トランスは28日、リコーイメージングのデジタルカメラ「GR」専用のカメラバッグ、ケース、カメラストラップを発売した。同日より、リコーイメージングオンラインストアにて受注を開始した。カメラバッグの価格は税込17,800円本製品群は、「GR」のメーカーであるリコーイメージングが監修したカメラアクセサリ。素材に国産牛革「栃木レザー」を使用する。完全受注生産で、職人により一点一点手作りされる。発送は受注後約30~40日後に開始する。「栃木レザー カメラバッグ for GR」は、栃木レザーとコットンキャンバスを組み合わせたカメラバッグ。現行モデルのGRだけでなく、歴代GRシリーズや銀塩のGRシリーズにも対応する。収納部は折りたたみ可能な仕切りで分けられており、片方のスペースにはGRを、もう一方にはスマートフォンなどを収納できる。収納部の内寸はW235×H135×D50mmで、バッグ本体の外寸はW245×H150×D60mm。幅15mmのバッグストラップが付属し、長さは1,100~1,420mmの範囲で調節できる。価格は税込17,800円。「栃木レザー カメラケース for GR」は、カメラバッグと同様に、歴代GRシリーズや銀塩のGRシリーズにも対応。素材には栃木レザーとコットンキャンバスを採用している。付属のショルダーストラップは、GRのボディ本体にも取り付けられる。収納部の内寸はW120×H65×D40mmで、ケース本体の外寸はW130×H80×D50mm。ショルダーストラップの幅は12mmで、長さは825mmから1,155mmまで調節できる。価格は税込11,800円。「栃木レザー カメラストラップ for GR」は、接続部にGRの正式ロゴを刻印したカメラストラップ。幅は12mmで、長さは825mmから1,155mmまで調節できる。価格は税込5,480円。
2015年04月30日アドビ システムズは、トランスコスモスとデジタルマーケティング分野における提携を強化し、オンラインビジネス最適化のための統合されたオープンなプラットフォームである「Adobe Marketing Cloud」の中核となる6つのソリューションと、同社のオンサイト・ニアショア・オフショアの制作・運用体制を組み合わせたサービスを提供することを発表した。Adobe Marketing Cloudは、「Adobe Analytics」、「Adobe Target」、「Adobe Social」、「Adobe Experience Manager」、「Adobe Media Manager」、「Adobe Campaign」という6つのアプリケーションから構成されるマーケティング戦略ソリューション。顧客とのインタラクションの改善や自動化ができるため、マーケティングROI(投資対効果)を最大化し、利益率を高めることを可能にするものだ。今回の提携強化により、トランスコスモスはアドビのサポートを受け、すでに150人のオペレーターが「Adobe Marketing Cloud」の基本操作および運用トレーニングを開始しているという。また、既存のWebインテグレーションビジネスの中で、「Adobe Experience Manager」によるデジタルコンテンツ制作サービスを提供可能な体制を構築しているという。これによりアドビ システムズは、国内の企業および日本からグローバル展開する企業に対し、マーケティングコンテンツの制作から最適化まで包括的なデジタルマーケティングを導入しやすい環境を提供できるとしている。なお、トランスコスモスが提供するオペレーションサービスは、Adobe MarketingCloudで収集したデータと同社のノウハウを組み合わせ、効率的なテスト設計と効果的な施策プランニングを実施する「施策プランニング」、広告、メールマガジン、Webなどの分析を、シナリオ同士のA/Bテストまで包括して実施する事により、最適なシナリオを設計する「シナリオ設計」、Adobe Audience Managerを用いて、Web、メール、CRM、コールセンターなどのデータ活用を図り最適なデータ抽出と管理を実施する「データ活用」、トランスコスモスの運用ナレッジとAdobe Experience Managerの融合により、プロセス管理と徹底した品質管理による安定したサイト運用を実現する「制作オペレーション」、Adobe Audience Managerに蓄積されたデータと行動履歴に基づき、最適な広告配信セグメントを活用した広告運用を実施する「広告運用」、トランスコスモスの分析ナレッジとAdobe MarketingCloudとの融合により効率的なテストシナリオの作成から効果検証までをワンストップで対応する「効果検証」、広告運用やサイト分析、ソーシャル運用など各分野の専任担当者が、各種マーケティング施策の結果を中心に改善提案までを網羅したレポートを提供する「レポート」となる。
