ミュージカル『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』の初日前囲み取材が21日に東京・日比谷シャンテで行われ、中川晃教、相葉裕樹、木内健人、山寺宏一、畠中洋、春野寿美礼が登場した。同作は、シアタークリエ・帝国劇場・全国の大劇場で例年上演を続けている音楽朗読劇VOICARIONシリーズで原作・脚本・演出を手掛けている藤沢文翁による朗読劇のミュージカル化作。2022年に初演を迎え、今回が2年ぶりの再演となる。19世紀ヨーロッパの華麗なる音楽黄金期を舞台に、天才ヴァイオリニスト・ニコロ・パガニーニが悪魔・アムドゥスキアスと血の契約を結び、100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らし世界を熱狂させてゆく姿を描く。○■ミュージカル『CROSS ROAD』初日前囲み取材を実施この日は日比谷シャンテ3Fで開催中の『CROSS ROAD』パネル展特設会場で会見が行われ、一般客も多く見学に集まった。パガニーニ役の2人について聞かれると、中川は「『モーツァルト!』という作品でデビューしてるんですが、井上芳雄さんとWキャストでやらせていただいた時に『例えるならば、白ワインと赤ワイン』と言われんです。そのまま拝借していいでしょうか? 白はですね、おそらく」と木内を指す。「とてもフレッシュな白ワイン。ニコロ・パガニーニって、天才を通り越して悪魔的バイオリニストと称賛された役。重たいもの深めていく内向的な部分も持っている役なんですが、そういったところを今、全力でアプローチしていて、でもどこかフレッシュな爽やかな感じの白ワイン」と表した。そして相葉に対しては「やっぱり、初演から共に作り上げて来ているので、熟成されてきている、赤ワインじゃないでしょうか。どうでしょうか?」と問いかけた。相葉は中川に対し「パガニーニはあっきーさん演じるアムドゥスキアスに翻弄されていく役で、前回も毎回困らせられたなというか。『急に、そんなにチョケるんだ』という」と苦笑する。「今回もきっと本番はさらに爆発するんだろうなということで。でも共演回数も増えてきていますので、対処法というか、それすらも楽しめるようになってきている。どんなものが本番で出てくのか楽しみです」と期待した。対処法について聞かれると、相場は「動揺しないことです。動揺したら負けだなと思います。かなり仕掛けてこられるので、中日あたりが大変なことになります。慣れてきた頃に色々やってくると思いますが、動じず演じられたら」と気合いを入れる。一方、木内は中川について「神出鬼没、奇想天外。引き出しが多い。僕の感情を常に拾ってくれて、そこからどんな球でも投げつけてくれる。時には拾わせるために遠くに投げて僕を走らせる、みたいな。そして僕の演じるパガニーニを苦め、困らせ、時には一緒に喜び、神がかっているアムドゥスキアスだと思います」と表した。中川はパガニーニ役についても興味があるそうで「面白いですよね。パガニーニって。あれだけ超絶技巧のバイオリンを演奏するので有名なのに、文翁さんの描かれたパガニーニは繊細だし、14歳で学ぶことはすべて習得していたという、自分が俳優としてふだんなることのできない存在を演じることの喜びはパガニーニという役に感じています。それはプロデューサーに聞いていただいて、その可能性があるのかも含めて今後の未来にご期待ください」と狙っている様子。また、初共演の春野について中川は「『モーツァルト!』の大阪公演の時に、メンバーみんなでバスをお借りして、なんと春野さんがトートをやられている『エリザベート』を観劇しに行ったんです。その時から大好きで、今回ようやくこうやって共演させてもらうでの、ファンの気持ち」と喜んでいた。再演では盆を使ったセットや、音楽の変化なども。最後に意気込みを求められた中川は「美空ひばりさんの『柔』という曲に例えてもいいのかなと。昨日、たまたまTikTokで流れてきたんです」と自身の携帯電話を取り出しキャストを驚かせる。「『人は人なり のぞみもあるが 捨てて立つ瀬を越えもする』この2番の2行の歌詞の中に、アムドゥスキアス、そして作品への意気込みを込めさせていただきたいと思います。邪心を捨てて挑んでまいります」と語った。東京公演は日比谷・シアタークリエにて4月22日~5月12日、 大阪公演は新歌舞伎座にて5月17日~19日、福岡公演は博多座にて5月24日~26日。
2024年04月21日俳優の中川晃教、相葉裕樹、木内健人が21日、東京・日比谷シャンテで行われたミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』の取材会に参加した。藤沢文翁が原作・脚本・演出を手掛けている音楽朗読劇VOICARIONヴォイサリオンシリーズは、「歌わないミュージカル」と評されてきた。藤沢のオリジナル作品の1つで、東宝初の朗読劇として2012年にシアタークリエで上演した『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』。2022年にミュージカル化され、壮大な世界観と、思わず口ずさみたくなる多彩でダイナミックな音楽で観客を魅了し大きな反響を呼んだ。今回は、その再演となる。舞台は、音楽に魅了された19世紀。数多の音楽家が誕生し、人々はその才能を愛で、その美しい調べに酔いしれ、音楽が世界を支配した時代に、突如として音楽史に登場し、音楽の世界を支配した漆黒のヴァイオリニストがいた。ニコロ・パガニーニ。パガニーニには、常にあるうわさがつきまとった。悪魔と契約し、魂と引き換えに音楽を手に入れた…と。街外れの十字路で悪魔・アムドゥスキアスと血の契約を結んだパガニーニは、100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らしてゆくことになる。音楽の悪魔であるアムドゥスキアスを中川、ニコロ・パガニーニをWキャストで相葉、木内が演じる。2年前も参加している相葉、今作からの参加となる木内。アムドゥスキアスとして接している中川は2人の印象を問われると「僕、『モーツァルト!』という作品でデビューしているんですが、その時に井上芳雄さんとやらせていただいた。その時、演出家の小池(修一郎)先生が『例えるなら赤ワインと白ワイン』とおっしゃった。そのまま、拝借してよろしいでしょうか?」と笑いながらコメントを借りる。白ワインは木内で、赤ワインは相葉だそう。中川は「(木内には)とてもフレッシュな白ワインを感じます。天才のヴァイオリニストを通り越して悪魔的ヴァイオリニストと称賛された役。その内側にある重たいものを深めていくという内向的な部分を持っている役なんですが、そういったところを今全力でアプローチしている。でも、どこかフレッシュなさわやかな風を感じさせてくれる白ワイン。そして(相葉は)初演から共に作り上げてきてるので、熟成されている赤ワインでどうでしょうか」と評した。そんな中川に相葉は「前回もそうですけど、パガニーニは翻弄されていく役なんですけど、本当にアッキーさん演じるアムドゥスキアスに前回も毎回も困らせられた。『急にそんなにチョケるんだ』とか(笑)。なので、今回もきっと本番はさらに爆発するんだろうな、と。でも、もう共演回数も増えてきてますので、その対処法もできて、それすらもう楽しめるようになってきている」と苦笑い。対処法の詳細を問われると「動揺しないことです。動揺したら負けだな、と。でもかなり仕掛けてくるので、中日あたりが大変なことに。たぶん慣れてきたころにいろいろやってくるので」とにやり。木内は「神出鬼没、奇想天外。アッキーさんの引き出しの多さに、けいこ場から今の本番仕様のアムドゥスキアスのアッキーさんの側で感じるとができた。何をしてくるかわからないっていうのはもちろんそうなんですけど、その時の持ってる僕の感情を常に拾ってくれて、そこからどんな弾でも僕に投げつけてくれる。時には拾わせるために遠くに投げて、僕を走らせるみたいなことをしてくれる。僕の演じるパガニーニを苦しめ、困らせ、時には一緒に喜ぶ。神がかってるアムドゥスキアスだなと思います」と“悪魔的な魅力”を熱弁していた。取材会には、山寺宏一、畠中洋、春野寿美礼も参加した。『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』は、あす22日から5月12日までシアタークリエで上演。日比谷シャンテではパネル展を開催している。東京公演後は、大阪公演、福岡公演を行う。
2024年04月21日タレントの山口めろんが、漫画家の大石浩二氏と結婚することが13日、山口が所属する松竹芸能のホームページで発表された。ホームページでは「この度、弊社所属タレントの山口めろんが漫画家の大石浩二先生と結婚することになりましたので報告させていただきます。今後とも、山口めろんをよろしくお願いいたします」と伝えられた。山口の特技はピアノ(歴:27年)で、日本大学芸術学部の音楽学科ピアノコース卒業という経歴を誇る。ヤマハヤングピアノコンテスト金賞、2018年のフジテレビ系「芸能界特技王決定戦TEPPEN」ピアノ部門優勝などといった受賞歴がある。大石氏は熊本県出身のギャグ漫画家で、『いぬまるだしっ』などといった作品を誇る。13日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、山口との2ショット写真を添えて「天真爛漫で、優しく、元気で、大変ツッコミどころのある、まるで僕の作品に登場するキャラクターのような方です。漫画に登場するヒロインやヒーローは作家の理想像であることが多いのですが、まさに理想が具現化した方だな、とお付き合いを重ねるたびに実感しこの度結婚と至りました」と伝えていた。■山口めろんコメント全文いつも応援して下さってる皆様へ私事で恐縮ですが、この度、漫画家の大石浩二先生と結婚することになりましたのでご報告させて頂きます。もともと大石先生の漫画が大好きで、ずっと愛読していたのですが私主催のコンサートにお誘いしたのをきっかけに、仲良くなりました。お付き合いさせて頂いているうちに、面白くて可愛くてピュアな大石先生を一生守っていきたいと思うようになりました!これからは大石先生が描くギャグ漫画のような笑いの絶えない家庭を築いていきたいと思います。まだまだ未熟ですが、2人で力を合わせ、これまで以上に精進していきますのでこれからも温かく見守って頂けると幸いです。よろしくお願いしマスクメローン!山口めろん■大石浩二氏コメント全文いつも応援してくださる読者の皆様へ突然のご報告となりますが、この度、大石浩二はタレントの山口めろんさんと結婚することになりました。お相手の山口めろんさんは、出会う前からテレビやSNSなどを通して応援していたのですが、ご縁があっておつき合いさせていただきました。天真爛漫で、優しく、元気で、大変ツッコミどころのある、まるで僕の作品に登場するキャラクターのような方です。漫画に登場するヒロインやヒーローは作家の理想像であることが多いのですが、まさに理想が具現化した方だな、とお付き合いを重ねるたびに実感しこの度結婚と至りました。ギャグ漫画家に、こんなラブコメ漫画みたいなことがあっていいんでしょうか。これまで私たちを応援し、支えていただいた皆様に心から感謝すると共に、それぞれの活動がよりよいものになるようお互いを支え合い、漫画家として成長していきたいと思っていますので、これからも温かく見守っていただけたら嬉しいです。どうか今後ともご指導(主に画力、歌唱力)のほどよろしくお願いします。大石浩二
2024年04月13日パドレスの松井裕樹が4日、ABEMAのバラエティ番組『緊急渡米! 石橋貴明のベースボールのおかげです。』#2に出演。同チームのダルビッシュ有について語った。○No サムライピッチ石橋貴明から「MLBのブルペンでは投球数や時間が限られていると聞いた。プロ野球みたいに100球は投げさせてくれないですよね?」と聞かれ、松井は「日本の投手が100球以上投げ込むことは“サムライピッチ”と呼ばれていて、僕も『No サムライピッチ』と言われました(笑)」と告白。さらに、「そもそもブルペンに入れる時間が15分と決められているので、最大で45球ぐらいしか投げられない。そんな中でも投げたいから『40球投げたい』と言うと、『まぁまぁ……』と渋い顔をされる。そこで『25球か30球』って言うと、『OK』って(笑)。プロ野球だと50球を下回ることがなかったです」と日米の違いを明かした。この話を聞き、石橋が「ブルペンの球数も含めて、MLBのキャンプは全然違うんですね」と驚くと、松井は「MLBのキャンプは休日がないので、投げない日の間隔が空かない。なので、良い感覚は持ち越しやすいです」と、MLB流キャンプのメリットを説明した一方で、「休みが欲しいですけど……」と本音をこぼし、石橋と笑い合った。○ダルビッシュ有の存在に感謝また、今季からチームメイトとなったダルビッシュ有の話題となると、松井は「パドレスへの入団が決まってから、ずっといろんなことを教えてもらっていて、僕の精神安定剤みたいになっています。事あるごとに話しかけてくれるので相談しやすいです」と謝意。石橋も「そばに最高のお手本がいるって大きいですよね」とその関係性を称賛した。そのほかにも、松井は今シーズンの目標として「60試合は投げたい」と掲げるとともに、MLBでもクローザーを目指す意気込みを語った。なお、この模様は現在、「ABEMA」にて見逃し配信中。(C)AbemaTV,Inc.Major League Baseball trademarks and copyrights are used with permission of Major League Baseball. Visit MLB.com【編集部MEMO】『緊急渡米! 石橋貴明のベースボールのおかげです。』は、全5回のバラエティ番組。石橋貴明がアメリカの地で開幕直前のメジャーリーグベースボールのキャンプや練習試合に実際に赴き、現役日本人メジャーリーグ選手や元プロ野球選手などの豪華メンバーに直撃したインタビューの模様を届ける。
