ヒールレスシューズ、2017 © NORITAKA TATEHANA, 2017アーティスト舘鼻則孝は、8月12日〜20日までの期間、表参道ヒルズのスペース オーにて「舘鼻則孝 リ・シンク展」を開催します。作家史上最大規模となる本展では、最新作品とともに、代表作であるレディー・ガガが愛用するヒールレスシューズや、そのインスピレーションソースとなった花魁の浮世絵や写真等も作家所蔵品として公開します。ご来場の皆様は本展覧会を通し、舘鼻自らが自身のルーツを「RETHINK」し、ヒールレスシューズを始めとする作品が誕生するまでに至ったプロセスを、日本文化の過去と現在を往来しながら体験できる展覧会構成となっています。また、会場にはTORAYA CAFÉ・AN STANDとのコラボレーションによる「茶屋」が特設され、本イベント限定の特別メニューをお楽しみいただけます。■「舘鼻則孝 リ・シンク展」 開催概要【期間】 2017年8月12日(土)~8月20日(日) 11時00分~19時00分(8月20日(日)のみ16時00分まで)【会場】 表参道ヒルズ本館B3F スペース オー(東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号)【提供メニュー】・リ・シンク展限定あんペーストかき氷・リ・シンク展限定あんボーロ※ご来場の方に無料でご提供します。※かき氷、あんボーロの数には限りがございますので、なくなり次第終了となります。※事前の連絡がないまま内容が変更になる場合がございます。【主催】 株式会社ノリタカタテハナ【協賛】 日本たばこ産業株式会社【協力】TORAYA CAFÉ・AN STAND / 太田記念美術館■舘鼻則孝(たてはなのりたか)プロフィール1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び、後年は染織を専攻する。遊女に関する文化研究とともに日本の伝統的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。近年はアーティストとして、国内外の展覧会へ参加している。2015年12月に和敬塾本館で開催した「舘鼻則孝:面目と続行」展では、JT(日本たばこ産業株式会社)の「Rethink」の考えに共鳴し、日本各地の伝統工芸士とともに制作した現代的な煙管作品「Theory of the Elements」を発表した。 2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU / The Love Suicides on the Bridge」を公演した。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。(お問い合わせ先)「舘鼻則孝:リ・シンク」展事務局TEL 03-6380-9911(平日10:00~18:00)
2017年08月09日とにかく懐かしい!「デザインノンタン展」2017年8月7日(月)まで、大阪・大丸心斎橋店北館14階の大丸ミュージアムで開催されている展覧会「デザインノンタン展」。2016年に池袋パルコミュージアムで開催され好評を博した企画がパワーアップし、原画をはじめ、ラフスケッチやアイデアノートの展示、3Dアニメ誕生の過程がわかる充実の展示内容です。絵本作家キヨノサチコさんのロングセラー作品「ノンタン」の生誕40周年を記念した本イベント。幼い頃に誰もが一度は目にした、わんぱくで元気いっぱいのノンタンに出会えます。いたずら好きのキャラクターたちが生き生きとよみがえる1976年に初めての絵本が出版され「ノンタン」シリーズ(偕成社刊)は、40周年を迎えた2016年にシリーズ累計3,100万部を超えました。元気いっぱいのノンタンは、当時の絵本では珍しいタイプのわんぱくな主人公。子どもらしさをまっすぐに描いた作風を貫き芸術的な美しさや道徳にとらわれず、楽しい作品作りを長きに渡って続けたキヨノサチコさんの情熱が感じられます。大きなパネルでよみがえる“ノンタンえかきうた”会場内には「ノンタンの たんじょうび」の原画をはじめとした、あたたかみ溢れるイラストが並びます。「ノンタンえかきうた」を真似すれば、誰でもノンタンのキャラクターを描くことができ、小さなお子さんはもちろんのこと、かつて「ノンタン」シリーズに親しんだ大人たちにはたまらない懐かしさで溢れています。思わず連れて帰りたくなる展示会限定オリジナルグッズ雑貨やアパレル商品のほか、クッキーやクッションなど、展示会限定のオリジナルグッズが揃うショップも、じっくり楽しめます。マグカップやキャニスターなどシンプルな線画グッズは使い勝手が良くおすすめ。のびのびとしたノンタンの姿が描かれた貴重な複製原画も購入することが出来ます。ロングセラーの絵本も、お気に入りの一冊を思い出したらお土産にどうぞ。多くの作品を子どもたちに残してきた、作家キヨノサチコさんの描くノンタンの姿が、元気を与えてくれる「デザインノンタン展」。2017年8月7日(月)まで、大阪・大丸ミュージアムで開催中です。イベント情報イベント名:デザインノンタン展催行期間:2017年07月19日 〜 2017年08月07日住所:〒542-8501 大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目7−1 大丸心斎橋店 北館14階 イベントホール
2017年08月07日500万個以上出荷のベストセラーコスメ、ハリウッド化粧品の酵素パックが進化したスキンケアライン「AUSE(オウセ)」。このメインビジュアルの墨絵のイラストは緒方環さんの作品。使い続けることで日に日に出逢える新しくて美しい素肌。優しくて満たされる、そんな充実した新しい自分との出逢い。働く女性達の輝きを応援する、酵素に着目したスキンケアラインです。■緒方環さんが8月4日より作品展を開催「AUSE(オウセ)」シリーズのイメージイラストを描き下ろしている緒方環さんが8月4日より8月27日まで、青山のJEANPAULKNOTT AOYAMAにて、2017FWコレクションをモチーフにした作品展を開催します。多摩美術大学テキスタイルデザイン科卒業後、渡仏。2年間のパリ滞在を経てフリーのイラストレーターに。そんな緒方さんのイラストは日本女性の美しさ、柔らかさを表現しており、数多くの女性誌やブランドで起用されています。六本木発、MADE IN JAPAN のAUSEシリーズ。ブランドの顔ともなるカタログやショッピングバッグには、主張しすぎない、しかし女性の凛とした自信を感じられる緒方さんの墨画が描かれています。そのイラストの世界、ぜひ間近で感じてみてください。JEANPAULKNOTT AOYAMA住所:東京都港区南青山5-4-3 南青山泉ビルTEL:03-3486-2022(お問い合わせ先)お客様相談室TEL 0120-430-334
2017年08月06日2017年8月12日(土)~8月20日(日)の期間、表参道ヒルズ・スペース オーにて、アーティスト舘鼻則孝の最大規模となる個展「舘鼻則孝 リ・シンク展」が開催されます。日本文化の過去と現在を往来しながら、舘鼻作品が誕生するに至ったプロセスを体験できる展覧会で、「あの」シューズが生まれた秘密に迫りましょう。アーティスト舘鼻則孝とは展覧会「舘鼻則孝:カメリア・フィールズ」、2017Courtesy of KOSAKU KANECHIKA Photo by GION舘鼻則孝と聞けば、レディー・ガガが愛用するヒールレスシューズがぱっと思いうかぶ、という方は多いのではないでしょうか。舘鼻則孝は1985年東京生まれ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で、幼少期から手でものをつくることに親しんできました。東京藝術大学で絵画や彫刻を学び、のちに染織を専攻。遊女に関する文化研究とともに日本の伝統的な染織技法、友禅染を用いた着物や下駄の制作をおこないました。ヒールレスシューズ、2014© NORITAKA TATEHANA, 2017ヒールレスシューズ、2017© NORITAKA TATEHANA, 20172015年12月に和敬塾本館で開催した「舘鼻則孝:面目と続行」展では、JT(日本たばこ産業株式会社)の「Rethink」の考えに共鳴し、日本各地の伝統工芸士とともに制作した現代的な煙管作品「Theory of the Elements」を発表しました。舘鼻の作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されています。●TORAYA CAFÉ・ AN STANDとコラボした「茶屋」が登場舘鼻則孝 リ・シンク展限定かき氷個展会場にはTORAYA CAFÉ・AN STANDとのコラボレーションによる「茶屋」が特設され、本イベント限定の特別メニューを楽しめるとのこと。こちらもお見逃しなく。展覧会概要名称:舘鼻則孝 リ・シンク展会期:2017年8月12日(土)~8月20日(日) 11時00分~19時00分(8月20日(日)のみ16時00分まで)会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー所在地:東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号提供メニュー:・リ・シンク展限定あんペーストかき氷・リ・シンク展限定あんボーロ※来場の方に無料で提供。写真はイメージです。※数には限りがあります。無くなり次第終了となります。
2017年08月06日今年の夏、横浜のみなとみらい地区では、大人も子供も楽しめるイベントが続々開催されます!SNSで自慢できるイベントや家族で楽しめるイベント、流行最先端の期間限定イベントなど、海を感じながら楽しめるさまざまなイベントをご紹介します!●インスタで人気の“天使の羽”が出現【MARINE & WALK YOKOHAMA】海外で大人気の”エンジェルウィングス” の、日本初の登録スポットが誕生します。”Global Angel Wings Project”とは、愛と平和の象徴である「天使の羽」の壁画で世界をハッピーにするアートプロジェクトで、InstagramをはじめとするSNSで注目を集めています。2012年に始まり、L.A.やハワイなど世界中に広がりつつあるこのプロジェクト、日本にもついに登録スポットが誕生します。●まるでアフリカ?! Jambo FARM RED BRICK Paradise【赤レンガ倉庫】7月29日(土)~8月27日(日)に開催される『Jambo FARM RED BRICK Paradise』は、2017年トレンドの「アフリカ」を体感できるイベントです。会場内には、キリン、カバ、象などのサバンナに生息する動物のオブジェ、アフリカ原産の植物、そして砂漠などが再現されて、まるでアフリカにいるような世界観が楽しめます。●『ピカチュウ大量発生チュウ!』【みなとみらい】8月9日(水)~15日(火)、みなとみらいをピカチュウがジャックします!大量発生するピカチュウは、去年より500匹多く、のべ1500匹以上!今年は空や海にもピカチュウが登場し、8月14日には「ピカチュウ大量発生チュウ!」史上最大となる、ラテンをテーマにした日本大通りでの「ピカチュウ・カーニバル・パレード」が開催されます。●ヨコハマ恐竜展~動く!ほえる!恐竜の森~【パシフィコ横浜】7月15日(土)~8月31日(木)の期間で開催される『ヨコハマ恐竜展2017』には、ティラノサウルス、トリケラトプスなど貴重な恐竜の全身骨格が登場します。なかには動き出すものもあって迫力満点です!アンモナイトや卵などの化石に触れて学べるコーナーや、ティラノサウルスの骨格を掘り出す化石発掘体験、恐竜フォトスポットなど体験型のアトラクションも開催されます!●星と星座とガラパゴス【横浜美術館】横浜美術館では8月4日(金)~11月5日(日)の期間で、現代アートの国際展『星と星座とガラパゴス』が開催されます。3年に1度開かれる横浜発の現代アートの国際展は、今年で6回目。世界の「接続性」と「孤立」について、様々な角度から考えます。相反する概念や側面が複雑に絡み合う世界のありようについて思索を巡らせ、先行きの見えない複雑な時代に人間の可能性を拓く事ができるのか、意義を問いただそうというこのアート展、「考えるきっかけ」になるような作品が多数出展される予定です。いかがでしたか?色々なスポットやイベントをはしごして、充実した1日を過ごせそうですね。
