「不調が続いている」「疲れやすい」ということはありませんか?気になる症状があって病院を受診したところ、思わぬ疾患が判明することもあるようです。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Cさんの場合……関節リウマチを25歳の時に発症しました。最初は右手親指つけ根の腫れと箸を使うと疲れる、字を長い時間書くと指が疲れるといった症状がありました。その状態が2週間ほど続いた後、左上半身が石のように固くなって腕が上がらなくなり発熱。寝る時も寝返りがうてないという状態になりました。最初は近くのクリニックに行き血液検査だけでは病名が分からず、何度か病院を変え2ヶ月後にリウマチと診断。病名がはっきりするまでの2ヶ月間は何の病気かも分からず不安でした。どんな治療を受けましたか?投薬治療でリウマトレックスの薬を服用。発症から1年ほど経ったとき、右手の髄膜が溜まって指が曲がりかけていたため、髄膜の除去と筋を治す手術をしました。妊娠前からはリウマトレックスをやめ、胎児に影響のない薬に変え投薬治療を続けました。現在はまたリウマトレックスを服用しています。伝えたいことは?正直、関節リウマチは中年女性がなる病気と思っていたので結婚前に発症したときはショックでした。しかし、自分に合う薬が見つかれば投薬治療だけで普段と変わらない生活が送れます。妊娠、出産時にはステロイドの薬は使用できませんが、代わりのお薬を飲むことで症状はおさえられ、胎児にも母体にも影響は出ません。結婚、妊娠、出産も大丈夫。今は人工関節なども普及していますし、決して怖がる病気ではないので一緒に頑張りましょう。違和感があるときは早めに専門家へ若い世代でも関節リウマチになることがあることを知っておきましょう。違和感を覚えたら早めに専門家に相談することが大切です。皆さんも、体に違和感があれば専門家へ受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月05日息切れや動悸に悩まされていませんか?なかには、歩けないほどの状態になり、病院を受診した方もいるようで……。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Eさんの場合……「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」に苦しみました。30代前半のとき、毎日疲れやすさを感じ、少し歩くだけで息切れや動悸が。しばらくは体調の変化を年齢によるものだと思い込み、放っておきましたが、ある日突然動悸と疲労感がひどくなり、窓際まで歩けないほどの状態に。受診した循環器科で甲状腺機能亢進症を疑われ、専門科を紹介された結果、バセドウ病と判明。治療を受けて一度寛解した後に再発し、現在は寛解に向かって回復中です。どんな治療を受けましたか?投薬治療を行いました。メルカゾールとヨウ化カリウムなどのお薬が使用され、病状によってバランスを考慮して処方されました。徐々に薬の量を減らし、寛解へ向かっています。伝えたいことは?バセドウ病は若い女性に多い病気ですが、30代になってから発症する場合も。とくに「バセドウ病眼症」と呼ばれる眼球突出の症状に気を付けることも重要です。体調に変化を感じたら、若くないから仕方がないと諦めずに、受診しましょう。早めの治療開始が症状進行を防ぐことにつながるかもしれません。違和感があるときは早めに専門家へ皆さんも、体に異変を感じたら早めに専門家に受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年07月31日目の疲れや視力の低下を感じていませんか?なかには、視界がぼやけたことがきっかけで病院の受診し、疾患が判明した方もいるようで……。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Eさんの場合……30代の頃、突然片目がぼやけてきて、不安になり眼科を受診。白内障と告げられ驚きました。どんな治療を受けましたか?白内障の治療には手術が必要でした。病院で一泊し、手術が行われることに。優しい男性医師に手術をしてもらい、安心感を抱きました。手術当日は他の患者さんと一緒に夕食をとる機会もあり、仲間がいるような気持ちで安心しました。伝えたいことは?目の病気は日常生活に支障をきたすことがあります。病院へ行くことは気分が乗らないかもしれませんが、治療を受ければ悩みが改善し、気持ちが楽になります。また、目に違和感がない方でも40代を過ぎたら定期的な検診に訪れることをおすすめします。日常生活を快適に送るために目の健康管理は重要です。違和感があるときは早めに専門家へ突然視界がぼやけたのは、白内障が原因だったというEさん。適切な治療やケアを受けることは、より健康な生活を送ることにつながります。皆さんも、体に変化や違和感を覚えたら、迷わず専門家の診断を受けてみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月23日体のことで慢性的に気になる症状があるという方も多いのでは?病院を受診するなど早めに対処をすることで、悩みが解消されるかもしれません。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Gさんの場合……40歳を過ぎた頃、何も特別な症状がないなかで手足のかゆみに悩まされました。皮膚科で受診し、アレルギーの薬を処方されました。当初は一時的なものと思われた蕁麻疹でしたが、時間が経つにつれて慢性的なものに。皮膚科の医師は甲状腺の病気の可能性を考慮し、採血をすすめました。その結果、橋本病が発覚しました。どんな治療を受けましたか?橋本病の診断後、薬の内服によって甲状腺の数値を安定させる治療が開始。妊娠中は定期的に受診し、医師の指示に従いました。出産後は内服をやめましたが、半年に一度の受診と採血が続いています。世の女性陣へ伝えたいことは?橋本病の症状がないまま、皮膚科で病気が発覚するとは思ってもみませんでした。しかし、こんなこともあるのです。早期発見と治療は重要です。自身の体調に異変を感じたら、素早く専門医に相談しましょう。違和感があるときは早めに専門医へ手足のかゆみは、橋本病が原因だったというGさん。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門医に受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切な対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月05日刺された箇所が硬くなり腫れる(※画像は小泉貴之さんオフィシャルブログより)昨年1月に第一子を出産したタレントのだいたひかるさん。長男の「土手ボーイ」くん(愛称)は1歳になりました。夫でアートディレクターの小泉貴之さんと一緒に子育てを頑張っているだいたさんですが、蒸し暑い季節の到来とともに、気になる症状が出て病院へ行ったとブログに投稿。原因は「虫刺され」です。だいたさんは12日に「可哀想な事をしました」とブログを更新し、長男が脚を虫に刺されたようで「かなり痒そうな脚刺された場所が硬くなっていて」と写真を投稿。ドラッグストアで塗り薬を買ったものの、その後もやはり様子が気になり、長男自身も患部を引っ掻きはじめたため、医療機関を受診したといいます。夫の小泉さんも同様に、「赤く腫れたところも少し固く、二次感染とかも怖いので皮膚科に連れて行きます。ここまで酷いのは初めてです」と投稿。皮膚科では「今日明日が、腫れのピーク」と言われ、塗り薬とシロップを処方してもらったそうです。季節柄、緑が茂り虫もたくさん出てくるこれからの時期。だいたさんは100円均一ショップにて、予防のため虫除けスプレーや虫除けミスト、ベビーカーに引っ掛けて使える虫除けアイテムを購入したと報告したそうです。(※画像は小泉貴之さんオフィシャルブログより)(※画像はだいたひかるさんオフィシャルブログより)蚊に刺された時のケアと注意点「たかが虫刺されくらいで大袈裟な……」と思う人もいるかもしれませんが、虫刺されは意外と侮れません。刺した虫がただの蚊だとしても、かゆみや痛みでつらいだけでなく、アレルギーや感染症の可能性もあります。赤ちゃんや子供が蚊に刺されると、大人よりも大きく腫れてしまうことがあります。蚊に刺されてかゆくなる、赤くなるという症状は、蚊の唾液に対するアレルギー反応。蚊に刺されることを繰り返すうちに次第に体が慣れるため、大人になると反応は軽くなっていきます。蚊による虫刺されに気づいたら、まずは応急処置的なケアをして悪化を防ぎましょう。かゆがっている時、腫れがある時は清潔な冷たいタオルなどでよく冷やしてあげると、落ち着くことがあります。かゆみを抑えるためには、虫刺され用の薬を塗ります。市販薬の場合、使用開始目安年齢を確認し、月齢に合ったものを選ぶといいでしょう。生後6ヶ月以降であれば、大半の虫刺されの市販薬を使うことができますが、念のため使う前に薬の説明書で確認を。刺された箇所を掻き壊すと細菌感染を起こし、とびひになって広がることがあります。市販の塗り薬や冷やすことでかゆみを抑えるほか、虫刺され用のパッチやガーゼで保護するなどして掻き壊しを防いでください。爪は短く切っておきましょう。様子を見てもよくならない、水ぶくれが破れたなどの場合は迷わず受診してください。治りが悪いまま自宅でのケアを続けていると、症状が長引いたり跡が残ったりする原因になります。また、蚊アレルギー(蚊刺過敏症)もあるので、経過をよく観察して、38度以上の熱が出る、リンパの腫れ、刺された部分に潰瘍が見られるといった症状が出たら医療機関で検査を受けましょう。刺された後の対策を知ることも必要ですが、そもそも刺されないように対策することが大切です。野外へ行くときは、防虫スプレーや体に塗るタイプの虫よけ剤を使うことである程度予防ができます。ただし主成分がディートの虫よけ剤は、子供に使用する際の注意として顔には使用しない、生後6ヶ月未満は使用しない、2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1~3回にとどめるといったことがあります。注意事項を守って適切に使用しましょう。また、野外で過ごす際には肌を露出しない服装を選び、特に野山に行くときは、薄手の長袖、長ズボンを着て、手足を露出しないようにしましょう。
