緊張してはじまった新学年、そしてその緊張がとけたであろうゴールデンウイーク。長い休みのあとに、登園・登校をしぶる子どもは多いのでは。そんな子どもの不安をとりのぞくために、食事でサポートできることはないか、国際食学協会の準食学士でナチュラルフードコーディネーターの早瀬可依子さんに話を聞きました。不安定な心やイライラの原因は食事にもあった?「世の中便利になり、いつでもどこでも何でも手軽に食べられるようになりましたが、簡単に食べられる加工食品には添加物がたくさん。添加物は摂りすぎると必要な栄養素を排出してしまうのですよ」と、話し始めた早瀬さん。「え、必要な栄養素を排出!?」と、スタートから食いついてしまった筆者。たとえばハムやソーセージ、練り物などに含まれる“リン酸塩”は、カルシウムを排出させ、トリプトファンというアミノ酸を減少させるそう。このトリプトファンは、私たちの神経伝達にとても重要なセロトニンという神経伝達物質を作るのに必要なもの。このセロトニンが不足すると精神的に不安定になったり、イライラしたり、睡眠障害を起こし朝起きれないという負のループに陥ることも。子どもだけでなく、大人のイライラや睡眠障害にも当てはまりそうです。トリプトファンを含む食物は?体内では作られず食物から摂取するしかないトリプトファン、一体どんな食物に含まれているのでしょうか?「トリプトファンはたんぱく質の多い食物に含まれます。肉やマグロやかつおなどの赤身の魚もですが、大豆製品、魚貝類。卵はアレルギーの心配がないのなら、とてもポイントが高いです」中でも早瀬さんオススメなのが、ひじきと高野豆腐。ひじきはトリプトファン以外にもマグネシウムとビタミンB6が豊富。高野豆腐は大豆製品の中でもトリプトファンの含有量が多いそう。どちらも乾物として売られているので、いつでも手に入り便利です。「でも高野豆腐は煮物以外の食べ方を知らないし。そもそも高野豆腐の煮物が苦手で…」という場合は、水で戻した高野豆腐をフードプロセッサーで崩し、ミンチの代わりに肉そぼろにしたり、ミートソースに入れるとよいようです(お店によっては粉状のものも売られています)。甘いもの=“砂糖”の摂り過ぎにも注意が必要加工品以外にも、注意すべきなのが“砂糖の摂り過ぎ”。砂糖を多く摂取すると太ってしまう…と心配されがちですが、実はそれ以外に注意すべきポイントが、“甘いもの中毒”なのです!砂糖など甘いものを食べると脳内に快楽物質ドーパミンが放出されます。それが常習になると、常に甘いものがほしい状態になり、またさらに甘いものを欲することに。人間は甘いものを食べると血糖値が上昇しますが、ジュースなどの液糖は吸収も早く、上昇も急激。このアップダウンの激しさで精神的にも不安定になるのだそう。「アメやラムネをなめさせていればおとなしいから」、「ジュースを与えれば落ち着くから…」と、その場しのぎで子どもに与えてきたおやつ、話を聞きながらすぐに見直すべき点だと思いました。早瀬さん曰く、甘いおやつの代わりにはアーモンドやクルミ、ブルーベリーがオススメ。おやつ用の小魚などを持ち歩くのもよいかもしれません。バランスよく、野菜も何でも摂り過ぎ、偏りはNG。バランスのよい食事が基本です。これらのほかに、オススメの野菜についても聞いてみました。かぶの葉は、イライラを押さえ安眠効果も得られるカルシウムが豊富。にんにくには脳内の活性化に関わるビタミンB1の吸収を高める働きがあり、また梅のクエン酸は血液をきれいにし、カルシウムの吸収を高めるそう。梅は小魚や海草と一緒に食べることでイライラ防止にもつながるようです。一番大切なのは、親子のコミュニケーションチャイルドケアの資格を持ち、ベビーマッサージの講師でもある早瀬さん、「食事以外にもできることはあります。お子さんにマッサージをしてあげると、心が落ち着きますよ」と、食事以外のケアについてもアドバイスをくれました。肌に触れるということは、新陳代謝を促進するだけでなく、自律神経を整え、精神を安定させるといいます。もちろん親子のコミュニケーションなので、話しかけ、語りかけ、笑顔も大切。これらが子どもの心を安定させます。子どもが少しイライラしているかな?不安定かな?と思うときには、話をしながら手や足をマッサージしてあげるとお互いの心が落ち着くかもしれません。最後に、「食事は誰が作ったかということもだけれど、誰と一緒に、どのように食べるのかも大切ですよね」と早瀬さん。1日1食だけでも“おいしく、楽しく”コミュニケーションをとりながら食事をしてほしいとのことでした。子どもたちが安定した園生活、学校生活を送れるよう、また家族が気持ちよく生活できるよう、日々の食事を見直していきたいと思います。取材協力:<文・写真:フリーランス記者林未香>
2019年05月06日ASD(自閉症スペクトラム)のある人の理解と支援を広げるために毎夏、よこはま発達クリニックとよこはま発達相談室は、一般の方向けに、ASD(自閉症スペクトラム)に関するセミナーを行っています。どうして、セミナーを始めこれまで続けてきたのでしょうか?私たちは1997年に当時としては珍しい発達障害を専門にする「仲町台発達障害診療所」を立ち上げ、2000年に現在のよこはま発達クリニックに改称し、以来20年以上にわたってASD(自閉症スペクトラム)を中心に発達障害の医療と支援を行なってきました。初代の院長は故佐々木正美先生にお願いしました。私たちはTEACCHプログラムの創始者であるエリック・ショプラー先生、アスペルガー症候群と自閉症スペクトラムの概念を提唱したローナ・ウイング先生を始めとして多くの先生から自閉症について学んできました。参考:『本当のTEACCH―自分が自分であるために』私たちがクリニックを受診される方々を支援するときに常に大事にしてきたのは「自閉症でok」、「親子で穏やかな生活を目指す」、「家族と協力して子どもを支援する」、「一人ひとりの特性や興味・関心に合わせた無理のない設定をする」、「環境を整える」ということです。そのためには、より多くの人たちの理解が必要となります。仲町台発達障害診療所を開設以来、私たちは毎年「夏のセミナー」を行ってきました。そしてセミナーでは、ASD(自閉症スペクトラム)についての基本的な知識や支援の方法を紹介してきたのです。ASD(自閉症スペクトラム)がある人の生活を支援するには出典 : 「構造化」という言葉をお聞きになられたことのある方は多いのではないでしょうか?私たちは、無理に“普通”に近づけようとしたり、周囲にあわせるのではない。環境を整えて、本来持っている能力を発揮しやすくすることを目指してきました。そのためには、自閉症スペクトラムの特性を理解することが大切だと考えました。そして、支援を考える際には「構造化」を大切にしてきました。クリニックを立ち上げた頃には「構造化」の考えを取り入れる学校や福祉機関は少なかったのですが、徐々に日本でも浸透してきました。しかしながら、ASD(自閉症スペクトラム)の方の支援を考える際には大切で、有益な考え方ですが、誤解や誤用も多いのが現状だと思います。「構造化」する背景には自閉症の特性が深く関係しています。その理解をせずに、とりあえず「やってみる」ではうまくいかないことも多いのです。「なぜやるのか」を支援者一人ひとりが考えることが大切です。そこで、「構造化」についての正しい理解と、その理解に裏打ちされた「支援」の実現の一助となるよう、毎年セミナーを開催しているのです。2019年夏のセミナーでは、具体的なアイディアを紹介しつつも、「なぜやるのか」「どうして必要なのか」に焦点をあてながら、支援のエッセンスについて共有していこうと思っています。ASDについて、基本的な知識や支援の方法を紹介するセミナーを開催出典 : 「令和」最初の『夏のセミナー自閉症スペクトラムの理解と支援』は、東京駅前で開催することになりました。セミナーの内容について、簡単に紹介したいと思います。セミナー1日目となる8月2日には、児童精神科医の蜂矢と公認心理師の北沢が自閉症スペクトラムの基本特性について解説します。自閉症特性は年齢や認知水準によってさまざまな表れ方をします。発達特性に基づいた正しい評価とは、子ども一人ひとりの発達特性や認知特性、興味や関心のあり方を把握することから始まります。心理検査データのパターンだけで支援方法が決まるわけではありません。発達特性の理解に基づいた適切な評価を通じて、一人ひとりの支援プランと具体的な対応を考えましょう。2日目は公認心理師の佐々木と言語聴覚士の飯塚が担当します。自閉症スペクトラムの方々への支援は、一律の方法があるわけではなく、それぞれの方に合わせた支援・関わり方が大切だと考えています。今回はそのためのアイディアの一つとして、「構造化」と「コミュニケーション支援」についてお話をさせていただきます。午前中は、なぜ構造化をするのか、構造化の意味を共有させていただいた上で、さまざまな知的レベルや年齢の方への具体的な方法を紹介いたします。午後は、穏やかに、そして充足感をもって暮らすためのコミュニケーション支援について、さまざまな発達段階の幼児〜大人の事例のビデオをお見せしながら解説いたします。3日目は児童精神科医の宇野と内山が問題行動について背景や対策を考えます。ASDの問題行動は、かんしゃく・自傷・他害行為、多動や不注意などの衝動的行動、ひきこもりや昼夜逆転などに加え、いわゆる触法行為、さらには自殺企図やうつ・不安などの精神科的問題など多岐にわたります。その多くが、自閉症特性への配慮不足から生じていると考えられます。この講座では、ASDにみられやすい問題行動を解説し、その対応の方法を、海外での研究動向なども含めて紹介します。3日間のセミナーで、さまざまなことをお伝えしたいと思っています。ぜひ日々の支援に生かしてもらえたらと願っています。日時:2019年8月2日(金)~4日(日)場所:AP東京 八重洲通り(東京都中央区京橋1-10-7 KPP八重洲ビル8/2(金)7階 / 8/3(土)8/4(日)13階)プログラム:◇8月2日10:00~16:45 『改めて基本特性から考える:理解と評価』◇8月3日10:00~16:45『支援の原則と実際:構造化とコミュニケーション支援』◇8月4日10:00~16:45 『問題行動とそれへの対応』講師:蜂矢百合子(児童精神科医、よこはま発達クリニック/相談室)北沢香織(公認心理師・臨床心理士、よこはま発達クリニック/相談室)佐々木康栄(公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士、よこはま発達相談室/クリニック)飯塚直美(言語聴覚士、よこはま発達相談室/クリニック)宇野洋太(児童精神科医、国立精神・神経医療研究センター)内山登紀夫(児童精神科医、よこはま発達クリニック院長/よこはま発達相談室代表、大正大学 教授)対象:保護者、実際に療育・支援に携わっている方、学生など(中学生以下の参加はできません)料金:各日10,000円(税込)定員:120名(先着順)事務局:よこはま発達相談室(www.ydc-r.com)seminar@ypdc.netよこはま発達相談室よこはま発達クリニック
2019年04月25日子どもの学校生活では、登下校時の交通安全が心配だという家庭もあるでしょう。また、すでに学校に通っているという子どもたちについても、ニュースなどの事故や事件を見ると、登下校時の交通安全対策が不安になったりします。子どもたちが安心して通学するために、どのような安全対策が必要なのか、親たちの声から考えてみたいと思います。■8割近くが地域の交通安全対策が「ある」と回答アンケートでは、登下校時の交通安全について、地域の取り組みがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が約8割で、多くの地域では交通安全の取り組みが行われているようです。ただ、「ない」や「わからない・どちらとも言えない」と答えた人も2割近くいて、地域間で取り組みの有無は異なるようです。Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは?ある 79.6%ない 7.6%わからない・どちらとも言えない 12.8%■ボランティアによる見守り活動とは「ある」と答えた人の声を見ると、登下校時に子どもたちを見守るボランティアが多く存在するようです。どのような活動をしているのでしょうか。「下校時に、高齢者のボランティアさんで構成される“地域の見守り隊”が、交通量が多くて見通しの悪い場所に立って注意してくれています。よく言い聞かせてくれているようで、この間息子に“自転車乗っている時は並列しちゃダメ”と私が注意されました」(千葉県 40代女性)「町内会の人や、学校の生活の委員会、先生たちが月に1~2回交差点に立ってくれています。あとは毎日みどりのおばさん、おじさんも立ってくれています。雨の日、雪の日、風の日も毎日感謝です」(北海道 40代女性)「毎朝、学校がある日は車の通りが多い場所に、ボランティアのおじさんが毎日立ってくれています。奥さんも亡くなって、それが生きがいなんだとお聞きしたことがあります」(福島県 40代女性)「私の住んでいる町は、小学校1〜2年生の下校時には、必ず見守り隊という大人の方が、家まで送って下さいます」(島根県 40代女性)ほかにも、「ボランティアが生徒の名前を覚えていてくれて安心できた」という意見など、その存在に心から感謝する親の声は多く寄せられていました。一方で、ボランティアが高齢者で構成されていることも多いため、その体力を心配する声も。活動があくまでボランティアである以上、継続可能な取り組みかどうか、懸念する人もいるようです。たしかに、地域の子どもたちのために、無償で通学ルートの見守り活動を行うというのは、なかなか簡単にできることではありませんよね。多くの地域では、そういった人たちの善意によって、安全な登下校が可能になっていて、パパやママたちは感謝の声を寄せていました。■保護者による見守り活動、負担に感じる声も…また、保護者自身による取り組みがあると答えた人も多くいました。「保護者の“パトロール当番”がある。登校時は、危ないところなどで旗を持って立ちます」(茨城県 30代女性)「小学校のお母さんの役が毎年選出されて、朝と下校時に立ってくれています」(神奈川県 40代女性)「登校班で親が当番で引率しています」(神奈川県 40代男性)旗を持って危ない道に立つ、登校時に引率するなど、保護者による当番制で子どもの登下校時の安全を守る取り組みをしている地域も多いようです。同じエリアに住む子どもたちをまとめて、代表の親が見守ることで、協力体制が取れているようで、「子どもとの触れ合いを楽しみながらやっている」という前向きな意見も寄せられていました。ただ、一方でその当番を負担に感じる人も少なからずいるようです。「朝は保護者が順番で旗振り、帰りは週三日、保護者が順番で学校の門から子どもたちのあとについて指導しながらついていきます。