『パイレーツ・オブ・カリビアン』の海賊バルボッサ役などで知られる大名優ジェフリー・ラッシュが、実在の天才芸術家ジャコメッティ役を本人そっくりに熱演した『ジャコメッティ 最後の肖像』が、充実の特典映像の数々とともにブルーレイ&DVDでの発売が決定した。本作は、長く縦に引き延ばされたような人物のブロンズ像が強烈な印象を残す芸術家アルベルト・ジャコメッティと、その絵画のモデルとなった男の知られざる18日間を、ユーモラスかつスリリングに描いた意欲作。2017年夏、東京の国立新美術館で開催された「ジャコメッティ展」では、約2か月半の開催期間中におよそ14万人の観客を動員するなど、没後50年を過ぎてなおその人気は高く、その天才を本作ではジェフリー・ラッシュが熱演。実力派俳優のアーミー・ハマーが、ジャコメッティと対峙する青年を好演した、要注目の一作だ。ジャコメッティが最後に手掛けた肖像画のモデルを務めたジェイムズ・ロードの回顧録「ジャコメッティの肖像」(みすず書房)を脚色・監督した才人は、『プラダを着た悪魔』などで知られる性格俳優のスタンリー・トゥッチ。映画を知り尽した名優による演出も冴え、豪華実力派俳優同士による“セッション”も見逃せない。特典映像としてジェフリー・ラッシュ、アーミー・ハマー、スタンリー・トゥッチ監督のインタビューなどを収録予定。『ジャコメッティ 最後の肖像』ブルーレイ&DVDは6月20日(水)より発売、同日レンタル開始。『ジャコメッティ 最後の肖像』ブルーレイ価格:4,700円+税『ジャコメッティ 最後の肖像』DVD価格:3,800円+税発売元:株式会社キノフィルムズ/木下グループ販売元:ポニーキャニオン(C) Final Portrait Commissioning Limited 2016(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャコメッティ 最後の肖像 2018年1月5日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて順次公開© Final Portrait Commissioning Limited 2016
2018年03月28日『プラダを着た悪魔』でエミリー・チャールトンを演じたエミリー・ブラントが、続編が製作されるなら「出演したい」と前向きに語った。2006年に公開され、12年経ったいまも人気が衰えない本作。今年6月には原作著者のローレンス・ワイズバーグが『プラダを着た悪魔』の続きの物語となる「When Life Gives You Lululemon」(原題)を発売するため、映画の方も続編に向けて動き出すのではとファンの期待は募るばかりだ。「Entertainment Weekly」に「みんながやりたいって言うならいいじゃない。私も賛成よ」と意欲を語ったエミリー。『プラダを着た悪魔』の共演者だったメリル・ストリープとは『イントゥ・ザ・ウッズ』でも共演し、『メリー・ポピンズ・リターンズ』(原題)にもメリルがカメオ出演していることから、「メリルは私のストーカーみたい!」とジョークが言えるような仲に。また、同じく共演者だったスタンリー・トゥッチは、2011年にエミリーの姉フェリシティと結婚したため、“義理の兄と妹”の親戚関係になった。会う機会も多いということで、「スタンリーは最近また『プラダを着た悪魔』を観たみたいよ。『すっごくおもしろいよね』って言ってたわ」と『プラダを着た悪魔』が2人の間で話題になったと話した。(Hiromi Kaku)■関連作品:プラダを着た悪魔 2006年11月18日より日比谷スカラ座ほか全国にて公開©2006 TWENTIETH CENTURY FOX
2018年03月27日映画『ジャコメッティ 最後の肖像』が、2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。スイス出身の天才彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ彫刻のほか、油彩、素描、版画など様々な作品を残した20世紀を代表する芸術家、アルベルト・ジャコメッティ。日本で11年ぶりに開催された大回顧展「ジャコメッティ展」が約14万人の観客を動員したことからも、今なお多くの人を惹きつけるアーティストであることがわかる。『ジャコメッティ 最後の肖像』はジャコメッティの最後に手掛けた肖像画の、18日間にわたる制作過程の裏側を描く。監督・脚本は『プラダを着た悪魔』出演の俳優、スタンリー・トゥッチメガホンを取るのは、『プラダを着た悪魔』や『ラブリーボーン』などに出演した俳優、スタンリー・トゥッチ。ジャコメッティの大ファンであったスタンリーは、脚本を10年間温め続け、満を持して制作に取り掛かった。本作は、最後に手掛けた肖像画のモデルを務めたジェイムズ・ロード自身が書いた回顧録「ジャコメッティの肖像」をベースに、ジャコメッティを取り巻く複雑な人間関係、創作に対する姿勢などを緻密に描く。肖像画モデルが見た"天才の妥協なき創作現場"ストーリーの舞台は、1964年パリ。個展が始まったばかりのジャコメッティは、アメリカ人の作家で美術評論家であるロードに肖像画のモデルの話を持ちかける。憧れの作家直々の申し出に名誉と好奇心を感じたロードは、2日あれば終わるとの言葉を信じ、彼のアトリエに向かった。しかし開始早々「肖像画とは決して完成しないものだ」と発する。その後、愛人の来訪や度重なるスランプによって完成日が遠のき、ロードの帰国も延期された。"見えるものをそのままに"の信条を貫き通す、本能のままに生きるジャコメッティの肖像画は果たして完成するのか。そして、その一部始終を見ていたロードは無事にアメリカへ帰国できるのだろうか。【詳細】『ジャコメッティ 最後の肖像』公開日:2018年1月5日(金)、TOHOシネマズ シャンテ ほか、全国ロードショー監督・脚本:スタンリー・トゥッチ出演:ジェフリー・ラッシュ、アーミー・ハマー、クレマンス・ポエジー ほか配給:キノフィルムズ©Final Portrait Commissioning Limited 2016
2017年11月17日『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の公開を控えるジェフリー・ラッシュが主演を務め、アーミー・ハマーらと共演する新作映画『Final Portrait』(原題)。今年2月のベルリン国際映画祭でお披露目された本作が、2018年1月に日本公開されることが決定した。1964年、パリ。「肖像画のモデルになって欲しい」、ジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)にそう頼まれたアメリカ人青年のジェイムズ・ロード(アーミー・ハマー)は、喜んで引き受けた。しかし、すぐに終わると言われた画の制作は、ジャコメッティの苦悩により、1日1日と伸びていく。やがて、ロードはジャコメッティの意外な顔を次々と見ることになり…。本作は、『プラダを着た悪魔』や『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『トランスフォーマー』シリーズなどで俳優として確固たる地位を築いているスタンリー・トゥッチの5作目の監督作。トゥッチは、細長く引き伸ばされたような彫刻作品で知られる芸術家ジャコメッティの昔からのファン。彼をテーマにした最初の脚本を10年以上前に完成させていたという。以来、温められていたその企画が、ジャコメッティの没後50年に当たる昨年、ついに制作が実現した。ジャコメッティ役を務めるのは、アカデミー賞主演男優賞を受賞した『シャイン』、『英国王のスピーチ』や、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのバルボッサ役でも知られるジェフリー・ラッシュ。そして、彼のモデルとなるジェイムズ・ロード役を『ソーシャル・ネットワーク』で注目され、『コードネーム U.N.C.L.E.』『フリー・ファイヤー』など出演作が続くアーミー・ハマーが務めている。最後の肖像画を制作しようとする芸術家がその過程で苦悩する姿を描く一方、周囲の人々との関係から見えてくるジャコメッティの意外な素顔をも描いていく。公開決定とともに到着した場面写真は、ジャコメッティとロードがアトリエでキャンパスを前に並んでいるものと、同じくアトリエで彫刻制作に励むシーンのもの。残された多くの写真から忠実に再現したという彼のアトリエの様子や、制作活動に打ち込むジャコメッティになりきったジェフリーの姿を確認することができる。スイス出身で、パリで活躍したジャコメッティは、長く引き伸ばされたような人物の彫刻作品でよく知られている。その一方で、本作で焦点を当てる肖像画のように、絵画なども手掛けていた。生前から高く評価されていたジャコメッティは、100スイスフラン紙幣に肖像が使われるほどの人気を誇っている。没後50年を過ぎても、その人気は翳りを見せるどころか加速しており、今年に入ってからも、世界中のアートファンが一度は訪れたいと願うロンドンのテート・モダンやカタールのドーハでは、親交のあったピカソ作品と共同で展覧会が開かれた。さらに明日6月14日からは、日本で大回顧展「ジャコメッティ展」がスタート。国立新美術館を皮切りに開催される本展では、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの約130点の作品を展示。世界中から脚光を浴びる芸術家ジャコメッティに迫る本作の公開前に、ぜひチェックしておきたいところだ。『Final Portrait』(原題)は2018年1月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。「ジャコメッティ展」は6月14日(水)~9月4日(月)国立新美術館にて、10月14日(土)12月24(日)豊田市美術館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2017年06月13日アニメーション映画として史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされ、いまなお愛され続けている不朽の名作を実写化する『美女と野獣』。このほど、主人公ベルと野獣を支え、2人の愛の行く末を見守るユニークなお城の住人たちのキャラクターポスターが一挙に解禁となった。魔女によって野獣の姿に変えられた美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。絶望のなか、彼はベルという女性に出会う。自分らしく生きながらも、心に孤独を抱えるベル。はたして、その王子の運命を変えることができるのか?珠玉の名曲とともに長らく愛されてきたアニメーションを、エマ・ワトソンを主演に迎えディズニーが実写映画化する本作。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていたベルと、外見に囚われ本当の自分を見失っていた野獣との“真実の愛”が描かれていく。『美女と野獣』といえば、野獣に仕えるお城の住人たちの活躍も大きな見どころ。美しい王子を野獣の姿に変えた魔女の魔法は、お城の住人たちをも燭台や置時計などの調度品に変えてしまった。彼らの呪いを解くカギはたった1つ、野獣が“真実の愛”を得ること。