あなたの周囲で、子供に暴力を振るったり暴言を吐いたりしている親を見たことはありませんか。また、もし見かけたらどのような行動を取りますか。直接、親を注意していいのか、110番に通報するべきかなど、どう行動するのが正解か分からない人も多いでしょう。実は110番や119番通報と同じ3桁の『児童相談所虐待対応ダイヤル』という電話番号が存在します。児童相談所虐待対応ダイヤルとは以下では、こども家庭庁のウェブサイトを参考に『児童相談所虐待対応ダイヤル』について解説していきます。児童相談所虐待対応ダイヤル「189」とは・・・虐待かもと思った時などに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」」にかけるとお近くの児童相談所につながります。通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は 守られます。こども家庭庁ーより引用189番は『いち早く』という意味も込められており、匿名での通報も可能です。「なんかヘンだ」「虐待かも」と異変を感じたら、ためらわずに通報してください。『児童相談所虐待対応ダイヤル』に通報すると…。児童相談所虐待対応ダイヤル「189」のしくみ児童相談所虐待対応ダイヤル「189」にかけると、発信した電話の市内局番等から(携帯電話等からの発信はコールセンターを通じて)当該地域を特定し、管轄の児童相談所に電話を転送します。主な転送パターン(1)固定電話からかけた場合発信した電話の市内局番等から管轄が特定できれば、そのまま児童相談所へ転送。特定できない場合は、ガイダンスに沿って発信者にお住まいの地域情報を入力してもらい、管轄児童相談所を特定。(2)携帯電話から発信した場合オペレーターが発信者からお住まいの地域情報を聞き取り、管轄児童相談所を特定。こども家庭庁ーより引用虐待により子供がケガをする恐れがあるなど、緊急性を要している場合は、110番通報をしてから、189番に通報するのがいいでしょう。時と場合にもよりますが、親を直接注意することは、トラブルに発展する恐れがあるので推奨はされていません。子供の虐待を通報できる、189番の『児童相談所虐待対応ダイヤル』。通報のほかにも、出産や子育てに関する悩みも相談できるので、189番を覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年04月22日保育や児童発達支援など、11事業28施設を運営する株式会社SHUHARI(本社:埼玉県志木市本町5-8-5)では、児童発達支援センター 元気キッズ チルズ(埼玉県朝霞市)にて、継続的に実施しているグループ内児童発達支援施設の利用者を対象とした「ヘアカット体験会」の第6回を2024年4月に開催いたします。元気キッズ チルズ外観■生きるために必要なヘアカットを、楽しいものうれしいものと思ってほしい発達に課題を抱えるお子さんの中には、一般の理美容室でのヘアカットが難しい子がたくさんいます。慣れない場所で慣れない人がハサミやバリカンをもっているのでパニックになってしまう子も少なくありません。そんなお子さんたちにとって、生きるうえで必要なヘアカットを少しでも「楽しいもの」「うれしいもの」と感じてほしい。そんな思いから2023年に10月27日に第一回ヘアカット体験会が実施されました。■きっかけは現役の美容師さんからのお声がけ青野氏今回お力を貸してくださったのは現役美容師の青野 賢士氏。ヘアカットが難しい子どもたちへ、何か力になりたいという思いから今回ボランティアとしてご協力くださいました。元気キッズの職員とご友人で、何気ない話の中でご自身の想いが元気キッズなら実現できると、お声がけいただきました。■いつもの場所、いつもの人がいる環境で、ヘアカットに慣れていくヘアカット児童発達支援センター 元気キッズ チルズの一部屋を利用し始まった体験会。いつも通っている施設での開催ということもありすんなりヘアカットができる子、やっぱり慣れなくてヘアカットを拒否する子など様々な反応がありました。初回は「慣れること」を重視し、決して完璧なヘアカットとはいかない部分もありましたが前髪がさっぱりして「可愛い!」「かっこいいね」という声に笑顔で返してくれるお子さんも。青野氏も、体験会を行うたびに「今回はこうだった。ああした方がよかったかもしれない」など子どもたちへの関わりについて試行錯誤されながらカットをされています。完璧なカットではなく、子どもたちが安心した空間の中でのカットを心掛けてくださっています。■保護者からは予想を大きく上回る反響が初回の開催以来、保護者の皆様からはたくさんの反響をいただきました。人数にも限りがある中、「次はいつですか?」と言っていただくこと少なくありません。すでに5回の体験会を実施していますが、毎回希望者が殺到している状況です。元気キッズの児童発達支援を利用される保護者の皆様の中にも、お子様のヘアカットに対して大変な思いをされた方がこんなにも多くあることを再確認しました。継続して活動を行うことで、きれいに整った自分を褒められてうれしい!と感じられたり、ヘアカットに慣れ、いずれは外部の理美容室へ行けるようになったりできることを目指しています。今後も青野さんのお力をお借りしながら邁進してまいります。■この活動をもっと広げるためにこのヘアカット体験会は月に1~2回程度で実施しています。現在はグループの児童発達支援施設利用者の方を中心に行っていますが、ゆくゆくは地域の理美容室とも協力しながらこの活動を広めていきたいと考えています。第6回ヘアカット体験会は4月に開催予定です。詳しくは下記のコーポレイトサイトのお知らせにて詳細を公開予定です。■元気キッズグループについて元気キッズグループロゴ「どんなGENKIもうけとめる」をコンセプトに多様なGENKIを認め合う保育・療育を理念とした、保育園や児童発達支援事業所を含むグループ。保育園から始まり、地域課題に向き合い、認可保育園、小規模保育園、埼玉県初の居宅訪問型保育、学童保育、病児保育、保育型児童発達支援、ペア指導型児童発達支援、相談支援など11事業28施設を埼玉県朝霞市、志木市、新座市で運営。インクルーシブな地域社会を作る事業、活動を行う。2023年には朝霞市から障がい児等療育支援事業を委託され、地域における障がい児支援の質の向上、医療的ケア児支援連携強化事業にも尽力している。また、代表 中村 敏也著書には「保育・療育で地域オンリー1になる 保育園運営の教科書」(かざひの文庫)、「発達が気になる子どもへの関わり方を教えてください!~発達障がい、グレーゾーン…」(かざひの文庫)がある。【会社概要】会社名 : 株式会社SHUHARI所在地 : 〒353-0004 埼玉県志木市本町5-8-5 中村ビル2階代表者 : 代表取締役 中村 敏也設立 : 2009年2月26日元気キッズグループHP: 事業内容 : 認可保育、小規模保育、病児保育、居宅訪問型保育、学童保育、保育型児童発達支援、放課後等デイサービスペア指導型児童発達支援、居宅訪問型保育、保育所等訪問支援、相談支援 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月25日米フロリダ州パラトゥカで、自分の娘を500ドルで売り渡そうとしていた女が児童虐待の罪で逮捕された。パラトゥカ警察の発表によると今月初旬、ジェシカ・ウッズ容疑者(33)は数日にわたり1歳半になる娘を連れて地元の商店街をうろついていた。ウッズ容疑者を頻繁に見かけていた店の従業員が「何か助けが必要ですか?」と尋ねると、容疑者は「何もいらない」と答え、娘を500ドル(約74000円)で売りたいと持ちかけてきたという。従業員が断ると、ウッズ容疑者は娘を残したまま、1人で立ち去ってしまった。その後赤ちゃんは警察に届けられ、児童家庭局によって保護された。ウッズ容疑者は7日、児童虐待と育児放棄の容疑で逮捕、拘留された。赤ちゃんは里親に引き取られ、安全に過ごしているという。
2024年03月15日全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光)は、能登地区の子どもたちを対象に遊びのプログラムを提供する「じどうかん あそびのマルシェ in ななお」を2024年3月23日(土)・24日(日)に「いしかわ子ども交流センター七尾館」で開催します。全国の児童館・児童クラブから専門知識のある児童館職員が集い、さまざまな遊びのプログラムを無料提供します。この度の能登半島地震により犠牲になられた方々に、心よりお悔やみ申し上げますとともに被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧と復興を心よりお祈りします。被害の大きかった地域は、子どもの支援者である児童館職員自身も被災されており、子どもの居場所づくりが大きな課題となっています。被災地における子どもの居場所や遊びの場の必要性については、子ども自らの声が届きにくいことから後回しになる傾向にあります。令和6年4月、「こどもまんなか社会」の実現を掲げたこども家庭庁が発足し、同年12月には「こどもの居場所づくりに関する指針」において、災害時におけるこどもの居場所づくりの推進が明記されました。指針では、「災害時などの非常時こそ、こどもの声を聴き、こどもの権利を守ることが必要である。災害時においてこどもが居場所を持ち、遊びの機会等が確保されるよう配慮することは、こどもの心の回復の観点からも重要である」とされています。当日は、専門知識を持った全国の児童館職員が子どもたちに運動遊びや手づくり工作などを提供します。参加者には、お菓子やおもちゃなどをプレゼントする予定です。遊びを通じて心理的なケアをすることで、子どもと保護者のストレス等を緩和し、日常を取り戻す心理的ケアの一助となることを目指しています。本イベントをご取材いただける場合、お手数ですが3月21日(木)17:00までにメール( press@hitoshizuku.co.jp )にてご登録くださいますようお願い申し上げます。<開催概要>・活動内容:全国の児童館等が持ち寄る遊びのプログラムによる能登地区の子どもたちを応援する活動(運動遊び、手づくり工作など)・日時:2024年3月23日(土)13:00~16:00 /24日(日)10:00~13:00(雨天決行)・場所:いしかわ子ども交流センター七尾館(石川県七尾市古屋敷町カ-10-3)※アクセス:七尾市循環バスマリン号 七尾駅前より城山運動公園下車 徒歩1分七尾市バスぐるっと7 七尾駅前より子ども交流センター前下車 徒歩1分※駐車場:あり・定員:各日100名程度・対象:未就学児(保護者同伴)、小学生以上の子どもたち・参加費:無料・申し込み:不要、会場に直接お越しください・主催:いしかわ子ども交流センター七尾館、一般財団法人児童健全育成推進財団、全国児童厚生員研究協議会・連携・協力:七尾市、全国児童館連絡協議会、石川県児童館連絡協議会、こくみん共済、セブン銀行、マテル・インターナショナル・補助:こども家庭庁 NPO等と連携したこどもの居場所づくり支援モデル事業(被災したこどもの居場所づくり支援)<ご取材のお申込方法>2024年3月21日(木)17:00までに、以下のメールアドレス( press@hitoshizuku.co.jp )へ「貴社名、貴メディア名、部署名、お名前、お電話番号、メールアドレス」を記載の上、お申込みください。■近年の災害支援活動・令和2年 (2020年) 7月豪雨被災地域における子どもの居場所に玩具等の物品提供・令和元年 (2019年) 東日本台風(台風19号)児童館活動支援募金・配分企業等から寄贈された玩具、児童福祉文化財図書を児童館へ提供・平成30年 (2018年) 7月豪雨(西日本豪雨)企業等から寄贈された物品を仲介し、児童館へ提供児童館活動支援募金・配分イベント支援、運動遊びプログラムの提供倉敷市真備地区調査報告・平成28年 (2016年)熊本地震児童館活動支援金募金・配分、イベント支援企業等から寄贈された物品を仲介し、児童館へ提供※「災害時児童館等支援活動」ページ: ■児童館について18歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,300か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。(児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」: )■児童健全育成推進財団について子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。(児童健全育成推進財団公式サイト: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月12日■これまでのあらすじ幼少期からそこそこ可愛かったという主人公・ゆうみ。18歳の時に田舎から都会へ出て働き始め、努力を重ねてさらに美しくなったゆうみは年収3000万の夫を射止め結婚。後にパパ似の女の子を出産しますが、妹に「豚っ鼻!」と軽口を叩かれ傷つきます。それでも愛おしい娘と溺愛する夫と過ごす毎日に幸せを感じていました。娘が6ヶ月を迎えた頃、児童館デビューさせることにしたゆうみですが…。 ■ママ友も欲しいな…!■容姿が綺麗なママたちの子どもは…初めての児童館でママ友も欲しいと思ったゆうみは、近くにいたママたちに声をかけました。すると、可愛いママの横には可愛いベビーたちが…! 目が大きくてキッズモデルのような可愛らしい赤ちゃんに思わず言葉を失ってしまったゆうみ。美意識が高く妹の言葉に傷ついたゆうみはやはり気になってしまったようで…。初めての育児は不安も多いので、比べることではないとわかってはいても、発達に差が出るベビーの時期は特に気になってしまいますよね。次回に続く「私の娘は可愛くない」(全27話)は17時更新!
