パルコ劇場で25年間上演され続けてきた朗読劇の金字塔『ラヴ・レターズ』が、パルコ劇場クライマックス・シリーズ2『ラヴ・レターズ2016クライマックス・スペシャル』として6月27日(月)、28日(火)に上演される。【チケット情報はこちら】1989年にニューヨークで初演された本作。パルコ劇場では1990年8月に幕を開けて以来、450組超のカップルが出演。四半世紀の時を経てもなお、演者や観客の心をとらえ続けている。現パルコ劇場の一旦休館に伴うクライマックス・シリーズ公演に出演する、柳下大とイモトアヤコに話を聞いた。一度テレビドラマで共演しているが、しっかりとした共演は今回が初というふたり。柳下は「面白いなって思いました。完璧に想定外ですよね。普段女優さんだけやられてる人とは違った感情が出てくると思うのでワクワクします」、イモトは「(柳下のことを)まだよく知らないので、お手紙だけでやり取りするっていうのはいいなって。むしろ本番を通して、アンディを通して知れたらいいなって思っています」。“稽古一回、本番一回”が原則の本作について柳下は「普段の舞台では役を固めていく作業があるんですけど、今回はそれができない。技術とかではなく、そのとき生まれた感情で、自分も楽しむしかないなと思っています。なにしろ本番も1回しかできないので。その場でしか観れない、その日にしか観れないっていうところも楽しみですよね」。パルコ劇場はイモトにとって『君となら』(三谷幸喜演出・2014年)で初めての舞台を経験した場所。休館前の出演についてイモトは、「三谷さんが本番前に誰もいない客席を見せてくださって、座った跡のハートマークがたくさんあったなとか、毎日夏に通ってたあのエレベーター、なかなか来なかったなとか(笑)。いろんな思い出があるから、そこでできるのは嬉しいですね。すごく大好きな劇場です」と語った。「僕がこの本で一番大事にしたいのは、一番最初の手紙のやり取り。そのときにメリッサに対する感情が湧いて、それがずっと続いていくわけなので。そこを大事にすれば、あとは感情を積み重ねていくだけ。先のことは全部ないと思って、そのときに生まれた感情で演じようと思っています」(柳下)「かき乱したいですね!自分の奥の奥のものが出ちゃうし、出さなきゃいけないと思うし。6月27日(月)19時から約2時間の間に何が起こるんだろうって観に来てもらえるとすごく嬉しい。我々もそういう気持ちでやりたいです」(イモト)舞台は、6月27日(月)柳下大&イモトアヤコ、28日(火)三宅弘城&野々すみ花で上演。取材・文:中川實穗
2016年06月16日色にこだわった花飾りを制作するアトリエ染花による「Romantic flower展」が、5月19日から6月12日まで表参道ヒルズのパスザバトン(PASS THE BATON)内にあるPASS THE BATON LITTLE PAVILIONで開催される。1980年代、日本の女の子たちをトリコにしたロマンティックなフリルやレースがついたワンピース、ブラウスの胸元にいつも飾られていたコサージュ。同展では、そんな時代をイメージし、パスザバトン内にロマンチックな花々をいっぱいに集めた空間をつくり上げた。会場では、カラフルなブライダルブーケやヘッドアクセサリー、フラワーかごバックなどのファッション小物を中心に展開。前回の展示で大人気だった花びらを詰め込んだアソートボックスや、デッドストックの花だけを使った花飾りも販売される。また、ウェディングアイテムのレンタル&オーダーショップ・クリオマリアージュ(Cli'O marriage)と共同制作した1点もののフラワーウェディングドレスも特別展示販売される予定だ。【イベント情報】「Romantic flower展」会場:PASS THE BATON LITTLE PAVILION(パスザバトン表参道店内)住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10会期:5月19日~6月12日時間:11:00~21:00(日曜日・祝日は20:00まで)
2016年05月15日長谷川博己、竹野内豊、石原さとみらが出演することで大注目の庵野秀明監督最新作『シン・ゴジラ』。先日、庵野監督の人気アニメシリーズ「エヴァンゲリオン」とのコラボが実現し話題を呼んだが、この度、「ゴジラ対エヴァンゲリオン」ファン待望のビジュアル第2弾が到着した。『ゴジラ FINAL WARS』以来、約12年ぶりに日本製作のゴジラシリーズとなる本作。今月に入り、ゴジラの全身ビジュアル解禁や、長谷川さん、竹野内さん、石原さんをはじめ、高良健吾、大杉漣、柄本明、余貴美子、國村隼、ピエール瀧ら総勢328人に及ぶ出演キャストの発表で各方面で大きな話題に。さらに、4月1日のエイプリルフールには、本作と「エヴァンゲリオン」がコラボした劇場版『ゴジラ対エヴァンゲリオン』の公開ニュースなどが世の中を駆け巡り、「ゴジラ」「エヴァンゲリオン」双方のファンから本コラボに熱視線が注がれている。第1弾のコラボビジュアルを手掛けたのは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の監督で『シン・ゴジラ』でもゴジラのデザインを手掛けた前田真宏。彼の作画によるビジュアルを使用したクリアファイルが特典として付く本作の劇場前売券は、発売から2日間でハリウッド版『GODZILLA』と対比し、258パーセントと驚異の売上を記録。また、庵野秀明総監督自らが構成・編集を務めたことでも話題の予告映像は、先日解禁されるや、わずか10日間でYouTube東宝公式チャンネルの再生回数が270万回を突破するなど、今夏に公開を控える本作の注目度の高さがうかがえる結果となった。そしてこの度、ファン待望のビジュアル第2弾が到着。今回作画を担当したのは、長年、特撮ヒーローや怪獣などのイラストを描き、様々なメディア展開を続けてきた、“怪獣絵師”の異名をとるイラストレーター・開田裕治。開田氏の描く「ゴジラ対エヴァンゲリオン」もまた、数々のコラボ・グッズ展開で使用されるという。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月25日ドラマ化もされ話題となった、21歳でのデビュー作『野ブタ。をプロデュース』から12年近く。白岩玄さんが久々に学園小説を上梓した。その名も『ヒーロー!』。「『野ブタ。~』を出した後でスクールカーストを書いた小説と言われたのが頭に残っていて。そういう造語が使われることで、なおさら教室内の階級が固定され、学生を幸せにしないような気がしたんです。それで、もっと違う形でいじめの問題を書きたいなと思っていました」ヒーロー好きの新島英雄は高校2年生。彼は学校のいじめをなくすため、演劇部の佐古鈴に無理やり演出を頼み、休み時間に大仏のマスクをかぶってパフォーマンスを開催。いじめの標的からいじめっ子たちの目をそらすことに成功する。「明るく解決する話にしたくてヒーローものにしました。パフォーマンスの内容は考えれば考えるほど出てきて楽しかったです。後から思い出したんですが、中学生の時、大仏のマスクをかぶった主人公の劇を演出したことがあったんです。やっていることが変わりませんね(笑)」やがてライバルが登場、闘争心に燃える鈴は本来の目的を見失う…。鈴の視点で描かれる本作。最初は、英雄の視点で最後まで書いたという。なぜ書き直したのか。「英雄の立場から書いたら、彼一人にとっての正義を書くことになる。でもこの本では、今の世の中にはいろんな正義があるということが書きたかった。それで、英雄にとっての正義を冷めた目で見る女の子の目から書くことにしたんです」やがて鈴の心も大きく動き、さらにパフォーマンスも変化していく。久々に学園ものを書いてみて、自身の変化にも気付いたという。「演劇部の愚直で真面目な先輩が出てくるんですが、昔はああいう存在が書けなかった。今は、ああいう人こそ裏のヒーローだと思う。それに、信頼できる大人が書けるようになりました。自分も年を重ねて、大人は大人で苦しんでいるんだと分かったからでしょうね」◇しらいわ・げん作家。1983年、京都市生まれ。2004年『野ブタ。をプロデュース』で文藝賞を受賞しデビュー。同作は芥川賞候補にも。他の著作に『空に唄う』『愛について』『未婚30』など。◇いじめを防ぐため、みんなの関心を無理やりさらう。そんな狙いで英雄と鈴が始めた休み時間の大仏マンショーは、意外な方向へ…。河出書房新社1400円※ 『anan』2016年4月20日号より。写真・土佐麻理子(白岩さん)森山祐子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2016年04月19日昨年発表された、7月29日(金)に公開を迎える庵野秀明監督最新作『シン・ゴジラ』。同じく庵野監督の代表作とも言える人気アニメシリーズ「エヴァンゲリオン」と、この「ゴジラ」が、このほどコラボレーションを果たすことが4月1日(金)分かった。