ハ・ジョンウ、イム・シワンが共演、実話を基に描く『ボストン1947』が今夏、日本公開が決定。映画の舞台となった1947年4月19日に開催されたボストンマラソンに合わせ、解禁となった。1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンは“日本名”の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのだ。終戦と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のまま。1947年、ボストンマラソン。その2人がチームを組み、才能あふれる若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させる。<祖国の記録>を取り戻すために――。韓国で伝説の人となった金メダル選手ソン・ギジョンを演じるのは、『1987、ある闘いの真実』「ナルコの神」などに出演するハ・ジョンウ。ボストンで走る若手選手ソ・ユンボクには、「イカゲーム2」への出演も決まったイム・シワン。2人は本格的な訓練を受けて体脂肪を6%まで落とし、マラソン選手としてのリアルな肉体を作り上げた。さらに、ベルリンで銅メダルを獲得したナム・スンニョンに千の顔を持つ俳優として知られるぺ・ソンウ、ソ・ユンボクに想いを寄せるオクリムに「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「無人島のディーバ」のパク・ウンビンが扮している。監督は、全世界で熱狂を巻き起こした『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。壮大なスケールで重厚なヒューマンドラマを描いてきた名匠が、スポットの当たることが少なかった祖国解放から朝鮮戦争の間の時代の真実に迫る。また、ボストンマラソンは世界でも長い歴史を持つ格式の高い大会で、東京やベルリンとともにワールドマラソンメジャーズ対象大会の1つ。先日4月15日に開催され、パリ五輪代表の大迫傑選手が出場し、話題となったことも記憶に新しい。独立以降、初めて韓国代表として参加した国際大会である1947年のボストンマラソンを舞台にした本作は、過去の悲しみと苦しみを、未来の喜びと勇気へと昇華させるように観る者の感情を揺さぶるだろう。『ボストン1947』は今夏、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日春に向けて新しいバッグを買い足したい!という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、人気の「横長ボストン」をご紹介。ミニサイズだけど収納力も兼ね備えていて、休日のお出かけに重宝するはず。ぜひ、この機会にチェックしてくださいね♡幅広いシーンに使えるベーシックなデザイン出典:ViS【VIS(ビス)】の「横長ボストンバッグ」¥6,919(税込)は、ショルダーバッグとしても使える2way仕様。ベーシックなデザインで、卒業・入学式といったオケージョンシーンにも重宝しそうです。カラーはブラック・アイボリー・ダークベージュをラインナップ。セットで使える「ポーチ付きスマホショルダー」や「ミラーチャーム」も別売りされているので、自由にカスタマイズできますよ♡肩掛けしやすい長めのハンドルがポイント出典:.st【BAYFLOW(ベイフロー)】の「ヨコナガボストンバッグ」¥8,800(税込)は、細くて長めのハンドルがレディライクな印象に。下側の両サイドが飛び出たような一癖あるディテールも目を引きます。公式によると「500mlボトルや長財布が入る大きさ」とのこと。内側にはポケットがあるので、細かいものも収納しやすいですよ。カラーはブラック・イエローから選べます◎トラッドな雰囲気を纏えるバイカラーデザイン出典:.stこちらの「横長ミニボストン」¥8,800(税込)も【BAYFLOW】のアイテム。バイカラーデザインがコーデのアクセントになりそうですね。きれいめな合皮のショルダーと、カジュアルなライン入りのショルダーを気分に合わせて使い分けられるのも魅力。ゴールドのキーチャームも上品見えに一役買ってくれそうです。カジュアルコーデ派さんにはコレ!出典:.stカジュアルコーデ派さんにおすすめなのが【O0u(オー・ゼロ・ユー)】の「ワイドボストンバッグ」¥9,900(税込)です。コットン素材の太めのショルダー紐がついていて、スポーティーな着こなしともマッチしますよ。公式によるとバッグには「高いバイオベース度の廃棄されるりんごから作られた合皮素材を使用」しているとのこと。ブラック・ベージュはもちろん、差し色として使えるピンクも可愛いですよ♡※すべての商品情報・画像はViS、.st出典です。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:nanami
2024年02月16日10月6日(金)より、70名以上を率いて20年ぶりに日本公演を行う、アメリカの至宝“ボストン・ポップス”。開催まであと1か月半となった「ボストン・ポップス on the Tour 2023」の、10月8日(日)東京国際フォーラム ホールA、10月13日(金)大阪・フェスティバルホールで行う「STAR WARS:The Story in Music」のストーリーテラーが決定した。「ボストン・ポップス on the Tour 2023」チケット情報10月8日(日)の東京国際フォーラムホールA公演でストーリーテラーを務めるのは、「スター・ウォーズ」シリーズで、カイロ・レンの日本語吹き替え版声優を担当する津田健次郎。一方、10月13日(金)の大阪・フェスティバルホールのストーリーテラーは、「スター・ウォーズ」シリーズでアナキン・スカイウォーカーの日本語吹き替え声優を務める、浪川大輔が担当する。エピソード1~9の名曲たちと共に、観客をスター・ウォーズの世界へ誘う担い手として、「スター・ウォーズ」シリーズの日本語版声優を務めるふたりが、本公演のストーリーテラーを担当することになった。なお、今回の「STAR WARS:The Story in Music」は、本場アメリカで今年初披露となるプログラムで、アメリカ国外では世界最速、日本初上陸となる。また、東京、大阪両公演ナビゲーターに、元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーとして活躍する笠井信輔が就任。年間130本以上の新作映画を鑑賞するほどの映画好きとしても知られる笠井が、映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズが作り上げた「STAR WARS」の音楽をじっくりと楽しむことができるこの公演を、さらに盛り上げる。「STAR WARS:The Story in Music」の各公演チケットは発売中。
2023年08月18日井上芳雄が10月に開催されるボストン・ポップス来日公演にゲスト・ヴォーカルとして出演することが決定した。ボストン・ポップスが日本で公演を行うのは20年ぶりとあって、すでに大きな注目を集めているが、10月6日(金)から8日(日)の東京国際フォーラムホールA、10月12日(木)と13日(金)の大阪・フェスティバルホールに続いて、10月10日(火)にサントリーホールでの追加公演が決定。ゲスト・ヴォーカルを井上芳雄が務める。当日は『サウンド・オブ・ミュージック』『美女と野獣』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といったミュージカルや映画の名曲が披露される。井上は、ボストン・ポップスの演奏と共に、『レ・ミゼラブル』の「Stars」、『アラジン』の「ProudofYourBoy」など計6曲を披露する予定だ。■井上芳雄 コメント今回、ゲストとして参加させて頂けることを心から光栄に思います。あれは忘れもしない、僕が14歳の時の年越し。当時アメリカに住んでいた僕たち家族は、ちょうどボストン旅行中で、ボストン・ポップスのコンサートで新年を迎えました。それ以来、ボストン・ポップスは僕にとって特別な存在です。あの輝かしい演奏と共に、僕の愛するミュージカルのナンバーを歌わせて頂けるなんて、これ以上の幸せはありません。今からとても興奮しています。特別な時間をご一緒できますように!井上芳雄ボストン・ポップス on the Tour 2023OSCAR & TONY 日本公演10月10日(火) 18:30開演サントリーホール■チケット情報出演:指揮キース・ロックハート演奏ボストン・ポップス・エスプラネード・オーケストラゲスト井上芳雄(ヴォーカル)【演奏予定曲目】ハリウッド万歳『サウンド・オブ・ミュージック』序曲『雨に唄えば』より“雨に唄えば”(ヴォーカル:井上芳雄)『レ・ミゼラブル』より“星よ”(ヴォーカル:井上芳雄)『ウエストサイド物語』より“マンボ”『ボヘミアン・ラプソディ』より“ボヘミアン・ラプソディ”『美女と野獣』序曲『アラジン』より“自慢の息子”(ヴォーカル:井上芳雄)『トイ・ストーリー』より“ 君はともだち”(ヴォーカル:井上芳雄)『リトル・マーメイド』より“アンダー・ザ・シー”『バック・トゥ・ザ・フューチャー』組曲『オペラ座の怪人』序曲『サンセット大通り』より“サンセット大通り”(ヴォーカル:井上芳雄)『タイタニック』より“マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン”(ヴォーカル:井上芳雄)『パイレーツ・オブ・カリビアン』の楽曲アンチェインド・メロディ『ハリーポッターと賢者の石』より“ヘドウィグのテーマ”『E.T.』より“フライング・テーマ”42nd ストリート
