「年を重ねるにつれ、シミやくすみが目立ってくるのは、細胞の酸化を抑える抗酸化力が落ちてくるのが主な原因。対抗するためには、抗酸化作用の高い食品を日々の食事に取り入れ、体の中からのケアも意識していきましょう」こう話すのは、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生だ。夏といえば海水浴だが、今年はコロナ禍により海開きを中止した海水浴場も少なくない。“おこもりムード”が継続するこの夏は、外で紫外線を浴びる機会が減り、美白に磨きをかける絶好のチャンスといえそうだ。「ただし、夏は室内でも紫外線には油断できません。紫外線は酸化の大きな原因。細胞の酸化とは体のサビともいえるもので、蓄積すると体全体の老化につながっていきます。紫外線を浴びてメラニンが発生し、シミやくすみができるのも、酸化ダメージの一つです。美白を目指すには、この酸化をブロックしなければなりません。若いときは体に備わった抗酸化力のおかげで乗り切れますが、30代後半からはその力が衰えてきます」そこで、慶田先生が提案するのが、抗酸化作用の高い食品を積極的に取り入れた食事だ。「栄養素でいえば、ビタミンA、C、E、そしてアスタキサンチンやリコピンのようなポリフェノール類。これらを豊富に含む食品を意識して取りましょう。抗酸化物質を多く含むのは、色素が濃く、カラフルな野菜と覚えると、食材選びに役立ちます」その代表が、トマト、パプリカ、にんじん、かぼちゃ、なす、紫キャベツ、ブロッコリー、オクラ、モロヘイヤ、アスパラガス、いんげん、ズッキーニなど。「肉では、鶏や豚のレバーにビタミンAが豊富です。魚なら、サーモンやエビはアスタキサンチンを多く含みます。アスタキサンチンは、サーモンや甲殻類などの赤い色のもととなる色素で、高い抗酸化力を誇ります」フルーツやナッツ類にも抗酸化作用の高いものが多い。すいか、ブルーベリー、キウイフルーツ、オレンジ、グレープフルーツ、アーモンド、くるみなどを料理やデザートに取り入れて。「ただし、オレンジなどの柑橘類は、朝食に食べるのは避けたほうがいいでしょう。ソラレンという紫外線吸収物質を含むため、日焼けを促進するといわれており、食べるなら日没以降の時間帯が安心です」慶田先生おすすめの抗酸化作用の高い食材を使ったレシピを、料理研究家の木村幸子さんが考案。毎日の食卓に取り入れてみよう。■サーモンとブロッコリーのバジル炒め〈材料〉2人分サーモン……2切れブロッコリー……1/2株赤、黄パプリカ……各1/4個にんにく……1片薄力粉……適量バター……10gA〔バジルの葉(みじん切り)……6枚、酒……大さじ2、レモン果汁……小さじ1、砂糖……小さじ1/2〕塩・こしょう……適量〈作り方〉【1】ブロッコリーは小房に分けてゆでる。にんにくはみじん切りにする。パプリカは5mm幅の細切りにする。【2】サーモンは皮つきのまま一口大に切り、薄力粉をまぶす。【3】フライパンを熱してバターを溶かし、にんにくのみじん切りを加えて香りが出たら2を入れて両面焼き色がつくまで焼く。【4】1の残りとAを加えて炒め、全体に味がなじんだら、塩・こしょうをして味を調え、器に盛る。■すいかのシャーベット〈材料〉2人分すいか(果実部分)……300gはちみつ……大さじ2レモン果汁……小さじ2ミント……適量〈作り方〉【1】すいかの種を取り除いて、フォークでつぶし、はちみつとレモン果汁を加えてよく混ぜたら、バットに流して冷凍庫に入れる。【2】2時間ほどたって周りが固まりだしたら一旦取り出し、全体をよくフォークで混ぜ、再び冷凍庫に入れる。これを2〜3回繰り返す。【3】器に盛り、ミントを添える。「大事なのは、毎日続けること。紫外線による酸化ダメージをその日、その場で迎えうつことに意味があります。また、特定の食材に集中せず、複数の食材を組み合わせましょう。チームで働かせてこそ、効果が高まります」(慶田先生)この夏は、おうちでおいしく美肌ケアを!「女性自身」2020年8月11日 掲載
2020年08月07日抗糖化で人気のフェイスパック2万個販売健康食品の販売、化粧品の製造・販売事業を展開する株式会社イル・ヴリールは、同社が販売する『プロテオプラセンタAGパック』が、今年3月の発売から5月31日までに販売累計2万個を突破したことを発表した。『プロテオプラセンタAGパック』は、洗い流すタイプの美容液フェイスパック。毛穴の汚れや肌の老廃物を除去し、透明感のある肌に導いてくれる。加齢による皮膚の褐色化反応(糖化)を抑制して、シワ・たるみ・シミ・くすみ等の悩みの改善をサポートする。アンチエイジング効果でしっとりやわらかな肌に『プロテオプラセンタAGパック』には、AG成分として、貴重な原料が配合されており、肌老化のシミ・シワ・たるみを予防するアンチエイジング効果が期待され、若々しい肌の維持をサポートする。「セイヨウオオバコ種子エキス」が配合されている。肌の糖化を防いで、シワ・たるみへの効果が期待できる。くすみがちな老け肌の透明感もアップする。「セイヨウトチノキ種子エキス」は、サポニンやアントシアニンなどを含み、引き締め効果に優れている。年齢肌を弾力のある肌に導いてくれる。他にも、肌の酸化現象を抑制する「トコフェロール」、透明な美肌へと改善する「プラセンタエキス」、肌荒れやニキビ予防に有効な「ムラサキ根エキス」、肌細胞を活性化して潤いを与える「プロテオグリカン」なども配合している。販売価格は、150g入りで6,000円(税抜き)。イル・ヴリールのウェブサイトで好評販売中である。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社イル・ヴリール※【抗糖化スキンケア】プロテオプラセンタAGパック
2020年06月10日ごまはタンパク質が豊富で抗酸化力、抗糖化力が高い。すりごまをアーモンドなどと混ぜて粉末にすれば、ふりかけ感覚で手軽に食べられる!「いまの日本には“新型栄養失調”の方がたくさんいます。摂取カロリーは十分なのに、食事が偏っているために、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素や食物繊維、それにタンパク質など、必要な栄養素が足りない状態です」そう警鐘を鳴らすのは医師の伊藤明子先生。社会人を経て、40歳で医学部に入学した異色の経歴の持ち主だ。ふだんの診療でも、投薬などと食事の改善を組み合わせて、病気の治療と健康の維持・増進を目指しているという。そんな伊藤先生が注目したのが、ごまだ。「ごまは全体の約20%がタンパク質で、ビタミン類やミネラル、食物繊維も豊富。抗酸化力や抗糖化力も高くて、食生活改善にはもってこいです」(伊藤先生・以下同)確かに、ごまは体によさそうだが、酸化や糖化とは、どんな作用なのだろう。「酸化は、酸素と光と熱が引き起こすもので、たとえるなら、サビ。糖化は、糖とタンパクが加熱されて起きる、こちらはコゲ。酸化のサビも糖化のコゲも、シミやくすみの原因になりますし、病気リスクの上昇につながります」酸化や糖化を見過していると、がんや動脈硬化、認知症や骨粗しょう症、肌や髪の衰えなど老化を促進させる可能性がある。健康やアンチエイジングのため、読者世代には、酸化と糖化を抑える力が必要だ。そこで、伊藤先生が考案したのが、すりごまに別の食材を混ぜて作る「抗酸化ごま」だ。セサミンなどの抗酸化物質がたっぷりで、酸化させないだけでなく、酸化を促す活性酸素の発生を抑え、酸化による細胞のダメージを修復する。さらに、糖化の抑制にも効果的というから、1粒で4度おいしい!また、免疫システムの働きを助ける亜鉛や、腸内環境の改善に役立つ食物繊維も豊富で、なにより安価でお財布にやさしい。作り方は次のとおり超簡単、といいことずくめだ。■「抗酸化アーモンドごま」の作り方材料はアーモンドパウダーといりごま。分量はアーモンドパウダー1に対し、いりごま1。アーモンドパウダーは弱火で2〜3分いったものを。それを混ぜ合わせるだけ。小さなすり鉢があれば、自分ですりごまを作るのもカンタン。また、抗酸化アーモンドごま以外のおすすめの抗酸化ごまは次のとおり。【抗酸化えびごま】材料の比率=すりごま2:桜えび(乾物)パウダー1【抗酸化かつおぶしごま】材料の比率=すりごま1:かつおぶしパウダー1【抗酸化きなこごま】材料の比率=すりごま1:きなこ1【抗酸化みそごま】材料の比率=すりごま2:八丁みそ1+みりん1【抗酸化しそごま】材料の比率=すりごま2:赤しそパウダー1作った抗酸化ごまは、タッパーやチャック付きビニール袋などで保存。1週間程度で食べきる量を目安に作ろう。史上初の緊急事態宣言が出されるなか、新型コロナウイルスには予防ワクチンも治療薬もない。となると、マスクや手洗いなど予防の徹底と、自分の免疫力が頼りだ。「不足しがちな栄養素を補い、抗酸化力・抗糖化力を高めれば、病原体と闘う体の基盤ができます」「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年05月01日肌をサビさせる酸化と肌をコゲさせる糖化は、たるみやほうれい線、シミやしわ、くすみなど、肌の老化を加速します。エイジングサインがあらわれてから慌てるのではなく、20代30代のうちから対策をして、若々しい肌をキープしませんか?酸化と糖化について知り、今からできる対策を取り入れましょう。酸化と糖化っていったい何?出典:byBirth酸化は「肌をサビさせる」、糖化は「肌をコゲさせる」というのを耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。それぞれ肌に悪影響を与えますが、酸化と糖化とはいったい何なのかをチェックしておきましょう。まず、肌の酸化についてです。肌の酸化は、活性酸素が肌の細胞にダメージを与えて、肌荒れ、しわ、たるみなど肌老化を早める原因になります。また、増えた活性酸素から肌を守るためにメラニンが生成され、シミになることも。活性酸素は紫外線、喫煙、大気汚染、ストレスなどによって生じます。なお、活性酸素の悪影響は肌だけにとどまりません。体全体に影響を及ぼし、動脈硬化や心筋梗塞、がんなどの怖い病気の原因になります。次に、肌の糖化について見ていきましょう。体内のたんぱく質と糖質が結びつくとAGEが生成されます。このAGEが影響を与えて、黄ぐすみ、肌弾力の低下、シミなど肌の老化を加速させるのです。日常生活の中でできる対策出典:byBirth活性酸素もAGEも目で見て、「あ、増えてる」と確認することはできません。それでは、日常生活の中で酸化や糖化を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。いつまでも若々しい肌をキープするために、酸化&糖化対策をはじめましょう。すぐにでもできる対策を紹介します。紫外線対策を徹底する出典:byBirth「紫外線は肌老化の約80%の原因になる」と言われています。そのため、エイジングケアとは切っても切れない関係なのが紫外線対策です。特に、紫外線が肌にあたると活性酸素を発生させるため、日焼け止めは必ず使いましょう。日焼け止めは、抗酸化作用が期待できる成分配合の商品だとベター。また、紫外線を浴びると、体内の脂質の分解物と肌の奥にある真皮内のたんぱく質が結びついて、たんぱく質が黄色くなる「糖化カルボニル化」も起こります。糖化カルボニル化は、肌の黄ぐすみを悪化させます。日差しが厳しい夏だけしか日焼け止めを塗らない人は要注意!紫外線は、季節や天気に関係なく私たちの肌に届いています。日焼け止めのほか、UVカット効果がある帽子やサングラスなどを活用するのもおすすめです。抗酸化と抗糖化を意識した食事を出典:byBirth食事での抗酸化対策は、抗酸化作用がある食材の摂取をするのが大切です。抗酸化作用がある栄養素と食材をチェックしておきましょう。ビタミンC…パプリカ、パセリ、芽キャベツ、ピーマン、キウイ、いちご、柑橘類などに含まれる。水に溶けやすく熱に弱い栄養素なので、調理方法に注意。