【ママからのご相談】はじめまして!昨日、『君の名は。』という映画を観てきました。実は最近中2の娘とうまくいっておらず、会話もほとんどありません。その娘がお友達と3回も観に行っていて、何が娘をそんなに感動させたのか知りたくて、主人と2人で観てきました。娘のことは誰よりも理解していたつもりでしたが、そうでもないかもしれない。だから娘とギクシャクしているのかもしれない。映画を観ながら今までの娘との葛藤を振り返り、そう思い始めています。それで、映画の主題歌を歌っているRADWIMPSというバンド。娘はそもそもこのバンドが好きで映画に行ったようなのですが、CDについている歌詞を見てみると、独特な感じで理屈っぽいものもあって、ちょっと驚きました。日ごろアイドルのおっかけをやっている私にとっては、なかなかハードルの高そうな感じです。このままではさらに娘にバカにされそうなので……少しおばさんにも分かりやすく教えていただければと思います。目次 『RADWIMPS』が思春期の感性に響く4つの理由理由その1:『RADWIMPS』というバンド名に込められた“矛盾の共存”理由その2:カッコつけないカッコ良さ。常に未開拓の地を行く野田洋次郎さんのキャラクター理由その3:宗教、性、悪。大人が誤魔化すタブーにも静かに切り込む潔さ理由その4:テレビ露出は控えめでも、才能は超一流音楽の中に、子どもの苦悩を知るヒントがあるかも?●A. 『RADWIMPS』が思春期の感性に響く4つの理由こんにちは。同じく『君の名は。』観ました!ライターの月極姫です。『RADWIMPS』が思春期の感性に響く4つの理由をご紹介します。●理由その1:『RADWIMPS』というバンド名に込められた“矛盾の共存”挿入歌4曲及び劇伴22曲すべて『RADWIMPS』(以下、RAD)によるものということで、私も音楽目当てで観に行ったクチです。しかし絵もきれいで、単なるラブストーリーに留まらず、もう一度観に行きたいほど楽しめました。もともと新海誠監督がRADの大ファンだったところから話が進み、音楽担当が決まったようですね。『RADWIMP(ラッドウィンプス)』は2005年にデビューしたロックバンド。今年初めてテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』に出演するなど、テレビでの露出がほとんどなかったこともあり、ファン層はネットでの口コミに強い10~20代の若者層が圧倒的多数です。バンド名の由来は、「すごい、強い、イケてる」という意味の「RAD」と、「弱虫、根性なし、役立たず」という意味の「WIMPS」という2つのスラングを合わせたもの。つまり、「イケてる根性なし 」「見事な役立たず 」というような、つかみどころのない造語です。ご相談者様は、歌詞に対して「理屈っぽい」という印象を持たれたようですが、RADの歌詞はよく哲学的 とか文学的 と形容されます。バンド名が示すように、さまざまな矛盾に無理やり蓋をするのではなく、ありのままに共存させているという感じでしょうか。一流の演奏技術で、脆く弱くヘタレな人物像を描き、脆弱そうなルックスで怖いくらい骨太な反骨心も歌い上げています。相反する2つの要素を見事に融合させている点、それを聴く者が無理なく理解できるよう翻訳するテクニックは見事のひと言です。「大人になりたい、でもなりたくない」「現実を見なければいけない、でも見たくない」「努力したい、でも頑張っても意味が無いような気がする」思春期とは、こんな相反する感情に苛まれることの連続。RADの音楽が、あっというまに若者たちの共感を得、伝播していったのも無理はないといえるでしょう。ともすれば、“わかりやすいキャラクター”“ステレオタイプな表現”を求めがちな私たちですが、そもそも人間とは複雑怪奇な構成体。自分の中の矛盾から目を背け始めたら、心が年老いているサインかもしれませんよ?●理由その2:カッコつけないカッコ良さ。常に未開拓の地を行く野田洋次郎さんのキャラクターボーカル、ギター、ほとんど全ての曲の作詞作曲も担当する野田洋次郎さんは、1985年7月15日生まれの31歳。180cmの長身で、幼児期から小学4年生までをアメリカで過ごし、慶應義塾大学中退という経歴の持ち主です。野田さんは一見ヒョロッとして、ちょっとボサボサの髪の毛と長身を生かした独特のファッションが印象的。細身の草食系男子に見えないこともありません。しかし、彼が作るメロディ、歌詞、映画に触れるほどに、今にも壊れそうな繊細さを、屈強な技術と精神でガッチリ支えている 正体に気が付くでしょう。二十歳そこそこで作り上げたデビューシングル『25コ目の染色体』の難解かつ人間愛に満ちた世界で早くも示した、早熟の天才ぶり。その後実力派バンドとしての地位を手堅く確立していくわけですが、1つの成功に安住したり執着したりするほどナヨいタイプでもありません。2012年にスタートしたソロプロジェクト『illion』も、「どこにも所属せずにいたい」という覚悟の現れ。『illion』の初ライブとなった『FUJI ROCK FESTIVAL ’16』直後のインタビューでも、『結局、僕はやったことがないことをやりたいし、アウェイは好きなんだろうな』『自分の根源はアウェイだと思うんです』と述べています。この“不利な状況”を恐れない姿勢は、楽曲のテーマにもよく表れています。●理由その3:宗教、性、悪。大人が誤魔化すタブーにも静かに切り込む潔さこれからRADを聴く初心者、とりわけ女性にもとっつきやすそうな楽曲を挙げるなら、『me me she』『最大公約数』『君と羊と青と』『いいんですか』『ふたりごと』などの恋愛ソング、もしくは青春っぽいさわやかさを感じさせるものがいいかもしれません。また、映画『君の名は。』の挿入歌『前前前世』『夢灯籠』『スパークル』『なんでもないや』いずれもおススメです。これらは、たとえばRADを知らないお友達とカラオケで歌っても違和感なく受け入れられることでしょう。しかし、RADの音楽はまったく違う顔も持っています。『五月の蠅』『G行為』『コンドーム』『狭心症』『おしゃかしゃま』あたりは、中にはアレルギーを起こす方もいるかもしれませんが、ぜひ聴いていただきたい曲であり、多くのファンが「一番好きな楽曲」として挙げるもの。ランキングサイト『ランキングブック』でのアンケートにおいても、『おしゃかしゃま』『五月の蠅』などは上位にランクインしています。これらのテーマとなっているのは、憎悪、性、欲望、世の中に蔓延る悪 。これらは実在するからこそ思春期の子たちは関心を抱くわけで、「うん、そういうこともあるよね」と一旦受容されれば落ち着くものを、真っ向から遮断されると暴走しかねません。子どもが答えにくい疑問をぶつけてきたとき、「そこまで深く考えなくてもいいじゃない」「怖い考えはやめなさい」「忙しいときに、何言ってるの」「目の前の現実を見て」「そんなことより○○を頑張りなさい」「子どもには関係ないから」こんなワードではぐらかしたり、いったん横に置いたまま忙殺されて忘れている、ということはありませんか?しかし、拒絶されてしまった子どもたちの「?」は、受け入れてくれる相手を求めてさまよいます。逃げることも諦めることもせず歌い上げるRADの世界によって、若者が慰められているところも大きいと思うのです。●理由その4:テレビ露出は控えめでも、才能は超一流若者のテレビ離れが進み、逆にインターネットの広告費が右肩上がりとなっている昨今。お茶の間ウケだけを狙うならまだまだテレビも有効かもしれませんが、実力のあるアーティストは必ずしもテレビでの露出を意識する必要がなくなってきた とも言えるでしょう。メンバーの意気込みと経歴も華やかで、リーダーでギター担当の桑原さんは「RADで食っていく」という覚悟で高校を中退したツワモノ。ベースの武田さんとドラムの山口さんは国立音大のジャズ科出身で、いずれも演奏のうまさでは定評があります。洗練された曲構成も玄人受けするもので、『いきものがかり』のメンバーがテレビ番組で絶賛したり、RADのツアーで共演した『Mr.Children』の桜井和寿さんがステージ上で褒めたたえたりするなど、「大物アーティストが褒めていたから」というきっかけでハマっていくファンも多いようです。また野田さんは、映画『トイレのピエタ』で、主題歌担当だけではなく主演を務め、『第39回日本アカデミー賞』の新人俳優賞を受賞しています。故・手塚治虫氏の手記を原案としたこの映画で、野田さんは突然の余命宣告を受ける売れない画家・宏を演じました。あまりに自然体すぎる朴訥な演技に賛否は分かれましたが、『Walkerプラス・ムービーウォーカー』2015年6月5日配信号のインタビューでも、下記のように語っています。**********『もともと不器用でカッコ悪い奴が好きなんです。人間らしくて、美しいなって。だから、(主人公の)宏が発する言葉で理解できないところはなかったです』**********と言うように、表情、声色、ふとした瞬間に現れる神経質そうな貧乏ゆすり、すべてが見事なまでに自然であり、杉咲花、リリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえといった錚々たる共演者に劣らない存在感を見せつけています。この映画も野田洋次郎の世界が垣間見えるので、これからRADをかじってみたいという人にはおすすめです。●音楽の中に、子どもの苦悩を知るヒントがあるかも?ご相談者様のご趣味であるアイドルのファン活動も、立派なご趣味として続けていかれてはどうでしょう?親は親、子は子で別の世界を持っているのは至極当然のこと。むしろ無理に娘さんの世界に迎合すれば良い、というものでもないと思います。とはいえ、ご相談者様が「娘にバカにされるかも」と危惧されているとおり、音楽の趣味に関しては娘さんの方がやや大人かな?という印象を受けますが(ごめんなさい!)。思春期の子どもの心が分からなくなって道に迷ったとき、ちょっと歩みを止めて、子どもが好んで聴いている音楽、観ている映画、読んでいる本に触れてみる ことをお勧めします。肉親だからこそ直接は伝えられない心の声が、そこに吐き出されている可能性は十分にあるからです。余談ですが、筆者も思春期は遠い昔の40代ですが、“Wimper”(RADファンのこと)の1人です。【参考文献】・『ぴあMUSIC COMPLEXVol.5』ぴあ株式会社・『ラリルレ論』野田洋次郎・著●ライター/月極姫(フリーライター)
2016年09月22日東京国立博物館が、夜空の下で映画鑑賞を行う「博物館で野外シネマ」を開催する。開催日は2016年10月14日(金)、15日(土)。2014年に実施した第1回では『時をかける少女』、第2回では『銀河鉄道の夜』を上映。毎年、好評を博している。今回は、『君の名は。』が公開中の新海誠監督による『秒速5センチメートル』を上映。本作は、山崎まさよしによる主題歌を背景に、切ない男女の恋愛模様を描いた連作ラブストーリー。海外の映画賞を受賞するなど、国内外で評価されている。映画は、本館前に巨大スクリーンを設置し、1000席程度のイスを用意して上映。屋台も多数出店して、映画を盛り上げる。さらに、「博物館で野外シネマ」当日は、特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」(別途料金が必要)を含め、22時までの特別夜間開館を実施。映画鑑賞後にも展示室を観ることができる。【開催概要】「博物館で野外シネマ」開催日時:2016年10月14日(金)、15日(土) 19:00~ (上映時間:63分程度)上映作品:新海誠監督『秒速 5 センチメートル』(2007 年、CoMix Wave Films)会場:東京国立博物館(上野公園内) 本館前※雨天時は中止(当日朝 10:00 までに公式ツイッター等で告知)料金:無料(ただし当日の入館料が必要)総合文化展観覧券(入館料)はローソンチケットでも販売(L コード:32431)※特別展は別途料金が必要「博物館で野外シネマ」イメージイラスト©shunshun
