“女性ホルモン”というキーワードを、よく耳にするようになりました。「キレイになりたい」という願いから、「毎日疲れがとれない…」という悩みまで、じつは女性の心とカラダの問題の大半は、女性ホルモンが関係しているといわれています。今回は、女性ホルモンの働きによる生理周期に合わせた「セルフコントロール術」をご紹介します。女性ホルモンをたくみにあやつれる女性こそ、人生の勝ち組です。自分がいまどの周期にいるのかを知って、毎日の過ごし方を考えていきましょう。■生理周期にあわせて変化する心とカラダ肌の調子がいいと思っていたら、翌週にはむくみがひどくなったり、イライラしすぎて、彼氏に当たってしまったり…。1か月のうちでも心とカラダはたくさん変化していきます。それもこれも女性ホルモンが生理周期に応じた働きをしているからです。では、1か月でどのように変化するか、1週間ごとにみていきます。・生理期(生理開始1日目~7日目)いわばデトックス時期。生理痛やむくみなどのトラブルはありますが、おだやかに過ごしながら、体内の疲れやストレスをケアしましょう。・キラキラ期(生理終了~14日目)心もカラダもエネルギーでいっぱい。お肌の調子もよく、安定してキレイな時期です。イベントやデート、攻めの美容もこの時期が最適です。 ・ニュートラル期日々おだやかに、ニュートラルに過ごせる時期です。自分と向き合い、内面を磨くのにピッタリ。そしてPMS期に備えてスローペースに切り替えていきましょう。・イライラ期もっとも体調が悪くなり、トラブルが発生しやすくなるPMS期。自分に対して一番やさしくしてあげてください。自分なりのリラックス方法を見つけましょう。■生理周期にあわせて実践したいセルフコントロール術続いて、1か月で変化していく心とカラダに効果的なセルフコントロール術を伝授します。・対策1:生理期編締めつけはNG。生理中は体温が下がり、血行も悪くなりがち。そんなときにピタッとした服装は控えて、ゆるふわ女子になりましょう。カラダを締めつける矯正下着やスキニージーンズは、余計に血行を悪くしてしまい、生理痛が悪化することも。ボディラインのでない、ふんわりワンピースやチュニックがおすすめです。そして、カラダを温めることも意識して。腹巻や毛糸のパンツなどのインナーを着用しましょう。デスクワークの方はブランケットがあると便利です。また、デトックス効果を高めるには、お腹のあたり、とくに肝臓周辺を温めて。肝臓は「解毒処理工場」です。肝臓がある、右側の肋骨の下あたりを温めることによって血行がよくななり、解毒作用も高まります。仕事しながら、温かいペットボトルを押し当てるだけでもOKです。・対策2:キラキラ期編生理も終わり、体調もお肌ものぼり調子に。集中力も高まり、ポジティブ思考に変わっていきます。ここでやるべきは「スケジューリング」。仕事だけでなく、デートや合コンの予定をいれましょう。また、重要な決断もこの時期に。仕事上の決断、契約関連、大きな買い物、彼氏との別れ話にもいい時期といえるかもしれません。お肌の調子は最高潮。多少アグレッシブに攻めても問題なし。美容クリニックでピーリングや美容レーザーを打つのもよし。試したかった化粧品にトライしても良いでしょう。 ・対策3:ニュートラル期心穏やかに過ごせる時期です。読もうと思って結局読まずに積んである本や雑誌はありませんか? 集中力があるうちに一気に読んでしまいましょう。ここで得た知識や教養は心の栄養となり、全体のバランスを整えてくれるはずです。また、この後のPMS期に備えるため、生活習慣を整えること。起床時間と就寝時間を一定にするよう心がけましょう。食事にも注意を。むくみがでてくる時期でもあるので、塩分を控えるといいですよ。自分で作る場合は、おしょうゆ系ではなく、だしを上手に使ったり、ハーブで香味焼きもおすすめです。・対策4:イライラ期そろそろ生理前の不調がちらっと見えてくるころです。ここからは生理前のイライラやPMSの症状を悪化させないための対策をとりましょう。まずは食事。脱・カフェイン、脱・甘いもの宣言を。カフェインは夜にとりすぎると、交感神経を活発にさせ、良質な睡眠を妨げます。また、砂糖も血糖値を急上昇・急下降させます。どちらも生理前には刺激が強い食べものですので、どうしても飲みたい、食べたいときは午前中にとるようにしましょう。そして、とにかくリラックスが一番大切な時期。意識をしてカラダを休めましょう。早めに帰宅し、好きなアロマで夜のひとときを楽しんだり、感動的な映画を見ながら、涙を流して感情のデトックスをするのもおすすめです。このように知らず知らずのうちに、私たちの心とカラダは女性ホルモンによって左右されています。そして、このサイクルはストレスによって簡単に乱されます。ただでさえ、毎月“波”があるのに、さらに“大波”となって私たちにおそいかかってきてはたまりません。女性ホルモンという波を上手にあやつり、人生という航海を快適に進んでいきましょう。
2015年08月16日あなたは「女性ホルモン」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。女性の体のさまざまな機能をつかさどる女性ホルモンだが、果たしてその働きをきちんと理解できているだろうか。本稿では、一生にわずかスプーン1杯分しか分泌されないものの、女性の一生に多大な影響を及ぼす女性ホルモンについて、AACクリニック銀座の浜中聡子先生の解説を踏まえながら紹介していこう。○エストロゲンとプロゲステロン女性の体に大きな影響を与える女性ホルモンは、「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)の2種類がある。エストロゲンはさらに「エストロン」「エストラジオール」「エストリオール」の3種類に分別され、体内にホルモンを補充する「ホルモン補充療法」においては、エストラジオールとエストリオールを用いる。エストロゲンとプロゲステロンは、女性の性周期に密接に関わっている。生理が終わった状態をスタートとすると、まずは排卵をコントロールするエストロゲンが徐々に分泌されていき、おおよそ2週間後にピークを迎え、同時に排卵を終える。このとき、エストロゲンの量はスタート時の10倍以上にもなっている。その後、エストロゲンの分泌量は漸減していき、逆にプロゲステロンの量が増えていく。「排卵後の2週間は、妊娠したとしたら子宮内膜を厚く整え、受精卵を着床しやすくする"ベッド作り"の役割を持つプロゲステロンが増えていきます」と浜中先生は説明。プロゲステロンは20~24日後頃に最も多く分泌され、こちらも当初の10倍以上となっている。そして、エストロゲンとプロゲステロンは生理によってその状態が"リセット"され、30日前後のサイクルでこのホルモン量の上下動を繰り返すのだ。○女性ホルモンは30代後半から減少しだす女性ホルモンは、一部は副腎や胎盤から分泌されるものの、そのほとんどが卵巣によって作られている。その分泌量は20代でピークを迎え、「どんなによくても30代後半で分泌量は下がっていきます。40代後半ぐらいから生理不順が出てきて、排卵もイレギュラーになってくるという感じです」(浜中先生)。40代後半から50代前半にかけて一気に減少し、この時期は女性における「閉経期」に該当する。そして、この閉経の前後10年が「更年期」に当たり、ホットフラッシュやほてりなどのいわゆる「更年期障害」が出るとされている。○女性ホルモン不足が引き起こす症状女性ホルモンというと、生理不順や排卵などのセクシャルな面がクローズアップされがちだが、それだけではない。実は、女性の体全体を守ってくれる非常にありがたい存在なのだ。例えば、エストロゲンは肌や髪のはり・つやに関連し、プロゲステロンは脂肪やむくみに関連する。それだけに、女性ホルモンが一気に減少しだす40代後半以降は、さまざまな面で女性にとって都合の悪いことが起こる。2つのホルモンが欠乏することによって引き起こされる症状は以下の通りだ。プロゲステロン欠乏によって起こる症状乳房痛 / セルライト悪化 / 下腹部や太ももへの脂肪の付きやすさアップ / 腹部膨満感 / むくみなどエストロゲン欠乏によって起こる症状肉体疲労の回復悪化 / 骨粗しょう症 / 顔の血色悪化 / 小じわ増加 / 瞳の乾燥 / 髪の乾燥 / 頭頂部の薄毛 / はりのない頬など○正しく理解して、自分の身を守る努力を浜中先生は、「女性ホルモンはいろいろな病気にリンクしているのですが、その働きを正しく理解できている方はほとんどいらっしゃらないんですね」と話す。女性ホルモンが体の不調から身を守ってくれる存在だと知っておけば、「いざ」というときにホルモンバランスの乱れや低下に起因している心身不調だと判断でき、場合によってはホルモン補充療法で対処もできる。人生の大半を一緒に付き合うホルモンだけに、これを機にその役割や特性をしっかりと理解するようにしよう。○記事監修: 浜中聡子(はまなか さとこ)医学博士。北里大学医学部卒業。AACクリニック銀座院長。米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医などの資格を多数取得。アンチエイジングと精神神経学の専門家で、常に丁寧な診察で患者に接する。
2015年06月10日睡眠と食事には切っても切れない密接な関係があります。睡眠不足になると太りやすいと言われていますが、その理由は一体何でしょうか? 「空腹ホルモン」「満腹ホルモン」の実態に迫ります。睡眠不足が体に及ぼす影響「空腹ホルモン」という言葉を知っていますか? これは胃から分泌されるグレリンというホルモンのことで、脳の食欲中枢に働きかけて、食欲を増進する作用をもちます。グレリンに対し、「満腹ホルモン」と呼ばれるレプチンには、食欲を抑える作用があります。そして、このふたつのホルモンは睡眠と深い関係があると言われています。具体的にいうと、睡眠不足の状態のとき、私たちの体のなかでは、グレリンの分泌が増えて、レプチンが減るというのです。つまり、睡眠不足=太りやすい状態ということ。これはすでに海外の研究で証明されています。その研究によると、睡眠時間が5時間の人は7~8時間の人に比べて、肥満率が50%アップ、さらに4時間未満だと73%もアップしているそうです。太りやすくなる3つの原因ちなみに、太りやすくなる主な原因には次の3つがあると言われています。●睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ前述の通り、睡眠が足りていないと、脳内の「空腹ホルモン」グレリンが増えるので、普段以上に食べてしまいます。●運動不足による消費エネルギーと代謝力の低下デスクワークが主流の現代人は運動不足になりがちです。運動をしないと筋力が低下して、脂肪が増えます。そうすると、代謝力が落ちるので、脂肪を燃焼しにくくなり、ますます肥満に加速がかかります。●ストレスによる自律神経のバランスの乱れストレス過多な状態が続くと、自律神経が乱れてしまいます。そうすると、交感神経の働きが鈍くなり、脂肪が燃えにくくなります。睡眠と食事の密接な関係最後に睡眠不足を防ぐ方法をいくつか紹介します。●朝食をとる朝食をとる習慣をつけることで、私たちの体内時計は正常に働くようになります。体内時計が狂うと、睡眠リズムが乱れる原因になります。●食事は就寝の2~3時間前までに済ませる食事をとると、そこから約2~3時間ほど、胃が消化活動に入ります。一般的にその活動が終わった状態で寝るのが望ましいと言われています。これら2つの方法からも、睡眠と食事が密接な関係にあるということがわかりますね。食事がいい加減になると、睡眠不足になり、肥満気味になる。睡眠不足になると、ホルモンバランスが崩れて食生活も乱れがちになる。どちらも適切にとれるように意識してきましょう。Photo by Jake Stimpson
2015年05月31日“幸せホルモン”をご存知ですか?これはセロトニンと呼ばれる脳内ホルモンのこと。バランスよく分泌されていると幸福感や満足感を得やすくなり、精神的に安定するといわれています。幸せホルモンと呼ばれるのはそのためです。セロトニンがしっかりと分泌されると、心が安定するだけでなく、睡眠ホルモンであるメラトニンも分泌され、質の良い睡眠を得ることができます。逆にセロトニンが不足すると、精神バランスが崩れ、イライラしたり、落ち込みやすくなったり、ひいてはうつ病を引き起こしてしまうことも。ではどのようにセロトニンを増やすことができるのでしょうか。セロトニンは脳内ホルモンですが、実はその約90%が腸から分泌されています。このセロトニンを生成するのに必要なのが、トリプトファンとビタミンB6といわれ、食べ物から摂ることができます。トリプトファンは、肉類や赤身の魚などの動物性食品、豆類、乳製品などに多く含まれています。またビタミンB6は唐辛子、にんにく、生姜などの香辛料やナッツ類に含まれています。そしてトリプトファンはご飯などの炭水化物を一緒に摂ると吸収率がアップ!そこでおすすめなのが、スパイスをたっぷり使ったカレーです。肉や豆、ヨーグルトなども組み合わせるとより効果的。ちょっとストレスが溜まっているかなと感じたら、カレーを食べて幸せホルモンをチャージしてみてはいかが?