ビタミンE…すじこ、いくら、ごま、アーモンド、ナッツ類、魚、植物油などに含まれる。若返りのビタミンと言われ、高い抗酸化力があるポリフェノール…コーヒー、緑茶、紅茶、ココア、赤ワイン、ごま、りんご、チョコレートなどに含まれるβ-カロテン…にんじん、ほうれん草、モロヘイヤなどに含まれる。油で調理するとβ-カロテンの吸収率が高まる他にもミネラル類(海藻、納豆、魚など)に抗酸化作用があります。一覧をみると、カラフルな食材が多く並んでいます。色の濃い野菜などは積極的に食べるようにしたいですね。食事で抗糖化対策をするには、食べるものや食事の仕方の見直しを。AGEが過剰に生成されないように、甘いお菓子や清涼飲料水の摂取は控えましょう。食事を摂るときは「ベジタブルファースト」で。野菜から食べ始めると、野菜に含まれる食物繊維が糖質の吸収を抑えてくれます。食物繊維を多く含むきのこ類や海藻類から食事をはじめてもOKです。抗酸化・抗糖化化粧品を活用しよう出典:byBirth普段のスキンケアに、抗酸化・抗糖化作用が期待できる成分配合の化粧品を取り入れましょう。手持ちの化粧品に+αで使いたい美容液を紹介します。参考にしてくださいね。ブランバランブライトニングセラム5,377円(税込)この投稿をInstagramで見るBLANC BALAN(ブランバラン)(@_blancbalan)がシェアした投稿 – 2019年11月月22日午後5時36分PST抗糖化成分アブソレージ、抗酸化成分マグワ根皮エキスをはじめとする8つの植物成分が肌を潤いでみたし、輝くような素肌に。また、α-アルブチンを11%配合し、紫外線ダメージから肌をガードして、クリアな肌をキープできます。ディセンシアアヤナス エッセンス コンセントレート8,250円(税込)この投稿をInstagramで見るDECENCIA(ディセンシア)(@decencia_official)がシェアした投稿 – 2019年 2月月19日午前3時00分PST抗糖化成分としてコウキエキス、シモツケソウエキスを配合。その他、抗酸化作用が期待できるビルベリー葉エキス、ローズマリーエキスをはじめぜいたくな美容成分がつまった敏感肌用エイジングケア美容液。使い続けるごとに肌のうるおい力とハリを高めてくれます。毎日の習慣で肌をサビさせない&コゲさせない!出典:byBirth人間だれしも老いに抗うことはできません。しかし、努力をするかしないかで5年後、10年後の肌に差がつきます。肌の酸化と糖化は、毎日の対策の積みかさねが大切です。今から対策をはじめて、いつまでも若々しい自信あふれる肌をキープしてくださいね。
2020年02月03日年齢とともに気になる“たるみ”。顔や体、至る部分が若い頃よりたるんでいる…なんてことも。そんな人は、抗重力筋にアプローチしてたるみ予防してみてはいかがでしょうか?簡単にできるトレーニングもご紹介します。抗重力筋とは?どこの筋肉のこと?出典:byBirth抗重力筋とは、地球の重力に対してはたらく、姿勢を保つために必要な筋肉です。立っているだけでも座っているだけでも、常に抗重力筋は緊張しているため、疲れやすく縮こまりやすい筋肉といえます。こんな筋肉が抗重力筋!脊柱起立筋群(背中)広背筋(背中)腹直筋(お腹)大殿筋(お尻)大腿四頭筋(太もも)下腿三頭筋(ふくらはぎ)などの筋肉が抗重力筋とよばれます。背骨に対して後ろにあることが多い筋肉ですね。抗重力筋が衰えるとどうなる?体のゆがみ出典:byBirth抗重力筋が正しい状態では、身体のゆがみはありませんが、足を組むなどのくせがある人は、抗重力筋が悪い姿勢を覚えてしまうため、身体のゆがみの原因になります。身体のゆがみは、肩こりや腰痛だけでなく、血流が悪くなり代謝が落ち、ダイエットにも良くないため要注意。顔や体のたるみ抗重力筋のはたらきが弱まると、顔や身体がたるむ原因にも。年齢とともに顔や身体のたるみが気になりますよね。若い頃と体重が変わっていないのに、見た目がたるんだ…なんて人も多いのではないでしょうか。そんな人は、抗重力筋にアプローチすると良いかもしれません。あなたは大丈夫?抗重力筋の衰えをチェック!出典:byBirth抗重力筋の衰えをチェックしてみましょう!2つ方法があるので、ぜひ試してみてくださいね。姿勢でチェック足を肩幅に開き、真っ直ぐに立つ横から見たときに耳・肩・腰の中心・くるぶしが一直線になるように意識する1分間、その姿勢をキープする1分間キープできたらOKですが、疲れを感じるようなら抗重力筋が衰えている可能性があります。腕上げでチェック壁にかかと・ふくらはぎ・お尻・肩甲骨・頭の5点をつける背中が壁から離れないように、腕を天井に向けて上げてバンザイのポーズをする手を上げたとき、腰が反ったり背中が丸くなったら抗重力筋が衰えている可能性があります。年齢とともに気になるたるみ。そのメカニズムとは?顔がたるむメカニズムとは?出典:byBirth抗重力筋がしっかり鍛えられていないと、正しい姿勢を保てません。すると猫背など、悪い姿勢が定着してしまい、顔が身体の上にのっていない状態になります。本来は首の上にのっている顔が、前のめりになったりすると、顔の筋肉を下方向に引き下げることになり、たるみの原因に。若い頃に比べてフェイスラインがはっきりしなくなった・二重あごになった、なんて人は要注意です。体がたるむメカニズムとは?抗重力筋の一つである脊柱起立筋は、内臓などの重みを支え、体の中心に重力を保つはたらきがありますが、加齢とともに衰えやすい筋肉です。抗重力筋は背骨に対して後ろ側にあることが多いため、衰えると猫背になりやすいといわれています。20代や若い頃から姿勢が悪い・歩き方が悪い人は、すでに抗重力筋が使われておらず弱っている可能性も。姿勢や歩き方は見た目にも関わりますし、美容の一環として今から抗重力筋を鍛えるようにしましょう!たるみの対策は?抗重力筋エクササイズ出典:byBirthかかとを地面につけて立つ。お腹を引っ込め、お尻に力をいれる。背中が反らないように注意する。つま先立ちをして、足の指の腹で地面を押すように真上に伸びる。両方の足のふくらはぎをなるべくくっつけるように意識する。両手を上に上げ、手のひらをあわせる。この状態を5~10秒キープし、5セット繰り返します。体を伸ばす筋肉である、伸展筋を主に鍛えると良いとのこと。どこでも出来るので、ぜひ実践してみてくださいね。コラーゲン摂取出典:byBirthコラーゲンは肌の弾力に関する成分です。表皮の下にある真皮層でバネのようなはたらきをしているため、若々しい肌作りにはコラーゲンが欠かせません。しかし20代半ば以降、加齢とともにコラーゲンは劣化し、減少していきます。肌のターンオーバーも滞り、そこへ重力も影響してたるみの原因となります。抗重力筋のトレーニングだけでなく、あわせてコラーゲンの摂取も意識しましょう。コラーゲンを含む食品だけでなく、コラーゲンの合成に関わるビタミンCもあわせて摂取すると良いでしょう。まずは食事で摂取し、サプリメントを補助的に利用しましょう。◎コラーゲンを含む食品豚足すじ肉鶏軟骨魚の皮フカヒレエイヒレ抗重力筋を衰えさせないよう、エクササイズやコラーゲン摂取で今から対策してみてくださいね!
2019年12月14日老化の原因となる「糖化」。身体や肌を健やかに保つためには、糖化を抑制することが大切です。日々の食生活の積み重ねは、将来の健康に大きく関わってきます。この機会に食生活について見直していきましょう。糖化とは?出典:byBirth糖化は、身体の「コゲ」といわれています。身体のなかにある余分な糖がタンパク質と結合することにより、老化物質が生成される反応のことを指します。この老化物質は、「AGE(Advanced Glycation End Products)終末糖化産物」とよばれ、このAGEが蓄積されてしまうことにより、さまざまな影響を身体や肌に与えてしまうのです。糖化反応は、食事や運動、睡眠などの不規則な生活習慣が積み重なることで、「見た目」にも変化が現れてしまう厄介なものです。老化を防ぐためには、糖化を理解することがひとつのポイントになります。食事面についてみていきましょう。老化物質は蓄積されていく?!出典:byBirth食べ物そのものに老化物質が含まれているAGEsは、食べ物を摂取する段階で体内に取り込まれています。そもそも糖化は、糖とタンパク質が加熱されてできたものです。例えば、唐揚げなどの揚げ物にはたくさんのAGEsが含まれています。このAGEsが多い食べ物かどうかを判断するポイントは、「糖とタンパク質が組み合わされて加熱されているもの」、「見た目の焦げ・きつね色の食べ物」であることです。これらの場合は、AGEsが多い証拠なので控えることが大切です。さらに、基本的には、「生→蒸す→煮る→炒める→焼く→揚げる」の順番にAGEsが多いということになります。食べ物は、どのように工夫して食べていくかということを考えることも大切になってきます。体内の余分な糖から作られるお米やパン、麺類などの食事には、糖分が含まれています。消化の際に作られるブドウ糖は血液中に入りますが、食後には血液中のブドウ糖が増えるため血糖値が上がります。これを「血糖値スパイク」といいます。ここで増えてしまった余分な糖は、体内のタンパク質と結びついて老化物質であるAGEsを生成し、さらに糖化の危険性が高くなります。なるべく、食事メニューを意識し、過剰な糖の摂取を控えることが大切です。糖化を抑制する食生活とは?出典:byBirthゆっくり、よく噛んで食べるゆっくり、よく噛むことの利点は、血糖値の上昇を抑えられるだけでなく、その他さまざまな病気の予防にもつながることが分かっています。1口30回程度を目安に噛むようにしましょう。早食いは、腸内に一気に糖が運ばれてしまうため、血糖値が急激に上昇します。一方、だらだら食べることも血糖値の高い状態が続くため避けるようにしましょう。朝食を抜かない長時間の空腹は、食後の血糖値上昇の原因になります。朝食を抜くと、昼食後に血糖値スパイクが起こるといわれています。食事と食事の間は、2~3時間以上の間隔をあけるようにしましょう。食生活は、一日3食を基本とし、なるべく間食を控えるようにしましょう。AGEsの少ない食品を摂取比較的、炭水化物は血糖値が上がりやすいものばかり。AGEsが多い食品は控えたいところですが、そうもいきません。そのため、野菜や海藻類から食べ始めると、小腸に栄養吸収の膜をつくってくれるため、ブドウ糖の吸収を緩やかにすることができるんです。AGEsの少ない食品を食べてから炭水化物を食べると、糖化抑制に期待できます。調理の温度に気をつける調理時の温度も、食材のタンパク質を変性させないようにするための重要ポイントです。 おすすめは「低温」で調理をすること。タンパク質が変性しにくい温度は、40~65度程度といわれています。清涼飲料水を控える清涼飲料水などに含まれている甘さは、「異性化糖」といわれるもの。この異性化糖は、おもにブドウ糖からなるトウモロコシを一度酵素で糖化し、さらに別の酵素で異性化したものをいいます。食品表示欄には、「果糖ブドウ糖液糖」と表記されています。この異性化糖は、ブドウ糖より甘いもので、ブドウ糖より約10倍近く糖化反応を引き起こすといわれています。そのため、なるべく清涼飲料水は控えましょう。抗糖化食材を取り入れる糖化対策として食事中におすすめするのが「お茶」です。お茶にもさまざまな種類がありますが、ドクダミ茶やカモミール茶などの糖化を抑制してくれるようなものを取り入れると、身体への負担も軽減されます。そのほか、クエン酸が含まれている「レモン」も揚げ物を食べるときには取り入れるようにしてください。食前の「お酢」も効果的です。胃腸が弱い方の場合は、食前でなくても食事中でOK!お酢を摂取することが重要ポイントです。食事から老化を遅らせる工夫をしよう出典:byBirth糖化は、全身に起こりダイレクトに身体や肌に影響を及ぼします。糖化を放っておいては、見た目年齢だけでなく、さまざまな生活習慣病になるリスクも高くなります。大切なことは、意識をすること。血糖値コントロールは、食事からできます。ストレスなく食事を楽しむことも大切ですが、メニュー選びも糖化対策には必要です。毎日の食事に抗糖化食材を取り入れながら、糖化を抑制していきましょう。
