女子高生がダンスに青春を燃やす姿を描いた映画『ガールズ・ステップ』に主演する「E-girls」の石井杏奈をはじめ、小芝風花、小野花梨、秋月三佳、上原実矩が7月19日(日)に行われたダンスイベントに出席。劇中のダンスを観客の前で披露した。「E-girls」が所属する「LDH」主催のダンスイベント「EX SHOW」にゲストとして登場したもので、5人が劇中で結成するダンスグループ「ジミーズ」をこの日のために再結成。LDHが運営するダンススクール「EXPG」に通う女子中高生約30名をバックダンサーとして従えて、映画の中でも披露している、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の楽曲「ALL FOR YOU」に合わせたダンスを、女子高生の制服姿で踊った。「E-girls」のライヴの時よりも緊張したという石井さんだが「ステージに出たら、みんながいて、お客さんがいて、楽しく踊れました」と満面の笑み。小芝さんは「(緊張で)足に力が入らず、失敗したところもあって悔しいですが、また5人で踊れて楽しかった」と嬉しそうに語る。小野さんは「舞台袖で杏奈が『E-girlsのライヴの時より緊張する』って言ってるのを聞いて、やめてくれよ!勘弁してって思った」と苦笑しつつ「楽しかったです」とホッとした様子。上原さんは、撮影では観客も含め、全員が自分たちのために集まった“ホーム”だったのに比べ、今回は「私たちがお邪魔させていただいた」と正反対の立場であり「練習の時に先生が『全員、敵と思って踊った方が良いよ』と言ってたんですが、出て行った瞬間に『ワァーッ!』となって…思った以上の歓声でちょっと調子に乗りました(笑)」と語った。秋月さんは壇上での自己紹介で「E-girlsの三佳です!」と語り、笑いを誘っていたが「2週間前から『やる』と決めていた(笑)」とか…。本作への出演をきっかけにE-girlsが大好きになったそうで「今日はついに自分もE-girlsになれる日だと…」とノリノリで語っていた。石井さんは今後、映画の中にもあるように「ジミーズで地域のお祭りとかで踊ったりをサプライズでやってみたい!」とジミーズとしての活動継続に意欲をのぞかせていた。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月19日「E-girls」の石井杏奈が初主演果たす青春映画『ガールズ・ステップ』。9月12日(土)に公開を迎える本作のポスタービジュアルが、このほど公開となった。必修科目であるダンスのテストを欠席した5人の高校生、あずさ(石井杏奈)、愛海(小芝風花)、葉月(小野花梨)、環(秋月三佳)、美香(上原実矩)は、陰で「ジミーズ」と呼ばれる地味で浮いた面々。単位を落とせば進級ができない崖っぷちの「ジミーズ」5人に課されたのは、2週間後に行われる地元のフェスティバルでストリートダンスを踊ることだった…!完成したポスターは、ピンクを背景に青春の瞬きが表現されたシャボンの中で、まさに青春がハジけた瞬間を切り取ったようなポップでキュートなデザインに仕上がっている。「いっちょ、ハジけますかっ」というキャッチコピーの通り、クラスでも地味で浮いていた「ジミーズ」が、ダンスを通して自分の殻を破り、成長した5人のナチュラルな表情が印象的だ。今年5月に実施されたポスターの撮影では、昨年11月に撮影を終えて以来久しぶりの集合となる「ジミーズ」が再会を楽しむ女子トークを繰り広げ、賑やかな雰囲気の中行われたそう。「GENERATIONS from EXILE TRIBE」が歌う主題歌「ALL FOR YOU」が流れるとリズムに合わせて5人が楽しそうに踊りだす場面もあり、撮影以後は踊っていないにも関わらず全員がほぼ完ぺきなダンスを披露する5人にスタッフがビックリする場面も!女子高生限定150名で実施したモニター試写で、92%と非常に高い満足度を獲得した本作。6月末より開始したマスコミ試写会では、子供を持つ世代からも「中高生に見てほしい映画」「ジミーズを応援したくなる」「感動して泣いた!」など自分の青春時代と重ね合わせての感想や子供に見せたいという絶賛の声が相次いでいるという。さらに追加キャストとして柳ゆり菜、松浦雅などのキャストに加え、宝塚歌劇団の卒業生・音月桂の出演も明らかになった本作。ポスターは、7月11日(土)より全国劇場にて順次掲出されるという。『ガールズ・ステップ』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガールズ・ステップ 2015年秋公開予定(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
2015年07月10日パイ インターナショナルは6月11日、書籍『黒い鳥の本』(文・石井ゆかり、絵・沙羅/税別1,400円)を刊行する。著者は、星占いの記事やエッセイなどを執筆し、独特の文体で老若男女を問わず人気を集める、ライターの石井ゆかりさん。2010年刊行の『12星座シリーズ』(WAVE出版)は120万部を超えるベストセラーとなった。著書は他に『禅語』(パイ・インターナショナル)、『愛する人に。』(幻冬舎コミックス)等多数。同書は、幸せを見つける『青い鳥の本』、人との関係や恋愛に悩む人に向けた『薔薇色の鳥の本』、ビジネスやお金に悩む人に向けた『金色の鳥の本』に続く、青い鳥シリーズ第4弾となる。青い鳥シリーズは、本をぱっとひらき、そこにある文章を読む占い(ビブリオマンシー)のシリーズ。今回は、怒り、悲しみ、恨み、嫉妬といった心の闇「黒い鳥」を見つめることがテーマとなっている。同書の前書きでは、次のように綴られている。"ビブリオマンシー本『青い鳥の本』から始まった「鳥」シリーズ、これで四作目となりました。ビブリオマンシーとは、ごく古くからある占いです。厚みのある、聖書のような本を、ひといきにぱくんと開いてそこに偶然出てきたページにある言葉を「お告げ」として捉える、という占いです。もちろん、最初のページから順にめくって、ミニエッセイのように楽しんで頂くこともできます。既刊と同じく、私のWebサイト『筋トレ』の毎週の占いや、ブログやツイッターなどの記事を抜粋・加筆したものと、書き下ろしの文章とをまとめて収録しています。ですが、今回はだいぶ様相がちがいます。これまでの三作は、どちらかと言えば明るく、やわらかい雰囲気のものだったのですが、本書は敢えて、心の中の一番暗く湿った場所をイメージして、そこから書き上げました。たとえば、本当に疲れ切ったときや、気持ちが落ち込んでいるとき、ふさぎ込んでいるとき、涙に暮れているときなどは、明るく前向きなものなど、見たくもないように思います。私たちの心の中には、前向きで正しくあろうという思いと同じくらい、ネガティブな、または攻撃的な感情も潜んでいるものではないでしょうか。それを打ち消してしまうことが「成長」かというと、そうでもないように思われます。昨今、正しくあろう、前向きでありたい、と思うあまり、自分を責めすぎたり、心の暗がりを否定しすぎたりして、苦しんでいる人が少なくないように見えます。私たちは本来、みんな大きくちがった存在なのに、どこかにある正しさに自分を合わせようとして必死になっている人もよく見かけます。そうした苦しみの中には、無益なものもあるのではないでしょうか。私たちはもっと悪意に満ち、無様で滑稽ですらあることを、もう少し、受け入れてもいいのではないでしょうか。そんな思いから、敢えて思い切って、「暗い側」に舵を取ってみた本作です。占いの結果として読んだ時、「悪い答え」が出たように思えても、決してあわてたり、悲観したりしないで下さい。この本には、「良い答え」も「悪い答え」もありません。この本を開いて出る「占いの結果」は決して、ものごとの未来のなりゆきでないのです。この本で占いをして出てきた言葉は、あなたの心の中に、あるいはだれかの心の中にあった「過去のこと」だと考えると、ピンとくるものがみつかるかもしれません。私自身、悲しみや苦しみ、悩みや迷いの中で「きれいごとを云うな!」「他人に何がわかる!」などと、自暴自棄気味になったことが何度もあります。そんな気持ちの時に、「アドバイス」ではなく、もっと別な「対話」ができるような本になればと思いました。皆さんの心が嵐の中に置かれたとき、その嵐をさまたげることなく、孤独を少しでも共有できたら、と願う次第です。石井ゆかり"
