展覧会「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 展」が東京・松屋銀座で開催される。会期は、2016年8月3日(水)から8月22日(月)まで。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、1979年にTV放送された伝説的アニメ『機動戦士ガンダム』のアニメーションディレクターとキャラクターデザインを務めた安彦良和が、同作をコミカライズした漫画作品。親しみある繊細なタッチで、新たな解釈とともに描き出されており、全24巻で累計1000万部を超す大ヒットを記録した。また、アニメ『THE ORIGIN』は、2014年に発表されたガンダム35周年記念作品。安彦良和を総監督に迎え、2015年には第1話「青い瞳のキャスバル」を上映した。「シャア・セイラ編」は2016年秋に最終話がイベント上映され完結するが、2017年には「ルウム編」が始動し、『THE ORIGIN』の継続が決定。これら作品に通ずる3DCGを採用したメカニックなシーンは、“新しいガンダム”として話題を集めている。同展は、37年間進化し続けるガンダムアニメーションの制作プロセスと、ガンダムならではの手描きクオリティの魅力が紹介される本格的なアート展。安彦良和による漫画原画にはじまり、設定資料、アニメ原画、背景画、3DCGなど、アニメ『THE ORIGIN』の制作過程が、オリジナルの資料や映像で一挙に紹介される。また、オリジナルグッズも多数販売される。中には、開催記念のガンプラ「GUNDAM PRODUCT ART 限定(1種)」や「イベント限定(4種)」、 アパレル、雑貨、複製原画などが揃う。 【詳細】「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN」展会期:2016年8月3日(水)~8月22日(月)※会期中無休時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場)会場:松屋銀座8階イベントスクエア住所:東京都中央区銀座3-6-1【問い合わせ先】松屋銀座TEL:03-3567-1211(大代表)© 創通・サンライズ
2016年06月13日展覧会「片岡鶴太郎 ×コシノヒロコ× 荻野綱久 -森羅万象-」が、KH ギャラリー銀座で開催される。会期は2016年6月17日(金)から7月18日(祝・月)まで。ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)のデザイナー・コシノヒロコが、自身のアート作品を発表する場として2012年にオープンしたKH ギャラリー銀座。ファッション・絵画・ライフスタイルの分野まで幅広く活動し、多様な形で展開する彼女の作品世界を季節ごとに紹介している。そんな会場を舞台に、本展ではコシノヒロコの新作を含む5点、片岡鶴太郎の未発表絵画2点を発表。また、荻野綱久の約15点の作品は全国で初の披露となる。コシノヒロコは自然が持つ生命力をテーマに、生涯を通して制作活動に取り組む。四季折々の自然を、創造の源にした作品が並ぶ。俳優として活躍する一方で、画家として真摯に制作を続けている片岡鶴太郎。作品から感じられる自然への温かいまなざしと豊かな色彩は、多くの人々を惹きつける。片岡の息子である荻野綱久は、父の薦めで音楽から絵画へと表現の幅を広げてきた。そのシンボリックな幻想世界は、音楽と相互に関わりながら展開される。長年の経験を誇る片岡とコシノが彩る空間に、荻野の若い感性を加え、創り上げられた展覧会。是非足を運んでみてはいかがだろうか。【開催概要】片岡鶴太郎 ×コシノヒロコ× 荻野綱久 -森羅万象-会期:2016年6月17日(金)〜7月18日(祝・月)※会期中無休。会場:KH ギャラリー銀座住所:東京都中央区銀座4-3-13 和光並木通ビルB1F開館時間:10:30〜19:00入場料:無料TEL:03-5159-6877
2016年06月11日展覧会「ゴッホとゴーギャン展」が、2016年10月8日(土)から12月18日(日)までの間、東京都美術館で開催。また、2017年1月3日(火)から3月20日(月・祝)のまでの期間は、愛知県美術館にて巡回する。世界中の人々に愛され続けている画家、フィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャン。それぞれ別々で展覧会を開催することは珍しくないが、二人の画家の関係性に焦点を当てた展覧会は日本初だ。本展では、所蔵する美術館からの借用が特に難しいというゴッホとゴーギャンの貴重な作品に加え、彼らに影響を与えた、モネやミレーらの作品約10点を含む、約60点が展示される。展覧会は年代順に5章で構成。ゴッホとゴーギャンが画家を志した当初の代表作品から、二人が共同生活中に描いた絵画、その共同生活が破たんした後のピースへと、順を追って鑑賞することができる。最終章では、ゴッホ死去の翌年、タヒチへ渡ってからゴーギャンが描いた作品も登場。注目はゴッホとゴーギャンが“収穫”という同じ主題を描き、お互いに最高傑作と認め合った2つの絵画だ。二人の絵画を見比べることができる特別な機会となる。また、お互いのことを念頭に描いた、ゴッホ作《ゴーギャンの椅子》と、ゴーギャン作《肘掛け椅子のひまわり》にも注目したい。日常生活や風景を写実的に浮き上がらせたゴッホと、次第に想像の世界を描くようになるゴーギャンとの芸術観の違いや影響関係を、実際の絵画を通して見ることができる。【開催詳細】ゴッホとゴーギャン展■東京展会場:東京都美術館 企画棟 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:2016年10月8日(土)~12月18日(日)休室日:月曜日、10月11日(火) ※ただし、10月10日(月・祝)は開室開室時間:9:30~17:30※金曜日、11月2日(水)、3日(木・祝)、5日(土)は9:30~20:00※入室は閉室の30分前まで入館料:一般 1,600(1,300)円、大学生・専門学校生 1,300(1,100)円、高校生 800(600)円、65歳以上 1,000(800)円※かっこ内は前売り券、団体での料金。※団体は20名以上。※中学生以下は無料。※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持参、およびその付添いの1名まで無料。※いずれも証明できるものを持参。前売券販売期間:2016年7月1日(金)~10月7日(金)まで予定【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600■愛知展会場:愛知県美術館住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2会期:2017年1月3日(火)~3月20日(月・祝)休館日:月曜日、1月10日(火) ※1月9日(月・祝)、3月20日(月・祝)は開館。開館時間:10:00~18:00 ※金曜日は10:00~20:00※入館は閉館の30分前まで入館料:一般 1,500(1,300)円、高・大学生 1,200(1,000)円※かっこ内は前売り券、団体での料金。※前売りペアチケット 2,400円(一般のみ、2016年8月11日(木・祝)~9月30日(金)までの期間限定発売)※団体は20名以上。※中学生以下は無料。※「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」を持参、またその手帳に「第1種」または「1級」との記載者に付き添って観覧する1名まで当日料金が半額。※いずれも証明できるものを持参。前売券販売開始:2016年10月1日(土) ※販売期間は各販売所によって異なる。【問い合わせ先】TEL:052-201-3766
2016年06月10日伊藤若冲の展覧会「生誕300年記念 伊藤若冲 ―京に生きた画家―」が京都の細見美術館で開催される。期間は2016年6月25日(土)から9月4日(日)まで。伊藤若冲は、2016年で生誕300周年を迎える江戸時代の画家。京都に生まれた若冲は、40歳を機に絵画制作に没頭、その個性的な画風が、大きな注目を集めた。近年になって、彼の作品は国内外で再注目され、毎回混雑必須の展覧会となっている。本展では、細見美術館の若冲コレクションを始め、ゆかりの場所や作品、弟子らの作品も併せて展示。主な出展作品として、「鼠婚礼図」や「花鳥図押絵貼屏風」などが揃う。彼の魅力的な世界観をより実感できる機会となりそうだ。また、この展覧会に合わせて京都ホテルオークラでも、1階ロビーにて作品5点の複製画を展開。「雪中雄鶏図」「糸瓜群虫図」「伏見人形図」「群鶏図」「風竹図」の複製画展示のほか、細見美術館展覧会のチケット付き宿泊プランや、若冲ゆかりの地をめぐる日帰りのプランも用意している。【展覧会概要】■「生誕300年記念 伊藤若冲 ―京に生きた画家―」期間:2016年6月25日(土)〜9月4日(日)会場:細見美術館住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6−3入館料:一般 1,200円(1,100円)、学生 1,000円(900円) ※カッコ内は20名以上の団体料金。開館時間:10:00〜18:00(最終入館は17:30まで)休館日:毎週月曜(祝日の場合、翌火曜)■京都ホテルオークラ展示展示期間:2016年6月3日(金)~6月29日(水)会場: 京都ホテルオークラ 1階ロビー中央(観覧無料)住所 :京都市中京区河原町御池展示予定作品:「雪中雄鶏図」、「糸瓜群虫図」、「伏見人形図」、「群鶏図」、「風竹図」(すべて複製)TEL:075-211-5111(代表)
