などのミュージカルに出演していたが、ケガでバレエを断念。一時期は、ロースクールに通っていたこともあったという。母国のTVドラマや映画で注目を集め、マッツ・ミケルセン共演の『ロイヤル・アフェア愛と欲望の王宮』や、キーラ・ナイトレイの義妹を演じた初めての英語作品『アンナ・カレーニナ』で鮮烈な印象を放ってハリウッドに登場した。2015年、いまやハリウッドの“イットガール”と呼ばれるアリシアは、「シャネル(CHANEL)」のミューズでもあり、レッドカーペットでは注目の的に。今後はマット・デイモン主演『ジェイソン・ボーン』のヒロインを務めることでも話題を呼んでおり、ブラッドリー・クーパー主演『二ツ星の料理人』ほか、美しすぎるAIロボットに扮した『エクス・マキナ』が6月に日本上陸する。ちなみに、ブリーは2016年、アリシアは2013年に“ネクストブレイク枠”といわれる英国のBAFTAライジングスター賞にノミネートされているが、先日の予告編解禁で話題沸騰の『スーサイド・スクワッド』の要注目女子、マーゴット・ロビーもその1人(2015年ノミネート)。90年生まれ、オーストラリア出身の彼女は、祖父母の農場などで子ども時代を過ごし、10代のときには女優になる夢のために3つの仕事を掛け持ちしていたという頑張り屋。自国のTVドラマ「Neighbours」で話題となり、ハリウッド進出後はドラマ「PAN AM パンナム」などを経て『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でレオナルド・ディカプリオの妻役を好演して、世界的に知られるようになった。現在公開中の『マネー・ショート華麗なる大逆転』にもカメオ出演しており、『スーサイド・スクワッド』ではワルなのにとびきりキュートで、どこか憎めないハーレイ・クイン役に扮しているマーゴット。さらに、北欧男子アレクサンダー・スカルスガルドが筋骨隆々のターザンを演じる『ターザン:REBORN』ではターザンの妻ジェーン役をゲット、続々と新作が決まっており、目が離せない存在の1人だ。さらに、TVドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」で本国で大ブレイク中のメリッサ・ブノワや、ウディ・アレンら名匠に気に入られているエマ・ストーンが88年生まれ、『シンデレラ』のリリー・ジェームズ、『ブラック・スキャンダル』で存在感を見せたジュノー・テンプルが89年生まれと、ミドル20代は実に層が厚く、少し下には『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデイジー・リドリー(’92年生)、『ブルックリン』のシアーシャ・ローナン(’94年生)、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のマイカ・モンロー(’93年生)、『ダイバージェント』シリーズのシェイリーン・ウッドリー(’91年生)と注目女優たちが続々。これからは美しいばかりでなく、中身は骨太で根性のある(?)彼女たちが、映画界を引っ張っていく存在となるのだろう。(text:cinemacafe.net)
2016年03月27日本年度アカデミー賞にて、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『マットマックス 怒りのデス・ロード』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』という並み居る超大作を抑え、見事「視覚効果賞」を受賞した『Ex Machina』が、ラテン語で“機械仕掛けの”という意味の原題そのままに『エクス・マキナ』として、ついに日本公開されることが決定した。検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に、1週間滞在するチャンスを得る。人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、ある仕事。それは美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された、世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。本年度アカデミー賞にて「視覚効果賞」を受賞し、小規模作品ながら賞レースを席巻し、話題を呼んでいた新感覚SFがついに日本上陸。