2023年06月20日キーラ・ナイトレイ主演、リドリー・スコット製作でアメリカを震撼させた“ボストン絞殺魔”事件を描くオリジナル映画『ボストン・キラー:消えた絞殺魔』が「Disney+(ディズニープラス)」スターにて3月17日(金)より独占配信。キービジュアル&予告編映像が解禁された。本作は、1960年代初期に米ボストンを震撼させた連続殺人鬼“ボストン絞殺魔”事件を解決へ導いた2人の女性新聞記者の勇敢な姿にフォーカスし、新たな視点で描いた実話に基づくクライム・サスペンス。女性がアパートで殺されている事件が立て続けに発生した。共通しているのは、被害者が犯人を怪しみもせず自宅に入れていたこと、そして殺された女性の大多数はストッキングでの絞殺されていたことだった。当時はDNA鑑定の技術も発達していなかったため、すぐに犯人逮捕には至らなかった。そんな中、連続殺人事件の関連性にいち早く気づき、報道したのが1961年にボストンで創刊された「Record American」の新聞記者だったロレッタとジーン。自らの命を危険にさらしながらも調査を進めていく彼女たち。自分の家族との時間を犠牲にして真実に迫っていく。解禁された予告編では、連続殺人事件に興味を持ったキーラ演じる新聞記者ロレッタが独自で証拠を探り、事件の真相を暴こうと奔走する様子が映し出される。この事件を引き続き報道しようはするロレッタだったが、男性記者たちは聞く耳を持たなかった。そんな中、連続事件の被害はますます拡大、さらにロレッタの身にも危険が迫る...。あわせて解禁となったのは、電話片手に背後を気にするロレッタが映るキービジュアル。強いまなざしが印象的だが、「男性は仕事、女性は家庭」という考えが“当然”とされた当時のアメリカで、警察や男性の記者が彼女たちをジャーナリストとして認めてくれず相手にされない中、諦めずに事件の真相究明に尽力する姿にも注目だ。キーラ・ナイトレイ主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでお馴染みのキーラ・ナイトレイ。そして、同僚の女性記者ジ ーン・コール役には『ゴーン・ガール』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のキャリー・クーン。さらに、プロデューサーには『最後の決闘裁判』『オデッセイ』 『ハウス・オブ・グッチ』などの監督を務めた巨匠リドリー・スコットをはじめ、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 のケヴィン・J・ウォルシュ、『プロミシング・ヤング・ウーマン』で製作を務めたジョシー・マクナマラが名を連ねている。『ボストン・キラー:消えた絞殺魔』は3月17日(金)よりディズニープラスのスターにて配信。(text:cinemacafe.net)
2023年02月26日ニューバランス(New Balance)とボストン発のコンセプトショップ「ボデガ(Bodega)」のコラボレーションによる「90/60」スニーカーが、2022年12月15日(木)、ニューバランス 六本木 19:06ほかにて発売される。「90/60」をコンビアッパーでコラボレーションスニーカーのベースとなる「90/60」は、ニューバランスを代表する「990」シリーズと、2000年代初頭のパフォーマンス・ランニングシューズ「860」のシルエットや機能性を取り入れたモデルだ。トゥ部分には「990」のデザインを踏襲しつつもシャープな印象に仕上げ、つま先からかかとにかけて流麗にアッパーパーツを配している。ボデガとのコラボレーションでは、「90/60」の機能性や独特のフォルムはそのままに、ブルー、タン、そしてグレーのヌバックとスエードでアッパーを構成。異素材レザーの下には、エアーメッシュを重ねた。詳細ボデガ × ニューバランス 90/60発売日:2022年12月15日(木)取扱店舗:ニューバランス 六本木 19:06(東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン ガレリア1F)、ティーハウス ニューバランス(東京都中央区日本橋浜町3-9-2)、ニューバランス公式オンラインストア価格:24,200円カラー:ブルーサイズ:D/ 23.5〜29.0cm、30.0cm【問い合わせ先】ニューバランス ジャパンお客様相談室TEL:0120-85-7120
2022年12月08日世界中で愛されてきた話題のコンテンツ「ゴッホ・アライブ」が、金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)にて2022年12月10日(土)から2023年3月5日(日)まで開催いたします。ゴッホ・アライブグランデ・エクスペリエンセズが企画制作したゴッホ・アライブは、芸術性とエンターテイメント性を兼ね備えた五感で楽しむ全く新しい没入型の展覧会。3,000点以上に及ぶゴッホの名作が、力強いクラシック音楽に乗って、巨大かつ鮮明な画像で生き生きと再現された空間は別世界。まるで絵画の中の世界を歩いているかような感覚に。会場に足を踏み入れた瞬間から、光、色、音、香りの鮮やかなシンフォニーに包まれ、次々と流れるビジュアルとサウンドに身を委ねる体験は“忘れられない”特別な体験となることでしょう。●みどころ【体感できる!没入型展覧会】ゴッホ・アライブは、時空を超えて来場者をオランダ、パリ、アルル、サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズに誘います。クラシック音楽が流れる中、ゴッホの作品の3,000以上の画像が壁や柱、天井、床などありとあらゆる場所に映し出されます。細部まで色鮮やかに再現された作品の数々を見れば、ゴッホの当時の思いや感情を感じずにはいられません。一瞬にして来場者をゴッホの傑作の世界に引き込みます。Photo:Grande Experiences【新しいアート鑑賞の形】静まりかえった館内で作品から離れて鑑賞する―そんな従来の鑑賞法とは全く違い、「五感で」ゴッホ作品を体験し楽しむことができます。場内に一歩踏み入れた時から、光と色、音とアロマの力強いシンフォニーに包まれ、日常を離れてゴッホの世界に引き込まれます。Photo:Grande Experiences【最新の技術】グランデ・エクスペリエンセズが開発したSENSORY4(TM)は、マルチチャンネル・モーショングラフィックスと映画館品質のサラウンド音響、最高40台ものHDプロジェクターを融合させ、マルチスクリーン環境を提供する独自システムで、どんな展示スペースもダイナミックで目を見張るような映像体験空間に変えることができます。フランスの田園地方の暖かさを想起させるアロマの香りも来場者の体験をさらに増幅させます。(C)RB Create【ゴッホを知る】ゴッホの芸術、生涯、時代背景に関する総合的な情報をゴッホ自身の豊富な画像や言葉を交えて解説します。ギャラリーに入る前にゴッホの人生と作品について学び、これから始まる体験への期待を高めます。【フォトロケーションエリア】ひまわり畑、ファンゴッホの部屋などを再現したフォトロケーションもお楽しみいただけます。Photo:Grande ExperiencesPhoto:Grande ExperiencesPhoto:Grande Experiences【ゴッホ・アライブ オリジナルグッズ】アクリルキーホルダー〔価格〕各660円(税込)アクリルキーホルダーがまぐちポーチ〔価格〕1,980円(税込)がまぐちポーチウォーターボトル〔価格〕各2,750円(税込)ウォーターボトルトートバッグ〔価格〕各3,080円(税込)トートバッグ 5種類Tシャツ〔価格〕各3,850円(税込)Tシャツ※商品画像はイメージです。【開催概要】展覧会名 : ゴッホ・アライブ会期 : 2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)会場 : 金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)名古屋市中区金山町1-1-1開館時間 : 10:00~20:00 (日曜日は18:00まで)※最終入場は閉館の60分前まで休館日 : 12月12日(月)、12月28日(水)~2023年1月1日(日)、1月10日(火)主催 : 中京テレビ放送公式サイト: Twitter : @goghalivejp Instagram : @goghalivejp 観覧料 : 一般2,500(2,300)円、高大生2,000(1,800)円、小中生1,500(1,300)円・未就学児無料・()内は前売券・前売券は12月9日(金)まで販売※本展の会期や内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日セリーヌ 23年スプリングコレクションが2022年11月11日より全国の直営店にて発売されます。これまでのプレ・コレクション同様、セリーヌのサヴォアフェールを結集させたクラシックでタイムレスなワードローブを中心に構成されたグラン・クラシックコレクションです。キュイル トリオンフ スモールボストン 各32万4,500円(税込・予定価格)新作バッグとして、メゾンを象徴するシグネチャー、“トリオンフ“をレザーで象ったシリーズ「キュイル トリオンフ」にスモールボストンが登場します。丸みがあるシェイプが可愛らしく、小さめながらもしっかりと収納力があるスモールボストンバッグは、ビジネスからウィークエンドまで様々な用途とコーディネートに使用でき、ハンドバッグとしてだけでなく付属のストラップでクロスボディとしても持つことができます。オールレザーが3色、春を感じさせるテキスタイルとカーフレザーのバイマテリアルが2色展開されます。キュイル トリオンフ スモールボストン素材:スムースカーフスキン各32万4,500円(税込・予定価格)W19.5 X H14 X D 7.5 CMカラー:タン、ブラック、プードル(2023年1月下旬発売予定)キュイル トリオンフ スモールボストン素材:テキスタイル&カーフスキン各30万8,000円(税込・予定価格)W19.5 X H14 X D 7.5 CMカラー:ナチュラル、カーキ(2023年1月下旬発売予定)お問い合わせ先:セリーヌ ジャパンTEL 03-5414-1401www.celine.com