2019年11月18日医学的に正しい美肌術で若い肌に8月2日、糖化対策をして肌老化を防止、美しい肌になろうという新刊『医者が教える美肌術』が主婦の友社から発売された。四六判で144ページ、価格は1,300円(税別)である。著者はAGE牧田クリニック院長である牧田善二(まきたぜんじ)氏であり、同氏はテレビ番組「金曜日のスマイルたちへ」などの出演でも話題である。コラーゲン入りのシートマスクはNG?1979年、北海道大学医学部を卒業した牧田善二氏は、国内の医療機関に勤めた後、米・ロックフェラー大学研究員、米・ピコワー医学研究所主任研究員として、糖尿病の原因として注目されている「AGE」の研究を行っている。コスメストアやドラッグストアにはたくさんの美肌アイテムが並び、雑誌、ウエブサイトには無数の美肌術が紹介されている。中にはコラーゲン入りのシートマスク、半身浴で汗をかくなどの方法が紹介されているものもあるが、牧田氏はいずれもNGだとしている。シワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因はAGE牧田氏は真に注意すべきは「糖化」だとしており、糖化とは摂取したブドウ糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結合して、終末糖化産物である「AGE」を作り出す作用のことである。AGEこそが肌老化の最大の原因だとしている。この新刊では肌のシワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因となるAGEに対し、「抗AGE生活」で美肌になる方法を解説。健康面でも肌が老化していなければ、ほかの臓器も老化していない証拠なのだという。同書では美肌のための「食べ方」や「お手入れ」、「生活習慣」が掲載され、医学的に正しい美肌レシピも紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※医者が教える美肌術 - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本
2019年08月09日少しずつ紫外線が気になってくるこの季節、気になるのは肌の“くすみ”ではないでしょうか?今回は、そんな肌のくすみやたるみの原因のひとつといわれる「糖化」を防止する「アーモンドミルク」をご紹介します。おいしく美肌をゲットできるなんて、夢のよう!肌のくすみやたるみは「糖化」が原因!?出典:byBirth少しずつ紫外線が強くなっていることを実感するこの季節。気になるのは肌のシミやシワ、くすみですよね…。こうした肌の老化やトラブルを防ぐために、早いうちから日焼け対策をしている方も多いと思います。今、肌のくすみやたるみを促進する要因として注目されているのが「糖化」です。糖化は“体の焦げ”と呼ばれており、たんぱく質や脂質が糖と結びつくことを指します。このように、血液中の余分な糖分が体内のたんぱく質や脂質と結びつくと、細胞が劣化して肌の老化となって現れるのです。さらに、糖化は肌だけでなく、健康被害を引き起こす可能性があるともいわれています。というのも、糖化によって作られる老化促進物質である「AGE(糖化最終生成物)」は、内臓をはじめとする体内組織に悪影響を及ぼすといわれているためです。例えば、動脈硬化や白内障、アルツハイマーはAGEと何らかの関連があるのではないかと指摘されています。では、糖化を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?アーモンドを摂取すべき!出典:byBirth“体の焦げ”といわれる糖化を防ぐには、アーモンドの摂取が効果的だといわれています。実際に、アーモンドミルクの抗糖化作用は実験でも確認されています。抗糖化作用がある食品といえば、アーモンド生姜シナモンクミン黒胡椒バジルなどが有名です。とくにアーモンドは身近な食品ということで、抗糖化に期待できると注目を集めています。そして、粒で食べるよりも液状で摂る方が体内への吸収が良くなるということから、近年「アーモンドミルク」の人気が高まっているのだとか!そこで今回はアーモンドミルクの人気商品である、江崎グリコ「アーモンド効果」ポッカサッポロフード&ビバレッジ「アーモンド・ブリーズ」上記の2商品をレビューします。江崎グリコ「アーモンド効果」シリーズ提供:江崎グリコ株式会社グリコが販売する「アーモンド効果」シリーズは、たっぷり1日分のビタミンE・食物繊維・カルシウムが摂取できるアーモンド飲料です。新たに凍結粉砕アーモンドを使用し、アーモンドオイルやアーモンドペーストを配合してリニューアル!香ばしいおいしさとなめらかな口当たりを実現しました。ほんのりした甘さが飲みやすい「アーモンド効果<オリジナル>」や、砂糖不使用で料理にも使える「アーモンド効果<砂糖不使用>」、アーモンドと完熟手摘み豆コーヒーを合わせた香ばしさが特徴の「アーモンド効果<香ばしコーヒー>」など、合計8種類が販売されています。さらに、小腹が空いたときにおすすめの「アーモンド効果チョコレート」も人気です。なんとなく、アーモンドミルクというと「甘ったるそう…」「美味しくなさそう…」「カロリーが高そう…」というイメージを抱いている方も少なくはないでしょう。かくいう私も、アーモンドミルクに良い印象は抱いていませんでした…。しかし、「アーモンド効果<オリジナル>」を飲んだ瞬間「美味しい…!」と思わず漏らすほど、やさしく香ばしい味わいに感動してしまいました。「気分転換をしたいけれど、コーヒーも紅茶も飽きた…」という方は、ぜひアーモンド効果を手に取ってみてください。気になるカロリーは、「アーモンド効果<オリジナル>(1本200ml)」でたった83kcal。コレステロール0も嬉しいポイントです!ポッカサッポロフード&ビバレッジ「アーモンド・ブリーズ」シリーズ提供:ポッカサッポロフード&ビバレッジポッカサッポロフード&ビバレッジが販売する「アーモンド・ブリーズ」シリーズは、すっきりとした甘さや香りを控えめにした味わいが特徴のアーモンド飲料です。米国・カリフォルニア州の契約農家で栽培・収穫されたアーモンドのみを使用し、本国アメリカやカナダをはじめ、イギリスやオーストラリア、南アフリカなどで販売され、世界中で愛されているアーモンドミルクです。1日分のビタミンEを配合し、カルシウム入りの低カロリー設計です。アーモンド・ブリーズはオリジナルと砂糖不使用に分かれており、それぞれ200mlと1Lが用意されています。そのほか、コーヒーテイストとアーモンド&ココナッツは200mlタイプのみの販売です。私が試したのは、たった30kcalという驚きの「アーモンド・ブリーズ 砂糖不使用」。甘い物が苦手な方でも、これならスッキリしていて香ばしさもあるので飲めるのではないかと思います。ミルクのコクよりさっぱり感を求める方は、アーモンド・ブリーズがおすすめです。アーモンドミルクは“これからのミルク”出典:byBirth牛乳でもなく豆乳でもないアーモンドミルクは、菜食主義の方でも飲める「植物性ミルク」です。近年、日本でも健康志向の高まりから注目を集めており、スーパーやカフェでもしばしば目にするようになりました。アーモンドと水からなる植物性ミルク「アーモンドミルク」は、美容と健康に良いといわれるアーモンドの栄養素をまるごと摂れるヘルシーな飲料です。肌のくすみの原因である糖化を防止するべく、さっそくスーパーに駆け込んで「アーモンド効果」「アーモンド・ブリーズ」をゲットしましょう!
2019年04月09日いつまでも若々しく美しい肌を守るために、エイジングケアを意識している人も多いのではないでしょうか。エイジングケアにとって大切なのは「抗酸化」を意識すること。抗酸化ケアができる美容液で、未来の美肌を守りましょう。おすすめの美容液を紹介します。肌の酸化から若々しい肌を守ろう出典:byBirth「肌がサビる」とも言われる肌の酸化。紫外線、大気汚染、喫煙、加齢などさまざまな要因によって発生する活性酸素が、肌を酸化させてしまいます。肌が酸化すると、肌のたるみやしわ、くすみ、シミなど肌老化が加速しかねません。日々のスキンケアに抗酸化美容液を取り入れて、美しい肌を守りましょう。おすすめの美容液を紹介します。抗酸化×攻めのエイジングケア美容液ビーグレン Cセラム5,076円(税込)View this post on Instagramb.glen ビーグレンさん(@bglen_official)がシェアした投稿 – 2018年10月月18日午後2時41分PDT抗酸化効果が期待できるビタミンC誘導体が高濃度配合された美容液です。独自の浸透テクノロジー「QuSome」を採用し、角質層のすみずみまで美容成分が届く処方が魅力。抗酸化対策だけでなく、肌の弾力低下やくすみ、毛穴トラブル、ニキビケアもできます。使い続けるごとに、つるんとなめらかな肌を叶えてくれます。ドクターソワ エーピーピーシー フラセラム8,640円(税込)View this post on Instagram株式会社DR.Soie/ドクターソワさん(@dr.soie)がシェアした投稿 – 2017年 7月月16日午後9時28分PDT化粧水の前に使用するプレ美容液で、ビタミンC誘導体とフラーレンのWの抗酸化パワーで肌の酸化を防いでくれます。ビタミンC誘導体の中でも浸透性、持続性、即効性にすぐれ、しかも肌への刺激が少ない「APPS」を配合し、肌の弾力アップや美白ケア、毛穴ケアができるのも魅力。エアレスポンプを採用しているので、酸化しやすいAPPSをいつでもフレッシュに、そして清潔に使えるのもうれしいですね。オーガニックコスメで抗酸化シンピュルテ AGコンセントレイト セラム7,992円(税込)View this post on InstagramSinnPureté シン ピュルテさん(@sinnpurete)がシェアした投稿 – 2018年 6月月5日午前6時20分PDT肌の生まれ変わりであるターンオーバーのサポートや、高い抗酸化力がある植物幹細胞エキスを配合。さらに、エモリエント効果にすぐれたウチワサボテン種子オイル、肌をすこやかに整えるα-グルカンオリゴサッカリドが、肌にうるおいとハリをもたらしてくれます。リッチなテクスチャーと、ダマスクスローズとゼラニウムのやさしい香りで、至福のスキンケアタイムが過ごせるのも魅力。オルナ オーガニック 美容液2,999円(税込)View this post on Instagramオルナオーガニックさん(@allna_organic)がシェアした投稿 – 2018年 9月月25日午後7時32分PDT抗酸化効果が期待できるAPPSを含む3種類のビタミンC誘導体、ビルベリー果実エキスを配合した美容液。さらに、オーガニック植物エキスを22種類配合し、肌のターンオーバーを整えて若々しく美しい肌に導いてくれます。また、3大保湿成分のセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸をはじめ、美容成分をぜいたく配合。肌の内側から輝くような素肌を叶えてくれます。肌へのやさしさにこだわった抗酸化ケア美容液サエル ホワイトニング エッセンス コンセントレート8,100円(税込)View this post on InstagramDECENCIA(ディセンシア)さん(@decencia_official)がシェアした投稿 – 2018年 6月月25日午前3時12分PDT抗酸化だけでなく、抗糖化対策もできる敏感肌用美容液。活性酸素を分解するムラサキシキブエキス、肌の黄ぐすみを引き起こす糖化を防ぐ「シモツケソウエキス」、さらに美白有効成分アルブチン配合で、色むらのないクリアな肌に導いてくれます。低刺激処方なので、敏感肌の人だけでなく、肌がゆらいだ時の抗酸化ケア・美白ケアにおススメです。セラシエル レッドプロテクトジェル3,500円(税込)出典:byBirth人気の美容ブロガーかずのすけさんプロデュースの保湿美容ジェル。美容液、オールインワンジェルとして使えます。細胞の酸化を抑制するアスタキサンチンや、保湿力にすぐれたヒト型セラミド配合。加齢にともない低下しがちな肌のバリア機能を整えて、うるおいあるふっくら肌に導いてくれます。みずみずしいウォーターベースのジェルなので、しっとり&さらっとを両立した肌触りに。高保湿アイテムのべたつきが苦手という人でも使いやすい一品です。未来の美肌は今からつくる出典:byBirth肌の細胞が酸化しているかどうかは目で見ることはできません。だからこそ気づかないうちに、じわじわと酸化による肌の老化は進行している可能性があります。日々のスキンケアに抗酸化アイテムを取り入れて、肌を酸化から守りましょう。特に、肌を酸化させる原因の紫外線ダメージは徹底的にブロックを。美容液と合わせて、日焼け止めを毎日使うのをお忘れなく。
