「なにわ男子」高橋恭平が映画初主演を務める『なのに、千輝くんが甘すぎる。』に、莉子が出演することが分かった。「ブラックシンデレラ」「ファイトソング」『牛首村』などに出演した莉子さんが演じるのは、ヒロイン真綾(畑芽育)の親友・小原知花。恋に悩む真綾の話を聞き、背中を押す親友であり、千輝くん(高橋さん)や手塚(板垣李光人)とは同じ中学で、千輝くんとは陸上部仲間でもある。そんな明るくて面倒見の良い小原さんを演じる莉子さんは「同年代のキャストが多かったので、とても楽しい撮影でした。撮影合間も何気ない会話で盛り上がって、きっとその楽しい雰囲気が作品にも反映されてるんじゃないかなと思います」と充実した撮影だった様子。役柄については「誰とでも仲良くなれて、こういう友達がいたらいいなと思ってもらえるような女の子です」とコメント。そして「とにかくきゅんきゅんするシーンが多いので、そこを楽しんでもらいたいですが、陸上部として、みんなで陸上練習も頑張ったので、陸上シーンも注目して観てもらえたら嬉しいです」と見どころを明かしている。『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は2023年3月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:なのに、千輝くんが甘すぎる。 2023年3⽉3⽇より全国にて公開©2023「なのに、千輝くんが⽢すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社
2022年10月05日「なにわ男子」高橋恭平初主演映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』に、板垣李光人が出演していることが分かった。「仮面ライダージオウ」や『約束のネバーランド』などに出演し、10月スタートの新ドラマ「silent」への出演も決定している板垣さんが演じるのは、ヒロイン・真綾(畑芽育)に密かに想いを寄せるクラスメートであり、千輝彗(高橋さん)のライバルでもある手塚颯馬。ライバルでありながらも、どこかで千輝を見守るような一面も。きゅんきゅん映画に出たかったという板垣さんは、撮影中は高橋さんと仲良く話すことも多く、チームワークの良さを見せていたという。板垣さんは「千輝とライバルでありつつ、千輝と真綾の恋の起爆剤になる人物でもあり友情も描かれているので、単純に対立するだけではない少し複雑な存在です」と役柄について説明し、「"きゅん"の部分など不安な点も多くあったのですが、恭平くんが持つ人を惹きつける力と包容力のおかげで同世代のキャストととにかく楽しみながら、青春しながら作品を描けたと思います」とふり返っている。『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は2023年3月3日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:なのに、千輝くんが甘すぎる。 2023年3⽉3⽇より全国にて公開©2023「なのに、千輝くんが⽢すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社
2022年09月28日人気漫画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」が実写映画化。なにわ男子・高橋恭平を主演に迎え、2023年3月3日(金)に公開される。人気コミック「なのに、千輝くんが甘すぎる。」実写映画化亜南くじらの「なのに、千輝くんが甘すぎる。」は、講談社「⽉刊デザート」にて連載中、既刊7巻で210万部を突破した人気コミック。周囲には塩対応だけど、⾃分だけにはなぜか⽢くて優しい“ギャップ男子”との、“⽚想いごっこ”ラブストーリーを描いている。次から次へと登場する、“胸キュン”シーンが話題だ。なにわ男子・高橋恭平が映画初主演実写映画化される『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で、学校イチのイケメン・千輝彗を演じるのは、なにわ男子の高橋恭平。高橋恭平は、『なのに、千輝くんが甘すぎる。』が映画初主演作となる。■千輝彗(ちぎら・すい)...高橋恭平(なにわ男子)陸上部のエースで学校イチのイケメン。周囲には無⾃覚な塩対応をするが、ヒロインにだけは⽢すぎるモテ男⼦。失恋して落ち込んでいるヒロインに、“⽚想いごっこ”を提案する。なにわ男子・高橋恭平が、映画初主演。■如月真綾(きさらぎ・まあや)...畑芽育⼈⽣初の告⽩でフラれ、落ち込んでいた時に千輝くんに出会い、ヒミツの“⽚想いごっこ“を提案されるヒロイン。⽚想いごっこの条件は、絶対に好きにならないことと、まわりにバレないこと。好きになってはいけない約束なのに、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていき…。ヒロインを演じるのは、ドラマ「プロミス・シンデレラ」「純愛ディソナンス」『99.9-刑事専⾨弁護⼠-』などに出演してきた畑芽育。■手塚颯馬(てづか・そうま)…板垣李光人真綾に密かに想いを寄せるクラスメートであり、千輝のライバル。手塚を演じるのは、板垣李光人。映画『約束のネバーランド』や、TVドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」「インビジブル」「Silent」に出演し、NHK大河ドラマ「どうする家康」では井伊直政役を演じるなど活躍を見せている。■⼩原知花(おばら・ちか)…莉⼦恋に悩む真綾の話を聞き背中を押す親友。千輝や⼿塚とは同じ中学の出⾝で、千輝とは陸上部仲間。明るくて面倒見の良い性格。小原知花を演じるのは、莉⼦。ドラマ「ブラックシンデレラ」「DISTORTION GIRL」で2度の主演を務め、映画『⽜⾸村』『君が落とした⻘空』『⼥⼦⾼⽣に殺されたい』など数々の話題作に出演している。■山田太郎(やまだ・たろう)…曽田陵介真綾が半年間の片想いの末、人生初の告白に踏み切った相手。園芸部員として、日々校舎内の花の世話に励む、オタク気質な男子。恋愛リアリティ番組「月とオオカミちゃんには騙されない」に出演し、ドラマ「不幸くんはキスするしかない!」ではドラマ初主演を務めた曽田陵介が演じる。■ヒナ…箭内夢菜学校イチのイケメン・千輝の熱烈なファンの⼀⼈。陸上部に所属する千輝の応援に⽇々勤しんでいる。常に塩対応の千輝にめげず、練習後にタオルを差し出したり、 試合の応援に⾏ったりしている。ドラマ「3年A組-今から皆さんは、⼈質です-」「俺のスカート、どこ⾏った?」「ゆるキャン△」「明⽇、私は誰かのカノジョ」など、⼈気作への出演が続く箭内夢菜が演じる。■花咲美結…中島瑠菜学校のマドンナ的存在で、千輝に片想い中のキラキラ女子。同級生のヒナ、モモと共に千輝の塩対応にもめげず追いかけているが、千輝に一番近い女子として学校内で注目を集める。演じるのは、松竹グループ大型オーディションのグランプリに輝き、本作が映画初出演となる中島瑠菜。■千輝彗の幼少期…末永光(ジャニーズJr.)千輝彗の幼少期を演じるのは、ジャニーズJr.の末永光。ジャニーズ事務所には2021年に入所した、フレッシュな注目株だ。主題歌はなにわ男⼦「Special Kiss」映画『なのに、千輝くんが⽢すぎる。』の主題歌は、主演の⾼橋恭平が所属するなにわ男⼦の楽曲「Special Kiss」。なにわ男子にとって初の映画主題歌となる。世界観に寄り添った“⽢い”ラブソングで、恋と⻘春が詰まったストーリーを爽やかに盛り上げる。尚、主題歌「Special Kiss」を収録した、なにわ男⼦4枚⽬のシングルは、2023年3月8日(⽔)に発売予定だ。監督・新城毅彦×脚本・大北はるかで実写映画化映画『なのに、千輝くんが⽢すぎる。』の監督は、『四⽉は君の嘘』『ひるなかの流星』『午前0時、キスしに来てよ』などのヒット作を世に送り出し、恋愛映画に定評のある新城毅彦。脚本は、ドラマ「好きな⼈がいること」「ユニコーンに乗って」『ラジエーションハウス』などを手掛ける大北はるかが務める。<映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』あらすじ>半年の片想いの末、園芸部員の山田太郎への人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の失恋女子・真綾。親友の小原知花に慰められるも、落ち込んでいるところを陸上部のエースで学校一のイケメン男子・千輝くんに見られてしまう。モテモテなのに周囲には塩対応な千輝くんが、なぜか真綾に提案したのは、なんと“片想いごっこ”!「好きな人、無理に探すくらいなら、俺に片想いすれば?」。片想いごっこの条件は、絶対に好きにならないことと、まわりにバレないこと。好きになってはいけない約束なのに、優しくて自分にだけ甘すぎる千輝くんとの秘密の関係に、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていく…。そんな中、真綾に密かに想いを寄せるクラスメートの手塚に、秘密の“片想いごっこ”を知られてしまい…。千輝、真綾、そして手塚の、恋の行方は――?!【詳細】映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』公開日:2023年3月3日(金)全国公開出演:高橋恭平、畑芽育、 板垣李光人、莉子、曽田陵介、中島瑠菜、箭内夢菜、鈴木美羽、末永光原作:亜南くじら「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(講談社「⽉刊デザート」連載)監督:新城毅彦脚本:大北はるか製作:「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会制作プロダクション:松⽵撮影所制作協⼒:松⽵映像センター企画・配給:松⽵
2022年08月19日ミュージカル『刀剣乱舞』 鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵~が7日に東京・天王洲 銀河劇場にて初日を迎えた。同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」をミュージカル化した人気シリーズの特別公演。同じ本丸に顕現し、刀剣男士としての任務を共に担う鶴丸国永(岡宮来夢)と大倶利伽羅(牧島輝)。その“双騎出陣”である今作は、伊達家伝来で旧知の仲である2振りの物語を描くミュージカルパートと、今公演からの新曲を含めたライブパートの二部構成となっている。岡宮、牧島のほか岡幸二郎、唐橋充、後藤成貴・田中悠貴(Wキャスト)らが出演する。8月7日と9月4日の計4公演は動画配信サービスDMM.comにてライブ配信(ディレイ配信付き)されるほか、9月4日の大千秋楽公演は、全国の映画館でのライブビューイングも決定している。東京公演は天王洲 銀河劇場にて8月7日~8月14日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて8月20日~9月4日。
