わが家には現在4歳になる双子の息子たちがおり、特に新生児期にはたくさんの人に声をかけてもらい、かわいがっていただきました。しかし、中には言われて傷ついてしまった言葉もあります。今回は私が言われて嫌だった言葉を、ランキング形式でご紹介します。第3位:「愛情が半分こでかわいそう」散歩中に、道端で出会った高齢の女性に言われました。本当にかわいいわが子たちですが、双子のため、ひとりにだけ付きっきりで過ごすわけにはいきません。 「たくさん構ってあげられなくてごめんね」と常日頃、罪悪感を抱いていただけに、そこを指摘されると傷口に塩を塗られるようなつらさを感じました。 第2位:「男女だったらよかったのにね」親戚の方、他何人かに言われました。わが家の双子は一卵性で、一卵性双胎はそのほとんどが同性で生まれてきます。 私も双子を授かるまでは知らなかった知識ではあるのですが、そのことを言われるたびに説明するのがとても面倒に感じました。 併せて「男の子2人は大変だね!」と言われることも多く、それもいい気持ちはしませんでした。 第1位:「2人一度で済んでラクだね」職場の先輩に言われた一言です。わが子たちは双子特有の病気である双胎間輸血症候群により早産児となり、長期入院しました。そして退院後、私は不眠不休の双子育児に追われ、その過酷さは筆舌に尽くしがたいものがあります。 双子を妊娠・出産することのリスクや双子育児の過酷さを完全に度外視したこの発言に、私は大いに傷つき、怒りすら覚えました。 当時は双子育児の大変さに精神的にも肉体的にも追い詰められていたため、本当に何気ない一言に傷ついてしまうことが多々ありました。自身が経験していないことを理解するのはとても難しいことなので仕方ないのかなと、今なら思うことができるのですが……。子育て中の方への言葉は、いつもより慎重に選んだほうが良いのだと身に染みて感じたのでした。 イラスト/森田家著者:木下うめ子
2023年11月27日私は、3人きょうだいの中で育てられ、当時は母親=専業主婦で、「子どもは母親が面倒を見る」という家庭が多かった時代。そのため、私は当時では一般的な、年少からの保育園入園を経験しました。しかし、わが子3人は全員0・1歳児クラスで入園しています。そんな私に、実母が放った言葉は……。乳児から保育園に預ける私を諭す母3人の子どもたちを乳児から保育園に預ける私に、「こんなかわいい時期、今しかないよ~」とやんわり言ってくる母。もちろん悪気がないことも、子育てを終えた母にとって幼少期がいかに貴重でかけがえのない時間であるかも理解できます。 しかし、子育て真っただ中の私は、その言葉を聞いてショックを受けたと同時に、自分のことを否定されたようでとても悲しかったです。そのときは、「そうだね~」「感じ方は人それぞれだからね~」と返事しましたが……。 今から8年前の当時は子どもを預けて働く理由が自分でもよくわかりませんでしたが、今ならわかります……。働く理由は人それぞれですが、私の場合は、かわいいかわいいわが子であっても、2人きりでいることに限界を感じていたから。私は孤独な育児に耐えられなかったのです。 “子育てのかたち”は人それぞれもちろんわが子はかわいいですが、子どもとの向き合い方は人それぞれだと私は思います。「子育て」とひとくくりにされますが、大変と感じる場面や時期は異なり、そもそも比較する対象ではありません。 子育てしていたころの実母も、本当は私と同じように葛藤しながら毎日頑張ってくれていたのかもしれません。それでも、「大変だよね」「疲れちゃうときもあるよね」と、一言でいいから私に寄り添ってくれる言葉が欲しかったな……と思うのです。 最初のころは、母の発言に適当に「そうだね~」と返事をしていました。しかし、母に対して「いろいろな考え方の人がいることを知ったほうがいい」という気持ちにもなり、最近は「感じ方はみんな違うからね」とさらっと伝えることも増えました。 今は、仕事で自分の居場所を見つけ、イキイキとした日々を過ごせています。子どもを育てるためには、親の心と体が元気であることが一番だと私は強く思います! 月日が経てば、大変なことも良き思い出となって、当時はかけがえのない時間だったと感じるのかもしれません。もしもいつか、子どもたちに赤ちゃんが生まれたときには、子どもや孫にとって、気持ちに共感できる、寄り添えるおばあちゃんでいたいなと思います。 イラスト/ななぎ著者:小林 芽衣
2023年11月26日4歳の女の子と生後5カ月の男の子を育てています。まだ2人目が生まれる前、長女が1歳半のときのことです。歩くことで行動範囲が広がってきた娘と夫で、2人で出かけることが増えてきました。2人でおでかけしてくれるのはとてもありがたいのですが、帰宅後に時々夫が言う言葉に内心イラッとしていました。「水筒入ってなかったよ」にイラッ休日に娘と夫が2人で出かけられるようになり、私は念願だったひとりきりの時間を謳歌し大満足だったのですが、だんだんと夫のある言葉が気になるようになりました。それが「水筒が入ってなかったよ」というひと言。 そのときによってタオルだったり、お菓子だったりしますが、「○○なかったよ」とか「○○入ってなかったからコンビニで買った」と言われるたびに内心イライラしていました。 何で私が準備してるんだ?まだ1歳半の娘はおむつも必要でしたし、着替えも必要。アレルギーがあるのでお菓子やお昼ごはんなどの食べる物も用意して行かなければいけないし、水筒の準備もあります。最初こそ、夫が娘とのおでかけに慣れていないだろうと思って私が準備をしていましたが、何度かおでかけをしていれば、その際に必要な物は夫自身がわかってくるはずです。 「どうして夫が娘と遊んでくるのに、私が準備しなければいけないんだ?」と思い、それに追い打ちをかける「○○入ってなかったよ」の言葉に小さいイライラが溜まっていきました。 夫が当事者意識を持つための言葉しかし「あなたが準備してよ」と面と向かって言うと衝突しそうだと思った私は、言葉がけで夫の意識改革を試みてみることに。例えば私が準備をしたときには「最終確認お願いね」と最終チェックを任せたり、私が準備する前に「もう準備は終わってる? 私やることある?」と夫が準備をする前提で声をかけてみたりしました。 また、「○○入ってなかったよ」と言われたときには、「え? 確認していかなかったの? ごめん私もチェックしてなかった」などと返すように。できるだけ明るく、嫌みにならないように心がけました。その結果、夫の当事者意識が強くなり、見事「○○入ってなかったよ」が、「○○持って行くの忘れちゃった」に変わりました。 2カ月も経てば、夫はおでかけの準備を完璧にできるようになっていました。イライラした気持ちを伝えたら、もしかしたらお互い嫌な気持ちになっていたかもしれません。徐々に言葉を変えていくことで円満に夫へのイライラを解消できました。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年11月25日0歳と2歳の子ども2人を連れて近くのショッピングモールへ出かけたときのことです。なかなか子どもたちが昼寝をしなかったので、気分転換も兼ねて行ったのですが、私は後悔することに……。どうしたらいいの…目的のおむつを買うと、レジの近くはおもちゃ売場。会計中に、長男は見本の車のおもちゃで遊び始めました。すぐに飽きると思っていたらまさかの1時間が経過。さすがにしびれを切らして売場を離れようとすると、長男が泣いて暴れ回り、状況は悪化……。 何とか説得し立ち上がったと思ったら、今度は隣のゲームコーナーへ。私の制止も振り払い、とにかく目を輝かせ次から次へと走り回り、また1時間が経過しました。「いい加減にして!」と怒るとまた泣いてしまい……。「帰ろう」と言って長男の手を引っ張ると、私の手を振り払って、また最初の車のおもちゃの前へ走り去りました。 私はわが子を制御できず、振り回されてしまう自分が腹立たしくなったのと、予定通りに動けなかったことに対して悔しい気持ちに……。すると、恥ずかしいことに涙が出てきてしまい、その場で泣いてしまったのです。 子どもを連れて予定どおりに買い物を済ませるのは至難の業だと感じた出来事でした。この日から、子どもが誘惑されるような場所には近づかない、時間と気持ちに余裕がないときは家で過ごすなどを心がけています。 作画/ぽよ母著者:碓井晴乃年子の男の子2人を育てるアラフォーママ。イヤイヤ期真っ盛りの2歳長男、ハイハイでどこまでも突き進んでいく自由奔放な0歳次男に、日々振り回されています。
