観客動員数130万人を記録した北野武の17作目の監督作『龍三と七人の子分たち』のBlu-ray&DVDが、10月9日(金)より発売&レンタル開始することが分かった。70歳の高橋龍三は、引退した元ヤクザ。“鬼の龍三”と畏れ慕われた時代はもはや過去のもの。現在は家族にも相手にされず、社会にも居場所がなく、息子の家に肩身の狭い思いで身を寄せながら、「義理も人情もありゃしねぇ」と世知辛い世の中を嘆いている。ある日、オレオレ詐欺に引っかかったことをきっかけに、元暴走族の京浜連合と因縁めいた関係になった龍三は、「若いヤツらに勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間に招集をかける――。全国246スクリーンで公開され、観客動員数130万人、興行収入16億円を突破を記録した本作。これまでの北野作品の興行収入では、前作『アウトレイジ・ビヨンド』を越え、『座頭市』に次ぐ歴代2位のヒットを記録するという大ヒットとなった。キャストに藤竜也を始め、平均年齢73歳の超ベテラン俳優たちが勢ぞろいした本作は、北野作品にしては珍しく女性層からの支持を集めているのも大きな特徴だ。「じいちゃんのキャラが濃い!」「おじいちゃんたちが可愛い!」などのコメントが相次ぎ、日本中に“空前のジジイブーム”を巻き起こした。Blu-ray&DVDと同日に発売される数量限定の特装版は、豪華キャストのメイキングインタビューや北野監督を始め、なかなか表舞台には現れない制作スタッフの特別インタビューなどの特典映像ほか、本編をより楽しめる解説書ブックレット付きという豪華特典付き。北野ファンはもちろん、北野映画入門としても最適の“ジジイ大暴れエンタテインメント”をぜひチェックしてみて。『龍三と七人の子分たち』のBlu-ray&DVDは、10月9日(金)より発売&レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年07月06日音大卒でイタリアへの音楽留学の経験もあるシンガーソングライターの北野里沙が、メジャーデビュー後初となる東京でのホールワンマンライブ“北野里沙コンサート~母からの手紙~”を6月13日によみうり大手町ホールで開催。クラシックやオペラからポップスまでたっぷりと披露し、観客を感動させた。【チケット情報はこちら】鮮やかなオレンジの衣装で登場した北野は、満面の笑顔でおじぎをすると、デビューシングルに収録の「ファーストポジション」で伸びやかな美しい歌声を披露。「20代最後のライブですので、誕生日パーティのような気持ちで最後まで楽しんでください」とあいさつした。この日のライブは「観客のみんなをびっくりさせよう」とピアノ、ギター、ベース、ドラム、キーボードによる初のバンド編成でのぞんだ。「第1部はやりたいことをやらせてもらいます」と宣言すると、バラエティに富んだセットリストで観客を楽しませた。森山良子『あなたが好きで』、由紀さおり『真綿のように』のカヴァーでしっとりと聴かせると、続いてコンサート「クリエンターレ!」で共演した吉武大地(ESCOLTA)をゲストとして招き、その公演で披露した『王様と私』より『Shall We Dance?』を披露。同じくゲストとして登場したバリトンの平林龍とは、ヴェルディの歌劇『椿姫』の『乾杯の歌』を熱唱した。さらにピアニストの飯田俊明を迎え、シューベルトの『アヴェ・マリア』で美しいソプラノを披露。プッチーニの歌劇『ラ・ボエーム』の『私が街を歩けば』では、ピアノ演奏だけでマイクを使わずに生声で美声を響かせ、会場は拍手喝采となった。第2部は、“シンガーソングライター北野里沙”をテーマにしたステージ。白のワンピースに着替え、頭には大きな花飾りを付けて登場した北野は、祖父と遊んだ記憶を歌にした『かげおくり』やショパンの曲をモチーフにした『温もり』を歌い上げた。さらに、新曲も披露。大人をイメージして作ったという『ホンコンナイト』は、ジャジーでムーディなアレンジでセクシーな女性の一面を見せつけた。本編最後は、20歳の時に母親からもらった手紙をモチーフに初めて作詞作曲したデビュー曲『母からの手紙』。語りかけるように歌い、会場には感動が広がった。アンコールでは、新曲『ありがとうのかわりに』を披露し、観客に歌で感謝を伝えた。北野里沙は、8月1日(土)に新潟・なかさと清津スキー場 特設ステージで行われる“津高原サマーコンサート「南こうせつwithフレンズ」”にオープニングアクトとして出演する。チケット発売中。取材・文:門 宏
2015年06月30日日本現代映画界の巨匠・北野武が、シャンパーニュメゾン「ローラン・ペリエ(Laurent-Perrier)」の後援のもと、「シャンパーニュ騎士団(オルドル・デ・コトー・ドゥ・シャンパーニュ)」から“シャンベラン・ドヌール(名誉侍従)”を叙任されることになった。「シャンパーニュ騎士団」は、シャンパーニュ地方のワインの多様性と独自性を讃え、“お祝いや成功、特別な時間を過ごす時にはシャンパーニュ”といった、象徴的なイメージ創りを行っている。現在は世界中の著名人やガストロノミー、ワインを知り尽くした美食家たち約4,000人がメンバーとして名を連ねている。フランスの食文化やワインにも精通した北野武は、そんなシャンベラン・ドヌールの叙任を受ける初の外国人となる。北野武はこれまで、独創的で大胆な作品を通して、ヴェネツィア国際映画祭やカンヌ映画祭などで国際的な評価を受けており、12年には名声を確立した画家としてパリ・カルティエ現代美術財団で作品の展覧会を開いたこともある。北野武の後援を務めた「ローラン・ペリエ」の創業者一族のベルナール・ドゥ・ノナンクールは、「シャンパーニュ騎士団」の組織を設立したメンバーのひとり。北野武は昨年5月、「ローラン・ペリエ」からの推薦で東京にて開催された騎士団ガラディナーにて、“オフィシエ・ドヌール”に任命されていた。叙任式典は、6月12日にフランスにあるランスのトー宮殿にて開催されるシャンパーニュ騎士団夏期集会で行われる。北野武は「ローラン・ペリエ」のシャトーを訪れ、オーナーであるアレクサンドラ・ペレール・ドゥ・ノナンクールや、その妹のステファニー・ムヌー・ドゥ・ノナンクールなどと共にセラーに眠る希少なワインを試飲した後、同式典に出席する。
2015年06月09日北野武監督による最新作『龍三と七人の子分たち』が、公開21日目となる15日までに、観客動員数100万人を突破したことがわかった。本作は、2012年公開の映画『アウトレイジ ビヨンド』以来、3年ぶりとなる北野作品。主演の藤竜也扮する元ヤクザの親分がオレオレ詐欺に引っ掛かったのを機に、昔の仲間を呼び寄せて若者を成敗しようとする姿をコミカルに描く"ジジイ大暴れエンターテインメント"。劇場では中高年からシニア層が多く、家族連れや若年層カップルの姿も増加。「とにかく笑えた!」「ジジイがかわいすぎる!」という口コミが広がり、北野監督作品では『座頭市』(2003年)、『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)に続き、劇場動員100万人を突破。興行収入も12億3,209万4,000円に到達し、『アウトレイジ ビヨンド』(最終興行収入14.5億)を上回る勢いを見せている。北野監督は映画の大ヒットを受け、「うれしくてうれしくて! とにかくうれしくてたまらない!」と喜びを爆発。「見ていない方はもちろん、すでにご覧になった方も2回3回と見るとまた違った発見があります。ぜひ足を運んでちょーだい!」と呼びかけた。主演の藤は、「100万人突破!? エーッ、ほんとうですか?」と喜び、「ジジイになってよかった。僕は幸せものです。見に来てくれた皆さん、ありがとうございました。これから見に来てくれる皆さん、ありがとうございます」とコメントを寄せた。(C)2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年05月18日現在公開中の北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』が、公開21日目となる5月15日(金)に、早くも劇場観客動員100万人を突破し、『アウトレイジビヨンド』(’12)の最終興行収入14.5億もビヨンド(越える)しそうな大ヒットとなっていることが判明。『座頭市』『アウトレイジビヨンド』に続く100万人突破に、北野監督と主演・藤竜也からの喜びのコメントも到着した。本作の主人公は、なんと引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!?何もかも失った彼らだったが、ある日、元組長の龍三(藤竜也)がオレオレ詐欺にひっかかってしまう。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がるが…。本作は、引退した元ヤクザが、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売でやりたい放題のガキどもと対決する、気分爽快な“ジジイ大暴れエンタテインメント”。藤さんを始め、近藤正臣、中尾彬ら平均年齢73歳の超ベテラン俳優たちが個性豊かでどこかチャーミングなジジイを演じ、軽快なテンポで爆笑必至と評判。公開以来、劇場では中高年~シニア層が牽引、「とにかく笑えた!」「ジジイがかわいすぎる!」というクチコミやネット上での広がりもあり、家族連れや若年層カップルの姿も増え、全国の老若男女を笑いの渦に巻き込んでいたが、GWはその勢いがさらにアップ。5月4日(月)、5日(火)の各日は、初日4月25日(土)の動員・興行収入を上回る結果となった。そして、先週末5月15日(金)には劇場動員100万人を突破、興行収入12億円超を記録。