離れたところに住んでいる義両親にはとてもお世話になっており、月に1度会うか会わないかの仲です。娘が1歳のころ、義両親がわが家に泊まりに来てくれました。やる気満々で夕食後の皿洗いを手伝うと言ってくれた義母が、わが家のキッチンに入った途端……。 義両親とは互いの家に泊まる仲私たち家族は、義実家から車で3時間半ほど離れたところに住んでおり、義両親とは月に1度会うか会わないかの仲です。 義両親には非常にお世話になっており、帰省するたびに泊まらせてもらっていて、娘もやさしい義両親(祖父母)が大好き。わが家にも何度か泊まりに来ましたが、私はここ最近、ある理由によって「あまり来てほしくないな」とモヤモヤしてしまうのです……。 義母のキッチンへのこだわり娘がまだ1歳のころ、わが家に義両親が泊まりに来ることになり、晩ごはんもわが家で簡単に済ませるよう、いろいろなお惣菜を買ってきてくれました。みんなで晩ごはんを食べたあと、夫が義母に「皿洗いを手伝ってよ」と言ったところ、張り切ってキッチンに入ってくれたのですが……。 義母は自分のやり方にこだわりがあるのか、「この家、キッチンペーパーないの?」「ここにタオルつけたほうがいいわよ」「このお皿、シールついたままだよ」「今日みたいにご飯が足りなくなるかもしれないから、冷凍ご飯をたくさん作っておくといいわよ」など、私に細かく指摘しました。何も言えず、悶々としてしまった私。 正直あまり来てほしくない私私は小さい娘の子育てに手いっぱいで、義両親が泊まりにくるための掃除をするだけでもいっぱいいっぱいだったのに、キッチンに入った途端に義母から細かく指摘され、悲しい気持ちになりました。 義両親は「いつでもあなたたちの家まで家事・育児を手伝いに行くからね」と言ってくれますが、正直、私は自分の方法で家事・育児を進めたい気持ちがあり、あまり来てほしくない……とモヤモヤしています。 義両親がわが家に来るとお手伝いを断りづらいため、なるべくわが家に来てもらわないように夫から伝えてもらいました。今は、できるだけ私たちが義実家に帰省するようにしています。普段はやさしく気遣ってくれる義両親なので、これからもうまく付き合いたいです。 著者:渡邊なつイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年08月25日未婚の母としてシングルマザーとして育児と仕事に奮闘していた私ですが、やはり子どもにお父さんがいないことで寂しい思いをさせているのではないかと不安がありました。気になる人ができても、うまくいかないんじゃないかと不安が常にありましたが、3年という時間をかけてようやくステップファミリーとなることができた体験談をご紹介します。 うちにはどうしていないの?子どもに寂しい思いはさせたくない! と頑張っていた日々でしたが、子どもが自分の思っていることを話せる年齢になってきたころ、ふと言われました。「うちにはパパって何でいないの?」 保育園の送迎や行事で見かけるたびに不思議に思っていたそうです。やっぱり父親っていたほうがいいのかな……私ひとりじゃやっぱり寂しいのかな……と悩んで寝られない日もありました。 パートナーと子どもを会わせるまで子どもが4歳になる年に仕事関係で今のパートナーと出会い、私がシングルマザーであることを打ち明けました。大丈夫だと言ってくれるパートナーでしたが、もし子どもに会わせてからダメになったら子どもがかわいそうだと思い、悩んで悩んで子どもに会わせるまでに半年ほどかかりました。 しかし実際に会ってみると、すぐにパートナーに懐いて抱っこをせがむわが子の行動に驚きの連続でした。言葉に出していなかったものの、子どもにとって今までいなかった父親のポジションは大事だったんだなと感じました。 焦らずに時間をかけて家族になるパートナーと付き合い始めて1年経つころには、将来を思い子どもが小さいうちに家族になりたいと考えるようになりました。一緒に暮らすとなると大丈夫だろうかと心配もあり、時間をかけて様子見することにしました。3人でのおでかけの時間を長くしてみる、その次はお泊まりをしてみる、そうやって徐々に3人で過ごす時間を長くすることに。一緒にいるときに子どもがこの関係を嫌がっていないか、子どもがダメなことをしたときにパートナーはどのような態度をとってくれるのかなど、焦らずにゆっくりと数年の時間をかけ確認をしました。最初はダメになってしまったらと不安もありましたが、子どもを大事にしてくれるこの人なら大丈夫だと思えるようになりました。 結果的に3年ほどの時間をかけて、子どもが保育園を卒園した年に無事にステップファミリーになることができました。シングルマザーになる決意をしたときは、今のような未来があるなんて思いもしませんでした。焦らずに時間をかけて子どもとパートナーの関係性を見てきたことで、安心感が生まれたのがよかったのだと感じています。 監修/助産師 松田玲子著者:高橋香織7歳男児の子育て中、第2子妊娠中のママ。ステップファミリーとなった自身の経験を生かした体験談を執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年08月24日ある日家族でレストランに行き食事をしていると、当時1歳の息子がうんちをしてしまいました。しかも、そのときのうんちは水っぽくゆるゆるで、おむつから漏れて服にまでついていたのです。急いでトイレに連れて行ったものの、着替えに時間がかかってしまい、その間息子はずっと泣き続けていました。すると、トイレのドアをノックする音が聞こえて……。 お子さまランチでご機嫌、のはずが…息子が1歳10カ月のころ、夫と当時4歳の娘と4人で商業施設内のレストランへ行きました。子どもたちは大好きなお子さまランチを食べてご満悦。ところが、食事が終わるころ息子の機嫌が悪くなってきました。私はおなかがいっぱいで眠いのかな?と思いましたが、椅子から抱き上げてみると、うんちの臭いが……。 しかも、うんちはおむつから漏れ、服にまで付いていたのです。息子が座っていた子ども用の椅子は汚れていないようでしたが、念のためウェットティッシュで拭き、自分の服などが汚れないよう息子のおしりのところをタオルでくるんで、私は急いでトイレへ向かいました。 泣き叫ぶ息子とトイレへその施設内の女子トイレは、個室の中におむつ交換台があり、そこで着替えや処理をすることにしました。息子を寝かせ、服やおむつを見てみると、出ていたのは水っぽいゆるゆるのうんち。思ったよりも汚れがひどく、周りを汚さないよう、トイレットペーパーやおしり拭きで息子のおしりや服についた汚れを拭き取るのに時間がかかってしまいました。 おむつ交換や着替えをしている間、気持ち悪かったのかずっと泣き叫ぶ息子。するとトイレの外からノックとともに「大丈夫ですか?」と女性の声が。私は息子の足を持ち上げながら、「大丈夫です! すみません、もう少しで終わります!」と返事をしました。 ドアを開けるとそこには…やっとの思いで着替えを終え、息子を抱っこして個室から出ると、すぐそばで清掃員の方が掃除用具を持って待っていました。ノックをして声をかけてくれたのもその方だったようです。「大丈夫ですか?」ともう一度聞かれたので、「うんちが漏れてしまって……。もし汚れていたらすみません」と答えた私。 すると清掃員の方は、掃除用具の中からごみ袋をシュッと1枚取り、「よかったら使ってください」と私に差し出したのです。そのとき私は汚れた服を入れる袋がなく、丸めてそのまま手に持っていたので、それを見て袋をくれたのだと思います。私は受け取った袋に汚れた服を入れ、すぐに掃除を始めていた清掃員の方にお礼を言うと、息子を連れて夫と娘のもとへ戻りました。 あのときは本当に大変でしたが、着替えを入れる袋をもらえてとても助かりました。状況を一瞬で悟って、スマートな対応をしてくれた清掃員の方には感謝しています。このことがあってから、子どもと出かけるときは、大きめのビニール袋を畳んでリュックに入れて持ち歩くようになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年08月23日私が育休を取得していたときのことです。職場の先輩が退職するため、送別会が開かれました。仕事でお世話になっていたので、私は育休中でしたが参加することに。当時、初めての育児で産後3カ月。赤ちゃんのお世話に慣れていないし、夜もまともに寝られない日々が続いていました。その中で、職場の同僚にかけられた言葉に絶句してしまい……。 同僚の何気ない言葉に傷つき絶句…懐かしいメンバーに会い、久しぶりに夫以外の大人と話ができてとてもうれしかった私。盛り上がっていると、ひとりの同僚が私に「毎日何してるの? 暇じゃない?」とひと言。 私は思わず固まってしまいました。「暇じゃないよ!」と言い返したくなりましたが、「赤ちゃんのお世話で1日が終わるかな」と答えることで精いっぱい。 「いいなぁ。私も毎日休みたい。うらやましい」と言われ、私はモヤモヤ。たしかに仕事は毎日休みです。クレームの対応をしたり、長時間立ちっぱなしだったりということはありません。しかし、慣れないワンオペ育児、母乳や睡眠に悩まされていた私は、同僚に言い返したかったのですが、その場の空気を壊したくなくて「そうだね」と返しました。 同僚に悪気はなかったと思います。私も自分が出産するまで、育児がこんなにも大変で、1日が赤ちゃんのお世話だけで終わるとは思っていませんでした。