2016年09月18日神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみら豪華俳優陣を迎えた最新作『君の名は。』が大ヒット公開中の映画監督・新海誠による名作『秒速5センチメートル』が、この度、東京国立博物館にて野外上映されることが決定した。小学生のタカキとアカリは、特別な想いを抱きあう仲だったが、アカリの引越しにより離れ離れに。中学生になり文通を重ねるが、遠くに引っ越すことになったタカキは、その前にアカリに会おうと、大雪の中、電車を乗り継いで向かうが…。やがて東京で社会人になったタカキは、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる。どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか――。山崎まさよしによる主題歌を背景に、切ない男女の恋愛模様を描いた連作のラブストーリー『秒速5センチメートル』。監督・脚本・絵コンテを新海監督が務め、海外の映画賞を受賞するなど、新海作品に共通の映像美を含め、国内外で高い評価を獲得。新海監督の代表作のひとつとして根強いファンを持つ。そんな本作が、夏に開催された「時をかける少女10th Anniversary 『博物館で野外シネマ』」の興奮さめやらぬ間に、秋の「野外シネマ」で上映されることが決定。東京国立博物館(上野公園内)本館前に巨大スクリーンを設置し、1,000席程度のイスを用意して上映。事前の申込は不要で、当日は屋台も多数出店予定。秋の夜空の下、切ないラブストーリーと博物館を堪能できそうだ。さらに本上映会当日には、特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」(別途料金が必要)を含め、22時までの特別夜間開館を実施。映画鑑賞後にも展示室を観ることができるそう。「博物館で野外シネマ」『秒速5センチメートル』は、10月14日(金)と15日(土)、19時より上映(無料※ただし当日の入館料が必要)。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日ハーイ、みなさん!今年の夏ももう終わりですね。お気に入りのサマームービーはありましたか?私のお気に入りは、アニメ映画の『ペット』です!みなさんはご覧になりました?日本では7月に公開されたんですよね。実は『ペット』は、すでに世界興行成績7億6700万ドルを超えているんです。ディズニーアニメ以外のアニメ作品では、至上最高の数字なんですよ!すごいでしょ!!アニメーションもボイスキャストも、すごーくよかったと思います。ストーリーは、ほんのちょっとアニメの名作『トイストーリー』に似てるんだけど、それでも大好きな作品です。映画に登場するネコの“クロエ”が、うちのネコと似てるの!ボイスキャストはAリストのトップスターばかりです。デューク役のエリック・ストーンストリートは、大ヒットテレビドラマの「モダン・ファミリー」で人気。マックス役のルイ・C・Kはアメリカで超人気のコメディアンだし、スノーボール役のケヴィン・ハートも今アメリカでも最もアツいコメディアンなのよ。だからもしまだ『ペット』を見ていないという人がいたら、私は自信を持ってオススメするわ!大人も子どもも楽しめる作品です。ところで、“Aリストのスター”と“大ヒットテレビドラマ”といえば?そう!エミー賞です!テレビ界最大の祭典がすぐ目の前まで迫っています。今年のエミー賞授賞式は、9月18日。私のイチオシ作品も、今年はノミネートされているんですよ。もちろん世界中にファンがたくさんいる「ゲーム・オブ・スローンズ」が、複数のトロフィーを手にするのは間違いないですけどね。シーズン6もめちゃくちゃ面白かったですよね!最多ノミネート(23部門!)も納得でした。2番目にたくさんノミネートされた作品は、HBO製作の「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」(22部門!)。こちらの作品はリミテッドシリーズ部門なのですが、ミニシリーズとしては史上最高に完成度の高い作品だと思います。それからイギリスの人気ドラマ「ダウントン・アビー」や、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」、「HOMELAND」、「モダン・ファミリー」、「Veep」のような常連候補も。でもね、私がとてもうれしかったのは、今年初めてノミネートされた「ジ・アメリカンズ」!いま私はこの「ジ・アメリカンズ」と「UnReal」にハマってるの!「UnReal」もとてもエッジーな作品で、毎回驚かされます。また、初ノミネートといえば、「MR. ROBOT ミスター・ロボット」も。いまドラマ界はとてもアツくて、どれも面白いんです。でも個人的には「ジ・アメリカンズ」が受賞できるように願っています!今年のホストとは、人気トーク番組のホスト、ジミー・キンメル。彼なら間違いなく楽しい授賞式になるはずだわ。テレビ界最大のイベントまであと数日。みなさんは準備はいいですか?そして最後に、私のもう1つのお気に入りサマームービーのお話をしますね。新海誠監督の素晴らしいアニメ作品です。新海監督は7月に開催された、アメリカ最大のアニメコンベンション“Anime Expo 2016”で、『君の名は。(英語タイトルYour Name)』のワールドプレミアを開催しました。私はとても幸運なことに、MCと通訳をさせていただきました!約3500名収容できる会場が満員で、新海監督を舞台上にお呼びすると、スタンディングオベーションが起こりました。監督は少しお話されたんですが、映画はこのワールドプレミアの数日前に完成したばかりだということと、世界のファンに見てもらえてうれしいとおっしゃっていましたよ。それで私の感想はというと…。素晴らしかったです!本当に素敵な作品でした。ストーリーもワンダフルだし、アニメーションは魔法みたい。音楽も物語を際立たせていて、とにかくすべてが完璧でした。映画が終わる頃には、会場に“ドライアイ”の人は一人もいなかったわ(私も含めてね!)。ストーリーも、映画全編にちりばめられたユーモアも、とっても気に入りました。『君の名は。』はいま日本で公開中だと聞いています。日本の人、全員に見てほしいわ。絶対に見る価値があります!私はアカデミー賞アニメ部門にノミネートされると信じています。そうなの。そう思えるほど、素晴らしい作品だったんです!(text:cinemacafe.net)
2016年09月12日異なる分野で活躍する“達人”たちが対談、お互いの仕事の“極意”に迫る「SWITCHインタビュー達人達(たち)」の9月10日(土)放送回に、最新作『君の名は。』が現在公開中のアニメーション監督の新海誠と小説家・詩人の川上未映子が出演する。作画から監督までほぼ全てを自身が手がけた『ほしのこえ』で当時のアニメシーンに大きな衝撃を与え、続いて発表した『雲のむこう、約束の場所』が毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞。2007年公開の『秒速5センチメートル』が世界的に高い評価を獲得すると、その後ファンタジーテイストの『星を追う子ども』、Twitterを中心に話題となった『言の葉の庭』がヒットした新海さん。“新海ワールド”と呼ばれる独特の鮮やかな風景描写は多くの人を魅了、最新作の『君の名は。』も公開8日間で興収27億円を突破、大ヒットを記録している。そんな新海さんが今回「会いたい」と指名したのは、高校卒業後バンド活動を経て2002年にCDデビュー。その後2007年「わたくし率 イン 歯ー、または世界」を発表、第137回芥川賞候補作となると翌年「乳と卵」で同賞受賞。その後は小説だけでなく詩集の発表や2010年には映画『パンドラの匣』でキネマ旬報新人女優賞を受賞するなど多方面で活躍する川上さん。新海さんは自身の作品と同様に少年少女の心理に深く入り込んだ「ヘヴン」や「あこがれ」などの作品世界に強く魅せられたそうで、幼少時代「いつか人はみんな死ぬ」といった“死”の観念に強くとらわれていたという川上さんに作家としてのルーツについて質問していく。そして川上さんも新海さんのアニメ制作の現場を訪問、新海ワールドの特徴ともいえる“光の表現”をはじめとした独特の描写が生まれる様を目の当たりにしながら、勤務先のゲーム会社を辞めて背水の陣で臨んだデビュー当時のことなど新海さんの内に秘められた情熱に迫っていく。“子ども時代のイノセンス”を持ち続ける両者が熱く語る1時間は必見。『君の名は。』は、山深い田舎町に暮らす女子高校生の三葉と、東京で暮らす男子高校生の瀧が、夢の中で“入れ替わり”互いが生きる世界を通して、次第に惹かれあう。遠く離れた2人が夢の中で出会う意味とは?時空を超えた少年少女の冒険が始まる…という物語。キャストは神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子ら。主題歌を「RADWIMPS」が手掛けている。現在、公開中。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は9月10日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2016年09月10日現在公開中の映画『君の名は。』の大ヒットを記念して、ライブ配信サービス「LINE LIVE」では、9月10日(土)に特別番組を配信することが決定した。映画『君の名は。』は、『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』など意欲的な作品を数多く作り出してきた気鋭のアニメーション映画監督・新海誠が原作・脚本・監督を務めた最新作。本作で描かれるのは、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。世界の違う2人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを、圧倒的な映像美とスケールで描き出している。8月26日(金)より公開された本作は、公開後10日で累計興行収入が38億円を突破し、小説、サウンドトラックなど関連商品も人気を博している。そんな大ヒットを記念して、今回特別番組の放送が決定!配信では、新海監督自身も生出演。そして、番組冒頭の特別映像では本作で主人公・瀧の声を担当している神木隆之介をナビゲーターに、「新海誠監督アニメ3つの魅力:神木POINT」や、新海監督作品の「聖地巡礼ロケ」、念願のカフェ企画をお届け。さらに番組の最後には、2007年劇場公開作品、「桜花抄」、「コスモナウト」、「秒速5センチメートル」といったひとりの少年を軸にして描かれる、独立した3本の作品からなる連作短編アニメーション、『秒速5センチメートル』本編も配信される。内容盛りだくさんの本配信を最後までお楽しみに!「緊急決定!『君の名は。』特番+『秒速5センチメートル』本編」は9月10日(土)20時~LINELIVEにて配信。『君の名は。』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:秒速5センチメートル 2007年3月3日より渋谷・シネマライズにて公開
