ハーマンミラージャパンは、同社の直営店「ハーマンミラーストア」において、高機能ワークチェア「アーロンチェア」の買取プログラムを開始した。買い取られた製品は、分解・修理・クリーニングされたのち「リファビッシュプロダクト」として販売される。このプログラムは、同社の企業理念のひとつである「製品を生命あるものとして捉える姿勢」を体現し、消費するだけでなく修理・再生を行うことで環境への負荷を軽減し、良い製品をより長く使用できる環境を提供するもの。買い取られたアーロンチェアは、同社のメンテナンス部によって分解・修理・クリーニングが行われたのち、「リファビッシュプロダクト」として生まれ変わるという。買い取りの手順は、申し込み後に届く発送用梱包箱にアーロンチェアを格納して発送すると、到着後1週間ほどで査定結果が郵送される。同封の必要書類に記載して返送すると、査定金額が銀行振り込みで支払われるとのことだ。なお、店舗への持ち込みや出張査定は行っておらず、発送のみの受付となっている。ちなみに、査定後の製品返送の場合は送料着払いによる発送となり、返送費用は申込者の負担となる。また、買い取り金額の目安は、「ポリッシュドアルミニウムベース」が上限4万円、「グラファイトカラーベース」および「チタニウムカラーベース」が上限3万5,000円、「アーロンチェア ライトシリーズ」が上限1万5,000円となっている。買い取りランクはS、A、Bの3つのランクに分類され(アーロンチェア ライトシリーズはS、Aのみ)、S(上限)は外装・内部メカニズム共にキズや不具合がないもの、AとBはキズや使用感、修理パーツなどによって決まる。ただし、商品の状態によっては買い取りできない場合があるということだ。なお、アーロンチェアは人間工学に基づいてデザインされた高機能ワークチェア。1994年に登場から20年以上を経た今もなお高い人気を誇り、世界中で700万人以上ものユーザーに愛用されている。その優れたデザイン性は高く評価され、ニューヨーク近代美術館において「永久コレクション」の地位を獲得している。また、日本国内では1996年度グッドデザイン賞のグッドデザイン金賞(オフィス・店舗用品部門)を受賞している。
2015年09月24日ヒュー・ジャックマンとともに10月に初来日を果たす、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』で主人公・少年ピーターを演じたリーヴァイ・ミラー。このほど、“いま最も美しい少年”とも称される彼の撮影は、涙で始まり、涙で終わる感動体験の連続だったことが分かった。本作は、『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、誰も知らないピーターパンと仲間たちを描くファンタジー超大作。少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、幼いころに離ればなれになってしまった母を探すため、夢と魔法のネバーランドへと旅立ち、若き日のフック船長(ギャレット・ヘドランド)や森の戦うプリンセス タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)との出会いや、目の前に立ちはだかる海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)との闘いをとおして、”いちばんの魔法は信じるきもち”ということを学んでいく。主人公・ピーターに抜擢されたリーヴァイは、ヒューと同じオーストラリア出身の12歳。小さなころから姉の影響で歌やダンスを習い始め、その才能を開花させると、すぐに業界内で引っ張りだこの子役に。愛くるしい魅力とにじみ出る自信で出会った人を次々に魅了し、その後、TVドラマやCM、舞台に出演。短編映画でも主役を務め、高い評価を得た。さらに、スティーヴン・スピルバーグ製作のTVシリーズ「Terra Nova ~未来創世記」への出演や、今年は初めて広告キャンペーンに有名人を起用した「ポロ・ラルフローレン(Polo Ralph Lauren)」チルドレンズウエアのグローバル大使を務めるなど、幅広い活躍をみせている。そして本作が、長編大作映画に初出演となったリーヴァイ。この役のオファーを受けたときのことを、「監督から直接電話をもらって、泣いちゃったんだ。うれし泣きだよ」と明かす。一方、ジョー・ライト監督は「何千人もの子どもたちと会ったよ。そしてあるとき、突然リーヴァイが現れたんだ。ここにいたのか!と思い、おもわず『彼だ!』と叫んでいたよ。彼には他と違うきらめきがあったんだ」と、彼との運命的な出会いをふり返った。本作では、ネバーランドでの仲間たちとの出会いやさまざまな経験を通じて、少年ピーターは成長を遂げていくが、役柄同様に、撮影中には仲間との出会いを通じて感動を味わったことが幾度もあったようだ。リーヴァイは共演者について、「彼らは素敵な人で、一緒に演じるのは本当に楽しかったしいい友達になれたよ」と語る。若きフック船長役のギャレット・ヘドランドとふざけあったことや、現場に2匹の愛犬を連れてきたルーニー・マーラと遊んだエピソードを披露し、撮影を楽しんでいた様子だ。そんなリーヴァイに、かつてない邪悪な役柄・“黒ひげ”を演じたヒューも、「本作が初めての本格的な映画出演なのに、あれだけのことができるなんて本当にすばらしい。彼は僕との最後の撮影で大泣きしていたよ。それを僕は一生忘れない。この驚きと魔法に満ちあふれた世界でピーターパンになれることがたまらないんだな」と称賛を贈り、リーヴァイの本作に対する熱い思いを受けとめたことを語る。たくさんの仲間に支えられ成長していくピーター同様、この撮影で大切な仲間を得ると共に、俳優としてまた一歩成長したに違いないリーヴァイ。初来日でも彼の新たな一面が見られるか、ぜひ注目していて。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年09月23日デジタル一眼カメラを買ったばかりのときは、難しいカメラ用語にとまどいがちなもの。「今こそ知りたいデジタル一眼の基本」では、タイトル通りにカメラに関わる基本的なことをやさしく紹介していきます。今回のテーマは、「ホワイトバランス」です。デジタル一眼カメラで写真を撮っていると、「料理を撮ったのに、全然美味しそうに見えない写真になった」「真っ赤に染まった夕焼けを写したのに、思っていた色と違ってガッカリした」といった経験をしたことがあるでしょう。人間の目はいろいろな状況でも「白いものは白く」といったように一定の色合いで見ることができます。これがカメラの場合は異なり、光源が変わると撮影される写真の色合いも変わってくるのです。それを人間の目で見たような色合いに調整するのが「ホワイトバランス」です。最近のデジタル一眼カメラは極めて優秀なので、オート設定のままでも十分キレイな写真が撮れますが、ごくたまにそのシーンの光源に適していないホワイトバランスが選ばれ、アレっ? といった写真になってしまうのです。その時は自身でカメラのホワイトバランスを設定すれば、自然な色合いのキレイな写真が撮れます。カメラのメニュー項目では「晴天」「曇天」「蛍光灯」「電球」といったようにわかりやすい言葉で表示されているので迷うこともないかと思います。また、太陽をはじめ、電球や蛍光灯は光を照らす光源なのですが、それぞれに「色温度」というものがあり、同じ光でありながら映し出されるものは色味が異なります。色温度は昼間の太陽光を基準とした場合、数値が低くなると赤っぽく、数値が高くなると青っぽくなります。この仕組みを理解できると、「もう少し暖かめな色がいい」「ここはクールな青みがほしい」と思った場合でもホワイトバランスを変えることで、自分がイメージしている色に近づけることができます。ちなみに、デジタル一眼カメラではJPEG以外に「RAW」形式で写真を保存できます。このRAW形式の写真データは、パソコンで現像ソフトを使って自在にホワイトバランスを変更することが可能です。興味がある方はチャレンジしてみてください。
