神奈川フィルハーモニー管弦楽団の2018~2019シーズンのラインナップが決まり、10月16日、横浜市内で、常任指揮者・川瀬賢太郎も出席して発表会見が行なわれた。シーズン・コンセプトは「音楽の道標(みちしるべ)」。音楽が生み出す、生きる力や平和の願いが行く手を照らす。神奈川フィルハーモニー管弦楽団 チケット情報横浜みなとみらいホールでの定期演奏会は、従来の土曜日午後2時開演はそのまま、7月と11月には、金曜日の夜公演も加えて同一プログラム2公演制を実施する。改修工事を終えた神奈川県民ホールでは新たに「県民ホール名曲シリーズ」をスタート。また会場が来年休館となる「音楽堂シリーズ」の代わりに、客席数400の小空間を生かした「みなとみらい小ホールシリーズ」を開催する。川瀬は自らの指揮する公演の意図や抱負を語った。シーズン開幕の4月定期は生誕100年バーンスタイン特集。人気の《ウェスト・サイド・ストーリー》に、政治的序曲《スラヴァ!》と交響曲第1番《エレミア》を組み合わせた。作品に込められた政治や民族の問題は現在も普遍的なテーマ。コンサートホールが、そうした問題を受け取り、「過去を振り返り未来を見つめ直す場になれば」と川瀬。その思いは10月定期にもつながっている。権代敦彦の《子守歌》(2005)は、2001年の大阪児童無差別殺傷事件の犠牲者の母親の手記を中心に構成された作品。川瀬が名古屋フィルと演奏した際には、半分近い聴衆がショックのあまりコンサート後半を聴けずに帰ったという衝撃作。今回の後半はマーラーの交響曲第4番。終楽章に「天上の生活」が置かれた交響曲だ。選曲は権代の話がヒントになったという。「赤ん坊が生まれてすぐ泣くのは、罪深い世に生まれた絶望のせい。だから若い命が天に召されるのは、神がその罪を取り除いてくれたと考えることもできる」。「天上」を感じてもらいたいと語る。川瀬は他に、藤村実穂子からの共演オファーに応えたマーラーの《リュッケルトの詩による5つの歌曲集》と、マーラーに大きな影響を与えた不世出の作曲家ハンス・ロット(1858~1884)の交響曲第1番を合わせたプログラムや、満を持して神奈川フィル合唱団とのヴェルディ《レクイエム》を振る。また、新たなみなとみらい小ホールシリーズではストラヴィンスキー《兵士の物語》を指揮(2019年3月)。このシリーズでは7月に鈴木優人が指揮者として登場し、テーマはともにJ.S.バッハとストラヴィンスキー。ここでも「過去を振り返り未来を見つめ直す」が打ち出されている。特別客演指揮者の小泉和裕は9月定期と2019年1月の県民ホール名曲シリーズに登場。また神奈川フィル初登場のスコットランドの若手指揮者ロリー・マクドナルド(1985年生まれ)や、珍しいトロンボーン「吹き振り」を披露するクリスチャン・リンドバーグなど、注目公演が目白押し。来季も意欲がひしひしと伝わってくる神奈川フィルだ。取材・文:宮本明
2017年10月17日人気ヴァイオリニストの木嶋真優が、実に5年ぶりに待望のリサイタルを開く。木嶋真優 コンサート情報プログラムのメインはプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番。「プロコフィエフから全体のアイディアを練り始めました。十代の終わりにコンクールで弾いて以来一度も弾いていなくて、いつかもう一度戻ってこようと温めていた曲のひとつです」。そしてもう一方の核が平井真美子への委嘱作品《マゼンタ・スタリオン》世界初演。平井は桐朋学園ピアノ科出身の作曲家・ピアニスト。今夏にオンエアされた「過保護のカホコ」などドラマや映画、CMの音楽を手がけるとともに、純音楽も多数発表している。「平井真美子さんは、音を聴けばパッと映像が浮かぶような、メロディックな曲を書く方です。すでに今年の春、ワシントンD.C.の全米桜祭りで演奏した私の6821クインテットのために1曲書いていただきました」。完成して渡された譜面をただ弾くだけの作曲委嘱ではないのがポイント。創作段階から試演や協議を重ねて、ともに創っていくという試みだ。ちなみに「マゼンタ・スタリオン」は「赤い馬」の意味。平井から見た木嶋のイメージだそう。「まだずっと小さかった頃にロストロポーヴィチさんから、『音楽家として成長していくために、必ず、今生きている作曲家たちと一緒に音楽を作りなさい』と言われました。当時はその意味がわからなかったのですが、お客様の層を拡げるためにも、現代の、同じ生活をしている人たちが作り出す景色には意味があると思います。去年の9月に、それをやるなら今だと思いました」『去年の9月』というのは、優勝した第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールの時のこと。1か月強の長丁場のなかで考えた。「SNSも全部絶って、自分と音楽しかない時間のなかで、『明日うまく弾いて優勝したい』ではなく、自分の将来についてもじっくり向き合うことができました。ヴァイオリンを始めた3歳から今までのうちで、一番意義のある時間だったと思います」優勝という結果だけでなく、むしろその体験を経て自分自身が変わることができたことのほうが大きな成果だったと力強く語る。2月のリサイタルは、そんな新しい木嶋真優を目の当たりにする貴重なチャンスだ。「建築やデザイン、現代アート、そして大好きな食。パリではさまざまなジャンルの人たちと交流が拡がります」4年前からパリを拠点にしている。でもそのきっかけは意外だ。2、3泊の小旅行で訪れた時になんとなく「私はここにいたほうがいい」と感じて、そのまま定住してしまったのだそう。13歳から住んでいたケルンの家には、今もまだ荷物が置かれたまま…。可憐な外見やミューズが降りて来たような舞台姿の印象と異なる、そんな案外大胆なところも、彼女の音楽の魅力となって現れているに違いない。公演は東京・紀尾井ホールにて2018年2月2日(金)19:00開演。チケットは10月14日(土)より発売開始。取材・文:宮本明
2017年10月12日トレーニングとは心身を整えること。明日からのきれいと健康を作ること。しなやかに生きる美しい人に、「きれいと健康のためにしているトレーニング」を聞きました。■産後の「体を動かしたい」から始まった青空ピラティス夫と「体を動かしたいね」となって、産後のリハビリとして始めたのがきっかけです。ただ、スタジオを借りて、生徒さんにも呼びかけて……となると、場所や日時の問題があるけれど、ここ(新宿御苑)ならカジュアルに始められる。ちょうど、天気もよくなるころだし、ということで、4月の終わりくらいからスタートさせました。レッスンのだいたいの流れ、アウトラインは決まっています。この日(取材当日)は動ける人が集まっていたから、ポーズを少し難しくしたり、回数を増やしたり、とにかく体を動かす日にしました。でも、具体的に「歩いているときに右ひざが痛くて……」という方がいらっしゃるようなときには、姿勢の話をするのに時間をかけたり、歩き方をメインにしたりするクラスにしています。■心と体はつながっているピラティスをすると実際に健康にいいと思います。単純に体の中に入る酸素量と収縮させる筋肉の回数が変わりますし。心と体は密接につながっていて、実際に体を開く動きをすると、ストレスって低下するんですよね。落ち込んでいたとしても、体を動かすと気分が明るくなることもあります。自分の気持ちがどう感じるかを優先せずに、まずは筋肉を動かしてみるんです。右の口角の筋肉を引っ張ってみてください、左の唇の横も……って筋肉のアプローチで笑顔を作っても、それだけでストレスホルモンは下がります。体が持つ可能性って、それくらい大きい。体を動かすことで、自分の気持ちを引っ張っていっていくんです。自分の血液や酸素もストレスホルモンもそれで変わるくらい。■自分の心地よい体重を探す体を動かしていると、自然と一番心地良い体重が見えてくるんです。私は減りすぎると体調を崩しやすくなり、増えると「体が重いな」と実感する。でも、このあたりの体重を行き来しているのがいいな、と感じると、そのときが一番健康だったり、疲れにくかったりするのが自分でもわかるようになります。痩せたい人のダイエット法を聞くと、けっこうトンチンカンで、それにショックを受けてしまいます。普通に食べて体を動かせばいいのに、ダイエットサプリとか、何か新しいものを取り入れちゃってるんですよね。むしろ引き算で考えたほうがいいんです。お菓子を食べないとか、砂糖を摂らないとか、今食べているものから引いていく。なるべく普通の食事をして、体を動かして……ピラティスはおすすめですよ。■別のモチベーションを見つけて継続するクラスの前日から、もうレッスンは始まっていると思うんです。前日から、クラスに備えていろいろ準備をする。その2日間だけでも意識が変わるわけですから、それは大きい。続けるにはレッスン以外に別途モチベーションを見つけるのがいいです。毎回、レッスン代を払う、というのもありますけど、それ以外に近くに好きなお店を見つけて、帰りに友だちと寄ってみるとか。動くだけだとモチベーションになりづらいんですよね。私自身も、こうやって生徒さんに教えているから続けられる、とは思います。■自分の体の変化に気づくためバレエのレッスンもstudio RADA日本舞踊はまだ3年ですけど、バレエは20年くらいやっています。バレエってそれこそ何百年前から、レッスンでやる内容って決まってるんですよね。やることがずっと変わらないから、自分の体の変化に気づきやすいんです。今日はこの動きがしんどい、とか、右足が上がらない、とか。普通に生活していたら見逃してしまうようなコンディションの変化を知ることができるんです。studio RADA日舞もバレエも外からどう見えているか、ということを意識するんですね。「目を閉じて、普通に立ってみよう」と鏡の前に立つと、実はすごく首が前に出ていたりする。この姿勢はまずい、真っ直ぐなのはこのラインだ、とか、全身がどう見えるか、というのを意識できます。藤間亜寿賀 お稽古場日舞は実際のところ、とてもハードで、地味だけど内側の筋肉を使う。着物を着たときに衣紋を抜くので、いつも通りで立っていると、猫背に見えるんです。かなり後ろ重心で立っている、という意識になるんですけど、着物を着ているときはそれが普通なんです。お稽古が終わったあとは、その日1日胸も開いて、呼吸もしやすくて、首も伸びてスッキリ、という感覚になりやすいと思います。■良姿勢で体を動かしやすくする南インドで伝統舞踊を習ったことがあったんですけど、首をグッと上に引っ張る感覚は日舞もバレエも一緒。そのほうが効率よく体を動かせるし、姿勢が悪いほうが疲れます。体って普段、丸まりやすいんですね。同じ面積のものを潰すと、ぷよっと出るのと一緒で。でも、伸ばすと、綺麗に見えるんです。本来は、姿勢がいいほうが、体はラクなはずなんですよね。