北野監督作品史上初めて、公開初週の映画観客動員ランキング1位を記録した『アウトレイジビヨンド』を越える興収も見込める数字となった。この100万人突破の一報には、“世界の北野監督”も、昔かたぎの“鬼の龍三”親分を好演し、日本映画批評家大賞「ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)」の受賞も決まった藤さんも、その喜びを隠せない様子だ。<北野武監督コメント>「映画が大ヒットして嬉しくて嬉しくて!とにかく嬉しくてたまらない!たくさんのお客さんに見て頂いてありがたいことです。見ていない方はもちろん、すでにご覧になった方も2回3回と見るとまた違った発見があります。是非、足を運んでちょーだい」。<藤竜也コメント>「100万人突破!? エーッ、ほんとうですか?…ジジイになってよかったです!!僕はしあわせものです。観に来てくれた皆さん、ありがとうございました。これから観に来てくれるみなさん、ありがとうございます」。『龍三と七人の子分たち』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年05月18日公開初日を迎えた映画『龍三と七人の子分たち』の初日舞台あいさつが25日、東京・新宿ピカデリーで行われ、藤竜也、近藤正臣、中尾彬、安田顕、北野武監督が出席した。2012年公開の映画『アウトレイジ ビヨンド』以来、3年ぶりとなる北野武監督の作品ということで、多くの観客が詰めかけた中で行われた舞台あいさつに、北野監督含めて5人が登壇。主演の藤竜也は劇中と同じように強面をイメージしたサングラス姿で登場して「別に目が悪くなったわけではありませんよ。何となくこの映画の気分で来ました」と説明しながら「映画っていうのは見られてナンボ。こうして満席のお客さんの前でごあいさつさせていただいて本当に幸せです。これで全国的にお客さんが入れば僕たち俳優にボーナスが入るので、お仲間に推薦してください」とアピール。また、龍三親分を演じた藤竜也をはじめ7人の子分を演じた近藤正臣や中尾彬ら俳優の平均年齡が72歳だったこともあり、中尾が「年金や病気の話ばっかりだったよね」と撮影エピソードを披露するなど、終始和やかな雰囲気で舞台あいさつが行われた。そんなベテランの俳優たちについて北野監督は「皆さんベテランの役者さんばかりだったので、私が演技をつける必要がありませんでしたね。端で画面を見てるだけで十分でした」と脱帽の様子。続けて「私もコメディアンなんですが、このキャスト以外にコメディアンを並べて撮ったらかなり失敗した作品になったと思います。今回皆さんの快諾をいただいてこの映画を撮れたことに感謝しています。お笑いをやったこともないのに笑いがとれる。日本の役者って上手いですよ」と絶賛していた。北野武監督が3年振りにメガフォンを執った本作は、主演の藤竜也扮する元ヤクザの親分がオレオレ詐欺に引っ掛かったのを期に、昔の仲間を呼び寄せて若者を成敗しようとする姿をコミカルに描く。
2015年04月26日北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』が4月25日(土)に公開を迎え、北野監督に主演の藤竜也をはじめ、近藤正臣、中尾彬、安田顕が舞台挨拶に登壇した。『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』が大ヒットを記録した北野監督だが、この前2作とは打って変わって、(元)ヤクザを扱いつつも笑いを前面に打ち出した本作。かつてはヤクザの大親分だった龍三とその子分たちが、オレオレ詐欺に遭遇したことをきっかけに、幅を利かせる元暴走族の若僧たちをとっちめるべく再び“組”を結成するが…。登壇陣は、一人ずつ名前をアナウンスされてステージに姿を見せたが、藤さんはサングラスをかけて登場。「別に目が悪くなったわけではありません。映画の気分で出てきました」と語り、喝采を浴びた。撮影時のメインキャストの平均年齢72歳超ということで「『来年の公開まで頑張ろうな』って言葉を交わした」(藤さん)とのことだが、無事、封切りの日を迎えた。近藤さんが「おれは大丈夫だと思ってた」と言えば、中尾さんも「おれも大丈夫だったね」とニヤリ。「ジジイって強いよ」と近藤さんは豪快に笑う。この日は、女性司会者が北野監督をはじめ高齢出演者に対し「ジジイ」という言葉を連発!登壇陣の中で最年少の安田さんは「撮影中は『ジジイ!』って言ってましたが、こうして横に立つと言葉が出てこないです」と恐縮する中で、平然と「ジジイ」を繰り返す司会者に会場は爆笑!中尾さんも思わず「ジジイって響きが魅力的になってきたね」と楽しそうに微笑んでいた。ちなみにこの“ジジイ”たちの撮影現場での会話は「昔話か年金、病気の話ばかり」(中尾さん)、「芝居の話はなかった」(近藤さん)とのこと…。この日も、登壇前に舞台袖で、朝何時に起きるかという話で盛り上がっていたそうで、藤さんは「3時半です。(夜の)8時には寝るからね。(夜は)飲まない。昼間飲んでます」と明かす。近藤さんは「おれは寝てていいなら昼間で寝てるよ」と語るが、これに例の女性司会者が「長生きの秘訣はマイペースですね」と言うと「そんなに生きてねーよ(笑)!!」と怒りまじりに返し、会場を再び笑いに包まれた。北野監督は改めて本作について、あえてコメディアンや芸人を起用せず、目先の笑いではなく芝居や設定で笑いを生んでいることに触れ「やっぱり日本の役者は上手い!普段、お笑いをやらない人でこれだけ笑わせられるってすごいこと。感謝してます」と驚嘆と感謝を口にし、会場からは温かい拍手がわき起こった。『龍三と七人の子分たち』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年04月25日背筋を伸ばしてカメラを見据える北野武監督。ポケットに手を入れたまま、口の端をわずかに曲げてニヤリと笑う藤竜也。“好々爺”などという物分かりの良い空気を微塵も感じさせない、かっこいいジジイがそこにいた。「おれは自分で普段から言ってるよ、『おれみたいなジジイは…』って」(北野監督)、「70過ぎて見てくれは確実にジジイだよね(笑)」(藤さん)と共に“ジジイ”を自認する。20代から芸能界に身を置き、常に第一線で活躍を遂げてきた2人だが、自分がジジイになってみての心境は?若い頃に思っていたジジイとのイメージに違いは?北野監督:おれが若い時は、30代からジジイだって思ってたからね。50代なんてもう死にたい、あんな歳になってよく生きてやがると思ってたけど、自分がいざ50代、60代となってみるとなんてこっちゃないね。逆に若い時の女や金に対する貪欲さとか、いろいろ欲しがってた自分が恥ずかしくってしょうがない!早く年とってりゃよかったなって思うよ。もう、若い時の思い出なんて恥ずかしいことばかりで、あの下品さを思い出すとイヤになるね。まあ、自分でいま「ジジイ」って言うことにはエクスキューズも入ってて、「おい姉ちゃん、いいケツしてるな」って言っても、セクハラじゃなく「ジジイだから」で済まされちゃうんでね。「このスケベジジイが!」って言われるのが嬉しいから、ジジイであることなんて、なんとも思わないね。藤:僕ももう確実にジジイだから、それはそれで構わないけど、変わんないっちゃ変わんないね、全然。中身は。僕はむしろ、若い時の下品さってのはもう一回、経験したいなって思うくらい楽しかったね(笑)。いろんな失敗もしたけど、もっともっと失敗しとけばよかったって思うよ。そうすりゃもっと、芝居が上手くなってたんじゃないかって。若い時の60代、70代のイメージ?そりゃ、えらいジジイだなって思ってましたよ。信じられないくらい。その歳まで自分が役者やってるなんてことは想像もつかなかったね。目の前のことしか見てなかったから。――映画さながら、現実の世界でも若者よりもジジイの方が元気なところもあり、逆に若者が「おとなしい」とも言われるが…。ジジイの目から、若者たちはどのように見えるのか?自分たちが若かったころと比べて感じる違いは?北野監督:おれらの世代はとにかく人数が多かったから、競争ばかり。芸能界に入っても、上のヤツらをどう引きずりおろすかってことばかり考えてたね。特にバラエティなんか「コント55号」と「ドリフ」にどう取って代わるのか?そればっかり考えて、いろんなネタをやってた。いまの若い人たちは、どちらかというと競争とか自分が上に立つってのではなくて、初めから自分のランクを決めてるところはあるのかな?一番上じゃなくて、2番手、3番手とか居心地のよいポジションを決めてて、「這い上がろう!」って気持ちや欲はあまりないのかなって。位置関係を自分でハナから決めて「このクラスでいいよ」っている気がする。我々の時って意味もなく「女」と「車」と「金」がほしいって気持ちが強くて、いい外車乗りてぇとかあったけどいまはまず「あきらめる」ってところから始まってて若者が「車に興味がない」って言い方するけど、ハナから選択肢から自分で消しちゃってるんじゃないかなって気がするね。でも、そうするとおのずと仕事でも「その程度の役者とかコメディアンでいいんじゃないか」って気持ちになっちまうんじゃないかなって思うよ。――スポーツ界などでも「レジェンド」という言葉がもてはやされているが、漫才ブームはおろか、80年代の終わりから90年代と監督・俳優として活躍を始めた頃にも生まれておらず、いま現在のTVや映画でしか“ビートたけし”“北野武”の名を知らない若い世代も徐々に増えている。北野監督:まあ40代から50代の人間は「たけしさんを見て育ってきました」って言い方もするけど、そのこどもの世代となるとおれが漫才やってたことも知らないし、「ひょうきん族」とか「元気が出るテレビ」も知らないから、それこそブランドとして北野武、ビートたけしを知っているというところはあるよね。「たけしさんは、監督などいろいろなことをやられて高い評価を得ている方ですよね」みたいな言い方で「お前、知ってんのか?」