2022年08月07日4月9日(土)・10日(日)、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて『サロメ奇譚』が上演される。「サロメ奇譚」チケット情報オペラ、バレエ、映画、舞台など、あらゆる芸術のモチーフとなり、今なお人々を魅了するオスカー・ワイルドの傑作「サロメ」。本公演では、この名作を現代の家族の物語として捉えなおし、新たな視点で描く。脚本をペヤンヌマキが、演出を文学座の稲葉賀恵が手掛け、主演のサロメ役を、芸能生活30周年を迎えた朝海ひかるが演じる。共演には、サロメの母へロディアに松永玲子(ナイロン100℃)、預言者ヨカナーンに牧島 輝、サロメの義父ヘロデをベンガルが演じる。誰もが知る、サロメの「悲劇」がどのように生まれ変わるのか、実力派キャストでおくる新しいサロメにご期待ください。大阪公演の開幕を直前に控え、朝海ひかる、松永玲子、牧島輝、ベンガルからのコメントが到着!◆出演者コメント朝海ひかる『サロメ奇譚』いよいよ大阪公演が始まります。9日、10日と二日間ですが、お客様に楽しんでいただける様、キャスト一同精一杯勤めて参ります。関西のお客様がどの様に反応してくださるか今はとても興味深いです。是非新しい「サロメ」を覗きにいらしてください 。松永玲子俳優が知っている『サロメ奇譚』は稽古場で自分の出ていないシーンだけです。この作品は、セットと照明が大いに世界観を創っているようなので、私には永久に『サロメ奇譚』がどういう作品なのかは解りません。客席からご覧になる方が一番知ることのできる作品です。既に東京公演を終えているとはいえ、主催の梅田芸術劇場にとっても大阪出身の私にとっても、大阪公演こそがホームです。この摩訶不思議な演劇を精一杯務めます。どうぞご覧ください。牧島輝オスカー・ワイルドの「サロメ」を現代に近い世界観で描いたこの作品。年代が違うだけでかなり解釈の幅が広がったり、ギャップのある作品になっていると思います。東京公演を終えましたが、様々な捉え方ができるだけに、『サロメ奇譚』はまだまだ成長していると感じます。是非劇場でその変化を楽しんでいただければと思います。ベンガルあの伝説の「サロメ」を現在の日本に設定を置き換えた、多分初めての試みだと思います。東京で練り上げられたこの舞台を千秋楽の大阪で更なる高みへと持っていければ嬉しいです。
2022年04月08日舞台『サロメ奇譚』の公開舞台稽古が東京・東京芸術劇場シアターイーストで行われ、朝海ひかる、松永玲子、牧島 輝、ベンガルらが登場した。同作は時代を超えて上演され続けるオスカー・ワイルドの不朽の名作『サロメ』を現代に置き換え、とある一家での一晩の出来事を描く。主宰する演劇ユニット「ブス会*」を始め、近年ではTVドラマの脚本で も活躍するぺヤンヌマキが脚本を手掛け、現代を生きる女性を独自の観察眼で描き出す。文学座に所属し、2013年の初演出以降、劇団内外作品にて多くの演出を担当する稲葉賀恵が演出を手掛けた。ほか、東谷英人、伊藤壮太郎、萩原亮介が出演する。東京公演は東京芸術劇場シアターイーストにて3月21日〜3月31日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて4月9日〜10日。また3月26日17時公演のアーカイブ付ライブ配信が決定し、詳細は同作の公式サイトより確認できる。○朝海ひかる コメント『サロメ奇譚』いよいよ幕が開きます。この一ヶ月、脚本家のペヤンヌさん演出家の稲葉さんはじめスタッフの方々、そしてキャスト全員で作り上げてきました。オスカーワイルド版『サロメ』のビターな所は残しつつ、現代の私達にも共鳴できる作品になっていると思います。是非劇場へ足をお運びください。お待ちいたしております。○松永玲子(ナイロン100C) コメントちょうど2年前、最初の緊急事態宣言直前に私はこの東京芸術劇場シアターイーストでの公演が初日前日に自粛要請で中止になりました。カンパニーや作品は違えど、この劇場に再び立つことができるのは、喜び一入と同時に身の引き締まる思いです。あの日、まさか2年後もこんな状況だとは思わなかったし、世界はより深刻な方向へと進んでいます。暗いニュースの多い中、お客様を違う世界へお連れすべく精一杯つとめます。###牧島輝 コメント今回は預言者ヨカナーンという役を演じる上での課題の一つとして、魅力というものについてずっと考えていました。現れただけで空気を変える存在感。幻想的で魅惑的な声。ある人には希望を、ある人には絶望を、そんな影響を与えられる人はどんな人なんだろうとずっと考えていました。正直答えは出ていないです!! 笑 探し続けています!!ただ、何者なのか分からないこともヨカナーンの魅力の一つなんだと思います。どんなヨカナーンを演じるのか、あなたの目にはヨカナーンがどう映るのか、楽しんでもらえたら嬉しいです!○ベンガル コメントあの世界的に有名な悲劇「サロメ」を今をときめくペヤンヌマキさん・稲葉賀恵さんが作・演出を手掛け、設定を現代の日本に置き換えてお送りする画期的な意欲作です。悲劇の中に必ず存在する喜劇的要素を楽しんで頂けたら最高です。
2022年03月21日フットボールアワーの後藤輝基が、カバーアルバム『マカロワ』を5月11日にリリースすることが決定した。2020年10月にリリースされた藤井隆主宰音楽レーベル・SLENDERIE RECORDのオムニバスアルバム『SLENDERIE ideal』に収録されたカバー楽曲「悲しみSWING」で、これまでに無いシンガーとしての魅力を見せた後藤。これに続き藤井の全面プロデュースとなる今作は、藤井がセレクトしたシティーポップや昭和・平成アイドル楽曲を後藤が見事な表現力で歌い上げたアルバムとなっている。アレンジは澤部渡(スカート)、奥田健介(NONA REEVES、ZEUS)、KASHIFが担当した。また、カバーアルバムの発売を記念したインストアイベントが、5月15日に大阪・タワーレコードNU茶屋町店、5月29日に東京・タワーレコード渋谷店 B1 CUTUP STUDIOで行われることが発表された。<リリース情報>後藤輝基 カバーアルバム『マカロワ』2022年5月11日(水) リリース価格:2,200円(税込)後藤輝基『マカロワ』ジャケット(撮影:永瀬沙世 (C)SLENDERIE RECORD)【収録内容】1. Cat-Walk Dancing(Wink)作詞:松本隆 作曲:羽場仁志 編曲:KASHIF2. Carnival(宝生舞)作詞:田辺智沙 作曲:渡辺善太郎 編曲:澤部渡(スカート)3. ハートのIgnition(福永恵規)作詞:秋元康 作曲:伊藤銀次 編曲:奥田健介(NONA REEVES,ZEUS)4. 悲しみSWING(本田美奈子.)作詞:小林和子 作曲:西木栄二 編曲:澤部渡(スカート)5. リズムとルール(篠原涼子)作詞:鈴木祥子 作曲:L・SOUL 編曲:奥田健介(NONA REEVES, ZEUS)6. こぬか雨(伊藤銀次)作詞・作曲:伊藤銀次 編曲:KASHIF【CD購入者限定特典】・タワーレコード:藤井隆仮歌集(CD)・Amazon.co.jp:メガジャケット・応援店:ステッカー※特典はなくなり次第終了となります。※応援店対象店舗は後日発表いたします。【発売記念インストアイベント】・5月15日(日) 大阪・タワーレコードNU茶屋町店・5月29日(日) 東京・タワーレコード渋谷店 B1 CUTUP STUDIO詳細はこちら:
2022年03月16日オスカー・ワイルドの『サロメ』を原案に、ペヤンヌマキが脚本、稲葉賀恵が演出を手がけ、朝海ひかるが主演を務める舞台『サロメ奇譚』が3月21日に開幕する。サロメはなぜ預言者の首を求めたのか――。新約聖書をもとに書かれた本作を現代に置き換え、とある一家での一晩の出来事として描く本作。出演は、朝海ひかる、松永玲子(ナイロン100℃)、牧島 輝、ベンガル、東谷英人(DULL-COLORED POP)、伊藤壮太郎、萩原亮介。本作にて、預言者ヨカナーンを演じる牧島 輝に話を聞いた。舞台設定や言葉選びが現代に近いので、お客様もきっと観やすいはず――オスカー・ワイルドの『サロメ』を原案に、ペヤンヌマキさんが書かれた脚本を読んでどう思われましたか?原案の『サロメ』を何度か読んだときに、作品の雰囲気や世界観みたいなものは面白く感じられたのですが、正直、何度か読まないとどういうお話なのかわからなかったんですよ。だけどペヤンヌさんが書かれたものは、舞台が現代ですし日常会話にかなり近い言葉選びをされているので、「なるほど!ここはこういうことだったのか!」という面白さがありました。お客様もきっと観やすいんじゃないかなと思います――それを実際にお稽古でやってみて、いかがですか?ひとりで脚本を読んでいるときよりもさらに面白いです。今回共演させていただく皆さんは、伊藤壮太郎さん以外初めての方ばかりなのですが、お芝居を見ていて素で笑っちゃうんですよ。まだ立ち稽古が始まって3日目くらいなのに。――お稽古の中では、皆さんで「家族」について話し合ったりされているそうですね。サロメの家族はいろいろな問題を抱えているので、「こういう気持ち、理解できる経験ある?」という話をしました。皆さん、同じ経験はなくても同じような気持ちになったことがあって、そうやって実体験に置き換えて話ができると、物語も自分に近いところで考えられて、好きな時間でした。ヨカナーンの背景を想像しながら役を作っていく――牧島さんが演じる予言者ヨカナーンについては話されましたか?いえ、でも僕は皆さんに聞いてみたいなと思っていることがあって。ヨカナーンにとっての“神”に当たる存在はいますか?って。僕自身、特定の宗教がないので神についてはわからない部分もあるのですが、何かひとつのものを信じることは“強さ”になると思うんですよね。だから皆さんにもそういう存在がいるのか、聞いてみたいです。――他の登場人物は「王」が「社長」になっていたりなど現代版としてアレンジされていますが、預言者ヨカナーンは「神々しい」と表現されていたり、原作でのキャラクター像が強く残っています。この作品の中でも少し異質な存在ですね。はい。他の皆さんの言葉は現代語なのですが、ヨカナーンは『サロメ』の難しい言葉をそのまま使うような役です。だから、現代でこの言葉遣いをするって、どんなふうに育ってきたんだろう?みたいなことを考えてもいます。そういうところが面白さになると思いますし、僕にとって挑戦になるのかなと思います。――どんな風に育ったらこの言葉遣いをするのかって面白いですね。原作『サロメ』ではヨカナーンは王に囚われるんですけど、『サロメ奇譚』では日本のどこかの社長の家での話ですからね。その規模感とか、ヨカナーンが自らヘロデの家に足を運んでいることとか、脚本に書かれているいろんな情報が、今は僕の中でまだ“点”の状態なんです。その点と点を繋げていく作業をこれからやっていきます。繋がり始めたら早い気がしています。――脚本にヨカナーンは「不思議で魅惑的な声」と書かれていました。そうなんです! ハードルが高い。僕が喋って、サロメは雷に打たれたような感覚になるんですよ!? どうしたらいいんだろうと思って。――(笑)。そこは演出の稲葉(賀恵)さんにも頼って、演劇の力も借りて、やっていきたいです。――稲葉さんとはどんなお話をされていますか?この脚本におけるヨカナーンの存在って結局なんなんだろうね、というようなことを一緒に考えてくださいます。ヨカナーンは他の人たちとは違う言葉を使うので、そのうえでどうコミュニケーションを取るのか、逆に取らないのか。みんなに馴染むのか、馴染まないのか。いろんな選択を「どれがいいんだろう』って今は一緒に考えながら稽古をしています。――これから徐々に像ができていくんですね。はい。稽古は始まったばかりなので、周りの方々のお芝居を見ながらつくっていけたらいいなと思っています。だからあまり焦ってはいないですが、ヨカナーンはみんなに影響をもたらす役なので、早くそれができるようにはしたいです。朝海ひかるさんのお芝居は説得力がすごい――共演者の皆さんのお芝居に「素で笑ってしまう」とおっしゃっていましたが、他にどのようなことを感じられていますか?サロメを演じる朝海ひかるさんのお芝居は、まだ稽古が始まって数日ですけどそれでも、僕はこの先、『サロメ』にまつわる作品に触れる度に必ず朝海さんのことを思い出すだろうなと思います。