産前は、育休中に「もっと読書しよう」「もっと凝った料理を作ろう」と思っていましたが、とてもじゃないですがそんな時間は取れません。 育児が思っている以上にうまくいかず、仕事をしているときのような達成感が得られなかったのが、私が同僚の言葉に傷ついた原因だと思います。毎日仕事が休みであるのは事実なので、周りにはそう見えても仕方がないのかもしれない、と思い直しました。言われたときは傷ついた言葉でしたが、「育児も立派な仕事なので堂々としていよう」と思った出来事でした。 著者:今井まいイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年08月19日家族でフードコートで食事をしていたときのこと、とあるアクシデントに見舞われたママさんに遭遇。そこでの後悔と、今後の行動について考えさせられた出来事についてお話しします。 困った様子のママさんに遭遇その日は夫と一緒に、3歳と1歳の娘を連れて公園へ。お昼になり、近くの商業施設のフードコートで食事をすることになりました。 フードコートは家族連れであふれており、私たちは子どもたちの相手をしながら慌ただしく食事を済ませました。食べ終わった食器を片付けようと立ち上がると、遠くの席に何やら困った様子のママさんを発見。 帰り際に涙を拭う姿を見て…そのママさんは、3人の男の子をひとりで連れており、私は「3人の子どもを連れておでかけなんて、大変そうだなぁ」と思っていました。よくよく見ると、そのうちの1人の男の子が嘔吐してしまったようで、嘔吐物が隣の人にかかってしまった様子。 男の子のママさんは、かかってしまった人にひたすら謝っていましたが、相手の方は、険しい顔をしながら我関せずな様子に見えました。近くにはぎっしりとお客さんが座っていましたが、誰も助けようとしておらず、ママさんは顔を真っ赤にして、汚れた床や座布団をひとりで必死に拭いています。 私は、「声をかけようか……。でも、迷惑だと思われるかな……」と悩みましたが、そうこうしているうちに清掃員の方が来て、嘔吐物を片付けてくれていました。 清掃員の方が来たのを見て安心していましたが、そのママさんがフードコートを後にするときに、涙を拭っている姿を目撃。その姿を見て胸がギュッとなり、「あぁ、やっぱり声をかければよかった」と後悔。 ひとりで3人の子どもを連れているだけでも大変なのに、あんな状況になってしまって、とてもつらかったのではないかと感じます。さらに、誰も手を差し伸べてくれない状況に、「自分だったら絶望的な気持になるだろうな。誰かが声をかけたり手伝ってあげたりしていたら、あのママさんの気持ちが軽くなったかもしれない」と思いました。 もし自分がワンオペの状況で、予想外のアクシデントに見舞われ、周りが見て見ぬふりをしている状況だったら、きっと絶望感や孤独感に襲われると思います。今までは「迷惑だと思われたら……」とためらってしまい、なかなか行動できずにいた私ですが、今後もしあのママさんのように困っている様子の人に出会ったら、迷わず声をかけようと感じた出来事でした。 著者:南星 花
2023年07月25日現在2歳の次女が生後6カ月から1歳くらいまで、仲良くしていたママ友の話です。初めて遊んだときに、ママ友はトラブルがあったようで、遅刻してきました。このときは、たまたまかなと思ったのですが……。 約束の時間になっても連絡がないママ友そのママ友とは児童館でたまたまお話をして、お互いに上の子がいるということから仲良くなりました。連絡先を交換し、約束をして遊ぶことに。ショッピングセンターで待ち合わせをしたのですが、当日、約束の時間になってもママ友は現れず、連絡もなかったため、私と子どもたちは不安になりました。 そして、約束の時間を過ぎて10分後に、「子どもがごはんをぐちゃぐちゃにしたから、シャワーを浴びさせてた。ごめんね。今から出発するね」とメッセージが。ショッピングセンターには有料の遊び場があるのですが、そこで後で遊ばせる約束をしていたため、早く遊びたいと言う子どもたちをなんとかなだめて待ちました。 連絡から約10分後に、軽い感じで「ごめんね〜」と言いながら現れたママ友にビックリした私。このときはたまたまかなと思い、2回目の約束をしたのですが、そのときも10分くらい遅れてきたママ友に、がっかりしてしまったのを覚えています。 子どもがいるので予期せぬ事態などで遅れるのは仕方がないと思いますが、問題なのは、約束の時間になってから遅れるという連絡がくるところ。3回目も誘われたのですが、子どもと待つのに疲れない児童館や私の家などで約束するようになりました。 私はどちらかと言うときっちりしている性格なので、お互いの性格の違いから徐々に会う機会が減り、今は疎遠になってしまいました。 最初に覚えた違和感を気にせずに、そのママ友と半年ほど付き合いを続けていた私。最終的に私は、性格が合うか合わないかというところで、その後トラブルに発展しやすいか、そうでないかが決まるのかなと感じました。この経験から、違和感を覚えた人とは、偶然会ったら話す程度にして、不用意に仲を深めないように意識しています。 著者:田中ゆいイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年07月22日義母はよく「最近、孫ちゃんたちどう?」「大変なことある?」と聞いてきてくれます。気にかけてくれること自体はありがたいのですが、私が具体的に相談をしても、それに対する義母の返しはほとんど同じ。そんな義母のお決まりのフレーズに、裏の意味が含まれているような気がして、私はいつもモヤモヤしてしまっています。 義母がいつも言う、お決まりのフレーズ普段からよく、孫たちの様子や私が困っていることがないか聞いてくる義母。義母に聞かれると、私は最近子どもたちのことで困ったエピソードを話します。例えば「最近、息子(1歳)はイヤイヤ期が始まって、スーパーで大声出されましたよ」や、「娘(5歳)は新しい習いごとを始めたからか、ちょっと精神的に不安定でして……」など。そして、それを聞くと義母は大体こう言うのです。 「そうなの。でも、このくらいの子はみんな同じものだから。それくらいのこと、ママがちゃんと対応しないとね」。 義母の言葉に裏の意味が隠されている?私自身、アドバイスを求めているわけではないし、ただの日常会話のひとつとして話しているつもりです。しかし義母の言葉には、「そんな小さなことで悩むなんて」「みんなちゃんとしているんだから、あなたもちゃんとしなさい」という、お節介なアドバイスが含まれているように感じられてなりません。私はただ笑って「そうですねー」とやり過ごしますが、心の中はモヤモヤ。もしかしたら義母は、励ますつもりで言ってくれているのかもしれませんが、言い方や仕草から、そう感じ取れない自分がいます。 何度も義母とのやり取りを繰り返しているうち、今ではあまり義母に困ったエピソードを話さなくなりました。それでもついうっかり困りごとを話してしまうと、義母は毎回同じフレーズで返してきます。そのたびにモヤッとはしますが、あまり心に留めず受け流すようにしています。 著者:山口花イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年07月15日初めての出産後、私は妊娠前よりも体重が7kg増加。妊娠前のズボンがはけなくなってしまい、鏡を見るたびに太った自分が映りショックでした。出産から半年が経ち、間食や食事に気をつかっていたところ、義母が私のダイエットに気づき……。 義母は産後のダイエットに反対自宅から車で1時間のところにある義実家に、家族で泊まりに行ったときのことです。夫が外出し義母と2人きりになったときに、義母から「ダイエットしているの?」と聞かれたので、「妊娠前と比べ太ってしまったので、ダイエットを意識し始めています」と話しました。 すると義母は笑いながら「確かに太ったわよね! 芸能人でもないのにダイエットの必要はないわよ! しかも、あなたは独身ではないのよ? 体重なんか気にしなくていいわ。好きな物を食べ続ければいいじゃない。そんなことに気をつかうなら、育児に気をつかいなさい」と言うのです。 私は「そうですよね……。今は育児に専念します」と答えるしかありませんでした。 義母の本音を聞いてしまいショック!私は体形が変わったことがショックでしたが、義母の言葉を受けて、元の体形に戻りたいと願うことがそんなにいけないことだったのだろうかと思い悩みました。しかし、その日の夜、衝撃的な話が聞こえてきたのです……。子どもを寝かしつけたあと、水を飲もうとリビングに入ろうとしたとき、義母と義実家に住んでいる義姉の話し声が聞こえてきました。 「こっちは太らないように食事に気をつかってるのに、あのお嫁さんは、妊娠前は何を食べても太らないから腹が立ったけど、産後は結構太ったわね。このままもっと太ればおもしろいのに」と、バカにしたように笑いながら言う義母。 これは私のことだと思い、その場で凍り付きました。義母の発言に対し義姉は「お母さん、なかなかひどいこと言うね」と笑っていました。どうやら義母は、私がダイエットをせず、このまま太ればいいと思っていることがわかったのです。私はショックで、すぐにその場から立ち去りました。 義母の言葉はショックでしたが、そのおかげで火がついた私。当時はまだ授乳中だったので無理なダイエットはせず、甘い物や揚げ物を控え、食事量は変えずに和食中心とした食事に変えました。