松田聖子が、2021年第一弾配信シングルとして代表曲「青い珊瑚礁」のセルフカバー「青い珊瑚礁 〜Blue Lagoon〜」をデビュー記念日の本日4月1日に配信リリースし、合わせて自身が監督を務めた同曲初のMusic Videoを公開した。昨年デビュー40周年を迎えた松田聖子は、「SWEET MEMORIES 〜甘い記憶〜」「瑠璃色の地球 2020」のセルフカバーや37年ぶりに財津和夫とタッグを組んだ新曲「風に向かう一輪の花」をリリース。オリジナルアルバム『SEIKO MATSUDA 2020』がオリコン・デイリーチャート1位、ウィークリーチャート3位を獲得した。「青い珊瑚礁」はデビューイヤーの1980年に2枚目のシングルとして発売された楽曲で、後の松田作品に欠かせない存在となる大村雅朗が初めて編曲で参加。リリース後ロングヒットし、数ある松田のヒット曲の中でもアップチューンな代表曲となっている。松田は今回のセルフカバーについて「青い珊瑚礁は、私自身も大好きな曲で、デビューして40年経った今、この楽曲をリアレンジでセルフカバーできることに、とてもワクワクしています。2コーラス目のサビ前、”あなたが好き あなたが好き”のリフレインの部分は、オリジナルと違うアレンジになっていて新しい青い珊瑚礁~Blue Lagoon~を楽しんでいただけたら幸せです」と語っている。オリジナル曲のリリース当時はMVが存在しなかったが、今回制作されたMVでは80年代を彷彿とさせるシーンや見逃せない貴重なショットも収録されており、松田は約40年ぶりに"聖子ちゃんカット"を披露している。松田聖子「青い珊瑚礁 〜Blue Lagoon〜」MV<リリース情報>松田聖子「青い珊瑚礁 〜Blue Lagoon〜」2021年4月1日(木) 配信リリース松田聖子「青い珊瑚礁 〜Blue Lagoon〜」ジャケット「青い珊瑚礁 〜Blue Lagoon〜」配信リンク:<ツアー情報>Happy 40th Anniversary!! Seiko Matsuda Concert Tour 2020~2021 "Singles & Very Best Songs Collection!!"6月5日(土) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ開場 15:00 / 開演16:006月25日(金) 大阪 大阪城ホール開場 17:30 / 開演 18:306月26日(土) 大阪 大阪城ホール開場 16:00 / 開演17:006月27日(日) 大阪 大阪城ホール開場 14:00 / 開演 15:007月15日(木) 鹿児島 西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)開場 17:30 / 開演18:307月17日(土) 福岡 マリンメッセ福岡開場 16:00 / 開演 17:008月28日(土) 愛知 日本ガイシホール開場 16:00 / 開演 17:008月29日(日) 愛知 日本ガイシホール開場 14:00 / 開演15:009月19日(日) 神奈川 横浜アリーナ開場 15:00 / 開演 16:0010月22日(金) 東京 日本武道館開場 17:30 / 開演 18:3010月23日(土) 東京 日本武道館開演 16:00 / 開演17:00関連リンク松田聖子 40周年記念スペシャルサイト:松田聖子 オフィシャルHP:松田聖子 ユニバーサル ミュージックHP:
2021年04月01日3月18日号の『週刊文春』で、総務相時代にNTTから高額接待を受けていたと報じられた自民党の野田聖子幹事長代行(60)。記事によると、野田氏が接待を受けたのは2回。17年11月にNTTドコモ社長などを歴任した立川敬二氏から受け、18年3月にも当時のNTT西日本社長だった村尾和俊氏から受けたという。各メディアによると、野田氏は“接待疑惑”を否定。3月11日に報道陣に向けて、「仕事の話はほとんどしていない。総務省が全く関わらないプライベートな会合」と釈明したという。また野田氏は立川氏との会食について「岐阜県人会有志の会の先輩たちが懇談会をしようということになった」と説明し、「立川氏はすでに引退していた」「支払いも個人払いだった」とコメント。いっぽう村尾氏との会食については、「30年以上友人としてお付き合いをしてきた」と説明。また村尾氏が退任することなどから「友人として早めに伝えておきたかったという話や、京都の話をした」とコメント。さらに会食費用の26,150円は、最近になって返金したというのだ。「NTT法に基づいて事業計画や役員の選任などは、総務省の許認可を受けています。国家公務員倫理規程では、許認可などを受けて事業を行っている利害関係者から接待を受けることは禁じられています。さらに18年といえば、当時の官房長官だった菅義偉首相が携帯電話料金の値下げに言及し始めた時期。ですが、総務相だった野田氏は『長官に言われたから動くのではなく、常日頃から総務省は取り組んできた』と菅氏をけん制する勢いでした。野田氏はかたくなに“接待”を否定していますが、会食が行われた場所もNTTグループ会社の会員制ゲストハウス『CLUBKNOX 麻布』。総務相という立場であれば、疑われるような行動は慎むべきだったのではないでしょうか……」(全国紙記者)「会食はしたが接待ではない」「会費は返金した」と押し通す野田氏。だが、NTTグループ会社のゲストハウスでわざわざ“プライベートな会合”を催す必要はあったのだろうか。彼女の釈明に批判の声が殺到している。《総務省とNTTはプライベートな関係、つまり身内らしい。それでは、何が問題なのかが分からないわな》《またまた新手の言い訳が!仕事の話はなにもない、プライベートとしたらNTTは無駄な金を使っているということ?》《後から返金すればそれで済むのか。万引きして捕まってから、払うからと言っても許してもらえないだろう。国会議員が法を壊している》《この言い訳があまりにひどい。 これが大人の言うことでしょうか》
2021年03月13日本日、記念すべき59歳の誕生日を迎えた松田聖子。昨年はデビュー40周年を迎え、かつてない大規模ツアーを予定するもコロナ禍で軒並み中止に。それでも12月に行われたディナーショーのチケットは即完売。年末の『第71回NHK紅白歌合戦』にも8年連続で出場するなど、その人気はいまだ健在。まもなく4月に41周年を迎える聖子だが、これまで数々の伝説を残してきた。デビュー当時から聖子を追いかけ続けた本誌だけが見てきた、“聖子伝説”を今こそ、写真とともに振り返りたい――。80年4月に「裸足の季節」でデビューすると、ヒット曲を連発し、一躍トップアイドルの仲間入りを果たした聖子。そんな聖子の初ロマンスの相手はデビュー前からあこがれていた郷ひろみ(65)。しかし、交際を続けるも85年1月に突如、涙の破局会見を敢行する事態に。フリーになった聖子だったが、なんとその翌月に神田正輝(70)との交際が発覚!4月には婚約発表、6月にはサレジオ教会で結婚式を行うというとんとん拍子でゴールインする。そして86年10月には娘・神田沙也加(34)を出産し、幸せの絶頂に。本誌も結婚式、沙也加の出産会見と数々の現場を目撃。結婚式には多くのマスコミが詰めかけ、聖子が教会に到着するとひとめシャッターにおさめようと押し合いになり、怒号が飛び交う瞬間もあった。出産会見にも東京逓信病院にマスコミが殺到し、病院前で会見を開くという異例の事態となった。その後は、89年に事務所から独立、90年に全米デビューと順調にキャリアを重ねるも、終わりは突然やってくる。97年1月に神田との離婚が発表されたのだ。しかし、ただで転ばないのが聖子。98年5月には6歳年下の歯科医と結婚。「会った瞬間日ビビビッときた」というコメントはたちまち話題になる、流行語になるまでに。まさに一挙手一投足が常に日本中を動かす聖子なのであった。
2021年03月10日12月26日、27日の全国映画動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開11週目も首位を守った。『鬼滅の刃』は土日に動員57万5640人、興行収入9億761万8200円をあげており、公開から73日間の累計は、動員2404万9907人、興収324億7889万5850円を記録。※全国379館(IMAX:38館、4D:82館含む)で上映。『千と千尋の神隠し』の興収316億8千万円を抜き、ついに歴代興収第1位になった。続いて初登場2位には、1998年からスタートし、いまや親子で楽しめる映画として不動の人気を誇るポケモン映画の第23弾『劇場版ポケットモンスター ココ』がランクイン。厳しい掟で守られたポケモンの楽園、オコヤの森を舞台に、自らをポケモンと信じている人間の少年ココと、サトシとピカチュウたちが森の危機に立ち向かう。ポケモンによって育てられた少年が主人公という今までにない設定だ。公開3週目の『新解釈・三國志』は3位につけている。西野亮廣が手がけた絵本を西野自らが製作総指揮と脚本を務め映画化したアニメーション『映画 えんとつ町のプペル』が初登場4位に。廣田裕介が監督を務め、STUDIO4℃が制作。声の出演は窪田正孝、芦田愛菜ら。公開2週目の『約束のネバーランド』は先週3位から5位に。公開6週目の『STAND BY ME ドラえもん2』は先週4位から6位に。そのほか新作では、実写映画化もされた田辺聖子による小説を劇場アニメ化した『ジョゼと虎と魚たち』が初登場9位に入った。次週は『新感染半島 ファイナル・ステージ』『陶王子2万年の旅』『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』『ルーブル美術館の夜 ―ダ・ヴィンチ没後500年展』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』2位『劇場版ポケットモンスター ココ』3位『新解釈・三國志』4位『映画 えんとつ町のプペル』5位『約束のネバーランド』6位『STAND BY ME ドラえもん2』7位『ワンダーウーマン 1984』8位『劇場短編 仮面ライダーセイバー/劇場版 仮面ライダーゼロワン』9位『ジョゼと虎と魚たち』10位『天外者』