2015年06月02日「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のクロージングセレモニーが2月22日(日)に開催され、グランプリを始め、各賞が発表された。クロージングセレモニーは地元・北海道では絶大な人気を誇るバンド「THE TON-UP MOTORS」が登場し、今年の映画祭のテーマソングである熱烈な故郷讃歌「北海道ブギ」を生で披露し会場は喝采に包まれた。最高賞にあたる「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション」部門のグランプリは、過去最年長50歳の森川圭監督が、自身が長くキャリアを積んできたAV業界の一端を描いた『メイクルーム』が受賞。審査員特別賞には二宮健監督の『眠れる美女の限界』、北海道知事賞には岡部哲也監督『歯まん』が選ばれた。メディア関係者、興行関係者から選ばれた審査委員が選出する批評家賞にあたる「シネガーアワード」は韓国人のナム・ギウン監督による『MIZO』、協賛の「スカパー!」の10チャンネルが選ぶ「スカパー!映画チャンネル賞」には松居大悟監督の『私たちのハァハァ』が選ばれた。同賞は副賞として同社の「スカパー!映画部」のCMを制作する権利が与えられる。審査委員長の大森一樹監督は、この松居監督の『私たちのハァハァ』について特に言及し「デジタル時代の青春映画はこうなるのかとガツンと衝撃を受けた」と語った。昨年より新設された「インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション」部門は、石井克人監督、韓国のアン・ジェフン監督、女優の菜葉菜が審査員を務めたが、タイ映画『今月のあの日』(ジラッサヤー・ウォンスティン監督)が受賞。急遽、審査員の進言で設けられた「審査員特別賞」が吉池巨成監督による『拝啓アトム』に贈られたほか、優秀美術賞には『ハードル』(パク・ソンジン監督)、『Green Glows』(白田明日香監督)、『恵まれたマシーン V』(ジョシー・マリス監督)の3作が輝いた。今年は1990年の第1回から数えて25年目にあたり、25回目の開催(※途中、夕張市の財政破綻を受けて休止年が1年あり)となり、7会場で計84作品が上映された。オープニングの19日(木)から22日(日)までの4日間で一度も雪や雨が降ることもなく天候にも恵まれ、22日夕方の時点で12,439人を動員。2008年の映画祭再開(第18回)以降、最高となった前年と比べても同じくらい、もしくはそれを超える動員になりそうとのこと。また、メイン会場であるアディーレ会館(市民会館)の老朽化により、来年以降は別会場(未定)での開催となることが決まっており、23日(月)の最終日にグランプリ作品が上映されるのが、同会場での最後の上映となる。来年以降の別会場での開催に関しては、より多くの運営費を要するため今年の映画祭会期中には、来年の開催に向けて寄付を募る「ゆうばり映画祭応援基金」の募集が発表された。<ゆうばり国際ファンタスティック2015 受賞一覧>【ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門】グランプリ:『メイクルーム』(森川圭監督)審査員特別賞:『眠れる美女の限界』(二宮健監督)北海道知事賞:『歯まん』(岡部哲也監督)シネガーアワード:『MIZO』(ナム・ギウン監督)スカパー!映画チャンネル賞:『私たちのハァハァ』(松居大悟監督)【インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門】グランプリ:『今月のあの日』(ジラッサヤー・ウォンスティン監督)審査員特別賞:『拝啓アトム』(吉池巨成監督)優秀美術賞:『ハードル』(パク・ソンジン監督)/『Green Glows』(白田明日香監督)/『恵まれたマシーン V』(ジョシー・マリス監督)(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日成城石井はこのほど、神奈川・関内にワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO 関内店」をオープンした。世界中から選りすぐった上質なボトルワインを120種類以上そろえるというワインバー。週末には、グラスシャンパンを1杯つけた「シャンパンランチ」を1980円(税別)で販売するが、12月の6日7日13日14日は特別に「ドンペリニョン」を提供する。メインは黒毛和牛のハンバーグ。1日限定14食。
2014年12月04日成城石井はこのほど、神奈川・関内にワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO 関内店」をオープンした。世界中から選りすぐった上質なワインと食材をコストパフォーマンス高く提供するワインバーといい、ボトルワインは120種類以上を揃える。フードメニューは「国内産黒毛和牛のグリルプレートランチ 木桶醤油のオニオンソース」(1,280円・税込)など、ランチメニューを充実させているとのこと。また、同店では、「ワインパスポート」を期間限定販売。52万円(税別)で、一定条件を満たせばグラスワインが5年間飲み放題となる。パスポートの購入者は、来店時にパスポートを見せるだけで、グラスワインが毎日楽しめる。
2014年12月04日モンキー・パンチの人気コミックを原作にしたスピンオフ作品第2弾『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のブルーレイ&DVDが11月28日(金)に発売されるのを記念して、発売日に新宿バルト9でキャストと監督が登壇するイベント上映が開催される。その他の写真本作は、2012年に放送され好評を博したTVシリーズ『LUPIN the Third~峰不二子という女~』に続く第2弾で、次元がルパンと相棒になっていく過程を描くもの。『…~峰不二子という女という女~』でキャラクターデザイン、作画監督を担当した小池健が監督を務め、栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、山寺宏一らが声のキャストを務めた。イベント上映には、栗田、小林、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が、11月7日(金)より受付開始。一般発売は、11月14日(金)より開始される。また、新宿バルト9では、11月7日(金)に小池監督が手がけた『…次元大介の墓標』『REDLINE』の一挙上映イベントが開催される。小池監督のほか、音楽を担当したジェイムス下地、石井克人(『次元大介の墓標』クリエイティブ・プロデューサー、『REDLINE』原作・脚本・音響監督)が登壇し舞台あいさつも行われる。『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』Blu-ray&DVD発売記念イベント上映11月28日(金)会場:新宿バルト9開演19:00登壇者(予定):栗田貫一、小林清志、小池健監督、浄園祐料金:1400円(税込)プレリザーブ:11月7日(金)~13日(木)チケット発売:11月14日(金)10:00AMより小池健監督作品特別上映イベント11月7日(金)会場:新宿バルト9開演19:00/上映作品『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』『REDLINE』登壇者(予定):小池健監督、ジェイムス下地、石井克人料金:2500円(税込)プレリザーブ:11月7日(金)~13日(木)チケット発売:10月24日(金)10:00AMより
2014年10月16日桜庭一樹の直木賞受賞作を原作に、浅野忠信と二階堂ふみのW主演で贈る、熊切和嘉監督の最新作『私の男』。主役の浅野さんは昨年、俳優生活25周年を迎えており、現在出演中の名作ハードボイルド小説のドラマ化「ロング・グッドバイ」でも、渋カッコイイ!と多くの人を魅了している。そんな浅野さんの魅力に迫った。NHK「ロング・グッドバイ」の孤高の探偵役が、意外にも連続ドラマ初主演となった浅野さん。先月ドラマがスタートすると、ネット上では「存在感がすげえwww」「無言の演技が凄い」「表情だけで魅せる。ほれぼれするほどのいい男っぷり」と、絶賛の声が多数上がった。また、演技力の評価に加え「スーツの着こなしもすごくいい」「浅野忠信のスーツ姿みるだけでも価値ある。コート着てるとなおかっこいい」と、50年代ファッションの着こなしも注目の的になっている。一方、『私の男』では、10歳で震災孤児となった花(二階堂ふみ)と、若くして花の養父となる遠縁の腐野淳悟(浅野忠信)、寄り添うようにして生きてきた2人の、禁断の愛を描いている。映像化が難しいと言われた本作に「感覚で淳悟を演じるしかない」という覚悟で挑んだ浅野さんは、質素な身なりで憂いと影を帯びながらも、どこか優雅な男、淳悟としての風貌にこだわった。「衣装やメイクには常に気を遣っていました。俳優にとって一番身近にあるものなので、衣装合わせなどで意見を取り入れていただいたりしました。淳悟の性格上、彼は同じものを長く着るタイプだと思ったので、ロングコートやシャツなど、質感や色のトーンに統一感が出るようにしてもらいました」と、撮影時をふり返る。本作には、「いままでのキャリアをぶつけるのにこれ以上のものはなく、自分にしかできない役」と、観客も期待する意気込みで挑んでいる浅野さん。近年、『マイティ・ソー』シリーズほか数々のハリウッド映画に出演し、日本を代表する俳優のひとりとなったが、特にこの2作では「イケメン」と一言では片づけられない、唯一無二の雰囲気がたっぷり。その姿は、青山真治監督『Helpless』、岩井俊二監督『PiCNiC』、石井克人監督『鮫肌男と桃尻女』、大島渚監督『御法度』など、1990年代~2000年前半に日本映画で出演していたころをどこか思い起こさせる。俳優生活25年のキャリアに加え、40歳となったその佇まいでいっそう魅力を増している浅野さんの姿を、こちらの予告編映像からも確かめてみて。『私の男』は6月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(松雪範子(cinema名義))■関連作品:私の男 2014年6月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014「私の男」製作委員会
