スーパーGT500レースクイーン「ARTA GALS」としてレースクイーン活動復帰を発表した川瀬もえが、2月20日(火)の『週刊FLASH』(光文社)の裏表紙と巻中グラビアを飾っている。■川瀬もえインタビュー――『FLASH』裏表紙初掲載おめでとうございます。「ありがとうございます!『FLASH』さんに初登場で裏表紙なんて夢みたいで…本当に嬉しいです!実はいつもコンビニでチェックしていた雑誌で、掲載していただくことだけで嬉しいのに、その上まさか裏表紙にも選んでいただけるとマネージャーさんから聞いた時はその場で嬉しすぎて飛び跳ねて喜びました!そして伝説のレースクイーン復活を見出しに使っていただいたのを見て、お祝いしてもらってるようなダブルでハッピーな気持ちになりました」――撮影中のエピソードやお気に入りの衣装などあれば教えてください。「白のランジェリーを着せていただいたんですけど、真っ白で繊細なデザインのもので、誕生日を迎えてから初の撮り下ろしにピッタリな気がして気に入っています!撮影中に楽しかったのは、ワンピースを着て閑静な住宅街をお散歩しながら撮ったシーンがあるんですけど、お昼頃だったので近所迷惑にならないようにみんなして小声で『しーっ…!』って言い合いつつ撮影して静かに撤退したのが楽しかったです。みんな黒っぽい服だったのもあり、忍びみたいでした」――誌面内で「日本レースクイーン大賞新人部門グランプリ&大賞グランプリを史上初めてW受賞したレジェンドがRQ復帰を発表!」とありますが、ご自身の心境を教えてください「『レジェンド』や『伝説のレースクイーン』など様々な呼び方で呼んでいただけるのは嬉しいのですが…本当に恐縮です…!応援してくださった皆さんが、私にグランプリという結果をプレゼントして下さったので、その頃から変わらずその恩をお返ししたい気持ちだし、称号に恥じないようにレースクイーンとして背筋を伸ばして頑張りたいです!当時のW受賞の直前まで、過去に前例もないことだったのもあり“一年目の新人がどちらの賞でもグランプリなんて無理だ”と口を揃えて言われていて、グランプリという目標を掲げること自体に批判もたくさんありました。それが悔しくてよく泣いたりしていたんですけど、こんなにも熱く本気で応援してくださる方達が私に居るんだ、ということを結果を通して一番身に染みて感じることができた経験でした。一方で一昨年はまだコロナ禍のサーキットで規制などもあった中で満足に活動できなかったことが心残りでした。サーキットの活気や熱量が好きだし、車もレースクイーンのお仕事も大変だけど好きで…私はサーキットにまだやり残したことがある!!という想いが消えなくて…どうしてもまたサーキットに戻りたかった。そうしてレースクイーンに復活することを決心しました。レースクイーン復活を報告する時は一度退いたのにまた受け入れてもらえるのか、不安もありドキドキでしたがたくさんの応援と歓迎をいただき本当に嬉しかったです。でも、一人ではきっとこれも成し遂げることができなかったことで、沢山のサポートやご縁があって実現した復活なので、その皆さんと変わらず応援してくださってる皆さんに“やっぱり川瀬もえを選んで良かった”と思っていただけるようにレースクイーンになりたいです」――いつも応援してくる方々に一言お願い致します。「どんな川瀬もえも好きだと変わらず愛してくださる皆さんのことが大好きです。こんな大きな愛情は他にどこにもないんじゃないかな。いつも応援してくださってる皆さんのおかげです。沢山の方に見ていただきたいし、今まで知ってくださっていた皆さんとここから川瀬もえを新しく知ってくださる方の心に届いて残るような素敵な誌面になっていたらいいなぁ。レースクイーン復活とスタートダッシュの『FLASH』掲載を一緒に盛り上げてくれるとうれしいです!」
2024年02月21日公益財団法人ソニー音楽財団(所在地:東京都千代田区、理事長:水野道訓)は、2024年1月28日(日)にサントリーホールで開催する「第67回 日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート~時代を超えた傑作たち~」のインターネットライブ配信及びアーカイブ配信を実施することを決定しました。出演者画像当公演は、YouTubeチャンネル総再生回数8,300万回、登録者数が24万人を超える人気YouTuberピアニスト石井琢磨をソリストとして迎え、指揮者川瀬賢太郎と、東京都交響楽団との初共演が注目のコンサートです。石井琢磨がソリストを務めるコンサート前半はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を、後半は川瀬賢太郎と東京都交響楽団のコンビによるベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を演奏、あらゆる時代を超えて愛され続けるふたつの傑作をお届けします。好評により入場チケットが完売となったことを受けて、全国どこからでもお楽しみいただけるよう、新たにインターネットライブ配信を実施することを決定しました。視聴券は12月12日10時より販売開始いたします。また配信限定で石井琢磨による終演後のアフタートークをお楽しみいただけます。アーカイブ配信付きにて、公演終了後の再配信開始日より2024年2月7日(水)まで、何度でもご観覧いただけます。尚、この配信視聴を含む収益の一部は日本赤十字社へ寄付され、献血運搬車の購入・整備資金に充てられます。毎年恒例の当シリーズは、クラシック音楽の王道曲・人気曲の本格的な演奏を手頃な値段で楽しんでいただきながら、チャリティにも参加できるコンサートです。HIV/AIDS問題をきっかけに大きく社会問題化された「献血」に対する認識をより一層高めるために1990年にスタートし、今回で67回目の開催となります。<2022年度(第66回)までの累計寄付金額:114,405,892円>【公演概要】◆タイトル第67回 日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート~時代を超えた傑作たち~◆公演日時2024年1月28日(日)14:00開演(13:15開場)◆会場サントリーホール 大ホール(東京都港区赤坂1-13-1)◆配信チケット情報配信視聴券 :2,000円(税込)イープラス( )のみでの取り扱いとなります。アーカイブ配信:公演終了後の再配信開始日から2024年2月7日(水)23:59まで配信限定特典 :ピアニスト石井琢磨によるアフタートーク(終演後)販売期間 :2023年12月12日(火)10:00より 2024年1月29日(月)23:59までスタンプ&ギフト機能つき※アーカイブ配信は、ライブ配信後に再配信処理を行いますので、ご覧いただけない期間がございます。再配信開始日については2月1日(木)を予定しておりますが、詳細は公式ウェブサイトにてご案内いたします。※スタンプ&ギフトについての詳細はこちら: ※スタンプ&ギフト利用券は、チケットとセットでの事前販売、または公演中に視聴画面からご購入いただけます。※スタンプ&ギフトによる収益の一部も寄付の対象となります。※一般入場チケットは完売いたしました。◆出演川瀬賢太郎(指揮)石井琢磨(ピアノ)*東京都交響楽団(管弦楽)※プロフィール:添付資料参照 ◆演奏予定曲ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番* ハ短調 Op.18ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」 ハ短調 Op.67※やむを得ない理由により、曲目・演奏者など公演内容が変更となる場合がございます。◆主催公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)◆共催公益財団法人東京都交響楽団◆後援日本赤十字社◆お問い合わせ公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)03-3515-5261(平日10:00~18:00)【財団概要】名称 : 公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)理事長: 水野道訓設立 : 1984年10月2日所在地: 〒102-8353 東京都千代田区六番町4-5 SME六番町ビルURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月12日株式会社文藝春秋(本社・東京都千代田区:社長・中部嘉人)コミック編集部では、5月8日(月)17時より総合コミックサイト「BUNCOMI」にて川瀬はるさんの新作『おはよう、しっぽ』の連載をスタートいたします。主人公は33歳・佐々木ムギ(尻尾つき)。世間からの異物扱いにうっすらとびくびくしながら図書館の修復室で働くムギは、高校の後輩でポジティブなフリー美容師・れんげや修復室仲間のおばあちゃんズとの関係の中で、脱・自虐をはかっていきますが――川瀬さんは2021年『私をとり戻すまでのふしぎな3日間』で漫画家デビュー。主体性のない自分に気づかないふりをして曖昧に生きてきた主人公が、同棲相手の家出をきっかけに自分の感情と向き合い再生していく様を描いた作品が、共感と話題をよんでいます。川瀬はるさんのコメント「主人公の佐々木ムギは、特別な存在ではなくどこにでもいる人だと思って描いています。しっぽをめぐる物語をぜひ一緒に読んでいただけると嬉しいです。」少し気の重い月曜日の帰宅中に、あるいは就寝前にじっくりと読んでいただけたらという思いから、『おはよう、しっぽ』は第2・第4月曜日の17時公開予定です。・・・・・・「BUNCOMI」ではリニューアルとともにスタニング沢村さんが描く女子高生の成長譚『佐々田は友達』、山崎紗也夏さんの自身初となる料理漫画『にゃーの恩返し』、麻耶雄嵩氏の衝撃ミステリー『隻眼の少女』(漫画・pikomaro)やニコニコ静画で人気のおちRさんが描くファンタジー『勇者様、昨夜もお楽しみでしたね。』等の新連載がはじまり、はやくもご好評をいただいております。さらに司馬遼太郎氏の代表作を『コウノドリ』の鈴ノ木ユウさんがコミカライズした『竜馬がゆく』の平日毎日連載や、『トーキョーカモフラージュアワー』の松本千秋さんが人妻の日常を赤裸々に描いた書き下ろし読み切り『灰汁女(あくじょ)』といった注目作も順次掲載。読み応え満点なコミックサイトとして大きく生まれ変わった「BUNCOMI」を、引き続きご愛読ください!・・・・・・「BUNCOMI」とは文春オンライン内の総合webコミックサイトです。会員登録などは一切不要、完全無料で全作品を読むことができます。