小栗旬、森山未來らが出演するアクション・エンターテインメント大作『髑髏城の七人』の予告編映像がこのほど公開された。『髑髏城の七人』予告編本作は、劇団☆新感線の人気公演をデジタル技術を駆使してスクリーンで楽しむ“ゲキ×シネ“の記念すべき第10弾。天下統一をかけて武将たちが割拠していた戦国の世を舞台に、たった7人で2万を擁する関東髑髏党に戦いを挑んだ者たちの活躍を痛快に描く。本作は、中島かずき作、いのうえひでのり演出による劇団の代表作のひとつで、小栗、森山、早乙女太一、小池栄子、勝地涼、仲里依紗ら若手キャストを迎えて昨年上演した舞台を18台ものカメラを駆使して収録。このほど公開された予告編では、ひょんなことから戦乱に巻き込まれる捨之介(小栗)、関東髑髏党を束ねる最強の男・天魔王(森山)ら主要な登場人物を次々に紹介しながら、ダイナミックな殺陣、ポジション/ポーズまで完璧に計算された登場シーン、耳に残るキメ台詞の数々、そして観客を魅了する熱い人間ドラマの一端が紹介されている。エンターテインメントであることを純粋に追求し、重厚な劇世界を構築しながら毎公演、面白さとカッコよさを失わずに走り続けてきた劇団☆新感線だけに、予告編も痛快な描写が続々登場。映画館の客席が一体になるような、思わず歓声があがるような興奮必至の作品になりそうだ。『髑髏城の七人』2013年1月12日(土)より全国ロードショー
2012年11月14日公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローは10月31日、運営する「名古屋観光情報名古屋コンシェルジュ」のスマートフォン用サイトを開設した。開設されたサイトはPC用サイトのコンテンツをスマートフォンのような小型画面でも見やすいように画面構成したもの。トップページにはFlashなどの動画が無いのでストレスなく表示される(表示速度は機種や回線の状態、地域により異なる)。さらにPCサイトに飛ぶコンテンツは見出しの横に「PC」と表示されており、利用者に配慮した画面設計だ。タイトルロゴの下には「見る・遊ぶ」、「食べる」、「イベント」、「お土産・買う」、「泊まる」、「新着情報」のメインメニューがスマートフォンで操作、表示しやすいよう、大き目のアイコンで縦2列に並ぶ。コンテンツは「ピックアップイベント」、「なごやガイド」、「新着情報」、「特集記事」のほか、「なごや今昔紀行」、「キテ!観て!名古屋」などのコンテンツが縦1列に表示されて見やすいものとなっている。コンテンツの内容を一部紹介すると、名古屋市内の主要16カ所の公園をめぐる「なごやの公園スタンプラリー」や、アートとデザインをポイントに観光する「あいち・NAGOYAアーツ&デザインツアー」など、楽しげなイベントが画像を含め視覚的にわかりやすく表示されている。サイトの詳細は名古屋コンシェルジュスマートフォンサイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日ムービックは12月下旬、スタジオジブリ作品「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」のアクセサリーを発売する。同商品は、スタジオジブリ作品の中でも特に人気の高い「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」をモチーフにデザインされたシルバーアクセサリー。「となりのトトロブレスレット風の通り道」は、さつきとメイが通る木のトンネルをモチーフにしたブレスレット。中トトロ、小トトロたちの落とすどんぐりを道しるべに、木の葉の生い茂ったトンネルを駆け抜け、大トトロのところへとたどり着くイメージを形にした。サイズは全長19cm、チャーム部分1×1.5cm内。素材はシルバーと真ちゅう。黒箱ボックス入りで価格1万2,600円。「天空の城ラピュタロボット兵リング」は、劇中で天空より堕ちて来たロボット兵をモチーフにしたリング。片手でぐるりと指に巻き付き、片腕はちぎれた様を再現し、配線がむき出しになっている。目にはキュービックジルコニアを埋め、リングの内側には飛行石の模様が彫り込まれている。表面の質感も鈍い仕上げにし、ロボット兵らしさを出した。リングサイズは15号、17号、19号、23号。サイズはロボット兵部分が約2.5cm×1.5cm内。素材はシルバーとキュービックジルコニア。黒箱ボックス入りで価格1万4,700円。「となりのトトロ かんざし風の通り道」は、森に隠れるトトロたちをゆらゆらと揺れるチャームで表現したかんざし。どんぐりや葉っぱが生い茂る中に、トトロたちのシルエットが見え隠れする。サイズはかんざし本体(木軸)が約12cm、チャーム部分全長が約7cm、厚さ0.2cm。素材はシルバー、真ちゅう、木。黒箱ボックス入りで価格6,930円。「となりのトトロかんざし三連トトロ」は、大・中・小トトロが並んで歩いている様子を表現したデザイン。時にはひっくり返るなどで見え方が変わるという。サイズは19cm、チャーム部分1×1.5cm内。素材がシルバーと真ちゅう。黒箱ボックス入りで価格8,820円。「魔女の宅急便ジジネックレス」は、キキが初仕事で届けた鳥かごの中に、ぬいぐるみのふりをしたジジが入っている場面を表現したネックレス。サイズはネックレスチャーム本体が約3cm×直径1cm内、チェーン部分が約45cm。素材はシルバー。黒箱ボックス入りで価格9,870円。各商品の詳細、購入予約は同社通信販売サイト「ちきゅーや」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』が本日から公開されている。周囲から“でくのぼう”と呼ばれている城代が、驚くべき人望を発揮して家臣たちと戦いに挑む本作。公開前に行われたモニター試写会でも圧倒的多数の観客が“のぼう様”に魅力を感じているようだ。その他の写真『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務めている。本作には野村演じる長親(なりちか)だけでなく、石田三成、大谷吉継ら様々な武将たちが数多く登場するが、モニター試写会後に実施したアンケートでは、長親に圧倒的な支持が集まったそうだ。「普段はひょうひょうとしているのに、やる時はやるという性格が魅力的だった」「自分自身のことより、家臣、領民を思う気持ちが良く伝わった」「何を考えているのかわからないようで、きちんと考えているので面白い」など、意外なキャラクターと奇策で民を率いる“のぼう様”を評価する声がある一方で「野村萬斎でないとこの作品は魅力的にならない」「小説を読んだときの自分のイメージよりも野村萬斎の方が“のぼう様”らしくて驚いた」などの声も寄せられたという。もちろん本作は痛快な娯楽活劇で、劇中に登場する“のぼう様”には創作が含まれ、観客が思わず惹かれるような人物として描かれている。しかし、自分よりも他人のことを優先して考え、日ごろはノンビリしているが実は頼りになる“のぼう様”は、現代の観客が思わず「こんな人がいてほしい」と思ってしまう人物なのではないだろうか。『のぼうの城』公開中
2012年11月02日歴女ブームが起こってどれくらいたつだろう。ロンブー淳をはじめ、城好きを公言する有名人も今や少なくない。城や史跡は今や、多くの観光客が押し寄せる一大人気スポットとなった。特に「観光地が少ない」ことが悩みの種の名古屋にとって、名古屋城は貴重な観光資源の一つ。有り難いブームに違いない。そんな名古屋城に2009年、突如として出現したのが「名古屋おもてなし武将隊」だ。三英傑(信長・秀吉・家康)を輩出した名古屋は、「武将都市ナゴヤ」を掲げて観光キャンペーンを行っている。その観光PR隊としてとして結成された武将隊は、前述の3人に前田利家(まえだとしいえ)、加藤清正(かとうきよまさ)、前田慶次(まえだけいじ)の3武将と足軽を含めた10人で結成。名古屋城の案内はもちろん、週末の名古屋城や各地での観光PRイベントで演舞や寸劇などのパフォーマンスまで行っている。人気の「城」に「イケメン」を加えた分かりやすい図式が評判を呼び、追っかけが出るほどの大ブームとなった。この「おもてなし武将隊」、結成には意外な事実があった。何と、武将隊タレントの募集はハローワークで行われたのだ。これは名古屋市の「ふるさと雇用再生特別基金事業」の一環で、事業名はその名も「『武将都市ナゴヤ』おもてなし隊事業」。新しい仕事を作って、無職の若者に働いてもらう雇用創出事業。そこに「武将隊」という切り口を持ってきたことが斬新だった。結果、若者は仕事にありつけ、地域は観光客が増えて経済効果も上々。事業が軌道に乗れば補助金に頼らずに継続もでき(名古屋おもてなし武将隊は現在、民営化している)、まさにいいことずくめ。この成功モデルに便乗し、伊達武将隊(仙台)、土佐おもてなし勤王党(高知)など全国で後発の武将隊も続々と出現した。名古屋に限らず、愛知県には戦国時代ゆかりの史跡が多い。なので愛知県内でも各地で「緊急雇用」ローカル武将隊が結成されている。「グレート家康公 『葵』武将隊」は、岡崎城のある岡崎市をホームに活動。岡崎が故郷の徳川家康をメーンに、酒井忠次(さかいただつぐ)や本多忠勝(ほんだただかつ)などが集結している。また、古戦場のある長久手(ながくて)市では、長久手歴史トラベラーズ(長トラ)を結成。池田恒興(いけだつねおき)をメーンキャラに、よりローカル色を強めているが、どちらもイベントなどで引っ張りだこの大人気である。そして昨年、ついに女性版おもてなし武将隊とでも言うべき「あいち戦国姫隊」がデビューした。武将隊のステージでは歴女たちの黄色い声が響いているが、身も心も姫になり切った彼女たちの集うところには、カメラ小僧ならぬ歴史マニアのカメラおやじが群れをなしている。さて、ここまでは“仕掛け”の話。「おもてなし武将隊」の人気には、もう一つの理由がある。それは「武将一人ひとりの成長物語」に参加できること。ハローワークで集まった若者たちはイケメンではあるけれど、一部を除いて演劇やダンス経験は全くナシ。影の猛特訓を繰り返し、「武将」として少しずつ成長していくのである。実際、演舞はなんとかなっても、トークは素人丸出しの武将も最初は多かった。そこでファンの一人ひとりが武将たちの成長を見守り、そのステップアップをともに喜ぶ。