台湾発のアクションエンターテイメント『ハーバー・クライシス<湾岸危機> Black&White Episode1』の主演コンビの日本語吹替を中尾明慶と寺脇康文が担当することが決定。7月10日(火)、都内スタジオでアフレコの模様がこうかいされた。熱血新米刑事・インション(マーク・チャオ/中尾さん)と人情に篤いヤクザの幹部・ダーフー(ホァン・ボー/寺脇さん)。正反対の立場にある2人が、ハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、阻止すべく奔走する。この日は、2人が初めて出会い、車の中で言葉を交わすシーンに、敵の銃弾の嵐をかいくぐって車で逃げるシーンなどを公開。シーンごとに演出から心情や声の大きさやトーンなどについて細かい指示が出され、正義感あふれるインションとヤクザでありながらも弱気なダーフーという対照的な2人のキャラクターが垣間見える。カーアクションのシーンでは、中尾さんは映像に合わせてハンドルを切る動作をしながら声を出すなど熱のこもった演技を見せた。収録を終えて寺脇さんは「自分の芝居じゃないところにセリフを入れる難しさがある。自分でやり過ぎと思うくらいに(オーバーに)やった方がいいんだなとわかりました。あとは役者さんの素晴らしい演技を邪魔しないようにということを心がけました」とふり返る。一方、初挑戦となった中尾さんは「貴重な経験でしたが本当に難しくて…。10時間くらいで収録したんですが覚えてないです」と苦笑い。寺脇さんはそんな中尾さんの様子について「僕が遅れて入っていって『どう?』って聞いたら『はい……分かりません…』って感じだった(笑)」とその憔悴ぶりを証言。先輩から「真っ直ぐな熱血漢な感じが合ってる」とお墨付きをもらったが、中尾さんにとってはよっぽどつらい経験だったのか「サンダルを履いて行ったんですが、最後には裸足になってました。そのうち服も脱ぎ出すんじゃないかという脱力感で…。正直、もう二度とやりたくない」と本音をポツリ。寺脇さんから「だめだめ!また声が掛かるかもしれないから!」とたしなめられていた。あまりのアフレコの過酷さにガードが下がったのか、作品にちなんで「最近、プライベートで体験した危機は?」という問いに中尾さんは「少し前に付き合ってた彼女との別れ話ですかね」と失恋をあっさり告白。映画の主人公のように危機を回避することはできなかったようで、寺脇さんから「恋愛危機(笑)?」と突っ込まれていた。『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』は9月8日(土)より公開。■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年07月10日1988年にスクリーン・デビューして以来、オスカーノミネートを果たした『ブギー・ナイツ』(’97)、『ことの終わり』(’99)を始めとする数々の作品で確固たる存在感を放ち、映画ファンを魅了し続ける、ジュリアン・ムーア。年齢を重ねるごとに美しさを増す彼女が50歳を前にして挑んだのが、何不自由ない暮らしに恵まれながら、妻として、母として、そして女として孤独と焦燥に陥っていく一人の女性。数々の役をこなしてきた中でも、「感動した」という『クロエ』キャサリン役について、そして初となるアトム・エゴヤン監督らとの競演について語る。ずっと恋焦がれていたという、エゴヤン監督との待望の競演が本作への出演の決め手と言うジュリアン。「監督は、言動の裏に隠された意味を詳細に語ってくれたし、私は安心して任せることができると感じた。監督の作品は説得力があって、感情がしっかり押さえられている。その作品はキャラクターたちの言動に共感できる、本当に刺激的な作品ばかりだわ」。今回演じるキャサリンは婦人科医として成功し、大学教授の夫と10代の息子に恵まれ、申し分ない暮らしを送っている。だが、ある日生まれた夫の浮気疑惑により、彼女の心はかき乱されていく――。「キャサリンは人生のこの時期に、統制力がなくなってしまったと感じているの。彼女は、夫や息子との関係を理解していると思っていた。でも、突然何もかもわからなくなって自分の手に負えなくなったと感じるの。自分が愛し、理解していると思っていた人たちとの距離が遠のいていく。こういうことは珍しいことじゃないし、誰でも共感できることだと思うわ」。そんな彼女が夫の愛を確かめるために出た行動。それは、若い娼婦・クロエを雇って、夫を誘惑させることだった…。「彼女は自分の夫を理解し、彼が望むものを見つけたいの。夫が若い女性と一緒にいたいのだと思っている。そして、彼女はクロエに何が起こったか話してと尋ねる。クロエは、キャサリンが彼と一緒にいるための身代わりだわ。クロエともつ親密な関係も、キャサリンが夫のそばにいたいからなの。でもそこに誤解が生じるの。映画の中にも、性について話し合うところがあるわ。どれほど危険で深い含みがあるのか、とても説得力のあるシーンよ」。キャサリンが陥っていく心の“罠”について理解と共感を示す一方で、「この女性がすることは大きな罪だわ」とも語るジュリアン。