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月08日現在、新宿のSOMPO美術館で『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』展が開かれています。日本の風景画などを数多く手がけた版画家の川瀬巴水(1883-1957)。アメリカにもファンが多く、あのスティーブ・ジョブズも作品を購入したことで知られています。今回は、巴水の人生と作品をご紹介します。周囲からは反対され…【女子的アートナビ】vol. 2301883年、東京市芝区(現在の港区)の糸屋兼糸組物職人の長男として生まれた川瀬巴水(本名・文治郎)は、幼いころから絵が得意で、画家になることを夢見ていました。ですが、跡取りであったため周囲から反対され、家業をつぎます。絵の道を諦めきれなかった巴水は、家業を妹夫婦に譲り、25歳のとき日本画家・鏑木清方に入門を希望します。しかし、年齢を理由に断られてしまいます。27歳で、再び清方に入門を懇願。そこで認められ、約2年後に清方から画号「巴水」を与えられます。1918年、35歳で木版画家としてデビュー。風景画を得意とした巴水は、旅に取材してさまざまな景色を写生し、最初の連作『旅みやげ第一集』を発表します。巴水の制作を支えたのは、版元の渡邊庄三郎です。もともと浮世絵商だった渡邊は、大正期に、芸術性の高い木版画「新版画」の制作を開始。才能のある絵師と彫師、摺師と組んで制作を進めていました。巴水も渡邊のもとで、さまざまな作品を生み出していきます。巴水が描いたのは、日本の名所だけではありません。江戸情緒が残る街並みや、ガス燈や電柱など近代化しつつある日常風景など、彼の心に響く場面が題材に選ばれています。例えば、現在の浅草・駒形橋あたりを題材にした《こま形河岸》は、竹屋の情景を巴水独自の視点で切り取り、味わいのある構図で描かれています。竹の間から見える夏空もポイント。場面の空気感までも伝わってくるようです。震災ですべて焼失…風景画の絵師として注目され、創作活動に打ち込んでいた1923年9月、関東大震災が発生。巴水の自宅は全焼し、家財だけでなく、写生帖188冊と画業の成果もすべて失います。しかし巴水は版元の渡邊に励まされ、同年10月から長期の写生旅行に出発。諏訪から木曽、富山、城崎、出雲、瀬戸内、近畿などをめぐる102日間の旅で制作した写生帖をもとに、新しい作品を生み出していきます。巴水版画のなかで最も売れた作品《芝増上寺》も、震災後の写生をもとに誕生。ほかにも、復興途上の東京や、昔ながらの美しい東京を描いた作品も生み出し、国内外で高い評価を受けます。特に巴水らの「新版画」はアメリカで人気があり、オハイオ州では大規模な展覧会が2度も開かれました。スランプや戦争も…人気を博していた巴水ですが、その後もスランプに陥ったり、戦争による空襲の激化で疎開したりと数々の困難が彼を襲います。戦争によりアメリカとの関係も絶たれていましたが、終戦後は進駐軍が“お土産”に版画を買い求め、再びブームが到来。巴水の作品もたくさん売れました。1957年、胃がんにより74歳で逝去。絶筆となった《平泉金色堂》は、死後に版画が完成しました。12月26日まで開催中巴水の作品を見ていると、大正から昭和初期の雰囲気がよくわかり、日本の美しさを再発見できます。また、雪や雨の細かい描写や、夕景や夜景などの深い青の発色も大変美しく、彫師や摺師の技術力の高さにも感動します。なお、会場には「ジョブズと巴水」のコーナーも設けられています。新版画のコレクターだったジョブズは、巴水の風景画を気に入り、1980年代に何度か来日して作品を数十点購入。ジョブズが買った作品と同じ版画も展示されています。アップル社の洗練された製品スタイルに、日本の美が影響を与えたのかも……と想像しながら見ても楽しいです。本展は、初期から晩年までの巴水版画をまとめて見ることができる貴重な機会です。ぜひ心に響く日本の景色をご覧になってみてください。会期は12月26日まで。Information会期:~12月26日(日)※休館日: 月曜日会場:SOMPO美術館開館時間:10:00~18:00(最終入場時間 17:30)観覧料:※日時指定制オンラインチケット一般¥1,300、大学生¥1,000、高校生以下無料当日窓口チケット一般¥1,500、大学生¥1,100、高校生以下無料※入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。オンライン取得が難しい方用に、当日券も一定数ご用意しています。※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。※画像写真の無断転載を禁じます。
2021年12月12日NHK Eテレの音楽番組「ららら♪クラシック」の音楽を多彩な切り口で紹介するという方針を、生演奏で楽しめる「ららら♪クラシックコンサート」。一流の出演者による豪華なコンサートを司会やゲストのおしゃべりと一緒に味わうことができる人気のシリーズだ。今回は年末にふさわしい華やかな祝典曲を集め、若きスター指揮者、川瀬賢太郎と読売日本交響楽団、そしてパイプオルガンの華麗なる響きがたっぷり楽しめるコンサートが開催される。司会は俳優の高橋克典と金子奈緒。指揮の川瀬賢太郎にコンサートの魅力を聞いた。■サントリーホールを味わい尽くすオーケストラとパイプオルガンの響き「普段、クラシックの演奏会になかなか行く機会がない方から、クラシックをよく聴く音楽ファンまで幅広く楽しめる内容だと思います。司会も入るので、『ららら♪クラシック』をテレビで見ているような雰囲気で、生の演奏を楽しんでいただけたら嬉しいです」「今回は、サントリーホールという会場にある楽器を全て味わい尽くすプログラムになっています。パイプオルガンがフィーチャーされ、冨田一樹さんのオルガン・ソロの演奏もありますし、オーケストラとの共演も。エルガーの《威風堂々》のようにポピュラーな演目でも、普段カットされることが多いパイプオルガンを含めたオリジナルの形で演奏されます。そして、今回の中心となる演目チャイコフスキーの序曲《1812》は、ナポレオン軍を撃退したロシアを描いた勇壮で、チャイコフスキーの大胆で実験的な面も味わえる曲です」■宇宙に連れていかれる「スター・ウォーズ」「そのほかにもバラエティーに富んだ曲目が続きます。オペレッタ《こうもり》序曲は、この演奏会の直前に僕が初めて全曲を指揮した後になりますからその体験が感覚的にも反映された演奏になると思います。そして「スター・ウォーズ」からの《メイン・タイトル》。実は僕は「スター・ウォーズ」の世界が大好きなんです。この曲は華やかで、オーケストラのすべての楽器の魅力を味わえます。あの最初の部分を聴いただけでもう、宇宙に持っていかれてしまうような気持ちになるじゃないですか。本当に稀有な曲ですよね?」曲を深く勉強するためにスケジュールが忙しくしなりすぎないよう気を付けていると言うマエストロ。なぜならしっかり勉強すればするほど、オーケストラの演奏の良さに気がついて、音楽を彼らに委ねることができるからだという。読売日本交響楽団とは共演も多く、とても良い関係にあるようだ。華やかなホリデイ・シーズンのコンサートに最高の演奏が聴けそうである。▼ららら♪クラシックコンサート Vol.12祝祭音楽の展覧会 読響×パイプオルガン -王道曲による至高の饗宴-日程:2021/12/1(水) 18:30開演会場:サントリーホール 大ホール (東京)
2021年11月26日浮世絵版画の手法を用いて、大正から昭和かけての風景や人物をみずみずしく描き出した「新版画」の代表的作家、川瀬巴水(かわせはすい、1883~1957)。彼の足跡を振り返る展覧会、『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』が、SOMPO美術館で12月26日(日)まで開催されている。幼少期から画家を志していた川瀬巴水は、10代の頃に日本画家に入門したものの、家族の反対などもあり一度は道を諦め、家業を継ぐ。しかし、芸術の道を諦めきれず、27歳にして鏑木清方に入門。そこで同門の伊東深水の風景版画に心ひかれ、版画の道へと進んでいくこととなる。深水の版画を手掛けていた版元の渡邊庄三郎は、新時代の版画「新版画」を提唱した人物。江戸時代から続く浮世絵の技術や表現法を継承しつつも、芸術性をさらに強めた新版画と巴水の絵が好相性であることをいち早く見抜き、二人三脚で次々とヒット作を世に発表していく。展示風景より本展は、時系列に沿って3章構成で巴水の作品を紹介。「第1章版画家・巴水、ふるさと東京と旅みやげ」では、デビュー作の「塩原三部作」や「東京十二題」、「旅みやげ」など、初期の人気作を紹介していく。川瀬巴水「塩原三部作」1918年木版、紙 渡邊木版美術画舗デビュー作の「塩原三部作」は、巴水ゆかりの土地である塩原を舞台にしたもの。巴水はのこぎりの歯のようなギザギザした輪郭線や、抑揚をつけた線を作品に用いている。「塩原三部作」の一点、《塩原おかね路》では、岩肌などにその手法が用いられている。これらの表現は浮世絵ではタブーとされていたもの。巴水はデビューの時から挑戦を試みていたのだ。川瀬巴水《塩原おかね路》1918年木版、紙 渡邊木版美術画舗デビューが好評だった巴水は全国各地を旅し、その風景を描きためた。巴水が各地で描いた写生は、その後のヒットする連作『旅みやげ』へと結実していく。川瀬巴水の写生帖第9号 朝日嶽と八ヶ嶽 1924年 大田区立郷土博物館川瀬巴水 東京十二題 左《五月雨ふる山王》 右《こま形河岸》1919年木版、紙 渡邊木版美術画舗しかし、1923年に関東大震災が巴水を襲う。自宅が全焼し、全国各地を描いた写生帖も消失。また、ときには「歌川広重の模倣だ」とそしりを受けることもあった。「第2章「旅情詩人」巴水、名声の確立とスランプ」では、逆境をはねのけて制作した、代表作でもある《馬込の月》などを紹介。ひたむきに制作にはげむ巴水を追う川瀬巴水《芝増上寺》 1925年 木版、紙 渡邊木版美術画舗川瀬巴水「旅みやげ第三集」 左《福岡西公園》 右《周防錦帯橋》1928年 木版、紙 渡邊木版美術画舗また、川瀬巴水の充実した資料を収蔵する大田区立郷土博物館の版木をスケッチ、作品とあわせて展示。巴水の絵の制作プロセスに思いを馳せることができる。奥《池上市之倉(夕陽)》版木、手前 川瀬巴水 写生帖22号 市倉川瀬巴水 《池上市之倉(夕陽)》1928年 木版、紙 渡邊木版美術画舗人気作家でありながらも、自身の作品の代わり映えのなさに葛藤を抱えていた巴水は、1939年、画家仲間に誘われて朝鮮旅行へ赴く。それまで見たことのなかった広大な風景や、見慣れぬ文化に魅了された巴水は、「朝鮮八景」「続朝鮮風景」シリーズを発表。大胆な構図と精微な描写が組み合わさったさらなる新境地を開拓した。展示風景より川瀬巴水「朝鮮八景」1939年木版、紙 渡邊木版美術画舗展示風景より川瀬巴水「朝鮮八景」1939年木版、紙 渡邊木版美術画舗そして戦後、進駐軍関係者たちが次々と木版画を買い求めたことから、戦前にも劣らない空前の版画ブームが訪れる。このブームにより大量の新版画がアメリカに渡り、アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズを魅了し、彼は20代後半から巴水の作品収集を開始した。本展ではジョブズと新版画に関する資料も合わせて展示する。色鮮やかに、そして細やかに描写した風景画で日本人のみならず世界中の人々を魅了した川瀬巴水。その独特の世界をしっかりと堪能してみよう。なお、11月17日(水)からは後期展示となり一部展示が入れ替えられる。川瀬巴水の人気作《The Japan Trede Monthly表紙(No,68)》は後期からの登場だ。雪が積もった夜の日本庭園に真っ赤な服を着たサンタが横切るという、一度見たら忘れられない構図を描けたのも、巴水が外国から愛された理由なのかもしれない。構成・文:浦島茂世【開催情報】『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』10月2日(土)~12月26日(日)、SOMPO美術館にて開催。※会期中に一部展示替えあり前期:10月2日(土)~11月14日(日)後期:11月17日(水)~12月26日(日)