2024年03月06日30年以上老親介護を取材している太田差恵子氏がSurfvoteで問題提起。子どもの頃に虐待された親を介護すべきかどうか?親の立場と子の立場からさまざまな意見が寄せられた。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「子どもの頃虐待された親が年老いて頼ってきたら介護する?」というイシュー(課題)について1月31日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。子どもの頃虐待された親が年老いて頼ってきたら介護する?親子といっても、その数だけ関係性があります。兄弟のように、友だちのように、仲良く暮らしてきた親子もいれば、親が子どもに虐待をしてきた親子もいるでしょう。虐待されたり、存在を否定されたり、愛された実感がなかったり、苦しみはさまざまです。しかし、親も老いたり困窮したりすることも考えられます。そんな時、子どもとして親の面倒を見る必要はあるのでしょうか。この度、Surfvoteを通じて広く意見を募集しました。投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)親なのだから、同居して介護を行うべきだ 14.3%介護することによって、親の弱っている姿を見て苦しみから開放されたり許し合えたらいいですね。同居はしなくても、経済的な支援を行い、介護保険の申請を行うべきだ 23.2% 同居も経済的支援も行わなくても、生活保護と介護保険の申請を行うべきだ 25%音信不通ならともかく、何かあれば行政も含めて、子供に連絡し対処を求めてくるのは必至。つながりがある以上、最低限のケアはしないといけないと思う。「あなたとは関わるつもりはない」と一切の支援を拒絶するのも致し方ない 28.6%経験がないからわからないが、その人はずっと心に傷を負って生きてきたかもしれないし一緒に住むことで辛い過去を思い出すことになるかもしれない。その他 5.4%「一切の支援を拒絶」を迷いなく選ぶことができないのは、(母体を危険にさらしてでも)産んでくれたからこそ今の自分が世界に存在するという事実があるから。自分が存在しなかったら「無」なので。わからない 3.6%自分は虐待された経験がないのでわからない。このイシューを執筆した 太田 差惠子氏京都市生まれ。1993年頃より老親介護の現場を取材。「遠距離介護」「高齢者住宅」「仕事と介護の両立」などの情報を発信。AFP(日本FP協会)の資格も持ち「介護とお金」にも詳しい。著書に『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(以上翔泳社)『遠距離介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)『知っトク介護弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(共著,KADOKAWA)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月21日6歳になる息子は好奇心旺盛でいたずら好き。大きな声で叱ってしまうこともしばしばです。もちろん、虐待ととらえられかねない行き過ぎた行為はしていませんが、あまりの騒がしさに「いつか児童相談所に連絡されるかもね……」 と夫婦で話すこともよくありました。ある日突然自宅を訪れた2人の男性。この男性たちがわが家を訪れたのは意外な理由でした……。「え?通報!?」騒がしさはあるものの、まったく身に覚えはなく… 子どもと騒がしい毎日を過ごすなかである日突然、40代くらいのスーツに身を包んだ男性が2人、わが家のインターホンを鳴らしました。セールスか思いきや、男性2人はまさかの「児童相談所」の方。私は通報されたことを瞬時に悟りました。 たしかに当時生まれて1カ月ほどの娘はしょっちゅう泣き、赤ちゃん返りをした息子も大きな声で泣いていて、危険な行為をしたときは大きな声で叱る場面もある、ということをお伝えました。しかし、情報提供があった時間には、特に思い当たる節がありません。児童相談所の方も元気いっぱいの子どもたちを見て「問題なさそうですね」 と帰っていきました。 念のためご近所を謝って回りましたがみんな「うちのほうがうるさくて…」 と口をそろえます。通報者は虐待を心配したのかもしれませんが、特に聞こえるであろう隣近所の方が気にしていないのに「誰が通報したのだろう?」とモヤモヤするばかり。 ところがその8カ月後、児童相談所の方が再訪問! 「〇日の×時ごろ子どもの泣き声がうるさかった」 ことを告げられました。その日時を聞いてびっくり! それは、子どもたちは登園中、私は仕事、家には主人しかいないタイミングだったのです。虚偽通報であることが確定し、児童相談所の方も「え!?」と開いた口がふさがりません。「なんだかすみませんでした……」と前回にも増して申し訳なさそうにしています。 たしかに児童相談所への通報で救える命もあります。しかし、虚偽通報はしてはいけないこと。近所迷惑にならないよう気をつけつつ「児童相談所からお墨付きをもらった」 と気持ちを切り替えて子育てを頑張りたいと思います。 作画/ゆゆ著者:中村ひとか6歳と2歳の子どもを持つ30代後半のワーママ。元気すぎる子どもたちの育児と仕事の両立に、毎日てんてこまい。心配性な一面があり、不安を感じたら検索魔に大変身。
2024年02月07日障害者福祉サービス等の令和6年度の改定について令和6年度より児童発達支援事業所などの運営者に関わりのある「障害福祉サービス等報酬改定」が行われる予定です。この記事では、同時に検討が進められている「児童発達支援センターの類型一元化」の内容を中心にお届けします。はじめに、「障害福祉サービス等報酬改定」における主要事項は、次の通りです。・障害者が希望する地域生活を実現する地域づくり1 障害者が希望する地域生活を実現・継続するための支援の充実2 医療と福祉の連携の推進3 精神障害者の地域生活の包括的な支援・社会の変化等に伴う障害児・障害者のニーズへのきめ細かな対応1 障害児に対する専門的で質の高い支援体制の構築2 障害者の多様なニーズに応じた就労の促進・持続可能で質の高い障害福祉サービス等の実現のための報酬等の見直し(参考)厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性について次に、発達が気になる子どもの保護者の方に特に関わりがあると考えられる「障害児に対する専門的で質の高い支援体制の構築」について、詳しく見ていきましょう。児童発達支援センターの機能強化が検討される背景基本的な考え方として、「障害児に対する専門的で質の高い支援体制の構築」においては、児童発達支援センターを中核とするとされています。児童発達支援センターを中核に、身近な地域でニーズに応じた必要な発達支援が受けられる体制整備を進めるとともに、地域の障害児支援体制の充実を図る。引用:厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性について児童発達支援センターは、平成24年の改正児童福祉法の施行 によって設けられました。現在(令和6年1月時点)は、「福祉型」と「医療型」の2つに分けられており、「医療型」児童発達支援については、肢体不自由児のみを対象としています。しかし、「医療型」児童発達支援センターは全国に91施設(令和4年)というのが現状です。[%E2%80%A6]ataset&kikan=00450&stat_infid=000040123108&metadata=1&data=1(参考)厚生労働省|社会福祉施設等調査 / 令和4年社会福祉施設等調査 年次推移そのため、住んでいる地域によって支援内容や環境に差が生じ、肢体不自由児が必要な支援を受けにくかったり、肢体不自由児以外の障害のある子どもは、通いやすい場所に「医療型」発達支援センターがあっても利用できず、別の事業所を探す必要があったりといった課題があります。さらに次のような指定基準があり、・「福祉型」児童発達支援センターは、児童指導員又は保育士の配置人数は、障害児4人に対して1人・「医療型」児童発達支援センターは、児童指導員・保育士の配置人数は、障害児の人数に関わらず、それぞれ1人ずつ「医療型」は、子どもの人数に応じた児童指導員・保育士の配置が難しいため、利用する肢体不自由児に対して、乳幼児期に重要な「遊び」を通した発達支援が十分に行いにくいといった課題があります。(参考)厚生労働省|障害児通所支援の在り方に関する検討会報告書これらを踏まえて、「児童発達支援センターの機能強化等による地域の支援体制の充実」が方向性の一つとして掲げられていると考えられます。ポイント1.「福祉型」「医療型」児童発達支援センターの一元化障害福祉サービス等報酬改定検討チームでは、児童発達支援センターの「福祉型」と「医療型」の一元化、「福祉型」における3類型(障害児、難聴児、重症心身障害児)の区分の一元化について、現在検討が進められています。Upload By 発達ナビ編集部障害特性に関わらず身近な地域で支援を受けられる体制の整備〇 児童発達支援センターの基準・基本報酬について、多様な障害児が身近な地域で支援を受けられる体制整備を促進する観点から、福祉型・医療型の類型を一元化するとともに、福祉型における3類型(障害児、難聴児、重症心身障害児)の区分も一元化する。一元化後の新たな基準・基本報酬は、現行の福祉型(障害児)を参考に設定するとともに、難聴児や重症心身障害児について、現行の基準で求めている体制等も踏まえて、障害特性に応じた支援を行った場合の評価を行う。引用:厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性についてポイント2.「中核拠点型」児童発達支援センターの整備児童発達支援センターを中心とした地域の障害児通所支援の体制整備が検討されています。その中では、「専門人材を配置して地域の関係機関と連携した支援の取組を進める」など、4つの機能を発揮して地域の障害児支援の中核的役割を担うセンターを中核拠点型と位置付けて、体制や取組に応じて段階的に評価を行う方向で検討が進められています。児童発達支援センターの機能・運営の強化〇 児童発達支援センターの中核機能の発揮を促進する観点から、専門人材を配置して地域の関係機関と連携した支援の取組を進めるなど、4つの機能を発揮して地域の障害児支援の中核的役割を担うセンターについて、中核拠点型と位置付けて、体制や取組に応じて段階的に評価を行う。〇 児童発達支援センターが未設置の地域等において、センター以外の事業所等が中核的な役割を担う場合に、中核拠点型のセンターの評価も参考に、一定の評価を行う。引用:厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性についてまとめ令和6年度の「報酬改定」にともない、厚生労働省では現状の課題を踏まえた「児童発達支援センターの役割(在り方)」の検討が進められています。特に児童発達支援センターの機能一元化が進めば、施設の選び方や利用方法も変わってくることが想定されます。今後、発達ナビでも最新情報をお届けしていきたいと思います。
