NTTドコモは8月28日、IoTの更なる利用促進を目的に「LTEユビキタスプラン」を9月1日より提供すると発表した。ドコモは、2005年12月より「FOMAユビキタスプラン」を提供。自動販売機の在庫管理やエネルギー機器などの遠隔監視、小型情報端末による業務支援など各種ソリューション向け通信の料金プランとして提供していた。今回の新プランは、顧客の利用状況や容易なコスト管理、定額制の導入などの要望に応えたものとなる。プランは、2016年より販売予定の「LTEユビキタスモジュール」や、各モジュールのメーカーが提供するLTE対応通信モジュールの通信に利用できるため、モジュール導入を検討する法人企業の選択の幅が拡大するとしている。また、低容量・低遅延のプランだけでなく、映像遠隔監視や産業機器および医療機器監視といった、高速・大容量の通信を必要とされる顧客向けにオプションプランも提供する。
2015年08月28日NTTドコモ(ドコモ)は8月25日、東京大学と共同でWebRTC技術を活用し遠隔地の参加者をオンラインでつないだグループワーク「gaccatz(ガッカツ)」を、大規模公開オンライン講座(以下、MOOC)サービス「gacco」の受講者を対象に10月24日よりトライアルすると発表した。トライアル実施に先立ち、8月25日~10月5日まで、トライアル参加者300人の募集を開始した。「gaccatz」は、会場や講師の確保、受講者の移動時間確保などの課題がある大規模な集合研修をオンラインで開催できる仕組みで、インターネットにつながるパソコンがあれば、場所にとらわれることなk最大千人規模の受講者を対象とした講義やグループワークが可能となる。受講者はグループに分かれ、音声やテキストチャットでコミュニケーションを図りながら講師が出す課題にグループで取り組む。また、講師は個別グループとコミュニケーションをとったり、任意のグループのコミュニケーション内容を受講者全員に配信したりすることができる。このトライアルは、ドコモと東京大学が2013年から3年間にわたり取り組んでいる、「MOOCを活用した反転学習に関する共同研究(FLIT)」の取り組みの一つ。gacco講座「日本中世の自由と平等」(東京大学)受講者を対象に、WebRTC技術を活用し、遠隔地にいる参加者同士がオンライン上でリアルタイムにグループワークなどの応用課題に取り組むという、新しい学習スタイルを検証する。今後も、ドコモと東京大学は、MOOCを活用した反転学習に関する共同研究を通し、場所や時間の制約から解放された新しい学び文化の創造を目指す。
2015年08月27日NTTドコモは26日、Androidスマートフォン「Galaxy S6 SC-05G」(サムスン製)向けに最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新することで、伝言メモが正常に再生されない不具合が改善する。新しいソフトウェアには、「設定」、「端末情報」、「システムアップデート」、「ソフトウェア更新」の順にタップし、案内にしたがって操作することで更新できる。更新時間は、FOMA/Xi/Wi-Fi接続時で約6分。更新後のビルド番号は「LRX22G.SC05GOMU1AOH3」。「設定」、「端末情報」、「ビルド番号」とタップすることで確認できる。
2015年08月26日NTTドコモは、手元を見ずに操作できるiPhone向けの文字入力アプリ「Move&Flick」を26日より提供する。App Storeよりダウンロードでき価格は無料。ドコモユーザーでなくても利用できる。「Move&Flick」は、手元を見ずに文字入力操作が可能となるアプリ。これまで、スマートフォンなどで文字入力する際には、あらかじめ画面に配置された「文字入力キー」の位置を正確に把握し、タッチする必要があった。「Move&Flick」では、画面の下段中央部分に「文字入力エリア」が大きく表示される。エリア内をタッチすると、文字入力キーが表示され、続けて指を8方向のいずれかに2回スライドさせることでひらがなが入力できる。同アプリを利用することで、手元を見ずに文字入力ができるため、ドコモは視覚障がいのあるユーザーでも使いやすいとしている。また、文字入力エリアの両サイドには、入力した文字を漢字変換する機能や、文章読み上げ機能が配置されている。対応OSはiOS 8.1以降。対応機種は、iPhone 5c/5s/6/6 Plus。なおiPadなどでもダウンロードは可能だが、動作保証はしていない。
2015年08月25日●日本初のマルチキャリアサービスにケイ・オプティコムは18日、携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」で提供されるNTTドコモの回線を利用した「ドコモプラン(Dプラン)」のサービス詳細を発表した。提供開始は9月1日からを予定。本稿では、都内で開催された記者説明会の模様をお伝えする。○日本初の個人向けマルチキャリアサービスケイ・オプティコムでは現在、KDDIの回線を利用したauプラン(Aプラン)を提供している。NTTドコモの回線を利用したドコモプラン(Dプラン)の提供が開始されれば、mineoの利用者は2つの回線を自由に選択できるようになる。同社では「日本初の個人向けマルチキャリアサービス対応」として訴求していく考えだ。ちなみに対応端末の数は、ドコモプランが約200端末、auプランが約50端末となっている。シングルタイプ(データ通信のみ)は、両プランとも500MB/月が月額税別(以下同)700円、1GB/月が月額800円、3GB/月が月額900円、5GB/月が月額1,580円で提供される。デュアルタイプ(データ通信+090音声通話)は、ドコモプランでは500MB/月を月額1,400円から、auプランでは月額1,310円から提供する。ドコモプランではauプラン同様、ユーザー自身でMNPの即時開通が可能。コールセンターに電話をかけるだけで、1時間程度で開通できる。また、mineo内でのMNPにも対応。auプラン、ドコモプラン間のMNP切り替えは2,000円で行える。SIM交換手数料は、従来の3,000円から2,000円に引き下げる。●割引サービスも用意○「パケットシェア/ギフト」も用意そのほか、パケットのシェアプランも用意されている。auプラン、ドコモプラン間でキャリアの枠を越えて「パケットシェア」できるほか、9月から提供される「パケットギフト」では家族の枠も越えて、誰とでもパケット容量を分け合える。このほか「複数回線割」「家族割」といった割引サービスも提供する。ケイ・オプティコムでは「mineo史上最大のキャンペーン」として、月額基本使用料が最大2年半無料になるキャンペーンを実施。また、海外渡航者向けサービス「mineo 海外プリペイドSIM」を9月から、訪日外国人向けサービス「Prepaid SIM for Japan Travel」を10月からスタートさせる。記者説明会に登壇した同社 モバイル事業戦略グループ グループマネージャーの津田和佳氏は、マルチキャリアサービスについて「好きなタイミングでキャリアを切り替えられる。