立ち姿から他の役との絡み方まで、『ああ、こういうサロメなのか』という説得力がすごいです。それに、ヘロディア役の松永(玲子)さんやヘロデ役のベンガルさんもとても個性的で、言葉ひとつとっても、この役が喋っているなってことがわかる。すごいことだなと感じています。――お芝居のことを共演者の方に相談したりもされますか?自分のシーンがまだあまりないので、これから話すことになると思うんですけど。東谷英人さんはよく一緒にお芝居のことを考えてくださいます。「今の話し方だとこういうふうに聞こえる」とか教えてくださるのでとてもありがたいです。――このお芝居で楽しみなのはどんなところですか?この物語はたったひと晩の出来事なので、すごいスピードで展開していくし、登場人物たちの心もグワングワン動きます。そこはやっぱりつくっていくうえでも、観ていただくうえでも、楽しみです。でも正直、この舞台がどうなるのか僕はまだ全然わからないです。だって、脚本を読んだ時の印象と稽古が始まってからの印象も大きく変わっていますから。最終的にどんな雰囲気になるのか、みんながどんな顔をしているのか、まだわからない作品です。――その中で、牧島さんが演じるヨカナーンの面白味で今伝えられることはありますか?誰かの一言で人生が変わることって割とあると思うんです。僕もそういうことはある。この作品でのヨカナーンの一言ってすごく大きなものなんですけど、影響を与えられる人もいれば与えられない人もいるんですよね。つまり、その人の境遇や精神状態で、刺さる刺さらないがある。そこがすごく面白いなと感じています。だから観てくださる方も、刺さる言葉、刺さらない言葉があると思うんです。この作品の舞台は現代ですし、この世界線に自分が生きていると考えながら、ヨカナーンの言葉を感じるのも楽しいんじゃないかと思います。取材・文:中川實穗舞台『サロメ奇譚』■日程・会場・東京公演3月21日(月)~3月31日(木) 東京芸術劇場 シアターイースト・大阪公演4月9日(土)~4月10日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ■出演朝海ひかる、松永玲子(ナイロン100℃)、牧島 輝、ベンガルほか■チケット情報
2022年03月14日俳優の古川雄輝が、舞台『室温~夜の音楽~』の主演を務めることが28日、明らかになった。同作はケラリーノ・サンドロヴィッチが2001年に作・演出を手がけ第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した作品を河原雅彦が演出し新たに上演する。田舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海老沢十三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)だが、12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日の日に、様々な人々が海老沢家に集まってくる。巡回中の近所の警察官・下平(坪倉由幸)、海老沢の熱心なファンだという女・赤井(長井短)に加えタクシー運転手・木村(浜野謙太)が腹痛を訴えて転がり込み、さらに加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)が焼香をしたいと訪ねてくる。それぞれの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と生者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる。演出を手掛ける河原は、2021年に『カメレオンズ・リップ』で初めてケラ作品を手掛け、ケラからの厚い信頼を受ける。この戯曲にほれ込み上演を熱望したことで、記録にも記憶にも残る傑作戯曲が誕生から21年ぶりに復活することとなった。作品のタイトルにもある通り本作のカギとなる音楽は、“新しい時代のディープファンクバンド”在日ファンクが手掛け、全公演に出演。生演奏による物語と音楽のセッションも注目となっている。古川は3年ぶりの舞台主演で、ケラ作品、河原演出と初顔合わせでホラー・コメディという異色なジャンルの作品に挑む。共演には平野綾、坪倉由幸、浜野謙太、長井短、堀部圭亮と実力派俳優が結集した。東京公演は世田谷パブリックシアターにて6月25日〜7月10日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて7月22日〜24日。○河原雅彦 コメント音楽が好きだ。小さな頃からずーっと。でも、自分が就いた職業はミュージシャンでもなければDJでもない。気がつけば舞台演出家になっちまった。なのでね。せめて音楽との繋がりを求めて、がっつりミュージシャンとコラボ出来る作品を、「ええのはねぇがー、ええのはねぇがー」と、ナマハゲさながら血眼で常々探している次第。筋肉少女帯、O.L.H.(ex面影ラッキーホール)、レキシ、昨年は東京事変の伊澤さんや亀田さん、そして今年の『ロッキー・ホラー・ショー』。個人的にいずれも大変充実した作品になった。『室温〜夜の音楽〜』を在日ファンクでやる。初演のバンドはたまだった。たまと在日ファンク・・・ギャップ半端ないでしょ?でも僕の見立ては当たるんです。これはね、きっとはまる。KERAさん特有のヒリヒリぞわぞわした名作を、一癖も二癖もある素敵俳優陣とディープに混ぜ合わせ、2022年僕なりに蘇らせます。演劇好き音楽好きの皆々様、お楽しみに。○在日ファンク 浜野謙太 コメント在日ファンクで舞台の生演奏をとオファーをいただいたのはチャンスだと思いました。ブラスセクションのある大所帯バンドって、きっとたいそうフェスを盛り上げてくれるんだろうくらいのイメージで見られがちなんですが、今回は長編の物語であるわけで色んな場面で演奏しなくてはいけない。物語を彩るわけですが同時に色んな感情やシーンの表現が僕らの音楽にも返ってくる。在日ファンクの楽曲はこんなに多面的に立体的に楽しめるんだというのがお客さんも僕らも発見できると思うんです。在日ファンクのホラーな部分(あるんです、あるつもりなんです)に気づいてもらえると思います。バンドも1演者として頑張ります。きっと濃い濃い作品になると思うので是非見に来てください!○古川雄輝 コメント久しぶりの舞台に出られるということで大変嬉しく思います。ゾッとするホラー的な要素が詰まった緊張感のある物語なのですが、シリアスなシーンなのに思わずクスっと笑ってしまうようなコメディの要素も混ざっていて、ホラーとコメディが融合した、とてもおもしろい台本だと思いました。僕の役は、ある罪を犯した青年の役です。犯罪者の役を演じた経験は、今までそれほど多くないので、そういう姿もぜひ劇場に観に来ていただければと思います。○平野綾 コメントケラさんの生み出す世界観、ケラ・ワールドにいつか携わってみたいと思っていたので、出演が決まって本当に嬉しかったです。私自身、ストレートプレイが久しぶりなので、今から本当に楽しみです。私は、12年前に双子の妹を殺された姉の役で、底知れぬ感じがある女性じゃないかなと思います。一度はまってしまうとかなり中毒性のある、危険で抜け出せないこの作品。時期的に、ちょうど湿度が上がり暑くなってくるタイミングでの上演だと思うので、ちょっとひんやりしつつ、じめっとしつつ、絶妙な空気感の中、いろんなところに散りばめられたケラさんのトリックを楽しんでいただけたらなと思います。○堀部圭亮 コメント僕自身、ケラさんの作品への参加を切望していましたので、やっと念願が叶い、しかも演出は河原さん。本当に楽しみにしています。僕の役は「何かあるぞ…」っていう作家です。物語の冒頭から「何かある感」満載です。舞台作品は、演じている役者と観客が同じ空間にいることで、音や気配、匂いや空気を一緒に感じてもらえるというのが、すごく魅力だと思います。この作品は「思わず笑っちゃったけど、なーんかヒドい事になってない?…不快だなぁ…後味悪いなぁ…けど不思議と心地好い…あっ! ホラーコメディって、そういうことか!?」そんな感じです。ぜひ劇場に〝不快に〟なりにきてください。
2022年02月28日田代万里生&平方元基ペアと太田基裕&牧島 輝ペアというWキャストで上演されるミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が、12月13日に開幕した。ふたつのペアのゲネプロレポートをお届けする。本作は、2009年にブロードウェイで初演され、その後韓国で大ヒットした二人ミュージカル。幼馴染アルヴィンの弔辞を書くために、短編小説家のトーマスが、自分の心の中に広がる空想世界で、アルヴィンとの出会いからの転機を一つひとつ振り返っていく。日本初演は’19年。今回も出演する田代万里生&平方元基ペアが出演し、2役を交互に演じる相互上演が話題を呼んだ。2年ぶりの上演となる今回は、役柄は固定となり、【アルヴィン・田代万里生&トーマス・平方元基】【アルヴィン・太田基裕&トーマス・牧島 輝】という2ペアで上演される。演出は初演から引き続き高橋正徳(文学座)が手掛ける。平方元基(トーマス役)、田代万里生(アルヴィン役)ベルが鳴り、生演奏とふたりの子供の話声から舞台は始まる。「人が死ぬと、良いことを話すんだよね」「弔辞っていうんだよ」――。まず登場するのはトーマス。アルヴィンの弔辞を書こうとしている。アルヴィンについて、「彼は私の親友でした」と書くが、「良き友達」と書き直し、さらに「最も古い友達」と、どんどん遠くなっていく。トーマスはアルヴィンのことを何も知らないと気付き、途方に暮れていた。その空気をパッと晴らすように「君の頭の中には、何千もの物語があるはずだよ!」と語りかけるのがアルヴィンだ。笑顔のアルヴィンは、トーマスをふたりの物語に導いていく。牧島 輝そこから広がっていくのは、アルヴィンとトーマスが小学1年生で出会い、成長し、社会に出て、すれ違い、永遠の別れに至るまでの追憶の旅。アルヴィンは本屋の息子として生まれ、大人になっても地元に留まり、父を継いで本屋の店主になる人物で、たくさんの本を読んでいるぶん、ユニークで繊細で少々変わり者でもある。一方トーマスは、そんなアルヴィンを時に心配し「普通になれ。じゃないといじめられる」と忠告しながらも、実際にいじめられたら助けにいくような人物。進学で地元を出た後は、小説家として名声を手にするベストセラー作家となる。そのふたりが全38曲(!)の楽曲を通し、関係性の転機となるような瞬間を辿っていく。初演も拝見した筆者は、2年前は「ふたりの友情」の物語という印象だったのが、今回はそこに「それぞれの人生」が加わったように見えた。稽古場インタビュー( 太田&牧島() / 田代&平方() )でもトーマスの行いは話題に上がっていたが、彼がなぜそうしたのかが今回とてもよく伝わってきて、物語の印象が変化する。ふたりだけのミュージカルではあるが、当然ふたりだけの世界で生きているわけではないアルヴィンとトーマス。それぞれの人生が混じり合って、この物語は動いていたことに気付いた。開幕に寄せて演出の高橋が、「田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場では今までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同じ戯曲、楽曲でありながら、それぞれのチームの色彩がハッキリとしたものになったと思います」とコメントしていたように、各ペアの違いはこの作品の面白さも教えてくれた。平方元基【田代&平方ペア】は2度目ということもあり、お芝居のひとつひとつ、楽曲の一曲一曲から、ふたりの記憶が滴るほどだったのが印象的。一つひとつの思い出がまぶしく、なんだかんだ言いながらも田代アルヴィンに巻き込まれるのが楽しそうな平方トーマスや、田代アルヴィンのコロコロ変わる表情、相手を見つめる目に宿るもの、歌っていないほうの人物の表情、心が重なった時のハーモニーの素晴らしさ……挙げていくときりがないが、ふたりの感情が鮮やかに客席に流れ込んでくるようだった。田代万里生【太田&牧島ペア】は、牧島がこのようなミュージカル作品に初挑戦であることや、幼馴染を演じるには年齢が離れていることなどが、いい意味で、役の関係性に影響しているように感じた。牧島の必死さは、牧島トーマスが「ベストセラー作家」として大成しながらも必死で作品や社会生活と向き合う姿を際立たせ、そうなると太田アルヴィンも、そんな彼の親友として器が広がり、牧島トーマスをやさしく受け止めているように見えた。そういう印象の違いは衣装からも感じるところであり、田代アルヴィンの衣裳は初演同様、どこか天使を思わせるものであるのに対し、太田アルヴィンの衣裳は人間らしいものだった。だからこそ、ペアによって残るシーンや台詞が全く違う。演出にもそれぞれに細かな違いがあり、特にラストシーンでの違いは、それぞれのペアの関係性が顕著に出ているように感じて印象的であった。太田基裕太田が前述のインタビューで「余白が美しい作品」と述べていたが、2ペアが演じることでその余白がさらに広がったように感じる。大切な人たちと会う機会の多い12月にぴったりなこの作品を、ぜひ堪能してほしい。上演時間は休憩なしの110分。出演者の4人が並ぶことはないが、開演前のアナウンスは4人揃って話しているので、そちらもぜひお聞き逃しなく!取材・文:中川實穗撮影:田中亜紀