「私が彼を育てている」という(勝手な)感情が芽生え、ますます好きになる。この構図、何かに似てないか?そう、まさにAKB(特に初期)のビジネスモデルそのものなのだ。AKBは「会いに行けるアイドル」をキャッチフレーズに小劇場で活動を続けた。ファンは「推しメン」を作り、普通の少女がどんどんキレイになってアイドルとして成長する様を目の当たりにした。対象物への感情移入の度合いは、距離が近ければ近いほど大きくなるもの。ローカル活動が前提の武将隊は、この図式をうまく利用するための条件にぴたり当てはまる。「会いに行ける武将」なのである。緊急雇用の話題でもう一つオマケ。またもや名古屋城ネタである。2012年6月から、羽織はかま姿の「門番」が名古屋城に登場してちょっとした話題になっている。実はこの「門番」すら、緊急雇用対策の一つというから愉快だ。やはりハローワークなどでキャストの一斉募集をかけたらしい。厳しい審査を経て(?)選ばれた30代の男女4人が、今、門番役として名古屋城で大奮闘しているらしい。地元の若年雇用と観光ビジネスとを見事に組み合わせた「武将隊」の成功例、このビジネスモデルの快進撃は、東海エリアを中心にまだまだ続きそうである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日江戸コン実行委員会は11月10日、江戸コンの名古屋版「尾張コンin名古屋」を開催する。江戸コンは、街コン参加者の悩みの一つである「話したい人と話せない」という問題を解消するため、立食形式のフリースタイル店舗を数多くそろえた街コンシリーズ。これまでに渋谷、表参道、立川、池袋、川越で開催され、現在までのトータル参加者は2,000人を超えている。「尾張コンin名古屋」では、立食店舗のほか着席型店舗も出店。好きなスタイルの店舗を選べ、話したい異性と楽しく話せるスタイルを確立させている。開催日は11月10日14時~17時。参加人数は男女150人ずつで、参加費は男性5,900円、女性3,900円。20歳以上の男女、同性2名での参加が基本だが、3名での参加も可能となっている。詳細及び参加申し込みは「尾張コンin名古屋」公式ページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日山岳・自然分野のメディア事業を手がける「山と溪谷社」は、城メグリスト・萩原さちこさんによる、全国34の名城の魅力を紹介した「わくわく城めぐりビギナーも楽しめる〈城旅〉34」を10月5日に刊行した。価格は1,680円(A5版ソフトカバー、224ページ)。同書では、萩原さんが「楽しんでもらいたい」と思う全国の34城をピックアップ。ビギナーがまず訪れてほしい「城旅ビギナー編12城」と、一歩進んだ人のための「城旅ニスト編22城」に分けて紹介する。巻頭には、天下一やさしい「城の基礎知識」、巻末には「用語集」を掲載。写真や図版、読者の関心にストレートに訴える解説が特長で、ビギナーから中級者までが、長く活用できる構成になっているという。また、レジャー度、ヒストリー度、アート度という指標や、見どころを3カ所箇条書きで示した「城メグpoint」のほか、周辺のお楽しみスポットなど簡易な観光情報、「城メグeye」などのコラムも盛り込んでいる。なお、著者の萩原さちこさんは、城旅サイト「城メグリスト」を通じ、「城メグリスト」また「城旅ナビゲーター」として、城の魅力を発信しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日名古屋生まれの「名古屋メシ」といえば、庶民派なら手羽先、ぜいたく派なら「ひつまぶし」だろう。中でも名古屋市熱田区の蓬莱軒(ほうらいけん)は、ひつまぶしの老舗として名古屋めしピラミッドの頂点に君臨する名店だ。その人気と味のヒミツを探るべく、名物おかみに直撃してみた。「お待ちしておりました」と仲居さんの声が響く。熱田神宮にほど近い蓬莱軒の本店は、来客がひっきりなしだ。奥座敷に案内されると窓からはしゃれた庭園が見え、まるで接待を受けている重役気分になる。ちなみに「ひつまぶし」は、蓬莱軒の登録商標だという。名古屋名物として名高いひつまぶしだが、実は名古屋人もそれほど日常的に食べている訳ではない。その理由は単純で、ごちそうだからだ。食べ慣れているようなやからは、相当な金持ちに違いない。ゆえに、一庶民の筆者としてはテンションがマックスに上がっている。というか、どこからともなくうなぎを焼き上げる香ばしいにおいが漂ってくる時点で、アドレナリンが飽和状態だ。く、食いてぇ…。うなぎ!程なくして、おかみが登場。いよっ、待ってました!「いらっしゃいませ」と満面の笑みをみせてくれた5代目おかみの鈴木詔子さんは、2年前に亡くなった先代おかみの一人娘だ。落ち着きの佇(たたず)まいに、おかみの風格が漂っている。メディアに頻繁に登場して笑顔を振りまいていた先代に負けず劣らずの有名人で、客に記念写真をせがまれることも珍しくない。ひつまぶしはお櫃(ひつ)に盛られたご飯の上に、細かく刻まれたうなぎが載った独特の丼だ。最初はそのまま、次に薬味をかけていただき、最後はお茶漬けで〆る。この「味の三変化」こそ、ひつまぶし最大の特長だ。飢餓状態は頂点に達しているが、これは取材だと自分に言い聞かせる。まずは、そのいわれをおかみに伺おうではないか。「ひつまぶしの由来を教えてください」。おそらく百万回は投げかけられたであろうこの質問。おかみは嫌な顔ひとつせず、「このかいわいは江戸時代、東海道五十三次の「宮宿」があり、人の往来でにぎやかだった」と話し始めた。当時は木曽川で天然うなぎがよく捕れ、「弥次喜多の物語にも“名物が蒲焼とかしわ”と書かれています」とのこと。蓬莱軒がここ宮宿近くに店を構えたのが明治6年(1873)。うな丼の出前注文が多く、明治中期にアイデアマンの店主が大きなお櫃に人数分をドン!と盛って出前したのが、そもそもの始まりだそうだ。ちなみに器をお櫃にしたのは、「瀬戸物だと出前でよく割れるから」。うなぎを細かく刻んだのは、「うなぎばかり先に食べられて、ご飯が残ってしまうことがあったから」だとか。なるほど~。確かに細かく刻んでご飯に混ぜ込めば、どこを食べてもうなぎとご飯の割合は一緒になる。こうして誕生したひつまぶしだが、さらに次のステップがあった。地元・名古屋人も誤解しているが、蓬莱軒はうなぎの専門屋ではなく、実は割烹料亭なのだ。会席料理の〆に、サラサラっとお茶漬けでも食べたい。そんな客のリクエストがうなぎと結び付き、うなぎ茶漬けの発想が生まれたという。さあ、いよいよ実食だ!せっかくなので今回は、おかみに「正式なひつまぶしの食し方」を実演していただいた。まず、お櫃のご飯をしゃもじで四等分する。こうすることで、お櫃のご飯を茶わんにきれいに移すことができるのだ。なんとも上品な!しゃもじをご飯に立てると、ホカホカの湯気がふわっと立ち、蒲焼きの香ばしさが鼻孔をくすぐる。た、たまらん~。「はい、どうぞ」と茶わんを差し出される。ひと口ほおばると、うなぎの皮はパリっ、身はふわっとした絶妙の焼き加減。感動的だ。関西風の直焼きならではの食感!しかも備長炭でじっくりと焼き上げている。老舗ならではの長年継ぎ足されたタレは、名古屋人好みの程よい濃厚さ。何よりコクがハンパない。このように、うなぎ本来のおいしさをストレートに味わうのが1杯目だ。「う、うまい」と、心のなかで呟(つぶや)き、かみしめるように食べる内、あっという間に茶わんは空に。そして2杯目。おかみはこれまた上品な箸さばきで薬味を盛ってくれた。まずはネギ、次にノリ、そしてワサビの順。タレの濃厚さでやや重くなっていた舌が、あら不思議。薬味でスッキリし、さらにガッツリ食が進む。時折、ツーンとくるワサビのアクセントは、ステキだとしかいいようがない。と、ここでいよいよ3杯目のお茶漬けに突入。薬味の上にかけるのは、実はお茶ではなく「だし」。うなぎの臭みを消し、タレの濃厚さをやさしく受け止めて新しい味わいに変貌させてくれる。サラサラっと口の中に流しこむと、今までにないふくよかな風味が口いっぱいに広がる…。これを至福と言わずして何と言おう。ひつまぶしを大満喫しておかみと談笑タイム。蓬莱軒には東京進出の誘いがひっきりなしに来るも、「味を守るほうが大事」と、興味は全くない様子。「名古屋の3店だけで精一杯」と話してくれた。備長炭の炭火焼は熟練を要し、まさに「焼きは一生」だという。「空襲のときはタレと位牌(いはい)だけを持って逃げた」という創業時からの秘伝のタレは、どんな災害が起こっても途絶えないよう分散保存しているとか。「伝統を守るというのはそういうことなんです」と、おかみ。ちくしょう、泣かせやがる。人類滅亡前の最後の晩餐は、蓬莱軒のひつまぶしに決まったぜ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日古くはきしめん、新しくは手羽先やあんかけスパゲティなど、ある意味キワモノ扱いだった名古屋のローカルフードが、「名古屋めし」として全国に認知されつつある。しかし、まだまだ全国的には無名な名古屋めしもある。結論から言うと、それは「スイーツ」だ。名古屋は城下町だけあって、もともと茶の湯が盛んな町。そんなバックボーンから、今もスイーツ好きが多い。加えて、八丁みそやたまりじょうゆが象徴するように、名古屋の味は総じて「濃い」ものが多く、辛いモノは辛く、甘いモノは甘い。スイーツもその例に漏れず、独特かつ強烈な進化を遂げている。その代表的な存在が「小倉トースト」だ。その名の通り、トーストの上に小倉あんがドッサリ乗っかっているトースト、名古屋の喫茶店では定番中の定番メニューだ。店にもよるが、ポイントはこんがり焼いた食パンの上に、先にバターやマーガリンを塗っておくこと。そして、あんは、こしあんではなく粒タイプの小倉あんだということ。パンのサクサク感とバターの風味、そこに小倉あんならではのツブツブ感と甘さが加味される。くぅー、インパクト大である。小倉トーストのおともには、濃い目のコーヒーがオススメだ。この小倉トーストの軽食版が、パスコ(敷島製パン)から出ている「小倉&ネオマーガリン」だ。売れているのは圧倒的に名古屋だが、全国展開されている。ちなみに敷島製パンの本社は名古屋。なるほどネ。え?小倉トーストはもう全国区の名古屋めしだって?