来年1月に日本での公開を控える、韓国の人気俳優、チャン・グンソクとキム・ハヌルの主演映画『きみはペット』(原作:小川彌生『きみはペット』(講談社Kiss) (c)小川彌生/講談社 cproductionLUDENS/KJ-net)。本作の公開が待たれる中、チャン・グンソク撮り下ろしDVD『グンソク撮影ダイアリー~僕だけを見て!!~』が、2012年3月上旬に発売されることになった。チャン・グンソク自らプロデュースしたという同DVDは、『きみはペット』の撮影現場にて、彼のマイ・カメラで舞台裏や撮影現場を紹介する、日記仕立てのメイキング映像集。チャン・グンソクのダンスレッスン風景や撮影に臨む真剣な様子、キム・ハヌルやスタッフたちとの笑い溢れるオフショット、またチャン・グンソクの誕生日に密着したプライベートシーンなども収録される。64ページのオリジナルフォトダイアリーのほか、初回限定でオリジナルカレンダーが付く。3枚組で9,240円(税込)。なお、ぴあでは、同DVDの先行予約を12月2日(金)から11日(日)まで受け付ける。期間内に予約購入すると、オリジナルジャケット仕様となり、さらに来春開催が予定されている「『きみはペット』イベント」(詳細未定)への参加が可能となる。詳細はぴあ(まで。『きみはペット』は2012年1月21日(土)よりTOHOシネマズ他にて全国ロードショー。
2011年11月25日オダギリジョーとチャン・ドンゴンという日韓を代表する名優2人が共演する『マイウェイ 12,000キロの真実』の日本限定フッテージ上映会が11月21日(月)、東京・新宿バルト9で行われた。上映後には主演のオダギリさんと、『ブラザーフッド』から7年ぶりのメガホンをとったカン・ジェギュ監督が記者会見を行い、壮絶な舞台裏を明かした。第二次世界大戦末期の連合国軍による史上最大の作戦と言われる“ノルマンディー上陸作戦”の後、ドイツ軍の捕虜の中にひとり発見された東洋人。彼が語り出したのは、日本、ソ連、ドイツの軍服を着てアジアからノルマンディーを戦い抜くことになった数奇な運命。そして、国籍を超えた二人の男の宿命と友情のドラマだった。驚くべき真実に基づき、韓国映画史上最大級の総製作費25億円を投じた、壮大な戦争ヒューマンドラマである本作は来年1月の公開を前に現在、最終的な仕上げの段階にあるという。ジェギュ監督の熱烈なラブコールを受けたオダギリさんだったが「興味深いストーリーだったが、最初は俳優としてのスタンスを考え、関わらないほうがいいかなとお断りするつもりだった」という。それでもジェギュ監督の熱意と人柄に触れ「こんな機会ももう二度とないと思った。企画自体も挑戦的で意義がある」と出演を決意。「あくまで韓国映画の中の日本人で、誇張された部分もあるかもしれないが、僕自身はウソがないよう、日本人としてのあり方を貫いたつもり」と自信をのぞかせた。共演したドンゴンについては「素晴らしい人で、それ以上の表現ができないほど。数百人いるスタッフ全員に、ダウンジャケットをプレゼントしていた。以前、高倉健さんもスタッフに時計を贈るというお話を聞いたことがありますが…。そういう意味でも『韓国の高倉健さん』と言っていいんじゃないでしょうか」とその人柄を絶賛。一方、ジェギュ監督は「オダギリさんは現場で“教祖”というあだ名がついていた。彼が演技を始めると、みなモニターに群がり見入っていたし、私自身も何度鳥肌が立ったことか。編集に携わるチームには3人の女性がいますが、私がオダギリさんのシーンをカットしようとすると、猛抗議してくるんです」と改めてオダギリさんに惚れ惚れしていた。この日は“初出し”となるノルマンディー上陸作戦のクライマックス映像が約20分間上映され「いま映像を見ても、手が震える。現場では本当に戦争に送り込まれる兵士の気持ちで、役作りは必要なかった」(オダギリさん)、「現実よりもドラマチックで、熱い生命力を感じるストーリー。オダギリさんの演技と情熱にも驚かされた」(ジェギュ監督)。数奇なドラマに隠された衝撃の真実とは?国の壁を超えてスタッフ、キャストが熱いタッグを組んだ『マイウェイ 12,000キロの真実』の日本上陸までもう少しだ。『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日(土)より全国にて公開。■関連作品:マイウェイ 12,000キロの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:オダギリ&ドンゴン、苛酷な“戦場”を語る『マイウェイ』メイキング映像が到着!【シネマモード】「派手」でなく「華やか」にファン・ビンビンの“上品”テクニック来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えも
2011年11月21日本国でも大きな話題を呼んだ、王道のロマンティック・ラブコメディー、『パラダイス牧場』で初主演をつとめた、チャンミン(東方神起)のインタビューお届け!初主演として臨まれた本作ですが、演じた感想を教えて下さい。この作品は、僕にとって初めてのお芝居で、撮影の前からすでに緊張していました。一度もやったことのないお仕事だったので難しかったです。でも撮影が始まって少し経ってからは慣れてきて、楽しくできました。ロケも気持ちのよいところばかりだったので、それもすごく良かったです。お芝居に対しては、初めての挑戦で自信がついたとは言えませんが、最初よりは演じ方——こうすればもっとうまくできるんじゃないかという、自分の中で法則が決まっていきました。ドンジュの役作りはどのように?似たようなドラマだったり、役割が似ているドラマを観たりしました。相手とケンカしながら、知らないうちに好きになってゆく。そういう内容の、韓国のドラマ『ファンタスティック・カップル』や『恋愛時代』を見て参考にしました。またドンジュと僕自身の共通点を自分なりに探して、それを表現しようとしました。ドンジュとご自身で似ているところや共感できるところはどんなところ?感情を素直に出して、短気なところでしょうか(笑)。ドンジュって、感情の上り下がりがすごいじゃないですか。僕もそういうタイプで、似たところがけっこうあったので、そこは演じやすくて良かったです。もちろん自分とドンジュが、完全に一緒、そっくりとは言えないけど、ここは僕とはぜんぜん違うって、思ったところはなかったですね。 本作のお気に入りのシーンや、印象的なセリフがあれば教えて下さい。ドンジュがダジの家で着替えるシーン。ドンジュの部屋にダジが入って来て、お父さんが来るから隠れて!って言われて、隠れるシーンです。演じていて、おもしろかったです。上半身裸になるんですけど(笑)、すごくコミカルなシーンで楽しかったですね。苦労したところは?撮影が冬からスタートで寒かったです。あと、シーン的には、お母さんにお酒を飲んで電話するシーンですね。酔っぱらったお芝居は経験がなかったので、実際にお酒を飲んで撮りました。朝からずっと飲んでいて、酔っぱらってしまい、すごくきつかったです(笑)。でも、いい経験になりました。ドンジュとヨニは波瀾万丈な新婚生活でしたが、理想の女性像と新婚生活を教えて下さい。ドンジュとヨニは初恋で相手がいなければ何もできない、絶対ダメって、お互い依存していたと思います。幼いからこそ積極的だったし情熱的だったと思いますが、ずっと同じ気持ちでいられなかったんですよね。僕は、相手に優しくしてあげたり配慮してあげたりも大事ですけど、友達みたいな関係がいいです。ケンカしたりもするけど、遊びでも趣味でもいろんなことをシェアしたい。理想の女性は、頼もしい女性がいいです。この仕事は安定的でないところがいっぱいあるので、僕のことを落ち着かせてくれる女性がいいなって思います。女性らしくて明るい人がいいです。 ドンジュはダジとジニョンの間で揺れますが、チャンミンさんご自身だったら、2人のうちどちらを選びますか。正直に言うと、ふたりを足して半分に割りたいです(笑)。そんな簡単には、諦めたくないふたりですね。ジニョンは、男だったら誰でも憧れる女性です。キャリアウーマンできれいで、最初は違ったけど、結局はドンジュのことだけを見守ってくれる。そういう女性は、男は一度は夢見ると思います。ダジは、ジニョンと比べると、 生活力があってちょっと女性っぽくないんですけど…おばさんっぽいのかな?(笑) 。でも、それが僕にとっては魅力的だし、頼もしいと思います。お互いの気持ちを確認していない状況でも、お互い頼ったりするじゃないですか。ドンジュはダジに対して素直になれず意地悪なことばかり言ってしまう性格でしたが、チャンミンさん自身は好きな女性に対してはどう接しますか?ドンジュみたいに好きなのに悪い言葉で相手をいじめるなんてことはしません。いたずらもしませんし、相手の心も計算しません。どちらかと言うと、本能で自分の思ったまま接するタイプだと思います。女性から見たら、付き合いやすいタイプだと思います(笑)。俳優活動は初挑戦でしたが、歌手活動との違いは、どういうところですか?また、自身の中での変化や、歌手活動にプラスになったことなどありますか?感情を込めて、それを表現するのは一緒でした。でも、歌は3分から6分でひとつの感情の流れで表現するのに対して、演技は普段の生活の中の微細な感情ひとつひとつを自然に表現するのが、歌と違うし、難しいと思いました。実際にやってみて、表現の幅が広がったと思うし、役に立ちました。本作はラブコメディでしたが、今後、挑戦してみたいドラマや映画のジャンルは何ですか?今度も俳優のお仕事は、機会があったらぜひ挑戦してみたいです。ジャンルとしては、ロマンチックコメディは昔から大好きなのでやってみたいですし、同じ年頃の若者の物語——学校が背景の学園ドラマもやってみたいです。日々忙しいチャンミンさんを癒やす、“パラダイス”のような場所や、時間はありますか?一日の最後にビールを飲むこと。自分へのご褒美としてビールを飲むと「あ〜終わった!今日も頑張った!」って気持ちになります。たくさんの日本のファンへ向けて、「パラダイス牧場」の見どころと、メッセージ(今後の抱負など)をお願いします。主人公たちだけではなく、登場人物全員が、自分たちの感情に対して計算なくて素直なんです。ピュアでストレートな、かっこつけていない感情を描く物語なので、そこをぜひ見てもらいたいです。そして笑える上に、舞台となる済州島も美しいし、目にも楽しくリラックスできるドラマだと思います。今年の冬は、この作品を見て心を温かくしてもらいたいです。作品情報『パラダイス牧場』出演:チャンミン/イ・ヨニ発売元:エイベックス・エンタテインメント完全版DVD-BOXⅠ&Ⅱ:11月2日(水)発売価格:各¥16,800(c)S.M. ENTERTAINMENT & SAMHWA NETWORKS 2011 All Rights Reserved
