『エキゾチカ』『スウィート ヒアアフター』『死ぬまでにしたいこと』など、数々の秀作の中で、凛々しい存在感を見せていた演技派女優サラ・ポーリー。1999年に脚本・監督を自ら担当した短編映画を発表してからは、カナダのインディペンデント映画界を牽引する新進の映像作家としても注目を集めている。劇場用長編映画デビュー作にしてアカデミー賞脚色賞にノミネートされた『アウェイ・フロム・ハー君を想う』に続く最新作となるのが、若い夫婦の関係性を描いた『テイク・ディス・ワルツ』。新作の日本公開を前に、作品について、映画作りについて、胸に秘めたサラの想いを聞いた。「夫婦関係」を描くことへの本能的な関心まだ33歳という若さながら、鋭い洞察力と思慮深い演出、的確な心理描写で、その作品には成熟した知性すら感じさせているサラ。映画の題材として関心があるのは、夫婦という関係性なのだという。「長編を撮る前にも何本か短編作品を撮っていますが、一貫してずっと夫婦の関係とか結婚生活をテーマにしてきて。その理由はなぜだか自分でも分からないんだけど(笑)、長期にわたる恋愛や結婚の関係というのは、一番自分の脆い部分だったり弱い部分、わがままな部分、人間のサガみたいなものが一番出るんじゃないかしら。そういうテーマに個人的に興味を持っているからだと思うの」。プライベートでは、幸せな結婚生活を送る彼女だが、夫婦関係を描く際には自らの経験が反映されているのだろうか?「自伝的な映画にはしたくなかったので、敢えて自分の具体的な体験を描くことは避けるようにしているんだけど、今回、ミシェル・ウィリアムズが演じた主人公・マーゴのように何となく満たされない虚しさや心の穴を抱えていて、それを何とか埋めようとする、というテーマに興味があるのよね。埋めようとすることで住む場所を変えてみたり、付き合っている人を変えてみたり(笑)、自分の人生を一転させて満ち足りてなかった部分を埋めたいけれど、必ずしもうまくはいかないというのは、個人的にとても共感できるし、もちろん体験した感情でもあるわ」。では、リアリティあふれる夫婦の描写は、どこからアイディアを得ているのだろう。「撮影開始の4週間ほど前から、ミシェルと夫役のセス(・ローゲン)と、お互いがまるで本物の夫婦のように、居心地が良かったりお互いを意識しなくなるほどまでにがっつりリハーサルを重ねていったの。だから本番ではアドリブでの演技もかなり多かった。結婚生活においてはほかの人には死んでも見せないような恥ずかしい行動や素の自分をさらけ出す部分があるので、そのくらい一緒にいてお互い居心地のいいレベルまで持っていくことでリアリティを出すことはあると思うわ」。アドリブから生まれた、夫婦の会話アドリブでの演技が多かったとのことだが、印象に残ったエピソードは?「役者には自由に演じてもらうのがポリシーなので、大体カメラを回しっぱなしにしているの。フィルムが切れるまで10分とか15分とか回しっぱなしにすることが多いんです。その中で印象に残っているのは、まず1つ目に、“寂しい”と言うマーゴに対して“犬でも飼うか?”というくだりは台本にはなかったの。子供を作るかどうかという話に発展するんだけど、あれは脚本にはなくて全部アドリブ。それから、ソファの上でルーが仕事の電話をしているときに、横でマーゴがじゃれ合って邪魔するシーン、あそこも脚本ではト書きで『電話中のルーをマーゴが邪魔する』としか書いてなかったんだけど、カメラを回しっぱなしにして2人に任せたら、面白いシーンが出来上がったの。ミシェルとセスが早い段階からすぐ打ち解けていて、本当にオフスクリーンでも仲良くなれたというのはプラスだったわ。独特の親友のような、いい仲間みたいな雰囲気はそのおかげで出たと思うし、逆に仲良くなりすぎて、恋やロマンスという部分が2人の関係からなくなってしまったというのもすごくよく出ていた気がするわ」。鶏肉料理研究家という夫・ルーのキャラクター設定も面白い。「彼の職業を設定するときに、常に家にいる役にしようと思ったの。すごく家庭的な雰囲気のある職業で、だけど同時につまらない男に見える刺激のない職業を考えたときに、料理本を書いている男性、というのを思いついたの」。主演のミシェル・ウィリアムズは、以前から女優サラ・ポーリーに注目していて、自らが演技をする際には“サラ・ポーリーならこのシーンをどうする?”とまじないのように考えることがあったという。そこで、サラにミシェルの起用理由について聞くと、サラ自身も「彼女の大ファンなの」という答えが。「特に近年は素晴らしい作品にたくさん出ていますが、彼女にはどこか自虐的な、自分を嘲笑うような雰囲気があるの。そこから生まれてくる弱さや脆さという部分をすごく上手に演じられる女優だと思う。そういう自虐的なところ、自分がダメだと分かっているところを見せることによって、観客がマーゴの取った行動や決断に必ずしも賛同はしなくても、何となく彼女に共感できる、彼女をかわいそうだとつい思ってしまう。そういう部分でもこの役は彼女にピッタリだと思うわ。また、彼女独特の少女らしさ、特に思春期っぽい感じ、大人になりきれない思春期の微妙な感じを彼女はうまく体現していると思う。個人的に思うのは、最近人々の精神年齢が、どうも成長が遅くなっているということ。特に女性は20代後半になっても“私、まだ思春期だわ”と思っている人が多くて、大人になることを先延ばしにしている人が多いから」。名監督たちから学んだ、映画作りの姿勢ところで、サラの作品ではキャラクターの心理描写が非情に繊細でリアルだが、それを実現するうえで意識していることは何なのだろう。「自分で脚本も手がけているという点で、一人ひとりのキャラクターの性格や内面を自分できっちり把握しているというのもあるかと思うけれど、ただ自分自身が女優として長年やってきた中で、時には俳優の方が監督や脚本家よりもキャラクターを理解している部分があると思うの。だから私は監督として、俳優にかなり自由を与えるタイプで、ヘタにこのキャラクターはこういう人物だと説明せずに、自分たちの解釈で演じてもらうように仕向けるのが好き。こちらから感情表現について演技付けをしたということはないわ」。これまで、女優として数多くの名監督と組んできたサラ。自身の作品づくりで影響を受けたことはあるのだろうか。「女優としていろいろな素晴らしい監督と一緒に仕事をしてきて、いま監督の立場になって思うのは、役者への接し方や演出の仕方というのは様々なやり方があるのだと学んだこと。引き出しが多くなったとも言えるわ。中でもイザベル・コイシェやアダム・エゴヤンはもちろん、ヴィム・ヴェンダースからはものすごく学ぶことが多かったので、そういう影響や体験は生かされていると思いますね」。(text:June Makiguchi)特集:埋められない、この気持ちって?■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2011 Joe’s Daughter Inc.All Rights Reserved
2012年08月08日大人の女性にも憧れるけど、女に生まれたからにはいつまでも少女の心も持っていたい。サラ・ポーリー監督がミシェル・ウィリアムズを主演に迎えて贈る、大人の女性のためのラブストーリー『テイク・ディス・ワルツ』では、そんな乙女心をくすぐる大人ガーリー・ファッションがたくさん登場する。前作『マリリン 7日間の恋』では、伝説の女優マリリン・モンローになりきるため、いつも以上に化粧を施し、曲線美とセクシーさを意識したタイトなスカートファッションを着こなしていたミシェルだが、本作ではそれとは真逆をいく、スッピン&コケティッシュなスタイルをを楽しんでいる。ミシェルが演じる28歳のヒロイン・マーゴは、少女がそのまま大人になったようなあどけなさと、掴んでもどこかに飛んでいってしまいそうな危うげな魅力を持った女性。友達のように仲良しの夫とののどかな結婚生活に幸福を感じながらも、何かが足りない自分の心を埋めてくれる刺激と冒険をどこかで求めている。ポーリー監督曰く「独特の少女らしさ、大人になりきれない思春期ぽい感じをうまく体現できる」ミシェルは、ガーリーファッションに身を包むことでその魅力を十二分に発揮。完全には理解できなくても、観客は彼女の心の迷いや葛藤に自分自身を重ねることができるのだ。そんなマーゴことミシェルが着こなすファッションの中でも目を引くのが、ビタミンカラーをふんだんに取り入れた鮮やかな色づかい。それには「恋が始まると世界がテクニカラーに変わって、いままで気づかなかった色彩が目に入るようになるの」という監督の“ボウルいっぱいのフルーツ”のこだわりが反映されているのかもしれないが、単なるカラフルではなく少しくすみがかった色合いの洋服たちが、ガーリーだけでなく大人の色気をプラスしている。特にマーゴのお気に入りカラーは、オレンジとイエロー、そしてブルー。中でもアプリコットオレンジ×白のボーダーTシャツはデニムのショートパンツだけでなく、一見ミスマッチな淡い花柄のスカートを合わせるなど、キュートな彼女の着まわし術は参考になるはず。絶妙なカラーコーデに加えて、彼女の大人ガーリーファッションを完成させるのが、美脚を覗かせるショートパンツとアンティーク感のあるハイウエスト・ワンピ。少しお腹ぽっこりなミシェルのようなガーリー体型の方にはオススメのスタイルかもしれない。夫・ルーとお家で過ごすときや心惹かれる別の男性・ダニエルとのカジュアルデートを楽しむシーンで、ショートパンツ&スニーカーの合わせ術を披露しているのでご注目を。また、夏にぴったりのホームパーティや特別な日のデートなど、ちょっぴりいつもよりおめかししたいときには、夏感たっぷりのテクスチャを使ったワンピスタイルもオススメ。ピーチピンクのリップメイクをするだけでも少し特別感が出るかもしれない。そしてもう一つ、ぜひとも参考にしたいのが、マーゴのギンガムチェックの着こなし。ギンガムチェックは青・グリーン系やブラウン系のお洋服をお持ちという方も時にはカラーで冒険してみるのもいいかも?マーゴが着こなすオレンジのギンガムチェック柄ワンピや、裾をきゅっと結んだイエローのギンガムシャツ×デニムは新鮮でとにかくキュートなので、要チェックです。ぜひ取り入れてみたい、大人ガーリーなファッションセンスが見た目にも楽しませてくれる本作。あなたのお気に入りコーデをぜひ見つけてみて。『テイク・ディス・ワルツ』は8月11日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。特集:埋められない、この気持ちって?■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2011 Joe’s Daughter Inc.All Rights Reserved
2012年08月02日サラ・ジェシカ・パーカーが、人気海外TVドラマ「glee/グリー」に「Vogue」誌のジャーナリスト役で出演することになった。今回、「Vogue」誌ウェブサイト「Vogue.com」の“働き過ぎでエキセントリックな”編集者の役を演じることになったサラだが、以前「glee/グリー」にゲスト出演した際に、同番組の共同クリエイターで製作総指揮を務めるイアン・ブレナンがサラの演技を「最高」と目を留めたことが今回の抜擢につながったようだ。イアンは「サラ・ジェシカ・パーカーが『Vogue.com』を取り仕切ることになったよ!なんて言うか、働き過ぎでエキセントリックかつ最高なこのキャラクターは、ジャーナリストの典型的なイメージだね。とてもいいものになるよ」と語った。サラは、リー・ミシェル演じるレイチェルとクリス・コルファー扮するカートの2人にニューヨークで出会うという設定になる模様だが、カートが「Vogue」誌でインターンシップをすることでサラのキャラクターと出会うのかと尋ねられたイアンは「見てからのお楽しみさ」と詳しい言及を避けた。また、ゲイのカートの恋人・ブレーンを演じるダレン・クリスは「Access Hollywood」に「僕はクリスに便乗してきたんだ。この先もこのまま続けられるといいけどね…それでサラ・ジェシカ・パーカーと共演できるとしたら、とてもワクワクするよ。サラのことは大好きさ」と語り、サラとの共演に期待を示した。さらにイアンは、ケイト・ハドソンの今後のゲスト出演の役どころについて、役名も含めて明かした。「ケイト・ハドソンはカサンドラ・ジュライ役を演じる予定だよ。歌って踊る役さ。すごく良いものになるはずだよ。カサンドラはレイチェルのニューヨーク・アートセラピー協会でのダンス教師って設定なのさ」。■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.
