昭和の人気人形劇を初めて舞台化する『漂流劇 ひょっこりひょうたん島』が12月、井上芳雄、安蘭けいの出演で上演される。原作は1964年から69年の5年間、NHK人形劇シリーズとして放送され、個性的な登場人物、奇想天外な物語で人気を博した大ヒット作。故井上ひさしが脚本に携わったことでも知られている。舞台版の脚本は宮沢章夫と山本健介が書き下ろし。演出と美術を串田和美が手がける。ギャングのマシンガン・ダンディ役に井上芳雄、こどもたちを率いるサンデー先生役に安蘭けい。そのほか、山下リオ(博士役)、小松和重(テケ役)、山田真歩(プリン役)、内田紳一郎(ダンプ役)、小松政夫(トラヒゲ役)、白石加代子(ドン・ガバチョ役)らが出演する。公演決定にあたり串田は「『ひょっこりひょうたん島』はひょっこり現れて、ひょっこり消えていったような気がする。それがみんなの心に残っている。観なかった人たちの心にも。まだ生まれていなかった人たちの心にも。それは気づかぬうちにそっと、しかし、したたかに成長しているような気もする。再会するのが楽しみな、成長する記憶のような舞台をつくってみたい。それは飛びっきり楽しく、飛びっきり贅沢な芝居の姿になるだろう」とコメントを寄せている。公演は12月15日(火)から28日(月)、2016年2月3日(水)から11日(木・祝)まで、東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンにて。12月公演のチケット一般発売は9月26日(土)より。
2015年07月08日故井上ひさしが初めて大劇場での商業演劇に挑み、1983年に初演された『もとの黙阿弥浅草七軒町界隈』が、8月から東京・新橋演舞場で上演される。主演は、歌舞伎のみならず現代劇や映像でも大活躍の片岡愛之助。共演の貫地谷しほり、真飛聖、そして早乙女太一とともにコメントを寄せた。舞台『もとの黙阿弥』チケット情報舞台は、文明開化の明治20年の浅草。芝居小屋「大和座」に、男爵家の跡取りの隆次(愛之助)が書生の久松(早乙女)とともに西洋舞踊を習いにやって来る。豪商の令嬢・長崎屋お琴(貫地谷)も同じ目的で、女中のお繁(真飛)を伴って大和座へ。実は隆次とお琴との間には見合い話が進んでいるが、相手を知らぬまま、ふたりとも気が進まずにいた。そこでお琴はお繁と入れ替わることを企むが、なんと隆次も久松と入れ替わって見合いに臨んでいた。互いの正体を知らないままの出会いが、思いもよらない騒動に発展し……。「本当に本当に面白いホン(=戯曲)」と、井上戯曲初挑戦の愛之助。「河竹黙阿弥のパロディがいろいろ入っているので、黙阿弥作品をよくご覧になられている歌舞伎ファンには『あんな要素が入っている』という風に楽しんでもいただけますし、ご存知なくても、頭を使わず充分に楽しめる喜劇になっていて、そういうところの完成度の高さがすごい」。それを受けて「家でホンを読んでいるとき、面白くて声を出して笑ってしまった」という貫地谷は、この中では唯一の井上戯曲の経験者。「『泣き虫なまいき石川啄木』という作品の最終日で、『あ、こういうことだったのか』という発見があって。『もっとやりたかったなぁ』とすごく感じたのを覚えています」と、面白さの中に潜む奥深さを語った。一方、真飛は、「ただ、読んだだけで面白いホンのときって、だからこその不安というか(苦笑)。このメンバーだから大丈夫だろうという思いの方が大きいですけど、自分自身が和物や女性役であることに初心者すぎて、どうしようという気持ちはありますね」と期待と不安を語る。そしてセリフ量の多さにとまどいを見せる早乙女だが、「もし自分が出ていなかったら、客席で観たい舞台。それぞれジャンルの違うところでやってきた人たちがひとつの舞台に立って、いい意味での戦いやチャレンジをしているところが見どころだと思います」と、秘めた情熱をのぞかせた。初演、再演の木村光一に代わり、演出は栗山民也。初演で演出助手を務めていたという縁もある。『デスノートThe Musical』『アドルフに告ぐ」と意欲作続きの栗山による新装版が楽しみだ。公演は8月1日(土)から25日(火)まで。公演チケットの一般発売は6月25日(木)午前10時より。一般発売に先がけて現在インターネット先行を実施中、24日(水)午後11時59分まで受付。取材・文武田吏都
2015年06月23日吉永小百合と「嵐」の二宮和也が親子役で共演することで早くも注目を集めている、山田洋次監督の最新作『母と暮せば』。このほど、人気子役の本田望結が山田組に初参加することが明らかになった。1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた――。作家・井上ひさしが広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品として、終戦から70年を迎える今年、山田洋二監督が長崎を舞台に描く『母と暮せば』。山田監督初のファンタジー映画として注目が集まる本作は、既に母・伸子役を吉永小百合、息子の浩二役に二宮和也、浩二の恋人・町子役を黒木華、町子に心惹かれていく青年・黒田役に浅野忠信、伸子を心配し何かと世話を焼く“上海のおじさん”役に加藤健一が演じることが決定している。このほど発表となった追加キャストでは、伸子の家の隣に住む主婦・富江役に、山田監督作では『家族はつらいよ』に出演した、舞台や映画などで幅広く活躍する広岡由里子、小学校教師である町子の教え子で、戦地から帰らぬ父の安否を求める少女・民子役に、天才子役として数々のドラマ&CMに出演する本田望結が決定。ほかにも、民子が訪れる復員局の職員には、山田組常連となる小林稔侍、お墓参りで伸子と出会う年配の男役に、舞台版「父と暮せば」で主演を務める辻萬長、そして浩二の恩師・川上教授役に、『東京家族』『家族はつらいよ』でも主演を務めた橋爪功が配役。山田組おなじみの顔ぶれと初出演の豪華キャスト陣の共演が実現する。終戦70年を向かえ、戦争を扱った数多くの作品が公開される今年。巨匠・山田洋二が、豪華キャスト陣とどのような映画を届けてくれるのか、大いに期待がかかる。『母と暮せば』は12月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日女優の樹木希林が6月16日に、東京・新宿ピカデリーで行われた出演作『駆込み女と駆出し男』のヒット御礼舞台あいさつに、メガホンをとった原田眞人監督とともに登壇した。現在までに観客動員70万人を突破しており、この日のヒット御礼は樹木本人が開催を提案。来場したファンによる写真撮影も「別に悪用されるわけじゃないし」と許可を出し、感謝の意を表した。その他の画像井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸幕府公認の縁切寺に、さまざまな事情を抱えながら離縁を願う“駆込み女”たちと、その手助けをする“駆出し”の医者が、悲喜こもごもの離婚調停を繰り広げる人情時代劇。以前から原田監督は「動員200万人に到達したら、続編を製作したい」と意欲を燃やしており、この日は樹木も「本当にすごい腕を持った監督。もっと活躍すれば、日本映画界は違ってくるはず」と本作のさらなるヒットと続編製作に期待を寄せた。原田監督は、本作が上映されたトロント映画祭から帰ってきたばかり。「笑いのシーンで、どっと会場が盛り上がったり、現地の評判は良かったですよ。英語のタイトル? シンプルに“KAKEKOMI”です」と報告すると、樹木は「そうそう、それくらい短くしてくれないと。長い題名だから、覚えられないのよ」と笑いを誘った。また、国内ではリピーターが多いといい、「理由は言葉じゃないですかね」(原田監督)、「私もそう思います。みんな、あんまり早口だから、もう一回観たいと思うんじゃないかしら」(樹木)と分析。原田監督が「樹木さんは、現場に“サロン文化”を作ってくれて、合間にみんなが集まっていた」と語ると、樹木は「人生楽しむには、人や世間と自分を比較しちゃダメ」と持論を展開した。『駆込み女と駆出し男』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年06月16日2015年6月13日(土)よりパルコ劇場にて上演されるイタリア人作家ダーチャ・マライーニ作、舞台「メアリー・ステュアート」。1990年に宮本亜門演出、麻実れい×白石加代子で上演し、パルコ劇場では2005年に南果歩×原田美枝子で上演されて以来10年ぶりとなる本作の上演にあたり6月12日(金)に都内で会見が行われ、主演の中谷美紀と神野三鈴が登壇した。16世紀に生きたスコットランド女王メアリー・スチュアートと、イングランド女王エリザベス1世という同時代に同じ島の中に生きた二人の女王を描く。生後6日目でスコットランドの王位を継承し、国や宗教に翻弄されながらも「女」として果敢に生き、奔放ゆえに処刑された、男で身を滅ぼしたと言われるメアリー・ステュアートに挑むのは中谷美紀。今作が舞台「三作目」となる。一方、政治にまつわる男女間の諍いを嫌い、「国家」と結婚をした“ヴァージン・クイーン”エリザベス一世を演じるのは、中谷さんが今、もっとも共演したかったという神野三鈴。井上ひさし作品に欠かすことのできない女優として活躍し、2012年には紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞している。