クリープハイプのボーカル&ギター尾崎世界観が、池松壮亮、松居大悟とともに2月13日の7時より放送されるフジテレビ『ボクらの時代』に出演する。3人は、尾崎の原案をもとに制作された2013年公開の映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』で初共演。その後、2015年に公開された松居大悟監督の映画『私たちのハァハァ』でもコラボレーションしている。今回、クリープハイプの楽曲「ナイトオンザプラネット」をもとに松居大悟が脚本を書き上げ、2月11日に全国公開となる映画『ちょっと思い出しただけ』がきっかけとなり、20代をともに過ごした3人が約7年ぶりに再集結。当時、よく3人で「いつか『ボクらの時代』に出演したい」と話していたという彼らの夢が約10年の時を経て実現した。尾崎世界観<番組情報>フジテレビ系『ボクらの時代』2022年2月13日(日) 7:00〜出演:尾崎世界観 / 池松壮亮 / 松居大悟<作品情報>『ちょっと思い出しただけ』2022年2月11日(金) 全国公開監督・脚本:松居大悟出演:池松壮亮 / 伊藤沙莉 / 河合優実 / 尾崎世界観 / 屋敷裕政(ニューヨーク)/ 大関れいか / 國村隼(友情出演)/ 永瀬正敏主題歌:クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」公式サイト:公式Twitter:公式Instagram:<リリース情報>クリープハイプ ニューアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』発売中クリープハイプ『夜にしがみついて、朝で溶かして』ジャケット●特装盤(完全受注生産):7,700円(税込)【仕様】・特装盤特別仕様・ゴムバンド(アメゴム)・歌詞集 (『ことばのおべんきょう』限定特別仕様 512P / 120曲収録)・CD(全15曲収録)●初回限定盤:6,600円(税込)【仕様】・初回限定盤特別仕様+ブックレット48P・Blu-ray(『クリープハイプの日 2021(仮)』ライブ映像を全編収録)・CD(全15曲収録)●通常盤:3,300円(税込)【仕様】・ジュエルケール+ブックレット24P・CD(全15曲収録)※各形態初回プレス分:2022年全国ホールツアー チケット先行予約シリアルナンバー封入【CD収録曲】01. 料理02. ポリコ03. 二人の間04. 四季05. 愛す06. しょうもな07. 一生に一度愛してるよ08. ニガツノナミダ09. ナイトオンザプラネット10. しらす11. なんか出てきちゃってる12. キケンナアソビ13. モノマネ14. 幽霊失格15. こんなに悲しいのに腹が鳴る【Blu-ray収録内容】※初回限定盤のみ■『クリープハイプの日 2021 (仮)』キケンナアソビ月の逆襲一生のお願い君の部屋バブル、弾けるリグレット週刊誌喋る四季僕は君の答えになりたいなベランダの外陽大丈夫ねがいり百八円の恋社会の窓と同じ構成寝癖しょうもなナイトオンザプラネットさっきはごめんね、ありがとう蜂蜜と風呂場ex ダーリンイノチミジカシコイセヨオトメ■『クリープハイプの日 2021 (仮)』ドキュメント『夜にしがみついて、朝で溶かして』予約URL:<ツアー情報>クリープハイプ 2022年 全国ホールツアー4月16日(土) 金沢市文化ホール4月20日(水) ロームシアター京都4月24日(日) 富士市文化センター ロゼシアター4月28日(木) 東京ガーデンシアター4月30日(土) 北九州ソレイユホール5月01日(日) 岡山市民会館5月08日(日) 栃木県総合文化センター5月13日(金) 名古屋日本特殊陶業市民会館フォレストホール5月17日(火) 中野サンプラザホール5月18日(水) 中野サンプラザホール5月20日(金) 東京エレクトロンホール宮城5月22日(日) 北海道カナモトホール(札幌市民ホール)5月25日(水) 大阪フェスティバルホール5月26日(木) 大阪フェスティバルホールチケット料金:全席指定6,800円(税込)ツアー詳細ページ:関連リンククリープハイプ 公式サイトクリープハイプ YouTubeチャンネルクリープハイプ Twitterクリープハイプ Facebookクリープハイプ Instagramクリープハイプ LINE
2022年02月06日『くれなずめ』の松居大悟監督が、主演に池松壮亮と伊藤沙莉を迎えて描くオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』より、メイキング写真と場面写真が解禁された。本作は、「クリープハイプ」尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げるジム・ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた新曲「ナイトオンザプラネット」を基に松居監督が書き上げた初の完全オリジナルラブストーリー。今回解禁された場面写真とメイキング写真は、尾崎さんを中心としたスチール写真で、主人公ふたりの行く末を見守るキーパーソン、ミュージシャンの男役を演じ、印象的な髭を貯えた特殊メイク姿を披露している。この特殊メイクが誕生したのには、ある理由がある。松居監督が尾崎さんに役者として出てほしいとオファーした際、尾崎さんは「こんなに素晴らしい台本なのに自分が出ることで嘘の世界を作りたくないから、クリープハイプとしては出演できない」と一度は断ったそう。そこで松居監督が「ジャームッシュ映画に時々登場するトム・ウェイツ的な感じで出るのはどう?」と提案したところ「じゃあ髭生やしていい?」という提案があり、出演が決定したのだ。そのため松井監督は「劇中はクリープハイプとしてではなく、トム・ウェイツのような男率いるバンドとして登場してもらいました」とコメントしている。また尾崎さんは俳優として現場に立った時間をふり返り、先日行われた東京プレミア上映会での舞台挨拶で「長く活動すると慣れていることばかりになるので、初めてのことは楽しかったです。皆さんにイジられながらも、役割を全うできたかなと思います」と自信を覗かせていた。『ちょっと思いだしただけ』は2月11日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年2月11日より全国にて公開(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2022年02月03日池松壮亮・伊藤沙莉ダブル主演、松居大悟監督のオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』より、本編映像がふんだんに盛り込まれたロングトレーラーが解禁された。今回到着したのは、「クリープハイプ」の尾崎世界観が手掛けた楽曲「ナイトオンザプラネット」にのせて、映画の新たなシーンも含む本編映像で構成されたロングトレーラー。尾崎さんが自身のオールタイムベストに挙げるジム・ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げたこの楽曲は、本作製作のきっかけにもなった。「2020年の4月頃に、『松居くんと作りたいものができた』という言葉と共に尾崎くんから送られてきたのが「unbelievable」(のちの「ナイトオンザプラネット」)という曲でした。この曲を聴いた瞬間にMVや短編じゃなく、長編映画にしたいと感じて」と、松居監督は尾崎さんから曲を託された当時をふり返り、楽曲との運命的な出会いについて語っている。映画スタッフの提案で、曲の歌詞から本作のタイトルを付けたというほど深い繋がりがある。そんな楽曲「ナイトオンザプラネット」が使用された本映像では、優しく切なく胸に響く旋律も相まって、照生(池松さん)と葉(伊藤さん)、2人が紡いだ「なんでもない」日々がより愛おしく感じられる映像となっている。デートの帰り道、タクシーでふざけあった幸せな思い出、はしゃいで駆け下りたあの階段、部屋でケーキを食べながら映画を観て過ごしたひととき…。そのどれもが、2人にとってなんでもないけどかけがえのない、たまらなく愛おしい時間なのだ。永瀬正敏や國村隼、成田凌、河合優実、尾崎世界観、「ニューヨーク」の屋敷裕政など、バラエティに富んだキャストたちも登場し、さらに照生と葉のキスシーンなど映画の新シーンをふんだんに盛り込んだ豪華版となっている。第34回東京国際映画祭では観客賞とスペシャル・メンションをW受賞し、観客から圧倒的支持を得た本作。この冬見逃せない、とびきりのラブストーリーだ。『ちょっと思い出しただけ』は2月11日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年2月11日より全国にて公開(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2022年01月27日「第34回東京国際映画祭」のコンペティション部門で観客賞とスペシャルメンションを受賞した、松居大悟監督オリジナルラブストーリー映画『ちょっと思い出しただけ』。この度、「クリープハイプ」の主題歌「ナイトオンザプラネット」に乗せて初公開のスチールを含めた全24枚の場面写真が映し出される、フォトストーリーが到着した。本作は、「クリープハイプ」の尾崎世界観が、自身のオールタイムベストに挙げるジム・ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた新曲「ナイトオンザプラネット」を基に、松居監督が書き上げたオリジナル作品。怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松壮亮)とタクシードライバーの葉(伊藤沙莉)を中心に、関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出す。今回到着した映像では、葉が友人と合コンに参加したり、照生が行きつけのバーで誕生日を迎えたり。公園のベンチや理髪店など、2人が過ごした様々な一瞬が登場。また、公開中の予告編では映し出されていない、全豪華キャストの姿も。コンパしていた康太(屋敷裕政)、照生の先輩・牧田(市川実和子)、高岡早紀、安斉かれん、渋川清彦らタクシーの乗客が登場。さらに、ドライバーとしてだけではなく、葉自身も乗客としてタクシーに乗っている様子も。予告編では、隣に座る照生が手を握って葉へ想いを伝える姿も描かれており、まさにそのシーンへと繋がる重要な場面写真だ。そして本作では、“誕生日ケーキ”も大切な役割を果たしており、映像内では3種類のバースデーケーキが。本編のどこに、どんなケーキが出てくるのか注目だ。『ちょっと思い出しただけ』フォトストーリー『ちょっと思い出しただけ』は2月11日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年2月11日より全国にて公開(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2022年01月21日池松壮亮と伊藤沙莉が共演する、松居大悟監督のオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が、「第34回東京国際映画祭」コンペティション部門の観客賞を受賞したことが分かった。併せて、公開日も来年2月11日(金・祝)に決定した。怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松さん)と、タクシードライバーの葉(伊藤さん)。2人を中心に、関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を、繊細かつユーモラスに映し出す本作。今回本作が出品されていた「東京国際映画祭」は、今年で34回目を迎えた、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭。10月30日より10日間開催され、本日が最終日。本作は観客賞のほか、審査員からスペシャルメンションが授与された(特別表彰)。本作を手掛けた松居監督は、この度の受賞に「4回目の参加で、初めて両手に重さを感じているのがすごく嬉しいなと思います」と喜びのコメントを寄せる。また「『ちょっと思い出しただけ』という作品は、この2年くらいの世界中の苦しい時間だったり、悔しい時間だったりっていうものが“ただ悲しいってこと、嫌なことだったり”ではなく、“人と会える瞬間の嬉しさ、鮮やかさ”が愛しく思えるように、過去と今を等しく抱きしめられるように作りました」と作品への思いを明かし、「映画に関わった皆さん、ありがとうございます。東京映画祭スタッフの皆様、ボランティアの皆様にも敬意を評します。これからも映画を作ります。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。『ちょっと思い出しただけ』は2022年2月11日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年2月11日より全国にて公開(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年11月08日お笑いコンビ・千鳥の大悟と漫画『ゴルゴ13』(小学館)の主人公・ゴルゴ13が共演する、JT「スーシャルディスタンス」の新WEB動画CM「ゴルゴと大悟ルゴ」全5編が、8日より順次公開される。今作では、これまでスーシャルディスタンスキャンペーンで別々に登場していたゴルゴ13と大悟の初共演が実現。ゴルゴ13と「大悟ルゴ」に扮した大悟が、たばこを吸う人、たばこを吸わない人双方にとって喫煙所が重要であることを、さまざまなシーンでコミカルかつ真面目に訴求する。ゴルゴ13とそっくりな角刈り、眉毛などのメイクや衣装で完成した「大悟ルゴ」の渋い演技や、ゴルゴ13の名言に対するユニークなツッコミにも注目だ。新WEB動画CM「ゴルゴと大悟ルゴ」は、「2人のG」編、「俺の背後に立つな」編が本日8日、「恋人」編、「スモーカーの心得」編、「雪山にて」編が22日に公開予定。○■大悟インタビュー(抜粋)――撮影を終えた感想は?楽しかったですよ。まさかゴルゴと共演できるとは。大悟ルゴ(準備に)結構時間かかってるんですよ、眉毛の位置とかね、非常に。ちょっと一ミリでもずれたら、右に、とかやりながら完成しました。結構この髪型似合うから今後やってみようかなと思います、憧れの角刈り。(相方の)ノブが見たら「角取れ」って言うでしょうね。――前回のスーシャルディスタンスキャンペーンに続いての出演となりました。ありがたいですよ。今、先頭に立ってたばこを吸ってますから(笑)。みんな応援してくれています。――今回はゴルゴ13との共演ですが、いかがでしたか?結構二人で渋い芝居ができてるんじゃないかな。ただ僕が怒ったりしているシーンもあるので、狙われるのは嫌だなと思いますけど。どこから撃ってくるか分からないから気を付けないと。――『ゴルゴ13』を読んだことはありますか?新幹線や飛行機の移動で読んでましたね。でも今日(の撮影時)のゴルゴさんは、僕の思っているゴルゴさんよりおしゃべりでしたよ(笑)。――今年を振り返ってみていかがでしたか?僕20年振りくらいに髪を染めたんですよ。夏休みにちょっとどこにも行けないということで、嫁と子どものテンションがちょっと上がることをしてあげようと思って、1週間だけ金髪にしたんですよ。そしたら娘に「まっちゃんじゃん(ダウンタウンの松本人志さん)」って言われて、すぐ黒髪に戻すハメになりました(笑)。でも20年ぶりに新しい挑戦をしました。――WEB CMをご覧になる皆様へメッセージをお願いします。ゴルゴと大悟ルゴの掛け合い、漫才のようなトーク、是非ご覧ください!