2021年11月11日メゾン キツネ(Maison Kitsuné)とアーティスト・古武家賢太郎がコラボレーション。「木のキツネ」コレクションを、2021年9月18日(土)よりメゾン キツネ 直営店などで発売する。“木のキツネ”をモチーフにしたコラボコレクション古武家賢太郎は、自然木の板に色鉛筆で直接描き込んでいく独特のペインティング手法を得意とするアーティスト。神話や童話をイメージさせる幻想的な作品を手掛けている。「木のキツネ」コレクションでは、メゾン キツネのアイコン「キツネ」を、古武家賢太郎が幾何学的な形の木材で再解釈。オリジナルとなる“木のキツネ”を配したアイテムやオブジェを展開する。“木のキツネ”を配したウェアやアクセサリーアイテムは、Tシャツやスウェットなどウェアに加え、トートバッグやiPhoneケースといったアクセサリーを含む全7型を用意。色鉛筆で着色した木製の円や四角、立方体、円柱などの形を組み合わせたユニークな形の“木のキツネ”が、各アイテムにあしらわれている。古武家賢太郎によるハンドメイドオブジェ“木のキツネ”は、古武家賢太郎自身がハンドメイドした立体的なオブジェとしても展開。木目や繊細な色使いを通して、古武家賢太郎の世界観を存分に味わえる貴重な1品だ。オブジェは、ハンドメイドの他、レプリカ作品も販売される。古武家賢太郎の最新作品集も「木のキツネ」の発売と同時に、古武家賢太郎の最新作品集「Kentaro Kobuke」も発売。通常バージョンに加え、初期のドローイング付きの特別バージョンを含む100部限定のリミテッドエディションカバーの2種類を展開する。【詳細】メゾン キツネ × Kentaro Kobuke発売日:2021年9月18日(土)販売店舗・価格:■アパレル(メゾン キツネ直営店、ゾゾタウン)・Tシャツ 13,200円・ロングスリーブ Tシャツ 15,400円・スウェット 25,300円・シャツ 33,000円・キャップ(ホワイト、エクリュ) 12,100円・トートバッグ(ホワイト、エクリュ) 7,700円・iPhone12ケース 6,050円■オブジェ(メゾン キツネ直営店、カフェキツネ、ゾゾタウン) ※ハンドメイド作品はメゾン キツネ 代官山のみで展示・販売・ハンドメイド サイズ小(17点展開予定) 93,500円、サイズ中(2点展開予定) 242,000円・308,000円、サイズ大(3点展開予定) 462,000〜638,000円・レプリカ オブジェ 19,800円■作品集(メゾン キツネ 代官山)・通常版 5500円・ナンバリング付き 8,250円・ナンバリング&ドローイング付き(10部) 110,000円【問い合わせ先】メゾン キツネ カスタマーセンターTEL:0120-667-588
2021年09月13日大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883~1957)の回顧展が、10月2日(土)より新宿・SOMPO美術館にて開催される。旅を愛し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けた巴水。その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎だった。ふたりは40年にわたる共作を続け、海外にも通用する「木版美」の構築を目指した。その巴水の風景版画は、いまや郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されている。同展では、巴水が生涯に残した600点を越える木版画作品の中から、これまでまとめて見る機会の少なかったシリーズ(連作)を中心に約280点を展示。伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群、木版画作品だけでなく、木版画のもとになった写生帖、木版画制作のプロセスが分かる順序摺、制作に使用した版木、生前の巴水の制作風景を撮影した記録映像などの資料と共に、 川瀬巴水の木版画の世界を多角的に紹介する。《陸奥三島川》 旅みやげ第一集 1919(大正8)年夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《古ま形河岸》 東京十二題1919(大正8)年初夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《池上市之倉(夕陽)》 東京二十景1928(昭和3)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗《駿河 興津町》東海道風景選集1934(昭和9)年3月 木版、紙 渡邊木版美術画舗【開催概要】『川瀬巴水旅と郷愁の風景』会期:2021年10月2日(土)~12月26日(日)会場:新宿・SOMPO美術館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜、11月16日(火)料金:オンラインチケット一般1,300円、大学1,000円/当日一般1,500円、大学1,100円※会期中に一部展示替えあり※本展は日時指定入場制です。事前に日時指定のオンラインチケットをご購入ください。入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。
2021年07月12日創立50周年を迎えた神奈川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会「県民名曲シリーズ第10回」が3月20日(土)、神奈川県民ホールにて開催される。記念すべき第10回目のテーマは「フランス」。今回の演奏会は二部構成となっており、後半に披露される音楽劇をメインに、第一部ではフランスやヴィクトル・ユゴー原作の作品レ・ミゼゆかりの名曲を披露する。演奏会で披露される60分のレ・ミゼは主人公のジャン・バルジャンをとりまく若者たちが主役となる物語。まずはヴェルディの歌劇「運命の力」でジャン・バルジャンたちに訪れる運命、プッチーニによる歌劇「マノン・レスコー」で愛と悲劇を描写。つづく、「ノートルダム」はレ・ミゼと同じくユゴー原作の作品だ。最後にフランス革命後の世界と同年代に起きた戦争「ウェリントンの勝利」でその時代に想いを馳せる。そして、メインの音楽劇によるレ・ミゼでは、若さゆえの刹那と熱意、愛をジャン・バルジャンの語りにより進めていく。川瀬賢太郎の指揮の元、フル・オーケストラと青木エマ、高野百合絵、大山大輔、加耒徹らのオペラ歌手で聴く、贅沢なレ・ミゼを堪能してほしい。<プログラム>第1部♪ヴェルディ/歌劇「運命の力」序曲♪プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」より“間奏曲”♪シュミット/歌劇「ノートルダム」より“間奏曲”♪ベートーヴェン/ウェリントンの勝利(戦争交響曲)Op.96 17’第2部♪音楽劇による「レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユゴー原作)」~若者たちの60分のレミゼ~1.大橋晃一編曲/ラ・マルセイエーズ2.ジョルダーノ/歌劇「アンドレア・シェニエ」より”Nemico della partia”3.グノー/歌劇「ファウスト」より”宝石の歌”4.ミュージカル「レ・ミゼラブル」より”A heartful of love”5.ミュージカル「レ・ミゼラブル」より”On my own”6.ミュージカル「レ・ミゼラブル」より”One day more”7.ミュージカル「ジキルとハイド」より”This is the moment”8.プッチーニ/歌劇「蝶々夫人」より”ハミングコーラス”9.レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」より”Lippen schweigen”唇は黙して10.マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より”間奏曲”
