■『フリンジマン』第1話のあらすじ(ネタバレあり)3年のセックスレス、枯れ果てた結婚生活……田斉(大東駿介)は「愛人がほしい!」と強く望むようになっていた。同じように、田斉の友人・満島(淵上泰史)と坂田(森田甘路)も愛人を欲しており、たまり場にしている雀荘で愛人の作り方について話し合う。しかし、愛人の作り方がわからず、話は堂々巡り状態。そこで満島は、同僚の井伏(板尾創路)を田斉と坂田に紹介した。井伏は21歳で結婚、22歳で初愛人を作り、同時期に最高で11人の愛人と付き合った経験のある人物だ。人呼んで愛人教授(ラマン・プロフェッサー)の井伏は、愛人を求める男性に愛人の作り方を教えてくれるのだ。井伏は田斉たちの愛人を求める動機や状況などを聞き、愛人を作るのは難しいと考えたが、自分の愛人作りのノウハウを実践してくれる未完成の被験体を探していたことから、田斉たちの申し出を受け入れることにした。愛人作りをレクチャーする上で、井伏は田斉たちに4つの掟を掲示する。そしてチーム「愛人同盟」が結成され、愛人作り活動が始まった――。まずは愛人になりそうな都合のいい女を見つけるため、3人はそれぞれの職場でレクチャー通りに女性を物色。田斉は2年目の新人OL・詠美(筧美和子)が愛人の原石だと目をつけ……。■『フリンジマン』第1話の感想愛人もののドラマと考えると、ドロドロな泥沼恋愛ものだろうか?と思ってしまいます。しかし、『フリンジマン』は違いました。ものすごく、本当に大真面目に不倫をしようとするんです。井伏をはじめ田斉たちはみんな真剣ですし、「たった一度きりの人生、思い残すことがあっては無念すぎませんか?」なんて名言も飛び出しますが、やっていることは愛人作り。全力で愛人を作ろうとし、真顔で語り合うシーンはなんだかシュールで、笑いがこみ上げてきてしまいます。さて、『フリンジマン』に登場する愛人作りのノウハウは、女である私が見ても、「なるほど!」と思うものばかりでした。例えば、「朝の挨拶の法則」。”挨拶の後に相手の名前を呼ぶ女性は相手を意識している”というものですが、確かに私も多少なり好意のある相手のときは、名前も一緒に呼んでいる気がします。「あぁ、ということは私も愛人の原石なんだ……」なんて軽いショックを受けつつ、自分で気づかなかった部分にふれ、目の覚める思いをしました。好意は恋愛としての好意だけではなく、友人としての場合もあると思います。ただ、どちらにしろ人として好意を持っていることは同じこと。ただの友達だと思っていた相手でも、もしかしたら愛人という関係になる可能性もあるのかも……?井伏のレクチャーを受けて田斉たちは愛人作りを開始。田斉は運良く愛人の原石を発見!なかなかいいスタートだなぁと思ったのですが、田斉はまだ愛人作りという冒険ができる覚悟は決まってなかったよう。不倫という背徳行為に思いきって飛び出せない田斉には好感が持てます。できればこのまま愛人作りを諦めてもらいたいものの、結局は井伏の説得で愛人作りに乗り出してしまいました。愛人の原石とタクシーに乗り込むのですが、ここから「愛人同盟」、というより井伏のすごさに驚きました。愛人作りのために、わざわざ諜報室まで用意しているなんて!いくつもあるモニター、スマホのGPS、通信機、そして井伏のノウハウ。井伏の的確な分析と指示で、田斉は愛人の原石との距離を確実に詰めていました。そして最後に、井伏は彼女と一緒にタクシーを降りて彼女の部屋に上がろうと指示。といっても、それはハードルが高すぎます。そもそも一緒に降りる口実がありません。田斉が彼女の部屋に上がれるのか、それとも上がれないのか……それは来週に持ち越しです。『フリンジマン』は愛人作りのノウハウを学べるため、男性にとっていい勉強(?)になると思います。そして女性目線で見ると、「私は愛人の原石なのか?」という疑問を解消できそうです。愛人のターゲットにされないためにも、『フリンジマン』を観て勉強していこうと思います。次週の展開、そしてどんなことを学べるのか、今から放送が待ち遠しいです。■『フリンジマン』作品概要「愛人がほしい!」その願望を抱く田斉、満島、安吾の3人は、今まで数々の愛人を作ってきた井伏に愛人の作り方を教えてほしいと申し出る。井伏は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を作る方法を教える代わりに、「愛人同盟」として4つの掟と厳しい指導、ミッションを与えていく――。なぜ男が不倫をするのか?危険な愛人作りの先にあるのは天国か、それとも地獄か……?笑いあり、エロありの不謹慎不倫コメディードラマ。第1話10月7日 (土)深夜0時20分〜放送分■『フリンジマン』キャスト板尾創路大東駿介淵上泰史森田甘路東幹久村松利史筧美和子佐津川愛美岸明日香小倉優香MEGUMI板野友美ほか
2017年10月08日桐谷美玲が、フラれた相手にリベンジするために総理大臣を目指す型破りなヒロインに扮する『リベンジgirl』。このほど、桐谷さん演じる、イタイ性格でどこまでもゴーイング・マイ・ウェイな美輝の、選挙参謀・門脇俊也に「劇団EXILE」メンバーの鈴木伸之が決定した。映画『東京喰種 トーキョーグール』では喰種捜査官役、テレビドラマ「あなたのことはそれほど」ではヒロイン(波瑠)のダブル不倫の相手・有島光軌役で話題を呼び、一躍ブレイクを果たした鈴木さん。有島のように軟派なイケメン役というイメージが強い鈴木さんだが、今回は正反対の、無愛想で毒舌、頼もしく男らしい選挙秘書という硬派な役に挑戦!自信過剰で“イタイ女”の美輝の態度が気に食わず、選挙に出る動機にも呆れているが、次第に彼女の一生懸命でひたむきな姿に心を開いていくというキャラクター。最悪の出会いから始まる2人の“ギャップ恋”。初共演を果たす桐谷さんと鈴木さんの掛け合いにも期待が高まる。さらに、彼らを取り囲む追加キャストとして、若手からベテランまで魅力あふれるキャスト陣が集結。まず、美輝の失恋相手で“リベンジの相手”である、イケメンかつ政治家一家のサラブレッドの斎藤裕雅役には、坂口健太郎や成田凌らを生み出した「MEN’S NON-NO」専属モデルであり、「ゼクシィ」CMの新郎役でも注目される清原翔が抜擢。話題の“きよたんスマイル”で女子のハートを掴み、才色兼備な美輝を虜にするスマートな姿に注目。また、美輝の出馬を手伝う仲手川万里子役には、2014年に「パズル」で女優デビューを果たし、2018年に映画化も決定したTVドラマ「コード・ブルー」にも出演、モデル・グラビアでも活躍中の馬場ふみかや、裕雅に想いを寄せる女性・百瀬凜子役には、『ユリゴコロ』『ポンチョに夜明けの風はらませて』や数多くのテレビドラマや映画に出演する佐津川愛美。さらに、裕雅の父・現職の国会議員である斉藤茂を演じるのは大和田伸也。三木康一郎監督作品には、『植物図鑑運命の恋、ひろいました』でも出演しており、監督からの絶大な信頼とその圧倒的な貫禄で、選挙シーンを引き締める需要な役割を担う。桐谷さん、鈴木さんに注目の若手俳優とベテラン俳優たちが顔を揃えた、“王道シンデレラストーリー”は、これからも目が離せない。■鈴木伸之(門脇俊也役)政治を題材にした作品は初めてなので、すごく楽しみな気持ちと、勉強していかなくては。という気持ちでいっぱいです。主演の桐谷さんはニュースやドラマなど沢山の顔を持つ方だなと思いますし、女性として、女優としてすごく品のある方だな。と感じます。そんな桐谷さんと一緒に良いお芝居が作っていけるように、そして良い作品になるように、出演者、スタッフ一同一丸となって作品を作り上げていきたいと思います。恋愛も絡めてあったり、笑えるところもあったり、優しい雰囲気の映画になると思うので、皆さんぜひ劇場に観に来ていただければ、と思います。『リベンジgirl』は12月23日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月02日劇団EXILEの鈴木伸之が、桐谷美玲主演の映画『リベンジgirl』(12月23日公開)に出演することが2日、わかった。東大首席、ミスキャンパス1位だが極度の性格ブスの宝石美輝(桐谷美玲)が、イケメンでスマートな政治家一家のサラブレッド・斎藤裕雅と恋に落ち付き合うも大失恋。リベンジを果たすべく、選挙に挑むことを決意する。鈴木は美輝が選挙秘書として出会った門脇俊也を演じる。無愛想で毒舌、頼もしく男らしい硬派な役で、自信過剰な美輝の態度が気に食わず、選挙に出る動機にも呆れているが、次第に彼女の一生懸命でひたむきな姿に心を開いていく。さらに美輝のリベンジ相手である斎藤裕役に清原翔、美輝の出馬を手伝う仲手川万里子役に馬場ふみか、裕雅に想いを寄せる女性・百瀬凜子役に佐津川愛美、裕雅の父で国会議員の斉藤茂役に大和田伸也が決定した。○鈴木伸之コメント選挙を舞台にした作品は初めてなので、すごく楽しみな気持ちと、勉強していかなくてはという気持ちでいっぱいです。主演の桐谷さんはニュースやドラマなど沢山の顔を持つ方だなと思いますし、女性として、女優としてすごく品のある方だなと感じます。そんな桐谷さんと一緒に良いお芝居が作っていけるように、そして良い作品になるように、出演者、スタッフ一同一丸となって作品を作り上げていきたいと思います。恋愛も絡めてあったり、笑える所もあったり、優しい雰囲気の映画になると思うので、皆さんぜひ劇場に観に来ていただければと思います。
2017年10月02日山本美月が主演を務めるAmazonオリジナル「東京アリス」の第7話が、9月29日(金)より配信スタート。第7話では、大谷亮平演じる奥薗との恋を成就させた山本さん演じる有栖川ふうが、ミュージカル風のダンスも披露しているという。原作は、2005年から2015年に「Kiss」(講談社)にて連載された稚野鳥子の同名漫画。人生の岐路に立つアラサー同級生4人組のリアルな姿と恋愛模様を描き、シリーズ累計210万部を突破(電子書籍含む)した大人気コミックだ。本作では、主人公・有栖川ふう役を山本さんが演じるほか、トリンドル玲奈(羽田みずほ役)、高橋メアリージュン(桜川理央役)、朝比奈彩(円城寺さゆり役)が出演。代官山のシェアハウスで暮らしながら、恋愛や仕事、ファッションなど、それぞれの幸せを追い求めていくストーリーを描いている。そのほか、4人それぞれが出会い、物語を動かしていく魅力的な男性キャストとして、ふうの上司・奥薗慎二役の大谷亮平、さゆりが魅了されていくミステリアスな男・翡山晃央役の大東駿介、さらに白石隼也、小関裕太、杉野遥亮、柳俊太郎らが出演している。9月29日(金)配信となる第7話では、奥薗(大谷さん)と交際することになったふう。大好きなジュエリーブランド「AHKAH mariage」の20周年記念ブランドキャンペーンも任されるなど恋も仕事も絶好調。理央にも「いままで男の人をこんなに好きだと感じたことがなかった」と嬉しそうに充実の幸せの日々を報告するほど。一方、いよいよ婚約者との結婚式が迫ってきた円城寺は、婚約者と一緒に暮らすマンションを決める。翡山(大東さん)と関係を続ける円城寺の様子をふうは、心配そうに見つめるのだった…。みずほは一度も好きだと言ってくれない、泉(杉野さん)に改めて自分たちの交際を確かめる。すると、泉は見たこともない冷たい態度を見せ…。そんな中、奥薗の元カノ・環(佐津川愛美)が横浜支社から本社に異動してくる――!Amazonオリジナル「東京アリス」第7話は9月29日(金)よりAmazonプライム・ビデオにて独占配信開始。(cinemacafe.net)
