茨城県と水戸市は、旧水戸藩の藩校であり、文化庁より日本遺産に認定された弘道館において、BluetoothLE(Bluetooth Low Energy)に対応したビーコン機能を活用したサービスを導入し、弘道館の入館者に向けたきめ細かい案内を開始した。弘道館内の各部屋(7カ所)に設置されたビーコンに、「水戸のこと」をインストールしたスマートフォンなどを持って、ビーコン機能をオンにした状態で利用者が近づくと、弘道館内の各部屋に関する情報がスマートフォンに通知され、細かい説明や動画により詳細な案内を行う。なお、アプリには英語版もある。
2016年02月25日コン・フォン選手 ©Dentsu Media Vietnam2016年シーズンのJリーグでは、東南アジア出身の2選手がプレーする。水戸ホーリーホックに加入したグエン・コン・フォン選手と、横浜FCが獲得したグエン・トゥアン・アイン選手で、ともにベトナム出身の期待の若手だ。母国ではそれぞれ「ベトナムのメッシ」、「ベトナムのピルロ」と呼ばれて大変な人気を誇る。両選手のJリーグ入りは、ベトナムでも大きな注目を集めている。アイン選手©YOKOHAMA FC残念ながら移籍は実現しなかったものの、彼ら以外にもこのオフは複数の東南アジア人選手がJリーグクラブの練習に参加した。タイで最も才能ある若手の一人であるウォラーチット・カニッシーバンペーン選手はFC東京、シンガポールの守護神としてワールドカップ予選で日本を苦しめたイズワン・マフムド選手は松本山雅FCのトレーニングに加わった。また、カンボジアやインドネシアの選手らにJリーグチームが興味を示しているという情報も流れ、Jリーグと東南アジア人選手を巡る動きは激しかった。FC東京の練習に参加したタイのウォラーチット選手 著者撮影Jリーグの「アジア戦略」Jリーグは2012年頃から、アジア諸国との関係を深めようとする「アジア戦略」を進めてきた。短期間で日本サッカーをアジアのトップに導いたJリーグのノウハウをアジアの国々に還元し、アジア全体の底上げをはかることで、日本サッカーをさらなる高みに押し上げようという試みだ。なかでも成長著しい東南アジアとの関係は、特に重点的に取り組まれてきた。2012年2月のタイリーグを皮切りに、Jリーグは東南アジア各国のリーグとの間でパートナーシップ提携を締結。Jリーグクラブと東南アジアのクラブとの間で個別にパートナー関係が築かれるケースも生まれて、人的な交流を行う努力もされてきた。現地のファンの関心をJリーグに集め、さまざまな経済効果につなげるためにも、特に東南アジア出身Jリーガーの誕生は「アジア戦略」に欠かせない要素として力が注がれている。2013年シーズンには「ベトナムの英雄」と呼ばれるレ・コン・ビン選手がコンサドーレ札幌に加入し、東南アジアの選手として初めてJリーグでプレー。その後も、インドネシア出身のJリーガーも誕生した。とはいえ、これまでのところは実力と人気を兼ね備えた旬のスター選手がJリーグで活躍し、現地で大きく注目されるという状況はつくられておらず、Jリーグ側が望む効果を十分に得られていないのが現状だ。Jリーグ移籍の難しさ。その意外な理由とは….なぜ東南アジアのスター選手たちのJリーグ移籍は、なかなか実現しないのか。それは、経済とリーグの成長によって東南アジア人選手のサラリーが急上昇していることが一因だ。Jリーグクラブが興味を示しても、最終的に金銭面で折り合いがつかないケースが多く見られる。特に著しい成長で東南アジアをリードするタイでは、トップ選手であれば数千万円の年俸も珍しくなくなった。ところが、その金額を支払うJリーグクラブは容易には現れないため、未だに東南アジア最強国であるタイからのJリーガーは誕生していない。そんな状況のなか、草の根の活動も続けられている。Jリーグアジアアンバサダーを務める木場昌雄氏による、東南アジアから未来のJリーガーを発掘するための活動もその一つだ。現役時代はガンバ大阪のキャプテンとして長く活躍し、タイでのプレー経験もある木場氏は、引退後に一般社団法人JDFA(Japan Dream Football Association)を設立。東南アジアで現地の少年たちを対象にしたクリニックなどを継続的に行っており、一昨年からはU-14世代の大会をバンコクで開催。同大会の優秀選手をJリーグクラブに短期留学させてチャンスを与える、という画期的なプロジェクトもスタートさせている。木場昌雄氏(中央)と日本に短期留学する優秀選手2名 著者撮影さまざまな角度で加速する日本と東南アジアのサッカー界における交流。東南アジアのスター選手をJリーグでプレーさせるための動きにも年々、熱が入ってきた。その結果として今シーズン誕生したのが、ベトナム出身の2選手といえる。ベトナム国内で「黄金世代」と呼ばれ期待されたチームの中心選手として知名度の高い彼らがJリーグで結果を残せば、日本と東南アジアの間でまた新しい何かが生まれることになるだろう。