新規事業コンサルティング合同会社(本社:東京都豊島区、代表社員:上村 充弘)は、ヘルステック領域に専門家の知見が活用出来るヘルステックコンサルティングサービスを2022年4月4日(月)より提供いたします。上村 孝司氏■今回のサービスの3つの特徴1. RIZAP監修者 上村 孝司氏の専門家知見を活かした新規事業の企画立案2. 専門家の知見をもとにした事業成功戦略の策定3. 専門家の知見をもとにした成長戦略の策定■ヘルステックコンサルティングサービス誕生の背景近年の健康ブーム、また生涯健康年齢の向上が叫ばれる中、ヘルステック分野の新規事業のお問い合わせが増えております。健康分野についてより専門家の知見に基づき、よりビジネスの成功にコミットを行うためRIZAP監修者であり、体育科学の専門家である上村 孝司(博士 体育科学)氏の知見を活用する、新規事業コンサルティングサービスを提供することとなりました。■ヘルステックコンサルティングサービスの使い方・利用シーン1. 専門家の監修のもとデータに基づいた新規事業創出2. 新規事業の企画における専門家助言3. 新規事業における専門家監修■「ヘルステックコンサルティングサービス」価格●タイムチャージ型:1時間 110,000円(税込)●プロジェクト型 :別途お見積もり●監修 :別途お見積もり■上村 孝司氏について上村 孝司(かみむら・たかし) 博士 体育科学体育系大学・大学院修了後、複数の大学で学生への教育活動とスポーツ関連の研究活動に携わりつつ、スポーツ現場でのコーチングを行う。現在は大学での講師、フィットネス系企業のアドバイザー、コーチングセミナー等を行う。スポーツ現場や教育現場で培ったノウハウ、コーチング、カウンセリング、マネジメント等の理論と実践を用いて、様々な業種・職種へのコーチングやコンサルティング等を行う。主な実績:・パーソナルトレーニングジム RIZAP監修・女性専用フィットネス WELSYS監修・SMCC株式会社 研究提携■新規事業コンサルティング合同会社についてスタートアップから大企業まで数々の新規事業を成功させてきた代表の上村 充弘が自身の成功体験を体系化し各企業の新規事業プロジェクトに提供するため、2022年1月に設立した独立系コンサルティング会社。得意領域は、企業が持つ様々なアセット(コンテンツ)と世の中にあるものを掛け合わせた新規事業創出。【会社概要】会社名 : 新規事業コンサルティング合同会社所在地 : 東京都豊島区南大塚2-11-10 ミモザビル3階代表者 : 代表社員 上村 充弘設立 : 2022年1月URL : 事業内容: 新規事業コンサルティング事業【お客様からのお問い合わせ先】e-mail: info@newbusiness-consulting.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月04日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、3月21日(月・祝)から6月12日(日)まで、展覧会「歩々清風ー日本画家 上村松園・松篁・淳之三代の歩みー」を開催します。「歩々清風」とは、上村松篁が画家として歩んできた自らの道に思い悩んだ際に、その道が正しい道であったと確信することができた、ある禅の老師の言葉です。明治から令和まで続く、上村松園・松篁・淳之と三代にわたる日本画家の画業を辿ると、激動の時代の中であっても、一人の作家として貫いた絵画世界からは、時代を超えて今なお強いメッセージが感じられます。時代に流されることなく普遍の美を追求し、独自に歩々清風の道を歩み続けた三代の画業を展覧します。上村松篁「春」上村松園「花見」上村松篁(1902~2001)は少年時代に「道というものは生命より尊いものだ」という言葉から、自分にとっての一筋の道は絵の道だと心に決め花鳥画家を志し、制作を続けてきました。一方で自分の歩いてきた道は正しい道だったのか、思い悩みます。しかし八十をすぎた頃、ある禅の老師から「道を歩くときは 歩々清風 の歩き方でなくてはならない」という言葉に、自分の道は少なくとも濁風は吹いていなかった、と初めて自信がわいてきたと語っています。本展では、当館では約2年ぶりの展示となる上村松園の「花見」をはじめ、松篁、淳之の作品を通じて上村家三代の画業の歩みを紹介します1. 名 称 「歩々清風―日本画家 上村松園・松篁・淳之三代の歩み―」2. 開催期間 2022年3月21日(月・祝)から2022年6月12日(日)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日6. 開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕820円(730円)小・中学生410円(360円)※( )内は前売り料金。前売り券は近鉄駅営業所、JTB ホームページで販売。・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約50点9. 展示作品●上村松園「花見」明治43(1910)年「娘」大正15(1926)年「新蛍」昭和7(1932)年●上村松篁「春」昭和12(1937)年「蓮」昭和56(1981)年「春輝」昭和59(1984)年●上村淳之「春宵」平成10(1998)年「月汀」平成10(1998)年「四季花鳥図(春・秋)」平成10(1998)年 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月11日関西電力グループの株式会社関電アメニックスが運営する「中之島プラザ」 (大阪市北区、総支配人:上村 覚)は、2022年2月2日(水)に開館した「大阪中之島美術館」(大阪市北区、館長:菅谷 富夫)のチケット(観覧券)付き宿泊プランを販売しました。大阪中之島美術館中之島プラザ デラックスツイン大阪中之島美術館を満喫、中之島プラザでアーティスティックなホテルステイを大阪の中核、水都大阪のシンボルゾーンにある中之島。魅力あふれる文化芸術エリアに、待望のグランドオープンを果たした「大阪中之島美術館」のチケットが付いた宿泊プランを、同じエリアに立地するホテル「中之島プラザ」が販売しました。本プランに付くチケットでは、時代を画したアーティストの代表作など、大阪中之島美術館が収蔵した6000点を超えるコレクションから約400点の作品が公開される『Hello! Super Collection 超コレクション展ー99のものがたりー』をご鑑賞いただけます。美術鑑賞の後は遠藤克彦氏設計の、1階~5階までの吹き抜け天井があるパッサージュや、芝生広場など広々とした空間を訪れて、充実した1日をお過ごしいただけます。「中之島プラザ」から「大阪中之島美術館」までは徒歩約12分。ゆっくり美術館を堪能した後は中之島界隈を楽しむなど、新しい大阪の観光スポットを発見できる宿泊プランです。大阪中之島美術館チケット付き宿泊プラン ~素泊り~【中之島プラザ】販売期間 :~2022年3月20日(日)まで料金 :3,700円~(お一人当たりの参考料金・税込 )※駐車場無料ご予約はこちらから : ~グループホテルでも同プランを販売~【ホテル エルシエント大阪】販売期間 :~2022年3月20日(日)まで料金 :3,800円~(お一人当たりの参考料金・税込)※駐車場有料1日2,000円ご予約はこちらから : ■大阪中之島美術館について所在地 :大阪市北区中之島4-3-1展示会場 :4・5階展示室開館時間 :10:00-17:00(入場は16:30まで)※月曜休館(3/21を除く)大阪中之島美術館 : ホテル概要ホテル名:中之島プラザ所在地:大阪市北区中之島6-2-39開業日:1992年12月客室数:44室(ツイン26室、シングル14室、和室4室)館内施設 :客室、カフェ、駐車場(無料)【公式】中之島プラザ|ご宿泊・会議室 : ホテル名 :ホテル エルシエント大阪所在地 :大阪市北区曽根崎1-2-7開業日 :2020年8月1日客室数 :253室 (ダブル112室、 ツイン141室)館内施設 :大浴場、レストラン、ジム、駐車場ホテル エルシエント大阪【公式】JR大阪駅より徒歩12分 : 《新型コロナウイルス感染予防対策》中之島プラザ、ホテル エルシエント大阪では、お客様ならびに従業員の安全と健康を第一に考え、またお客様に安心してご利用いただけるよう、新型コロナウイルス感染予防対策を実施しております。詳しくは各ホテルの公式ホームページにてご確認ください。会社概要(本社)会社名 :株式会社関電アメニックス本 社:大阪市中央区南船場4-11-12代表者 :代表取締役社長 奥田 直人設 立:昭和39年8月1日公式サイト : 事業内容 :ホテル、レストラン、宴会、ゴルフ場などレジャー観光施設の運営 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日2022 / 2023シーズン演劇『エンジェルス・イン・アメリカ』の全てのキャストが決定した。本作は、毎シーズンに一本、全キャストをオーディションで選考、上演する企画の第5弾。演出に上村聡史を迎え、昨年10月25日より公募を開始、1,600通近くの応募の中から、11月の書類選考を経て、12月に一次選考、二次選考を行い、すべての出演者が決定した。ロイ・コーン役に山西惇、ジョー役に坂本慶介、ハーパー役に鈴木杏、ルイス役に長村航希、プライアー役に岩永達也、ハンナ役に那須佐代子、ベリーズ役に浅野雅博、天使役に水夏希がキャスティングされた。《決定キャスト》(台本順)ロイ・コーン:山西惇ジョー:坂本慶介ハーパー:鈴木杏ルイス:長村航希プライアー:岩永達也ハンナ:那須佐代子ベリーズ:浅野雅博天使:水夏希<演出家・上村聡史より>『エンジェルス・イン・アメリカ』はかねてより演出したい作品でした。しかし、本作品は1980年代という時代を色濃く反映しているため、その上演のタイミングが非常に難しいと思っていました。しかし、世界の不寛容と分断が進む中、そして新型コロナウィルスという不安に、未来が包まれている今、まさしく今上演すべき作品だと思いました。このオーディション企画では、二度目の演出ということもあり、同じ目的に向かう同志が集まる創作は、作品に高い求心性を持ち、主題を投げかける力が強くなるため、本作はこの企画と相性が最適だと践みました。変化が求められるこの時代に、戯曲のテーマでもある“変化・変革”を軸に、生きることと愛することを時に真摯に、時に軽妙に演じられた皆さんの気概に、感謝が尽きません。その上で、出演者8名を決定させていただきました。日本人の我々にとっては、理解するのが困難な文化の違いや、言葉の裏の意味や皮肉が交じった会話が多いこの高度な戯曲に、果敢にご応募いただいたこと、この熱量に、私は日本の表現者、演劇人の可能性を感じました。 そして、その熱量を受け、本作品の創作にいっそう精進していきたいと思います。<演劇芸術監督・小川絵梨子より>『エンジェルス・イン・アメリカ』のオーディションにご応募くださった方々、そして長期に渡るオーディションにご参加下さった方々に厚く御礼申し上げます。ご応募下さった皆様お一人お一人に、この度の作品に興味を持ってくださったこと、そして多大なるエネルギーと時間と想いをオーディションに向けて下さったことに心より感謝申し上げます。オーディションを通して皆様とこうして出会う機会を頂けたことは、我々劇場にとりましても、参加する演出家の方々にとりましても大変に大きな財産です。また、本企画の過去4回の中にはオーディションでの出会いから、当劇場の作品か否かに変わらず、また違う作品にてご一緒させて頂く機会も少なからず生まれており、本企画を続けていく上で励みともなっております。フルオーディション企画第5弾となる『エンジェルス・イン・アメリカ』は、戯曲が二部作ということもあり、稽古と公演期間でそれぞれ約二ヶ月間、合計で約四カ月の長期プロジェクトとなります。公演時間も一部と二部を合わせると7時間を超え、これまでの本企画の中で一番の大作ですが、必ずや素晴らしい舞台になると思います。ぜひ、本企画にご興味を持って下さった皆様にご覧頂くことができましたら大変に有り難く存じます。このフルオーディション企画はこの先も続いて参りますが、本劇場でどなたでも参加して頂けるオーディションでのキャスティングの作品を更に増やしていく予定です。オーディションで作品を作ることの豊かさや、その意義を探究しつづけて参りますので、またご興味を持って下さったら幸いに存じます。どうかこれからもよろしくお願い申し上げます。 重ねて、この度のオーディションにご興味を持ってくださいました皆さまに深く御礼申し上げます。演劇『エンジェルス・イン・アメリカ』公演概要会場:新国立劇場 小劇場公演日程:2023年4月上旬~5月末予定作:トニー・クシュナー翻訳:小田島創志演出:上村聡史出演:浅野雅博 岩永達也 長村航希 坂本慶介 鈴木杏 那須佐代子 水夏希 山西惇芸術監督:小川絵梨子主催:新国立劇場一般発売日:未定 / 料金:未定キャスト発表ニュース: チケットに関する問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999 (10:00~18:00)
