オーストリア人フードアクティビストで映画監督のダーヴィド・グロスが、日本各地をキッチンカーで巡りながら、食品ロスの問題を楽しく解決していくロードムービー『もったいないキッチン』が公開決定。併せて、場面写真が解禁となった。本作は、日本が世界に誇る精神“もったいない”について考える珠玉のドキュメンタリー。元々は仏教思想に由来する言葉で、ケニア出身の環境保護活動家ワンガリ・マータイが、世界共通の合言葉として掲げたことでも世界中から注目を浴びた。無駄をなくすということだけではなく、命あるものに対する畏敬の念が込められた日本独自の美しい言葉だ。世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。このもったいない状況を変えるため、オーストリアから“もったいない精神発祥の地・日本”にやってきたのは、フードアクティビストで映画監督のダーヴィド・グロス。実は日本でも、国民ひとりあたり毎日お茶碗1杯分に値する年間643万トンもの食料が廃棄されており、この量は世界の食料援助量の約2倍。東京オリンピックの30年後、2050年には世界人口が90億人に達し、食べ物が足りなくなると言われているのにも関わらず、日本の食品ロスは世界トップクラスなのだ。ダーヴィドは、旅のパートナーのニキと一緒にオリジナル・キッチンカーで日本全国を巡る4週間の旅に出る。道中、もったいないアイディアを持つユニークな日本人シェフたちと出会った2人は、捨てられる運命にある食べ物を美味しい料理に生まれ変わらせる“もったいないキッチン”を日本各地でオープン。食品ロスの問題を美味しく楽しく解決していく2人は次第に、“もったいない”の先に食品ロス解決のヒントだけではない、たくさんの幸せを見つけていく。今回解禁された場面写真には、ダーヴィドとニキがキッチンカーの中から顔を出して微笑む姿や、目隠しをして味覚だけで食べ物を味わう姿、旅先で出会った人たちと料理を囲む姿などが切り取られている。ダーヴィド監督は観客に向けて、「日本は、もったいない精神という類まれな考えにより、未来をよりサスティナブルにする革新的な“レシピ”を持っています。もったいないは、日本だけでなく、世界中にひらめきを与えることのできる考え方です。その始まりは、あなた自身の態度と、キッチンから始まります!」とメッセージを送っている。『もったいないキッチン』は8月、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月28日誰かの意外な一面を見た時にドキッとしたことはありませんか?普段は地味なのにカラオケで歌が抜群にうまかったり、チャラいのに実は家族思いだったりすると、その人に一目置くようになりますよね。いわゆるギャップ萌えです。実はこのギャップ萌えはゲイン・ロス効果という心理現象の一つ。ゲイン・ロス効果がどのようなものか理解し、恋愛上手を目指しましょう!ゲイン・ロス効果とは?"ゲイン・ロス効果とは、ゲイン効果とロス効果の二つを合わせた心理学の言葉です。ゲイン効果とは、簡単に言うと最初の印象が悪くとも良いことをすることで評価が上がることです。反対にロス効果は、最初の印象がいい場合でも悪いことをして評価が下がること。ゲイン・ロス効果で重要なのは最初の印象です。最初の印象が低ければ低いほど、ゲイン効果で評価は大きく上がります。例えば不良が道に迷っている人を親切に道案内したとします。すると「あの人、本当は優しいんだな」と好印象に一転します。逆に最初の印象が高ければ高いほどロス効果で評価は大きく下がります。例えば合コンで他の女の子が「後から来る子、すっごいかわいいよ」と言ってしまうと必要以上に評価が高まり、実際に来た子はちゃんとかわいいのに「そんなに可愛くないじゃん」と悪印象に変わってしまいます。このゲイン・ロス効果の印象操作は恋愛にも応用ができるので、知っておきたい心理テクニックです。"ゲイン効果の具体的な使い方ゲイン効果は恋愛中のアピール方法として有効なテクニックの一つです。低い評価から高い評価に大きくステップアップすることを目指しましょう。具体的にはまずネガティブな印象を与え、その後ポジティブな印象を与えます。最初の自己紹介の時に、まず自分の短所を言うようにしましょう。その後に長所を言うとゲイン効果が働きやすいです。例えば料理が苦手なら、初めからそのことを正直に伝えておくのがベストです。ゲイン効果は「メリハリ」「ギャップをつける」と覚えていくと使いやすいです。普段カジュアルな服装でパンツスタイルが多い場合、デートやここぞという時には思い切ってワンピースを着てみることが効果的です。他にもいつも明るくてふざけたりしているのに仕事は最後まで責任を持っている、口ベタだけど実は笑顔がかわいい、などの場合もゲイン効果が期待できます。恋愛に使ってはいけないロス効果ロス効果は恋愛には逆効果なので使用しないようにしましょう。ロス効果は「がっかり」と覚えておくといいでしょう。要はがっかりさせない、残念な気持ちにさせないことが重要です。自己アピールがしたいからといって自分を無理に高くしてしまうとロス効果を生みやすく、気がつかないうちにロス効果になっている場合もありますので注意してください。好きな人や気になる人には、どうしてもよく見られたいですよね。「料理が得意です」「スポーツが好きです」というのが本当なら問題はありませんが、相手が期待しすぎると実際よりも評価が下がりやすいもの。スタート地点の評価が高いとそれよりも高くするのは大変です。得意なものをアピールしたいなら、先に言ってしまうよりもふとしたときに気付かせるような工夫をすると、むしろゲイン効果をうまく利用することができます。
2019年06月30日ナイキ(NIKE)が、ア コールド ウォール(A-COLD-WALL*) の創立者でクリエイティブディレクター兼デザイナーのサミュエル・ロスとコラボレーションし、「NIKE x A–COLD–WALL* エア フォース 1」を12月21日に発売する。「NIKE x A–COLD–WALL* エア フォース 1」(2万円)「NIKE x A–COLD–WALL* エア フォース 1」は、原料に50%以上の天然皮革の繊維を使用し作られた新素材、「ナイキ フライレザー」を使用。天然素材の触り心地の良さとともに、二酸化炭素の排出による地球への影響も抑える2つの役割を果たす。ブラックとホワイトの2色が展開され、アッパー部分にはア コールド ウォールのロゴが配置されている。NIKE.COM/NIKELAB、NIKE SNKRS、NIKELAB MA5、DSM GINZA、その他一部の販売店にて発売予定。
2018年12月20日本日12月3日発売の「週刊少年ジャンプ」で、冨樫義博氏の大人気漫画「HUNTER×HUNTER」が休載に突入。ファンの間で、ロスが広がっている。Twitterでは、こんな悲しみの声が――。《ハンターハンター休載やん!死ねるて》《HUNTER×HUNTER休載とか年末乗り切れない》《ハンター休載中の月曜日は絶望しか無い》98年に連載がスタートし、絶大な人気を誇る同作。だが06年2月に長期休載したことを皮切りに、再開と休載を繰り返してきた。9月22日発売号で5カ月ぶりに再開したが、11月26日発売号で次号より休載すると発表されていた。最近は10週掲載したら休載という流れが続いており、今回も予想していた人が多いよう。《10週ワンセットなのな》《冨樫先生はまぁ、10週を超えて連載すると反動が大きく2年近く休むからね》などの声があったほか、すでに先を見据える人も。《平成の間に完結できなかったな》《多分平成最後のハンターハンターきっちり10週で終わったな また半年後ぐらいか 年号変わっちゃうよ》冨樫氏は前号の巻末コメントで「次の10週分ネームは出来ているので体調や状況と相談しつつ原稿進めて行きます」としている。果たして、その再開はいつになるのか。ファンは待ち望んでいる――。
2018年12月03日サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイら超豪華女優陣が集結、「オーシャンズ」シリーズ歴代No.1のオープニング記録を樹立した『オーシャンズ8』。この度、11月28日(水)よりリリースされるブルーレイ収録の映像特典の中から、大きな見せ場となった「メットガラ」の裏側に迫るメイキング映像がシネマカフェにて解禁となった。「メットガラ」とは、毎年5月の第一月曜日にニューヨークのメトロポリタン美術館でUS「VOGUE」の編集長アナ・ウィンター主催により開催される世界最大規模のファッションの祭典。まさにニューヨーク版オスカーともいえる世界が注目するイベントだ。この度、入手した映像特典「メットガラの再現」では、メイキング映像のほか、スタッフ・関係者・キャストのインタビューを交えて、本作の重要な舞台である「メットガラ」を完全再現するまでに至った舞台裏に迫っている。■アナ・ウィンターがメトロポリタン美術館と映画をつないだ!監督・脚本を務めたゲイリー・ロスは、本作の構想について「世界的に有名なメットガラでの宝石強盗を題材にしたかった。盗むのは金庫からではなく、もっと面白い場所にしようと考えた」と話し、実際に「VOGUE」に行って、アナ・ウィンターと会うことに成功。「VOGUEは協力的だったよ。面白半分じゃないことをアナは理解してくれた。ガラの再現としてふさわしいものになるよう全力を注ぐと話したんだ」と彼女の協力を仰ぐため、ロス自らが説得に臨んだことも明かした。さらに、製作総指揮を務めたダイアナ・アルバレスは、「セットを計画しているときに『VOGUE』との話の流れから、メトロポリタンの館長を紹介してもらえたの。メトロポリタンをそのまま使うことで合意できたわ。じゃないと再現できない!」と告白。当初はセットで再現するプランもあったが、「VOGUE」のおかげで、実際にメトロポリタン美術館での撮影を実現することができ、よりリアルな「メットガラ」の再現につながったという裏話も明かされた。■監督も感謝、「これは特別なこと」ロス監督は「美術館には知り合いが多くいるが、まず約束することは施設を大切にして、決して危害を加えないということだ。僕らはとても貴重な機会を与えてもらっている。これは特別なことであり、展示品はとても神聖なものだ」と撮影時はかなり気を使ったよう。メトロポリタン美術館の館長兼CEO、ダニエル・H・ワイスも「映画に使ってもらえて光栄だ。スタッフもキャストも監督も全員が施設を大切に扱ってくれたよ」と好意的な様子で、「VOGUE」やメトロポリタン美術館の全面協力のもと、監督が徹底的にこだわった「メットガラ」の完全再現が実現することができたのだ。この度公開された映像以外にも、「メットガラの再現」では架空の展示室を再現するため、“王国の終わり”をテーマにデザインされた「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」などによるドレスや、それぞれのキャラクターのイメージにマッチした各有名デザイナーが本作のためだけにデザインしたドレスの特徴を、コスチュームデザイナーのサラ・エドワーズやキャスト陣が解説するなど、ファッション好きにもたまらない内容となっている。そのほか、「未公開シーン集」に加え、「新生オーシャンズ」では、スタッフやキャストが“オーシャンズ8”それぞれのキャラクター設定の解説、過去シリーズとのキャラクターの比較、さらにキャスト同士がお互いの印象や役作りについて語るインタビュー映像を収録。また「美しく華麗に盗む」では、撮影の合間に子育てや役作りについて話したり、美容情報を交換したというエピソードを交え、キャスト同士の仲の良さが垣間見えるメイキング映像・インタビュー映像が収録された内容となっている。『オーシャンズ8』ブルーレイ&DVDは11月28日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オーシャンズ8 2018年8月10日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2018年11月14日あの伝説的犯罪チームが、まったく新たな形となって帰ってくる『オーシャンズ8』。舞台となるのは、ニューヨークのメトロポリタン美術館(MET)で開催され、全世界にネット配信もされるファッションの祭典「メットガラ」。サンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンが、プロフェッショナルな女性たちを集め、人気女優が身につける1億5000万ドルものダイヤモンドのネックレスを狙う!そう、今度の『オーシャンズ』はシリーズ史上最も大胆で、ゴージャスだ。女性だらけの『オーシャンズ』に嫉妬していた!?そのターゲットとなる女優、ダフネ・クルーガーを演じたアン・ハサウェイが、初めてこの映画の企画を知ったのはオファーを受ける前。そのときは「自分がキャストの候補として挙がっていることさえ、知らなかった」と言う。