2011年11月02日韓国の俳優で歌手のチャン・グンソクが10月24日、東京ドームで開催された韓流スター「プレイボーイズ」と日本プロ野球OBによる、東日本大震災の復興支援の野球大会「WinWin!水素水 日韓ドリームゲーム」に登場し、2万2000人の観客を前に韓国国歌を独唱した。チャン・グンソクが国歌独唱している写真プレイボール前に、人気韓国ドラマ『美男<イケメン>ですね』のファン・テギョン役を思わせるトサカ・ヘアに、黒のテールコートという装いで登場したチャン・グンソク。ファン・ジョンミン、チ・ジニ、チュ・ジンモ、コン・ヒョンジンら「プレイボーイズ」のそうそうたる先輩俳優たちを前に、やや緊張の面持ちを見せていたが、アカペラで国歌を歌い上げた。そして、いつもの“グンちゃんスマイル”を見せ、「今日は招待してくださり、ありがとうございます。僕は初めて東京ドームに来ました。こんなに集まってくれて嬉しいです。今日のゲームを楽しんでください」と流暢な日本語で挨拶すると、大きな歓声を浴びた。当初、始球式も務める予定だったが、肩の調子が悪いとの理由で、こちらの大役はゲストのガッツ石松に譲った。キム・スンウがオーナーを務める韓国人気俳優による野球チーム「プレイボーイズ」と、日本プロ野球OBたちによるドリームゲームは今年1月以来、2度目の開催。試合は、元メジャー・リーガーの佐々木主浩、元巨人の元木大介、元中日の坂東英二や立浪和義ら往年の名選手を揃えた日本プロ野球OBチームがリード。しかし終盤、プレイボーイズ側もキム・スンウが3塁打を放つなど、ギリギリまでねばり、展開は白熱。6-5とプロ野球OBチームを1点差まで追い上げ、試合を大いに盛り上げた。MVPには後半にピッチャーを務めたイ・テソン、猛打賞にはキム・スンウが輝いた。
2011年10月25日10月9日(日)、チャン・グンソクが釜山国際映画祭(略称BIFF)のオープン・トークに登場、集まった大勢のファンから大歓声を浴びた。オープン・トークは海雲台ビーチの特設ステージで行われる公開対談で、BIFFの名物。グンソクの対談相手は、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の主演ローガン・ラーマンで、2人は子役出身という共通点があり、はじめから意気投合し、対談は大いに盛り上がった。グンソクは時々、英語で直接ローガンに話しかけ、語学の堪能ぶりも披露。ファンのあまりの歓声に質問が聞こえなくなると、「静かに!」と『美男ですね』での決めポーズを見せたり、かと思うと、司会者の女性の手にキスをするなど、終始ノリノリだった。尊敬する俳優を聞かれ、グンソクは「海外なら、渡辺謙さんとレオナルド・ディカプリオ。謙さんは演技が、ディカプリオはハンサムなので(笑)。国内なら、イ・ビョンホン先輩です。ビョンホン先輩は、かっこいいだけでなく、目だけで感情を伝えられるのがすごい」と語った。また、「音楽が趣味で、自分で作曲もするんだ」と言うローガンに対し、グンソクは「僕も音楽なしでは生きられない。実は昨日、このビーチでギターを弾いていたんだ。そしたら、1時間くらいで15万ウォンくらい集まったんだよ(笑)」と語ってファンを驚かせていた。第16回釜山国際映画祭は14日(金)まで開催中。『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:第16回釜山国際映画祭 [映画祭]三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2011年10月28日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S. and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.■関連記事:オダギリジョー、チャン・ドンゴンとの格闘ふり返り「韓国に入国できなくなるかも」釜山映画祭開幕!オダギリジョーにチャン・ドンゴン、ファン・ビンビンは衣装替えもミラ・ジョヴォヴィッチ×檀れい胸開きドレスと着物でレッドカーペットで競演!第24回東京国際映画祭公式オープニング作品『三銃士』プレミア上映に3組6名様ご招待ミラの“闘う”セクシー・ファッションに釘づけ!『三銃士』特別映像が到着
2011年10月10日人気韓流スター、チャン・グンソクが、電子チラシのポータルサイト「Shufoo!」の新CMに出演することになった。チャン・グンソクの公演チケット情報同サイトは、自分が見たい地域のチラシを検索できるポータルサイトで、PCや携帯電話、デジタルテレビ、スマートフォンなどの端末で、日本全国の電子チラシを検索することができる。CMは、「登場」篇、「間違えないで」篇、「ナイショ」篇の3作。「登場」篇は、後ろ向きの大きなソファの影から「チラッ、チラッ」と思わせぶりに顔を見せ、くるりとソファを回転させても、タブレットで顔を隠すチャン・グンソクが笑顔で登場するというもので、チャン・グンソクのいたずら好きな一面が垣間見られるCMとなっている。スマートフォンからダウンロードできるサービスを紹介する「間違えないで」篇は、ソファに腰掛けギターをつま弾きながらセクシーに語りかけるチャン・グンソクが見られる。「ナイショ」篇では、サービスの地域設定について説明した後に「僕の住んでいるところ?ナイショ」と言いながら見せる甘い眼差しが見どころ。9月24日(土)より東京・大阪・札幌・福岡、10月上旬からは全国でオンエアが開始される。今月上旬に韓国・ソウル市内で行われた撮影では、チャン・グンソクが大きな声で「アイス買ってきたよー!」とスタッフへの差し入れに、袋いっぱいのアイスクリームを片手に登場、スタジオが一挙にチャン・グンソクのオーラに包まれたという。起用にあたり、チャン・グンソクは「チラシのCMというのは新しい文化だと思います。私で大丈夫かと思いましたが、撮影が終わった時には“グンちゃんなら大丈夫”と思いました。(撮影は)カメラと恋人みたいな関係で、カメラを見ながら演じるのが面白かったです」とコメントしている。
2011年09月20日小川彌生の人気コミックを原作に、チャン・グンソクとキム・ハヌル主演で実写化した映画『きみはペット』(キム・ビョンゴン監督)が、2012年1月より日本で公開されることが決定した。チャン・グンソクの公演チケット情報同作は、失恋と左遷で傷心のアラサー・エリート編集者、チ・ウニ(ハヌル)と、彼女の“ペット”として同居する天才ダンサー、カン・イノ(グンソク)との奇妙な関係を描いたラブコメディ。ペットと主人という干渉しないはずの関係がしだいに変化していく物語だ。日本で2003年に小雪と嵐の松本潤の主演でドラマ化され話題となった同作を、韓国のキャストとスタッフが新たに映画化。当初、日本での撮影も予定されており、茨城空港で来日セレモニー&製作会見が行われたが、3月11日の東日本大震災の影響により断念し、韓国国内だけで撮り終えた。グンソクやハヌル、同作のプロデューサーは「日本での撮影を実現できず、大変残念に思っております。撮影中も、日本の皆さまとスクリーンを通してお会いし、この作品から元気と勇気を届けられればと思い、精いっぱい演じてきました。日本公開時にはぜひ、皆さまに劇場でご挨拶にうかがいたいと思っております」と共同のコメントを発表、来日の意向を示している。韓国版『きみはペット』は今年11月、韓国公開に続き、2012年1月にTOHOシネマズ他にて全国ロードショー。
2011年08月29日人気アイドルグループ・AKB48の前田敦子と大島優子、韓国俳優のチャン・グンソクが、エステティックのTBCグループ新広告キャラクターに起用され、8月24日、都内で行われた発表会に出席した。チャン・グンソクの公演チケット情報過去に木村拓哉やベッカム夫妻、中田英寿などが起用されてきた同ブランド。最も輝いているトップスターとしてキャラクターに決まったことについて、前田は「嬉しい反面、プレッシャーを感じていますが頑張ります」と力強くコメントした。前田と大島は会見前にエステを受けたそうで「お肌のプルプル感がうれしかった。すぐにわかりました」(前田)、「顔色がワントーン明るくなりました。また、むくみやすいのですっきりして驚きました」(大島)と感激した様子。プライベートジェットで大阪から駆けつけたというチャン・グンソクは「僕もエステを受けたかったです。(キャラクターに選ばれ)男性の代表みたいな感じがして嬉しいです。韓国と日本の男性が美しくなれるように、僕が第一線で頑張ります!」と意気込んだ。9月7日(水)から全国オンエアとなる新CMは、3人がそれぞれ持っている従来のイメージとは全く異なる大人の魅力を大胆に押し出したショート・ムービー仕立てになるという。撮影は日本と韓国で別々に行われたそうで、チャン・グンソクは「私だけ韓国で撮影で寂しかった……」とコメントし、ふたりについては「とても可愛いですね。AKBを知っていました。(ふたりに)挟まれて恥ずかしいですね。ファンの皆さん、ごめんなさい!」と初対面の印象を語った。一方の大島は「(チャンさんは)気さくな方でびっくり。たたずまいが美しいですよね。逆に、グンソクさんのファンに申し訳ないです」と恐縮しきりの様子で、前田も「チャンさんは日本でも大人気。実際お会いすると、背が高くて中身も素敵な方ですね」と絶賛。すかさずチャン・グンソクが「本当に知ってました?」と切り込むと、前田は「もちろんですよ!知らない人なんていないですよ」と照れ笑いを浮かべていた。8月25日(木)から全国7都市の野外看板約200か所に掲示されるビジュアルボードも披露され、前田は「こんなに大人っぽくなってるとは思ってなかったので嬉しいですね。ドキドキします」と笑顔を見せ、チャン・グンソクは「これが出たら、もう渋谷でシャッフルダンスはできないかも……」とおどけて笑いを誘った。新広告は「open your beauty」をテーマに、3人が美への扉を開くという設定で、テレビCMや屋外大型看板、交通広告、WEB広告など全国展開される。