2022年02月07日2020年2月29日から東京富士美術館にて開催予定だった『上村松園・松篁・淳之 三代展』が、会期を改めて2022年2月11日(金・祝)より同館にて開催されることとなった。明治後期から昭和初期にかけて、美人画の傑作を生み出した日本画家、上村松園(うえむらしょうえん)(1875〜1949)。明治8年に京都で生まれ、鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳らに師事した松園は、京都の風俗、歴史、謡曲の物語等に取材した気品ある格調高い女性像を描き、1948年には女性として初めての文化勲章を受章。彼女の息子である上村松篁(しょうこう)も、そして孫の上村淳之(あつし)もまた日本画家として活躍している。同展は、そんな松園から三代にわたって続く美の系譜を辿るもの。奈良県奈良市にある松伯美術館(上村松園・松篁・淳之の作品を収集・保管・展示する美術館)所蔵の作品を中心に、約100点におよぶ作品や資料を紹介。明治・大正・昭和と時代が劇的に変化を遂げる中で、女流画家としての矜持を持って生き抜いた松園。その作品に込められた思いと、彼女が貫いた信念、人間性に迫りながら、三代にわたる日本画の系譜をたどっていく。上村松園《人形つかい》 松伯美術館蔵上村松篁《万葉の春》 近鉄グループホールディングス株式会社蔵上村淳之《月汀》 松伯美術館蔵【開催概要】『上村松園・松篁・淳之 三代展』会場:東京富士美術館会期:2022年2月11日(金・祝)~3月13日(日)時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)料金:一般1,300円、大高800円、中小400円美術館公式サイト: ※『山本作兵衛コレクション ユネスコ「世界の記憶」登録10周年記念 山本作兵衛展』も同時開催
2022年01月27日1966年、日本初の日本画専門の美術館として開館。2021年に開館 55 周年を迎え、一年を通じ特別展を開催してきた山種美術館。その最後を飾る展覧会『【開館55周年記念特別展】上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』が、2月5日(土)より開催される。美人画の名手として知られる女性画家・上村松園(1875-1949)と、その長男で生誕 120 年を迎える上村松篁(1902-2001)。京都で生まれ 育った松園は、早くから頭角を現し、江戸や明治の風俗、和漢の古典に取材した女性像を数多く描いた。文展や帝展など数々の展覧会に出品を重ね、1948 年には女性として初めて文化勲章を受章している。松園の長男である上村松篁も京都で生まれ育ち、官展を中心に出品を重ねたのち、1948 年には創造美術(現・創画会)を結成して活躍。1984年には文化勲章を受章し、写実を基礎とする、洗練された格調高い花鳥の姿を描き続け、京都画壇を牽引した。同館創立者で初代館長の山﨑種二は、松園と親しく交流しながら作品を蒐集。代表作である《砧》《牡丹雪》を含む、計 18 点の松園作品を所蔵しており、屈指の松園コレクションとして知られている。同展では、所蔵する松園の美人画18 点、松篁の花鳥画 9 点を初めて一挙公開するほか、上村家の三代で今も画壇を牽引する淳之の作品も紹介。上村家三代の作品を東京で観られる貴重な機会となる。また、松園と同時代に活躍した鏑木清方や伊東深水の美人画のほか、 同時代に活躍した画家たちによる優品の数々も展観する。美人画と花鳥画が織りなす、華やかで優美な絵画の世界が堪能できる特別展だ。上村松園 《蛍》 1913(大正2)年 山種美術館上村松園 《砧》 1938(昭和13)年 山種美術館上村松篁 《春鳩》 1980(昭和55)年 山種美術館 (c) Atsushi Uemura 2021 /JAA2100291【開催概要】『【開館55周年記念特別展】上村松園・松篁 ―美人画と花鳥画の世界―』会場:山種美術館会期:2022年2月5日(土)~4月17日(日)時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜日(3/21は開館)、3月22日(火)料金:一般1300円、大高500円※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合がございます。美術館公式サイト:
2022年01月25日株式会社 加島美術は、2021年11月13日(土)から11月28日(日)まで、美術品の展示販売会「美祭 撰」を開催いたします。葛飾北斎、上村松園、横山大観などの、選りすぐりの作品約55点あまりを取り揃え、ギャラリーにて展示・販売いたします。また全ての出品作品を掲載したカタログを発行し、ご来場いただけない方にも、見て、買って楽しんでいただけます。美術品を「観る楽しみ」から「持つ喜び」へ。「美祭 撰」は、ワンランク上の美術品をご紹介します。美祭 撰 04 メインビジュアル◆2021年秋の「美祭 撰」3つの見どころ1. 貴重な作品の数々をガラスケースなしに見ることができます加島美術は、創業当初から作品に直接触れる体験を大切にしてきました。ガラス越しではなかなか感じることのできない作品の佇まい、作家の筆遣い、紙や墨が持つ独特の質感や経年美といった、古美術品ならではの魅力を存分に堪能していただけます。2. アートブックのような充実のオリジナルカタログ加島美術がこだわり続けてきたオリジナルカタログ。多くの皆様にご好評いただいているカタログ内のコラムページは、今回も充実した内容でご用意いたしました。特別ゲストをお招きしてお話を伺う「Art Interview」では、北斎館館長として数々の展覧会や作品発掘に携わる安村敏信先生をお招きし、世界中の美術愛好家を虜にする葛飾北斎の魅力を伺いました。また、「数寄がたり」では、府中市美術館学芸員の金子信久さんによる江戸時代の虎の絵についての考察を掲載。「日本美術を支える人々」では、公益財団法人摘水軒記念文化振興財団理事長の寺嶋哲生さんに、近世絵画のコレクションをつくり育てる愉しみについてお話いただきました。美術ファンの皆さまに読み物としても楽しんでいただけるアートブックのような一冊です。新規でお申し込みいただいた方には、無料でカタログを進呈いたしておりますので、お気軽にお問い合わせください。3. 2021年秋の「美祭 撰」注目作品約1年半ぶりの開催となる今回の「美祭 撰」では、選りすぐりの作品約55点を出展いたします。どれも加島美術が自信を持ってお届けする優品ですが、中でも今回の注目作品は葛飾北斎の肉筆画「水草水鶏図」、狩野一信「獅子落子図」、前田青邨「富士」。その他にも、松尾芭蕉、白隠慧鶴などの筆跡、上村松園、伊東深水、小野竹喬などの近代絵画といった、珠玉の作品を取り揃えております。前田青邨 「富士」・葛飾北斎「水草水鶏図」紙本 着色本紙61×28cm / 全体151×39cm¥16,000,000・前田青邨「富士」紙本 着色 共板 額装本紙58×83cm / 全体82×108cm¥6,000,000・白隠慧鶴「越後三尺坊図」紙本 水墨 淡川康一箱書本紙122×29cm / 全体210×40cm¥7,800,000・上村 松園 「紅葉」色紙 金地絹本 着色 額装 東美鑑定証書全体51×47cm¥7,000,000・狩野一信「獅子落子図」紙本 水墨本紙180×93cm / 全体284×108cm¥6,500,000・伊東深水「日比谷公園」絹本 着色 額装 東美鑑定証書本紙43×57cm / 全体63×76cm¥6,000,000・松尾芭蕉「花の雲・・・」短冊台貼幅 紙本 俳聖芭蕉翁生誕三百年記念展覧会出品全体147×23cm¥5,000,000・小野竹喬「茜」紙本 着色 共シール 額装 笠岡市立竹喬美術館「小野竹喬のすべてPartI」所載本紙17×23cm / 全体30×36cm¥4,500,000※価格は全て税込です。伊東深水「日比谷公園」上村松園 「紅葉」◆開催概要日時: 2021年11月13日(土)~11月28日(日)10:00~18:00 会期中無休会場: 加島美術 東京都中央区京橋3-3-2URL : ※新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、営業日時が変更となる可能性がございます。予めご了承ください。◆会社概要株式会社 加島美術〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2 SNSでも随時情報公開中Facebook : Twitter : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月27日展覧会「上村松篁展「美の構成」に触れる」が、奈良の松伯美術館にて、2021年11月2日(火)から2022年2月6日(日)まで開催される。伝統と自然に織りなされる“美の構成”上村松篁(うえむら しょうこう)は、上村松園の長男として京都に生まれ、近現代の京都画壇で格調高い花鳥画を描き続けた日本画家だ。幼少期からの精緻な観察力と伝統的な円山四条派の写生に基づき、近代的な構成をもつ洗練された作品を手がけた。展覧会「上村松篁展「美の構成」に触れる」では、伝統のなかで育まれ、自然の神秘にふれて織りなされる、松篁芸術の「美の構成」に着目して作品を紹介。火炎木と印度孔雀、スコールを描いた70歳時の代表作《燦雨》、《白木蓮》の本画をはじめ、作品の制作過程を知ることができる下絵や素描も展示する。展覧会概要展覧会「上村松篁展「美の構成」に触れる」会期:2021年11月2日(火)〜2022年2月6日(日)会場:松伯美術館住所:奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4開館時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)休館日: 月曜日(1月10日(月・祝)は開館)、1月11日(火)、年末年始(12月27日(月)~1月3日(月))入館料:大人(高校生・大学生を含む) 820円、小学生・中学生 410円※20名以上は団体割引1割引※障がい者手帳の提示により本人と同伴者1名まで2割引※出品作品は、都合により変更となる場合あり【問い合わせ先】松伯美術館TEL:0742-41-6666