2023年11月25日保育士の中田馨さんが、子どもの食事のお悩みについて詳しく教えてくれました。「なかなか食事を食べてくれない」「立ち歩いて食べてしまう…」など、子どもの食事に関する悩みは尽きませんよね。じょうずに楽しく食事する方法についても教えてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。子育ての悩みの中で、上位に上がってくるお悩みのひとつに「食事」があります。食べることは「生きること」につながるので、元気いっぱい大きくなってほしい!と願うパパやママにとって重要な位置に占めることだと思います。今回は、そんな食事周りの事のお悩みのお話です。 うちの子、完食しないんです…「食卓に出した食べ物を全部食べてほしい!」と思うのは、親としての思いだと思います。私も、今でも「できれば、全部食べてほしいな」という思いを持っています。しかし、離乳食期の赤ちゃんも幼児食期の子どもも、残すときは残すものなのです。 そもそも大人も食べる量は人それぞれです。食べる量は日によっても変わります。それは子どもだって一緒です。と思ったら、今日出した食事量がその子にとって適量か?と言われたらそうではないですよね。「完食してくれるとうれしいけれど、必ずしも完食しなければいけないわけではない」ということです。 もし、毎回半分くらい残るなら、最初から半分に減らして食卓に出せばいいのです。「また半分残した……」という気持ちになるくらいなら、半分の量を「全部食べたね」と食べられた喜びを感じることのほうが親子共に幸せですよ。 うちの子、立ち歩いて食べるんです…自分で動けるようになってくると、さまざまなものに興味を持ち、食事中だとしても、立ったり歩いたりする時期があります。「座りなさい」と座らせてもすぐに立ち上がるので、「追いかけて食べさせている」というお話を聞くことがあります。気持ちは、とても分かるのですが「追いかけて食べさせる」ことは、お行儀の問題ももちろんありますが、それ以上にとても危険なのでやめてください。 消費者庁からも「食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。」という資料も出されています。 食事中に立ち歩いたら「座って食べようね」と椅子に座らせる。を繰り返します。何度も何度も繰り返すことで「座って食べる」ことが習慣になります。子どもの安全を守るためにも、子どもに負けない気持ちをもって、根気よく伝えていきましょう。 食事周りのお悩みは尽きないかもしれません。我が家も中学生の娘が急に「魚キライ」になったので(ビックリ!)。いかに克服するか、気長に取り組んでいる途中ですから! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月25日警戒心が強く、他の犬や猫を受け付けないわが家の猫。「赤ちゃんが生まれたらどうなるんだろう、仲良くやっていけるだろうか」と、妊娠中はずっと不安でした。そして無事に娘が誕生し、母子一緒に退院。「感動の初対面!」……とは程遠く、大きな声で泣く娘におびえる猫。挙句の果てに、環境の変化に驚いた猫は体調を崩してしまいました。猫が少しでも早く娘との暮らしに馴染めるように、わが家で実践したことをご紹介します。録音した娘の声を退院前に猫に聞かせた猫を飼っている先輩ママから「退院前に猫に新生児の泣き声を聞かせておいたらスムーズに同居できた」という体験談を聞き、わが家でも実践。生まれたての娘の泣き声を夫に送って、猫に聞かせておいてもらいました。 そして退院後、自宅で猫と娘がいざ対面しましたが……泣きわめく娘が未知の生命体に見えたのか、猫はひどくおびえてしまい、退院から3日後、ついにストレスで吐いてしまいました。 娘が寝ているときに猫を抱きあげて近づく初めての育児で手いっぱいのところに猫の看病が重なり、私の体力は限界。先輩ママの方法が私の猫に通用しなかったため、夫と一緒にわが家なりの対策を考えました。そこで、娘が寝ているときに、私や夫が猫を抱いて娘のそばに寄りました。 はじめは少し遠くから眺める程度、徐々に近づいて、猫の心臓がドキドキしてきたところで中断。何度も猫を娘に近づけていくうちに、「寝ている赤ちゃんは怖くない」と理解できたのか、娘が寝ているときは猫も安心していつも通り過ごせるようになりました。 娘が泣いたら猫におやつをあげる娘が寝ている間は穏やかに過ごせるようになった猫。ところが娘が泣き始めると一転、全身の毛を立てて警戒します。そこで、猫が娘の泣き声に驚いて部屋の隅に逃げるたびに、私が猫におやつを見せて娘のそばに誘導してみることに。 おやつにつられて泣いている娘の近くに一歩、また一歩と近づいてくる猫。次第に猫は娘のいる環境に慣れてきて、娘が寝ていようが泣いていようが、穏やかに過ごせるようになりました。 猫を抱っこで娘に近づけたり、おやつを使って娘の近くに誘導したりしたことで、猫は自然と「赤ちゃんのいる環境」に馴染むことができました。そして猫が赤ちゃんの存在に慣れることで、娘も猫を怖がらずに済んだように思います。 生後3カ月の現在、猫を見てもノーリアクションの娘ですが、そのうちハイハイできるようになってくると猫を追いかけまわしたりするんだろうかと想像できない毎日が続きそうです。家族の一員である猫をこれからも大切にしつつ、育児に励んでいきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:こさい れい0歳女児の母。元テレビ番組ディレクター。フランスで育った自身の経験をもとに海外生活、旅行、子育てについて執筆している。
2023年11月25日私は、4歳の長女と2歳の長男を育てています。今回は、4歳の娘が通っている幼稚園のママとのトラブルについてお話しします。娘が年中クラスに上がって1カ月ほどが経ったとき、同じクラスの女の子に嫌がらせをされていると話してくれました。すると女の子のママがまさかの態度をとってきて……。クラスの女の子から嫌がらせ!?4歳の娘が年中クラスに上がって1カ月ほどが経ったときに、ある女の子について話してくれました。娘の話によると、その女の子が嫌なことをしてくるのだそうです。 例えば、娘が作った作品を「かわいくない」と言ったり、娘が水筒でお茶を飲んでいるときにわざと水筒の底を押したり……。 私は娘がされたことについて、担任の先生に相談しました。先生は、私の娘が女の子に嫌がらせをされていることは認識していなかったようで「今後、注意して様子を見ます」と言ってくれました。 相手の子のママに会うと…その後、先生から女の子のママへ伝えてくれたのか、女の子が娘について言及したのかわかりませんが、以前より女の子のママからの態度が冷たくなったと感じるように……。態度が冷たいと感じた理由は、私を避けるようになったり、立ち話をしなくなったりしたからです。 娘が嫌がらせをされて、どう対応をしたら良いか正解はわかりません。今でも女の子から意地悪なことを言われることはあるとのこと。しかし、娘は私が先生に話したことで、女の子の意地悪に気づいたときは注意してくれるようになり安心した様子です。 女の子のママには冷たい態度をとられるようになりましたが、私は今までと同じようにあいさつをしています。今後も娘の話に耳を傾けて、見守っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/森田家著者:本田りか
2023年11月24日実家に帰省する途中に、夫と2歳の子どもと3人でご飯を食べに立ち寄った定食屋さん。子どもは自分一人ではうまく食べられないので大人の手助けが必要です。いつもは外食と言っても結局バタバタになるのですが……!? 店員さんの神対応夫と子どもと3人で遠方にある私の実家に帰省する途中、ご飯を食べに立ち寄った定食屋さんでの出来事です。子どもが小さく、まだ一人ではうまくご飯を食べれないので、夫は定食を頼んで、私は子どもと一緒に食べられるようにミニうどん付きの定食を頼むことに。注文をお願いすると店員さんが、「お子さんにご飯食べさせるなら、お父さんとお母さんのご飯は時間差で持ってきましょうか?」と気遣ってくれたのです……! そのおかげで、夫の食事中に私が子どもにご飯を食べさせ、私の食事中は夫が子どもを見ることができ、夫婦2人とも出来立てのご飯を食べることができました。それから、時間のある時には家でも交代でご飯を食べるように夫が提案してくれて、落ち着いて食事を味わう機会も増えました。子どもにご飯を食べさせながらだと、どうしても大人の食事は後回しになってしまいがち……。店員さんのちょっとした気配りに感動しつつ、夫婦円満の秘訣さえも学んだ出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:yuuki emi
2023年11月24日現在2歳の娘は、卵と乳のアレルギーがあります。病院での負荷試験などを経て、今は少しずつ卵も乳製品も食べられるようになってきましたが、1歳のころはまだどちらも一度も口にしたことがありませんでした。そんな中、義実家に出かけたときに義母が娘に乳製品を与えてしまうという事件が発生しました。アレルギーへの理解が低い義母娘は生後6カ月までには病院で血液検査を受け、卵と乳のアレルギーがあることがわかっていたので、早くから義実家には何度もアレルギーのことを伝えていました。しかし、義母が娘にくれるお菓子がアレルゲンを含む物ばかりだったり、一緒に食卓を囲んだときには娘のすぐ近くにアレルゲンを含む食べ物を置いたりして、義母はアレルギーへの意識が低いと感じてしまうこともしばしば。 それでも、その都度「これはダメです」と私が注意してきたので、娘が食べてしまうことはありませんでした。 目を離した隙にイチゴオレを飲ませた義母娘が1歳のとき、義実家に夫と娘と遊びに行った際、私と夫が少し席をはずしているときに事件が起きました。私が家の中に入ると、義母といた娘が「イチゴオレ」を手にして飲んでいるのです! それを見た瞬間サーッと血の気が引きました。慌てて駆け寄り、何を言うよりも先にイチゴオレを娘の手から奪いました。当然娘は大泣きですが、義母は何が起こったのかわからない顔。その義母に向かって「これ牛乳じゃないですか!」と思わず怒鳴りました。 娘は嘔吐し、すぐに病院へその後、娘には緊急用で病院からもらっていたステロイド薬を飲ませましたが、数十分後にはおう吐。この日は休日でかかりつけの病院が休みだったので、市の救急外来へ夫と急いで行きました。救急外来では抗ヒスタミン薬を注射され、そのまま安静に。数時間後に容体は無事安定。 イチゴオレを取り上げたときはまだ飲み始めで大量には飲んでいなかったこともあり、アナフィラキシーショックを起こすまでいかなかったのは幸いでした。けれどもこの数時間は本当に不安で、娘のそばにいながら私はずっと泣いていました。 これをきっかけに固くルールを決める目の前で孫が嘔吐したショックもあって、これをきっかけに義母は食品の原材料の見方について私に質問してくるなど、娘のアレルギーについて真剣に考えてくれるようになりました。 また、食べ物に関しては「私がOKを出したもの以外は食べさせない」と固くルールを設定。しばらくは義実家に娘を連れて行くのも怖かったですが、今はきちんとルールを守ってくれる義母がいるので安心して任せられます。 