タイトルはズバリ『ゴジラ対エヴァンゲリオン』。先月公開し話題沸騰中の<a href="" target="_blank">『バットマン vs スーパーマン』</a>や、ジャパニーズホラー界夢の競演<a href="" target="_blank">『貞子vs伽椰子』</a>(6月公開)と、今年は熱いコラボ作品が登場しているが、それに負けずとも劣らない、いやこれ以上にビッグな対決はないとも言えるコラボだ。公開日や製作スタッフ、ストーリーなど詳細は明らかにされなかったが、今作の熱い闘いをイメージさせるビジュアルが一足先に解禁!しかし劇場版『ゴジラ対エヴァンゲリオン』の製作決定情報はエイプリルフールにちなんで発表されたもの。劇場版公開はジョークだが、「ゴジラ」と「エヴァンゲリオン」のコラボレーションは実際に本格始動するという。このたび発表されたビジュアルを手がけたのは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の監督で『シン・ゴジラ』でもゴジラのデザインを手掛けた前田真宏氏。またこのビジュアルを使用したクリアファイルが付く『シン・ゴジラ』全国劇場55,555枚限定前売り券の販売も行うという。また、『シン・ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』公式サイトを『ゴジラ対エヴァンゲリオン』がジャック!さらに、本日よりオープンしている特設サイトでは、数々のクリエイターたちによる『ゴジラ対エヴァンゲリオン』が順次公開予定だという。今後、Tシャツやワッペン、キーホルダーなどのグッズも登場するそうで、ファンならずとも必見のコラボとなりそうだ。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日2015年10月より放送開始となったTVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』。今回は、本日よりTOKYO MXを皮切りに放送される第24話「野に咲く花に鎮魂の歌を ベイビーマグナム破壊戦 II」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』第24話のあらすじと場面カット■#24「野に咲く花に鎮魂の歌を ベイビーマグナム破壊戦 II」イビーマグナムへの干渉は、失脚したフライド元議員によるものだった。『真実の鏡』によって『介入』されたお姫様は暴走を始め、人質交換の場は一転、戦場へと変わってしまう。その場に残されたクロンダイク導師が死ぬようなことになれば、四大勢力の激突は避けられない。ベイビーマグナムの砲撃によってクウェンサーたちは重傷を負い、お姫様への介入を解除する『鍵』も施設の破壊と共に失われた。残された手段は、ベイビーマグナムの破壊だけ――。絶望的な決断が下されたその時、ひとりぼっちのお姫様を助けるため、クウェンサーと仲間たちが立ち上がる!(脚本:吉野弘幸、絵コンテ:渡部高志、演出:櫻井親良/渡部高志、作画監督:小渕陽介/木本茂樹/佐藤嵩光/前田ゆり子/浅川翔/佐野はるか/藤井昌宏/山本雅章)TVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』は、TOKYO MXほかにて放送中。(C) 2015 鎌池和馬/KADOKAWAアスキー・メディアワークス刊/PROJECT HO
2016年03月25日新国立劇場にて一挙再演する「鄭義信 三部作」の第二弾『たとえば野に咲く花のように』が4月6日(水)より上演される。ともさかりえ、山口馬木也、村川絵梨、石田卓也ら実力派キャストを迎え、1951年の九州の港町を舞台に、戦争の傷を抱えた男女の愛憎を描き出す。初日まで約3週間に迫った3月下旬の稽古場を取材した。舞台『たとえば野に咲く花のように』チケット情報戦争で失った婚約者を想い続ける在日朝鮮人の満喜(ともさか)、自身も戦争の傷を抱え、自分と同じ目をした満喜に惹かれる康雄(山口)、その婚約者のあかね(村川)、康雄の弟分で、あかねにぞっこんの直也(石田)。出口のない四角関係が本作の軸となるが、この日、稽古が行われたのは、物語の終盤、街を出る決意をした康雄とそれを引き留めようとする直也、康雄の心変わりを許せないあかねらの感情が激しくぶつかり合うシーンから、満喜が康雄への愛情をようやく垣間見せる印象的なシーンへとつながるクライマックスの場面。「鄭義信 三部作」の中でこの『たとえば野に咲く~』のみ、鄭以外――2007年の初演に続き、鈴木裕美が演出を務める。稽古から気付かされるのは、鈴木が、鄭による脚本上の登場人物たちの感情の流れ、それに伴い発せられるセリフに対し、絶対的ともいえる信頼を置いているということ。ひとつの言葉が“導火線”となり、相手を刺激し、またそれが次に…という感情の流れに寄り添い、アクションの動きさえもつけていく。鈴木曰くこのシーンの登場人物は「次の一手がどうにもならない=どう生きていけばわからずにいる者たち」。戦争、喪失、貧しさ、また始まった戦争(=朝鮮戦争)に翻弄され、生きることもままならず、やるせない思いが怒りと悲しみに火をつけ、混乱を呼び起こし――激しく爆発する。新たな地へ踏み出そうとする者(=康雄)と、変わってしまったことを受け入れられず、しがみつこうとする者(=直也、あかね)、そのぶつかり合いにさらに翻弄される者(=満喜)。四角関係の極みだが、それぞれの感情が痛いほどに突き刺さってくる。セリフは全編九州弁で、稽古場での鈴木の演出の指示にも九州弁が混じるが、東京でもなく、かといって遠い異国の話でもなく、60年以上前、復興への歩みのさなかのこの国の地方の片隅のコミュニティをしっかりと心に焼きつける。「せからしか(=やかましい!黙れ!の意)」など、その地方のものでなければ耳慣れない言葉がたびたび出てくるのに、すんなりと入ってくるのが不思議だが、やはり、セリフのひとつひとつに寸分の無駄もなく感情が乗せられているからこそ伝わってくる。出口のない感情の生々しいぶつかり合いが彼らをどこに連れていくのか? 公演は4月6日(水)より東京・新国立劇場小劇場にて開幕。取材・文・撮影:黒豆直樹
2016年03月25日2015年10月より放送開始となったTVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』。今回は、本日よりTOKYO MXを皮切りに放送される第23話「野に咲く花に鎮魂の歌を ベイビーマグナム破壊戦 I」のあらすじと先行場面カットを紹介しよう。○TVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』第23話のあらすじと場面カット■#23「野に咲く花に鎮魂の歌を ベイビーマグナム破壊戦 I」『情報同盟』との人質交換会にかり出されたクウェンサーたち。国際的に大きな影響力を持つ宗教家・クロンダイク導師の絡む案件ということで、四大勢力のオブジェクトがそろい踏みとなったその地では、またも再会を果たしてしまったお姫様とおほほの、『殿方』をめぐるいつものやり取りが繰り広げられていた。そこで突然、途切れてしまうお姫様からの通信。何者かが、ベイビーマグナムのデータリンクに干渉していることが判明し、クウェンサーたちはその発信源へと急行することに。そんな彼らのもとに、督戦から意外な人物がこの事件に関与しているとの情報がもたらされる――。(脚本:吉野弘幸、絵コンテ:渡部高志、演出:高島大輔/渡部高志、作画監督:徳田賢朗/鶴元慎子/芝田千紗/藤部生馬/上田みねこ/山口杏奈/坂本哲也/冷水由紀絵)TVアニメ『ヘヴィーオブジェクト』は、TOKYO MXほかにて放送中。(C) 2015 鎌池和馬/KADOKAWAアスキー・メディアワークス刊/PROJECT HO