2014年05月09日女優の満島ひかりが11月27日(水)、主演作『ハロー!純一』(石井克人監督)の完成報告会見に出席。主演ドラマ「Woman」が高く評価された満島さんは、本作で教育実習生役に。「子どもとの共演は楽しい」と語る満島さんに、「ご自身のお子さんは?」と質問が飛ぶと…。東京・世田谷ものづくり学校で行われた会見には満島さんを始め、共演する森下能幸と森岡龍、そして約200人のオーディションから選ばれた加部亜門くん、大嶋康太くん、椙杜翔馬くん、堀田燿平くん、西田光貴くん、佐々木りおちゃん、芽奈ちゃんが勢揃い。2012年春に行われたロケ以降も、「メールをしたり、お互いの舞台を見に行ったりしている」(満島さん)と子どもたちとの交流が続いているのだとか。そんな満島さんも、自身の子どもについて質問されると「まあ、考えていますけど。授かりものですし。もう、こういうことニュースにしないでくださいね…」と苦笑しきり。石井監督とは『スマグラーおまえの未来を運べ』以来の再タッグで、「私のことより、ぜひ映画のことを盛り上げてください!石井組が大好きだし、今回は自主映画という厳しい環境で、みんな一丸となって頑張ったので」と本作への思い入れは格別だ。映画は初恋に揺れる主人公・純一と、個性豊かな仲良しグループが織りなすにぎやかな日常と、突然彼らの前に現れた教育実習生・アンナ(満島さん)との交流を爽やかに描いた“子どもたちによる、子どもたちのための、青春ラブコメディ”に仕上がった。メガホンをとるのは石井監督に加えて、そして石井監督が主宰したワークショップの卒業生で、俳優としても活躍する川口花乃子と吉岡篤史。3人は共同監督と共に、脚本も手がけている。会見では、映画業界初の試みとして、小学生以下の劇場料金が0円になることも明らかになった(※成人以上の保護者同伴が必要)。満島さんは単位取得だけを目的に、小学校にやって来る“イケイケ”な教育実習生を演じている。とても教師とは思えない劇中衣装に、「石井監督の作品に出ると、いつも巻き髪にミニスカ、それにピンヒールなんですけど(笑)」と満島さん。ド派手な外見とは裏腹に、人情味あふれるナチュラルな性格という設定で、満島さんの新たな魅力が発揮されそうだ。『ハロー!純一』は2014年2月15日(土)からイオンシネマ幕張新都心、新宿バルト9など全国のイオンシネマ、ティ・ジョイ系列で全国にて公開。(内田涼(cinema名義))
2013年11月27日輸入食料品店を展開する成城石井は10月2日、オーテモリ地下2階に新業態「エピスリー・ボヌール(EPICERIE BONHEUR)成城石井」」をオープンする。営業時間は7時半から23時。面積は35坪。エキナカ展開で蓄積したコンパクトショップ運営を生かすという。約2,500アイテムを扱い、内約250アイテムが今店舗オリジナルの商品。施設ターゲットと同じく女性OLに向けた商品を多く扱う。ショップ限定で、豊富にそろえた輸入紅茶やオーガニックワイン、成城石井人気ナンバー1という「プレミアムチーズケーキ」にドライフルーツを載せたオーテモリ限定チーズケーキなどを用意。また、朝食・昼食需要を見込み、お弁当やサンドウィッチを販売する。サンドウィッチに合わせたテイクアウト用焙煎コーヒー(150円)もふるまう。商品だけでなく空間にもこだわりを見せ、内装の一部は間伐材、照明はLEDを使用。スタッフのエプロンは、「エディフィス(EDEFICE)」がデザインしたものだ。
2013年10月01日「成城石井」は出店100店舗達成を記念し、「ポーター(PORTER)」とコラボレーションしたバッグを開発、成城石井のECサイトにて100点限定で販売する。9月18日15時より予約受け付けを開始した。10月上旬より順次発送される。今回登場するトートバックは、仕事だけではなく買い物でも活躍できるようにとの成城石井の意図をポーターが技術と品質によって表現。カラーはブラックで、素材は表面にコットンサージ、裏面はPVC加工を使用。価格は送料込みで1万6,900円、展開はECショップ「成城石井ドットコム(SEIJOISHII.com)」のみとなる。成城石井は1976年、東京・世田谷区に1号店を出店し、今年3月に100店舗を達成した。2007年にオープンしたECショップでは、成城石井の人気ナンバー1スイーツ「自家製プレミアムチーズケーキ」や、世界中から選りすぐったワインやビール、お菓子など1,200点を超えるアイテムを展開する。
2013年09月19日スーパーの成城石井は全国110の店舗で、11月21日に解禁となるボージョレ・ヌーヴォ 2013の予約販売を9月10日に開始した。ヌーヴォのラインアップは「メゾン・ミッシェル・ジャック」を筆頭に、フランスから同社が輸入した7種類となっている。2013年の葡萄(ぶどう)は春先こそ生育が遅かったものの、7~8月は天候に恵まれたため、品質のよいヌーヴォになることが期待できるとのこと。収穫は10年ぶりに遅めとなるので、例年よりもフレッシュな味わいになる。同店では、三ツ星レストラン「ラ・コート・サンジャック」監修のメゾン・ミッシェル・ジャック ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ(3,600円/予約価格3,300円)、ドメーヌ・カラ ボージョレ・ヌーヴォ・ダムナチュール(3,600円/予約価格3,300円)をはじめ、フランスから自社輸入した7種類のヌーヴォを用意。その他のラインアップは、メゾン・ミッシェル・ジャック ボージョレ・ヌーヴォ(3,300円/予約価格3,000円)カーヴ・ド・ジュリエナス ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ(2,600円/予約価格2,400円)、カーヴ・ド・ジュリナス ボージョレ・ヌーヴォ(2,400円/予約価格2,300円)など。また、白ワインのヌーヴォは、ソーヴィオン・ミュスカデ・ヌーヴォ(2,499円/予約価格2,300円)を用意した。店舗ではボージョレ・ヌーヴォにあわせて、おすすめのチーズやオリーブ、スモークサーモンなども豊富にそろえる。ヌーヴォの2本セットも用意した。セットの内容は、ヴィラージュ・ヌーヴォ(3,600円)と、ドメーヌ・カラのダムナチュール(3,600円)。予約特別価格6,000円。ヌーヴォ紅白セットとして、カーヴドジュリエナスのヴィラージュ(赤)とミュスカデ(白)のセットも選べる(5,000円/予約価格4,500円)。予約受付は11月20日まで。ただし発送の場合は11月19日までとなっている。各店舗の販売数量に達し次第、受付は終了する。ボージョレ・ヌーヴォ 2013の販売開始日は、11月21日0時からとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月13日映画『AKIRA』、『スチームボーイ』で国内外で高く評価されているアニメーション監督・漫画家の大友克洋の9年ぶりの映画作品『火要鎮』を収録したオムニバス映画『SHORT PEACE』のコラボレーション・ビジュアルがこのほど公開された。大友監督から絶大な信頼を受け、昨年開催された「大友克洋GENGA展」のメインビジュアルも担当したコラージュ・アーティストの河村康輔、そして監督の多くの作品のビジュアル・デザインを手がけるグラフィック・デザイナーの上杉季明が作り上げた今回のコラボビジュアル。大友監督は「デザインはシンプルで、かつ力強さがある。周りの余白の配分も緊張感があり、文字の置き方やデザインも完璧!」と絶賛のコメントを寄せている。大友監督を始めとする5人のクリエイターによるオムニバス作品『SHORT PEACE』を象徴する手段として選ばれたのは、ありとあらゆるバラバラの素材を組み合わせることで、一つの作品に作り上げる創作技法である“コラージュ”。河村氏が作り上げたコラージュに上杉秀明が彩色を施して仕上げられたポスターは、本作の世界観を凝縮した衝撃的なビジュアルに仕上がった。今回のコラボビジュアルについて、河村は「GENGA展のときとは違い、今回は5人の監督の作品を一つにまとめて『SHORT PEACE』という大きなイメージを作らねばならず、それは全く新しい挑戦ですごく楽しかった」と自信のコメントを寄せている。本作は、巨匠から若手まで、いずれも世界から注目を浴びるクリエイターが参加した一大プロジェクト。大友監督のほか、「ガンダム」のメカデザイナーのカトキハジメ、貞本義行、『REDLINE』の石井克人、『アニマトリックス』の森本晃司などが“日本”をテーマに、それぞれ独自のセンスと先端技術を駆使し、誰も観たことのない日本の姿を圧巻のビジュアルに凝縮した作品だ。『SHORT PEACE』は7月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SHORT PEACE 2013年7月20日より全国にて公開(C) SHORT PEACE COMMITTEE/(C) KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE
2013年05月23日今年30歳を迎える松田龍平が石井裕也監督との初タッグで主演を務めた『舟を編む』が先週公開になった。本屋大賞を受賞した三浦しをんの人気同名小説を原作に、15年もの歳月を費やして辞書を編纂する人々のドラマを描き出す本作。『まほろ駅前多田便利軒』に続く三浦作品出演となった松田と初めて小説の映画化に挑戦した石井監督。ふたりに話を聞いた。その他の写真本作のオファーについて「すでに松田さんの主演は決まっていたので『ふたりでやってみろ』というお題を与えられたものだと解釈しました」と語る石井監督。その言葉通り、時に激論を交わしながら二人三脚で主人公の馬締(マジメ)を作り上げていった。これまで演じてきたどの役ともタイプが違う馬締という男について松田は「熱い思いを持っているけど伝え方が分からない。エンジンはかかっているのにアクセルの踏み方が分からなくて、下宿先のタケばあさんに背中を押してもらったら、今度は急発進したりする(笑)」と分析する。松田にとって同い年の監督との現場は初めて。「石井監督は本当は他の俳優さんに言いたいのに言えなくて、僕にダメ出しをしてくることもありました。『馬締のせいでやりづらかったですか?』とか言ったりして(笑)」と冗談交じりに語るが、ふたりで試行錯誤を重ねながらキャラクターを作り上げていく作業を楽しんだよう。石井監督は「誤解ですよ」と苦笑しつつも「もちろん、お友達ではないので仲が良いと言っても踏み入っちゃいけない距離感もある。でも一緒に戦うという気持ちと方向性は共有できてたし、それで十分だった」と手応えをうかがわせる。馬締たちが1冊の辞書作りに費やした時間は15年。松田がデビューしてからこれまでの時間よりもさらに長いことになる。松田は馬締らの生き方に「『これだ』と言い切る強さ、かっこよさを感じるけれど、自分にそれができるかと言われたら難しい。僕自身は“好きな言葉”や“映画ベスト3”でさえも選べないので(笑)」と憧憬をにじませる。だからこそ「辞書作りは人間が人間である希望だと思う」とも。「人と繋がりたい気持ちや他人を知りたいという気持ちからこれだけ多くの言葉が生まれたと思うと、人間は希望にあふれているなと感じる。YESかNO、好きか嫌いで済むはずなのに、そうではなくて『限りなく好きだけど少し嫌い』みたいな思いを伝えるためにまた新しい言葉が生まれる。そういうことを考えた現場でした」。デビューからこれまでの時間を「ここまでの十数年があったのでいま、ここにいるというのを改めて感じますね。これまで出会った人との繋がりというのを意識するようになりましたし、ひとりでは戦うことはできない。一緒に戦ってくれる人たちがいることの喜びを感じます」と振り返り、いまを見つめる。「小さい頃は30歳には悟りを開いていると思っていましたが、大して変わっていない(笑)。このまま行くのかな? と感じつつ、このまま行ってなるものかという思いで生きていきたい」と静かにうなずいた。『舟を編む』公開中
2013年04月16日ファーマーズは、同社の機能性素材である「オボプロン(抗ピロリ菌鶏卵抗体)」配合の「ドクターPiro ヨーグルト」を、大手スーパーマーケット「成城石井」で販売開始したことを発表した「ドクターPiro ヨーグルト」は同社の鶏卵抗体技術を利用し、胃かいようの原因となるピロリ菌を除去する「オボプロン(抗ピロリ菌鶏卵抗体)」を配合した高機能性ヨーグルト(特許第3430853号)。同商品はグリコ乳業の通販サイトで販売していたが、このほどスーパーマーケット「成城石井」の各店舗でも販売を開始した。同社では今回の販売開始をきっかけに、グリコ乳業との連携を強化。売り上げ拡大をさらに目指していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日弱冠24歳の新鋭、森岡龍監督の『ニュータウンの青春』が11月3日(土)より渋谷ユーロスペースでレイトショー公開される。浦安を舞台に、悪友3人組のほろ苦い青春を描いた本作は昨年の<第33回ぴあフィルムフェスティバル>のPFFアワード2011でエンタテインメント賞を受賞。その後、釜山国際映画祭にも正式出品された。手掛けた森岡監督は映画作家としてはもとより俳優としても才能を発揮する日本映画界注目の逸材だ。これまでに森岡監督は自主制作した『つつましき生活』『硬い恋人』がPFFに入選。早くからその才能に注目が注がれていた。今回の『ニュータウンの青春』は多摩美術大学の卒業制作作品で、冴えない男子3人組が社会へと旅立つ、言うなれば大人への通過儀礼が描かれる。時に空回りする3人の青春に失笑しながらも、二度と帰れない日々が自分の若き頃にも重なり胸がじんとする場面も。笑いあり涙ありのエンターテインメント性に富んだ本作は、“暗い”“ひとりよがり”という自主映画について回るイメージを大きく覆す。新世代の青春映画の誕生を感じさせるといってもいい。森岡監督自身は「自主ではあるけれども、劇場公開を当初から視野に入れて作った作品。ほかの一般公開作品と並んだとき、どういう反応があるのか? 気になるところです」と語っている。また、彼は石井克人監督の『茶の味』で俳優デビューを飾り、その後も『色即ぜねれいしょん』『見えないほどの遠くの空に』など、数々の作品に出演。今後の待機作にも石井裕也監督の『舟を編む』があり、役者としても大きな注目を集めている。これについては「俳優をやることで監督としての自分の財産になることがいっぱいあるし、またその逆もある」とのこと。「いまはいろいろな経験を積むという意味でも、監督も俳優も続けていきたい」。「最後、主人公の3人がそれぞれの道を歩んでいくように、この作品は僕にとってもひとつの大きな区切り。大学を卒業して、ここから新たなキャリアがスタートした気がしている。これからが勝負だと思っています」と本作を位置づける森岡監督。次のステップへと踏み出した彼には、今後の飛躍が大いに期待される。まずは本作で、その若き才能を感じてほしい。『ニュータウンの青春』11月3日(土)より渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開取材・文・写真:水上賢治
2012年11月02日9月に公開を迎えた、内田けんじ監督最新作にして主演の堺雅人を始め、香川照之、広末涼子ら豪華キャストで贈る『鍵泥棒のメソッド』が大ヒット公開中だ。そんな好調な本作にさらなる朗報が!毎年ハワイ・ホノルルで行われるハワイ国際映画祭で、見事コンペティション部門にて作品賞(最高賞)を受賞したことが明らかになった。ある日、銭湯で転倒し記憶を失った伝説の殺し屋・コンドウと、ひとりの売れない貧乏役者・桜井、2人の男の人生が入れ替わるところから始まる予想不可能なストーリーが絶妙な笑いを生み出す本作。トロント国際映画祭や上海国際映画祭、さらに“台湾版アカデミー賞”と呼ばれる台北金馬奨映画祭など、内田監督が描き出した軽妙な人間ドラマが好評を博し、世界各国の映画祭で絶賛を浴びてきた本作。今回、ハワイ国際映画祭の「Spotlight On Japan」部門には、堺さん主演の『大奥 ~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』を始め、高倉健主演最新作『あなたへ』や園子温監督作『希望の国』、日本で大ヒットを記録中の『天地明察』などが選ばれ、他部門も併せると合計で21本以上もの日本映画が上映されている。そんな中、『鍵泥棒のメソッド』はコンペティション部門で唯一日本から選出された作品ながら見事、最高賞にあたる作品賞を受賞、と大活躍を見せた。この名誉に内田監督は、「この映画のキャスト、スタッフと喜びを分かち合いたいと思います。本当にありがとうございました!」と喜びつつも、「仕事の都合で映画祭に参加できず本当に残念でした…」と南国・ハワイへの現地入りは叶わず、少々悔しそう?