2021年11月08日池松壮亮、伊藤沙莉がW主演、松居大悟監督・脚本の『ちょっと思い出しただけ』が、第34回目を迎える東京国際映画祭(TIFF)コンペティション部門にてプレミア上映。松居監督とキャストの河合優実が舞台挨拶を行う中、池松さんがサプライズで駆けつけ、「ちょっとお祝いしに来ただけ」と松居監督の誕生日を祝福した。日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭であり、今年はメイン会場を六本木ヒルズから日比谷・有楽町・銀座地区に移動して開催されている東京国際映画祭。この日、上映前に行われた舞台挨拶では、まず池松さん演じる照生に密かに想いを寄せる泉美役の河合さんと松居大悟監督が登壇。冒頭で「本日は東京国際映画祭『ちょっと思い出しただけ』ワールドプレミアにお越しいただきありがとうございます。今日お誕生日なんですけど…」と松居監督が自ら明かすと、会場からは一斉にお祝いの拍手が贈られ、照れ笑い。「映画の誕生もそうですし、本作は誕生日にまつわる映画になっているような気がするので、その日を初日にしてくださってありがたいなと思っております」と挨拶した。松居監督作品初参加の河合さんは、現場での監督の印象について「一番印象的だったのが松居組の皆さんがとても楽しそうな撮影現場だったので、松居監督自身が映画作りを楽しんでいる人なんだろうなとすごく感じました」と現場の様子を述懐。続けて、この日誕生日を迎えた松居監督にも花束を贈呈した。改めて監督は、そんな河合さんの存在について「あんまり一緒にしたことがないタイプの雰囲気というか、台本で想像していた演技とはまったく違う雰囲気をしていて、それがだんだん生き生きとしていくという意味ですごく追い抜かれていったし、足首をつかみながら、泉美役を演じられていた気がします。面白かったです」と明かす。それを聞いた河合さんは「想像していた泉美と違う形になって不安もあったのかなと思うんですけど、周りのキャストの人たちに泉美として成長させられながら、一人の役になっていく感覚だったので、分からないようですごく今の言葉は理解できました」と納得の様子。「池松君とは10年位の付き合い」さらに、本作を製作する上でキーとなったのがW主演を務めた池松さんと伊藤さんのキャスティング。松居監督は「池松君とは10年位の付き合いで、映画やドラマ、舞台など色んな作品を一緒にしていて。今回主題歌・音楽が『クリープハイプ』なんですけど尾崎(世界観)君と池松君と僕が割と20代の頃に何か新しいものを作ろうとやっていて、ちょっと息切れして離れ離れになったんですけど、今回勝負がしたくて池松君にお願いして、そういった時に『なんか太陽みたいな人がいたらいいな』と思って伊藤さんにお願いしました」と、キャスティングの理由について明かす場面も。撮影は今年の夏に行われ、非常に短いスパンでの完成となったが「TIFF(東京国際映画祭)にどうしても出したくて、頑張りました(笑)」と語る松居監督。本作は松居監督作品としてTIFFでは4作品目、コンペでは2作品目の作品となるが「海外の作品と一緒に並んで上映されるコンペティションで、文化の違いや生活習慣の違いなどそういうものも含めて企画したりしてもらえる、理解し合えるという所が嬉しいですし、どういう風に海外から見られるんだろう、どういう感想が聞けるんだろうと楽しみです」とコメント。「ちょうどこの2年くらい世界で共通する流行り病があって、それぞれの感覚があると思っていて…日本や東京にいる僕らの見ている景色ってありますけど、頑張っていこうよという映画になったらいいなというのもあったので、コンペというのは意味があるなと思いました」と打ち明けた。さらに、ここで誕生日を迎えた松居監督にサプライズで主演の池松さんがケーキを運びながら登場!「愛する松居大悟監督、おめでとうございます」と愛あるメッセージを贈ると、松居監督も「胸がいっぱいですね。嬉しいです。親が今日生んでくれてありがたいなという親への感謝もありますし、東京国際映画祭が11月2日に上映してくれたからとか、なんか混乱しています(笑)」と感無量の表情を見せていた。『ちょっと思い出しただけ』は2022年早春、公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ちょっと思い出しただけ 2022年早春、全国にて公開予定(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会
2021年11月03日イギリスの劇作家サイモン・スティーヴンス作、劇団ゴジゲン主宰の松居大悟演出の舞台『Birdland』の主演を上田竜也が務めることが決定した。本作は、日本でも2014年に上演された『夜中に犬に起こった奇妙な事件』でオリヴィエ賞・トニー賞を受賞した英国を代表する作家、サイモン・スティーヴンスによる戯曲で、2014年にキャリー・クラックネルの演出により、イギリス・ロイヤルコート劇場で世界初演された作品。世界的な人気の絶頂にあるロックスターの世界ツアー最後の一週間、ツアーが終わりに近づくにつれ、彼は精神が不安定になっていく。富や名声によって変えられ、観衆に“スター”として消費されていく一人のロックスターの物語が紡がれる。演出は、劇団「ゴジゲン」主宰で作・演出・出演をこなし、近年は公開中の映画『くれなずめ』やドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズを手掛け、ジャンルや枠に捉われない表現を続ける松居大悟が手掛ける。PARCO劇場での上演はもとより、松居大悟がパルコ・プロデュース作品を演出するのも本作が初となる。主演は、近年、ホフェッシュ・シェクター率いる世界的ダンスカンパニーの『ポリティカル・マザーザ・コレオグラファーズ・カット』日本初演や、21年続く大人気ミュージカル『Endless SHOCK』への出演など、ジャンルの枠を超えた活躍が続く上田竜也。世界的な人気の絶頂にあるロックスター・ポール役に挑む。共演は、幼少期から役者として活躍し、今なお新たな魅力を発信し続ける実力派女優の安達祐実、優れた身体能力と演技力で舞台、映像で活躍する玉置玲央、話題作に立て続けに出演し、自身でも監督をするなどマルチな才能で活躍の場を広げる、佐津川愛美、劇団ゴジゲンの看板俳優であり、舞台上で圧倒的な存在感を放つ目次立樹、変幻自在に様々な役を演じ、映像でも名バイプレイヤーとして活躍する個性派女優・池津祥子、癖の強い個性的な役からシリアスな役まで縦横無尽に演じ分ける実力派俳優・岡田義徳といった豪華な顔ぶれが揃った。情報発表に合わせて、松居、上田より、下記のコメントが寄せられている。●松居大悟パルコ劇場で見た『ピローマン』の帰り道は、いまだに覚えている。母とスペイン坂を降りながら、シネマライズの向こうに広がる小さな夜空。「やばかったね」「ね」と会話にならない会話で駅までの時間をなんとなく埋めながら、埋まらない心のデコボコをなんとなくなでていた。そのザラついた衝撃を忘れられないまま僕は演劇を始めて、ゴーチ・ブラザーズに入って、いつか自分もパルコ劇場で舞台を…なんて思いながら、こうして今、発表の日を迎えた。色んなことがあった。こんな日は来ないと思っていた。やれるんだ、パルコ劇場で。どんなに悔しい傷を作品に刻みつけたって、悔しいことが確かにあったものだと気づくだけで。でもその傷を以って、誰かの傷に寄り添うことはできる。サイモン・スティーヴンスの戯曲は、いつも体温の向こうにある心の温度まで感じるほど、人と人、を描いてくる。とくに今回の日本初上演作『Birdland』は、ロンドンで生まれたとは思えないぐらい、人の温もりから離れた今の日本でやるべきテーマだと思っています。座長の上田竜也さんからは、色気と繊細さ、嘘がつけない佇まいを感じていて、トム・ヨークなどをイメージして書かれた主役のポールをどう生きるのか楽しみです。20人近くの役を背負う7人のキャスト、自分にはもったいないぐらいのスタッフ、新パルコ劇場ではまだ若すぎるかもしれない座組みで無防備に挑みます。あの日見た『ピローマン』に人生を変えられてしまったように、ザラついた景色をスペイン坂の帰り道に見せたいです。この場を借りて、行儀の悪い自分にパルコ劇場での上演の機会をくださり、尽力してくださった皆さん、本当にありがとうございます。必ずや、面白い作品にします。パルコ・プロデュース『Birdland』。ぜひ劇場でご体感ください。●上田竜也「Birdland」は、なかなかエグイ話もあるのですが、とても興味をそそられています。ごく一部の限られた人しかなれないスター性を持っている人は、衝動的で、狂っていく様だったり、生きざまで魅力をバクハツさせていて、短くても凝縮された人生を送っている方が多いイメージがあります。僕が演じるポールも誰もが認めるスターでありながら、自分で破壊しようとしていく様はあらゆる意味での「スターである事」が備わっていて、それ自体と戦っている印象を受けています。演出の松居大悟さんともお話しさせていただいて、自分の意見も伝えて話し合いながら創っていけそうで、とてもありがたいですし、松居さんをはじめ共演者の方々とは年が近い方も多く、どんな稽古場になるのか、今から楽しみです。いま準備中なので、どんな作品をお届けできるかはこれからですが、観に来てくださる皆さんの約2時間に何かを残せる作品にしたいと思います。是非、劇場でご覧ください。パルコ・プロデュース2021『Birdland』2021年9月9日(木)~10月3日(日) PARCO劇場ほか、愛知、京都、福岡公演あり作:サイモン・スティーヴンス演出:松居大悟出演:上田竜也安達祐実玉置玲央佐津川愛美目次立樹池津祥子岡田義徳