そして1年半ほどかけて、4kg減量に成功! 結果的に痩せることができたので、義母には感謝しています。今後も義母の言葉で傷つくことがあるかもしれませんが、うまくかわしながらやっていきたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。無理な産後ダイエットはおこなわず、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:神崎 ハナイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年07月11日お酒好きの義母と私は、義実家に帰省した際などお酒を一緒に飲みます。義母とは年に数回しか会えないので、いろいろな話をできる機会で私も好きな時間です。しかし、お酒がすすんで気分がよくなった義母がいつも私に言う小言が私は苦手です。夫は会社員。私は専業主婦をしています。そんなわが家の夫婦のあり方について、義母から言われるひと言に心がザワザワした私の体験談です。 義母とお酒を飲むといつも出る言葉お酒を飲んで気分がよくなった義母は、「子どもたちが素直でいい子なのはいつも家でしっかり子育てしてくれるあなたのおかげ」と言ってくれます。それに続いて出てくるのは息子を称える言葉。「お母さんが仕事に行かずに子育てに専念できるのも、夫がしっかり稼いできてくれるから。感謝しなきゃね」。私はこれを言われると心がざわつきます。 夫のおかげで専業主婦をしているのは事実。夫の稼ぎがなければ生活できません。でも私が働いていないのは、転勤族の夫に家族でついていくためでもあるからです。 腹が立ってしまうのはなぜだろう?義母にそのように言われることがすごくストレスでした。確かに事実ですが、夫をやたら褒める義母に腹が立っていました。なぜそんなに腹が立つのか考えると、私自身が夫に引け目を感じていて、それを指摘されているようだったから過剰に反応してしまうのだと気づいたのです。 夫婦はそれぞれが補い合って成り立っていて、私たち夫婦はこのかたちがお互いベストだと思っているのに、私自身が本当の意味で納得していないのかもしれません。 私が反省して改善すべきところもある!?夫婦のことだから、たとえ義母であっても口出ししてほしくない!と怒りの感情も芽生えますが、義母が私にその言葉をいつも言う理由もきっとあると思います。私は専業主婦でいること、夫が生活費を稼いできてくれることにもちろん感謝していますし、それを表現していると思っていました。 しかし、義母には私が夫に感謝しているように見えていないのかもしれません。感謝の言葉と態度はとても大切で、受け取る側もうれしいはず。これからはもっと表現していこう、と私の改善点もあることに気づけました。 義母が夫ばかり褒めるようでザワザワした私の心ですが、自分の至らない点にも気づけたのでよかったです。自分のことはあまり褒めてもらえなくても、夫が理解してくれているという確信を持ち、これからも2人で相談しながら理想の夫婦のあり方を選んでいきたいです。 著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年07月05日夫はアクション系アニメが大好きで、5歳の長男に早くも夫のお気に入りのアニメを見せ始めてしまいました。そのアニメはシリーズを合わせると何百話もある超長編。おもしろさにハマってしまった長男は、テレビのリモコンを常に手に持っている状態に……。 長男にアニメを見せ続ける夫「このアニメは義務教育だ!」と意味不明な主張をしていた夫。確かにそれは素晴らしいアニメで、私自身も小学生のころによく見ていました。長男には今までもテレビを見せることは多々あったのですが、このアニメは一度見始めたら続きが気になって仕方がないようです。 いつも夜8時には寝室に行くのですが、キリのいいところまで見せたい夫と、キリのいいところまで見たい長男に押され、ダラダラ見せ続けるようになってしまいました。 長男の様子に明らかな変化が…そのアニメを見せ始めてからというもの、長男は朝起きてトイレを済ますと真っ先にリモコンの元へ駆け寄り視聴をスタート。朝ごはんを食べるときは消すものの、着替えも歯磨きもせず、また視聴……。私にキツく言われるまで、自分からはなにも朝の準備ができなくなってしまいました。 保育園から帰宅後も、すぐにアニメを見始めるのが日課に。大好きだった外遊びの回数もめっきり減ってしまいました。朝や帰宅後のすべての状況を夫に説明したところ、「ここまでハマるとは思わなかった」と言い訳を始める始末。 テレビ視聴のルールを設定!このままダラダラとテレビを見るのは良くない、という意見は夫婦で一致したため、長男を交えて、テレビを見るときのルールを決めました。 テレビは“やることがすべて終わってから”見ること!です。朝は保育園に行く準備がすべて終わってから、夜は寝る準備やワークなど、すべて終わってからしか見られないことにしました。 長男が納得した上でルールを決めたおかげか、支度もスムーズにできるように。今回の一件は、「自分の行動に責任を持つ」「子どもにどういう影響を与えるか考える」ということを私と夫の間で改めて確認した出来事となりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:鬼頭いちか5歳と2歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月26日夫は育児・家事に協力的ですが、モラハラ気質なところがあります。夫は自分自身でもいけないことだと自覚しているようで、義実家ではモラハラな姿を隠すのです。夫の行動に腹が立った私は、ついにちょっとした反撃に出ることにしました。 周りと比べて俺はえらいと思っている夫夫は私が何も言わなくともお皿を洗ってくれたり、洗濯をして干してくれたり、自分のお弁当を作って持って行ってくれたりします。育児にも協力的で、夜泣きの対応で疲れている私のために、早朝から息子の面倒を見てくれるなど助かっています。そして夫はいつも「俺、えらくない? 男でこんなに育児も家事もしてくれる人いないよね。この前また会社の人に褒められちゃった」とよく私に誇らしげに言ってくるのです。 夫の協力には本当に感謝していますが、夫の発言に私はいろいろと言いたいことがありました。モヤモヤした気持ちを抑え、「〇〇(夫)はえらいよ! いつもありがとう」と夫をいつも煽てていました。 産後、夫にモヤモヤしていること夫は一度も息子の夜の寝かしつけや夜泣きの対応をしてくれたことがありません。次の日が休みの日や正月、GWなどの大型連休でも「俺の生活リズムが崩れる」と頑なに嫌がります。さらに息子の泣き声で起こされたくないからと産後以降、寝室が完全に夫婦別になりました。 そして、産後1カ月から夫は「いつ働くの? 俺の会社の人は産後3カ月で職場復帰してるよ。その人にできてお前にできないわけがない。早く働け」と、毎日のように私に言ってきました。さらに、夫は休日に午前中から友人と遊びに出かけ、夕方帰ってきたかと思うと趣味の筋トレを始め、ひと通り自分の時間を満喫。 夜になりやっと私は息子を夫に預けお風呂に入ると、「5分で上がれ!」と夫が催促してきたこともあります。育児・家事に協力的な夫ですが、このモラハラな言動にモヤモヤしてきました。 義実家では良い顔をする夫に逆襲家の中では私に対して理不尽なことを言ってくることが日常茶飯事の夫ですが、義実家ではとてもまともな人になります。育児・家事に協力的でやさしい夫だと思っている義家族は、「〇〇(夫)は育児も家事もしてえらい。〇〇ちゃん(私)がうらやましい」など夫を褒めまくります。 義実家に行くと毎回この時間が訪れることが私は苦痛でしたが、ついに私は夫にちょっとした反撃に出ました。義姉が「私の友達の夫が~」と義姉の友人の夫がありえないというエピソードを話し始めたので、私は今だ!と思い「私の友人の夫もありえなくて……」と夫にされた理不尽なモラハラを友人の夫という形で話しました。 義家族は全員「ありえない。それはひどい」と口をそろえて言っているなか、夫は思い当たる節があるようで、俯き携帯を見ながら、ばつの悪い顔をしていました。 義実家から帰宅後、夫から「あれ俺のこと?」と聞かれましたが、違うよと私は否定しました。しかし、夫は何かを感じ取ったらしく義実家での私の反撃があって以降、しばらくモラハラな言動は落ち着いています。夫の性格は変わらないだろうと思いますが、夫のこれからに期待して日々を送っています。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月24日夫と結婚して以来、私は夫の両親の誕生日や母の日・父の日には何かしらの贈り物を欠かさずしてきました。義両親はいつもとても喜んでくれるのですが、年を追うごとに「もうやめようかな」と私は感じるように。気持ちの持ちようをどうすればよいのか悩んでしまった体験談です。 自分の親にすることは義両親にもする私自身は就職を機に実家を出て以来、顔を合わせる機会が減った分、両親の誕生日や母の日・父の日などにはカードや花を贈ることが習慣になっていました。そのため夫と結婚した際は、あまり深く考えずに義両親にも同じようにし始めました。実家の両親にすることは、義両親にもするのがあたり前だと思っていたからです。 