最初は義母にアレルギーの理解がなくても、私が目を光らせていればいいやくらいに考えていました。しかしそれには限界があるもの。もう二度としたくない経験ですが、これをきっかけに義母と意識をきちんと共有できてよかったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年11月24日娘は2歳の4月から保育園に通い始めました。保育園生活にも慣れたある日、娘の右手の甲が腫れるトラブルがありました。原因がなかなかわからず、保育園の先生と2回電話でやり取りをすることに……。その後、保育園の先生と病院で待ち合わせ、手の診察をすることになりました。中指がプラスチックカゴの穴にハマった!ある金曜日、いつもどおり保育園へお迎えに行くと、元気に飛びついてくる娘。しかし、右手の中指には傷テープが貼ってありました。お昼寝時になかなか寝つけず、プラスチックのカゴに手を入れて遊んでいたら抜けなくなってしまった、という話を先生から聞きました。 先生がカゴから少し力を入れて引き抜いたことで、中指をかるく擦ってしまったそうです。また、娘が痛がったため、念のため冷やしてくれたとのこと。私は異変にもすぐに気づいてくれた先生に対してありがたさを感じていました。 朝起きると手の甲が腫れている次の日は土曜日で保育園はお休みでした。朝起きると、娘の手の甲がぷっくりと赤く腫れあがっています。でも、本人は痛がる様子もなくいつも通りのやんちゃさで動き回っていました。「痛い?」と聞いても「痛くないよ!」と気にしていない様子。 昨日手がカゴにハマったことで、「軽いねんざのような状態なのかな?」と思い、元看護師の母に電話で相談したところ、「骨に異常があったら痛がるはずだから、冷やして様子を見れば?」とのこと。これ以上腫れてきたら病院に行こうと決めつつ、冷やしてみることにしました。幸い、腫れはひどくならずに落ち着いていきました。 骨に異常? 虫刺され?月曜日に、まだほんの少し腫れの残る手で登園した娘。連絡カードに、土日に手の甲が腫れていたけれど、だいぶ良くなったことを書き、その日はパパが送っていきました。10時ごろ保育園から電話があり、土日の娘の様子について確認されました。そして、手の甲の腫れがひどかったようなので、念のため病院で診てもらったほうがいいということに。保育園の先生と外科で待ち合わせて、娘と先生は保育園の車で病院にきたので、一緒に診察室へ。 レントゲンを撮ったところ、骨に異常がないことがわかりました。たまたま同じ日に虫に刺されて腫れたのではないか、という結論になり、塗り薬を処方してもらいました。診察料と薬代については、保育園で加入した保険から降りることになりひと安心。治りかけのケガにもかかわらず、保育園からとても丁寧に対応していただいて、恐縮する思いでした。 今回の怪我は大したことはなかったものの、ひとりで悩まずに早く保育園に電話で相談すればよかったと感じました。先生からも、休みの日でも何かあれば気軽に相談してくださいと言ってもらえて安心しました。先生とマメにコミュニケーションを取ることの大切さ感じ、今では家での様子をなるべく丁寧に伝えるように心がけています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:津崎 あぐり2歳女児を子育て中。大学卒業後、建築模型製作やガラス雑貨の販売を経験。趣味はステンドグラス製作。インテリアや育児などのライフスタイルについて執筆している。
2023年11月23日保育士の中田馨さんが、子どもに強く当たってしまったときの対応について詳しく教えてくれました。自分自身に余裕がなくて、子どもに大きな声で怒鳴ってしまった……冷たい態度をとってしまった……と落ち込んでしまうママやパパもいることでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。子どもに冷たい態度をとってしまったり、大きな声を出して怒ったり、頭をたたいてしまったり……などなど。日々育児をしていく中で、思わず子どもにやってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んでしまうことってありませんか? きっと、誰でもあるのではないかと思います。保育の専門家でもある私だって、わが子への対応には「ああ、失敗した!」と反省の日々です。そこで今回は、できるだけ避けたい子どもへの対応のお話をします。 どうして思わず、“やってはいけない対応”をしてしまうのか?本当は何度も言いたくないけれど(叱りたくないけれど)、子どもの態度を見ていると思わず“やってはいけない対応”をしてしまいます。どうして“やってはいけない対応”をしてしまうと思いますか? それは、親が子どもに「正しい行動をしてほしい」と思うからこそです。子どものことを思っているからこそなので、「正しい行動をしてほしい」と思うこと自体は決して悪いことではありません。なので、「思わずしてしまう、やってはいけない対応」を変えていければよいですよね。 私の場合、「思わずしてしまうやってはいけない対応」をしてしまいそうになる直前に、大きく息を吸い込みゆっくりと吐きます。つまり、深呼吸ですね。1回で足りない場合は2回、3回と繰り返します。そうすると“頭で考える暇”ができるので、「さて、どう対応しようか?」と考えることができます。また、前回同じようなことが起きた場合は反省した時に、「次は、こう対応してみよう」と改善策を自分なりに考えていれば、深呼吸の後の対応がしやすいものです。 やってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んだときは、落ち込むだけでなく次につながる改善策も考えてみるとよいですね。では次からは、具体的な例を挙げてみましょう。 子どもに冷たい態度を取ってしまったとき「子どもに冷たい態度を取ってしまった……」。子どもが何度も同じことを「なんで? なんで?」と聞いてきたり、サークル活動や習い事で、みんなの輪の中に入らずママにべったり……なんてときに冷たい態度をしてしまうことがあるかもしれませんね。 例えば、前者の場合、「なんで? なんで?」と聞かれることに疲れたのなら「なんでだと思う?」と聞き返してみてください。まさか聞き返されるとは思っていないので子どももびっくり! そして、子どもなりにその答えを導き出すはずです。また、後者の場合は「みんなの輪の中に入ること」が「正しい行動」と思うことを諦めてみましょう。今、子どもができていることを探すことのほうが、気持ちがラクになります。 例えば、みんながリズム体操をしているときに、ママの膝に座って体を揺らしていたら「この子なりに楽しんでいるんだ!」と感じることができれば心の余裕が生まれ、ママもきっとうれしくなるはずです。 大きな声を出して怒ってしまったとき「大きな声で怒ってしまった……」。大きな声を出すことは、子育てをしていたらあります! 例えば危険なことをした時や、お友だちを傷つけるようなことをした時は、とっさに大きな声を出して止めなければいけません。ここでママが反省してしまうのは、その大きな声を出すときに「感情的になっているかどうか?」ではないかと思います。必要以上に感情的になって大きな声を出したからきっと反省してしまうのですよね? 例えば、「いい加減にしなさい!! あなたは本当に……」と言いかけたなら、最初にお話しした深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して「〇〇ちゃん……」と言ってみてください。(いわゆる“どす”の利いた声です)。これは、かなり冷静に子どもに注意することができますよ。これができると、感情的に「怒る」ではなく、冷静に「叱る」ことができるはずです。一度お試しを! 子どもをたたいてしまったとき「子どもをたたいてしまった……」。子どもがあまりに言うことを聞かないので、思わずたたいてしまった。たたかれた子どもが痛いのはもちろんのことですが、たたいてしまった親の手や心も痛くなってしまいますよね。それこそ本当に“思わず”手が出てしまったのだと思います。 もしも、子どもをたたいてしまったときには、そのままにせず必ずフォローを入れましょう。「ゴメンナサイ! たたいてしまった」と言い、たたいたところをさすったり抱きしめたりして謝ります。後でフォローをすればたたいていいものではないので、たたかずに言葉で子どもに伝える方法を、親としても考えていきましょうね。 また、たたきそうになったら、意識的に子どもとの距離を取ってみましょう。「大きな声を出して怒ってしまったとき」にご紹介した「深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して……」の方法も使えますよ! 子どもにやってはいけない対応をしてしまうことは「誰しもあること」です。完璧な親なんてどこにもいませんよ! だから、やってしまったことを後悔した後は、「じゃあ次のときに、どうすればよいのか?」と前向きに考えていきましょうね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月23日子どもと家で遊んでいたある日。雨が降ってきたため、急いで洗濯物を取り込もうとしたときのママの衝撃エピソードをご紹介します! 絶対絶命…?子どもとリビングで遊んでいるときに急に雨が降ってきて、急いで洗濯物を取り込もうとした時の話です。私の家はリビング、キッチン、隣の部屋がベランダですべて繋がっているような間取りになっています。いつもは危ないのでリビングのベランダから出ることはないのですが、その日は慌てていたのでリビングのベランダから出ました。 ベランダのドアは閉めていたので子どもが出ることはなく、もし出ても私がベランダにいるので落ちることはないと思っていました。すると「カチャッ」と音が。びっくりして窓の方を見ると中から、子どもに鍵をかけられていたのです。普段あまり触らないので完全に油断していました。その日に限っていつもは開けているキッチン側の窓も閉めており、もちろんスマホも部屋の中で家に誰もいない状況。ベランダづたいに隣の部屋の人のベランダまで行けるので「最悪それしかないなぁ」と思っていたところ、キッチンの隣の部屋の窓を開けていたのを思い出しました。そして無事に部屋へ。 よく子どもにベランダの鍵を閉められてしまったという話は見ていましたが、まさか自分が締め出される体験をするとは思いませんでした。いくら急いでいてもリビング側のベランダから外に出ることは辞めようと決め、また1つは部屋の窓を開けておこうと思いました。 作画/マキノ 著者:一ノ瀬 音1児の母、出産のため仕事を辞め現在専業主婦。子供の手が離れ始めたので在宅ワーク中。