2021年07月08日松居大悟監督が自身の実体験をモチーフに書いた完全オリジナル舞台劇の映画化『くれなずめ』より、松居監督をはじめ、成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、目次立樹ら出演キャストが集結したインタビュー映像が公開された。映像では、まず成田さんが初めて脚本を読んだときのことをふり返り、続いて高良さんは、その内容があまりにも面白く、楽しみすぎたあまり、思わずキャスト名に名前が連なっていた浜野さんに電話するも、浜野さんはまだ知らされてなかったというハプニングがあったことを告白。また、キャスト全員揃って赤フンで踊るシーンをふり返り、前貼り作業に皆で試行錯誤したという仲良しトークを展開させたり、成田さんが「苦痛ですよ」と語るダンス練習では、高良さんと若葉さんがダントツで下手と暴露されたり。ほかにも、ラストシーンの撮影秘話やリハーサルをふり返る様子も収録されている。そして、著名人から本作へコメントも到着。小説家の原田マハは「あの過去を変えられたら。もう一度やり直せたら。そんな思いを胸にくすぶらせているすべての人に見てほしい」と語り、「ドレスコーズ」志磨遼平は「松居大悟の、ゴジゲンの、そして演劇のすごさが見事に詰まった映画でした」と絶賛している。『くれなずめ』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年5月12日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年05月29日若手実力派監督として注目を集めている松居大悟監督の最新作は、自身の劇団で上演していた舞台を映画化した『くれなずめ』。タイトルは、日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態の「暮れなずむ」を命令形に変化させた造語で、「前へ進もうとしてもうまく進めないでいる」という意味が込められているのだとか。そこで、そんな話題作について、こちらの方々にさらなる見どころをうかがってきました。成田凌さん&前田敦子さん【映画、ときどき私】 vol. 376友人の結婚式で再会した高校時代の同級生6人の現在と過去が交錯して描かれている本作で、主演を務めているのは、優柔不断だが心優しい吉尾を演じた成田さん。そして、かつて吉尾が想いを寄せていたミキエを前田さんが演じています。今回は、初共演となったおふたりに、お互いの印象や忘れられない青春時代の思い出などについて、語っていただきました。―映画化に関して、当初は監督も半信半疑だったそうですが、成田さんが出演したいと手を上げたことで動き出したとうかがっています。出演したいと思った理由から教えてください。成田さんこの企画の話を聞いて、脚本を読んでみたらこれはおもしろいなと素直に感じました。そこで、一気に気持ちが上がったので、すぐに監督が主宰している劇団「ゴジゲン」の舞台を観に行かせていただきました。舞台が終わった後、監督に挨拶させていただいたんですが、初対面にもかかわらず「やらせてもらいます!お願いします」と伝えて連絡先を交換することに。その2日後には、監督とご飯に行きました。そこからすぐに動き出して、バタバタと始まっていった感じです。―すごいスピード感で進んでいったんですね。前田さんはどのような経緯ですか?前田さん私は脚本を読む前に監督が声をかけてくださったんですが、「最終的な判断は男子たちと決めます」と言われていたので、ドキドキして待っていました。決まったときは、オーディションに受かったみたいでうれしかったです。前田さんのおもしろさと迫力に驚かされた―今回初めてご一緒されてみて、お互いの印象はどのような感じでしたか?成田さんこんなにおもしろい方だとは思いませんでしたね。前田さんといえば、僕にとっては高校生のときに写真集を買った方ですから。前田さんえー!本当に?いま初めて聞きました。恥ずかしいです。成田さんなので、まずは「あー、前田敦子さんだ!」と思いました(笑)。前田さんあはは(笑)。成田さんもちろん、これまで前田さんのお芝居を見たことはありましたが、あくまでも観客として楽しませていただいていただけなので、どういう方なのかはまったく想像できていませんでした。でも、ここまでおもしろいとは……。本当に驚きました。―そのなかでも、前田さんのどんなところがおもしろかったのでしょうか?成田さんまずは、迫力がすごかったです。迫力がありすぎて、前田さんにビンタされるシーンで、僕がよけまくってしまい、めちゃくちゃNGを出してしまう事態に(笑)。アップで撮影したり、いろいろな角度から撮ったり、何テイクも重ねたんですが、結果的には引きのショットしか使われませんでした……。前田さんそんなこともありましたね。成田さん あのシーンでは、役としてというよりも、普通に成田凌として前田さんの迫力に負けてしまったんですよね(笑)。結局、合計で20回くらいビンタされたと思います。器用で瞬発力のある成田さんに刺激を受けた―それだけ前田さんも本気だったということですよね。成田さんストロークがあってからのビンタだったので、やられました。前田さん成田さんと最初のシーンがビンタからだったんですが、監督が「もう一回!」と何度もおっしゃるので、成田さんには本当に申し訳ないなと思いながらやりました。最後には、顔が真っ赤になってましたよね?成田さんいやいや、手も痛かったと思うので、こちらこそ申し訳なかったです。―前田さんは、成田さんと共演されてみて、刺激を受けた部分はありましたか?前田さんありましたね。成田さんは前から共演してみたかった方なので、まずはすごくうれしかったです。役によって全然違う印象を受けていましたし、本当に器用で瞬発力がある方なんだなと。あとは、すごくいろいろと考えていらっしゃっていたので、現場での過ごし方も含めて、「ザ・まじめな役者さん」というくらいまじめな方だと思いました。成田さん共演者の若葉竜也くんからも、「一番まじめだよね」と言われてめちゃくちゃ恥ずかしかったです。こういうタイプの作品なのに、自分だけそんなにもまじめにいてしまったのかと。というのも、男性陣で初めてリハーサルをしたとき、集合時間には誰も来てないし、「休憩時間が終わります」と言われてもゲラゲラ笑っているような現場の雰囲気だったんです。でも、本来すごくまじめな高良健吾さんを筆頭にみなさんがあえてそうしていたので、自分だけまじめにしている場合じゃないなと反省しました。ちゃんとしなきゃと思いすぎていたのかもしれないですね。つねに夜中のテンションみたいだった(笑)―出演者のみなさんからは、本当に楽しい現場だったという声が多く上がっているようですが、現場はどのような雰囲気でしたか?成田さんその前に改めて前田さんに聞きたいのは、現場でわちゃわちゃしていた僕たちを見てどう思っていたかということです。つねにあんな感じでふざけていたので感覚が麻痺してましたけど、大丈夫でしたか?前田さんみなさんすごくハイでしたよね。特に、下ネタで笑っていたときはあまり近くで聞いてはいけないかなと思って見ていました(笑)。成田さん子どもみたいな下ネタでしたよね……。前田さん「そんなことがおもしろいの?」と思うくらい箸が転げても笑いが止まらないみたいな状態でしたけど、男性たちがすごく楽しそうだったので、見守っていました。成田さんつねに夜中のテンションみたいだったと思います(笑)。前田さん確かに、そんな感じでしたよね。自分は自分でいいんだと気がついた―いまは何でも白黒はっきりさせたくなる世の中なので、劇中の「何でもはっきりさせようとするな」といったセリフが響きました。おふたりは白黒はっきりさせたいタイプですか?成田さんわりと何でもはっきりさせたいほうかもしれないですね。でも、この作品を撮ってから、いろいろな枠組みにカテゴライズされてしまうことからは避けたいなと思うようになりました。「もっと自分は自分でいいんだよ」と。よりおおらかな気持ちでいられるようになったと思います。前田さん確かに、成田さんがおっしゃっているように、自分で自分を枠にはめてはいけないし、するべきではないですよね。といいつつ、なあなあな感じは嫌なので、私もはっきりさせたいタイプかなとは思います。―また、登場人物たちが過去の後悔と向き合い続けている姿も描かれていますが、やり直したいことや塗り替えたい過去はありますか?成田さんもう一度学生時代に戻ったらどうかなという興味はありますけど、そのなかでも塗り直したい思い出は、仲間内で「絶対にウケるよね」と言って文化祭の舞台に出たときのこと。男子だけで、AKB48さんの真似をして3、4曲踊ったんですけど、びっくりするぐらいスベりました。あれは、なしにしたいなと思います(笑)。劇中でも似たシーンがあるので、当時のことがフラッシュバックしました。前田さんそんなことがあったんですね(笑)。私にとっては、AKB48が青春のすべてだった―今回は、制服姿も印象的でした。ご自身の青春時代を思い出すこともありましたか?前田さん私は中学2年生でAKB48に入ったので、学生時代はある意味逃げて終わってしまったようなところがありました。なので、もう少しちゃんとした青春時代を送っていたらどうなっていたかなと思いますね。私にとっては、本当にAKB48が青春のすべてだった気がします。ただ、学生のときに誰とも恋愛しなかったことは後悔しています。制服デートもしてみたかったので、それがけっこう心残りですね。成田さんはしていましたか?成田さんはい、していました。ただ、高校時代は3年間ずっと同じ彼女と付き合っていたこともあって、ほかの女子とはまったく関わり合いがなかったです。前田さんすごい一途だったんですね。純粋な子どもといることが何よりも癒しになる―相変わらずお忙しい毎日だと思いますが、おふたりが癒しを感じる瞬間があれば、教えてください。前田さん私が癒されるのは、自分の子どもといるときです。成田さん確かに、現場に子どもがいるだけでも違いますよね。最近も現場に赤ちゃんがいることがありましたが、かわいくてたまらなかったです。時間が押すことがあっても、みんなニコニコしているので、待ち時間も癒しになっているほど。緊張感があるなかでもふとそういう瞬間を得られるので、子どもの力はすごいなと思います。前田さんそうですね。子どもって本当に純粋なので、何にも染まっていないというのはこういうことなのかと、毎日気づかせてくれます。どんなに疲れていても、何でも楽しそうにしている子ども見ていると、それにつられて笑顔になれますし、余計なことを考えなくていいんですよね。子どもといるだけで、気持ちの切り替えができています。インタビューを終えてみて……。初共演ながら息の合ったやりとりを見せる成田さんと前田さん。現場での楽しい雰囲気がひしひしと伝わってくるほど、取材も笑いの絶えない時間となりました。ぜひ、舞台裏での出来事も踏まえたうえで、おふたりのシーンにも注目してみてください。優しさと切なさに心が揺さぶられる!前に進みたくても、いろんな障害でうまく進めないことはあるけれど、人生においては誰もがそんな思いを味わっているんだと感じさせてくれる本作。くれなずんでいる彼らとともに笑って、泣いて、愛おしい時間を一緒に過ごしてみては?予想を遥かに超える驚きのラストも必見です。写真・大内香織(成田凌、前田敦子)取材、文・志村昌美成田凌ヘアメイク:須賀元子(星野事務所)/スタイリスト:伊藤省吾(sitor)ジャケット¥53,240、パンツ¥50,160/共にナヌーシュカ(ヒラオインク 03-5771-8809)、他スタイリスト私物前田敦子ヘアメイク:菊地弥生(ひつじ)/スタイリスト:清水けい子(アレンジメントK)ストーリー高校時代に帰宅部の仲間だった6人が、友人の結婚式に参加するため、5年ぶりに集まった。学生時代に文化祭で一緒にコントをしたことをきっかけに仲良くなった6人は、卒業後も毎年集まってはバカ話をして楽しく過ごしていたが、ある出来事を境に疎遠になっていたのだ。結婚式で披露する余興の打ち合わせで、これまでと変わらない楽しい時間を過ごす6人。本番では、渾身の赤フンダンスを披露するものの、昔のようにバカをやれず、盛大にスベってしまう。そして、ふとした会話で過去を思い出す彼らは、やがてそれぞれの胸にしこりを残した5年前の“あの日”を振り返ることとなるのだった……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『くれなずめ 』5月12日(水)より、 テアトル新宿他にて全国ロードショー配給:東京テアトル©2020「くれなずめ」製作委員会写真・大内香織(成田凌、前田敦子)