2016年06月09日イラストレーターの山口はるみによる展覧会「Hyper! HARUMI GALS!!」が、7月8日から25日まで渋谷パルコパート1・3階のパルコミュージアムにて開催される。8月7日に一時休業をするパルコミュージアムでは、これに伴い、渋谷パルコと縁の深いアーティストたちによる3つの展覧会を行う「SHIBUYA PARCO MUSEUM FINAL EXHIBITIONS」という企画を実施。同展は、第1弾となる蜷川実花の写真展「IN MY ROOM」に続く第2弾として開催される。会場では、パルコのオープンと同時にその広告制作にイラストレーターとして参加した山口はるみの代表作はもちろん、強力なコラボレーターを迎え描き下ろした16年の最新“HARUMI GAL”を発表する。コラボレーターには、トーガ(TOGA)のデザイナーである古田泰子、エルメス(HERMES)やメゾン マルジェラ(Maison Margiela)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)などとのコラボレーションで知られるフランスの写真家で映像作家のカミーユ・ヴィヴィエ、“シンガポールの国宝”と呼ばれるアートディレクターのテセウス・チャンの3人が起用され、展示空間を演出する。【イベント情報】山口はるみ展「Hyper! HARUMI GALS!!」会場:パルコミュージアム(渋谷パルコパート1、3階)住所:渋谷区宇田川町15-1会期:7月8日~25日(7月25日は18:00閉場、入場は閉場の30分前まで)時間:10:00~21:00料金:一般500円、学生400円、小学生以下無料
2016年06月07日ポール・スミスと聞いて何を思い浮かべるだろうか?カラフルな色使いにウィットに富んだモチーフ…。ロンドンのカルチャーを映し出し、トラディショナルでありながら革新的。誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスが、ポール・スミスたる所以を解き明かす展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。■ ポールのクリエーションをかきたてるものとは?初夏の京都、緑の木々に映える明るいピンクで「HELLO KYOTO」描かれたエントランスから展示はスタートする。今回ビジュアルでメインカラーになっているピンクは、日本の人たちに明るく前向きな気持ちを感じてもらえたらというポール自身の願いからだそう。展覧会の音声ガイドの声は、ポール・スミスを愛する俳優の松田翔太最初のブースでは、ポールのコレクションの中から数々の絵画や写真が壁一面に展示されている。このコレクションにはアンディ・ウォーホールのような著名なアーティストの作品もあれば、友人や家族、時にポールのファンから送られてきたものも。この展示を通じて、「何でもないものからも、価値を見いだしていくこと」というポール・スミスのクリエーションの根源に流れるメッセージが伝わってくるようだ。■ ポールのキャリアの「はじまりの場所」続いては、ポール自身も「この展覧会では、自分のすべてを正直にさらけ出した」と語るように、彼のキャリアがどのようにスタートしたのかを回顧するブースが用意されている。手を大きく伸ばせば反対の壁に触れてしまいそうな3m四方のホワイトキューブ。このサイズこそが、ポール・スミスが1970年にノッティンガムにオープンした1号館のサイズなのだ。来場者はこのキューブに入ることで、ここからポールの物語が広がっていったのだと、フィジカルに体感することが出来るだろう。そのキューブの奥には、ポール・スミスの最初のプレスルームが再現されている。といっても、このプレスルームはパリのホテルの一室。ベッドの上に黒い布を引き、シャツ6枚とニット2枚が置かれ、スーツ2着がクローゼットにかけられている。そう、いまや世界70ヶ国で販売されるポール・スミスも、たった10着のコレクションからはじまったのだ。ポール・スミスの初めてのショールームはパリのホテルの一室。用意されたのは10着の洋服だった■ ポールのクリエーションを支える人彼のルーツを語る上で欠かせない人物がいる。一人は11歳のポールに写真の楽しさを教えてくれたアマチュアカメラマンだった父。会場には、父からポールが譲り受けたカメラと共に、デビッド・ベイリーやマリオ・マスティーノなど著名なカメラマンが手掛けた広告キャンペーンビジュアルが並ぶ。そして、ポールに服づくりを教えてくれた妻のポーリーン。ポール自身「彼女がいなければ、何も実現できなかったでしょう」と語る。彼女が与えてくれたファッションにおける大切な要素を、過去のビジュアルやスケッチと共に披露している。ポールと妻ポーリーンとのエピソードが伝わる展示も続いて、ポールのクリエーションの源へと、視覚的に導いてくれるゾーンへと足を進めてみよう。
2016年06月05日フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)による展覧会「新花 -SHINKA-」が、6月9日から12日まで福岡県の太宰府天満宮他で開催される。太宰府天満宮、宝満宮竈門神社に加え、古来より“海神の総本社”として称えられ長い歴史と伝統を誇る志賀海神社をあわせた3会場を舞台に開催される同展。“伝統の地”で表現するコンテンポラリーなフラワーアート”をテーマに、ニコライ・バーグマンのオリジナルデザインによる漆や陶器、桐などの花器とそれに合わせ同展のために制作された100点余りの作品が展示される。期間中には展覧会限定フラワーボックスや「伝統開花」での展示作品を中心に撮り下ろした作品集『ニコライ バーグマン 太宰府天満宮(nicolai bergmann Dazaifu Tenmangu)』を販売。また、会場では特典付きの「新花 -SHINKA-」限定デザインのICカード型入場券も用意される。【イベント情報】「新花 -SHINKA-」会場:太宰府天満宮住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1会場:宝満宮竈門神社住所:福岡県太宰府市内山883会場:志賀海神社住所:福岡市東区志賀島877会期:6月9日~12日料金:屋外展示は無料、屋内展示は800円(12歳以下無料)
2016年05月25日デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)が、展覧会『新花 −SHINKA−』を、2016年6月9日(木)~6月12日(日)に福岡・太宰府天満宮にて開催。本展は、2014年に約8000名の来場者数を記録し好評を得た『伝統開花』の第二弾。太宰府天満宮、宝満宮竈門神社、古来から「海神の総本社」として長い歴史と伝統を誇る志賀海神社の3つの会場を舞台に、過去最大スケールでの開催となる。会場には、本イベントの為にオリジナルで製作された漆や陶器、桐などによる花器など100点余りの作品を展示。ニコライ・バーグマン独特のコンテンポラリーなフラワーデザインが、伝統的なロケーションでどう表現されるのか注目が集まっている。新花 −SHINKA−【場所】◆太宰府天満宮(〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4-7-1)西鉄太宰府駅から徒歩約5分◆宝満宮竈門神社(〒818-0115 福岡県太宰府市内山883)西鉄太宰府駅からタクシー約7分◆志賀海神社(〒811-0323 福岡市東区志賀島877)JR香椎線西戸崎駅下車 西戸崎駅前より西鉄バス志賀島下車 徒歩10分【展覧会入場料】◆屋外展示:無料◆屋内展示(全会場共通):800円 ※12歳以下無料【屋内展示チケット販売】◆太宰府天満宮、宝満宮竈門神社、志賀海神社◆Nicolai Bergmann Flowers & Design各店舗問合せ先Nicolai Bergmann Flowers & Designニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン電話番号:03-5464-0716(平日10:00~18:00)E-mail:info@nicolaibergmann.com