そんな彼女の孤独と欲望を表現するため、本作で彼女は性的で官能的なシーンにも挑戦している。「この映画のリアリティに根差したところがいちばん難しかったと思う。彼女が感じていることを観ている観客も感じるようにしなくてはいけない。そのすべてを徹底したリアルさで演じ続けることが難しかったわ」。一方、“安定した”夫婦を演じたリーアム・ニーソン、そして“危険な”関係を演じたアマンダ・セイフライドとの共演について聞くと、ジュリアンは手放しで彼らに称賛を贈る。「2人とも素晴らしい俳優だし、素敵な人たちなの。共演しやすくて、挑戦しやすい。誰もが挑戦することを恐れず、ビクビクするようなところがないの。この映画は、性を描き、相手に自分を見させることで、自分を知ろうとする人間を描いている。2人との仕事はとてもやりやすかったわ。こんなに素晴らしいパートナーを得られて本当にラッキーだった」。本作について、「私たちが互いにどう話しかけ、どう行動するのか。これは私たちの人生を描いた映画なの」と語るジュリアン。その圧倒的な演技で魅せる、切なくも恐ろしい“愛”のかたちにぜひ注目してほしい。特集『クロエ』:愛する人のすべてを見てみたい?■関連作品:クロエ 2011年5月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:『赤ずきん』女性監督が証言、『トワイライト』を超える新たな“恋のジレンマ”真似してみたい『クロエ』ファッション上品&誘惑的な着こなしで男性の心を虜に?あなたは愛する人のすべてを見たい?『クロエ』“美しい髪”セットを10名様プレゼント【シネマモード】鬼才アトム・エゴヤンが描く、2人の女名越康文、夫婦の危機にアドバイス「ちょっとした一声が大事」
2011年05月21日カナダの鬼才、アトム・エゴヤン監督が、女性の愛と欲望、そして孤独を描いた禁断のサスペンス『クロエ』。主演ジュリアン・ムーアとアマンダ・セイフライドの緊張感あふれる演技が観る者を引きこむ本作だが、その中で思わず見とれてしまうのが、対照的な美を放つふたりのファッションスタイル。ここで思わず真似したくなる、彼女たちの“美”ファッションを少しだけご紹介します。まずは、タイトルロールになっている、アマンダ扮する魔性の女・クロエのファッション。若く美しい娼婦とあって、セクシーな魅力を最大限に表現する、ザックポーセンのフリル付きピンクドレスでキャサリンの前に登場する。一見、その若さと美貌を挑戦的なまでに生かしている小悪魔ファッションだが、美しい金髪を引き立てるような上品で可愛らしいピンクが、危険な香りの中にも彼女の心の繊細さを表しているようにも。ジュリアン扮するキャサリンに近づくクロエの本性、というのがサスペンスのカギでもあるのだが、ある意味その危険性をカモフラージュし、人を惹きつけているのがガーリーなコート・ファッション。何でも「外界につながる色や模様」を意識しているのだとか。例えば、温室で彼女が着ているプラダのコート(右写真)は、彼女の外側の環境を反映して葉っぱが刺繍されており、白を基調としたキャサリンのオフィスを訪れるシーンでは、波打つ大きなフリルが印象的な、白地×黒の花柄のコート(アンソロポロジー)を上品に着こなしている。そして、徐々にむき出しになっていく毒牙の香りを感じさせるのが、胸が開いた黒と白のガウン姿。シルクに似た光沢感に、思わず見とれてしまうのだが、そこには罠が…。そんなクロエの洋服に共鳴するように作られたというのが、キャサリンのお洋服。こちらは、産婦人科医というキャリアウーマンらしく、TPOに合わせた、シャープでシンプルなラインがキャサリンの知的さを感じさせる。夫とのディナー・シーンでは、白い肌を強調する黒のジャケットスーツに真珠のネックレス、そしてルージュを引くことで大人の色気を表現。お仕事では、控えめなシャツスタイルの中に透け感をプラスすることで上品に、パーティシーンでは体のラインを美しく見せる赤のタイトワンピで客をもてなすなど、“大人の女性”の着こなしはぜひ真似したいところ。時に意のままに、相手を牽制したり翻弄する小道具として、重要な意味をもつファッション。そんなところに目を向けながら、2人のヒロインの揺れ動く心を読み取るのもおもしろいはず。さて、あなたが真似してみたいのは、小悪魔クロエ・ファッション、はたまた大人&知的なキャサリン・ファッション、どっち?『クロエ』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。特集『クロエ』:愛する人のすべてを見てみたい?■関連作品:クロエ 2011年5月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:あなたは愛する人のすべてを見たい?『クロエ』“美しい髪”セットを10名様プレゼント【シネマモード】鬼才アトム・エゴヤンが描く、2人の女名越康文、夫婦の危機にアドバイス「ちょっとした一声が大事」名越康文トークショー付き『クロエ』女性限定試写会に5組10名様ご招待“誘惑”をめぐる危険な展開の予感…『クロエ』ポスター解禁!