贈り方は、近い日にちで持参できるときは持参し、できないときは夫の名前や連名で郵送していました。 贈り物には無関心な夫との温度差義両親はとても喜んでくれ、「こんなこと息子にしてもらったことない」とうれしそうにしてくれました。私もはじめのころは義両親のうれしそうな姿だけで「贈ってよかったな」と思っていたのですが、次第に夫の態度にひっかかり始めます。 夫は贈り物には無関心なようで、私が「今年は何を贈ろうか?」と相談しても反応が薄く具体案を言ってくることがありません。また「これに決めたよ」と報告しても、ごくたまに「ありがとう」のひと言だけで、仕事が忙しいときなどはそのままスル―ということも珍しくないのです。 贈り物はしょせん自己満足?贈り物をするのは自分がしたいから。夫を含め、相手の反応を期待しない。そう自分に言い聞かせてみるものの、夫の無関心さに不満がたまっていきました。 ある年、これまでは私にもいつもあった義両親からのお礼メールが届かなかったことがありました。夫には義両親からLINEで「届いたよ。ありがとう」とメッセージがあったようですが、夫は「そういえばそんなメッセージきてたな」というだけ。義両親からの連絡を共有してくれないことにモヤモヤ……。なんだか急に虚しさを感じ、「もう贈り物をするのはやめよう」と思った瞬間でした。 ここ数年は「もう来年こそは絶対しない」と心に決めるものの、また日にちが近づいてくれば結局贈ってしまう状態です。無関心な夫に対して不満を感じてしまうくらいなら、思い切ってやめたほうがよいと頭ではわかっているのですが……。なかなか実行に移せずにいます。 著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月23日わが家に長男が生まれたときのこと。名づけについて、夫の説明不足が原因となって、義母に誤解されてしまった私。その後、義母から衝撃のひと言をかけられることになりました……。 義母に名づけについて尋ねられた夫長男が生まれたあと、夫が義母にテレビ電話で長男の顔を見せていたときのこと。義母から「名前はどうやってつけたの?」と尋ねられた夫は、「○○(私)がこれがいいって言って……」と答えていました。 その会話を横で聞いていた私は「えっ!? それだけ?」と違和感を覚えましたが、義母はそのときは特に何も言わず、「そうなんだ」とサラッと流していました。 夫婦2人で決めた名前なのに…実際には長男の名前は、妊娠中、初めての子どもにワクワクしながら何カ月もかけて夫婦で話し合い、お互い納得した形で決めたものでした。 確かに最初に提案したのは私だけど、それはあくまできっかけ。お互いにいくつか候補を出した中で、響きや意味もすべて納得いく形で「これしかない!」と夫婦2人で決めた名前でした。 後日、義母から衝撃のひと言そして後日、改めて義母に会ったとき、「すべてあなたの好きなように決めてるのね。結婚式や家もあなた好みのものになっているけれど……長男の名前もそうでしょ?」と言われ、衝撃を受けました。「いやいや、結婚式や家も夫婦でしっかり話し合ったし、長男の名前も2人で一緒に考えて決めたものです」と思わず反論すると、「あら、そうなの?」と義母は驚いた様子。 普段はわが家のことに口を出さない義母ですが、そんなふうに思われていたのかとショックでした。そこで初めて、夫がきちんと名前の由来を義母に伝えてくれ、義母も納得したようです。 夫は言葉足らずなところがあり、義母にも多くを話さないので誤解を生んでしまいました。夫も「自分の言い方が悪かった」と反省した様子。それからは大事なことはきちんと義母に説明してもらうよう、夫にお願いしています。 著者:春野 芽衣2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月19日義弟夫婦に子どもが生まれ、遠方から遊びに来たときのことです。義弟夫婦の赤ちゃんは生後3カ月。私は義弟の奥さんのAさんに初めて会いましたが、ニコニコと柔らかい印象の人でした。そんなAさんに義父が放った言葉にあぜん……。しかし、それ以上にAさんの返しに衝撃を受けました。 赤ちゃんが授乳の時間に遠方から来た義弟家族に会うため、その日は義実家に私たち家族みんなでお邪魔していました。小さな赤ちゃんにわが家の5歳の娘と1歳の息子も興味津々。みんなで赤ちゃんをかわいがっていました。そんなとき、赤ちゃんの機嫌が悪くなってきたので、「そろそろ授乳かな?」と話しながら、私と義母で別の部屋を準備することに。すると、その様子を遠くから見ていた義父が唐突にこう言ったのです。 「見られても減るもんじゃなかろうに。今時の嫁さんはVIP待遇だな」。 酔った義父のトンデモ発言!義父はお酒が入っており、気が大きくなっていたようでした。みんなが義父の言葉を聞き流しながらAさんを部屋へ案内しましたが、そのときも義父は「減るもんじゃなかろうになぁ」と繰り返します。あまりにしつこいので、Aさんが部屋に入ったら、義父に「今は時代が違いますよ」と注意しようと思っていたときでした。 Aさんが義父のほうを向き「私が嫌なんですよ。お部屋、お借りします」と笑顔できっぱり言って、部屋に入っていったのです。これまで穏やかにニコニコしていたAさんの強い言葉に義父も面食らったようで、ばつが悪そうな顔をして、それ以上何も言わなくなりました。 きっぱりと自分の意思を示したAさんは、とてもかっこよかったです。また、義両親へはっきりとした態度をとるところは見習わなければと思いました。授乳が終わったAさんは、またニコニコ。嫌なことを言われても引きずらないところもまた素敵でした。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月17日これは私が妊活のために仕事を辞めて週に1、2回短時間のパートをしながら、ほぼ専業主婦としての生活を始めたころの話です。当時、夫の仕事は激務を極め、朝早く出勤して帰りは深夜という生活がほぼ毎日続きました。私も仕事が大変な夫をいたわっていたのですが、ときどき専業主婦である私を軽視するような発言が聞かれました。モヤモヤがたまった私はついに……。 激務の夫と専業主婦の私結婚当時はまだ新人で、雑用などを任されることも多く激務を極めていた夫。当時の夫は口を開くと、「疲れた」「眠い」と言っていました。一方私は、妊活のために会社を辞め、パートを始めましたが週に1〜2回、1日3時間の勤務で、ほぼ専業主婦のような形でした。 パートは朝早くから始まるのでなかなか早起きはつらかったですが、夫の激務に比べたらかわいいもの。でもやっぱり眠いときだってあるし、疲れたなと感じるときだってありました。 専業主婦は疲れちゃダメなの?その日は、私が早朝からのパートで夫は休みの日でした。パートから帰り、リビングでくつろいでいた夫に思わず「はぁ〜、疲れた」と言いました。すると夫は、「いや、オレのほうが疲れてるから」と返してきたのです。確かにほぼ専業主婦の私より夫のほうが疲れているのは知っています。だから夫のひと言に返す言葉が見つかりませんでした。 またある日は「すごく眠いなぁ」と言うと、夫はすかさず「オレのほうが眠いよ」と言ってくるのです。この後も何度もこのやり取りがありました。そのたびに私の中にモヤモヤがたまっていったのです。 夫に涙ながらに訴えた私が「疲れた」と言うと「オレのほうが疲れている」と返し、私が「眠い」と言うと「オレのほうが眠いから」と言ってくる夫。私は、数時間のパートくらいで疲れたなんて言うな、ほぼ家にいるんだから疲れてるわけないだろう、と言われているような気分になりました。 そして心のモヤモヤが溜まりに溜まって、ついに爆発! 夫に「専業主婦は疲れちゃダメなの?」「疲れてるのはオレのほうとか、そんなので張り合わなきゃダメなの?」と涙ながらに訴えたのです。 私の訴えを聞いた夫は、「そんなつもりはなかった。ごめんね」と謝ってくれました。その後は自分のほうが疲れている、という変な張り合いもなくなりました。その後、子どもが生まれたのですが、夫が「仕事が疲れた」と言っても、「私のほうが育児で眠れてないし疲れているよ!」なんて言いません。夫婦は協力しあって生活が成り立っていると思っているからです。 著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年06月09日夫はかなりの心配性。妊娠中も私の体を心配し、家事を手伝ってくれるなどやさしい夫だと思っていました。ですが、子どもが生まれてみると、一気に面倒な夫になっていって……!? 初めての赤ちゃんに何でも心配になる夫第1子となる長男が生まれ、入院中の私と長男に夫が会いに来てくれたときのこと。夫はそれまで赤ちゃんと接する経験がほとんどなかったこともあり、初めての新生児に右往左往。 私が育児用ミルクをあげていると「ミルク、その飲ませ方で大丈夫?」、赤ちゃんを抱っこしてゆらゆらしていると「揺らしちゃダメだよ!」など、何かと口を出してきました。はじめは私も「助産師さんにきちんと指導してもらったから大丈夫だよ」と穏やかに答え、そんな夫の様子をかわいらしく思っていたのですが……。 心配性すぎる夫にイライラが爆発!退院して家族3人の暮らしが始まると、夫は積極的に赤ちゃんのお世話をしてくれました。しかし、「なんだかいつもより泣いているけど大丈夫?」「目が腫れぼったい気がする……。風邪を引いたかなあ?」など、小さなことでもすぐに心配になる夫。 