2016年05月24日展覧会「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」が、東京・六本木の森美術館で開催される。会期は、2016年7月30日(土)から2017年1月9日(月・祝)まで。概要歴史的な天文学資料や現代アーティストによる芸術作品、宇宙開発の最前線に至るまで、宇宙に関する古今東西ジャンルを超えた多様な出展物約200点を一挙に公開する本展。「人は宇宙をどう見てきたか?」「宇宙という時空間」「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」「宇宙旅行と人間の未来」の4つのセクションに分け、未来向かっての新たな宇宙観や人間観を提示し、紐解いて行く。ファッションプレスでは、展覧会を取材。それぞれのセクションのみどころをレポートしていく。「人は宇宙をどう見てきたか?」SECTION 1では、東西の神話・宗教美術作品や貴重な天文学資料等を通して「人は宇宙をどう見てきたか?」に迫る。仏教的観点から宇宙を紐解いた「曼荼羅」や、誰もが一度は読んだことのある「竹取物語絵巻」、ガリレオ・ガリレイの天文学手稿などを展示。貴重な資料の数々から、人間が宇宙に抱いてきた“興味・関心”を垣間見ることができる。「宇宙という時空間」SECTION 2では、現代美術の作品等によって宇宙がどのように表現されてきたかを展示。多元宇宙理論などを表現したビョーン・ダーレムの大型インスタレーションや、コンピュータ画面のピクセルとなった超高感度の天体望遠鏡がとらえた深宇宙の星々を、マクロとミクロが交差するイメージとしてとらえたヴォルフガング・ティルマンスの写真作品等……、さまざまな宇宙観に触れることができる。「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」ダーウィンの『種の起源』や、隕石、化石が展示されるSECTION 3は「新しい生命観-宇宙人はいるのか?」がテーマ。注目は、空山 基の《セクシーロボット》。エアロスミスのアルバム『Just Push Play』でアルバムジャケットにも使用され、イラストレーターとして世界的に高く評価されている空山基の立体作品を間近で見ることができる。「宇宙旅行と人間の未来」宇宙旅行時代の到来が迫った今、これからの人間と宇宙の関係や、人間の生き方はどう変わっていくのかという問題について、アーティストのビジョンを紹介するのがSECTION 4。このエリアで必見の展示は、宇宙にいるかのような浮遊感を体験できるチームラボの新作《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく – Light in Space》。暗い道を通っていくと、四方と下方が全て映像に囲われた作品空間の中へ。そこでは光で描かれた烏が空間を飛び回り、映像が激しく目の前を巡る。見ている人は、平衡感覚を失い、まるで宇宙の中を浮いているような感覚になるだろう。コラボメニュー宇宙の日の9月12日に合わせて、2016年9月12日(月)より、森タワー52階のミュージアムカフェ「THE SUN」にて展覧会とのコラボレーションメニューを提供する。竹炭を加えて漆黒に仕立てた丼物メニュー「ブラックホールかきあげ丼」や、銀河をイメージしたパフェが登場。11月1日(火)からは、宇宙ステーションから見る宇宙の世界をスイーツプレートで表現した「惑星と時空間のスイーツプレート」の提供が開始する。【展覧会概要】宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ会期:2016年7月30日(土)〜2017年1月9日(月・祝)会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53F開館時間:10:00〜22:00、火10:00〜17:00※いずれも入館時間は閉館時間の30分前まで※会期中無休入館料:一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、子供(4歳〜中学生)600円※展望台東京シティビュー、屋上スカイデッキへは別途料金。■前売り券価格:一般1,400円、学生(高校・大学生)1,000円、子供(4歳〜中学生)500円販売期間:5月21日(土)〜7月29日(金)販売先:セブンチケット(セブン-イレブン)、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、CNプレイガイドなど※表示料金に消費税込。■コラボメニュー提供開始日:2016年9月12日(月)場所:森タワー52階 ミュージアムカフェ「THE SUN」・ブラックホールかきあげ丼 1,280円(税込) 9月12日(月)~2017年1月9日(月)・惑星と時空間のパフェ 900円(税込) 9月12日(月)~10月31日(月)・惑星と時空間のスイーツプレート 1,200円(税込) 11月1日(火)~2017年1月9日(月)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年05月22日伊勢丹新宿店では、アートユニットのフジヨシブラザーズ(Fujiyoshi Brother’s)の展覧会「Fujiyoshi Brother’s Exhibition - レッドリスト・アニマルズ -」を5月18日から24日まで同店本館5階アート&フレームで開催する。フジヨシブラザーズは、2000年に藤芳太一郎(兄)と藤芳幸太郎(弟)により結成された若手アートユニット。兄弟で1枚の絵を仕上げていく彼らの得意分野は、鮮烈な色彩で動物の絵を描くこと。同展では、「レッドアニマルズ」をテーマに絶滅の危機にある動物たちを描き、地球環境の大切さを訴える。また、22日には彼らによるライブペインティング(午後2時から午後2時30分)とサイン会(午後2時30分から午後4時)が行われ、創作過程を目の前で見ることができる。兄弟で時に協力し、時に自己主張しながら絶妙なバランスで描き上げていく彼らのスタイルは必見だ。尚、会場では、「アクアマリン ゼブラ(Aquamarine Zebra)」(アクリル、F8号/22万円)や、「ブライト バーミリオン レオパード(Bright Vermillion Leopard)」(アクリル、F10号/25万円)、「いろは歌-赤キリン」(アクリル、F20号/35万円)などの作品も販売される。
2016年05月18日戦国時代に全国の各地に残された歴史資料や美術工芸品を一堂に展示する「戦国時代展 -A Century of Dreams-」。坂本龍馬の手紙や新資料を展示する「特別展覧会 没後150年坂本龍馬」、ふたつの展覧会がそれぞれ東京都江戸東京博物館で開催されることが決定した。「戦国時代展 -A Century of Dreams-」は織田信長、上杉謙信など、戦国時代に台頭した戦国武将にまつわる歴史資料や、狩野派絵師の作品など美術工芸品を展示。約100年に及ぶ歴史を紹介する。「特別展覧会 没後150年坂本龍馬」では自由奔放な生き様や家族への愛情が伝わってくる龍馬の手紙を展示。そのほか、近年になって発見解明された書状や剣術免状、近江屋で暗殺された際に龍馬が敵刃を受けたとみなされる刀など、貴重な関連資料も展示される。「戦国時代展 -A Century of Dreams-」は11月23日(水・祝)から2017年1月29日(日)まで、東京都江戸東京博物館で開催。その後、京都、山形を周る。「特別展覧会 没後150年坂本龍馬」は京都、長崎で開催されたのち、2017年4月29日(土・祝)から6月18日(日)まで東京都江戸東京博物館で開催。■「戦国時代展 -A Century of Dreams-」【東京会場】東京都江戸東京博物館(東京都)2016年11月23日(水)~2017年1月29日(日)【京都会場】京都府京都文化博物館(京都府)2017年2月25日(土)~4月16日(日)【山形会場】米沢市上杉博物館(山形県)2017年4月29日(土)~6月18日(日)■「特別展覧会 没後150年 坂本龍馬」【京都会場】京都国立博物館(京都府)2016年10月15日(土)~11月27日(日)【長崎会場】長崎歴史文化博物館(長崎県)2016年12月17日(土)~2017年2月5日(日)【東京会場】東京都江戸東京博物館(東京都)2017年4月29日(土)~6月18日(日)【静岡会場】静岡市美術館(静岡県)2017年7月1日(土)~8月27日(日)