2021年12月14日ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』の公開ゲネプロが12日に東京・よみうり大手町ホールにて行われ、太田基裕、牧島輝が登場した。同作は音楽・作詞:ニール・バートラム、脚本:ブライアン・ヒルによって、2009年にブロードウェイで初演され、ドラマ・デスク・アワードにノミネートされた(ミュージカル作品賞、作曲賞、 作詞賞、脚本賞)ミュージカル。故郷を同じくする2人の男、トーマス(平方元基/牧島輝)とアルヴィン(田代万里生/太田基裕)の友情の物語を描く。人気短編小説家のトーマスは幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰ってくる。しかし言葉が思い浮かばないトーマスの前に死んだはずのアルヴィンが現れ、トーマスの心の奥深くにあるたくさんの物語を紐解くうちに、2人の間に存在したはずの数々の結びつきが明らかになっていく。2019年に迎えた日本初演では、田代と平方が2役を交互に演じる相互上演が話題に。今回は田代&平方ペアに加え、亡くなった幼馴染アルヴィンを太田、小説家トーマスを牧島が演じ、新たな風を吹かせる。公演は東京・よみうり大手町ホールにて12月13日〜25日。○太田基裕 コメントアルヴィンを演じます太田基裕です。2人で紡ぐミュージカル、非常に繊細な道のりだと感じています。僕自身を通したアルヴィンがお客様の心に少しでも届きますよう、トーマス役の牧島さんと積み重ねていきたいと思います。2021年を締め括る美しい作品になりますように。千穐楽までよろしくお願いいたします。○牧島輝 コメントきっとこの作品を観た後、自分が生きてきた中の何気ない時間やくだらないのになんだか楽しかった記憶がとても尊くてかけがえのないものだったのだと感じると思います。僕はそうでした! 笑皆さんが辛い時、ふとこの作品を思い出したら温かい気持ちになったり、そっと寄り添ってくれるようなそんな作品だと思っています。限られた公演数、みなさんとの限られた時間の中で、一つ一つ色んなことを確かめながら、共感しながら素敵な時間を過ごせますように!○演出:高橋正徳(文学座) コメント両チーム共に稽古場で積み重ねてきたものが、劇場という空間で花開くのを感じました。田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同曲でありがなら、それぞれのチームの色彩がはっきりとしたものになったと思います。ミュージカル『ストーリ・オブ・マイ・ライフ』が演出の手を離れ、お客様の元に届き、また成長していくのか、楽しみです。
2021年12月12日ブロードウエイと韓国で大ヒットしたミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が、’19年の日本初演から2年ぶりに上演される。亡くなった友達アルヴィンの弔辞を書くために、小説家トーマスが、アルヴィンと共に記憶の旅に出る切なくやさしい二人ミュージカル。今回は、日本初演ペアの田代万里生&平方元基に加え、新ペアとして太田基裕&牧島 輝が出演する。稽古が始まっての心境を、アルヴィン役の太田とトーマス役の牧島に聞いた。アルヴィンとトーマス、それぞれの向き合い方――稽古3日目だそうですが、いかがですか?牧島この2日間は本読みをやっています。僕は今まであまり、こんなふうに座った状態で台本を読むような稽古をしたことがなかったので、この、最初にみんなで「ここはこう思う」と擦り合わせながらできる稽古をすごくいいなと思いました。今は少しずつ理解が深まっているのかなと思います。――太田さんと牧島さんのチームだけでやられているのですか?太田そうです。僕たちと演出の高橋さんとでやっています。最初に一度全部を通して、その後は少しずつ。高橋さんの演出のお話もうかがいながら、「僕はこういう解釈でいます」みたいな話をして、ゆっくりやっていっています。なので今はそれぞれがイメージしているものをちょっとずつ共有しているような段階ですね。――それによって役の理解も深まるのでしょうか?太田というよりも今は、ふたりの関係性のバランスをどんなふうに組み立てたらいいかを考えたり、探っているような感じです。役の理解に関しては、僕は自分が演じるアルヴィンをどういう人物像にしたいかは、正直わからなくていいかなと思っているところもあるかな。――というのは?太田アルヴィンもトーマスも完璧な人間性というわけではないし、実際誰でも自分で自分のことはわかっていなかったりするじゃないですか。だから「アルヴィンはこれです!」とならないようにしたいというか。この作品はそういう哲学的な追及の仕方も必要な気がするので、その辺は大事にしたいなと思っています。――牧島さんは本読みの中でどのようなことを感じられていますか?牧島これは単純に今感じていることですが、みんなが「トーマスはひどいヤツだよね」って言うから、僕はちょっと傷ついています。太田(笑)。ごめん!牧島トーマスは必死なだけだったりするし。もちろん僕もひどいなとは思うことはあるんですけど、よくよく考えると自分もそういう行動を取っちゃってるなと思うこともあったりして。だから「ひどい人だよね」って、自分が言われているような気分になるんですよ。太田昨日、何回も言われてたもんね、「トーマスは本当にひでえヤツだな」って(笑)。牧島でもそれは、みんな俯瞰で見ているからだと思うんですよ。実際に当事者になったらまた違うんじゃないかと思う。自分がトーマスになったつもりで考えてみると……太田必死がゆえに見えなくなることがあるってことだよね。牧島そうなんです。必ず死角ができる。そこがどう見えるかなってことは考えます。角度によって全然見えるものが違ったりするので、面白いなと思いました。――そのトーマスのひどさみたいなところは、アルヴィン役の太田さんはどう感じていますか?太田アルヴィンとしては、思っていたより「ひどい」とは思わなかったです。彼は、トーマスがどういう選択をしても受け入れてあげるのが愛だってことを感じている人だと思うから。もちろんがっかりしたり落ち込んだりはしますけどね。でもそれをすべて彼のせいにするってことはないんじゃないかと思っています。だからこそ彼のことを愛し続けたんだと思うし。だから信じ続けられた、希望の光を失わずにいられた、という部分があると思います。なので、演じていて、そこまで彼を否定するような感覚にはなっていないです。がっかりはあるけど。太田「牧島くんの魅力が炸裂したトーマスと会えそう」牧島「随所に太田さんの魅力を感じています」――楽曲は歌ってみてどうですか?太田難しいです。いと難しい……牧島音たち!太田ね。音たち、いと難しい。オタマジャクシ(音符)が夢に出てきそうです。牧島(深く頷く)――どんな難しさですか?太田楽曲の中でストーリーも展開していくし、心情も見せなきゃいけないので、その空気感をどう紡いでいけばいいのかなっていう難しさがあります。でもそれは地道に積み重ねるしかないなと思っていますけどね。――牧島さんはこういうタイプのミュージカルに出演するのが初めてとなりますが、実際に始まってみていかがですか?牧島大変なことは始まる前からわかっていたので。今は、この新しいことを楽しみながらやりたいなという気持ちでやっています。だから自分的にはすごく楽しめているかな。太田ポジティブ!牧島僕は実の姉に「根暗なポジティブ」と言われていまして。太田(笑)牧島あまり明るくはないけど前向きなんです。だから何周もして楽しいです。――おふたりは演じていて、どういうところにこの作品の魅力があると思われますか?太田余白がすごく美しい作品だなと思っています。言葉で決めつけないですし、答えにも行き着かない。そういう余白の空間で紡いでいく作品だなって。だからお客さんも想像が湧くんじゃないかと思いますし、そうやって「なんだったんだろう」と考える時間が、この作品を観た後のプレゼントというか。そういう余白のある作品だなと思っています。牧島まったくもって同意見です。太田(笑)牧島でも本当に。この余白って幕が開いても埋まることはない部分なんだろうと思うし。――最後に、この作品でお互いのどんな姿が見たいですか?太田このまま稽古が進めばきっと、牧島くんの魅力が炸裂したトーマスと会えそうなので。それが楽しみです。牧島僕はすでに随所に太田さんの魅力を感じています。これが本番に向けてどんどん磨かれて、きっと繊細で美しいアルヴィンができあがるんじゃないかなと思っているので、それが楽しみです。太田なにプレッシャーかけてるの(笑)。牧島それはやっぱり、期待に応えるのが太田さんなので。いつだっていろんな人の期待に応えてきたのが太田さんですから!太田誰だよ(笑)。牧島だからとっても楽しみです!取材・文:中川實穗撮影:杉映貴子ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』2021年12月13日(月)~2021年12月25日(土)会場:東京・よみうり大手町ホール
2021年11月29日過去にNTTから1人5万円の高額接待を受けていたことが「文春オンライン」で報じられた牧島かれん新デジタル担当相(44)。8日になって報道を認めた牧島氏だが、その弁明に批判が相次いでいる。「文春オンライン」によると、’19年6月と’20年6月の2回にわたってNTTの秘書室長から会員制レストランで接待を受けた牧島氏。コース料理を振る舞われ、最も金額の高いコースだったという。報道翌日の8日、閣議後に行われた記者会見で、牧島氏は今回の接待報道に言及。「文春オンライン」の報道を認めたうえで、「大臣就任前の一議員として政治活動を行ったものだ。一議員として、いろいろと意見交換をするのは、政治活動の中で大事なことだ」と述べた。デジタル庁と直接関係する企業のNTTから高額の接待を受けたにも関わらず、問題ないとの認識を示した牧島氏。意見交換そのものは否定されるものではないが、「5万円」のコース料理を振る舞われる必要が本当にあったのだろうか?その開き直りとも思える牧島氏の発言に批判が殺到している。《苦しい言い訳。意見交換会にどうして一人5万円かける必要があるか説明してみろよ。》《意見交換は大切はわかるけど会食の席で接待されて意見交換しなくても、公館に呼んで意見交換でよいんでないの?》《議員になったら意見交換でコース料理をただ食いできるのか?》《接待受けて、5万円の料理を食わせてもらって『政治活動』って意味不明!完全な開き直り!》《景気や状況に左右されないように国民は普段から高い議員報酬を払っています》デジタル担当相が大臣就任前の接待について、開き直りの態度をみせることは初めてではない。今年6月には、牧島氏の前任である平井卓也前デジタル担当相(63)も、デジタル庁の前身にあたる内閣官房IT総合戦略室時代にNTTから高額接待を受けていたと報じられていた。各メディアによると、6月に行われた記者会見で、平井氏は会食の事実を認め「先方からの請求を受けて事後的に支払った」と釈明していたという。デジタル担当相に、“開き直り”は必須スキルなのだろうか――。