2020年12月28日「ホテルの宿泊料と往復飛行機代あわせて夫婦で20万円以上かかったけど、どうしても聖子ちゃんが見たくて来ちゃいました。でも本当に楽しくて、来たかいがありました!」興奮冷めやらぬ様子でこう語るのは、北海道からやってきたという熟年女性。12月16日、この日は東京・グランドプリンスホテル新高輪で松田聖子(58)のディナーショーが開催されていた。公演は計4回で、チケット代は5万円を超える。にもかかわらず宿泊付きプランは販売から3分で完売するほどの盛況ぶりだ。人気の衰えぬ聖子だが、開催までには紆余曲折があった。「’20年はデビュー40周年を祝う全国規模ツアーを予定していましたが、コロナ禍によってすべて’21年に延期。会場キャンセル費などの損失額は5億円ほどになるとみられています。1年を締めくくるディナーショーも、一時期は開催が危ぶまれましたが、“どうしてもやりたい!”という聖子さんの意向もあって、1カ所だけで実施する形で落ち着きました」(音楽関係者)聖子が熱望し勝負をかけたディナーショー。しかし。実は一つの疑念がーー。冒頭とは別の長年応援する女性ファンは声をひそめながらいう。「聖子ちゃんはキレイだったんですが、一部の曲では歌声が生だったか怪しいところがあるんです……。正直、今までのディナーショーでもそうじゃないかと思うことは何度かありましたが、今年はいつも以上に楽しみにしていたので、少し残念ですね」聖子に浮上したまさかの“口パク”疑惑。取材を続けると、参加した一部のファンから“40周年唯一のディナーショーなのに口パク”と批判が噴出していることが判明。いっぽうTwitterでは、そうした“疑惑”を含めて全面的に聖子を支持する声もあるなど、ファンでも賛否がわかれている。《最近の聖子ちゃんはキー下げててしかも口パク……》《あたしは何回もディナーショー行って五万近くのチケットで1時間口パク聞かされてるしラストのPearl-White Eve だけ生だけどだけどみんな文句言わないの聖子だから》ベテラン芸能リポーターの川内天子さんはこう分析する。「聖子さんには昔からコンサートでの“口パク疑惑”がありました。ただ聖子さんも、もうすぐ還暦ですし、歌いづらくなった高音などがある一部の曲だけでそうしたのではないでしょうか。またディナーショーは観客との距離が近いですから、聖子さんなりの感染対策もあったのだと思います」生歌以上に「聖子40周年に立ち会える」ことがLIVEなのかもしれない。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月23日本日12月7日、Eve「心海」のミュージックビデオが公開された。「心海」は12月25日(金)に公開される芥川賞作家・田辺聖子の代表作を原作としたアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』の挿入歌。趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きる車椅子のジョゼが、ある晩、大学生の恒夫と出会い、彼とともに外の世界へ飛び出すことに決める。瑞々しく真っすぐな純愛の中、誰かを通じて自分とお互いを知って前に進む姿が描かれる。留学する夢のためにアルバイトに勤しむ大学生・恒夫の声を中川大志が担当し、かわいらしい見た目とは裏腹に口が悪い、車椅子のヒロイン・ジョゼの声優を清原果耶が務める。「いのちの食べ方」を手がけた“まりやす”がミュージックビデオの制作を担当している。同曲は各音楽配信サービスで先行配信中なので、ミュージックビデオと併せてチェックしてほしい。なお12月23日(水)にリリースされる、New EP『廻廻奇譚 / 蒼のワルツ』にも収録されている。◆Eve「心海」ミュージックビデオ◆Eve「心海」先行配信リリース【リリース情報】New EP『廻廻奇譚 / 蒼のワルツ』12月23日(水)リリース特設サイト: ◆呪術盤(初回限定盤 / CD+DVD):2,500円(tax in)<収録曲>1.廻廻奇譚(TVアニメ『呪術廻戦』オープニング主題歌)2.蒼のワルツ(アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』主題歌)3.心海(アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』挿入歌)4.宵の明星5.遊遊冥冥6.約束7.杪夏◆ジョゼ盤(初回限定盤 / CD+GOODS):2,500円(tax in)<収録曲>1.蒼のワルツ(アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』主題歌)2.心海(アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』挿入歌)3.廻廻奇譚(TVアニメ『呪術廻戦』オープニング主題歌)4.宵の明星5.遊遊冥冥6.約束7.杪夏◆通常盤(CD only):2,000円(tax in)<収録曲>1.廻廻奇譚(TVアニメ『呪術廻戦』オープニング主題歌)2.蒼のワルツ(アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』主題歌)3.心海(アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』主題歌)4.宵の明星5.遊遊冥冥6.約束7.杪夏★封入特典オンラインイベント「胡乱な円卓」参加シリアルコード★店舗特典●アニメイト / アニメイトオンラインショップ:弾き語り音源CD(「廻廻奇譚」「蒼のワルツ」2曲収録)●Amazon.co.jp :缶バッチ(全2種の内から、ランダムで1種)●TOWER RECORDSおよびTOWER mini、TOWER RECORDS ONLINE:オルゴールCD(「廻廻奇譚」「蒼のワルツ」「心海」3曲収録)●HMV / HMV&BOOKS online:クリアファイル(A5サイズ)●ヴィレッジヴァンガード:特典CD(ぼっちラジオ4)●TSUTAYA RECORDS:ステッカーシート※オンラインショッピングはご予約分のみ対象●楽天ブックス:クリアしおり●TOY’S STORE:ジャケットステッカー(通常盤Ver.)●応援店:告知ポスター(B2サイズ)※応援店特典は、上記オリジナル特典対象店舗は対象外となります。※特典は無くなり次第、終了いたします。※一部対象外の店舗もありますので、特典の有無に関しては直接各店にお問い合わせ下さい。【タイアップ情報】◆TVアニメ『呪術廻戦』毎週金曜日深夜1時25分からMBS / TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて放送中◆アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』12月25日(金)より公開
2020年12月07日ものまねタレントの岡田聖子(おかだ・せいこ)さんが、2020年9月17日にブログを更新。公園で出会った母親たちの行動に、苦言を呈しています。岡田聖子の「ママ友にはなれんわ」発言に共感の声子供と一緒に公園に出かけた岡田聖子さんは、食べ散らかされた菓子のゴミを発見。風でどんどん散乱していく様子を見て、もやもやしてしまったようです。最近行く公園お菓子のゴミがすごい、、、。子供たちが食べてる最中なら拾って帰るのだろうと思っていた日もあるが。今日はそこで食べていただろう子供達はいなくて荷物とお菓子のゴミが置き去り。岡田聖子オフィシャルブログーより引用そんな中、岡田聖子さんはさらに残念な光景を目の当たりに…。その時の気持ちを爆発させています。元々散乱していた上に風で広範囲に散乱していくゴミ達。そこには、自分の子供達のゴミじゃないから知りません顔のママが4、5人。ゴミと認識はあるようで避けながら自分の子供を遊ばせている。、、、、この人達とママ友にはなれんわー。岡田聖子オフィシャルブログーより引用岡田聖子さんは「自分の子供がしたことじゃないから関係ない」という考えを持つ母親たちに対して、不満を募らせた様子。「きれいなのは見かけだけかいな!」と心の中でツッコミを入れています。その後、岡田聖子さんは自分の子供に目を配りつつ、散乱したゴミを回収。そんな岡田聖子さんにファンは「素晴らしいです」「見習いたい」と称賛や共感のコメントを送っています。・岡田さんのいう通り、そんなママたちとは関わり合いたくないかも。・同じ母親として見習いたいです。応援します!・私も見て見ぬ振りをするかもって反省しました。これからは人として素敵な姿を目指します!そもそも、ゴミを出した人が持ち帰るのが当然のマナー。それは子供であろうと大人であろうと関係ありません。他人が出したゴミをひろわないことを責められませんが、岡田聖子さんのように「それでも…」と考える姿勢は、とても学ぶところがあるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年09月24日Eveの新曲『蒼のワルツ』が、12月25日(金)に公開となるアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』の主題歌に決定した。Eveが映画の書き下ろし主題歌を担当するのは初となる。本作の原作は芥川賞作家・田辺聖子の代表作。2003年に妻夫木聡、池脇千鶴主演で実写映画化され、高評価を得て話題を集めた。そんな名作として今も根強い人気を誇る『ジョゼと虎と魚たち』の劇場アニメーション作品となっている。『おおかみこどもの雨と雪』助監督や、『ノラガミ』シリーズの監督を務めたタムラコータローが満を持してアニメ映画初監督を務める。『ストロボ・エッジ』の桑村さや香が脚本を、『妖狐×僕 SS』『クジラの子らは砂上に歌う』の飯塚晴子がキャラクターデザインを手掛け、そしてアニメーション制作は『鋼の錬金術師』や『僕のヒーローアカデミア』など数々の人気作を手掛けるボンズが担当。現在の映像シーンをリードするクリエイター陣によって紡がれる“新たなジョゼ”。夢を追う大学生の恒夫役に中川大志、車椅子のヒロイン・ジョゼは清原果耶が声優を務める。Eveのコメントは、以下の通り。「『ジョゼと虎と魚たち』の主題歌を担当させて頂くこととなりました。最初に監督から頂いた絵コンテはまるで登場人物が今にも動き出しそうで、映像が飛び込んでくるかのような繊細さと美しさに感動したのを覚えています。丁寧に楽曲とも向き合って下さって、時代を超えても色褪せないものとは何か。人見知りで不器用なジョゼとの共通項を探していきながら、音楽を作っていきました。この作品の一部分を担えることができてとても嬉しいです」本作の特報映像では、Eveの新曲『蒼のワルツ』が一部試聴できる。映画『ジョゼと虎と魚たち』12月25日(金)公開