だんだんと赤ちゃんが泣く時間が増え、睡眠不足で私の疲れもたまっていく中、毎日続く夫の過度な心配性に「私が一番赤ちゃんのことわかってるんだから口出ししないで!」とイライラが爆発。大ゲンカへと発展してしまいました。 夫婦で相談しながら育児をするようにそこで改めて私は夫に、毎日の育児でいっぱいいっぱいの中、あまりに細かいことを言われるとつらいこと、私のやり方も信頼して尊重してほしいことを伝えました。夫は「ただ心配して言っていただけで、責めるつもりはなかった。追い詰めてしまったならごめん」と謝罪の言葉をくれました。 私自身も「母親の私がやらなきゃ!」と意地になってしまい、自分のやり方で進めてしまっていたなと反省。それからは「今日の服装これで寒くないかな?」など、小さなことでも夫にこまめに相談するようにし、夫婦で協力しながら、2人の子育てのペースを徐々につかんでいきました。 長男が3歳になり、次男も生まれた今では2人ともおおらかな気持ちで子育てができるようになり、このころのことはすっかり夫婦の笑い話になっています。 著者:咲良ゆいか3歳と0歳の男の子のママ。北欧風インテリアに関心があり、家づくりや子育て、日々の暮らしについて綴るブログを運営。趣味はカフェめぐり。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年05月28日わが家には5歳の息子と0歳の娘がいます。私は現在、育休中。妹が生まれて甘えん坊になった息子と、離乳食が始まった娘。日々バタバタと忙しく、あっという間に過ぎていきます。そんな中、私は義母に対してとても困っていることがありました。 週に2度!義母からの長電話義母は1週間に2度ほど、私に電話をかけてきます。電話の用件は特になく、いつも近所の人の話や義姉の話などを一方的に話すのです。私は相づちを打つばかり……。気づけば1時間を超える長電話になることもあります。息子は保育園に行っていますが、娘に授乳をしたり、おむつを替えたり、寝かしつけをしたりと、私もしたいことがたくさんあるのに、1時間も拘束されるのは正直つらいところです。しかし、義母は話し相手が欲しいのかな?と気をつかい、長電話にお付き合いしていました。 ところがある日、電話の終わりに夫への伝言を頼まれたので「わかりました。でも夫に直接伝えたほうがいいのではないですか?」と言ったとき、義母がこう言いました。「息子(私の夫)は仕事で忙しいでしょ。だから電話するのも申し訳なくて。あなたは育休中で暇でしょうから、あなたから伝えてちょうだい」。この言葉で私は、義母が育休中は暇だと思っていることを知りました。 その後、義母から電話がかかってきたときは長くなる前に「すみません、娘のミルクの時間なので」など理由を添えて切るようにしたのです。それを何度か続けていくうちに、電話は頻繁にかかってくるものの、義母のほうから「おなか空いて泣いてない?」「そろそろおむつ替える?」など気にしてくれるようになりました。私もそのときに「そうですね! では失礼します!」と電話を切り上げています。 私にとっては育休中は忙しくて当然ですが、義母は仕事をしていない私のことを暇だと思っていることを知り、自分の状況を察してもらうのではなく、言葉で伝えることも必要だと感じました。 著者:海原えめ5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年05月20日長女が1歳8カ月、次女が生後5カ月のときスーパーへ行ったときのことです。私は抱っこひもで次女を抱っこし、長女を歩かせていました。買い物中は順調だったのですが……帰り際に長女がやらかしてしまい、プチパニックになった体験談です。 買い物後に起こった悲劇長女は買い物中も手をつないでついてきてくれ、順調に買い物を終えることができました。お会計のときにも私の隣でお利口に待っていたので、店員さんにも褒めてもらったほど。 しかし、お会計が終わったあと、かばんに財布をしまっているときに悲劇が起こりました。食料品がパンパンに詰められた買い物カゴの上に、10個入りの卵のパックを置いていたのですが……、長女が何か気になったのかカゴを触ってしまい、卵が床に落下。床に卵が割れて、散乱してしまいました。 神対応の店員さん!私は次女を抱っこしていたので、しゃがむことができず、どうしていいかわからずにおどおどしていると、現場を見ていた店員さんがやってきてくれました。 卵を割ってしまったことを謝ると、「卵はいいよ! それより大丈夫? びっくりしたよね。大丈夫だよ。すぐきれいになるから!」と長女に声をかけて、笑顔ですばやく掃除をしてくれた店員さん。私にも「しょうがないからね! 卵は大丈夫だから、交換するね」と声をかけてくれたのです。 店員さんがすぐに駆けつけてくれ、掃除をしてくれたことにも感謝ですが、何よりうれしかったのは、一番に長女の心配をしてくれたことでした。悲劇が起こったはずなのに、私の心はほっこりしました。 著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2023年05月16日先日親族の集まりがあったとき、義母に次女を謙遜の対象にされ、モヤモヤとした気持ちに。このときの義母の発言は、つい謙遜してしまいそうになる私自身の心にも深く刺さり、反省させられる出来事となったのです……。 モヤモヤしつつ義母の気持ちに共感次女が0歳のときに、親族全員で義理の姉一家のお祝い事がありました。お祝いには、義理の姉の義実家にあたる一家も参加しており、その中にはわが家の次女と同じ0歳の男の子・A君がいました。A君は、目が大きなとてもかわいらしい顔の男の子です。そのA君を見た義母は、「目がくりっくりね! かわいい! ○○(わが家の次女)よりよっぽど女の子みたいな顔してるわね」と言いました。 たしかに、次女はよく男の子に間違えられることが多いですが、身内を下げて相手を持ち上げるような言葉に私はモヤモヤしました。義母の年代は、まだ謙遜が美徳と考える人が多いようで、身内を下げて相手を褒める言葉が無意識のうちに出てしまうのだと思います。 義母の発言にはモヤッとしましたが、そのような発言を無意識にしてしまう気持ちもわかるため、怒る気持ちにはなりませんでした。なぜなら、私も子どもを褒められると、「いや、でも○○な面があって大変なんです」と否定や謙遜してしまいそうになるからです。 実は私の父もそのようなタイプ。そのおかげで私は小さいころから謙遜の対象にされてしまうことが多く、すっかり自己肯定感が低く育ちました。親が私を謙遜の対象にすることに対して「嫌だ」と感じていましたし、「自分の子どもには絶対にそのようなことはしない」と思っていたはずなのに……。 義母の発言にモヤッとしたことで、子どもを謙遜の対象にしてはいけないと改めて気づきました。子どもを褒められて謙遜しそうになったときや、誰かに普段の子どもの様子を話すときは、子どものマイナス面ではなく良いところを積極的に話すように心がけようと思います。 著者:南星 花3歳と0歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年05月13日いつも自分の食事が終わると、スマホを取り出してひとりの世界に入ってしまう夫。家族の時間よりスマホを優先し、注意されても不満そうな様子の夫に、私は憤りを感じていました。そんなある日、ショッピングセンターに出かけた私たちはフードコートで食事をしました。すると夫が食事後、またもやスマホを取り出したため、私の怒りはついに頂点に! 自分でもびっくりのひと言を発してしまったのです……! 自分の食事が終わるとスマホを取り出す夫私の夫はスマホ依存症とまではいきませんが、暇さえあればスマホを見ています。家事も育児も何でもしてくれるとてもやさしい夫なのですが、スマホを見ている時間が長いことだけは以前から気になっていました。 たとえば家族で食事をしているとき、夫は食べるスピードが速いため一番先に食べ終わるのですが、その後すぐにスマホを取り出すのです。そして私や息子たちの話に相づちを打ちながらも、その目線はスマホに……。私は夫のこの行為に嫌悪感を抱いていました。 私が注意したときの夫の様子は…私が夫に望んでいたことは、自分の食事が終わったら息子たちや私と会話をする、もしくは自分が使った食器を先に洗う、ということでした。そのため私は「子どもたちが食べ終わるまではスマホを見ないで。子どもたちと話すとか、自分が使った食器を洗うとかしてよ」と夫に伝えたことが何度かありました。すると夫は言った通りにはしてくれるのですが、そのときの表情がとても不満そうなのです。 私はその表情を見て、「なんで家族の時間よりスマホを見ることのほうが優先なの」と憤りを感じていました。しかし息子たちの前で喧嘩をして険悪な雰囲気にしたくなかったため、ぐっと堪えていました。 フードコートで私の怒りが爆発!そんなある日、家族でショピングセンターのフードコートで食事をしていたときのことです。いつものように夫が一番に食べ終わり、ここでもまたスマホを取り出しました。このとき夫の横では、まだじょうずにスプーンやフォークを使えない次男が食べるのに苦戦していました。しかし夫はスマホを見ているため次男の様子に気付きません。 私はそれを見て今までの怒りがついに爆発。「スマホにそんなにおもしろいことが書いてあるの!?」と周りの目も忘れ、夫に怒ったのです。夫は周囲の目が気になって恥ずかしくなったのか、そそくさとスマホをしまいました。