2024年04月05日ミュージカル『Play a Life』の稽古場取材会が23日に都内で行われ、相葉裕樹、松原凜子、豊原江理佳、上田一豪(作・演出)が登場した。同作は作・演出:上田一豪、作曲:小澤時史によるオリジナル・ミュージカル。映画『いまを生きる』(1989年)をきっかけに恋に落ち結婚した夫婦と、妻の教え子だった教育実習生が「いまを生きる」をテーマに、歌で物語を紡いでいく。東宝演劇部所属の演出家として知られる上田一豪の主宰する劇団TipTapが2015年に初演した後に再演を重ね、2017年にはラジオドラマ化、2021年のコロナ禍では文化庁収益強化事業のモデル作品として8K映像でのライブ配信など様々な形で上演された。2023年2月にはフジテレビ初の本格ミュージカルドラマとして、上田が自ら監督を務め、 映像作品として放送されている。○■ミュージカル『Play a Life』稽古場取材会今回は黒猫チームの相葉、松原、豊原がM1〜3までを稽古。実は稽古2日目ということで、キャスト陣もそわそわした様子。曲が終わるごとに「間違えた〜」等と声が飛び交い、演出の上田が「(前日の稽古も含めて)人生で2回目だから!」と励ましながら進んでいく。教育実習生役の豊原が教室で自己紹介するシーンでは「2年間、あっ違います! 2週間よろしくお願いします!」と豪快な言い間違いのハプニングで、稽古場は笑いに包まれ、和やかな雰囲気を見せていた。夫役の相葉は「本稽古2日目となりました。ミザンスをつけていただいている段階で、かなりハイペースで。とはいえ、稽古期間がそもそも2週間しかないということもあって、ヒリヒリハラハラしている状態ではあります」と苦笑。妻役の松原は「愛される作品をやるにあたって、何名もの方が“妻”を演じられてきたわけですが、私をキャスティングしていただいた意味をしっかり考えて、私にしか出せない味を出したいし、それを今模索しているところです」と意気込む。相葉との夫婦役についても「長年連れそった、落ち着いた雰囲気が出せる重要だと思ってるので、その辺りも短い稽古期間で頑張っていかないと」と語った。「毎日頭がパンクしそうなくらい」という教育実習生役の豊原は、「シンプルだけどすごく難しいし、答えがないからこそみんな考えたり向き合ったりするような作品だなと思って、自分の中の形と、作品への思いを掘り下げていきたいなと思ってるんですけど、今はまだそれどころではない。みなさん覚えるのが早く、自分も揉まれさせていただいて……揉んでいただいて」と独特の表現で、相葉も「からあげみたいですね」とツッコミ。また上田は「2015年に初演されて、小さな40席くらいしかお客様がない劇場からスタートした作品ですが、こうしていろんな人に観ていただいて。素晴らしい出演者の皆さんを観ていただくのが楽しみです。今までたくさんの方が演じてますけど、必ずその人にしかできない作品になる」と太鼓判を押す。再演を重ねているが「全くやったことのない人でやるのが久しぶりなので、すごく新鮮に作り直せるのかな。いつになく新しいチャレンジをやれている感じがするので、また新しいそれぞれの『Play a Life』ができるのかなと思っています」と期待した。最後に相葉は「『Play a Life』という題名に、今を生きるというテーマが入ってるんですけど、改めてとても難しいことだと感じています。悲しみや苦しみを背負ってそれぞれ生きてると思うんですけど、過去に囚われたりする瞬間って誰しもある。この作品を通して、自分自身が人生の主人公だよと、改めて感じてらえるような作品になるんじゃないかなと。大事な方と観ていただいて、作品の話を共有しあったりする時間も尊いものだなと思います」とメッセージ。上田は「限定の特定の方々じゃなくて、たくさんの人の糧になるものが作りたいと思って書かれた作品なので、何かしら生きるかけらみたいなものを皆さんと劇場で共有して、観たあとにちょっとだけあたたかい気持ちになっていただけたら。それぞれが自分の人生を投影できる部分があると思います」と同作について語った。上演は東京・博品館劇場にて2月7日〜12日。白猫チームには佐藤隆紀(LE VELVETS)、平川めぐみ、屋比久知奈が出演する。
2024年01月23日シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『ながされ・る君へ〜足利尊氏太変記〜』の公開ゲネプロが27日に東京・明治座で行われ、相葉裕樹、内藤大希、石川凌雅、上口耕平、ROLLY、水夏希、池田テツヒロ(脚本)、原田優一(演出)が取材に応じた。同作は2011年より、演劇製作会社る・ひまわりと創業140年を越える老舗大劇場の明治座がタッグを組み「日本の歴史」を面白可笑しくシュールに上演してきた“祭”シリーズの最新作。朝廷が南北に分かれる混迷の時代を描いた軍記『太平記』をモチーフに、朝廷と幕府の覇権争いに巻き込まれ、時代の大きな波や周囲の圧に翻弄され、流され、それでも自分らしく生き抜いた足利尊氏(相葉)の想いを描く壮大なミュージカルとなる。ほか松田岳、前川優希、井澤巧麻、広井雄士、井深克彦、丘山晴己、井澤勇貴、伊藤裕一、加藤啓、大山真志、辻本祐樹が出演する。第二部では、『猿楽の日1338〜近頃都で流行るものフェスティバル〜』と題した、室町時代の音楽番組に、今、都で流行中のアーティストたちが集合。総合司会を鯨井康介が務め、ActSTONES with ROLLY「イミネーッショ・レイン坊」、鹿るGENJI「奈良ダイス銀河★劇場」、新しい都のリーダーズ「キゾクブルー」、THE ZEN「JI-AI」、ミュージカル『ナラジン』が披露された。○■シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る『ながされ・る君へ〜足利尊氏太変記〜』公開ゲネプロ脚本を務めた池田は「もとになった『太平記』というのは、本当に暗くて長い悲劇なんです。でも、年末にある祭シリーズで、そんな悲劇は見たくないんじゃないかと思いまして。最終的にお客様が笑顔で帰れるような仕掛けを施しております」と明かす。演出の原田は「脚本、音楽、振り付けなどもすべて含めて、今最高の材料をいただいて創作活動ができていると思います。これで面白くないわけがないと思っております」と太鼓判。「私はいつも作品を作る時は『出産のように』と言ってるんですけども、今回もいい子が生まれるんじゃないかなと思っております」と自信を見せた。今回シリーズ初参加となる石川は「本気で『楽しいものを作るぞ』という周りのキャストさんの意気込みが本当にすごくて。ついていけるかドキドキしてたんですけど、今は緊張感も背負って、楽しむぞっていう気でいることができています」と意気込む。上口は原田の演出について「ディレクションの最中、『こういうふうにやってほしいんだ』と再現される時が幾度かあるんですが、面白すぎて思わず稽古場で拍手が起きるんですよ。ここまで体現される方が初めてだったので、また優一さんの演出を受けたいなと本気で思いました」と称え、ROLLYは明治座について「お食事処も大変充実しておりますし、楽屋もとても素敵で、ここに住みたいような気分です。亡霊として」と周囲を笑わせた。相葉の魅力について聞かれた内藤は「この長身と、笑った時の愛嬌のある笑顔と、二部でも(見れる)ばっち(相葉)の持ってる振り切った笑いのセンスというかふざけた姿。真ん中に立つと求心力もあって、ばっちのいろんなところが詰まった舞台です。プライベートでも一緒に行動するんですけど、いろんなばっちを隣で見ることができて、僕自身毎日楽しかったです」と振り返る。水は全体の空気について「すごく和やかで、厳しいところは厳しく丁寧にやってきました。やっぱり座長の雰囲気が伝染するんじゃないかな。やる時はやるし、ふざける時はふざけるし、終始和やかで楽しくできたんじゃないかなと思います」と語った。主演の相葉は「イケテツさんの最高な本、そして優一くんの的確な面白ディレクションを受けて、面白いだけじゃなくてぎゅっと内容の深い詰まった作品、重厚なミュージカルができたんじゃないかなと思ってますので、緩急を楽しんでいただけたら」と見どころ。「一部と二部では全くキャラクターも変わってきますので、個性豊かなキャラクターも楽しんでいただけたらと思ってます」とアピールする。最後に相葉は「年末にふさわしい祭シリーズになっているんじゃないかなと思います。12年ぶりに本公演出演させていただくんですけど、これが始まってしまうと終わっていまうんだと思って、すごく今、寂しい気持ちになってます。本番はあっというまの4日間、そしてカウントダウンを迎えられるということで、最高の2023年の締めくくりになるんじゃないかなと思います」と期待した。公演は東京・明治座にて12月28日〜31日。
2023年12月27日映画『身代わり忠臣蔵』が2024年2月9日(金)に公開される。ムロツヨシが主演、永山瑛太が出演。時代劇「忠臣蔵」とは?「忠臣蔵」は、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)率いる忠義の赤穂浪士達が、亡き殿・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇である吉良上野介(きらこうずけのすけ)への討入を成し遂げる姿を描いた時代劇。今尚、日本中で愛され続け、これまでも何度も映画の題材として取り上げられてきた。小説『身代わり忠臣蔵』を映画化映画『身代わり忠臣蔵』は、そんな「忠臣蔵」をベースに、“身代わり”という斬新なアイディアを加えた土橋章宏の小説『身代わり忠臣蔵』を実写映画化する痛快時代劇エンターテインメント。脚本は原作者であり、『超高速!参勤交代』や『引っ越し大名!』を生み出した時代劇ヒットメーカー・土橋章宏、監督は『総理の夫』や「かぐや様は告らせたい」シリーズを手掛けた河合勇人が務める。主演ムロツヨシが1人2役主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を演じるのは実力派俳優ムロツヨシ。映画『身代わり忠臣蔵』において“2役”に初めて挑む。また、大石内蔵助はプライベートでもムロツヨシと親交が深いという永山瑛太が演じる。主人公・吉良孝証…ムロツヨシ兄の吉良上野介に顔が似ている。吉良家家臣より、兄の身代わりになって、幕府を騙し抜く策を提案される。吉良上野介…ムロツヨシ吉良孝証の兄。嫌われ者の旗本。城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられてしまう。大石内蔵助…永山瑛太赤穂藩の筆頭家老。腰抜け。切腹した赤穂藩の部下。幕府の圧力と、吉良家への討ち入りを求める声に頭を悩ませる。本来は敵であるはずの吉良家の孝証と意気投合してしまう。桔梗…川口春奈吉良邸に仕える侍女。健気で心優しい女性。孝証が恋する女。兄・上野介から可哀そうな扱いを受ける孝証に手を差し伸べる。斎藤…林遣都吉良家家老。上野介の側近としてパワハラを受け続けてきた。吉良上野介にそっくりな弟・孝証に、「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と“身代わり”を持ちかけ、奔走する。徳川綱吉…北村一輝徳川幕府、五代将軍。イヌ推し。イヌを愛し、イヌのために生きる将軍。柳沢…柄本明徳川家の側用人。「お主、まことに吉良殿であるか…?」と孝証を疑う。清水一学...寛一郎吉良家でも随一の剣客。血気盛んですぐ刀を抜いてしまう。孝証に対しては好戦的で、上野介に扮していることを知っている。浅野内匠頭…尾上右近赤穂のヤングプリンス。江戸幕府を支える赤穂藩の藩主。曲がったことが嫌いで、文武にも励むなどマジメな性格の持ち主。堀部安兵衛…森崎ウィン赤穂藩でも一二を争う実力の剣豪の血気盛んな性格で吉良討伐への想いも強い原惣右衛門…星田英利赤穂藩の参謀で家老である大石に討ち入りを直訴する、仇討ち一派の筆頭。主君への忠誠心も人一倍強い。時に空回りしてしまって大石を困らせてしまうこともある。片岡源五右衛門…廣瀬智紀仕事デキクール家臣。赤穂藩士の中でも大石に次いで当主・浅野内匠頭からの信頼が厚く、主君の最期までお側で仕えた。奥田孫太夫…濱津隆之赤穂藩の仇討ち一派の浪士。涙もろい性格だが主君への忠誠心も強くアツい“涙腺ゆるゆるセンチメンタル剣士”。岡野金右衛門…野村康太吉良仇討ちを目論む一派の若い浪士。間十次郎…入江甚儀特攻隊長。りく…野波麻帆大石内蔵助の妻。腰抜けで優柔不断な主人を優しく導く存在。映画『身代わり忠臣蔵』あらすじ江戸城内で、嫌われ者の旗本・吉良上野介が斬りつけられるという事件が発生。理由は、ずっと陰湿ないじめを受けていた赤穂藩藩主がついにブチ切れたため。斬った赤穂藩主は当然切腹したが、実は切られた側も逃げた傷で瀕死の状態だった……!逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しの危機となり、両家とも大ピンチ。そんな中、吉良家家臣は、殿に顔がそっくりな弟・孝証を身代わりにして、幕府を騙し抜くという奇想天外な打開策を提案する。一方、切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助は、仇討の機会をうかがっているような、いないような……?この世紀の大芝居をコンプリートできるのか!?大江戸を舞台に命懸けの“身代わりミッション”が幕を開ける。【作品詳細】映画『身代わり忠臣蔵』公開日:2024年2月9日(金)出演:ムロツヨシ、永山瑛太、川口春奈、林遣都、北村一輝、柄本明、寛一郎、森崎ウィン、本多力、星田英利、野波麻帆、尾上右近、橋本マナミ、板垣瑞生、廣瀬智紀、濱津隆之、加藤小夏、野村康太、入江甚儀原作:土橋章宏『身代わり忠臣蔵』(幻冬舎文庫)監督:河合勇人脚本:土橋章宏企画・プロデュース:橋本恵一プロデューサー:森田美桜、福島一貴製作:「身代わり忠臣蔵」製作委員会製作プロダクション:東映京都撮影所プロダクション協力:AOI Pro.配給:東映©2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2023年07月28日現在配信中のNetflixシリーズ「離婚しようよ」より、夫婦役を演じた松坂桃李と仲里依紗、脚本を担当した宮藤官九郎と大石静の4名が撮影秘話を語るスペシャル映像が公開された。6月22日から全世界配信スタートとなり、日本では今日のTV番組1位を獲得、世界でもTop10入りしている本作(6月28日現在)。宮藤さんと大石さんの共同脚本、しかも交換日記のように、交互に脚本を書き継いでいくスタイルによるオリジナルストーリーで、気持ちはすでに冷めきったものの、それぞれの事情ですぐには離婚できない夫婦のすれ違いを描くコメディ作品となっている。