2016年03月18日生理学研究所(生理研)は3月18日、新しいものを「見て触れる」経験をすることで、視覚の情報処理を司る脳部位「視覚野」が変化することを、サルを用いた研究によって明らかにしたと発表した。同成果は、同研究所 感覚認知情報研究部門 郷田直一助教、小松英彦教授らの研究グループによるもので、3月18日付けの米科学誌「Current Biology」オンライン版に掲載された。視覚野は脳の後頭葉にあり、入力された視覚情報を分析し認知・判断している。その機能はこれまで実際に体験してきた視覚の経験によって変化するが、触覚や聴覚などといったほかの感覚の経験の影響は受けないとこれまで考えられていた。同研究グループは今回、セラミックやガラス、布といったさまざまな素材で作られた棒状の物体を実際に見せ、触れさせるという課題をサルに遂行させ、素材の見た目と手触りを十分に経験させた。これらの素材はサルにとってはもともと馴染みがないものだが、自身の経験としてすでに知っているものと知らなかったもの、それぞれを実際に「見て触れる」経験をさせる前と後で、サルが各素材の写真を見ているときの脳活動がどう変化するか、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて計測した。この結果、脳の視覚野の下側頭皮質の活動が、「見て触れる」経験後には、滑らかさ、硬さ、冷たさなどといった手触りが似た素材に対しては似たような反応をし、手触りの違う素材に対しては異なったパターンの反応を示す結果となった。下側頭皮質後部は、視覚の情報処理に特化した脳領域であると考えられていたが、今回の研究結果は、素材の外観を見るだけでなく手触りを合わせて経験することで、その反応パターンが手触りの違いを反映したものへと変化したことを示している。同研究グループは今回の成果について、「脳がさまざまな物を認識したり質感を感じるメカニズム」の全容を解明するための重要な足がかりとなると説明している。
2016年03月18日東京から東海道新幹線で約1時間、三島由紀夫のペンネーム由来の一つとも言われる三島駅に到着した。都心からも程近い静岡県の東部にあたるこの町は、過ごしやすい温暖な気候と、昭和の面影が残る町並み、一駅足を伸ばせば温泉街のある熱海と、パノラマの富士山を望める新富士がある味わい深い町。そんな静岡県東部をもっとよく知るために出かけた旅の一部を今回から全3回にわたって綴りたい。まずは静岡県長泉町にある「クレマチスの丘」へ。クレマチスの丘は、美術館、文学館、レストラン、ショップ、季節ごとのクレマチスが咲く庭園が点在する複合文化施設。広大な敷地内は、フランスの画家ベルナール・ビュッフェの作品を所蔵する「ルナール・ビュッフェ美術館」、作家・井上靖の「井上靖文学館」とそれらに隣接する「駿河平自然公園」があるビュッフェ・エリアと、杉本博司が設計を手掛けた「IZU PHOTO MUSEUM」、クレマチスの庭園に併設された「リストランテ プリマヴェーラ」などのレストランがあるクレマチスガーデン・エリアと大きくふたつのエリアに分かれている。中でもとりわけ印象に残る場所は、クレマチスガーデン・エリア側にある「ヴァンジ彫刻美術館」。芝生の上に寝転んだり、椅子に腰掛けてパノラマに広がる伊豆や箱根の山々を眺めていれば優に丸一日が過ぎてしまうようなのんびりした時間が流れ、その心地良さを思わず誰かに共有したくなる魅力的な場所である。「ヴァンジ彫刻美術館」エントランスを抜けてすぐの作品《レリーフ 風景の中の人物》2002年イタリアを代表する具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの世界唯一の個人美術館であるこの施設には、現在、屋内と屋外を合わせて47点の彫刻と、デッサン・版画11点のデッサン・版画が展示されている。ヴァンジは、人間の多面的な心の在りようを形にした表情豊かな彫刻が特徴だそうで、一方から見た時と、そのまた反対側から見た時では全く別の表情や輪郭をしているという。また、屋外に佇むこれらの彫刻には触れることも出来る。《竹林の中の男》1994年反対側から見ると違った表情を見ることができる館内にも、たっぷりと余白を使い作品が点在する。《紫の服の男》1989年《コートを着た女》2006年館内は自由に撮影可だそうこれら常設の展示のほか企画展も行っており、4月2日からはキギ(KIGI)の個展「KIGI キギ in Clematis no Oka」がスタートする。そして初夏になれば、美術館の庭園内にあるクレマチスガーデンに、這沢(はいざわ)やヘメロカリスなど一年で最も多くのクレマチスの品種が咲き誇るといい、また再び訪れたくなる話を聞いてしまった。2月の足元にはクロッカスがクレマチスの丘静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1055-989-8787開館時間:1月 10:00~16:30 2月、3月 10:00~17:00 4月、5月、6月、7月、8月 10:00~18:00 9月、10月 10:00~17:00 11月、12月 10:00~16:30 ※入館は閉館30分前まで休館日:水曜日、年末年始入館料はHP参照
2016年03月17日劇作家で演出家の鄭義信さんが、時代や人種の狭間で生きてきた在日コリアンの姿を描いた『焼肉ドラゴン』『たとえば野に咲く花のように』『パーマ屋スミレ』の三部作。上演のたび、大きな話題と感動を呼んだ舞台が、今回一挙上演される。鄭さん自身に今回の公演への思いを聞いた。「そもそも1作目の『たとえば~』は、ギリシャ悲劇を題材に何か一本舞台をという依頼で書いたものでした。“在日”を題材にしたのも、そこに出自を持つ僕にとっては必然的なもの。ただ、次の『焼肉~』は、すでに日韓両国での上演が決まっていたこともあり、自分が在日として生きてきたことを記録に残さないといけないという気持ちがありました。とはいえ、この題材がそんなに受け入れられると思わず、僕は“隙間産業”と言っていたんですけど(笑)」その予想を裏切り、舞台は日本でも韓国でも、開幕直後から熱狂をもって受け入れられた。「泣いたり笑ったりしてくださればとは思っていましたが、それ以上に観客が物語を身近な家族の話として受け入れてくださったことに驚きました。ましてや韓国では、在日という存在がよく理解されてませんから、上演前は現地のメディアの方に“この芝居はウケませんよ”とまで言われていたくらい。でも、上演してみたら驚くほど反応が良くて。まさかそこまでの評価は予想外でした」その後、新作の依頼を受けて生まれたのが『パーマ屋~』だ。「『たとえば~』で‘50年代を、『焼肉~』で‘70年代を描き、ひとつの流れとして‘60年代を描きたいと思い、結果的に三部作になりました。戦後の復興から高度経済成長に向かう時代の底辺で、労働力として日本を支えた在日の人たちを再認識してもらう機会になればと思います」日本では居場所を追われ、韓国では忘れられた存在である彼らを、次々と悲劇が襲う。しかし、そんななかにも前を向く強さと笑いがあるのが鄭さんの作品の魅力だ。「人生って、悲劇と喜劇が同時に進んでいくものだと思うんですよね。それに僕、関西出身なんで、やっぱり笑かしたいんだと思います」■information鄭義信三部作Vol.1『焼肉ドラゴン』3月7日(月)~27日(日)初台・新国立劇場 小劇場A席5400円B席3240円(共に税込み)新国立劇場ボックスオフィスTEL03・5352・9999(10:00~18:00)Vol.1『焼肉ドラゴン』在日コリアンの家族を通じ、好景気に沸く’70年代の裏側を描く。「ほぼキャスト総入れ替えの新たな挑戦になります」。(写真は’11年公演より)Vol.2『たとえば野に咲く花のように』 朝鮮戦争中の九州が舞台の男女の物語。「ギリシャ悲劇が題材なのに喜劇的な作品になりました」。4月6日(水)~24日(日)(写真は’07年公演より)Vol.3『パーマ屋スミレ』 炭鉱の町で運命と戦う人々の悲劇。「僕の作品には珍しくそこに居続ける人たちの物語です」。5月17日(火)~6月5日(日)(写真は’12年公演より)※2016年3月9日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・望月リサ
2016年03月08日架空の都市“水の都・BOEDO”を舞台に、風紀委員の忍者・すみれがユニークなキャストを改心させ、BOEDOの風紀を守るというボートレースのCMシリーズ。2016年3月1日(火)から放送予定の第二弾ゲストは、プロレスラーの蝶野正洋さんです。蝶野さんが演じるのは、BOEDOの奉行。…ですが、本来、悪人を裁く立場にありながら、遅刻癖があるという…。そんな蝶野奉行を、すみれNINJYAが改心させる本作。レジェンド蝶野さんのレジェンドたる(?)撮影裏話をご紹介します!■“蝶野時間”は本当だった!撮影時間が迫ってきても、なかなか姿を見せなかった蝶野さん。現場がざわつき始めたころ、スタッフの心配をよそに堂々と現場入り。じつは蝶野さんご自身も、知る人ぞ知る“遅刻魔”なのだとか。そのため、プロレス界では、本来の集合時間よりも早い時間を「集合時間」として伝えるというウワサ。その名も“蝶野時間”!■スタッフにも本気の強烈ビンタそして蝶野さんといえば、強烈なビンタです。テレビ番組などでも、“蝶野ビンタ”として有名。今回のCM撮影後、スタッフが「記念にビンタしてください」というと、思いっきりバチーン! 想像以上の本気度に、涙目になりながらも大感激のスタッフだったそうです。蝶野さんのビンタ、ご利益(?)ありそうです。■猫が大好きなカワイイ蝶野さん蝶野さんはオシャレなことでも有名で、自身のブランドを立ち上げるほどのこだわりの持ち主。プロレスファンにとどまらず、パンクでアーティスティックな大人の男性から支持を得ています。今回の撮影では、私物サングラスを4つも持参したそう。BOEDメイクとサングラスの相乗効果で、いつも以上の強面に仕上がっています。そんな“遅刻魔”蝶野さんが、CMのなかでなぜ遅刻したかというと…「猫の図鑑に見入っていたから」。猫が好きすぎてついつい…って、ギャップ萌えすぎる!リーゼントにひげ。迫力あるメイクに、いかついサングラスの蝶野さんを、すみれさんがどう成敗するのか…? 美しいスタイルにも注目です!・特設サイト (PCサイト) (スマートフォンサイト)