( text : 本多 辰成 )スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2016年01月13日水戸納豆製造は10月1日~11月30日、「水戸納豆コレド室町店」を「コレド室町2」(東京都中央区)に期間限定オープンする。同店は、創業85年を迎えた「総本舗 水戸納豆」の直営店。濃厚なうまみが特徴の「雪あかり」(税込267円)、創業時から変わらない製法で仕上げる「経木納豆」(税込216円)などの納豆や、納豆を使った菓子類、茨城県の名産品を取り扱う。また、直営店初のイートインスペースを用意。茨城県産の小麦を使ったうどんに納豆をトッピングした「納豆釜玉うどん」(税込690円)が提供される。営業時間は、10時~21時(ラストオーダーは20時30分)。
2015年10月01日原作・附田祐斗、作画・佐伯俊の漫画で、現在TVアニメも放送中の『食戟のソーマ』に登場する「水戸郁魅」がフィギュア化され、2016年2月にコトブキヤより発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は9,720円(税込)。水戸郁魅は、肉料理の授業ではA評価しかとったことがない、ミートマスターの異名を持つ肉料理のエキスパート。遠月学園高等部1年生の女子生徒で、褐色の肌にショートカットの金髪という派手な容姿に加え、同作屈指の豊満なプロポーションの持ち主でもある。コトブキヤから『食戟のソーマ』のフィギュアとしては初の立体化となり、原型製作はATOMIC-BOM suzuが担当。1/8スケールで、全高は約205mm。実際のフィギュアでは、勝気な郁魅にぴったりなホットパンツと鮮やかなファイヤーパターンのビキニ、身に付けたナイフまで、主人公・創真との食戟バトルで着ていた印象的な衣装を再現。細部の肉感にこだわったグラマラスなボディを引き立てる褐色肌と、鮮やかな金髪のコントラストも美しい仕上がりに。こちらを見つめるくりっとした瞳は、ワイルドな見た目に反した、水戸郁魅の女の子らしい可愛い部分を丁寧に再現している。商品価格は9,720円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2016年2月を予定。なお「コトブキヤショップ」(秋葉原館、大阪日本橋、オンラインショップ)限定特典として、「わ~~ん(椀)顔パーツ」が用意されている。(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会
2015年09月15日多くの日本人に愛され続けてきた「水戸黄門」シリーズ。この度、水戸光圀役に里見浩太朗を迎え、一夜限りの復活を遂げることが明らかになった。1969年8月4日から始まり、2011年12月19日にシリーズの幕を閉じた「水戸黄門」。今回の2時間スペシャルでは、徳川綱吉の次期将軍の座を巡る争いに巻き込まれたご老公が、将軍候補である徳川綱豊を連れて、助さん、格さん、八兵衛と共に旅立つところからスタート。世間知らずで将軍の跡目に関心がなく自分の立場をわきまえない綱豊は、ご老公と旅をするうちに人々の暮らしぶりを見聞し、次第に広い視野を持つようになる。一方、ご老公と実子、松平頼常の父子の葛藤もテーマのひとつ。苦悩し、怒りの表情も露にする老公の姿も描く――。主演・水戸光圀には里見浩太朗、風車の弥七役の内藤剛志、柘植の飛猿役は野村将希と、懐かしい顔ぶれも揃う中、ゲストには『魔女の宅急便』で主演を演じた小芝風花を始め、平山あや、永井大、高橋光臣ら若手俳優陣から、大場久美子、田村亮、植草克秀、田中健、秋野太作、六平直政、津川雅彦らベテランが集結している。本作では、お馴染みの印籠シーンや大立ち回りも健在。将軍の跡目騒動、実子との確執に悩む光圀、そして光圀暗殺を狙う悪党との対決など盛りだくさんの内容となるようだ。「水戸黄門スペシャル」は6月29日(月)21時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年05月18日Jリーグ3チームと各地域にゆかりのあるアニメ作品とのコラボレーションプロジェクト「アニ×サカ!!」プロジェクトの初戦となる「東京ヴェルディvs水戸ホーリーホック」の試合が、3月21日に東京・味の素スタジアムで開催される。3月4日に発表された「アニ×サカ!!」は、東京ヴェルディ、水戸ホーリーホック、FC岐阜のJリーグ3チームが協力し、その地域に縁のあるアニメ作品がコラボレーションするプロジェクトで、『のうりん』×FC岐阜、『甘城ブリリアントパーク』×東京ヴェルディ、『ガールズ&パンツァー』×水戸ホーリーホックと3つのコラボが展開される。