2016年05月17日展覧会「世界の刺繍」が、文化学園服飾博物館で2016年6月14日(火)から9月8日(木)まで開催される。古くから世界各地で行われていた刺繍は、地域や民族、階級によってその表現が異なる。家庭の女性が作る素朴なものから、専門職人の高度な技術による複雑なものまで多種多様だ。本展では四季の情緒を表現した日本、オートクチュールの技術が光るヨーロッパ、伝承されてきたアジア・アフリカの民族衣装など約35か国の刺繍130点を紹介する。仕事着や衣装としての刺繍を施してある服も展示。実際に触れられる刺繍布も設置されている。是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。【開催概要】世界の刺繍会期:2016年6月14日(火)〜9月8日(木)場所:文化学園服飾博物館住所:渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル開館時間:10:00〜16:30※6月24日(金)、7月15日(金)は19:00まで開館。※入館は閉館の30分前まで。休館日:日曜日、祝日、8月10日(水)〜17日(水)※ただし8月7日、21日は開館。入館料:一般 500円、大高生300円、小中生200円※20名以上の団体は100円引き、障がい者とその付添者1名は無料。
2016年05月16日マリメッコ(marimekko)などのデザインを手がける鈴木マサルは、展覧会「鈴木マサルのテキスタイル OTTAIPNU 2016 COLLECTION」を東京・代官山 T-SITEで開催する。期間は、2016年5月27日(金)から29日(日)までの3日間。2012年「鈴木マサル傘展」からスタートした本企画。‟持ち歩くテキスタイル”をキーワードに、馴染みの薄いテキスタイルデザインを身近に感じていただくことを目的としている。今回は、毎年発表している傘の新作に加えて、大判の図柄をプリントしたバッグやスカーフ、ジャガードを用いたキッチンタオル・バッグなどを展示・販売。 また、鈴木が手掛けるテキスタイルブランド「オッタイピイヌ(OTTAIPNU)」初めての試みとなる、フィンランドの工場でプリントした、新作のテキスタイルも同時に展示する。鈴木がキャリアをスタートするにあたり、強く影響を受けてきた北欧、フィンランドの色、形、構図をのびのびと表現した作品に仕上がっている。【イベント詳細】鈴木マサルのテキスタイル OTTAIPNU 2016 COLLECTION開催期間:2016年5月27日(金)~29日(日)時間:10:00~21:00 ※最終日5/29(日)は20:00終了。会場:代官山 T-SITE Garden Gallery住所:東京都渋谷区猿楽町16-15入場料:無料・Umbrella & Parasol 12,000円・Jacquard Tote Bag 全8種 各4,400円・Stole 全8色 各12,000円Photo : Akihide Mishima
2016年05月12日ロックバンド・KISS(キッス)の展覧会「KISS EXPO TOKYO 2016〜地獄の博覧会〜」が、2016年10月13日(木)から31日(月)まで、東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催される。洋楽アーティストの枠を飛び越え、そのキャッチーなヒット曲や圧巻のライブパフォーマンスで知られるアメリカのロックバンド・KISS。2014年には「ロックの殿堂」入りを果たし、2015年にはアメリカで最も多くのゴールドディスクを獲得したアーティストとして、米レコード協会からも表彰された彼らのアルバムの総売り上げはなんと1億枚以上。今回開催される「KISS EXPO TOKYO 2016 〜地獄の博覧会〜」では、KISSメンバー全面協力のもと、メンバー所蔵のメモラビリアほか42年間に及ぶ活動の歴史を彩る貴重なアイテムなどを展示。衣装や楽器などファン必見の秘蔵アイテムの展示と共に、彼らが打ち立ててきた金字塔やその軌跡を辿る。また、KISSメンバーと鉄腕アトムのコラボレーションが今回初めて実現。KISSのアルバム「Love Gun」「Destroyer」のジャケットをモチーフに、イラストレーター・金子ナンペイが手がけたキャンバスアートを展示する。また、Tシャツやクリアファイルなどオリジナルグッズの販売も行われる。さらに会場には、彼らのアイコンとしても親しまれているKISSメイクの体験コーナーや、メンバーが使用した楽器に触れられるステージセットの設置など、ファンのみならず多くの人が愉しめる企画が用意されている。その他、ジーン・シモンズ宅に保管されている各年代のツアー・パンフレットから1970年代から90年代のものを展示。特に70年代のものは日本ではなかなかお目にかかれない貴重品だ。また、77年の初来日公演時にメンバーへ贈られたスカジャンで当時のドラマー、ピーター・クリスの所蔵品を展示する。さらに、ジーン・シモンズが使っていた斧ベース(初代ボディ)やポール・スタンレーがソルトレイクシティ・オリンピックの閉会式で使用したギター、ピーター・クリスが70年代に使用していたバス・ドラムほか、メンバー所有の楽器も多数登場する。【開催概要】「KISS EXPO TOKYO 2016 〜地獄の博覧会〜」会期:2016年10月13日(木)〜10月31日(月)時間:11:00〜21:00(予定)会場:ラフォーレミュージアム原宿住所:東京都渋谷区神宮前 1-11-6 ラフォーレ原宿6階※会期中、一部の日程で時間が変更になる場合あり。※内容は2016年5月9日(月)時点での予定。一部内容が変更になる場合あり。※本展覧会の詳細は決まり次第、順次公式サイトにて発表される。
2016年05月12日東京・六本木の国立新美術館で3月16日から6月13日まで開催中の展覧会「MIYAKE ISSEY 展: 三宅一生の仕事」の関連アプリが2種類配信されている。今回配信されているのは、会期中、スマートフォンやタブレットで楽しめる展覧会のチラシを使ったアプリ2種。「立動アプリ」は、AR機能を利用したインタラクティブな共有情報発信ツール。アプリをチラシにかざすとチラシの中央に描かれた不思議な立体が動き出し、立体と一緒に写真撮影をすることができる。一方、「MIYAKE ISSEY展:音声ガイド」のアプリは、展示作品の中から厳選された20作品をゲストナビゲーターのピーター・バラカンが分かりやすく解説。“衣服は身体を包む一枚の布である”という発想から生まれた服のエピソードを聞くことができる。このアプリの収録時間は18分で、ダウンロード価格は税込500円。美術館入口カウンターで同アプリをダウンロードした画面を見せると、同展オリジナルステッカーもプレゼントされる。
2016年05月02日フランス風景画の進展を探る展覧会「樹をめぐる物語」が、6月26日まで東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催されている。同展は、ロマン派からバルビゾン派、印象派、新印象派、ポスト印象派、象徴派、フォーヴまで、フランス近代風景画が展開する過程において「樹木」というモチーフがどのような役割を果たしてきたのか、その変遷をたどる展覧会。フランスのパリ近郊、ポントワーズにあるカミーユ・ピサロ美術館館長のクリストフ・デュヴィヴィエ氏監修のもと、フランスを中心に国内外の美術館、並びに個人所蔵作品から、油彩を中心に、自然や樹木に対する画家たちの想いが込められた作品約110点が公開される。会場には、カミーユ・コローやシャルル=フランソワ・ドービニーらバルビゾン派を代表する画家の作品をはじめ、印象派を代表する画家カミーユ・ピサロやクロード・モネ、印象派画家たちのパトロン的な役割も果たしたギュスターヴ・カイユボットの作品が登場。さらに、刻々と変化する自然の光や大気の動きをありのままに捉えようとした印象派に対し、色彩や形態といった絵画を構成するそれぞれの要素を自立したものと見なしたナビ派のフェリックス・ヴァロットンやモーリス・ドニ、色彩そのものの効果や働きに注目し「フォーヴ」と呼ばれた画家オトン・フリエスなどの作品が展示される。【イベント情報】フランスの風景「樹をめぐる物語」-コローからモネ、ピサロ、マティスまで-会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜ビル42F会期:4月16日から6月26日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,200円、大学・高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下無料(要年齢等確認証)休館日:月曜日