2021年10月08日2022年1月に横浜と大阪で続編の上演が決定している舞台『炎炎ノ消防隊』の第1弾(昨年7月~8月に上演)が、dTVで配信スタートした。漫画家・大久保篤氏が『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の人気漫画を舞台化した同作。演出を舞台『信長の野望』シリーズの久保田唱氏、脚本を舞台『文豪とアルケミスト』シリーズのなるせゆうせい氏が担当し、主人公・森羅日下部役の牧島輝を始め、秋樽桜備役の君沢ユウキ、武久火縄役の馬場良馬、烈火星宮役の小南光司ら実力派が集結している。舞台は、太陽暦佰九拾⼋年、東京皇国。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焰ビト”となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象”に人々は怯えて暮らしている。“焰ビト”に対抗する特殊消防隊の新人隊員で、悪魔の足跡と噂される発火能力を持つ少年・森羅は、桜備大隊長の率いる第8特殊消防隊に配属され、“ヒーロー”を目指し、仲間たちと共に“焰ビト”との戦いの日々に身を投じる――。
2021年09月27日MANKAI STAGE『A3!』Troupe LIVE 〜SPRING 2021〜が18日、TACHIKAWA STAGE GARDENにて開幕した。同作は、主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台化作品で通称「エーステ」のライブ公演。今回は春組の単独ライブとなり、横田龍儀(佐久間咲也役)、牧島輝(碓氷真澄役)、前川優希(皆木綴役)、立石俊樹(茅ヶ崎至役)、古谷大和(シトロン役)、田口涼(松川伊助役)が出演する。公演では2018年の初演から2020年9月上演の『Four Seasons LIVE 2020』で披露した春組楽曲、発売中のCDアルバム『満開の桜の下で』に収録された新曲を織り交ぜて歌とダンスで魅了。18日に行われた公開ゲネプロでは、回替わり演出で「思い出のねじ巻き 」「ロミオとジュリアス」を披露し、公演途中には換気タイムを設けるなど、感染症対策も行っていた。公演は18日〜22日で、Streaming+での全公演ライブ配信に加え、CS 日テレプラスで18日19時公演の生中継、全国各地の映画館にて千秋楽公演(22日16:30〜)のライブビューイングを実施する。○横田龍儀 コメントまず、無事に幕を開けられることに幸せを感じます。春、夏、秋、冬と季節を巡り、今回新しい挑戦となるTroup LIVE。オレたち春組がまた次の季節へバトンを繋げるように、そしてオレたち自身最高に楽しめる公演になれば、と思います。今のこのご時世に、たくさんの人に少しでも元気が与えられるように、少しでも笑顔を届けられるように精一杯頑張りたいと思います。オレたち春組にしかできない公演。ぜひお楽しみください!!○牧島輝 コメント春組のチームワークは抜群だと思うので、あとは稽古でやってきたことを本番に活かしていきたいです。エーステは監督が観てくださって完成する作品なので、早く監督に会えてこの作品が完成することがとても楽しみです!誠心誠意、愛を持ってこの作品に挑みたいと思います!千秋楽まで応援よろしくお願いいたします。○前川優希 コメントこのご時世の中、本番を迎えられることが本当に嬉しいです。稽古を重ねていく中で、困難と言っていいのかわからないですが、カンパニー全員がぶつかった壁というのがあります。何事も最初に経験をするのが【春組】というのもありますが、全員でその壁を乗り越えていく気持ちがとても強く、色々な稽古過程を踏んだからこそ皆さまにお見せできる作品になったと思います。監督にはぜひ楽しんでもらいたい! という気持ちでいっぱいです!○立石俊樹 コメント春組5人で挑む初めてのLIVEということで、これは僕たちにとっても新しい挑戦です。次の季節に繋げるためにも、最高の作品になるように僕たち春組が楽しんで皆さんにお届けしたいです。春組単独公演以来の春組だけの公演、監督さんも楽しみにしてくださっていると思うので、その期待をさらに超えて最高の空間をお届けします!○古谷大和 コメントたくさんの方々の協力があって、いよいよ本番を迎えられたという気持ちです!会場に足を運んでいただけるカントク、そしてそれぞれの環境から見守ってくれるカントクのために、春組全員で今しかできない最高の作品を届けたいと思います。楽しみに待っていてください! ワキワキ!
2021年08月18日ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が12月13日(月)~12月25日(土)まで東京・よみうり大手町ホールにて上演される。この度、2019年の初演ペアである田代万里生と平方元基に加え、新ペア太田基裕と牧島輝の出演が決定し、それぞれのメインビジュアルが公開された。日本初演時、ミュージカル界で活躍を続ける田代万里生と平方元基が、役柄を入れ替えての相互上演で話題となったミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』。今冬、新しいペアである太田基裕と牧島輝を迎え、クリスマスシーズンに合わせ上演される。メインビジュアルは田代&平方のハートフルさ、太田&牧島のクールさがそれぞれ際だつ出来栄えだ。アルヴィン役の太田は、「2度とない時に心から感謝しながら、劇場でお待ちしております」と観客へメッセージ。トーマス役の牧島は、「ペアである太田さんはとても頼れる方なので、時には頼って、時には頼ってもらえるように楽しみながら2人の世界を作りたいと思います」とコメントを寄せた。なお本公演のツアー公演はなく、チケットは今秋発売予定。■公演情報ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』12月13日(月)~12月25日(土)上演※諸般の事情により当初の発表より初日の日程が変更になりました。何卒ご了承下さい。会場:よみうり大手町ホール
2021年08月11日恋を読む in クリエ『逃げるは恥だが役に立つ』が8月11日、日比谷シアタークリエにて開幕する。この度、本作のライブ配信が決定した。日本中にムズキュン旋風を巻き起こした、海野つなみのラブコメディ『逃げるは恥だが役に立つ』。原作コミックとTVドラマが国民的大ヒットを博し、2019年には朗読劇として舞台化している。脚本・演出を担ったのは、劇団「ロロ」を主宰する日本演劇界の俊英・三浦直之。朗読劇の枠に収まらない舞台セットと映像。原作ファンの大好きなシーンは演劇ならではの斬新な演出手法で表現するなど、原作の魅力を最大限に生かした、第3の『逃げ恥』だ。この朗読劇が再び上演されるのが本作だ。感染症対策を万全に整え、出演者やスタッフ、そして何より観客を迎えるべく準備が進んでいる。しかし現在、緊急事態宣言下ということもあり、自宅でも楽しめる様にライブ映像配信の実施が急遽決定した。プラットフォームは、KDDIの「uP!!!オンラインライブ」となっている。■配信情報恋を読む in クリエ『逃げるは恥だが役に立つ』ライブ映像配信: <視聴券発売期間>8月12日(木)14:00の回:8月6日(金)12:00~8月20日(金)20:00アーカイブ:8月12日(木)20:00~8月20日(金)23:59出演:太田基裕(津崎平匡役)、桜井玲香(森山みくり役)、立花裕大(風見涼太役)、シルビア・グラブ(土屋百合役)8月16日(月)18:30の回:8月6日(金)12:00~8月24日(火)20:00アーカイブ:8月17日(火)00:00~8月24日(火)23:59出演:立石俊樹(津崎平匡役)、花乃まりあ(森山みくり役)、牧島輝(風見涼太役)、春野寿美礼(土屋百合役)視聴券料金:各回3,500 円(税込)※Go To イベント適用で各回2,800円(税込)になります。※クレジットカード決済、auかんたん決済のみとなります。※東宝ナビザーブ・テレザーブ、劇場窓口では配信商品のご購入やお手続きはいただけません。配信開始日時:各回開演時刻の30分前より開始。※記事初出時、出演者表記に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
2021年08月06日朗読劇 恋を読むin クリエ『逃げるは恥だが役に立つ』の合同取材会がこのほど行われ、立石俊樹、牧島輝が登場した。同作は海野つなみによる同名人気コミックの朗読劇。原作は2015年に第39回講談社漫画賞8少女部門)を受賞し、翌年連続テレビドラマ化もされ大ヒットとなった。ラブストーリーの朗読劇シリーズ「恋を読む」第2弾として2019年に舞台化され、同シリーズ第4弾として再演となる。院卒だけど内定ゼロ、派遣切りで無職になってしまった森山みくりが、恋愛経験ナシの独身サラリーマン・津崎平匡の家事代行として働き始めることから、契約結婚をすることになる……というストーリーの同作。平匡役には細谷佳正、太田基裕、戸塚祥太(A.B.C-Z)、立石俊樹、荒木宏文、みくり役には仙名彩世、桜井玲香、大原櫻子、花乃まりあ、城妃美伶、内田真礼が決定した。さらに平匡の同僚・風見涼太役に梅津瑞樹、立花裕大、有澤樟太郎、梅原裕一郎、水田航生、牧島輝、矢田悠祐、みくりの伯母・土屋百合役に壮一帆、シルビア・グラブ、友近、春野寿美礼、朴ロ美(※ロは王偏に路)が集い、8月11日~8月18日まで東京・日比谷シアタークリエにて様々な組み合わせで公演が行われる。○互いの印象に変化は?今回は、8月16日の公演(14:00~/18:30~)で平匡を演じる立石と、風見を演じる牧島が取材に登場した。すでに共演経験もある2人は共に稽古に挑んでおり、牧島は「トシくん(立石)の稽古をしている姿を見てたんですけど、『ドキドキさせてくれるんじゃねーの!?』という感じで、新しい一面にドキドキしちゃったりして、ラブコメは素敵だなって体感できた」と、ラブコメにも目覚めた様子。立石も牧島について「本人(牧島)にも伝えたんですけど、『風見、めっちゃいいじゃん!』って、シンプルに感情移入しちゃいました。恋愛もので共演するのは初めてなので、牧ちゃんの新しい一面、新しい表現方法に、胸を打たれました。初回で感動しました」と互いに讃え合う。「牧ちゃんとは2作品で一緒だったんですけど、どちらもタイプが違った。今までは強い役だったりど根性タイプだったり、逆に器用だけど少し気持ち悪さを感じるくらいの愛を表現する役だったり振り幅がけっこうあって、しかもそれを繊細に突き詰めて毎公演新鮮に表現できてるところがすごい魅力」と説明する。逆に牧島は「いいところはたくさんあるんですけど、1ついつも思うのは、すごく純粋な方なので、それが作品に対していい影響が出る。