初戦となる3月21日の「東京ヴェルディvs水戸ホーリーホック」の試合では、会場でさまざまなイベントやグッズ販売が予定されている。この日は「アニ×サカ!!」に参加する2クラブの対戦ということで、『甘城ブリリアントパーク』と『ガールズ&パンツァー』に関連したさまざまな催しを企画。まず、『甘城ブリリアントパーク』の主人公・可児江西也、千斗いすず、ラティファ・フルーランザの3人が、当日の場内アナウンスの一部を担当。また、劇中で使用されている楽曲がスタジアムBGMとして流れるという。さらに『甘城ブリリアントパーク』のマスコット「モッフル」が来場ほか、今シーズンから東京ヴェルディのホームゲームでステージイベントなどを担当する橘杏が千斗いすずのコスプレで登場する。そして、東京・中野と駒沢に店を構える「コロッケ西郷亭」で販売中の『ラティファのコロッケ』が場内の売店に登場。これは『甘城ブリリアントパーク』総支配人・ラティファが毎日手作りしている通常の3倍もの牛肉が入ったコロッケで、ラティファのコロッケ、オレンジコロッケ、紅茶コロッケ3種に缶バッジを加えたセットが750円(税込)で販売される。そのほかのグッズとして、東京ヴェルディユニフォームを着用した「千斗いすず」のオリジナル缶バッジ(600円/税込)や『水戸ホーリーホック×ガールズ&パンツァーコラボレプリカユニフォーム』(受注販売/16.740円/税込)、『水戸ホーリーホック×ガールズ&パンツァーコラボ2015スケジュールカレンダー』(1,080円/税込)なども用意。そして『ガールズ&パンツァー』の舞台となっている茨城県大洗町の「大洗まいわい市場」からは、コラボ商品をはじめ、地元大洗の物産品も出張販売されるという。なお、現在『「東京ヴェルディ×甘城ブリリアントパーク」コラボタオルマフラー&オリジナルデザインチケット』(MB自由席)のセットチケットも販売中。こちらの詳細は、東京ヴェルディ公式サイトおよびチケットぴあまで。(C)賀東招二・なかじまゆか/甘ブリ再生委員会(C)GIRLS und PANZER Film Projekt
2015年03月19日時代劇「水戸黄門」で知られる水戸黄門は、日本で初めてラーメンを作らせて食べ、のちには自分でも作るようになった人物とされている。ラーメンを普通に食べるようになる300年も前の話だ。そんな、ロマンあふれる「水戸藩らーめん」を実際に食べてみることにした!○水戸黄門はグルメで"変わり者"水戸黄門で知られる徳川光圀(1628~1701年)は進取の気象に富んだ人物だったらしく、ラーメン、餃子、牛乳、チーズ、ワインなどを好んだそうだ。日本でラーメンが定着し始めたのは明治の中頃と言われているので、300年くらい時代を先んじていたらしい。300年時代を先んじると、もう流行とかとは完全に無関係。きっと、ちょっとした"変わり者"だったのだろう。光圀は、長崎に亡命していた明朝の儒学者「朱舜水(しゅしゅんすい)」を水戸藩に招き、教えを請うた。朱舜水は芥川龍之介の『歯車』にも名前が出てくる人物で、学問だけでなく漢方にも精通していたという。この朱舜水が水戸黄門に伝えた料理、それがラーメンである。しかも、ただのラーメンではない。麺に小麦だけでなく、レンコンを混ぜて使っているのである。レンコンの粉は、中国から長崎を経由して取り寄せるといったこだわりっぷりである。○地元食材レンコンと5種類の薬味農林水産省が公表している平成24年都道府県別レンコン収穫量によると、茨城県は3万500tで全体の54.2%をしめている。ちなみに2位は徳島県(7,380t)で全体の13.1%。いかに茨城県が"レンコン大国"なのかが分かるだろう。そして、水戸市にある「中国料理 金龍菜館」でも地元産のレンコンを使っている。ラーメンにレンコンを使う理由は「肝臓にいいから」ということらしい。水戸黄門は、このラーメンを「うどんのごとく」と言っていたそうだが、そのラーメンを大いに気に入り、隠居していた西山荘で客人や家臣らにふるまったという。これが、元禄時代の世相風潮や生活の実態、気象などを今日に伝える『日乗日記(にちじょうにっき)』に記されている。「うどんのごとき」ラーメンは、5種類の薬味「五辛」をかけて食べる。「五辛」は、「ニンニク、ニラ、ラッキョウ(エシャレット)、ネギ、ショウガ(はじかみ)」で、どれも身体を温める効能がある。この朱舜水のレシピが『朱舜水氏談○は言偏に奇)』に記されており、1993年に「金龍菜館」や同店に麺を下ろす川崎製麺所が中心になって再現したのが「水戸藩らーめん」(950円)である。レシピといっても、材料は書いてあったが手順はない。それを試行錯誤してかたちにしたのだ。レシピに則り、麺には茨城県の地元特産品であるレンコンを混ぜ込んでいるため、麺が焦げ茶色というか濃い灰色のめずらしいラーメンとなっている。麺の見た目は、蕎麦のようにも見えなくない。