2020年08月13日東京・渋谷のミニシアター「シネクイント(CINE QUINTO)」が、同館の復活オープン2周年を記念した特集上映を開催。90年代から現在に至るまでの作品を計5テーマで特集し、2020年7月31日(金)から9月24日(木)までの8週間連続で上映する。シネクイントが90年代〜現代までの作品を計5テーマで特集ミニシアターで見たい作品集結「ミニシアターブームよ、もう一度。」中でも本イベントの看板特集となるのが、「ミニシアターブームよ、もう一度。」。主演ユアン・マクレガーの出世作にして監督ダニー・ボイルの名作『トレインスポッティング』、作中に登場するクレーム・ブリュレで日本でも社会現象を引き起こしたジャン=ピエール・ジュネ監督『アメリ』、田辺聖子の短編恋愛小説を主演・妻夫木聡で実写化した『ジョゼと虎と魚たち』など、ミニシアターで楽しみたい全5本がラインナップ。ウォン・カーウァイ監督作品もスクリーンでもう一つ忘れてはならないのが、『恋する惑星』などの香港映画で知られる監督ウォン・カーウァイをテーマにした「巨匠ウォン・カーウァイ特集」だ。ラテン・アメリカ文学への憧憬がもたらす独特の浮遊感とロマンティックなセリフ、一貫した美意識が感じられる撮影・美術・衣裳、そして意表を突く選曲センス。『恋する惑星』はもちろん、『ブエノスアイレス』、『欲望の翼 デジタル・リマスター版』など、カーウァイの世界観が堪能出来る全5作品が上映予定となっている。“R指定”やゾンビ映画特集もそのほか、『カメラを止めるな!』『アナと世界の終わり』などミニシアターならではのゾンビ映画を集めた「ウィーライクゾンビーズ!」、『冷たい熱帯魚』『愛の渦』『ハウス・ジャック・ビルト』など全作品がR指定となる「真夏の禁断の果実たち」、映画ファンから熱い支持を得ている注目のインディペンデント映画スタジオ「A24」に焦点を当てた「A24セレクション」と、青春映画の金字塔から問題作まで、バリエーション豊かな作品の数々をスクリーンで楽しめる。クリストファー・ノーラン監督映画『メメント』がカムバックさらに、『インセプション』『インターステラ―』『ダークナイト』シリーズなど多くの話題作を手掛け、9月には新作映画『TENET テネット』の公開を控える、クリストファー・ノーラン監督の出世作『メメント』がスクリーンにカムバック。難解かつ斬新な内容で、2001年の日本での公開当初にシネクイントでは25週上映という超ロングランヒットを記録した名作を、再び映画館で鑑賞することが出来る。オリジナルグッズ&特別展示また、復活オープン2周年を記念したグッズ&特別展示も登場。CDアートワークやライブグッズなどでマルチに活躍するアーティスト「norahi」が手掛ける全10種のオリジナルグッズが販売されほか、劇場ロビーでは歴代上映作品をコラージュした巨大パネルや支配人選りすぐりのお宝グッズの展示も予定されている。開催概要「シネクイント復活オープン2周年特集上映」上映期間:2020年7月31日(金)〜9月24日(木)鑑賞料金:1,200円均一 ※一部対象外の作品あり。会場:シネクイント(CINE QUINTO)住所:東京都渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビルスクリーン:2スクリーン(162席・115席)※上映スケジュール等の詳細は公式WEBサイト(まで。<上映作品>■特集1「ミニシアターブームよ、もう一度。」『トレインスポッティング』『アメリ』『アフタースクール』『ジョゼと虎と魚たち』『キサラギ』■特集2「巨匠ウォン・カーウァイ特集」『恋する惑星』『ブエノスアイレス』『天使の涙』『花様年華』『欲望の翼 デジタル・リ マスター版』■特集3「ウィーライクゾンビーズ!」『カメラを止めるな!』『アナと世界の終わり』『ウィーアーリトルゾンビーズ』■特集4「真夏の禁断の果実たち」『アデル、ブルーは熱い色』『冷たい熱帯魚』『愛の渦』『ソーセージ・パーティー』『ハウス・ジャック・ビルト』■特集5「A24セレクション」『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』『エクス・マキナ』『ヘレディタリー 継承』『HOT SUMMER NIGHTS ホット・サ マー・ナイツ』『スイス・アーミー・マン』『20センチュリー・ウーマン』『アンダー・ザ・シルバーレイク』『ロブスター』『エイス・グレード 世界でいちば んクールな私へ』『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイ クリッド・ディア』『ムーンライト』『ラスト・ムービースター』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』■特別上映『リトル・ミス・サンシャイン』『メメント』
2020年07月19日時代を代表するトップスターのヒット曲を次々と手がけ、旋風を巻き起こした希代の作詞家・松本隆(70)。松田聖子(57)も近藤真彦(55)も薬師丸ひろ子(55)も、彼らがデビューするや否や、その姿を見つけ、「詞を書きたい」と願った。そして「縁はないかな」と思っていても、その後、不思議とオファーが舞い込むのだという。今年、作詞家生活50周年を迎える松本がインタビューに応じてくれた。「聖子ちゃんはCMでデビュー曲を聴いて、声だけで『いいなぁ』と感じた。薬師丸ひろ子さんは映画『野生の証明』で、父親役の高倉健さんに『お父さ〜ん』って駆け寄るシーンを見てね。マッチはドラマ『3年B組金八先生』だったな」(松本・以下同)松本は松田聖子をトップアイドルに押し上げた立役者としても知られる。当時、CBS・ソニーレコードのディレクターだった若松宗雄氏から、アルバム収録曲へのオファーが舞い込んだときのことを「テストされたのかな?」と振り返る。最初に手がけた『白い貝のブローチ』が評価されて、6曲目のシングル『白いパラソル』から本格的に松田聖子を担当することに。自身の人脈でもある、松任谷由実(66)、細野晴臣(72)、大瀧詠一(享年65)ら一流アーティストを作曲家陣として迎えた功績も大きい。「聖子ちゃんとはピークのころはほぼ毎日会っていた。いろいろ話をしているからもう改めて取材する必要がなかった。できあがった詞を彼女が見て、『どうして私の思っていることがわかるの?』っていつも驚かれていたんです」“前髪を1ミリ切りすぎたら、恋人に会うのが怖い”“恋人が時計をちらりと見ると、泣きそうな気分になる”といった少女の繊細な気持ちを描いた歌が多く、この歌詞を男性がつづっていることに驚いたファンも多かった。「『こんな感じかな?』って、適当でした(笑)。会っているときに腕時計を露骨に見ると相手が傷つくかも、と思ったのは僕の経験。『おじさんが書いていてすみません』という気持ちでした」聖子の楽曲作りでタッグを組んだ松任谷由実とは、薬師丸ひろ子の傑作『Woman“Wの悲劇”より』も生み出した。「きれいな不倫の歌を書きたいなと思ったんだけど、『死んでしまった人を歌っているのでは?』と質問されることが多かった。表現って極めれば極めるほど霊界に近づいてしまうんだよね。薬師丸さんの作品では、学業で休んでいた後の復帰作となった『探偵物語』も僕はかなりいいと思う」そうして、もうひとり忘れてならないのは「この人は僕の母親にいちばん近い」と松本がいう斉藤由貴(53)。「僕を甘くみていて、強くてへこたれない人」と評する。「僕、へこたれない人が好きで。斉藤さんもそうだよね。才能があるからクドカン(宮藤官九郎・49)や是枝(裕和・57)監督などからも評価されている。そういう人は何があっても、いなくならない」そういえば、幾多のスキャンダルに負けず、芸能界に君臨し続ける松田聖子もそんな存在だ。そして、「僕の歌で大ヒットした人は、一生歌えるの」とさらりとつぶやく松本ーー。確かに、聖子、薬師丸、斉藤はそれぞれ進学、結婚、子育てといった転機を乗り越え、今も歌い続けている。「今の時代、一度休んでも、また歌いたくなったら出てくればいい。そうするとみんな受け入れるから。僕の歌は貯金のようなもので、彼女たちは預けていた財産をいつでも引き出すことができる。そんな感覚でもいいと思う」廃れることのない松本ソングの数々は、さらに50年後、100年たったときにはどうなっているだろうか。「それは時代が決めること。でも、きっと古くはならないと思う。僕はそれを見届けることができないけれど、希望的観測としては、古典になっていくんじゃないかな」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月18日’80年にデビューして以来、常に女性の新しい生き方を提示し続けてきた松田聖子(57)が今年、40周年を迎える。そこで、読者世代の“一番星”と言うべき存在の素顔に迫るべく、デビュー前から知る人物に話を聞いた。「『文学的なイメージを打ち出し、音楽的に見せよう』という2つのコンセプトを掲げました。聖子は物覚えが早く、勘もいい。根性は並外れてあり、作品を自分のものにする力も持っていました」デビュー後は瞬く間に大ブレークした松田聖子。一過性で終わらせてなるものかと、松田聖子を見いだしたプロデューサーの若松宗雄さんは2つのコンセプトを掲げる。そして、デビュー曲のイメージに満足せず、楽曲は松本隆、松任谷由実、佐野元春ら、才能あるアーティストを次々と起用していった。