2021年05月11日ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などの松居大悟監督が、成田凌を筆頭に個性派かつ実力派の俳優たちを迎えた映画『くれなずめ』。本作の主題歌となっている「ウルフルズ」の「ゾウはネズミ色」とコラボしたMusic Videoが完成。そのサビ部分で構成されたティザーバージョンがWEBにて限定公開された。高校時代につるんでいた仲間たちが友人の結婚式で再集結する本作は、松居監督が「ウルフルズ」のことが大好きだった友達との実体験を基に描いた作品。友達への手紙のような作品だからこそ、松居監督からのたってのリクエストを「ウルフルズ」が快諾して主題歌「ゾウはネズミ色」が書き下ろされた。劇中で6人が披露宴で踊る「ウルフルズ」の名曲「それが答えだ!」のアンサーソングを意識して作られた楽曲で、何度でも嚙み締められる、味わい深い映像となっている。ウルフルズ「ゾウはネズミ色」は 4月28日(水)より各配信サイトで配信開始。『くれなずめ』は4月29日(木・祝)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くれなずめ 2021年4月29日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C)2020「くれなずめ」製作委員会
2021年04月13日「酒の席が盛り上がれば何をしゃべってもいい」というルールのもと、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんが、ゲストと赤裸々なトークを展開するバラエティ番組『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)。2021年4月9日の放送回で、お笑いコンビ『千鳥』の大悟さんが明かした持論が、視聴者の注目を集めました。『千鳥』大悟の親子ゲンカへの対応に、絶賛の声番組にゲストとして出演していた、モデルのトラウデン直美さんが、よく母親とケンカをすることを明かした時のこと。トラウデンさんは、父親が母親の味方をして、娘である自分をなだめてくることに不満をもらしました。続けて、ほかの共演者に対して「妻と娘がケンカをしたら、どちらの味方をするか?」と、トラウデンさんは質問を投げかけます。すると松本さんは「俺は結構、娘側についちゃう。これまで娘に怒ったことがない」といい、「でも娘本人に感謝はされない」と嘆きました。そこで、お笑いコンビ『千鳥』のノブさんが、相方に「大悟は?」と尋ねると、大悟さんは「娘のことは怒れない」と松本さんに同意した上で、次のような持論を述べたのです。わしは、嫁さんと子供がケンカしてるのに、パパが一番の悪者になるのが正解だと思う。わしが悪者になるのが、一番うまいこといく。2人で、最後、わしの悪口をいうのが、一番仲直りできる。人志松本の酒のツマミになる話ーより引用大悟さんは、ケンカしている妻と子供の両方に、それぞれのいい分をわざとバラして回るのだとか。そして、どちらにもいい顔をしているように見せかけ、大悟さんは最終的に自分が悪者になるように、双方に仕向けるといいます。大悟さんの対応について、ネット上ではさまざまな意見が寄せられました。・いい男すぎる…。・素敵。こういうパパがいると最高だよね。・あえて自分が悪者になるとか、かっこよすぎる。これが自然にできる親のいる家庭は、平和だと思う。周囲をよく見て、状況を判断する大悟さんの、気遣いにあふれる一面がうかがえますね。似たような状況に陥り、悩みを抱えている人は、参考にしてみるのも手かもしれません![文・構成/grape編集部]
2021年04月10日松居大悟主宰の劇団ゴジゲンの新作公演『朱春』が4月1日、下北沢ザ・スズナリにて開幕した。ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズや映画『くれなずめ』の監督としても注目を集めている松居の作・演出による本作タイトルは、青春の時代を過ぎても“朱夏”(人生の真っ盛りの壮年期)になりきれないことを意味している。キャストはテレビや映画にも活躍の場を広げる奥村徹也や東迎昂史郎、松居大悟、目次立樹、本折最強さとし、善雄善雄の劇団員6人が顔を揃えた。温泉宿の一室を舞台に、解散の最終演目を終えた6人組お笑いユニットを演じる。物語は解散発表をどうするか話し合っていたはずが脱線して冗談を言い合い、賑やかに進んでいく。隣の部屋で騒ぐ若者たちの登場や自らの過去を思い出す場面ではノスタルジーがありつつ、やがてどこまでが現実なのか予想もつかぬ展開が彼らを待っている。ゴジゲン初進出となるザ・スズナリの舞台構造を効果的に使った演出にも注目だ。そしてゴジゲン公式YouTubeチャンネル「ゴジtube」の4月期のラインナップも発表となっている。今月は公演本番前のルーティンや劇場のバックステージツアーなど、本公演にちなんだ企画が盛りだくさん。ぜひ『朱春』と併せて楽しんでほしい。<作・演出:松居大悟コメント>なんでこんな時代にこんな非生産的なことをやっているんだろう。小劇場なんて。毎日検温して、マスクつけて稽古して、PCR検査で不安になって、座席も制限して、興行として成り立つわけがないのに。それでも劇をやっているのは、今、人間でいてよかったな、と思えるし、思ってもらいたいから。『朱春』は今までで一番台本に苦戦しました。それは、こんなめちゃくちゃな世の中で、何気ない瞬間を描きたかったから。物事に大きい小さいなんてなくて、あなたの物差しがいつも正しい。そんな大切なことを見失いがちで、作品にしていくうちにこぼれ落ちていく感覚にこそ、真理が宿ると思っていて。小劇場でこそ届くもので。それが僕にとっては、劇団をやっている理由、演劇をやっている理由なのかもしれないです。ゲネを終えた後に「くだらないシーンで泣きそうになった」と言ってもらえて、嬉しくなったんです。4月1日から11日まで、ザ・スズナリで劇をやっています。舞台に関わる全員が陰性で感染対策もしています。当日券は毎回出ますし、来れない方は配信もあります。興行としては赤字まっしぐらですが、お金なんかより気持ちを信じて、上演します。YouTubeもひとまず4月も週2回続けてみます。「人間っていいな、小劇場っていいな」と思えるものを届けますので。そういうのはゴジゲンに任せてください。僕の拠点であり、自信作です。今日からスズナリで、朱春を。■舞台情報ゴジゲン第17回公演『朱春』4月1日(木)~4月11日(日)上演会場:下北沢 ザ・スズナリチケット:前売:3,800円 / 当日:4,200円U-22:2,200円(要年齢確認証提示)配信 2,500円■配信情報ゴジゲン公式YouTubeチャンネル「ゴジtube」月期ラインナップ4月3日(土):【演劇】ゴジゲン『チェリーボーイ・ゴッドガール』(2009)【期間限定】4月7日(水):【演劇】劇団の本番前ルーティン4月10日(土):【演劇】朱春バックステージツアー【ザ・スズナリ】4月14日(水):【生配信】ゴジゲンのゴジラジ#4~朱春アフタートーク~4月17日(土):【生配信】「はたらかないせんとうき」を話そう4月21日(水):【激辛】石垣島出身の男が辛いものを食べてみた4月24日(土):【バードウォッチング】鳥を見に行こう4月28日(水):【生配信】「●浴●ウォー●」って何?※タイトルや内容は変更となる可能性あり。
2021年04月01日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が24日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「千鳥大悟からピカソやビルゲイツまで…天才から何を学ぶ?どう吸収する?【#22 百の三】」と題した動画内で、千鳥・大悟とのエピソードを語った。先輩だが年齢が近く、プライベートで飲みに行くほど仲が良いという又吉と大悟。周囲からは、なぜ仲が良いのか不思議がられるそうだが、「日本で多くの人が、千鳥は面白い、大悟は面白いって言ってて。僕ももちろんそう思うんですけど、僕だけ、生き物としての大悟さんを面白がってるところがあるんですよね。この人、どうなって今こう思ったんやろう? とか、そういう面白さがありますね」と、大悟に魅かれる理由を説明。又吉が、小説『火花』を発表したときは、「小説なんて読んだことないけど、又吉が書いたからこれだけ読むわ」と言われたそうで、「3日後くらいに、何してる? 又吉と汚い店で飲みたなってなぁって。『火花』は先輩と後輩がそういう店で飲み始めてっていう話だからかと思って飲みに行って」というエピソードを披露。しかし、大悟は冒頭の17ページまでしか読んでいなかったそうで、「なんかすごくないですか? 誰よりも、小説から受ける影響が早いんちゃうかな。その感受性ってすごいなって思った」と、驚いたことを明かした。大悟と話していると、「うわ~、それ書けばよかった」と思うことが多々あるという又吉。「例えば、喫茶店のシーンで、雨降ってたやろ? って。喫茶店に入ったら、多分マットが敷いてあって、後輩の方はトントンって2回やるけど、先輩の方はマットを踏まんで飛び越えていくやろ? みたいな。書いてないことを次々と読むんです。普段から、自然にそうやって情報が入ってくる人なんですよね。だから、面白いですね。しゃべってたら」と、大悟の面白さについて熱弁していた。
2021年03月30日お笑いコンビ・千鳥の大悟と女優の今田美桜が出演する、日本たばこ産業(JT)のWEB CM「スーシャルミュージカル♪」編が、1日に公開された。たばこを吸わない人代表の今田と吸う人代表の大悟が白い衣装に身を包み、荘厳な楽曲であるオペラ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」を笑いなしで真剣に踊る。「ダンスは苦手」だと話す大悟は、緊張からか触れたガラスに手形がつくほどの手汗をかくも、振付師と練習を重ねるごとに、動きも表情も次第に柔らかく。 今田は終始笑顔でダンスを楽しみつつ、本番直前まで腕の上げ具合を確認するなど、細部にまでこだわるプロ意識の高さを見せていた。大悟はダンスについて「やったことないことばかりで笑わないように頑張りました(笑)。『踊りたくない芸人』として番組も出ていますが、今日はよく踊れたんじゃないかなと思いますね。こういうミュージカル調の踊りが向いてたのかもしれません」と語り、「スタッフさんも舌打ちすることなく、笑ってくることもなかったので、意外とサマになっていたと思います」と手応えを見せる。今田も「実はあまりダンスが得意じゃないので、はじめはちょっと不安もあった」と話しながらも、「汗をかきながらでしたが、自分的には80点です! まぁまぁ高いですね(笑)」と笑顔。そして大悟を「想像以上にできていて焦りました(笑)。かなりキレがよくて、素晴らしかったです。負けられないなと思いました」とライバル視していたことも明かした。