って聞くと「お名前は」とかね(笑)。これからそういうのも増えてくるだろうね。藤:僕はね、全然興味ないの。若いとか、年とってるとか。俳優という仕事には全然関係ないからね。子役だって一丁前の俳優ですもん。俳優としていいか悪いか?それだけのことでね。(世代間の意識差などは)あんまり感じないかな?――藤さん自身は、若い頃は上の世代を引きずり降ろしてスターの座を掴むといったギラギラした欲望は持っていたのだろうか?藤:まあ僕らは素材であって、きちんと役をやって、それを監督が使うという存在であって、あまりそこに先輩・後輩はないとは思ってましたね。若い頃からいまも。ただ競争心はありました。僕は日活にいたんだけど、入った時から「いつかここでトップになって、守衛さんに最敬礼でお辞儀してもらえるようになってやる!」って秘かに思ってたもん(笑)。若い世代からの刺激?それはありますよ。一緒にいるとマイナスイオンを吸ってるみたいな感じだね。若い世代と一緒にいると嬉しくてたまんないよ、特に女性はね(笑)。――高齢化社会の中で、“終活”――すなわち、自分の人生が終わりを迎えるのか?その準備をどうすべきかといったことが話題となっている。「生涯現役」が当たり前でもある芸能界に身を置き、そして、いまなお第一線で活躍するお2人には失礼な質問かもしれないが、自分があと何本、映画の仕事ができるのか?どのように人生の幕を引くのか?といったことを考えることはあるのだろうか?北野監督:おれは明日、急に死ぬかもわかんないからね。先の予定は立ててあるし、目的地というか、やるべき仕事やネタはその予定表に書いてあるけど、それをやりながらどこで死ぬんだろうなって考えてて、まあ全部をやり遂げられるはずもないしね。変な話、あまり未練はないっていうかな。「生きる」ことに未練はないけど、そんなに早く死ぬわけでもないだろうから…一番執着してるのは、とにかく寝ているうちに死にたいってことかな(笑)。ポックリと突然死がいいんだけど、そういうわけにもいかねえのかな…?――「これをやり遂げねば」という思いよりも、生きている限り、やるべき次の仕事があり、その仕事をこなしていくというスタンスだという。北野監督:うん、そうだな。いま働いている流れから見て、次にこんな仕事で、その次はこうなって…と予想しながら動いてるところはあるけど、あまり狂いはないしね。TVの仕事、役者の仕事、監督の仕事は多分、いままで通りのペースでやっていくことになると思うんだよね。だけど、その間にポックリ病気になって死ぬかもしれないけど、なるたけ闘病生活は短くしたいなって。まあ自分で死ぬわけにもいかないしね、ポックリと突然死んだら運がいいなおれって思うけど(笑)。――そうした仕事と死へのスタンスはいつの頃からどうやって生まれたものなのだろうか?北野監督:それこそ中学生くらいの頃の何をやっていいかが分からない頃が一番、死ぬのが怖かったんだよね、おれは。「まだ何もやってないのに死ぬのイヤだな」、「なんかやりたい」って。でもそのとき考えたら、野球が好きでもプロになるほどの体力もセンスもないし、頭も良くないどうしよう?このままおれ死ぬのか?イヤだなって思ってたけど、運よく浅草なんかに紛れ込んで、実はお笑いなんて、あまり好きな仕事じゃなかったんだけど、それでも周り見て「おれの方が面白いよな」って気持ちもあって…。そのレールに乗っちゃったらしょうがないかっていう感じでここまで来たのかな?手は抜かないでやって来たつもりなんだけどね。まあそうやって、ベクトルが決まったら、あんまりねじ曲がらないしね。これからミュージシャンになるって言ったってできないけど、映画やTVを続けるなら、よほど体が悪くなってやめない限り、そのままやってってパタッと死ねばいいなって思ってるね。藤:僕はね、ここ何年か前からなんだけど、基準があってね。「桜」なんです。「来年の桜を見られるか見られないか?」――それを基準にして、次に桜を見るまでに、できれば映画で1本、いいのをやりたいって。ただそれだけ思ってるんです。だからいま、ちょうど「今年も何とかまた桜が見られたな」という気持ちでいるんです。じゃあ、また来年まで…と言っても、こちらは役をいただけるのを待つ身なんですけどね。きっかけ?いや、自然とね、67~68歳あたりからそういう風に考え始めたんだね。「あぁ、今年も桜が見られたな」って、ふとそう思ったんですよ。――「生涯現役」というこちらの言葉に、藤さんは「そんな大層なことじゃないね。引退なんて考えたこともないし、“引退宣言”をするような、それほどの役者じゃないしね」と洒脱に笑う。藤:役者って仕事に面白味を少し感じるようになったのは30代の半ばくらいかな…。そこからは変わらないんですよ、新鮮さもやりがいも。そこから40年くらいずっと。ホントにそうなんです。飽きる?飽きるほど仕事してないからね(笑)。いまじゃ年に映画を5本も6本も撮ることないし、せいぜい1本か2本でしょ。その程度なら飽きないです。だからまた、来年も桜が見られるかな?って気持ちですね(笑)。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年04月25日●キャスティングは思惑通り北野武監督が『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)の次に手がけたのは、「ジジイが最高!!」というコピーがついた、痛快な人間ドラマ『龍三と七人の子分たち』だ。藤竜也を筆頭に、平均年齢73歳のベテラン8人の俳優陣が、個性を炸裂させ、大暴れする勇姿がたまらない。藤が演じるのは、その昔"鬼の龍三"と恐れられた強面の男だ。龍三が七人の子分と共に、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売で荒稼ぎをしている若手の詐欺グループに物申す!本作は、コントのように軽妙な会話劇をふんだんに取り入れたり、度肝を抜くようなカーチェイスなどのアクションがあったりと、一筋縄ではいかない娯楽作に仕上がった。北野武監督と、藤竜也にインタビューし、気になる撮影裏話について聞いた。――本作の脚本には、漫才の掛け合いのような会話劇が散りばめられています。北野監督は、どんな点に工夫をされましたか?北野武監督「今回のは、漫才の台本を書くようなもので、いつもやっていることだったけど、問題は役者たちがこの通りにこなしてくれるかどうかだった。漫才はタイミングが大事だけど、映画は編集で流れを作れるので、コメディアンじゃない人の方が合うと思った。コメディアンがやったら絶対面白くならないから、キャスティングはちゃんと演技の上手い人を呼んでくれとお願いした。そういう面では、思惑どおり。ゲラゲラ笑えるのは、笑わせるのが本職じゃない俳優さんたちだからだ」――藤さんは、今回かなりチャレンジングな役どころだったと思います。衝撃的なシーンもありましたが演じるにあたり、抵抗はなかったですか?藤竜也「全然なかったです。やっぱり、スケベなんですよ。ああいう思い切ったシーンを、実はやってみたかったんです。なかなかありませんから、今回は楽しんでやれました。ただ、僕は笑わせるような芝居はできませんからね。監督が『普通にやってくれればいい』とおっしゃっていただいたので、じゃあ、あとは料理してもらうだけだと思いました」――そば屋で賭けをするシーンでの、藤さんと近藤正臣さんとの掛け合いが、実に愉快でした。北野監督「藤さんと近藤さんの芝居は、客観的に見るとコントなんだけど、本人たちには、一生懸命、賭け事をやってくださいとだけ言ったんです。それがはた目で見るとめちゃくちゃマヌケで、映像で見るとすごく笑える」藤「近藤さんとは、テレビで一緒にやったことがあって、わりと気心が知れているんです。でも、『もう1回!』なんて言ったら失礼だから、けっこう気を張ってやっていました。あのシーンでは、わけがわからないけど、本当に若いのをぶん殴りたくなっていきました(笑)。ものすごくテンションが上がったんです」北野監督「初期の台本には、そば屋のネタ以外もいろいろとあったんだけど、いっぱい削ったんだ。たとえば犬が来て、オスかメスかを当てるってことで、犬が逃げた瞬間、2人で追いかけていって、タマのあるなしを確認するとか。でも、最近、野良犬ってあんまりいないし、散歩している犬を押さえつけるのも動物愛護協会に怒られるなあと。他にも、歩いてくる女の人の年を当てるとか。身分証明書を見せろというのもちょっとなあと(苦笑)。それで、そば屋の話を何個か重ねることにした」●笑いも演技も一発勝負――お二人は、初タッグとなりましたが、一緒に仕事をされてみて、意外だったと新鮮に感じた点を教えてください。北野監督「藤さんは本当に真面目な人ですね。役者だなあと。セリフは完璧に覚えてくるし、与えられた役への取り組み方がすごい。まあ、今回はあまり役を作ってこなくていいですとは言いましたが。藤さんは、あまりお笑いをやっていないと言うけど、表情がいいんですよ。ニヤっと笑う顔とかがおかしくてね。ちゃんと芝居をされているんです」藤「僕は、監督からすごくいろんなものを引き出されました。監督は吸血鬼ですから(笑)。料理人でいえば、ものすごい料理人だと思います。仮に僕が魚だったとしましょう。刺し身だとすると、新鮮なうちにすっと切って、ぱっと食ってくれるんです。べたべたやられたら、刺し身の鮮度なんかグチャグチャになって、旨くないんですよ。パワーがあって、いちばんいいところをぱっと撮ってくれて、それを使ってくれるんです。撮影も速いし、ありがたかったです。北野監督作をずっと拝見して、俳優がみんな良い理由がわかりました。みんな、いつもと違う感じがして、異様にパワーがある。たぶん同じように撮られているんでしょうね」北野監督「自分の撮り方としては、ドライ、本番なんですよ。どうせ役者さんは台本を読んできているわけだから、何回もやると飽きるでしょ。