キャリアの違うあの端末が使いたい、あるいは引っ越した先で強いネットワークを使いたい、といった要望に応えられる」とアピール。そして「今後とも利用者の皆様に、もっと自由に快適に無駄なく使っていただけるサービスを提供していきたい。今後の展開にご期待してほしい」と話した。●VoLTEへの対応は?○セットプランはある?説明会の最後に質疑応答の時間が設けられた。記者から料金設定が他社と横並びであることを指摘されると「マルチキャリアサービスに対応したほか、複数回線割、家族割などを用意する。こうしたことで、充分に戦っていけると判断した」と回答。ちなみにシングルプランではauプランとドコモプランの値段を揃えることで、利用者にわかりやすくしたという。従来のauプランでは、スマートフォンとのセットも提供してきた。今後のセットプランの提供予定について問われると「本日の発表会には間に合わなかったが、今後もセットプランを提供していきたい」と回答。メーカーと共同で開発するため時期の確約はできないとしつつ「年内には何らかのセットプランを公表できるのではないか」との見方を示した。○VoLTE対応は11月頃か記者説明会の終了後、津田氏は囲み取材にも応じた。この料金設定で元がとれるのか、という記者の質問に津田氏は「キャンペーンに相当なコストを使う。競合さんがいるので、あれくらいやらないと厳しい」と回答。料金設定については「ずっと最安値をアピールしている会社さんもあるが、弊社はそこは目指していない。皆さんに充分に納得していただける料金でやっていく。お客様からも、品質の充実を求める声をたくさんいただいている。そこを意識して進めている」とした。ドコモプランとauプランの棲み分けについて聞かれると「現時点で、個人的に使っていて実感するのは、auのネットワークはカバー範囲が広いということ。もう3G回線には戻れない、広いエリアでLTEが使えるサービスが良い、というお客様にはauプランがお薦め。一方で山間部、田舎で3Gになっても必ずインターネットに繋がるサービスが良い、というお客様にはドコモプランをお薦めする。迷われているお客様には、現時点では、そうお話していきたい」と説明した。今日現在、auのVoLTE対応機種および2015年7月以降のauのタブレットは、mineoサービスに対応していない。これについて津田氏は「調整しているところで、11月には対応できそう。KDDIとスケジュール、契約などを詰めている段階で、見込みが立った。よく“やる気はあるのか”と言われるが、すごくある」と笑顔で回答。なおVoLTEを利用するにはSIMの差し替えが必要で、auの端末を使う場合はSIMロックの解除が必須になるという。ちなみにSIMロックの解除が申し込めるのは、端末の購入から180日後と決まっている。これについて「5月に発売された端末なら、11月に解除できる。11月にスタートさせれば、ちょうど間に合う」と説明している。
2015年08月19日NTTドコモは8月17日、NTTの子会社であるNTTナレッジ・スクウェア(ナレッジ・スクウェア)を第三者割当増資引受や株式譲渡により子会社化したと発表した。ナレッジ・スクウェアは現在、日本初の大規模公開オンライン講座(MOOC)サービス「gacco(ガッコ)」をドコモと共同で提供しているが、今回の子会社化により、事業基盤の強化と、さらなる学習サービス事業の推進を図る。またドコモは、8月25日(予定)にナレッジ・スクウェアの会社名を、「ドコモgacco」に変更する。「gacco」は、大学教授陣等による本格的な講義を、学生に限らず誰でもパソコンやスマートフォン、タブレットによりオンラインで無料受講できるサービス。場所や時間にとらわれず受講でき、他の受講生と掲示板を通じたディスカッションなども行える。これまでに著名な教授・講師による44講座を開講しており、登録会員数は約14万人、一人あたりの平均受講数は約2.8講座、受講登録者数は延べ約39万人。ドコモgaccoでは、ドコモと連携し、「gacco」の提供を通じて培ってきた新しい学びの形態を、官公庁・地方自治体や企業をはじめとする、法人の顧客の課題解決の手段として提案していくなど、ドコモグループの一員としてさまざまな新しいビジネスを推進していく。さらに今後、インターネットを介してリアルタイムに遠隔地を繋ぎ、講座に関連したワークショップを展開するなど、より先進的な学習スタイルを提案することで、教育の地域格差の解消や地方創生への貢献も目指すとしている。
2015年08月19日NTTドコモは17日、日本電信電話の子会社であるNTTナレッジ・スクウェアを子会社化し、25日より「ドコモgacco」に社名変更すると発表した。ナレッジ・スクウェアでは、オンライン学習サービス「gacco」をドコモと共同で提供しているが、子会社化により、さらなる学習サービス事業の推進を図る。ドコモgaccoでは、ドコモと連携し、「gacco」の提供を通じて培ってきた学習の形態を、官公庁・地方自治体や企業をはじめとする、法人の課題解決の手段を提案していくなど、ドコモグループの一員としてさまざまなビジネスを推進していくという。今後は、インターネットを介してリアルタイムに遠隔地を繋ぎ、講座に関連したワークショップを展開するなど、教育の地域格差の解消や地方創生への貢献も目指していくとしている。「gacco」は、大学教授陣などによる講義を、学生に限らず誰でもPCやスマートフォン、タブレットによりオンラインで無料受講できるサービス。場所や時間にとらわれず受講でき、ほかの受講生と掲示板を通じたディスカッションを行うことも可能となっている。これまでに、44講座を開講しており、登録会員数は約14万人、1人あたりの平均受講数は約2.8講座、受講登録者数は延べ約39万人。
2015年08月17日NTTドコモは4日、ハードウェアの改善によりAndroidスマートフォン「ARROWS NX F-04G」の販売を5日から再開すると発表した。同機種は不具合が多数報告されたことを理由に、7月28日より販売を一時停止していた。「ARROWS NX F-04G」は発売以降ユーザーから「カメラが起動できない」、「電源が入らない」、「再起動を繰り返す」、「画面の表示が乱れる」などの事象が報告されていたため、7月28日より販売を一時停止していた。販売を再開する理由として同社は、ハードウェアの改善により、報告されていた不具合が解消したためと説明している。同機種は、ドコモの2015年夏モデルとして5月28日に発売された5.2インチサイズのAndroidスマートフォン。世界初だという虹彩認証システム「Iris Passport」を搭載していることが大きな特徴となっている。
2015年08月04日NTTドコモは3日、先月28日から開始したXperia3機種のOSアップデートを一時中断した。OSアップデートにより、一部地域でテレビの視聴ができなくなる事象が確認されたため。対処版の準備が整い次第、再開する。OSアップデートが一時中断されたのは、「Xperia Z2 SO-03F」「Xperia Z3 SO-01G」「Xperia Z3 Compact SO-02G」の3機種。すでにアップデートを実施し、今回の不具合が確認された場合、ドコモショップなどの故障取扱窓口で対処するという。