そういえば最近は名古屋生まれのコメダ珈琲店が日本中に店を出そうとしているし、コメダなら普通に食べられる。では切り口を変えよう。スイーツの次のキーワードはずばり「生」だ。いまちまたで人気の「とろなまドーナツ」。これは2010年、愛知県で生まれたスイーツだ。さらに生とは少し違うが、「なめらかプリン」も愛知県で生まれた。このように、ナゴヤ人はなぜか「生」に目がない。しかしこれらは実は新参者だ。ひところ「ぬれせんべい」が話題になったが、名古屋スイーツの原点をご紹介しよう。名古屋にはその名も 「生せんべい」という唯一無二の存在があるのだ。この伝説的ご当地スイーツの歴史は、戦国時代にまでさかのぼることができるという。戦に負けて敗走中の徳川家康が、あまりの空腹に耐え切れず、百姓家の庭先に干してあった生のせんべいを焼かずに食べたことから、生せんべいは生まれたそうだ。事実とすれば、約450年もの歴史があることになる。「元祖・生スイーツ」として、もっとブレイクしてもいいのだが…。ところで、名古屋名物の先輩・ういろうの原点に立ち返ろう。それは「おみやげスイーツ」だ。日本全国で作られているういろうが、何故に名古屋名物となったか。それは、東海道新幹線が開通した際、車内販売を許されたからだ。新幹線の乗客は旅の思い出にういろうを買い求め、いつしか名古屋名物として認知されるようになった。名古屋駅の構内ある土産物屋に足を運べば、数々の新しい「名古屋みやげ」がしのぎを削っている。その中でもひときわ光り輝いていた存在が、「シャチボン」だ。「金のシャチホコ」をシュークリーム風に再現したユニークさはもちろん、一つひとつ手作りだけあって同じものはふたつとない。また、どことなくダサかわいいインパクトが絶大で、カルト的な人気を誇っていた。しかし、このシャチボン、残念なことに2011年2月末をもって販売を中止してしまったのだ!今も残る公式ウェブサイトには「シャチボンの休養宣言」と題した名残惜しさのにじむコメントが記されている。「中止」ではなく「休養」という言い回しに、将来のわずかな復活を賭けているファンも少なくない。ところが一方で、名古屋駅には着々とポスト・シャチボンが育っていた。それが、愛知県産名古屋コーチンの卵を使用したというひよこプリン「ぴよりん」だ。なんでも、女性パティシエ考案だそうで、2012年2月に開催された平成23年度優良食品中央コンクールでは、「新製品開発部門農林水産省食料産業 局長賞」を受賞したという。確かにかわいい。キュート。あの銘菓「ひよこ」と同じく「どこから食べるのが残酷でないか」という問題が発生しそうだが、女性や子どもはもらって100パーセント喜ぶスイーツだろう。時には愛知県西尾産抹茶を使った「抹茶ぴよりん」など季節限定モノも発売するなど、着実に発言力を付けてきている。発売1周年にして累計販売は10万個を突破したそうだ。しかし、シャチボンほど直球な「ナゴヤ臭」を感じさせないのが、残念なところだ。果たして、ピヨリンはポスト・シャチボンとしてブレイクするのか!?今後の展開が気になるところだが、さらに気になることが判明した。それは、製造元がジェイアール東海フードサービスと、シャチボンと同じ製造元だったのだ。ということは、シャチボンを強制引退させ、大型新人にその座を譲らせたということか?とすると、このままぴよりんの快進撃は続くのか、シャチボンの復活はあるのか。はたまた、第3の勢力が台頭するのか?名古屋スイーツから当分目が離せないだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月22日熊本城を会場に、10月5日(金)~10月14日(日)までの10日間「秋のくまもとお城まつり」が開催される。熊本城は、日本三名城に数えられ、名将加藤清正が幾多の実戦の経験を生かし、1601年(慶長6年)から7年の歳月と、心血を注いで築城したもの。大小天守閣をはじめ、櫓(やぐら)49、櫓門18、城門29を数える。城郭の広さは約98ヘクタール(東京ドーム21個分)、周囲約5.3キロメートルにも及ぶ豪壮雄大な構えで、美しい曲線で築かれた石垣と、自然の地形を巧みに利用した高度な技術で知られている。この城は以後、加藤家2代(44年)、細川家11代(239年)の居城となり、西南戦争では、薩軍の大軍を相手に50余日も籠城(ろうじょう)に耐え、不落の城として真価を発揮したが、薩軍総攻撃の3日前、原因不明の出火により天守閣など主要な建物を焼失。消失を免れた宇土櫓など13棟の建造物が国の重要文化財に指定されている。現在の天守閣は1960年(昭和35年)、熊本市によって再建されたもの。この熊本城の奉行丸をメイン会場として10日間にわたり開催されるのが「秋のくまもとお城まつり」だ。「熊本城薪能」(喜多流)などの伝統行事をはじめ、コンサートや食のイベントなどが企画されている。10月6日(土)は武田流騎射流鏑馬(やぶさめ)保存会による「流鏑馬」が開催される。熊本城大小天守閣、宇土櫓を背景に、見事な流鏑馬を見ることができる。さらに、肥後の国を盛り上げるために現世によみがえった加藤清正公をはじめとする「熊本城おもてなし武将隊」の面々も来場者を歓迎する。秋のくまもとお城まつり期間中は、熊本城の夜間開園を行っており、21時00分(入園は、20時30分まで)まで開園。料金も、夜間開園時の17時以降は、高校生以上500円が200円、小中学生200円が100円となっている。関連催事としては、熊本城周辺では、10月6日(土)、7日(日)に、「第9回城下町大にぎわい市」、「第9回熊本暮らし人祭りみずあかり」を開催。「みずあかり」は、故郷・熊本の魅力を発見し、”ここに暮らす喜びやせつなさまでも共感できる市民と地域でありたい”というコンセプトのもとに、5万4千ほどのろうそくの灯かりで秋の夜を幻想的に彩るイベントだ。10月13日(土)には、上通・下通・サンロード各アーケード周辺で、ジャズ・クラシック・フラメンコなど多彩なパフォーマーが集結する「STREETART-PLEXEXTRAVAGANZA2012」を開催。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど、映画『のぼうの城』(11月2日公開)の舞台となった土地を訪ねるバスツアーを発売した。『のぼうの城』フィルムパートナーズと映画の舞台となった埼玉県行田市の完全協力の下、9月末から11月上旬にかけて4回実施する。この旅行商品は、忍城址や丸墓山古墳、石田堤など映画ゆかりの地の見学に加え、「忍城おもてなし甲冑隊」との交流が楽しめる日帰りツアーとなる。特典としてツアー参加者全員に映画プレスブック(非売品)をプレゼントするほか、1回目と2回目のツアーでは、10月20日に開催されるプレミア試写会のチケットが抽選で当たる企画も実施。3回目のツアーでは、『のぼうの城』をモチーフにした田んぼアートの稲刈り体験に参加でき、収穫したお米が後日自宅に届く。4回目のツアーでは勇壮な「忍城時代まつり」が見学できる。出発日は9月30日、10月7日、10月21日、11月11日。いずれも東京駅発着で、旅行代金は8,500~1万1,000円。近畿日本ツーリストの「映画『のぼうの城』の舞台を訪ねるバスツアー」特設ページにて予約を受け付けている。映画『のぼうの城』は、和田竜氏の同名小説を映画化した作品。豊臣秀吉の「忍城水攻め」の史実をもとに、500の手勢で2万の軍勢に立ち向かう武将たちの人間ドラマを描く。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日「名古屋人は見えっ張り」。そんな通説を裏付ける好例が、名古屋のド派手結婚式にまつわるエピソードだ。「名古屋で娘が3人いたら家が傾く」「嫁をもらうなら名古屋から」。かつてはこんな言葉がよく使われたものだ。いかに娘を華やかに送り出したか、嫁親の見えっ張り感情が名古屋の結婚式事情には色濃く反映されていたのだ。今回は、そんな名古屋の結婚式ならではのユニークな文化をご紹介しつつ「今と昔」の違いをレポートしよう。結婚式当日、新婦が結婚式場にたつその前に、家の2階などから、枕くらいの大きさのお菓子の袋詰めが大量にバラまかれる。これを目当てに、集まった近所の人たち(おばあちゃんから子どもまで)が壮絶な争奪戦を繰り広げるのが「菓子まき」だ。最近は結婚式の余興として結構な人気のようで、厳かに結婚式が挙行された後、参列者は結婚式場の中庭に出るよううながされる。そこから建物の2階を見上げると、新郎新婦が窓から顔を出し、レッツ盛大な菓子まきを始めるのだ。さっきまでの挙式の厳かさはどこへやら「こっちゃー!」「ウチの子どもがまだ取っとらんー!」叫び声が響きわたる。デパートのバーゲンに群がるおばちゃんを上回る迫力である。このブライダル用菓子は、名古屋市西区明道町にある「明道町 菓子問屋街」と呼ばれているエリアで入手することができる。今も昔も、多くの問屋の看板に「嫁入菓子」と赤々とペイントされているのも、名古屋ならではだろう。名古屋の嫁入りで、ステータスを決定付ける最も大きな要素、それは嫁入り道具だ。かわいい娘の輿(こし)入れに、いかに豪華な婚礼家具を用意できるか。それをまたご近所さんにいかに派手に見せびらかすか。ここに全てを賭けるのが、名古屋嫁入りの醍醐味(だいごみ)である。東京の人が見たら爆笑ものだろう。象徴するアイテムとは、トラックの荷台に嫁入り道具を満載にして町を疾走する「嫁入りトラック」である。荷台に満載の婚礼家具を紅白の帯で結び、新居へ向かうトラック。ただし、家具店から新居にではないのだ。家具は一度、家具店から新婦方の家に運ばれ、そこで身内やご近所を対象にした「内覧会」が行われるのだ。たんまりと「立派な家具だがね~」「あんた、ええねぇ~」と褒めまくってもらい、よし!上機嫌で新居へと向かうというわけだ。ちなみにこの嫁入りトラック、運転のバックは「出戻り」に通じて縁起が悪いというジンクスがあり、決してバックをしてはいけないと決まりまである。かつては荷台がガラス張りになって中がよく見える「寿トラック」や、嫁入り道具のレンタル業者まで存在していたという。名古屋人の見えっ張り根性は尋常ではない。しかし、時代は変わった。ここまで派手に書いておいてなんだが、こういった名古屋の嫁入り文化は、近年、確実に縮小傾向にある。地元の主婦たちに尋ねてみても、嫁入りトラックはここ数年、目にしていないという。