2017年09月28日旅とグルメをテーマにした日本テレビ系バラエティ「火曜サプライズ」の9月26日(火)放送回は映画『ユリゴコロ』から吉高由里子と松山ケンイチが“アポなし旅”に参戦。また新ドラマ「奥様は、取り扱い注意」で主演を務める綾瀬はるかもゲストで出演する。今回は吉高さんと松山さんが番組人気の“アポなし旅”で「勝どき」を訪れる。地元の人に聞いた人気の焼肉店に松山さんがアポなし交渉。その後吉高さんとハンバーガー店で合流し次の店を探そうとすると、松山さんが尊敬する“大御所俳優”とバッタリ遭遇!その後俳優とは!?さらに松山さんの子どもに泣く演技をさせた際のエピソードなども暴露される。そして駅から歩いて3分以内の絶品グルメを巡る「3分歩けばウマいものに当たる!」では綾瀬さんが登場。再開発中で注目を集める北綾瀬駅周辺を巡りながらプライベートや意外な素顔、好みの男性のタイプなどのトークが展開する。吉高さんと松山さんが出演する映画『ユリゴコロ』は2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たし“まほかるブーム”を巻き起こした、沼田まほかる氏の同名ベストセラー小説の映画化作品。吉高さんが主演を務めるほか、松山さんをはじめ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江らが出演。殺人者の告白文が綴られた1冊のノート。そこに記された悲しき殺人者の記憶…一家の過去には何があったのか。吉高さん演じる美紗子を中心にして、過去と現在が交錯しながら登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていく…というストーリー。また綾瀬さん主演の日本テレビ系新・水曜ドラマ「奥様は、取り扱い注意」は、料理も掃除も家事一般はド下手だけど、正義感が超強く、怒らせたら超キケン!天涯孤独に生まれ育ち、愛情も知らずタフに生きてきた伊佐山菜美を綾瀬さんが演じるほか、広末涼子と本田翼が“主婦友”役を、西島秀俊が夫役を演じるほか、石黒賢、中尾明慶、銀粉蝶らも出演。夫にも秘密にしている過去を持つ菜美が主婦たちとの友情や、そばに寄り添う旦那の存在によって、本当の優しさと温かさを知っていく物語が展開する。『ユリゴコロ』は現在全国公開中。「奥様は、取り扱い注意」は10月4日(水)22時~放送スタート。初回10分拡大。「火曜サプライズ」は9月26日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年09月26日沼田まほかるのベストセラーを吉高由里子主演で映画化する『ユリゴコロ』の初日舞台挨拶が9月23日(土)に開催され、吉高さんをはじめ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、熊澤尚人監督、主題歌を担当したRihwaが登壇した。本作は、ある一家で殺人者の告白を綴った手記が発見されたことをきっかけに、過去と現在が交錯しながら驚愕の真実が明らかとなる物語。この日は、映画が激しいほどの愛を描くことから、「あなたにとって純愛とは何ですか?」との質問に答えることとなった。松坂さんは「僕の両親のことが思い浮かんだ」と口火を切り、「親父がうちの母親に言ったプロポースの言葉が、お袋に土下座するような感じで『僕は君と結婚できなきゃ死ぬ!』って言ったらしいんです」と両親のエピソードを披露。キャスト陣や会場もどよめくなか、「お袋からそれを聞いたときは、『うわうわうわ、そんなのドラマのセリフでもないよ』と思ったんですが、それくらい思いが強かったんだなと思うと、純愛かなと」と語っていた。吉高さんは「狂気的だね。純愛のような、脅迫のような!」と驚きつつ、「まあ、愛は凶暴なんでね」と大きくうなずく。その吉高さんはと言えば、「愛は、勉強するものじゃないので。知識があったって、何もならない。体験や経験、感じることで育まれていく要素のひとつ。みんなが持っている愛の感覚が純愛」と持論を展開。自分の純愛については、「私は20歳でお酒のCMをいただいて。ハイボールのCMをやっている。日本でも海外でも、家でも外食しても、ハイボール。純愛を貫いています」とニッコリ。「愛の結晶、シュワシュワ。今日は土曜日なので、みなさんもおうちに帰っていかがでしょうか?お後がよろしいようで」ときれいにまとめ、会場の笑いを誘っていた。キュートな笑顔で会場を魅了していた吉高さんだが、劇中では殺人者役を体当たりで熱演。「引きずられた作品。自分自身も磨耗した」と苦労も多かった様子。熊澤監督は「吉高さんなくしては作れなかった作品。吉高由里子の100年残る代表作だと思っている」と心からの賛辞を送っていた。『ユリゴコロ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月23日9月23日(土・祝)より全国にて公開される『ユリゴコロ』で主演を務める女優の吉高由里子が、9月20日(水)今夜放送される「TOKIOカケル」にゲストとして登場。幾多の“心理戦”で鍛えられた「TOKIO」も吉高さんの不思議な世界観にふり回されることに…。本番組は城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の「TOKIO」メンバー5人が毎回ゲストを迎えトークや“心理戦”を繰り広げる番組。今回、吉高さんを迎えて行われるのは番組で人気の“生まれて初めて聞かれました”。これは「TOKIO」の5人が事前に考えた吉高さんがいままで聞かれたことがないであろう質問をカードに記入、吉高さんはそれらのカードを1枚ずつ引いて、そこに書かれた質問に答えていくというもので、ゲームやフリートークから見えてくる新たな一面も見どころになっている。2008年公開の『蛇にピアス』から今年1月クール放送で話題をさらった「東京タラレバ娘」まで様々な作品で多彩な表情を見せる女優としての姿と同時に、“不思議”な世界を持った素顔も魅力も吉高さん。今回はそんな“吉高ワールド”に「TOKIO」の5人がふり回されることに…夢の入口を自由に決められる?子どもの頃はオバケが友だち?デートで壁にもたれて激怒された?…ゲームの行方をお見逃しなく。『ユリゴコロ』は2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たし、“まほかるブーム”を巻き起こした、沼田まほかる氏の同名ベストセラー小説を映画化した作品。本作は殺人者の告白文が綴られた1冊のノートを見つけるところから始まる。そこに記された悲しき殺人者の記憶…一家の過去には何があったのか。吉高さん演じる美紗子を中心にして、過去と現在が交錯しながら登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていく…という物語。主演の吉高さんのほか、吉高さん演じる美紗子と運命的な出会いを果たす男・洋介役に松山ケンイチ、ノートを見つけその秘密に惹き寄せられる男・亮介役に松坂桃李。さらに佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江らが出演。『君に届け』や『近キョリ恋愛』を手掛けた熊澤尚人監督がメガホンを取って、これまでとは一線を画す美しき衝撃作を実写化した。『ユリゴコロ』は9月23日(土・祝)より全国にて公開。「TOKIOカケル」は9月20日(水)23時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年09月20日「ヤングマガジン」で連載された青木U平の「フリンジマン」原作にドラマ化する、板尾創路主演「フリンジマン~愛人の作り方教えます~」。この度、本作に出演する女性ゲストが一挙発表。愛人作りのターゲット“愛人の原石”となる女性ゲストとして、筧美和子、佐津川愛美、岸明日香、小倉優香、板野友美が参加することが分かった。「愛人が欲しい!」禁断の欲望を口にしたのは、都会の片隅にある雀荘に集まった田斉、満島、安吾たち3人。既婚者が絶対に足を踏み入れてはいけない領域なのはわかっているが、彼らを取り巻く“枯れ果てた結婚生活”ゆえに、強固で実直な願望が溢れようとしていた。だが、愛人を作ると言っても方法が分からない。そこで、満島が連れてき たのは、同僚の井伏真澄(板尾創路)。22歳の頃、初めて愛人を作ったのを皮切りに、 最高で同時期に11人の愛人と付き合ったことがあり、現在は愛人教授(ラマン・プロフェッサー)として愛人を欲する男性に方法論を教えていた。井伏は田斉たちの申し出を受ける代わりに、4つの掟を守るように指示を出した。1.四人の間に秘密を作らないこと2.四人の愛人作りを互いに全力でサポートすること3.四人の情報を決して外部に漏らさないこと4.愛人を愛することも愛されることも禁ずる全ての掟を話し終えた教授は、「愛人同盟」というチーム名を発表し、愛人を作るため、 厳しい指導のもと数々のミッションを与えていくのだった…。男が本当に好きな物は2つ。危険と遊びである。なぜ男が不倫をするのか――。それは不倫が最も危険な遊びにほかならないから。「愛人作り」の果てに待つのは、甘美な天国か、破滅の地獄か…。本作は、「愛人の作り方」How Toコメディードラマ。板尾さんが最高同時愛人数11人、自分の愛人作りの術を冴えない男たちにイチからレクチャーしていく通称「愛人教授(ラマン・プロフェッサー)」井伏真澄役を演じるほか、愛人同盟のメンバー、田斉治(大東駿介)、満島由紀夫(淵上泰史)、坂田安吾(森田甘路)が井伏のミッションを遂行していく。そして今回、新たに女性ゲストが発表!筧さんが演じるのは、田斉の愛人候補になる会社の後輩・山口詠美。田斉だけに限らず、独身の男性社員のほとんどが彼女を狙っているという。また満島が愛人にしたいと思うデパートの店舗案内係・川上ミエ役を佐津川さん、満島が愛人候補にしたいと思うキャバクラ嬢・江口カオリ役を岸さん、安吾の愛人候補となるアナウンサー志望の美人女子大生・綿貫リサを小倉さん、田斉・満島・安吾が愛人探しで訪れた料理教室で出会ったお嬢様・阿川久利栖役を板野さんが演じる。さらに、井伏らの雀荘に入り浸る麻雀好きの謎の女性・桐野夏美をMEGUMIが扮する。筧さんは、「詠美はターゲット側なので、気持ちが悟られないようにシーン毎に気を付けて演じています」と役作りを明かし、「男性たちが恋する青年のようにドキドキしたり一生懸命な姿を見ると、不倫という形ですが恋をする気持ちには変わりなくて純愛に思えてくるのはこのドラマならではの不思議な感覚でした」とコメント。佐津川さんは「個人的には、愛人のターゲットになるということはイヤですが(笑)」と話し、役柄については「職業柄ずっとニコニコしているのですが、そこがミエの魅力なので、うまく出せたら いいなと思います。男性が誘いたくなるような、可愛い女の子を意識して演じたいと思います」と意気込み。また、「このご時世、不倫というテーマのドラマで、さすがテレビ東京さんはチャレンジャーだなと思いました(笑)」と語ったのは岸さん。「もっとドロドロしたものを妄想していたのですが、実際は、コメディタッチに描かれていて、どんな展開になるのか想像ができないですが、新しいアトラクションに乗るような気持ちで、楽しんで挑みたいと思います」と言い、「いままでの不倫ドラマとは180度違う作品だと思うし、台本を読んだときは、爆笑するくらいおもしろかったので、皆さんにも笑って見てもらえたら嬉しいです」とコメントを寄せている。土曜ドラマ24「フリンジマン~愛人の作り方教えます~」は10月7日より毎週土曜日深夜0時20分~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月20日太賀、中村蒼、矢本悠馬に、染谷将太、佐津川愛美、阿部純子ら若手実力派俳優が集結した青春ロードムービー『ポンチョに夜明けの風はらませて』。9月12日(火)にその完成披露イベントが開催され、太賀さん、中村さん、矢本さんと廣原暁監督が登壇した。本作は、早見和真の同名小説を新鋭・廣原監督が映画化、将来に希望を見出せない高校生たちの行くあてもない“高校最後の旅”を追った青春“覚醒”ロードムービー。3人はもともと親交があり、ひたすら暗い青春をカミングアウトする中村さんに、太賀さんと矢本さんがツッコミを入れるなど、息のあった掛け合いトークに会場は笑いに包まれ、映画さながらの「愛すべき男子たちのバカバカしさ」にあふれたイベントとなった。主人公の又八を演じた太賀さんは、「又八と僕が実際に過ごした青春が全く違うので、新たな青春を追体験できたようで楽しかった」とふり返ってコメント。「完成した映画を観たとき、正直なところすごくホッとしていて…又八はものすごく明日を顧みず本能のまま行動するキャラクターなので、映画の全体像を考えずに臨んでいたので、完成した映画を観て『いい映画だな』と」と笑顔を見せながら、「『気にせず演じて』と監督にも言っていただいたのが指針になりました」と語った。ジン役を演じた中村さんは、自身の役柄を「挫折から始まる役」と説明。「彼は真面目な家庭で育っているので、又八とジャンボといると違う世界に連れて行ってくれる感じだと思います。2人といてジンも楽しかっただろうし、僕も楽しかったです。僕は高校のときに転校をしているので、普通の人より楽しい思い出が少ないと思う(会場笑)。