2016年05月02日フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)の展覧会「新花」が、福岡・太宰府天満宮で開催される。会期は、2016年6月9日(木)から12日(日)まで。1998年の来日以来、北欧のスタイルと日本の繊細な感性を組み合わせた独自のフラワーデザインを確立してきたニコライ・バーグマン。展覧会では、太宰府天満宮、宝満宮竈門神社に加え古来「海神の総本社」として称えられ長い歴史と伝統を誇る、志賀海神社をあわせた3会場を舞台に過去最大スケールで展開する。テーマは、伝統の地で表現するコンテンポラリーなフラワーアート。ニコライ・バーグマンのオリジナルデザインによる漆や陶器、桐などによる花器と合わせた本展のための新作100点余りを披露する。期間中には、展覧会限定フラワーボックスや『伝統開花』での展示作品を中心に撮り下ろした作品集も販売される。【概要】ニコライ・バーグマン 展覧会「新花 −SHINKA− 」会期:2016年6月9日(木)〜12日(日)時間:9:00〜17:00(最終入場は、16:30)入場料:屋外展示 無料、屋内展示(全会場共通) 800円※12歳以下無料屋内展示チケット販売:太宰府天満宮、宝満宮竈門神社、志賀海神社、Nicolai Bergmann Flowers & Design各店舗場所:・太宰府天満宮住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1・宝満宮竈門神社住所:福岡県太宰府市内山883・志賀海神社住所:福岡県福岡市東区志賀島877【問い合わせ先】ニコライ バーグマン フラワーズ & デザインTEL:03-5464-0716(平日10:00〜18:00)
2016年04月30日展覧会「魔法の美術館」が、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催。会期は、2016年7月12日(火)から8月28日(日)まで。「魔法の美術館」は、見て、参加して、楽しむ、体感型の展覧会。来館者の動きに合わせて、色とりどりの光や影のモチーフ、映像、音が変化する作品などで、美しくも不思議な空間を演出する。日本人に親しまれてきた散りゆく桜をコンセプトとした《SAKURA》は、作品の前で大きく手を振ると、はらはらと桜の花びらが舞い散る。咲き誇る姿以上に、その散り際の美しさが、見る人の心に特別な感情を呼び起こす。一方、岡田憲一+冷水久仁江(LENS)による《Pixelman》は、作品の前に立つと自分の全身が映し出され、近づいたり遠のいたりすることで、身体の解像度が変化し、まるで自らが、ドットでできたキャラクターのような姿に。また、ガチョウの羽根でできた《Lifelog_シャンデリア》は、空間の風を受けてシャンデリアが回転し、木漏れ日のような光と影が広がっていく優雅な美しさが、私たちを魅了する。そのほか、世界中の童話をモチーフとしたものや、壁や立体に投影された幾何学的な柄を活かしたものなど、自分自身が参加することで完成する作品の数々が登場。国内外で活躍する注目のアーティストたちが、さまざまな素材やコンピュータを使って “光と影のイリュージョン”を仕掛けていく。【開催概要】魔法の美術館 光と影のイリュージョン会期:2016年7月12日(火)~8月28日(日)休館日:月曜日(ただし7月18日は開館。翌火曜日も開館)開館時間:10:00~18:00※入館は閉館30分前まで。観覧料:一般 1,000(800)円、大学・高校生 600(500)円、シルバー(65歳以上) 800円、中学生以下 無料※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年04月28日アディダス オリジナルス(adidas Originals)は、4月29日から5月8日まで、アディダス オリジナルスと文化のつながりを物語る体験型展覧会「交差点|交差展」を東京・原宿のBANK GALLERYで開催する。同展では、“Connect=つながる”をテーマに、スポーツ、ファッション、音楽、アートなどの文化と永続的につながってきたアディダス オリジナルス独特のブランドストーリーを語る。人が行き交い、交差するストリートの“交差点”をイメージし、アディダス オリジナルスをハブに多方面につながる文化が交差する場所として「交差展」と名付けられた。展覧会は大きく分けて3つのゾーンで展開され、そのうち「Connect with Innovation」では、未来をコンセプトにしたアディダスの最新アイテムやテクノロジーを紹介。来場者はアディダスのイノベーションを実際に体感することができる。会期中、連日開催されるトークセッションのコーナー「Connect with Pioneers」では、スポーツ、ファッション、音楽、アートなど、アディダス オリジナルスとそれぞれのテーマに精通するレジェンドやインフルエンサー、デザイナーらがブランドとのつながりのストーリーを披露する。アディダスのプロダクトとともに文化とのつながりをショーケースする「Connect with Culture」では、国内外のアディダス・アディクトが所有する、ブランドの原点を象徴する約700足以上にも及ぶアーカイブシューズやアパレル類を集約。現代の最新アイテムまで紹介されるなど、時代を超えたプロダクトの背景に広がる文化のストーリーを知ることができる。4月29日17時から18時までは、アイコンシューズ「スタンスミス(Stan Smith)」の名前の由来となった、アディダスを代表するレジェンド、スタン・スミス本人が来日し、コンシューマーを招いた一夜限りのスペシャルなトークセッション「スタンスミス ナイト(Stan Smith Night)」を開催。「スタンスミス」の誕生秘話や自身とアディダスブランドとのつながりについて語られる。【イベント情報】「交差点|交差展」会場:BANK GALLERYKOSATEN INTERSECTION OF CULTURE住所:東京都渋谷区神宮前6-14-5会期:4月29日~5月8日時間:11:00~20:00(入場無料)
2016年04月26日アディダス オリジナルス(adidas Originals)の体験型展覧会「交差点|交差展」が2016年4月29日(金)から5月8日(日)まで、東京・原宿のバンク ギャラリーで開催される。“Connect=つながる”をテーマに、アディダス オリジナルスが過去、現在、未来という時間軸を超え、永続的に様々な文化とつながってきた、独特のブランドストーリーを解説する「交差点|交差展」。人が行き交い、交差するストリートの「交差点」をイメージしブランドをハブに多方面につながる文化が交差する場所として「交差展」と名付けられた。展覧会内では、大きく分けて3つのゾーンを構成。その1つ「Connect with Innovation」では、未来をコンセプトにしたアディダスの最新の商品やテクノロジーを展示。アディダスのイノベーションの世界が広がるこのエリアでは、人々がアディダスのイノベーションを実際に体感する。また、期間中連日開催するトークセッションのコーナー「Connect with Pioneers」には、スポーツやファッション、音楽やアートなど、アディダス オリジナルスとそれぞれのテーマに精通する、レジェンドやデザイナーらが登壇。ここでしか聞けないブランドとのつながりのストーリーを語る。「Connect with Culture」では、アディダスのプロダクトとともに文化とのつながりを展示。国内外のアディダス・アディクトが所有する、ブランドの原点を象徴する約700足以上にもおよぶ貴重なアーカイブシューズやアパレル類が集結するほか、現代の最新の商品までもが、プロダクトの背景にある文化とともに紹介されている。さらに、4月29日(金)には全世界で愛されるアイコンシューズ「スタンスミス」の名前の由来となった、スタン・スミス(Stan Smith)本人の来日が決定。一夜限りのスペシャルなトークセッション「スタンスミス ナイト」で、誕生秘話やスタンとアディダスブランドとのつながりについて語られる。【概要】交差点|交差展KOSATEN INTERSECTION of PAST, PRESENT and FUTURE期間:2016年4月29日(金)〜5月8日(日)会場:BANK GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前6-14−5開催時間:11:00〜20:00参加料:無料参加条件:専用サイトにて事前登録制※トークセッションでは観覧希望の日程に別途事前応募が必要公式サイト:■スタンスミス ナイト(Stan Smith Night)日時:2016年4月29日(金)17:00〜18:30場所:上に同じ参加料:無料参加条件:専用サイトにて事前登録制※応募多数の場合は抽選【問い合わせ先】アディダスグループお客様窓口TEL:0570-033-033(土日祝除く、9:30〜18:00)