自分もテレビ局へ行って『ネタを見せてください』と言われると、冗談言うなと怒るもん。知っている人の前で2回も回されても、笑うかよって。笑いも演技も一発勝負です。失敗したらもう一回やってもらうだけ」――平均年齢73歳というベテラン俳優さんたちの現場で、北野監督が苦労された点は?北野監督「役者さんたちは、すごい経歴の人ばかり。でも、脳と肉体の衰えはちょっとだけ出る時があるんです。おいらもそうだけど、あるセリフだけが引っかかったり、出ないことがある。そういう時は、完全に台本を読んでいいから気軽にやってくださいと、カンペを作った。でも、そしたら、字が読めないと言われて困っちゃって(笑)。だんだん字がでかくなっていったら、今度はそれを読むから、目が泳ぎ出しちゃって、寄りの画が撮れなくなっちゃった。また、用意スタートが聞こえない役者さんもいたな。芝居をやりだしたら上手いんだけど、肉体的なものはしょうがないね」――藤さんたちは、同世代の方々との競演でしたが、ライバル意識などはみなさんもっていたのでしょうか?藤「それはありました。まあ、喧嘩したってしょうがないけど、いつも緊張感がありました。みんな一生懸命やるので、ギラギラしていたんです。長いシーンなどもあって、構えてないといけなかったから。もちろん、たまにはくだらない話をしたりもしていましたが、みんな猟犬みたいな感じでした」北野監督「メンバーが揃うと、みんな役者根性が出てくるからね。負けたくないという思いはあったんだろうな。でも、面白かったのが、補聴器をつけている1人が、『実は僕、これをつけているんです』と外してテーブルに置いたら、もう1人が『僕もです』と言って、同じく補聴器を置いて。2人とも置くから、お互いの声が聞こえなくて、話にならなかったこともあったみたい(笑)」●CGは、張り出したカメラを消したぐらいで、他は一切使ってない――ダイナミックなバスのカーチェイスシーンも見応えがありました。現場はいかがでしたか?北野監督「よくあそこ、貸してくれたなあと。前の日からセットを組んで、1回壊してから、もう1回立て直したりしたんだ。CGは、張り出したカメラを消したぐらいで、他は一切使ってない。あのシーンでは、龍三と子分たちが、乗らなくてもいいのにみんなバスに乗っちゃっていたんだけど、スタントマンの運転手は、腕の見せどころだからガンガンやる。みんなふらふらになっちゃったね(笑)」藤「実際、撮影現場はすごく迫力がありました。あの狭いところを壊しながら撮っていくんです。モンスターみたいなものですよ。みんながエキサイトしていました。ああ、北野組をやっているんだというワクワク感があって、ノッていました。けっこうすごかったけど、内心、はしゃいでいたんです」――本作で、北野監督は17作目となりました。本作での手応えについて聞かせてください。北野監督「映画界は今、不遇というか良い時代じゃない。冒険させてくれないし、冒険したとしても、当たらなければしょうがない。『アウトレイジ』のようなギャング映画ばっかりをやっているのは嫌だし。また、『龍三~』が当たれば、パート2ができるわけで、今度は、龍三が刑務所を出てきたところから始まるけど、おじいさんたちは入れ替えたっていいし、組を作って、老人同士の戦いになっても面白いなあと。違うところへ殴りこんじゃって『あれ? 誰もいねえ。道、間違えてねえか?』と言って、老人たちが徘徊するというのもいいね(笑)」本作で初タッグとなった、北野武監督と藤竜也は、互いに充実感あふれる表情で、現場について饒舌に語ってくれた。とにかく、本作のジジイたち、クールすぎ! 本作を観れば、ジジイパワーにノックアウトされ、清々しい気分で劇場を出ることになるだろう。『龍三と七人の子分たち』は、4月25日(土)より全国公開。
2015年04月24日北野武監督が4月14日(火)、都内で行われた最新作『龍三と七人の子分たち』の完成披露試写会に出席し、平均年齢70歳を超えるベテラン俳優たちを率いた現場の苦労を告白。さらに“予測不可能”な舞台挨拶にさすがの北野監督もタジタジだった。この日は北野監督をはじめ、藤竜也、近藤正臣、中尾彬、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健、小野寺昭、安田顕、萬田久子という豪華キャスト陣がズラリ。北野監督は「今日まで皆さんが生きていてくれて、本当に良かった。もしや舞台挨拶が“黙とう”で始まるんじゃないかと怖かった」とまずは毒舌挨拶。早くも続編に意欲を見せ「タイトルは『龍三と七人の幽霊たち』で決まり」と笑いを誘った。とはいえ、現場では苦労も多かったようで「本番の『よーい、スタート!』のかけ声が聞こえなくて、『えっ?』って聞き返す人がいた」「カンペが見えないって言うから、巨大なのを作ったけど、今度はそれをまじまじと見つめちゃって、カンペがバレバレ…」「衣装のまま、家に帰っちゃう人もいたし、衣装さんをずっと口説いているおじいさんもいた」とお手上げ状態だったのだとか。さらに舞台挨拶では「誰かがしゃべれば、誰かが話をさえぎる」「順番を無視して、挨拶を始めてしまう」というジジイ特有(!?)の場面も多々あり、これには北野監督もタジタジ。その分、本作の楽しい魅力が伝わる舞台挨拶となった。映画は元組長の龍三親分(藤さん)がかつての仲間を呼び寄せて、自分をだましたオレオレ詐欺集団の若者を成敗するコメディタッチのエンターテインメント作品。「金無し、先無し、怖いモノなし」な平均年齢72歳の“ジジイ”たちが世直しに奮闘する姿が、激シブかつ愛らしく描かれている。北野監督と初タッグを組んだ藤さんは、「人生を深く考えるような映画じゃないので、笑いのスイッチを入れて楽しんでもらえれば」とアピール。中尾さんは『アウトレイジ ビヨンド』に続く北野組参戦で、「今日はまるで養老院にいるみたい(笑)。撮影中も話題にあがるのは年金と病気、誰が死んだって話ばかり」と楽しげにふり返っていた。『龍三と七人の子分たち』は2015年4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年04月14日映画監督の北野武が、13日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~、13日は22:15~)で、「監督は役者に関わってはいけない」との持論を展開した。今回、「BISTROSMAP」のコーナーに、映画『龍三と七人の子分たち』(4月25日公開)の北野武監督と、出演者の藤竜也、中尾彬、安田顕、萬田久子が登場。北野監督の現場での様子について中尾と藤が「不愛想」「日本一不愛想」と明かし、監督自身も「一言も口きいてないのよ」と語った。中居正広が「何でコミュニケーションとらないんですか?」と聞くと、「それが一番ダメなんだよ。監督と役者のコミュニケーションなんてやるから、間抜けな映画撮っちゃう」と北野監督。「擁するに、役者に関わっちゃいけないの。常に客観的に」と続け、「食事したり酒飲んだりすると、情が出るでしょ。そうしたら冷静にその役者を見れなくなるから」と説明した。萬田も「本当に目を合わせてくださらない」「武さんのお声を聞いたことがなかった」と現場の様子を告白。北野監督は、テントの中にこもってモニターをチェックし、何かあったら助監督を通して指示をしていたという。それでも、「不愛想なんですけど救いもあるんですよ」と藤。「時々、よっぽど気に入った時に、"天の岩戸"から出てきて、おもしろかったよって。そのインパクト!」と語った。北野監督はまた、「お笑い出身だから、一発OKにしたいのよ。2回目、3回目と重ねるたびに新鮮さがなくなって」との考えも明かした。
2015年04月14日引退した元ヤクザのジジイたちが、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売でやりたい放題のガキどもをこらしめる北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』。このほど、本作が愛知県警察の防犯ポスターに活用されることが分かった。本作の主人公は、引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!?何もかも失った彼らは、普通のジジイに収まれるはずもなく、毎日くすぶっている。ある日、オレオレ詐欺にひっかかってしまった元組長の龍三(藤竜也)。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がる!前作『アウトレイジビヨンド』とはうってかわって、コメディ路線全開の“ジジイ大暴れエンタテインメント”が期待できる本作。しかしながら、本作はコメディに終始せず、オレオレ詐欺や超高齢化社会などの社会問題に対して北野監督の鋭い視線が向けられているのも特徴。そのこともあり、愛知県警察と異例のコラボレーションへと繋がったという。愛知県警察の担当者は、「防犯ポスターを通じて、一件でも振り込め詐欺被害を減らしたい」とコメント。北野武監督からも「撮影場所として、名古屋を中心に愛知県のみなさんには、ずいぶんとご協力頂いた。その上、愛知県警察に活用されるとは、ありがたいこった」と感謝の意を示した。なお、北野監督作品が警察でのキャンペーンに起用されるのは、今回が初となる。『龍三と七人の子分たち』は4月25日(土) より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年04月08日北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』(4月25日公開)の特別映像が26日、公開された。本作の主役である個性豊かな"ジジイ"たちのキャラクターの魅力が詰まった映像となっている。本作は、元暴走族の京浜連合と因縁の関係となった元ヤクザの龍三(藤竜也)が、かつての仲間を集め、龍三や子分の家族を巻き込んだ一大騒動へと発展するというストーリー。