美しい女性型ロボット“エヴァ”には、公開中の『リリーのすべて』でエディ・レッドメイン演じるトランスジェンダーの主人公に寄り添い、支え続けた女性を好演し、アカデミー賞「助演女優賞」を受賞したアリシア・ヴィキャンデル。彼女は、10月公開の『ジェイソン・ボーン』ではヒロインを務め、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の2015年秋冬キャンペーンのミューズとしても活躍するなど、いま最も旬な女優として日本でも注目度上昇中だ。また、エヴァを見守る“ブルーブック”社員のケイレブには、日本でもロングランヒットとなった『アバウト・タイム 愛おしい時間について』でタイムトラベル能力を持つ心優しい主人公のティムを演じ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではファースト・オーダーを指揮するハックス将軍に抜擢、レオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇えりし者』にも出演するなど、実力派俳優として活躍するドーナル・グリーソン。そして、“ブルーブック”社長のネイサンには、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』でゴールデン・グローブ賞を始め数々の映画賞にて「主演男優賞」にノミネートされ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではレジスタンスの宇宙一のパイロット、ポー・ダメロンを演じるなど、演技派俳優として名高いオスカー・アイザック。8月に控える『X-MEN:アポカリプス』にも出演する。さらに、ディカプリオ主演作『ザ・ビーチ』の原作者で『わたしを離さないで』『28日後...』で脚本を務めるなど、数多くの話題作を手掛けてきたアレックス・ガーランドが、本作で監督デビュー。手がけた脚本はアカデミー賞にノミネートされた。VFXを駆使した美しくリアルでスタイリッシュなビジュアルと、最旬キャストによる登場人物も、場所も限定されたミニマムなストーリーテリングで、人間と人工知能の主従関係を巡る心理戦を描いた本作は、あらゆるアップデートがなされた最新のSFスリラードラマといえそうだ。『エクス・マキナ』は6月11日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日ananで活躍中の映画評論ユニット「お杉とB子」が、「勝手にアカデミー」と題して2016年のおススメ映画を紹介。その名も「2016年おすB大賞」、発表します!***お杉:今年も開催、勝手におすB大賞。発表します!最優秀作品賞は…驚くなかれ、『悪党に粛清を』!B子:じゃあ、最優秀主演男優賞はマッツ・ミケルセン?ノンノン、それは早合点。オスカーレースも賑わせた『トランボハリウッドに最も嫌われた男』のブライアン・クランストン様よ。お杉:面白かったよね。赤狩り時代のハリウッドで逆風に負けずに傑作を書き続けた脚本家トランボの実話。『ローマの休日』も書きました♪B子:信念を貫いた闘いと家族愛のコンビネーション、最高!お杉:夫婦愛では『リリーのすべて』も負けてないわ。女性として生きたいと願う夫を支え続けた妻ゲルダの愛に泣けちゃうの。B子:主役のエディ・レッドメインはもちろん、ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルがいい!お杉:『コードネームU.N.C.L.E.』に抜擢されていたのも納得の名演。B子:今年の賞レースを席捲したのは『レヴェナント 蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオだけど、この映画の見どころはほかにある!お杉:グリズリーでしょ!レオが襲われるシーンがリアルすぎる。CGも使ってるけど、アカデミー賞も動物部門を新設すればいいのに。B子:それ、ハンドラーの励みになるわ。アジアのはしから提言します。お杉:グリズリーが最恐なら、最強にかわいかったのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のBB-8。B子:ボストンから世界に衝撃の事実を発信した人たちも素敵よ。お杉:『スポットライト 世紀のスクープ』はカトリック教会の暗部をスクープしたボストン・グローブ紙の取材チームの実話。