2023年06月14日50代に入ってからというもの、手指のこわばりやホットフラッシュなど更年期特有の症状が起こり始めたり、滑って転んで手首を骨折したりなど、次から次へと体の不調やけがが続いて困っています。最近はどうにか落ち着いてきたと思っていたら、今度は突然、目が真っ赤に! これも50代で起きやすい疾患のようです。そのときの体験を紹介します。★関連記事:「飲み過ぎ?寝不足?」心配されるほど目が真っ赤!充血の原因と私の対処法【体験談】白目が真っ赤になっていた買い物に出かけるため軽くメイクをしようと、鏡の中に映った自分の顔を見てギョッとしました。右目外側の白目に7mm大ほどの範囲で、真っ赤な鮮血の色をした出血部分が突然現れていたのです。過去に充血したことは何度もありましたが、様子がまったく違って大変な状態のように思えたので、かなりドキッとしました。ただ、とても乾燥している感じと少々ゴロゴロした感覚はありましたが、特に痛みやかゆみはなく、ぶつけたり引っかいたりした覚えもないため、何が原因でこうなったのかがわかりません。出血部分以外には、2mm大ぐらいの突出した血の塊が目尻側にできているのが気になりました。右目の内側の白目やまぶたに隠れた部分、それから左目の白目もよく見てみましたが、その他の出血は見あたりませんでした。眼科に行って診断を受けた結果はまずネットで調べると、どうやら結膜下出血の症状らしいとわかり、1~2週間で自然に回復すると書いてありました。そこで1週間は様子を見ることにしたのですが、5日たってもどんどん範囲が広がる一方で不安になり、6日目に眼科に行きました。口頭質問と検査から感染症ではない「結膜下出血」と診断されました。結膜下出血は、外傷だったり、こすったりすることによる刺激、マラリア・コレラ・インフルエンザなどの熱性疾患でない場合はほとんどが原因不明で、50歳以上に多い疾患だそうです。せきやくしゃみ、強く鼻をかんだりいきんだりした場合や嘔吐、お酒の飲み過ぎがきっかけで結膜下にある細くて小さな血管が破れて出血するようです。動脈硬化や高血圧、糖尿病や白血病など全身疾患を患っている場合にも結膜下出血が起こることがあるので、繰り返すようであれば全身の検査をしたほうが良いと言われました。通常1~2週間ほどすれば血が自然に吸収され、後遺症もなく元に戻るとのこと。目が乾燥しているように感じていたので伝えると、ドライアイを緩和する目薬を処方されました。2週間でやっと完治発症当初はある一部分が赤く染まっていたのですが、翌日には出血部分が広がり始め、日に日に範囲が広がって3日後には右目の外側半分が真っ赤になりました。回復の兆しが見え出したのは1週間後。右目の外側半分の出血部分が内側に広がり出したと同時に、色の濃さが少し薄くなり始めました。それからは日がたつにつれて徐々に血の色が薄く変化し、最終的にはちょうど黒目の周りに赤く輪が残る状態になり、そのうち消えてなくなりました。出血がかなり多かったせいか、結局完全に元の白目に戻るまで2週間かかってしまいましたが、その後は繰り返していません。一つ気を付けたことは、当たり前かもしれませんが目を休めることです。仕事は減らし、スマホもなるべく使わず、睡眠時間を増やしました。また、重大な疾患ではない割にギョッとするほど目が真っ赤で目立ってしまうので、外出時は以前作った茶色いレンズの度付き眼鏡をかけて気付かれないようにしていました。まとめ自分の周りで結膜下出血を起こした人がいなかったこともあり、白目に真っ赤な鮮血が突然現れたときはとても驚きましたが、眼科で見た目ほど深刻な症状ではないと聞き、完治まで落ち着いて過ごすことができました。50代に入り、立て続けに更年期の症状や手首の骨折というけがにも見舞われ、気分が落ち込むこともあります。でも、ただ悲観的になるのではなく、これも健康で長生きするための「教え」と捉え、毎日の生活を改善する機会だと思っています。また、結膜下出血は加齢による血管の老化も一因であり、ストレスや睡眠不足、そして疲れも症状を引き起こす原因になり得るそうなので、今後はより一層、心と体の健康維持に努めていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/サトウユカ著者/よーさ(52歳)英語なんでも屋・ライター。長い海外生活で気付いたらストレートの髪が天パに。現在は夫と思春期の息子と南国に暮らす。40歳で老眼、50歳で白髪が増えホットフラッシュに苦しむ。仕事で不規則な生活なため運動不足解消に時々走ったり泳いだりする。甘い物が大好きで困っている。
2023年06月03日幼い子供は、注意していても勝手に動き回ってしまうもの。日常に潜む危険に気付かず、巻き込まれてしまうことがありますよね。これは3人の子供を育てる、hanemi(hanma_ma)さんが描いたエピソードです。2歳の末っ子ヨウくんを連れて、眼科を訪れた時のこと。hanemiさんが受付を済ませていると、隣で急に「ブシャー!」という音が聞こえてきて…。アルコールスタンドのセンサーが、ちょうど顔の位置にあり、思いきりアルコールを吹きかけられてしまったヨウくん。突然の出来事に号泣してしまい、せっかく眼科に来たのにもかかわらず、診てもらえない状態になってしまいました。仕方なく目薬だけもらって帰ろうとするも、なんと目を離した隙に2度目の噴射!投稿のコメント欄には、共感の声が寄せられていました。「すごく分かります…」「本当にこれ何回もやってしまう」「うちもやらかして、何度泣いたことか」「ちょうど幼児の顔面にあたる作りが困るんだよね」大人でもたまに意図せず噴射させてしまい、腰回りが濡れてしまうことがありますが、子供連れの人は十分に注意してくださいね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月01日皆さんは、おりものや経血の状態をチェックしていますか?中には、おりものに異変を感じて婦人科を受診した方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Nさんの場合……元々おりものが多い方ではありましたが、あるときポロポロとしたおりものが大量に出るようになりました。それに伴い、陰部に燃えるような痛痒さがあり「これはマズい!」と近くの婦人科を受診。その結果「腟カンジダ」と診断され、抗真菌薬などを投与してもらいました。不潔にするのはもちろんですが、洗いすぎても良くないとのことで、私の場合は石鹸でゴシゴシ洗いすぎていたことが原因だったようです……。どんな治療を受けましたか?病院では腟内錠を入れてもらい、あとは処方された抗真菌薬の服用と塗り薬で1〜2週間ほどで完治!世の女性陣へ伝えたいことは?市販のデリケートゾーン用の塗り薬もありますが、まずは専門の先生に診てもらうことが大切だと思います。婦人科系のトラブルは同性の方が相談しやすいと思うので、女医さんがいる病院を選ぶと良いのではないでしょうか?婦人科で適切な治療を……ポロポロとしたおりものと陰部の痒みがあり、婦人科を受診したというNさん。「膣カンジダ」が原因だったことがわかり、適切な治療を受けて無事に完治したようですね。皆さんも自身の身体に異変を感じた場合は、なるべく早く婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月17日医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科(院長:松岡 俊行、所在地:大阪府吹田市)は、緑内障手術と白内障手術の併用手術であるiStent(アイステント)手術を行う患者様が前年比2倍に増えていることをお知らせします。40歳以上の日本人のうち20人に1人が緑内障になると言われています。緑内障は中途失明原因1位の進行性の眼疾患であり、現在の医療では完治する治療法がありません。しかし、早期に発見し適切な治療を続ければ失明を回避できる可能性が高いため、当院では早期発見・早期治療に力を入れています。【日本人の中途失明原因第1位の緑内障 年齢とともに有病率が増加傾向】日本人の中途失明原因第1位の緑内障※「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」報告から引用平成12~13年実施の「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」によると、緑内障患者が40歳台では約2%、70歳台になると10.5%になるという報告がなされています。緑内障の症状は主に見える範囲が狭くなる視野障害です。個人差はありますが、症状は10~15年という長い年月で少しずつ進行していきます。中心の見える範囲は最後まで残存する為、自覚症状が無いまま症状が進行していくケースが多くございます。【自覚症状の乏しい緑内障 白内障と同時に見つかるケースも】緑内障は自覚症状が乏しい為、定期的な検査を受けることが大切です。当院では眼底検査の検診で緑内障疑いの為来院し、精密検査をした結果早くから治療を始められた患者様が多くいらっしゃいます。また、白内障が気になると来院した結果、白内障と緑内障の2つの疾患が見つかるケースも多々見られます。白内障は症状が霧視や見えにくさ等自覚症状に出やすく、周りで白内障手術を受けたと耳にすることも多い為だと思われます。白内障の一番の原因は加齢の為、白内障と緑内障を併発している方は多くいらっしゃいます。当院でもiStent手術を受ける患者様の年代は60~70代が多いです。【初期緑内障患者に適用されるiStent手術治療の詳細】数ある治療法の中で、iStent手術は初期から中期の緑内障に有用です。iStent手術は、iStentという器具を用いて白内障手術(水晶体再建術)と同時に行う、眼圧を下げる緑内障の手術です。iStentは医療用チタンでできた、長さ360μmの非常に小さなインプラントです。これを眼の中の線維柱帯に埋め込むことで、眼内の液体の排出を促し、眼圧を下げます。手術時間が10~15分と短く、手術の傷口が小さく回復も早い為、患者様の負担が少ない手術です。緑内障治療用の点眼薬の種類を減らせることが期待できます。白内障手術(水晶体再建術)と同時に行うことで、健康保険が適用されます。【今後の展開】超高齢社会の日本ではこれからも緑内障患者は増え続ける事が予想されます。白内障手術を早期にされる患者様も増えている為、今後も白内障手術と同時に行えるiStent手術の需要は高まると予想されます。QOV(視覚の質)の向上の為には、緑内障と白内障を早期に発見し、適切な治療を行うことが必要不可欠です。iStent手術件数は増加傾向ですが、まだまだ認知度が低い為、今後も力を入れていく所存です。【会社概要】名称 : 医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科所在地: 〒564-0051 吹田市豊津町9-44 ハートランド江坂3FURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月17日眼科と内科の診療を行う江坂まつおか眼科(院長:松岡俊行、所在地:大阪府吹田市)では、糖尿病とそれによる眼疾患に対し、内科・眼科の手厚い連携により早期発見早期治療を実現させ、糖尿病患者はここ数ヶ月からみても約2倍に増加しています。一度に2つの診療が可能な当院のシステムがコロナ禍の「受診控え」の影響のなかで、より一層需要が高まったと考えられます。糖尿病の合併症である糖尿病網膜症は、初期段階では症状がほとんどない場合が多いですが、放っておくと最悪の場合失明に至る疾患です。その為眼科の定期受診が早期発見の鍵となるのです。【糖尿病患者2040年には世界で7億越えの予想】糖尿病患者2040年には世界で7億越えの予想世界では約5億3,700万人もの成人(20~79歳)が糖尿病を患っています。(2021年時点)今後、糖尿病患者の総数は2030年までに6億4,300万人、2040年までに7億8,300万人に増加すると予測されています。出典:IDF 糖尿病アトラス 第9版(国際糖尿病連合、2019年) 糖尿病患者増加の背景には食生活の変化や運動不足といった近年の生活スタイルの変化があると考えられます。【『受診控え』コロナ禍で通院への不安が増加】合併症である糖尿病網膜症は初期段階では自覚症状が少ないですが、放っておくと最悪の場合失明に至る疾患です。その為眼科の定期受診が早期発見の鍵となるのです。増加し続ける糖尿病ですが、眼科定期受診が大切な糖尿病患者にとってコロナによる「受診控え」の影響は、さらに通院のハードルを上げる要因となってしまっていると考えられます。そんな中、眼科と内科を構える当院では糖尿病患者が多く通院しており、糖尿病患者にとって症状のないうちからでも気軽に眼科の定期健診が可能となっています。通院中の方からは、「糖尿病でも眼に異常はないのには眼科に通うのが億劫だった。ここなら内科の検診ついでに眼も診ていただけるので通院が楽になった。」との声が届いており、コロナが落ち着いてきた今も「大きな病院に通っていたがコロナの不安もあり受診を諦めていた。クリニックでも眼科と内科一度に診てもらえるのが良い。」と当院を選んでいただくことも増えました。【糖尿病網膜症の治療 網膜光凝固術(レーザー光凝固術)】レーザー治療の目的は、血管の詰まりで酸素を受け取れなくなった網膜の細胞が、新しい血管を作るために放出するVEGFという物質を抑制することです。レーザーでこれらの細胞を凝固して間引けば、眼内での VEGF産生が止まります。視力低下の原因である糖尿病黄斑浮腫の治療にもなり、さらに症状悪化して引き起こされるような牽引性網膜剥離を予防することにもなります。