舞台の上だけじゃなく、楽屋にいる時とか、プライベートな部分でトシくんの純粋さ、天然さに助けられていて、すごく尊敬できるいいところだなと思っております」と、よく知っている仲だからこその視点で語った。初対面の時は「役同士で会話する機会がなかった」というが、「当時からガッツがあるし、負けず嫌いな面もあるし、役がどういう気持ちなのかとかしっかり演出の意図を汲み取っていた。僕はまだ、お芝居が駆け出しだったので、初対面からすごいなと思ってた」(立石)、「顔も綺麗でカッコいいし、背も高くて歌もうまいし、すごいなあと思ってたんですけど、距離が近くなるにつれ、とっても天然で愛らしいギャップがある方だと気付きました」(牧島)と互いの印象を表す。そこからの成長について聞かれると、牧島は「トシくんは、コミュニケーションが上手になったな。ごめんなさい、偉そうなこと言って!」と明かし、立石は「その通りですね」と爆笑。牧島は「もともとスキルがある方だと思いますけど、たくさん現場を通して、人との付き合い方が上達しているというというか、スキルが上がっているなと思います」と評価し、立石は「面白いなあ」と笑い続ける。「トシくんは面白い方なんですけど、昔は隠してて、それを出せるようになってきてるのかな。どの現場でも愛されてるだろうなというのが、伝わってきます」という牧島の言葉に、立石は「嬉しいですね。舞台を通して人見知りがなくなったのは、大きいです」と喜び、逆に牧島について「いい意味で最初から変わらない。日々成長しているのはわかるけど、僕からしたらもう最初から色々やれていると思ってたので、ずっとその感じ」と語った。そんな立石の天然エピソードについて、牧島は「今日1つあった。彼はこれから名古屋に行かなきゃいけないんです。でも移動日は、明日なんですよ。だけど今日、大きいキャリー持ってきてました。 荷物パンパンに詰めて、大きいキャリー引きずって来てました」と暴露。立石は「もうシンプルに、今日この後、移動するものだと思って来ました」と苦笑していた。○作品に感じた魅力は?今回は朗読劇となるが、立石は「(演出の)三浦(直之)さんの構成の付け方や演出方法に触れて、とてもわかりやすかった。牧ちゃんのお芝居を客観的に見た時にもすごく心にくるものがあった」と稽古を振り返る。牧島も「ハグをするシーンも、直接ハグするわけじゃなくて、台本を一緒に持ってページをめくるのがとっても素敵だなと思って。実際にハグするのもいいと思うんですけど、よりドキドキする感じ。実際、春野さんと一緒にベージをめくった時、恋、しましたね」とニヤリ。「座って読むだけの朗読劇ではなくて、シーンによっては動いたり走ったり、臨場感がある作りになっているので、お客さんも一緒に見ていて楽しめるんじゃないかな」と期待する。立石も「"ムズキュン"というテーマにぴったりの演出方法だね。じれったさがあるのが魅力」と同意する。一方で、同作には個性豊かなキャラが様々な視点を持っているという魅力もあり、牧島は「色んな解釈をする人たちがいて『こうあるべきだ』というものがないのが楽しい。『女の人だから家事しなきゃいけない』みたいな決めつけで進んでいかないし、理解がある男性たちにも、それを言っている女性陣にも好感が持てた。互いが互いを理解するために自分の意見を言い合うところが、気持ち良い」と、感想を述べる。「朗読では4人しか登場しないけど、漫画ではキャラの濃い人たちがもっといて、色々な愛の形がある。みんな自分の一本通った道があって、色んな人がいて面白い。色んな解釈があるのはすごく現代的で、魅力だなと思いました」と表した。立石も「"契約結婚"というところだけでも身近にはいないし、個性豊かな人たちが出てきて、『まだまだ世界は広いな』と思いました」と、しみじみ。「自分が体験してることってまだまだちっぽけなことなんだな、ほんの一つに過ぎないんだな、と。『逃げ恥』のおかげで視野が広がったので、そういうことを考えに入れて生活できるんじゃないかな」と新たな世界が広がったことを示した。写真提供:東宝演劇部
2021年07月21日少年忍者・ジャニーズJr.の川崎皇輝が舞台初主演を務める『ロミオとロザライン』が7月9日に開幕。これに先立ち、前日にゲネプロが行われた。作・演出を手がける鴻上尚史が、シェイクスピアの恋愛悲劇『ロミオとジュリエット』に登場するロザラインに着目したことから端を発した本作。ロザラインはジュリエットと出会う前にロミオが熱を上げていた女性で、ロミオは彼女の気を引くためにジュリエットを好きなフリをする。演技だった想いが本気の恋に変わった時、残されたロザラインはどう感じるのか。これを起点に、三者の関係や『ロミジュリ』の物語が変容していく様子が描かれる。劇中では、プロデュース公演『ロミオとジュリエット』の稽古場を舞台にストーリーが展開する。川崎が演じるのは、映像で俳優のキャリアを積み、舞台初進出にしてタイトルロールのロミオを務める北山修一。その演出家として北山に指名されたのが、吉倉あおい演じる松谷亜希子だ。ジュリエット役には、アイドル出身で俳優に転身を図りたい一心の蓮見なな(飯窪春菜)がキャスティング。松谷に想いを寄せる北山の視線を「ジュリエットとして奪いたい」と感じた蓮見が動いたことで、物語は加速し始める──。北山は「ロザラインも敵対するキャピュレット家なのに、ロミオはなぜジュリエットに向き合う時のように苦悩しないのか」「愛しているならロザラインを知りたいと感じるはずなのに、どうして?」と戯曲に対する疑問をまっすぐ松谷にぶつける。挙げ句「納得しないと演じられない」と言って稽古場を出てしまう青々とした“若さ”を、川崎はナチュラルに造形した。「ジュリエットとして、俳優として突き抜けたい」という蓮見の熱意に惹かれた北山は、松谷との時間より蓮見を優先させるようになっていく。そのためらいのなさや直情的に蓮見と向き合う様子は思慮に欠けるものの、これもまた“若さ”ゆえのひたむきさや誠実さとも受け取れる。川崎は、レトリックに満ちたシェイクスピアの難解なセリフにしっかりと想いを乗せ、劇中劇のロミオ、そして自身と境遇の重なる北山に扮していた。演出家の松谷は、就寝時に見る夢の中でロザラインとして登場する。ジュリエットと出会って瞬間的に恋に落ちたロミオを陰から覗き、「会ったばかりなのに2回もキス!?」「チャラ男!」「尻軽カップル」とツッコミを入れる姿は観客の笑いを誘うが、次第にロミジュリふたりの関係が気になりだし、嫉妬に近い感情が芽生え、やがて夢がリアルな世界を侵食し始める。吉倉はその揺れ動くロザライン像を堅実に立ち上げ、劇世界に貢献していた。アイドル出身の蓮見は、2018年までモーニング娘。に所属していた飯窪の実世界における境遇に近い。インタビューで作・演出の鴻上が「本気で女優になりたいというガッツを感じる」と評していた通り、舞台上の蓮見ジュリエットはエネルギーに満ちており、北山ロミオとの恋愛に邁進していく。「彼女が熱い分だけ、ふたりに訪れる悲劇が際立つ」という鴻上の言葉を体現するラストに注目だ。キャストは他に一色洋平、二宮陽二郎、ザンヨウコ、渡辺芳博、大高洋夫も名を連ね、プロデュース公演『ロミジュリ』の登場人物やそこに集められた俳優に扮する。川崎・吉倉・飯窪、若い3人の脇を固めるいぶし銀の存在感も見届けて欲しい。取材・文:岡山朋代■川崎皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)コメントついに初日まで来た、という実感がしています。稽古の1カ月間を通じていろんな方に助けていただいて、支えていただいた成果を発揮したいです。僕が演じる北山は、しっかりしているというか、芯のある役なので、そのせいか共演者の方からも大人っぽくなったねって言われます。ロミオのシーンは、セリフも長くてシェイクスピアの独特の言い回しも多いですし、衣装も素敵で、なによりかっこいい役なので。僕もかっこいいロミオになれるように頑張りたいです。笑える部分や考えるところもある面白い内容になっているので、みなさんが楽しんで下さったら、僕らの芝居も変わってくるんじゃないかと思うんです。それが舞台なので、まずは楽しんで観ていただけたら嬉しいです。※川崎皇輝の崎の正式表記は「たつさき」『ロミオとロザライン』2021年7月9日(金)~7月25日(日)会場:東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAほか、大阪公演ありチケット情報
2021年07月10日6月9日、テレビ朝日の斎藤ちはるアナウンサー(24)との熱愛が「FRIDAY」によって報じられたTBSの小林廣輝アナウンサー(27)。ところがその2日後、別の女性との“二股疑惑”が浮上。波紋が広がるなか、新たな女性問題が浮上した。6月25日配信の「FRIDAYデジタル」によると、12件もの情報提供が同誌に寄せられたという小林アナ。記事には女性4人の証言が掲載されており、そのうち3人がインスタグラムのダイレクトメッセージを通じて交際に発展したことを明かしている。彼女たちが小林アナの自宅を訪れると、大量の歯ブラシや化粧品などが置いてあり他にも女性がいる様子だったという。そのことを追及すると、小林アナは「妹のものだ」と主張。さらには「一度も避妊をしてくれたことがなくて」と証言する女性もおり、小林アナの“ゲスぶり”が報じられている。また女性問題が報じられた直後、小林アナは「君とは別れたつもりだった」や「フライデーがハッカー雇って君を狙うかもしれない。だからLINEの履歴を消してくれないか」など“火消し”に奔走していたとも伝えられている。報じられている分だけでも、“6股”していたことが表沙汰になった小林アナ。複数女性を巻き込んだ色恋沙汰の代償は、計り知れないようだ。「すでに斎藤アナとは破局したといいます。小林アナがニュースプレゼンターを務める情報番組『Nスタ』は、25日に出演を見合わせることが決まりました。27日放送の『アッコにおまかせ!』も、出演を取りやめる方向で調整しているようです。これまで著名人の不倫問題なども扱っていただけに、小林アナの降板は止むを得ないでしょう……」(テレビ局関係者)驚くべき小林アナの“素顔”に、ネット上では非難の声が相次いでいる。《小林廣輝アナこんなクズだったんだ何股もしてて避妊もしてないし嘘つきだし、自分のことしか考えないのね12件も証言出てくるってやばい》《手当り次第だな。いくらプライベートな事でも局の顔とも言うべきアナウンサーだからな…誠実さに欠く行動は局側も何らしかのペナルティーを出すしかないだろう。女性からも嫌われるだろうが自業自得》《二股ですら、は?ってなるのにそれ以上かもって出た時はホント引いたし、気持ち悪いってなった》《最低》18年10月1日放送の『ビビット』で、新人アナウンサーとして生放送デビューした小林アナ。世間から認知されるようになった一方で、取り返しのつかない過ちを犯してしまったようだ。
