時間を忘れさせてくれる、光の演出銭湯業界初の試みであるプロジェクションマッピングを取り入れ、従来の銭湯のイメージを覆した練馬区桜台にあるデザイナーズ銭湯「天然温泉 久松湯」。夜に見ると、光の演出が引き立てられ、一瞬銭湯に来たことを忘れてしまいそうになるほど。日没〜22:45頃まで、1回15分の4パターンが連続再生されるプロジェクションマッピングは、フランスのシャルルドゴール国際空港の常設展示も手がけたアーティスト集団・アトリエオモヤによるもの。露天風呂や季節のお風呂もスタイリッシュな演出もさることながら、お湯も格別。天然温泉の露天風呂、炭酸泉と入れ替え季節風呂、ジェット、電子マッサージなどの機能風呂まで、さまざまな入浴施設が充実。露天風呂で味わえる、天然温泉は、疲れた体にじんわりとしみわたり、筋肉のコリをほぐしてくれる、強めの塩化物泉。建物の造りも、施設内のどこからでも、光と自然を感じられるようになっており、まさにコンセプトとなっている「光と風、雑木林の中の銭湯」を感じさせる空間になっています。アートな銭湯でほっと一息訪れる人に居心地のいいリフレッシュ体験を与えてくれる、工夫の凝らされた施設と上質な温泉。ほっと一息つきたいとき、アートな空間で、光と風を感じながら、お湯につかれば、頭も心も体もゆるっとときほぐれていきそうです。店舗情報店名:天然温泉 久松湯TEL・予約:03-3991-5092住所:東京都練馬区桜台4-32-15アクセス:西武池袋線桜台駅 徒歩4分営業時間:11:00〜23:00定休日:火曜
2016年05月14日未来の銭湯を感じさせる、アートな空間練馬区桜台にある「天然温泉 久松湯」は、その実験的な試みで、ひときわ話題となっている“次世代銭湯”ともいうべき存在。もともとは昭和31年創業という歴史ある街の公共施設だった「久松湯」は、平成25年に全面的なリニューアルを決行。白をベースにした美術館のようにモダンでスタイリッシュな外観は、地元の人でも銭湯だと気づかない人がいるというほど。それもそのはず、銭湯を手がけたことのない建築家を思いきって採用し、先入観のないデザインを取り入れたのだそう。「光と風、雑木林の中の銭湯」がテーマのれんや浴室など細部に至るまで高いデザイン性で統一された空間は、一見の価値あり。「光と風、雑木林の中の銭湯」をテーマに作られていて、木目の内装や、緑の中庭など、浴場のどこにいても自然が感じられる造りとなっています。銭湯でプロジェクションマッピングそして、何より目玉となっているのがプロジェクションマッピング。芸術家集団・アトリエオモヤによるプロジェクションマッピングは、日没〜22:45までの間、1回15分の4パターンを連続再生しています。もちろん泉質も特筆すべきもの。地下1,500mからの天然温泉が汲み上げられた露天風呂は、目にも心にも体にも極上のリラックスタイムを堪能できます。日頃がんばった自分を、そっといたわりたいときに訪れて、心と身体を解きほぐしたい、そんな銭湯です。店舗情報店名:天然温泉 久松湯TEL・予約:03-3991-5092住所:東京都練馬区桜台4-32-15アクセス:西武池袋線桜台駅 徒歩4分営業時間:11:00〜23:00定休日:火曜
2016年05月14日ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」の稽古の模様が5月13日(金)、報道陣に公開され、主演の柿澤勇人、演出の岸谷五朗らが取材に応じた。柿澤さんは昨日亡くなった蜷川幸雄との思い出について語り、声を詰まらせた。アンディ・ウォーホルと並んで、1980年代のアメリカ現代アートを代表する存在とされるキース・へリングが31年という短い生涯を駆け抜けるさまを描き出す。この日は、オープニングに加え、キースがのちに恋人となるDJのカルロスと出会うディスコ「パラダイス」でのパワフルなナンバー、そして、全キャストで歌い上げるバラード「STAY」が披露された。岸谷さんはキースについて「これから人生いろんなことがある時期に亡くなってますが、駆け抜けた人生が魅力的」と語る。楽曲も多く、振り付けも複雑とあって「必死に戦ってます。丁寧に作って、いい感じに遅れています(笑)」とも。キースを演じる柿澤さんは「(稽古は)まだ第2幕に差し掛かった段階で、全貌がどうなるのか?みんなで探しています。熱い奴らが詰まって、80年代のいろんなものが混在したエネルギーが映し出されるんじゃないかと思います」と意気込みを口にした。昨日、演劇界の巨匠・蜷川さん死去のニュースが伝えられたが、岸谷さんは「ショックを受けていない演劇関係者はいないと思う。子どものころから見てたので…」と語る。