「最初に感じたのは“妬み”(笑)。この映画に出演できるラッキーな女性がうらやましくてたまらなかったんです」と笑い飛ばす。「ロサンゼルスのレストランで世間話をしていて、『これから私はニューヨークに行くところ』と話したら、『あら、サンドラ・ブロックの『オーシャンズ』映画の仕事をやるの?』と聞かれたんです。私は、それを聞いて『うううう!』となりました。(笑)サンドラ・ブロックが、『オーシャンズ』の映画をやるんですって?」。「そこで自分に言い聞かせたんです。“これは全ての女性にとって良いこと”。だからここは大人になって、出演できる女性たちを祝福しなきゃ、と思うようにしたんです」と、そのときの胸中を明かす。それから2週間後、無事にアンもキャストとして仲間入りを果たすことが分かると、「それを知って、ただただ喜びに包まれました。純粋な幸せ。それからは毎日、1日中、感謝の気持ちでいっぱいになりました」。アンがもともと「『オーシャンズ』の大ファンだった」ことも、歓喜の理由の1つだ。「彼らのクールでグラマラスな感じが大好きでした。彼ら自身がユーモアのセンスを持っていることも、とても気に入っています。(ジョージ・クルーニーら)役者たち全員にとって、彼らが持っている一般的なイメージを、演技を通じて発信していける機会となっていることも、とても気に入っていたんです」とアン。「それに、作品が最高のエンターテイメントになっているから」。「映画では“いい子ちゃん”を演じてきた」そんなアンが今作で演じるのは、“オーシャンズ8”のターゲットとなるハリウッド女優。そう言いかけると、「私のキャラクターを表現する言葉使い、ちゃんと気をつけてくださいね。(笑)慎重に言葉を選んで。ハハハ!だって、私は“ディーバ(自分が世界の中心のように振る舞うお姫さま気取りの女性)”を演じているんですよ!(笑)悪夢のディーバですよ!」実際、監督のゲイリー・ロスもアンにそう言い続けていたらしい。「だから私は、何が人を(お姫さま気取りの)“ディーバ”にするのかしら、と考え始めたんです。私はダフネを、ただの漫画キャラクターみたいにはしたくなかったから。そうじゃなくて、本物の人間になってもらいたかったんです」とアン。「何人かの人たちを思い描いて、それぞれからインスピレーションを少しずつもらって、そこに自分のイマジネーションを織り込んでいったのです」と、役作りの過程を明かす。「例えば、私のような人が部屋に入っていく。セレブが持ち込むエネルギー、名声というものがその部屋にもたらすのは、どんな感じ?もし、私が最悪の人間だったら、どうなるかしら?人々はどう反応する?私はなんと言うかしら?そんな風にイマジネーションを膨らませていったから、特に気をつけることなんてありませんでした。全て私の想像が基になっているのですから」。では、ちょっぴりイタいハリウッド女優役も、まったく難しくはなかった?「私は、この役柄にのめり込んでいたから、本当に、すんなり入っていけたんです。私は何年も、ナイスガールを映画で演じてきました。ずっと“いい子ちゃん”を演じてきたんですよ。だから、とても感じの悪い不快な人間を演じることが楽しくてしょうがなかった。それは、私にとって難しいことではなかったのです」。しかも、“ディーバ”ダフネはどこかコミカルで、なぜか観客が好感を持ってしまうキャラクターとなった。「それは、初耳!だって、私の夫はこの映画を初めて観たとき、私のほうに顔を向けて、こう言ったのよ。『君は最高にムカつくな』って(笑)だから、私を好ましいと思ってくれるのは、とても嬉しいですね(笑)」「本物のメットガラは、ファンタジーの世界に身を置く感じ」アンといえば、ニューヨークの出身。ニューヨーク中、いや、世界中のファッショニスタや映画ファンが熱い視線を送る「メットガラ」には格別の思いもあることだろう。映画では、実際にMETを貸し切った大規模な撮影も行われている。「あまりに超現実的で、あ然とした瞬間はありましたね。自分としてメットガラを体験するのと、私と同じような職業のキャラクターとしてメットガラを体験する、この非現実的な感触。でも、先ほども言ったように、この役柄を演じられたことに1日中、感謝の念でいっぱいだったので、ただただそれを感じていました」と、アンはふり返って言う。では、実際の「メットガラ」はどうなのかと尋ねると、「今年は、私が会いたいと思っていた多くのアーティストたちがそこにいて興奮した」という。『レディ・プレイヤー1』のリナ・ウェイス、全米でブレイク中のティファニー・ハディッシュ、「Black-ish」(原題)のトレイシー・エリス・ロスなどなど、「素晴らしいアーティストたち、私がそれはもう大いなる羨望を向けている人たちと、そこで会えたんです」。「そんな人たちと一緒に、ファンタジーの世界の空間に身を置く感じですね。なんといっても、夜の時間帯に美術館に居ること自体、かなりクールなんですよ。そして生涯、もう2度と着ることはないであろう美しいドレスに身を纏っているんです。アートの全コレクションを他の誰もが鑑賞する前に見ることができるなんて。その上、飲み放題のサービス(笑)」とジョークも交えつつも、「メットガラは毎年、その時々に世の中で起きていることが反映されているものだと思いますね」と語る。「それと、今年スペシャルだったのは、マドンナがクロージングとして登場したこと。すごかった。とても美しかった」と、憧れの人たちと共に過ごした特別な一夜に思いを馳せていた。ドレスはヴィンテージのバービー人形をイメージ!?一方、映画の中の「メットガラ」で彼女は、鮮やかなホットピンクのドレスに1億5000万ドルもの“トゥーサン”を身につけて、颯爽と現れる。「キャラクターにぴったりのルックスの衣装を選び抜くために、デザイナーたちとコラボできたことはとても嬉しく、幸せでした。私の場合、『ヴァレンティノ(VALENTINO)』に依頼したとき、彼らが赤いドレスを制作してくれると思っていたのです。『ヴァレンティノ』といえば赤だし、アイコン的な色ですからね。だからこそ、彼らがホットピンク色のドレスを送り込んできたときには、とてもハッピーな気持ちになりました。自分が想像していたよりも、ずっと良かったし、これ以上のものは想像もつかなかったから」。「それに、私のキャラクターの背景となるストーリーとしては、自分のおばあちゃんの持っていたバービー人形を見て育ったという生い立ちを心に描いていたんです。だから、彼女のルックスは、ヴィンテージのバービー人形をモデルに構成するというアイディアから来ていて。ホットピンク色というのは、まさにそんなバービー人形の色を示すもので、それも嬉しく感じましたね」。撮影中は「毎日、みんなと一緒に笑って過ごした」デビー役のサンドラに、頼りになる右腕ルー役のケイト・ブランシェット、天才ハッカー・ナインボール役のリアーナなど、今作では豪華なハリウッドスターの共演も見もの。撮影中は彼女たちとどんな会話を繰り広げていたのかも、気になるところだが…。「ただ毎日、みんなと一緒に笑って過ごしていました。私たちは分かち合い、世間話やニュースや、その見解などを、いつも話していましたね。とても前向きな雰囲気で、愛に溢れた、支援し合える環境でした。そして、その関係はいまでも続いていて、私たちはこのグループで一緒によく話をします。誰かが何かをやると…例えば、子どもがこんなことをやったとか、そういうエピソードさえ、みんなで分かち合って。本当に親しい女友達なんです」と嬉しそうに明かす。そんな個性豊かなオーシャンズの中で、ダフネ以外に演じてみたかったキャラクターを訊いてみると、「どのキャラクターであっても、きっと演じていましたね。どの役柄もみんな、大好きです。それに、みんなそれぞれがその役どころで素晴らしい実力を発揮していました」と、各々がハマリ役だったことにも触れるアン。「ただ、リアーナが演じた役柄は演じていなかったと思います。だって誰も、私のことをコンピューターのハッカーとは思わないでしょう?その役柄を思い浮かべて、まず私のことは想像しないと思うんです。だけど、リアーナも想像しませんよね」。では、最も自分に近いキャラクターはいる?と尋ねると、少し考え込みながら「どの女性も、自分には近くないですね。ケイト・ブランシェットが演じたルーのキャラクターみたいだったら、という願望はありますが、現実を直視しなきゃ。私はそんな感じではないですし。あれほどクールだったらよかったんですが(笑)。どのキャラクターも、自分に近いとは言えません、まだね!」アンは加えて、「私がこの作品のキャストになれたことを愛する理由の1つは、この映画が、世の中のナンセンスな虚構に沿うものでなく、それらの神話は真実ではないと示していく姿勢があるから」と言う。その1つに「若さは価値あるもの」という“神話”がある。「若くいることがベターとか、逆に年を重ねるほうがベターだとか、そんなことでなくて、自分自身でいること。それが重要だと思います。自分自身でいれば、それがエイジレスな自分になっていくのだから」。と同時に、他人を尊重すること、自分の価値観だけで人を判断しないことも重要とも言う。「その人が良い人で、人間らしい慈悲心を持って、自分に対しても、他人に対しても敬意を持って接している限り、それで良いんです。みんな、好きなように、好きなことを自分らしくすべきなんですよ」。「日本の女性は芯に強さがある」さらに、日本の女性のイメージについても語ってくれた。「すごく強さがある。美しくソフトな表面の下に、すごく強いものがあると思います。大きなくくりの人たちをひと言で表現するのはとても難しいのですが、それが私の見解です。優しいソフトなものがあり、ユーモアのセンスもある。印象はすべてポジティブなものばかりです」。「それに、すべてに気遣いが込められている。いろいろな準備の仕方にしても、私の時間に対しての配慮にしても、すべての事柄に思いやりを持って心を尽くしてくれる。敬意を持って接してくれる。そのような心尽くしを提供できる方法は1つ。これは私の考えですが、それには、芯に本物の強さがないとできないと思うのです。自分が何者であるか、ということを忘れない強さ、そして、他人のことも考える、という強さ。(日本人のスタッフと)接しているうちに、そういう印象を抱くようになったんです」。また、アンは「息子が生まれてから私の生活はシンプルになった」とも明かしている。「以前は自分の時間のありがたさなんて全然わかっていなかったんです。でもいま、私の生活の中心は子ども。何をするにも素早さと効率が重要になってきます。そんな中でも、自分の時間も少しは取るようにはしています。やっぱり自分のためにやりたいこともいろいろあるから」と語り、「フェイシャルエステやネイル」に「実は料理も大好き」と、やりたいことがどんどん飛び出してくる。最後に「映画を楽しんでもらえることを願っています!サポートをどうもありがとう」と締めくくったアン。その貴重な時間をやりくりして、ぜひまた日本のファンにも会いにきてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オーシャンズ8 2018年8月10日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2018年08月13日◼︎大人気”オーシャンズ”シリーズ最新作DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、大人気の犯罪エンタテイメント”オーシャンズ”シリーズの最新作である『オーシャンズ8』です。1960年公開の『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクである『オーシャンズ11』は、ジョージ・クルーニーが主人公ダニー・オーシャンを演じるクライムアクションとして、2001年に米国で公開されるなり大ヒットを記録しました。2004年に続編の『オーシャンズ12』、2007年にシリーズ3作目の『オーシャンズ13』が公開され、完結したかに見えた同シリーズ。ですが、本作では主人公をダニーの妹であるデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)に移し、チーム全員が女性というゴージャスな強盗集団”オーシャンズ”に生まれ変わりました!◼︎『オーシャンズ8』のストーリー凄腕の泥棒で詐欺師のダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)の妹デビー・オーシャン(ジュリア・ロバーツ)は5年の刑期を終え、仮出所を果たしたばかり。刑務所の中で考え抜いた強奪プランを実行に移すべく、右腕のルー(ケイト・ブランシェット)と共に個性豊かな犯罪のプロたちに声をかけたデビーは、かつての兄と同じように強盗集団”オーシャンズ”を結成する。集まったのは、一流の才能を持ちながら冴えない生活を送っているハッカー、スリ師、盗品ディーラー、ファッションデザイナー、ジュエリー職人などの8人の女性たち。