自分たちの呪いを解くためにも必死にベルと野獣の仲を取り持とうとする彼らは、時には2人の背中を押し、すれ違う2人に助言を与え、互いが言えない本音を代弁する。今回解禁されたビジュアルは、そんな彼らの呪いにかけられた姿と、元の人間の姿の2バージョン。魅力的なサブキャラクターたちを演じるのは、いずれも実力派の超豪華俳優陣。城の給仕長ルミエール役には、『スター・ウォーズ』シリーズに出演し、『ムーラン・ルージュ』で披露した歌声にも定評があるユアン・マクレガー。ポット夫人には、『ハリー・ポッター』シリーズにも出演したアカデミー賞女優エマ・トンプソン。執事コグスワースは、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作を始め、数々の名作に出演するトニー賞受賞俳優イアン・マッケラン。さらに、6度のトニー賞に輝くブロードウェイの歌姫オードラ・マクドナルドも出演する。彼らは、王子の傲慢な態度に憤慨した魔女によって姿を変えられたにもかかわらず、なぜ、野獣に仕え続けたのか?実写版では、アニメーション版では語られなかった理由が野獣の知られざる過去と共に明かされる。◆ルミエール(ユアン・マクレガー):レディファーストな給仕長城の給仕頭。主人である野獣とともに魔女の呪いをかけられ、燭台に変えられた。人をもてなすのが得意。◆コグスワース(イアン・マッケラン):小言が多い生真面目な執事城の執事。置き時計に姿を変えられた。まじめで几帳面な性格で、野獣の機嫌を損ねないよう気を遣っている。◆ポット夫人(エマ・トンプソン):あったかくて世話好きの料理番城のキッチンをとり仕切る料理人。ティーポットに姿を変えられた。囚われの身になったベルを優しく励ます。◆プリュメット(ググ・バサ=ロー):ダンス好きのセクシーなメイド城で働くメイドの1人で、ルミエールの恋人。羽ぼうきに姿を変えられた。◆マダム・ド・ガルドローブ(オードラ・マクドナルド):ゴージャスな歌声の衣装係かつてはヨーロッパでも評判のオペラ歌手で、華やかな生活を送る歌姫だったが、洋服ダンスに変えられた。◆カデンツァ(スタンリー・トゥッチ):ちょっぴり神経質な音楽家オペラ歌手マダム・ド・ガルドローブを妻に持つ、少々神経質なマエストロ。王子の舞踏会で妻とともに音楽を奏でていたときに呪いにかけられ、ハープシコードに変えられた。『美女と野獣』は4月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年03月10日累計3,800億円以上の大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』。この度、過去シリーズにもつながるシーンがいくつも描かれた本作の最新映像が到着した。人類とトランスフォーマーたちは戦い、オプティマス・プライムは消息を絶った。未来を救う鍵は過去の秘密――地球史から隠し続けられてきたトランスフォーマーの秘密に隠されていた。そして、地球を救うために予想外のチームが組まれる。発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)、オプティマス無き後にオートボットのリーダーとなったバンブルビー、英国貴族の謎めいた老人(アンソニー・ホプキンス)、オクスフォード大学の女教授(ローラ・ハドック)。誰もが一度は変化を起こすために立ち上がらなければいけないときがある。本作では追われる者がヒーローに。また、ヒーローは悪につく。彼らと人類、生き残るのは果たしてどちらか…!?世界中で圧倒的大ヒットを続ける本シリーズは、革新的な最先端VFX映像のみならず、桁外れのド派手な実写アクション映像の融合で映画の常識をことごとく打ち破り、驚きの連続で見る者を圧倒し続けてきた。実写映画化10年を迎える記念すべき今年、新たに製作される最新作では、従来のキャスト&キャラクターを軸に、新しいキャスト&キャラクターが次々と登場するという、まさにシリーズの集大成となっている。監督は引き続きマイケル・ベイが務め、主演には前作『トランスフォーマー/ロストエイジ』で主人公を務めたマーク・ウォールバーグ、新キャストとしてアンソニー・ホプキンスや魅力的な新ヒロインにローラ・ハドック。またシリーズの顔ともいうべきジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、前作で印象的だったスタンリー・トゥッチなどが同じ役で再び出演する。今回解禁された予告編では、相変わらずの爆破シーン、驚異のVFXなどに加え、過去シリーズにもつながるシーンがいくつも描かれている。シリーズ4でも活躍した恐竜型トランスフォーマーの“ダイナボット”や、シリーズ3で登場した“センチネルプライム”が、到着した月に巨大な宇宙船が衝突。さらに、トランスフォーマーたちを地球に送り込み、最新作ではオプティマス・プライムを洗脳する金属生命体の“創造主”も登場している。10年以上シリーズに携わってきたベイ監督。「今作には間違いなく過去作にはない壮大な視覚的空間と成長した神話が存在しています」と明かしたベイ監督は、「私にとっては悲喜こもごもです。このシリーズを手掛けるたびに『これが最後だ』と言ってきましたが、世界中の1億2,000万人のファンがいて、彼らは『トランスフォーマー』のアトラクションに列を成し、メイク・ア・ウィッシュ財団から子どもたちは撮影現場を訪れてくれる…彼らが私がこのシリーズを続ける原動力なのです。このシリーズをつくるのが大好きだし、今作は特に楽しく撮影出来ました。しかし、本当にこれが最後になってしまうかもしれない…その想いから思い切りやり遂げました。最終章であり、新たな始まりです」とメッセージを寄せている。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月10日映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』が、2017年8月4日(金)に全国の劇場で公開される。トランスフォーマーシリーズ新3部作の第1弾全世界のシリーズ累計興行収入は約3800億円と、大ヒットを記録している映画『トランスフォーマー』シリーズ。最先端VFXと、実際に爆破を行うような実写アクション映像の融合で多くの人々に驚きを与え続けてきた同シリーズの新作となる映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』は、3年連続で公開する新たなシリーズの第1弾となる。監督はマイケル・ベイ、主演は前作主人公のマーク・ウォールバーグ監督はもちろん、これまでの作品を手掛けてきたマイケル・ベイ。主演は、前作で主人公を務めたマーク・ウォールバーグだ。また、従来のキャスト&キャラクターを軸に、新しいキャスト&キャラクターが次々と本シリーズには登場する。新キャストとして『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクター博士を演じた大御所のアンソニー・ホプキンス、新ヒロインに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のローラ・ハドックが参加。そのほか、御馴染みのジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチらが再び出演する。脚本はマット・ハロウェイ&アート・マーカム(ともに『アイアンマン』を手掛けた)とケン・ノーラン。驚異のトランスフォーメーションを実現するVFXは、世界最大の特撮工房「ILM」が務める。シリーズ最大スケールで描かれる“最終章のはじまり”トランスフォーマーと人間の戦いが避けられない絶望の中で、唯一の希望は“選ばれし者”の存在であると知った主人公ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)。オクスフォード大学の女教授(ローラ・ハドック)、謎の少女(イザベラ・モナー)との出会いを経て人類最大の危機に立ち向かうイェーガーは世界を救えるのか?「最終章の始まり」と監督が語る通り、過去シリーズの謎、そして地球史を覆す歴史ミステリーがシリーズ最大のスケールで描かれる。オプティマスが悪に染まり、ケイドとバンブルビーに刃を向ける目の前に現れた“創造主”と呼ばれる存在に拘束されたオプティマス・プライムは、「お前は故郷を破壊した。償いを求めるか?」と迫られ、瞳の色を変化させながら「はい、創造主様」と服従するショッキング展開に。マーク・ウォールバーグは、オプティマスについて次のように話している。「オプティマスが悪に染まってケイドとバンブルビーに刃を向けるというショッキングなストーリー展開ですが、僕は一度もオプティマスへの信頼を失ったことはないと誓うし、バンブルビーと僕が彼の心を取り戻し、改心させる責任があるとだけ言っておきましょう。前作よりも大きなスケールで内容もレベルアップしているし、マイケル・ベイ監督も常にファンにより良いものを見せたいと思っているんですよ。」また、アンソニー・ホプキンス演じる謎の英国老人によると、トランスフォーマーと人間との繋がりは1000年以上前から始まり、独立戦争、ナポレオン戦争、第一次世界大戦などその歴史のターニングポイントにトランスフォーマーが深く関わっていたそうだ。日本版予告が世界最速で公開そのほか、ナチスの旗が掲げられた建物に近づく1台の車がトランスフォーミングし、リボルバーをぶっ放すという、歴史の闇に葬られていたのであろう驚愕の戦闘シーンや、トランスフォーマー同士の戦いが繰り広げられ、「我々の星を救うため全ての人間を滅ぼす」と恐怖の宣言とともに地球に帰還したダーク・オプティマスが、ケイドの制止も聞かずバンブルビーと壮絶な死闘を展開する。『トランスフォーマー/最後の騎士王』あらすじ人類とトランスフォーマーが壮絶な戦いを繰り広げる最中、オプティマス・プライムが消息を絶った…。果たして、オプティマスはどこにいってしまったのか?その一方、目前に迫る未曽有の危機から地球を救うため、前作の主人公・発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)の下に集まったのは、オプティマス無き後オートボットのリーダーとなったバンブルビー、謎の英国貴族(アンソニー・ホプキンス)、そして、オックスフォード大学の女教授(ローラ・ハドック)、誰も予想していないチームだった!『トランスフォーマー/最後の騎士王』で問われる“正義"、そして明かされる人類の謎。誰もが一度は変化を起こす為に立ち上がらなければいけない。そこでは追われる者がヒーローに、そしてヒーローが悪に。人類かトランスフォーマーか?オプティマスかバンブルビーか?生き残るのは、果たしてどちらなのか!?【作品情報】映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』原題:Transformers: The Last Knight公開:2017年8月4日(金) 全国ロードショー監督:マイケル・ベイ脚本:マット・ハロウェイ、アート・マーカム、ケン・ノーラン出演:マーク・ウォールバーグ、ローラ・ハドック、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、スタンリー・トゥッチ、アンソニー・ホプキンス© 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro.© 2017 Hasbro. All Rights Reserved.