2011年08月24日オダギリジョー、チャン・ドンゴンという日韓のスターを主演に迎えて製作され、わずか3分の映像の上映でカンヌ国際映画祭でスタンディングオベーションを巻き起こした『マイウェイ 12,000kmの真実』が9か月の撮影を経てついにクランクアップ!特報映像と共にオダギリさん、ドンゴンの撮影地であるラトビアでのクランクアップ時のインタビューが到着した。第二次世界大戦末期の連合国軍による史上最大の作戦と言われるノルマンディー上陸作戦の後、ドイツ軍の捕虜の中にひとりの東洋人が発見される。誰ひとりとして彼が話す言葉が理解できず、連合国の尋問を受けることになるのだが、彼が語り始めたのは信じられないような物語だった――。1928年の日本統治下にある朝鮮。かたくなに国を信じた日本人と夢を信じる朝鮮人。交わることなく、憎しみ合う2人が、運命のイタズラか日本、ソ連、ドイツと3か国の軍服を着て戦いを渡り歩くことに。総製作費25億円、240日におよぶユーラシアを横断しての撮影。対立と和解――人間の本質を描いた物語が幕を開ける。カンヌでの上映時はまだ、映画は撮影中。一行はそのままラトビアに移動し、海辺でノルマンディー上陸作戦の模様が撮影された。カメラマンは防火服を着込み、傍らには常に救急車が待機するという状況。中には4時間以上をかけてセッティングされたシーンもあり、一発OKが求められたる中、オダギリさんは見事に要望に応え、一発で完璧な演技を見せた。日本人の長谷川辰雄を演じたオダギリさん。韓国で8か月、ラトビアで1か月と撮影は計9か月に及んだが、それもこの日で最後に。「始まるときは、地獄の日々が始まると思いましたが、今日で終わるとなると寂しいですね。元々、韓国は好きだったので、仕事で8か月過ごせたのは幸運だと思ったし、楽しかったです。ラトビアも季節も良くて、すごく楽しかったです」。映画に関しては決して「戦争映画」ではないと語る。「第二次世界大戦に触れるというのは、どこの国にとっても凄く敏感な事柄です。そんな中、韓国、中国、日本、3か国の俳優が集まってこの作品を作るということが、大きな挑戦だと思いました。この作品は、2人の男の物語です。ただその物語の中に戦争があるというだけで、戦争映画だとは思っていません」。チャン・ドンゴンとも互いを敬い、良い関係性を築けたという。「日本でも有名な韓国のトップスターですし、すごく緊張するんじゃないかと思ってました。実際にお会いしたら、意外にシャイな部分があり、ひとりでいることが好きな部分だったり、人との距離感であったりが僕と似た部分が見えてきて、お互いが無理することなく、過ごしやすい空気感を共有できるようになりました。一緒に芝居をするときも、お互いに尊重し合えて、演技しやすい環境を作りあえる、そういう関係性だったので凄くやりやすかったです。ドンゴン氏とは、俳優としてというよりも人間として似た部分が多いと感じました。凄く理解しあえている気がして、とても身近に感じました」。一方、日本統治下の朝鮮に生きるキム・ジュンシクを演じたドンゴン。自身が演じた役柄、さらには作品を通じて考えさせられたことについて明かしてくれた。「映画に出てくる戦争は、実際にあった戦い。登場人物たちは、戦争を経験する度に軍服が変わる。ジュンシクを取り巻く状況や着る軍服は変わるけど、彼の夢と希望は変わらない。戦争や背景は変わっても貫くものがあることを表現した。ジュンシク役で求められたのは、どんな状況であっても彼は希望と夢を失わない目をしてなければならないということ。撮影が辛すぎて、うまくできたか分からないけど…(笑)。撮影していて、目の前で爆発するのを見ると『これが本当の戦争だったら俺は死んでるな』と思い、怖いです。ノルマンディー上陸作戦はよく知られている戦いですが、実際にラトビアに来て、ドイツの軍服を着て撮影してると、本当にその時代に、ここにいたらどうだったのだろうと深く考えさせられました」。その上でドンゴンは、オダギリさんと同様に本作は「戦争映画ではない」と語る。そして出演を決めた経緯についてこう説明する。「朝鮮半島からノルマンディまでの12,000kmの極限状態の旅を生き抜いた兵士の実話が基になっていることで興味がわいて、本当にこんな過酷な運命を生き抜いた人がいるんだと知り、役者としてその人の人生を演じてみたいと思った。『マイウェイ』は、たまたま戦争時代が背景だっただけで、戦争映画ではないですね。背景が戦争時代ですが、人間に重点を置いて描かれている。そして、日韓中とアジアの役者が集まって感情を表現し合い観客に伝える。これは凄いことだと思う。日本人と韓国人が敵として出会い、運命を共にする。観客の心に残る映画だと思う」。撮影中、苦楽を共にした“戦友”オダギリさんをこんな言葉で称賛する。「演技というのは言葉を交わすというより、感情を交わすことなので、そういう部分ではオダギリさんとすごく共感しながら演技ができた。辰雄役は、何人か候補がいたけど、絶対オダギリさんがいいって思った。日本と韓国の映画現場は色々違うと思うし、この映画は役者にとっても大変な現場だったのに、冷静に対応しよく耐えていた。本当に素晴らしい役者です」。メガホンを握るのは『シュリ』、『ブラザーフッド』など国と国の対立の中での人々の絆、関係性を描いてきたカン・ジュギュ。「誰かを恨み、憎むという感情のせいで、この世では喧嘩をしたり、戦争が起きます。心の中に、恨み・憎しみの対象がいる人には是非観てほしい。人間を心から理解し、愛するということを知るきっかけとなる映画になってほしい」と映画に込めたメッセージを語る。ノルマンディーを経て、男たちの旅路はどのような結末を迎えるのか?『マイウェイ 12,000kmの真実』は2012年1月14日(土)より公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイウェイ 12,000kmの真実 2012年1月14日より全国にて公開© 2011 CJ E&M CORPORATION & SK TELECOM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:【カンヌレポート4】オダジョー、芝居を通しチャン・ドンゴンと言葉の壁を乗り越える
2011年07月29日『紅いコーリャン』のコン・リーに『初恋のきた道』のチャン・ツィイーと、胸を締め付けるような切ない恋に落ちる女性の姿を瑞々しく描かせたら右に出る者のいないチャン・イーモウ。そんな彼が、また新たな才能を世に送り出した。まもなく公開となる『サンザシの樹の下で』でスクリーンデビューを果たし、あどけない無垢な笑顔で人々の心をわしづかみにし、中国では“13億人の妹”と呼ばれて愛されるようになった新人女優、チョウ・ドンユィ。過酷な時代背景の中でけがれのないその魂が観る者の心を震わせる。相手役を務めたのは、こちらもシンデレラボーイのショーン・ドウ。本作出演後に人気が急上昇し、次々と話題作に出演、スターダムへの階段を駆け上がっている。2人がこのほど揃って来日。撮影について、監督について語ってくれた。美し過ぎる愛、結末に脚本を読みながら涙が止まらず文化大革命の抑圧の嵐が吹きすさぶ過酷な時代。学生は農村から学ぶべきという革命の教えの下で“下放”された女子高生・ジンチュウ(チョウ)は、派遣された家で、青年・スン(ショーン)と出会う。革命の階級差別の中で、父が強制労働に送られ、母は知識人として“再教育”を受ける立場のジンチュウにしてみれば、下放先での恋など、格好の批判の的であり許されないこと。それでもスンは何かとジンチュウを気遣い、どうしようもなく2人は恋に落ちていく――。この時代だからこそ、いまの時代では考えられないような童話的とも言える純愛。だが現代を生きるチョウも、脚本を読んで、2人の愛に心奪われた。「特に後半、ジンチュウが尽くして、尽くして、それでもスンが悲しい結末を迎えるところは涙が止まらなくて…。泣いてしまうと目が腫れて、次の日の撮影に差しつかえるので(苦笑)、なるべくそういうポイントは避けて読み進めていました」。ネットで発表された原作小説を友人に進められて読んでいたというショーン。彼もまた、時代に引き裂かれていく恋人たちの姿に胸を打たれた。「原作は非常にゆったりとしたリズムで進み、細やかに描かれていますが、映画ではそれを濃縮して2人の愛を極限まで描き、最終的に美しい結末へと物語を運んでいます。僕が最も感動したのは、川を隔てて向き合った2人が、互いに抱きしめ合うしぐさをするシーン。彼はもう分かっているんです、二度と彼女に会えないだろうということが。一方の彼女はそれを知らない。心をわしづかみにするシーンだと思います」。監督への全幅の信頼が役に深みをもたらす性愛どころか、恋とは何か?ということさえも知らない無垢なジンチュウ。これは彼女個人のパーソナリティという以前に、文革の時代の政策、教育方針がまず理由としてあるのだが、こうした背景にぴったり合う少女を探すべくオーディションが展開。結果、7,000人もの中からチョウは選ばれた。「大学受験の試験場に並んでいて、試験を前にドキドキしているときに、この映画の助監督が並んでいる多くの人を動画に収めていたんです。その動画が送られて、その後もいくつかの過程があって、合格しました。選ばれたときはすごく感動しましたが、それまでにもスタッフのみなさんの思いやりや援助がありました。そのおかげだと思っています」。ショーンが選ばれたのも、偶然の出会いがきっかけとなった。「助監督が大学にオーディションに来たんですが、それは別作品でしかも女優を探していたんです。それにたまたま僕の友人が呼ばれて、そのときに偶然、僕のことも撮ってもらったんです。