だから、今作でハチャメチャなことをして、自分ができなかった青春を疑似体験できて嬉しかった」と語り、「3人の青春に引き込まれました」と満足げ。そして、「ジャンボはかわいく演じたいな」と思ったという矢本さん。「矢本悠馬の引き出しの“かわいい”をできる限り出しました」と明かす。完成した映画を観て「僕も2人と一緒で、ホッとしました(笑)。3人が特に目的を持って旅をしているわけでなく、(車に)乗ってその場しのぎのノリだけを見せる映画なので、繋がった時にどういうことになるのかな、と。そういう意味で、どういう映画になるかワクワクしていました」と語ってくれた。その後、高校時代について話が及ぶと、太賀さんは「同級生と『映画を撮ろう』ということで、先生に顧問を頼んで映画を作っていたのですが、その相方が染谷くんでした」と告白。「彼はいまでも実際に撮ってますが、僕は見事に挫折しました(笑)」と笑いをとる。「青春を謳歌していない」という中村さんが、「部活はもちろん入ってないですし、運動も勉強もできない。何にもできない。友達も少ない…とは言い過ぎですが(笑)。仕事もしてましたし、もしやり直せるなら、高校時代をやり直したいですね」と語ると、矢本さんは「部活が強いところに入ったらモテるんじゃないかな、とありふれた理由でテニス部に入りました。レギュラーにもなって、モテました!蒼くんとは正反対です(笑)」とツッコミ。中村さんも「こういう人見ていいな、と思ってました(笑)」と応じた。また、太賀さんは中学のときから蒼井優のファンだったそうで、共演が実現した際には「やばいやばいやばいとなりながら、なんとが気に入られようと(笑)。仕事なので冷静ではいましたが、昔の自分に『いつか共演できるぞ』と自慢したいです」とコメント。高校時代には「親友の登録の名前を『蒼井優』にしてました。不在着信が『蒼井優』ってなるんですよ」と明かすと、「みんなするよね(笑)」と矢本さん。さらに太賀さんは「いまでも両親の登録名はジョージ・クルーニーとスカーレット・ヨハンソンです」と、“秘密”を明かしてくれた。一方、負けじと(?)中村さんも、「こんな僕でも1回だけあります!一人暮らしの家に友達を呼んで、テレビ見たりゲームしたり盛り上がって大きな声を出したりして楽しく過ごしてましたが、当時の家はアパート。大家さんに怒られて…」とハチャメチャな思い出を披露。すると太賀さん、矢本さんから揃って「かわいい~!」の声が。さらに太賀さんは「自分は仕事もしていたので、ブレーキをかけることが多かった。又八たちの青春が眩しくて、こういう道もあったのかな、と思います」と、劇中のバカバカしくも“ハチャメチャ”な青春が、少しうらやましくもあった様子だった。『ポンチョに夜明けの風はらませて』は10月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月13日女優の吉高由里子が3日、都内で行われた映画『ユリゴコロ』(9月23日公開)のレッドカーペット&完成披露試写会舞台あいさつに、共演の松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江、松山ケンイチ、メガホンをとった熊澤尚人監督とともに登壇した。映像化が困難とも言われた沼田まほかるの同名ベストセラーミステリー小説を、熊澤監督が映画化した同作。過去と現代の物語が同時に進行する中、5年ぶりに映画主演を務めた吉高由里子が、生まれながらに「人間の死」を"拠りどころ"とし、絶望的な喪失を抱えながら数奇な人生をたどる悲しき罪人・美紗子を演じる。映画は5日前に完成したそうで、共演シーンが多かったという吉高と松山は、同作を見て回顧したことはあるか尋ねられると、吉高は「ずっと大変だったんですよ。不安なところもいっぱいあったんですけど、出来上がったのを見たら、ねっ!」と明かし、話しを振られた松山は「あの大変な撮影が水の泡になるような作品になっていたら、こういう取材の場でも、ご飯を食べに行った話とか、パチンコに行った話しかしないって由里子ちゃんと言っていたんですけど、そんな話が一切出ないくらい、この作品に打ちのめされました。本当に凄かったです」と絶賛し、吉高も「監督、ありがとうございます」と頭を下げた。また、会場を映画館内に移し、多くの観客を目にした吉高は「クスッとするところが1つもない映画で、見終わった後は魂が抜かれていると思います。感想はぜひどこかで聞かせてください」と紹介し、「出演者全員が泣いています。見終わったあとに誰かと話し合いたくなると思うので、1、誰の涙が1番共感でしたか。2、誰の涙が1番自分と離れていたか。3、誰の涙を舐めたいか。その答え合わせをしてください」とアピールして笑いを誘った。さらに、同作のタイトルにちなみ、自身にとっての"心の拠りどころ"は何か聞かれると、「すごく大きい劇場でこうやって見に来てくださる方を目の前にすると、この映画をやってよかったというか、こうやって見ていただける方がいるということが、私の今の拠りどころだなと思います」と感慨深げに語った。そして、同作を見て印象的だったことを尋ねられた松山は、「聞いたらすぐ忘れてほしいんですけど…」と前置きしながら、吉高とともに裸になって撮影したシーンがあったことを明かし、「僕は撮影のときにどこから撮られてもいいように準備万端で、お尻も出していたんですけど、出来上がった作品を見たら巧妙にお尻が隠されていた」と嘆き節。「(お尻に)ファンデーションまで塗ったのに『何で!』って聞いたら、『レーティングに引っかかる』って。いや、ちょっと待ってよ。本当に危ない狂気的なものはいっぱい出ているでしょ。ワイのお尻はそれを超えちゃったの?」と打ち明けて会場を沸かせると、吉高は「狂気的なお尻(笑)。見たこともない凶暴さを持っていたんでしょうね」と大爆笑していた。
2017年09月03日沼田まほかる原作・ベストセラーミステリーの映画化『ユリゴコロ』の完成披露試写会に先駆けて、レッドカーペットイベントが9月3日(日)、都内にて行われ、主要キャスト陣が歩いた。松山ケンイチが、吉高由里子にスッと手を差し伸べ、その完璧なエスコートの様子に会場からは黄色い声が上がっていた。本作は1冊のノートに記された禁断の真実が紐解かれていき、夫婦とは、家族とは、人を愛するとは、を問う物語。亮介(松坂桃李)が実家で見つけた1冊のノートには、人を殺め続ける美紗子(吉高さん)のすべてが、一人称で描かれた告白文として書かれていた。人の死をよりどころに生きていた美紗子は、絶望の日々を送っていたが洋介(松山さん)と、ある日運命的な出会いを果たす。完成披露試写会の5日前に出来上がったという本作。ようやく観られたという吉高さんは、満足気に「早く皆さんに観ていただけたらうれしいです。こういう日に晴れていただいてうれしいですね、アハハン♪」とキュートな挨拶に代え、会場から「かわいい!」とラブコールを浴びていた。松坂さんも、「間に合いましたね!」と作品が完成したことに喜びをみせつつ、「濃厚な1日1日を過ごしていました。あっという間で、撮影自体はギュッとした感じだったんですけど、ギュッとしたものがずっと残るくらい印象的な日々でした。参加できてよかったと思います」と、想いを馳せた。共演シーンが多かった吉高さんと松山さんだが、とにかく撮影が壮絶だったとふり返る。松山さんは、「あの大変な撮影が水の泡になる作品だったら、今日のような取材の場でも、ご飯を食べに行った話とか、パチンコに行った話しかしないって、(吉高さんと)言ってたんです!でも、そんな話が出ないくらい僕自身が打ちのめされて」と、完成作への手ごたえを露わに。すると、熊澤尚人監督は、「パチンコの話、大丈夫ですよ(笑)」とそそのかしたが、「しちゃ失礼だなって思います」と松山さんはキリリとした表情で返していた。そのほか、レッドカーペットには佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江が歩いた。『ユリゴコロ』は9月23日(土・祝)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年09月03日山本美月が主演を務めるAmazonオリジナルの連続ドラマ「東京アリス」。このほど、山本さんをはじめとする仲良し女子4人組と、彼女たちを取り巻く男性たちの恋が始まる予告映像が公開された。「クローバー」「月と指先の間」で知られる人気漫画家・稚野鳥子による大ヒット少女コミックを実写化した本作。人生の岐路に立つ同級生4人組のリアルな姿と恋愛模様を描き、シリーズ累計210万部突破(電子書籍含む)大人気ラブコミックの待望の連続ドラマ化とあって、大きな注目を集めている。このたび解禁された90秒の予告映像は、お買い物大好きなOL有栖川ふう(山本美月)、駆け出し漫画家の羽田みずほ(トリンドル玲奈)、生粋のお嬢様・円城寺さゆり(朝比奈彩)、クールな女医の桜川理央(高橋メアリージュン)の仲良し同級生の4人が、代官山でシェアハウスを始めるところから始まる。代官山、恵比寿、表参道などを舞台に、憧れの東京ガールズライフをはじめた4人。そして、恋に仕事に奔走する彼女たちがそれぞれ出会う男性たちが登場する。ミステリアスな男・翡山(大東駿介)に強引に誘われるさゆり、冷徹で容赦ない仕事から“アイスマン”と呼ばれている奥薗(大谷亮平)とふうは、上司と部下の関係からまさかの恋仲に発展!「お前の気持ちはどうなんだよ?」と奥園に問いかけられた、ふうが出す答えとは…?しかし、同僚の環(佐津川愛美)と奥園の親しげな様子も目撃してしまい、やきもきする場面も。さらに、白石隼也、小関裕太、杉野遥亮、柳俊太郎と、いま注目の若手俳優たちも続々登場。ときに傷つきながら、それぞれの人生と恋模様が交差し、ドラマチックに物語が展開。映像全編を通してchayによるエンディングテーマ「恋のはじまりは突然に」も、爽やかに彼女たちの恋を見守っている。また、同時に解禁となった60秒の予告映像では、仲良し4人組の紹介を中心に、同じくchayさんによるオープニングテーマ「恋はアバンチュール」にのせて彼女たちが仕事に頑張る姿が。合わせてチェックしてみて。Amazonオリジナル「東京アリス」は8月25日(金)よりAmazonプライム・ビデオにて独占配信開始(全12話)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月22日俳優・山田孝之プロデュース映画『デイアンドナイト』が、2019年1月26日(土)より全国ロードショー。尚、1月19日(土)からロケ地である秋田県で先行公開される。山田孝之“裏方”に徹底!テーマは「人間の善悪」映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『闇金ウシジマくん』シリーズなどで活躍する俳優・山田孝之。作品ごとに”全く違う”表情を魅せるその演技力に引き寄せられるファンも多い。そんな山田孝之が、脚本会議、プロモーションプラン、キャスティング、スポンサー集めなど“裏方”に徹底して作り上げる作品、映画『デイアンドナイト』が公開される。監督は、ドラマ「100万円の女たち」や映画『7s/セブンス』『光と血』なども手掛ける若手監督・藤井道人。撮影は、秋田県の秋田市、鹿角市、三種町で行われた。人間の善悪がテーマ映画『デイアンドナイト』のテーマは人間の善悪。「善と悪など答えはないけれど、自分の中で決めなくては生きていられない。しかし、それでも問いたい。生かされることを人生と思って欲しくないから。そんな映画を作りたくてデイアンドナイトは始まりました。」と山田はコメントする。主人公は、父親の自殺をきっかけに実家に帰ることになった男性。死の真相を探るうちに、実直で正義感が強かったはずの父親の裏の顔に気づいていく。昼と夜、表と裏、善と悪。人間の持つ二面性に振り回されるうちに、やがて自分も裏稼業に染まっていくのだった…。親友・阿部進之介が主演主演を務めるのは、山田と同じ事務所でありかつ長年の親友でもある俳優・阿部進之介。阿部にとって、長編映画初主演となる本作では、自ら企画・原案も務めるそうだ。また、映画『デイアンドナイト』に山田は出演しない。そのため、阿部と共に演技するキャストは、オーディションも交えて決定。オーディションには山田と阿部も参加し、相手役を務め、審査にも加わった。安藤政信や清原果耶など追加キャストまた、主人公に救いの手を差しのべる児童養護施設で働く男・北村健一役を、『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』『スティルライフオブメモリーズ』『きらきら眼鏡』といった作品にも出演する安藤政信が演じ、北村がオーナーを務める児童養護施設で物心つく前から生活をしている少女・大野奈々役は、『ちはやふる –結び-』にも出演している若手女優の清原果耶が演じる。その他、田中哲司、小西真奈美、佐津川愛美、渡辺裕之、室井滋といった豪華キャストが集結し、物語を盛り上げる。あらすじ善と悪はどこからやってくるのか。父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく——。作品情報映画『デイアンドナイト』公開日:2019年1月26日(土)全国ロードショー※秋田県にて1月19日(土)より先行公開。出演:阿部進之介、安藤政信、清原果耶、小西真奈美、佐津川愛美、深水元基、藤本涼、笠松将、池端レイナ、山中崇、淵上泰史、渡辺裕之、室井滋、田中哲司企画・原案:阿部進之介プロデューサー:山田孝之、伊藤主税、岩崎雅公監督:藤井道人脚本:藤井道人・小寺和久・山田孝之