これ以降、夫が同様の行為をすることはほとんどなくなりました。 自分でも「嫌な言い方だったかな」と思いますが、私と息子たちが蔑ろにされたようで、悲しく、腹立たしい気持ちからつい出てしまったひと言でした。私は家族でいるときは家族の時間を大切にしたいですし、夫にもそうしてほしいと思っています。でもそれを何度伝えてもわかってもらえないときは、周りの目があるなかでガツンと言うのも1つの方法だと感じた出来事でした。 著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年05月07日わが家と義実家の距離は車で5分。近くに親戚の家も多く、田舎にありがちな距離の近い人づきあいもあって、頻繁に親戚が義実家に集まります。その集まりに呼ばれることも多いのですが、そこでは度々驚くような子育てアドバイスを受けることがあります。ある日、4歳の娘と生後半年の息子を連れて行った集まりで遭遇した「母乳信仰」の強い親戚に対し、私が抵抗したお話です。 「育児用ミルクはダメよ」の親戚集まりには親戚の若夫婦も来ていて、息子と同じころに生まれた女の子もいました。若夫婦にとってはその女の子が初めての子で、私は奥さんのRさんと子育ての苦労話に花を咲かせていました。そこへやってきたのが元保育士の親戚のおばさん。赤ちゃんたちをかわいがりながら、「それで、母乳?」といきなり聞いてきたのです。 「え……いきなり?」と思いつつ、私が「母乳ですよー」と答え、Rさんは「育児用ミルクです」と答えました。すると元保育士のおばさんは穏やかな顔で、「あらーそれはダメね。育児用ミルクはダメよ。ラクしないで」と言ってきました。 ダメって何!?ラクって何!?穏やかで、でも有無を言わせないような圧力に2人で思わず固まってしまいました。実はRさんは母乳が思うように出ず、育児用ミルクにしたという経緯があったのです。ちょうどその話をしていたところに、おばさんの育児用ミルクを否定する発言。 おばさんはそのままRさんに向かって「吸わせていれば出るでしょ?」「母乳で育てたいと思わなかったの?」「私は保育士をしていたけれど、やっぱり母乳が一番って実感したの」と責めるように話し始めました。どんどん顔を曇らせていくRさんを見て、どうしても私は我慢できなくなり……。 抵抗!気づかない!でもスッキリ「昔って育児用ミルクはそんなにダメだったんですか?!」と割って入りました。「育児用ミルクなんてお姑さんからきつく言われたものよ」とおばさんが言うので、「へぇ、ただでさえ育児が大変なのに、そんなことで責められるのはかわいそうですね」と返しました。 次におばさんはRさんに「育児用ミルクじゃ子どもをかわいいって思わないでしょ」と言うので、「え? 昔ってそんなこと言ったんですか!? 今じゃそんなこと言わないんでびっくりです~」と私は抵抗! 少し天然なおばさんなので、私の抵抗になかなか気づいてくれません。結局おばさんは最後まで私の「昔は」「今は」をつけた言葉に気づかず、母乳について語るだけ語って去っていきました。 おばさんには届かなかった私の抵抗ですが、Rさんは私が大げさにおばさんに抵抗していたのを見て「バレたらどうしようかと思ったじゃないですか!」と笑ってくれました。そして「もう、おばさんの母乳の話なんかどうでもよくなりました」と言ってくれたので、Rさんのために戦った甲斐があったかなと思います。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年05月02日夫は自分の家族ととっても仲良し。看護師である義母のことを特にリスペクトしている夫は、「ちょっとお母さんに聞いてみる!」が口癖になっています。仲が良いのはいいことですが、結婚前から「ん?」と思うことが多々ありました。結婚前は「まあいっか」と目をつぶっていましたが、結婚後も変わらず「お母さんに聞いてみる!」が止まらない夫。さらに、子どもが生まれてからも、事あるごとに自分の母親に意見を求めて……。 産後も続く「お母さんに聞いてみる!」私が娘を妊娠中、逆子になり帝王切開で出産しました。傷の治りが遅く、痛みもあって日々悩んでいました。夫にも「傷痕が痛くてつらい」と漏らしていました。産後2カ月ほど経って、夫の実家を訪ねると「あのことお母さんに聞いてみる!」と例の言葉が! 「えっ」と戸惑う私を気にも留めず、義母の元へ走る夫。 義母から「ちょっと見せてみて」と言われ、断ることもできずズボンとパンツをずらして傷痕を見せる羽目になりました。「恥ずかしい? 大丈夫よ。わー痛そうね。このテープを貼ってみるといいよ!」と義母。恥ずかしさでいっぱいの私の横で「お母さんに見てもらってよかっただろ」とでも言わんばかりの夫の得意気な顔がありました。 さらに追い打ちをかけるように…産後は無事に母乳が出たので、母乳育児をしていた私。母乳が詰まりやすく、詰まっておっぱいがカチカチになることも悩みでした。義母の前でほぼ下半身をさらけ出したこの日、授乳後にもかかわらず、母乳が詰まっておっぱいがカチカチになってしまいました。 痛くてつらそうにしている私を見て、「お母さーん」と義母を呼びに行く夫。まさかと思っているとそのまさかで「お母さんに見てもらったらいいよ」と笑顔の夫と、再び登場する義母。「ちょっと見るね」ともはや当たり前のように今度はおっぱいを見せることになりました。 あなたも親になりましたよね!?娘が乳児湿疹やおむつかぶれができたときも、病院に行くよりもまずは「お母さんにきいてみる!」ばかりの夫。「なぜ何でもお義母さんに聞いちゃうの?」と不満はありましたが、その不満をグッと飲み込む日々でした。 なんでも義母に聞いてしまう夫に、私の我慢の限界がきたのは、娘が初めて発熱したときです。夫に病院に行こうと言いましたが、このときも「どうしたらいいかお母さんに聞いてみる!」。さすがにカチンときて夫を無視して、自分で車を運転して娘をすぐに病院に連れていきました。私たちも親になったのに、いつまでも母親に意見を求める夫にうんざりした出来事でした。 その後、病院から帰ってきた夜に、夫に今までの不満を話しました。夫が義母に話したことで、下半身やおっぱいを義母に見られてすごく嫌だったこと、父親になったのに何でも母親に意見を求める姿勢が嫌だということを話しました。夫は良かれと思っていたようですが、私の話を聞いて反省した様子。その都度やめてと言えなかった私にも反省点はありますが、今後はまずは夫も自分で考えたり、夫婦で話をしたりしていこうとなりました。これからは親に頼らず、娘から頼られる父親になってほしいです。 著者:山本あおいイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月30日産後はラクさを優先して、ウエスト部分がゴムになってるズボンを好んではくようになりました。ゴムだから動きやすいし、産後太りのおなか周りにもぴったりです。しかしある日、特に好んではいていたウエストゴムのワイドパンツを着て公園で遊んでいたところ、恥ずかしい思いをすることに……!? 公園でママ友と立ち話その日、5歳の娘の幼稚園のお友だちと公園で遊んでいました。ちょうどママ友に相談したいことがあったので、娘たちが遊んでいる間、ママ友とあれこれと話をしていた私。 そのとき、一緒に連れてきていた1歳8カ月の息子が抱っこを要求してきました。最初は抱っこしていましたが、だんだんと重さに耐えられなくなってきて下ろすと、すぐにまた抱っこをせがまれる……という繰り返しでした。 ぐずる息子がズボンを!?大事な用事だったため、ついママ友と話し込んでしまった私。息子は遊んでほしさから、抱っこをしていても、下ろしても、ぐずって暴れる状態に。「ごめんね! あとちょっとだから! もうちょっと話させて!」と言いながら話していると、息子は「なーい!」と怒った声を出し、私のズボンを思いっきり引っ張りました。 すると、私のウエストゴムのワイドパンツが、見事にズルッと脱げてしまったのです! 「わぁああ! ちょっとちょっと待って!」と慌ててズボンを引っ張り上げて、はき直す私に、一緒にいたママ友は慌てながらも大笑いでした。 幸い肌寒い日だったので、ワイドパンツの下にスパッツをはいていて、下着が丸見えになる事態は避けられました。しかし、もしこれが真夏だったら下着が丸見え……。息子には「もう話し込みません。ごめんなさい」と謝り、子どもの力を侮ってはいけないなと肝に銘じたのでした。 著者:山口花イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月25日1人目の妊娠の際、里帰り出産をした私。切迫早産で出産予定日2カ月前に、1週間ほど出産予定の産院に一時入院したのですが、そのとき病室で意外な人物に再会しました。その再会によって出産前後に必要以上にドキドキしてしまった出来事をお伝えします。 病室で声をかけてきた人はまさかの…私が切迫早産で入院した初日、様子を見に来た助産師さんに突然「○○ちゃん?」と下の名前を呼ばれ、人違いではないかと思いつつ、その人をよく見ると見覚えのある顔でした。制服の胸に付けている名札を見て、彼女が高校時代の同級生であることを察知した私。 その助産師のAさんとは高校時代に出席番号が前後で、とりわけ仲良しだったわけではありませんが、普通に会話をする仲でした。そのときは10年ぶりの再会にお互いうれしさと懐かしさが込み上げ、楽しく昔話などをしたのですが……。 