本作の登場人物はメアリー・ステュアートとその乳母、そしてエリザベスとその侍女、そしてエリザベスの愛人と結婚した若き女性貴族の5人。しかし、演じるのは中谷さん、神野さんの2人の女優。メアリーを演じる中谷さんはエリザベスの侍女と若き女性貴族を、そして神野さんはメアリーの乳母を演じる。神野さんとの競演を熱望していた中谷さんは、「神野さんの情熱と知識に対して、私はまだまだ新人の状態。今回、神野さんの演劇に対する情熱をたくさん学ばさせていただきました。舞台の上で一緒に遊ばせてくれるような包容力のある方ですね」とコメント。しかし、演出家マックス・ウェブスター氏については「私たち稽古場で『この豚たち』と呼ばれているんです(笑)」と衝撃の発言!劇中に「豚」と連呼するシーンがあり、そこから覚えた日本語だがそうだが、「ひどい言葉を浴びせられながら演出して頂いていますが(笑)、愛情深く理知的な方で、すごく戯曲を読み込まれています」と英国気鋭の若手演出家を絶賛した。一方の神野さんは「役者としてのひとつの夢を与えて頂いたような今回の作品。ちょっと幸せすぎて怖いくらいです。あとはもう美紀ちゃんと舞台の上で愛し合って生きていくのみだと思っております。ぜひ見届けてやって下さい」と本作に対する意気込みを語った。美術にはヨーロッパオペラ界で注目のドイツ人デザイナー、ジュリア・ハンセン、そして衣装デザインには昨年三谷幸喜「紫式部ダイアリー」で久しぶりに日本に戻ってきたワダエミを迎える。そして、今回の最大の特徴は音楽。リュートの生演奏というヒストリカルな色彩の音色と、「Why Sheep?」名義でも活躍する内田学の「音」が絡み、ひとつの世界を作り出していく。本日より上演がスタートする本作。中谷さん、神野さんが創り出す新たな「歴史」を目撃してみては。舞台「メアリー・ステュアート」は6月13日(土)よりパルコ劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)
2015年06月13日現在公開中の映画『駆込み女と駆出し男』の大ヒット御礼舞台あいさつが4日、東京・室町のTOHOシネマズ日本橋で行われ、大泉洋、陽月華、原田眞人監督が出席した。国民的作家・井上ひさし原作の『東慶寺花だより』を原案にした本作は、江戸時代の駆込み寺を舞台に、離縁調停人が男女のもつれた愛の糸を解きほぐし、ワケあり女たちの人生再出発を手助けする笑いと涙の人情エンタテインメント。そんな本作は5月15日に公開初日を迎え、5月16~22日に「週間映画ランキング観客動員数日本映画」第1位を獲得したほか、同期間に「見てよかったランキング」で1位になるなど、ヒットを記録している。そんな本作のヒットを記念した舞台あいさつが行われ、大泉洋、陽月華、原田眞人監督の3人が、大入り袋を観客に渡しながら登場。主人公の中村信次郎役を演じた大泉は「事務所の携帯サイトにファンの方からメールが来て、そこに2、3回見ていただいた方がいらっしゃいました。ハマることはこのことかと思いましたね」と感謝の言葉を口にしながら「私は褒められるのが好き。朝やっているドラマ(NHK連続テレビ小説『まれ』)で『お前が悪すぎるから娘が可哀想』とか評判が悪いんです。『信次郎さんカッコ良かった』と言われて本当によかったですよ」と本作のヒットはもちろん、劇中で演じたキャラクターの評価に安堵した様子だった。その大泉は、4月に行われたプレミア試写会の舞台あいさつでセクハラ疑惑が向けられたが、「陽月さんは、なぎなたのシーンがあって、エアーで練習してたものだから『僕をなぎなただと思って練習して!』と言ったらセクハラだと……」と説明。すると陽月が「そんなつもりで言ってなかったんです。セクハラって言われ、何て失礼なことを言ってしまったんだと」と反省の言葉を口にしながら「すごく緊張していたので、大泉さんが気遣って下さってお題を出してくださったのかと。本当に大泉さんは皆さんの緊張をほぐしてくれる存在でした」と大泉を褒め称えていた。
2015年06月05日映画『駆込み女と駆出し男』のヒット御礼舞台あいさつが6月4日に開催され、主演の大泉洋、共演の陽月華、原田眞人監督が登壇した。その他の画像井上ひさしの『東慶寺花だより』(文春文庫刊)を原案とした本作。現代よりも離婚率がずっと高かったという江戸時代を舞台に、離婚のための“駆込み寺”にやってきた女たち、そこで“離婚調停人”として働く主人公らが織りなすドラマを描き出す。大泉は興行収入10億円突破に満面の笑みで、客席を練り歩き、大入り袋を手渡す。数字上だけでなく、観客の満足度も高く、大泉の元にもファンから多くの感想メールが届いているよう。「とにかく私はほめられるのが好きなので、寸暇を惜しんでみなさんからのメールを読んでます!」とご機嫌だった。陽月が以前の舞台あいさつで、現場で手に何も持たずに薙刀を振る練習をしていたところ、近づいてきた大泉に「僕の腕を使ってやってごらん」と言われたと語り、「大泉洋セクハラ?」といった見出しが躍り、ワイドショーをも賑わせる事態に陥った。陽月は改めて「そんなつもりじゃなかったんです。大泉さんは、女性の多い現場で兄貴のような存在で、緊張をほぐしてくれたんです」と申し訳なさそうに大泉のセクハラを否定。だが、当の大泉は釈明するかと思いきや「まあ真実はその通りなんですが…」と報道を肯定!?「こんなキレイな感じで立ってるけど、この人は面白い人なんです。いじればいじるほど出てくるので、どうなるか化学変化が楽しみで言ったんです」と発言し、会場は笑いに包まれる。陽月は陽月で「ものボケを試されていると思った」「お題を出されていると思った」など意外なボケキャラへの熱意をのぞかせ、美しい容姿とのギャップに会場は驚きに包まれていた。原田監督はすでに60万人を突破したことを受け、100万人突破で再びキャスト陣を引き連れての舞台あいさつをすることを約束。さらに「200万人を超えたら続編を作ります」と宣言し、会場には期待を込めた拍手がわき起こった。『駆込み女と駆出し男』公開中
2015年06月04日「出来上がりを観て、原田監督は本当に天才だなと思いました」と手放しの感想を漏らす大泉洋。原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』で、大泉は“駆込み女”たちと出会う主人公の“駆出し男”中村信次郎に扮し、圧倒的なスピードのセリフ回しやコミカルさだけでなく、人を包み込むような穏やかな魅力をいかんなく発揮している。本作を「何かを迷っている人にとっては背中をひと押しされる感覚があるんじゃないですかね」という大泉に話を聞いた。その他の写真原案は井上ひさしの時代小説。江戸時代、離縁(離婚)したい妻は、幕府公認の寺・東慶寺に駆込んだ。まず行われるのは離縁調停人による聞き取り調査。御用宿の源兵衛(樹木希林)のもとに居候することになった、見習い医者かつ駆出し戯作者の信次郎は、そこでさまざまな事情を抱えた女たち(戸田恵梨香、満島ひかり)と出会う。原田監督と初めて組んだ大泉は現場を次のように振り返る。「監督はワンシーンを止めずに撮るスタイルなんです。とにかくお芝居の勢いを大事にする。ルールは、どれだけ間違っても芝居を止めないでという点だけ。気持ちが繋がりやすいので、やっていて楽しいですよ。ただ長いシーンの頭から最後までを何回もやる必要があるので、体力的にはキツイですけど(笑)」。かなりの尺を回した感覚があったが、完成した作品を観てビックリしたという。「とにかく展開が速い。セリフ回しも速いし、編集のテンポもすごく速い。まるでジェットコースターに乗っているような感覚。時代劇にそういうイメージがなく、撮影の感覚では、この映画、4時間になるんじゃないかと思うくらいだったんですけど、監督は最初から、2時間ちょっとだと話されていました。編集の妙というんでしょうか。本当に素晴らしくて。美しい景色はゆっくり見せてくれるし、テンポが速いところは畳みかけてくる。その緩急がとっても気持ちよかったですね」と笑みを見せた。自らを、「(舞台挨拶などで)人前に立つからには笑わせたいんですよね。面白いから人前に立っているんだという人でありたいんです。そこはちょっと純粋な役者の方とは考え方が違うかもしれません」と語る大泉洋だが、今や“しゃべり”だけでなく、皆が認める一級の俳優なのは説明不要。むしろ役者・大泉からは笑いというより、人の温かみや“可笑しみ”、さらにはペーソスまでが感じられる。観る者を笑わせ、泣かせ、引き込み、感動させる。その快進撃は留まるところを知らない。『駆込み女と駆出し男』公開中スタイリスト:九(Yolken)、ヘアメイク:西岡達也(vitamins)取材・文・写真:望月ふみ
