子役の池田優斗(10)が、映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』(11月21日公開)の日本語吹き替え版で星の王子役に決定し、アニメーション声優に初挑戦することが31日、明らかになった。子役ながら、これまで多くのドラマや映画などに出演してきた池田優斗。8月22日公開の映画『at Home』では、犯罪一家の次男として自身も実親からの虐待に苦しんでいた少年役を好演し、舞台『エリザベート』(6月29日~8月26日)では、オーストラリア皇太子の幼少期である少年ルドルフ役として歌声も披露した。原作『星の王子さま』は、読む人それぞれに解釈が異なり、それぞれが抱く"星の王子"像もさまざま。そのイメージを崩さないようにと、キャスティングは特に慎重に進められ、複数の子役によるオーディションが実施された。そして、無邪気で愛らしい笑い声と、悲しみやさみしさを声だけで演じ切る演技力が決め手になり、満場一致で池田に決定したという。池田は「決まった時は凄く嬉しい気持ちでいっぱいでしたが、僕がこんなに凄い役をちゃんと出来るかちょっぴり不安もありました」と決定した時の心境を明かし、「大きな画面をみながら小さな声でささやくところは難しかったけど、アフレコはすごく楽しかったです」とコメント。「心に残る素敵な作品だと思うので、たくさんの人に見てもらいたいです」と話している。本作は、『星の王子さま』初のアニメーション映画。現代を生きる9歳の女の子を主人公に、『星の王子さま』の”その後”を描く。主人公の女の子役の吹き替え声優は鈴木梨央、お母さん役は瀬戸朝香、飛行士役は津川雅彦が務めるほか、うぬぼれ男役はビビる大木、バラ役は滝川クリステル、キツネ役は伊勢谷友介、ヘビ役は竹野内豊が演じる。(C)2015 LPPTV - LITTLE PRINCESS - ON ENT - ORANGE STUDIO - M6 FILMS - LUCKY RED
2015年08月31日フレッドペリー(FRED PERRY)が8月28日、エクスクルーシブライン「Laurel Wreath Collection」から、クラシカルなテニスシューズをリデザインした「Exhibition」を発売する。シューズ名の「Exhibition」は、シーズンオフに行われるテニスの非公式試合である“エキシビジョンマッチ”から名付けられた。世界各地で開催されているエキシビジョンマッチは、勝敗を競うのではなく、テニスを“魅せる”ことを目的に各プレイヤーが様々なパフォーマンスを披露するもので、通常の試合とは異なるエンターテイメント性が注目されている。同シューズは過去のフットウエアの復刻シリーズの第1弾となるもので、1980年代に発表されたオールホワイトのテニスシューズをベースに、クラック(ひび割れ)加工されたレザーを用いてリデザインされた。高品質なプレミアムレザーが履き込むほどに味わいを増していく。改良を重ねたオリジナルのカップソールとラウンドシャープが印象的な「B7497」(1万7,000円)と、ステッチ入りのラウンドトゥデザインが特徴の「B7503」(1万7,000円)の2モデルが用意された。どちらにも、両サイドにエンボスのローレルマークが刻印されている。取り扱いは、東京・原宿と大阪・南船場のLaurel Wreath Shop、一部の限定されたショップ、及びオンラインショップで行われる。
2015年08月28日朝日新聞出版は8月20日、テニスプレーヤーの錦織圭選手の言葉とその背景に迫った書籍『ダウン・ザ・ライン 錦織 圭』を発売する。錦織圭選手は昨年の全米オープンで準優勝し、8月に発表された最新世界ランキングでは、自己最高タイの4位にランクインした。同書は、2008年のウィンブルドンから取材を行ってきた朝日新聞スポーツ部・稲垣康介記者が書き下ろした。8年間にわたる膨大な取材資料とともに、新たに錦織選手本人や、活躍を支える両親・スタッフなどに対して行った取材内容も含まれている。同書では、「恥ずかしくない生き方はしてきたつもりです」「この命 どう使う」といった、錦織選手がこれまで発してきた言葉の本当の意味と背景について解説している。中には、試合後の記者会見で注目を浴びた「勝てない相手も、もういない」、今年の全仏オープンでの「(ベスト8に)慣れました」など、マスコミをにぎわせた発言も入っている。そのほか、コーチ、スタッフとの信頼関係から生まれた言葉や、テニスを愛するゆえに発せられた言葉まで、錦織選手の言葉33の本当の意味と背景を収録。錦織選手の独占ロングインタビュー20ページ分も掲載した。全55点の貴重な写真も収めているため、写真集としても楽しめるとのこと。価格は1,500円(税別)。
2015年08月11日8月4日に発売された『ジャンプSQ.』9月号に掲載されている漫画作品『新テニスの王子様』に、TUBEの前田亘輝をモデルにしたキャラクターが登場し話題を呼んでいる。前田をモデルにしたキャラクターは、ツベ共和国代表として主人公たちの前に現れる高校3年生のM・ノブテール。色黒で、高校3年生にして立派なヒゲを生やしており、主人公たちと同年代とは思えないコワモテのビジュアルに。漫画の原作者である許斐剛氏がTwitterで明かした経緯によると、もともと作品のファンでもあり許斐氏と交流のあった前田が、許斐氏に「今度南国の代表のキャラクターで登場させてほしい」と伝えていたところ、今年デビュー30周年を迎えるTUBEへのお祝いとして、リクエストに応える形で実現した。劇中では悪役として描かれているM・ノブテールは、セリフがすべてパピプペポになっているという衝撃の設定で、「パアァァァァァアピプペポォ!!(あ”あ”~~~~~~っ夏休みってか)」や、「ピッポポ(イッツオーライ)」、「プペラピッポポ(泣いたっていーんじゃない)」「ウポポポペイぺー(まだまだベイベー)」「パーピョナラ(さよなら)~~ペプパピィエ~イ(イエスタデー)!!」などTUBEの曲の歌詞を意識したフレーズが多数登場。あまりの斬新なキャラクターに許斐氏本人も、「やり過ぎた!!」と反省しているという。さらに前田以外にも、TUBEのギター・春畑道哉をモチーフにしたM・ハルハータも登場し、彼らが着ているユニフォームにTUBEのロゴマークがあしらわれるなど、ファンにはうれしい設定も。加えて、物語のエピソードのタイトルが「SUMMER DREAM」「さよならイエスタデイ」とTUBEの曲名になっていたり、エピソードの最後のページには「TUBEさん30周年おめでとうございます!!」と編集部からの祝福コメントも掲載されていたりと、TUBE一色の回になっているという。また、許斐氏と前田の間では、M・ノブテールがアニメに登場する際にはその声優を担当することも約束済みであり、キャラクターソングにも前田は「やるやる!!」と興味を示している。(C)許斐 剛/集英社
2015年08月10日アーティストを始め、グライフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍する「ステレオテニス(STEREOTENNIS)」と原宿のヴィンテージショップ「キンセラ(KINSELLA)」による合同エキシビションが、8月14日より東京・原宿にあるギャラリー「ROCKET(ロケット)」で開催される。ノスタルジックな80年代を彷彿とさせながら、それらをアップデートして現代に落としこむイラストやデザインを得意とし、各所でデザインやグラフィックワークを提供する「ステレオテニス」と、80~90年代テイストを軸に、スポーツからモードまで幅広く対応するMIXスタイルを提案するヴィンテージショップ「キンセラ」の合同企画となる、今回のエキシビジョン「FOOTLOOSE & FANCY FREE」。同エキシビジョンでは、「ステレオテニス」が手掛けた新作デザインテキスタイルを使用し、「KINSELLA」がオリジナルのクラッチブランド「SPENT」とのコラボアイテムなどが展開。オープン初日となる14日の17時からは、誰でも参加可能なオープンパーティも開かれ、さらに両者のポップアップショップをベースに、会期週末には80年代をテーマとした1日限定のガレージセール「80’sガレージセール」も開催される。【イベント詳細】STEREOTENNIS×KINSELLA「FOOTLOOSE & FANCY FREE」会期:8月14日~8月19日会場:ROCKET場所;東京都渋谷区神宮前6-9-6時間:12:00~20:00※会期中無休
2015年08月10日ミュージカル『テニスの王子様』舞台『弱虫ペダル』『デスノート The Musical』『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』など、日本が誇る多くの漫画・アニメ・ゲームを原作とし、舞台化した「2.5次元ミュージカル」。2014年3月に発足した一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会は、世界を視野に一体どのような展開を考えているのだろうか。代表理事の松田誠氏にお話を伺った。○それぞれの会社の個性がある――現在、日本2.5次元ミュージカル協会の作品には、海外に目を向けた作品もたくさんありますよねそうですね。『デスノート The Musical』なんかは、英語で台本を作ったりしていて、韓国でもミュージカル化されて、JYJのジュンスさんが出演しています。でも、たぶんですけど、ジュンスさんも、単に日本のミュージカル作品だから出たいっていうのではなく、原作ファンだからっていうことが大きいのではないかと思うんですよね。――確かに、ジュンスさんは、幼少時から『デスノート』原作の熱烈なファンと公言しているようですね。『デスノート The Musical』の場合は、ほかの舞台と違って、海外でその国の人が演じるという海外進出を推し進めていますよね『デスノート The Musical』の場合は、やはり最初から欧米を狙っているんだと思います。『デスノート The Musical』のホリプロ、舞台『弱虫ペダル』のマーベラス、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』のネルケプランニングと制作もそれぞれ違うし、作品性も違う。それぞれのアプローチ方法で、海外戦略については考えています。