でも、パソコンやスマホ、移動に使うタクシーや電車とか、昔なかったものができて、ある程度楽できるようになると、自分の姿勢を保つのが難しくなっているのかもしれません。姿勢を良くしようと意識しないと、姿勢が悪くなりやすい時代なんですよね。■まとめ私たちの体は、死ぬまで自分たちの魂を乗せる車のようなもの。この車は、どこかが壊れたから、といって部品を変える、というのはできないんですよね。良いエンジンを入れて、よくメンテナンスをするしか、この車を最後まで運転することはできないんです。食べるのと同じぐらい、運動をしたり意識を変えたりするのが大切だと思います。食べるものも、ストイックに健康なものだけを!じゃなくて、総合的に楽しく、おいしく、よく動いてなるべくストレス値を下げて、笑顔で生きていくのが一番ですよ。鈴木アイリさんプロフィール19歳で渡米。カリフォルニア州ディアブロバレー大学卒業。2003年より4年間New Yorkにてバレエやモダンダンスを学ぶ。2009年よりフランスのダンスカンパニーにダンサーとして所属、世界各国のフェスティバルにて公演。2011年米リーボック社のグローバルキャンペーン日本代表モデルに選出されCMや広告などに出演。自身も振付家、ダンサーとしてインドのダンスビエンナーレや香港大学主催のアートフェスティバル等様々な場所に招待され作品の制作、公演などを行う。ボディメンテナンスの分野ではNew YorkのKane Schoolにてピラティス指導資格を取得、その他、マタニティヨガや産後ヨガなどの指導資格も保持。精神面と肉体面の相互関係に着目し、各地にて指導や講演を行っている。プライベートでは一児の母。ダンスやピラティスのレッスンも開講中。「あおぞらピラティス」も申し込み可能。/Photo=ふくだりょうこバレエ(studio RADA)、日舞(藤間亜寿賀 お稽古場)の写真は鈴木アイリさん提供
2017年08月17日俳優の窪田正孝が10日、都内で行われた主演映画『東京喰種 トーキョーグール』(7月29日公開)のジャパンプレミアに、共演の鈴木伸之(劇団EXILE)、桜田ひより、蒼井優、大泉洋、小笠原海、白石隼也、相田翔子、柳俊太郎、前野朋哉、萩原健太郎監督とともに登場した。同作は、石田スイによる同名コミックの実写化。これまでTVアニメ化、舞台化、ゲーム化など、さまざまなメディアミックスが展開され話題を呼んできた。物語の舞台は、食人の怪人"喰種(グール)"が潜む東京。ある喰種の臓器を移植されたことで、喰種と化してしまった大学生・金木研(カネキ/窪田正孝)が戦いの中で自分自身と向き合っていく。出演者陣は、エスカレーターに乗って現れ、丸の内ピカデリー内に敷かれたレッドカーペットに登場。集まったファンの歓声に包まれた。上映前の舞台あいさつでは、窪田が訪れたロサンゼルスでのワールドプレミアでの話題に。窪田は「びっくりしたのが、監督とプロデューサーが英語ベラベラだったんですよ。俺英語しゃべれないから、『東京喰種好きですか~!』と聞いたら、『イエーイ! フゥ~!』となったんです。好きなものから、日本の文化を学ぶんですね」と盛り上がりを説明した。またコスプレした現地ファンも多数集まり「カネキが40人くらいいて」と驚いたという窪田。「『そのマスクどちらで買われたんですか?』 と聞いたら『Internet!』って。インターネットって便利なんだな」としみじみ語っていた。窪田と激しいアクションシーンを繰り広げた、亜門鋼太朗役の鈴木は「漫画の中では腹筋が180個くらいに割れているんですよ。どうやっても6つにしか割れなくて……」とキャラクター再現の苦労を明かす。「窪田さんがすごく動ける方なので、やっててすごく楽しかったです」と振り返った。カネキを惑わし、食べようとする喰種・リゼを演じた蒼井は「もう漆黒の黒さ。楽しかったですよ。カネキくんが、ちょっとつつけば引っかかってくるから。なんか釣りをしているような感じ」と”悪女”っぷりを楽しんだ様子。また、窪田と前半でアクションを繰り広げる白石は「1番最初に本気にさせる相手なので、前半の盛り上がりとしては頑張らなきゃいけないなと」と心境を明かした。窪田は「リゼさん(蒼井)も、錦さん(白石)も色々やってくれましたね。何やっても強すぎるって感じで。やってたね~、海ね?」と小笠原に話しかけると、窪田とともに白石とのアクションシーンに臨んだ小笠原は「僕はもう、されるがままです」と苦笑していた。
2017年07月10日あるときは“銭形警部”、またあるときは“変態仮面”、そして来年には、NHK大河ドラマで幕末~維新の志士・西郷隆盛を演じる鈴木亮平。これまで、さまざまな役柄に果敢に挑み、ときにはかなりハードな肉体改造も行ってきた鈴木さんが、6月17日(土)22時よりスタートするWOWOW「連続ドラマW宮沢賢治の食卓」では、なんと“ヤング宮沢賢治”を演じる。多くの人がそれぞれ抱いている国民的作家の“宮沢賢治像”。だが、本作を見るかぎり、鈴木さんが体現する賢治は、「雨ニモマケズ」と遺したような従来のイメージをいい意味で裏切っているように思える。「僕の中にも宮沢賢治像が確かにあって、清貧で聖人のようなイメージがあったんですよね。それは、残っている有名な写真のせいもあると思うんですが、話を聞いたら、あの写真はベートーヴェンに憧れマネをして『ベートーヴェンっぽく撮ってくれ』と言って撮影したものらしく、面白い人だなって」と鈴木さん。「一番びっくりしたのは衣装合わせです。史実に基づいて作ってはいるんですが、洋風の、貴族が猟に出るかのような格好で…。僕の中にあった賢治像がまたひとつ崩れ、一瞬混乱しました(笑)」と笑顔で明かす。「痩せっぽちの“耐える”人かと思いきや、実はお金持ちの長男で、生活に困ってもいないし、写真をよく見ると、ぽっちゃりしてる(笑)。病弱ではあったんだろうけど…、意外と抱いてきたイメージと違う。それならば僕なりの、今回の作品なりのものを作っていってもいいのかなと」と語り、実際には「こんな感じの人だったんじゃないかな?って思ってもらえるような賢治像を作れたらと思って役に臨んでいます」と言う。本作の賢治は、東京に家出をしていたが、妹・トシ(石橋杏奈)の病気の電報を受け、岩手・花巻に帰郷、母・イチ(神野三鈴)や弟妹たちには歓迎されるも、厳格な父・政次郎(平田満)とは折り合いがつかない。土産代わりにコロッケを家族に振る舞い、喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気づき、農学校教師として働き始める。慎ましく、孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアにあふれ、食やクラシック音楽などを愛する“好奇心の人”だったという賢治。「子どもがそのまま大人になったような印象で、現場でもそのイメージで演じています。ある種、モラトリアムのような生活から始まって、自分も何かの役に立ちたいけど、何をしていいのかわからないという、あふれ出るような想像力を持て余している状況にいる。ここ最近は大人の役柄が多かったんですけど、宮沢賢治を演じる上で少し幼くさせて、嬉しいことがあれば身体をピョンピョンさせるような感じでやってますね(笑)」と朗らかに語る鈴木さんは、すでに賢治そのもの。「僕も子どものまま大人になったようなところがあるので(笑)。普段、仕事の場では、それをひた隠しにして生きてますけど(笑)、実は基本的に子どもです。空想したりすることも多いですし…彼ほど天才的な何かがあるわけではないですけど、似ているものを感じます。ひとつのものから思考がどんどん広がっていき、それを周りの人に話すと、話が飛びすぎていてポカンとさせてしまうってところもありますね」と明かす。そんな「空想好き」も、賢治に定着しているイメージといえるが、「実はその根底には圧倒的な科学による裏付けや知識があってすごいんです」と鈴木さん。「学者肌で、気になったらとことん調べるところは、僕も少しあるかなって気もします。石ひとつ見ても、賢治には何ていう種類の石で、どういう風にできていて…ということが全てわかって、周りの地形も見えてくる。それだけの知識量があるということは本当に尊敬します。空想だけじゃないんです」と、熱く語りだす。彼自身も英検1級はもちろん、世界遺産検定1級を有しており、博識、学者肌はまさにぴったり!?しかし、鈴木さんは「いかんせん演じる上で、天才を相手にするのは難しい。僕みたいな凡人が作り上げるものなので、その難しさを一番感じています(苦笑)。天才・賢治にこちらのレベルまで『降りてきて』もらわないといけないんです。むしろ、天才に僕らのサイズにまで小さくなってもらわないと、リアルな演技ができないんです。だからこそ、自分自身のサイズを大きくしようといつも思っていますが」と謙遜する。「僕は彼の音感は持ち合わせてないので…。『賢治ならどんな音を口ずさんだんだろう?』と自分なりに考えつつ演じています」と言う。そんな試行錯誤から生まれた“賢治”は、見る側にとってはむしろ親しみやすいのでは?「その点は自信があります。みんなに愛されるチャーミングな賢治になっているんじゃないかなと思います」と、自信を込めて断言する鈴木さん。「賢治は濁った溜まり水を見て、この中にうごめいてる微生物がたくさんいるから濁っていて、それを想像して楽しそうにはしゃいでいる。すごい感性だなと思います。それは、ありのままを何もかも受け止めるってことですよね。いろんな角度から見て、良さを感じられる感性は、賢治さんが持っているものの中でもすごく好きなところですし、自分も持っていたいと思います」とも語る。また、劇中には、“食”のシーンも数多いが、登場するのはコロッケやアイスなどで、「グルメドラマにしては、こんなシンプルでいいのかと…」と苦笑する鈴木さん。「焼きリンゴなんて、子どもの頃に食べて以来ですが、ただ焼いただけっていうのが美味しかったりして、発見でした。子どものときから『亮平は、おいしそうに食べるのはすごいね』って親から言われていたので(笑)、そこは活かせるかなと」。しかも、賢治の場合は「食べたものに対する感謝がすごい人なんじゃないか」と鈴木さん。「想像力と知識があり、感性も豊かなので、コロッケひとつでも、イモがどうやって作られて、この甘さの元は…といったことが全部わかる。育てる上での苦労、どのように改良されてきて…ということも知っているので、食べたときにただ『おいしい』だけじゃなく、歴史から何から全てが入ってきて『あぁ! いまこれを食べられるってなんて幸せなことなんだろう!』って感じるんじゃないかと思います」と独自に分析。「僕も減量中においしいものを食べた経験がありますが、芝居では絶対にこんなリアクションはしないよってくらい『メチャクチャおいしい!』というリアクションをするんです。絶対に目を閉じるんですよ(笑)。本当に体が求めて『食べたい!』と思って食べると、感覚を全部、味覚に集中させるんです。今回、その経験を活かせる部分があるなと思います」と、これまでのストイックな肉体改造が役立ったよう。「僕自身、映画やドラマを見るときは食べるシーンがすごく好きなんです。食べ方、何を食べるかにその人の人生が出ている気がするし、演技のときも食事のシーン、気をつけるようにしてます」と語る鈴木さん。では、自身にとって忘れられない味とは?「ありきたりですけど、肉ジャガがいいですね、やはり。うちは共働きで父が料理を作る家だったんですが、でも肉ジャガは母親が作ってくれて。関西の肉ジャガは牛肉なんです。いまでもそれが好きです」と明かしてくれた。さらに、「食事って生物学的には単なる“栄養摂取”かもしれないけど、それ以上の意味を持っていますよね。親交を深めたりするきっかけにもなる。それは不思議だなって思います。なんで一緒に食べると仲良くなれるんだろう? って」と言う。同じ食卓で、同じものを分かち合って食べる。賢治が生きた時代はごく当たり前のことだったが、“個食”や“孤食”という言葉も生まれるほど、現在の日本では若干難しい部分があるのかもしれない。「“分かち合う”というのが今回の作品のテーマですが、それを大事にしていくとより良い社会になっていくだろうと思いますね。個人の社会になっていきがちですが、だからといって、人々の愛情が希薄になっているわけじゃないと思う。周りへの愛情を大事にすることって、いつの時代でも求められている気がします」。(text:cinemacafe.net)