2015年05月18日映画『駆込み女と駆出し男』の初日舞台あいさつが16日、東京・千代田区の丸の内ピカデリーで行われ、キャストの大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治が出席した。全国公開中の本作は、井上ひさしの小説『東慶寺花だより』を元に実写化した時代劇。江戸時代後期、離縁を求める女たちが駆込んでくる縁切寺・東慶寺。劇作家に憧れる見習い医者の信次郎(大泉)は、そんな訳あり女たちの再出発を手助けしていく――というストーリーで、監督を『わが母の記』の原田眞人が務めている。舞台あいさつで、共演者の樹木希林のビデオメッセージが流れると、劇中で対面する内田が、「樹木さんがずっと目をつぶっていて。時々、ハッと目を開けてくれるんですけど」とエピソードを明かし、大泉は「本当は寝てたんじゃねーか? 死んでるんじゃないかって時もあったもんね」と含み笑い。写真撮影では、江戸時代に誕生した"鏡開き"が行われたが、満島が、「あっ!」と言いながらフライングし、大泉は、「ちょっと酒臭いんですけど~!」と突っ込んで笑いを誘っていた。また、戸田演じるじょごの"暴力夫"重蔵役の武田は、金髪に派手なスーツを合わせたチャラ男風の衣装で登場。「今日も悪そうですね。悪そうだ~この人!」と大泉に突っ込まれた武田は、「暴力の引き出しが無いし、本当に嫌だった」と苦笑い。劇中では迫真の暴力シーンを見せているが、戸田から、「やり方が上手で全然痛くなかった。ありがとうございました」とお礼を言われるも、大泉は、「何してくれてんだ、この野郎! 自分に無いと出来ないでしょ?」とチクリ。そのやり取りに、武田は、「それでいまだに独身とかでは無いからね!」とタジタジだった。
2015年05月17日日本映画界を代表する名匠・原田眞人監督が5月16日(土)に、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた『駆込み女と駆出し男』の初日舞台あいさつに出席。「素晴らしいキャストとクルー、全員が大傑作を作ったと思っております。今後、この大傑作を皆さんの力で名作に育てていただければ。長い目で応援願います」と初の時代劇に強い自信を示した。初日舞台挨拶その他の写真江戸幕府公認の縁切寺に、さまざまな事情を抱えながら離縁を願う“駆込み女”たちと、その手助けをする“駆出し”の医者が、悲喜こもごもの離婚調停を繰り広げる人情時代劇。井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に、原田監督がメガホンをとった。舞台あいさつには原田監督をはじめ、主演の大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治が出席。苦労したシーンを問われると、「首をつられるシーンですね。監督の『カット』の掛け声が遅くて、スタントマンさんがいらっしゃるのに、僕自身がつられてしまって」(大泉)、「ひかりちゃんを背負って、石階段をかけあがるシーンで、足がガタついちゃって。でも監督のカットが遅くて…」(戸田)と同様の“クレーム”が原田監督に届く場面もあった。これに対し、原田監督は「モニターを見ていると、いい表情をしているから、もっと膨らませたくなってしまう。こちらとしては『もう少しで主演賞!』と応援しているつもり」と釈明。すでに続編の構想もあるといい、「ちょうど映画のPRで大泉さんが出ていた番組をヒントに、江戸の学者たちに大泉さんが囲まれて、それが夢だと気づくシーンで始まる」と具体的なアイデアも披露していた。この日は現在、第68回カンヌ国際映画祭に出席中の樹木希林から、ビデオメッセージが届いた。『駆込み女と駆出し男』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年05月16日大泉洋が主演する『駆込み女と駆出し男』の初日舞台挨拶が5月16日(土)、都内で行われ、大泉さんをはじめ、共演する戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、内山理名、武田真治、原田眞人監督が出席した。雨男で知られる大泉さんは、冒頭「やっぱり今日も雨が降りまして…。実は数日前から天気予報で『今日は雨』だと知り、がく然としておりました」と苦々しい表情。一方、そんな大泉さんの声を聞き、満島さんは「大泉さん、マスコミさんがいると、ずいぶん声がイケメン風なんですね」と驚きが隠せない様子。戸田さんは「大泉さんの次だと、話しづらい」と苦笑いだった。離婚率が現代の約2倍だったと言う江戸時代を舞台に、夫との離縁を願う“駆込み女”たち相手に、幕府公認の駆込み寺に居候する“駆出し”の医者が離婚調停を買って出る。井上ひさしの時代小説を原案に、原田監督が時代劇に初挑戦した。「ここにいる全員、そしてスタッフ、キャストが傑作を生みだしたと思っている。これを傑作から名作に育ててくださるのは、皆さんのお力」と手応え十分の原田監督。実は先日、大泉さんが映画PRのために出演した情報バラエティ「ホンマでっか!?TV」を見ていて、アイデアが浮かんだと言い「大泉さんが学者さんに責められていたでしょ?続編は同じように江戸の学者たちに、大泉さんが責められて、それが夢だと気づくシーンで始めたい」とかなり具体的な構想も。さらに「門倉さんには出てもらう」と経済学者・門倉貴史さんの起用まで語っていた。現在、第68回カンヌ国際映画祭に出席中の樹木希林からは、ビデオメッセージが到着。2月に行われた完成披露会見では樹木さんが「大泉さんとのやりとりで印象的なことはなかった」と語り、先月開催された完成披露イベントでは大泉さんが、「とてつもないムードをもった人」「希林さんの話は、ブラックな会話が多くて、ここじゃ言えないものばかり」と逆襲するなど、二人は因縁(!?)の相手だが、この日届いた樹木さんのメッセージは、作品に対する称賛に終始しており、両者のスクリーン越しのバトルは起こらなかった。『駆込み女と駆出し男』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月16日ここ数か月、朝のお茶の間を最もイライラさせている男。NHKの連続テレビ小説「まれ」のダメな父親が見事なまでに板についている大泉洋。15分という短い時間の中で“きっちりと”視聴者の怒りの炎に油を注ぎつつ、その流れでヒロインや周囲の人間を心配、応援する気持ちにさせてしまうのは、この男の高い演技力があってこそである。そんな大泉さんが、ドラマとは打って変わって、ダメ男たちから逃れてきたワケありの女たちを救うヒーロー(?)を演じているのが映画『駆込み女と駆出し男』である。2010年にこの世を去った人気作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて紡いだ小説「東慶寺花だより」を原案にした本作。実は現代よりも離婚の数が2倍もあったと言われる江戸時代、離婚を望む女たちのための駆込み寺となっていた鎌倉・東慶寺に集った者たちの笑いと涙のドラマを描き出す。大泉さんが演じるのは、離婚を望む女たちを一時的に預かる御用宿「柏屋」で“離婚調停人”を務める信次郎。見習い医者であり戯作者でもある信次郎は、様々な事情や過去を抱える女たちと接し、彼女たちを助けていくのだが、目を瞠るのは大泉さんの“受け”の芝居。戸田恵梨香、満島ひかりらが演じる女性キャラクターの個性、その魅力が大泉さん演じる信次郎とのやりとりの中でグイグイと引き出されていくのが分かる。先述の朝ドラの「まれ」然り、とぼけたコミカルな芝居で自身も存在感を放ちつつ、共演陣のキャラクターを浮かび上がらせるのは、この男の“本領”とも言えるが、当人は「意識してやっているわけではない」という。「僕自身は、満島さん自身を立たせてあげようという思いで芝居するわけではないです。単純に“役”としてですね。満島さんが演じて出来上がった“お吟”さんという女性がいて、この人と対峙した信次郎がどうなるか?というだけで、あくまで映画としてそのシーンを成立させるためにどうすればいいのか?を考えます。だから相手のお芝居を見るまでは事前に自分の芝居を固めることもないですね。結果として共演者の“役”がシーンの中で立てばいいなとは思ってます」。一方で、信次郎の憎めないキャラクターが生き生きと浮かび上がってくるのが、「柏屋」の主人・源兵衛を演じた樹木希林や番頭の妻・お勝を演じるキムラ緑子らベテラン女優とのシーン。大泉さんはまず、樹木さんとの共演について「すごいとしか言いようがない。人間国宝を見ているようだった」と振り返る。「こんな機会はめったにないという気持ちで(樹木さんの芝居を)見てましたね。何を言っても面白くておかしみがある。人間国宝の落語を聞いてるようで、特に何って面白いことを言っているわけじゃないはずなのになぜか面白い。でも決めるところはしっかりと決めて、シリアスなお芝居もされるんです。現場は本当に和気あいあいとしてて、とにかく寒いからみんなで集まって火にあたるんですけど、そういう時の希林さんの話は、わりとゴシップが多いんです(笑)。あとはモノマネですね…。やたら似てるし最高に面白いんですけど、非常にブラックなモノマネ――メディアでは話せないものばっかりなんですけど(笑)」。メガホンを握ったのは『クライマーズ・ハイ』や『わが母の記』などで知られる原田眞人監督。これが時代劇初挑戦であり、大泉さんとも初タッグとなった。「撮影中は言ってくれず、その後のキャンペーンを一緒に回っている時に教えてくださったんですが、原田監督は井上ひさしさんの原案小説を読み終える頃には『信次郎役は大泉くんしかいない』と思っていたそうです。僕が喋りまくる『ドレッサー』という舞台(作・演出:三谷幸喜)があるんですが、それを見てくださって『大丈夫だ』と。現場でも原田監督からお芝居に関して『もっとこうして』というお話はほとんどなかったですね。『ゴチャゴチャ言うより、大泉くんに好きにやってもらった方がいいと思ってた』と仰ってました」。大泉さんにとってはNHK大河ドラマ「龍馬伝」、映画『清須会議』に続く時代劇出演。