「若い世代は、私たちジイチャンバアチャンに比べて”近所付き合い”なんて全くしないでしょ。内覧会をして嫁入り道具を見せびらかすような近所友達が、そもそもいないでしょう」。そう語る近所のご婦人たち。なるほどと思う反面、寂しい現実であるとも感じる。結婚式の引き出物もそう。ひと昔前は名古屋の披露宴に出ると、両手に袋パンパンの引き出物をいただいた。どう考えても使えないような重い皿やつぼまであった。しかし、近年はA4サイズのカタログギフトが幅を利かせているようだ。「結婚式だけじゃないでしょ。料理でも家づくりでも何でもそう。派手なものをきちんとやると、手がかかるのよ。金も時間もかかるし、たくさんの人が参加すれば、当然、気を使う。だから今の世の中、なるべく人間関係を拡大せず、身内だけでこぢんまりして、つましく、省エネルギーで無駄も無くして引き締めたいのよ」。オールド主婦たちはそう語るがしかし、全国一斉に、皆が皆その方向に走ってしまうと不景気に拍車がかかるだけじゃないのか?人生に何度もない大イベント結婚式くらいドカーンと一発!他県の人に非常識だの悪趣味だのと言われてもいいじゃないか。ド派手な結婚式文化を名古屋くらいは若者が継承していくのも、日本全体を明るくするために必要なことだと思うのだが……。みなさんはどう思うだろうか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日名古屋駅桜通口正面に位置し、そのインパクトある名称と看板で知られている大名古屋ビルヂング。名古屋の玄関口に立っていることもあり、他のエリアから訪れる観光客の話題となることも多かった同ビルだが、老朽化にともないこの9月に閉館することとなった。大名古屋ビルヂングの情報現在、大名古屋ビルヂングではそれを記念した写真展「閉館記念写真展」が開催中。1962年の竣工からの50年を、100点以上の写真パネルで振り返ろうという写真展だ。展示会は9月23日(日)まで同ビルの1階にて開催中。入場は無料となっている。なお、大名古屋ビルヂングは建て替え計画がすでに発表されており、隣接していた「ロイヤルパークイン名古屋」の跡地も使い地上34階・地下4階の新ビルの建設が決定している。2012年度着工、2015年度に竣工する予定だ。
2012年08月31日三陽商会は10月13日、セレクトショップ「エポカ ザ ショップ名古屋」を10月13日に名古屋駅にある商業施設「ミッドランド スクエア」の3階に新規オープンする。「エポカ ザ ショップ」は、1997年にオープンして以来、全国に7店舗を展開。エポカのスタイリッシュな世界観はそのままに、世界中からセレクトされたエレガントでフェミニンなアイテムを取りそろえる。このほど、「ミッドランド スクエア」の上質なライフスタイルを提案するという考えと、「エポカ ザ ショップ」の上質なファッションを届けたいという思いが一致し、新たなショップをオープンすることを決定した。新ショップは従来の店舗にはないイタリアのモダンな邸宅をイメージ。店内には初となる「ギフトコーナー」を設置し、洗練された内装で、大人の女性がゆったりと買い物を楽しめる空間になるとのことだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日古参の名古屋名物でありながら、昨今の「名古屋めし」ブームに完全に乗り遅れた感のある食べ物。それが、きしめんだ。きしめんはそもそも、何故に名古屋名物なのかも判然としない。ルーツも諸説あるが、どれも決め手に欠ける。第一、うどんに比べて、ナゴヤ人自体そんなに好んできしめんを食べている訳ではないことは、多少でも名古屋に住んだことのある人なら、実感として分かるだろう。では、きしめんには魅力がないのか?そんなことはない。あの平麺ならではのツルツルっと口に入ってゆく喉越しは、きしめん以外では味わえない食感だ。パスタのフェットチーネも、山梨名物のほうとうも、姿形こそきしめんに似ているが、この醍醐味(だいごみ)は到底味わえない。新幹線のホームで食べるきしめんがうまいのは、待ち時間の間にツルツルっと食べるシチュエーションも影響しているのだろう。以前、とあるうどん店で聞いた話だが、きしめんの麺の幅広さには「時代の流行」があるという。理由は定かではないが、恐らくほかの麺類の流行がきしめんにも影響しているのだろう。となると、二郎系ラーメンや油そばの太麺がはやっている今の時代なら、「極太」が流行の最先端なのだろうか。そう思い調査を開始した。実は名古屋には「まるみ亭」という極太きしめんを提供する店があったが、数年前に惜しまれつつ閉店してしまった。まるみ亭に代わる極太きしめんの店を探すと、それは名古屋市熱田区の中央卸売市場の中にあった。その店の名は「まんてんうどん」である。市場内の店らしく、営業時間は朝4時から昼の2時まで。「はい、これがきしめんの麺」。そう手渡された麺の幅を定規で測ると、なな何と、ジャスト3センチ!厚さも2ミリはあろうか。太っ!これは予想以上だ……。まんてんうどんの主人、大西景三さんに話を聞く。ここで店を開いて9年になるが、実はそれ以前に、親御さんも別の場所でうどん店を営んでいたそうだ。相撲が大好きで、力士にうどんをごちそうしたところ「普通のうどんは食べた気がしない」と言われ、発奮して開発したメニューがこの極太きしめんだったという。それが20年前。「製麺屋に刃を特注して作ってもらった」というリキの入ったこのメニューは息子に引き継がれ、名古屋でも随一の極太麺として光を放っている。普通のきしめんは平べったいので、うどんよりもゆで時間が短い。しかしこの麺は真逆だ。極太だけあって、ゆで時間は実に20分かかるという。そのため、事前に固ゆでしておき、オーダーが入ってからもう一度ゆでている。冷やしにすると、もっとゆで時間が必要だ。こりゃ店主泣かせのメニューだわ……。話をつゆに移そう。名古屋のめんつゆは独特だ。黒っぽい色こそ関東風だが、その実、ダシの主体はかつお節ではなくムロ節(ムロアジ)やササ節(宗田ガツオ)から取られている。かつお節よりもさっぱりとした味わいで、これに名古屋ならではのたまりじょうゆの本返しを投入する。やや濃い口で少し甘めの「名古屋風つゆ」の完成だ。大西さんもいろいろ試したそうだが「市場の人は昔ながらの名古屋の味を好む」ということで、結局のところ「ナゴヤスタンダード」に落ち着いたという。このつゆこそ、極太きしめんをがっしり受け止めるベストパートナーなのだ!いよいよ実食。出来上がった極太きしめんはだしの香りが高く、それだけで食欲を大いにそそる。自分の口の幅は約6センチ。それに対し、極太きしめんの幅は前述の通り3センチ。定規を手に持って 想像して欲しい!口の半分の幅に、1本の麺がツルツルと入り込んでいく光景を!!ズズズーではなく、ツツツうぅ?と”見えざる手”に導かれるように口の中に吸い込まれていくきしめん。しかし厚さもハンパない。ツルツル感に加えて、独特のモッチリ感がきしめんを新たなステージへと導いていく。トラッドなつゆが麺に程よく絡み、しっかり名古屋の味としてアピールしている。極太きしめんの冷やし麺(名古屋では「ころ」と呼ぶ)も味わってみた。つゆはざると同じもので、カツオをきかせ、かけよりも濃厚で風味が強い。冷水でキュッと締められた麺は、かけ以上になめらか。そして麺本来の強さが際立つ。麺の圧倒的な存在感に脱帽だ。開店当時は、知る人ぞ知るメニューで、手がかかるし、注文も出ない。という訳で、休止していた時期もあったそうだ。しかし親から受け継いだ大切な味。「とにかく出そう!」と決めて再開し、今は根強いファンもつくようになったという。「市場に出入りしている人は舌が肥えている。そんな人に認められた実感はあります」と大西さん。店主のきしめんへの情熱とこだわりが、この名古屋の味を全国に広めていくのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日「名古屋は関東なのか?関西なのか?」。太古の昔から論じられてきたテーマだ。そしてこの問いを投げかける人は、必ず名古屋人ではない。僕らからみると完璧なるよそものが、この種の議論を好む。東京の同業者4、5名にこの問いを投げると、「名古屋?そりゃあ関西に属するだろうよ」と返される。一方で関西のおばちゃんたちから返ってくる答えは「名古屋は関東に入るでしょ!」…。いつも決着をみないのだ。関東も関西も、われら名古屋を自分のエリアに受け入れることを必死に拒んでいるように思えてならない。関東人と関西人のセンシティビティというか感受性の違い―それは「笑いのつぼ」によく表れる。ある雑誌の仕事で、東京から編集長一行を名古屋に迎え、各所を取材で回った時のエピソードとしてこんなものがある。仕事の合間、関西出身でお笑い大好きな編集スタッフたちが、まあ延々とお互いの「お笑い論」を展開していた。すると、しばらく不思議そうに眺めていた東京生まれK大卒の編集長が話に割って入ってきた。「ね。あなたの話に出てくる、ボケとツッコミって何なの?」。“何なの”。当たり前すぎる文化や風習というものは「何なの?」と聞かれた時に、すぐに説明できるものではない。我々のDNAといってもよい、血肉に植えつけられているものだからだ。しかし、東京人の彼には不思議なコミュニケーションに思えたのだろう。しかもキリスト教宣教師のような理解とゆるしに満ちたまなざしで穏やかに尋ねてくる。僕は思わず心を打たれ、この質問に対しては論理的にお答えしなければいけないと、回らない頭で必死に考え始めた。「えーと、わざと間違ったことを言い続けることがボケ。それに対し、“そりゃなんやねーん”と相手の間違いを激しく追及することをツッコミって言うんですよ」。それを聞いた編集者は、さらに穏やかに問いかけてきた。「名古屋でも大阪でも、“それの何が”転げまわるほど楽しいことなの?」。今度は水を打ったように静かになった車中で、関西人と名古屋人の僕は、じっと彼を凝視するしかなかった。僕はこの時に初めて「東京人にはボケとツッコミの概念が通じない」というカルチャーショックの洗礼を受けたのだった。そう。お笑い文化というフレームワークの中では、名古屋は関西の傘下にあると言っていい。昔から土曜の昼には吉本新喜劇が放送され、テレビやラジオには多くの関西芸人が出演している。