2021年03月08日「今の僕がいるのも、学生時代にお笑いの世界に誘ってくれた賢太郎のおかげです。相方には感謝しかありません」こうコメントしたのは、コントユニット・ラーメンズの片桐仁だ(47)。12月1日、相方の小林賢太郎(47)が「足を悪くした」などの理由で芸能活動を引退すると発表。そのことを受け、前述のコメントを所属事務所の公式サイトに掲載した。さらに片桐は「賢太郎は今後も創作活動は続けるそうです。いろいろ新しいことを考えているようなので、楽しみにしていてください」ともつづっている。10年以上、活動休止状態だったラーメンズ。しかし、ファンからは《これまでたくさんの面白い世界をありがとうございました》《お疲れ様でしたありがとうございました》と感謝の声が上がっている。「ラーメンズの2人は多摩美術大学の版画科で出会い、すぐに意気投合しました。小林くんは当時から熱心にお笑いを研究していて、3年生のとき、片桐くんを芸人に誘ったんです。理論的に考える小林くんとは対照的に、片桐くんは天然型。小林くんは彼のそんな点に惹かれたようです」(2人の知人)ラーメンズは個性的な作風から人気を博し、その後、片桐は俳優業にも進出。近年では松本潤(37)主演のドラマ「99.9 -刑事専門弁護士」シリーズ(TBS系)や19年の「あなたの番です」(日本テレビ系)、20年の連続テレビ小説「エール」(NHK総合)に出演している。「片桐くんは、人から言われたことを一生懸命することにやり甲斐を感じるタイプ。小林くんの書いた台本は演出が細かく書かれていて、その通りきっちり演じていたそうです。俳優業でも、台本を演じるという点では同じ。むしろラーメンズとして風変わりな設定のもとで演じた経験が芝居に活かされているそうです」(2人の知人)さらに片桐は粘土アートやコラムの執筆などもしており、その活動は多岐に渡っている。「もともと普通の仕事がしたくなかったという片桐くんは、ラーメンズでの活躍がキッカケで自分のしたいことを仕事にしています。20年以上続けている粘土アートを始めたのも、小林くんの『やってみたら?』という言葉がキッカケ。そうして引っ張って、導いてくれたため『小林と出会えたのは人生で一番の幸運だ』と片桐くんは豪語していました」(前出・2人の知人)片桐を先導した小林。その前途に期待したい。
2020年12月02日お笑いコンビ『ラーメンズ』で演出家の小林賢太郎さんが、2020年11月16日に芸能界を引退していたことが、所属事務所の発表で判明しました。片桐仁「感謝しかありません」『ラーメンズ』の小林賢太郎が芸能界引退を発表同年12月1日、引退が公表されたタイミングで、小林さんは自身のウェブサイトを更新。「肩書きから『パフォーマー』を外しました」と、次のようにつづっています。実はですね、表舞台での活動は2020年で引退だなって、4、5年前から決めてたんです。予告しなかったのは、千秋楽まで常温で楽しんでもらいたかったから。いつもいろいろ事後報告ですいません。5月30日から予定されていたコント公演が中止になり音声作品になりましたので、ステージとしては今年の2月29日の一人芝居「うるう」が最後でした。47歳。まだまだ動けるだろう、って思いますよね。僕だって現役を終えたばかりのアスリートに会ったら言っちゃいそうだもの。実は足が悪くてですね、ちゃんと手術もして日常生活に支障はないのですが、身体を限界まで追い込むステージパフォーマンスとなると無理が出てきていました。ハードルを下げるくらいなら、やらない方がいい。なんて、それらしいことを言ってますけど、理由はこれだけではなくて、様々な経緯をふまえ自分で判断したことです。もし世界ツアー「ポツネン氏の奇妙で平凡な隠居生活」とかラーメンズ最新公演「美大じじい」とかを期待していた人がいたらごめんなさいね。小林賢太郎のしごとーより引用このタイミングで引退することは「4〜5年前から決めていた」という、小林さん。引退の理由には、足が悪かったこともあるといい、手術をして日常生活には支障がないものの「ステージパフォーマンスに無理が出てきた」と明かしました。引退に関しては「さまざまな経緯を踏まえ自分で判断したこと」とし、つづけてこのように記しています。作り手と演じ手の仕事量の比率は9:1くらいでした。そんな中途半端で下手くそな僕の演技を、客席から面白がってくれた方々には、本当に感謝しています。笑ってくれてありがとう。長らくお世話になった芸能事務所トゥインクル・コーポレーションでのタレント契約も終了しました。社長はいろいろな助言をくださいました。ありがたいことです。片桐仁は「がんばって~」と、変なマスクをつけて言ってました。面白かったです。およそ25年、影となり尽くしてくれたマネージャーには感謝と尊敬の念でいっぱいです。彼は裏方のお手本だ。僕の仕事場であるスタジオコンテナは、3年ほど前にトゥインクル・コーポレーションに株式会社にしていただきましたが、このたび元どおりのプライベートなアトリエに戻りました。環境はシンプルに。創作の世界は無限に。そんな気持ちで今日もまた鉛筆を握ります。目の前には真っ白な原稿用紙、真っ白なキャンバス、真っ白なスケジュール帳。なんか視界が広いですよ。小林賢太郎のしごとーより引用ファンや事務所の社長、マネージャーなど、感謝の言葉を余すことなく書きつづった小林さん。きっと事務所などで、相方である片桐仁さんに会ったのでしょう。「頑張って」と変なマスクを付けていわれた裏話を明かし、「面白かったです」とコメントしています。最後に、「真っ白な原稿用紙、真っ白なキャンバス、真っ白なスケジュール帳。なんか視野が広いですよ」と、ユーモアあふれる前向きな気持ちで締めくくっていました。ファンからは、応援する声が上がっています。・パフォーマーとして、お疲れさまでした。さらなる活躍を期待しています!・小林さんが大好きで、2月の公演がまさか最後になるとは思わなかった。敬愛しております。・「環境はシンプルに。創作の世界は無限に」という言葉、素敵です。小林さんのように、どんな時も広く深く自分自身を『愉しむ』大人になりたい。今後も小林さんは、人々を魅了する作品を創り出していくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年12月01日お笑いコンビ『ラーメンズ』で演出家の小林賢太郎さんが、2020年11月16日に芸能界を引退していたことが分かりました。同年12月1日、所属事務所はウェブサイトに、小林さんの引退について次のようにつづっています。この度、弊社所属タレントの小林賢太郎が2020年11月16日をもって芸能活動から引退し、弊社から離れましたことをご報告致します。今までご支援いただきましたファンの皆様方や関係者の皆様には心より感謝申し上げます。平成31年頃より本人から2020年末をもって、全ての表舞台から引退したい旨の相談がありました。この素晴らしい才能を引退により終わらせる事を弊社としても容易に認めがたく、何度か話し合いを重ねてきましたが、本人の強い希望により引退の運びとなりました。本来は「カジャラ第5回公演」が最後の舞台の予定でしたが、コロナウィルス感染防止のために中止になり、「うるう」が最後の舞台となりました。今後、小林賢太郎は全ての表舞台から引退しますが、執筆活動などの裏方仕事で皆様と御一緒させて頂きますので、これからも今までと変わらぬ御指導、御鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。ラーメンズ本公演を熱望されていたお客様につきましても、こうした結果になり、ご希望に添えない事を深くお詫び申し上げます。尚、小林賢太郎の著作権の管理・運営をするために設立しました、株式会社スタジオコンテナは解散となります事もあわせてご報告致します。株式会社トゥインクル・コーポレーションーより引用また、小林さんの相方で、俳優業や芸術家などマルチに活躍する片桐仁さんも、次のようにコメントを発表しました。相方の小林賢太郎がパフォーマーを引退することになりました。最初は本当にビックリしましたが、理由を聞いて納得しました。本人が考えて考えて、決めたことですからね。今の僕がいるのも、学生時代にお笑いの世界に誘ってくれた賢太郎のおかげです。相方には感謝しかありません。10年以上もラーメンズの本公演を心待ちにしていた皆様、フェードアウトみたくなって、大変申し訳ありません。ですが賢太郎は今後も創作活動は続けるそうです。いろいろ新しいことを考えているようなので、楽しみにしていてください。そして、片桐仁の役者、芸人活動、アーティスト活動は、今後も変わらず続きますので、そちらもどうぞよろしくお願いします。株式会社トゥインクル・コーポレーションーより引用「今の僕がいるのも、学生時代にお笑いの世界に誘ってくれた賢太郎のおかげです」と、片桐さんは感謝の言葉をつづっています。1996年に『ラーメンズ』を結成。バラエティ番組『爆笑オンエアバトル』(NHK)に第1回から参加し、注目を集めました。主に舞台で活躍していた2人ですが、2009年を最後に公演が行われていませんでした。芸能界は引退するものの、今後も創作活動は続けるとのこと。小林さんの今後の活躍が楽しみですね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月01日9月3日、新国立劇場でのベートーヴェン《フィデリオ》で2020/2021シーズンの幕を開けた東京二期会オペラ劇場。初日前日には、早くもその次の2021/2022シーズン(2021年9月~2022年7月)のラインアップが発表され、6月に新理事長に就任したばかりの清水雅彦氏(経済学者/慶應義塾大学名誉教授)らが出席して記者会見が行なわれた。【チケット情報はこちら】新シーズンのテーマは「誘惑の綾」。さまざまな誘惑が綾なす人間模様に注目だ。各演目ともキャストなど詳細の発表は後日。[2021/22シーズン・ラインアップ]2021年9月●モーツァルト《魔笛》大きな話題を呼んだ2015年宮本亞門演出が待望の再演。リオネル・ブランギエ指揮。2021年11月●J.シュトラウス《こうもり》ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携で制作したアンドレアス・ホモキ演出のプロダクション(2017年)。川瀬賢太郎指揮。2022年2月●R.シュトラウス《影のない女》(新制作)現代屈指の演出家ペーター・コンヴィチュニーと二期会の6作目のコラボ。ボン歌劇場との共同制作だが、東京がワールド・プレミエとなる。アレホ・ペレス指揮。2022年4月●プッチーニ《エドガール》(新制作/セミ・ステージ形式上演)東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ。上演機会の少ないレア作品。指揮はイタリア・オペラの紹介を使命とする鬼才アンドレア・バッティストーニ。2022年7月●ワーグナー《パルジファル》(新制作)開幕の《魔笛》に続いて再び宮本亜門登場で、こちらは新演出。フランス国立ラン歌劇場との共同制作で、すでにフランスでは今年1月に初演されて好評を得ている期待のプロダクションがいよいよ日本で見られる。セバスティアン・ヴァイグレ指揮。なお、感染症拡大の影響で延期された、今年4月上演予定だったサン=サーンス《サムソンとデリラ》(東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ/セミ・ステージ形式)と、7月予定だったベルク《ルル》(カロリーネ・グルーバー演出による新制作)は、それぞれ2021年1月と8月に上演される。これに加えてこの日、公演動画の無料インターネット配信の開始も発表された。当面は、9月の《フィデリオ》以下の数演目を、YouTubeで配信する。これは経済産業省が文化コンテンツの海外展開を支援する助成金「J-LOD」を活用した事業で、英語字幕をつけ、感染予防対策の紹介なども盛り込んだドキュメンタリーとすることで、海外の劇場関係者への情報発信の意味合いも含めたプロジェクト。海外向けではあるが、もちろん国内でも視聴可能だろう。新しい試みに期待したい。なお会見には、今年11月の《メリー・ウィドウ》(沖澤のどか指揮)のハンナ役のソプラノ嘉目真木子と、来年7月の《ファルスタッフ》の題名役に起用されたバリトン今井俊輔も出席。抱負を熱く語って花を添えた。取材・文:宮本明