2016年12月10日世界中で圧倒的大ヒットを続ける『トランスフォーマー』シリーズの最新作が、『トランスフォーマー/最後の騎士王』として、2017年夏に日本に上陸することが決定。併せて、新旧キャストが相まみえる超ド級な予告編が解禁となった。全世界の累計興行収入が約3800億円を記録する、大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』。革新的な最先端VFX映像のみならず、桁外れのド派手な実写アクション映像の融合で、映画の常識をことごとく打ち破り、驚きの連続で見る者を圧倒し続けてきた。そして、実写映画化10年を迎える記念すべき今年、新たに製作される本作は、従来のキャスト&キャラクターを軸に、新しいキャスト&キャラクターが次々と登場するという集大成的作品に。マイケル・ベイ監督が構想する、毎年1本づつ3年連続で公開するという新たな3部作の第1弾としてお目見えする。解禁となった予告編では、相変わらずのド派手な爆破シーンやカーアクション、驚異のVFXなどに加えて、中世の時代での戦いも描かれており、これまでのシリーズとはひと味違う魅力が炸裂。また、映像の最後には、人類を守り抜いてきた正義のオプティマスプライムが、仲間であるはずのバンブルビーにまさかの刃を向ける、という衝撃の展開が示されている…。監督は引き続き、ハリウッドきっての破壊王として知られるマイケル・ベイ。主演は、前作『トランスフォーマー/ロストエイジ』で主人公を務めたマーク・ウォールバーグ、新キャストとして海外ドラマ「ウエストワールド」も話題の名優アンソニー・ホプキンスが参戦。魅力的なNEWヒロインには、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』やドラマ「ダ・ヴィンチと禁断の謎」に出演し、夫はイケメン俳優サム・クラフリンという英国女優ローラ・ハドック、さらに若手女優のイザベラ・モナー。また、シリーズの顔ともいうべきジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、前作で印象的だったスタンリー・トゥッチなどが同じ役で再び出演する。人類の救世主で守護神のオプティマスプライムが、なぜ最大の敵に?そして大人気キャラのバンブルビーがついに主役に?邦題が示す『最後の騎士王』とは一体何者なのか…?いまだ謎多き本作だが、ロケ地にはバッキンガム宮殿などイギリスの名所の数々が登場。シリーズ最大スケールといえる展開が待ち受ける、かつてないTFワールドであることを予感させている。『トランスフォーマー/最後の騎士王』は2017年夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月07日全世界のシリーズ累計興行収入が約3,800億円を記録するなど世界中で大ヒットを続ける『トランスフォーマー』シリーズの最新作が、邦題『トランスフォーマー/最後の騎士王』として2017年夏に全国公開されることが決定し、予告編が7日、公開された。実写映画化10年を迎える記念すべき今年、新たに製作される『トランスフォーマー』は、従来のキャスト&キャラクターを軸に、新しいキャスト&キャラクターが次々と登場するという『トランスフォーマー』の集大成。毎年1本ずつ3年連続で公開するという新たな三部作構想の第1弾だ。ロケ地にはバッキンガム宮殿などイギリスの名所の数々が登場。公開された予告編では、相変わらずの爆破シーンやカーアクションなどに加え、中世の時代での戦いも描かれている。そして、映像の最後には、人類を守り抜いてきたオプティマスが刀を向け、仲間であるはずのバンブルビーとまさかの敵対関係となって戦いを繰り広げるという衝撃の展開が待ち受ける。「人類の救世主で守護神のオプティマスプライムが何と最大の敵に?」「バンブルビーがついに主役に?」「マスコットとして新キャラのTF版R2-D2が登場?」などさまざまなウワサが飛び交う本作。監督はハリウッドきっての破壊王として知られるマイケル・ベイ、脚本は『アイアンマン』でコンビを組んだマット・ハロウェイ&アート・マーカム、そして『ブラックホーク・ダウン』のケン・ノーランが担当する。主演は、前作で主人公を務めたマーク・ウォールバーグが務め、新キャストとして名優アンソニー・ホプキンス、新ヒロインに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のローラ・ハドックが参戦。また、シリーズの顔ともいうべきジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タトゥーロ、前作で印象的だったスタンリー・トゥッチらが同役で再び出演することも話題だ。(C)2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reserved
2016年12月07日エマ・ワトソンを主演に迎え、ディズニー・アニメーションの代表作を実写映画化する『美女と野獣』。このほど、待望の日本公開日が、アニメーション公開から25周年目という節目の年、2017年4月21日(金)に決定した。「白雪姫」から始まり、「シンデレラ」や「眠れる森の美女」など、今日に至るまでさまざまな“女性像”を題材にした物語を描き、観客に“あらゆる愛のあり方”を提示してきたディズニー。どの作品も、年月が経とうとも色褪せることなく、いまもなお愛され続けている。そんな数ある名作の中でもディズニー代表作品といえるのが、「美女と野獣」だ。アニメーション映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネートという快挙を成し遂げ、また作曲賞と歌曲賞をW受賞し、ストーリー、音楽、芸術性と映画として高い評価を得ている。また、魅力のもう一つが、主人公が近代的な女性として描かれている点。そのヒロイン像は根強い人気を誇っており、実写化の発表がされると、すぐに主人公ベル役のキャスティングの動向に世界中の注目が集まった。そして、見事に役を射止めたのが、『ハリー・ポッター』シリーズ以降も、『ブリングリング』『ウォールフラワー』『コロニア』など、幅広い役柄に果敢に挑み続けているエマ・ワトソン。知性にあふれ、心美しいベルをどのように演じきるのか、また、その歌声にも期待が高まっている。そして、野獣役には人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」で一躍注目されることになったブルーアイズの英国美男ダン・スティーヴンス、ガストン役には『ガール・オン・ザ・トレイン』が控えるルーク・エヴァンス。さらに、エマ・トンプソン、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、スタンリー・トゥッチ、『エクス・マキナ』『ハートビート』の日系女優ソノヤ・ミズノら豪華キャストが集結。監督を務めるのは、アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドン。本作の最大の魅力である音楽やミュージカルパートの演出がどのように実写化されるのか、いまからも楽しみだ。今回、日本公開日とともに解禁となったファーストビジュアルでは、雪が舞う中、霜が降りたガラスケースの中に、ひときわ美しい一輪の深紅のバラが咲いている。「白雪姫」の“真っ赤なリンゴ”、「シンデレラ」の“ガラスの靴”のように、本作を象徴し、また物語の重要なアイテムとなるのが、この“一輪の深紅のバラ”。寒々しく儚さも感じられるこのビジュアル、一輪のバラがどのようにストーリーに関わってくるのだろうか。まだ謎の多い本作だが、日本のみならず世界中から熱い視線が注がれている。『美女と野獣』は2017年4月21日(金)より全国にて公開(全米公開は2017年3月17日)。(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日エマ・トンプソンとスタンリー・トゥッチが、夫婦役で共演することになった。作品は『つぐない』の原作者イアン・マキューアンが書いた小説の映画化『The Children Act』。その他の情報主人公は、ロンドンの女性裁判官。アメリカ人の教授である夫との関係がこじれている時、彼女は、17歳の男の子をめぐる、複雑な裁判を任される。少年を演じるのは、フィオン・ホワイトヘッド。彼はクリストファー・ノーランの次回作『ダンケルク(原題)』にも出演する。監督は、『あるスキャンダルの覚え書き』のリチャード・エアー。撮影は、今月ロンドンでスタートする。トンプソンの最新作は、現在北米公開中の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』。トゥッチは現在、『トランスフォーマー』最新作を撮影中。文:猿渡由紀
2016年10月04日第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞をW受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』のDVD&Blu-rayの発売がこのほど決定。特典内容も明らかとなった。2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。数十人もの神父による児童への性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。「スポットライト」という名の特集記事を担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、暗闇の中の真実を探り当てたのだろうか――?「ピューリッツァー賞」に輝いた「ボストン・グローブ」紙の調査報道チームの軌跡を映画化した本作。“世紀のスクープ”の内幕を取材に当たった新聞記者の目線で克明に描き、社会派ドラマの傑作として高い評価を得ている。脚本と監督を『扉をたたく人』『靴職人と魔法のミシン』のトム・マッカーシーが出手掛け、キャストにはマイケル・キートンや、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロ、同じくアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバーら実力派が勢揃いしている。また、日本語吹替版のキャストには、「スポットライト」班のマーク演じるマイク・レゼンデス役を宮内敦士、マイケル演じるウォルター“ロビー”ロビンソン役に牛山茂、レイチェル演じるサーシャ・ファイファー役に森なな子、リーヴ演じるマーティ・バロン役に大塚明夫、ジョン・スラッテリー演じるベン・ブラッドリー・Jr.役に仲野裕、そして弁護士のスタンリー・トゥッチ演じるミッチェル・ガラベディアン役を岩崎ひろしが担当し、こちらも豪華声優陣が集結している。このほど発売が決定したDVD&Bru-rayでは、特典映像としてスタッフやキャスト、モデルとなった記者のインタビュー映像や、撮影風景、日本版と海外版の予告編&TVスポット集が収められている。『スポットライト 世紀のスクープ』のDVD&Blu-rayは9月7日(水)より発売。<『スポットライト 世紀のスクープ』発売情報>発売日:9月7日(水)※同日レンタル開始価格:DVD3,800円+税/Blu-ray4,800円+税発売元・販売元:バップ(C)2015 SPOTLIGHT FILM, LLC(cinemacafe.net)