2021年03月01日ゴジゲン第17回公演『朱春(すばる)』が4月に上演される。松居大悟と目次立樹に話を聞いた。取材をしたのは2月上旬。約1年3カ月ぶりとなる新作公演について、作・演出を手がける松居は「どうしたらいいんだろうと思っています」と明かす。というのも、「幕が開く4月1日がどんな世の中になっているのかが読めないから。ようやく演劇観れるぜ!という状況なのか、なんとか勇気を出して劇場に行く、という状況なのかで違うなと思っていて、それを言い訳にしてまだ考えていないんですけど(笑)」。それに対し目次は「そうやって変化していく世の中の状況をはねのけるくらい、ゴジゲンたちはこれ!というものが僕は観たいかな。前作『ポポリンピック』は、オリンピックやパラリンピックを題材にしたけれど、今回はそういう時事ネタではなく、僕らのエッセンスを凝縮したようなものが観たい」。つまりまだ内容は未定なのだが、ゴジゲンの作品の特徴のひとつが、稽古場では全員でテーマについて話し、共有しながら芝居を立ち上げていくスタイル。そうやって生まれたものだからこその生々しさに、観客は胸を掴まれる。今、松居が今作のテーマにしようとしているのが「居場所」。「最近はゴジゲンのメンバーも各々の大切な居場所ができはじめて、前はずっとうだうだしていたのに『稽古が終わったら家に帰ります』という感じになってきました。僕はそれが寂しいから、それについてみんなで考えたいなと思っていて。答えは出なくてもいいんですけど」。タイトルを『朱春』にしたのも「『青春』の次は『朱夏(しゅか)』というのですが、僕らは青春は終わったけど『朱“夏”』まではいってない気がする。『朱“春”』くらいがちょうどいいと思いました」(松居)。全員30代だからこその変化。目次はどう感じているのか。「でも、ゴジゲンの稽古と公演の2か月間は、自分勝手でいられる時間なんです。他のメンバーも他の現場だと“仕事”って感じで、目の色も違うのですが、この中だと緊張もなにもないし、したらいけないこともほとんどない。結構わがままな時間なんだと思いますね」。だから公演を前にした今は「謎のワクワク感と安心感があります。脚本がなくても別に不安はないですし(笑)」と笑う。約4年ぶりの劇団メンバーのみでの上演となるため「コアで狭い話にしたい。あとくだらない話。外よりもきれいな桜が見せたいなと思います!」(松居)という『朱春』は、4月1日(木)から11日(日)まで東京のザ・スズナリにて上演。チケットぴあでは2月21日11時より先行先着販売がスタート。文:中川實穂
2021年02月19日ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや、映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などの松居大悟監督が、成田凌を筆頭に高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹を迎えた映画『くれなずめ』が2021年ゴールデンウィークに公開されることが決定した。成田さんらが演じるのは、高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たち。友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス!)をやるべく5年ぶりに再結集、久しぶりに出会った彼らは、余興の後の“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら昔の思い出に想いを馳せる。「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」。自分たちはいまも友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思っていた。そう、たったひとりを除いては…。そして、この微妙な“狭間”の時間に起こったある出来事は、見る者の予想を超えていくーー。かつて松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を映画化。先日放送が開始されたNHK連続テレビ小説「おちょやん」でもメインキャストとして出演する気鋭俳優らを含め、個性的かつ実力派の豪華俳優が勢揃いした。物語の主人公・吉尾和希に扮するのは、ドラマ・映画・CMなど数多くの人気作品に出演する成田凌。舞台演出家として活動する藤田欽一役には、映画、ドラマ等で数多く主演を務め、出演作が途切れたことがないほどの目覚ましい活躍を続ける高良健吾。欽一の劇団に所属する舞台役者・明石哲也役には、昨年大ヒットを記録した『愛がなんだ』続き成田さんとの再タッグが実現、次期日本映画界を担うホープ・若葉竜也。さらに、仲間内の後輩で唯一家庭を持つサラリーマンの曽川拓(ソース )役には、ミュージシャン・俳優としてマルチに活躍し唯一無二の存在感を放つ浜野謙太を起用。同じく学生時代の後輩で会社員の田島大成役には、『his』で難しい役どころを見事に演じ上げ、先日公開した映画『佐々木、イン、マイマイン』では主演を務めるなど、いま最も勢いのある若手実力派のひとり・藤原季節が登場。また、仲間内で唯一地元に残ってネジ工場で働く水島勇作(ネジ)役には、本作の舞台版でも同役を演じ、「劇団ゴジゲン」の全作品に出演するなど松居監督から絶大な信頼を得る目次立樹を配し、劇団が掲げる「あやふやで曖昧で中途半端な時間だから滲み出てくる色や匂いや想い」をスクリーンでも見事に体現。個性溢れる唯一無二のキャストが集結し、この6人でしか成し得なかった愛おしい笑いに溢れた物語を織り成す。久々に集まった高校時代の旧友たちが歩く、結婚式の【披露宴から二次 会までの狭間】を描いた物語。しょうもないことで笑っていたあの頃があるから、いまの自分があることを思い出させてくれる。誰もが経験したことのある、あの太陽が沈みそうで沈まない、えも言われぬ「暮れなずむ」瞬間に名前をつけてくれるような、愛おしい作品。松居監督ならではの「仕掛け」も用意されている。タイトルは「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした造語。日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、転じて、前へ進もうとするけれど障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。松居大悟監督は、本作を「しょうもない友だちに向けて作った物語」と表現し、「昼と夜の狭間の、形容できない時間が好きで。曖昧にこそ真実が宿ると信じていて。またこんな小さな世界を描いてって言われても、この小さな感覚に救われてきたし、そんな些細なことで世界なんて変えられるんじゃないかと思っています。 話が大きくなってしまいましたが、友だちみたいな映画です。コイツに会いに来てください。なんてことない夕暮れの下で、一緒にへらへら笑いましょう。遠慮はいらないぜ!」とコメントを寄せている。成田凌/吉尾。高校時代、清掃委員から明石に誘われて演劇に挑戦暮れなずまない時間、暮れなずんでくれない時間、暮れなずまさない時間。彼らの選択を笑ってやってください。すごいのできました。高良健吾/欽一。東京で劇団を主宰している。今回皆を招集今でもこの現場で過ごした日々はたまらなく愛しくて、大切なものです。クランクアップの日はなにかが溢れ出しそうで、皆んなと目を合わせたくなかったです。 この現場が好きでした。現場の皆んなでバカしながら、褌一丁になりながら精一杯やりました。1人でも多くの方々に観てほしいです。若葉竜也/明石。欽一が主宰する劇団で役者をやっている松居大悟監督の映画は全て観てますが、一番好きです。自分が出演しているからではなく、観客として、一番好きです。「どうすっか?このあと」そんな映画です。浜野謙太/ソース。高校時代お調子者だった後輩。6人の中で唯一結婚しているマネージャーから話が来る前に高良くんから電話があって「はまけんさん、映画の台本読みました?めっっちゃ面白いです!マジ楽しみです!」高良くんてホント最高だなと共に、これは成功させるしかないと興奮で始 まりました。松居監督の映画はほぼ観ていて、念願叶ってご一緒の現場は彼に翻弄され尽くし、悩み、笑い、泣かされ、あっという間の稽古&撮影期間でした。つまり、きっと良い作品なので観てください。藤原季節/大成。東京で会社員をやっている後輩キャラ映画の撮影がこんなにも楽しかったのは初めてです。また、自分の出演作を観てこんなに楽しめたのも初めてです。こんなに楽しくて良いんだろうか。「ハッキリさせようとすんなよ」。そんな台詞に心が救われた気がしました。僕も、沈まない夕日の中にいつまでも暮れなずんでいたいです。 映画の中でくらい、そうしていたいです。目次立樹/ネジ。地元のネジ工場勤務。吉尾と仲が良い舞台版から同じ役で続投させていただきました。この作品が小劇場から全国の映画館へと広がるなんて思ってもみませんでした。改めて不思議な魅力に溢れた作品だと実感してます。忘れてはならないのは、この作品は舞台版の役者やスタッフ、お客様の協力なくして生まれていなかったです。深く感謝を申し上げます。最後に両親へ。作業着の似合う男に産んでくれてありがとう『くれなずめ』は2021年GW、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月03日2020年11月29日、バラエティ番組『千鳥の対決旅』(フジテレビ系)に出演した、お笑いコンビ『千鳥』の大悟さん。埼玉県秩父市の人気パワースポットである宝登山神社を訪れた際にした、願いごとが話題になっています番組では、神社で出演者一行が『ロマンチックな願いごと大喜利』をすることになり、大悟さんは最後のトリを務めました。ほかの出演者たちに、「大悟はロマンティックなことを絶対にいえない」「イメージがない」といわれる中でいった言葉とは…。今年はいろいろなことがありましたが、サンタさんだけはいつものようにマスクをとって世界中の子供のところに来てくれますように。