キムラさんと2人で話し合いながら、稽古を重ねて作り上げたという狭い布団部屋でのシーンなどを例に挙げ、大泉さんは原田監督の現場を「舞台の稽古的」と評する。「『龍馬伝』で大友(啓史)監督の演出を経験していますが、共通するところがありましたね。ワンシーンを止めずに撮り続ける。カメラを据え置いて『ここからここまでのカット』という撮り方ではなく、とにかくお芝居の勢いを大事にする。『龍馬伝』で大友監督と会った時に、非常に面食らったんですが、その経験があったから今回は面食らわずにいられました。カメラがどう動くか分からない中で、役者は縦横無尽に動いて好きにやっていい。ルールはひとつ、どんなに間違っても芝居を止めないこと。(この手法は)役者にとっては2つの面があって、楽しいことは楽しいんです。止めないので気持ちは繋がりやすいし、『前のカットでこれを右手に持っていたので…』といった細かい部分を気にしなくていいので気持ちよく演じられます。その代わり、そのワンシーンを何度も演じないといけないんです。どこをどう繋いで編集するのか分からないので、頭から最後まで何度もやる。体力的にはすごくキツかったですね」。芝居の勢い、役者の息吹を大切にしつつ、巧みな編集で繋ぎ合わされて完成した本作に大泉さんは驚きを覚え「これまでにない時代劇」と言うべき面白さを感じたという。「とにかくビックリしましたね。展開が早くて。実際のセリフ回しも速いんですが、編集のテンポも速いのでジェットコースターのよう。時代劇と言うと、じっくりゆっくり進むというイメージだったので…。撮影当初は4時間になるんじゃないか?というくらいの量があったんです。でも監督は『2時間ちょっとだ』とおっしゃられていて『どうやって?』と思ってたんですが…。決してバッサバッサとシーンを削ってるわけでもないし、映像をきれいに見せるところはゆっくりときれいに見せてくれる。編集の妙と言いますか、早いところは畳みかけてきて、緩急が気持ちいい作品。原田監督は本当に天才だなと思いました」。戯作者の卵である信次郎は、“離婚調停人”という役回りを人間を知る絶好の機会、ドラマの宝庫と捉えつつも、いざ仕事を始めると、時に命の危険も顧みず、女たちのためにあれやこれやと世話を焼く。あふれんばかりのサービス精神は、大泉さん自身とも重なる…いや、むしろこれこそ、この男を語る上で欠かすことのできないポイントである。大泉さんが出席した記者会見やイベントのニュースがポータルサイトのトップに掲載され、多くのアクセスを記録することがいかに多いか!「人気俳優だから」というだけが理由ではない。時に共演の女優からネタにされ、些細な発言をツッコまれ、イジられつつ、それが大きなニュースとなる。「常に“面白い人”でありたい。僕が人前に出た時に考える事は単純に笑って帰ってほしいってことだけなんです」――それが大泉洋のスタンスである。「人前に立つからには笑わせたいんですよね。『面白いから人前に立っている』という人でありたい、そこは純粋な役者さんとは考え方が違うのかもしれません。『面白かったね、大泉』と笑ってお客さんに帰ってほしい。以前『東方神起』のライヴを見に行ったんですが、トークがすごく面白くて、韓国の人なのに日本語でしっかり笑いを取ってるんです。そこで何を思ったかというと、僕が韓国語を話せたら、韓国人だって笑わせられるんだということ。それをマネージャーに言ったら『それは韓国語を覚えて韓国映画に出たいって話じゃないんですか?』と。確かに、そうは思わなかったんですよねぇ。咄嗟に思ったのは“韓国人を笑わせたい“だったんですよね(笑)。やっぱり根っこにあるのは『人を笑わせたい』ってことなのかな笑)」。ヘアメイク:西岡達也(vitamins) Nishioka Tatsuyaスタイリスト:九(Yolken) Kyu(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月15日笑って泣ける時代劇やゆるく笑えるコメディなど、注目作が目白押しの今週末公開の作品の中から、シネマカフェ編集部がピックアップしたオススメの作品をご紹介。今週末、あなたはどの作品を観に行く?■『駆込み女と駆出し男』質素倹約令が発令され、庶民の暮らしに暗い影が差し始めた江戸時代後期。鎌倉には離縁を求める女たちが駆込んでくる幕府公認の縁切寺、東慶寺があった。但し、駆込めばすぐに入れるわけじゃない。門前で意思表示をした後に、まずは御用宿で聞き取り調査が行われるのだ。見習い医者でありながら、駆出しの戯作者でもある信次郎は、そんな救いを求める女たちの身柄を預かる御用宿に居候することに…。『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』などの原田眞人監督が挑む初の時代劇『駆込み女と駆出し男』が今週公開。既に今年『日本のいちばん長い日』の公開を控える原田監督だが、本作では作家・井上ひさしが11年をかけて紡いだ時代小説「東慶寺花だより」を、笑って泣ける時代劇として映画化。主演に大泉洋、ヒロインに戸田恵梨香、満島ひかりを迎え、樹木希林、堤真一、内山理名、山崎努、武田真治、キムラ緑子ほか日本映画界・演劇界を代表する名優たちが勢揃い。現在の2倍の離婚率だったという江戸自体を生きる男女の悲喜こもごもの物語を、ぜひ劇場で。『駆込み女と駆出し男』は、5月16日(土)より全国にて公開。■『明烏あけがらす』借金返済期限が迫ったホストのナオキ。返済金1000万円を用意出来た事を祝って同僚と宴会を開く。翌日の夕方に目を覚ますと、お金がどこにもない。お店の同僚に聞いても誰も、そんなお金を見ていない。どうやらお金を用意出来たのは夢だったらしい。金を用意できなければ東京湾の底に沈められる。同僚ホスト、金の払えない女性客、上京してきた父親、そして借金取り。人はどんどん出てきますが、全員頼りにならず…。ドラマ「アオイホノオ」「勇者ヨシヒコ」シリーズや、鈴木亮平の主演作『HK/変態仮面』などを手がける、コミカルな作風に定評のある福田雄一監督の最新作『明烏 あけがらす』。『共喰い』『海月姫』の菅田将暉を主演に迎え、現在公開中の『シンデレラ』では声優として活躍する城田優や、若葉竜也、柿澤勇人、松下優也ら注目の顔ぶれがキャストに名を連ねる。予告編からもゆるい笑い満載の雰囲気が感じられる本作で、肩の力が抜けた週末を過ごしてみては。『明烏あけがらす』は、5月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開。■『真夜中のゆりかご』敏腕刑事のアンドレアスは、美しい妻アナと乳児の息子とともに、湖畔の瀟洒な家で幸せに暮らしていた。そんなある日、通報を受けて同僚シモンと駆けつけた一室で、薬物依存の男女と衝撃的な育児放棄の現場に遭遇する。一方、夫婦交代で真夜中に夜泣きする息子を寝付かせる日々は愛に満ちていた。だが、ある朝、思いもよらない悲劇がアンドレアスを襲い、彼の中で善悪の境界線が揺れ動いていく…。『未来を生きる君たちへ』で見事アカデミー賞に輝き、『ある愛の風景』が『マイ・ブラザー』としてリメイクされるなど、ハリウッドが認めるデンマークの女性監督スサンネ・ビア。『しあわせな孤独』以来6作目となる脚本家アナス・トーマス・イェンセンとのコンビによる彼女の最新作『真夜中のゆりかご』も今週公開。主演は『オブリビオン』「ゲーム・オブ・スローンズ」など、ハリウッド大作でも活躍するデンマークのニコライ・コスター=ワルドー。共演には、『悪童日記』のウルリク・トムセン、『恋に落ちる確率』『ヴェラの祈り』のスウェーデンの女優マリア・ボネヴィーら。人間の本質的な弱さや孤独、そして愛などをシリアスなタッチで描きながらも、見るものに希望を与えるスサンネ・ビアならではの力作を、ぜひチェックしてみて。『真夜中のゆりかご』は、5月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月14日作家・井上ひさしによる時代小説「東慶寺花だより」を原案に『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋主演で映画化した『駆込み女と駆出し男』。このほど、堀切屋三郎衛門役を演じる堤真一の独占インタビュー映像がシネマカフェに到着した。江戸時代――時は老中・水野忠邦による“質素倹約”の天保の改革真っ直中。鎌倉に建つ東慶寺は、幕府公認の駆込み寺(縁切寺)として離縁を求める女たちの最後の砦。だが、女たちは駆込み後、御用宿にて聞き取り調査をし、夫を呼び出した上で離婚の意志(三行半を書くか否か)を確認。夫が三行半を書かない場合に東慶寺へ入山し、2年の修行を経て、晴れて離婚成立、という過程を経なければならなかった。戯作者に憧れる医者見習いで、御用宿・柏屋の居候である信次郎(大泉洋)は、男のような名前を持つ柏屋の女主人、源兵衛(樹木希林)とともに男と女のもつれた愛の糸を解き、訳あり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに…。離婚率が現代の約2倍だったと言う江戸時代。離縁を求める女たちがやってくる幕府公認の駆込み寺を舞台に、夫との離縁を願う“駆込み女”たちと、寺に居候する“駆出し”の医者が繰り広げる離婚をめぐる悲喜こもごもを描く本作。