実は、オーディションではどの役をやることになるのか明かされていなかったんですが、スタッフのひとりが『きみは三男の役だよ』と教えてくれたんです。でも長男が主役と思っていたので、自分が主役だとは思っていなくて(笑)。最終的な結果は電話で聞いたんですが、それまでも『明日またテストに来て』という電話を何度も受けていたのでまたそれかと思いました。聞いたときはふわふわと浮かび上がって地面に足がつかなくなりましたよ(笑)」。改めて役が決まって、この童話のような2人の純愛をどのように捉え、どのように役を作り上げていったのか?ショーンはこう語る。「まず、時代は違っても恋愛に対する障害は形を変えていろいろあります。また、障害の中でも2人の気持ちは固く、変わることはないということ。監督自身、似たような時代背景の中で過ごしてきた方で、登場人物の心情をよく理解していました。それを僕らに語ってくださり、そこから話し合っていきました。僕の役は相手を尊敬しつつも深く愛し、守りたいという気持ち。ジンチュウは愛に対して憧れはあるけれど、それを受け入れることができない。そんな“抑えた愛”を監督と一緒に作っていきました」。映画初挑戦となったチョウにとっても、監督から聞いた話が役を作る上で大きかったようだ。「私自身は身近なものとして、この時代を捉えることはできませんでした。監督は実際に下放されて農村に行き、作業をされた経験もあるということで、事細かに体験を話してくださいました。エピソードを盛り込み、細部をおろそかにしないという態度で演出をつけていただいたので、監督を心から信頼してあの時代に近づいて行きました」。「何より映画に厳しい人で、その日に撮ったものはすぐに編集する。仕事に妥協がない」(ショーン)、「仕事に心血を注ぎ2時間しか寝ない。演技以外に人としてどうあるべきか教わった」と共に、監督への絶大なる信頼を口にする。チャン・ツィイーらの例を挙げるまでもなく、チャン・イーモウに見いだされた女優として、19歳のチョウには今後の活躍に期待がかかるが…。「人はみな、同じ道を進むとは限らないので、私は一歩一歩、着実に自分の道を進んでいきたいと思います。もちろん、これからどんどんいい女優になりたいと思いますし、何より人として、モラルの面でも素晴らしい人間になりたい。そのために努力したいと思います」。ショーンもすでに監督の最新作(『金陵十三釵/Nanjing Heroes』)に出演するなど、着実にキャリアを積み重ねている。優しく、無邪気な2人の笑顔をまたスクリーンで見られるのを楽しみにしたい。(photo/text:Naoki Kurozu)特集「どちらに溺れる?純女ヒロインの愛」■関連作品:サンザシの樹の下で 2011年7月9日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開© 2010, Beijing New Picture Film Co., Ltd and Film Partner (2010) International, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:国生さゆり、幸せオーラ全開で来年のバレンタイン入籍を説明300万人が涙した実話を映画化『サンザシの樹の下で』試写会に10組20名様ご招待究極の純愛に涙!女性限定『サンザシの樹の下で』特別試写会に10組20名様をご招待
2011年07月06日韓国のトップ俳優、ソ・ジソブ主演のドラマ「カインとアベル」のDVD BOX発売を記念して、都内で本作のファンを集めた試写会イベントが開催され、漫画家の池田理代子によるトークイベントが行われた。本作は、大病院を舞台に兄弟の葛藤を描いた愛憎劇。米国留学を経て一流の脳神経外科として父が経営する大学病院に戻ってきた兄のソヌ(シン・ヒョンジュン)。血のつながりのない、義理の弟のチョイン(ジソブ)は7年ぶりの再会を素直に喜ぶ。だが、ソヌの恋人だったソヨン(チェ・ジョンアン)はチョインのものとなり、父は病院の経営をもソヌに譲ろうとしていた。裏切られた思いのソヌは、ある陰謀を企てる。聖書にある“人類初の殺人”とされるカインとアベルの兄弟の物語を下敷きに、韓国で高視聴率を記録した。「カインとアベル」…略して“カベル”ということで、本作のDVDボックスIとIIを購入した人に、抽選で“カベルネソーヴィニョン”種を使用したワイン、シャトー・トゥール・デュ・オー・ムーランをプレゼントするキャンペーンが実施される。このボトルのラベルのイラストで、本作のソヌとチョインの兄弟を描いたのが、名作漫画「ベルサイユのばら」で知られる池田さん。池田さんによると、韓国での「ベルばら」人気はかなりのもので、以前、宝塚歌劇団が韓国公演を行った際には「ベルばら」の上演をぜひにとリクエストされ、会場ではファンのサイン攻めにあったとか。また、池田さんはペ・ヨンジュン主演の「太王四神記」のコミック版を手がけており、その点でも韓流とのつながりが。池田さんは「韓国ドラマは濃い〜ですね(笑)。日本の少女漫画の王道を継承しています。昔の継子(ままこ)いじめなどのメンタリティをそのまま持っている」と絶賛(?)。特に本作に関しては「ソヌの母親(※チョインにとっては義理の母)にハマリましたね。いまの日本にはないキャラクターだと思います」と熱く語っていた。また、今回のワインのラベルのイラストについては「ジソブさんの顔は、ほりが深く、鼻筋が通っていてすごく描きやすかったです。時々、自分の漫画でこういう人物は描きますね。私のためのモデルのような顔立ちでした」と笑顔。さらに「お兄ちゃん(ヒョンジュン)の剃りこみが実は大好きで…(笑)。自分の好みで結構、変えて描きました」と照れくさそうに明かし、会場の笑いを誘っていた。「カインとアベル」DVD BOX Iは発売中。DVD BOX IIは6月4日(金)発売。「カインとアベル」DVD BOX I発売元:エイベックス・エンタテインメント販売元:エイベックス・マーケティング価格:16,800円(税込)発売中「カインとアベル」DVD BOX II価格:19,950円(税込)発売日:6月4日(金)公式サイト:■関連作品:ソフィーの復讐 2010年1月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2009 SOPHIE PRODUCTION LTD, PERFECT WORLD CULTURE COMMUNICATION CO., LTD. and CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:『ソフィーの復讐』チャン・ツィイー×ソ・ジソブ“優柔不断”な男はアリ?ナシ?ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位ビョンホン&ウォンビン…2009年写真でふり返る来日スター【韓流スター編】お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼントチャン・ツィイー、ハロウィンの予定は…韓流人気俳優ソ・ジソブと仲良く登場
2010年05月01日塚本晋也監督の最新作『鉄男 THE BULLET MAN』がついに北米に上陸!第1回グリーンプラネット・フィルム・アワードにて、アメリカ映画以外で2010年に最も期待される映画に贈られる「MOST ANTICIPATED INTERNATIONAL FILM of 2010:ACTION FILM」を授与され、4月にニューヨークで開催される第9回トライベッカ映画祭への出品決定も発表された。グリーンプラネット・フィルム・アワードは2009年度に各国の映画祭および映画賞で脚光を浴び、既に世界的な話題を巻き起こした2010年公開作へ贈られる賞で、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、オリバー・ストーンを含む7人の選出委員会が協議の上で選出、ちなみに「MOST ANTICIPATED FILM of 2010」(アメリカ映画で最も期待される作品)は『シャッター アイランド』が受賞した。授賞式に参加した塚本監督は「この映画は、流行の3DもCGもほとんど使っておらず、昔ながらのアナログの方法で撮影しました。CGでは出せない本物の迫力が出せたと思っており、本物の鉄の男が大暴れします。『アバター』とは対極のアナログ映画ですが、体が受けるインパクトは 同じだと観た人には言われます。上映時間は『アバター』の3分の1ですが、観た後の疲労度は『アバター』の3倍は間違いなくあります。どうかみなさん、期待して、体感してください」と挨拶した。『鉄男 THE BULLET MAN』は、20年前に世界に衝撃を与えた塚本監督の代表作『鉄男』を、リメイクとも続編とも違った形で、新たに描いた作品。昨年のヴェネチア国際映画祭でコンペティション部門に出品されるなど、すでに各国の映画祭で大きな話題を呼んでいる。また、この日の授賞式典のもう一つの趣旨となっていたのが「黒澤明生誕100年トリビュート」。塚本監督は「ポスト・アキラ・クロサワ」と紹介され、多くのアメリカの報道陣が訪れる中、黒澤作品への熱い思いを語った。さらに会見では、『鉄男 THE BULLET MAN』が第9回トライベッカ映画祭に出品されることも発表されたが、ロバート・デ・ニーロが創設した映画祭とあって、塚本監督は「デ・ニーロさんが観て、何を感じるかを確認したい」と期待を口にした。また、アジア人俳優に贈られる「MOST OUTSTANDING ASIANS in HOLLYWOOD(ハリウッドで最も活躍しているアジア俳優)」を真田広之が受賞。チョウ・ユンファ、ジェット・リー、チャン・ツィイー、コン・リー、渡辺謙といった錚々たる顔ぶれを抑え見事、栄誉を手にした真田さんは「自分の功績が、後に続く若い人たちのためになればと思いやってきました。この賞をもらって今後10年頑張れます」と誇らしげに語った。『鉄男 THE BULLET MAN』は5月22日(土)より全国にて公開。なお公開に先駆けて、「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」と題して、5月8日(土)から5月21日(金)の2週間にわたり、シアターN渋谷にて塚本監督の過去の全作品の特集上映も開催される。「塚本大図鑑−SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL 2010」■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より全国にて公開© TETSUO GROUP 2009■関連記事:マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!塚本晋也、深夜のヴェネチアを興奮の渦に「レッドカーペット歩けるのはすごいこと」塚本晋也最新作、ヴェネチア国際映画祭出品決定初コンペ出品の快挙!世界のツカモト、全篇英語で挑んだ21世紀版『鉄男』で“全世界同時”会見