2015年03月30日アドビシステムズとトランスコスモスは3月30日、デジタルマーケティング分野での提携を強化すると発表した。トランスコスモスはアドビのプレミアパートナーとして、オンラインビジネス最適化のためのプラットフォーム「Adobe Marketing Cloud」の中核となる6つのソリューションの提供を開始するとともに、企業のデジタルマーケティングに必要なサービスを日本国内およびグローバルに提供する。今回の提携強化にあたり、トランスコスモスはアドビのサポートを受け、すでに150人のオペレーターがAdobe Marketing Cloud の基本操作・運用トレーニングを開始している。また、既存のWebインテグレーションビジネスのなかで、アドビのカスタマーエクスペリエンス管理ソリューション「Adobe Experience Manager」によるデジタルコンテンツ制作サービスも提供可能な体制を構築しているとのこと。両社は、アナリティクス、カスタマーエクスペリエンス、モバイル、DMP、パーソナライゼーション、ソーシャルメディアなど、マーケターの関心が高いトピックに対して、アドビのマーケティングソリューションとトランスコスモスの制作・運用体制を組み合わせ、企業のマーケティング戦略を加速させるための支援を強化していくという。
2015年03月30日トランスコスモスは3月11日、ディスプレイ広告のクリエイティブ最適化サービス「LogicArt(ロジックアート)」の提供を開始したと発表した。LogicArtは、昨今の変化するディスプレイ広告市場における企業ニーズに対応するため、バナー制作から配信後の分析までをパッケージにしたクリエイティブ最適化サービス。多様なクリエイティブ制作に加え、広告配信前のモニターアンケートによるクリエイティブの選定と改善、統計学の手法である実験計画法と有意差検定を用いた検証と配信の効率化までをパッケージで行うことにより、コストと期間を削減することが可能となる。今回、DeNAトラベルを運営するエアーリンクにて、同サービスによるディスプレイ広告運用を行った結果、従来のディスプレイ広告運用に対し、制作・配信コストを約30%削減、検証期間を3分の1に短縮することができたという。
2015年03月11日トランスコスモスは2月23日、メタップスと、アプリ向け広告効果測定やデータ管理・分析領域での戦略的業務提携に合意したと発表した。メタップスは、アプリの集客・分析・収益化をワンストップで支援する開発者向けプライベートDMP「Metaps Analytics」を開発・提供。データ解析と人工知能を活用し、最適なユーザーに最適な広告を配信することでアプリの収益最大化を支援する。トランスコスモスは今回の業務提携により、「Metaps Analytics」の販売を開始。これにより、ネイティブ広告となるFacebook広告やMetapsオファー広告を含む、より高度で総合的なアプリプロモーションを提案することが可能となり、アプリプロモーションにおける広告主の課題解決をサポートしたい考えだ。