今回シネマカフェに、満島ひかり演じるお吟の愛人である堀切屋三郎衛門を演じた堤真一の、独占インタビュー映像が到着!インタビュー冒頭、本作の撮影で印象に残ったシーンについての質問では、「この歳になると色っぽいシーンというのはなかなかないんですけど、(印象に残ったのは)満島さんとちょっと触れるシーンですかね、濃厚ではないんですが、濃密な。そういうのは久しぶりだったんで」と、本作でのラブシーンについてほのめかす。さらに、先日の完成披露試写会に登壇した際には「特に記憶もないし、エピソードも何もない」と大泉さんをいじるようなコメントをしていた堤さんだが、大泉さんが堤さんから激しい折檻を受けるシーンついても語り、「本当に痛いんじゃないかなと思って。かわいそうでした」とコメントしながらも、少し笑みを浮かべていた。『クライマーズ・ハイ』以来6年振りに原田監督との再タッグとなる堤さんだが、初の時代劇での監督の演出について、「監督は、登場人物が生き生きしていないとすごくいやなので、時代劇とはいえあまり型的なことではなく、動きから生き生きした人間を捉えてくれているんじゃないかなと思います」と語る。さらに、「ぼくは原田組が本当に好きなんですよね。もうちょっといたかったな。やっと慣れてきたと思ってきたら終わっちゃうっていう感じなんで」と話し、予定通り6日間で撮影が終わってしまったことに対してすこし寂しそうな表情で語っていた。『魍魎の匣』『クライマーズ・ハイ』に続いて、堤さんにとって原田組3回目の出演となる本作。骨太な映画作りに定評のある原田監督初の、笑って泣ける時代劇映画への期待が膨らむ。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月13日『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋を主演に迎えた初の時代劇『駆込み女と駆出し男』がまもなく公開になる。本作は、離縁を求める女たちの人生の再スタートを描いた作品だが、今年から新たな何かをスタートさせる人たちが参加したフレッシュマン限定試写会では参加者の約9割が、登場人物たちの姿を見て勇気をもらったと回答している。その他の画像映画は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の離婚事情を描く人情エンターテインメント。さまざまな事情から離婚を望む女性たちが駆込んだことで縁切寺と呼ばれた鎌倉の東慶寺を舞台に、人の数だけ違う女と男の愛情や、女たちの手助けをする主人公・信次郎の姿が描かれる。公開前に行われた試写会には、今年から社会人や大学生になるなど、新たな何かをスタートさせるという、文字通り“フレッシュマン”たちが参加。それぞれ新たな環境で不安もあるようだが、鑑賞後は「自分もこの春から新しい事を挑戦する身として勇気をもらえ、また強く生きているこの時代の方々のつらさに比べたら自分はまだまだだなと思いました」「駆込み寺に駆込むことは、すごく勇気のいること。勇気を出して踏み出せば変われるんだとこの映画で考えさせられ、不安でも頑張ろうと思えました」「(自分は男ですが)その時代の女性の再出発に感動をもらいました」など勇気付けられたというコメントが多く寄せられた。また、今回参加したユーザーの平均年齢が24歳とあって、「時代劇をよく見る」と回答したのはおよそ1割。残りの9割は「時代劇は難しい」「つまらないイメージがある」などの理由で頻繁に時代劇を見る習慣がないのが現状のようだ。そんな中、本作は多くの若者が楽しめたようで、「初めは難しい映画なのかと思ったら、登場人物が増え、時間が経つごとに理解することができました。恋もしたくなり、大切な人を見つけたいとも思いました」「時代劇ものの映画をきちんと観るのは初めてで言葉がわからない所もありましたが、言葉以外の所作で感じることができ、最初から最後まで楽しむことができました。必ずもう一度観たいです」「粋で洒落に富んだ台詞回しが心地よかったです。また、時代劇にも興味が湧きました」などこれまでの時代劇のイメージが払拭されたようだった。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年05月13日映画『駆込み女と駆出し男』が5月16日(土)に公開されるのを前に、原田眞人監督監修のスペシャル・ディレクターズカット予告編が公開された。本作は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりが出演する人情エンタテインメントだ。特別予告編このほど公開された予告編で特徴的なのが、海外も意識したという原田監督自らが手掛けた英語字幕だ。海外留学、在住経験の豊富な監督ならではの国際感覚が感じられる映像となっており、通常予告編とはまた違った世界観を味わうことができる。江戸を追われる中村信次郎(大泉)の姿で始まる本映像は、東慶寺に駆け込む前のじょご(戸田)とお吟(満島)の姿、御用宿での人間模様や東慶寺の様子が、重厚な音楽や美しい季節の描写とともに映し出される。この時代、離縁までにはどのような道のりがあり、信次郎はどうやって女たちを助けていくのか。期待が高まる映像となっている。本作は、江戸幕府公認の駆込寺・東慶寺を舞台に、駆け込む前の聞き取り調査を行う御用宿・柏屋で手助けをする主人公・信次郎と、離縁を願い駆け込んでくる女たちの人間模様が描かれる。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年05月12日故・井上ひさしの遺志を継ぎ、山田監督が脚本を執筆、二宮和也と吉永小百合が親子役で初共演を果たす山田洋次監督最新作『母と暮せば』。このほど、本作の追加キャストに、加藤健一、浅野忠信が決定した。1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこられなかったんだよ」。その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた―。山田監督83作品目にして初のやさしく泣けるファンタジー映画である『母と暮らせば』。作家・井上ひさしが、広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台につくりたいと願っていたことを知った山田監督が、終戦70年となる今年、その井上さんの想いに捧げ映画化に臨む。既に発表されているキャストには、母・伸子役に吉永小百合、息子の浩二役に二宮和也、浩二の恋人・町子役に黒木華といった豪華なラインナップ。そして今回解禁となった追加キャスト発表では、一人で暮らす伸子(吉永)を心配し何かと世話を焼く“上海のおじさん”役に、舞台を中心に活躍し日本演劇界を代表する俳優である加藤健一、そして、黒木華演じる町子に心惹かれていく青年・黒田役に、現在公開中『寄生獣完結編』にも出演の浅野忠信が務めることがわかった。浅野忠信は、山田組には吉永小百合主演の『母べえ』以来の8年ぶりの出演となる。二宮和也との共演は初となり、二人がスクリーンでどんな掛け合いをしてくれるのかに期待がかかる。『母と暮せば』は2015年12月12日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月29日4月27日(月)、井上ひさしの時代小説を原案に映画化された時代劇『駆込み女と駆出し男』のプレミア上映会が都内で行われ、主演の大泉洋、共演する戸田恵梨香、内山理名、陽月華、神野三鈴、武田真治、橋本じゅん、原田眞人監督が和装に身を包み出席した。大泉さん&戸田さんは、人力車に乗ってステージに登場!会場に駆けつけた約1000人に、にこやかに手を振っていたが、降りた途端に大泉さんは「(配給の)松竹がやれって言うから!」とド派手な演出に困惑しきり。この日の華やかに和装についても、「時代劇ですが、映画とは関係ありません!」と笑いを誘っていた。そんな大泉さんは、「舞台をやっていた人間にとって、劇団新感線はあこがれだった」と語り、現場で同劇団に所属する橋本さんと対面したエピソードを告白。「緊張したけど、お会いできて嬉しかったし、(気持ちが)大学生に戻って、稽古のことなど根ほり葉ほり聞いた」と瞳を輝かせていた。また、大泉さんは、本作でも抜群の存在感を発揮する大女優・樹木希林さんについて「とてつもないムードをもった人」と明かし、「希林さんの話は、ブラックな会話が多くて、ここじゃ言えないものばかり」と暴露していた。ときは離婚率が現代の約2倍だったと言う江戸時代。離縁を求める女たちがやってくる幕府公認の駆込み寺を舞台に、夫との離縁を願う“駆込み女”たちと、寺に居候する“駆出し”の医者が繰り広げる離婚をめぐる悲喜こもごもを描く本作。キャスト陣が撮影をふり返るなか、陽月さんは「私が薙刀(なぎなた)のかけ声を練習していたら、大泉さんが『僕の腕を使うかい?』って言ってきて…」と苦笑い。女性陣が「セクハラ」だと訴えるなか、当の大泉さんは「それ、セクハラでしょうか?気にし過ぎじゃない?」と涼しい顔だった。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年04月27日作家・井上ひさしによる時代小説「東慶寺花だより」を原案に『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋主演で映画化した『駆込み女と駆出し男』。