2023年11月22日保育園帰りの買い物途中に、姉妹喧嘩をきっかけに長女がかんしゃく。大暴れしている長女に私もお手上げ状態……。暴れ続ける長女を怪訝そうに見ている人たち。すると、見知らぬ女性が声をかけてきたのです……。 姉妹喧嘩が一転、大惨事に!長女は高機能自閉症という診断が出ており、生後9カ月ころからかんしゃくがありました。長女が4歳のころ、保育園帰りの買い物の途中で姉妹でカートの争奪戦が始まり、交代交代で押すように促しました。普段なら聞き入れてくれるのですが、その日かなり機嫌の悪かった長女。 その場で大声で泣き叫びながらあお向けになり、飲み物が陳列してある棚を、足で蹴り出しました。普段なら私が落ち着いて声をかければ、長女も次第に落ち着いてくるのですが、その日はまったく納まりません。 長女を見るお客さんたち…他のお客さんも長女を見ていて、ひどく私自身が責められているような気持ちに……。暴れ続ける娘に怒鳴ってしまった直後、1人の見知らぬ女性に声をかけられました。 その女性が「どうしたの? お母さん困っちゃうよ?」と長女に話しかけると、さっきまで暴れ続けていたことが嘘のようにピタッとかんしゃくが納まりました。 その女性は長女をやさしく諭し、私にも、「大変だったね」と一言。思わず、その方に長女が発達障害であることを伝えると、「お母さん、頑張ってるね。大丈夫、大丈夫!」と、励ましてくださり、気がつくと涙が……。普段から長女のかんしゃくで悩んでいた私にとって、その一言は本当に救いでした。 当時の私は、周りに長女のことを相談できる人も少なく、長女のかんしゃくが起きるたびに責められているような気持ちになっていました。ですが、この出来事がきっかけで温かい目で見守ってくれている人もいることに気づきました。私も、お子さんのかんしゃくでママが困っている場面と遭遇したら、声をかけようと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/海乃けだま著者:なか さおり
2023年11月22日今日も4歳の娘を連れて、近所の公園へ。小学生もよく遊んでいるこの公園では、小学生が娘と一緒に遊んでくれることもよくあります。小学2年生のAちゃんとBちゃんもその1人です。この日公園に着くと、AちゃんとBちゃんがいました。しかし、何か様子がおかしい。2人で私たちを見ながらヒソヒソ話をしているのです……。 娘への無視は突然始まった娘はAちゃんとBちゃんを見つけると、勢いよく2人に向かって走り出しました。「なにしてるのー?」と、ブランコに乗っていた2人に声をかける娘。しかし、2人からは何の答えもありません。少し離れたところから様子を見ていた私。2人は答えないどころか、娘の顔を見ないようにしているようです。 娘は「Aちゃん、なにしてるの?」ともう一度聞いています。お互いに顔を見合わせると、逃げるように2人は走り出しました。私は意図的に無視をしているな、と察しました。 娘が何かした?その後も娘は公園内にいた2人に近づいては声をかけますが、すべて無視されています。私は目の前で起こっている状況に、とても悲しくなりました。幸いだったのは、娘は無視されていることを気にしていない様子で、他のお友だちと楽しく遊んでいたこと。 しばらくして、Bちゃんが私の近くに来たので話しかけてみました。 私「どうして無視をしてるのかな?(娘が)何か悪いことしたかな?」Bちゃん「別に、なにもないよ」私「話しかけても答えてくれなかったのは何でかな?」Bちゃん「……。Aちゃんが『無視しよう』って言った」 2人はゲーム感覚で無視しているのだろうと思い、その悲しい現実に私は心が痛みました。 あの日以来、数日間無視は続きましたが、AちゃんもBちゃんも再び娘と遊んでくれるようになり一安心。ですが、今回少なからずショックを受けたのと、これからまたこのような出来事があったときに、小学生に対してどのような声のかけ方が適切なのだろうと悩んだのも事実。今は小学生の子どもを持つママ友や、子育て支援センターなどで相談して助言をもらうのが良いかなと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:下園ひかり
2023年11月21日娘は3歳半健診で弱視と診断され、治療のために専用のメガネが必要になりました。幼稚園や友人の同年代の子たちにも、メガネをかけている子はいます。しかし、いざ自分の子にメガネが必要となると、かわいそうという気持ちが出てきてしまいました。また、そんな自分の気持ちも受け入れられずに戸惑っていました。ある日、ママ友に気分の気持ちを話してみました。するとママ友の反応が衝撃的だったのです……。 ママ友の言葉私は世間話の延長で幼稚園のママ友に娘にメガネが必要になったことを、幼稚園で会ったときに話しました。ママ友の娘さんも治療のためのメガネをかけていました。 するとママ友は私に救いの言葉をかけてくれたのです……。 ママ友は「周りから見ると不自由とか大変って思われるかもしれないけど、子どもたちにとって治療は早いに越したことないからね! 頑張りましょう!」と明るく私に言いました。 眼科で医師にも言われた言葉で、当たり前のことなのかもしれません。しかし、同じ境遇のママから言われたことで、その言葉は私の心にとても響き、励みになりました。そして、私は娘の治療に前向きな気持ちで取り組もうと思えるようになったのです。 娘にメガネが必要になることを伝えると、友だちと一緒のメガネをかけられることに大喜び! また、友だちも娘がメガネをかけることに「おそろい!」と喜んでくれているとのこと。メガネをかけて仲良く遊ぶ2人の姿はとてもかわいらしく、ほほえましいです。友だちとそのママ、そして娘のおかげで私はもうメガネのわが子をかわいそうと思うことはなくなりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラスト/海乃けだま著者:都 うめこ
2023年11月21日2人の息子を育てていますが、実は数年間後悔し続けていることがあります。それは電動自転車を買わなかったこと! 5年前のある日、私は数万円安く済ませたいがために、電動ではない自転車を購入しました。車の運転ができない私は、現在、毎日自転車で保育園の送迎をしています。「電動を買っていれば、汗だくになりながら全力で自転車をこがなくてよかったのに……」と毎日思っている私のさまつな体験談です。保育園の送迎が始まる長男は1歳のとき、保育園に通い始めました。保育園は最寄り駅の近くにあり、大人の足なら10分ほどですが、ベビーカーを押して歩くと20分ほどかかります。そこで子どもを乗せられる自転車を買おうと思った私。 早速、夫と長男を連れて自転車屋さんへ行きました。独身時代に使っていた自転車は1万円ほどで買ったので、子ども用の椅子が付いていても3万円くらいと想像していました。 自転車は想像以上に高価しかし、子どもを乗せる自転車はタイヤの強度が高いなど、ひとりで乗るための自転車と比べるとさまざまな機能が充実していて、電動ではないの物でも5万円。電動自転車は一番安くて10万円でした。 保育園が始まるまで無職だった私は、節約のことで頭がいっぱい。「少しでも安い物がいい」という考え方をしていました。私が「10万円は高い」と言うと、自転車屋の店員さんは「平たんな道が多いなら電動じゃなくても大丈夫、運動にもなりますよ」と言ってくれ、そのまま5万円の自転車を買うことに。 電動の快適さに衝撃長男が軽いうちは、ストレスなく使えていたのですが、かなり大きめの長男は2歳を過ぎたころには15kgくらいに。こぎ始めるときにとても力がいるようになりました。子どもを乗せている状態で立ちこぎをすると危ないので、坂道では降りて自転車を押さなければならないことも。 ちょうど不満に思っていたとき、ママ友に相談すると電動自転車を少しこがせてくれました。走り出しの軽さが衝撃的! 坂道もすいすいのぼれ、やはり10万円の価値はあるのだと実感しました。でも長男もあと少しすれば、歩いて登園するだろうと思い、買い替える決断はしませんでした。 買った当時は長男が小さい間だけ使うという想定だったのですが、長男が3歳のときに次男が生まれ、結局、私は現在まで5年間、自転車での送迎生活をしています。おそらく、あと1年くらいは次男を自転車で送迎することになるのですが、いまさら電動自転車を買うのはもったいない気がして、買えない私。5年前にタイムスリップして、当時の私に「電動にしなさい」とアドバイスしたいです。 監修/助産師 松田玲子著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2023年11月21日小学生の娘が幼稚園のころから仲良しのAちゃん。頻繁にお互いの家を行き来して遊ぶ仲だったのですが、小1になったころからだんだんAちゃんの私への態度に変化が現れました。Aちゃんが私に信じられない暴言を吐くようになったのです……。 礼儀正しかったAちゃんがまさかの…幼稚園の年長のころから週1以上、うちへお母さんの付き添いなしで遊びに来ていたAちゃん。大切な娘の親友ということで、私も毎回自分なりに精一杯の気遣いを込めた対応をしていたつもりでした。 