2011年05月13日自分が女でありながら、こういう作品を観ていると、女ってつくづく妙な生き物だなと実感させられます。カナダの鬼才、アトム・エゴヤン監督が新作の題材に選んだのは、全く違う人生を歩んでいた2人の女が出会ったことから始まる愛憎劇。2003年にアンヌ・フォンテーヌ監督が、ファニー・アルダン、エマニュエル・ベアール競演で映画化した『恍惚』をベースに、よりサスペンスフルに仕上げられた『クロエ』です。これまで、『スウィート ヒアアフター』、『エキゾチカ』、『フェリシアの旅』、『アララトの聖母』、『秘密のかけら』などで、印象的な女性像を映し出してきたエゴヤンが今回描いたのは、正反対の2人の女。ひとりは、社会的地位と申し分ない家庭を持つ女医のキャサリン。もうひとりは、若く美しい娼婦・クロエ。最愛の夫の浮気を疑ったキャサリンは、レストランで出会ったクロエを雇い、夫・デビッドを誘惑させて彼がどんな行動をとるかを逐一報告させるのです。年齢も、住んでいる世界も、社会的地位も全く違う2人ですが、見えてくるのは、心にある満たされない思いと孤独感という共通点。キャサリンは、何不自由のない生活を送りながらも、息子の親離れや老い、夫の浮気疑惑などに悩み、孤独感と焦燥感を募らせ、女としての自信を失い始めています。クロエは、若さと美貌を誇り男たちから欲望の対象として見られ、女としての自信をみなぎらせている一方で、あくまでも自分は“つまみ食い”的存在でしかないことも認識していて、人に心の底から欲されることを渇望しています。持っている幸せの種類も、抱えている空洞の種類も違うそんな2人が、互いに深く関わっていくことになるのです。“運命の歯車”が大きく狂っていくとも知らず。キャサリンがクロエに仕事を依頼したとき、2人は単なる依頼人と請負人の関係でしたが、何度も会い、クロエがデビッドとの情事をキャサリンに報告していくごとに、2人には強い共犯関係が生まれていきます。キャサリンに望まれる自分に夢中になるクロエと、夫の知られざる素顔を明かすクロエの物語に夢中になっていくキャサリン。本来は、敵対する関係にあってもおかしくない、奪われる立場と奪う立場にいる女たちなのですが、2人は自分にない部分を相手の中に見つけ、そこに羨望を抱きながらも、互いに満たされないものを持っているという共感から依存関係を深めていくのです。やがてそんな依存関係は、より深いものへと発展していき…。当初、エゴヤンがなぜリメイクを手がけるのか不思議でしたが、キャサリンとクロエの関係性が、『恍惚』よりもはるかに濃密に描かれている後半を観て、なるほどと考えました。女というものは、自分が何かをコントロールしてさえいれば、夫の情事の物語にさえ、心を奪われかねないロマンティックな生き物。それでいて、“感情の生き物”と呼ばれるだけあり、自ら生まれた思わぬ感情によって、事態を制御不能にすらしてしまう。映像作家であるエゴヤンが興味を持つのも不思議はありません。本作に登場する2人の女たちには、分かりやすい違いが多いので、そこばかりに意識が向きがちですが、実はエゴヤンがここで描きたかったのは、すべての女が持つであろう性や業のような共通性なのではないか、と思うのです。胸の奥に熱いものを秘めた生き物であり、一旦それが流れ出すと、時にそれに振り回されてしまう。たとえ、知性に溢れ、クールに見える女性であったとしても、です。それが、女の愚かさでもあり、実は美しさでもあるのかもしれません。キャサリンを見ていると、そんな熱い部分が、女をいくつになっても可愛く見せるのではないかと感じたりして。エゴヤンがこの作品で描きかたったのは、こういった女の“愚かさ”であり、“愛すべき”部分なのでしょう。最後の最後には、女の複雑さを強い余韻として残す瞬間も待っています。今回、エゴヤンにしては分かりやすい映画を撮ったものだなと思っていたのですが、最後にちょっとした彼らしいスパイスが。このラストシーンを見て、自分を棚にあげつつ、「つくづく、女って奇妙だな」と思った私。さらに、このシーンにおけるキャサリン=ジュリアン・ムーアを最も美しく撮ったあたりに、エゴヤンの真意のようなものを感じたのですが、あなたならどう思うでしょうか。(text:June Makiguchi)■関連作品:クロエ 2011年5月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:名越康文、夫婦の危機にアドバイス「ちょっとした一声が大事」名越康文トークショー付き『クロエ』女性限定試写会に5組10名様ご招待“誘惑”をめぐる危険な展開の予感…『クロエ』ポスター解禁!アマンダの官能的な“罠”にジュリアンは…美しすぎる問題作『クロエ』公開決定!