2024年01月29日全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光、以下児童健全育成推進財団)は、全国児童厚生員研究協議会、全国児童館連絡協議会と共に2023年11月25日(土)に児童館・児童クラブ職員、関係者を対象に、「こどもまんなか」な居場所を研究協議する「第18回 全国児童館・児童クラブ大会」を開催しました。全国7会場合わせて523名が参加しました。2023 年4月、「こどもまんなか社会」の実現を掲げたこども家庭庁が発足しました。児童館は児童の権利に関する条約及び児童福祉法の理念に基づき、これまでも”子ども主体の居場所”として活動を展開しています。また、今年7月からは、子どもの声を重んじる児童館の本質を「こどもDoまんなか」という言葉に込め、子どもの最善の利益を優先することと児童館の社会的認知の向上を目的とした「こどもDoまんなかキャンペーン」を実施しています。本大会では、子どもの声に耳を傾け、子ども主体の居場所として活動してきた各児童館の取り組みを紹介し、こどもDoまんなか社会実現のために児童館・児童クラブができることを考えました。「こどもDoまんなか宣言」の様子分科会(東京会場)の様子当日は、全国7会場(北海道、東京、新潟、京都、兵庫、愛媛、沖縄)をオンラインでつないだハイブリッド形式で実施し、メイン会場(東京)より中継を行いました。開会式では、加藤鮎子こども政策担当大臣から「児童館は長らく地域のこどもの居場所として認知されているが、さらに児童館ガイドラインに基づき昨今のこどもを巡る福祉的な課題への対応が期待されている。こども家庭庁においても引き続き様々な取り組みを推進することで児童館、放課後児童クラブがより発展することを期待している。こどもの居場所づくりに関する指針が皆様の活動の一助となるよう引き続き尽力をしていきたい」と挨拶がありました。また、塩崎彰久厚生労働大臣政務官は、「児童館を通じ、子どもの声を反映した居場所づくりの大切さを知った。児童館はこどもの意見を吸い上げていく大きな役割が期待されている。これからは、全世代型の社会保障という形でこども政策も、それ以外の福祉政策も切れ目なく繋がっていく取り組みを後押ししたい」と述べました。その後、「こどもDoまんなかキャンペーン」にて全国から集まった「子どもたちの声」の動画を初上映しました。基調講演では、「遊びで子どもの意見を聴くために」をテーマに、こども家庭審議会 こどもの居場所部会委員を務める新潟県立大学人間生活学部教授 植木信一氏をコーディネーターとして迎え、児童館職員2名によるシンポジウムを行いました。コーディネーターの植木信一氏は、「こどもの居場所づくり指針には児童館が具体的に組み込まれており、今後こどもの居場所の選択肢の重要な1つに明確に児童館が位置付けられている。声、あるいは声なき声を丁寧に聞いて、児童館をこどもの居場所として作り上げていく責任や責務がある」と課題提起をしました。八王子市川口子ども・若者育成支援センター長の井垣利朗氏は、「こどもの声を聴くには発達段階に応じて適切なプロセスがあり、遊びを通じて察することも重要。児童館職員はこどもの声を”手段”ととらえ大人に都合の良い声だけを聴いてはいけない。ありのまま受け止めフィードバックする」と声の聴き方について語りました。石巻市子どもセンター館長の荒木氏は、「こどもたちは施設の運営ルールなどを一緒に考えてくれる仲間であり、利用者の視点を教えてくれる。それ無しでは施設を運用できないと思っている。大人も一緒に遊んでちょっとしたつぶやきを拾い、困りごとを予防することも重要」とこども主体の運営について話しました。分科会(東京会場)では、「児童館からの発信!~こどもの声を聴くということ~」をテーマに、児童館職員同士での実践例の情報交換が行われました。こどもの「ペットボトルキャップで遊びたい」の一言からキャップを集めた寄付活動につなげたり、こどもたちがやりたいことを地域の大人にプレゼンし、活動資金を助成する企画などが紹介されました。いずれも、児童館職員が日頃からこどもの声に耳を傾け、やりたい気持ちに寄り添って地域の架け橋になることが重要であることが確認されました。実際に声を聴くコツとしては、「声を掛けられやすいオーラを出す」「楽しかったときのつぶやきを聞き逃さない」「子どもたち同士の会話を拾う」などが挙げられました。ほか地域の各会場でも、「子どもの居場所」や「子どもの声を聴く」ことについて活発な議論が交わされました。閉会には、本大会における全国発議として、「こどもDo真ん中宣言」が宣言されました。全国児童厚生員研究協議会木戸会長は「児童館はこれまでもこどもを心のまんなかに据えて汗をかき涙をしそして笑い合ってきた。しかしこどもまんなか社会をリードしていく大人としてどの子にも同じようにある権利を守るべき存在であり、大人の力を振りかざしたり大人の都合が良いようにこどもに接することや扱うことは決してあってはならない。様々な状況に置かれたこども一人ひとりの声にならない声、声に出さない思いや意見に耳を傾け、心を寄せてこどもが安心できる居場所であり続ける」と述べ、参加者同意にもと以下を宣言しました。「私たちは、児童館・児童クラブがこれまで地域のこどもの居場所として社会的な役割を果たしてきたことを自負するとともに、こどもまんなか社会の実現に向けて、これからもさらにこどもが安全に身を置ける場、安心できる心の拠り所として、こどもの声や気持ちを受け止め、こどもの最善の利益の優先を考慮し、地域社会の期待や保護者の負託に応えていくことを宣言します。」<開催概要>【日時】2023年11月25日(土) 13:00~17:00【場所】全国7会場(北海道、東京、新潟、京都、兵庫、愛媛、沖縄)にて同時開催※オープニングから基調講演、エンディングは東京会場より各会場にZoom配信【内容】13:00~ オープニング13:20~ 「全国から集めた子どもたちの声」の動画上映13:25~ 基調講演【シンポジウム】「遊びで子どもの意見を聴くために」・コーディネーター:新潟県立大学 人間生活学部教授 植木 信一 氏(こども家庭審議会 こどもの居場所部会委員)・シンポジスト:石巻市子どもセンターらいつ 館長 荒木 裕美 氏(こども家庭審議会 こどもの居場所部会委員)八王子市 川口児童館 児童館長 井垣 利朗 氏(児童健全育成指導士)14:30~ 分科会(8テーマ)16:40~ エンディング17:00 終了※各分科会の詳細:【分科会のご案内】第18回全国児童館・児童クラブ大会について【主催】全国児童厚生員研究協議会/全国児童館連絡協議会/一般財団法人 児童健全育成推進財団【後援】こども家庭庁/社会福祉法人 全国社会福祉協議会/児童厚生員養成課程連絡協議会/民間児童館ネットワーク/全国地域活動連絡協議会【URL】「全国児童館・児童クラブ大会」のご案内 ■児童館について18歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,350か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。(児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」: )■児童健全育成推進財団について子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。(児童健全育成推進財団公式サイト: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月06日6人の子どもたちを厳しく育てる様子を発信していたユーチューバー、ルビー・フランケ被告(42)が児童虐待の罪で逮捕されてから3カ月。夫のケヴィン・フランケさんがユタ州に離婚を申し立てた。PEOPLEなどが報じている。ケヴィンさんとの間に6人の子どもを持つルビー被告は’15年、YouTubeチャンネル「8 Passengers」(現在は削除済み)を開設。末日聖徒イエス・キリスト教会の教えを取り入れた育児や生活を撮影し発信し始めた。言いつけを守らなかった子に厳しい罰を与える厳格な子育てが耳目を集め、一時230万人を超えるフォロワーを獲得。しかし、行き過ぎた体罰が物議を醸し、やがて多くのファンが離れていった。当局を動かしたのは署名サイトでの嘆願だった。’20年、ルビー被告は当時15歳だった息子の一人チャドくんに対し、罰として寝室を出入り禁止にした上で7カ月間ビーズクッションの上で寝させていたと語った動画に批判が殺到。Change.orgにフランケ家を児童虐待で調査するよう呼びかけるキャンペーンが立ち上げられた。ルビー被告はそれまでにもしつけと称して、子どもたちの食事を抜いたり、ぬいぐるみの首をはねると脅したり、過酷なキャンプに送り込んだりといったことを行っていた。’22年、フランケ夫妻は別居しルビー被告は「8 Passengers」を閉鎖。コンサルタントのジョディ・ヒルデブラント被告と手を組み、メンタルトレーナーを自称して育児教室を主宰するようになる。また、Instagramでも「Moms of Truth(真実の母たち)」というアカウントをつくり、育児に関する考え方などを投稿。“良き母”のスタンスで情報発信を続けていた。しかし今年8月。ルビー被告の12歳の息子がヒルデブラント被告の自宅の窓から抜け出し、食べ物と水を求めて近所の家に駆け込んだことで事態は一変する。息子は栄養失調状態でやせ細り、両手足にはロープやガムテープが巻かれたような跡があったとBBCは報じた。当局が自宅を捜索すると10歳の娘も同様の状態で発見され、病院に搬送された。ユタ州ワシントン郡当局はルビー被告とヒルデブラント被告を逮捕、児童虐待の重罪で起訴した。二人は今も保釈金なしで拘留されている。ケヴィンさんはルビー被告に対し先月29日に離婚を申請。ABC NEWSによると裁判所は互いへの嫌がらせや、子どもの前で互いを誹謗中傷することなどを禁止する命令を出したという。
2023年12月01日全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光、以下児童健全育成推進財団)は、全国に約4,350か所ある児童館とともに、児童館を利用する子どもたちの「想い」や「願い」、「つぶやき」の声を発信する「じどうかん こどもDo(ど)まんなか キャンペーン」を2023年7月25日(火)~12月31日(日)まで実施しています。現時点で1才から18才までの子どもの声が1,225件集まりました。その分析結果を発表いたします。「子どもの声」頻出ワードランキング・子どもたちから最も多く声が出たキーワード第1位は「遊び」。「外遊びがしたい」「遊ぶ場所を増やしてほしい」など、遊びで子どもたちの健全育成を図る児童館であるからこそ、さまざまな遊びに関する子どもたちの強い希望が多く聞かれました。第2位は「友達」で、「友達がたくさんほしい」「友達にやさしくしたい」など友人関係を大事にする声が聴かれました。第3位は「サッカー」で、近年のサッカー人気の影響か「サッカーで日本代表になりたい」「サッカーゴールをつくってほしい」など、サッカーに関する関心が高まっている様子がみられました。・世代別では、小学生は「友達といっぱい遊びたい」などの声が多い一方、中高生になると「優しい保育士になる」「制服登校を無くそう」など、具体的な将来の夢や学校への要望など、より現実をとらえている声が多くみられました。・全体の声の傾向として、「家族と海外に行きたい」など個人的な願いから、「宿題をなくしてほしい」など学校への要望や「戦争が起きないように」など社会への想いなどさまざまな視野がみられました。・頻出後や特徴語を自動で抽出するAIテキストマイニングの結果として、「遊ぶ」が最も大きく出ており、「夏休み」や「プール」など夏休み中に聴いた子どもの声には季節性が表れていました。・多くの子どもが将来の夢や自分のしてみたいことを自由に表現していたことから、子どもが気兼ねなく発言できる安心できる居場所として児童館が機能していることが分かりました。◆声の内容の傾向・学校や児童館など自分の居場所で、もっと楽しく過ごすためのねがい「学校の宿題をなくしてほしい!」10才/石川県「学校でもっと遊びたい」8才/兵庫県「児童館でバスケットの大会がしたい」7才/北海道「児童館でもっと一輪車をやりたい」6才/東京都「児童館でお菓子づくりをしたい」9才/愛知県・社会課題に対しての子どものまっすぐなおもい「ウクライナの戦争おわってほしい」11才/新潟県「世界中が平和で平等になってほしい!」10才/福岡県「自殺がなくなりますように」9歳/福井県「SDGsをやっています、がんばります」7才/京都府「地球温暖化を無くしたい!」14才/愛知県「ジェンダーレスな世界へ」12才/兵庫県・将来に向けた明るいねがい「ユーチューバーになりたい」8才/群馬県「大谷しょうへいみたいになりたい」8才/愛媛県「エジソンを超える科学者になる!」7才/東京都「どうぶつのおいしゃさんになりたいです」6才/群馬県「バスケで日本一になりたい!」11才/愛媛県◆年齢別の声の傾向・小学生の声:小学生では、「友達と遊びたい」などさまざまな想いがある中で、休暇や宿題など学校への要望が多く、学校の存在を生活の中で大きくとらえている傾向がありました。