千鳥の対決旅ーより引用なんてロマンティック…!出演者たちも、これには思わず拍手。大悟さんは「一番泣いたのは大人じゃなくて子供やからな」と語っていました。2020年は新型コロナウイルス感染症で学校が休校になったり、楽しみにしていたイベントがなくなったりした子供たちはたくさんいるでしょう。我慢することが多く、つらい1年だったかもしれません。そんな子供たちに思いを馳せた『願いごと』に、ネット上でも反響が上がりました。・大悟さんの願いごとに泣きそう。めっちゃかっこいいです。・待って、大悟さんの願いごと最高すぎでしょ!思わず涙が出そうになりました。・素敵すぎてうるっときた。子供たちにサンタさんが来てくれますように。大悟さんの優しい気持ちに、多くの人が心打たれたようです。願いが叶い、世界中の子供たちに素敵なクリスマスが訪れるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月01日2020年10月23日放送のバラエティ番組『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に、お笑いコンビ『千鳥』の大悟さんが出演。大悟さんは、過去に何度か自身の不倫が報道されましたが、その後の芸能活動にほとんど支障がありませんでした。その後、大悟さんはいわゆる『不倫ネタ』で多くのお笑いタレントからいじられています。千鳥・大悟の妻、『不倫ネタ』に対する強烈なひと言同番組内で、不倫についての話題になった時、大悟さんは『不倫ネタ』について妻から強烈なひと言を告げられたことを明かしました。1回いわれたんすけど…。「テレビ見てる人も、一緒におるタレントさんも笑てるかもしれんけど、1人だけ日本に笑てない女おると思うとけよ」っていわれたことあります。僕がこんな「不倫が…」とかってしゃべってることは「1人だけは笑てないからな」って。ダウンタウンなうーより引用この話に、出演者一同は「こわい!」「うわぁ」と騒然。しかし、ともに出演していた相方のノブさんは「そりゃ当然。笑うのおかしいもん」と妻の言葉に共感しました。大悟さんのエピソードに、ネットからはさまざまな声が上がっています。・妻のいう通り。笑えるはずがないでしょう。・私だったら、夫が『不倫ネタ』で笑いをとっているたびに傷付いてしまうかも。それが仕事だと分かっていても。・私の夫も、数年前に不倫をして許されたことを笑い話として話しているらしい。大悟さんの妻の気持ちがよく分かるわ。大悟さんは、『不倫ネタ』で笑いを取るたびに妻のことが頭に思い浮かぶのでしょう。エピソードを披露しながら苦い顔をしていました。浮気や不倫は人の心を深く傷つけるものです。『不倫ネタ』での笑いの裏には、深く傷付いた人がいることを忘れてはいけませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月25日2020年3月、タレントの志村けんさんが新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなりました。生前、志村さんと週に2回、お酒を飲みに行くなどプライベートでも親交の深かったお笑いコンビ『千鳥』の大悟さん。バラエティ番組『笑神様は突然に…』(日本テレビ系)を始めとする、多くの番組で共演していました。千鳥・大悟「『また行きたい』っていってくれてたんですけど」同年7月23日に放送された同番組では、これまでの放送を振り返り、スタジオで内村光良さん、宮川大輔さん、千鳥の4人がトークをしました。お笑いコンビ『ガンバレルーヤ』と、『ハライチ』の澤部佑さんを含めた6人で、石垣島を訪れたロケを振り返った大悟さん。志村さんが、パンフレットを丸めてツッコミをするシーンに対して「実は枚数決まってるらしいですよ。音が出るのと痛くない枚数が」と裏話を紹介し、ロケ終了後のエピソードも語りました。あの日返ってきて東京で(深夜)3時ぐらいまで一緒に飲んでた。ロケもね、本当に楽しかったみたいで、「また行きたい」っていってくれてたんですけどね。笑神様は突然に・・・ーより引用大悟さんの表情からはさびしさを感じられ、最愛の師匠を亡くした悲しさはまだ癒えることがないようです。【ネットの声】・志村さんとのロケを見ている時の大悟さんの表情に泣けてきた。・志村さんが亡くなったということをまだ実感できない…。・後日談のエピソードに愛を感じた。本当に素敵な師弟関係だったんだろうな。また2人がそろってロケに出演する姿を見ることは叶いませんが、大悟さんが今後も番組を盛り上げてくれることを、志村さんも期待しているでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月25日橋本愛、大森靖子、蒼波純、稲葉友が出演した松居大悟監督による2015年の劇場公開作『ワンダフルワールドエンド』がオンラインシアター”STAY HOME MINI-THEATER”にて限定上映されることが決定。橋本さんらキャストや監督が登場するゲストトークも行われる。最新作『#ハンド全力』や初の小説「またね家族」の刊行など多方面で活躍中の松井監督。本作は、松居監督が手掛けたMusic Video(橋本愛、ミスiD2014グランプリの蒼波純、稲葉友が共演・大森靖子の楽曲「ミッドナイト清純異性交遊」「君と映画」)を再編集し、追加撮影したエピソードを交えて2人の少女の物語を紡ぎ出した異色作。第65回ベルリン国際映画祭にも出品されるなど国内外で注目を集めた。今回のオンライン上映は早送り・巻き戻しなし・アーカイブなしの上映を全4回、1,500円(税込)で行い、興行収入から必要経費を差し引いた金額をミニシアターエイド基金に追加寄付する。各回に併映されるアフタートーク(収録版)には橋本さんや松居監督が参加している。なお、STAY HOME MINI-THEATERでは、このほかにも佐藤玲&笠松将W主演の新作『ドンテンタウン』『テロルンとルンルン』など話題作の先行上映など、オンライン上映とリアル劇場の共存を目指して企画上映を続行中。松居大悟監督コメント明日には、1秒後には、消えてしまうんじゃないかという輝きを持った人たちと映画を作って、5年経った今も全員が同じように表現の世界にいることは、とても価値のあることだと思います。だからこそ、今はもう一踏ん張りして、劇場にも生き残ってほしいと心から思います。そういう上映です。この作品は、ツイキャスやスタンプなどを用いたSNS映画の走りのようなもので、今でこそそんな映像は増えましたが、走りだす瑞々しさも楽しんでもらえたらと思います。どうやって作ったのか思い出せませんが、きっと彼女たちに導かれたんだと思います。5年後も50年後もまた会えますように、どうぞ楽しんでください。―――松居大悟(映画監督・ゴジゲン主宰)(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダフルワールドエンド 2014年10月23日、渋谷シネクイントにて公開© 2014 avex music creative inc.
2020年07月07日千鳥の大悟(40)が志村けんさん(享年70)の愛車を500万円で購入していたと6月25日、FRIDAY DIGITALが発表した。記事によると志村さんのことを「師匠」と慕っていた大悟は免許がないにもかかわらず、志村さんの愛車であるキャデラック・エスカレードを買い取ったとのこと。いっぽうで「家にはクルマもないし、いつかクルマを買うならというのもあるし」と述べ、“師弟愛”的な美談ではないと強調したという。そんな大悟の行動に、ネットでは《大悟君、なかなか粋な事をするではありませんか。志村さんが、どんなリアクションをするか想像しています》《師匠も絶対喜んでくれてると思う。大悟ってこういうところが大きな魅力の一つだと思う》《志村さんの車も幸せだと思う》と感激する声が上がっている。「志村さんは大悟さんをとても可愛がっていました。クリスマスイブに『ご飯行こう』と誘うだけでなく、『振り向いてお前がいると嬉しいんだ』との言葉をかけたこともあるそうです。志村さんといえばバカ殿の姿が印象的ですが、プライベートでは言葉数が少なかった。そのため、当初は気を使って後輩芸人である大悟さんにも敬語で話していたそうです。吉本の先輩芸人たちと違う志村さんの姿が、大悟さんにとっても新鮮だったようです」(テレビ局関係者)志村さんと楽しい時間を過ごしてきた大悟。そばで「師匠」を見つめることで、芸人として学ぶこともあったようだ。「『ヒゲダンスの曲はジャケット買いしたレコードの曲』といった秘話だけでなく、『アイーンはもともと長さん(いかりや長介さん)への威嚇だから脇見せるくらいの角度でやれ』『本物のスケベは真面目な顔で鼻血を流す』などコントの秘訣も志村さんは大悟さんに伝授しました。もともと大悟さんにとって、コントは苦手分野。ですが、志村さんのお陰で前向きな気持ちになったようです」(前出・テレビ局関係者)今月18日、「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)で志村さんについて「代わりがおるかいな!」と断言していた大悟。愛車を購入したことで、かけがえのない思い出がまたひとつ増えたのかもしれない。
2020年06月26日2020年3月、新型コロナウイルス感染症による肺炎でタレントの志村けんさんが亡くなりました。志村さんと以前から親交が深く、一緒に食事をする機会も多かったお笑いコンビ『千鳥』の大悟さん。同年6月18日にゲストで出演したバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で志村さんへの想いを叫んだシーンに反響が上がりました。大悟「志村さんの代わりがおるかいな」アイドルグループ『KAT-TUN』の上田竜也さんと、月1回のペースで食事に行くという大悟さん。頻度が高いことを受け、番組MCの有吉弘行さんから、「志村さんの代わりってこと?」と聞かれると大悟さんは叫ぶようにこう答えました。代わらんよ。大きい声で言うてやるよ、代わりがおるかいな!櫻井・有吉THE夜会ーより引用大悟さんにとって志村さんは唯一無二の存在なのでしょう。「志村さんの代わりはいない」と断言しました。また、有吉さんが志村さんの好んでいたファッションをいじると、大悟さんは天を見上げながら志村さんに話しかけるように叫びました。志村さん、志村さん!観てます?まだこいついじってますよ!早めにいじってますよ!櫻井・有吉THE夜会ーより引用その後も生前の志村さんのファッションを話題に出す有吉さんに、大悟さんは「志村さーん!こいつ早いわいじるの。まだみんな悲しんでますから」と天を見ながら、志村さんに話しかけるようにコメント。大悟さんの愛の叫びにネット上では「感動した」などの声が寄せられていました。・笑いにしてくれて、きっと志村さんも喜んでいるはず。・きっぱりと大悟さんが「代わりなんかいない」っていってくれて安心した。・大悟さんの言葉に感動した。志村さんに報告するのが素敵。・このやり取りを見て気持ちの整理がついた。きっと、志村さんの話題で番組が盛り上がったことは志村さんにとっても嬉しいことでしょう。大悟さんの愛の叫びは、天国にいる志村さんにも届いたはずです。[文・構成/grape編集部]