自分はシングルで頼れる家族もなく、仕事は休みをもらわなければならない。月に1回だけど、年間にすると10万以上収入が減る。だれが決めたか知らないが、保護者が過保護になり過ぎていないか?」(茨城県 40代男性)「保護者、教員、地域の見守り隊が、登校する道の各所に点々と立って、生徒の登校を見守る。必要なのはわかるが、寒いなか、乳児を抱えてまるで雪だるまのようになって、1時間近く立つのは正直つらかった。ほかの小学校は、ほとんどがボランティアと教員。同じ市内にあって、この差は何だ?と思ってしまう」(愛知県 40代女性)「PTAで毎週見守りをしていて、家から微妙な場所に立たなくてはならない。仕事にも行かないといけないので、毎週は負担が大きすぎます」(広島県 40代女性)どれも切実な声で、保護者が自分の仕事や育児など、多くのタスクに追われている様子がわかります。同じ市内でも、保護者の当番の有る無しが異なるという意見も多く、「なぜうちの子どもの学校だけ?」と思ってしまう気持ちも理解できますよね。「自分たちの子どもは自分たちで守らなければ」と思う気持ちはあるものの、現実ではなかなか難しいということがわかります。■「登下校が心配」という切実な声「取り組みがない」と答えた人たちをはじめとして、登下校に関するさまざまな心配の声も多く寄せられました。「一応見守り隊の人がいますが、車で通るだけで危ないところに立ってくれないので意味があるとは思えない。同じ町の違う地域ではちゃんと横断歩道や下校時についてくれているのに、残念です」(島根県 30代女性)「登下校を見守るボランティアを募集しているが、うちの地区は協力をしてくれる人がいない。隣の地区は協力をしてくれる人がたくさんいて、地域の温もりを感じる」(静岡県 30代女性)「団地に囲まれていて高齢者が多く人通りが少ないので、不審者などの連絡は頻繁にあります。ただ、個々の家庭で“1人で出歩かない”などと子どもたちに言うしかないのが現状です」(千葉県 40代女性)「小学校の立地周辺にスクールゾーンがない学校です。大きなトラックが子どもスレスレに通っています。登校時間の20分だけでも通行止めにしてほしい。事故が起きないと改善されない現実がもどかしいです」(埼玉県 40代女性)ほかにも、「人の少ない地域に引っ越したら、見守り活動をしていなかったので驚いた」という意見も。登下校の安全対策が、どうしても地域の高齢者や保護者によるボランティアに頼りがちとなっているため、地域ごとの取り組みの格差が出てしまうようです。■小学校への親の送り迎えは過保護なのか?子どもの通学は毎日のことなので、保護者の心配は募ります。なかには、みずから送り迎えをしているという人もいるようです。「3km近い山道を一人で帰ってくるので、お迎えにいっています」(島根県 30代女性)「歩道がないところがあり、道幅も狭く危険な場所が多いので、毎朝見守りのために途中まで一緒に登校します。『過保護かな?』と思うときもありますが、同じ班の子どもたちもみんなかわいいし、大人の目線で危険を察知して未然に防いであげることが大事かなと思います」(神奈川県 40代女性)「最近圏央道が学校の近くを通ってますが、歩道橋ができただけで、とくにガードレールもない道を30分かけて登下校しています。朝も帰りも集団登下校なので 娘が一人になる所まで迎えに行っています」(茨城県 30代女性)ほかにも「ひとりで下校してくる時もあるので、GPSを付けて途中まで迎えに行っている」という声もありました。筆者も4月から小学1年生になる長男が通う小学校では、人ひとりが通れるかどうかという狭い通学路を使うため気になっています。子どものギリギリ横を大きなトラックが通ることもあり、大人でもヒヤヒヤする場所なので、しばらくは筆者も送迎する予定。ただ仕事との両立もあるので、いつまで続けるかは悩みのタネです。■子どもの安全を守るために親にできることは?地域の取り組みがある人もない人も、それぞれ子どもたちの登下校について悩み、考えていることがわかりました。そんな私たち保護者に、できることとは一体なんなのでしょうか。▼子どもに普段からしっかり交通ルールを教えるとくに多かったのは、子どもにしっかりと交通ルールを教えることの重要性を訴える声でした。「うちの娘には、『横断歩道の信号機が青になってもすぐ渡らないで、まず車が来ないか、来たにしてもちゃんと停まってから渡るように』と言って聞かせています」(北海道 40代女性)「大切なのは親がきちんとしつけているかどうか。広がって歩いたりとか道に走って飛び出たりとかは、普段から親が注意して諭さないとダメだと思います」(愛媛県 30代女性)「子ども本人の意識が大事だと思います。学校だけでなく普段から家庭での教育が欠かせないと感じています」(徳島県 50代女性)ほかにも、「登下校ルートの危険な場所を口をすっぱくして教えるしかない」という意見もあり、親の方も努力が必要だということがわかります。子どもが1人で登下校するとき、危険なルートを通りそうになったときに、「はっ」と親の声を思い出せるよう、根気強く注意喚起することが必要そうです。▼親自身がしっかりと行動して教えるさらに、親自身が行動で示すことも大切だという声も。「子どもの安全は親の仕事だと言いますが、横断歩道のない所を子どもの手を引いて渡っている親はどうなんでしょう。歩道を歩いていても、事故に巻き込まれるこのご時世です、少しでも減らせていけたらと思います」(愛媛県 40代男性)「朝の旗降りなど面倒だとは思いますが、やっぱり子どもの安全を思うと仕方ないことだと思います。子どもたちにも『道で広がらない、ふざけない、何かあったら助けを求める』ように言い聞かせています」(神奈川県 30代女性)親自身が交通ルールをきちんと守ったり、交通安全活動に参加したりして、子どもたちに対して行動で示すことが大切だという意見もありました。筆者自身、急いでいるときに信号が点滅してから慌てて走って、子どもに「信号が赤になるよ」と諭されて恥ずかしい思いをしたことがあります。言葉では「右左を見てから道を渡ろうね」などと簡単に言えますが、もしかして子どもの心に一番響くのは、親の立ち居振る舞いなのかも。普段からみずからが行動で示して、子どものお手本となるのが大切なのかもしれませんね。ここまで、登下校時の地域の取り組みと、親にできることについて考えてきました。交通の状況や、地域の人口や世代など、それぞれに特徴があるため、なかなか一概に答えを出すことは難しいテーマだと思います。地域ボランティアの減少や共働きが多くなり親の登下校見守りが難しくなるなか、最近では不審者情報がメールやSNSを使って情報が入ったりします。今後はもしかしたらスクールバスなども日本でも導入されるかもしれません。国でも「登下校防犯プラン」として対策をまとめ出しています。国、警察、学校などの取り組みも期待したいところです。ただどんな状況であれ、交通安全について親が子に伝え、さらに行動で示すことが、まずは基本の第一歩となるだろうと思います。口で交通ルールを守るように言ったとしても、自身が信号を無視したり、スマホ片手に歩いていては、子どもにも伝わらないでしょう。ほかにも一緒に通学路を歩いて危険場所を確認する、車移動の激しい場所をチェックする、不審者への対応方法などを教えるなども必要となってきます。多くの子どもが持っている防犯ブザーもいざというときに使えるように練習するなど、親にできることは多くあるだろうと思います。筆者を含め、不安な気持ちを抱えながら登下校させているパパやママもいるでしょう。それでも自分自身にできることを小さなことから積み重ねて、子どもの登下校を見守っていきたいですね。<参考>内閣府: 登下校防犯ポータルサイト 警察庁: 登下校防犯プラン Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは?アンケート回答数: 8469件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月17日シンガーソングライターの須澤紀信が自主企画ライブイベント「キシン伝心 Vol.1」を3月9日に下北沢CLUB 440で開催。TBSラジオのレギュラー番組と同タイトルを名付け、ラジオさながらのたっぷりのトークと趣向を凝らした歌の数々で観客を楽しませた。【チケット情報はこちら】普段から敬愛するシンガーソングライターをゲストパートナーに迎え、この日限りの音楽ユニットでそれぞれの持ち歌によるセッションや影響を受けたアーティストのカバーなどを繰り広げる、1月26日に開催されたVol.0に続き今回2回目となる本イベント。オープニングナンバーは、1stシングル『はんぶんこ』のアコースティックギター弾き語りからスタート。須澤の透き通った優しい歌声に観客はうっとりと聴き入った。続いてこの日のゲストパートナーであるピアノ弾き語りのシンガーソングライター坂本タクヤをステージに迎え入れ、ここからはお互いが生まれ変わりたいものから命名したという“生イルカメロン”とのユニット名でセッション。坂本の最新ミニアルバムに収録の『日々』をコラボし、坂本は心をこめたハイトーンボイスによる甘い歌声で観客を魅了した。ミニアルバム表題曲の「帰ろうか」では、須澤がバイオリンで参加し、美しい音色を聴かせた。また、須澤の1stアルバム『半径50センチ』から『いいんだよ』も演奏し、ふたりで美しいコーラスを響かせた。影響を受けたアーティストを紹介するコーナーでは、須澤が「すべての楽器をレコーディングするセルフプロデュースで憧れている」という斉藤和義の『空に星が綺麗』や、坂本が「歌を始めたきっかけ」という中孝介の『花』をふたりで歌い上げた。観客のアンケートに答えるコーナーもあり、「過去と未来に行けるとしたらどっち?」や「自分自身で変えたいところは?」など、多くの質問に回答。息の合ったふたりの軽快なトークに会場は爆笑の渦になった。最後は、須澤が坂本をイメージして書き下ろしたという、生イルカメロンの唯一のオリジナルソング『アソート』を披露。本作は「タクヤさんがラブソングをあまり書かないので」という理由から須澤が制作したラブバラード。ふたりの温かく包み込むような歌声に拍手喝采となり、須澤の自主企画イベントは大成功で幕を閉じた。今後のコンサートは、5月18日(土)渋谷RUIDO.K2での2ndワンマンライブ「~ボクの街、キミの街~」が決定している。今回の「キシン伝心」の、人となりや内面にフォーカスを当てたアットホームなイベント内容とは別の側面である、須澤が音楽に真摯に向き合う姿をバンドサウンドで魅せる、エネルギッシュなステージになるという。「この5月という季節は出会いや別れがあり、新しい生活が始まり、その後にちょっとホームシックになったりもするタイミング。地方から上京組の僕だからこそ、そんな心に寄り添える歌も歌ってみたい」と須澤が語るように、この日のために新曲を鋭意制作中。このワンマンライブに足を運び、“須澤ワールド”にどっぷり浸ってほしい。チケットは発売中。取材・文:門 宏
2019年03月20日関西人主婦で二児の母のモチコです。娘の幼稚園の送り迎え、普段は自転車なのですが、冬は寒い……! ということで、冬は徒歩で登園しています。幼稚園への送り迎え、幼稚園に向かう道は意気揚々と歩いて走る二太郎。幼稚園から家へ戻る道は、上り坂だからかずーっと抱っこまたはおんぶです。つ、辛い!でも徒歩登園、良いことがたくさんあるんです!体力がつく幼稚園まで片道15分ほど。そんなに長い距離ではないですが、アップダウンもあるし、毎日の積み重ねとなると、体力作りに一役買ってるのでは……と思います。大人でもなかなか良い距離ですし。ちなみに子どもの足で片道15分、そこから家までまた10分かけて帰るとなると、大人にもなかなか良い散歩です。痩せないかな〜!季節の移ろいを感じられる幼稚園までの道中、今の時期は白い息や枯れ木で冬を感じます。空気もものすごーく冷たい!これが春になると桜やたんぽぽが咲いたり、緑が生い茂ったり、虫がいたり…季節の移ろいをいろんな場面で感じられます。ちなみに夏は暑すぎて、自転車一択! 季節を感じる余裕はありません……。いや本当暑過ぎる。会話やふれあいも楽しめる子どもと一緒に歩くと会話も楽しめます!幼稚園で習った歌、娘考案の謎のゲーム(落ち葉を踏んだら負け)、放課後のお楽しみ(主におやつ)など……。他愛ないことを話しながら歩いています。手をつないで歩けるのも嬉しいです。そのうちつないでくれなくなると聞くので、今のうちにいっぱいつなぎたい! 登園は良いチャンスやなぁと思います。お友達と合流して、子ども同士のやりとりを聞くのも面白いですよ!ただ時間はかかる……ただまあ……時間はめちゃくちゃかかります。なぜか踊りながら歩く4歳児、普通に歩くのも遅いのになぜか柵に登り出す1歳児。ほかにもいきなり立ち止まってみたり、ダッシュしてみたり、葉っぱ拾ってみたり、葉っぱ踏んでみたり、石を拾ってみたり、コンクリートに埋め込まれている石を取ろうとがんばったり…。どんだけ〜!それでも、運動になって体力がつけば……疲れて夜早く寝てくれれば……と、いろいろ期待して今日も母は子ども達と歩きます!●ライター/モチコ
2019年02月27日2月9日(土)、サントリーホールで行われる東京都交響楽団プロムナードコンサートでは、小泉和裕と川久保賜紀による、季節を彩る演奏が楽しめそうだ。【チケット情報はこちら】川久保賜紀がチャイコフスキー国際コンクールで最高位、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝してから、15年以上が経つ。その後、同世代の音楽家とピアノ・トリオを結成したり、タンゴの演奏に取り組んだりと演奏家としての幅を広げつつ、現在もソリストとして第一線で活躍しているのは多くの方がご存知の通りだ。ヴァイオリン協奏曲のなかでチャイコフスキーと並んで人気の高いシベリウスは、川久保が昔からレパートリーにしている作品のひとつ。続いて演奏される《冬の日の幻想》と曲の冒頭がそっくり、という共通点をもった凝ったプログラミングと合わせてお楽しみいただきたい。チャイコフスキーの交響曲第1番を小泉和裕が都響で取り上げるのは、今回を含めてなんと3回目。同じチャイコフスキーの交響曲でも第2番や第3番より演奏している点を鑑みれば、小泉の思い入れが伝わってくる。初期の作品ではあるが、チャイコフスキーらしい哀愁と情熱が詰まった名曲であることを、小泉による重厚な音楽づくりで気づけるはずだ。公演のチケットは発売中。文:小室敬幸(音楽ライター)