◇網膜光凝固術(レーザー光凝固術)の費用 ※いずれも税込1割負担(通常のもの)約10,000円 (その他特殊なもの)約16,000円2割負担(通常のもの)約20,000円 (その他特殊なもの)約32,000円3割負担(通常のもの)約30,000円 (その他特殊なもの)約48,000円【今後の展開】近年健康寿命が重視されるなか、コロナの影響による屋外での活動の制限伴う運動不足やストレスといった生活習慣の乱れから、さらに今後私たちの健康に影響していくことが予測されます。私たちの健康とQOLの向上のために眼の健康は必要不可欠です。当院では眼科と糖尿内科の強い連携により糖尿病患者のサポートにさらに力を入れていきます。【会社概要】名称 : 医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科所在地: 〒564-0051 吹田市豊津町9-44 ハートランド江坂3FURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月06日年齢とともに目のかすみや疲れがひどくなるのは、仕方のないことかもしれません。でも、実際に自分の身に起こるとショックもひとしおです。普段は眼鏡ユーザーの私、目の疲れは眼鏡の度が合っていないからだと思っていたのに、違っていたのです。目の疲れの原因は……。★関連記事: 「どんな眼鏡を選ぶのが正解?」悩まし過ぎる!近視の私の遠近両用の眼鏡選び【体験談】 夕方になると眼精疲労で目が開けられない!昨年の1月から、在宅ワークに加えて午前中3時間だけ事務の仕事を始めました。業務内容はパソコンでのデータ入力や郵便の仕分けです。ダブルワークを始めて一週間ほどたったころです。 午前中に事務の仕事を終えて自宅に帰り、午後、昼食を済ませてから在宅ワークを始めるのですが、夕方になるにつれて目が痛くて開けられなくなってきたのです。まずパソコンの画面がまぶしく感じられ、字もぼやけてきて、情報が頭にまったく入ってきません。これでは仕事にならず、頭を抱えてしまいました。「午前中からの慣れないパソコン仕事で、目が疲れやすくなってるのかな」と、ホットタオルを目に当てたり、ちょっとお高い目薬を購入して試したりしてみましたが、あまり効果がありませんでした。普段は眼鏡を使っており、何年も同じ眼鏡を使い続けていたので、「もしかして眼鏡の度が合わなくなったのかも」と思い、仕事が休みの日に眼科に行ってみました。 眼科医に言われた衝撃のひと言!眼科の受け付けでは、「最近、眼鏡の度数が合わない気がするので視力検査をお願いします」と伝えました。ほどなく視能訓練士さんがひと通りの検査をしてくださいました。 そして待合室で待つこと5分。診療室に入った私に、ダンディーな先生がやさしくこうおっしゃったのです。「お年ごろですからね……。あなたにはこちらの眼鏡が合うんじゃないかな」。先生が指された方向を見ると、そこには「遠近両用眼鏡」のポスター!! 衝撃でした。最初に受け付けで眼鏡の度数のせいにした自分を思い出し、顔が熱くなりました。 その後、視能訓練士さんに遠近両用眼鏡の利点や使い方を教えていただきました。普段使っているパソコンはデスクトップかノートパソコンかを聞かれ、そしてパソコンで作業する際の姿勢やスマホを見るときの姿勢まで実演(!)させられましたが、私の普段の生活にピッタリの眼鏡を提案してくださいました。遠近両用眼鏡のかけ心地は?私は初め、目の疲れは「眼鏡の度が進んだからかな」と考えましたが、実際は今まで使っていた眼鏡はむしろ見え過ぎで、目に負担がかかり過ぎていたことが判明。遠くを見るときには度は緩めに、パソコンやスマホなど近くを見るときにはくっきりとクリアに見えるように調節してもらいました。その後、注文して1週間ほどで遠近両用眼鏡ができ上がりました。遠近両用眼鏡は文字通り近くも遠くも負担なく見られるもので、見た目は普通の眼鏡と変わりません。早速仕事にかけていき、普段と同じように過ごしてみました。すると、夕方の目の疲れ具合が全然違うのです。いつもは画面を見るだけでつらくなくなる時間なのに、午前とまったく同じ集中力を保つことができたのです。感動でした。まとめあまり乗り気ではなかった遠近両用眼鏡でしたが、その後仕事で不自由することなく、これのおかげでとても快適に過ごせています。夕方、目の疲れに悩まされることもありません。「40代前半で老眼なんて」と初めはショックでしたが、見た目は普通の眼鏡となんら変わりなく、レンズも不自然さがありません。何よりも仕事がスムーズにできることが一番うれしい!! 頼れるものにはなんでも頼って、快適なアラフォーライフを満喫しようと思う今日このごろです。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/シロボシ(43歳)高齢出産のため、下の子はまだ幼稚園。体にムチ打って遊びにつき合うが、年々きつく感じるアラフォー。子どもが成人したときにホッとして抜け殻にならないよう、生きがいと趣味を模索中。
2023年02月08日満員電車でスマホを見ると文字がぼやける……など、「もしかして老眼かも」と思い、眼科に行くと意外な結果に。これ、コンタクト愛用者には誰にでも起こりそうな出来事でした。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】直視できなかった老眼という文字スマホの文字が見えづらい、パソコンを見ていると目がショボショボする……。こんな症状にコンタクト愛用歴25年になる私は「ドライアイ?」と思い、薬局でコンタクト用の目薬を購入。数日間、つけてみました。ところがまったく症状は変わらず……。ネットで同じような目の症状を検索すると、老眼という文字が!たしかに2年くらい前から、時々見えづらい、目がショボショボするという症状はあったのですが、「まだ40歳(当時)だし」という理由で、老眼という言葉を直視してこなかったのです。その後、数日間見えづらさを我慢しましたが、耐えられず眼科に行くことにしました。受付の人もびっくり!8年ぶりの診察眼科といってもネットで定期的に購入しているコンタクトショップの隣にあるクリニック。いつ行ったかもわからないまま、記憶を頼りに以前行ったことがあるコンタクトショップに行ってみました。ショップがあったはずのビルはなく、その代わりコンタクトショップの呼び込みをしているお兄さんが「もしかして〇〇コンタクトお探しですか? こちらのビルに移ったんです」と案内してくれました。受付で診察券がない旨を伝え、名前と生年月日を伝えると私のカルテが。なんとそのカルテの日付は「2011年」だったのです。受付の方も驚いた様子で「2011年以降、こちらで診察した記憶ないですか?」と。きっぱり「記憶にないです」と伝え、潔く診察を受けました。自分の勝手な判断が不安を増大させることにコンタクトを外し、裸眼の視力を測ると、右目0.1(8年前)→0.3、左目0.1(8年前)→0.3。明らかに視力が良くなっていてびっくり!「視力が上がることってあるんですか?」と先生に聞くと、「遠くを見る力は上がることはありますが、近くを見る力は衰えています」と。つまり老眼は進んでいるということを遠回しに教えてくれました。しっかり視力に合ったコンタクトをつけると、スマホの見えづらさや目のショボショボは解消。遠くのものも近くのものも、薄暗くなった夕方もはっきり見えるようになり、ストレスフリーに。まとめ老眼という言葉を恐れ過ぎて、眼科に行っていなかった自分は本当にバカでした。見えづらさを感じたら勝手に自分で判断せず、すぐに眼科に行けばよかったと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2022年12月06日アジアのノーベル賞 マグサイサイ賞受賞の眼科医・服部匡志著『人間は、人を助けるようにできている』はじめに公開アジアの平和や発展に尽くした個人や団体をたたえ、「アジアのノーベル賞」とも呼ばれるマグサイサイ賞の授賞式が、11月30日にフィリピンで行われ、日本の眼科医、服部匡志さん(58)に賞が贈られました。ベトナムでの長年の無償治療が評価され、今回の受賞となりました。(出典:2022年11月30日 NHKニュ―スより )服部匡志さんの著者『人間は、人を助けるようにできている』 は、およそ20年にわたり日本とベトナムを往復し、現地の人たちに白内障などの手術を無償で行ってきた服部匡志医師の現地での情熱にあふれたエピソードと、思いが詰まった一冊です。今回は、その本書より服部先生のベトナムでの治療にかける思いが詰まった「はじめに」を公開します。※以下、本文より抜粋はじめに患者さんとその家族は人生を懸けて僕のところにやって来る。だから僕も人生を懸けて手術に挑む。結果、患者さんの眼に光が戻り、笑顔がよみがえる。心からあふれる最高の笑顔。けっしてお金では買うことのできない、その笑顔が僕に生きる勇気と力を与えてくれる。ベトナムでの無償の医療活動を続けて八年になる。僕は現在、開業せず、どこの大学や病院にも属さないフリーの眼科医だ。一カ月の半分は、北は盛岡から南は鹿児島まで約十カ所の病院を渡り歩いて診察と手術を行う毎日。残りの半分はベトナムの首都ハノイと地方へおもむき、貧しい人たちへの無償の活動をしている。自宅で丸一日過ごせるのは年に一日か二日。忙しい毎日だ。日本で得た収入で家族の生活とベトナムでの活動費用をすべてまかなう。ベトナムでは、患者さんからはいっさいの金銭を受け取らず、渡航費、滞在費、医療品代などもすべては持ち出しで活動を続けている。僕の生き方に疑問を持つ人や、いぶかしがる人もいる。「なぜ、そんなことをしているのか?」とよく聞かれるが、なぜだろう、その答えは僕にもいまだにわからない。ただ、目の前に困っている人たちがいる。失明の危機にさらされているのに手術を受けられない人たちがいる。彼らを放っておくわけにはいかない。自分の技術で彼らを救うことができるなら、遠慮せずに助けたい。その思いだけだ。僕は眼底(網膜硝子体もうまくしょうしたい)という、眼の中ではもっとも難しい部位が専門だ。カメラでいうなら水晶体はレンズで、眼の奥にある網膜はフィルムにたとえられる。瞳から入った光や色は網膜で映像として感知される。網膜は再生が利かず、人工物に取り替えることができない。だから網膜のキズは致命傷になる。少しでもキズがつくと景色はぼやけ、光はゆがんでしまう。普段、多くの人は眼の大切さを意識しない。見えることが当たり前だと思っているからだ。でも、想像してほしい。もし眼が見えなくなったとしたら、こんなに怖いことはない。この恐怖に直面し、闘っている人が現実に大勢いる。「ベトナムの赤ひげ先生」と呼ばれることがあるが、僕は何も特別な存在ではない。多くの人に支えられながら、がんばれていることに感謝したい。ボランティアは崇高なものでも、格好いいものでもない。とても地味な活動の連続だ。今回、この本を通じて世の中にはまだまだ自分の知らない世界があることを 知ってもらえたら、そして健康な身体で眼が見えて、毎日美味しいごはんを食べられることがどれほど幸せなことかを感じてもらえたら、こんなにうれしいことはない。そして、ひとりでも多くの人が生きる勇気とよろこびを受け取ってくれること を願っている。世界は広い。そして人間はすばらしい。2010年12月吉日服部匡志著者プロフィール服部匡志(はっとり・ただし)著者:服部匡志1964年大阪生まれ。フリーの眼科医。父親の入院中の心ない医師の言葉がきっかけとなり、「患者の痛みをわかる医者になる」と決意。京都府立医科大学卒業後、日本各地の病院で経験を積む。2002年よりベトナムのハノイ国立眼科病院で最先端の内視鏡を駆使して網膜剥離や糖尿病網膜症などの治療、指導を始める。その技術は世界トップレベルで、誰もが認める凄腕。ベトナムでは報酬をいっさい受け取らず、日本で稼いだアルバイト代で旅費、滞在費、治療費などをまかなっているため、「ベトナムの赤ひげ先生」と呼ばれることも。2003年に発足したアジア失明予防の会(木下茂理事長)の活動をサポートしている。2005年に当時の町村外務大臣より感謝状が贈呈される。