とにかく、リーヴ・シュレイバーが演じる編集局長が素敵。理想の上司賞贈呈よ。B子:私もこんな上司の下で働きたかった。大局を見てるし、常に穏やか。ピンチのときもこの人なら絶対に大丈夫という安心感がある。お杉:独身っていうのも魅力よね。B子:それ、チームの活躍と全然関係ないけど…。◇おすぎとびーこ『バットマンvsスーパーマンジャスティスの誕生』(3月25日公開)で、久々にベン・アフレックにときめく予定。(お杉)復活中のキアヌ・リーヴスが『砂上の法廷』で辣腕弁護士を熱演。でも真のびっくりはレニー・ゼルウィガーの変貌ね。(B子)◇『悪党に粛清を』7年ぶりに再会した妻子を殺害された男の復讐劇!4月29日DVD発売。発売:クロックワークス/東北新社 Presented byスターチャンネル販売:TCエンタテインメント¥3,800(C)2014 Zentropa Entertainments33 ApS,Denmark, Black Creek Films Limited,United Kingdom & Spier Productions (PTY),Limited, South Africa◇『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』赤狩りでハリウッドを追われた脚本家トランボの名誉復活までを描く実話。クランストンの熱演とヘレン・ミレンが演じたバリバリのタカ派ゴシップ記者にも注目。今夏、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。Photo:Hilary Bronwyn Gayle◇『リリーのすべて』性別違和の概念すらなかった80年前、世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人画家と、戸惑いながらもリリーとして生きる道を選んだ夫を支える妻の夫婦愛の物語。3月18日、TOHOシネマズみゆき座ほか全国公開。(C)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.◇『レヴェナント 蘇えりし者』開拓時代のアメリカで、死の淵から蘇り、息子の命を奪った男を追い詰めた伝説の男グラスのサバイバル物語。グラスに瀕死の重傷を与えたグリズリーに最恐クマ賞を贈呈。4月22日、TOHOシネマズ日劇ほか全国公開。(C)2016 Twentieth Century Fox◇『スポットライト 世紀のスクープ』第88回アカデミー賞作品賞を見事受賞!カトリック教会が隠蔽してきた聖職者による児童への性的虐待をスクープした新聞記者チームの活躍を描く衝撃の実話。4月15日、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開。Photo by Kerry Hayes(C)2015 SPOTLIGHT FILM, LLC◇『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』人気SFシリーズ第7弾。新キャラのなかでもかわいらしさでヒロインを上回ったドロイドにファンの目は釘付け。監督JJ・エイブラムスのスケッチから生まれた憎い奴だ!TOHOシネマズ日劇ほかで公開中。(C)2015 Lucasfilm Ltd.& TM. All Rights Reserved.※『anan』2016年3月23日号より。
2016年03月19日いまから80年以上前に、自身の性別違和に勇気を持って向き合い、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人画家の実話に基づく感動作『リリーのすべて』。メガホンをとるトム・フーパー監督は、3作品連続で出演者がオスカーを受賞する快挙を成し遂げた。まず、1人目は『英国王のスピーチ』(’10)でイギリス王ジョージ6世を演じ、主演男優賞を受賞したコリン・ファース。同作は作品賞、監督賞、脚本賞にも輝いた。続いて『レ・ミゼラブル』(’12)ではアン・ハサウェイが助演女優賞を獲得し、トップ女優の仲間入りをした。そして今年は『リリーのすべて』で、女性になりたいと願う夫を献身的に支える妻を演じたアリシア・ヴィキャンデルが激戦だった助演女優賞を制し、オスカー像を手にした。こうした実績は、フーパー監督が特に俳優への演出で手腕を発揮していることを物語っている。