雨上がり決死隊を筆頭に、東京でブレークする前に名古屋で下積みしたお笑い芸人は少なくない。そんな環境だからこそ、名古屋人もボケとツッコミのカルチャーをコミュニケーションのひとつのスタイルとして受容しているのだ。だからといって、「ほら、やっぱ名古屋は関西圏じゃん」と判断するのは早計だ。なぜなら名古屋人は、お笑いの「当事者」に進んでなろうとはしないのだ。つまり、「自分たちは関西人と違う」という意識があるのだ。関西の芸人たちのことはあくまで「外の人」として認識している。自分たちとは異質な人間として理解しているだけで、その世界に憧れたり同化しようとしたりすることはあまりない。名古屋人はプライドが高い。「名古屋が一番」と、口にしないだけで皆がそう思っている。なぜか。それを解くキモとなるのが、信長・秀吉・家康だ。日本人なら誰もが知っている「天下人」、名古屋はこの三英傑を輩出した土地なのだ。そして、なぜこの英傑たちが名古屋で誕生したかを考えてみる時、思い浮かぶのがチンギス・ハーンだ。上はロシア、下は中国という大国に挟まれながら、モンゴルのアイデンティティーを貫いてきた点において、非常によく似ていると思わないか。僕は、モンゴル人も名古屋人と同じく、隣の大国など歯牙にもかけず、自分たちが一番だと思っているに違いないと推測するのだ。名古屋人は今なお毎秋の「名古屋まつり」では三英傑のパレードを行い、「名古屋おもてなし武将隊」というイケメン武将隊までつくって観光PRしている。武将隊はこの3人のほかに前田利家や加藤清正、前田慶次といったサブキャラの武将まで肩を並べ、地元っ子には大人気である。名古屋がなかったら、大阪(秀吉)も東京(家康)もなかったともいえる。そんな過去の栄光に根ざした自己陶酔が、名古屋人の心理には深く刻み込まれている(秀吉も家康も、最後はあっけなく名古屋を捨て、ほかに都を作ったという歴史上の事実は、ここでは無意識下になかったことにしている)。名古屋人のプライド高さ。おそらくこのあたりに根拠があると推察される。関東と関西にサンドイッチのように挟まれて、「中部地方」と呼ばれている名古屋人の心理は、実に複雑でセンシティブだ。「中部地方」。誇りと自己愛が見事にブレンドしている名古屋人の心情を、これほどくすぐるコトバはないだろう。「何たって日本の真ん中、中心だぜ。セントラルジャパンさ」という声なき声が名古屋生まれ、名古屋育ちの僕には聞こえるのだ。夜、車を運転していると、名古屋のローカルラジオ局からこんなフレーズが聞こえてくることがある。「今、歴史の街としても新たに注目を浴びる日本のど真ん中・名古屋から、女子大生たちがご当地ならではの情報を発信します。今回は、信長、秀吉、家康の三英傑を生んだこの地ならではの歴史特集!音楽情報も盛り込んだ、あっという間の一時間です!」そう。僕ら名古屋人に言わせてもらうと、「名古屋は関東か関西か?」という質問自体が愚問なのだ。だって、名古屋は名古屋でしかないのだから。名古屋はいつだって、オンリーワンかつナンバーワン。日本の歴史を動かしてきた名将たちの血を引く誇り高き僕らは、これからも胸を張ってそう主張し続けていくのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日「名古屋は関東なのか?関西なのか?」。太古の昔から論じられてきたテーマだ。そしてこの問いを投げかける人は、必ず名古屋人ではない。僕らからみると完璧なるよそものが、この種の議論を好む。東京の同業者4、5名にこの問いを投げると、「名古屋?そりゃあ関西に属するだろうよ」と返される。一方で関西のおばちゃんたちから返ってくる答えは「名古屋は関東に入るでしょ!」…。いつも決着をみないのだ。関東も関西も、われら名古屋を自分のエリアに受け入れることを必死に拒んでいるように思えてならない。関東人と関西人のセンシティビティというか感受性の違い―それは「笑いのつぼ」によく表れる。ある雑誌の仕事で、東京から編集長一行を名古屋に迎え、各所を取材で回った時のエピソードとしてこんなものがある。仕事の合間、関西出身でお笑い大好きな編集スタッフたちが、まあ延々とお互いの「お笑い論」を展開していた。すると、しばらく不思議そうに眺めていた東京生まれK大卒の編集長が話に割って入ってきた。「ね。あなたの話に出てくる、ボケとツッコミって何なの?」。“何なの”。当たり前すぎる文化や風習というものは「何なの?」と聞かれた時に、すぐに説明できるものではない。我々のDNAといってもよい、血肉に植えつけられているものだからだ。しかし、東京人の彼には不思議なコミュニケーションに思えたのだろう。しかもキリスト教宣教師のような理解とゆるしに満ちたまなざしで穏やかに尋ねてくる。僕は思わず心を打たれ、この質問に対しては論理的にお答えしなければいけないと、回らない頭で必死に考え始めた。「えーと、わざと間違ったことを言い続けることがボケ。それに対し、“そりゃなんやねーん”と相手の間違いを激しく追及することをツッコミって言うんですよ」。それを聞いた編集者は、さらに穏やかに問いかけてきた。「名古屋でも大阪でも、“それの何が”転げまわるほど楽しいことなの?」。今度は水を打ったように静かになった車中で、関西人と名古屋人の僕は、じっと彼を凝視するしかなかった。僕はこの時に初めて「東京人にはボケとツッコミの概念が通じない」というカルチャーショックの洗礼を受けたのだった。そう。お笑い文化というフレームワークの中では、名古屋は関西の傘下にあると言っていい。昔から土曜の昼には吉本新喜劇が放送され、テレビやラジオには多くの関西芸人が出演している。雨上がり決死隊を筆頭に、東京でブレークする前に名古屋で下積みしたお笑い芸人は少なくない。そんな環境だからこそ、名古屋人もボケとツッコミのカルチャーをコミュニケーションのひとつのスタイルとして受容しているのだ。だからといって、「ほら、やっぱ名古屋は関西圏じゃん」と判断するのは早計だ。なぜなら名古屋人は、お笑いの「当事者」に進んでなろうとはしないのだ。つまり、「自分たちは関西人と違う」という意識があるのだ。関西の芸人たちのことはあくまで「外の人」として認識している。自分たちとは異質な人間として理解しているだけで、その世界に憧れたり同化しようとしたりすることはあまりない。名古屋人はプライドが高い。「名古屋が一番」と、口にしないだけで皆がそう思っている。なぜか。それを解くキモとなるのが、信長・秀吉・家康だ。日本人なら誰もが知っている「天下人」、名古屋はこの三英傑を輩出した土地なのだ。そして、なぜこの英傑たちが名古屋で誕生したかを考えてみる時、思い浮かぶのがチンギス・ハーンだ。上はロシア、下は中国という大国に挟まれながら、モンゴルのアイデンティティーを貫いてきた点において、非常によく似ていると思わないか。僕は、モンゴル人も名古屋人と同じく、隣の大国など歯牙にもかけず、自分たちが一番だと思っているに違いないと推測するのだ。名古屋人は今なお毎秋の「名古屋まつり」では三英傑のパレードを行い、「名古屋おもてなし武将隊」というイケメン武将隊までつくって観光PRしている。武将隊はこの3人のほかに前田利家や加藤清正、前田慶次といったサブキャラの武将まで肩を並べ、地元っ子には大人気である。名古屋がなかったら、大阪(秀吉)も東京(家康)もなかったともいえる。そんな過去の栄光に根ざした自己陶酔が、名古屋人の心理には深く刻み込まれている(秀吉も家康も、最後はあっけなく名古屋を捨て、ほかに都を作ったという歴史上の事実は、ここでは無意識下になかったことにしている)。名古屋人のプライド高さ。おそらくこのあたりに根拠があると推察される。関東と関西にサンドイッチのように挟まれて、「中部地方」と呼ばれている名古屋人の心理は、実に複雑でセンシティブだ。「中部地方」。誇りと自己愛が見事にブレンドしている名古屋人の心情を、これほどくすぐるコトバはないだろう。「何たって日本の真ん中、中心だぜ。セントラルジャパンさ」という声なき声が名古屋生まれ、名古屋育ちの僕には聞こえるのだ。夜、車を運転していると、名古屋のローカルラジオ局からこんなフレーズが聞こえてくることがある。「今、歴史の街としても新たに注目を浴びる日本のど真ん中・名古屋から、女子大生たちがご当地ならではの情報を発信します。今回は、信長、秀吉、家康の三英傑を生んだこの地ならではの歴史特集!音楽情報も盛り込んだ、あっという間の一時間です!」そう。僕ら名古屋人に言わせてもらうと、「名古屋は関東か関西か?」という質問自体が愚問なのだ。だって、名古屋は名古屋でしかないのだから。名古屋はいつだって、オンリーワンかつナンバーワン。日本の歴史を動かしてきた名将たちの血を引く誇り高き僕らは、これからも胸を張ってそう主張し続けていくのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月17日古参の名古屋名物でありながら、昨今の「名古屋めし」ブームに完全に乗り遅れた感のある食べ物。それが、きしめんだ。きしめんはそもそも、何故に名古屋名物なのかも判然としない。ルーツも諸説あるが、どれも決め手に欠ける。第一、うどんに比べて、ナゴヤ人自体そんなに好んできしめんを食べている訳ではないことは、多少でも名古屋に住んだことのある人なら、実感として分かるだろう。では、きしめんには魅力がないのか?そんなことはない。あの平麺ならではのツルツルっと口に入ってゆく喉越しは、きしめん以外では味わえない食感だ。パスタのフェットチーネも、山梨名物のほうとうも、姿形こそきしめんに似ているが、この醍醐味(だいごみ)は到底味わえない。新幹線のホームで食べるきしめんがうまいのは、待ち時間の間にツルツルっと食べるシチュエーションも影響しているのだろう。以前、とあるうどん店で聞いた話だが、きしめんの麺の幅広さには「時代の流行」があるという。理由は定かではないが、恐らくほかの麺類の流行がきしめんにも影響しているのだろう。となると、二郎系ラーメンや油そばの太麺がはやっている今の時代なら、「極太」が流行の最先端なのだろうか。そう思い調査を開始した。実は名古屋には「まるみ亭」という極太きしめんを提供する店があったが、数年前に惜しまれつつ閉店してしまった。まるみ亭に代わる極太きしめんの店を探すと、それは名古屋市熱田区の中央卸売市場の中にあった。その店の名は「まんてんうどん」である。