2016年04月23日4月23日より開幕する、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の展覧会「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ ── 旅するルイ・ヴィトン)」。我々を身体ごと引き込んだルイ・ヴィトンの旅は、徐々に“内なる旅”へとシフトしていく。列車の旅を抜けるとそこに現れるのは、モノグラムの壁紙がはり巡らされたほの暗い空間。中にはデスク・トランクやライブラリー・トランク、ステーショナリーにタイプライターなどが並ぶ。本展のキュレーターを務めるオリヴィエ・サイヤール氏がもっとも刺激を受けたという、ルイ・ヴィトンの孫であるガストン-ルイ・ヴィトンは、執筆や読書をこよなく愛した人物。書の美学を大切にした彼ならではのコレクションは、モノグラムの用途拡大へとつながってゆく。余暇の時間(ウール・ダブサンス)と題された部屋ガストンは幼き頃から博識なコレクターだったが、書籍や印刷物、ホテルのステッカーなど、その膨大なコレクションから収集分野が多岐に渡っていたことが解る。会場に集められた多様なアンティーク・トランクもその一部だ。彼がトランク収集のために作成した質問票を見れば、好奇心に満ち溢れた人となりが窺える。コレクトされたものはすべてガストンのインスピレーションになり、ルイ・ヴィトンのファミリービジネスを発展させてゆく。1927年にはルイ・ヴィトン初のフレグランスを誕生させ、ガストンはそれまでになかった新しいボトルを作り上げる。香水瓶はルイ・ヴィトンとアーティストのコラボレーションの先駆けとなり、オペラや花、舞台芸術をモチーフに様々なデザインが考案された。会場では、その美しいボトルやケースも展示される。香水瓶はルイ・ヴィトンとアーティストのコラボレーションの先駆けとなったルイ・ヴィトンは、言わずと知れた世界各国に多くの顧客を持つブランドだ。創業者のルイ・ヴィトンがレイティエ・アンバルール(荷造り用木箱製造兼荷造り職人)として培った気配りは、メゾンを通して脈々と受け継がれ、その信頼と創造性が今日のルイ・ヴィトンを創り上げた。顧客の要望に応えるユニークなスペシャルオーダーの数々は、会場内を刺激的に彩る。ミュージシャンのために大切な楽器を守るケースを、そして名を馳せた往年女優たちのために化粧道具ボックスやジュエリーケースを、紳士たちのために靴用トランクやエレガンスなステッキを。ルイ・ヴィトンの手にかかれば、これまでに存在しなかったものは、“存在するもの”として価値を見出すのだ。著名なアート・ディーラーであったルネ・ジャンベルはビジネスに使う絵画用トランクをオーダーし、作品を移動中のダメージから守る見事なトランクが出来上がった。こうしてルイ・ヴィトンとアートのつながりが生まれ、画家や芸術家の多くが顧客となり、今日では、ルイ・ヴィトンのファブリックやパターン・フォルムを一新するために、村上隆やリチャード・プリンス、ダミアン・ハーストなどが制作を行うために招かれている。これまでシックであったラインアップは、アートの息吹が吹き込まれることで、豊かな色彩のもと生まれ変わる。会場に掲げられる作品を見れば、常に新しいものを受け入れる柔軟性がこのメゾンに存在することが解る。村上隆「アイ ラブ スーパーフラット」そして旅は、日本開催のために用意された最終セクションへ。最後に我々を迎え入れるのは、ほっと一息つかせる和の空間だ。ティー・セレモニー・トランクや歌舞伎役者のための鏡台トランクは、もはやこれまで見てきた西洋のそれとは、まったく異なったものに感じられる。モノグラム・パターンは日本の紋に影響されたといわれ、ルイ・ヴィトンは日本を“インスピレーションの国”として、伝統とモダンな感性を調和させた両義性から、相互認識を見出してきた。村上隆や草間彌生、コムデ・ギャルソンの川久保玲といった日本人アーティストとの協業は、メゾンに新たな一面をもたらしたのだ。ルイ・ヴィトンと日本の間にある信頼関係を感じさせる展示展覧会のために来日したアトリエ職人のクラフツマンシップを目の当たりにし、旅のストーリーは幕を閉じる。職人たちの細かな作業には、ルイ・ヴィトンの歴史が滲み出る。家に帰れば、長年使って味の出たヴィトン製品も、より愛しいものへと変化を遂げるに違いない。--前編「人類を旅へと誘うルイ・ヴィトンのルーツに迫る展覧会が開幕--空へ、海へ、彼方への旅路【Report--1/2】」へ戻る。【イベント情報】「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton」住所:住所:東京都千代田区麹町5丁目「旅するルイ・ヴィトン展」特設会場会期:4月23日~6月19日時間:10:00~20:00(6月17日、18日は22:00までの時間延長が決定)入場料:無料休館日:月曜日(ただし4月25日、5月2日、6月13日は13:00~開館)
2016年04月22日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の展覧会「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ ── 旅するルイ・ヴィトン)」が、4月23日いよいよ日本で開幕する。パリのグラン・パレで開催されたエキシビションの巡回展となり、1854年の創業から今日に至るまでの壮大なメゾンの歴史を旅をテーマに辿る。1978年に、ルイ・ヴィトンが日本初となる店舗をオープンしたのが東京・紀尾井町。その地に突如姿を現した、ブルーとイエローのコントラストが映える本展特設会場。足を踏み入れると、エネルギッシュに描かれた若きルイ・ヴィトンの肖像画が我々を出迎える。旅のストーリーは、歴史が色濃く刻み込まれたモノグラム・キャンバスのトランク『マル』から始まる。旅のストーリーは、歴史が色濃く刻み込まれたモノグラム・キャンバスのトランク『マル』から始まるルイ・ヴィトンの原点とも呼べる、“木材”によって開かれる旅の扉。自らの名声を高めることとなったトランクには、家業である木工製造の知識を活かしパリでレイティエ・アンバルール(荷造り用木箱製造兼荷造り職人)としてキャリアをスタートさせた、彼のプライドやこだわりが垣間見える。創業以来、いつの時代も最先端を歩んできたルイ・ヴィトンは、創造や革新を重ねながら、タイムレスなシェイプや模様を生み出していく。会場に並べられた数々のトランクが、それらを物語っている。シンディ・シャーマンがサインした特製リネン用デスク・トランク次のセクションでは、遥か異国の地への冒険へと誘う。ここではティーセットや洗面道具といった探検隊の必需品に加え、砂漠地帯の過酷な天候や地理に適したトランクまでを網羅。当時の探検プロジェクトに参加したルイ・ヴィトンは、スペシャルオーダーの技術を存分に活かし、ベッド・トランクなどの画期的なアイテムを作り出す。そしてヨットによる旅の増加やクルーズの流行に深く関わってくるのが、20世紀初頭に制作した『スティーマー・バッグ』だ。着用後の衣服を旅が終わるまで入れておくことができ、そのモダンなサイズや軽さ、利便性は、業界に衝撃を与えることとなる。「探検旅行」と「航海の発展」の部屋ルイ・ヴィトンの歴史を紐解いてゆくと、当時の旅の様子がありありと脳裏に浮かぶ。本展は、ガリエラ宮パリ市立モード美術館館長のオリヴィエ・サイヤールがキュレーターを、世界的に活躍する舞台演出家のロバート・カーセンがアーティスティック・ディレクター&セット・デザイナーを務めた。灼熱の砂漠、そして清々しい船尾の光景が、アーカイヴ作品とともにダイナミックに演出される。自動車の旅では木々生い茂るアスファルトの一本道を、空の旅では青空に飛び立つプロペラ機をモチーフに、壮大な仕掛けで見る者を“ルイ・ヴィトン”の旅へと引き込んでゆく。列車の旅でもその世界観は見事に表現され、窓の外を眺めれば、思わず展覧会へ訪れていることを忘れるはずだ。足を踏み入れた者は、誰もが旅に出たくなる衝動に駆られるに違いない。そしていきいきと描かれる旅の1頁には、いつの時代もルイ・ヴィトンが存在する。驚かされるのは、その卓越した創造性だ。常に革新的でありながら、その足跡に無駄なものは一切ない。一歩先をゆくものづくりの姿勢には、ビッグメゾンとなりえる所以が読み取れる。流行に敏感な人々が旅に出るときに必要とするものは何なのか。この問いかけに、“荷造りの技”を編み出すことで、ルイ・ヴィトンはその存在を確固たるものにしてゆく。--後編「人類を旅へと誘うルイ・ヴィトンのルーツに迫る展覧会が開幕--アート、そしてファッションへ連なるエモーショナルな旅路」へ続く。【イベント情報】「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton」住所:東京都千代田区麹町5丁目「旅するルイ・ヴィトン展」特設会場会期:4月23日~6月19日時間:10:00~20:00(6月17日、18日は22:00までの時間延長が決定)入場料:無料休館日:月曜日(ただし4月25日、5月2日、6月13日は13:00~開館)