そうした考えや戦略を協会で共有し情報交換しながら、最終的にはオールジャパン体制で海外に臨もうと考えています。――でも、ネルケプランニングの代表取締役である松田さんが、なぜそこまで全体の音頭をとって盛り上げようとするんだろう? という目線もありそうですよねそれはよく言われます(笑)。「なんで、そんなことをわざわざやってるの?」って。でも、2.5次元ミュージカルっていうのは、日本の財産だと思うんです。独り占めしようなんてそんなしょぼいことをするよりも、ちゃんと道を作れたほうがいい。僕だって20年もたてばおじいちゃんになりますよ、それなら、細い道をうちの会社だけで作っていくよりも、大きな道をみんなで作っていくほうがいいじゃないかって思うんです。――そういうことを意識したきっかけってあるんでしょうか僕は、2.5次元ミュージカルは、日本発のオリジナルミュージカルとして十分世界で通用できるコンテンツだと思っています。でも、国レベルで考えた時に、そういった認識をされていない。韓国なんかは、K-POPや韓流をアジアに持っていくときに、オールコリアできていたというのに、このまま1社でやっていても、なかなか広がらないと思ったんです。ジャパン エキスポなんかでも、協会があれば、ちゃんとブースを出したり、スポークスマンを派遣したりできますよね。会社単体だと難しいことも、協会があればできることが増えるんです。○協会に属するのはコンテンツ保有社だけではない――いま、松田さんは、ネルケプランニングの代表取締役として、日本2.5次元ミュージカル協会の代表理事として、海外戦略をどう考えてらっしゃいますか?シンプルだけど、まずはアジア市場での展開をと考えています。今は中国でも、オリジナルの2.5次元舞台が出てきているみたいなんですね。国内でヒットしたゲームのミュージカル化なんですけど。そんな風に、いずれは日本発からアジア発のムーブメントになればいいなとも思うんです。協会全体としても、やはりまずはアジア市場ですね。テストマーケティングの意味も込めてライブビューイングを実施しています。また、実際の公演もミュージカル『テニスの王子様』が香港、台湾、韓国で、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が上海、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』がマカオ、マレーシア、シンガポール、『デスノート The Musical』に関しては、冒頭でも出ましたが、韓国人のキャストによって韓国で公演が行われています。ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」に関しては、海外からの問い合わせもかなり多くて、ブラジルやアメリカにもコミュニティができているんです。――国内で、海外からの観光客向けの試みなども始まっているのでしょうかオリンピックに向けて、海外からの興味が増えることが考えられますし、今は、実績作りの段階ですね。インバウンドのお客さまにも見てもらいたいと思い、渋谷区の観光協会と協力して、ハチ公前にある"青ガエル"を始めとした数カ所の観光案内所や、渋谷区内のホテルにチラシを置いてもらったりしています。このチラシを見て、実際に2.5次元ミュージカル専用劇場「アイア 2.5 シアタートーキョー」に来てくれるお客さまもいます。京都の駅ビルにある京都劇場にも、そういった外国からのお客さまも多いようです。やはり、日本に来たら、日本ならではのものが観たいと思うんです。海外でも人気の高い漫画やアニメ、ゲームを原作とした2.5次元ミュージカルについてご案内していただくと、とても興味を持ってくれるようです。――海外から見に来るときに、気になるのはチケットなのですが、その辺はどうなってるんでしょうかそこに関しても、海外からチケットが買えるサイトを協会で準備しました。今までは海外から公演を見に来るのに、わからないことや不便なこともあったかもしれませんが、協会ができたことで、環境がやっと整ってきています。――日本2.5次元ミュージカル協会では、情報の共有も進んでいるんでしょうかそうですね。どんな国でどういう漫画が読まれているかを調べたり、ライブビューイングの実績等のリサーチを共有していたりします。ぴあ総研さんにもご協力いただき、2.5次元ミュージカルの市場分析もしています。また、クリエイターの情報も共有しています。ファンに向けては、ミュージカル『テニスの王子様』舞台『弱虫ペダル』といった各演目ごとではなく、協会が紹介する演目についての情報を、なるべく早く届けられるよう"2.5フレンズ"という会員組織も運営しています。協会での情報共有は会員の皆さまにとっても、お客さまたちにとってもマイナスは全くないと考えています。――今は協会には何社が参加されているんですかすでに74社にご参加いただき、更に協会の活動を知って今もなお、入会の申し込みが続いています。――どういう会社が参加されているんでしょうかプロダクションや広告代理店ももちろんいらっしゃいますが、多種他業種の方たちにご参加いただいています。観光業、システム開発会社など様々です。――これからの2.5次元ミュージカル全体に対するビジョンというのは、どうお考えでしょうか協会としては、2.5次元ミュージカルというものを、世界的にスタンダードにすることですね。ブロードウェイのミュージカルには、それだけで見にいこうと思えるくらいの信頼がありますよね。それってスタンダードだからだと思うんです。2.5次元ミュージカルも、世界的なジャンルにするというのが目標です。それも、10年とか20年ではなく、5年でやりたいと思っています。でも、海外戦略ももちろん考えていますが、国内においてもブームで終わらせず、しっかりとしたジャンルに育てたいと思っています。そのひとつが渋谷の専用劇場「アイア 2.5 シアタートーキョー」の運用で、ここでは、海外からのお客さまにむけて「字幕メガネ」も導入しています。国内外に向け、2.5次元ミュージカルを日本発、世界標準ミュージカルとして発信し続けたいと思います。――ありがとうございました西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。
2015年08月07日ミュージカル『テニスの王子様』舞台『弱虫ペダル』『デスノート The Musical』『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』など、日本が誇る多くの漫画・アニメ・ゲームを原作とし、舞台化した「2.5次元ミュージカル」。2014年3月に発足した一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会は、世界を視野に一体どのような展開を考えているのだろうか。代表理事の松田誠氏にお話を伺った。○観客が求めていることを見極める――2.5次元ミュージカルというとミュージカル『テニスの王子様』が今となっては代表的だと思いますが、ミュージカル『テニスの王子様』以前というのは、どういう状況だったんでしょうかそれまでにも2.5次元ミュージカルと呼べる作品はけっこうあって、古くは宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』(1974年)がそうですし、僕のほうでも『HUNTER×HUNTER』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、『姫ちゃんのリボン』などの舞台化に携わり、2.5次元ミュージカルのはしりのようなことをしていました。『テニスの王子様』は、漫画でもアニメでも人気があって、舞台化できたらいいなと思っているときに、演出家の上島雪夫さんのダンスを見て、この人とだったらいけるんじゃないかと思って、原作を持って会いにいったんです。そうしたら、「わかった、やりましょう」と言ってくださって。先生のセンスにかけていたので、そこで「うん」と言ってもらえなかったら、今のような2.5次元ミュージカルもなかったかもしれませんね。――2.5次元ミュージカルに世の女性たちが惹かれる理由はなんだと思われますか?そもそもミュージカル『テニスの王子様』の場合は、恋愛の話でもありませんよね。でも、その物語の中の関係性が美しくて汚れがない。女性は良い意味で夢やイメージや妄想の世界に投資が出来るのだと思うんです。男性の場合はもう少し俗的な意味合いが強い。だから握手会等に行くのではないかと。もちろん、舞台によってはもっとフレンドリーに接したいというものもあるかもしれませんが、やはり即物的なところは少ないんじゃないかなって。『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』)を見ている人は、キャストと握手したいという思いよりも、ちょっと距離のあるところから、つまり舞台上にいる彼らを見ていたいと思っているような気がします。――その違いをちゃんと見て対応するのは思ってるよりも難しいことではないでしょうか僕の場合は姉がいるということもありますけど、「男くさい」気持ちのほうがわかりにくくて、女性の気持ちのほうが共感しやすいってことはあるんですよね(笑)。それに、2.5次元ミュージカルを見に来てくださる女性だって、お金に余裕がある人ばかりじゃないわけだから、演目を吟味したいですよね。そうなると、自分が欲しているものと合っているものにお金を使うと思うんです。人気のあるコンテンツだからとか、人気漫画が原作だからってなんでも見にいくかというとそうじゃない。なんなら好きだった作品だからこそ、その世界観が崩れるとアンチにもなることがあります。だから、いかにファンの欲求にフィットするかをちゃんと考えないといけないんですよね。――あと、これは自分の場合もそうなんですが、ドラマや映画の中で原作があるなしに関わらず、キャラクターをその役に似合った人が演じていると 、ファンになるということは多いですそれもありますね。例えば『イタズラなKiss~Love in TOKYO』に主演の古川雄輝くんが中国で人気と聞きましたけど、それも、物語の中の入江直樹というキャラクターに古川くんがあっているということで注目されたわけですよね。そういう話を聞くと、キャラクターと俳優を結びつけて見るということに、女性は長けていると思いますね。