2015年05月23日優しく抱き合い、お互いの温もりを感じ合うことで、オキシトシンというホルモンが分泌され、日常のストレスを軽減して癒やしの効果を与えるという研究結果がある。人間同士じゃなくてもペットと抱き合うことでもその効果がある。さらには抱きしめあっていることを妄想するだけでも効果があるという。癒やされたいけど抱きしめる相手がいない。そんなボッチ諸君の心の傷をなめまわしてくれそうな動物たちのギュってする画像が特集されていた。これを見て、自分も参加している気分になって、少しでも癒やされよう。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年05月11日女性にとって健康や美容に一番大切な「女性ホルモン」。女性の体はエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによってコントロールされています。エストロゲンは女性らしさを作り、プロゲステロンは妊娠を助ける役割を持っています。この2つの女性ホルモン量のバランスが、女性の心身状態に大きく関わってくるのです。今回はこの女性ホルモンを整えるのをサポートしてくれる食材をご紹介したいと思います。サプリメントではなく、身近で毎日食べ続けやすい食べ物から女性ホルモンをアップし、バランスを整えるようにしましょう。■1.カボチャご存知の通り、カボチャにはビタミンEが大変豊富です。ビタミンEには脳下垂体や卵巣に働きかけ、ホルモンの分泌をコントロールする役割があります。また、ビタミンEには抗酸化作用があることでも知られています。ビタミンEが不足すると、老化の原因である活性酸素が増え、肌トラブルや生活習慣病などを招くので、積極的に摂る必要があります。■2.キャベツ春キャベツ!おいしいですよねぇ、今が旬の食材です。キャベツには女性ホルモンを活性化させるボロンという成分が含まれています。ホルモンバランスを調整してくれるだけでなく、解毒作用もあり、食物繊維も豊富です。生でも、炒めても、煮ても、茹でてもおいしいキャベツを積極的に食べましょう。■3.青魚・ナッツイワシ、サンマ、サバ、アジ等の青魚やアーモンド等のナッツ類は、EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸の油を多く含んでいます。オメガ3脂肪酸を含む油は、女性ホルモンの減少を防ぎ、老化防止にも役立ちます。ナッツ類は今やモデルさん達のオヤツとして欠かせないものになっています!小腹が空いたら、スナック菓子では無くナッツ類を食べましょう。■4.大豆納豆、豆腐、みそは、毎日の食卓に欠かせない食品です。大豆食品はイソフラボンで有名ですが、実は大豆イソフラボンはエストロゲンに科学的構造がよく似ていて、作用は弱いですが女性ホルモンと似た働きをするのです。また、女性ホルモンの代謝とバランスを整える働きがあるビタミンB6も豊富。毎日少なくとも1品は摂るようにしたい食材です。■5.卵毎日食されている方も多いと思いますが、卵は万能栄養食品です。卵はビタミンCと食物繊維以外のすべてを含む食材だと言われており、女性ホルモンの材料となる良質なコレステロールも含んでいるので、大豆類と同様に毎日摂りいれたい食品です。■おわりに今回は、みなさんに馴染みのある食べやすいものを選んでご紹介しましたが、まだまだ女性ホルモンを活性化するために役立つ食材はたくさんあります。1つの食材に偏らずバランスよく、女性ホルモンを意識した食事をしてみてください。(下山一/ハウコレ)
2015年04月18日朝日を浴びることで幸せ元気ホルモン「セロトニン」の分泌が始まります。このセロトニン、実はダイエットホルモンでもあり、セロトニンが多い人は活動的で痩せているんです。朝日を浴びるだけで痩せられるなんてラッキーですよね。今回は、そんなセロトニンとダイエットの関係についてご紹介いたします。■生体リズムを知る「昼に活動し、夜は眠る」というリズムを「サーカディアン・リズム(概日リズム)」といい、規則正しい生活を繰り返すことで健康が保たれます。日中、太陽の光を浴びると多くのセロトニンが作られ、それと同量のメラトニン(眠りのホルモン)が作られます。つまり、規則正しい生活をすることで、元気で痩せやすく、夜は自然と眠れる体質になれるというわけです。■「光」がセロトニン分泌のスイッチ健康を維持し、痩せやすい体質になるために重要なセロトニン。光を浴びると多くのセロトニンが作られると先程述べたとおり、「視交叉上核」という目の奥の神経核が光を感知することで、セロトニン分泌のスイッチが入ります。夜勤の仕事をされている方は、必ずしも朝日である必要はありません。意識的に光を浴びて、セロトニンのスイッチを入れるようにしましょう。でも、目覚めたら必ずカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。それだけで清々しい気分になりますよ。■モナリザ症候群“モナリザ症候群”という言葉を聞いたことがありますか?モナリザ症候群とは、交感神経の働きが低下している状態をいいます。不規則な生活を続けていると、自律神経のバランスが崩れ、特に交感神経の働きが鈍くなります。交感神経優位の時に代謝が上がりやすいのですが、モナリザ症候群になると交感神経が優位にならないために、基礎代謝が低い状態が継続してしまいます。その結果、エネルギーを節約するモードの時間が長くなり、体脂肪を溜めやすい体質になり、平均的な食事量でもどんどん太っていくのです。普通に食べて太るなんて、許せないですよね。■夜働く方へのアドバイスしかし、「夜勤で昼寝ている私はどうすればいいの?」というご意見もあると思います。そういう方は、今の生活を基準にして24時間を規則正しく過ごしましょう。「お肌のゴールデンタイムは午後10時~午前2時」とよく言われていますが、この説は実は誤り。若返りホルモンである成長ホルモンを例にとれば、就寝時間に関わらず、入眠後30分から1時間半内のノンレム睡眠(夢を見ない深い眠りの時間帯)時に多く分泌されます。昼夜逆転生活になってしまう方は、6~7時間睡眠に対して、何時に起きて行動を開始すれば規則正しく過ごせるかを考えて就寝時間を決めましょう。だらだらした時間の使い方がよくないのです。■最後にお金をかけるよりも、「運動」と「早寝早起き」をする方が、遥かにダイエット効果が高いです。でも、なかなか早寝早起きって難しいですよね。では最後に、思わず早寝早起きしたくなる情報をご紹介します。「お金持ち脳」が今、密かなブームになっています。お金持ちの思考(習慣)を真似ることで自身もお金持ちになれる、という考え方です。お金持ちの習慣のひとつに「朝方」があります。将来私はお金持ちになるぞ~(または玉の輿にのるぞ)とお考えの貴女。是非、早寝早起き習慣から始めてみませんか?人生が少しずつ変わっていくと思います。(林田玲子/ハウコレ)
2015年04月03日"愛情ホルモン"または"抱擁ホルモン"と呼ばれるオキシトシンは、母と子の絆を強めたり、他人と気持ちを共有したり、社会的認知能力を増進するホルモンとして知られている。そして、これは人と人のみならず、人と動物の関係にも深く関連する。特に人と犬との間には、深くこのホルモンが関わっており、触れ合うことで他のどの動物よりも、双方にオキシトシンの量が増加することがわかった。"犬は人間の親友である" を裏付ける結果となったようだ。「以前から犬と人の絆にも神経ペプチドの一種オキシトシンが介在すると推測されてきました」と語るのは、オーストラリアのモナシュ大学の博士課程の一環として研究を進めたジェシカ・オリバさん。例えば、たった3分間、犬を優しく触ったり、話しかけたりするだけで、人間と犬双方のオキシトシンの血中濃度が上昇する。「本研究の目的は、ペットとして飼われている犬へのオキシトシン鼻腔投与の影響を調査することでした。これは人間では社会的認知能力を向上させるものとして知られています」とオリバさん。この研究では、オス31匹とメス31匹の飼い犬にオキシトシンもしくはプラセボの食塩水を投与し、人間のサインを頼りにエサ皿に隠されたおやつを発見する能力の変化を10段階評価で調査した。重要な点は、本研究ではオキシトシンが脳に到達しやすいように、鼻腔スプレーで投与したことである。『アニマル・コグニション(Animal Cognition)』誌に掲載されたその結果は、オキシトシンの投与が成績を向上させ、しかも効果は投与から15日後でも確認できるというものだった。これは、同ホルモンが明らかに人間のサインを利用する犬の能力に関連していることを示すものである。これまで行われてきた実験でも、動物も人間と同じ"愛のホルモン"を放出し、仲間との絆を育んでいることが明らかとなっている。動物の体内で放出されるオキシトシンの濃度に"衝撃"を受けたと話すのは、米クレアモント大学院大学のポール・ザク教授だ。米アーカンソー州の動物保護施設に、追いかけっこやジャンプ合戦、けんかのまねをして遊ぶテリアの雑種とヤギがいた。そこで、ザク教授はその2匹から血液を採取し、閉じた柵に入れて一緒に遊ばせた後、再度血液を採取して血中濃度の変化を確認することにした。最初の実験では、犬とヤギは一緒に柵に入れられた。すると、犬の血中濃度は48パーセント増と、人間としても大幅な上昇が見られた。しかし、ヤギの反応はさらに驚くべきものだった。その上昇率は人間なら真実の愛と言ってもいいほどのものだったのだ。「これほどの急激な上昇が人間で見られるのは、誰かが好きな人を見たり、恋愛感情を抱くようになったり、あるいは相当な親切を受けたときだけです。オキシトシンが絆を育む手助けをしていることを考えれば、家畜も絆を形成し、われわれと同じように愛情を感じているようです」とザク教授。同教授によれば、ポイントは家畜化された動物だけがこうした反応を示すことらしい。「社会性の高い動物ほど脳の前部で高いオキシトシン濃度が認められます。これが協力関係に心地よさを感じさせるのです。」第2の実験では、人間の被験者100人から血液サンプルを採取し、これを基準状態として用いた。それから個室へ移って、犬か猫と15分間遊んでもらった。そして、その後再度血液を採取しオキシトシンの濃度を測定した。ここで明らかとなったのは、人間の変化は人によってさまざまであり、そうした差異はこれまで飼ったペットの数から推測できるということだ。また、遊んだ動物によっても反応が異なることも判明した。「犬好きの人が犬と接すると双方のオキシトシンの濃度が高まりますが、そうでない人が犬と接しても双方にそこまで濃度は高まりませんでした。また猫好きな人が猫と接するより、犬好きな人が犬と接する方がオキシトシンの濃度は高まるようです。同様に猫よりも犬の方がより多くのオキシトシンを発生させます。」またザク教授は、動物が好きではない人は、動物と接してもオキシトシン濃度が高まらないことも指摘している。以前、ある女性にかわいい子犬を抱かせても、オキシトシン濃度が3パーセントしか上昇しなかったことがあった。彼女は子犬にまったく興味がないことを認めていたそうだ。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年03月27日女性ホルモンの量が減ることで、特有の症状が出たり病気にかかったりするのであれば、ホルモンの分泌量を増やせばいい、ということになります。