2010年03月29日“中国で最も影響力のある女性”であるのみならず国際的にもその高い演技力でスポットを浴び続けるチャン・ツィイーと、ドラマに映画にクールな魅力で日本の女性を虜にする韓国きっての人気俳優、ソ・ジソブ。そんな2人が国境を越え、共にそのイメージを一新する“ラブコメディ”というジャンルで初競演を果たした。『ソフィーの復讐』で、ツィイーはちょっとドジな乙女・ソフィーを好演し、さらに本作のプロデュースにも挑戦。一方、ジソブは優柔不断な医者・ジェフ役で初の中国語での演技に挑戦!公開を前に揃って来日した2人に話を聞いた。――チャン・ツィイーさんは今回、脚本を読んですぐに本作の製作を買って出たそうですが、プロデューサーという新境地をふり返ってみていかがでしたか?ツィイー:監督(エヴァ・ジン)が新人の方だったので、何とか監督の手助けになってこの映画を完成させたいという気持ちが強かったですね。実際にやってみて、自分のプロデューサーとしての能力も試してみたかったし、やってみていろんなことを学びました。映画作りの難しさももちろん、より人を大切にするということ。実は、私は彼(ジソブ)について、彼の知らないところで監督とも話をしていました。私も海外での撮影での経験から分かるんです、見知らぬ国で映画を撮ること自体プレッシャーが大きく苦しいのに、それ以上に周りからプレッシャーをかけたくはないと。だから監督には、彼の中国語の発音が多少ずれてもあまり直さないとか、彼がのびのびと演技をできるように話し合ったりしました。ここであらためて彼にお礼を言いたいんですが、非常に勇気を持って私たちのことを信じてくださってありがとうございました。ジソブ:謝々(ありがとうございます)。――ツィイーさんが仰るように異国での撮影は様々なハードルがあったと思うのですが、一番のチャレンジは何でしたか?ジソブ:まず言葉のストレスが一番大きかったです。でも、チャン・ツィイーさんから「あまりストレスを感じず、もっと撮影を楽しんでいいんですよ」と言っていただけて、そのおかげで楽しく撮影に臨めました。また、コメディとなると国によって感情表現も言葉も違うし、笑いのツボも異なると思います。韓国のものとはまた異なるものなので、今回は監督とチャン・ツィイーさんに完全にお任せしてました。ツィイー:たぶん彼が一番苦労したのは、美味しいキムチがなかったことじゃないかしら(笑)?――言葉の面以外で、中国で印象に残ったエピソードはありますか?ジソブ:今回の撮影ではないのですが、以前にドラマの撮影で中国の田舎を訪れたことがあって、そこでトイレに行こうとしたらドアがないので、最初はすごく戸惑いましたね(笑)。ツィイー:トイレはトイレでしょ(笑)。トイレと言えば、私も『HERO』(’02)の撮影のときの話ですが、野外で撮影してたのでトイレというものがなくて、女性たちはすごく困って。傘3本をさして壁代わりにしたんですよ。風が吹かないか心配でした。日本ではいろんな素晴らしい発明がされてるんだから、ぜひどこに行ってもトイレができる発明をしていただきたいわ!――今回、ジソブさんが演じたジェフは一見完璧だけど、結婚を前にして2人の美女の間で迷ったりと優柔不断なところがありますよね。ジソブさんが共感できる点はありましたか?ジソブ:男性は一生のうち一度は結婚という大事な決断をしますが、その大事な選択を前にしたら気持ちが揺れるのは当然じゃないかなと思います。大事なのは、そこで選択できるかできないかということ。ジェフはそれがなかなかできない男性だけど、決して浮気者ではないと思いますよ。女性だって目の前に2人の男性がいたらやっぱり気持ちは揺れるでしょうし。みなさんも経験があるんじゃないですか(笑)?僕は彼のようなことはできないと思いますが…。――では、チャン・ツィイーさんから見てジェフのような男性はどうですか?ツィイー:もし私のボーイフレンドがジェフのような優柔不断な男性だったら、このドアを蹴っ飛ばして、追い出しますね(笑)。私自身もソフィーには共感できるところがあって、恋愛では簡単に諦めるタイプではないですね。誰でも欠点はあるものですが、男女というのは最初はお互いに惹かれて、好きだ、好きだと良いところばかり見るのに、一定の期間を経ると、今度は相手の欠点ばかり見るようになる。これはきっと万国共通の恋人たちの悩みではないでしょうか?ほかの男性が現れるといまの男性よりも良く見えるときもあると思いますが、いまの彼の良いところをより多く発見して見ることが大事で、そんなに簡単にいまの彼を諦めないようにと、私は思います。――なるほど、それでは最後におふたりから日本のファンに向けてメッセージをお願いします。ツィイー:私自身、俳優としてぜひ私の変身ぶりを観てほしいです。いままでの作品ではアクションが出来る人や悲しい人といったイメージが強かったと思いますが、今回は隣の家の女の子、街のどこにでもいる女の子を演じているので、いままでと全く違う面を観ていただきたいですね。ジソブ:チャン・ツィイーさんの変身した姿も見どころですし、僕はとにかく作品全体を楽しんでほしいですね。みなさんには幸せな気持ちになってほしいと思いながらいつも映画を作っているので、観終わった後にちょっとでも幸せだなと思ってくれたら嬉しいですね。その後に、僕の変身のほうも見てもらえればと思います。インタビューを通じて終始、その聡明さとはつらつとした明るさでツィイーがジソブをリードする姿が微笑ましく、国境を越え、互いに対する厚い信頼を感じさせていたふたり。いままでに見せたことのない、そんな彼らのコミカルな演技にぜひ注目してほしい。衣裳(チャン・ツィイー)・スカート:ダジリータ(DESIGNWORKS concept store青山店/03-5772-1115)・ベルト:アキラーノ リモンデ(DESIGNWORKS concept store青山店/03-5772-1115)・ブーツ:セルジオ・ロッシ(0570-016600)Stylist(ZHANG ZIYI):Mariko EnamiStylist(SO JI-SUB):Yoshiyuki Shimazu/Hairmake:Narumi Miyama■関連作品:ソフィーの復讐 2010年1月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2009 SOPHIE PRODUCTION LTD, PERFECT WORLD CULTURE COMMUNICATION CO., LTD. and CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位ビョンホン&ウォンビン…2009年写真でふり返る来日スター【韓流スター編】お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼントチャン・ツィイー、ハロウィンの予定は…韓流人気俳優ソ・ジソブと仲良く登場
2010年01月06日わずかな時間で、誤解や理解や気持ちのすれ違いを重ね、くっついて離れて、またくっついて…と目まぐるしい恋愛を繰り広げる映画の中の恋人たち。こちらもついつい感情移入して恋のゆくえを追いかけてしまうもの。中には、映画を飛び出して劇中さながら実生活でも恋を実らせるカップルもいれば、映画の中ではそんな素振りさえ見せていなかったはずの2人がプライベートでくっついたりと摩訶不思議!映画のカップルたちはいろいろと楽しませて(?)くれます。「MTV」による映画情報番組「MTV SCREEN」とシネマカフェのコラボレーションで贈る「cinema FAN-KING」では、話題の映画を勝手にピックアップし、テーマに沿って投票してもらうというランキング企画を毎月実施中。12月の投票テーマはそのままズバリ、年末年始の話題作の中で「お似合いの映画カップルは?」。栄えある1位に輝いたのは玉木宏&上野樹里の『のだめカンタービレ』カップル。天才的な音楽の才能を持った“変態女”とイケメンのオレ様キャラの指揮者が憧れの恋人たち!?「惹きつけ合い、補い合っている」(20代女性)、「ボケとツッコミが絶妙」(30代女性)など、2人が互いを必要としているとする声に加え、「究極のツンデレカップル。実は千秋(玉木さん)がベタ惚れなところも良い」(30代女性)など、劇中の“のだめ&千秋先輩”の関係性をうらやむ声が続出。一方で、「玉木さんと樹里ちゃんの息の合った感じが素敵」(30代女性)、「2人の並びが自然」(20代女性)と役柄から離れて玉木さんと上野さんをお似合いのカップルと評する声も。続く第2位は『僕の初恋をキミに捧ぐ』で若き恋人たちを演じ、観る者の心を掴んだ岡田将生&井上真央。この2人への声として、とにかく多かったのが岡田さんと井上さんの“身長差”に対する称賛と羨望。「絶妙」、「理想的」という声が相次いだ。少し甘えるように上を見上げるのがイマドキの女子の理想なのか――?ちなみに、玉木さんと岡田さんは前回の「聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?」というテーマでの投票でも同率で1位を分け合った2人。