彼女たちのターゲットは、世界最大のファッションの祭典”メットガラ”でハリウッド女優のダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)が身につける1億5000万ドルの宝石で……!◼︎超豪華なキャストが集結!本作の一番の見どころは”オーシャンズ”の8人の女性たち。司令塔となるデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)、デビーの右腕のルー(ケイト・ブランシェット)をはじめとし、天才ハッカーのナインボール(リアーナ)、ジュエリー職人のアミータ(ミンディ・カリング)、盗品ディーラーのタミー(サラ・ポールソン)、凄腕のスリのコンスタンス(オークワフィナ)。そして、落ち目のファッションデザイナー、ローズを演じたヘレナ・ボナム=カーターと、彼女たちのターゲットとなる女優ダフネを演じるアン・ハサウェイ。超豪華なハリウッド女優たちが、オートクチュールのドレスをまとって登場するメットガラのシーンは必見です!◼︎超豪華なメットガラでの撮影本作の舞台に選ばれたのは、メトロポリタン美術館(メット)で開催される、コスチューム・インスティテュート・ベネフィット(服飾部門の慈善イベント)、通称”メット・ガラ”です。NYで誰もが出たいと願うイベントである”メット・ガラ”。「ファッション、アート、セレブが交差する場所。NYの洗練とパーティー文化の最高潮である、ほぼ間違いなく一年で最大の夜」という同イベントの裏側を覗けるのは、本作の大きな魅力です。さらに、メットガラを主催するアナ・ウィンターが編集長を務めるファッション誌「VOGUE」とのコラボレーションも実現した本作。ワールドトレードセンターにある同誌本社で行われた撮影シーンもファッション好きの女性には見逃せないポイントです。◼︎超豪華なカルティエのジュエリー本作の強盗ターゲットとなるのは、カルティエのダイヤモンドネックレス”トゥーサン”(1億5000ドル相当)です。”トゥーサン”は傷のない無色のダイヤモンドという設定だったため、カルティエの宝石職人たちはホワイトゴールドの上にジルコニアを据え付け、豪華なトゥーサンネックレスを2カ月かけて制作しました。1931年にカルティエがインドの大王のためにデザインしたネックレスのデザインスケッチと写真を参考に、パリのラ・ペ通りにあるカルティエのハイジュエリー工房のスタッフを動員して作ったというネックレスにも注目してみてください。マンハッタンにあるカルティエのブティックである「カルティエ・マンション」、高級百貨店のバーグドルフ・グッドマン。クリスチャン・ディオールやヴァレンティノ、ドルチェ&ガッバーナやプラダのドレスなど、本作の見どころを挙げればキリがありません。最高にカッコイイ8人が、ド派手な犯罪計画に挑む『オーシャンズ8』。”オーシャンズ”シリーズは本作が初めてという方でも楽しめる、スカッと爽快な犯罪エンタテイメントは、ぜひ劇場の大スクリーンでお楽しみください!◼︎『オーシャンズ8』公開情報『オーシャンズ8』8月10日(金) 全国公開監督・脚本:ゲイリー・ロス『ハンガー・ゲーム』出演:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、オークワフィナ、ヘレナ ボナム=カーター配給:ワーナー・ブラザース映画上映時間:110分公式サイト:(C) 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2018年08月10日『オーシャンズ』シリーズ最新作『オーシャンズ8』が、いよいよ今週公開となる。本作には、サンドラ・ブロックをはじめ超豪華な女優陣が出演していることでも話題となっているが、実はそんな本人たちもこのキャスティングに驚いたと明かす、日本オリジナル映像をシネマカフェが独占入手!全世界で”オーシャンズ”旋風を巻き起こし話題となっている本作。新たなカリスマ的リーダー、デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)を中心に、史上最強の犯罪ドリームチームを新結成し、ターゲットは1億5000万ドルの宝石、舞台は全世界配信中のファッションの祭典で、シリーズ史上最も大胆かつゴージャスな犯罪計画を実行する。サンドラ・ブロック、アン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェット、リアーナら本作には豪華なキャストたちが集結している。日本公開間近という今回、そんな豪華キャスト陣が撮影の舞台裏を赤裸々に明かす映像が到着。◆サンドラ・ブロック&アン・ハサウェイ、豪華布陣に驚いていた!?リーダーでチームの立役者でもあるデビ―・オーシャンを演じたサンドラは、「何より楽しみだったのは、最高の女優陣との豪華な共演」と言い、“オーシャンズ8”たちのターゲットとなった大女優ダフネ・クルーガー役のアンもまた、「サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットが向かい合って座っていて、そこにリアーナもいる。見てるだけで最高の気分ね!気に入らないわけがない」と熱弁。有名売れっ子女優のサンドラとアンだが、そんな2人でさえ、このメンバーの集結は壮観だったようだ。またシリーズの大ファンだと言うアンは、「この作品がもつ大きなエネルギーは理解していました。そしてより興奮したのは、この豪華なキャストの一員になれたこと!ほかのキャストと共演できるということに、ワクワクしたのです。長くこの仕事をしてきましたが、こんな最高機会を与えられたことはなかったと思います」と大興奮!◆“盗む”目的はお金じゃない!?映像でサンドラは、自身のキャラクターについて「チームをまとめる天才」だと説明し、チームが“盗む”目的は「お金ではなく、みんなで最高にワクワクしたいから」だとも明かしている。一方でサンドラは、本作の出演が自身の中で今後の大きな糧になったそうで、「予想以上に、多くを得る機会がありました。本当にラッキーだったと感じています。私たちは撮影中にお互いをケアし合いました。それぞれが一歩下がって、才能のある周りのキャストたちに敬意を払っていたのです。これはいままでにない、素晴らしい体験となりました」と語っている。◆豪華女優陣のキャスティング秘話そんな“最高のキャスティング”の仕掛け人は、本作の監督で『ハンガー・ゲーム』などの大ヒット作品を世に送り出したゲイリー・ロス。ロス監督は「私はそれぞれの役を考えてキャスティングをしただけではなく、8人が揃ったときにかっこよくみえるようなチームにしようと思いました」と語っており、個々だけではない、全体のイメージが重要だったようだ。『オーシャンズ8』は8月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:オーシャンズ8 2018年8月10日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2018年08月06日これほどのドラマになるとは、誰が予想しただろう。土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」は先日、Twitterの世界トレンドで1位を獲得。最終話を前に、すでにロスという人も現れている。中でも、多くの女性たちを悶々とさせているのが、林遣都が演じる“ドS後輩男子・牧凌太”ロス。「春田さんのことなんか、好きじゃないです」と牧が本心を押し隠して涙の決別宣言をしたその1年後に、春田(田中圭)は黒澤部長(吉田鋼太郎)と同棲している、という驚愕の事態となったことから、“牧ロス”、“牧春ロス”に陥る人が続出中。熱演を見せた林さん自身も、改めて注目を集めている。田中圭が、上司&後輩の2人の男性と幼馴染の女性から思いを寄せられるアラサー・ダメ男子役でキャリアの転換期を迎えているのと同様、デビュー10周年を過ぎた林さんにとっても、「おっさんずラブ」は「圭くんと出会えて本当によかった」「役にちゃんと気持ちを入れることができた」といった言葉がクランクアップ時に飛び出すほど、重要な作品となったようだ。そんな彼の軌跡に迫った。■元祖・細マッチョ!野球&飛び込み&駅伝…青春スポーツ映画の主人公に1990年12月6日生まれ、滋賀県出身。中学の修学旅行で渋谷を訪れた際、スカウトされたという逸話を持つ林さん。総勢3,000人ものオーディションから主人公の野球少年役を射止めた映画『バッテリー』(2007)で鮮烈なデビューを果たしてから、いまでは人気俳優ひしめく20代の中でも演技派として頭1つ抜けた存在となっている。野球経験を生かした『バッテリー』では第31回日本アカデミー賞・新人俳優賞や第81回キネマ旬報ベスト・テンの新人男優賞などを多数受賞。その翌年は、『ちーちゃんは悠久の向こう』『DIVE!!ダイブ!!』『ラブファイト』と主演作が相次いで公開された。『DIVE!!ダイブ!!』では元オリンピック選手をコーチに迎えて約3か月間、飛び込みを猛特訓、『ラブファイト』でも元日本チャンピオンに付いて撮影前3か月と撮影中2か月間、ボクシングをトレーニング、さらに天才ランナー役を演じた『風が強く吹いている』(2009)では、あまりに美しいランニングフォームに、指導した大学駅伝部から「映画が終わったらうちに通えば?」と誘われたというほど。強い意思を感じさせる大きな瞳と、端正な顔立ち、少年っぽいあどけなさと大人っぽく凛としたオーラを併せ持つ彼は、こうした青春スポーツもので瑞々しい演技を見せてきた。だが、2010年には、ルームシェアで暮らす都会の若者たちを描いた『パレード』(吉田修一原作、行定勲監督)で、金髪の“自称18歳の男娼”サトルという衝撃的な姿を披露する。美しく、儚く、どこか現実離れしたところのあるサトルは、藤原竜也らの日常をかき乱す異質な存在となっていく。細マッチョの元祖的存在でもある美少年が、ひと皮向けた映画だった。■「荒川アンダー ザ ブリッジ」から「火花」まで、どこまでも貪欲に『風が強く吹いている』公開時のインタビューでは、「周りにすごい人たちがいっぱいいるので、そういう人たちを見ていると、どうしてもいまの自分に満足なんてできません」と語っていた林さん。その後も、貪欲なまでにさまざまな役柄に挑戦してきた。「まさかの実写化」といわれ、TVドラマ&映画が製作された「荒川アンダー ザ ブリッジ」(2011~2012)では、コメディの世界に喜々として飛び込んでいく。原作は「聖☆おにいさん」でも知られる中村光の人気コミック。大企業の御曹司・リクを林さん、“金星人”を名乗る電波系ヒロイン・ニノを桐谷美玲、河童の“村長”を小栗旬、元売れっ子ミュージシャンの“星”を山田孝之が演じるなど、その豪華なキャスティングも話題となった。山田さんの映画『闇金ウシジマくん』にも出演し、人気ゲームのドラマ化「戦国BASARA―MOONLIGHT PARTY―」では麗しい伊達政宗で主演。「レジデント~5人の研修医」ではゆるふわヘア+無精ひげの研修医、「ST~ 警視庁科学特捜班~」では警視庁のエリート管理官にも。「カラマーゾフの兄弟」では吉田鋼太郎を父親に(しかも姓は黒澤!)、市原隼人、斎藤工と三兄弟を演じるなど注目を集めた。さらに2016年は、7本もの出演映画が公開され、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にも初出演するなど大躍進の年となった。瀬戸内寂聴原作、村川絵梨主演の『花芯』では妻に不倫される夫役に挑み、NHK放送90年大河ファンタジー「精霊の守り人」のシュガ役を務め、『HiGH&LOW』シリーズでは達磨一家のリーダー・日向紀久役で凄みのある演技を見せるなど、その振り幅を広げていく一方、“初体験”に歓喜したことも。林さん自身ファンを公言する「遊☆戯☆王」の連載20周年に公開された劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』で、風間俊介ら初期レギュラーと共に声優初出演!「自分が『遊☆戯☆王』の世界に入っていることの喜びは、言葉にならない」とまで語っていた。そして、又吉直樹の芥川賞受賞作をNetflixがドラマ化した「火花」では、「“関西弁しゃべれます”アピールをずっとやって」主人公・徳永役に大抜擢。爽やかオーラを完全に消し去り、しがない若手芸人を熱演した(奇しくも、性やジェンダーについて熱弁を振るうシーンもある)。順風満帆、挫折知らずで来たと思われがちな林さんだが、この「火花」でのシネマカフェインタビューでは「そんなことないです」ときっぱり。「心の底から悔しい思いをした時期もあったし、理想としているものができなかったり、行き詰まって、全てを捨てて『やめたい』って思ったこともありますよ」とも明かしている。10年間、第一線で活躍してきたはずの林さんに、そんな挫折や葛藤があったとは…。