○チャーシューはシイタケとともに現在は川崎製麺所に水戸藩らーめん会の事務局があり、水戸市内近郊、および三鷹市、京都太秦に麺を提供している。各店舗ではこの麺にスープや具材を工夫して組み合わせ、独自の水戸藩らーめんを作っている。「金龍菜館」では、スープに塩漬けの豚の腿「火腿」の金華ハムと醤油だしを使用。塩漬けの塩が醤油に溶け込んで、塩ラーメンと醤油ラーメンの中間くらいの薄い色をしたスープに、特製のレンコン麺が浮かんでいる。スープの香りはとてもよく、あっさりした食欲をそそる香りだ。具材はシイタケ、メンマ、チンゲンサイ。そして、「どーんと大きくて見栄えもいいように」と語る店長で2代目の遠藤晋(すすむ)さんの言葉通り、どーんと大きめのチャーシューがのっている。シイタケが入るのは儒教のゆえんで、肉には必ず兄弟分として一緒になっているという。シイタケは濃いめに味つけしてあり、食べ応えも十分だ。こうした具材とともに、クコの実と松の実が彩りを添える。食べると、麺とスープはかなりあっさりした味つけ。レンコンはほのかに感じるくらい。そのあっさりをチャーシューとシイタケががっちりパワフルにサポートする。○水戸藩餃子は水餃子なのに汁がない!?「水戸藩らーめん」とあわせて食べたいのが、「金龍菜館」オリジナルの「水戸藩餃子」(600円)だ。鴨肉入り水餃子で、水餃子というものの汁がない。これも水戸黄門伝来で、朱舜水のレシピにあった餃子を再現し、想像力で作り上げた。餃子の肉に鴨肉を使っているところがオリジナル。鴨肉の中央にはクコの実のほか、水戸の偕楽園で有名な梅肉も入っていてほんのりと甘い。皮は水分を多めに入れているため、汁なしでも柔らかいまま。この皮も川崎製麺所製で「餃子というと焼き加減によっては皮が固いことがあるが、水戸藩餃子の皮は口のなかでとろけるようにやわらかい」と、川崎製麺所の川崎一男社長はいう。○名物・納豆とジャージャー麺のコラボも水戸といえばもうひとつの特産品は納豆だ。「金龍菜館」では「水戸藩らーめん」をアレンジして、ジャージャー麺風の「水戸藩納豆汁なし味噌らーめん」(750円)も出している。もちろん、納豆好きのためのメニューなので好みは分かれるかもしれないが、食べてみると甘辛ねばねばで癖になる味である。「水戸藩らーめん」と同じレンコン麺の上に、細かく切ったひき割り納豆、そして、ひき肉たっぷりのジャージャー麺風辛口ソースがかかる。上に乗るのは、オクラ、ザーサイ、シソ、練り梅、大根とキュウリの千切りで、全部を混ぜて食べると、甘くて辛くて酸っぱくてねばねば。でもサッパリ、という複雑な味つけだ。材料は同じでも、水戸黄門が愛したラーメンはもっと別のかたちをしているかもしれない。とは言え、当時の食文化を知る貴重なラーメンを水戸で感じてみるのも面白いだろう。●information中国料理 金龍菜館茨城県水戸市米沢町237-15※記事中の情報・価格は2014年11月取材時のもの。価格は税別○筆者プロフィール: ベル・エキップ取材、執筆、撮影、翻訳(仏語、英語)、プログラム企画開発を行うライティング・チーム。ニュースリリースやグルメ記事を中心に、月約300本以上の記事を手がける。拠点は東京、大阪、神戸、横浜、茨城、大分にあり拡大中。メンバーによる書籍、ムック、雑誌記事も多数。
2014年12月12日the pillowsが11月30日茨城・水戸ライトハウスより、新作を携えた全国ツアー「moondust tour」をスタートさせた。【チケット情報はこちら】今年結成25周年を迎えたthe pillowsが新作『ムーンダスト』をリリースしたのが10月22日。前作リリースとツアー後に活動休止、山中さわおのソロアルバムのリリースとツアーがあったため、新作を携えたツアーは約2年半ぶりだ。「久しぶりじゃないか、みんな元気かい?」。お決まりのMCに怒号にも近い歓声が起こると「声でっけえな」と嬉しそうな山中。「ツアー初日、初々しい僕たちを、仕上がっていない俺たちをまんまと観に来たな(笑)」と続け、新作からのナンバーを中心に熱いロックンロールを繰り出す。ライブ初披露の新曲もCDよりさらにエモーショナルに歌い上げ、場内のボルテージを一気に上げていく。MCで山中は「今年は俺たち25周年って言ってやってきたけど、ここ水戸ライトハウスも25周年だそうです。(当日収録に入っていた)スペースシャワーTVも25周年ですよね」と縁を感じる初日に触れ、「25年やっても”まだまだだな”と思うのは昨日、新宿の服屋さんに入ったとき、大学生くらいの男の子ふたりとすれ違ったら”あっ、今のthe pillowsのボーカルだ、まじか”みたいな(笑)。そっか、まださわおさんって定着しないんだ」と自虐的なエピソードを披露。演奏されるセットリストも新作からの曲を核に、これまでのキャリアの中からフィットするナンバーを織り交ぜて、躍動感と感動が湧き上がる構成。