今回到着したのは、4名が本編シーンを観ながら撮影の舞台裏を明かす映像。仲さん演じる国民的女優・ゆいの決め台詞「かしこみ、かしこみ~」と揃えて、オープニングから楽しそうな様子が伝わる中、映像は夫婦喧嘩が映し出されると、「常に怒ってるんですよ、このセットの中」と仲さん。女性にだらしなく能天気な三世議員の夫・大志が、喧嘩の原因は何だったのか、自分の言動を顧み、これまでの流れを反芻するシーンに続くと、宮藤さんは「こういうことないですか?怒られてる途中で何が良くなかったんだろう?あの時違うことを言ってたら怒られなくて済むのかな?ってシミュレーションするんだけど、、、」と脚本の制作秘話を語り出し、大石さんが「その話よく言われたけど、宮藤さん家そうなんだなーといつも思ってた(笑)」と暴露。さらに、離婚協議に臨む緊迫したシーンへと移り変わっていく。不甲斐ない大志の尻を叩き離婚協議を進めていく敏腕弁護士・印田薫を演じる板谷由夏、うさん臭いが腕は立つ、ゆいの担当弁護士・石原ヘンリーKを演じる古田新太とともに、4人で離婚調停について話し合う…かと思いきや突如、大志以外の4人がノースリーブになり、煩悩の塊の大志の心が乱されていく、というコメディ色全開のこのシーン。松坂さんが「こんな状況下でも煩悩ですもんね(笑)」と素直なキャラに触れると、仲さんは「すんごい見てる(笑)」と二の腕を凝視する大志を演じたコメディセンス抜群な演技を絶賛。また、古田さんの二の腕が披露されるや否や、仲さんが「古田さんめちゃくちゃキレイなんです!肌がめっちゃ白くて!!」と意外なダークホースの登場に4人が盛りあがる一幕も。続いて、大志とゆいが双方のパートナーについて語り、愚痴を言い合うシーンへ。仲さんが「海外みたい。お互いのパートナーについて愚痴を言い合うって」と語りだすと、宮藤さんも賛同。そして、「離婚すると10年くらい寿命が縮まるって聞いたことがあって」という仲さんの言葉に全員が驚愕する中、「それぐらい体力だったり精神的に疲れるって聞いたことがあるんですけど、海外だと”おめでとう!”という感じで離婚するじゃないですか、自分の幸せのために離婚するっていう意識だから」と続き、全員が共感。「この作品では、大志もゆいもどんどん幸せな方向に向かっていくし、そういう意識が少しでも変わるといいなとは思いましたね」と明かしており、離婚というネガティブなイメージを抱きがちな事柄を経て、幸せへと向かっていく姿描いた本作への思いを吐露している。Netflixシリーズ「離婚しようよ」は全世界独占配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年06月29日音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』の歌唱披露イベントが25日に東京・日比谷 シアタークリエで行われ、海宝直人、平間壮一、相葉裕樹、井上小百合が登場した。同作はモーツァルトの名作オペラ『フィガロの結婚』『ドン・ジョバンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』誕生の背景にある、詩人ロレンツォ・ダ・ポンテ(海宝)の人生を描くオリジナルの新作音楽劇。今回は抽選で選ばれた254名のオーディエンスを招いたイベントで、本作の主人公であるロレンツォ・ダ・ポンテ役の海宝が「この静かな夜に」、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト役の平間が「僕が拍手するんだ」、アントニオ・サリエリ役の相葉が「ヴィヴァ、イタリア!」、フェラレーゼ役の井上が「街角の女の子」、そして最後に海宝&平間が「最高の相棒」を披露した。題材となったダ・ポンテについて、海宝は「お話いただくまでは知らなかったですね、恥ずかしながら。結構カンパニーでも知ってた人の方が少ないかもしれない」と言いつつ、「初めて知って、色々と調べさせていただいて。波瀾万丈でドラマチックで、必死に生きた姿にちょっとおかしさもあり、ドラマチックなのに、今年になるまであんまり演劇でも取り上げられなかったのが不思議だなと思って。今年急に2作取り上げられましたね」と語る。またモーツァルト役の平間は「破天荒だろうなと思って台本を読ませていただいたんですけど、1回目に読み終わった後に思ったのが普通の青年。優しかったりあたたかかったり、丸みを持っていて、自分らしく作っていいのかなと思って。優しいモーツァルトにしたいな」と既存のイメージとはまた違った像を作っているという。海宝も「今日もこの前に2人の抜き稽古をやってたんですけども、そこでも色んなことを試しながら、なんとか作っています」と稽古の様子を明かした。2人と敵対するサリエリ役の相葉が「ダークという印象が正直そんなになくて、割と愚直で真っ直ぐな印象の方が強くて。悪役って聞いたんですけど」と印象を表すと、海宝と平間が「ヴィヴァ〜」と、先ほど披露したサリエリの曲をいじる一幕も。平間が「イタリア大好きですもんね」と言うと、相葉は「本当に悪いんですけど、この曲をやると2人がニヤニヤしてるんですよ。全員なんですけど。『何、高らかに歌い出してるんだ』みたいな」と訴える。さらにオーディエンスからの「観劇するか迷っています」「観劇初心者の友達を誘いたいのですが、何をいちばんにアピールすると良いでしょうか?」という質問に、2人が“ヴィヴァ”ポーズをすると、相葉が「そこじゃないよ、絶対違う!」とつっこんでいた。まだあまりストーリーの情報がない状態だというが、ポスタービジュアルについて平間は「あれは嘘です。白くならないです」とキッパリ。さらに「僕はもう泣きました、見てて。ちょっと遅れて稽古に参加する日があったんですけど、好きなシーンをやってて、入った瞬間に空気がシーンとなって。リュックしょったまま、ポロポロポロポロ。『海宝くんめっちゃよかったよ』みたいなシーンがある」と説明する。海宝は「何せそれぞれがドラマチックな人生を送っているので、ドラマを楽しんで。歴史ものだからといっても難しく描くより、楽しくお客さんと一緒に盛り上がっていける作品になりそうだなと思っています」とアピールした。さらに相葉が「いろんなものがギュッと詰まっているので、観ているお客さんは大変かもしれないですけど、観やすい作りにはなってる」と見どころについて語っていると会場に期待する空気が流れ、応えるように「サリエリという方なんですけど、『ヴィヴァ、イタリア!』という……」と話し始め、海宝が「自分で言い出した!」とツッコミ。「言うしかないじゃない」と苦笑する相葉に、平間が「ヴィヴァエリ」とあだ名をつけ、フォトセッション時にも「ヴィヴァで」という声が飛び交うなど、流行を見せていた。プレビュー公演はシアター1010にて6月21日~25日、愛知公演は日本特殊陶業市民会館ビレッジホールにて6月30日~7月1日、東京公演は東京建物Brillia HALLにて7月9日~16日、大阪公演は新歌舞伎座にて7月20日~24日。
2023年05月25日オフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』のプレビュー公演が9日東京・俳優座劇場にて行われ、相葉裕樹、夢咲ねね、斎藤瑠希、浜崎香帆、小池竜暉(GENIC)、中本大賀(円神)、が登場した。同作は2008年にオフ・ウエストエンドで初演を迎え、翌2009年にオフ・ブロードウェイで上演され話題となったミュージカル。NYに住む30代のカップルであるジェイソン(相葉裕樹)、クレア(夢咲ねね)、アーティストを目指す青年ウォーレン(小池竜暉/中本大賀)、大学の論文に追われるデイブ(斎藤瑠希・浜崎香帆)という日々を懸命に生きる4人の人生が、思わぬ形で繋がっていく物語となる。夢咲は相葉に対し「本当にまつげが長いですよね!」と印象を表し、相葉は「もっとあるでしょう!?」とツッコミ。夢咲は「劇場に近いですからね、舞台とお客様があるので、このまつげの長さもぜひ見ていただけたらと。私自身も今回思いました」と観客に勧め、相葉は「ソングスルーミュージカルってなんだろうと思ったんですけど、こんなに歌うんだというのを、皆さんも思ったと思います。僕たちもすごく苦労しての本番だったので、ようやくここで披露して、何気ないシーンを皆さんと共有して、何気ないからこそ美しい、尊いものを今一度感じていただけるような作品になってるんじゃないかなと思います」と自信を見せた。それぞれどんな人に見て欲しいかという質問には「自分自身を探している2人が、『夢ってそこまではっきりしてなくてもいいじゃん』と言う。自分の夢を探さなきゃと一生懸命になっている人は、この作品を見てもうちょっと肩の力を抜いていいんだと思っていただけたら」(斎藤)、「夢への貪欲さは10代ならではのものだと思っていて、そんな時を顧みて、自分こうだったな、この時の貪欲さを自分も欲しいなと勇気づけられて、心に青い火がつくような、でもどこかにあったかさのある役だと思うので、この作品を見て今日から明日からちょっと頑張ってみようという気持ちになっていただけたら」(小池)と答える。また浜崎は「ほとんど歌ということで、あんまり観劇をしたことがない方でも気軽に来ていただいて、楽しい歌だな、感情移入する歌だな、とか気軽に見ていただけたらいいなと。1人で来るのが怖いなと思っている方でも、劇場に足を運んでいただけたらいいなと思っています」、中本は「この世界で役者をして、いろんな物事に対して繊細にとらえるようになったんです。この作品はひとつひとつ流れてしまいそうな出来事も捉えてストーリーを展開しているので、今まで感じなかったことも一歩踏み出して興味を持ってもらえたら、人生や価値観も変わってきたりすると思うので、劇場から一歩足を踏み出した時には何か毎日を彩れるものを自分の中で感じ取って人生が楽しくなるとか、考えることも増えると思う」と太鼓判を押した。この日はオーディエンス代表からの質問も飛び出し、「みなさんにとって歌とは?」という質問には、「歌なしでは生きていけない」(中本)、「歌に出会ったから舞台に立ちたいという夢を持てた」(浜崎)、「ずっとそばにあった」(小池)、「ないことを想像できないほど大切なもの」(斎藤)、「宝塚歌劇団出身で、歌だけじゃなくてダンスや日舞、色々なことを習ったんですけど、全てにおいてその人自身が現れる。闘って磨いていかなきゃいけない」(夢咲)とさまざまな意見が飛び出す。一方、主演の相葉は「みなさん本当に素敵だなと思いました。小さい頃から隣にあったりとか、大切な存在だと思うと、『ああ、僕、違うかも』と思って。僕にとっての歌は常に挑戦で壁であって。この仕事初めてから舞台やミュージカルに出会って、初めて行ったことだったので、本当に知るのが遅かったというか」と表す。「僕にとっては必ず壁を越えなければいけないこと、常に僕の前に立ちはだかっているのが歌」と語っていた。東京公演は俳優座劇場にて2月9日〜2月12日、大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにてにて2月18日。
2023年02月09日オフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』の稽古場オンライン取材会が25日に行われ、相葉裕樹、夢咲ねね、斎藤瑠希、浜崎香帆、小池竜暉(GENIC)、中本大賀(円神)、田中麻衣子(演出)が登場した。同作は2008年にオフ・ウエストエンドで初演を迎え、翌2009年にオフ・ブロードウェイで上演され話題となったミュージカル。NYに住む30代のカップルであるジェイソン(相葉裕樹)、クレア(夢咲ねね)、アーティストを目指す青年ウォーレン(小池竜暉/中本大賀)、大学の論文に追われるデイブ(斎藤瑠希・浜崎香帆)という日々を懸命に生きる4人の人生が、思わぬ形で繋がっていく物語となる。取材会ではM9「I‘m Trying.」 (ジェイソン&クレア)、M12「おとぎ話」(デイブ&ウォーレン)、M16「Hundred Story」(ジェイソン〜全員)の収録映像を披露。演出の田中は「登場人物は4人だけなんですけど、それぞれに都会で生きている人生がありまして、奇跡的に出会う」物語だと説明、「けっこうなチャレンジングだなと思うんです。お客さんにとっても印象強い作品になるんだろうなという確信がしてます」と自信を見せる。キャストについては「ウォーレンのお二人は全然違います。声も視点も違いますし、若いアーティストの役ですので、2人がどう違うものにしてもらえるか稽古場で見つけられたら。初ミュージカル、一緒に体験させてもらってるのが非常に貴重な時間だなと思っています」と語る。さらに「デイブの2人はもっと違うかもしれない。声も違ってるしキャラクターも違いがあって、引き出せるといいな。夢咲さんはすごく軽やかで、それがクレアと直接つながりそうな気がしてまして、その感じが出たらいいな」とそれぞれ表す。主演の相葉について、田中は「まつ毛がむちゃくちゃ長い。すごい思うんですよね。ジェイソンってこんなまつ毛長いんだって」と説明し、相葉は「ちょっと!」と苦笑。田中が「クレアはこの景色を見てるんだなと思うんです」としみじみし、「とっても優しいんですよね、目が。大きくない劇場ですので、お客さんにも確実に伝わる。今回だからこその魅力なので体感していただければ」とアピールすると、相葉は「まつ毛が長いところを?」とつっこんでいた。また、好きなナンバーを聞かれると、斎藤は「私はM22(『屋上のデュエット/Falling』)。稽古を重ねていって作品に触れてると、M22は作品の代名詞になっている印象的なシーンだし、その景色がお客さんにどう映るのかなというのが楽しみです」、浜崎は「M15( 『夢』)。クレアとジェイソンとほんの数秒のセリフのやりとりがすごく嬉しくて、存在を知らないけど、しゃべれた! 唯一セリフの掛け合いができるところで楽しいです」とそれぞれに明かす。初ミュージカル挑戦となる2人は、心境について「なかなか打ちひしがれておりますが、初ならではということで、逆に楽しませていただいています。やったことなからこそ、なんでもやってやる、という。まだもうちょっと殻があるんですよ。それも段々破っていけたらと」(小池)、「何が正解かわからない、指摘していただいたことが僕にとっては全てが新しくて、それが正解だと認識するようにしていて。ウォーレンとして思ったことと、ミュージカルとしての見せ方の間で、まだ自分ではできていないところがいっぱいあるので、練習あるのみ。どんどん言っていただいたことを自分で処理してアウトプットしていくしかない。とにかくエンジン全開で頑張るしかない」(中本)と意気込んだ。ミュージカルに多く出演するキャストも大変さを実感しているそうで、相葉は「セリフも間にはあるんですけど、ほぼ0。ソングスルーというだけあってずっと音楽が流れていて曲のつながりが続いていくので、久々にこんなにたくさん歌わせていただいているな、と。1曲1曲がけっこうハードルが高いものが多くて、カロリーも高いし、ヒーヒー言ってます」と様子を明かす。歌唱披露では堂々とした姿を見せていたが「まだまだもっとブラッシュアップしていかないと……なんて言ったらいいんだろうね、先輩」と夢咲に助けを求め、「本当に、大変です」とまとめる。夢咲は「同じくです」と大変さに同意。「1曲1曲が長くフルでつながっているので、覚えることに必死な部分がまだあるんですけど、早く体に入れたいな。入れないと次のステップに進めない。自分の感情の整理だったりコントロールだったりうまく噛み合っていくためには早く覚えなきゃ! と戦ってます」と状況を語った。東京公演は俳優座劇場にて2月9日〜2月12日、大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにてにて2月18日。