今回公開された2分半の特別映像は『俺たちに明日なんかいらない! ジジイが最高スペシャル』と題され、藤をはじめとする平均年齢72歳というベテラン俳優陣が演じる、ジジイたちのチャーミングな姿をはじめ、路線バスが爆走するカーアクションや、セスナ機の登場など、スクリーン狭しと大暴れするシーンが収められている。また、ジジイ一人ひとりのキャラクターも丁寧に紹介。かつては"鬼の龍三"と恐れられた大親分だったものの、現在は家族に煙たらがられ、オレオレ詐欺に引っかかってしまうという藤演じる龍三親分を筆頭に、丁半ばくちが大好きな若頭のマサ(近藤正臣)、寸借詐欺を図るはばかりのモキチ(中尾彬)、震える手で銃を乱射する早撃ちのマック(品田徹)など、8人の個性的なキャラクターが一気に分かる内容となっている。本編の試写後に行ったアンケートによると、20代以下の若者からの満足度が高く、彼らのジジイたちへの支持は80%以上を記録。今回の特別映像では、そんな若者たちからの「おじいちゃん超可愛い!」「ジジイ個性強すぎw」といったコメントも紹介されている。(C)2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年03月26日「サクラサク」――合格発表の吉報は、わが子に限らず嬉しいものですね。いっぽう、入学金をはじめとして、毎年発生するお金のやりくりに頭を悩ませている親御さんも多いよう。今まで志望校に合格するためのサポートで頭がいっぱいだったところに、今度は入学後のお金の問題が現れるわけで、まさに一難去ってまた一難です。日本政策金融公庫の調査によると、高校入学から大学卒業までに必要な費用は、平均で子ども1人当たり880万円だそう(「教育費負担の実態調査結果」平成26年度)。せっかく入学できたのに、途中で学費が続かないという事態は極力避けたいものです。今回は、美しく咲いたサクラを満開にするためにも、知っておきたい奨学金情報をお伝えします。■そもそも奨学金とは? 「奨学」とは、学問を奨励すること。奨学金とは読んで字のごとく、学問に励む意欲と能力がありながらも、経済的な事情でそれが難しい学生を応援するシステムです。もっとも多く利用されているのは、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金ですが、ほかにも大学独自の奨学金や地方自治体の奨学金、民間団体の奨学金などもあります。基本は「いつかは返すお金」ですが、なかには返還不要のものもあります。また、奨学金に類似した「教育ローン」というものもあります。それぞれの特徴をおさえておきましょう。■奨学金の種類(1) 返還しなくていい「給付型奨学金」奨学金といえば「貸与型」、つまり卒業後に返済する義務のあるものがよく知られていますが、返還義務のない「給付型」奨学金というものがあるのはご存じでしょうか。少子化で学生の数が減っていく中、優秀な学生を集めたいという意図から、私立大学などで採用するところが増えているようです。企業や財団、自治体などで設定している場合もあります。給付型奨学金の中でも、入学前に申請し、合格時にもらえるかどうかがわかる「予約型」と、入試の成績や入学後の成績が審査対象となる奨学金とがあります。給付額などの詳細は各学校で異なりますが、卒業後の返済がない分、それなりの成績が要件となります。もちろん、卒業後は学んだことをもとに社会への貢献を期待されていることも自覚しましょう。学生の本分である勉学に励んで、なおかつ返還不要な奨学金を取得できるのであれば、学生にとっては一石二鳥。学ぶ意欲と能力があるのに経済的な負担がネックとなっている場合は、この給付型奨学金の存在を知っておいて損はないはずです。ただし、情報を探しにくいのがちょっと難点。事前に、余裕を持ってリサーチしておくことをおすすめします。では、(その2)では、よりメジャーな「貸与型奨学金」と「教育ローン」を解説していきましょう。
2015年03月23日引退した“元ヤクザのジジイたち”VSオレオレ詐欺&悪徳訪問販売の“ガキども”の対決を描く、北野武監督の17作目となる最新作『龍三と七人(しちにん)の子分たち』が4月25日より劇場公開となる。このほど、本作の公開まで8週連続で配信されているWEBマガジン「週刊 龍三セブン」の第4号に、「三代目J SOUL BROTHERS」のリーダーで、大の北野作品ファンというNAOTOが登場していることが分かった。本作は、かつては“鬼の龍三”と恐れられた親分・龍三(藤竜也)を始めとする引退した元ヤクザのジジイたちが、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売でやりたい放題の最近のガキどもと対決する、気分爽快まちがいなしの“ジジイ大暴れエンタテインメント”。藤竜也、近藤正臣、中尾彬、品川徹ら平均年齢72歳(※公開発表時)の超ベテラン俳優たちが個性豊かでどこかチャーミングなジジイを演じ、軽快なテンポで進む本作は、試写アンケート結果ではどの世代よりも20代以下の若者からの満足度が高く、女性層からも「おじいちゃん、可愛い!」という声が聞かれるなど、世代・性別を超えて楽しめると話題に。その公開に先駆けたWEBマガジン「週刊 龍三セブン」では、毎回各界の著名人を迎え、本作の見どころを語るロングインタビューと、本作に登場する大暴れジジイ8人を毎週1人ずつ大フィーチャーする“今週のカバージジイ”を毎週配信しており、好評を博している。前回の第三号まで、ビートたけしのものまねでも人気の松村邦洋、「テラスハウス」の今井華、「百獣の王」こと武井壮がインタビューゲストとして登場。そして第四号となる今回は、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのダンス&ボーカルユニットのリーダーとしてのアーティスト活動のみならず、俳優としても活躍の場を広げる「三代目J SOUL BROTHERS」のNAOTOが、本作の魅力を熱く語る。『その男凶暴につき』や『ソナチネ』など、初期作品からほとんどの北野作品を観ているというNAOTOさんは、前作までとは全く異なるコメディタッチのエンターテイメントとなった本作について、「もうゲラゲラ笑わせてもらいました。でも、笑いだけじゃない、現代社会に対する風刺も込められていて、全編通して何が起こるか本当に分からない極上のエンターテイメントですね!」と大絶賛。さらに、藤さん演じる龍三親分ほか大暴れジジイたちについては、「パワフルなおじいちゃんたちの青春、生き様を目に焼き付けてほしいですね。たくさん笑えて、日本を元気にしてくれる映画だと思います」と語り、「みんなかっこよくてチャーミングだから、僕もそんなジジイになりたいと思います!」と、“ジジイたち”への憧れを感じた様子。特に、映画『サクラサク』(’14)で共演した経験もある藤さんには「激かっこいい!渋すぎます!」と心酔、「自ら役にアプローチしていく姿勢が本当にかっこ良くて、すべてにおいて勉強になりました」と、その徹底した役作りへのリスペクトを明かし、「スクリーンに映っている藤さんはさらに輝きまくっています。圧倒されました」と語っている。また、インタビューと並行して毎週1人ずつジジイを徹底紹介する“今週のカバージジイ”は、NAOTOさんが「めちゃくちゃ面白かった!お気に入りのキャラクター」としてあげた、プルプル震えた手で拳銃をかまえる「早撃ちのマック」(品川徹)を紹介。ほかにも未発表情報が盛りだくさんのWEBマガジンで、本作をいっそう楽しめることになりそうだ。(text:cinemacafe.net)
2015年03月23日シンガーソングライターの北野里沙が、6月13日(土)に東京・よみうり大手町ホールで「北野里沙コンサート~母からの手紙~」を開催する。同公演に向けて、ぴあのインタビューに答えてくれた。【チケット情報はこちら】北野は昨年9月に、6月の公演のサブタイトルにもなっているシングル『母からの手紙』でメジャーデビュー。「CDをリリースするまではその事で頭がいっぱいでしたね。発売してからはインストアライブなどを行い、今年に入ってからはミュージカルにも出演させていただきました。そのミュージカルもCDをリリースした事がきっかけでいただいた話だったので、リリースが全ての活動に繋がっていった感じですね」と振り返った。ホールワンマンについて聞くと「私の事を見に来て下さる人の前でコンサートを行なうのは、その方々の表情を見ることができるので純粋に凄く楽しみです。サブタイトルに『母からの手紙』とつけたのは、この曲はもっともっと色々な方に広がっていって欲しいという想いがあるので、サブタイトルに入れました」と説明。続けて「歌う人、聴く人、って言う風に別れるのではなく、私のコンサートの場合は歌いたければ立ち上がって一緒に歌ってもらっても良いと思っていて。“私が歌っています!”と言う感じでカリスマっぽくライブを魅せるのも良いと思うんですが、私はお客さんに寄り添えるような歌を歌いたいとずっと思っています。それは私自身が歌に救われた経験があるから。本当であれば目線もお客さんと同じ高さで、会場を周りながら歌いたいぐらいに思っています(笑)」と語った。6月の公演の中身について聞くと「バンドにドラムを入れたりとか、曲に対してもっと親しみを持っていただくにはどうすれば良いかは考えていますね。あと、色々なジャンルの音楽をひとつのコンサートで楽しんでもらいたいなって思っています。元々色々なジャンルの架け橋になりたいと思っていて、以前、私のコンサートに来てくださったお客さんが、私が音楽を始めたきっかけがオペラの曲だったと言うのを知り、実際にクラシックやオペラに触れ合ったという話を聴いて、本当に嬉しかったんですね。こうやってワンマンをできるようになったので、私のコンサートをきっかけに色々なジャンルに触れ合ってもらいたい」と話した。今後の活動の展望について聞くと「私は365日ステージに立つ、というのが目標なので、今年出演させていただいたミュージカルもそうなんですが、ライブだけじゃなく、お客さんと触れ合える機会をもっと増やして行きたいですね。あとは今ちょうど6月のコンサートに向けて新しい曲を作っているんですが、その中でギターを弾けたら良いなと思って作った曲があるんです。なのでこれからは色々な楽器にも挑戦したいなと思っています。6月の公演でギターを皆さんの前で披露できるかはまだ分からないですが(笑)」と語った。「北野里沙コンサート~母からの手紙~」は6月13日(土)東京・よみうり大手町ホールにて。チケットは発売中。