2016年07月08日『時計じかけのオレンジ』、『2001年宇宙の旅』、『アイズ・ワイド・シャット』などで有名な故スタンリー・キューブリック監督が、生前『ピノキオ』を映画化しようとしていたことが明らかになった。キューブリック監督の信頼の置けるパーソナルアシスタントとして、そして友人として30年以上を共に過ごしてきたエミリオ・ダレッサンドロさんが「The Guardian」に語っている。「数多くの『ピノキオ』映画が作られている中で、スタンリーは独自の『ピノキオ』映画で子どもたちを楽しませたいと考えていました」。イタリア人のエミリオさんは、監督がピノキオを研究するために、原作国のイタリア語で書かれたピノキオに関する本を買ってきて欲しいと頼まれたそうだ。キューブリック監督は生前『ピノキオ』の話をベースにしたロボットが主人公の『A.I.』を企画しており、死後スティーヴン・スピルバーグ監督によって映画化されたが、エミリオさんが言う『ピノキオ』の映画は、『A.I.』とは全く違うプロジェクトであったらしい。『A.I.』はどちらかと言えば大人向けであったが、家族をとても大切にしていたというキューブリック監督は、「孫が喜んでくれる映画」ような子ども向けの『ピノキオ』を撮りたかったようだ。(Hiromi Kaku)
2016年05月31日ディズニー・アニメーション『美女と野獣』が、ベル役にエマ・ワトソンを迎えついに実写映画化。アニメーション公開から26年の時を経て、2017年4月21日(金)日本公開となる。ディズニーと『美女と野獣』ディズニーがアニメーション映画『美女と野獣』を公開したのは、1991年のこと。1740年にヴィルヌーヴ夫人によって最初に書かれた「美女と野獣」は、これまで文学やテレビドラマ、バレエ、舞台など、様々な解釈によって感動の物語を綴ってきた。映画化は幾度となく行われ、1940年代にジャン・コクトー監督が、2014年にもレア・セドゥ主演で実写化されている。しかし、ディズニーアニメーションの誕生は、その中でも決定的な存在であった。アニメーション映画史上初となるアカデミー賞作品賞にノミネート。さらに、一つの作品から「朝の風景」「ひとりぼっちの晩餐会」「美女と野獣」と3つの楽曲がアカデミー歌曲賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞、グラミー賞でも次々に賞を獲得。社会現象といえるほどの勢いで、一大センセーションを巻き起こすこととなった。ベル役に女優エマ・ワトソンを迎え実写化公開から25周年を迎えたディズニー『美女と野獣』は、実写映画化され現代へ。主人公ベルを演じるのは「4歳からベルに夢中!」とキャラクターの大ファンであるエマ・ワトソン。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で、世代や性別を超えて人々に愛された彼女が、抜群の歌唱力を手に、21世紀のニューヒロインを演じる。ベルの相手役・野獣には、TVドラマ『ダウントン・アビー』で脚光を浴びたダン・スティーヴンスが抜擢。フェイシャル・キャプチャーとパフォーマンス・キャプチャーといった映像テクノロジーを用いて、現代版野獣がリアルに描かれる。なぜベルは野獣を愛したのか?知られざる真実が明かされる『美女と野獣』は、魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子と、一人の少女ベルとの物語。”人と違う外見に縛られ”本当の自分を受け入れられない野獣が、”人と違うことを自分の輝きに変える”ベルと出会い、人を愛し愛されることを学んでいく。実写映画化に伴い、大きなテーマとなるのは「なぜベルは野獣を愛したのか?」という一つの問いだ。ビル・コンドン監督インタビュー日本公開に先駆け、監督ビル・コンドンが来日。映画『シカゴ』『ドリームガールズ』と数々のミュージカル映画を世に送り出してきた彼が、ディズニー作品をどう描いたのか。『美女と野獣』実写化にかける思いについて話を聞くことができた。Q:数多くのディズニー作品の中から、なぜ『美女と野獣』が実写化されたのでしょう。コンドン:ディズニーにとって大きなチャレンジだったと思います。ここ数年、ディズニーは、スタジオ部門の会長ララ・ホーンを中心に、いわゆる古典と呼ばれる作品を実写化して現代風にリメイクしてきました。これらの作品と比べると『美女と野獣』は近年のもの。実際、アニメーション作品もとても多くの人に愛され、子供の頃に見た人々が今は自分の子供たちと見ている。早い段階で、舞台・ミュージカル化もされ、もちろん日本でも上演されていますよね。またアニメーション映画『美女と野獣』が生まれた時期は、ディズニースタジオの中でルネッサンスを迎えた時期でした。そういう点で、他の過去のアニメーション作品と『美女と野獣』は立ち位置が異なる。近代作品を実写化することはもちろん、人気のある『美女と野獣』を選ぶことは、ディズニーにとって大きな決断に繋がったと思います。Q:人気作品を実写化する上で、ビル監督が挑戦したことはどんなことでしょうか。コンドン:物語をリアルに描くこと。私が実写化する上で必要だと思ったことは、主人公のベルや野獣、そして城の住人たちであるルミエールやポット夫人といったキャラクターたちに新たな観点からさらなる深みを与えることです。アニメーションで描かれているキャラクターたちは、いわゆる「典型」という形でしか表現されていない。様々な側面やニュアンスを持った、人間味が描かれているわけではないんですよね。今回、本物の役者たちに演じてもらうということで、各キャラクターに人間性を持たせました。バックストーリー、心理描写を掘り下げることによって、それぞれのキャラクターたちの個性をきちんと描き出す。特に、ベルが野獣に恋に落ちるところは、現実世界のようにリアルに映し出したかったんです。Q:ベルと野獣はどういった人物だと捉えましたか。コンドン:ベルと野獣に共通しているところは、喪失感を持っているのに、未だそれが解決していないことです。ベルに関しては、頭の中に雲がかかっているというか。現実を飛び出して、冒険に出たいんだけれど、彼女の中にあるいくつかの疑問を脱ぎされない。父親がなぜ彼女に対して過保護なのか。どうしてパリからこの小さな村へ引っ越したのか。母親の死因は何なのか。父親は、ベルを大切にするあまり守ることしか考えていない。結果、彼があまりに秘密にしすぎたため、ベルは自分の過去や母親について疑問を抱いてしまうんですよね。野獣の方も、母親を失ったことによって、愛情を感じられる唯一の相手がいなくなってしまった。その後はひどい父親と残されてしまう。本作では、ストーリーを通して二人の過去を解いていく。野獣はベルの母親の死因を知り、ベルは母親を亡くして野獣が変化したことに気付く。二人がお互いを理解していく中で、心の接点を見つけ、互いに心の傷を癒していく。そして、似たような過去の心の痛みを持っている人と出会うことで、自分の問題も解決できるように成長していきます。Q:二人の成長シーンに、込めたメッセージとは。コンドン:基本的なメッセージは、「美女と野獣」で語り継がれているもので、「表面的なものにとらわれず、さらに深いところを見ることが大切だ」ということです。現代は、表面的なものが明るみになりやすいく、そういったものばかりが取り上げられやすい。だからこそ、特に若い世代には作品を通して、表面に惑わされずちゃんと知識を持つ必要があることを感じて欲しい。愛の道筋は、見つけ出さなくてはいけないものですので。と同時に、ベルと野獣は互いに心を開くことによって、自分でも知らなかった自分自身を知る。その当たりも作品から感じとって欲しいですね。ベルと野獣の生い立ちの秘密、美しい城で贅沢な暮らしをしていた王子が呪いにかけられた理由など、アニメーション映画では知り得なかったキャラクターたちの過去や人間性が明らかとなるのが、実写映画版『美女と野獣』の魅力だと教えてくれた、ビル・コンドン監督。そして、彼の手元から生まれた、美しい楽曲、壮麗なセット、華美な衣装も実写化ならではの面白さだろう。3つの新曲、アリアナ・グランデが聞かせる主題歌『美女と野獣』アニメーション版に登場したすべてのミュージカル・ナンバーを起用。オープニングは、アカデミー歌曲賞にノミネートした「朝の風景」から。エマ・ワトソン演じる主人公ベルが朝の町を歌いながら歩き、パンを手に取り馬に果物を上げ、人々と会話を繰り広げる。豊かな歌声で描き出されるのは、明るいベルのキャラクターと物語の舞台だ。実写版から加わる新曲は3つ。野獣の住む城の住人たちがかつての思い出に振り返りながら歌うナンバー「デイズ・イン・ザ・サン~日差しをあびて~」、ベルに向けた野獣の切ないバラード「ひそかな夢」、ベルと父との過去が明かされる「時は永遠に」。どれもストーリーとキャラクターに深みを与える役割を担う。また、アニメーション版でセリーヌ・ディオンを一躍歌姫の地位へと送り出した主題歌『美女と野獣』は、歌い手をアリアナ・グランデへバトンタッチ。キュートなルックスからは想像できない声量と歌唱力でよりドラマティックに作品を盛り上げる。デュエット相手は、ジョン・レジェンドだ。まさにあの野獣の城だ、見事に再現された豪華なセット『美女と野獣』の撮影は、3か月に渡ってイギリスの各地で行われた。ベルの家、校舎、婦人服店、教会などが並ぶベルの住む村は、ディテールにまでこだわり再現されている。中でも、「まさにあのお城だ」と感動させられるのは、野獣の城だろう。何か月にもわたるリサーチを重ね、ベルと野獣が距離を縮める図書室、魔法のバラを隠し置く西塔が個性豊かに表現されている。ベルのイエロードレスはアニメーション作品へのオマージュオスカー受賞者の衣装デザイナー、ジャクリーヌ・デュランが村人たちの素朴な衣装から、舞踏会で踊る娘たちのドレスまでデザイン。中でも、最大の挑戦となったのは、ベルのイエロードレスだ。物語の中で印象的なこのドレスは、アニメーションへのオマージュとして黄色いカラーがポイント。「踊った時に最も美しいドレス」を目指し、オーガンザとスワロフスキーを組み合わせてプリンセスドレスを完成させた。『美女と野獣』キャラクター&キャスト紹介また、愛すべきキャラクターたちが実力派キャストで蘇るのも実写版の醍醐味。『美女と野獣』を盛り上げるキャラクターたちを演者と共に紹介する。ベル:エマ・ワトソン / 吹き替え声優:昆夏美受動的なヒロインの殻を破り、自ら行動を起こすヒロインとして熱い支持を集めた主人公のベル。演じるのは、「ベルは独立心旺盛で自分の目で世界を見たいと思っている」とベルへの思いを語るエマ・ワトソンだ。撮影中はビル・コンドン監督と話し合いを重ね、現代に生きる私たちの心へ訴えかけるベルを作り上げた。外の世界に出て人生を謳歌したいと情熱を持ち続ける、ベルの心を表現したエマ・ワトソンの歌声にも注目。野獣:ダン・スティーヴンス / 吹き替え声優:山崎育三郎呪いによって野獣に変えられた美しく傲慢な王子。孤独の中で心を閉ざす男の姿は、物語の情感面で中心の担う存在である。今回はダン・スティーヴンスが、”獣の中に人間が囚われている”という複雑な心を切り取る。映像テクノロジーを使った、キャラクター再現法も見どころの一つ。ガストン:ルーク・エヴァンス / 吹き替え声優:吉原光夫ベルとの結婚を心に決める、村一番のプレイボーイ・ガストン。アニメーション版から多くのファンが存在する、どこか憎めないその悪役は、『ホビット 竜に奪われた王国』のルーク・エヴァンスが務める。ル・フウ:ジョシュ・キャッド / 吹き替え声優:藤井隆ガストンの子分のル・フウ役には『アナと雪の女王』でオラフの声を務めた、ジョシュ・キャッドを起用。圧倒的な歌唱力でユーモラスな悪役を見事に演じきる。ベルの父・モーリス:ケヴィン・クライン / 吹き替え声優:村井國夫ベルに深い愛情を注ぐ父・モーリス役は、アカデミー賞・トニー賞に輝くケヴィン・クライン。深い演技力で妻を亡くした喪失感や切ない心情を描き出す。ルミエール:ユアン・マクレガー / 吹き替え声優:成河蝋台の姿に変えられた城の給仕長ルミエールは、『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガーが担当。