市場内の店らしく、営業時間は朝4時から昼の2時まで。「はい、これがきしめんの麺」。そう手渡された麺の幅を定規で測ると、なな何と、ジャスト3センチ!厚さも2ミリはあろうか。太っ!これは予想以上だ……。まんてんうどんの主人、大西景三さんに話を聞く。ここで店を開いて9年になるが、実はそれ以前に、親御さんも別の場所でうどん店を営んでいたそうだ。相撲が大好きで、力士にうどんをごちそうしたところ「普通のうどんは食べた気がしない」と言われ、発奮して開発したメニューがこの極太きしめんだったという。それが20年前。「製麺屋に刃を特注して作ってもらった」というリキの入ったこのメニューは息子に引き継がれ、名古屋でも随一の極太麺として光を放っている。普通のきしめんは平べったいので、うどんよりもゆで時間が短い。しかしこの麺は真逆だ。極太だけあって、ゆで時間は実に20分かかるという。そのため、事前に固ゆでしておき、オーダーが入ってからもう一度ゆでている。冷やしにすると、もっとゆで時間が必要だ。こりゃ店主泣かせのメニューだわ……。話をつゆに移そう。名古屋のめんつゆは独特だ。黒っぽい色こそ関東風だが、その実、ダシの主体はかつお節ではなくムロ節(ムロアジ)やササ節(宗田ガツオ)から取られている。かつお節よりもさっぱりとした味わいで、これに名古屋ならではのたまりじょうゆの本返しを投入する。やや濃い口で少し甘めの「名古屋風つゆ」の完成だ。大西さんもいろいろ試したそうだが「市場の人は昔ながらの名古屋の味を好む」ということで、結局のところ「ナゴヤスタンダード」に落ち着いたという。このつゆこそ、極太きしめんをがっしり受け止めるベストパートナーなのだ!いよいよ実食。出来上がった極太きしめんはだしの香りが高く、それだけで食欲を大いにそそる。自分の口の幅は約6センチ。それに対し、極太きしめんの幅は前述の通り3センチ。定規を手に持って 想像して欲しい!口の半分の幅に、1本の麺がツルツルと入り込んでいく光景を!!ズズズーではなく、ツツツうぅ?と”見えざる手”に導かれるように口の中に吸い込まれていくきしめん。しかし厚さもハンパない。ツルツル感に加えて、独特のモッチリ感がきしめんを新たなステージへと導いていく。トラッドなつゆが麺に程よく絡み、しっかり名古屋の味としてアピールしている。極太きしめんの冷やし麺(名古屋では「ころ」と呼ぶ)も味わってみた。つゆはざると同じもので、カツオをきかせ、かけよりも濃厚で風味が強い。冷水でキュッと締められた麺は、かけ以上になめらか。そして麺本来の強さが際立つ。麺の圧倒的な存在感に脱帽だ。開店当時は、知る人ぞ知るメニューで、手がかかるし、注文も出ない。という訳で、休止していた時期もあったそうだ。しかし親から受け継いだ大切な味。「とにかく出そう!」と決めて再開し、今は根強いファンもつくようになったという。「市場に出入りしている人は舌が肥えている。そんな人に認められた実感はあります」と大西さん。店主のきしめんへの情熱とこだわりが、この名古屋の味を全国に広めていくのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月14日大阪府大阪市中央区大阪城で、第12回となる「城灯りの景(しろあかりのえ)」が開催される。大阪城のライトアップはもちろんのこと、大阪城本丸広場、西の丸庭園、山里丸の大阪城一帯が約2万個のろうそく行灯で彩られる。開催日は8月25日(土)、26日(日)だ。今年は西の丸庭園に雲に見立てたろうそく行灯を配置し、その背後に天守閣が浮かび上がるような工夫を凝らした「天空の大阪城」が登場する。また、西の丸庭園内の迎賓館ではレーザー光線とLEDパーライトによる「Cosmicシンフォニー」と名付けられた光の演出が企画されている。山里丸でも「光の宇宙」と題された、ろうそく行灯とレーザー光線を使用して山里丸を幻想的な雰囲気に包み込む企画もあり、「城灯りの景」に彩を添える。ほかにも、事前予約制(無料)で大阪城ナイトツアーも行われる。「城灯りの景」の見学はもちろん、大阪城の名所を楽しむことができる。コースは西の丸庭園から、大手門、桜門、本丸に至る。天守閣への入場は含まれず、1日100名、2日間合計200名なので注意が必要だ。さらに西の丸庭園特設ステージでは、大阪芸術大学学生の演奏による「管楽の夕べ」や、大阪パフォーマーライセンスを取得したミュージシャンによる演奏を楽しむことができる。そのほか、行灯シェードワークショップ、東部方面公園事務所ワークショップでは竹細工を体験できる。西の丸庭園では「大阪的グルメグランプリ」が同時開催され、屋台形式の店が約50店舗参加する。フードはワンコイン500円、入場は無料だ。「城灯りの景」は、大阪城に蛍が飛びかう様をイメージした市民参加型の光の演出でフィナーレを迎える。西の丸庭園特設ステージでは、ペンライトによる光の演出「HOTARU」が感動的なラストに花を添える。各イベントの開催日時 「城灯りの景」18:00~21:00 「行灯メッセージ」17:00~20:30 「天空の大阪城」18:00~21:00 「Cosmicシンフォニー」19:00~21:00(適時実施) 「光の宇宙」19:00から21:00 「大阪城ナイトツアー」1回目18:00~。2回目19:00~各50分 「行灯シェードワークショップ」17:00~20:30 「東部方面公園事務所ワークショップ」17:00~20:30 「西の丸庭園特設ステージ演奏」18:00~21:00 「大阪的グルメグランプリ」25日(土)16:00~。26日(日)15:00~ フィナーレ「HOTARU」26日(日)20:00~ 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では、暑い名古屋の夏を涼しくすごさせるために、毎年この時期にホッキョクグマに氷を与えている。飼育員が60リットル程度の容器で、リンゴなどの果物やホッケ(魚)を入れた氷の塊を作り、ホッキョクグマに与える。ホッキョクグマは、氷を抱きかかえたり少しずつかじったりしながら、その冷たさを楽しむように遊ぶ。本年度も、8月の毎週日曜日14:00より、「ホッキョクグマ舎」にて実施。氷は運動場に設置するため、一般来園者も観覧できる。見ることで、来園者も涼を感じられるこの行事、ぜひ足を運んでみては。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日名古屋市東山総合公園/東山動植物園(愛知県名古屋市千種区東山元町3-70)では7月25日、フタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生した。赤ちゃんが生まれたのは、同園の「自然動物館」夜行性動物コーナー。動物園飼育第二係の安藤和典氏は、「とてもかわいい赤ちゃんなので、ぜひ覗きに来てくださいね」と話している。ただし、「お母さんのおなかで隠れてしまっていることもあるので、ご覧いただけないときもあります。その際は残念ですがご了承ください」とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月03日デサントが展開する「ルコックスポルティフ」はこのほど、Jリーグ・名古屋グランパスのクラブ創立20周年を記念し、「名古屋グランパス20周年記念ユニフォーム」を制作した。20年間の歴史を刻んできた名古屋グランパス。このユニフォームは、8月18日に20周年記念試合として開催される対ガンバ大阪戦「The Match ~Grampus 20th Anniversary 2012.8.18 supported by le coq sportif~」の1試合限定で着用される。レプリカモデルも制作されており、試合に先行して8月上旬より販売される。20周年記念ロゴを右肩に配置し、「これからさらに飛躍する」という意味を込めて、右上がりのライン柄をデザインとして表現した。チームカラーである「赤」に大切な思いを込め、黒を基調に赤を引き立たせる斬新なカラー配色で表現。栄光ある強きチームをめざし、ゴールドラインのステッチとショルダーマークを施した。レプリカモデルは愛知県内のサッカー専門店、大型チェーン店を中心に販売予定。サイズはS / M / L / O / XOの5展開で、価格は1万6,380円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月03日お城好きな人が増えていると思いませんか? 有名なところでは『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳さん、アナウンサーの安住紳一郎さん、落語家の春風亭昇太さん、プロレスラーの藤波辰爾さん、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さんなど挙げればキリがありません。なぜお城好きは増えているのか?歴史研究家の藤井尚夫さんにお話を伺いました。■昭和天皇もお城がお好きだった!?――お城が好きな人って最近増えているような気がするんですが。例えば落語家の春風亭昇太さん。かなりのお城好きで本を出したりされていますね。藤井さん春風亭昇太さんはかなり活動的な方ですね。「えっ? ここに行ったの?」なんていう、知る人ぞ知るお城に行ってたりとか。それもblogに書きこんでおられたり。――城好きな人が増えている理由は何でしょうか?藤井さんうーん。昔から一定数の城好きな人がいたんじゃないでしょうか。それが自分の趣味をblogやtwitterに書き込んで顕在化していると言いますか。――なるほど。カミングアウトする人が増えた、と。藤井さん趣味として一般に認められてきたと言いますか。知っていますか?昭和天皇もお城がお好きだったという話があります。――えっ、昭和天皇は植物学者だったのではないんですか?藤井さんお城もお好きだったそうです。陛下が特に気にされていたのは織田信長の清州城で。――清州城ですか。藤井さん鳥羽正雄先生という方がおられたんです。この方がお城の研究で博士号を取った第1号なんですね。で、宮内庁から「お城の講義」を陛下がしてほしいということで鳥羽先生のところにご要望があったんですよ。「清州城ってどんなお城だったのかね」とお聞きになったとか。