2012年07月18日6月28日(木)、『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』のPRのため来日中のミシェル・ヨーとリュック・ベッソン監督が、ミシェルがアンバサダーを務めるスイスの時計ブランド「リシャールミル」主催のパーティに出席。さらにゲストとしてモデルの冨永愛が出席し、会場を華やかに彩った。1991年にアジア人女性としては初のノーベル平和賞を受賞しながら、その活動が軍幹部に危険視され、国民がその名を呼ぶことができず“The Lady”と呼ばれたアウンサン・スーチー女史。15年にわたって自宅軟禁を強いられた彼女の闘い、深い愛で結ばれた家族との絆、悲しい別れを描き出す。この日、しっかりと左腕に「リシャールミル」の腕時計をはめて登場したミシェルは「こんばんは。私はミシェル・ヨーです」と日本語で挨拶した後、「日本はリュック・ベッソン監督と私にとっても第2の故郷と言える国ですので、この作品をやっとみなさまにお見せできることが大変嬉しいです」と笑顔で喜びを語った。ベッソン監督は本作について、「3年間、心の全てを捧げて作った作品です。ミシェルは女優人生を賭けてこの役に挑んでくれました。外見からビルマ語、(スーチー女史の出身大学の)オックスフォード時代の訛りのある英語まで全て、完璧に準備してくれました。だから、監督としてすることなんて、ほとんどなかった」とミシェルの女優魂を称えた。そして、スーチー女史同様に“まっすぐな信念をもった、強く、美しい女性”の日本代表として登場した冨永さん。MCから本作の感想を聞かれると、「孤独と闘い、最愛の夫の死に目にも会えず、ビルマに魂を捧げた女性。それがアウンサンスーチー女史ですよね。この映画を観て同じ女として、いてもたってもいられない気持ちになり、彼女の強い愛に感動しました」と、激しく心動かされた様子。さらに、今度は冨永さんからミシェルへ「壮絶な人生を送るスーチー女史を演じることは過酷だったと思うのですが、ミシェルさんは何をもって演じたんでしょうか?」との質問も。「それは簡単です(笑)。私を突き動かしたものは“愛”です」(ミシェル)との堂々の回答に、会場は大きな拍手に包まれていた。『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』は、7月21日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2012年7月21日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年06月29日前作『アウェイ・フロム・ハー君を想う』から5年、美しき演技派女優としても活躍するサラ・ポーリーが主演にミシェル・ウィリアムズを迎えて完成させた待望の監督第2作目『テイク・ディス・ワルツ』が8月より公開となる。男と女の愛って?永遠に続く愛とは?幸せって…?そんな誰もが心の中に抱える、自問自答をぶつけた本作の予告編映像がこのほど公開となった。バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」の軽いメロディに身を委ねるように、彼とのデートを楽しむミシェルの姿が映し出されたと思いきや、楽しい時間は束の間と言わんばかりに映像の世界は急に現実に引き戻される。ミシェル扮する主人公・マーゴは28歳のフリーライター、結婚5年目の夫・ルーとは友達のような仲の良さで、はたから見れば理想的な結婚生活を送っている。「結婚しているの」そう打ち明けている相手は、旅先で出会ったハンサムな男性・ダニエル。心の底に押し込めていたマーゴの欲望の塊が、彼との出会いによってあふれ出していく。眠っていた情熱を刺激するダニエルと、平穏な時間を共に過ごしてきたルー。欲望とモラルの間で葛藤するマーゴの姿には、単に2人の男性の間で揺れる妻の葛藤というだけでなく、「道を歩いていて、ふいに泣きたくなるのよ」という彼女の言葉に象徴されるような、女性ならではの甘えや「幸せ」に対する不安の気持ちが込められている。そんな強い風に吹かれたらどこかに飛んでいってしまいそうな、浮遊感が立ち込めるマーゴの繊細な心情を見事に演じるのが、どこか少女のようなあどけなさが残るミシェル。そして、「どうしていいか分からない」とすがる彼女に対して男性が言い放つ。「君が決めることだ」。果たして、マーゴが出す答えとは…?女性監督のサラが作り上げた、揺らめく空気感をぜひ感じとってみて。『テイク・ディス・ワルツ』は8月、全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2011 Joe’s Daughter Inc.All Rights Reserved
2012年06月12日3度のアカデミー賞と5度のグラミー賞に輝くフランス音楽界の巨匠ミシェル・ルグランが、生誕80周年を記念して、10月にジャパン・ツアーを開催する。「ミシェル・ルグラン 生誕80周年記念ジャパンツアー2012」の公演情報1932年、フランスの音楽一家に生まれたミシェル・ルグランは、早くから音楽活動を始め、作編曲家、ピアニスト、指揮者、映画監督として活躍。これまでに『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』をはじめ、アカデミー歌曲賞を獲得した『華麗なる賭け』(主題歌『風のささやき』)、『おもいでの夏』、『愛と哀しみのボレロ』、『栄光のル・マン』など数々の映画音楽を手がけてきた。またジャズ・ピアニストとしても活躍し、マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンスらと共演したアルバム『ルグラン・ジャズ』は、歴史的名盤のひとつとして今日まで愛され続けている。80歳を記念した今回のツアーは、ルグランの魅力が詰まった2部構成。ピアノ・トリオによるパフォーマンスに加え、すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ではオーケストラとの共演も披露される。珠玉のメロディ、黄金のピアノ・タッチ、数々の名曲が巨匠自身の手で蘇る貴重なライブとなる。「ミシェル・ルグラン 生誕80周年記念ジャパンツアー2012」は、10月2日(火)にすみだトリフォニーホールで、10月6日(土)・7日(日)にブルーノート東京で開催。チケットは6月2日(土)10時より一般発売開始となる。◆ミシェル・ルグラン 生誕80周年記念ジャパンツアー2012□すみだトリフォニーホール公演10月2日(火) 19:00開演(18:30開場)[出演]ミシェル・ルグラン(ピアノ・作編曲)ピエール・バウサエ(ベース)フランソワ・レゾー(ドラムス)竹本泰蔵(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)□ブルーノート東京公演10月6日(土)・7日(日) [1st]17:00開演(15:45開場) [2nd]20:00開演(19:00開場)[メンバー]ミシェル・ルグラン(ピアノ)、ピエール・バウサエ(ベース)、フランソワ・レゾー(ドラムス)
2012年06月01日『マリリン 7日間の恋』で伝説の女優マリリン・モンローを可憐に演じ上げたミシェル・ウィリアムズがまた新たな顔を見せる、女性必見のラブストーリー『テイク・ディス・ワルツ』がこの夏公開となる。本作で、愛する夫と別の男性の間で揺れ動く妻を演じているミシェル。その繊細な女心をうかがわせるポスター・ビジュアルが到着した。『マリリン 7日間の恋』ではスターの色気と華やかさ、その裏にある繊細な顔を見事に演じ、3度目のアカデミー賞候補となったミシェル。この先もサム・ライミ監督による『オズの魔法使い』のリメイク作で北の魔女・グリンダ役に抜擢されるなど、その可憐な魅力が作り手はもちろん、映画ファンを魅了してやまない女優の一人である。彼女が『マリリン』の前に臨んだのが本作『テイク・ディス・ワルツ』。幼い少女のまま大人になったような、あどけなさと不思議な色気が混在した魅力で、どこか危なげな主人公・マーゴに息を吹き込んだ。「しあわせに鈍感なんじゃない。さみしさに敏感なだけ。」ミシェル扮するマーゴの女心を端的に表す、このキャッチコピー。結婚して5年目。子供はいないが、夫・ルー(セス・ローゲン/写真左)といつまでも恋人同士のように仲睦まじく、何ひとつ不満のない夫婦生活を送るマーゴだが、ある日仕事で訪れた島で出会った一人の男性が彼女の心を揺り動かす。そこで出会ったダニエルという一人の青年に強く惹かれる何かを感じてしまうマーゴ。そして、束の間の楽しい時間の後、偶然にも彼が自分たちの家の真向かいに住んでいることを知り、マーゴの心を激しい動揺が襲う――。弾けるような恋愛時期から、愛情深い家庭生活に突入した若い夫婦の変わりゆく感情を静かに描くのは、女優・監督として活躍するサラ・ポーリー(『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』)。家庭的な温かさが漂うこちらのポスターからも決して大げさではない、ごく普通の夫婦の間に芽生えるドラマの身近さが感じられる。本能とモラルの間で揺れ動くマーゴのどうしようもない感情…。きっと身にしみる女性も多いのでは?『テイク・ディス・ワルツ』は8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開
2012年06月01日「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズで、ファッショナブルなキャリアガールとして世界中の女性たちの熱い支持を得たサラ・ジェシカ・パーカー。最新作『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』ではこれまたキュートな、育児に結婚に仕事に忙しく奮闘するワーキングマザーを演じている。人生をハッピーに満たすものは何?結婚?仕事?「この映画は、多くの女性たちの日常そのもの」「この作品で描かれているのは女性の心の葛藤よ。社会の中で様々な顔を持つ女性たちは、家庭と仕事の両立という難題と常に戦っているの。この映画のテーマは決して特別なものではなく、多くの女性たちの日常そのものだと思うわ」。そう、サラもその一人。ダグラス・マクグラス監督が「この映画はサラ自身の物語」と話すように、彼女自身も女優業のかたわら3人の子供を育てるワーキングマザーだ。常に同時進行する仕事と子育て。実際、本作の撮影中のある日、サラが浮かない顔をしていたので監督が声をかけると、「子供の一人が熱を出しちゃって…」と。ワーキングマザーならば、誰もが経験あるのでは…?「良き母であり、愛と敬意にあふれる献身的な妻でありながら、キャリアでの成功も手に入れたいと願う、ケイトのような女性は珍しくない。彼女は仕事に情熱を感じ、働くことで充実感を得ているわ。自分のキャリアのために家庭がおろそかになることに対してとても罪悪感を抱いているけど、彼女の人生において仕事は明らかに重要な位置を占めているの。そういう映画のテーマに、ごく自然に共感することができたわ」。たとえサラほどのセレブ女優でも、母親業は休みなし。世のワーキングマザーと同じ悩みを身近に感じているからこそ、観客は大いに共感できるのだろう。そんな彼女について、女性共演者たちは――。「サラみたいな女性は本当に完璧に見えるわ。子供たちのいる温かい家庭を持っていて、キャリア上の夢も見事に実現している。現代を生きる女性は何事にも妥協することなく、全てを手に出来るのだと世に示してるわ」(オリヴィア・マン)、「サラはまさにケイト役にピッタリの女優だわ。だって彼女も“超人”でしょ(笑)?それにすごく温かくて好感の持てる女性だし、何事にも全身全霊でぶつかっていく人よ。そうやってもがきながら成功を手にしてるの」(クリスティナ・ヘンドリックス)、「彼女は優しくて本当に素敵な女性よ。しかも早朝でもすっごくオシャレなんだから!」(ビジー・フィリップス)と、共演者たちにとってもサラは憧れの存在!意外かもしれないが、本作は決してガールズムービーでは終わらない。結婚の酸いも甘いも描き、ワーキングマザーを妻に持つ夫の苦悩や、一緒に働く上司や部下の心情も描いているからこそ、ケイトにリアリティがあるのだ。「彼ら抜きでは物語を語れないという点では男性も共感できるはずよ。グレッグ・キニアとピアース・ブロスナンはガールズムービーには出ない俳優でしょ(笑)?これは夫婦や恋人たちが一緒に観られる映画よ」。ちなみにケイトの“デキる”上司、ジャックを演じているのが、5代目ジェームズ・ボンドことピアース・ブロスナン。撮影中、サラは彼に『007』シリーズの撮影秘話について毎日のように質問攻めにしていたとか…。サラ=ニューヨーク!「世界で一番刺激的でゴージャスな街」「SATC」ファンにとって、本作のもうひとつの楽しみは舞台として登場するニューヨーク。ケイトにとってもやはりニューヨークは特別な街である。「ニューヨークはケイトの頭の中で駆け巡る“やることリスト”作りを忘れさせてくれるの。そこでは仕事に集中できるし、世界で一番刺激的でゴージャスな街だから、いろんな素敵なレストランにも行けるわ。しかもジャックと共に過ごすのは全然苦にならない。彼はエレガントで知的だし、ケイトのプロとしての才能を高く評価してくれる。もちろん、ケイトは自分自身が楽しいと、家庭から離れていることに対しての罪悪感が増すばかりなんだけどね」。ここで撮影裏話。物語の舞台はボストンとニューヨークだが、実はほとんどの撮影はニューヨークで行われている。マンションが立ち並ぶ緑豊かなブルックリンハイツのストリートはレディ一家が暮らすボストンのバックベイ地区に、マディソンスクエアを望む20世紀初頭の建築が風格を感じさせる立派なオフィスはケイトのボストンの職場となっている。こんなところに注目しながら観るのも面白い。女性は人生に選択肢が多いが、それらを両立するのは簡単ではない。それをこなすサラはやっぱり憧れ。とりあえず、手抜きがちの早朝のオシャレから見習いましょうか…。© Mirrorpix/AFLO■関連作品:ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ) 2012年6月2日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開■関連記事:サラ・ジェシカが完璧なキャリアウーマンに!『ケイト・レディが完璧な理由』試写会に10組20名様ご招待「CHANEL and JAPAN」パーティーに、ヴァネッサ・パラディ、水原希子ら来場サラ・ジェシカが“パーフェクト”ママに!働くママ&パパに贈る最新主演作、公開!