「シャーペンを学校で使いたい」11才/愛知県「ランドセルがかるくなったらいいな」10才/青森県「夏休みをすくなくして、冬休みを長くしてほしい!」9才/兵庫県「宿題をなくしてほしい」8才/富山県「大人はもっと子どもの声を聞いて」10才/愛媛県・中学生の声:中学生では、まだまだ遊びたいという声や、中学校生活の中で部活や勉強を頑張りたいという声や、現代ならではのスマホやWi-Fiについての声も聴かれました。「中学生の遊ぶ場所をもっと増やしてほしい」13才/愛媛県「児童館をクラブのようにミラーボウルとスピーカーをつけておどりたい!!」13才/愛知県「キャプテンとしてチームをひっぱっていけるよう頑張る!」14才/愛媛県「僕は親にスマホを取られています」14才/愛知県「Wi-Fiがほしい!」13才/兵庫県・高校生の声:高校生になると、自身がやりたいことや将来目指したいこと、学校に対する願望について小中学生と比較しより具体的な声が聴かれました。「栄養士になっておいしい給食をつくる!」17才/愛媛県「小学校の先生になってたくさんの生徒と出会いたい!!」17才/愛媛県「校則は大人が決めるのでは無く子どもと一緒に考えませんか」16才/愛媛県「自分の好きなものを極め続けたい!」17才/兵庫県「この世に出た推しのグッズ全コンプ続ける!!」17才/兵庫県<アンケート概要>・目的:児童館を利用する子どもの声を集計し、傾向を把握する・対象:児童館利用者 (乳幼児、小学生、中高生世代)・地域:全国各地域・方法:各児童館職員が利用者の子どもにメッセージを書いてもらい、写真撮影したデータを集計・時期:2023年7月25日(火) ~ 10月31日(火)・主体:一般財団法人 児童健全育成推進財団<「じどうかん こどもDoまんなか キャンペーン」子どもの声の発信 実施概要>・期間:2023年7月25日(火)~12月31日(日)・主催:一般財団法人 児童健全育成推進財団・協力:全国児童館連絡協議会、全国児童厚生員研究協議会・内容:子どもの声の発信 『じどうかん発! こどもの声4347☆』-「おもい」「ねがい」「つぶやき」等、「こどもの声」を全国の児童館から募集-子どもたちが思っていることを写真、もしくは動画発信-4,347は全国の児童館数・URL:キャンペーン全体の内容については下記をご参照ください。 ・趣旨:児童館は児童の権利に関する条約及び児童福祉法の理念に基づき、これまでも”子ども主体の居場所”として活動を展開しています。本キャンペーンは、子どもの声を重んじる児童館の本質を「こどもDo(ど)まんなか」という言葉に込め、さまざまな取り組みと連動し、子どもの最善の利益を優先することと児童館の社会的認知の向上を目的として実施しています。・活用法:今回集まった声は、11月25日(土)の「今までも これからも こどもDoまんなか」をテーマに開催する第18回全国児童館・児童クラブ大会で紹介およびこども家庭庁への提言に活用する予定です。こどもDoまんなかキャンペーンロゴ■児童館について18歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,350か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。(児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」: )■児童健全育成推進財団について子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。(児童健全育成推進財団公式サイト: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月21日わが家が引っ越しをして間もないころのできごとです。そのころ、末っ子の長男はまだ1歳くらい。お風呂が大嫌いで、毎回大泣きをしていました。そんなある夏の日、突然児童相談所の訪問を受けてしまいました。そのときの体験談をご紹介します。誤解の原因は子どもの「お風呂嫌い」息子は3歳くらいまでお風呂が嫌いでした。特にシャンプーは大嫌いで、シャンプーハットをかぶっていても顔が濡れるのが怖かったのか、毎回かなり盛大に大泣きをしていました。引っ越したばかりで、ご近所さんとはあいさつをする程度の間柄でしたが、顔を合わせたときには「いつも子どもが騒がしくてすみません」と声をかけていました。このときの言葉の足りなさが、児童虐待疑惑を生んだ原因だったのではないかと思います。 突然の児童相談所からの訪問にびっくり仰天!不思議なもので、お風呂は嫌いでもプールは大好き。庭で息子をビニールプールに入れて遊ばせていたときのことです。「こんにちは」と庭先から声をかけられました。あいさつを返しながら見てみると、そこにはにこやかな笑顔を浮かべた中年の男女の姿が……。 「県の福祉事務所から来ました」「福祉事務所……ですか?」男性の言葉に首をかしげていると、男性は衝撃のひと言を発しました。「はい。児童相談所です」と。 無用の誤解を避けるためにできること 児童相談所の方の説明では、「近所に毎日子どもが泣き叫んでいる家がある」と、いわゆる「虐待の通報」があって訪問されたのだとか。そのときの児童相談所の方がチェックされていたのは「子どもの体にケガやアザがないか」でした。 息子のお風呂嫌いのことを説明し、相談所の方が息子自身とも話をした結果、誤解だとわかっていただけて、ホッとひと安心。こういう誤解による通報もけっこうあるとのお話でした。 誤解が解けて安堵する一方で、ご近所の方に息子が毎日泣く原因を具体的に話しておけば無用な誤解は生まれなかったと、自分の言葉の足りなさを反省するばかりです。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 松田玲子著者:恋瀬たまこ1男2女の母。商業簿記、珠算、アマチュア無線技士の資格を持つ。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。
2023年11月09日こちらの記事には一部虐待のシーンが含まれております。作者の方の意図を尊重し、掲載させていただいております。虐待を助長する意図はございません。全てのこどもは、「児童の権利に関する条約」の精神にのっとり、適切な養育を受け、健やかな成長・発達や自立が図られることなどを保障される権利があります。食事を与えない等のネグレクトだけでなく、言葉による脅しも虐待です。虐待かもと思ったら、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」へお電話下さい。※通話料無料可愛い我が子でも、イライラしてしまうことはありますよね。なかには、ストレスがたまって子どもに向かってしまうことも……。共働き世帯や核家族化の増加により、ワンオペで子どものお世話をやるケースが少なくない昨今、育児ストレスから我が子に虐待しかけた体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、ちり(@chiri_chi_ld)さんの実話漫画『イライラ止まらず虐待しかけた話』を紹介します。【あらすじ】下の子が産まれてからママを独占したがるようになった3歳の娘。上の子優先を心がけていましたが、夜になると『座ってトントンして』と強いこだわりを持つように。ちりさんの気も知らず、ワガママばかりの娘についにイライラが抑えられなくなって……!?トントンがいつしか“ドンドン”に……心から大好きなのに……そして娘は……我に返り……思いもしなかった……自分に余裕がない現状……。子どもを強く叩いてしまい、自己嫌悪してしまうちりさん。この後、ワンオペ育児のキツさを再認識することになるのでした……。この漫画に読者からは『頭でわかってても暴力振るいそうになることってありますよね。主人公の気持ちがすごく分かります。でも抑えても、抑えきれなくなることもあります。そんな時はやっぱり周りに相談、ですね。』『精神的に参っている証拠だと感じました、夫や両親にでも気持ちを打ち明けて欲しいです。』『眠気と疲労って自分を変えてしまうことがあると思います。自分も同じような経験があるので、気持ちが痛いほどよくわかりました。』など、共感する声やまわりへ相談するよう促す声が多く寄せられました。追い込まれているママたち……睡眠不足と娘の要求に思わず、イライラをぶつけてしまったちりさん……。実はちりさんは幼稚園の先生。子どもの扱いに慣れている人であっても、こうした状況に追い込まれてしまう現実が、今まさに起きています。皆さんはこの漫画を、どう感じましたか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年10月18日子どもへのイライラが止められなくなったら……。共働き世帯や核家族化の増加により、ワンオペで子どものお世話をするケースが少なくない昨今、ストレスで我が子に虐待しかけた体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、ちり(@chiri_chi_ld)さんの『イライラ止まらず虐待しかけた話』からワンシーンをご紹介します!変わるために育児本を……3歳の娘がママを独占したがるようになったのは、下の子が生まれてからでした。上の子に寂しい思いをさせない心がけをしていたが、夜になると『座ってトントンして』と強いこだわりを持つように。娘のワガママにイライラが爆発したちりさんは、トントンする手に思わず力が入ってしまいます。今の自分を変えるべく、娘にイライラしてばかりのちりさんは、育児本を参考にしてみることに。その内容とは……たしかに……実践してみると……この漫画に読者からは『子どもにイライラしたらお茶碗を割れ、というアドバイスに一見びっくりしましたが、クッションを叩くぐらいなら良さそうですね。他の物にあたってストレスを解消するのは良い方法だなと思いました。』『茶碗を割ればいいって事には驚いたけど物に当たるのは確かにありだなと思った。私ならクッションではなくサンドバッグを買って殴りまくる。』『幼い頃クッションを殴る母親を見て、怖く感じてしまいました。もちろん、責める気持ちはありませんが、外に出てみるとか、大声を出して歌うとか、色々試してみて欲しいと思います。』と、いいストレス発散という声もありましたが、クッションを殴る母を見るのは怖いという声もありました。子どもに向けないように……ちりさんは育児本に書いてあった方法を試した結果、『溜まったストレスを発散しているからこそ、子ども達の前では笑っていられる。』ということに改めて気がついたようです。今回はクッションでストレス発散をしていましたが、行き場のないストレスを抱えてしまったら……あなたなら、どう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月26日米ウィスコンシン州モンロー郡トマーの元私立学校教諭アン・N・ネルソン=コーク被告(74)が、男子生徒への性的虐待で有罪判決を受けた。地元紙「Wisconsin State Journal」によると、ネルソン=コーク被告(当時67歳)は’16年から’17年にかけて、当時14歳だった男子生徒に学校の地下室で性的虐待を繰り返していたという。先週3日間かけて行われた裁判で、陪審はわずか5時間で評決に達し、被告は25の容疑全てで有罪となった。サラ・M・スカイルズ地方検事補は「この犯罪の被害者は、本当に勇敢な若者です。彼は真実を語り、陪審員はそれをしかと聞きました。真実を明らかにすることに貢献してくれた皆さんに感謝しています」という声明を発表した。量刑は今後言い渡されるが、ケヴィン・クロニンガー地方検事によると、ネルソン=コーク被告は最大で禁固600年の刑に直面する可能性があるという。