2011年04月27日カナダの鬼才アトム・エゴヤン監督が贈る、美しくも哀しい禁断のサスペンス『クロエ』。本作の公開を記念して、4月18日(月)、女性の深層心理について鋭い分析力で支持を得る精神科医・名越康文と、女性ファッション誌「25ans」の読者モデルたちによるトークショーが行われ、女性のリアルな悩みの数々にアドバイスを送った。本作の主人公は、仕事にも家庭にも恵まれ、誰もが羨むような生活を送るキャサリン。だがある日、夫の浮気疑惑が浮上。そこで、夫の愛を確かめるため、彼女は若くて美しい娼婦・クロエに夫を誘惑させるのだが…。ひと足先に映画を鑑賞した名越さんは、本作について「人間と人間は深く出会うと、いままで自分だと思っていたものが自分でなくなってしまう。そんな瞬間をずっと描いているのが、この映画の不思議なところ」と分析。“夫を誘惑させる”という、一見荒唐無稽なキャサリンの女心について、「夫の全部を知りたいという欲求の裏返しなんですよね。愛というのは、一歩間違えると相手の全てを自分のものにしたいという狂気めいたものを持ってるじゃないですか。人間は生きていく上で、それが苦痛であってもスリルや刺激を受けたいという中毒性を抱えているんです。だから注意しないといけないんです(笑)」と紐解いていくと、会場の女性たちは名越さんの言葉にすっかり引きこまれた様子。また、劇中の夫婦になぞらえ、女性読者から「月日が経つと、会話がなくなり、セックスレスになる方も多いですが、それを打破する方法は?」という、リアルなお悩みが。これには「セックスレスにならないための名案はないですけど…」と苦笑しつつ、「日々の中で、自分のパートナーがしんどそうなときは一言声をかけておくとか、ちょっとしたことでその後がだいぶ違います。相手がつらいときは自分も大きな問題を抱えてたり、シンクロすることが多いので、それをうまく乗り越えるといいですよね」とアドバイスを送った。名越さんの説得力ある言葉に真剣な様子で耳を傾ける女性陣から、さらに「不安にとらわれないで素敵に年を重ねていく方法は?」との切なる問いも。これに対しては、「明るい気持ちのときに考えていることは現実を捉えてますが、心が暗いときに考えているものは、ほとんど正しいことはないんです。だから暗いときに考えたことは一旦忘れて、明るい気持ちになったときにもう一回考えてみるのが大事」と、これまでの経験からの教訓を断言する名越さん。暗いニュースが続く現状を見据え、「いまこそ気分転換を細かくするのが必要。この映画はハラハラドキドキできる最上の作品なので、楽しんで観てもらいたい」と、本作の楽しみ方と共にエールを送った。『クロエ』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。■関連作品:クロエ 2011年5月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2009 Studio Canal All Rights Reserved.■関連記事:名越康文トークショー付き『クロエ』女性限定試写会に5組10名様ご招待“誘惑”をめぐる危険な展開の予感…『クロエ』ポスター解禁!アマンダの官能的な“罠”にジュリアンは…美しすぎる問題作『クロエ』公開決定!