2016年09月09日長編アニメ『君の名は。』のヒット御礼舞台挨拶が9月3日(土)、都内で行われ、新海誠監督、神木隆之介、上白石萌音、サプライズゲストとして主題歌と劇中の音楽を手がけた人気ロックバンド「RADWIMPS」(野田洋次郎、桑原彰、武田祐介)が登壇した。8月26日に全国301スクリーンで封切られ、公開8日間で動員212万7,800人、興収27億1,200万円の“特大ヒット”を記録中。神木さんは「本当に幸せなこと。感無量です」と満面の笑みを浮かべ、上白石さんも「幸せに満たされている」と夢見心地。ヒットを示す数字を耳にした新海監督は、「本当ですか?ピンとこないし、実感はゼロ」と恐縮しつつ、「ひたすらありがたい」と感謝を伝えた。音楽に話題が及ぶと「出来あがった映像に音楽をつけてもらったのではなく、一緒に作っていた感覚。音楽によって映像が変わったシーンもあるし、作品の背骨を作ってもらった気がする」と新海監督。そこに観客はもちろん、登壇者にもシークレットだった「RADWIMPS」が登場すると、会場は大歓声に包まれ「マジっすかあ!」(神木さん)、「本当に本物ですか?」(上白石さん)と大喜びだった。さらに野田さんがアコースティックギター1本で主題歌「前前前世」、上白石さんと一緒に劇中歌「なんでもないや」を生披露。その様子を客席で見守った神木さんは「今後見られないものを見てしまった」と感激し、ステージを終えた上白石さんは「18年生きてきて、一番の幸せ。一生の宝物です」と瞳をうるませた。また、新海監督も「完成までの2年間のごほうびを、皆さんと共有できて幸せです」と喜びを噛みしめていた。山深い田舎町に暮らす女子高校生の三葉と、東京で暮らす男子高校生の瀧が、夢の中で“入れ替わり”互いが生きる世界を通して、次第に惹かれあう。遠く離れた2人が夢の中で出会う意味とは?時空を超えた少年少女の冒険が始まる。『君の名は。』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月03日長編アニメ『君の名は。』のヒット御礼舞台あいさつが9月3日、都内で行われ、新海誠監督、神木隆之介、上白石萌音が登壇。サプライズゲストとして主題歌と劇中の音楽を手がけた人気ロックバンドRADWIMPS(野田洋次郎、桑原彰、武田祐介)が駆けつけた。『君の名は。』ヒット御礼舞台あいさつ その他の写真『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』などの作品で高い評価を集めてきた新海監督の待望の長編作。東京で暮らす高校生・瀧と、田舎暮らしの高校生・三葉が夢の中で入れ替わりながら、次第に心を通わせていくが、物語は思いも寄らぬ方向に転がり出す。8月26日(金)に全国301スクリーンで封切られ、公開8日間で動員212万7800人、興収27億1200万円を記録。夏アニメの新定番として、旋風を巻き起こしており「本当に幸せなこと。感無量です」(神木)、「幸せに満たされています」(上白石)。新海監督は「数字を聞いてもピンとこないし、実感ゼロですが、ひたすらありがたいです」とファンに感謝を伝えた。サプライズで登壇し、大歓声を浴びた野田は「映画をご覧になった皆さんの顔を観るのは初めて。本当にこの映画に関わることができて良かった。幸せです」。新海監督も「1年半の間、一緒に映画を作ってきた。音楽によって、映像が変わったこともあった」と改めて濃密なコラボに、手応えを示していた。また、野田がアコースティックギター1本で主題歌『前前前世』、上白石をステージに招いての劇中歌『なんでもないや』を生披露。ステージを見守った神木は「今後見られないものを見てしまった」と貴重なライブに身震いし、野田との即興コラボが実現した上白石は「18年生きてきて、一番の幸せ。一生の宝物です」と感動を抑えきれない様子だった。『君の名は。』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年09月03日新海誠監督の新作『君の名は。』が8月26日(金)に封切られ、週末2日間で動員68万8,000人、興収9億3,000万円を記録。配給の東宝によると興収60億円を見込める出足だといい、もしこの数字を達成すれば、昨年公開の『バケモノの子』(細田守監督)を上回ることになる。この夏、『シン・ゴジラ』に続く社会現象を巻き起こした『君の名は。』に、なぜ私たちは熱狂するのか?もちろん、日本アニメ界の次代を担う存在として、国内外で熱い視線を浴びる新海監督の新作であるという注目度がある。『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』と、作品を重ねるごとにクオリティとスケール感を更新し続ける“新海ワールド”の最新型は、アニメファンならば見逃すわけにはいかない。それでも年に数回、映画館に足を運ぶようなライトな観客層にとって、新海誠というクリエーターは“知る人ぞ知る”存在でもある。しかも、本作は新海監督にとって、過去最大規模となる300超スクリーンでの封切り。宣伝やタイアップの大量投下が効果を発揮したのは間違いないが、それ以上に、『君の名は。』という作品そのものに、観終わった後「誰かと話したい」「誰かに伝えたい」と胸を熱くさせる“何か”があることは確かだ。その“何か”とは、物語の意外性、作品の時代性、テーマの普遍性である。夢の中で入れ替わった少年少女の恋模様と冒険…のはずが、物語は予想もつかない方向に展開し、観客をクギづけにする。マスコミ向けの試写で1回、そして封切り後に新宿バルト9でもう1回鑑賞したが、やはり映画が“あの瞬間”を迎えると、客席は水を打ったように静まり返った。そこから始まるハリウッド映画顔負けのスペクタクルは圧巻の一言!そして、男女の入れ替わりという設定ながら、古めかしいジェンダーの問題から解き放たれた風通しの良さ、度重なる自然災害と対峙する日本人の心象風景(この点も『シン・ゴジラ』との共通点を見出せる)といった2016年だからこそ成立する時代性が、作品に説得力を与えている。何より友情、恋、青春、冒険、成長といった夏休み映画の必須事項を決して手放さない普遍性が、あらゆる世代の心に響いているのではないか。(text:Ryo Uchida)
2016年09月03日東京都文京区の東京ドームシティ内にある宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)で、2周年特別企画展として映画「君の名は。」×TeNQ 『新海誠が描く宙(ソラ)展』が開催されています。期間は11月6日(日)まで。絵コンテやキャラクターなどの設定資料集が特別公開されます。映画ファンや新海誠監督ファンは必見です。宇宙ミュージアムTeNQ2周年記念。映画「君の名は。」とコラボレーション宇宙ミュージアムTeNQは2014年に開業し、2周年を迎えました。見どころは直径11mの穴が開いた大型の円形高解像度シアター「シアター宙(ソラ)」や、人々が宇宙へ想いを馳せてきた古代から現代までの記憶と記録を最新のプロジェクションマッピング技術でたどる「はじまりの部屋」など、いろいろな視点で宇宙についての好奇心を刺激するミュージアムとして大人気のスポットです。2周年特別企画展として開催中の『新海誠が描く宙(ソラ)展』は、国内外から注目を集めるアニメーション監督・新海誠氏とのコラボレーションイベントです。会場には8月26日(金)より公開される最新作「君の名は。」の絵コンテや設定資料が展示され、新海監督自らが宇宙への思いを語るオリジナルインタビュー映像も公開されます。●映画に登場する美しい風景、その製作過程を紹介今回の展示では「君の名は。」の設定資料や作画資料のほか、新海監督の作品に登場する繊細で美しい宇宙や空の風景描写が完成するまでの製作過程も紹介されています。アニメに登場するシーンのロケーション写真や監督のイメージボードが、実際に美しい映像へと仕上がるまでの過程を紹介する展示は必見です。●「彗星」の謎と魅力に迫る。会場では映画「君の名は。」に登場する「彗星」をテーマに、実際の彗星の謎と魅力に迫ります。解説は国立天文台副台長・渡部潤一氏と東京大学准教授・宮本英昭氏です。そのほかにも、新海監督のこれまでの作品「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」に登場する宇宙に関わるトピックスを、宇宙ミュージアムTeNQならではの視点でさまざまに解説してくれます。イベント情報名称:TeNQ2周年特別企画展 映画「君の名は。」×TeNQ 『新海誠が描く宙(ソラ)展』期間:2016年7月1日(金)~11月6日(日)会場:東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティ内黄色いビル6F 宇宙ミュージアムTeNQアクセス:水道橋駅から徒歩約9分営業時間:平日11:00~21:00(最終入館 20:00)土日祝・特定日10:00~21:00(最終入館 20:00)料金:一般1,800円、大学生・高校生・専門学校生1,500円、中学生・小学生・未就学児(4歳以上)・シニア(65歳以上)1,200円※4歳未満入館不可公式ページ:
2016年08月31日「ぴあ」調査による2016年8月26日、27日のぴあ映画初日満足度ランキングは、新海誠監督の最新作『君の名は。』が10代の観客から圧倒的な支持を集めてトップに輝いた。その他の画像本作は、東京で暮らす高校生・瀧と、田舎で暮らす高校生・三葉が夢の中で入れ替わってしまうことから始まるドラマ。夢の中で入れ替わったふたりは、やがて心を通わせていくが、物語は予想外の展開を見せる。『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』などの作品で高い評価を集めてきた新海監督の待望の長編作で、公開前から大きな注目を集めていた。上映劇場には、小学生から年配まで幅広い観客がつめかけているが、10代のグループや、友人連れ、カップルで来場している観客が多いのが特徴。10代の観客からは「時空がかけ離れたふたりのやりとりが面白い。ビジュアルが細部までこだわっていると感じた」「映像とRADWIMPSの音楽がマッチしている」など好評。新海作品を追い続けている20代の観客からは「これまでの新海作品よりも恋愛の要素が強くなっている。ラストシーンは鳥肌がたつほど感動!」の声があがった。これまで、新海作品は美しい背景美術や、音楽とモノローグの調和が大きな魅力と紹介されることが多かったが、出口調査で観客が最も評価したのは“脚本”のようで「細かな伏線があり、途中に驚きがあり、最後にきれいに終わる展開でシナリオが良かった」「最初は“よくある物語かな”と思っていたけど、予想外の展開が続いてどんどん引き込まれた」「感動するし、ときめきもするけど、その中に切なさもあって、脚本がよく出来ているという印象」など感想が集まった。なお、満足度ランキングは、平均年齢83歳のダンスグループを追ったドキュメンタリー『はじまりはヒップホップ』が2位に、戦争にいってしまった父を取り戻そうと8歳の少年が奔走する姿を描いた感動作『リトル・ボーイ小さなボクと戦争』が3位に入っている。(本ランキングは、8/26(金)、27(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『君の名は。』公開中
2016年08月29日2016年8月27日、28日の全国映画動員ランキングは、『君の名は。』(全国297館)が初登場で首位に立った。その他の画像本作は、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』を手がけた新海誠監督の約3年ぶりの最新長編アニメーション。田舎町と東京で暮らすふたりの高校生を主人公に、“夢”でのつながりから生まれるドラマが展開する。声の出演は神木隆之介、上白石萌音ら。2位は『ペット』(全国349館)。3位は『シン・ゴジラ』(全国349館)。そのほか『後妻業の女』(全国317館)が初登場4位。『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』(全国307館)が初登場10位につけている。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『ペット』3位『シン・ゴジラ』4位『後妻業の女』5位『青空エール』6位『ファインディング・ドリー』7位『ゴーストバスターズ』8位『ジャングル・ブック』9位『ONE PIECE FILM GOLD』10位『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』