2017年06月14日松岡茉優が初主演を務める、綿矢りさ原作の映画『勝手にふるえてろ』。このたび、松岡さんが演じる主人公ヨシカを取り巻く“2人の彼氏”に、渡辺大知(「黒猫チェルシー」)と北村匠海(「DISH//」)が決定。さらに、石橋杏奈、片桐はいり、古舘寛治といった追加キャストが明らかになった。私には彼氏が2人いる──中学時代からの片思いの相手、イチ(北村さん)と、突然告白してきた暑苦しい同期のニ(渡辺さん)。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、ニとの関係に乗り切れないヨシカ(松岡さん)。一方で、「ひと目でいいから、いまのイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学以来ひきずっているイチに会ってみようと、ありえないうそをついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが…。“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は?本作は、2001年に「インストール」でデビュー、「蹴りたい背中」で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説が原作。主演を務めるのは、本作が映画初主演となる若手実力派女優の松岡さん。絶滅した動物が好き過ぎて、アンモナイトの化石についてネットで調べていたら気づくと朝になっていたり、中学時代の初恋の相手との過去を思い出しては、胸をトキめかせる、ちょっと変わった“恋愛ド素人”OLのヨシカを演じる。本作では、“脳内片思い”と“リアルな恋愛”の2人の彼氏を、“イチ”、“ニ”と勝手に命名する、極度に捻じ曲がった乙女心を披露。そんなヨシカの“リアルな恋愛”の彼氏に、『色即ぜねれいしょん』で俳優デビューし、NHK連続テレビ小説「まれ」など、俳優としても独特の存在感を放つ「黒猫チェルシー」のボーカル、渡辺さん。ヨシカにうっとうしがられるほど猛アタックし、若干強引に(?)彼氏となる男・ニを熱演。そして、“脳内片思い”の彼氏には、「DISH//」でボーカル&ギターを務め、『君の膵臓を食べたい』『恋と嘘』など話題作への出演が控える、いま最も注目の若手俳優・北村さん。ヨシカの中学時代からの片思いの相手・イチをクールかつ魅力的に演じている。そのほか、ヨシカの恋をかき乱してしまう同僚に、『泥棒役者』にも抜擢された石橋杏奈、ヨシカの話し相手になる釣りのおじさんに古舘寛治、同じアパートに住む、すこし変わった隣人に片桐はいりと、ヨシカを取り巻く共演者にも、個性的な役者が揃った。24歳まで恋愛経験ゼロの遅咲きな主人公・ヨシカが繰り広げる、悩んでは傷つき、暴走する恋の行方を、応援しながら見守りたくなる痛快コメディが誕生した。脚本を最初に読んだときから主人公のヨシカのキャラクターに釘付け」と語るのは、渡辺さん。「ぼくは撮影中、実際に、空回りしながらもヨシカにずっと一直線でした。主演の松岡さんは芯が強くて、可愛いのにひねくれてて、まさにヨシカそのもので、とても魅力的でした」とふり返り、個性豊かな登場人物の「それぞれの魅力が画面をはみ出しているところを、ぜひご覧ください!」と期待を込めている。また、「まず、独特な役名だなぁという印象から始まりました」という北村さん。「“あーいるいる”って要所要所で感じる松岡茉優さん演じるヨシカがとても面白く、僕自身も楽しみながら台本を読み進めることができました。松岡茉優さんとは3度目の共演になります。お互い初めて会った日からは、6年ほど経っているのですが、しっかりと魅力的な演技をされるので、やはり一緒に芝居するのが楽しかったです」と、松岡さんとの撮影をふり返っている。脚本も手がけた大九明子監督は、この2人について、「役名が、イチ、ニ。男を番号で呼ぶ小気味良さよ。一応現場では君付けで呼んでいました」とコメント。「渡辺大知君が、面倒な男・ニ君をサイコーに愛しい男にしてくれました。ご自身も作り手だからでしょうか、視点が客観的でさすが! というときもあれば、何だ ニそのものじゃんカワイイ、と思うときもありました。あと、手が美しい」と大絶賛。そして、「北村匠海君とは、イチ君が記号のようなイケメンにならないよう、相談しながら繊細に作りました。北村君は頭も良く、瞬発力もあり、日の出を待って数分で撮らねばならない慌しい中でも、演出に一瞬で対応してくれたのが印象的です」と語り、その演技センスに太鼓判を押している。『勝手にふるえてろ』は2017年、全国にて公開。※古舘寛治:正式には外字の舘(舎官)となります。WEB上では表現できない文字のため、「舘」を使用しています。(text:cinemacafe.net)
2017年04月13日テレビ東京が3週連続ドラマ特別企画の第2弾として直木賞作家・大沢在昌のサスペンス小説を初ドラマ化する「冬芽の人」を、4月5日(水)今夜放送する。鈴木京香がテレビ東京のドラマで初主演を務めるほか、瀬戸康史らが共演する。ハードボイルド小説「新宿鮫」などで知られる大沢氏の同名小説を、大人気ドラマ「相棒」を手掛ける戸田山雅司が脚本を担当し『永遠の0』や『八日目の蝉』などの佐々木章光を監督に迎え映像化。殺人事件の捜査中に同僚を死なせてしまい刑事を辞めた主人公と、その同僚の息子が出会い、過去に隠された衝撃的な真実を追う姿から、ヒロインが守るべきもののために立ち上がり人生を取り戻す姿をサスペンスフルに描く至高のエンターテインメントになっている。元刑事の牧しずりは、かつての同僚・前田光介の墓前で彼の息子・仲本岬人に出会う。前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。以来彼女は罪の意識から周囲の人との関わりを絶ち、心を閉ざしている。そんな中父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、過去の事件に関わる意外な情報がもたらされた。しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか?自分の中で止まっていた人生の歯車が新たな時を刻み始める……というストーリー。主人公の元刑事・牧しずりを鈴木さんが、しずりとともに事件追うことになる仲本岬人を瀬戸さんが、亡くなったしずりの同僚で仲本の父である前田光介を渡部篤郎がそれぞれ演じるほか、小池栄子、要潤、温水洋一、堀内正美、相島一之、国広富之、高岡早紀、大杉漣、石丸幹二、田中泯らが出演する。今作が初共演となる鈴木さんと瀬戸さん。鈴木さんは「瀬戸君はお会いする前と後ではだいぶ印象の変わった役者さんです。年齢以上にしっかりとした男らしい方で、事件を追う場面では役柄とは逆にだいぶ助けられました」、瀬戸さんは「しずりさんの哀愁を抱えたイメージとは違い、ものすごくチャーミングで、どちらかというと周りを癒すエネルギーのある方。その影響もあり、僕も岬人の様にすぐに距離を縮めることができました」とお互いの印象をコメント。両者の共演、そして脇をかためる豪華なキャストも見どころだ。ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」は4月5日(水)21時~テレビ東京系で放送。(笠緒)
2017年04月05日人は見た目で人を判断する。何だかんだ美しいことを言っても、内面ではなく見た目のイメージに引きずられる生き物です。この言葉の被害者といえば、蒼井優さん(31)ではないでしょうか。 筆者が大好きだけど大嫌いな女優、蒼井優さん。幼少から子役として活躍。10代後半からその圧倒的な透明感と演技力の高さで人気を集め、主にナチュラル系が好きな男女や映画好きから絶大な支持を集めている彼女。羨ましい。本当に羨ましい……。 と嫉妬心丸出しの筆者ですが、実は大学時代に一瞬だけ彼女と同級生でした。校内で何回か見かけた彼女は当時から小枝のように細く、白く、可憐。その透明感と汚れない感じは、どんなに凡人の筆者がダイエットや美白に勤しんでも黒髪にしても手に入れられるものではなかった。そのため「蒼井優、大好きだけど私にないものを全部持っているから大嫌い。キーッ!!」という自分でもよくわからない憧れと嫉妬を抱き、見守り続けていた女優さんです。 こんな筆者の思い出話はどうでもよくて、気づけば30代に突入している彼女。ここ数年は某アイドルや某演技派俳優やら共演者との熱愛の噂が絶えず、しかも魔性のオンナと言われ、終わり方もえげつない“らしい”。そうした噂に、彼女もあきれているようです。噂か真実かは別として、そんな彼女にまたも熱愛が報じられました。 今度のお相手もまたまた共演者。お名前がヒューイだかデューイだかルーイだか忘れましたが、シンガーソングライターの殿方。深夜のドライブデートを蒼井さんのマイカー、ポルシェで楽しんでいたところを撮られてしまったようです。この2人が友人か恋人かはわかりません。わかりませんが、そのスクープを見たとき思いました。 「驚きのジャブを打って!」 と。なぜなら多くの人にとって蒼井優のイメージは「演技派」。もう一つは10代のころと同じ「透明感」なのです。今もナチュラルメークにお団子ヘアをして白い部屋で黄昏れているか、カキ氷を前にタンクトップ姿で目をキラキラさせているイメージのままなのです。そのキャラあっての演技派だったのに、いきなり共演者キラーで魔性のオンナでポルシェって、幅がありすぎてついていけない! 勝手にイメージをつけるなと思うかもしれませんが、カキ氷とポルシェの間に「ワイン好き」くらいの大人っぽい情報は挟んで欲しいわけです。純粋無垢な少女と魔性の共演者キラーとの間に「最近、恋に目覚めた」くらいのジャブがほしいわけです。噂を面倒がるのなら、そのくらい外野への気遣いがあってもいいのではないでしょうか。 イメージが飛躍する感じは女優らしいともいえますが、「いま握っているのはカキ氷スプーンではなく、ポルシェのハンドルなんですよ」とでも言ってくれたら、自由奔放で予測不可能な演技派女優「蒼井優」をもっとみんなで楽しめるはずです。 こんな分析こそしていましたが、蒼井さんはポルシェという私にないものをまた持っている……。女優と比べるのがオコガマシイと知りつつも、驚きとショックで筆者は13年ぶりにまたへこんでしまうのでした。