積み重ねてきた年輪と、25年を経て未だロックに魅せられた少年のような瑞々しさが同居するステージは実に希少だ。また、メンバー紹介の時、茨城出身の佐藤シンイチロウ(ds)が20年ほど前に共演したバンドが、関西出身なのに岩手で”岩手のみんな、帰ってきました。岩手は第二の故郷です”と言ったことにびっくりしたと語り「残念ながらthe pillowsは大衆に媚びないのでそういうことを今まで言ってこなかったけど、今日は言ってみようかな。茨城は僕の第二の...、あれっ、第一の...」と言いかけ、山中に「ややこしいわ、唯一の、でしょう」とツッコまれ、会場の笑いを誘った。アンコールに2度応え、満足そうな笑顔を浮かべた山中は、「今日はね、初日だし、初日はいつもフワフワしてるところを見せてる。だけど”今日の俺は違う!”と思ったら違わなかった(笑)。ここから俺たち元気に、仲良く(笑)、ツアー回ってくるよ。ツアー中、また新曲作るよ。ありがとう、楽しかった」と締めくくった。ツアーは来年3月28日(土)東京・Zepp Tokyoまで続く。また同ツアーでは、アルバム『ムーンダスト』を購入か、来年1月21日(水)に発売される結成25周年記念ライブの模様を収めたDVD・Blu-ray作品を予約すると、その場で「オリジナルクリアファイル」が貰えるキャンペーンを実施。参加予定の方はご確認を。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2014年12月01日TVシリーズのその後を描く劇場版が現在制作中のアニメーション作品『ガールズ&パンツァー』が、今季スポンサード契約を結んでいるプロサッカー・J2リーグ「水戸ホーリーホック」と今期3度目のコラボイベントを開催することが決定した。『「水戸ホーリーホック×ガールズ&パンツァー」2014コラボマッチ第3弾!』と題された本イベントは、11月1日に茨城県・ケーズデンキスタジアム水戸で開催。2014Jリーグディビジョン2第39節の「水戸ホーリーホックvs横浜FC」の試合が13:00から開始され、試合終了後には、試合会場のオーロラビジョンでTVシリーズ『ガールズ&パンツァー』の第4話を上映する。第4話は大洗町が試合の舞台となっており、対戦相手が横浜市出身のダージリン率いる聖グロリアーナ女学院という、当日の「水戸ホーリーホックvs横浜FC」の試合を連想させる回となる(上映は無料で観賞可能)。そのほかにも、2014年4月に行われた「コラボマッチ第1弾」でも登場した「日照戦車(軽トラを改造した戦車/大洗町にて制作)」がピッチ内に展示、ハーフタイムには砲撃パフォーマンスが実施されるという。当日は「大洗町民デー」として、試合会場の大洗町ブースで「大洗町に在住・在学」もしくは「大洗女子学園在学中」であることの分かる証明書(免許証、学生証、大洗女子学園生徒手帳・校章など)を提示すると「『ガールズ&パンツァー』スペシャル招待券(非売品)」がプレゼントされ、当日行われる試合がメインサイド席にて無料観戦できるという。詳細は、特設サイトまで。さらに、このコラボマッチのための描き下ろしイラストを使用した「水戸ホーリーホック×ガールズ&パンツァー」クリアファイルが、先着2,000人にプレゼントされる(引き換えには当日の試合観戦チケットが必要。一人1枚限り)。また会場では、「コラボレプリカユニフォーム」が、通常は1万8,000円のところをスペシャルプライズの1万5,000円で販売。購入者先着150名には「コラボマッチ告知ポスター」も配布。そして当日の会場では、水戸ホーリーホック新規スポンサーとなった「飯岡屋水産」と、『ガルパン』に深く携わる「大洗まいわい市場」の2店舗がスタジアムに出店。飯岡屋水産では、これから旬を迎えるあんこうを使った「あんこう汁」などを販売、大洗まいわい市場では、『ガールズ&パンツァー』グッズや新鮮な野菜などが販売される。(C)GIRLS und PANZER Projekt
2014年10月13日韓国を代表する現代美術作家、ヂョン・ヨンドゥの大規模個展「地上の道のように」が、茨城・水戸芸術館現代美術ギャラリーにて11月8日より開催される。初期作品から最新作まで、ヂョンの作品を一挙公開。各国からの移民が地域ごとに暮らす街の特性を活かして制作された映像作品『Six Points』、見慣れた街の風景を映像トリックで異世界に変化させる『日常の楽園』、鑑賞者が映画の登場人物になった気分を味わえる体験型映像インスタレーション作品『ドライブ・イン・シアター』に加え、ヂョンが水戸で出会った盲目のマッサージ師・白鳥建二が撮影した写真をもとにした映像作品や、3D映像によるバーチャルリアリティ体験ができるヘッドセットモニター・オキュラスリフトを用いた新作、水戸を舞台にイリュージョンアーティストのイ・ウンギョルやジャズピアニストの小曽根真が出演する映像作品などを展示する。