そこでよく登場するのがHRT(ホルモン補充療法)や漢方、サプリメントというキーワード。いろいろあってよくわからないし、わたしにも必要なものかしら? と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。どうやったら女性ホルモンを増やせるの?「更年期障害」や「プレ更年期」なんてまだ先のこと、と思っていてはいけません。アラフォー女子はすでに女性ホルモンが減少している年代。老化していく自分の身体のことを知り、今からしっかりと対応していくことが重要です。「老化してホルモンを出せなくなった卵巣の機能を取り戻すことは、残念ながらできません。サプリメントや食事で“女性ホルモンをアップする”という言葉もよく使われますが、ホルモンを直接増やせるわけではありません。現実的に増やすことができるのは、HRT(ホルモン補充療法)だけ。例えて言うなら、砂漠を渡りきるためにラクダに栄養と水分を補給するのがHRT、何日も水なしで生きられるラクダ体質に改善していこうというのが漢方です」と教えてくださるのは、日本のHRT(ホルモン補充療法)の先駆者である小山嵩夫先生。小山嵩夫先生 Profile婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 HRT(ホルモン補充療法)は、究極のアンチエイジング法!HRTとは「Hormone Replacement Therapy」の略で、女性ホルモンを薬剤によって補う療法。女性ホルモン(エストロゲン)の量が以前のように戻れば、更年期症状を緩和するだけでなく、閉経後にリスクの高まる骨粗鬆症や動脈硬化の予防にもなります。何より女性ホルモンによって美しさを保たれている髪や肌にも潤いが戻り、美と健康の底上げができるのがメリット。HRTが究極のアンチエイジングと称される理由はそこにあります。でも、50代のホルモン量をいきなり30代の量まで戻すわけではありません。基本的には、更年期症状を抑えることができる必要最小限の量をプラスするもの。閉経後の女性ならホルモン量を40代半ば程度にアップさせるという具合です。薬剤のチョイスや量の調節や補充のタイミングは、医師と患者さんとの細やかなやりとりで、的確に判断されなければなりません。HRTの処方はまさにオーダーメイドなのです。HRT(ホルモン補充療法)が日本であまり普及していない理由とは?欧米諸国では、すでに40年以上前から盛んになっていたHRT(ホルモン補充療法)。日本での普及は格段に遅れているのが実情です。国民性のせいか「人工的にホルモンを足すなど、不自然なことまでしなくていい」という考えを持つ人がいることが、普及が遅れた原因のひとつだとか。さらに国内では「HRTを続けていると乳がんになる」という報道がされたことがあり、医師でさえもHRTに偏見を持つ人が少なくないと言われます。「発端となったのは、米国で2002年に発表されたWHIの報告なんです。5年以上HRTを続けると、乳がんのリスクが26%上がるというもの。でも、この臨床試験には大きな問題がありました。サンプルの女性1万6000人は、HRT開始が平均63歳、喫煙率50%、肥満率や高血圧率も高く、もとから乳がんや心筋梗塞などのリスクが高い人が対象。日本のHRTの利用者とは、あまりにもかけ離れていますね。それを真に受けて報道した日本のマスコミの責任は、重大だと今でも思っています。2006年に厚生労働省が行った、日本女性を対象とした調査結果では、“HRTにより、乳がんのリスクは60%減る”という、まったく逆の報告がされているんですよ」と小山先生。もちろん、HRTが絶対に安全な治療とは言えないかもしれません。エストロゲン剤だけの投与では子宮体がんのリスクが高まるなどのデメリットもあります。もともと受けてはいけない人もいることも覚えておきましょう。【HRTを受けられる婦人科の目安は?】●HRTに理解のある医師がいる●「更年期外来」を掲げている●日本女性医学学会や、更年期医療関連団体の認定医リストに掲載されている●カウンセリングに時間を割いてくれる●外来患者に更年期世代の女性が多い●更年期医療に関してカウンセリングなどを自由診療としている【すぐにHRTを受けられない人】●乳がんになったことがあるか、治療中の人●子宮体がんや他のがんの治療中の人●血栓症・塞栓症になったことがある人●心臓病や脳卒中と診断されている人●原因不明の不正出血がある人●重度の肝臓疾患がある人※そのほか、受けるのに注意が必要な人もいます。詳しくは、医師に相談してください。健康保険で受けられる、HRT(ホルモン補充療法)HRT(ホルモン補充療法)を受ける場合、具体的にどの方法で行うか、どの薬剤をどの程度の量で投与するかは、年齢や症状、その人の体の状態次第です。前述のように女性ホルモンにはエストロゲンと黄体ホルモンがありますが、子宮のある女性には、ふたつを組み合わせて使うのが基本。黄体ホルモンを加えるのは、子宮体がんのリスクを低下させるためです。エストロゲンによって厚くなった子宮内膜を剥がして排出させる働きがあるので、当然、生理と同じような出血が起こります。手術などで摘出し、子宮がない場合や、とても作用の弱いエストロゲン剤の場合は、エストロゲン単独でも使われます。治療薬の種類もさまざまで、飲み薬だけでなく、皮膚に貼るパッチタイプやさっと塗るだけのジェルタイプもあります。ほとんどが保険の適用内です。ここでHRTについて、ちょっとした素朴な疑問を小山先生にぶつけてみました。■体に何か変調は起こらないのですか?「おりものは増えますが、もともとの作用なので心配は無用。最初は乳房の張りや下腹部が張るなどの症状が出るものの、続けるうちに消えていきます」■閉経してからでないと使えないのですか?「更年期の症状がある人は、閉経前でも問題ありません。閉経後、だいぶ経過してしまってから始めるよりは、いろいろなメリットがあります」■どれくらいの期間続けていいのですか?「日本では『5年が目安』と言われることが多いもの。『学会のガイドラインで5年と決まっている』と告げる医師もいるようですが、決められているわけではありません。更年期症状緩和が目的なら5年を目安に。きちんと管理し、医師との話し合いされていれば、長く使い続けてもよい場合のほうが多いと思います」漢方やサプリメントで、ホルモンUPをサポート!最近は、婦人科でも普通に処方してもらえることが多くなった漢方薬。現在、厚生労働省から認可を受け、保険が適用になる漢方製剤(生薬のエキスを抽出して加工した薬)は約150種、生薬(天然の植物や動物、鉱物)では約200種あります。HRT(ホルモン補充療法)の先駆者である小山先生も、漢方治療に長年の経験を持ち、以前から更年期症状の治療薬としてクリニックで処方してきました。「更年期女性には、HRTには抵抗があるけれど、漢方であれば・・・と安心感を持つ人がとても多いと思います。漢方は穏やかに作用するので、こじれた更年期症状をピタッと止めるような劇的な効果はそれほど期待できません。でもナチュラルな分、安心してもらえます。いまやHRTと漢方薬を併用するのも普通ですよ」と小山先生。「女性ホルモンの減少というはっきりした原因に対し、ホルモンそのものを補充するという、シンプルだけど根本的な治療がHRT。一方、漢方はほとんどの場合、中枢に働きかけ、その人がもともと持っている防衛機能を利用して、今出ている症状を改善していくんですね。ですから、漢方薬は更年期に多いホルモンバランスの乱れやストレスなどが関係していそうな不定愁訴が得意なんです」更年期の症状緩和におすすめのサプリメントとは?そして、最後にサプリメントについてです。日本では食品に分類され、日本の薬事法では「○○に効く」「○○の症状を改善する」のように効能を謳ってはいけないことになっていましたが、2015年度より、ある程度は言えるようになりました。また、サプリメントの本来の目的は健康増進なので、自分の更年期の症状にズバリなサプリメントが見つからない…ということも。でもサプリメントは日々進化。新しい臨床データが発表されたり、どんどん改良されたり、新しいタイプも登場しています。アラフォー女子に知っておいていただきたい、主なサプリメントを幾つかご紹介します。【更年期の症状緩和におすすめのサプリメント】●抗酸化作用:コエンザイムQ10、アスタキチンサン、ピクノジェノール●女性ホルモン様の成分:エクオール、大豆イソフラボン●精神症状を抑える:セントジョーンズワート●代謝を促進する:EPA、αリポ酸●アンチエイジング効果:DHEA、プレグネノロン身体の不調が気になる方は、これらのサプリメントを試してみるのもよいでしょう。1種類のサプリメントは少なくとも3週間は続けて摂るとよいそうです。いかがでしたか? 45〜55歳が平均と言われる"更年期"に向けて、いまからアラフォーが知っておくべき「ホルモンUP大作戦」。不安を感じる前にまずはきちんとした「知識」を得ることが大切です。自分の身体の状態を把握して、改善やサポートできる術を知ることから始めましょう。それこそが、美と健康を維持していくことにつながるのです。
2015年03月10日キレイを意識する女子にとって、切っても切り離せないのはご存じ「女性ホルモン」。でも、女性ホルモンがどんな役目を担っているのか、正しく理解している人は意外と少ない様子です。女性らしさを保つために必要なホルモンですが、それ以外にも記憶力を高めたり、肥満を防いでくれるなどの目からウロコ! の働きがあるのです。今回この「女性ホルモン」の底力について教えてくださったのは、女性ホルモンに詳しい婦人科医、小山嵩夫先生です。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 カギを握るのは「エストロゲン」女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、2つがバランスを取りながら女性の体をコントロールしています。2つの役割を簡単に言えば、エストロゲンは「女性らしさを司るホルモン」、プロゲステロンは「妊娠のために必要なホルモン」です。「一般的に、女性ホルモンと言えば、エストロゲンのほうを指します。女性の一生にとても大きな影響を与えているホルモンだからですね。女性としての魅力をアップして男性を引きつけるホルモンですから、さまざまな働きをすることは想像がつくでしょう。しなやかな髪、きめ細かい肌、豊かなバストにくびれたウエスト… それらはエストロゲンの作用によるもの。ですが、女性ホルモンが担っている大切な役割は、まだまだたくさんあるんですよ」小山先生に、その役割を挙げていただきました。【 女性ホルモン(エストロゲン)のおもな役割 】●肌や 髪などの潤い・ツヤを保つ。●女性らしい体つきをつくる。●骨を強くする。●頭の働きを活発にする。●自律神経を安定させる。●気持を明るくする。●記憶力を高める。●新陳代謝をを促進する。●糖脂質代謝を促す。●血流を良くする。●免疫系を強化する。●肥満を予防する。●血管をしなやかに保ち、動脈硬化を予防する。●悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。このように驚くほど働き者のエストロゲン! 女性らしさを司っているどころか、骨や血管、脳、肝臓、皮膚など、人間にとって重要な器官に関わり、機能の維持に務めていることがわかります。もちろん、エストロゲンは男性の体内でも分泌され、同じように健康の維持に役立っているのです。