2012年05月30日出会いの季節といわれる春が到来です!皆様、メイクやヘアのケアをしっかり行っているでしょうか。春風になびくサラサラでツヤのある髪の毛は男女共に美しいと魅かれるポイントでもあるでしょう。そんなサラツヤな髪の毛になれるテクニックをご紹介したいと思います。毛先のダメージやパサつきなど髪の毛の悩みも人それぞれですが、大事なポイントがあるのです。それはお肌と同様髪の毛の水分量を保つことです。タンパク質でできている健康な髪の毛の水分量は約12%といわれています。多すぎても少なすぎてもよくありません。髪の毛の水分バランスが整えていれば、毛先もまとまりセットもしやすくなるのですよ。■サラツヤな髪の毛を保つテクニックとは?普段のケアにプラスできる方法として、蒸しタオルパックがオススメです。シャンプーで洗いトリートメントをした後に、濡れたタオルで頭を巻き湯船につかりながら栄養分を吸収する方法です。シャンプーをした後はキューティクルが開いているので、栄養分を吸収しやすくなっているのでこのタイミングで行うのが大切です。毛先中心にトリートメントを塗布して、5分~10分程度置きます。その後はしっかり洗い流しましょう。しっかり栄養と水分を髪の毛にも吸収させることによって美しい髪になれるのです。またお肌と同様に頭皮も乾燥しているので、時間があるときにシャンプーの前に美容オイルで頭皮のマッサージを行いましょう。そして動物毛ブラシでこまめにブラッシングをしてツヤを出すと、美髪を導くポイントとなります。(平野宏枝)
2012年04月02日先週末に劇場公開を迎えた『マリリン 7日間の恋』で伝説のスター、マリリン・モンローを可憐に演じているミシェル・ウィリアムズ。初の来日時にはそのチャーミングな佇まいで報道陣と映画ファンを魅了した彼女の最新作『テイク・ディス・ワルツ』がこの夏公開することが決定、そのポスタービジュアルが到着した。惜しくも受賞は逃したが、『ブルーバレンタイン』、『マリリン 7日間の恋』と2年連続でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、作品によって全く異なる空気感を纏った演技力で、高い評価を集めてきたミシェル。今回届いたポスターに写る姿は同2作とはまた一味違ってどこか初々しい雰囲気を放っている。彼女が演じるのは、結婚5年目の夫・ルーと恋人同士のように仲睦まじく暮らすマーゴ。ある日、マーゴは仕事で訪れた島で、ダニエルというひとりの青年に出会い、彼に強く惹かれるものを感じる。束の間の時間を一緒に過ごす2人だったが、彼が偶然にも自分たちの家の近くに住んでいることを知り、マーゴの心は激しく揺れる…。ミシェルと夫婦を演じるのは、『50/50フィフティ・フィフティ』などで知られるセス・ローゲン。マーゴを温かく包み込む穏やかで明るい夫を魅力的に演じている。一方、マーゴの心を掴むイケメン芸術家のダニエルを演じるのは、カナダ出身の若手俳優ルーク・カービー。ミシェルが魅せる、穏やかな結婚生活に突然芽生えた感情の“揺れ”に注目だが、そんな彼女の心の声を表しているのが「心をさらけだしてもいい。そっとしまっておいてもいい」というキャッチコピー。3人を束ね、メガホンを取るのは『スウィートヒアアフター』(’97)で鮮烈な印象を放ったカナダ出身の女優であり、弱冠27歳にして『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で長編映画監督デビューを飾ったサラ・ポーリー。前作では、認知症という悲劇に直面した老夫婦の心の葛藤と深い愛を静かに綴り、アカデミー賞脚色賞、主演女優賞と主要2部門にノミネートされた彼女が、本作では弾けるような恋愛の時期から、温かく愛情深い生活に突入した若い夫婦の変わりゆく感情を静かに描く。『テイク・ディス・ワルツ』は今夏、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:女優であり愛されたいと願ったマリリン魅惑的でキュートな入浴シーンを公開椿鬼奴、マリリン・モンローになりきって「今年は結婚したい」と婚活宣言!『マリリン7日間の恋』ミシェル・ウィリアムズ尽きることない映画愛、女優への愛ミシェルのキュートな3変化に胸きゅん!春先取り、来日ファッションをチェックミシェル・ウィリアムズ、一番好きなモンロー映画は『お熱いのがお好き』
2012年03月26日主演作『マリリン 7日間の恋』で第84回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズが待望の初来日を果たし、インタビューに応じた。本作で世界を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンローを演じ、「同じ女優という部分で、共感できる面が多かった。彼女ほどではないけれど、疑心暗鬼に陥ったり、葛藤することは私にもあるわ」と役柄への想いを語った。その他の写真没後50年を迎えるモンローの秘めた恋を通し、“世界のセックス・シンボル”とのギャップに苦悩する彼女の実像を浮き彫りにした本作。スターの輝きと、等身大の女性が抱えるもろさを演じ切ったウィリアムズの演技は高く評価され、第69回ゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門主演女優賞を受賞している。「もちろん外見を似せるための努力は必要だった。私自身は鏡を見るのが苦手だけど(笑)、今回ばかりはいかにマリリンに近づけるか自分の顔を徹底的に研究したわ。でも、彼女の輝く魅力は、やっぱり内側からにじみ出るもの。だから、マリリンの“ソウル”に近づくことが何より大切だった。つまり外見と内面、どちらも重要なのよ。ちょうど前輪と後輪でバランスを取る自転車のようなものね」。もちろん、モンローの出演作すべてに目を通し、彼女の歌声やしゃべりを常にiPodで聞くなど、撮影が始まる10か月前から準備に取り掛かったという。ローレンス・オリビエ(ケネス・ブラナー)が監督・主演を務める『王子と踊り子』撮影のために、ロンドンを訪れるモンロー。しかし、演技論をめぐってオリビエと対立し、精神的に追い詰められてしまう。そんな彼女をただひとり優しく見守る年下の助監督コリン・クラーク(エディ・レッドメイン)が“7日間の恋”のお相手だ。「当時彼女は30歳で、私自身も(撮影時)30歳だったから、不思議なめぐり合わせを感じるわ。それにアメリカ人の私が、イギリスに乗りこむ点もとても似ている。ただ、物語と違って、ケネスたちは私のことを信頼し、温かく迎え入れてくれたわ」。本作をきっかけに再び脚光を浴びるモンローの魅力とは?「どんなにゴージャスでも、どこか『守ってあげたい』という気持ちにさせられる。きっと少女のころに負った傷を隠そうとしても、隠しきれなかったんじゃないかしら。それに死後50年経っても神秘的な存在であり続ける点ね。この映画は、アイコン化された彼女の下に眠る素顔を見せてくれるはずよ」。『マリリン 7日間の恋』3月24日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2012年03月22日ソファの上にちょこんと、けれども背筋をピンと伸ばしてたたずむ姿は天使か女神か。キュートでいてエレガント、朗らかでいて静謐なミシェル・ウィリアムズが放つ何層もの魅力に触れ、グラマラスなセレブの顔と繊細な少女の心を併せ持つ存在、マリリン・モンローに、彼女が驚くほどナチュラルに寄り添えた理由が分かった気がした。世紀のスターを演じ、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたミシェル自身、「マリリン・モンローを演じる上では外見的な変身に苦労させられるのと同時に、彼女の魂に近づくことが大事だった」と語る。「喋り方から指の動かし方まで、外見的な役作りをここまで徹底させたのは初めてよ!」と思わず苦笑するミシェル。セックス・シンボルとしてハリウッドを賑わせたマリリン・モンローと化すにあたっては、「目一杯お化粧すること!(笑)」の次に「自分自身を研究し尽くすこと」が重要だったという。「そもそも私は自分の顔を見るのがすごく嫌い。家の鏡を大きな地図で覆ってしまっているくらいなの。でも、今回は覚悟を決め、自分の顔を隅から隅までじっくり研究したわ。どうすれば彼女のように魅力的に見えるか?どうやって完璧なマリリンになればいいのか?を考えるためにね。その甲斐あって、いまは自分の顔と向き合うのに以前ほどの抵抗はなくなった。あとは…そうね。『エンジェルズ・メイクアップ』のコラーゲン・アイパッチを使えば、もっと抵抗がなくなるわ。12時間寝て目覚めた後みたいにスッキリした目元になるから、ものすごくオススメよ(笑)」。透き通る美肌の秘密をこっそり教えてくれるさまもチャーミング。ただし、「私自身が真の美を感じるのは、風がそよぐ草原を見たり、友人の笑顔に触れているとき。“人生”を感じられる瞬間にこそ、自分自身を美しいと思えるの」とも明かし、「マリリンの光り輝く魅力も内面から来るものだったんじゃないかしら」と続ける。「彼女の出演作や写真を見ると、守ってあげたい気持ちになる人が多いと思う。彼女は様々な方法で内面の脆さを隠そうとしたけれど、少女の頃に負った痛みや傷が消えることはなかった。隠そうとしても見え隠れしてしまう部分が、謎めいたものとして大勢を惹きつけたのね。いままでの役もそうだけど、やっぱり重要なのは役の精神を理解すること。その点、マリリンという存在に共感できる部分は多かったわ。彼女ほどではないにせよ、自分自身を信じられなかったり、力不足を嘆いたりする葛藤は女優業に付き物だもの。とは言え、役を演じるときは自分と似ている部分よりも異なる部分を見つけようとするものよ。似ている部分は何もしなくても似てくるし、意識することで誇張されてしまったりもするから」。『マリリン7日間の恋』で語られるのは、マリリンが『王子と踊り子』の撮影でイギリスを訪れた7日間。ストーリー自体、実体験に重なるところがあったという。「撮影が始まる前は少し近い気持ちだったわね。というのも、映画の中のマリリンも撮影当時の私も30歳で、アメリカ人なのも、イギリスで撮影するのも同じ。伝統的な演技法に長けたイギリスの名優たちと共演する状況も一緒だったわ。私はそういった演技のレッスンを受けたこともなければ、シェイクスピア劇に出たこともないから、力不足じゃないかとひるむ気持ちすらあった。でも、映画の中のマリリンとは違い、私の場合は信頼し合える共演者たちに恵まれたの。彼らは私を温かく迎え入れてくれたわ」。歩んできた道はイギリスの名優たちと異なれど、いまやミシェルがトップ女優の1人であるのは紛れもない事実。演技の道に足を踏み入れた少女時代をふり返り、「12~3歳の頃はメソッド演技の俳優たちに興味津々だったわ」と明かす。“メソッド演技”とは役の感情を追体験する演技法で、マリリン・モンローも取り入れた手法だ。「同世代の子たちが興味を持つスターには関心がない子供だったの。どうしてかしらね…(笑)。ジェームズ・ディーン、マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト、もちろんマリリン・モンローと、いろいろなメソッド俳優たちの伝記を読み漁ったわ。たくさんの俳優に憧れ、影響を受けているのはいまも昔も同じね。日本に来る飛行機の中で『ハンナとその姉妹』(’86)を観たのだけど、ダイアン・ウィーストが本当に素晴らしかった。