手足が動かせるルミエールは、城の住人たちの中でもとりわけ人間味があふれる役どころ。パフォーマンス・キャプチャーという技術を駆使し、実際にユアンの人間性も加えられている。コグスワース:イアン・ユッケラン / 吹き替え声優:小倉久寛置時計に変えられた生真面目な執事・コグスワース役で参加したのは、イアン・ユッケラン。過去にビル・コンドン監督と組んだことのある彼は、「ビルは本作のような映画に最適な監督」と評価。ポット夫人:エマ・トンプソン / 吹き替え声優:岩崎宏美世話好きな料理番・ポット夫人は、2度のアカデミー賞に輝くエマ・トンプソンが演じる。物語の中では、ベルと野獣との間に芽生える愛を見守る包容力のある存在。プリュメット:ググ・バサ=ロー / 吹き替え声優:島田歌穂メイド城で働くメイド・プリュメットは、ルミエールの恋人。羽ぼうきに姿を変えられたてしまったが、ダンス好きでセクシーなところは変わらず。マダム・ド・ガルドローブ:オードラ・マクドナルド / 吹き替え声優:濱田めぐみかつてヨーロッパでも評判のオペラ歌手だった、マダム・ド・ガルドローブ。華やかな生活を送る歌姫だったが、現在では洋服ダンスに。カデンツァ:スタンリー・トゥッチ / 吹き替え声優:オペラ歌手マダム・ド・ガルドローブを妻に持つマエストロは、ちょっぴり神経質な性格。王子(野獣)の舞踏会で、妻とともに音楽を奏でていた時に呪いにかけられ、ハープシコードに変化した。映画『美女と野獣』あらすじ魔女によって野獣の姿に変えられた美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること―。絶望のなか、彼はベルという女性に出会う。自分らしく生きながらも心に孤独を抱えるベル。はたして、その王子の運命を変えることができるか?作品詳細映画『美女と野獣』公開日:2017年4月21日(金)監督:ビル・コンドン出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス原題:Beauty and the Beast配給:ウォルト・ディズニー・ジャパンプレミアム吹替版キャスト:昆夏美、山崎育三郎、岩崎宏美、村井國夫、吉原光夫、藤井隆、成河、小倉久寛、濱田めぐみ、島田歌穂、池田優斗ほか(c)2017 Disney Enterprises, Inc. 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2016年05月27日ディズニー映画『美女と野獣』の実写版『Beauty and the Beast』(原題)の映像が初公開された。2017年3月に公開予定の本作で美女・ベルを演じるエマ・ワトソンを一瞬だけ見せるという心憎い演出がなされている。雪の中そびえたつ巨大な城。約1分半のティーザーの半分は城の中の様子が映し出され、後半はベルがドアを開けるシーンから始まる。ユアン・マクレガー演じるルミエールが「見て、女の子だよ」と言うと、イアン・マッケラン演じるコグワースが「見りゃわかるよ、バカモノ」と応じる。2人の会話は声のみで語られ、姿は見えない。ルミエールは「もしかしたら彼女が…」と続け、「美女と野獣」のファンならわかるセリフのやり取りに本編への期待が止まらない。「Hello?」というベルの声とともに画面に大きく現れる、あの“魔法のバラ”と見られる一輪の赤いバラ。その“バラにベルが触れる姿”の一瞬しか見ることのできないエマの顔の下半分はバラに隠されて見えないものの、美しいプリンセス像を感じさせる。イギリスの人気番組「ダウントン・アビー」で端正な顔立ちと演技力で多くの女性ファンを獲得したダン・スティーヴンスが野獣を演じ、前述のイアンとユアン以外にも名女優エマ・トンプソン、スタンリー・トゥッチ、ルーク・エヴァンスら豪華キャストが脇を固めていることでも話題の本作。まずはもう少し詳細が明かされるであろう次の予告編を待とう。(Hiromi Kaku)
2016年05月24日1月30日(現地時間)、第22回全米映画俳優組合(SAG)賞が発表になり、映画部門の作品賞にあたるキャスト賞を『スポットライト世紀のスクープ』が受賞した。4月に日本公開予定の『スポットライト世紀のスクープ』は、アメリカの「ボストン・グローブ」紙がカトリック教会で起きていた性的虐待の実態を暴いた実話を映画化した社会派ドラマ。「スポットライト」と題された特集記事を担当する記者たちを演じたブライアン・ダーシー・ジェームズ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、マーク・ラファロ、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、弁護士を演じたビリー・クラダップとスタンリー・トゥッチが受賞した。主演男優賞はレオナルド・ディカプリオが『レヴェナント:蘇えりし者』で受賞。主演女優賞に輝いた『ルーム』のブリー・ラーソンとともに2月28日(現地時間)発表の第88回アカデミー賞での主演賞受賞に王手をかけた。SAG賞に投票する映画俳優組合員は、アカデミー賞で投票権を持つアカデミー会員と顔ぶれが重なることが多く、アカデミー賞の俳優賞と授賞結果がしばしば一致する。助演男優賞に輝いたのは『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のイドリス・エルバ。アカデミー賞候補にはならなかったものの、今回「刑事ジョン・ルーサー」でTV部門のTV映画・ミニシリーズ男優賞も受賞している。助演女優賞は『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが受賞、彼女もオスカー受賞にまた一歩近づいた。映画スタント・アンサンブル賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が受賞した。今年はアカデミー賞の俳優部門の候補者が全員白人で、多様性に欠けるという批判が寄せられ、ウィル・スミス夫妻やスパイク・リー監督が授賞式のボイコットを表明しているが、SAG賞ではイドリスのほかに、TV映画・ミニシリーズ女優賞をクイーン・ラティファ(「BESSIE/ブルースの女王」)、TV部門ドラマシリーズ女優賞をヴィオラ・デイヴィス(「How to Get Away with Murder」原題)、同コメディシリーズ女優賞をウゾ・アドゥバ(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、と計4人のアフリカ系俳優が受賞した。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月01日映画パーソナリティーとして活躍中の伊藤さとりが、オトナ女子ならではの目線で恋に効くオススメ映画を紹介!記者会見や舞台挨拶の裏話もあるかも!?男子ウケする趣味とスタイルって?~『トランスフォーマーロストエイジ』走っている車が突如、ロボットに変化する瞬間がめちゃカッコイイ!正義の軍団オートボットVS悪の組織ディセプティコンの戦いに人類が巻き込まれる様を壮大なスケールで描いた映画『トランスフォーマー』シリーズ。最新作では、人工トランスフォーマーや、宇宙船と共に襲来するディセプティコンの最強兵士との戦い、さらに恐竜型のオートボットが登場と、まさに全世界が興奮、熱狂で大ヒット中。でもなんで、この映画が年齢に関係なく幅広い層の男子にウケてるのか?その理由は、永遠の少年の心を持つ制作スタッフが、男の好きなものを全て詰め込んだ、文字通り心を掴むアイテムが揃っているからなんです。なので、この映画を押さえておくと男ウケ間違いなし!≪男子の好きなものが満載!≫まず男子は、狩猟本能から動くものに反応する生き物。だから車や飛行機といった乗り物、サッカーなどのスポーツが好き。更に、女性を危険から守りたいという守護本能を持っているところから、大きくて強いものに憧れる心理もあり、大型ロボットも大好き!その二つがコラボして、車が大型ロボットに変身する、となったらアドレナリン大噴出は必至!≪男ウケするスタイルはこれ!≫しかも、ヒロインである主人公ケイドの娘テッサは、チャーミングな小顔とバンビみたいにしなやかな手足の持ち主で、世の男子誰もが見とれる風貌の美少女。彼女の髪は、胸の下辺りまであるプラチナ・ブロンドのロングヘア。それが風に揺れて、胸元でなびくんだから男たちの目は、テッサに釘付け。実はこのぐらいの髪の長さって(胸が大きくなくても)、女子を一番魅力的に見せてくれるんですよ。そして、カジュアルな夏の男ウケファッションの鉄板であるショートパンツからスラッと伸びた美脚!露出し過ぎず、一点集中の肌見せで、健康的なセクシーを演出すれば、モテること間違いなし!≪精神的に自立している女子はモテる!≫おまけにテッサの性格は、男子が一生涯、一緒に過ごしたい女の子のタイプ。彼をリスペクトし、頼りつつ、何かトラブルがあった時は、ひとりでも立ち向かう強さを秘めた女子。泣いて「助けて」ばかり言う子より、いざという時、頼りになる女の子ってお嫁さんにしたくなるタイプなんだそうです。≪男がグッと来るポイント!≫ということで、今回のポイントは以下の5つ。・男子の趣味の話についていける・男ウケのいい髪型・健康的なエロスを演出したコーディネート・褒め上手で、男を立てられる・精神的に自立しているこれらを習得したら、男子からの好感度は確実にアップしますよ。あ、後はいくら「パパ大好き」でも、パパより彼氏を褒めることも大切ですからね(笑)あらすじ:人類存続をかけたディセプティコンとの戦いから3年後、金属生命体であるトランスフォーマー種族の謎を紐解き、人工トランスフォーマーの製造に成功した人類は、トランスフォーマーたちを不要な存在とし“オートボット狩り”を開始。オプティマスたちトランスフォーマーを取り締まる中、彼らは車の姿で隠れていた。一人娘のテッサと暮らす発明家のケイドは、偶然、安価で仕入れた古いトラックがオプティマスだと知る。そこに政府の秘密機関KSIたちが突如現れ、トラックを強制的に回収しようとするがケイドとテッサは抵抗。するとトラックが“トランスフォーム”、オプティマスが姿を現し、彼らを助ける。そのころ、人類滅亡を目論む新たなディセプティコンが巨大な宇宙船とともに地球に襲来。謎の第三勢力、ダイナボットたちもよみがえり、オプティマスは捕獲されてしまう。娘を連れ去れらたケイドと娘のボーイフレンド、シェーンは彼らを救出に向かう。秘密機関KSIの正体、本当の目的は何なのか?人類滅亡のカウントダウンが始まる中、勝ち目のない地球最大の侵略にオートボットと人類は立ち向かうことができるのか!?2014年8月8日(金)夏休み3D/2D/IMAX3D全国ロードショー監督:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー』シリーズ、『アルマゲドン』)製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ出演:マーク・ウォールバーグ、二コラ・ペルツ、ジャック・レイナー、スタンリー・トゥッチ、ソフィア・マイルズ 他配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン『トランスフォーマー/ロストエイジ』()(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro.伊藤さとり:映画パーソナリティー、心理テストカウンセラー。様々な映画イベントや記者会見のMCを努める映画司会者&映画コメンテーター。年間400本以上の映画を観る。TSUTAYAの店内放送で新作DVD紹介のDJ、Gyao!&ぴあ映画生活&Youtube動画「伊藤さとりと映画な仲間たち」では、監督、俳優、プロデューサー、脚本家らと対談し、映画紹介を行う。Amebaブログ:さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテTwitter:伊藤さとり@SATORIITO