2023年01月25日ミュージカル『スクルージ〜クリスマス・キャロル〜』の製作発表会見が21日に都内で行われ、市村正親、武田真治、相葉裕樹、実咲凜音、安崎求、愛原実花、今 陽子、今井清隆、井上尊晶が登場した。同作はチャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』(1843年)を原作とした1970年のミュージカル映画『クリスマス・キャロル』(原題『Scrooge』)を基にしたミュージカル。19世紀半ばのロンドンを舞台にした同作では、金貸しを営むドケチなスクルージ(市村正親)が、かつての親友の亡霊とクリスマスの精霊たちにより、過去、現在、未来の旅へと誘われ人生の結末を変えていく。製作発表では、カンパニーで「オープニング〜クリスマス・キャロル〜」「どうもありがとう」「もう一度はじめるぞ」をメドレーで披露。主演の市村は役者生活50年を迎え、「『ミス・サイゴン』はもう卒業しました。しかし、このスクルージという役は、今がちょうど脂がのっているという時期でございます」とアピールした。ミュージカル『ミス・サイゴン』の公演を行なっていた市村は17日から稽古に入り、3日間で全体を作り上げたという。武田は「2週間ほど我々だけで進めてたんですけど、『あ、やっぱり市村さんのスクルージなんだな』と思いました。ぐいぐいと我々を引っ張って行ってくれて、なんなら我々が周回遅れにされちゃうくらいのエネルギーで、あっという間に全部のシーンをあたり僕らにアドバイスをいただいたり、井上さんとアイディアを取り込んで僕らにくれたりといった感じで、本当にすごいですよ。本当にパワフルで、市村さんが現場に参加されてスクルージの季節がやってきたなと思いました」と絶賛する。相葉は「僕は今回初めて参加するんですけど、市村さんと共演するのが2015年以来。僕にもアドバイスいたきますし、全体的なディレクションも見ていて、俳優としての稽古場での居方ということもすごいので、ずっと見てしまう、見ていたくなる」と語る。実咲も「本当に市村さんがお稽古場に来られて、一瞬で全部あたられて、パワフルすぎてびっくりしてるんです」と驚いていた。演出の井上は「2幕の頭を、あえて初演のバージョンに、祈りを込めた曲に変えました」と明かし、「この曲に作品の核があると思いまして、自分だけが幸せじゃなくて、みんなが幸せじゃないとという曲」と説明する。また「このメンバーで言うと、多分相葉くんが、1人転校生で大変なんだろうなと思っているんですけど、『前がこうだったから』という理由でやっているところを気付かさせてくれる。『今、これは何時ですか?』『そういえば夜中だったね』といった素朴な疑問を相葉くんが投げてくれて、大事なことなんだなという」と振り返る。井上が「『頭いいな、この子は』と思いながら、『売れるな』と思ったら『僕、売れてます』と言われたんですけど……」とジョークを飛ばすと、相葉は「言った記憶がないです」と苦笑していた。最後に市村は「3日でやれるためには、『ミス・サイゴン』の時からずっと台本を出して、しょっちゅうセリフを言って音楽も自分でかけ、『ミス・サイゴン』の楽屋でも『スクルージ』のことを考えながらやらなかったら3日ではできないです。3日でできたらそれはもう本当すごいですよ。僕も普通の子です。やっぱり努力してこその3日です」と訴えかける。「芝居ってのはいつも思うんですけども、一つの旅をしているような感じがするんですね。今回は過去、現在、未来のクリスマスと出会うことによってスクルージに変化をもたらす旅なんです。また一つの旅が始まって、旅の中で今年はどんな気持ちが生まれるのか、楽しみにしています」と締めくくった。公演は日生劇場にて12月7日~25日。
2022年11月21日haruka nakamuraの楽曲から着想を得て発表された冨士原直也の短編シナリオが、映画化に続き朗読劇となり今秋上演される。そこで三井晴之役の相葉裕樹と、辻村咲役の北原里英に話を訊いた。物語は晴之が朝目を覚ます場面で始まる。そんな彼に当たり前のように弁当を渡す恋人の咲だが、現実には交通事故で昏睡状態のはず。彼女は「1週間だけ時間をもらった」と言い…。「かなり刺さりましたね」と切り出したのは相葉。「こんなにも日常が儚く、かけがえのないものなんだなって。大切な人がそばにいることは当たり前じゃないからこそ、日々ちゃんと想いを伝えていかなければと思いました」。北原は「あらすじの段階で泣けるのはわかっていましたが、恋愛をする上でのきれいな部分だけを描いているわけではなくて…。そんなひと癖ある作品だからこそ、やりがいを感じられる作品だなと思いました」と、役者としての魅力についても触れる。晴之という人物については、「基本的に自分に自信がなくて、どこにでもいるような青年。そこはリアリティを持って演じられそうですし、カップルの空気感という意味では、北原さんとのかけ合いから生まれていく晴之もいると思います」と相葉。北原も「本当に普通のふたり」と表し、「だからこそ難しいですし、観てくださる方には共感してもらいやすいのかなと思います」と続ける。さらに咲に関して北原が、「彼女のほうが優位というか、『私死ぬけどいいの?』というスタンス(笑)。どちらかと言えば晴之の方に後悔があったから、咲が形となって現れたのかなと思いました」と語ると、相葉も「現実に伝えられなかった想いを、晴之は妄想の中で伝えているのかもしれません」と読み解く。プライベートでの北原は昨年結婚。それだけに咲の言動がよくわかると言い、「今私がいなくなったら、旦那さん生きていけないと思います」と笑う。それに対し「僕は絶対に無理!耐えられないだろうし、やっぱり男の人のほうが弱いと思います」と言う相葉に、「繊細なんですよ、弱くはない」と北原。さらに「大切な人が出来たからこそ、より咲の気持ちがわかるのかもしれません」と続けた。取材当日が初対面というふたりだが、すでに息はぴったり。「北原さんとなら、ふたりのキャラクターを愛してもらえるようなものが届けられるはず」と相葉。北原も「ふたりにしか作れない晴之と咲が出来ると思いますので、ぜひ期待してください!」と目を輝かせた。取材・文:野上瑠美子
2022年09月07日ミュージカル『ダブル・トラブル~SeasonA~』公開ゲネプロ&開幕直前取材会が28日に東京・オルタナティブシアターで行われ、浜中文一、相葉裕樹が登場した。同作はボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれたュージカルコメディ。作詞家のボビー・マーティン(浜中文一、横山賀三)と、作曲家のジミー・マーティン(相葉裕樹、日野真一郎)の兄弟2人が、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむが、与えられた時間はたったの数時間で、気に入ってもらえなければ即クビということで、恋に仕事に大奮闘する。出演者は2名のみ、演奏はピアノだけで、歌って踊って曲を書くボビー&ジミー兄弟を演じながら、映画会社の社長や秘書、演出家、司会者、スター女優など次から次へと現れる登場人物、およそ10人もの人物をたった2人で演じる。冒頭には2人によるトークも毎回行われ、ゲネプロで登場した浜中と相葉は互いに「笑っちゃう」と仲の良い様子。浜中が「嬉しくて微笑んじゃう。僕が女性だったらめちゃめちゃ恋してます」と告白すると、相葉は「相葉裕樹に!? 嬉しいなあ、そんなふうに言っていただける日がくるなんて。文ちゃんは人見知りですよね。恋していただけるような関係になるとは」と稽古を通して仲を深めていたようだった。取材会ではゲネプロを振り返り、浜中は「いつも、どの舞台でも自信失くすんですよね。記者さんも必死に写真撮ってから、全然笑ってくれない。それで1回心折れる。でもまあ今回は意外といけましたね」と自信を見せる。相葉は「一瞬、『ここ行けるだろう』と思ったところであれっ? となった時はあった。ゲネプロを終えて、自信を持てる場所と持てない場所がはっきりわかれた」と苦笑していた。上演は2022夏Season A(浜中文一・相葉裕樹・日野真一郎・横山賀三 7月28日~8月14日 オルタナティブシアター)、Season B(林翔太・寺西拓人 8月16日~8月30日 有楽町よみうりホール)、Season C(林翔太・寺西拓人/原田優一・太田基裕 9月5日~9月13日 自由劇場)と3形態で行われる。
2022年07月28日吉高由里子が主演する新ドラマ「星降る夜に」が、来年1月期に放送決定。“恋愛ドラマの名手”大石静が瑞々しく描く、年下の彼とのピュア・ラブストーリーで、北村匠海と恋に落ちる。なんだか息苦しい毎日の中、本音を暗闇の中に押し込めて生きる《彼女》の前に突如現れ、ちょっと強引な性格と不意のキスでまばゆい光をもたらしてくれたのは…どこまでも自由に生きる《10歳下の彼》だった――。テレビ朝日の火曜よる9時に新ドラマ枠が誕生。全ての世代が楽しめる上質なドラマを届ける同枠で放送される本作は、「大恋愛~僕を忘れる君と」「あのときキスしておけば」など、これまで珠玉のラブストーリーをいくつも生み出してきた大石さん完全オリジナル作品となる、胸躍る10歳下の彼との大人のピュアラブストーリー。のどかな海街の病院で働く産婦人科医・雪宮鈴と、遺品整理士として働く柊一星という、命のはじまりと命の終わりをつかさどる2人が、ひたむきな恋愛を育んでいく。大石さんが脚本を手掛ける、2024年放送の大河ドラマ「光る君へ」で主演することも決定している吉高さんが今作で演じるのは、産婦人科医・雪宮鈴。新たな命の誕生という輝かしい瞬間に真摯に手を差し伸べる一方、窮屈で息苦しい社会の中で心がすり減り、誰に弱音をはくこともできない孤独な女性だ。相手役には、『君の膵臓をたべたい』や『東京リベンジャーズ』に出演した北村さん。息抜きのためソロキャンプへ出かけ、星空を見上げる鈴の前に現れ、いきなりキスをする、音のない世界を生きる遺品整理士・柊一星を演じる。そしてこの出会いは、やがてお互いにとってかけがえのない運命の出会いとなることに。大石さんは2人について「吉高由里子さんとは2度目の連ドラで、この先、大河ドラマもご一緒する予定ですが、彼女は美貌で華やかなだけでなく、孤独な心を胸にしみるリアリズムで表現できる稀有なる女優さんです。この閉塞した時代を生きる“出来る女の孤独”を、今回もしみじみと表現してくれると思います。平安時代に行くとしばらく戻って来られませんので、吉高さんの才能と素敵さを現代劇で思いっきり味わっていただきたいと思いながら書いています。北村匠海さんとは初めての仕事ですが、『君の膵臓をたべたい』で彼を知った時の衝撃は忘れられません。色っぽさと透明感が同居していて、シビレました。あの映画の頃よりずっと大人になった北村さんが、今回、強気でわがままで、一直線で、既成の価値観を軽々と越えて行く聾の青年を、どのように演じてくれるのか、楽しみにしています」とコメントを寄せている。また、メイン監督は「にじいろカルテ」の深川栄洋。「おっさんずラブ」シリーズの山本大輔も監督として参加。劇中音楽は、「監察医 朝顔」シリーズや「MIU404」などを手掛けた得田真裕が担当と、気鋭スタッフの才能が随所で光る。「星降る夜に」は2023年1月より、毎週火曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年07月23日映画『漆黒天 -終の語り-』(6月24日公開)の公開初日舞台挨拶が24日に都内で行われ、荒木宏文、小宮有紗、松田凌、長妻怜央、鈴木裕樹、唐橋充が登場した。同作は記憶をなくした流浪の男の物語を描いたオリジナル作。男が記憶を追い求める中で次々と刺客が襲い掛かり、何故記憶がないのか、何故狙われるのか、謎多き男をめぐるハードなミステリー時代劇となる。「最近気づいた発見」について聞かれると、荒木は「刃先は自分に向けるべき」と格言を披露。「何が最強なのかをずっと考えてて。敵を制圧する、自分が勝利する、敗者を作ることをイメージして強い男を考えちゃうんだけど、ここ最近ずっとサンドバッグを殴っててなんとなく見えてきて、強さって自分に向けなきゃいけない。自分を律するために強くなることを目標にしなきゃいけないんだなということに気付けました」と明かした。また、「忘れたい思い出」というテーマでは、特撮の思い出話が続出。『特命戦隊ゴーバスターズ』に出演していた小宮は「当時大泉の撮影所の近くに住んでたんですけど、寝ぼけててブラをしないまま撮影所に行っちゃって、着替えるときに気づいて……」と衝撃のエピソードを披露。「スーツアクターの人に『なんでもいいから貸してもらえませんか?』と聞いたけど、『やめときなよ、取りに帰っていいよ』と言われて、めんどくさいと思いながら、渋々と家に帰りました」と振り返り、周囲の男性陣も「強いな」と驚く。『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に出演していた鈴木は「『ボウケンジャー』とのVSシリーズの撮影の時に、しゃれにならないくらい、5時間くらい遅刻して。絶対に取り戻せないレベルで、しかも先輩たちが撮ってるのがラストシーンだったんです。先輩のレッドである高橋光臣くんとのシーンで、僕は『ボウケンジャーのみんな、ありがとうな!』と握手を求めるという……」と語り、周囲からは「最悪だな!」とツッコミが入る。さらに鈴木は「光臣くんの返しが『俺たちこそ、ゲキレンジャーを見習わないとな!』で。逆に、忘れたくないですけどね。大切な思い出です」とエピソードを披露し、観客の笑いを誘っていた。『仮面ライダー555』に出演していた唐橋は、「お弁当食べてて『海堂さん、出番です』と行ってオンエア見たら、歯に海苔がくっついてた。(現場で)誰も見てないんですよ、私の海苔とか! 『はいOK! お前はいいよ』って。それ以降現場でお弁当食べなくなっちゃった。海苔ついたらどうしようって」と苦笑する。そして『仮面ライダー鎧武/ガイム』に出演していた松田は「僕の演じていたグリドンのアイデンティティの1つがメガネだったんですが、自分と相方の吉田メタルさんがバディのスピンオフのラストシーンで、すごくいい流れで『OK』と終わったら、メガネしてなかったんです」と失敗談。「見たこともない土下座をしました。それもメタルさんに『あれ、凌、お前メガネしてなくない?』と言われて、撮り直しました」と語った。