そうした思いもあってか、波瑠主演ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」では狂気の精神科医役を演じ、直木賞作家・乃南アサのベストセラーの映画化『しゃぼん玉』では、女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返してきた青年が山村での交流から再生していく、というかつてない役柄にも果敢に挑んだ。■「おっさんずラブ」への布石!?ゲイ役やBLシーンもそんな林さんが2018年、満を持して出会ったのが「おっさんずラブ」だ。演じたのは、本社から営業所に異動してきた入社4年目のエリートで、イケメン後輩男子・牧凌太。春田(田中圭)に提案された同居を受け入れたかと思えば、突然、春田にキスつきで告白!ふだんはマメで気が利くが、春田のあまりの言動にイラっとすると、ついドSな一面が顔を出すというキャラクターが好評を得た。実は林さんは、牧役の布石ともいえるような数々の作品に関わってきている。まず、ルームシェアといえば、ドラマ「REPLAY&DESTROY」(2015)。「荒川アンダー ザ ブリッジ」の飯塚健監督と山田さんが企画を務めた本作は、ケータイドラマが話題となり、深夜帯でドラマ化が実現。変顔、寝グセ、まゆなしなど、コミカルでキュートな一面を次々披露する理系男子・真野真広役の林さんをはじめ、ゆるふわ“マシュマロ男子”としていま話題の中村倫也も出演。林さん&山田さん、山田さん&中村さんの妄想BLシーンもあり、いま思えば“お宝的作品”といえる1作だ。それ以前、『悪の教典』(2012)では、サイコパス教師・蓮実(伊藤英明)の同僚教師(平岳大)と関係を持つ生徒・前島雅彦を演じていた。凄惨な内容のR15+指定作品ではあるが、彼が「カッコイイ」と先生に見とれる姿は“ワンコ”のようでもあった。ちなみに、「おっさんずラブ」の副音声で田中さんに“チワワ似”であることを指摘されるや、賛同するファンの声が後を絶たない。そして、牧“1歩手前”のキャラクターといえるのが、小林ユミヲの人気漫画を原作にした『にがくてあまい』(2016)で演じたベジタリアンのゲイの青年・片山渚。ルームシェアをする野菜嫌いの江田マキ(川口春奈)のために、オーガニック野菜料理を手際よく作るが、渚もまたかなりのドS、同僚の体育教師(新田真剣佑)に思いを寄せているというキャラクターだ。また、初恋相手であるアラタ(渕上泰史)とのキスシーンを「かぶりつくような、むさぼるようなキスで『ふあ~』となりました」(同作トークイベントにて)と言い表したことも、当時ネットを賑わせた。キスといえば、「おっさんずラブ」の牧は田中さん演じる春田とお風呂場、そしてキッチンで二度のキスシーンが!最終話で春田と結婚式を迎える(?)黒澤部長でさえ、していないというのに。その際、「なんかうっせーなーと思って」とちょっと男っぽくなるギャップもたまらない。だが、彼はこのまま、フェードアウトしてしまうのだろうか?かつての交際相手・武川(眞島秀和)が言うように、「あっち側の人間を好きになっても、幸せになることは絶対にない」のだろうか?昨今、ドロドロした不倫愛を描く映画やドラマが相次いでいるが、「おっさんずラブ」はいまだ日本では大きな声を出せない同性愛を、真正面から、かつ軽妙なタッチで描いてきたからこそ、観る者を余計に切なくさせ、夢中にさせている。本作をきっかけに、“いままで名前は知っていたけれど…”という層の心も確実につかんだはずだ。今年は、童貞こじらせ男子を演じた『チェリーボーイズ』、デビュー作の自分を見守るような役柄を演じた『野球部員、演劇の舞台に立つ!』ほか、『コーヒーが冷めないうちに』(9月21日公開)、『ギャングース』(秋公開)と映画出演も続く。本作で得たさまざまな“出会い”でより頼もしくなった林さんに、これからも期待していたい。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ギャングース 2018年秋、全国にて公開ⓒ 肥谷圭介・鈴木大介/講談社
2018年06月02日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「食品ロス」です。無意識の習慣が食品ロスを加速させています。まだ食べられるのに捨てられてしまうという、食品ロスの問題。日本では1年に約621万tの食べ物が廃棄されているといわれています。これは日本人1人当たり、お茶碗1杯(約136g)のご飯を毎日捨てているという計算。世界の恵まれない地域や難民のみなさんへの食料援助量が年間約320万tですから、その倍近くを廃棄しているというのは胸が痛みますね。食品ロスが生まれる一番の問題は「3分の1ルール」です。これは、食品流通業界の商慣習で、加工食品の製造日から賞味期限までを3等分して、最初の3分の1がお店への納品期限、次の3分の1を店頭での販売期限とするというもの。その期限を過ぎると返品や破棄されます。これには、私たち消費者の責任もあります。店頭で賞味期限を見比べて、古いものから買えばいいのに、つい日付が先のものを手にとってしまいますよね。そうすると、販売期限の切れた売れ残りが出て、廃棄処分になってしまうのです。農林水産省の統計によると、食品ロスの半分は家庭から出ており、約302万tの食料が廃棄されているそうです。また、そのなかには手付かずの食品が約2割含まれ、うち4分の1は、賞味期限内にもかかわらず捨てられているんです。残りの半分は製造業や小売店、外食産業から出ています。政府は、売れ残りや、製造・加工・調理の際に生まれた食品廃棄物を、家畜の飼料や熱エネルギーとして再利用する取り組みを推進しています。また「フードバンク」という取り組みもNPO団体を中心に行われています。これは、食べられるけれど、印刷ミスなど規格外で流通にのらない商品、賞味期限が1か月以上ある加工食品などを預かり、児童擁護施設などの福祉施設、ホームレス支援団体の炊き出しなど、食べ物に困っている人のために使うというもの。最近では、「TABETE」という、売れ残りそうな食品を引き取るフードシェアリングサービスも実験的に開始されました。食品ロスは、私たちの意識で減らすことができます。食品を買いすぎないこと、冷蔵庫の中をまめに点検するのも無駄をなくす方法ですね。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年3月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年03月15日第90回アカデミー賞授賞式が3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のゲイリー・オールドマンが「主演男優賞」に輝いた。2度目の同賞ノミネートで、今回が初受賞となる。■“いぶし銀”名優が念願のオスカー像を手に!数々の作品に出演し“いぶし銀”の魅力を放ち続けたオールドマンがついに、アカデミー賞主演男優賞を受賞!その名優ぶりはもちろん、日本では『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック役、『ダークナイト』三部作のゴードン本部長役でも知られる人気スターだ。そんな彼が本作で、ウィンストン・チャーチル英首相を演じているのだが、何と言っても、その“なりきり”ぶりが大きな話題。持ち前の演技力に加えて、今回「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を見事受賞した辻一弘氏による特殊メイクが、超リアルなチャーチル像を作り上げた。総メイクアップ時間はなんと200時間以上!辻氏は2012年に現代美術家に転向したが、オールドマンから直接「あなたが引き受けてくれたら、私はこの映画に出る」と熱烈なオファーを受けて、久しぶりに映画の特殊メイクを担当することになった。■『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』とは?1940年、第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落寸前という絶体絶命のタイミングで、英国首相に就いたのは、「政界一の嫌われ者」ウィンストン・チャーチルだった。最大の国難に直面しながら、彼はいかにして国民に勇気と希望を与え「伝説のリーダー」になったのか?実話を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描き出す歴史エンターテインメント。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月30日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。■受賞者コメント2度目のノミネーションで初受賞となったゲイリーは感極まった面持ちで「深く感謝いたします。アカデミーの皆さん。素晴らしい賞をいただきましてありがとうございます。アメリカには永く住んでいますが、愛情や友情を受けることができて感謝いたします。いろんな恵みをいただきました」とこれまでを振り返って感謝をコメント。そして「映画は物凄く力を持っています。サウスロンドン出身の私としては夢を感じることができました。夢を実現するためにもいろんな人が助けてくれました」「辻さん、デイビットさん、芸術に感謝いたします」と様々なスタッフや共演者、同じノミニーに感謝。最後には自身の母親へ「(Oscar像を持ち)これを持って帰るから待っていてください」と微笑んでスピーチを終えた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男 2018年3月30日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2018年03月05日ゲイリー・オールドマンが伝説リーダー、ウィンストン・チャーチルを演じ、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルスソーンら実力派たちが脇を固める『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』。チャーチル没後に公開された戦時内閣の閣議記録によって明らかとなった実話を基に描く本作から、この度90秒予告編が到着した。1940年、第二次世界大戦下のイギリスを舞台に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描く本作。このほど公開された予告編は、“政界一の嫌われ者”チャーチルが、ダンケルクの戦いの裏で「道理が通じる相手ではない」ヒトラーを相手に苦悩しながらも、決断を下そうとしている緊張感あふれる様子映し出される。一方で、「とても怖い」と本音を漏らす姿、「欠点があるから強くなれる。あなたなら世界を救えるわ」とチャーチルの妻クレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)に励まされ、背中を押される姿なども登場。ゲイリー演じる人間味あふれるチャーチルの姿に、目が離せなくなる映像となっている。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月27日ゲイリー・オールドマンがゴールデン・グローブ賞主演男優賞に初ノミネートされた『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(原題:Darkest Hour)。このほど、驚異の変身でチャーチルになり切ったゲイリーの姿を収めた予告編とメインビジュアルが公開された。1940年、第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落寸前。そんな絶対絶命の危機で英国首相に就いたのは、政界一の嫌われ者ウィンストン・チャーチルだった。最大の国難に直面したそのとき、彼はいかにして人びとに勇気と希望を与えたのか?実話を基にした本作は、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描き出す歴史エンターテインメント。アカデミー賞の前哨戦といわれる第75回ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞(ドラマ部門)にゲイリーがノミネートされたほか、「ハリウッド・リポーター」のオスカー主要賞予想では、作品賞、主演男優賞、監督賞(ジョー・ライト)ほか、助演女優賞(クリスティン・スコット・トーマス)、助演男優賞(ベン・メンデルソーン)などに名前が挙げられている。今回公開された30秒予告編では、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』でも描かれた壮絶な撤退作戦に直面するチャーチルのシーンから始まっている。