何かとお世話になる助産師さん私が入院した産院は助産師さんが固定担当制ではなかったので、毎日いろいろな人が検温に来たり、食事の準備をしてくれたりと、身の回りのお世話や入院中のサポートをしてくれます。もちろん診察のサポートも助産師さんのお仕事の1つで、入院3日目の内診の際の補助担当が、初日の問診以来のAさんでした。 産科の内診といえばショーツを脱いで内診台に上がりますが、助産師さんはその傍らで一部始終を見ています。私は普段から内診台に上がることに若干の抵抗がありました。しかし、相手は医師で、仕事なのだし、知り合いではないのだから……という思いでこなしていました。ところが突如、高校時代の同級生にその場に立ち会われるというシチュエーションになり、妙にそのことを意識してしまったのです。 入院中に気が重かったこと恥ずかしいなと思いつつ診察を終えると、最後に助産師であるAさんが股間を拭いてくれる運びに。同級生に股間を拭かれているのだと思うと恥ずかしさが込み上げましたが、相手は仕事なのだからと思い、必死にこらえました。 その後の入院生活もさまざまな場面でAさんのお世話になり、何食わぬ顔をして過ごしましたが、内心では再び内診の補助担当が彼女にならないこと、さらには来たる出産の際も、担当がAさんにならないことを切に願っていました。そこにいる人が知り合いか、知り合いでないかで何が違うのか……とも思いますが、私は出産という行為は、知り合いではない人の中でするほうが気楽だったのです。 出産は幸い別の助産師さんが担当で、大きな叫び声とともに無事に終えましたが、振り返ってみると、あの必死すぎる現場の担当がAさんではなくて本当によかったと思いました。ささいことを気にしてしまった里帰り出産でしたが、Aさんがいたことで初出産の励みになったことも事実です。今となっては、彼女と再会できたことも、初出産の良い思い出となっています。 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。その他、アパレル、地域情報関連記事も執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月18日現在第2子妊娠中、3歳の長女を育てています。生まれた長女の手の特徴から、ピアノ講師の義母が「この子は将来ピアニスト!」と大喜び。その後、連絡のたびに「ピアニスト」を押し付けてくる義母にストレスを感じた体験談です。 生まれたとき指が長かった長女長女が生まれたとき、直後の分娩室で話題になったのは「指の長さ」でした。分娩室にいたのは夫と実母と助産師さん。3人で「すごい指が長いね~」としきりに言っていたのを、産後ヘロヘロになっていた私もはっきりと覚えています。 実際自分の状態が落ち着いてからわが子をよく見ると、本当に指がすらりと長かったです。私にも夫にもない特徴なので「おもしろいね~」と微笑ましく夫と話していました。 ピアノ講師の義母が歓喜!産後4日ほどしてから、義父母が病院にお見舞いにきました。夫が新生児室から長女を連れてきて義父母に見せると、指の長さに気付いた義母が歓喜の声をあげました。「すごい! 指が長い子なのね! これは将来ピアニストになるしかないわね!!」とのこと。 義母はピアノ講師なので、孫のこの特徴が本当にうれしかったようです。このときは「そうですねー」と相槌程度で済ませましたが、その後も病院にいる間、義母は繰り返し長女の指の長さを話題にしていました。 し、しつこい! 連絡のたびに毎回里帰り出産で産後の体調の戻りも悪かったので、私は2カ月ほど実家で子育てをしていました。その間、数日おきに義母から連絡がきていたのですが、その文章のなかには必ず「将来はピアニストね」「指が長くてピアニストに向いてるわ」「指を長く産んでくれてありがとう」と言った言葉の数々が……。 大部分は長女の写真に対するコメントだったり、長女の近況を知りたいという内容だったりするのですが、必ず文章のどこかに脈略なくこうした言葉がつくので、毎回小さなストレスでした。 私はとにかく毎回コメントに対する返信はしないようにしていました。そして里帰りから戻ってからは、すぐに会える距離にいるため連絡の頻度も少なくなり、指に関する言葉も徐々に消えていきました。 成長と共に長女の特徴だった指の長さも目立たなくなっていき、3歳の今では「特別長い指」ということもありません。義母は時々「生まれたときは孫ちゃんは指が長かったのにね」と残念そうにしていますが、私はこっそり「言われ続けなくてよかった」と心の中で思っています。 著者:水田 真理 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2023年04月10日ある休日、現在4歳の娘と生後8カ月の息子と私の3人で近くの公園に遊びに行っていました。そのとき、せっかくだからと親子3人でお揃いコーデをすることに。最近オシャレに目覚めた娘もお揃いコーデにご機嫌で遊んでいたのですが……。 義実家へ寄り道お揃いコーデは、下がジーンズにグレーのトップス、そしてそれぞれ違う色のニット帽という恰好。公園ではお友だちに「お揃いかわいいね!」など言われて娘もお揃いコーデがとても気に入ったようでした。 その公園遊び中に義母から連絡があり、渡したい物があるから家に寄るようにとのこと。そのため公園から帰宅する途中、義実家に寄ると義母も「まあまあ、みんな一緒の洋服でかわいいこと!」と、「かわいい!」を何度も言い、子どもたちの写真を撮っていました。 後日、義母とおでかけの日その後すぐ義母とおでかけをする予定があり、その際に義母から「この間のお揃いの服がかわいかったから、あの格好できて」との連絡がありました。娘に、「ばあばがお揃いの服また見たいって」と言うと「いいよ!」と娘もルンルン。義母の要望通り、公園の日と同じお揃いのコーデで向かいました。 そして義実家に着き、出迎えてくれた義母の格好を見て、私は言葉を失いました。玄関に出てきた義母は、私たちのコーデと同じような格好をしているのです! 私たちが何を言うよりも先に義母は「ばあばもお揃いにしちゃった♪」とのこと。普段の義母とは違う若作りな格好に私は何も言えずにいましたが、娘は「ばあばもお揃いだ!」と目をキラキラさせていました。 義母とお揃いは正直嫌だった…その日は義母+わが家の家族4人でおでかけ。夫以外はみんなお揃いの服です。出かけた先は近くのレジャースポットで、義母の知り合いに数人会い、そのたびに「みんなお揃いでかわいいわね」などと言われ義母は、「年甲斐もなくこんな格好しちゃった~」と言いつつも「もっと言って」と言わんばかりの満面の笑みでした。 義母と娘たちがお揃いの服を着るのはまったく問題ありません。しかし正直、嫁である私は義母とお揃いをするほど仲が良いわけではなく……。絶対に嫌だ!と言うわけではありませんが、私たちの親子に割って入られたような、義母とのお揃いが恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになりました。 義母は「孫とお揃いの服」という点にうれしさを感じていたようで、その延長に嫁である私とも同じ服になるということまではあまり考えていなかったようでした。夫には「なんかごめん」と言われ、モヤモヤとやり場のない複雑な気持ちに苛まれた日になりました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月06日5歳の娘の幼稚園行事に、1歳8カ月の息子を連れて行ったときのことです。このとき息子はとにかく、自分の思う通りに動きたくて仕方がない時期。やりたいことを止めようとするとびっくりするくらいの声で反発してきます。そんな息子が起こした、恥ずかしすぎる事件とは……!? 幼稚園行事に小さい怪獣を連れて…その日は幼稚園の交通安全の教室で、親の参加が必要でした。普段なら待っていられない息子を義母に預けて参加するのですが、義母の都合がつかなかったため連れていくことに。他にも小さい子を連れた方は多く、みんな同じようにホールの端で遊ばせていました。私も後ろのほうでひっそりと息子の相手をしながら、やり過ごそうと思っていたのですが……。静かに待っていられない息子は、椅子にのぼったり、大きなブロックを出したりとやりたい放題。大きな声を出されてはたまらない私は、なんとか息子の意思を尊重しながら、その行動に目を光らせていました。 やめてー!ホールに響く息子の声そんな中でも、ホールの前方では警察や地域の方が話をしています。園児たちはみんなお利口に座っているので、頑張っている子どもたちの邪魔をしてはいけない!と私も頑張って息子を抱っこしていたのですが、散々邪魔されてきた息子の機嫌は悪くなる一方。今にも大声をあげそうです。そのとき、ひとりの警察の方が壇上に。その方を見た瞬間、私に抱っこされていた息子が叫びました。 「け! け! け、なぁーい!!」。 壇上の警察の方は見事なスキンヘッド。静かなホールに響く息子の声。顔から火が出そうでした。 笑い出す子どもたちとやさしい警察官さん響き渡る息子の声に笑い出した園児たち。先生たちが「しーっ」と静かにさせようとしても収まりません。保護者席から、こらえた笑いとともにこちらに注がれる視線を感じつつ、申し訳なさでいっぱいでした。するとスキンヘッドの警察官さんはパチンッと自分の頭を叩き、「かっこいいでしょ? シャンプーしなくていいからラクなんですよ」とにっこり。