このたび、“駆込み女”の1人、お吟を演じる満島ひかりのお歯黒&引眉姿をとらえた未公開写真がシネマカフェに到着した。本作は、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある信次郎(大泉洋)が、さまざまな事情を抱えて駆込んでくる女たちの人生の新たな出発を手助けするという、“笑って泣ける人情エンタテインメント”。満島さん演じる“駆込み女”のお吟は、豪商・堀切屋三郎衛門(堤真一)の元で何不自由なく暮らしていたはずが、ある日、じょご(戸田恵梨香)とともに東慶寺に駆込んでくる。夫の身上に不信感を持ったからと本人は語るが、本当の理由とは…。このたび解禁となった未公開写真では、満島さんのお歯黒&引眉(眉毛を剃ったり抜いたりすること)姿がお披露目。普段の愛らしい満島さんの素顔が打って変わって、強烈なインパクトを与えるその姿に驚いた人も多いのでは?江戸時代の文化であるお歯黒&引眉は、近年では時代物の作品において忠実に表現されることは稀。TVでもお馴染みの歴史コメンテーター・金谷俊一郎氏によれば、「時代劇によく見られる嘘として、たびたび突っ込まれるのが江戸時代の“女性の顔”」なのだとか。当時の既婚女性や20歳以上の多くの未婚女性、遊女はお歯黒をしており、既婚・20歳以上の未婚女性の一部では引眉もしていたそうで、「お歯黒は歯科衛生の発達していない時代の虫歯予防で、お菓子など甘いものをよく食べて虫歯になりやすかった公家など身分の高い女性にも広まったことから、ステータスの証しにもなったといいます」とコメント。そんな裕福な暮らしを送っていたはずのお吟が、夫と上手くいっていないわけでもないのに、駆込寺に身を置こうとする理由は何だったのか。やがて明かされる真実と“江戸女”お吟の生き様を体現した、満島さんの“女優魂”あふれる熱演を楽しみにしていて。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月29日俳優の大泉洋が主演する、井上ひさし原案の映画『駆込み女と駆出し男』(5月16日公開)の予告編が27日、公開された。数多くの小説や戯曲を夜に送り出した作家・井上ひさしが晩年11年をかけて紡いだ時代小説『東慶寺花だより』を原案に、『クライマーズ・ハイ』(2008年)、『わが母の記』(2012年)の原田眞人監督が初めて時代劇に挑戦した本作。江戸時代、離婚を望む女性たちが駆込む寺であった東慶寺を舞台に、女と男の愛情や事情と、離縁調停人たちの奮闘を描く。寺に入る前に聞き取り調査が行われる御用宿・柏屋で、主の源兵衛(樹木希林)とともに女性たちの人生やり直しの手伝いをする駆け出しの医者・信次郎を大泉が演じる。懸命に働いてきたものの、夫に裏切られた女・じょごを女優の戸田恵梨香が、豪商の愛人であるお吟を女優の満島ひかりが演じる。ほかにも、俳優の堤真一、山崎努らが脇を固める。今回、公開された予告動画では、ナレーションと源兵衛(樹木)の情感こもったせりふで、駆込み寺"東慶寺"と江戸時代の離婚事情がわかりやすく説明される。じょご(戸田)の「世の中にはつらい目におうた女たちがようけおるもんですね」というせりふや、お吟(満島)の切ない涙に、江戸を生きた女性たちの悲哀が忍ばれるが、それに続く「人生は、素敵だ。」というコピーに、希望あふれる映画のラストを期待させる内容になっている。(C)2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年03月27日井上芳雄が主演する舞台『正しい教室』が3月21日にZeppブルーシアター六本木で開幕した。ミュージカル界のプリンスが、気鋭の演出家・蓬莱竜太とともにガッツリと骨太なストレートプレイに挑む注目作。前日の20日には井上、共演する鈴木砂羽、近藤正臣が意気込みと見どころを語った。舞台『正しい教室』チケット情報井上が蓬莱の書いたストレートプレイをやりたい、とラブコールを送ったことから実現した今回の作品。とある地方の小さな町、小学校の6年2組の教室に、かつて一緒に学んだ同級生たちがやってくる。現在はその学校で教師をやっている元クラス委員長の男の企画で、事故で息子を亡くしたかつてのマドンナを元気付けようと同窓会が開かれるのだ。思い出話に花を咲かせる同窓生たちだが、そこに厳しい指導で生徒たちに嫌われていた当時の担任教師がやってきて空気は一変。険悪なムードの中、思いもよらない過去の出来事が次々と暴かれていく…。会見では井上が「僕は本当にやりたいと熱望して、今回の舞台をやらせてもらった。出来上がった台本もとても面白いと思いましたし、何度も何度も繰り返す百本ノックのような蓬莱さんの稽古も楽しかった」と振り返ると、嫌われ者のかつての教師を演じる近藤は「俺は苦しかったよ…」とポツリ。「もっと嫌われて、もっと嫌われてと繰り返されて…。物語のためだからいいんだけど、やっぱり精神的にキツかった!」と言う近藤に、マドンナ役の鈴木も「私の役もかなり傷が深い役。舞台上に居ながらずっと黙っているという、あまりこういう役をやらないので、家でも悶々としていました」と明かす。負けじと元委員長役の井上も「僕もどんどん状況が悪くなるという役なので、追い詰められていきました。この稽古に入ってからずっと胃の調子が悪かった(笑)。この役のような大ピンチになることはそうそうない!」と苦労をアピール。とはいえ「やっている方は大変ですが、観る方は「ちょっと笑えるミステリかな」くらいの気持ちで気楽に、でも注意深く観てください」と近藤が楽しみ方を伝授。井上も「僕らと一緒に同窓会に参加するくらいの気持ちで観に来てください。思いもよらない体験が待っていると思います」、鈴木も「同窓会というテーマは皆さんにも近しい話題だと思います。その題材が蓬莱さんの手で迫力のある会話劇になりましたので、とても見応えのある舞台です」とそれぞれ見どころを語った。どんでん返しの連続から、各々が隠していた裏の顔が見えてくるスリリングな物語。ひと筋縄ではいかない物語を楽しんで欲しい。六本木公演を経て、3月24日(火)には愛知・名鉄ホール、3月26日(木)には福岡国際会議場 メインホール、3月28日(土)には大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。その後ふたたび東京に戻り4月2日(木)から19日(日)にPARCO劇場で上演される。チケットはいずれも発売中。
2015年03月24日お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介と、アジアンの馬場園梓が23日、映画『ジュピター』(3月28日公開)のトークイベントに登場。井上は"今狙っている相手"として「石原さとみ」の名前を挙げ、「出会ったら恋に落ちる可能性もある」と、強い自信をのぞかせた。本作では、2012年People誌の最もセクシーな男性第1位のチャニング・テイタムと、2012年米Esquire誌の最もセクシーな女性第1位に輝くミラ・クニスという2大セクシー俳優が共演を果たしていることにちなみ、それぞれが演じるキャラクターのコスプレで登壇した2人。井上は、3時間以上かけて作り込んだ金髪と口ひげ、とがった耳という特殊メイクに加え、右腕にタトゥーも入れてチャニング・テイタム演じるケインに変身し、「僕の内なるオオカミが出てしまいました。セクシー過ぎてすいません!」と勝手に謝罪。黒のピチピチ衣装でミラ・クニス演じるジュピターを意識した馬場園は「くまモンではありません(笑)」と笑いを誘った。また、人類の危機を救うために運命に導かれた2人の戦いを描いていることから、それぞれの恋愛トークに発展。井上は「遠距離恋愛や、結ばれない恋も経験しましたました」という過去を明かし、今ターゲットにしている女性に「石原さとみ」の名前を挙げて「出会ってしまったら恋に落ちる可能性もある。まだ出会っていないだけ!」と自らのスキャンダルを予告した。一方、馬場園は「小出恵介」の名前を挙げて「本当に好きなんです」とラブコール。馬場園も「私も出会っていないだけ」と強がり、2人の自意識過剰ぶりが報道陣を沸かせた。さらに、ケインのような力強い男をアピールするため、井上が馬場園の"お姫様抱っこ"にチャレンジ。気合の雄たけびをあげて持ち上げるも、あえなく馬場園の下敷きとなり、「股関節をやってしまった。最近ロケで持った、丸太よりも重かった」と、その重さを木材に例えた。最後に、本作について語った井上は「映像がハンパない。どこまでがCGでリアルなのかわからないほど」と興奮。「ぜひ劇場で、未来の映像を目で耳で体感してほしいです」とPRした。一方の馬場園は「デートムービーとして素晴らしい。登場する豪華な衣装もかわいく、なんと言っても主人公ケインの肉体美がすごい」と見どころを解説。「女性ホルモンがあふれでてくるので、女子力が上がる映画です!」と、女性でも楽しめる映画であることを紹介した。『ジュピター』は、ウォシャウスキー姉弟監督が『マトリックス』以来初となる完全オリジナル・ストーリーを書き上げた作品。人類の危機を阻止するため、身分の違う2人が、宇宙最大の王朝を相手にした戦いを描く。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年03月23日映画『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会が17日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一と原田眞人監督が出席した。