2006年に宮沢賢治「イーハトーブ賞」を受賞。2007年にベトナム保健省より「人民保健勲章」を受章。2008年に全国日本学士会より「アカデミア賞」、(財)世界平和研究所より「中曽根康弘賞」奨励賞を受賞。現在も精力的に活動を続けている。(情報は刊行当時のものです)書籍情報表紙タイトル:人間は、人を助けるようにできている著者:服部匡志ページ数:216ページ価格:1,540円(10%税込)発行日:2015年7月2日ISBN:978-4-86063-435-3書籍紹介ページ: amazon単行本: kindle版: 楽天: 目次はじめに第1章ベトナムへ第2章親父の死第3章幸せ物質第4章お前はどうしたいんだ?第5章毎日が宝物第6章行けるところまで第7章瞬間を生きるおわりに 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月01日娘が生後1カ月ごろ、歯茎に白いブツブツができていました。もしかして病気なのではないかと心配し、病院を受診したときのことをお話しします。 赤ちゃんの歯茎に小さな白いブツブツが!わが家の娘が生後1カ月ごろ、歯ぐきに小さな白いブツブツがいくつかできていました。実は上の子のときも、生後2~3カ月ごろに同じようなブツブツがあったのです。 そのときは「歯が生えかけているのかな?」と思いながらそのままにしていました。しばらくすると消えてなくなっていたので、今回も気にしないで放置していました。 今度は白い大きなかたまりが!娘が生後4カ月のころのことです。小さな白いブツブツは消えてなくなっていたのですが、今度はひとつだけ大きな白いかたまりができていました。この間まであった小さなブツブツがかたまって、大きくなったような白いかたまりです。 最初は、白いかたまりが見えているだけでしたが、しばらくするとぷっくりふくらんで、できもののようにも見えました。そんな白いブツブツの変化に心配になり、病院で診てもらうことにしました。 診断の結果は「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」医師によると、前にあった小さなブツブツも、この大きな白いかたまりも、「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」というものなのだそうです。 あごの中で歯が形成するときに残った組織が歯茎から出てきたもので、病気ではないとのこと。「生後6カ月を過ぎるころにはなくなっていくので、そのままにしていて大丈夫ですよ」と説明を受けました。特に治療も必要ないとのことだったので、娘もそのままにしています。 子どもが小さいと、何でも気になります。赤ちゃんだとなおさらです。娘の場合は心配になり受診しましたが、病気ではなくそのままで大丈夫とのことだったので、先生に診てもらってよかったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの著者:藤川智子結婚前は小学校教員、現在は幼児への音楽教育を指導している音楽ママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年11月23日シンガーソングライターの矢野顕子さんが、2022年10月22日に自身のTwitterを更新しました。現在、アメリカのニューヨークで暮らしている矢野さん。眼科を訪れた際、会計中の年配女性が、手持ちのお金が足りず、困っていたそうです。その姿を見た矢野さんは「どうぞ、使って」とお金を差し出しました。矢野さんの優しさに「ありがとう」とお礼をいった女性。続けてこんなセリフを言ったそうです。あなたがもし、次の宝くじに当たった時は、「あー、あの時の女性が私のためにお祈りしてくれたんだわ」って思っていいからね。今日の眼科にて。会計をしてた年配の女性、ダイム(10セント硬貨)が足らなくて困っていたところに、わたしが「どうぞ使って」と差し出した。その女性「ありがとう。あなたがもし次の宝くじに当たった時は、あーあの時の女性がわたしのためにお祈りしてくれたんだわって思っていいからね」みんな大笑い。— 矢野顕子 Akiko Yano (@Yano_Akiko) October 22, 2022 年配女性の言葉に、その場にいた人たちは大笑いしたといいます。お礼とともに、とっさにユーモアがあるセリフで、周囲を笑顔にできるのは素敵ですね。また、サッと助けの手を差し伸べられる、矢野さんの行動も見習いたいものです。この投稿には、さまざまな声が寄せられています。・素敵なエピソードですね。こんな風にとっさにユーモアあふれる言葉が出てくるのはすごい。・かっこいい!粋な返し方だな。この女性は、素敵な人生を送って来たんだろうなと思った!・なんだか心が温まりました!サッとお金を差し出せる矢野さんも素敵です。ユーモアある年配女性のひと言は、矢野さんのTwitterを介して多くの人に笑顔を届けたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年10月24日年に1度、緑内障や白内障の予防のために、眼科を受診しています。私は老眼で飛蚊症です。飛蚊症はある程度の年齢になったら誰でもあると思っていたのですが、飛蚊症がひどくなったことから、それは飛蚊症だけではなく、違う病気が隠されていることがわかり、眼科検診の大切さを知ったのです。私が経験した目の病気についてお伝えします。★関連記事:「虫?糸くず?」明るい所や白いものを見ると浮遊物が。これって病気?受診する?【眼科医監修】年に1度の眼科検診乳がん、子宮がん検診は毎年行っている私。そんな私が3年前から年に1度、眼科検診に行くようになりました。それは仲の良い同い年の友人が、緑内障になったからです。彼女は手術をしたものの、視力が低下し、今は不自由な生活を送っています。両目の視力が落ちた上に片目はほぼ見えず、ランチをするときに、ご飯をこぼしてしまったりすることが恥ずかしくて、悔しくて悲しい思いをしています。そんなこともあるんだと思い、52歳になった私も年に1度眼科検診に行くことにしました。眼科検診では視力を検査し、眼圧を測定し、視野検査をおこない、そのあと瞳孔を開いて、目の中もしっかり診てもらいます。毎年受けることで、視力や眼圧に変化がないか、しっかりチェックしてもらっています。私はこれといって特に症状はないですが、あえて言えば老眼と軽い飛蚊症。夫も同じく老眼、飛蚊症で、そこは年齢的に仕方ないよ! といつも話していて、私もそう思っていました。ですから今年も飛蚊症のことはあまり考えず、緑内障のことを意識して年に1度の眼科検診に行きました。何これ?いつもと違うんだけど?年に1度の眼科検診は無事終わり、1カ月ぐらいたったころ、急に飛蚊症が激しくなりました。それまでは、点のような小さな黒いものが、時々見える程度。そのくらいだと生活にも支障はなく、年齢的な症状だと思っていました。それが突然、左目に毛のような長く黒い糸が、常に視野の上からぶら下がって見えるようになりました。最初はすぐに治るだろうと思い、少し様子を見ていましたが、一向に治らず、視野を遮るほどうっとうしい毎日になりました。そしてさらに別の症状が! 夜、就寝前に電気を消すときや蛍光灯の下にいると、目に白い光が差し込むような、いつもとはまったく違う症状が出てきました。長い毛のような飛蚊症に加え、白いピカっとした光。これはいつもと違う! 私の目に何かあったのでは! と思い、年に1度の検診が終わったばかりですが、眼科に行くことにしました。えっ!いきなりレーザー治療?眼科に行くと先生は「もしかしたら目の周りの網膜の部分に小さな穴が開いているかもしれないので、瞳孔を開いて見てみましょう」と言われました。瞳孔を開いた結果、言われた通り左目の左上に小さな穴が開いていることがわかりました。網膜裂孔(もうまくれっこう)という診断でした。でも先生に「早く気が付いて、来てくれてよかったです。これ以上時間がたってからだと入院になりますからね」と言われ、本当に早く来てよかったと思いました。そしてレーザー治療すれば治るとのことで、おこなうことになりましたが、その病院は小さな眼科なので、どこかの病院を紹介されるのかと不安になりました。しかし先生は診断書を持ってきて、保険が効きますからサインしてくださいと言い、「では今からレーザー治療しましょう」と言うのです。「え? 今から??」と思いましたが、隣の診察室に移動して、そのままレーザー治療が始まりました。レーザーは、100発ぐらい打ちました。痛い感覚もありましたが、耐えられる範囲で10分ぐらいで終わりました。先生からは「一応これで大丈夫かと思いますが、これから月に1回、きちんとレーザーの部分を確認しましょう」。お会計もドキドキしたのですが、保険適用とのことで、30,000円もかからず病院を後にできました。まとめそれから毎月1度、瞳孔を開いて、レーザー治療したところにまた再度穴が開いたりしていないか、眼科に通うようになりました。レーザー治療をしてから、あの視界を遮る長い毛のような症状は徐々になくなり、飛蚊症自体も良くなってきました。飛蚊症は年齢的には、あって当たり前、仕方ない! という考えが強く、うまく付き合っていくしかないと思っていました。ただ、飛蚊症は加齢による生理的なものから、網膜裂孔、網膜剥離などの別の病気になる可能性もあるようなので、少しでもおかしいと感じたら、すぐに眼科を受診したほうが良いと今回の件で学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/サトウユカ著者/SK(52歳)大学4年生の娘と大学2年生の息子を持つ母。毎日2km歩いて体の健康を維持しています。お年ごろの子どもたちの恋バナを聞いて心は若く! 年齢には逆らえませんが、心豊かで味わいある人間になることがモットー。
2022年10月14日「老眼鏡なんてかっこ悪い……」。そんなネガティブな気持ちでいた私。娘の眼科受診への同行がきっかけとなり、老眼鏡を作りました。老眼鏡ユーザーになり、どんな変化があったのかご紹介します。★関連記事:「老眼は体質?」「老眼鏡はなくてもいい?」40代の老眼ありがち勘違い5つ【眼科医監修】まさか30代で老眼?「あれ? 何かおかしい」と目に異変を感じたのは、38歳のころ。私は2人の娘の出産・育児を経て、パートで仕事を再開していました。パソコン作業をすると、とにかく目が疲れるのです。当時はデータの入力作業が主な仕事だったので「仕方ないのかも」と諦めていて、市販の目薬は手放せませんでした。その一方で、私の中に「老眼?」と疑う気持ちもありました。もともと視力がとてもよかった私は、先輩から「あなたは老眼が早いかもしれない」と言われたことがあったからです。でも「30代で老眼鏡は恥ずかしい」という気持ちがとても強く、そのことは考えないようにしていました。40歳を過ぎると、症状に変化が出てきました。パソコンの画面がぼやけるのは当たり前で、仕事中にとんでもない睡魔に襲われることもしばしば。一番困ったのは、夜の車の運転でした。対向車のライトが今まで以上にまぶしく感じられて……。「もしかしたら、何か目の病気なのかもしれない」。病院嫌いな私が「病院に行かなければ」と思い始めたのはこのころでした。42歳、老眼である自分を認める42歳のとき、当時小学生だった次女が学校健診で視力低下を指摘されました。要検査の通知を見て、ようやく「私も行かなくちゃ」と重い腰を上げることができたのです。眼科でひと通りの検査を終えた私に医師が言った言葉は「あなたの目は老眼以外の何物でもない。事実をきちんと認めて、眼鏡を作りなさい」という内容でした。実際にはもっときつい調子で言われてしまったためショック大でしたが、安心したというのも事実。「よかった、悪い病気ではなかった!」。すぐに眼科を受診しなかったことをとても反省しました。そのまま眼鏡の処方箋を書いていただき、その日のうちに老眼鏡を作るため眼鏡店に向かいました。選んだのはいわゆるおしゃれ眼鏡。仕事のモチベーションアップにもなりました。老眼鏡ユーザーになってみての感想老眼鏡を使うようになり、目の不調は軽減されました。お気に入りの眼鏡に巡り合えたことで、テンションもアップ。老眼の心強い味方となってくれる相棒だから、納得の1本を持つことができたことに満足しています。つらかった読書も苦でなくなり、おうち時間がますます楽しくなりました。日常生活で気を付けるようになったこともあります。仕事柄、パソコンとスマホは手放せないのですが、できるだけ仕事は昼間だけにするよう心がけています。長時間のスマホいじりは厳禁。しっかり睡眠を取り、疲れた目をしっかり休めてあげることが、オトナ女子世代の私には必要と考えるようになりました。まとめこの体験を通じて私が学んだことは、「不調を感じたら、早めに専門家に相談する」「加齢という事実を受け入れて、対応・対策を考える」、そして「老眼鏡はかっこ悪くない」ということです。オトナ女子世代にとって、加齢による変化はごくごく自然なこと。恥ずかしくなんかありません。「次の自分へのご褒美は、とっておきのグラスコードにしよう」。もっとかっこよく快適な老眼鏡ライフを実現するため、私は心に決めています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/とろママ(47歳)2女の母。45歳のときに会社勤めを辞め、現在はフリーランスで活動。家族は夫と年ごろの娘2人と愛犬。子どもたちの送迎も大切な業務。加齢という現実に直面し、認めたくない気持ちと認めなければいけない気持ちの間で揺れるお年ごろ。犬にはモテる。