2015年09月16日Sony Europeは9月11日(現地時間)、ミラーレス一眼カメラ「α7S II」を発表した。ヨーロッパでは11月に発売し、価格は3,400ユーロ。日本での発売時期や価格については明らかになっていない。α7S IIは、2014年6月に発売された「α7S」の後継モデル。α7Sと同様、1,220万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載し、最高ISO409600の高感度撮影に対応する。新たに5軸手ブレ補正機構を搭載し、4.5段分の補正効果を発揮する。また、従来モデルでは外付けSSDレコーダーが必要だったが、α7S II単独で最大4K(3,840×2,160ドット)/30fpsの動画撮影が可能になった。記録フォーマットはXAVCで、ピクセルビニングなしで全画素読み出しに対応。なお、4K動画の撮影にはUHSスピードクラス3対応のメモリーカードが必要だ。フルHD(1,920×1,080ドット)での動画撮影では120fpsでの記録に対応。「ファストインテリジェントAF」による高速・高精度な合焦を実現。AFポイントは169点。-4EVという低照度下でも合焦可能だという。EVFは0.5型のXGAの有機EL方式。倍率は約0.78倍となる。レンズマウントはEマウント、サイズはW126.9×H95.7×D60.3mm、重量はボディのみで584g、バッテリーとメモリースティックPROデュオ含む状態で627g。
2015年09月14日オリンパスは9月7日、ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」の販売を一時休止すると発表した。販売再開の時期については9月下旬を目処にオリンパスのWebサイトにて告知する。OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIは、8月25日に発表されたマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ。カメラ本体にプラスチックマウントの交換レンズを取り付けた際、ロックが外れやすいものがあると判明したため、販売を一時休止する。現在、改善を検討しており、販売再開の時期はWebサイトにて改めて告知する予定だ。なお、すでに購入したユーザーについては、専用フリーダイヤル窓口に問い合わせるよう呼びかけている。
2015年09月07日オリンパスは9月3日、ミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M10 Mark II」の発売を記念して、メーカー保証期間を6カ月延長するキャンペーンについて告知した。9月4日から2016年3月31日までの期間中、対象製品を購入した応募者を対象としたキャンペーンだ。同キャンペーンは、「OM-D E-M10 Mark II」の発売日である9月4日から2016年3月31日までの期間内に、「OM-D E-M10 Mark II」ボディ、「14-42mm EZ レンズキット」、「EZ ダブルズームキット」を購入した人が対象。ボディのメーカー保証期間を、通常の1年から1年6カ月に延長する。なお、レンズキットに同梱されるレンズの保証期間は延長しない。Webサイト上にて製品ユーザー登録を行うと応募が完了し、「フォトパスMyPage」から「延長保証カード」を入手できる。プリントアウトしたものだけでなく、スマートフォンやタブレットに表示して提示することでも保証延長は有効となる。応募期間は2016年4月30日まで。詳細はキャンペーンサイトを参照のこと。
2015年09月03日光測定器などの製造販売を手がけるsantecは9月2日、医療機器ブランド「movu」の立ち上げと、同ブランドの第1弾製品として眼軸長測定装置「ARGOS」を開発したと発表した。「ARGOS」は、波長走査型OCT光源を使用した眼軸長測定装置で、白内障手術の時に、眼内レンズ選定のために必要となる眼球パラメータの測定を従来技術よりも高精度かつ高速で行うこと可能とする眼科向け医療機器。測定時に、角膜から網膜までの全眼部について2次元OCT画像を表示することができるという。また、これまで測定の難しかった重度の白内障で混濁した眼においても、測定の成功率を向上させることに成功している。同社はこのほど、欧州で販売するために必要なCEマークと医療ISO13485を取得し、欧州市場における営業活動を開始する。また、米国市場での販売に向けて、米国食品医薬品局(FDA)の許可申請中とのこと。なお、「ARGOS」は9月5日からスペイン・バルセロナで開催される「欧州白内障・近視矯正学会」で発表される予定となっている。
2015年09月02日ハーマンミラージャパンは、ミッドセンチュリーの名作「イームズシェルチェア」に、新しくハイスツールの販売を開始すると発表した。スツールの高さは「カウンターハイト」と「バーハイト」の2種類。受注開始は9月10日。価格は6万3,000円(税別)から。同製品は、チャールズ&レイ・イームズによってデザインされ、1950年に発表された名作「イームズシェルチェア」(イームズプラスチックシェルチェア、イームズファイバーグラスシェルチェア、イームズウッドシェルチェア)に追加されたスツール。オフィスで人びとが交流する場所、カフェのカウンターや家庭など、さまざまな場所で活躍するスツールとなっており、高さは「カウンターハイト」と「バーハイト」の2種類が用意される。価格は、「イームズプラスチックシェルスツール カウンターハイトスツール」(幅465×奥行き550×高さ1030ミリ、座面高635ミリ)が6万3,000円~、「イームズプラスチックシェルスツール バーハイトスツール(幅465×奥行き550×高さ1155ミリ、座面高750ミリ)が6万5,000円~、「イームズファイバーグラスシェルスツール カウンターハイトスツール」(幅475×奥行き560×高さ1030ミリ、座面高635ミリ)が9万1,000円~、「イームズファイバーグラスシェルスツール バーハイトスツール」(幅475×奥行き560×高さ1155ミリ、座面高750ミリ)が8万9,000円~、「イームズウッドシェルスツール カウンターハイトスツール」(幅465×奥行き550×高さ1030ミリ、座面高635ミリ)が11万3,000円~、「イームズウッドシェルスツール バーハイトスツール」(幅465×奥行き550×高さ1155ミリ、座面高750ミリ) が11万5,000円~となっている(価格はすべて税別)。
2015年08月28日オリンパスは8月26日、同社のミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M1」「OM-D E-M5 Mark II」「OM-D E-M10 Mark II」、コンパクトデジタルカメラ「STYLUS 1s」の購入者を対象としたキャッシュバックキャンペーン「オリンパスのプレミアムカメラをお得にGET! 最大\10,000-キャッシュバックキャンペーン」を開始した。8月26日から11月1日の期間中、対象製品を購入した応募者にもれなくJCBカードをプレゼントするキャンペーン。「OM-D E-M1」のボディ、12-40mm F2.8レンズキット、12-50mm EZレンズキット、「OM-D E-M5 Mark II」のボディ、12-50mm EZレンズキット、14-150mm IIレンズキット、Limited Edition Kit、「OM-D E-M10 Mark II」のボディ、14-42mm EZレンズキット、EZダブルズームキットの購入者には、JCBギフトカード10,000円分をプレゼントする。また、STYLUS 1sの購入者には、JCBカード5,000円分を提供する。応募には、保証書のコピーと製品パッケージの指定箇所の切り抜きに加え、製品の購入金額、日付が記載されたレシートか領収書、クレジット控え、納品書のいずれかが必要だ。詳細はキャンペーンサイトを参照のこと。応募締め切りは11月16日(当日消印有効)。