なお、展覧会名は魯迅の短編小説『故郷』の一説からの引用で、新たな視覚体験やウィットに富んだ映像作品を通して記憶と忘却、希望の意味を問い掛ける。ヂョンは1969年韓国・晋州生まれ、ソウル在住のアーティスト。2007年に最年少で韓国のアーティスト・オブ・ザ・イヤー賞を受賞し、市井の人々の夢や思い出を題材とする作品をヴェニスや上海のビエンナーレ、ニューヨーク近代美術館、東京の国立新美術館等で発表している。【イベント情報】ヂョン・ヨンドゥ展「地上の道のように」会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8会期:2014年11月8日から15年2月1日時間:9:30から18 :00(入場は17 :30 まで)休館日:月曜日(ただし祝日は開館し翌火曜閉館)、年末年始(14年12月27日から15 年1月3日)入場:800 円
2014年10月09日熊本市交通局は10月3日、水戸岡鋭治氏のデザインによる新型超低床電車「COCORO」の運行を開始する。開業90周年を記念して導入するもので、観光客にも利用しやすいように土休日は固定ダイヤで運行するという。新型超低床電車「COCORO」は2車体連接型の超低床電車。外観は熊本城の城壁をイメージした濃茶メタリック塗装の車体に、シンボルマークやロゴなどを金色で描いた印象的なデザイン。インテリアには色合いの異なる2種類の木材(メープル、ウォールナット)をふんだんに用い、1編成で雰囲気の異なる2つの空間を楽しめるように仕上げた。愛称の「COCORO」には、熊本市を訪れた観光客をおもてなしの心で迎えようとの思いを込めたという。車体長さ18.46m、幅2.4m、高さ3.4mで乗車定員86名。出入口付近の床面高さは30cmで、車いす用の電動リフトを装備している。車両製作費は3億1,900万円。熊本市が水戸岡鋭治氏に新型超低床電車「COCORO」のデザインを依頼したのは、同氏が800系新幹線「つばめ」をはじめ、「A列車で行こう」「あそぼーい!」「SL人吉」など、熊本県内を走るJR九州の鉄道車両を数多く手がけたことが理由。「水戸岡デザイン」の列車で熊本を訪れた観光客を、「水戸岡デザイン」の路面電車で迎え、旅の行程の連続感を持ったまま観光地や市街地への移動を楽しんでもらおうとの意図があるという。
2014年09月30日JR東日本水戸支社は、常磐線水戸駅の改札内改修工事に着手すると発表した。今年度末の「上野東京ライン」開業を前に、観光やビジネスで訪れた駅利用者に水戸の良さを感じてもらえる「もてなしの空間」を創出するねらいだという。改修工事では、店舗やコンコースを周辺の環境に配慮した統一デザインにリニューアルし、くつろぎの空間を演出。正面改札には改札ゲートを新設し、改札の視認性を高めるとともに、商業施設・案内所・コンコースに一体感を持たせ、茨城県の玄関口としてふさわしい環境演出を行う。あわせてトイレの快適性を向上させる美化工事、災害に備えた天井耐震化工事も行う。着工は9月20日頃で、2015年3月までに順次完成の予定だ。
2014年09月17日水戸芸術館は3月2日~5月12日、個展「坂 茂建築の考え方と作り方」を開催する。同展は、建築家・坂茂(ばん・しげる)の創作と活動を包括的に紹介する日本で初めての大規模個展。紙管をはじめとするさまざまな材料や構法を用いることで、住宅から公共施設、そして災害支援に至るまで、多くのプロジェクトを世界各地で進行させる建築家・坂茂の活動の全貌を紹介する。同氏の作品の特徴は、私たちが普段、気にもかけずに見過ごしがちなものの中に建築の材料として特性を見いだし、それを建築作品として実用化するところにあるとされる。氏はそのキャリアの早い段階から、これらの材料を用いつつ優れたデザインで解決する建築家として、独自の建築手法を展開してきた。同展では、初期作品から代表作「ポンピドゥーセンター・メス」、および進行中のプロジェクトに至るまで、氏の仕事を写真、映像、模型、立体展示でたどる。日本初の試みとなった3階建てのコンテナ仮設住宅の実物大モックアップ(一世帯)を屋外に展示し、活動の全貌を俯瞰できる構成を予定しているという。今回、作品の一部が、会期途中の3月10日から1週間程度、地元の学生たちの手によって設営、展示される予定となっており、設営期間に来場すれば設営風景を観覧できる。希望者は設営にも参加可能となっている。また同展に限り、展示作品を写真撮影でき、撮影された写真はSNS上でシェアすることが可能という。会期は、3月2日~5月12日。開館時間は、9時30分~18時(入場時間は17時30分まで)。会場は、水戸芸術館現代美術ギャラリー+水戸芸術館敷地内(茨城県水戸市五軒町1-6-8)。休館日は月曜日。ただし4月29日、5月6日は開館、翌4月30日、5月7日は休館。入場料は一般800円。中学生以下、65歳以上、障害者手帳所持者と付き添い1名は無料。