でも、物語に対して思い入れがあるからこそ、その思い入れを裏切ると見てくれなくなることもあります。やはり、舞台を作るときに、原作の世界と、全体の空間がフィットしていないといけないということは、いつも気にかけていますね。だから、『テニミュ』と、舞台『弱虫ペダル』のアプローチはやはり違うものなんです。例えば、『テニミュ』のアプローチを舞台『弱虫ペダル』にそのまま持っていくと、「なに歌ってるの?」って思われたりもするでしょうね。作品によって求められているものが違うんです。○プロデューサーの役割は――その求められていることが違うことを見極めるのは誰になるんでしょうかそれはやはりプロデューサーだと思います。最初のビジョンを考えてからじゃないと、スタッフィングできないですからね。設計図を描いてから、誰に託すかを決めるのはプロデューサーの仕事なんです。その後は設計図をもとに話し合っていきます。『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』は、『テニミュ』のように、キャラクターにハマるタイプの人気というよりは、その物語や普遍的な世界が好きという人が多いと思うんですね。だから、僕は『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』を手掛けるときに、ファンの納得するビジュアルにとことんこだわって、再現率をどこまであげるかに力を注いだんです。「ここまで本気でやってくれるんだったら見に行ってやろうじゃないか」って、そう思ってもらわないといけないなと思ったんです。その上で、例えば『NARUTO-ナルト-』に出てくる大蛇丸(オロチまる)というキャラクターの怖さを舞台上でどう表現するかと考えた時、何か、漫画とは違うやり方を探さないといけない。そこで、歌を使うことにしたんですけど、原作の世界を表現するときに、どういうことをすれば一番効果的なのか、それは作品によってぜんぜん違いますね。――舞台を作る上で、やっぱり稽古や本番を経て変わっていくもんですよね。その辺はどうとらえられていますか?もちろん客席でお客さまの反応は見てますね。これは良いところでもあるし、悪いところかもしれないのですが、演劇って最後の最後までねばれるんですよね。だからと言って、最後が一番良いってわけではなくて、初日には初日だからこその緊張感もあるし、日によって楽しみ方も違います。まったく同じものはないというのは、ライブならではの面白さですよね。――そんな舞台でかなり重要なのがキャスティングじゃないかと思うんですが、こだわっていることって何ですか?実は容姿を似せることはそんなに大変じゃないんですよ。髪型やメイク、衣装である程度なんとかなります。もちろん、体格とかは変えられないんですけどね。でも、もっと重要なのは、役者がそのキャラクターと同じ"種"を持っているかなんですよね。例えば、リーダー格のキャラや正義感のあるキャラを、そういう"種"のない人では演じられないんです。――キャスティングのためのオーディションはどのようにやっているんでしょうか書類審査が終わってからの面接が全部で3~4回くらいありますね。僕の場合は、絞り込まれてから面接をするのですが。一応は役ごとにオーディションはしてるんですけど、面接を重ねるうちに、「こっちのほうがいいんじゃないか」ってことは多いんです。それで、別の役のセリフを読んでもらって、オーディションを受けたのとは別の役になることも多いんです。それに、「この役のセリフ、一回も読んでないのに、この役に決まったんだけど……」なんて役者さんたちが言っているということもあります。見ているのはセリフを読んだときの感じではなく、その人の中にある"種"なんですね。西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。
2015年08月05日漫画誌『週刊少年ジャンプ』の作品をテーマとした屋内型テーマパーク「J-WORLD TOKYO」(東京・池袋)で8月17日~9月27日、『新テニスの王子様』をテーマにしたイベント「新テニスの王子様J-WORLD CARNIVAL!! ~財前1位やし楽しんでや~」を開催することが3日、わかった。「J-WORLD TOKYO」では2015年春に、キャラクターをモチーフにしたフード案を募集する「リメンバー 新テニスの王子様エリア フード案募集キャンペーン」を実施。モチーフにされた上位3人のそれぞれのフード案から優秀賞を各キャラクター1メニュー、計3メニュー選出し、このたびJ-WORLD TOKYO限定フードとして販売することとなった。モチーフにされた人気キャラクター1位は"財前光"。集まったメニュー案から、ホイップクリーム、あずき、マンゴーソフトに、抹茶白玉とさくらんぼ、財前のイラストをプリントしたラングドシャをトッピングした「財前のぜんざい風抹茶白玉パフェ」(730円)が優秀賞に選ばれ、メニュー化が決定した。2位となった"丸井ブン太"のメニューは、ピーチショートケーキに金平糖、チョコレートで作った立海の"R"の文字などを飾り、ブン太のイラスト入りラングドシャを添えた「ブン太のRIKKAIスペシャル!!」(710円)。そして、3位の"ジャッカル桑原"のメニューとして、ジャッカルの好物である焼き肉に煮玉子、レタスをのせ、ジャッカルのイラストをプリントしたチーズをトッピングした「ジャッカルのジャッカルビ丼」(850円)を販売する。また、1位に輝いた財前光の記念描き下ろしイラストも登場し、このイラストを使用した限定グッズも発売予定。さらに、2015年春まで展開していた「新テニスの王子様エリア」で好評だった、テニスに見立てたルーレット型ミニアトラクション「テニポンルーレット」が期間限定で復活し、描き下ろしイラストを使用した景品も登場する。9月14日19時からは、1位を獲得した財前光役の声優・荒木宏文をゲストに迎えたスペシャルトークショーを開催。8月17日~31日にミニアトラクション「テニポンルーレット」を3回券で利用すると1枚、5回券で利用すると2枚、抽選応募用紙が渡され、応募者の中から抽選で200人に参加券が送られる(応募締め切りは8月31日)。(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
2015年08月04日「2.5次元ミュージカル」という言葉をきいたことがあるだろうか? ミュージカル『テニスの王子様』、舞台『弱虫ペダル』、『デスノート The Musical』、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』……日本が誇る多くの漫画・アニメ・ゲームを原作とし、舞台化したこの分野は、今大きな注目を浴びている。2014年3月に発足した一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会は、世界を視野に様々な企業が力を出し合い、発展し続けている。日本の文化を世界に発信するためにどのような施策があるのか、協会を発足したメリットはどこにあるのか、またどんな人が活躍できるのか。日本2.5次元ミュージカル協会代表理事 松田誠氏に話を伺った。○「舞台はビジネスになりにくい」というイメージを払拭したい――松田さんは、俳優もされていたそうですよね。今のような仕事に関わるようになったのはどういう経緯だったのでしょうか25歳まで俳優をやっていて、26歳で辞めて会社を設立しました。俳優を辞めようと思ったのは、あるCMのオーディションを受けにいったときに、控室に30人くらいの人がいたことがきっかけです。見渡すと、自分よりかっこいい人、背の高い人、芝居のうまい人、個性のある人がいっぱいいるように思えた。そのときに「俺は、30人の中で一番になれなかったら、東京でも、日本でも勝てるはずがない。これはダメなんじゃないか」ってふと。当時からすでに制作なんかもやっていたので、役者ではなく、裏から演劇を活性化したほうがいいんじゃないかなって思ったんです。当時はバブル時代で、ビジネスショーや見本市などで芝居をプロデュースしてたりもしたので、そのお金を元手に、本を読んで、登記セットを購入して、法務局の方にいろいろレクチャーしてもらって、舞台制作会社を立ち上げました。――役者をやっていたことが、今の仕事の役に立っていたりしますか?俳優をやっていたので、役者のメンタルがわかりますね。でも、どちらかいうと、俳優時代からしゃべることや人前に立つことが嫌いではなかったというメリットのほうが大きいですね。経営者って、会社の顔であり営業でもありますからね。どこに行っても臆することがなかったので、それはよかったです。――2.5次元ミュージカルの転機になった作品は何だと思われますか?以前は2.5次元という言葉もありませんでした。ファンの方から自然発生したもので、意識したのは3年くらい前からでしょうか。やはりミュージカル『テニスの王子様』がヒットして、たくさん人の話題にのぼったり、こうして取材を受けたり、フィールドが広がってきましたね。以前は、演劇というだけで、「大変ですね」「お金にならないでしょう」と思われがちで、ビジネスになるものだと認識してもらえてなかったんです。成功例がないと、良い人材は集まりません。だから、会社の顔として自分もなるべく前に出るようにしています。例えば昔の演劇人が現在に生まれていたら、果たして演劇を選んでいたでしょうか。もしかしたら、演劇人の何人かは、ゲームクリエイターの道を選んでいたのかもしれないなと。だから、いろいろな分野で活躍している才能が、今の演劇界にも入ってきたら、もっといい作品ができるんじゃないかと。そういうメッセージを出すべく自分がスポークスマンになろうと思っています。――2.5次元ミュージカルの動向を見ていると、そういうマイナーなイメージは払しょくしているようにも思いますそんなことはないですね。まだまだ見ていない人もいっぱいいると思います。100人いて1人でも見ているかどうか……。まだまだ市民権は得ていないと思います。――現在、『テニミュ』(ミュージカル『テニスの王子様』)の動員数はかなり増えているんじゃないですか?『テニミュ』を見ている人は、ライブなども入れて昨年一年間で全国延べ30万人います。それでもやはり、まだまだだと思います。○演劇プロデューサーを名乗るわけ――松田さんがスポークスマンを務めていることや、協会を設立したことで、2.5次元ミュージカルを支える人材というのは現れ始めていますか?