2016年02月29日プロレスラーの蝶野正洋が、28日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『アウト×デラックス』(毎週木曜23時00分~23時30分)に出演し、アニメ『ガールズ&パンツァー』の魅力を語った。「日本の軍事情報開示を訴える極悪レスラー」という紹介で登場した蝶野。中でも特に戦車に興味があるという彼は、冒頭から周囲を置き去りにした熱い"戦車トーク"を展開した。続いてそのきっかけになった作品として、アニメ『ガールズ&パンツァー』が取り上げられると、共演者からは蝶野のイメージからかけ離れた"萌え系"を思わせるビジュアルに驚きの声が上がった。『ガールズ&パンツァー』は、戦車を使った武道"戦車道"が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている架空の世界を舞台とした作品で、「美少女×戦車」という異色の組み合わせが話題に。また主人公たちの通う学校が「大洗女子学園」という設定で、本作と茨城県・大洗町はさまざまなコラボレーションを幾度となく実施するなど現実世界とリンクしているほか、劇中に登場する戦車が実物を精密に再現していることから、アニメファンのみならずミリタリーファンを巻き込んで人気を博している。蝶野と『ガルパン』との出会いは2015年7月。大洗町で行われたイベントにて、『ガルパン』のイベントステージの後が偶然、蝶野のステージだった事がきっかけで、その際のイベントの様子や、街に設置されているキャラクターの看板などでガルパンに触れ、関係者と食事などで交流を経て、『ガルパン』のTVシリーズを全話視聴するに至る。その後、11月15日に行われた「大洗 あんこう祭」のステージでは、蝶野の「ガルパン応援大使」就任が発表。2015年11月より公開中の劇場アニメ『ガールズ&パンツァー劇場版』のTVCMへの出演も果たしている。『アウト×デラックス』で蝶野は"オススメシーン"として、全国大会決勝戦で主人公・西住みほが在籍する「あんこうチーム」が、渡河中にエンストを起こしてしまった県立大洗女子学園の仲間である「ウサギさんチーム」を助ける場面を紹介。勝利よりも仲間を助けることを選んだみほたちの姿に「熱い友情」を感じたという蝶野は、かつてハルク・ホーガンらによって結成されたプロレスラーユニット「nWo(ニュー・ワールド・オーダー)」に加盟した際、「トップのプロレスラーはビジュアルも大事である」というアメリカ側の主張により、同志である天山広吉、ヒロ斎藤らと一緒での参加が認められなかった経験が重なり、「あそこでこうやっておけばよかったな」という思いがあることからこの友情シーンにグッときてしまうのだと説明。蝶野はその後「TEAM2000」という団体を立ち上げ、そこには天山らも参加している。最後に蝶野は、「今までアニメって全く興味なかったけど、アニメって言ってもいろんなもん入ってますよ」と共演者に向けてその魅力を訴えた。
2016年01月29日紫綬褒章受章者であるドキュメンタリー写真家・野町和嘉の作品を展示する「天空の渚」が1月15日より、東京・港区のGallery 916で開催される。同展では、2015年初頭に野町がメキシコ、ボリビア、チリ、アルゼンチンを訪れたときの作品を展示。特別に撮影許可が得られたサンタマリア・トナンツィントラ教会、雨期のウユニ塩原、標高4000メートルの原野に林立する砂の柱、生きた氷河と呼ばれるアルゼンチンのペリト・モレノ氷河など、これまで写真家が撮影したことがない風景、知られていない光景を求め極限高地を旅し、出会った全ての光景を写真に収めた。また、1月17日、31日の14時からはトークベントも実施される予定。1971年にフリーランスの写真家となった野町和嘉は、72年にサハラ砂漠に旅したことをきっかけに、ナイル川流域、エチオピア、グレート・リフト・バレーなど、アフリカを広く取材した。そして80年代後半からは、中近東、アジアに移し、中国、チベット、サウディアラビア、00年代以降は、アンデス、インド、イラン等を中心に取材を続ける。これらの成果は、各国での雑誌掲載、写真展、写真集出版を通して反響を呼び、『サハラ 空と砂の間で』『ナイル』『チベット 天の大地』『メッカ巡礼』『地球巡礼』など多くの写真集も国際共同出版された。後に、土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞、日本写真協会国際賞など多数の賞を受賞し、09年には、紫綬褒章を受章した。【イベント情報】「野町和嘉『天空の渚』」会場:Gallery 916住所:東京都港区海岸1-14-24会期:1月15日~2月14日休館日:月曜日(祝日を除く)時間:平日 11:00~20:00、土日・祝日 11:00~18:30(最終日のみ17:00まで)料金:無料
2016年01月12日アニウェアは1月5日~24日、『ハイキュー!!』とバッグブランドberufのコラボレーションバッグ第二弾の予約を受け付けている。到着予定日は4月上旬頃を予定。このバッグは、作品中の烏野高校、青葉城西高校、音駒高校のユニフォームの配色を落とし込んだデザインのメッセンジャーバッグ。「烏野高校モデルメッセンジャーバッグ」はカラスのモチーフが入ったワッペン、「青葉城西高校モデルメッセンジャーバッグ」は葉っぱのモチーフのワッペン、「音駒高校モデルメッセンジャーバッグ」は猫のワッペンがポイントとなっている。価格は各6,800円(税別)。準備数に達し次第受注を締め切るとのこと。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!セカンドシーズン」製作委員会・MBS
2016年01月05日キヤノンマーケティングジャパンは12月18日、EOS 5Dシリーズ10周年特別企画展として、写真家・野町和嘉氏の写真展「天空の渚」を開催すると発表した。会場は東京都港区のGallery 916で、期間は2016年1月15日から2月14日まで。入場料は無料。写真展では、野町氏が2015年初頭にメキシコ、ボリビア、チリ、アルゼンチンで撮影した写真作品約45点を展示する。作品はすべて、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 5Ds」で撮影された。また、1月17日と1月31日の14時から、野町氏が作品を解説するギャラリートークを実施する。
2015年12月18日『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明氏を総監督に迎えて制作されている映画『シン・ゴジラ』(2016年7月29日公開)より、史上最大の設定で登場するゴジラのビジュアルが初公開された。『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)以来、12年ぶりに東宝が製作することでも話題になっている本作。脚本・総監督を庵野秀明氏、監督・特技監督を実写版『進撃の巨人』前編・後編で監督を務めた樋口真嗣氏が担当し、劇中に登場するゴジラの体長はこれまで最大とされてきたハリウッド版『GODZILLA』(2014年)を上回り、過去最大の118.5メートルに及ぶという。キャストには主演の長谷川博己のほか、竹野内豊、石原さとみの出演が発表されている。また、ゴジラのイメージデザインには『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年)でコンセプトアート&デザインを手がけた、国際的にも評価の高いアニメーターの前田真宏氏が参加。前田氏は今作ゴジラの造形について「庵野総監督とディスカッションする中で、日本人だけが作ることのできる、ゴジラに込められた精神性や想いをデザインに落とし込もうと考えました」と着想についてコメント。新ゴジラは「戦後間もない頃に製作された初代『ゴジラ』のリアリティに対して、3.11を体験した我々だからこそ体現できる、リアリティのある、原点回帰のデザインになっていると思います」と、かつてのゴジラに対して、新たな世代にとっての"脅威"を表現する存在になっているという。キャラクターデザインには、『仮面ライダードライブ』で怪人デザインを手がけ、特撮短編映画『巨神兵東京に現わる』で巨神兵の雛形造形を担当した、日本におけるキャラクター造形の第一人者・竹谷隆之氏が参加。竹谷氏は「庵野総監督と前田さんが作り上げてきたゴジラのコンセプトデザインをもとに、立体物として造形していく作業を、半年以上、およそ100回ものやり取りを経て製作していきました」と、長期にわたってアイデアが固められていったことを振り返る。そして「庵野総監督の頭の中にある"ゴジラ"の具体的なイメージは、一つ一つのディテールにも意味があり、それを具現化していく作業は、僕にとってとても刺激的で濃厚で、かつ楽しい経験でした」と制作は充実したものだったようで、「人類が本気で畏怖するにふさわしい存在がダントツの現実感で迫る恐怖を、僕も早く目撃したいです」と作品への期待を語っている。なお、現在最新の特報動画が公式サイトなどで公開されている。映像は、都内近郊の街をまるごと封鎖した大規模ロケで撮影されたもので、ゴジラから逃げ惑う大勢の人々が描かれ、街中がパニックになっている様子が映しだされている。撮影は、すでに10月で終了し、現在は編集の真っ只中であるという。本編は6月下旬に完成を予定している。(C)2016 TOHO CO., LTD.