2017年08月04日2017年8月15日(火)から18日(金)までの4日間、三菱一号館美術館で夜間の特別開館が実施されます。また、併設されているカフェでは「大人の夕涼みフェア2017」も開催。見逃せない夏イベントをチェックしましょう。「レオナルド×ミケランジェロ展」夜間特別開館決定!JR東京駅から徒歩5分の場所にある三菱一号館美術館は。現在開催されている「レオナルド×ミケランジェロ展」が好評を博しています。今回は4日間、特別に夜間の開館が決定。通常は18時で閉館となりますが、期間中は20時まで延長されます。●夜間特別開館期間中のイベント夜間特別開館期間中は2つのイベントが開催されます。●夜のトークギャラリーガイドの方と一緒に展示を見ながら、作品の見どころや作家の紹介をしてもらえるイベントです。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロがお好きな方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。なお、参加できるのは先着15名限定です。開催概要日程:2017年8月16日(水)受付開始18:00、ギャラリートーク開始18:30〜所要時間:30〜40分●夜のライトアップ美術館に隣接する一号館広場及び美術館側の遊歩道がライトアップされるイベントです。赤レンガを使用した美しい美術館を視界に入れながら、ロマンチックな空間で時間を過ごしましょう。開催概要日程:夜間開館中18:00〜21:00夜間特別開館詳細夜間開館日:2017年8月15日(火)〜18日(金)※18日は通常の夜間開館日開館時間:10:00〜20:00(最終入館は閉館30分前まで)大人の夕涼みフェア2017も開催中!三菱一号館美術館に併設されているミュージックカフェ・バー「Cafe 1894」では、2017年7月4日(火)から8月31日(木)までの期間限定で「大人の夕涼みフェア2017」が開催されています。イベント期間中、店内は風鈴で装飾されて涼しげな雰囲気に。夜にはライトアップもされ、幻想的な雰囲気を楽しめます。また、17時から23時のディナータイム限定で、夏の特別メニューも用意されます。「大羽イワシと青トマトのカルパッチョ大葉とバジルのヴィネグレットソース(850円)」や「北海道産水タコと加賀太胡瓜、グリーンオリーブの梅肉和え(780円)」など、お酒にもよく合うメニューです。ぜひ夜間開館の際は、大人の夕涼みフェア2017にも立ち寄ってみてください。
2017年08月02日こんにちは、島本薫です。毎年夏になると、「夏ならではの楽しいことをしたいなあ」と思うのですが、皆さんはいかがですか?夏には夏らしい楽しさがほしい――本日は、そんな人にぴったりのエンターテインメントの話題をお届けします。■楽しむ!つながる!癒される!会場全体がひとつになるエネルギッシュなショー「ドラムストラック」今年で10年連続の来日公演という人気のドラムパフォーマンス「ドラムストラック」は、アフリカの伝統的な打楽器を使った、歌ありダンスありのパフォーミング・アートです。パフォーマー一人ひとりの動きや演奏が素晴らしいのはもちろんですが、何といってもその楽しさは、観客が演者になれること。客席には「ジェンべ」というアフリカンドラムが用意され、「さあ皆さんごいっしょに!」と、会場全体でリズムを生み出していきます。開演前から客席は興奮気味。ぽこぽこと、あちらこちらでジェンべを鳴らす音が聞こえます。たたけば音が出るのが、打楽器のいいところ。音感があろうがなかろうが、たたけばジェンべは応えてくれます。その単純さがいいんですね。シンプルなわりに深い音が出るのも嬉しく、気分が盛り上がります。いざステージの幕が上がったら、あとはもう興奮の渦に包まれるだけ!恥ずかしがったり、戸惑ったりする暇はありません。何も考えず、ひたすら手元のジェンべを叩き、リズムに乗るだけです。アドレナリンが出る、とはこういうときに使う言葉なのでしょう。観客一人ひとりがショーに参加することで、ステージと客席がひとつになり、弾けるような楽しさとすっきりした開放感、ひいては極上の一体感を味わえるエンターテインメントとなっています。■ドラムが運ぶ一体感!会場を包む「癒し」の効果興奮で汗びっしょりになるのに、不思議とシャワーを浴びたような爽快感に包まれるのも、「ドラムストラック」の魅力です。これは、ドラムという楽器特有のヒーリング効果なのかもしれません。落ち込んだり、気持ちが沈んでいたとしても、ドラムを叩けば返ってくるものがある。これはささやかなようでいて、実はとても大きなことです。なぜかといえば、これはコミュニケーションの基本だから。自分の呼びかけに必ず答えてくれるジェンべの音は、知らず知らず心をなぐさめ、安らぎを与えてくれます。またジェンべの響きには、理性の判断を超えて、直接心に働きかけるものがあります。ステージで繰り広げられる原初的なリズムと合わさって、魂が揺さぶられるような感じがするかもしれません。もちろん、叩くという行為が、日頃のストレス発散に役立ちます。大人になってしまうと、思うがままに感情をぶつける機会などめったにないもの。苛立ちや不満だけではなく、自分では気づいていない心の奥の葛藤や焦燥感も、ジェンべは受け止めてくれます。何より大きいのは、一人ひとりが音色を重ねて、誰かとつながること。我を忘れてジェンべをたたいているうちに、いつしか会場全体がひとつの大きなエネルギーに包まれます。その一体感から、ひとりで楽器を鳴らす以上の癒しの効果が生まれるのです。■ビールがあれば、なお楽しい?お得な企画付きチケットもたくさんこのジェンべ、叩いているうちにほしくなるんですよね……。そう思う人は少なくないようで、会場によっては「自分の叩いたジェンべをお持ち帰りできる」ジェンべ付きのチケットも発売されています。また、終演後に60分間ロビーで世界のビールが飲み放題!という楽しいイベント付きのチケットや、ニューヨークのグランド・セントラル駅にある有名なオイスターバーの東京店での食事付きチケット、劇場前から出発する東京湾クルーズ付きのチケットも発売されているので、お得な値段でさまざまな楽しみ方をプラスできるのも嬉しいところ。夏にぴったりの熱くなれるエンターテインメント「ドラムストラック」。その躍動感と終演後の充実感を味わいに、劇場に出かけてみませんか?■「ドラムストラック」ツアースケジュール■仙台公演日程:7月30日(日)14:30会場:電力ホール■北海道・美唄公演日程:8月5日(土)13:00会場:美唄市民会館大ホール■北海道・名寄公演日程:8月6日(日)16:30会場:名寄市民文化センターEN-RAYホール■名古屋公演日程:8月9日(水)18:30会場:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール■神戸公演日程:8月13日(日)17:00会場:神戸国際会館こくさいホール■東京公演日程:8月16日(水)~27日(日)会場:天王洲銀河劇場
2017年07月29日さまざまな色と仕掛けにあふれた「三鷹天命反転住宅」三鷹市から八王子方面に向かう幹線道路沿いにある、集合住宅の「三鷹天命反転住宅」。目に飛び込む鮮やかな色の造りは住宅とは思えず、まるでテーマパークのよう。カラフルで立体感のある室内は真ん中にキッチン、それを囲むように球体やキューブ型の部屋が配置されています。「身体を中心に設計した家」というコンセプトどおり、さまざまな仕掛けによって身体の感覚が呼び起こされるようになっています。「死なない家」を目指した住宅は、新しい価値観を持つ家に死なないための家づくりという考えのもと、2005年に誕生した「三鷹天命反転住宅」。ふたりが「死」という天命を反転させる家を目指したのは、荒川氏の幼少期の体験が元になっており、環境を変えることで死なない世界を実現できるのでは、と考えたため。「天命反転」の実践者として、ヘレン・ケラーを住宅のモデルにしています。住む人それぞれが自由に暮らしながら身体感覚を鍛えるという、新しい価値観を持つ住宅です。部屋やお風呂に扉がない!? 生活スタイルが変わる家屋内の各部屋には、ドアがありません。これにより、実際に住んでいる方からは「外に出る機会が増えた」「喧嘩が減った」と、生活スタイルや同居者との関係性が変わったというエピソードも。個室がないから生活しにくいという考え方を超え、この空間に感覚を呼び起こされながら自分らしく暮らせることが大きな魅力です。他にも、大人と子供の土踏まずに合わせて床に作られた大小の凹凸や、場所によって見え方が変わる天井の勾配など、さまざまな仕掛けを体験できます。「三鷹天命反転住宅」ではショートステイが楽しめる!「三鷹天命反転住宅」では、ショートステイプログラム(69,200円~)を体験できます。テーマ別に2つの部屋が用意され、最低3泊4日から利用可能。家族や恋人、友人と一緒に利用できます。真ん中に位置するキッチンとカウンターを囲んで、ホームパーティーをするのもおすすめ。一般的な家のパーティーとは違う楽しみを、みんなで味わえるはずです。「三鷹天命反転住宅」の見学会に行ってみよう!「三鷹天命反転住宅」は、2005年の完成以来多くの海外メディアでも取り上げられています。そんな住宅の建築や室内を見学したい人向けに見学会が行われており、ワークショップ型の見学会から学芸担当者の解説付き見学会まで、そのコースもさまざまです。見学は定員制ですが、別日程での団体見学も可能。事前予約が必要なので、コースの詳細や日程については公式HPで確認しましょう。人が暮らして完成する「三鷹天命反転住宅」建物を設計した荒川修作とマドリン・ギンズが「人が住んで初めて完成する」と言うとおり、「三鷹天命反転住宅」はただの建築アートではありません。実際にその空間で生活することで、ふたりが目指した「死なないための家」の本質や魅力に気付くことができます。現在、2部屋においてショートステイプログラムなどを利用し、この住宅でしかできない生活を体験できます。眠っている身体の感覚を呼び起こしてみませんか?三鷹天命反転住宅は、JR中央線の武蔵境駅南口より「境91 狛江駅(調布駅経由)」に乗車し、「大沢」の停留所で下車、バス停よりバスの進行方向に向かって歩き、天文台北交差点に出ると、右前にカラフルな建物が見えてきます。ぜひ、三鷹の観光スポットと併せて足を運んでみてください。Reversible Destiny Lofts Mitaka – In Memory of Helen Keller, created in 2005 by Arakawa and Madeline Gins, © 2005 Estate of Madeline Gins.スポット情報スポット名:三鷹天命反転住宅 イン メモリー オブ ヘレン・ケラー住所:東京都東京都三鷹市大沢2丁目2-8電話番号:0422‐26‐4966
2017年07月27日見どころ満載! 大自然と融合した全14作品のデジタルアート佐賀県武雄市にある「御船山楽園」は、江戸時代後期に創られた庭園です。その広さは約50万平米。森と庭園の境界線は曖昧で、武雄神社の神木でもある樹齢3000年以上の大楠や、巨石に囲まれた稲荷大明神が祀られています。この御船山楽園で、2017年10月9日まで「資生堂 presents チームラボ かみさまがすまう森のアート展」が開催中です。全14作品のデジタルアートが庭園内に散りばめられており、庭園内を自由に散策しながら作品を楽しむことができます。また、長年に渡って独自の美意識を築いてきた資生堂が協賛しており、新スキンケアラインである「WASO」をイメージしたコラボレーション作品も。連続する生命の形を表現したチームラボの展覧会中でも注目は「かみさまの御前なる岩に憑依する滝」。この作品は、稲荷大明神にある巨石の形に合わせて水の動きをシミュレーションし、まるで目の前に滝が流れているかのようにプロジェクションマッピングしたもの。高さ約3mの滝が流れ落ちていく様は圧巻です。「増殖する生命の巨石」は、花々が咲いて散っていくまでの「連続する生命の形」をコンピュータプログラミングによってリアルタイムに描いています。1秒たりとも同じ瞬間がないので、思わずじっと見入ってしまう作品です。自然が自然のままアートになる・森に広がる幻想的な世界どの作品も、私たちが庭園内を歩いているその瞬間にも常に変化し続けており、チームラボが考える「連続する生命の形」を表現しています。チームラボはこれまでにも「Digitized Nature, Digitized City」というアートプロジェクトを行なっており、今回の「自然が自然のままアートになる」というメッセージが本展覧会のコンセプトにもなっています。御船山楽園を成形する森や木々、巨大な洞窟や石そのものが「生命の連続」を表現しています。デジタルアートとの融合によって、より幻想的で不思議な世界観を演出できたアート展です。この夏は、御船山楽園で大自然とチームラボのデジタルアートが融合した美しい世界を体感してみませんか?会期は10月9日(月)までですのでお早めに。また、庭園内はとても広いので歩きやすい靴で行くことをおすすめします。取材・文/小松里紗イベント情報イベント名:資生堂 presents チームラボ かみさまがすまう森のアート展催行期間:2017年07月14日 〜 2017年10月09日住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100御船山楽園電話番号:092-791-9496