2017年02月14日女優・鈴木京香を主演に迎え、直木賞作家・大沢在昌のサスペンス小説「冬芽の人」をドラマ化することが決定。鈴木さんがテレビ東京ドラマで主演するのは、今回が初となる。元刑事の牧しずり(鈴木京香)は、かつての同僚・前田光介の墓前で彼の息子・仲本岬人(瀬戸康史)に出会う。前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。以来、彼女は罪の意識から心を閉ざしている。父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、事件に関わる意外な情報がもたらされた。しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか…?原作は、ハードボイルド小説「新宿鮫」などで知られる大沢氏の同名小説。今回ドラマ化にあたり、「永遠の0」や「八日目の蝉」の佐々木章光が監督を務め、大人気ドラマ「相棒」を手掛ける戸田山雅司が脚本を担当する。本作は、殺人事件の捜査中に同僚を死なせてしまい、刑事を辞めた主人公・牧しずりが、その同僚の息子・仲本岬人と出逢い、過去に隠された衝撃的な真実を追う、傷つき打ちのめされたヒロインが、守るべきもののために立ち上がり、人生を取り戻す姿をサスペンスフルに描く至高のエンターテインメントだ。主人公の元刑事・牧しずりを演じるのは、鈴木さん。そして、しずりと一緒に事件の真相を追うことになる仲本岬人役に、ドラマや舞台などでの活躍がめざましい瀬戸康史がキャスティング。今回の役について鈴木さんは「しずりにとって、刑事の仕事は天職だったのだと思います。彼女を演じる間、その一点が常に念頭にありました。その仕事を離れ、過去を隠して生きていくのはどんな思いだったのか。彼女の背負った重い十字架を一緒に担ぐ気持ちで過ごした1か月でした」と撮影をふり返る。また鈴木さんと瀬戸さんは今回が初共演。お互いの印象について鈴木さんは「瀬戸君はお会いする前と後ではだいぶ印象の変わった役者さんです。年齢以上にしっかりとした男らしい方で、事件を追う場面では役柄とは逆にだいぶ助けられました」と語り、「早春のシーンを撮影する日に、都内にも大雪が降ったんです。瀬戸君と2人、歯をカチカチさせながらテストを重ねました。本番では白い息が見えないよう息を止めたり工夫もしました。 いいシーンになっていると思います」と注目ポイントも明かす。一方の瀬戸さんは「しずりさんの哀愁を抱えたイメージとは違い、ものすごくチャーミングで、どちらかというと周りを癒すエネルギーのある方」と言い、「その影響もあり、僕も岬人の様にすぐに距離を縮めることができました」と語っている。原作者の大沢氏は、「この『冬芽の人』は、タフで男勝りの女性主人公が多い私の作品の中では異色です。過去に傷つき、ひっそりと生きる道を選んだ女性が、その過去と向きあうことで再生する姿を描きたいと考えました」と作品について語り、「やさしく涙もろく、しかし決断すれば、命がけで好きな人を守ろうとするヒロイン牧しずりを、鈴木京香さんがどのように演じて下さったのか。完成が楽しみでなりません」と放送が待ち遠しいとコメントした。ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」は春、テレビ東京系列にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年01月18日石田スイ原作の人気コミックを実写映画化する『東京喰種 トーキョーグール』に、鈴木伸之、蒼井優、大泉洋が出演することが発表になった。その他の画像映画は、人の姿をしながら人をくらう“喰種(グール)”が暮らしている東京を舞台に、事故で少女の臓器を移植されたことをきっかけに“半喰種”になってしまったカネキが、“喰種”のトーカの助けをかりながら、喰種を駆逐しようとする人間たちと戦いを繰り広げる様を描く。カネキを窪田正孝が、トーカを清水富美加が演じる。鈴木が演じるのは、喰種捜査官の亜門鋼太朗で「原作の一ファンとして、亜門鋼太朗がすごく素敵で魅力的な登場人物なので、身を粉にして今回演じさせていただきます」とコメント。「私のまわりでもとても話題になっている作品で、知人から『面白いから読んだ方がいいよ!』と強く薦められたばかりだったので驚きました」という蒼井は、表向きは理知的だが実は貪欲な喰種の神代利世を演じる。さらにCCG本局所属の上等捜査官の真戸呉緒を演じる大泉は「大人気コミックが原作ということもあり、出演のお話を頂いた時からとても緊張しています。真戸呉緒を演じさせて頂けることは役者として大きな挑戦であり、非常にやりがいを感じています。役と真摯に向き合い、皆さんの想いに応えられるように全力で頑張ります」と語っている。撮影はすでに始まっており、9月にクランクアップ予定。来年の夏に全国で公開される。『東京喰種 トーキョーグール』2017年夏全国公開
2016年08月06日実写化発表に続き、主演・窪田正孝、ヒロイン・清水富美加の出演が発表された『東京喰種』。この度第2弾キャストとして、蒼井優、大泉洋、「劇団EXILE」の鈴木伸之の出演が決定した。人の姿をしながらも人を喰らう怪人「喰種(グール)」。水とコーヒー以外で摂取できるのは人体のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ)は、ある日、事故に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故のとき一緒にいた知人のリゼという少女の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧島董香(トーカ)と出会う。あんていくは喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていく。カネキは愛する人や友人とどう向き合うか葛藤するなか、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いが始まるのだった…。原作の「東京喰種トーキョーグール」は、2011年の連載開始からその魅力的な世界観に10代、20代の男女を中心に熱狂的なファンがつき、コミック累計は1800万部を誇る超人気作。そして、2014年にはアニメ化、昨年には舞台化、さらにゲーム化がされ、こちらも人気を博す大ヒットとなっている。すでに発表されている本作のキャスト、窪田さんと清水さんが演じるのは、主人公のカネキこと金木研とヒロイン・トーカことの霧島董香。カネキは人間でありながらも、人間を食べることでしか生きることができない喰種に半分変化し半喰種となってしまう人物。一方、トーカもまた喰種という役どころ。そして今回新たに加わった蒼井さんが演じるのは、神代利世役。『花とアリス』『蟲師』など様々な作品に出演する蒼井さんだが、今回本作で演じるのは、表向きは理知的で清楚な女性を振る舞っているが、本性は奔放かつ貪欲な大喰いの喰種。彼女はカネキに目を付け、捕食するため彼をデートに誘い出すという役どころ。実は、知人から「面白いから読んだ方がいいよ!」と強く薦められたばかりだったという蒼井さんは、今回の出演に驚いたと話し「漫画原作の実写化が難しいことに変わりはないので、映画がその壁をどう超えるのか楽しみです」と期待。そして「スタッフ皆の想いが通じ合っている撮影現場の雰囲気をとても頼もしく感じています。気負い過ぎず頑張りたいと思います」と意気込んでいた。また、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとして、『駆込み女と駆出し男』『アイアムアヒーロー』など、映画や舞台、ドラマとマルチに活躍する大泉さんと、「劇団EXILE」のメンバーで「GTO」や大河ドラマ「花燃ゆ」などに出演する鈴木さんも決定。CCGは「喰種対策法」を背景に活動する国の行政機関で、日本における対・喰種機関「喰種対策局」。大泉さん演じる真戸呉緒は、CCG本局所属の上等捜査官で、ベテラン喰種捜査官のひとりだが、「クインケ」に異様な執着を持っており、同僚たちからは変人扱い。その鋭い勘と冷酷な手段も厭わない姿勢で様々な“喰種”を仕留めてきた実績があるのだが、喰種によって家族を奪われた過去も持つ。鈴木さん演じる亜門鋼太朗は、CCG本局所属の一等捜査官。喰種捜査官養成学校を主席で卒業するほどの秀才で真戸呉緒のパートナー。彼に全幅の信頼と尊敬を抱いている。出演決定に、とても緊張していると胸の内を語った大泉さんは「真戸呉緒を演じさせて頂けることは役者として大きな挑戦であり、非常にやりがいを感じています。役と真摯に向き合い、皆さんの想いに応えられるように全力で頑張ります」とコメント。原作ファンだという鈴木さんは「亜門鋼太朗がすごく素敵で魅力的な登場人物なので、身を粉にして今回演じさせていただきます。不安と緊張ばかりで何もない僕ですが、体当たりで演じさせていただきますので、どうか宜しくお願い致します」と意気込んでいる。『東京喰種』は2017年夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月06日劇団EXILEの鈴木伸之、女優・蒼井優らが、俳優・窪田正孝の主演で人気漫画を実写化する映画『東京喰種トーキョーグール』(2017年夏公開)に出演することが6日、発表された。原作は、石田スイ氏が漫画誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載している同名コミック。これまでTVアニメ化、舞台化、ゲーム化など、さまざまなメディアミックスが展開され話題を呼んできた。物語の舞台は、食人の怪人"喰種(グール)"が潜む東京。ある喰種に襲われたことで、半喰種と化してしまった大学生・金木研(カネキ/窪田)は、他の喰種に翻弄(ほんろう)されながらも、自分自身と向き合っていく。鈴木が演じるのは、「喰種対策法」を背景に活動する国の行政機関・CCGの一等捜査官・亜門鋼太朗(あもん・こうたろう)。喰種捜査官の養成学校を主席で卒業した秀才で、高い格闘能力も持つ男だ。一方の蒼井は、表向きは理知的で清楚な女性を振る舞っているが本性は奔放かつ貪欲な大喰いの喰種・神代利世(かみしろ・りぜ)役。喫茶店「あんていく」に通う読書好きのカネキに目を付け、捕食のために彼をデートに誘い出す。「原作の一ファンとして、亜門鋼太朗がすごくすてきで魅力的な登場人物なので、身を粉にして今回演じさせていただきます」と意気込む鈴木。「不安と緊張ばかりで何もない僕ですが、体当たりで演じさせていただきますので、どうかよろしく」と呼びかける。また、知人から原作を強く薦められていたという蒼井は、「漫画原作の実写化が難しいことに変わりはないので、映画がその壁をどう超えるのか楽しみ」と期待しながら、「気負い過ぎず頑張りたい」とアピールしている。そんな2人に加えて、大泉洋の出演も発表。演じる真戸呉緒(まど・くれお)は、鋭い勘と冷酷な手段もいとわない姿勢でさまざまな喰種を仕留めてきた実績のあるCCGの上等捜査官で、亜門から全幅の信頼と尊敬を寄せられている。そんな呉緒を演じることは、大泉にとって「役者として大きな挑戦」であるようで、人気コミックが原作というプレッシャーを感じながらも、「役と真摯(しんし)に向き合い、皆さんの思いに応えられるように全力で頑張ります」と力強く口にした。(C)石田スイ/集英社 (C)「東京喰種」製作委員会