同賞には過去に、『たそがれ清兵衛』(’02/山田洋次監督)や『茶の味』(’04/石井克人監督)といった傑作がその栄光に輝いている。『鍵泥棒のメソッド』は全国にて公開中。■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年10月17日石井聰亙から石井岳龍(がくりゅう)に改名した石井監督が、『五条霊戦記//GOJOE』以来約10年ぶりとなる劇場用長編作品『生きてるものはいないのか』を発表。16日に都内で行なわれた完成披露試写会に主演の染谷将太と共に登壇した。その他の写真映画『生きてるものはいないのか』は、岸田國士戯曲賞受賞した劇作家・前田司郎の代表作を映像化。とある大学を舞台に、18人の登場人物が次々と死に直面する様を、コメディ会話劇と、石井監督の得意とするパンク表現を交えて描いた不条理劇。石井監督は冒頭で改名について「よく漢字を間違われるし、あまり“聰亙”に思い入れもなかったので、生まれ変わったつもりで心機一転したかった」と説明。主演の染谷将太は、『ヒミズ』(園子温監督)で、ベネチア国際映画祭の最優秀新人俳優賞にあたる“マルチェロ・マストロヤンニ賞”を受賞した注目の若手俳優だが、石井監督は起用の理由は「『パンドラの匣〈はこ〉』(2009年公開)を観て、久々にスクリーン映えのする、とても力のある男優さんだと思ったから」と話し、「すべてはラストシーンに向かって作られている作品で、今回の芝居は大変難しく、私の求める要求も高かったので、できる方たちにお願いした」と、染谷ほかオーディションで選ばれた17人の出演者たちを絶賛した。本作で喫茶店の店員として登場する染谷は、「台本がものすごく分厚く、ここまで会話の多い作品は初めて。石井監督は基本的に任せてくれるので、役をどう演じるか自問自答していたら頭がグルグルしてしまった」と苦笑し、「ある意味、これは試練だと思って、実際に喫茶店でバイトをした」と明かした。最後に石井監督は「日本映画界はこの10年で激変し、作品を作りづらくなっているが、私としては本作を成功させて、次の意欲的な作品につなげたい」と映画にかける熱い想いを語った。『生きてるものはいないのか』2012年2月18日(土)よりユーロスペースほかにて公開
2011年11月17日映画『スマグラー』で裏社会のゴスロリ社長演じる22日公開の映画『スマグラーおまえの未来を運べ』で松雪泰子が光る。これまでにも、あの“白鳥麗子”など漫画原作の濃い特徴のあるキャラクターを数々見事な演技でみせてきた彼女だが、今回はなんと裏社会の女社長役で、ゴスロリファッションにも挑戦している。彼女の役柄は、主人公のフリーター・砧の借金返済のために、危険な仕事を紹介する紹介屋・便利屋の女社長・山岡。原作では男性設定であったが、今回指揮を執る監督の石井克人氏の世界観で、女社長として描かれる。太い眉に黒ぶち眼鏡、ゴスロリ衣装のキャラクターはインパクト大!冷たく、淡々とした口調、居住まいに、不釣り合いともいえる奇抜ファッションと美貌。その要素がバラバラのようでありながら、ひとつのものとして完成されている空気感は、彼女の演技力と“石井ワールド”が出会ってこそ実現されたものだろう。太い眉に黒ぶちの眼鏡、強烈なゴスロリ衣装と作りこまれたキャラクターに変身した彼女の姿は作品のなかでも強い存在感を持っている。ディープな内容、雰囲気ながら幅広く楽しむこともできる要素も満載の本作品、彼女の新たな魅力とともに体感してみては。元の記事を読む
2011年10月23日漫画家・真鍋昌平氏の同名コミックを基にした、妻夫木聡主演の映画『スマグラー おまえの未来を運べ』が、22日(土)から公開になるのを前に、石井克人監督がインタビューに応じた。その他の写真本作は、役者になるという夢に破れ、自堕落な生活をおくっていた若者・砧涼介(妻夫木)が、儲け話に乗ってしまったことから多額の借金を抱えることになり、借金を返済するために危険な荷物の運搬と処理を行うスマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者の意)に身を投じる物語。「漫画自体が映画的な構成だから、すごくよく出来ていて面白い。漫画にある程度忠実にやれば、映画として絶対面白くなると思い、漫画を元に脚本を書いた」という石井監督は、本作で取り組んだ新たな試みについてアクションシーンを挙げる。「『REDLINE』で、割とアクションの合間にスローを入れていて、それが結構面白いなと思っていたので、アクションシーンをスローで撮りました。背骨のアクションは、すごい早いのが特徴で、5人を5秒で殺しちゃうって人。でも、5秒で終わったら面白くないし、早くて訳が分からない。スローの世界で彼がどうやって動いているのかっていうのを、まず最初に克明に見せたいなって思いましたね」と明かし、「映画は1か月で撮影したんですが、アクションシーンに2週間かけました。4つくらい大きいアクションシーンがあるんですが、その4つで2週間。で、ドラマシーンが2週間。1ヶ月で600時間働くみたいな(笑) 過去の全仕事の中で、一番働きましたね!」とも語った。また、主演の妻夫木について「意外に主人公の砧みたいじゃなくて、大人っぽいというかしっかりした人。だからちょっと砧役はどうかなって思いはあったんですが、やってみたら意外とドンピシャでした」と話したほか、本作で強烈な印象を放つ河島役を演じた高嶋政宏について「高嶋さん自身、河島役を演じるにあたり、色々と調べてくれていましたし、「河島は任せます」と(笑) 高嶋さんは『もう、この役は僕にピッタリなんですよ』ってずっと言ってました(笑) 動きや表情、コスチュームまで、ほぼ全部高嶋さんのアイデアですね!」と笑顔で答えてくれた。『スマグラー おまえの未来を運べ』10月22日(土)全国ロードショー※高嶋政宏の「高」は、正しくは「はしご高」になります。(c)真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会
2011年10月19日プロボクサーを思わせるような細身だが強くしなやかな肉体と、繊細でどこか憂いを感じさせる眼差し。そういえばデビュー作『キッズ・リターン』(’96/北野武監督)で彼が演じたのはボクシングの世界でのし上がり、やがて挫折を知る若者だった。あれから15年、安藤政信は36歳になった。運命の皮肉か、必然か?ここ数年、日本を離れ、巨匠チェン・カイコー監督の『花の生涯〜梅蘭芳(メイランファン)〜』を始め、中華圏の作品に立て続けに出演してきた彼が、4年ぶりの日本映画出演作『スマグラー おまえの未来を運べ』で演じるのは、“背骨”という異名を持つ中国人の冷徹な殺し屋。憧れの石井克人監督作品、久々の日本の現場で彼は何を考えたのか――?死を与える“背骨”に光を当ててやりたかった「4年は長すぎですね」とポツリと漏らす安藤さん。久々の日本映画出演を決めた何よりの理由は石井克人監督の存在。『鮫肌男と桃尻女』や独創的なCMに安藤さん自身、ずっと魅了されてきたという。「『鮫肌…』以降、とにかく石井さんと一緒に仕事がしたいという気持ちだけでした。漫画の原作を知っていたわけでもないし、何なら『スマグラー』じゃなくてもよかった(笑)。三池さんの『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』以降、日本の人たちにとっては僕の存在は止まったままになっているから、見てもらいたいという気持ちはありました。日本映画のオファーがなかったわけじゃないんですよ。ただ、自分を見せられるような役はなくて…正直、自分じゃなくてもいいんじゃないかっていうものばかりで『だったらやんねーよ』と。そんな中で、石井さんからお話をいただいて台本が来て、背骨の役だけが決まってなかったんですよ。こんなにも石井さんのことが大好きなスタッフや俳優がいる中で、こんな大事な役がひとつだけ空いていて、それを石井さんは自分にオファーをくれた。これは断るべきじゃないなと思いました。すごくスキルが必要な役だし、背骨がブレたら映画も壊れるくらい責任のある役だけど、絶対に見せられるという自信もありました」。背中には自らの通り名となっている不気味な背骨の入れ墨を施し、鉄ヌンチャクで相手を叩きのめす“背骨”。生と死の境界に立って相手に容赦なく死を与える一方で、生とは何か?死とは何か?と深く思いを巡らせるミステリアスな一面も持つ。「原作を読んだときに、背骨に対して人間的な温度をあまり感じられなかったんです。だから自分が演じる背骨は、もっと感情的で人間的な豊かな心を持った人物にしたかった。背骨自身もよく分かってないところがあると思うんです。『死も生も愛もおれは知らねぇ』って言うところがあるけど、この映画で一番、愛や生を考えて、そこに直面しながら生きてきて、人を愛することだってあんなに知っているじゃないかって僕は思ってました」。背骨の内面に渦巻く死生観について「僕自身、ずっとそういう風に感じてきた」と安藤さん。共感というよりは同調(シンクロ)。かつての自分をぴったりそこに重ね合せるようにしてこんな言葉で思いを明かす。