2016年04月22日ジブリ『耳をすませば』監督・近藤喜文の展覧会が阪急うめだ本店で開催される。期間は2016年4月27日(水)から5月9日(月)まで。多くのジブリ作品を手がけた日本屈指のアニメーター 近藤喜文。スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられ、ジブリを支えてきた。本展では、『火垂るの墓』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』などの原画をはじめ、唯一の長編監督作品『耳をすませば』の絵コンテやアニメーション原画、スケッチなど約500点を紹介する。キャラクターデザインと作画監督をつとめた『火垂るの墓』(1988年)や『おもひでぽろぽろ』(1991年)では、リアリティ溢れたキャラクター表現への挑戦が見どころのひとつ。表情の考察と試行錯誤を繰り返し、キャラクターが生き生きと動き出すまでの断片を、スケッチや原画でじっくりと見てみて。また、作品のイメージを膨らませるために手描きしたイメージボードも多数展示。他にも、公開に至らなかった、近藤が監督を務めた日米合作フルアニメーション『リトル・ニモ』(※パイロットフィルム、1984年)の動画など、貴重な資料もお見逃しなく。※パイロットフィルム…公開予定の作品に対し試験的に製作されたもの【詳細】近藤喜文展期間:2016年4月27日(水)~5月9日(月)・日~木曜日 10:00~20:00・金・土曜日 10:00~21:00※閉店30分前までに入場※催し最終日は午後6時閉場場所:9階 阪急うめだギャラリー住所:大阪府大阪市北区角田町8−7入場料:一般900円 大学生・高校・中学生700円 小学生以下無料
2016年04月16日グラフィティーアーティスト、UFO907(ユーエフオーナインオーセブン)の展覧会「UFO coming to town」が、2016年4月22日(金)から4月30日(土)まで、東京・目黒区のギャラリー「VOILLD(ボイルド)」で開催される。独特のUFOモチーフをニューヨークのあらゆるところに残しているUFO907。20年以上に渡って街中に出没しており、国内外で沢山のファンを魅了している”現役”グラフィティーアーティストだ。一度見たら目に焼き付くオリジナルのUFOモチーフは、長い年月をかけて形状的にもスタイル的にも進化した彼の代名詞。シンプルなUFOから擬人化され目のついた宇宙人へと姿を変えながら、神出鬼没に現れる。本展では、新聞や地図をはじめとする様々なマテリアルにペインティングを施した平面作品を中心に展示。また、展示作品、ステッカーなどのオリジナルグッズも販売される予定だ。【開催概要】UFO907 展覧会「UFO coming to town」開催期間:2016年4月22日(金)〜4月30日(土)開廊時間:12:00〜20:00 ※会期中無休入場料:無料会場:VOILLD(ボイルド)住所:東京都目黒区青葉台 3-18-10 カーサ青葉台 B1Fアクセス:東京メトロ日比谷線・東急東横線「中目黒駅」出口より徒歩 12 分 東急田園都市線「池尻大橋駅」東口より徒歩 8 分■オープニングレセプション開催日時:4月22日(金) 18:00〜21:00※来日する作家が在廊予定
2016年04月02日画家・ロベール・クートラス(Robert Coutelas)の画業を集成した2冊組の大型作品集『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』の出版を記念した展示会「小部屋のクートラス」が、東京・恵比寿にあるナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)でスタートした。ロベール・クートラスは、1930年にパリに生まれ1985年に急逝したフランス人画家。厚めのボール紙にゼラチンで下地を作り、お尻を突き出した子供や炎の中の聖母子、ギロチン場で断罪される人、股間からのぞく顔など奇怪でユーモラスな図像を描いた、“カルト”とも呼ばれる小作品群「僕の夜 “Mes Nuits”」をはじめ、頭部や動物を象ったテラコッタの彫刻、グァッシュで描かれた多くの肖像画作品「僕のご先祖さま “Mes Ancetres”」などの作品を発表している。3月12日に発売された作品集『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』では、カルト、グァッシュの他、ロベールが生前売ることも散逸させることも望まなかった油彩の“リザーブ”と呼ばれる作品群をすべて収録。膨大に残されたデッサンやドローイングなども網羅した他、1999年にジャンヌ・マトション財団に寄贈された作品など主要な作品がほぼ全て詰め込まれた。今回開催される展示会では、同作品集の紹介をするとともに、パリのヴォージラールの小部屋から生まれ出たカルト作品や、グァッシュ、テラコッタ作品の一部などを展示。また、ロベール・クートラスの作品を長きにわたり撮影してきた写真家の平地勲氏による写真も併せて展示される。期間は5月8日まで。【展覧会情報】ロベール・クートラス展「小部屋のクートラス」―『ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』刊行記念展―会場:NADiff Gallery 住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T B1F会期:4月1日~5月8日時間:12:00~20:00休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)※5月2日は営業入場無料【書籍情報】『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』寄稿:小川洋子発刊:ECRIT上製・函入・二冊組/600ページ/303×215mm発売日:2016年3月12日価格:3万円
2016年04月01日アンジニーは、展覧会の口コミを発信し共有できるコミュニケーションサービス「Artue[アーチュ]」の提供を開始した。ユーザーは、Webサイトにて口コミの閲覧やコメントを書き込みが行えるほか、専用のiOS向けスマホアプリを使っての閲覧・共有も可能。同アプリはAppStoreより無料でダウンロードできる。同サービスでは、気になる展覧会の期待感や、実際に行ってきた展覧会の感想をサイト会員が自由に書き込み、口コミしあうことができる。現在、約10,000の展覧会と約5,000の美術館の情報が登録されており、ジャンルや地域、タグ一覧から選んで参照できるほか、毎日更新される「新着展覧会」や「人気のある展覧会」の情報を素早く閲覧することが可能。また、実際に展覧会を見に行ったユーザーはその場で感動をスマホアプリから共有でき、それを閲覧したユーザーは「いいね」を付けたりコメントを書き込んだりすることが可能となっている。なお、口コミやコメントを投稿するには会員登録(無料)が必要となる。
2016年03月17日三越日本橋本店中央ホールにて3月30日から4月5日まで、三越の包装紙「華ひらく」の生みの親である猪熊弦一郎にフィーチャーした展覧会「猪熊弦一郎と『華ひらく』展」が開催される。同展示会は、猪熊弦一郎が香川県で生まれ育ったことももあり、三越伊勢丹と瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭 2016」とのコラボレーションの一環として開催されるもの。また3月30日からの期間は、戦後間もない1950年に猪熊弦一郎によってデザインされ、三越の顔として現代でも愛され続けているオリジナル包装紙「華ひらく」のデザインを採用した様々なアイテムが全国14店舗の三越各店で展開される(展開アイテムは各店ごとに異なる)。華ひらく柄を採用したラインアップは、廣瀬染工場による江戸小紋ストール、胸元にワンポイントとして華ひらくモチーフを採用したTシャツ、華ひらく柄のペアブリックボトルのミネラルウォーターなど。多彩な表情で暮らしの中にとけこんだ「華ひらく」をじっくりと楽しむことができる機会となっている。
2016年03月16日京都国立近代美術館で3月21日まで開催中の人間国宝・志村ふくみの回顧展「志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰―」。草木染めの名匠であり、紬織では重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された志村ふくみは、91歳の今も昔と変わらぬ技法で作品を織り続けている。志村は、本展覧会に向け昨年より新たに16点もの新作を発表。同展のタイトルでもある「母衣」に込められた思い、そして見どころをお伝えしたい。■「母衣(ぼろ)」に込められた志村の思い貧しくて糸が手に入らない頃、残り糸を紡いで織ることを「屑織(くずおり)」や「ぼろ織」という。その材料となる「裂」の美しさにかねてから魅了された志村。志村の母は老女に頼んで短い糸を紡ぎ合わせて残したその糸玉を、勿体なくて40年間少しずつ大切に使ってきたという彼女。この作品「母衣(ぼろ)」の制作にあたり「この年にして、いつまで織れるだろう」という念が心をよぎったことが契機になったと彼女は記している。その貴重なつなぎ糸を用いて織られた作品が、同展の入り口で一際目を引く「母衣曼荼羅(ぼろまんだら)」である。