2020年09月11日3月末に開催発表されて以来、コロナウイルス感染症の拡大によりチケット発売を延期していた「フェスタサマーミューザKAWASAKI2020」が、有料映像配信と有観客公演のハイブリッドにて開催されることが発表された。同音楽祭は、首都圏のオーケストラによる競演を目玉に、ピアノやパイプオルガンなど、様々なジャンルの音楽を魅力あふれるラインナップで披露する、日本を代表するクラシック音楽祭の一つ。昨年は約3週間の会期中に約3万人もの聴衆が集まったという。今年は3月に開催発表を行って以来、新型コロナウイルス感染症の影響により、4月に予定していたチケットの発売が延期されていたが、“有料映像配信と有観客公演のハイブリッド”による開催がついに実現。これはファンにとっても主催者にとっても大きな喜びに違いない。※最新情報はこちらを参照 ●フェスタサマーミューザKAWASAKI2020 公演日程・出演者(6月15日現在)※会場はすべてミューザ川崎シンフォニーホールすべて有観客にて開催7月23日(木・祝)15:00開演東京交響楽団オープニングコンサート(有料配信)指揮:ジョナサン・ノット7月24日(金・祝)11:00開演《こどもフェスタ》イッツ・ア・ピアノワールド(無料配信)ピアノ:小川典子7月24日(金・祝)15:00開演ヒロコ&ノリコの楽しい2台ピアノ(有料配信)ピアノ:国府弘子、小川典子7月25日(土)16:00開演NHK交響楽団(有料配信)指揮:広上淳一7月26日(日)17:00開演サマーナイト・ジャズ(有料配信)7月28日(火)15:00開演神奈川フィルハーモニー管弦楽団(有料配信)指揮:川瀬賢太郎7月29日(水)19:00開演読売日本交響楽団(有料配信)指揮:下野竜也7月30日(木)15:00開演東京交響楽団(有料配信)指揮:秋山和慶8月1日(土)15:00開演群馬交響楽団(有料配信)指揮:高関健8月2日(日)15:00開演東京フィルハーモニー交響楽団(有料配信)指揮:尾高忠明8月4日(火)15:00開演新日本フィルハーモニー交響楽団(有料配信)指揮:久石譲8月5日(水)18:30開演昭和音楽大学(無料配信)指揮:田中祐子8月6日(木)15:00開演神奈川フィルハーモニー管弦楽団(有料配信)指揮:渡邊一正8月7日(金)19:00開演東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(有料配信)指揮:飯守泰次郎8月8日(土)15:00開演日本フィルハーモニー交響楽団(有料配信)指揮:梅田俊明8月9日(日)17:00開演真夏のバッハ V(有料配信)「椎名雄一郎パイプオルガン・リサイタル」8月10日(月・祝)15:00開演東京交響楽団フィナーレコンサート(有料配信)指揮:原田慶太楼
2020年06月18日#list {width:90%;margin:0 auto 20px auto;padding: 10px; border:1px solid #dbdbdb;border-radius:4px;background-color:#ffffff;}#list h3 {font-size: 16px; border-bottom: 1px solid rgb(219, 219, 219);}.str {font-size:16px;} 2020年1月に妊娠を発表した芸能人や有名人をリストにしてご紹介!今月はウィークリーでお届けしていますが、最終週の今回は、これまでお伝えした発表を振り返りながら、モデル、歌手、アナウンサーなど、1月の8名の妊娠のニュースをお届けします。 妊娠発表相武紗季(34歳)女優 妊娠発表:2020年1月1日(2人目) 出産予定日:今春楊原京子(37歳)女優※夫は金児憲史(41歳)俳優 妊娠発表:2020年1月4日(1人目) ブログ・SNS:楊原 京子 オフィシャルブログ 〜Mi corazon〜ミシェル・ウィー(30歳)女子ゴルフ選手 妊娠発表:2020年1月9日(1人目) 出産予定日:今夏 ブログ・SNS:Instagram(@michellewiewest)加藤紗里(29歳)元レースクイーン・タレント 妊娠発表:2020年1月19日(1人目) 出産予定日:初夏 ブログ・SNS:Instagram(@katosari)酒井千佳(34歳)気象予報士 妊娠発表:2020年1月23日(1人目) 出産予定日:夏ごろ ブログ・SNS:「ゆるり日和」栗原ジャスティーン(31歳)モデル※夫は栗原 嵩(32歳)アメリカンフットボール選手 妊娠発表:2020年1月24日(1人目) 出産予定:今夏 ブログ・SNS:栗原ジャスティーン オフィシャルブログhitomi(44歳)歌手 妊娠発表:2020年1月26日(4人目) 出産予定日:夏ごろ ブログ・SNS:hitomi official blog松尾由美子(40歳)テレビ朝日アナウンサー※夫は川瀬賢太郎(36歳)指揮者 妊娠発表:2020年1月27日(1人目) 出産予定日:夏ごろ今月、気になる芸能人や有名人はリストの中にいましたか? 同じくらいの妊娠週数だったり、わが子と近い月齢の赤ちゃんが登場したりする芸能人のブログには、マタニティライフや子育てのヒントがあるかもしれません。家事や子育ての息抜きにチェックしてみてはいかがでしょうか。
2020年01月30日今年創立50周年を迎える神奈川フィルハーモニー管弦楽団。5月から始まる記念事業の発表会見を開き、常任指揮者の川瀬賢太郎や楽団顧問でもある黒岩祐治・神奈川県知事らが出席した(1月17日・神奈川県庁)。【チケット情報はこちら】従来の定期公演と並行して行なう記念事業は大きくふたつ。ひとつはマーラーの交響曲第8番《千人の交響曲》を演奏する祝賀演奏会(11月21日・横浜みなとみらいホール)。そしてもうひとつは県内10都市での巡回主催公演。どちらも、次の未来を見据える意味で、「フューチャー・コンサート」と名付けられている。マーラーの交響曲第8番について川瀬は、「(この曲を指揮するのが)長年の夢だった」と語る。今回が初挑戦となる。「僕がまだ幼稚園児の頃、最初に夢中になったクラシック音楽が、モーツァルトでもベートーヴェンでもなく、この曲」。そんな彼のマーラー愛はどうやら父親譲りで、父はマーラー協会に所属していたほどのマーラー・ファン。当時のマーラー協会会長は指揮者の故山田一雄で、1984年に川瀬が生まれたとき、お祝いに指揮棒をプレゼントしてくれたのだそう。山田は1949年に交響曲第8番を日本初演した指揮者だから(演奏の一部がニュース映像として残っている)、川瀬がこの作品を指揮することは、もしかしたらこの世に生まれた瞬間から宿命づけられていたのかもしれない。巨大なエネルギーの奔流のような作品だが、それだけではない、川瀬らしい、切れ味鋭い、そして丁寧なアプローチを見せてくれるはず。必ず聴きたいコンサートだ。ソリスト等の詳細は後日発表。県内巡回公演は、各地ゆかりの出演者や作品を交えて、多くの人に親しまれている名曲でプログラムを構成する。海老名、横須賀、茅ヶ崎、秦野、川崎、藤沢、小田原、相模原、鎌倉、大和の各市を巡る。「神奈川の地元オーケストラ」としての顔も神奈川フィルの大事な側面だが、県内で一定期間に集中してこれだけの都市で主催公演を開くのは初めてとのこと。会見では、楽団が財政的に苦境に立たされた時期のあったことや、それを官民一体となった支援で乗り越えてきたことも語られた。神奈川フィルは独立した公益財団法人だが、こうした自治体や県民の支援があったからこその50周年。楽員もそれをよく知っている。2014年の公益財団法人化に向けて5億円の資金を集めなければならなかった際、自ら「応援団長」としてホールのエントランスに立って募金を呼びかけたという黒岩知事は、楽員たちが次第に自主的に募金活動に参加するようになったことを語り、その意識の変化が演奏のクォリティ向上にもつながっていると力を込めた。創立50周年。もしかしたら、華々しく海外公演という考え方もあったかもしれないが、「外に目を向けるのではなく、県内各地で」と川瀬。会見中に何度も繰り返された「感謝」という言葉がふさわしい、足元を見つめた記念事業になりそうだ。取材・文:宮本明
2020年01月21日2018年の「第2回ミス美しい20代コンテスト」で応募総数3万1261通の中からグランプリに選ばれ、芸能界入りを果たした川瀬莉子(23)。2019年10月期のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の看護師・飯野加菜役で女優デビューを果たし、事務所の大先輩でもある米倉涼子から救いの言葉をかけられたという。父から「まずは地元でやってみなさい」と助言を受けながらも、反対を押し切って上京した川瀬。自ら運命を切り開き、女優としての階段を上り始めた今、何を思うのか。昨年末のイベント「晴れ着撮影会」終了後に話を聞いた。○■米倉涼子は「すばらしい方」2018年に引き続き、晴れ着撮影会に参加することができてうれしいです。2019年は新しいことばかりで、すごく充実した一年でした。2018年11月に上京して、1年が過ぎました。一人暮らしなので考える時間が増えたというか、当たり前なんですが、その日食べるものや、どの柔軟剤にするかまで、すべてのことにおいて自分で決めなければならないということにあらためて気づいて(笑)。家族のありがたみを感じます。父は地元から活動することを勧めていて、もともとは上京することに反対でした。でも、『ドクターX』などに出演させていただくと、「ここはこうだったぞ」みたいに感想やダメ出しをくれるようになりました(笑)。たまに「うっとうしいなぁ」と思うこともあるんですけど、痛いところを突かれることもあるのでありがたいです。父の褒めとダメ出しは半々ぐらいで、『ドクターX』は褒めてくれました(笑)。あまり口数が多い方ではないんですが、電話した時に「観たぞ。まぁ、自然だった。はい、お母さん」とすぐに替わられてしまって(笑)。たぶん、自分の中ではいろいろと考えて伝えてくれているんだと思います。ちなみにインスタグラムは、「センス良いな」と褒めてくれました(笑)。『ドクターX』の影響力は本当にすごいですね。実家のご近所さんにも伝わって、観てくださったそうです。久しぶりに連絡をくれる友達もいるので、すごくうれしいです。