2015年08月26日デジタル一眼カメラは絞りとシャッター速度で露出(明るさ)を調節しますが、暗くて光量が少ない場所ではシャッタースピードが落ちるため、手ブレて撮れない場合があります。そんな時にうまく使いたいのが、今回紹介する「ISO感度」の設定です。ISO感度とは、カメラのセンサー(撮像素子)が光に対してどれだけ敏感に反応するかを数値化したものです。このように言葉で表すと、ちょっと難しいかもしれませんが、ISO感度を上げれば、シャッター速度も上がり、手ブレや被写体ブレを起こさず撮影できるというわけです。ただし、ひとつ気をつけなければいけないのが、「ISO感度を上げると、画質が劣化する」という法則です。最近のデジタルカメラでは、高感度撮影時の画質劣化を相当抑えられていますが、それでもISO3200やISO6400以上になると、写真にノイズが目立つようになります。自分が許容できる画質劣化の限界とISO感度の関係を探るため、カメラのISO感度を徐々に上げながら暗いシーンを撮影してみることをオススメします。カメラによっては、オート設定時のISO感度の上限をあらかじめ指定できるので、自分が「ここまではOK」と認められるリミットを設けられます。ISO感度をオート設定にしておくと、スナップ撮影など、ころころと露出が変わるシーンでもすぐ対応できるのでシャッターチャンスをモノにしやすくなります。○今回のポイント暗い場所で手ブレや被写体ブレを防ぎたい場合は、ISO感度を大胆に上げるどこまでノイズを許容できるか、あらかじめ自分のカメラの画質を知っておく使用機材 : キヤノン EOS 7D、シグマ 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM撮影協力 : アクア・ラウンジ グランシップ
2015年08月25日オリンパスは8月25日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」を発表した。発売は9月4日。パッケージはE-M10本体のみのものと、交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-42mm F3.5-5.6 EZ」が付属するレンズキット、さらにもう一本の交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」が付属するダブルズームキットの3種類が用意される。価格はいずれもオープンとなっており、推定市場価格は本体のみが80,000円前後、レンズキットが95,000円前後、ダブルズームキットが110,000円前後だ(いずれも税別)。2014年2月に発売された「OM-D E-M10」の後継モデル。同社「OM-D」シリーズのエントリー機に位置づけられる。OM-D E-M10 Mark IIは、フラッグシップ機「OM-D E-M1」と中級機「OM-D E-M5 Mark II」譲りのVCM方式5軸手ぶれ補正機構をエントリー機で初めて搭載。これにより、シャッター速度4段分の補正性能にまで強化した。5軸手ぶれ補正は動画撮影においても有効で、歩く振動やボタン操作で生じるぶれを補正し、滑らかな動きを実現するという。約236万ドット・視野率約100%のEVF(電子ビューファインダー)を覗きながら、背面の液晶モニターを指でなぞって、ピント位置を決められる「AFターゲットパッド」機能を新たに搭載。連写速度はOM-D E-M10の秒間8コマから秒間8.5コマまで強化した。外観は、前モデルよりクラシカルなデザインを採用。アルマイト処理後にブラスト加工したアルミニウム製のボディで、ダイヤル群にはローレット加工を施した。ヘアライン処理をした天面にはレトロ調の電源ダイヤルを配置。前面は水平基調を強調するデザインで、クラシックカメラの雰囲気を演出している。そのほか、14種類のフィルターと9種類のアートエフェクトを楽しめる「アートフィルター」機能や、複数の写真を1枚に組み合わせる「フォトストーリー」機能、光の動きを線状で撮影できる「ライブバルブ・ライブタイム」機能、明るさが変化した部分のみ合成する「ライブコンポジット(比較明合成)」機能などのクリエイティブ撮影機能を持つ。主な仕様は、レンズマウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型・有効1,605万画素Live MOSセンサー、画像処理エンジンが「TruePic VII」、対応感度がLOW(ISO100相当)~ISO25600、シャッター速度が1/4,000~60秒となっている。背面のモニターは約104万ドット・3型のタッチパネル式液晶で、上に約85度、下に約45度のチルトが可能だ。Wi-Fi機能も備える。動画の記録形式はMOV、AVIで、記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60fps。4K(3,840×2,160ドット)/5fpsでの記録が可能なタイムラプス動画機能、640×480ドット/120fpsでの記録が可能なハイスピード撮影機能も持つ。バッテリーはリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約320枚となっている。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード。サイズはW119.5×D46.7×H83.1mm、充電池とメモリーカードを含む重量は約390g。
2015年08月25日富士フイルムは24日、インスタントカメラ「チェキ」シリーズの新製品として、自分撮り用ミラーを備えた"チェキ"「instax mini 8+(プラス)」を発表した。本体カラーには、スイーツをイメージしたという5色、ミント、ハニー、ココア、ストロベリー、バニラをそろえた。9月11日から発売し、価格はオープン、推定市場価格は9,000円前後(税込)。チェキ instax mini 8+は、現行モデル「instax mini」の丸みを帯びたデザインと簡単な操作性をそのままに、レンズの横に自分撮り用のセルフショットミラーを配置。レンズを自分に向けて撮影するときに、撮影範囲がわかるようにした。女性ユーザーの人気が高い「ハイキーモード」(明るくソフトな雰囲気の写真)と組み合わせることで、楽しみ方が広がるとしている。また、チェキで撮影・プリントしたものをプレゼントする際のデコレーションアイディアや、撮影のコツをまとめた「活用BOOK」が付属。カメラの仕様は、レンズが沈胴式フジノンレンズ(2群2枚構成・f=60mm 1:12.7)、ファインダーがターゲットマーク付き実像式(0.37倍)、撮影範囲が固定焦点の0.6m~∞、シャッターが1/60秒、露光調節が簡易露出計のLED表示による手動切り替え方式だ。フラッシュは自動調光の常時発光フラッシュで、フラッシュ撮影距離は0.6m~2.7mとなる。仕様フィルムは「富士フイルム インスタントカラーフィルム instax mini」(別売)で、フィルムサイズは86mm×54mm、画面サイズは62mm×46mmとなっている。電源には単3形アルカリ電池×2本を用い、撮影可能パック数は約10パック。本体サイズはW116×D68.2×H118.3mm、重量は約307g(電池、ストラップ、フィルムを含まず)。