井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』(文春文庫刊)を実写化した本作は、駆込み寺で繰り広げられる愛のもつれを描く時代劇。見習いの医者で駆出しの劇作家でもある信次郎(大泉)は、縁切寺の御用宿・柏家に居候している。信次郎は奇抜なアイデアと戦術で、訳あり女たちの再出発を手助けしていたが――というストーリーで、映画は5月16日から全国公開。主演の大泉は、「いよいよみなさんに見てもらえると思うと、うれしくもあり、まだ私たちの元にいて欲しいという寂しさもある」と心境を語りつつ、「のほほんとして見ては困る!『大泉洋が良かった~』と至るところで書いて欲しい」と胸を張ってアピール。また、時代劇初挑戦の戸田は、「今までにないような時代劇になったので、みなさん楽しんで見て欲しい」と笑顔でアピールした。一方、大泉との思い出について聞かれ、「エピソードは何も無い」とキッパリ言い放った堤は、大泉に水をかけるシーンなどがあり、「普通の俳優さんだと申し訳ないと思うけど、全く思わなかった。イジメているとどんどん楽しくなってくる」と含み笑い。そんな堤に、「ヒドいことをされました……」とふくれっ面を見せた大泉は、「スタントマンに代わるシーンでそのままやらされて、監督が爆笑してた」と原田監督にも恨み節だった。また、"離婚"をテーマにした本作にちなみ、女優陣が男性の許せないところを告白。「女性に手を上げるのは許しがたい」と語った戸田だったが、大泉と目が合うなり、「こっち見ないで~!」と涙を流して大爆笑。笑いが止まらない戸田を横目に、「撮影中も笑い過ぎてました」と暴露した内山は、「嫌なのは無視。結構あるんですよ」とポツリ。「それタイミングが悪いんじゃない? 本番前の集中している時に話しかけたとか」と堤に突っ込まれた内山は、「それ、10年前くらいに堤さんに言われました」と笑いながら赤面していた。
2015年03月18日井上ひさしの時代小説を原案に、原田眞人監督が初めて時代劇に挑んだ『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会が3月17日(火)、都内で行われ、原田監督を始め、主演の大泉洋、共演する戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一が出席した。ときは離婚率が現代の約2倍だったと言う江戸時代。離縁を求める女たちがやってくる幕府公認の駆込み寺を舞台に、夫との離縁を願う“駆込み女”たちと、寺に居候する“駆出し”の医者が繰り広げる離婚をめぐる悲喜こもごもを描く本作。日頃から記者会見や舞台挨拶の場で、共演者にイジられることが多い大泉さんが、この日も本領を発揮!男性の魅力的な仕草や態度を質問された戸田さんが、なぜか大泉さんのほうを見つめ、笑いが止まらなくなったり、堤さんから「共演も何も、ワンシーンだけだから、特に記憶もないし、エピソードも何もない」と突き放されたり…(ちなみに大泉さんは先月行われた会見でも、共演する樹木希林さんから「印象的なやりとりなし」と言われたばかり)。また、大泉さんが堤さんから激しい折檻を受けるシーンに話題が及ぶと、「スタントマンさんを用意するような危険なシーンなのに、監督が全然カットをかけてくれなくて…」(大泉さん)、「不思議と大泉さんに対して、申し訳なさを感じることはなく、いじめるのがどんどん楽しくなった」(堤さん)とやはり散々な目にあったようだ。それでも、大泉さんは「雨男の私ですが、今日は天気がいいので、それだけで十分。今日が公開初日でもいいくらいですね。初日に雨が降らないことを祈るばかり」と好天に上機嫌。来場したファンに向けて、「骨太で重厚感ある時代劇ですが、かなり笑えてエネルギーをもらえるはず。みなさん、のほほんと映画を楽しむだけではダメですよ(笑)。しっかり周りに映画の良さを広げてください」とPRの拡散を呼びかけていた。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日俳優の大泉洋が3月17日に都内で行われた主演作『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会に、共演する戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一、原田眞人監督とともに出席。堤から折檻を受けるシーンを振り返り、「スタントマンさんを用意するような過酷さなのに、監督がカットをかけないんですよ」と恨み節。一方、「大泉さんをいじめるのが、どんどん楽しくなって」(堤)、「そんなシーンを撮った記憶ないなあ」(原田監督)と当の本人たちは涼しい顔だった。完成披露試写会の模様井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の離婚事情を描く人情エンタテインメントで、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、離縁を願う女たちの手助けをする医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある男(大泉)と、さまざまな事情を抱えて寺に駆込んでくる女たちの織り成す人間模様を描く。大泉は「骨太で重厚ですが、かなり笑えてエネルギーをもらえる作品。ぜひ、のほほんと楽しむだけじゃなく(笑)、しっかり良い作品だと周りに広げてください」と観客にアピール。雨男で知られるが、「今日は晴れて本当によかった。公開初日に(雨が)降らないのを祈るばかり」と上機嫌だった。“駆込み女”役の戸田は、初の時代劇出演で「テンポが速いので、台詞は大変でしたが、今までにないポップな時代劇になった」と手応え十分。堤は裏の顔を持つ唐物問屋の主人を演じ、「客観的に見ても、めちゃくちゃ面白いです!」と出来ばえに太鼓判を押した。時代劇を手がけるのが「50年来の念願だった」と語る原田監督(『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』)は、「時代がどんどん悪くなるなか、今よりさらに悪い時代を生きた当時の人々が、健気に立ち向かう姿を見てもらえれば。ぜひいい夢を見てください」と感無量の面持ちだった。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年03月17日大泉洋が主演し、戸田恵梨香、満島ひかりが出演する映画『駆込み女と駆出し男』の新ポスターが公開になった。豪華共演陣がずらりと顔を揃える華やかなデザインだ。その他の画像映画は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の離婚事情を描く人情エンタテインメントで、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、離縁を願う女たちの手助けをする医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある男(大泉)と、さまざまな事情を抱えて寺に駆込んでくる女たちの織り成す人間模様を描く。『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人が監督を手がけており、個性豊かなキャラクターと細部まで徹底的にこだわり抜かれた演出と映像が魅力の作品だ。このほど公開されたポスターは、主人公。信次郎を演じた大泉、夫の暴力から逃げてきた女じょごを演じた戸田、豪商の愛人で同じく寺に駆け込んだ女・お吟を演じた満島をはじめ、樹木希林、堤真一、内山理名、陽月華、キムラ緑子、木場勝己、神野三鈴、武田真治、山崎努ら個性的なキャストが集結。それぞれが劇中でどんな役どころを演じているのか想像がふくらむデザインだ。また、ポスター上部には実際の東慶寺の山門が描かれている。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年03月12日こまつ座&世田谷パブリックシアター『藪原検校』が2月23日、東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。盲目に生まれつき、盲人の最高位である検校に上り詰めようと悪の限りを尽くす二代目藪原検校という架空の人物の生涯を、井上ひさしが力強い筆致で描いた偽評伝劇。井上戯曲の中でも最高傑作のひとつとして挙げられることも多い傑作だ。主人公・二代目藪原検校は、2012年にも主演し絶賛された、野村萬斎が演じる。舞台『藪原検校』チケット情報時は江戸、東北塩釜。親の因果から盲に生まれた杉の市は、手癖が悪ければ手も早い生まれながらの悪党。師匠の女房を寝取り、挙句の果てにいざこざから人を殺めてしまう。運命の坂を転がり落ちるように師匠、実の母と殺人を重ねていく彼が目指すのは、盲人の最高位である検校の位。様々な悪事の上、江戸の地で藪原検校のもと貸し金の取立てで頭角をあらわし、ついに二代目藪原検校の襲名も目前に迫るが……。“目明き”に対する強いコンプレックスから、揺るぎない地位につくことに執着し、そのためには手段は選ばない。