ところが小1になったころから、それまで礼儀正しい印象だったAちゃんの態度に異変が現れたのです。 うちに遊びにくるなり「お菓子まだ?」発言。タイミング悪く下の子がぐずったりしてお菓子を出すのが遅れると「お菓子は?って言ってるでしょ。ノロノロしないで」などの暴言が……。 娘に対しては今まで通り仲良くしているものの、私に対してのみ挑戦的な言動が多く見られるようになりました。あまりに頻繁にお互いの家を行き来しているので、わが家が自分の家化してしまっているのかなとも思いました。 少しずつ家遊びを減らすように彼女の言動を、私に甘えてくれていると思えば流せるのかもしれません。しかし、再三そんな態度をとられ、私は大人気なくもAちゃんを家に招くのに嫌気がさしてきたのです。まだ手がかかる下の子がいて、もともとお友だちを頻繁に家に招くのには負担を感じてもいました。 娘とは変わらず仲良しなので子どもたちは引き続き一緒に遊んでいましたが、徐々に「予定があるから公園で遊んで」など理由をつけてわが家で遊ばせる頻度を減らすようにしました。 Aちゃんのわが家での態度に困惑する一方で、自分の子どももよそのおうちに行った際、私の見ていないところで悪態をついていないか心配になります。娘にはよそのお家では遊びに行かせてもらっている意識を忘れないように、そして「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を少しずつ教えるようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:澤崎 凪
2023年11月20日保育士の中田馨さんが、子どもの食事のお悩みについて詳しく教えてくれました。「すぐに遊び食べをしてしまう」「うちの子、好き嫌いが多くて困ってる……」など、子どもの食事に関する悩みは尽きませんよね。じょうずに楽しく食事する方法についても教えてくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。子育ての悩みの中で、上位に上がってくるお悩みのひとつに「食事」があります。食べることは「生きること」につながるので、元気いっぱい大きくなってほしい! と願うパパやママにとって重要な位置に占めることだと思います。 今回は、そんな食事周りのお悩みのお話です。 手づかみ食べさせるとグチャグチャになるんです……離乳食の進め方をみると、離乳食後期ごろから新たにスタートするのが「手づかみ食べ」。「よし! 手づかみメニューを作ってみるぞ!」と、きっとママも張り切っていることだと思います。しかし、実際に手づかみメニューを子どもの目の前に置いてみると、グチャグチャと潰すだけで、口に入れようとしない。挙句の果てに、テーブルに擦り付けたり、床に落としたり、ポ~イと放り投げたり大惨事! なんてこともあると思います。 できるだけきれいに食べさせたいので「手づかみ食べはやめておこう」と封印してしまうママもいることでしょう。しかし手づかみ食べは封印しないでください! 手づかみ食べは、赤ちゃんにとって利点しかありません! いろいろな軟らかさ、温度の食材に触れることで、手指の感覚を育ててくれます。つかんで口に入れることで、手指や口の使い方をマスターすることができます。自分で食べることで食べられた満足感を感じることができます。 テーブル周りが汚れることが気になる場合は、手づかみ食べしてOKな食材をまずは1口分だけ目の前に置きましょう。口に入れたら、次の食材を置きます。今日食べる全てを赤ちゃんの前に置くからグチャグチャになるのです。手づかみ食べに慣れるまでは、この方法で進めてみてください。 うちの子、好き嫌いが多いんです……子どもの好き嫌いは、離乳食期、幼児期のあるある問題です。色々な食材を食べてほしいという気持ちは親として当然持っているものですよね。離乳食期であれば、おかゆに混ぜたら食べてくれたり、工夫次第で食べてくれることもあると思いますが、2歳を過ぎ自分の気持ちが確立されてからはなかなか難しい時もあります。 子どもの食事で大切にしたいことは2つ。1つ目は、大人も子どもも食べ物の好みは人それぞれ。だから無理強いはしないということ。2つ目は、食べないからといって食卓からその食材を消さないこと。消してしまうと苦手な食材ではなく「知らない食材」になるからです。また、細かく刻んで食材をわからないようにしてしまうというのも、食卓から食材を消してしまうということにつながるため実はあまりよくありません。なるべく食材がわかる状態で食卓に並べてあげるのが良いでしょう。 上記を踏まえた上での対応策を2つご紹介します。子どもの好き嫌いに悩んでいるというパパやママは参考にしてくださいね。 対応①食材をほんの少しお皿にのせる苦手な食材は小指の爪くらいの大きさだけお皿にのせましょう。「食べてくれたら“ラッキー”」っという感じです。 対応②周りの大人がおいしそうに食べる周りの大人が「わあああ! コレおいしいわあ!!」と、本気でおいしく食べること。子どもに「(苦手な)ほうれん草食べなさい」と声掛けするよりもずっと効果があります。 子どもが苦手な食材は、何かのきっかけで食べてくれる日が来るかもしれません。もしかすると、ずっと苦手なままかもしれませんが、苦手な食材がいくつかあっても問題ありません。「いつか食べてくれるかもしれないな」ぐらいの気持ちで、気長に取り組んでみましょう。 食事周りのお悩みは尽きないかもしれません。我が家も中学生の娘が急に「魚キライ」になったので(ビックリ!)。いかに克服するか、気長に取り組んでいる途中ですから! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月20日娘のおむつ替えをしたある日の夜に、ママが思わず叫んでしまったエピソードをご紹介します! この違和感何…?最近意思を伝えられるようになってきた1歳の娘がいます。朝ふとんから起きて、娘はオムツの中に手を入れて「う◯ち!う◯ち!」と言ってきました。オムツを確認したところ、娘の言った通り出ていたのでそのときは交換して終わりました。その日の夜、娘と寝るのに布団に入ったところ、ご飯粒のような感触が。 「なんでこんなところにご飯粒が?」と思いつつそれを取ってみてみたら手には茶色のものが乗っていました。なんと娘のう◯ちだったのです。朝う◯ちが出た娘がオムツの中に手を入れ、布団に付けていたのです。私は臭いをかぎ、その瞬間「いやー!」と悲鳴をあげ、娘を起こしてしまいました。 それからは、娘がう◯ちを出た瞬間すぐオムツを替えるようにし、う◯ち=汚いものということを教えるようにしました。出たう◯ちをトイレに流して、「う◯ちバイバイだよ〜」と伝えながらトイレの仕方などを少しずつですが教えています。(女性 20代 会社員)作画/マキノ
2023年11月20日育児につまずき、思い詰めて心療内科を受診した私。そこで医師から投げかけられた言葉は「発達障害の疑いがある」という、私にとって意外な言葉でした。そこで心理テストを受け、結果を受け止めた今の自分の心境をお伝えします。ほかのママとどこかで比べてしまう現在、私は3歳と0歳の姉妹を育てている2児の母親ですが、上の子も下の子も出産後から両親や親戚などに頼らず、ほぼワンオペで育児をおこなっていました。孤独に育児をしていたこともあってか、ほかのママ友たちと自分を比べると「どうも私は子どもに対する愛情に欠けているのではないか」と思ってしまう自分がいることに気づいたのです。たとえば、子どもとどうやって遊べばよいか本気でよくわからなかったですし、一生懸命に育児本を読んでそのようにおこなっても、いまいち乗り気になれない自分がいたりしました。特に下の子を出産したあとの数カ月の間は、上の子に対して感情的に怒鳴るなどひどい扱いをしていたことも事実です。そんな出来事から「私はもしかして産後うつなのでは?」と思い悩み、また慢性的な睡眠障害もあって、思い切って心療内科を受診したのです。 思い切って心療内科を受診心療内科を受診したのは下の子が生後半年を過ぎたころでした。医師からの診断は「適応障害と産後うつ」そして「発達障害の疑いがある」という、私にとっては衝撃的な話でした。恥ずかしながら発達障害というワードだけは聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。早速家に帰って発達障害について調べてみたり、セルフチェックテストなどをおこなったりしました。たしかに今までの人生を振り返ってみて対人関係においてのつまずきや、職場でのトラブルなどはあったのも事実ですし、いわゆるADDやADHDの症状である「忘れっぽさ」や「衝動性の強さ」「こだわりの強さ」があったように感じました。 愛着障害と診断を受けて後日、2日ほどに渡って精密な発達障害の心理テストを受けたのですが、結果は「発達障害の所見はなし」でした。しかし、私が過去に実親から暴力などの虐待を受けたことがあるということから、「愛着障害の可能性がある」と医師から聞かされました。愛着障害とは、乳幼児期において暴力やネグレクトなどで傷を負い、適切な愛情を持って育てられなかった子どもが、社会人になったときに対人関係や仕事、そして育児などに支障が出る障害のことだそうです。医師からその診断を受けたときは、正直言って「やっぱりな」と思う自分がいました。 まさか自分が発達障害の疑いを持たれるとは思いもよらず、心理テストの結果が出るまではモヤモヤでいっぱいでしたが、発達障害やそのほかの精神疾患などについての勉強にもなりました。客観的に自分が親にされてきたことは虐待だったのだと受け止め、過去の自分と向き合うことで本当の私になれる気がしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月18日2人の子どもを育てています。第1子である長女が2歳のとき、夜は私とでなければ寝ない習慣を変えようと「お父さんと寝てみようキャンペーン」をおこないました。