2015年03月18日北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』(4月25日公開)の公開に先駆け、劇中映像を使用した映画館マナーCM「ジジイ映画の楽しみ方」が13日、公開された。CMでは、龍三親分(藤竜也)、はばかりのモキチ(中尾彬)、早撃ちのマック(品川徹)ら"ジジイ"たちや、敵対する若造軍団のボス西(安田顕)が登場し、「電話をする」「どなる」「お金をせびる」「仁義をきる」など、映画館でのマナー違反となる行動を紹介し、マナーを守るように訴える映像になっている。また、"ジジイ"たちが集い楽しそうに笑っている姿や、オシャレをして行儀よく座っている姿を合わせて紹介し、「楽しい時に笑う」「オシャレして鑑賞する」「仲間と観る」など、映画をよりいっそう楽しめる見方も合わせて紹介。映像の最後には、守らないと「全員逮捕!」と村上刑事(ビートたけし)の決めぜりふで違反防止を呼びかけている。この映像は、14日より全国の109シネマズでも上映される予定だという。本編では、引退した元ヤクザの龍三は、オレオレ詐欺に引っかかったことをきっかけに、元暴走族の京浜連合と因縁めいた関係に。龍三はかつての仲間を集め、「一龍会」を結成。京浜連合のやることをことごとく邪魔しまくる。やがて、"ジジイ"たちを疎ましく思うようになってきた京浜連合と一龍会の対立は、龍三や子分の家族を巻き込んだ一大騒動へと発展する。(c)2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年03月13日サクラクレパスのライセンシーである豊島は10日、ビームスが展開するブランド「B:MING LIFE STORE by BEAMS(ビーミング ライフストア バイ ビームス)」とコラボレーションしたアイテムを発売する。○12色のカラーがモチーフ同シリーズは、サクラクレパスの12色のカラーをモチーフに、「B:MING LIFE STORE by BEAMS」が企画した新入学グッズ。太いボーダーとギンガムチェックのリバーシブル仕様の上履き袋や巾着袋、トートバッグなどを販売する。また、特別仕様として「サクラクレパス×B:MING」のダブルネームのタグがあしらわれているので、グッズに子供の記名が可能に。新入園・入学のお祝いやギフトにもオススメだという。ラインナップは上履き袋、万能巾着袋、ナップザック、トートバッグなど。全国の「B:MING LIFE STORE by BEAMS」各店舗で発売する。なお同商品1枚につき10円が教育美術振興会に寄附され、活動に役立てられる。
2015年03月11日北野武監督の最新作『龍三と七人(しちにん)の子分たち』で安田顕が元暴走族の詐欺集団のボスを演じている。劇中では藤竜也演じる引退した元ヤクザと激しい戦いを繰り広げており、安田の出演シーンの映像が公開になった。『龍三と七人の子分たち』映像本作は、金無し、先無し、怖いモノ無しのジジイ軍団が、“世直し”のために立ち上がる様を描いた作品。このほど公開された映像は、安田演じる西率いるオレオレ詐欺集団の本拠地ビルに、龍三らジジイたちが乗り込んできて両者が対峙する場面。安田はこれまで以上にクールで鋭い役どころを演じており、ファンも思わず驚く映像になっている。安田は演劇ユニットTEAM NACSのメンバーで、シリアスな役どころから三枚目のキャラを活かしたコミカルな役まで幅広く演じることのできる人気俳優だが、北野作品への出演は初めて。撮影中は藤らとあえて距離をとって役づくりに反映させたそうで、北野組の撮影について「とにかく(撮影のスピードが)速いんです。その速さにも理由があって、監督の現場でのひらめきや発想が凄く大きく、その場でモノが変わっていくのに対応しなければいけないので、凄く集中できます」と言い、「この現場にいれることが本当に幸せです」とコメントしている。『龍三と七人の子分たち』4月25日(土) 全国ロードショー!
2015年02月12日北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』の公開を記念して、劇中で大暴れする主人公ら“ジジイたち”のイラストをプリントした“痛快!モバイルクリーナーステッカー”付特別鑑賞券・ムビチケカードが、1月31日(土)より全国の上映劇場で発売されることが決定した。その他の写真本作は、引退した元ヤクザの親分が昔の仲間たちと団結して、世直しのため、詐欺集団のガキどもに立ち向かう姿を描いたジジイ大暴れエンタテインメント。主演の藤竜也が龍三を演じ、その子分である7人のジジイを近藤正臣、中尾彬、小野寺昭、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健が演じる。モバイルクリーナーステッカーは、ステッカーとしてモバイル機器の裏に貼り付けることができ、剥がせばクリーナとしても使えるグッズ。イラストは全10種類あり、龍三親分とジジイ7人のほか、安田顕演じる若造詐欺師集団のボス・西と、ビートたけし演じる刑事・村上の2種類がレアキャラとして用意されている。イラストの横には龍三親分の「義理も人情もありゃしねぇ」など、それぞれの決めゼリフもプリントされている。今回の特典は、本編完成後に実施した試写アンケートで「ジジイたちのキャラが濃い!」や「ジジイたちがかわいい!」と支持されたことを受けて、藤、近藤、中尾ら超ベテラン俳優たちが演じる“ジジイたち”をかわいいイラストにすることが決まったという。『龍三と七人の子分たち』4月25日(土)全国ロードショー
2015年01月30日17作目となる北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』。『アウトレイジ』シリーズとはうって変わって、平均年齢72歳の超ベテラン俳優が演じる個性豊かな“ジジイ”たちが大活躍する本作から予告編と共に最新ビジュアルが到着した。本作の主人公は、なんと引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!?何もかも失った彼らは、普通のジジイに収まれるはずもなく、毎日くすぶっている。ある日、オレオレ詐欺にひっかかってしまった元組長の龍三(藤竜也)。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がる――。今回公開された予告編は、藤竜也演じる龍三がオレオレ詐欺にひっかかるシーンから始まり、西(安田顕)率いる“詐欺集団のガキ”たちの「ジジイに邪魔されまして…」「ジジイが…」という台詞が鳴り響く中、龍三と七人の子分たちのジジイたちが意気揚々と大暴れする様がテンポよく描かれている。その“ジジイ”たちをまとめるのが、北野作品初出演となる藤竜也。そのほかに若頭のマサ(近藤正臣)、はばかりのモキチ(中尾彬)、神風のヤス(小野寺昭)、早撃ちのマック(品川徹)、ステッキのイチゾウ(樋浦勉)、五寸釘のヒデ(伊藤幸純)、カミソリのタカ(吉澤健)と各キャラクターが集結。さらに本作の監督を務めるビートたけしも、龍三たちと昔からの顔なじみの刑事・村上役として登場する。『アウトレイジビヨンド』以来2年ぶりとなる北野作品だが、本作では20代以下の若者からの満足度がどの世代よりも高い80%以上を記録するという驚きの結果に。「『アウトレイジ』は怖くて観られなかった」という声が多い女性層からも支持を得ているよう。最新ビジュアルにも「ジジイが最高!!」「俺たちに明日なんかいらない!!」というコピーとともにズラリと並ぶ超ベテラン俳優陣。この春、若者に負けじと大暴れする個性的なジジイたちに釘付けになりそうだ。『龍三と七人の子分たち』は4月25日(土) より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月27日北野武監督の最新作『龍三と七人(しちにん)の子分たち』の予告編映像が公開になった。藤竜也演じる引退した元ヤクザと彼の七人の子分たちが、詐欺集団のガキどもに立ち向かうエンターテインメント作品で、モニター試写会では若い世代から支持を集めているという。予告編映像本作は、金無し、先無し、怖いモノ無しのジジイ軍団が、“世直し”のために立ち上がる様を描いた作品。このほど公開された予告編では引退した元ヤクザの龍三のもとに“オレオレ詐欺”の電話がかかってくる場面から始まり、やがて龍三のもとに子分たちが集結し、詐欺集団のガキたちと対決する場面がテンポよく描かれる。またビートたけし演じる刑事も登場。プルプルと震える手で拳銃を構えるジジイ、足下がおぼつかないジジイなど個性的なキャラクターのジジイたちに魅了される映像だ。藤の他に、龍三の子分役で近藤正臣、中尾彬、小野寺昭、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健が出演。完成後に実施されたモニター試写会では20代以下の観客やどの世代より高い支持を寄せているそうで、女性からも高評価が集まっているという。『龍三と七人の子分たち』4月25日(土) 全国ロードショー!