「何なんでしょうね…僕自身、この映画の背骨のように“闇”のようなところにいるという感覚はすごく強くありました。最近は死や闇と決別して、生の方向に引っ張られるような感覚で生きていけるようになったけど…。もっと若い頃は全部ゼロにするというか、死ぬということが次の始まりのようにも感じていて、いまの状況を全て終わらせて次に進むには死ぬしかないんじゃないかって考えたり。10代や20代の頃、自分で写真を撮ってフォトストーリーを思い浮かべたりすると、その中で必ず誰かが死んでたりしてましたからね。永瀬(正敏)さんとはその頃から一緒に写真を撮ったりしていて、永瀬さんに僕が作ったフォトストーリーに出てもらったこともあったけど、そのときの物語も永瀬さんがひとりの女の子を殺してしまうというお話でした。何でだろう…?死というものにばかり意識が行ってましたね。だから、背骨の思いやあの荷台でのシーンもすごくよく分かるなって思いました。ただ、最終的に背骨も生の方向に引っ張られたんじゃないかと思います。いつもどこかで光を浴びたいと思っていて、暗闇におびえてる男だったので、自分が演じる中で少しでも光を当ててやれたらという思いもありました」。「30を過ぎてから、感情が豊かになった気はするかな」名前が挙がった永瀬さんとは共に『さくらん』に出演しているが、ここまで本格的な共演は初めて。久々の共演となった妻夫木聡さんとのやり取り同様、90年代からゼロ年代にかけてミニシアターに足を運んだ者にとっては彼らが対峙する姿を目にするだけでもワクワクさせられる。「永瀬さんは自分も映画で観て憧れてきた人。『キッズ・リターン』以降、一緒に仕事はしてないのにずっとかわいがってもらっていたんです。この人と一緒に芝居したいとずっと思っていたので、現場でようやく対面したときはすごく嬉しかった。本当にうまい人で全てを吸収してくれる感じ。全てを受け止めてもらおうという気持ちでした。妻夫木さんとも『69 sixty nine』以来で久しぶりに一緒にできた。あれ以降、あいつは映画でもドラマでもトップの位置にいて、あいつの存在ありきで企画が動くほどの存在になっていて、年下だけどすごく尊敬してる。だから妻夫木さんを見に来る人にもいいアピールができるようにという気持ちでしたね」。全身を駆使しての激しいアクションも見どころのひとつ。現場で肋骨を折るというアクシデントもあったが、準備期間1か月、撮影1か月という短期間で仕上げたとは思えないハイレベルのパフォーマンスを見せている。「元々、体を使ってやるのは好きなんです。デビュー作からボクシングのシーンは本当に殴り合ってましたから(笑)。ただ、今回は裸だったので全てをリアルに受けるしかなかった。普通はあり得ないですからね、俳優が裸で蹴り入れられるところを引き(※全身が映るカメラアングル)で撮影するって(苦笑)。去年撮影した台湾映画などは10か月程かけて撮影していたし、改めて1か月の準備、1か月の撮影で終わらせる日本映画ってすごいなと思いました」。「現場で誰も携帯切ってなくて本番中に平気で鳴ったりしてた(笑)」という中華圏の現場での経験は確実に俳優・安藤政信に新たな視野をもたらしたようだ。改めて、鮮烈なデビューから15年を経ての自らの変化について聞いてみた。「どうでしょう、あまり変わってない気もするし…(笑)。でも30を過ぎてから感情が豊かになった気はするかな。敏感になったし、人を許せるようになったというか。10代とか20代の頃は他人を許せなかったのが、もっと受け入れられるようになりました。演技の温度ももっと高くなっていると思うんだよね。攻撃的に行って傷つくのではなく愛の方向に向かっていくような…」。少し照れくさそうに語る安藤さん。時に激しく、時に優しく。鋭さと温もりをもってこの男の中で静かに燃え続ける炎を感じてほしい。(photo:Toru Hiraiwa/text:Naoki Kurozu)■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:高額の運送バイトの実態は…『スマグラー』手ぬぐいを5名様にプレゼント鈴木えみ、人生初ゴスロリ衣裳に「上がりました!」安藤政信、肋骨を骨折するほどの熱演!4年ぶり邦画への強い思いを語る妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?
2011年10月19日映画『スマグラー おまえの未来を運べ』のスピンオフドラマ「スマグラー おまえの役はどれ?」(LISMOドラマ!)の撮影が10月8日(土)に行われ、鈴木えみがゴスロリファッションの高利貸しを怪演するさまが公開された。映画は「闇金ウシジマくん」で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の代表作を実写化。借金を背負った青年が裏社会のワケありの運送屋となり、事件に巻き込まれていくさまが描かれる。LISMOドラマ!として配信されるスピンオフドラマでは、映画以前の物語が展開。妻夫木聡を始め、永瀬正敏、我集院達也、テイ龍進らが演じる登場人物たちの過去が描かれる。鈴木さんは映画の中で松雪泰子が演じる闇社会の便利屋の社長・山岡の妹・白羽(しらはね)役で、ゴスロリファッションに身を包んで高利貸しに精を出す。事前に映画本編を鑑賞し「松雪さんの演技に注目して、そのDNAを引きずるイメージで演じました」と明かす。「元々、コスプレが好き」と言う鈴木さん。ファッションモデルとして活躍するが、実はゴスロリは初体験ということで「メイクさんと相談して口紅も黒寄りの赤にしてもらって、ダークな気持ちになりました。普段、なかなかできないので(テンションが)上がりましたね」と笑顔を見せた。女優、モデルとしての活動に加え、自身が編集長を務める「s’eee」(SDP刊)が発売されるなど活躍は多岐にわたるが「モデルはやれるところまではやりたいです。今回、久しぶりにお芝居をやりましたが、機会があればやりたい。すごいラブストーリーもやってみたい」と野望を口にする。映画について「安藤(政信)さんがとにかく強い。ときめく…というより感動に近いです。最後の38分間の拷問、タイマンは、こっちの頭がおかしくなりそうなくらいすごかったです」と強い男たちが繰り広げる壮絶シーンを絶賛。一方でスピンオフドラマに関しては「私は(映画)本編に出てないので、ぜひドラマで私を見てください!」としっかりと自らをアピールした。「スマグラー おまえの役はどれ?」は毎週金曜日、LISMOドラマ!で配信中。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より公開。「LISMOドラマ!」PCサイト■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:安藤政信、肋骨を骨折するほどの熱演!4年ぶり邦画への強い思いを語る妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」
2011年10月11日映画『スマグラー おまえの未来を運べ』で4年ぶりの邦画出演を果たした安藤政信が10月3日(月)、日本外国特派員協会(有楽町)で行われた記者会見に出席し外国人記者たちの質問に答えた。「闇金ウシジマくん」で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の代表作を原作に、多額の借金を背負った主人公が闇の運送屋の一員として働く中で、中国マフィアやヤクザの争いに巻き込まれていく姿を描く。「石井(克人)監督を敬愛していた」と語る安藤さんは、「新たな自分の代表作になった」と本作を自信を持って送り出す。演じたのは“背骨”という名の中国人の殺し屋で、その名の通り背中には背骨の入れ墨が入っており、激しいアクションも披露している。安藤さんは「石井監督と初めて会ったときに『凄まじいアクションが大事なシーンになるので、壊れない体を作ってくれ』と言われた」明かし、「1か月くらいしかなかったのですが、パーソナルトレーナーをつけて、中国語とアクションの2つの役作りを同時に行っていきました。(演じるときは)裸なのでごまかしが効かないし、シーンごとに傷も増えていった。実際にあばらも折りました」と苦労をふり返った。一方で「5年前の『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』からファンの中での僕についての思考は止まったまま。それを戻したくて、どんな痛みがあっても背骨という男を理解し、彼に光を当てたかった。何より僕自身、石井さんに光を照らしてほしかったので、何があってもやり抜く覚悟でした」と役者魂を見せつけた。この4年間、中華圏の作品で映画出演を重ねてきたが、邦画から離れたその歳月は本人も長いと感じているようで「石井さんがもっと早くオファーくれてたら…」と苦笑する一幕も。