さらに「演出家ってのは、やる前にはたくさん不可能があって、それを具現化していく仕事。本当にそれをものともせず、可能にしていった人でした」と語り、まさに本作でキースが時間が足りないと人生を駆け抜けていくさまに言及し「あの爆発的な蜷川さんの演出と共通してます。だからこそ、吠えるし、パワーを持ってないと作品作りができなかったんだと思います。僕らにはまだ芝居を作れる幸せがある。(蜷川さんが)見て、恥じない作品作れるように頑張りたい」と語った。柿澤さんは「海辺のカフカ」で蜷川演出を受け、世界ツアーにも参加した。蜷川さんの死について「いまでも信じられない」と悲痛な表情。「初演のときは、千本ノックでした(苦笑)。『死ね!このヤロー!』とか言われて、家に帰って泣いて、40度の熱出て…でも食らいついていきました。ムカついたけど、世界ツアーが成功したとき、『いい役者になったな』と言われて、励みになりました。いつも『自分を疑えよ』と言われてて、その言葉が胸にあります。あっちの世界でも僕の芝居を見て『相変わらず、つまんねー芝居してるな』って思われてるかも(苦笑)」と時折、言葉を詰まらせながら思い出を口にし「芝居を変えてくれた人、僕の考える世界を変えてくれた人です」と言い尽くせぬ感謝の思いを口にしていた。「ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~」は東京・シアタークリエにて6月6日(月)~22日(水)、大阪・森ノ宮ピロティホールにて6月25日(土)、26日(日)上演。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日劇団「EXILE」のメンバー小野塚勇人がJホラーの時代を担う新鋭・川松尚良監督の最新作『丑刻ニ参ル』で映画初主演を飾った。全編走りっぱなしであると同時に、セリフの少ない中で深みのある心理描写を求められたという本作を経て、成長盛りの22歳は何を手にし、自らの「家」と語る劇団EXILEに外の世界から何を持って帰ってきたのか?公開を前に話を聞いた。その他の画像丑の刻(午前3時)に憎い相手に見立てた藁人形を釘で打つという古くから知られる呪いの儀式“丑の刻参り”をする女性の姿を目撃したがため、彼女から追われる身となった青年の恐怖体験を描く本作。小野塚の出演は、主人公のケンジを探し求めていた川松監督による一本釣りで決まったという。「監督がケンジに合う俳優を探している時に劇団のサイトで僕の写真を見て、何かを感じてくださったそうで、一度お会いして話をして、その後、公演を見てくださって『ぜひ』と言ってくださったそうです」。「映画の中の70%くらいは走ってる(苦笑)」という言葉どおり、時に約500メートルのダッシュを2本連続で行うなど、とにかく全編を通して走り回る!かといって本作はいわゆるアクションホラーではない。脚本家を志すケンジは心を病んだ恋人と同居し、彼自身もまた社会への鬱屈した思いを抱えて生きている。そんな彼がさらにもう一人、“負”を背負った丑刻の女と対峙し、何とも言葉にできない感情に飲みこまれていく。「心情の表現はとにかく難しかったです。特に最後に丑刻の女の顔を初めてちゃんと見るシーンは、鬱屈したケンジだからこそ、一瞬、共鳴するような感情もあり、それは考えて出すのではなく、現場に立って彼女を見ながら出すしかなかった。恋人の美穂との関係も普通の彼氏彼女の関係ではなくて、病んでいる者同士で互いに気を遣い、そこにイラついたりししながらそれでも一緒にいる理由がある。演じるというよりも、自分を洗脳しながら役に入り込んでいく感じでした(笑)」。主演を務め「責任感やどこまで自分を追い込み、いかに深く入り込めるかなど、この立場だからこそ経験できたことがたくさんあった」と充実した表情を見せる。同時に感じたのが「劇団EXILE」および「EXIE TRIBE」という存在の大切さ。「劇団EXILEにいるからこそ、自分の個性やストロングポイントを探そうともするし、刺激ももらえる。外に出ることで、この経験を劇団EXILEでも活かそうと思った。自分をどう見せるか?という部分に関しては『EXILE』というこれ以上ない見本があって、そうした存在のありがたさは、今回、役に悩んだりして強く感じました」。『丑刻ニ参ル』11月14日(土)よりユナイテッド・シネマ豊洲にて公開取材・文・写真:黒豆直樹