米倉さんと初めて共演させて頂いて、あらためてすばらしい方だと感じました。きっと想像以上の努力をされたはずで、あれだけ女優として成功していらっしゃるのに、今でもいろいろな方に気を使われているので、すごいなと思います。私にとっては女優デビュー作でした。どこにいていいのか分からないくらい本当に緊張して、遠くからモニターを観ていたんですけど、米倉さんが「もっと前で見ていいんだよ。ここに座りな!」と優しい言葉を掛けてくださって。自分の居場所を見つけられたというか、緊張をほぐして頂きました。インスタをはじめて発見になったのが、コメントをくださる方の反応。お笑いが好きなんですけど、好きな芸人さんを紹介していたら「面白かったよ」と実際に見てくださった方がいて。そうやって人に影響を与えられることがすごくうれしくて、今後はお仕事を通しても影響を与えられる存在になっていければいいなと思います。今は演技がとにかくうまくなりたい。つい先日、オーディションがあったんですけど、みなさんの演技の幅やアイデアを目の当たりにして圧倒されてしまって、全然自分はダメだと痛感しました。その失敗のおかげで、今やる気に満ち溢れています。2020年も気合いを入れて頑張ります。■プロフィール川瀬莉子(かわせ・りこ)1996年12月9日生まれ。愛知県出身。身長165センチ。2018年9月開催の「第2回ミス美しい20代コンテスト」で、応募総数3万1261通の中からグランプリに選ばれ、芸能界入りを果たした。2019年10月期のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の看護師・飯野加菜役で女優デビューを飾った。
2020年01月04日「第2回ミス美しい20代コンテスト」グランプリで女優の川瀬莉子が3日、都内で行われた「和ハロウィーン in 東京ドームシティ アトラクションズ」の記者発表会に出席した。同イベントでは、VR×リアル恐怖体験「怨霊の金縛り屋敷」や、「お化け屋敷の深夜巡回」、「盆踊りハロウィーン」など、ハロウィーンとお盆をミックスしたオリジナルハロウィーンイベントを開催する。和ハロウィーンをイメージした紫を基調とした浴衣姿で登場し「今年初めての浴衣なので嬉しいです。ギリギリ着られました」と声を弾ませた川瀬。昨年9月に開催された「第2回ミス美しい20代コンテスト」でグランプリに輝いて同年末に上京し、今回、同所に初めて来たそうで「駅に降りた瞬間から楽しかったです(笑)」と笑顔を見せ、東京での生活については「人の多さと電車の乗り換えが大変だったんですけど、今は全然余裕でできます」と胸を張った。また、一足先に同イベントを体験したという川瀬は「VRをつけた瞬間、怖い世界が広がっていました。周りも見てみたんですけど、その世界に入りきっちゃうような感じで、怖くて後ろまでは見られませんでした」と感想を語り、MCからお化けダンサーズとともに盆踊りを踊るよう促されると「私、学生時代にゲラゲラポーを踊っていたので、踊れると思います」と自信を覗かせ、実際に報道陣の前で踊った川瀬は「面白かったです。怖いんですけど、笑顔"こうだよ"って教えていただきながら一緒に踊ってくれて、案外に優しいです(笑)」とお化けダンサーズに感謝した。さらに、ハロウィーンの思い出を尋ねられると「遊園地とかでハロウィーンのイベントがあるじゃないですか。そういうのに行くのが楽しみだったので、仮装して友だちと行ってましたね」と回顧し、どんな仮装をしていたのか追求されると「手軽にみんなで真っ黒な服とか迷彩とか合わせやすい服を着ました。傷メイクもすごく勉強したので、私、傷メイクできます!」と言葉に力を込めた。今年のハロウィーンについては「全然決めてないです。ハロウィーンにちなんだお菓子がいっぱい売られると思うので、買って食べたいです(笑)」と目を輝かせた。10月17日スタートのテレビ東京系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』で女優デビューを果たす川瀬は、現在の心境を尋ねられると「『ドクターX』というドラマに出させていただくのは本当に嬉しいんですけど、先輩方ばかりなので緊張がすごいです(笑)」と本音を吐露しつつ、「看護師で明るくて仕事もできる女の子という役なんですけど、これからどういう子になるのか楽しみです」とコメント。「今までそんなに看護師さんと接触することがなかったのですごく楽しくて、難しいんですけど、今そういうことを勉強したりすることが楽しいので、細かい部分まで私のことを見ていただけたら嬉しいです」とアピールした。
2019年10月04日2020年の楽団創立50周年に向けて、ますます勢いに乗る神奈川フィルハーモニー管弦楽団(以下 神奈川フィル)の記念すべき第350回目の定期演奏会は大注目だ。節目の公演で演奏されるのは、演奏時間約1時間半の大作「天地創造」。旧約聖書の創世記「神による7日間の天地創造」を天使たちが歌う第1,2部、そして天上での生活と、人間が禁断の果実を食べ地上に下るまでを人間の始祖“アダムとイヴ”が歌う第3部からなる壮大な音楽叙事詩で、作曲家ハイドンの最高傑作と言われている。【チケット情報はこちら】神奈川フィルとハイドンの関係は、指揮者川瀬賢太郎が神奈川フィルの常任指揮者就任時に立ち上げたハイドン作品を集中的に演奏するシリーズから始まった。ベートーヴェンやモーツァルトに隠れがちなハイドンの魅力を伝えることを主眼にしたシリーズだったが、現代の作品や神奈川フィルの楽団員を独奏者に起用するなど多様な取り組みがオーケストラの演奏水準を飛躍的に向上させたとして、企画内容とともに内外から脚光を浴びた。今回の「天地創造」は、その「ハイドンシリーズの集大成」として位置づけられている。加えて今回の注目は、バッハ・コレギウム・ジャパン(以下、BCJ)が神奈川フィルと共演することだ。BCJとは。作曲家J.S.バッハの作品を演奏するために鈴木雅明氏が設立した演奏団体で、毎年のように世界中を巡るツアーを行っていることからも分かるように、その演奏水準の高さは世界中で称賛を受けている。今回共演するBCJの合唱団は、ニューヨーク・フィルとも共演歴があり、今回出演する28名の精鋭の歌声には期待が高まる。そして、指揮を務めるのは鈴木優人氏。先述の鈴木雅明氏の息子であり、演奏家、作曲家、指揮者、プロデューサーとマルチな才能でクラシック音楽界を席巻する逸材で、神奈川フィルとの過去3回の共演はいずれも高い評価を得ている。神奈川フィルがハイドンシリーズで培ってきた成果を更に拡げる存在として適任と言える。“ハイドンの最高傑作”“最高の合唱団との共演”“才能あふれる指揮者”これほどの好材料が三拍子そろった公演に注目をしないほうが難しい。7月13日(土)は壮大な物語を音楽の力とともに感じたい。公演は神奈川・横浜みなとみらいホール大ホールにて。
2019年06月27日川瀬賢太郎常任指揮者就任6年目のシーズンを迎えた神奈川フィルが、みなとみらい定期シーズンオープニングに選んだのは、メンデルスゾーンの佳曲「夏の夜の夢」。ご存じシェイクスピアの喜劇に付けた劇付随音楽で、森に住む妖精などが活躍し、最後はハッピーエンドで終わる有名な曲だが、17歳の時この劇を読んだメンデルスゾーンが作曲したのは「序曲」のみ。残りの12曲は、17年後、当時のプロシア国王に命じられて書いたものだというから驚きだ。妖精の世界を表す木管の静かな和音で開始され、その後堂々とした行進曲風の宮廷音楽が演奏される序曲、トランペットで奏される祝典的な結婚行進曲、美しい旋律の数々を、様々な楽器で表現するメンデルスゾーンの手腕が存分に堪能できる。【チケット情報はこちら】今回のステージでは、川瀬賢太郎の指揮、田尾下哲氏の台本により、子どもたちにもわかりやすいステージ作りに取り組んでいるのが最大の魅力だ。ソプラノに半田美和子、メゾ・ソプラノ山下牧子、そして東京混声合唱団(女声合唱)を迎え、さらに今回、特別にナビゲーターとして声優の國府田マリ子が出演!声優界のレジェンドといえる彼女の出演で、ひと味もふた味も違う「夏の夜の夢」になること間違いなし!さらに期待が高まる。前半の第1部では、首席ソロ・コンサートマスターの石田泰尚が、ブロッホのコンチェルトを演奏。この協奏曲は、石田泰尚が川瀬賢太郎との共演を熱望した魅力ある協奏曲。エルネスト・ブロッホといえば、スイス系ユダヤ人で、ブリュッセル音楽院で作曲のほかにイザイにヴァイオリンを学び、米国移住後は、アメリカ文化の影響を大きく受け、バーンスタインやコープランドにも影響を与えた作曲家のひとり。『シェロモ』や『ヘブライ組曲』など独自の路線を行く作風で有名だが、今回のヴァイオリン協奏曲はめったに演奏される機会がない。そんな曲に対し石田は「音楽的には民族色豊かで、情熱的な曲」と語り、「めったに演奏されない曲なので多くの人に聴いてほしい」とも。演奏に並々ならぬ熱意を燃やしている。後半のメンデルスゾーンでは、いつもお決まりのコンサートマスターの席に座る予定だ。公演は5月11日(土)神奈川・ 横浜みなとみらいホール大ホールにて。チケット発売中。
2019年05月09日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の川瀬莉子さんです。3万人以上の中からグランプリに!子供の頃からの夢の道を奔走中。去年9月に行われた“ミス美しい20代コンテスト”でグランプリを獲得し、地元・名古屋から東京に。「小学生の頃から女優に憧れていたんですが、家族が心配して…賞を取ったときは“やっと東京に行ける!”という気持ちでした」。初めての一人暮らしに、レッスンに…忙しくも充実した毎日を過ごす。「演技の楽しさと難しさを日々感じています。『1リットルの涙』のような悲劇のヒロインだったり、『銀魂』のようなコメディで大胆な顔芸だったり、たくさんの作品にチャレンジしたいです!」芸人さんとのコラボチョコをGETアインシュタイン・稲田さんがモデル。かわいくて、食べられない(笑)。上京してから、香水を集めています。春らしいやさしい香りがお気に入り。家をふんわり香らせてリラックス。辛いけどクセになる。おうちにも必ず常備。地元の台湾ラーメンで辛いもの好きに。東京の有名店を食べ歩きたい!かわせ・りこ1996年生まれ。2018年9月「第2回ミス美しい20代コンテスト」にて、3万人以上の中からグランプリに輝く。趣味は散歩、読書。特技はバドミントン、和装歩き。※『anan』2019年4月3日号より。写真・土佐麻理子(by anan編集部)