タイプは違えど旬な2人が堂々のワン・ツー・フィニッシュ!3位、4位に食い込んだのは洋画勢。『パブリック・エネミーズ』で伝説の銀行強盗とその恋人を演じたジョニー・デップとマリオン・コティヤールに対しては「大人のカップル!という感じ」(40代女性)、「美しさを感じさせる2人」(20代男性)など、2人から醸し出されるオーラに一票を投じる人々が数多く見られた。『(500)日のサマー』のズーイー・デシャネル&ジョセフ・ゴードン=レヴィットの2人には、“完璧な”カップルではなく、甘酸っぱさやほろ苦さを含んだ、どこか身近な恋愛の見本として共感を覚え「お似合い」と感じた人が多かったようだ。アジアを代表する美男美女、ソ・ジソブ&チャン・ツィイー(『ソフィーの復讐』)のカップルは5位。映画の中では勝気なツィイーと少し優柔不断なジソブという関係性だが、先日、プロモーションで来日した際も、プロデューサーという立場もあってかツィイーが逞しくリードしていたようだった?赤西仁&北乃きいの『BANDAGEバンデイジ』カップルは、『ソフィーの復讐』と同様に映画の公開がこれからというハンデもあって、順位は6位だったが、夢に賭ける若者とそれを一番近くで支える恋人、というこの2人の関係に憧れる人はかなり多いはず!2010年はどんな映画カップルが生まれるのか?さらにそこから実生活でも恋人同士になる2人も――?さて、現在、投票受付中の「cinemaFAN-KING」1月の投票テーマは、「こたつでみかんを一緒に食べたい俳優は?」。投票された方にはプレゼントが当たるチャンスも!1月の投票の結果は1月30日(土)17:30からの「MTV SCREEN」初回放送にて発表される。お似合いの映画カップルは?1位玉木宏&上野樹里(『のだめカンタービレ 最終楽章前編』)2位井上真央&岡田将生(『僕の初恋をキミに捧ぐ』)3位ジョニー・デップ&マリオン・コティヤール(『パブリック・エネミーズ』)4位ズーイー・デシャネル&ジョセフ・ゴードン=レヴィット(『(500)日のサマー』)5位チャン・ツィイー&ソ・ジソブ(『ソフィーの復讐』)6位赤西仁&北乃きい(『BANDAGEバンデイジ』)「cinemaFAN-KING」とはシネマカフェとMTVのコラボレーションによる読者投票企画。シネマカフェのページ上で、月ごとにテーマを提示し、あらかじめ挙げられている候補者から一人を選ぶか、もしくはフリーアンサー枠に記入する形式で投票を実施している。■関連作品:のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. (500)日のサマー 2010年1月9日よりTOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOXソフィーの復讐 2010年1月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2009 SOPHIE PRODUCTION LTD, PERFECT WORLD CULTURE COMMUNICATION CO., LTD. and CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVEDBANDAGEバンデイジ 2010年1月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010「BANDAGE」製作委員会■関連記事:ビョンホン&ウォンビン…2009年写真でふり返る来日スター【韓流スター編】ブラピ再降臨 vs J・デップ!写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【後編】ファッション小噺vol.122ブルーがとってもキュート『(500)日のサマー』【どちらを観る?】2009年もあとわずか…年末年始オススメ映画レビュー第2弾上野樹里、“千秋様”玉木宏を盾に竹中のキス拒否!『のだめカンタービレ』初日
2010年01月04日残りわずかとなった2009年。映画界では、錚々たるハリウッドスターの来日が目立ったが、それに負けず劣らず、隣国である韓国からのスターも数多く来日した一年に。まだまだ韓流ブームの熱が冷めていないことを証明したのはもちろん、幅広いジャンルの作品で新たなる魅力を発揮したスター俳優たちが続々と登場。あなたが気になったのはどのスター?まずは先陣を切って主演作『映画は映画だ』を引っさげ2月、3月と来日したのは、ソ・ジソブ 。兵役後の待望の俳優復帰に、女性ファンは大熱狂!こちらも人気上昇中のカン・ジファンとのダブル主演で、柔和なイメージとは裏腹なヤクザ役でジソブは新境地を開拓、キム・ギドクが製作として参加した作品も高評価を得てヒットを博した。ジソブに至ってはほかにも「カインとアベル」などTVドラマで大活躍、さらに来年公開の『ソフィーの復讐』を携えて共演のチャン・ツィイーと共に来日、仲睦まじい様子を見せた。同月末、2本の主演映画のプロモーションのためチュ・ジフンが来日。『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜』、『キッチン〜3人のレシピ〜』と毛色の異なる良作で華麗なるスクリーンデビュー。前作のプレミアの際には2,000人を超えるファンの歓声で迎えられたが、その劇場公開後に起きた騒動により『キッチン』は一時、お蔵入りの危機に…。だが、約半年後の10月に無事公開された。続く5月には、木村拓哉、ジョシュ・ハートネットとの競演で注目を浴びた『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』で、韓流スターの中でも絶大なる支持を集めるイ・ビョンホンが登場!3人が揃ったプレミア・イベントでは会場に入れずに外に詰めかけるファンが続出。ビョンホンはその後すぐ、7月にもハリウッドデビューを果たした『G.I.ジョー』を携えて、シエナ・ミラーら共演陣とともに来日を果たし、熱狂を浴びた。さらに、8月には、これまたイ・ビョンホン&チョン・ウソンが、韓国発ウエスタンムービー『グッド・バッド・ウィアード』の公開直前に揃って来日!残念ながら、もう一人の主演ソン・ガンホの来日は叶わなかったが、イケメン俳優2人の登場に、会場となった劇場は興奮の渦に。ビョンホンは今年だけで3本の出演作が日本で公開されるという活躍を見せたが、一方のチョン・ウソンも負けず劣らず、今年はほかに『きみに微笑む雨』で久しぶりのラブストーリーに主演と多彩な活躍を見せた1年となった。9月にはヨン様ことペ・ヨンジュンがアニメ版「冬のソナタ」の発表会見のため、チェ・ジウを伴って笑顔の登場。同ドラマの大ヒット以降、日本でツーショットで会見を行うのは初めてとあって報道陣は殺到、各メディアの注目の的となっていた。そして、韓国四天王と言えばもう一人、この人も復活!10月、ポン・ジュノ監督作『母なる証明』の公開に伴い、俳優復帰を遂げたウォンビンが監督と母親役のキム・ヘジャと共に来日。5年ぶりの映画出演に、ファンのみならずこちらも大勢の報道陣が会場に押し寄せた。そして、今年数多くの作品で日韓の才能のタッグが見られたのも特筆すべきところ。先述の『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』もそうだが、鬼才キム・ギドクの元、オダギリジョーとイ・ナヨンが美しい恋愛模様を魅せたラブストーリー『悲夢』、小雪×チョン・ジヒョンというアジアきっての美貌競演となった『ラスト・ブラッド』、妻夫木聡×ハ・ジョンウが国境を超えた男の友情を築いた『ノーボーイズ、ノークライ ―泣かない男なんていない―』、そして是枝裕和監督とペ・ドゥナがタッグを組んだ『空気人形』などなど、幅広いジャンルの傑作映画が映画ファンを魅了したはず。来年はどんな作品が日本上陸し、観客を魅了するのか?期待は高まるばかりだ。写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【後編】■関連作品:映画は映画だ 2009年3月14日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開© 2008 SPONGE and KIM KI-DUK FILM.All Rights Reservedソフィーの復讐 2010年1月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2009 SOPHIE PRODUCTION LTD, PERFECT WORLD CULTURE COMMUNICATION CO., LTD. and CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVEDアンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 2009年4月18日より恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町1丁目にて公開、4月25日より梅田ガーデンシネマほか全国にて順次公開© 2008 Showbox/Mediaplex., Inc., United Pictures, SooFilm & ZIP CINEMA. All Rights Reserved.キッチン〜3人のレシピ〜 2009年10月3日よりシネカノン有楽町1丁目、新宿武蔵野館、渋谷ヒューマントラストシネマ文化村通りほか全国にて公開アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, PhotographerG.I.ジョー 2009年8月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開©2009 by Paramount Picturesグッド・バッド・ウィアード 2009年8月29日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO.,LTD ALL RIGHTS RESERVED.