2022年06月24日【ムビ×ステ】映画『漆黒天 -終の語り-』(6月24日公開)の完成披露舞台挨拶が31日に都内で行われ、荒木宏文、小宮有紗、松本寛也、梅津瑞樹、小澤雄太、鈴木裕樹、坂本浩一監督が登場した。同作は記憶をなくした流浪の男の物語を描いたオリジナル作。次々と刺客が襲い掛かり、謎多き男をめぐるハードなミステリー時代劇で、映画『漆黒天 -終の語り-』(6月24日公開)、舞台『漆黒天 -始の語り-』(8月・9月上演)と、映画と舞台が連動された作品となっている。主演の荒木について、小澤は「"荒木さんの兄さん"と呼んでるんですけど、10年前くらいに僕らがまだ20代の時に共演させてもらって、その時は二刀流で。10年ぶりの再会と言ってもいいくらいで、久々に会ってもいけるかなと思ったんですけど、やっぱり最初は緊張しましたね」と振り返る。しかし「1回交わってたのもあって、荒木さんとは最初からやりやすくて、撮影がびっくりするくらいスムーズだった」と明かした。鈴木も荒木とは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』以来の映像共演だったということで、「『嬉しかった』が1番ですかね。気合いも入ったし、すっごい肩の力が入ってると思います、俺」と笑顔に。「荒木ともそうですけど、プロデューサーの皆さん、ゲキレンジャーのころからお世話になてる皆さんとまた一緒にもの作りできたのは本当に幸せなことだと思います」としみじみ。荒木は「再会できるって、続けてないとできないから。続けてる状態でまた一緒に仕事できたのは嬉しかったね」と同意する。鈴木が「がっつりとお芝居することもできましたし、アクションもすごいので、彼、本当にボロボロでやってましたから。99%くらい荒木の映画」と称賛すると、荒木は「全然、余裕でやってました」と照れ隠し。鈴木は「『湿布貼れ』とか言っても貼らないんですよ。僕は普通に腰が痛くて常備してたんですけど『お前ボロボロだから湿布貼れ』と言っても、『大丈夫だ』みたいな感じ」と暴露し、荒木は「だって、あの時代に湿布ないんだもん」と理由を語る。さらにMCが「ゴーバスコンビも」と『特命戦隊ゴーバスターズ』に出演していた小宮と松本に話を振るも、小宮は「すみません、ちょっとぼうっとしてた」と話を聞いておらず、会場の笑いを誘っていた。また梅津は映画について「冒頭、太秦に越してきた百姓が米を巡り合って無手で殴り合うアクションがすごかった。そこのアクションがつらかったですね。日差しも強かったし」と嘘の展開で共演者たちを撃沈させる。舞台についても「映画終盤の方で、投獄された荒木さんを僕らが打ちこわしをしながら、助けに行くって話になると思うんですけれど……」と全くない展開をすらすらと話し、「すごいなあの子は」と感心される事態に。「アクションも盛りだくさんになると思うので、楽しみにしていただきたい」と締めつつ、「適当に言ってますよ、ずっと」と苦笑していた。
2022年05月31日相葉雅紀主演ドラマ「和田家の男たち」のDVD&Blu-rayBOXが2022年6月29日(水)にリリースが決定した。本作は、大石静脚本で贈るマスコミ三世代、男だらけの異色ホームドラマ。相葉さんがネットニュースの記者・優、佐々木蔵之介がテレビ局報道マンの父・秀平、段田安則が新聞記者の祖父・寛を演じ、10月期にテレビ朝日金曜ナイトドラマにて放送、先ほど最終話が放送された。マスコミ三世代、三者三様に、異なる職業倫理、価値観、矜持を持つ和田家の面々。日々の食卓を主な舞台に、事件の大小を問わず、いま何が問題なのか?それを伝えるマスコミとは何か?それぞれのメディアの立場から意見を闘わせ、時代と対峙。テンポの良い会話劇も見どころの本作。和田家の3人のほかにも、優の大学時代のゼミの後輩役で正門良規(Aぇ!group/関西ジャニーズJr.)、優が勤めるネットニュース「バズとぴ(Buzz Topic News)」の編集者役で石川恋、優の母役で小池栄子が出演している。今回リリースされるDVD&Blu-rayBOXには、本編に加え、メイキングや制作発表記者会見、PRスポット集などを収録した特典映像も付属予定だ。(cinemacafe.net)
2021年12月11日ミュージカル『蜘蛛女のキス』のプレスコールが25日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて行われ、石丸幹二、安蘭けい、相葉裕樹、村井良大、日澤雄介(演出)が取材に応じた。同作は1976年に出版されベストセラーとなった作家マヌエル・プイグ作の小説を原作として1990年代にミュージカル化され、1993年にはトニー賞ミュージカル作品賞などを多数受賞した。ラテンアメリカの刑務所の獄房の一室で、映画を愛し頭の中に女優・オーロラ(安蘭けい)の姿を描く同性愛者のモリーナ(石丸幹二)と、同室になった社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹/村井良大)が距離を縮めていきながら、周囲の思惑や状況に翻弄される姿を描く。プレスコールでは2シーンが上演され「オープニング」(安蘭)、「オーロラ」(石丸、安蘭)、「嘆きの壁1」(囚人達)、「ブルーブラッド」(石丸、相葉)、「ドレスアップ」(石丸、相葉)、「嘆きの壁」(村井、囚人達)を披露。同作への見どころを聞かれた石丸は「バレンティンとモリーナのお話ではあるんですけど、モリーナの中に出てくるオーロラ、蜘蛛女が色々なショーを繰り広げてくれる。それを楽しんでいる私たちや、賑やかに舞い踊ってるオーロラ、そこが見どころになるんじゃないかなと思います」と安蘭の見せ場を挙げる。安蘭も「私自身、久々にこんなに踊って歌っています。すごく早替わりが多いんです。1幕だけでも8回着替えてるので、お見逃しなく」とアピールした。初めてミュージカルを演出するという日澤は「モリーナとバレンティンが監獄の中での共同生活の中での2人の思惑、葛藤、濃密な時間というものを丁寧に演出をさせていただきました。注目ポイントは、2人の関係がどう変わっていってどう結末を迎えるのか。そこにオーロラ、蜘蛛女がどのようにモリーナの運命を押していくのか」とポイントを表す。村井は「予備知識なくともフラットに観ていただけて、胸に感じるもの、心に響くものがたくさんある作品。ぜひご自身だけでなくお友達やご家族、いろんな方と観ていただいて、意見交換をするのがいいと思います」と勧める。さらに「トランスジェンダーのモリーナに対して、当時の刑務所の中ではコンプライアンスがひどいセリフがたくさんあるんですけど、閉鎖的な空間、時代があったんだなと肌で感じていただいて、心に何を感じるのか、ぜひ体感していただきたいです」と語った。稽古場で印象に残ってるエピソードを聞かれると、相葉は「マスクをしてお芝居をしているんですけど、幹二さんが、マスクガードを全員分くださいまして。それがあると、歌う時もマスクが口にビタビタッとならない。空間ができる」と感謝。さらに相葉が「僕と良大には、パンツをいただいたり……」と明かすと、一瞬ざわっとした空気になった会場の様子に、安蘭が「私もいただいた」、石丸が「パンツ(下着)じゃないですよ! タイパンツです!」とツッコミ。相葉は「サルエルパンツのような……」と補足を入れ、「そういうお心遣いと言いますか、あたたかいものをいただきました」と振り返った。石丸は「このカンパニーって、ほぼ男所帯なんですよ。部活みたいな状態で、日々生活が積み上がっていって、チームワークはあっという間に強くなりましたよね」としみじみ。また「舞台面と舞台中にあるセットの角度がずれているんです」とセットの裏話も。「そのずれた角度に馴染むのにものすごく大変な感覚があって、実際舞台上に立ったらよりそれがはっきりと体に迫ってきて、歪んだ中での日常生活をどう落とし込むのか今でも戦いながら、でもそれが世界観を表していると思いますので、そこを乗り切っていければ」と意気込んだ。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて11月26日~12月12日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて12月17日~19日。○プレスコール・会見写真撮影:マイナビニュース編集部
2021年11月25日●ミュージカル『蜘蛛女のキス』Wキャストに驚き名作ミュージカル『蜘蛛女のキス』が11月〜12月に東京(東京芸術劇場 プレイハウス 11月26日〜12月12日)、大阪(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 12月17日〜19日)で上演される。1976年に出版されベストセラーとなった作家マヌエル・プイグ作の小説を原作として1990年代にミュージカル化され、1993年にはトニー賞ミュージカル作品賞などを多数受賞した。原作は映画化、ストレートプレイでの舞台化もされ、そのどれもが高い評価を得ている。舞台はラテンアメリカの刑務所の獄房の一室で、映画を愛する同性愛者のモリーナ(石丸幹二)と、同室の社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹/村井良大)が距離を縮めていきながら、周囲の思惑や状況に翻弄される姿を描く。また、モリーナの心の支えである映画スター、大女優オーロラが演じる蜘蛛女(オーロラ/蜘蛛女:安蘭けい)も作品を引っ張っていく存在に。演出を担う劇団チョコレートケーキの日澤雄介が、初めてミュージカル作品に挑む点も注目となっている。今回は、Wキャストでバレンティンを演じる相葉裕樹と村井良大にインタビュー。ミュージカル『テニスの王子様』、『戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜』、ドラマ『妖怪! 百鬼夜高等学校』など共演を重ねていたが、Wキャストとなるのは2人とも意外だったという。20代前半から今になっての互いの印象や、今作について思うところなど、話を聞いた。○■反響も大きかった『戦国鍋TV』で共演——今回のWキャストがSNSでもかなり話題のお二人ですが、まずは出会った頃の印象を教えていただきたいです。ミュージカル『テニスの王子様』が初対面ですか?相葉:最初は『テニミュ』で一緒だったんですけど、その時はほとんど絡みがなく、『戦国鍋』からがっつりでした。もう、良大さんは、当時からすごかったですよ。村井:なんで急にさん付けなの?(笑) さっきまで「良大」って呼んでたのに! やめてくださいよ、相葉さん(笑)相葉:(笑)。当時から歌もダンスも出来るし、もちろん芝居もすごかった。今もさらにパワーアップしていると思うんですけど、なかなか20代前半で出せない佇まいを持っていたという印象です。村井:ありがとうございます! もう『戦国鍋』はやることが多すぎて、みんなで作戦会議みたいな日々だったんです。それぞれの味を出すために、毎日「そう来るんだったら、俺はこうする」みたいなことを話し合っていて、中でもばっち(相葉)はリーダー気質というか、まとめてくれる感じがありました。相葉:そうかなぁ!?村井:誰かが真ん中に立ってくれないと、周りもどうしていいかわからなくなるんですけど、ばっちがそこでリーダーシップをとってくれていたから、調和できた。年も上だし、皆をまとめてくれるお兄ちゃんみたいな印象がありました。だから、ばっちが座長をやっている姿もまた見たいな。相葉:嬉しい。——『戦国鍋TV』はすごく盛り上がっていましたが、当時の反響は感じていましたか?相葉:当時はTwitterをやっていなかったから、よくわかってなくて。どうやら話題になっているらしいと聞いて「そうなの?」と驚きました。本当に不思議でしたけど、最初は地方のローカルで何局かしか放送されていなかった番組が徐々に広がって、最終的にはほぼ全国を網羅する形になっていたので、嬉しかったです。村井:色々な人が存在を知ってくれて、そこから興味を持って舞台を観に来てくれたのも嬉しかったし、影響力がありました。いまだに再放送されると、Twitterでトレンドに上がってきたりしているんですよね。——歴史的な事柄でも何かあると話題になっている印象があります。最近も骨が見つかったり…。2人:ミゲルの!相葉:まさか「千々石ミゲル」がTwitterのトレンドに入ってると思わなくて「何があったの? 良大がなんかしたかな?」と思った(笑)村井:なんでやねん(笑)。でもあのニュースにはさすがに反応しちゃいました。※注:『戦国鍋TV』で相葉は伊東マンショ、村井は千々石ミゲルを演じており、最近千々石ミゲルの遺骨の可能性が高い骨が発掘され話題となっていた。○■10年の変化は?——そこから時間も経ってのWキャストということですが、今回どのような心境ですか?村井:ばっちは、バレンティンにぴったりだと思うんです。心に燃えるものがあるタイプで、すごく似合うんだろうなと想像できるから。僕がバレンティンを演じることについては、「いいんですか!? ありがとうございます」という感じでした(笑)。Wキャストのばっちとはタイプも違うし、バレンティンのイメージを壊さないようにしないと……。相葉:いやいやいや、よく言うよ。