一方で「『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』の後、日本を離れて違う風景を見たいと思っていたときにチェン・カイコー監督からオファーをいただいた。その後、彼の作品に出たからこそ、中華圏の作品のオファーをいろいろいただいた。4年は離れすぎたとも思いますが、無駄ではなかった。この4年があったからこそ石井さんとも出会えたし、この役にも出会えた」と充実した表情。「痛みや挫折があっても、一歩踏み出せば光が見えてくる」と映画が描き出すテーマを自らに置き換えて語った。改めて本作について「日本にも海外にも自信を持って発信できる」と語り「これをきっかけにいろんな仕事をして、また海外に発信したい」とさらなる飛躍を誓った。詰めかけた外国人記者からは映画はもちろん、“背骨”というキャラクターを絶賛する声が寄せられた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年10月04日エンターテインメント性豊かな演出が国内外から高く評価されている石井克人監督の最新作『スマグラーおまえの未来を運べ』の完成披露試写会が9月22日(木)、東京・新宿バルト9で開催され、石井監督を始め、妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、安藤政信、高嶋政宏、我修院達也、テイ龍進という豪華キャスト陣が舞台挨拶を行った。妻夫木さんは長年、石井監督とのタッグを待ち望んでいたといい「もう最高ですね!今回はオファーをいただいた瞬間に『やる』と決めました。とにかく五感で感じてもらえれば…。スカッとしますが、観終わったらご飯は食べづらい映画かも」とアピール。一方の石井監督は「基本、アクションエンターテインメントですが、ある種ホラー。心の準備をしてもらえれば」と意味深に語った。主人公は妻夫木さん演じるフリーターの涼介。誘われるままに儲け話に乗り、逆に多額の借金を背負ったために“日給5万円”という危険な裏稼業に手を染める。“スマグラー”と呼ばれるその仕事は、死体の運搬処理だった。たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの世界に飛び込んだ涼介の身にさらなるトラブルが襲いかかり…。原作は「闇金ウシジマくん」(小学館刊)で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の連載作品「SMUGGLER(スマグラー)」。妻夫木さんは「冒頭は『こいつ、ダメだなぁ』という第一印象を抱いてもらいたかったので、役作りはとにかく不摂生すること。毎日眠らずダラダラ過ごして、食事のバランスも悪くしました。おかげでいい具合に顔がむくんで(笑)」と仰天エピソードを披露。スマグラーのリーダー的存在を演じる永瀬さんとは10年来の友人ながら、今回が初めての本格的な共演で「やっと実現できてうれしいですね」と大喜び。一方の永瀬さんも「ずっと努力を見てきたので、感慨深いですね」と少し照れくさそうだった。松雪さんはゴスロリファッションに身を包む闇社会の便利屋の社長・山岡役で「楽しませていただきました」とご満悦。また、妻夫木さんと安藤さんは『69 sixty nine』以来の共演で「妻夫木とはいい関係ができていたので、『今回もいい映画にしようぜ』的なメールを送った」(安藤さん)、「してないでしょ!」(妻夫木さん)と丁々発止のやり取りで会場を沸かせた。高嶋さんは妻夫木さんを相手に、拷問シーンを怪演!「妻夫木さんの表情がいいんですよ〜。だから僕もどんどんのめり込んで、遠慮せずバンバンやらせていただいた」と妻夫木さんにホレボレ(!?)していた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年09月22日妻夫木聡が石井克人監督と初タッグを組む映画『スマグラー』(仮題)の撮影現場がこのほど、初公開された。ドラマ化もされた「闇金ウシジマくん」などで知られる人気漫画家・真鍋昌平が2000年に発表した同名作品の映画化で、借金を抱えた役者志望のフリーター・砧涼介(妻夫木さん)が借金返済のため、死体や法律に触れるものばかりを扱う運び屋・スマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者)のバイトを紹介され、死と隣り合わせの世界に踏み込む物語。スマグラーは砧を含む3人組で行動し、ほかに仕事を取り仕切る通称“ジョー”こと花園を永瀬正敏、花園と長く行動している相方の通称“ジジイ”を、石井作品常連の我修院達也。ほかに裏社会の女社長役に松雪泰子、やくざの田沼組組長の若妻役で満島ひかり、チャイニーズマフィアの最強の殺し屋・背骨役で安藤政信らが出演する。撮影は、11月から今月6日(月)までに、千葉・木更津市内を中心に関東近郊で行われた。撮影中盤の11月26日(金)、ロケ現場が初公開された。妻夫木さん、永瀬さん、満島さん、我修院さんが蕎麦屋で食事をするシーンを収録。蕎麦をすすりながら、「前向きに…」と更生への思いをにじませる妻夫木さん演じる砧に、永瀬さん演じるジョーが「どっちが前か分かっているのか!」とぶっきらぼうながら温かみを感じさせる言葉を浴びせる。さらに砧はジョーから七味唐辛子を大量投入されながら食べてむせる、という場面。何回目かのテストと本番を合わせて、妻夫木さんは相当量の蕎麦をキッチリ美味しそうにすすり、大量の唐辛子を躊躇せず摂ってむせる迫真の演技を繰り返した。撮影を終え、妻夫木さんは、念願の初タッグが実現した石井監督について「現実的ではない中に現実的なものがある。ならではの世界を確立している。コミカルでファンタジックで心にくる…いろんな要素のあるおもちゃ箱のような映画を作る人」と寸評。「頭の中は理解できないけど、石井監督というおもちゃ箱の中で、僕というおもちゃを遊んでもらっている感覚」と恍惚の笑み。石井監督は妻夫木さんについて「すごく細かいことに気づく人で、すっごい助かりますね」と温かい視線を送りながらお返しした。さらに妻夫木さんは、10年近くにわたる親交があるという永瀬さんについて「2002年のJRAのCMで共演させていただいて、その前から共通の知人がいて仲良くさせていただいていました。ちゃんと本編でやるのは初めてです。今回、最初に拷問シーンがあったりと順撮りじゃなくて大変でしたが、なーさん(=永瀬さん)との関係性があったからイメージしやすく、クリアできた」と全幅の信頼を寄せた。永瀬さんも「男気があって柔らかなナイスガイ。現場を引っ張っていく感じ」と愛らしそうに見つめ、さわやかな男の絆をうかがわせた。『スマグラー』(仮題)は現在、編集作業中。来秋全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:スマグラー (仮題) 2011年秋、全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会■関連記事:妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2010年12月21日SMAPの木村拓哉が主人公の声を務めるアニメーション映画『REDLINE』のプレミア試写会が10月6日(水)、東京・新宿区の新宿バルト9で行われ、日米同時公開が決定したことが発表された。宣伝会社によると、アメリカではサンフランシスコ1館で8日(金)から14日(木)まで1週間にわたって特別上映され、年明けからスクリーン数(正確な数字は未定)を増やして公開される予定。試写会には木村さん、監督を務めた小池健、原作、脚本、音楽を担当した石井克人が出席し、“朗報”に木村さんは「いま、ここで初めて聞いたので『えっ?』って思いましたが、すごく嬉しい限りです」と驚きと喜びと入りまじった声をあげた。本作は、初恋の女性レーサー、ソノシーを振り向かせるために走り続ける純情男・JP(木村さん)が、5年に1度開催される命知らずのレーサーが集うルール無用のカーレースの祭典“REDLINE”に挑む姿を描く。MADHOUSE制作で、CG全盛のこの時代にあえて手描きアニメーションとして製作期間7年、作画枚数10万枚が費やされた。木村さんは「ポップアートが一瞬たりとも止まらず、ずっと動いていて、その中に表情や感情がある」と大絶賛し「このCG全盛のご時世に手作業で人間が作ったと知った状態で観ていただければ、あんぐり状態で世界観に圧倒されると思う」と熱く語った。声優陣はほかに、ソノシーを蒼井優、JPの幼なじみで天才メカニックのフリスビーを浅野忠信が演じる豪華布陣。木村さんは「蒼井優さん、ホントに魅力的なパワーを吹きこんでいる。蒼井さんのソノシーはヤバイです。浅野さん、蒼井さんお2人とも魅力的に声を吹きこんで、JPが引っ張られました」とこちらも絶賛。木村さんのJPについて小池監督は「アニメの中ではJPは優しいキャラなので、弱くなるかな?と思っていましたが、木村さんの声が入ったら、男っぽいさがあり色っぽさがあり、もちろん優しさも入っている。シビれました」と話していた。『REDLINE』は10月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:REDLINE 2010年10月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会■関連記事:ゲスト調整中!舞台挨拶付き『REDLINE』プレミア試写会に30組60名さまご招待浅野忠信、木村拓哉らが声優参加!『REDLINE』試写会に25組50名様ご招待疾走感全開!木村拓哉、蒼井優らが声優務める『REDLINE』予告編が到着木村拓哉、革ジャン&リーゼントで疾走?蒼井優、浅野忠信とボイスキャストで共演