2021年10月23日株式会社ライノプロダクツ(所在地:神奈川県横浜市中区、代表取締役:上村 久)は、ヘッドホンとしても、スピーカーとしても使える1台2役の「スピーカーにもなるヘッドホン」を、2021年10月20日に発売します。「スピーカーにもなるヘッドホン」URL: メイン画像■開発背景*自宅にいる時間が長くなった昨今、家で音楽を楽しんだりお仕事をするときに便利な商品を開発しました。*見た目はBluetoothヘッドホンですが、イヤーパッドを回すと大音量で聴けるスピーカーに早変わり!*クラウドファンディングで185人から支持され、目標金額を大幅に達成し商品化できた商品になります。■商品の特徴*イヤーパッド部分をクルっと回すとヘッドホンからスピーカーに早変わり。ラジカセやコンポのように本格的な音量で音楽を楽しめます。スピーカーモードにすれば首元にスピーカー・マイクがあるので、家事をしながらでも快適に通話が可能。オンライン会議にもおすすめです。*Bluetooth機能搭載でスマホやパソコンを接続して簡単に音楽や動画の音を楽しめます。*有線接続も可能なので、付属のケーブルでラジカセや音楽プレーヤーに接続できます。*microSDカードにも対応しているので、パソコンでデータ化したお好みの音楽を楽しめます。*350mAhの大容量バッテリー搭載。ヘッドホンでは最大12時間、スピーカーでは最大6時間の再生が可能です。*ブラック/シャンパンピンク/シルバーの3色展開。■商品概要商品名: スピーカーにもなるヘッドホン発売日: 2021年10月20日(水曜日)価格 : 12,800円(税別) 14,080円(税込)内容 : 本体、ACアダプタ、取扱説明書、充電用ケーブル(microUSB⇔USBケーブル)有線接続用ケーブル(3,5mmプラグ⇔3,5mmプラグ)サイズ: 約 縦190mm×横170mmカラー: SH-40B(ブラック)、SH-40P(シャンパンピンク)、SH-40S(シルバー)素材 : ABS樹脂、PU(ポリウレタン)、PVCURL : ■会社概要商号 : 株式会社ライノプロダクツ代表者 : 代表取締役 上村 久所在地 : 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町252 グランベル横浜ビル10F-5設立 : 2015年1月事業内容: 電化製品及び雑貨輸出入製造販売URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社ライノプロダクツ 窓口TEL:045-717-6553 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月20日株式会社カウスメディア(本社:東京都板橋区、代表取締役:上村 誠)は、新WiFiレンタルサービス「ギアWiFi」において月額利用料金の料金改定を実施いたしました。100GB,300GB,無制限と利用シーンに合わせて選べる納得の新価格!今月から「おトク1年コース」「お気軽フリーコース」ともに全プランの基本料金を値下げ、数あるモバイルWiFI業者の中でも最安級のレンタル料金を実現いたしました。お貸し出し端末では10台以上の同時接続が可能なので、会社、またはご家庭に1台あれば「いつでも、どこでも、みんなで」快適にインターネットがご利用いただけます。【おトク1年コース】・100ギガ :2,900円(税込3,190円)・300ギガ:3,580円(税込3,938円)・中速!無制限:3,580円(税込3,938円)※12ヶ月未満のご解約は途中解約金として9,900円が発生いたします。【お気軽フリーコース】・100ギガ:3,300円(税込3,630円)・300ギガ:3,980円(税込4,378円)・中速!無制限:3,980円(税込4,378円)※新追加ギアWiFi公式ホームページはこちら : 「縛りなし・事務手数料0円!!無制限体感キャンペーン」を開催中(〜9月30まで)いままで「おトク1年コース」しか申し込みできなかった「中速!無制限」プランを「お気軽フリーコース」でも選べるようになりました。追加記念として、 クーポンコードを入れるだけで更にお安く使えるキャンペーンを開催中です。話題の「中速!無制限プラン」をお試しになりたい方は今がチャンスです。クーポンコードはこちら : ギアWiFiが選ばれる理由理由1.大容量WiFiで業界最安級の月額利用料金!⇒たくさん繋げる大容量!価格改定により、さらにご利用しやすくなりました。理由2.縛りあり、縛りなしの選べる2コース!⇒お気軽フリーコースなら解約金0円。とにかく安く使いたい方はおトク1年コースで毎月500円割引。理由3.ソフトバンクの本回線での安定通信品質!⇒キャリアと同等の速度で利用できます。3日10ギガなどの制限もありません。理由4.物理SIMルーターなので安心、安定通信⇒クラウドSIM特有の回線ガチャとはおさらば。接続不安定なクラウドWiFi業者からの乗り換えに最適です。理由5.AmazonPay対応⇒Amazonアカウントをお持ちの方はお申込みも自動反映なので楽チン!ギアWiFi公式ホームページはこちら : 公式Twitter Youtubeチャンネルも是非ご覧ください通信計測の結果や、大容量WiFiの制限テストなどを公開しています。Twitter投稿 : 会社概要株式会社カウスメディア所在地:174-0064東京都板橋区中台1-27-11代表者:上村誠Webサイト: 事業概要 : 通信レンタル事業の運営、サブスクリプションレンタル事業の運営サポート、おうちカフェ事業資本金 : 5,000,000円設立年月日 :2016年12月ギアWiFiに関するお問い合わせ先ギアWiFiお客様サポートMAIL: support@gear-wifi.jp 営業時間:平日10:00~18:00(土日祝及び弊社休業日を除く)※お問い合わせ後、2営業日以内にご返信いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月07日舞台『ガラスの動物園』が2021年12月12日(日)から12月30日(木)まで東京・日比谷シアタークリエで上演され、2022年1月に全国ツアーが開催される。岡田将生や倉科カナらが出演し、演出は上村聡史が担当する。テネシー・ウィリアムズの出世作『ガラスの動物園』『ガラスの動物園』は、『欲望という名の電車』など数々の名作を残した劇作家 テネシー・ウィリアムズの出世作。1945年のブロードウェイでの初演以降、世界中で上演されてきた名作戯曲のひとつだ。舞台は、1930年代のアメリカ・セントルイス。夫が家を出て以来、息子トムの収入を支えに女手一つで子供を育ててきた母アマンダが、内向的な娘ローラの行く末を案じ、トムの同僚であるジムに引き合わせようと計画を企てるところからスタートする。物語は、テネシー・ウィリアムズの投影とも言われるトムの回想で表現され、叶わぬ夢を抱きながらも懸命に生きる家族の姿や弱さ、悲しみなどを浮かび上がらせる。岡田将生や倉科カナらが出演そんな“追憶の芝居”によって展開される『ガラスの動物園』が、日比谷シアタークリエなどで上演される。キャストには、ドラマや映画、舞台で活躍する岡田将生をはじめ、倉科カナ、竪山隼太、麻実れいといった実力派が集結する。演出は、演劇大賞最優秀演出家賞や文化庁芸術祭大賞など、数々の賞に輝いてきた演出家・上村聡史が務める。登場人物トム ・ ウィングフィールド:岡田将生アマンダの息子でローラの弟。 一家の家計を支えるため、倉庫で働き、閉塞感のある毎日を送っている。実は文学青年で、いつか父親のように町を出ていくことを夢見ている。しかし、母と姉を見捨てるわけにはいかず、自分の身勝手さに葛藤し続ける。また、トムは物語全体の語り部としての役割も担う。ローラ・ウィングフィールド:倉科カナトムの姉。子どもの頃の病気によって残った脚の障害が大きな コンプレックスとなり、 極度に内向的で、 孤立する癖がついてしまっている。ガラス細工のコレクションを「ガラスの動物園」と呼び、とても 大切 にしている。 彼女自身も 繊細なガラス細工のような脆い存在である。ジム・オコナー:竪山隼太トムの職場の同僚で、ローラが思いを寄せる 人物 。トムに 夕食に招待され、ウィングフィールド家を訪れる。ウィングフィールド一家に、ほんの一時の幸福と、残酷にも 揺るがない現実を突きつけることになる。アマンダ・ウィングフィールド:麻実れいトムとローラの母親。家族 を愛するあまり、叶わぬ夢や妄想が 彼女の日常を支配している。 優しい心を持っているが、 過去の幻想に縛られ、非常に活動的で理想が高く、現状に常に不満がある。他者を自分の尺度に当てはめようとし、 その 理想を押し つけてしまう傾向がある。 夫は家を出ており、音信不通。『ガラスの動物園』<ストーリー>1930年代のアメリカ・セントルイス。ウィングフィールド一家が暮らす アパートの一室 。母・ アマンダ(麻実れい)は、過去の華やかな日々にしがみつき、子どもたちの将来について現実離れした夢を抱いている。息子のトム(岡田将生)は現在の単調な仕事と、 口うるさく指図するアマンダに対して嫌気がさしており、何とかして閉塞感のある日常から抜け出そうと考えている。トムの姉・ローラ(倉科カナ)は、極度に内気で、アマンダに通わされているビジネススクールもうまくいかず、ガラス細工の動物たちが心の拠り所である。ある日、アマンダの言いつけで、トムは職場の同僚であるジム(竪山隼太)をローラと出会わせるために夕食に招く。ジムはハイスクール時代にローラが 淡い恋心を抱いていた相手だった。ローラは久しぶりにジムと話し、再び彼に心惹かれていく 。こうして一家には光が差し込んだかのように思われたのだが――。公演詳細『ガラスの動物園』作:テネシー・ウィリアムズ翻訳:小田島雄志演出:上村聡史出演:岡田将生、倉科カナ、竪山隼太、麻実れい<東京公演>上演時期:2021年12月12日(日)~12月30日(木)会場:日比谷シアタークリエ住所:東京都千代田区有楽町1-2-1チケット一般前売開始日:2021年10月2日(土)料金:11,000円(全席指定)取り扱い:東宝ナビザーブ、チケットぴあ(Pコード:506-832)、イープラス、ローソンチケット(Lコード:34773)、CNプレイガイド、セブンチケット、電話予約(TEL:03-3201-7777)※電話予約は、10月3日(日)より残席がある場合に行う。※急遽、公演情報などに変更が生じる場合がある。※出演者並びにスケジュールを変更する場合がある。出演者変更の場合でも他日への変更・払い戻しはできない。※未就学児の入場はできない。※出演者の入待ち・出待ちはできない。また、出演者に対しての祝花や差し入れなどのプレゼントを預かることはできない。【東京公演問い合わせ先】TEL:03-3201-7777<全国ツアー公演>上演時期:2022年1月※詳細は後日発表