2015年11月12日大ヒット中の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に『キングスマン』、さらに『コードネーム U.N.C.L.E.』(11月14日公開)、そして『007 スペクター』(12月4日公開)と、2015年はスパイ映画が目白押し。その一方、日本映画は、東出昌大主演『GONIN サーガ』、西島秀俊のハマり役『劇場版MOZU』、生田斗真×浅野忠信×山田涼介の『グラスホッパー』と、イケメン俳優たちが見せるバイオレンス・アクションが相次いで公開される。たっぷりすぎる男の色気とともに送る、硬派でハードボイルドな作品に迫った。まず、先日、連続ドラマの「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」がドラマ界の栄誉ある賞「国際エミー賞」にノミネートされたばかり、シリーズ完結編となる『劇場版MOZU』(11月7日公開)。西島さんは、シリーズを通じて妻の死や国家ぐるみの犯罪の裏に隠された真実を追う主人公・倉木役を好演。スタートしたばかりのドラマ「無痛~診える眼~」では、犯罪者を見抜くことができる“眼”を持つ医師の役ながら、早くも、おにぎりをほおばる姿などに“萌える”人が続出中だが、本作では徹底的に身体を作り込み、常にたばこを燻らしながら、ストイックに目的を果たそうとするアツい男を演じている。そのほか、刑事・大杉役の香川照之、女性公安警官・美希役の真木よう子に加え、長谷川博己が異様な雰囲気で倉木の行く手を阻む元公安の東として、また、ドラマシリーズのラストで生死不明となっていた殺し屋“百舌”こと新谷役の池松荘亮らが、クセの強い役柄を引き続き熱演。その“温度”は、放送当時から連続ドラマの枠を凌駕しているといわれていたが、ついに劇場版が公開。劇場版から参加する松坂桃李は、感情すら感じさせない残虐非道な暗殺者となり、池松さん演じる新谷とのスピード感あるバトルを披露する模様。さらに、犯罪ブレーンとして暗躍する伊勢谷友介や、“ダルマ”役のビートたけしの存在感も見逃せない。それぞれが体を張ったアクションを惜しみなく見せる本作は、これまでのストーリーやキャラクターの関係性をふり返ることができる特別版が予定されているというから要チェックだ。また、伝説的バイオレンス・アクションの続編『GONIN サーガ』(公開中)で、男気たっぷりのハードボイルドに挑戦しているのが、東出さん。先日は、初参戦となったカナダ・バンクーバー国際映画祭の興奮も冷めやらぬ中、杏さんと東京・愛宕神社で挙式したことが報じられたばかり。夫婦揃ってお酒をたしなむのが好きといわれているが、自身初のアルコールCMとなるサントリーウイスキー「トリス <クラシック>」で、名実ともに大人の俳優へと変身しつつある。今回、『GONIN』の石井隆監督が再びメガホンをとった本作は、前作から19年後、佐藤浩市、竹中直人ら死闘を繰り広げた男たちの“子ども世代”が、それぞれの思いを胸に復讐に身を投じていくことになる。東出さんが演じるのは、前作で命を落とした五誠会系大越組の若頭・久松の息子で主人公・久松勇人。父を失いながらも誠実に生きようとする青年から一転、復讐の鬼と化していく。勇人と同じ目的を持った、桐谷健太演じる大越組長の遺児・大輔、土屋アンナ演じる秘密を抱えた元アイドル・麻美、柄本佑演じる19年前の事件を追うルポライター・森澤という4人の前に立ちはだかるのは、久々の映画出演で圧倒的な大人の色気(と情けなさ)を見せつける、安藤政信演じる五誠会3代目・誠司だ。しかも、東出さん演じる勇人たちに“GONIN”(5人)目として加わるのは、前作の襲撃事件で生死の境をさまよった元刑事・氷頭。演じたのは、2010年に俳優引退宣言をしたものの、石井組常連という縁から本作かぎりの復帰を果たした名優・根津甚八。東出さん自身も、そんな根津さんとのやりとりには込み上げるものがあったと明かしているだけに、激しい夜の雨の中で繰り広げられる激闘では、そんな東出さんたちの情念が乗った熱演を目にすることができる。復讐劇といえば、伊坂幸太郎原作120万部突破のベストセラーの映画化『グラスホッパー』(11月7日公開)。主演の生田さんが『脳男』の監督・瀧本智行との再タッグで描くのは、世界有数の人口過密都市・東京で凶暴化した人間たちの中に身を置く、「元中学校教師」鈴木の物語。彼は殺された婚約者・百合子(波瑠)の復讐の相手、“裏社会のドン”の息子・寺原Jr.に近づくが、寺原Jr.が“押し屋”と呼ばれる殺し屋・槿(吉岡秀隆)に始末されたことから、事態は一変。鈴木が槿を追う一方、浅野さん演じる相手を自殺に追い込む「憂える自殺屋」鯨、山田さん演じるナイフ使いの「若き殺し屋」蝉と、それぞれの運命が交錯していくことに。『脳男』の最強ぶりとはまるで真逆、生田さん演じる気弱で心優しい、凡人の草食男・鈴木が最も“らしくないこと”に挑む中、彼をそこまで震え立たせた愛には胸アツに!加えて、浅野さんの鯨と山田さんの蝉との、これまた体格も戦法も対極的な者同士のクールなアクションにはため息必至。