2019年04月06日いつまでも若々しく美しい肌を守るために、エイジングケアに取り組んでいる人も多いのではないでしょうか。エイジングケアにとって大切なのは「抗酸化」を意識すること。では、そもそも肌の酸化とは何なのでしょうか?肌の酸化、抗酸化対策についてきちんと理解して、老け顔をブロック!肌がサビる「酸化」ってどういうこと?出典:byBirth揚げ物を調理するときに使用する油を思い浮かべてみてください。調理油を出したときは、澄んだ色をしています。しかし、調理後に放置しておくと、色がどんどん茶色くなって、油臭さも強くなりますよね。これは油が酸化しているからです。同じように、体も酸化が起こります。酸化した細胞が増えると、癌をはじめとする多くの病気を引き起こしかねません。生活習慣病の9割以上は活性酸素が原因とも言われています。また、肌の細胞が酸化すると、肌の乾燥や肌荒れ、しわやたるみ、シミや肌の透明感の低下など、肌の老化を加速させてしまいます。体や肌の酸化は、健康と美肌のキープの大敵なのです。肌の酸化の原因は出典:byBirth体や肌が酸化するのは「活性酸素」が原因です。酸素が変化して生じる活性酸素は、非常に強い酸化力を持っています。実は、呼吸をするだけでも体内に数パーセントの活性酸素が発生します。しかし、本来、活性酸素は私たちの体に必要な物質であることをおさえておきましょう。活性酸素には、体内に入った悪い菌をやっつけたり、生命活動に欠かせない体内酵素の働きを活性化させる役割があります。ところが、過剰に活性酸素が増えすぎると、細胞が酸化して体や肌にダメージを与えてしまうのです。活性酸素が作られる原因は、紫外線、大気汚染、喫煙、ストレス、飲酒、食品添加物など多岐にわたります。抗酸化対策が必要なわけ出典:byBirth活性酸素による体や肌の酸化ダメージから守るために意識したいのが「抗酸化」です。もともと体内には、体や肌を活性酸素から守る「スーパーオキシドジスムターゼ」と呼ばれる抗酸化酵素や、ビタミンCなどの抗酸化物質があります。しかし、年齢を重ねると体内の抗酸化酵素の抗酸化力が低下します、さらに、栄養バランスの悪い食事でビタミンCが不足することも。つまり、不足する「抗酸化力」を意識的に補わないと、健康を損なったり、肌トラブルに見舞われたりしてしまうのです。年齢を重ねてから後悔しないように、早めに抗酸化対策をはじめましょう。抗酸化作用がある化粧品とは出典:byBirth肌の外側からの抗酸化対策として、紫外線ダメージで発生する活性酸素を防ぐ成分が配合された化粧品を選びましょう。抗酸化力がある成分を紹介します。基礎化粧品を選ぶ際の参考にしてくださいね。ビタミンC誘導体美白、ニキビケア、肌弾力UPなどマルチな役割があるビタミンC誘導体。美肌づくりに欠かせない成分の1つです。ビタミンC誘導体は、細胞の代わりに活性酸素に酸化されることで、肌の酸化ダメージを防いでくれます。ビタミンE活性酸素を除去する作用があるほか、炎症抑制や保湿効果もある成分です。化粧品のパッケージなどに記載された全成分表示では「トコフェロール」、「酢酸トコフェロール」などと記載されます。多くの化粧品に酸化防止剤として配合されていますが、肌への抗酸化作用を期待するなら、全成分表示で前のほうに記載されているアイテムを選びましょう。アスタキサンチン「一重項酸素」という活性酸素に対して、高い抗酸化力がある成分です。一重項酸素は紫外線を浴びると発生し、毒性が非常に強いのが特徴。アスタキサンチンは、ビタミンEの500倍以上の抗酸化力があると言われています。フラーレン高い抗酸化力があり、近年エイジングケア成分として注目されている成分です。抗酸化力はビタミンCの120倍以上とも言われています。フラーレンの配合量が1%以上の場合、「R.S.マーク」や「L.F.マーク」などのロゴマークが目印として製品に印字されています。フラーレン配合化粧品を選ぶなら、マークを目印に高濃度配合のものを選ぶのがおすすめです。紫外線対策も忘れずに基礎化粧品と合わせて、日々の紫外線対策もきちんと行いましょう。紫外線は活性酸素を発生させる大きな要因です。紫外線は季節を問わず1年を通して地表に降り注いでいます。日差しが強い夏しか日焼け止めを塗らないのはNGです。特に紫外線量が増える夏は、日焼け止めと合わせて、UVカット加工された帽子やカーディガンなどを活用するのも○。食事での抗酸化対策も取り入れて出典:byBirth体の内側からの抗酸化対策として、抗酸化力のある栄養素の摂取を心がけましょう。抗酸化力がある栄養と含まれる食品をチェック!ポリフェノール…プルーン、りんご、ぶどう、ココア、コーヒー、緑茶、赤ワイン、チョコレートなどビタミンC…赤パプリカ、黄パプリカ、パセリ、ゴーヤ、ブロッコリー、キウイフルーツ、いちごなどビタミンE…アーモンドなどのナッツ類、アボカド、すじこ、ごま、ひまわり油などβカロテン…緑黄色野菜、かんきつ類など注意したいのは、「ソラレン」という成分が含まれる食べ物です。紫外線を吸収しやすくするので、日中の摂取は避けるほうが良いでしょう。特にかんきつ類に含まれています。肌を酸化から守るのが若肌キープのカギ出典:byBirth活性酸素は、肌の細胞にダメージを及ぼし、シミやくすみ、しわやたるみなど老化サインの原因になります。肌トラブルが目に見えるようになる前に、先行ケアとして抗酸化対策を取り入れて、いつまでも若々しく美しい肌を守りたいですね。
2019年04月03日「糖化」という言葉はご存じですか?私たちが毎日のように口にしているお菓子やごはんに含まれている糖質が「糖化」を引き起こし、肌の老化を加速させています。糖化を防ぐためには抗酸化作用が含まれているお茶を飲むのが効果的。そこで今回は「抗糖化」に効くお茶をご紹介します。肌がたるむ原因出典:byBirth年齢を重ねると気になってくるのが、肌の「たるみ」。自然現象のひとつなので仕方がないとは分かっていても、ここの部分がもうちょっと上がっていたら良いのに、最近もたつきがひどくなってきた、なんて、鏡を見て、つい溜め息が出てしまっていませんか?肌のたるみの原因は、筋力の低下紫外線による光老化乾燥むくみ糖化などが挙げられます。肌のたるみをストップするためには、出来ることを今すぐに始めるのが大切です。筋力の低下には顔ヨガや口輪筋を鍛えるエクササイズが効果的。DVDや書籍、グッズなどがたくさん販売されているので、お気に入りを見つけてみては?光老化にはUVB(紫外線B波)だけではなく、UVA(紫外線A波)もカットする日焼け止めなどでケアしましょう。日傘や帽子も忘れないで。乾燥にはヒアルロン酸やセラミドが豊富に含まれたコスメでスキンケアを。毎日続けることで肌が見違えてきますよ。むくみには新陳代謝が悪いこともたるみの原因になります。リンパケアを積極的に取り入れて、老廃物を流しましょう。糖化には糖分を必要以上に摂り過ぎない。抗糖化作用のある飲料などを飲むのが手軽でおすすめ。糖化ってなに?出典:byBirthここからはたるみの原因「糖化」をクローズアップしていきます。糖化とはあまり聞き慣れない言葉ですが、糖分とたるみってそもそも関係があるの?って思いますよね。しかし、残念ながら…大いにあります。糖化とは普段私たちが口にしているお菓子やジュース、その他の食物に含まれている糖質と、体内のタンパク質が結びつくことなのです。糖化が進んでいくと、たるみや黄ぐすみの原因になることが分かっています。糖化に対して抗糖化?出典:byBirth肌のために良くないとは分かっていても、糖分を摂ることは止められないですよね。甘いものは疲れが取れるし、気分もリフレッシュ出来ます。糖分は適度に摂るのはもちろん構いません。しかし、自分では気づかない間に糖分を多く摂っていませんか?そこで注目してほしいのが「抗糖化」です。抗糖化とは糖化を防ぐ習慣のこと。具体的には、食事の食べ順に気を付ける(サラダなどの野菜から食べ始める)食後一時間以内に適度な運動をする抗糖化に優れたお茶を飲むなどがあります。手軽に始めるなら出典:byBirth先ほども触れましたが、糖化を防ぐお茶というものが存在しています。お茶なら難しいことを考えなくても手軽に始められそうですよね。特に効果的なお茶は緑茶です。いつもよりたくさんの茶葉で淹れた緑茶なら、高濃度なカテキンを含むから抗糖化に期待が出来ます。ただし、カフェインを多く含むため、夜の寝つきが悪くなってしまうかも知れません。睡眠に影響の出にくい時間帯に飲むのがおすすめです。カフェインレスのお茶カフェインが苦手な人や、摂りたくないという人も多いので、抗糖化作用のあるカフェインレスのお茶を探してみました。どのお茶もドラッグストアなどで販売されている場合が多いので、気になるものがあればお店に行って探してみてくださいね。ドクダミ茶出典:byBirth独特の香りがするドクダミ。庭などで自生しているため、見かけたことがある人も多いかも知れませんね。ドクダミはポリフェノールを豊富に含んでいます。漢方薬としても知られていて、十薬(じゅうやく)と呼ばれています。やかんで煮出すのはもちろん、急須で手軽に淹れられるのもうれしいポイントです。ルイボスティー出典:byBirth南アフリカが原産のルイボス。乾燥させた葉で作られたルイボスティーは、抗糖化だけではなく、抗酸化力もあります。味、香りともにクセが無く、とても飲みやすいお茶です。紅茶のようなきれいな赤色で、目にも楽しいお茶です。私たちはストレートで飲むことが多いですが、南アフリカ共和国ではミルクを入れてミルクティーにして飲むそうです。甜茶出典:byBirth中国茶の一つ、甜茶。花粉症対策のお茶として名前が知られていますが、ポリフェノールが含まれていて抗糖化の作用もあります。甘みを強く感じますが、それは天然の味。甘いのに糖化を防げる、不思議なお茶です。小腹が空いた時にゆっくり飲むと満足感がありますよ。カモミールティー出典:byBirthハーブティーとして広く知られているカモミール。キク科に属していて、白い花を咲かせたかわいい姿も人気です。その葉や花を利用しているお茶がカモミールティー。ふわりと優しい香り、味もクセが無くて、飲みやすいのが特徴です。ジャーマンカモミールとローマンカモミールなら、ローマンカモミールの方が抗糖化作用に優れています。おわりに出典:byBirth普段何気なく口にしている食べ物や飲み物が、たるみの原因になっているかも知れないとは驚きですね。手軽な糖化ケアはお茶を飲むことで叶えてくれます。カフェイン、カフェインレスの二種類をご紹介したので、ライフスタイルに合わせて選んでみて下さい。カフェインレスとは言え、過剰摂取はNGですよ。適量を守っておいしく飲みましょう!