村井:それはリアルにマジで! だって石丸さんと安蘭さんとばっちが並んだら、絵になるじゃん! 想像つくよ!——ビジュアル公開の時に、村井さんがかっこいいという反応もたくさんありました。村井:ありがとうございます。スタッフの皆様のお陰です(照れて)相葉:今回は僕も本当にびっくりしました。いつか共演という形はあるだろうなと思ってたんですけど「あ、Wキャストなんだ!」と。持ち味が違うから驚きましたけど、心強い。昔、共演していたし、助け合えたら良いなと感じました。村井:僕もばっちだったら「ここ、どうしてる?」とか、相談しやすい。相葉:僕はスロースターターなんです。だから今回の『蜘蛛女のキス』に関しても、ご迷惑をおかけすることがあると思う。村井:ゆっくり役を作っていくタイプってこと?相葉:いや、そういうつもりはないんだよ。ゆっくりやろうなんて思ってないんだけど、頑張って頑張ってやっとできるようになる、みたいなところがあるから。それはもう自分でわかっていて、どの現場でも「人一倍やらないといけないな」という気持ちで臨んでいます。——お二人の感覚としては「昔、共演していた」なんですか? それとも「ユニットとして一緒に活動していた」という感じですか?相葉:たしかに、一緒にライブをやったりもしましたけど……実際に活動していたわけじゃないので!(笑)村井:番組内の設定だからね。「グループは解散したけど、久しぶりに……」みたいな感じではない(笑)。でもあの時の青春感はあって、そこから年齢を重ねた感慨もある。相葉:10年経ってますからね。——10年の変化も感じたりされましたか?村井:今日本当に久しぶりに会って、細身のイメージだったばっちが筋肉質になっていてびっくりしたんです。それで聞いてみたら「『レミゼ』(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)のために鍛えた」と言っていたので、もう僕が知ってるばっちじゃないんだろうな、と。いろんな世界、いろんな作品を経た新しいばっちなんだろうなというのをすごく感じます。相葉:逆に、良大のイメージは変わらないかも。昔からひょうひょうとしているイメージが強くて、テンパったところを見たことがない。内心では色々あったり、すごく努力していたりすると思うんだけど、それを見せずにさらっとやっちゃうところがかっこいいから、パワーアップしてると思うと、ちょっと怖いくらいです。村井:いやいやいや、いつもテンパってるよ。わかりやすいと思うよ、汗かいてるとテンパってるから。相葉:そうだったの? でも表情は変わらないというか、常に冷静で、見習いたい。今思い返すと、20代前半で良大みたいなタイプって周りにもいなかったし、本当にすごい役者さんなんだというのを改めて感じます。●「どこで好きになりましたか?」と質問したい○■まさかまた革命に…——『レ・ミゼラブル』の話も出てきましたが、相葉さんはアンジョルラス役から続けて革命家の役にもなりますね。相葉:また革命に関われるとは思っていませんでした。バレンティンにはナイーブなところもあって、男らしいけど恋人に対する想いがダダ漏れになったり、センチメンタルになったりするので、アンジョルラスとは全然違うなとも感じています。時代も環境も違って「革命の幅って広いな」とも思いました。——村井さんも『デスノート THE MUSICAL』で世界を変えようとしてたり…。村井:そう言われると、あれも革命だったかもしれないです(笑)。バレンティンというキャラクターは、革命の中心に近い部分にはいても活動に参加する側だから、アンジョルラスとまた違いそう。相葉:アンジョルラスは完全にリーダーだった。村井:バレンティンは引っ張っていく存在というより「仲間のために」という意識があって、そういうところは男から見てもかっこいいと思います。——台本を読むと、舞台ではモリーナに感情移入してしまいそうで、そうなるとお二人が演じるバレンティンは「ずるいけど、かっこいい」というところもあるかと思います。どう表現されていくのか、楽しみかつ気になるところで…。村井:そこが多分、1番難しい……。相葉:結果的に利用しようとするところはあるんだけど、心は開いてないわけじゃなくて……。村井:逆に、モリーナを演じる石丸さんに「どこで好きになりましたか?」と質問したくなる。Wキャストだから、それぞれ好きになるところが違うかもしれないし、そこが気になるな、と。もちろんこれから作り上げていくんだけど、バレンティンもモリーナのことをどこまで受け入れてるんだろう? ただ結論としては、わからなくていいし、観る方の想像でいいんだとは思う。相葉:そうだね。そんなに強い人間なんていないし、感情も1つじゃなくて、揺れ動いて矛盾も生じる。バレンティンはマルタに思いを寄せながらも、モリーナに心を許して、でも利用しようとするところもある。それがどういう風に映るのかな?村井:ここでモリーナがバレンティンを好きになったんだなとか、バレンティンが思いを寄せたんだなというところが表現できると、さらに面白いかもしれない。○■観客の受け取り方に「おもしろい」——ちなみに、お互いのバレンティンについて「こんなところがかっこよくなるんじゃないか」と思うのはどこでしょうか?村井:ばっちは、歌っている時の目が1番かっこいいな、と。本当に思ったの!『レミゼ』の歌唱披露の動画を見た時に、すっごい目がキラキラしてて。だから、今回もバレンティンの目がかっこいいんだろうな。相葉:ありがとうございます。僕の思う良大のかっこよさは、やっぱり佇まいなんだよね。誰にも出せない存在感のある人だから、バレンティンの怒りだったり、鬱屈した思いだったり、言葉の範疇じゃない部分を体現してくれるんだろうな、と。村井:頑張ります!相葉:そういうこと、言われない?村井:あんまり面と向かって言われることはないかも(笑)。でもそれぞれ持ってる個性とか空気があるから、そこを面白さとして見てもらえたら嬉しいな。相葉:本当に、質の違うバレンティンになりそう。——舞台を観ている方は、キャストや解釈の違いもすごく楽しんでいますよね。『蜘蛛女のキス』も、そういうところも楽しめそうな作品だと思いましたが、役者の方はどうとらえられてるんですか?相葉:おもしろいですよね、お客様の受け取り方って。本当に色々で、「そうやって解釈するんだ」と驚くこともあるんです。村井:何を受け取るかって、受け取る人の個性もあるじゃないですか。舞台は映像と違って全身の肉体がそのまま板の上に存在するから、僕は自分の人生を出している感覚なんです。僕には僕の人生があって、観に来たお客様一人ひとりにも人生があって、そこで色々な作用が起きるんじゃないかな。もちろん根底には作品のストーリーがあるけど、感じ取るものは絶対に人によって違いますよね。相葉:元気なのか、落ち込んでるのか、その日のお客様のコンディションもあるだろうし。僕らも当然、日々コンディションが違うから、演じる上での変化は起こってくる。本当に一期一会だなと思う。村井:以前『RENT』のキャスト皆でミュージカルを観に行ったんだけど、RENTチームって超テンション高いから、曲が終わったら「イエ〜!」と盛り上がっちゃって。でも、そうしたらお客様も舞台上もどんどんヒートアップしていったの。やっぱり、舞台も相互作用で変化するライブなんだなとすごく思った。最近はもう感染症対策で、幕が上がる前からみんなシーンとしなくちゃいけなくて、ちょっと悲しくならない? すごく緊張するし。相葉:悲しくなる。でも、だからなのか、以前よりも拍手の音が大きく聞こえる気がする。村井:きっと今は、思いを拍手に乗せてくれてるんだね。■相葉裕樹1987年10月1日生まれ、千葉県出身。2004年映画デビュー、ミュージカル『テニスの王子様』(05年~08年)で初舞台デビュー。以来映像・舞台・アニメと様々な作品で活躍し、『侍戦隊シンケンジャー』(09年)、『戦国鍋TV ~なんとなく歴史が学べる映像~』(10年〜12年)出演も話題となる。近年の主な出演作にミュージカル『レ・ミゼラブル』(17年・19年・21年)、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』(19年)、ミュージカル『アナスタシア』(20年)、現代能楽集Ⅹ『幸福論』(20年)、海外ドラマ『S.W.A.T.』シリーズ日本語吹替、ゲーム『ディズニー ツイステッドワンダーランド』(20年〜/ボイスキャスト)など。2022年6月には中川晃教とのW主演、水江建太とWキャストでミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』上演を控える。スタイリスト:大森優希、ヘアメイク:SUGA NAKATA(GLEAM)、衣装=シャツ・パンツ:シャリーフ/シューズ:ボエモス■村井良大1988年6月29日生まれ、東京都出身。2006年に舞台『赤毛のアン』にて俳優デビューし、翌07年にテレビドラマ『風魔の小次郎』、舞台『風魔の小次郎』で初主演を務める。ミュージカル『テニスの王子様』(08年〜09年)、『仮面ライダーディケイド』(09年)、『戦国鍋TV ~なんとなく歴史が学べる映像~』(10年〜12年)、舞台『弱虫ペダル』(12年〜15年)など話題作に出演し、近年の主な出演作にミュージカル『RENT』(15年・17年)、舞台『魔界転生』(18年・21年)、『デスノート THE MUSICAL』(20年)など。2021年は舞台『ローズのジレンマ』、Musical『DEVIL』Japanプレビューコンサート、舞台『甘くない話〜ノン・ドサージュ〜』に出演。スタイリスト:大森優希、ヘアメイク:天野誠吾、衣装=ブルゾン:イロコイ/シャツ:アタッチメント/パンツ:シュープ/シューズ:スタイリスト私物
2021年10月28日相葉裕樹が「今までやったミュージカルのなかで一番難しい」と言うミュージカル『蜘蛛女のキス』。ベストセラー小説をミュージカル化し、1993年にはトニー賞などを多数受賞した。「楽曲はかっこいいけれど難解で、かなり歌いこまないといけない。半音での変化が多いし、フォルテでポンと歌うところもあればとても繊細にファルセットを使うところもあって、レンジ(音域)が広い。また、ほぼ2人で物語が進むので、歌や言葉で引っ張っていかないと濁る。新たな挑戦です。目の前に大きい壁がきたぞとかなり緊張しています」。刑務所の獄房で同室となった同性愛者のモリーナ(石丸幹二)と青年革命家バレンティン(相葉裕樹/村井良大)はお互いを理解できず激しく対立するが、その関係は少しずつ変化していく。映画版も見た相葉は「心を開いていくグラデーションが緩やかに進んでいく」ことに注目した。「感情をむき出しに喋るけれど、ただの怒りではなく鬱屈としたなにかがある。「殺されるんだろう」という覚悟もあると思うし、感情がぐちゃぐちゃな大変な役」。だからこそ稽古で動いてみないとわからない。「実際に動くと感覚が変わるので、肉体を動かして、言葉を口から発して、どう感じるかを大切にしたい」。モリーナ役の石丸とは、2016年ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』で共演した。「とても優しい方です。その時は、楽屋でコーヒーをいただいたりもしました。今回は迷惑をかけると思うのですが、できることはなんでもやります!体当たりすることでしか作れない作品だと思うので、たくさん苦しんでもがきます。」。Wキャストの村井良大とは10年前の『戦国鍋』以来だ。「このタイミングで、ミュージカルでWキャストなのは不思議な感覚。良大は飄々として、動じたところは見たことがない。僕とはまったく違うので、カラーが変わるでしょうね。信頼できる仲間だからこそ切磋琢磨したい」と信頼を寄せる。「観る方によって印象が変わる作品です。すっきりする人もいればしない人もいるはず。バレンティンに対して「最低」と思う人もいるでしょう。でも誰が悪いわけでもなくて、愛や信念が交錯している。みんな、責められる?と思います。でも僕自身、これからの稽古で感じ方も変化していくんでしょうね。歌もせりふもたっぷりありますので、丁寧にしっかり構築したい」上演は11月26日(金)~12月12日(日)、東京芸術劇場プレイハウスにて。取材・河野桃子
2021年10月11日10月期のテレビ朝日系新金曜ナイトドラマは、数々のホームドラマを手掛けてきた大石静脚本による「和田家の男たち」を放送することが決定。主演は相葉雅紀、父役は佐々木蔵之介が演じる。近年話題となった「大恋愛~僕を忘れる君と」「知らなくていいコト」「あのときキスしておけば」を手掛けた大石さんが今回描くのは、息子は“ネットニュースの記者”、父は“テレビ局報道マン”、祖父は“新聞記者”という3世代がそれぞれ異なったメディアに携わっている“マスコミ一家”、「和田家」を舞台に、男だらけの家族が織り成す異色のホームドラマ。彼らが日々の食卓を主な舞台に、事件の大小を問わず、いま何が問題なのか?それを伝えるマスコミとは何か?それぞれのメディアの立場から意見を闘わせ、時代と対峙していく。そして、大石さんならではのテンポの良い会話劇も大きな見どころのひとつだ。主演の相葉さんが演じるのは、15年勤めた会社がコロナ禍で倒産、デリバリーサービスの配達員に勤しむ和田優。ひょんなことから祖父、父とひとつ屋根の下で一緒に生活することに。またある日、後輩のツテでネットニュース編集部の記者として記事を書き始めることに。本作の台本が「とても面白いんです!」と語る相葉さんは、「3年間、連続ドラマの現場から離れていましたが、戻ってきました!マスコミという珍しい題材のドラマですが、皆さんの金曜の夜の癒やしになれたら嬉しく思います。全力を尽くし、すべてを出し切るつもりで頑張ります!」と意気込んでいる。また、優の父でテレビ局の報道番組の総合プロデューサーを務める秀平を、「ハンチョウ~神南署安積班~」「IP~サイバー捜査班」の佐々木さん。秀平の父で優の祖父、元新聞社の社長で現在は論説委員としてコラムを寄稿している寛を、「ドクターX~外科医・大門未知子~」「半沢直樹」の段田安則が演じる。佐々木さんは「報道に関わる三者三様の『この時代をどう生き抜くか』ということが描かれていると思います。それぞれの年齢、キャリア、社会的立場によっていろいろな価値観がある中で、“ホームドラマ”ということで、食卓を囲みながら、その価値観をぶつけ合っていく、今までにない感じが面白いな、と感じました」と本作の印象を明かし、段田さんも「親子三代にわたる男たちの物語、最近ではなかなかなさそうな作品ですが、とっても面白そうです。僕が視聴者なら絶対に見ます!ぜひ楽しみになさってください」とコメントを寄せている。なお監督は、『白夜行』『神様のカルテ』「僕とシッポと神楽坂」「にじいろカルテ」の深川栄洋が務める。「和田家の男たち」は10月、23時15分~テレビ朝日系にて放送予定。※一部地域で放送時間が異なる(cinemacafe.net)