「ぼろ」の文字を「母」の「衣」と表現し、母の影響で織物を始めた志村の思いや、死者や生き倒れた人々の衣を洗い清められた「ぼろ」が、同作品に込められているのだ。そして「ひとつ織り上げるとこれが最後のような気がしている」と語る志村。その糸玉を全て使用し作品に残すという強い決意が示された同作品は、「ぼろ」に再び命が宿り生き生きとしているように映る。その糸の力強さと精彩を放つ作品に強く感銘を受けた。母衣曼荼羅■まだ見ぬ色「幻の色」を求めて草木や玉葱、梅など自然染料によって染められた糸で織り上げる作品においては、今もなお一筋縄ではいかない「幻の色」を追求し続けている。例えば桜色に染色したい時、誰もが花から染められると考えるが、実は桜の花びらから染めると灰色がかった緑色に染まるという。桜色を染め出すには、桜の小枝を煮出すことで、ほんのりとした桜色が生まれるのだという。そして、桜の枝を切り倒したその先は、色として生き続ける。それを志村は「植物の生命の色」という。その言葉や作品からにじみ出るように、彼女はその命ある植物に常に感謝の念を持ち続け、植物と会話をしている様にも思えた。■90歳を越え、なお新作を生み出してゆく新たに制作された16の作品では、前述の「母衣曼荼羅」の他に、志村が大切にしている色「藍」「白」「黄金色」で織られた三部作と、「志村の色」を表現した目にも美しい、12色の無地着物が展示されている。また、「光の經(みち)」では、織機にピンと張られた經糸を43色の糸で表現したインスタレーションを展示。生命の色がもたらす色糸が美しいグラデーションとなり、色糸による幻想的で力強い經(みち)を作った。光の經(みち)■染織と共に生きた60年におよぶ創作の歩志村誕生の地である、滋賀県琵琶湖をイメージして機織された作品は『月の湖』『水門』『冬の湖』など美しい藍色を用いて表現された。また、源氏物語から着想を得た「源氏物語シリーズ」では、各帖のタイトル『若紫』や、登場人物である『明石の姫』などの作品が展示されている。その他、文学シリーズや、志村の出発点でもある民藝に学んだ作品など、60年に及ぶ創作の歩みを展示している。源氏物語シリーズ今回話を伺った京都国立近代美術館学芸課長の松原龍一さんは、この展覧会を開催するにあたり、志村のアトリエに何度も出向きたくさん話をしたという。「志村さんの作品には嘘がない」と話す松原さんの言葉がとても印象的であった。染色から紬織全ての工程において、60年間納得がいくまで何度も作業を繰り返し、今もなお自分の色を探し続ける。正直な心で物を生み出す志村の姿勢と、全ての物に感謝の念を持ち続け、次の作品に対して常に意欲的に取り組むその姿は、志村が染める糸のようにとても美しいものである。■志村ふくみ1924年に滋賀県に生まれ、母・小野豊の影響で織物を始める。57年第4回日本伝統工芸展に初出品で入選し、その後も受賞を重ねる。そして、90年には紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。2015年文化勲章を受章。同年「VOGUE JAPAN WOMAN OF THE YEAR 2015」受章。参考文献:志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰―【イベント情報】文化勲章受章記念「志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰―」会場:京都国立近代美術館 3階企画展示室住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町会期:2月2日~3月21日時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:毎週月曜日(ただし、3月21日は開館)料金:一般900円、大学生500円、高校生・18歳未満は無料「志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰―」は京都国立近代美術館を皮切りに、沖縄県立博物館・美術館、世田谷美術館で順次開催する。
2016年03月09日東京都・汐留のパナソニック 汐留ミュージアムは、日本の伝統工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見する展覧会「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」を開催する。会期は4月9日~6月5日(水曜休館)。開館時間は10:00~18:00。入館料は一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料。同展は、元サッカー日本代表である中田英寿氏が現役引退後続けている活動のひとつである「REVALUE NIPPON PROJECT」で生まれた作品を展示するもの。「REVALUE NIPPON PROJECT」は、日本が連綿と受け継いできた伝統的な工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見し、その魅力をより多くの人に知ってもらう「きっかけ」を創出することで、日本文化の継承・発展を促すことを目的としている。同プロジェクトでは、毎年「陶磁器」、「和紙」、「竹」、「型紙」、「漆」といったひとつの素材をテーマに選び、批評家などの専門家を中心としたアドバイザリーボードが、工芸家およびアーティストなどのコラボレーターを選定し、各チームが自由な発想で作品を制作する。参加アーティストは、北川一成、隈研吾、小山薫堂、佐藤オオキ、佐藤可士和、佐藤卓、柴田文江、奈良美智、蜷川実花、深澤直人、他。さらに、この制作を通じて工芸の魅力を広く伝えるために中田氏自らも広報活動を行っており、この作品や人との出会いは将来の日本のラグジュアリーとなるべきものだと語られている。また、関連プログラムとして、シンポジウム「REVALUE NIPPON PROJECTと日本工芸の未来」が開催される。パネリストは見附正康(絵付師)、新里明士(陶磁器作家)、中田英寿。開催日時は4月23日14:00~16:00。参加費は無料だが、同展の観覧券が必要となる。そのほか、「竹ワークショップ竹玉ペンダント作り」(4月16日)、「和紙ワークショップ張子ってなんだろう!~カワイイ豆だるまとネコの張り子に絵付けしよう~」(5月7日)、「型紙ワークショップ伊勢型紙の技法で『しおり』作り」(5月14日)、「漆ワークショップ 色漆と金粉で飾るオリジナルの箸を作ろう」(5月28日)が開催される。参加費・申込方法など詳細は同展Webページにて。なお、同展はホームページ割引を行っており、引換券を提示すると入場料が100円割引となる。
2016年03月03日東京都・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、「樹木」というモティーフを通して、印象派とその前後の時代に描かれたフランス風景画の変遷をたどる展覧会「フランスの風景樹をめぐる物語-コローからモネ、ピサロ、マティスまで-」を開催する。会期は4月16日~6月26日(月曜休館)。開館時間は10:00~18:00(金曜は20:00まで)。観覧料は一般1,200円、大学・高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下無料。同展は、ロマン派からバルビゾン派、印象派、新印象派、ポスト印象派、象徴派、フォーヴまで、フランス近代風景画が展開する過程において「樹木」というモティーフがどのような役割を果たしてきたのか、その変遷をたどるもの。パリ近郊にあるポントワーズ美術館(カミーユ・ピサロ美術館、タヴェ=ドラクール美術館)館長、クリストフ・デュヴィヴィエの監修のもと、フランスを中心に国内外の美術館、ならびに個人所蔵作品から、油彩を中心に、素描や版画など、自然や樹木に対する画家たちの想いが込められた作品約110点が展示される。同展は、自然に対する関心が次第に高まり風景画を描く画家が登場した、印象派以前のロマン派からバルビゾン派、レアリスムまでを紹介する「第1章」、刻々と変化する自然の形態を画面にとどめるため、屋外で作品を仕上げるようになった印象派と新印象派を紹介する「第2章」、色彩や形態など絵画を構成する要素を、自立したものとして表現しようとした印象派以降を紹介する「第3章」で構成されるとのこと。また、関連企画として、休館日に貸切の美術館で、ボランティアガイドと対話しながら楽しむ参加型の作品鑑賞会「ギャラリー★で★トーク・アート」が開催される。開催日時は6月13日14:00から2時間程度。参加費は1,000円(観覧料不要)、中学生以下無料。参加に際しては5月30日までに同美術館ホームページより申込が必要となる(申込多数の場合は抽選)。そのほか、同美術館学芸員が展示室で作品解説を行うギャラリートークが開催される。開催日時は4月22日17:30および4月23日13:30から、いずれも30分程度。参加費無料、申込不要。
2016年03月01日