惜しくも『博士と彼女のセオリー』に続く2年連続のアカデミー賞主演男優賞は逃したものの、主演のエディ・レッドメインが男性であることの戸惑いと葛藤、女性になることを願う強い意志と勇気を全身全霊で演じきった。フーパー監督とのタッグは『レ・ミゼラブル』以来だが、10年以上前にHBOのTVミニシリーズでも仕事をともにしている。先日来日を果たしたフーパー監督は、当時駆け出しの俳優だったエディについて「感情が湧き出るような演技を見て、イギリスの素晴らしい俳優を見つけたと確信した」とコメント。一方、エディはジャパンプレミアの席で「オーディションでは、アリシアと舞踏会の翌朝のシーンを演じていた。なかなかカットがかからないから、ふと横をみるとトムが泣いていたんです」とアリシア抜てきの裏に、フーパー監督の涙があったことを明かしている。俳優への演出に加えて、自作で扱うテーマや登場人物への深い感情移入と、それを繊細かつエモーショナルに映像化する知的感性に富んでいる点がフーパー監督の魅力だ。撮影、編集、プロダクション・デザインなど長年タッグを組むスタッフ陣との信頼関係も、作品に確かな強度を与えている。「本当の自分と出会う旅」「それを支える夫婦愛」という点で、『英国王のスピーチ』と『リリーのすべて』は共通点があるので、ぜひ見比べてほしい。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:Ryo Uchida)
2016年03月19日ブラッドリー・クーパーが、過去にワケありの天才シェフを演じる最新主演作『二ツ星の料理人』。このほど本作から、“世界一セクシーな男”にも選ばれたブラッドリーの、ミシュラン三ツ星を目指すシェフ姿をとらえたポスタービジュアルが解禁、公開初日が6月11日(土)に決定した。3年前、パリの二ツ星レストランから姿を消した料理人、アダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)。一流の腕を持ちながらも大きな問題を抱えたアダムは、すべてを失った。もう一度、料理人として再起をはかるため、ロンドン美食界の友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに乗り込む。「世界一のレストランにしてやる」と自分を雇う約束を取り付け、女性料理人のエレーヌ(シエナ・ミラー)、パリ時代の同僚ミシェル(オマール・シー)など最高のスタッフを集めていくアダム。満を持して、新しくレストランをオープンするが、過去のトラブルの代償は、まだ解決していなかった…。本作は、『世界でひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル!』『アメリカン・スナイパー』で3年連続アカデミー賞にノミネートされ、演技派としても知られるようになったブラッドリーが主演を務める美食エンターテインメント。『8月の家族たち』のジョン・ウェルズ監督がメガホンをとり、シエナ・ミラーやダニエル・ブリュール、オマール・シー、ユマ・サーマン、エマ・トンプソンら、ハリウッドの豪華キャストに加え、『リリーのすべて』でアカデミー賞「助演女優賞」を受賞したばかりのアリシア・ヴィキャンデルも競演を果たしている。今回到着したのは、“世界一セクシーな男”と評され、世の女性を魅了するブラッドリーが、ミシュランの二ツ星シェフ監修による本格フレンチの厨房にいる姿をとらえたビジュアル。絵画のように美しい料理を披露する、クーパー演じる天才イケメンシェフ・アダムのアツい情熱と才能が伝わってくるかのようだが、「料理は完璧、人生は挫折ー」とのコピーのように、なぜか憮然とした表情なのが気になるところ。ブラッドリーは8才の頃からシェフになるのが夢だったそうで、「おばあちゃんが料理上手で、魔法をかけたみたいに美味しい料理を作ってくれたので、影響を受けたんだ。家族で行ったレストランで、白いコック帽とユニフォームがカッコイイシェフが、子どものころから憧れだったんだよ。だから、料理はよく作っていたし、いまでも趣味なんだ」と明かしている。そんな彼は、オートキュイジーヌ(フランスの伝統的高級料理)界の有名シェフに会い、裏話や役作りのためのヒントを得たという。モデルとなったのは英国の人気シェフ、ゴードン・ラムゼイ。短気な性格で“炎の料理人”とも呼ばれ、スタッフに怒鳴ったり物を投げたりすることで有名な、さながら“料理界の蜷川幸雄”!?「素晴らしいキャラクターだった。