2022年11月08日東京都美術館で7月23日(金)より『ボストン美術館展芸術×力』が開幕、10月2日(日)まで開催されている。芸術を自らの力を示すため利用してきた、古今東西の権力者たち。「力」とともにあった芸術の歴史を約60点で振り返る。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年に中止となっていた展覧会だが、このたびようやく開催の運びとなった。第1章展示風景より左:アンソニー・ヴァン・ダイク《メアリー王女、チャールズ1世の娘》1637年頃右:ロベール・ルフェーヴェルと工房による《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年第1章展示風景より、左:長船長光《太刀 銘長光》13-14世紀右:来国俊《短刀 銘来国俊》13世紀後半第5章展示風景より狩野山雪《老子・西王母図屏風》17世紀前半ボストン美術館は50万点以上もの作品を有する世界有数の美術館。同展では、約10万点と膨大なコレクション数をほこる日本美術のほか、エジプトやヨーロッパ、インド、中国など世界各地の作品から「芸術と力」をテーマに約60点をセレクトし展示。その半数以上が日本初公開の作品となる。ロベール・ルフェーヴェルと工房 《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年ボストン美術館蔵展覧会は5章構成。第1章「姿を見せる、力を示す」では、権力者の力を誇示するために制作された作品が展示される。《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》は、マントを羽織い、月桂樹の冠をかぶるナポレオンを描いた肖像画。その身にまとった服やポーズ、周囲に描かれた調度品など、すべてが権威を示す物だ。《ホルス神のレリーフ》 紀元前1971-紀元前1926年ボストン美術館蔵権威を示す手法は地域や時代によって大きく異る。ホルス神はエジプトの最も重要な神のひとりで、ハヤブサやハヤブサの頭部を持った男性の姿で表される。そして、現世に生きるエジプト王はホルスの化身とされていた。《ホルス神のレリーフ》はカイロから50キロほどはなれた場所にあるピラミッド複合体で見つかったものだ。《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵同展のハイライトともいえる二大絵巻のひとつが《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》。平安時代末期、上皇と天皇の対立から巻き起こった「平治の乱」を描いた本作は、日本に残されていれば国宝に指定されていただろうと考えられている。注目点は、この動乱で重要な役割を担う後白河院が画面には一切登場せず、牛車でその存在を暗示するにとどまっていることだ。権力者の姿を威風堂々と描くヨーロッパとは異なり、天皇を描かない日本ならではの慣習によるものといえる。地上の統治者たちは、しばしば「神の代理人」としての役割を果たした。また、宗教的な儀式を行うことや、その地の宗教の支援を行う事もあった。第2章の「聖なる世界」では、権力者たちと宗教美術とのかかわりを扱う。ブオナッコルソの《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》は、金箔をふんだんに使い、照度を落とした展示室でも光り輝く祭壇画だ。ニッコロ・ディ・ブオナッコルソ《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》1380年頃ボストン美術館蔵エル・グレコの《祈る聖ドミニクス》はドミニコ会を創設した修道士聖ドミニクスを描いた作品。聖ドミニクスの敬虔さがドラマティックな構図で描かれている。エル・グレコ《祈る聖ドミニクス》1605年頃ボストン美術館蔵《大日如来坐像》は平安時代に制作されたもの。当時、権力者たちに広く受け入れられていた仏師、定朝の様式を踏襲して作られている。様式は、権威を表す機能も果たしていたのだ。《大日如来坐像》1105年ボストン美術館蔵続く第3章「宮廷の暮らし」では、統治者たちの暮らしぶりが垣間見える絵画や宝飾品などを紹介する。《灰色の枢機卿》は、現在もパレ=ロワイヤルとして現存するパリの宮殿の大階段が舞台の作品。カラフルな服を身にまとい、うやうやしくお辞儀をする貴族たちを、修道士は気にもとめず読書をしている様子が描かれている。修道士は、当時フランスの大権力者であったリシュリュー枢機卿のブレーンの一人。フランス王国の力関係がドラマティックな構図で描かれている。ジャン=レオン・ジェローム《灰色の枢機卿》1873年 ボストン美術館蔵《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》は、統治者であるサングラーム・シングが郊外の宮殿を訪れたときの様子が描かれている。サングラーム・シングは画面上部と下部に描かれており、上部の屋上から妻とともに広大な領土を眺める様子や、下部の侍女を従えながら宮殿に入っていく描写から、その絶大な権威を見てとることができる。《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》1720-1725年頃ボストン美術館蔵第4章「「貢ぐ、与える」、第5章「たしなむ、はぐくむ」へ統治者は、ときに他の統治者や家臣に贈り物をすることもある。第4章「貢ぐ、与える」では、権力者たちによる贈答品、あるいは権力者への貢物などを紹介していく。狩野永徳によるものと伝わる《韃靼人朝貢図屏風》は、韃靼人(モンゴル系騎馬民族)の一行が、位の高い人物に謁見するために、貢物を持って向かう様子が描かれている。この画題は中国の皇帝に謁見するために様々な民族が貢物を持って向かう「王会図」という画題に傚ったものだ。伝狩野永徳《韃靼人朝貢図屏風》16世紀後半 ボストン美術館蔵《銀の水差しと水盤》はイングランドの女王、エリザベス1世への贈り物、あるいは女王からの贈り物であったと考えられている。水差しと水盤の両方に歴代国王の略系図が彫り込まれ、水差しにはさら旧約聖書の物語も表されている。《銀の水差しと水盤》1567−68年ボストン美術館蔵そして、クライマックスとなる第5章「たしなむ、はぐくむ」では、芸術家のパトロンとしての権力者に焦点を当てる。同展で里帰りを果たした二大絵巻のひとつ、《吉備大臣入唐絵巻》は、全期を通して4巻揃って展示。奈良時代を代表する学者で官僚、遣唐使だった吉備真備と、唐で亡くなり、鬼となって現れた阿倍仲麻呂との物語が描かれる。現代の感覚ではかわいらしくユーモラスにも感じる内容だ。《吉備大臣入唐絵巻》展示風景《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵展覧会の最後を飾るのは、同展のために修復が施され初の里帰りを果たした増山雪斎の《孔雀図》。雪斎は江戸時代に伊勢長島藩を治めた大名でありながら、画技にも秀でた文人大名だった。修復を経て色鮮やかに蘇った精緻な表現をじっくりと鑑賞して欲しい。増山雪斎《孔雀図》1801年ボストン美術館蔵はるか昔から密接に関わり合ってきた「芸術」と「力」。時代や国によって異なるさまざまな「力」の表現に注目しながら、権力とは何か、ということについて改めて考える機会ともなりそうだ。構成・文:浦島茂世【開催情報】『ボストン美術館展芸術×力』7月23日(土)~10月2日(日)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制
2022年07月26日新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年に中止となった『ボストン美術館展 芸術×力(げいじゅつとちから)』が7月23日(土)より東京都美術館にて開催される。古代エジプト、アジア、ヨーロッパ、アメリカの美術をはじめ、古代から現代までの作品約50万点を所蔵。そのコレクションの質の高さと百科事典的な幅の広さで知られているボストン美術館。同展では、世界有数のコレクションのなかから「芸術と力」をテーマに約60点を紹介。エジプトのファラオやヨーロッパの王侯貴族など大きな「力」をもった古今東西の権力者たちが自らの権力を誇示するためにつくらせた彫刻や肖像画、世界各国の宮廷を彩った装飾美術、日本の大名が自ら描いた花鳥図などを通し、芸術作品が古来から担ってきた役割について紐解いていく。なかでも注目すべきは、奈良時代に活躍した学者・政治家である吉備真備の活躍を描いた《吉備大臣入唐絵巻》と、平安時代末期の上皇派と天皇派の対立を背景に起こった平治の乱を描いた、合戦絵巻の最高傑作のひとつに数えられる《平治物語絵巻三条殿夜討巻》。いずれも「日本にあれば国宝」とも言われる二大絵巻が揃って里帰り。《吉備大臣入唐絵巻》は全期を通して、4巻揃って公開される。また、同展のために修復された、増山雪斎(ましやま・せっさい)の《孔雀図》も初めての里帰りを果たす。伊勢長島藩主であった増山雪斎は、書・画・囲碁・煎茶などに秀でた文人で大名だった。《孔雀図》は雪斎が数多く取り組んだ画題で、代表作と言える質の高さを誇る名品だ。さらに、世界で最も裕福な女性のひとりとされたマージョリー・メリウェザー・ポスト(1887-1973)が所蔵していた大粒のエメラルドが施されたブローチや、元ファーストレディのアクセサリー、ナポレオンの最初の妻ジョセフィーヌ所縁の磁器など、女性たちに愛された作品も出品される。大きな力をもった人々が、時に政治や外交に利用し、時には自らたしなみ、集め、育んだ芸術作品。権力とともにあった芸術の歴史を、半数以上が日本初公開となる作品群で振り返る。