ヒトラーに対して「独裁者め」と呟く、政界一の嫌われ者チャーチル。また、妻(クリスティン・スコット・トーマス)から「あなたなら世界を救える」と励まされて前へと進む様子や、チャーチルの秘書エリザベス(リリー・ジェームズ)の姿も。混沌とした時代の中で、突如首相となったチャーチルが苦悩しながらも国難に直面していく物語を期待させる本映像。そのラストは、「我々は決して降伏しない」という伝説の演説で締めくくられている。また、合わせて解禁されたメインビジュアルでは、トレードマークとなっている葉巻をくわえ、腰に手をあてて何かを考え込むような仕草をしているチャーチルの姿を、特殊メイクで本人になりきったゲイリーが表現。シンプルでありながらも、彼の想いが透けて見えるような力強いビジュアルに仕上がった。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日ゲイリー・オールドマンが特殊メイクによって、英国首相チャーチルを熱演する『Darkest Hour』が『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』として、2018年3月に日本公開されることが決まった。第2次世界大戦初期、ナチスドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、英国にも侵略の脅威が迫っていた。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれる中、就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に彼らの運命は委ねられる。ヒトラーとの和平交渉か、徹底抗戦か。チャーチルは究極の選択を迫られる。議会の嫌われものだったチャーチルは、いかに世界の歴史を変えたのか――。実話を元に、ウィンストン・チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる4週間を描く感動の歴史エンターテインメントとなる本作。英国の名優ゲイリー・オールドマンが特殊メイクによって完璧な変身を遂げ、チャーチルを熱演、米テルライド映画祭、トロント国際映画祭で絶賛を集め、「これこそが最高峰の演技だ!」(ローリング・ストーン)「今年一の名演!」(アクセス・ハリウッド)などメディアも絶賛。『裏切りのサーカス』(‘11)以来となるアカデミー賞主演男優賞ノミネートが確実視されている。チャーチルを支える妻クレメンティーンには、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス、彼の秘書エリザベスに『ベイビー・ドライバー』『シンデレラ』のリリー・ジェームズ、吃音を克服した英国王ジョージ6世には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『名もなき塀の中の王』のベン・メンデルソーンが脇を固め、見事なアンサンブルを見せている。監督は、『プライドと偏見』『つぐない』などで知られる英国の俊英ジョー・ライト。脚本は、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞候補となったアンソニー・マクカーテン。ハリウッド・リポーターのオスカー主要賞予想では、作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞、助演女優賞、助演男優賞、作曲賞で名前が上がっており、賞レースを騒がす1作とされている。『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月29日“母ロス”という言葉を耳にしたことがありますか?これは、母親を亡くしたときに襲ってくる、深い苦悩や悲しみのことです。母と娘の密着度が高いわが国では、特に女性が深刻な母ロスに陥りやすい傾向があります。母の死を受け入れることができず、悲嘆にくれてしまう。 時には悲しみのあまり無気力に陥り、日常生活に支障が出てしまうこともあるようです。今回は、母親を亡くした女性たちから心境を伺い、悲しみの乗り越え方について考えてみました。●(1)アドレス帳が削除できないAさんの話Aさんは30代、独身の女性です。2年前、最愛の母親を病で失いました。何年もの長きにわたり、闘病してきた母。Aさんは可能な限りそんな母親によりそい、励ましつづけていたそうです。『病室で過ごすのは寂しかったのでしょうね。母は些細なことでも私に電話やメールをよこしてきたんです。でも、母が亡くなってから、私の携帯電話はぱったり鳴らなくなってしまいました。私はいつまでも、母の電話番号をアドレス帳から消すことができません 。その番号はもう他の人が使っているかもしれないし、母から電話がかかってくることはもうないのに……きっとまだ、母の死を受け入れられてないということなんでしょうね』(30代女性/派遣社員)携帯電話を握りしめながらつぶやくAさん。母のアドレスを消すことで、母との接点まで失ってしまいそうに思えるのでしょうね。お話を伺っている私も、胸がつぶれるような思いがしました。●(2)出産後に母ロスをぶりかえしたBさんの話Bさんは1児の母。結婚前に母を心不全で亡くしています。自分なりに悲しみは克服してきたつもりでしたが、出産後に思いもよらぬ感情の波に襲われたそうです。『自分が親になってみると、母へ聞きたかったこと、今だからこそ伝えたいことばかり。夫と子どもが寝静まった夜中、一人ぼっちで部屋にいると、母のことを思い出してしまいます。どうしようもない喪失感、そして親孝行のひとつもできなかった後悔で、涙がとめどなく溢れちゃうんです。何もできなくなり、呆然としたまま朝を迎える こともしばしばです』(30代女性/主婦)出産して改めて、母親の偉大さに気づくというのはよくあること。それは母ロスをぶりかえす引き金ともなるんですね。ママ友たちが実母の協力を得て、楽しそうに子育てしている姿を見るのもつらいのではないでしょうか。母に育児の悩みをうちあけ、「何言ってるの、あなただって小さいころは手がかかる子だったのよ〜」と笑い飛ばしてくれればどんなにいいか……出産後の母ロス、なかなか根深い問題となりそうです。●(3)20年経っても悲しみを抱えるCさんの話Cさんは20年前に母と死別しました。今でもふと、深い悲しみに襲われることがあるといいます。『ふとした瞬間に、強烈に母のことを思い出します。「おかえり」って言ってもらいたい、思い切り甘えたい、たくさんほめて欲しい……おかしいですよね。でも、一度その状態になるとしばらくは立ち直れません。長いと何か月間も、やり場のない怒りや強い喪失感で一杯になってしまいます 』(50代女性/パート)母とはまるで姉妹のように仲良しだったというCさん。その分だけ、なくなったときの喪失感は強かったそうです。20年という長い月日がたっても、母ロスを完全に克服することは難しいのでしょう。●母ロスから回復するために〜キューブラー・ロスの5段階プロセス〜深い母ロスに陥らないようにするためには、死を受け入れる心の働き(プロセス)を知っておくことが役に立ちます。ここで、死生学やホスピス運動の第一人者キューブラー・ロス博士が提唱している『受容の5段階プロセス』をご紹介しましょう。このプロセスは、もともと「自らの死を受け入れていく過程」として構想されたもの。しかし、愛する人の死を受け入れるときにも、同じ心の働きを経ると考えられているんですよ。●第1段階:「否定と孤独」死別への衝撃から、強い否定の感情が生まれる。焦り、無力感、不安感で一杯になってしまう時期。●第2段階:「怒り」「どうして私を残して死んでしまったのか」というような、亡くなった本人への怒りや、死別の苦しみを経験していない友人などへの妬み、憤りなどを感じる時期。怒りが自分自身に向かい、自責の念にとらわれることもある。●第3段階:「取り引き」「もしもあの人が生き返るなら、何だってする」といったような思いが押し寄せてくる時期。少しずつ過去を振り返ることができるようになってくる。●第4段階:「抑うつ」痛烈な孤独感や不安感、喪失感がやってくる。「誰とも関わりたくない」「1人になりたい」という気持ちになる時期でもある。●第5段階:「受容」穏やかに死別の現実を受け入れることができるようになる時期。もちろんすべての人がこのプロセスを順番通りに踏んでいくわけではありません。ときには何年も停滞したり、後戻りしたり、いくつものプロセスが同時に押し寄せたりもするでしょう。大切なのは、否定や孤独感、喪失感は全て、現実を受け入れていくために必要な過程であると知っておくことです。そして、これらの感情を持っている自分を過度に責めることなく、認めてあげることだとロス博士は説いています。----------母親を亡くすことは、とてもつらいものです。でも、いつか現実を受け入れ、穏やかに過ごすことができる日がやってきます。それまでは怒っても、悲しんでも、無力感にさいなまれてもいい。どうか、そんな自分の心持ちを認めてあげてくださいね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月14日『ハン・ソロ』の単独映画で起きた監督交代騒動に、キャストの1人、ウディ・ハレルソンは不安を感じていないそうだ。先日、フィル・ロイドとクリス・ミラーの監督コンビが「クリエイティブ面での意見の相違」により降板し、新たにロン・ハワードが監督の座に就くことになったとのニュースが報道された。この件に関し、ウディは「The Hollywood Reporter」に「みんながこの映画の運命を心配しているって記事をいくつか読んだんだけど、俺は全然心配していないよ。『フォースはいまも共にある』からね」と語っている。ウディは劇中でアルデン・エーレンライク演じる若きハン・ソロを導く師匠役を演じているとのうわさだが、なんとこの役を2回も断っていたという。「『ハンガーゲーム』(のヘイミッチ役)も2回断ったんだよ。あんなに大きな映画になるとは思わなかったし、良い役だとも思えなかったんだ。でも、違った。スゴい役だったし、スゴい映画になった。ゲイリー・ロス(監督)と、アリソン・シャーマー(製作総指揮)が呼んでくれてよかったよ」と明かし、今回のハン・ソロ映画もアリソンがプロデューサーを務めていることからウッディは「No」を受け入れてもらえず、結局出演することになったのだとか。ウッディが再び「出演してよかった」と思えるような映画になることを期待したい。(Hiromi Kaku)
2017年07月13日リュック・ベッソン監督作の『Valerian and the City of a Thousand Planets』(原題)でカーラ・デルヴィーニュと共演、ゲイリー・ロス監督作の『Ocean’s Eight』ではオスカー女優のサンドラ・ブロックやケイト・ブランシェットと共演と、立て続けに対策に出演し、華やかな女優業が好調のリアーナ。すでに音楽界ではグラミー賞を8つ受賞し、輝かしい功績を残している彼女の次のターゲットはアカデミー賞か? 「いつか、手にすることができたらいいな。誰だって、『素晴らしい仕事をしたね』って言われたらうれしいでしょ?」とリアーナは「The Sun」紙に夢を明かしている。「でも、アルバムを制作するのにグラミー賞を獲ろうとか、映画を撮りながらオスカーを受賞しようとか考えている人はいないんじゃないかな。やれるだけやって、賞がそれに伴えば『ヤッタ!』って思う」と謙虚に語っている。今後の目標は、さまざまな役に挑戦していくこと。「自分の感情や経験を演技に活かすって、すごく難しいの。俳優って、いろんな役になりきる仕事だからね。それができる俳優たちには、もうただただ尊敬せずにはいられないわ」。(Hiromi Kaku)