2016年08月29日公開中の映画『君の名は。』の公開記念舞台あいさつが28日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、新海誠監督が出席した。本作は、『秒速5センチメートル』(2007年)や『言の葉の庭』(2013年)など意欲的な作品を世に送り出している気鋭のアニメーション映画監督・新海誠の最新作。夢の中で入れ替わる少年と少女の恋と奇跡の物語を、圧倒的な映像美とスケールで描き出す。公開3日目となったこの日は、主人公・瀧の声を担当した神木隆之介、ヒロイン・三葉役の上白石萌音、瀧が憧れる奥寺先輩の長澤まさみ、そして新海監督が登壇。劇中では声優として瀧と三葉が入れ替わる難しいシーンもあったという神木は今回は入れ替わって見た目は100%三葉なんですけど、声帯は瀧なんですよ。高すぎてもダメだし低すぎてもダメ。みなさんに自然と入れ替わっているんだと思ってもらえる声を出さないといけなかったので本当に難しかったです」と苦労を語ったが、上白石は「神木さんのアフレコを見学していたんですが、完全に女子で内股で三葉の声をやっていました(笑)。だから私も仁王立ちしたりと男子に見れるように意識しました。そういうことを教えてもらい、助けてもらいました」と絶賛していた。本作は公開2日間で観客動員数59万人を突破、そしてアジアをはじめヨーロッパやアメリカ、アフリカなど85の国と地域での公開も決定した。日本のみならず全世界からも注目を集めているとあって、映画祭のレッドカーペットの話題となり、何度もレッドカーペットの経験がある長澤は「堂々と歩けばいいんじゃない? 行ける機会があったら楽しんだ方がいいと思います」と神木や上白石にアドバイス。それを受けた神木は「先輩さすがっすね! 貫禄があります」と言い、事務所の後輩にあたる上白石も「勉強になります」としっかりと耳を傾けていた。
2016年08月28日『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』に新海誠監督の最新長編アニメーション映画『君の名は。』の公開を記念し8月28日(日)、新海監督と声優を務めた神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみが舞台挨拶を行なった。神木さんは、劇中にも登場するブレスレットをしており、一方の上白石さんは三葉と同じ髪形。2人の気合いの入りようが伝わってくる。本作は8月26日(土)より公開され、土日の2日間で約59万人を動員する大ヒットを記録しているが、神木さんも、新海監督も59万人という数字の凄さがイメージできないよう。神木さんは、司会者の「社会現象に近いメガヒット」という言葉に驚きの表情を浮かべ、新海監督も「59万人という数字を聞いても、何のことやらさっぱり…(苦笑)」と戸惑いを口にしていた。この大ヒットおよび、映画を観た観客の反響から、今後、映画祭や映画賞での受賞にも期待がかかる。すでに85の国と地域での公開も決定!新海監督は、本作に日本の古来からの風俗や、東日本大震災を反映させた描写を入れた点に言及し「もともと、グローバルを意識して作ったわけではなく、足元のローカルな世界、願いや祈りを込めたつもりだったんですが、それが世界で見ていただけるというのは嬉しいです。信じられない気持ちです」と語る。神木さんは、海外の映画祭への出品への期待も口にし「みんなでレッドカーペットを歩きたい!」とノリノリで「レッドカーペット」を連呼。そこで、既にカンヌ国際映画祭でレッドカーペットを歩いた経験もある長澤“先輩”に正しいレッドカーペットの歩き方をお伺い!長澤さんは余裕の表情(?)で「まぁ、堂々と歩けばいいんじゃない?」と教えを伝授し、これには神木さん以下「さすがっす!先輩(笑)!」と尊敬のまなざし。上白石さんも、長澤さんに「(ドレスは)どういうものを着れば…?」とお伺いを立てると、またも長澤さんは「素敵なドレスを着れば?自分に似合うものを着ればいいんじゃない?」とさすがの回答で、会場を沸かせていた。神木さん、上白石さんはすでに公開後、映画館の大スクリーンで本作を鑑賞したそうで、自分が出てながらも「感動しました!」(神木さん)、「泣きました!」(上白石さん)と明かす。特に上白石さんは「三葉に出会うためにいままでお芝居をしてきたんのかもって、おこがましくも思うくらい、大好きです!」と本作への熱い思いを口にし、会場は温かい拍手に包まれた。『君の名は。』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月28日この夏、新海誠旋風が日本中で吹き荒れる!監督最新作『君の名は。』はそう断言したくなる驚きと感動にあふれた、フレッシュな傑作だ。新海監督本人も「過去作はこの作品のためにあった」、さらに「これが新しいスタートラインになる」と強い手応えを示す。日本アニメ界の次代を担う存在として、国内外で熱い視線を浴びる新海監督が、最新作で選んだ題材は<夢で出会った少年少女の恋と冒険>。山深い田舎町に暮らす女子高校生の三葉と、東京で暮らす男子高校生の瀧が、夢の中で“入れ替わり”互いが生きる世界を通して、次第に惹かれあう。遠く離れた2人が夢の中で出会う意味とは?淡い恋愛ストーリーかと思いきや、後半には予断を許さないめくるめく一大スペクタクルが展開する。「自分の集大成として、ベストアルバムのような作品にしたかった」と新海監督。その言葉通り、『君の名は。』には新海監督の過去作に登場する印象的なモチーフが随所に散りばめられた。<デジタル時代の映像文学>とも評される透明感あふれるビジュアル、繊細なストーリーテリングといった独特な作風も健在だ。「物語を紡ぐという経験を重ね、『いまだからこそできる』と確信した」と複雑な物語構造にも、果敢なチャレンジを仕掛けた。その上で「誰もが楽しめるエンターテインメントのど真ん中を作りたかった。観客への“サービス”を強く意識しました」とも。国内大手の東宝が配給を手がけ、公開スクリーンも新海作品では過去最大になる予定で「今回は僕のことを知らないお客さんが圧倒的に多いわけですし、そういった観客層に向けた作品でもある。ぜひ『アニメでこんなにドキドキできるんだ』『こんな新鮮な表現があるんだ』という感覚を味わってほしいですね」。長年追い続けてきた熱心なファンにとっても、“新海作品初体験”の新たな観客にとっても「絶対に楽しんでもらえる自信がある」と新海監督。「後半はシリアスな展開も待っていますが、それでも切実になり過ぎるのは良くないし、思春期の男女の逆転が生む笑いの要素も手放したくなかった。(先の展開を)予想させず、飽きさせもせず、さらに喜怒哀楽を動かしながら、107分の上映時間をコントロールするのは大きな挑戦でした」と誇らしげに語る。すでに媒体編集者やライターの間では「新海監督の新作、見た?」が挨拶代わりとなるほど、映画業界内で沸騰している本作。その熱狂は必ずや全国に広がるはずだ。「そう言ってもらえるとうれしいです。自分としては今後『君の名は。』と同じように、サービスを詰め込んだ長編を1~2本は作らなければと思っています。僕の40代はそういう時期であるべきだし、そこをクリアして初めて次のステップに進める…。そんな気がします」(新海監督)(photo / text:Ryo Uchida)
2016年08月28日共演した声優たちが「瀧がそこで“息をしている”と感じた」と、口をそろえて評した映画『君の名は。』での神木隆之介の芝居――ところが本人にそのことを伝えると、「本当ですか!そんなことを言っていただいていたんですね。嬉しいです」とまるで無自覚な様子で、「僕は、島崎(信長)さんと石川(界人)さんのお芝居を横で聞いていて、声が良すぎて耳が溶けそうでした」と無邪気に言葉を続けたのだった。「芝居のリアルさはあまり…考えていなかったかもしれないです。ただ今回は…新海監督の作品は、実写により近いアニメーションだと思っています。例えばひとりごとのところとか、“もし自分が実写の現場でひとりごととしてお芝居するなら、どういうふうに話すだろう?”というのは、すごく考えました。掛け合いでは信長さんと石川さんが両隣にいて、僕が真ん中だったのですが、画面を通して話しかけるというよりは…司に話すときは信長さんに話しかけているような感じで、高木に話すときは石川さんに話しかけているような感じで演じていました」。それこそが、芝居のリアルさに繋がってくるのではなかろうかと思ったが、神木さんは「信長さんたちが僕を引っ張って下さったので(笑)、すごく安心しました。本当にすごいです、職人です」と心底感心した様子で、ひとりごとのように小さくつぶやいている。なるほど、神木隆之介という役者は基本的には“感覚の人”なのだろう。特に今回主役を演じた『君の名は。』では、いくつかの理由によって彼のセンスがピタリとはまり、立花瀧というキャラクターがより一層鮮やかに、みずみずしく浮かび上がったのではないだろうか。ひとつは、神木さんが新海誠監督の大ファンだったということ。高校生のときに『秒速5センチメートル』と出会い感銘を受け、ほかの作品も全て観たという神木さんは、新海監督が描く世界を“色彩のイメージ”で捉えたうえで、『君の名は。』はこれまでとは少し違ったものになっていると感じたようだ。「これまでの新海監督の作品は、深い色、もしくは白と黒というようなモノクロのイメージだったんです。それが今回、監督の声でセリフが入っているビデオコンテをいただいて観たときに、“なんてカラフルなんだろう!”と思ったんです。表情が豊かというか…楽しかったり、笑えたり、切なかったり、感情がすごく鮮やかになるような作品だなと思いました。しかし、モノローグの節々には、やはり新海監督の独特な間や表現が折り込まれているので最初は、どのぐらい芝居をカラフルにしていいのか、監督とすごく話しました」。そもそも神木さんは、自分の声が新海監督の世界には合わないと思っていたという。「僕は自分の声を、“特徴のある声だな”と思っているんです。というのも以前、ドラマで周りの声を録ったときに、ふざけて入ったら一発でバレてしまったんです(笑)。そのとき、“僕は人と少し違う声質なのかな?”と思ったからこそ、新海監督が描く日常の、あのモノトーンな感じが絶対合わないと思っていました。前作の『言の葉の庭』を観て、次回作が“早く出ないかな”と、とても楽しみにしていました(笑)。いまだになぜ僕が『君の名は。』にキャスティングしていただけたのか、まったく分からないのですが…今作はモノトーンだけではなくて“色分けだ”と思いました。三葉のときはオレンジや黄色の声です。滝のときは青という感じで、モノローグは黒か白かグレー。でもたぶん僕は、モノトーンな声は出ないと思うので、モノローグはとてもがんばりました(笑)。できるだけモノトーンをイメージしながら」。もうひとつ、神木さんがアニメ好きということも大きかった。共演した声優陣について――それまでの会話よりも、わずかに声のボリュームを上げつつ――楽しそうに語る神木さんを見ていると、現場でもイキイキとした表情で、心から楽しんで芝居していたのだろうなあと容易に想像できる。「声優の方々はすごいです。何十回も同じトーンで声が出せますし、監督の指示にも的確に対応して、そこから絶対ブレないんです。