2022年08月04日若いころは奥二重のくっきりしたラインがあったのに、まぶたが覆いかぶさってラインが見えなくなっている。鏡を見るたび、この重いまぶたが老け顔の原因ではないかと考えるようになりました。試しに額の皮を上方へ引っ張ってみると、目元にハリが出て若返るのです。ネットでいろいろ調べた結果、自己診断では間違いなく「眼瞼下垂(がんけんかすい)」。病名がつくくらいなら治療せねばと考えた私は、都内でも名の知れた眼科に予約を入れて嬉々として出かけました。★関連記事:「え? コンタクトレンズの長年使用が一因!?」思い切って眼瞼下垂の手術をしてみたら…【体験談】眼瞼下垂だと確信した理由「眼瞼下垂」とは加齢とともに目を開く筋肉が衰え、まぶたが下がる病気。セルフチェックポイントは、「コンタクトレンズを使用している」「おでこにシワが入る」「目が小さくなった」「奥二重のラインがなくなった」「上まぶたがくぼんでいる」「目と眉毛の間が広くなった」など。私は「上まぶたのくぼみ」以外、すべて当てはまりました。最近、おでこのシワも目立つようになりました。まぶたが下がってくると無意識に額の筋肉を使って目を見開く癖がつくので、おでこにシワができるそうです。こっそり娘のアイプチを試して二重にしてみると視界全体が明るくなり、心なしか肩凝りも軽くなりました。テレビの情報番組で見た眼瞼下垂を治療した患者さんが語っていた状態とまったく同じです。この瞬間、眼瞼下垂であることを強く確信しました。保険適用で手術したい昭和世代だからでしょうか。娘には「顔の整形手術はNG!」と言ってきた手前、美容整形には抵抗がありました。でも病気だったら治療するべき、本音を言えば、保険がきくなら治療したいという願望がありました。ネットで調べてみると、眼瞼下垂の手術は保険適用であれば両目で5~6万円、保険適用外の場合は30~60万円が相場のようでした。手術の方法は、細い糸で処置する皮膚を切らない埋没法と眉の上か下を切開する方法がありました。どちらも比較的簡単な手術で、入院の必要もないとのことでした。いざ病院へ!そして眼科医の診断に泣く名前を呼ばれて診察室に入ると……先生は同い年くらいの女医さんでした。私からの説明が終わるやいなや、「これは眼瞼下垂ではありません」とぴしゃり。「眉に手を置いて、目を閉じてから開けてみてください」と言われそのとおりに目を開けました。すると、「開きますよね。眼瞼下垂の人は目が開けられません」「あなたの場合は病気ではなく老化現象です」と言われてしまいました。先生のお話では、瞳の中心からまぶたの縁までの距離が3.5mm以下、つまり瞳孔の半分がまぶたで隠れると「眼瞼下垂」と診断するそうです。「審美的な手術を保険適用でおこないたい人」と見透かされているようでとても恥ずかしく、すごすごと病院を後にしました。まとめ私と同じように、下がってきたまぶたをなんとかしたいと考える方は多いのではないでしょうか。インターネットで調べるとたしかに症状は一致しますし、保険適用で手術できるかのようなうたい文句もあふれています。しかし今回の一件から、保険適用のハードルは思った以上に高いことがわかりました。過度な期待はするべからずだと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/矢野 ハル子元・印刷会社の営業職。趣味は料理と散歩。お金の勉強やミニマルな生活、終活に興味がある。
2022年06月29日市でおこなわれている住民検診を受診しました。そこで眼科検診をしてもらったところ、眼科の要検査を指示されました。眼科に行った私に医師が告げたのは「緑内障の恐れがあります」のひと言。それからの私が目を悪くしないためにおこなっていることを紹介します。診断結果はあまり良くなかった…私が住んでいる市では45歳を過ぎると、住民検診で目の検査を受けることができます。その内容は眼底検査、視野検査、視力検査の3つ。その検診を受け、視野が狭いという指摘を受け眼科で再度検査を受けるように言われました。私は子どものころから視力が悪く、コンタクトや眼鏡が手放せない生活を送っています。しかし、今まで目の病気はしたことがありませんでしたし、検診を受けるまでは何の問題もないと思っていました。それなのに住民検診の結果は良くなく、驚きを隠せませんでした。眼科を受診し、改めて検査をしてもらったところ信じられない診断結果を下されました。それは「緑内障の恐れがある」ということ。私が調べたところ、中途失明の原因の1位が緑内障となっていました。このまま失明してしまうの!? と不安とショックでいっぱいになってしまいました。不安になった私は…医師によると、眼圧の数値はぎりぎり正常値内だがこのままでは数値が悪くなってしまい、緑内障が進行してしまう恐れがあるとのことでした。眼圧の数値が高いと視神経を圧迫し、視野がどんどん狭くなり失明してしまうみたいです。なので病院からは眼圧を下降させる点眼薬の処方と、月に一度の受診をするよう指導されました。私は緑内障が一体何なのかわからず、とにかくネットで緑内障について検索しまくりました。ですが、私は気付いたのです。こんなことしてたら、かえって目に悪いわ! ハッとわれに返った私は、本屋で緑内障の入門本を買いました。その本ではわかりやすく緑内障について解説してあり、私はそれをじっくりと読みました。原因や対策がわかり、今は緑内障とうまく付き合っていくしかないと諦めつつも気持ちは落ち着いています。私が目を悪くしないために始めた対策病は気からと言うので、私は自分の気持ちのためにもさまざまな対策を始めました。まずはアントシアニンを含んでいるサプリを飲み始めました。いくつかの商品を試しましたが、初めに飲んでいたものはあまり効果を感じられませんでした。今飲んでいるものは少し効果があるかな? と思っています。本やネットで見た眼科医が推奨する眼球運動も欠かせません。右目を10秒くらいかけてゆっくりと1周させ、それを5回おこないます。左目も同じようにして、それを3セットおこないます。激しく回すのは良くなく、ゆっくりと回すのがコツみたいです!毛細血管を刺激するというシナモンをコーヒーや紅茶に一振り入れることもしています。私はコーヒーにシナモンを入れるのが好きで、ブレンドよりもモカに合うと思いました。モカの甘い香りとシナモンの相性が抜群です!まとめ検査から3年たち、私は49歳になりました。眼圧の数値は10〜14mmHgと少し波がありますが、なんとか正常範囲内(40〜50代の眼圧の正常数値は10〜21mmHgとされています)を保っています。進行は免れていますが、いつ失明してもおかしくないのが現状です。治療を続けながら自分の目とうまく付き合っていきたいものです。文/青山ゆきこ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2022年06月23日眼科と美容内科を診療科目としている江坂まつおか眼科(院長:松岡 俊行、所在地:大阪府吹田市)の美容専門外来では、増えるリモートワークによりビデオ会議で自分の顔をよく見るようになったことで、毛穴の開きや皮脂汚れに気が付き、肌ケアの相談に駆け込む男性が急増しています。それを受け、2022年6月に男性向け毛穴洗浄サービスとしてハイドラフェイシャルの提供を開始しました。ハイドラフェイシャル1【コロナ禍後も伸びる男性向け美容市場とサービスの増加】数年前から男性向け化粧品の増加、市場の拡大が続いており、昨今は普段あまり自分の肌を気にしなかった男性も、ビデオ会議によりじっくりと顔を見る機会が増えたことで、肌ケアの必要性に気が付き、何か手入れをしなくてはと考える傾向が増えています。日常化したマスク生活で顔は常に摩擦にさらされ、皮脂汚れや毛穴の開きや黒ずみといった肌トラブルは起きやすくなっており、ビデオ会議では化粧をしない男性の顔のくすみは目立ちトラブルに気付いたという声も聞かれます。【ビデオ会議で気が付く肌荒れに、駆け込み肌ケア急増】そんななか、当院に肌トラブルの相談で来院する男性患者様が急増しています。マスクによる摩擦や、蒸れによる毛穴のつまりや開きが原因の肌トラブルが多いことに着目し、当院では2022年6月より毛穴洗浄サービス「ハイドラフェイシャル」を開始しました。肌ケアが習慣化しておらず、マスクによる摩擦で乾燥や毛穴の皮脂汚れが進んでしまった男性の肌にもおすすめで、体験した男性からは「直後から肌にハリツヤが出た」「終わってからもしばらく効果が続いて助かる」、美容医療は敷居が高いと感じていた方も「エステ感覚で受けられる」と、手軽さも含めて好評をいただいています。【毛穴に悩む男性に!ハイドラフェイシャル詳細】ハイドラフェイシャルは約30分という短時間で、クレンジング、ピーリング、毛穴吸引、保湿、美容液導入、保護という6つの機能を行います。美容成分を含んだ水流を起こし、痛みなく古い角質や皮脂を取り除き、同時に美容成分を導入していきます。すべての肌質に対応しており、1度施術すると効果は2週間程度持続するため、定期的な来院をおすすめしています。一度で肌がトーンアップするので、効果を実感していただけるよう、お試し価格をご用意しています。1ヶ月に1回を5回程度続けるのが効果的です。お試し1回:¥15,000(税込)1回 :¥22,000(税込)5回コース:¥99,000(税込)ハイドラフェイシャル2施術前後【今後の展開】今後もマスク生活が長引くことで、肌荒れや素肌に悩む方は増加し続けていくことが予測されます。当院では、肌あれ、素肌に悩む方はもちろん、マスク生活の間に美肌を目指す方へ、今後も最新の美容治療を提供してまいります。【会社概要】名称 : 医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科所在地: 〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-44 ハートランド江坂3FURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月21日30代までは、身長、体重と血液検査のみの健康診断を毎年欠かさず受診。40代最初の健康診断では一気に検査する項目が増え、基本の検査の他にレントゲンや心電図なども受けました。その結果は、眼底検査が最低ランク……。そこには「視神経乳頭陥凹拡大」(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)という聞き慣れない文字が羅列されていました。今回健康診断を受けてからおこなった視力、眼底、眼圧、視野の精密検査の結果から診察までの私の経験をお伝えします。