2017年07月03日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。フードロスは、先進国を中心に世界中で取り組みがなされています。企業が主に行っている状態ですが、家庭でもできる取り組みがあります。すぐに実践できるものばかりですので、家族で話し合い、フードロスを減らしていきましょう。●日本のフードロスはこんな状態日本では、年間にどのくらいの食品が廃棄されているかご存じですか?年間の食品廃棄量は、約2,800万トンです。そのうち、フードロス(期限の切れた食品・食べ残しなど)は、約632万トンと言われています。家庭においては、約302万トンがフードロスをしていることがわかっています。この数字だけ見ても想像がつかないということもあるでしょう。もっとわかりやすく言いますと、毎日1人がお茶碗1杯分の食べ物を捨てている計算 になります。日本の自給率は平成27年度の調べで、39%となっています。残りは輸入に頼っています。食べられる食品を多く捨てているというのが現状です。いかに、もったいないことをしているかがおわかりになると思います。●家庭のフードロス、原因は?家庭でフードロスが起こってしまうのには、原因があります。・鮮度が落ちた・腐ってしまった・賞味期限等が切れたなどが挙げられています。これ以外にも、調理をするときに食べられる部分を過剰に捨ててしまう ことも原因となっています。たとえば、「野菜の皮を厚めにむいてしまう」や「肉の脂身を捨てている」などがあります。●フードロス削減のための取り組み4つ●(1)買う前に冷蔵庫などにあるものをチェックする買い物をする前に、冷蔵庫や食料品棚をチェックしましょう。そうすれば、重複して商品を購入してしまうことが減ります。買い物リスト を作成して、賢く必要な物だけを購入するようにしている家庭もあります。●(2)買ったら使い切る価格が安いとつい買ってしまうこともあるでしょう。買ってしまったら腐らせる前に調理をして使い切ることを徹底します。調理すれば、食べることができます。捨ててしまうよりずっといいことです!●(3)保存方法を知る使い切れなかった食材は、上手に保存すれば長持ちします。【乾燥させる】・大根は千切りにして天日に干す・しいたけはそのままの状態で天日干しに使うときは水で戻します。【冷凍する】・肉や魚は小分けにして冷凍する・大根や玉ねぎはおろしにして氷ケースで冷凍する自然解凍で元に戻します。【酢に漬ける】・余った野菜はピクルスにするこのように、保存の仕方を知れば、捨てなくても長持ちさせて使い切る ことができるはずです。●(4)フードドライブを活用するフードドライブとは、家庭で余っている食材をまとめて地域の福祉団体や施設などのフードバンクに寄付すること です。缶詰やお菓子、乾物などさまざまなものを寄付することができます。余っている食材を食べてもらえるところに譲ることも、フードロスを削減することにつながります。●おわりに家庭からの生ごみを調べてみると、手つかずの食品が2割あるそうです。そのうち、4分の1は賞味期限前に捨てられている ことがわかっています。昔に比べ裕福になった日本ですが、もったいないことをしてはいけません。一人ひとり、一家庭でも多くの人がフードロスの現状に気づき、削減することができれば、食べ物を無駄にすることがなくなります。フードロスが少なくなる未来が来ることを願っています。【参考リンク】・もったいない! 食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう | 政府広報オンライン()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年06月21日綾瀬はるか主演のラブストーリー、映画『今夜、ロマンス劇場で』が2018年2月10日(土)に全国ロードショー。“モノクロのお姫様”に憧れた青年の恋が現実に - 運命なんて飛び越えて、私はあなたに逢いに行く。小説やマンガを原作とする実写映画が数多く制作される昨今。『今夜、ロマンス劇場で』は、完全オリジナル脚本から生まれるロマンティックラブストーリーだ。映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)には、長年憧れ続けたスクリーンの中の“モノクロのお姫様”美雪(綾瀬はるか)がいた。そして彼の想いは遂に現実に。彼の逢いたいという気持ちが奇跡を起こす。モノクロの世界からやってきた美雪はカラフルな劇場のロビーで初めて見た“色”に心を躍す。色のない主人公が色を取り戻していく様子は、ゲイリー・ロス監督&主演トビー・マグワイアの名作『カラー・オブ・ハート』を彷彿させる。綾瀬はるかと坂口健太郎にインタビューお転婆でチャーミングな美雪は、健司のことを”しもべ”と呼びカラフルな世界を案内させる。それに振り回される優しいけどちょっぴり情けない健司との、テンポの良い掛け合いも見どころだ。2人を演じた綾瀬はるかと坂口健太郎に映画の魅力を聞くと、まさに映画の中から飛び出してきたかのように、息ぴったりに作品の見どころを語ってくれた。本格的な共演は、『今夜、ロマンス劇場で』が初めてですね。お互いの第一印象を教えてください。綾瀬:坂口くんは『海街diary』の現場ですれ違ったことがあるんですけど、緊張していたからかな?その時はクールで、ツンとしている人だという印象があって。でも今回共演してみたら優しくて、なんて言ったらいいんだろう…坂口:頼りがいがあって、男らしくて、綾瀬:ん~(笑)。というよりは柔軟で、人を包みこむような感じの人だなと思いましたね。あとはお話がすごく上手!客観的に物事を捉えつつも、自分の中で整理して、それを言葉にすることがとても上手な人だなと感じました。坂口:そう言ってもらえるのは嬉しいですね。僕と綾瀬さんは今まで同じ作品に出演することはあっても、共演シーンは無かったんです。なので綾瀬さんのイメージはテレビで見た印象が強くて、ふわっとした方なのかなと。でも共演してみたら…綾瀬:しっかりしている!坂口:そう!(笑)すごく芯がある女性だなと思いました。役者として、自分の考えを持って演じている。“天然”という表現をされていることがありますが、僕は”チャーミング”な方だと思いましたね。お話を聞いていると、まさに美雪と健司が映画の中から飛び出してきたかのように息ぴったりですね。まさにはまり役だった、ということでしょうか。坂口:綾瀬さんも僕も、自身と役との乖離はあんまりなかったと思います。劇中では美雪が健司をリードするシーンが多いのですが、綾瀬さんは現場でもムードメーカーで。僕が自分の性格を「誠実で、柔軟で」と表現すると、綾瀬さんが「またまた~」という感じでいじってくれたりして、引っ張っていってくれました。綾瀬:カメラが回っていない間もこんなやり取りをよくしていたので、すんなりと映画の世界に入り込むことができました。劇中はカラフルなセットや景色であふれていますが、中でも印象に残っている撮影場所はありますか。綾瀬:タイトルになっている“ロマンス劇場”の舞台となった、栃木県にある旧映画館・足利プラザかな。約20年前に閉館になった劇場なんですが、昔のまま残されていて。その廊下に鮮やかなタイルを埋め込んだりすることで、クラシカルでカラフルな映画館が出来あがっていました。撮影していても、すごく楽しかったですね。坂口:実は劇場内に貼られている作品ポスターに描かれている人物のモデルは、この作品のスタッフさんたちなんですよ。映画館の上に実際にあった試写室はノスタルジックな雰囲気の小さな部屋なんですが、健司の心の拠り所になっているような場所でもあったので、印象深いですね。お気に入りのシーンはありますか。綾瀬:美雪がモノクロ映画から飛び出してくるシーンです。ユニークで面白いですよね。彩り豊かな映画館と、1人だけ白黒で存在している美雪とのコントラストが印象的でした。そうしてカラフルな世界にやってきた美雪と健司との恋が色づいていくにつれて、画全体に鮮やかなカラーが配置されていく様子も素敵でしたね。坂口:僕は美雪が健司に秘密を打ち明けるシーンが、強く心に刻まれています。物語はこのシーンを境に、コミカルなテンポから切ないラブストーリーへと大きく変化します。美雪の秘密は2人にとって辛く悲しいものでもあるのですが、いままで彼女がとってきた行動の真相が分かり、健司が美雪のことをより一層愛しく感じる要素にもなったと思うんです。2人の複雑な想いを代弁してくれているかのような景色は、前半のポップな色使いとは一味違う、幻想的で美しいものに仕上がっていました。情景だけでなく衣装も、美雪の心情に合わせて色味が変化しているそうですね。綾瀬:そうなんです。映画の中で美雪はゴージャスなドレスから、シックなワンピースまでシーンに合わせて25変化もしているんですよ。モノクロの世界のお姫様のドレスは実際にモノトーンだったのですが、ディテールまでとても美しかった。全ての衣装に共通することですが、舞台となった60年代のクラシカルな着こなしや絶妙なカラーがすごく素敵で。映画の世界観を作り上げる上で重要な要素の1つになっていたと思います。お気に入りは、ふんわりしたスカート。坂口:僕は美雪の服で言うと、綾瀬さんが“豚ピンク!(笑)”と命名した絶妙な色味のブラウスが、繊細で綺麗だなと思いました。綾瀬:坂口くんの衣装も好きだったな。すごく素敵だったよね。坂口:衣装合わせの時、60年代の実際の撮影現場の写真を見せていただいて。スタッフさんも皆さんしっかりとネクタイを締めたタイドアップで、かっちりとしたジャケットスーツを着て、革靴も履いていたんです。助監督さんもキャスケットをかぶった姿で、音声マイクを持っていたり。その感じが男性陣の衣装に反映されていて、素敵でしたね。健司は、仕事をしているシーンでは基本的に一張羅でした。健司の映画作りに対する誠実さが垣間見えるような気がして、良いですよね。実はこの衣装がとても気に入ってしまって、いただけることになりました。プライベートでも着ようと思います。お2人は普段どのようなファッションを楽しんでいますか。綾瀬:私はメンズライクで、シンプルなものが好きです。革靴やスニーカーも大好きです。ヒールはあまり履かないんですよ。坂口:僕はモデルや役者という仕事柄、着替えが多いので、普段はリラックスした服が着たくなります。夏はずっとビーサンを履いていたり。親父のおさがりを着ることもあります。綾瀬:素敵!どんな服をもらうの?坂口:ジャケットですね。同じくらいの身長なんですけど、なぜかビッグシルエットで。そこが気に入っています。舞台となった60年代の洋服もそうですけど、昔の服のどこか落ち着く、心がほっとするようなところが好きなんです。多彩なキャストが勢揃い映画の中から飛び出してくる“モノクロのお姫様”を演じるの綾瀬はるかは、これまで『あなたへ』や『海賊と呼ばれた男』に出演。『海街diary』では4姉妹の長女・香田幸を見事に演じきり、国内の数々の主演女優賞を受賞した今や日本を代表する女優のひとり。また、相手役を演じるのはメンズノンノのモデルとしてデビューし、テレビドラマ「とと姉ちゃん」や「東京タラレバ娘」などで今や俳優としても頭角を現し始めている坂口健太郎だ。本田翼がヒロインの恋敵に、北村一輝や中尾明慶らも出演主人公とヒロインの2人を取り巻くキャストも豪華俳優陣が勢ぞろい。映画会社の社長令嬢・成瀬塔子役には、映画『鋼の錬金術師』のヒロイン役でも注目を集める本田翼を起用。綾瀬はるかと、坂口健太郎を奪い合う三角関係の一角を演じる。さらに、大スター俳優・俊藤龍之介役を『テルマエ・ロマエ』シリーズ以来の武内監督作品となる北村一輝が、坂口健太郎の友人でもあり良きライバルでもある山中伸太郎役を中尾明慶が演じるなど、人気と実力を兼ね備えたキャストたちが物語を盛り上げる。監督に『テルマエ・ロマエ』の武内英樹綾瀬はるかと坂口健太郎の2人のロマンティックなラブストーリーを手掛けるのは武内英樹監督。『のだめカンタービレ 最終楽章 前編/後編』で映画監督デビューを果たし、劇場公開作品3作目となる『テルマエ・ロマエ』では、国内の映画賞の他、トロント国際映画祭で実写日本映画初のガラ・プレミア上映作品として招待されるなど、海外でも評価を受けている人物。また、完全オリジナル脚本を務めるのは、映画『信長協奏曲』をはじめ、テレビドラマ・映画を数多く手掛けてきた宇山佳佑だ。東京スカイツリータウンでバレンタインコラボ企画映画の公開にあたり、東京スカイツリータウンにて『今夜、ロマンス劇場で』とコラボレーションしたバレンタイン企画が開催される。期間は2018年1月29日(月)から2月14日(水)まで。バレンタイン企画ではコラボレーションメニューの提供や衣装展、抽選会や特別ライティングなどを用意する。東京ソラマチの全8店舗では、映画に登場するバラや虹をモチーフにしたロマンティックなスイーツやドリンクが販売される。ウエストヤード4階・ココノハは「いちごとローズホワイトチョコ クリームのパンケーキ」を用意。プレートには色鮮やかなベリーやバラの花びらを散りばめた。トップにあしらったふわふわのコットンキャンディーに、ベリーソースをかけて食べる。さらに東京ソラマチ5F スペース634では、2月3日(土)から2月14日(水)まで、綾瀬はるか演じる美幸が着用したオレンジのドレスや坂口健太郎演じる健司が書いた映画の原稿などを展示した「公開記念 映画衣装展」を開催。その他にも東京スカイツリーのバレンタイン特別ライティング「ラブリーショコラ」を実施する。ストーリーモノクロ映画のヒロインと、現実世界に生きる青年。出逢うはずのない二人が出逢ったら―。それはロマンティックで切ない恋のはじまり。映画監督を夢見る青年・健司はスクリーンの中の美雪に恋をして、何度もくり返しその映画を観ていた。そんなある日、美雪が健司の目の前に現れる。モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。2人は次第に惹かれ合っていく。けれど、美雪には秘密があった。それは彼女が人のぬくもりに触れたら消えてしまうこと。【作品情報】映画『今夜、ロマンス劇場で』公開予定:2018年2月10日(土)全国ロードショー出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、西岡德馬、柄本明、加藤剛監督:武内英樹脚本:宇山佳佑音楽:住友紀人主題歌:シェネル「奇跡」(ユニバーサル ミュージック)配給:ワーナー・ブラザース映画© 2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会【東京スカイツリータウン 映画『今夜、ロマンス劇場で』バレンタインコラボ企画】場所:東京ソラマチ(東京都墨田区押上一丁目1番2号)■コラボメニュー期間:2018年1月29日(月)~2月14日(水)対象店舗:全8店舗■映画衣装展日時:2月3日(土)から2月14日(水) 10:00~21:00場所:5階 スペース634料金:無料■東京スカイツリー バレンタインライティング「ラブリーショコラ」期間:1月29日(月) 18:10~22:00、1月30日(火)~1月31日(水) 17:00~22:00、2月1日(木)~2月14日(水) 17:15~22:00 ※22:00~24:00は通常ライティング。【問い合わせ先】東京ソラマチコールセンター TEL:0570-55-0102(10:00~21:00)東京スカイツリーコールセンター TEL:0570-55-0634(9:00~20:00)
