ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。自分のことしか考えず身勝手な行動ばかりの夫に、精神的・金銭的に余裕のない生活を送っていたユキさん。離婚さえ許してもらえず、命を絶つことしか考えられないほど追い詰められていたユキさんは、自宅で命を断とうとして意識を失います。昏睡状態のユキさんは夢の中で、髪の毛の一部が紫色の見知らぬ老婆・ネエさんから小さな木箱を受け取りました。目覚めたユキさんは、その話を聞いた義母から産婦人科を受診することをすすめられ、自分が妊娠していることを知ります。ユキさんが離婚後子どもと2人で生きていく資金を貯めるためにと、義母の協力を得て、夫に期間限定でギャンブルをやめさせることに成功したユキさん。生まれた娘・カナが2歳になるころには資金も貯まり、ユキさんは夫へようやく離婚を切り出します。なおも反対する夫に初めてユキさんは強く反抗したのでした。なおもユキさんとの結婚生活に執着をみせる夫。ユキさんは「私の人生の邪魔をしないで」と、夫へ強く言い放ちます。このユキさんの行動に夫は……?どうしてあなたが…!? 離婚を切り出したユキさんに、夫はなおも反対します。しかし、そのときの夫の目は「怨念」を感じるほど異様で、その態度に今までとは違う恐怖を感じたユキさんはまともに話をすることができず、日を改めてもう一度話し合うこととなりました。その夜、ユキさんがカナと眠っていると金縛りにあいます。息苦しさの中、ユキさんが必死に目を開けると、そこにはあの紫の老婆・ネエさんがユキさんに馬乗りになり、首を締めつけている姿があったのでした。 ネエさんは夫に離婚を切り出したユキさんに対し、怒りを募らせているようです。ユキさんが夫から感じ取った怨念のようなものと、関係があるのでしょうか……? ネエさんの事情はわかりませんが、ユキさんは金縛りの状態で絶体絶命! ユキさんのことはもちろん、隣で眠るカナも無事でいてほしいと願わずにはいられません。著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2023年10月10日ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。自分のことしか考えず身勝手な行動ばかりの夫に、精神的・金銭的に余裕のない生活を送っていたユキさん。離婚さえ許してもらえず、命を絶つことしか考えられないほど追い詰められていたユキさんは、自宅で命を断とうとして意識を失います。昏睡状態のユキさんは夢の中で、髪の毛の一部が紫色の見知らぬ老婆・ネエさんから小さな木箱を受け取りました。目覚めたユキさんは、その話を聞いた義母から産婦人科を受診することをすすめられ、自分が妊娠していることを知ります。しかし、夫に妊娠を伝えても返ってきたのは「ギャンブルの邪魔をしないなら産めばいい」という言葉……。この状況では子どもは育てられないと絶望するユキさんでしたが、その夜、夢の中で自分を「ママ」と呼ぶ女の子と話したことで、出産することを強く決意します。ユキさんが離婚後子どもと2人で生きていく資金を貯めるためにと、義母の協力を得て、夫に期間限定でギャンブルをやめさせることに成功したユキさん。自身も離婚後の基盤づくりを進め、ようやく生まれた娘・カナが生後3カ月になるころ、ユキさんは再び働きに出ることにしたのでした。働きに出ようとするユキさんに、夫はというと……?そうまでして結婚してる意味はあるの? カナが生まれてから少しは愛情を感じたのか、ユキさんが働くことに反対する夫。しかし資金がまだ足りないユキさんは、義母の助けを借りながら働き続けます。カナが2歳になったころ、ユキさんはついに夫へ離婚を宣言。暴力的な言葉で離婚をさせまいとする夫に、ユキさんは「私の人生を邪魔しないで」と強く言い放ったのでした。 生まれた娘に対して愛情を感じてくれた夫に、少し希望を抱いてしまいましたが、やはり夫は変わらないようです。カナが2歳になるまでに、少しでも良い方向へ向かってくれれば良かったのですが……。 離婚への話し合いが、ユキさんとカナ、そして義母と夫が納得して別れられる話し合いになるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2023年10月09日観る人に刺激と恐怖感を与えてくれる、ホラー映画。家族や友人、パートナーなどと映画館や自宅で鑑賞し、物語の中で繰り広げられる恐ろしい出来事に、思わず目を背けた経験がある人はいるでしょう。ホラー映画から目をそらすと?ある日、自宅でホラー映画を鑑賞していた、ネコランド(@NEKOLAND13)さん。内容に恐怖し、思わず画面から目をそらしてしまったそうです。…しかし!ネコランドさんが目を向けた先にも、驚きの光景が広がっていました。「ホラー映画が怖くて目を逸らした先に、ソレは震えるわ」ネコランドさんが見たものが、コチラ。ドアの上に、『猫の生首』が浮かんでいるではありませんか…。ですが、写真をよく見ると、キャットウォークの上から、ネコランドさんの愛猫であるノーマンくんが覗き込んでいるだけ!ホラー映画を直前まで鑑賞し、緊迫状態だったネコランドさんにとって、ノーマンくんがただ覗き込んでいるだけでも怖いものだったに違いありません。「どうしたの?」といわんばかりに、飼い主さんをジッと見つめるノーマンくんの表情に、ジワジワと笑いが込み上げます!【ネットの声】・本当の恐怖はこれからって感じ?かわいいし、怖い…!・きゃあああ!この状況はビックリします!・私だったら悲鳴を上げている。監視されていますね。顔だけしか写っていないノーマンくんをもっと知りたい人は、こちらの動画をご覧ください。おもちゃを持ってきてドヤ顔をしたり、一緒に暮らす猫のエマちゃんに『かまって攻撃』をしたりする、愛らしい姿が見られますよ。自宅でも神出鬼没な猫。ホラー映画を観た後は、突然現れる猫に注意が必要…かもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年10月09日ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。自分のことしか考えず身勝手な行動ばかりの夫に、精神的・金銭的に余裕のない生活を送っていたユキさん。離婚さえ許してもらえず、命を絶つことしか考えられないほど追い詰められていたユキさんは、自宅で命を断とうとして意識を失います。昏睡状態のユキさんは夢の中で、髪の毛の一部が紫色の老婆・ネエさんから小さな木箱を受け取りました。目覚めたユキさんは、その話を聞いた義母から産婦人科を受診することをすすめられ、自分が妊娠していることを知ります。しかし、夫に妊娠を伝えても返ってきたのは「ギャンブルの邪魔をしないなら産めばいい」という言葉……。この状況では子どもは育てられないと絶望するユキさんでしたが、その夜、夢の中で自分を「ママ」と呼ぶ女の子と話したことで、出産することを強く決意します。ユキさんは、子どものための資金を貯めてから離婚するために、夫にギャンブルを一時やめさせるのを手伝ってほしいと義母に頼み、2人で夫に立ち向かうことになりました。ユキさんが夫にギャンブルをやめてほしいことを伝えると……?今だけでいい、協力してください…! ギャンブルをやめてほしいと頼まれた夫でしたが、やはり抵抗してきます。 しかし、義母の必死の説得、ユキさんの土下座ながらの訴えに、夫は渋々期間限定でギャンブルをやめることを約束したのでした。ユキさんは出産まで身を粉にして働きながら、離婚後も母子で生活するために有用な方法や制度を調べ、資格取得にも励むなど、生活の基盤づくりに動きます。 そうして生まれた娘・カナを見たとき、かつて夢の中で出会った女の子はカナだったのだと確信したのでした。 夢の中でまだ見ぬ娘に会えていたとは、なんとも不思議な出来事です。あのときカナが伝えたかったのは、ユキさんへの「生きてほしい」というメッセージだったのかもしれませんね。 ようやく生きて出会えたユキさんとカナに、これから幸せが訪れることを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2023年10月08日ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。自分のことしか考えず身勝手な行動ばかりの夫に、精神的・金銭的に余裕のない生活を送っていたユキさん。離婚さえ許してもらえず、命を絶つことしか考えられないほど追い詰められていたユキさんは、自宅で命を断とうとして意識を失います。昏睡状態のユキさんは夢の中で、髪の毛の一部が紫色の見知らぬ老婆から小さな木箱を受け取りました。導かれるようにその木箱を開けると、ユキさんは現実に戻ってくることができたのです。目を覚ましたユキさんの前には、心配で涙を流す義母の姿が。さらにユキさんは、夢の中で老婆から受け取った木箱が現実世界に現れ、次の瞬間には消える……という不思議な体験をします。その一部始終を見ていた義母は、ユキさんが出会った老婆について静かに語り始めます。義母の話によると、ユキさんが出会った老婆は、かつて義母と夫・タツヤがお世話になったご近所さんだったことが判明。義母は老婆のことを「ネエさん」と呼び、夫が幼いころは、よく預かってもらっていたというのですが……?義母と夫に関りがある人がなぜ私に…? 夫を早くに亡くし、子どももいなかったネエさんは夫に甘く、なんでも言う事を聞いてしまう存在でした。資産家でもあったネエさんは、次第に夫へお金を与えるようになります。最初はネエさんを止めようとしていた義母も、生活の苦しさからネエさんの厚意を受け取るようになったのです。その結果、夫は自己中心的で金遣いの荒い人間へと成長してしまった……と話す義母に、ユキさんは何も言えません。さらに、ユキさんがネエさんから渡された木箱は、生まれる前に亡くなったネエさんの子どものへその緒が入っていた木箱とのこと。ネエさんからへその緒を託されたユキさんは、その理由がわからず困惑してしまうのでした。 義母からの突然の提案に戸惑うユキさん。義母はネエさんが何かメッセージを送っているのではないかと感じ取ったのでしょうか。 ネエさんの行動の真相はわかりませんが、本当にネエからのメッセージが込められているのであれば、ユキさんにとって良い知らせであるといいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2023年10月04日ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。自分のことしか考えず身勝手な行動ばかりの夫に、精神的・金銭的に余裕のない生活を送っていたユキさん。離婚さえ許してもらえず、命を絶つことしか考えられないほど追い詰められていました。あるときユキさんは、自宅で命を断とうとして意識を失います。夢の中で、髪の毛の一部が紫色の見知らぬ老婆から小さな木箱を受け取ったユキさん。導かれるようにその木箱を開けると、ユキさんは現実に戻ってくることができました。