《平治物語絵巻三条殿夜討巻》(部分) 鎌倉時代、13世紀後半 Fenollosa-Weld Collection《ホルス神のレリーフ》 エジプト(エル・リシュト、センウセレト1世埋葬殿出土)、中王国、第12王朝、センウセレト1世治世時 紀元前1971-紀元前1926年Received from the Metropolitan Museum of Art,by exchangeアンソニー・ヴァン・ダイク 《メアリー王女、チャールズ1世の娘》1637年頃Given in memory of Governor Alvan T. Fuller by the Fuller Foundationオスカー・ハイマン社 、マーカス社のために製作《マージョリー・メリウェザー・ポストのブローチ》アメリカ、1929年William Francis Warden Fund, Marshall H. Gould Fund, Frank B. Bemis Fund, Mary S. and Edward Jackson Holmes Fund, John H. and Ernestine A. Payne Fund, Otis Norcross Fund, Helen and Alice Colburn Fund, William E. Nickerson Fund, Arthur Tracy Cabot Fund, Edwin E. Jack Fund, Frederick Brown Fund, Elizabeth Marie Paramino Fund in memory of John F. Paramino, Boston Sculptor, Morris and Louise Rosenthal Fund, Harriet Otis Cruft Fund, H.E. Bolles Fund, Seth K. Sweetser Fund, Helen B. Sweeney Fund, Ernest Kahn Fund, Arthur Mason Knapp Fund, John Wheelock Elliot and John Morse Elliot Fund, Susan Cornelia Warren Fund, Mary L. Smith Fund, Samuel Putnam Avery Fund, Alice M. Bartlett Fund, Benjamin Pierce Cheney Donation, Frank M. and Mary T.B. Ferrin Fund, and Joyce Arnold Rusoff FundReproduced with permission.《大日如来坐像》 平安時代、長治2年(1105)William Sturgis Bigelow Collectionすべてボストン美術館蔵All photographs (c)Museum of Fine Arts, Boston【開催概要】『ボストン美術館展芸術×力』会期:2022年7月23日(土)〜2022年10月2日(日)会場:東京都美術館時間:9:30~17:30、金曜は20:00まで(入室は閉室30分前まで)休室日:月曜(8月22・29日、9月12日・19日・26日は開室)、9月20日(火)料金:一般2,000円、大学1,300円、65歳以上1,400円展覧会公式HP: ※日時指定予約制
2022年07月07日江戸時代、庶民から絶大な支持を受けていた「武者絵」の世界を、ボストン美術館が所蔵するコレクションで紐解いていく展覧会『ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』が、3月25日(金)まで森アーツセンターギャラリーにて開催されている。世界最高水準の日本美術コレクションを誇るボストン美術館の至宝を、これまでにない切り口で楽しむことができる。江戸時代、浮世絵はさまざまなジャンルに分かれ、発展していた。葛飾北斎や歌川広重らによる「風景画」や、鈴木春信や喜多川歌麿の「美人画」、歌川豊国や東洲斎写楽らが描いた「役者絵」とならび、武者たちが活躍する場面を描いた浮世絵「武者絵」は庶民の人気の的となっていた。同展では、この「武者絵」の世界を、世界屈指の日本美術コレクションを持つボストン美術館の浮世絵や刀剣で紹介。浮世絵の初期に活躍した菱川師宣から、幕末の歌川国芳、月岡芳年に至るまで、有名絵師たちによる武者絵118点を展示する。また、同館の刀剣コレクション、そして国内所蔵の刀剣も合わせて特別出品される。展示風景より展覧会は、神話の時代から平安、鎌倉、室町、戦国時代と、主に題材の時代順に構成され、様々な姿の武者を紐解いていく。冒頭のセクション「神代の武勇譚」では、古事記や日本書紀などに登場する神代の豪傑たちを紹介する。ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコト、クシナダヒメをはじめ、神話の神々が力強い活躍を見せる。左:歌川国芳《武勇見立十二支 辰 素戔雄尊》1842年頃 中:歌川国輝《本町英雄伝 牛頭天王 稲田姫》1847~48年頃右:月岡芳年《大日本名将鑑 素戔鳥尊 稲田姫》1879年浮世絵とともに展示されているのは、6世紀に制作されたと見られる《直刀 無銘》。日本で刀剣が使用されるようになったのは弥生時代の末期で、古墳時代に全国へと普及していった。《直刀 無銘》(6世紀)国学院大学博物館蔵武士が集団を形成し、日本を統治するまでの過程も、江戸時代の庶民たちには非常に人気があった。「平安時代の武者」、「源平時代の英雄」、「鎌倉時代の物語」の章では、土蜘蛛や酒呑童子を退治した源頼光、牛若丸(源義経)と武蔵坊弁慶、「曽我物語」の曽我兄弟なども登場。どれも現代でも時代劇や歌舞伎の演目として人気の題材だ。左:銘 生涼軒萩谷勝平(花押)《藤原秀郷図鐔》江戸~明治時代(19世紀)右:勝川春亭《藤原秀郷の百足退治》1818~20年頃左:歌川国貞《武蔵坊弁慶 御曹司牛若丸》1813~14年右:歌川国芳《天狗の加勢を得て戦う牛若丸と弁慶》1850年武者絵と合わせて展示されている鐔(つば)も見どころのひとつ。江戸時代の人々は、橋の上の少年が立っているポーズを見れば、すぐに弁慶と牛若丸の話であるとわかったという。鐔にほどこされた数々の物語もじっくりと鑑賞しよう。左:無銘(宗典派)《橋弁慶図鐔》江戸時代(19世紀)右:連行(花押)《橋弁慶図鐔》江戸時代(19世紀)華やかでインパクトの強い絵柄の多い「武者絵」であるが、浮世絵が生まれた初期の頃から制作されていた。同展では、菱川師宣や奥村政信など、木版多色摺りの「錦絵」が生まれる前、墨摺絵の頃の作品も楽しむことができる。菱川師宣酒呑童子 左《凱旋、酒呑童子の首》 中《首飛来》 右《首斬り》1680年頃時代が進み、南北朝の動乱や戦国時代の物語も、江戸の庶民たちはこよなく愛した。「『太平記』の武将たち」「川中島合戦」「小説のヒーローたち」のセクションでは、人気のあった「太平記」、戦国時代の合戦のなかでも特に人気のあった川中島合戦、そして江戸時代に人気のあった読本の主人公らを取り上げ、その魅力に迫っていく。大森彦七は南北朝時代、楠木正成を討ち取った武将。伊予国に帰郷の途中に、正成の怨霊に悩まされたという。このエピソードは現在でも義太夫節や謡曲、歌舞伎などの題材にされている。左:歌川国貞《大森彦七》1828~30年右上:銘 浜野矩隋(印)《大森彦七図鐔》江戸時代(18世紀) 右下:銘 無銘(宗則図)《大森彦七図鐔》江戸時代(19世紀)『椿説弓張月』は、非常に人気があった曲亭馬琴作・葛飾北斎画の読本。読本のヒットを受け、絵師たちは同作品をモチーフにした武者絵を制作している。左:卍楼北鷲《椿説弓張月 巻中略図山雄(狼ノ名也)主のために蟒蛇を噛んで山中に骸を止む》1840年頃 右:二代歌川国貞《弓張月振分す双六》1847~48年頃そして展覧会の最後は、ボストン美術館の刀剣コレクションで締めくくられる。平安時代から江戸時代まで、よりすぐりの20口をずらりと展示。その形や輝きの違いをじっくりと見比べよう。展示風景よりドラマや歌舞伎などでも描かれ、現代まで語り継がれているヒーローたち。江戸の人々は、彼らをどのように見ていたのかを「武者絵」を通して知ることができる、心おどる展覧会だ。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵−武者たちの物語』1月21日(金)~3月25日(金)、森アーツセンターギャラリーにて開催。
2022年01月28日世界屈指の日本美術コレクションを誇るボストン美術館の所蔵品から、ヒーローを描いた「武者絵」、その武者絵と共通のイメージを持つ刀剣の「鐔(つば)」、さらに刀剣などが里帰りする展覧会『ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」』が、森アーツセンターギャラリーで、2022年1月21日(金)より開催される。「武者絵」とは、北斎の「風景画」、歌麿の「美人画」、写楽の「役者絵」などと並ぶ、浮世絵のジャンルのひとつ。日本神話や源平合戦などの軍記物語、英雄伝説に登場する英雄が描かれたもので、江戸時代の庶民に人気があった。同展では、菱川師宣、勝川派、歌川国貞、歌川国芳、月岡芳年ら有名絵師による日本初公開となる武者絵118点、江戸時代の人たちが見れば何の物語か分かったという、武者絵の物語のイメージがデザインされた刀剣の「鐔(つば)」が27点展示される。さらに、近年ボストン美術館に寄贈された、世界有数のコレクターであるウォルター・エイムズ・コンプトン氏のコレクションを含む刀剣20口を紹介。源氏の重宝や上杉謙信の愛刀といった、日本国内のコレクションも出品される。平安時代の安綱から江戸時代末期のものまで、日本刀の歴史を分かるように展示されるため、刀剣の形、成り立ちといった魅力をより深く味わえるだろう。また、会場には絵本作家・漫画家の関口シュンによる武者絵の4コマイラストを掲示。現代の私たちが、目にすることの少ない武者絵や鐔、刀剣をより分かりやすく鑑賞できるようフォロー役をしてくれる。これを機会に、古くから愛されるヒーローに目を向けてみてはいかがだろう。歌川国芳≪源頼光の四天王土蜘退治之図≫天保10-11年(1839-40)頃William Sturgis Bigelow Collection≪橋弁慶図鐔≫江戸時代(19世紀)William Sturgis Bigelow Collection≪太刀 銘 備州長船住兼光≫ 鎌倉時代(14世紀)Charles Goddard Weld CollectionALL PhotographsⒸMuseum of Fine Arts, Boston【開催概要】『ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」』会場:森アーツセンターギャラリー会期:2022年1月21日(金)~ 3月25日(金)※会期中無休時間:10:00〜20:00、火曜は17:00まで(最終入館は閉館30分前まで)料金:一般2,100円、大学・専門学生1,500円、高中小1,000円展覧会公式サイト: ※事前予約制(日時指定券)※4月23日(土)~ 6月19日(日)新潟県立万代島美術館、7月2日(土)〜8月28日(日)静岡市美術館、9月10日(土)〜11月20日(日)兵庫県⽴美術館へ巡回予定