2015年02月24日日清オイリオグループは2月23日、家庭用食用油2品を発売する。○「オメガ3脂肪酸」「中鎖脂肪酸」を含む食用油新商品は、健康に役立つ食用油をそのまま飲む、飲みものに入れる、パンに塗るなど、加熱せずに生のまま日常的に摂取するという使い方に対応するもの。「日清アマニ油 145gフレッシュキープボトル」は、小さじ1杯(4.6g)に「オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)」が2.5g含まれた食用油。小さじ1杯で、成人1日当たりの摂取目安量(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」)1.6~2.4gを満たすことができるという。α-リノレン酸は、体内でつくることができず、食品から摂らなければならない必須脂肪酸で、オメガ3脂肪酸の一種。容器には、開封後も酸化を防ぎぐ二重構造の「フレッシュキープボトル」を採用。一滴からでも注げ、ピタッと止まるため、液ダレしにくく欲しい分量だけを注げる構造とした。容量は、毎日小さじ1杯を使用した際に約30日で使い切れる145g。賞味期限は1年。オープン価格(店頭想定価格1,000円前後・税込)。「日清エキストラバージンココナッツオイル 130g瓶」は、小さじ1杯(4.6g)で、中鎖脂肪酸が2.8g摂取できる食用油。中鎖脂肪酸は、ココナッツやパームフルーツに含まれる天然成分で、母乳や牛乳にも含まれ、通常の脂肪酸と比べて食後エネルギーになりやすい特徴を持つという。この特徴を活かし、医療用途や高齢者・介護食品、健康オイルなどにも使われている。ココヤシ果実の胚乳を低温で搾っただけの一番搾りオイルの中でも、ココナッツの香り立ちが豊かで、酸度の低いオイルを厳選したエキストラバージンココナッツオイル。APCC(Asian and Pacific Coconut Community)が定めるバージンココナッツオイル規格よりも厳しい規格を設け管理しているという。トーストに塗る、コーヒーやシリアルに加えるなど、そのまま使えばエキストラバージンココナッツオイルの甘い香りをストレートに味わえる。また、炒めものや卵焼き、カレーなどの加熱料理やケーキ、フレンチトーストなどのスイーツにも使用できる。容器は毎日小さじ1杯を使用した際に、約30日で使い切れるサイズとした。賞味期限は1.5年。オープン価格(店頭想定価格1,000円前後・税込)。
2015年01月20日トランスウエアは1月8日、企業向け大容量ファイル転送・オンラインストレージ「Active! drive SS」の提供開始を発表した。Active! drive SSは、「安心のセキュリティ」と「すぐに使える」「高品質なのに低価格」をコンセプトに開発。メールでのファイル送信やUSBなどの物理媒体でのやり取りはセキュリティや機能に不安が残ることから、このサービスにより情報漏えい対策やデータの一元管理を支援していくという。セキュリティコントロール機能では、ユーザーごとに権限設定ができるだけではなく、ファイルの受渡期日の設定、ダウンロード回数制限といった設定も可能。また、ファイルの送信経路やデータの共有場所、ユーザーの利用履歴・行動履歴も一元管理できる。信頼性では、SLAによる99.9%の稼働保証を行っており、24時間365日の障害対応サービスも提供する。利用料金は1アカウント月額300円(税別)。容量追加オプションの契約で、ファイル保存期間に制限がない無制限ドライブの利用も可能となる。
2015年01月09日トランスコスモスは12月15日、オラクルの「Oracle Service Cloud」と、LINEビジネスコネクトを組み合わせた「オムニチャネルサポート Powered by LINE ビジネスコネクト」の提供を開始した。「オムニチャネルサポート Powered by LINE ビジネスコネクト」は、LINEユーザーが、問い合わせ先となる企業アカウントと「友だち」になり、LINEトーク上から問い合わせができるコンタクトセンターサービス。既にOracle Service Cloudを導入する企業も利用可能で、汎用性を兼ね備える。同サービスの導入により、LINE上で画面キャプチャやスタンプといった画像を活用したコミュニケーションが可能となり、サポート時間の短縮を実現。コンタクトチャネルも分散するため、コンタクトセンターへの入電数を削減することもできる。また、LINEを活用することで、ユーザーからの問い合わせハードルを下げ、サイレントマジョリティからのアプローチを増加させることが可能だという。