ベッドの上で目を覚ましたユキさんの前には、義母がいました。義母は「もう絶対こんなことしないで……」と涙を流しています。体を起こしたユキさんは、敷布団の下に何かがあることに気がついて……?これは…さっきの老婆の部屋でも見たような…? ユキさんが見つけたのは、不思議な世界で老婆から渡された木箱でした。義母に促されるまま木箱を開けると、そこにあったのは誰かのへその緒。あまりの不気味さに思わず木箱を放り投げてしまうユキさんでしたが、次の瞬間には中身のない別の箱に変わっていました……。木箱の持ち主に心当たりがありそうな義母。先ほどユキさんが体験した出来事を話すと、義母はタンスからアルバムを出し、夫と義母、そしてあの老婆との関係を話し始めたのでした。 不思議な出来事ばかりが続くユキさん。これはあの老婆がユキさんにもたらした幸せの始まりなのか、それとも不幸の始まりなのか……。あの老婆の正体が、ユキさんにとって良い存在であることを願うばかりです。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2023年10月03日ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。母子家庭で育った夫は、自分のことしか考えず身勝手な行動ばかり。夫の行動は義母でさえも止めることができないほどで、ユキさんは精神的にも金銭的にも余裕のない生活を送っていました。離婚さえ許してもらえず、命を絶つことしか考えられないほど追い詰められてしまったユキさんさん。ついに意を決し、死に場所を求めさまよっていると、川の向こう岸に歪んだ建物が! 自分を呼ぶ声がするその建物に吸い寄せられたユキさんは、さまざまば不気味な出来事に遭遇します。自分を呼ぶ声の主を探し建物の一室の台所にたどり着くと、背後から声をかけられたユキさん。ユキさんが振り返るとそこには見知らぬ老婆が立っていて……?これは夢?あの人は何だったの? 髪の一部が紫色の老婆から、小さな木箱を渡されたユキさん。老婆は「早くあの子のところへ行きなさい」と言い残し、ユキさんを部屋から追い出します。 行く当てのないユキさんは、突然空から聞こえてきた義母の声に導かれるように川べりに向かいました。そして、老婆から渡された小箱を開きます……。目を覚ましたユキさんの前には、涙ながらに自分の名を呼ぶ義母の姿が! ユキさんは、死のうとして意識を失っていたことに気がつきます。死の淵にいた自分のことを、老婆が現実に引き戻してくれたのだろうか……? とユキさんは不思議に思うのでした。 あやしげな老婆に、歪んだ建物……。不思議な出来事はユキさんの夢の中のお話でした。しかし、老婆のおかげでユキさんは目を覚ますことができたのかもしれませんね。現実に絶望して意識を失っていたユキさんですが、義母はユキさんが生きていることを心から望んでたようです。 義母のようにユキさんを大切に思ってくれている人もいます。ユキさんにはまだまだ生きることを諦めないで欲しいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2023年10月02日ユキさんは夫・タツヤと義母の3人で暮らしています。母子家庭で育った夫は、自分のことしか考えず身勝手な行動ばかり。夫の行動は義母でさえも止めることができないほどで、ユキさんは精神的にも金銭的にも余裕のない生活を送っていました。極限状態のユキさんは死に場所を求めて街をさまよいます。そんなユキさんがたどり着いたのは……?私を呼ぶのは誰? 死を決意してふらふらと川べりに立ったユキさん。しかし、目の前に現れた歪んだ建物に気を引かれ、入水をやめました。吸い寄せられるように建物へ近づくと、中からはユキさんを呼ぶ声がします。不気味だと思いながらも歩み入った先で待ち受けていたのは、異様なほど大きな女性。怯えるユキさんに、女性は「ここではない」と告げます。言われるがままに台所を探し、たどり着いたユキさん。そこで見知らぬ人に話しかけられます。 異様で不気味だと感じながらも、なぜか建物の中に入り、声の主を探すユキさん。普通なら怖くて逃げたくなってしまいそうな状況ですが、ユキさんは極限状態であったからこそ声に従ってしまったのかもしれませんね。不思議な力が働いた先に、ユキさんを救ってくれるものがあれば良いと願うばかりです。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2023年10月01日幼い子どもは、時折不可解な動きをすることがあります。なぜそうするのかわからず、見ていると怖くなることもあるでしょう。このお話の主人公は、毎日決まった時間になると必ず、テーブルの周りをグルグル回っていたそう。原因は不明…。恐怖を覚えた母はーー。夕方になると欠かさずテーブルの周りをグルグル回り、5分ほど経つと激しく泣くという奇行を繰り返していた女の子。止めようものなら、激しく怒るのです。 不思議に思った母親は病院に連れて行きましたが、原因は一向にわかりません。そこで母親は、女の子が回れないようにテーブルを動かすことにしました。 窓の外を見た母戦慄!そこには… 「テーブルさえなければ……」そう考えた母親でしたが、事態はさらなる恐怖へ。 なんと、母親の隣にいるはずの女の子がもうひとり、庭の木の下をグルグル回っていました。それを見た女の子は怖がる様子も見せず、そっとカーテンを閉めたそうです。 その家からはすでに引っ越しをしており、当時の記憶も一切ありません。 なぜそんな行動をとったのか、そもそもその行動をとったのは自分だったのか……。今はもうグルグル回ることはありませんが、思い返すたびゾッとするのでした。 当時まだ幼かった女の子は、「木の下で回っていた自分」が何か、わかっていたのでしょうか。そして、もしあのとき窓を開けて、もうひとりの女の子を止めていたらどうなっていたでしょうか。今ではわかり得ないことですが、考えるとますます恐ろしくなりますね。作画:陽田夏々著者:ライター リアコミ
2023年08月31日幼い子どもは、時折不可解な動きをすることがあります。誰もいないところに向かって手を振ったり、何もないところを見て笑ったりするのも、そのひとつ。なぜそうするのかわからず、見ていると怖くなることもあるでしょう。今回紹介するのも、子どもの不思議な行動のお話。夕方決まった時間になると必ずしていたという、謎の行動とはーー。<p><span style="font-size:16px;">これは主人公の女の子が、3歳〜4歳ごろに起きた出来事。本人には一切記憶がなく、大きくなってから母に聞かされたそうです。</span></p> <p> </p> <div class="articleParts"> <h2>グルグル回り続ける私に母困惑</h2> </div> <p> </p> <p><img alt="木の下で回る私" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <p><img alt="木の下で回る私" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <p><img alt="木の下で回る私" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <p><img alt="木の下で回る私" src="" style="width: 100%;" /></p> <div style="page-break-after: always"><span style="display: none;"> </span></div> <p> </p> <p><img alt="木の下で回る私" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <p><img alt="木の下で回る私" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <p><img alt="木の下で回る私" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">夕方決まった時間になると、必ずと言っていいほどテーブルの周りをグルグルと回り続けていたという主人公。小さな子どもが遊びの一環として走り回るのはよくあることですが、決まって同じ時間に繰り返し、止めると暴れるとなると、気味が悪いと感じてしまいます。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size: 16px;">一向に止まらない奇行……、母が心配になるのは当然のこと。しかし、病院に行っても原因はわかりませんでした。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size: 16px;">最終手段として母が講じたのは、グルグル回っていたテーブルをどかすということ。回るものをなくして家の環境を変えれば、奇行を止められるかもしれないと考えたのでした。</span></p> <p> </p> <p> </p> <p><span style="font-size: 16px;">なぜグルグル回るのか、何が主人公をそうさせているのか、原因がわからないと、恐怖を感じてしまいますね。病気の疑いもないのであれば、科学では証明できない何かがあるのでは? と考えずにはいられません。</span></p> <div class="relationLink" style="margin:10px 0 15px 0;"> <hr /> <p><span style="font-size:16px;">最新投稿は、リアコミからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。</span></p> <div class="relationLink" style="margin:10px 0 15px 0;"> <p style="font-size:14px;font-weight:bold;"><a href="" style="color:#1a9de4;text-decoration:underline;" target="_blank"><span style="color:#808080;">関連リンク:リアコミ(外部サイト)</span></a></p> </div> <p><span style="font-size:16px;">作画:陽田夏々</span></p> </div>著者:ライター リアコミ