しかもその量は、40代後半の女性と変わらないとか!ちなみに、プロゲステロンのほうはそれとは逆に、女性にとって悩みの種になることも少なくないホルモンです。受精卵をキープし、妊娠を維持するのが重要な役割なので、体温を上げたり、水分や栄養分をため込む、皮脂の分泌を促す、腸の働きを抑える、食欲をアップさせる、眠気を促す… など、好ましくない影響も。排卵後の時期に肌が荒れたり、便秘、胸の張りなど不快な症状を感じるのはこちらのホルモンのためです。アラフォー女子こそ、女性ホルモンを取り戻せ!先に挙げたように、体のあらゆる場所で働いている女性ホルモン。残念ながら、分泌量のピークは20代〜30代前半まで。アラフォー世代では、卵巣の働きが徐々に衰え、分泌量も低下しています。もちろん個人差がありますが、あれほど働き者の女性ホルモンが減るということは、肌がカサカサになる、髪につやがなくなる、ウエストにくびれがなくなる、という見た目の老化に加えて、冷え性になったり、イライラする、うつっぽい、悪玉コレステロールが増える、骨量が減少するなど、心や体に影響します。年齢による原因の他に、ホルモン分泌量に大きく関わるのは、その人の置かれた生活環境。特に、栄養状態は問題で、無理なダイエットによって無月経になったりすれば、女性ホルモンが急激に減ることを意味します。また、ストレスもかなり大きく影響します。そもそも卵巣に対して、女性ホルモンを出せと指令しているのは脳の視床下部。仕事が上手く行かない、恋人や夫との関係に問題が起きている…などストレスフルな状態が長引くと、視床下部は女性ホルモンの分泌指令をストップさせてしまうのです。無月経に限らず、大きなストレスを受けて心も体も弱っているなと感じたら、一度立ち止まって、自分と向き合いましょう。また、月経不順や月経痛などのトラブルが続く場合は、迷わず婦人科を受診して。アラフォー世代にとっての正常な月経、正常な女性ホルモン分泌を取り戻すことが、美と健康を守る一番の近道です。
2015年02月18日簡単に基礎体温を管理できるサービス2015年2月6日、楽天キレイドナビから「体温タイプの判定」と「ホルモンバランスチェック」機能のデータを調べて分析し、その結果が発表された。楽天キレイドナビは楽天株式会社と株式会社東芝が共同で提供している基礎体温管理サービス。同サービスを申し込むと自宅に体温計が届き、その体温計で検温した後はスマートフォンにかざすとデータを転送することができる。25歳から44歳の女性を対象に調査2014年10月1日から12月31日までの間、一定期間以上体温を入力した全国の25歳から44歳までの同サービスの会員を対象に調査を行った。調査に使用したデータは個人が特定できないよう加工されたものを使用。体温タイプは6種類に分類される。キレイ2層タイプ・高温期じわじわタイプ・高温期ギザギザタイプ・低温期長めタイプ・高温期短めタイプ・高温期不明タイプに基礎体温をグラフ化したものから判定する。女性ホルモンの状態は体温タイプをもとにして3段階で評価。要注意状態は赤信号、乱れがちな状態は黄信号、心配がない状態は青信号で表す。冷えは万病の元女性は冷えやすい。冬は特に体が冷えているとホルモンバランスが崩れやすくなる。同調査においては、ホルモンバランスが崩れがちな黄信号判定の女性が多かった。体温タイプは「キレイ2層タイプ」が28.8%、「高温期ギザギザタイプ」が過半数を占めた。高温期ギザギザタイプは高温期が安定せず、途中で体温が低くなる日がある。それは黄体ホルモンの働きが十分でないことが原因であり、妊娠しにくい傾向にあると考えられる。ストレスを減らし、生活習慣を見直すことで血液循環がよくなり健全なホルモン状態に戻すことが可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・楽天キレイドナビプレスリリース
2015年02月13日睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、海外では健康食品もあるほどですが、実は身近な食品からも摂取できるって知ってましたか?また、実は朝の散歩もメラトニンの分泌を促すそうです。今回は、聖マリアンナ医科大学麻酔学教室講師・内田和秀先生のお話を紹介します!カイワレダイコンなど野菜類に多くのメラトニンが!メラトニンの健康食品は、安全で自然な睡眠が得られることで、米国でブームになりました。しかし、中毒患者が新聞報道されるなど、安全性が疑問視されています。そこで、錠剤の服用に不安を感じる人におすすめしたいのが、食品からメラトニンをとる方法です。メラトニンを多く含むのはカイワレダイコンやシュンギク、アシタバなどの野菜だといいます。とはいえ、メラトニンを多く含む食品も、錠剤と比較するとメラトニン含有量はきわめて微量で、多量に食べたとしても効果はなかなか期待できません。メラトニンの前駆体、トリプトファンを含む食品ならたくさんあり!そこで、メラトニンを食べなくても代用できる方法があります。それは、メラトニン生合成の前駆物質、すなわち私たちの体内で、日常メラトニンがつくられるときの「材料」であるトリプトファンを食品から摂取する方法です。メラトニンに比べて多量に食品に含まれています。しかも、トリプトファンを摂取することにより、体内のメラトニン量が増加することが、実験で証明されているそうです。トリプトファンとは、必須アミノ酸の1つ。トリプトファンを比較的多く含む食品には、ふ、クルミ、ゴマ、落花生、ゆば、カジキ、カツオ、カツオ節、サンマ、タラコ、ブリ、トリレバー、チーズ、ノリ、ココアなどがあります。これらも、普段の食生活に取り入れることはそんなに難しくなさそうです。快眠のためにバランスの良い食生活を心がけましょう。午前中の散歩は夜間のメラトニン分泌を促す食品以外で快眠に有効な方法が、午前中の散歩です。午前中の散歩は、体内のメラトニン分泌に影響を及ぼします。なぜなら、午前中に散歩して太陽にあたると、目の網膜から神経連絡された信号が、メラトニンの合成器官である脳の「松果体」に運ばれ、メラトニン合成を強く抑制するからです。これにより、日中のメラトニン分泌が低下し、夜間のメラトニン分泌が上昇します。一部のホテルなどで時差ボケ対策として用いられている光療法は、この原理に基づくものです。なお、夜間、入眠直前まで強い光にあたるのは、メラトニンの分泌を低下させる原因になりますから、寝室は暗くしておくのが良いでしょう。散歩の効用は、メラトニン分泌の抑制のみならず、適度な運動の確保と食欲増進にも貢献し、しかも気分転換といった精神的効果も期待できるので、ぜひ日常生活に取り入れましょう。Photo by Francisco Osorio
2014年11月08日女性特有の周期的なイライラは、女性ホルモンの分泌状況に左右されることが分かっているが、このほど調査により、その数が増加傾向にあることが明らかに。全国の産婦人科医に、女性のホルモンバランスと恋愛との関係性に関する意識調査を実施したところ、身体のホルモンバランス状態を把握している女性と、そうでない人では大きな違いがあることが見えてきた。ドコモのスマートフォン向け健康支援サービス「カラダのキモチ」(ドコモ・ヘルスケア)は今年、女性のホルモンバランスについて全国の産婦人科医103人から集めた見解を元に、同サービスを監修する宋美玄(川崎大学 産婦人科)医師が総論をまとめた結果を発表。それによると、20~40代の女性でホルモンバランスを崩す女性が増加しているかという質問に、7割以上(70.9%)の医師が「増加傾向にある」と答えた。◆「恋愛・SEX・美容・仕事」が上手くいかない、“ホルモンぶす”って?この結果に最も影響を与えている要因が、進む女性の晩産化だという。20代に妊娠・出産を経験する女性が多かった以前に比べ、毎月休まることなくフルに排卵を続けることからくるホルモンバランスの乱れが、「恋愛・SEX・美容・仕事」が上手くいかない女性の状態=“ホルモンぶす”を引き起こしているという傾向を指摘。年代順では20代(27.4%)、30代(28.8%)、40代(43.8%)と、高齢になればなるほど問題が大きくなるという悲しくも納得の結果が見られた。“ホルモンぶす”は具体的にいうと、わけもなく当たりちらす、イライラする、急に泣くなどの情緒が不安定な状態をいうが、この症状の原因は、ホルモンバランスが不調なためだと指摘する産婦人科医は8割弱(76.6%)。宋医師は、これをPMS(月経前症候群)と呼ばれる症状といい、プロゲステロン、エストロゲンが増えるこの時期は、感情のコントロールができないのは自分のせいではないため、ホルモンバランスの状態に適したケアをすることを勧めている。◆“ホルモンミューズ”になれば、愛の告白も成功する?理由の特定できない心の乱れを感じたら、ホルモンバランスの不調を疑い、整えることが重要だ。同調査の医師たちも、65.0%が「身体の状態に耳を傾け、適切なケアを行うことで、疲れやストレスは改善される」と認めている。そのためには、ホルモンの分泌と密接な関係がある体温を知ることが近道。医師の77.7%が基礎体温を測ることを推薦している。自分の身体の声に耳を傾け、調子が悪い時は無理しない。実はこれ、愛の告白をするときにも言えることで、月経周期の中で最も告白に適している時期をきいたところ、ホルモンバランスの不調の少ない卵胞期が良いのだとか。精神的に落ち着いているだけでなく、髪や肌の調子もよくなることから、恋に発展する可能性が高まるという。基礎体温を測って自分が一番輝く時期を見極め、戦略的に恋を実らせるのが“ホルモンミューズ”の極意なら、それを最大限にサポートしてくれるのが、基礎体温管理アプリ『カラダのキモチ』だ。毎日計測した基礎体温を転送、入力するだけでグラフを自動作成してくれるので、管理も簡単。 月経周期によって変化する心と体の状態や、季節や天気などに合わせて、宋医師監修の適切なアドバイスがもらえる。また、入力された基礎体温・月経周期のデータを元に、排卵障害や月経不順、乳がんのセルフチェックで疑いのある症状が見つかった場合は、医療機関を受診することを促すメッセージを表示。受診した際にはお見舞金を支給してくれるなど、サポートも万全だ。男性と肩を並べて活躍する女性がますます増える現代社会。健康管理と生活リズムは自分でコントロールできているつもりでも、女性の身体は自分が思う以上に繊細で正直だ。いくら努力してもいろんなことが上手くいかない時期は、ホルモンバランスと相談しながら、力加減を調整することが“ホルモンミューズ”への近道といえそう。間違って“ホルモンぶす”の増加ブームに乗らないようにご注意を。