きみに微笑む雨 2009年11月14日よりシネマスクエアとうきゅうほか全国にて順次公開© 2009 PANACINEMA Corp., Zonbo Media All Rights母なる証明 2009年10月31日よりシネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国にて公開©2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会悲夢(ヒム) 2009年2月7日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷(アミューズCQN改め)ほか全国にて公開© 2008 KIM KI DUK FILM All Rights Reservedラスト・ブラッド 2009年5月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009, East Wing Holdings Corp. and SAJ. All Rights Reserved.■関連記事:ブランジェリーナにザック、ロブ…写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】国内賞レースも本格化『ヴィヨンの妻』『沈まぬ太陽』など日本アカデミー賞最多受賞お似合いの映画カップルは?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼントチョン・ウソン撮り下ろし写真入りグッズを『きみに微笑む雨』先着入場者にプレゼント大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つ
2009年12月30日いよいよ師走も半ばになりました。残り少ない2009年を、そしてこれから迎える2010年の年明けを、どう過ごすか決まりましたか?日頃、まとまったお休みがとりにくい人なら、この機会に国内外の旅行に出かけるのかもしれませんね。里帰りで親孝行という方もいることでしょう。でも、なかには私のように、ひたすら都内で過ごす…という人もいるはず。そんな人にぜひご紹介したい展覧会があります。世界屈指のジュエラーとして知られるヴァン クリーフ&アーペルの歴史的全貌を体験できる「ザ スピリット オブ ビューティー展〜時空を超える美の真髄」(六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催中)です。ヴァン クリーフ&アーペルとエステール・アーペルが、パリのヴァンドーム広場に最初のブティックをオープンしたのが1906年のこと。以来、100年以上にもわたり、世界中のセレブリティを魅了してきたことはご存知の通り。1992年に、パリで大規模な回顧展を開催してから約20年。ヴァン クリーフ&アーペルの全容とその輝かしい歴史、そして極めて高い芸術性を一度に体感できるとても興味深い展覧会が、世界に先駆けて、日本からスタートするこの展覧会なのです。この展覧会では、100年以上の歴史によって培われたおよそ300点のジュエリーや時計が一堂に会しています。展示品の総額は数百億円超え…。会場に一歩足を踏み入れれば、たちまちその世界観に魅了され、ため息が途絶えることがありません。展覧会場となっている3つのスペースは、4つのテーマで構成されています。「自然のスピリット」「エレガンスのスピリット」「冒険のスピリット」そして「インカネーション(美の化身)」。この展示を辿ることは、最高級ジュエラーの知られざる歴史や真髄に触れるようなもの。たとえ、ジュエリーを身につけることに興味はなくても、手が届かないからと諦めていても、美しいものが好きな人なら必ずや魅了されることでしょう。そんな展示会の守護神ともいえるのが、スピリット オブ ビューティー(トンボの妖精)のクリップ(1944年)です。身体はすべてラウンドのダイヤモンド。顔はルビーとローズカット ダイヤモンド。これは、億万長者のバーバラ・ハットンが購入した作品です。躍動感、官能、遊び心にあふれたこの作品は、夢とファンタジーのシンボルとして、時を超えて詩と夢と完成度を追求してきたヴァン クリーフ&アーペルの世界を象徴する存在なのです。いずれの展示もとても心躍るのですが、個人的に印象に残ったのが「自然のスピリット」と「インカネーション(美の化身)」でした。蝶や花、小鳥など、美しい自然の息づかい、生命の驚異を讃えている「自然のスピリット」では、自然から生まれた、いえ自然そのものである宝石たちに敬意を表しているのがよく分かります。また、生き方やファッションで、ひとつのスタイルを確立してきたセレブリティたちに捧げられているのが「インカネーション(美の化身)」。チャン・ツィイー、ユマ・サーマン、ジェシカ・アルバ、レネー・ゼルウィガー、ソフィア・コッポラ、キャメロン・ディアス、そしてマリア・カラスなど、ヴァン クリーフ&アーペルとゆかりのあるセレブに関する展示も。モナコのグレース王妃、マレーネ・ディートリッヒ、ジャクリーン・オナシスらの所有したジュエリーを展示したブースでは、カトリーヌ・ドヌーブが案内役をなって、人物紹介、ジュエリーとの関係を教えてくれ、注目のひとつとなっています。年末年始に、ちょっと一息つけたなら、煌くジュエリーの世界へ、旅に出てみてはいかがですか?(text:June Makiguchi)ヴァン クリーフ&アーペル「ザ スピリット オブ ビューティー展〜時空を超える美の真髄」会期:2010年1月17日(日)まで※会期中無休時間:10:00〜20:00※入館は閉館の30分前まで入場料:一般 1,200円高・大生 1,000円4歳〜中学生 500円主催:朝日新聞社、TBS特別協力:ヴァン クリーフ&アーペル問い合わせ:森アーツセンターギャラリーTEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)URL:展覧会公式サイト:
2009年12月14日アジアのトップ女優チャン・ツィイーと韓国きっての人気俳優ソ・ジソブがタッグを組んで贈る、中韓合作のラブコメディ『ソフィーの復讐』。このたびツィイーが主演だけでなく自ら初プロデュースに挑んだ本作を引っさげ、ジソブと一緒に来日!10月29日(木)、2人揃っての舞台挨拶が行われた。女性ファンで埋め尽くされた会場は熱気に包まれ、ソ・ジソブが姿を現すや黄色い声援で埋め尽くされた。プロデューサーとして、ジソブを抜擢したツィイーはその理由を聞かれると「私が言うまでもなく、みなさんが良くお分かりなんじゃないですか」とコメント、ファンの拍手を促した。続けて「彼には俳優としてどんどん良くなっていってほしいし、代表作もたくさん作ってほしい。今回彼は中国語も勉強しなきゃいけなかったし、見知らぬ国での撮影と、決して簡単な役ではなかったと思いますが、非常に勇気があって大変尊敬しています」と絶賛した。今回、ジソブは中国人役としてツィイーの恋人を演じたが、もちろん台詞も中国語。現場では、海外経験の先輩であるツィイーに助けられたようだが、「憧れの存在だったので、『本当に自分が中国でチャン・ツィイーといるのか?』と信じられない気持ちでした。中国語は本当に難しくストレスも感じましたが、彼女に『楽しんでやればいいですよ』と言われたのが励みになりました」と感謝の念を示した。撮影が行われた本国・中国では、8月に公開されるや初登場1位のヒットを記録した本作。ツィイーはプロデューサーの顔になり、「細かいところまで準備しなければならず、スタジオを借りる際も自らオーナーと値段交渉もしました。俳優にとって現場をいかに快適にするかに努めました。この映画は小規模ですが、中国で良い成績を記録して幸せ」と微笑んだ。また、劇中にハロウィン・パーティのワンシーンがあるが、来るハロウィンの予定を尋ねると、「たぶん仕事してると思う…」と現実的な回答のジソブ。一方、ツィイーは「オフなら、(劇中でマスクに鼻をつけている)ジソブの格好に扮して街を歩こうかしら(笑)」と余裕を見せ、終始ジソブをリードしてみせた。『ソフィーの復讐』は1月9日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ソフィーの復讐 2010年1月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2009 SOPHIE PRODUCTION LTD, PERFECT WORLD CULTURE COMMUNICATION CO., LTD. and CJ ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED
2009年10月30日『羊たちの沈黙』や『セブン』などの傑作映画の系譜に連なる、衝撃のサイコ・スリラーが誕生した。「ヨハネの黙示録」に記された、暗黒の騎士=<ホースメン>になぞらえた連続猟奇事件を、斬新な映像と濃密なストーリーに絡ませて描く『ホースメン』である。アジアのトップ女優チャン・ツィイーが殺人鬼役で意表をつく変身を遂げている本作。メガホンを取ったスウェーデンの新鋭ジョナス・アカーランドは、彼女との競演を語る。密室での緊迫の取調べシーン。卓越した推理力で迫る刑事(デニス・クエイド)を、妖艶な美貌と突き刺すような眼光でもって翻弄していくチャン・ツィイーの演技は観るものを圧倒していく。「彼女に関しては、いいことしか言えないよ(笑)。彼女ほどカメラの前で存在感を出せる女優と、僕はいままで一緒に仕事をしたことがなかった。彼女は撮影のためにニューヨークに引っ越してきて家族とアメリカに住み、最初はそれほどでもなかった英語が最終的にきちんと話せるようになった。彼女ほど熱意を持って現場に来てくれる俳優も初めてだったよ」。「セットに入るとキャラクターに入り込み、まったく別人のように変わったよ」。そう感心する監督だが、ではベールを脱いだツィイーの素顔とは?「セットから離れれば、本当にまた別人に戻るのさ。僕らはカナダで撮影していて、家族のように過ごしていたけど、彼女はパーティが大好きで、楽しむことが好きな女の子だった。(役柄の)クリスティンとは全く違う女性だよ(笑)」。そんな彼女の新たな一面を引き出した監督。まるで女性版“レクター博士”を彷彿とさせるこの難役だが、意識したところは?「それは素晴らしい比較だね。ただ、チャン・ツィイーが演じたクリスティンはかわいそうな境遇の女の子で、悪い影響を受けてあのようになってしまった。そこにシンパシーを感じてほしかった。『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターは悪意を持って計画的に殺人を犯しているような人物だから、ちょっと違うよね。そういう比較はいいと思うけど」。迷宮入りの一途をたどる猟奇事件の謎解き、異常心理ドラマには手に汗握るばかりだが、この裏にはそれだけでなく監督の「人間ドラマ」へのこだわりも感じられる。「この映画がほかのサスペンス・スリラーと異なる点は、人間ドラマ、エモーショナルなドラマが盛り込まれているところで、そこが気に入っているし、すごく大事にしようと思っていた。この映画のテーマの中心にあるのは“家族”。日々、子供たちに向かってきちんと話をするということ、無視しないこと、そして子供たちが親と話すということ。そういうメッセージがサブとして入っています。仮にそのメッセージが伝わらなくても(笑)、ストーリーが素晴らしいのでエキサイトするとは思うけど、家族の大切さは世界中のどこにでも伝わっていくものだと思います」。■関連作品:ホースメン 2009年10月24日より新宿バルト9、渋谷シアターTSUTAYAほか全国にて公開© 2008 Horsemen Productions, LLC All Rights Reserved.■関連記事:チャン・ツィイーの変貌に注目『ホースメン』オリジナルコースターを3名様にプレゼント生まれ変わりたい女優は誰?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼントその美貌にハマッたら最後…チャン・ツィイー“化ける”『ホースメン』ポスター初披露
2009年10月25日『山の郵便配達』など、美しい情緒深い映像で魅了する中国の名匠フォ・ジェンチイ監督の最新作『台北に舞う雪〜Snowfall in Taipei』。前日のグリーンカーペット・イベントに続き、10月18日(日)、コンペティション部門に出品中の本作の記者会見が行われ、フォ監督と主演のチェン・ボーリン、トン・ヤオ、トニー・ヤン、モー・ズーイーらアジアの若手人気俳優が一堂に会した。中国、台湾、日本、香港の4か国合作で、台湾近郊の町で出会った男女の淡い恋を描いた本作。フォ監督は国境を超えたタッグについて「同じ華人なので、言葉も食べる物も同じ、全く距離は感じなかった。みんなとても努力してくれて、あうんの呼吸でスムーズに撮影できました」と充実した様子で語った。監督と初めて組んだボーリンは「いままでで一番優しい監督。もしかしたら(主人公の心優しい青年)モウは若い頃の監督なのではないかと思いました」とコメント。さらにほかのキャストからも「とても童心があって、好奇心旺盛に接してくれた」(ヤオ)、「いつもみんなを誘っておいしい店に連れてってくれた」(トニー)と、監督の温かい人柄が明かされた。さらにズーイーから「なぜ、そんなにいい性格でいい映画を撮れるのか?」と賛辞を込めた質問が飛び出すと、監督は照れた様子で「褒めてくれるばかりでありがとう。役者は繊細だし、4人は可愛らしいのでとても怒ることはできない」と返し、「父親のように彼らを守ってきました」と笑みを見せた。キャスト陣も同世代とあって、すっかり打ち解けた仲の良い様子が終始伝わり、寡黙な音楽プロデューサーを演じたトムに至っては「僕も本当はみんなと遊びたかったが、染まらないようにするのが辛かった」とのこと。今回、中国からの参加となったヤオも「台湾の俳優さんと共演でき、監督からもたくさんのことを教わりました。自分にかなり近い素の部分を演技に活かせたと思います」と語り、チャン・ツィイー似と言われる美貌と存在感で、会場に華を添えた。さらに撮影のエピソードに話が及ぶと、キャスト陣からは口々に微笑ましいコメントが。特に話が尽きないのがフォ監督。撮影にあたり、本物の唐辛子を大量に何度も食べることになったボーリン、また真冬の外で見事な歌声を披露したヤンなど、それぞれの頑張りを無邪気に明かし、一同を和ませた。本作『台北に舞う雪〜Snowfall in Taipei』は同映画祭でワールドプレミアを開催したのち、2010年正月第2弾、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開される。東京国際映画祭2009特集■関連作品:台北に舞う雪〜Snowfall in Taipei 2010年正月第2弾、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開
2009年10月19日アジア屈指のトップ女優、チャン・ツィイーが美しき猟奇犯に大変身!『アルマゲドン』や『トランスフォーマー』シリーズで知られるヒットメイカー、マイケル・ベイ率いるプラチナム・デューンズが贈る、サディスティック・サスペンス・スリラー『ホースメン』がこの秋、日本で公開を迎える。いまだ見たことのない、凶器と化したツィイーが観る者を恐怖と謎の迷宮へと誘う本作。公開に先駆けて、本作のポスタービジュアルがこのたび解禁となった。物語は、一人の中年女性の殺人事件から幕を開ける。極太の釣り針で宙吊りにされた屍体、それを囲むように「COME AND SEE=来たれ」のメッセージが残された奇妙な猟奇殺人…。デニス・クエイド扮する担当の刑事・ブレスリンを挑発するかのように、事件は連続殺人事件へと発展していく。そこへ現れるのが、被害者の娘・クリスティン(チャン・ツィイー)。彼女の不気味な告白で、事態は迷宮入りする――。「俳優として、自分自身と全く異なるキャラクターを創り出す自由を与えられることは、本当に大きな幸せ」と並々ならぬ意欲をもって、新境地に取り組んだツィイー。『氷の微笑』のキャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)を彷彿とさせる、妖艶な美貌を武器に捜査官を翻弄、薄幸の美少女が魔性の悪女へと変貌を遂げるさまを演じきった。果たして、『羊たちの沈黙』のレクター博士、はたまた『ソウ』シリーズのジグソウに次ぐ、新たな殺人鬼キャラクターの誕生となるのか?衝撃の結末まで先が読めない『ホースメン』は10月、新宿バルト9、渋谷シアターTSUTAYAほか全国にて公開。■関連作品:ホースメン 2009年10月、新宿バルト9、渋谷シアターTSUTAYAほか全国にて公開© 2008 Horsemen Productions, LLC All Rights Reserved.
2009年07月30日「バリでの出来事」や「ごめん、愛してる」で日本のファンの心を掴み、今年公開された『映画は映画だ』で兵役後の本格復帰を果たしたソ・ジソブ。彼のTVドラマ復帰作として今年2月から韓国で放送され、高視聴率を記録した「カインとアベル」が、7月24日(金)よりWOWOWにて日本初放送される。これに先駆けて、7月7日(火)、都内劇場にて本作の上映が行われ、来日中のソ・ジソブと共演のシン・ヒョンジュン、キム・ヒョンシク監督が舞台挨拶を行った。会場は熱狂的な女性ファンで満席となり、劇場外にも大勢のファンの姿が見られた。割れんばかりの声援を受けたジソブは、「劇場で映画ではなく、ドラマを観ていただけて新鮮な気分です」とコメント。「素晴らしい共演者とスタッフに恵まれて、本当に幸せな気持ちで撮影を終えることができました」と本作に賭ける強い思い入れを感じさせた。俳優復帰後、『映画は映画だ』のヤクザ役でイメージを一新し、さらに次回作『ソフィーの復讐』ではチャン・ツィイーとの共演も果たすなど、目覚しい活躍を見せるが、本ドラマで演じるのは、過去の記憶をなくした天才医師。病院を舞台に、ヒョンジュン扮する同じく医師の義兄との間に起きる激しい葛藤と闘い、そして愛が描かれていく。作品について「本当に様々な見どころがあり、たくさんのジャンルが詰め込まれているので、ドラマ全体を見渡してほしい」と観客にアピールした。監督は、この2大スターについて「誠実で責任感のある俳優。おかげでスタッフも一生懸命がんばれました。2人の努力と情熱はドラマの中にも表れてるので、みなさんにもこのドラマを愛してほしい」と語った。中国での過酷な撮影を乗り越えた2人に対し、「ぜひまた一緒に仕事をしたいですが、2人はこの撮影であまりにも苦労したので嫌と言われるかもしれませんね」と控えめにオファー。この言葉を受け、ヒョンジュンとジソブはというと「呼んでさえいただければ、いつでも行きますよ」と合致の受け入れ態勢。ヒョンジュンは「本当に大変な役でしたが、本当に幸せでした。ドラマが終わってからもとても素敵な余韻に浸っています」と満面の笑みで語った。また、互いの印象を尋ねると「私が女性に生まれ変わったら、ジソブさんの子供を産みたいと思います」と熱烈アピールのヒョンジュン。会場が沸く中、当のジソブは「子供のことはじっくりと考えないといけないけど…」。気を取り直して「シン・ヒョンジュンさんは演技も素晴らしく、俳優として色々学ぶものがあります。人生の中で、シン・ヒョンジュンさんのようなお兄さんがほしいなと思います」と尊敬の眼差しで語ると、ヒョンジュンは誇らしげにピースサイン。フォトセッション時にも、ヒョンジュンがジソブに抱きついてみせたりと、本物の兄弟のような仲の良さを見せた2人。最後には、そのいたずらな面から一転、ヒョンジュンから「(ジソブ扮する)チョインの言葉で『人間を救うことができるのは人間だけ』という言葉が私の記憶の中に残ってます。みなさんも誰かを愛しながら生きてください」というメッセージが贈られ、会場からは盛大な拍手が贈られた。「カインとアベル」は7月24日(金)よりWOWOWにて放送。韓国ドラマ「カインとアベル」月24日(金)より毎週金曜20:00〜WOWOWにて放送(全20話・字幕版)
2009年07月08日