2017年07月27日六本木の街を舞台にしたアートイベント「六本木アートナイト 2017」が、2017年9月30日(土)~10月1日(日)の2日間にわたって開催されます。今回は、「未来ノマツリ」をテーマに、メインプログラム・アーティストには写真家の蜷川実花を起用。さらに「東南アジア・プロジェクト」もスタート。国内外で活躍する気鋭のアーティストが集結する一夜限りのアートの饗宴を、体感してみてはいかがでしょうか。一夜限りのアートの祭典!「六本木アートナイト」が今年も開催「六本木アートナイト」は、六本木の街を舞台とした一夜限りのアートの祭典です。生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、大都市東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的に、2009年からスタート。例年、六本木の様々な商業施設や文化施設に、現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどの多様な作品が登場し、コアタイムとなる日没から夜明けまでの時間帯にも、街を回遊する人の波が絶えることがないほどの人気ぶり。初開催以来発展を続ける、東京を代表するアートイベントに、今年も期待が高まっています。今年のテーマは「未来ノマツリ」!夜通しアートに包まれる「六本木アートナイト」の今回のテーマは「未来ノマツリ」。メインプログラム・アーティストには、写真家・映画監督として幅広く活躍する蜷川実花を起用し、美しく妖艶な世界観を創出します。また、今回は初の試みとして、東南アジアにゆかりのある日本人アーティストや、現代アートに沸く東南アジアより注目アーティストを招き、様々な人々と協働しながら作品を制作・発表するプロジェクト「東南アジア・プロジェクト」も開催されます!さらに、東南アジアのアーティストが“祭”をテーマに地域のコミュニティメンバーと協働して作品を制作、「六本木アートナイト」本番で作品を発表する予定です。アジアを中心に世界中から彩り豊かなアートやパフォーマンスが集まり、新しくクリエイティブな「未来ノマツリ」が展開されます。●メインプログラム・アーティストは、写真家・映画監督の蜷川実花「六本木アートナイト」では、今回のテーマである「未来ノマツリ」に共鳴した複数のインスタレーションを計画中。メインプログラムには、蜷川実花氏の真骨頂である強烈かつ独特の色彩感と、モチーフが存分に展開される予定です。縦横無尽の活動で圧倒的な人気を誇る蜷川実花氏。いまやその人気は海外にも拡大し、特にアジアの国々では多くのファンを獲得しています。写真集や、雑誌などのメディアでの露出はもちろんですが、台湾、香港、マレーシアなどでは、展覧会も開催され多数の観客を集めています。そんな蜷川実花氏が手掛ける作品が、今回の六本木アートナイトにおける蜷川作品以外のもうひとつの軸である「アジア」をテーマとする作品群と相まって、六本木の街の風景が劇的に変わります。●「東南アジア・プロジェクト」が初稼働!「六本木アートナイト 2017」の注目プログラムの1つ「東南アジア・プロジェクト」。東南アジアのアーティストや東南アジアにゆかりのある日本人アーティストを招聘し、様々な人々と協働しながら作品を制作・発表するプロジェクトが、今年初稼働します。東南アジアで活躍するアーティストが、六本木の街や人々と関わりながら、アート作品作りを通して六本木の街を盛り上げます。「未来ノマツリ」をテーマに、地域のコミュニティメンバーとアーティストが、協力し創り出すアート作品に注目してください。●「東南アジア・プロジェクト」の参加アーティスト、作品ナウィン・ラワンチャイクン《六本木物語》タイのアーティストのナウィン・ラワンチャイクンが六本木を舞台にした映画や絵画、ダンスなどを制作。六本木の人達が登場しながら、この街の様々な表情と魅力が映し出されます。ネオ・アンゴノ・アーティスト・コレクティブ 《巨人と歩く:彼らは私たちと同じ(六本木ヒガンテスプロジェクト)》巨人祭で有名なフィリピン・アンゴノのアーティスト集団が、六本木を舞台に、アートナイトでしか見ることができない巨人祭手掛けます。国立奥多摩美術館《国立奥多摩美術館 24時間人間時計 〜アジア編〜》2012年に東京都青梅市に発足したアーティスト・コレクティブ「国立奥多摩美術館」が登場。メンバーの多くは、東南アジアで作品発表の経験があります。今回は、アジアをテーマに人が時計の針となる「24時間人間時計」に挑戦します。イベント詳細名称:六本木アートナイト 2017開催日:2017年9月30日(土)、10月1日(日)<コアタイム>9月30日(土)17:27【日没】〜10月1日(日)【日の出】05:36開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場料:無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画は有料)公式サイト:
2017年07月22日2017年8月11日(金)から8月20日(日)の夏休み期間中、ポーラ美術館でピカソにフォーカスしたイベント、「情熱のピカソ・ウィーク」が開催されます。美術鑑賞会、ギャラリートークやデコパージュ体験のほか、箱根ならではの自然観察も楽しめる盛りだくさんなイベントです。「情熱のピカソ・ウィーク」期間中、小中学生の入館が無料に!「情熱のピカソ・ウィーク」は、8月11日(金)〜20日(日)までの開催です。期間中は、小中学生の入館が無料になります。対照的な画家ピカソとシャガールに光を当てる世界初の美術展、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。さまざまなイベントが用意されています。●夏休み子ども美術鑑賞会学芸員と子どもたちが同じ目線で対話をしながら作品を鑑賞し、自由な発想を引き出す「対話型ギャラリートーク」です。「ピカソとシャガール 愛と平和の讃歌」展の会場をめぐります。実物の作品に楽しく触れる絶好の機会ですね。日時:8月11日(金)10:00〜12:00会場:ポーラ美術館講堂および展示室対象:小学校3年生から6年生定員:児童30名( 定員になり次第締切。)参加費:無料 参加する児童は入館料無料、保護者は1名まで無料、追加1名につき1,500円。※駐車料金は別途500円)参加方法:電話またはHP(問い合わせフォーム)より事前申込。参加者氏名(ふりがな)・学年・保護者氏名(ふりがな)・住所・電話番号(またはメールアドレス)を明記してください。締切:8月7日(月)●開館15周年記念特別講演会 「30年代のピカソ ― 愛と怒りの造形とルーツ」ファシズムの台頭とスペイン内戦の勃発。ヨーロッパが迫りくる第二次世界大戦の不安に覆われた1930年代、パブロ・ピカソはいかにして、その波に立ち向かったのでしょうか。《ゲルニカ》制作の経緯やシャガールとの知られざる交流について、ピカソ研究の第一人者である大髙先生を招いての講演会が開かれます。日時:8月12日(土)14:00〜15:30(開場13:50)講師:大髙保二郎(早稲田大学名誉教授)会場:ポーラ美術館講堂定員:先着100名参 加 費:無料 ※要当日入館券●箱根彫刻の森美術館×ポーラ美術館学芸員によるクロストーク「ここがすごいぞ!ピカソトーク!」日本最大のピカソ・コレクションを有する2つの美術館、彫刻の森美術館とポーラ美術館の学芸員が、ピカソ作品の魅力について語り合うクロストーク。彫刻の森美術館とポーラ美術館の両館にて計2回開催されます。日時:8月13日(日)14:00〜15:00(受付13:50~)ポーラ美術館 講堂および展示室8月20日(日)13:30〜14:30(受付13:20~)彫刻の森美術館ピカソ館講師:黒河内卓郎(彫刻の森美術館 学芸員)東海林洋(ポーラ美術館 学芸員)定員:各回先着30名参 加 費:無料 ※要当日入館券●夏休み子ども自然観察会夏の木漏れ日につつまれた遊歩道を、植物や動物などの豊富な知識をもつネイチャーガイドスタッフと散策します。日時:8月15日(火)・16日(水)11:00〜12:0014:00〜15:00会場:遊歩道(荒天中止)定員:各回先着20名様大人の方も参加可参 加 費:無料 ※要当日入館券協力:箱根ビジターセンター●夏休みクラフト体験「デコパージュで作るオリジナルフレーム」ピカソの絵画をイメージしながら、フレームを好きな模様に装飾するワークショップ。出来上がったフレームに、好きなピカソのポストカードを飾って持ち帰ることができます。日時:8月17日(木)・18日(金)11:00〜15:00 随時受付会場:1階 ミュージアムショップ参 加 費:600円(材料費・ポストカード代含む)●スパニッシュ・コネクション・コンサートフラメンコ・ギター、ヴァイオリン、タブラといった楽器と共に、音楽で旅をするというコンセプトのもと、2000年に結成されたスパニッシュ・コネクション。スペイン/フラメンコ音楽を中心に、情熱的なライブを開催します。日時:8月19日(土)17:00〜18:00出演:スパニッシュ・コネクション伊藤芳輝(Yoshiteru Ito) - Guitar/ 平松加奈(Kana Hiramatsu) - Violin /吉見征樹(Masaki Yoshimi) - tabla会場:地下1階カフェ チューン定員:100名参 加 費:無料※要当日入館券参加方法:事前申込制HPより申し込み●香水作りワークショップ「香りの教室」香りの専門家を講師に招き、香りのメカニズムや香料について学びながら、オリジナル香水作りを体験できます。日時:2017年8月20日(日)14:00〜15:30講師:山本めぐみ(ポーラ化成工業株式会社横浜研究所研究員)会場:ポーラ美術館講堂定員:先着20名参 加 費:1,500円 (アトマイザー付)参加方法:事前申込制HP(お問い合わせフォーム )より申し込み●特別クイズシート「ピカソとシャガールからの挑戦状」期間中、ピカソとシャガールにまつわるクイズシートを受け付けカウンターで配布されます(小中学生対象)。イラスト化された絵の一部をヒントに、展覧会場で本物の作品を探し、楽しみながらじっくりと鑑賞しましょう。●「ピカソとシャガール愛と平和の讃歌」について絵画の革新に挑み続け、力強い線描により対象を激しくデフォルメする「破壊と創造の画家」として知られるパブロ・ピカソ。そして、あざやかな色彩により絵画を光で満たし、生涯にわたって自身の人生の物語や故郷の風景を主題に取り組んだ、「物語と色彩の画家」シャガール。ポーラ美術館開館15周年記念展「ピカソとシャガール愛と平和の讃歌」では、20世紀の芸術を牽引した対照的な二人による約80点の作品を展覧し、二人の芸術の本質に迫ります。会期:2017年3月18日(土)~9月24日(日)※会期中無休開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)会場:ポーラ美術館所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285電話:0460-84-2111公式サイト:
2017年07月12日長野市発の大音楽祭、「アートメントNAGANO 2017」が7月8日(土)に開幕します。「日常に、芸術を。」をテーマに、とっつきにくいイメージのあるクラシックを親しみやすいエンタテインメントに進化させるArt'ment。世界を舞台に活躍する演奏家が長野に集結します!日常に、芸術を。アートメント Art'mentとは?アートメントは、とっつきにくいと感じられがちなアートを、親しみやすいエンタテインメントに進化させる試みです。「アートメントNAGANO 2017」では、クラシック音楽を気軽に楽しめるよう、ワンコインで楽しめるコンサートも用意されています。しかし、ワンコインだからと侮るなかれ!世界レベルの演奏が楽しめるプログラムがそろっているんです。また、参加者が一緒に楽しめる多彩なプログラムも用意されています。気軽に、しかし世界に名だたる演奏家のパフォーマンスが楽しめる、それが、「アートメントNAGANO 2017」です。●ナガノ・チェンバー・オーケストラ Nagano Chamber Orchestra(NCO)久石譲を芸術監督に、長野市芸術館を本拠地として2016年に誕生したNCO。久石譲指揮のもと、日本で、世界で活躍するトップクラスの演奏家たちが集結した夢のオーケストラです。●Music Future in Nagano現代音楽の一つであるミニマル・ミュージックを素材に「Music Future in Nagano」を県下初演奏します。観客が理解しやすいよう、久石譲芸術監督みずからレクチャーする、希少な参加型コンサートです。イベント詳細名称:アートメントNAGANO 2017会期:2017年7月8日(土)~7月17日(月)会場:長野市芸術館(メインホール/リサイタルホール/アクトスペース)所在地:長野市大字鶴賀緑町1613番地公式サイト:
2017年07月06日ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」が、いよいよ8月4日(金)に開幕します。横浜美術館での大規模なインスタレーションや開港の地・横浜の歴史を意識した作品、日本初紹介となる若手アーティストなど、展覧会の見どころをご紹介します。島と星座とガラパゴスヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」では、38組のアーティストの作品とひとつのプロジェクトを通して、世界の「接続」と「孤立」の状況について、様々な角度から考えます。おもな見どころを順にご紹介しましょう。●横浜美術館に大規模なインスタレーション―アイ・ウェイウェイ、ジョコ・アヴィアント常に自分が置かれた社会にコミットし、芸術の概念を拡張するような活動をつづけるアイ・ウェイウェイ。ヨコハマトリエンナーレ2017では、メイン会場となる横浜美術館の外壁と柱に、救命ボートと難民が実際に使用した救命胴衣を用いて、難民問題に関する大型インスタレーションを発表します。また、ジョコ・アヴィアントは、しめ縄に着想を得て、インドネシアの竹2000本を独自の手法で編み上げたダイナミックな新作を、館内のグランドギャラリーに展示。インドネシアでは、竹は古くから家屋や日用品の素材として親しまれてきました。作品を通して、自国で失われつつある伝統文化や、人間と自然の共生について考えます。 ●横浜赤レンガ倉庫1号館で、「横浜」に関連した新作を披露―小沢剛、クリスチャン・ヤンコフスキー横浜の歴史的遺産である横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛が「帰って来た」シリーズを新たに発表します。これは、明治の横浜に生まれた著名な思想家や美術史家の、海外での活動に焦点を当てた作品。日本の近代化の原動力となった横浜にぴったりの企画といえるでしょう。また、ユーモアとペーソスに満ちた写真や彫刻、映像作品で知られるクリスチャン・ヤンコフスキーは、オリンピックを目前にした日本の「気の流れ」を良くしようと、横浜の公共彫刻を揉みほぐそうとするマッサージ師の映像作品を制作します。●日本初 本格紹介の若手アーティスト―ザオ・ザオ、イアン・チェン近年目覚ましい活躍を見せる、ザオ・ザオとイアン・チェン。日本で本格的に紹介されるのは、今回がはじめてです。ザオ・ザオの《プロジェクト・タクラマカン》は、作家の出身地であり、たびたび民族問題の舞台となるタクラマカン砂漠の真ん中に冷蔵庫を運んで配線し、冷えたビールを飲むという行為を映像にした、壮大かつユーモラスな作品。かつて様々な物や人、文化がシルクロードを行き交った歴史や、現在の孤立した状況などに思いを馳せます。イアン・チェンは、管理され閉じられた世界での意識の芽生えをテーマにした映像作品《使者は完全なる領域にて分岐する》を展示します。様々な状況をリアルタイムにシミュレーションして映し出すプログラムによって、神の使いに見立てられた柴犬達が画面内で衝突と変容を繰り返し、予期せぬストーリーを紡ぎ出します。 イベント詳細名称:ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」会期 :2017年8月4日(金)~11月5日(日)休場日:第2・4木曜日(8/10、8/24、9/14、9/28、10/12、10/26)会場:横浜美術館/横浜赤レンガ倉庫1号館/横浜市開港記念会館(地下)ほか公式サイト:
2017年07月04日独創的なユニークな世界 アルチンボルド展へようこそ色とりどりな花や果物、動物、身の回りの道具で構成された人の顔や、上から下から見るアングルで姿を変える絵画の数々。16世紀後半に活躍したイタリアの奇才な画家、アルチンボルドが今夏上野にやってきました。6月20日(火)〜9月24日(日)上野・国立西洋美術館で開催されている「アルチンボルド展」は、奇抜な発想で今日も人々を驚かせるアルチンボルドの油彩・素描(帰属作品等を含む)計30点を中心に、約100点の出品作品が一堂に会する貴重な機会です。近くで見たり、遠くで見たり、横から上から下から…見方によって新たな発見ができるアルチンボルドの世界が今ここに広がります。代表作シリーズ『四季』『四大元素』が堂々集結!神聖ローマ帝国皇帝に寵愛されたアルチンボルドは、皇帝に捧げるべく絵画を制作しました。それが代表的な作品シリーズ『四季』『四大元素』です。本展では日本初公開の作品も含むすべての作品が公開されています。四季シリーズの《春》は色めき立つ春の草花をふんだんに使用し、思わず「かわいい!」と駆け寄りたくなる作品。近くから見れば想像を絶するほどの緻密な描き込みに引き込まれます。アルチンボルドの発想力と鋭い観察眼に脱帽です。とことんアルチンボルド! 隅々まで味わい尽くしてまだまだアルチンボルドの世界は続きます。《庭師/野菜》という作品は、パッと見ると野菜を組み合わせて作られた人の顔。しかしひっくり返して見てみると、ボウルに盛られた野菜の絵に変化します。このように工夫を凝らした、遊び心溢れる作品もお見逃しなく!さらにデジタル技術を用いた記念撮影コーナーが登場。「アルチンボルドが私の顔を描いてくれたら…」そんな願いを叶えてくれるのが「アルチンボルドメーカー」です。鏡のようなモニターの前に立つこと数秒、あっという間に自身の顔がフルーツで構成された“アルチンボルド風”に!アルチンボルドのユニークな世界が広がる今年の上野・国立西洋美術館は見逃せません。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:アルチンボルド展催行期間:2017年06月20日 〜 2017年09月24日住所:東京都台東区上野公園7-7電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年07月01日全室で海を一望! 船旅感じるアートな部屋桟橋のようなアプローチ、マリンアンティークが置かれたロビーから、船旅のような滞在を楽しめる「星野リゾート界 アンジン」。洗練された商業空間デザインにより国内外で評価の高い「スーパーポテト」が内装デザインを手がけています。日本に漂着して徳川家康に召しかかえられた後、日本初の西洋式帆船を造った英国人航海士、三浦按針(アンジン)から名前を取っています。全室で海を一望することができ、インテリアに舵や櫂を取り入れて「按針みなとの間」というご当地部屋になっています。なかでも約77㎡あるスイートルームの窓一面に広がる景色は圧巻。また懐かしいような響きをきかせるLPレコードプレイヤーも。実際に2艘の船を分解して造ったインテリアすべての部屋には舵(かじ)や櫂(かい)など船の一部分を思わせるアートワークがあります。これらは実際の2艘の船を分解して造ったもの。窓に面してローソファの置かれたリビングが配されて、ゆったりと海を眺めて過ごせます。「ふわくもスリープ」という寝心地抜群の界オリジナル寝具が、心地よい船旅の夢に誘ってくれそう。アートに囲まれた海辺の「船旅ステイ」で特別なひとときを味わって。取材・文/小野アムスデン道子スポット情報スポット名:星野リゾート界 アンジン住所:静岡県伊東市渚町5-12電話番号:0570-073-011
2017年06月30日モダンな新感覚ギャラリーホテル「ニブンノ」東麻布の住宅街の中に現れた、コンクリート造りのモダンな建物。こちらが新感覚ギャラリーホテル「ニブンノ」です。日本と台湾のアートの架け橋となる拠点として4年間限定で誕生した空間になります。宿泊施設(2部屋)はもちろん、ラウンジ、デザインオフィス、さらにアーティストの作品が展示・販売されているショップを兼ね備えた施設です。「アートをもっと親しみやすく」というコンセプトで生まれた本施設。非日常だった美術作品とのふれあいが日常へと変化する、不思議な体験をぜひ!不思議な空間の秘密は“1/2”に中に足を踏み入れれば下半分は真っ白に統一されており、上半分はコンクリート打ち出しの不思議な空間が広がります。その内装の理由は「ニブンノ」という施設名に隠されていました。もともと自動車部品倉庫だった本施設。リノベーションを行い現在の姿になりましたが、4年後には取り壊されてしまうことが決まっているのだとか。本来の倉庫を1とし、取り壊された状態を0と表すのならば、現在の姿は1/2だというデザインコンセプトのもと、時間の経過さえも視覚化してしまうアートな建築物なのです。アート作品の中で過ごす特別な生活2〜3階部分が宿泊スペースとなる本施設。主に2階が日本人アーティスト、3階が台湾人アーティストの作品が展示されている空間に泊まることができてしまいます。1階のショップの作品はもちろん、部屋に展示されてある作品も購入が可能です。朝・昼・夜…刻々と時間が移り変わる中で、作品も見せる顔をどんどん変えていきます。日常に溶け込んできたアート作品を家にお持ち帰りしてみてはいかが?取材・文/おゝしろ実結スポット情報スポット名:NIBUNNO住所:東京都港区東麻布1-8-2電話番号:03-6823-2496
2017年06月22日24年ぶりの来日!人生で1度は見ておきたいブリューゲルの傑作およそ人間の技とは思えない超絶技巧の描き込みと、果てしなく壮大な塔の構成。そんなミクロとマクロの想像力がふんだんに駆使されたピーテル・ブリューゲル1世の傑作<バベルの塔>が、24年ぶりに来日しました。東京会場となる上野・東京都美術館では2017年7月2日(日)まで開催中です。本展では<バベルの塔>をはじめ、今回初来日となるネーデルラントが誇る奇想の画家ボスといった、ネーデルラント美術が生み出した作品がずらりと登場。また関西にお住まいの方にも朗報です。2017年7月18日(火)〜10月15日(日)までは大阪の国立国際美術館にて同展が巡回予定です。日本各地を席巻する「バベルの塔」展、ぜひ傑作を肉眼でご覧ください!何時間でも見続けられる、「バベルの塔」壮大な世界昔、人々は同じ言葉を使っていた――旧約聖書の中にある有名な逸話「バベルの塔」。この物語は多くの画家によって描かれてきましたが、一番有名な絵画がピーテル・ブリューゲル1世の<バベルの塔>です。巨大な塔を画面一杯に配置したダイナミックな構図に、およそ1400人にも及ぶ米粒サイズの人間が実に細かく描かれています。その圧倒的な想像力と技法に、おもわず物語の中に吸い込まれてしまいます。他にも東京藝術大学COI拠点とコラボレーションした、最新技術を駆使した<バベルの塔>の巨大複製画や、漫画家・大友克洋氏によるバベルの塔の内部構造を大胆に新解釈した<INSIDE BABEL>など、現代美術と傑作が交差する21世紀にふさわしい「バベルの塔」展。お見逃しなく!幻の奇想画家ボスも堂々来日!なんと現存する油彩画数、わずか約25点のヒエロニムス・ボスの傑作2 点も初来日。ネーデルラントの写実的な描写を駆使しながらも、実在しない空想の奇抜な世界を描き出したボスは、当時のヨーロッパで旋風を巻き起こし、現在でもその人気は衰えることありません。一度目にすれば、謎めいたモチーフがちりばめられている奥深いボスの世界に引き込まれてしまうことうけあいです。そんなボスを模倣した後世の作家の作品もずらりと登場。また<バベルの塔>を描いたピーテル・ブリューゲル1世もボスのモチーフを使って版画作品の下絵を描いています。それぞれの作品に登場する、珍妙で不気味だけれどどこか可愛いモンスターたちも盛りだくさん。気になる子を見つけてみてください。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて―催行期間:2017年04月18日 〜 2017年07月02日住所:東京都台東区上野公園8-36電話番号:03-5777-8600
2017年06月20日スイスやドイツで活動した画家、オットー・ネーベルの日本初の回顧展が、2017年10月Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されます。シャガールやカンディンスキー、クレーの影響を色濃く受け、音楽や建築にも造詣の深かった「知られざる画家」、オットー・ネーベルとはいかなる人物だったのか。バラエティ豊かな作品が集められた本回顧展で、彼の創作活動の軌跡を追います。オットー・ネーベルとはドイツのベルリンに生を受けたオットー・ネーベル(1892~1973)は、ドイツ、そしてスイスで活動した画家であり、版画家、詩人としての顔を併せ持つ多才な人物でした。元々は建築を学んでいたネーベルは、都市の建築物の輪郭を立方体や結晶体の形にあてはめ、色彩のコントラストによって捉える試みから、一連の都市の建築シリーズを制作。また、敬愛するカンディンスキーに倣って音楽を感じさせる絵画を描くなど、マルチな才能を発揮しました。彼の関心は、ほかにも演劇や詩作など、多岐にわたります。多くの出会いによって関心の幅を拡げ、作風をさまざまに変化させ、ジャンルを超えた創作活動をおこなったネーベル。今回の回顧展では、ベルンのオットー・ネーベル財団の全面的な協力を得て、活動初期から晩年までのバラエティ豊かな作品が集められています。●展覧会のみどころ油彩、水彩、版画、コラージュなど、技法も画風も多岐にわたる作品を制作したオットー・ネーベル。建築的な視点で画面を構築したり、音楽を感じさせる絵画を目指したりといった、実験的な試みにも挑戦しています。そんなバラエティ豊かな作品が一堂に会し、ネーベルの創作活動を俯瞰できるのが、この回顧展です。さまざまな作品を生みだしたネーベルの創作活動は、同時代の画家たちから多大な影響を受けています。そんな画家たちとの関係性を踏まえて作品を鑑賞できるのも、本回顧展の魅力のひとつでしょう。●きっかけの画家、フランツ・マルクフランツ・マルクは、大胆なタッチと非現実的な鮮やかな色彩で動物を描いて人気を博した画家でしたが、36歳の若さで戦死を遂げます。そのマルクに捧げられた展覧会を見たことがきっかけとなって、ネーベルは画家の道に進みました。●マルク・シャガールへのあこがれドイツ表現主義運動を代表する雑誌・画廊である「デア・シュトルム」の活動を通じ、シャガールの作品と親しんだネーベル。ネーベルの初期の作品には、シャガール作品に見られる幻想的なモチーフや鮮やかな色彩の影響が色濃く感じられます。●クレー、カンディンスキーとの出会い1924年、ネーベルはバウハウス・ワイマール校でパウル・クレーやワシリー・カンディンスキーと出会い、生涯の友情を得るとともに、彼らの作品から多大なインスピレーションを受けました。カンディンスキーの影響を受けたネーベルは、のちに音楽を感じさせる作品を制作。自らをオーケストラの指揮者になぞらえ、音楽用語をタイトルにもちいた作品を描きました。クレーとネーベルはともにスイスのベルンに移住し、ふたりの交流はクレーが亡くなるまで続いたといいます。また、ネーベルの友人であり、よき理解者でもあったカンディンスキーは、ニューヨークのグッケンハイム財団にネーベルの作品を購入するように働きかけて、彼の芸術活動を支援しました。●20世紀芸術の流れのなかでこの回顧展では、マルク・シャガールやワシリー・カンディンスキー、パウル・クレーなど、ネーベルに影響を与えた同時代の画家たちの作品も紹介されています。