2023年08月07日映画の企画制作を行う有限会社コウベウッド(本社:兵庫県神戸市、代表:田中はるか)は、児童虐待体験を映画化したうみの樹袮監督作品『静寂』他の上映会を2023年8月5日(土)に大阪で開催します。静寂シーン1【児童虐待の通報や摘発が過去最多に】警察庁の調べによると、児童虐待の疑いがあるとして警察が2022年に児童相談所に通告した子どもは、前年に比べ7,671人増の11万5,730人でした。虐待事件で死亡した児童も37人に上り、児童虐待問題が顕在化したこの時代をどう生きるかが大きな社会問題となっています。それにともない、児童相談所への通告のあった児童数も、統計がある2004年以降一貫して増え続け、2011年に1万人、2020年に10万人を超えました。出典:警察庁「令和4年の犯罪情勢」 静寂シーン2【自身の児童虐待経験を映画化した『静寂』に再上映依頼止まず】このように児童虐待が深刻化する中、自身の被害体験を赤裸々に映像化したうみの樹袮(旧姓はるか)監督作品に全国各地から再上映依頼が殺到しています。代表作『静寂』は、義父の性的虐待から生きる希望を失った一人の女子中学生が思わぬきっかけから再生を果たす物語です。映画館では2022年の初上映以来、大阪、東京、沖縄すべてでチケット販売から半日で全席が埋まったほどの反響で、公民館やカフェなどでの自主上映でもいいので一日も早い再上映を、との声が各地から寄せられています。ファンの人たちには年齢性別問わずTwitterで拡散してくれた人たちも多く、そのようにSNSによる拡散も人気の要因となっています。観客からは「同じ痛みがあるから観ていて苦しかったけど、今この問題を広く知ってもらうことには意味があるといううみの監督のお考えにはとても共感できました(40代女性)」「心の中がムズムズしました。こんなに辛い人生を歩む人がいるのか…。このような世界とは無縁に近い存在ですが、最後に差し込む一筋の光を信じたい(50代男性)」という声をいただいています。静寂シーン3【「うみの樹袮監督特集」として『静寂』他2作品も同時上映】うみの樹袮監督には『静寂』以外にどんな作品があるのか?との問い合わせも多く、今回は『静寂』他2作品を同時に上映します。他2作品とは以下のような内容です。■『想愛』在宅介護を題材に自宅での看取りをどう考えるかに焦点をおいた作品。■『キミtoともに』マッチングアプリ全盛の時代「出会い」とは何かを考える新作。パイロット版で続編製作も待たれる。上映会は今回の大阪をはじめ、沖縄、福岡、神戸、名古屋、静岡、東京、仙台、青森(順不同)にて順次開催を予定してします。次回は9月4日(月)神戸にて『静寂』上映会&講演会の開催予定です。うみの樹袮監督《上映会開催概要》タイトル : うみの樹袮監督特集日時 : 2023年8月5日(土)第1部(11時開場12時開演)第2部(17時開場18時開演)上映映画 : 『静寂』『想愛』『キミtoともに』ゲスト : 趙昌徳(『静寂』のエンディングテーマ担当・ミニライブあり)場所 : 日本橋ポルックスシアター(大阪) 所在地 : 〒556-0005 大阪市浪速区日本橋4-14-3 池田ビル南館定員 : 第1部60名、第2部60名料金 : 4,000円(1ドリンク込)※チケットは事前販売のみ。売れ残りがあれば当日券も発売。チケット販売ページ: お問合せ電話番号 : 06-7181-9370(日本橋ポルックスシアター)うみの監督撮影現場にて【会社概要】会社名 : 有限会社コウベウッド代表 : 田中はるか本社 : 〒650-0022 兵庫県神戸市中央区元町通3丁目4-5-201事業内容: 映画の企画制作Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月26日全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光、以下児童健全育成推進財団)は、全国に約4,350か所ある児童館とともに、児童館を利用する子どもたちの「想い」や「願い」、「つぶやき」の声を発信する「じどうかん こどもDo(ど)まんなか キャンペーン」を2023年7月25日(火)~12月31日(日)まで実施します。期間中は、キャンペーンロゴの活用も促します。また、その一環として国の提唱する自殺予防週間(9月10日~9月16日)に向けた取り組みとして、生きづらさを抱える子どもたちへのメッセージ「じどうかんもあるよ」の発信も行います。2023年4月、「こどもまんなか社会」の実現を掲げたこども家庭庁が発足しました。児童館は児童の権利に関する条約及び児童福祉法の理念に基づき、これまでも”子ども主体の居場所”として活動を展開しています。本キャンペーンは、子どもの声を重んじる児童館の本質を「こどもDo(ど)まんなか」という言葉に込め、さまざまな取り組みと連動し、子どもの最善の利益を優先することと児童館の社会的認知の向上を目的として実施します。<「じどうかん こどもDoまんなか キャンペーン」実施概要>・期間:2023年7月25日(火)~12月31日(日)・主催:一般財団法人 児童健全育成推進財団・協力:全国児童館連絡協議会、全国児童厚生員研究協議会・内容:(1)キャンペーンシンボルマークの活用<実施例>-児童館のお便り(広報紙)や掲示板等に定期的、または繰り返し掲載-名刺カードに印刷、もしくは児童館内や関係施設に設置-各児童館のウェブサイトやSNSで発信 等※このシンボルマークは、全国の児童館が幅広い年齢層のこどもとともに「行動(Do)」し、こどもを「ど(Do)」まんなかにした実践をより進めようとする思いを図案化したものです。(2)子どもの声の発信 『じどうかん発! こどもの声4347☆』※9月4日(月)まで-「おもい」「ねがい」「つぶやき」等、「こどもの声」を全国の児童館から募集-子どもたちが思っていることを写真、もしくは動画発信-現在の児童館数の4,347ボイスを目標 (※1館いくつでも可)-11月25日(土)に、「今までも これからも こどもDoまんなか」をテーマに第18回全国児童館・児童クラブ大会を開催、本大会の広報、プログラムで活用予定(3) 各児童館の「こどもDoまんなか」な取り組みをホームページ等で発信-各自治体、児童館のホームページやSNS等で「こどもの声」や「こどもDoまんなか」な取り組みを発信-児童館や当財団のSNSアカウントにて投稿やシェアを実施-ハッシュタグ:「#こどもDoまんなか」「#こどもまんなか児童館」「#こどもまんなかやってみた」「#じどうかんもあるよ」(4)自殺予防週間に向けた取組 いましんどくなっている子へのメッセージ「じどうかんもあるよ」の発信・期間:2023年7月25日(火)~9月16日(土)学校の長期休暇明けに10代の子どもたちの自殺リスクが高まるとされていることから、各地の児童館とともに生きづらさを感じている子ども、特に小学生や中・高校生世代へ向けたメッセージ「じどうかんもあるよ」を7月25日(火)~9月16日(土)の期間にウェブサイトおよびSNS、カードやポスター等で発信します。このメッセージは、子どもに寄り添い支援する児童館職員の意見からつくられました。内閣官房こども家庭庁準備室が実施した「こどもの居場所づくりに関する調査研究」(2022年度)では、居場所づくりにおいて重要なことは、こども・若者の主体性の尊重であることであり、「居たい・行きたい・やってみたい」の3つの視点が提言されています。児童館は、子どもが自らの意思で自由に来館して、安心して過ごすことができる児童福祉施設であることが児童館ガイドライン(2018年10月1日厚生労働省子ども家庭局長通知)に示されているように、子どもにとって欠かすことのできない居場所です。全国の児童館を通して、生きづらさを感じている子どもや命が危ぶまれる子ども、居場所がなく地域をさまよう子ども等に「じどうかんもあるよ」のメッセージを届けるとともに、自治体児童館主管課、各地域の関連施設・関係機関等への取り組みの周知を図ります。・内容1)「じどうかんもあるよ」の周知広報<実施例>-ポスターやチラシにして掲示・配布-児童館のお便り(広報紙)や掲示板等に定期的、または繰り返し掲載-カードに印刷し、児童館内や関係施設に設置-各児童館のウェブサイトやSNSで発信 等2)各児童館オリジナルメッセージの発信メッセージカードのデザインや表現・文言にこだわらず、各地域の児童館の状況にあったメッセージを発信<実施例>-ポスターに児童館の地図やQRコードを貼り付け-「児童館においで」「必ず力になる」「LINEで相談してみて」等のより強いメッセージに変更-地域の子どもの居場所マップを作成、配布する-初めての利用者大歓迎のイベントを実施する-開館時間を延長する 等※本企画は、厚生労働省の「自殺予防週間の主な取組について」において、関係団体の取り組みとして登録されています。■自殺予防週間について自殺対策基本法に基づき、毎年9月10日から16日を「自殺予防週間」と定めて、国、地方公共団体、関係団体等が連携して啓発活動を推進しています。■児童館について18歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,350か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。(児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」: )■児童健全育成推進財団について子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。(児童健全育成推進財団公式サイト: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月25日全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光、以下児童健全育成推進財団)は、今年の夏休み期間に児童館を利用する子どもたちを対象に「1分間でピンポンボールを最も多くパスできた数」、「30秒間で最も多く浮き輪をすりぬけた数」、「30秒間でペアで最も多くボールを頭上と股下でパスしあう数」の各種目に挑戦する「児童館ギネス世界記録チャレンジ2023」を開催します。各種目の予選を2023年7月15日(土)~8月2(水)、予選記録上位3名対象にギネス世界記録公式認定員による公式挑戦を8月18日(金)に行います。全国に約4,350か所ある児童館は、18歳未満のすべての子どもを対象とし、自由に無料で利用することができる施設です。さまざまな「遊び」を通じて子どもたちの豊かな心を育み、子どもたちが自ら進んで物事に取り組む主体性を高めることを重んじています。本企画は、子どもたちが世界にチャレンジできる機会の提供および児童館の認知度向上の取り組みの一環として、ギネスワールドレコーズジャパン株式会社(所在地:東京都渋谷区/本社:イギリス)の協力のもと開催します。今回で4回目の開催となります。新たに、8人で挑む「1分間でピンポンボールを最も多くパスできた数」、一人で挑む「30秒間で最も多く浮き輪をすりぬけた数」の種目を追加しました。昨今、家庭の事情により子どもたちの「体験格差」が問題視されています。子どもの放課後や休日における習いごとやクラブ活動、スポーツ鑑賞、旅行など学校以外での「体験」の機会が失われている傾向にあります。本企画により、子どもたちが新しいことに挑戦する豊かな体験となり、また地域をこえてつながり合うことを目指しています。・タイトル:「児童館ギネス世界記録チャレンジ2023」・日程:<予選>2023年7月15日(土)~8月2日(水)<公式挑戦>2023年8月18日(金) 13:00~・場所:オンライン (Zoomにて実施)※予選は挑戦の様子を撮影した動画を事務局まで提出いただきます※予選記録上位3名を対象にギネス世界記録公式認定員による公式挑戦をZoomで行います・対象:全国各地の児童館を利用する18歳未満の子どもたち※事前に申し込みをした児童館・放課後児童クラブ76施設が対象です・種目:(1) 1分間でピンポンボールを最も多くパスできた数(8人チーム)※目標の数:40回以上(Most passes of a ping pong ball on a spoon in one minute ※team of 8)(2) 30秒間で最も多く浮き輪をすりぬけた数※目標の数:14回以上(Most passes through an inflatable rubber ring in 30 seconds)(3) 30秒間でペアで最も多くボールを頭上と股下でパスしあう数※現在の世界記録22回(Most over and under ball passes in 30 seconds by a pair)・ルール:詳細は下記児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」をご参照ください。 ・参加方法:児童健全育成推進財団会員の全国の児童館・放課後児童クラブで、施設単位でのお申し込みとなります。・賞品:予選でトップ10に入ると『特製ノート』をプレゼントします。・告知:児童健全育成推進財団の公式SNSであるFacebookページ、Twitterにてハッシュタグ「#ギネス世界記録VS児童館」を付け、予選や公式挑戦の様子を随時アップします。・Facebookページ ・Twitter ■ギネス世界記録について「ヨーロッパで最も速く飛ぶ狩猟鳥はどれか?」---この問いをきっかけに、1955年にギネス世界記録が設立されました。スポーツクラブの階上にある一室で世界一をまとめた1冊の書籍として産声をあげたギネス世界記録は、現在、ロンドンに本社を置き、ニューヨーク、東京、北京、ドバイ、マイアミにオフィスがある世界的なブランドへと成長しました。今では書籍のみならず、テレビ、デジタルプラットフォーム、イベントなどあらゆるメディアを通じて、世界一の情報を発信しています。また挑戦を通したプロモーションプラニングを行っており、ブランド構築や顧客エンゲージメントなどに使用されております。ギネス世界記録は、あらゆる人々――個人、家族、学校、団体、会社、地域、国――に対して、世界記録の情報を発信し、また記録挑戦を通じて、刺激となる存在になることをその活動の目的としています。(ギネス世界記録公式サイト: )■児童館について18歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,350か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。(児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」: )■児童健全育成推進財団について子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。(児童健全育成推進財団公式サイト: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月05日「私たちはすべてを見たと思っていた矢先…」このような書き出しで始まる、ある動物保護施設の投稿に反響が上がっています。アメリカのミズーリ州にある『レスキュー・ワン』に、1匹のメス犬が引き取られました。その犬は生後3か月の子犬で、飼い主による虐待が分かり、警察によって保護されたといいます。『レスキュー・ワン』のスタッフはその犬を見た時、目を疑ったそう。なぜなら…犬は体の毛を剃られたうえ、かぎ十字や「この犬にエサをやるな」といった言葉が体中に書かれていたのです。これまでにも虐待された動物を目にしてきたであろう『レスキュー・ワン』のスタッフですら、この犬を見てショックを受けたよう。投稿には「彼女は今、憎しみを洗い流すためにバスタブに向かっています。ここには愛しかありません」とつづられています。しかし翌日には、希望の光が見える情報が更新されました。幸いレズリーちゃんと名付けられた犬は落ち着いているとのこと。体の落書きは簡単には落ちないものの、何度も洗っているうちにだんだんと薄くなってきたそうです。レズリーちゃんはほかの犬たちとも会って、たくさん昼寝をして、元気に過ごしているといいます。これらの投稿には、レズリーちゃんの元飼い主への非難の声が上がっています。・言葉が見つからない。どうして人は罪のない子犬にこんな残酷なことができるのだろう。・警察はこんなことをした人を逮捕して、二度と犬を飼えないようにしてほしい。・かわいそうで泣けてくる。助けてもらえて本当によかった。2023年6月現在、レズリーちゃんは里親を募集中で、すでに何人もの希望者から問い合わせがきているそうです。レズリーちゃんの体に落書きをしたのは見知らぬ誰かではなく、元飼い主の男性だといいます。犬の毛を剃り、憎しみに満ちたマークや言葉を書くなんて、いたずらでは済まされない行為です。ひどい目に遭わされたにもかかわらず、レズリーちゃんは人懐っこくて、愛情深い性格なのだそう。レズリーちゃんが、これからは新しい家族と幸せに過ごしていけるように願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2023年06月28日コロナ禍になって介護施設の虐待が急増している。厚労省の調べでは、2021年度に全国の高齢者施設で発生した虐待件数は739件。この10年で5倍になった。5月には、高知県土佐市の特別養護老人ホームで転倒した90代の入居者を複数の職員が“放置”。札幌市内の特別養護老人ホームでも、27歳の男性介護職員が入所者を蹴るなどして、肋骨を折る大けがをさせた。こうした事例は全国で枚挙にいとまがない。「慢性的な人材不足に加え、コロナ禍で業務量が増えたことによるストレスや職場の人間関係などが背景にあると考えられます」そう推測するのは、名古屋市立大学大学院教授で介護士でもある吉田輝美さん。「人手不足のなかで迅速に仕事を進めないといけないのに、『利用者が言うことを聞いてくれない』と、イライラが爆発して“虐待”につながってしまうのでしょう」虐待問題の根本的な解決のためには、介護職員の不足や低金銀の解消などが必要だろう。しかし、自分の親が“ブラック介護施設”に入所してしまったら、命さえ奪われかねない。そこで今回は吉田さんに“ブラック介護施設”の見抜き方を聞いた。■「介護サービス情報公表システム」を活用しようまずは、気になる介護施設をネットでチェックしてみよう。「私がおすすめしているのは厚生労働省が取りまとめている“介護サービス情報公表システム”です。あまり知られていませんが、全国約21万カ所の介護サービス事業所情報を確認することができます」同システムは、利用者が施設や事業所を比較・検討して適切に選ぶため、介護保険法に基づき導入されたもの。各都道府県が施設等の情報を審査し、公開している。“介護サービス情報公表システム”と検索するとアクセスできる。「特にチェックしていただきたいのは、施設の“レーダーチャート”です。7項目について評価されており、各都道府県の平均値と比較して、優れているか否かもわかります」総合的に自治体の平均点を上回っている施設を選ぶのが望ましい。「とくに、〈従業員の研修が充実しているか〉〈利用者の権利が守られているか〉の項目は、平均以上の介護施設を選びましょう」その施設のホームページも見てみよう。「チェックするポイントは、定期的に情報が更新されているかどうか。ご家族のなかにはホームページを見て、施設での生活の様子を把握する方もおられます。にもかかわらず、更新さえしていない施設は配慮が足りない可能性もあります」いよいよ施設の訪問だが、「あえて施設が忙しい時間帯に訪問するのがよい」と吉田さん。「お昼どきや、おやつの時間なら、介護士だけでなく、服薬介助をする看護師の様子も見学できます。介護士と看護師のコミュニケーションがうまくとれていない施設も少なくないので、雰囲気がよいか、忙しくても入居者に丁寧な対応をしているかを見てみましょう」■「後で」や「様子を見る」が口癖になってないか利用者に対する介護士の“言葉遣い”も大事なチェックポイントだ。「利用者が何かしてほしいと頼んだ場合などに、介護士が『後でね』という言葉を多用していたら注意が必要。余裕がなくてケアが行き届いていない可能性があります。また、介護士が利用者に何らかの行動を促す場合も、指示・命令口調ではなく『〜しましょうか』と、相手の意思をくみながら丁寧に接しているかもチェックしましょう」施設に優れたリーダーがいて、職員同士の関係性がよければ、おのずと入居者とも円滑なコミュニケーションがとれ、入居者も職員も笑顔が多くなるという。「認知症の方が入るグループホームの場合、たいてい利用者はリビングに集まってテレビなど見ていますから表情をチェックしてみましょう。介護士に手をかけられていない場合は、利用者は無表情になりがち。呼びかけられても反応せず覇気がない場合が多いです」「入居者が体調を崩した場合は?」「入浴ができないときは?」など、ふだんどおりの対応ができない場合の対応を聞くとよい。「『様子を見ます』と言う施設が多いのですが、その“様子見”が本当に適切なのかという問題があります。ですから、『すぐにご家族に連絡・相談します』と言ってくれる施設が望ましいですね」昨年9月、岡山県内の介護施設でベッドから転落した101歳の女性が6日後に死亡。すぐに適切な医療につなげるべきだったが、家族に相談もなく“様子見”したとして、市は虐待と認定。訴訟にまで発展しているのだ。入浴ができない場合も、“様子見”ではなく、〈清拭(体を拭く)〉など代替案を提示してくれる施設が望ましい。「利用者の体に触れる入浴や清拭は、見えない傷やあざなど、利用者が自ら訴えられない体の変化をチェックする大事な機会だからです」虐待が起きてからでは遅い。大切な親や家族が虐待に遭わないために、ブラック施設を見抜こう。
2023年06月19日映画の企画制作を行う有限会社コウベウッド(本社:兵庫県神戸市、代表:田中はるか)は、児童虐待体験を映画化したうみの樹袮監督作品『静寂』の再上映&講演会を5月30日(火)に名古屋からスタートします。静寂シーン1【児童虐待の通報や摘発が過去最多に】警察庁の調べによると、児童虐待の疑いがあるとして警察が2022年に児童相談所に通告した子どもは、前年に比べ7,671人増の11万5,730人でした。うち、「心理的虐待」が8万4,951人と全体の73.4%を占めています。出典:警察庁「令和4年の犯罪情勢」 虐待事件で死亡した児童も37人に上り、児童虐待問題が顕在化したこの時代をどう生きるかが大きな社会問題となっています。それにともない、児童相談所への通告のあった児童数も、統計がある2004年以降一貫して増え続け、2011年に1万人、2020年に10万人を超えました。静寂シーン2【自身の児童虐待経験を映画化した『静寂』に再上映依頼止まず】このように児童虐待が深刻化する中、自身の被害体験を赤裸々に映像化したうみの樹袮(旧姓はるか)監督作品に全国各地から再上映依頼が殺到しています。代表作『静寂』は、義父の性的虐待から生きる希望を失った一人の女子中学生が思わぬきっかけから再生を果たす物語です。映画館では2022年の初上映以来、大阪、東京、沖縄すべてでチケット販売から半日で全席が埋まったほどの反響で、公民館やカフェなどでの自主上映でもいいので一日も早い再上映を、との声が各地から寄せられています。ファンの人たちには年齢性別問わずTwitterで拡散してくれた人たちも多く、そのようにSNSによる拡散も人気の要因となっています。観客からは「同じ痛みがあるから観ていて苦しかったけど、今この問題を広く知ってもらうことには意味があるといううみの監督のお考えにはとても共感できました(40代女性)」「心の中がムズムズしました。こんなに辛い人生を歩む人がいるのか・・・。このような世界とは無縁に近い存在ですが、最後に差し込む一筋の光を信じたい(50代男性)」という声をいただいています。静寂シーン3【被害経験からの教訓も講演、キーワードは「生きる力」】作品上映だけでなく、同時に監督自らが虐待経験から得た教訓を講演として披露しています。一時は自殺まで考えたが、誰かのために生きることこそ自分が生きることに繋がるという内容です。うみの樹袮監督コメント「『静寂』を撮ろうと思った理由は二つあります。一つは虐待を受けたことのない方でも今や児童虐待問題は隣にある事実だと知っていただきたかったから。