2020年06月20日オンライン映画祭「We Are One: A Global Film Festival」にて、松居大悟監督・脚本による映画『アイスと雨音』が上映されることが決定した。「We Are One: A Global Film Festival」は、トライベッカ映画祭が企画主催し、ベルリン、カンヌ、ヴェネチアなど21の映画祭が集結。5月29日からYouTubeにて全世界でプログラムを公開している。そしてこの度、東京国際映画祭のプログラムの中で、本作が日本代表作品として選出、日本時間6月5日AM4時30分からYouTube上で全世界に向けて無料上映される。また、上映後7日間はVOD配信も行う。さらに寄付金の呼びかけも行われ、収益はWHO(世界保健機関)をはじめとする新型コロナウィルスに関わる救援措置へ寄付されるチャリティ上映となっている。『アイスと雨音』は、『アズミ・ハルコは行方不明』『君が君で君だ』の松居監督が、74分ワンカットで描いた青春映画。今回の上映に関して松居監督は「映画祭は、海外でも国内でもその場所まで足を運ばなければ楽しめません。だけど、このオンライン映画祭『We Are One: A Global Film Festival』は、家から一歩も出ずに、世界中の意欲的な作品たちを感じることができます。今作が朝4時半に上映されるのも、海の向こうでは午後3時半に上映みたいなので、そのズレも楽しいはずです。夜明けを共に過ごしましょう」とコメントを寄せている。(cinemacafe.net)■関連作品:アイスと雨音 2018年3月3日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©「アイスと雨音」実行委員会
2020年06月04日劇作家、映画監督という枠にとらわれない活動で、自分なりの表現を追求すべく奮闘している松居大悟さん。現在の仕事について思うことは?創作の原点は?さらに編集部から「松居さんの恋愛観なども聞かせてください」とリクエストすると、「全然わかってないので間違ったこと言いますけど、それでいいなら……」と、恥ずかしそうに答えてくれました。丸くなったって言われるのは全然いいです。とがってると、自分にも刺さって痛いので。――表現に目覚めたのは、大学で演劇サークルに入ってから?松居:いや、もっと前ですね。中学時代に藤子・F・不二雄の漫画を読みまくって、その頃は藤子先生みたいな漫画家になりたかったんです。中学から引きこもりになって、太ってたし、学校の帰りにカツアゲはされるし、空想の世界しか生きる場所がなかった。そこが原点ですね。高校に入ってからは、ちょっとだけ明るくなって、文化祭で漫才をやったり、M-1グランプリにも4回出てます。ただ、文化祭でもめっちゃスベりましたし、M-1も全部1回戦敗退。それで、自分に足りないのは演技力だと思って、大学で演劇サークルに入ったんです。本当は早稲田に行きたかったんですけど、受けた学部は全部落ちて、慶應に行きました。慶應はおしゃれなイメージがあったのでイヤだったんですよ。オシャレはダサいと思ってたので。――実際の大学はどうでした?松居:思った通り、ほとんどの人がオシャレな感じでした。そういう慶應の雰囲気に馴染めない人たちが演劇サークルに集まっていたので、そこだけは居心地がよくて。チャラチャラしてる男たちに対しては「どうせあいつらおもしろくねえし」って勝手に決めつけて見下してました。同級生の女の子たちは、同じ人間とは思えなかったですね。かわいいし、いい匂いするし、まぶしかった。――その演劇サークル内で立ち上げた劇団「ゴジゲン」が、作家としてのスタートになると。松居:はい。ゴジゲンでは、僕自身のコンプレックスをテーマにして、いかにコメディで表現するかっていうのをずっとやってました。――自身のコンプレックスをテーマにしようと思ったのは、なぜ?松居:当時の僕が憧れていた表現が全部それだったんです。情けない泥の輝きを叫んでいたGOING STEADYとか、童貞のパワーをおもしろく書いたみうらじゅんさんと伊集院光さんの本『D.T.』とか。中学・高校と男子校で、モテないとか以前に、母親以外の女性と一切交流がなくて、大学に入っても、女性がこわかった。だから劇団員も男だけで、ひたすらダメな男たちが右往左往するような演劇をやるしかなかったというか。――ゴジゲンの舞台は、ある時期まで“童貞”が最重要テーマでしたよね。松居:それは僕が童貞だったからですね。20代後半までは、童貞たちを励ましたい、世界で一番正しいのは童貞だ!そう思ってやってました。――それが次第に評価されて、次に繋がっていった。松居:童貞コメディ劇団ってことで、下北沢の演劇シーンでちょっとだけ評価されるようになり、その流れで、童貞男子たちの妄想を描いた映画『アフロ田中』の監督をやらないかっていう話がきて、初めて映画の監督をやりました。プロデューサーからは「映画の公開までは童貞キープでお願いします」って言われて。――キープしたんですか?松居:しました。というか、そんなチャンスもなく、余裕でできました。――とはいえ、いつまでも童貞だけをテーマにするわけにもいかず。松居:さすがに何年間もそればっかりやっていたので、もうコンプレックスもなくなってきたな、っていうのは思ってました。そこで転機となったのが、バンドのクリープハイプです。それまでは、自分の内側にあるものを創作意欲にしていたのが、彼らのミュージックビデオを監督した時に、それとは別の引き出しを開けて、しかも同世代の表現者と一緒に、作品をつくる喜びを知ったんです。実際まだ童貞でしたけど……。――松居さんの作品や表現は、自意識がモチーフになることも多いです。松居:いまだに自意識過剰だって言われるんですが、20代の頃はそれすらわからなかったんですよ。僕が演出家や監督という立場だからこそ、女性の出演者やスタッフが話しかけてくれるんですけど、それに気付かずに「俺のこと好きなのかな?」って、普通に思ってましたし。――それは自意識過剰というか、ただの勘違いというか……。松居:いまは現場とかで長い時間一緒にいると好きになっちゃうという原理もようやくわかってきたので、たとえ「好きかも」と思ったとしても、アプローチしたりとか、行動には移さず、耐えるようになりました。――女性に対しては、ずっとそんな感じなのでしょうか?松居:20代の頃は、とにかく女の子がわからなかったんです。自分を否定されたくないから、近づきたくないとも思ってました。それに、知ることがこわかった。女の子はおならしないとかも思ってたので、おならをすることも知りたくない。サブカルの話もしたいけど、知識が浅かったらどうしようとか考えちゃうし。ほんと、いま考えると自分に都合のいい妄想だけを求めてたんでしょうね。高円寺の古着屋にいるような、かわいくてセンスがよくて天使みたいな子が理想だったんです。実際そんな子、どこにもいないのに。――その認識というか思考で、劇中に登場する女性を描けるものなのでしょうか?松居:フィクションだと大丈夫なんですよ。実際に自分で脚本や小説を書くとなると、いっぱい想像できるんです。「どうしてこんなことしたのかな」とか「この行動はこういうことが伝えたかったんだ」とか。――作家のモードになれば想像力が働くと。松居:もちろん、いまでも基本はダサい男たちの気持ちしか、ちゃんとはわかってないと思います。あとは、人から教えてもらうこともありますね。たとえば映画『アズミ・ハルコは行方不明』の時は、主演の蒼井優さんと女性のプロデューサーが同い年で、ほかにも女性スタッフが多かったので、そこに委ねました。――監督でも主導権は握らない?松居:監督として神輿の上にはいますけど、柔らかい心情は、自分より近い人たちを信じますね。脚本を書いていても、人生余裕で生きているような人を書くのは抵抗があります。でもだからこそ、そういう人たちの不器用なところを見つけたりするのは得意なんです。自分とはかけ離れた人でも、弱音を吐いたりする時はあるので、そこはちゃんと描きたい。そういう意味では、確固たる意思もなく、なんとなく行動している人のほうが描くのは難しいです。――最後に、思春期の頃と変わらずに抱いてる感情はありますか?松居:嫉妬心ですかね。視野が広がれば広がるほど、いろんな表現や才能に出合うんですけど、そのぶん嫉妬する人もどんどん増えていく(笑)。でも、ただ嫉妬するだけじゃなく、ちゃんと吸収していきたいとは思ってます。それで丸くなったとか言われても、全然いい。とがってると、自分にも刺さって痛いですから。現在発売中の小説『またね家族』は、自身の感覚をもとにした家族のエピソードや、恋人の前で器用に振る舞えない男のみっともなさ、商業主義と理想の間で揺れ動く仕事観など、思春期以上成熟未満の自意識が詰まった渾身のデビュー作。本人いわく「限りなく自分と近い主人公にも見えますが、完全にフィクションです」。まつい・だいご1985年生まれ、福岡県出身。大学在学中に劇団「ゴジゲン」を立ち上げ、全作品の作・演出を務める。映画『私たちのハァハァ』『アズミ・ハルコは行方不明』『君が君で君だ』、TVドラマ『バイプレイヤーズ』ほか、クリープハイプや石崎ひゅーいなどのMVを監督。現在、初の小説『またね家族』(講談社)が発売中。※『anan』2020年5月27日号より。写真・村田克己インタビュー、文・おぐらりゅうじ(by anan編集部)