2015年08月03日NTTドコモは、生活トラブルサポートサービスの「家のあんしんパートナー」に新サービスを5日より追加する。スマートフォンなどによる「留守中などの部屋みまもり機能」、離れて住む家族の「在宅確認サポート」、侵入被害等に対する「お見舞金制度」、24時間受付可能な「健康相談ダイヤル」サービスを新たに提供する。家のあんしんパートナーは、ジャパンベストレスキューシステムが提供する生活サポートサービスを受けられるサービス。水まわり、鍵、ガラスのトラブル時に、専門スタッフが駆けつけて対応してくれる。60分以内の作業は無料となる。月額利用料は450円。また、ダスキンのハウスクリーニングや家事代行サービスを優待価格で利用することもできる。新たなサービスとして加わる「留守中などの部屋みまもり機能」は、「家のあんしん」アプリと、スマートフォン、タブレットのカメラを利用し、簡易な防犯や外出中のペットの様子の確認、離れて暮らす家族の見守りなどに利用できる。簡易防犯として、留守中の部屋で、侵入者の動きを検知した際に、スマートフォン等で画像を撮影、撮影画像はクラウドに保存され、外出先でメールによる通知を受け取り、確認もできる。検知と同時にアラーム音や警告音声で侵入者に警告を与えることも可能。また、動きの情報をモニタリングすることで、ペットの様子を確認したり、撮影をせずに、動きの情報のみをモニタリングして、離れた場所に住む家族の見守りとしても利用できる。「在宅確認サポート」は、離れた場所に暮らす家族と連絡が取れない場合に、電話による依頼に応じて、24時間、365日、スタッフが訪問し、在宅確認を行う。結果をスタッフが電話で連絡してくれる。「お見舞い金制度」は、家財・金銭の盗難、空き巣被害によるガラスの破損など、侵入者による被害が発生した際に、所定の手続きの後で、最大10万円のお見舞金を受け取れる。「健康相談ダイヤル」は、病気、怪我、薬など健康や医療に関する相談を医師や専門スタッフに電話で相談できる。
2015年08月03日増え続けるMVNO(仮想移動体通信事業者)。継続的なサービスの提供が事業者に求められるが、回線を貸し出すNTTドコモは事業者の選定を行っているのだろうか。NTTドコモの加藤薫社長は29日、都内で開催した第1四半期決算発表会で、MVNOの選定について触れた。記者から「格安SIMサービスの流行にともない、MVNOの数も増えてきた。この先、怪しいMVNOと契約して被害を被る利用者が出るかも知れない。それは仕方ないことと諦めているのか」と問われると、MVNOにネットワーク回線を貸す立場にあるドコモの加藤薫社長は「これは微妙で難しい問題。ドコモでは接続義務を負っている。しかし、実はMVNOの会社さんは、ドコモ側で審査させていただいている。失礼ながら、ビジネスでお付き合いするにあたって、これは必要な審査。過去にはお断りした例もある」と回答した。審査で落とした理由を問われると「資金力、あるいは過去の信用力など。別の事業をされていて、その分野で問題を起こした会社さんがあった。どこの会社ということは申せませんが、お断りした」と回答した。MVNOの対応策について聞かれると「MVNOに、ドコモの純増を支えていただいている側面もある。しかし、MNPでドコモからMVNOに転出されるお客さんもいる。“ないまぜ”の状況。しかし、単に競争相手としてだけではなく、今後は連携のありかたも含めて検討していきたい。MVNOのご意向を伺い、そのなかでドコモが役に立てるものがあるならば提供したい」との考えを示した。今期の純増数は94万契約で、前年同期比で約2倍の伸びを記録した。この94万という数は、MVNOの契約者数も含んだ数となる。これについて、記者から「ドコモの契約者数とMVNOの契約者数の比率について教えて欲しい」と質問があがったが、加藤社長は「言えない」と回答した。MVNOの収益の状況について聞かれると「ドコモ側では10Mbpsの帯域幅をいくらで貸している、ということしかわからない。MVNOさんの収益などはまったくわからない」と回答した。
2015年07月29日NTTドコモは28日、Androidスマートフォン「Xperia A4 SO-04G」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)向けに最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新することで、特定のサイトおいて読み込みに失敗する場合がある不具合が修正される。新しいソフトウェアには、待受け画面から、「アプリボタン」、「設定」、「端末情報」、「ソフトウェアアップデート」の順にタップし、案内にしたがって操作することで更新できる。更新時間は、FOMA/Xi/Wi-Fi接続時で約6分。更新後のビルド番号は「23.1.B.1.164」。ホーム画面で「アプリボタン」、「設定」、「端末情報」、「ビルド番号」とタップすることで確認できる。
2015年07月28日NTTドコモは28日、「Xperia Z2 SO-03F」「Xperia Z3 SO-01G」「Xperia Z3 Compact SO-02G」のAndroid 5.0へのOSバージョンアップを開始した。OSアップデートにより、全体の画面デザインが一新され、設定メニュー内の検索も行える。また、カメラ撮影時、被写体に効果をつけられる「スタイルポートレート」などの機能も追加される。3機種のOSアップデートは、「設定」、「端末情報」、「Androidバージョンアップ」を選択し、画面の案内に従って操作することで実行できる。更新時間は「Xperia Z2 SO-03F」が約78分、「Xperia Z3 SO-01G」と「Xperia Z3 Compact SO-02G」が約64分。専用ソフト「PC Companion」を利用することでPC経由でも更新可能。更新後のビルド番号は「23.1B.1.160」。「設定」、「端末情報」、「ビルド番号」と進むことで確認できる。今回の更新は、OSアップデートや機能追加のほか、「Xperia Z2 SO-03F」では、まれに意図せず電源が再起動する不具合の修正、「Xperia Z3 SO-01G」と「Xperia Z3 Compact SO-02G」では、特定のサイトを閲覧中に「バック」キーをタップするとエラー画面が表示される場合がある不具合の修正が含まれている。なお、アップデート後、以前のソフトウェアバージョンへ戻すことはできない。
2015年07月28日NTTドコモは、「らくらくスマートフォン3 F-06F」(富士通製)のバージョンアップを27日より開始する。これにより、高音質通話VoLTEなどに対応する。バージョンアップにより、高音質通話「VoLTE」、ドコモのサーバーでメールを管理する「ドコモメール」、ワンタッチダイヤルに軽く指で触れると登録した人の名前が吹き出しで表示される「ワンタッチダイヤルの吹き出し表示」に対応する。また8月4日からは、音声アシスタント「しゃべってコンシェル」に「〇〇の使い方」や「〇〇のやりかた」と話しかけるとeトリセツや「スマホお悩みサポートメニュー」から端末の操作方法を調べられるようになる。「らくらくスマートフォン3 F-06F」は、2014年夏モデルとして発売された4.5インチサイズのAndroidスマートフォン。8月上旬には新色として「エアーブルー」が追加される予定となっている。