2016年08月06日俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜21:00~21:54)は、3日に放送される第4話で、鈴木浩介演じる刑事・永沢圭太が殉職するという衝撃の展開を迎える。機動捜査隊に異動した東山演じる天樹悠らが、"別動捜査隊"として凶悪犯罪に挑んでいく同作。第4話は、勤務を終えた永沢が「デートがある」と言って職場を後にするが、その数時間後、団地の敷地内で遺体となって発見される。天樹や沙村康介(高嶋政宏)ら永沢の仲間は、激しく動揺しながら捜査を進めるが、永沢は団地に住む女性を襲おうとした男を追い、誤って屋上から転落したことが判明する。昨年7~9月の第1シリーズから永沢を演じてきた鈴木だが、この殉職でクランクアップ。この展開は「全く予想もしていませんでした!」といい、共演者から花を贈られると「こんなにたくさんお花をもらうシステムは初めてなので、今ちょっと頭がパニック状態です(笑)」と冗談めかした。ただ、本音は「正直なところ、本当に寂しい気持ちがあります」と、次の日も撮影現場に来てしまいそうだという感覚を告白。東山に対し、「"物語をとことん追求していく姿勢"は本当に勉強になりました。こういう現場を拝見できたことは、僕にとって間違いなく、これからの財産になると思います」と感謝し、「現場でたくさんいじっていただいたことも感謝しております(笑)」とメッセージを送っていた。
2016年08月01日タレントの鈴木奈々、手島優が15日、都内で行われた背中ニキビクリーム『ジッテプラス』商品発表会に出席した。ECサイトを運営しているイッティは、手島優をイメージキャラクターに器用した背中ビキニクリーム『ジッテプラス』を同社のECサイト「Belle Eau(ベルオー)」にて6月1日より発売。その発表会にイメージキャラクターの手島優、スペシャルゲストの鈴木奈々が登場してトークショーを行った。イメージキャラクターを務める手島は、背中全開のセクシードレス姿で登場。「奈々ちゃんがすごい格好で来ると聞いたので、負けてられないと思ってスリットの入ったドレスを着てきました」とアピールしながら、同商品について「普通のクリームだと浸透力がないんですけど、ジッテプラスは浸透力や保水力、肌の油分がいいバランスで配合されていて本当に素晴らしい商品なんです」とアピールした。さらに手島は、自慢の背中を披露して「背中だけは褒められるんです。ひな壇芸人さんがよく見ているといい、おぎやはぎさんに褒められました」と自慢げに話すと、鈴木も手島の背中を触って「すべすべ~!私もこんな背中を手に入れたい!」と羨望の眼差し。続けて手島に同商品を塗られると「超気持ちいい~! もっと塗って! やばいやばい! ムラムラしちゃった(笑)」と発言をして会場を笑わせた。工場勤務の旦那とラブラブだという鈴木に対し、手島は「5年間片思いしていた男性が2年前から音信不通に……。"空き部屋"なので今年の夏は新しい水着を買ってモテたいですね」と意欲満々。そんな手島に鈴木が「旦那が工場で働いているので紹介します。工場のリーダーはオススメだよ。旦那はC班のリーダーだからB班のリーダーをオススメしますね」とおせっかい。また、世間を騒がせている舛添要一東京都知事が辞職願を提出したことに鈴木は「私、茨城県民なんだけど、すごく怒っていたの。税金を使って色んなところに旅行に行ったんだから! 結構ムカついていたのでうれしいです」と満足げで、次の東京都知事には「あのおじいちゃんがいい、田原総一朗さん。あのおじいちゃん、好きなんですよ」と切望していた。
2016年06月15日女優・松岡茉優主演のテレビ東京系ドラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』(毎週金曜24:52~)内で、松岡がモーニング娘。’16としてパフォーマンスする姿が、このほど公開された。同作は漫画家・清野とおるが描くコミック『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』を原案とした、フェイクドキュメンタリードラマ。「松岡茉優」役を演じる松岡と、その親友「伊藤沙莉」役を演じる伊藤沙莉が、他人には理解できないこだわりを持っている「おこだわり人(びと)」に突撃していく。作中で"おこだわり"について考えた「松岡」は、女優を辞めてアイドルになることを決意。10日放送の第10話から、モーニング娘。加入に挑戦するという展開に。松岡は撮影のため、3月20日に行われた「Hello!Project ひなフェス 2016」のステージに立ち、実際にモーニング娘。’16とともに観客の前でパフォーマンスを行った。センターポジションで2012年に発売された人気シングル「One・Two・Three」を披露した姿が、17日放送の最終話のクライマックスシーンとして放送される予定だ。ステージシーン以外にも、モーニング娘。’16メンバーとOG2名が「松岡」にアドバイスを送る役どころとして登場。また、撮影が3月に行われたため、先月末に卒業した鈴木香音もドラマに出演する。
2016年06月10日ただいま放送中の連ドラ『ゆとりですがなにか』より岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さんの豪華キャストが登場!ゆとり男子を演じる3人に、恋愛にまつわる質問をぶつけました。Q1.格上女子も恋の対象になる?岡田:これは僕の役どころである正和と茜ちゃんのパターンですかね。自分の彼女が会社の上司だという。柳楽茜ちゃん大好き!っていうか、茜ちゃんを演じる安藤サクラさんの大ファンです。僕は。松坂僕も大好きですよ。サクラさんはロックだよね。柳楽:ロッケンロール!松坂:うん、それだとちょっと違うニュアンスに伝わるかもしれないけど(笑)。サクラさんはかっこいい女性です。生き方が。言葉では言い表しにくくて、感覚的なものになっちゃうけど、男女問わず“かっこいい”と憧れるような女性だと思う。岡田:正和の場合は、彼女のほうが収入が多いとか、出世してるとか、そういうことは気にせず付き合っていますよね。好きなものは好き。それもゆとりらしいのかな。ゆとりは競争意識がないと、よく言われていますもんね。自分も気にならないし。柳楽:全然、気にならないよね。むしろバリバリ働いている女性って、かっこよくない?松坂:かっこいいよね。岡田:男として内心ちょっと気になったとしても、みんなひたむきに仕事を頑張っているわけだし。彼女の姿を見て、自分も頑張ろうって思うんじゃないかなあ。Q2.恋愛と仕事、どっちが大事と聞かれたら?岡田:僕は仕事です。柳楽:僕も仕事。そこは、(柳楽さん演じる)まりぶとは違う。松坂:まりぶはねえ…。境界線を越えちゃったからなあ。柳楽:越えちゃう感じだよね。岡田:まりぶ、ダメでしょ。松坂:完全にアウトだよね。岡田:人の妹に…。松坂:でも、まりぶは“越えちゃう人”だけど、どこか憎めないから。柳楽:仕事はポン引きだし、いろいろ事情はあるけど、言ってることは、悪いことじゃないからね。松坂:的を射ちゃってる。でも実際、男として仕事がままならないと恋愛もね。相手の女性を支えられないと思うから、そうなってくると自然と仕事の優先順位が、ふわっとこう、上位にくるよね。岡田:自分を確立しないとね。Q3.好きな女の子が友達とかぶったら、どうする?柳楽:ドラマみたいに、将生くんと桃李くんが一人の女性を奪い合うことになったら、どうする?松坂:そうなったらあれじゃない?潔く堂々と。女性を前にして同時に。「よろしくお願いします!」って。岡田:え?え?どういうこと?何に対しての、誰に対しての「よろしくお願いします」なの?松坂:一人の女性を取り合うってことですよ。“ねるとん”みたいなことですよ。まーくんと僕で。岡田:あー、取り合う…。よろしくお願いします。いや俺は全然…。松坂:俺は全然、何よ。柳楽:女性を前に、どっちですか?って。それ、すごい潔いねー。松坂:シンプルでいいでしょ。岡田:あー、でもなー。もしその男性が自分の好きな人だったら、俺、譲っちゃう可能性もあるなー。松坂:それでうまくいっちゃったら、どうするの?柳楽:さみしくなっちゃうじゃん。岡田:俺は闘います!松坂:闘うんじゃん(笑)。岡田:譲って後悔するのはダメダメ。譲っちゃダメ。闘おう!松坂:そうだね(笑)。◇おかだ・まさき1989年8月15日生まれ。東京都出身。AB型。出演映画『秘密 THE TOPSECRET』が8月6日公開、7月に舞台『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』に出演。◇まつざか・とおり1988年10月17日生まれ。神奈川県出身。A型。主演舞台『娼年』が8~9月、東京、大阪、久留米にて上演予定。映画『秘密 THE TOP SECRET』が8月6日公開。◇やぎら・ゆうや1990年3月26日生まれ。東京都出身。A型。映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』公開中。主演映画『ディストラクション・ベイビーズ』5月21日公開。◇シャツ¥15,000パンツ¥40,000(共にコム デ ギャルソン・オム ドゥ/コム デ ギャルソンTEL:03・3486・7611)※『anan』2016年5月25日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・大石裕介(DerGLANZ)取材、文・千石よう子