2020年05月24日舞台の作・演出、映画やミュージックビデオの監督、ラジオパーソナリティ、そしてこのたび小説家デビューを果たし、多才に活躍する松居大悟さん。その創作の原点はどこにあるのか。――舞台の作・演出、映画監督、そして初の小説が発売されたばかりですね。松居:表現や作品によって、制作のプロセスも関わるスタッフもまったく違うので、いろんな作り方を知っていくことが単純に楽しいです。自分がナビゲーターをしているJ-WAVEのラジオ番組『JUMP OVER』では、連動企画で舞台の公演をやったことがあるのですが、そうやって別の仕事が絡んだり、影響を与えたり、刺激にもなりますね。――もともと多才な人に憧れはありましたか?松居:意識していろいろやろうって思ったことはないんですけど、いいなと思っていたのは、チャップリンと北野武さん。たけしさんはお笑いもやるし、映画も撮るし、文章も温かくて。そもそも、何か一筋何十年っていう人に自分はなれないって思っていたんです。たとえば、演劇だけを人生かけてやっている人と比べた時に、同じくらい演劇が好きかって言われると、そんなことないなって。映像にも興味ある、文章も書きたい、テレビのバラエティもミュージックビデオもラジオも好き。だから、ひとつに絞りたくないし、絞れないし、絞るのもこわいし。あとは好みとして、ひとつの表現にとらわれないで、ジャンルを横断しているような人が作るものが好きっていうのもあります。――どのジャンルに行っても、居心地よく仕事はできますか?松居:制作期間中は、どんなジャンルであれ、その表現が一番だと思ってやってるんですよ。なので、同時に別の仕事を進行させるのが苦手で。舞台の稽古中に映画の打ち合わせをしたりとか。スイッチの切り替えが一番つらいですね。――作品づくりでは、どういう瞬間に喜びを感じますか?松居:アイデアが浮かんだ時ですかね。今回の小説では、頭の中でストーリーが走り出して、手が追いつかない時があったんですよ。あの瞬間は本当に快感でした。脚本を書いている時は、役者のことをイメージしたりして、自分の書いたものだけでは完結しないので、書きながら止まらなくなるみたいなことはなかったんですけど。小説は全部スマホで書いていたので、「やばい追いつかない追いつかない!」ってなりました。――スマホで書いたんですか!?松居:そうなんですよ。全部スマホで。机に向かって「小説書くぞ」って、改まった気持ちで構えちゃうと、どうしても書けなくて。だったら変に気負わずに、ダダ漏れみたいな、友達にLINE送るくらいの気持ちでスマホで書き進めてみたら、うまくいきました。――スマホに少しずつ書き溜めていく感じで?松居:ではなく、一気に書き下ろしました。3年くらい前から書こうとは思っていて、ようやく書き始めてからは、4~5か月で書き上げましたね。現在発売中の小説『またね家族』は、自身の感覚をもとにした家族のエピソードや、恋人の前で器用に振る舞えない男のみっともなさ、商業主義と理想の間で揺れ動く仕事観など、思春期以上成熟未満の自意識が詰まった渾身のデビュー作。本人いわく「限りなく自分と近い主人公にも見えますが、完全にフィクションです」。まつい・だいご1985年生まれ、福岡県出身。大学在学中に劇団「ゴジゲン」を立ち上げ、全作品の作・演出を務める。映画『私たちのハァハァ』『アズミ・ハルコは行方不明』『君が君で君だ』、TVドラマ『バイプレイヤーズ』ほか、クリープハイプや石崎ひゅーいなどのMVを監督。現在、初の小説『またね家族』(講談社)が発売中。※『anan』2020年5月27日号より。写真・村田克己インタビュー、文・おぐらりゅうじ(by anan編集部)
2020年05月21日お笑いコンビ・千鳥の大悟(40)が4月16日、自身のTwitterを更新。親交が深かった志村けんさん(享年70)が、3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなって以降、初めての投稿となった。大悟は「島んちわ!写真かと思ったら動画やった」というコメントとともに、1分32秒の動画を公開。「写真撮っちゃろか?」と相方・ノブ(40)のコーディネートを写真で撮るようにみせかけ、実は動画だったというシュールなやり取りが収められている。志村さんのいちばんの飲み仲間として知られ、一時期は「週5で飲みに行く」と公言していたほど可愛がられていた大悟。3月31日にノブが「志村けん師匠のご冥福をお祈りします」とTwitterで追悼したが、大悟は3月19日のツイートから沈黙を続けていたことから、ファンの間で《大悟が心配》《大丈夫ですか?》と心配するコメントが殺到していた。志村さんに言及することがなかったが、大悟の28日ぶりの更新に《面白いより大悟元気そうでよかったが勝つ》《笑えてるね。安心した》《笑い声聴けてよかったよー》と安堵する声が多く寄せられている。
2020年04月16日松居大悟監督最新作、加藤清史郎主演『#ハンド全力』より、みずみずしさ溢れるポスタービジュアルが到着した。松居監督がオリジナルの脚本を佐藤大と共同で書き下ろし、どうにもならない現実やSNSに翻弄されながら闘う高校生たちの姿を活き活きと映し出す本作。今回到着したポスタービジュアルでは、“#ハッシュタグなスポーツはじめました。”とメインコピーが一新。そして加藤さん扮する、頑張るのは苦手だけど“頑張ってるフリ”なら誰にも負けない主人公・清田マサオをはじめ、幼なじみ・岡本(醍醐虎汰朗)、男子ハンドボール部の熱血部長・島田(佐藤緋美)、ダンサー志望の蔵久(坂東龍汰)、ハンド部を戦略面で支える七尾次郎(鈴木福)、クラスのムードメーカー的存在である林田(岩本晟夢)、ハンド部に復帰する片山(磯邊蓮登)のハンドボールチーム7人と顧問(篠原篤)が円陣を組み、試合前に声を掛け合うシーンが切り取られている。またポップな黄色のビジュアルには、SNSを想起させる吹き出し、女子ハンドボール部メンバーの蒔田彩珠、芋生悠らも写し出されている。『#ハンド全力』は5月22日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。※5月15日(金)熊本先行公開(cinemacafe.net)■関連作品:#ハンド全力 2020年5月22日より全国にて公開©2019 『♯ハンド全力』 製作委員会
2020年03月26日お笑いコンビ・千鳥のノブと大悟が、12日より全国で放送されるソフトバンクの新テレビCMシリーズ「勝手にHERO’S」の第1弾「勝手にHERO’S登場」篇に出演。新幹線で爆睡している忙しすぎる芸人役として出演し、大悟がダウンタウン・松本人志に歯を磨かれるシーンが登場する。ギガを使わなかった月は“勝手に”安くなるソフトバンクの新料金サービス「メリハリプラン」の魅力を伝える同シリーズ。主演のダウンタウン・松本人志が、“勝手に”お助けするヒーロー役として、世の中の人々を知らないうちに助けるというストーリーだ。第1弾の「勝手にHERO’S登場」篇で松本が助けるのは、主婦役の小倉優子と忙しすぎる芸人役の千鳥。登校中の子供たちのために横断歩道で“勝手に”交通誘導をしたり、忙しい主婦(小倉)のために“勝手に”皿を洗ったり。また、新幹線で爆睡中の大悟に松本が“勝手に”歯磨きし、勝手に付いてきていた白戸家のお父さん(犬)も「おれも、勝手に添い寝!」とノブに寄りかかる。何が起きたか知らないまま、大悟とノブは「知らん間に口がさわやかじゃ~」、「眠りが安らかじゃ~」と幸せそうに寝言をつぶやく。ソフトバンクの新CM出演に、ノブは「『初の!』というか、『念願の!』ソフトバンクさんのテレビCMということで、本当にうれしかったです!」と喜びつつ、「でも一つだけ欲を言うと、目は、開けたかった…。ずーっと寝てる演技でしたので…。黒目は見せたかったなと(笑)」とポツリ。大悟も「僕も、充血して目が赤かったりしたら絶対ダメじゃないかと思って、めちゃくちゃ目薬さしたんですよ。意味はなかったですね」と笑った。また、ノブは「白戸家のお父さんを腕に抱えましたからね。あの映像はもう、末代まで自慢できるんじゃないですか? 『あのお父さんと俺は寝たんだよ』っていうのを早く子供に見せたい! そして、嫁に伝えたい」と白戸家のお父さんとの共演に感激。大悟は「うらやましいな~と思いました」とうらやましがるも、「一方ワシは松本さんに歯を磨かれてね…。まあでも、数いる芸人の中で、松本さんに歯を磨いてもらった後輩はたぶんワシだけじゃないかと。これはもう一生の自慢になりますよね。松本さんに何かを言われたところで、『あんたはワシの歯磨いたことあるでしょ?』って今後思えますからね」と胸を張る。そして、松本に“勝手に”してあげたいことを聞かれると、ノブは「松本さんは、もう全てを持っている男ですからね。筋トレの補助ですかね。かなり鍛えていらっしゃるので。皆さんが思っているより、なんですよ。この前バーで一緒に飲ませてもらって。松本さんが飲んでいる時、壁の柱にガーンって肘をぶつけたんですよ。そしたらちょっと、バー動いたんですよ。全体がグイン! って(笑)」と回答。大悟は「バケモンや…。松本さんはもし一個の銀行なら爆発するくらい(大量のお金を)貯金してるでしょうから、小分けにしてあげたいですね。『他にも銀行ありますよー』言うて」と話し、ノブも「すごいでしょうからね(笑)」と同調した。
2020年03月12日加藤清史郎が主演を務める松居大悟監督の最新作『#ハンド全力』(ハッシュタグ ハンドゼンリョク)から特報映像が解禁、主題歌は小山田壮平の書き下ろし「OH MY GOD」に決定した。熊本地震をきっかけにハンドボールをやめた高校生マサオが、SNSに投稿した、かつての写真が思いがけずバズったことから、廃部寸前の男子ハンドボール部の救世主(?)として復興の盛り上げ役となっていく本作。初解禁になった特報映像は、主人公マサオ(加藤清史郎)が幼なじみの岡本(醍醐虎汰朗)と「#ハンド全力」のアカウント名で“頑張っているフリ”の画像を撮影し、仲間たちと全力でSNSを盛り上げている様子が、小山田壮平の楽曲をバックに軽快なテンポで描かれていく。マサオたちの活動が世間から輪をかけて注目され、思いがけない“善意”が増殖していく引き金となった、アカウント名「ハッシュタグハンドゼンリョク」。特報映像の後半は、女子ハンドボール部メンバー、黒澤(蒔田彩珠)、エースの七尾(芋生悠)、マネージャー・橋向(HKT48田中美久)、そしてハンドボール界のスーパースター・宮崎大輔選手も本人役で登場し、本作のタイトルでもある「ハンド全力」をコールする。ラストは男子ハンドボール部メンバーが円陣を組み「ハッシュタグは! ハンド全力!!」と威勢よく声を掛け合い、若くアツいパワー溢れる映像となっている。特報にも登場する主題歌を担当したのは、カリスマ的人気を誇り、現在はバンド「AL」のメンバーとして、またソロ活動では自身の弾き語りライブも精力的に行っている小山田さん。今回、本作を観たあとに書き下ろしたという主題歌「OH MY GOD」は、不器用に傷つきながらも、信じたことに真っすぐ全力疾走する人たちの青春の一片を、優しく温もりのある声で伸びやかに歌い上げている。小山田さんは本作について、「夢中になっていたい。周りの目なんて気にしないで、好きなことにまっすぐでいたい。シンプルなことだけど、なかなか難しいこと。かなりの怠け者で、すぐに無気力になってしまう自分の背中を、そっと押してくれるような映画」と力づけられたことを明かし、楽曲についても「輝く時を生きる人々の叫びであり、祈りの歌です」とコメントを寄せている。『#ハンド全力』は5月15日(金)より熊本にて先行公開、5月22日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。※宮崎大輔選手の「崎」の字は、正しくは「立」へん。(text:cinemacafe.net)■関連作品:#ハンド全力 2020年5月22日より全国にて公開©2019 『♯ハンド全力』 製作委員会
2020年02月27日