しかし、長女の意思にそぐわないかたちで断行したため、つらい思いをさせてしまってしまったお話をご紹介します。長女2歳「お母さんとしか寝ない」長女は2歳まで、夜は私と2人で寝るのが習慣でした。それまでお父さんと夜2人だけで寝たのは、私が体調を崩したとき2回のみ。しかし、これから第2子を……と考えていたのもあり、「そろそろお父さんとも寝られるようになってほしいな」と思っていました。 けれど長女に、「今日はお父さんと寝てみようか」と言っても「やだっ!!」と断固拒否。お父さんのことも大好きなのに、長女が「お父さんと寝てみる」と言い出すことはなく、わが家の「お父さんと寝てみようキャンペーン」はなかなか進みませんでした。 「お父さんと寝てみよう」決行やきもきしていたある日、夫が寝かしつけをした日に「今日は俺がここで寝るよ」と提案。私も「2回もお父さんと寝たことあるわけだし、朝まで起きずにいけば長女の自信になるかも」と思い、彼女の知らないところで「お父さんと寝てみようキャンペーン」を決行することに。 私は久しぶりにひとりで眠れる開放感をかみしめながら、朝までぐっすり眠らせてもらいました。翌朝、いつも長女は6時には起きるのに7時になっても1階から物音がしません。8時近くまで待って下の階へ降りてみると、2人はやっと起きてきたところでした。 夜通し泣いた長女夫が妙にぐったりしているのでどうだったのか聞いてみると、「9回起きた……」とげっそりとした表情。長女は私がいなくなったあとトイレに起き、私がいないことに気づくと泣き出したそうです。 夫は必死になだめましたが「嫌だ! お母さん!!」と聞かず、何とか寝かそうとする夫に「抱っこしてくれなきゃ寝ない!」と言って抱っこして、ずっと夫の肩で泣いていたそうです。寝たと思って置いてもしばらくするとまた「お母さんは!?」と泣いて起きる繰り返しだったと話してくれました。 朝、長女に聞くと「お母さんと寝ると思ってたから……」と泣き出しました。勝手にお父さんと寝ることを決められてしまったのが、相当ショックだったようです。 いくら2歳とはいっても、きちんと事前に了解をとるべきでした。それ以来、長女が「いいよ」と言うまでお父さんと無理に寝かせることはしなくなりました。3歳になった長女はたまに気が向くと、「今日はお父さんと寝てもいいよ」と言ってきてくれます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年11月18日出産後、娘はかわいく日々育児に奮闘していました。けれども子どもの相手が得意ではない私。周りのママさんたちとの温度差などを感じていました。不安を感じていた私は、子どものいる友だちに相談しました。すると……。 育児の悩みを友人に相談すると…もともと、出産をする前からいわゆる世間一般的に見た母親にはなれないだろうと自分自身で感じていました。私から見た一般的な母親像は、子ども好きで、子ども繋がりでママ友ができるような社交的な性格をもち、子どものことを1番に人生を歩んでいくようなイメージです。 結婚する前から子どもの相手をするのが得意なわけでもなく、結婚してからも周りに出産している友だちもいなかったので小さい子と接する機会ももちろんありませんでした。でも、出産してみると娘はとってもかわいく、日々育児に奮闘していました。 しかし、他のお母さん方との温度差を感じるように...。 自分がイメージをしていた「母親」になりきれていないんじゃないかと不安を感じていました。そんなとき私と同じように娘をもつ友だちと会う機会が。その際に理想の母親と違うのでは?と不安を感じていたことを伝えてみました。すると……。 友だちも同じような不安を持っていたとのこと……。そして、2人で話していくうちに友だちが「でも母親の前に自分の人生だから」と言ったのです。その言葉を聞いた瞬間、心の奥のほうにある不安がサーッと消えていったその感覚は未だに覚えています。 良い母親にならなくては、母親らしくしなくてはと考えていたけれど母親の前に私は私。私の人生なのだから、私がしたいことや私がしたいスタイルを、母親だからといって諦めたり変わったりする必要はないのだと考えさせられました。 娘はかわいいし、なににも比べられない存在に変わりはないけれど、母親になったからといって私自身を大きく変える必要や思うイメージに私自身がなる必要もないのだと、友だちのささいな一言に救われました。 その言葉を機に私の中にあった母親の概念をなくし、子育てに正解などなく、自分の方法で信念をもって娘に接していこうと思いました。大切なことを気付かせてくれた友だちに、今はとても感謝しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/海乃けだま著者:芝崎ゆい
2023年11月17日現在、夫の実家近くに住みながら、3人の子どもを育てています。夫には妹がおり、妹家族も近くに家を構えて住んでいて、同じくらいの子どもが3人います。いとこたちに会うと子どもたちは楽しそうに遊んでいますが、ふとしたときに義母の対応の違いが感じられて切なくなります。旅行に誘われない妹家族の家は別に構えているものの、パパの仕事が忙しく帰りが遅いため、食事やお風呂などはすべて実家で済ませています。 そのため、ずっと一緒に住んでいるような感覚なのでしょう。連休には度々義母と妹家族で旅行に出かけており、わが家はまったく知らされません。もしかしたら妹家族が旅費を出していたりするのかもしれませんし、うちに気を遣ってくれているのかもしれませんが、なんだかちょっぴり寂しい気持ちになります。 誕生日を忘れられる妹家族は義母とほぼ一緒に過ごしているため、子どもたちの誕生日も毎回一緒にお祝いしている模様。しかしわが子たちは3人目が生まれたころから誕生日については触れられなくなり、「おめでとう」とも言われなくなりました。 数年前に義父が亡くなり、孫が多くなり、義母も大変なんだろうとは思います。でも、「おめでとう」も言われなくなるのはやっぱり寂しいものがあり、その傍らで妹家族が一緒にお祝いしているのを知ると、なんだか差を感じてしまいます。 「うちの子たちは……」と言われる義母にとっては何気ないひと言なんだと思いますが、妹の子どものことを「うちの子たちは……」といつも言います。実の娘の子どもですし、ほぼ一緒に暮らしているようなものなので、そう言うのも不思議ではありません。 でも、「うちの子たちは」と聞くたびに、私や私の子どもたちはよそ者扱いされているような感覚になります。義実家近くに住んでもう8年になりますが、なかなか関係的な距離は縮まらず、私の足も遠のく一方です。 近いのになかなか足が向かない義実家ですが、行けば子どもたちはいとこたちと楽しそうに遊んでいますし、義母も子どもたちにやさしく接してくれるので特に問題はありません。義母の何気ないひと言や行動にちょっぴり切なくなることもありますが、適度な距離感で良い関係を保つほうがいいのかなと思うようにしています。 イラスト/ののぱ著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月17日早産児として生まれたわが家の双子。長い入院を経て、家に帰ることができたのは生まれてから3カ月後でした。意気揚々と双子を連れて帰った私ですが、そこには想像を絶する過酷な日々が待っていました。眠れない日々慣れない育児は想像の何倍も大変なものでした。2、3時間おきの授乳に寝かしつけ、おむつ交換とを2人分こなすのは至難の業です。そして、何よりもつらかったのは眠れないことでした。双子は私が抱きかかえてゆらゆら揺らさないと眠ることができず、布団に置いた瞬間起きて泣いてしまいます。 いわゆる“背中スイッチ”が全身にあるかのようなその敏感さに、私は本当に参ってしまいました。授乳したあと必死に寝かしつけている間に、気が付けば次の授乳がやってくる……そんな毎日でした。頭がボーっとしてしまい、涙もろくなったり、食欲がなくなったりと、段々と体調も悪くなっていったのです。 高校教師の話ある日、双子を両腕に抱え、夜通しダイニングテーブルの周りをぐるぐる歩いていたとき、私はふと高校時代の授業を思い出しました。マニアックな世界史の教師が言うには、中世ヨーロッパにはかつて“眠らせない”拷問があったそうです。 拷問を受けた人は眠ることを許されず、ずっと部屋の中を歩かされ、眠ろうとすると罰せられました。そうして正常な判断能力を奪われ、嘘の自白をしてしまったり衰弱してしまったりしたそうです。「……今の私やん」。ボソッとつぶやくとなぜだか笑いが止まらなくなり、私はしばらく笑いながら双子を抱いて歩き回ったのでした。 その後も眠れない日々が続きましたが、双子は生活リズムが整うにつれて徐々に布団で眠れるようになっていきました。私もまとまった時間眠れるようになり、体調も段々と整っていきました。当時は本当に大変でしたが、睡眠の大切さを身をもって感じることができた良い思い出だと今では思っています。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ミロチ著者:木下うめ子