ケイト・ウィンスレットやホリー・ハンター、ティルダ・スウィントンも大好きな女優よ。尊敬する仲間の名前を挙げればきりがないわ」。ヴィム・ヴェンダース、アン・リー、トッド・ヘインズら、共に作品を作り上げてきた名匠も多数。「作品に取り組むたびに、監督たちから多くのことを学ぶの」と、女優業に対する尽きない想いを口にする。「演技を始めて20年経ったいまもお芝居への愛を持ち続けていられるのは、どの作品でも学ぶことが大きいから。まだまだ知らないことがたくさんあるし、求められるものも作品ごとに違う。好奇心が満たされ、決して飽きることがないの。私の仕事は監督が望むものを提供すること、そして彼らが思い描くフレームを埋めていくこと。それぞれの作品が誇らしいし、いままで仕事をした全ての人たちが私にとっては特別な存在だわ」。演技に対し、映画に対し、惜しみない愛情を注ぐミシェルにこんな質問も。アカデミー賞に輝いた『アーティスト』や過去に組んだこともあるマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』など、映画愛を謳った作品をどう思う?「私は元々ノスタルジックなタイプで、朝食を食べていても何だかじんわりしてしまうことがあるくらい(笑)。それに、ハイテクは苦手だから、手紙を書くときもいまだに手書きなの。古き良き時代に対する思い入れは強いし、昔を伝える映画が作られるのは個人的にも嬉しいことよ」。ところで、『王子と踊り子』はマリリンが主演のみならずプロデュースにも乗り出して意欲を注いだ1作。ミシェル自身は『ブルーバレンタイン』で製作総指揮にクレジットされていたが、今後の興味はプロデュース業にも向けられているのだろうか。「正直に言って、いまのところは“ノー”よ。『ブルーバレンタイン』は8年もかかったプロジェクトだから、企画の立ち上げからずっと関わってきた私とライアン(・ゴズリング)へのご褒美として製作陣がクレジットしてくれたの。そもそも私にはプロデュースまでこなすほどの脳ミソはないし(笑)、どちらかと言えば一つのことにじっくり取り組むのが好き。ビジネスには向いていないと思うの。いつか自分のエネルギーがあり余っているのを感じ始めたら挑戦するのもいいかもしれないけど…、いまは母親業と女優業にエネルギーを使い果たしている感じね!」(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:椿鬼奴、マリリン・モンローになりきって「今年は結婚したい」と婚活宣言!ミシェルのキュートな3変化に胸きゅん!春先取り、来日ファッションをチェックミシェル・ウィリアムズ、一番好きなモンロー映画は『お熱いのがお好き』ミシェル・ウィリアムズ、娘のマチルダちゃんと貯めた義援金を福島に寄付ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現
2012年03月21日世界のセックス・シンボルと謳われたマリリン・モンローの誰も知らなかったラブロマンスを描いた『マリリン 7日間の恋』の公開に先駆けて、主演のミシェル・ウィリアムズが初の来日、3月13日~14日の2日間と短い間だったが、ジャパンプレミアをはじめ各イベントに参加しその魅力をふりまいた。まずは3月13日に六本木ヒルズで行われたジャパン・プレミア。150人以上の観客のほか、レッドカーペットには石田純一、叶姉妹、楽しんご、辺見マリ、佐伯チズといった豪華ゲストが華やかに入場。また舞台挨拶では、年下の青年と恋に落ちる本作の内容と翌日のホワイトデーにちなんで、俳優の遠藤雄弥がプレゼントゲストとしてマリリン・モンローが愛したシャンパンを持って登場した。●ゴールデングローブ賞主演女優賞やアカデミー賞主演女優賞ノミネート、おめでとうございます。世界中からその演技力を称えられましたが、今どんなお気持ちですか?ミシェル:とても幸運でした!頭がボーっとして、覚えていないんです(笑)。●知らない人がいないのではないかというくらい有名な実在の人物、マリリン・モンローを演じるというオファーをもらったとき、どのような気持ちでしたか?不安やプレッシャーはありましたか?ミシェル:12~13歳の時に、部屋の壁にマリリンのポスターを貼っているくらい、彼女が好きで彼女に見守られていました。不安といううより、自分自身にかけるプレッシャーがとても大きかったです。顔の表情やしぐさ、準備に10ヶ月間かけました。彼女の作品をたくさん見て、運転中や歩いている時もずっと彼女の声聞いていました。●今年で没後50年を迎えますが、マリリンが今もなお愛され続ける理由はなんだと思いますか?ミシェル:たくさんあるけれど、50年経っても神秘性・ミステリーな感じがすることだと思います。●最後に、これから映画をご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。アイコン化されている彼女ではなく、パーソナルな内面を見てほしい。今日は、本当にこの場にいることが出来て嬉しい。足を運んでいただいてありがとうございます!!※ここでプレゼントゲスト、遠藤雄弥がご登場遠藤:今日はホワイトデーにちなんでのプレゼントでしたが、ミシェルさんどうですか?日本にはバレンタインデーのお返しに、男性から女性へプレゼントするホワイトデーが存在するんですよ。ミシェル:とても素敵な伝統ですね!アメリカにもあってほしいです。●遠藤さんは、数々のドラマ・映画に出演する活躍中の俳優さんですが、本作品はご覧になっていかがでしたか?遠藤:美しさが際立っていたのが印象に残っています!僕は、マリリン・モンローの作品を見たことがないので、同じ表現者として共感する部分もありました。●この映画は、マリリン・モンローが年下の新人助監督の青年と恋に落ちるラブロマンスですが、もし自分がコリンの立場だったらどうしますか?遠藤:ほっぺたをつねりますね!!(笑) 自分が7日間、耐えられるのかが心配です(笑)。ジャパンプレミアの翌日3月14日は、3月28日(水)まで「“マリリン”ポスター回顧展」を開催している代官山蔦屋書店に登場したミシェル・ウィリアムズ。作品の舞台となった映画『王子と踊り子』のポスターにサインをするなど、記念のパフォーマンスを披露した。●初来日とののことですが、初めて日本に来た感想はいかがですか?ミシェル:本当にジャーナリストやスタッフなどに限らず、出会った方すべてにこんなに親切にしてくれて、楽しい冒険をさせて頂きました。●公開記念で、“マリリン”ポスター回顧展をこちらで開催しているのですが、昔のマリリンの映画ポスターをご覧になって、いかがでしょうか?ミシェル:とても綺麗で、一晩中いても良いです。こんなに沢山のマリリン・モンローの出演作のポスターを見るのは初めてなので、ワクワクしています。後で歩き回りたいと思います。●マリリンの映画の中で好きなものは何ですか?ミシェル:『王子と踊り子』は私にとってとても特別な作品です。後、『お熱いのがお好き』は何度でも初めて見たかの様に見れる作品だと思います。●ポスターはどの作品のがお好きでしたでしょうか?ミシェル:ナイアガラのポスターは居間に飾ってもいいくらい素敵だと思います。あのポスターが今日、無くなったら、犯人は私です(笑)。来日の締めくくりは記者会見。マリリン・モンローが実際に泊まった帝国ホテルでの会見を受け、魔法の様なめぐりあわせだと語り、また、愛娘たっての希望で日本へ寄付金を持ってきた、初来日となったミシェル・ウィリアムズの魅力に会場は包まれた。また、花束ゲストとして西山茉希が登場、ミシェルの来日を歓迎すると共にマリリン・モンローの50年もの間、秘められた恋と年下の恋愛について語り合った。●好きな日本語はなんですか?ミシェル:モシモシ。(会場:笑)●ここ帝国ホテルは、マリリン・モンローがジョー・ディマジオとの新婚旅行の際に宿泊したホテルです。まさに、このような記者会見も行われました。今、どんなお気持ちですか?ミシェル:魔法のようなめぐりあわせだと、すごく思います!「王子と踊り子」を、マリリン・モンローが演じた時が、今の私と同じ年齢でしたし、このロケーションも実際にマリリンが使っていたということで、とても嬉しいです。●ミシェルさんも、マリリンと同じ境遇でイギリス人の俳優に囲まれ撮影に臨んだかと思いますが、イギリスでの撮影時の思い出はありますか?ミシェル:王子と踊り子の撮影の時とは時代が違うので、今のイギリスの製作スタッフはすごく優しいウェルカム体制でした。●お気に入りの撮影場所はありましたか?ミシェル:どれも全て特別なロケ―ションでした。中でも、パークサイド・ハウスでは、よりマリリン・モンローを感じることができたと思います。本人が実際に使った場所で、この役ができて良かったです。●マリリン・モンローが生き返って、本作品を見たらどんなことを言ってもらいたいですか?ミシェル:とても恐れ多くて、わからないです。逆に、私が「どうだった?」と聞きたいです(笑)。●マリリン・モンローと言えば、寝ている時に着ているのはのはシャネルの5番という話がとての有名ですが、これは、日本にマリリン・モンローが来日した際に話したとのことですが、ミシェルさんは、何をつけて寝ているのですか?ミシェル:世界で数人しか知らない、秘密です(笑)。●今回、実はミシェルさんと6歳になる娘さんが、昨年3月におこった、東日本大震災で被害を受けられた被災者の方々への寄付をしたいとのことで、その寄付金を頂戴致しました。この寄付金を角川書店にてお預かりをし、後日責任を持って、福島県の「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ寄付をさせて頂きたいと思います。ミシェル:昨年の3.11には娘もショックを受け、『何か日本のために出来ることはない?』って聞かれたんで、(寄付をするための)ガラス瓶を置くことにしたの。そこにマチルダがお手伝いをしたりするとミシェルがお小遣いをいれてあげるにしたの。今回来日があったために、一杯になったガラス瓶を持ってきました。今回、それを寄付したいと思います。※ここで花束ゲスト、西山茉希が登場●実際にミシェル・ウィリアムズさんにお会いしていかがですか?西山:映画の印象よりも小柄で、でもマリリンと同じ様な魅力を持ち合わせている方だなと思いました。●この作品ではコリン・クラークとの、50年間封印されてきた“秘められた恋”が描かれていますが、もし自分がマリリンの立場だったらどうしますか?西山:自分がその立場に立つことはないと思いますが、やはり周りにとらわれずに、素敵な感情で生きる2人を感じて、私は人間的に好きだし、素敵だと思いました。・ 『マリリン 7日間の恋』スペシャルサイトはこちら 人物情報・ミシェル・ウィリアムズ1980年、アメリカ生まれ。大ヒットTVシリーズ「ドーソンズ・クリーク」(98~03)で、一躍人気を集める。『ブロークバック・マウンテン』(05)では、放送映画批評家協会賞を受賞し、インディペンデント・スピリット賞、英国アカデミー賞、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。さらに『ブルーバレンタイン』(10)では、アカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされ、本作では、ゴールデン・グローブ賞・ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされている。マリリンの秘密の恋を描いた映画『マリリン 7日間の恋』は、3月24日より公開!