この2人を突き動かすものは何なのかにも、ぜひ注目してほしい。さらに特筆すべきは、それぞれの作品で、男性陣のために堪え忍ぶどころか、むしろ共闘する紅一点の美しき女性たち。『劇場版MOZU』の真木さんの信念の強さ、『GONIN サーガ』の土屋さんの覚悟と達観はもちろん、裏社会の女ヤンキーセレブで妖艶すぎる狂気を見せた『グラスホッパー』の菜々緒のハマりっぶりもまた必見だ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GONIN サーガ 2015年9月26日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015『GONIN サーガ』製作委員会劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社グラスホッパー 2015年11月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年10月09日俳優の東出昌大が海外映画祭デビューを果たした。主演を務めた映画『GONIN サーガ』 (公開中)が現地時間9月30日にカナダのバンクーバー国際映画祭で上映され、石井隆監督と共に舞台あいさつを行った。海外映画祭初参加にあたって東出は、「撮影現場で苦楽を共にした、キャスト、スタッフ皆さまの思いと日本人であることの誇りを背負って、胸を張って登壇できれば」と意欲的。石井監督も「96年にモントリオールFANTASIA映画祭で石井隆特集があり、『GONIN』『GONIN2』が招待上映された」と振り返り、「あれから20年近く、再び『GONIN サーガ』がバンクーバー映画祭で招待上映されると聞き、僕は目まいとため息が漏れた」と同シリーズで再びカナダの地へ立つ思いを語っていた。会場となったインターナショナル・ビレッジ・シアターは、海外ジャーナリストやカナダ人、カナダ在住の日本人ら400人の観客で満員。上映終了後の劇場に東出が登場すると大歓声が上がり、東出は司会者の「英語話せるんですよね?」という無茶な振りに苦笑しながらも英語でのスピーチを行った。現地在住の日本人も多く詰めかけた様子を見て、「不慣れな英語を話さなくてもいいんじゃないか、と思った」と笑いながらも「たくさんの国の方がいらっしゃる会場で、日本語だけでは不公平だから」と気遣いをみせた東出。この日のために練習したという英語で、「I’m Masahiro Higashide, the main actor of GONIN Saga (『GONIN サーガ』で主演を務めました東出昌大です)」とあいさつし、「This is my first time to attend an international film festival. I am very excited to be here today and it is an honor to have been invited (初めての海外映画祭参加で非常に興奮しています。ご招待いただき光栄に思っています)」と万感の思いを伝えると、ファンから温かな拍手がおくられた。さらに、劇場外のレッドカーペットには劇場に入れなかったファンが約100人集まり、東出が姿を現すと一気にヒートアップ。現地媒体のインタビューに応じた後は、多くのサインや握手でファンと交流した。1泊3日の強行スケジュールだったせいか、東出が「もう少しいたかった!」と本音を漏らす一幕も。観客の反応にも大きな刺激を受けたようで「見ているものは同じなのに、ここで笑うのか、とか、こんな見方もあったのか! と思うほど新鮮だった」と初の海外映画祭ならではの発見もあったようだ。そして、「映画に携わる人間として、これからも海外の人にも自信をもって送り出せる作品を作っていかなければならない」と気持ちを新たに語った。本作は、1995年公開の映画『GONIN』の続編となるバイオレンスアクション。19年前の暴力団五誠会大越組襲撃事件で父親を殺された久松勇人(東出)と大越大輔(桐谷健太)が、ある事件をきっかけに新たな闘いへ身を投じていく様を描く。メガホンを取った石井監督は、プログラマーのトニー・レインズ氏から「この凶暴な新作『GONIN サーガ』に驚きながら石井隆について2つのことが明らかだ」との前置きとともに、「1つ目は、この20年間の社会経済的な変化の中で彼が最先端であり続け、数少ない監督にのみ可能なことだが、今について正確につかんでいることだ」「2つ目は、日本ネオ・ノワールの比類なきマスターであるということだ」と絶賛されている。(C)2015『GONIN サーガ』製作委員会