2019年02月01日ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(3月11日(月)・紀尾井ホール)に挑む川久保賜紀(ヴァイオリン)と小菅優(ピアノ)。ふたりのデュオは、海外ではたびたび演奏を重ねているものの、国内では、今年7月に開いた、やはりブラームスのソナタ全曲演奏会に続き、これがまだ2度目となるフレッシュな顔合わせだ。【チケット情報はこちら】「優ちゃんのピアノのヴォイシング(発音、音色作り)がすごく好き。とても情熱的でレンジが広くて、一緒に遊べます」(川久保)「賜紀ちゃんは型にはまらずに楽器を自由自在に歌わせる。こちらが何か投げかけると、すごく自発的な答えが返ってくるので、そのやりとりが楽しい」(小菅)ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタは、作曲家としての成功を確固たるものにし、円熟期に向かう46歳から55歳の間に書かれた後期作品。明るさと哀愁が行き交う第1番。充実したたくましい作風の第2番。重厚だが内省的で暗鬱な第3番。いずれもヴァイオリンの魅力を堪能できる傑作だ。3曲を続けて演奏するのは精神的にかなりヘビーだという。「第1番の切なさから第3番のエネルギッシュな若々しさまで、そのペーシングというか弾き分けが難しい。頭と手がマッチしなければいけないし、それがコントロールされている作品だと感じます。やり過ぎてもダメですし、全体を見て音色を作っていかなければならない。そこが難しいし、面白いところですね」(川久保)「ピアノもそうです。途中であまり楽しみ過ぎないで、全体の受け渡しをうまく考えていかないとブラームスの本意を伝えられません。あとは、北ドイツの作曲家らしい、感情を爆発しきれない内面性をどう表現するか。外に出すのではなく、内側に向かって。たとえばピアニシモを、私たちが聴かせるのではなく、お客さんを私たちのピアニシモに引き込まなければならないと思います。そこがブラームスの音楽の微妙なところですね」(小菅)10年ほど前にヴァイオリニスト樫本大進の紹介で知り合って以来の仲の良い友人同士。「優ちゃんはいろんなことに興味を持っていて知識もある。ちょっとシャイなんですけど、話すととても面白い。頭がいいんだなって思います。特別な存在です」(川久保)「賜紀ちゃんはいつも自然体です。おごらないで、誰にでもフレンドリーで。ふたりとも食べるの好きだよね」(小菅)「優ちゃんのロール・キャベツや、サーモンとセロリとトマトのオーブン焼きは絶品」(川久保)「賜紀ちゃんはやっぱり、マーマレードを使った手羽先の照り焼きが美味しい!」(小菅)そんな気心知れた相手とのブラームス。「優ちゃんの音楽の幅広さをヴァイオリンで表現できるようにしたい。まだ弾いたことがないようなヴァイオリンを弾きたいんです。それがブラームスならできるかなと思います」(川久保)「お互いに新しいことを生み出せたらいいなと思います。今まで以上に時間をかけて作り上げていきたい。今までふたりで弾いてきたなかで1番大きな課題だと思います」(小菅)取材・文:宮本明
2018年12月17日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が刊行するフォトブック『ファッション・アイ』シリーズに、篠山紀信による『シルクロード』など、新たに5タイトルが登場。『シルクロード』発売を記念して、ルイ・ヴィトン 六本木ヒルズ店と新宿店では、11月20日まで作品を展示するスペシャル・ディスプレイが展開されている。新宿店「Women of Silk Road」をテーマに赤を基調にした店内六本木ヒルズ店「Blue of Silk Road」をテーマに青を基調とした店内ルイ・ヴィトンは、1998年から自社で出版を手掛け、『シティ・ガイド』や『トラベルブック』など現在までに80タイトル以上を刊行してきた。2016年に誕生した『ファッション・アイ』は、ファッションフォトグラファーが街や地域、国の魅力を独自の視点で捉えたフォトブック。ラグジュアリー・メゾンであるルイ・ヴィトンが制作する旅に関連する書籍コレクションを充実させるものであり、ファッション分野の作品で最も知られるフォトグラファーたちの才能を通じて、写真が間接的にファッションを引き立たせる。現在10タイトルで展開されている同シリーズに、今回、篠山紀信による『シルクロード』を含む5タイトルが新たに登場する。篠山紀信による『シルクロード』風景と地形の驚くべき多様性を備えたユーラシアは、昔から勇敢な旅人を引きつけてきた。篠山紀信もその一人。『シルクロード』は、1981年と1982年に出版された8巻に収められた写真から選び抜かれた写真を収録し、人々の生き様を教えてくれる。食べることが好きな彼は、生鮮食品であふれかえる露店が立ち並ぶ市場のシーンを堪能。数々のおいしいものを味わうが、シルクロードに点在する礼拝所を見過ごすことはない。シルクロードに沿った諸文明の相互的な繋がりのおかげで、信仰は、仏教または、イスラム教、キリスト教に由来するものであれ、命脈を保っている。また同書は、戦争と狂信の暴力によって今や地図から消し去られた場所を垣間見せることも目指している。アフガニスタンのバーミヤン大仏や、パルミラの古代都市、シリアのアレッポの青空市場といった文化遺産の貴重な記録をなすこれらの写真の多くは、今や、過ぎし時代を偲ぶよすがとなっている。この他、オリビエーロ・トスカーニ(Oliviero Toscani)による『クレット・ディ・ブッリ』 、ハーリー・ウィアー(Harley Weir)による『イラン』、ポール・ルーストー(Paul Rousteau)による『ジュネーブ』、クエンティン・デ・ブリエ(Quentin de Briey)による『バリ』が刊行。各タイトルは、厳選された写真を大判で紹介するとともに、フォトグラファーの経歴と、フォトグラファーへのインタビューまたは批評的エッセイを収録している。販売は、ルイ・ヴィトンストアならびに公式サイトにて。【イベント情報】『LOUIS VUITTON FASHION EYE SILK ROAD by 篠山紀信』発売記念 SPECIAL DISPLAY会期:11月2日~11月20日<六本木ヒルズ店>時間:12:00〜21:00※11月3日は展示エリアへの入場は17:00まで<新宿店>時間:11:00〜20:00【書籍情報】『シルクロード』写真:篠山紀信言語:略歴ならびにインタビュー、エッセイ、キャプションは、フランス語・英語2ヶ国語表示304ページ/235×305mm発刊:2018年11月
2018年11月01日ミュージカル『レ・ミゼラブル』新キャストお披露目会見が10日、都内で行われ、佐藤隆紀(ジャン・バルジャン役)、上原理生(ジャベール役)、伊礼彼方(ジャベール役)、濱田めぐみ(ファンテーヌ役)、屋比久知奈(エポニーヌ役)、三浦宏規(マリウス役)、熊谷彩春(コゼット役)、斎藤司(テナルディエ役)、朴璐美(マダム・テナルディエ役)、小野田龍之介(アンジョルラス役)が登場した。同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年の初演から公演数は3,172回を数える。19世紀初頭のフランスを舞台に、社会情勢や民衆の生活を描いていく。佐藤は「いつか、という思いでいたけど、正直こんなに早く受かるとは思ってなかったので、焦っています」と心境を表す。「自分のスキル、そして内面が伴って、これから本番に向けて、スキルアップしていきたい」と意気込んだ。伊礼も「いつかジャベールをやりたい」と思いつつ、「思ったより早くこの役にたどり着けたので、自分の持ってるワイルド感、イケメン感、悪役感、培ってきた引き出しをすべて駆使して挑みたいと思います」と語った。一方、これまでのアンジョルラス役から役替わりとなった上原は「あぐらをかきたくない」「違う役をやってみたい」という思いから、今回ジャン・バルジャン役とジャベール役のオーディションを受け、ジャベール役を射止めたという。「たくさん革命をしてきた私が、今回から革命を鎮圧する側に回りました。全く違う『レ・ミゼラブル』の景色が見れるんじゃないかなという楽しみがあります。どれだけできるかわからないんですけど、2幕頭の『昔は俺も戦った』という台詞は説得力があるんじゃないかなと思います」と会場を笑わせた。ファンテーヌ役の濱田は「"まさかハマメグが!? と驚かれたと思うんですけど」と苦笑。「お客様として楽しむ作品だなと思ってたんですが、オーディションを受けさせていただくタイミングがありまして。自分が亡くなって、天国に行く時に後悔したくないなと思いました」とオーディションを受けた時の心境を明かす。朴も「独立したばかりで、もうちょっとチャレンジしてもいいのかな」と決意。オーディション時には「『璐美はキャット、猫のようにコゼットを追い詰めて!』と言われて『なんだ!?』と思ったけど、『自由にやってみちゃえばいいじゃない』とスイッチが入ったのを覚えています。あっという間に終わって、扉を出た瞬間に大号泣しました」と振り返った。お笑い芸人・トレンディエンジェルとして活躍する斎藤は「大先輩の方々に囲まれて本当に緊張しまして、歯が痛い」と普段とは雰囲気が違う様子。「皆が愛している作品ですし、足を引っ張らないようにやらせていただければ」と意気込んだ。オーディションの話題に注目が集まったが、『モアナと伝説の海』ヒロインでも知られる屋比久は、「ワークショップのような形でオーディションを進めていただいて、私が今まで知らなかった感情に出会える場だった」と振り返る。17歳の熊谷も「高校で友達に話しかけるように歌ってみて」というアドバイスで歌った結果、「『目の奥でキラキラしているのが見えたよ』と言われたのが本当に嬉しかった」と様子を語った。上演時には20歳で、史上最年少のマリウスとなる三浦は、オーディションで「演出家の方に『カフェ・ソング1曲の中にもいろんな感情があって、それを表現して欲しい』と言われて、表現したいと思っても、技術が伴わず、思うようにできなくて。それが本当に悔しくて、泣きそうになるくらいできなかった」と当時の心境を吐露。「絶対に、次はもっと自分が経験してできるようになってやろうと思っていたのが、選んでいただけたので、あと少しの時間しかありませんけど、万全の状態で挑んでいきたいと思います」と決意を新たにした様子だった。また、実は「15歳の時にもオーディションを受けて最終選考まで残っていた」という小野田。「どの作品よりも見ている」とレミゼ愛を語る。オーディションでは譜面をもらっていなかった『ア・ベ・セー・カフェ』前半も急遽歌うことになったものの、「『いけますよ』と答え、好きでよかった。見事に歌詞が出て、自分のことを尊敬しました」と笑顔を見せた。東京公演は帝国劇場にて2019年4月19日〜5月28日(プレビュー公演 4月15日〜4月18日)。他、名古屋公演、大阪公演、福岡公演、北海道公演と全国ツアーを予定している。
2018年10月10日まぐろで有名な神奈川県・三崎「日の出通り商友会」にお店を構える「紀の代(きのだい)」。観光で訪れる方をはじめ、地元の方からも親しまれている明治5年創業の老舗寿司店です。まぐろや地魚の寿司はもちろん、丼や天ぷらなど豊富なメニューが揃います。“地元のお寿司屋さん”らしい落ち着いた店内京急久里浜線「三崎口駅」からバスで約15分。“やってます”と書かれたのれんが目印の「紀の代」は“三崎マグロ”を使った多彩なメニューが味わえるお寿司屋さんです。明るく清潔感のある店内は、店主が目の前で腕を振るうカウンター席と、テーブル席・座敷に分かれており、落ち着いた空間が広がります。“地元のお寿司屋さん”という雰囲気が旅の気分を盛り上げてくれますよ。創業100年以上の歴史をもつ老舗「紀の代」は三崎で100年以上もの歴史を誇る、地元で有名な老舗のお寿司屋さんです。現在の5代目の店主は、赤坂の寿司店で修行をしたのちに、このお店を継いだのだそう。まぐろだけでなく、市場での取引値段がまぐろとほぼ同じの高級イカ「麦イカ」などの地魚もしっかり取り入れたこだわりの料理で、訪れる人を魅了しています。まぐろづくし!絶品「とろとろ丼」魅力的なメニューが揃うなか、必ずいただきたいのが名物「とろとろ丼(1,880円)」。もともとまかないとして作られていた料理を、5代目店主が正式なメニューとして考案したものです。ほのかな甘みを感じる酢飯の上に、「ビントロ・まぐろのヅケ・ネギトロ・ホホのユッケ」が贅沢に盛られたまぐろづくしの一品。上に乗ったうずらの卵を崩すと、さらに上品でまろやかな味わいが楽しめます。出汁のきいた「マグロのつみれ汁」と、日替わりの「本日の小鉢」がセットになったボリューム満点のメニューです。三崎ならではの珍しいメニューも「紀の代」では、ほかではなかなか食べられない珍しいメニューも揃います。まぐろの胃袋を湯通しした珍味「まぐろのわた」や、希少部位であるまぐろの尻尾あたりの皮を使った「まぐろの皮ポン」、まぐろの白子をカラッと揚げた「白子の天ぷら」など、新鮮な魚だからこそ食べられるメニューは、漁港に近いお店ならでは。春から初夏にかけて旬を迎える「麦イカの刺し身」も東京ではなかなか食べられない珍しい一品です。「麦イカ」とは体長20cm以下の若いスルメイカの呼び名だそうで、刺し身がやわらかいのが特徴。おいしい肴に思わずお酒もすすみます。「みさきまぐろきっぷ」なら食事もお得に楽しめる三崎を観光するなら「みさきまぐろきっぷ」の利用がおすすめ。途中下車もできる「三崎口駅」までの「京急線往復乗車券」と「京急バスフリー乗車券」、「紀の代」をはじめとする約30店舗もの加盟店から選んで食事が楽しめる「まぐろまんぷく券」、温泉や水族館などの施設や、おみやげ選びに利用できる「三浦・三崎おもひで券」がセットになったお得なきっぷです。価格は出発駅によって異なりますが「品川駅」からの利用で3,500円。旅の当日に、京急線各駅の券売機や窓口で手軽に購入できますよ。地元の名店で「三崎マグロ」を堪能して都心からも日帰りで気軽に行けるレトロな漁港の街、神奈川県・三崎。地元で長く親しまれるお店で“三崎マグロ”の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:紀の代住所:神奈川県三浦市三崎1-9-12電話番号:046-881-3167