デビュー当時は「結婚したら、かわいいお嫁さんになりたいから引退」と語っていた聖子だったが、ママドルの先駆者となり、日本の女性の生き方を変えたといわれる存在に。「最初から聖子が意図していたというより、歌い続けるなかで生き方が変わってきたのでしょう」(若松さん)そんな松田聖子の代表曲のなかから、“大ヒット曲”の秘話を若松さんに教えてもらった。■『裸足の季節』(’80年4月)資生堂の「エクボ洗顔フォーム」とタイアップしたデビュー曲。作詞・三浦徳子、作曲・小田裕一郎のコンビが担当。「担当者に一度、聖子は『エクボが出ない』と外されかけたが、博報堂のプロデューサーの『ダメになるのはもったいないコだから』というプッシュがあり、CMソングに起用。女性向けの雑誌をヒントに、当時のタイトルはほぼ私が考えていました」(若松さん・以下同)■『青い珊瑚礁』(’80年7月)2枚目のシングル。オリコン最高2位。『ザ・ベストテン』で1位を獲得し、スタジオから久留米に電話して「お母さ〜ん」と大泣きした場面は有名。「『青い珊瑚礁』は、当時大人気のブルック・シールズの映画から。このころから聖子の売り出しに気乗りしていなかった社内(CBS・ソニー)のムードも一変、『若松さん、売れるコなんだってもっとちゃんと言っといて』なんて言われるくらいでした」■『チェリーブラッサム(’81年1月)4枚目のシングル。「年明けに出すにふさわしい楽曲と思ったが、レコーディング直前に『なんとなく、あまり好きじゃない』と聖子。財津和夫さんの作曲で曲調が変わり、違和感があったようで、その場は一度解散し、再度集合。気合を入れ直してのレコーディングは無事終了し、苦労しましたが、楽曲は大ヒット。大村雅朗くんのアレンジが、さらに曲のよさを際立たせてくれました」■『白いパラソル』(’81年7月)6曲目で作詞を松本隆に依頼。「アルバムに提供してもらった『白い貝のブローチ』が秀逸だったから。5作目までの三浦徳子さんも素晴らしく、『なんで私ではだめなの?』と責められたが、決断。仕上げはエンジニアと一緒に悪戦苦闘しながら完成させました。聖子からは『(当時の所属事務所・サンミュージック/故人)相沢社長からこれは地味だから早く次の曲を作ってもらえと言われました』と(笑)。もちろん大ヒットしました」■『赤いスイートピー』(’82年1月)作詞・松本隆、作曲は呉田軽穂(松任谷由実)の黄金コンビによる代表曲。「ユーミンはすでに大スターでしたが、失礼ながら直してもらいました。彼女は謙虚で、私の『尾瀬に春が来たような感じにしたいので、あまり弾まないように。だが、最後は上がる感じに』などの抽象的な要望に『わかりました』と。私は音楽家ではないので、『なんか違う』と言うと『じゃ、こんな感じ?』とまた直してくれて。でも後日、ユーミンは『私、リテーク依頼は初めてよ』とほほ笑んでくれました」「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日’80年にデビューして以来、常に女性の新しい生き方を提示し続けてきた松田聖子(57)が今年、40周年を迎える。そこで、読者世代の“一番星”と言うべき存在の素顔に迫るべく、“大ブレーク期”を知る人物に話を聞いた。「当時の私のチーフマネージャーが、かつて聖子さんを担当した人で、いつも『聖子は事務所のイチオシではなかったけど、才能がすごかった』と言っていました」聖子の3期後輩である桑田靖子さん(52)は、出身も同じ福岡県。芸能事務所も、憧れの先輩と同じサンミュージックに入所した。「私がデビューしたころ、聖子さんは圧倒的なトップアイドル。でもデビュー当時は、聖子さんもカセットデッキを抱えて全国のレコード店周りをして苦労したと聞いています」(桑田さん・以下同)桑田さんは地元の音楽祭で優勝し、13歳で上京。「(故・相澤秀禎)社長宅で下宿を始めたときは、残念ながら聖子さんとは入れ違いでした」というが、同じ事務所ということで楽屋が一緒のときも多かった。「武道館での公開収録のときだったかな。聖子さんが『靖子、おいで〜』って、私を隣に座らせて『チークはもう少しハッキリとね』とか『靖子は私と同じ一重だから、ラインの描き方はこうしたら?』とメークを施してくださった。正直、『濃いかも?』と思いましたが、テレビ画面だと映えるんです。さすが魅せ方がお上手だなって」当時“ぶりっこ”と揶揄された聖子だったが、「男前でサバサバした性格なのに、テレビに出た途端に輝いてかわいくなる」というのが桑田さんの印象。いつの時代も聖子は「セルフプロデュース力にたけている」と評されるが、こんな逸話も教えてくれた。「『聖子は本当に着たい衣装を着ているから、内側から輝いている』と教えてくれたのも(前出の)マネージャーさんでした。聖子さんは自ら衣装さんにアイデア出しもしていた。しかも、どのタイミングで髪を切ると新鮮で話題になるかも考えていたそうなんです」スタッフも「じゃあ聖子、次はどんなアイデアがあるの?」と、その意見を採用していたのだそう。「40年間、ファンの期待を裏切らないってすごいですよね」桑田さんは15歳で歌手デビューし、20歳までサンミュージックに在籍し、円満退所。その後は渡米して音楽修行をするなど人生経験を重ね、’90年に復帰。地元の福岡でレポーターの仕事に就き、歌を離れた時期もあったが、10年前にシンガーとして再始動した。昨年11月には同期の’83年組と「お神セブン」として集合し、ライブを敢行。ソロライブも定期的に開催している。「昨年かな?聖子さんの歌ばかり歌いたいと思った時期があります。けれど『瞳はダイヤモンド』を歌おうとしたら、難しい!聖子さんが歌うとサラッと聖子節になるんですよね」「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月27日’80年にデビューして以来、常に女性の新しい生き方を提示し続けてきた松田聖子(57)が今年、40周年を迎える。そこで、読者世代の“一番星”と言うべき存在の素顔に迫るべく、“デビュー直前”を知る人物に話を聞いた。「『絶対、スターになる!』と決意して上京してきた法子(松田聖子の本名)ちゃんと比べて、私は根性不足だったかも」甘くハスキーな声で語りだしたのは、松田聖子の2カ月前にデビューした中山圭以子さん(55)。父は俳優、母方の祖父も映画監督という芸能一家に生まれ、当時の所属事務所は聖子と同じサンミュージック。2人はデビューに向けてレッスンをし、中山さんは3歳下だったが、お姉さん的存在だった。「法子ちゃんが下宿していた社長(故・相澤秀禎さん)の家も、私の自宅も同じ成城で、帰り道は毎日一緒でした。彼女はレッスン後、事務所から地元の友達に1~2時間、電話をかけていましたが、久留米弁なので何を話しているかはわかりませんでした。電車のなかでは、ファンだった郷ひろみさんの話をよくしていましたね」(中山さん・以下同)このときデビューが決まっていたのは、圧倒的な歌唱力の持ち主である中山さんのほう。相澤社長が直々にスカウトに出向いたほどの期待を背負っていた。「法子ちゃんは『圭以子さんのデビュー曲を聴いて、涙が出ちゃった。いい歌だね』って。彼女のデビューは未定で、私がデビューの準備でレッスンに行かなくなってから、よく泣いていたみたいですね」しかし、中山さんのデビュー直前、タイアップ予定だったシャンプーに、日本では無認可の成分が入っていることが判明。デビューはしたものの、当時、ヒット曲には必須だったタイアップCMは中止に。事務所は急きょ、松田聖子のデビューを決めた。「運命的ですよね。彼女からデビュー曲『裸足の季節』のカセットテープと、タイアップCMの『エクボ洗顔フォーム』を手渡されました。私は彼女に対してライバル意識はなかったので、『法子ちゃんもがんばって』って言えましたね」中山さんは1年半後に事務所を退所。もう一度イチから歌い方を学ぶため、音大へ進学した。「一度再会したとき、大スターになっていた法子ちゃんが『大学に通っているのね、うらやましい』と言ってくれました」その後、中山さんは30代で結婚。’08年に長男を授かるが、’11年に悪性リンパ腫を発症してしまう。さらに’13年に再発するも、奇跡的に寛解。今は子育て真っ最中だが、ライブでも歌い続ける。「聖子さんは私の知っている法子ちゃんとは違う人ではと思うくらいに、遠い存在になりました。私たちの世代にとっては、夜空に輝く一番星です。私もせめてその星を眺めながら、命の大切さを自らの経験をもとに伝え、時代を超えて歌い継がれていく歌を届けていきたいです」「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月26日’80年にデビューして以来、常に女性の新しい生き方を提示し続けてきた松田聖子(57)が今年、40周年を迎える。そこで、読者世代の“一番星”と言うべき存在の素顔に迫るべく、“オーディション時代”を知る人物に話を聞いた。「デモテープでワンフレーズ聴いただけで、半端じゃなくいい声だと思い、これは大スターになるぞと確信しました」松田聖子を見いだしたプロデューサーの若松宗雄さんは、初めて彼女の声を聴いた瞬間をこう語る。その後、父親の猛反対に遭いながらも芸能界を夢見続けた聖子が上京するまで、若松さんは1年半にわたり、説得を続けたという。「聖子からは毎週のように『私は歌手になりたい』と切々とつづられた手紙が届きました。最後には『お父さんが許してくれなければ家を出ます』と言い切った。それでようやく親父さんも『若松さんに預ける』と決断してくれたんです。そのあとは所属事務所探しに奔走。サンミュージックの相沢秀禎社長(当時/故人)には『うちはイチオシの中山圭子がいるから』と渋られたが、なんとか食い下がって承諾してもらったんです」(若松さん・以下同)そして若松さんの確信どおり、デビュー後は瞬く間に大ブレーク。一過性で終わらせてなるものかと若松さんは思案したという。「『文学的なイメージを打ち出し、音楽的に見せよう』という2つのコンセプトを掲げました。聖子は物覚えが早く、勘もいい。根性は並外れてあり、作品を自分のものにする力も持っていました」デビュー曲のイメージに満足せず、楽曲は松本隆、松任谷由実、佐野元春ら、才能あるアーティストを次々と起用。