生命力の強い人物だった。彼の自伝も読んだし、ミシュランの三ツ星を獲得するまでを描いたTVシリーズ『Boiling Point』も見た」と語るブラッドリー。彼の研究の成果が映画にどう生かされているのか、引き続き続報を楽しみにしていて。『二ツ星の料理人』は6月11日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリー、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月17日クリステン・スチュワートに新しい恋人出現のうわさが流れている。昨年、アシスタントのアリシア・カーガイルと交際中と報じられたクリステンだが、14日(現地時間)にフランスのパリ市内でアリシアではない女性と手をつないで歩いているのが目撃された。25歳のクリステンと一緒にいたのはフランスのシンガーソングライターで30歳のソコ。ソコは前日にクリステンがシャルル・ド・ゴール空港に到着したときも迎えに来ていて、バラの花束を手にしていた。到着ゲートからバックパックを背負ったクリステンが出てくると、ソコはすぐに彼女の肩を抱くようにして一緒に空港を後にした。女優としても活動しているソコは、レズビアンであることを公表している。クリステンは以前のインタビューで、自らのセクシャリティを定義づけたくないとコメントしている。双方とも交際しているかどうかはコメントを出していないが、3月初めにはソコがロサンゼルスに赴き、クリステンと一緒にヴィーガン・レストランから出てくるのを目撃されている。このときもソコはクリステンの肩を抱いて歩いていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月16日2014年サン・セバスチャン国際映画祭にて「グランプリ」と「監督賞」をダブル受賞し、スペインの名匠ペドロ・アルモドバルや園子温監督などが絶賛の声を贈る映画『マジカル・ガール』。日本のアニメやサブカルに大きな影響を受けたという新鋭監督カルロス・ベルムトが手がけた本作には、文字どおり2人の“マジカル・ガール”が登場し、男たちの運命を狂わせていく。まさに“魔性の女”ともいうべき女たちが登場する映画に注目した。本作は、独創的なストーリー、全編を貫くブラックユーモア、先読みできない巧みな構成、そして想像を絶するラストが絶賛され、サン・セバスチャン国際映画祭で17年ぶりとなる「グランプリ(作品賞)」「監督賞」W受賞の快挙を成し遂げたスペインの新鋭ベルムト監督のデビュー作。白血病で余命わずかな少女・アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。失業中の父・ルイスは、アリシアの願いをかなえるため、「魔法少女ユキコ」の高額なコスチュームを手に入れることを決意する。だが、この行動が、心に闇を抱える女性バルバラと、訳ありの元教師ダミアンをも巻き込み、悲劇的な結末へと向かうことに――。本作について、ベルムト監督は「脅迫をモチーフにしたフィルム・ノワールを作りたかった」と語る。フィルム・ノワールとは、虚無的・退廃的な志向性を持つ犯罪映画を指した総称で、主に1940年代から50年代にかけてアメリカで作られた犯罪映画のこと。“ノワール”とはフランス語で黒や闇などを意味し、人間心理の暗黒の部分や犯罪の闇をあぶり出していく。そして、多くのフィルム・ノワールには、必ずといってよいほど、男を破滅させる“ファム・ファタール”(運命の女・魔性の女)が登場する。本作におけるファム・ファタールの役割を果たすのは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」ファンの余命わずかな少女・アリシア。そして、謎の過去を持つ妖艶な女性・バルバラだ。ベルムト監督が「『マジカル・ガール』とは、物語を牽引する2人の女性の存在の象徴である」と語っているように、性質の全く違う2人の「マジカル・ガール」たちは、自らの望みを叶えるため、図らずとも男たちの運命を狂わせ、想像を超える衝撃的なエンディングへと導いていく。特に興味深いのは、本作は単なる金銭目当ての“脅迫”をモチーフにしたフィルム・ノワールではなく、「余命少ない娘が欲するアニメのコスチュームを手に入れる」という、ある父親の純粋かつ奇想天外な願いに端を発しているところだ。天真爛漫な12歳の少女アリシアはもちろん、娘の夢を叶えようとするルイスと関係を持ち、元教師ダミアンに人知れない過去を負わせるほどの“魔性っぷり”を発揮しているバルバラ。