「視神経乳頭陥凹拡大」って何?健康診断の結果が郵送されてきた日のこと。開封前、私は不整脈と貧血持ちなので、どちらかは再検査があるだろうなと覚悟はありました。でも、思わぬ結果にがく然。眼底検査の結果が最低ランク。そして「要精密検査」の文字。その隣には「視神経乳頭陥凹拡大」という聞き慣れない文字。しかも両目。まったく自覚症状がない上に、聞いたことのない診断結果に頭がパニックになりました。とりあえず、視神経乳頭陥凹拡大とはどんなものなのかをネットで調べました。たどり着いたのは「日本人間ドック学会」のサイト。眼底検査でわかることが端的に表でまとめられており、その中に視神経乳頭陥凹拡大もありました。「緑内障を疑う重要な所見です」との1文で恐怖が増し、何も手につかなくなりました。目が見えなくなる恐怖と闘う夜私は以前、病院で医療事務スタッフとして勤務していたことがありました。そのときに緑内障の患者さんと接する機会があったので、緑内障がどんな症状かは調べなくてもすぐ理解できました。ゆっくりと視野が狭くなる病気で、完治はできず進行を抑えることしかできません。最初は1人で通院していたのに、1年後に付き添いが必要になっていた患者さんの姿を思い出し、ポロポロ涙が出てきました。私はもう症状が出ているのだろうか。何年後に目が見えなくなるのだろうか。40代最初の洗礼なのだろうか。目をつぶるのが怖くて、恐怖を感じながら眠りに就く日々でした。どんどん精神的に追い詰められ、眼科へ行く日を指折り数えながら過ごしていました。精密検査を受けるため眼科を即受診眼科受診の日は、緊張で朝から胸がいっぱいでした。受付時間より少し早めに眼科へ行きましたが、すでに大勢の人で埋め尽くされた院内。白内障の手術などもしている大きな病院なので、常に混んでいる印象はありました。しかし、診療時間前なのに私で受付80番。こんなにも目の病気で通院している人がいると思うだけで少し心が軽くなりました。そこから約3時間待って、検査や診察を受けました。検査結果は、視力や視野の検査は正常。眼底検査では眼底が少し高い数値でした。緑内障予備軍なので、1年ごとにしっかり検査をしていきましょうとのことでした。40代以上で10人に1人は視神経乳頭陥凹拡大で眼科に来るので珍しいことではなく、また「40代でも20人に1人は緑内障を発症する確率があります」との先生の話に安心と恐怖が入り混じった感情で帰路に就きました。まとめ40歳を過ぎると、更年期症状をはじめとする体の変化が表れてくることは有名ですが、目の異常も例外ではないなと思いました。近くの物が見えづらい、また暗い場所ではっきり見えないという加齢現象。そして今回のように、眼底検査で異常が見つかることも珍しくない年齢だということがわかりました。目が見えることのありがたさを痛感するとともに、スマホやパソコンなどで酷使している目をいたわってあげたいと心に誓った出来事でした。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。イラスト/マメ美著者/徳 衿唯(40歳)最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。
2022年05月07日世間では昔から、科学では証明できない不可解な出来事が、多数報告されています。存在しないはずのものが見えたり、どこからか謎の声や音が聞こえてきたり…といった話は、怪談の定番といえるでしょう。また、そうった現象は医学的に見ると、精神的な病気による幻覚や幻聴が原因と判断される場合もあります。精神科を受診した、おばあさんの『幻聴』いちは(@BookloverMD)さんがTwitterに投稿したのは、精神科医になりたてだった頃のエピソード。当時、いちはさんは家族に連れられて病院を受診した、90歳過ぎのおばあさんに出会ったといいます。「赤ちゃんの泣き声が聞こえるの」真剣な様子で、そう訴えるおばあさん。いうまでもなく、女性の周囲に赤ちゃんは存在していません。話を聞くと、おばあさんは数十年前に、生まれたばかりの赤ちゃんを亡くしていたといいます。家族もその話を知らず、驚いていたのだとか。おばあさんの話を聞き、優しく「赤ちゃん、さびしいんですかねぇ」とつぶやいた、いちはさん。その言葉を聞いて、おばあさんと家族は涙を流しました。それ以降、おばあさんだけに聞こえていた『赤ちゃんの泣き声』は止まったそうです。※写真はイメージきっと女性は長い間、1人で心の中に罪悪感や悲しさを封じ込めていたのでしょう。その感情を家族に打ち明け、想いを共有することで、やっと救われたのかもしれません。いちはさんは、「患者さんの訴えを『幻聴』という用語に置き換えることなく、『赤ちゃんの魂』として解釈したことが、彼女にとってはよかったのではないか」と思ったといいます。※守秘義務の観点から、個人が特定されないようエピソードの一部にフェイクを交えています。90歳すぎの女性が「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」と家族に連れられ受診。詳しく聞くと、何十年も前、生まれてすぐの赤ちゃんを亡くされていた。家族も知らない過去だった。「赤ちゃん、寂しいんですかねぇ」そう呟くと、女性は涙を流された。同席した家族も涙。以後、泣き声は止まったらしい。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 誰しも、他人に打ち明けることができず、心の中に溜め込んでいる想いがあるはず。そういった想いは意識していなくても、時々ふとした瞬間に思い出してしまったり、悪夢に出てきたりしてしまうものです。おばあさんは自分にしか聞こえない『赤ちゃんの声』を、その経緯を知らない人たちから『幻聴』として否定されてきたのかもしれません。だからこそ、その原因となった出来事をほかの人に打ち明け、事実と受け止めてもらうことで、過去から開放されたのではないでしょうか。いちはさんの投稿は拡散され、多くの人がその内容に考えさせられたようです。・おばあさん、嬉しかったんだろうな。想いを想像したら涙が出た。・幻覚や幻聴に限らず、高齢者の徘徊も本人には理由のある行動なのだと思う。・ハッとした。心の治療に必要なのは共感なのかもしれない。医学が発展した現代では、いろいろな病気の治療で薬が用いられます。しかし、時には言葉が何よりも効果のある薬となり、患者の心を癒してくれることもあるようです。投稿全文はこちら90歳すぎの女性が「赤ちゃんの泣き声が聞こえる」と家族に連れられ受診。詳しく聞くと、何十年も前、生まれてすぐの赤ちゃんを亡くされていた。家族も知らない過去だった。「赤ちゃん、寂しいんですかねぇ」そう呟くと、女性は涙を流された。同席した家族も涙。以後、泣き声は止まったらしい。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 ずっと独りで抱えてきたことがついに重荷となり、「赤ちゃんの泣き声」という症状になった。幻聴という用語に置き換えられず、赤ちゃんの魂が側にいるとして受けとめられたこと、家族に打ち明け家族の前で泣けたこと、家族も涙を流してくれたこと、これらが彼女にとって慰めになったのかもしれない。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 精神科医なりたてのときのエピソード。患者背景や幻聴の内容などだいぶ改変したが、大筋では、「患者さんの訴えを、精神科の用語に置き換えることなく解釈した」ことが功を奏した(ように感じられた)一例。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 似たようなケースで、一人暮らしの高齢患者さんが、「夜中にドーンと大きな音がして、起きると部屋が荒らされてた。寝なおして起きたら片付いてたのでたまげた」と訴え、家族は苦笑。「タヌキに化かされたんですかねぇ」と言うと、患者さんは嬉しそうに爆笑。これもまた、しばらくは治まった。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 客観的には分からない「内的体験」について、幻聴・幻視・妄想という解釈・説明をされるのは、体験した本人にとっては「自分の頭がおかしいと言われている」「否定されている」ようなものだろう。初手でここからスタートすると、後々がうまくいかないのではなかろうか(たぶん)。— いちは (@BookloverMD) April 16, 2022 [文・構成/grape編集部]
2022年04月17日こんにちは、エェコです。皆さん「斜視」ってご存じですか?私は生まれてから眼科にお世話になったことといえば「小学生の頃、唐辛子の実を潰した手で目をこすって大惨事」くらいしか記憶がないので、目の病気や症状に関して無知オブ無知でした。その日はある日突然やってきました。■学校の眼科検診で発覚!「眼科検診に引っかかった」と言われても視力が落ちたのかな? くらいにしか思ってませんでした。しかしプリントを見てビックリ!斜視…!? 斜視とは…どんな症状なの?聞きなれないワードに動揺し、すぐ眼科に行きました。息子の斜視は幸い「そんなに重いものではなく、軽い」とのこと。でも、「このまま放っておくとドンドン進行していく」そうで、「矯正眼鏡をかけて治療していきましょう」と言われました。■実は以前から目が疲れやすかった!?今も眼鏡をかけていますが、矯正は順調のようです。息子、ズボラなところがあるので痛みを伴わない体の異変は言わないところがあります。この件で息子にも「普段と違うと思ったら痛くなくても伝えてほしい」と言いました。私も高学年と言えど子どもの体の状態はちゃんとチェックしよう…と思いました。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年04月17日50代に入ってからというもの、手指のこわばりやホットフラッシュなど更年期特有の症状が起こり始めたり、滑って転んで手首を骨折したりなど、次から次へと体の不調やけがが続いてほとほと困っています。最近はどうにか落ち着いてきたと思っていたら、今度は目が真っ赤になる結膜下出血を起こしてしまいました。突然のことでびっくりしましたが、どうやらこの疾患も50代で起きやすいそうなので、そのときの体験をご紹介いたします。白目が真っ赤になっていた買い物に出かけるため軽くメイクをしようと、鏡の中に映った自分の顔を見てギョッとしました。右目外側の白目に7mm大ほどの範囲で、真っ赤な鮮血の色をした出血部分が突然現れていたのです。過去に充血したことは何度もありましたが、様子がまったく違って大変な状態のように思えたので、かなりドキッとしました。ただ、とても乾燥している感じと少々ゴロゴロした感覚はありましたが、特に痛みやかゆみはなく、ぶつけたり引っかいたりした覚えもないため、何が原因でこうなったのかがわかりません。出血部分以外には、2mm大ぐらいの突出した血の塊が目尻側にできているのが気になりました。右目の内側の白目やまぶたに隠れた部分、それから左目の白目もよく見てみましたが、そのほかの出血は見あたりませんでした。眼科に行って診断を受けるまずネットで調べると、どうやら結膜下出血の症状らしいとわかり、1~2週間で自然に回復すると書いてありました。そこで1週間は様子を見ることにしたのですが、5日たってもどんどん範囲が広がる一方で不安になり、6日目に眼科に行きました。口頭質問と検査から感染症ではない「結膜下出血」と診断されました。結膜下出血は、外傷だったり、こすったりすることによる刺激、マラリア・コレラ・インフルエンザなどの熱性疾患でない場合はほとんどが原因不明で、50歳以上に多い疾患だそうです。咳やくしゃみ、強く鼻をかんだりいきんだりした場合や嘔吐、お酒の飲み過ぎがきっかけで結膜下にある細くて小さな血管が破れて出血するようです。動脈硬化や高血圧、糖尿病や白血病など全身疾患を患っている場合にも結膜下出血が起こることがあるので、繰り返すようであれば全身の検査をしたほうが良いと言われました。