2015年08月24日エムアイセブンジャパンは、GoProカメラやデジタル一眼カメラのために特別にデザインされたMicW社製超小型ガンマイクロフォン「Mini Shotgun」を発売した。価格はオープンプライス(市場予想価格は1万2,800円前後)。同社オンラインストアにて現在先行販売中で、一般販売開始は2015年8月21日予定。同製品は、心臓部にスタジオ品質のオーディオを提供する直径9mmの狭指向性コンデンサー・カプセルを搭載し、オール銅製のハウジングにより、カメラの目の前にあるサウンドにピントを合わせることが可能となっているという。録音機器の左右のチャンネルへモノラル信号を提供し、音楽の録音、スピーチ、インタビューおよびアンビエントの収録にも適する。国内販売されるMini Shotgun Kitパッケージには、GoPro用マイク・ホルダー「PP011」、ラバー・リング「CL020」、吹かれや風切り音を軽減するウインドジャマー「WJ146」、ミニUSBケーブル「CB031U」、30cmの3.5mmステレオ・ケーブル「CB030M」、デジタル一眼カメラのシューマウントにiGoMic Mini Shotgunを装着可能とするショックマウント「PP015」など、実用的なアクセサリも多数収録される。
2015年08月17日伊豆アニマルキングダム(静岡県賀茂郡東伊豆町)は7月28日、公式Facebookにて、初めて眼を開いたチーターの赤ちゃんの様子を投稿した。○7月28日、チーターの赤ちゃんの眼が開いたチーターの赤ちゃんは、7月22日 15時~16時30分頃に2頭誕生。性別は不明。7月25日にはプチデビューを果たし、今後は連日13時30分にお披露目をする。また、1日1組限定で、来園者に体重測定をしてもらうイベントを実施している。この日、赤ちゃんが初めて眼を開いていたのを確認。同園では、「どんな小さなことでも、生まれたての赤ちゃんが順調に成長してくれていると思うと大変嬉しいです」とコメントしている。
2015年08月10日●3人のプロ写真家によるセミナーは立ち見も8月8日、東京都・五反田にて、ソニーの最新ミラーレス一眼カメラ「α7R II」の一般向けスペシャル体験会が開催された。タッチ&トライだけでなく、3人のプロ写真家によるセミナーも。α7R IIでプロが撮り下ろした写真とともに魅力が語られるなど、充実した内容だった。ソニーのα7R IIは、有効4,240万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載した、ミラーレス一眼カメラ「α」(Eマウント)の最新フラッグシップモデルだ。8月7日に発売されており、価格はオープン、発売直後の最安値は税込42万円台の半ばを付けている。α7R IIの概要は別記事『ソニー、フルサイズ4,240万画素の「α7R II」を国内発表』を参照いただきたい。今回は発売翌日の体験会ということもあってか、この手のイベントとしては大盛況の印象。開催時間は午前11時30分から午後6時で、開場からひっきりなしにファンが訪れる。プロ写真家のセミナー(全6回)も満席状態だ。途中からスタッフがイスをたくさん増やしたのだが、それでも立ち見が出るほど。セミナーを行ったプロ写真家は、自然写真の柏倉陽介氏、鉄道写真の中井精也氏、ポートレートの魚住誠一氏だ。ここでは柏倉陽介氏のセミナーを紹介しよう。柏倉氏はα7R IIを持って、沖縄、長野、栃木などを巡った。紹介してくれた写真は、沖縄は海や空や森、長野は森や湖、栃木は滝や星空だ。全体を通して柏倉氏が語っていたα7R IIのポイントは、「ファインダーがすばらしい」、「階調(グラデーション)の表現力が高い」、「解像力・解像感が高い」、「AF(オートフォーカス)が速い」、「高感度に強い」、「手ブレ補正(5軸)が優秀で手持ち撮影に強い」といったところ。例えば「岩と波」の写真については、「触ると手が切れそうな岩肌や、波の白い泡の解像感がすごい」とコメント。「空」のグラデーションは、「青の移り変わりが滑らかに表現され、色の変わり目が段差になって見えてしまうところがないですね」と解説した。また、カヌーに乗りながら森を撮った写真に触れ、「1/30秒のシャッタースピードで撮って、4,240万画素もあるのでまず手ブレするだろうと思いましたが、葉っぱ1枚1枚がしっかり解像したことに驚きました。これで手持ち撮影に自信を持てたので、三脚をほとんど持ち歩かなくなりました。自分の腕じゃなく、α7R IIのおかげですね(会場から笑い)」と、手ブレ補正の実力を紹介。同じく手ブレ補正と、高感度撮影に関して、難しかった写真として森の洞窟から見上げるように撮った1枚を挙げる。風が吹いて木の葉が揺れているため、「ISO感度を6400まで上げて撮ったのですが、とてもISO6400とは思えない質感です」と、臨場感たっぷりに語ってくれた。最後に「α7R IIは、まず4,240万画素ということで、手ブレが怖くてハードルが高いと思っていました。しかし、5軸手ブレ補正と高感度性能のおかげで、手持ちでバシバシ撮れて、逆に使いやすいんじゃないかと本当に実感しています。ファインダーも良くて、ファインダーをのぞくと、写真の着地点が作品として表れることにも感動しました。色々な技術が『使いやすさ』の方向を向いているんですね。ぜひ手にとって、たくさんの場所へ出かけて、これ以上な1枚を撮ってください」とまとめた。●タッチ&トライはモデル撮影とマクロ撮影(実写画像あり)○タッチ&トライは、モデル撮影とマクロ撮影タッチ&トライにはモデル撮影とマクロ撮影のコーナーを設け、モデル撮影には6台のα7R II、マクロ撮影には2台のα7R IIを用意していた。モデル撮影コーナーのα7R IIに取り付けられていたレンズは、「FE 70-200mm F4 G OSS」(SEL70200G)、「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」(SEL55F18Z)、「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」(SEL35F14Z)という3本だ。マクロ撮影のレンズは「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」(SEL90M28G)だった。タッチ&トライでは、来場者が自分のSDカードをα7R IIに入れ、試し撮りした写真を持ち帰ることができた。筆者も撮ってみたので、ありのままを掲載する。慌てて撮ったため、出来映えには目をつぶっていただけると幸いだ。サムネイルをクリックすると拡大、さらに「→原寸大画像を見る」をクリックすると、EXIFデータ付きの実写画像が表示される(4,240万画素の「原寸大画像」は1枚で約42MBもあるので、読み込み時間とデータ量に注意)。
2015年08月08日ケンコー・トキナーは5日、レンズベビー「Velvet 56」のラインナップに、ミラーレス用として、ソニーEマウント用、富士フイルムXマウント用、マイクロフォーサーズ用を追加することを発表した。発売日は8月12日。価格はオープンで、推定市場価格は56,000円前後(税別)。Velvet 56は、ソフトで立体感のあるボケ描写を得られる交換レンズ。レンズ中心部では芯のあるしっかりした描写をしながら、周辺に行くほどソフトで立体感のあるボケ描写を実現した。3群4枚のレンズ構成で、高次球面収差を出すことにより、ソフト効果を演出している。なお、電子接点がないため、マニュアルフォーカスでの撮影となる。すでに、ニコンFマウント用、キヤノンEFマウント用、ソニーAマウント用、ペンタックスKマウント用が発売済みだ。今回のミラーレス用Velvet 56は、レンズ群を鏡筒先端部に配置した設計となっており、専用レンズフードが付属。この専用レンズフードは、一眼レフ用のVelvet 56には使用できない点に注意(ケラレが生じる)。主な仕様は、焦点距離が56mm、開放絞りがF1.6、最小絞りがF16、レンズ構成が3群4枚、画角が43.3度、絞り羽根が9枚、最短撮影距離が13cm、マクロ最大倍率が1:2、フィルターサイズが62mm。本体サイズは最大径72mm×全長85.25mm、重量は410g。