設定と構成の面白さ、何と言っても近年稀にみる(?)彼女たちのファム・ファタールっぷりは、新たなるフィルム・ノワールの金字塔が誕生したと言っても過言ではないだろう。◆ファム・ファタールたちが生き生き!見逃せない映画の数々ファム・ファタール(魔性の女)の代表的存在といえば、古くは新約聖書に登場する「サロメ」。舞踏の報償として、「何が欲しい?」と聞かれて「洗礼者ヨハネの斬首!」と答える悪女っぷり。また、文学の世界でも、男を振り回して死にまで導く情熱なジプシー女「カルメン」、“ナオミズム”という言葉も生まれるほど人気を博し、美少女ナオミに溺れる男を描いた谷崎潤一郎の「痴人の愛」など、いつの時代も“魔性の女”は人々を虜にする。映画にも、そんな女性たちが生き生きと存在する作品は数多い。●『エヴァの匂い』(’62/ジョゼフ・ロージー監督)『マジカル・ガール』のバルバラも舌を巻く、魔性の女・エヴァ。寒々としたヴェネチアを舞台に、幾人もの男の身を破滅させてきたジャンヌ・モロー演じるローマの高級娼婦エヴァの姿を描く。原作は、ハドリー・チェイスの「悪女イヴ」。フィルム・ノワールの傑作として知られている。●ロリータ(’62/スタンリー・キューブリック監督)『マジカル・ガール』アリシアといい勝負!?最年少のファム・ファタールといえば、彼女だろう。未亡人シャーロットの娘・ロリータは、夏を過ごそうと田舎町で下宿していた。そこで出会った大学教授ハンバートとシャーロットはしばらくして結婚するが、ハンバートは次第に娘のロリータに心奪われていく。母シャーロットは逆上のあまり事故死。ハンバートはロリータを連れて車で旅に出るが…。衝撃のラストが待つ問題作!●『誘う女』(’96/ガス・ヴァン・サント監督)ニコール・キッドマン主演。女の武器は最大限に使い、どんなことをしてでも夢を叶える、実在したコワい女がモデルの本作。天気番組のキャスターであるスザーンは、“テレビに出て有名になる”ことが人生で最も大切であると信じている。そのためにニュース・キャスターを目指していたが、夫は全く理解を示さない。そんな夫が邪魔になってきたスザーンは、ある高校生を色仕掛けでそそのかし夫を殺害させるが…。●『ゴーン・ガール』(’14/デヴィッド・フィンチャー監督)「こんな魔性の女は嫌だ!」ともいえる、『マジカル・ガール』の女性たちとは違った計算しまくりの本作の悪女は、記憶に新しいところ。幸福だと思われていた、とある夫婦。しかし、妻・エイミーが突然失踪。警察と過激化する報道によって、世間は夫・ニックに疑いの目を向け始める。しかし、実際は、全てエイミーの狂気に満ちた用意周到な計画によるものだった…。ちょっぴりコワいけれど、男たちを虜にしながら、自らの欲望を叶えてきたファム・ファタールたち。スペイン発の本作からも、そんなファム・ファタールの魅力に溺れてみるのもいいかもしれない…。『マジカル・ガール』はヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月15日18日(金)から公開になる映画『リリーのすべて』の特別映像が公開になった。トム・フーパー監督、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメイン、本作でアカデミー助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルが作品の魅力についてじっくりと語っている。特別映像映像にまず登場するのは、1928年のデンマークで暮らす風景画家アイナーと肖像画家のゲルダの夫妻だ。ある日、アイナーは妻に女性モデルの代役を頼まれたことをきっかけに、自分の内側に潜む女性の存在に気づき、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えるが、しだいに心と身体の不一致に苦悩するようになる。本作はトランスジェンダーの先駆者のドラマを描きながら、その中心には“夫婦のドラマ”が据えられている。フーパー監督が「彼女の存在がリリーの変化を支えた」と語る通り、リリーの隣にはいつも妻ゲルダがいた。最初は“遊び”ではじめたことがきっかけで、アイナーはゲルダの予想外の変化を遂げる。映像にはその事態をうまく受け入れることができずに混乱するゲルダの姿が登場するが、やがて彼女はリリーこそが夫のあるべき姿であることを受け入れていく。