2012年03月21日主演作『マリリン7日間の恋』を引っさげ、先日待望の初来日を果たしたミシェル・ウィリアムズ。女優としての実力と存在感はもちろん、年明けから行われてきた数々の映画賞レースでは、その個性的なドレス・ファッションも女性たちの注目を集めていたが、今回の来日イベントでもそれぞれ全く異なるタイプの美しいファッションで報道陣やファンを魅了してくれた。ここでそのキュートなファッション3変化を一挙おさらい!いわゆる“ザ・ハリウッド女優”といった綺羅びやかでゴージャスなスタイルというよりは、シンプルでワンポイントを引き立たせる上品なフェミニン・スタイルを好むミシェル。トレードマークであるブロンドのショートヘアに合わせた、どこかコケティッシュな可愛らしさを感じさせるドレススタイルは、パーティシーンで参考にしたくなるようなファッションばかり。世界中の注目を集めた2月のアカデミー賞授賞式当日には、愛娘のマチルダちゃんが好きだというコーラル・オレンジの「ルイ・ヴィトン」のストラップレス・ドレスを見事に着こなしていたが、初来日の初イベントとなるジャパン・プレミアにミシェルが選んだのは、『7年目の浮気』のマリリン・モンローを彷彿させる「アレキサンダー・マックイーン」のドレープドレス。レッドカーペットに映える上品でエレガントな純白のドレスには「ヴァレンティノ」の靴、アクセサリーは「フォーエバーマーク」とシンプルに決め、ドレープの美しさを引き立てていた。翌日の会見と「マリリン・モンローポスター回顧展」に出席した際には、前日とは打って変わって美しい「ヴァレンティノ」のコーラル・オレンジのワンピースで華やかに登場。第18回全米映画俳優組合(SAG)賞でも「ヴァレンティノ」の赤のセクシーなドレスを選ぶなど、どうやら赤系のドレスがいまのお気に入りのミシェル。前日の柔らかなドレープから、ウェストラインを強調するタイトスカートに肩のリボンが可愛らしい、キュートでスマートなスタイルに「ジュゼッペザノッティ」のヌーディ色のヒールを合わせ、春らしい装いを見せた。さらに、同日の別会場ではロックテイストも取り入れていたミシェル。黒のニットとメタリックな「ルイ・ヴィトン」のレオパード柄のパンツに合わせていたのは、セレブ御用達のイタリアのシューズブランド「タビサ・シモンズ」のパンプス。ドレス姿とは180度異なるボーイッシュなスタイルも好感度大だ。また、ミシェルのメイクテクニックで目を引いていたのが、ピンクのリップ。白やコーラル・オレンジ、黒の装いに合わせてそれぞれ差し色としてピンクを取り入れる技はさすが!さらに薄くのせたピンクのチークとも相まって、ミシェルの可愛らしさをより一層引き立てていた。春らしさを感じさせるこのメイクテクニック、ぜひ参考にしてみてはいかが?『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ミシェル・ウィリアムズ、一番好きなモンロー映画は『お熱いのがお好き』ミシェル・ウィリアムズ、娘のマチルダちゃんと貯めた義援金を福島に寄付ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼント
2012年03月16日待望の初来日を果たした女優のミシェル・ウィリアムズが3月14日(水)、東京・千代田区にある帝国ホテルで記者会見を行い、娘のマチルダちゃんと一緒に貯めたという義援金を「東日本大震災ふくしまこども寄付金」に寄付すると発表した。金額は非公表。「昨年の震災には、私も娘も大変ショックを受け、胸を痛めたの。そんなとき、娘が『日本のために何ができるの?』って聞いてきたから、『ガラス瓶にお小遣いを貯めてみたら』とアイディアを出したの」とミシェル。日本への愛あふれる行動に、会場からは大きな拍手が起こった。ミシェルが演じるのは“世界のセックス・シンボル”として、人々を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンロー。年下の助監督との秘めたる恋愛を通して、彼女が世間の抱くモンロー像と、苦悩を抱える等身大の自分との間で揺れ動く姿が、切なく描かれる。前日に行われたジャパン・プレミアでは、往年のマリリンを彷彿させる純白の「アレキサンダー・マックイーン」のドレスで登場したミシェルが、この日会見に選んだのは「ヴァレンティノ」の赤いドレスに、「ジュゼッペザノッティ」の靴。昨夜から一転し、キュートさが際立つコーディネートが目を引いた。出演映画はもちろん、テレビやラジオに出演した際の資料にも触れ、自身の“マリリン像”を作り上げたというミシェルは、役作りを通して「マリリンがいかに作品作りに真剣に取り組んでいたか。そしていかに寛容で、デリケートで、深い思いやりと悲しみを抱えていたかを知ることができた」。最も好きなマリリンの出演作は『お熱いのがお好き』(’59)だと言い、「最高の状態だったマリリンが、最高の作品に出演した。そんな作品ね」と語った。マリリン自身も同作でゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門主演女優賞を受賞しており、不思議な縁を感じさせる。不思議な縁、といえば記者会見が行われた帝国ホテルは1954年にマリリンが初来日した際に宿泊し、記者会見も行った場所で「魔法にかかったような、幸福なめぐり合わせね」とミシェルもご満悦。マリリンが「寝ているときに着るのは、シャネルの5番だけ」という名言を生んだのも実は帝国ホテルでの会見だったが、「寝ているときに着るものは?」と同じ質問をされたミシェルは「それは秘密よ…」とはにかむばかりだった。会見には年下の俳優・早乙女太一と交際中のタレント・西山茉希が花束ゲストとして登場し「自分のことを理解してくれる人と、心を開いて通じ合いたいと思うのが人間。周りにとらわれず、素直な感情で生きる2人は人間的で素敵だと思った」と映画の感想を語っていた。『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼントマリリンの素顔に迫る『マリリン 7日間の恋』女性限定試写会に25組50名様ご招待ミシェル・ウィリアムズ来日!『マリリン 7日間の恋』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待
2012年03月14日米女優のミシェル・ウィリアムズが待望の初来日を果たし、3月13日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで最新作『マリリン 7日間の恋』のジャパンプレミアに出席した。本作で第84回アカデミー賞の主演女優賞候補となり、第69回ゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門主演女優賞を受賞しているだけに、ミシェル自身も作品への思いは格別。持ち前の愛くるしさに、女優としての自信と貫録が加わった満面のスマイルで、日本のファンの声援に応えていた。ミシェルが演じるのは“世界のセックス・シンボル”として、人々を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンロー。年下の助監督との秘めたる恋愛を通して、彼女が世間の抱くモンロー像と、苦悩を抱える等身大の自分との間で揺れ動く姿が、切なく描かれる。先日行われたアカデミー賞の授賞式に、「ルイ・ヴィトン」の真っ赤なドレスをまとって登場し、米ファッション誌「ヴォーグ」が選ぶ“今年のアカデミー賞”ベストドレッサー第2位に選ばれたミシェル。この日はスレンダーなボディラインを際立たせた「アレキサンダー・マックイーン」の純白のドレス姿で“21世紀によみがえったマリリン”を見事体現!靴はヴァレンティノ。胸元を飾るのは「フォーエバーマーク」のネックレスと全体的に華やかさを演出する、さすがの“達人技”を披露してくれた。「コンニチハ!(初来日の感想は?)サイコウ!」と日本語で挨拶し、「日本ではtea ceremony(お茶会)が楽しみ」と胸を躍らせた。そんな彼女にとって、マリリン・モンローはティーンの頃からの憧れだといい「寝室の壁にマリリンの写真を貼っていたわ。毎晩、私のことを見守ってくれたの」。それだけに、マリリンを演じることへのプレッシャーも大きかったそうで「役作りには10か月をかけたの。彼女の出演作を全部観て、本も読んだ。常に彼女の声をiPodで聞いていたわ」とふり返る。そんなマリリンの魅力は「亡くなって50年が経ったいまも神秘的な存在である点ね。この映画は、アイコン化された彼女の下にあるパーソナルな素顔を見せてくれるはず」とアピール。年下の男性と恋に落ちるストーリーにちなみ、舞台挨拶には若手俳優・遠藤雄弥がゲスト登壇し、ミシェルにシャンパンを手渡した。『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼントマリリンの素顔に迫る『マリリン 7日間の恋』女性限定試写会に25組50名様ご招待ミシェル・ウィリアムズ来日!『マリリン 7日間の恋』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~
2012年03月13日続々と授賞が発表されている本年度アカデミー賞。栄えある監督賞を手にしたのは『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督!最有力視されてきた巨匠、マーティン・スコセッシ監督は受賞を逃した。トーキーへの移行期を迎えるハリウッドの黄金時代を舞台に、白黒のサイレントで描いた異色ラブストーリー。錚々たる巨匠を押しのけて初の快挙を果たしたアザナヴィシウス監督は、「世界一幸せの監督です」と喜びを露にし、キャスト&スタッフに感謝。さらに「(出演の)犬のアギーにも感謝してます。私の言うことは理解できないと思いますが…(笑)。映画にも感謝しています。この作品は喜びをもたらしてくれる映画だと思います」と改めて映画に対する愛を語った。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日「SALA(サラ)」ブランド30周年記念の特別企画カネボウ化粧品は、ヘアケア、スタイリング、カラー、ボディケア商品を展開する「SALA(サラ)」から、2012年にブランド30周年となることを記念した特別企画として、20~30代女性を想定したSALA世代に好感度の高いディズニーキャラクターをボトルデザインにあしらった「サラ EXシリーズ」の限定セット(全3品種・各1,575円)を、2012年2月1日より発売する。*画像はニュースリリースよりミッキーとミニーのキャラクターを採用したかわいいボトルディズニーキャラクターは、特に人気の高いミッキーとミニーのキャラクターを採用。ダメージを補修して 輝く髪へ導く「サラ EX限定セットD3 ローズリペア(サラ スウィートローズの香り)」は、「EXシャンプー」・「EXコンディショナー」 各500mL。他に、さらさら なめらかな指通りの髪へ導く「サラ EX限定セットD3 さらさら(サラの香り)」、うるおう指通りで まとまる髪へ導く「サラ EX限定セットD3 ディープモイスチャー(サラの香り)」。3種類の中から、髪質にあわせて選べる。元の記事を読む
2011年12月23日昨年の東京国際映画祭にて最優秀監督賞と観客賞のW受賞を果たしてから1年、多くの支持と共感の声を集めた『サラの鍵』が先週末より公開され、満席続出の大ヒットスタートとなった。公開初日には、30代以上の女性や夫婦を中心に朝から長蛇の列をなし、急遽上映回数を増やすなどの対応が迫られる高稼働に。このほどシネマカフェには、本作の重要なシーンの一つである本編映像が特別に到着!そこで描かれるドラマとは…。主人公は、夫と娘とパリで暮らすアメリカ人女性ジャーナリストのジュリア。夫の祖父母から譲り受けたアパートのかつての住人が、1942年にパリで起きたユダヤ人迫害事件でアウシュビッツに送られたユダヤ人家族だったということを知った彼女は、何かに突き動かされるように、ユダヤ人一家の娘で脱獄した少女・サラのゆくえを追究していく――。今回届いた映像に映るのは、ジュリアの勤めるオフィス。彼女がパリのユダヤ人迫害事件について口を開くと、その事実を知らない若いメンバーは衝撃を隠せず、驚きの表情を浮かべる。これまで多くが語られることのなかったこの事実は、彼らと同様に観る者にも衝撃を与える。そしてシーンは一転し、1942年のパリに。サラを含むユダヤ人一家はヴェルディヴ(屋内競輪場)へと送られる…。10歳のサラの足跡をたどるうちに紐解かれていく、事件の裏にある秘密。そしてその哀しく切ない事実は、45歳で新しい命を宿したジュリアの人生に、ある変化をもたらす。サラの痛切な悲しみを全身で受け止めた彼女が見出した希望、そして決断とは――?本作と同じく銀座テアトルシネマにて2009年12月に公開され、最終興収1億円の大ヒットとなった『ヴィクトリア女王 世紀の愛』の動員と比較し約95.6%のスタートとなった本作。年末年始にかけての今後の伸びにも期待したいところ。『サラの鍵』は銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:サラの鍵 2011年12月17日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma■関連記事:人生の岐路に見る女性の力強さ、そして希望『サラの鍵』女性読者アンケート発表【シネマモード】傷ついても探求する、女の人生人生に迷うあなたに贈る『サラの鍵』過去の悲しみを光に変える『サラの鍵』試写会に10組20名様をご招待迷える時代に生きるすべての女性に贈る『サラの鍵』女性レビュアー限定試写会に25組50様ご招待