2021年06月11日東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスでは、上村洋一+エレナ・トゥタッチコワ「Land and Beyond|大地の声をたどる」展を、2021年7月21日(水)から8月29日(日)まで開催する。上村洋一とエレナ・トゥタッチコワを紹介「Land and Beyond|大地の声をたどる」展は、知床という地に関わり制作を続けている2人のアーティスト、上村洋一とエレナ・トゥタッチコワを紹介する展覧会だ。上村洋一は、世界各地の、主に海で行ったフィールド・レコーディングを中心にサウンド・インスタレーションを手がけている。サウンドを軸に、ドローイングや映像、パフォーマンスでのコラボレーションなど、多岐にわたる活動を展開し、聴覚や視覚から風景を知覚する方法を探ってきた。一方でエレナ・トゥタッチコワは、“歩行”をひとつの表現方法として捉えており、各地を歩いて自然や人の物語を採集し、インスタレーションとして展開してきた。また、ウォーキングのワークショップの開催、音楽や文章執筆も手がけており、表現を超えて言語や物語という側面が立ち現れる過程を重視している。「Land and Beyond|大地の声をたどる」展は、知床や北方圏のリサーチも展開する四方幸子をゲストキュレーターに迎えての開催。タイトルにある“Beyond”とは、固定的な大地の概念を、想像的に越えていく可能性の謂いである。本展では、上村とトゥタッチコワの最新の歩みを発表するとともに、知床という土地を起点としつつ、土地と人とが取り結ぶ新たな関係の可能性を探ってゆく。展覧会概要上村洋一+エレナ・トゥタッチコワ「Land and Beyond|大地の声をたどる」会期:2021年7月21日(水)〜8月29日(日) 会期中無休会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階開館時間:11:00〜19:00(入場は18:30まで)入場料:無料※内容は変更となる場合あり(最新情報は、ギャラリーのホームページにて告知)【問い合わせ先】ポーラ ミュージアム アネックスTEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2021年05月30日『炎 アンサンディ』『岸 リトラル』と、レバノン出身のワジディ・ムワワドの叙事詩的問題作を日本に紹介、上演してきた演出家の上村聡史。実はいちばん上演したかったという『森 フォレ』の上演を前に、140年のスパンで描かれる複雑な物語について、ムワワドの世界を初めて体験する瀧本美織と、「偶然」と「繋がり」をキーワードに語ってもらった。7年越しでたどり着いた『森 フォレ』瀧本考えすぎなのかもしれないんですけど、読んだだけではよくわからなくて。難しい本(戯曲)ですね。上村わからないですよね。先日もムワワドの前2作品を経験しているキャスト4人の取材があって、ちょっと最後の方に顔を出したんですが、みんな「わかんない」「わかんない」「演出家がどうにかしてくれるでしょ」って言ってました(笑)。もともと作家がひとりで書いたものではなく、俳優みんなでエチュードで創ったものが一体になった戯曲なので、読み物としてわかるようには書いていないんですよ。瀧本それを聞いて、少し安心しました。上村僕は文化庁の留学中に『炎 アンサンディ』を見ておもしろい作家がいるなと思い、帰国後にリサーチをして4部作であることを知ったんですが、日本で最初に上演したいと思ったのは、実は『森 フォレ』だったんです。スケールの壮大さという点でいちばんダイナミックだったからなんですが、いま思えば『炎 アンサンディ』(2014年初演)、『岸 リトラル』(2017年)をやって、7年越しでようやく『森 フォレ』にたどり着けたプロセスが良かったと思います。ワジディ・ムワワドによる初演の順番も『岸 リトラル』『炎 アンサンディ』『森 フォレ』でしたし、最初に『森 フォレ』からやっていたら、とても混乱した作品になっていたかもしれません(笑)。瀧本どうやって創っていかれたのかを、すごくお聞きしたいです。上村絶対にキャストには見せない自分の演出ノートみたいなものがありまして、スタッフとはそれを共有して、美術や衣裳、シーンの繋げ方など、ある程度固めておける土台はガッチリつくっておきます。作品自体に抽象的な要素が多いので、なるべく具体的な設定を調えてから稽古に入らないと、滞ってしまうんですよね。とはいえ物語の抽象度や悲劇性も強く、いちばん重要なのは、作家の詩的な言葉の広がりを届けることなので、せりふの音が引き立つようにすることを、もっとも大切に心がけています。個人的な怒りが大きな物語を紡いでゆく瀧本私が演じるルーという女性は、いつも怒っていて言葉も荒いのですが、私自身はどちらかというと怒ることに不馴れといいますか、ふだんあまり怒ることがないので。腹が立つことはあるんですけど、その感情をあまり覚えていないところがあります。上村ルーの母は、自分が生きるために堕胎するか、生まれてくる子を守るかを悩んだ末にルーを産むことを選び、15年間意識不明の後に亡くなりますが、ルーの父は、その亡骸を5年も安置所に留めておくので、ルーは、「自分は生まれてこない方がよかったのではないか」という想いに苛まれながら生きているんですね。そのどうしようもない悲しさが怒りとして現れているのが、この作品のミクロの部分。これと、産業革命から現代に至るヨーロッパ140年の歴史を描くマクロの部分が交差している構造で、ルーの感情は、大きな歴史の流れから見たら、とても個人的な感傷かもしれませんが、彼女の生きていることへの怒りが、結果的に大きな物語を紡いでゆく力になるんです。瀧本私は小さい頃から、自分が生きていることとか、血の繋がりというものを意識してきた方で、自分が生きていることに神秘を感じていたので、このお話には、まさに自分が興味を持っていることが詰まっていると感じています。私たち、こうやって当たり前のように生きていますけれど、自分は両親の結晶なのだし、さらに遡るとどんどん知らない先祖まで繋がっているということを、改めて感じているところです。自分のルーツを探す旅というものを、お芝居の中でするのが楽しみです。上村作者のムワワドはレバノンで生まれて、フランスに亡命し、在住を拒否され、カナダのケベックへ移住した経歴を持つ人ですが、国を離れるということは、新しい言葉を覚えるのと同時に母国語を捨てるような感覚だそうで、そこから親や先祖への想いが強くなったのではないかと、僕は推測しています。ただ、『岸 リトラル』『炎 アンサンディ』では中東圏のレバノンをモデルにしていた彼が、『森 フォレ』ではヨーロッパに焦点を当てているところに、変化と批評性を感じます。ジェンダーへの意識も強まっていますし、これまでの家族や血縁への希求から、それを超えたものに向かっている気がしますね。瀧本それにしても、140年がうまく繋がりますよね。それもとっても濃い繋がりで。上村偶然の繋がりということで展開しますが、そこがけっこうポイントで、偶然ではあっても起こり得るということを、140年かけて実証してゆく話なのかなとも思います。人は人知を超えた偶然を想像するからこそ、表現が生まれたり、コミュニケーションの糸口が見つかったりする。ルーが過去へ過去へと引き寄せられていくのも、偶然ではあるんですが、それを導き出すエネルギーや磁力みたいなものが、各シーンに必ずあると思います。瀧本偶然といえば私、ワジティ・ムワワドさんと同じ誕生日だったんです。上村おお、ほんとですか!ほら、やっぱり引き寄せられてるんですよ。取材・文:伊達なつめ撮影:源賀津己『森 フォレ』作:ワジディ・ムワワド翻訳:藤井慎太郎演出:上村聡史出演:成河 / 瀧本美織栗田桃子 / 前田亜季 / 岡本玲 / 松岡依都美亀田佳明 / 小柳友 / 大鷹明良岡本健一 / 麻実れい【東京公演】2021年7月6日(火)~2021年7月24日(土)会場:世田谷パブリックシアター【名古屋公演】2021年7月28日(水)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【兵庫公演】2021年8月7日(土)・8日(日・祝)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール★チケット情報
2021年05月28日『京都市京セラ美術館開館1周年記念展「上村松園」』が、2021年7月17日(土)から9月12日(日)まで開催される。上村松園の最初期から絶筆に到るまで、100点あまりの作品を見ることができる貴重な回顧展だ。上村松園(1875~1949)は、京都市生まれで、近代の京都画壇を代表する女性日本画家。絵画の伝統を踏まえて、女性ならではの視線で描いた女性像を数多く残した。展覧会では、松園の代表作のみならず、文展、帝展、新文展に出品された作品が、日本各地50カ所以上の国公私立美術館および個人所蔵家から集められる。日本初公開や、長らく出品されていなかった作品も数多く並ぶ。とりわけ、大正期の松園の名作のひとつ、《清少納言》(1917~18年頃、個人蔵)は本邦初公開。その存在は知られていたものの、作品発表時以来、初めての展示となる。また、《人形つかい》(双幅)(1910年、個人蔵)は1999年以来、《姉妹三人》(1903年、個人蔵)は2005年以来の出品となる。さらに、木村伊兵衛が撮影した写真作品《上村松園》も出品。松園の描いた絵とは異なる、松園の一面を見ることができるだろう。展覧会は前期展示(7月17日(土)~8月15日(日))と後期展示(8月17日(火)~9月12日(日))がある。それぞれ見ることができる作品も異なるため、この機会にあますことなく松園ワールドに浸りたいものだ。【開催情報】京都市京セラ美術館開館1周年記念展「上村松園」2021年7月17日(土)~9月12日(日)、京都市京セラ美術館にて開催【関連リンク】京都市京セラ美術館《初夏の夕》1949年 京都市美術館蔵◎通期展示《人生の花》1899年 京都市美術館蔵◎通期展示《清少納言》1917-18年頃個人蔵◎通期展示《草紙洗小町》1937年東京藝術大学蔵 ◎前期展示《長夜》1907年福田美術館蔵◎後期展示
2021年05月20日2021年12月、東京・シアタークリエにて「ガラスの動物園」が上演されることが決定した。本作は、1945年のブロードウェイでの初演以降、世界中で上演されてきた劇作家テネシー・ウィリアムズによるアメリカ文学最高峰の名作戯曲のひとつ。1930年代のアメリカ・セントルイスを舞台に、夫が出奔して以来、息子トムの収入を支えに、女手一つで子供を育ててきた母アマンダが、内気な娘ローラの行く末を案じ、トムの同僚ジムをローラに引き合わせようと計画するところから物語は始まる。登場人物は町を出るという夢を抱きながらも、一家を支えるために倉庫で働くトム、足が不自由なために内向的で、ガラスの小動物を集めて自分の世界に引きこもる姉ローラ、家族を愛するあまり、夢や妄想に支配されてしまう母アマンダ、ローラが憧れる好青年ジムの4人だ。トムは作者であるウィリアムズの投影とも言われ、劇の進行役として観客に自らの思いを語りかける。物語はトムの回想で表現され、ノスタルジックで抒情的な“追憶の芝居”は、トムが閉塞感を抱えながら家族と過ごした日々や、叶わぬ夢を見続けながらも懸命に生きる家族の姿を浮かび上がらせ、観る者は胸を締めつけられずにはいられない。トム役には人気と実力を兼ね備え、ドラマや映画に加えて舞台での活躍も目覚ましい岡田将生。2019年のシアタークリエ『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』以来、約2年ぶりに再び演出家の上村聡史とタッグを組む。共演者には倉科カナ、竪山隼太、麻実れいといった実力派が集結。読売演劇大賞最優秀演出家賞や文化庁芸術祭大賞など、数々の賞を受賞してきた上村によって生まれ変わる「ガラスの動物園」に期待してほしい。【公演情報】「ガラスの動物園」東京公演:2021年12月上演 日比谷・シアタークリエ(公演問合せ先:03-3201-7777)全国ツアー公演:2022年1月公式サイト: ※詳細は後日発表