■戦後すぐにあったお城ブームは『日本の名城』から――お城好きの人たちはどこからファンになったんでしょうか。藤井さんお城好きな人たちの間では戦後すぐにブームがあったんですね。――えっブームがあったんですか?藤井さんそうです。戦後のお城ブームの震源というのは『日本の名城』という本が出版されたことだと思います。(旧)人物往来社から昭和34年(1959年)9月1日に刊行されました。日本のお城の紹介なんですが、素晴らしかったのは各城の年表が付いていたことです。そしてこの本が大当たりするんです。――あ、そんな本があったんですね。藤井さん私の持っているのは昭和34年の9月10日、第三版です。9日目に第3版。すごいベストセラーでしょ。あまりに売れたので、『続・日本の名城』、『名城名鑑』、『続・名城名鑑』と続刊が次々出ました。――では、やはりそれだけお城好きな人がいたと。藤井さん売れたということはそうですね。また戦後の復興、復元ブームが背景にあったことも見逃せないですね。戦災で日本全国のお城が燃えちゃいましたでしょ。戦後それを復元するというムーブメントがあったんです。■お城好きにも色んなタイプが……――ひと口にお城好きと言ってもいろいろなタイプの人がいるんでしょうか?藤井さんそうですね。まず文献を集めるのは好きな人、実際に行く人、それに資料を元に図面を描く人、主にこの3種類でしょうか。――文献を集める人は自分の好きなお城に関してだけ資料を集めるんでしょうか?藤井さんいえ日本中のお城の資料を集めますよ。――藤井さんはご自分で「安土城の復元図」を起こされたりしてますが、藤井さんは3番目のタイプなんですね。↑藤井さんの描かれた丸岡城の緻密(ちみつ)な復元透視図。内部もリアルに再現されている。藤井さん私は資料も集めますし、実際に行きますし、図面も起こしますし(笑)。すべてやりますね。――最近は歴女と言って、歴史好きな女性が増えているようですが、お城好きな人たちの輪に入って来る人は女性でもいるのでしょうか。藤井さんおられます。私も歴女の皆さまをお連れする「歴女ツアー」のコンダクターみたいな仕事をたまにしていますよ。中にはお城が好きになってくる人もいます。――お城好きになるきっかけはそれぞれに違うのでしょうか。藤井さんお城好きになるには最近は3つぐらいのルートがあるんじゃないでしょうか。まず「大河ドラマ」から来る人。次に『信長の野望』などの歴史ゲームからやってくる人。最後に漫画から来る人。大体この3つになると思います。■パーツごとに好きな人がいる!――お城好きというとお城全部が好きなのでしょうか。藤井さん専門分野と言いますか、パーツごとに分かれているように思いますね。――というのは?藤井さん例えば「石垣」。石垣が好きな人は結構石垣ばっかり追いかけたりしますし。石の積み方にもいろいろありましてね。――ほかには?藤井さん土塁、掘、天守などの構造物、城門、瓦、後は大きく「縄張り」でしょうか。――縄張りというのは?藤井さん「縄張り」は専門用語になりますが「レイアウト」と考えてください。その城がどのようにレイアウトされているのか、なぜそこに堀をほったのか、なぜそこに櫓台が造られたのか、そういったことを考えるのが好きな人は、「縄張りマニア」ですね。城の機能や種類によって縄張りは異なりますから。↑大垣城の復元図。藤井さんの精密な絵で合戦の迫力が伝わって来る。――なぜ縄張りと言うんですか?藤井さんお城を建てる時には、文字通り現地に縄を張って、区分けして作業するからですね。――例えば後世の目から見て、「縄張りがおかしいんじゃないか?」というお城はありますか?藤井さんそれは結構あります(笑)。正面ばかりしっかり造られ、横に回るとほとんど防御がなされていない城もあります。籠城(ろうじょう)戦が想定されず、見栄えだけで縄張りされている城ですね。■お城好きは深遠な趣味である――お城好きは相当深い趣味なんでしょうか?藤井さん相当深いですよ(笑)。古代から、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、近世、近代に渡って日本にお城の遺構がいくつあると思いますか?3万カ所と言われています。――3万カ所!数から言ってもとても網羅できないですね。藤井さんで、それぞれに歴史があって、もう突っ込んでいくときりがないんですよ。だから非常に深くて楽しい趣味なんじゃないでしょうか。お話を伺っていると「お城好きの道」は相当に奥深いものだとわかりました。みなさんもちょっとかじってみませんか?足抜けできないかもしれませんよ!(高橋モータース@dcp)
2012年06月30日名古屋嬢だけではありません仕事や観光など、名古屋に行ったことがあるという人は多いのでは?行ったことがない人も、テレビや雑誌などで見て、さまざまなイメージを持っていると思います。今回は、女性の思う「名古屋のイメージ」をランキングにしてみました。名古屋の皆さん、あくまで「イメージ」ですからね。>>女性編も見るQ.名古屋のイメージを教えてください(複数回答)1位派手好き45.3%2位喫茶店が多い34.4%3位結婚式が盛大29.1%4位食文化が独特26.2%5位食べ物がおいしい18.4%■派手好き・「名古屋巻きをした名古屋嬢のイメージ」(25歳/医療・福祉/専門職)・「なんとなく、ゴールドが好きなイメージ」(32歳/その他)・「ヒョウ柄のイメージ」(28歳/商社・卸/専門職)・「服装から生活スタイルまで派手そう」(29歳/小売店/専門職)■喫茶店が多い・「喫茶店が多く、モーニングが充実している」(24歳/医療・福祉/専門職)・「テレビでよく紹介されているので」(30歳/金属・化学・鉄鋼/技術職)・「名古屋で喫茶店に入ったら、コーヒーに小さなクッキーがついてきてビックリしたが、あちらではそういうサービスが多いらしい」(44歳/建設・土木/専門職)■結婚式が盛大・「テレビで特集しているのを見て、名古屋の人は大変だなぁと思った」(46歳/その他)・「前にテレビで、結婚式に一番お金をかけるのは名古屋だといっていたから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「お金がほかの地域に比べてかかると聞いたので」(25歳/その他)■食文化が独特・「小倉サンドや、ひつまぶしやてんむすなど、変わっているけど美味しいものが多い」(40歳/ソフトウェア/技術職)・「あんかけスパゲッティなど、変わったものがあるから」(24歳/金融・証券/専門職)・「名古屋出身ですが、ほかの地域の人からよくこう言われるから」(28歳/自動車関連/技術職)■食べ物がおいしい・「ひつまぶしや手羽先など、食べ物がおいしいイメージが強い」(25歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「名物がいろいろ浮かんでくるから」(25歳/金融・証券/専門職)■番外編:方言がきつい美男美女?・「関西弁より聞きなれないので、きつく聞こえる」(24歳/情報・IT/専門職)・「キレイ系が多いと思う」(23歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)総評1位は「派手好き」でした。「名古屋巻き」をした「名古屋嬢」が歩いている、というイメージでしょうか。「ゴールドが好きなイメージ」は、しゃちほこがあるから?派手好きは3位の「結婚式が盛大」というイメージにもつながりますね。2位は「喫茶店が多い」です。ボリュームたっぷりの「モーニング」のイメージが強い様子。名古屋に本社を置く喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」は、いまでは有名になりました。名古屋駅近くの店舗では、よく行列ができています。シロノワールがおいしいんですよね。4位は「食文化が独特」、5位は「食べ物がおいしい」でした。みそカツや小倉トースト、ひつまぶしや手羽先など、「名古屋名物」と呼ばれるものはたくさんあります。それが理由なのか、食べ物のイメージが強いようです。食べてみたいという声のほか、食べてみたらおいしかったという声を聞くと、名古屋出身の私はうれしくなってしまいます。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性512名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】東京のイメージランキング【女性編】ほれてしまいそうになる方言ランキング【女性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月27日名古屋にどえりゃあ、いきたいがや日本三大都市圏のひとつである名古屋。東京、大阪に比べると、取り上げられることの少ない都市ではありますが、食文化など、個性的なイメージがありませんか?男性の抱く「名古屋のイメージ」をランキングにしてみました。名古屋といえば、何を思い浮かべますか?>>女性編も見るQ.名古屋のイメージを教えてください(複数回答)1位派手好き29.0%2位食文化が独特26.6%3位喫茶店が多い25.0%4位結婚式が盛大21.5%5位食べ物がおいしい15.4%■派手好き・「宝石好きが多そう。ファッションにお金を使っている気がする」(26歳/不動産)・「派手な女の人が多い気がする」(29歳/損保・生保/専門職)・「交際費が多そう」(28歳/商社・卸/営業職)・「見えっ張りと聞く」(29歳/ソフトウェア/技術職)■食文化が独特・「何にでも、みそが使われるイメージ」(28歳/その他)・「みそカツやきしめんから、そういうイメージがある」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「小倉トーストなど、特殊な料理がある」(30歳/情報・IT/技術職)■喫茶店が多い・「喫茶店は、サービス争いをしなければいけないほど多い」(28歳/自動車関連/技術職)・「実際に数も多いし、うわさに聞いていたとおり、食べ物のボリュームが多かったのには感動した」(27歳/その他)・「わざわざ『モーニング』を食べに行ったことがある」(25歳/小売店/販売職・サービス系)■結婚式が盛大・「テレビで見てそう思った」(35歳/通信/技術職)・「披露宴を両家、関係者をあわせて、数百人規模で行いそうなイメージ」(32歳/情報・IT/技術職)■食べ物がおいしい・「親子丼、手羽先など、鶏肉料理が最高においしかった」(45歳/アパレル・繊維/専門職)・「出張に行ったときにひつまぶし、名古屋コーチン、みそかつ、そのほか、いろいろ食べた」(30歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)■番外編:これも、名古屋ならでは?