2014年12月16日ライオンは10月27日、分岐鎖脂肪酸が抗炎症成分の吸収を促進することを確認したと発表した。同研究成果は同社のオーラルケア研究所によるもので、2014年9月に開かれた「第56回歯科基礎医学会学術大会・総会」で発表された。歯周病予防を訴求した歯磨剤には、歯周組織の腫れや出血を防ぐために抗炎症成分が配合されており、その成分の効果を十分に発揮させるためには歯周組織へ吸収させることが重要となる。抗炎症成分の多くは親水性を示すため、疎水性の角化層をもつ歯周組織との親和性が低く、吸収されにくいのが課題だった。同社は今回、抗炎症成分「トラネキサム酸」を配合したモデル製剤に、各種脂肪酸を一定量配合した歯磨剤を作成し、口腔粘膜モデルを用いて抗炎症成分の膜透過量を測定した。その結果、分岐鎖脂肪酸「イソステアリン酸」が抗炎症成分の吸収促進作用を示すことを発見した。さらに詳しく調べたところ、「イソステアリン酸」は口腔粘膜のリン脂質二重膜を流動化し、外から成分を吸収しやすい環境にする効果を持つことがわかったという。同社は「今回の研究で得られた成果を応用することで、他の抗炎症成分の吸収促進の可能性、抗炎症成分の歯周組織への吸収性向上を実現する製品開発を進めていく」とコメントしている。
2014年10月29日トランスコスモスは10月9日、中国でのコスメ・パーソナルケア商品に特化したEC向け流通事業を行うUNQと資本・業務提携に合意したと発表した。同社によると、中国のEC市場は30兆円を超え、依然として30%台の成長を維持。BtoCのEC市場では、アリババグループの「TMALL」など、企業が自社のEC店舗をモール内に構える「モール出店型」や、JUMEIや一号店、JD.comなど、企業が店舗を構えずオンラインリテーラーに商品を納める「オンラインリテーラー向け卸型」が増加しているという。同社がこのたび、業務提携を行うUNQは、日韓ブランドを中心としたコスメ・パーソナルケア ブランドのEC向け流通事業者として、ブランドやその販社より正式にオンラインリテーラー向け販売代理権を取得し、中国のオンラインリテーラー向けに卸・販売促進行うほか、TMALLでのブランド旗艦店や、UNQ自身が持つ自社旗艦店を運営し、個人消費者向けの販売も展開する。同提携でトランスコスモスは、EC向け流通事業者という立場でECの商流に直接参加し、オンラインリテーラー向けの卸・販売促進業を行うこととなる。代表取締役社長兼COO 奥田 昌孝氏は、「(同提携により)多様化する販売チャネルに対し、顧客の商品を配荷・拡販させることが可能となり、日本はもとより中国市場でのEC事業を考える世界各国の顧客により質の高いサービスを提供できるものと考えている」と説明。将来的には、UNQのオンライン卸・販売促進のノウハウを吸収することで、他の業種や他の国での横展開も実施したい考えだ。
2014年10月09日(画像はイメージですCliff)トランス脂肪酸2014年10月1日、雪印メグミルクはトランス脂肪酸およびその他脂肪成分に関する情報をまとめ、雪印メグミルクの見解を加えた文書を発表しました。トランス脂肪酸は脂肪酸の一種で、植物油の加工や精製、調理過程において生成します。トランス脂肪酸は長期間の過剰摂取により、脂質異常症をもたらし、動脈硬化などの虚血性心疾患のリスクを高めるという報告がたくさんあります。海外での規制世界保健機関と食糧農業機関は、心臓血管系を健康に保つためには「食事からのトランス脂肪酸の摂取」をきわめて低く抑えることを勧告しています。具体的には最大でも総エネルギー摂取量の1%未満に抑えることを勧めています。アメリカ、カナダ、デンマークでは食品中に含まれるトランス脂肪酸の摂取量を表示することを法律的に定めています。オーストラリア、ニュージーランドではトランス脂肪酸の摂取量がもともと低いことから規制措置は行っていません。日本での取組消費者庁は2011年2月に「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」を公表しています。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」の中で日本においては、トランス脂肪酸の摂取量は少なく、その範囲では疾患のリスクになるかどうかは明確ではないとしています。その一方、調査の中ではリスクになる量のトランス脂肪酸を摂取している人もいたことから、工業的に生産されるトランス脂肪酸の摂取量は抑えることが必要と述べていす。食品安全委員会は2006年に実施した調査に基づき、国内に出回っている食品のトランス脂肪酸含有量を公開しています。トランス脂肪酸を含む食品を取るときにはリノール酸を一緒に菅野道廣元九州大学教授の研究によると、トランス脂肪酸を含む食品を摂取する際にはリノール酸を摂取すると、トランス脂肪酸の悪影響は減ることを明らかにしています。ただし、この結果は動物実験、短期試験での検討で、長期間の観察を伴うものではありません。【参考】・雪印メグミルクプレスリリース