2019年03月22日毎日のティータイムに飲むお茶で抗酸化&抗糖化対策をしてみませんか?ここでは美容や健康、エイジングケアに役立つ女性におすすめのノンカフェインタイプのお茶を詳しく紹介しています。1日に何杯もコーヒーや紅茶を飲んでいる方、必見です!毎日のティータイム、皆さんはどんな飲み物を飲んでいますか?コーヒーや紅茶を飲む方は多いと思いますが、おすすめしたいのはキレイになれる効果やエイジングケア効果、リラックス効果などが期待できるノンカフェインのお茶。ここでは、美人は飲んでいる!と言われるお茶について詳しく紹介していきます。注目したいのはお茶がもつ抗酸化&抗糖化作用出典:byBirth私たちの体を老化させる現象といえば、「サビつき」に例えられる酸化と、「コゲつき」と呼ばれる糖化の2つがあります。キレイになるためのお茶を選ぶときには、酸化によってできる活性酸素を除去できる成分を含むお茶や、糖化によって作られるAGEs(終末糖化産物)の分解を促したり、AGEsの排出を促して体内に蓄積されにくくする効果のある成分を含んだタイプのお茶を選ぶのがポイント。抗酸化&抗糖化作用を防ぐ作用のあるお茶はいくつかありますが、ここでは「カフェインを含まないもの」「ドラッグストアなどで手に入りやすいもの」を条件に5つのお茶を選んでみました。ルイボスティー出典:byBirth美肌やアンチエイジングのためにイチオシのお茶がルイボスティーです。ルイボスとは、南アフリカのミネラルを多く含む土壌で栽培されるマメ科の植物の葉。現地では「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」として親しまれています。ルイボスティーの特徴は、肌と体の老化を招く酸化と糖化の両方を防いでくれること。ルイボスティーに含まれるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)様酵素は、活性酸素を強力に除去する効果のある成分。また、免疫力の向上や肌のターンオーバーをスムーズにしてくれる効果も期待できます。肌荒れやアトピーに悩む方にもおすすめ活性酸素が除去されると、肌で起きている炎症を抑えることにつながります。その結果、シミやくすみ、肌荒れやニキビ、さらにアトピーの原因にもなるといわれる過酸化脂質の量も減少。健やかで美しい肌に近づくことができます。過酸化脂質は加齢臭の原因物質を作り出す成分でもあるため、ニオイが気になる方にもオススメ。また、ルイボスティーには肌のターンオーバーに必要な亜鉛を始めカルシウムやマグネシウム、カリウムといったミネラル、さらにビタミンCなども含まれています。飲み終わったあとのティーパックをお風呂にいれてみてもいいでしょう。どくだみ茶出典:byBirth十薬(じゅうやく)という名の民間薬としても知られるどくだみ。どくだみにも抗糖化効果があります。毛細血管のはたらきをサポートして血行を促進する効果や、便秘改善、利尿作用によるむくみの解消効果、冷え性の改善などさまざまな効果が期待できるお茶です。また、どくだみはデトックス作用があるとされ、ニキビに悩んでいる人や美肌になりたい方にも最適。どくだみは単独で飲むと匂いがきついので、他のお茶とブレンドして飲むのがおすすめです。カモミールティー出典:byBirth欧米では、眠れないときや風邪の引き始めなどに飲むお茶として知られるカモミールティー。「カマメロサイド」と呼ばれるポリフェノールが、酸化と糖化の両方をゆるやかにしてくれると考えられています。カモミールにはジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類がありますが、糖化を防ぐ効果はローマンカモミールの方が優れているのだそう。ローマンカモミールのりんごのような香りに含まれるアンゲリカ酸エステルは、副交感神経を優位にするのに役立ち、気持ちをリラックスさせてくれます。もちろんノンカフェインなので寝る前に飲んでもOK。薄切りにしたレモンとはちみつをプラスするとぐんと飲みやすくなるので、是非試してみてくださいね!柿の葉茶出典:byBirth柿の葉というと地味な印象ですが、こちらも酸化と糖化を抑える作用が期待できるお茶。柿の葉茶には、緑茶のおよそ20倍ものビタミンCが含まれています。ビタミンCはメラニンの生成を抑止し、シミ、そばかすを防いでくれる効果のあるビタミン。シミや肌のくすみが気になる方や、風邪を引きやすい方にもおすすめです。また、ビタミンCはストレスや喫煙などによって消費されてしまうため、日々ストレスを感じている方や、たばこを吸う習慣のある方は、毎日のティータイムに是非、柿の葉茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。さらに柿の葉茶には、ポリフェノールが豊富に含まれており、エイジングそのものを抑制してくれる効果も期待できます。抗酸化作用をもつポリフェノールの量は、なんと緑茶や赤ワインよりも多いという報告も。今、その美容効果に注目が集まっているのです。柿の葉茶は他のお茶と比べてクセがなく飲みやすいので、単独で飲むことはもちろん、他のお茶とブレンドしてもいいでしょう。甜茶(てんちゃ)View this post on Instagram山本漢方製薬さん(@kanpoyamamoto)がシェアした投稿 – 2019年 2月月7日午後3時59分PSTほのかに甘い、でもノンカロリー!甜茶の甘味成分であるルブソシドが含まれているため、ほんのりとした甘みがあるのも嬉しいポイント。紅茶に似た味わいなので、初めての人でも飲みやすいのではないでしょうか。甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールにも、糖化や酸化を抑える作用が期待できます。また、甜茶は季節の変わり目のむずむず感を和らげるとも言われており、これからの季節、特におすすめです。甜茶を選ぶときはバラ科の甜茶を!甜茶にはいくつか種類がありますが、おすすめしたいのはバラ科の甜茶懸鈎子(てんちゃけんこうし)と呼ばれる植物から作られるもの。飲むときは甜茶のパワーを十分に発揮させるために、沸騰してから弱火で5~10分程度さらに煮出すのがポイントです。ティーパックタイプを選ぶなら、お湯を注いで数分間待ってから飲むようにしましょう。むずむずが気になるときには、1日2~3杯程度飲むのがポイント。もちろんノンカフェインなので寝る前に飲んでも安心です。自分好みのブレンドを楽しんでみても!出典:byBirthここで紹介したお茶は単独で飲むと飲みづらいと感じるものもあります。クセのあるどくだみ茶をルイボスティーとブレンドしたものも市販されていますし、茶葉タイプを購入すれば自分好みの割合でブレンドすることも可能です。例えば、あっさりした味のカモミールティーと柿の葉茶のブレンド。普段ハーブティーを飲まない方でも抵抗感なく飲めるのではないでしょうか。抗酸化&抗糖化効果のあるお茶同士を組み合わせれば、相乗効果でより効果的にエイジングを防ぐことにつながります。もちろん、レモングラスやミントといった定番ハーブティーと組み合わせれば、より一層飲みやすくなるので、まずはお好みのお茶やハーブティーと合わせてみるのもひとつの方法です。あなたも自分好みの組み合わせを見つけて、ティータイムの新しい定番にしてみませんか?
2019年02月22日「体の“酸化”という言葉が聞かれるようになって久しいですが、今、アンチエイジングの世界でより注目されているのは、“糖化”というキーワードです」アンチエイジング・糖尿病に詳しいAGE牧田クリニックの院長、牧田善二先生はそう話す。「酸化は体を“サビ”させるものとして知られていますが、糖化は体を“コゲ”させる現象です。女性の場合は特に、40代を過ぎると老化が加速してしまいます。しかし、食事に気をつけることで、そのスピードを遅くすることもできるのです」(牧田先生・以下同)糖化とは、体内で糖質と結びついたタンパク質が劣化することをいう。劣化したタンパク質が細胞内にたまると、それが細胞の劣化を招いてしまうのだ。「糖化は、熱を加えた食品を食べることで起こります。食品に熱を加えると、『AGE』と呼ばれる物質が発生します。これが細胞の柔軟性を失わせる元凶なのですが、このAGEを多く含む食品を取ると、糖化の速度が上がります」AGEは、KU(キロユニット)という単位で示される。生のままよりゆでたもの、ゆでたものより焼いたもの、焼いたものより揚げたもの……と、見た目に焦げ色が付きやすい調理をされたものほど、KU値が高くなる。たとえば、食パンはそのままで食べると1食相当のAGEは7KUだが、トーストにすると25KUとなる。マグロの刺身は705KUでも、焼くと827KU、さらに醤油につけた照り焼きにすると4,602KUに跳ね上がる。「AGEに関して言えば、意外かもしれませんが、白米や食パンの数値は低めです。タンパク質については同じ食材でも調理法によって数値が大きく変わってきます。乳製品の場合、牛乳やヨーグルトはAGEの数値が低いのですが、パルメザンチーズやクリームチーズは高くなります。これも意外に思われるようですが、アルコールも糖化の概念からみると悪くありません。特にワインや蒸留酒はKU値が低いです。もちろん飲みすぎには注意が必要ですが、1日グラス1杯程度であれば、お好きな方にはオススメしています。ただし、おつまみにはAGEの高いものが多いので、野菜スティックなどAGEの少ないものを選ぶようにしてください」ほかに、紫外線を浴びることでAGEを体内に取り込んでしまうこともあるそう。糖化が進んだ結果としてわかりやすいのが、シミ・シワなどの皮膚の老化。シミは糖化が表面化したもので、シワは細胞に弾力がなくなった結果として現れる。そのほかにも、血管の細胞の弾力が失われることで、動脈硬化や、がん、アルツハイマー病、白内障といったさまざまな病気のリスクも高まってしまうという。
2018年11月21日最近じわじわ話題になっている、「糖化」というキーワード。糖化は酸化と並び、エイジングに影響を及ぼす重大なキーワードとして注目されています。酸化が肌のサビならば、糖化は肌のコゲ。肌がコゲてしまうと、透明感がなくくすんだ肌になってしまうのです。そんな糖化は、早いうちからケアしておくことに越したことはありません。透き通るような美肌をいつまでも保つために、糖化ケアを始めませんか?肌を焦がす「糖化」とは出典:byBirth糖化とは、糖とたんぱく質が結びつき、熱によってAGEs(糖化最終生成物)を作り出してしまう反応のことです。なんだか難しい言葉が並んで、いまいちピンとこないですよね。例えば、みなさんは、ホットケーキを作ったことがありますか? ホットケーキは牛乳、卵、ホットケーキミックス(小麦粉)を混ぜて焼くと、こんがり色づいて美味しそうなホットケーキが完成します。実はこのホットケーキのこんがり色づいたものが、糖化反応なのです。ホットケーキの糖化反応では、糖(小麦粉)とたんぱく質(卵)が結びつき、焼くこと(加熱)で糖化が起きてしまうのです。人間の体内に置き換えてみると、食品に含まれる糖と体内にあちこちあるたんぱく質が結びつき、体温によってAGEs(糖化最終生成物)ができてしまいます。すると、肌の黄ぐすみやあらゆるエイジングサインに繋がってしまうのです。とはいえ、糖は脳のエネルギー源として必要なもの。糖そのものが悪いわけではなく、必要以上に糖を摂りすぎてしまうことが糖化を加速させてしまいます。糖化の原因は、糖質の摂りすぎはもちろん、高い血糖値が長い時間続いてしまうことも原因の一つということがわかっています。糖化が肌のエイジングに及ぼす影響出典:byBirth肌を構成する成分であるコラーゲン繊維やエラスチン繊維はたんぱく質ですので、これらが糖化してしまうと本来、透明なコラーゲンが焦げてしまい褐色に見えてしまうため、肌が黄色くくすんでしまうのです。それだけでなく、コラーゲン繊維やエラスチン繊維は肌のハリや弾力に欠かせないもの。これらが糖化によって変性してしまうと、肌の弾力がなくなり、たるみ毛穴やシワ・たるみなどのエイジングサインに繋がってしまいます。黄ぐすみ・しわ・たるみは若々しい肌を遠ざける大きな要因なので、一刻も早く糖化物質であるAGEsをなくしたいところですが、AGEsを体内から自然に排出することは難しいのです。そのため、日々の食生活から糖化の原因であるAGEsを作らせないように心がけることが大切です。糖化させないための食生活で心がけること3つ出典:byBirth(1)基本は糖質の摂りすぎに気をつける糖化させないための食生活でまず気を付けたいことは、糖化を引き起こす原因の一つである糖質の摂りすぎに注意することです。糖質といえば、甘いものばかりを想像しがちですが、パスタやご飯などの炭水化物や、かぼちゃやサツマイモなどのほくほくした野菜類にも含まれます。なので、甘いものだけを控えればよいわけではありません。主食大好き! ほくほくした野菜大好き! という方も、糖化の注意が必要です。とはいえ、糖質は貴重なエネルギー源なので、0にするのはNG。あくまでも摂りすぎてしまっている、という自覚がある方は控えるようにしましょう。(2)べジファースト・GI値を心がける糖化は、糖質の摂りすぎだけでなく、血中の血糖値とも深い関わりがあります。そのため、血糖値の上昇をできるだけ緩やかにすることも必要です。具体的には、野菜を一番初めに食べるようにしましょう。全く同じ食事でも、野菜を一番初めに食べる「べジファースト」を心がけるだけで、血糖値の上昇が緩やかになるというデータがあります。また、血糖値の急激な上昇を防ぐために、GI値に気を配って食品を選びましょう。GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、同じグラム数の炭水化物を摂ったとき、食後の血糖値がどれくらい上がるかを示す値です。白米と玄米を比べた場合、玄米のほうがGI値が低いので、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。このように、同じ主食でもGI値が違うので、何を食べようと迷った際の判断基準としてもおすすめします。(3)調理法にもご注意を!もう一つ忘れてはいけないのが、調理法。調理法によっても糖化させやすいものとそうでないものがあります。「生」→「蒸す・ゆでる」→「煮る」→「炒める」→「焼く」→「揚げる」の順に糖化がしやすくなってしまうため、糖化を防ぎいつまでも若々しい肌でいるためには調理法も意識しましょう。糖化予防は早いうちが吉!出典:byBirth肌の黄ぐすみやシワ・たるみを引き起こす糖化についてご紹介しました。今回ご紹介した食生活のほかにも、抗糖化作用の強いお茶である「甜茶・ルイボスティー・ドクダミ茶」などを取り入れることも糖化による肌のダメージを防ぐために有効だ、ということがわかっているので、毎日の水分補給にこれらのお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。一度できたAGEsを自然に排出することは難しいですが、糖化によるダメージを予防することはできます。毎日の食卓から糖化を防ぐ生活を心がけましょう!