2014年11月06日(画像は楽天キレイドナビより)体温タイプ別で多いタイプは?「ホルモンバランスの実情」についての調査分析の結果は?楽天キレイドナビは『女性のホルモンバランスの実態』についての調査分析を発表した。調査対象は全国の女性25歳から44歳までで、新機能ホルモンバランスチェックを利用した1000名となる。まず『総合の体温タイプ別の分布』について、【高温期ギザギザタイプ】が41.8%で、全体の約4割と最も多い。また【キレイ2層タイプ】は32.3%で全般の3分の1である。以下【高温期じわじわタイプ】【高温期不明タイプ】【高温期短めタイプ】などが順に続く。次に『年齢別の体温タイプ』について、「35歳~39歳」「40歳~44歳」の女性は【高温期ギザギザタイプ】と【キレイ2層タイプ】がとても多く、【高温期不明タイプ】については「35歳~39歳」は4.2%、「40歳~44歳」は7.3%であることがわかった。また【高温期不明タイプ】の25歳~29歳女性は全体の約10%と一番多く、ホルモンの分泌自体が不安定であるようだ。この要因は必要以上のダイエットやストレスなどの生活環境が考えられるという。ホルモンのバランス信号は何色?さらに年齢別の『ホルモンバランス信号』に対して、「35歳~39歳」および「40歳~44歳」の女性は【青信号】と【黄信号】あわせて8割以上で、比較的安定していることが判明した。このような調査分析の結果を参考にして、ホルモンのバランスが安定する為の食生活および生活環境を考えてみては。【参考】・楽天キレイドナビ 「女性のホルモンバランスの実態」についての分析結果
2014年10月28日「体温タイプ判定」と「ホルモンバランスチェック」機能の判定データを調査・分析した結果は?楽天株式会社と株式会社東芝は、両社共同の専用基礎体温計と連動したスマートフォン用の基礎体温管理サービス「楽天キレイドナビ」の「体温タイプ判定」と「ホルモンバランスチェック」機能の判定データを調査・分析し、その結果を発表した。この2つの機能により、自分の基礎体温グラフの特徴とホルモンバランスの状態を知ることができるというもの。女性の社会での活躍が強く推進される今日、女性が自身のホルモンバランスを把握し、体と向き合うことが健康管理をしていく上で重要とみられている。今回の調査は、2014年7月1日から2014年9月30日の一定期間以上、基礎体温測定の結果を記録した25歳~44歳のキレイドナビ会員のデータを元に行われた。「体温タイプ判定」機能は、一生理周期の基礎体温計測の結果から基礎体温グラフの形状を、「キレイ2層タイプ」、「高温期じわじわタイプ」、「高温期ギザギザタイプ」、「低温期長めタイプ」、「高温期短めタイプ」、「高温期不明タイプ」の6つに分類したもの。なお、「ホルモンバランスチェック」機能では、連続した三生理周期分の基礎体温データから判定した「体温タイプ」を元に、女性ホルモンの状態を、健全な状態の「青信号」、乱れがちな状態の「黄信号」、要注意状態の「赤信号」の3段階で表している。それでは気になる調査結果はどうだったのだろうか?(画像はプレスリリースより)理想の「キレイ2層タイプ」は、全体のわずか3人に1人全体の体温タイプ別の分布を調べた結果、ホルモンバランスが整った理想的な状態である「キレイ2層タイプ」の女性は、全体のわずか3分の1であることが分かった。また、最も多かったのは、高温期の体温が安定せず、体温が低くなる日がある「高温期ギザギザタイプ」で、これが全体の約40パーセントを占めている。「高温期ギザギザタイプ」の人は、黄体ホルモンの分泌が安定しない為、妊娠しにくい傾向がある。その原因としては、生活習慣の乱れやストレス、血液循環が悪くなっていることなどが考えられる。(画像はプレスリリースより)25~29歳女性の約1割が「高温期不明タイプ」年代別で体温タイプを分析した結果、25~29歳の女性の約1割が、ホルモン分泌そのものが不安定であり、排卵していない可能性も考えられる「高温期不明タイプ」であると判明。体調や生理に乱れがあれば、ホルモンバランスの不調が原因の場合もある。(画像はプレスリリースより)25~29歳女性の10人に1人がなんと“要注意”状態年代別でホルモンバランスの信号を分析した結果、要注意状態を示す赤信号が最も多いのは、25歳~29歳であることが判明した。この年代の赤信号率は約10パーセントで、健全な状態を示す青信号も、25歳~29歳が最も少ない結果となった。年齢が若いほどホルモンバランスが乱れているという結果は今後出産を控えた女性にとって大きな問題ともいえる。【参考】・PRTIMES
2014年10月27日ポーラは、女性がファーストネームで呼ばれると、“美のホルモン”と呼ばれるオキシトシンの分泌量が増加するという実験結果をこのほど公表した。同実験は、新商品「RED B.A」を発売する同社が19人の女性を対象に行ったもの。同社では、結婚、出産などのライフステージに応じて「お母さん」や「ママ」などの呼び方が変化することに注目。ファーストネームで呼びかけられるよりも役割で呼ばれることにより、女性が感じるストレスや美しさの本能が奪われるのではないかという仮説に基づき、体内の2つのホルモンの変化を、ふだんファーストネームで呼ばれていない母親を対象に調べた。その結果、ファーストネームで呼ばれた時の被験者女性たちの体内中のオキシトシンの量は平均15.9%増加。また、唾液中に含まれる“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの濃度はファーストネームで呼びかけ後に平均13%減少する傾向がみられた。この実験結果から、自分の名前で呼ばれるという小さなアクションにより、女性に宿る“美しさ”の本能に変化が起こると結論づけている。なお、今回の実験結果を公開している「RED B.A」のWebページでは、実際にファーストネームで呼ばれた女性たちの様子を紹介した動画を掲載。自分の名前で呼ばれるというちょっとしたアクションにより、自身に宿る美しさの本能が目覚める女性たちの生き生きとした様子が紹介されている。
2014年10月06日イライラや頭痛、むくみなど、様々な不調で悩む女性は多いが、最近、それら女性の不調を「女性ホルモンが原因! 」としたがる風潮があるように感じる。なんでもかんでも女性の悩みなら女性ホルモンが原因……。果たして、それでいいのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に聞いた。○更年期障害と思っていたらうつ病だった、というケースも女性の場合、体調不良が長期化するとその原因を「女性ホルモン」にする傾向は確かにあります。女性誌などの女性ホルモンに関係した特集も影響しているかと思います。実際に、女性ホルモンが影響する症状の1つにPMS(月経前症候群)があります。PMSで重度の場合は低用量ピルを処方することもあります。ですが、「頭痛も手足のむくみもイライラも、すべてホルモンバランスの乱れ! 」とする前に、とりあえず基礎体温をつけて、生理周期もきちんと把握しておきましょうよ、と産婦人科医の立場としては言いたい。基礎体温とそれらの症状が起きる時期をしっかりとつけていけば、各症状が婦人科を受診すべきものなのか、それともその他の科に行くべきなのか、といった判断ができます。また、40代の女性の中にはイライラや頭痛、耳鳴りなどを感じた際に「更年期かも! 」と婦人科に受診されることもありますが、本来はそれぞれの症状に対応する科で調べた上でどれにも当てはまらない際に最終的に「更年期障害」と診断されるもの。ホルモンバランスの崩れによる更年期障害だと思い込んでいたら、本当はうつ病だったというケースもありますよ。あらゆる症状を女性ホルモンが原因と決めつけないことが大切です。※画像は本文と関係ありません。○宋美玄(そん みひょん)医師産婦人科女医・性科学者1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」火曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。
2014年09月30日ヘアケア界においては、秋というと寂しく悲しい“抜け毛”の季節。原因としては、夏の紫外線によって受けたダメージ、夏毛から冬毛に抜け変わるという動物的傾向が人間にもわずかに残っている、といったことが挙げられます。とくにアラフォー世代の場合、女性ホルモンの減少(これは通年ですが)で毛量が減少しやすくなるため、秋になると薄毛に悩む方が増えはじめます。気になる頭頂部の髪の量女性ホルモンには2種類ありますが、髪に作用するのはエストロゲン。エストロゲンは成長した髪が抜けるまでの期間を遅くする働きがあり、とくに頭頂部を覆うように作用しているといわれています。そのため、35歳をピークにエストロゲンの分泌が減少しだすと、拮抗していた男性ホルモン(アンドロゲン)の影響が徐々に強くなり、頭頂部の毛量が薄くなりやすくなるのです。そうなると「女性ホルモンを補充すれば話が早いのでは?」という話になりますが、「更年期症状に悩んで女性ホルモン補充療法をしたら肌がみずみずしくなった」という声は比較的多いものの、現在のところ髪に関しては女性ホルモン補充でフサフサに!とまではいかないようです。 抜け毛ケアに侮れない!ブラッシングとは >>続きを読む 侮れない!ブラッシングでの頭皮活性実際、薄毛治療で結果を出しているのは頭皮の血流をアップするお薬の投与。頭皮に栄養を巡らせてしっかり髪を作り出せるように促します。つまり35歳を過ぎたら、頭皮の血流を高めるセルフケアが結構モノをいう、ということ。そして日々のケアで頭皮の血行を促すのにもっとも簡単なのはブラッシングです。頭皮マッサージに適したブラシは、クッション性が高いもの。頭皮をポンポンと叩いたり、ブラシを頭皮に押し付けて揺らしてほぐすようにしても痛くないことが必須条件です。ヘッド用マッサージャーも心強い味方シャンプー前はもちろん、日中の休憩時などにもブラシでポンポンと頭皮を刺激してあげるだけで髪への栄養の行き渡り具合は変ってきます。もちろん、頭皮とつながっている顔のくすみ改善やリフトアップにも効果的!眼精疲労や首・肩のこりがかなりつらい時は、ヘアサロンでヘッドスパメニューをプラスしたり、お家でのケアにマッサージャーを導入するのもおすすめ。私の最近のお気に入りはお風呂で使えるヘッドスパ&ボディウォッシュマシーン「モンデール バスリフレ iR4 」。ヘッドスパ用の2種のアタッチメントとボディウォッシュ用のアタッチメントがついていて、この一台で頭皮や首・肩のこりをパワフルにほぐしながら全身ピカピカに。 頭皮の血行促進はコンスタントさがなにより重要。無理なく続けられ、気持ちよく使えるアイテムを活用して秋も豊かな髪をキープしたいですね。参照サイト・ 女性のための育毛講座 ・ 自毛植毛女性専門情報サイト Lady’s Natural Hair