本当に職人だなと思います。横で聞いていて“畑が違うって、こういうことなんだろうな”と思いましたし、勉強させていただくことも本当にたくさんありました。勉強させていただきながら、すごい心地良い時間を過ごさせていただきました(笑)。本当にアニメが大好きなので、幸せの場でした」。一方で、アニメが大好きだからこそ、高度な技術を要する声優という仕事を十分に理解していた神木さんは、彼らと同じ舞台に立つことに戸惑いがあったようだ。「役者が本業の声優の方々と一緒に、声に関わる仕事をするのは本当に緊張します。違う畑にお邪魔しているような。なので最初は、すごく緊張していたのですが、信長さんが話しかけてくださって、石川さんが同い年だということが判明して。同じアニメを好きで観ていて、ほぼ同世代で同じようなアニメを辿ってきたという話をしたら、一気に仲良くなりました(笑)。そうやって距離が近くなって打ち解けてから、3人でのお芝居に入れたので…打ち解けられずに“この場を僕はどうしたらいいんだろう?”というようにならなかったので、信長さんと石川さんには本当に感謝しています」。最後に、たくさんのオススメシーンがあることは承知の上で、神木さんに「ネタバレしない程度に」という条件で、『君の名は。』の見どころや、印象に残っているシーンを聞いてみた。「瀧と三葉が入れ替わったときの上白石さんの声がカッコイイです。『あれ、私のことだよね?』と言って机を蹴飛ばすところとかもカッコイイですし。あと印象に残っているところは、歩道橋での奥寺先輩とのシーンです。憧れの先輩と男の子の、絶妙な、理解しあえていない、少しズレた感じっていうのが、やはりリアルだなと思いました。長澤(まさみ)さんの“先輩っぽさ”もすごく良いので、観ていただきたいです。長澤さんとは初めてお会いしたのですが、役者同士だからという違和感も特になかったです。役を通して、きちんと受け入れていただいていたんだろうというのはすごく思いました。ぎこちない感じでもないし、気持ち良く瀧を演じさせていただくこともできました」。これまでいち(熱狂的!?)ファンとして新海監督の作品を観ていたためだろうか、「公開されてから、新海監督のファンの方にどう思われるか、すごく不安です。自分ではやっぱりまだ…客観的に観れないです」と語っていた神木さんだが、みなさんも観ていただければ分かるだろう。新海誠監督の最新作『君の名は。』には、俳優・神木隆之介の溢れる想いがこぼれ落ちそうなほど、詰まりに詰まっていることを。(text:とみた まい/photo:Nahoko Suzuki)
2016年08月27日エンドロールが流れるなか感じた、胸がしめつけられるような切なさ。そして、自分のこれまでの人生において、そういった類いの切なさが果たしてあっただろうか? と、つい柄にもなく思い返してしまうこの気持ち──『君の名は。』にはなぜ、こうもリアルに自分ごととして入り込んでしまう力があるのだろうか。「今回俳優さんたちとご一緒させていただきましたが、基本的にやることは普段の声のお芝居の現場とあまり変わらなかったので、そんなに戸惑うことはなかったですね。作品の世界観に適合するお芝居をするために、主演の神木さんをはじめ、みなさんが作り上げる空気感に正面から向き合って、同じ場所に立とうとしたら自然とお芝居が出てきたのかなあと思います。でも、普段よりも“同じ場所に立つ”ということはよく考えました」。こう語るのは、神木隆之介演じる立花瀧の友人・藤井司役の島崎信長だ。メインキャストに俳優陣が並ぶ『君の名は。』だが、加えて、島崎信長、石川界人、悠木碧といった、アニメの第一線で活躍している実力派若手声優ががっちりと脇を固めているのも見どころである。なかでも島崎さんの演じる司は、物語が核心へ迫っていく重要なシーンをはじめ、多くの場面に登場する役どころだ。普段は演じるフィールドが異なる俳優と声優が、声の芝居で掛け合いをする際に、現場ではどのような化学反応が起こるのだろうか。島崎さんに尋ねてみたが、“俳優と声優が掛け合う”ということよりもむしろ重要なのは、“新海誠監督の作品を演じる”という部分にあったようだ。「“同じ場所に立つ”というのは…新海監督の作品って、地に足がついているというか、現実に近い感覚のリアリティーがあるように思うんです。そのうえで、アニメにしかできないことや、アニメにおけるファンタジーみたいなものも織り交ぜている。そういったなかで、僕は主人公・瀧くんの同級生というキャラクターで、しかもよく絡む役どころだったから、普段のやり方や常識に囚われすぎると…実際の現実に近い世界観のなかで、急にファンタジーからやってきた人になってしまうかもしれない。だから僕は、『君の名は。』という作品のなかで、同じ世界に住んでいる、同級生で距離感も近い、対等な立場の人間なんだっていうところを、観ていただいた方にきちんと違和感なく伝える必要がある。そういう意味では、ちょっと気は遣ったかもしれませんね」。「新海監督が描くリアリティーを、アニメーションに乗せて違和感なく伝える」というのは、デフォルメされた世界を演じることの多い声優という職業柄、なかなか難しいことのように思えるが、『君の名は。』という作品においては絵の持つ力が大きいため、自然と芝居が引き出されていったと島崎さんは語る。「なにより、絵がものすごく芝居をしてくれているのが大きいですね。キャラクターの表情や動きで十分伝わっているから、説明を盛るような芝居をする必要がない。そこに生きている人間の生のリアクションとして、突き詰めて考えることができるんですね。その場でのやりとりに集中できるんです。神木さんが演じる瀧がいて、彼と会話する司としての僕がいて。瀧に話しかけられて、反応する。もうちょっとこの感情を盛ったほうがいいかな? とか、伝えやすくしたほうがいいかな? とか、そういうのを加味せずに、純粋にそこに生きている司という人間が、実際にこう話しかけられたらこう返事するだろうなってところに集中できました。盛る部分や伝える部分は、絵や演出にお任せできる環境だったから、本当にその場に行って会話してきた感じです。そこでの会話や、“そこに生きている”ことに集中できたのが大きいんじゃないかなあ」。島崎さんが“そこに生きている”ことに集中できたのは、絵の力に加えて、俳優・神木隆之介の力も大きかっただろう。まさに“そこに生きている”ことを演じるプロフェッショナルともいえる神木さんとの掛け合いは、島崎さんにとっても刺激的な体験だったようだ。「声で演じるお仕事のときって、なんとなくのお約束や型みたいのがあって。もちろんそれは紛うことなき必要な技術で、とっても素敵なことなんですけど、『君の名は。』に関しては、神木さんがそういうものに良い意味で染まっていない、等身大のお芝居をされていました。イメージとしては、アニメーションだけど…それこそ日本人が演じている実写映画の声をあてる、と言っても違和感がないくらい、現実世界に近いリアリティーに寄せているんだろうなって思いました。だから神木さんとの会話は、本当に等身大でぶつけてくれるからやりやすかったですし、気持ちがよかったですね」。楽しそうに語る島崎さんの話を聞いて、冒頭に挙げたような、リアルに自分ごととして『君の名は。』の世界に入り込んでしまうような感情をなぜ自分は抱いたのか、分かったような気がした。演者たちの、キャラクターがその場に息づいているような芝居で表現されるリアリティーの上に、新海監督が創造する魅力的なファンタジーが乗り、観客はその生き生きと描かれる物語に共感し、心を動かされるのだろう。「もう“観てください!”ってことが一番ですね。観て、聞いて、絶対に伝わる作品になっていると思います。さらに言えば…解釈の余地がある作品だから、観た方によって、観た年代によって、観た性別によって、もしかしたら感想も解釈も変わってきたりするかもしれません。全部が全部説明しているわけではないし、想像する余地や、考える余地がある作品なんで。ぜひご覧いただいて、自分が感じた感想とか、自分が思った解釈を、大事にしてほしいなあって伝えたいです。それは、あなただけの感想だし、あなたの感性で得た、あなただけのかけがえのない感情だと思うので。だから、最初は変に構えずにフラットな気持ちで観ていただいて、そこからいろんな人と話してみたり、視点を変えてもう一度観てみたり、いろんな楽しみ方をしてもらえたらいいんじゃないかなあって思います」。ところで、インタビューのなかで島崎さんが最も破顔したのが、新海監督について語ったときだった。そこには、芝居や作品について語った際の適度な緊張感はなく、穏やかな表情を浮かべ、とても嬉しそうに話してくれる島崎さんの姿があった。「新海監督は、とっても優しくて…成人男性に使う言葉かどうかわからないんですけど、ちょっと可愛らしいくらい(笑)。あと、作品にも通じる温かみをすごく感じるような素敵な方でしたね。やっぱり、すごい作品をたくさん作られている方だし、ちょっとだけ…初めてお仕事するにあたって身構えてしまう部分とか、覚悟を決めて挑むみたいな気持ちがあったんですけど、“そんなもの必要ないよ”と言わんばかりに、すごく気さくに、柔らかく接していただきました。でも、ものづくりに対する情熱はやっぱりすごいものがありましたし、なにより、楽しんで作ってらっしゃるんだなあって感じました。仕事をご一緒すると“新海監督と一緒に、もっといいものを作りたい、もっと楽しいものを作りたい”ってたぶん…みんなが思うような、そんな方なんじゃないかなあ。だからすごい作品がたくさん作られてきたんだなあって納得させられるような、そんな方でしたね」。さらに島崎さんは、「これ言っていいかわからないんですけど」と前置きしつつ、新海監督の人柄を表すような、とっておきのエピソードも教えてくれた。「僕が主演していた『寄生獣 セイの格率』をご覧になっていたみたいで、“いやあ、信長さんの声好きなんですよ”って直接言われて、すごくビックリしました(笑)。監督に直接“声好きなんですよ”って言われることなんて、なかなかないじゃないですか。それを普通に、改まることもなく素直に伝えてくださる。たぶん、お人柄が成せる技というか…僕はとても嬉しかったけど(笑)、恐縮でもあり、ビックリもしましたね(笑)。とっても素直で、凝り固まったものとか、固定概念とかがないんだろうなって。柔軟な方だと思いました」。まさにその新海誠監督の伸びやかさが随所に散りばめられている最新作『君の名は。』。ストーリーはもちろん、“そこに生きている”キャストたちの芝居にも注目してほしい。(text:とみた まい/photo:Nahoko Suzuki)
2016年08月26日サッカー日本代表キャプテン・長谷部誠が30日、テレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜 12:00~)に初出演する。番組冒頭にリフティングを披露すると、黒柳は「ハンサム! かっこいい!」と大興奮。長谷部が持参した、右足が黄色、左足がピンクというサッカースパイクを見て「今はこんな風に半分半分の色にしているの? きれいですよね。(黄色は)インコみたいな色!」と絶賛した。同シリーズのランニングシューズがあると知った黒柳が「今度手に入れます」と宣言すると、長谷部からは「贈らせていただきます」とプレゼントの申し出。「いや、だって、そんな……まるで私が欲しがってるみたいじゃない」と恐縮する黒柳だが、長谷部は「履いていただけるのであれば」と笑顔を見せ、収録後、実際に「徹子」と名前入りのシューズが黒柳のもとへ届いた。また、黒柳は長谷部の肉体にも興味津々。「触らせてもらえって、みんなが……」と、筋肉チェックを打診すると、長谷部は「触ってもらえますか?」と逆リクエストするという男前な対応を見せた。黒柳が入念にチェックし、その感想を述べると、いつも心が整っている長谷部も「ちょっと恥ずかしいですね」と照れ笑い。さらに番組では、サッカーを始めるきっかけとなった祖父との絆、ゴールを決めたときのパフォーマンスに込める思い、9月1日に開幕となる『2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選』への意気込みなど、選手として、キャプテンとして活躍する長谷部のトークが繰り広げられる。