2023年11月17日4歳の娘は食物アレルギーがあるため、幼稚園の給食はアレルゲンを除去した物をお願いしています。幼稚園では快く対応していただいていましたが、偶然、担任の先生のアレルギー対応への不満が聞こえてきてしまったのです……。だんだん良くなる娘のアレルギー娘は、卵と乳のアレルギーを持っています。ただ、まったく食べられなかった時期を乗り越え、今ではアレルゲンの量を気にしつつ食べられる物もたくさんあります。しかし、食べられる物が増えても、幼稚園の給食は卵も乳もすべて除去のまま。 これは体調によってアレルギー反応が出てしまう可能性もあるからです。また、食べられるようになったと言ってもまだ量を気にしつつ食べさせている状況。給食であげてもらう場合、量を気にしてもらわなければなりません。そこで、幼稚園では除去していただたいたほうが良いと考えました。かかりつけの医師の考えを踏まえわが家で話し合った結果、家庭で心置きなく食べられるようになってからアレルゲン除去の解除をしようと決めました。 先生! そんなふうに思ってたの!?ある日、幼稚園のお弁当の日がありました。娘の体調もよかったことから、卵や乳製品も入れていました。朝先生には「卵と乳製品が入っていますが、今は問題なく食べられます」と伝えておきました。そしてお迎えに行った際、廊下にいると教室で掃除をしている先生の声が漏れて聞こえてきたのです。「アレルギーの対応はこっちも大変なんだし、食べられるようになったのなら早く言ってほしいよね」との言葉。 娘を名指ししてはいませんが、クラスでアレルギーがあるのは娘だけです。以前は「気をつけますね!」と快くアレルギーの対応を引き受けていてくれた先生。先生の本音に触れ「そんなふうに思っていたのか……」と、とても落ち込みました。 しっかりと説明!娘は今まで、何回か軽いアナフィラキシーの症状で病院に駆け込んだことがあります。その怖さもあり、自分が対応できない場所で、多量のアレルゲンを摂取するのはできるだけ避けていました。親としては「みんなと同じ物を食べさせてあげたい」という思いもある中で決めた給食のアレルゲン除去。しかし、先生の言葉を聞いて「これではいけない」と行動に出ることにしました。 後日、先生の時間がありそうなときを狙って話しかけ、今まで説明したことがあることも含めて、娘のアレルギーについてひとしきり説明しました。「現状食べられている物」「体調によって症状が出ること」「今までのアナフィラキシーの経験」「親の思い」など……。 今までの伝え方を反省そして最後に「大変だとは思いますがよろしくお願いします」とお願いしました。先生は「そうだったんですね、すみません。私、今まで理解が足りなかったです」と応えてくれて、気持ちが伝わったように感じました。 今まで、アレルギーに関する必要なことは伝えてきましたが、あまり立ち話をしない先生ということもあり、わざわざ呼び止めて親の思いやアレルゲン解除に向けての方針までは伝えたことがありませんでした。また、「幼稚園の先生だからアレルギーの子どもの対応にも慣れているだろう」と思っていた部分もあったと思います。今回の先生の本音に触れて、必要なことを十分に伝えられていなかったと痛感しました。 それまでアレルギーの対応に不満もなく、「必要なことだけ伝えておけばいいか」と思っていた私。しかし、クラスの中でひとりだけに違う対応をする先生は、やはり大変です。これをきっかけにコミュニケーション不足を反省し、ちょっとしたことでも報告するようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年11月15日YouTubeチャンネル「ポンコツ主婦!のまどん」を運営するのまどんさん。昨年10月に離婚し、3歳、1歳の子どもたちを育てながら再起奮闘中の27歳シングルマザーです。ある日、1歳の次男が大泣きしてしまい「動画を撮って気を紛らわそう」と、固定カメラで撮影をしていた、のまどんさん。すると突然チャイムが鳴り、玄関にはなんと警察が……。 夜に突然の訪問者……ドアを開けると警察がいつもは20時にはお風呂、21時半には就寝する次男。しかしこの日は、19時ごろに寝てしまい、お風呂に入れようと起こすとギャン泣き! 泣き止まないままお風呂にいれました。 お風呂から上がったあとも次男のグズリがひどく、限界を感じたのまどんさんは「動画でも撮ろう」と、気を紛らわせるために撮影をすることにしました。 必死になって子どもたちをお風呂にいれ、疲労を感じながら子どもたちの髪を乾かしていると、夜遅い時間にも関わらず、突然ピンポーン!と玄関のチャイムが鳴りました。この時点で、のまどんさんは「あ、また警察に通報されたんだな」と思ったそう。 ドアを開けると、やはり警察でした。泣き声通報され、警察が来た瞬間がたまたま撮れてしまったのでした。 「子どもの泣き声がうるさいと通報が入ったのですが」「こういうことはよくある?」「痛くて泣いたとかではない?」「虐待がないかを確認するために、子どもの体を見せて」などを聞かれます。 毎回、子どもが泣いた理由も聞かれるそうが、おもちゃを取られたとか、眠いときなどちょっとした些細なことばかり。それでも警察にしっかり理由を説明します。 警察官からは「こういう通報がありました」と説明があり、強く注意されることはないそうですが、通報されるたびに虐待を疑われ、質問に対応せざるを得ません。 度重なる通報に虐待チェック…疲弊するママの心 保育園から帰宅後に泣いてしまうことが多いという、次男くん。泣き止むのを待っていられずに夕食を作り始めてしまうため、その30分ほどの間に通報されてしまうこともあったそう。 通報されるたびに、警察に個人情報を伝えて、子どもの体をチェックされる……。せっかく用意できたごはんは冷めてしまいます。子どもはおなかを空かせてしまい、余計にグズって泣いてしまうこともあったそうです。 通報されるほかにも、「うるさい」という内容の手紙がポストに入っていたり、以前住んでいた家でも「子どもの足音がうるさい」とクレームが入ったことも。 「乳幼児の声ははっきり言ってうるさいです。母親の私ですら理性が飛びそうになる瞬間があります。近隣の方には本当に申し訳なく思っています」と語る、のまどんさん。近隣の方に挨拶まわりと謝罪に行ったそうですが、通報していると思わしき方には何度訪問しても会えていないとのことでした。 共感がコメント多数!一度や二度ではなく、何度も子どもたちの泣き声で通報されているという、のまどんさん。この動画には、「何回も通報されて警察が来る、余計にお母さんが追い詰められないか心配」「通報で救われる子もいるから、誰も悪くない。都度しっかり対応していてすごい」「いいねボタンを連打したい気分です。全母親が共感するんじゃないでしょうか。子どもの声を迷惑に感じる方の気持ちももちろん理解できるのですが、乳幼児育児中は人様に迷惑かけないなんて不可能ですよね。これからも心から応援してます」という、のまどんさんへの励ましや共感のコメントが多数寄せられていました。 赤ちゃんや子どもは、よく泣くもの。泣かせずに子育てなんてできません。泣く子を泣き止ませようとどれだけ頑張っても、火に油を注ぐことになってしまったり、延々と泣き止まない子どもに親がイライラしたり、参ってしまうこともあるでしょう。シングルマザーですので、代わりに泣き止ませてくれる人もいません。そんな中、何度も警察が訪れ、虐待を疑われてしまう状況は、精神的にとてもきついですよね。ご近所の方たちと良い関係を築き、助け合いながら子育てしていけるといいですね。 著者:ライター 廣瀬尚子
2023年11月15日2人の娘さんを持つママ。上のお子さんはもちろん初めての子だったので、自分でもうまく対応できていなかったと思うことが多いそうです。今回は、上のお子さんが未就園児だったころの対応で、「あのときはごめんね」と思うことについてご紹介します。 口うるさく言ってしまう長女が1、2歳のころ、公園で頻繁に「危ないよ」「汚いよ」などと声をかけていました。どれぐらいが危険で、どれぐらいなら見守っていれば良いのかがわからなかったのです。なので危なくならないよう、何でも先回りして注意をしていました。 しかし、次女が公園遊びをするようになったときは、子どもが2人いるので目が行き届かなかったこともあり、あまり口出ししませんでした。次女はひとりで考えて行動し、冒険をすることからいろいろと学び、たくましくなりました。直接関係があるかはわかりませんが、口うるさく言ってしまった長女は、現在とても慎重で失敗を恐れる子です。 お姉ちゃん扱いをしてしまう次女の出産後、3歳の長女と対面したとき、体がすごく大きく感じました。この瞬間から私の中で、「長女=お姉さん」だということがインプットされたような気がします。2人目出産後は1人目の心のケアが大切という話は本で読んだり、先輩ママたちから聞いて意識はしていたのですが、どうしても「お姉ちゃんなので手伝ってほしい、我慢してほしい」と感じることが多かったのです。 歳の離れたお姉ちゃんがいる長女の友だちのお母さんが、2人に対して「まだこんなに小さいんだから」と言っていてハッとした経験があります。同じ年齢でもきょうだい構成によって感じ方が違うのだなと思いました。 先を急がせてしまう長女に対して、「ちゃんと育てなきゃ」という思いが強い気がします。何歳になっても、長女が体験することは親としても初めて体験すること。どうしても周りの子たちを参考にして、比べてしまいます。例えばもうおむつが外れた、習い事を始めたなどと聞くと、焦って長女にも「やらせなきゃ」と思っていました。 次女は長女のときの経験があるので、早めに習得させたほうが良いこと、本人がやる気が出るまで待っていたほうが良いことなど、ポイントがわかる気がします。なので次女には「先を急がせたい」と思うことが少ないのです。 2人に平等に接したいと思っているのですが、親の至らなさから長女には厳しくなってしまうことがあります。長女のほうがお下がりを使うことなく、常に新しい物を買ってもらえるなど得している面もあるのですが……。これからも長女にはうまく対応できないことがあると思いますが、私自身も勉強しながらこれらも姉妹の子育てを頑張っていきたいと思っています。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2023年11月15日現在2人の子どもを育てています。第1子である娘の1カ月健診は、娘との初めての外出でした。しかも検査などに時間がかかったために長時間の外出となったのですが、その間に必須の授乳で意外な問題に直面してしまったエピソードです。長時間かかった1カ月健診娘は生後すぐに心雑音があることを指摘されていました。