2021年05月17日7月6日(火)から7月24日(土)まで、世田谷パブリックシアターで上演される舞台『森 フォレ』の公演詳細が発表された。世田谷パブリックシアターではこれまでに『炎 アンサンディ』(2014 年初演、17年再演)、『岸 リトラル』(17年戯曲リーディング公演、18年本公演)と、気鋭の劇作家ワジディ・ムワワド作 “「約束の血」4部作”シリーズを上演してきた。宗教・戦争・歴史といった、日本人にとっては一筋縄には伝わらない題材ながらも、難解さを超越する作家の世界観、構成力、魅了する台詞、そしてなによりも普遍性を見つめた視点が高く評価され、数々の演劇賞を受賞するにいたった。2018年の『岸 リトラル』以来、3年の歳月を経て、ようやく待望の『森 フォレ』の上演となる。演出を手掛けるのは、『炎 アンサンディ』、『岸 リトラル』を数多くの演劇賞受賞へと導いた上村聡史。役の心情のみならず、社会・政治背景まで正確に分析して表現する緻密な演出力を生かし、同シリーズの中でも集大成と言える大作『森 フォレ』に挑む。またスタッフ陣も『炎 アンサンディ』以来、全員同じ布陣が今作でもまた顔を合せ、最高のスタッフワークで臨む。出演には、『岸 リトラル』で読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した岡本健一、『炎 アンサンディ』で菊田一夫演劇賞大賞を受賞した麻実れいほか、栗田桃子、亀田佳明、小柳友といった前2作でその研ぎ澄まされた演技を発揮した顔ぶれが並ぶ。更に、成河、瀧本美織、岡本玲、松岡依都美、前田亜季、大鷹明良とい った、近年の演劇界を牽引するメンバーが加わり、総勢11名の実力派俳優が集結した。チラシの表面を飾るビジュアルは、画家・榎本マリコが担当。本作の為のオリジナル・イラストを描きおろした。榎本は書籍『82 年生まれ、キム・ジヨン』(作:チョ・ナムジュ、発行:筑摩書房)の表紙イラストに象徴されるような顔面に風景や静物を配し、表情を見せずにテーマを表す独創的な作風で人気を博しており、今回はこの『森 フォレ』の世界感と榎本の作風がマッチし、日本版『森 フォレ』のビジュアルが誕生した。■榎本マリコ コメント途方に暮れてしまいそうな歴史は暗く果てしなく入り組んだ森のようで、そこに小さな光を見出す旅に出ているよう な錯覚を、描きながら覚えました。■上村聡史(演出)コメント再びワジディの台詞に出会えることを大変嬉しく、改めて、想像力というものが、いかに人生にとってかけがえのな い産物かということを思わせてくれる氏の世界観に、表現の可能性を感じ、演出できる喜びを噛みしめています。 いつもながらの、個人の小文字の物語と歴史の大文字の物語が交差する作劇は、深遠な想像を喚起することは さることながら、今作は、前二作の中東をイメージした舞台設定から、ヨーロッパへと舞台を移します。時間軸も、 産業革命後の資本社会が台頭する1870年から、第一次・第二次世界大戦という戦争の世紀を潜り抜けて、閉塞 感漂う神なき現代までの約150年が描かれます。とりわけ、『森 フォレ』は“女性の身体”が重要なキーワードとな っていて、愛や憎しみ、不安や渇望といった普遍的な感情が、脳、血、顎、腹、肌、性器、心臓といった身体のパ ーツへと反映され、それら身体の神秘と可能性が物語を大きく突き動かしていきます。その純然たる身体と感情 の迸りを、“約束の継承”とも言うべきテーマへと繋げ、熱量と詩的な奥行きを感じる、歴史と個人の一大叙事詩と して、今の時代に仕立てたいと思います。これまでの『炎 アンサンディ』『岸 リトラル』を共に創りあげた心強いスタッフ・キャストと、今回が初参加になるキ ャストとの刺激的かつ鮮度ある組み合わせで、本シリーズの集大成となるべく醍醐味に、どうぞご期待ください。『森 フォレ』2021年7月6日(火)~7月24日(土)作:ワジディ・ムワワド翻訳:藤井慎太郎演出:上村聡史出演:成河 瀧本美織 /栗田桃子 前田亜季 岡本玲 松岡依都美 / 亀田佳明 小柳友 大鷹明良 /岡本健一 麻実れい会場:世田谷パブリックシアター公式サイト:
2021年04月20日新国立劇場のフルオーディション企画第3弾として、上村聡史を演出に迎えて三好十郎の名作『斬られの仙太』が4月6日より上演される。幕末の水戸の天狗党の史実を絡めつつ、数奇な運命を生きることになる仙太の姿を描く本作。3月中旬、稽古場に足を運んだ。年貢の減免を申し立てた兄への酷い仕打ちに絶望し故郷を出て百姓から博徒となり、さらに勤皇を掲げる水戸天狗党の一員となって激動の幕末を生きる仙太の人生を描く本作。全三幕で上演時間は4時間30分(休憩二回含む)を予定しており、この日は第二幕の通し稽古が行われた。舞台はかなり角度のついた、いわゆる“八百屋舞台”となっており、俳優陣は武士から町人、百姓、博徒、さらには黒子まで複数の役柄を演じ分けながらこの傾斜の上り下りを繰り返す。主人公の仙太を演じるのは阿佐ヶ谷スパイダースで活躍する伊達暁。この第二幕では、水戸藩内の尊王攘夷派・天狗党の一員となっており、卓越した剣の腕前から人望を集めている。一方で、身分に関係なく世のためにと加わったはずが、党の幹部からは便利な“人斬り”のように扱われており、権力争いや内紛ばかりの党の現状にもうんざりしており、どこかやるせなさを感じている様子が伝わってくる。そんな中、そもそも仙太が百姓をやめて村を出るきっかけともなった兄・仙右衛門の死の“真相”を知ってしまい…。悲哀にあふれた仙太の叫びが胸を打つ。もう一人、要な役割を果たしているのが、仙太と同村の幼なじみである段六(瀬口寛之)。仙太が百姓→博徒→天狗党と身分を変えて生きていくのとは対照的に、段六は徹底して百姓として生き、常に仙太の身を案じ、故郷の村に帰ることを勧める。「俺達の頼りにするのは貧乏人だけど、また、これで、何が頼りにならねえと言っても貧乏人ほど頼りにならねえものはねえ」(仙太)、「仙エムどんは、本当のお百姓であった」(段六)――彼らの言葉、そして生まれも育ちも同じながら、ひょんなことから道を違えた2人の関係性から、土と共に生き、命の源となる食べ物を作るその生き方とは何なのか? という問いかけが浮かび上がってくる。この第二幕には、世の中を変えることに躍起になる男たちをよそに、孤児たちを引き取り育てる情と強さにあふれたお妙(浅野令子)、仙太に惚れたがゆえ運命に翻弄される芸者のお蔦(陽月華)といった魅力的な女性たちも登場する。歴史的背景、入り組んだ人間関係など、全体像を理解するのが決して容易ではない本作だが、市井の者たちの視点で、殺陣あり、愛と友情の物語ありの珠玉の人間ドラマとして楽しんでほしい。「斬られの仙太」は4月6日より新国立劇場にて上演。
2021年04月02日2021年4月、 新国立劇場で三好十郎の『斬られの仙太』が上演される。本作は江戸末期から明治にかけての動乱期を舞台に、農民上がりの博徒・仙太郎が水戸天狗党の乱に関わるようになるも、組織の理想と現実の間で翻弄される物語。この度、本作の演出を手掛ける上村聡史と主人公の仙太役を演じる伊達暁が、『斬られの仙太』の舞台となる水戸・筑波を訪ねた動画の後編が公開された。前編では上野駅からスタートし、筑波神社から仙太の出身地である真壁に移動。後編では那珂湊反射炉跡から、水戸志士が幽閉された蔵が移築された回転神社、そして水戸殉難志士の墓、那珂川と本作に出てくる場所をめぐる。江戸末期に思いを馳せるふたりの様子をご覧いただきたい。■新国立劇場の演劇『斬られの仙太』筑波水戸紀行~前編■新国立劇場の演劇『斬られの仙太』筑波水戸紀行~後編【公演概要】『斬られの仙太』会場:新国立劇場 小劇場公演日程:4月6日(火)~25日(日)作:三好十郎演出:上村聡史芸術監督:小川絵梨子 / 主催:新国立劇場出演:青山 勝、浅野令子、今國雅彦、内田健介、木下政治、久保貫太郎、小泉将臣、小林大介佐藤祐基、瀬口寛之、伊達 暁、中山義紘、原 愛絵、原川浩明、陽月 華、山森大輔チケット発売中料金(税込):A席7,700円 / B席3,300円公演詳細: チケットに関するお問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィス(03-5352-9999 / 10:00~18:00)Webボックスオフィス:
2021年03月19日世田谷パブリックシアターが2021年度ラインナップを発表した。国内演劇創作では、ワジディ・ムワワド×上村聡史「約束の血の4部作」、待望の第3弾となる『森 フォレ』を皮切りに、『チック』に続き小山ゆうながドイツ発の同時代戯曲に挑む『愛するとき 死するとき』、栗山民也と瀬戸山美咲による初の強力タッグで送る『彼女を笑う人がいても』(仮題)、フィリップ・リドリー×白井晃の衝撃作『マーキュリー・ファー Mercury Fur』の再演を届ける。さらに恒例企画では、芸術監督・野村萬斎の総合演出で斬新な狂言2作を上演する『狂言劇場 その九「法螺侍」「鮎」』をはじめ、夏の「せたがやこどもプロジェクト」では、サーカス、落語、ジャズコンサートを、秋の「世田谷アートタウン」では、おなじみの『三茶 de 大道芸』に加え、「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクトとして国際共同制作によるサーカスやダンスを上演するなど、バラエティー豊かな内容となった。このほか、従来の公演形態に捉われない新たな若手演劇人育成プログラムも始動するなど、普及啓発・人材養成事業にもさらに力を入れていくとのことだ。【世田谷パブリックシアター 2021年度主催事業】ホームページ: <国内演劇創作事業・海外招聘>●4月〜5月『フリーステージ 2021』4月29日(木・祝)~5月5日(水・祝)会場:ダンス部門 世田谷パブリックシアター音楽部門:シアタートラム / 出演:世田谷区民団体約50組●6月『狂言劇場 その九「法螺侍」「鮎」』会場:世田谷パブリックシアター総合演出:野村萬斎 / 出演:野村万作 野村萬斎 野村裕基 石田幸雄 ほか万作の会●7月『森 フォレ』会場:世田谷パブリックシアター作:ワジディ・ムワワド / 翻訳:藤井慎太郎 / 演出:上村聡史『せたがやこどもプロジェクト 2021』《ステージ編》フォルモサ・サーカス・アート(FOCA)『悟空~冒険の幕開け~』7月28日(水)・7月29日(木)会場:世田谷パブリックシアター出演:フォルモサ・サーカス・アート(FOCA)●8月『せたがや 夏いちらくご』8月8日(日・祝)会場:世田谷パブリックシアター出演:春風亭一之輔 ほか『日野皓正 presents “Jazz for Kids”』8月15日(日)会場:世田谷パブリックシアター出演:日野皓正 ほか『せたがやこどもプロジェクト 2021』《ワークショップ編》●9月世田谷アートタウン2021『三茶 de 大道芸』10月16日(土)・10月17日(日)会場:キャロットタワー周辺出演:国内外のパフォーマー約50組世田谷アートタウン2021関連企画「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクトFrench Circus Focus 2021 / フランス×日本 現代サーカス交流プロジェクト『フィアース5』10月9日(土)~10月11日(月)会場:世田谷パブリックシアター演出・振付:ラファエル・ボワテル / 出演:日本のサーカスアーティスト5名世田谷アートタウン2021関連企画「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクトFrench Circus Focus 2021『ぶくぶくマリンパレード』10月16日(土)・10月17日(日)会場:キャロットタワー周辺アーティスティックディレクター:ギヨミット出演:プラスティシアン・ヴォランほか世田谷アートタウン2021関連企画「フランス フェスティバル 2021-2022」公式プロジェクト日仏国際共同制作ダンス公演『ゴールドシャワー』10月15日(金)~10月17日(日)会場:世田谷パブリックシアター構想・出演:フランソワ・シェニョー、麿赤兒『MANSAI◉解体新書 その参拾弐』10月27日(水)会場:世田谷パブリックシアター出演:野村萬斎 ほか●11月〜12月『愛するとき 死するとき』会場:シアタートラム作:フリッツ・カーター / 翻訳・演出:小山ゆうな出演:浦井健治ほか『彼女を笑う人がいても』(仮題)会場:世田谷パブリックシアター作:瀬戸山美咲 / 演出:栗山民也出演:瀬戸康史、木下晴香、渡邊圭祐、近藤公園ほか世田谷パブリックシアター 若手演劇人育成プログラムHatch Out Theatre ハッチアウトシアター2021『子どものためのリーディング公演+ワークショップ』会場:シアタートラム●2020年1月〜3月『マーキュリー・ファー Mercury Fur』会場:世田谷パブリックシアター作:フィリップ・リドリー / 演出:白井晃翻訳:小宮山智津子 / 出演:吉沢亮 北村匠海ほか『地域の物語 2022』会場:シアタートラム