2022年01月03日米ボストンの“市民のために働く市役所”を捉えたフレデリック・ワイズマン最新作『ボストン市庁舎』。この度、ドキュメンタリー界のレジェンドと呼ばれるワイズマン監督のスペシャルインタビューが到着した。コロナ禍で自分の住む自治体への関心がますます高まるいま、映画ファンのみならず、日本の行政関係者の間でも話題を呼んでいる本作。また、11月2日に次期市長に台湾系女性ミシェル・ウー氏が当選し、ボストンが注目を集めていることも追い風になっている。そんな中、現在91歳、近年も年1本のペースで新作を生み出し続けているワイズマン監督が、新作『ボストン市庁舎』の誕生秘話と、“映画を撮ること”への思いを語るインタビューが実現。近年はボストンの隣町ケンブリッジにあるオフィスと、フランス・パリを拠点にしているワイズマン監督は現在アメリカへ戻れていないそうで、インタビューはパリと日本をzoomで繋ぐ形で行われた。フレデリック・ワイズマン監督あらゆる公共施設の中核である「市役所」を撮りたかったQ:なぜ「市役所」を題材に映画を撮ろうと思ったのか?フレデリック・ワイズマン(以下、FW):これまで私は、病院、裁判所、福祉センター、警察署など、様々な公共機関を題材にして映画を撮ってきました。それらを統括し、中核に位置する公共施設が市役所ですから、撮ってみたいと思っていたのです。また、市役所というのは、出生証明や死亡証明、レストラン出店の許可証や運転免許の交付などといった、市民の日常生活の至るところに影響を及ぼしている。そんな部分も魅力的に感じました。Q:やはり、市役所の中でも、故郷ボストンの市役所を撮りたかった?FW:いいえ。これは偶然なのです。ある時、「6人の名市長について」の新聞記事を読んで、その全ての市役所に撮影許可を申し出る手紙を送りました。そのうち2つからは「ノー」と返事が来て、3つからは返事すらもらえず、許可をくれたのがボストン市役所、マーティン・ウォルシュ市長だけだったのです。手紙を開封した市長のアシスタントが、私の作品を観ていたそうで、この映画の企画を気に入って市長に助言してくれたそうです。本当に幸運でしたね。現場で多くの驚きに遭遇したいQ:題材に対して事前に一切リサーチをしないとか?FW:その通りです。今回の映画でも、予備知識のようなものはほとんどありませんでした。撮影するまで市役所には一度しか入ったことがなかったですし、“市政”について無知と言っていいくらいでしたね。でも、無知であるというのは良い面もあります。知りたいという欲求が出てきて、結果的に現場で多くの驚きに遭遇できる。事前にリサーチして何が起こるのか予想するのは可能でしょうが、私にとっては、撮影しているときに現れる驚きが楽しいのです。それに、下調べしているときに、何か現場で面白いことが起こったら、もったいないと思うのです。たとえばリサーチのため、(映画に出てくる)大麻ショップを巡る会議にカメラなしで行っていたら、相当に悔しがっていたと思いますね。ちなみにあのシーンは、撮影しながら「これはすごい!」と驚き、絶対に映画に使おうと心に決めていました。あの議論は実際には2時間以上続いたのですが、本編では26分くらいにまとめています。あの場面は、観客がまるで自分もその場にいるように感じながら観てほしいですね。見せたいのは“努力している人々”の姿Q:撮影はトランプ政権下の時期。この映画はボストンの政治を“民主主義”を体現する「反トランプ」として描いている?FW:私はただ市役所の映画を撮りたかっただけです。しかし、トランプの存在が、この映画を政治的なものにしてしまった。私はトランプを、サイコパスの異常者だと感じています。アメリカの民主主義や慣習を彼は壊してしまったのです。トランプは、他人のことなど考えません。生活困窮者と高齢者への手助けを最小限にし、公営住宅制度や社会プログラム、公立中学校の予算配分、オバマケアを崩壊させたがっています。トランプは人々を助けることに無関心なのです。しかしウォルシュ市長は気にかけます。人々が集まり、あらゆる議論をし、時には妥協して前進する、ということがボストン市庁舎では行われています。トランプの愚かさが、彼らの能力を強調したのです。Q:監督は、そんなウォルシュ市長や職員らの姿を間近で見て、どう感じた?FW:彼らに対する私の印象は、本当に市民のことを考えていて、改革しようとしており、ボストンの人々に対してできる限りのサービスを提供しているというものでした。彼らは相手を軽蔑するのではなく、敬意を持って接しようとしている。人々がひどい仕事をしているのを見せるというのもいい主題だと思いますが、私は人々の努力を見せるのが好きです。自分の仕事をこなしている、能力ある人々についての映画を作ることを気に入っているのです。映画を撮り続ける理由…「とにかく映画を作ることが好き」Q:創作の情熱を支えているものは?FW:自分が好きな仕事を見つけることができ、それをやり続けていることが私のエネルギーの源です。映画を撮り始めた37歳の頃から、自分は本当に映画が好きで、自分はそれを作ることができると分かってからの54年間、懸命に働き映画制作に情熱を捧げてきました。私は、自分が住んでいる世界に絶えず興味関心があり、映画を撮ることでそれらを理解したいと思っています。映画作りに没頭している時はすごく幸せで、それ以外の時間はあまり幸せを感じていません(笑)。とにかく映画を作ることが好きなんです。Q:次回作の予定は?FW:今は劇映画を準備しています。というのも、パンデミック中は皆マスクをしていて、画的に面白くないからです。パンデミックがおさまって皆がマスクをしなくなったら、またドキュメンタリーも撮りますよ。でも、テーマはまだ考えていません。“撮れる”と思ってからでないと、テーマを考える気持ちも起きないんです。Q:新作を待ち望んでいた日本の観客へメッセージを。FW:自分の映画が、日本で上映されるのはとても嬉しいことです。たくさんの人が映画館へ足を運んでくれますからね。なぜ日本で、たくさんの人が私の作品に興味をもってくれているのかは、自分でもわかりませんが(笑)。日本の人たちが私の映画を観て、自分の体験と照らし合わせて語ってくれるのは、私にとっても良い刺激になっています。『ボストン市庁舎』はBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開中。※Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか、公開劇場にて市役所などで働く職員が特別料金で観られる「市役所割」実施中(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボストン市庁舎 2021年11月12日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved
2021年11月16日フレデリック・ワイズマン監督のドキュメンタリー映画『ボストン市庁舎』が、2021年11月12日(金)より公開される。フレデリック・ワイズマン最新作は“市役所”が舞台映画『ボストン市庁舎』は、『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』『新世紀、パリ・オペラ座』など、数多くの作品を世に送り出してきたドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン監督の最新作。マサチューセッツ州ボストンの市役所と街の姿を捉え、“市⺠のために働く市役所”を映し出した。時にユーモアを交えながら軽やかに切り取っていく諸問題は、ワイズマンが過去の作品でも取り上げてきた様々なテーマにも通じており、『ボストン市庁舎』は彼の“集⼤成”との呼び声も高い。“市役所”の舞台裏とは?なぜ⾏政が必要なのか?ワイズマンが⽣まれ、現在も暮らす街であるボストンは、さまざまな⼈種・⽂化が共存する⼤都会。ワイズマンはその市庁舎にカメラを持ち込み、2018年秋から2019年冬にかけて撮影を⾏った。映し出されるのは、警察、消防、保険衛⽣、⾼齢者⽀援、出⽣、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。ボストンの美しい建築物や⾵景を挟み込みながら、マーティン・ウォルシュ市⻑をはじめ、真摯に問題に対峙し奮闘する職員たちにもフィーチャーしている。アメリカの地⽅⾃治において様々な政治的決断が⽣まれる過程を描きながら、「⼈々が共に幸せに暮らしていくために、なぜ⾏政が必要なのか」を紐解いていく映画『ボストン市庁舎』。撮影時期は、トランプ⼤統領の在任時期と重なっており、トランプ政権下でいかにアメリカ⺠主主義を守るか、と⾔うボストン市庁舎の挑戦も記録している。【詳細】映画『ボストン市庁舎』公開日:2021年11月12日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか監督・製作・編集・録音:フレデリック・ワイズマン
2021年11月12日フレデリック・ワイズマン監督が“市民のために働く市役所”を映し出した最新作『ボストン市庁舎』より、市民のために働く市役所の裏側が見える予告編が解禁された。このたび解禁された予告編では、「ボストン市は繁栄しているが、6人に1人が飢えている」というウォルシュ市長の演説から始まる。そしてボストンの美しい建築物や風景を挟み込みながら、ボストン市民の幸せのために、懸命に多種多様な仕事をする市長や市役所職員たちの姿が映し出されている。フードバンクや同性カップルの結婚式、NAACP(全米黒人地位向上協会)との話し合いや看護師の支援、さらには野良犬のクレームに至るまで次々と寄せられる市民からの電話への対応…。市長は、「もし困ったことが発生したら、市長の私に電話を。通りで私を見かけたら声をかけて」と市民に呼びかける。そこには、“誰一人取り残さない政治をしたい”という市長らの真摯な姿を確認することができる。2018年秋から2019年冬にかけてのトランプ大統領在任時期に撮影された本作は、トランプ政権下でいかにアメリカ民主主義を守るかというボストン市庁舎の挑戦の記録でもある。大統領が変わってもなおコロナ禍で新たな分断が生まれている今日、日本に暮らす私たちにも無縁ではないストーリーとなっている。『ボストン市庁舎』は11月12日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボストン市庁舎 2021年11月12日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved
2021年09月24日レデリック・ワイズマン監督が“市民のために働く市役所”を映し出すドキュメンタリー『ボストン市庁舎』より、日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。この度解禁されたのは、ボストン市庁舎が中央に大きく写し出された日本版ポスタービジュアル。竣工された1960年代当時のモダニズムの代表建築として知られるボストン市庁舎は、カルマン・マキンネル&ノウルズ設計により“市民がアクセスしやすいオープンな場所になるように”と広場を中心にデザインされた。それを象徴するように、ポスター下部には、映画の最も象徴的な人物であるウォルシュ市長と職員らが、市民と向き合うように配されている。併せて、様々な人種がひしめき合う現代アメリカの政治・行政の在り方が垣間見える場面写真も公開。市民の生活を向上させるためあらゆるサービスを提供し、多種多様な声をまとめ上げて困難を克服しようとする市長らの姿が切り取られている。『ボストン市庁舎』は11月12日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボストン市庁舎 2021年11月12日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved
2021年09月17日ビームス(BEAMS)とビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)のコラボレーションシューズ「ボストン(BOSTON)」が、2021年9月18日(土)よりビームス店舗ほかで発売される。ビルケンシュトック×ビームス再び2021年春夏シーズンにてスタートした、ビームスとビルケンシュトックのコラボレーションから最新作が登場。ベースモデルは、ビルケンシュトックのアイコンシューズの一つ、クロッグタイプの「ボストン」だ。オールブラックをコンセプトに、ブラックカラーのスエード素材をアッパーに使用して、整形外科の考えに基づき設計されたという独自のフットベッドもブラックカラーで仕上げている。素足に履くのはもちろん、肌寒い季節には、ソックスとコーディネートするのもグッド。アッパーにあしらったストラップとバックルで、サイズ調整も可能なので、しっかりと足元をホールドして、上質な履き心地を叶えてくれる。【詳細】ビルケンシュトック×ビームス「ボストン」24,200円発売日:2021年9月18日(土)カラー:ブラック取り扱い店舗:ビームス店舗、ビルケンシュトック公式オンラインストア※8月6日(金)よりビームスオンラインショップにて先行受注。
2021年09月16日ステューシー(STÜSSY)とビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)によるコラボレーションシューズ「ボストン(Boston)」が、2021年9月3日(金)よりステューシーの一部チャプターストアなどで発売される。“Stussy”のデボスロゴ入りサンダル「ボストン」今回のコラボレーションは、ビルケンシュトックを象徴する「ボストン」をベースに起用。丸みを帯びたつま先が特徴の、スライドオンタイプのモデルだ。一枚革で仕上げたスウェードアッパーには、“Stussy”のロゴをデボス加工し、コラボレーションならではのデザインに。カラーは、クリーンなホワイトと柔らかなピンク、キャメルの3色を展開する。【詳細】ステューシー&ビルケンシュトック「ボストン」発売日:2021年9月3日(金)販売店舗:ステューシーの一部チャプターストア、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ステューシー オンラインストア
2021年09月05日ボストン美術館所蔵『THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語』が、2022年1月に森アーツセンターギャラリーにて開催されることが明らかになった。本展では、 武者絵と刀剣の鐔(つば)に描かれた共通のイメージを解き明かしながら、 さまざまなヒーローたちの活躍が紹介される。武者絵とは『平家物語』のような軍記物語や、 武勇伝説に登場する英雄を描いた絵のことで、 江戸時代には武者たちを描いた浮世絵が人々の人気を博した。浮世絵の祖と言われる菱川師宣の時代から江戸後期の歌川国芳にいたるまで、 多くの浮世絵師が武者絵を手掛け、源頼光、源義経、上杉謙信、武田信玄のほか、スサノオノミコトの武勇、巴御前のような女武者の奮戦も数多く描かれている。展示される武者絵は、すべて日本初出品となる118点。世界有数の浮世絵コレクションで知られるボストン美術館の所蔵品から、菱川師宣、北尾政美、歌川国貞、歌川国芳、歌川広重、月岡芳年など、有名絵師の作品が、物語の時代に沿って紹介される。また、平安時代の名刀や中世に活躍した刀工の名品などを有するボストン美術館の刀剣が、 日本でまとまって紹介されるのは約半世紀ぶりとなる。ボストン美術館所蔵「THE HEROES刀剣×浮世絵-武者たちの物語」2022年1月21日(金)~3月25日(金)森アーツセンターギャラリー2022年7月2日(土)~8月28日(日)静岡市美術館2022年9月10日(土)~11月20日(日)兵庫県立美術館(予定)※開館時間、 休館日、 観覧料など詳細は展覧会公式サイトで順次発表。【展覧会公式サイト】 【主催】日本経済新聞社、 ボストン美術館、 森アーツセンター
2021年06月21日ボストン美術館所蔵「THE HEROES刀剣×浮世絵-武者たちの物語」が2022年1月21日(金)から3月25日(金)まで東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。その後、静岡市美術館と兵庫県立美術館に巡回する予定だ。日本初出品の“武者絵”&半世紀ぶりの“名刀”を紹介“武者絵”は、『平家物語』のような軍記物語や人々に親しまれた武勇伝説に登場する英雄を描いた作品。浮世絵の祖と称される菱川師宣の時代から江戸後期の歌川国芳にいたるまで、多くの浮世絵師が“武者絵”を手掛け、源頼光、源義経、上杉謙信、武田信玄などの武将から、スサノオノミコトの武勇、巴御前のような女武者の奮戦まで数多く描いた。今回開催される、ボストン美術館所蔵「THE HEROES刀剣×浮世絵-武者たちの物語」では、世界最高水準の日本美術コレクションを誇るボストン美術館所蔵品の“武者絵”と共に“秘蔵の刀剣”を展示。<日本初出品>となる“武者絵”と<日本で半世紀ぶり>に披露される“刀剣”の鐔(つば)に描かれた共通のイメージを解き明かしながら、さまざまなヒーローたちの活躍を紹介する。国貞、国芳、広重の“武者絵”“武者絵”は、すべて日本初出品となる118点の浮世絵を展示。会場には、菱川師宣、北尾政美、歌川国貞、歌川国芳、歌川広重、月岡芳年など、有名絵師が手掛けたクールで迫力のある“武者絵”が物語の時代に沿って並ぶ予定だ。“安綱”の名が刻まれた太刀や“長船派”の名刀刀剣は、平安時代の名刀や中世に活躍した刀工の名品などを披露。浮世絵版画のコレクションで広く名前が知られたビゲロー・コレクションや、刀剣の世界的コレクターとして有名なウォルター・コンプトンの寄贈品などから、日本最古の名工といわれる安綱の銘が刻まれた太刀や、中世日本に多くの名匠を輩出した長船派の名刀などを展示する。さらに、膝丸、蜘蛛切、薄緑などさまざまな名前を持つ源氏の重宝「太刀折返銘長円(薄緑)」をはじめ、刀剣ファン必見の国内所蔵の名刀も集結する。展覧会概要ボストン美術館所蔵「THE HEROES刀剣×浮世絵-武者たちの物語」会期・会場:・2022年1月21日(金)~3月25日(金):森アーツセンターギャラリー・2022年7月2日(土)~8月28日(日):静岡市美術館・2022年9月10日(土)~11月20日(日):兵庫県立美術館(予定)※開館時間、休館日、観覧料など詳細は展覧会公式サイトで順次発表する。
2021年06月21日BAO BAO ISSEY MIYAKE(バオ バオ イッセイ ミヤケ)から、ハンドバッグ「BOSTON」が登場する。収納力抜群のボストン型ハンドバッグが新登場「BOSTON」は、マット素材でつくられたボストンバッグ。底マチが広く、開口部が大きい設計で、収容力と取り出しやすさを兼ね備えている。サイズは、収容力抜群のハンドバッグと、ちょっとした外出にぴったりのスモールハンドバッグの2種類。ハンドバッグは、ビジネスシーンから普段使いまで様々な使い方ができる。なお、カラーは、イエロー、オフホワイト、マットブラックの3色を揃える。なお、「BOSTON」はBAO BAO ISSEY MIYAKEが発表した2021年春夏コレクションのシーズンムービーでも紹介されている。【詳細】BAO BAO ISSEY MIYAKE「BOSTON」発売時期:2021年1月~取り扱い店舗:全国のBAO BAO ISSEY MIYAKE取扱店舗、BAO BAO ISSEY MIYAKE公式ECストア※在庫については各店舗へ問い合わせカラー:イエロー、オフホワイト、マットブラック価格:・ハンドバッグ(H245×W410×D160mm) 58,000円+税・スモールハンドバッグ(H165×W330×D80mm) 42,000円+税
2021年01月22日日米両国の新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となった「ボストン美術館展 芸術×力」がオリジナル動画コンテンツとして6月3日(水)午前0時に動画配信サービスHuluで配信される。「ボストン美術館展 芸術×力」は、4月から東京都美術館をはじめとした3都市で開催される予定だった。今回配信される番組では、“日本にあれば国宝”とも言われる二大絵巻《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》や 《吉備大臣入唐絵巻》など、展覧会の主要作品の解説に加えて、作品にまつわる“力(権力)”にまつわるエピソードを紹介。ナビゲーターには、話題のアニメ『鬼滅の刃』に出演する鈴村健一と櫻井孝宏を迎え、音声ガイド収録中の二人の様子やインタビューも放送される。さらに「音声ガイド」のみの配信も決定。視聴には、アコースティガイド・ジャパン公式アプリ「聴く美術」のダウンロードが必要となる。アプリでは、オフィシャルサポーター、要潤が出演するボーナストラックも視聴できる。「ボストン美術館展 芸術×力」配信日時:6月3日(水)午前0:00〜公式サイト: 動画配信サービス「Hulu」にて配信!