2017年05月12日フィギュアスケート女子のバンクーバー五輪銀メダリスト・浅田真央が現役引退を発表したことを受け、ネット上では"真央ロス"が広がっている。突然の引退発表に、「やっぱり率直に『寂しい』だよね」「真央ロス…が酷い…涙が止まらぬ」「真央ロスつらい」「真央ロスで会社休みたい…なんのやる気も出ない…」「うそでしょ…真央ちゃんもっと演技見たかったしばらく真央ロス…」「喪失感が半端ない……」「小さい頃から見てるから余計に寂しいです」などと"真央ロス"を訴える人が続出。また、「あなたの演技が大好きでした。本当にありがとう」「真央ちゃん、衝撃的発表ですが、感動をありがとう」「真央ちゃん本当にありがとう。今までもこれからも、貴女がNo.1です」「ほんとにお疲れ様でした!感動をいっぱいありがとう」「真央ちゃん、素敵な演技と癒やしをありがとう」「勇気をもらった 感動をもらった 挑む姿に涙ももらった」と感謝の声も続々と上がっている。浅田は10日、自身のブログで引退を発表し、「私のフィギュアスケート人生に悔いはありません」とコメント。ファンへの感謝の思いや、引退を決断した理由も伝え、「この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています」とつづった。
2017年04月11日映画『オーシャンズ8』が、2018年8月10日(金)に全国の劇場で上映される。あの「オーシャンズ」シリーズ再びジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンら豪華スターが共演した大ヒットシリーズ『オーシャンズ』。そのシリーズ最新作『オーシャンズ8』では、女性犯罪集団がニューヨークで開催される世界最大のファッションショーの展覧会「メットガラ」を標的とする。『オーシャンズ8』で犯罪チームのリーダーを務めるのは、サンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャン。「オーシャンズ」シリーズでジョージ・クルーニーが演じたカリスマ大泥棒ダニー・オーシャンの妹だ。そしてケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、そして歌姫リアーナなど、豪華で美しいスターたちが集結し、大胆不敵な犯罪計画を実行する。世界一厳しいセキュリティの中で、彼女たちが繰り広げる華麗な犯罪劇に注目だ。サンドラ・ブロック×ケイト・ブランシェット×アン・ハサウェイ×リアーナによる異色のドリームチームキャストにはアカデミー賞で主演女優賞を受賞しているケイト・ブランシェット&サンドラ・ブロックや、『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』のアン・ハサウェイのほか、なんと音楽界からはリアーナや、アジア系アメリカ人ラッパーのオークワフィナら多くの女性スター達が登場。また、ヘレナ・ボナム・カーター、アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』や『インサイド・ヘッド』のミンディ・カリング、エミー賞主演女優賞やゴールデングローブ賞女優賞を獲得しているサラ・ポールソンなどが脇を固める。まさに女性版犯罪ドリームチーム。これまでのシリーズとの橋渡し的な存在になるのか、ライナス役としてマッド・デイモンが登場。そして、役柄は不明ながらダコタ・ファニングもキャスティングされている。映画の舞台となるニューヨーク、リンカーンセンターにオーシャンズが集結監督は「ハンガー・ゲーム」のゲイリー・ロススター女優陣をまとめる監督は、『カラー・オブ・ハート』『シービスケット』『ハンガー・ゲーム』とヒット映画を手掛けてきたゲイリー・ロス。彼はこれまで手掛けてきた作品がそうであったように脚本も担当する。なお、これまで『オーシャンズ』シリーズを監督してきたスティーブン・ソダーバーグもプロデューサーとして参加している。作品詳細『オーシャンズ8』公開時期:2018年8月10日(金) 全国公開キャスト:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、オークワフィナ、リアーナ、ヘレナ・ボナム・カーター監督:ゲイリー・ロス© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2017年02月04日ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンら豪華スターが共演し、世界中を熱狂の渦に巻き込んだ大ヒットシリーズが、今度は女性たちが主人公となってスクリーンに帰ってくる『Ocean’s 8/オーシャンズ8』(原題)。このほど、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイら豪華ハリウッド女優や注目のスターたちが“犯罪ドリームチーム”を結成する本作の初画像が解禁となった。スティーブン・ソダーバーグ監督のもと、ジョージ、ブラッド、マットにジュリア・ロバーツやアンディ・ガルシアなど、スター俳優たちが競演を果たした同シリーズ。2002年公開の『オーシャンズ11』は69億円、続く2005年の『オーシャンズ12』は36億円、2007年の『オーシャンズ13』は32億円と、日本でも大ヒットに。宝塚歌劇が『オーシャンズ11』を舞台化させるなど、伝説的な人気を誇っている。そしてシリーズ最新作では、今度は女性犯罪集団がニューヨークを舞台に犯罪劇を繰り広げる。キャストには、『ゼロ・グラビティ』『しあわせの隠れ場所』サンドラ・ブロックや、『ブルージャスミン』『キャロル』のケイト・ブランシェット、『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』のアン・ハサウェイといったオスカー女優、『英国王のスピーチ』などでアカデミー助演女優賞に2度ノミネートされ、『未来を花束にして』が公開中のヘレナ・ボナム・カーター。さらに、アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』『インサイド・ヘッド』で声を務めたミンディ・カリング、「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞、先日のSAG(映画俳優組合賞)も獲得している実力派サラ・ポールソン、そして音楽界からはグラミー賞アーティストのリアーナ、アジア系アメリカ人ラッパーのオークワフィナら、多くの女性スターたちが集結、まさに女性版犯罪ドリームチームを結成する。メガホンをとり、彼女たちをまとめるのは、世界的大ヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム』のゲイリー・ロス監督。『オーシャンズ』シリーズ監督のソダーバーグもプロデューサーとして参加する。今回解禁された待望の初画像は、『オーシャンズ8』の名の通り、メンバー8人がそれぞれスタイリッシュなファッションに身を包み、NYの地下鉄に勢ぞろいした場面写真。ダニー・オーシャン(ジョージー・クルーニー)の妹、デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)が各メンバーを集め、セレブが集まるチャリティーパーティー「メットガラ」で悪だくみを画策するという。メンバーは、写真左のデビーの隣から、ルー(ケイト・ブランシェット)、ナイン・ボール(リアーナ)、アミタ(ミンディ・カリング)、コンスタンツ(オークワフィナ)、ローズ(ヘレナ・ボナム・カーター)、ダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)、そしてタミー(サラ・ポールソン)。これら豪華キャストに加え、マット・デイモンも登場するほか、キム・カーダシアンやゼイン・マリクらがカメオ出演するという。クールで知的な彼女たちの華麗な犯罪劇を、楽しみにしていて。『Ocean’s 8/オーシャンズ8』(原題)は2018年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日映画『オーシャンズ』シリーズ最新作、『オーシャンズ8(原題)』(2018年公開予定)のビジュアルが1日、初お披露目された。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンら豪華スターが共演し、世界中で大ヒットを記録した『オーシャンズ』シリーズ。最新作では、女性犯罪集団がニューヨークを舞台に犯罪劇を繰り広げる。キャストには、オスカー女優サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェット、同じくオスカー女優で『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』で知られるアン・ハサウェイ、『英国王のスピーチ』などでアカデミー助演女優賞に2回ノミネートされているヘレナ・ボナム・カーター、さらに、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、そして音楽界からはグラミー賞アーティストのリアーナ、アジア系アメリカ人ラッパーのオークワフィナら女性スターたちが共演。まさに女性版犯罪ドリームチームとなる。今回公開された写真は、『オーシャンズ8」の名の通り、メンバー8人が勢ぞろいした場面写真。スタイリッシュなファッションでNYの象徴でもある地下鉄に乗っているメンバーの写真だが、デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)が各メンバーを集め、NYで行われるセレブが集まるチャリティーパーティーのメットガラで悪だくみを画策する内容となっている。なお、この多くのスター女優陣をまとめる監督は、大ヒット映画『ハンガー・ゲーム」のゲイリー・ロス監督。そして、『オーシャンズ』シリーズの監督である、スティーブン・ソダーバーグもプロデューサーとして参加している。Warner Bros. Pictures’ and Village Roadshow Pictures’ first look at "Ocean’s 8" from one of New York City’s most iconic locales: the subway. In Summer 2018, the tide will turn as (L-r) Debbie Ocean (SANDRA BULLOCK) attempts to pull off the heist of the century at New York City’s star-studded annual Met Gala. Her first stop is to assemble the perfect crew: Lou (CATE BLANCHETT); Nine Ball (RIHANNA); Amita (MINDY KALING); Constance (AWKWAFINA); Rose (HELENA BONHAM CARTER); Daphne Kluger (ANNE HATHAWAY); and Tammy (SARAH PAULSON).