2015年10月02日映画『GONIN サーガ』の初日舞台あいさつが26日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、キャストの東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信、福島リラ、竹中直人と石井隆監督が出席した。全国公開中の本作は、1995年公開の映画『GONIN』の続編となるバイオレンスアクション作品。19年前の襲撃事件で父親を殺された久松勇人(東出)と大越大輔(桐谷)は、3代目・誠司(安藤)が率いる五誠会との闘いに身を投じていく――というストーリーで、前作に出演した竹中ほか、佐藤浩市、鶴見辰吾も出演している。主演の東出は、「こんな邦画は近年ない。『GONIN』の世界に踏み入ってほしい」と胸を張り、第34回バンクーバー国際映画祭への出品を受け、「海外にもファンがたくさんいる。老若男女、国内外問わず、公の場に公開できて万感の想いです」と満面の笑み。また、石井監督が、「撮影中の恨みつらみもなく、みなさんへ感謝の気持ちしかない」とあいさつすると、25年来の付き合いだという竹中は、「初めて会った時からイジけてて、抱きしめたくなる大好きなおじさん。石井監督、本当におめでとう」と祝福した。本作には、5年前に俳優を引退した根津甚八が、1度限りの復活で出演。会場に届いた根津からの手紙を代読した東出は、胸いっぱいの様子でしばらく言葉が出ず。「僕は根津甚八という役者さんが大好きだし、映画の中の根津さんは考えられないくらい魅力的だった。本当にありがとうございました」と涙を溜めながら声を絞り出し、「石井監督も根津さんも、映画を1本撮るのに人生を賭して撮ってるんです。僕らも心血を注いで映画を撮り続けていくので、みなさんも邦画を見続けてほしい」と呼び掛けると、会場からは温かい拍手が送られた。
2015年09月27日映画『GONIN サーガ』の完成報告会見が7日、都内で行われ、キャストの東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、安藤政信、竹中直人と石井隆監督が出席した。9月26日に全国公開する本作は、1995年公開の映画『GONIN』の続編となるバイオレンスアクション。19年前の暴力団五誠会大越組襲撃事件で父親を殺された久松勇人(東出)と大越大輔(桐谷)は、ある事件をきっかけに新たな闘いへ身を投じていく――というストーリーで、前作に出演した佐藤浩市、鶴見辰吾らも引き続き出演している。主演を務めた東出は、「『GONIN』は大好きな映画。前作ファンの方はもちろん、知らない人も楽しめる作品になった」と胸を張ってアピール。また、東出の所属事務所先輩で、5年前に俳優業を引退した根津甚八が本作限りの復活を果たしており、「プレッシャーというよりも、タスキのように引き継げればと思った」と心境を明かし、「気迫がすごかった。色んな想いが詰まっていて、胸にこみ上げるものがありました」と感慨深げに撮影を振り返った。一方の桐谷も、「車イスで芝居をして、カメラの前で思いっ切りセリフを決めて。『なんて良い世界にいるんだ、役者の世界に入れて良かった』と感動しました」と体調不良の中で芝居に挑んだ根津の"役者魂"に感銘を受けた様子。そんな桐谷は、五誠会3代目を演じた安藤に、劇中で激しく殴られるシーンがあり、「とことん役に入り込む安藤さんが怖かった。アクションなのか、本物なのか……。色んな意味で狂気をはらんでいましたね」と暴露して笑いを誘った。また、役と自身の共通点について、「僕は普段、怒ることがない。優しくありたいというところは似ている。家族を傷つけられたら、怒りますけど」と語った東出。今月5日、妻で女優の杏が、腸炎で緊急入院し、報道陣が体調を心配する声をかけると、笑顔で会釈して会場を去った。
2015年08月07日1995年に公開された石井隆監督作品の中でも絶大な人気を誇り、国内のみならず海外からの評価もいまだに高く、日本のフィルム・ノワール最高峰として多くのファンに続編を望まれてきた映画『GONIN』。19年の時を経て、新たな物語として再び幕を開ける『GONIN サーガ』の本予告編・本ポスタービジュアルがこのたび解禁となった。2014年。五誠会で3代目の誠司(安藤政信)が力をつける中、かつて五誠会が雇ったヒットマン(ビートたけし)のせいで父を失った久松勇人(東出昌大)、そして大越大輔(桐谷健太)、五誠会に囲われる麻美(土屋アンナ)、19年前の事件を追うルポライター・森澤(柄本佑)。それぞれ五誠会に恨みをもつ4人が出会ったことから、再び彼らの物語は動き始める…。