幻想的なシャガール、線、色、形を自由に変化させていくクレー、リズムや旋律を感じさせるカンディンスキーなど、20世紀を代表する色彩画家たちの作品と、新たに光を浴びはじめたオットー・ネーベルの多彩な作品の数々。20世紀美術の流れと併せてネーベルの創作活動の軌跡をたどることができる、またとない機会です。●記念講演会、サロン・コンサートでより深くオットー・ネーベルをより深く知るための講演会と、ネーベル作品を音で表現したサロン・コンサートも開催されますので、足を運んでみてはいかがでしょう。それぞれ事前の申し込みが必要です。●記念講演会「イタリアで試みた色彩の冒険」(通訳付き)日時:2017年10月8日(日)18:30~20:30(予定)講師:テレーズ・バッタチャルヤ=シュテットラー(本回顧展監修者/オットー・ネーベル財団理事長)場所:Bunkamura ザ・ミュージアム展示室内定員:60名(事前申込)参加費:無料(入場券を提示・半券可)申し込み方法:2017年8月頃に公式サイトにて案内予定●関連講演会「ワイマールのバウハウスとその周辺―バウハウスで出逢った芸術家たち」日時:2017年11月19日(日)18:30~20:30(予定)講師:杣田佳穂(ミサワ バウハウス コレクション学芸員)場所:Bunkamura ザ・ミュージアム展示室内定員:60名(事前申込)参加費:無料(入場券を提示・半券可)申し込み方法:2017年8月頃に公式サイトにて案内予定●サロン・コンサート「響き合う色と形」日時:2017年11月5日(日)19:00開演(18:45より開場)演奏者:林正樹(ピアニスト)場所:Bunkamura ザ・ミュージアム展示室内定員:60名料金:2,500円(税込)※全席自由、イベント時間のみ利用できます申し込み方法:オンラインチケット MY Bunkamuraにて9月上旬頃販売開始予定イベント詳細名称:オットー・ネーベル展シャガール、カンディンスキー、クレーの時代会場:Bunkamura ザ・ミュージアム所在地:東京都渋谷区道玄坂2-24-1TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)会期:2017年10月7日(土)~12月17日(日)※10月17日(火)、11月14日(火)のみ休館公式サイト:
2017年06月19日40年以上の人造大理石素材技術を研究・開発実績をもつトクラス。従来の住宅設備分野の枠組みを超えた新たな可能性を追求しています。その第一弾として、同社が素材技術の全面協力を行った、プロダクトデザイナー花澤啓太氏の新しいプロダクトシリーズ・暮らしの彫刻「FACE」が6月14日(水)より東京ビッグサイトInteriorLifestyleTokyoで発表されました。人造大理石素材の質感や加工しやすい特性を活用独自の人造大理石素材の質感や加工しやすい特性を活かした「FACE」。削り出して作られた多面彫刻のオブジェクトで、暮らしの顔となる場所をつくります。nteriorLifestyleTokyoのほか、6月17日(土)からはトクラス新宿ショールームでも期間限定展示を行われます。花澤氏によるトークイベントも予定。「FACE」は、花澤氏が企画するプロダクトレーベル「knot」より、7月発売が予定されています。knotホームページについて人造大理石を削り出して作られた、人工的で不規則な多面彫刻…そこから生まれる稜線と陰影。素材の持つ奥行き感とともに空間にハリをもたらす。緊張を生むことで緩和が訪れるというテーマになっています。暮らしの顔となる場所をつくる、骨白色のオブジェクトです。花澤啓太氏プロフィール静岡生まれ。大学で美術を専攻し家具メーカーに就職。木製品のデザインから製造までに携わった後、デザイン事務所magdesignlabo.を設立する。同時に自主企画プロダクトレーベル<knot>を運営。トクラス新宿ショールームでの展示会について・イベント名:FACE暮らしの彫刻花澤啓太展~人造大理石の新しい造形~・日時:6月17日(土)~7月2日(日)10:00~17:00/入場料無料・場所:トクラス新宿ショールーム(渋谷区代々木2-11-15東京海上日動ビルディング1F)・トークイベント:6月30日(金)18:30~20:00/入場料無料・定員20名(先着)トクラス新宿ショールームでの展示会を記念して、花澤啓太氏によるトークイベントが開催されます。人造大理石という素材を使った「FACE」に込められた思いや、氏のデザインに対する考え方など、過去の代表作の紹介を交えたトークを聞くことができます。後半では、「FACE」に携わったトクラスの企画者・開発者を交えて、「FACE」の誕生秘話や人造大理石の新たな可能性についてトークセッションが行われます。トクラスとは?約40年前、ステンレス製の台所が当たり前だった時代に、国産で初めて真っ白な人造大理石カウンターのシステムキッチンを発売した会社です。以来、人造大理石素材について、質感の優美さだけでなく、キッチンには耐熱・耐汚染性能、バスタブには厳しい耐水性能と、機能面における価値を高めたり、加工しやすい特性を活かし、暮らしを変える魅力をもつデザインを究めたりなど、企画・研究・開発を重ね、長く愛用出来る商品をリリースしています。(※2013年10月、ヤマハリビングテックより社名変更)TOCLASホームページ
2017年06月14日作家・ドイツ文学者の中野京子によるベストセラー「怖い絵」の刊行10周年を記念した特別展「怖い絵」展が、兵庫県立美術館で2017年7月22日(土)~9月18日(月・祝)まで、上野の森美術館で2017年10月7日(土)~12月17日(日)まで開催されます。視覚的な怖さだけでなく、「この絵がなぜ怖いのか」という隠された背景を知ることで分かる恐怖を紐解いていく、今までになかった斬新な展覧会となっています。ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー 《オデュッセウスとセイレーン》1909年 油彩・カンヴァス リーズ美術館蔵©Leeds Museums and Galleries (Leeds Art Gallery)テーマは「恐怖」!兵庫&東京で、「怖い絵」展が開催「怖い絵」展は、作家・ドイツ文学者の中野京子によるベストセラー「怖い絵」の第1巻刊行10周年を記念した特別展です。2007年にシリーズ1作目が刊行された同書は、「恐怖」をキーワードに据えて西洋美術史に登場する名画の魅力を紹介しており、その絵の時代背景や隠された物語という知識をもとに読み解く美術書としてベストセラーを記録し、シリーズ化されて多方面で大きな反響を呼びました。本展では、書籍で取り上げた作品をはじめ、ターナー、モロー、セザンヌなど、ヨーロッパ近代絵画の巨匠の“怖い”作品など、近世から近代にかけて、ヨーロッパ各国で描かれた油彩画や版画、約80点をテーマごとに展示。これまでとは違う視点で、名画に隠された「恐怖」を読み解きます。また、著書でも紹介された、ロンドン・ナショナル・ギャラリーを代表する名画、ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」も日本初公開。縦2.5m、横3mにもおよぶ大作を間近で鑑賞できる絶好の機会となっています。注目作品をピックアップ!●ポール・ドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》 1833年 油彩・カンヴァス ロンドン・ナショナル・ギャラリー蔵 Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey, ©The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902ロンドン・ナショナル・ギャラリーの代表作品「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が、本展のために初来日します。ヘンリー8世の姪の娘として生まれたばかりに政争に巻き込まれ、望みもしない王冠を被せられたあげく、わずか16歳で死なねばならなかった、悲運の女王・ジェーン・グレイ。「9日間の女王」とも呼ばれる彼女が、今まさに処刑されようとしている風景が、この絵に描かれています。手探りしている首置台に触れれば、彼女は司祭の助けをかりてそばに身を横たえ、処刑人の大きな斧の一撃を受けるのです。下に敷かれた藁は、夥しい血を吸いとるためのもので、首がころがる様をも想像させます。残酷な運命を前に、怯えるでなく怒るでなく、周りの悲嘆にも動揺するでなく、覚悟を決めて従容と死につこうとしている少女。その儚い一輪の白い花のごとき姿、散る寸前の匂いたつ美しさ、清楚な魅力が光る1枚です。●ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス 《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》1891年 油彩・カンヴァス オールダム美術館蔵©Image courtesy of Gallery Oldham本作で取り上げられているのは、「オデュッセイア」第10歌、アイアイエー島の主であるキルケーと運悪くこの島に漂着した英雄オデュッセウスが対面する場面です。キルケーは、近づく男たちを歓待すると見せかけて、魔術で動物に変えてしまう恐るべき魔女。ここでは、薄衣をまとって玉座に座り、右手の杯を高々と掲げる傲岸な姿で描かれています。そして、魔女キルケーの背後の大きな鏡に描かれているのは、部下たちを探しに来たオデュッセウス。部下は、キルケーの美貌に惑わされ、勧められるまま薬草を煎じた魔酒を飲んで豚に変えられ、周囲に転がっています。面白いことに、オデュッセウスとキルケーはこの出会い後たちまち恋に落ち、1年以上も共に暮らし、別れに際してキルケーは、この先の航海で待ち受けるセイレーンから身を守るためには、彼女たちの歌声を聞かないよう蜜蝋で耳栓をすべし、と忠告したと言われています。●ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー「オデュッセウスとセイレーン」ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー 《オデュッセウスとセイレーン》1909年 油彩・カンヴァス リーズ美術館蔵©Leeds Museums and Galleries (Leeds Art Gallery)キルケーの島を離れたオデュッセウスらを待ち受ける次なる試練は、セイレーンの棲む海を無事に航行することでした。半人半鳥または半人半魚の姿で、美声によって船乗りたちを惑乱させ、船を沈めたと言われる海の魔女セイレーン。マストに縛りつけられた古代ギリシャの英雄オデュッセウスは、彼だけ蜜蝋の耳栓をしていなかったため、セイレーンの歌声を聞いて狂乱し、海へ飛びこもうと身をよじっています。ドレイパーが描くセイレーンは、当時のイギリス人が理想とする若い美女そのもの。彼女らの下半身は海中では魚なのに、船べりによじのぼる時には白いエロティックな脚となり、腰には海藻が巻きついています。さらに船内へ入ると藻は布へと変わり、あたかもファム・ファタール(男を破滅させる運命の女)の正体は、人間ならざる異界のものだと言っているかのようです。●ジャック=エドゥアール・ジャビオ「メデューズ号の筏(テオドール・ジェリコー作品の模写)」ジャック=エドゥアール・ジャビオ 《メデューズ号の筏(テオドール・ジェリコー作品の模写)》 1854年 油彩・カンヴァス ボルドー美術館蔵©Musée des Beaux-Arts, Ville de Bordeaux. Photo L. Gauthierこちらの作品は、ジェリコーによるフランス・ロマン主義絵画の記念碑的作品(ルーヴル美術館蔵)の模写にあたります。メデューズ号事件は、フランス王政復古期に起こった、無能な貴族艦長による弱者切り捨ての大スキャンダル。ナポレオン戦争が終結し、西アフリカの植民地セネガルがイギリスからフランスへと返還されることが決まり、海軍のフリゲート艦メデューズ号は3隻の船舶とともに同地に派遣されました。しかし、メデューズ号は早々に、ほかの船舶とはぐれ座礁。400人の乗員に対して救命ボートは250人分しかなく、残りの150人は急ごしらえの筏に乗せられてしまいます。始めは、ボートにひかれていましたが、反乱の恐れありとロープを切り離され大西洋へと放り出されます。わずかの水と食料だけで筏に放置された約150人の乗員たちは、炎天下のアフリカ海域を13日間も漂流し、最終的にサバイバルできたのは、10人弱と言われています。政府は事件を揉み消そうとしましたが、ジェリコーの傑作がそれを許しませんでした。作品は模写され、版画になり、ヨーロッパ中に衝撃を与えたのです。そのダイナミックな構図とドラマティックな表現法は、現代のハリウッド映画にまで影響を与え続けています。●ウィリアム・ホガース『ビール街とジン横丁』より「ジン横丁」ウィリアム・ホガース 『ビール街とジン横丁』より《ジン横丁》 1750-51年 エッチング、エングレーヴィング・紙 郡山市立美術館蔵©Koriyama City Museum of Artジンは、オランダ総督で名誉革命後にイングランド王に即位したウィリアム3世によってイギリスにもたらされてもの。今ではカクテルベースとしてのジンが身近ですが、絵の中の人々はストレートで飲んでいます。イギリス国内では、ジンは原料も安く、税もかからず安く手に入れられましたが、牛乳やお茶、そしてビールは高く、貧民街に住む人々はジンを飲むしかありませんでした。