2023年08月30日28歳独身の主人公は、まわりの友人たちが結婚していくなかで少し寂しさを感じていました。そんなある日、黒猫に出会います。主人公は黒猫を家に連れて帰り「ラッキー」と名付けて、一緒に住むことに。ラッキーを飼い始めてから、主人公の元には小さな幸運が訪れます。そんなある日、主人公が「何かいい出会いがあれば……」と願うと、その翌日男性と運命的な出会いが。男性は同じ会社で働いている、堀内でした。独身仲間の同僚・結花に話すと祝福してくれていたのですが……。 あのとき願ってたから…そんなある日の夜。彼氏から深刻な声色で電話がかかってきます。突然家に行くと言われ、慌ててドアを開けるとそこには、彼氏と同僚の・結花の姿が。すると、彼氏からは「結花が妊娠した」「責任を取って、結花と結婚するよ」と告げられます。 彼氏と友人を一気に失い、再び黒猫・ラッキーと2人の生活に戻った主人公。しかし、今までの出来事に違和感を覚えます。そして、自分が願ったことは形は違えど、叶っていった事実を思い出した主人公は、あることを頭をよぎります。「堀内(元彼)と一生一緒にいたい」そう主人公が願った瞬間、家の前には堀内が。 堀内は、主人公に向けて「お前が忘れられない」「やり直してくれるなら、結花には養育費を払って別れる」と告げて去っていきました。 後日、主人公の元へ堀内から「駅前の喫茶店にいる」という連絡が。しかし、自分の堀内に対する気持ちが冷めていることに気づき、足を止めた主人公。 その夜、結花から堀内が亡くなったことを告げられました。そして、テレビに映っていたのは、堀内が待ち合わせに設定した喫茶店にトラックが突っ込んだ様子でした。 後日、堀内の葬式に参列し、主人公が家に帰ると、ラッキーの姿が消えていました。その後も主人公は「あのとき行っていたらどうなっていたのだろう」と思いながらも、主人公は今でも「幸せ」とは何かを考えなら生きているようです。 もし、あのとき主人公が堀内と一緒になることを望み、彼の元に行っていたらどうなっていたのでしょうか。今回は番外編でお送りいたします。 玄関を開けると、そこには元彼・堀内の姿が。 そして主人公に向けて「お前が忘れられない」「やり直してくれるなら、結花には養育費を払って別れる」と告げて去っていきました。 後日、主人公の元へ堀内から「駅前の喫茶店にいる」という連絡が。しかし、主人公は行くかどうか迷っていました。そして、堀内を忘れられない主人公は堀内が待つ喫茶店へ。 喫茶店で堀内の姿を見た瞬間、大きな音と衝撃が。気づくと堀内がトラックの下にして、主人公自身の意識も薄れていきます。 そして、主人公は気がついたのです。 「一生一緒にいたい」 その主人公の願いは、同じタイミングで死を与えることでラッキーによって叶えられたのだと……。 ラッキーが願いを叶えてくれたことに気がついた主人公。これで主人公の願いは叶ったのでしょうか? 今回、漠然と「一生一緒にいたい」と願ったことで、起こった結末。主人公が具体的な幸せを願っていれば、もしかしたらラッキーの力ではなく、自分の力でも叶えられた幸せかもしれませんね。 最新投稿は、リアコミからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。作画:たなみ著者:ライター リアコミ
2023年08月21日28歳独身の主人公は、まわりの友人たちが結婚していくなかで少し寂しさを感じていました。そんなある日、黒猫に出会います。主人公は黒猫を家に連れて帰り「ラッキー」と名付けて、一緒に住むことにしました。ラッキーを飼い始めてから、主人公の元には小さな幸運が訪れます。そんなある日、主人公が「何かいい出会いがあれば……」と願うと、その翌日男性と運命的な出会いが。男性は同じ会社の別の部署で働いている、堀内でした。話をしていくうちに、意気投合。独身仲間の同僚・結花に話すと祝福してくれました。 もしも、あのとき願ってたら…段々と、堀内のだらしなさが目につくようになった主人公。主人公が「ひとりの時間がほしい……」と思うようになると、堀内も主人公の家に訪れなくなりました。 そんなある日の夜。彼氏から深刻な声色で電話がかかってきます。突然家に行くと言われ、慌てる主人公ですが、ドアを開けるとそこには、彼氏と同僚の・結花の姿が。 すると、彼氏と結花は土下座。彼氏からは「結花が妊娠した」と告げられました。あまりのショックに呆然の立ち尽くす主人公。彼氏は「責任を取って、結花と結婚するよ」と言います。 そして、彼氏と友人を一気に失い、再び黒猫・ラッキーと2人の生活に戻った主人公。しかし、今までの出来事に違和感を覚えるように。「ラッキーは名前の通り、私に幸運を与えてくれるみたいだった」と思ったことを思い出しました。 そして、自分が願ったことは形は違えど、叶っていった事実を思い出した主人公は、あることを頭をよぎります。 「堀内(元彼)と一生一緒にいたい」 主人公がそう願った瞬間、玄関のチャイムが鳴る音がして……。 玄関を開けると、そこには元彼・堀内の姿が。 堀内は、主人公に向けて「お前が忘れられない」「やり直してくれるなら、結花には養育費を払って別れる」と告げて去っていきました。 後日、主人公の元へ堀内から「駅前の喫茶店にいる」という連絡が。しかし、主人公は行くかどうか迷っていました。玄関のドアに手をかけるも、自分の堀内に対する気持ちが冷めていることに気づき、足を止めた主人公。 堀内への電話が繋がらなかったため、メッセージで「ごめん。行けない」とだけ送りました。 その夜、主人公が夕飯を食べていると、結花から電話が。すると、テレビに映っていたのは、堀内が待ち合わせに設定した喫茶店にトラックが突っ込んだ様子。どうやら、堀内はこの事故に巻き込まれて亡くなってしまったよう。 後日、堀内の葬式に参列したのですが、すっかり憔悴しきっていた結花。主人公が家に帰ると、ラッキーの姿が消えていました。「あのとき行っていたらどうなっていたのだろう」そう思いながらも、主人公は今でも「幸せ」とは何かを考えなら生きているようです。 ラッキーが主人公の前に現れた意味はなんだったのでしょうか。不覚にも亡くなってしまった元彼・堀内のことは悲しいですが、主人公にはこれからも心から「幸せ」と思えるようなものや人と出会ってほしいですね。みなさんにとって「幸せ」と感じられることはなんですか? 最新投稿は、リアコミからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。作画:たなみ著者:ライター リアコミ
2023年08月20日28歳独身の主人公は、まわりの友人たちが結婚していくなかで少し寂しさを感じていました。そんなある日、黒猫に出会います。主人公は黒猫を家に連れて帰り「ラッキー」と名付けて、一緒に住むことにしました。 もう一度、願ったら…?ラッキーを飼い始めてから、主人公の元には小さな幸運が訪れます。そんなある日、主人公が「何かいい出会いがあれば……」と願うと、その翌日男性と運命的な出会いが。 男性は同じ会社の別の部署で働いている、堀内でした。話をしていくうちに、意気投合。独身仲間の同僚・結花に話すと祝福してくれました。 その後、堀内と結花と3人で食事をするように。しかし同時期には、堀内のだらしなさが主人公の目につくように。主人公が「ひとりの時間がほしい……」と思うようになると、堀内も主人公の家に訪れなくなりました。 そんなある日の夜。彼氏から深刻な声色で電話がかかってきます。突然家に行くと言われ、慌てる主人公ですがドアを開けるとそこには、彼氏と同僚の・結花がいました。状況が整理できない主人公。 すると、彼氏と結花は土下座。彼氏からは「結花が妊娠した」と告げられました。あまりのショックに呆然の立ち尽くす主人公に向け、彼氏は「責任を取って、結花と結婚するよ」と言いました。 そして彼氏と友人を一気に失った主人公は、再び黒猫・ラッキーと2人の生活に戻ることになり……。 今までの出来事に違和感を覚えた、主人公。主人公は以前、自分が「ラッキーは名前の通り、私に幸運を与えてくれるみたいだった」と思ったことを思い出しました。そして、自分が願ったことは形は違えど、叶っていた事実を思い出した主人公は、あるアイデアが頭をよぎります。 「堀内(元彼)と一生一緒にいたい」と主人公が願った瞬間、玄関チャイムがなる音がして……。 自分の願いが黒猫・ラッキーによって叶えられているのではないかと、予想した主人公。願いが叶うことはうれしいことですが、お願いの方法を間違えるとすこし違う方向にいきそうで怖いですね……。みなさんだったら、どんなお願い事をしますか? 最新投稿は、リアコミからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。作画:たなみ著者:ライター リアコミ
2023年08月19日28歳独身の主人公は、まわりの友人たちが結婚していくなかで少し寂しさを感じていました。そんなとき「黒い猫」と出会います。主人公は黒猫を飼うことを決意。黒猫との生活に心が癒やされていくと同時に、主人公の周りでは不思議な出来事が増えていきます……。 私の人生には幸運がない気がする周りが結婚する中、寂しさを感じるタイミングが増えていった主人公。そんなある日、黒猫に出会い……。 電柱の影に捨てられていた黒猫を発見した主人公。主人公は黒猫を家に連れて帰り「ラッキー」と名付けて、一緒に住むことにしました。 ラッキーを飼い始めてから、主人公の元には小さな幸運が訪れます。そんなある日、主人公が「何かいい出会いがあれば……」と願うと、その翌日男性と運命的な出会いが。 男性は同じ会社の別の部署で働いている、堀内でした。話をしていくうちに、意気投合。独身仲間の同僚・結花に話すと祝福してくれました。 その後、堀内と結花と3人で食事をするように。また同時期には、堀内のだらしなさが主人公の目につくようになります……。 主人公が「ひとりの時間がほしい……」と思うようになると、堀内も主人公の家に訪れなくなりました。 周囲の結婚などで焦りを感じていた主人公ですが、黒猫との出会いをきっかけに、さまざまな幸運に恵まれます。新たな恋人もでき順風満帆な生活と思いきや、なかなかうまくはいかず、主人公のパートナーに対する不満も溜まっていっていました。相手との距離が近くなれば近くなるほど、相手の苦手な部分も見えてきますよね。みなさんは、パートナーの相手の苦手な部分があった場合どう対応しますか? 最新投稿は、リアコミからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。作画:たなみ著者:ライター リアコミ
2023年08月17日1歳になる子どもがいる姉。ある日、姉は家の窓を開けたまま、子どもを連れて出かけようとします。家のドアの前で鍵を閉めたり、鞄を持ち直したりしていると、子どもの手がインターホンのボタンに当たり……。 なんの音!?姉が子どもと出かけようとした、ある日。5階に住んでいたこともあって、姉は窓を開けたまま出かけようとしました。子どもの手がインターホンのボタンに触れた後、インターホンからは「ガチャッ」という不思議な音が。 誰もいないはずの家の中から音が聞こえた姉は、一気に血の気が引きます。しかし1分経っても、何が起きるわけでもなかったため、姉は一安心したのですが……。 姉の気の緩みを感じたのか、子ども安心したようで「キャッ」と笑い声をあげた途端……。インターホンからすぐに声が「きゃあー?」「きゃあー?」という不気味な声がしました。 姉がその音を聞いた感想としては「無感情で、老若男女の区別がつけ難い声」だったそう。姉は子どもを抱いて、脇目も振らず隣町の実家まで車を走らせました。姉の話を聞き、警察とマンションの管理人に連絡。姉は弟と一緒に姉の家へ。 しかし、誰かが侵入した後はなく、またインターホンにも指紋などは残っていなかったとのこと。インターホンにも不具合はなく、その後姉は引っ越しをしたそうなのですが、今でもインターホンはこわいそうです。 姉が聞いたインターホンからの声の正体は、結局分からずじまいでした。しかし、警察などが確認しても異常はなかったとのことですから、人間以外の何かがいたのかもしれません。姉はその後引っ越しをしたそうなので、この一件から離れることができそうでよかったですね。みなさんも、不可思議な体験をしたことはありますか? 最新投稿は、リアコミからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。作画:はねんぴょ著者:ライター リアコミ