2014年10月06日スタイリストの小沢宏がクリエーティブディレクターを務める「トランスコンチネンツ(TRANS CONTINENTS)」が10月1日、銀座ベルビア館にショップをオープンした。3階エレベーター脇に位置する同店は、約76平方メートル。空港のラウンジをイメージしたという店内には、ハーマンミラー社の椅子を置き、寛ぎながら買い物ができる空間を演出している。同ブランドのアイコンである地球モチーフのサークル型ランプを吊るして連ね、その先の壁面には90年代に一世を風靡した同ブランドを象徴するロゴ入りバッグが飾られている。ターゲットとなるのは、90年代のトランスコンチネンツ全盛期を知る30代男女。『東京ジェットセッター』を合い言葉に、自転車やバスに地下鉄、飛行機などの移動手段を巧みに使いこなし、仕事も遊びもアクティブに楽しむ人々のライフスタイルをサポートする。「館自体がメンズ中心のショップが集積しているため、メンズ7割・ウィメンズ3割のシェア構成にしているが、夫婦やカップルで訪れても楽しめる内容にした。スーツに特化したはるやま商事としては新しい業態と位置付けており、あえてスーツのバリエーションを減らし、土日も着られる“ビジネスカジュアルウエア”をそろえた。小物は買い付け商品も扱うため、“セレクトショップ”として出店するのも同社としては初の試みとなる」と、はるやま商事担当者。小物類はスーツケースやパスポートケース、またコンパクトに畳めるウエストポーチにトートバッグなどをラインアップ。ストールや腕時計、手帳などのアイテムも充実させ、ビジネスシーンに限らずビジネスマンのオンオフ両方を考慮した品ぞろえになっている。「1号店は銀座ならではの高級感や重厚感といったものに配慮し、内装と商品いずれも突出しないバランス感を意識した。『動くオフィス』というテーマの中で、はるやま商事の紳士服の強みを存分に生かし、ウォッシャブル対応のものなど機能性に優れたアイテムを良心的な価格で用意することが出来た。ここに“スーツの先のものを提案していきたい”ということで本来のスーツのルールを崩し、遊びのある掛け合わせなどが楽しめるような品ぞろえにしている。自身のスタイリストとしての経験をうまく投影できたと思う」と話すのは、ディレクターの小沢氏。トランスコンチネンツは同店オープンを皮切りに、10月17日にイオンモール京都桂川店、10月30日にららぽーと大阪和泉店と、今季6店舗のオープンを予定している。5年後には75店舗に拡大し、年間売上目標高は100億円。
2014年10月02日理化学研究所(理研)は7月14日、統合失調症や自閉症などの精神疾患の発症に、脂肪酸を運搬する「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」が関与している可能性を見出したと発表した。同成果は、理研脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チームの島本知英研修生(お茶の水女子大学大学院生)、同 大西哲生研究員、同 吉川武男チームリーダー、山口大学の大和田祐二 教授、浜松医科大学の森則夫 教授らによるもの。詳細は、英国の科学雑誌「Human Molecular Genetics」のオンライン版に近日中に掲載される予定だという。統合失調症は、幻覚や幻聴、妄想などさまざまな精神症状が現れる疾患で、自閉症は対人コミュニケーションの障害、限定的な行動や興味などの特徴がみられる疾患として知られているが、近年の研究から、「脂肪酸」がそうした疾患の発症に関与している可能性があるという説が注目されるようになってきた。脂肪酸は、脳の正常な発達に必須な物質だが、水分となじまない性質であるため、細胞内の働くべき場所で働くためには、その移動を補助する「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」の役割が重要とされている。