2014年08月20日世界的なアニメーション映画の巨匠という名前にふさわしい宮崎駿監督の最後の作品『風立ちぬ』。アメリカの賞レースでも、高評価で数々のノミネーションを獲得している同作の英語吹き替え版で、主人公である、零式艦上戦闘機の設計者として知られる堀越二郎を『ダークナイト ライジング』(’12)『ドン・ジョン』(’13)のジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じる可能性が出てきた。これは全米紙「USA TODAY」が報じたもので、『もののけ姫』(’97)とアカデミー賞長編アニメーション部門を受賞した『千と千尋の神隠し』(’01)の大ファンだというジョセフは「僕が俳優業が大好きな理由のひとつはほかの人になることができるということなんだけれど、提供されたビジュアルに対して、声だけで演じるというのは、まさにほかの人になれるという体験なんだ」と語っている。ジョセフが主役に収まれば、『LOOPER/ルーパー』の共演者エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチ、マーティン・ショート、イライジャ・ウッドなどの豪華俳優陣と共に宮崎駿の世界に浸ることになる。『風立ちぬ』はすでに来年のアカデミー賞候補作として選出されており、先ごろも発表された全米映画批評家会議賞では、最優秀長編アニメーション部門を受賞している。英語吹き替え版の本作は来年2月21日公開予定。(後藤ゆかり(cinema名義))■関連作品:風立ちぬ 2013年7月20日より全国東宝系にて公開(C) 2013 二馬力・GNDHDDTK
2013年12月17日名優ロバート・レッドフォードの最新主演・監督作『ランナウェイ/逃亡者』が10月5日(土)より公開される。若き日に過激派グループに所属し活動するも、現在は穏やかに暮している男が、ある事件を機に追われることになるサスペンスドラマで、若手実力派のシャイア・ラブーフが主人公を追う新聞記者を演じている。『ランナウェイ/逃亡者』本編映像本作の主人公ジム・グラント(レッドフォード)は妻に先立たれるも愛する娘と穏やかに暮す弁護士だ。しかしある日、かつてベトナム反戦を掲げて過激な活動を繰り返していた組織“ウェザーマン”の元メンバーが30年の時を経て逮捕されたことで、彼の穏やかな日常は終わりを告げる。同じ頃、新聞記者のベン(ラブーフ)は事件について調査を開始し、グラントにたどり着く。映画は名を変え、姿を消し、別の人生を歩んでいた者たちのドラマと、主人公グラントの逃亡劇、そして30年前に起こったウェザーマンの銀行襲撃事件に隠された真相を描き出す。このほど公開されたのは、取材の過程でジムのことを知ったベンが彼のオフィスを訪れる場面。ベンは逮捕された“ウェザーマン”の元メンバー、シャロン・ソラーズの弁護をジムが断ったことを切り出し、事件や“ウェザーマン”に関する情報を聞き出そうとする。しかし、彼の質問をすべて“想定内”と語るジムは彼の執拗な追及をすべてかわしていく。ベンを演じたラブーフは「彼は有名になりたがり屋なんだ。『大統領の陰謀』のレッドフォードとダスティン・ホフマンの要素を少しずつ持ち合わせている…僕はベンをそう捉えていた」と語る。劇中では必死に逃亡しながら、“ある計画”を遂行しようとするジムと、綿密な取材を重ねて30年前に起こった事件に隠された真相にたどりつこうとするベンの姿が平行して描かれる。ある時にはジムの敵対者であり、同時に彼らを見つめる役どころを演じたラブーフは、名優レッドフォードとの共演について「会う前からファンで、一緒に仕事をする間中もずっとファンであり続けた。僕は今回色々なことに挑戦しているよ。敵対者を演じるのは初めてですごく楽しかった。敵対する主人公がロバート・レッドフォードということにも興奮したよ。観た人たちがスクリーン上の出来事に真実を感じてくれるとうれしい」とコメントしている。ちなみに本作にはふたりのほかにも、スーザン・サランドン、ジュリー・クリスティ、ニック・ノルティ、クリス・クーパー、リチャード・ジェンキンス、スタンリー・トゥッチら演技俳優が次々に登場。名監督でもあるレッドフォードが彼らをどう演出するかも楽しみだ。『ランナウェイ/逃亡者』10月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国公開
2013年09月30日コリン・ファースとキャメロン・ディアスが初共演を果たし、アカデミー賞監督のコーエン兄弟が脚本を手がけたコメディ映画『モネ・ゲーム』。『英国王のスピーチ』や『シングルマン』などで知られるコリンが、本作でこれまでのイメージを覆すような“史上最強のダメ男”に挑戦した理由を大解剖していこう。英国の美術鑑定士ハリー・ディーン(コリン・ファース)は、印象派の巨匠・モネの消えた名画を使って大掛かりな贋作詐欺を企てる。完璧な贋作、美人の相棒・PJ(キャメロン・ディアス)、億万長者(アラン・リックマン)が揃い成功は確実と思われたが、天然キャラのPJのおかげで計画はボロボロ。思わぬ展開にハリーも大暴走を始めるのだった――。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞「主演男優賞」に輝き、『裏切りのサーカス』でもシリアスな演技を見せたコリン・ファース。堅物な紳士のイメージが強いコリンだが、本作ではなんとパンツ一丁で歩き回る姿を披露しており、これまでのイメージとはまったく違うちょっとマヌケなダメ男を嬉々として演じている。この由々しき(?)事態の原因は一体何なのだろうか。しかし、アカデミー賞の歴史を追っていくと、その答えがぼんやりと見えてきた。オスカー像を手にした後、俳優たちはこぞってコメディ作品へと出演しているのだ。ジェフ・ブリッジスはコーエン兄弟の『ビッグ・リボウスキ』に、ダスティン・ホフマンは『トッツィー』に出演。トム・ハンクスは、TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」の常連であり、そもそもコメディアン出身なのだ。やはりオスカー俳優にとってコメディ映画は一度は通る道のようだ。「コメディはドラマよりも難しい…」と語るコリンだが、今回新たにコメディに挑戦する上で、大切な要素としてこんな分析をしている。「コメディに、優れた脚本は不可欠だ。意外だけど、コメディには神経がおかしくなるほどのシリアスな問題が生じるんだよ。大抵の俳優が同意すると思うんだけど、ヒューマンドラマの方が簡単なんだ。『死ぬのは簡単だが、コメディは難しい』と言った人もいたよ(笑)。コメディは称賛されない。コメディ作品がアカデミー賞を受賞することはめったにないだろ?でも、実は高度な技術が必要なんだ。綱渡りのように危険で1ミリでも踏み外せば落っこちてしまう。ドラマでのミスとは許容範囲がかなり違うよ。ドラマを成功させるには色々な方法があるからね」。本作で新境地を切り開いたコリンの相手役には、“コメディの女王”として名高いキャメロン・ディアス。そして『ハリー・ポッター』シリーズのスナイプ役のアラン・リックマンと『プラダを着た悪魔』のスタンリー・トゥッチが、綱渡りに挑んだコリンの脇をガッチリと支えている。ちょっとお茶目なコリン・ファース…ぜひ観てみたい!『モネ・ゲーム』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モネ・ゲーム 2013年5月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2012 Gambit Pictures Limited
2013年04月19日今年で結婚8年目を迎えるマット・デイモンと妻のルチアナ・バロッソが、2度目の結婚式を挙げたことが米エンタメ情報サイト「eonline.com」の取材で明らかになった。2人が2005年に挙げた結婚式は、ニューヨーク市庁舎で行われた質素なものだった上、当時ロバート・デ・ニーロと共演した映画『グッド・シェパード』の撮影の最中だったマットにはハネムーンの時間すらなく、撮影場所のロンドンに妻のルチアナを同行させるだけだったという。それがずっと気になっていたのか、マットは今年初めから2度目の結婚式を挙げることをインタビューで明かしており、それが4月13日(現地時間)、カリブ海に浮かぶ美しいセントルシア島で行われたと報じられた。今回の式は、セントルチア島のシュガー・ビーチ・リゾートを60万ドル(約5,400万円)で週末貸切使用とし、厳しいセキュリティー体制の中、夫妻とごく親しい約50名のゲストたちが列席したとのことだ。マットは薄いブラウンのスーツに革のサンダル、妻のルチアナは、セレブのためのクチュール専門のインド人デザイナー、ナイーム・カーンのクリーム色のドレスに身を包み、夕暮れのビーチを臨む会場で2度目の、そして恐らくは生涯の愛の誓いを交わしたという。2人にはルチアナの連れ子のアレクシアと2人の間に生まれたイザベラ、ジア、ステラと計4人の娘がいるが、全員、母親のドレスに合わせた明るいカラーのドレスに身を包み、両親を祝福したとのこと。列席したゲストたちは、マットの親友ベン・アフレック&ジェニファー・ガーナー夫妻、マイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ夫妻、チェルシー・クリントン、スタンリー・トゥッチ、エミリー・ブラントらも、みな新郎新婦に合わせてベージュやクリーム色のドレスに身を包み、ビーチはさながら白やクリーム色の花が咲いたようだったと、目撃した関係者は語っている。そして15分の式の後、カリビアン・スタイルの松明で飾られたレセプション会場でのパーティーが夜遅くまで続いたという。関係者はまた、こうも話している。「まったくハリウッドという感じではなかったですね。親しい人たちとのとても親密で楽しげでプライベートな式とパーティーでした。マットはずっとそういうことを望んでいて、ルチアナに日頃かけている苦労から彼女には何か特別なことをしてあげたいと思っていたんです」。マットは、『第9地区』のニール・ブロンカンプ監督が手がけ、ジョディ・フォスターと共演する『Elysium』(原題)の全米公開を今年8月に控えているほか、ジョージ・クルーニーが監督・出演し、ケイト・ブランシェットやジョン・グッドマン、ビル・マーレイなどの豪華キャストと共に出演した『The Monuments Men』(原題)の全米公開が今年12月に予定されている。(text:Mieko Nakaarai)