2023年08月16日1歳になる子どもがいる姉。ある日、姉は家の窓を開けたまま、子どもを連れて出かけようとします。家のドアの前で鍵を閉めたりしていると、子どもの手がインターホンのボタンに当たったことがきっかけで、不可解なことが起こります……。 何の音?姉が子どもと出かけようとした、ある日。5階に住んでいたこともあって、姉は窓を開けたまま出かけようとしました。 子どもの手がインターホンのボタンに触れた後、インターホンからは「ガチャッ」という不思議な音が。 誰もいないはずの家の中から音が聞こえた姉は、一気に血の気が引きます。しかし1分経っても、何が起きるわけでもなかったため、姉は一安心。姉の気の緩みを感じたのか、子ども安心したようで「キャッ」と笑い声をあげた途端……。 インターホンからすぐに声が「きゃあー?」「きゃあー?」という不気味な声がしました。 誰もいないはずの家の中から声が聞こえたとなると、恐怖を感じますよね。 インターホンから声のようなものが聞こえるこの状況は、家の中に入るのが憚られるかと思いますが、みなさんが同じ状況になった際どのように対応しますか? 最新投稿は、リアコミからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。作画:はねんぴょ著者:ライター リアコミ
2023年08月15日ホラー映画の金字塔『エクソシスト』の新作映画『エクソシスト 信じる者』が、2023年12月1日(金)に公開される。伝説的ホラー映画『エクソシスト』とは『エクソシスト』は、1974年に日本でも公開された“史上最恐”の伝説的ホラー映画。1人の少女とその母親が体験する恐怖を圧倒的なリアリズムで描いたことで、それまでのホラーの常識を覆し、全世界にムーブメントを巻き起こした作品だ。戦慄のメインテーマ「Tubular Bells」も広く知られている。さらに、第46回アカデミー賞において、ホラー映画としては異例の作品賞を含む10部門にノミネートされ、その内、脚色賞と音響賞の2部門で受賞を果たした。また、日本では、公開年である1974年の年間映画配給収入1位を記録している。悪魔の憑依、比類なき恐怖が“2人の少女”にそんな『エクソシスト』から50年もの時を経て、新たな物語『エクソシスト 信じる者』が公開へ。『エクソシスト 信じる者』では、“2人の少女”に悪魔が憑依し、比類なき新たな恐怖が襲い掛かる。劇中には、旧約聖書のページを破り口に運ぶ少女や、壁に血で書かれた「MOTHER」の文字、教会で不敵な笑みを浮かべながら暴れる少女の様子などが登場。さらに、顔に逆さ十字の切り傷がある悪魔に憑依された少女が「怖がらないで ママ」と笑みを浮かべ叫ぶシーンなど、未だかつてない恐怖を予感させるシーンも描かれる。監督はデヴィッド・ゴードン・グリーン、製作はジェイソン・ブラム『エクソシスト 信じる者』の監督を務めるのは、2018年公開『ハロウィン』シリーズのデヴィッド・ゴードン・グリーン。また、製作には、『ハロウィン』や『透明人間』、『M3GAN/ミーガン』などを世に送り出してきた、ブラムハウス・プロダクションズの”恐怖の工場長”ことジェイソン・ブラムが名を連ねている。“母親役”オリジナルキャストのエレン・バースティンが再演キャストには、『オリエント急行殺人事件』『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のレスリー・オドム・Jr、A24製作のホラー映画『ヘレディタリー/継承』にも出演しているアン・ダウド、ボン・ジョヴィとも共演歴を持つカントリーシンガーソングライターのジェニファー・ネトルズらが名を連ねている。さらには1974年公開の『エクソシスト』オリジナルキャストであるエレン・バースティンが、同役クリス・マクニールを再演。愛する娘リーガンが悪魔に憑りつかれ、想像を絶する恐怖を味わったクリスが、新たな恐怖を再び目の当たりにすることとなりそうだ。アンジェラ…リディア・ジュエットヴィクターの1人娘。親友・キャサリンと森に出かけたきり行方不明に。3日後に2人は無事保護されるも、突然暴れ出したり、叫んだり、自傷行為をしたりと常軌を逸した行動を繰り返す。キャサリン…オリヴィア・オニールアンジェラの親友。アンジェラとともに失踪した後、2人とも悪魔に憑依されてしまう。壮絶な悪魔祓いの儀式では、「地獄に堕ちたくない!」と泣き叫ぶ一方で、悪魔の仕業により「一人が生き残り 一人が死ぬ…」と満足気な笑いを浮かべる場面も。クリス・マクニール…エレン・バースティンかつて憑依を目撃した経験者。50年前に同じような悪魔の憑依を目の当たりにするも、愛する娘を守り抜いた。ヴィクター…レスリー・オドム・Jr13年前に妻を亡くして以来、1人で娘のアンジェラを育てている。キャサリンの家族とともに娘たちを助けるべく立ち上がり、クリス・マクニールに助けを求める。日本語吹替版キャストに諏訪部順一、佐倉綾音、鬼頭明里ら映画『エクソシスト 信じる者』が、日本語吹替版でも上映されることに。ヴィクター役は、「テニスの王子様」跡部景吾などで人気を博す諏訪部順一、悪魔に憑りつかれてしまう少女・アンジェラ役は佐倉綾音、アンジェラとともに悪魔に憑依される少女・キャサリン役は鬼頭明里が吹替を担当する。〈映画『エクソシスト 信じる者』日本語版吹替キャスト〉・ヴィクター…諏訪部順一・アンジェラ…佐倉綾音・キャサリン…鬼頭明里・クリス…竹村叔子・悪魔…小林ゆう・キャサリンの父トニー…仲野裕・リサ・カディ…仲村かおり・ドン・レヴァンス牧師…三木眞一郎映画『エクソシスト 信じる者』あらすじヴィクターの1人娘、アンジェラはある日、親友のキャサリンとともに森へ出かけたきり行方不明に。3日後に無事保護されたが、その日から彼女たちの様子がどこかおかしく常軌を逸した行動を繰り返す。ヴィクターはかつて憑依を目撃した経験者クリス・マクニールに助けを求め、悪魔祓いの儀式を始めるが、それは想像を絶する危険な試みだった。懸命に見守る両親を嘲笑い悪魔は問いかける。1人は生き残り、1人は死ぬ。どちらかを選べと。【詳細】映画『エクソシスト 信じる者』公開日:2023年12月1日(金)監督・脚本:デヴィッド・ゴードン・グリーン製作:ジェイソン・ブラム製作総指揮:ダニー・マクブライド出演:レスリー・オドム・Jr、アン・ダウド、ジェニファー・ネトルズ、ノーバート・レオ・バッツ、リディア・ジュエット、オリヴィア・マーカム、エレン・バースティン原題:The Exorcist: Believer
2023年08月14日ホラー映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』が2023年12月22日(金)より公開される。人気YouTuber監督が贈る“リアル”ホラー映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』の監督を務めるのは、今作が初監督作品となる双子のYouTuberダニー&マイケル・フィリッポウ。2人のYouTubeチャンネル「Racka Racka」では、ブラックで尖ったコメディや日本アニメの自家製実写版など、個性的でエッジの効いた動画を公開し、高評価を獲得。今や670万人以上のフォロワーを誇る人気YouTuberだ。2015年の第6回ストリーミー・アワードでは国際YouTubeチャンネル賞受賞、2016年にはバラエティ誌が選んだ期待の新人に選ばれた。女子高校生が降霊会に参加そんな新進気鋭のYouTuberダニー&マイケル・フィリッポウが贈るのは、SNSで流行りの降霊会に参加した女子高生ミアが主人公の“リアル”ホラーだ。劇中では、ミアに霊が“憑依”している不気味なシーンも登場するという。「A24」が北米配給権を獲得映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』は、2023年のサンダンス映画祭で上映されるや否や大きな話題を呼び、アリ・アスター、ジョーダン・ピール、サム・ライミ、スティーブン・スピルバーグ、スティーブン・キングらが絶賛。そしてサンダンス上映後、こぞって手を挙げた世界中の配給会社の中から、アカデミー作品賞受賞作『ムーンライト』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を世に送り出してきた映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を勝ち取り、『ミッドサマー』や『ヘレディタリー/継承』を超える“A24ホラー史上最高興行収入”を記録。さらに、監督続投でA24製作による続編『Talk 2 Me(原題)』も決定しているという。そんな話題作『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』をぜひ、劇場でチェックしてみてほしい。映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』あらすじ母を亡くした高校生のミアは、気晴らしに仲間とSNSで話題の「#90秒憑依チャレンジ」に参加してみる。ルールは簡単。呪物の「手」を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えると、霊が憑依する……というものだ。ただし、必ず90秒以内に「手」を離すこと。その非日常的なスリルと快感にのめり込み、憑依チャレンジを繰り返してハイになっていくミアたち。仲間の1人にミアの母の霊が憑依し、かつてない事態に発展していく。【作品詳細】映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』公開日:2023年12月22日(金)監督:ダニー・フィリッポウ&マイケル・フィリッポウ出演:ソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン、ジョー・バード配給:ギャガ原題:Talk to Me© 2022 Talk To Me Holdings Pty Ltd, Adelaide Film Festival, Screen Australia