2016年05月18日7日(木)今夜放送の情報バラエティー番組「あのニュースで得する人 損する人」の2時間スペシャルに、俳優の松坂桃李と柳楽優弥が出演する。今回の放送では、巷に溢れる一見生活に役立つお得な情報の数々を、坂上忍が実際に検証する人気企画「坂上忍の得ワザ損ワザ」を放送。パンの知識を豊富に持つ得損ヒーローズ、通称・バタコやんが、1つのパンから様々なアレンジパンができる得ワザを披露したり、コンビニで売っているあるモノで本格タコスができる簡単アレンジパン料理などを紹介。また“家事えもん”に続く新たな料理の才能の持ち主“サイゲン大介”が登場。「サイゲン大介ドッキリ企画~中尾彬 編~」と題して、創業144年の歴史を誇る老舗の西洋料理店を舞台に、美食家としての顔も持つ俳優の中尾さんにサイゲンさんがドッキリを仕掛ける。サイゲンさんは中尾さんの舌を騙すことができるのか。その結果にも注目だ。そしてフランス・パリ在住の得損ヒーローズ“辻えもん”こと辻仁成が「辻えもん~千葉県勝浦 編~」と題して千葉の勝浦漁港を訪問。勝浦で今一番美味しい魚とその料理法を地元の人々に聞き込み。そこで学んだ調理法をベースに新たな辻さん流のアレンジレシピを考案する。今回のスペシャルにはゲストとして松坂さんと柳楽さんが出演する。ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」や「視覚探偵 日暮旅人」で主演を努めるほか映画<a href="">『劇場版MOZU』</a>では鮮烈なインパクトを残すなど幅広い役柄をこなす松坂さんと、子役時代から世界的評価を受け最近ではドラマ「信長協奏曲」やNHK連続テレビ小説「まれ」に出演している柳楽さんは、4月17日(日)から日本テレビ系で放送が開始されるドラマ「ゆとりですがなにか」で共演する。その他のゲストは坂上忍、出川哲朗、ホラン千秋、山口もえ、吉村崇。「あのニュースで得する人 損する人」2時間スペシャルは7日(木)19時~放送。(笠緒)
2016年04月06日2013年、美の祭典「ミス・ユニバース・ジャパン」の男性版である「Mr.JAPAN」の初代グランプリに選ばれた俳優の鈴木貴之さん。その健康的な肉体に好青年さがにじみ出るルックス、そして出身は京都というまさに品格ある男性の要素が満載な彼に品格ある女性について聞きました。* **「品格がある人というのは、お高くとまっていたり、近づきづらいといったものではなく、自分が思ったことをストレートに伝えてくれるといったプラスのイメージがありますね。僕が落ち込んでいるとき、共感してくれるのもありがたいのですが、自分では思いつかないような考え方や視点を投げ込んでくれる女性のほうに惹かれます。弱っているときにシンクロされると、よりネガティブな方向へ沈んでしまうし、何も解決しないと思うんです。それよりも違う価値観を持つ女性のアドバイスを聞いて、少しでも成長したい。そういうふうに、相乗効果でいい方向へと進んでいける女性っていいなって思うし、長い時間を共にしても面白くて飽きないと思うんです。あとは、相手を傷つけない言葉選びができる、大人の会話が上手な人に品格を感じますね。全体を見渡して接し方を変えられる人。以前、ドラマで共演した小泉今日子さんと内田有紀さんは、そういった意味で本当に素敵でした。男勝りな小泉さんが現場を引っぱって、内田さんは小泉さんを立てながら気配りをしていて。そのバランスに惚れました(笑)」意見や志向をはっきりと貫く、自分を持った女性に品格を感じるという鈴木さん。逆に、本命にしたくないのは…?「最近、嫌だと感じたのはSNSにやたらと投稿する人。美味しいものやキレイなものがあったら、その瞬間を自分で思い切り楽しめばいいのにって思う。それに、何でもSNSにアップしそうで信用できません。あとは個人的には黒目カラコンをつけている人。女性の間では人気ですが、僕の周りの男性陣からは不評しか聞かない。人工的な感じがして心の中が読めなそう…。“いいな”と思っている子がつけ始めたら、“ないほうがかわいいよ!”と言って止めると思いますね(笑)」◇すずき・たかゆき俳優。ミス・ユニバース男性版であるMr.JAPANの初代グランプリ。ドラマ『ごめんね青春!』(TBS)などに出演し人気に。思わず見とれる、いいカラダの持ち主。※『anan』2015年9月2日号より。写真・小笠原真紀(鈴木さん)、felixRイラスト・室木おすし文・重信 綾
2015年08月29日女優の鈴木京香が5月28日(木)、都内で行われた主演作『おかあさんの木』(磯村一路監督)の完成報告会見に出席。劇中で7人の息子をもつ母親を演じた鈴木さんは、少年期と青年期それぞれの息子を演じた14人の俳優に“冷たいおしるこ”を振る舞った。東映の戦後70年記念作品として、昭和52年より小学校の教科書にも掲載されている大川悦生の同名小説を映画化。7人の息子たちを戦地に送り出すたびに無事の帰還を祈って木を植えた母親・ミツの姿を通じて残された者たちにとっての戦争を描き出す。会見には鈴木さんに加えて、青年期の息子を演じた細山田隆人、三浦貴大、大鶴佐助、大橋昌広、石井貴就、安藤瑠一、西山潤、そして少年期の息子役を務めた永峯海大くん、溝口太陽くん、工藤大空飛くん、阿部大輝くん、高木煌大くん、加藤瑛斗くん、戸塚世那くんが勢ぞろい。久しぶりに“息子たち”と再会した鈴木さんは、「みんな大きくなったわね」と目を細めていた。劇中には貧しいながらも、家族でおしるこを食べるシーンがあり、鈴木さんは「母親にとっては、子どもたちとの貴重で短い幸せな時間だった」としみじみ。「こんな素敵な息子たちと、ずっと一緒に暮らせたなら、母としてどれだけ幸せだったか」と言葉をかみしめた。「原作を読み、感動で胸が締めつけられた。思わず泣いてしまったが、強くて優しい母親を演じるには、泣いてばかりじゃダメだなと思って…」と鈴木さん。自身の子ども時代について「実は男の子みたいにヤンチャで、兄と一緒になって庭に落とし穴を掘り、父親を落とそうとしたことも(笑)。子どもがやることですから、すぐバレちゃって」と振り返っていた。『おかあさんの木』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月28日東映の戦後70年記念作品となる、鈴木京香主演の『おかあさんの木』。このほど、5月5日「こどもの日」にあわせ、鈴木さん演じる母の7人の息子たちの少年時代、そして成長した姿を演じる総勢14人の俳優たちが一挙に到着。実写版『進撃の巨人』など話題作への出演が相次ぐ三浦貴大を始め、ジュノンボーイのファイナリストや注目CMに出演する男子ら、ネクストブレイクが期待される逸材が勢揃いしていることが分かった。原作は約45年前に発表後、何度も教科書に掲載され、5月には大人向け文庫としても発売が決定している、平和を祈る同名小説。貧しいながらも懸命に育て上げた7人の息子たちを兵隊にとられるたびに桐の木を植え、彼らが無事に生きて帰るのを待つ、優しい母親・田村ミツを鈴木さんが熱演。監督を務めるのは、『解夏』『がんばっていきまっしょい』の名匠・磯村一路。そんな本作で「こどもの日」に注目してほしいのが、鈴木さん演じる母・ミツの7人の息子たち。すでに俳優として大活躍を見せる二郎役の三浦さんほか、ジュノンスーパーボーイコンテストのファイナリストが2人に、現在放映中のTVドラマ「医師たちの恋愛事情」に出演中の子役など、これからブレイク必至のフレッシュな顔ぶれが揃っている。風貌からして“ザ・長男!”といえる【一郎】を演じているのは、『GO』(’01)で第23回ヨコハマ映画祭「最優秀新人賞」受賞を受賞した細山田隆人。その少年時代を演じるのは、WOWOW・連続ドラマW「悪貨」にも出演していた永峯海大。また、卵焼きが大好きでやんちゃな次男【二郎】を演じるのは、『イニシエーション・ラブ』(5月23日公開)始め、『マンガ肉と僕』、実写版『進撃の巨人』など話題作目白押しの三浦さん。その少年時代には、CMなどで活躍する溝口太陽が抜擢。メガネがトレードマークの三男【三郎】を務めるのは、演劇界のカリスマ・唐十郎を父に持つ大鶴佐助。『神さまの言うとおり』などに出演しており、その少年時代を演じる工藤大空飛はドラマ「マルモのおきてスペシャル2014」などに出演している。音楽が大好きでラッパを手放さない四男【四郎】には、早稲田大学「劇団くるめるシアター」で活動中、本作で映画デビューを果たす大橋昌広。少年役を務めるのは、「花子とアン」で生徒役を演じていた阿部大輝。さらに、父親が亡くなったとき、いちばんに母親を慰めた心優しい五男【五郎】を演じる石井貴就は、第25回ジュノンスーパーボーイコンテストのファイナリスト。少年時代役の高木煌大は、ドラマ「水木しげるのゲゲゲの怪談」などに出演している。一方、子宝に恵まれなかった姉夫婦に養子に出した六男【誠】役を演じるのは、第26回ジュノンスーパーボーイコンテスト・ファイナリストの安藤瑠一。その少年時代を、ドラマで活躍してきた戸塚世那が演じる。そして、愛くるしい末っ子の七男【六郎】を演じるのは、『サムライフ』で三浦さんと共演、大塚食品「MATCH」CMでは広瀬アリスと共演する西山潤。その少年時代を演じるのは、ドラマ「医師たちの恋愛事情」に出演中の加藤瑛斗だ。まさに、今後注目されること間違いなしの“金の卵”ばかり。ぜひ、いまからチェックしておいて。『おかあさんの木』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月05日ベイクルーズのブランド&「鈴木えみ」とのコラボ商品!株式会社ベイクルーズが運営するイエナ スローブ(IENA SLOBE)は、人気モデルの鈴木えみとのコラボレーションによる、お洒落なファッション商品を発表する。秀でたセンスを持つカリスマ“えみちぃ”で愛される、鈴木えみとのコラボで実現したファッションアイテムは“今、身につけたい物”がモチーフだ。同ブランドならではのガーリーな雰囲気とともに、流行スパイスがブレンドされた素敵なコレクション!IENA SLOBEのブランドコンセプト“今を自由に生きる、女性の為のリアルクローズ。伝統的な価値観をベースに流行を常に取り入れる。あくまでも自分らしく、活動的に生きる女性の為の洋服。ガーリッシュで気ままな雰囲気の中に、品の良さを感じるラインナップ。形にとらわれることのない、遊び心あふれる大人のスタイリングを提案”などが、おもな同ブランドのコンセプトという。鈴木えみについて1985年生まれ。“えみちぃ”などの愛称で親しまれ、日本のファッションモデルとして活動。1999年のデビュー以来、テレビやCM、ファッション雑誌および写真集など幅広い分野で活躍している。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ベイクルーズ プレスリリース (PR TIMES)・株式会社ベイクルーズ