2019年03月28日2月23日(土)、神奈川県民ホールを満たすのは、気宇壮大な響きだろうか。それとも内に外に烈しい祈りの情趣か。どちらも舞う。【チケット情報はこちら】ルーティンに陥ることなく、常にアーティスティックな高みを目指す指揮者川瀬賢太郎のタクトに導かれ、好調神奈川フィルハーモニー管弦楽団がヴェルディの傑作『レクイエム』を奏でる。真摯に紡ぐ、と正しく言い換えるべきだろうか。若手、中堅のアーティストが相乗効果を発揮し、ここへきて演奏のクオリティを大いに高めている神奈川フィル。ファンの声援も熱いこのオーケストラが、常任指揮者川瀬賢太郎、練達の歌い手たち、神奈川フィル合唱団と宗教音楽の最高峰に寄り添うのだ。期待しないでどうする。川瀬と神奈川フィルは昨年、生誕100年のバーンスタインに腕を揮った。権代敦彦の『子守歌』とマーラーの交響曲第4番を通じ、オーケストラ芸術の使命、オーケストラの存在価値をあらためて知らしめた。大久保光哉が指揮・指導する神奈川フィル合唱団はモーツァルト、それにベートーヴェンの交響曲第9番を歌った。多彩なキャリアを誇るソプラノ浜田理恵、メゾソプラノ山下牧子、バス妻屋秀和、それに気鋭の若手テノール宮里直樹と、独唱陣も頼もしい。役者は揃った。イタリア・オペラの巨匠ジュゼッペ・ヴェルディ(1813~1901)は、ミラノ・スカラ座での「アイーダ」イタリア初演やパルマでの再演(1872年)を成功させた後、音楽史に燦然と輝くレクイエムを書く。生涯を通じて敬愛しイタリア統一運動にも関わった文豪アレッサンドロ・マンゾーニ(1785~1873)の死がきっかけだった。ヴェルディは、歌劇『ドン・カルロ』のパリ初演(1867年)の直前に上演時間の都合でカットせざるを得なかった調べ、それにロッシーニ追悼の際に手がけた「リベラ・メ」(我を解き放ち給え)を甦らせつつ、創作に勤しむ。オペラ『ドン・カルロ」ゆかりの調べは、このレクイエムの主軸を成す『ディエス・イレ、怒りの日』の最後“涙の日”となった。曲はマンゾーニの一周忌を迎えた1874年5月22日に、ミラノ・スカラ座近くのサン・マルコ教会でヴェルディ自身の指揮により初演され、ほどなくスカラ座にも響く。パリ・オペラ・コミーク座、ウィーン宮廷歌劇場でも賞賛を博す。その間改訂も施された。この上なく劇的な『ディエス・イレ』のモティーフは、もちろん聴きどころだ。オーケストラとコーラスによる、究極のドラマがそこにある。神との「対峙」を川瀬賢太郎と神奈川フィル、声楽陣は、さてどう描くか。イ短調/イ長調の「レクイエム~キリエ」で始まり、ハ短調/ハ長調の『リベラ・メ』まで、オーケストラ、ソロ、コーラスすべてが主役を演じるヴェルディの『レクイエム』。開演が近い。文:奥田佳道
2019年01月25日2018年9月開催の「第2回ミス美しい20代コンテスト」で、3万1,261通の中からグランプリに選ばれた川瀬莉子(22)。地元・名古屋でモデルとして活動しながら、「上京したい」という思いから同コンテストを受けたという。オスカープロモーション所属のタレントが集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」が昨年12月4日、東京・明治記念館で行われ、川瀬は初めて参加。イベント終了後、グランプリ受賞時や念願の上京を経ての心境を探った。○父の助言「まずは地元で」――初の晴れ着撮影会はいかがでしたか?オスカープロモーションにはたくさんの方が所属しています。この憧れの場所に参加できて、本当に光栄です。――芸能界はいつ頃から意識しはじめたんですか?小学生のときから芸能界に興味があって、女優に憧れていました。その諦めきれない思いがずっとあって。短大卒業して就活もしたんですけど、夢を捨てきれず、まずは地元の名古屋でモデルとして活動をはじめました。両親はどちらかというと父の方が厳しくて、短大卒業後は就職を臨んでいましたが、相談すると「まずは地元でやってみなさい」と。すぐに上京するつもりでしたが、そこは許してもらえませんでした。東京にはより多くの仕事がありますし、女優業をやるにはまずは東京。そのためにコンテストを受けてみることにしました。○「米倉涼子さんみたいな女性に」――そして、3万1,261通から、見事にグランプリを受賞します。本当にすごいことですよね。今も驚いています。受賞者が順番に発表されて、グランプリが一番最後。準グランプリで自分の名前が読み上げられなかったので、その時点で自分がグランプリだとわかって手が震えました。家に帰ってあらためてグランプリを報告したら、両親は「ハハッ!」って笑われて(笑)。私もですが、両親も信じられなかったみたいです。――周囲の反応はいかがでしたか?友達にお祝いしてもらいました。友達の誕生日を祝う会があって、そこで私もサプライズでプレゼントをいただいて、すごくうれしかったです。――激動の2018年でしたね。そうですね(笑)。実は上京したのが先週で、初めての一人暮らしをはじめたばかりなんです。東京にも家にも全く慣れていない状況です(笑)。上京と同時にレッスンもスタートしました。周りの方のレベルがすごく高くて……成長できるようにがんばります。理想の女性像は、自分をしっかりもった強い方。米倉涼子さんみたいなカッコいい女性になりたいです。■プロフィール川瀬莉子1996年12月9日生まれ。愛知県出身。身長165センチ。2018年9月開催の「第2回ミス美しい20代コンテスト」で、応募総数3万1261通の中からグランプリに選ばれ、芸能界入りを果たした。
2019年01月03日テレビ朝日の松尾由美子アナウンサー(39)が、指揮者の川瀬賢太郎氏と結婚したことが27日、分かった。松尾アナは、司会を務めた「第26回出光音楽賞」の授賞式(2016年7月)で、受賞した川瀬氏が初めて顔を合わせ、17年3月の同局系番組『題名のない音楽会』の2,500回記念の際に再び同じ舞台に立つなどして知り合うように。その後、昨年8月ごろから交際が始まり、今月になって婚姻届を提出した。松尾アナは「いつも応援いただきありがとうございます。一社員の身でありながら大変恐縮なのですが、ご報告させてください。指揮者の川瀬賢太郎さんと結婚しました。音楽に対する真摯(しんし)な姿勢はもちろん、家族の仲の良さなどもあり、笑いが絶えず自然体でいられる日々です。これからはお互い支えあいながら家庭内のハーモニーも大切にしつつ、これまで以上に仕事に精進していければと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします」とコメント。今後も仕事を続け、現在担当する『グッド!モーニング』『林修の今でしょ!講座』『題名のない音楽会』などは引き続き出演する。
2018年09月28日「第2回ミス美しい20代コンテスト」の受賞者お披露目記者発表会が27日、都内で行われ、愛知県出身の川瀬莉子さん(21)がグランプリに輝いた。川瀬さんは、地元・名古屋でモデル活動しており、上京したいと考えていたときに同コンテストを見つけて応募したという。「この場にグランプリとして立てて夢のようです」と喜びを語った。憧れの人を聞かれると「オードリー・ヘプバーンさんです。亡くなられた今でもすごく有名でいろんな方から愛されていて、私もオードリーさんのような素敵な女優になりたいです」と明かし、「今回いただいた大きなチャンスを自分のものにしたい。そして今日のことを忘れずに素敵な女優になります」と意気込みを語った。2016年にスタートした「ミス美しい20代コンテスト」は、オスカープロモーションが1987年から開催している「全日本国民的美少女コンテスト」のノウハウを基に、将来性や原石発掘という視点とは異なり、培われた美しさを自ら発信できる20代を対象に新たなスターを発掘するコンテスト。2回目となる今回は、応募総数3万1,261通の中から第1次、第2次審査を経て最終審査に進む15人を選出し、8月28日にファッション誌23誌の協力のもと最終審査を行い、各受賞者を決定した。準グランプリは大阪府出身の遠藤菜摘さん(22)、審査員特別賞は静岡県出身の吉倉菜美さん(24)と大阪府出身の豊田百佳さん(22)。吉倉さんはmysta賞とのダブル受賞。モデル賞は愛知県出身の都筑千穂さん(22)、グラビア賞は宮城県出身の鈴木佳奈さん(22)が受賞した。発表会には、同事務所に所属する河北麻友子、田中道子、第1回大会でグランプリを獲得した是永瞳、審査員特別賞の宮本茉由、準グランプリの奥山かずさが、特別ゲストとして駆けつけ、受賞者を祝福した。
2018年09月27日神奈川フィルハーモニー管弦楽団(常任指揮者・川瀬賢太郎)の2019~2020年シーズン・ラインナップが決定。概要発表の会見が開かれた。【チケット情報はこちら】メイン・シリーズに当たる横浜みなとみらいホールでの定期演奏会「みなとみらいシリーズ」は全10回(13公演)。会見にも出席した川瀬はそのうち3回に登場する。まず5月の公演ではソロ・コンサートマスター石田泰尚独奏によるブロッホのヴァイオリン協奏曲と、メンデルスゾーンの《夏の夜の夢》。ブロッホは、この数年来石田から「しつこいぐらいに」(川瀬)ラブコールを受け続けていたのだそう。《夏の夜の夢》は音楽だけでなくストーリーの朗読付きの上演で、気鋭の演出家・田尾下哲が台本を書き下ろす。12月はメインの《展覧会の絵》を、有名なラヴェル編曲でなくストコフスキー編曲で、というのもひねりが効いているが、B・A・ツィンマーマンの《ユビュ王の晩餐のための音楽》[1966]も目を引く。過去のさまざまな名曲がこれでもかと引用されている作品だ。3月はシェーンベルク編曲によるブラームスのピアノ四重奏曲。「とにかく難しいが、自分の任期6年目となるオケの力とチームワークを最もわかりやすく聴いていただける曲」と川瀬。前半の、現代作曲家ジェームズ・マクミランのヴァイオリン協奏曲[2009](独奏=郷古廉)は、川瀬が自信ありげに「まあ、聴いてください」といざなう、異種の音楽から叫び声までいろんなものが登場するユニークな音楽だ。川瀬世代の若い才能の起用もとても楽しみ。ハイドン《天地創造》(7月)を指揮するおなじみ鈴木優人、そして神奈川フィル初登場の日本生まれのアメリカ人指揮者ユージン・ツィガーン(9月)はともに1981年生まれ。クルト・マズアの愛弟子カーチュン・ウォン(11月)は1986年生まれの注目株。過去の共演でオーケストラ内でもひときわ評価が高いという。約2年間の改修を終えた神奈川県民ホールでの「県民ホール名曲シリーズ」は全3回。改修で変化したサウンドを考慮して、オーケストラ・ピットを上げ舞台前面にオーケストラを配置するなど、新しい聴き方、楽しみ方を提案してくれそうだ。1994年生まれの新星指揮者・太田弦の登場に期待(4月)。川瀬は《くるみ割り人形》全曲を指揮する(6月)。現在改修中で来年4月再開予定の神奈川県立音楽堂での「音楽堂リニューアルシリーズ」全4回はモーツァルトがテーマ。しかも「モーツァルト+(プラス)」ともいうべき、「モーツァルトとの組み合わせ」にさまざまな工夫が。川瀬が指揮する細川俊夫の《月夜の蓮》[2006]は、同時に演奏されるモーツァルトのピアノ協奏曲第23番へのオマージュ、というように(2月/独奏=菊池洋子)。王道の名曲から、クラシック通を唸らせるこだわり抜いた佳曲まで、オーケストラのやる気満々がじわじわと伝わってくる。目が離せない来季の神奈川フィルだ。取材・文:宮本明