2018年05月12日最近、肌が黄色くなった気がする。美白化粧品を使っているのにくすみが取れない。鏡の前で悶々としていませんか?その黄ぐすみ、肌の糖化が原因かもしれません。スイーツなどの甘いものが大好きな人ほど要注意です。老化の大敵と言われる酸化が「肌を錆びさせる」なら、糖化は「肌を焦がす」といったところでしょうか。糖化を食い止めるには、ライフスタイルとスキンケアアイテムの見直しがおすすめです。「黄ぐすみ」の原因を知ろう肌が黄色くくすんできた…と悩む女性が増えているようです。美白アイテムやエイジングケアをしっかりしているのに、どうしてくすんでしまうのでしょうか?まずは原因を知っておきましょう!糖化通常、食事などから摂取した糖分は体内でエネルギーに変換・代謝されます。ところが、過剰な糖分の摂取などでエネルギーに変換しきれないと、糖とタンパク質が結びついてAGEsが作られます。変性したタンパク質は褐色化します。 製薬会社や化粧品会社の近年の研究では、肌の表皮でも糖化が起こることが明らかになってきました。肌の表皮の糖化は、黄ぐすみだけでなく、シミや肌弾力低下などの肌老化を引き起こすと言われています。糖化カルボニル化紫外線ダメージを受ける⇒活性酵素が発生⇒体内の脂質が酸化⇒タンパク質と結合する流れで起こります。糖化カルボニル化をした肌は、糖化による黄ぐすみよりさらに黄色くなると言われています。糖化STOPのためにしたいこと黄色ぐすみを引き起こす肌の糖化。しかし、完全に糖化をSTOPするのは難しいもの。それでもなんとかしたい!と美を追求する女子なら思いますよね。ライフスタイルを少しだけチェンジするところから始めてみましょう。食生活を見直す甘い食べ物・飲み物は要注意デザートは別腹!仕事を頑張ったご褒美にスイーツ!という人も多いことでしょう。過剰な糖分摂取は「糖化の序曲」と心得ておきましょう。 甘いお菓子の食べ過ぎや、清涼飲料水の飲みすぎは避けるのがベター。特に、人工甘味料はAGEsを急速に生成すると言われています。商品の原材料名表示をCHECKして、果糖ブドウ糖液糖・果糖糖液・異性化糖などの表示があったら要注意です。とはいえ、摂取するものすべてに意識を払って「糖分が!」と考え続けるのは、ストレスになりかねません。ストレスは美肌にとってマイナスです。また、精神的にもつらく感じてしまい、ドカ食いにつながることも。まずは糖分を摂取しすぎないようにしよう・ご褒美スイーツは週末1日だけにしようといった具合に、マイルールを決めて始めてみましょう。食べる順番をチェンジ食物繊維が多い食品(野菜・きのこ・海藻など)から食べましょう。次に、植物性タンパク質⇒動物性たんぱく質の順番で食べて、最後にごはんを食べます。糖質の吸収を抑制する効果があると、研究で明らかになっています。食べ方を変えるだけなので、手軽に始められますよ! 慣れてきたら、豆腐・納豆・玄米などGI値の低い食品を意識すると◎。忙しいからとパパっと食事を済ませるのではなく、ゆっくり・しっかり噛んで、味わいながら食べるようにするといいですね。スキンケアアイテムを見直す昨今、抗糖化をうたうスキンケアアイテムが登場しています。エイジングケアや抗酸化アイテムと異なり、まだまだ認知度が低いと言えます。抗糖化のための成分が配合されたアイテムを、プラスワンケアとして取り入れて未来の肌を守りましょう。紫外線対策はオールシーズン体制で紫外線ダメージは糖化カルボニル化の引き金になるだけでなく、肌の乾燥・肌老化を加速させます。紫外線が強く降り注ぐ時期だけ、UVアイテムを使用して満足していませんか? 日差しが弱い秋・冬もきちんと日焼け止めを塗るのがおすすめです。糖化に立ち向かえ!おすすめ美容液3選ドモホルンリンクル 美活肌エキス10,800円(税込)【公式】ドモホルンリンクルさん(@domohorn_wrinkle)がシェアした投稿 – 12月 12, 2017 at 12:11午前 PST糖化によるくすみに働きかける「焼酎粕抽出エキス」配合の美容液。焼酎粕抽出エキスは、再春館製薬所が特許を取得しています。 カプセル化された浸透活性型ビタミンC配合で、キレイをしっかりサポート!使い続けるごとに、透明感あふれる弾むような肌に導いてくれますよ。アヤナス エッセンス コンセントレート8,100円(税込) DECENCIA(ディセンシア)さん(@decencia_official)がシェアした投稿 – 10月 19, 2017 at 2:04午前 PDTアヤナスは敏感肌専門ブランドディセンシアのエイジングケアシリーズ。糖化を予防&改善するための成分、コウキエキスとツモツケソウエキスが配合されています。他にも、ポーラ研究所オリジナル成分CVアルギネートをはじめ、美容成分がたっぷり。黄ぐすみやたるみ毛穴にお悩みの敏感肌女性におすすめです。アンプルール ラグジュアリー・デ・エイジ リジュリューションV11,880円(税込)アンプルールさん(@ampleur_official)がシェアした投稿 – 10月 12, 2016 at 11:17午後 PDTドクターズコスメ「アンプルール」のラグジュアリー・デ・エイジシリーズ。カルノシン、マロニエエキス、セイヨウオオバコ種子エキスが、糖化による黄ぐすみにアプローチ!他にも肌弾力・抗酸化・乾燥をサポートする成分が、ふんだんに配合されているのが魅力です。注目したいのが、細胞そのもののにアプローチする3つのエイジングケア成分!ピンしたハリとうるおいに満たされた、上向き美肌に導いてくれる美容液です。ちょっとしたことを見直して”透明美肌”をキープ!肌の黄ぐすみを引き起こす糖化。糖化は肌だけでなく、健康を損なう場合もありますよ。今回は、すぐに始められる糖化対策やおすすめの美容液を紹介しました。日々の生活をほんの少し見直す参考にしてくださいね。糖化が引き起こす肌老化をSTOPして、透明感あふれる若々しい美肌をキープしましょう。
2018年02月09日2014年の発売以来、じわじわと人気が高まり累計20万本を突破したマルラオイル。マルラオイルとは、乾燥や日差しの厳しい南アフリカで育つ「マルラ」の木の実から抽出されるオイルで、美容に欠かせないビタミンC、E、αリノレン酸、オメガ6、9を含み、高い抗酸化力が特長です。保湿力、浸透力ともに優れているので、さらっとした使い心地。オイル特有の匂いがほとんどしないので、匂いに敏感な方にも好評です。VIRCHE(ヴァ―チェ)では、まだ日本では希少なこのマルラオイルを、防腐剤・香料・着色料などすべて無添加の純度100%ナチュラルで製品化。新鮮な状態でお届けするために販路は通販で直送のみとしています。目元・口元をはじめとするハリ不足が気になる方や、ヘアケア、ネイルケアなど全身に使える万能アイテムです。■商品概要マルラオイル18ml約60日分単品注文3974円(税込)定期コース3576円(税込)(お問い合わせ先)ヴァーチェ お客様相談窓口TEL 0120-047-750
2017年11月29日新しいタイプのエイジングケアサプリメント日本新薬株式会社は、糖化ケアサプリメント『AGE-SHUT(エージーイーシャット)』のシリーズ第二弾として、『AGE-SHUT 美のダイヤモンドゼリー』を2017年9月1日(金)から通販サイトにて発売している。コラーゲンは美と健康を気にする女性にとってもはや定番の商品。『AGE-SHUT 美のダイヤモンドゼリー』は、そんなコラーゲンを“糖化“の側面から考えて作られた質の良いコラーゲンだ。主成分の「コラーゲン」には、マンゴスチンエキス由来の糖化ケア成分と「ロダンテノンB」を使用。美容成分として「低分子ヒアルロン酸 」、「ビオチン 」の4成分を配合したゼリー食品だ。糖化はコラーゲンの機能を変化させる最近よく耳にする“糖化”は糖とタンパク質が非酵素的に反応する現象のことだ。消費しきれなかった糖が起こす糖化という現象は、コラーゲンなどのタンパク質が変化を起こし、硬くなったり、水分保持など私達がコラーゲンに期待する機能が保てなくなることだ。『AGE-SHUT 美のダイヤモンドゼリー』は、コラーゲンの機能を糖化のリスクから守る為に、糖化ケアに役立つポリフェノールの一種「ロダンテノンB」をマンゴスチンから発見し、美容成分として配合している。加齢で代謝が低下すると人の体の糖化リスクは高くなる。他にも生活習慣の乱れや、ストレス、運動不足と糖化リスクは至る所に潜んでいる。糖化を予防しつつコラーゲンを効果的に摂取出来る新しいエイジングケアサプリメントだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※日本新薬株式会社公式サイト※日本新薬株式会社プレスリリース(@Press)
2017年09月19日加齢に負けない日本新薬株式会社が2017年3月30日(木)から、糖化ケアサプリメント「AGE-SHUT(エージーイーシャット)」の発売を開始した。医療用新薬メーカーならではの研究開発力によって開発された、フルーツの女王ともいわれる「マンゴスチン」の恵みたっぷりのサプリメントだ。メイラード反応とも呼ばれる「糖化」とは、糖とたんぱく質が非酵素的に反応する現象のことで、食事で摂取して代謝しきれなかった糖と、体内の20~30%を占めているたんぱく質とが反応して起こる。加齢などの代謝能力の低下や、睡眠不足などの生活習慣の乱れ、ストレスなど様々な要因から糖化リスクが高まる。そのリスクを下げる糖化ケアを行うことができるのがこのサプリメントだ。飲むだけエイジングケア今回世界で初めて日本新薬株式会社が糖化ケアに役立つ成分といわれる、水溶ポリフェノール「ロダンテノンB」をマンゴスチンから発見した。その成分がたっぷり配合され、飲むだけでエイジングケアができる「AGE-SHUT(エージーイーシャット)」はソフトカプセル約1ヶ月分、31粒入りで送料・税込2,480円となっている。日本新薬ヘルスケア公式ショップにて購入可能となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※日本新薬株式会社プレスリリース(@Press)
2017年03月30日モリンダ ワールドワイド インク 日本支店は、11月3日~4日にかけて開催された第61回日本生殖医学会学術講演会・総会にて、研究「終末糖化産物(AGEs)の蓄積はARTの治療成績に影響する」について発表した。同研究は、医療法人三慧会 HORACグランフロント大阪クリニックと共同で行ったもの。AGEs(終末糖化産物、以下 AGE)は、タンパク質と糖が反応してできた「老化原因物質」と考えられている。今回は、配偶子や受精卵を体外で取り扱う高度不妊治療であるART(生殖補助医療)を受ける女性患者148名を対象に、体内のAGE値を測定する研究を行った。AGE値は、TruAgeスキャナーを用いて、皮膚に蓄積したAGE値を測定した。右前腕内部を3回測定し平均値を決定。不妊症患者のAGE値は相対的に高いかを調べるため、不妊原因別に対象患者を分けて平均AGE値を比較したところ、「子宮筋腫」群と「胚質不良」群のAGE値が「原因無し」群(男性不妊)と比較し、有意に高値を示したという。低AGE群、高AGE群での各ホルモン値の比較では、「FSH値」「DHEA-S値」「テストステロン値」「プロラクチン値」それぞれとAGE値の間には有意な相関は見られなかった。しかし、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン値「AMH値」を比較したところ、39歳以下の群では、高AGE群で有意にAMH値が低値を示した。「高AGE群」と「低AGE群」に分けて受精率、良好胚率、胚盤胞率、良好胚盤胞率を比較すると、それぞれの値とAGE値の間に有意な相関は見られなかった。ただし、患者を妊娠例と非妊娠例に分けてAGE値を比較した結果、非妊娠例では妊娠例と比較して有意にAGE値が高値を示した。以上の結果から、AGEの蓄積と不妊ならびにARTの治療成績の悪化には相関があることが明らかとなった。また、同時にAGEの測定は卵巣機能や不妊原因の診断を行う上での有用な指標であり、バイオマーカーとして利用できることも示唆された。