2015年05月04日新鋭監督グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)の最新作『Mommy/マミー』の登場人物をモチーフに、鈴木えみを始めとした5人のファッショニスタがコーディネートを提案。「イエナ スローブ(IENA SLOBE)」の公式ホームページのほか、新宿店、渋谷店、川崎店及び公式サイトで公開されている。母と子の深い愛情と葛藤を描いた『Mommy/マミー』は、昨年のカンヌ国際映画祭において審査員特別賞を受賞。独特な撮影技法や音楽表現による、ドラン監督独自の心情表現が随所に見ることができる。また、劇中で登場人物が身に纏っている衣装は全てドラン監督自身の手で縫製するなど、衣装に対するこだわりは非常に高い。その繊細な色彩感覚やコーディネートセンスが、作品の味をより引き出している。今回はそんなドランのスタイルに感銘を受けた、モデルの鈴木えみやDJのマドモアゼル・ユリアなど5人のファッショニスタがコーディネートを提案。劇中に登場する母のダイアンや息子のスティーヴなどをモチーフに、「イエナ スローブ」と「417 by EDIFICE」のアイテムを用いて、それぞれが個性的なスタイルを完成させた。なお、「イエナ スローブ」では5月2日より、新宿店で劇中に登場したネックレスが販売される予定。映画は全国にて順次公開だ。
2015年04月30日ライフスタイルファニチャーブランド「アルフレックス(Arflex)」が、テキスタイルデザイナーの鈴木マサルとコラボレーション。特別展「MARENCO×鈴木マサル」が4月21日まで、アルフレックスショップ大阪で開催中。鈴木マサルは多摩美術大学の染織デザイン科を卒業後、粟辻博デザイン室に勤務。やがて独立すると、05年からファブリックブランド「オッライピイヌ(OTTAIPNU)」を主宰している。その後はフィンランドの老舗ファブリックブランド「マリメッコ(marimekko)」のデザインを手掛けるなど、これまで様々なメーカーやブランドのプロジェクトに携わってきた。今回のイベントは家具とテキスタイルデザインの楽しさを伝えることを目的に、昨年東京で開催された展示会を再現。アルフレックスのシンプルな家具に、鈴木の大胆かつ鮮やか、そしてユーモラスな要素を併せ持つデザインが融合している。中でも注目なのが、ブランドを代表する「マレンコ(MARENCO)」のコラボモデル。このソファーはデザイナーのマリオ・マレンコが一瞬のうちに描いたスケッチから生まれたもので、無駄のない個性的なフォルムは、発売から40 年経った現在でも多くの人々に愛され続けている。コラボ作品の一つ「ダンス(DANCE)」(3人掛け/78万8,000円)は、鈴木が“攻める”気持ちで手掛けたという、日常使いのリアリティから逸脱したデザインが特徴。「色も柄も、なるべく合わないようなものを隣に並べた」という鈴木の言葉通りに、名作ソファーが現代アートのように芸術的な姿へと生まれ変わっている。一方、「パーク(PARK)」(3人掛け/74万2,000円)はシャープなモダニズムとは対局の存在として、可愛らしく感情移入のしやすい動物をモチーフに使用。ソファー全体を1枚のキャンバスとして捉え、座面や肘掛けなどを横断するようにプリントした。その中で、各パーツ間で分断され、結合されたモチーフが絵画的に表現されている。これと良く似た技法を用いているのが「バルーン(BALOON)」(3人掛け/61万2,000円)だ。マレンコのフォルムにも似たドッドモチーフを横断的にプリントすることで、予測出来ない変則的なパターンが誕生。あたかもソファの形が変化しているような錯視を生み出している。素材にはマレンコの定番である麻を用い、一版ずつ手捺染でプリントした。更に、木目の方向にまで気を配り、途切れることなく流れるようなフォルムを生み出しているチェア「リン(RINN)」(5万3,000円から)でも、今回鈴木とのコラボが実現。座面にマレンコにも用いられた全20種類のファブリックを使用し、アートな感性をプラスしている。また、音響メーカー「バング&オルフセン ジャパン」とコラボし、今年3月に発表された「BeoPlay A9」の限定スピーカーカバーも出展される。今回のコラボについて、鈴木は「異なる技術で作られた3種類のテキスタイルに包まれたマレンコは、皆さんの知っているあのクールなマレンコとはまったく別の姿を見せました。色柄が空間を漂い、人の心の中で揺らぎ、高揚させ、形にならない感覚が新しいリアリティとなって生活を、そして環境を変えていくのです。モダンデザインとカワイイデザインが絡み合い、テキスタイルによって劇的にソファー自体が、環境が、変わっていくその瞬間。皆様、是非高覧下さい」と語っている。【イベント情報】MARENCO×鈴木マサル会場:アルフレックスショップ大阪住所:大阪府大阪市中央区南船場4-2-11 ベネトン心斎橋ビル6階会期:4月10日から21日まで時間:11:00から19:00まで(10日は18:00から20:00まで)休館日:4月15日
2015年04月18日鈴木おさむが作・演出を手がける舞台『美幸 -アンコンディショナルラブ-』に、大島優子、鈴木浩介の出演が決定。2016年5月、東京・本多劇場、大阪・サンケイホールブリーゼで上演する。本作は鈴木が、妻の森三中・大島の学生時代にあったいじめ経験に着想を得て書下ろしたふたり芝居で、2012年と2013年に山崎樹範、鳥居みゆきの出演で上演されている。書道コンテスト優勝をきっかけに学校で執拗ないじめにあい悲惨な学生生活を送った過去を持つ女・美幸が主人公。彼女は会社で出会った元役者の雄星に、自分の過去と同じ境遇を感じ“無償の愛”を捧げることを誓うが、その愛は次第にエスカレートして、雄星を悩ませるすべての人々に復讐を企てていく。今回タイトルロールの美幸を演じるのは、先ごろ映画『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した大島優子。美幸の憧れの存在である雄星をはじめ、男性登場人物5役をひとりで演じ分けるのは舞台、ドラマで活躍する人気の個性派俳優・鈴木浩介。ふたりは出演決定にあたり以下のコメントを寄せている。■鈴木浩介おさむさんの奥様は大島さんですよね。今回ご一緒させていただくのも大島さん。ダブル鈴木、ダブル大島、不思議なご縁を感じております。まさか、僕の名字が鈴木だからキャスティングされたわけではないですよね?おさむさん、優子さん、ご一緒させていただくのを楽しみにしております。全力で頑張ります。■大島優子以前から、作品によって様々な表情を持つ鈴木浩介さんの演技に憧れていました。今回ご一緒できて大変光栄です。舞台上の二人芝居でどういう世界を作れるか今から楽しみで、興奮しています。いかに衝撃的に、そしてリアルに美幸を演じられるか、おさむさんに身を委ねて最後まで喰らいついていきたいです。
2015年03月17日蒼井優と鈴木杏主演で、岩井俊二が2004年に発表した『花とアリス』。10代の少女の恋と友情を岩井らしい美しい映像で綴った同作は、いまだ根強い人気を誇る。10年の時を超え、中学時代の花(鈴木)とアリス(蒼井)の出会いを描く前日譚『花とアリス殺人事件』が公開。新たにアニメーションという形で姿を見せる主人公たちに、ふたたび命を吹き込んだ、実生活でも親友同士の蒼井と鈴木に話を聞いた。その他の画像「大好きなふたりの出会いを見られて嬉しかった」という蒼井。続けて「なんだろ、でも前から知っていたといえば知っていたような気もするんですよね。私にとってアリスは親友のようでもあるし、私自身でもあるような不思議な存在なんです」と打ち明ける。鈴木も花は自分にとても近いそうで、「自分の中の花ちゃんに居ますか?ってノックする感じでした。あとは岩井さんがOKというなら大丈夫なんだろうなって」と空白の時間も問題はなかったよう。とはいえ蒼井も鈴木も20代後半。10年も前に自分が実写で演じた役の声を出すことに、通常のアニメ作品とは違う難しさはあった。だが同時に「10代から二十歳前後にやった役って、すっごくおもしろかった。それって役もだけど、あの年代そのものに、特有のまぶしさがあったんだと思うんです。実写では戻れないけれど、声優という形でだったら、まだそうした役ができる」と蒼井は顔をほころばす。そして鈴木は「この10年間いろんなことがあったけど、花とアリスという少女に再会できて、なんだかご褒美みたい。有難いです。優ちゃんとの出会いも含めて」としみじみ語り、「おばあちゃんになって、もう1回やりたいね(蒼井)」「そうだね、おばあちゃんになってね(鈴木)」「花婆とアリス婆で(蒼井)」と笑い合った。『花とアリス殺人事件』2月20日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:望月ふみ
2015年02月20日2月20日公開の映画『花とアリス殺人事件』の完成披露上映会が12日、東京・新宿バルト9で行われ、女優の蒼井優、鈴木杏、岩井俊二監督が出席した。本作は、岩井俊二監督が2004年に手掛けた映画『花とアリス』に続く監督にとって初めての長編アニメーション映画。物語は『花とアリス』の前日譚となる花とアリスのエピソードを描いており、声優には実写版と同様に蒼井優がアリス、鈴木杏が花の声を担当している。試写会が行われたこの日は、岩井監督に蒼井と鈴木が登壇。蒼井が「実写の時は杏ちゃんは有名人でしたが、私そこまでではありませんでした。今考えると、青春の最後の1ページだったような気がします。こういう形でまた青春を味あわせてくれた岩井さんに感謝しています」と岩井監督に感謝の言葉を述べれば、鈴木も「また『花とアリス』に再会できたし、こんな風に3人で並べて『頑張って毎日生きてきて良かった』と思います」と感慨深げ。一方の岩井俊二監督は「『花とアリス』の撮影後に取り組み、台本が出来た朝に(『花とアリス』の撮影監督である)篠田昇さんが亡くなったという連絡が来て、書き上げた本を一緒に棺に入れてもらったっということがあって。この映画を作らねばと思っていました。それから足掛け10年、ようやく自分らしいアニメに辿りつけたと今は思っています」としみじみ語れば、蒼井も時折涙ぐみながら「本当ならば篠田昇さんに見ていただきたかったのですが、それは叶わないこと。でもきっと空の上から見てくれると思います。この作品を見終わった後に皆さんの笑顔が篠田さんに届けばと思います」と故人を偲んだ。今から11年前に製作された実写版『花とアリス』の共演を機にプライベートでも仲良くなったという蒼井と鈴木。蒼井が「11年前は2人とも高校生で、高校が一緒で私が1個上だったんですけど、昼休憩に私の教室まで来て昼ごはんを誘ってくれました。その後もずっとずっと友だちというか、家族みたいな感覚。あの作品で出会ってなかったらこういう形で今も続いてないかもしれないので、今では杏のいない人生なんて考えられません」と話せば、鈴木も「優ちゃんはあらゆることを滅多打ちにしていく開拓者のような人で、今までに会ったことがないタイプでした。私の人生に大きな新しい風を吹かせてくれましたよ」と当時を懐かしげに振り返っていた。映画『花とアリス殺人事件』は、2月20日より全国公開。