2017年08月21日シンガーソングライターの松任谷由実が17日、ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』製作発表に、寺脇康文、宮澤佐江、六平直政、斉藤洋介、脚本・演出の松任谷正隆と共に登場した。同作は2012年に開場101周年目の新たなスタートとなった帝劇と、デビュー40周年を迎えた由実のコラボレーションとして誕生したシリーズの3作目。俳優の演技と、由実の歌が一体となった空間を作り出す。今回は500年後を舞台に、職を失った中年男性・鳴沢肇(寺脇)が、20年前に結婚を約束した女性に生き写しの女性・紗良(宮澤)に出会う。由実が1976年に発表したアルバム『14番目の月』に収められた「朝陽の中で微笑んで」がタイトルに選ばれた。同曲について、由実は「荒井由実時代のものですけど、私の作品の中でも最も歌うのが難しい」と説明し、「こんなにレンジが広くて難しい歌になるとは思わずに、歌唱力を無視して作っていたものですから、難しいな、どうしようと思っています」と苦笑。しかし「キャリアの中で鍛えられてきたこともあるので、今の私の声で、今の表現力で、この歌をテーマとして歌うのはとても楽しみです」と意気込んだ。ミュージカル『王家の紋章』で2016年8月、2017年4月にヒロインを務め、今回もヒロイン役となる宮澤は、由実との共演に「親孝行になった」と喜ぶ。AKB48時代にはNHK紅白歌合戦で由実の後ろで「春よ、来い」を合唱した経験を振り返り「一番テレビに映りたかった瞬間。映り込めるかなというのを、素敵な場で考えちゃっていたのが思い出に残っています」と語った。ファンからの「宮澤さんが歌う場面もありますか」という質問には、正隆が「今ので考えました」と、2人で歌う可能性を示唆。宮澤は「ええ~!」と驚き、目を丸くして喜んでいた。また、寺脇が「中央フリーウェイ」を思い入れのある曲としてあげると、由実は「ちっともタダにならないんですよ」と客席を笑わせる。斎藤は「失われた青春がひょっとしたら蘇ってくるのかなという気がします」と、同作に対して期待を表した。一方六平は、KAT-TUNの亀梨和也主演の音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』で音楽を担当した正隆とのエピソードを披露。「亀梨くんとデュエットがあったんですけど、松任谷さんも厳しいですよ。たまにバンドに『おい! そこ!』と怒っていて、蜷川さんと2人で『松任谷さん怒ったよ。怒ることあるんだ』って」としみじみ語った。ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』帝国劇場で2017年11月27日~12月20日に上演される。
2017年08月17日稚野鳥子の人気コミックを原作に、山本美月主演で連続ドラマ化されるAmazonオリジナル「東京アリス」。この度、山本美月が演じる有栖川ふうと恋愛関係になる相手役に大谷亮平、そのほか大東駿介、白石隼也らの出演が決定し、あわせて本作の特報映像が到着した。本作は、「クローバー」「月と指先の間」などで知られる稚野氏の2005年~2015年まで「Kiss」(講談社)にて連載された同名漫画。人生の岐路に立つ同級生4人組のリアルな姿と恋愛模様を描いた本作は、シリーズ累計210万部を突破している(電子書籍含む)。今回のドラマ化では、お買い物大好きなOL・有栖川ふう役を山本さんが演じるほか、駆け出しの漫画家・羽田みずほ役をトリンドル玲奈、生粋のお嬢様・円城寺さゆり役を朝比奈彩、クールな女医・桜川理央役を高橋メアリージュンが演じる。シェアハウスに暮らすこの仲良し同級生4人が、それぞれ恋や仕事に奔走していく本作だが、その4人がそれぞれが出会い、物語を動かしていく相手キャストたちが発表!冷徹で容赦ない仕事から“アイスマン”と呼ばれている、ふうの上司であり恋愛関係になる奥薗慎二役に、「逃げるは恥だか役に立つ」でブレイクし、「不機嫌な果実スペシャル~3年目の浮気~」「奪い愛、冬」にも出演した大谷さん。さゆりが魅了されていくミステリアスな男・翡山晃央役には、「新・ミナミの帝王」『クローズZERO』シリーズなどに出演し、来年公開の話題作『曇天に笑う』に鷹峯誠一郎役で出演する大東さんが演じる。大谷さんは、「これまで女性心に無頓着で不器用な奥薗。そんな男がふうと出会い、少しずつ変わっていきます。幸せの形を追い求めながら歩んで行く2人のやりとりをやきもきしながらも、楽しんで観て頂けたらと思います」とコメント。台本を読み、4人それぞれの恋愛が個性的で面白いと思ったと言う大東さんは、「中でも、円城寺と翡山の関係は、原作でも大人で色っぽくて。自分がそれを演じる上で、実写だからできる、僕たちだからできる2人の繊細な関係、心の色気を描きたいと思い演じました。映像もとても美しいので、ドラマ版東京アリス是非、楽しんでください」と呼びかけている。また、ふうのことが気になる会社の同僚・小田桐瞬役を、「彼岸島」「グッドモーニング・コール」の白石さん。理央の幼なじみであり、偶然の再会を果たす東雲ケン役を『覆面系ノイズ』への出演で注目を浴びる小関裕太。理央が働く病院の看護師であり、理央に恋心を抱く泉温斗役に『キセキ ーあの日のソビトー』で映画初出演を果たした杉野遥亮。ふうが仕事で出会うカメラマン・香椎遊助役を「MEN’S NON-NO」のモデルであり、「いつかティファニーで朝食を」『東京喰種トーキョーグール』など俳優としても活躍している柳俊太郎。そして奥薗の元カノであり、ふうと奥薗の同僚でもある沢村環役を『ヒメアノ~ル』『だれかの木琴』や、来月公開を迎える『ユリゴコロ』に出演する佐津川愛美が扮する。Amazonオリジナル「東京アリス」は8月25日(金)よりAmazonプライム・ビデオにて独占配信開始(全12話)。(cinemacafe.net)
2017年08月09日9月23日公開の映画『ユリゴコロ』のキックオフ会見が9日、都内で行われ、主演の吉高由里子をはじめ、松山ケンイチ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、木村多江、熊澤尚人監督が出席した。映像化が困難とも言われた沼田まほかるのベストセラーミステリー小説『ユリゴコロ』を、『近キョリ恋愛』 (2014年)や『心が叫びたがっているんだ。』(2017年)などの熊澤尚人監督が映画化した本作。過去と現代の物語が同時に進行する中、5年ぶりに映画主演を務めた吉高由里子が、生まれながらに"人間の死"へ本能的な衝動を感じ、そこから逃れる術を持たなかった"悲しき罪人・美紗子を好演している。全撮影を終えて会見が行われたこの日は、主演の吉高らが勢揃い。吉高は「いつもは脚本を読むのに結構時間がかかかるんですけど、この脚本はあっという間に読み終えました。殺人者の役もこれまでやってこなかったので、すごく興味が湧いて是非やってみたいと思いました」とオファー時の心境を語った。吉高は松山ケンイチ、佐津川愛美らとともに過去編に登場。「現代パートの方たちは(過去編の映像を)見たんですよね? と思って、ズルいなと思いました(笑)」と話し、「私たちも早く現代パートを見たいし、そういった異なる2つのストーリーがどう交わるのか、すごく楽しみです。今皆さんと並んでいますが、全然親近感が湧きません。別の現場の方たちと思うぐらい交わっていませんでした」と笑いを誘った。吉高との共演シーンが多かったという松山は「由里子ちゃんと会ったのは10年以上前で、その時から癖の強そうな女の子だな~と思っていました。共演は何度かありましたが、僕が刺し殺すだけとか出番が違うシーンばかりで、今回ちゃんと出来たのですごくうれしかったです。2人でスッポンポンになりましたね(笑)。過酷なシーンはありましたが、由里子ちゃんだから乗り越えられたというのはあります」と吉高を絶賛。それを受けた吉高も「共演者の方がどんどんクランクアップしていく中、長い間一緒にいた共演者は、松山さんが初めて。ようやく一人ぼっちじゃなくなってホッとしたし、すごくうれしかったです。もっとお芝居が見たいなと思う役者さんでした」と褒めていた。映画『ユリゴコロ』は、9月23日より全国公開。
2017年07月09日吉高由里子の5年ぶりの主演映画で殺人者役を演じる『ユリゴコロ』のキックオフ会見が7月9日(日)に開催され、吉高さんをはじめ、松山ケンイチ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、木村多江、熊澤尚人監督が出席した。沼田まほかるの人気ミステリを実写化した本作。ある一家で見つかった一冊のノートに綴られた、殺人者の告白を軸に、過去と現代が絡み合っていく。物語は吉高さん、松山さん、佐津川さんが参加した過去編と松坂さん、清野さん、木村さんが出演する現代編に分かれるが、過去編は昨秋に撮影され、現代編は昨日、クランクアップを迎えた。吉高さんは、最初に脚本を読んだ際の印象について「普段、脚本を読むのに時間がかかるんですが、あっという間に読み終えていました。私自身、殺人を犯す役をやったことはなかったので、興味がわいて、ぜひやってみたいと思いました」と語る。本作はラブストーリーでもあり、吉高さんは松山さんとのシーンも多かったそう。物語に深く関わるとあって、話せることが限られており、共演シーンについて「何も言えないね」(吉高さん)、「ダメだね…」(松山さん)と苦笑交じりに互いに顔を見合わせていたが、吉高さんは松山さんについて「もっとお芝居を見たいと思う役者さんでした」と語る。一方の松山さんは「初めて由里子ちゃんに会ったのは10年以上前で、クセの強そうな女の子で…」と語り、すかさず吉高さんは報道陣に「ポジティブに書いてくださいね!」とお願い。松山さんは「そういうクセのある人が大好きで、これまで共演することはあっても、僕が一方的に刺すだけだったり(笑)、出番が違ったりしてたんですが、今回、(初めてじっくりと)共演できてよかったです」とふり返る。明かせないながらも2人でのシーンは「変わったシーンが多かった」と松山さん。「ミステリなのに、ギャグか?ってシーンもあって。2人ともずっとスッポンポンで…」と語り、吉高さんも「金太郎でしたね(笑)」と楽しそうに述懐。果たして、どんなシーンになっているのか…?現代編の中心を担う、告白ノートを見つける亮介を演じた松坂さんは、あえて過去パートのダイジェスト映像を見ないで撮影に臨んだという。「こんなにも(現代と過去で)ハッキリと分かれている作品はなかなかないと思います。監督の絶妙な仕掛けがちょいちょいあるので、それがどう作用して、一つの作品になるか楽しみです」と完成作への期待を口にする。吉高さんは「2か月後に本当に公開できるのか…(笑)?何か手伝う?大丈夫…?って感じですが(笑)、仕上がりがとても楽しみ。2つのストーリーがどうひとつに交わっていくのか?早く見たいです」と完成を待ちわびていた。『ユリゴコロ』は9月23日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月09日7月2日(日)9日(日)の2週連続スペシャルドラマとして復活を遂げる「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」。