2023年08月12日Game Source Entertainment(香港、以下 GSE)は、Team17 Digitalが開発した一人称ブラックコメディホラーアドベンチャーゲーム《Killer Frequency》の日本語パッケージ版をPlayStation(R)5、Nintendo Switch(TM)で2023年8月24日に発売いたします。《Killer Frequency》はどのようなゲームなのでしょうか。今回は、ゲームデザイナーのKev Carthew氏、声優のNikki Piazza氏をはじめとする開発・制作チームのメンバーが、本作の見どころや制作裏話を公開いたします。《Killer Frequency》日本語版トレーラー(60s): 画像180年代の音楽を堪能しながら、手がかりを収集すべく通話をしよう!ゲームの基本的な流れは、リスナーから電話を受けて、パズルを解くための手がかりを入手し、レコードを再生して音楽を堪能しながらパズルを解く方法を考え、最終的にパズルを解いてリスナーを救出する、というものです。基本的にレコード再生中は、ラジオ局の外の世界の時間が止まっているような状態になるので、レコードをかけて自由に探索し、マイクに戻ってリスナーの質問に答えることができます。画像2このゲームを開発するにあたって、ゲームデザイナーのKev氏は、頭の中でパズルの全体像を考え、口頭で話し合い、わずか1週間ですべてのスクリプトとパズルを書き上げ、ボイスを収録し、オーディオをデザインし、ゲームに落とし込んだそうです。画像3音と想像力だけで背筋をゾクゾクさせる没入型ホラーパズル!《Killer Frequency》の特徴は、ラジオ局というユニークな設定と、ゲームプレイです。ゲームデザイナーのKev氏は、“プレイヤーはリスナーから手がかりを得たり、外の世界の様子を想像したりしなければならないため、デザイナーにとっては非常に難しいパズルデザインとなりました。しかし、このようなゲームは市場に類似例があまりないため、ユニークなパズル体験をプレイヤーに提供できるだろう。”と語っています。画像4ゲームの中で「ラジオプロデューサー」のボイスを担当する声優のNikki氏は、“《Killer Frequency》は他のジャンルのゲームとは異なり、プレイヤーが追われるリスナー側ではなく、脱出を手助けする側という設定がユニークだと思います。プレイヤーの役割は、ホラーゲームでは珍しい、指揮官のようなものです。しかし、だからといって没入感が低いかというとそうではなく、リスナーと会話するだけで、ラジオ局内にいながらも、追われるような絶望感や恐怖を感じることができるのです!それに、突然、電話の向こうの全く知らない人の命を預かることになるのです。相手の出方や会話の仕方などで、相手に対して急に関心を持つようになる。それは非常に興味深い行動だと思います。”と語っています。予約はこちら: 画像5画像6■タイトル :Killer Frequency■プラットフォーム:PlayStation(R)5/Nintendo Switch(TM)■発売日 :2023年8月24日■価格 :5,480円(税込6,028円)■ジャンル :ブラックコメディホラーアドベンチャー■プレイ人数 :1人■対応言語 :日本語/英語/中国語(簡体字、繁体字)/韓国語■発売元 :Game Source Entertainment■開発元 :Team17 Digital■CERO :C■権利表記 :KILLER FREQUENCY (C) 2023 TEAM17 DIGITAL LIMITED, PUBLISHED UNDER LICENCE BY TEAM17 DIGITAL LIMITED. TEAM17 IS A REGISTERED TRADEMARK OF TEAM17 DIGITAL LIMITED. ALL OTHER TRADEMARKS, COPYRIGHTS AND LOGOS ARE PROPERTY OF THEIR RESPECTIVE OWNERS.Licensed to and published by Game Source Entertainment in Japan, Korea and Asia.■Game Source EntertainmentについてGame Source Entertainmentは、香港を拠点にしたアジア圏の発売元と流通商社です。これまでPlayStation(R)4、Nintendo Switch(TM)、Xbox One及び前世代のコンソールプラットフォームで100タイトル以上、中国語に翻訳したパッケージソフトの流通を行ってきました。■Game Source Entertainment及び商品の詳しい情報は、こちらGSE公式 HP : Twitter : YouTube GSE チャンネル: GSE ユーザーサポート : support@gamesource-ent.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月03日“ホラー映画を観てみたいけど怖すぎるのは自信がない…”と悩める人におすすめの6作品をホラー映画取締役さんがガイド。血や音などで驚かせるジャンプスケアは控えめに、程よい怖さとストーリーを堪能できる近年の洋画が出揃いました!またホラーが観たくなるストーリー性の高い作品たち。ショック描写が多くないこと、そして、ストーリー性とエンターテインメント性が高く、“またホラーを観たい”と思ってもらえるような作品を選びました。ただ、ジャンプスケアや血のシーンなど怖い描写がまったくないわけではないのでご注意ください。まずは『透明人間』です。包帯グルグル巻きのイメージが現代版にアップデートされ、お化けより心理的な恐怖描写が強い作品です。主人公の女性はDVを受けて精神的に不安定だということで、誰に話しても信じてもらえない中、透明人間に立ち向かう強さが描かれている。逃げ惑うヒロインではなく女性が戦うところも今の時代らしいです。『ハッピー・デス・デイ』も、殺人鬼に立ち向かうポジティブな女子大生が主人公。誕生日に殺されて以降、“目を覚ます殺される”とタイムループしますが、何とか殺されずに一日を終えようと、経験値をためてレベルアップする姿に元気がもらえます。ドタバタ感も含めて面白いです。また、『ラストナイト・イン・ソーホー』も女性の生き方を問うような内容に。デザイナーを目指すエロイーズが夢の中で’60年代にタイムスリップ、そこで出会った歌手を目指すサンディを殺した真犯人を突き止めるために現在と過去を行き来するサスペンスホラーですが、’60年代のファッションとカルチャーが満載で、怖いけど目と耳から華やかな情報が入ってくる点も魅力です。『イット・フォローズ』は、性交渉によってうつる「それ」に捕まると必ず死んでしまうという物語で、「それ」は決して走らず遠くからじわじわとやって来るところが新鮮で怖い。『オールド』は、時が加速し、一日で一生が終わるビーチが舞台。“時間”と“老い”という恐怖から逃れることがテーマになっており、どちらも設定が斬新なユニークなホラー作品です。また、名優イーサン・ホークが殺人鬼を熱演している『ブラック・フォン』は、誘拐された子どもたちが、過去に殺された幽霊の子どもたちと協力して大きな恐怖に立ち向かうというジュブナイル感がポイントに。観終わった後に爽快感が味わえるはずです。おすすめの入門ホラー作品『透明人間』“何かがいる”気配とサスペンス要素にドキドキ。DV彼氏の監禁から逃げたセシリアは、彼が自殺し自分に遺産を残したと聞かされる。その日を境に目に見えない気配を感じ始め…。「手の跡など、主人公は気づかずとも観客が“いるいる!”とハラハラできる描写が満載。透明人間はいるのか、誰なのかを巡るサスペンス要素も楽しい」。Blu‐ray¥2,075販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント※首をシュパッと切るシーンあり。©2020 Universal Studios. All Rights Reserved『ハッピー・デス・デイ』殺人鬼に何度も立ち向かう主人公に励まされる!誕生日の朝、知らない男のベッドで目を覚ました女子大生のツリー。その夜、パーティへ向かう道すがら、マスクをかぶった殺人鬼に殺されてしまう。しかし目を覚ますとまた、誕生日の朝のベッドにいて…。「自暴自棄になり自分から死にに行くといったコメディ要素や、家族愛が描かれる場面も。SF感の強い2も一緒にぜひ」。Blu‐ray¥2,075販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント©2017 Universal Studios. All Rights Reserved.Everett Collection/アフロ『ラストナイト・イン・ソーホー』アナログな手法で撮られたシンクロシーンにも注目。デザイナーを目指しロンドンに上京したエロイーズは夢の中で’60年代へ。出会った歌手のサンディを殺した犯人が現代にいると察知、真相を突き止めようとする。「エドガー・ライト監督による映像がスタイリッシュ。亡霊やゴーストなども出てきてちゃんと怖い面も」。Blu‐ray¥2,075販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント※一部、性加害を想起させるシーンがあるので注意。©2021 Focus Features LLC. All Rights Reserved.『イット・フォローズ』ゆっくり、でも確実に来る「それ」との戦い。一夜を共にした男から、「『それ』に捕まったら死ぬ」「誰かにうつせ」と言われた女子大生のジェイ。確実に近づいてくる「それ」から逃げ続けるが…。「自分にしか見えない『それ』との対峙が見どころに。’70~’80年代のホラー映画を彷彿させる映像や音楽もいい」。Blu‐ray¥5,170デジタル配信中発売・販売元:ポニーキャニオン※人が突然現れるシーン、死体が映るシーンあり。©2014 It Will Follow. Inc『オールド』時が加速するビーチで時や老いの恐怖と対峙!一家でやってきたビーチで6歳の息子が一瞬、行方不明に。次に姿を表した時、なんと彼は青年になっていた。監督はM・ナイト・シャマラン。「108分の中に人のライフイベントが凝縮されていて、人生ってこんな感じなんだと感動する瞬間も。最後に衝撃のカラクリが明かされます」。Blu‐ray¥2,075販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント※バキバキになった死体の登場シーンあり。©2021 Universal Studios. All Rights Reserved.『ブラック・フォン』グラバーを倒そうとする子どもたちの奮闘に感動!アメリカの田舎町で子どもの連続失踪事件が発生。少年フィニーも犯人のグラバーに誘拐、監禁される。部屋には黒電話があり、過去の被害者から逃げるアドバイスが伝えられる。