通常1~2週間ほどすれば血が自然に吸収され、後遺症もなく元に戻るとのこと。目が乾燥しているように感じていたので伝えると、ドライアイを緩和する目薬を処方されました。次の章で、完治までの様子を紹介します。2週間でやっと完治発症当初はある一部分が赤く染まっていたのですが、翌日には出血部分が広がり始め、日に日に範囲が広がって3日後には右目の外側半分が真っ赤になりました。回復の兆しが見え出したのは1週間後。右目の外側半分の出血部分が内側に広がり出したと同時に、色の濃さが少し薄くなり始めました。それからは日がたつにつれて徐々に血の色が薄く変化し、最終的にはちょうど黒目の周りに赤く輪が残る状態になり、そのうち消えてなくなりました。出血がかなり多かったせいか、結局完全に元の白目に戻るまで2週間かかってしまいましたが、その後は繰り返していません。一つ気を付けたことは、当たり前かもしれませんが目を休めることです。仕事は減らし、スマホもなるべく使わず、睡眠時間を増やしました。また、重大な疾患ではない割にギョッとするほど目が真っ赤で目立ってしまうので、外出時は以前作った茶色いレンズの度付き眼鏡をかけて気付かれないようにしていました。まとめ自分の周りで結膜下出血を起こした人がいなかったこともあり、白目に真っ赤な鮮血が突然現れたときはとても驚きましたが、眼科で見た目ほど深刻な症状ではないと聞き、完治まで落ち着いて過ごすことができました。50代に入り、立て続けに更年期の症状や手首の骨折というけがにも見舞われ、気分が落ち込むこともあります。でも、ただ悲観的になるのではなく、これも健康で長生きするための「教え」と捉え、毎日の生活を改善する機会だと思っています。また、結膜下出血は加齢による血管の老化も一因であり、ストレスや睡眠不足、そして疲れも症状を引き起こす原因になり得るそうなので、今後はより一層、心と体の健康維持に努めていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:「え? コンタクトレンズの長年使用が一因!?」思い切って眼瞼下垂の手術をしてみたら…【体験談】★関連記事:「突然、目に異変が!」視界にポツンと現れた黒い点、私の目に一体何が起きたの?【体験談】★ウーマンカレンダー目のお悩み記事をもっと読む著者/よーさ(52歳)英語なんでも屋・ライター。長い海外生活で気付いたらストレートの髪が天パに。現在は夫と思春期の息子と南国に暮らす。40歳で老眼、50歳で白髪が増えホットフラッシュに苦しむ。仕事で不規則な生活なため運動不足解消に時々走ったり泳いだりする。甘い物が大好きで困っている。
2021年12月08日生後初めての眼科受診生後2カ月の息子の目やにが気になり、初めて眼科を受診したときのことです。診察時の息子の様子に衝撃を受けた体験談をご紹介します。 生後2カ月、まだまだねんねの時期だったので、診察前に寝ることは想定内だったのですが……まさか、目を開かれてライトを当てられても起きないとは思いませんでした(笑)。先生や看護師さんも、びっくりして笑っていました。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター HYPかなこ2018.5生まれのチビコーと夫のこうじ氏、セキセイインコのうなぎの3人+1羽の家族です。WEB制作(私は画像と写真担当)などを夫婦でしてます。婦人科通いの干物→婚活→結婚→不妊治療→ギリギリ35歳で出産→2人目不妊治療中なコミュ障新米母です。
2021年06月18日こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。一部の地域ではあるものの、長期間にわたっている緊急事態宣言。まだまだ気軽に外出ができない状態が続きます。 そんな中、子どもの病気や子育てについて、誰にも相談できず悩んでいる方も多いかと思います。私のクリニックでも、やっぱり受診は減っていて、パパやママたちが困っていないか心配しているところです。そこで、赤ちゃんにとっての「不要不急の受診」について、改めて考えてみたいと思います。 「不要不急の受診」って?私にとっては、の大前提ですが、パパママが心配で受診を考えたなら、それはどんな症状でも「不要不急」ではない、と思っています(もちろん、医療者によっても考え方は違います)。今回は、「受診したほうがいい?」「様子を見ても大丈夫?」と悩む親御さん向けに、赤ちゃんの症状別に受診の目安をお伝えします。 風邪症状咳、鼻水、下痢などが起きる風邪症状。風邪症状自体は、薬を使わなくても自然に良くなっていくこともあります。そのため、食事ができていたり、おっぱいやミルクが飲めていたり、夜寝られている場合は診察が必要というわけではありません。 とはいえ、鼻水にしても小さい赤ちゃんの場合、鼻水が詰まってうまくミルクが飲めなかったり、夜何度も起きてしっかり眠れなかったりすることがあります。そのような場合はいったん受診した方が良いと思います。鼻水に関しては吸引が有効です。咳に関しても同様で、機嫌が良くごはんが食べられている、咳で吐いたりしない、夜眠れているようなら様子を見てもいいかもしれません。しかし、生後3カ月以下で発熱がある場合は、敗血症や髄膜炎大きな病気が隠れている可能性があるため、元気がある程度あってもいったん受診をおすすめします。便秘便秘は「たかが便秘」なのですが、「されど便秘」です。赤ちゃんは「苦しい」「おなかが痛い」と言葉で表現することができません。親御さんが「便秘だな」と感じたら、いったん受診をおすすめします。 ●3日に1回はでている●出るときにスムーズにでている(長時間いきんだり、出すとき痛くて泣いたりしない)●おっぱいミルクの飲みが良いという場合は、家で様子をみても良いでしょう。 逆に4日以上出ていない、出すときに激しく泣いたり長時間いきんだりする、飲みが減ってきた感じがする場合は受診をしましょう。湿疹生後1カ月前後の湿疹は「乳児湿疹」といって、産後のホルモンによる影響で湿疹がでている状態で、多くの赤ちゃんに見られます。ぷつぷつとした発疹がある、赤みがあるだけであれば、様子をみていても大丈夫でしょう。その場合は、しっかりと汚れを落としてくださいね。 また、赤ちゃんの保湿は、アトピー性皮膚炎の発症を抑えることがわかっています。お風呂のあとは、たっぷり保湿をするように心がけましょう。 もし、じくじくした黄色い汁がでてきたり、赤ちゃんがかゆそうにしているときは、病院を受診してしっかり治療を受けた方がいいかもしれません。 生後2~3カ月になってくると、ホルモンの影響がなくなって、湿疹が良くなってくることが多いです。このときにもまだ湿疹がかなり出ている場合は、受診をしましょう。皮膚が弱い子であれば、しっかりとスキンケアの指導を受けて、必要であればお薬を使うことで、きれいな皮膚がキープできる可能性があります。泣き止まない、激しく泣く赤ちゃんは時に、泣き止まないことがあります。例えば生後3カ月くらいによくみられる「コリック(黄昏泣き)」も、理由なく泣き続けます。困り果てた親御さんが病院を受診しようと病院に着いたとたん、ケロッとしているということも。 ですが、泣き止まない赤ちゃんの中には「腸重積」(生後3カ月~2歳未満に多い)という病気が隠れていたり、便秘がひどかった、ということもあります。一概に「様子を見てもいい」かどうかは、なかなか判断が難しいかもしれません。 泣き止まないときに様子をみてもいいのは、●外など環境を変えたらケロッとしている●哺乳は良好●嘔吐を繰り返したりしない などの場合です。哺乳できない、嘔吐した、ぐったりしていたり、顔色が悪かったりしたら受診をおすすめします。 私は、基本的にお子さんが心配であれば様子見せず、受診していいと思っています。でもこの時期、受診をなるべく控えたいという親御さん向けに、受診の目安をお伝えしました。大事なのは、心配なら受診をしておいた方が良いということ。何かあってからでは遅いのです。電話での救急相談(#8000)なども活用しながら、うまく受診のタイミングをつかんでもらえたらと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年05月31日放置すると視力低下の原因にもなるドライアイ。その原因は、目の水分……ではなく“アブラ”不足なんです!目からアブラを出すセルフケアを眼科医に教えてもらいました――。「実はドライアイは、目の脂不足が原因で起こります。まぶたの裏など目のまわりには、20~30個のマイボーム腺という脂の分泌腺があり、この脂が涙と混ざり合うことで、目の表面が乾かないようにしてくれています。しかし、女性の場合、メークが原因でマイボーム腺が詰まってしまい、涙に含まれる油分が減少。涙が蒸発しやすくなり、ドライアイになってしまうことが多いんです」こう話すのは眼科医の宇佐美欽通先生だ。YouTubeチャンネル「目の悩みスッキリTV」では“眼科医ヨシユキ”として、目のセルフケアを紹介している。そもそもドライアイとはどのような状態を指すのだろうか?「ドライアイとは目の不快感や見えにくさを伴う異常のことです。医学的な診断基準だと、違和感や異物感などの自覚症状があり、目の表面の涙が5秒以下で乾いてしまう状態を指します。涙はまぶたの潤滑油。ちょっとした違和感だから心配ないと思っている人でも、涙が乾いて少なくなると、まばたきをするたびに目に摩擦が起こり、黒目を傷だらけにしてしまうこともあるんです」ドライアイは目の違和感・不快感だけでなく、“生活視力”の低下も引き起こすという。「視力検査で測る視力ではなく、生活のなかで使う“視る力”のことを生活視力といいます。生きていくなかでは、視力検査の数値よりもこちらのほうが重要です。ドライアイの症状である視界のぼやけや目のかすみは、日常生活のなかに見えづらさを引き起こしますが、これはまさに生活視力の低下。ドライアイを治せば、この生活視力は改善できるんです」ドライアイが疑われる場合、市販の目薬をさすのは、その場しのぎの対処法にしかならないという。「ドライアイは目の表面に涙をとどまらせる能力が落ちている状態なので、目薬をさしても流れるだけ。脂を分泌するマイボーム腺の詰まりを取り除き、脂をきちんと分泌させることで、乾かない涙をつくることが必要です」そこで、宇佐美先生が脂の詰まりを解消するための“アブラ掃除”術を教えてくれた。手を洗い、アイメークを落とした状態で行おう。■ステップ1:ホットタオルで脂を溶かす【1】タオルを水に浸して絞る【2】【1】を電子レンジで温める(500W:1分、600W:40秒)【3】閉じた目の上に乗せて、2分間温める(やけどに注意!)■ステップ2:マイボーム腺クリーニングで詰まった脂を取り除く〈用意するもの〉綿棒またはコットン【1】下まぶたを軽く下に引っ張り、赤目とまつげの間を、綿棒やコットンで軽く滑らせ往復する(優しくなぞるように!)【2】数回、まばたきをして目を休ませる(【1】【2】×2回)【3】上まぶたを軽く上に引っ張り、赤目とまつげの間を、黒目に当たらないように注意しながら、綿棒やコットンで軽く滑らせ往復する【4】数回、まばたきをして目を休ませる(【3】【4】×2回)※清潔な綿棒やコットンをお使いください。また目の異常が出た場合は直ちに中止し、異常が続く場合は医師にご相談ください「まずはホットタオルで目を温めて詰まった脂を溶かしましょう。脂がしっかり溶ける10分間温めるのが理想ですが、時間がないという人は2分間でも大丈夫です。ホットタオルをラップで包むと冷めにくくなりますよ。目が温まって、脂が出やすい状態になったら、綿棒かコットンで赤目と下まつげの間をやさしく拭いて、詰まった脂やメーク汚れを取り除きます」所要時間は2つ合わせても3分程度。1日1回行うとよいという。「刺激が強いと感じる場合、綿棒やコットンを水にぬらすか、薬局で購入できる目のまわり専用の清浄綿を使用してください」目のアブラ詰まりを解消して、潤った瞳を取り戻そう。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月19日「老眼鏡なんてかっこ悪い……」。そんなネガティブな気持ちでいた私。