2021年06月26日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ 16 世の首を刎ねた男-』のキャストたちによるメッセージ動画が4日、公式ホームページにて公開された。同公演は、4月23日に東京公演を開幕したが、政府からの「緊急事態宣言」発出を受け、4月28日からの15公演の中止を決定。中止の発表後も「もう一度会えるときまで」「演劇は止まらない」という想いを胸に休演となった劇場で舞台稽古を実施している。今回の動画メッセージもその際に収録。台本は演出の白井晃氏が自ら書き、キャスト・スタッフの熱い想いを伝えるべく撮影に挑んだ。稲垣演じる主人公シャルル-アンリ・サンソンという人物を共演者たちが紹介し、公演中止となっている今の心境や再開に向けての思いを告白。稽古の模様も映され、最後は稲垣が「劇場が再開されるときまで、止まらず歩み続けます。また必ず劇場でお会いしましょう」と締めくくっている。本作では、フランス革命期に実在し、ルイ16世、マリー-アントワネット、ロベスピエールらを処刑した死刑執行人を稲垣、革命の中心とも言うべきルイ16世を中村橋之助を演じ、エネルギッシュな群像劇の担い手として、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月らが出演。そして、サンソンとともにギロチンの発明に一役買ったジョゼフ・ギヨタンを田山涼成、シャルルの父親役バチストを榎木孝明が演じる。演出は白井晃氏、脚本を中島かずき氏(劇団☆新感線)、音楽を三宅純氏が担当。稲垣のハマり役とも言える作品『No.9』に続く最強のクリエイターがタッグを組んで届ける同作品は、稲垣自らが上演を希望したという。激動の時代、3000人もの処刑を執行しながらも実は死刑廃止論者であったというサンソンの苦悩と葛藤を描く。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、緊急事態宣言の発出により4月28日~5月9日の公演は中止。5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演、6月25日~27日にKAAT 神奈川芸術劇場にて神奈川公演を予定している。撮影:田中亜紀
2021年05月04日数多くの有名お笑いタレントを輩出している、吉本興業。公式のInstagramでは、タレントたちの若かりし頃の写真や、履歴書の証明写真などを公開しています。2021年5月2日、お笑いコンビ『フットボールアワー』のツッコミ担当、後藤輝基さんの若かりし頃の写真を公開し、多くの反響が寄せられました。27年前のフット後藤、現在の姿とのギャップが話題に鋭いツッコミと軽快なトークが持ち味で、テレビ番組のMCを務めるなど活躍中の後藤さん。今でこそツッコミのイメージが強いですが、後藤さんはかつて『エレキグラム』というコンビで、ボケを担当していたのだとか。ボケ担当だった、後藤さんの27年前の姿がこちらです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 【公式】吉本興業(@yoshimoto.official)がシェアした投稿 尖ってる…!!履歴書の証明写真というこの写真には、キリッとした目つきと顔周りはシュッとしている、後藤さんの姿が。現在の柔らかい印象とは大きく違いますね。服装や髪型も相まって、まるでアイドルグループのメンバーにいそうです。一瞬、同一人物か迷ってしまうほどのギャップに、ネット上ではこのような反応がありました。・かっこいい…。普通にタイプです!・アイドルグループ『A.B.C-Z』の河合郁人くんみたい!・え、本当に同じ人!?尖っていた時期もかっこいいですね。27年前の姿で、かつボケ担当だったと思うと、ギャップに驚いてしまいますね。今も昔も、存在感のある後藤さん。これからもたくさんの笑いを届けてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年05月03日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』の公開ゲネプロが22日、東京建物Brillia HALLにて行われた。本作は、フランス革命期に実在した死刑執行人シャルル-アンリ・サンソンを稲垣が演じる新作舞台。マリー・アントワネット、ロベスピエール、ルイ16世らの首を刎ねたサンソンは、現役の医師であり、死刑廃止論者でもありながら、死刑執行人だった。激動のフランス革命期、運命に立ち向かった人物を稲垣が全身全霊で演じる。また、革命の中心とも言うべき国王ルイ16世を中村橋之助、シャルルの父親を榎木孝明が演じ、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、田山涼成らも出演する。演出は白井晃氏、脚本は中島かずき氏(劇団☆新感線)、音楽は三宅純氏。この3人のクリエィティブチームは、舞台『ジャンヌ・ダルク』(2010年初演)、稲垣がベートーヴェンを演じた『No.9-不滅の旋律-』(2015年初演)に続き、3度目のタッグとなる。公開ゲネプロでは、群衆をかき分け登場し、マントを翻したサンソン(稲垣)。死刑執行人という生まれた時から決められた運命を受け入れ、悩みながらもその仕事に誇りを持って向き合う。罪や身分によって決められた刑を執行し、処刑台の上に立って大剣を振り下ろす場面も。「死刑制度はなくさなければならない」と自問自答しつつ自らの職務をまっとうするサンソンを稲垣が熱演した。開幕を前に、稲垣と白井氏がコメントを寄せた。■稲垣吾郎久しぶりの新作舞台になり、良い緊張感で稽古を続けることができました。フランス革命期に実在した死刑執行人“サンソン”は、僕がぜひ演じてみたいと思っていた人物でもあります。思い時代の中でも、社会を良くするために職務に忠実に生きた、サンソンという人物を精一杯演じたいと思います。■白井晃当初、このような時世の中で、これほどエネルギーを必要とする作品を作ることが本当にできるのか、大きな不安を持ちながら創作は始まりました。民主政治の源流となったフランス革命の熱と、その時期に実在したサンソンという死刑執行人の苦悩の物語を語るには、余りにも状況が不向きのような気がしたからです。ムッシュー・ド・パリと呼ばれたひとりの男がたどった人生は、今の私たちからはおよそ想像できないほど過酷なものだったはずです。しかし、その人生に迫ろうとキャスト、スタッフが懸命にリハーサルを積み重ねるうちに、人が集まり創造するという演劇の持つエネルギーが、私たちをどんどん前へと引っ張ってくれ、不安は少しずつ消えていきました。そして、今、死神のように恐れられたシャルル-アンリ・サンソンの、心の奥底に流れる優しさに触れることができた気がします。フィクションの中にあるリアルを作り出すために、献身的に惜しみなく力を発揮してくれた、キャスト、スタッフの結束力がもうすぐ実を結びます、きっと。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、4月23日~5月9日に東京建物Brillia HALLにて東京公演、5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演を上演。さらにこのたび、横浜公演が決定し、6月25日~27日にKAAT 神奈川芸術劇場にて上演される。※緊急事態宣言の発出により4月28日~5月9日の公演は中止
2021年04月22日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』が、4月23日より東京建物Brillia HALLにて上演される。稲垣は、フランス革命期に実在した死刑執行人アンリ=シャルル・サンソンを演じる。ロベスピエール、マリー・アントワネット、ルイ16世……彼らの首をはねたのは、たった一人の男。シャルル=アンリ・サンソンは熱心なカトリック教徒であり「人間の生死を決められるのは神だけではないのか」、「死刑制度はなくさなければならない」と自問自答しつつ自らの職務をまっとうしていた。パリで4代目の死刑執行人として激動のフランス革命期を生きた実話をベースにその舞台化が決定。宿命と戦いながら生き抜いた孤高の物語を描く。稲垣はこの1月に『No.9-不滅の旋律-』で、3度目のベートーヴェン役を演じたが、今度は死刑執行人という新しい役柄を演じる。“死刑執行人”という運命を生きるシャルル=アンリ・サンソンの内面にうごめくのは筆舌に尽くしがたい葛藤。冷静沈着さの奥底で、人間の存在の生死にまつわる葛藤を稲垣吾郎が全身全霊で表現する。フランス革命の中心とも言うべきルイ16世は中村橋之助が演じ、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、田山涼成らも出演。そして榎木孝明がシャルルの父親役としての大任を果たす。また、演出の白井晃氏、脚本の中島かずき氏(劇団☆新感線座付作家)、音楽の三宅純氏。この3人のクリエィティブチームは、舞台『ジャンヌ・ダルク』(2010年初演)、『No.9-不滅の旋律-』(2015年初演)に続き、3度目のタッグとなる。稲垣は「2015年から3度上演した舞台『No.9』に続き、白井晃さん、中島かずきさん、三宅純さんの手掛ける作品に出演できることをとても光栄に思います。『No.9』で演じたベートーヴェン同様、今回も歴史上に実在した人物、シャルル=アンリ・サンソンを演じます。フランス革命期という激動の時代に、“死刑執行人“という生まれた時から決められた決して抗うことのできない運命を受け入れ、悩みながらもその仕事にプライドを持って生きてきた人物です。どれだけの重圧を背負っていたのか、今はまだ計り知れませんが、これから稽古を通して創りあげていくことで新しい自分と出会えることが楽しみでもあります。歴史の中で苦悩したサンソンの気持ちに寄り添い、伝えていきたいと思っています。このような時代だからこそ、サンソンを通じて厳しい運命の中でも目を背けずに希望を見出す姿を皆様にお届けできれば嬉しいです」とコメントしている。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、4月23日~5月9日に東京建物Brillia HALLにて東京公演、5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演を上演。
2021年02月18日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニア、フットボールアワーの後藤輝基が11日、YouTubeチャンネル「ジュニア小籔フットのYouTube」に公開された動画に出演。他番組のロケに遭遇した経験を語った。「【車中トーク】YouTube社長から4人に届いた手紙とは!?【開封動画】」と題して公開された動画で、後藤は「あれどうします? 完全にプライベートで外出かけてて、向こうでロケをやっていると。その時にどんな感情になります?」と切り出した。後藤は1年ほど前に、ベビーカーを押していたところ、たまたまテレビ朝日系番組『じゅん散歩』の収録現場に遭遇したという。「そのまま通り過ぎるのもな、でも横に避けていくのも…ちっさい男やのうと。もし何かあったときには、スイッチ入れて『たまたまここ来たんですよ!』みたいなことを言われへんのかという葛藤で、ベビーカーの持つところをギュッと握りしめるみたいな(笑)。あそこで何かはかられてるような気がする」と述懐した。それを聞いてジュニアは、「中華街で『じゅん散歩や!』ってなって。以下同文やわ(笑)」と苦笑いし、「やっぱり向こうも面倒くさいと思うで。裏被ってないかとか、事務所通して電話せなアカンとかなるやん」と語った。さらにジュニアは「ハワイに行ったらさまぁ~ずさんがロケしてて、後輩も『さまぁ~ずさんロケしてますよ!』って背中グイグイ押してくるねんけど、『ちょっとやめとけお前…』って(笑)」と振り返った。そして後藤が「そのときって、俺が小さいみたいになることもあるじゃないですか。いかへんかったから。あれもうたまらんわ」と嘆くと、ジュニアは「でも、これ(『ジュニア小籔フットのYouTube』のロケ)やってるときは(芸能人を)絶対捕まえるけど。肩組んで『何してんねん!』って」と笑っていた。