2021年03月01日ふぉ~ゆ~・辰巳雄大主演舞台「ぼくの名前はズッキーニ」より、キャストコメントが到着。また、公式サイトにてチケットが先行販売されることが決定した。世界中でベストセラーとなった小説『ぼくの名前はズッキーニ』。 孤独な少年ズッキーニが、 母を亡くしてひきとられた養護施設で仲間や彼を見守る大人たちと出会い、厳しい現実の中でも前を向いて生きようとする姿は、国境や世代をこえて多くの人の心を動かした。さらに、小説を原作にアニメーション映画として制作され、世界中の名だたる映画賞を席捲した。今回の舞台版で脚本・演出を務めるのはノゾエ征爾。 彼の手による舞台版「ズッキーニ」は、 音楽劇として上演される。 音楽を手がけるのは、 SAKEROCKのメンバーとしての活動後、 ミュージシャン、 作曲家として幅広い活躍をみせる田中馨。 そしてこの豪華クリエイター陣の期待を担う主人公・ズッキーニ役を演じるのはジャニーズの人気グループ・ふぉ~ゆ~の辰巳。共演には、 川島海荷、 稲葉友、 上村海成、 本多力(ヨーロッパ企画)、 三村朱里、 伊勢佳世、 宍戸美和公(大人計画)、 平田満ら実力派のキャストが揃った。世界初演となる本作に、 多くの期待の声が寄せられる中、 今回公式サイトでのチケット先行販売が決定。 詳細は公式サイト( )にて。また、 出演者から新着コメントも到着。孤独を抱えたズッキーニを支えるキャラクターにそれぞれ熱い想いを語っている。レイモン役 / 平田満とても子どもたちがイキイキしているお話だと思います。 実際は孤児であったり厳しい事も描かれていますが、 それはこの芝居の中では“背景”なので子どもたちが前に立って、 僕ら大人はサポートをして彼らの良さを引き出す立場となればいいなと考えています。 この物語は大人があまり出てこないのですが、 僕が演じるレイモンは子ども寄りであったり、 大人寄りであったり、 難しい立ち位置だと思っています。 すべてを俯瞰で観る事が出来るように演じたいですね。 そして演出のノゾエさんは子どもの純真さを持っていらっしゃるような一面を垣間見せていらしたので、 とても楽しみです。 そして素直で正直な方。 この作品には相応しい演出家だと思います。シモン役 / 稲葉友シモンの目で見る世界や自己評価の仕方、 人をどう見るか、 そして自分をどう見るか、 そこでかかっているフィルターが自分と似ていて親近感を感じています。 子どもらしからぬ部分をどう表現できるかなと考えています。 とはいえ子どもらしいところもありますし、 それは普通の大人にもある感覚だったりする。 人間なら誰もが思っている感覚をシモンとして感じ取りたいです。 演劇ですので劇場で観ていただけると嬉しいですが、 なかなかこんな状況ですので難しいかと思いますが、 間違いなく劇場でしか生まれないエネルギーがあると思います。 僕らも最高の作品を作りたいと思います。アメッド役 / 上村海成(本作は)子どもの目線ではあるんですが、 台本を読んでいくと子どもと大人ってそう変わらないなと思うんです。 もっと無邪気な感じで子ども時代を思い出してはいるのですが、 大人になってからわかる事と、 子どもの時だからこそある真っ直ぐな感情のぶつけ方が混ざり合っている気がして、 今なら昔の自分を取り戻せるかなっと感じています。今回この作品では子どもらしいはつらつとした部分と、 なかなか厳しい境遇に置かれている事で大人にならざるを得なかった子どもたちを描きます。 大人が観ても胸にグッとくる作品になっていると思います。 是非多くの方に観ていただきたいです。ジュジュブ役 / 本多力『ぼくの名前はズッキーニ』の稽古がはじまりました。 ノゾエさんは役者ひとりひとりをしっかり見てくれはります。 だから役者は色々試そうと思うし、 失敗してもいいや!という勇気を持てます。 それと自分が初めて観たノゾエさんの舞台で使われていたユニークな手法を今回やっています。 客席でゾクゾクしまくりだったその手法は、 いざやるとなるとむちゃくちゃ難しいです。 みんなでトライ&エラーを繰り返しながら、 知恵を出し合い絞り合い稽古しています。 一生稽古やっていたいです。 この稽古場の空気を本番でも舞台上に乗せられたら、 きっと楽しいことになるだろうなあと思って日々稽古しております。 良ければ観に来てください!■「ぼくの名前はズッキーニ」原作:ジル・パリス脚本・演出:ノゾエ征爾音楽:田中馨出演:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、 川島海荷、 稲葉友、 上村海成、 三村朱里、 本多力 / 伊勢佳世、 宍戸美和公、 ノゾエ征爾、 平田満<東京公演>日程:2月28日(日)~3月14日(日)全19公演会場:よみうり大手町ホールチケット代:10,000円(税込・全席指定)一般発売日:2月13日(土)AM10:00お問い合わせ:チケットスペース03-3234-9999(平日10:00~12:00/13:00~15:00)<大阪公演>日程:3月19日(金)~3月21日(日)全4公演会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールチケット代:10,500円(税込・全席指定)一般発売日:後日公式HPで発表お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土11:00~16:00)★公式サイト先行販売について★申し込み受付期間:1月29日(金)正午12:00~2月1日(月)23:59まで詳細は公式サイト( )にてご確認ください。企画・制作・主催:ニッポン放送 / 関西テレビ放送
2021年01月28日展覧会「水野美術館コレクション 美しNIPPON」が、京都駅ビル内・美術館「えき」KYOTOにて、2020年7月4日(土)から8月2日(日)まで開催される。近代日本画のコレクションを展示「水野美術館コレクション 美しNIPPON」では、近代日本画に魅了された、ホクト株式会社の創業者・水野正幸による日本画のコレクションを紹介。水野美術館は、水野正幸が長年かけて蒐集したコレクションをもとにした日本画専門の美術館だ。水野美術館コレクションの中でも、横山大観、菱田春草、上村松園など、近代日本画の巨匠たちによる選りすぐりの名品が集結。春夏秋冬の季節の移ろいが織りなす“日本の美”、四季を彩る女性たちを描き出した作品の数々を楽しめる。形の無い空気や光の存在を感じられる、紅葉と清流を奥行きのある色彩で描いた橋本雅邦の《紅葉白水》など、日本画特有の表現の数々が登場。紙や絹の質感、岩絵具の顔料のきらめき、墨独特のにじみなど、素材を生かした作品が見て取れる。ぼかしの技法である「朦朧体(もうろうたい)」や、狩野派、琳派から伝統を継承する表現にも注目したい。さらに、1つの組み作品に複数の季節を表現した春秋図、上村松園や鏑木清方が築き上げた「美人画」なども展示。日本画の織り成す「和の美」に浸ることができそうだ。※美術館「えき」KYOTOにおける新型コロナウイルス感染防止対策、および入館時の注意事項詳細は、公式ホームページに記載。【詳細】水野美術館コレクション 美しNIPPON会期:2020年7月4日(土)~8月2日(日)会場:美術館「えき」KYOTO※京都駅ビル内・ジェイアール京都伊勢丹7階隣接住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:30~19:30入館締切:閉館30分前入館料:一般 900円(700円)、 高・大学生700円(500円)、 小・中学生500円(300円)※( )内は前売料金。「障害者手帳」提示の本人と同伴者1名は、当日料金より各200円割引。前売券販売期間:~2020年7月3日(金)まで販売場所:チケットぴあ(Pコード992-762)、 ローソンチケット(Lコード52651)※美術館チケット窓口での販売はなし。【問い合わせ先】TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
2020年06月25日東京富士美術館にて、『上村松園・松篁・淳之 三代展 〜近代が誇る女流画家とそれに連なる美の系譜』が2月29日(土)に開幕。4月12日(日)まで開催されている。明治後期から昭和初期にかけて、美人画の傑作を生み出した日本画家、上村松園(うえむらしょうえん)(1875〜1949)。明治8年に京都で生まれ、鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳らに師事した松園は、京都の風俗、歴史、謡曲の物語等に取材した気品ある格調高い女性像を描き、1948年には女性として初めての文化勲章を受章。彼女の息子である上村松篁(しょうこう)、孫の上村淳之(あつし)もまた日本画家として活躍した。同展は、そんな松園から三代にわたって続く美の系譜を辿るもの。奈良県奈良市にある松伯美術館(上村松園・松篁・淳之の作品を収集・保管・展示する美術館)所蔵の作品を中心に、約80点におよぶ作品や資料が紹介される。展示は「第1部:上村松園」「第2部:上村松篁」「第3部:上村淳之」の3部構成。中でも「第1部」では、上村松園の生涯を大きく「建設期(=明治期)」「模索期(=大正期)」「大成期(=昭和期)」の3つの章に分け、折々のエピソードや松園自身の言葉、遺品なども交えて代表的な作品が並ぶ。明治・大正・昭和と時代が劇的に変化を遂げる中で、女流画家としての矜持を持って生き抜いた松園。その作品に込められた思いと、彼女が貫いた信念、人間性に迫っていく。「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」(『青眉抄』より)松園が残したこの言葉のように、時代に流されない敬虔な眼差しで突き詰めた理想の女性の美、そしてそれに連なる美の系譜を堪能してほしい。なお、3月2日~3月16日は新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため休館となる。【開催情報】『上村松園・松篁・淳之 三代展 〜近代が誇る女流画家とそれに連なる美の系譜』2月29日(土)〜4月12日(日)まで東京富士美術館にて開催※3月2日~3月16日は新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため休館【関連リンク】 東京富士美術館()上村松園《楊貴妃》大正11年(1922)松伯美術館上村松篁《万葉の春(右)》昭和45年(1970)近鉄グループホールディングス株式会社上村松篁《万葉の春(中)》昭和45年(1970)近鉄グループホールディングス株式会社上村松園《わか葉》昭和15年(1940)名都美術館上村松園《青眉》昭和9年(1934)松伯美術館上村淳之《四季花鳥図(左)》平成 22年(2010)近鉄グループホールディングス株式会社上村淳之《四季花鳥図(右)》平成 22年(2010)近鉄グループホールディングス株式会社上村松篁《万葉の春(左)》昭和45年(1970)近鉄グループホールディングス株式会社