2018年09月27日お笑いコンビ「ラーメンズ」の小林賢太郎が、年1回テレビに登場しコントを披露する番組「小林賢太郎テレビ」の第9弾が、12月10日(日)に放送されることが決定した。これまで、「ラーメンズ」として100本以上のコントを作り、舞台を拠点に活動し、“アート”とも称される完成度の高い笑いで海外でも高い評価を受ける小林さん。今回第9弾となる番組では、ゲストに小林さんの盟友であり、『アウトレイジ』シリーズや、現在続編が放送中のドラマ「コウノドリ」などに出演する個性派俳優・大森南朋。そして女優としても活躍する壇蜜を迎える。さらに、一大ブームを起こしたバラエティー「水曜どうでしょう」の企画・出演者であり、 映画監督としても活躍するミスターこと鈴井貴之が、お題コントの出題者として登場。どんな無理難題を小林さんに出すのか?そのほか、竹井亮介、辻本耕志、安井順平、久ヶ沢徹、菅原永二、伊勢佳世、犬山イヌコらも出演する。なお、BSプレミアムでは、小林さんが去年立ち上げたプロジェクト「カジャラ」の最新舞台 「裸の王様」をテレビ初オンエア。さらに密着映像とインタビューで、小林さんの創作の秘密、舞台を活動拠点にするその理由に迫る。「小林賢太郎テレビ9」は12月10日(日)22時50分~BSプレミアムにて放送。小林賢太郎テレビ PRESNTS カジャラ「裸の王様」は12月17日(日)22時50分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月27日神奈川フィルハーモニー管弦楽団の2018~2019シーズンのラインナップが決まり、10月16日、横浜市内で、常任指揮者・川瀬賢太郎も出席して発表会見が行なわれた。シーズン・コンセプトは「音楽の道標(みちしるべ)」。音楽が生み出す、生きる力や平和の願いが行く手を照らす。神奈川フィルハーモニー管弦楽団 チケット情報横浜みなとみらいホールでの定期演奏会は、従来の土曜日午後2時開演はそのまま、7月と11月には、金曜日の夜公演も加えて同一プログラム2公演制を実施する。改修工事を終えた神奈川県民ホールでは新たに「県民ホール名曲シリーズ」をスタート。また会場が来年休館となる「音楽堂シリーズ」の代わりに、客席数400の小空間を生かした「みなとみらい小ホールシリーズ」を開催する。川瀬は自らの指揮する公演の意図や抱負を語った。シーズン開幕の4月定期は生誕100年バーンスタイン特集。人気の《ウェスト・サイド・ストーリー》に、政治的序曲《スラヴァ!》と交響曲第1番《エレミア》を組み合わせた。作品に込められた政治や民族の問題は現在も普遍的なテーマ。コンサートホールが、そうした問題を受け取り、「過去を振り返り未来を見つめ直す場になれば」と川瀬。その思いは10月定期にもつながっている。権代敦彦の《子守歌》(2005)は、2001年の大阪児童無差別殺傷事件の犠牲者の母親の手記を中心に構成された作品。川瀬が名古屋フィルと演奏した際には、半分近い聴衆がショックのあまりコンサート後半を聴けずに帰ったという衝撃作。今回の後半はマーラーの交響曲第4番。終楽章に「天上の生活」が置かれた交響曲だ。選曲は権代の話がヒントになったという。「赤ん坊が生まれてすぐ泣くのは、罪深い世に生まれた絶望のせい。だから若い命が天に召されるのは、神がその罪を取り除いてくれたと考えることもできる」。「天上」を感じてもらいたいと語る。川瀬は他に、藤村実穂子からの共演オファーに応えたマーラーの《リュッケルトの詩による5つの歌曲集》と、マーラーに大きな影響を与えた不世出の作曲家ハンス・ロット(1858~1884)の交響曲第1番を合わせたプログラムや、満を持して神奈川フィル合唱団とのヴェルディ《レクイエム》を振る。また、新たなみなとみらい小ホールシリーズではストラヴィンスキー《兵士の物語》を指揮(2019年3月)。このシリーズでは7月に鈴木優人が指揮者として登場し、テーマはともにJ.S.バッハとストラヴィンスキー。ここでも「過去を振り返り未来を見つめ直す」が打ち出されている。特別客演指揮者の小泉和裕は9月定期と2019年1月の県民ホール名曲シリーズに登場。また神奈川フィル初登場のスコットランドの若手指揮者ロリー・マクドナルド(1985年生まれ)や、珍しいトロンボーン「吹き振り」を披露するクリスチャン・リンドバーグなど、注目公演が目白押し。来季も意欲がひしひしと伝わってくる神奈川フィルだ。取材・文:宮本明
2017年10月17日人気急上昇中の新人女優・唐田えりかが、10月14日(土)に神奈川・横浜みなとみらいホール大ホールで行われる、武満徹《系図―若い人たちのための音楽詩―》の朗読者を務める(神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会みなとみらいシリーズ)。来年公開予定の映画『寝ても覚めても』(原作=柴崎友香)では主演の東出昌大の相手役ヒロインに抜擢されるなど、さらなるブレイクも必至の清純派。神奈川フィル常任指揮者・川瀬賢太郎の熱烈オファーで、オーケストラとの初共演となった。7月、川瀬との初ミーティングを終えた直後の彼女に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「楽譜を見ながら、朗読のタイミングなど細かく教えていただきました。詩が難しくて不安もあったんですけど、川瀬さんから、ありのまま、素直にストレートにやってくださいと言ってもらえたので安心しました。“わからなくていい。わかろうとすることが大事なんです”って」武満徹《系図》(1992)は、谷川俊太郎の詩集『はだか』(1988)からの6篇の詩による、朗読とオーケストラのための作品。詩に描かれているのは、どこにでもありそうな家族の、でも少し苦い日常であり、親から子へ、太古から脈々と連鎖してきた生命への大らかな讃歌でもある。その主役が唐田の朗読だ。オーケストラは彼女の言葉に呼応するように音楽を紡いでゆく。実は彼女、この《系図》を、昨年4月のNHK交響楽団の定期演奏会で聴いているのだそう。もちろん、まだ今回のオファーが届く前の話だ。「同じ事務所の山口まゆちゃんが朗読したので聴きに行きました。余分なものがないというか、いろんな音が混ざってひとつになっていて、鳥肌が立ちました。詩と音楽の一体感もすごくて、まっすぐに伝わってくるものがあって。今度は自分があれをやると聞いて、音感に自信がないし、最初は率直に“マジか”と思っちゃいました(笑)」その心配は杞憂だろう。なぜなら、「わたしもコンサートやフェスに行くと、必ず何かを持ち帰ってくるので、今回も誰かに何かを届けられたらいいなと思っています。たとえばこの詩を通して自分の家族を見つめ直してもらえたりとか、これからのことや過去のことを感じたり考えてもらったりとか」という彼女の作品との向き合い方は、武満が日本初演時のプログラムに寄せた、「人間社会の核になるべき家族の中から外の世界と自由に対話することが可能な、真の自己というものの存在について少しでも考えてもらえたら」というメッセージと、本質的なところで共鳴している。そして武満は言う。「それを可能にするものは愛でしかない」と。オーケストラを通じて、詩人の谷川俊太郎から彼女へのアドヴァイスも届いた。「芝居にならないように淡々と。言葉を大切に美しい日本語で」彼女の名前が広く知られるきっかけになったキーワードのひとつが「TMK(透明感)」。まさにその透明なキャラクターと声とは、詩人の助言にもぴったりだ。わくわく。取材・文:宮本明
2017年08月22日ヴェルディ、プッチーニなどのイタリアオペラを始め、三島由紀夫の小説をオペラ化した『金閣寺』や、軽妙洒脱なオペレッタ『チャールダーシュの女王』、ミュージカル『三銃士』でも、シャープで洞察的な演出が大きな話題を呼んだ演出家・田尾下哲。数多ある演出の可能性から「原典」と「スコア」の分析を重要視し、入念なプランによって全体を構成していく手法は、多くのプロダクションで優れた演劇効果を上げている。モーツァルトの『後宮からの逃走』はテーマ的にもとても難しい、という田尾下さんのコメントからインタビューははじまった。オペラ『後宮からの逃走』全3幕 チケット情報「ドイツ語の翻訳をドラマトゥルクの庭山由佳さんと見ていって、原語をそのまま日本語のセリフに移し換えて上演するのは大変難しいことに気づきました。テーマが、宗教差別や人種差別を扱っているので、いわゆる今日的な状況では『不適切な表現』が数多く出てくるのです。ですから、ドイツ語で理解した上で原作にある偏見を洗い流した台本を編み直しました。演出プラス、上演台本を担当するという形になっています」通のオペラファン以外は、ストーリーを知らない観客も少なくない『後宮からの逃走』。物語の神髄を伝えるために重要な役として浮上してきたのが、黙役であるトルコ太守セリムだという。俳優の宍戸開さんが演じる。「オペラの序曲で、セリムが南アフリカ時代にどういう目にあい、どういう人間関係を経験して今に至るかを、パントマイムや合唱の方の芝居で表現する予定です。モーツァルトのオペラで、これほど黙役が大きい意味をもつものは存在しないんですよ。歌わない役の「赦し」がこのオペラの大きなテーマになっている…だからこそ婚約者への貞節を誓うコンスタンツェの信念の強さが意味をもつんです。セリムが許すことで、心の中で犠牲にしなければならなかったもの…たとえば復讐心といったものを表していかなければと思います。「赦す」って、生ぬるいことではないんですよ」指揮者の川瀬賢太郎さんは、長い間年上の指揮者としか仕事をしてこなかった田尾下さんにとって、一回りも年下世代のマエストロ。川瀬さんからの質問には、こんな答えが。「どこで演出のアイデアを考えるか? というと、場所は関係なく楽譜を見ているときに色々思いつきます。特にオーケストラのフルスコアを見ていると色々なイメージが湧くんですよ。モーツァルトで一番好きなオペラは、『フィガロの結婚』で、次に川瀬さんとやりたいのも『フィガロ』がいいですね。(田尾下さんは天然ですか?の質問には)どちらかというと計算ずくです。アシスタント時代が長かったので、人を言葉で傷つけないように意識的に振る舞うことを心がけています。いつも冷えピタシートを貼っているのは…片頭痛のせいです。脳がオーバーヒートすると頭痛が起こるので…でも、友人のすすめで先日MRIを撮影して、異常がないとわかってから、片頭痛も起こらなくなりました(笑)」11月11日(金) から11月13日(日)まで東京・日生劇場にて。取材・文:小田島久恵
2016年10月12日