2020年11月17日今回、ご紹介するのは、ツンデレ男子とおっとり方言男子の純愛を描いた映画『リスタートはただいまのあとで』。ダブル主演を果たした、古川雄輝さんと竜星涼さんにお話をうかがいました。写真・大内香織 文・田嶋真理 スタイリスト・五十嵐堂寿(古川さん) 山本隆司(竜星さん) ヘアメイク・赤塚修二(メーキャップルーム/古川さん) TAKAI(竜星さん)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 66「監督のためにも、この作品を頑張ろうと思いました」『リスタートはただいまのあとで』は、ココミ氏の同名人気コミックを実写映画化した作品です。都会に疲れ、10年ぶりに田舎へ帰ってきたツンデレ男子・光臣は、近所で農園を手伝うおっとり方言男子・大和と遭遇。当初、大和のことを“馴れ馴れしくてウザい奴”と思っていた光臣ですが、彼の心の痛みに寄り添う優しい大和に、心惹かれていきます。光臣を演じるのは、中国版Twitterとして知られるSNSサイトWeiboでフォロワー数450万人超を誇り、NHKの大河ドラマ『八重の桜』や連続テレビ小説『べっぴんさん』などの演技でも存在感を示した、アジアの人気俳優・古川雄輝さん。光臣を癒す大和を、モデルとしてパリコレクションに二度参加した経験を持ち、NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』出演や映画『トイ・ストーリー4』の声優など、多岐にわたり活躍する竜星涼さんが好演。長野の千曲市と上田市でオールロケを行った、美しい景色と緑豊かな大自然も見どころのひとつとなっています。ーーこの作品のオファーを受けたときの第一印象を教えてください。古川さん BLというジャンルは初めてでしたから、すごく興味を持ちました。原作と脚本を読んでみると、純愛だけでなく、家族愛など、いろいろな愛のかたちが描かれている作品だと思いました。実はメガホンを取った井上竜太監督とは10年来の知り合いで。監督のためにも、この作品を頑張ろうと思いました。竜星さん 今まで演じたことのない役だったので、俳優として挑戦しがいがあるなと思いました。ーー演じるうえで難しかったところは?古川さん 監督と僕が考える光臣像に距離があって。何度も話し合いを重ねて、納得のいく光臣像を作っていきました。竜星さん 愛情を知らないという悩みを抱える大和を理解することに時間をかけました。ーー竜星さんと言えばスタイリッシュで都会的なイメージを思い浮かべますが、今回演じた純朴な方言男子がとてもハマっていて驚きました。竜星さん 僕の両親は、山形県出身なんです。子どもの頃は学校が休みに入ると、山形県に住む祖母の農家の手伝いをしていました。そういう環境で育ったこともあって、田舎暮らしや方言を役に反映しやすかったです。ーー共演する前と後でお互いに対する印象は変わりましたか?古川さん 僕は竜星さんに対して男らしい印象を抱いていました。実際にお話をしてみると、イメージ通りの方だなと思いました。竜星さん 知的でクールな方と思っていましたが、撮影に入ると監督と熱心にディスカッションをされていて。情熱的な方なんだなと思いました。ーー最後に、本作で印象に残ったシーンをお願い致します。竜星さん キスシーンです。僕はされる側ですから、ドキドキしました。古川さん 僕はラストシーンが好きです。このふたりがいろいろなことを乗り越えて前向きに歩いていく姿をぜひスクリーンでご覧いただき、ほっこりしていただきたいですね。インタビューのこぼれ話今回、古川さんは大和にゆっくりとキスをすることで、光臣のとまどいの気持ちを表現したそう。とっても美しいキスシーンは必見です!Information映画『リスタートはただいまのあとで』9月4日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開出演:古川雄輝、竜星涼ほか配給:キャンター©2020映画「リスタートはただいまのあとで」製作委員会
2020年09月03日映画『八王子ゾンビーズ』(7月17日公開)の公開記念舞台挨拶が18日に都内で行われ、山下健二郎、久保田悠来、藤田玲、牧島輝、松岡充、鈴木おさむ監督が登場した。同作は鈴木おさむが脚本・演出・監督を務めるオリジナル作で、2018年8月に舞台として上演された。ダンサーになる夢に破れ、八王子の山奥のお寺で自分探しを始めた羽吹隆(山下)は、墓場に集まる陽気なイケメンゾンビたちを成仏させるために、ダンスを教えることになる。ほか、松岡充、久保田悠来、藤田玲、丘山晴己、高野洸、牧島輝、三浦海里、才川コージ、小澤雄太(劇団EXILE)らが出演する。新型コロナウイルスの影響で一度は公開延期となった同作。山下は「無事公開になりまして。この作品は舞台から約2年間同じ役を演じてきて、映像化できて非常に嬉しい。僕にとっても大切な作品」と心境を表す。一方で「公開日が『今日から俺は!!』と被ってるので、それに勝ちたいなと思ってます!」とライバル心も。久保田が「僕たち、新しいタイトルを考えまして『昨日から俺たちは!!』」と発表したものの、無観客で別会場とファンをつなげていたため、山下は「マスコミの皆さんは笑わないんですね」と苦笑し、キャスト陣は「みんなマスクしてるから、心の中では大爆笑」と弁解していた。「ゾンビがダンスで成仏する」という設定に、キャストは全員戸惑ったというが、藤田はさらに「台本を読んだ時、ほとんどアドリブで。『ここ15分、ダンスレッスンで何かやってください』みたいな感じなんですよ。恐怖しかなかった」と振り返る。牧島は「アドリブのシーンも怖かったですけど、最後は感動まであって」と語ると、久保田から「彼、今日初めての舞台挨拶なんですよ。さっきからずっと動いてる」と暴露され、山下からも「いつもより白い」といじられていた。主題歌を担当した松岡は「おさむさんの歌詞も素晴らしかったんですけど、それにプラスして、8人のゾンビたちを八王子の由来である8人の王子にあてがって、それぞれ本人のキャラクターが出るような歌詞を入れたりした」と意図を表す。また「そうなると健二郎くんはいないんですけど、僕の中では健二郎くんは牛頭天王なんです。英語で入っているフェイクが健二郎くんパートです」と説明した。今回、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーが友情出演していることも明かされたが、「僕も初回見て、全然わからなかったです」と山下も気づかなかった様子。鈴木は「健二郎くんに内緒でやったんです。メンバーに出演してもらって、『わかりました?』と聞いたら、全然わかってなかった」と語った。
2020年07月18日三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE 山下健二郎が初主演する映画『八王子ゾンビーズ』が、7月17日(金)より全国公開される。この度、炎天下の撮影現場写真と、ダンスシーンメイキング映像が公開された。映画『八王子ゾンビーズ』は、2018年に上演された鈴木おさむ脚本・演出の舞台「八王子ゾンビーズ」の実写映画化作品。舞台に引き続き、監督・脚本を鈴木おさむ、主演を山下が務める。山下演じる、夢に破れたダンサー羽吹が、“自分探し”のために向かった山奥の寺。そこに出現する、成仏できない“訳あり”イケメンゾンビたちを演じるのは、「刀剣乱舞」や「テニスの王子様」などをはじめとするミュージカルに出演している久保田悠来、藤田玲、丘山晴己、高野洸、牧島輝、三浦海里、才川コージ。そこに劇団EXILEで活躍する小澤雄太も加わり、ゾンビメイクを施した俳優陣が、個性豊かなキャラクターたちを演じる。2019年夏に行われた撮影は、過酷な炎天下の中行われたが、山下を中心とした、舞台から続くチームワークによって、今回初参加となった三浦、才川もすぐにチームに馴染むことができたという。撮影現場写真では、ロケ地やスタジオでの和気あいあいとした雰囲気の出演者たちの姿が収められた。公開されたメイキング映像では、目玉のシーンでもある深夜のダンスシーンの一部が披露され、どこかで見覚えのある振り付けで、一糸乱れぬダンスの数々が踊られている。また、撮影中の山下が大変だったシーンなどについて話をしており、鈴木おさむ監督らしいアドリブ満載の自由な演出や、膨大なセリフをこなしたゾンビーズチームだからこその仲の良さ、絆の強さが垣間見える映像となっている。『八王子ゾンビーズ』7月17日(金)より全国公開
2020年07月14日フルーツタルト専門店キル フェ ボン(Qu’il fait bon)から、新品種のぶどう「富士の輝」を使った新作タルト「山梨県産 “富士の輝”のタルト」が登場。2020年7月12日(日)から7月21日(火)まで、グランメゾン銀座およびグランフロント大阪店にて先行発売される。山梨産の新品種ぶどう「富士の輝」のタルト日本を代表する品種に、との思いから日本一の富士山に因んで名付けられた「富士の輝」は、山梨県笛吹市の志村葡萄研究所で作出された新品種のぶどう。全国的に知名度と人気のある「シャインマスカット」と、紫色のぶどう「ウインク」を交配させた品種で、美しい青黒色とピーマン形の果実、高いものでは糖度が30度近くになるハチミツのような甘みが特徴だ。今回キル フェ ボンはこの「富士の輝」を使ったフルーツタルトを考案。ベースのタルトにサワークリームを合わせてレモンを効かせたカスタードにカシス風味のクリームを重ね、仕上げに「富士の輝」をたっぷりとトッピング。濃厚な甘みの「富士の輝」の味わいを存分に堪能出来る、贅沢な一品となっている。商品情報「山梨県産 “富士の輝”のタルト」先行発売期間:2020年7月12日(日)〜7月21日(火)先行発売店舗:グランメゾン銀座/グランフロント大阪店販売価格:ピース1,490円/ホール(25cm) 14,904円※税込み(8%)。カフェの場合は税率が異なる。
2020年07月13日映画「八王子ゾンビーズ」オンライン満月祭りが5日に配信され、 山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS)、久保田悠来、藤田玲、三浦海里、才川コージが登場した。同作は鈴木おさむが脚本・演出・監督を務めるオリジナル作で、2018年8月に舞台として上演された。ダンサーになる夢に破れ、八王子の山奥のお寺で自分探しを始めた羽吹隆(山下)は、墓場に集まる陽気なイケメンゾンビたちを成仏させるために、ダンスを教えることになる。ほか、松岡充、久保田悠来、藤田玲、丘山晴己、高野洸、牧島輝、三浦海里、才川コージ、小澤雄太(劇団EXILE)らが出演する。この日は500人を超える一般参加者と繋がり、キャストは浴衣姿で登場。初主演映画となった山下は「主演ということで、緊張もしたんですけど、周りのみんなが芸達者で。映画やる前に2018年から舞台やってますから、チームワークもバッチリですし、映画を撮影する時にはいいスタートダッシュが切れた」と振り返った。配信では、様々な釣竿が用意されヨーヨー釣り対決も。ゴボウ(山下)、ラケット(久保田)、ハエ叩き(藤田)、さいばし(三浦)、バット(才川)とそれぞれに選んだ竿でチャレンジする。最初に久保田がまさかのラケット捌きでヨーヨーをまとめて掬うも、「使い方違うでしょう!」とつっこまれ、もちろんNGに。最終的には、山下が優勝し釣りの腕前を見せた。さらに、縁日の屋台をイメージし、関西人の山下がたこ焼きを作ることに。しかし、ほぼ完成済みのたこ焼きが用意されていたため、キャスト陣からは「つっつき上手!」との声も浴びせられた。ダンスが題材となっていた同作だが、「ダンスがうまかったのは?」という質問に、キャスト陣は「本当は僕らダンサーなので」(藤田)、「ダンサー目指して上京してきたところがある」(久保田)とボケ始める。三浦が「玲さん、踊れるイメージある。ほんとかわかんないですけど」と藤田の名前を挙げると、藤田は両手を上げて喜び「顔で踊ってるから」と胸を張る。才川は「僕は筋肉が素敵なだけでダンスはできない」と苦笑し、パフォーマーとして活躍する山下は、たこやきを作りながら「俺やろ」と自信を見せていた。
2020年07月05日