2017年02月01日いまでこそ『裏切りのサーカス』などのスーツが似合う英国渋メン、もしくは『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラックとして知られるゲイリー・オールドマンが、伝説的なパンクロッカー、シド・ヴィシャスを鮮烈に演じたデビュー作『シド・アンド・ナンシー』。このほど、30年の時を経て蘇ったデジタル・リマスター版の予告編とビジュアルが解禁となった。本作は、シド・ヴィシャスの死から7年経った1986年に公開され、世界中で大ヒットを記録、イギリス国内にのみならず世界中で「セックス・ピストルズ」の人気を再浮上させたロック史に残る不屈の名作。また、特にラブストーリーとしても、ドラッグに溺れながら、恋に身を焦がしていくシドとナンシーの姿が当時の若者たちに強烈な印象を与えた。今回、解禁となった予告編は、本国イギリスで30周年を記念して公開された際に制作された『シド・アンド・ナンシー』“30周年アニバーサリー・バージョン”予告編を、日本版に特別編集したもの。「セックス・ピストルズ」としての過激なパフォーマンスの一端や、シドとナンシーの運命的な出会い、その破滅的な恋などが描かれ、公開当時の“とんがった”雰囲気を残しつつも、新たな“シド・アンド・ナンシー”を感じさせる作りになっている。また、同時に解禁となったビジュアルでは、「セックス・ピストルズ」のロゴが配置されたピンクの背景の上に、シドとナンシーが激しく愛し合う様子が描かれたインパクトの強いものに。88年に日本で公開され「墓場でディープキス」のキャッチコピーが物議をかもしたオリジナル・バージョンや、今年1月に惜しまれつつも閉館となったシネマライズで上映された97年バージョンとも違った雰囲気の新ビジュアルとなっている。そして、シド生誕60年を目前に、2人の激しくも刹那的な愛と生涯にクロ-ズアップしたドキュメンタリー映画『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』も同日公開。“シド&ナンシー”の世界観にどっぷりとひたれるラインナップとなっている。『シド・アンド・ナンシー』30周年デジタル・リマスター版、『SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』は12月17日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日アカデミー賞受賞俳優のマシュー・マコノヒーが、アメリカ史が封印してきた南北戦争下の実在のヒーローを演じる『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』が、2017年2月4日(土)より日本公開される。このほど、その本予告が解禁なった。時は1863年、南北戦争で2つに引き裂かれたアメリカで、ニュートン・ナイトは甥の遺体を家族に届けようと南部軍を脱走する。故郷で仲間の農民たちから農作物を奪う軍と衝突したニュートンは、追われる身となって湿原に身を隠す。そこで出会った逃亡奴隷たちと友情を築いたニュートンは、黒人と白人が一つになった前代未聞の反乱軍を結成し、自由のために立ち上がるが――。アカデミー賞作品賞にノミネートされた『シービスケット』や、『ハンガー・ゲーム』、女性版『オーシャンズ』を手がけるゲイリー・ロス監督が、歴史の中に封印されたニュートン・ナイトの伝説を伝えることを映画人としての使命と決意し、10年の歳月をかけてリサーチを行い製作した渾身作。150年前、激化する南北戦争のさなか、南部において貧しい白人と逃亡した黒人奴隷で軍を率いた実在の“ヒーロー”を描き出す。このたび解禁された本予告では、「金持ちが始めた戦争を、貧乏人が戦っている」と、不平等な南北戦争に疑問を持ったニュートンが、500人の奴隷と農民たちを率いて、100万人の南部軍に反旗を翻す姿が描かれる。それにより混乱を見せていく家族や軍の様子なども伺えるが、『ダラス・バイヤーズクラブ』でその年のアカデミー賞ほか各賞を総なめにしたマコノヒーが体現するニュートンの、カリスマ性を持ったリーダー像も浮き彫りとなっている。また、『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』『奇跡のシンフォニー』のケリー・ラッセル、ウィル・スミス主演『コンカッション』や『ベル~ある伯爵令嬢の恋~』(劇場未公開)のググ・ンバータ=ロー、さらにTVシリーズ「ハウス・オブ・カード野望の階段」「Marvel ルーク・ケイジ」で人気を獲得、『Moonlight』(原題)により本年度映画賞レースで早くも高い評価を得ているマハーシャラ・アリといった共演陣にも注目。“真の自由”を求め、出身地であるミシシッピ州ジョーンズ郡に、肌の色に関係なく誰もが平等な“自由州”を設立したニュートン・ナイト。アメリカだけでなく世界各国で、いまこの瞬間もさまざまな形で起こっている人種問題にまつわる争いを照らす、比類なき英雄の実話を、まずはこちらから目撃してみて。『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』は2017年2月4日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月06日女性版『オーシャンズ11』は『オーシャンズ8』になると「Deadline」などのメディアが報じている。先々月にすでに出演が確実視されていたサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム・カーターの3名に加え、アン・ハサウェイ、リアーナ、『40歳の童貞男』やドラマ「The Office」のミンディ・カリング、アジア系アメリカ人ラッパー・オークワフィナの4人が新たに決定した。エリザベス・バンクスの出演は立ち消えになったようだ。8人のメンバーのうち、まだ7人しか明かされていないのが気になるところ。それにしても7人中サンドラ、ケイト、アンはアカデミー賞受賞者で、へレナは2回もノミネートされているという実力派女優ぞろい、そして歌姫リアーナも出演…と豪華なキャストは、『オーシャンズ11』と張り合うほどの顔ぶれ。リアーナは2017年7月に公開が決定しているリュック・ベッソン監督の「Valerian and the City of a Thousand Planets」(原題)にも出演しており、女優としても活躍の幅を広げている。監督は『ハンガー・ゲーム』のゲイリー・ロス、脚本はロス監督とオリヴィア・ミルチが担当し、『オーシャンズ11』のスティーヴン・ソダーバーグ監督がプロデューサーを務める。撮影は10月から開始とのこと。8人目のメンバーが誰になるか、まもなく明らかになるだろう。(Hiromi Kaku)
2016年08月12日ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンら大スターの競演で人気を集めた『オーシャンズ11』シリーズが、女性キャストでリブートされることになった。タイトルは『Ocean’s Eight』。主役はサンドラ・ブロックで、ほかにアン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム・カーター、リアーナ、ミンディ・カリングの出演が決まっている。その他の情報監督は『ハンガー・ゲーム』のゲイリー・ロス。ロスは『オーシャンズ11』3部作を監督したスティーブン・ソダーバーグと非常に仲が良いらしい。ソダーバーグもプロデューサーとして関わる。撮影は今年10月、ニューヨークでスタートする予定。過去の人気映画を女性でリブートする企画は、最近盛んだ。今月日本公開になる『ゴーストバスターズ』はその走り。現在は、レベル・ウィルソンと別の女優(未定)で『ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ』をリメイクする企画も進んでいる。文:猿渡由紀
2016年08月12日ロックバンド・キッスのジーン・シモンズの娘ソフィーが、リック・ロスに曲を提供したようだ。キッスのボーカルであるジーンと女優のシャノン・トゥイードを両親に持つソフィーは、幼い頃にピアノを習わされたそうで、当時練習嫌いだったものの長年の苦労のかいがあったようだ。デビューEP発売を控え、ラッパーのリックをはじめとする他のアーティストへ楽曲提供を行っているソフィーはTMZに「私の両親に9年間もピアノを習わされたの。ただ私たちが音楽の道を目指したい場合に備えてっていうだけで、なんでもよいから楽器を習ってほしかったんですって。でもそうして今私はみんなに向けて曲が書けるようになったんだから、やった価値があったわよね」「私は今自分のEPに取り掛かっているの。最近は人のために曲を作ってもいるのよ。リック・ロスへの曲を書いたところなんだけど、すごい出来よ」と話した。ロックスターの父を持つソフィーがラップの曲を書いたことだけでも驚きだが、ジーンはヒップホップ嫌いで有名だ。しかしソフィーは常にそのジャンルが好きだったそうで、「父はヒップヒップやラップを理解できないから好きじゃないんだけど、私は幼いころからずっと聴いていたものなのよ」と話した。ジーンは過去に「ラップが滅びる日を楽しみにしている」と発言していたことがあるほか、N.W.Aのロックの殿堂入りに反対して同グループのメンバーであるアイス・キューブとツイッターで言い争いを繰り広げたこともあるほどだ。自身のヒップホップ嫌いはさておき、ジーンは娘の音楽界での活動を誇りに思っているそうで、以前には「シャノンと俺はソフィーのことをとても誇りに思っているよ。あの魅力と美のほかに、あの子はなりたい自分になれる創造性も持ち合わせているんだ」と話していた。(C)BANG Media International
2016年08月08日『プリティ・ウーマン』や『プリティ・プリンセス』で知られるゲイリー・マーシャル監督(81)が脳卒中ののち、肺炎の合併症で19日夜(現地時間)に亡くなった。「People」誌などのメディアが報じた。『プリティ・プリンセス』に主演し、一躍人気女優の仲間入りを果たしたアン・ハサウェイにとってマーシャル監督の存在は大きく、SNSで監督とジュリー・アンドリュース、アンの3人で撮った思い出の写真と共に長文レターで監督を追悼している。それによれば、『プリティ・プリンセス』を撮影中、監督に「この映画がヒットするかどうかなんてわからない。でも撮影中の思い出作りはコントロールできるよ。だからいい思い出を作ろうね」と言われたことがアンの人生に大きな影響を与えたと言う。監督がカメラのレンズを覗き込む写真には「天国は(監督を迎え入れて)もっと楽しい場所になったでしょうね。ゲイリー、愛しているわ。ありがとう」という言葉で追悼した。『プリティ・プリンセス』でアン演じるミア王女の祖母を演じたジュリー・アンドリュースは「Entertainment Tonight」に「訃報を聞いて非常にショックを受けています。彼は大切な友達であり、同僚であり…とても寛大な人で。(彼の妻)バーバラとご家族にお悔やみを申し上げます。とても寂しいです」とコメント。そのほかにもリチャード・ギア、リンジー・ローハン、ジェシカ・アルバら多くのセレブがSNSなどで追悼コメントを寄せている。(Hiromi Kaku)
2016年07月21日映画監督ゲイリー・マーシャルが、米西海岸時間19日に亡くなった。81歳だった。マーシャルは最近、発作を起こし肺炎をこじらせて入退院を繰り返していたらしい。その他の写真マーシャルはニューヨーク生まれ。ノース・ウェスタン大学でジャーナリズムを専攻し、卒業後、コメディライターとしてエンタテインメント業界でのキャリアを始める。70年代には『Happy Days』『The Odd Couple』などTVのコメディ番組を大ヒットさせる。『Mork and Mindy』ではロビン・ウィリアムズを大ブレイクさせた。そして90年の映画『プリティ・ウーマン』では、ジュリア・ロバーツを世界的大スターにする。ロバーツとはこの後も『プリティ・ブライド』(1999年)、『バレンタインデー』(2010年)、『ニューイヤーズ・イブ』(2011年)、最近北米公開された『Mother’s Day』(2016年)で組んだ。マーシャルのその他の代表監督作には、『恋のためらい/フランキーとジョニー』(1991年)、『プリティ・プリンセス』(2001年)などがある。『プリティ・プリンセス』では、アン・ハサウェイにブレイクを与えた。舞台の世界でも活躍し、娘とともに、L.A.にファルコン・シアターを設立したほか、時折、オペラの演出も手がけた。1963年に結婚した妻との間に3人の子供をもち、6人の孫のおじいちゃんだった。文:猿渡由紀
2016年07月21日