2015年08月05日『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、新たなピーターパンたちの物語を描く『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。この度、主演を務めるリーヴァイ・ミラーが、2015年秋の「ポロ・ラルフローレン(Polo Ralph Lauren)」チルドレンズウエアの新しいブランドアンバサダーに起用されたことが明らかになった。夢と魔法のような映像美で描く、光と影が織りなす別世界“ネバーランド”。離れ離れになってしまった母を探すため、ロンドンから旅立った少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、人魚、妖精、海賊たち、若き日のフック船長ら心躍る仲間たちと出会い、数々の危険を乗り越えていく。果たしてピーターは、彼の出生の秘密を知るまだ見ぬ母に、巡り合うことはできるのか…!?ヒュー・ジャックマンが熱演する冷酷無比の海賊“黒ひげ”ほかルーニー・マーラ、ギャレット・ヘドランド、アマンダ・セイフライドらと共演するのは“いま最も美しい少年”と称されるリーヴァイ・ミラー。リーヴァイがモデルに大抜擢されたのは今回の「Polo Ralph Lauren チルドレンズ」が初めて。広告、ウィンドウディスプレイ、インストアイベント、ビデオからなる2015年秋のチルドレンズの企画は、“ピーターパン”のストーリーにあふれる冒険感覚にインスパイアされたものだという。“ピーターパン”のテーマとの繋がりから、リーヴァイは8月5日(現地時間)に米ニューヨークのセントラルパーク動物園にて催される2015年の「Ralph Lauren チルドレンズ」のファッションショーに登場、ランウェイを歩く予定だ。早くも世界から注目を集めている若手注目株に今後も目が離せない。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日強烈な高発色!『レブロン ウルトラ HD リップスティック ラブミラーキット』レブロン株式会社は『レブロン ウルトラ HD リップスティック ラブミラー キット』を9月から発売する。セクシーなメイクに不可欠な、人気のある高い発色リップ4カラーによるスペシャルキットが登場する。さらに“LOVE”の文字がデザインされた、お洒落なハート型のミラーはプレゼントになっている。うるおいのある美しい唇を実現する、4タイプのモテカラーモテカラーのコレクションには【ローズ 優しさのオーラ】【マグノリア 幸せの予感】【ハイドランジア キュートな血色感】、【グラジオラス 女子度アップ】の4タイプが用意されている。唇についた瞬間にとろっとしたジェルが密着して、唇の気になる縦ジワも一塗りで目立たなく補ってくれる。また透明感の高いジェルベースを取り入れているので、印象強い透明感のある発色を実現し、さらにマンゴー種子脂やシア脂など全3種類の保温成分によって、うるおいのある唇をキープしてくれる。便利なラブミラープレゼントされるラブミラーは、レブロンのリップスティックを使うときに便利なアイテムだ。2倍&等倍のダブル鏡で、さらにコンパクトだから持ち運びも便利で使いやすいだろう。(画像はプレスリリースより)【参考】・レブロン株式会社 プレスリリース (PR TIMES)・レブロン株式会社
2015年08月03日ドスパラは24日、ルームミラーの機能を損なうことなく設置が可能なドライブレコーダー「DN-12865」を同社直営の「上海問屋」にて発売した。価格は税込8,999円。DN-12865は、4.3インチの防眩加工済みディスプレイを備えたドライブレコーダー。縦90mm、厚さ14mmのルームミラーに対応する。1分/3分/5分ごとのループ録画のほか静止画撮影も可能で、最大4倍のデジタルズーム機能を持つ。動画は1920×1080ドット、静止画は4032×3024ドットまでの記録に対応。記録したデータはディスプレイで確認できる。レンズの視野角は117度で、記録画角は約130度。対応する記録メディアはmicroSD/SDHCカード(最大32GBまで)。本体サイズはW286×H100×D47mmで、重量は約317gだ。
2015年07月24日デジタル一眼カメラを買ったばかりのときは、難しいカメラ用語にとまどいがちなもの。「今こそ知りたいデジタル一眼の基本」では、タイトル通りにカメラに関わる基本的なことをやさしく紹介していきます。今回のテーマは、「シャッタースピード」です。シャッタースピードとは、シャッター膜を開閉してイメージセンサーに光を届ける時間のこと。1/500秒とか1/1000秒などは数字が示す通り「高速シャッター」、1/5秒とか1/25秒などは「低速シャッター」になります。絞りと同じように、シャッターも光量を調節する以外に、被写体をしっかり捉えたり、写真表現を変えるという重要な役割があります。とくに動きのある被写体を撮影する際は、シャッタースピードの違いによって劇的に写り方が変わります。動きまわる子供やペットなど、被写体の動きが激しい場合は、高速シャッターを使うことで被写体がブレずにバッチリと写せます。高速シャッターの注意点としては、日中の屋外などは光量が十分なので大丈夫ですが、暗いシーンではISO感度を上げないと露出アンダーになりやすい点を覚えておきましょう。一方、川や滝といった水流や引いては寄せる波打ち際、夜間の車のライトやイルミネーションなどは低速シャッターを使うことで、動きをダイナミックに表現できます。ただし、低速シャッターは手ブレする可能性も高いので三脚でしっかりとカメラを固定することが必要です。カメラの撮影モードを「S」や「Tv」といった「シャッター速度優先AE」に設定して、色々なシャッタースピードを試してみるとよいでしょう。新しい発見に出会えるはずです。シャッタースピードを速くすれば、イメージセンサーが受け取る光の量が減り、遅くすれば、光の量が増えます。したがって、同じ絞り値であれば、高速シャッターでは暗く、低速シャッターでは明るく写真が写ります。もう一つ知っておきたいのは、シャッタースピードと手ブレの関係です。一般的に「レンズの焦点距離よりも、シャッタースピードが遅いと手ブレする可能性が高くなる」と言われています。たとえば、(35mm判換算での)焦点距離が100mmのレンズでは、1/100秒よりも遅いシャッタースピードだと手ブレする危険性が高くなるということです。逆に、1/100秒以上の速度でシャッターが切れれば、手ブレの危険性が格段に減るという目安になります。最近のレンズやカメラは、ほぼすべての製品に手ブレ補正機構が備わっているので、必ずしもこの数値にしなくても大丈夫ですが、知っておくことで手ブレのリスクを回避できます。