2020年06月02日2020年4月16日(木)から7月5日(日)まで、東京都美術館(東京・上野公園)にて企画展「ボストン美術館展 芸術×力」が開催される。記者発表会には、オフィシャルサポーターに就任した俳優・要潤が登壇した。「ボストン美術館展 芸術×力」のチケット情報ボストン美術館は2020年に設立150周年を迎える。古代から現代、アジアやヨーロッパ、アメリカまで地域や時代を問わず収蔵作品は50万点近くにおよび、百科事典的な幅の広さと質の高さで知られている。本展は、その収蔵作品群から「芸術と力」に焦点をあてている。エジプトのファラオやヨーロッパの王侯貴族といった権力者が、権力を誇示するためにつくらせた彫像や肖像画などを通じ、芸術作品が古来から担ってきた社会的役割をあらわにする。およそ60点が展示され、その半数以上が日本初公開だ。注目作品は、ボストン美術館が誇る日本美術コレクションの中でも傑出した存在と名高い《吉備大臣入唐絵巻》と《平治物語絵巻》の二大絵巻だ。いずれも「日本に残っていれば国宝に指定されていた」と称されるほどの傑作であり、揃って展示されるのは貴重な機会である。また、江戸時代の文人大名・増山雪斎の代表作《孔雀図》は、ボストン美術館でもほぼ展示されたことがない作品。本展のために約1年をかけて修復を行い、初めて日本へ里帰りを果たす。オフィシャルサポーターの要潤は、「ボストン美術館の150年の歴史にサポーターとして携わることができて大変光栄です」と喜びを語った。楽しみな作品は《孔雀図》で、「孔雀の羽から全体の色使いまで、すべてをじっくり見たい」そうだ。今回の企画展のテーマ「芸術×力」になぞらえて最近力を入れていることを問われると、油絵を始めたという。家族や友人などの人物画から動物、風景画など様々なジャンルに挑戦していることを明かした。12月24日(火)まで期間限定で販売価格2,000円(税込)、1人あたり1,000円で入場可能になる「最速割ペアチケット」が発売中。そのほか、音声ガイドを務める声優・鈴村健一と櫻井孝宏による限定シークレットトラックを収録したスペシャル音声ガイド付チケット、5月12日(火)、6月6日(土)に実施される夜間内覧会に参加できるプレミアムナイトチケットが順次発売される。取材・文:松﨑優美子(ブレーンシップ)
2019年12月13日展覧会「ボストン美術館展 芸術×力」が、2020年4月16日(木)から7月5日(日)まで、東京都美術館にて開催される。「ボストン美術館展 芸術×力」は、古代エジプトからアジア・ヨーロッパ・アメリカの美術をはじめ、古代から現代までを収集し、百科事典的な幅の広さと質の高さで知られるアメリカ・ボストン美術館の収蔵作品が並ぶ展覧会。会場には、古今東西の権力者たちが自らの力の大きさを示すために利用したとされる威厳に満ちた肖像画や、宮廷を彩った美しい工芸品など、エジプトやヨーロッパ・インド・中国・日本といったさまざまな地域の作品が約60点並ぶ。また、日本にあれば国宝とも言われる「吉備大臣入唐絵巻」「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」が揃って出展。さらに、江戸時代 伊勢・長島藩の藩主だった増山雪斎の作品を本展のために修復し展示。貴重な作品を通して、力とともにあった芸術の歴史を振り返ってみてはいかがだろうか。【詳細】「ボストン美術館展 芸術×力」会期:2020年4月16日(木)~7月5日(日)場所:東京都美術館住所:東京都台東区上野公園8−36※開室時間、休室日、チケットの発売等詳細については、決まり次第公式サイトに掲載。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年07月19日MILTZEN¥33,480/MOSCOT 100年以上の歴史を持つNYの眼鏡ブランドを春の味方に。 1915年、ニューヨークでスタ―トした眼鏡店『MOSCOT(モスコット)』。クラシカルな過去のデザインの良さをしっかり踏襲しつつ、現代のファッショにもマッチするようアップデートされたデザインと、より心地よくつけられる快適性を追求し、創業から100年以上たった今でも老若男女を問わず世界中から愛されています。 MILTZEN¥33,480/MOSCOT ボストン型の「MILTZEN(ミルゼン)」は、ブランドを代表する定番モデル。小振りなシェイプが知的でクラシカルな印象を与え、日本はもちろん、海外でも愛用者の多いシリーズです。デザイン自体はクラシックながらも、フレームが細めなのでやりすぎ感がなく、かける人を選ばないのも人気の秘密。丸みを帯びたシェイプが品良く優しい雰囲気なので、シンプルなカジュアルスタイルにも、きれいめのワンピーススタイルにも女性らしくフィットします。眼鏡の他にサングラスの展開もあるので、ライフスタイルに合わせていろんな着け方を楽しめそうですね。 主張しすぎず鮮度を上げる、洗練されたシェイプが魅力 LEMTOSH¥33,480/MOSCOT もうひとつの人気モデルである『LEMTOSH(レムトッシュ)』は、ウエリントンとボストンの中間にある独特なレンズシェイプが魅力。50年以上前に誕生したデザインながら、不思議といま見ても現代的で、飽きのこないスタイリッシュな佇まい。俳優のジョニーデップが愛用していることでも有名なモデルです。 LEMTOSH¥33,480/MOSCOT 今回ご紹介した2タイプとも、フレームのボリュームが少なく軽量なため、長い時間かけていてもストレスを感じにくいのも特長。主張しすぎないデザインなので、眼鏡に抵抗のある方にもぜひ気軽に取り入れてほしいアイテムです。 ほどよくクラシカルで品のあるデザインは、デイリーカジュアルはもちろん、この春注目のアメリカントラッドスタイルにもぴったり。シンプルなスタイルにプラスするだけで、顔まわりがぱっとあかぬけるとっておき。フレームやカラーバリエーションも豊富なので、ぜひ、自分にぴったりな眼鏡を見つけてみてはいかがでしょうか。 モスコット トウキョウ03-6434-1070 Taruyamatext:Sakura Komiyama
2019年04月09日医療大国ドイツで1774年に生まれたサンダル・シューズブランドのビルケンシュトック。医学的観点から歩きやすさを研究した靴職人によって、90年代に木製や金属製が主流だったフットベッドをコルクとラバー製にすることでより足にフィットする靴を生み出し、年齢問わず人々を魅了してきました。足の甲を丸みのあるフォルムで覆い、フィット感を自由に調整できるストラップの付いた「ボストン」も今年で誕生40年目。ソックス×サンダルで組み合わせたい今の季節、プレスに聞いたおすすめのボストンをご紹介します。 デイリースタイルにもおしゃれ感を見せてくれるボストンボストン スウェードレザー ミンク ¥22,680 定番のクロッグサンダルボストンは、暖かいカラーと履き心地の良さが特徴です。天然ラムスキンボアが縁どられたアッパーはミンクカラーのスウェード素材。フットベッドは再生可能なコルク素材に天然ラムスキンボアが施されています。コルクは保温効果と緩衝性があるので、ボアの肌触りの良さに歩きやすさと暖かさをプラス。秋らしいミンクカラーのスウェードと白のボアは女性らしい印象を演出し、ロングスカートやカジュアルパンツとの相性が良い、一足は持ちたい大人気のカラーです。 ブラックでスタイリッシュに決めたいならコレボストン スウェードレザー ブラック ¥22,680 スウェードレザーのボストンはミンクカラーの色違いでブラックも。傷がつきにくくしなやかなスウェードレザーは、長く愛用できる上に日常での凡庸性も高い一足。ワイドパンツと好相性でモノトーンのソックスと合わせれば、スタイリッシュな雰囲気も演出してくれるので、さまざまなシーンで活躍してくれること間違いなし。 万能なグレーのファーサンダルショートヘアメランジ グレイメランジ ¥29,160 アイスランドの大地を彷彿とさせるグレーのファーサンダル。カウファーに洗いをかけて、色を抜きツートーンに仕上げられたビルケンシュトックの職人技が光る独特の色と肌触りが、これからのシーズン大活躍。履くほどに味が出てくるような、普通のグレーとはちょっと違う品のある色合いが目を引きます。コーデュロイパンツやオータムカラーのソックスを組み合わせると足元がぐっと大人っぽくなるはず。バッグや帽子などをグレーで統一してポイントカラーを楽しむのもおすすめです。 トレンドを押さえた人気色!ボストン ソフトフットベッドボストン ソフトフットベッド スウェードレザー フォレスト ¥17,280 ふわっとしたオリジナルフットベッドに、発泡ゴム層を追加したソフトフットベッドがずっと履いていたい気持ちにしてくれるボストン。レザー製のインソールは通気性が高く、フットベッドはコルクで保温性が高いので温かさを保ちつつ爽やかな履き心地で、たくさん歩く日にこそ選びたい一足。フォレストカラーの深みある色合いが、足元から洗練されたシーズン感を出してくれます。シンプルコーデにも合いますが、柄靴下やプリントパンツ・スカートとも好相性です。 さり気ない存在感でこなれ感をアピール ボストン ソフトフットベッド スウェードレザー ネイビー ¥17,280 シックで上品なスウェードが、モダンさとナチュラル感を演出してくれるボストン。こちらもオリジナルのソフトベッドで、柔らかい履き心地を約束してくれます。カチッとしたコートやジャケットにも合わせられるような洗練さがあるので、パンツスタイルですっきりとした足元で抜け感を出したい時に選びたいですね。 ビルケンシュトックのソックスと相性がいいボストン5選をご紹介しました。履き心地の良さをコーデに取り入れつつ、秋のファッションを足元から感じてみてください。 BIRKENSTOCKwww.birkenstock.com/jp text:和田典子