主演の東出昌大を始め、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信というメインキャストに、竹中直人、福島リラ、テリー伊藤、佐藤浩一ら個性的な実力派俳優陣が名を連ねる本作。5年前に俳優引退を宣言した根津甚八が本作のために一度限りの復活を遂げることでも話題を集めている。このたび公開となった予告編映像では前作で命を落とした大越組若頭・久松の息子・勇人、同じく前作で命を落とした組長・大越の息子の大輔、大越組を束ねる五誠会二代目に秘密を握られる元アイドル・麻美、19年前の事件の真相を追うルポライターとして現れ、自らも深い因縁を持つ森澤、そして今回のGONINの敵役となる、前作の五誠会会長・式根の孫であり、五誠会三代目・誠司が登場。さらに、前作で銃弾を受けながらも生死の境をさまよい、植物状態で生きていた氷頭(根津さん)までもが加わらんとする、血と宿命に引き寄せられた“GONIN”の遺された者たちの、それぞれの苦悩と、新たな戦いを予感させる本予告編となっている。同時解禁となったポスタービジュアルには「運命を、突き動かせ。」の文字が踊っており、命を背負った“5人”が出会ったとき、彼らの運命が大きく変わることを予想させる。70年代『仁義なき戦い』、80年代『その男、凶暴につき』、00年代『アウトレイジ』、そして…90年代に燦然と輝く『GONIN』。悲しみに打ちひしがれる悲哀の表情から、狂気を身にまとい死闘を繰り広げる、まるで夜叉のような表情まで、いままでにない東出さんの魅力が詰め込まれた同予告編。まずはこちらの映像から、伝説として語り継がれるバイオレンスアクションの復活を目撃してみて。『GONINサーガ』は9月26日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月17日1995年に公開され、石井隆監督作品の中でも絶大な人気を誇り、バイオレンスアクションの傑作として国内のみならず海外での評価も未だに高く、長きにわたり続編の制作を希望する声が絶えない映画『GONIN』。19年の時を経て、新たな物語として再び幕を開ける『GONINサーガ』のティザーポスターが到着した。2014年。五誠会で3代目の誠司(安藤政信)が力をつける中、かつて五誠会が雇ったヒットマン(ビートたけし)のせいで父を失った久松勇人(東出昌大)、そして大越大輔(桐谷健太)、五誠会に囲われる麻美(土屋アンナ)、19年前の事件を追うルポライター・森澤(柄本佑)。それぞれ五誠会に恨みをもつ4人が出会ったことから、再び彼らの物語は動き始める…。監督・脚本は前作に引き続き、石井隆。主演の東出昌大を始め、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信というメインキャストに、竹中直人、福島リラ、テリー伊藤、佐藤浩一ら個性的な実力派俳優陣が名を連ねる本作。また、5年前に俳優引退を宣言した根津甚八が本作のために一度限りの復活を遂げることが先日発表され、大きな話題を呼んだのも記憶に新しい。今回到着したティザーポスターのビジュアルは、石井監督の作品の魅力のひとつでもあるキャストの目力に焦点を置き、東出さん演じる久松勇人、桐谷さん演じる大越大輔、土屋さん演じる菊地麻美、柄本さん演じる森澤慶一、安藤さん演じる式根誠司5人の鋭い眼光がモノトーンの中に配され、スタイリッシュかつ迫力のあるビジュアルに仕上がっている。さらに「もう、理性はいらない。」という意味深なコピーが壮絶な物語を予感させる。今回の目線のみのビジュアルは、実は前作『GONIN』(’95)でも構想としてあったビジュアルだったそう。続編として前作では見せていない新たなイメージと新たな物語の始まりを示すべく、キャストの射るような強い目のビジュアルに決めたという。本作では一体どんな闘いが繰り広げられるのか?新章への期待は高まるばかりだ。『GONINサーガ』は9月26日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月24日1995年、佐藤浩市、本木雅弘、ビートたけしほか錚々たるキャストで制作され、国内外から高い評価を受けたバイオレンスアクション『GONIN』。19年の年月を経た今年、東出昌大を主演に迎えて贈る続編『GONIN サーガ』に、テリー伊藤の出演が明らかとなり、凄みを感じさせる劇中画像が解禁となった。2014年。五誠会で3代目の誠司(安藤政信)が力をつける中、かつて五誠会が雇ったヒットマン(ビートたけし)のせいで父を失った久松勇人(東出昌大)、そして大越大輔(桐谷健太)、五誠会に囲われる麻美(土屋アンナ)、19年前の事件を追うルポライター・森澤(柄本佑)。