この度、本作のスピンオフ「山岸ですがなにか」が「Hulu」にて配信することが決定。連続ドラマにも出演していた太賀演じる山岸ひろむが主人公となってストーリーが展開していく。山岸は会社を辞めた先輩・正和を引き継ぎ、エリアマネージャーと居酒屋「鳥の民」の店長を兼ねる多忙な日々を、相変わらずのマイペースさでのびのびと過ごしていた。そんなある日、ドラマ「ゆとりですがなにか」脚本づくりのための取材にゆとり代表として呼ばれ、テレビ局を訪れることに。ほかの参加者の発言を聞いた山岸は、「そのエピ(エピソード)、甘くね?」と鼻で笑い、「会社相手に訴訟起こしたことあります?」などと“山岸劇場”を披露。彼の発言に興味津々なプロデューサーや脚本家、監督は、APの須藤冬美(佐津川愛美)を山岸のもとへ送り込み、密着取材を敢行。「自分の企画でドラマを作りたい!」と燃える冬美は、ネタ探しのために山岸とつきあうことに…!?岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラらが出演した「ゆとりですがなにか」は、昨年4月期ドラマ放送時に若者世代を中心に熱狂的な指示を集め、ギャラクシー賞、東京ドラマアウォード、ほか数々のドラマ賞を受賞した社会コメディドラマ。同年5月、6月のHulu月間視聴回数ランキングでは、全作品(40,000本)の中で堂々1位を獲得し、動画配信との親和性を高く評価された。SPドラマとして復活する「ゆとりですかなにか 純米吟醸純情編」では、岡田さんらお馴染みのキャストが再集結するほか、新キャストとして蒼井優が参加し、連続ドラマから1年後を描いていく。今回配信が決定した「山岸ですがなにか」は、「それって強制スか?」「道わかんないんで、駅からタクっちゃいました」「メール見ないんで次からLINEでお願いしま~す!」「会社やめま~す!」など、数々の名言で話題になった、太賀さん演じる“ゆとりモンスター”山岸ひろむが主人公。物語は、真正ゆとり世代を象徴する超マイペース・強烈なキャラクターの山岸が、ゆとり世代の一人としてドラマ「ゆとりですがなにか」の制作スタッフから取材を受けるところからスタート。地上波のメインキャラクターである坂間正和(岡田将生)や山路一豊(松坂桃李)、道上まりぶ(柳楽優弥)など豪華キャストも勢揃い。さらに、ドラマ現場の超リアルなAP(アシスタントプロデューサー)役で、取材対象の山岸と恋に落ちる(!?)ヒロインに、佐津川愛美が出演する。なお、脚本を担当するのは、本家「ゆとりですがなにか」の脚本も担当している宮藤官九郎。宮藤さんがインターネットドラマの脚本を手掛けるは今作が初めてとなり、一体どんなラブコメが描かれるのか楽しみだ。<キャストコメント>■太賀(山岸ひろむ役)こんな展開になるなんて想像もしてませんでした…。山岸、まさかの主人公です。山岸ですがなにか、まさかのロマンチックラブストーリーです。本編で見せられなかった山岸の生態、こだわり、歌唱力。どうか山岸という不器用で愛すべき男を感じて頂きたい。またこの役を演じられて、本当に幸せでした。ありがとう、山岸。■佐津川愛美(須藤冬美役)スタッフ、キャストの皆さんの絶対的な「山岸愛」を感じ、こんなに一致団結している素敵な作品に参加させて頂けて幸せでした。演じさせて頂いた冬美ちゃんも「ゆとり」でありつつ、とても個性的で豊かなキャラクターでしたので毎日撮影が楽しくて仕方がなかったです。「Hulu」だからこそ出来る山岸節満載なドラマに仕上がっています!是非ご覧頂ければ嬉しいです!■宮藤官九郎(脚本)「Hulu」で短いのを4本くらい書きませんか?と言われて、これは無責任に書けそうだぞ、いや、こういうのは無責任に書かなくちゃ面白くないだろう、ということで、久々にコント作家のような気分で、全編スタバで書きました。山岸という、演じようによっては完全な悪役にもなりうるキャラを、最終的に愛すべきバカ人間に昇華させた太賀くん、その山岸に対し、一歩も引かない、これまたバカ女AP須藤を演じてくださった佐津川愛美さん。ありがとうございます!本篇、「ゆとりですがなにかSP」と微妙にリンクしているので、併せて観ることをお薦めします。Huluオリジナル連続ドラマ「山岸ですがなにか」は7月2日(日)の「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」放送終了後よりHuluにて独占配信開始。以降毎週日曜日に配信(全4話)。SPドラマ「ゆとりですかなにか 純米吟醸純情編」は7月2日、9日(日)22時30分~日本テレビにて2週連続放送。(cinemacafe.net)
2017年06月22日吉高由里子を主演に迎え、沼田まほかるによるベストセラー原作を映画化する『ユリゴコロ』。先日、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶に加え木村多江、そして松山ケンイチと、人気・実力を兼ね備えた豪華俳優陣の出演が発表され、話題を呼んだばかりだが、このほど、本日6月12日の「日記の日」に、ノートに綴られた<過去パート>の場面写真が解禁となった。とある一家で見つかった「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノート。そこに綴られていたのは、悲しき殺人者の記憶。これは事実か、創作話か。誰が、何のために書いたのか。そしてこの家族の過去に、いったい何があったのか。数々の疑念に先に、驚愕の真実が突き付けられる。いま、容赦ない愛と宿命の物語が、静かに動き始めた――。2012年、大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートをはたし、出版業界の事件と呼ばれる“まほかるブーム”を巻き起こした沼田氏の同名小説を、『君に届け』『近キョリ恋愛』など手がけてきた熊澤尚人監督が映画化。これまでの作品とは一線を画す、美しき衝撃作に挑んでいる。そしてこのたび、ユダヤ人少女アンネ・フランクが「アンネの日記」を書き始めた日であることから制定された「日記の日」にちなみ、物語が動き始めるきっかけとなる場面写真が一挙に解禁。今回は、吉高さん、松山さん、佐津川さん、清原さんらが出演する<過去パート>から、ノートに綴られた物語の断片的なシーンが明らかにされた。特に注目は、美紗子(吉高さん)と洋介(松山ケンイチ)が寄り添う姿。生まれながらに“人間の死”へ本能的な衝動を感じ、そこから逃れる術を持たなかった美紗子と、誰にも言えない心の傷を抱えた洋介。悲しみを抱えた者同士が運命的な出会いを果たしたその先に、突きつけられる結末とはいったい何なのか――。涙をこらえる松山さん、ぼう然として空を見上げる吉高さんの姿、そして特報映像でも映し出されていた“決定的瞬間”の姿に想像が膨らむ場面写真となっている。さらに、時代を感じさせるファッションも印象的な美紗子の友人役・みつ子を演じる佐津川さん、美紗子の学生期を演じる清原さんの劇中カットも解禁されている。なお、松坂さん、木村さん、清野さんらが出演する、ノートの秘密へ迫る<現在パート>は、いよいよ今月末からクランクイン。自らのいのちの拠りどころを求め、愛と宿命の渦に翻弄される者たちの壮絶な物語は、過去と現在がどう繋がり、どのようなドラマを紡ぐのか…。今後の続報にも期待していて。『ユリゴコロ』は9月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月12日6月11日(日)に都内にて行われる、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2017」(SSFF&ASIA)のアワードセレモニーに先立ち、MCの福島リラを皮切りに、叶美香、佐津川愛美、K、マキタスポーツら豪華ゲスト陣がレッドカーペットに続々登場した。「SSFF&ASIA」は今年で19回目となる米国アカデミー賞公認の映画祭。昨年グランプリに輝いたハンガリーのクリストフ・デアーク監督の『Sing/合唱』が、米国アカデミー賞短編実写部門を受賞するなど、世界が注目する映画祭へと遂げている。今年は世界140以上の国と地域から集まった、およそ9,000本の作品から選りすぐりの約250作品を上映している。福島さんは、白と黒の2色を基調にしたシースルーのドレスで、同じくMCを務めた堀潤と腕を組みレッドカーペットを歩いた。そして、女優の佐津川さんは歌手のKさんと共に参加。佐津川さんは、ワンショルダーの肩がむき出しとなったブラックロングドレスで美のオーラを振りまいた。Kさんは、小さな星が散りばめられたジャケット姿で、エレガントに佐津川さんをエスコートしていた。レッドカーペットの常連ともいえる叶さんは、美しいデコルテやバストライン、レッグラインがすべて露わになるような、サテン地の緑色のドレスを纏い、この日一番の注目を浴びた。多くのフラッシュがたかれるたびに、カメラへと視線を送った叶さんは、「SSFF&ASIA」代表の別所哲也とも親しげに会話を交わしていた。フェスティバルアンバサダーのLiLiCoは、裾をヒラヒラさせながら、淡いピンクベージュのロングドレスで颯爽と登場。パッツンに揃えた厚めの前髪が、LiLiCoさんの少女感を盛り上げていた。一方、マキタスポーツさんは、なぜか黄色いヘルメットをかぶり、完璧に作業着を着こなし堂々と歩いた。マキタスポーツさんは、別所さんを見て「別所哲也だよ!」と言ったり、「この壁(背後の看板の立てつけ)やったの、俺」などとうそぶき、報道陣を笑わせていた。雑誌「GQ Japan」の鈴木正文編集長は、変わらない奇抜なファッションのショートパンツ姿でピースサインを決めた。レッドカーペットには、そのほか、オフィシャルコンペティション審査員を務めた大林宣彦、小倉智昭、ベン・トンプソン、マリエ、三上博史、CGアニメーション部門審査員の杉山知之、松下由樹、三橋忠央、各部門ノミネート監督らが登場した。「SSFF&ASIA」は6月1日(木)~25日(日)まで、東京は5会場、横浜は1会場にて上映。(cinamacafe.net)
2017年06月11日高杉真宙が『ぼんとリンちゃん』の俊英・小林啓一監督と再タッグを組んだ主演作『逆光の頃』。京都を舞台に高校生を演じ、葵わかな、清水尋也といった若手注目キャストと共演した本作から、予告編とポスタービジュアル、新場面写真が解禁となった。日本の歴史を感じさせる古都、京都。京都生まれの京都育ち、どこにでもいるような平凡な高校2年生の赤田孝豊は、同級生たちとの友情やケンカ、幼なじみの女の子への恋などを経験していく…。思春期のただ中にいる彼は、人生に対する漠然とした不安を抱えながら、一歩前に進みだそうとする――。原作は、「コップのフチ子」の原案者であり、ギャグイラストの「バカドリル」などで知られる異才の漫画家タナカカツキの名作コミック。日常と非日常、夢と現実。双方の世界を行き来する少年のゆらめきときらめきが、京都の街を背景に鮮やかに紡ぎだされ、その叙情性が高く評価されている。本作は、全12編からなる原作の中から、「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編とオリジナル部分を、小林監督が脚本・撮影を務めて映像化。主人公・孝豊を演じるのは、『PとJK』『トリガール!』『散歩する侵略者』など、出演作が相次ぐ若手俳優・高杉さん。そして、主人公が恋する幼なじみ・みこと役には、NHK次期朝ドラ「わろてんか」のヒロインに抜擢された葵さん。孝豊の友人で、音楽に没頭するバンドマン・公平を演じるのは、『ソロモンの偽証』『ちはやふる』など話題作に続々と出演している清水さん。さらに、京の街で小料理屋を営む、みことの姉・五月を佐津川愛美、人気落語家でありながら役者として小林監督作品に『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』に次いで3作品目という常連の桃月庵白酒など、個性豊かなキャストも見どころとなっている。このたび解禁となった予告編では、高杉さん演じる主人公・孝豊の揺れうごく、みずみずしい感情が切り取られている。伝統工芸・截金(きりかね/仏像等に金箔を張り合わせ、文様を表現)を生業とした父、いつか音楽で食っていきたいと夢を抱く同級生の公平(清水さん)。現在とその先の未来を見据えて何かに没頭する彼らと、自分がこれからどこに向かうのかわからず、漠然とした不安に身動きがとれないでいる孝豊の表情が印象的。また、そんな彼を明るく照らす幼なじみ・みこと(葵さん)の愛らしく快活な存在感と、やさしい京ことばが光る。さらに、本ポスタービジュアルでは、まるで孝豊が非現実と現実を行き来しているかのような、どこか幻想的な仕上がりとなっている。『逆光の頃』は7月8日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:逆光の頃 2017年初夏、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開(C) タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