2014年09月12日美肌の秘訣は、成長ホルモンにあります。女性はある一定の時間になると、就寝していなくても成長ホルモンが自然と分泌されます。就寝時刻にこだわるよりも、お肌のために良質な眠りを心がけましょう。睡眠によって成長ホルモンが分泌され、体の組織の修復をします。細胞もまた修復されるため、睡眠は肌荒れを抑えてくれることは十分に考えられることでしょう。“ゴールデンタイムは午後10時”はホント? 大事なのは、睡眠の質よく午後10時から12時の間が、お肌にとってのゴールデンタイムで、この時刻に就寝すると、成長ホルモンが分泌されて、美肌効果が高まるといわれています。逆にいうと、午後10時前に就寝していないと、肌荒れの原因になるというのです。しかし大切なのは、じつは時刻ではなく、いかに良質な睡眠をとるかにかかっています。男性は眠りにつくと初めて成長ホルモンが分泌されます。女性は夜の10時頃になると、就寝していなくても成長ホルモンは自然と分泌されます。眠りについた時刻に関係なく、深く、しっかりと眠ったときには、成長ホルモンは分泌されます。眠りについた初期の段階で、成長ホルモンは盛んに分泌されるのです。時刻帯に固執しすぎるのは、取り越し苦労だといえそうです。成長ホルモンの役目とはそもそもホルモンとは、体内のとある臓器で産生され、血液中に分泌され、離れたところにある細胞に作用する物質のことです。ときには血液中に出て行かないで、産生拠点の臓器に作用したり、隣の細胞に作用したりもします。成長ホルモンは、脳の真ん中にある脳下垂体で産生されます。小児期には、背を伸ばす働きをするため、成長ホルモンの名があります。しかし成長を終えた大人になってからも、成長ホルモンは分泌され続けます。筋肉や骨や皮膚に働きかけて、細胞を修復したり、新しい細胞を作ったりします。骨代謝、タンパク代謝、脂質代謝、糖代謝、水分・電解質代謝などに成長ホルモンは関係しています。生涯にわたって、私たちの体に成長ホルモンは働きかけているのです。甘いものは、美肌の敵!気をつけなければならないのは、血液中の糖分や脂肪分が高いと、成長ホルモンの分泌は、抑制されることです。夜更かしをして眠りにつく前に、甘いものや、炭水化物や、油分が多いものを食べている方が、ずっとお肌には良くないといえそうです。午後10時までに寝ると、お肌に良いというよりも、早寝の習慣は、夜更かしによる余計な飲食を避けて、結果的には美肌に効果的だと考える方が的を射ているようです。健康なからだ作りのためにも良質な眠りを成長ホルモンは、美肌効果だけではなく、体の細胞に働きかけて、骨や筋肉を強くします。また脂質を代謝して、脂肪の分解を促してくれます。健康な肉体を維持するためにも、しっかりと熟睡することは大切なのです。参考文献『睡眠のはなし – 快眠のためのヒント 』日本大学医学部付属病院精神科教授/内山真著中央公論新社『街ぐるみ認知症相談センターNewsletter』Photo by Gabriela Camerotti【提供:武田薬品工業株式会社】
2014年09月04日最近は、女性誌などでも女性ホルモンについて取り上げられる機会が増えてきましたよね。女性ホルモンが、女性の健康やキレイに関わっていることを聞いたことがある人は多いはず。では、上手に女性ホルモンのバランスをとるにはどうすればいいのでしょう?対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長の対馬ルリ子医師によると、自律神経を調節する脳の視床下部でコントロールされている女性ホルモンに、女性の気分と体はコントロールされているそう。大昔の女性の寿命である50歳までの、女性ホルモンに守られている年代は、男性よりも女性のほうが亡くなる確率が低いとか。けれども、産後や月経前や更年期は、女性ホルモンが一気に減少するタイミングなので、産後であればマタニティブルーになったり、月経前はイライラや落ち込みが出やすい月経前症候群になったりします。そして更年期を終え、女性ホルモンがなくなると、骨、脳、関節、、筋肉、胃腸、皮膚、血管などに不調が発生するそう。現在は寿命が延び、更年期を終えても生きる人がほとんどですから、人生の後半部分は女性ホルモンがほぼない状態。その結果、昔より婦人科疾患や女性ホルモンの減少が関与する疾患を抱える人が増えているそうです。一方、現代の若い女性も乳がんや子宮体がんなどにかかりやすくなっていると言われているとか。それは、晩婚化と少子化が進んでいるため。その結果、若い間に月経がくる回数が多くなり、女性の体はつねに女性ホルモンの変動・ゆらぎにさらされていることになり、乳がんや子宮体がん、子宮内膜症、子宮筋腫になりやすくなるそう。そこで大切なのが女性ホルモンへの意識と知識を高めることと、対馬先生は言います。女性ホルモンについて正しい知識を身につけておけば、不調を乗り越えることも可能なのです。例えば、更年期症状をあまり訴えないことで知られる日本女性は、大豆製品をよく食べるためと言われているそうです。大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをする作用をもつとのこと。けれども、せっせと大豆製品を食べている人のなかでも、女性ホルモンの効果をより期待できる人とできない人がいるとか。大豆イソフラボンに女性ホルモンに似た働きを期待するなら、腸内細菌で「エクオール」という物質を生み出せることが大切。体内環境によって、「エクオール」を産生することができる人とできない人がいて、日本人では半分以上の人が自力で「エクオール」を産生することができないそう。そのために、「エクオール」を摂取できるサプリも販売されています。対馬ルリ子先生いわく、「我慢とあきらめは美徳じゃない」とのこと。生理や出産など、女性として自分のカラダに向き合う機会は多くありますが、自分の体の仕組みを知って、上手にホルモンとのバランスをとることを意識してみては?・エクオール 公式サイト
2014年08月21日隙間時間にスクワットをすると痩せていきます。下半身を鍛えると痩せホルモン(成長ホルモン)が分泌され、ダイエットをサポートしてくれるのです。隙間時間を活用してダイエットライフを楽に乗り切りましょう!■ダイエットしながら若さを維持「いつまでも若く健康でありたい」と思うのは人類共通の夢です。ダイエットしながら20代の若さをずっと保てたら凄い!と思いませんか?今から気をつけていたらそれも可能になるかもしれません。若さを保ちながら、ダイエットホルモン分泌を促すスキマビクス(スキマ時間エクササイズ)をご紹介します。■ダイエットに有効な成長ホルモン成長ホルモンという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。成長ホルモンとは、身体の組織の修復・合成、代謝促進等の効果をもつホルモンです。成長ホルモンはアンチエイジングの最強ホルモンであると同時に、ダイエットにとっても代謝アップ・体脂肪燃焼等にとても有効なホルモンです。成長ホルモンの分泌が活発になるタイミングは、運動後と入眠から2時間後だと言われています。つまり、スキマビクスをし続ければ、成長ホルモンが出続けるわけですね。■ダイエットに有効なエクササイズ法とは?ダイエットのクライエントさんに、どのように運動すれば効率的に痩せられますか?と質問されます。効率の良い運動方法は、先にスクワット等の筋トレ(無酸素運動)をおこない、その後ジョギング等の有酸素運動をすること。スクワットの後、15分~30分経過すると、成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンが脂肪燃焼を促進し、筋トレせずに有酸素運動をするよりもダイエット効果が高まります。出かける前にスクワットをすると、歩きながらダイエットができるのです。■アンチエイジングしながらダイエット「マイオカイン」というアンチエイジングホルモンが「下半身の筋肉細胞」から分泌されることが、近年の研究で明らかになっています。スクワットをベースに、オリジナル呼吸法をプラスすることで、このマイオカインの分泌を効率よく促すことができます。マイオカインはダイエットにもとても有効なホルモンなのです。■マイオカイン分泌を促すスクワット法まず肩幅の2倍の幅をとって立ち、手は胸の前で合掌します。息を吸いながら、真っすぐ腰を降ろします。手は天井を指すように引き上げます。腰を下げたらここで少しキープ。息を吐きながら元に戻します。腕も胸の前に戻します。次の4つがスクワットのポイントです。1.ゆっくりおこなうこと。3秒で降りて2秒キープし、3秒で元に戻します。2.腰を真っ直ぐ降ろすこと。やや出っ尻になるようにします。3.つま先を45度に開くこと。4.腰を降ろしたとき、膝がつま先より先にでないこと。(膝を痛めます)このスクワットを、1回目:10セット、2回目:7セット、3回目:5セット行いましょう。間に30秒程休憩を入れます。腕の上げ下げがキツイ方は足の動きだけで十分です。また、回数が多すぎると感じた方は、1回目:8セット、2回目:5セット、3回目:3セットずつに減らしても構いません。最後は乳酸がたまって足が痛くならないように足を叩きます。叩かないと筋肉痛になるので必ず叩きましょう。■最後に若さと健康を維持しながら痩せようと思うのなら「~だけ」のダイエット法には絶対走らないことです。20代の方は急に痩せてもしわくちゃにはなりませんが、身体を壊す可能性があります。例えば、無理なダイエットをすると不妊症になる場合があるのです。「痩せて素敵な彼を見つけて結婚する」ためのダイエットが水の泡になってしまいますね。私がお勧めするのは、痩せて健康的に綺麗になること。ただ体重を落とすことではありません。痩せてもやつれた感じになっては意味がありません。ホルモンの仕組みを知り、活用しながら効率良くダイエットをする方法をお勧めします。日々の生活の中にエクササイズを取り入れて、無理なく自然に痩せていきましょう!(林田玲子/ハウコレ)
2014年08月17日女性の体や心は、女性ホルモンの多大な影響を受けています。女性ホルモンバランスが崩れると、便秘や生理不順、不妊症、更年期障害などの不調にも繋がります。心身ともに健やかで美しくいるために、自分で気をつけるべき3つのことをお伝えします。1.食べ物で気をつけることまずは、体を冷やさないこと。今は内臓からの冷えも増えているので、真夏でも冷たいものを飲んだり食べたりするのは控えましょう。カレーや韓国料理等、辛いものは体を温めるのでオススメです。また、女性ホルモンと似た働きを持つ大豆イソフラボンや、カボチャ、ナッツ類などを積極的に摂取しましょう(ただし摂り過ぎには注意!)。食品添加物などに含まれる物質は女性ホルモンの状態を乱すので、食品を買うときも意識して添加物を避けるようにしたいものです。2.姿勢に気をつける女性ホルモンは卵巣でつくられます。骨盤が歪んで、正常な働きを損ねないよう、普段の姿勢や歩き方、座り方に注意しましょう。パソコンに向かっていると骨盤は前傾しやすいので注意してください。壁に背を向けて立ち、後頭部・ 肩甲骨・おしり・かかとの4点が壁にしっかりついていれば正しい姿勢です。電車の中ではお腹を引き締めて立つなど、日常生活を少し意識して過ごすだけで、ずいぶんと違ってきます。3.身につけるものに気をつける一般に平熱と言われる体温「36.5度」以下は「低体温」と呼ばれ、女性ホルモンバランスが崩れるだけでなく、色々な病気が発症する確率が高まります。体、特にお腹や腰回り、下半身を冷やさないようにし、夏でもなるべく靴下を履くことをオススメします。3つの首(首・手首・足首)で体は温まります。また、「色」や「香り」には心や体に働きかける作用がありますので、そのパワーを味方にし、積極的に活用するのも手。色では、赤い下着は血流を上げると言われていますし、ピンク色のものを身に着けていると優しい気持ちになり、女性ホルモンの分泌を促すという研究結果もでています。さらに、ピンク色は守ってあげたいという気持ちを起こさせますので、愛され力もアップ! その愛されて満たされる感情で女性ホルモンは活性化します。香りでは、バラの香りは緊張とストレスを和らげる効果があり、ホルモンバランスを整える作用があるといわれています。分泌されるのは生涯でティースプーン1杯分といわれる女性ホルモンですが、ちょっとしたことでその分泌は乱れてしまいます。ストレスを減らし、夜は0時前に寝るなどの規則正しい生活をするのが一番ですが、できないことに落ち込むのではなく、姿勢に気をつけたり、ピンクや赤を取り入れてみたり、楽しみながら美しさを維持していきましょう!