2016年08月26日神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみら豪華俳優陣が声優を務める話題のアニメーション映画『君の名は。』。この度、本作のメガホンを取った新海誠監督の全作品をおさめた「新海 誠Walker」が発売決定!デビュー作『ほしのこえ』から最新作『君の名は。』まで、ビジュアルをふんだんに盛り込み、新海監督の才能と歩みを凝縮したコンプリートブックになっている。夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語が、圧倒的な映像美とスケールで描かれる映画『君の名は。』。作画監督を、『千と千尋の神隠し』など数多くのスタジオジブリ作品を手掛けた安藤雅司が務め、キャラクターデザインに『心が叫びたがってるんだ。』のアニメーター・田中将賀、主題歌を含む音楽を、唯一無二の世界観と旋律で熱狂的な支持を集めるロックバンド「RADWIMPS」が担当。日本最高峰のスタッフに加え、キャスト陣にも、神木さんと上白石さんをはじめ、長澤さん、市原悦子、島崎信長、石川界人、悠木碧ら豪華な布陣が実現した。そして監督を務めるのは、“次世代の宮崎駿、ポスト細田守”とも称され、米「Variety」誌が選ぶ「2016年に注目すべきアニメーター10人」の1人に日本人で唯一選ばれた気鋭の映画監督・新海監督。これまで『ほしのこえ』『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』など意欲的な作品を数多く作り出し、美しい色彩で描かれるすれ違う男女の物語を、精緻な風景描写と繊細な言葉によって紡ぎだす“新海ワールド”は世代や業界、国内外を問わず高い評価と支持を受けている。この度、デビュー作『ほしのこえ』から、最新作『君の名は。』までの軌跡を徹底ガイドしたコンプリートブック「新海 誠Walker」が発売決定。「『君の名は。』のすべて」と題し、豪華キャスト&クリエイターたちのインタビューが掲載。新海監督&神木さん&上白石さんの鼎談や、新海監督と「RADWIMPS」の対談、さらにキャラクターデザイン・田中さん、作画監督・安藤さんのインタビューなど、贅沢な内容に仕上がっている。また、過去作品の設定資料や絵コンテなどを掲載する「新海 誠フィルモグラフィ」では、『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』ほか人気作品を網羅。そして、“新海誠作品”のファンを公言する神木さんが過去作品から最新作までを語る「神木隆之介が旅する新海 誠の世界」や、美麗背景美術を画集風に大量掲載!さらに、『雲のむこう、約束の場所』の原案ともなった短編漫画「塔のむこう」16Pをオールカラーで掲載。新海監督の魅力を余すところなく詰め込んだ「新海 誠Walker」は、ファン必携の一冊になりそうだ。「新海 誠Walker」は8月26日(金)より発売。映画『君の名は。』 は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月25日米「Variety」誌が選ぶ「2016年に注目すべきアニメーター10人」の1人に日本人で唯一選ばれた映画監督・新海誠の最新作『君の名は。』。公開を8月26日(金)の目前に控え、映画をひと足早く観たスタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫、映画監督・岩井俊二ほか各界の著名人から絶賛のコメントが届いた。千年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢…」。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。彼らが体験した夢の秘密とは。出会うことのない2人の出逢い。少女と少年の奇跡の物語がいま動き出す――。夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語を、圧倒的な映像美とスケールで描く本作。『千と千尋の神隠し』など数多くのスタジオジブリ作品を手掛けた安藤雅司が作画監督を務め、キャラクターデザインを『心が叫びたがってるんだ。』のアニメーター・田中将賀、主題歌を含む音楽を、唯一無二の世界観と旋律で熱狂的な支持を集めるロックバンド「RADWIMPS」が担当し、日本最高峰のスタッフが集結。キャスト陣にも、神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子、島崎信長、石川界人、悠木碧と豪華キャスティングが実現した。映画完成後、試写会に訪れた人からも、映画公式サイトや公式Twitterに絶賛の声が続々と寄せらる中、本作をひと足早く観賞した著名人からも絶賛の声が上がっている。<以下、コメント>■秋元康(作詞家)心が震えた。風が木々を揺らすように、心の奥底がざわざわした。人は、誰かを探している。人は、誰かを待っている。運命はいつだってもどかしい。新海誠が描く世界は、”それでも”希望に満ちている。■鈴木敏夫(スタジオジブリプロデューサー)人類が最後にかかるのは、希望という名の病気である。――映画を見ながら、サン=テグジュペリのこの言葉が何度も脳裏を過った。■岩井俊二(映画監督)新海作品はマグリットの『ピレネーの城』に似ている。大胆不敵にして不朽の説得力。『君の名は。』はそんな彼の集大成だと言いたい。けど彼の『ピレネーの城』はもっともっと高みにあるような気もするのだ。■秦基博(シンガーソングライター)『君の名は。』、どれほどの思いを巡らせばこんな物語を結べるのだろうかと打ち震えました。それは感動と畏怖とが綯い交ぜになったような、なんとも言い表わせない複雑な感情で、鑑賞後、僕はしばらく言葉を失ってしまいました。このピュアネスとリアリティ、そしてスケール感。あまりにも圧倒的です。『君の名は。』は8月26日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日旅とグルメをテーマに毎回色々な場所へロケに繰り出すバラエティ「火曜サプライズ」の8月23日(火)放送回にゲストとして神木隆之介と波瑠、羽鳥慎一が登場する。「火曜サプライズ」といえば出演者自らロケをするお店に撮影交渉する「アポなしグルメ旅」が人気だが、今回神木さんはウエンツ瑛士と共に東京の東村山へロケへ。東村山名物「黒焼きそば」とはどんなグルメなのか?その謎に迫ろうとする2人だが炎天下のためまさかの大苦戦を強いられることに。暑さと戦いながらも「黒焼きそば」を味わうことはできるのか?さらに神木さんの奇妙な私生活も暴露されるとか。そして今週末に放送が迫った「24時間テレビ 愛は地球を救う」からチャリティーパーソナリティーの波瑠さんと司会を務める羽鳥さんが登場。こちらは“ひんやりグルメ巡り”ということで、普段は熱々のあるモノが“ひんやりグルメ”化して2人の前に現れる。おでん屋、天ぷら屋、親子丼の“ひんやりグルメ”とは!? 放送をお楽しみに。今回ゲストで登場した神木さんが主演として声優を務めた映画『君の名は。』が8月26日(金)から全国公開。千年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢…」。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。彼らが体験した夢の秘密とは。出会うことのない2人の出逢い。少女と少年の奇跡の物語がいま動き出す――。『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』で知られる新海誠監督の最新作となり神木さんのほか、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子らが声優を担当。疾走感のある「RADWIMPS」の音楽にも注目。また波瑠さん、羽鳥さんらが出演する「24時間テレビ39」は8月27日(土)~28日(日)にかけて放送。今回メインパーソナリティーを「NEWS」が担当、今年のチャリティーマラソンランナーは林家たい平が務め、日本テレビアナウンサーの水卜麻美が羽鳥さんと共に総合司会を担当する。そのほか24時間テレビサポーターとして徳光和夫、スペシャルサポーターに今田耕司を迎え「オリエンタルラジオ」と高畑裕太が番組パーソナリティーを担当する。「火曜サプライズ」は8月23日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年08月23日黒沢清、園子温、熊切和嘉、李相日、石井裕也ら、現在の日本映画界を代表する監督を次々世に送り出してきた「ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)のコンペティション「PFFアワード」。今年38回目を迎える「PFFアワード2016」の最終審査員に、新海誠監督の最新作『君の名は。』の音楽を担当するロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎ら、5名のクリエイターが決定した。第38回を迎えるPPFは、9月10日(土)~23日(金)まで、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催される。そのメインプログラムとなる世界最大の自主映画のコンペティション「PFFアワード」では、今年、483作品の中から入選を果たした20作品がグランプリを競う。手がける監督は、最年少20歳から最年長41歳と幅広く、平均年齢は25歳。世代間ギャップが何かと指摘される現代に、“いまの日本の若者”の想いや状況を色濃く映し出す20作品となっている。そして今回、この20作品を審査する最終審査員が決定。映画監督を含むクリエイターで構成される審査員は、例年、違う顔ぶれとなっている。今年は、『永遠の0』『岸辺の旅』に続き、『続・深夜食堂』を手がける映画プロデューサーの遠藤日登思、松田龍平主演『モヒカン故郷に帰る』が高い評価を受けた沖田修一監督、生田斗真がトランスジェンダーの女性を演じる『彼らが本気で編むときは、』が2017年2月に控える、「PFFアワード」出身者の荻上直子監督、「バガボンド」「働きマン」「宇宙兄弟」などのヒット作を手がけてきた編集者の佐渡島庸平に、昨年、主演作『トイレのピエタ』で映画デビューを果たした野田さんの5名。野田さんが作詞作曲とヴォーカル&ギター&ピアノを手がける「RADWIMPS」は、神木隆之介&上白石萌音が声を務める新海監督の長編アニメーション『君の名は。』の音楽を担当することでも話題を呼んでいる。「PFFアワード」のグランプリをはじめとする各賞は、映画祭最終日23日の表彰式にて、最終審査員が登壇して発表を行う。日本映画界のこれからを担うであろう、次世代の監督誕生に注目していて。「第38回PPF(ぴあフィルムフェスティバル)」は9月10日(土)~23日(金)東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催、京都・神戸・名古屋・福岡と全国の会場を巡回。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日松坂桃李&菅田将暉のW主演で「GReeeeN」の名曲「キセキ」誕生にまつわる軌跡と奇跡を描く映画『キセキ ーあの日のソビトー』。