本作は実話を基に大胆な設定のドラマを描くが、その根本にあるのは“愛する相手の変化を受け入れることができるか?”というテーマで、ヴィカンダーは「ふたりのラブストーリーだけど、究極的にはいかに自分を愛するかの物語」だと分析し、レッドメインは「本作は愛の深遠さを教えてくれる。真の愛を決めるのは、ジェンダーとの違いなどではない。人の魂なんだ」と語る。人間にとって“あるべき姿”とは? 人間はそれを見つけることができるのか? 愛する相手の変化を人はどこまで受け入れることができるのか? 特別映像では映画のダイジェストシーンを盛り込みながら、作品が投げかけるメッセージの一端を垣間見ることができる。『リリーのすべて』3月18日(金)全国公開
2016年03月11日エディ・レッドメインが主演作『リリーのすべて』を引っさげ、トム・フーパー監督とともに来日し3月9日(水)、都内で行われたジャパンプレミアに出席。第1子妊娠中の妻、ハンナ・バグショーとの夫婦ツーショットを披露し、日本のファンを歓喜させた。エディは2度目の来日だが、レッドカーペット形式でのファンとの交流は初めて。「コンニチハ、エディです。アリガトウ」と日本語で挨拶し、ファンの歓声を浴びていた。ちなみに着用していたのは、「ラルフローレン(Ralph Lauren)」のスーツ。ハンナは鮮やかなブルーが印象的な「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」のドレスに身を包んでの登場だった。「時差ボケで朝の4時くらいに目が覚めてしまったんだ。築地に行ったら、まだ時間が早すぎて、市場には入れないと言われた。だから、明治神宮や渋谷に行ったよ。ちょうど雨が降っていて、霧が立ち込めていたから、とても幻想的だった」と日本を満喫中のエディ。もちろん、日本のファンとの初対面にも感激した様子で、「僕が脚本を読んで感じ取った感動を、皆さんにも味わってほしい。20世紀最高のラブストーリーだからね」とアピールしていた。いまから80年以上も前に、自身の性別違和に勇気を持って向き合い、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人の実話に基づく本作で、エディは主人公のリリー・エルバを熱演。昨年の『博士と彼女のセオリー』に続く2年連続の主演男優賞受賞は逃したものの、「トムから茶封筒に入ったシナリオをもらった瞬間、ぜひ演じたいと思った。順撮りできないフラストレーションはあったけど、“彼女”の心の旅路をいかに表現するか心血を注いだよ。リリーほど、魅力あふれるキャラクターは滅多にお目にかかれないからね」といまも役柄への思いは格別だ。そんなリリーの理解者である妻・ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルは、先日発表された第88回アカデミー賞で見事「助演女優賞」を受賞。もちろん、エディ&フーパー監督も授賞式会場で、歓喜の瞬間を見守っており、「彼女は演技はもちろん、人柄もすばらしい。だから、受賞できて、まるで自分のことのように喜んだよ」(エディ)、「自分の人生において、これほど幸せなことはそうないはず。実は彼女の携帯に、(出身地である)スウェーデンの首相からお祝いのメッセージが届いたんだ」(フーパー監督)とふり返った。また、世界的ヒット作『レ・ミゼラブル』に続き、エディとタッグを組んだフーパー監督は、「デビューしたての頃から知っているし、当時からすばらしい俳優になると確信していた。今回、ついに主演俳優としてエディを迎えることができて、夢が実現した」と感無量の表情だった。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日オスカー俳優のエディ・レッドメインが3月9日に、都内で開催された主演作『リリーのすべて』のジャパンプレミアに、メガホンをとるトム・フーパー監督とともに出席した。レッドメインの来日は約3年ぶりで、レッドカーペット形式でのファンとの交流は初めて。「コンニチワ、エディです」と日本語であいさつし、「築地や明治神宮、渋谷に行ったよ」と日本を満喫している様子。また、妊娠中の妻ハンナ・バグショーが駆けつけ、レッドカーペット上で夫婦ツーショットを披露した。その他の写真映画は1928年、世界で初めて性適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話に基づくドラマ。