2011年12月21日知らないということは、無邪気に生きられるということだ。それが、『サラの鍵』を観て、まず感じたことだった。この作品は、パリで1942年に起きたユダヤ人迫害事件「ヴェルディヴ事件」を題材に、ホロコーストを生き抜いた女性・サラと、現代に生きるジャーナリストのジュリアとが、時を超えて人生を交差させていく物語だ。パリに住むユダヤ人家族約8,000人が屋内競輪場<ヴェルディヴ>に送られた事実についてほとんど知らなかった私は、本作によって、その時のユダヤ人検挙がフランス警察や憲兵の積極的な協力によって行われたことに触れた。それは決して快い事実ではないけれど、その歴史についてもっと知りたいと思ったことは確かだ。フランスに対して無邪気な憧れだけを抱くのではなく、その文化が抱える暗い歴史についても正しく把握する必要性を感じてしまったら、もう引き返せない。事実を知り、自分が当時に生きたならどうするだろうかと答えのない答えを探してしまう。そのことで、自分が楽しくなるわけでなく、むしろ辛い思いをするかもしれないにもかかわらず。そんな自分と、現代のヒロイン・ジュリアを重ねてみると、つくづく私たちは女なのだなと思う。ジュリアは、このホロコースト事件を取材するうちに、自分とヴェルディヴに送られたある家族との接点を見つけてしまうのだ。彼女は、フランス人の夫の家族から譲り受けたアパートに、かつてユダヤ人家族が住んでいたことを知る。彼らが検挙されたのと、夫の家族がアパートに引っ越したタイミングがほぼ同じであることも。そこで生まれたひとつの疑念を無視することなど到底できず、真実を追い求め、やがてパンドラの箱を開けてしまうジュリア。彼女の夫が言うように、事実を突き止めたからと言って、事態は誰にとっても良くなるわけではない。過去の暗い秘密を暴くことは、むしろ多くの人を傷つけるだろう。だから、本作に登場する男たちは彼女の行動に疑問を投げかける。なぜそんなことをするんだと、ごく理論的に。「それはジャーナリストの好奇心か」と夫はジュリアに尋ねるが、そうではないことを女ならばわかるだろう。理性ではなく感情が、真実を求めてしまうということを。家族の持つ秘密をあえてほじくり返した妻を夫は理解できない。後に、ジュリアが接触することになるサラの関係者も、家族の秘密を他人から明かされ「いいかげんにしてくれ。この話は聞きたくない」とジュリアを拒む。劇中に登場する男たちは、隠された事実があることに気づいても、それに気づかなかったふりをしたがるのだ(もしくはそうしてきたのだ)。彼らが恐れているのは、知ることで傷つくこと。なんとも繊細で、無邪気で居続けたい生き物なのだろう。だが、女は違う。そこに事実があると知ったなら、傷つくとわかっていても進まずにはいられない。真実を知る代償がいくら大きくても、曖昧さの上に生きるよりはましだと思う生き物なのだ。もちろん、男性にもそんな考えを持つ人もいるだろう。その逆もまた然り。だが、女は感情的な生き物で、男は理論的な生き物と言われるような事態は、日々そこかしこで展開される。まさにこの作品の中でも。ひとつ、印象的なエピソードがある。ジュリアは40歳をゆうに超えているが、待望の妊娠を果たす。だが、それを報告した時の夫の反応が芳しくない。不妊治療をしていたのはもう6年前のこと。「俺は年取った父親にはなりたくない。もういいんだ」と言うのだ。確かに、歳をとってからの子育ては大変だというのは正論だ。だが、超高齢出産ゆえに母子ともに抱えるリスク、働き盛りの今、家族を持つことがどれほどジュリアにとっても大変なことか。それを承知で産みたいという妻に、そんな話が通じると考えるのは男の理論。大きな問題が起きたとき、とことん話し合おうとせず“なかったこと”にしようとする男は少なくない。女は、辛い話し合いが良いものを生まないとしても、決着をつけずにはいられない生き物なのだ。それにしても、ジュリアのなんと強いことか。自分だけでなく、ほかの誰かを傷つけながらも、真実に向かっていく。傲慢なことだろうかと悩みつつも、突き進んでいくのだ。一体、それはなぜなのか。それは、女が自らの体を使って世界を受け継いでいくからだろうか。個人差はあれ、出産には激痛が伴うとされている。男性には、同程度の激痛を引き受けることは不可能だとも言われるが、それほどの苦しみを経る運命を、女は生まれた瞬間から課せられている。場合によっては、苦痛だけでなく、命すら危険にさらす運命さえも。つまりは、傷つくことを恐れていては生きていけないし、喜びを得ることもできないとDNAに刻まれているのだ。その運命を理解し合える仲間として、女たちは国境、時代、境遇を超えて、痛みを分かち合う能力を備えたのだろうか。大切な者たちを失ったサラの悲しみにジュリアが共鳴することで、ジュリアはますます愛する者を守りたいという本能を花開かせていく。ジュリアの決断が、どんな未来を生むのかは、ぜひ映画を観て確かめてほしいが、真実が白日の下にさらされたとき、決して陣痛だけでなく、新しい事実の誕生という喜びももたらされることだけは伝えておきたい。ちなみに、主演のクリスティン・スコット・トーマスは、イギリス人だが演技を学ぶために19歳でパリに移住した経歴を持つ。3人の子を持つ母であり、45歳のときに18年連れ添った夫と離婚。映画を観ていただければわかるが、その生き様は、ジュリアと重なる部分が大きい。彼女自身も「ジュリアの境遇は私にとても似ていたわ」と言っている。監督も「クリスティンはジュリアと不気味なぐらい似ている」、「この映画の彼女は、現実の彼女そのものだ。カリスマ性があり、現代的で、今を生きる女性だ」と話している。映画で描かれているジュリアの生き様はもちろんのこと、そこに重なるクリスティンの人生や決断からも、岐路に立ち様々な選択のはざまで迷う女性たちは、希望の光を感じられるのではないだろうか。この作品を観た後も、男性の中にはジュリアの行動、決断が理解できない人もいるかもしれない。でも、これが女の生き方なのだとしか言いようがない。もちろん、男たちを責めるつもりはない。男には男の役割があり、別の素晴らしい生き様がある。わからなくても当然だからだ。ただ理解できないにしても、傷つくことも生きることの一部だと本能で知っている女の生き方を、願わくは知っておいてほしい。(text:June Makiguchi)■関連作品:サラの鍵 2011年12月17日より銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma■関連記事:過去の悲しみを光に変える『サラの鍵』試写会に10組20名様をご招待迷える時代に生きるすべての女性に贈る『サラの鍵』女性レビュアー限定試写会に25組50様ご招待
2011年12月06日みなさん、こんにちは!秋の季節を楽しんでいますか?秋といえば、ここアメリカでは新しいTVドラマシリーズやお気に入りのドラマの新シーズンが始まる季節。とっても楽しみです!これに先立ち、先日私はAXNチャンネルのお仕事でエミー賞のレッドカーペットを取材する機会があったのですが、そこではスティーヴ・カレル(「The Office」)やジョシュ・チャールズ(「グッド・ワイフ 彼女の評決」)、「マッドメン」のキャスト陣などお気に入りの俳優たちにインタビューすることができました。この一大イベントでみなさんに会えたことは、それは素晴らしい経験になりました。その中でも私が特に感動したのは、「Friday Night Lights」のカイル・チャンドラーが「ドラマ・シリーズ」部門の主演男優賞に選ばれたこと。これまで見てきたドラマの中でも1番に挙げたいこのドラマ、シーズン5をもって終了することをとても残念に思っていたのですが、彼の素晴らしい演技に称賛が贈られてとても嬉しいです。さて、ここで気になる新作ドラマを少しだけご紹介したいと思うのですが、まず人気シリーズの「マッドメン」と「グッド・ワイフ 彼女の評決」は今回のシーズンで大きな変化があるとのこと。何がどう変わるのか、そのヒントを探るべくキャスト陣に問いただしてみたのですが、トップシークレットとのことでみな同様に口を閉ざし教えてくれませんでした…。また、新しく開始したドラマでいま気になっているのは「バフィー 〜恋する十字架〜」でもおなじみのサラ・ミシェル・ゲラーの主演ドラマ「Ringer」です。本作は「ゴシップガール」や「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などを放送するCWで始まったばかりのサスペンス・スリラー。詳しくは見てからのお楽しみですが、少しだけ明かすと、サラは2役、つまり双子の姉妹をひとりで演じます。ここまでの2エピソードにはすっかり釘づけになってしまったのですが、これは要チェックですよ!もう一作品、私がいま気に入っているのがABCで放送中の「Revenge」です。「ブラザーズ&シスターズ」でもおなじみのエミリー・ヴァンキャンプの主演作で、彼女が演じるヒロイン、エミリー・ソーンが彼女の一家を離散に追い込み人生をめちゃくちゃにした人々への復讐を果たすため、ハンプトンズの町に戻ってくるところから物語が始まります。既にパイロット版が公開になりましたが反響も大きく、これからおもしろくなりそうです。最後に、私のお気に入りドラマに正式に新しい“ボス”がやって来ます!そう、私が話しているのは大人気シリーズ「The Office」のこと。放送開始以来、スティーヴ・カレルが主人公マイケル・スコット役を務めてきましたが、前シーズンをもって彼は同番組を降板。その代わりに新しいCEOとしてジェームズ・スペーダー、そして新しいマネージャー(ボス)役にエド・ヘルムズ(『ハングオーバー』シリーズ)が参戦しました。この先もペンシルベニア州・スクリントンに構える“オフィス”から楽しいドラマが繰り広げられそうです。お気に入りのドラマを見つけて、この秋を楽しみたいですね!(text:Lisle Wilkerson)(英語原文)HI readers! I hope that you are all enjoying the fall season! And with that, of course, comes all the new tv shows and new seasons of our favorite tv shows!! yayyyyy! tanoshimiiii!But before I go into that, I had the wonderful opportunity to work with AXN channel for the Emmys about a week ago, hosting the red carpet.And I had a great time! I got to interview one of my favorite actors, Steve Carell ("The Office"), along with Josh Charles (one of my favorite characters from "The Good Wife"), as well as some of the cast from "Mad Men". It was a wonderful experience to get to see everyone on the big day. One of my favorite parts of the night was when Kyle Chandler( "Friday Night Lights") won Outstanding Actor for a Drama Series. I must tell you that the show "Friday Night Lights" is probably one of the BEST shows that I have seen on television in a very long time, so I was very disappointed to hear that it was ending after 5 seasons. But I am very glad that he was recognized for his amazing work in the show.NOW...some of the shows that you will want to look out for...first of all, from what I understand BOTH "Mad Men" and "The Good Wife" have some major changes prepared for us in this next season.I tried getting some hints from them as