もしあなたが「お金が貯まらない!」と悩んでいるなら、それは、財布の神さまに愛想を尽かされてしまっているからかも。お金に対する考え方を改め、財布の扱い方を見直せば、神さまはきっとあなたのもとにお金と幸せを届けてくれるはずです。財布に宿った神さまがお金と幸せを呼び寄せる。「お財布ひとつで金運はもちろん、人生もいい方向に変わります」と話すのは、これまでにセールスの仕事や鑑定などを通じて、計1万人以上にも及ぶ財布を見てきたという、開運コンサルタントの浅野美佐子さん。「私たちのお財布には神さまが宿っています。その神さまを大切にし、上手に付き合うことでお金がたくさん舞い込むようになり、未来も幸せな方向へ導かれていきます。実際、お金持ちやセレブと呼ばれるような人は、お財布を大事に扱っていることが多いですよ」財布だけでなく、お金の扱い方にもポイントが。「お金は自分のことを好きな人のところに集まります。ポジティブな思いを込めて使うことが、お金に愛される第一条件なんです」財布の神さまと仲良くなり、お金を引き寄せる方法を浅野さんがレクチャー!早速、実践を。あなたの財布には“神さま”が住んでいます。「お財布に宿り、あなたを守ってくれているのが“財布の神さま”。神さまはお金と相思相愛の関係で、上手に付き合えば、お金と幸せな未来を呼び込んでくれます。そのためには、神さまが大好きなお金を大事に扱い、神さまが守るあなた自身を大切にし、また、居場所であるお財布を整理して、神さまに好かれる人になりましょう」知っておきたい、基本の心得。【お金は、努力した“自分の価値”だと認める】「お金とは、自分やパートナー、親などが一生懸命働いた証であり、そのこと自体に価値があります。お金を大切にすることは、自分を認めて大事にするのと一緒。“お金=自分の価値”だと理解できれば、お金をないがしろにしなくなり、結果、お金にも愛されます」【財布を、自分自身だと思って大切にする】「お財布はお金、つまり自分の価値を入れる器であり、人生を表すものです。そのため、意識して丁寧に扱うことが自身を愛することにつながり、自分の未来や運を開くカギになります。お財布の選び方や、置き場所などにも日頃から気を配るようにしましょう」【「浪費」「消費」よりも「投資」を心がける】「お金の使い方には、不要なものに使う『浪費』と必要なものを買う『消費』、そして、自分を喜ばすために使う『投資』の3つがあります。このうち神さまが好むのは、自分を愛することにつながる『投資』。どんな使い方をしているか、一度しっかり考えてみましょう」【お金に感謝し、「お金大好き宣言」をする】「財布の神さまは、お金を大事に扱ったり、いい使い方をする人を好ましく思います。それゆえ、『大好き!』と口に出したり感謝をすることで、あなたのもとへより多くのお金を呼び込んでくれます。最初は抵抗があるかもしれませんが、勇気を出して宣言してみて」【ネガティブな感情で、お金を扱わない】「“お金なんて…”と蔑んだり、本当は必要でないものに適当に使ったり、後ろ向きな気持ちでお金に接している人は、お金から愛されません。お金は自分の価値だということを頭に入れ、ポジティブな気持ちを乗せて扱うことを、財布の神さまは望んでいます」浅野美佐子さん開運コンサルタント。講座などを通して財布の選び方や使い方、金運を向上させる方法を紹介。著書に『愛もお金も引き寄せたいなら財布の神さまと仲良くしなさい』(すばる舎)が。※『anan』2018年10月17日号より。イラスト・SANDER STUDIO取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年10月12日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。教育相談では、多くのママから“しつけ”に関するご相談を受けます。厚生労働省における平成16年度全国家庭児童調査でも、小学校低学年以下の子育てにおける不安や悩みの中で、「しつけに関すること」が最も多くあげられています。このように、私の臨床心理士としての経験だけでなく、研究結果からも多くの方がしつけに悩んでいることがわかります。そこで今回は、“しつけが自分の手に負えない”と感じた時の対処法について考えていきます。●しつけに悩むのは普通のこと先ほどご紹介したように、しつけに悩むママはとても多いです。一見するとしつけに関する悩みがなさそうなママも、「うまくいかないな…」「どうしたらいいんだろう」と感じているケースもあります。