2018年09月05日入園してやっと幼稚園に慣れたものの、長い夏休みを経て、久しぶりの幼稚園に登園渋りをする子も少なくないですよね。我が家の次男も今年入園し、登園渋りが続いています。前日の夜から「幼稚園に行きたくない」と言い出し、朝は制服に着替えがるのを嫌がり、幼稚園に到着すれば大泣き。一旦上靴を脱いで靴箱に入れるものの、やっぱり嫌になってギャーギャー泣きながら裸足のまま逃走…なんてことも少なくありません。長男のときにも登園渋りを経験しているので、怒っても仕方ないことはわかっていました。抱っこしたり頭を撫でながら「頑張れ」と次男に声をかけたのですが、その様子を見た先輩ママが、ある言葉を次男にかけてくれました。焦っていた自分に気付かされたその先輩ママは次男に、「泣いてもいいんだよ、もう十分頑張ってるもんね。頑張らなくていいよ、ママと離れるのって寂しいよね」と声をかけてくれました。そこで筆者は、自分が焦っていることに気付かされました。頭の中では、「大人だって入学や入社に緊張するのだから、人生初めての社会進出はとてつもない緊張に違いない。どんなに泣いても、抱っこして安心させてあげて送り出そう」と思っていたはずです。しかし実際は、「頑張れ」と声をかける時点で、次男に「早く幼稚園に慣れて、泣かないで登園してほしい」と焦りを感じていたことに気付かされました。子どもが泣くのをやめると決める日まで付き合おう登園渋りをしている子どもは、既に十分頑張っています。頑張っているけれどやっぱりママと離れたくなくて、「行きたくない」と気持ちを言葉にしてみたり、着替えないなどの行動をとったりするのです。その表現方法はその子によって異なりますが、赤ちゃんの頃に比べたら、随分と自分の意志をアピールする術を身につけましたよね。これが年長まで登園渋りするのかというと、そんなことはありません。「ママと離れて幼稚園で遊ぼう」と子どもが自分で心に決め、登園渋りを止める日がいつか必ずくるのです。その時期を決めるのは、子ども自身。親が焦って怒るという形で介入してしまうと、逆に子どもの重荷になってしまいます。子どもが泣くのをやめると決める日までは、泣きたい気持ちに共感して付き合ってあげましょう。ママとしては朝から心が痛いですし、大変な思いもしますよね。自分へのご褒美や労わりも忘れずに、2学期も無理をしないでいきましょうね。PHOTO/Fotolia
2018年09月03日「一般社団法人 日本シングルマザー支援協会」の後援を受け、内山理名がシングルマザーに、鉄道アイドルユニット「ステーション♪」の長谷川葉音がその娘役を演じる映画『single mom 優しい家族。 a sweet family』。この度、その予告編と追加場面写真をいち早くシネマカフェが入手。監督と長谷川さんからのコメントも到着した。■ストーリー北海道のニセコに住むシングルマザー・空愛実(そらまなみ/内山理名)は、愛娘のエミリー(長谷川葉音)と2人暮らし。仕事が決まらず、貯金を切り崩しながら惨めな生活を送っていた。そんな愛実の母である実幸(西川可奈子)もまたシングルマザー。母とは衝突が絶えず、暴力も受け、愛実は中学生のとき児童相談所に保護され、3年間母と引き離されて暮らしていた。そして愛実もまた、ときに自分の母親が自分にしたように、我を忘れて娘を怒鳴り散らしてしまう。押しつぶされそうな不安を抱えながら生きる愛実。最後の頼みの綱で勇気を振り絞って役所に相談に行った愛実は、町役場の職員で同じくシングルマザーの犬塚優子(石野真子)に出会う。ときを同じくしてエミリーもまた、人との関わりを拒んで生きてきた孤独なミニカー職人の大西鉄二(木村祐一)に出会う。様々な人との出会いが、愛実を少しずつ変えていく。そして、あることをがキッカケで、すっかり忘れていた母との思い出が蘇り、愛実は初めて母の想いを知ることになる…。■多彩なキャストが集結大正時代から相互扶助の精神が根付いている北海道ニセコ町の協力のもと撮影された本作。主人公のシングルマザー・愛実を内山さん、孤独な職人を木村さん、娘・エミリーを本作が映画デビューとなる長谷川さんがそれぞれ演じる。愛実の母親役には、初主演した『私は絶対許さない』がマドリード国際映画祭の主演女優賞にノミネートされた西川さん、そして先輩シングルマザー役で石野さんが、それぞれ熱演を見せる。■「“シングルマザー”という言葉がなくなることを願っています」本作で監督を務めるのは、48歳の節目に政治活動を休止し、「劇団マツモトカズミ」を旗揚げ、新国立劇場での公演でも成功を収めた松本和巳。今回、初めて長編映画のメガホンをとる。松本監督は2016年の舞台に、日本シングルマザー支援協会会員の親子約20組を招待したそうで、「非常に喜んでいただいた記憶の中、舞台の次は映画をやろうと思っていたところに話があり、即シングルマザーをテーマにした映画の企画を提案したのです」と明かす。本作では生活困窮者に食品を配給する“フードバンク”の様子も描かれるが、「NPO法人子育てパレットで実際にフードバンクのスタッフとして働かせてもらい、意識をしていない皆さんの本当の表情を見せていただきました」と話す監督は、「映画の方でも忠実に再現したつもりです。ここは作る側でデフォルメしてはいけないと強く思いました。映画で観たままが現実でも起きていると思ってください」と言葉に力を込める。続けて監督は「日本シングルマザー支援協会の江成さん(会長)とは『今の囲い込みの支援ではなく、自立支援が大事だよね』と常に話していて、でも自立は言葉で言うほど簡単ではないという認識も共有していました」と話し、「映画というフィルターを通してマザーたちの追い込まれていく様を伝えられたら、少しは理解も深まるのかとも思い進めました。まずは心の紐解きのきっかけになったら嬉しいですし、その理解の中で区別や差別がなくなり、“シングルマザー”という言葉が無くなることを願っています」と、作品の思いに触れた。■「感情が入り過ぎてしまい、演じるのが辛い場面も…」また、エミリー役を務めた長谷川さんは撮影当時11歳で、本作が初めての映画出演。「監督からこの映画の内容を初めて説明して頂いたとき、境遇が自分と似ていたのでエミリーの気持ちがよくわかり、泣いてしまいました。そして、だからこそ、私にエミリーをやらせて頂きたいと強く思いました」と明かす。「実際に台本を読むと、エミリーの行動に自分の感情が入り過ぎてしまい、演じるのが辛い場面もたくさんありました」という長谷川さん。「しかし、母に、あなたとエミリーは似ているけど違うし、あなたにしかエミリーは出来ないと思うよ、と言われ、自信を持って演じるようにしました」とコメント。「演じることは初めてで緊張しましたが、内山さんが撮影前から色々お話しして下さいました。木村さんは撮影中にボソっと一言面白いことを言って笑わせてくださったり、殺陣の指導もして下さいました。そして多くのスタッフの方々にも優しく接して頂き、リラックスして本番に臨むことが出来ました」と、撮影現場の温かな一体感をふり返った。子を想う孤独なシングルマザーのプレッシャー、親を想う子の葛藤、人と関わることを拒否してきた職人の人間模様が絡み合い、やがて希望に繋がるまでを紡ぐ本作。収益の一部は、シングルマザー世帯の子どもたちのために寄付されることになっている。まずはその内容を予告編で確かめてみて。『single mom 優しい家族。 a sweet family』は10月6日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月30日読み書きが苦手な人への支援のポイントがまとまった『ディスレクシア 発達性読み書き障害 トレーニング・ブック』医学博士の平岩幹男先生が、ディスレクシアのある子どもの「読み」「書き」の困難を改善させる効果があると考える学習方法を集めたトレーニングブックです。前半は「どうして診断と対応が必要か」「フォントのさまざま」など前置きとして知っておきたいことが解説されています。そして、ひらがな、カタカナ、ローマ字を読むための練習方法を例題として段階的に紹介。後半は、ひらがなの単語の音読から文章を読み、文脈を読み取るといった練習シートもあります。例題のページに練習の進め方のポイントもきちんと記載されているので、家庭でも気軽に取り組めそうです!また、この本自体が、読むことに苦手がある子どもにも読みやすいよう、書体をはじめ文字サイズや単語の選定といった細部に配慮を施しています。最初にそれが紹介されているので、支援する人にとっても、どんな配慮が必要か、課題が何なのかをイメージして読み進められそうですね。(発行: 2018年7月5日)スモールステップで自信をつける『誤学習・未学習を防ぐ! 発達の気になる子の「できた!」が増えるトレーニング』金銭トラブルやスケジュール管理といった生活面で、発達障害のある大人の人が壁にぶつかることがあります。これは子どものころの「誤学習」(間違ったやり方で覚える)や、「未学習」(知らない、教わっていない)があることが考えられるといいます。この本では、約30年の間、療育現場に携わる橋本美恵さんと成人の当事者支援をする鹿野佐代子さんが、「誤学習」「未学習」を防ぎ、子どもたちの「できた!」を増やすトレーニングを紹介!対象は主に幼児から小学生までで、「あいさつをしない」「好きなものだけを食べてすぐに席をはなれてしまう」といった具体的な困りごとに対し、どうしたらできるようになるかを、イラストも交えて分かりやすくまとめています。紹介されている方法が「うちの子には難しい」という場合でも、工夫のポイントが解説されているので、その子に合ったトレーニングを探してみてください。(発行: 2018/5/21)子どもの発達障害とは違った問題があるーー大人の発達障害の"今"を医師が語る『大人の発達障害ってそういうことだったのか その後』5年前に発行された『大人の発達障害ってそういうことだったのか』の続編です!一般精神科医である宮岡等先生(北里大学精神科学主任教授)と児童精神科医の内山登紀夫先生(よこはま発達クリニック院長)が自閉スペクトラム症やADHDといった大人の発達障害について対談形式で意見を交わしています。「大人」と一言で言っても大学生から高齢者まで幅広く、診断や治療は複雑。子どもの発達障害については、診断や治療についてある程度、精神医学としてまとまりつつある一方で、大人になってからの診断については議論の途中だといいます。当事者だけでなく、家族や職場なども巻き込んで、不確かな情報が一人歩きしていることも。前著以降の国内外の動向や最新事情を踏まえながら、過剰診断や過小診断、支援をめぐる混乱など浮き彫りになってきた問題点にも踏み込んでいます。大人の発達障害の今の課題を知り、これからの支援を考えるためにも手に取りたい1冊です!(発行: 2018年7月1日)当事者はもちろん、企業の工夫や大学の支援まで!インタビュー満載『発達障害の人が就職したくなる会社: 発達障害者の自立・就労を支援する本2』『発達障害と仕事』に続くシリーズの新刊です!特集1「特性と困難さを理解してサポートしている働きやすい職場の条件」では、当事者が悩んでいた過去や職場で行った働きかけを率直に語っているほか、企業側などの生の声をインタビュー!障害者を雇用するための専門の部署を設けたり、発達障害のある職員のキャリア支援に力を入れていたり、勤務時間の配慮をしたりとさまざまなな取り組みをしている企業の紹介も充実しています。また、特集2の「発達障害の学生が安心して学べる優しい大学」では、発達障害のある学生にまつわる全国の統計から、学生の大学生活を支援する組織・プロジェクトの具体的な実例までを掲載。ほかにも、ハローワークが行なっている取り組み、法律から見た発達障害がある人と働くためのポイントなど、あらゆる視点でまとめられています。就職活動中の人から雇用する企業、支援する学校など多くの人にとって学びと発見がありそうです。(発行: 2018年6月30日)
2018年07月11日オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)は、写真家・篠山紀信の作品「nudé」とコラボレーションしたカプセルコレクションを、2018年6月8日(金)に発売する。篠山紀信は、山口百恵や宮沢りえ、またジョン・レノンと オノ・ヨーコなど著名人のポートレートを撮影したことで知られる写真家。今回発売されるカプセルコレクションでは、人の身体を官能的に捉えた作品の数々がスウェットやトップス、ドレスに大胆にプリントされている。双子のモデルを撮影した「Twins」を引用したオーガンザのトップスは、淡い陰影が印象的な1着。双子ならではの、相似型の身体が織り成す不思議さと官能性を表現した作品をウェアに落とし込でいる。風景の色彩とともに、顔をダイナミックにプリントしたTシャツは、プリントの織り成す鮮やかなグラデーションがアイキャッチなデザインだ。【詳細】オープニングセレモニー×篠山紀信「nudé」発売日:2018年6月8日(金)アイテム例:・ORGANZA DRESS 74,000円+税・ORGANZA TOP 49,000円+税・COZY SWEATSHIRT 35,000円+税・FACE T-SHIRT 28,000円+税・HOOK AND EYE DRESS 46,000円+税・Nude TOTE 13,000円+税■オープニングセレモニー 表参道住所:東京都渋谷区神宮前6-7-1-BTEL:03-5466-6350営業時間:12:00~21:00
2018年06月10日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「登園で泣く子どもへの対応は〇〇に尽きる!」 で、登園しぶりについてのアンケートを実施。どんなふうに登園を渋るのかというエピソードから、現在登園しぶり真っ最中のママの心境を語る声や、登園しぶりを卒業して懐かしむコメントも集まりました。ママにとっては、早く終わって欲しい登園しぶり。でも、「ママと離れたくない!」と泣きじゃくる子どもの姿は、終わってしまえば見られなくなる“愛おしい姿”でもあります。■60%以上のママが登園しぶりで悩んでいる!みなさんのお子さんは登園しぶりの経験、ありますか? アンケート結果では登園しぶりが「よくある」「たまにある」と答えた人は66%いました。まただれもが一度は通る道…と思っていましたが、意外にも「ほとんどない」「全くない」が33%もいることがわかりました。「どれくらい続きましたか」の問いには、そのうち約半数が1ヶ月以内でおさまるものの、「1年以上続いた」が13%と、子どもによって個人差があることがわかります。Q1.子どもが、保育園、幼稚園に「行きたくない」と言うことはありますか? よくある 39%たまにある 27%ほとんどない 16%全くない 17%その他 1%Q2.登園渋りはどのぐらい続きましたか? 数日~1週間 25%1ヶ月 20%3ヶ月 9%半年 5%1年 4%1年以上 13%その他 24%■登園しぶりエピソード! ウチの子はこんなことしていました一言に“登園しぶり”と言っても、子どもたちはどんな様子なのでしょうか。毎日「幼稚園イヤ!」と叫ばれながら通園したという方もいらっしゃいました。甘えん坊で繊細だった長男は、幼稚園で初めて母子分離を経験し入園2、3日目から「幼稚園行かないー!」と大騒ぎするようになりました。登園時はもちろん、帰宅してからもずっとグズグズ…。食べるのが大好きのぽっちゃりさんでしたが、食欲もなくなり泣きすぎて嘔吐することもあり、見ていてとてもつらかったです。でも1ヶ月もすると落ちついていき、心配していた夏休み明けからはなぜか幼稚園大好きになりました。好きな絵本があった…お友達ができた…幼稚園が楽しくなるたくさんのきっかけがあったようです。