・「ピンク色っぽいことを、『ピンくい』と言うらしい」(28歳/その他/クリエイティブ職)・「雨が降っていても、ぬれずにいろいろなところに移動できると聞いたことがある」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)・「やたら縦ロールの女性が多い。小倉トーストがデフォルト」(32歳/情報・IT/技術職)総評1位は「派手好き」でした。「名古屋嬢」のイメージからか、「女の人が派手」「ファッションにお金を使っている」というイメージがあるよう。4位の「結婚式が派手」にも通じるところがありますね。「友達の嫁入り道具がトラック4台分だった」という話を挙げている人もいました。2位は「食文化が独特」。みそカツやきしめん、小倉トーストにあんかけスパゲッティなど、独特の料理を挙げればキリがありません。生クリームやフルーツがのったスパゲッティを提供する「喫茶マウンテン」も有名ですね。3位は「喫茶店が多い」。たくさんある喫茶店同士の競争から、モーニングサービスが盛りだくさんになったとも。いまや有名になった「モーニング」を食べに、名古屋に行ったという人もいましたね。子どものころ、名古屋に住んでいましたが、休日の朝は家族でモーニングを食べに、喫茶店に行くこともありました。それが独特の文化だということに、上京してから気づいたのでした。(文・OFFICE-SANGA澤田千春)調査時期:2012年4月26日~2012年5月9日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性376名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】東京のイメージランキング【男性編】ほれてしまいそうになる方言ランキング【男性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年06月27日リノベるは22日、シェアオフィスを併設したリノベーションのショールーム「リノベる。名古屋」を、名古屋市中区丸の内にある複合ビル「LINC MARUNOUCHI」にオープンする。名古屋初出店となる同ショールームは、住宅のリノベーションを検討するユーザーが、工事後の内装を実物大で見て、触れて、体感することのできる施設。できあがりがイメージしづらい、請負型リノベーションに対するユーザーの不安を解消するため、ビルのワンフロアに、リノベーションされたマンション1戸をそのまま再現するものだ。今回出店する同ビルは、同社が企画・設計・施工を手がけ、一棟まるごとリノベーションを行っている。1Fに飲食店、2Fにリノベーションショールーム、3F・4Fにはシェアオフィスを併設(開業は10月を予定)。8月には、入居を希望するクリエイターに向けた説明会、新しい働き方に関するイベントも行われる。6月22日は、プレス発表会を兼ねたオープニングイベント(予約制)を開催。また、6月24日15:00~16:00 には、初心者向けのリノベーションセミナー「リノベ徹底解剖 入門編」も行われる。申し込みは同社サイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日直木賞候補にもなった和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』の第一弾予告編がこのほど公開された。『のぼうの城』予告編『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務める。圧倒的な戦力の差をつけられた長親の軍勢はどのようにして形勢を逆転し、勝利をおさめるのか? 小説『のぼうの城』は、その“奇策”の面白さと巧みさ、策を成功させるべく奔走する登場人物たちの魅力が読者の心を掴み、またたく間にベストセラーになった。累計130万部を突破した小説のオリジナルは実は、映画脚本。原作者の和田竜氏は脚本を基に小説を書き上げた。映画版はその意味で“真の”『のぼうの城』と言えるだろう。このほど公開された予告編も、少し奇妙な行動をとる長親や、激しい戦いの中で必死に生きる者たちの姿を積み重ねる構成で、原作ファンには読書時の記憶がよみがえる、未読の観客にはこれまでにないエンターテインメント映画の登場を予感させる内容になっている。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年06月08日東京ディズニーランドホテルは9月、東京ディズニーランドのシンデレラ城を舞台としたウェディングプログラム「ディズニー・ロイヤルドリーム・ウェディング」を導入する。同プログラムは、1983年の東京ディズニーランド開園以来初めてとなるパーク内ウェディング。シンデレラ城のアトラクション「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」内にある「グランドボールルーム」(大広間)で結婚式を行い、列席者が見守る中、新郎新婦が指輪の交換や結婚証明書へのサインを行い、永遠の愛を誓うという。挙式後は、フラワーシャワーで祝福され、列席者とともにシンデレラ城の前を行進。披露宴は、東京ディズニーランドホテルの宴会場「シンデレラドリーム」で行い、ミッキーマウスやミニーマウスなどのディズニーの仲間たちがお祝いに駆けつけ、ウェディングケーキへの入刀を盛り上げるとのこと。プログラム開始時期は9月下旬で、4月8日10時から予約受付を開始。料金は50名で750万円(1名追加4万5000円)。1日1組限定となっており、申し込み多数の場合は抽選。なお、シンデレラ城での結婚式は、50名(新郎新婦を含め52名)までとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月26日ベビーから小・中学生まで、子どもが心ワクワクさせるような遊びを提供する総合児童センター、「こどもの城」。冬休みの1月3~9日は特別期間として10:00~17:30まで開館(1月3日のみ12:30開館)、「冬休みあそんでゲンキに!みんなでエンジョイ!こどもの城」プログラムを展開する。テーマは“日本のお正月”。3階のプレイホールと1階ピロティでは「~新春あそびのお年玉2010~めざせ!あそびの龍人(たつじん)~」と題し、こまやべいごま、三つ馬、かるた、めんこ、おはじきといった昔懐かしい遊びを提供。1月4日には、正面玄関にて“こま名人”のこまのたけちゃんによるパフォーマンスも行われる。4階音楽ロビーでは、和太鼓と箏、三味線にチャレンジできる「日本の楽器やってみよう」を開催。スタッフの指導のもと、ふだん見慣れない楽器を奏で、音色を楽しむチャンス。幼児から参加できるというのも魅力だ。また、1月8日には、こどもの城和太鼓グループによる演奏会、「ひびけ!めでたいこ!」も正面玄関で開かれる。3階の造形スタジオも、この時期はお正月一色に。小学2年生までなら親子で「お正月辰パックン」を、小学3年生以上は「お正月辰かぶり」作りに挑戦。いずれも和紙を使った制作物で、「お正月辰パックン」は手袋のような形状で手にはめて遊べるようになっており、「お正月辰かぶり」は凧のような形ながらかぶって遊ぶことができるなど、作るだけでなく遊べるのが特徴だ。お正月という絶好の機会、日本の古き良き伝統と文化に親しみに、家族みんなで出かけてみては?「冬休みあそんでゲンキに!みんなでエンジョイ!こどもの城」場所:東京都渋谷区神宮前5-53-1料金:入館料大人¥500、子ども¥400(3歳以上18歳未満)開館時間:10:00~17:30(1月3日は12:30~。入館は17:00まで)お問い合わせ:03-3797-5666取材/村上早苗
2011年12月22日壮大なスケールで描く時代劇『のぼうの城』のポスター画像が解禁!主人公“のぼう様”率いる「忍城軍」と豊臣秀吉の命を受けた石田三成率いる「天下軍」の2つのバージョンの計9名が写った迫力のビジュアルが明らかになった。犬童一心×樋口真嗣という邦画では異例のW監督体制で、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて製作された本作。戦国末期、小田原城攻めで天下統一を完成させようとする秀吉の命を受けて、石田三成が小田原城の支城・忍城(おしじょう)に攻め入る。守る忍城側の総大将は、でくのぼうの“のぼう様”として領民に親しまれ、勇も智もないながらも奇妙なカリスマ性を持つ成田長親。たった500の軍勢が豊臣の2万の大群と対峙し、城を守り抜くという戦国の世の奇跡の戦いが描かれる。今回発表された2種類のポスター。忍城軍のものは、笑顔で鷹揚と構える長親を中心に、榮倉奈々演じる、両群の命運を握る甲斐姫、成宮寛貴扮する軍略の天才を自称する酒巻、豪腕が売りの、山口智充演じる和泉、そして佐藤浩市の鋭い眼光が印象的な長親の幼なじみの侍大将・丹波がそれぞれ武器を構える姿が写っている。一方の豊臣方のポスターは、上地雄輔の三成に、山田孝之扮する三成の盟友・大谷吉継、平岳大扮する参謀・長束正家に市村正親の秀吉がギロリとこちらを睨む姿が写し出される。ちなみに、「忍城軍」の5人の足元にはなみなみと水が押し寄せているが、この“水”を使った三成による壮大な水攻めが、劇中、大きな見どころになっているとのこと。果たしてどのようなシーンに仕上がっているのか気になるところだ。ポスターで見るだけでも対照的な二つの軍だが、劇中ではどんなやり取りを見せてくれるのか?『のぼうの城』は2011年秋、全国東宝系にて公開。■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之榮倉奈々『のぼうの城』で時代劇初挑戦男勝りな姫役で乗馬も披露!野村萬斎7年ぶり映画主演で“でくのぼう”の総大将に!佐藤浩市、成宮寛貴らと共演
2010年12月28日