僕は、こだわりを持って演劇プロデューサーという肩書きを使い続けているんですよ。この仕事って、これまではプロダクションにいて辞令を受けた人がやってることが多かったと思うんですね。でも、演劇プロデューサーっていう職種があるということが知られれば、そういうところ以外からも、若い人材が入ってくるのではないかと思うんです。最近は、舞台のチラシを見ても、プロデューサー表記がちゃんとされていることが多くなりました。確かに、ものすごく小さな舞台でゼネラルプロデューサーって書いてあると、もうちょっと頑張ってから「ゼネラル」は使ったほうがいいんじゃないかって思ったりすることもあるけど(笑)。でも、みんな背負ってるんだなと思うんです。――今はそういうことを学ぶ場なんかも増えてきているんでしょうかそうですね、専門学校や短大なんかでも、演劇のプロデューサーコースというものはあります。でも、そこで学ばないとできないものでもないですから、やりながら覚えていくということもあると思います。例えば、プロダクションで演劇に関わっていた人が独立して演劇プロデューサーになる場合もありますし。それに、そういうことを学べる場としても日本2.5次元ミュージカル協会は機能しています。――具体的には、どういうことができるんでしょうか例えば、日本2.5次元ミュージカル協会の協会員となっている会社には、旅行会社とかメーカーとかもあるんですね。そういう会社の人が、プロデュースすることがあったっていいですよね。演劇プロデューサーって免許があるわけじゃないので、版権とって会場予約して、役者にオファーしてってやっていけば、できるんですよ。テレビ局のプロデューサーになるには、テレビ局に入社しないと難しいかもしれないけれど、演劇のプロデューサーになるには、もちろん舞台を作るための知識は必要ですが、どんな企業や団体の方でも出来なくはないと思うんです。高校生や大学生も、舞台の公演をやっているんですから。それに、今は、原作もドラマ化、映画化に加えて舞台化を考えている時代ですから、話を聞いてくれるんじゃないかと思います。――欧米だと演劇プロデューサーというともっと確立した仕事だったりするんでしょうかそうですね、名門大学を出て、エリート証券マンになるか、演劇プロデューサーになるかで悩む、みたいな状況もあるんです。ブロードウェイの舞台、ロングランで何十年も続く企画であればビジネスとして大きいし、ファンドを集めたりする部分でも証券マンと似たところもある。当たれば海外に権利を輸出することもできるし、中には億万長者になる人だっています。そういう仕事であると認識されているから、人材も集まるんですね。日本にはまだまだそういうイメージはないからこそ、僕自身が演劇プロデューサーとして、こうしたことを伝えていきたいと思うし、確立させたいと思っています。※次回は8月5日(水)更新予定です。西森路代ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。
2015年08月03日GAORAが運営するCSチャンネル「GAORA SPORTS」は9月、テニス・錦織圭選手がライバルについて語る特別番組「錦織圭 ライバル達を超え頂点へ」を放送する。同番組では、世界ランキング5位まで上り詰め、頂点を狙う錦織圭選手の単独インタビューを放送する。インタビューでは、圧倒的な強さの「N.ジョコビッチ」、憧れからライバルとなった「R.フェデラー」、堅実なテニスで攻める「A.マレー」、勝利まであと一歩のところまで追いつめた「R.ナダル」といった、頂点に登るために避けられない存在「BIG4」について錦織選手が語っている。さらに「D.フェレール」や「M.ラオニッチ」といったライバルについても話は及ぶ。インタビュアーは、GAORA SPORTSテニス解説者の佐藤武文氏。放送は、9月27日の22:00~23:00。9月28日の18:00~19:00、9月29日の23:00~深夜0:00(再放送)。
2015年07月29日アドビ システムズは、6月29日から開催予定のテニス四大大会のひとつ、「ウィンブルドン選手権」に先駆けて、テニスプレイヤーのソーシャル上での影響力に関する「Adobe Digital Index」を公開した。今回の調査でアドビは、2015年5月~6月にかけて、500万以上のソーシャル投稿、Twitterのフォロワー数、Facebookのいいね!数、Instagramフォロワー数などを、アドビのソーシャル分析ソリューションであるAdobe Socialを活用したソーシャルリスニングのデータに基づいて調べた。その結果、ソーシャル上で最も影響力のあるテニスプレイヤーは、1位がノバク・ジョコビッチ(セルビア)、2位がセリーナ・ウィリアムズ(米国)となった。同大会で日本人として過去最高の第5シードに入った錦織圭は、10位にランクインした。錦織に関する投稿が最も投稿が多かった国は日本だが、米国、フランス、スペイン、英国からの投稿も見られたという。また、投稿内容のトーンを調査したところ、錦織は「ポジティブな投稿が多い選手」のランキングにおいて2位となった。今回の調査結果をふまえて、アドビは、「スポーツ関連イベントにスポンサーを検討している企業のマーケターは、選手のソーシャル影響度を活用すべき」ということを明らかにした。なお、同社は今年のウィンブルドンでは過去最高となる昨年の1.5倍以上の投稿が行われると予測。ウィンブルドンの開催に先駆けて、すでに全仏オープンの8倍、全豪オープンの5倍の投稿が行われているとのことだ。詳細なデータとグラフについてはAdobe Japan Corporate Communicationsブログを参照のこと。
2015年06月26日6月10日、ミュージカル『テニスの王子様』TEAM Live SEIGAKUが東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕した。【チケット情報はこちら】同名コミックが原作のミュージカル『テニスの王子様』は、厳しいオーディションを勝ち抜いたキャストが、迫力あふれる試合シーンを熱演、上演回数1200回を越える人気シリーズ。今年の2月より新キャストによる公演がスタートした。同作はこれまで本公演のほかに、キャストによるライブや運動会、本公演を映画館のスクリーンで上映する「テニミュ映画祭」などを実施。今回新たにスタートした同公演は作品に登場する学校ごとにスポットを当てたライブ。第1回となる今回は、主人公が在学する青春学園中等部、通称青学(せいがく)をフィーチャーする。開幕を前に行われた囲み取材で、主人公、越前リョーマ役を務める古田一紀は「3rdシーズンは始まったばかりですが、ライブをやりたい!と思っていたので、こんなに早い段階でできて嬉しいです。ライブの見所は本公演では歌わなかった楽曲も歌っているところ。お客様が聞きたかった曲が復活しているかもしれません。前回公演の時よりもほんの少し成長した姿を見ていただきたいです」と意気込んだ。また、手塚国光役を務める財木琢磨は「3rdシーズン初めてのライブなので、不安もありますが楽しみの方が大きいです。これは僕らの挑戦です。このライブでは原作では描かれていないキャラクターの部分を演じているので、こんな一面も見られてよかった!と純粋に楽しんでもらえたらな、と思います。また日替わりの演出もあるので、ファンの方には本当は全公演見てもらいたいぐらいです!(笑)」と話した。大石秀一郎役を務める石田隼も「今回はチームごとのライブなので、青学だけで公演ができることに気持ちが高まりました。このライブの設定は原作には描かれていないので、見て想像していただけると嬉しいです」と語った。ミュージカル『テニスの王子様』TEAM Live SEIGAKUは6月14日(日)まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで上演。不動峰にスポットを当てたミュージカル『テニスの王子様』TEAM Live FUDOMINEは、7月29日(水)から8月1日(土)まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、8月8日(土)・9日(日)に京都・京都劇場で上演。
2015年06月12日ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで越前リョーマ役を務めた小越勇輝を主演に迎え、「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)にて連載中の人気作を舞台化する「東京喰種トーキョーグール」。前売りチケット即日完売の大好評を受け、この度、本公演の東京千秋楽の模様を、7月20日(月)の京都大千秋楽公演日に、全国12都道府県、さらに台湾の映画館で上映することが決定した。原作は、石田スイの大人気漫画。原作コミックは累計1,300万部を突破し、2014年7月にTVアニメ化、2015年1月には第2期として「東京喰種トーキョーグール√A」が放送され、放送が終了したいまでもファンからの熱い支持を受けている。主演の金木研を演じるのは、ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで、4年間に渡り越前リョーマ役を演じ上げ、主演舞台ロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」を成功させた小越さん。そして脚本は、アニメ「東京喰種トーキョーグール」の脚本でもお馴染み、演劇界でも輝かしい受賞歴を誇る御笠ノ忠次が担当する。ファン待望の舞台化とあって、そのニュースが発表されるや否や大きな話題となり、この公演の前売りチケットは発売と同時に即完売!大きな期待が集まるこの舞台化では、東京を舞台に、読書好きの平凡な大学生であった金木研が、ある事故をきっかけに、人の姿をしながらも人間の肉を喰らうことでしか生きられない喰種(グール)になってしまった自分の存在に葛藤しつつも、あるべき世界の姿を模索する物語が描かれる。今回の上映は、“舞台「東京喰種トーキョーグール」シアター”と題し、7月8日(水)に行われる東京千秋楽公演の模様を、京都で行われる大千秋楽公演と同時刻にスタートさせる。東京公演の熱気を、再度、京都大千秋楽と同時刻に楽しむことが出来る趣向だ。映画館では、舞台「東京喰種トーキョーグール」シアターだけの特別映像の上映や、公演会場でしか購入できないパンフレットの販売を行う予定とのこと。今夏、「東京喰種トーキョーグール」旋風が全国12都道府県の映画館で、さらに日本を飛び出た台湾でも吹き荒れること間違いなしだ。舞台「東京喰種トーキョーグール」シアターは、7月20日(月)の17時より全国各地、台湾の映画館にて開演。(text:cinemacafe.net)