2015年12月10日長谷川博己、竹野内豊、石原さとみという人気俳優が総監督・庵野秀明のもとに集結し、12年ぶりに日本から発信する『シン・ゴジラ』。このほど、本作の公開日が2016年7月29日(金)に決定、全世界待望の“ゴジラ”の最新ビジュアルが初披露され、さらに舞台となる日本が大混乱に陥る超リアルな特報映像が解禁となった。『ゴジラ FINAL WARS』(’04)以来、およそ12年ぶりに東宝製作の“ゴジラ”が登場する本作。なんと今回は、これまで最大とされていたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(’14)の108mを10m以上も上回る、ゴジラ史上最大の118.5mとなり、まさに最大&最強のゴジラが誕生する。そのイメージデザインには、スタジオジブリ作品をはじめ、数多くのアニメ作品の原画を担当するほか、『マッドマックス 怒りのデスロード』ではコンセプトアート&デザインを務めるなど、国際的にも評価の高い前田真宏氏が参加。キャラクターデザインには、「仮面ライダードライブ」で怪人デザインを担当し、『巨神兵東京に現わる』では巨神兵の雛形造形を担当した日本におけるキャラクター造形の第一人者、竹谷隆之氏と、一流のクリエーターたちが集結、世界に通用するゴジラビジュアルを庵野総監督らとともに制作した。期間にして1年以上、100回以上もの意見交換を経て固められていったという新たな日本版ゴジラは、庵野総監督の意見が存分に反映されたものとなっており、今回のビジュアルで初お披露目されている。そして、巨大ゴジラにかかる「ニッポン対ゴジラ。」というコピーからも分かる通り、本作の舞台は、ズバリ日本!“ゴジラ”という脅威に直面したとき、日本の街に暮らす人々はどのように行動し、“ゴジラ”と向き合うのか。まさに、本作の見どころともいえるリアルさを追求した様子は、同時に公開された特報映像からも伺い知ることができる。史上最大のゴジラから逃げ惑う人々で街中がパニックになっている様子は、都内近郊の街をまるごと封鎖し、多数のエキストラによる大規模ロケが敢行されたという。東宝のプロデューサーは、このコピーに関して「“想定外”という言葉が様々な脅威の枕詞になったように、いままでのゴジラの踏襲ではない何かを求めました。前作から12年が経ち、その期間、日本は様々なパラダイムシフトを経験しました。その経験を端的に現したテーマが今回のコピーとして誕生しました」とコメント。ある種、異様ともいえる特報映像についても「いま、日本や世界が感じている漠然とした時代の雰囲気やムードを映し出したものだと考えています」と、そのこだわりを明かしている。また、“ゴジラ”のイメージデザインを担当した前田氏は、「庵野総監督とディスカッションする中で、日本人だけが作ることのできる、ゴジラに込められた精神性や想いをデザインに落とし込もうと考えました。戦後間もないころに製作された初代『ゴジラ』のリアリティに対して、3.11を体験した我々だからこそ体現できる、リアリティのある、原点回帰のデザインになっていると思います」と語り、現代だからこその原点回帰を強調。キャラクターデザイン・竹谷氏も「庵野総監督と前田さんがつくり上げてきたゴジラのコンセプトデザインをもとに、立体物として造形していく作業を、半年以上、およそ100回ものやり取りを経て製作していきました。庵野総監督の頭の中にある“ゴジラ”の具体的なイメージは、一つ一つのディテールにも意味があり、それを具現化していく作業は、僕にとってとても刺激的で濃厚で、かつ楽しい経験でした」とコメント。「人類が本気で畏怖するにふさわしい存在が、ダントツの現実感で迫る恐怖を、僕も早く目撃したいです!」と語り、現在、編集作業中という本作の完成に期待を込めた。『シン・ゴジラ』は2016年7月29日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月10日『花より男子 The Musical』に注目が集まっている。“花男”こと、『花より男子』といえば、少女漫画誌『マーガレット』にて長年連載をされた人気コミック。これまでに、日本のみならず台湾や韓国でもドラマ化され高視聴率を記録している。日本では映画やアニメ、小説といった二次作品が次々と生み出され、すべてが大ヒットを呼んだ。もはや社会現象となっているその理由は、登場人物たちのずば抜けた格好よさと、誰もが憧れる夢のストーリーだ。基軸は、裕福な生徒が通うセレブな学校に入学した庶民家庭で育った牧野つくしが、御曹司グループである『F4』と対立しながらも、胸キュン、笑い、涙ありの人情を織りなすラブストーリー。主要キャストに抜擢された、新鋭の若手俳優5人にも注目が集まる。『花より男子 The Musical』チケット情報松下優也(X4)(道明寺司役)「オファーを頂いた時、感動しました。人気は知っていたので、まさか自分が道明寺司を演じるとは夢にも思いませんでした。でも、道明寺を知るにつけ、今ドキでない彼と自分が少し被る気がします。僕は舞台自体が久しぶり、久々の舞台が“花男”なんてとても光栄です」白洲迅(花沢類役)「“花男”のミュージカル化だけでも朗報ですが、あの花沢類が僕?って驚き。ドラマの撮影中に情報が解禁になったので、メークさんや衣装さんからはヒューヒュー言われ、大騒ぎでした」真剣佑(西門総二郎役)「僕も同じく映画の撮影中だったので、キャストやスタッフの方々から、“素敵、がんばってね”と応援の声をたくさんいただきました」上山竜治(美作あきら役)「確かに女子たちの反応は凄まじい。“花男、本当に好きです。道明寺さん!西門さん、花沢類、カッコいい!”って言われますが、僕が演じる美作ファンはマニアが多いみたい(笑)。でも、とにかく愛されていることを感じます」加藤梨里香(牧野つくし役)「私もオーディションに受かった時は、近所の方たちがケータイや新聞を持ってきて、“リリカちゃん、載ってるよ!”って大騒ぎ。学校でもみんな集まってきて、事の重大さに緊張。今は喜びが強まって、無意識に叫んだりしてます(笑)」そして更に制作陣には日本屈指のトップクリエイターたちが集結。脚本を担当するのは、『八犬伝』『ブルームーン』『鉈切り丸』など多くの作品で高い評価を得る青木豪。また、演出は『宝塚 BOYS』『サンセット大通り』などを手がけ、名だたる演劇賞を総なめにする鈴木裕美。音楽はポルノグラフティやいきものがかりなどのプロデュースを手掛け、音楽界を牽引する本間昭光。「どこで歌ってどこで踊るのか。原作を活かしながら、新しい作品をみんなで作り上げていくので、ぜひ生で体感してください」(松下)世界初となる『花より男子』のミュージカル化で、新たなる伝説が巻き起こりそうだ。公演は1月5日(火)から24日(木)まで、東京・シアタークリエにて。チケットぴあではインターネット先行を10月25日(日)昼12時より受付。取材・文:生嶋マキ