FABPは10種類以上の近縁タンパク質の総称であり、これまで研究グループは、死後脳の研究から、その内の1つで、主に脳で働く「FABP7」の発現量が統合失調症患者の方が上昇していること、ならびにFABP7を作る「FABP7遺伝子」が統合失調症の原因遺伝子の1つであることを報告していた。しかし、ヒトの脳ではFABP7だけでなく「FABP3」と「FABP5」も発現していることから、今回の研究では、FABP7、FABP3、FABP5の3つが、統合失調症や統合失調症と遺伝的・臨床的な関連性が報告されている自閉症とどのように関係しているのかを調査したという。FABP7と同様にFABP3とFABP5の発現量を正常対照群と統合失調症患者の死後脳とで比較したところ、統合失調症患者ではFABP5の発現量が上昇しているほか、生存している統合失調症患者の血液細胞ではFABP5の発現量が低下している、自閉症患者の死後脳ではFABP7の発現が上昇している、そしてFABP3はどの試料においても、正常対照群との差が見られない、ということが判明したという。また、2097人の統合失調症患者と316人の自閉症患者のサンプルを用いて、実際にFABPの機能異常を引き起こすような遺伝子変異があるのかを調べたところ、8種類の変異(2種類のフレームシフト変異と6種類のミスセンス変異)を発見。これらの変異がFABPにどのような機能的異常を引き起こすのかを調べたところ、2種類のフレームシフト変異タンパク質は、どちらも細胞内で異常な分布を示すと同時に壊れやすい性質を持つことが判明したほか、6種類のミスセンス変異タンパク質のうち2種類の変異では、いくつかの脂肪酸に対する結合特性が変化しており、変異を持つ患者の細胞中の脂肪酸の働き方に異常がある可能性が示唆されたとする。これらの結果を踏まえ、Fabp遺伝子が脳の働きにどのような役割を果たすのかの解明を目指し、3種類のFabpをそれぞれノックアウトさせたマウスを用いて、精神疾患に関連する行動試験も実施。その結果、Fabp3ノックアウトマウスは新しいものに対する興味が低下していること、Fabp7ノックアウトマウスは活動性が高い一方で不安を感じやすいことが観察され、これらの行動が統合失調症や自閉症で見られる特徴と一致していることが示されたという。なお、研究グループは今回の成果を踏まえ、FABP5の発現量と脂肪酸量の変動を組み合わせて検査することでより正確なバイオマーカーとして利用できる可能性が出てきたとする。また、一部の統合失調症患者や自閉症患者では脳の発達期に脂肪酸機能の不全があることが示唆されたことから、脳の発達期である妊娠期や乳児期・幼児期に適切な量と質の脂肪酸を摂取することや、遺伝的な要因によって引き起こされる脂肪酸機能不全であってもそれを補う適切な量と質の脂肪酸を摂取することで、そうした症状を予防できる可能性が示されたとするほか、発症後でも、脂肪酸の適切な摂取が症状の軽減に有効である可能性が考えられると説明しており、今後、どの脂肪酸をどの程度、どのぐらいの期間・時期に摂取すれば症状を軽減できるのかを明らかにすることで、新たな治療法の確立につながると期待できるとしている。
2014年07月14日株式会社低糖良品は6月5日、小麦粉ゼロ、砂糖ゼロ、トランス脂肪酸ゼロの大豆バー「ソイズケアバー」を発売。糖質制限食(低糖質食品)の同社セレクトショップ・低糖良品で販売する。同製品は、手軽に持ち歩け、しかも一本で満足感を得られる。そのため、糖質制限、栄養療法、糖質制限ダイエット、炭水化物抜きダイエットを実践する人の、外出中の食事に最適だ。しっとりとした味わいのチーズ味で、内容量30g、価格2,160円(12本セット)。同社は2011年12月に同サイトをオープン。3月にソイコム株式会社と提携し、5月より糖質制限食(低糖質食品)である大豆製品の販売している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日本田技研工業は17日、新設計の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒700ccエンジンに、有段式自動変速機のデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせた大型モデルのコミューター「インテグラ」を24日に発売すると発表した。