その他、詳細は同館Webページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月15日2012年8月から茨城県水戸市のマスコットキャラクターの愛称を募集したところ、全国から1,567作品の応募があり、「みとちゃん」に決まった。「みとちゃん」という愛称は18人から応募があったが、「趣味は黄門さまと同じ全国の街を旅すること。あさは納豆ごはんを食べて元気モリモリ」とする説明が最も優れていたとして、最優秀賞は水戸市の会社員、宮元康成さんに贈られる。「みとちゃん」と命名されたマスコットキャラクターは先に公募で決定していた大阪府在住のグラフィックデザイナー、福添(ふくぞえ)あゆみさんの作品。納豆をイメージした藁苞(わらづと)風のかぶりものに、市の木の梅の花をあしらった。市章入りの水戸黄門の衣装、印籠(いんろう)を身に着け、杖も持つかわいらしいキャラクター。11月7日には同市見川町の市総合運動公園体育館などで開催された市産業祭で、着ぐるみもデビューした。今後「みとちゃん」は市のイベントなどで活用していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日九州旅客鉄道とJR博多シティ、ドーンデザイン研究所は12月2日より、「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」を開催する。同展は、JR九州の車両を始めとする公共交通デザインなどを25年間続けてきた水戸岡鋭治氏の活動を、アイディアスケッチ、ポスター、椅子やテーブル、車両模型などから360度俯瞰(ふかん)するパノラミック展示会。つばめ電車の運行や子ども向け遊戯施設の「木のプール」、JR九州のマスコット「くろちゃん」のコーナーなどを通じて、子どもたちにこれからの公共デザインに興味を持たせる企画が用意されている。会場はJR博多シティ9FのJR九州ホール(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号・博多駅直結)。開催日時は12月2日~2013年1月14日。平日11時~19時、 土日祝・年末年始(12月29日~1月3日)10時~19時(入場は18時30分まで)。初日となる12月2日は正午開館で、正午から開会式典を予定している。入場料金は、一般:前売り800円(当日1,000円)、中高生:前売り600円(当日800円)、小学生:前売り100円(当日200円)。未就学児は保護者同伴で無料となる。発売場所は、JR九州の主な駅、JR九州旅行支店、駅旅行センター、チケットぴあ他。その他、詳細は同展公式Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日日本三名園の一つ、水戸の偕楽園は1842年(天保13年)に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公が「衆と偕(とも)に楽しむ場」として開設、今年170周年を迎える。これを記念して「第45回水戸の萩まつり」が2012年9月1日(土)~9月20日(木)、9月30日(日)に開催される。金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに、日本三名園の1つに数えられる偕楽園。梅林がよく知られているが、萩も見事。萩は、”秋にクサカンムリ”の字の通り秋の花の代表格だ。秋の七草の一つでもあり、万葉集の歌の題材として最も多く用いられており、約140首もの歌が詠まれている。偕楽園の萩は、創設時に徳川斉昭公が伊達藩から譲り受けたものを植えたもの。そのため宮城野萩が中心なのが特徴だ。白萩、山萩、丸葉萩など150群(むら)が咲き競う様子を楽しめる。「水戸の萩まつり」の期間中は行燈が設置され、夕暮れにかけての萩と偕楽園の美しさが際立つ。9月14日(金)~23日(日)、29日(土)、30日(日)には、ライトアップがされ、より一層秋の美しさを堪能できる。さらに、イベントも多彩で、期間中土曜・日曜・祝日には「旅の思い出に記念撮影~水戸黄門漫遊一座~」、「市民観光ボランティア”歴史アドバイザー水戸”による案内」が行われる。9月8日(土)は「スズムシの放虫2012匹」、9日(日)「野点茶会」(水戸二高茶道部)、16日(日)「萩まつり俳句大会」も用意されている。中秋の名月の9月30日(日)には、遠州流による好文亭茶会(有料)やさまざまな流派の合同野点茶会(有料)、津軽三味線演奏、箏(こと)の演奏、神楽舞と雅楽演奏会、献詠歌会、キャンドルライトアップ(日没から午後9時まで)が予定されている。また、恒例の児童写生大会を9月1日(土)~20日(木)の期間中、毎日開催している。