いつしか街の中では、子どもまでもが安酒のジンを飲み、地獄さながらの様相が繰り広げられていたのです。その模様がこの作品の中から読み取れます。しかしながら、当時のジンは安かろう悪かろうの粗悪品で大勢の健康をそこね、廃人を産み、犯罪も激増。作者のホガースは、反ジン・キャンペーンとしてこの作品を制作しました。対になったもう1枚では豊かなビール街が称えられています。●ゲルマン・フォン・ボーン「クレオパトラの死」ゲルマン・フォン・ボーン 《クレオパトラの死》 1841年 油彩・カンヴァス ナント美術館蔵©RMN-Grand Palais / Gérard Blot / distributed by AMF女性ヌードを描くには、近代になるまで、聖書ならイヴ、神話なら女神やニンフ、歴史なら古代女性と、エクスキューズが必要でした。そのため、絶世の美女クレオパトラも、歴史画としてこぞって取り上げられました。紀元前1世紀のエジプト女王クレオパトラは、弟から王位を追われた後、ローマのシーザー(カエサル)を籠絡し、その愛人となり、王位を奪還。シーザーが暗殺されると今度は次の権力者アントニウスと結婚しましたが、彼の失脚とともに命運尽きて自殺してしまいます。自殺の手段は、アスプコブラ(別名エジプトコブラ)に噛ませてのものだったと伝えられています。本作でも、その伝承にのっとり、ベッドのシーツに茶色い蛇がのたくるように這っています。神経性の猛毒なので、クレオパトラの身体はぐったり弛緩し、眠るかのようです。そして、それこそが、彼女がアスプコブラを選んだ理由でした。激しい政争の時代、幾度も命の危機にさらされてきたクレオパトラは、生きたまま敵の手に落ちることだけは避けたい、見苦しくなく美しいまま死にたいと、早い段階から毒蛇を飼っていました。エキゾチックなエジプト風の舞台背景の中、敵から辱めを受ける恥辱を避けるために誇り高く自害する姿としてではなく、妖艶な美女としての官能的な姿が描かれています。各章の内容をご紹介!●1.神話と聖書神話や宗教は、本質的に人間には抗うことのできない超越的な力や摂理を抽出するもの。ギリシャ・ローマ神話や聖書で語られる物語は、必ずしも幸福なものばかりではなく、人間に苦難を強いたり、悲劇的な結末を迎えるものも少なくありません。この章では、神の意志や気まぐれに翻弄される人間の悲喜劇を描いた絵画を紹介します。●2.悪魔、地獄、怪物ヨーロッパのキリスト教世界では、人間を堕落させ悪の道へと誘う者として悪魔という存在が長きに亘って想像されており、人間が生前犯した罪の報いを受ける死後の世界として、地獄のイメージが伝統的に培われてきました。「悪魔、地獄、怪物」の章では、近代にまで命脈を保った悪魔や地獄のイメージや、それに近接する怪物の主題を描いた作品を取り上げます。●3.異界と幻視人は、自らの日常生活の外にそれとは違う論理に支配された異界というべき空間を想像してきました。また、とりわけロマン主義以降の美術では、異界が時として日常生活の狭間や我々自身の内面に発生する様子を幻視するかのような作品が数多く生み出されました。本章では、私たちの住む世界の自明性を脅かす様々な異界の表現を紹介します。●4.現実様々な恐怖と苦悩に満ち満ちている現実世界。なかでも最大にして最も普遍的な恐怖は死と言えるでしょう。死は、それに近接する老いや病気、あるいは犯罪や戦争などの死を発生させる事象とともに、画家たちにとって重要な主題でした。また現実の世界には、一見無害に見える社会的な習俗にも様々な悪弊や不条理が潜んでいます。この章では、死の場面を中心に、現実の中に存在するいくつもの闇を描いた絵画に焦点を当てます。●5.崇高の風景18世紀から19世紀にかけてのロマン主義時代、風景画は新たな発展を遂げていきました。歴史画の背景として発達した理想的風景や特定の場所のありのままの姿を描写する地誌的風景に加え、なんらかの感情や気分を暗示的に表現する主情的・主観的な風景画が生み出されました。本章では、「崇高」の美学を反映した作例を取り上げ、その背後に隠された不安や恐怖の感情を読み解きます。●6.歴史人間の歴史は、激しい権力闘争の歴史でもあります。ヨーロッパにおいてもそれは例外ではなく、一度は栄華を誇った者であっても、ひとたび争いに敗れてしまえば無慈悲な運命が待ち受けていました。本章では、歴史を彩る悲劇的なエピソードや運命に翻弄された人々の姿を描いた作品を特集します。展覧会の注目ポイント!●テーマは「恐怖」!これまでにない切り口で楽しめる「恐怖」をテーマに、視覚的な怖さだけでなく、隠された背景を知ることで判明する恐怖まで、約80点の西洋絵画・版画が登場。その怖さを読み解くヒントとともに絵画をじっくりと鑑賞できます。さらに、ターナー、モロー、セザンヌなど、ヨーロッパ近代絵画の巨匠による"怖い"作品も楽しめます。●ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が奇跡の初来日!本展最大の注目作は、縦2.5m、横3mにもおよぶ、ポール・ドラローシュの大作「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。「9日間の女王」として知られ、16歳にて散った、イングランド史上初の女王の最期を、繊細な筆致と緻密な構成で描いた本作は、まさに圧巻の一言ですよ。1928年のテムズ川の大洪水により失われたと考えられていましたが、1973年の調査で奇跡的に発見された本作は、1975年の一般公開再開以来、瞬く間にナショナル・ギャラリーの代表作品となった、奇跡の作品。アートファンの方は必見です。●ベストセラー「怖い絵」シリーズ著者・中野京子氏が特別監修!本展の特別監修は、「怖い絵」シリーズの著者・中野京子氏。この展覧会のため、新たに選び抜いた“怖い絵”が続々登場します。また、ポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」のほか、ハーバート・ジェイムズ・ドレイパーの「オデュッセウスとセイレーン」や、ウィリアム・ホガースの『ビール街とジン横丁』より「ジン横丁」など、「怖い絵」シリーズで紹介された作品も展示します。「怖い絵」展 開催概要<兵庫会場>会場:兵庫県立美術館住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1会期:2017年7月22日(土)~9月18日(月・祝)※金・土曜日は夜間開館20:00まで時間:10:00~18:00()休館日:※月曜休館(9月18日は開館)※入場は閉館の30分前まで。料金:一般 1,400(1,200)円、大学生 1,000(800)円、70歳以上 700(600)円、高校生以下無料※( )内は前売料金(一般・大学生のみ)および20名以上の団体割引料金。※障がいのある方は各当日料金の半額(ただし70歳以上料金からの割引はなし)。その介護者1名は無料。※割引を受ける場合は証明できるものを持参。※県美プレミアム展の観覧には別途観覧料金が必要(本展とあわせて観覧する場合は割引あり)。問い合わせ:078-262-0901(兵庫県立美術館)公式サイト:東京会場>会期:2017年10月7日(土)~12月17日(日) ※会期中無休会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2時間:10:00~17:00※入場は閉館の30分前まで。料金:一般 1,600(1,400)円、大学生・高校生 1,200(1,000)円、中学生・小学生 600(500)円※( )内は前売料金、および20名以上の団体料金。※小学生未満は無料。※障がい者手帳の提示、およびその介護者1名は無料。問い合わせ:03-3833-4191(上野の森美術館全日10:00~17:00)公式サイト:「怖い絵」展 特別サイト:
2017年06月14日東洋の“書”の西洋版ともいえる、美しいアート文字。いま女性たちの間で「カリグラフィー」の人気がじわじわ高まっているのをご存知ですか? 日本ではこのカリグラフィーの魅力に触れたことがきっかけで、趣味のテーマとしてハマる女性たちが増えてきています。その立役者のひとりが、2014年から日本やアジアを中心にワークショップを主宰する人気カリグラファー、ヴェロニカ・ハリムさんです。わくわくするほどおしゃれな、新しいライフスタイルのアイデアに富んだ、初の著書 『CALLIGRAPHY STYLING(カリグラフィー・スタイリング)』 から、ヴェロニカさんの世界を少しだけご紹介します。■「モダンカリグラフィー」を暮らしのなかに取り入れるヴェロニカ・ハリムさんは、近年日本でもウエディングなどのパーティーシーンなどで人気を高めつつあるモダンカリグラフィー界のカリスマで、インドネシア・ジャカルタ在住の女性デザイナー&カリグラファーです。ヴェロニカさんの人気を下支えしているのが、彼女自身のセンスを見込んで次々と仕事をオファーするクライアントがシャネルやグッチ、ペンハリガンなど、世界的な著名ブランドであるという事実。そのセンスとアイデアに満ちた作品は、ソーシャルメディアを通じて世界中に広まり、アジアのみならずヨーロッパでもファン層がじわじわと拡大中なのです。本著では、そんなファンや多くのセレブリティーを魅了してきた流れるような美しい書体の秘密を惜しげもなく披露(書き方やツールなどを事細かに紹介)するとともに、「ヴェロニカ・スタイル」と呼ばれるカリグラフィーを使ったおしゃれでエレガントなスタイリングを70作品も紹介しています。ページをめくっているだけで、わくわく感を掻き立てる美しいビジュアルと、読みやすいテキストのコンビネーション。8つの章立てでわかりやすく構成されているので、興味のあるところから読み込むことだってOK。インクとペンさえあれば、ストレスなく「カリグラフィー」の世界に入門できるので、子育てに分刻みの生活を送るママたちの “息抜き”時間にもおすすめです。書籍の一部をご紹介しましょう。「CHAPTER 1:カリグラフィーの世界へようこそ」では、ペンやインク、用紙などのマテリアルの種類や特徴、ペンの持ち方や様々なスタイルの文字やフレーズの書き方を手取り足取り教えてくれます。「CHAPTER 2:想いを伝える小さいもの」では、実践編として、THANK YOUカードやクリスマスカード、CONGRATULATION(おめでとうのメッセージ)カードなど、カリグラフィーで表現するメッセージカードを紹介。「CHAPTER 4:花とアンティークと」では、ヴェロニカさんが「大好きなフローリスト」として親交を深める「フラワーノリタケ」の則武潤二さんと、素敵なアンティークを扱っている「Tisane infusion」の則武友里さんと、「花とアンティークとカリグラフィー」のコラボレーションを紹介。「CHAPTER 5:包むもの、巻くもの、添えるもの」では、ギフト(ラッピング)への活用術や、ボトル類のラベルづくり、カリグラフィーリボンやブックカバーなど、すぐにでも真似したいアレンジ術が幅広く綴られています。「CHAPTER 7:つくって、食べて、楽しんで」では、カリグラフィーと食を組み合わせることでどれだけ魅力的なフードスタイリングが実現できるか、実際のフードギャザリングの実例を交えながら紹介。最後の章(CHAPTER 8)では、書籍中に登場したさまざまなアイテムの作り方やアレンジ方法なども細やかにフォローされています。■数分間の “息抜き” 時間、ペンとインクで癒される筆者もこの書籍の出版を記念して来日したヴェロニカさんのワークショップにうかがったのですが、まず道具のシンプルさ(最初に用意すべきは、ペンとインクと用紙のみ!)に衝撃。そして、ペンの握り方やインクの漬け方、書く際の筆圧や手の力の入れ方など、ひとつひとつのポイントさえ会得すれば、誰でもすぐに始められるという気軽さなど、これまでカリグラフィーに対して抱いていたイメージと(良い意味で)大きなギャップがあったことに驚きました。最近自分のための時間を作っていないなぁ……。しばしば心のどこかで嘆いているママたちへ。たとえば極端な話、紙とペンとインクさえあればいつでも始められて、ちょっとした空き時間を利用したプラクティスで心のリフレッシュにもなってくれる。1日たった10分ほどペンを握るだけで、自分でも驚くほど穏やかな気持ちになり、そのぶん子どもたちにも優しい気持ちで接することができたら、願ったり叶ったりですよね。そんなふうに毎日の暮らしに気軽に取り入れることもできる、カリグラフィーの世界。本書を通じて、その魅力を一度体感してみてはいかがでしょう。 『CALLIGRAPHY STYLING(カリグラフィー・スタイリング)』 (主婦の友社・刊)カリグラフィーをどんなふうに日々の暮らしに取り入れられるのか、著者であるデザイナー&カリグラファー、ヴェロニカ・ハリムさんが自身のアトリエや自宅での様々なスタイリング、ギフトへのアレンジなどを、見ているだけで引き込まれそうな美しいビジュアルとともに紹介。ページをめくっているだけでもわくわく感を掻き立ててくれる本書は、「時間がない自分には無縁!」と新しいコトを嫌煙しがちなママたちを手取り足取り導いてくれる。