それぞれ五誠会に恨みをもつ4人が出会ったことから、再び彼らの物語は動き始める…。監督・脚本は前作に引き続き、石井隆。主演の東出さんを始め、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信というメインキャストに、竹中直人、福島リラら個性的な実力派俳優陣の出演が明らかにされている本作。テリーさんが演じるのは、19年前の“GONIN”の襲撃により引退に追い込まれた五誠会・初代会長の息子で、2代目の式根隆誠。安藤さん演じる3代目の息子・誠司さえも恐れるほどの静かな狂気をたたえ、土屋さん演じる麻美を愛人として囲う冷徹な男だ。テリーさんは、ふだんのTVでは決して見せることのない、圧倒的な存在感と迫力の演技を炸裂させている。今回の参戦に際し、テリーさんは、「石井監督は(1カットが)長回しなので、自分の前の各役者さんの台詞や演技がしっかりしていて、ここで自分がミスをするわけにはいかないと、気合が入りました」と、石井組の現場に圧倒された様子。さらに、「監督もすごく気合が入っているし、役者さんもスタッフも、皆が本当にいいものを作ろうとしているのが伝わってきて…こういう仕事をさせてもらって本当に嬉しいです。この作品は世界的な話題になると思います」と期待を込めた。本作は、2014年6月末日にクランクアップしたが、最後のキャスト1名がいまだシークレットとされている。前作で死闘を繰り広げた男たちが遺した、それぞれの家族の血と宿命に彩られた新章に登場するのは、果たして誰なのか。引き続き注目していて。『GONIN サーガ』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月19日バイオレンスアクションの傑作として、国内のみならず海外での評価も高い石井隆監督の『GONIN』(’95)。このほど、東出昌大・主演で新たに立ち上がった待望の続編となる『GONIN サーガ』が、遂にクランクアップ。東出さんを始め、桐谷健太、土屋アンナら出演者の初公開の劇中ビジュアルとともに、喜びのコメントが到着した。1995年、バブル経済崩壊の余波が続くころ。指定暴力団の五誠会系大越組から巨額の借金返済を迫られたディスコホール経営者の万代(佐藤浩市)は、同じく時代に弾かれた5人の男たちを集め大越組を襲撃、現金強奪に成功する。それが引き金となり、五誠会は2人のヒットマン・京谷(ビートたけし)と一馬(木村一八)を仕向け彼らを抹消。5人のうち氷頭(根津甚八)と三屋(本木雅弘)は大越組を逆襲し、組員全員と一馬を殲滅させるものの、京谷の手によって撃たれ、事件は終わりを迎えたはずだった。だが、あれから19年たった2014年。奇しくも五誠会に恨みを持つ者たちが出会い、物語は再び動き出す――。本作は、『ヌードの夜』から『フィギュアなあなた』『甘い鞭』まで、国内外で多くのファンを惹きつける日本映画界傑出の鬼才・石井隆が、伝説といわれた前作『GONIN』から繋がる壮大な物語に再び着手し、自らの集大成と位置付ける渾身のバイオレンス・アクション。前作に登場した大越組若頭・久松茂(鶴見辰吾)の息子で、ある事件から大越組へ復讐を誓う主人公・久松勇人を演じるのは、今後『寄生獣』『アオハライド』の公開を控え、来年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」にも抜擢された東出さん。初公開された劇中ビジュアルでは、ハードボイルドにキメた姿を披露しており、ハマり役であることを証明。東出さん演じる勇人は、組の再興を望む大越の息子・大輔(桐谷健太)、五誠会に出生の秘密を握られ愛人に成り下がっている元グラビアアイドル・麻美(土屋アンナ)、19年前の事件を追うルポライター森澤(柄本佑)と出会い、復讐劇を遂げていくことになる。その4人の前に立ちはだかるのは、五誠会3代目で芸能事務所社長の式根誠司(安藤政信)。麻美を愛人としてる彼は、乗っ取ったディスコの跡地で結婚披露パーティを計画しているのだが…。場面写真からも分かるように、ただならぬ気迫を醸し出している個性派キャストたちからは、クランクアップにあたりコメントが到着している。■東出昌大「石井組という素晴らしい組で約1か月演じさせていただいたのは、いままで経験したことのないような現場で、貴重な経験になりました。自分自身の反省点もありますがみんなで作った現場なので、いまは作品の完成が待ち遠しいです。撮影が終わってしまった寂しさはありますが、お客さんの手に渡って初めて映画は完成すると思っているので、その日を楽しみにしてます」。■桐谷健太「大変なこともあったけれど、しっかり撮り切った!