次女が入園当初、それはそれは悲惨でした…。主人とふたりがかり、いや長女の手も借り3人がかりで朝の身支度。靴は片方を履かせてもう片方を履かせてる間に片方を脱ぎ、遠くに投げる…で私が拾いに行く、を繰り返し。結局、パパが抱き抱え、私が荷物を持ち、バス停まで送ってました。パパが朝いないときは、年長さんだった長女が荷物を持ってくれたり、かなり助けてもらいました。バス担当の先生にも活きのいい鮮魚のように抱えられバスに乗って行ってました。それが1ヶ月は続いたので心折れそうでした。思わずママとお子さんに、「お疲れさま!」と声を掛けたくなるエピソードばかりです。しかし、今回のアンケートで集まったエピソードからわかったのは、「登園しぶりをする」子どもの多くが、ママと別れて数分泣いたあとは泣き止んでいるらしいということ。そして、お迎えに行くと笑顔で帰ってくること。つまり、「ママと別れる」瞬間がイヤなのであって、幼稚園や保育園自体が嫌いなわけではないと言えそうです。■ママがイライラ、うんざり…。他の子は大丈夫なのに「すぐ泣き止んでいる」と先生から聞いたとしても、見送りのときに泣かれるのはつらいことですよね。これが1日だけでなく、数日、または1ヶ月、数ヶ月、1年と続いたら…、と考えると心が重くなります。保育園に0歳から預けているのに結局卒園する6歳まで毎日泣き喚き続けました。もはやかわいそうと思うよりウンザリ。毎日イライラし、小学校がどうなるか苦痛でしたが、不思議なもので小学校になったらパタリとグズらず行けるようになりました! いまでは娘の鉄板ネタの笑い話です。幼稚園の駐車場で、屁理屈こねて車から降りようとしない息子に本気で私が泣いてしまった。怒りたくないけど怒りそうになってしまい、どうしたらいいのか分からず感情があふれてしまった感じ。いまでは笑い話です。「今日はお休みする。 明日からは行ける。今日はお休みの電話して」と毎朝のように言われます。夜も「明日幼稚園お休みする、お母さんいないと寂しい…」と、寝る前に押し殺したような感じで嗚咽しながら泣くわが子を見ると、あと1年くらい先でも良かったんじゃないか…、幼稚園が合ってないのかな…と不安になってしまいます。が、毎朝あの手この手でなんとか先生に説得され幼稚園に行くと、帰って来たときには楽しそうなので、一旦ほっとしますが、また夜に行かないコール再開です。登園をイヤがって泣いているのに、教室に入れなければならない…。「ママの方が泣きたい…」なんて思ってしまうのは当然ですよね。そして響き渡る泣き声に、周りの視線も気になってしまいます。ちゅいママさんの記事にもあるように、「ここまでして預ける必要があるのか」と悩んでしまうママも多くいるようです。「息子を泣かせてまでしないといけない仕事なのか」と、毎日悩み続けたママが、初めて泣かずに笑ってバイバイしてくれたときに泣いてしまったというエピソードは、ママの罪悪感と安心した気持ちが一気にあふれ出てしまった瞬間なのでしょう。通わせることが“エゴ”なのではないかと自分を責めてしまったり、「このまま登園しぶりが続いたらどうしよう…」「小学校の不登校につながるんじゃないか」など、登園しぶりによって、ママは先のことまで考えてしまって自分を追い込んでしまうこともあるようです。■小さくてもがんばって登園する子どもたち一方で、登園しぶりをしている子どもたちは、どんな想いを抱えているのでしょうか。毎日3年間寝る前になると、「明日幼稚園に行きたくないな…。ママがいないのが嫌」と言い続けたという女の子のエピソードには、そんなことを言う娘ちゃんにも、それを聞き続けたママにも涙が出そうになります。幼稚園が近づくと「バイバイしないで、置いていかないで」と言って着くと号泣して先生に押し付けて帰る状態でした。「今日も幼稚園行きたくないな」と言った日の朝、「お母さんも離れるの寂しいな」と言ってみたら、「大丈夫だよ! ●●ちゃん幼稚園行けるよ!」と突然前向きになり、その日から笑顔でバイバイタッチできるようになりました。預けられる不安と離れる寂しさを共感してもらえて気持ちに整理がついたようでした。最初の頃は、教室のドア近くに自分でイスを持って行って座り、「ママが来るか、ここで見とく」と、給食までずっとドア近くにいたらしいです。このことを思い出すと今でも涙が出ます。「子どもってなんて純粋でけなげなんだろう!」と思えるエピソードが多数寄せられました。彼らは心細いながらも園でがんばって過ごしているんですよね。そして、それをママに知って欲しい、と思っているのではないでしょうか。家を出るとき、帰ってきたときは、まずはたくさん褒めて話を聞き、たっぷりスキンシップしてあげて欲しいと思います。■登園しぶりがないとママがさみしい?今回のアンケートで33%の方からは「登園しぶりがない」という回答がありました。“渋られているママ”から見ればうらやましい限りですが、当の“渋られないママたち”は、逆にさびしい気持ちをお持ちのようです。わが家の年中&年少男子コンビは、初登園からいままで、幼稚園行きたくないとぐずったことは一度もありません。逆に、長期休みなどに入ると「幼稚園行きたい~! あと何回寝たら幼稚園行けるの?」と泣いてしまうぐらい…。まわりのお母さんからは、たくましくてうらやましい!と言われ、私もその場では「楽でいいよ!」と言っています。が、心の底では少しぐらい泣いてほしい…。入園前にママと2人で過ごした毎日、そんなに退屈だった?と悲しくなります(笑)。泣かれてもつらいが、少しぐらい別れを惜しんで泣いてほしいと思ってしまう勝手な母親です。たしかにママと別れるのに寂しがってくれないと、ママとしては少し悲しくなりますね。でも、それだけ園生活が楽しく、スムーズに慣れることができたという証拠。子どもにとって大きな成長ですから喜びたいところ。しかし、登園しぶりはしないものの、ママの知らないところで寂しがっているケースもあるようです。登園しぶりはなく園にも行きたがるタイプだったのですが…。じつはお友だちのお母さんがたに教えていただいて知りました。私の前では泣かずとも、私が帰ったあと教室でシクシクと静かに涙を流していたそうです。私の前では泣いたり、「行かない!」ってこともまったくなく、むしろ「行ってきまーす! ママ早く行って~」と帰らされることもあったくらいだったので、とてもびっくりしました。そうやって泣いていたのも数日だったらしいのですが、私の前では強がっていたのかな? と思うとかわいく思えました。ママの前では泣かない! とガマンしていたのかも。まだ幼いのに、そんな気遣いもできてしまうお子さんがいるなんて…感心してしまいます。■こんな理由で登園しぶりが解消?登園しぶりは困るものではありますが、永遠に続くものではありません。どんな対策やキッカケで終わるものなのでしょうか? ◎パパに送ってもらう「夫が連れて行ったときの方が断然スムーズです」と保育園の先生から聞いて、夫に朝の送りは極力お願いしています(現在進行形)。夫は子どもに対して塩対応過ぎるのではないかと日ごろは不安になりますが、そこが登園しぶりを早々卒業できた理由のような気もします。園の生活に慣れて楽しく過ごす時間が少しでも多くなるよう、時と場合によっては塩対応もありなのかなぁなんて思います。◎先生とタッグを組む先生にお芝居をお願いしました。私(お母さん)が子どもに「『今日はママが一緒に保育所行ける日ですか?(参観日)』って先生に聞いてみるよ!」など言いながら連れて行き、先生には「今日は難しいんですよー。太郎くんごめんよ! 今日は無理なんだけど、また一緒に来られる日作っておくからね!」と言ってもらったり。子どもも、先生の言うことなら聞くことができたり、自分の要望を頭ごなしに否定されているわけでもないので。私自身も(先生に)話に付き合ってもらえてうれしかった。◎言い聞かせで娘が決心!娘が年中さんで突然登園しぶり。ベテランの担任の先生に毎日抱っこされて引き離してもらってました。年長になってからも続いたので、いつまでも先生に頼っていられない状況に。ある日の夜お風呂に入りながら、「来年から小学生だね。もう泣いて登園はおしまいにしようね」と話し、娘と相談。いままで一緒に寝ていたのを、その日の内から娘はひとりで寝起きし、登園しぶりはなくなりました。◎自分の意思で登園しぶりを卒業!長男が幼稚園に行き始めたとき、「これが毎日続くんだ!」と本人が悟った1週間後から毎日のように泣き始めました。ほかの子がどんどん泣かなくなっていっても、毎日毎日泣き続ける…結局半年以上泣きながらの登園でした。「いつまで泣くの?」と本人に聞いたら「4歳になったらもう泣かない」と宣言。誕生日月の10月に入った途端に、自分の意思でぴたりと泣き止みました(笑)。十分泣いたので、それ以降は幼稚園イヤということもなく卒園まで笑顔で通えました。今となっては良い思い出。子どもの計り知れないパワーを感じるエピソードです。夫や先生に協力してもらいながら、その子に合った時期と方法で“笑顔で登園できる日”が来るといいですよね。■ママ大好きだから登園しぶりが起こる?子育てで「やってはいけない」と思いながらついやってしまうのが、“ほかの子との比較”。「みんなが楽しそうに通園しているのに、なぜうちの子だけできないんだろう…」と、失望してしまうママも。でも、登園しぶりは多くのママが経験していることで、けっして自分の子どもだけができないというわけではありません。まだまだ小さくて甘えたい盛り。登園しぶりは「ママと離れたくない」=「ママ大好き!」という気持ちの表れと言っていいと思います。もちろん登園しぶりをしていない子も、ママのことが大好き。でも、気持ちの表し方が違うのだろうと思います。「しぶりがない子」でも園生活で苦手なことはあるだろうし、いつも笑顔で登園できているわけではないでしょう。新生活に慣れるのが早い子、遅い子といるでしょうし、園で“自分の好きなもの”や“モチベーションが上がるもの”に早く出会えれば、すんなりしぶりがなくなる可能性もあります。つまり、登園しぶりも子どもの性格や個性によるところが大きいということ。ちゅいママさんが言うように、「朝いつまで泣き続けるかも、その子それぞれ。誰かと比べて落ち込んだり、責めたりしなくて大丈夫」。親のことが恋しくて大泣きするなんて、きっといまだけ。そう思ったら、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。つらい時期だと思いますが、その泣き顔もしっかり目に焼き付けておこう! ぐらいの余裕を持てるといいですね。Q1.子どもが、保育園、幼稚園に「行きたくない」と言うことはありますか? 回答数:614Q2.登園渋りはどのぐらい続きましたか?回答数:537Q3.登園渋りに関するエピソードがあれば教えてください 回答数:174(アンケート集計期間:2018/5/24~2018/5/28)
2018年06月07日4月は、入園・入学・進級といった新生活でバタバタとあわただしく過ぎていき、ホッと一息つけるのがGW。子どもと一緒にゆっくり過ごし、「さあ、“日常”の再開だ!」と気合いを入れた時に大きな壁として立ちはだかるのが、GW明けの登園しぶりです…。「やっと泣かずに通えるようになったと思ったのに、また振り出し?!」とがっくりきてしまうママパパも多いでしょう。この時期の登園しぶりの乗り越え方をご紹介します。■GW明けの登園しぶり、その原因は?GW明けは登園しぶりが起こりやすい時期です。その原因は、せっかく新しい環境に慣れてきたところに、また長いお休みが入り、子どもの気持ちがリセットされてしまうから。特に、4月入園のお子さんはまだ園生活が1カ月足らずなので、リセットされやすいといえるでしょう。4月から毎日通って、なんとなく「幼稚園保育園って楽しいかも?」「ママパパは必ずお迎えにきてくれるから大丈夫かも」と、子どもが半信半疑ながらも思い始めてきたところで訪れるGW。この長期休暇で、「やっぱりママパパと一緒が1番!」と、子どもは入園前の気持ちに戻ってしまい、「園で頑張ろう」と思っていたやる気がなくなってしまうのです。ママやパパからすれば、「泣かずに通えるようになっていたのにどうして?」と困惑してしまうところですよね。でも、子どもはGWがどういったものなのかわかりませんから、「またママパパとずっと一緒にいられると思ったのに、やっぱり園に行かないといけないの?」と、生活の変化についていけず悲しい気持ちになるのでしょう。そのため、4月当初よりも大きな声で泣くようになったり、以前は大丈夫だったのにGW明けから突然泣くようになったりと、登園しぶりがひどくなる場合もあるようです。送り出す身もつらい登園しぶり。でも、ご安心ください。GW明けの登園しぶりは、入園時よりも短い期間で終わるケースが多いようです。「ママやパパと一緒にいたい!」と泣いても、実はもう、子ども自身は幼稚園や保育園が楽しいところだとわかっているからです。数日〜1週間程度で落ち着くことが多いので、寄り添いながら見守ってあげましょう。 ■おうちでできる「登園しぶり予防」のコツおうちでできることは、4月当初の登園しぶりの時と同様に「ママやパパは必ずお迎えに行くから、園で楽しく遊んできてね」と伝えることです。GW明けには、「これまでも毎日ちゃんとお迎えに行ったでしょ?」と4月のことを思い出させてあげるのもいいでしょう。園での楽しかった出来事を思い出しながら一緒に話すのも効果がありますよ。また、これからの園行事などを「楽しみだね」と話すのもおすすめ。ママパパが「また泣かない? 大丈夫?」と心配そうな顔で話すと子どもも不安になってしまいます。いつもニコニコしながら、ママパパ自身も園が始まることを楽しみにしている様子を見せながら、おうちで過ごすように心がけてくださいね。■泣こうがわめこうが、なるべく早く立ち去る!幼稚園や保育園まで行ってからできる対処法はひとつ。先生を信じて預け、とにかく早く立ち去ることです。ついついわが子が泣いていると、後ろ髪をひかれ泣きやまそうとしてしまいますよね。その場で抱っこしたりあやしたりしたくなりますが、それはNG。ママがやさしくかまってあげればあげるほど、子どもは離れたくなくて、さらに大きな声で泣いてしまいます。ギャン泣きしてしまう子ほど、先生にサッと預けてパパッと立ち去るほうが、子どもも気持ちを早く切り替えられるのでおすすめです。先生たちはプロです。GW明けの登園しぶりのこともよーく知っています。子どもにどう接したら気がまぎれていくのか、園生活を楽しめるようになるのか、先生たちはわかっているので、全面的にお任せしてしまいましょう。せっかく慣れてきたと思って安心していたところで起こるGW明けの登園しぶり。GW前は泣かなくなっていたのなら、今回の登園しぶりもすぐに終わりを迎えるはずです。「離れるのを嫌がって泣いてくれるのも今だけ」「大きくなったら一緒にいてくれなくなるんだし…」と自分を奮い立たせながら、GW明けの登園しぶり、乗り越えていきましょう!