2015年07月23日パナソニックは7月16日、「20M Live MOSセンサー」を搭載したマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-GX8」を発表した。8月20日の発売を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は、ボディのみが145,000円前後、高倍率ズームキットが180,000円前後(ともに税別)。LUMIX DMC-GX8は、新たに開発した有効2,030万画素の20M Live MOSセンサーを搭載。従来に比べ、解像感に優れるだけでなく、高感度撮影時のノイズを低減している。手ブレ補正機能の「Dual I.S.」は世界初となる6コントロール技術を採用したもの。レンズ内の2軸補正とボディ内の4軸補正を組み合わせて、大小のブレを防止する。なお、Dual I.S.は対応レンズ使用時にのみ有効となる。EVF(電子ビューファインダー)は、0.5型・約236万ドットの有機EL方式で、上方向90度のチルトが可能。ファインダー倍率は0.77倍だが、用途に応じて0.7倍にも切り替えられる。背面の液晶モニターも有機EL方式で、3型・約104万ドット。左右180度、上下250度に動くバリアングル式となっており、タッチ操作にも行える。なお、フラッシュは内蔵されていない。30コマ/秒で連写した4K撮影データから、好きな写真を選び出せる「4Kフォト」機能にも対応。4Kフォトには、3つの撮影モードがあり(下図参照)、シーンに応じて使い分けることができる。さらに、後日のファームウェアアップデートにより、撮影後にピント位置を変更できる「フォーカスセレクト」機能を追加する予定だ。そのほか主な仕様として、ISO感度は200~25600 (拡張ISO100)、シャッター速度は60~1/8000秒 (電子シャッターでは1~1/16000秒)、連写速度は最高8コマ/秒 (電子シャッターでは10コマ/秒)。Wi-Fi機能も搭載している。静止画の撮影可能枚数は約310枚 (CIPA規格)。サイズはW133.2×H77.9×D63.1mm、重量は約435g (本体のみ)。本体色はブラックとシルバーの2種類を用意する。高倍率ズームキットのレンズは「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-F5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」。35mm判換算で28~280mmのズーム域をカバーする。重量は約265g。
2015年07月16日オリオスペックはこのほど、NOFAN製のファンレスCPUクーラーとACアダプタを採用したファンレス仕様のキューブ型PC「NOFAN Core V1 FANLESS SILENT」を発売した。対応TDPが80Wの「CR-80EH」と"Haswell"世代のIntel Celeron G1840T (2コア / 2.5GHz / TDP35W)を搭載した35Wモデルと、対応TDPが95Wの「CR-95C」と"Broadwell"世代のIntel Core i5-5675C (4コア / 3.1GHz / TDP65W) を搭載した65Wモデルをそろえる。65Wモデルではクーラーがスロットに干渉するため、拡張カードの搭載はできないが、35Wモデルの場合はクーラーが干渉せずに拡張カードを増設できるという。ケースには、Thermaltakeのキューブ型ケース「Core V1」、電源は内部にDC-DCコンバータ、外部に150W ACアダプタをそれぞれ採用する。このほかの仕様は、チップセットがIntel H97 Express(ASUS H97I-PLUS)、メモリが4GB PC3-12800、ストレージが80GB SSD(Intel 530)。またオプションとして、CPUやメモリ、ストレージのアップグレードや、OSのインストール、増設用ACアダプタなどを選択できる。
2015年07月08日プラザクリエイトは30日、iPhone 6用とiPhone 6 Plus用の「olloclip 4-in-1 Lens/olloCase」を発売した。魚眼と広角、2種類のマクロレンズとiPhoneケースをセットにした製品だ。直販価格はいずれも税込12,980円。4種類のレンズを一体化させた「olloclip 4 in 1」とiPhone 6/6 Plus用ケースのセット。iPhone 6/6 Plusをケースに入れたまま、olloclip 4 in 1を取り付けることができる。olloclip 4 in 1は、画角約180度の魚眼レンズ、画角約125度の広角レンズ、10倍マクロレンズ(最短撮影距離約2㎝)、15倍マクロレンズ(最短撮影距離約1.5㎝)を利用できる。olloclip 4 in 1のサイズはW54×H26×D38mmで、重量は26g。iPhone 6用ケースのサイズはW71mm×D10mm×H142mmで、重量は48g。iPhone 6 Plus用ケースのサイズはW82mm×D10mm×H161mmで、重量は54g。また、2倍望遠レンズと画角155度の広角レンズを一体化した「olloclip Active Lens」を同時に発売する。本体サイズはW55×H28×D42mmで、重量は40g。直販価格はこちらも税込12,980円。
2015年07月01日ソニーは6月26日、有効4,240万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ「α7R II」を発表した。8月7日の発売を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は税別440,000円前後。α7R IIはソニーのミラーレス一眼カメラにおける新フラッグシップ機。α7sの高感度性能、α7Rの高解像度、α7 IIの5軸手ブレ補正機能、α6000のワイドAFエリアを"いいとこ取り"した上で、さらに性能を高めた製品だ。α7R IIは、世界初の裏面照射型フルサイズCMOSセンサー「Exmor R」を搭載。有効画素数は4,240万画素で、ISO感度は拡張102400まで対応する。センサーの表面にはARコーティングを施し、ローパスフィルターを省いた設計となっている。レンズマウントはEマウントだ。399点の像面位相差AFポイントと25点のコントラストAFポイントによる「ファストハイブリッドAF」は、前モデルのα7Rに比べ40%のAF速度向上を実現。そのほか、単体での4K動画撮影、電子式のサイレントシャッターといった機能を備えている。4K動画撮影機能については、外部ストレージ不要。画素加算(ピクセルビニング)なし、全画素読み出しのQFHD(3,840×2,160ピクセル)やスーパー35mmフォーマットでの記録を可能とする(デジタルカメラとして世界初)。EVFはXGA(約78万画素)の有機EL方式、EVFとして世界最大の倍率0.78倍で表示する。電子シャッターによる静音撮影のほか、AF・AE追従を使いながら秒間5コマの連写も可能。シャッターによる振動を50%軽減し、50万回のシャッター回数に耐える堅牢性を備える。α7 IIと同様に、5軸手ブレ補正機能を内蔵しており、シャッター速度4.5段分の補正効果を発揮する。バッテリーは、ファインダー使用時で約290枚、液晶モニター使用時で約340枚の静止画撮影が可能(CIPA基準)。動画はファインダー使用時で約50分、液晶モニター使用時で約55分撮影できる(同)。製品パッケージにはバッテリーパック「NP-FW50」が2個付属する。サイズはW126.9×H95.7×D60.3mm、重量は625g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。なお、α7R IIは6月11日に海外で先行発表されていた。