価格は80万8,500円同車は、市街地走行やツーリングなどの常用域で扱いやすく、快適で味わい深く燃費性能に優れたミドルクラス(500cc~750cc程度)を購入しやすい価格で提供するという「ニューミッドコンセプト」シリーズとして開発した3モデルの1台。モーターサイクルの走りの楽しさと、コミューターの快適性・利便性を高次元で融合させたモデルとのこと。エンジンは、低・中回転域での力強い出力特性に加え、燃焼効率の追求による低燃費化を目指し、理想的な燃焼室形状や低フリクション技術などを採用。燃費は38.0km/L(60km/h定地走行テスト値)を達成している。簡単な操作で変速が可能なデュアル・クラッチ・トランスミッションは、軽量・コンパクト化を図った第二世代へと進化させ、ATモードとMTモードを設定。優れた伝達効率によって、ダイレクト感のある走行フィーリングが味わえるという。車体は、しなやかさと剛性を両立したダイヤモンドフレームのほか、高い路面追従性を発揮するという前・後サスペンションや、大径17インチの高圧ダイキャスト製アルミホイール(前・後)を採用する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日先ごろ公開が始まった『トランスポーター3アンリミテッド』。ジェイスン・ステイサム扮する主人公・フランクの強さが際立っているだけに、彼と対峙しうる悪役の存在が映画そのものの成否の鍵を握るといっても過言ではない。しかも第3弾ともなればなおさら!そんな今回の作品で、何ともいやらしい謎の依頼人・ジョンソンで見事にジェイスンとタメを張ってるのが「プリズン・ブレイク」のティーバッグ役でおなじみのロバート・ネッパー。いま最も悪役が似合う男の素顔に迫った。製作・脚本を務めるリュック・ベッソンとの関係について「僕らはキスできるくらいの距離で、鼻をこすり合わせるように会話するんだ」と語るネッパー。2人の関係性から今回の出演の経緯が見えてくる。「『この作品どう思う?』って聞かれて『面白いと思うよ。悪役もやりがいがあるし、ジェイスンのことも好きだしね』って。すぐに意気投合したんだ。俗に言う“No Brainer”ってやつさ。頭で考える必要のない、一目瞭然って意味なんだけど、まさにそれで『この役は楽しい』って直感したんだ。ちょうど、脚本家のストライキで仕事が出来ないときだったんだけど、おかげでパリで撮影もできた。あっちでも『プリズン・ブレイク』は大人気で、“ムッシュー・ティーバッグ”ってあんな野郎に敬意を表してくれるんだ。「プリズン・ブレイク」以降、悪役を多く演じてきたロバート。今後、演じてみたい役柄について聞いてみた。例えばフランクのような役は?「ノー・サンキューだね!ジェイスンの体を見ただろ?あんな鋼のような体を作るには、鍛錬と自分への厳しさが必要だよ。僕は“演じる”ことに徹するよ(笑)。ジェイスンがスーパーヒーローを演じ続けるべきさ」。では、そのジェイスンとの競演はどのようなものだったのだろうか?「彼はとにかく最高なヤツだったよ。シリーズ3作目ということでこれまでを凌ぐ作品にしなくちゃいけなかったし、対抗する悪役ももちろん、満足のいく相手じゃなくちゃいけない。スポーツと同じさ。ジェイスンは、会って一瞬にして僕が価値ある対戦相手だって分かってくれたよ。僕は彼が投げてきたボールをしっかりキャッチして、即座に『このセリフに対してどう返す?次はそっちの番だぜ』っていう感じで投げ返すと、今度はジェイスンが、そのボールをキャッチして投げてくる。本当に素晴らしいスポーツの試合しているようなものだったよ」。実人生で、劇中のように絶体絶命の危機に陥ったことは?と尋ねると「ないね(笑)。全ては“演技”って呼ばれているものなんだよ!僕の人生は相当良い人生さ」と笑顔で返してくれたロバート。悪役以外の役で日本で彼の姿を見られる機会もすぐ来るはずだ。