2010年10月06日『パプリカ』や『サマーウォーズ』を手がけたアニメスタジオ・マッドハウスの最新作『REDLINE』の特別映像が公開され、腕利きのアニメーターたちが“手描き”で作り上げた驚異の映像世界の一端が明らかになった。主人公JPはレースの腕はピカ一だが、恋するソノシーに告白すらできない超純情野郎だ『REDLINE』は、未来世界を舞台に、四輪での走りにこだわる純情男JPが、史上最悪の軍事国家で開催されるレース大会“REDLINE”に挑む物語。7年の製作期間と10万枚の作画を投じて“CGでは生み出せない手描きアニメーションの生み出す誤差と歪み”にこだわり抜いた本作。『アニマトリックス/ワールド・レコード』で世界にその実力を証明した小池健が監督を、『PARTY7』『茶の味』の石井克人氏が原作・脚本・音響監督を務めたほか、実力派アニメーターたちが集結。木村拓哉、蒼井優、浅野忠信、我修院達也、青野武、堀内賢雄らバラエティに富んだ声優陣の起用も話題を呼んでいる。このたび公開された特別映像は、劇中でJPが出場するレース大会“REDLINE”が開催される地“ロボワールド”の様子が描かれたもの。映像は1分弱の短いものだが、CGでは決して表現できないキャラクターたちの微妙な動きや、影を完全に黒で塗りつぶしてしまうアメリカン・コミックのような絵柄、そしてキャラクターと背景の質感を統一することよって生み出される独自の映像世界の一部を堪能できる内容になっている。『REDLINE』10月9日(土) 全国ロードショー(C)2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会
2010年09月16日木村拓哉、蒼井優、浅野忠信をはじめ、錚々たる俳優たちが声優陣に名を連ね話題を呼んでいる、石井克人原作・脚本によるアニメーション映画『REDLINE』の予告編映像がこのほど解禁となった。『時をかける少女』、『サマーウォーズ』などの傑作を世に送り出し、つい先頃、海外ドラマ「SUPERNATURAL」のアニメーション版を手がけることも発表されたクリエイティブ集団「MADHOUSE(マッドハウス)」の下で、7年もの製作期間をかけて手描きで作り上げられた本作。予告編の冒頭にも出てくるように、舞台は遠い遠い未来。5年に一度開催される、宇宙最速を決める祭典“REDLINE”での優勝を目指すレーサーたちの熱き戦いが描かれる。残念ながら木村さん、蒼井さん、浅野さんらが演じたキャラクターのセリフ部分はこちらの予告編では登場しないが、特徴的な深い色味を帯びた世界観に激しく響き渡るエンジン音――これだけで見る者の胸を高鳴らせる。3人のほかには我修院達也、岡田義徳、津田寛治など、浅野さんと共に石井監督作『PARTY7』に出演した俳優たちが声優として参加している。ちなみに、監督を務めているのは同じく『PARTY7』でオープニングのアニメーションを手がけ高い評価を得た小池健。世界が認めたトップクリエイターたちによって、夢のマシンが動き出す!まずは予告編で映画の疾走感を存分にご体験あれ!映画『REDLINE』は10月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:REDLINE 2010年10月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会■関連記事:木村拓哉、革ジャン&リーゼントで疾走?蒼井優、浅野忠信とボイスキャストで共演
2010年08月11日木村拓哉、蒼井優、浅野忠信がマッドハウス制作によるアニメーション映画『REDLINE』でボイスキャストを務めることが発表された。『茶の味』などで知られる石井克人が原作、脚本、音響監督を担当するこの『REDLINE』。『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など数々の名作アニメを手がけてきたクリエイティブ集団、マッドハウスが7年もの時間を費やして制作、その作画枚数はおよそ10万枚!CG全盛のこの時代に、あえて手描きによって作り上げられた。物語の舞台は未来。主人公は、四輪がエアカーに変わろうとする時代に、あえて四輪で走り続けようとする“愚か者”JP。本気で走るかっこよさを教えてくれた初恋の相手・ソノシーにもう一度会うためにJPは走り続ける。“REDLINE”は5年に一度開催される、宇宙最速を決める祭典。ソノシーへの想いを胸に、かつての相棒で天才メカニックのフリスビーと再び組んで優勝を目指すJPだったが…。トップクリエイターたちの競演に賛同する形で今回の豪華ボイスキャストが決定!木村さんは革ジャンにリーゼントの純情野郎・JPを、蒼井さんはJPの初恋の相手で、夢を追いかける少女・ソノシーを、そして浅野さんはJPの幼なじみでメカニックを担当するも、不本意ながらもJPを裏切る状況に追い込まれ葛藤する、哀愁漂う男・フリスビーを演じる。石井さんは、木村さん、蒼井さん、浅野さんの起用について「木村氏に関しては、『世にも奇妙な物語』やSMAPのPV、8年くらいずっと演出していたCM(富士通のFMV)で見ていて、『この人は本当にカッコイーなー。本当にスゴイ人だなー』と漠然と思っていて、一生に一度でいいから自分たちの創る映画に出演してほしいなぁと思い、オファーをしましたところ、快くOKをいただきました。浅野くんに関しては、『鮫肌男と桃尻女』、『PARTY7』、『茶の味』と出演していただき、毎回、そのスバラシイ才能に助けていただき、今回初の声優をぜひ!この作品で!ということでオファーいたしました。蒼井さんにいたっては、全く出演していただいたことは過去になかったのですが、色んな出演作を観てまして、この女優さんはスゴイ才能の持ち主だなーとずっと思ってまして、ぜひ僕らの映画のヒロインをやってほしい!とオファーいたしました。いずれにしろ、日本で最も大好きな役者さんたちです。主演していただき、心から感謝しています」とそれぞれ説明し、最後に「とにかく3人の初共演を、一度でいいから生きてるうちに、この眼で見たかった!というのが最大の理由です」と付け加えた。木村さん、蒼井さん、浅野さんが魅力的なキャラクターたちにどのように命を吹き込むのか?熱き疾走の果てに彼らはどこへ辿り着くのか?『REDLINE』は10月、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:REDLINE 2010年10月、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会
2010年06月14日タレント、南明奈が2月21日(日)、HMV渋谷でDVD主演ドラマ「いちごゼミナール」の発売記念イベントを行い、可愛く写真に写る方法を伝授する“アッキーナゼミナール”を開校した。ピンク縁のメガネをかけて“アッキーナ先生”に扮した南さんは、「まずやっぱり内股が大事です」と左膝を曲げて腰をクネッ。さらに「あとは、小顔効果を狙って、ピースサインで顔を隠す」と言いながらピースした両手を両頬にくっつけて首を傾げ、アッキーナ流の可愛く写真に写るポーズをキメてみせた。同DVDは、個性的な講師陣が教鞭をとるいちごゼミナールを舞台にした学園コメディドラマで、南さんは女子学生役。この日も、ミニスカ制服姿で登場したが「童顔なのでまだいけるかなと思いますけど、気持ち的には少し恥ずかしくなってきました」。劇中では、マドンナ的存在だが、自身は「マドンナの時代は1回も来ないまま、学生時代が終わってしまいました」と苦笑いを連発。一方で、現在開催中のバンクーバー五輪については「TVで見て応援するしかないですね。頑張れニッポン!」とガッツポーズで現地の選手団へメッセージを送っていた。DVDドラマ「いちごゼミナール」は東宝より発売中。「いちごゼミナール」DVD発売元:KDDI、ROBOT、東宝販売元:東宝価格:2,940円(税込)発売中(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:茶の味 2004年7月17日よりシネマライズほか全国にて公開©2003 「茶の味」製作委員会■関連記事:【釜山レポート04】石井克人監督、女性ファンにタジタジ
2010年02月21日