というのはやはり監督の強い思いであり、人柄であり、だからこそ役者もついていけたと思います。スタッフ、キャストのみんなとも本当に気持ち良く撮影ができたし、何より自分自身も楽しんで撮影に臨めました。この現場に参加できて本当に良かったです」。■土屋アンナ「撮影中も監督の、あのつぶらな瞳に、やられてました。あの瞳は、すべてを語ります。キャスト、スタッフのみんなから本当に色々なパワーをもらった現場でした。みんな本当に頑張った!」。■柄本佑「今回は覚える台詞の分量も多くて大変でしたが、『GONIN』という自分の大好きな作品に参加できて作品の出来上がりが本当に楽しみです。石井監督の世界の中で演じ切れて、本当に幸せな時間でした。ありがとうございました」。■安藤政信「誠司は人間の悪の部分を徹底して背負い、それを貫かなければいけない役だったので石井監督とも何度もディスカッションしながら撮影をしていきました。僕も、自分のためでもあるけれど、何より監督が喜ぶような僕を選んでよかったと絶対思ってもらえるようにと考えながら最後までやり切りました」。ただ、安藤さん演じる誠司は敵役。復讐を掲げる新たな“GONIN”の、最後のひとりはいまだ明らかにされていない。前作で死闘を繰り広げた男たちが遺した、それぞれの家族のサーガは、今後の続報にも期待が持てそうだ。『GONIN サーガ』は2015年秋より全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日2009年に劇団四季を退団後、昨年から俳優活動を再開した柿澤勇人。退団後初の舞台となった2011年秋の『スリル・ミー』では、ニーチェの超人思想に傾倒して“私”(松下洸平)を支配しようとする“彼”を見事に演じきり、話題となった。以降、映画『カイジ2』や連続ドラマ『ピースボート』など、映像作品にも進出。舞台での美しく伸びのある歌声はもちろん、線の太さの中に繊細さも垣間見せる独自の存在感で印象を残している。今年は5月に村上春樹原作、蜷川幸雄演出の『海辺のカフカ』、7月には栗山民也が演出を続投する『スリル・ミー』の再演と、日本を代表する演出家との仕事が続く。柿澤勇人関連のチケット情報柿澤に『海辺~』への出演について尋ねると、せきを切ったように作品への思いを語ってくれた。「僕の演じる“カラス”は、柳楽優弥さん扮する“カフカ”の分身のような存在……なんですが、中学生の頃から村上さんの小説を好きで読んでいた自分にとっては、色々とイメージを膨らませられる存在でもあります。誰の心の中にもいる“もうひとりの私”だったり、内面に抱える“銃のトリガー”や、あるいは解離性障害の比喩なのかもしれない、とか。蜷川さんにはあまり考え過ぎるなと言われているので、結局は稽古場に委ねることになりそうなんですが(笑)。蜷川さんの稽古場にはもう何度も見学に行っているんですけど、見ているだけで楽しい。だから『海辺~』の稽古に入る日が待ち遠しいです」。一方の『スリル・ミー』は、1920年代の伝説的犯罪を元にしたミュージカル。“彼”と“私”の同性愛的関係が招いた事件を描いたサスペンスで、2005年のオフ・ブロードウェイ初演以来、各国でロングランが続いている。7月の公演では、柿澤と松下ペアを含む4組のキャストでの上演。「実は初め、“彼”の気持ちが全く分からなかったんですよ。“私”に対する酷い振る舞いも、なんだコイツ!と思っちゃって(笑)。でも初演を終えた今は、“彼”は本当は寂しくて愛されたかった人なんだと分かってきて。もしかしたら人は、寂しさからこういう行動をしてしまうのかもしれないと思うようになりました。この作品はふたり芝居だし、舞台の上には椅子と階段だけ。栗山さんからも余計なことはしないでと伝えられていて、僕と松下くんはヘンに肉付けとかをしないで舞台に立っています。本当に、役者同士で作る舞台だなって実感していますね」。インタビューの間、真剣に考え込んだり楽しそうに笑ったりと、飾らない表情を見せてくれた柿澤。奇しくも両演出家が放った“素のままで”という言葉は、そんな柿澤の魅力を端的に伝えているようにも思える。まさに、この2作品から始まる彼の変遷。見逃す手はないだろう。『海辺のカフカ』は5月3日(木・祝)から20日(日)まで彩の国さいたま芸術劇場、6月21日(木)から24日(日)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演。ミュージカル『スリル・ミー』は7月15日(日)から29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、8月に大阪にて上演する。取材・文佐藤さくら
2012年04月06日