2015年10月23日10月31日(土)・11月1日(日)に東京・豊洲野外音楽広場で音楽フェス「豊洲野音 CARNIVAL ~InterFM897 開局記念~」が行われる。【チケット情報はこちら】同フェスは、FM放送局「InterFM897(インターエフエム・ハチキュウナナ)」の開局を記念して開催。出演は初日の10月31日(土)にスキマスイッチ、THE King ALL STARS、LOVE PSYCHEDELICO~Premium Acoustic Set~、2日目の11月1日(日)に佐野元春 and The Hobo King Band、藤井フミヤ、Polarisなど。チケットは発売中。■「豊洲野音CARNIVAL」日時:10月31日(土)開場 10:30 / 開演 12:0011月1日(日)開場 10:30 / 開演 12:00会場:豊洲野外音楽広場(東京都)出演:【10月31日(土)】スキマスイッチ / THE King ALL STARS / LOVE PSYCHEDELICO~Premium Acoustic Set~ / Def Tech / 七尾旅人 / 佐藤タイジ & 堂珍嘉邦 / 大宮エリー / 椿鬼奴 / BLACK BOTTOM BRASS BAND / Johnsons Motorcar / Nakamura Emi / GOCOO【11月1日(日)】佐野元春 and The Hobo King Band / 藤井フミヤ / Polaris / OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND / Caravan / Czecho No Republic / Rickie-G / GAKU-MC / bird / Dachambo / 植田真梨恵 / 小林太郎【カーニバルアーティスト】【両日】エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ / RISO / ちんどんCARNIVAL宣伝隊【10月31日(土)】湘南なぎさ連 / バグバイプブラストス【11月1日(日)】西馬音内盆踊り料金: 一般一日券 7,000円 / 一般二日券 13,000円※小学生以下は保護者同伴に限り無料。ドリンク代別途必要。
2015年10月08日春から夏にかけて流行したジュースクレンズ。暑い時期はおいしく飲めましたが、これからの季節は身体を冷やしてしまうことも。秋からのデトックスは、身体が芯から温まる「スープクレンズ」を始めてみませんか?現代の食生活は、消化器官に負担がかかりやすいもの。ファスティング(断食)をすることで、疲れた消化器官を休め、毒素の排出が促されるといわれています。専用の機械で野菜や果物の酵素を壊さないように作るコールドプレスジュースは、ファスティングに適したドリンクですが、秋冬は冷えも気になるところ。できるだけ温かいものを摂取し、新陳代謝を高めながら栄養を補いましょう。そこで取り入れたいのが、スープです。数種類の野菜を使ったスープを食事代わりにとることで、ビタミンやミネラル、食物繊維などをバランスよく補いながら、ファスティングを行いましょう。身体を温める食べものとして知られるニンジンやかぼちゃ、玉ねぎ、ごぼう、そら豆、かぶなどを使えば、より効果的です。果物が中心のコールドプレスプレスジュースより、糖分が控えめなのもうれしいですね。食材や味付けを工夫すれば、あっさりしたものから濃厚な味わいまで楽しめるスープクレンズ。さっそくダイエットの一環に取り入れてみてはいかが?
2015年09月30日「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親にして、世界中でその名を轟かせている庵野秀明が新作“ゴジラ”の脚本・総監督を務めることが発表されてから、早5か月。この度、本作のタイトルが『シン・ゴジラ』に決定。さらにメインキャストに長谷川博己、竹野内豊、石原さとみが抜擢されたことが明らかになった。東宝製作の『ゴジラ FINAL WARS』(’04)以来10年ぶりの“ゴジラ”復活を果たしたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(’14)。本作は、63の国と地域で公開され大ヒットを記録した。そして今回、庵野総監督によって様々な意味を持つであろう“シン”というタイトルからも表現されるように、いままで誰も見たことのない“ゴジラ”が現れるという。そんな『シン・ゴジラ』に参戦するメインキャストには、ゴジラが襲撃する現代日本の“政府関係者”役に、実写版『進撃の巨人』や、この冬公開が待機している『劇場版MOZU』など多くの映画作品に出演し、役柄によって別の顔をみせる長谷川博己。同じく、“政府関係者”役に、『at Homeアットホーム』で主演を演じるほか今冬公開予定の『人生の約束』と立て続けに映画に出演が決まっている俳優・竹野内豊。また米国エージェント役に、『風に立つライオン』などに出演し、フジテレビ月9ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」で主演を務める石原さとみが決定している。エグゼクティブ・プロデューサーである山内章弘は本作のタイトルについて「12年の時を経て、遂に新たな『ジャパンゴジラ』が立ち上がります。タイトルが示す通り、“復活”でも“再生”でもなく、『シン・ゴジラ』です。もちろん、“新”しいゴジラであり、“真”のゴジラであり、“神”のようなゴジラであり、そして…庵野総監督命名のこのタイトルには、様々な意味と想いが込められています」とコメント。さらにキャスティングについては、「どんな役柄でも変幻自在の長谷川さん。我々からのオーダーは、愚直なまでに真っ直ぐな男を演じてもらうこと。長谷川さんの確かな演技力が『シン・ゴジラ』の柱になります。(竹野内さんについては)クールな表情の内に秘めた情熱を持つ方で、それが今回の役柄のポイントでもあります。初めて見る竹野内さんをお見せできると思います。(石原さんについては)知的な魅力と大人の女性のセクシーさを併せ持つ稀有な存在。台詞には英語もあり、難しい役柄なのですが、彼女なら応えてくれると思います」と自信をみせている。<以下、キャストコメント>■長谷川博己世界的に有名な、と言っても過言ではないゴジラ作品に、まさか自分が出演させていただけるとは。空想特撮エンタテインメントであり、大きな危機に直面した時の日本のあり方を問う社会的な側面を持った作品でもあります。ヒットメーカーである庵野総監督、樋口監督のもと、しっかりと自分の役割を務めたいと思います。どうぞお楽しみに。■竹野内豊61年前に制作された初の第1作目から長い時を経て、29作目に当たる本作は、数々のゴジラシリーズの中でも最強の仕上がりとなり、多くのファンのみならず、世界の観客の心に、そして社会に、深いメッセージを与える作品になると思います。是非ご期待ください!■石原さとみゴジラのオファーがきた時、「よっしゃーーーっ」と家で叫びました。しかし台本を読み愕然としました。庵野総監督、樋口監督にダメ出しされるなかで、悔しくて涙を流してしまうぐらい、今難しい役と向き合っています。プレッシャーで胃が痛い毎日ですがゴジラにヒロインとして出演させていただける事に責任と幸せを感じて撮影に取り組んでいきたいと思います。本作で登場するゴジラは、これまで最大とされるギャレス・エドワーズ監督が手掛けた『GODZILLA ゴジラ』の108mをはるかに上回る過去最大の見込みだという。製作は、今年の8月よりすでに始まっており、10月いっぱいまで撮影予定だ。『シン・ゴジラ』は2016年夏、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月23日Vo/Gのハルカと、Key/Choのミユキによる日本の女性ユニット、ハルカトミユキが10月3日(土)に東京・日比谷野外大音楽堂でフリーライブを開催する。【チケット情報はこちら】ライブのタイトルは「ひとり×3000」。タイトルには「自分はひとりだって思ってる3000人と、ハルカとミユキの3002人で、一緒に星空を見上げたい」というふたりの気持ちが込められている。また、9月30日(水)には“野音で歌いたい”という想いから、新たに書き下ろした楽曲を収録したミニアルバム『LIFE』をリリースする。ぴあでは入場券を発券中。■ハルカトミユキ フリーライブ 「ひとり×3000」日時:10月3日(土)開場17:15 / 開演 18:00 / 終演19:00会場:日比谷野外大音楽堂(東京都)■2nd mini ALBUM『LIFE』2015年9月30日(水)発売【初回生産限定盤】(CD+DVD)AICL-2962,2963 / 4500円+税【通常盤】(CD)AICL-2964 / 2000円+税※初回限定盤DVD:2015年6月LIQUIDROOMで行われたワンマンライブを全曲フル収録