2016年11月11日こんにちは。健康管理士のSAYURIです。前回は血糖値と気持ちの関係についてご紹介した身体ナビゲーションシリーズ。今回は今“酸化より怖い ”と言われる“糖化”についてご紹介したいと思います。●酸化と糖化老化や病気の原因となる過剰な活性酸素の影響を受けて“身体が錆びる”と表現される酸化に対して、“細胞が焦げる ”と表現されるのが糖化です。糖化とは過剰な糖質に体温という熱が加わり、タンパク質とくっついて焦げたように変色、硬化することを言います。たとえば、白く柔らかい食パンには糖質とタンパク質(グルテン)が含まれています。これをトーストすると白く柔らかかった部分が茶色く固くなります。この現象を『糖化(メイラード)反応 』と呼びます。パンの場合はパン自体に脂質(オメガ6系)が含まれているので、さらに糖化が促進されて焦げ目がつきやすくなります。これは人間の体でも同様に起こります。揚げ物、炒め物などでサラダ油などのオメガ6系の油と砂糖やご飯、パン、麺類などの糖質を摂り過ぎる人は糖化が促進されてしまいます。砂糖と水を混ぜて加熱するのと、砂糖と油を混ぜて加熱するのではどちらが焦げやすいかを想像していただければわかりやすいかと思います。●糖化が体に与える影響糖化が起こるのはコラーゲンなどのタンパク質。コラーゲンと言えばお肌のイメージが強いかとは思います。確かに皮膚の弾力を保つ働きはあります。その他にも、歯茎、血管の弾力性を保っているのもコラーゲン。骨もコラーゲン繊維の枠組みの間にカルシウムやマグネシウムが存在します。このことから考えると、糖化が血管で起これば血管は硬くなり 、歯茎で起これば硬く弾力がなくなり歯を支える力が衰えてしまう ということがわかります。骨についても枠組みが硬く脆くなることで折れやすい脆弱な骨 となってしまいます。●糖化を防ぐにはこうした怖い糖化を防ぐためには血糖値を急激に上げないこと。サラダ油などのオメガ6系の油を摂り過ぎないこと。そして糖化を阻止するとされる緑茶やショウガ、シナモン、クミンなどを積極的に摂ったり、体内に発生した糖化物質を減少させると言われるアーモンドやクルミなども意識して摂ったりすることが重要になってきます。食事も野菜、海藻、きのこ類などの食物繊維を多く含むものから食べる ことを習慣化することで、血糖値の急上昇は抑えられるので、ぜひそれだけでも実践していただきたいと思います。----------脳の機能から始まった身体ナビゲーションシリーズも106回の今回をもって最終回となります。長くご愛読いただいた皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。【参考文献】・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年10月27日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が29日、自身のブログを更新。初めて抗がん剤を投与するときに、「どうか、私の癌を小さくして下さい」と話しかけたことを明かした。「ひとりではないこと」というタイトルで更新した麻央は、初めて抗がん剤を投与する前に、母親から「抗がん剤とお友達になるのよ」と言われ、自分なりに解釈して薬に向かって話しかけることにしたという。そして、「初めまして。どうか、私の癌を小さくして下さい。私はあなたに期待しています」と口に出すと、看護師も一緒に「麻央さんの身体からどうか癌を消して下さい」とお願いしてくれ、「怖く思えていた薬にも感謝がわいてきました」と回顧。「この薬にも治験があって、たくさんの人の涙や苦しみ、悔しさ、喜び、勇気、努力があったから、私はこの薬を今、こうして投与できるのだと思うと、本当に一人で闘うのではないなと思えました」とつづった。しかし、「5回目の投与をしたときには、次回はどうにかしてこの薬から逃げたいと思いました。逃げる方法はないかと真剣に考えました」と告白。そのときに、同じ薬を投与してご飯が食べられなくなった患者の存在を知り、「どうか、ご飯が少しでも食べられますように」と祈り、「苦しいのは私一人ではないんだ」と思ったという。「そう思えたら、がんばろう!と、力が湧きました」と続け、「私は、たとえ会ったことのない人でも一人ではないと思えるときとても救われます。コメントを読むと、いつも、そんな気持ちになります。本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。
2016年09月29日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央(34)が2日、自身のブログを更新し、抗がん剤で髪の毛が抜けるために試着した金髪のかつら姿を披露した。麻央は、「かつら」というタイトルで更新。「随分前の写真ですが、、、抗がん剤で髪が抜けるので、試してみたウィッグです」という説明とともに、金髪のかつらをつけた自身の写真を公開した。そして、「家族に、金髪に決めました!と写真を送ったら、皆に、おー、いいね!いい感じー!いいのがあって良かったね!と言われ、、、」と家族の反応を明かし、「私としては!!き、き、きんぱつー!?と驚いて欲しかったのですが、きっと皆、私の気持ちを盛り上げようとしてくれていたのでしょう」とつづった。最後に、「もちろん、金髪は私にとっては挑戦すぎるので辞めました」と、結局金髪にはならなかったと報告した。麻央は1日、新ブログ「KOKORO.」を開設。「なりたい自分になる」という最初のエントリーで、「今日から、ブログを書くことにしました」と伝え、「力強く人生を歩んだ女性でありたいから子供たちにとって強い母でありたいからブログという手段で陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました」と立ち上げた思いを明かしていた。
2016年09月02日10年以上をかけ、15万人の妊婦を追跡調査した研究がカナダで行われました。その結果、第2期(妊娠5~7ヶ月)または第3期(妊娠8~10ヶ月)の間に抗うつ薬を服用すると、生まれる子どもの自閉症スペクトラム障害(ASD)のリスクが87%高まることがわかったのだとか。今回は『Science alert』を参考に、抗うつ薬と自閉症のリスクの関係についてご紹介します。■抗うつ剤がお腹の子どもに影響する?モントリオール大学の研究者は、1998年1月1日~2009年12月31日の間にケベック州で生まれた子ども145,456人に関するデータを調査しました。抗うつ薬を飲んだ母親は全体の3%で、そのうち145,456人の0.7%に当たる1,054人がASDと診断を受けました。その大多数は男の子だったそうです。妊娠時期でも事情は異なるようで、第2・3期(妊娠4~9ヶ月)の時期の抗うつ薬服用がもっとも子どもに影響し、その時期に生まれた2,532人の赤ちゃんのうち1.2%が自閉症と診断されました。研究者は抗うつ薬服用についてだけではなく、社会経済的地位、家族における自閉症の有無、母親の年齢、妊婦自身のうつ病歴の関係などさまざまな要因を考慮しましたが、こうした多数の要因のなかで、もっとも自閉症と関連が強かったのが抗うつ薬だったのです。この研究によれば、妊娠第2・3期(妊娠4~9ヶ月)の間に抗うつ薬(※特にSSRI=選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を服用すると、子どもが7歳までに自閉症を発症する確率が2倍になるといいます。うつの症状は、セロトニンと呼ばれるホルモンの不足が原因であるといわれています。抗うつ薬は、このセロトニンの量をコントロールすることで症状を抑えています。しかしセロトニンはうつだけでなく、細胞分裂、ニューロンの遊走、細胞分化およびシナプス形成を含む、数多くの出生前後の発達過程に関与しているので、子宮内で胎児の脳に影響することは考えられなくはないのです。■逆に関係性がないと考える調査結果も仮に抗うつ薬が87%リスクを増加させるとしても、もともとの発症率は1%程度しかありません。つまり抗うつ薬によって増加したとしても、1.87%にしかならないのです。これを多いと考えるか少ないと考えるかは、議論の余地があるでしょう。実際、2013年にデンマークで67万人の子どもを対象に行われた調査や、2015年にアメリカで数千人の子どもを対象に行われた調査では、抗うつ薬と自閉症のリスクに強い関係性があるとは認められない、という研究結果が出ました。他方、2011年にカリフォルニア州で300人の子どもを対象に行われた小規模な調査では、抗うつ薬と自閉症の間に「関係がある」と結論づけられました。2013年にスウェーデンで4,400人の子どもを対象に行われた調査でも、抗うつ薬と自閉症の間には「潜在的に少し関係がありそうだ」という結果が出ています。これらの結果は、抗うつ薬と自閉症リスク増加の関係性を強く断言するほどの効力を持ってはいません。このように、「なんらかの関係性はありそうだ」という見解を持つ研究者もいるようです。最初にご紹介した「87%のリスク」だけを知ってしまうと、妊娠中に抗うつ薬を飲むことを避けてしまいたくなります。しかし、抗うつ薬と自閉症リスクの関係性についてはさまざまな見解があることがわかったのです。*いちばん大切なのは妊婦の心の安定。赤ちゃんと一心同体の妊婦のストレスは、胎児にも影響します。周囲のサポートも大事ですが、薬に頼らざるを得ない時がきたら、医師と相談しながらゆっくり考えてみてもよいのではないでしょうか。(文/スケルトンワークス)【参考】※Study says antidepressants increase autism risk by 87%, but that’s not the whole story-Science alert
2016年01月09日AGE測定推進協会はこのほど、毎月10日を「糖化の日」として日本記念日協会へ登録申請し、2015年9月30日に正式に認定されたことを発表した。糖化とは、体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてAGE(Advanced Glycation Endproducts/終末糖化産物)という老化の原因物質を生成する反応のこと。AGE測定推進協会では、体の糖化に注意し、老化防止や健康と向き合う意識を高めようと「糖化の日」を制定した。10月からは協会を構成している企業が中心となって、イベント開催も予定している。10月10日、11月10日、12月10日には、東京都新宿区のタヒチアンノニカフェ前スペースでAGEの無料測定会が開かれる。同協会は「老化の原因物質である『AGE』の啓発とともに、老化防止・予防に関する情報を提供する活動を今後も行ってまいります」としている。