2018年05月05日高校1年生だった2016年に、国内最高峰「日本音楽コンクール」に最年少15歳で優勝した戸澤采紀(とざわ・さき)。昨年はスイスのティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールでも海外初挑戦で見事最高位(1位なしの2位)に輝き、その現在進行形の躍進に音楽ファンが注目する期待の新人音楽家だ。9月21日(金)に行われる東京・浜離宮朝日ホールでのリサイタルは、その実績を携えての本格プロ・デビューと言ってよいだろう。【チケット情報はこちら】モーツァルト、ベートーヴェンから、イザイ、プーランクに至るヴァラエティ豊かなプログラムを組んだ。フランスの名手ジェラール・プーレに師事していることもあり、プーランクなどのフランス音楽は得意のレパートリー。「プーランクのヴァイオリン・ソナタは、日本音楽コンクールの課題曲の一曲でした。スペイン内戦で殺された詩人ガルシア・ロルカに捧げた、ものすごく重い内容の、力のある曲なので、意味のない歌い回しやニュアンスがあってはなりません。感じたことを音楽にできるだけ直結させて、自分の中で消化して発展させたものを、コンクールからの2年分の成長としてお客さんに届けられたら」取材中、彼女はこの「意味」という言葉を繰り返した。「意味のある演奏」「意味のある表現」。これ見よがしで表面的な技術の誇示ではない、ニュアンスひとつひとつに理由のある表現と言えばよいだろうか。「他人の真似をしようと思わない」というが、「すごい」と感じるのが、気鋭レオニダス・カヴァコスだそう。「彼の音楽には無駄がありません。音楽の組み立て方が立体的で、ものすごく考えられている。どんなに長い時間聴いていても飽きません」。かといって、いつも理屈を考えて弾くのをよしとするのではない。「意味」は練習で作り上げて身体に染み込ませ、本番では共演者の息づかいや客席の雰囲気を感じながら弾く。そのバランスが大事だと語る。両親ともヴァイオリニスト。父親は東京シティ・フィルの現コンサートマスター。最初ピアノを習ったが、家庭にはいつもオーケストラ音楽があった。6歳の時、両親が出演したマーラーの交響曲第7番《夜の歌》に震えた。「ピアノではあそこに入れない!」。だから今も、ヴァイオリンを弾いているのはオーケストラに入るためだと言い切る。「日本だと、ソリストがオーケストラを?と少し意外に思われるかもしれないですが、私が考える一流演奏家は、オケもソロも室内楽もできる人。それを目指しています」「意味」へのこだわりとともに、2月に17歳になったばかりの少女の、ぶれない音楽観がなんともまぶしく、頼もしい。今後数年間はコンクール挑戦を続けるというから、近いうちに私たちは、いくつかの大きな成果を知らされることになるのだろう。まずはその洋洋たる前途を確信させられるはずの9月のリサイタル。待ち遠しい。取材・文:宮本明
2018年03月16日大人もダラダラと過ごしがちな正月休み。年末年始の慌ただしいような、ゆったりしているような空気に浸りすぎると、お休み明けの仕事がつらいですよね。その思いは子どもも同じです。それまでニコニコ通っていたのに、長い休み明けには、子どもが突然泣きじゃくって登園をしぶるようになるケースが見られます。登園しぶりは親にとってもつらいもの。そんな時にどうすればいいのか、解説しましょう。■第1関門:泣いてもごねても、何とか園までたどり着こう!保育園でも幼稚園でも、預けはじめの頃は大泣きする子も多くいます。また、4月入所・入園の子の場合、5月のゴールデンウィークにママとパパがお休みで一緒に長時間過ごしてしまうと、また一からのスタートになってしまうことも。そんな時期を過ぎ、ニコニコしながら子どもが通えるようになって、親が油断している頃に迎えるお正月明け。登園しぶり再び! です。「行きたくない」と玄関で駄々をこねて靴をはかなかったり、保育園や幼稚園の門でジタバタして入ろうとしなかったり。大泣きのわが子を見ると、かわいそうやら早く預けてしまいたいやら、親心も複雑です。正月明けの登園しぶりであっても、基本は預けはじめの頃と同じです。泣いても心を鬼にして残して行きましょう。ママやパパから離れない子は先生にはがしてもらい、「バイバイ」をします。保育園や幼稚園まで連れて行けば、先生という強い味方がいるので、そこを目指してなんとか家を出て向かってくださいね。登園しぶりが心配な時には、できればいつもより余裕をもって早めに行動しておくと、イライラせずに対応できるのでおすすめです。■第2関門:心を鬼にして、さっさと立ち去り振り返らない!泣きじゃくるわが子を置いて去るのはとてもつらいものです。でも、後ろ髪をどんなに引かれても、登園をしぶっている時には振り返らないようにしましょう。ほとんどの子が保育園や幼稚園に着いてママやパパから離れたら、もう諦めなければならないことはわかっています。「ママ〜!」と泣いていても、心は半分以上、園へ向いているものです。そんな時に、ママが振り返って顔を見せてしまうと、また「やっぱりママがいい〜」と気持ちがぶり返してしまいます。預けた途端、子どもが泣きやむこともあります。泣き声が聞こえなくなって「あれ?」と振り返ってしまいたくなる気持ちもよくわかります! でも、泣きやんでも子どもはこちらをジッと見ていることも。ママが振り返った途端、また泣き始める可能性もあるので、「泣きやんだのは、子どもが気持ちを切り替えられた証拠」と思って、振り返らずに外へ出てしまいましょう。 ■第3関門:誰も悪くない! 先生にどんとお任せしよう子どもを預ける時に泣かれると、「こんなに泣かせてまで仕事をする意味はあるんだろうか?」「ここまで泣くなら、お休みさせたほうがいいんじゃないか?」と考えてしまいますよね。何日も続けて泣かれてしまうと、預ける自分が悪いんじゃないかと責めてしまう方も多いのではないでしょうか。預けることは悪いことでもなんでもありません。保育園でも幼稚園でも、ママやパパから離れて過ごすことで、多くのことを子どもは吸収しています。また、案外子どもは、ママやパパから離れればケロッとして楽しく遊んでいることがほとんどです。先生はプロなので、そのままお任せしましょう。登園をしぶっても、心を鬼にして振り返らずに去ることは悪いことではありません。もし、登園時に少し時間があれば、離れる前にギュッと抱きしめてあげてください。「5つ数えてギュっとしたらバイバイね」と秒数を決めて抱きしめてあげると、すんなりお部屋に入ってくれることも。たとえ、それで離れなかったとしても、ママやパパがギュッとしてくれたことを子どもは覚えているので、安心感をもって保育園や幼稚園で過ごせるようになりますよ。ママやパパもつらい登園しぶり。お正月明けの登園しぶりは数日でおさまることが多いので、少しの辛抱と思ってパッと離れるように乗り切っていきましょう!
2018年01月08日映画『鋼の錬金術師』の山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、内山信二、曽利文彦監督がクリスマスを前に舞台挨拶に登壇! MCを務めた内山さんから、続編制作の可能性を示唆する意味深なコメントも飛び出し、会場は盛り上がりを見せた。■山田涼介、本田翼のミニスカサンタ姿を見られずガッカリ…?キャスト陣はサンタやトナカイのコスプレで登場。山田さんが開口一番「ちょっと早いけど、メリークリスマス!」と呼びかけると、会場は大歓声に包まれる。山田さんと共にサンタの衣装に身を包んだ本田さんは「山田さんには『なんでミニスカートじゃないの?』と言われました(笑)」と明かし、山田さんは慌てて「男子がみんな思ってることを代弁したんです!」と釈明。「TVの向こうのみんな、そうは思わないかい?」とカメラに向かって語り掛け、会場は笑いに包まれた。この日は、グラトニー役で出演している内山さんがMCを務めたが、本郷さんから「プロモーションなので、僕らはノーギャラですけど、内山さんにギャラは発生してるんですか?」と鋭く切り込まれると「ノーギャラですよ!」と説明。そもそも、内山さんはこの日の舞台挨拶にゲストとして呼ばれておらず「無理やり来ました」と明かす。さらに、内山さんを除くこの日の登壇メンバーの人選について、内山さんは「もしも『2』があったら出られるメンバーが呼ばれているんです」と暴露!内山さんの発言が即「続編制作決定」を意味するわけでもなく、ほかの登壇陣からもそうした発言はなかったが、続編の可能性を示唆するかのような内山さんの意味深な言葉に客席は興奮に包まれる。■山田涼介、本郷奏多のクリスマスデートプランにツッコミ&失笑の嵐!この日は、観客の相談に登壇陣が答えるという即席悩み相談が行われたが、クリスマスに好きなひとを『ハガレン』に誘う方法についてアドバイスを求める女性に、山田さんは「『明日、ハガレン行こう』でももちろん、嬉しいんだけど、チケットは(あらかじめ)持っててほしい。『もう1枚あるんだけど、一緒に行きたいな』と言われると、男はそういうベタに意外と弱い」と助言を送った。また「彼女が驚くようなクリスマスのデートプラン」のアイディアを求める男性の相談に対し、本郷さんは「そもそも、出かけるのが好きじゃない。なんで2人で出かける必要があるんですか?」とお出かけさえも拒否!ならばと室内デートのプランを求められると「彼女を驚かせるのが目的なら、家に呼んどいて、ピンポンが鳴っても出ないとか」と究極のサプライズデートを提案し、これには本田さん、蓮佛さんが「完全に聞く人を間違えた…」と漏らし、MCの内山さんも「闇が深い…」と苦笑。それでは頼みの綱とばかり、山田さんに相談すると「例えばプレゼントをひとつ用意して、その中に手紙と(ここに来てという)矢印があって、それを何度か繰り返して、たどり着いた先に自分がいて、そこでプレゼントを渡す」と提案!だが、山田さん渾身のアイディアに本田さんは失笑…。会場も微妙な空気に包まれ、山田さんは慌てて「いまのはカット!ウソです」と仕切り直して「真っ暗な遊園地に行って、指パッチンしたらイルミネーションがつく」というドラマのような演出を提案したが、これにも「真っ暗な遊園地ないし!」「いくらかかると思ってるんですか?」など厳しい指摘が相次ぎ、内山さんが「自分で考えろってことですね」と苦笑交じりに引き取って、会場は笑いに包まれた。『鋼の錬金術師』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月19日女優の内山理名(36)が14日(現地時間)、マカオ国際映画祭のレッドカーペットを歩いて国際映画祭デビューを果たし、現地マスコミから絶賛された。内山理名今年で2回目を迎えるマカオ国際映画祭。中国、香港、台湾、韓国、日本のみならず、インド、タイなど、アジア全域から映画人が集結する。胸元の大きく開いたロングドレスに身を包んだ内山は大人の色香をただよわせ、現地マスコミからは「なんて美しい!」「オーラがすごい!」など声が上がっていたという。中国語のあいさつでもきれいな発音で会場を沸かせた内山。初の国際映画祭を終え、「大規模な映画祭の世界観が刺激になりました。いい刺激をたくさんいただけて、素晴らしい体験となりました」と興奮を伝え、「この高まっている気持ちを、次の仕事につなげ、近い将来に、自分の作品でまた国際映画祭に参加させていただきたいです。各国の映画関係者の方々にお会いできて、本当に光栄です。たくさんの国の監督、俳優、スタッフのみなさんといろいろなお話ができました」と語り、決意を新たにしていた。内山は今年でデビュー20年目を迎え、約10年ぶりの連ドラ主演となるNHKドラマ10『マチ工場のオンナ』(毎週金曜22:00~22:49/NHK総合・全国放送・全7回)が放送中。来年は主演映画『single mom 優しい家族。』の公開を控えている。
2017年12月15日映画『あさひなぐ』やドラマ「ボク、運命の人です。」「ブラックリベンジ」など話題作が続く注目女優・岡野真也と、実力派の内山理名がW主演を務め、齊藤工初監督作『blank13』でも脚本を務める演劇界の気鋭・西条みつとし原作の舞台を映画化する『ゆらり』。このほど、豪華キャスト陣の場面写真とコメントがシネマカフェに到着した。わずか10日間の公演で2,000人以上を動員した「TAIYO MAGIC FILM」の大人気舞台を、西条さん自らが脚本を手がけて映画化。西条さんは、お笑い芸人から放送作家に転向し、「バイきんぐ」「我が家」「フォーリンラブ」などのコントを手掛ける一方、自身の劇団「TAIYO MAGIC FILM」を主宰。齊藤監督×高橋一生主演『blank13』の脚本や、劇作家競作による話題の深夜ドラマ「下北沢ダイハード」で筆頭を飾り、三谷幸喜、宮藤官九郎、西田征史らに続く演劇界第4の才能として、いま注目を集めているクリエイターだ。今回、池田エライザ主演の「ぼくは麻理のなか」ほか、ドラマやMVなど、数々の映像作品を手掛けてきた横尾初喜が、同作初公演の観劇時に実写化を熱望し、本作で映画監督デビューを飾った。現在、未来、過去の3部構成となる本作。このたび、岡野さん、内山さんを取り囲む豪華キャスト陣の場面写真とコメントが到着した。第1部となる“現在”のシーンでは、石川県の民宿「赤木箱」の31歳の女主人・泉凛香(岡野さん)は、接客中に甘えてくる娘・ゆかり(筧礼)をつい突き放してしまうが、ショックを受けたゆかりと一緒になり、狂言誘拐を計画することになる凛香の夫・孝介役には個性派の山中崇。生き別れた娘がアルバイトをしていると知り、その民宿「赤木箱」を訪れる中年の男・高山役に「TEAM NACS」の戸次重幸、その娘で自分は父親に捨てられたと思っている瞳役に、映画『昼顔』などに出演し『ハローグッバイ』では久保田紗友とW主演も務めた萩原みのり。高山の想いを知り、一緒に民宿までやってくる後輩の保科役に“エンクミ”こと遠藤久美子。第2部である“未来”のシーンでは、凛香の成長した娘で、シングルマザーとして1人息子を育てる木下ゆかり(内山さん)が主人公に。彼女の別れた夫・正樹役を、映画『昼顔』も記憶に新しい平山浩行が務める。さらに、第3部である“過去”のシーン(現在より8年前)で、女優の夢を諦め実家の民宿に戻ってきた23歳の凛香が、東京でうまくいかなかったイライラをぶつけてしまう母・美和役に鶴田真由。それをなだめる父・幸雄役に渡辺いっけい。今回到着したのは、W主演の岡野さんと内山さん、そして萩原さんの涙の演技をとらえたカットや、彼女が演じる生き別れた娘を見守る戸次さんと遠藤さんの姿ほか、娘と狂言誘拐を計画する山中さん、物思いに耽る平山さん、マジックを披露する渡辺さん、温かく包み込む民宿の女主人役の鶴田さん、そして、凛香の娘ゆかりを演じる筧礼の写真。いずれも、「伝えられなかった想い」を抱える人々が家族の絆を取り戻す姿を、笑いと涙で描いた本作の魅力を伝えるものとなっている。本作の魅力について、山中さんは、「当たり前に感じている“いま”は過ぎ去ってしまうもので、もうやっては来ない。だからこそ“いま”を大切にしようと思わせてくれる」とコメント、「妻役の岡野真也さんは、母親役のイメージを掴むために、セリフを話すテンポや仕種などを撮影の合間に色々試されていらっしゃいました。夫役の僕と幼少期のゆかりを大きな心でリードしてくださいました。僕より全然若いのに」と、岡野さんに対して称賛を贈る。また、平山さんは「話が複雑に繋がっているところ」が魅力だと語る。「私が演じた役は一般的に駄目な夫の役ですが、子どもへの愛情や、本来一番大切にすべき妻への反省や後悔といった気持ちを表現することに全てを投じたつもりです。この作品を観ていただき家族への付き合い方が少しでも変わってくれたら」と思いを込めている。「脚本を読んだとき、時間軸の違うストーリーが徐々に重なっていく面白さと最後の“直球勝負”に惹かれました」と語るのは、渡辺さん。「ちなみにマジシャンとしてのキャラは監督のアイデアです。試写を観たとき、自分でも新鮮でした。(笑)横尾監督に感謝です」とコメントを寄せている。時間を巻き戻せる不思議なリモコンによって、現在、未来、過去の3つの家族に変化が生まれていく本作。この秋、感涙必至のヒューマンファンタジーに注目だ。(text:cinemacafe.net)