2015年09月01日洋服を纏うように、デジタルガジェットを身に着ける時代がやってきた。今年4月の「アップルウォッチ(Apple Watch)」の発売以来、スポーツや健康のためという視点ではなく、ファッションとして、腕時計の延長として身につけるウェアラブルデバイスが存在感を増そうとしている。ソニー、アップル、サムスンなど各社がこぞってスマートウォッチを発表する中、「機能性よりも腕時計としての美しさを重視している」というデジタルとアナログの魅力が融合したスマートウォッチを見つけた。それは「ヴェルト セレンディピティ(VELDT SERENDIPITY)」。一見すると、デザイン性の高いエレガントなアナログ時計のようだが、実のところは“デジタルとの関係をリバランスすること”をテーマにした、日本発のスマートウォッチだ。インターネットで繋がることで格段に広がるネットワークの恩恵を人々が享受する反面、ネット中毒とも言えるような、繋がっているが故に必ず画面で何かを見てしまう状況に疑問を覚えたのだ。そう語るが、決してネットを否定しているのではない。デジタルとの関係を見つめ直すことで、「アナログとデジタルの融合とは何か?」をヴェルト(VELDT)を通して徹底的に追及している。「画面が人の時間を奪っているのではないか、という思いに駆られることがありました。今、目の前にある物事に目を向けることで思いがけない発見があるはず。素晴らしい景色が目の前にあるなら、眼前の世界を楽しむことが大切なのだと思う」という結果、誕生したのが「ヴェルト セレンディピティ」なのだ。「ヴェルト セレンディピティ」がアナログ時計と異なるのは、360度の文字盤に24のLEDが組み込まれていること。そして、6角形のフェイスの中には、テキストの流れる小さなディスプレイがあること。この小さなディスプレイには、アイフォンの通知機能があるアプリならなんでも好みのものと連携させることが可能だという。ただ、ヴェルト セレンディピティは文字盤の上で何か動作をさせるつもりはないよう。大きめのフォルムといえども、外径48ミリのフェイスなのだから、スマートフォンで出来ることは、スマートフォンでやればいい。そう考えているが故、手元では、直感的に情報を吸収できるようなデザインを採用している。この「ヴェルト セレンディピティ」を手がける株式会社ヴェルトの代表取締役CEOの野々上仁さんに話を聞いた。■Watch first, Function Secondヴェルト セレンディピティをデザインするにあたって大切にしていることを野々上さんに尋ねると「まず機能よりも、腕時計としての美しさを重視して作っています。端的に言うならば『Watch first, Function second』ということ。まず、腕時計として気に入ってもらい、使ってもらえることで、初めてウェアラブルデバイスが機能すると思っています。だから、まずファッションとしての存在感があることを追及しました」という答えが返ってきた。実際、「ヴェルト セレンディピティ」にはスケジュール、天気予報、活動量計、スマホ置き忘れ防止など、シンプルな機能だけが備わっている。機能をそぎ落としていくにあたっては「テクノロジーとの付き合い方の中で、出来るけれどもやらない方がいいことも存在すると考えています。いくら技術的に可能だったとしても、普段の生活が保たれて、人の平穏を邪魔しないものであるべき。だから、『ヴェルト セレンディピティ』では時計の上で確認出来ることを残し、他はあえてそぎ落としました」と答える。2/2に続く。
2015年08月24日企画/原作・庵野秀明氏、総監督・庵野秀明氏による、90年代を代表する人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』だが、2015年8月26日(水)に「新世紀エヴァンゲリオンBlu-rayBOX」が発売されるのを記念して、「エヴァンゲリオンの始点」展覧会が渋谷で開催される。巨大な人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった少年少女たちと第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描く『新世紀エヴァンゲリオン』。「エヴァンゲリオンの始点」展覧会では、当時使用されていた作品初期の貴重なセル画やフィルムケース、レーザーディスク、作画参考モデルが展示されるほか、EVASTORE限定の台本付きBlu-ray-BOX、DVD-BOXが会場で販売される。そのほか、展覧会限定商品として、エヴァンゲリオンで使用されたフォント(マティス)を使用したアイテムも販売されるので、あわせてチェックしておきたい。■「エヴァンゲリオンの始点」展覧会【会場】ギャラリーX (渋谷パルコパート1・B1F)【期間】2015年8月21日(金)~31日(月) 10:00~21:00【入場料】無料○会場限定グッズを紹介「エヴァンゲリオンの始点」展覧会では、あの名場面での名台詞をデザインにした会場限定アイテムが登場。■名台詞缶バッチ / 1回300円人気の名台詞をデザインした会場限定ガチャガチャ。全8種+シークレット1種■名台詞ステッカー / 1回300円人気の名台詞をデザインしたステッカー■お名前シール / 1回300円好きな名前や言葉をエヴァンゲリオンのフォントでステッカーにすることができる展覧会の文字組をデザインを使用したクリアファイルやトートバッグも販売。■クリアファイルセット / 648円(税込)黒と白の2枚組■トートバッグ / 1,620円(税込)A4 サイズそのほか詳細については、特設サイトをチェックしてほしい。(C)カラー/Project Eva.(C)カラー/EVA 制作委員会(C)カラー
2015年08月13日日立アプライアンスは8月5日、天井や壁のすみまで明るく照らすことで部屋の広さ感がアップする「ひろびろ光」採用の「LEDシーリング [ひろびろ光]搭載タイプ」を発表した。適用畳数は~8畳 / ~14畳 / ~12畳 / 20畳以上の4モデル。発売は9月10日で、価格はオープン。推定市場価格(税別)は適用畳数によって異なり、60,000円前後~90,000円前後となっている。LEDシーリング [ひろびろ光]搭載タイプは、光をレンズで広げる「広がる大光量」を継続採用し、「ひろびろ光」を新たに搭載したLEDシーリング。器具上部に120個のLEDモジュールを配置して、天井や壁のすみまで明るく照らすことによって、室内の明暗差を減らし、部屋の「広さ感」をアップさせるという。また、青緑色の成分を補うことで、より太陽光に近い光の波長特性を実現する「ラク見え」が進化。すっきり見やすい色温度を5,800K(ケルビン)と定め、コントラスト感をアップ。これによって、小さな文字がより読みやすく、色が鮮やかに見えるようになったとする。日立アプライアンスは同日、ひろびろ光を省略した「LEDシーリング [ラク見え]搭載タイプ」6モデル、ひろびろ光とラク見えをともに省略した「LEDシーリング スタンダードタイプ」5モデルも発表した。発売は9月10日。推定市場価格(税別)は[ラク見え]搭載タイプが25,000円前後~55,000円前後、スタンダードタイプが20,000円前後~50,000円前後。
2015年08月05日オアシスティーラウンジが展開する台湾カフェ「春水堂(チュンスイタン)」は7月21日、豆花(トウファ)シリーズから「マンゴーかき氷豆花」と「タピオカかき氷豆花」(各税込700円)を夏季限定で発売した。販売は9月30日まで。「豆花」は台湾の伝統的な豆乳スイーツ。夏になると、豆花の上にシャリシャリのかき氷をかけて食べるのが一般的であるという。「マンゴーかき氷豆花」は、マンゴーの甘酸っぱさが特徴とのこと。「タピオカかき氷豆花」は、オリジナルのタピオカを使用しており、もちもちした食感が楽しめるという。なお両商品、しっとりと炊きあげた十勝産大納言小豆をトッピングしている。販売店舗は、ルミネ新宿店を除く全店舗。
2015年07月21日今、何かと注目されている「野菜氷」って知っていますか?健康や美容のためにもたっぷり採りたい野菜。でも、火を通して料理するよりももっと簡単に野菜を採れるのが、「野菜氷」なのです!野菜氷とは、野菜をミキサーでくだいてピューレ状にして氷にさせたもの。これは、料理研究科の村上祥子さんが考案したものなんです!村上さんがとくにオススメしている野菜は、たまねぎ氷。血管年齢が若くなり、1日2個のたまねぎ氷で若さと健康を維持する効果が得られるんだとか。糖尿病歴が長く、毎日血糖値を計れる方数名に試験的に食べ続けていただきました。その結果、考案者の私が驚くほど、血糖値が下がり、数値も安定しました。こうして効果が裏づけられ、「たまねぎ氷」が誕生したのです。きっかけは糖尿病でしたが、たまねぎは血圧を下げる、ガンを予防するなど効果は多岐に渡ります。まさに食べる万能薬です。出典:空飛ぶ料理研究科村上祥子のホームページよりその他にも、リコピンがたくさん含まれているトマトや、食物繊維が多いだいこん、腸内環境を整えてくれるしいたけなどなど…何で作っても美味しそうですね。野菜氷なら、夏バテで食欲がないときでも気軽に口に入れる事ができますし、時間がないときもすぐに栄養を採ることができます。つくり方はとっても簡単!●野菜を適当な大きさにカットする●レンジで加熱する●水を加えてミキサーにかける●容器に移して冷凍庫で凍らせるストックが一気に作れて、保存期間が長いのも嬉しいポイントですね。健康にも美容にも良い野菜氷。この夏、試さないわけにはいきません!