デビュー当時は「結婚したら、かわいいお嫁さんになりたいから引退」と語っていた聖子だったが、ママドルの先駆者となり、日本の女性の生き方を変えたといわれる存在に。「最初から聖子が意図していたというより、歌い続けるなかで生き方が変わってきたのでしょう」若松さんはその後、CBS・ソニーを退社して独立。再びタッグを組んだ時期もあったが、結局、また袂を分かつことになった。「聖子と離れた理由には、一時期、(神田)沙也加を担当したこともあります。彼女を『歌手デビューさせよう』と私が提案したあたりから距離ができたかな。方針の行き違いがあり、聖子も譲れなかったのでしょう。でも、それが大スターというもの。松田聖子という存在は、常に嵐のなかで生きているような特別なものですから」「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月26日’80年にデビューして以来、常に女性の新しい生き方を提示し続けてきた松田聖子(57)が今年、40周年を迎える。そこで、読者世代の“一番星”と言うべき存在の素顔に迫るべく、デビュー当時を知る人物に話を聞いた。「松田聖子の成功の秘密は、実は久留米人の気質にあるんです」そう語るのは、松田聖子の出身地、福岡県久留米市の人なら誰もが知るタウン誌(「月刊くるめ」改め)『gekkle』プロデューサー・天野周一さん(67)。35年続く同誌主催の「いちご姫コンテスト」で注目を集めた女子高生・蒲池法子(松田聖子の本名)は、その勢いのままミス・セブンティーンコンテストに出場し、一躍スターダムに。デビュー直後には同誌の編集部を訪問もしている。このとき、まだ初々しい聖子から、「地元にはもう戻らない」という強い決意を感じたという。さらに、聖子ファミリーとも親交の深い天野さんは、40年間スターであり続ける聖子の負けん気と根性についてこう明かす。「成功者に対し、地元を挙げて応援するのが普通ですが、久留米には“あっしゃ文化”と言われる独特の風土があります」(天野さん・以下同)これは、他人と協調しない独立独歩の久留米商人の気質を継承する文化で、成功者に対して「何を格好つけているんだ」と足を引っ張る傾向にあるのだという。「成功したければ“自分で自分をプロデュース”するしかすべがないのです。浮き沈みの激しい芸能界であれだけの大スターになり、40年間君臨できたのは、けたはずれの反骨精神があってこそ。地元で生まれ育った私から見ると、松田聖子は紛れもなく、久留米商人そのものなんです」「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月25日今年も多くの偉大なスターが、たくさんの思い出をわれわれに残してこの世を去った。そんな故人と親交が深かった方々から届いた、愛あふれるラストメッセージを紹介。題して、「大好きなあなたへ最後のラブレター」ーー在りし日の姿に、心からの哀悼の意を表して。■田辺聖子さん(享年91・作家・6月6日没)へ。瀬戸内寂聴(97・作家)田辺聖子さんと最後にお会いしたのは10年ほど前、『源氏物語』について対談したときでした。36年間連れ添ったご主人“カモカのおっちゃん”にはすでに先立たれてしまい、ご自分で傘をさして、雨の中を、お宅の近くのホテルまでお出かけくださったのでした。何だか寂しそうだったのを覚えています。私が聖子さんの家に遊びに行くと、いつもおっちゃんが待ち構えていて、聖子さんが大好きだったスヌーピーやお人形でいっぱいのホームバーで、3人で飲み明かしました。そして彼は私に、何度も繰り返したものです。「聖子は天才でっせ。何世紀に一人という天才でっせ!」長らく独身だった聖子さんが、町医者で先妻との4人の連れ子のあるおっちゃんの後妻になったのは38歳くらいのときでした。聖子さんは彼を熱愛し、彼も聖子さんを愛し、慈しみました。最愛の男から四六時中、天才呼ばわりされる女は、何が何でも天才にならざるをえません。彼が現れてからの聖子さんは、それまで以上に才能の花を押し開き、文章とともに容姿もみずみずしくなって、派手な服でも何でもすっきり着こなしました。でも対談以来、お目にかかる機会がなくなって心配していたところに、突然の訃報でした。もう一度お会いして抱きしめたかった。また私の身辺が、めっきり寂しくなりました。私も早く彼岸へ逝って、聖子さんやおっちゃんに会いたいですね。私が逝くと、2人でニコニコと出迎えてくれることでしょう。おっちゃんが寄ってきて、耳元でささやく声が聞こえるようです。「よう、来たな。天才はすべからく遅れてくるもんや」もちろん、私への最高のお世辞のつもりなのでしょう。聖子さん!おっちゃん!早くお会いしたいです。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月23日「聖子さんは、娘の沙也加さんから離婚のことについて『何も聞いていなかった』と周囲に漏らしているそうです」(音楽関係者)12月4日に俳優の村田充(42)と離婚していたことを発表した神田沙也加(33)。2人はブログで、主な離婚理由について子どもを巡る価値観の相違が原因と発表。しかし5日、一部週刊誌によって沙也加が離婚直後からジャニーズJr.の秋山大河(27)と交際していると報道されていた。こうした沙也加の行動に対して、一部からは数々の男性と浮き名を流した母・松田聖子(57)と“同じ道を辿りつつあるのでは?”という声も。母娘関係改善カウンセラーの横山真香さんは、そんな沙也加の行動をこう分析する。「沙也加さんは聖子さんの男性遍歴で嫌な思いをしていたから、『自分だけはそうなるまい』と思っていたことでしょう。しかし、嫌なことをイメージしすぎることで、同じような状況に陥ってしまうという傾向があるといわれています」そんな沙也加に対して聖子は何を思うのか。「口では言いませんが、心の中では『だからママが言ったでしょ』という思いがあるのではないでしょうか。聖子さんは“2人が合わない”と感じていて、こうなることも予測していたのかもしれません。いっぽうで母として心配する気持ちもあるはずです」(横山さん)実際に聖子には、沙也加への“親心”もあるという。「聖子さんは心のどこかで、子育てより仕事や恋愛に夢中になってしまった過去を、後悔している面もあると思います。沙也加さんの離婚についても、『私の育て方が悪かったのかもしれない……』と感じているのではないでしょうか」(聖子の知人)しかし、今回の離婚で2人の溝はより深まることになりそうだ。「比較されることを嫌がる沙也加さんは、今まで声優や舞台といった聖子さんとは違う分野で努力してきました。しかし、今回の離婚で『やっぱり聖子の子どもだね……』という言い方をする人もいるようです。自由に恋愛をしているつもりなのに、母の名前を出されることでさらに反発し、母娘関係の修復はより難しくなることでしょう」(音楽関係者)沈黙を守り続ける聖子。母娘の距離はこのまま広がってしまうのか――。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月13日芥川賞作家・田辺聖子の代表作「ジョゼと虎と魚たち」が、劇場アニメ化されることが決定。ティザービジュアルとメインスタッフが発表された。趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きる車椅子のジョゼ。自分の夢を追いかける大学生の恒夫。ある晩、ジョゼは恒夫と出会い、意を決して彼と共に外の世界へ飛び出すことに決める──。「ジョゼと虎と魚たち」は、2003年に妻夫木聡と池脇千鶴主演で実写映画化され、高評価を得た。さらに海外でも注目を集め、いまも色褪せることなく愛され続けている。今回の劇場アニメ化では、『おおかみこどもの雨と雪』助監督や「ノラガミ」シリーズの監督タムラコータローが、アニメ映画初監督に挑戦。「ようやく発表できました」と安堵の思いを述べたタムラ監督は、「田辺聖子さんの短編小説『ジョゼと虎と魚たち』が執筆されてかれこれ干支が三周しようとしてるわけですが、この作品にはどんなに時が経っても多くの人の心を捉えて離さない不思議な魅力があります。どこにでもありそうで、どこにもなかった物語。新しい時代を迎えた今だからこそ映像化を通して再度スポットライトが当てられれば幸いです」とコメントしている。そして、脚本は「恋仲」「好きな人がいること」の桑村さや香。キャラクターデザインは「妖狐×僕SS」「クジラの子らは砂上に歌う」の飯塚晴子。アニメーション制作は「鋼の錬金術師」「僕のヒーローアカデミア」シリーズなどを手掛けるボンズが担当し、新たなジョゼが描かれる。さらに、雑誌「ダ・ヴィンチ」にてコミカライズ化も決定。2020年2月号(1/6発売)より連載がスタートする。アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』は2020年公開予定。(cinemacafe.net)