2013年04月15日誰もが知る名作童話「ジャックと豆の木」をベースに、人間と巨人の壮絶なバトルを描く壮大な3Dアドベンチャー超大作『ジャックと天空の巨人』。このほど、本作に出演するユアン・マクレガーとスタンリー・トゥッチというナイスミドルな2人のインタビューを収めた映像が到着した。中世イギリスを舞台に、かつて暮らした地上を奪い返そうとする天空の巨人たちと、彼らを阻止しようとする人間たちによる高低差1万メートルのバトルがド迫力の映像で繰り広げられる。本作で、ユアンは王家を守る騎士団のリーダー・エルモント、スタンリーは強欲なロデリック伯爵と、正反対の役どころを演じた2人。今回到着した映像でも、たっぷりとした髭をたくわえたユアンに対して、スキンヘッドのスタンリーと見た目も全く違うこの2人だが、互いのキャラクターについて説明し合うなど、仲の良さを伺わせている。ユアンは、スタンリーが演じたロデリックを「とんでもない悪党だ(笑)」と言い、さらに姫との結婚を目論む彼のことを「権力が欲しいからだ。愛ではない」と髭をなでながら語ってくれる。今度はスタンリーが、ユアン扮するエルモントについて話し始めるのだが、スタンリーが思わず口を滑らすと「その話はあまりしちゃいけない」とユアンが口止め、「あぁ」と納得したスタンリーからは「続編があるかもしれないからな」と更なる秘密が飛び出す一幕も!まずは、劇場で大冒険に出かける前に、この落ち着きあふれるナイスミドルたちが放つ大胆告白をぜひチェックしてみて。『ジャックと天空の巨人』は3月22日(金)より全国にて公開。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャックと天空の巨人 2013年3月22日より全国にて公開(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2013年03月15日『X-MEN』シリーズ、『スーパーマン リターンズ』を手がけたブライアン・シンガー監督の最新作『ジャックと天空の巨人』の予告編映像がこのほど公開された。数々のエンターテインメント大作を世に送り出してきたシンガー監督が新作で描くのは“巨人と人間の対決”だ!『ジャックと天空の巨人』予告編本作は、何百年も人間界から遠ざけられるも、あるきっかけで再び人間の土地を手にしようと侵攻してくる強靭な巨人の軍団と、若者ジャックをはじめとする人間たちのバトルを描いた超大作。『アバウト・ア・ボーイ』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のニコラス・ホルトが主演を務め、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン、ビル・ナイ、ユアン・マクレガーら個性豊かな俳優陣が集結している。本作は童話『ジャックと豆の木』と、18世紀の民話をベースにしたアドベンチャー映画だけに、このほど公開された予告編も幻想的な天空世界や、不思議な豆から巨大な豆の木がグングン伸びていく圧巻のビジュアルが次々に登場する。さらに映像の後半では、ジャックたちが遭遇する恐ろしい巨人たちも登場。彼らはただ大きいだけでなく怪力で強靭で、豆の木を伝って人間の世界へと降ってきた巨人たちが大暴れする場面も描かれている。ちなみに本作のVFXを手がけるのは『トロン:レガシー』や『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』を手がけた名門デジタル・ドメイン。圧倒的なビジュアルを用いて、誰もが知っているファンタジーがどのように新生するのか注目だ。『ジャックと天空の巨人』2013年3月22日(金) 丸の内ルーブルほか全国ロードショー※3D/2D 吹替え版同時公開
2012年12月21日世界的不朽の名作「ジャックと豆の木」をベースに、人間と巨人の壮絶バトルをド迫力の映像で描く3D超大作『ジャックと天空の巨人』が2013年3月22日(土)に公開を迎える。そしてこのたび、今世紀邦画No.1のオープニング成績を飾った映画『ONE PIECE FILM Zワンピースフィルムゼット』の原作マンガ「ONE PIECE」や、アニメ化・実写化が決定している話題沸騰のマンガ「進撃の巨人」を彷彿とさせるシーンの数々が収められた本作の予告編映像が遂に解禁に!物語の舞台はゲームや漫画の世界をそのまま映像化したような中世イギリス。その天空では、人間によって地上を追い出され、その後何百年もの間もそこでの暮らしを余儀なくされた巨人たちが住んでいた。ある日、主人公の青年・ジャックが人間界と巨人界を隔てていた“禁断のドア”を開いてしまったことをきっかけに、高低差1万メートルもの地上と天空を股に掛けた人間と巨人の壮絶な戦いが勃発する─―。監督は、『ユージュアル・サスペクツ』で一躍脚光を浴びたブライアン・シンガー。主人公の青年・ジャック役を、『X-MEN :ファースト・ジェネレーション』のニコラス・ホルト。プリンセス・イザベル役にはエレノア・トムリンソン、二枚舌のロードリック男爵役にスタンリー・トゥッチ、巨人たちに包囲されたブラムウェル王役にイアン・マクシェーン、巨人たちのリーダー・ファロン将官役にビル・ナイ、そして、城の護衛・エルモント役をユアン・マグレガーが演じるなどファンタジー大作常連の名優たちが集結したことでも注目を集めている。今回、公開となった予告編では、天空に住む醜く恐ろしい伝説の巨人たちの姿も初公開!天空と地上で巻き起こるジャックの冒険と、人間と巨人の激しい戦いの様子が描かれている。巨人たちは、軍隊のように隊列を成し、鎧を身に着け、圧倒的なパワーとスピード、そして彼ら独自の文明で人間に襲い掛かる。その姿はまるで累計発行部数1,000万部突破のメガヒット・コミック「進撃の巨人」のハリウッド実写版のような仕上がり。巨人たちが人間に次々と襲い、壁を破壊し、大木を投げつけ、人間を一捻りしようとする圧倒的なパワーが存分に披露され、本家のお株を奪うほどの度肝を抜く映像となっている。そして天高く伸びた豆の木が行き着いた先、壮大な大自然に囲まれた天空の大地は、国民的人気漫画「ONE PIECE」の中にも描かれた、“空島の大地(ヴァース)”を彷彿とさせる。古代遺跡のような建物や生い茂る樹木、そして広大な天空の大地は、麦わらの一味たちの大冒険にもってこいのフィールドかもしれない。「地球を取り戻せ!」と意気込む天空から降ってくる巨人たちなど、原作からは想像もつかないストーリー展開を迫力の映像で再現した本作。あのルフィ船長も驚愕の大冒険が遂に幕を開ける!『ジャックと天空の巨人』は2013年3月22日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ジャックと天空の巨人 2013年3月22日より全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年12月21日ブライアン・シンガーが、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』の続編『X-Men:Days of Future Past』(原題)でメガホンを取ることが決定した。前作で監督を務めたマシュー・ヴォーンが先週、本作から降板することが発表されたことを受け、ブライアンはマシューから監督を引き継ぐ形となった。一方、マシューは監督の代わりに、本作の脚本を担当するサイモン・キンバーグ、さらにローレン・シュラー・ドナーらと共にプロデューサーとして参加するための契約間近だという。ブライアンは2000年公開の第1作『X-メン』と2003年の『X-MEN2』では監督と脚本を担当し、その後も2011年の前作『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』でプロデューサーと原案を担当するなど同シリーズ初期から製作に携わってきた。同シリーズでクリエイティブ・コンサルタントを務めるコミック作家のマーク・ミラーが以前「X-MENとターミネーターが融合した」とも評している同続編は、前作に出演したジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスらが続投することになっており、2014年7月18日(現地時間)に公開予定だ。そんなブライアンの新作は、ニコラス・ホルト、ユアン・マクレガー、ビル・ナイ、スタンリー・トゥッチ、 エレノア・トムリンソンらが共演する童話「ジャックと豆の木」の映画化作品『Jack the Giant Slayer』(原題)だ。■関連作品:X-MEN :ファースト・ジェネレーション 2011年6月11日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開X-Men Character Likenesses TM & © 2011 Marvel Characters,Inc.All rights reserved. / TM and © 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation.All rights reserved.
2012年11月01日『ハンガー・ゲーム』、『ラブリーボーン』などに出演している渋い名脇役、スタンリー・トゥッチが9月29日(現地時間)にロンドンで挙式し、メリル・ストリープやユアン・マクレガーら大勢のスターが出席した。昨年11月、ロンドンを拠点にしている著作権エージェントのフェリシティ・ブラントさんと婚約したスタンリーは、8月にメリル・ストリープ主演の『Hope Springs』(原題)のプレミアに出席した際、「New York Daily News」紙の取材を受け、すでにフェリシティさんと結婚したことを認めていた。結婚について積極的に公表しなかった2人だが、「Us Weekly.com」に関係者が語ったところによると、結婚式は以前から計画していたそうだ。式ではブラントさんの姉で女優のエミリー・ブラントが花嫁介添人を務め、花婿の介添人はスティーヴ・ブシェミが担当。スタンリーやエミリーと『プラダを着た悪魔』で共演したメリルにユアン、さらにコリン・ファース、ジュリアン・ムーア、エミリーの夫のジョン・クラジンスキー、パトリシア・クラークソン、ケネス・コール、エイダン・クインらが出席した。スタンリーは2度目の結婚。3年前に乳がんで亡くなった夫人との間に3人の子供がいる。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:ハンガー・ゲーム 2012年9月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 LIONS GATE FILMS INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年10月02日スタンリー・トゥッチ(51)が、エミリー・ブラントの姉でリテラリー・エージェントのフェリシティ・ブラント(31)と極秘結婚していたことがわかった。トゥッチは2009年に妻と死別している。ふたりを引き合わせたのはトゥッチと『プラダを着た悪魔』で共演したエミリー・ブラント。エミリーはトゥッチに好感を持ち、姉を紹介したのだという。ふたりの婚約は8ヶ月ほど前にわかっていたが、極秘結婚していたことは、今月6日、ふたりが結婚指輪をはめてメリル・ストリープの新作映画『Hope Springs』の試写会に出席したことから明らかになった。記者に結婚したのかと聞かれて、トゥッチは「イエス」と答えたらしい。家族や親しい人たちを招いての正式な結婚式も、近いうちに行うつもりでいるようだ。トゥッチは今年、北米で大ヒットした『ハンガー・ゲーム』に出演。この秋には、第2部にあたる『The Hunger Games: Catching Fire』の撮影に入る。妻ケイト・トゥッチとは1995年に結婚し、3人の子供をもうけたが、乳がんが原因で死別した。文:猿渡由紀