「フィニーを助ける子どもたちのキャラクターが光っています。妹が予知夢能力で兄を捜す姿も胸を打ちます」。Blu‐ray¥2,075販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント※子どもの幽霊描写が少し怖いので注意。©2021 Univaersal Studios. All Rights Reserved.ほらーえいがとりしまりやくホラー映画を片っ端から取り締まる会社の代表取締役。Twitter(@torishimaru)でホラーをメインに国内外の映画情報を発信。ホラー映画の原体験は、観賞翌日に牛乳が飲めなくなったSFホラー『エイリアン』。※『anan』2023年7月26日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年07月24日キム・カーダシアンがエマ・ロバーツと共演することで話題の、「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン12「American Horror Story: Delicate(原題)」の新ティザー動画が解禁となった。わずか30秒のミステリアスな雰囲気の映像の中で、エマ、カーラ・デルヴィーニュ、キムの3人がそれぞれのキャラクターに扮した姿がお披露目に。BGMは英語圏でお馴染みの子守歌「Rock-a-Bye Baby」だが、その歌も不穏な雰囲気を醸し出している。真っ白なロングヘア、バサバサのまつげ、黒のホルターネックドレス&グローブという姿で、白いブランケットに包まれた赤子を抱いているキム。演じるキャラクターの詳細はいまだに謎のまま。人気アンソロジーシリーズのメインキャラクターに起用されたキムは、今年5月、役作りのため演技レッスンに通っていると明かしていた。ティザー動画を観たファンからは、「エマが戻ってきてくれて本当にうれしい」「キムのことはセレブリティとしては好きだけど…。どんな風に役を演じるのか気になる」などの感想が寄せられている。今作は、8月1日に発売されるダニエル・ヴァレンタイン著「Delicate Condition」を原作としている。小説の主人公は妊娠を切望するアンナ・オルコットで、自分の妊娠を「ある不吉な人物が絶対に実現させまいと画策している」と思い込んでいる女性。(賀来比呂美)■関連作品:アメリカン・ホラー・ストーリー [海外TVドラマ]© 2011-2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2023年07月21日ホラー映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』が2023年10月13日(金)に公開される。ホラー映画「死霊館」「アナベル」シリーズ新作2013年に公開された『死霊館』は、実際にあった心霊現象を映画化した作品。全世界で460億円以上の興行収入のヒットを記録し、その後『アナベル 死霊館の人形』をはじめ、その世界観はシリーズ化された。近年では『アナベル 死霊博物館』や『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』などを公開。累計3000億円を超える人気ホラーシリーズとなっている。“シスター ヴァラク”の最恐の真相に迫るそんな『死霊館』に登場する、すべての呪いとポルターガイストの元凶となった“シスター ヴァラク”の真相に迫る映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』が公開へ。主演のアイリーン役は『死霊館のシスター』に続きタイッサ・ファーミガが担当。製作は『死霊館』の生みの親であるジェームズ・ワン、監督は『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』など数々のホラー作品を手掛けてきたマイケル・チャベスが務める。主人公アイリーン…タイッサ・ファーミガ“シスター ヴァラク”と対峙するシスター。「この学校、何か嫌な感じがする」と語り、邪悪な存在を感じ取って怯える少女ソフィに「何を見た?」と問いかける。IMAXやドルビーシネマなどでも上映尚、映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』は、前シリーズから引き続き、IMAX、4D、ドルビーシネマ、スクリーンXといったラージフォーマットでも上映される。ハイクオリティな映像や音響によって、味わう恐怖も最大化。臨場感あふれる鑑賞体験を楽しめる。映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』あらすじ舞台はフランスの寄宿学校。子供たちが楽しそうに走り回る中、少女ソフィは「この学校、何か嫌な感じがする」と言う。その視線の先で、突如悶え苦しみ始めるフレンチ。ソフィはアイリーンに怯えながら「シスター」を見たという。アイリーンは再び“シスター ヴァラク”の邪悪な呪いを感じ始め、その元凶を突き止めるため、行動に出る。「あの悪魔はかつて天使だった」「神に拒まれ力を失った」と語られ、徐々にその正体に近づくアイリーン。その最恐の真相とはいったい…!?【作品詳細】映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』公開日:2023年10月13日(金)監督:マイケル・チャベス製作:ジェームズ・ワン出演:タイッサ・ファーミガ配給:ワーナー・ブラザース映画
2023年07月10日高羽彩が脚本・演出・主宰を務めるプロデュースユニット「タカハ劇団」。最新作『おわたり』では主演に早織を迎え、ホラーに挑む。この作品を、早織は「ホラーって、例えば悲しさだとか、人間の感情により向き合うことができるような気がします。この作品にある愛はピュア、でも無垢ではなく危険なにおいを孕んでいる」と語る。それに対し、主人公・四方田稔梨に早織を起用した理由を、高羽は「良い意味で、早織さんはホラーが似合う佇まい。華奢だけど意思は強そうで、そのアンバランスさが、恐怖体験の中に放り込まれた時にどうなるのか。ただ怖くて震えているだけではなく、物語を引っ張っていってくれる」とする。ふたりのお気に入りのシーンを尋ねてみると、高羽は「どこも好きですが、稽古していてすごく楽しいのは途中で登場人物が全員出てくるシーン。俳優の個性も役柄の個性も出ていて、しかもそれがぶつかり合っている。ホラーだけどこんなに楽しいシーンが描けてよかったと思うし、お客様にも注目していただきたい」、早織は「⻄尾友樹さんが演じる蝦草紅雄が、民俗学者である自分の仕事について語る場面がとても好きです。民俗学の存在意義が、そのまま文化の存在意義と重なっていて。お芝居を創る我々の仕事にもつながっているし、この作品のテーマの一つでもある。すごく心に響きました」とのこと。高羽も重ねて「人文学系の営みと演劇には抱えているジレンマや恐怖も含めて通じ合うものがあると思います。そのシーンを書いて、紅雄がこの作品に存在している意味が腑に落ちた」という。また、高羽は “かわいそう萌え”があり、「今回はかわいそうな人がいっぱいなのでずっと萌えてます(笑)」。特に紅雄は、ある意味で稔梨とダブルヒロインだとか。怖さに、愛、萌えも含めてさまざまな要素を楽しめそうだ。早織が「かわいそうな人たちの話なのに、どこかカラッとしていて湿っぽくない。絶妙な塩梅を楽しんでいただきたい」と話せば、高羽も「映像は使わず、古式ゆかしい演劇の技術によってホラーを成立させることが今回のひとつの目標。それがどこまでできているか、見に来ていただければすごく嬉しいです。それに “人の死”に触れるホラーだからこそ描ける人間ドラマがあるし、そこに演劇の可能性を感じていただければ」と上演へ意欲を語る。新宿シアタートップスでの怖くて面白い夏は、7月1日(土)から。取材・文:金井まゆみ
2023年06月30日すれ違う友情が切ない余韻を残す、息もつかせぬホラー×ミステリー。新名智さんの『きみはサイコロを振らない』をご紹介します。〈呪われたゲームがあるんだって。遊ぶと死ぬ、とか〉。同級生でガールフレンドの霧江莉久(きりえ・りく)に、都市伝説めいたゲームを探そうと誘われた高校生の志崎晴(しざき・はる)。実際に3人の男性がプレイした後で亡くなっており、噂のゲームが混入したソフトの山は、ある因縁があって、雨森葉月(あめもり・はづき)の住まいに運び込まれていた。葉月は莉久が心を許している無二の存在で、呪いについて研究している大学院生。半信半疑だった3人だが、あるときから晴は〈黒い影〉を見るように。かくて、晴、莉久、葉月は問題のゲームを探さなくてはいけなくなる。死を招くゲームはどれなのか。その呪いは解けるのか。新名智さんの『きみはサイコロを振らない』はそんなぞくぞくする設定で描かれる。「ゲームをテーマにしたいと前から考えていました」呪いのゲームを特定しようと始まった推理は、呪いが発動するには条件があるのではないか、実はいくつもあるのではないか…等々、一種のロールプレイングゲームのよう。晴たちが向き合わなくてはいけない課題が変遷していき、それがゲームというものの本質にも迫っていく。「ゲームをテーマに書くなら、単に、主人公たちがゲームを遊ぶとかゲームの中に入り込む話ではなく、“ゲームとは何か”を分析的に解き明かす話にしようと思っていました。そのときには、ちょっとアドベンチャー的な要素も入れて、主人公たちががんばって新しい道を開いていくみたいな感じを出したいなというのもありました」実は晴には、心にのしかかっている出来事がある。中学時代の友人・雪広(ゆきひろ)が死ぬ前に会ったのが自分だったからだ。ゲームに疎かった晴を誘い、その楽しさを教え、〈人生なんて、しょせんはゲームだ〉とうそぶいていた雪広。彼の死の真相が呪いのゲーム探しのパラレルなストーリーとして走り、読者を揺さぶる。「晴がゲームを追いかける理由が必要だなと考えていて、雪広という存在が出てきました。ふたりの関わりを見ても、現実社会でのゲームの盛り上がりを見ても、ゲームって人と人とをつなぐものというか、人の間にあって初めて意味が出るものなのだなとあらためて感じましたね」晴だけではなく、莉久も葉月も癒えない傷を抱えている。少しずつ変わる彼らを見届けてほしい。『きみはサイコロを振らない』ゲームは現代のものと思われがちだが実は神話にも通じる世界。古典とのつながりを葉月が語る、新名さんらしい考察部分も興味深い。KADOKAWA1815円にいな・さとし1992年生まれ、長野県出身。大学時代はワセダミステリクラブに所属。2021年「虚魚」が横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉を受賞し、デビュー。他の著作に『あさとほ』。撮影・鈴木慶子※『anan』2023年6月28日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2023年06月25日大ヒットホラー映画『呪怨』シリーズを手がけた清水崇監督のVR新感覚ホラーをはじめ、狂気を振りまくAI人形など、2023年夏に劇場公開されるホラー映画の中から、映画館で観てほしい6作品を紹介する。