大悪事の数々を躊躇なく重ねる杉の市だが、その行動原理はシンプルだ。萬斎は、そのコンプレックスから生まれるパワーを荒々しくも軽妙に体現していく。欲望を全身から立ち昇らせる萬斎・杉の市は生命力に溢れている。ふだんの彼の端整な顔立ちが想像できないほど下品に顔をゆがませ、エネルギッシュに演じる姿に、目をそらせない。演出を手掛けるのは、井上戯曲に精通した栗山民也。長めの暗転で完全な暗闇を作り盲人たちの世界に誘う幕開けから、俳優たちの声を重ねることで鐘の音や犬の鳴き声、町の賑わいなどの風景を生み出すという聴覚に訴える演出で、杉の市が生きた“音だけの世界”を描いていく手腕が鮮やかだ。非道がすぎてユーモラスに見えてくる杉の市の生き様は愉快だが、笑いののち最後に、社会の中で排除されるマイノリティといった問題を冷ややかに突きつけられ背筋が寒くなる。その問題は、物語の舞台である江戸時代だろうと、作品が初演された1970年代だろうと、現代であろうと変わらず存在する。解決しなければいけない問題に目を背けないことこそが重要なのだという作者のメッセージが聞こえた気がした。初日公演を終えた萬斎は「栗山さんと、栗山さんの演出に馴染みの深いキャストのチームワークにより、作品のひとつひとつの構造が浮かび上がる、より進化した『藪原検校』になりました。初日とは思えない出来栄えになったのではと思いますし、私自身初演を上回る充実感を得ることができました。ぜひ多くのお客様にご覧いただきたいと思います」とコメントを発表。公演は3月20日(金)まで同劇場にて。チケットは発売中。
2015年02月26日映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が18日、都内で行われ、キャストの大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林と原田眞人監督が出席した。井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を実写化した本作は、江戸時代後期の駆込み寺を舞台に、離縁調停人が男女のもつれた糸を解いていく時代劇。見習いの医者で駆出しの劇作家でもある信次郎(大泉)は、縁切寺の御用宿・柏屋に居候することになる。奇抜なアイデアと戦術で、訳あり女たちの再出発を手助けする信次郎だったが――というストーリーで、映画は、5月16日から全国公開。主演の大泉は、「原作も脚本もエネルギッシュ。ものすごく新しい時代劇になった」と胸を張り、「女性が不遇だった時代の様々な人生が見れる。パワフルで強い女性たちの生き様が描かれてるので、現代にも通じるものがある」とアピール。撮影時に渡された台本は、かなりの分厚さだったそうだが、「監督がさらに増やしていくんで、助監督が『これは4時間になるぞ』って。でも、スピーディーなので心地良くて長く感じない」と話すと、戸田も、「テンポが良くて、時代劇の古さを感じさせない。若い世代でも楽しめる」と笑顔を見せた。一方、柏屋の主人・源兵衛を演じた樹木は、「橋爪功さんに偶然会ったら、『あんた、男の役もやるようになったのね。僕らの仕事を取らないで』っていう目をしてた」とニヤリ。続けて、大泉の印象を聞かれるも、「印象的なやりとりは無い。大泉さんに決めたのはどういうわけで?話が早すぎて、みなさん分かるのかしら?」と辛口コメントで笑いを誘い、「今回は、ワイドショーのような私的な収穫が無かった。印象が薄くて忘れちゃった」と飄々とした表情。他キャスト陣の話をさえぎるなど自由奔放な樹木に、大泉は、「だからしゃべってるでしょ~!」と突っ込んでいた。また、本作のテーマである"離婚"の話題になると、樹木は、「長い話になるから……」と途端にだんまり。そんな樹木に、「面倒な質問だけ僕に振りましたね」と苦笑する大泉は、「僕は家庭がすべて。娘が可愛いんで。離婚したら、お母さんの方に取られちゃうし」とキッパリ語っていた。
2015年02月19日映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が2月18日(水)に開催され、劇中で“離縁調停人”を演じた大泉洋と樹木希林、“駆込み女”を演じた戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名に原田眞人監督が出席した。作家で戯曲家の井上ひさしの晩年の小説「東慶寺花だより」を原案に、原田監督が時代劇初挑戦。ワケありの男女たちと離婚調停人のやりとりを通じて、江戸時代の離婚事情をコミカルに描き出していく。速いテンポのセリフのやりとりが特徴的な本作だが、映画さながらにこの日の会見でも、大泉さんと樹木さんが見事な(?)掛け合いで会見場を沸かせる。まずは2人の共演について印象を尋ねると、樹木さんは「大泉さんとのやりとりで印象的なことはなかった」とバッサリ。これには大泉さんは慌てて「そんなことないでしょ!少しはあります」と抗議する。樹木さんは「大泉さんをはじめ、若い人たちは自分の力量以上の力を発揮していて感心しました」と共演陣の演技を称えるが、一方で、撮影以外の時間での共演陣との会話に関しては「今回は私的なところでの収穫は少なかった。ワイドショー的な部分で…」とあまり、共演陣のプライベートなどに関する秘密を得ることが出来なかったようで不満そう。大泉さんは、樹木さんから振られる話題が「確かにゴシップ的なことが多かった…」と苦笑交じりにふり返る。さらに大泉さんは「勉強になったのは、樹木さんが(撮影所から宿に)帰る時間さえも自分で決めていたこと」と語り、樹木さんが、その日の撮影の進み具合を勘案し、予定では自身の出演シーンが控えていても、そこまでたどり着かないと判断したら勝手に宿に帰っていたと暴露する。これについて樹木さんは「私は体が弱いので」と釈明するが、大泉さんは「逆に(スタッフから)『樹木さん、今日はもうお帰りになって大丈夫です』と言われる日もあったんですが『私、今日は宿に食事いらないって言ってきたから』と現場に残って食べていくこともあった」と明かし、会場は笑いに包まれた。この後も、大泉さんが話している途中で樹木さんがそれを遮って話し始め「僕が喋ってるじゃないですか!」と大泉さんがブチ切れるなど、2人のやりとりが何度も会場を沸かせた。最後に、映画にちなんで“離婚”について尋ねられると、樹木さんは「私が話すと長くなるので、大泉さんに」と都合よく大泉さんにバトンタッチ。大泉さんは「3歳の娘がいるので離婚は出来ません!」と切実な思いを吐露。樹木さんは、なんだかんだで再びマイクを握り「男と女は縁を結ぶのは簡単だけど切るのは難しい」としみじみと語っていた。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日映画『駆込み女と駆出し男』の完成報告会見が2月18日に開催され、大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、内山理名、樹木希林に原田眞人監督が揃って出席した。その他の写真井上ひさしが晩年11年を費やして書き上げた時代小説『東慶寺花だより』を原案に原田監督が時代劇に初挑戦した本作。江戸時代の駆込み寺を舞台に、“離縁調停人”がもつれた男女の愛を解きほぐしていくさまを描く。完成した映画について、キャスト陣からは「新しい時代劇」「こんな時代劇、観たことのない」といった言葉が口をついて出る。原田監督は「映画監督になる前、映画ファンだったことから時代劇と戦争映画、西部劇で育ってきて、やっと時代劇が撮れた」と感慨深げ。早くてテンポの良いセリフ回しが特徴的だが、川島雄三監督の『幕末太陽傳』を参考にしたことを明かし「『アナ雪』よりも素晴らしい女の連帯を描きたかった。いままでの中で一番いいものができたと思ってます」と自信をのぞかせた。劇中さながら、会見でも丁々発止のやり取りで会場を笑いに包んだのはやはり、大泉と樹木。共に“離縁調停人”を演じたが、共演しての印象的なエピソードを問うと樹木は「大泉さんとは印象的なやりとりはなかった」とあっさり。大泉は「そんなことない!多少あります!」と困惑気味。樹木は改めて「大泉さんをはじめ、ここにいる若いみなさんは、自分の力量以上の力を発揮してて感心しました」と称賛の言葉を口にした。現場ではいつも共演陣が樹木を囲み、会話を楽しんでいたそうだが樹木は「今回は私的なところで収穫はなかった。ワイドショー的な部分で」と共演陣のゴシップネタが得られなかったと不満そう。大泉は「確かに(樹木が振る話題が)ゴシップ的なことが多かった!」と苦笑しつつ「勉強になったのは樹木さんが(スタジオから)帰る時間まで自分で決めていたこと」と、樹木が撮影の進行具合を読んで、自身の出番が来ないと判断するとさっさと宿に帰っていたと暴露し笑いを誘った。映画にちなんで“離婚”への考えを聞かれると大泉は「3歳の娘がいるので離婚は出来ないです。家庭が全てなのでなくなるのはつらい…」と切実な思いを語る。ここでも樹木は「私が話すと長くなる」と大泉に話を振っておきながら「結局しゃべりますが(笑)」とマイクを握り「男と女の縁を結ぶのは簡単だけど、切るのは難しい」と含蓄のある言葉を残し、会見は幕を閉じた。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年02月18日