このほど、菅田さん以外の「GReeeeN」の3名のメンバーが明らかとなり、ライブシーンでリアルに歌う4人そろった劇中写真も初披露された!歯科医師とアーティストを両立する、顔出し一切なしの異色ボーカル・グループ「GReeeeN」。本作では、彼らの名曲「キセキ」誕生のバックボーンとなる兄弟の物語を軸に、仲間と共に自分のやりたいこと、進むべき道を見つけ出し、前へと進んでいく姿を描き出す。「キセキ」を含む「GReeeeN」の楽曲すべてのプロデュースを手がける兄・JIN(ジン)を演じるのは、先日、“グリーンの髪”ショットが解禁となった松坂さん。そして今回、「GReeeeN」のリーダー・HIDE(ヒデ)役の菅田さんに加え、メンバー3人のキャストが解禁となった。navi(ナビ)を演じるのは、山崎賢人の親友役を演じた『オオカミ少女と黒王子』に続き、『全員、片想い』の中の『イブの贈り物』で主演を務めたほか、Huluオリジナルドラマ「でぶせん」への抜擢、FNS27時間テレビ内「番組対抗 スカッとジャパン 国民投票フェス」でラストシーンの生演技も話題を呼んだ横浜流星。また、92(クニ)を演じるのは、坂口健太郎らとともに「MEN`S NON-NO」専属モデルとして活動し、映画『残穢-住んではいけない部屋-』への出演ほか、劇場版アニメ『ONE PIECE FILM GOLD』、新海誠監督作『君の名は。』では相次いで声優を務めるなど、マルチな才能で活躍中の成田凌。そして、SOH(ソウ)には、昨年「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」で見事グランプリを獲得、本作で映画デビューを飾るネクストブレイク最有力候補の注目株、杉野遥亮が決定。併せて、音楽を心から楽しむ姿をとらえた彼らのライブシーンも初公開され、劇中では“彼ら自身の声”で「GReeeeN」のヒットナンバーが披露されることも明らかにされた。「まだまだ未完成であり続ける、未知の可能性」という意味で名づけたと言われる「GReeeeN」の名のとおり、共に夢を信じ、諦めずに自らの道を見つけ出すキセキを描いた物語に、まさに未知の可能性を秘めた次世代が集結。横浜さん、成田さん、杉野さんそれぞれと、JINさん本人からもコメントが到着している。■横浜流星(ナビ役)僕が初めて買ったCDは「GReeeeN」さんのアルバムです。大好きな「GReeeeN」さんのメンバーとして出演させていただけて凄く嬉しいです。顔を公表していない皆さんを演じることに、大きな責任とプレッシャーを感じながらも、楽しんで演じさせていただきました。現場では監督、スタッフさんが近い存在でいてくださり、4人の一体感や雰囲気をとても大切にしていました。本当に心から楽しく撮影できました。ぜひ「GReeeeN」さんのファンはもちろん、沢山の方に観ていただけると嬉しいです。■成田凌(クニ役)僕ら4人はいい雰囲気で、控え室でも菅田さんを中心に楽しくやらせてもらいました。4人で会う機会が何度もあったり、歌練習の合間にカラオケに行けたり、そういう空気を監督自らが作ってくれて、本当に助けになりました。僕らの歌の完成版を初めて聴いた時、泣くぐらい鳥肌が立って、歌が好きになりました。お芝居もみんなでやることで改めて好きになりました。本当に楽しくて貴重な現場で、この4人の空気感が皆さんに伝わると良いなと思います。■杉野遥亮(ソウ役)兼重(淳)監督からソウのキャラクター作りの際に、僕からインスピレーションを受けたとおっしゃっていて、そういった意味では気負わずに自然体で演じていくことができました。本格的な演技をするのはこの映画が初めてで、アドリブも多かったり苦労もありましたが、毎日がすごく充実して楽しくて、一番最初に経験できたのがこの作品で本当に良かったと思います。僕らが感じた楽しさを、同じように映画を観た皆さんにも感じていただけると嬉しいです。■「GReeeeN」プロデューサーJINこの度は出演していただき、そしてこんな“縁”をいただき本当にありがとうございます。みなさん懸命にメンバー達の特徴を練習していただき、私が見てもメンバーそっくりな瞬間を多々感じられるほどでした。そして、それは仲の良さや、無邪気さ、そういった内面的なものにまで及び、当時から見てきた「GReeeeN」を思い出し、涙が止まらなくなりました。松坂さんや菅田さんに『JINさん泣いてる! やったー! ウェーイ!』と言われ、恥ずかしくなりつつも、2人を始め、偉大な俳優の皆様方の仕事姿に自分もまた感銘を受け、自分もこういう仕事をしていこう、とまた新たに思いました。まだ映画は公開されてはいませんが、間違いなく心に残る映画になると思います。皆様の明日への糧に!『キセキ ーあの日のソビトー』は2017年新春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月15日モデルの佐藤ありさ(27)が9日、サッカー日本代表の長谷部誠選手(32)と結婚した。同日、自身のブログで発表した。佐藤は「このたび私事ではございますが、サッカー選手の長谷部誠さんと結婚することになりました」と報告。「本日婚姻届を提出させていただきましたことをご報告させていただきます」と伝えた。そして、「どんな時もどんな事にも真摯に向き合う彼を心から尊敬しています」と長谷部選手への思いを明かし、「そんな彼の背中をずっと見続け、これから先も様々な時を共に歩んでいきたいと思います」とつづった。長谷部選手も同日、公式サイトで報告。「僕のアプローチが実ってから彼女とは5年程の時を共に歩んできました。多くの時間は遠く離れて過ごすものでしたが、彼女の持ち前の明るさと笑顔に何度も助けられてきました」と経緯を説明した。そして、Mr.Childrenの「Simple」の歌詞を引用しながら、「訪れるであろう困難に対しても2人で共に手を取り、笑みを絶やさず、謙虚に歩んでいきたい」と決意を表明。「そして何より、僕自身は本業であるサッカーに全身全霊を込め精進していきたいと強く思う次第です」と続けた。
2016年07月10日『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』の新海誠監督の最新アニメーション映画『君の名は。』の完成披露試写会が7月7日(木)に開催され、新海監督をはじめ、声優を務めた神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子、谷花音が舞台挨拶に登壇した。東京で暮らす瀧と山間の田舎で暮らす三葉。夢の中でお互いの心と体が入れ替わるという奇妙な現象を通じて、惹かれあっていく2人の運命を描く。神木さんら登壇陣は涼しげな浴衣姿で登場。神木さんは、新海監督作品について「僕自身、大ファンだった」と語り、念願かなって声優として出演できたことについて「信じられないです!信じられないくらい嬉しい!ここに立てることが幸せです」と満面の笑み浮かべる。この日の舞台挨拶は全国の劇場で中継されており、上白石さんは故郷の鹿児島の映画館で観ている地元の観客に向けて、鹿児島の方言で挨拶し会場をわかせた。長澤さんは、神木さん演じる瀧のバイト先の憧れの先輩を演じたが「しっとりと大人っぽく、でも茶目っ気もある先輩を演じられたと思います」とほほ笑む。花音ちゃんは「何回も見たくなる映画だと思います!」と作品の魅力をアピールしてくれた。神木さんと上白石さんは、体が入れ替わるということで、神木さんは自身の声で女性の三葉を、上白石さんは瀧を演じなければならず、2人とも「難しかったです!」と声をそろえる。神木さんは「やり過ぎてもだめだし、バランスをとらなくてはならず、しかも声だけで表現しないといけなくて…」とその難易度の高さを語る。上白石さんは「神木さんは(三葉を演じるときも)完璧で、私の三葉よりも何百倍もかわいかったです。私は監督に『もうちょっとかわいく』『もう少し女の子らしく』と言われて…(苦笑)。男女の垣根を越えて、演じられるのが神木さんなんだと感動しました!」と語り、後輩女優からの大絶賛に神木さんは大照れだった。もしも瀧と三葉のように性別の違う人間の体と入れ替わったら?という質問に上白石さんは「(バスケットボールの)ダンクシュートを決めたい!」と語り、神木さんから「それは男子でもなかなかできないですから!」と突っ込まれていたが、その神木さんは「カラオケに直行!」とのこと。「女性ボーカルを歌い尽くしたいです!」と願望を明かした。舞台挨拶の最後に、それぞれ七夕の願いを書いた短冊を発表したが、花音ちゃんの「今年こそ泳げるようになりたい」という願いに、「23歳にして泳ぎが苦手」という神木さんがアドバイス!「シュノーケルって知ってる?それをつけると泳げるよ」と奇跡の恋愛ファンタジーの上映直前にまさかの夢のない回答で会場は笑いに包まれていた。最後に神木さんは「ここに来て良かったと思える作品になってます」と自信をのぞかせ、新海監督は「すべての思春期の人に向けて作りました」と期待を込めた拍手とともに舞台挨拶は幕を閉じた。『君の名は。』は8月26日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日俳優の神木隆之介が7日、都内で行われた映画『君の名は。』完成披露舞台挨拶に、上白石萌音、長澤まさみ、谷花音、市原悦子、新海誠監督とともに登壇した。同作は、『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』などの作品で知られる新海による最新長編アニメーション映画。上白石が声を担当した田舎の女子高生・三葉と、神木が声を担当した東京の男子高生・瀧が”入れ替わり”を経験し、互いの姿を探すことになる青春物語となっている。舞台挨拶では、七夕にちなんでそれぞれが願い事を発表。新海から「僕が忘れていることまで覚えてる」とまで言われるほどの監督ファンの神木は「新海監督とカフェに行きたい。」と短冊に記した。神木が「ゆっくり、開店から閉店までいましょう!」と話しかけると、新海は「ちょっと重いんですよね……」と本音をポツリ。神木は「せっかくカフェっていう軽い感じにしたのに」と落ち込んでいた。また、もし男女が入れ替わったら? という質問に、上白石は「ダンクシュートを決めたい」と即答。神木は上白石に「男子でもなかなかできないことだよ!?」とつっこみつつ、自分は「カラオケで女性ボーカルの曲を歌い尽くしたい」と野望を語っていた。神木・上白石と同じ質問の返答に悩んでいた長澤が助けを求めると、新海は「RADWIMPSの野田洋次郎とも話したけど、そりゃ、一通り試すよね。全然違うんだから」と訴えかけるように回答。長澤は「じゃあ、試します!」と笑顔で答えていた。