『ミンナのウタ』8月11日(金) 公開清水監督がメガホンをとった本作は、ダンス&ボーカルグループのGENERATIONS from EXILE TRIBE(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)全員が本人役が主演を務める。人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森は、収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズとともに「カセットテープ、届き……ま……した……?」という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。マネージャーの凛(早見あかり)は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田(マキタスポーツ)に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森が「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが分かる。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも“少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり……。公式サイト:『忌怪島/きかいじま』6月16日(金) 公開(C)2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会なにわ男子の西畑大吾がホラー映画初主演を務める本作は、『ミンナのウタ』と同じく清水が監督を担当。島という閉鎖空間を舞台に今話題のVRの世界を表現している。未だシャーマン(地元ゆかりの霊媒師のこと。住民は何か困り事があると彼女を頼っていた。医者よりも信じられている)が棲む島でVR研究を行う片岡友彦(西畑)と「VR」研究チーム“シンセカイ”に次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた「赤い女」の怨念、真っ赤に染まる島。現実と仮想という2つの空間で今までにない恐怖が待ち受ける。公式サイト:『M3GAN/ミーガン』6月9日(金) 公開(C)2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.『ソウ』『死霊館』や『アナベル』シリーズで知られる巨匠ジェームズ・ワンと、『ハロウィン』『透明人間』のジェイソン・ブラム率いるブラムハウスが待望の再タッグを組み、心に傷を負った少女の親友になるようプログラムされたAI人形「M3GAN」の行き過ぎた愛情と狂気を描く、制御不能サイコ・スリラー。おもちゃ会社の優れた研究者であるジェマは、子どもにとって最高の友だちであり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムした、まるで人間のようなAI人形M3GAN(ミーガン)を開発。ある日、両親を亡くし孤児となった姪のケイディを引き取ることになったジェマは、ミーガンに「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示するが、その決断は想像を絶する事態を招くこととなる――。公式サイト:『プー あくまのくまさん』6月23日(金) 公開(C)2023 ITN DISTRIBUTION, INC. ALL RIGHTS RESERVED.原作『Winnie-the-Pooh』(1926年発表)の著作権保護期間が各国で相次いで終了し、パブリックドメイン化したことによってホラー実写化が実現。楽しい冒険に満ち溢れていたかつての日々は終わりを迎え、青年になったクリストファー・ロビンは、大学進学のためプーとピグレットを森に残し旅立ってしまう。時が経ち、婚約者のメアリーとともに100エーカーの森に戻ってきたロビンだったが、そこで目にしたのは血に飢え野生化してしまったプーとピグレットの異様な姿だった……。公式サイト:『ホーンテッドマンション』9月1日(金) 公開(C)2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ディズニーの人気アトラクションである「ホーンテッドマンション」が実写映画化。ある親子が破格の条件で手に入れた、豪華すぎるマイホーム。だがそこは、999人のゴーストが住むという“呪われた館”だった。ふたりを救うため、かなりクセが強い4人の心霊エキスパート(超常現象専門家、歴史学者、霊媒師、神父)が集結。だが、館に住む風変わりなゴーストたちと仕掛けられた数々のトリック、不気味な体験を通して、彼らは館に隠された悲劇的な真実に気づき始める……。公式サイト:『禁じられた遊び』9月8日(金) 公開(C)2023映画『禁じられた遊び』製作委員会橋本環奈と重岡大毅(ジャニーズWEST)がダブル主演を務める本作。映像ディレクター・倉沢比呂子(橋本)は、かつての同僚である伊原直人(重岡)の家で、庭の盛り土に向かい、不可解なおまじないを唱え続ける直人の息子・春翔を目撃する。謎の呪文、トカゲの尻尾、指、白い影、蠢く盛り土、封印された家……そして彼女の身に異常な現象が起こりはじめる。それは、子どもの純粋な願いによって解き放たれた災いだった――。監督は、『リング』『スマホを落としただけなのに』『事故物件怖い間取り』など、ホラー、サスペンスのあらゆる怖さを追求し、世に送り出してきた中田秀夫が務める。公式サイト:
2023年06月16日ラッセル・クロウがホラー映画初主演を務める『ヴァチカンのエクソシスト』の本編映像が公開された。『ヴァチカンのエクソシスト』は、生涯で“数万回の悪魔祓い”を行った実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父の実体験を記録した回顧録より誕生した作品。カトリック教会の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕えるチーフ・エクソシストであり、「ヴァチカンのエクソシスト」として知られた彼がリアルに経験した壮絶な悪魔祓いの一部始終が描かれる。このたび公開されたのは、アモルト神父が目撃した史上最悪の悪魔(サタン)の登場を予感させる本編のワンシーン。収められているのは、豹変していく少年ヘンリーの姿だ。突如、ベッドで激しい痙攣を起こしたヘンリー。家族が駆け寄ると一瞬は落ち着きを取り戻したように見えたが、すぐに恐ろしい形相に変わり、周囲を睨みつけながら「みんな 死ぬ」と衝撃的な言葉を口にする――。ヘンリーを支配しようと目論むこの悪魔こそが、アモルトがエクソシスト人生で対峙することとなる最も狂暴な悪魔のひとりで、彼の存在により、この後アモルトらは幾度となく恐ろしい光景を目にすることとなる。アモルト役を演じたラッセルは、「エクソシストはものすごくダークな仕事です。ひどく苦しんでいる人たちが相手ですから。ほとんどの人は心理学的見地からの助けが必要だったので、アモルトは相談に来る人の98%を医療の専門家に紹介しました。実際に悪魔に憑依された事例はほとんどない、と彼は考えていました。でもだからこそ、説明がつかない事例に遭遇すると、それに気づくことができたんです」と語っている。映画『ヴァチカンのエクソシスト』本編映像<作品情報>『ヴァチカンのエクソシスト』7月14日(金) 公開『ヴァチカンのエクソシスト』ポスタービジュアル公式サイト:
2023年06月15日ランド バイ ミルクボーイ(LAND by MILKBOY)の2023年夏コレクションから、『ユニバーサル・モンスターズ』、ホラー映画『チャッキー』とのコラボレーションアイテムが登場。2023年6月上旬よりランド バイ ミルクボーイラフォーレ原宿、札幌などで発売される。『ユニバーサル・モンスターズ』とコラボランド バイ ミルクボーイが今回タッグを組むのは、ユニバーサル・ピクチャーズがこれまで手掛けてきたホラー映画やスリラー映画である『ユニバーサル・モンスターズ』。日本で初となる『ユニバーサル・モンスターズ』とのコラボレーションでは、シャツ・ブラウス・Tシャツを展開する。総柄シャツ&ブラウスシャツとブラウスには、「ドラキュラ」「透明人間」「フランケンシュタインの花嫁」など『ユニバーサル・モンスターズ』のキャラクターが総出演。個性豊かなキャラクターを総柄で表現した。フランケンシュタインに扮した“ランドベア―”Tシャツ一方Tシャツは、フランケンシュタインに扮した“ランドベア―”を主役に。カラーは赤いロゴが映えるホワイト、色鮮やかなブルー、ダークなムードが漂うブラックの3色が揃う。映画『チャッキー』とのコラボもさらに、映画『チャッキー』とコラボレーションした、ちょっぴりホラーなアイテムも登場。血まみれのチャッキーとパートナー・ティファニーのフォトTシャツや、アーティスト・ナオヤ カワカミ(Naoya Kawakami)が描き起こしたグラフィックTシャツ、物語に登場するオリジナルチャッキーの製造元“GOOD GUYS”の立体ロゴ刺繍入りキャップなどがラインナップする。【詳細】ランド バイ ミルクボーイ 2023年夏コレクション新作発売時期:2023年6月上旬※ランド バイ ミルクボーイ原宿では6月2日(金)~一部先行発売。取扱店舗:ランド バイ ミルクボーイ原宿・札幌、Fathom(台場・広島パルコ)、仙台BPM、Deity`s watchdog・Schroding’s Closet、公式オンラインストア、ミルク ZOZOTOWNアイテム:『ユニバーサル・モンスターズ』・「MONSTER」SHIRTS(ユニセックス)17,600円・「MONSTER」 BLOUSE(レディース)14,300円・FRANKEN BEAR TEE(ユニセックス)8,250円『チャッキー』・「CHUCKY」PHOTO TEE(ユニセックス)10,450円・「SEED OF CHUCKY」TEE(ユニセックス)9,460円・「CHILD PLAY TEE」(ユニセックス)9,460円・「GOOD GUYS CAP」(ユニセックス)6,600円【問い合わせ先】ミルクTEL 03-3407-9192Universal Studios Licensing LLC (ユニバーサル・スタジオ・ライセンシング LLC)との商品化契約に基づき、株式会社MILK が企画・制作した商品。