2015年10月02日松谷化学工業はこのほど、名城大学薬学部らとの共同研究において、希少糖の一種「プシコース」に抗肥満作用があることを明らかにした。同研究は、名城大学薬学部、名古屋第一赤十字病院内分泌内科、自治医科大学生理学講座統合生理学部門、香川大学医学部と同社研究所の希少糖(レアシュガー)研究チームと共同で行った。高ショ糖・高脂肪食の負荷マウスを用いて、希少糖「D-プシコース」の抗肥満作用について検討した。希少糖とは、自然界に微量にしかない希少な単糖およびその誘導体のこと。今回の研究で用いた「D-プシコース」も希少糖の一種である。プシコースには、肝臓内で糖の代謝を高める酵素「肝グルコキナーゼ」の核外移行を促進し、グリコーゲン量の増加を起こす作用があることがわかっている。研究では雄性マウスに、高ショ糖・高脂肪食を投与した。マウスを2群に分け、一方には5% D-プシコース溶液を与え、対照群としてのもう一方には水を投与。8週間の研究期間中、5% D-プシコース溶液、水は自由飲水下で投与した。期間中は体重増加や飲水量、摂食量を記録。摂取期間終了時に、尾静脈血糖値およびインスリン濃度、内臓脂肪量を測定したところ、D-プシコース投与により体重増加が抑制されていたことが認められたという。また、D-プシコース投与群では、血糖値、インスリン濃度および内臓脂肪量の低下が確認できた。この結果、D-プシコースは肥満を助長することなく、耐糖能および内臓脂肪蓄積を改善する作用があることが明らかとなった。同研究の結果は、5月23日に山口県下関市で開催する「第2回肝臓と糖尿病・代謝研究会」のポスターセッションで発表する。
2015年05月21日独自家発のエイジングケア成分北海道アンソロポロジー株式会社は4月8日、年齢肌のための先進ナチュラルスキンケアブランドとしてスタートした世界初の抗シワ肌育美容液GOOD SKIN TOMORROW(グッドスキントゥモロウ)から、4月8日「シワの日」を記念して旅行や外出にも持ち歩けるコンパクトサイズのトライアルボトル8ml品を発売した。GOOD SKIN TOMORROWは富な栄養素を含むローヤルゼリーをキー成分として採用し、ダメージリカバリーとコラーゲンをつくりだすチカラをサポートする機能を組み合わせた、複合エイジングケア成分RJナノカプセル配合した美容液である。紫外線により損傷したDNAを修復する加水分解アメリカブドウ果皮エキスのほか、ナチュラルな素材から厳選した成分とローヤルゼリーを組み合わせ、世界初の複合エイジングケア成分の開発に成功した。この「モイスチュア コンセントレイト ドロップ」は、日本香粧品学会が定める抗シワ製品評価ガイドラインに準じた試験によって、「乾燥による小ジワを目立たなくする」効果が認められており、確かな抗シワ・肌育効果を実感できる。大人の肌力アップにまた、低分子量の保湿成分やハチミツなどを組み合わせた高浸透モイストコンプレックスにより、角層内部に素早くうるおいを届け、肌をみずみずしく整え、ナールスゲンやFGF様ペプチドなどの先進素材に加え、発酵素材、果実エキス、和漢エキスなどの美容成分により、肌の健やかさと美しさを育む。水分保持力が高く必要な部分に充分なうるおいを届ける2種類のヒアルロン酸が肌表面を、ナノヒアルロン酸が角層内部をしっかりうるおしながら、植物性スクワラン、アミノ酸由来のエモリエント成分が肌のバリア機能をサポートし、さまざまなダメージから肌を守る。ハリ・ツヤUPコンプレックスが肌に健やかなハリ感とツヤを与え、10種類の精油を調香した、フレッシュで心安らぐ香りで毎日のスキンケアを心地よい幸福感で満たしてくれる。ラベン・鉱物油・アルコール・合成香料・着色料不使用で、皮膚刺激性テスト済み。トライアルボトルは初回限定特別価格1,000円(税込)となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】・北海道アンソロポロジー株式会社のプレスリリース(@PressNews)・GOOD SKIN TOMORROW
2015年04月17日富士フイルムは4月14日、マウスに経口で摂取させた抗酸化成分「アスタキサンチン」が皮膚まで到達していることを確認したと発表した。同成果は、同社ならびに京都大学 大学院農学研究科 海洋生物生産利用学分野の菅原達也 教授らによるもの。詳細は5月14日からパシフィコ横浜で開催される「第12回アジア栄養学会議(ACN2015)」にて発表される予定だという。これまでの研究にて研究グループは、アスタキサンチンをマウスが経口摂取すると、紫外線による肌のシワ形成と表皮からの水分蒸散が抑制されるという研究結果を報告していたが、この仕組みとして、経口摂取したアスタキサンチンが消化吸収され、皮膚まで到達。紫外線(UVA)により皮膚の真皮に発生した活性酸素を除去したことで、シワ形成抑制効果が生じたと推察したほか、経皮水分蒸散量の抑制効果も同様に、皮膚に到達したアスタキサンチンが、表皮のバリア機能を維持するのに必要なセラミドの産生や維持に影響を与えていると考え、今回、研究を行ったという。その結果、経口摂取したアスタキサンチンが皮膚まで届いていること、ならびにナノ乳化した場合はさらにその量が増加することを確認したという。なお同社では、美容ドリンクやサプリメントでアスタキサンチンを摂取することで、肌のシワ形成や経皮水分蒸散量が抑制されることが期待できるとしており、今後もアスタキサンチンの美容・健康における効能効果やメカニズムについての研究を進めていくとしている。
2015年04月15日冬の肌乾燥を進ませないためのポイントとして“入浴剤の活用”がおすすめです。ではどんな入浴剤が良いの?ということで、今回はアラフォー世代にとってはずせない、乾き知らずの素肌をキープできる入浴剤と、「もう、疲れきって老けこみそう〜」という日に使いたい抗酸化ケアができる入浴剤についてもお話したいと思います。皮脂膜を再現するようなロバミルク水を弾くような潤い肌に導いてくれる入浴剤としておすすめなのは、ロバミルク配合の入浴剤。ロバミルクは母乳の代替品として使われるほど栄養豊か。これまでにも化粧品の美容成分として古来から使われてきました(クレオパトラが美しさを保つために愛用していたという伝説も…)。健やかな肌づくりに欠かせないビタミン、ミネラル、必須脂肪酸(オメガ3やオメガ6)などが調和した状態で含まれているため、ロバミルク配合の入浴剤に浸かるだけで心地よく潤いがなじみしっとり肌に。酸化を招く活性酸素を防ぐなら水素!一方、老化の根源=活性酸素による酸化を防いでくれるのは、水素を発生させる入浴剤。活性酸素が発生するきっかけは、ストレス、食品添加物の摂取、汚染された空気、電磁波、紫外線、激しい運動などは本当にさまざまですが、水素は活性酸素の中でも悪玉活性酸素といわれているヒドロキシラジカルを選択的に抑制してくれます。水素は、水素水を飲んだり、点滴などでも体内に取り込めますが、手軽かつ効果的なのはなんといっても入浴。水素が充満した湯船に浸かると、約7分程で皮膚を通じて水素が全身にゆきわたるそう。また、水面から空気中に抜けていく水素を吸入することで体の内側にも素早くデリバリー。湯温がややぬるめのお風呂でも、水素バスに30分くらいゆっくり浸かると血管が拡張されやすくなるので湯上がりも体はぽかぽか。普段は乾燥を防ぐロバミルクで潤いバス、心身ともに疲弊したり屋外に長く居た日は水素で抗酸化バス。毎日お風呂に入るだけでOKなアンチエイジングケア、ぜひはじめてみてください。参照サイト/・ 家庭の医学 水素の抗酸化力と医療への応用
2015年01月26日薬を飲むと眠気がする――これは誰もが聞いたことがあることだと思います。でも、なぜ眠気が起きるのか、具体的に説明できるという方は稀かもしれません。この機会に、抗ヒスタミン薬と眠気の関係を学んでみましょう!鈍脳(どんのう)ってなに?インペアード・パフォーマンス、または鈍脳(どんのう)という言葉をご存知ですか? 前者は「自覚しにくい運動機能の低下」のことを指すのですが、これらは両方、薬を服用したことによって招かれる集中力・判断力・作業効率が低下した状態のことを差します。みなさんも薬を飲んで眠くなった経験が一度はありますよね? 大事な試験前や運転前などは経験から体調が悪くても薬の服用を控えたことがあるという方もたくさんいらっしゃると思います。服用すると眠気が起きる薬の代表格がアレルギー治療薬である「抗ヒスタミン薬」です。これは一体どのような薬なのでしょうか?抗ヒスタミン薬と眠気の関係ヒスタミンという物質には主に以下の3つの働きがあります。1.日中に眠くならないようにする2.学習能力や記憶力をアップする3.活動量を増幅させる抗ヒスタミン薬を服用すると、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状が緩和される一方で、日中の眠気や活動量の低下などを引き起こします。具体的に、抗ヒスタミン薬が体の中でどのような働き・作用をしているのか、とても気になるところですよね? なぜアレルギー症状は治まるのか、眠気が起こるのか解明したいと思います。抗ヒスタミンはこのような働きをしていた!アレルギー症状が出ると白血球からヒスタミンが放出され、これが鼻の粘膜などにくっつくために炎症が起こります。抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが細胞に付着しようとするレセプターと言われる部分に代わりに付着して炎症、つまり鼻水など防ぐと言われています。また、抗ヒスタミン薬を服用すると、体内の細胞だけでなく、血液から脳にも移行します。そこで脳内のヒスタミン受容体を抑えるため、眠気が起こると考えられています。抗ヒスタミン薬を飲むと眠気が起こるのは、気のせいなどではなく、科学的に解明されているというわけです。ですので、今後も、くれぐれも運転前や集中力を要する作業前の服用は気をつけるようにしましょうね!Photo by Mateus Felipe C.
2014年12月10日森下仁丹の産学共同研究2014年11月10日、森下仁丹は「ザクロエキス」の機能性に関する同志社大学、岡山県立大学との共同研究で、ザクロエキスが最終糖化産物(AGEs)を分解する活性を持つことを発見したと発表。研究内容は「第24回日本メイラード学会年会」(熊本:2014年11月7~8日)で発表した。最終糖化産物(AGEs)体内のタンパク質は糖によって変性し、最終糖化産物(AGEs:Advanced Glycation End Products)になる。AGEsは糖尿病患者の血管に広く見られ、動脈硬化の原因となる。AGEsが蓄積することにより、様々な細胞の細胞内および細胞外の構造や機能に影響を与える。肌の弾力性の低下や黄ばみあるいはくすみの原因の一つとされている。ヘモグロビンの透過度は血糖コントロールの指標の一つとされている。ザクロエキスの機能森下仁丹はこれまでのザクロエキスの機能として、抗糖化作用、ビフィズス菌の生存を維持する作用、抗アレルギー作用、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子活性化作用などを明らかにしている。研究内容AGEs架橋切断活性が知られているPTB(n-phenacylthiazolium bromide)を陽性対照としてザクロエキスとその含有成分の効果を調べた結果、ザクロエキスはPTBに比べて4倍のAGEs架橋切断活性を持つことが明らかになった。ブリカリン、ブリカラジン、ポメグラニインAといったザクロエキスに含まれている成分でもPTBよりも高いAGEs架橋切断活性があった。今回の結果と今までの知見によりザクロエキスはAGEsの合成と分解作用を有していることからAGEsによる糖化ストレスを改善可能性が示唆されたとしている。(画像はプレスリリースです)【参考】・森下仁丹プレスリリース
2014年11月13日