2015年06月10日世界ランキング5位のテニス・錦織選手が日本時間5月27日、フランスのパリで開催されている全仏オープンの男子シングルス2回戦に出場。世界ランキング40位のトマス・ベルッチ選手(ブラジル)にセットカウント3-0(7-5、6-4、6-4)で勝利し、3回戦進出を決めた。初のグランドスラム制覇をかけて、クレー最高峰の舞台で2回戦に挑んだ錦織選手。慣れないサウスポーのベルッチ選手に、序盤は苦戦した。第1セットからの序盤から左右に厳しいショットを連発し、ベルッチ選手は錦織選手を走らせる。一方で、長いラリーになっても随所にドロップショットやロブを決めて、ゲームを渡さない錦織選手。サービスのキープ合戦が続いた第6ゲーム、錦織選手はダブルフォルトなどでブレークチャンスを許すも、結局キープに成功した。序盤はファーストサーブが決まらず、相手のミスに助けられながらもサービスをキープしていった。互いに我慢の展開が続き、5-5で迎えた第11ゲーム、ついに試合が動いた。錦織選手がこの試合初めてとなるブレークに成功すると、続く第12ゲームはサービスエースを含む圧倒的な試合運びで物にし、第1セットを7-5で奪った。第2セットは相手のダブルフォルトに助けられ、第1ゲーム目からブレークに成功。第3ゲームでは、ドロップで前に詰めてきたベルッチ選手に対し、絶妙なロブショットを決めてポイントを奪う場面も。立体的な攻めで、徐々に相手を圧倒し始める。ベルッチ選手は積極的なサーブを打ち込んでいく分、ダブルフォルトも目立つようになり、このゲームもブレークして3-0とする。その後、錦織選手はこの試合初めてのブレークを許すが、要所で強烈なショットを見せてポイントを重ねていき、最後はフォアのウィナーを決めて6-4と2セット連取した。第3セットも先にブレークを奪う展開。この頃になると、ベルッチ選手の重い打球にも慣れ始めてきたのか、錦織選手がウィナーを決める場面が増え始め、それに比例するかのようにベルッチ選手のミスも目立つようになってきた。第7ゲームもダウン・ザ・ラインのウィナーでブレークに成功。最後はサービスエースを決めてこのセットも6-4で奪い、ストレートで3回戦進出を決めた。次戦は、世界ランキング48位のベンヤミン・ベッカー選手(ドイツ)と5月29日か30日に対戦する予定。
2015年05月27日女子は幼い頃から“シンデレラ”や“白雪姫”といったおとぎ話に触れる機会が多く、大人になったら自然と白馬に乗った王子様に巡り会い、幸せな結婚をする・・・そんなふうに夢見ていた時があったのでは?しかし、成長するにつれて暴かれていく恋の現実。王子様など存在しない、と思う人が多いでしょう。とはいえ、憧れを捨てるのはまだ早い!あなただけの王子様を見つける秘訣について実際に王子様に出会った女子にインタビューしてきました。■1.自分のことを認めてあげる「大人になると周りと自分を比べて落ち込むことが多くなる。でも、それは王子様との出会いを遠ざける元凶になっていると思う。自分の頑張りや能力を認めるといいよ。自分にやさしくなると、なぜか自分を大事にしてくれる男子が現れる」(21歳/学生)自分を大事にしていない女子はどこか投げやりな印象となり、男子からも大事にされないでしょう。自分の努力や能力を認めるよう心がければ、同じくそんなあなたを認めてくれる男性が現れるはず。■2.強く信じること「自分だけの王子様がいないと思い込んでしまうと、本当にそういった現実がやってくると思う。私もかつては大失恋によって失望したけど、なんとか立ち直り“自分にピッタリな相手は絶対にいる”と信じるようにしたら、数ヵ月後に今の彼と出会った」(25歳/美容部員)信じる気持ちがなければ、恋のビックチャンスをまんまと見逃してしまうかもしれません。“自分だけの王子様は必ずいる”とまで信じなくてもいいので“自分に合う人はたくさんいるはず”と信じてみるといいでしょう。本当にあなたに相応しい相手に出会えそうです。■3.好みのタイプじゃなくてもとりあえず会話してみる「自分の中のイメージの王子様と現実の王子様が違う場合があると思う。現に私はタイプじゃない男子と会話していくうちに惹かれていって、今では素敵な旦那様だよ。見た目や肩書きで相手を恋愛対象外にしてしまうのは、もったいない」(28歳/小売業)幼い頃、思い描いていた王子様と現実に出会う自分だけの王子様が違うことは多々あるでしょう。相手の表面的なところにとらわれずに、ひとつひとつの出会いを大切にしていくことが、あなただけの王子様を見つける近道だと言えるでしょう。■4.自分を大事にしてくれる男子に注目する「本当の王子様って自分を大事にしてくれる人なんじゃないかな。みんなにやさしい人ならたくさんいるかもしれないけど、自分だけを大事にしてくれる人ってそうそういない。そんな相手に出会ったら、その人に注目してみるといいよ」(26歳/製薬会社)おとぎ話の中の王子様もヒロインを悪から守るなどして、誰よりもヒロインのことを考えて行動しています。あなただけを大事にしてくれる人が現れたら、その彼があなただけの王子様になる可能性大。■さいごに王子様という言葉を聞くと完璧な容姿でハートも美しい人をイメージしがちですが、現実の王子様はそれとは違い、あなただけを見つめ、大事にし続けてくれる人なのかもしれませんね。(羽音/ハウコレ)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年05月18日テレビで錦織圭選手のテニスの試合を見るたびに、不思議に思っていたことがありました。それは点数。数えるときは、ラブ→15→30→40になりますよね。今回は、そもそも“ラブ”って何なのか?また、15→30→“45”ではなくなぜ15→30→“40”なのか?この2点について調べてみました。■1:テニスで0点に“ラブ”が使われる理由まず、0点をラブと呼ぶようになったのは、いくつかの説があります。ここでは、有力な説を3つご紹介します。(1)そのものズバリの“LOVE”説愛情説ともいいます。全く点数が取れない相手に対して「ラブ」と優しく呼びかけたという説。ちょっと素敵ですね。(2)フランス語は「発音しにくいんだよ」説現在のテニスはフランスが源流です。フランスでは0を卵に見立てて、「ロエフ(フランス語で卵)」と呼んでました。テニスがイギリスに渡った時に「ロエフ」は発音しにくいので、発音が近い「LOVE」なったというもの。それでは、両方共、並べてみましょう。「l’oeuf(ロエフ)」と「LOVE(ラブ)」。確かに似ていますね。(3)“LOVE=無”説英語のLOVEには、かつて愛情とは別に“nothing(何も無い)”という意味が存在。だから“LOVE=何も無い(つまり0点)”という説です。■2:テニスの点数が“15→30→40”な理由次は、点数表示が中途半端な謎を解明していきましょう。こちらも諸説ありますが、最も有力なのが“時計の文字盤説”です。かつてテニスの試合をする時には大きな時計を持ち出して、それで得点をあらわしていた名残だと言われています。大きな壁掛け時計を思い浮かべてみてください。遠くから見分けられるのは0と15、30、45の位置ですよね。それで、15単位になったというもの。でも、ちょっと待ってください。0と15と30はそれで説明つきますが、なぜ次は45でなくて“40”なんでしょう。それは、発音。“45(forty-five)”の発音はめんどくさいけど、“40(forty)”なら簡単です。テニス会場で“40(forty)”といえば、みんな「あ~3点目だね」と分かります。つまり、後半を略しちゃったんですね。これは、マクドナルドを“マクド”と縮めるようなものですよね。いつの間にか略したものが正式な点数になってしまって、今では正式な記録も“0−40”とか表示されるようになっています。以上が、テニスに関する数字の謎でした。いかがでしたか?愛があったり無かったり、発音がしにくいからと勝手に表示も変わったり、なんか人間臭いスポーツですね。これからテニスでラブという点数を聞いた時は、愛を感じようと改めて思ったシール坊でした!(文/シール坊)
2015年05月08日会社に入ると、若い人に必要以上につんけん接したり、周囲の些細な行動に難癖をつけるような、「お局様」気質の人に悩まされることも多いだろう。「お局様」は女性の問題だと思われがちだが、実際は同じような行動をしてしまう男性も多い。「お局様」が陥りやすい心理状態、そしてそうならないために注意すべきポイントについて、ゆうメンタルクリニック ゆうきゆう先生に伺った。ゆうきゆう精神科医・心理研究家。東京大学医学部卒業。『相手の心を絶対に離さない心理術』など心理学に関する著書は50冊にのぼる。人気漫画シリーズ『マンガで分かる心療内科』も発売中。「ゆうメンタルクリニック」総院長。ゆうメンタルクリニック/上野院(上野駅0分)、池袋院(池袋駅1分)、新宿院(新宿駅0分)、渋谷院(渋谷駅0分)○自分の地位を保つため高圧的に――いわゆる「お局様」といわれるような、若い人に必要以上につんけん接したり、周囲の些細な行動に難癖をつける人がいるのはなぜでしょうか?元々の性格もあるでしょうし、人は加齢によって自尊心が少なからず傷ついたり、不安感を抱くことがあります。自分が年齢を重ねる一方で若い社員がどんどん入ってくるというのは避けられないことなのですが、そのことで自分の立場が揺らぐのではないかという不安は、女性に限らず抱えやすいものです。また、年齢と共に性的な魅力が衰えていくと感じコンプレックスや恐怖心を抱いたり、新しく入社してくる人たちと比べて自尊心が傷ついたりもします。そういった不安感や恐怖心・コンプレックスなどを抱えていると、自分の地位を保つために周囲に対して高圧的になったり、嫉妬心をあらわにすることがあるのです。――「お局様」にならないためにはどうしたらいいでしょうか?自分に自信が持てないからこそ、周囲に自分を大きく見せようとしたりあたってしまうという行動になってしまうんですね。こういった行動を将来的にとらないようにするには、自分に自信を持つことがなによりも大切です。会社でのスキルやプライベートでの人間関係など、周囲と比べて卑屈になったり自己否定をしないことが所謂「お局様」にならない秘訣と言えるでしょう。※画像は本文とは関係ありません