2016年07月07日先日、北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2016」にて世界初上映され絶賛の声を集めた新海誠監督の最新作『君の名は。』。この度、本作に出演する神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、そして新海監督が7月7日(木)配信の「LINE LIVE」独占のオリジナルトーク番組に出演することが分かった。千年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(上白石萌音)は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢…」。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧(神木隆之介)も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。彼らが体験した夢の秘密とは。出会うことのない2人の出逢い。少女と少年の奇跡の物語がいま動き出す――。本作は、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。世界の違う2人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを圧倒的な映像美とスケールで描き出している。主題歌を含む全ての音楽を「RADWIPS」が務め、声の出演には、神木さん、上白石さん、長澤さん、市原悦子ら、世代とジャンルを超えた豪華俳優陣が集結した。今回「LINE LIVE」にて配信されるのは、7月7日に行われる完成披露試写会の会場からお届けするオリジナルトーク番組。「LINE LIVE」では、視聴中に出演者にコメントやハートが送れるなどリアルタイム配信を活かした機能が好評を得ており、本番組中でもハートの数に応じて「出演者、監督のサイン入りポスター」プレゼント企画を実施予定とのこと。さらにトーク番組終了後は、新海監督の前作である2013年公開の映画『言の葉の庭』本編の無料配信も決定!『言の葉の庭』は、雨の日に偶然出会いを果たし、以来、何の約束もないままに出会った庭園で逢瀬を続けるようになる靴職人を目指す高校生・タカオと年上の女性・ユキノ。年の離れた2人の淡い恋模様を美しい雨の描写と共に描き出す。原作・脚本・監督を新海監督が務め、タカオ役に入野自由、ユキノ役に花澤香菜といった人気声優がメインキャラクターを担当している。世界中から注目を集める新海監督。「Anime Expo 2016」にて絶賛の声を浴びたばかりの新海監督が何を語るのか?声優を務めた3人はどんなトークを繰り広げるか?期待して待ちたい。「新海誠監督 『君の名は。』SPトーク+『言の葉の庭』本編」は7月7日(木)18時30分よりLINE LIVEにて配信。『君の名は。』は8月26日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:言の葉の庭 2013年5月31日より全国にて公開(C) Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
2016年07月06日先日、北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2016」にて、特別上映されることが決定していた新海誠監督最新作『君の名は。』。この度、7月3日(現地時間)、世界初上映となるワールドプレミアがアメリカ・ロサンゼルスにて開催。上映後は5分を超える熱狂のスタンディングオベーションとなった。千年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(上白石萌音)は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢…」。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧(神木隆之介)も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。彼らが体験した夢の秘密とは。出会うことのない2人の出逢い。少女と少年の奇跡の物語がいま動き出す――。本作は、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。主題歌を含む全ての音楽を「RADWIPS」が務め、声の出演には、神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子ら世代とジャンルを超えた豪華俳優陣が集結し、話題を集めている。精緻な風景描写とすれ違う男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉によって紡ぎ出す新海監督は、世代や業界、国内外を問わず人々に大きな刺激と影響を及ぼし、米「Variety」誌が選ぶ「2016年に注目すべきアニメーター10人」の1人に日本人で唯一選出されるなど、全世界で注目を集めている。前作『言の葉の庭』でも、米国プレミアとして「Anime Expo」を訪れた新海監督。3年振りの参加となった今回、世界的な注目度と期待の高さから、上映会場となったLos Angeles Convention Center hallには、開場前から長蛇の列が。前回を遥かに超える地元ファンの熱気を前に、上映前に登壇した新海監督は英語も交えて「3年間かけて全身全霊で作りました。4日前に完成したばかりの作品です。皆さんが世界で最初に観るお客さんです」と語ると、早くも場内のボルテージは最高潮に!いよいよ本編上映が始まるや否や、その圧倒的な映像美に感嘆の声をあげる観客が続出。そして、クライマックスでは場内が感動の涙に包まれ、エンドロールが流れると共に超満員の3,400名の大観衆から、5分を超えるスタンディングオベーションが新海監督に贈られていた。観客からは「1分1秒たりとも見逃せない!」「心を鷲掴みにされた」「ファーストシーンから涙が止まらなかった」などと絶賛の声が続出!引き続き行われたパネルディスカッションでは、感極まって涙ながらに監督に想いを伝えるファンの姿も数多くみられた。これらを受け、新海監督は「こんなにいろんな場面で、笑ってくれて、泣いてくれて、拍手をしてくれるなんて、想像もしていなかったです。何年間も待ってくれているファンがいることを実感できて感動しました」と想像以上の反応だと語っている。さらに続くサイン会では、受付5時間前からサインを求めるファンが殺到。当初1時間の予定だったサイン会も、急遽2時間に延長するほどの大盛況となっていた。また、今回のワールドプレミアに引き続き、本作の北米での配給も決定。今後、日本のみならず世界中を席巻することだろう。『君の名は。』は8月26日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月04日ファン待望の新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を皮切りに今年も、夏休み映画シーズンがスタート。数多くの実写大作がしのぎを削り「10年に1度の激戦」と称された昨夏とは対照的に、ブランド力の強い長編アニメ3本が“夏の映画王”を目指す形だ。その3本とは、ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』、夏休みの鉄板ヒット商品である「ポケモン映画」の19作目『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』、そして3年半ぶりとなる劇場版アニメ『ONE PIECE FILM GOLD』。7月16日(土)に同日公開の「ドリー」「ポケモン」を、翌週の7月23日(土)封切りの「ワンピ」が追いかける接近戦に、関係者は熱い視線を注いでいる。なかでも本命と目されているのが、『ファインディング・ドリー』だ。前作『ファインディング・ニモ』(2003年公開)がここ日本で興収110億円を記録しており、実はディズニー/ピクサー作品としては国内歴代トップの数字。それだけに、13年ぶりとなる続編の認知度、期待度は絶大だ。「アナ雪」以来の好調をいまもキープするディズニーが、広告、タイアップ、パブと全方位で圧倒的な露出を実現させており、再びの100億円超えが期待される。近年は興収30億円割れが続き、勢いに陰りも見える「ポケモン」だが、5年ぶりとなる本編のみ(短編なし)興行で勝負をかける。初週の週末動員ランキングで『ファインディング・ドリー』と激しい首位争いを繰り広げ、20作目のアニバーサリーイヤーとなる来年に弾みをつけたいところ。前作『ONE PIECE FILM Z』が東映史上最高となる興収68億円超えを記録した「ワンピ」新作はまさに台風の目で、この夏をいい意味で荒らす予感だ。さらにこの夏は、昨夏に『ミニオンズ』が興収50億円を超えて大きな話題を集めたイルミネーション・エンターテインメントの新作『ペット』(8月11日公開)、東宝がジブリや細田守監督に続く新ブランドとして期待を込める、新海誠監督の『君の名は。』(8月26日公開)など新興勢力も続々。また、第87回アカデミー賞候補となったアイルランド映画『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』は公開規模こそ小さいが、ぜひ見てほしい傑作である。(text:Ryo Uchida)
2016年07月01日次世代の宮崎駿、ポスト細田守と称される気鋭のアニメーション映画監督・新海誠が贈る最新作『君の名は。』。7月にロサンゼルスにて行われる「Anime Expo」で世界初上映されることが決定しさらに盛り上がりをみせている本作から、この度、新ビジュアルが到着した。千年ぶりとなる彗星の来訪を1か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉(上白石萌音)は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢…」。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧(神木隆之介)も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。彼らが体験した夢の秘密とは。出会うことのない2人の出逢い。少女と少年の奇跡の物語がいま動き出す――。『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』など意欲的な作品を数多く作り出してきた新海監督。精緻な風景描写とすれ違う男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉によって紡ぎ出す“新海ワールド”は、世代や業界、国内外を問わず人々に大きな刺激と影響を及ぼしてきた。そんな監督が今回挑んだのは、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語。世界の違う2人の隔たりと繋がりから生まれる「距離」のドラマを、圧倒的な映像美とスケールで描く。また声の出演として、神木隆之介と上白石萌音をはじめ、長澤まさみ、市原悦子ほかアニメーションと実写の垣根を越えた豪華キャスティングが実現している。そして作画監督には『千と千尋の神隠し』など数多くのスタジオジブリ作品を手掛けたアニメーション界のレジェンド・安藤雅司。さらに『心が叫びたがってるんだ。』などで新時代を代表するアニメーターとなった田中将賀をキャラクターデザインに迎えるなど、日本最高峰のスタッフが揃っている。そしてこのほど完成したのは、東京都内某所の階段で主人公・瀧とヒロイン・三葉がすれ違うビジュアル。実はこのビジュアル「出会うはずのない、2人の出逢い」という物語のテーマに合わせ、映画のプロモーションのために制作陣が特別に描きおろしたオリジナルイメージビジュアル。また、本編の内容ともリンクしており、映画を観てからこのビジュアルを見ると、また新たな感動が生まれること間違いなしとなっている。なおこのビジュアルは、7月1日(金)より全国の映画館で順次掲出される大型バナーや新チラシに掲載。特に高さ1.8m×幅3.6mの大型バナーには、徹底したロケハンのもと細部まで描きこまれた実在の東京と、新海監督の代名詞である大空が描かれている。また、翌2日(土)より本作の劇場前売券が発売開始。映画館で前売券を買うと、全国合計3万名限定で本ビジュアルの絵柄を全面に使用したA4オリジナルクリアファイルがプレゼントされるようだ。『君の名は。』は8月26日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月23日