2017年06月10日6月17日(土)~9月24日(日)の期間中、三菱一号館美術館内のカフェ・バー「Café 1894」に「レオナルド×ミケランジェロ」展タイアップメニューが登場します!展覧会鑑賞後は、タイアップメニューで余韻に浸りませんか?メニューの詳細をご紹介します。宿命の対決!「レオナルド×ミケランジェロ」展タイアップメニューは、6月17日(土)~9月24日(日)の期間中に三菱一号館美術館で開催される「レオナルド×ミケランジェロ」展にちなんだもの。展覧会では“ルネサンスの2大巨匠”と称される2人の希少な素描、油彩画、彫刻、手稿、書簡など約65点が紹介されます。日本初公開作品も含まれ、注目を集めています。展覧会を目で、タイアップメニューを舌で鑑賞しましょう。●ミュージアムカフェ・バー「Café 1894」の空間も楽しんで三菱一号館美術館内のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」は、かつて銀行営業室として利用されていた場所です。1894年(明治27年)の三菱一号館竣工当時に撮影されたといわれる写真、図面、保存部材を参考に忠実に復元。ミュージアムカフェ・バーとして現在によみがえりました。クラシックな内装と高い天井が印象的。優雅な気分でタイアップメニューを堪能してください。タイアップメニューはランチとデザート●ランチ「Pranzo Fiorentino プランツォ・フィオレンティーノ」:1,850円(税抜)メニューに“フィレンツェのランチ”と冠したのは、レオナルドとミケランジェロの故郷がフィレンツェであることにちなんでいます。歴史ある美しい街をイメージした、華やかな内容です。前菜は「スモークサーモンのテリーヌ」。まずはそのまま食べ、次に添えてあるオレンジヨーグルトソースを添えていただきましょう。爽やかな酸味がサーモンとマッチします。メインには「牛のタリアータ」を召し上がれ。“薄く切った”という意味のタリアータは、イタリア定番の肉料理です。絶妙な焼き加減の薄切り牛肉にイタリア野菜、そしてレオナルドとミケランジェロも好物だったというチーズのハーモニーを楽しんで。●デザート「パラゴーネ」:850円(税抜)イタリア語で“対比”という意味の「パラゴーネ」は、ティラミスで右から左に流れる線を表現。鏡文字を使うレオナルドにちなんだデザートです。赤モモのズコットでは、ミケランジェロの彫刻をイメージしています。ズコットは丸いドーム型のケーキで、ルネサンス期にイタリアのトスカーナ地方・フィレンツェで誕生しました。ミケランジェロの彫刻のような立体的なプラムコンポートの盛り付けがおしゃれです。ヨーグルトのソルベで夏らしい爽快感もプラス。1皿にレオナルドとミケランジェロの“対比”が盛り込まれたデザートです。ランチメニューとデザート、ぜひどちらも味わってください。タイアップメニューを楽しみ、2人の巨匠が生きた時代に想いを馳せましょう。メニュー詳細「レオナルド×ミケランジェロ」展タイアップメニュー提供期間:6月17日(土)~9月24日(日)提供店舗:三菱一号館美術館1階ミュージアムカフェ・バー「Café 1894」(東京都千代田区丸の内2-6-2)料金:ランチ「Pranzo Fiorentino プランツォ・フィオレンティーノ」(1,850円・税抜)デザート「パラゴーネ」:(850円・税抜)営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)TEL:03-3212-7156URL:(カフェ公式)(レオナルド×ミケランジェロ展)
2017年06月08日童心に帰る、大人のための展示「エリック・カール展」代表作『はらぺこあおむし』で知られる絵本作家エリック・カール。独創的なキャラクターデザインや、色彩豊かな世界観が子どもたちを虜にしてきました。ただいま、東京の用賀にある世田谷美術館では、カールの原画や立体作品など約160点を展示する「エリック・カール展The Art of Eric Carle」が開催されています。特設ショップでは、今しか手に入らない限定グッズも多数販売中。なかでも注目の3商品をご紹介します♪小さなサイズもちょうどいい! バッグの中が華やぐカラフルなファイルエリック・カールといえば、絵本『はらぺこあおむし』で知られていますが、キャラクターだけではなく、あおむしの大好物であるフルーツのデザインも人気。ほかにも、『1, 2, 3 どうぶつえんへ』のライオンなど、特別にアレンジしたA5サイズの3ポケットファイル(590円)は、この展覧会だけのオリジナルアイテムです。絵本のエンドペイパーが珍しい♡ エリック・カールの魅力が再発見できるバッジ『はらぺこあおむし』や『1, 2, 3 どうぶつえんへ』に登場する動物たちと、絵本を飾るエンドペイパーの模様を組み合わせた缶バッジセット(2個・650円)。あまり知られていませんが、もともとグラフィック・デザイナーとして活躍していたエリック・カール。ついキャラクターに目が行きがちですが、すみずみまでこだわった絵本そのもののデザインもおしゃれ。そんなエリック・カールの魅力を知ることができるアイテムです。展覧会のために本人が新たに制作!『はらぺこあおむし』のランチトート87歳にして現役の絵本作家として活躍するエリック・カールが、今回の展覧会にあわせて特別にデザインした「ARIGATO」「DAISUKI」「KONNICHIWA」をコラージュした文字があしらわれたランチトート(1,400円)。日本語のデザインはこれまでになく、とっても貴重なんだとか。何とも言えないおどけた表情のあおむしにも注目♡エリック・カールの色あせない絵本の世界。オリジナルグッズを手にすれば、絵本に出会った子どもの頃の感動がきっと蘇るはず♪取材・文/末吉陽子イベント情報イベント名:エリック・カール展The Art of Eric Carle催行期間:2017年04月22日 〜 2017年07月02日住所:東京都世田谷区砧公園1‐2 世田谷美術館電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年05月27日ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ、MoMADesignStoreが、5月19日(金)に関西エリア初、国内2店舗目となる路面店を、京都にオープンしました。開店を記念し、京都限定商品や先行販売商品の他、お買い上げノベルティーを予定しています。京都店限定・先行販売・お買い上げプレゼントも!今回オープンする、「MoMADesignStore京都」の店頭には、ニューヨークの店舗同様、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が認定したデザインプロダクト、ホーム&キッチンアイテム、アートリプロダクション、ステーショナリーの他、限定商品やニューヨーク近代美術館の永久収蔵品に選定されているプロダクト等が並びます。また、MoMADesignStore京都では、関西・京都を中心とした日本のデザインも紹介しています。店舗情報店舗名:MoMADesignStore京都所在地:京都府京都市中京区河原町通三条下ル大黒町58番地ミーナ京都1階営業時間:11:00~21:00オープン日:2017年5月19日(金)MoMA Design Store 京都 限定商品「JingooバードゲージオーディオライトGOLD」税抜販売価格:39,800円話すオウムが存在しますが、この「Jingoobird」は、話す代わりに、お持ちのミュージックライブラリー全曲を演奏します。台湾の職人が手作りした高級セラミック製の鳥型Bluetoothスピーカーは、金属製の鳥かごの中に住んでいて、照明の役割も果たしてくれます。ボディ内のツイーターと尾の下にある低周波用ウーファーから流れる音が一体化して、幅のあるステレオ効果を生みだします。ライトは3段階調光。ガーデンパーティーや、室内でのムード作りに最適です。土台は無垢クルミ材。MoMA Design Store京都 先行販売アイテム「MoMAクラシックトート」税抜予定売価:13,800円ニューヨーク近代美術館の開館から75周年を記念し、2004年に誕生したトートバッグが復刻!同年、美術館は日本の建築家、谷口吉生氏による設計でリニューアルオープンしました。一泊旅行にも使える大きさのバッグは、丈夫なキャンバス地と時と共に風合いが変化するヌメ革でできています。お揃いのポーチも同時発売予定。※いずれも予約販売「Lumiosfブックランプファブリック」税抜販売価格:各29,600円メディアで話題になった、本型の照明、「Lumiosfブックランプ」に新シリーズが登場。以前から販売されていた木目の表紙のものに加えて、ファブリック素材の3種類が、MoMADesignStore京都とMoMAの公式オンラインショップ先行で発売されます!カラーは、イエロー/グレー。レッド/ネイビー、オレンジ/グリーンの3パターン。お買い上げでプレゼント キャンペーンMoMADesignStore京都限定オリジナル扇子税抜3,000円以上のお買い上げの人へ、先着でMoMADesignStore京都のために作られた扇子をプレゼント!オールブラックにMoMAのモノグラムがプリントされていて、男女を問わず仕様できます。※数に限りがあります。終了の際は店内で案内されます。
2017年05月23日童心へ帰る、エリック・カール展開催中!2017年7月2日(日)まで、東京・用賀の世田谷美術館で開催されている「エリック・カール展The Art of Eric Carle」。緑の色のユーモラスな表情のあおむしが印象的な絵本『はらぺこあおむし』で知られる絵本作家エリック・カールの原画や立体作品など、約160点が展示されています。カラフルで繊細な配色が可愛い♡ エリック・カールの世界観に浸ろう今年88歳を迎えるアメリカ人絵本作家エリック・カール。世界的ベストセラー『はらぺこあおむし』が日本で刊行されたのは今から約40年前のこと。大胆で豊かな色づかいが現在にいたるまで、子どもから大人まで幅広い世代から愛されています。ちなみに、この色彩はコラージュという「貼り絵」によって表現されているとか。薄い紙に色を付けて貼り重ね、クレヨンや色えんぴつで仕上げることにより、微妙な色合いが作られているんだそう。そうしたテクニックも原画から見て取ることができます。「色の魔術師」の創造活動の原点&足跡を辿る展示展示は、“動物たちと自然”“昔話とファンタジー”などのモチーフをメインにした「エリック・カールの世界」と、絵本と共に歩んだ人生を紹介する「エリック・カールの物語」の2部構成となっています。なかでも、動物を描いた絵本は真骨頂。ニューヨーク生まれ、ドイツ育ちのエリック・カールはドイツの森で遊びながら動物や昆虫に興味をもち、観察眼を養ったとか。鋭い視点とユーモア、そしてやさしさを織り交ぜたタッチで描かれた絵は、私たちの心を惹きつけてやみません。画風に影響を与えたアンリ・マティスやパウル・クレーの貴重な作品も登場また、あまり知られていませんが、絵本画だけではなく図柄のデザインも魅力的。子どもたちが絵を見ているうちに自然に数字や文字が覚えられるよう、工夫がされているそう。今回の展覧会では、エリック・カールに影響を与えたアンリ・マティスやパウル・クレーといった画家の作品も展示。また、絵本以外の立体作品なども多数展示。作家としての幅広い活動を知ることができます。絵本作家として、多くの作品を世界中の子どもたちに残してきたエリック・カールの絵本の世界にきっと魅了されるはず♪取材・文/末吉陽子イベント情報イベント名:エリック・カール展The Art of Eric Carle催行期間:2017年04月22日 〜 2017年07月02日住所:東京都世田谷区砧公園1‐2 世田谷美術館電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年05月23日「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」会場内のショップでは、本展示会を記念した限定グッズが販売されています。ミッキー誕生の初期作品から最新作「モアナと伝説の海」まで、ディズニー90年の歴史を彩ったキャラクターが素敵なグッズになって登場。自宅へディズニーの魔法をお持ち帰りしちゃいましょう!お好きな一枚をお持ち帰り♡ 豆皿初期作品から近年の新作まで、幅広い作品が描かれた全23種類の豆皿(全23種 各650円)です。お気に入りの1枚が必ずあるはず!自分用にはもちろん、ちょっとしたお土産にも喜ばれるアイテムです。可愛さ&機能性 抜群! 手帳型スマートフォンケースミッキーとミニー、「不思議の国のアリス」「塔の上のラプンツェル」の全4種類の手帳型スマートフォンケース(全4種2,600円)です。カードも収納できるほか、AndroidもiPhoneも対応している優れもの。いつでも手元に魔法を携えて。定番グッズも必見ですクリアファイルミュージアムショップの定番、クリアファイル(全12種 400円)も見逃せません。思わずコレクションしてしまいたくなること間違いなし。最新作「モアナと伝説の海」のファイルも登場です!幻の作品がふかふかアイテムにプレーン・クレイジー クッションミッキー幻のデビュー作「プレーン・クレイジー」がふかふかのクッションになりました(全2種3,200円)。色は青と赤の2種類。初期のコミカルなミッキーの表情につい微笑んでしまう、プレミアムなクッションです。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法催行期間:2017年04月08日 〜 2017年09月24日住所:東京都江東区青海2丁目3番6号電話番号:03-5777-8600