2023年06月04日すごく面白いホラー映画に出会ってしまった。ホラーだが、突然わっと脅すショッカー系ではない。血みどろですさまじい惨劇がウリでもない。綺麗だけど恐ろしいAI人形が出てくる。その頭の良さに驚き、豹変ぶりには背筋が凍る──。タイトルは『M3GAN/ミーガン』。6月9日(金) 公開のアメリカ映画だ。ChatGPTとか最近身近に感じられるAIテクノロジーがもう少しだけ進化すれば、あり得るかもしれないと、ふと思う、いかにも現代的なホラー。絶叫ものや心霊ものは苦手という方でも、きっと楽しめる。『M3GAN/ミーガン』ジェームズ・ワン率いる「アトミック・モンスター」とジェイソン・ブラムの「ブラムハウス」。21世紀を代表するホラー映画の“神”のような2大プロダクションが手を組んだ。ワンは『ソウ』シリーズ、『死霊館』シリーズで知られるヒットメイカー。ブラムハウスは低予算ホラーで当て、最近では、古典的作品の『透明人間』を新感覚でリメイクしたり、『ゲット・アウト』というスリラーがアカデミー作品賞にノミネートされた。「僕たちは全員映画オタク」という彼らが考えついたのは、「(ジェームズ・ワンが創り出した)アナベルと、あのターミネーターを融合させた殺人人形の映画」。人形を動かすのは、超常現象や心霊ではない。あくまでもテクノロジー。それが暴走する、というコンセプトだ。内容は、こんな感じ。おもちゃメーカーでAI玩具の開発をしている独身のジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、姉夫婦を交通事故で亡くし、9歳の姪、ケイディを引き取ることになった。子育ての経験もない多忙な彼女は、面倒をみきれず、研究中だったAI搭載のお人形、通称「M3GAN(ミーガン)」を実験も兼ねてケイディに与える。画期的な学習能力を持つこのお友達ロボットで元気を取り戻していくケイディ。たまたまその様子を目にした会社のトップは、このロボットを次期主力商品にすることを決める。ジェマがリーダーとなり、商用化に向けたプロジェクトが全社をあげて動き出すのだが……。脚本にしたのは、アケラ・クーパー。ホラーも書ける女性脚本家だ。自身の、姪や甥の子守をした経験をもとに、神経質できれい好きな理系オタクのジェマに突然訪れた子育てという気詰まりな状況を巧みに表現した。彼女は、ミーガンの優秀さを目の当たりにして自分の開発成果を誇りながらも、ケイディがミーガンに依存しすぎることに恐れを感じ、自戒の念にとらわれる。それぐらいミーガンはよくできたロボットなのだ。正式には、Model 3 Generative ANdroid。外見は、どこか『サンダーバード』のペネロープにも似た美少女。ともに過ごせば過ごすほど持ち主のことを理解するようになるし、思い出を記憶し、なんと気持ちをよみこんだ歌まで作ってしまう。が、あくまで試作品。「頭がよすぎる」のだ。人間しか持たないであろう「執着心」まで持つようになる。人形なのに、思い詰めているように見えてくるからおかしい。このミーガン、CGではない。VFX、アニマトロニクス、パペットそして俳優、異なる技能集団が力を結集して製作した。それが最も効果的にでてくるのは、微笑みながら人間を襲う、「くねくねダンス」のシーンだ。1月の全米公開前に、TikTokなどでこの映像を公開したところ、そのキモかわいいコワさがバズって、再生回数は15億回を超えたという。『M3GAN/ミーガン』本編映像【衝撃のミーガンダンス編】映画はあってはならない未来を警鐘のようにうつしだしたりする。だから逆にその予言通りには世の中は進まない。AIロボットが子育ての支援をするようになる日がきっと来るけれど、開発者はこの映画を観るだろうし。「過保護な子守ロボットは作ってはいけない」という教訓は、生きるだろう。全米をはじめ大当たりとなったこの作品、すでに続編の制作が発表されている。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2023年05月29日ロン・パールマンが『Succubus』に主演することになった。ホラースリラー映画で、監督、脚本はR・J・ダニエル・ハナ。妻と別居した男性がマッチングアプリで若い美女に出会い、そこから恐ろしいことに巻き込まれていくというストーリーらしい。共演はロザンナ・アークエット。パールマンの最近作は、声の出演をした『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』。次回公開作は、やはり声の出演をする『トランスフォーマー/ビースト覚醒』。文=猿渡由紀
2023年05月23日『SILENT HILL』や『SIREN』など美学を感じるホラーゲームで、世界中のファンを魅了してきた外山圭一郎さん。外山圭一郎:世界の誰もが怖いと感じる暗闇をゲームのコアに。――ゲームを作り始めたきっかけを教えてください。外山圭一郎(以下、外山):僕は1970年生まれで、幼い頃にゲームセンターやテレビゲームが登場し、衝撃を受けた最初の世代。ゲームは大好きでしたが、作り手の世界は雲の上という感じでした。それが、美術系の大学に進学した時、ちょうど日本のゲーム業界が拡大期に入る時期で、大学に大手企業が説明会に来て。ゲーム業界に入る接点があったことを知り、コナミデジタルエンタテインメントに入社しました。そして初めてマッキントッシュを触り、その時にやっと“自分にも何かできるかも”と感じて。実際にやってみるとゲーム作りは自分に向いていることもわかりました。――『SILENT HILL』を作り始めたのが26歳の時です。外山:当時、『バイオハザード』が大ヒットしたこともあり、ホラー系のアクションアドベンチャーを作ることに。これまでとは違うジャンルなので新しい人にやらせようという方針なのか、入社3年目でディレクターになり、同期か1~2つ下の後輩が集められました。――若手ばかりだったからこそ生まれた作品だと思いますか?外山:本当に良くも悪くも考えすぎてないというか(笑)。“こうしてみたいね”というところから始まり、行き詰まると、“いったん『バイオハザード』みたいにしておいて後で考えよう”とかやってました。――具体的に、どのようにして作っていったのでしょう。外山:ゲームのコアになるところとしては、なるべくシンプルなエモーションに注力します。『SIREN』にも共通していますが、単純に暗いところが怖いみたいな幼少期の記憶をもとにしようという発想が最初にありました。海外で売らなければいけないことも考えると、たとえば幽霊などは文化が違うと通用しない場合もありますし。今作では3Dの街の中をライト一つを持って歩きますが、テストで見た時に他では見たことがないものになっていていいなと思ったものの、プレイステーション2(PS2)の処理負荷が重すぎて、リッチな街を作ることができなかったんです。そこで、極端な闇にして中遠景を描かないことに。色に関しても、メモリ消費を減らすために色の数を減らさないといけなくて、すると絵がガビガビになるんですね。そのノイズをあえて整えないのがホラーと相性が良かったんです。ノイズインダストリアルという音楽ジャンルに影響されてまして、実際に音楽でも容量が足りなかったことでミニマルループを作ることに。制約を逆手に取って生まれたアイデアがホラーと相性のいい要素となっています。――ビジュアルでいうと『SIREN』に登場する人の顔の怖さも話題になりました。外山:リアルな顔を描くほどのパワーはPS2にもなく、そこで『パーフェクトダーク』というゲームのモブ敵の気持ち悪さを思い出しました。実際の人の顔写真をテクスチャーにして、表情変化をブレンドしたらリアルになるかと思ったら、すごく不気味に(笑)。『SIREN2』のキャラになるとだいぶ整っているのですが、少し歪なほうがお客さんの心に残っていて、ゲームの面白さであり難しさでもあると思っています。――それぞれの作品の世界観は、どのように構築していきましたか。外山:まずホラーでいうと、子どもの頃に見ていた横溝正史シリーズの、フィルムの質感とテレビのおぼつかない感じが合わさった恐ろしさとか、心霊やUFO特番を見て感じた変なところにつながっていくような怖さの影響はあると思います。『SILENT HILL』に関しては、何かとそっくりでもなく、誰も知らないものでもない、みんなが見落としているようなものがないかと考え、思い出したのがスティーヴン・キングです。学生時代、ビデオ屋でバイトをしていた時、彼の原作コーナーにある『キャリー』や『シャイニング』が、地味だけど人気があるという印象が残っていて、ゲームであんな感じのものはないかもなと。何者でもない普通のおじさんが主人公とか、影響がモロに出ています。『SIREN』は、ラヴクラフトの小説を日本を舞台に翻案した『インスマスを覆う影』を起点に、『屍鬼』『バトル・ロワイアル』などの群像劇の影響で生まれました。『GRAVITY DAZE』の場合は、少し違って。ホラーを手がける前に憧れていたバンド・デシネ(フランス語圏独自の漫画)の作家メビウスのような作品を作りたいという思いがありました。――なかでも『SIREN』はシナリオが複雑ですが、どのように物語を構築したのですか?外山:まずはキャラクターで、当時の2ちゃんねるの怖い話で話題になっていたマウンテンバイクというハンドルネームの少年などをモデルに。そして、年表というかタイムテーブルを書きました。劇中以前のことも含め、“この人は何年に何をしているか”と遡って書き出していくと、“この二人はすでに出会ってるかもしれない”“こういう決定的な出来事があったのかも”など、発見があるんですね。エクセルで作っていて、少しいじると矛盾が出てきたりと難しく、すごく時間がかかる作業でしたが、面白かったです。今作に関しては、一人で家でやっていても全く解けない、2ちゃんねるなどで“俺はこれを見つけたぞ”とわいわい言い合う、集合知的なもので解けるゲームが面白いんじゃないかと思って作りました。発売当時は、難易度設定がおかしいとかボロクソ言われましたね(笑)。でもシリーズが一度終わった後に、一見理不尽な部分が実況文化との相性が良く、実況を含めてのエンタメになったんです。作り手側から仕掛けるのではなく、ユーザーベースで盛り上がり、毎年「異界入り」という言葉がトレンドに入るようにもなって(ゲーム内で8月3日0時に舞台となる村が外界から隔離されることから、毎年この日を「異界入り」記念日として実況が行われる)。本当に嬉しいです。『SILENT HILL』主人公のハリーは娘のシェリルとドライブ中、誤って崖下に転落。姿の見えないシェリルの消息を追って濃い霧が立ち込めるサイレントヒルと呼ばれる街へ。視界の悪さや不気味なクリーチャーが恐怖を煽るサイコロジカルホラーゲーム。数々の続編や映画も作られた伝説のタイトル。PlayStation(R)用ソフトウェア。1999年発売。©Konami Digital Entertainmentとやま・けいいちろうBokeh Game Studio代表。『SILENT HILL』、『SIREN』シリーズ、『GRAVITY DAZE』シリーズなどのタイトルで高い評価を得る。2021年に発表された新作『野狗子: Slitterhead』に、ゲームファンからの熱い視線が集まっている。※『anan』2023年5月17日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年05月15日