2021年09月01日馴染みの小料理屋を訪れたような居心地の良さ型にはまらないフランス料理でゲストを魅了生産者のこだわりが見えるワインとのマリアージ馴染みの小料理屋を訪れたような居心地の良さデートや記念日、ビジネスでの利用と幅広いシーンでの活躍を保証してくれるお店です銀座一丁目駅から徒歩2分、街路樹が立ち並ぶマロニエ通りにあるビルの2階に【銀座大石】があります。フランス料理の名店【北島亭】で16年間、研鑽を積んだスーシェフが独立し、2019年に創業。あっという間に予約の取れないお店として人気店に名を連ねることになりました。12名が座れるカウンター席。木製のカウンターとイスは肌触りがよく、心が和みますオープンカウンターのみの店内を見て、驚く人も多いはず。料理を提供して終わるのではなく、丁寧に説明も添えてくれるシェフのサービス精神を阻まない仕様になっています。通いなれた小料理店にいるような、居心地のいい雰囲気の中で、おいしい料理とともに至福の時間を過ごせます。型にはまらないフランス料理でゲストを魅了型にはまらないフランス料理お店の魅力。旬の食材をふんだんに使用した料理は、日本の四季を表わしたような美しさが。こだわりは器にもおよび、料理に合わせて和食器も使用。目にも楽しい料理はどれも格別ですが、とくにオススメのメニューを3品ご紹介します。『八寸』彩りの美しい『八寸』。旬の食材を使用するため2か月ごとに内容が変わり、訪れるたびにゲストを楽しませてくれます名前のとおり、懐石料理の『八寸』の概念を取り込んだ料理です。特に注目をしたいのがフランス料理定番のテリーヌ。控えめな塩分、香りづけ程度のアルコール、そして最小限の火入れと、保存食としての役割から解き放たれ、現代風のアレンジに。シェフの個性が光る逸品です。『生うにとカリフラワーのムース コンソメゼリー寄せ』シェフが長年修業を積んだ【北島亭】のスペシャリテを昇華させた『生うにとカリフラワーのムース コンソメゼリー寄せ』塩水漬けの生ウニとカリフラワーのムースをゼリーで寄せた料理です。生ウニの食感と馴染むよう、ゼリーも柔らかい仕上がりに。添えられた穂ジソの香りでさわやかさをプラス。水面のような柄の京焼が料理とのコントラストを生み、味だけでなく見た目の清涼感も演出しています。『飛騨「飛び牛」ランプの炭火焼』「飛びぬけて優れた牛」を掲げるほど『飛騨「飛び牛」ランプの炭火焼』の肉質には自信ありランプは腰からモモにかけての赤身で、柔らかい肉質と癖のない脂が特徴です。素材本来の旨みを活かすため、シンプルに炭火焼で。噛むほどに肉汁があふれ、肉本来の濃厚さを楽しむことができます。添えられた赤ワインソースは肉の香りを引き立て、料理を一段上の仕上がりに。生産者のこだわりが見えるワインとのマリアージュ【北島亭】在職中にワインについても一から勉強。料理ごとに最適なワインを合わせるペアリングがオススメですフランス料理を完成させるために欠かせないのがワインです。ブルゴーニュやコート・デュ・ローヌなどフランス全土から厳選した名品は、料理との相性がいいものばかり。生産者のこだわりが見える銘柄を多数揃えるあたりに、シェフのつくり手に対するリスペクトを感じ取ることができます。店内のインテリア、料理そして器と一般的なフランス料理店とは一線を画す【銀座大石】。それでいて基本もしっかりと踏襲しているというバランス感覚がシェフの腕の素晴らしさを物語っています。デートやビジネスでの利用はもちろんのこと、一人で訪れても満足度の高いお店です。料理人プロフィール: 大石義壱 さん1981年、福岡県生まれ。地元のホテルでキャリアをスタート。上京後は【北島亭】で長年に渡り研鑽を積む。在職中は調理だけでなく、サービスやワインについても学ぶ。「もっと気軽にフランス料理を楽しんで欲しかった」と2019年に【銀座大石】を創業。銀座大石【エリア】銀座【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】26950円【アクセス】東銀座駅 徒歩3分
2021年08月28日俳優の中川晃教、相葉裕樹/水江建太(Wキャスト)がミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』でW主演を務めることが6日、明らかになった。同作は、シアタークリエ・帝国劇場・全国の大劇場で例年上演を続けている音楽朗読劇VOICARIONシリーズで原作・脚本・演出を手掛けている藤沢文翁による朗読劇のミュージカル化作。19世紀ヨーロッパの華麗なる音楽黄金期を舞台に、天才ヴァイオリニスト・ニコロ・パガニーニが悪魔・アムドゥスキアスと血の契約を結び、100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らし世界を熱狂させてゆく姿を描く。東宝が満を持して贈る、オール日本人クリエイターによる本格オリジナルミュージカルとなる。稀代の天才と謳われた実在のヴァイオリニスト・パガニーニは、確かな実力と華で『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役を好演中の相葉裕樹と、MANKAI STAGE『A3!』『BANANA FISH』The Stageで圧倒的なスター性を発揮し、東宝ミュージカル初出演にして主演に抜擢された水江建太がWキャストで演じる。そんなパガニーニを圧倒的な歌唱力で惑わせ、魔性の音楽の虜にしてゆく音楽の悪魔アムドゥスキアス役に、代表作『JERSEY BOYS』での第42回菊田一夫演劇賞受賞をはじめ、日本ミュージカル界を牽引するトップランナー・中川晃教が決定し、W主演を務める。音楽を愛するジプシーの少女アーシャ役には、乃木坂46内でも実力派として注目を集めミュージカル単独出演は初となる早川聖来、ナポレオン皇帝の妹でパガニーニを誘惑するファム・ファタル、エリザ・ボナパルト役には抜群の歌唱力を誇る青野紗穂、パガニーニのヴァイオリンの師であり、物語のキーマン・コスタ役には、ベテランの畠中洋が決定。またパガニーニに仕える執事・アルマンド役は、東宝ミュージカル初出演にして藤沢文翁氏とは10年以上にわたる交友があり、オリジナル作品に全幅の信頼を寄せている声優界の大スター・山寺宏一と、数々の東宝ミュージカルの名作を支えてきた実力者・戸井勝海がWキャストで務める。パガニーニの母親・テレーザ役には、東宝ミュージカルの大看板、香寿たつきが名を連ねるなど、ミュージカル界のスターキャストがそろった。作曲・音楽監督は村中俊之が務め、上演は東京・日比谷シアタークリエにて2022年6月を予定している。
2021年08月06日4月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマでは、松坂桃李主演×恋愛ドラマの名手・大石静脚本による「あのときキスしておけば」を放送することが決定。衝撃の“入れ替わり”ラブコメディに挑戦する。◆松坂桃李のまた新たな一面が見られるかも?松坂さんが演じるのは、とにかくポンコツで何かと不運な32歳独身男性・桃地のぞむ。勤務先のスーパーでも失敗ばかりで、出世願望も恋愛願望も特になし。唯一の趣味は、家にこもって大好きな漫画を読むことだ。ある日、桃地がスーパーのレジでクレーマーに絡まれていたところを助けてくれたのが、大好きな漫画の作者・蟹釜ジョーこと唯月巴。しかもいつの間にか家政夫のような使用人のような立場の高額なアルバイトまで依頼され、なんやかんやとしているうちに友だち以上恋人未満ないい感じの関係に。押し倒されてキスされそうになったのをやんわり拒否したらキレられるが、沖縄旅行に誘ってくれ同行することに。そんな幸せの階段を一気に駆け上がり始めたかのように見えたが、突然、唯月の死が訪れる。そして、悲しみに暮れる桃地の前に、ひとりの見知らぬおっさんが現れ、「モモチ、私が巴なの」という――。<桃地×大好きな彼女or見知らぬ中年のおじさん>衝撃の“入れ替わり”ラブコメディが始まる!◆大石静が仕掛ける毎週目が離せなくなるストーリー展開脚本を手掛けるのは、近年大きな話題となった「大恋愛~僕を忘れる君と」「知らなくていいコト」をはじめ、数々の恋愛ドラマを世に送り出してきた大石さん。今作で再び完全オリジナル作を誕生させる。大石さんは「今回の企画は貴島彩理プロデューサーが『松坂桃李さんとこんなドラマをやりたい』と温めてこられたものでした。そのアイデアを元に私も頭をひねってストーリーを膨らませていきました。映画や単発ドラマと違い、連ドラの醍醐味は、先の展開への期待です。それは事件物であろうとラブストーリーであろうと同じです。『来週どうなる』感は、持てる能力と情熱の限りをつくして考えました」と語り、「この作品はジェンダーフリーな世界観を提示しています。そしてすべての人が抱えている終わる命の宿命や、生まれ出た以上、強く人を愛してこその人生であるという想いを込めて書いています。でもあまり難しいことを考えず、予測不能な展開のラブコメディーを楽しく笑って見ていただけたら、うれしいです」とメッセージを寄せている。◆麻生久美子と井浦新が入れ替わる!?主人公が恋するヒロインの中身が、見知らぬおじさんのところに行ってしまうという、前代未聞な本作。そんな入れ替わってしまう2人を演じるのが、麻生久美子と井浦新。「MIU404」の出演が記憶に新しい麻生さんが今回演じるのは、蟹釜ジョーという名前で執筆活動をしている大ヒット作家で、超お金持ちな唯月巴。唯月が桃地と出会い、接していくうちに少しずつその価値観を変えていくが、桃地への思いに気づいた矢先、事故で帰らぬ人になってしまう。しかも、見知らぬおっさんの中に魂だけ入ってしまい…。そんな唯月の魂が乗り移ってしまう“中年のおじさん”を演じるのが、現在放送中の「にじいろカルテ」での好演も話題の井浦さん。名前は田中マサオといい、桃地が働くスーパーにも出入りする清掃業者の清掃員。物語が進むにつれ、マサオの正体もわかっていくことになる。◆松坂桃李「全力で愛していけたら」松坂さんにとっても念願のラブコメだという今作。「台本を読んだ時、これは新しいジャンルの作品だ。予測のつかない面白さが生まれる気がしました。正直、一体どういうことなんだろう?と何度も読み返しては読み進める、そんな本でした」と物語の印象を語る。共演の2人については「麻生さんとは大河ドラマ以来の共演ですが、コミカルなお芝居もシリアスなお芝居も魅力的に演じ分ける方なので、この作品においても信頼できるヒロインになって下さると思っています。井浦さんとは初共演なので未知数です。これまで様々な作品で目にしてきた井浦さんとも違う新たな井浦さんのアプローチが見られそうで、今からどう立ち向かおうかと試行錯誤しています」とコメント。そして「誰しも人生で一度は『あの時、こうしておけばよかった』と思う瞬間を経験しているのではないでしょうか。そんな瞬間を柔らかくポップに皆様にお届けできるように作り上げていきたいです。そして、井浦さん演じる田中マサオと麻生さん演じる唯月巴を桃地として全力で愛していけたらと思っています」と意気込んでいる。◆麻生久美子「思い切って振り切って演じたい」「設定が非現実的で面白く、二人で一人の役を演じるということも新鮮」とその内容に惹かれたと語る麻生さんは、「ストーリー展開が素晴らしくて、今は先が気になって仕方ありません」とワクワクしている様子。そして「私が演じる唯月巴は強さと弱さを併せ持った、才能溢れる天才。その人物を私と井浦新さんの二人で演じるという新たな挑戦をします。“二人一役”という、共同作業が必要になりそうなところもまた私にとっていい経験になると思いますし、キャラクターに深みが出そうで楽しみです。今まで演らせていただいたことがない役ですので、思い切って振り切って演じたいと思います」と語った。◆井浦新「今まで見たことのない井浦新をお見せしたい」さらに井浦さんは「友人でもある貴島彩理プロデューサーからお話をいただき、即答で『やりたいです』とお返事をしたんですが、台本を読んだ今はちょっと後悔しています(笑)」と正直な心境を話し、「物語はもう、それはそれは面白くて、1話だけでも『なんだこれは!』というくらいのボリュームの出来事が起きるので、松坂桃李くんと麻生久美子さんの恋模様の部分などもとても楽しく読んでいたのですが、いざ自分の役柄として台本と向き合うと、展開もすごいし、セリフも膨大で、きっと撮影は大変になるだろうなと逃げたくなってしまいました(笑)」とその理由を明かす。また、ラブコメは初めてだそうで「46歳にして“ラブコメ”をやるなんて思ってもいなかったですし、ヒロインを演じるのも初めて。チャレンジづくしの良い機会をいただいたので、今まで見たことのない井浦新をお見せしたいと思っています」と意気込み、「松坂桃李さんとも初めてご一緒するので、どんな風になるのか楽しみ。そういった意味でも、もしかしたら今が一番ワクワクしているときなのかも知れません」とコメントしている。金曜ナイトドラマ「あのときキスしておけば」は4月、毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送予定(一部地域で放送時間が異なる)。(cinemacafe.net)