2015年04月27日アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作小説『星の王子さま』初のアニメーション映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015年11月公開)の字幕版予告編と日本語版予告編が21日、公開された。本作は、現代を生きる9歳の女の子を主人公に、『星の王子さま』の"その後"を描いた物語。星の王子さまのパートをぬくもり感のある人形によるストップアニメーションで描き、現代に生きる少女の世界をCGアニメーションで表現するハイブリッドアニメーションとなっている。母親の言いつけを守って一生懸命勉強し、いい学校に入ろうとしている女の子は、母親の目を盗んで、引っ越した家の隣に住む奇妙な老人と仲良くなる。昼間は壊れた飛行機を修理し、夜は望遠鏡で空を眺めている老人は、「王子さまと会った話をだれかに聞いてほしかったんじゃよ」と。老人は、あの星の王子さまと出会った飛行士だったのだ。ある日、「大人って変な生き物ね」と女の子がつぶやくと、老人は星の王子さまとの思い出を語り始める。今回公開された予告編では、「大切なものは目には見えないんだ」とキツネが王子さまに話しかける有名なエピソードを紹介。2人はすっかり仲良くなるが、やがて老人は病に倒れてしまい、「いつか王子さまに会いに行きたい」という老人にかわって、女の子が裏庭の飛行機に乗って冒険に出発する。本作は、5月13日に開幕するカンヌ映画祭でのワールドプレミア上映が決定。日本語吹き替え版を担当する女の子役・鈴木梨央、お母さん役・瀬戸朝香、飛行士役・津川雅彦の参加も決定している。(C)2015LPPTV -Little Princess –ON Entertainment -Orange Studio -M6 Films
2015年04月21日文藝春秋は4月16日、テニス・錦織圭選手の初の著書「頂点への道」を発売した。錦織選手は、2014年の全米オープンで日本人として初めてシングルス決勝の舞台に立った。4月6日に発表となった男子テニス世界ランクでは、自己最高位の4位に再浮上。世界の四強と言われるノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)、ロジャー・フェデラー選手(スイス)、ラファエル・ナダル選手(スペイン)、アンディ・マレー選手(イギリス)と互角の力を身につけ、「世界1位」という頂点が近づきつつある。同書は、2010年~2015年まで、錦織選手自身がブログでつづってきた軌跡を単行本化したもの。わずか5年前、錦織選手はけがに苦しみ、世界ランク898位からの再スタートだった。試合の内幕や負傷の苦悩、戦いへの決意、コーチとの出会いなど、頂点を視野に入れるまでの足跡を、自分自身の言葉でリアルにつづっている。また、「夢は世界チャンピオンになること」と記した、錦織選手の小学校の卒業文集の作文も掲載。口絵・本文中では、2000年頃のジュニア時代から2015年現在までの迫力あるプレー写真を見ることができる。全376ページで価格は税別1,550円。
2015年04月16日大人気ミュージカル「テニスの王子様」で主人公・越前リョーマ役を演じた小越勇輝が、「テニミュ」卒業後初の主演舞台に挑戦するロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」。桜田通、佐藤永典、慎之助、汐崎アイルら人気急上昇中の若手俳優たちが勢ぞろいし、4月4日(土)より天王洲銀河劇場にて開幕した。どこか懐かしい近未来。人気急上昇中のロックバンド“サイケデリック・ペイン”のヴォーカル・詩音の前に現れた謎の美女ソフィは、自らを天使だと名乗り詩音に「世界を救えるのはあなただけ。あなたが救世主です。」と訴える。いつしかソフィの存在は、人知れず“孤独”を抱えていた詩音の心に、特別な感情を芽生えさせた――。2012年、福士誠治、綾野剛、北乃きいら豪華キャストが揃い、ミュージカルとも音楽劇とも一味違う、ロック☆オペラとして話題を集めた「サイケデリック・ペイン」。このたび、フレッシュな面々を揃えての再演が決定。脚本は、本作が長年の野望を実現させ書き下ろしたという日本を代表する作詞家・森雪之丞。そして、森さんとは 25年来の盟友だという布袋寅泰が本作で舞台音楽に初挑戦。約20曲もの楽曲を提供している。さらにミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例~」「パッチギ!」の茅野イサムが演出で初参加し、新たな世界観を構築した。主演を務める小越さんは、大人気ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで4年間主人公・越前リョーマ役を演じ、舞台「東京喰種トーキョーグール」でも主演を演じることが発表された実力派。普段は明るいけれど、人知れず孤独を抱える詩音役を演じるにあたり、ロックの楽曲に合わせた発声や声色を目指してボイストレーニングに励み、ステージで人々を熱狂させる詩音のカリスマ性を見事に体現し、新境地を見せている。そして、クールながらも熱い想いを胸に秘めているバンドのギター・魁人役を演じるのは、ドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望」の桜田さん。趣味でバンドを結成し作曲するほどの音楽好きを公言する桜田さんは、激しいヘッドバンギングなど布袋さんを彷彿とさせるプレイスタイル楽曲を演奏。ソロの弾き語りでは色気のある音色を響かせ観客を魅了する。そのほかのメンバーには、DJ&キーボード・麗次役を舞台「ライチ光クラブ」を始め多彩な演技の幅をもつ佐藤永典、ベース・準役を自身もバンド活動している慎之助、そしてドラム・翔太役は人気アニメの舞台「青の祓魔師」の汐崎アイルら個性的な魅力ある若手俳優が大集結!実在するロックバンドかと思うほどの演技を超越したライブパフォーマンスを披露するとのこと。さらに、詩音と恋する天使・ソフィ役を七木奏音、大天使ミカエルの復活をめぐり争う悪魔レディー・パンドラ役を玉置成実、キザーラ伯爵役の冨森ジャスティン、クラッシュ役を林野健志、魁人の恋人・リナ役を佃井皆美、“サイケデリック・ペイン”のマネージャー緑川玲子役を麻生かほ里、リナの祖父・Dr.鏡役を藤木 孝、Dr.鏡の助手・天野役を山岸門人らがそれぞれ演じ、実力派キャスト陣が脇を固める。開幕にあわせ、スペシャルライブや各地でイベントも開催される予定とのこと。座席から各パートのビートが伝わるほどの臨場感と、圧巻の歌唱パフォーマンスとアクションを劇場で体感してみて。ロック☆オペラ「サイケデリック・ペイン」は、4月4日(土)~4月12 日(日)天王洲 銀河劇場ほか順次全国にて開演。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日1943年に発表されたアントワーヌ・ド・サン=テグジュベリによる永遠の名作「星の王子さま」。これまで270以上の言語・方言で発行され、全世界で1億4,500万部以上の大ベストセラーを記録している本作の“その後”を描く『リトルプリンス星の王子さまと私』の公開が2015年11月に決定し、このたび描き下ろしのポスターが公開となった。主人公となるのは、進学校への入学を目指して日々勉強に追われる9歳の女の子。少女はある日、引っ越した家の隣に住む年老いた飛行士から、昔、不時着した砂漠で出会った男の子の思い出を聞く。それは、老人が誰にも明かしたことのない物語だった。『カンフー・パンダ』でアカデミー賞にノミネートされた鬼才マーク・オズボーン監督を筆頭に、『ファインディング・ニモ』のキャラクターデザインを務めたピーター・デ・セブや、『塔の上のラプンツェル』で主人公・ラプンツェルの最大の特徴である髪の表現を見事に描ききった日本人クリエイター・四角英孝ら、ハリウッドのアニメーション製作最高峰のスタッフたちが集結した本作。今回、解禁となった本ポスターのビジュアルは、主人公の“女の子”と“飛行士”が中心に描かれた描き下ろし。木々に囲まれた飛行士の家の庭をバックに、赤い飛行機の前で微笑む二人の姿が印象的に描かれている。お気に入りの“キツネ”のぬいぐるみを抱きしめた女の子と、ゴーグルに黄色い操縦服姿の飛行士は、まるで観客を冒険へと誘っているようでもある。“星の王子さま”との思い出話がきっかけで、友情を深めていく二人には、果たしてどんな冒険が待ち受けているのだろうか?また、同時に発表された“劇場前売り特典”は本作の特製キャラクターストラップ。ストップ・モーション・アニメーションで描かれる“星の王子さまの世界”から飛び出してきたかのような特製ストラップは、「星の王子さま」と「キツネ」の2タイプが用意されているという。『リトルプリンスの王子さまと私』は2015年11月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月09日ポニーキャニオンは5月20日、DVD「全米オープンテニス2014」を発売する。同商品は、錦織圭選手がアジア人男子選手初のグランドスラム(テニス4大大会)決勝進出を果たした全米オープン2014をDVD化したもの。大会ダイジェストに加え、準決勝・決勝の試合映像をDVD3枚に収めた。錦織選手が出場予定の全仏オープン(5月24日~)の開催に先駆けて発売する。DISC1では、大会ダイジェスト編(30分)のほか、準決勝(マリン・チリッチvsロジャー・フェデラー/86分)を収めた。DISC2は146分にわたり、錦織圭選手が世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを破った準決勝の様子を観戦できる。DISC3では、アジア人男子初のファイナリストとしてチリッチと戦った決勝(103分)を収録した。価格は4,800円(税別)。(C) UNITED STATES TENNIS ASSOCIATION INCORPORATED(C)2015WOWOW INC.