2015年07月25日NTTドコモ(ドコモ)は7月22日、エリクソン、富士通、ノキア、サムスン電子など世界主要ベンダー8社と行っている第5世代移動通信方式(5G)に関する実験をさらに拡大し、新たにIntel、キーサイト・テクノロジー(キーサイト)、パナソニック、クアルコム、ローデ・シュワルツの5社と実験や技術開発を行っていくことに合意したと発表した。技術開発の内容としては、Intelとは5G対応端末に必要なチップセットの実験試作、キーサイトとローデ・シュワルツとは5G実験における結果などの測定器の開発、パナソニックとは効率的な通信システム技術の開発、クアルコムとは5G通信技術についての実験と技術開発について、個別の実験および技術開発を行う。ドコモとIntelら5社は2015年度中に技術議論を開始し、段階的に実証実験や装置開発に向けた協力を実施していく予定。ドコモは、実験や技術検討の結果を、5G関連の研究団体や国際会議、5Gの標準化活動などで、同社が提唱するコンセプトの検証結果として活用するとともに、同社が目指す2020年のサービス提供に必要な端末開発や商用環境の実現に向けて活用していくとしている。
2015年07月23日NTTドコモは17日、スマートフォンやタブレット端末などに書いた言葉や文章を翻訳するサービス「ひつだん翻訳」を発表した。9月上旬よりトライアル提供を開始する。「ひつだん翻訳」は、タブレットなどに書いた言葉や文章を、ドコモが開発した翻訳サーバーを利用して翻訳するサービス。英語、中国語(簡体字)、韓国語、フランス語の4カ国語と日本語の翻訳を利用できる。手書き文字に加えて、イラスト機能や写真の読み込み機能を備えており、手書きで描いた地図にコメントを加えて道案内をするといった利用を想定している。ドコモではこれまで、端末に話しかけた言葉が翻訳される「はなして翻訳」など会話を中心としたコミュニケーション方法を提供してきたが、雑音の多い屋外での利用時に正確に翻訳できないケースや、会話だけでなく、手書き文字やイラストなどの筆談での翻訳サービスを利用したいというユーザーの声が多く、「ひつだん翻訳」の開発に至ったという。対応機種はAndroid 4.3以降。トライアル料金は無料。
2015年07月18日NTTドコモとSansanは、法人分野において業務提携し、Sansanのスマートフォンを利用した名刺管理サービス「Sansan スマートフォンプラン ストレージPack」をドコモの法人向けクラウドサービス「ビジネスプラス」より16日から提供開始した。「ビジネスプラス」は、ソリューション導入のための費用や稼働を低く抑えた、中小企業向けのクラウドサービス。スマートフォンやタブレットを活用した、業務管理やドキュメント編集、Web会議などのサービスを利用できる。新たに提供される「Sansan スマートフォンプラン ストレージPack」は、名刺をスキャナーやスマートフォンのカメラを利用して、アプリから読み取り、Sansanのデータセンターで読み取られたデータをオペレーターが確認、修正し、クラウド上で管理するサービス。利用料金は、1契約あたり年額120,000円。1契約で、5,000枚までの名刺の登録が可能となっている。2017年度末までに3,000社への新規導入を目指していくという。今秋には、ドコモが提供する内線ソリューション「オフィスリンク」と連携するネットワーク電話帳サービス「ProgOffice」と「Sansan スマートフォンプラン ストレージPack」を連携させたサービスも提供する。「ProgOffice」と「Sansan スマートフォンプラン ストレージPack」が連携することで、社外の電話帳もシームレスにひとつのアプリで管理できるようになるとしている。
2015年07月17日家電などの免税店を運営するラオックスがドコモと提携し、携帯電話の国際ローミングサービスを利用する訪日旅行客向けに、同店舗の優待などを行う新サービスを今秋から提供開始する。これはドコモが中国のチャイナモバイル、韓国のKTと合意した国際ローミング利用促進に関する取り組みの一環として提携合意に至ったもの。7月14日、ラオックス新宿本店で行われた合意書締結式には、ラオックスの羅怡文社長とドコモの坂井義清副社長が出席。提携の経緯やサービスの概要を説明した。サービスはNTTドコモが事業協力契約を締結する、中国のチャイナモバイルと韓国KTのユーザーを対象に提供される。両社のユーザーが訪日した際に、ドコモのネットワークを使ったローミングサービスを利用すれば、国内のラオックス全店で利用可能な特別優待サービスが受けられる。ドコモ、チャイナモバイル、KTの三社は相互の国際ローミング利用促進のため、他業種とパートナーシップを組み、旅行者向けに新たなサービスを提供していくことで合意しており、今回のラオックスと提携するサービスはその第1弾になるという。ドコモによれば、中国、韓国からの年間訪日旅行客数、国際ローミングサービスの利用実態などから推計すると、対象となるユーザー数は年間200~250万人に達するとという。チャイナモバイル、KTでは訪日前に国際ローミングの利用申し込みが必要になるが、その際にラオックスでの優待特典をアナウンスすることで利用を促進し、ローミング収入増を目指したい考え。「ここ数年の訪日旅行客の増加で、ローミング収入も増収傾向にある。これをさらに加速させていきたい」(ドコモ坂井副社長)としている。一方ラオックスは、訪日旅行客への確実なリーチが可能となり、集客増が期待できる。「インバウンドビジネスを展開する企業は、海外のお客さまに対してアプローチしたいと思っても、これまでは接点を持つのが難しかった。今回の提携によってそれが可能になる。ドコモ、チャイナモバイル、KTの取り組みを心から歓迎するとともに、インバウンドビジネスにとって大きな一歩になる」(ラオックス羅社長)と、期待を寄せる。優待の具体的な内容や方法は現在協議中で、今年10月にサービス開始を予定している。「お客様を増やすだけでなく、お客様が何を考えているかをフォードバックできるようなデータベースの構築を進め、満足度を高めていきたい」と抱負を語る、ラオックス羅社長。一方、ドコモ坂井副社長は「今後、チャイナモバイル、KT以外にも、アジア圏を中心に提携事業者を広げていきたい」との考えを示した。同時に国内のさまざまな企業と提携し、「2020年に向けて訪日旅行客向けのサービスを、さらに強化していきたい」と語った。