なお、偕楽園への入園は無料だが、「好文亭」への入館料は大人190円、小人100円となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日JR東日本水戸支社は、いわき・水戸~鎌倉間で運行される直通臨時列車「急行ぶらりお座敷鎌倉号」を使用した日帰りツアーを発売した。出発日は9月15日、22日、29日。往復乗車券と江ノ電1日乗車券に、鎌倉御代川での昼食をセットにした「鎌倉古刹の料理御用達の店で懐石弁当」コースや、鎌倉プリンスホテルでの昼食をセットにした「海を見おろすホテルでおしゃれにランチ」コースなど、4コースを設定。旅行代金は大人1名9,400~1万3,600円。同社によると、いずれのコースも乗車券などを別々に購入するよりも6,500円以上お得な値段になっているとのこと。予約はJR東日本水戸支社ウェブサイトなどで受け付けている(申し込みは2名以上から)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日俳優、大沢たかおが2月7日(日)、茨城県・水戸市千波湖畔に建設された製作費2億円強のオープンセットで行われた主演映画『桜田門外ノ変』の撮影に参加し、水戸藩士・関鉄之介姿を初公開した。同作は、江戸末期、時の最高権力者で攘夷派を弾圧した幕府の大老・井伊直弼(伊武雅刀)が、水戸・薩摩の浪士らに暗殺された事件の推移を追う時代劇エンターテイメントで、『男たちの大和』の佐藤純彌監督がメガホンを取っている。出演はほかに越前福井藩主・松平春嶽役で池内博之ら。総製作費は約10億円。同セットは、同市所有のもので東京ドームとほぼ同じ約13,000平方メートルの敷地に、江戸城の桜田門外周辺を史実に基づき、ほぼ実寸大で、昨年10月から約4か月間かけて建設された。史実では事件は雪の降る中とされているため、約70トンの寒水石を砕いて敷き詰めて雪に見立てて積雪も“再現”し、この日、セット全体を初お披露目。彦根藩邸を出て登城途中の井伊大老の行列が襲撃されるクライマックスシーンがテスト撮影されたが、暗殺事件の指揮官で襲撃の成功を見届ける役割だった関役の大沢さんは、通り脇から劇中さながらの真摯な眼差しで同撮影を見守った。この日は、設定とは違う澄みきった晴天となったため、本撮影は見送られた。同セット内の松の廊下で行われた会見で、大沢さんは、幕末の志士たちに対し「その気概、思いはいま、望まれ求められていて、幕末モノが注目されているのかなと。自分たちにもそういう(志士たちの)遺伝子は絶対ある」と共感を寄せ「こういう作品にはなるべく参加したいし、今回もそうさせてもらった。小さく、少しでもある気概を膨らませて、ぶつかっていきたい」と青空を見つめて体当たり宣言。先月20日のクランクイン前に水戸入りし、市内にある関の墓へお参りをし「クランクイン前に、どうすれば最後まで役と向き合えるのだろう?と考えましたが、歳が同じくらいの関さんと、人間として男として懸命に向き合うことしかない。無駄なことは考えず全体のことは監督に委ねて、関さんと誠実に向き合おうとしていま、水戸に滞在しています」と気持ちが乗っている様子。「西郷隆盛や名が残っている人以外にもいろいろな人が国を思い、行動している。そこがすごくいいなと。それはいまも同じで政治家だけでなく誰でも国を思うことができる。この役を演じることがすごく意味のあることだと思っていて、いろいろな人に勇気を届けられたら、と思いながら関さんと向き合っています」と笑顔を見せた。一方で、昨年10〜12月放送で、同クールトップの平均視聴率19%を記録(TBS発表)した同局系主演ドラマ「JIN -仁-」から幕末モノ続き。だが「偶然です」と照れ笑いし「こういう作品に呼んでいただけるのは、時代の流れ、人が幕末を思い出すのが必要な時代だったりするのかなと思う」と分析してみせた。注目される同ドラマの映画化もしくは続編制作について、大沢さんの近い関係者は「わかりません」と話した。会見には、水戸藩九代目藩主・徳川斉昭役の北大路欣也も出席。「僕の出番は非常に少なめで、撮影は実は終わっている。いまなら大沢さんやスタッフと和んでいるし、今日が一番リラックスしている。いまぐらいから撮影が始まるのが僕の理想だった」と残念がって会場の笑いを誘いつつ「同じ方向を向いていない人たちが国を思い情熱をぶつけた事件。いまのどこかにつながる」と訴えた。佐藤監督は「今日は暖かくていい日ですが、撮影は渋滞です。まあ全体の撮影は5分の1は済んでいますが」と苦笑い。ほぼ全編、茨城県内で来月末まで撮影。同セットは、撮了後に一般公開される予定。映画『桜田門外ノ変』は10月公開予定。■関連作品:桜田門外ノ変 2010年10月、公開予定■関連記事:来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!
2010年02月07日