to WHAT exactly some of the changes would be, but unfortunately both casts have to keep things TOP SECRET.Now one of my favorite new shows SO far is actually a show which features Sarah Michelle Gellar (also known as "Buffy the Vampire Slayer"). The name of the show is Ringer, and it is a suspense/thriller show currently being shown on The CW (home to "Gossip Girl", "The Vampire Diaries" etc.)I don’t really want to go into many details, but basically Sarah plays TWO people in this show....twin sisters. And so far what has happened in the first two episodes is pretty riveting! So I highly recommend keeping your eye and ears out for this one!Another show that I am enjoying is on ABC, called "Revenge", and features Emily VanCamp (actress from "Brothers and Sisters") as Emily Thorne, a woman who comes back to The Hamptons to get revenge on the people that tear her family apart and ruin her life. So far there has been one action-packed pilot episode and it is looking to be a pretty interesting show with many twists and turns.Finally one of my favorite shows officially has a new boss! Yes, I am talking about hit tv series "The Office", which featured Steve Carrel as Michael Scott until he decided to leave the show at the end of the last season. Well, they now have a new C.E.O. (James Spader) AND a new manager/boss, Ed Helms. And it looks like the fun will be continuing for our favorite office in Scranton, Pennsylvania.Let the fun and games begin!!!© Newscom/AFLO■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights ReservedThe Office [海外TVドラマ]グッド・ワイフ 彼女の評決 [海外TVドラマ]Friday Night Lights [海外TVドラマ]バフィー 〜恋する十字架〜 [海外TVドラマ]© (2000) Twentieth Century Fox Film Corporation.Ringer [海外TVドラマ]© CBS Studios IncRevenge [海外TVドラマ]ヴァンパイア・ダイアリーズ [海外TVドラマ]ブラザーズ&シスターズ [海外TVドラマ]ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 2011年7月1日より丸の内ピカデリーほかにて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】アメリカ経済危機も、映画市場はシリーズ作品で好調!?ジェニファー・ロペス、新恋人はハリウッドのモテ男?あなたと家族の物語「ブラザーズ&シスターズ」ティーポールスティックプレゼント【ハリウッドより愛をこめて】エミー賞候補作を徹底分析!「マッドメン」のV4は?シネマカフェ的海外ドラマvol.203押さえておくべき!イケメン特集 第1回
2011年09月28日お肌も同じですが、夏の強い紫外線を浴び続けた髪の毛は大きなダメージを受けています。サラツヤな髪を保ち続けることが大切です。髪は一度傷んでしまうと自然に元に戻ることはできません。健康な髪は表面のキューティクルでしっかり覆われています。ダメージを受けるとキューティクル同士の結びつきが弱まり、髪のツヤが低下したり、カラーリングをしても抜けやすくなるのです。また髪の毛そのもの以外にもダメージを受けているのが、地肌です。フケや吹き出物などのトラブルになりやすいのですよ。地肌は普段髪の毛に隠れて目立ちにくいのですが、地肌トラブルになっている方は多く見受けられるそうです。そうすると、やはり日頃のケアが大切になってきますね。■デイリーケアにおすすめなテクニックシャンプーをする際、しっかり泡立てて指の腹で地肌を、爪をたてたりゴシゴシこするのではなくマッサージするように動かすのがポイントです。また洗い流さないトリートメントを使用したり、市販の商品では、限度があるのでカラーリングをする際に抜けやすくなっているのでトリートメントを行うので元気な髪の毛に戻してあげることが大切です。私が普段使っている簡単なトリートメントは、ケラスターゼのシモンテルミックです。ドライヤーを行う前につけると熱の力を使って髪の毛を補強してくれてサラサラな髪の毛を保ってくれますよ。香りも好みです♪みなさんも自分の髪の毛を守ってくれるお気に入りのヘアケア剤を見つけましょうね。
2011年09月12日『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャルが監督し、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファー、ヒラリー・スワンクら豪華キャストが出演する映画『ニューイヤーズ・イブ』の特報映像がこのほど公開された。『ニューイヤーズ・イブ』特報『ニューイヤーズ・イブ』は、ニューヨークの大晦日を舞台に、1年の最後の日“大晦日”を生きる8組の人々の姿を描いた感動ドラマ。日本でもヒットを記録した『バレンタインデー』の脚本を手がけたキャサリン・ファゲイトが脚本を担当し、かつては恋人だった男女の再会や、死期が迫った病人と看護師の心の交流など“人と人との絆”を描いていく。街中が新年にむけて華やぐ一方で、どこかさみしさや切なさを感じさせる“大晦日”をモチーフにした群像劇だけに、本作には主役クラスの豪華キャストが集結。先に紹介したキャスト以外にも、ロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョヴィ、アビゲイル・ブレスリン、クリス・“リュダクリス”ブリッジス、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャーらが顔を揃えている。このほど公開された特報映像でも“2012年”を目前に控えたニューヨークで暮らすキャラクターたちが続々と登場し、コミカルなやりとりやシリアスな人間ドラマの一端がスピーディに紹介されており、短い映像ながら1度ではすべて見切れないほど豪華で密度の高い映像に仕上がっている。『ニューイヤーズ・イブ』12月23日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C) 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
2011年09月01日『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督最新作『ニューイヤーズ・イブ』。本作で母娘を演じるサラ・ジェシカ・パーカーとアビゲイル・ブレスリンの2ショット写真がシネマカフェ独占で到着した。舞台はニューヨーク。この街が一年の内で最も煌びやかな輝きと盛り上がりを見せる大晦日の夜に失われた絆を取り戻そうとする8組の人々の姿を描く。死期が迫った孤独な病人と彼を見守る看護婦、去年の大晦日に出会った忘れらない女性との約束、かつて恋人同士だった男女の偶然の再会など、それぞれが大切な人との失われた絆を取り戻そうと勇気を振り絞る!本作はニューヨークの内外で撮影が行われたが、史上初めてタイムズ・スクエアでの年越しカウントダウンイベントで実際に映画の撮影が行われたことで話題を呼んだ。この感動の物語のためにゲイリー・マーシャルの下に集結した俳優陣の顔ぶれにはただ“豪華”の一言。ジェシカ・ビールにジョン・ボン・ジョヴィ、ロバート・デ・ニーロ、ジョシュ・デュアメルにザック・エフロン、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャー、セス・マイヤーズ、リー・ミシェル、ミシェル・ファイファー、ヒラリー・スワンクなど若手からベテランまでハリウッドを代表する俳優たちが集結した。今回、写真が解禁されたサラ・ジェシカとアビゲイルの劇中での関係は母と娘。『リトル・ミス・サンシャイン』でオスカーにノミネートされた当時は10歳だった彼女も、すでに15歳。写真では大人っぽく髪を伸ばし、化粧を施し大人のレディを感じさせる。サラ・ジェシカ演じる母とテーブルを囲んで談笑しているように見えるが、2人の間には一体何が――?ニューヨークとサラ・ジェシカという組み合わせは「セックス・アンド・ザ・シティ」をイメージさせるが今回の彼女は“母”。キャリーとはひと味違ったこの役柄で彼女の母性がどのようにアビゲイルに向けられるのか楽しみなところ。2人が迎えるニューイヤーの幕開けはハッピー?それとも…。『ニューイヤーズ・イブ』は12月23日(祝・金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ジョン・ボン・ジョヴィ&ヒラリー・スワンクが日本にメッセージ!ザックにデ・ニーロ、アシュトン・カッチャーが集結!ハリウッド映画、NYで続々撮影
2011年08月24日第23回東京国際映画祭にて、最優秀監督賞と観客賞のW受賞の快挙を成し遂げた『サラの鍵』公開初日が決定!パリを舞台に、ユダヤ人が“ヴェルディヴ(屋内競輪場)”に収容された悲劇を描き、全世界300万部突破のベストセラーとなった小説、『サラの鍵』の日本公開が遂に決定した。原作は、ノーベル平和賞を受賞した中国人作家・劉(りゅう)暁波(ぎょうは)氏も獄中で読んだ本として話題となったタチアナ・ド・ロネ「サラの鍵」。その衝撃作を映画化したのが、自らもドイツ系ユダヤ人の祖父を収容所で亡くしたという若き新鋭監督ジル・パケ=ブレネール。綿密なリサーチに基づいた緊迫の映像でユダヤ人迫害の真実に迫りながらも、今を生きる私たちの物語として描き切り、誰も観たことのない唯一無二の作品を作り上げた。ストーリー1942年、ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害事件。それから60年後、ジャーナリストのジュリアは、アウシュビッツに送られた家族について取材するうちに、収容所から逃亡した少女サラについての秘密を知る。サラが自分の弟を守ろうと、納戸に鍵をかけて弟を隠したこと。そして、そのアパートは現在のジュリアのアパートだったこと。時を越え、明らかになった悲しい真実が、ジュリアの運命を変えていくことになる…。本国フランスでは、100万人突破目前の大ヒット!オランダではフランス映画の記録更新、北米リミテッド公開では大作を抑えて、1館あたりの成績でNo.1!各国とも好成績となっている本作の日本での公開は、12月、銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国ロードショー予定。監督:ジル・パケ=ブレネール出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、エイダン・クイン他2010 - Hugo Productions - Studio 37 -TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinema
2011年08月17日ミシェル・ウィリアムズが夫と最愛の息子を失う母親を演じ、ユアン・マクレガーが彼女の情事の相手という関係で共演すること話題作『ブローン・アパート』の予告編が到着した。情事の最中にテロ事件で夫と幼い息子を失った“若い母親”(ミシェル)。罪悪感と喪失感に苛まれる彼女だが、情事の相手で新聞記者のジャスパー(ユアン)により、事件に関して警察がひた隠しにしている驚くべき情報を知ってしまう…。単なるサスペンスムービーに留まらず、平穏な日々を突如として襲うテロの恐怖を描いた本作。テロが蔓延するこの時代に、“正義の味方”であるはずの警察は何故真実を隠そうとするのか?本作の製作に携わった時期は、ちょうど故ヒース・レジャーとの間に授かった子供の母親になったばかりだったというミシェル。母親になって全ての見方が変わったという彼女だが、その実生活での経験が役にどう反映されているのかにも注目したい。また、本作で音楽を担当しているのは、『LOVERS』、『ハンニバル・ライジング』でも映画音楽を手がけた梅林茂。彼が登場人物たちの“喪失”や“罪悪感”といった心情をどう奏でているのかも気になるところ。良き母親でありながらも抑えられない欲望、愛する家族を情事の最中に喪ったという罪悪感、そして喪失感など、様々な感情が複雑に絡み合う中、爆破事件の真実をきっかけに物語は急展開を見せる。母親、妻、恋人という異なる表情を見せるミシェルの演技は要チェック!『ブローン・アパート』は1月29日(土)より銀座シネパトスほか全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ブローン・アパート 2011年1月29日よりシネパトス銀座ほか全国にて順次公開© 2008 CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION/INCENDIARY LTD. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ユアン・マクレガー×ミシェル・ウィリアムズが“恋人”役で共演の最新作公開が決定
2010年12月17日ミシェル・ウィリアムズとユアン・マクレガーが共演するサスペンス・ムービー『ブローン・アパート』の日本での公開が正式に決定。ミシェルは恋人との情事の最中に夫と息子をテロでなくし、罪悪感と喪失感に苛まれる女性役を、ユアンはその情事の相手の新聞記者を演じており、このテロにまつわる陰謀、驚愕の真実が少しずつあぶり出されていく。10代の頃からキャリアを積み、2005年の『ブローク・バック・マウンテン』では故ヒース・レジャーと夫婦役を演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネート、近年では『脳内ニューヨーク』、『シャッター アイランド』などの話題作に出演しているミシェル。今回演じるのは名前が明かされない主人公“若い母親”。物語の舞台はロンドン。幼い息子と警察官の夫をサッカー観戦に送り出し、恋人との情事を楽しむ“若い母親”の目に、TVが映し出すスタジアムで起きた自爆テロの惨劇の映像が飛び込んでくる。夫と息子を失い、罪悪感と喪失感で心を引き裂かれるが、彼女の情事の相手で新聞記者であるジャスパーは、この事件に関して警察がひた隠しにしている驚くべき真実を彼女に知らせる――。原作は、オサマ・ビン=ラディンへの手紙という斬新な語り口で世界的なベストセラーとなった「息子を奪ったあなたへ 」(クリス・クリーヴ著/ハヤカワepi文庫)。故ヒース・レジャーとの間にもうけた娘の母親でもあるミシェルだが、私生活で母親になったばかりの時期に本作の製作に携わることになった。母親になって全ての見方が変わったという彼女にとって、欲望と母性の両方を抱える若い母親役は「ずっとやりたいと思っていた役」だったという。「砂嵐に巻き込まれているような気持ちだった。悲しくて前が見えないの」とこの役を演じての心境を明かす。そして映画については「ひとりの母親が、自責の念に苛まされながらも次第に解放され、愛を感じていく感動的な物語」と描写。「どんな女性でもこの若い母親に共感できると思います」と語る。女性監督のシャロン・マグアイア監督もまた、ミシェルと同じ時期に母親になった。ミシェル演じる“若い母親”について「良き母親であると同時に、欲望を抑え切れない罪深い女です」と説明し、「この作品の登場人物は、みな罪深い。そこが気に入っているところです」と語る。そして、もうひとりの重要人物、“若い母親”の恋人であり、新聞記者としてテロ事件の真実を追うジャスパーを演じるユアン。監督は、ユアンを思い浮かべながら「不完全な人間だけど憎めない。そしてセクシーな男として」このキャラクターを描いたそう。まもなく公開の『アメリア 永遠の翼』では実在のパイロット、さらに東京国際映画祭で上映されたロマン・ポランスキー監督作『ゴースト・ライター』では政治的な陰謀に巻き込まれるライター役と、多彩な役柄を演じ続けるユアン。本作では“若い母親”、そしてテロ事件との遭遇をきっかけに、ジャスパーが変化していくところも見どころとなっている。ユアンはミシェルが演じた“若い母親”という役柄を「いままで読んだ脚本の中で一番素晴らしい女主人公」と語り「ミシェルが演じると圧倒された。彼女は難しい役を完璧に演じたよ!」とその演技を絶賛している。ちなみにミシェル自身はアメリカ出身だが、撮影1か月前にロンドン入りし、この“若い母親”が育ったロンドンの下町、イーストエンドのなまりを体得した。自責の念に駆られる“罪深き”主人公をミシェルがどのように演じているのか?ユアンとの絡みも注目の『ブローン・アパート』。1月29日(土)より銀座シネパトスほか全国にて順次公開。■関連作品:ブローン・アパート 2011年1月29日よりシネパトス銀座ほか全国にて順次公開© 2008 CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION/INCENDIARY LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2010年11月22日往年の人気TVシリーズを鬼才ミシェル・ゴンドリーが映画化して注目を集める『グリーン・ホーネット』の予告編が解禁となり、その映像世界の一端が明らかになった。偉大な父の跡を継いで新聞社の社長に就任したブリット・リードが、助手のカトーと共にひとたび凶悪事件が起こると帽子とマスクを被った“グリーン・ホーネット”となって悪人たちをなぎ倒すという痛快ヒーローアクション。1960年代にTVシリーズが放送され、日本でも人気を博した。ちなみにこのときのTVシリーズでカトーを演じたのは、ブレイク前のブルース・リー。今回、新たに3Dで映画化された本作。メガホンを取ったのは、数々のCMやミュージックビデオを手がけ注目を浴び、『エターナル・サンシャイン』、『恋愛睡眠のすすめ』などの話題作を世に送り出してきたミシェル・ゴンドリー。ユーモアたっぷりの魅惑の映像を作り上げてきた鬼才が今回、ハリウッドのアクション大作に挑戦する。主人公のブリットを演じるのは、カナダ出身で俳優、コメディアン、監督としての顔も持つセス・ローゲン。カトーには、台湾出身で日本でも人気のジェイ・チョウが扮し、激しいアクションを披露している。ほかにキャメロン・ディアス、『イングロリアス・バスターズ』でオスカーを獲得した演技派クリストフ・ヴァルツなどが出演している。まずは予告編で映画の世界観、そして男心をくすぐる、車に装着されたマシンガンをはじめとする数々のメカを見るべし!『グリーン・ホーネット』は2011年1月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:グリーン・ホーネット 2011年1月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:台湾のスーパースター、ジェイ・チョウがハリウッド進出
2010年08月25日モード界のアカデミー賞とも言われるアメリカファッション協議会(CFDA)賞の授賞式が7日、ニューヨークのリンカーン・センターで開催され、サラ・ジェシカ・パーカーが故アレキサンダー・マックイーンに贈られたCFDA理事会特別賞のプレゼンターを務めた。2月に自ら命を絶ったマックイーンはサラ・ジェシカのお気に入りデザイナーで、プライベートでも愛用していた。2人は親交があり、2003年のメトロポリタン博物館のガラ・パーティにお揃いのキルト着用で出席したこともある。サラ・ジェシカは故人のアシスタントだったサラ・バートンが引き継いだ「アレキサンダー・マックイーン」2010年プレフォール・コレクションのドレスを着てステージに登場すると、「この場に立つことは光栄であると同時に、非常に残念でもあります」と複雑な心情を吐露しつつ、マックイーンの功績を讃え、「彼が次にどんなことをするのか、見たかった」と故人を偲んだ。会場にはグウィネス・パルトロー、ジェシカ・ビール、レイチェル・ワイズらの姿もあり、『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた編集長のモデルと言われ、自らのドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』もある「VOGUE」誌のアナ・ウィンターも功労賞(受賞者:マイケル・コース)のプレゼンターとして登場した。(text:Yuki Tominaga)写真は先日の来日時の『セックス・アンド・ザ・シティ2』ジャパン・プレミア。■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.■関連記事:サラ・ジェシカに演じてほしい役を投稿!『噂のモーガン夫妻』Tシャツを3名様にプレゼントクリスティンの独占メッセージも!『SATC2』プレミアの興奮を動画でお届けIKKO、にしおかすみこらが“和製『SATC』”に!「思い込みでOK」サラ・ジェシカ絶叫「We Love Love Love Love You!」にファン3千人も熱狂『SATC』4人が日本で揃い踏み!サラ・ジェシカの劇中のお気に入り衣裳は?
2010年06月09日映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』のメインキャストの4人、サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソンが、映画の日本公開を直前に控えた5月30日(日)、プロモーションのために来日!成田空港でファンの熱い歓迎を受けた。ニューヨークに生きる大人の女たちの恋愛、ホンネを過激に描き、世界中で大人気を博したドラマシリーズの劇場版第2弾となる本作。4人が日本で揃ってプロモーションを行うのは今回が初めてとあって、ファンの注目度も前作に増して高い。30日(日)の午前9時過ぎ、まずはキム、クリスティン、シンシアの3人がロンドンより成田に到着。朝早い時間にもかかわらず空港に駆けつけた、およそ150人のファンの声援に手を振ったり、サインの求めに応じたりと早速ファンサービスを行っていた。キムは「再び日本にこうして来ることができ、とても嬉しく思います。幸運にも15年前にこの美しい街を訪れることができました。改めてまた見られることを楽しみにしています。私たちが撮影を楽しんだのと同じくらい日本のファンのみなさまが『セックス・アンド・ザ・シティ2』を気に入ってくれればと思います」とコメント。一方、初来日となったクリスティンは「とにかく東京を見ることとファンのみなさんにお会いできることを楽しみにしています」と笑顔を見せた。シンシアも「素晴らしい日本の文化に触れることを心待ちにしています。それ以上に日本のファンのみなさんにお会いできることが待ち遠しくて仕方ありません。日本のファンの方々の強いサポートなしでは、今回の続編はあり得ませんでしたから」と3人とも、日本のファンとの触れ合いを楽しみにしている様子。そして午後2時過ぎ、サラ・ジェシカを乗せた飛行機が到着。3時過ぎに彼女が1階ロビーに姿を現したときには空港に駆けつけたファンの数はおよそ300人ほどに。黒い帽子にジャケット、灰色のジーンズ姿のサラに大歓声が浴びせられた。サラは笑顔で「ここ日本に来られてとても、とても幸せ。最高の気分!」と笑顔でコメントし、ファンに手を振った。ちなみに、彼女の来日は2007年3月に「サマンサタバサ」のプロモーションのために訪れて以来、3年2か月ぶり3度目。4人は31日(月)にマイケル・パトリック・キング監督と共に揃って来日記者会見に臨み、6月1日(火)には、六本木で開催されるジャパン・プレミアのレッドカーペットイベントに出席する。『セックス・アンド・ザ・シティ2』は6月4日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。シネマカフェSweet「love SATC 『セックス・アンド・ザ・シティ2』特集」■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.■関連記事:『SATC』4人が日本で揃い踏み!サラ・ジェシカの劇中のお気に入り衣裳は?シネマカフェ的海外ドラマvol.153「SATC」が教えてくれた喜怒哀楽最終回『SATC2』ニューヨーク・プレミアに5,000人熱狂!気になるサラのファッションは?シネマカフェ的海外ドラマvol.152「SATC」が教えてくれた喜怒哀楽第3回「SATC」のお気に入りファッションを投稿!特製キャンドルを5名様にプレゼント
2010年05月31日