2015年07月17日●ドコモの国際ローミングでラオックスの優待サービス7月14日、NTTドコモとラオックスが提携して訪日外国人に新サービスを提供する基本合意書を締結した。○国際ローミングを活用しサービスを提供近年、円安のおかげもあって、海外から日本を訪れる外国人の数が増しているのだが、2020年の東京オリンピックに向けて、より多くの人々が日本を訪れることが見込まれており、多くの企業が動き出している。このドコモとラオックスの動きも、そのような訪日外国人をターゲットとしているようだ。具体的な内容として、ドコモは中国の通信事業者「China Mobile」(チャイナモバイル)、そして、韓国の通信業者「KT」と国際ローミングを行う。これにより、中国や韓国のチャイナモバイル、KTのユーザーが日本にやってきてドコモの国際ローミングサービスを使うことで、コンタクトベースを作ることができる。ラオックスでは、そうしたコンタクトベースを利用し、自社のお得な販売サービスを告知する。チャイナモバイルやKTのユーザーが日本にやってきてドコモローミングサービスを使えば、ラオックスのお買い得情報をメールなどで知ることができるというわけ。ユーザーにとってもメリットがあるサービスとなる。●インフラとマーケティングの問題を解消○2つの問題を解消できるか日本を訪れる外国人の数は年々増加しているというが、そんな外国人に対して、ドコモやラオックスは十分なサービスをキャッチアップできていないという懸念があったという。1つにはインフラの問題であり、もう1つにはマーケティングの問題だ。急速に増えるユーザーに対して、インフラ不足になりがちなうえ、日本の通信サービスは外国人にとって優しくない。また、これら訪日外国人のセグメントは2兆円マーケットとも言われるが、どのようなユーザーがいるのかがわからず、そのユーザーに対して、どう情報を提供したらいいのかという方法が見えないため、マーケティングが難しいのだという。現地の通信会社とのローミングで、日本での通信環境を使いやすいものにし、インフラ的状況をドコモの快適な回線でコンフォータブルなものにして、さらにそのユーザーに対して、ダイレクトにラオックスのお買い得な情報を提供することで、想定されている問題を解決しようというのが今回の目的だ。チャイナモバイルやKTのユーザーはドコモの国際ローミングを使うために、キャリアとコンタクトするとラオックスのサービスについて告知される。そして、日本に到着し、ドコモのネットワークに接続すれば、ラオックスの特別優待サービスをメールなどで通知。ユーザーが、そのスマホを持ってラオックスを訪れると、その特別優待サービスを得ることができるというわけ。現時点では、ラオックスがどのような特別優待サービスを提供するかについては検討中で、具体的な内容は決まっていない。だが、割引するか、おまけをつけるかのどちらかの方向性になりそうだと説明していた。また、この提携における収益については両者の間では特に金銭的な取り決めはなく、ドコモはローミングから収益を得て、ラオックスは販売から収益を得るという独立採算になる。また、ドコモは将来、このモデルをより多くのアジアの国に広げていく予定だという。
2015年07月16日NTTドコモとラオックスは、一部の訪日外国人に対し、ラオックスでの買い物時に利用できる割引サービスを10月より提供する。両社は14日、サービス提供に向け、提携するための基本合意書を締結した。両社が提供するサービスは、日本滞在時にドコモのネットワークを通じて国際ローミングを利用する中国のChina Mobile、韓国のKTユーザーを対象としたもの。対象のユーザーは、日本の空港などで、国際ローミングの利用にあたり、ドコモのネットワークに接続すると自動的に、ラオックスでの買い物時に利用できる割引サービスを受け取れる。今後両社では、ほかの海外通信事業者や訪日外国人向けビジネスを展開する企業など、更なる提携先の拡大、日本滞在中に使える割引サービスなどの情報提供、翻訳技術を活用した様々な言語のサポート、ビッグデータを活用したマーケティングなど、訪日外国人をサポートする環境づくりを行っていくという。
2015年07月14日NTTドコモとGEエナジー・ジャパンは8日、IoT分野での業務提携に向けた覚書を締結した。ドコモの通信モジュールを内蔵したGEの産業用機器向けワイヤレスルータにより、インフラ設備を遠隔で監視するソリューションを提供する。覚書は、GEの産業用機器向けワイヤレスルーター「MDS-Orbitプラットフォーム(以下Orbit)」と、ドコモの通信モジュールを連携させた新たなIoTソリューションを提供することを目指したもの。道路や橋梁、プラントや電気・ガス・水道などのインフラ設備を所有する民間企業や自治体は、通信モジュールを内蔵した「Orbit」を設置することで、設備の稼働データをリアルタイムに監視することが可能になるという。取得したデータは、ドコモがIoTクラウドプラットフォーム「Toami」上で提供するアプリなどと連携させることで、スマートフォンやタブレットを介して管理できる。これにより、故障防止に向けた予兆診断や老朽施設の保全に役立てられるとしている。
2015年07月09日GEエナジー・ジャパンとNTTドコモは7月8日、業務提携に向けた覚書を締結したと発表した。これにより、GEの産業用機器向けワイヤレスルータ「MDS-Orbit(エムディエス・オービット)プラットフォーム(Orbit)」と、ドコモの通信モジュールを連携させた新たなIoTソリューションを提供していくという。GEが提供する「Orbit」は、産業用機器のデータ通信を行うための高度なセキュリティ技術とClass I Division2認証注意を受けた堅牢な筐体を採用したワイヤレスルータ。耐環境性を有しており、設置場所や地形等の環境に影響されることなく、セキュアな通信を可能とする。今回の覚書により、インフラ設備を有する民間企業や自治体などは、遠隔地の道路や橋梁、プラントや電気・ガス・水道等の設備にドコモの通信モジュールを内蔵したOrbitを設置し、インフラ設備の温度や振動などの稼働データをリアルタイムに監視することが可能となる。また、取得したデータを、ドコモがIoTクラウドプラットフォーム「Toami」上で提供するアプリケーションなどと連携させることにより、顧客はインフラ設備の稼働データをスマートフォンやタブレットを通じて管理し、故障防止に向けた予兆診断や老朽施設の保全に役立てる。ドコモは、パートナーと共に新たな価値を協創する「+d」の展開に向け、産業用機器の世界トップメーカーとしてIoTの発展を牽引するGEとの更なる連携を推進していくという。
2015年07月09日NTTドコモは7月1日、ジオフェンシング技術を活用した鉄道に関する新たなサービスを考えるビジネスプランコンテストを、京急電鉄と協力して開催すると発表した。優秀作品については事業化の検討も行う。コンテストは、ドコモのジオフェンシング技術と、駅や電車、沿線情報を組み合わせることで、鉄道利用機会の創出や鉄道沿線の観光支援による地方活性化、および、インバウンドの観光支援に広くつながる新たなサービスの創出を目的としている。協業する両社の役割は、ドコモが一般からビジネスプランを募集し、集まったプランを京急電鉄と共に優秀作品の選考を行う。募集テーマは「Railway x ICT」。開催スケジュールは書類応募期間は8月3日~10日で、Webページにて応募を受け付ける。書類による一次審査の通過者は、9月18日(予定)プレゼンテーション審査を行いその場で優秀作品を決定する。優秀作品の表彰は事業化に向けての検討のほか、副賞として京急電鉄賞50万円、Wing賞30万円、けいきゅん賞20万円を用意する。応募は、法人および起業を予定する個人なら誰でも可能。ドコモのWebページで公開されているジオフェンシングAPIを活用したビジネスプランを提案し、アプリ等のデモを提示すること、提案したビジネスプランを事業として実現する意思があることといった条件がある。なお、ジオフェンシングとは、特定の場所にGPSやWi-Fi、ビーコンなどで仮想のフェンス(柵)を設けることで、対応するスマートフォンなどがそのフェンス内に入ったことを検知し、通知する技術。ドコモは、2015年6月より開発者向けにAPIを無償で提供している。