2021年03月03日フォークデュオさくらしめじとシンガーソングライターの大石昌良による無観客の配信ツーマンライブ「おおいしめじ。感動の再会ライブ!」が12月5日(土)に開催された。大石昌良は、アコースティックギターの弾き語りで日本一を目指すソロのシンガーソングライターとしての活動に加え、オーイシマサヨシ名義でアニメ『けものフレンズ』主題歌の「ようこそジャパリパークへ」や『SSSS.GRIDMAN』主題歌の「UNION」などの大ヒット曲を生み出し、Tom-H@ckとのデジタルロックユニット・「OxT(オクト)」としても活動中。兼ねてより大石を「憧れの人」と公言し、多大な影響を受けてきたさくらしめじの熱烈なオファーが実り、2019年3月8日には東京・WWWにて行われたツーマンライブ『ダブルでワクワク!さぁ!集まれダブダブ!』で初の対バンが実現。その後はお互いにLINEを送り合い、今年の8月1日(土)に配信されたバスライブ「さくらしめじ東京の街からライブしまーす‼」では、大石がトークゲストとしてリモート出演するなど交流を深めてきた。オープニングで揃ってステージに上がった二組は、明るく元気なタイトルコールを経て、「おーいしめじの“おーいし”の方です」「“めじ”の方です」「“し”の取り合いやな」と冒頭の挨拶で笑わせ、大石はさくらしめじのスタッフにもらったというグッズTシャツに言及。スタッフという文字が入ったロングの黒Tシャツに「完全にスタッフ扱いやんけ!」とクレームを入れた。さらに、真っ白な衣装に身を包んだふたりに挟まれた大石は、「白、白、黒で、オセロだったら俺、白になってんで」と突っ込んで笑わせたあと、「それにしても、ふたりは大人になったね」としみじみと語り出し、「貫禄出過ぎちゃって。ふたりの伸び代がありすぎて、そろそろ出る杭を打っとかなあかんかなっていうくらい。リハを見たけど、シンプルに上手くなった」と褒めると、ふたりは照れながら「ありがとうございます」と笑顔で返答するなど、和気あいあいとした空気の中で、約2年ぶり2度目のツーマンは幕を開けた。トップバッターを務めたさくらしめじは、4thシングル「ひだりむね」の収録曲で、12月7日(月)に過去の楽曲をアコースティックバージョンでセルフカバーするリバイバル企画の第2弾として配信リリースする「またたび(Acoustic Version)」で、温かくノスタルジックなムードを届け、アコギデュオの新境地に挑んだナンバー「My Sunshine」では一転して勢いよく駆け出すようなパフォーマンスで高揚感を煽った。ここで、雅功が「僕らの憧れ、最高に尊敬している大石さんとの2回目のツーマンライブ。超嬉しい!画面越しだけど、どんどんテンション上げていきたい。みんなで一緒に遊びませんか?」と呼びかけ、ツアー移動中のふたりの遊びから生まれた未音源のレア曲「しりとり」でユニークなしりとり合戦を展開。大石が「僕の曲の中でも非常に難易度が高い」と語った「幻想アンダーグラウンド」のカバーでは、これまでに見せたことのないメランコリックかつ大人の表情を見せると、彪我は2年前には弾いてなかったエレキギターに持ち変え、アコギとエレキのアンサンブルで「青春の唄」「たけのこミサイル」とロックナンバーを連発。彪我はダークな切迫感を湛えたギターソロも披露し、袖で見ていた大石を驚かせた。そして、最後はふたりともギターを置き、体全体を使って歌って踊る「しめじ体操」の時間に突入。曲の終盤に彪我が「この曲はみんなで踊った方が楽しいよね」と言い出すと、雅功が楽屋にいた大石を無理矢理ステージに引っ張りあげ、大石は苦笑いを浮かべながらふたりの間に入って踊らされ、「なんやこれー!」と声を上げた。さくらしめじのスタッフTシャツから白シャツにネクタイ、ストライプのパンツという衣装に着替えた大石は、ストロークからスラップ奏法、そしてアルペジオと様々な演奏スタイルを織り交ぜつつ、ヴォーカリゼーション的にもウィスパーやホイッスルボイスなど多彩な表現が詰まった「ファイヤー」で、ダイナミックにライブの口火を切った。ヴォーカルにエフェクトのかかったスペーシーなダンスロック「キウイ畑の宇宙船」で視聴者の想像力を広げた。その後のMCでは、さくらしめじについて、「息子くらいの歳の差がある、若い才能溢れるふたりが自分に憧れてくれるのはすごいことです。まだまだ負けてられへんし、すごく刺激的な夜になってます」とコメント。ファンキーなアーバンソウル「ボーダーライン」では、ギターのボディを叩いて様々なビートを鳴らし、超絶技巧の演奏が盛り込まれた「トライアングル」ではシャツのボタンが飛ぶほどの白熱したプレイを見せ、「おおいしめじ〜!」と絶叫。そして、20年ほど前に天国に旅立ってしまったという愛犬への思いを描いたバラード「涙が止まらない」で優しくも温かい感動を誘い、ラストにスキャットやギターソロ、コミカルなプレイを盛り込んだミュージカル調のジャズナンバー「ピエロ」で独自のエンターテイナーぶりを遺憾無く発揮。彼の口から発せられるトランペットソロでは「ジングルベル」のフレーズも飛び出した。最後に大石がさくらしめじを再びステージに招き入れ、さくらしめじの「ひだりむね」と大石の「おはよう」をコラボ。「ひだりむね」は大石のリクエストだったようで、「ふたりが特にピュアな時代の曲でしょ。俺も混ざりたいなと思って。ちゃんとキラキラの中に入れたかな」と問いかけると、さくらしめじのふたりは「最高でした。感無量です」と即答。さくらしめじが「またぜひやりましょう!」とお願いすると、大石は「呼ばれたらすぐに行くよ。これを思い出にせずに繋げて、この輪をどんどん広げたい」と3回目のツーマンの開催を約束し、感動の再会ライブは大団円を迎えた。なお、さくらしめじは12月29日(火)に1年ぶりの有観客となるワンマンライブ「きのこりあんの集い Vol.5 〜お久しぶりでございます。〜」を大手町三井ホールにて開催する。毎年恒例の忘年会ライブで、二部構成となっており、第2部のみ生配信を予定している。大石は来年1月5日(火)自身の誕生日に、オーイシマサヨシ名義でオンラインワンマンライブ「世界が君を必要とする時が来たんだ」を開催する。また、本公演の視聴チケットは12月8日(火)まで購入可能で、同日の23:59までアーカイブの視聴が可能となっている。【setlist】●さくらしめじM1.またたび(Acoustic Version)M2.My SunshineM3.しりとりM4.幻想アンダーグラウンド(大石昌良カバー)M5.青春の唄M6.たけのこミサイルM7.しめじ体操●大石昌良M8.ファイヤー!M9.キウイ畑の宇宙船M10.ボーダーラインM11.トライアングルM12.涙が止まらないM13.ピエロ●おおいしめじM14.ひだりむねM15.おはよう
2020年12月07日ミュージカル『アナスタシア』の製作発表会見が12日に都内で行われ、葵わかな、木下晴香、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、山本耕史、堂珍嘉邦、麻実れいが登場した。同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。2017年にブロードウェイで初演を迎え、日本で初上演となる。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語で、記憶をなくした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。製作発表会見では、ディミトリ役の海宝・相葉・内海による「My Petersburg」、アーニャ役の葵・木下による「Jorney to the Past」が披露された。トリプルキャスト・Wキャストの印象について質問されると、ディミトリ役の海宝は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』でマリウス役・アンジョルラス役としてともに過ごした相葉について「けっこう長い時間を一緒に早替え小屋でも過ごし、一緒の役をできるとなった時はとても嬉しかったです。相棒だったので、同じ時間を過ごせるのは嬉しかったですし、猫好きという共通点があって。猫の島の話とかね、しましたよね」と明かす。相葉は「そうですね。一緒に行けなくて、結局僕だけ言ったんですけど」と照れ笑いを浮かべた。内海については「初めてご一緒するんですが、コンサートを拝見して、本当に若さ溢れるエネルギーと、胸にくる歌声がとても素敵で、ご一緒できるの楽しみだなと。とっても爽やかでにこやかに挨拶していただいて、3人で切磋琢磨してディミトリという役を作り上げていけたら」と意気込んだ。相葉は「海宝さんは、以前は相方的な役ではあったんですけど、今回は同じ役をやるということですので、一緒の舞台には上がらないなという寂しさはある。今日の製作発表で3人で歌わせていただくバージョンで、ものすごく緊張してたんですけど、海宝くんがいるだけでも安心感がある。年下ではあるんですけど、ものすごく頼りになる」と絶賛。「内海くんは昨日初めてお会いして、今日の製作発表の練習をさせていただいたんですけど、人懐っこい笑顔がかわいらしくて、ついついこっちまで笑顔になってしまう。これからお話ししていけたらと思いますし、ごはんとかいけたらいいなと思っております」と語った。また、「ブロードウェイミュージカル、グランドミュージカルに出演するのが初めて」という内海は「僕は猫アレルギーなんで猫はちょっと苦手なんですけど……」と会場を笑わせつつ、「海宝さんはアルバムをいつも稽古に行く前に聞いて気持ちをあげたり、海宝さんのミュージカルを観に行ったり。ここ2〜3年でミュージカルが本当に大好きになり、知らないことだらけなんですけど、海宝さんの歌に心打たれて、今回ご一緒できて本当に嬉しく思ってます」と感謝。「相葉さんは昨日お会いして、僕が今出演しているミュージカルの大先輩の方なので、動画はたくさん見させていただきまして、本当に大好きな先輩と共演できて嬉しく思っています」と、ミュージカル『テニスの王子様』の先輩である相葉への思いを表した。一方、グレブ役の山本&堂珍は、「10年以上前にテレビのバラエティで共演させていただいて以来」という再会に。山本は「世代的にも同じで、とても心強い。稽古で見てここかっこいいなというところはガンガン盗んでいきたいと思いますし、自分からそういうものを感じていただけたら盗んでもらいたい」と回答。堂珍は「僕からしたらもう本当にずっと前からテレビに出られてた大先輩という感じなんですけど、きさくに接していただいて、僕の方こそ心強い。自分たちを超えた、『日本のグレブは面白いね』となっていけたら良いなと思います。本当に光栄だなと感じています」と心境を明かした。
2019年11月12日堤真一と岡村隆史がダブル主演を務める映画『決算!忠臣蔵』(11月22日公開)で、堤演じる大石内蔵助の新たな場面写真が4点公開された。主君への忠義心を胸に仇討ちを果たした浪士たちの物語として、誰もが知る「忠臣蔵」。本作は、東大教授・山本博文氏の『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)を原作に、その背景にあった「誰にも言えない“お金”の裏話」を描く。2004年に放送されたフジテレビ系ドラマ『徳川綱吉 イヌと呼ばれた男』以来、2度目の内蔵助を演じる堤。討ち入り予算を工面するために右往左往し、威厳を感じさせる眼差しを見せたかと思えば、遊郭ではしゃぎすぎて畳に横たわるなど、公開された場面写真からも新たな内蔵助の姿が浮かび上がる。その役柄について、堤は「大石(内蔵助)だからと言って気合を入れすぎずに、肩の力を抜いて演じていこうと思いました。のびのびしながら撮影に臨んでました」と明かし、「この作品のお話としての面白さは、大石はいわゆるヒーローではなくて“流れ”でそうなっていった人として描かれていること。“忠義を尽くす武士道”という世界を、金銭面から捉えて描いているので、すごく人間臭い話なんです。僕からすると、もしかしたら本当はこっちが真実じゃないの? って感じるんです」とコメントしている。
2019年10月11日モデルでタレントの大石絵理が29日、東京・渋谷のSHIBUYA TSUTAYAでファースト写真集『honey』(発売中 2,778円税抜 東京ニュース通信社刊)の発売記念イベントを行った。お天気キャスターやファッション誌、ファッションイベントでのモデルをはじめ、 グラビアではセクシーな水着姿を披露するなど、多方面で活躍中の大石絵理。記念すべきファースト写真集は、プライベートでもよく訪れるという香港で撮影された。3泊4日のロケ中で恋人と香港を楽しむようなカットを撮影したほか、限界ギリギリに挑んだ撮影でセミヌードも披露するなど、意欲に充ちた1冊となっている。出来上がった写真集を手にしながら「うれしいですね。事務所の先輩でもある菜々緒さんが"菜々緒ポーズ"の写真集があったりして、私もいつか写真集を出したいと思ったので実現できて嬉しいです」と満足げ。「やるからには思いっきりやりたかったので、結構攻めました」と大胆な露出にもチャレンジしたそうで、「最初は恥ずかしかったんですけど、ご飯を食べている時も移動している時もずっとカメラが向けられていたので、段々慣れてきて気にならなくなりました」と自然体の彼女が見られるという。同写真集は恋人と旅行気分を味わえるが、「生っぽくというかリアルな感じを出したかったので、やったことがない撮影をしました。ほとんどスッピンで、朝の寝起きはリップクリームぐらいしか塗っていません」と全体的にメイクは薄めのようで、「お風呂で撮ったショットは男性受けが良かった写真で表紙にもなりました。皆さんに見て欲しいのですね。恋人気分で見てください」とアピールした。今年の12月22日で26歳となる大石は「大人の女性に向けてどんどん頑張って行きたいんですが、テレビも好きだし雑誌も大好き。このまま頑張ってCMとかもやりたいですね」と新たな歳に向けて意欲。具体的には「スタイルブックを出してみたいし、『しゃべくり007』(日本テレビ系)にも出てみたいです」とあげながら、「『しゃべくり007』は(『Going!Sports&News』で共演した)上田晋也さんがいるから大丈夫です!」と話していた。
2019年09月30日女優の石橋杏奈(26)が、プロ野球・楽天の松井裕樹投手(23)と13日に結婚したことを、自身のインスタグラムで同日、報告した。石橋は、2ショット写真を添えて、「私事ですが本日12月13日にかねてよりお付き合いしておりました東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹選手と入籍いたしましたことをここにご報告させていただきます」と報告。「彼の野球に対するまっすぐな姿勢や素直で無邪気な性格に惹かれ傍に居たいと思うようになりました」とつづった。続けて、「彼の活躍が2人の幸せでもあるので 日々刺激をもらいながら私も出来る限りのサポートをしていきたいと思っておりますこれからは夫婦としてどんなときも手を取りあい思いやりの気持ちをもって共に歩んでいきたいと思います」と決意を記し、「まだまだ未熟者ではありますが温かく見守っていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
2018年12月13日