2014年08月05日今の時期は気温が高いのに体が冷え、むくみが気になったり生理不順になったりと、さまざまな不調を感じやすい季節。女性には特有の体のリズムやバランスがあり、特にアラフォー世代が気になりつつある女性ホルモンバランスの乱れは、さまざまな不調の遠因に。ご存じのように女性ホルモンは、卵巣から分泌されて体中をめぐり、肌や髪をうるおしてつややかに保ち、精神を安定させる働きをしています。女性ホルモンの分泌量は10代で増加し20代で安定、30代後半から徐々に減少していきます。毎月、排卵や月経をリズムよく繰り返し、バランスを保っていればよいのですが、加齢やさまざまなストレス、生活習慣などによっても女性ホルモンのリズムやバランスが崩れてきます。その結果30代ごろから不眠やイライラ、シミやシワ、むくみやほてりなど、更年期障害のような不調を感じる女性が増えているといいます。そこで私が最近飲みつづけているのが、不調なリズムやバランスを整えて、きちんとホルモンをめぐらせるための女性の味方、美容サポート飲料「めぐり美人 月のリズム」。大正製薬「めぐり美人 月のリズム」(290ml)\2,800(税抜き) 1日、10~15ccが1回量の目安。約1か月分。女性のリズムを整える和漢植物を製薬会社ならではの最適な比率でブレンド。使われているのは中国で古くから貴族女性たちが、美のためにこぞって使っていたという貴重な和漢素材の阿膠(あきょう)をはじめ、その働きをサポートする、紅花(こうか)、乾姜(かんきょう)、桂皮、人参という5種のめぐり素材が配合されています。さらに最近静かなブームのザクロ、ビタミンCやミネラル、ポリフェノールを豊富に含むラズベリー、うるおいを保つバラといった、美容にうれしい3種の自然素材もプラスされています。「めぐり美人 月のリズム」10~15ccを水やお湯で5~6倍に薄めて飲むのが基本ですが、ハーブティーにプラスしたり、ブランマンジェやプリンなどのスイーツにそのままかけて、というアレンジも美味。また、豆乳で薄めて飲むのもオススメ。ほんのり桃色でほっこりします。私は上品な甘酸っぱさが気に入って、チキンを焼く前のマリネ液や、サラダのドレッシングなどにも利用しています。その他、旅行や出張の際に便利なスティックタイプもあります。こちらはトライアルにもぴったりです。毎月のリズムがなんとなく不安定、あるいはつややハリが足りない、寝ている時についた跡がとれにくい…、などと感じているなら試してみるのもいいでしょう。
2014年07月18日10代後半の学生さん、20代の女子大生や社会人、そしてアラサーと、女性は「女性ホルモン」に悩まされ続けますよね。実は、同じ女性ホルモンによるイライラといっても、年代によってイライラの原因や対処法が違ってくるそうです。彼や友達とケンカをしてしまったり、些細なことにイラッと来るのは、何かが不足しているサインかもしれませんね。■1.「女性ホルモン」って何?女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種があります。エストロゲンには気分を高揚させる作用や抗うつ作用があるのに対し、プロゲステロンには気分を安定させる作用があり、それぞれ、異なる精神作用を持つので、ホルモンバランスの乱れで精神面に影響が出てしまうそうです。■2.年齢ごとにイライラの原因が変わる女性の体は年を重ねるごとに変化していきますよね。10代から20代へ。学生から社会人へ。そして人によってはお嫁に行き、娘の立場から母親の立場になる人も。ライフステージが変わると、人の心は揺れ、体にも影響が出てきます。では、年代別に特徴をみてみましょう。■3.10代から20代のイライラの原因10代後半あたりから異性やダイエットに興味を持ち始めるころ。この時期に無茶なダイエットをしたり、その反動でスイーツ三昧!という生活を送っていると、一番のモテ期を台無しにしてしまうことに!人生で、お肌もカラダも一番キレイな時期ですが、10代から始まった身長や骨格などの成長を定着させるため、カラダは「鉄分」を大量に使うようです。鉄分が不足すると貧血気味になり、些細なことでキレたり不安になるので注意しましょう。■4.20代から30代のイライラの原因学生から社会人になったり、生涯のパートナーを得て、家庭を築く人も出てくる転換期ですね。しかしストレスも多くなる時期で、女性ホルモンの「プロゲステロン」から作られる「副腎皮質ホルモン」の分泌が正常でないと、イライラが多くなることに。イライラすると体内にストックされたビタミンCを消費してしまうので、鉄分とタンパク質が一緒に採れるお肉や魚介類をベースに、ビタミンCを多めに摂取すると良いそうです。■5.イライラは糖分ではなくタンパク質摂取で改善!?「脳の栄養は糖分」と思っている人がまだ多く、イライラするとスイーツに走りがちですが、もうこの情報は「古い」そうです!クヨクヨ悩むのも、イライラするのも、脳が司令塔ですが、脳も、他の体の部位と同じくタンパク質が主成分。感情を司る脳の「神経伝達物質」もタンパク質から作られているので、イライラしたら、スイーツではなく、チーズやナッツ類、ビーフジャーキー、するめなどをおやつにしてみましょう。■おわりにスイーツなどの糖質によって女性ホルモンが乱れ、しなやかなボディラインも崩してしまうので、一番のモテ期を棒に振らないためにも、早めにイライラの原因を断っておきましょう。(丸田みわ子/ハウコレ)【参考】・定真理子著『「女性ホルモン力」がアップする食べ方があった!』青春出版社
2014年07月16日突然できる吹き出物に、冷えやむくみなど慢性化している体の不調、わけもなくイライラしたり不安になったりすることが増えた…という方、もしかしたら女性ホルモンの分泌が少なくなっているのかもしれません。女性ホルモンの働きを知ることができれば、今ある不調を改善し、もっと美しくイキイキと毎日を楽しめるようになります。私たち女性の美しさを大きく左右する女性ホルモンとうまくつきあって、毎日のキレイを維持しましょう!■女性ホルモンって?女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという二つのホルモンがあります。この二つのホルモンは卵巣から分泌されるのですが、その量は、なんと一生でティースプーン1杯ほど。一生をかけて、これだけわずかな量しか分泌されないということは驚きですが、そのわずかな分泌量の違いが私たちの美しさに、とても大きな影響を与えているということです。■2種類の女性ホルモンの働きについて<エストロゲン(キレイを維持するホルモン)>・生理後から、排卵までの間に分泌されます。 (排卵の際に、プロゲステロンも少し分泌されます)・肌をきれいにしてくれ、体調やこころの健康に大きく関係しています。・ダイエットをサポートしてくれます。<プロゲステロン(妊娠に欠かせないホルモン)>・排卵後から、生理までの間に分泌されます。・むくみやすくなったり、イライラしたり、肌やこころ、体調に不調をきたしやすくなります。様々な働きをしてくれる女性ホルモンは、一般的に10代頃から徐々に分泌され、20代でピークを迎え、その後徐々に減少し閉経するまで分泌されると言われています。美しさを維持するために欠かせない女性ホルモン、減少していくと美しさを維持するのも大変になるので、食べ物からも補って美しさをキープしましょう。■女性ホルモンに似た成分を含む食べ物女性のキレイをサポートしてくれるエストロゲンに似た働きをしてくれるのが、大豆に含まれる“イソフラボン”。大豆を加工した食品と言えば、豆腐やきなこ、豆乳などがありますが、イソフラボンはビタミンEと一緒に食べることで吸収率がアップするので、ぜひ一緒に食べるようにしましょう。<イソフラボンの吸収率を高めるおすすめの食べ方>・冷ややっこには、良質のオリーブオイルと岩塩をかけて・豆乳ときなこのドリンクに、砕いたナッツをかけてその他、厚揚げや油揚げ、がんもどきは油で揚げてあるので、おすすめです。ただ、イソフラボンは摂りすぎると子宮がんや乳がんのリスクが高まることもありますので、食べ過ぎには注意して下さいね。
2014年07月10日肌の露出が増えはじめ、ボディの美観が気になってくる時期。あの手この手でボディケアをしても、35歳を過ぎると女性ホルモンの分泌がガクンと低下、肌のハリ艶、バストやヒップのラインにあらがいがたい影響が出てきます。アラフォーの美ボディづくりには、女性ホルモン(とくに女性らしい体つきを作るエストロゲン)の働きをサポートする“植物エストロゲン”を含む食品の摂取が重要キーひとつです!©jkphoto69 - Fotolia.com“植物エストロゲン”の代表食材に落とし穴?!“植物エストロゲン”といえば、有名なのは大豆に含まれる大豆イソフラボン。ところが近年になり、実はこの大豆イソフラボンが腸内細菌と出合うことで生成される「エクオール」という物質こそが、女性ホルモンに似た働きをしていることが判明しました。「エクオール」を体内で作れるかどうかはその人の腸内細菌の状態次第。日本や中国など、大豆をよく食べる国でも約50%の人しか「エクオール」を作ることができないそうです。植物エストロゲンを補えるおすすめ食材つまり、女性ホルモンの働きをサポートしていくには、植物エストロゲンを含むほかの食材についても頭に入れておく必要が。そこで今回は、ちょっと小腹が空いた時におやつとして摂れる3つの種子、チアシード、パンプキンシード、サンフラワーシード(ひまわりの種)をご紹介します。これらの種子は、女性ホルモンのバランスを整えるビタミンB6、ミネラルなども豊富なことで知られていますが、リグナンやボロンと呼ばれる植物エストロゲンも含有しています。3種類の種子を使ったお手軽おやつパンプキンシードはオリーブオイル、バジルなどのハーブ、お味噌またはアンチョビなどの塩気を加えてミルサーで混ぜればヘルシーなディップに。サンフラワーシードは、フルーツやナッツと一緒にヨーグルトに入れたり、小魚と一緒にローストすればスナックとして美味しく食べれます。植物エストロゲンや各種ミネラル、美肌づくりに欠かせない必須脂肪酸 オメガ3の含有量においては植物の中でナンバーワンのチアシード。このチアシードは水分を含むと種の周りがぷるぷるのゼリー状になるので、これからの季節にふさわしいドリンクにしてみました。初夏には爽やかなチアシードドリンクをチアシード大さじ2に、微炭酸のミネラルウォーター180mlを注ぎ、3分程待ってぷるぷる感が出たら、レモン4分1個の果汁とメープルシロップ小さじ1を混ぜる。さらにカットフルーツを投入すれば、デザート感覚で飲めるチア・フルーツスカッシュが完成!シュワシュワぷるりなノド越しを楽しみながら、夏本番までに魅惑の肌とボディをつくっていきましょう♪・ (参考)エクオールと女性の健康-NPO法人女性の健康とメノポーズ協会