レッドメインは自分の内側に潜む女性の存在に気づき、心と身体の不一致に苦悩を深める難役に挑んだ。先日の第88回アカデミー賞では惜しくも2年連続の主演男優賞は逃したが、夫を献身的に支える妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルが見事、助演女優賞を獲得している。「彼女のオスカー受賞は、僕にとっても最高の喜びで、心からうれしかった」と授賞式当日を振り返るレッドメイン。オーディションの段階から「ずば抜けていた」と明かし、「一緒にあるシーンをテストしていたんだけど、なかなかカットがかからなくて。気づいたら、トムが涙を流していたんだ。彼女は演技はもちろん、人柄も最高だよ」とオスカー女優をたたえていた。本作で披露した自身の演技については、「トムからシナリオを受け取った瞬間から、演じたいと思った役柄。順撮りできないストレスはあったが、“彼女”の心の旅路をいかに表現するかを意識した。今でも、リリーほど魅力的なキャラクターには出会ったことがないと思う」と強い思い入れを示した。フーパー監督は、代表作『レ・ミゼラブル』でもレッドメインを起用しているが、「実は彼がデビューしたての頃から、素晴らしい俳優になると確信していた。だから、今回、こうして主演俳優として迎え入れる夢が実現して本当に幸せ」と感激しきり。「真の自分を見つける困難さと、それを支える愛の力を感じ取ってもらえれば」とアピールした。『リリーのすべて』3月18日(金)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年03月09日アリシア・ヴィキャンデルが、先日の第88回アカデミー賞にて初ノミネートにして「助演女優賞」に輝いた『リリーのすべて』。このほど、主演のエディ・レッドメインとともに近日来日するトム・フーパー監督が本作に惹かれた理由や、こだわりの撮影手法などについて明かす特別映像が解禁となった。本作は、1930年代、恐らく“トランスジェンダー”という言葉もなかった時代に、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人女性、リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。メガホンをとったフーパー監督といえば、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞「作品賞」「監督賞」など4冠に輝き、『レ・ミゼラブル』では「作品賞」を含む8部門にノミネート、「助演女優賞」ほか3部門を受賞した。本作ではアリシアの受賞ほか、エディが2年連続で「主演男優賞」、さらに「美術賞」「衣装デザイン賞」にもノミネートされていた。届いた映像では、本作の製作を担当したアン・ハリソンが、「トム(・フーパー監督)はこれが愛の物語であることを即座に理解してくれた。ジェンダーを超えた愛の物語だと」と話し、監督が脚本を読んで3度も泣いた理由が明らかにされている。また、リリーとゲルダを支えるハンス役のマティアス・スーナールツは、「映画づくりを愛するがゆえ、トムは撮影のすべてに情熱を傾けていた」と話し、リリー役のエディは「トムはあらゆることに精通していて、理にかなったやり方を撮影の際に求めた。でも演じる際の感覚も大切にしている」と監督の撮影に対する姿勢を絶賛。ゲルダ役のアリシアは、登場人物の絵画的配置やライティング、対照的な構図について、「トムは登場人物の感情をデリケートに、そして繊細に描いた」と語っている。さらに、全編を通じて絵画のように美しく表現されている理由を、「アイナーとゲルダは美を基準に世界を見ていた。アイナーは風景に魅かれ、ゲルダは女性の美しさをカンバスに表現した。だから私も映像美にこだわった」と語るフーパー監督。「デンマーク人の画家、ハンマース・ホイを基に彼の絵に描かれた住居を再現した」と言い、「撮影監督のダニーに無理を頼んでハンマース・ホイの絵のような柔らかな光を映像化したんだ」と、美しく独特のもの悲しさを放つ映像の秘密を明かした。「1920年代のこの物語には献身的な愛があり、その愛が人々の感動を呼ぶんだ」と語る監督。その思いは、アートの街・コペンハーゲンを静止画のようにとらえた静ひつで美しい映像作りにも込められている。『リリーのすべて』は3月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月07日