2015年04月06日乃木坂46元メンバーでモデルの宮沢セイラ、お笑いコンビ・フォーリンラブのバービーが3日、千葉県内のスポーツクラブで行われた特集番組『WOWOWテニスデー』の収録に参加した。WOWOWでは、4月19日に『WOWOWテニスデー』と題したテニス番組を特集。日本人初・世界ランキング1位の錦織圭選手に焦点を当てた、「錦織圭という奇跡!」(13:00~)、「錦織圭だけじゃない! 新旧スーパースター列伝!」(15:15~)、「錦織圭 グランドスラム制覇への道!」(17:45~)を約8時間に渡って放送する。また、番組内では、宮沢とバービーが、テニスのレッスンや試合に挑んでいる。テニス初心者の宮沢は、レッスンを終えると、「スッキリしてストレス発散になる。当たった時の音が気持ち良い。趣味でやってもいいかなと思った」とすっかりハマったようで、「初心者でも楽しめるスポーツなので、番組を通して盛り上げていきたい」と笑顔でアピール。一方、テニス歴10年でインストラクター経験もあるバービーは、大活躍している錦織選手に対し、「テニスで食えないのは日本の常識だったけど、錦織くんのようなスターが現れた。上に行けば華やかな世界があるんだと、希望を与えてくれた」と喜びの表情を浮かべた。また、同番組で初共演した2人だが、担当コーチと共に宮沢を指導したバービーは、「セイラちゃんは『格好良い~!』って言って、コーチの腕の筋肉しか見てなかった」と含み笑いで暴露しつつ、「サーブ、ストローク、ボレー、スマッシュは一通り出来た。言ったことをすぐに実践して筋が良い」とその素質を称賛。元サッカー選手の宮澤ミシェルを父親に持ち、自身もバレエやサッカー、マラソンなどの経験を持つ宮沢は、「全部制覇して、スポーツと言ったら宮沢セイラと言われたい」と意気込むと、バービーは、「ポスト水野裕子!」と太鼓判を押していた。
2015年04月04日アドビ システムズは14日、アニメ「新テニスの王子様」とコラボレーションしたTwitter企画「Atobe×Adobe キャンペーン」を開始した。キャンペーン期間は4月12日まで。「Atobe×Adobe キャンペーン」は、アドビのクリエイティブ製品に関連した学生向けの情報を発信する公式アカウント「@Adobe Students Japan」にて行われるもの。3月31日まで毎日ひとつずつ、同アカウントを介して「新テニスの王子様」に登場する大人気キャラクター・跡部景吾のスペシャルボイスが配信される。3月14日分の限定ボイスは、この春卒業する学生に向けた内容。内容は撮り下ろしとなっており、跡部の名台詞を含むコメントと、「Adobe Creative Cloud」と製品名を読み上げるサウンドロゴを聴くことができる。日替わりメッセージは期間限定での公開となっており、4月12日を過ぎるとすべてのボイスが視聴できなくなるため、キャンペーン中は「@Adobe Students Japan」をフォローしておくことをおすすめしたい。なお、跡部景吾は、スポーツ漫画「テニスの王子様」、およびそれを原作としたアニメ、舞台などに登場する大人気キャラクター。強豪校「氷帝学園」のテニス部部長をつとめ、財閥の御曹司であることやその人柄から、ファンからは「跡部様」の愛称で呼ばれることが一般的だ。近年は森永「DARS」関連企画やローソン「新テニスの王子様キャンペーン」など、彼を中心に据えた作品タイアップが展開されている。
2015年03月14日男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ ワールドグループ1回戦」の大会3日目が日本時間3月9日、カナダ・バンクーバーにて開催され、カナダと対戦していた日本は惜しくもトータル2勝3敗で敗退し、2年連続のベスト8進出はならなかった。各国の代表選手4名で戦う「デビスカップ」は、初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合、3日目にシングルス2試合を行い、3試合先取した国が勝利となる。出場国はレベルによってグループ分けされており、日本は最もレベルの高い「ワールドグループ」に所属している。日本は初日、伊藤竜馬選手が世界ランキング6位のミロシュ・ラオニッチ選手に完敗するも、エースで世界ランキング4位の錦織圭選手がシングルス2試合目に勝利して1勝1敗で終えた。2日目のダブルスはセットカウント2-3で惜敗し、1勝2敗でガケっ縁に追い込まれた。そして迎えた3日目のシングルスは、日本が錦織選手、カナダがラオニッチ選手という「エース対決」で幕を開けた。第1セットは錦織選手が3-6で落とすも、第2セットでこの日初めてのブレークを奪い、そのまま6-3で押し切りセットカウントはタイに。第3セットは錦織選手得意のラリーが冴(さ)え、主導権を渡さないゲームメークで6-4で勝利に王手をかける。第4セットは2-6で落とすも、第5セットを6-4できっちり奪い、3時間を超える熱戦を制した。エースの活躍で2勝2敗のタイとなり、勝負の行方は添田豪選手対バセク・ポスピシル選手による最終戦にゆだねられた。だが、添田選手は第1セットを5-7で惜しくも落とすと、続く第2、第3セットも3-6、4-6で落とし敗戦。この瞬間に日本の1回戦敗退が決定し、2年連続のベスト8進出を逃した。日本は今後、ワールドグループ残留を懸けて、9月に行われる入れ替え戦を戦う。
2015年03月09日恋愛ドラマや映画、漫画を見ていると「現実には絶対こんな素敵な男性いない!」と頭ではわかっていても、つい心の中で「どこかに私を待ってる王子様がいるはず」と思ってしまうことはありませんか?そんな夢見がちな女性は、恋愛の真実から目をそらしてしまっているのかもしれません。そこで男性に「王子様を待つ夢見がちな女性が知るべき恋愛の真実」についてインタビューしてきました。■1.見た目が王子様で中身も紳士な男性はほぼいない「そもそも現実に王子様なんていない。俺の友達のイケメンのやつは放っておいても女の子が寄ってくるからってめっちゃ遊んでますよ。友達だから許せるけど俺が女だったら絶対関わりたくない。イケメンじゃないやつの方が優しかったり気がきいたり、性格がイイ気がする。」(25歳/IT)「イケメンで性格もクールででも私には優しくて、時に面白いことも言えて頭も良くて仕事もできる。」そんな男性は漫画の中の主人公だけです。現実では、イケメンの男性は多くの場合自分がイケメンであることを知っており、その外見を使って生きているため、中身も王子様というような男性は極々マレです。また、もしそんな男性がいたとしたら女性が放っておかず既に恋人がいるのが当たり前。外見と中身、どちらか譲れない基準だけを決めてあとは妥協するのも大切です。■2.王子様は待っているだけでは現れない「王子様がいないという意見にも同意ですが、いたとしても待っているだけの女性の前には現れないと思います。イケメンで性格も良くて仕事もできるような男性がいたとしたら、そもそも公私ともに忙しい。積極的に来る女性の相手をするだけでいっぱいいっぱいじゃないですか?」(27歳/コンサル)漫画やおとぎ話では王女様が困っている時にフラリと王子様が現れますが、現実では待っているだけで王子様が「姫を迎えに来ました」なんて言ってくれることは絶対にありません。なぜなら現代の王子様は忙しい上、外見がかっこ良くても中身が草食系であることが多いため、そんなに積極的にガツガツと迎えに来てはくれないから。「わかるくらいに相手がアプローチしてくれたら行ける」という程度の王子様が多いようです。王子様に出会いたいなら、王子様と恋に落ちたいなら、まずは自分から行動に移しましょう。■3.王子様はお姫様レベルの女性が好き「『イイ男がいない~』と言っている女子に聞きたいけど、じゃぁ、自分達はそんなにイイ女なのかって話すですよ。イイ男はだいたいイイ女が好きなんだから、出会えてないってことはそうじゃないってことで、嘆いてる暇があるならまずは自分を磨きなよ!と思います。」(21歳/学生)かっこ良くて中身もイイ、文句無し。そんな王子様がいたとします。でもきっとそんな素敵な王子様はよっぽど変わり者でない限り、育ちが良く美人で清楚なお姫様レベルの女性に惹かれます。王子様を狙っている女性は、自分は王子様に出会った時に「選ばれる女性」かを考えてみて。■4.どんな男性でも長く付き合っていると必ず欠点がある「王子様に見える男性がいたとしても、それは最初だけだと思います。どんな男にも必ず欠点がある。逆にその欠点を見せないってことは、心を開いてもらっていないということか、女性が男性に「王子様でいること」を強いているために男性が苦労している気がします。どっちにしても王子様の理想を夢見すぎて男性の欠点を受け入れられない女性は、王子様とは続かないと思います。」(26歳/広告)「私の彼は世界で一番かっこ良くて、性格も良くて言うことなし!」と言っていられるのは付き合い始めだけです。長い間付き合っていると必ず相手の嫌な面が見えてきます。逆に完璧すぎる人は「何か私には見せない裏があるのかも・・・」と考えた方が良いかも。嫌な面が見えたとしても好きの気持ちが勝っていれば幸せな恋愛ができるので、欠点が見えたからと言って気にし過ぎないで。■おわりに王子様を待っている女性には少し耳が痛い話が多かったかもしれませんが、どれも納得のいくものばかりですよね。まずは、もし偶然王子様に出会った時のために「行動できること」「選んでもらえる女性になること」を目指してはいかがでしょう。(栢原 陽子/ハウコレ)