2019年12月03日先日紀州のドン・ファンこと故・野崎幸助氏の遺産が、生前の残した遺書に「全財産を田辺市にキフする」と書かれていたことから、全額田辺市に寄付される方針であることが判明し、大きな話題を呼びました。 妻としては不満も野崎氏は貸金業などで財を成し、遺産は30億円とも噂されています。そして同氏には20代の若妻がおり、本来ならば彼女が相続するものと考えられていました。しかし70代の野崎氏と若妻の結婚に違和感を覚える人は多く、「財産目的」という声は常に存在。遺書は第三者が保管しており、その内容は「田辺市に寄付」というものだったことを考えると、やはり夫婦関係は破綻していたようです。それでも妻としては婚姻関係にある以上「自分を優先しろよ」と思いたくなることでしょう。なぜ、遺書が優先されるのでしょうか?あすみ法律事務所の高野倉勇樹弁護士にお聞きしました。 弁護士の見解は?高野倉弁護士:「民法900条、901条では、各相続人が相続できる割合、『法定相続分』が定められています。子どもと配偶者がいる場合には、子どもの相続分も配偶者の相続分も2分の1とする、といったことが規定されています。その一方で、民法964条1項では、相続人でない人に遺産を渡す『遺贈』という制度を定めています。遺言で『●●に遺贈をする』ということが書かれていれば、それが優先されます。」亡くなったとしても、やはり故人の意思が最優先なんですね。 妻が受け取りを主張することはできる?是非はともかく、妻としては財産を受け取りたいものでしょう。「田辺市ではなく自分に」と主張する事はできないのでしょうか?高野倉弁護士:「遺言が絶対というわけではありません。相続される財産の中には、被相続人(亡くなった方)が遺言で自由に処分できる自由分と、相続人に留保される遺留分があります。遺言で「全財産を●●に遺贈する」と書かれていたとしても、相続人は遺留分を主張して自分の持分を確保できます。平成30年の民法改正前はこの主張のことを「遺留分減殺請求」(いりゅうぶんげんさいせいきゅう)といいました。民法改正後は『遺留分侵害額請求』と言った方が正確だと思います。遺留分を主張できるのは、兄弟姉妹以外の相続人です(民法1042条1項)。子ども(孫など代襲相続人等も含みます。)、配偶者、直系尊属(父母など)のうち、相続人となった者だけが遺留分の権利者です。遺留分がどれだけあるかは、まず、(1)相続財産全体の中に占める遺留分の割合がどのくらいかが決まり、(2)各相続人の個別の遺留分がどのくらいかが決まります。なお、厳密には「遺留分を算定するための財産の価額」(民法1043条1項)を基に算定されますが、説明の便宜上、省略します。直系尊属だけが相続人となる場合には、相続財産の3分の1が遺留分となります。直系尊属の相続人が複数いる場合には、3分の1に各自の法定相続分を乗じた割合の遺留分を持つことになります。直系尊属以外の相続人もいる場合(直系尊属+配偶者、子ども+配偶者、子どものみ)、相続財産の2分の1が遺留分となります。この場合も、相続人が複数いるときは、2分の1に法定相続分を乗じた割合の遺留分を持つことになります」 特定の人物を相続させないことはできる?野崎氏のケースがそうであるかは不明ですが、資産家としては金銭目的に近づいてきた人間や、仲の悪い人物に「財産を渡したくない」と思うのは当然です。そのような場合「この人には相続させない」と指定することは可能なのでしょうか?あすみ法律事務所の高野倉勇樹弁護士にお聞きしました。高野倉弁護士:「結論として難しいと言わざるを得ません。特定の人(法人・自治体を含みます。)を指名して、その人だけに相続させる・遺贈するという遺言をしても、遺留分を主張されると、その分だけ、指名した人に相続・遺贈される財産が減ることになります。例外的に特定の相続人を相続から除外する方法として、廃除という制度があります。生前に廃除を行う場合には家庭裁判所に審判を申し立てます。遺言で行うこともできます。廃除が認められるための条件は、廃除される相続人について、被相続人に対する虐待・重大な侮辱その他の著しい非行があったことです(民法892条・893条)」 弁護士を交えた対応を相続は非常に揉めやすく、知識が必要になる分野になります。弁護士を交えて、対応を協議することをおすすめします。 *取材協力弁護士:高野倉勇樹(あすみ法律事務所。民事、刑事幅広く取り扱っているが、中でも高齢者・障害者関連、企業法務を得意分野とする)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)紀州のドンファン、遺産を田辺市に寄付へ妻はどうなる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。紀州のドンファン、遺産を田辺市に寄付へ妻はどうなる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2019年11月13日劇団☆新感線の高田聖子が、“劇団とは違う新しい試みに挑戦する”をテーマに、活動を続ける演劇ユニット「月影番外地」。その6度目の上演が決定、共演者の竹井亮介とともに話を聞いた。【チケット情報はこちら】竹井が月影に参加するのは、その4『つんざき行路、されるがまま』以来2度目。高田は、「俳優さんって、正直面倒くさい人が多いんです(笑)。でも竹井さんにはそれがない。これはとても重要なこと!」と、竹井に独自の観点から信頼を置く。一方の竹井は、それまで“新感線=怖い人”というイメージを抱いていたようで…。「でも実際はものすごく物腰が柔らかい方だったので、それにギャップ萌えというか(笑)。すごく驚いたのと同時に、すごく面白いと思いました」と明かす。小劇場を舞台に、バカバカしくも濃密な人間ドラマを生み出してきた月影。これまで脚本を手がけてきたのは、千葉雅子が3作(前ユニット「月影十番勝負」含む)、福原充則が3作。そして今回、「どんなに好きな作家さんでも、逢瀬は3度までかしら (笑)」という高田のこだわりから、新たに「はえぎわ」のノゾエ征爾に白羽の矢が立った。「ノゾエさんの作品って、肌ざわりが独特で、吸引力がすごいんです。脚本だけ読むのと、舞台を観た感じがまた違うというか。だから今回木野(花)さんが演出することで、今までのノゾエさん作品とはまた違うものになるんじゃないかという期待をしています」ノゾエの脚本を初めて木野が演出する。それこそ月影ならではの取り合わせ。竹井は「木野さんってすごくダイナミックな演出をされるイメージがあるんですけど、逆に緻密な匂いがするのがノゾエさん作品。それを木野さんがどう立体化されるのか、すごく楽しみです」と期待を寄せる。さらに高田は「福原さんには木野さんと近いものを感じていましたが、ノゾエさんはまた違うタイプ。きっと今回は木野さんにとっても新しい挑戦になると思います」と続ける。詳しい内容についてはまだノゾエのみぞ知るところだが、「とりあえず車が出てきます!」と高田。竹井の役どころに関しては、「いろいろ活躍する人ですけど、なぜそうなんだろうということがポイントで…」と言葉を濁す。すると「それは初めて聞いたので、また楽しみが増えました!」と竹井。共演者には入江雅人、大鶴佐助、川上友里、池谷のぶえが名を連ねる。この組み合わせも月影ならではなだけに、何とも幕開けが待ち遠しい。公演は12月3日(火)から12日(木)まで、東京 ザ・スズナリにて。チケット一般発売は10月5日(土)10時より。取材・文:野上瑠美子
2019年09月20日「参議院議員で入閣できる人数は数人程度です。橋本聖子さんと三原じゅん子さんは2人とも参院議員で、しかも女性。選ばれるのは、どちらか1人だけと予測されていました」と語るのは、ジャーナリストの安積明子さん。9月11日に第4次安倍再改造内閣が発足。五輪兼女性活躍担当相として、橋本聖子議員(54)が初入閣を果たした。9月6日には“三原じゅん子議員の初入閣に向け調整中”といった報道もあったのだが、大臣争奪戦の勝者は橋本議員だったのだ。「2人は五輪相を巡ってのライバルという報道もありました。当選5回の橋本議員と当選2回の三原議員はキャリアに大きな差がありますが、2人とも64年生まれの“同級生”です。橋本議員は冬季と夏季で計7回も五輪に出場しているレジェンドアスリート。結婚相手の連れ子も含めて、6人の母でもあります。いっぽうの三原議員は、安倍首相のお気に入りと目されていました。今年6月の参院本会議で安倍首相の問責決議案を提出した野党に対し『愚か者の所業』『恥を知りなさい』と演説して話題を集めたのです」(全国紙・政治部記者)三原議員はドラマ『3年B組金八先生』では不良少女役を演じたこともあり、いまも元スケバンのイメージが残っている。しかし“女番長=スケ番”ぶりでは橋本議員も負けていないという。「“敵を作らない人柄”とも評されていますが、根は体育会。本人もお父さんから、厳しい教育を受けたと語っており、また自分の子供たちへもスパルタ教育で臨んだそうです」(前出・政治部記者)インタビューでは次のように語っている。《子どものお尻や頭、ほっぺたも叩きますし、泣き止むまで怒り続けたり、直立不動にさせて怒ったり。善悪を教えるには、「ヤキを入れるしかない」》(『読売ウイークリー』’07年4月15日)また橋本議員を知るスポーツ関係者は言う。「ソチ五輪閉会式終了後の打ち上げパーティで高橋大輔選手とダンスをし、キスまでしたとして、猛批判を受けました。まずアルコールの持ち込みが禁止されている選手村で酒席を設けたのは、日本選手団団長として問題でした。また自身も取り組んでいたスケート競技の選手たちを招集したことも、個人的に権力をふるったと指摘されても仕方がないことでした」自民党スケ番対決を制した橋本議員の今後について、政治評論家の有馬晴海さんはこう語る。「橋本さんは東京五輪の組織委員会会長・森喜朗元首相の秘蔵っ子です。5期目で無事に入閣も果たし、順調にいけば6期目ごろには、参議院を代表する要職・参議院議長を務めるのではないでしょうか。ゆくゆくはスポーツ界で絶大な影響力をふるう森元首相と同じような立場になると思われます」女番長から女帝へ……、橋本議員の出世スピードは加速し続けている。