すぐに手術などが必要ではなかったものの、家で経過を観察し、1カ月健診でレントゲンなどの検査を受けることになっていました。 そのため、娘の1カ月健診の日は、私の産後1カ月健診、そして娘の心臓の検査2つを受けることに。大きな病院で待ち時間もとても長く、最終的にすべてが終わるまで6時間ほどかかりました。 初めての外での授乳! アレがない!その間にどうしてもおこなわなければいけなかったのが、授乳。完全母乳で育てていたので育児用ミルクなどは持ってきていません。病院に行く前にたっぷり授乳はしてきましたが、長い待ち時間のなかで娘がおなかを空かせて泣き始めました。事前に病院の授乳室の場所は把握していたので、「ちょっと授乳してきます」と受付の方に伝え、意気揚々と授乳室へ。 これが退院後、家以外での初めての授乳です。授乳室というのも初体験で少しワクワク。たどり着いた授乳室には、広いスペースに椅子がいくつか並んでいるだけでした。思わず私は「アレ?」と思い、授乳室の外にもう一度出てあるはずの物を探しました。そこには私があると思っていた「授乳クッション」がありませんでした。 テンパりながらなんとか終えるそれまで家での授乳は授乳クッションが必須でした。当然、病院の授乳室にも授乳クッションがあるものと思い込んでいたのです。しかし私が行った病院では授乳クッションが置いてありませんでした。「え、授乳クッションなしで授乳ってどうやればいいの?」とさっきまでのワクワク感はどこへやら。 ドキドキしながらとりあえず椅子に座りました。そして、長女と同じくらいの月齢の子に授乳クッションなしでおっぱいをしているママをチラリと見ました。その授乳室は個々を隔てるカーテンなどもなく、他の人の授乳も丸見え。授乳中に盗み見るようで申し訳ないと思いながらも、そのママの授乳の仕方をマネさせてもらい、なんとか長女の授乳を終えることができました。 病院の授乳室には、当然のように授乳クッションがあると思い込んでいた私。今の私からすれば、「どんなあげ方でも赤ちゃんがおっぱいを飲めればそれでいいじゃない」と思いますが、新米ママだった当時は必須の授乳クッションがないという状況に戸惑うばかりでした。もう少し気楽に考えていればよかったなと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年11月15日保育士の中田馨さんが、登園時のママやパパのちょっと困ってしまう行動について教えてくれました。バタバタと忙しい朝の登園ですが、ちょっとしたことを気をつけるだけで子供もママやパパも、保育士もみんなが気持ちのよい1日をスタートさせることができますよ。こんにちは。保育士の中田馨です。保育園に通っているご家庭の朝は大忙しだと思います。私も、2人の子どもを抱え働いていますので、朝の目まぐるしさはとてもよく分かります。そんな忙しい朝の登園時ですが、「ここを心がけてくれたら、保育士が助かります。逆に、これをされるとちょっと困っちゃう」というポイントをいくつかご紹介します。 保育園は多くの子どもが生活するところだから決まりがある保育園は多くの子どもたちが生活する場です。ですので、ある程度の決まりがなければ運営することができません。保護者から見ると「何でこんなに厳しいんだろう?」と感じることもあるでしょう。 また、「あっちの園ではOKなのに、うちの園はNGなのはなぜ?」ということもあると思います。それは、きっとその園で過去に問題があったり、園が大切にしている思いが含まれていたりするのだと思います。 保育園が多くの子どもたちを預かり、元気にケガも少なく過ごせるのは、実はこの「決まり」があるからなのです。生活リズムや対応が「いつもと一緒」でいることが子どもたちにとって「安心」の材料になり、スムーズに生活が進むことにつながるのです。 最初に決めた時間に登園を多くの保育園は、登園・降園時間は保護者の勤務時間+通勤時間+準備時間(更衣など)を合わせた時間になっていると思います。入園前にその時間を双方で話し合い決めた時間です。できる限り、毎日最初に決めた時間に登園するように心がけましょう。 「保育園が開いている時間だし、今日は30分早く行こう」と気軽に思うかもしれませんが、保育園は「子ども○人に対して保育者が○人」という人数が決まっています。30分早く行くことで、保育の体制が整っていないこともあります。また、遅くなるときや休むときも必ず連絡を! 例えば「今日は園外の公園に遊びに行こう!」と計画していても、いつ来るかわからない子どもを待てばいいのか、出発してもいいのか? 悩むところなのです。保育園をお休みする場合や、登園時刻が大幅に変わる場合は園への連絡を忘れないようにしましょう。 朝食は保育園に入る前に終わらせる乳幼児に朝食を食べさせるのは、一苦労です。例えば、遊び食べをしたり選り好みをしたりして、食事自体にあまり興味がない時期もあります。よく食べる子だとしても、自分で食べさせていたらテーブル周りがグチャグチャになって片づけが大変! なんてこともあります。 時間がなくて保育園に来る途中に、おにぎりやパンをかじりながら来ることもあるかもしれません。おうちの食べ物を保育園に持ち込むと、他の子どもたちが欲しがったりすることもあるので保育園に入る前に、片づけるかゴックンと飲み込むなど配慮していただければ助かります。 このとき、子どもに「早く食べなさい」と言うと慌てますので、慌てさせないようにします。また、移動中の飲食は、のどに詰まったりする原因になる恐れがありますので、できる限り控えるようにしましょう。 子どもが泣いても元気に「行ってきます!」を心がけて!登園時に子どもが泣いてママから離れなかったら。どうにか泣き止ませたいけど、出勤時間が迫っているし! と焦ることだと思います。「泣いているのに、預けてもいいのかな」「うちの子、泣くことが多くて先生たちに迷惑かけているなあ」など心配する親御さんもいますが、そこは心配しなくて大丈夫です! だって、泣いている子どもを保育するのも保育士の仕事なので、泣かれてもへっちゃらなんですよ。 ママとしては、泣いている子どもを置いての出勤は、後ろ髪惹かれる思いでしょうが、そこはプロに任せて仕事へ向かってください! 「行ってきます!」と元気に出発する親御さんの姿を、子どもと見送ることが、私たちのパワーにもなるのです。 一日の始まりの朝を、子どもも親御さんも保育士も、気持ちよくスタートできるといいですね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月13日わが家には、小学生の娘と幼稚園児の息子がいます。もともとは子どもは2人欲しい、と思っていたのですが、子育てしていくうちに子どもたちのかわいさからいつしか、子どもは3人いてもいいなあと思うようになりました。けれど、結果的にわが家は子どもは2人、ということになったのです……。そのいきさつをお話しします。ずっと、子どもは2人が良いと思っていた私は3人きょうだいの末っ子です。実家は家族5人で住むには少し手狭だったので、19歳で引っ越しをするまでずっと、母と同じ部屋で寝ていました。自分の部屋がないことがずっと不満でした。 自分の周りにはたまたま2人きょうだいの子が多かったこと、また母はいつも忙しそうに「3人は大変」と言っていた記憶があったので、自分は将来は子どもは2人が良いな……と漠然と思っていました。一方、夫はお姉さんと2人姉弟。子どもは2人ぐらいがちょうど良い、と思っていたようです。 3人目が欲しいと思ったきっかけ私が住んでいる地域は比較的専業主婦のお母さんが多いこともあり、お子さんが多い家庭も多いようです。娘が通った幼稚園にも、お子さんが3人、4人いるお母さんたちが多く、みなさんパワフルなので、はじめは驚きました。 けれど、そんなお母さんたちがせわしないながらも幼稚園の委員をこなしていたり、お子さんたちそれぞれに習い事をさせていたり、毎日充実して楽しそうにキラキラと輝いて見えたのです。そんなお母さんたちのなかにいるうちに、憧れに似た気持ちを抱き、いつしか自分も3人目が欲しい、と思うようになりました。 2人目を不妊治療で授かったわが家3人目が欲しいと思うようになった理由はもう1つあります。わが家は2人目不妊で、息子は不妊治療の末授かりました。息子がおなかにいたとき、息子は双子でした。ですがバニシングツインで1人消えてしまったのです。 そのことがわかったときは本当にショックで悲しかったですが、それと同時に、お空に帰ってしまったその子をいつか絶対呼び戻したい! と強く思ったのです。 3人目が欲しいな、と言った私に夫は夫は仕事が多忙なので、息子が生まれる前から私はワンオペ育児でした。1人のときはなんとかなっていたのですが、子どもが2人になると余裕がなく、明らかに家の中は荒れ気味でした。でも、今はそれで仕方ない、と思っていたのです。そんな中、3人目を考えているということを夫に軽く伝えてみました。すると夫は目を丸くして、「3人目〜?」と驚いたような反応で、その反応にしばらく悩みましたが、やっぱり欲しい! と思った私は、今度は真剣に「3人目が欲しい」ということを伝えたのです。 すると夫はこう言いました。「どの口が言ってんの?」と。普段キツいことを言う夫ではないので、余計この言葉はグサッと刺さりました。それと同時に、それなら少し助けてくれてもいいのに……私たちの子どもなのに⋯⋯と悲しくなり、夫のことが他人に見えてしまいました。そしてそれ以上、3人目の話はできなくなってしまったのです。 幼稚園に入園したやんちゃな息子が、お友だちの弟や妹にやさしくしてあげているのを見たり、3人目を妊娠した友人の話を聞いたりすると、今でも3人目が欲しかったな、と思うことがあります。けれど、子どもを2人授かれたことも当たり前のことではありません。そのことに感謝をして、今目の前にいるかわいい2人の子どもたちに、しっかり目を向けていきたいと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年11月12日