2015年03月06日15年ほど前、フジテレビ系で松嶋菜々子さん主演の「やまとなでしこ」というドラマが放送されていました。松嶋さん演じる主人公は、家が貧しかったため、お金持ちな白馬の王子様を待っているという設定でした。ドラマの中でも、王子様という台詞がたびたび登場し、当時大ヒットドラマとなりました。ドラマに限らず現実の世界でも、女性の中には、若い独身の人だけに限らず、既婚者でも白馬の王子様願望を持っている人はいます。太って変わり果てた旦那を見て失望し、もう子どももいる私だけど、いつか大金持ちのイケメンがさらってくれて、こんな日常におさらば……と現実逃避する人もいることでしょう。なぜ女性は、この「白馬の王子様願望」ともいえる願望を持つのでしょうか。○白馬の王子様は日本だけではなく……白馬の王子様という言葉、イメージとしてはイケメンでお金持ち、性格もよくて女性を幸せにしてくれる。そんな感じですよね。そしてこの白馬の王子様願望は、日本の女性たちだけが抱くものではありません。白馬に乗った王子様は、海外のドラマや映画の中に登場します。つまり、「白馬に乗った王子様」は日本人女性だけのためのものではなく、女性を幸せにしてくれる存在としてのグローバルスタンダードな代名詞なのです。では、一体どこでこの白馬に乗った王子様が生まれたか。それは、ウォルト・ディズニーの影響です。シンデレラや白雪姫など、最後にはイケメンの王子様が白馬に乗って登場しし、ヒロインたちを救い出す。めでたし、めでたしのハッピーエンドになるわけです。私たちは幼い頃から、このウォルト・ディズニーの作品を見ることで、影響を強く受けています。女性たちの"白馬の王子様願望"というのは、シンデレラや白雪姫の世界観の影響を受けた結果生まれたといってもいいでしょう。もちろんそれ以外の要因もあります。女性の場合、妊娠・育児という問題から、本能的に自分や子どもを保護してくれる男性を求めます。現状よりも、よりよい相手がいないかと探求するのは当然です。そんな心理が、白馬の王子様という言葉に具体化しているのも事実です。いずれにしても、女性がいつまでも白馬に乗った王子様を求めるのは、そんな理由からでしょう。ちなみに、ウォルト・ディズニーが広めているのは、白馬に乗った王子様だけではありません。外見が美しい人は内面も美しく、外見が醜いひとは内面も醜いというステレオタイプもその一つ。シンデレラや白雪姫は美人ですが、彼女たちをいじめる存在は不美人に映像化されていますよね。こういった作品を子どもの頃に繰り返し見ることによって、ステレオタイプ化してしまうのです。私たちが子どもの頃に受ける影響は、計り知れないものがあるのです。※画像は本文と関係ありません。○著者プロフィール平松隆円化粧心理学者 / 大学教員1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。魅力や男女の恋ゴコロに関する心理に詳しい。現在は、生活の拠点をバンコクに移し、日本と往復しながら、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。主著は「化粧にみる日本文化」「黒髪と美女の日本史」(共に水曜社)など。
2015年02月24日「ヘッド・ポーター(HEAD PORTER)」のスタンダードシリーズ『SHATI』より、テニスバッグが発売される。素材には、軽量で耐久性と強度に優れ、型くずれしない張りのあるナイロンを使用、カラーリングはブラックをベースに、ストラップテープやパーツ類をホワイトの配色にする事で立体感がうまれている。ファスナー引手部分についたホワイトの革ひもは牛皮を使用し、カジュアルな中にもラグジュアリーな雰囲気をプラスし全体の印象を引き立てている。テニスシーンに限らず、タウンユースからビジネススタイルにもマッチするデザインは、 通勤前にテニスを楽しむ、テニスの後にショッピングに行くなど、どんなシーンでもバッグがコーディネートの一つとして活躍しそうだ。テニスバッグは、ユーザーの用途に合わせて2タイプから選べ、充実した収納力と多機能なポケットが魅力の『TENNIS RUCKSACK』は、正面に配されたファスナーポケット・スナップボタンポケットには、テニスグッズや取り出し頻度の高い物を収納するのにも便利。左右のメッシュポケットは、ベルトストラップで容量の調整が可能、左側のポケットには、ボールケースがスッキリと収まり、右側のポケットにはペットボトルやマグが収納できる。本体は二層式で、背面側にはラケット専用の収納スペース、メイン収納はウエアやタオルなどをたっぷりと収納でき、更に底面にはシューズを収納するスペースまで設けられている。背面の通気性に配慮したつくりや、手元で長さの調節が可能なクッション性のあるショルダーストラップなど、機能性も高い商品。『RACKET CASE』はラケット専用のケース、ベーシックなつくりとコンパクトで使い勝手の良いデザイン。メイン収納には、お気に入りのラケットをスマートに収納でき、左右どちらからもアクセスが可能。正面にはスナップボタン開閉のポケットがあり、テニスグッズの収納にも便利、キャリーストラップは、色々なシーンを想定し軽量かつ着脱もスムーズに行える。より快適なテニススタイルを提案するこちらの商品は、2015年4月より販売を予定。【商品概要】■HP-1161 TENNIS RUCKSACK価格:33,000円(税抜)■HP-1162 RACKET CASE価格:15,000円【問い合わせ】ヘッド・ポーター TOKYO(HEADPORTER TOKYO)所在地:東京都渋谷区神宮前3-21-12電話番号: 03-5771-2621元の記事を読む
2015年02月09日テニスの全豪オープンに出場していた世界ランキング5位の錦織圭選手は日本時間1月28日、準々決勝でスタン・ワウリンカ選手(スイス)に敗れた。その敗戦を受け、かつての"師匠"である松岡修造さんが同日、自身のコラムを更新。錦織選手へのあふれる気持ちと共に、敗因について解説している。同日の13時5分に自身のコラムである「修造コラム」にて、「【全豪オープン10日目】錦織圭選手 準々決勝更新」とのタイトルで記事をアップした松岡さん。大会前から錦織選手に優勝の期待がかかっていることにかけて、「優れた選手が勝つ! 」と熱い口調で試合前につづっていた。しかし、錦織選手はワウリンカ選手の高速サーブと強打の前にストレート負け。松岡さんは「……2時間4分後…… 今日、優れていたのはワウリンカだった」との書き出しで、同一のコラム記事を更新。「錦織圭選手の2015年の全豪オープンが終わりました。皆さん、ちょっと待っていただけますか…敗戦の悔しさが…」とつづった後、数行の余白を置いて「お待ちいただいてありがとうございます。申し訳ありません」と"謝罪"し、ファンを思いやった。そこからは、当日の錦織選手は動きが硬くてプレーの読みが冴えていなかったことや、ポイントを取っていれば展開を変えられたであろうターニングポイントを指摘。わかりやすい解説が続くかと思った矢先、「心が乱れている自分。落ち着く時間が必要だ」と、敗戦のショックや悔しさがかなりあることを正直に告白している。あらためて仕切りなおすと、ワウリンカ選手のファーストサーブのクオリティーの高さやストロークの重さ、深さを称賛。錦織選手のことも「全豪オープン、グランドスラムで日本人がベスト8進出。とんでもなくすごいこと。相手が今日は強かった。よく頑張りました」と褒めたたえるかと思いきや、「でも嘘はつけません。圭ならできる、圭なら勝てた」とピシャリ。かつての教え子の能力の高さがわかっているがゆえに、あえて厳しい言葉を並べている。「テニスは上手くならなくていい、もう十分上手いのだから。しかし、タフにならなければいけない! 」。グランドスラムで勝つためには、大会の終盤から出てくる独特の雰囲気の中でも自分のテニスを出し切るためのメンタルや、タフさが必要だと指摘した。そして、「圭ならできるぞ! 」と、力強くかつ熱いメッセージを送っている。その一方で、最後に「ちょっと待った。俺の全豪オープンはまだ終わっていないんだ! 」と、日本テニス協会の理事として最後まで全豪オープンの魅力を伝えきると宣言して、コラムを終えている(コメントはすべて原文)。
2015年01月29日世界ランキング5位のテニス・錦織圭選手が日本時間1月28日、オーストラリアのメルボルンで開催されている全豪オープンの男子シングルス準々決勝に出場。同4位のスタン・ワウリンカ選手(スイス)と対戦したが、セットカウント0-3(3-6、4-6、6-7)でストレート負けを喫した。昨年9月の全米オープン同様、ワウリンカ選手と再び準々決勝で相まみえることとなった錦織選手。全米では4時間超の戦いを制した後、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)に勝利し、日本人初となる男子シングルスの準優勝に輝いた。そんな快進撃の"立役者"となったワウリンカ選手の前に、この日は日本テニス界のエースが崩れ去った。1-2で迎えた第1セットの第4ゲーム、錦織選手はミスからこのゲームでブレークを許す。得意のはずのストローク戦でもポイントを奪えず、ブレークバックができないまま3-6でこのセットを落とした。第2セットも、第5ゲームで先にブレークを許す苦しい立ち上がり。その後はお互いにゲームキープを続け、4-5で迎えた第10ゲームに錦織選手にチャンスが訪れる。ワウリンカ選手のサービスで一時は15-40とリードするも、2度のブレークチャンスを生かせず、結局このゲームを落として2セットダウンとなった。後がない状態で迎えた第3セット。第2ゲームでこの試合初となるブレークに成功するが、すぐさま第3ゲームでブレークバックされる。徐々にサーブの調子が上がってきた錦織選手は、ラブゲームで自身のサービスをキープする場面も度々見られたが、それはワウリンカ選手も同様。お互いに譲らないまま、タイブレークに突入した。4ポイント連続で先取され、万事休すかと思われた錦織選手だったが、そこから驚異の粘りを見せて6-6と追いつく。しかし、最後は勢いに乗るワウリンカ選手に押し切られ、6(6)-7(8)で力尽きた。大会公式ページによると、この日の錦織選手のファーストサーブ成功率は62%で、ファーストサーブ成功時のポイント奪取率は74%。この数字自体は、これまでの4試合とほぼ変わらない(1回戦から62%、74% / 66%、75% / 65%、74% / 55%、72%)。むしろ、直前に戦った世界ランキング10位のダビド・フェレール選手(スペイン)との試合よりも良い数字だった。決定的に違ったのは、レシーブでのポイントだ。1回戦から46%、39%、44%、49%ときていたのに対し、この日は26%にとどまった。この日、最速222キロをマークしたワウリンカ選手のサーブと強打の前に、ストローク戦で主導権を握れなかった。相手に触れさせずに得点を奪う「ウィナー」が46本もあった(錦織選手は23本)ことや、錦織選手の3倍以上の20本のサービスエースを決めたことからも、ワウリンカ選手がいかに好調だったかがわかる。惜しくも、自身初となる全豪4強に残ることはかなわなかった錦織選手。目標と掲げる4大大会での優勝を狙う次なるチャンスは、5月開幕の全仏オープンとなる。
2015年01月28日