2019年09月20日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の田辺桃子さんです。「友達の恋バナを聞いてきゅんきゅんしています(笑)」と話す田辺さんの素顔に迫りました。この夏、20歳に!演技の振り幅を広げる正統派美人女優。夏の甲子園、高校野球を題材にしたショートドラマでヒロインを熱演している田辺さん。「甲子園を目指す野球部のマネージャー役です。実話をベースにしたすごく熱い物語で、青春を体感しました!」。もうすぐ20歳の誕生日だそう。「実感はないけど、大人として演じられる役の幅が広がりそう。未経験のアクションや刑事役にも挑戦したいな。お酒は…飲んでみたいけど弱そうな気がします(笑)」。夏生まれなだけあって、夏が大好き!「今年用のかわいい浴衣を買ったので、花火大会に行きたいです」知らぬ間に増えていた癒し系のぬいぐるみ。肌触りが気持ちいいぬいぐるみを抱きしめながら寝ています。癒される!フィルムカメラを持ち歩いています。素敵と思ったらすぐにパシャ。友達と遊んだときや現場で撮っています。見つけたら、ついつい飲んじゃうレモネード。いろんなお店を飲み比べています。レモンのさっぱりした味が好き~!たなべ・ももこ1999年生まれ。子役としてデビュー。今年、夏の高校野球を題材にしたショートドラマ『青空ふたたび』(ABCテレビ)にヒロインの野球部マネージャー役として出演。※『anan』2019年8月14日-21日合併号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2019年08月10日松田聖子が、本日7月5日から7日までの3日間、東京・日本武道館にてワンマンライブ「Pre 40th Anniversary Seiko Matsuda Concert Tour 2019」を開催する。歌手としては、1980年にデビューして以来、40以上の音楽賞を受賞、シングルチャート24曲連続1位という記録を持つ松田聖子。 海外でも早くから活動し、全米ビルボードのダンスチャートの上位にランクインしたことも。 アジアの国々でも名を知られており、2005年には、台湾で発売された北京語のアルバム『愛的禮物』で台湾のアルバムチャート初登場1位を獲得。 2007年には、中国で開催された『アジア芸術祭』に参加するなど、国内外問わず活躍中だ。 日本では、2007年発売のアルバム『Baby’s breath』、2008年発売のアルバム『my pure melody』から、作詞作曲、プロデュースを手がけ、歌手としてだけでなく作家、プロデューサーとしての才能も発揮している。日本では“聖子ちゃんカット”が大流行するなど、一大ムーブメントも巻き起こした松田聖子が、本日5日から3日間行う「Pre 40th Anniversary Seiko Matsuda Concert Tour 2019」は、シングル曲だけで構成されるスペシャルコンサートツアー。今年6月8日の埼玉・さいたまスーパーアリーナを皮切りに全国12公演の開催を予定しており、本日5日は追加公演となる。松田聖子にとってもファンにとっても、忘れられない3日間になることだろう。来年ついにデビュー40周年を迎える松田聖子。今後も彼女の歌声と活躍から目が離せない。■公演情報「Pre 40th Anniversary Seiko Matsuda Concert Tour 2019」会場:日本武道館7月5日(金)開場 17:30 / 開演 18:30※追加公演7月6日(土)開場 16:00 / 開演 17:007月7日(日)開場 14:00 / 開演 15:00
2019年07月05日「日本映画ではなかなかないキャスティングで、合作ならではの味わいがあります。聖子さんと同じ作品で芝居ができるなんて、そんな未来は描いてなかった(笑)」こう語るのは、3月9日公開の映画『家族のレシピ』で主演を務める斎藤工(37)。監督にアジアの巨匠エリック・クーを迎えた日仏シンガポール合作で松田聖子(56)と共演した。「エリックは尊敬するアジアのクリエーターです。2年ほど前、彼が日本人を探しているという情報を得て、スカイプオーディションを受けたのがこの映画との出合い。聖子さんもエリックとの仕事を望んでいらっしゃったそうです。日本で見られるエリックの作品はまだ限られているのに、彼にアンテナが向いていた聖子さんは先を見る目がある方だと、改めて思いました。ベルリンなどの国際映画祭にご一緒したときも英語を滑らかに話されていたし、すべてにおいてプロフェッショナルな方だと思いました」(斎藤・以下同)斎藤が演じるのは日本人の父とシンガポール人の母の間に生まれた主人公・真人。ラーメン店を営む父のもとで働いていたが、父の死をきっかけに両親の足跡をたどってシンガポールへ。そこでガイド役を担うのが松田扮する美樹だ。「聖子さんは偉大すぎますから、最初は戸惑いました。でも、自分のなかの松田聖子像を持ちながら演じるのは失礼にあたる、と。そう自分に言い聞かせて。本読みで聖子さんの第一声を聞いたとたん、ハッと心を奪われたというか、『この人なら、真人の心のよりどころになってくれる!』という安堵感がありました。撮影中も全方位に輝いていてまぶしかったです(笑)」食がつなぐ人の絆を描いた本作。ラーメン、バクテー、チキンライス……。日本とシンガポールのソウルフードが次々に登場する。「食事のシーンはほぼ素のリアクションです。どれもおいしかったし、現場に来るケータリングも麺が7種類くらいあって。『うまいね』とスタッフとわいわい言いながら食べる時間が楽しかったです」斎藤自身の家族のレシピは?「餃子です。餃子のときだけは家族4人全員で作りました。みんな大食漢なので1人100個くらい作るんです(笑)。僕は欲張っていっぱいあんを詰めるので皮がずれてしまって。一人ずつの癖が出るんです。4人それぞれ違う形を見ながら、うちの家族の縮図だな、と。そんな食卓の景色を思い出します」
2019年03月04日「最近の聖子さんは、いつも以上に精力的に活動しています。ジャズライブでは“本物を届けたい”とこだわり抜いていましたし、出演予定の映画も話題を集めています。それを支えているのが、母の一子さん(86)なんです」と語るのは、松田聖子(56)の知人だ。たしかに、今年の聖子は多忙をきわめてきた。6月から行われたツアーでは全国8都市をまわり、11月には「PREMIUM SEIKO JAZZ LIVE 2018」を開催。さらに毎年恒例のクリスマスディナーショーも完売。大晦日は22回目となる紅白歌合戦への出場が決定している。そして、来年3月には映画「家族のレシピ」が公開予定。主演はラーメン店で働く青年役を演じる斎藤工(37)。聖子は、現地のフードブロガーを熱演しているという。このプロモーションが3月にシンガポールで行われたが、現地では“意外な光景”が目撃されていた。「聖子さんのそばには、いつも母の一子さんの姿がありました。80歳をすぎている彼女が、ずっと娘の聖子さんに日傘をさしているんです。最初は『あの人は付き人かな?』と思っていたのですが、後で聖子さんのお母さんだと聞いて驚きました」(前出・聖子の知人)聖子と一子さんといえば、長きにわたり断絶が伝えられてきた。発端はある事件だった。「愛人とも報じられたマネージャーをめぐり、関係に亀裂が走ったのは5年前。14年2月、聖子さんは一子さんが取締役を務める事務所『ファンティック』を退所。マネージャーと新事務所を立ち上げたのです。その後、一子さんは家を出ました」(音楽関係者)衝突したままずっとすれ違い続けてきた母と娘。そんな家族の関係に変化が見られたのが、今年3月。一子さんが『ファンティック』取締役を退任したのだ。「一子さんは86歳になり、生前整理の一環として退任を決意したそうです。後任を長男に任せ、自身の“終活”に着手。最後に考えたのは、やはり娘である聖子さんのことでした。一子さんは『最後に、私があの子を守りたい』と申し出たそうです」(前出・音楽関係者)前出のシンガポールでの“付き人献身”ぶりは、一子さんが「ファンティック」の取締役を退任したころと重なる。長時間の海外渡航に加え、常にそばで支えるのは86歳の女性にとって簡単ではなかっただろう。それでも母は、笑顔で聖子に寄り添っていたという。母の優しさに触れていくうちに、聖子さんの心も動いた。8月には、本誌が“母娘の二世帯同居開始”をスクープしている。聖子は一子さんを招き入れるべく、自宅リフォームに乗り出していたのだ。前出のシンガポールでも、聖子は“親孝行”に精を出していたという。「聖子さんはあらかじめ用意された高級ホテルには宿泊せず、旦那さんとお母さんと一軒家を借りて滞在していました。少しでも、家族でいっしょにいる時間が欲しかったようです。現地での聖子さんは、とにかく上機嫌。“変化”の理由はもちろん、お母さんがそばにいてくれるからでしょうね」(前出・芸能関係者)そんな“付き人姿勢”で支えてくれる母の存在が、聖子をさらに変えていた。「ジャズ挑戦もお母さんの影響が大きいそうです。50歳をすぎて違う分野に挑む娘に、一子さんは『好きなことをすればいい』と後押ししたといいます。それもあって、来年2月には全国7カ所でジャズツアーを行うことになりました。また紅白出場が決まったことで、いつも以上に張り切っていると聞いています。母と娘が和解した、特別な1年でしたからね。お母さんも、応援に駆けつけてくれるのではないでしょうか」(前出・音楽関係者)
2018年12月20日「豪華ディナー付きのいちばん良い席では約9万円という、聖子史上最高値のチケット代。一部報道では“ぼったくり”と批判されていましたが、聖子さんとしては“本物のジャズを届けたい”と、こだわり抜いたゆえの料金だったのでしょう」(芸能リポーターの城下尊之さん)11月4日に開催された、松田聖子(56)のジャズライブ『PREMIUM SEIKO JAZZ LIVE 2018』。料金もさることながら、ファンクラブ会員300人限定×2公演と超プレミアム。だが、そんな“お宝ライブ”のお土産はなんと900円のワイン!「来場者全員にフルボトルワインが付いてきたのですが、その中身はイタリア・セッテカーニ社の赤の微発泡ワイン『ランブルスコ』だったと聞いています。数々の賞を受賞した“通好み”のワインで、900円前後で販売されています。聖子さんのオリジナルラベル付きなので、もちろん製作費はかなりかかっていると思いますが……」(ワインに詳しいライター)実際に来場したファンたちはどう思っているのか――。《(当日の歌声は)CDの数倍良かったです!大枚叩いて良かった》《今日は最上級にエレガントな聖子ちゃんでした》ネット上には、満足したファンたちの声が続々と……。聖子ファンを公言する歌手の高山璃奈さん(26)もこう絶賛する。「『トークの内容はしゃべらないでね』というファンクラブの規約があるので差支えない範囲でしか教えられませんが、客席に向けて『みんなお水飲んでね』『私も緊張してるから大丈夫だよ』と優しく気遣ってくれていましたね。ジャズライブは今回が2回目で、聖子さんは前回も今回も『挑戦できることが楽しい!』と言っていました。もうすぐ40周年を迎える大ベテランなのに、いつまでもチャレンジ精神を忘れない姿勢が素敵だなって」“900円の聖子ワイン”は、オークションサイトに1万4,000円で出品され、すでに落札されていた。元値の15倍以上で取り引きされてしまう“聖子ブランド”。そう思えば、9万円も高くない!?