娘の眼科受診への同行がきっかけとなり、老眼鏡を作りました。老眼鏡ユーザーになり、どんな変化があったのかご紹介します。まさか30代で老眼?「あれ? 何かおかしい」と目に異変を感じたのは、38歳のころ。私は2人の娘の出産・育児を経て、パートで仕事を再開していました。パソコン作業をすると、とにかく目が疲れるのです。当時はデータの入力作業が主な仕事だったので「仕方ないのかも」と諦めていて、市販の目薬は手放せませんでした。その一方で、私の中に「老眼?」と疑う気持ちもありました。もともと視力がとてもよかった私は、先輩から「あなたは老眼が早いかもしれない」と言われたことがあったからです。でも「30代で老眼鏡は恥ずかしい」という気持ちがとても強く、そのことは考えないようにしていました。40歳を過ぎると、症状に変化が出てきました。パソコンの画面がぼやけるのは当たり前で、仕事中にとんでもない睡魔に襲われることもしばしば。一番困ったのは、夜の車の運転でした。対向車のライトが今まで以上にまぶしく感じられて……。「もしかしたら、何か目の病気なのかもしれない」。病院嫌いな私が「病院に行かなければ」と思い始めたのはこのころでした。42歳、老眼である自分を認める42歳のとき、当時小学生だった次女が学校健診で視力低下を指摘されました。要検査の通知を見て、ようやく「私も行かなくちゃ」と重い腰を上げることができたのです。眼科でひと通りの検査を終えた私に医師が言った言葉は「あなたの目は老眼以外の何モノでもない。事実をきちんと認めて、眼鏡を作りなさい」という内容でした。実際にはもっときつい調子で言われてしまったためショック大でしたが、安心したというのも事実。「よかった、悪い病気ではなかった!」。すぐに眼科を受診しなかったことをとても反省しました。そのまま眼鏡の処方箋を書いていただき、その日のうちに老眼鏡を作るため眼鏡店に向かいました。選んだのはいわゆるおしゃれ眼鏡。仕事のモチベーションアップにもなりました。老眼鏡ユーザーになってみての感想老眼鏡を使うようになり、目の不調は軽減されました。お気に入りの眼鏡に巡り合えたことで、テンションもアップ。老眼の心強い味方となってくれる相棒だから、納得の1本を持つことができたことに満足しています。つらかった読書も苦でなくなり、おうち時間がますます楽しくなりました。日常生活で気を付けるようになったこともあります。仕事柄、パソコンとスマホは手放せないのですが、できるだけ仕事は昼間だけにするよう心がけています。長時間のスマホいじりは厳禁。しっかり睡眠を取り、疲れた目をしっかり休めてあげることが、オトナ女子世代の私には必要と考えるようになりました。まとめこの体験を通じて私が学んだことは、「不調を感じたら、早めに専門家に相談する」「加齢という事実を受け入れて、対応・対策を考える」、そして「老眼鏡はかっこ悪くない」ということです。オトナ女子世代にとって、加齢による変化はごくごく自然なこと。恥ずかしくなんかありません。「次の自分へのご褒美は、とっておきのグラスコードにしよう」。もっとかっこよく快適な老眼鏡ライフを実現するため、私は心に決めています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月14日私は1カ月ほど前に眼科でドライアイと診断され、その後1カ月ぐらいたって今度は異常な目のべたつきによる不調で悩むようになりました。しかし、前回受診したときに待合室が混み合っていた状況を考えると、新型コロナウイルスの不安もあって自分で対処することにしました。しかし、自己判断による対処がとんでもないことに! その危険性を実感した体験談です。自己判断による対処法を模索する目が異常にべたつくと感じたのは、今から1カ月ほど前です。この不調が起こるおよそ1カ月ほど前にも、眼球をコンタクトで傷つけることが続いたことから眼科に診察に行き、ドライアイが原因と判明。そのときはコンタクトをやめて眼鏡にしたこともあり、その後、眼球を傷つけるということはなくなりました。そのとき眼科の待合室がとても混んでいたので、新型コロナウイルスの影響もあり、再度病院に行くのがとても不安でした。その上、もともと病院が苦手だった私は、今回の異常な目のべたつきをできるだけ自分で対処しようと考えたのです。最初は以前診断されたようにドライアイの影響かとも考えましたが、症状がまったく違っていたので、まず原因と対処法を調べることにしました。ネットで「目・べたつき」「涙・べたつき」などで調べると、思ったよりたくさんの情報を得ることができました。症状の悪化から眼科に行く覚悟を決める目の不調をネットで調べていくと、マイボーム腺機能低下症、結膜炎、ドライアイ、眼瞼内反(がんけんないはん)、鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)など聞いたことのない病名や症状がいろいろ出てきました。どれも私の症状にとても似ており、違いがはっきりわからないものもありました。そのなかでもマイボーム腺機能低下症が私の症状と非常に似ており、絶対にこれだと思ったのです。対処法は眼科での治療が必要であると書かれていましたが、温めたり洗浄するなどの対処法も書かれていたので、まずこれらを自分でおこなってみました。温めるといっても手の平を目に当てて2~3分温めたり、目専用の洗浄液で1日3回程度洗うなどといった程度です。しかし、このようなことを4~5日続けていたところ、症状はどんどん悪くなる一方でした。涙がたまる不快感からこすり過ぎてしまい、目じりや目頭がひりひりと痛くなったり、朝起きるとべたつきがひどく目が開きにくくなったりしてしまいました。このような症状から、これは絶対に悪化していると思い、眼科に行く決心をしたのです。自己判断・自己対処は厳禁!やっと行った眼科では、緑内障や白内障などの検査をおこないましたが特に問題はありませんでした。そして、自己判断で予想していたマイボーム腺機能低下症の可能性を聞いてみたところ、アレルギーの影響が考えられるのでとりあえずアレルギーを抑える目薬とステロイドの入った目薬を処方しますと言われたのです。2週間続けて治らなかったらまた診察に来るようにと言われ、はっきりした病名は伝えられませんでしたが、予想していた病気ではなかったようです。現に1週間たったころには症状が軽くなり、2週間強で処方された目薬をすべて使い切るころには、もうほとんど症状がなくなり再度診察に行かずに済みました。今回はあふれる情報のなかで、どの情報が正しいのか素人の私では判断できず、自己判断は症状を悪化させることにもつながるとても危険なことなのだと猛省しました。まとめ今回は私の病院嫌いと新型コロナウイルスへの不安が重なって受診を怠り、ついつい自己診断、自己対処をしたことで症状を悪化させてしまいました。医学の知識のない私がいろいろな情報だけに頼るのは危険だと実感しました。また、ドラッグストアなどで薬を購入するときにも、自分の判断だけでなく薬剤師さんの意見を必ず聞くなど、専門家の言葉をもっと重視しなければいけないと思ったのです。現代はいろいろな情報であふれ返っていますが、どの情報が本当に正しいのか私は判断できませんでした。また、情報は正しくても受け取る側に知識がなければ、結局その記事に踊らされてしまうこともあると実感しました。これからは私の病院嫌いも考え直さなければいけないと痛感した体験でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月04日私は20代のころからコンタクトレンズを使っていたこともあり、眼科ではドライアイの傾向を指摘されていました。医師からは1日8時間以上はコンタクトレンズを使い続けないようにと注意もされていました。 でも、ドライアイという名称から勝手に目が乾くだけだろうと判断して、それほど深刻になったことはありませんでした。そのため、まさか50代になってからドライアイのせいで眼科に通うことになるとは思ってもみなかったのです。眼鏡をメンテしているのに、なぜ目が疲れるの?50歳を過ぎたころ、夕方になると目が疲れて、目を開けているのもつらく感じることが増えました。私はもともと視力が悪く、同じころ老眼の症状も出てきたので、目が疲れても当然だと考えていましたが、今までに経験したことのないような疲れ方だったのです。 もちろん定期的に眼鏡は作り替えて、キチンと視力が出るように調整しています。それなのに目が疲れるので不安でしたが、それを打ち消すように私は年齢のせいだと考えました。そのため、特に何か対処をすることはなく、半ばあきらめ気味に我慢をしていました。また、ホットタオルを目に当てると疲れ目のときは気持ち良いと家族に教えてもらいましたが、タオルを温めるのが面倒であまり実行しませんでした。1年ほど我慢をしているうちに、目が充血しているのに気が付きました。痛くもかゆくもなかったため、それから1週間様子を見ましたが充血は良くなりません。そこで、私は20代から40代にかけてずっとコンタクトレンズをしていたこともあり、目の中に傷が付いていたら困ると思い、久しぶりに眼科に行ったのです。自分でも意外な結果!ドライアイと診断された眼科では最初に視力などを計り、次に涙の量を計る検査を受けました。最後に目の中の様子を診てもらったところ、私は涙の量がかなり少ないドライアイで、目を保護する涙が足りないため、目の表面に炎症が起きて傷が付いているとの診断でした。このとき私に処方されたのは、涙の質を改善して分泌を促す目的、菌の増殖を抑える目的、炎症を抑える目的の3種類の目薬でした。これを1日4回使うことになったのです。私は50代になる前に、目の健康を考えてコンタクトレンズから眼鏡に替えていたし、目が乾いているという実感はありませんでした。だから自分はドライアイとは無縁だと考えていました。私がなんとかしたかったのは目の疲れと充血だったので、自分がドライアイだという診断は意外でした。 その診療のあと私は医師に言われるがまま、毎月眼科に通院するようにしました。ドライアイを治療することで、自分の目の不調が本当に改善するのか疑問でしたが、私の目にはほかにトラブルは見つかりませんでした。それなら少しでも目の不調を改善するために、医師の言うことを聞いてドライアイを治療しようと思ったのです。目薬で不調が改善!私の目は乾いていた!現在、眼科で処方される目薬を言われた通りに使っていれば、目立った症状は出ずに普通に生活することができています。夕方になっても疲れ目で困ることはなく、目が充血して不安になることもありません。ドライアイの治療をすることで、私の目の不調は本当に改善しました。不調が改善して、初めて自分の目は乾いて大変な状態だったのだと実感できたのです。私は通院も1日4回の目薬も面倒でした。そこで自分でしのごうと考えた方法が、市販の目薬の代用や目の周りのマッサージです。でも、自己流のケアではすぐに目が疲れるし、充血もするので不安になってしまいました。今の私にはただ涙を補うだけではダメで、処方された目薬を使って菌を抑えたり、炎症を防ぐ必要があるのだと実感しています。通院や目薬が面倒なことは今も変わりませんが、これからも自分の目を使って生活するためには必要なひと手間だと考えるようにしています。それに毎回の診察で目の中までしっかりと検査してもらえるので、毎月悪い病気にはなっていないとわかって安心です。おかげで中高年と言われる年齢になっても、目に関しては心配がありません。まとめドライアイは小さなことだと思っていましたが、きちんと治療をすると目がラクになり、生活が快適になりました。 治療は面倒なことも多いですが、自分の目のためのひと手間を惜しんでいては、快適な生活を送れない年齢になったのだと自覚できました。また、自己流のケアではうまくいかなかったことで、今では困ったときは専門家に頼ろうと考えるようになりました。 私の年齢ではドライアイだけでなく、ほかにも不調が出てくると思いますが、専門家の手を借りながら自分へのケアをおこない、人生の最後まで快適な生活を送っていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月06日