2017年06月03日太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太らが出演する青春ロードムービー『ポンチョに夜明けの風はらませて』。この度、本作の公開初日が10月28日(土)に決定し、ロックバンド「忘れらんねえよ」が書き下ろした主題歌を使用した予告編が公開された。将来に希望を見出せないまま、ただ何となく日々を過ごしていた高校生の又八(太賀)、ジン(中村蒼)、ジャンボ(矢本悠馬)。卒業を間近に控え、ジンは一流大学への進学を目指し、ジャンボは実家のとんかつ屋を継ぐことを決めていたが、又八だけは何も進路を決められずにいた。“このありふれた日常から少しだけでも抜け出したい” そんな思いを胸に、彼らはジャンボの父親の愛車セルシオに乗って海に向かう。旅の途中、グラビアアイドルの愛(佐津川愛美)、風俗嬢のマリア(阿部純子)ら刺激的な“大人たち”と出会いながら、普段では味わえないハチャメチャな体験をする3人。一方、置いてけぼりをくらい、又八と約束した卒業ライブに向けてギターの練習に明け暮れる中田(染谷将太)。彼らの「青春」が、いまようやく動き出す――。本作は、数々の青春小説を手掛ける早見和真の同名小説が原作に、気鋭の映像作家・廣原暁が映画化。人情深いお調子者の主人公・又八役を太賀さんが演じるほか、知的でクールなジン役を中村さん、心優しいジャンボ役を矢本さん、そして彼らの旅の戻りを待っている中田役を染谷さんといった日本の映画界を担う若手俳優が出演。さらに佐津川愛美、阿部純子、角田晃広(東京03)、佐藤二朗、西田尚美が顔を揃えている。公開された予告編では、将来に希望を見出せない又八、ジン、ジャンボの3人が車で海に向かおうとするシーンから始まり、砂浜を駆ける姿や、花火を楽しむシーンなど青春が垣間見える場面が登場。彼らはハチャメチャな旅を続けるのか?計画していた卒業ライブはどうなる?彼らの「高校最後の青春」の行方が気になる予告映像となっている。また本作の主題歌は、ロックバンド「忘れらんねえよ」が書き下ろした「明日とかどうでもいい」に決定。4月に初の日比谷野音ワンマンライブも行い、さらなる飛躍を遂げている「忘れらんねえよ」が、若者たちの情熱的な青春をストレートに代弁、公開された予告編でもその一部を聞くことができる。今回、そんな主題歌について語るメンバーの柴田隆浩と廣原監督からコメントが到着した。■「忘れらんねえよ」柴田隆浩高校の頃は理屈で動いてませんでした。明日のことも昨日までのこともマジどうでもよくて、いま。いましかなかった(その結果同じ女子に10回告白してめっちゃ嫌われました)。で、大人になった僕はいちいちこれからのことを考えて辛くなったり(健康のこととか)、前にやらかしたことを後悔して眠れなくなったり(酔ってつぶやいた中二的ツイートのこととか)、なんだか超モヤモヤしてて。そんなときに、この映画の脚本と出会ったんです。これじゃん、と思いました。読んで19歳若返りました。なので僕はいまぴっちぴちの16歳高校生です。この歌はそんな高校生の僕が歌っています。はちゃめちゃ。ツッコミどころだらけ。でもそれがいいんだよ。これが僕には必要だった。■廣原暁監督主題歌を作ってもらうため、若いアーティストを探していたのですが、高校生が作ったという設定なので、あまりおしゃれすぎるのも困るなと考えていました。そんなときに「忘れらんねえよ」を知りまして、その力強い直球さがぴったりだと感じました。柴田さんに初めて会ったとき、映画への思いと主題歌の役割についてご説明すると、すぐに「明日とかどうでもいい」の曲の原型を聞かせてくれました。それを聞いて、これは間違いないと感じたので、あとは柴田さんを信じて全てをお任せしました。完成した曲は、想像以上に映画の内容にぴったりだったので驚きました。きっと脚本をよく読んで、映画の流れや登場人物の性格をイメージしてくれたのだと思います。この曲の使い方も、映画の見どころの一つとなっていますので、ぜひご注目ください。『ポンチョに夜明けの風はらませて』は10月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月02日映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』が、2017年10月28日(土)より新宿武蔵野館ほか順次公開される。早見和真の同名小説を原作とする青春ロードムービーだ。卒業前…夢も希望もない高校生が、何かを変えるべく一歩踏み出す将来に希望を見出せないまま、ただ何となく日々を過ごす高校生。何かを変えてみたい。でも何から手をつけていいのかわからない。それでも、このありふれた日常から少しだけでも抜け出したい…多くの人が一度は感じたであろう悶々とした高校時代が作品の舞台だ。将来に夢も希望もない太賀演じる又八、中村蒼が演じるジン、矢本悠馬演じるジャンボの3人。ジンは一流大学への進学を目指すも受験に落ち、ジャンボは春から実家のとんかつ屋を継ぐ。そんな中、又八だけは進路を決められずにいた。卒業間近、お金もほとんど無いのに行くあてもない3人が旅に出る。彼らの唯一の頼りは、ジャンボの父親から無断で拝借した愛車セルシオだけ。旅の途中、グラビアアイドルの愛(佐津川愛美)、風俗嬢のマリア(阿部純子)ら刺激的な”大人たち”と出会いながら、いつもと違った、ハチャメチャな体験をする3人。そんな3人と卒業式乗っ取りライブを約束しながらも、染谷将太扮する中田は、一人置いてけぼりをくらっていた。繋がらない電話を前に黙々とギターを練習。4人それぞれの青春向かう先に何が待っているのか。彼らの高校最後の「青春」は輝くのか!?そして、卒業ライブには間に合うのか!?登場人物:4人の高校生・又八(太賀):人情深いお調子者、何事も直感を信じる・ジン(中村蒼):知的でクール、一流大学を受験することを決心・ジャンボ(矢本悠馬):心優しい青年、実家のとんかつ屋を継ぐことを決心・中田(染谷将太):他の3人の旅の戻りを待ちつつ、卒業ライブの練習に励む監督は『世界グッドモーニング!!』で各国の映画祭で話題をさらった注目の映像作家・廣原暁が担当する。また、今回本作の主題歌がロックバンド「忘れらんねえよ」による楽曲「明日とかどうでもいい」に決定した。本作の爽やかな疾走感を表現したこの曲を、是非予告映像でチェックしてみては。作品詳細映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』公開日:2017年10月28日(土)新宿武蔵野館他にてロードショー監督:廣原暁脚本:大浦光太廣原暁出演:太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太、佐津川愛美、阿部純子、角田晃広(東京03)、佐藤二朗、西田尚美原作:早見和真「ポンチョに夜明けの風はらませて」(祥伝社刊)製作:「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会企画・制作:RIKIプロジェクト配給・宣伝:ショウゲート(c)2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会
2017年05月25日数々の青春小説を手がける早見和真の同名小説を、太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太らの豪華共演で贈るロードムービー『ポンチョに夜明けの風はらませて』。このほど、誰もが経験してきた“あの頃”を思い出す青春映画に、さらなる哀愁とユーモアを加える“大人”役キャストとして、西田尚美、佐藤二朗、「東京03」角田晃広が決定した。夢も希望もない高校生3人、又八(太賀)、ジン(中村蒼)、ジャンボ(矢本悠馬)。卒業を間近に控え、ジンは一流大学への受験を決意し、ジャンボは父親のとんかつ屋を継ぐことを決めていたが、又八だけは何も進路を決められずにいた。“このありふれた日常から少しだけでも抜け出したい”。そんな思いを胸に、又八はジン、ジャンボを連れて旅に出る。所持金はほぼない。行くあてもない。頼りになるのは、ジャンボの父親の愛車セルシオだけ。道中でグラビアアイドルの愛(佐津川愛美)、風俗嬢のマリア(阿部純子)ら刺激的な“大人たち”と出会いながら、普段では味わえないハチャメチャな体験をする3人。一方、旅には出ずに、ひとり残って卒業ライブに向けてギターの練習に明け暮れる中田(染谷将太)。彼らの中で、ようやく何かが少しずつ動き出そうとしていた――。太賀さん扮する将来を決められない主人公、又八の母親・尚美役を演じるのは、映画、テレビなど、幅広い活躍を見せる西田さん。本作でも、昭和の雰囲気漂うスナック「ゴールデン・アイランド」を1人で切り盛りする自由奔放なママを好演する。また、『銀魂』など福田雄一作品をはじめ、多くの作品で存在感を発揮する個性派俳優、佐藤さんは、矢本さん演じるジャンボの父親・八兵衛役。とんかつ屋を営む八兵衛は「ゴールデン・アイランド」の常連で、尚美ママとまったりとくだらない会話を楽しむ日々。八兵衛が苦労しながらこつこつと貯めたお金で購入した愛車「セルシオ」に、又八たち3人は乗り込み、あてもない旅に出るのだが…。さらに、『oh!My Z!(オー・マイ・ゼット)』(’16)で映画主演も果たした「東京03」の角田さんが、ラジオのパーソナリティ・DJジャミラ役として個性豊かな声を披露。3人の旅の途中途中で、車内に流れるDJジャミラのラジオ放送はどこか哀愁を漂わせ、印象に残している。「太賀さんをはじめとして、中村さん、矢本さん、染谷さん、佐津川さん、阿部さんなど、若い代表格が集まっていて、力がほとばしるような作品で、そんな作品にちょっとでもお力添えできたらなと思って参加しました」と語るのは、佐藤さん。「廣原(暁)監督は、物腰柔らかくて、丁寧にお芝居を演出してくれる人で、とても信頼できました。監督含めて若い才能の人たちと一緒に仕事をやるのは非常に刺激になるし、とても楽しかったです」と実力ある若い監督やキャストたちに惹かれたことを明かす。西田さんは、「若者たちがハチャメチャに生きている、まさに青春そのもののお話に参加させていただけて、とても光栄に思っています。今回は染谷さんと久しぶりにご一緒出来て楽しかったですし、佐藤さんのアドリブを間近で体感出来て、とても勉強になりました」とコメント。佐藤さん同様、注目の新鋭・廣原監督についても「すごく真面目で真っ直ぐな方という印象です。この作品を想いながら、とても丁寧に演出されていて、ご一緒出来たことを心から嬉しく思っています」と、出演の喜びを語っている。『ポンチョに夜明けの風はらませて』は10月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月11日吉高由里子主演で、沼田まほかるベストセラー小説を映画化する『ユリゴコロ』。この度、本作の衝撃の結末を予感させるティザービジュアルと特報映像が到着。ティザービジュアルでは、吉高さんの快活なイメージを覆す、大罪を背負い宿命に囚われたキャラクターの、美しくも儚い表情を浮かべた姿が写し出されている。とある一家で見つかる「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノート。そのノートに綴られていたのは、悲しき殺人者の記憶。これは事実か、創作話か。誰が、何のために書いたのか。そしてこの家族の過去に、一体何があったのか。数々の疑念の先に、運命をも狂わす驚愕の真実が突き付けられる。いま、壮絶な愛と宿命の物語が、静かに動き始める――。