2017年10月02日女優の内山理名(35)と岡野真也(24)が、映画『ゆらり』(11月公開)でW主演することが9日、発表された。本作は、石川県の老舗旅館「赤木箱」を舞台に、宿を営む家族や宿泊客らが時を超えて家族の絆を取り戻していくヒューマンファンタジー。岡野は現在のシーンで旅館の女主人・泉凛香役を、内山は未来のシーンで凛香の娘でシングルマザーとして一人息子を育てる木下ゆかり役を演じる。脚本の西条みつとし氏は、お笑い芸人として活躍後、放送作家に転向。バイきんぐ、我が家、フォーリンラブなどのコントを手掛ける一方、自身の劇団「TAIYO MAGIC FILM」を主宰。13年、15年に上演して好評を博した同劇団の代表作を、同氏による脚本で映画化した。監督は、本作が劇場映画初監督作となる横尾初喜氏。「最初、本を読んだ時、涙が止まりませんでした」と打ち明ける内山。「どの世代にもきっと響く」と確信したのは、「身近な人にこそ本当に伝えたい事を伝えていないことありませんか?」という思いが芽生えたからだ。西条氏の台本について「トリックのようになっており、1ページ進んでは1ページ戻り…と、とても楽しく読ませていただきました」と振り返り、「きっとそんな風に西条さんマジックにかかりながらいつの間にか涙があふれているのでは」と自己分析する。一方の岡野も「大変照れくさいことですが、正直に告白します」と前置きし、「撮影前に娘・岡野真也のことを母にたずね、ロケ先には家族の写真と、母からの手紙を持参していました。つまり、今回演じた役は母と二人で創りました」と特別な作品だったことをかみしめる。「お話をいただいてから撮影が終わるまで、ずっと自分の家族のことを考えていました」と胸の内を明かし、「私にとって『ゆらり』は、家族への感謝の手紙のような作品です」と本作に込めた思いを伝えている。(C)2017映画「ゆらり」製作委員会
2017年08月09日突然出てきた多動行動と登園拒否我が家の長男・キョウタにはADHDの診断があります。幼稚園に入園したての年少時代は、落ち着きがなく園の先生に色々注意される日々…。でも年中にあがると少しずつ行動に落ち着きが見られ、年長ではほとんど問題なく過ごすことができていました。ところが、順調に過ごしているものだと思われていた年長の10月半ばのことです。Upload By ラム*カナ「キョウちゃん(長男)、最近ちょっと落ち着きのない日が増えてきて…。話を聞く時間も体ごと違う方向いちゃったり、ぼーっとすることが結構あるんです。声掛けすれば直るんですけどね…。」と言われました。落ち着いたと思っていた時期に、こういう注意を受けたことはショックでした。今までも、色んな課題に直面しながらも、ゆっくりとはいえ良い方向に向かっていたので、急に多動っぽさが増えてきたことにドキリとしたのです。もしかして、これを機にガクッと不安定な方向に突き進んでしまうのでは…Upload By ラム*カナそんな不安にかられました。しかも、同じ時期に急に登園拒否反応も出てきたのです。Upload By ラム*カナそれまでだって、楽しい気持ちで幼稚園に行っていたことなどなかったのですが、それでもスケジュールとして割り切って、がんばって行けていました。なのに、ここにきて、急に登園拒否…。この、10月半ばという時期は、運動会(←長男苦手なイベント)が終わってホッとしたところに、おゆうぎ会(←長男がもっと苦手なイベント)の練習が始まるときでもあり、小学校入学に向け、幼稚園も少しピリピリし始めて長男が感じるプレッシャーの種類も重さも増えた時期だったのかもしれません。なので、長男にとってのストレスが増え、行きたくない気持ちが増えたのかな?と思いました。行きたがらなくなった最初のうちは、朝「行きたくないなー」と少しぼやく程度だったのですが、日が経つにつれ、前の晩から「行きたくない…」と言うようになり、幼稚園に着いても車から降りたがらなくなり、クラス部屋まで歩くのにも泣くようになってしまいました。私がそのときやっていた対処法は、・「そうだよね、行きたくないんだよね。つらいよね。」と受容しながら登園を促す・「今日のお弁当にはキョウちゃんの好きなからあげ入れたよ!」「今日のお迎えはばぁばだよ!」などの、ちょっとした楽しみを用意する・月に1~2度幼稚園を休ませ、スペシャルデーを過ごさせる。(休ませる前に、「今日は特別だよ?明日は幼稚園だからね?」と説明してから。)というものでした。うまく気分が乗ることもありましたが、登園拒否は止まらず、私も頭を抱えてしまいました。ADHD長男の頭のなか私が長男を見ていていつも思うことは、Upload By ラム*カナ常に色々な考えや興味や好奇心がひしめきあってて、かつどんどん壮大に広がっていって、いつもフル回転なんだと思います。普段家にいるときも、独自で様々なゲームを考え作成し工夫をして楽しく遊び、次々に溢れるアイデアをどんどん発揮したいのが伺えるのです。そして、もともと持っている凄まじい体力もさらに向上し、いつまででも体を動かしていたい気持ちも感じられました。6歳というこの時期にとめどなく伸びる創造力や体力。広がる「たくさんのやりたいこと」。でも、幼稚園では決まったスケジュールがあり、自分のやりたいことができない…。もちろんそれは社会の一員として必要な過ごし方で、長男自身もわかっていること。だからこそ「やりたいこと」と「しなきゃいけないこと」の差が広がっていくツラさが、登園拒否というカタチで現れたのではと思ったりしました。臨床心理士さんに相談してみることにどんどん悪化する登園拒否反応に悩んだ末、地元の臨床心理士の先生に相談することにしました。この先生は、長男が3歳のとき落ち着きのなさが心配で最初に相談した先生であり、通っていた発達支援センターでも普段からお世話になっている先生でもありました。小さいときの長男のことも、私のことも知ってくださっているこの先生とどうしてもお話しがしたくなったのです。Upload By ラム*カナ今までの経緯を一通りお話しすると先生は、「そうかぁ、お母さんが思っている理由で合っていそうだね。でも、本人は何が嫌なのかきちんとわかっていないからツラいんだろうね…。だからと言って、毎日休ませることが最善なわけではないものね。やっぱりここは、気持ちを受容してあげてね。“そうだよね、行きたくないよね”って。長男くんは今までだって特に幼稚園に行きたくなかったけど、何かキッカケで、急にここにきて行きたくない気持ちを出してきたわけじゃない?しかもお母さんと離れたくないっていうかわいい理由でさ。だから“行きたくない気持ちを言ってくれてありがとう”って伝えてあげてね。」とおっしゃいました。え…っUpload By ラム*カナまさか、その部分にありがとうとは…!あまりの盲点箇所だったので驚きました。でも確かに、行きたくない気持ちを正直に表してくれることは、我慢して溜めてしまうことより何倍もありがたいことです。そしてそのあとも先生とお話しし、結論としては“気持ちを受容しながら登園を促す”が一番いいということになりました。(あくまで我が家の長男に対しては)気持ちを受容しただけですべてが解決するわけではないけれど、それでも一番近くにいる私が気持ちを理解してあげているだけでも不安の軽減にはつながるはず。もしかしたら、ちょっとした何気ないキッカケで気持ちが前向きに変わることがあるかもしれない…。ごほうびを用意してみた嫌がりながらも、登園やおゆうぎ会の練習をがんばっていた長男に、ひとつごほうびを用意してみました。それは、“おゆうぎ会が終わったら遊園地に行こう!”という約束です。そしてこんなものを作りました。Upload By ラム*カナ毎朝登園前にシールを貼ることにしたのです。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナこんな日を続け(大荒れの日もありましたが…)、どうにか登園とおゆうぎ会をがんばり、2学期を終えることができました。向き合って感じたこと大人だって、行きたくない仕事や、やりたくない家事…色々あります。子どもだって同じこと。ましてや平均の枠におさまりきれないADHDの子にしたら、毎日を周りのみんなと同じように過ごすだけでもかなりの気力を要しているはずです。そう思うと、しっかり登園拒否を示してくれたことは、本当にありがたかったなぁと思いました。そして、冬休みが明け3学期が始まったあと、思いのほか気持ちが安定し「ちぇ、幼稚園かー」くらいの嫌がりレベルで、どうにか卒園まで過ごせました。もしかしたら、ごほうびのディズニーランドや、間にあった冬休みで充電みたいなものができ、心の欠けていた何かが埋まったのかもしれません。本当のところはわかりませんが、前向きなキッカケになる何かが長男に降り注いだのは確かです。今後ももし課題に直面することがあっても、このときのやりとりを思い出し、家族で支えていければいいなぁと思っています。
2017年02月18日地震がおきたとき、どうするか。震災は身近なものであり、どうすべきかを子どもに伝えているご家庭も多いことでしょう。家庭での話し合いに加え、学校指導もあり心強くはありますが、「登下校中」についてはどうでしょうか。子どもが1人で登下校している最中に地震がきてしまったら…、対策は万全! とは言い切れないかもしれません。そこで今回は「登下校時」にポイントを絞り「何に注意して、どう動けばいいのか」という地震対策についてご紹介します。■地震発生! そのとき1番意識するべきことは?登下校中に地震が起きた! そんなとき、まずは自分の頭を守ることを意識しましょう。登下校中はランドセルを背負っているので、背中からおろして頭の上へ。ランドセルがない場合はリュックやバッグ、持ち物で構いません。とにかく「頭を守る意識」を持つことが大事なことを子どもに伝えてあげましょう。■ガラスやブロック塀… 上や横からの被害に注意する揺れによって上から落ちてくるものや、自分の方向に向かって倒れてくるものがないか、あたりを見回して注意します。具体的に落ちてくると予想されるのは電線、家の屋根瓦、割れたガラスなどです。自分の背丈より高い位置にあるブロック塀や家の外壁にも注意が必要です。また「倒れるわけがない」と子どもが思いこんでいる可能性の高いのが自動販売機や電柱です。車も大きな揺れで移動してくる場合があります。倒れてくる、移動してくる危険性があることを伝え、そばを離れるよう徹底しましょう。■日頃から安全な場所を、親子でチェックしておく自分の頭を守り、落下・倒れてくるものがないか注意しながら安全な場所に移動を始めます。安全な場所とは「ものが倒れてこない、落ちてこない場所」です。一般的には「広い空間」や「耐震性の高い場所」、津波の恐れがある場合は「高い建物」などですが、子どもは具体的なイメージができません。そこで、登下校ルートを一緒に歩いて確認してみるといいでしょう。たとえば歩いている最中に「今地震がきたらどこに逃げる?」などと子どもに語りかけ、避難場所を一緒に確認します。家と学校間の距離がそう離れていない場合は「ここまできたときに地震が起きたら家(学校)に避難してね」など、避難場所の区切りを教えてあげるのも分かりやすいかと思います。登下校中、どの場所にいても1人で判断できるように訓練しておくと、子ども自身も安心できるはずです。今回ご紹介した地震対策は登下校時だけでなく、子どもが放課後や休日に屋外で遊んでいる際にも役立ちます。知っておけば地震がきても冷静に、安心して行動できることを子どもたちに伝えてあげるといいですね。参考-/ 地震等災害発生時防災マニュアル
2017年02月04日横浜美術館で「篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN」が開催されます。期間は2017年1月4日(水)から2月28日(火)です。篠山紀信の50年余年にわたる歴史の中から、彼自身が厳選した約120点の写真が展示されます。大迫力の大型パネル!美術館で「体感する」篠山紀信の写真写真家・篠山紀信の50余年にわたる膨大な仕事の中から彼自身が選んだ写真約120点が集結。大型パネルに仕立てられ、美術館の空間に展示されます。手元でひらく本のサイズでなく、メートル単位の巨大な大きさに仕立てられた写真の数々は圧巻です。ダイナミックな作品は観る人の思い出を生き生きと呼び覚まし、展示室を新たな出会いの場へと変えていきます。美術館の大空間と、圧倒的インパクトのある写真との対決、「写真力」対「空間力」の世界を堪能しましょう。5つのセクションで作品を味わおう●GOD鬼籍に入られた人々ジョン・レノン、三島由紀夫、勝新太郎、美空ひばりなど、多くの人にその死が惜しまれ、今もなお人々の心の中に生き続ける著名人が集められたセクションです。写真を撮る行為そのものが相手をリスペクトすることだと語る篠山紀信は、相手の最良の姿を写真にする姿勢を一貫して堅持しています。モデルが瞬間的にみせる絶妙なしぐさなど、決定的な偶然が作用した写真の美を堪能しましょう。●STARすべての人々に知られる有名人山口百恵、吉永小百合、AKB48、松田聖子など、1970年代から現在まで、その時々のグラビアや写真集を彩ったスターたちが題材のセクション。「写真は時代の映し鏡」と語る篠山紀信の仕事のベースはここにあります。撮影された時のモデルの顔つきやファッション、構図などから、撮影のコンセプトやストーリーがにじみでる作品です。スターたちのあのころのイメージに、観る人自身の過去を重ねることもできるでしょう。●SPECTACLE私たちを異次元に連れ出す夢の世界東京ディズニーランド、歌舞伎など、現実の中にありながら、そこには日常を超えた世界が展開する場も、篠山紀信の重要なレパートリーの一つです。観客が一人もいないディズニーランドに独自キャラクター「シノラマン」に扮して潜入した篠山紀信。