そしてもう一つは、私みたいな人間でも生きられる、ということを辛い過去を持った方に観ていただきたかったからです。生きる力は出会いで作れる、出会いで変わる、相手を信じることで自分を信じる力だって作れる、ということを伝えたかったからです。」うみの樹袮監督うみの監督撮影現場にて再上映および講演会は、来る2023年5月30日から名古屋を皮切りに、沖縄、福岡、神戸、大阪、東京、静岡、仙台、青森(順不同)にて順次開催を予定してします。8都市の具体的な日程場所については未定です。《上映会開催概要》タイトル:ナイトセミナー特別上映会「静寂」うみの樹袮監督作品日時 :2023年5月30日(火)18:00~20:00場所 :愛知県東海市民交流プラザ ソラト太田川3階定員 :100名お問合せ:090-8545-9380(担当=柿田美和)【会社概要】会社名 : 有限会社コウベウッド(代表=田中はるか)本社 : 〒650-0022 兵庫県神戸市中央区元町通3丁目4-5-201事業内容: 映画の企画制作URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月17日タイで野良犬の保護活動をしているナイル・ハービソンさん。ひと月に1万匹の犬を救うという使命感で、仲間とともに懸命な活動をしています。2022年10月23日、彼らは首に釘が刺さったメス犬を発見。犬は何者かに釘打ち機で虐待されたと思われ、ナイルさんたちはケガの治療をしてあげました。そこで犬の痛みは終わったかと思われましたが、それからまもなく、今度は犬の首が刃物で深く切られていたのです。このままでは犬の命が危ないと感じたナイルさんたちは、その犬を保護することに決めます。しかし、犬は彼らを怖がって逃げ続け、5人がかりで追いかけても捕まえることができないまま10日間が経過。最後は食べ物でおびき寄せて、やっと犬を捕まえることができました。※見た人が不快に感じるおそれがある画像(傷口など)が含まれています。This was Hope's original rescue way back on the 23rd October. The hardest part was catching her... pic.twitter.com/7K1BsDFWV7 — Niall Harbison (@NiallHarbison) March 6, 2023 ナイルさんは犬を『ホープ(希望)』と命名。理由は「この犬は希望をまったく持っていなかったから」といいます。やっと安全なところにいられるようになったものの、虐待されたホープは完全に心を閉ざしていました。何週間も壁を見つめ、ナイルさんと目を合わせようともしません。ごはんもほとんど食べず、トイレにも行こうとしないホープを見て、彼は「この犬の回復には長い時間がかかるだろう」と思ったそうです。施設のスタッフは忍耐強くホープに愛情を注ぎ続けました。ほかの保護犬たちとの触れ合いを通じて、ホープはだんだんと心を開き始めます。こうしてホープの体と心の傷は、時間と周囲の人たちの愛情が少しずつ癒してくれました。Today is a very special day for Hope….After arriving 4 months ago after being shot with a nail gun and abused by humans she was totally shut down. Like a rock. Today she leaving and heading to the UK. She even has a road named after her… pic.twitter.com/51dXtqDU6h — Niall Harbison (@NiallHarbison) March 6, 2023 保護されてから約4か月後、すっかり元気になったホープがナイルさんたちとお別れする日がやってきます。里親が決まり、イギリスで暮らすことになったのです!ホープにひと目ぼれしたという里親のステッフさんは、ホープの渡航手続きのために2か月も旅行を延長したとのこと。ステッフさんと一緒にイギリスへ旅立つ日、ホープはこんなに嬉しそうな表情を見せました。Steff who is taking her visited the dogs and fell in love with Hope instantly. She has extended her trip for 2 months to wait for Hope’s paperwork so they can travel home together. This is Hope in her new home tonight with Steff. Look at that smile pic.twitter.com/sQoUrzw4Q9 — Niall Harbison (@NiallHarbison) March 6, 2023 このホープのストーリーには、「嬉し涙が止まらない!」「幸せになるんだよ」など喜びの声が殺到。一方で、「なぜこんな残酷なことができるのか」「人間が嫌いになりそうだ」など、ホープを虐待した人物への怒りの声も上がっています。保護された時と4か月後のホープの表情は、まるで別の犬のように違いますね。致命傷になりかねないほどの大ケガを負ったホープは、心の傷もそれだけ深かったのでしょう。たくさんの愛情によって、再び人を信頼することができたホープが、これからはステッフさんと穏やかに暮らしていけるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月31日虐待された犬は、その時の恐怖からなかなか人に心を開けないことがあります。アンナさんが家族に迎えた保護犬のユキも、過去に虐待された経験がありました。初めて『優しく』なでられた犬が…ユキはアンナさんの家族になってからも、しばらく彼女に体を触らせてくれなかったそうです。そんなユキが、アンナさんから初めてなでられた瞬間がこちらです。@svperdone So happy she finally allows touch..wait till she discovers bellyrubs #dogsoftiktok #xyzbca #fypシ #pov ♬ sonido original - scroll.svx️アンナさんに優しいタッチで体をなでられたユキは、「もっとなでて」というように前脚を出しておねだり。彼女がもう一度なでてあげると、嬉しそうにアンナさんの顔を見つめています。「虐待された保護犬が初めて優しくなでられることを知った」と説明がついたこの動画は、460万件の『いいね』が集まり、多くの人の涙腺をゆるませたようです。・「もっとなでて」というしぐさで、涙があふれた。・こういう犬をシェルターで何匹も見てきた。胸が痛いよ。・この子をなでるためだけに、飛行機に乗って飛んでいきたい!なでられる喜びを知ったユキは、アンナさんにどんどん甘えてくるようになったそう。数日後にはお腹を見せて、ナデナデを催促するほどになりました。@svperdone We did it the series comes to an end :,) #dog #xyzbca #pov ♬ original sound -ユキにとって、アンナさんに体を触らせるのは勇気が必要だったはず。こんなにも人を怖がるほど、ユキがつらい経験をしてきたのかと思うと、胸が締め付けられますね。過去の恐怖を克服し、愛される喜びを知ったユキ。これからはアンナさんと一緒に幸せに過ごしていけることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年03月31日■前回のあらすじあらたな被害を告白するモリオに「何も聞いていないよ」と言葉をはさむ担任。さらに状況から判断して、「それってフミヤくんのせいなのかな?」とモリオに問いかけるのでした。■モリオの言い分に担任は…■2人の様子に不穏な空気を感じ…モリオの父親の空気に飲まれまいと誓うフミヤの母親。毅然とした態度を見せるものの、またもや想定外の展開が待ち受けるのでした。次回に続く「僕は加害者で被害者です」(全71話)は17時更新!
2023年03月29日米カリフォルニア州の小学校で教員を務めていたジャクリーン・マー(34)が、教え子の男子生徒(13)への性的虐待容疑で逮捕、起訴されたと、Los Angeles Timesなどが報じている。マー被告はリンカーン・エーカーズ小学校で5年生と6年生を教えていた頃、当時12歳だった男子生徒に淫らな写真や動画を送りつけるなどして児童性的虐待の罪に問われている。今月7日に逮捕され、その後保釈されるも、児童ポルノ所持や児童への淫らな行為などの余罪が認められたため再逮捕。現在はラス・コリナス拘置所に保釈金なしで拘留されていると警察が発表した。逮捕された時、マー被告は財布に被害者の写真を入れ、彼のイニシャル入りのジュエリーを身に着けており、教室では被害者に宛てたラブレターも発見された。NEXTSHARKによると、メッセージに早く返信しなかった被害者を責めたり、女子と仲良くしている様子を見て嫉妬心を露わにしたりといった内容が書かれていたという。検事によると、被害者はたびたび加害者に対し「そういったことに付き合うつもりはありません」「不愉快です」と伝えていたそうだが、マー被告は被害者へのつきまといを止めなかった。マー被告は児童ポルノ所持、児童の性的搾取、証人への証言妨害など15件の罪状で起訴されたが、全て否認しており、5件全てで有罪判決を受けた場合、最長で29年の刑期が科せられる可能性があるとNETSHARKは報じた。カリフォルニア大学サンディエゴ校で生物学の学士号と教育学の修士号を取得し、’13年からこの地区で教鞭を執っていたマー被告。新型コロナウイルスのパンデミックが発生した当時は、オンライン授業の導入に尽力し、サンディエゴ郡教育局により’22~’23年の「Teacher of the Year(今年の最優秀教師)」に選出されていた。
2023年03月16日6歳になる息子は好奇心旺盛でいたずら好き。大きな声で叱ってしまうこともしばしばです。もちろん、虐待ととらえられかねない行き過ぎた行為はしていませんが、あまりの騒がしさに「いつか児童相談所に連絡されるかもね……」 と夫婦で話すこともよくありました。ある日突然自宅を訪れた2人の男性。この男性たちがわが家を訪れたのは意外な理由でした……。「え?通報!?」騒がしさはあるものの、まったく身に覚えはなく… 子どもと騒がしい毎日を過ごすなかである日突然、40代くらいのスーツに身を包んだ男性が2人、わが家のインターホンを鳴らしました。セールスか思いきや、男性2人はまさかの「児童相談所」の方。私は通報されたことを瞬時に悟りました。 たしかに当時生まれて1カ月ほどの娘はしょっちゅう泣き、赤ちゃん返りをした息子も大きな声で泣いていて、危険な行為をしたときは大きな声で叱る場面もある、ということをお伝えました。しかし、情報提供があった時間には、特に思い当たる節がありません。児童相談所の方も元気いっぱいの子どもたちを見て「問題なさそうですね」 と帰っていきました。 念のためご近所を謝って回りましたがみんな「うちのほうがうるさくて…」 と口をそろえます。通報者は虐待を心配したのかもしれませんが、特に聞こえるであろう隣近所の方が気にしていないのに「誰が通報したのだろう?」とモヤモヤするばかり。 ところがその8カ月後、児童相談所の方が再訪問! 「〇日の×時ごろ子どもの泣き声がうるさかった」 ことを告げられました。その日時を聞いてびっくり! それは、子どもたちは登園中、私は仕事、家には主人しかいないタイミングだったのです。虚偽通報であることが確定し、児童相談所の方も「え!?」と開いた口がふさがりません。「なんだかすみませんでした……」と前回にも増して申し訳なさそうにしています。 たしかに児童相談所への通報で救える命もあります。しかし、虚偽通報はしてはいけないこと。近所迷惑にならないよう気をつけつつ「児童相談所からお墨付きをもらった」 と気持ちを切り替えて子育てを頑張りたいと思います。 作画/ゆゆ著者:中村ひとか6歳と2歳の子どもを持つ30代後半のワーママ。元気すぎる子どもたちの育児と仕事の両立に、毎日てんてこまい。心配性な一面があり、不安を感じたら検索魔に大変身。