原作は、2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たし、“まほかるブーム”を巻き起こした、沼田氏の同名ベストセラー小説。女性心をくすぐる作品『君に届け』や『近キョリ恋愛』を手掛けた熊澤尚人監督が、これまでの作品とは一線を画す美しき衝撃作に挑む。本作は、殺人者の告白文が綴られた1冊のノートを見つけるところから始まる。そこに記された悲しき殺人者の記憶…一家の過去には何があったのか。吉高さん演じる美紗子を中心に、過去と現在が交錯しながら登場人物たちは愛と宿命の渦に翻弄されていく…。主演の吉高さんのほかキャストには、吉高さん演じる美紗子と運命的な出会いを果たす男・洋介役に松山ケンイチ、ノートを見つけ、その秘密に惹き寄せられる男・亮介役に松坂桃李。さらに佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江らが出演する。映画では、吉高さんや松山さんらが出演するノートに綴られた“過去”の物語と、松坂さんらが出演するノートの秘密に迫る“現在パート”と、2部作的なスケール感で描かれているのだが、到着した特報映像は、そんな昨年9月~10月に撮影が行なわれた、“過去パート”のみで構成されている。「人殺しが、人から愛されてもいいのだろうか」というナレーションから始まるこの映像は、とある一家で見つかったノートに記された、断片的な記憶が映し出されていく…。吉高さん演じる美紗子と松山さん演じる洋介との出会い、無表情で何かを振り下ろす美紗子、そして「あなたの優しさには、容赦がありませんでした」という、映像内で唯一発せられる台詞と共にに涙する2人のシーンが切り取られている。なお、“現在パート”は6月下旬から撮影に入る予定となっており、どのような形で加わるのか、続報にも注目したい。『ユリゴコロ』は9月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年04月28日映画『ユリゴコロ』が、2017年9月23日(土)より全国の劇場で公開される。原作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートをはたし、“まほかるブーム”を巻き起こした沼田まほかるによる同名のベストセラー小説。ある一家で見つかる、殺人者の告白文が綴られた一冊のノート。その登場人物である美紗子を中心に、過去と現在が交錯しながら、登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていくさまを描く恋愛ミステリーだ。物語は、ノートに綴られた物語を描く<過去パート>と、ノートの秘密へ迫る<現在パート>の2つで構成。それぞれで画のトーン、現場スタッフなどを変更したほか、撮影時期もあえてずらすことで、過去と現在が交錯する物語をより深く印象付ける工夫がなされている。ノートの登場人物であり、物語のキーである美紗子役を演じるのは、3年ぶりの主演作『東京タラレバ娘』で恋・友情・仕事に奔走する等身大の女性像を演じた吉高由里子。『君に届け』、『近キョリ恋愛』の熊澤尚人監督とタッグを組み、衝撃のミステリーを実写化した本作で主演を務める。美紗子(吉高由里子)と運命的な出会いを果たす男・洋介役には、松山ケンイチ。誰にも言えない罪、心の傷を抱えながら生きる、色気と繊細さが同居したキャラクターを熱演する。そして、物語が動き出すきっかけとなる一冊のノートを見つけ、その秘密に迫っていく男・亮介役に松坂桃李。「これは事実か創作か?」「いったい誰が、何のために書いたのか?」数々の疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹き寄せられ、自らの運命を狂わせていく役どころを演じる。そのほか、ある日突然に亮介(松坂桃李)の前から姿を消してしまう婚約者・千絵役の清野菜名、千絵(清野菜名)の元同僚で、彼女からある伝言を預かり亮介(松坂桃李)の前へ姿を現す謎多き人物・細谷役に木村多江が、主演キャストの脇を固める。公開された場面写真には、美紗子(吉高由里子)と洋介(松山ケンイチ)が寄り添う姿や、悲しみを抱えた表情の洋介、さらに美紗子の友人役・みつ子(佐津川愛美)の姿が映し出されている。【作品情報】映画『ユリゴコロ』公開日:2017年9月23日(土)キャスト:吉高由里子、松坂桃李 / 松山ケンイチ佐津川愛美、清野菜名、清原果耶 / 木村多江原作:沼田まほかる『ユリゴコロ』(双葉文庫)脚本・監督:熊澤尚人©沼田まほかる/双葉社 ©2017「ユリゴコロ」製作委員会
2017年04月13日吉高由里子が5年ぶりに映画主演を務め、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たした沼田まほかるのベストセラーを映画化する『ユリゴコロ』。本作の新キャストとして、松坂桃李と松山ケンイチ、さらに佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江という豪華な顔ぶれが明らかになった。ある一家で見つかる「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノート。そのノートに綴られていたのは、悲しき殺人者の記憶。これは事実か、創作か。誰が、何のために書いたのか。その秘密に踏み入ってしまったなら、もう後戻りはできない。壮絶な愛と宿命の物語が、いま静かに動き始める――。“出版業界の事件”ともいうべき空前の“まほかるブーム”を巻き起こし、その名前を広く知らしめた作家・沼田まほかるの同名小説を、「東京タラレバ娘」の好演も記憶に新しい吉高さんが主演、『君に届け』『近キョリ恋愛』などを手がけた熊澤尚人監督で映画化。殺人者の告白文が綴られた1冊のノートと、その登場人物・美紗子(吉高さん)を中心に過去と現在が交錯しながら、登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていく物語となる。そんな本作で、熊澤監督とは『親指さがし』(’06)以来、2度目のタッグとなる松山さんは、吉高さん演じる美紗子と運命的な出会いを果たす男・洋介役に。誰にも言えない罪、心の傷を抱えながら生きる、色気と繊細さが同居したキャラクターを、昨年の『聖の青春』で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど、日本を代表する俳優の1人として活躍を続ける松山さんが、その圧倒的な表現力と存在感で演じる。一方、松坂さんは、物語が動き出すきっかけとなる1冊のノートを見つけ、その秘密に惹き寄せられる男・亮介役に。余命わずかな父の書斎で見つけた、殺人者の記憶が綴られたショッキングなノート。「これは事実か創作か?」「いったい誰が、何のために書いたのか?」「自らの家族とどんな関係があるのか?」数々の疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹き寄せられ、自らの運命を狂わせていく役どころ。菅田将暉とのW主演映画『キセキ -あの日のソビト-』が大ヒットを記録、今後も続々と新作映画の公開が控える松坂さんが、宿命に翻弄されるキャラクターで、どんな姿を見せてくれるのかは要注目。さらに、ある日、突然に亮介(松坂さん)の前から姿を消してしまう婚約者・千絵役には、『暗黒女子』をはじめ映画・ドラマはもちろん、宮藤官九郎やいのうえひでのりなど、名だたる演出家たちに見いだされ舞台へも表現の場を広げる清野さん。そして、千絵(清野さん)の元同僚で、彼女からある伝言を預かり、亮介の前へ姿を現す謎多き人物・細谷役を、『ぐるりのこと。』など数多の映画・ドラマへ出演し、あらゆる女性像をも体現する表現力と独特の存在感が魅力の木村さんが演じる。また、生まれながらに“人間の死”へ本能的な衝動を感じ、そこから逃れる術を持たなかった美紗子(吉高さん)の若き日を、『3月のライオン』などへ出演する清原さんが抜擢。そして、美紗子が特別な感情を抱く友人・みつ子役には、『ヒメアノ~ル』などへの出演でその演技力には定評がある佐津川さんが演じるなど、若手注目女優も集結する。なお、ノートに綴られた“過去”の物語に出演する吉高さん、松山さん、佐津川さん、清原さんは昨年9月初旬~10月中旬に撮影を終了。ノートの秘密に迫る“現在パート”へ出演する松坂さん、木村さん、清野さんらは本年6月下旬から撮影に入るという。過去と現在が交錯する物語をコントラスト強く表現するため、画のトーン、現場スタッフなども変更。あえて撮影時期もずらし、二部作的なスケール感の制作体制を敷いているという。そして松山さんと松坂さんからコメントが到着した。■松山ケンイチ暖かく、柔和で、暗くなりがちな役柄を演じるのは久しぶりだったので、自分の中のステレオタイプも参考にしながら演じました。由里子ちゃんとの共演も願っていたことだったので、とても嬉しく思っています。熊澤監督とは2回目で10年近く間が空いてますが、プライベートでもお付き合いがあったので、良い関係で最後まで出来ました。僕自身大好きな90年代の映画の匂いのする作品だなと思ったので完成が楽しみです。■松坂桃李非常に不思議な本でした。ミステリーでもあるけれど人間ドラマとしても深いところをえぐってくる。完成するまで「こういう作品だ」と言いきれないんじゃないかと思いました。偶然にも近いタイミングで同じ原作者の沼田さんの作品(「彼女がその名を知らない鳥たち」)に携わることになり、そこにも深い“縁”を感じました。過去の出来事を想像しながら、現在の物語を大切に演じていきたいと思います。『ユリゴコロ』は9月23(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月10日3月13日、夕暮れどきの繁華街を歩く小泉今日子(51)の姿があった。この日、都内のイタリアンレストランでドラマ『スーパーサラリーマン佐江内氏』(日本テレビ系)の打ち上げが行われたのだ。開始時刻の午後5時前に、徒歩でやって来た小泉。しばらくすると、主演の堤真一(52)をはじめ出演者たちが続々と会場入りした。 「小泉さんは撮影の際はよくひとりで現場入りし、終わるとそのまま帰っていました。スタッフが送り迎えできなくて慌てることもありましたが、彼女は『専属スタッフをぞろぞろ連れて歩くのはカッコ悪い』というポリシーがあるそうで……。そんな気取らない姿勢に、周囲からも『これこそスターだよ』と絶賛の声が上がっていました」(ドラマ関係者) 打ち上げではキャストがひとりずつ壇上で挨拶していく展開。小泉は自然体でこう答えていたという。 「彼女は『今までやってきたドラマのなかで、いちばん楽でした。ロケもほとんどなかったし(笑)』とジョークを言って、笑いを取っていました。ただその後にはきちんと『とても楽しかったです。またパート2があればこんな感じでお願いします』と続けるなど、作品への愛情を感じさせるスピーチでした」(前出・ドラマ関係者) 作品に愛情を抱いていたのは、堤も同じだったようだ。 「とにかく、笑いの絶えない現場でしたからね。福田雄一監督(48)のドラマは現場で脚本が変更になることも多いのですが、みんなアドリブを連発して楽しんでいました。堤さんは『大学のサークルみたいなノリだよね』と笑っていました。打ち上げでも『エンディングのダンスはきつかったよ。家でも練習したけど、奥さんにダメ出しばっかりされていた(笑)』と振り返っていました」(前出・ドラマ関係者) 作中では、堤に無茶ぶりする“鬼嫁”役を務めていた小泉。打ち上げではそんな2人の“夫婦の絆”が垣間見えるシーンもあったという。 「小泉さんが挨拶をした直後、友人役の福島マリコさん(50)が彼女にハグしたんです。すると『俺も!俺も!』と縁者やスタッフがどんどん押し寄せてきて……。すると最後に、夫役の堤さんが満を持して登場!彼が熱い抱擁を交わすと、小泉さんはもう大爆笑でしたね」(出席者) 一次会は8時にお開きとなり、一行は2次会へ。そこでも和気あいあいとした空気が続いていたという。 「話題作として評判はかなり上々でしたから、実は局内ですでに続編や映画化の話も浮上してきているそうです。意外とすぐにでも実現へ向けて動き出すかもしれません」(前出・出席者) “さえない夫”の堤を安堵させたであろう“鬼嫁”小泉の抱擁。そこには「次もまたいっしょに」という“誓いが込められていたのかも!?