2017年05月14日ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルのアトリウムロビーの壁面一体に、海の世界を表現した「インタラクティブ デジタルアート作品」が登場!期間は2017年5月14日から9月17日です。ロビー改修工事の仮囲いの壁面全体を利用したアート作品が、美しくロビーに彩りを添えます。吹き抜けに広がるアート作品は、まるで海中を散歩しているかのよう。幻想的な異次元の世界を堪能しましょう。展示作品のビジュアルをチェック!ロビーエリアには、“海庭・海中・海面・海原”を表現した4つのテーマからなるアート作品が展示されます。人の動きに反応して、魚たちが泳ぎまわる「インタラクティブ デジタルアート」や、大海原をセーリングしているヨットの風景を投影した映像作品が登場。1階の海庭から2階の海原までが一体となったストーリー仕立てで、雄大な海の世界が表現されます。●(1) 海中の壁- 昂揚(こうよう) -クジラが小魚の群れに変化して泳ぎまわるインタラクティブアートです。エスカレーターに乗った人の動きに反応して、海を悠々と泳いでいるクジラが小魚の群れに変化して泳ぎ回ります。●(2) 海庭の壁- 共鳴(きょうめい) -人の動きにセンサーが反応して、サンゴ礁の中の魚たちが小魚の群れとなり泳ぎ回るインタラクティブアート作品です。●(3) 海原の壁- 静穏(せいおん) -海面と空の映像が、ゆるやかに移り変わります。大海原をゆっくりと進むヨット。海上を飛び交うカモメ。水平線をただよう雲。プログラムによって生成される映像は、優雅な風景を描き続けます。●(4) 海面の壁- 安息(あんそく) -空の光を反射した明るい海上を背景に、ヨットとホテル専用クルーズ船「ルグランブルー」をモチーフにしたオリジナルの壁画が展示されます。工事中の壁を使った、期間限定のデジタルアート。ぜひとっておきの空間を体感してみたいですね!■「インタラクティブ デジタルアート」概要開催期間:2017年5月14日(日)~同年9月17日(日)開催時間:6:00〜23:00開催場所:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル1階アトリウムロビー/2階ロビー
2017年05月11日今日も世界中を夢中にさせるディズニー・アニメーション。そんな夢と魔法の世界が、今年お台場にやってきます!約450枚にもなる原画は、ほぼ日本初上陸。ミッキー誕生の瞬間から、最新作「モアナと伝説の海」まで、ディズニー・アニメーションの高度な技術の結集と豊かな想像力に満ち溢れた裏側が今ここに。ウォルト・ディズニーの夢へようこそ。秘密の鍵をにぎる 圧倒的な原画の数々円筒の中を覗き込めば、先ほどまで止まっていた絵が動き出す…そんな、魔法のような体験で幕を開ける本展覧会。手書きの鉛筆の線が、いのちを得たかのように生き生きと躍動を始めます。ミッキーのデビュー作「蒸気船ウィリー」からミッキーの仲間たちの初期の姿、世界初の長編カラーアニメーション「白雪姫」。現在のディズニー・アニメーションの礎を築いた初期作品群には、最高峰の技術と研究がなされていました。そんなディズニー作品の秘密を、約500点にもなる珠玉の原画の数々とともに紐解きましょう。アナ雪 ズートピア、そしてモアナ 魔法の世界はこれからも2013年に公開され、全世界中で異例の大ヒットとなった3DCGアニメーション「アナと雪の女王」や心温まる兄弟愛と激しいロボットアクションが人気を博した「ベイマックス」、そして動物たちが多様性の社会を生きる話題作「ズートピア」など、ディズニー・アニメーションは時代や変化する価値観を反映し、進化を続けてきました。初期のコンセプトアートといった、貴重なバックグラウンドを垣間見ることができるのも魅力のひとつ。知られることのなかった舞台裏は、スタッフの熱い情熱と温かい愛情で満ち溢れています。ぜひその目で確かめて。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法催行期間:2017年04月08日 〜 2017年09月24日住所:東京都江東区青海2丁目3番6号電話番号:03-5777-8600
2017年05月10日レストラン型アート展、「食神さまの不思議なレストラン」にジョエル・ロブション氏監修メニューが期間限定で登場しています。世界的フレンチシェフ監修のオリジナルメニューを味わってみませんか?5月21日(日)までの提供期間を逃さないでくださいね。「食神さまの不思議なレストラン」とは?日本橋茅場町の特設会場で5月21日(日)まで開催中の「食神さまの不思議なレストラン」は、デジタルアートと料理が融合したユニークな展覧会です。コンセプトは“食べて完成する展覧会”。デジタルアート集団「モーメント・ファクトリー」がデジタルアートで和食の魅力を表現。一流料理人考案のメニューを実際に食べられます。中東久人氏(野草一味庵「美山荘」)、村田吉弘氏(菊乃井)など名だたる料理人のほか、ボイスキャストに乃木坂46の松村沙友理さんと若月佑美さんを迎えるなど豪華な顔ぶれも話題です。今回ジョエル・ロブション氏も加わり、いっそう注目が集まっています。●和とフレンチの融合!ジョエル・ロブション氏監修メニューフレンチの巨匠として知られるジョエル・ロブション氏監修の料理は、“和”テイストをふんだんに盛り込んだ2種類のメニューです。※どちらのメニューも日本酒と酒粕を使用しているので、子どもには提供していません。●「能登産黒豆をのせた“吟醸仕込純米”のブランマンジェ」:700円フランスの冷菓「ブランマンジェ」を日本風にアレンジ。牛乳と生クリームの濃厚な味わいに和三盆でスッキリした甘さをプラス。石川県能登産の日本酒“吟醸仕込純米”が香る、大人のブランマンジェに仕上がっています。●「コンテチーズとジャンボンを包み込んだ青さのり入り米粉パン」:800円ベーカリーも展開しているジョエル・ロブション氏ならではのパンも登場します。パン生地のもっちり食感の秘密は米粉と酒粕。青さのりをたっぷり練り込んでいるので、キレイな緑色のパン生地です。米粉を使った生地でコンテチーズとジャンボン(ハム)を包みこみ、香ばしく焼き上げています。ひと口かじれば口の中いっぱいに磯の香りが広がりますよ。●定番メニューもチェック!期間中は5種類の定番メニューも提供しています。どれも中東久人氏(野草一味庵「美山荘」)考案のメニューです。●「神様のおいなりさん」チケットを購入すると必ず1つもらえます。宗田鰹・鰯・鯖の枯れ節を組み合せた出汁で炊いた揚げに、五目の酢飯が詰まっています。食感と風味のバランスが絶妙のおいなりさんです。●「実山椒をきかせた親子出汁巻」:600円旨みが凝縮された出汁巻き卵は、播州赤鶏をつかった有馬煮をていねいに巻きこんだもの。山椒の効いた有馬煮が味の決め手です。卵は鶏ガラスープで溶き、ふわふわの食感を楽しめます。●「野菜の旨味感じる筑前煮」:500円1つひとつの野菜の生命力を感じられる、究極の筑前煮。出汁、醤油、みりんの素朴な味付けが素材の旨みを引き出しています。干ししいたけ、ごぼう、人参、こんにゃく、筍、鶏肉のどれもがシミジミ美味しく感じられるはず。●「出汁香る稲庭うどん」:1,000円本鰹・宗田鰹・鰯に北海道産昆布を合わせた出汁で稲庭うどんをいただきましょう。ツルツルっとした喉ごしがたまりません。●「味噌と出汁の相性を考える3種の味噌汁」:500円3つの組み合せは「白味噌×昆布だし」「田舎味噌×いりこ出汁」「赤味噌×鰹出汁」。味噌と出汁の組み合せの違いを楽しみましょう。家で味噌汁をつくるときの参考になりますよ。ジョエル・ロブション氏監修メニュー、定番メニューのどちらも堪能しましょう。1月からはじまった本展も、いよいよ5月21(日)まで。未体験の人は、ぜひ足を運んでください!開催概要「食神さまの不思議なレストラン」展開催期間:2017年1月28日(土)~5月21(日)会場:日本橋茅場町・特設会場(東京都中央区日本橋茅場町1−8−1茅場町1丁目平和ビル)開催時間:平日10:00~21:00、金・土・祝前日10:00~23:00、日祝日10:00~19:00※最終入場は、終了1時間前まで。料金:大人(高校生以上)2,000円、子ども(3歳以上~中学生以下)1,000円※「神様のおいなり」1個付き。URL:
2017年05月08日チームラボによる音楽フェスティバル「バイトル presents teamLab Jungleと学ぶ!未来の遊園地」が、2017年7月28日(金)~9月10日(日)まで渋谷ヒカリエで開催されます。光のアートに包まれる超幻想空間で、今までにない音楽体験を満喫しませんか。幻想的な世界に浸る!チームラボの超幻想空間東京・渋谷の人気施設、渋谷・ヒカリエで、渋谷ヒカリエの開業5周年を記念した、チームラボ企画による音楽フェスティバル「バイトル presents teamLab Jungleと学ぶ!未来の遊園地」が開催されます。期間は、2017年7月28日(金)から9月10日(日)まで。光のアートに包まれる超幻想空間での体験型音楽フェスティバル「teamLab Jungle - Light Art and Music(チームラボジャングル ライトアート&ミュージックフェスティバル )」と、世界中で累計500万人以上を動員している「学ぶ!未来の遊園地」による大規模な展覧会となっています。「昼フェス」と「夜フェス」、2つのバージョンで構成「チームラボジャングル」は、光のアートに包まれたり、光に触れて音楽を奏でたりする、超幻想的な空間での参加体験型音楽フェスティバルです。昼の時間は、親子で楽しむ「teamLab Jungle - Kids Noon(チームラボジャングル キッズヌーン)」と、夜の時間は、大人のための「teamLab Jungle - Art Night(チームラボジャングル アートナイト)」で構成されています。また、「学ぶ!未来の遊園地」では、台湾の展覧会で好評を博した「Graffiti Nature – 山と谷」など、数作品が登場。「teamLab Jungle - Kids Noon(チームラボジャングル キッズヌーン)」、「teamLab Jungle - Art Night(チームラボジャングル アートナイト)」どちらの時間帯でも楽しめます。●teamLab Jungleの主な作品Light ChordsLight Cave(Art Nightのみ)Aurora Lights奏でる図形 / Sound ShapesThrow in the MoonteamLabBall - 奏でる球体 / teamLabBall - Sound SpheresteamLabBall - 空間は同期されつつ変容し続ける / teamLabBall - Synchronizing and Transforming Space追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、交わりが生命を生む / Crows are Chased and the Chasing Crows are Destined to be Chased as well, Life on Collision - 1 Crow where 3 Light Rays Cross(Art Nightのみ)Light Shell / (Art Nightのみ)奏でるトランポリン / Sound Trampolines●学ぶ!未来の遊園地の主な作品Graffiti Nature - 山と谷 / Graffiti Nature - Mountains and Valleysすべって育てる!フルーツ畑 / Sliding through the Fruit Fieldこのほかにも、数作品が展示予定。決定し次第、公式サイトなどで発表されます。チームラボとは?2001年に猪子寿之氏を中心に設立された東京大学発のベンチャー企業である「チームラボ」は、プログラマ、ロボットエンジニア、数学者、建築家、グラフィックデザイナーCGアニメーターや編集者などの様々な分野のスペシャリストが集まるウルトラテクノロジスト集団です。アート、サイエンス、テクノロジーの枠を超え、集団的創造をコンセプトに活動しています。近年は、47万人が訪れた「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」などアート展を各地で開催。ほかにも、「ミラノ万博2015」の日本館、ロンドン「Saatchi Gallery」、パリ「Maison & Objet」、5時間以上待ちとなった「DMM.プラネッツ Art by teamLab」、シリコンバレー、台湾、ロンドンでの個展、シンガポール、韓国での巨大な常設展など、国外でのプロジェクトも積極的に行い、世界各国で高い評価を得ています。なお、現在は、横浜にて「人と木々とクリスタル花火」が開催中です。さらに、2017年7月14日からは、佐賀県武雄市の御船山楽園にて光の祭「かみさまが住まう森のアート展」がスタート。今後、北京、深センなどでも開催予定です。イベント詳細名称:「バイトル presents teamLab Jungleと学ぶ!未来の遊園地」昼フェス名:バイトル presents teamLab Jungle - Kids Noon 夜フェス名:バイトル presents teamLab Jungle - Art Night場所:渋谷ヒカリエ ホール9階住所:東京都渋谷区渋谷2丁目21-1期間:2017年7月28日(金)~9月10日(日)料金:未定 ※詳細は後日公式ホームページに掲載予定。チケット発売日: 未定 ※詳細は後日公式ホームページに掲載予定。公式サイト:
2017年05月07日