2015年07月21日チャールズ・チャップリン晩年の傑作映画『ライムライト』が、世界で初めて舞台化される。往年の名喜劇役者・カルヴェロが若きバレリーナ・テリーと出会い、生きる意味や本物の愛を知ってゆく感動の物語。7月5日(日)の初日に向け稽古に励む、テリー役の元宝塚歌劇団宙組トップ娘役・野々すみ花に話を聞いた。音楽劇「ライムライト」チケット情報チャップリンの原作小説『フットライト』もベースに、日本チャップリン協会会長の大野裕之が上演台本を執筆。有名な名曲『エターナリー』などの他に、荻野清子の楽曲も盛り込み、新たなオリジナル音楽劇に仕上がっているという。「舞台の上では“音楽隊”が生演奏をする予定。演出家・荻田浩一先生の甘美で繊細な世界観が、作品ととてもマッチしているんですよ。映画の良さを感じながら、舞台ならではの立体的に迫ってくる感動を味わって頂けると思います」。「こんなに普遍的で美しい物語があるなんて!」と映画を観て驚いたという野々。チャップリンの哲学的な台詞にも勇気を与えてもらった。「好きな台詞は…たくさんありすぎて選べないです(笑)。英語と日本語で微妙にニュアンスが違うので、稽古場では大野さんや荻田先生、キャストのみんなでひとつの台詞について話し合ったりもします」。出演者は8人、少人数で丁寧にチャップリンの世界を紡いでゆく。そんな中でカルヴェロを演じる石丸幹二が、「大スターさんなのにどんどん愛くるしく、役とリンクして見えてきます」と微笑む。野々演じるテリーは失意の中、ガス自殺を図るが、偶然通りかかったカルヴェロに助けられる。彼もまた世間から忘れられた喜劇役者として苦しんでいた。「年の離れたふたりだけど、孤独な者同士が出会い共感し、勇気をもって人生の一歩を進めたことが“愛”という形につながったんだと思います。テリーは夢があるからこそ勢い余った行動もする、生命力ある女性として作っていきたいです。チャップリンの自伝に書かれている慈愛に満ちた母親にも通じるところがあります」。また映画でも印象的な音楽を使ったバレエシーンも大きな見せ場に。「かなり本格的に踊るんです。高いリフトのシーンも!トゥシューズを履いて踊るのは10年ぶりなのでとても不安です。この半年、時間の許す限りレッスンに通いました。バレエは大好きですが…新たな挑戦です」。宝塚時代から演技派として知られ、退団後は舞台はもちろんドラマや『世界ふしぎ発見!』(TBS)のミステリーハンターなど、幅広く活躍してきた。「いまだに日常でも役との切り替えができなくて、自分にあきれます(笑)。そんな中でミステリーハンターのお仕事は自らの言葉で表現するという新しい経験で、とても鍛えられました」。何でも柔軟に対応し、長く今の仕事を続けたいという野々が、伸び伸びと舞台の上でテリーを演じる日は近い。公演は7月5日(日)から15日(水)まで東京・シアタークリエ、7月18日(土)から20日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、その後、福岡、佐世保、鹿児島、名古屋、富山、長野でも上演。チケットは発売中。取材・文:小野寺亜紀
2015年07月03日世紀の喜劇王・チャップリンの晩年の傑作映画『ライムライト』が世界で初めて舞台化される。チャップリンが扮した老芸人カルヴェロを演じるのは石丸幹二。演出は宝塚歌劇団出身、繊細な中にもペーソスやアイロニーを描き出す独特な美的センスを持つ荻田浩一だ。6月中旬、この稽古場を取材した。チケット情報はこちら物語は、かつて大きな名声を得ていたものの、現在は落ちぶれ仕事もろくに来ない老芸人カルヴェロが、足が動かなくなったことを悲観し自殺を図った若きバレリーナ・テリーを助けたところから始まる。カルヴェロはテリーをふたたび舞台に立たせようと支え、テリーもまたカルヴェロに心を開いていくが…。ふたりの心の交流が、第一次世界大戦勃発前夜のロンドンの暗い世相や、舞台人が舞台へ賭ける思いとともに描かれていく。出演者は石丸と、テリーを演じる野々すみ花を含め、たった8人。しかし良知真次、吉野圭吾、植本潤、保坂知寿ら演技巧者ぞろいの精鋭が次々と多数の登場人物を演じていき、鮮やかに1910年代のロンドンの町が生まれていく。くるくると表情を変える彼らの姿は、紙芝居や人形劇が持つようなノスタルジックな効果をも生んでいるようで、面白い。また石丸は劇中劇のシーンでは、コミカルな芸で稽古場を沸かす。眼をギョロリと剥き、口も大きく開ける、戯画的な表情がいかにもで楽しい。チャップリンを彷彿とさせるような部分もありそうで、チャップリンファン、映画ファンも必見のシーンになりそうだ。一方で成功の裏の転落、というシビアさも描かれ、石丸の陽気な笑顔とシリアスな表情の落差にはっとさせられる。荻田の演出はことさら“チャップリン”から想起させられるイメージに寄せすぎず、物語の本質を追求し、新たな『ライムライト』の世界を一から構築しているようだ。そしてカルヴェロとテリーが心を通わせていく過程がとても良い。カルヴェロはテリーを助けたもののどう接していいのか戸惑い、テリーもまた素直に心を開かず、殻に閉じこもる。石丸カルヴェロの屈折、野々テリーの硬質さが、すんなりはいかない不器用な人間たちの姿をうまく描き出す。そんなふたりだからこそ、ちょっとした会話で見せる笑顔が光り、この後ふたりの関係がどうなっていくのか…という期待感を抱かせた。公演は7月5日(日)から15日(水)まで、東京・シアタークリエにて。その後大阪、福岡、長崎、鹿児島、愛知、富山、長野公演もあり。チケットは発売中。
2015年07月01日