2014年05月20日甘いものを食べるとやる気がでたり、ストレスを忘れさせてくれるのはなぜでしょう? ついつい甘いものに依存してしまっている現代人が増えていますが、実はそれには、幸せホルモンとよばれている「セロトニン」が深く関係しているのです。■幸せホルモン「セロトニン」とはセロトニンとは、気分を安定させるのに必要な神経伝達物質で、9割は小腸の粘膜にある細胞内に存在しています。実は脳を興奮させる物質ではあるのですが、落ち込んだ心を励ますと同時に、感情の爆発を抑えながら心を穏やかにもしてくれる感情物質です。別名「幸せホルモン」ともよばれているセロトニンですが、実際、摂食障害や暴力行動、うつ病の原因には、セロトニン不足が関係しているといわれています。また、セロトニンは睡眠に関与しているメラトニンという物質の原料にもなるため、気分だけでなく、夜に眠り朝に目覚めるという、1日のサイクルにも影響をおよぼします。■甘いものを食べるとやる気が出る理由ストレスを感じた時、ついつい甘いものが食べたくなりませんか? 実はこれには根拠があるのです。セロトニンは、赤身の肉に含まれるトリプトファンというアミノ酸を原料にして合成されますが、摂取したトリプトファンを脳に運ぶにはブドウ糖が必要になります。そのため、肉や魚を食べた後に甘いデザートを食べることによって、セロトニンの分泌が促進され、幸福感や満足度を高める働きがあるのです。また、もうひとつの理由として、血糖値が関係しています。甘いものやご飯などの糖質を摂ると、血糖値が上がります。そして、上がった血糖値を下げるために、インスリンというホルモンが分泌されます。インスリンには血糖値を下げる働きがあるのですが、同時に、体内でタンパク質をつくる働きもあるのです。タンパク質はアミノ酸からできるので、体内で多くのアミノ酸が使われ減少することによって、トリプトファンの比率が高くなります。その結果、セロトニンが一時的に増加するのです。そのため、甘いものを食べることによって、一時的な快楽を感じることになるのです。ただし、あくまで、インスリンによってトリプトファンの比率が高まっているだけで、量が増えている訳ではないため、一時的な快楽に過ぎません。ストレス過多の方やうつ病の方が甘いものに依存してしまうケースも多いですが、本来の解決策は、甘いものではなく、トリプトファンが多く含まれた食べ物を食べるなどして、セロトニン分泌を増やすことにあります。次ページにあげることを意識してみるとよいでしょう。■セロトニンを増やすために心掛けたいことストレス対策やアンチエイジング、ダイエットを成功させるには、セロトニンを味方につけることです。セロトニンの分泌を増やすために、下記のことを意識してみましょう。1.朝日を浴びる2.リズミカルな運動をする(ウォーキング、自転車、階段の昇り降り、咀嚼)3.トリプトファンを含む食材をとる(肉類、赤身魚、バナナ、豆乳、ひまわりの種)4.ビタミンB6、Cをとる(トリプトファンをセロトニンに変換するのに必要な栄養素)5.意識的に呼吸をする(深呼吸、ヨガ、座禅)6.規則正しい生活をする(早寝早起き)抗うつ剤を服用している方、深刻な肝機能障害がある方や妊婦さんに限っては、トリプトファン摂取に制限があるので、注意してください。また、トリプトファンに限らず、多量に摂りすぎると弊害がでてくることもありますので、何事も過剰にならないよう気を付けましょう。ストレスが溜まっている時に甘いものに頼っても、一時しのぎに過ぎないばかりか、健康を阻害してしまいかねません。セロトニンを上手に活性化させ、心の安定をはかりたいですね。セロトニンの活性には、少なくとも3ヵ月必要だといわれていますので、できることから無理なく継続してみましょう。またこういった生活を心掛けることが、心身ともに安定した健康的な状態をつくり上げることに繋がります。
2014年04月22日(画像はプレスリリースより)美容液+乳液+マッサージオイルエステサロン、化粧品販売を行っているドルフィンズは、2014年4月17日(木)より女性ホルモンに着目した天然100%スキンケアコスメブランド「jolve(ジョルブ)」から「jolve Jasmine Clarity 3in1スキンケア」を販売する。厳選オーガニックで安心サポート美のホルモンとも呼ばれる「エストロゲン」は、ストレスや加齢により分泌が減少してしまい、髪のパサつき、肌の乾燥などの原因となる。「jolve」には植物性エストロゲンを含む成分を使用。英国土壌協会の認定を受けたオーガニック クラリセージ、品質にこだわったイラン産のオーガニック ザクロ種子オイル、うるおい成分をたっぷり含むダイズオイル、教育機関の研究で血中エストロゲンの増加が認められたサンダルウッドなどの女性にうれしい成分がたっぷりと配合されている。のべ4,000人以上の日本人女性を対象とした香りテストを行い、ジャスミン、サンバックをベースに、みずみずしいオーガニックレモンなどを配合し、さわやかで上品、すっきりした香りに仕上げている。【参考リンク】▼ドルフィンズプレスリリース/@Press▼ドルフィンズ▼jolve商品ページ
2014年03月17日話題の「豆乳飲むだけダイエット」。飲むだけで痩せるなんて、ホント?!と思ってしまいますが、「生理前」という、女子が一番太りやすい時期のホルモンバランスを利用したダイエット法。ちょっと気になりますね。そこで今回は、ホルモンバランスと豆乳ダイエットについてご紹介したいと思います。■どうして太るの?生理前になると食欲が旺盛になってしまい、とにかく食べてしまう!という方が多いですよね。これは、ホルモン変化の影響なのです。生理の前になるとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が盛んになります。プロゲステロンは、別名妊娠ホルモンとも呼ばれ、赤ちゃんが子宮内で成長することを前提としているために食欲が増加してしまうのです。それだけでなく、プロゲステロンは、水分の代謝を低下させる作用があるため、むくみや便秘を引き起こし太りやすい環境を作ってしまいます。■豆乳が効く理由このプロゲステロンの分泌が盛んになる生理前に、エストロゲン(卵胞ホルモン)やミネラルを補充し、できるだけ溜めこまずに過ごすのが太らない秘訣。豆乳には、溜めこまない身体を作る成分が詰まっているのです!(1)大豆イソフラボン体内でエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボン。生理前のエストロゲンの減少を補い、イライラを予防して過食を防ぎます。(2)ミネラル豆乳には、スムーズな水分代謝に大切なカリウム、腸内の水分バランスを保つマグネシウム、気持ちを落ち着かせる効果のあるカルシウムなどのミネラルが含まれています。(3)オリゴ糖腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えて溜めこまない身体を作ります。(4)大豆サポニン大豆サポニンには、ブドウ糖が脂肪細胞に取り込まえ脂肪として蓄積されるのを防ぐ働きがあります。生理前になるとイライラして甘いものや炭水化物が食べたくなる女子には強い味方です!(5)ビタミンEアンチエイジングビタミンとしてお馴染みのビタミンE。ビタミンEには、毛細血管を広げる働きがあります。また、強力な抗酸化作用で血液中の脂肪が酸化されるのを防ぎ血液をサラサラに保ちます。毛細血管が広がり、血液がサラサラになると子宮周辺の血流量もUP!生理痛の予防にも効果的です。■どうして生理前だけなの?良いことづくめの豆乳。もちろん毎日飲んでも良いのですが、生理前1週間に絞っているのは、豆乳の効果に身体が慣れてしまわないためです。生理が始まったら飲むのをストップしましょう。■いつ飲むのがベスト?大豆サポニンには、満腹中枢を刺激する効果もありますから、食前に飲みましょう!理想は、朝食の前。胃腸が空の状態で豆乳を摂る事で、豆乳の成分の吸収が高まりますし、寝起きの水分は腸を刺激してぜん動運動を促します。■どんな豆乳が良いの?成分無調整の豆乳を選びましょう!大豆イソフラボンだけでなく、大豆サポニンやビタミン・ミネラルも無調整豆乳のほうが多く含まれています。どうしても飲みにくい方は、ハチミツを加えたり、ヨーグルトに混ぜると飲みやすくなりますよ。■おわりに豆乳だったら、コンビニでも買えて、しかも1週間飲むだけでOKというお手軽さ!ダイエット目的でなくても、イライラやむくみといったPMSを和らげる効果もありますから、試してみる価値アリですね!(岩田麻奈未/ハウコレ)
2014年02月16日昨年は、サバ缶ダイエットが大流行しましたね。サバ缶を食べると痩せホルモンの分泌が活発になる、というダイエット法でしたが、みなさん試されましたか?食べるだけで痩せホルモンが出て痩せられるなら試してみる価値あり!ですよね。そこで今回は、食べるだけで痩せホルモンが出る食べ物をご紹介したいと思います。■痩せホルモンとは?通称痩せホルモン「GLP-1」は、消化管ホルモンで消化管に入った炭水化物を認識して分泌されるホルモンです。GLP-1は、インスリンの分泌を促すだけでなく、血糖値を上げるホルモンの分泌を抑制して、血糖値の上昇を抑えます。血糖値が急上昇しなければ、急降下することもありません。血糖値が安定することで食べた物が脂肪として蓄積されるのを防ぐ効果があります。このほか、食べた物を胃からゆっくり排出させる作用や、満腹中枢を刺激して食欲を抑える効果もあります。■腸を刺激して痩せホルモンを出す食べ物2つ(1)食物繊維痩せホルモンGLP-1を分泌するのは、小腸から大腸にかけて存在するL細胞です。そこを刺激することで痩せホルモンが分泌されやすくなります。食物繊維は、大腸に入ると腸内細菌によって分解され、L細胞を刺激して痩せホルモンの分泌を促します。(2)EPAサバやイワシなどの魚介類に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)にも、痩せホルモンの分泌を促す効果があります。L細胞には、EPAの受容体があり、L細胞にEPAが入ると痩せホルモンが分泌されるからです。■食物繊維の多い食べ物ベスト10(100g中)1位きくらげ(乾)57.4g2位ひじき(乾)43.3g3位昆布(乾)37.1g4位海苔(乾)36g5位インゲンマメ(ゆで)13.3g6位おから11.5g7位大麦9.6g8位オートミール9.4g9位納豆6.7g10位モロヘイヤ5.9g■EPAの多い魚ベスト101位サバ水煮缶2370mg(メーカーにより異なる)2位いくら1613mg3位マグロ(トロ)1450mg4位イワシ1171mg5位ハマチ984g6位イワシ水煮缶949g7位ブリ940mg8位秋刀魚885mg9位ニシン874mg10位鰻587mg■食べ方食物繊維は、1日20gを目安に摂ると良いでしょう。EPAは、サバ缶やイワシ缶などの摂りやすい食品がありますから、1日1缶を目安に食べると良いですね。痩せホルモンを早めに分泌させて満腹中枢を刺激するためにも、食物繊維やEPAを含む食べ物から食べて下さいね!■おわりに食べるだけで痩せホルモンが分泌されるなんて、魅力的ですよね。食物繊維は、腸内美化に役立ちますし、EPAは、生理痛の予防や目の乾きにも効果的。どちらも、痩せホルモンだけでなく、美肌女子にもダイエット女子にも必要な栄養素です。沢山食べて、スリムな美ボディも、美肌もゲットしましょう!(岩田麻奈未/ハウコレ)
2014年01月10日