そこで写したキャラクターたちの「休日」は、誰もが知るディズニーランドの、誰も知らないもうひとつの夢の世界です。複数の写真をつなげる篠山紀信独自のパノラマ写真「シノラマ」も見どころの一つ。複数のカメラを同時にリリースしたり、自在に遠近を使い分けて奥深い世界観を表現したり、制作の手法はさまざまです。情感豊かで新しい写真の世界を味わいましょう。●BODY裸の肉体-美とエロスと闘い樋口可南子、宮沢りえ、浅岡ルリ子などが被写体となっているヌード作品。写真にとって、ヌード作品は発明以来の重要なモチーフです。1968年に発表された「The Birth」をはじめとして、さまざまなヌードを手がけてきた篠山紀信。単身、集団、女、男、大都会、大自然。モデルとロケーションの組み合わせひとつひとつが濃密な絵巻となって、それぞれの時代に新たな美学が提示されてきました。その中でも、篠山紀信選りすぐりのショットを集めたセクションです。●ACCIDENTS2011年3月11日-東日本大震災で被災された人々の肖像2011年3月11日の東日本大震災で被災された人々を写した作品です。人知を超えた一瞬の大震災で家族、大切な人を失い、家をなくした数多くの人々。普通ではない理不尽を体験した人々の表情を、その時代を、写真家として残さないわけにはいかなかったと篠山紀信は語っています。写真は、話を聞いて心を開いてくれたと思う人にのみ同意を求め、撮影されました。背景をぼやかし、ピントを人物に集中させた写真は、大震災を人と人、人と場のつながりからとらえた作品です。開催されるコンテンツをチェックしよう●篠山紀信のアーティスト・トーク写真家・篠山紀信によるアーティスト・トークが開催されます。日程:2017年1月7日時間:15:00~16:30(開場14:30)会場:横浜美術館レクチャーホール定員:240名※当日13時30分より総合案内で整理券が配布されます。●学芸員によるギャラリートーク学芸員によるギャラリートークが開催されます。日程:2017年1月28日、2月11日、2月25日時間:15:00~15:30会場:企画展展示室●夜の美術館でアートクルーズ閉館後の美術館を参加者だけで独占できる特別な展覧会です。学芸員の解説とともに贅沢な時間を楽しみましょう。申し込みはウェブサイトの専用申込みフォームで可能です。日程:2017年2月4日時間:19:00~21:00会場:企画展展示室定員:18歳以上・60名参加費:3,000円コレクション展も合わせてチェック!横浜美術館では、「篠山紀信展 写真力」の開催に合わせて「写真」に焦点を当てた特集展示を行います。商業写真発祥の地・横浜に設立された美術館として、写真をコレクションの大きな柱に掲げて収集活動を行ってきた横浜美術館。横浜美術館開館以来の試みとして、全館での写真展示が行われます。「写真力」のチケットを持っている人は当日に限り、コレクション展を無料で観覧できます。ぜひ合わせて観覧してみてください。●昭和の肖像-写真でたどる「昭和」の人と歴史1926年から1989年の長きに渡った「昭和」の時代。関東大震災からの復興に始まり、二度に渡る世界大戦、敗戦からの再びの復興、高度経済成長を経てバブルへ。日本の歴史の中で最も揺れ動いた「昭和」を無数の写真とともに振り返ります。いきいきとした表情をうつしだす人物のポートレート、風景や風俗写真など興味深いものばかりです。●“マシン・エイジ”の視覚革命-両大戦間の写真と映像第一次・第二次大戦間はアメリカで「マシン・エイジ」(機械の時代)と称されます。この間に飛躍的進化と爆発的普及を遂げた写真と映像。この時代だからこその写真・映像芸術について、2つのメディアの関係性に焦点をあてながら振り返ります。●関連イベントもチェック●アーティストトーク沖縄在住の女性写真家、石川真生氏によるアーティストトークです。講師: 石川真生(写真家)日時: 2017 年2 月24 日(金) 18:30~20:00(開場18:00)会場: 横浜美術館レクチャーホール申込み・参加費: 不要(240 席)、無料●ギャラリートークさまざまな切口で学芸員やエデュケーターが作品の見どころや楽しみ方を紹介します。日時: 2017 年1月13日、1月27日、2月10日、2月24日いずれも金曜日、14:00~14:30会場: コレクション展展示室申込み・参加費: 不要、無料(当日有効の観覧券が必要)イベント概要名称:篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN開催期間:2017年1月4日(水)~2月28日(火)開催場所:横浜美術館開催時間:10:00~18:00※2月23日(木)は16:00、2月24日(金)は20:30まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:木曜日※ただし1月5日、2月23日は開館チケット:一般1,500円(1,300円)、大学・高校生900円(700円)、中学生600円(400円)、小学生以下無料、65歳以上1,400円※()内は2017年1月3日(火)までの前売り価格※65歳以上は要証明書、美術館券売所でのみ対応公式サイト:名称:横浜美術館コレクション展2016年度第3 期開催期間:2017年1月4日(水)~2月28日(火)開催場所:横浜美術館開館時間 10:00~18:00 (入館は閉館の30 分前まで)※2月23日(木)は10:00~16:00、2月24日(金)は10:00~20:30休館日 木曜日 *2017年1月5日、2月23 日を除く観覧料 一般 500(400)円 大学・高校生300(240)円 中学生100 (80)円 ※小学生以下無料※企画展ご観覧当日に限り、企画展の観覧券でコレクション展もご覧いただけます。
2016年12月27日ホリデーシーズンのホームパーティーや季節のご挨拶、そして年末年始の帰省と何かと手土産を用意する機会が多い12月。手土産に思いを巡らせているのなら、FASHION HEADLINE編集部がオススメする手土産リストも参考にしてみては。男性にも女性にも喜ばれるスイーツを手土産にしたい時には、神楽坂 紀の善の「抹茶ババロア」(税込658円)がオススメ。江戸時代から神楽坂にお店を構える老舗の甘味処、紀の善が今から約25年前に店舗をリニューアルする時に“あんみつに続く、新たな看板商品が欲しい”と考案したのがこの抹茶ババロア。当時は珍しかったという抹茶を使ったスイーツでしたが、京都・宇治のお抹茶をふんだんに使ったババロアと京都・丹波のふっくらと炊きあげて仕込んだ粒あんに、固めにホイップした生クリームを添えた抹茶ババロアは紀の善の手土産人気ナンバーワンの一品に。ぷるんと滑らかな食感ながらも、抹茶の濃厚な味わいで甘さのおさえられたババロアに、優しい甘さの粒あんとコクのある生クリームの織りなす味覚が忘れられなくなってしまう手土産です。【店舗情報】神楽坂紀の善東京都新宿区神楽坂1-12営業時間:11時~20時(平日)11時30分~18時(日祭日)定休日:月曜日(月曜祭日の場合は、翌火曜日が休み)※2016年は12月31日17時まで営業/2017年は1月4日11時から営業TEL:03-3269-2910FAX:03-5261-0471>> 他の手土産をもっと見る
2016年12月21日タレントの内山信二(35)が、13日に放送されたTOKYO MXの情報番組『バラいろダンディ』(毎週月~金21:00~21:55)で、同日に人命救助したことを明かした。お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介(36)が当て逃げをしたことが番組内で取り上げられると、タレント・板東英二(76)は「しかし今日は偉かったね。良いことしてるんですよ、彼」と話題を振り、内山は「急に言ってきたからびっくりしました」と戸惑いながらその出来事を話しはじめた。同日、内山が東京駅周辺でタクシーを待っていたところ、下車してきた高齢の男性3人組の内の一人が倒れた。「脳梗塞か心臓か分からないですけど、意識を失っていて」という危険な状態。2人は動揺していたため、内山はマネージャーと一緒に「大丈夫ですか」と声をかけ、救急車を呼んだという。内山は「さっき、緊急対応の方からお電話があって無事だったそうです」と報告し、「よかった」と安堵。最後に「これだけは言いたい」と付け加え、「東京駅周辺の人たちは冷たいね! 誰も(声をかけてこない)! 一人だけリュックを背負った青年が近づいてきて『大丈夫ですか』と言っただけですよ」と残念がっていた。
2016年12月14日テレビ朝日の紀真耶アナウンサーと桝田沙也香アナウンサーが6日、東京・六本木の同局本社で行われた「テレ朝X’masツリー」の点灯式に登場した。高さ約8mの巨大ツリーは、同局本社1階のアトリウムに展示。中央にあるオブジェには、『ドクターX~外科医・大門未知子~』主演の米倉涼子をはじめ、ネプチューン、くりぃむしちゅー、雨上がり決死隊、ロンドンブーツ1号2号、オードリー、林修といった同局の番組出演者、宇賀なつみ、竹内由恵、弘中綾香、富川悠太、小川彩佳といったアナウンサーなどからメッセージが寄せられている。サンタクロースの衣装で登場した紀アナと桝田アナは、同局マスコットキャラクターのゴーちゃん。とともに、「ゴー!ゴー!ゴー!!」の掛け声でツリーを点灯。1万球のLEDが一斉に輝きだし、周囲を明るくさせた。また、2人とゴーちゃん。も早速メッセージを飾り付け。ツリーは25日まで展示されるが、今後このメッセージは、随時増えていく予定だという。会場には、関係者に加え一般客も来場。駆けつけた子どもたちに、チョコレートのクリスマスプレゼントを配布していた。同局本社のある六本木ヒルズ周辺は、現在各所がイルミネーションで彩られており、桝田アナは「けやき坂は、毎日会社から出るたびに、きれいだなぁって心が癒やされます」と、うっとりしていた。
2016年12月06日写真家の篠山紀信の巡回展「篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN」が、17年1月4日から2月28日まで横浜美術館にて開催される。12年の開幕以来、全国25会場を巡回し75万人を超える人々を魅了してきた「篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN」。巡回スタートから5年を経て横浜で開催される同展では、美術館の空間を5つのセクションに分け、篠山の50余年に渡る膨大な作品の中から篠山自らが選んだ写真作品約120点を大型パネルに仕立てて展示する。「GOD」のセクションでは、有名人の肖像作品が仕事の中心を占めてきた篠山による、多くの人にその死が惜しまれ、今も人々の心の中に生き続ける著名人の肖像作品を展示。ジョン・レノン(John Lennon)、三島由紀夫、勝新太郎、美空ひばり、大原麗子などの作品が展開される。「STAR」のセクションでは、山口百恵、吉永小百合、AKB48、松田聖子、小林旭、南沙織、舟木一夫、長崎茂雄、ピンク・レディー、北野武などの著名人を写した作品が展示される。また、「SPECTACLE」では複数の写真を横につなげる篠山独自のパノラマ写真「シノラマ」を公開。東京ディスニーランドや、後藤久美子が遊ぶメルヘンの舞台軽井沢、歌舞伎、草間彌生などのインスタレーション作品がラインアップされる。「BODY」では、18歳の宮沢りえをはじめ、樋口可南子や浅丘ルリ子、舞踏家のウラジーミル・マラーホフ(Vladimir Malakhov)などのヌード写真を展示。単身や集団、女や男、ダンサーやアスリート、スタジオや室内、大都会や大自然など、様々な種類のヌード写真が並べられる。また、「ACCIDENTS」では、東日本大震災で被災された人々の肖像作品を出展。日本社会全体を揺るがした大震災を、人と人、人と場のつながりからとらえた写真作品となっている。その他、今回は横浜展のための特別セレクションとして、横浜出身の草笛光子や、横浜・伊勢佐木町の途上ライブから出発したゆずなど、横浜にゆかりの深い著名人の作品なども新たに加えて展示される予定だ。さらに、17年1月7日の15時から16時30分までは、篠山本人を迎えてアーティストトークを開催。17年1月28日、2月11日、25日には15時から15時30分まで学芸員によるギャラリートークが、17年2月4日には19時から21時まで、閉館後の美術館を参加者だけで独占できる特別な鑑賞会「夜の美術館でアートクルーズ」が行われる。なお、17年4月5日まで箱根の彫刻の森美術館で開催されている「篠山紀信展写真展KISHIN meets ART」との連動企画として、それぞれのチケットを提示すると相互の観覧料が割引となるサービスも行われている。【イベント情報】「篠山紀信展 写真力THE PEOPLE by KISHIN」会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1会期:17年1月4日~2月28日時間:10:00~18:00(2月23日は16:00まで、24日は20:30まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円、高大生900円、中学生600円、小学生以下無料休館日:木曜日(ただし1月5日、2月23日は開館)
2016年12月03日タレントの内山信二が、13日深夜に放送されたテレビ東京系トーク番組『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(毎週木曜24:12~)に出演し、人気子役時代の仰天エピソードを語った。6歳のときに出演した『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)でブレイクし、人気子役として活躍していた内山。10歳でマックス月収は「3,000万円」だったそうで、家族の生活が一変したという。内山は「実家が下町の鮮魚店なんですけど、持ち物が変わってくる。お父さんがイボイボがついたセカンドバッグみたいのを持ちだして、お母さんも至る所にルイ・ヴィトンの文字が見えだして…。車も軽トラから高級車に」と両親の変化を告白。「旅行も、石川県に家族でキャンプに行ったりしていたのが、気付いたらワイハー(ハワイ)に。しかも家族全員ファーストクラスみたいな感じで」と振り返った。自身はマネージャーへの態度がひどかったそうで、「いろんなことに使いました。『ドラゴンクエスト』の発売日に早朝から並ばせたり…」と打ち明けると、共演者から驚きの声があがり、ネプチューンの名倉潤は「ひどいなあ」とツッコんだ。また、「今でも反省しているんですけど…」と前置きした上で、「10歳の頃とか、(マネージャーのことを)ジャーマネって呼んでいた」と告白。「おい、ジャーマネ! ウナギ食ったことあるか? ちょっとウナギ食いに行くか? 俺がお金出してやるから」などとかなり上から目線な態度をとっていたことを打ち明けた。
2016年10月14日