■関連作品:トランスポーター3アンリミテッド 2009年8月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2008 EUROPACORP-TF1 FILMS PRODUCTION-GRIVE PRODUCTIONS-APIPOULAI PROD■関連記事:【どちらを観る?】ピンチこそ、男の見せ場!『トランスポーター3』VS『96時間』「黒いスーツを着たハゲさ(笑)」ジェイスン・ステイサムが明かす“運び屋”の作り方郷ひろみ、ジャケットの次は“脱ぎプレイ”?変わらぬダンディズムの秘訣を披露限界を超える危機!『トランスポーター3 アンリミテッド』試写会に20組40名様をご招待飛ぶ!跳ねる!廻る!超える!『アルティメット2マッスル・ネバー・ダイ』独占試写会に40組80名様ご招待
2009年08月21日プロの“運び屋”、フランク・マーティンが活躍する人気シリーズの第3作『トランスポーター3アンリミテッド』と、人身売買組織に愛娘を誘拐された元CIAの父親が、娘奪還に向けて動き出す『96時間』。共にリュック・ベッソン製作の2作で、孤高のヒーローふたりが苦闘を見せている。『トランスポーター』の最新作で、ジェイスン・ステイサム扮するフランクが挑む案件は過去最悪。凶悪な依頼人に“運び”の仕事を無理矢理任されてしまったフランクは、愛車から20m以上離れると爆死するというトンデモ装置を仕掛けられる。しかも、愛車の助手席には同じ装置をつけられた謎の赤毛美少女が!フランクの“運び”に秘められた、国家規模の陰謀とは何なのだろうか…?と、若干ミステリアスな展開を装ってはいるが、今回の鍵を握るのは陰謀云々よりも赤毛美少女の存在。常にうんざり気味で、クールさキープが持ち味のフランクを、美少女が奔放な振る舞いで翻弄していく。しかも、フランクのムキムキ裸体にときめき、じゅるりと舌なめずりして誘惑したりも!シリーズ史上珍しい展開へ突入するのだが、そのせいでフランクのタフな魅力が弱まり、トンデモ装置事情も相まって、従来の体当たりアクションがパワーダウンしている感は否めない。一方、『96時間』でリーアム・ニーソンが演じている主人公・ブライアンは終始タフでクール。旅先で誘拐された娘を追い、アメリカから一路フランスへ。元CIAのスキルをフルに活かしながら、誘拐に関わっているらしき悪人たちを次々となぎ倒していく。その姿は“娘に弱い暴走父”の代表格とも言うべき「24」のジャック・バウアーさながらで、非情さのみをクローズアップするならばジャックにさえも余裕勝ち。娘のゆくえを知るらしき輩を見れば即拷問し、拷問後の口封じも忘れないスパイ・マナーを見せている。また、中心を攻めるには周りから、とスパイ講習で教わったのかどうか、悪人だけでなく、悪人の家族にも容赦なし。にもかかわらず、ともすればマシーンのようになりがちな徹底ぶりに血が通って見えるのは、名優ニーソンの功績なのだろう。そんな彼の怒りが炸裂するものの、老体感にハラハラさせられるクライマックスのファイトシーンも見どころだ。百戦錬磨の運び屋と言えど、父の愛には勝てず?しかも、かたや美少女にデレデレ、かたや娘奪還に燃えているのだから迫力の差は歴然。それが作品自体のスリルとも比例している。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:96時間 2009年8月22日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2008 Europacorp - M6 Films - Grive Productionsトランスポーター3アンリミテッド 2009年8月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2008 EUROPACORP-TF1 FILMS PRODUCTION-GRIVE PRODUCTIONS-APIPOULAI PROD■関連記事:ジェイスンに対抗!『トランスポーター3』で理想の悪役を体現したロバート・ネッパー「黒いスーツを着たハゲさ(笑)」ジェイスン・ステイサムが明かす“運び屋”の作り方リーアム・ニーソン、愛妻急逝後初めてのレッド・カーぺットに悲しみをこらえて登場映画史上初のコラボ娘を守る“親父”が競馬場をヒートアップさせる!郷ひろみ、ジャケットの次は“脱ぎプレイ”?変わらぬダンディズムの秘訣を披露
2009年08月21日