2017年03月22日俳優の太賀(24)が、映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』(10月公開)で主演を務めることが15日、発表された。気鋭の映像作家である廣原暁監督がメガホンをとり、撮影は昨年10月からの約2週間。今後も撮影を控えているという。原作は、作家・早見和真氏による同名小説。夢や目的を見出だせないまま過ごしてきた高校生たちが、高校最後の旅での出会いや予期せぬ経験を通して、次第に人生を見つめ直していく。太賀のほか、中村蒼(26)、矢本悠馬(26)、染谷将太(24)、佐津川愛美(28)、阿部純子(23)ら第一戦で活躍中の若手が名を連ね、青春ロードムービーを彩る。太賀が演じるのは、人情深いお調子者の主人公・又八。『桐島、部活やめるってよ』(12年)で注目され、『走れ、絶望に追いつかない速さで』(16年)で映画初主演。昨年は『淵に立つ』『闇金ウシジマくん the Final』『アズミ・ハルコは行方不明』ほか、今年は『追憶』(5月6日公開)、『南瓜とマヨネーズ』(11月公開)など出演が続いている。今回の発表を受け、太賀は「明日の事など考えずに今を全力で生きる、又八は僕にとってあまりにも青く、馬鹿で、眩しい役でした」と役柄の魅力を説明。「短い撮影期間、廣原監督をはじめスタッフ、キャスト一同、又八達の珍道中にズルズルに引きずり回されました」と撮影を振り返り、「この旅に意味はあるのか? 答えはあるのか? しかしそんな疑問さえ彼らの青春には野暮なのです。演じながら、彼らがずっとずっと羨ましかったです。大人になるまでの少しの猶予、又八達の暴走をあたたかく見守って頂けると幸いです」と呼びかけている。○出演者・スタッフのコメント<太賀>明日の事など考えずに今を全力で生きる、又八は僕にとってあまりにも青く、馬鹿で、眩しい役でした。短い撮影期間、廣原監督をはじめスタッフ、キャスト一同、又八達の珍道中にズルズルに引きずり回されました。この旅に意味はあるのか?答えはあるのか?しかしそんな疑問さえ彼らの青春には野暮なのです。演じながら、彼らがずっとずっと羨ましかったです。大人になるまでの少しの猶予、又八達の暴走をあたたかく見守って頂けると幸いです。<中村蒼>この映画は、決められたところを走っているんだけど、ちょっとだけ自分たちも知らないような所に行ってみて、非現実的な世界に触れてみるような映画です。自分が送ったのはこんな青春だったなぁと思い返せるし、これくらいバカになれたらよかったのになぁとか“又八”を見て思いました。3人でバカやっている姿を見て、前向きな気持ちになれるというか、楽しい気持ちになれる映画だと思います。<矢本悠馬>今までやってきた作品の中で、この映画が1番、撮影時間の早さを感じる現場でした。2週間くらいの撮影が体感3日のような感じです。ロードムービーでロケ地も面白い場所が多くて、ほんと全シーン見所といいますか、山場の連続です。夢とか希望とか持っていなくても、なりたいものになれていなくても、人生楽しい瞬間はあったんだぞって、そういう青春を思い出させてくれる映画になっていると思います。気軽に見て、気軽に笑ってください!<佐津川愛美>この映画は「THE青春」です。こいつらバカだなーって思える瞬間って面白いと思うし、同時にうらやましいなとも思える部分もある作品だと思います。この映画のような若い時代を過ごせていたら楽しいだろうなと思うし、女子の私から見ても、男子の暑苦しすぎない、いつも一緒にいる関係性がいいなぁと思える映画になると思います。<阿部純子>男子の青春ってどんなものだろう?って、私の中でも謎だったんですけど、たわいもないことで騒いだり、どうしようって悩み始めたりとか、愛らしいなと思って3人を見ていました。熱い青春映画ができたと思っています。私も10代の頃に戻りたいけど戻れない、その瞬間の楽しさを思い出しながら撮影していました。みなさんもこの映画を見て、タイムスリップしたような感覚になってもらえたらいいなと思います。<廣原暁監督>早見さんの原作を読んだ時、夢中になってあっという間に読み終えたのを覚えています。無茶して旅をする又八たちのように、僕も無茶をして映画を作りたいと思いました。そして、根気強くて優秀なスタッフたちと、この無茶な脚本を、驚くべき軽やかさを持って演じてくれた俳優たちのおかげで、今まで見たことないような楽しい青春映画が出来上がりました。全力でエンターテイメントした作品です。ぜひ劇場でお楽しみください。<永井拓郎プロデューサー>すごい才能が現れた。廣原暁監督の名を世界に知らしめた『世界グッドモーニング!』を観た時、凄まじい衝撃を受けたのを鮮明に覚えている。大胆な映像表現の中に、繊細さと品格を兼ね備えているこの監督となら、世界で勝負できる。嬉しいことに、今作『ポンチョに夜明けの風はらませて』には、今後の映画界を背負っていく若い俳優陣たちが賛同してくれました。観たことのない映画になっていると思います。
2017年03月15日太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太といった、いま注目の若手実力派俳優が集結し、『ひゃくはち』『ぼくたちの家族』の原作者・早見和真の青春小説「ポンチョに夜明けの風はらませて」の実写映画化が決定。公開に向け、クラウドファンディングも実施されることになった。人生をなんとなく過ごし、大きな夢や目的を見出せないまま、いつも通りの日常を送ってきた男子高校生たち。何かを変えたい!と高校最後の旅に出て、クセのある人々と出会い、予期せぬ体験をしながら、次第にそれぞれの旅の目的を、自分たちの生き方を見つけていくーー。2013年に発売された早見さん原作の同名小説(祥伝社刊)を、気鋭の映像作家・廣原暁監督が映画化。廣原監督は、2009年に制作した『世界グッドモーニング!!』が、10年のぴあフィルムフェスティバル(PFF)審査員特別賞を受賞。さらに同年、第29 回バンクーバー国際映画祭「ドラゴン&タイガー ヤングシネマ アワード」グランプリ受賞を皮切りに、ベルリン国際映画祭など各国の映画祭にて上映され、ポン・ジュノ監督、ジャ・ジャンクー監督らが「日本の社会問題を、若者の目線を介して新鮮に描く、革命的でクリエイティブな手法に溢れた作品」と絶賛。13年には、PFF スカラシップ作品『HOMESICK』で劇場作品デビューを飾り、第18回釜山国際映画祭「アジア映画の窓部門」出品、サンディエゴ・アジア映画祭招待など、世界から注目されている。そんな廣原監督の元に集結したのは、文字どおりにこれからの日本映画界を背負っていく若手実力派キャストたち。人情深いお調子者の主人公・又八を演じるのは、『桐島、部活やめるってよ』をはじめ、映画初主演作『走れ、絶望に追いつかれない速さで』、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞の『淵に立つ』、ドラマ「ゆとりですがなにか」などでの演技が高く評価されている太賀さん。11月には魚喃キリコ原作の映画『南瓜とマヨネーズ』も控えるなど、いま最もノリにノっている俳優の1人だ。また、又八の幼なじみで知的でクールな仁(ジン)には、『ひゃくはち』で高校球児を演じ、ひと際注目を集めたドラマ「せいせいするほど、愛してる」や田中麗奈主演の「真昼の悪魔」など、幅広い役柄を演じられる中村さん。心優しいジャンボ役には、主演作「ブスと野獣」や朝ドラ「花子とアン」での好演や『ちはやふる』などの個性的な魅力で、ドラマ、映画に引っ張りだこの矢本さん。そして、彼らの旅の戻りを待っている中田役を演じるのは、『3月のライオン』では特殊メイクで二階堂役を務め、名匠チェン・カイコー監督の『空海-KUKAI-』で主演を務めた染谷さん。さらに女優陣には、クレイジーなグラビアアイドルの愛役に、『ヒメアノ~ル』の衝撃も記憶に新しい佐津川愛美、風俗嬢・マリア役には、カンヌにも出品された河瀬直美監督の『2つ目の窓』の主演や「とと姉ちゃん」の“綾さん”で知られる阿部純子と、実に豪華な顔ぶれが揃った。昨年10月より約2週間かけて撮影、今後も撮影を控えており、現在は製作中の段階という。なお、日本国内での上映劇場を増やすことを目的に、クラウドファンディングの実施が決定。支援者には、鑑賞券やオリジナルグッズのほか、映画の初日舞台挨拶への招待、これから実施される本編撮影への参加・見学、本編で使用したポンチョのプレゼントが用意されている。<以下、コメント>■太賀明日のことなど考えずにいまを全力で生きる、又八は僕にとってあまりにも青く、馬鹿で、眩しい役でした。短い撮影期間、廣原監督をはじめスタッフ、キャスト一同、又八たちの珍道中にズルズルに引き摺り回されました。この旅に意味はあるのか?答えはあるのか?しかし、そんな疑問さえ彼らの青春には野暮なのです。演じながら、彼らがずっとずっと羨ましかったです。大人になるまでの少しの猶予、又八たちの暴走をあたたかく見守っていただけると幸いです。■中村蒼この映画は、決められたところを走っているんだけど、ちょっとだけ自分たちも知らないような所に行ってみて、非現実的な世界に触れてみるような映画です。自分が送ったのはこんな青春だったなぁと思い返せるし、これくらいバカになれたらよかったのになぁとか“又八”を見て思いました。3人でバカやっている姿を見て、前向きな気持ちになれるというか、楽しい気持ちになれる映画だと思います。■矢本悠馬いままでやってきた作品の中で、この映画が1番、撮影時間の早さを感じる現場でした。2週間くらいの撮影が体感3日のような感じです。ロードムービーでロケ地も面白い場所が多くて、ほんと全シーン見どころといいますか、山場の連続です。夢とか希望とか持っていなくても、なりたいものになれていなくても、人生楽しい瞬間はあったんだぞって、そういう青春を思い出させてくれる映画になっていると思います。気軽に見て、気軽に笑ってください!■佐津川愛美この映画は「THE青春」です。こいつらバカだなーって思える瞬間って面白いと思うし、同時にうらやましいなとも思える部分もある作品だと思います。この映画のような若い時代を過ごせていたら楽しいだろうなと思うし、女子の私から見ても、男子の暑苦しすぎない、いつも一緒にいる関係性がいいなぁと思える映画になると思います。■阿部純子男子の青春ってどんなものだろう? って、私の中でも謎だったんですけど、たわいもないことで騒いだり、どうしようって悩み始めたりとか、愛らしいなと思って3人を見ていました。熱い青春映画ができたと思っています。私も10代のころに戻りたいけど戻れない、その瞬間の楽しさを思い出しながら撮影していました。みなさんもこの映画を見て、タイムスリップしたような感覚になってもらえたらいいなと思います。■廣原暁・監督早見さんの原作を読んだとき、夢中になってあっという間に読み終えたのを覚えています。無茶して旅をする又八たちのように、僕も無茶をして映画を作りたいと思いました。そして、根気強くて優秀なスタッフたちと、この無茶な脚本を、驚くべき軽やかさを持って演じてくれた俳優たちのおかげで、今まで見たことないような楽しい青春映画が出来上がりました。全力でエンターテイメントした作品です。ぜひ劇場でお楽しみください。■永井拓郎プロデューサーすごい才能が現れた。廣原暁監督の名を世界に知らしめた『世界グッドモーニング!』を観た時、凄まじい衝撃を受けたのを鮮明に覚えている。大胆な映像表現の中に、繊細さと品格を兼ね備えているこの監督となら、世界で勝負できる。嬉しいことに、今作『ポンチョに夜明けの風はらませて』には、今後の映画界を背負っていく若い俳優陣たちが賛同してくれました。観たことのない映画になっていると思います。『ポンチョに夜明けの風はらませて』は10月、新宿武蔵野館ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月15日