2020年02月29日続きが気になり、新刊が出るたびに「あれ、読んだ?」と話題になる。現在、累計80万部を超える『1122』をはじめ、私たちの心をとらえる作品を担当する漫画編集者の一人が、上村晶さんだ。フリーランスという形をとる漫画編集者は、業界でも珍しい存在。“作家さんとのおしゃべりは信頼関係を生む大事なもの”「作品単位でお仕事を引き受けています。作家さんと一緒に企画を立て、“この作品はここの編集部がよさそう”と相談して持ち込みます。入稿や校了、宣伝なども関わるところは関わる。一つの雑誌で思いついた企画をすべてやることは難しく、諦めることもあったのですが、いまはほかの媒体に提案できるので嬉しいです。作品創りでは、作家さんが描きたいことが第一ですが、得意なことも大事。描きたいからといって不得意なことをやるとうまくいかないこともあるし、逆の場合だとモチベーションが上がらなかったりもします。さらに、いままでとは違う、ちょっとしたチャレンジをすること。その3つの円が重なる部分を大前提として狙います。たとえば『1122』は、公認不倫という題材を使って夫婦を描いた作品ですが、作者である渡辺ペコさんの久々の長編作品なので、ちゃんと届けたいという気持ちが強かった。そこで、よりエンタメにふるということを意識しました。ペコさんの作品には、品と、深い心理描写があるから、スキャンダラスな題材を使っても下品にならない。そこを信頼しているからこそできたことです。“もっとベタに”“引きを強く!”と編集者が全員言うようなことを言っていました(笑)」作家さんは十人十色だからこそ、相手を知ることを大事にしている。「一番好きな作業は打ち合わせです。作品について話す時間もあるけど、私の場合は8割おしゃべり(笑)。でも、これがどうも無駄じゃないという確信があるんです。昨今の社会で起こっている問題や流行りの話題、オタク話について聞きながら、相手の考えや思考、嗜好、違和感や怒りみたいな感情をどういう時に持つのか、そういう全体をひっくるめて作家さんを知ることが、信頼関係を作るうえで大事だし、作品創りに生きている気がします。作家さんの洞察力や言語センス、着眼点、そして、そこから生まれるきらめきは、私からは絶対に出ないもの。それを出しやすくするため、土地を耕し、水をあげるのが私の作業かなと」最近は、社会とのコミットを考えるようになったという上村さん。創りたい作品の傾向にも影響が。「個人と個人の話で収束することもできるけど、個人が依って立つ社会という視点を入れたいと思うようになりました。年をとったからだと思います(笑)。『1122』では、既存の夫婦観への息苦しさやセックスレスの悩みを取り上げていますが、そうした社会にある悩みを物語にすることで、解決とはいかないまでも、読んだ人が一回シミュレーションができますよね。悩んでいる人の糸口になるかもしれないし、悩んでいる人に目を向け、理解するきっかけになることもできると思うんです」本が売れないいまの時代にも明るい可能性はたくさんあると言う。「電子発の作品も当たり前に生まれ、漫画のアプリも増えています。スマホの中でこんなに読んでいる人がいる、潜在的読者はたくさんいると思うと、やっぱり物語というものが欲されているんだなと。それはすごく心強いことです。発表の仕方や形態は変わっても、物語はなくならないんじゃないかということは、確信しています」うえむら・あきらフリーランス漫画編集者1974年11月8日生まれ、広島県出身。太田出版に入社し、雑誌『マンガ・エロティクス・エフ』の編集長を務める。その後、2014年に独立してフリーランスの編集者となる。編集を担当した、さまざまな恋模様を繊細に描いた志村貴子さんの作品『どうにかなる日々』のアニメが、今年の初夏、期間限定で劇場公開される。※『anan』2020年1月15日号より。写真・内山めぐみ取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2020年01月11日山種美術館では1月3日(金)〜3月1日(日)まで、同館が広尾に移転して開館してから10周年を迎えた記念特別展として『上村松園と美人画の世界』が開催される。生涯にわたり美人画を描き続けた日本画家、上村松園(1875〜1949)。京都府画学校を卒業後、早くから頭角を現した松園は、江戸や明治の風俗、和漢の古典に取材した女性像を描き、文展や帝展など数々の展覧会に出品を重ね活躍した。美人画の名手として高く評価され、1948(昭和23)年には女性として初めて文化勲章を受章。「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」と語った松園が描き続けた気品ある美人画は、今なお多くの人々に愛されている。山種美術館の創立者で初代館長の山﨑種二(1893〜1983)は、松園と親しく交流しながら作品を蒐集。《蛍》《砧》《牡丹雪》などの代表作を含む計18点の作品は、山種美術館が所蔵する屈指の松園コレクションとして知られている。同展では、そんな松園の作品全18点を約3年ぶりに一挙公開。また、松園と同時代に活躍し「西の松園、東の清方」と並び称された 鏑木清方や、その弟子の伊東深水の美人画、さらに村上華岳、小倉遊亀、橋本明治などが手がけた美人画の名品も紹介する。季節を感じさせる衣装や丹念に描かれた日本髪、繊細な表情をみせる目元や指先など、松園芸術の粋を堪能するとともに、近代・現代の画家たちがそれぞれに趣向を凝らして描き出した美人画の世界の豊かな広がりや、その表現の展開を楽しんでほしい。【開催情報】『上村松園と美人画の世界』2020年1月3日(金)〜3月1日(日)まで山種美術館にて開催【関連リンク】 山種美術館()上村松園《蛍》1913(大正2)年絹本・彩色山種美術館上村松園《桜可里》1926-29(昭和元-4)年頃絹本・彩色山種美術館上村松園《新蛍》1929(昭和4)年絹本・彩色山種美術館上村松園《春のよそをひ》1936(昭和11)年頃絹本・彩色山種美術館上村松園《砧》1938(昭和13)年絹本・彩色山種美術館上村松園《春芳》1940(昭和15)年絹本・彩色山種美術館上村松園《春風》1940(昭和15)年絹本・彩色山種美術館上村松園《つれづれ》1941(昭和16)年絹本・彩色山種美術館上村松園《娘》1942(昭和17)年絹本・彩色山種美術館
2020年01月03日上村祐翔、梅原裕一郎、河本啓佑、小林裕介、白井悠介、本城雄太郎、山本和臣と、いまをときめく男性声優たちが集結したイベント「声優男子の夏休みですが…?」が8月18日に実施。そこで、劇場版の製作も発表され、どよめきと大爆笑が起こった。ファミリー劇場オリジナル番組「声優男子ですが…?」のイベントとしては、2016年11月に開催された「声優男子学園スペシャル参観日ですが…?」以来、今回約3年ぶりにメンバー7人全員が揃い踏み!タイトルにちなんで、キャストたちが浮き輪や虫捕り網、空気入れなどを片手に登場した。今年で5周年を迎える本番組。イベントでは、7人の絆を改めて確かめるべく、数々の試練を用意。最初に行われたのは「全員正解クイズ」。“2016年のイベントにて上村が描いた作品は?”という問題には、正解となるフラミンゴのポーズを全員で一斉に取るシュールさと、上村さんの画力にツッコミを入れる展開に。また、絆があれば目隠しをしてもアクションだけでメンバーを当てられるはず…ということで、「利き声優男子」に挑戦。目隠しした山本さんが、握手するだけで誰なのかを当てるという難問だったが、手の感触だけで河本さんだと見事正解を導き出した。ほかにも、「お絵描きしりとり」や「みんなで団結!スイカ割り」など、5年分の絆を確かめる企画盛りだくさんのイベントとなった。そして全ての試練が無事に終わると、会場のスクリーンに劇場版の製作決定が映し出され、会場からはどよめきと笑いが。「どういうこと?(笑)」「バラエティ番組でしょ?(笑)」「どうなるのかね」と出演者も戸惑いを隠せない様子。まず、上村さんが「まさかの劇場版。笑っちゃった。皆さんの応援でここまできました。今までと違った姿が見せられると思うので、これからも応援してください」と呼びかけ、梅原さんも「劇場版でも面白いものを作れたらなと思います」、本城さんも「まさかこの番組が映画化するなんて。自分の中でもどうなるかなって整理がつかない。精一杯頑張ります」と意気込み。白井さんは「劇場版は皆が応援してくれたからこそ。集大成みたいな意味もあるけどそこで終わらせたくない。10年くらい続けたいです」と感謝とさらなる意欲を述べ、河本さんは「前回海外ロケも経験して、みんなのイイ緊張感が出せるようになってきたので、その良さを消さないように劇場版も頑張っていきたいと思います」とコメント。そして小林さんと山本さんも「劇場版はどうなるか僕たちも未知ですし、皆さんも未知ですし。でも今日やってみて5年続くのはすごいし、培ったものがあることが確認できた」(小林さん)、「改めて何も言わなくてもわかるような雰囲気があって、皆で作ってきた空気感が劇場版発表の爆笑につながった。感慨深い」(山本さん)とそれぞれ劇場版への思いを語り、イベントは大盛況の中終了した。劇場版『声優男子ですが…?』(タイトル未定)は2020年公開予定。「声優男子ですが…?」最新のシーズン4などは会員制サービス ファミリー劇場CLUBにて配信中。(cinemacafe.net)
2019年09月04日イギリス人劇作家アレクシ・ケイ・キャンベル作の『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』の日本初演が、今夏、上村聡史の演出により、日比谷・シアタークリエで幕を開ける(プレビュー公演あり)。そこで主演の岡田将生に話を聞いた。【チケット情報はこちら】2014年の初舞台から、年にほぼ1本のペースで舞台経験を重ねてきた岡田。だが今年は『ハムレット』に続き、早くも2本目の舞台出演となる。「初舞台の時から勉強させてもらうことがたくさんあり、舞台への想いがどんどん強くなっていきました。舞台は今回で6本目ですが、自分の中で100点が出たことはまだ1度もありません。大千秋楽を迎える度に、いつも少し後悔している自分がいて。でも年に1本だとどうしてもそういう感覚は忘れてしまいがちなので、今回間を空けずにまた板の上に立てるのはすごく嬉しいです」物語の舞台は1937年のイギリス・ヨークシャー州。かつて事故によりひとり息子のエドガーを失ったプリチャード夫妻のもと、エイブリー一家が訪ねてくる。岡田が演じるのは、エイブリー家のひとり息子で、エドガーと親友だったテレンス。「まずはホンが本当に面白いと思いました。人間の愚かさや想像力の豊かさなど、無限の可能性を感じて。僕が演じるテレンスにしても、いろいろな演じ方があると思っています。テレンスはエドガーの霊に憑りつかれてしまうのですが、それこそ僕はふた役だと思っています。しかも共演者の皆さんは、僕が何をやっても受け止めてくださるような方ばかり。胸をかりるくらいの気持ちでやらせてもらえたらと思います」“ふた役”と言えば、前作で岡田が演じたハムレットにもふたつの顔があり、また非常に頭がいいなど、テレンスとの共通点は多い。「たぶんそういう役どころが好きなんでしょうね(笑)。人って多面性を持っていて、自分がお芝居をやっていて見せたいと思うのはそういうところ。テレンスにしろハムレットにしろ、いろんな演じ方、可能性があることに、僕は楽しさを感じているんだと思います」『ハムレット』という大作を経て、岡田はどんな成長を見せてくれるのだろうか。「『ハムレット』をやる前と後では、このホンの印象が全然違いました。やっぱり無駄なことって何もなくて、ひとつずつ丁寧にやることで自分の視界も広がっていくし、物事の考え方も深くなっていくんだなと。本当にいいタイミングでこの作品に出合えたと思いますし、『ハムレット』を終えてよりやりがいを感じています」公演は8月2日(金)東京・THEATRE1010より。その後、静岡、愛知、東京、大阪を巡演する。取材・文:野上瑠美子ヘアメイク:三宅 茜スタイリスト:大石裕介衣装協力:コート・・HENRIK VIBSKOVシャツ&ショーツ・・HAUDシューズ・・Parabootソックス・・スタイリスト私物