2015年02月13日岩井俊二監督によるアニメーション映画『花とアリス殺人事件』の完成披露試写会が2月12日(木)に開催され、岩井監督に声優を務めた蒼井優、鈴木杏が揃って舞台挨拶に登壇した。2004年に蒼井さんと鈴木さんの主演で実写映画として製作され、いまなお多くのファンに愛されている『花とアリス』。本作は主人公の高校生の花とアリスの中学時代の出会いを描いている。2人のほかにも相田翔子、平泉成、キムラ緑子、木村多江らが実写版の役のまま声優に参加しているほか、勝地涼、黒木華らも出演している。岩井監督は実写版の公開後、早い段階で本作の本を既に執筆していたが、そこからアニメ化の実現、完成までここまで長い時間を費やすことになり、完成披露を迎え「感無量です」と言葉を絞り出す。特に11年前の実写版でカメラマンを務め、2004年に亡くなった篠田昇氏の存在に言及。「本ができた朝、電話で亡くなったという連絡が来て、お葬式で2人はわんわん泣いてて、書き上げた本を一緒に棺に入れてもらいました。それから『作らねば』という思いはあったけど怠けていたとこもあり(苦笑)。どうやってアニメを作ったらいいのか?とジブリの鈴木(敏夫)プロデューサーに話を伺ってレクチャーを受けたりもした」と完成に至るまでの軌跡をふり返る。蒼井さんは「11年ほど前にやった役をこうしてできるのは幸せ」と微笑み、鈴木さんも「3人でこうして並んでいるのが嬉しいと同時に不思議。夢を見ているようです」と喜びを口にする。11年前の実写版『花とアリス』は2人の知名度を一気に飛躍させることになったいわゆる“出世作”といえる作品。2人にとってはどのような意味を持っているのか?蒼井さんは「当時、鈴木杏は既に有名でしたが、私はそこまでもなくて、この作品をきっかけに知っていただいた方もたくさんいます。街を歩いてて指を指されることがなかった時期で、いま思うと青春の最後の1ページだったんだなと思います。こういう形でもう一度青春を味わわせてくれた岩井さんに感謝してます」と語る。鈴木さんは「岩井さんの作品が好きで憧れの現場で、緊張や気負いもあったけど、優ちゃんや篠田さんがそばにいて、安心できる現場でした。特別な出会いがあり、あそこから出発していまも続いていることがたくさんあります。まだ『花とアリス』が好きと言ってくれる方もいて、自分が思っている以上に大きな作品なんだと思います。また花とアリスに再会できて、3人でこうして並べて、頑張って毎日生きてきてよかったです!」と思いを口にした。当時、2人は現役高校生で、蒼井さんが2年先輩だが同じ高校に通っていた。「撮影中、杏が昼休みに私の教室に来て『優ちゃ~ん!昼ごはん食べよう』って(笑)。その後、撮影があるから2人で早退して、電車に乗って現場に行ってました」と当時の鈴木さんの口調のモノマネまで入れて懐かしそうに述懐する。鈴木さんは「最初はビックリしました。これまで会ったことのないタイプの人で、あらゆるものをメッタ撃ちにして道を開いてた。人生に新しい風を吹かせてくれた」と蒼井さんの存在の大きさを語った。改めて本作が完成し、2人とも中学生の花とアリスの姿が「まぶしかった!」と口を揃える。蒼井さんが「この時期の女子は無敵だなと思った」といえば、杏さんも「バカと思いながらまぶしくて…」と嬉しそうにうなずく。蒼井さんは改めて、篠田さんに見てほしかったと残念そうに語りつつ「空の上から見てると思う。見終わった後のみなさんの笑顔が届けばと思います」と語った。岩井監督は「11年前の撮影中の2人の、カメラが回ってないところでの姿も頭にこびりついてて、(本作に)投影されているのを感じました」としみじみと感慨を口にした。『花とアリス殺人事件』は2月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花とアリス殺人事件 2015年2月20日より全国にて公開(C) 花とアリス殺人事件製作委員会
2015年02月12日蒼井優と鈴木杏を主演に、鬼才・岩井俊二監督が原作と脚本から手がけた映画『花とアリス』(’04)ーー10年の時を経て、その前日譚を岩井監督が初の長編アニメーションとして描く『花とアリス殺人事件』。すでに蒼井さんと鈴木さんの再共演で話題を呼ぶ本作の声優キャストが発表され、郭智博、木村多江、平泉成、相田翔子ら前作の出演キャストに加え、黒木華、勝地涼、鈴木蘭々といった新キャストの参加も明らかとなった。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称・アリス)は、1年前に3年1組で起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という噂を耳にする。近隣から恐れられている“花屋敷”に住む女の子がユダに関して詳しいと教えられたアリスは、話を聞こうと花屋敷に潜入。そこで待ち構えていたのは、不登校のクラスメイト・荒井花(通称・ハナ)だった…。アリス役の声優には蒼井さん、花役の声優には鈴木さんと前作での役柄と同じとあって、岩井作品のファンには嬉しいニュースとなったが、今回の追加キャストも朗報となるはずだ。アリスの母親役には相田翔子、父親役には平泉成、花の母親役にキムラ緑子、バレエ教室の先生役は木村多江がそれぞれ同じ役柄で出演。前作で、花が恋する落語研究会の宮本先輩を演じた郭智博は朝永先生役で登場する。さらに本作からの新キャストとしては、花とアリスの担任・萩野里美先生役に黒木華、殺人事件の鍵を握る男・湯田光太郎役に勝地涼、黒木華、花の同級生・陸奥睦美役に鈴木蘭々、と個性的な俳優たちが名を連ねている。そんな『花とアリス』の世界に初参加となる3人からはコメントも到着。<勝地涼/殺人事件の鍵を握る男・湯田光太郎>「10代の頃に初めてご一緒させて頂いた時は、岩井さんを怒らせた僕ですが…。今回、久しぶりにお仕事ができ、とても嬉しかったです。わずか10分ほどでしたが、和やかに穏やかに収録ができました(笑)。10代の頃からよ~く知っている蒼井優さんと鈴木杏さんの2人が10年経っても、色あせず、『花とアリス』の世界観を蘇らせていると思いますので、楽しみにしてください」。<黒木華/花とアリスの担任・萩野里美先生>「『花とアリス』が、長編アニメになって、しかも、物語は、2人の出会い…。あの青春の始まりを目撃出来るということが、幸せで、楽しみです」。<鈴木蘭々/花の同級生・陸奥睦美>「私のドラマデビュー作は、岩井監督の『ゴーストスープ』という作品でした。とても久し振りにお会いした監督は変わらなさすぎて笑いました。(笑)。収録はとても楽しく、でも中学生という役どころに冷や汗が出ました」。美しい映像と音楽と青春の生々しい温度…果たして、アニメーションでどう表現されているのか?今回の追加キャストの発表と合わせて到着した予告編で確認してみて。『花とアリス 殺人事件』は2015年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月12日蒼井優と鈴木杏を主演に岩井俊二が原作・脚本・監督を手がけた映画『花とアリス』の前日譚となる長編アニメーション『花とアリス 殺人事件』。このほど、蒼井さんが演じたアリスと鈴木さんが演じた花の“出会い”が描かれる本作から、特報映像が到着。およそ10年ぶりとなる、2人の声の共演がお披露目された。石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の、アリスこと有栖川徹子(声:蒼井優)は、1年前に起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という奇妙な事件のうさわを耳にする。さらに、アリスの隣の家は “花屋敷”と呼ばれ、生徒たちから恐れられていることも判明。だが、その住人がユダについて何か知っていると教えられたアリスは、 “花屋敷”に潜入する。そこには、不登校のクラスメイト・荒井花(声:鈴木杏)が暮らしており…。『花とアリス』は、2004年、花とアリスという幼なじみのふたりの少女が、日常や友情、そして恋に揺れる様を描き、蒼井さんと鈴木さんがともにブレイクするきっかけとなった人気作。そして、岩井監督が再びメガホンを取り、脚本と音楽も担当して、『花とアリス』の前日譚となるふたりの出会いのエピソードを監督初の長編アニメーションとして製作したのが本作だ。特報映像では、主人公となる“史上最強の転校生”アリス役の蒼井さんと、“史上最強の引きこもり”花役の鈴木さんが声で共演を果たしており、アニメーションとなった“花とアリス”に新たな息吹を吹き込んでいる。また、『花とアリス』は当時、「キットカット」とのコラボレーションでも話題となったが、今回も「キットカット」とのコラボが実現。特設サイトでは、実写版のショートフィルムを皮切りにスペシャル映像が登場するという。『花とアリス 殺人事件』は2015年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月17日あびる優、ブログ人気急上昇先月結婚をしたばかりのあびる優さんのブログが、人気急上昇中!仕事やプライベートを楽しみつつも、常にオシャレな彼女の生活をのぞき見ることができます。同ブログで特に話題になっているのが、ランジェリーシリーズ。彼女がモデルをつとめるエメフィールのランジェリーを着用した写真が、4回にわたってアップされています。エメフィール・ランジェリー可憐な花柄模様やセクシーな黒やヒョウ柄など、豊富なデザインで知られるエメフィールですが、胸をボリュームアップさせるのも得意中の得意。同ブログ9月25日付けの記事では、「今回も盛れるブラが豊富だったよん。」と彼女も大満足のコメントを寄せています。お気に入りはグレース彼女が自身の結婚会見で着ていた素敵なワンピースについても、9月21日付けの記事で触れられており、グレースで購入したと告白。ビジューの使い方を絶賛していて「素敵で衣装でもプライベートでも大活躍!」とグレースを愛用していることを明かしました。テレビや雑誌で活躍中のあびる優さん。ブログ同様、彼女のタレント人気にこれから火がつきそうです。【参考】・あびる優オフィシャルブログ「あびるさん」
2014年10月04日