2012年08月09日圧倒的な歌唱力と際立った存在感で見る者を惹きつけてやまない歌姫クリスティーナ・アギレラ。全世界でのトータルセールスは3,000万枚を超え、グラミー賞では5部門を受賞。そんな彼女がついにスクリーンへ!ゴールデン・グローブ賞で作品賞にノミネートされた『バーレスク』において、魅惑のステージ、そしてドラマで“女優”として新たな魅力を余すところなく見せつけているクリスティーナ。映画公開を前に彼女が語ってくれた、その飽くなき情熱の真実とは――?女優、歌手、音楽監修…「ここまで仕事をしたのは初めてね」「今回のプロジェクトの全てがチャレンジだった」とクリスティーナ。映画の製作に主演女優として携わる中で、あらゆる部分で刺激を受けたという。「まず何より演技の面がありダンスもある。楽曲も書いたし、音楽の部分で私が監修したところもあるし、プロデュースにまで携わってるんだから、大げさじゃなく全てが私にとっては大きな挑戦だったわ。やっぱり私は歌手。本当の意味で演技をするのはこれが初めてだったけど、“パフォーマー”としての自分を捨てて、キャラクターになりきる、全てをアリという役柄の視点で見るというのは、これまでとは全く違う感覚なの。シェールや、スタンリー・トゥッチといったベテランの素晴らしい先輩と一緒に仕事をすることができて、彼らからいろんなことを吸収できたっていうのは大きかったわね。それから、さっきも言ったような音楽の部分やプロデューサーとしての部分、そういったいくつかの役割のバランスをとるというのもすごく大変なことだった。ここまで仕事したのは初めてじゃないかってくらい打ち込んだわ(笑)。だから、全てが終わってより強く、賢くなったって感じてるの」。アイオワの田舎から、身ひとつでロサンゼルスへやって来て、自分の力を何とか認めさせようと奮闘し成功の階段を上っていくアリ。ひとつひとつの決断と行動が彼女の人生を変えていく――これはクリスティーナ自身の人生と重なっているように思える。「確かに私の人生でも、オーディションを含め、いろんな決断や挑戦があったわ。人生で初めての大きなオーディションは“ザ・ニュー・ミッキー・マウス・クラブ”。ここでの経験が次のステップに繋がったし、才能にあふれる若い人たちと一緒にやれたことが、自分にとってもすごく大きなことだった。最初にレコードの契約を取ったときのことも忘れられないわ。プロデューサーに、部屋の中で急に歌えって言われて彼の前で歌ったの。そういう節目での挑戦があったからいまの自分があると言えるわね」。カオスに満ちた幼少期その頃の感情が彼女の活動の全ての源に…劇中、圧巻のステージシーンはもちろんだが、アリという、ひとりの女の子のドラマの部分でも、やはり彼女の感情表現のひとつひとつから、思わず目が離せなくなるような強い“何か”が伝わってくる。彼女はその秘密をこう説明する。「私自身、かなりカオスに満ちた幼少時代を送っていて、その経験が私のバネになっているというのは確かね。常に野心的で、何かを達成したいという思いを持ち続けていて、誰よりも自分自身に対して厳しいという面もあるわ。プロになってからもその気持ちは変わらないし、常にハングリー精神を持って全力投球してきたの。今回の現場に関しては私は全くの新人だったけど、これまでの自分の経験や自分の中にある感情を発掘して掴むというのがアリというキャラクターを作りあげていく上での作業だったわ。自分の内にあるエモーションを使い切ってアリを演じたの」。最後に、自分で演じてみて最も心に残っているシーンを尋ねてみた。「ひとつを選ぶなら…テス(シェール)が私にメイクをしてくれるシーンね。カメラが回っているときでもそうでないときも、ずっと“ガールズトーク”状態だったの(笑)。愛について、人間関係について、いろんなことを話したわ。シェールはとにかく強くて個性的で、“サバイバルな”女ね(笑)。私は彼女と一緒にいるのが大好きなの。物語の上でもそうだけど、個人的にもあのシーンで絆が深まったと思うわ」。■関連作品:バーレスク 2010年12月18日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:マツコ・デラックスvsおすぎとピーコの毒舌ガチンコ対決実現!結末は…?ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表クリスティーナ・アギレラ、初主演映画の見どころはイケメン俳優の「お尻」クリスティーナ・アギレラ3年半ぶり来日!劇中の役柄と同様の驚きの体験を告白オスカー有力『キングズ・スピーチ』が全米で1館あたりの平均今年No.1のスタート
2010年12月16日11月15日(現地時間)、ロサンゼルスのチャイニーズシアターにて映画『バーレスク』のワールド・プレミアが開催され、主演のクリスティーナ・アギレラに共演のシェールらが来場し、会場は熱狂に包まれた。プレミアの前にはアギレラがハリウッドの“ウォーク・オブ・フェーム”に名を連ねることを記念して除幕式も開催された。こちらの式典ではディオールの白いドレスとクリスチャン・ルブタンの豹柄のパンプスという装いだったが、夕方のプレミア・イベントではレッドカーペットにひときわ映える、鮮やかなエメラルドグリーンのロングドレスで登場した。映画初主演を飾ることになった本作について「元々、“バーレスク”のファンで、本を集めてもいたし憧れてたわ。それが現代に設定され、スティーヴン・アンティンが美しく優雅に撮影すると聞いて、そのビジョンに惹かれて契約したの。初主演作があの、素晴らしいシェールと共演なんて、本当に恵まれていると思うわ」と笑顔で語ってくれた。アンティン監督から幾度もラブコールを受け、出演を決意したシェールは、この夜は黒いセクシーなミニドレス姿で登場。映画出演は実に7年ぶりとなるが「映画で歌いたかったの。この作品を選ばなかったらもうないわ。(自身が演じた)テスのキャラクターもよく分かって演じられたし。この映画は楽しくて美しくてセクシー!歌もダンスも演技も素晴らしいの。全ての要素がつまってて、映画館を出て“本当に楽しかった!”と思ってもらえると思うわ」と完成した作品に自信をのぞかせた。そしてアギレラについては「彼女は少し緊張していたけれど、私たちはすごく仲良くやれたし、彼女は私を信頼してくれたわ。『変なことはしないし、あなたをサポートするためにいるのよ』と伝えて頑張ったの」と撮影現場での様子を明かしてくれた。この日は2人のほかにアンティン監督、共演のスタンリー・トゥッチ、ピーター・ギャラガーらが出席。招待ゲストとしてウィル・フェレル、クリスティン・カヴァラリ、アナリン・マッコードらも来場しカーペット脇につめかけたファンから大きな歓声が上がっていた。『バーレスク』は12月18日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:バーレスク 2010年12月18日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:クリスティーナ・アギレラがハリウッドのウォーク・オブ・フェイムに世界の歌姫、C・アギレラが歌い踊る!『バーレスク』試写会に10組20名様ご招待離婚報道のさなか、初主演映画でクリスティーナ・アギレラ来日決定C・アギレラ&シェール、セクシー歌姫が共演の『バーレスク』が12月公開!
2010年11月17日物語は14歳の少女が殺害されるというショッキングなシーンから始まり…と紹介すると、どれだけ残酷なシーンが…と観る前から眉をひそめる人もいるようだが、安心してほしい。『ラブリーボーン』は、連続殺人犯の手に掛かり、天国と現世のはざまにたどり着いた少女を主人公にしているが、いたずらに凄惨なシーンや残酷な描写はなく、どこか不思議な温かみすらもって物語が展開していく。それを可能にしたのは、ピーター・ジャクソン監督お得意の幻想的で美しい映像の力もあろうが、何より俳優陣たちの実力、特に主演のシアーシャ・ローナンの演技力によるところが大きい。シアーシャは、『つぐない』で13歳にしてオスカー候補に名を連ねるなど、その実力は折り紙つき。本作でも、悲しみややりきれなさを胸に秘めつつも、明るく、そして強い少女・スージーを見事に演じきった。“未来のオスカー女優”と誰もがその未来に明るい希望を彼女に託すが、15歳の天才少女の素顔は…?まさに“役柄になりきる”という表現がふさわしい。作品ごとに全く異なる人物としてスクリーンの中を生きるシアーシャ。無邪気な笑顔を浮かべるこの少女は一体どうやって“変身”するのか?「私にとってはカメラが回った瞬間にその人物になりきるというのはすごく自然なの。その人の頭で、その人の気持ちになって考えられるのよ。疑問が生じたら脚本に返って、もう一度読み込んだり、監督に聞いたり…。そう、最終的には監督にこれで合っているか確認しながら作っていく感じかな。だって、監督の作品だから、監督が望むものにしたいから。だから、理解できるまで監督とじっくり話をするわ。今回のピーター・ジャクソン監督は、ビジョンがすごくはっきりしてて、やりやすかった。彼と話をして、彼の下で演じるのってすごく安心できたの」。では、演じてみて一番難しかったのは?「この世のシーンと幻想的なあっちの世界と2つの世界を行き来するんだけど、意外かもしれないけど難しかったのはこの世のシーン。よく『泣く演技よりも笑う方が難しい』と言うけど、それと同じね。逆にこの世と天国の間のシーンでは、スッと役に入り込めたわ」。人の良さそうな隣人を装いつつ、甘い言葉で彼女を誘い込み、殺してしまう殺人鬼を演じたのはスタンリー・トゥッチ。実は、撮影現場でシアーシャは、彼とかなり親しくなったとか。そうしたことが演技に影響を与えてしまうようなことはなかったのだろうか?「そう、殺人者とその被害者の関係なのに、彼とは気心が知れて本当に仲良くなったの。でも、それが演技に悪影響を与えたことはなかったわ。むしろ、仲良くなったからこそ何でもできるようになったの。彼の前で必死になる場面も、ぎこちない態度を見せるシーンも、すごくやりやすかった」。ちなみに、2人が共にノミネーションを果たしたある映画賞の授賞式では、発表を待つ間、彼女はずっと彼の手を握っていたとか。冒頭にも述べたように、ショッキングな内容やジャクソン監督作品ということでその映像世界に注目が集まりがちだが、スージーや家族のドラマや時代背景といった部分が丁寧に描かれていることが、この不思議な物語にリアリティを与えている。物語の時代は1970年代。シアーシャにとっては生まれる20年も前の時代だが、この設定を彼女はことのほか気に入っているよう。「1970年代って大好き!この仕事してると、いろんな時代を行ったり来たりするものだけど、70年代のファッションや音楽、ヘアスタイルなんかもすごく面白いし、映画にとっても大事な部分だったわ。私の父親も母親も、家ではビートルズやイーグルス、トーキング・ヘッズとか、この時代の音楽をしょっちゅう聴いてて、私も大好きなの。映画の撮影の前にはこの時代の雑誌もいっぱい読んで、いろんなことを初めて知ったわ」。魅力的なその青い瞳は、10代半ばの少女らしく好奇心にあふれている。それにしても、役柄を通じてここまで様々な感情を見せられると、“女優”から離れた素の彼女は一体どんな女の子なのか?と考えてしまうが…。「“Who am I?(=私は誰)”ってことね(笑)。そうね、結構明るいタイプだと思うわ。冗談を言って場を和ませようとしたり。まあ…冗談が面白いかどうかは周りに聞いて!それから、アーティスティックなことや創作が好きで…あと、音楽は大大大好きよ。社交的ではあるけど、家にいて、犬がそばにいて、本を読んで、というシンプルな過ごし方も好きよ…とこんな感じかしら(笑)?」彼女が女優として、これからどんな道を歩んでいくのか?もちろん楽しみだが、少女と大人の境目を往き来する、彼女の“いま”しか見られない魅力を本作でたっぷりと感じてほしい。■関連作品:ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.つぐない 2008年4月12日より新宿テアトルタイムズスクエア、日比谷シャンテ シネほか全国にて順次公開©2007 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連記事:J・ロウにレイチェル・ワイズハリウッドで活躍の英国スターが母国の演劇賞受賞『ラブリーボーン』15歳の天才女優シアーシャ・ローナンが笑顔で初来日!徐々にオスカー候補が見えてきた?英国アカデミー賞候補が発表に【どちらを観る?】奇才×ファンタジー『ラブリーボーン』&『Dr.パルナサスの鏡』メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞
2010年01月29日