「さてさて……」とそのまま本題に入っていき、園児たちも息子も落ち着きを取り戻しました。 息子が覚えたばかりの「毛」という言葉。こんなに注目される状況で披露することになるとは思っていませんでした。最後に帰るとき、スキンヘッドの警察の方にお会いできたので「先ほどは大変失礼しました」と謝ると、「場が和んで助かりましたよ! おしゃべりじょうずだね」と返してくれました。あたたかく対応してくださって、本当にありがたいと感じた体験談です。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2023年04月05日次男を出産し、育休を取得していた私。当時、年少の長男が通う園でできたママ友が「仕事復帰する前にみんなでランチでも行こうよ」と誘ってくれました。次男は当時まだ生後6カ月。お昼寝をしてくれれば1時間くらいは顔を出せるかな?と思った私は、せっかくなので参加することにしました。今まで仕事を理由に断っていたので、初めてのママ友ランチでこんなにモヤモヤするとは、思ってもいなかったのです……。 ママ友ランチへ初参加当時、長男が通っていたのは保育園と幼稚園の機能を一体型にした認定こども園。そのため、幼稚園籍として子どもを預けているママさんでグループができており、今回はそのグループで集まるランチに誘われました。念のため、誘ってくれたママ友には「下の子も一緒だけどいい?」と聞いておくことにした私。 そのママ友は「みんなママなんだし、当たり前だよ! 座敷のお店だから気楽に来て」と言ってくれました。グループがあることは知っていましたが、誰が来るのかわかりません。少々不安を抱えながら、指定されたお店に向かいました。 「まじか、子ども連れてきた」お店に到着すると、すでに何人か集まっているようでした。子どもを連れて来たのは私しかいなかったので、緊張しながらあいさつをする私に、「まじか、子ども連れてきたの? せっかく自分の子どもと離れられる時間なのに、他人の子どもとか見たくないんですけど」と笑いながら言ってくる人が……。普段、送迎で会うときに、私が「明るくて気さくな人だな」と思っていたママでした。 すかさず、私を誘ってくれたママ友が「冗談にしてもキツイから。ごめんね、気にしないでね」とフォローしてくれました。しかし、まだ席にも座っていない段階でそんなことを言われ、「やっぱり断ればよかった……」と、すでに来たことを後悔する私。ここで帰るのも不自然なので、作り笑顔でかわしました。 楽しいとは言えないランチ参加していたのは子どもが長男と同じクラスのママで、私を入れて5人が集まっていました。私に冗談とも取れない言葉を投げかけてきたママは、どうやら私にだけではなく、全員に同じような歯に衣着せぬ物言いをしているようです。それぞれが苦笑いで、そのママの話を受け流していました。 会話の流れで私の次男の話になると、「赤ちゃんがいると、チヤホヤされていいよね。私も2人目産もうかな」と話題を自分に戻します。正直、まったく楽しめず、食べたものの味もわからないまま「次男の機嫌が悪くなる前にお暇します」と、自分が注文した分のお金を置いて店を出ました。 後日、ランチに誘ってくれたママ友から謝罪があったので、やんわりと私はもう参加しない旨を伝えました。特別何かトラブルがあったわけではありませんが、心がモヤモヤする言葉を何度も聞かされ、とても疲れました。きっと、お互い気兼ねなく話せるママ友に出会えたら、ランチも楽しいのでしょう。そのときは、思い切り楽しみたい、と思った私のママ友ランチデビューの苦い思い出です。 著者:安藤 はるか小2、年中の男の子と1歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2023年03月28日義両親は2人とも「男はこうあるべし/女はこうあるべし」と考えているところがあります。それは第2子である息子が生まれてから顕著になりました。その考えは、義両親の言動ににじみ出ることがあります。その言動を目の当たりにすると、私はどうしてもモヤモヤが止まらず……。 義実家で仲良く遊ぶ、姉と弟ある日、義実家にお邪魔したとき、5歳の娘と1歳半の息子は元気に追いかけっこをしながら遊んでいました。それを見ながら「仲が良くていいことだ」とニコニコしながら眺める義両親。私と夫も、仲良く遊ぶ子どもたちを何気なく見守っていました。 しばらくして追いかけっこに飽きた娘。部屋にあった女の子の人形で、ごっこ遊びを始めました。それに気づいた息子も娘の元へ行き、今度は2人でお人形遊び。息子は娘をまねて、女の子の人形をあやしたりしていました。 人形から息子を引き離そうとする義両親それを見た義母が、スッと立ち上がって息子の元へ。一緒に遊ぶのかと思って見ていたら、「息子ちゃん、ほら、電車のおもちゃで遊ぼう」と他の遊びに誘うのです。「え? 今2人で仲良く遊んでいるのに、なんでわざわざ?」とモヤッとする私。義母に誘われても、息子は人形で遊び続けていました。すると今度は義父が「よし、じゃあ息子くんはじいじと恐竜で遊ぼう」と言います。 しかしどんなに義両親が他の遊びに誘っても、息子はお人形遊びに夢中です。見ていた夫は「せっかく遊んでいるんだからいいだろ」と言っても、義母は「うーん、でもねぇ」と納得していない顔。 義父が人形を取り上げて…!?ついには義父が息子が持っていた女の子の人形を取り上げて、「男の子はこっちだろ」と恐竜のおもちゃに取り替えてしまったのです。息子はキョトンとしたまま渡された恐竜で遊び始めました。その様子を見て、義両親はとても満足げな表情……。ただ、その一部始終を見ていた私はモヤモヤが止まりません。息子に渡された恐竜を見て、「男の子は女の子の人形ではなく、恐竜や電車のおもちゃで遊ぶもの」という考えを押し付けられたような気持ちになりました。他人に対して性別で判断する傾向がある義両親。その考えが、孫であるわが子たちに影響するのではないかと心配です。 今は日頃から娘に「女の子だから・男の子だから、という制限はないんだよ」と伝えているためか、娘は性別で物事を分けようとする義両親に対し、「娘ちゃんはこれが好きなの!」と反発しています。また、私は義両親に対しても「うちは性別関係なく、その子のしたいことを尊重します」と伝えていますが、義両親は「そういう時代よね」と理解を示してはいるものの、行動が伴いません。性別に縛られず、ありのままの子どもを尊重したいと強く思った出来事でした。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2023年03月19日里帰り出産のために実家に帰省していたときのことです。私が幼いころから近所に住んでいた女性と、初めて話す機会がありました。そこで私はショックなひと言をかけられてしまったのです。しかし、その言葉をきっかけに、私は変わることができました! 初めて会話したご近所さん里帰り出産をして実家に帰省中のとき、生後5カ月の長男を背負いながら犬を散歩させていました。そのときに、昔から実家の近所に住むAさんとばったり遭遇。Aさんは60代くらいで、お子さんがいないこともあって、昔から顔見知りではあったものの話をしたことはありませんでした。しかし、その日はAさんが「お散歩? 子どもを背負いながら大変ねー」と話しかけてきたので、初めて少しお話をすることに。Aさんは旦那さんがお店を営んでいて、私は時々Aさんの旦那さんのお店に買い物へ行くことがあったので、お店の好きな商品の話などをしていました。 どういう意味!?ショックなひと言しばらく話をしていると、Aさんが私に対して、「本当、お母さんになってー。いつまでも若くないのね!」と言ったのです。確かにそのときの私は眼鏡にボサボサの髪で、とてもおしゃれとは言えない服装でいましたし、子どもが生まれてから友人にも「もう少し見た目に気を使ったら?」と言われていたので、本当にひどい身なりだったのかもしれません。 もしかすると、私のことを幼少期から知っているご近所さんなので、「すっかり大人になって!」と感慨深く思っての言葉だったのかもしれませんが、初めて話した人に「いつまでも若くないのねー」と言われたことは、私の中ではかなりショックな出来事となりました。 心機一転!見た目に気を使うようにお金も時間もすべて子どもに使いたいと思っていた私ですが、Aさんからの言葉がショック過ぎて、自分の身なりにも気を使いたいと感じるようになりました。当時の私は眼鏡中心でしたが、毎日コンタクトレンズを装着することに。それから美容院で髪を染め、服も新しく買い足すことにしたのです。 化粧や身支度は子どもがいると邪魔されてしまうので、子どもを起こす前にすべて済ませることにしました。育児中におしゃれなんて無理だと諦めていた私ですが、子どもを起こす前に自分の支度を済ませてしまえば、意外とできるのだなと感じました。そして、見た目が変わると不思議と体も軽くなり、気分も明るくなったように感じたのです。 子育てにすべてを捧げていた私ですが、Aさんからのショックなひと言に心機一転! 自分の身なりを整えたところ、気分も明るくなって良い影響を受けました。いまだにAさんからの言葉に若干傷ついてはいますが、良いきっかけを与えていただいたと前向きに考えたいと思います。 著者:本田 ひな2児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2023年03月18日