2015年01月27日デビュー作『カケラ』が国内外から高い評価を受けた新進監督の安藤桃子と、出演作ごとに圧倒的な存在感を放つ女優の安藤サクラ。実の姉妹であるふたりは“いつか一緒に映画を”との想いを互いに抱いていたという。その姉妹の想いがこのたび結実した。その他の写真安藤桃子監督の長編第二作にして主演に安藤サクラを迎えた『0.5ミリ』は、監督自身が書き下ろした同名小説の映画化。自身の介護経験に着想を得た物語は、当初から妹を想定して書き上げたという。「私がひとつなにか物語を創作しようとなるとき、いつも主人公はサクラなんです。実はデビュー作の『カケラ』もそう。ですから、小説の段階から“映画化したときの主人公はサクラで”と思っていました」(桃子)「そのことを姉から聞いて、小説はすぐに読みました。以前から姉は“次は一緒に映画を撮る”と決めていたので、それがついに実現できるのがうれしかったです。それにこの主人公は俳優としてもすごく憧れる主人公像。全力で“サワ”という人物を表現して、この作品で姉妹最強タッグを組みたいと強く思いました」(サクラ)安藤サクラ演じるのは、情の厚い介護ヘルパーの山岸サワ。“冥土の土産におじいちゃんと一緒に寝てもらえないか”との依頼を断りきれなかったばっかりに仕事もお金も家も失ってしまった彼女は生活のため、今度は困っている老人宅に居候する“おしかけヘルパー”となる。作品は、そんな彼女と老人たちの織り成す笑いあり涙ありの人情ドラマから、高齢化や格差といった現代日本の問題が透けて見えてくる。「姉はいろいろなところにアンテナを張っている。改めてすごい人だなと思いました」(サクラ)ただ、そういった社会風刺の効いたドラマである一方で、実に魅力的なヒロイン映画でもあるといいたい。196分の長さなど気にしないでほしい。なぜなら、おそらく山岸サワ=安藤サクラから目が離せなくなるから。今まで見たことがないチャーミングな安藤サクラがここに存在する。「私は生まれたときからサクラをずっと見てきた。彼女にはまだ隠された魅力がたくさんある。今回、その一端は引き出せたかなと思っています」(桃子)父・奥田瑛二、母・安藤和津という両親と同じようでいて重ならない、独自の道を歩み始めた安藤桃子とサクラの姉妹。今後のさらなる飛躍が期待されるふたりの互いの感性が存分に発揮された1作に注目したい。『0.5ミリ』公開中※取材・文・写真:水上賢治
2014年11月12日サクラホテルが経営する24時間営業の「サクラカフェ池袋」は、青森県にある東北牧場と協力し、完全有機栽培で育てたトマトをふんだんに盛り込んだチーズフォンデューやコラーゲン入り薬膳鍋を、秋冬期間限定の新コースメニューとして提供開始した。○チーズフォンデューやコラーゲン入り薬膳鍋を提供「トマトチーズフォンデューコース」は、盛夏にとれた東北農場の完熟、完全無農薬のトマトを使用した同店オリジナルメニュー。そのほか、前菜やパスタなどを含む、飲み放題付きのコースとなる。料金は4,800円(税込)。「コラーゲン入り薬膳鍋【パクテー】コース」は、コラーゲン入りの薬膳鍋、そのほか前菜やパスタなどを含む飲み放題付きのコース。鍋に白飯を入れてクッパのように楽しむこともできる。料金は3,800円(税込)。各コースは4名以上から予約可能。ディナータイム18時~22時15分(L.O.)のみでの提供となる。また、同店では外国人宿泊が9割ということもあり、定期的に顧客との共同レシピ開発を行い、世界中の家庭料理を提供。ヨーロッパ・中東・南米・アジアなど、世界中から集めたビールも好評だという。同店の所在地は、東京都豊島区池袋2-40-7 サクラホテル池袋 別館1階。営業時間は24時間。
2014年11月11日北野武監督の最新作『龍三と七人(しちにん)の子分たち』が来年4月に公開されることが決定し、特報映像が公開になった。藤竜也演じる引退した元ヤクザと彼の七人の子分たちが、詐欺集団のガキどもに立ち向かうエンターテインメント作品だ。『龍三と七人の子分たち』特報映像“全員悪人”のキャッチフレーズで映画ファンをわかせた『アウトレイジ』シリーズに続く、北野監督の新作は、金無し、先無し、怖いモノ無しのジジイ軍団が、“世直し”のために立ち上がる様を描いた作品だ。北野監督は「今回の作品はメインキャストが高齢なんで、作品の公開日までとにかく元気でいて欲しい。誰かの遺作になっちゃったりしないよう、皆さんの健康が心配でしょうがないね」と語るも「ローリング・ストーンズやポール・マッカートニーに象徴されるように、国際的にもジジイたちが大活躍している時代であることを、あらためて思い知れって若者たちに言いたいね。随所にギャグを散りばめ、コメディ・タッチに仕上げてあるから、世代を超えて楽しめる娯楽作品だな。笑ってくれればそれでいいよ」とコメント。すでに映画は完成しており、ビートたけしも出演しているという。主演の藤は初の北野作品で「オファーの話を初めて聞いたとき、監督ご本人とは面識もなかったので「出てくれ、出てくれ詐欺」かと思いましたね」と振り返るも「僕も長い間、役者をやらせてもらっているので、現場では監督の意向やシーンの流れなど何となく見当がつくんだけど、北野監督はあまり指示を出さないので、自分のアンテナを鋭敏にしないといけないし、とても考えさせられました。ジジイたちにはボケ防止にちょうど良かったんじゃないかな。毎年また、来年の桜の花を見られるようにと思って生きているので、来年は北野監督の作品と桜を一緒に観られるなんてとてもおめでたい気分です」と感想を寄せている。藤の他に、龍三の子分役で近藤正臣、中尾彬、小野寺昭、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健が出演。平均年齢72歳のベテラン俳優たちがタイトルロールを演じ、『座頭市』『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』に続いて鈴木慶一が音楽を務める。『龍三と七人の子分たち』2015年4月25日(土) 全国ロードショー!