2015年06月26日富士フイルムは、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」と「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」(以下、X-T1)の最新ファームウェアを6月29日14時に公開する。5月11日に予告されていたファームウェアの公開時期が、今回正式に決定した。最新ファームウェアのバージョンは4.00。X-T1のAF性能を一新する「新AFシステム」の搭載と、操作性の向上がメインとなっている。
2015年06月23日ソニーマーケティングは、ミラーレス一眼カメラ「α7」「α7 II」購入者を対象とした「α7キャンペーン」を6月25日から実施する。応募者の中から抽選で570名に、ANAワンダーアース×RIMOWAのコラボスーツケースなどオリジナル商品を進呈する。対象購入期間は9月30日まで。応募締切日は10月14日(当日消印有効)。応募者の中から抽選で70名に「ANA RIMOWA限定コラボスーツケース」「トラベルポーチ」「α7 II/α7 How To ブック」を贈るキャンペーン。さらに、500名にはスーツケースを除く2点(ポーチとブック)を進呈する。スーツケース内部にはANAオリジナルの青い裏地を使用。表面にはANAのロゴマークがあしらわれている。スーツケースの内容量は33L。応募には、Web上での製品登録が必要となる。このほか、保証書のコピー、レシートまたは領収書のコピー、製品箱のバーコード(コピー不可)を専用応募封筒で送付して応募する。詳細はソニーのWebサイトを参照いただきたい。
2015年06月23日『極道大戦争』の三池崇史監督が、先日、最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPRのため来日したジョージ・ミラー監督と夢の初対談を実施。オーストラリアからハリウッド映画の頂点まで昇りつめたミラー監督と、日本から世界に挑み続ける三池監督。互いにエンターテイメント性と作家性を併せ持ち、アクション映画への“原点回帰”となった2人の最新作は同日公開でもあることから、日米の“映画屋”のガチンコ対決が実現した。本年度の第56回カンヌ国際映画祭に、この最新作がそろって出品された2人。伝説のヴァイオレンス・アクションシリーズが30年ぶりに復活したミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、トム・ハーディを主演に迎え、文字通り全編にわたってノンストップでリアル・アクションが展開する超大作。一方、ヤクザ・ヴァンパイアの壮絶な戦いが繰り広げられる三池監督の『極道大戦争』は、監督デビューから4半世紀を経て原点となる“Vシネマ・スピリッツ”を、市原隼人主演で甦らせたアクション大作だ。共に超低予算アクション映画からキャリアをスタートさせた2人が、お互いの原点となるアクションにこだわり抜いた新作をメジャー大作として完成させたこの2作は、奇しくも、今週末6月20日(土)に同日公開される。「若いころにすごく影響を受けた」という『マッドマックス』シリーズ直撃世代の三池監督は、シリーズを作り上げたミラー監督に刺激を受けてきたそうで、「ミラーさんとお会いして話せるのがとても光栄。そんな繋がりが生まれるのが、映画の持つ力だと感じる」と言う。だが、対談の席に現れたミラー監督は、まず三池監督が手にしたマッドマックス仕様にカスタマイズされたカエルのぬいぐるみに興味津々。それは、『極道大戦争』に登場する“現代の怪物にして世界最強のテロリスト”と呼ばれる謎のキャラクター。ミラー監督から「なんて名前だ、コイツは?」と尋ねられた三池監督が、「“KAERUくん”です」と紹介すると、「ミスター・フロッグ!?ファンタスティック!!」と、すっかり気に入った様子。『ベイブ/都会に行く』『ハッピーフィート』などでキュートな子ブタやペンギンを主人公に映画を作ってきたミラー監督の「ミスター・フロッグのアイデアはどこから生まれたんだ?」という質問に、三池監督は「日本には“ゆるキャラ”というのがありまして…」と、KAERUくんの原点となった“ゆるキャラ”について説明を始める一幕もあった。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をすでに観たという三池監督は、「今回マックスを演じたトム・ハーディにしか出せない空気、カッコよさが出ているなと思いました。『座頭市』みたいな日本映画的美学を持っていて、それは監督やハーディの『マックスってなんだ?』という疑問への答えなんだと思います。ため息が漏れました」と絶賛を惜しまない。だが、続いて「実は僕もトム・ハーディと一緒に仕事をする予定だったんです…」と、三池監督から意外な告白が飛び出した。だが、クランクイン直前になってキャンセルになったことから、「それで、何かやろうと思って作ったのが『極道大戦争』なんです」と明かした。「そうか、どうりでミスター・フロッグがトム・ハーディに似てると思ったよ(笑)」と、ユーモアたっぷりに返して周囲を爆笑させるミラー監督。そして、アクション映画への原点回帰、同日公開という2作の共通点を聞かされると、「一緒じゃないか!」と、さらに頬を緩ませた。三池監督は、「新作の『マッドマックス』には痺れましたよ。こんなに面白い映画がキャリアを重ねても作れるものなんだなと思いました。普通は衰えていくものなんですけど、よりヤバくなってる」と興奮気味。「僕ら映画を作る人間からすると、『マッドマックス』を観てしまうと、世界中の映画人は“作れない理由”を状況のせいにできなくなったなと思いました。『作るか、作らないかだけ。それはアナタの問題だ』と、ミラーさんから突きつけられたような気がしたんです」と語った。すると、ミラー監督も「1週間前にスティーブン・スピルバーグから電話をもらって、いま、三池監督が言ったようなことを彼もすごく興奮しながら言ってたんだ。私もスピルバーグを始め、ロバート・ロドリゲスやJ・J・エイブラムスといったアメリカのフィルムメーカーからエネルギーをもらって、もっと映画を作りたいという気持ちになったからな」と明かしてくれた。『極道大戦争』の撮影では、「体は30代の頃のようにはいかない」と弱音を見せることもあった54歳の三池監督。だが、70歳で『マッドマックス』を作り上げたミラー監督を前に「言い訳できないなと思いましたね。やるか、やらないかだけですよ。言い訳を考えてるヒマがあったら、ローバジェットでもいいからもう1回、一から作れっていうことですよね。映画を作る人間に色んなことを教えてくれるのが『マッドマックス』です」と語る。映画との戦い方について熱い言葉が交わされた後、三池監督が「映画の中で、僕にもできる演出が一つだけありました」と告げる。「どこだい?」と興味深そうな顔で尋ねるミラー監督の前で、おもむろに頭の後ろに手をやり、劇中でマックスが顔に取り付けられた鉄仮面を外そうと、ヤスリで懸命に擦る仕草をやって見せる。「あのカシャカシャカシャってやつです」。「ハハハハ!!あれは最初から脚本にあった設定なんだが、マックスは自由になるために脱出しようとしているので、いつもああやってるのさ」とミラー監督。「ヤスリさえあれば、僕の映画でもできる(笑)。あれ以外は、とても自分には撮れませんが」と三池監督が謙遜すると、「三池監督ならほかのシーンも撮れるさ!」とミラー監督は力強く語った。また、それぞれが特別上映と監督週間での上映となったカンヌ映画祭では、三池監督が新作の撮影のため渡航できなかったことから、お詫びの思いをこめて着物姿で女装したカードが配られたが、それをミラー監督にもプレゼント。あ然としながらカードを見つめたミラー監督は、しばらくの沈黙の後、「とっても綺麗だよ」と優しく声をかけていた。長年のキャリアを重ねてきた映画監督同士が、映画を通じて送り合うエール。固い握手を交わして対談を終えた三池監督は、ミラー監督の印象を「KAERUくんのことを聞いてきたり、好奇心の塊みたいな人でした。そのエネルギーがすごいなと思いましたね。自然体でカッコいい人ですよ」と、さらなる刺激を受けた様子。これまでもハリウッドでの企画を検討してきた三池監督にとって、オーストラリアからハリウッドへと進出して成功をおさめ、そしていま再び新生『マッドマックス』を撮ったミラー監督の存在こそ、「狂気を感じますよ(笑)」。全く異なる土壌から生まれながら奇妙な縁を感じさせる2人の原点回帰。同日に公開される2本の映画は、世界で最もマッドなアクションが凝縮された映画の進化形となりそうだ。『極道大戦争』は6月20日(土)より全国にて公開。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED極道大戦争 2015年6月20日より TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