2015年07月03日NTTドコモは29日、Androidスマートフォン「AQUOS ZETA SH-03G」(シャープ製)向けに最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新することで、特定のアプリにおいて通知音設定の変更が反映されない不具合などが修正される。新しいソフトウェアには、ホーム画面から、「メニューキー」、「設定」、「端末情報」、「ソフトウェア更新」の順にタップし、案内にしたがって操作することで更新できる。更新時間は、FOMA/Xi/Wi-Fi接続時で約12分。更新後のビルド番号は「01.00.04」。「メニューキー」、「設定」、「端末情報」、「ビルド番号」とタップすることで確認できる。ソフト更新をすることで、特定のアプリにおいて通知音設定の変更が反映されず、初期設定の通知音が鳴る不具合、ホーム切替でGoogle Nowランチャー設定時、まれに再起動する不具合が修正される。
2015年06月29日NTTドコモは、2015夏モデル端末としてタブレット端末との連携機能に対応したAndroid搭載ドコモ ケータイ「AQUOS ケータイ SH-06G」を26日より発売する。端末価格は税込み36,288円。「AQUOS ケータイ SH-06G」は、3.4インチのメインディスプレイ、0.9インチのサブディスプレイを搭載する折りたたみ式のドコモ ケータイ。OSにはAndroid 4.4を採用している。Bluetoothを利用したタブレット端末との連携機能「PASSNOW」に対応しており、タブレット端末への写真の送信や、鞄の中にある電話への着信通知を手元のタブレット端末上で受け取ることができる。そのほか、PCやスマートフォンサイトの閲覧、キー全体を指でなぞってスマートフォンのように操作できる「タッチクルーザーEX」機能に対応。アプリでは、「LINE」に対応しておりスタンプを使ったやり取りが可能となっている。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 4.4。サイズ/重量は、高さ約112mm×幅約51mm×厚さ約16.4mm/約123g。ディスプレイ解像度は、メインが540×960ピクセル、サブが36×128ピクセル。外部ストレージは、microSDHC(32GB)。バッテリー容量は1,410mAh。連続待受時間は約610時間(3G接続時)。連続通話時間は約400分(3G接続時)。背面には500万画素のカメラを内蔵(前面カメラはなし)。IPX5/7に準拠した防水性能を備える。通信面では、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポート。そのほか、GPS、赤外線通信、Bluetooth 4.0、ワンセグなどに対応している。なお、LTE通信やiモードには対応していない。カラーバリエーションは、Blue Green、Black、Whiteの3色。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月23日ケイ・オプティコムが提供するMVNOサービス「mineo」に、9月よりNTTドコモ回線に対応したプランが追加される。mineoといえば、KDDI(au)回線に対応するMVNOサービスとして知られているが、新たにドコモ回線プランが提供されることで、ユーザーはau回線プランとドコモ回線プランを選択できるようになるのだ。また、同サービスではドコモ回線プランの提供に合わせて、パケットを家族とシェアできる「パケットシェア」を拡充するほか、パケットを友人ともシェアできる「パケットギフト」も提供予定。さらに、7月からは最低利用期間と解約精算金の撤廃も行われる。本稿では、日本初の"マルチキャリア"MVNOサービスとなるmineoの特徴をあらためて紹介するとともに、どのような使い方ができるのかを考えてみたい。○au回線とドコモ回線を選べるマルチキャリアMVNOサービスMVNOサービスは"格安SIM"とも呼ばれ人気を集めているが、簡単に説明すれば、MVNO(仮想移動体通信事業者)が大手キャリアの回線を利用して提供する通信サービスということになる。様々なMVNOサービスが登場しているが、大多数はドコモ回線を利用したサービスであり、au回線を利用するMVNOサービスは「mineo」と「UQ mobile」のみとなる。mineoでは、これまでau 4G LTE回線に対応するSIMカードを提供してきたが、9月よりドコモのLTE・3G回線に対応するSIMカードの提供を開始する。これにより、ユーザーはau回線に対応するプランと、ドコモ回線に対応するプランのいずれかを選択可能になる。なお、現在同サービスのau回線プランを利用しているユーザーも対象となり、安価な手数料でドコモ回線プランに変更可能とすることが検討されている。2つのキャリアの回線を選べるメリットとしては、端末の選択肢が広がることが挙げられる。たとえば、ドコモの中古スマートフォンでは、基本的にau回線のSIMカードは利用できないが、ドコモ回線のSIMカードであれば、SIMロックを解除することなく利用可能だ。また、自身が利用するエリアにおいて、通信速度やつながりやすさがより快適な回線を選べるといったメリットもある。○異なる回線同士でも家族・友人とパケットをシェアできる同サービスでは、家族間で余ったパケットをシェアできる「パケットシェア」を提供しているが、ドコモ回線プランの提供に合わせて機能を拡充。マルチキャリアに対応し、ドコモ回線プランとau回線プランのユーザー同士でもパケットをシェアできるようになる。また、家族でなくても友人同士などでパケットを送り合える「パケットギフト」も導入される予定で、同機能もマルチキャリア対応となる。MVNOサービスは料金の安さが魅力なだけに、必要最低限のデータ容量のプランを選択している人も多いだろう。しかし、データ通信を使い過ぎてしまった月には、パケットが不足することも考えられる。そのような場合に、パケットシェアやパケットギフトを活用することで、前月の繰越分も含めてパケットに余裕のあるユーザーからパケットを融通してもらうことが可能になる。パケットのシェアやギフトといった機能は、大手キャリアや一部のMVNOも導入しているが、基本的には家族を対象としたもので、友人同士でパケットを分け合えるという機能は例がない。mineoでは、ドコモ回線とau回線を選べるという利便性も加わり、友人や恋人と一緒に加入して、パケットを融通し合うといったケースも増えそうだ。