2018年11月16日現在、全国ツアー真っ只中の松田聖子(56)。閑静な住宅街に佇む豪邸を、1人の女性が出入りしていた――。聖子の実母・一子さん(86)だ。「ここ1年くらいはほぼ毎日、聖子さんのご自宅へお母さんが通われているようですね。つい先日も、お母さんと前後してリフォーム会社の業者さんが来ていました。それで『聖子さんはお母さんのためにお家をリフォームされるのかしら』って、ご近所では噂になっているんです」(近所に住む主婦)聖子と一子さんとの関係に亀裂が走ったのは4年半前のこと。もともとは冒頭の自宅で娘の沙也加(31)と聖子、そして一子さんの3世代が同居していたが、“ある事件”が原因でそれぞれが離れて暮らすことに――。「聖子さんと一子さんの不仲の原因は、聖子さんのマネージャーで愛人とも報じられたことのあるA氏の存在です。現在の夫との再婚を機にA氏との関係を清算するよう、一子さんは聖子さんを何度も説得したのですが、聖子さんは聞く耳を持たなかったのだとか。それどころか聖子さんは一子さんが役員を務めている事務所『ファンティック』を14年2月に飛び出し、A氏と新事務所を立ち上げたのです。それ以来、聖子さんと沙也加さんは断絶状態が続いており、一子さんも聖子さんの自宅を出て行ったといいます」(音楽関係者)そして自宅から少し離れたところに、聖子が数年前に新築した一軒家で、一子さんは1人暮らしを始めたのだった。だが、そんな修復困難にも思えた関係に少しずつ変化が――。「実は今年の3月、一子さんは事務所『ファンティック』の取締役を退任しました。86歳という年齢を考えて“生前整理”を始めたのだと聞いています。残りの人生を見つめ直しているお母さんを見て、聖子さんの気持ちもだんだん変わってきたのでしょう。いまは『私がお母さんを支えなきゃ!』と、聖子さんは一子さんの“終活”をサポートしているそうです」(別の音楽関係者)高齢の母と過ごす時間を増やすなかで、聖子は“新たな決意”をしたという。「聖子さんはもう一度お母さんを自宅に招き入れようと、二世帯同居の準備を進めているそうです。今回のリフォームも、準備の一環でしょう」(前出・音楽関係者)4年半の“断絶”を乗り越え、2人は本当に和解したのだろうか。8月初旬の朝9時過ぎ、聖子の自宅近くで一子さんを直撃した。――聖子さんと間もなく二世帯同居を始めると聞きましたが?「娘とは一緒に住んでいますよ!」関係が良好になっているとは聞いていたが、なんとすでに同居生活を始めていたようだ。――親子関係が悪化して数年前から別居されていたと聞いています。いまはもう仲直りを?「あはは、娘とはもともと仲悪くないですよ!」長年の不仲説が嘘のように、笑い飛ばしてみせた一子さん。最後に、一子さんの“終活”についても聞いてみた。――3月に「ファンティック」の取締役を退任されましたよね。「ええ、私ももう86歳なのでね。そんな私を娘(聖子)はいつも心配して『そばにいないと何があるか分からないから、1人でいたらダメ!』って言ってくれて。だから全然、大丈夫なんですよ」娘の気遣いが嬉しくて仕方ないのだろう。一子さんは聖子そっくりの目を細めながら、優しく微笑んでいた――。
2018年08月07日歌手の松田聖子が、ニッポン放送の特別番組に出演することが決定した。松田は6月8日放送の『松田聖子のオールナイトニッポンGOLD』(22:00~)、6月17日放送の『松田聖子オールタイムリクエスト』(18:00~)に出演する。『松田聖子のオールナイトニッポンGOLD』ではパーソナリティを務め、現在の音楽活動や近況について語る。6月6日にニューアルバム『Merry-go-round』をリリースし、6月9日からはツアー「Seiko Matsuda Concert Tour 2018」がスタートすることもあり、何が語られるか注目が集まる。また『松田聖子オールタイムリクエスト』にはゲスト出演。パーソナリティの垣花正アナウンサーがリスナーからの楽曲のリクエストを紹介する他、この番組のために収録された松田へのインタビューの模様も放送される。
2018年05月31日これまでに30か国以上を訪れた田辺誠一さんが手がける、初の旅エッセイ集『欧州旅日記』が発売された。でも、旅行をしたときの記録は、ほとんど残していないのだそう。読んだ後に“旅をしたい”と思ってもらえたら嬉しいです。「全部、頭の中で思い返しながら書きました。どうやら記憶力がいいようで、幼稚園くらいからのほとんどのことを覚えています。芝居のロケ地を通ったときには“あの役者さんとこんな話をした”とか、そのときの気持ちが蘇ってくるんです。写真もあまり撮らないのが理想。それよりも記憶に残したり、状況を堪能することに集中したいですね。でも、エッセイにも書いている、デンマークの『ノーマ』とスペインの『カン・ロカ』という2つのガストロノミーを訪れる旅では、料理を記録に収めるために、いいカメラを持っていきました。人のブログを見たり、“このアングルで、光は横か後ろから入れるようにして…”などと、撮り方の研究もしましたね」そんなふうに、最近では、食が旅のきっかけになることが多いそう。「昔は観光地に行きたいとか、ショッピングを楽しみたいという気持ちが強かったんですが、スペインにある『ムガリッツ』というガストロノミーで食事をしてから変わりました。マリモみたいな見た目のものや、自分でゴマをすって食べるもの、液体をかけると泡になるような料理をいただき、これはアートだと思いました。素晴らしい空間のなかで、信じられないようなアイデアと美しさとシンプルさがある料理をいただく。ほかの芸術は観るというアプローチが多いなかで、体の中に入れて体感することができる。そんな芸術として素晴らしいジャンルがあったことを気づかされ、いろいろなところに行ってみたいという気持ちが芽生えました。今、気になっているのは、ベストレストラン50の上位が集まっているといわれるペルー。日本食とペルーの郷土料理をマッチングさせた『MAIDO』というお店の料理が食べたいです」デンマークにある『ノーマ』へ行くことを決めたのは、出発の10日前だったという田辺さん。「ホームページを見ていて、10日後に空きが出たことを知り決意しました。フットワークは子供の頃から軽いです。軽さしかないです(笑)。小学生のとき、杉並区にある学校の窓から新宿のビルが見えて、行きたくなって。行ってみたら『藤子スタジオ』と書いてあったので、トントンと扉を叩いて『藤子先生はいますか?何か描いてください!』と。すべてがそういう感じです。やってダメでも地球がひっくり返るわけじゃないし、後悔するほうが嫌なんです。それに、自分が知らない場所に行ったり、新しいことをする経験って楽しいじゃないですか。旅も予定どおりにいかないことが多いですけど、そこが醍醐味のひとつだと思っています。そう、最近、伊丹十三さんの『ヨーロッパ退屈日記』という本を読んで、何十年も前の作品なんですが、すごく面白いと感じました。欲を言えば、僕のこの本も、何十年も後に読んだ人にも楽しんでもらえるとありがたいですよね。そして、“旅がしたいな”“新しい体験をしてみたいな”と思っていただけたら、そんな嬉しいことはないです」『欧州旅日記』一流レストランを目指してヨーロッパを訪れたときの記録や旅先でのハプニング、荷物や文化にまつわる役立つ小技などが綴られたエッセイ集。田辺さんが描いた、かわいいイラストも満載です。産業編集センター1300円たなべ・せいいち1969年4月3日生まれ。俳優、映画監督として活躍する一方、「かっこいい犬」のイラストで画伯としても人気。『にっぽん!歴史鑑定』(BS-TBS)ではMCを担当中。※『anan』2018年5月16日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年05月13日11月10日に舞台『誰か席に着いて』のプレビュー公演が開幕。それに先がけて公開稽古(一部シーン)と囲み取材が行われ、取材には田辺誠一、木村佳乃、片桐仁、倉科カナが登壇した。舞台『誰か席に着いて』チケット情報本作は、舞台『家族の基礎~大道寺家の人々』(作・演出)やNHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」(脚本)などさまざまな作品を手掛ける倉持裕(劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」)の作・演出による新作コメディ。2組の夫婦を中心としたストーリーで、映画プロデューサー・有園哲朗を田辺、その妻で売れっ子脚本家・織江を木村、売れないギタリストで作曲家・染田奏平を片桐、その妻で元プロダンサー・珠子を倉科が演じ、そこに福田転球と富山えり子が加わる6人芝居となっている。囲み取材では、まず田辺が「みっちり1カ月稽古したので、お客さんがどう楽しんでくれるか楽しみです」とコメント。木村は「久しぶりの舞台なので緊張しています!」と笑顔を見せ、「浮気があったり、借金があったり、盗作があったり、横領もあるけど、それでもコメディなんです」と作品を紹介するも勢いよくネタバレをしてしまい、片桐からツッコミをうける和やかな場面も。片桐は「和気あいあいと稽古してきたので、本当に(役柄同様)“家族”って感じになってきてる」と振り返り、「お客さんに観てもらって、笑ってもらって、はじめて答えが出る作品です。緊張はしますが、早くお客さんの前でやりたい」と本番が待ちきれない様子。それに対して倉科は「本当に稽古場が穏やかで。その延長線で進んでしまって今、緊張感がない(笑)」と笑いつつも、「これから“稽古がこういうところに生きてる”と実感していくんだろうなと思います」と語った。また取材には、愛嬌のある画風で人気の“田辺画伯”による描き下ろしイラストがプリントされた、“誰も席に着けない”グッズ(トートバッグ・Tシャツ)も登場。田辺はイラストについて「それぞれに秘密があって“席に着けない”お話なので。その心のぽっかりした穴を椅子で表現しました」と解説した。崇高な芸術とその未来について大いに語り合うはずが、実際は目の前の現実で精一杯な2組の夫婦の姿が描かれる本作。膨大な台詞の応酬からじわじわと浮かび上がる現実は意外に重いが、登場人物の魅力によってつい笑わされてしまった。どんどん露になる問題のその先に描かれるものはなにか――ぜひ劇場で確認して!『誰か席に着いて』は、プレビュー公演後、石川、大阪、静岡、福岡、広島を巡演し、11月28日(火)から12月11日(月)まで東京・シアタークリエにて上演。その後も、新潟、山形、福島にて上演される。撮影・取材・文:中川實穂
2017年11月14日