2023年02月19日公益社団法人学校教育開発研究所(AISES、所在地:広島県広島市、代表理事:栗原 慎二)は、虐待や貧困、いじめや不登校などから子ども達を救うための「子どもの心と学び支援を展開したい!AISES子ども支援サポーター」のクラウドファンディングを「READYFOR」にて開始しました。「READYFOR」クラウドファンディングサイト 子どもの心と学び支援を展開したい!AISES子ども支援サポーター■実施背景虐待や貧困などの影響から、虐待を体験したりDVを間近で目撃してきた子ども達や親の愛情をしっかりと受けずに育ってきた子どもの中には、自分の価値を認めることができなかったり、持っている力を伸ばすことができない子どもが多くいます。AISESは、こうした子ども達の心と学びを支える事業を行っています。問題の連鎖を断ち切る。そのためには、教育の力が必要です。そのためには活動資金が必要です。毎週、子ども達が暮らす施設へ出向き、学習支援と交流体験を提供しています。支援活動を通して、子ども達は徐々に心を開き、意欲的な生活を送るようになってきています。現在、私たちは、国内の3か所の母子生活支援施設や児童福祉施設で、またフィリピンの貧困地域に立つ学校とストリートチルドレンの保護施設で支援活動を行っています。私たちと一緒に、子ども達の未来を支えていただけませんか。■本クラウドファンディングを通して目指すもの*子ども達の心と学びを育む支援を展開します学校や地域と連携しながら、母子生活支援施設や児童福祉施設で暮らす子ども達の学習と心の支援を行います。「勉強をただ教える」ではなく、教育・心理分野の最新の知見から得たエビデンスを基礎にした支援(愛着やレジリエンスなど)を提供することで、情緒的に安定し、学習に意欲的に取り組むなどの成果が見られています。*支援者やその支援者のためのプラットフォームを作ります教育や福祉の業界を志す大学生や今まさに支援をしていて悩んでいる社会人などを中心に、AISESが教員免許更新講習事業で培ってきた理論と確かな実践に基づいた年間計画にそったトレーニングを展開しています。このトレーニングは、生徒指導提要の改訂に携わった栗原代表をはじめ、研究メンバーが協議を重ねて開発した生徒指導・教育相談の改革的な実践を展開して効果をあげたものを集約し、アフターコロナを見通し、対面とeラーニングのハイブリッド形式で提供しております。今後は切れ目のない支援体制を確立するために、支援先と支援者同士をつなぐプラットフォームの構築を目指しています。■リターンについて<1,000円/月>・AISES子ども支援サポーター1,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)<3,000円/月>・AISES子ども支援サポーター3,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)<5,000円/月>・AISES子ども支援サポーター5,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)<10,000円/月>・AISES子ども支援サポーター10,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 当社HPにお名前を掲載させていただきます。ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)■プロジェクト概要プロジェクト名: 子どもの心と学び支援を展開したい!AISES子ども支援サポーター期間 : 無期限での寄付募集(マンスリーサポーターの募集)URL : ■会社概要商号 : 公益社団法人学校教育開発研究所代表者 : 代表理事 栗原 慎二所在地 : 〒730-0016 広島市中区幟町3番1号設立 : 2014年10月31日事業内容: 教育にかかわる人材育成の事業教育に関する国内及び国外における研修事業教育に関する国内及び国外における調査・研究事業地域教育・家庭教育を推進する事業教員研修事業教育に関する出版、マネジメント事業教育に関する国際交流事業カウンセリング事業保護者支援事業学校コンサルテーション事業企業のメンタルヘルス事業その他、本法人の目的を達成するために必要な事業URL : 【本件に関する一般の方からのお問い合わせ先】公益社団法人学校教育開発研究所TEL : 082-211-1030MAIL: admin@aises.info 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月06日保育園での虐待が問題に最近、保育園での虐待事件がニュースになっています。「そんなことしていると赤ちゃん組にいってもらいますよ」「そんなことするのはひよこ組(←0歳児クラスのこと)だよ」という声かけも虐待にあたると、ニュースで解説されていました。赤ちゃんクラスやひよこ組の子どもに失礼じゃないか…と私は思ってしまいます。私は以前、保育園で働いていました。こういった声かけは、良く聞きました。私自身も、学習塾を経営していたころ、「そんなことしていると小学生になれないよ」と年長児に言ったことがあります。なかなか言うことを聞いてくれなかったときに、つい感情的になってしまったのです。でも、子どもの方が上手で「義務教育だから自動的に小学生になれる」と言い返されてしまいました。給食の完食報告、しかし…保育園でよく見かけた光景として、こんなこともありました。白飯やみそ汁に、残したおかずを混ぜたりして食べさせるという行為です。これも虐待のように感じるのは私だけでしょうか。好きな白飯やみそ汁に、嫌いで残しているおかずを混ぜられたら嫌ではないでしょうか。ですが、これで残さず食べられたとなれば、連絡帳に「今日も給食を完食しました」と報告されるわけです。親御さんには見えていない部分です。Upload By 立石美津子特別支援学級や福祉事業所でも、不適切な声かけがあると聞いたある人が言っていました。特別支援学級の先生から「そんな体調悪いだとか言ってると、特別支援学校に行けと言われますよ?」と言われたと。大人の障害者の場合、福祉事業所でこのように声をかけられたという話も聞きます。「そんなことでは、一般就労は無理ですよ」「B型の事業所に逆戻りになりますよ」前者は追い詰めたり焦らせたりすることにも繋がるでしょう。後者はB型事業所を侮辱しているように聞こえます。親は事業所内で交わされる言葉を聞くことはできませんし、利用者であるわが子には障害があり「こんなこと言われた」と家族に報告できない場合も多々あります。今回の事件をきっかけに、保育園では指針が示されつつあるようですが、障害福祉の領域でも見直してほしいと、障害がある子どもの親として強く感じました。執筆/立石美津子(監修鈴木先生より)最近は心理的な虐待やパワハラ、セクハラなど、(暴力での虐待のみでなく)見えづらいハラスメントにおいても、さまざまな問題が取り上げられるようになってきました。時代の流れもあり、以前は見過ごされてきたようなちょっとした一言も、虐待ととらえられるようになってきたと感じています。年末の伝統的な行事である秋田県の「なまはげ」などは、包丁を持った鬼が家に入ってきて言うことを聞かない子どもを連れ去ってしまうのですから、虐待ととらえられかねませんよね。そうした面から配慮され、もし地方のさまざまな文化や行事が伝承されていかなくなってしまうのであれば、それはとても寂しいことだと思います。子どもに関わる大人たちが、しっかりと子どもたちの様子や環境を見極め、「真の虐待」を見逃さないことが重要だと考えます。
2023年01月12日過去に血のつながらない娘に虐待をしていた義父と認知症を患う義母が暮らす敷地内に住むチャト子さん家族。転院の日に騒ぎを起こした義父と自宅に戻る車中で、張り詰めていた糸が切れてしまったときのお話。 義父が大けがを負って入院していた病院から、リハビリのために転院することが決まっていた当日。転院を断固拒否して大騒ぎを起こした義父を連れて自宅に戻らざるを得なくなった車中で、義父の一言からチャト子さんは感情が抑えられなくなり……。 義父のせいで息苦しい… 転院当日に大騒ぎを起こした義父を連れて、自宅に戻らざるを得なくなったチャト子さん。ふと、これまでも義父のせいで周りの人に怒られたり頭を下げたりと、惨めな思いをしてきた記憶がよみがえります。 「自分たちの時間を犠牲にして義父をサポートしてきたのに……。なぜこんな仕打ちを受け続けなければいけないんだろう……」 チャト子さんの心は限界でした。そんなときに義父から放たれた一言に、これまで抑えていたものが爆発。過去に義父が自分の娘を虐待していたことについて言及します。 「あれは虐待なんかじゃない!」と言い返す義父の過去にも、時代は違えど暗い影が潜んでいたことを悟ったチャト子さん。そんな義父の存在によって、ますます自身の過去の記憶が呼び覚まされ、トラウマから逃れられなくなります。 新たに家族になった人が、自身が経験したつらい過去の傷をえぐられるような存在になってしまったら……と思うと、胸が苦しくなってしまいます。チャト子さんの心のよりどころが見つかってほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター チャト子2人の子どもを育てるアラフォー主婦。元フリーデザイナー・飲食店経営(火災に遭い休業)。リアルでは人に話せないような実体験などを漫画のネタにして昇華しています。
2023年01月02日まだ記憶に新しい、静岡県裾野市の「さくら保育園」で起きた、園児虐待により3名の保育士が逮捕された暴行事件。「ご臨終です」と、寝かしつけた1歳児に暴言を吐く。「ブス・デブ・ガングロ」などと容姿をからかう。泣く園児をスマホで撮影する、園児の足をつかんで逆さ吊りにする、カッターナイフなどで脅す、真っ暗な排泄室に放置するなど、判明している行為だけでも15項目に上る、保育現場での凄惨な実態が明らかになった。この事件を皮切りに、各地の保育園でも不適切保育が発覚している。東京都日野市では、保育士が「早く人間になれ!」と園児に暴言を吐くといった唖然とする虐待が発覚。また富山県富山市の保育園でも、1~2歳の園児を逆さづりにするなどの虐待行為があったと発覚した。それらのあまりに酷い虐待行為や暴言が大きな反響を呼び、社会問題となっている。裾野市の事件は、内部告発により発覚したものの、園側が迅速に対処しようとせず箝口令を敷くなどの隠蔽体質も明るみに出た。豊富な取材実績と現場感覚をもとに話題作を次々と発表。『誰かたすけて~止まらない児童虐待』(リーダーズノート)『ルポ居所不明児童――消えた子どもたち』(中央公論新社)など子供の虐待問題の著作も多い、ジャーナリストの石川結貴氏はこう話す。「逮捕された保育士たちの行為は決して許されるものではありません。しかし、全国の不適切保育の背景には、保育士の厳しい労働環境など、さまざま問題が潜んでいると考えられます。たとえば長期化するコロナ禍でこれまで以上に業務量が増えたり、マスク越しの保育でコミュニケーションがむずかしかったり、そのようなストレスが高じたことで虐待行為に走ったという可能性もあるかもしれません」コロナ禍で、玩具や寝具などの消毒に始まり、密を避ける対策へのプレッシャーやマスク生活を強いられている現状も、保育士たちを疲弊させる原因になっていると、石川氏は指摘する。「本来、言語の理解のおぼつかない年齢のお子さんには、『ダメですよ』と言い聞かせるにしても、表情でコミュニケーションをとることが必然でした。けれど、たしなめようとしても、保育士の顔はマスクで覆われているため、子どもたちにうまく伝わらない。それが不安や焦りとなってしまったケースもあるかもしれません。虐待を行う保育士はそもそもの資質に問題がありますが、彼らを責めて罰しただけでは根本的な解決にはなりません」いったいどんな解決策があるのだろうか――。(その2へ続く)
2022年12月31日