2015年06月19日ソニーは16日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのEマウントに対応したフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」と超広角コンバーター「VCL-ECU2」を発表した。発売は7月10日で、希望小売価格は「VCL-ECF2」が18,000円、「VCL-ECU2」が16,000円(ともに税別)。両製品ともに、APS-Cセンサー専用の設計となっており、Eマウント用の交換レンズ「E 16mm F2.8」もしくは「E 20mm F2.8」に装着して使用する。また、ワンタッチで取り付けられ、不意な落下を防ぐバネヨット構造を採用している。○フィッシュアイコンバーター VCL-ECF2「VCL-ECF2」は、広角レンズに取り付けて魚眼レンズのような写真を撮影できるフィッシュアイコンバーター。「E 16mm F2.8」に装着した場合、F2.8の明るさを保ったまま、焦点距離10mm(35mm判換算で15mm相当)、対角線画角180度という魚眼効果が得られる。「E 20mm F2.8」装着時は13mm(同20mm相当)、画角133度となる。そのほか主な仕様は、レンズ構成が4群4枚、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22。最短撮影距離は「E 16mm F2.8」装着時で0.15m、「E 20mm F2.8」装着時で0.20m。本体サイズは最大径が66mm、長さが44mm、重量は約150g。フードは花形固定式となっている。○ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU2「VCL-ECU2」は、広角レンズの画角をさらに広げるウルトラワイドコンバーター。「E 16mm F2.8」に装着した場合、F2.8の明るさを保ったまま、焦点距離12mm(35mm判換算で18mm相当)、103度の対角線画角の超広角レンズとして撮影できる。「E 20mm F2.8」装着時は16mm(同24mm相当)、画角88度となる。主な仕様は、レンズ構成が3群3枚、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22。最短撮影距離は「E 16mm F2.8」装着時で0.18m、「E 20mm F2.8」装着時で0.24m。本体サイズは最大径が66mm、長さが44mm、重量は約125g。フードは花形固定式。
2015年06月16日米Sony Electronicsは6月10日、ミラーレス一眼カメラ「α7R II」を発表した。新たに開発した有効4,240万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する。価格は約3,200ドルで、8月の発売を予定している。日本国内での発売については明らかにされていない。α7R IIはソニーのミラーレス一眼カメラにおいて新たなフラッグシップ機となる製品だ。世界で初めて、裏面照射型のフルサイズイメージセンサーを搭載。センサーの表面にはARコーティングを施し、ローパスフィルターを省いた設計となっている。そのほか、5軸手ブレ補正、単体での4K動画撮影、電子式のサイレントシャッター、撮像面位相差AFとコントラストAFを併用するファストハイブリッドAFといった機能を備える。ISO感度は拡張102400まで対応。399点の像面位相差AFポイントと25点のコントラストAFポイントにより、前モデルのα7Rに比べ40%のAF速度向上を実現する。4K動画撮影機能については、外部ストレージ不要、ピクセルビニング(※)なしに、QFHD(3,840×2,160ピクセル)やスーパー35mmフォーマットでの記録を可能とする(デジタルカメラとして世界初)。EVFはXGA(約78万画素)の有機EL方式、EVFとして世界最大の倍率0.78倍で表示する。電子シャッターによる静音撮影のほか、追従AFを使いながら秒間5コマの連写も可能。シャッターによる振動を50%軽減し、50万回のシャッター回数に耐える堅牢性を備える。α7 IIと同様に、5軸手ブレ補正機能を内蔵しており、シャッター速度4.5段分の補正効果を発揮する。レンズマウントはEマウント、サイズはW126.9×H95.7×D60.3mm、重量は625g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。※ビニングとは複数の画素をまとめて1画素とすること。解像度は下がるが、1画素あたりの受光量を増やせる。
2015年06月11日デジタル一眼カメラを買ったばかりのときは、難しいカメラ用語にとまどいがちなもの。「今こそ知りたいデジタル一眼の基本」では、タイトル通りにカメラに関わる基本的なことをやさしく紹介していきます。今回のテーマは、写真のボケ表現に関係してくる「被写界深度」のお話です。「被写界深度」、文字で表すととても難しそうですが、簡単に言うと「ピントが合っている(ように見える)範囲」になります。そしてこの範囲が、狭いものを「被写界深度が浅い」、広いものを「被写界深度が深い」と言います。花の写真やポートレートでよく見られる、背景などをボカした写真は被写界深度が"浅い"もので、風景写真のようにスミからスミまでピントが合っている写真は被写界深度が"深い"ものです。○被写界深度とカメラの撮影設定被写界深度は、絞り値(F値)、レンズの焦点距離、撮影距離(カメラから被写体までの距離)で決まります。この被写界深度とカメラの撮影設定の関係を理解することで、ボケを取り入れるのか、逆に全体をクッキリと写すのか、自分のイメージに近い写真が撮れるようになります。具体的には、全体がシャキッとした「被写界深度の深い」写真を撮りたいのであれば、レンズは広角、絞りをなるべく絞って、被写体との距離をとるようにします。逆にボケを取り入れた「被写界深度の浅い」写真を撮りたいのであれば、レンズは望遠、絞りをなるべく開けて、被写体に寄るようにします。どちらも絞りが関係してくるので、「A」や「Av」といった「絞り優先」モードにセットするのがポイントです。また、被写界深度の浅い、ボケのある写真を撮るには、絞り数値を小さく設定できる大口径レンズが役立ちます。また、センサーサイズが大きいカメラも有利です。コンパクトデジカメよりもデジタル一眼のほうがボケますし、センサーはAPS-Cサイズよりもフルサイズのほうがボケの度合は大きくなります。被写界深度という言葉は難しいですが、デジタル一眼ならではの表現を楽しむことができるので、ぜひとも覚えておきましょう。
2015年06月05日