2018年11月09日ボストンマラソン爆弾テロ事件で両脚を失いながらも、“ボストンのヒーロー”と呼ばれた男の実話を描いた、ジェイク・ギレンホール主演・プロデュース作『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』。このほど、ジワジワと口コミで感動を呼んでいる本作から、号泣必至の本編シーンがシネマカフェに到着した。2013年に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の被害にあった、ジェフ・ボーマンの実話を映画化した本作。テロに巻き込まれ、両脚を失ったボーマンは「ボストンストロング」というスローガンの象徴として脚光を浴びるが、彼自身はPTSDやプレッシャーなど様々な困難を抱えていて…。■口コミで感動拡散!鑑賞者が“最も涙したシーン”公開到着した映像では、悲劇的なテロに見舞われたボストン復興の象徴・ヒーローとして脚光を浴びたジェフ(ジェイク・ギレンホール)が、「ボストンストロング」というスローガンが生まれるキッカケとなった、街を代表するメジャーリーグ球団ボストン・レッドソックスに招かれて始球式を行った直後のシーンが映し出される。始球式終了後、多くのファンに囲まれてごった返すジェフの元に、ラリーという名の1人の男性が走って駆けつける。彼は、ジェフが始球式で投げる姿を見て“俺たちは誰にも負けない”という強い想いを感じ、勇気づけられたことへの感謝の礼をジェフに伝えにきたのだ。ヒーローとして祭り上げられることは、苦痛でしかなかったジェフ。しかし、そんな自分の姿を見て勇気づけられたラリーの感謝の言葉は、ジェフ自身を勇気づけることにもなった。ジェフは自分からラリーに手を差し伸べて握手を交わし、「必ずうまくいくよ。僕は大丈夫だ。あなたも」と言葉を送っている。実はこのシーン、映画公開に先立って行われた試写会はもちろん、劇場鑑賞者から最も”涙した”として多くの感想があがった、本作きっての感動シーン。また、公開直前に行ったイベントにゲスト登壇した芸人・おばたのお兄さんも「勝手に作り上げられたヒーローとして、周りが勇気づけられていたのが、(このシーンでは)自分から勇気づけにいった。ここで(ジェフが真のヒーローに)変わったんだなと、すごく胸打たれました」と、笑い一切ナシで真面目に熱く語ったほど。そんな“心震える感動シーン”を、ここから確かめてみて。『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボストン ストロング〜ダメな僕だから英雄になれた〜 2018年5月11日より全国にて公開© 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2018年05月17日全米を感動させたヒーロはちょっと“ダメ”な奴(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.ボストンで暮らしていたジェフ・ボーマンは、元恋人エリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するボストンマラソンの応援に駆けつけるが、ゴール地点付近で発生した爆弾テロに巻き込まれ、両脚を失う大ケガを負ってしまいます。意識を取り戻したボーマンは警察に協力し、ボーマンの証言をもとに犯人が特定されると、ボストンストロング=新しいヒーローの誕生として脚光を浴びますが、耐えられない傷と受け入れられない現実に苦悩します。自分の無力さと不甲斐なさに絶望する中、本当の強さと勇気の正体を見出していきます……。過剰にドラマチックに描くことを避け、人間くさい“フツウの男”の愛と再生のドラマは、誰もが共感せずにはいられません。 ジェイクが挑んだ“フツウの男”(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.本作品の主人公であるジェフ・ボーマンを演じるのは、メジャーからインディペンデント映画まで縦横無尽に活躍する実力派俳優のジェイク・ギレンホール。近年の出演作では個性的な役柄がつづいていますが、本作品では身体と精神に大きな傷を追った普通の男を熱演。義足を装着し信じられない演技で、ジェイク史上最もチョイダメで平凡な男が最大の試練に立ち上がる姿が描かれています。「カリスマがあるだけじゃなくて、とても愛情にあふれていて、ユーモアのセンスがある。同時に奥底に深い闇もあるね。」と語ったジェイクは、実際のジェフと時間をかけて交流し、決してモノマネではなく、根底にある人間性や弱さまでも繊細に掬い上げました。 “フツウの物語”だからこそ共感できる!(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.この映画の冒頭で主人公は、朦朧とした意識の最中に、両脚を失った真実を粗野な友人の雑な作法で唐突に告げられても、失くした足のジョークを飛ばすぐらい強くしたたかで、この映画の原題『Stronger』を体現するような人物として描かれています。しかし、傷ついたボストンのヒロイックな象徴として、他者から“強さ”を強いられるほど、主人公は強さを摂取されるかのごとく弱さを露呈していきます。人は強くもあり弱くもあるという、当たり前の事実に気づくことによって、主人公は初めて前を向いて歩きはじめますが、考えてみればそれは映画の外にある実人生そのもの。主人公と同様に、観る者が当たり前の事実に、今一度向き合うキッカケを与えてくれる本作品を、ぜひ劇場でお楽しみください。 【情報】 『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』 2018年5月11日(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国で順次公開監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン脚本:ジョン・ポローノ原作:ジェフ・ボーマン、ブレット・ウィッター『STRONGER』出演:ジェイク・ギレンホール、タチアナ・マスラニー、ミランダ・リチャードソン、クランシー・ブラウン配給:ポニーキャニオン
2018年05月15日ボストンマラソン爆弾テロ事件で“ボストンのヒーロー”と呼ばれた男の真実の物語を、ジェイク・ギレンホール主演・プロデュースで描いた『ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~』。このたび、映画の見どころを集めたダイジェスト映像に、主演のジェイクのインタビューを交えた特別映像が公開された。本作は、2013年4月15日に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の被害にあった、ジェフ・ボーマンの実話を映画化。テロに巻き込まれ、両足を失ったボーマンは「ボストンストロング」というテーマのもとボストン復興の象徴として脚光を浴びるが、彼自身が耐えられない傷やプレッシャーに直面していく“フツウの男”の実話。■メディアには決して取り上げられない“ヒーロー”の陰の部分このたび公開されたダイジェスト映像「見どころ早わかり!『ボストン ストロング』ダイジェスト」では、ジェイクのインタビューを交えながら、ダメ男がテロで両脚を失う悲劇に見舞われ苦しみながらも、いかにして多くの人々に勇気を与えるヒーロー=“ボストン ストロング”になっていったのかを詳しく知ることができる。自らの証言でテロの犯人が特定されたことから一躍、時の人となり、ヒーローに祭り上げられたボーマン。その反面、傷の痛みや周囲の過剰な期待、爆発テロ事件当日のトラウマに、1人もがき苦しみ、生きる意味を次第に見失っていく姿や、その苦しみを唯一理解し支えてくれていた恋人エリン(タチアナ・マスラニー)にさえも、きつく当たり散らす姿など、彼の陰の部分が浮き彫りになっていく。その様子は、決してメディアには取り上げられない姿であり、リアルを追求した本作ならではの大きな見どころだ。だからこそ、多くの傷ついた人たちに勇気を与えていたのは自分だったことを聞かされたとき、どれほど多くの人に自分が支えられているか気づいたとき、普通の男が生きる意味や本当の強さ、勇気の正体を見つけ、真のヒーローへと変身していく姿に心打たれる。ジェイクの「これはテロの映画じゃない。もっと大切なことを伝えているんだ」という言葉は、本作を観た後にいっそう心に響いてくるはずだ。『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月03日ジェイク・ギレンホールが主演とプロデュースを務めた『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』の特別試写会が、ボストンとの姉妹都市・京都市で開催。映画評論家・北小路隆志がアメリカ映画が描いてきたヒーローの新たな形として本作を解説した。2013年に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の被害にあった、ジェフ・ボーマンの実話を映画化した本作。舞台となるのはアメリカ、マサチューセッツ州ボストン。アメリカの歴史の中でも特に古く、その美しい街並みが多くの人々を魅了しているボストンは、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)などの有名大学でも知られ、日本の京都市と姉妹都市提携を結んでいる。4月24日(火)、京都・同志社大学ハーディーホールには、同志社大学・同志社女子大学および市内の大学に在学中の学生、一般当選客、合わせて約100名が参加。冒頭、司会者から映画の感想を聞かれた北小路氏は、「僕はひねくれているから泣けなかったけど、みなさんはかなり心に響く作品だと思います」と話し、集まった学生からは笑いが漏れた。■「アメリカ映画は伝統的にヒーローを作り続けている」そんな北小路氏が注目したのは、映画で描かれる“ヒーロー像”について。本作ではボストンに住む主人公ジェフ(ジェイク・ギレンホール)の家族の描写も多いが、「彼らはいわゆるブルーカラー(労働者階級)であり、ボストンだけでなく、アメリカでもっとも多い層」と話す。アメリカの人口の3分の2が、このブルーカラーにあたる。「それくらい特別ではない、普通の人を丁寧にリアルに描写したことで、庶民が意図せず何かを成し遂げてしまう、“巻き込まれ型”の典型的な作品の系譜を踏んでいる」と分析。「古くはフランク・キャプラ監督作(『素晴らしき哉、人生!』ほか)や、近年では『15時17分、パリ行き』など、主人公がいかに普通の人間かを丹念に描いたうえで、彼らが自分の意志ではないところで巻き込まれ、気がつくと世の中を変えるようなことをやっている、気づけば皆のヒーローになっている、というのは昔から多く描かれてきており、アメリカ映画は伝統的にヒーローを作り続けているんだということを改めて感じた」と話した。そのうえで、作中でも会話の中で登場する『フォレスト・ガンプ/一期一会』を例に、「過去の作品は登場人物が意図せず起こしたアクションによってまわり(世界)が変わるという形が多かったが、本作はそれに反し、主人公から脚の自由を奪う=アクションを封じるところからスタートさせていて、同じヒーロー映画の系譜ではあるが、また新しいものを見せてもらった」と舌を巻いた。■フラッシュバックで見せるPTSDの壮絶さ…ジェイクの繊細な演技にも注目また、テロや災害などの被害を扱った映画として、「本作ではフラッシュバック、トラウマの描き方が非常にうまい」と北小路氏。「事件の場面から見せたくなるところを、爆発のシーンは敢えて省略する。ではどのようにそれを見せるか、というところでフラッシュバックという技法を、彼の心理面、PTSDを絡めて見せる。そのことで、1人で耐え続ける彼の弱さ、同時に強さを表現することに成功している」と話し、その繊細で細やかな心の動きを見事に体現したジェイク・ギレンホールの演技にも注目してほしい、と締めくくった。『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年04月25日