○最低利用期間を撤廃し、無料で解約が可能にさらに、mineoでは7月より最低利用期間を撤廃する。これまでは利用開始月翌月から12カ月間の最低利用期間が設けられており、期間内の解約には9,500円の解約精算金が必要となっていた。7月以降の契約分については、この最低利用期間が撤廃され、無料で解約が可能になる。ただし、12カ月以内にMNPで他社へ転出する際には、MNP転出手数料11,500円が発生する。大手キャリアなどでは、MNP転入に対する優遇キャンペーンを展開しているため、低料金のMVNOサービスはMNP転入の"踏み台"として使用される可能性がある。MNP転出手数料は、そのような使用を防ぐための対策だと思われるが、短期間でMNP転出するつもりのないユーザーにとっては特に問題はないだろう。むしろ、無料で回線を廃止できるメリットのほうが大きいはずだ。たとえば、キャリアのスマートフォンからmineoへの移行を検討している場合、MNPでいきなり乗り換えるのは少々勇気がいるかもしれない。そこで、メイン回線を残したまま、新設でmineoに契約して試すといったやり方が考えられる。使い勝手に問題がないことが確認できたら、お試しの回線を廃止して、メイン回線でmineoにMNPで乗り換えればよい。この場合、契約事務手数料3,000円が二重で必要になるものの、使い勝手を確認した上でmineoに移行できることがメリットとなる。○初期費用無料でmineoを試せる1周年記念キャンペーンなお同サービスは現在、mineoを初期費用無料で試せる「1周年記念キャンペーン」を実施中。同キャンペーンは、6月末までにmineoに契約しているユーザー全員を対象に、契約事務手数料無料で申し込みができる"エントリーコード"を5口プレゼントするというもの。"エントリーコード"は家族や友人にあげて同サービスを紹介できるほか、自分で使うことも可能。ドコモ回線プランとau回線プランのどちらの申し込みにも利用でき、契約すると紹介者と申込者の双方に1GBのパケットがプレゼントされる。"エントリーコード"の有効期間は2015年12月末まで。前述の通り、7月からは最低利用期間が撤廃されるため、この"エントリーコード"を使えば、初期費用も解約精算金も不要で、月額料金の負担のみで同サービスを利用可能だ。現在のau回線プランのユーザーがドコモ回線プランを試したいときにも適しているほか、プレゼントされた1GBのパケットをシェアしたあとですぐに解約するといった使い方もできそうだ。このほか、同キャンペーンでは、Amazonギフト券3,000円分が抽選で1000名にプレゼントされるほか、「大阪マラソン2015」の出走権が5名にプレゼントされる。***現在のau回線に加えて、ドコモ回線にも対応するマルチキャリアMVNOサービス「mineo」の特徴を紹介してきた。同サービスでは、9月よりau回線プランとドコモ回線プランを選択することが可能になるほか、回線を問わず家族・友人とパケットをシェアできるようになるので、家族でMVNOサービスへの移行を考えている人などは、チェックしてみるといいだろう。
2015年06月19日●CMがつまらないNTTドコモは18日、都内で第24回定時株主総会を開催した。質疑応答で、数々の怒りや不満が出た今年の株主総会。経営陣とのやりとりを本稿で紹介していく。○CMが面白くない!!ある高齢の男性株主は「私に言わせれば、ドコモのテレビCMは訳がわからん。頻繁に訳のわからんCMを流している。何が言いたいのか。有名な俳優さんを使われて、高額なCM料を支払っていると思うが。もっとシンプルに、何が言いたいのか、どうしたいのか、やられたほうがよい。ドコモのCMは、もうずっと訳がわからない。プロ受けしているのか。訴求力がない。消費者に全然、響かない」と訴えた。ここで会場には、まばらながら賛同の拍手が沸き起こる。これに対し、代表取締役副社長の坂井義清氏は「CMがいまひとつ面白くない、というご指摘です。できるだけ多くのお客様にご理解いただけるよう、わかりやすく作ってはいるつもりです。2014年度の広告はアジア太平洋広告祭で広告賞を、国内でもフジサンケイ広告大賞を受賞するなど、一定の評価はいただきました。貴重なご意見として、今後の広告作成に活かしていきたいと思います」と回答した。○ドコモは体質が古い別の株主は「先ほどは、広告が賞を受賞したと説明があったが、広告はお客様のためにやるもの。賞を取るためにやるものではない。お客様の方を向いて経営しなければいけない。ドコモショップでも、店舗によってはスタッフが名札をつけていない。もっとお客様本意で経営してほしい。会社の古い体質が影響しているのではないか」と意見を述べた後に、「NTTグループ出身者と、ドコモになってからの社員との割合はどのくらいなのか」と質問した。これに対し、取締役の紀伊肇氏は「NTTグループ出身者は5,500人、ドコモとして採用した社員は8,700人となっています」と回答。加藤社長は「私もいろんな機会をもうけて、できるだけドコモショップに出かけています。名札がついていないというご指摘をいただきました。是非、徹底していきます」と回答した。●長期利用者の切捨てがひどい○ドコモはこれからもっと厳しくなる若い男性の株主は「最近のドコモは、たった数カ月でポイントの付与率を変更するなど、ソフトバンクと同じようなことをやっている。ポイントサービスのプレミアクラブがdポイントクラブへと移行するが、それにともない長期利用者のポイント還元率が大幅に引き下げられる」と発言した。これは長期利用者も、新規の契約者と同じポイント還元率(1ポイント)に引き下げられることを指摘したもの。同氏は「長期利用者をないがしろにしている。社長はドコモを長く利用してほしいと言っているが、おっしゃっていることと、やっていることが正反対だ」と指摘した。これに対し、取締役の須藤章二氏は「(パートナー企業と連携する)+dとの兼ね合いで、ポイントの改定をしました。4段階のランクがあり、長期の方はランクが上がります。DCMXの利用者はポイントが高いなど、ランクやステージを工夫しています。ローソンさまのポンタなど、他社のポイントとの共有もできます。ポイントの使い道は、端末の買い換えだけでなく、通話料金への充当もできるようになります。かなり大幅な変更をともなうもので、従来のポイント改定とは背景が異なりますこと、ご理解いただけたら幸いです」と回答。株主の怒りはおさまらない。続けて「料金プランもそう。旧料金プランは受付を終了した。旧プランのままでは、割引や月々サポートが適用されなくなった。まるで新料金プランに移行しないと、お客様じゃないというような対応だ。長期利用者は、MNPの転出が増えて経営が苦しかった時期のドコモを支えてきた。その人たちを、全部切り捨てるのか。ソフトバンクですら料金プランの1本化はすぐに撤回した。ソフトバンクよりひどい。長期利用者を切り捨てたら、ドコモはこれからもっと厳しくなる」と指摘した。これに対し、須藤氏は「旧料金プランは廃止したわけではなく、現在お使いいただいている方はそのまま使っていただけます。フィーチャーフォンをお使いの旧料金プランの方がフィーチャーフォンに機種変更する場合は、旧料金プランも選べます。その場合は、月々サポートも適用できます。