2014年11月06日北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』が2015年4月25日から公開されることが決定し、俳優・藤竜也が北野作品初出演にして主演を務めることが5日、明らかになった。『アウトレイジ ビヨンド』から2年。待望の最新作は、元ヤクザの"ジジイ"たちの活躍を描き、高齢化社会やオレオレ詐欺など昨今の社会問題に切り込みながらも、世代を超えて楽しめるコメディタッチのエンタテインメント作品となっている。4月28日にクランクインし、6月29日にクランクアップ。本編はすでに完成しているという。物語は、藤竜也演じる元組長がオレオレ詐欺に引っ掛かってしまったことにはじまる。「若者に勝手な真似はさせられねぇ」とかつての子分7人を呼び寄せ、金も居場所も失って毎日くすぶっていた"ジジイ"たちが世直しに立ち上がる。子分役には北野作品初出演となる近藤正臣のほか、中尾彬、小野寺昭、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健といった平均72歳のベテラン俳優が起用された。北野監督はビートたけし名義で役者としても出演している。本作について北野監督は、「今回の作品はメインキャストが高齢なんで、作品の公開日までとにかく元気でいて欲しい。誰かの遺作になっちゃったりしないよう、皆さんの健康が心配でしょうがないね」とおなじみの毒舌を交えながらも公開が待ちきれない様子。「でも、ローリング・ストーンズやポール・マッカートニーに象徴されるように、国際的にもジジイたちが大活躍している時代であることを、あらためて思い知れって若者たちに言いたいね」と映画に込めた思いを語り、「随所にギャグを散りばめ、コメディ・タッチに仕上げてあるから、世代を超えて楽しめる娯楽作品だな。笑ってくれればそれでいいよ」と北野節で呼びかけた。一方の藤竜也は、「監督ご本人とは面識もなかったので『出てくれ、出てくれ詐欺』かと思いましたね」と出演オファーが信じられなかったようだが、「僕も長い間、役者をやらせてもらっているので、現場では監督の意向やシーンの流れなど何となく見当がつくんだけど、北野監督はあまり指示を出さないので、自分のアンテナを鋭敏にしないといけないし、とても考えさせられました」と発見も。「ジジイたちにはボケ防止にちょうど良かったんじゃないかな。毎年また、来年の桜の花を見られるようにと思って生きているので、来年は北野監督の作品と桜を一緒に観られるなんてとてもおめでたい気分です」と喜びを語った。また、森昌行プロデューサーは、誤解を招かないようにと「ついに北野監督が初めて現代日本にメスを入れた社会派の映画を完成させた!? そんなわけないでしょ…」と前置きした上で、「出来上がったのは、コメディ・タッチでありながらも哀愁も感じさせてくれ、そしてその絶妙のバランスに感動すら覚える北野武監督ならではの個性的で魅力あふれる新しい映像の世界です」と世界観を説明。「『ジジイ』がこれからの時代のキーワードであることも教えてくれる必見のエンターテイメント・ムービーです」とアピールしている。同日に公開された予告編は、「おい! ジジイ!」「ジジイが俺らにケンカ売んのか?」「てめぇ、ジジイに脅かされて逃げてきたってなんだよ!」「ジジイに邪魔されたので…」などのセリフで"ジジイ"連発。杖やナイフを振り上げたり拳銃を放ったりと、「金無し、先無し、怖いもの無し」"ジジイ"たちの暴れっぷりが伝わる内容となっている。(C)2015『龍三と七人の子分たち』製作委員会
2014年11月06日現在開催中の第27回東京国際映画祭で、今年から新設された「SAMURAI (サムライ)」賞の初年度の受賞者として北野武監督が10月25日(土)、六本木ヒルズにて行われたトークイベントに登壇。これまで大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』(’83)での俳優業に加え、『その男、凶暴につき』(’89)や『ソナチネ』(’93)、『座頭市』(’03)、『アウトレイジ』シリーズなど映画監督としても国際的に支持を得てきた、北野監督。この日は「ぴあフィルムフェスティバル」各賞の受賞監督、「日本学生映画祭」の受賞監督らも出席し、トークショーの前半では若手監督たちからの質問に対し、北野監督は「自分が描きたいものを自分なりに描けばいい。でも、嫌いなものも認めるという余裕も必要で、自分の好きなことを他の意見もあると思いながらつくっていけばいいんじゃないか。みんなマジメすぎるよね。余裕をもって、常に自分を客観的に見た方が追い詰められなくていいと思う」と、独自の映画論について時に冗談を交えながら語る。トークショー後半では、日本映画に造詣が深いトニー・レインズ氏(映画製作者/映画評論家/キュレーター)とクリスチャン・ジュンヌ氏(カンヌ映画祭代表補佐)も登壇し、日本映画について議論が交わされた。日本映画に興味を持つきっかけとして、黒澤明や溝口健二、小津安二郎などの名監督の名を挙げたレインズ氏とジュンヌ氏。最近の日本映画について、レインズ氏は「映画の未来は今、この舞台の上にいる若い監督たちによって作られます。かのオーソン・ウェルズ監督(『市民ケーン』など)の有名な言葉で、『彼らは、未来を使い果たしてしまった』というものがありますが、大会社による映画製作は終焉を迎えています」と自身の見解を語る。これにジュンヌ氏も同意し、「映画の未来は若手監督にあり、これは日本映画に限らず、全世界的な映画製作について言えることです。世の中の変化と共に監督も変わり、映画のメッセージもその伝え方も変わるでしょう。若手監督の皆さんが伝えたいメッセージを発信できることを願っています」と胸の内を明かした。いまでこそ“巨匠”と呼ばれ、カンヌ・ヴェネチア・ベルリンなどの海外の映画祭でも大勢のファンを抱える北野監督。この日は、映画監督として駆け出しの頃のエピソードも披露した。「日本で作品の悪口ばかり言われていた時に初めて評価してくれたのがトニーさんで、いまだに恩義を感じている。だから若手監督のみなさんも、誰がどこで見ているか分からないので、好きな映画を撮った方がいい」。さらに、映画監督としてどうすれば大成するのか?という話になると「何が必要かなんて、どうすれば宝くじが当たるかというような話だから、それは自分で探すしかない。参考意見として(周りの意見)は受け止めていいけども、作るのは自分だから。自分の世界を構築することがベストであって、自分で新しいものを見つけるかもしれない。私は『がんばれ』とは言いません。若い芽は早く摘んでおいた方がいいですから」と、最後は辛口のコメントで若手監督たちにエールを贈っていた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2014年10月27日第27回東京国際映画祭で新設された"SAMURAI(サムライ)賞"の第1回受賞者となった北野武監督が25日、東京・六本木ヒルズで行われた受賞記念スペシャルトークイベントで、若手映画監督たちと"日本映画の今と未来"をテーマに語り合い、商売の観点から見た映画について意見を述べた。北野監督は、漫画原作の実写映画が最近多い理由について、「客が入るから」とコメント。「よくわからない台本にお金を払う勇気のある映画会社、配給会社がない。ヒットした漫画や売れた小説とか、当たっているものを映画化した方が客は入るだろうと」と説明し、「原作者不足というか、脚本家のいいのもいなくなっている」と問題を提起した。そして、「エンターテインメントの商売として考えればしょうがない」との考えを示した上で、「そのうち、そういうものにダメだなと思うような、いい映画が出てほしい」と期待した。自身の監督作品についても、「最近、わけわかんない暴力映画ばっか撮っているのは、客が入るからだけ」と暴露。「そういう社会との妥協も必要」と語った。また、「映画に規定はない。自分が描きたいものを自分なりに描けばいい。でも、他人は違うよと言ってはいけない」と若手監督にアドバイス。「俺はアニメなんか大嫌いだけど、宮崎駿なんか本当嫌いだけど、認めています。あれだけのお金を稼ぐすごいアニメだなと思います」と毒舌トークを繰り広げ、「嫌だと思っているものも認めなきゃいけないという、余裕のある頭は必要」と伝えた。
2014年10月26日第27回東京国際映画祭で新設された"SAMURAI(サムライ)賞"の第1回受賞者となった北野武監督が25日、東京・六本木ヒルズで行われた受賞記念スペシャルトークイベントで、若手映画監督らと"日本映画の今と未来"について語り合い、その中で、日本の映画業界を批判した。北野監督ははじめに、「漫才大賞もらって、映画の賞もらって、前科までもらったのは日本で俺しかいない。日本の芸能界の歴史そのもの、歴史の汚点そのもの。光栄に思っています」と北野流に受賞の喜びを表現。若手監督とのトークの中では、「日本の映画が最低なところは、映画製作会社が劇場と関連していること」と、日本の映画業界を批判。「一番ひどいと思うのはアカデミー賞。アカデミー賞の日本代表は、日本のアカデミー賞で推薦された作品しかノミネートされない。自分の映画がアカデミー賞に推薦されたことは一回もありません」と訴え、「最優秀賞もたいてい松竹、東宝、東映、たまに日活」と、大手ばかりだと指摘した。「今までとったアカデミー賞の推薦の映画を見てください。大手3社か4社以外の作品がとったことはほとんどないから。全部持ち回りなの」と批判は続き、「だれが選んだかって言ったら、アカデミー賞の会員が選んだって。アカデミー賞の会員なんていないんだから。そういう汚いことばっかやっているから日本の映画がダメになる」と怒りを爆発させた。さらに、「それを声上げて言わない新聞社。映画のCMをもらっているから悪口を書けない。4人くらい立っただけなのに『スタンディングオーベーション15分』とか平気でメディアも書くからわかんなくなる」とメディアも批判。思いをぶちまけた北野は「愚痴大会みたいになっちゃった」とつぶやいた。
2014年10月25日2001年にドリームキャスト用ゲームソフトとして発売され、その後PlayStation2やPCにも移植された人気ゲーム『サクラ大戦3』に登場する「エリカ・フォンテーヌ」と愛機「光武F2」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。価格は6,296円(税抜)。エリカ・フォンティーヌは、巴里を守護する秘密部隊「巴里華撃団」花組の一員で、『サクラ大戦3』のメインヒロイン。今回は、劇中でエリカが搭乗する愛機「光武F2」とともにセットでねんどろいど化される。オプションパーツには、エリカの武器でもあるサブマシンガンの「ラファエル」と"おはようダンス"に欠かせない「マラカス」も付属。「光武F2」搭乗時用の戦闘服と表情パーツ「叫び顔」が付属し、戦闘中の凛々しいエリカの姿を再現することができる。また、おさげ部分は左右に可動するため、ポージングによっておさげの方向も変えることも可能。原型制作は伊藤霊一氏が担当している。また、エリカとともにねんどろいど化された愛機「光武F2」は、デフォルメサイズながらも細かく造形。左肩には胴体と同じく十字架のペイントが施され、特徴的な背部の白い翼や右腕にガトリングアーム「ザカリエル」、給弾ベルトで繋がったドラム弾倉や銃身まで丁寧に作りこまれている。「光武F2」の上部分を開け、搭乗用の上半身パーツを使用するとエリカを搭乗させることも可能。2012年8月に発売された『ねんどろいど 真宮寺さくら&光武セット』と同様、プレイバリューの高い仕上がりとなっている。『ねんどろいど エリカ・フォンティーヌ&光武F2』の商品価格は6,296円(税抜)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は11月5日21:00。商品の発売および発送は、2015年1月を予定している。(C)SEGA(C)RED
2014年10月07日