2019年06月26日人気シェフによる『夏のヴィーガンフレンチ』2019年6月1日(土)、庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオにおいて、『夏のヴィーガンフレンチレッスン』が開催される。講師は、フレンチ・ベジタリアンレストラン「アンリロ」のシェフ 上村真巳が務める。同レッスンでは、フレンチにマクロビオティックの考えをプラス。シンプルで簡単な手順で、絶品のフレンチへと仕上げる。開催時間は11:00から14:30まで。定員は20名。材料、テキスト代込みでレッスン料は8,000円(税込み)。メニューは「ベジピッツァ」、「アンチョビキャベツのパスタ」、「ヴィーガンタルタル」、「ライスコロッケ」、「青山椒エール」の5品を予定している。庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオの「教室申し込み」ページにて、申し込みを受け付けている。満席必至のため、早めに予約するのがオススメだ。フレンチ・ベジタリアンのスペシャリスト 上村真巳上村真巳は1977年生まれ。栃木県真岡市出身。東京広尾レストランひらまつ、益子穀物菜食JAMU LOUNGEで経験を積んだ後に、28歳で独立。現在はフレンチ・ベジタリアンレストラン「アンリロ」、ビストロ「ペリカンルージュ」のオーナーシェフとして活躍している。(画像は庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオより)【参考】※庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ※上村真巳 Facebook
2019年03月28日「乃木坂46」堀未央奈が映画初出演にして初主演を務める映画『ホットギミック』(山戸結希監督)に、桜田ひより、上村海成、吉岡里帆が出演していることが新たに分かった。堀さん演じる主人公・初が、幼なじみの橘亮輝(清水尋也)、小田切梓(板垣瑞生)、兄・成田凌(間宮祥太朗)の間で“本物の恋”を求めて揺れ動く、現代の女の子の葛藤と成長を描く青春映画。そんな若手俳優たちがメインキャストとして出演する本作をさらに盛り上げる、注目の3名がこのほど明らかに。桜田ひより、主人公の妹役に『脳内ポイズンベリー』『ういらぶ。』などに出演、ミスセブンティーン2018に選出されモデルとしても活躍中、また『東京喰種トーキョーグール2(仮)』『男はつらいよ おかえり 寅さん』と大きな作品への参加も発表され、今後の活躍も見逃せない桜田さん。Aimerの「Ref:rain」のMVに続いて2度目の山戸監督作品となる彼女が今回演じるのは、初とは正反対の性格で、早熟で初よりもどこか大人っぽく見える初の妹・茜。初の恋にどう関わってくるのか注目だ。コメント山戸監督とお仕事をさせて頂くのは、以前ご一緒したMVの撮影以来2回目となります。私の意見を尊重して頂きつつ、また繊細なところまで演出をして下さいました。とても演じやすい環境を作ってくださったので、のびのびと成田茜を演じることが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。上村海成が主人公の幼なじみ役初の同級生で同じマンションに住む幼なじみの八木すばるを演じるのは、2010年「ニコ☆プチ」でモデルデビューし、「ミュージカル・テニスの王子様3rdシーズン」『ちはやふる』に出演した上村さん。昨年放送された連続テレビ小説「半分、青い。」では、永野芽郁演じるヒロインの弟・草太役を演じたことも記憶に新しい彼が、今回オーディションでこの役に抜擢。初への恋心を秘めつつも、茜の猛烈なアプローチに不思議と惹かれていき、初と茜の間で揺れ動く複雑なキャラクターに挑戦する。コメント山戸監督と初めてご一緒させていただいたのですが、細かく演出していただき、納得いくまで演技に向き合うことができ、とても勉強になりました。演じることがすごく楽しいと思える現場でした。吉岡里帆、影のある一面も見せるマネージャー役「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」「カルテット」をはじめ、続々とドラマに出演、ヒロイン役で出演する『パラレルワールド・ラブストーリー』がもうすぐ公開を迎える演技派女優の吉岡さん。今回彼女は、板垣瑞生演じる小田切梓が所属するモデル事務所のマネージャー・葛城リナ役で出演。演じるリナは、マネージャーとして梓を支えているように見えるが、実は生い立ちの似ている梓に依存し支え合っているという複雑な役どころ。時折、影のある一面も見せるリナという女性の繊細な表情にも注目。コメント山戸監督にしか思いつかない独特な世界観。思い描いている映像を皆で具現化しようとする結束力を感じる現場でした。繊細かつ妥協を許さない監督と一緒に、1カット、1カット噛みしめながら撮影していました。私は短い時間でしたが、ティーンの甘酸っぱさや苦味に遠目から触れる事が出来て、大人冥利に尽きる役でした。久しぶりの悪役、楽しかったです!『ホットギミック』は6月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホットギミック 2019年6月28日より全国にて公開Ⓒ 相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会
2019年03月16日アイドルグループ・欅坂46のメンバー長濱ねる、上村莉菜、尾関梨香が31日、都内のニッポン放送イマジンスタジオで行われた『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』(毎週金曜 24:20~)の公開収録イベントに参加した。同番組の公開収録は2回目となり、120人のファンが詰めかけた。2代目パーソナリティを務める長濱は「今回もすごい緊張してるので、みなさんと一緒にラジオ番組をつくれたらなと思っています」とファンに呼び掛けた。また、今後番組でやりたいことを問われると、「メンバーは変わった味覚の子が多いので、ラジオで3分クッキングみたいなことをやってみたいです」と明かした。さらに『こちペン』に代わる新たな番組ノベルティとして、長濱は「『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』の"星空"にかけて、プラネタリウムとか」と提案。尾関が「『こちペン』があったので、『こち消し』で、セットで使っていただけたら」と語ると、上村は「『こちペン』と『こち消し』が入るポーチで!」と続けていた。公開収録後には、それぞれ感想を語る場面も。上村は「久しぶりのラジオ、しかも公開収録ということですごい緊張したんですけど、すごい楽しくてまたやりたいなと思いました」、尾関は「やっぱりラジオの収録はいつも楽しいんですけど、こうやって皆さんの前でやるほうがより楽しんだなと思いました。また近いうちにやりたいです」と話した。そして長濱は「普段のラジオは聴いてくださっている方との一対一の空間で、すごく好きなんですけど、ラジオを通して誰かいらっしゃるのかなと思ったりするのですが、きょう来てくださっている方とお会いできて、ラジオを通して皆さんいるんだなと確認できました。うれしいです」と集まったファンに感謝の気持ちを述べ、「これからもゆるく楽しく作っていきたいです。皆さんにもっと好きになっていただけたらいいなと思っています」と語った。公開収録の様子 -ニッポン放送提供
2018年11月01日2018 PARCO PRODUCE “三島×MISHIMA”シリーズの『豊饒の海』に続く第2弾として、この秋上演される舞台『命売ります』。原作は、三島由紀夫作品のなかでも文庫版(1998年刊行)が累計発行部数29万部超のうち25万部は15年以降の重版という、今改めて注目を浴びる小説。脚本・演出はノゾエ征爾。【チケット情報はコチラ】主演の東啓介と、上村海成に話を聞いた。物語は、ある日ふと「死のう」と思い立ち服毒自殺を図るも未遂に終わった主人公・羽仁男(はにお)が、「命売ります」という新聞広告を出すことから動き出す。すると訳ありげな怪しい男女がつぎつぎに現れ……。原作を読んだ東は「羽仁男は僕が今まで読んできた主人公とは違いました。“自分はこうしたいから進むんだ!”ではなく“もうどうでもいい”からはじまって、そこから人が変わっていく、それがすごく素敵だと思いました。作品として、今やる意味というのものもあると思っています」。上村も「登場人物がみんな別の生き方をしていて、自由な生き様のようなものを感じました。今って“多様性を認めよう”と言ってる割に、みんなの意見に賛同しないといけない空気があるように感じます。その中でこうやっていろんな人がいるのを見ると、そんなに縛られなくていいんじゃないかと思ってもらえるんじゃないかな」。東が演じるのは羽仁男、上村が演じるのは母親のために羽仁男の命を買いに来る高校生・井上薫。役について東は「実はもともとテニスのインストラクターになりたかったのですが、それが怪我でできなくなってしまったときに“今までの時間ってなんだったんだろう”“自分が生きている意味ってなんだろう”と考えたことがあります。僕はそこで芝居というやりたいことを見つけたのですが。誰もが1度は死にたいとかもう嫌だとか思ったことがあると思うので、今回はそこから考えていければいいなと思っています」、上村は「僕の役は、すごく素直にお母さんのためにやっているのですが、それがまっとうじゃなく感じられるほどの真っ直ぐさなので。そうなるくらいに自分も役に没頭していかなければと思っています。真面目な中にも怖さを孕んでいる。簡単には演じられない役だと思います」。人気2.5次元作品やミュージカル作品で次々と主演を務める東、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で主人公の弟・楡野草太役でも注目を集める上村。若手として伸び盛りのふたりが、今作では手練れのキャスト陣にズラリと囲まれる。それについて東は「プレッシャーはめちゃくちゃ感じます(笑)。でも主演として引っ張れるところは引っ張っていきたいです」と意気込む。ふたりの挑戦にも期待しつつ開幕を待ちたい。公演は11月24日(土)から12月9日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。取材・文:中川 實穗
2018年08月21日