フィーチャーフォンを利用している方が、新しいスマートフォンに変える際には、新料金プランが適用されます。新料金プランでは「ずっとドコモ割」「10年スマホ割」などを用意しています。何卒、ご理解いただければ幸いです」と答えた。●ソフトバンク出身者はどのくらい?○ドコモがソフトバンク化!?株主から「ドコモがソフトバンク化していると思う。実際、ソフトバンクの社員がドコモに転職しているのではないか。ドコモには、ソフトバンク出身の社員がどのくらいの数いるのか」と質問があがると、取締役の紀伊肇氏は「ドコモでは中途採用もしており、他社とのコラボも始めているので、他社から転職してくる社員もいます。でも、特定の会社から何人が転職して、ドコモに入社したのかという数字は持ち合わせていないのでわかりません」と答えるにとどまった。○MVNOとの差別化は?MVNOとの差別化について聞かれると、取締役の阿佐美弘恭氏は「MVNO事業者のサービスは、"格安"がひとつの焦点と認識しています。ドコモがなかなか入り込めない市場でスマホを提供しているわけで、棲み分けという考え方もできます。我々の回線をご利用いただいているという意味では、パートナーでもあるとも考えています。当社ではdマーケットなどのサービス、お得になるポイント施策、ショップというお客様との接点があるので、(MVNO事業者に比べて)利用者に優しい通信事業者になっているのでは、と認識しています」と回答した。
2015年06月18日NTTドコモは6月4日、タカラトミーとクラウド型"おはなしロボット"「OHaNAS(オハナス)」を共同で開発したと発表した。「OHaNAS」は、「しゃべってコンシェル」の技術を応用した、パートナー向けのプラットフォーム「自然対話プラットフォーム」を初めて採用した商品。自然対話プラットフォームは、4つの技術から構成される「しゃべってコンシェル」に加え、「文章正規化」「外部コンテンツ連携」「キャラクター風発話変換」「ユーザー情報自動検出」の4つの技術から構成されるクラウド型システム。「OHaNAS」は同プラットフォームの「意図解釈」「シナリオ対話」「知識Q&A」「文章正規化機能」「外部コンテンツ連携機能」を使用している。これまでパートナーが、「しゃべってコンシェル」で活用している意図解釈機能などを用いて対話機能を利用する製品を作る場合は、会話で対になる文章をサーバに個別に登録する必要があった。これに対し、同プラットフォームでは、1つの文章を設定するだけで、同じ意味の多くの文章に応答すること、ニュース等のリアルタイムに更新される関連情報も織り交ぜた会話することが可能。「OHaNAS」は10月1日に発売される予定で、希望小売価格は1万9800円(税別)。「OHaNAS」に話しかけると、疑問に答えてくれたり、ニュースや天気などリアルタイムに変化する最新情報を教えてくれたり、晩御飯の献立を一緒に考えてくれたりと、あたかも人と会話するように自然にユーザーをサポートしてくれるという。スマートフォンやタブレットを経由し、意図解釈機能などを備えた各種クラウド上のサーバに接続することで、「OHaNAS」との自然な会話が可能になり、これまでにない自然な会話によるコミュニケーションを実現した。「OHaNAS」と会話をするには、スマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードが必要。電源を入れ、端末とペアリングした後、頭をなで、目のLEDランプが青色になれば、話しかけることが可能になる。
2015年06月05日NTTドコモとタカラトミーは6月4日、ドコモの「しゃべってコンシェル」技術を応用したパートナー向けプラットフォーム「自然対話プラットフォーム」を採用したクラウド型おはなしロボット「OHaNAS(オハナス)」を共同で開発したと発表した。自然対話プラットフォームは、話しかけるだけで情報を調べて教えてくれる「しゃべってコンシェル」の技術に加えて、同音異義語などの日本語の多様な表現でも、前後の文脈などから文章を読み取り、最適な会話ができる「文章正規化機能」や、ニュース・天気といった情報を取得し、話しかけた時点でリアルタイムな情報を反映した会話ができる「外部コンテンツ連携機能」などを含む、4つの機能を組み合せたもの。これを活用することで、ユーザーはオハナスに話しかけるだけで、ちょっとした疑問に答えてくれたり、ニュースなどの最新情報などを教えてくれたり、晩御飯の献立を一緒に考えてくれたり、何気ない雑談相手になってくれたりといった、人と会話をするような自然なコミュニケーションを行うことができるという。具体的には、スマートフォン(スマホ)やタブレットを経由し、意図解釈機能などを持った各種クラウドサーバに接続することでオハナスとの自然な会話が可能になる。実際にオハナスとの会話を楽しむためにはスマホなどに無料のアプリをダウンロードする必要があるほか、Bluetoothによるペアリングが必要だが、それ以外の詳細な設定などは必要ない。なお価格は1万9800円(税別)で、発売日は2015年10月1日を予定。駆動は単2形アルカリ乾電池3本もしくはタカラトミー専用アダプタ(タイプ5U)の使用が可能だという。全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売場、インターネットショップのほか、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」でも発売され、同ショッピングモールでは8月1日0時より予約受付が開始される予定。タカラトミーでは、年間10万台の販売を目指すとしている。
2015年06月04日NTTドコモは4日、Android 5.0へのアップデート対象となる15機種を発表したが、「Xperia Z1 SO-01F」や「Xperia Z SO-02E」などは含まれていなかった。グローバル版の同機種では、すでにアップデートが提供されているだけに、ツイッター上では「オワタ」「解せない」など残念に思うツイートが散見される。「Xperia Z1 SO-01F」は2013年10月に、「Xperia Z SO-02E」は2013年2月にドコモから発売されたソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン。約2年前に発売された機種だが、今年の1月に開催された「CES 2015」でソニーは「全てのXperia ZシリーズをAndroid 5.0へアップデートさせる」と明言していた。実際、「Xperia Z1」、「Xperia Z」などのグローバル版の端末はすでにアップデートが提供されている。「Xperia Z」シリーズ以外にも、「Disney Mobile on docomo SH-02G」が2014-2015冬春モデルで唯一、アップデートの対象となっていない。アップデート対象とならない機種について同社広報部に問い合わせると、「ドコモの提供しているハードウェアとソフトウェアを含めたサービスを総合的に判断した結果」とコメントした。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月04日