2011年04月19日ヴァンパイアと化した敬虔な神父が、“血”と“官能”に翻弄され人妻と共に堕ちてゆく、というセンセーショナルな内容で、昨年のカンヌ国際映画祭を震撼させた韓国映画『渇き』。2月27日(土)からの日本公開を前に、そのストーリーに因んで、21世紀に甦ったドラキュラ伯爵をテーマにした銀座の「VAMPIRE CAFE」、および中世ヨーロッパの教会をテーマにした新宿「キリストンカフェ東京」とのコラボレーションが実現し、オリジナルのメニューが展開されることになった。韓国きっての実力派俳優ソン・ガンホと『オールド・ボーイ』で世界にその名を知らしめたパク・チャヌク監督による本作。謎のウイルスに対するワクチン開発のための実験に身を捧げた神父が謎の血液の輸血により“渇き”を覚え、吸血鬼へと覚醒していく。やがて、ある人妻との出会いをきっかけに快楽を知り、神父は信仰と欲望の間でもがき苦しむことに――。銀座「VAMPIRE CAFE」と新宿「キリストンカフェ東京」では2月15日(月)から3月31日(水)までの期間限定で『渇き』に因んだコラボレーション・メニューを展開。「VAMPIRE CAFE」では“渇くことの無い欲望”と題したファンダンショコラミックスベリー添えと“この愛、赦し給え”という名のパインと赤ワインのカクテルが登場。一方の新宿の「キリストンカフェ東京」では、“罪を重ねる”に因んだ“罪深き愛”という名のミルクレープ、“Thirst Love 愛の渇き”というカクテルがメニューに加わる。これらのメニューを注文した方には抽選で映画の劇場鑑賞券や割引券、監督のサイン入りポスターやポストカードが当たるチャンスも!さらに、映画鑑賞後のサービスとして、『渇き』の鑑賞券の半券を持参すると、10%の割引というサービスもあわせて行われる(オーダー時に提示/他クーポン、他サービスとの併用不可)。『渇き』は2月27日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:渇き 2010年2月27日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2009 CJ ENTERTAINMENT INC., FOCUS FEATURES INTERNATIONAL & MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:鳩山幸×名越康文トークショー付き『渇き』女性限定試写会に15組30名様ご招待ソン・ガンホ主演、カンヌで衝撃を与えた『渇き』試写会に15組30名様ご招待
2010年02月12日北イタリアの、のどかで美しい田舎町を舞台に起きた事件を軸に、複雑に絡み合う人々の感情と謎を描いたヒューマン・ミステリー『湖のほとりで』。本国では口コミから大ヒットを記録し、イタリアのアカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で史上最多の10部門を独占する快挙を成し遂げた本作が、7月18日(土)より公開されている。これを記念して、7月25日(土)より3回にわたり、銀座テアトルシネマにて本作に因んだゲストを迎えてのトークショーが開催される。本作の原作は、ノルウェー出身で“ミステリーの女王”と呼ばれるカリン・フォッサムによる傑作ミステリー小説。顔見知りの犯行と推測される、美しい少女・アンナの殺人事件を発端に、彼女をめぐる住民たちの秘密と、心の奥底に秘めた哀しみが捜査を通して明らかにされ、やがてアンナの貫き通した“深い愛と強い信念”が明かされていく――。今回、トークイベントの第1回ゲストとして登場するのは、数々のメディアで引っ張りだこの精神科医・名越康文。続く第2回には、イタリア料理研究家としてでなく、デザイナー、コラムニストなどとしても活躍するマルチ・アーティスト、ベリッシモ・フランチェスコ、そして第3回は映画評論家の秦早穂子と日本大学芸術学部映画学科教授の古賀太が登場し、それぞれの専門的視点から独自のトークを繰り広げる。ぜひ、北イタリアの美しき情景とともに本作ならではのトークを楽しんでみては?『湖のほとりで』は銀座テアトルシネマほか全国にて順次公開中。『湖のほとりで』公開トークイベント会場:銀座テアトルシネマ・第1回:7月25日(土)13:10開演/13:30上映開始(予定)ゲスト:名越康文(精神科医)・第2回:8月2日(日)13:10開演/13:30上映開始(予定)ゲスト:ベリッシモ・フランチェスコ(料理研究家)・第3回:8月8日(土)13:10開演/13:30上映開始(予定)ゲスト:秦早穂子(評論家)×古賀太(日本大学芸術学部映画学科教授)※各回限定枚数、なくなり次第終了※全席指定・定員入れ替え制『湖のほとりで』公式サイト■関連作品:湖のほとりで 2009年7月18日より銀座テアトルシネマほか全国にて順次公開© 2007 INDIGO FILMS
2009年07月21日