ですから、“しつけが自分の手に負えない”と感じた時には、『しつけに悩むのは自分だけでなく、一般的なことだ』と考えてみましょう。真面目なママほど、「自分はダメな母親だ」「自分の育て方が悪いから」とすべてを自分のせいにして、落ち込んでしまいがちです。でも、よくよく考えてみると、これだけ多くのママが悩んでいるわけですから、子どもをしつけるのは思った以上に難しいということ です。ですから、“自分のせい”だと必要以上に落ち込む必要はありません。●しつけに完璧を求めすぎない“しつけが自分の手に負えない”と感じているママの中には“完璧を求める傾向 ”が強いことがあります。たとえば、9割できていても残りの1割ができていないと、“まったくできていない”ととらえ、不安や怒りを感じていることもあります。河野(2011)によると、このような完璧主義は、育児不安を抱えるママの特徴の1つともされています。もちろん完璧を目指すことはすばらしいのですが…、ママが100%満足のいくしつけをすることは神業に近いほど難しいと私は思います。ですから、“完全主義”の傾向が強いママは、全てを完璧にやろうとせず”これだけは守ってほしい”という優先順位を立てましょう 。また、完全主義なママほど、ハードな目標を立ててしまいがちです。これだと、お子さんもだんだん苦しくなってしまいます。心理学的にいうと、“少しがんばったらできた”くらいの目標がよいとされています。ですから、周りの基準に合わせた目標よりも、お子さんの発達に合わせた目標を意識していきましょう。●しつけに悩んだら相談する限界まで誰にも言わず、深刻な状況になってようやく明るみになるといったケースは少なくありません。深刻になればなるほど解決が難しくなってしまいます。ですから、しつけが自分の手に負えないと感じた時には、自分だけで抱えこまずに信頼できる誰かに相談しましょう。三菱UFJリサーチ&コンサルティング(2014)によると、子育てについての相談相手(母親)としては『配偶者・パートナー(74.1%)』『自分の母(70.5%)』『保育士や幼稚園の先生(31.3%)』が上位にあがっています。また、近年の特徴として、家族以外の近所で子育てについて相談できる相手が減っていることが指摘されています。さらにこの調査では、”地域における子どもを通じた付き合いと子育ての楽しさ”の関連についても検討されています。それによると、地域の中で『子どもを通して関わっている人はいない』と回答した人は『子どもを預けられる人がいる』や『子育ての悩みを相談できる人がいる』と回答した人にくらべて、子育てを楽しい(「いつも楽しい」+「楽しいと感じる時の方が多い」)と回答する割合が低い傾向にあることを報告しています。こうしたデータをふまえると、家族以外にも地域の中に子どもを通じた関わり合いをもつ ことの大切さがわかります。私自身の経験からも、地域の中に子どもを通じた関わりを持つことの大切さを痛感します。実は、わが家は長男が1歳の頃、関東から東海へ引っ越しました。引っ越し前は子どもを通じて仲良くさせていただいていた方がいたのですが、引っ越し後には知り合いがまったくおらず孤独な育児を経験しました。また、欧米に比べてわが国での利用は極端に少ないのですが、家族や知人に相談しても気分がはれない時には、専門家に相談してみるのも1つです。たとえば、私が専門にする認知行動療法では、カウンセラーの経験だけでなく科学的に裏打ちされたデータやプログラムをもとにクライエントをサポートしていきます。ご相談に来られた多くのママから「早く相談すればよかった」といった声をいただきますので、日本も欧米のようにもっと気軽にサポートが受けられる環境を整えていく必要があると感じています。----------いかがでしたか?今回は、“しつけが自分の手に負えない”と感じた時の対処法について考えてみました。皆さんの子育ての参考になったら嬉しいです!ライター:今井千鶴子参考文献河野順子(2011)母親が抱える育児不安に関する要因:子どもの育てにくさ、母親の認知様式、父親の育児参加をめぐって東海学園大学研究紀要人文科学研究編 16, 55-64.参考リンク厚生労働省平成16年度全国家庭児童調査三菱UFJリサーチ&コンサルティング(2014) 子育て支援策等に関する調査2014
2017年10月31日子どもと一緒に過ごしていると、“やってはいけないこと”を子どもにされて「こら!」と怒りたくなる場面にたくさん遭遇します。「しつけっていつから始めたらいいの?」「しつけは必要?」「どうしたら上手にしつけられるのだろう」といった子育て中の“しつけの悩み”はだれもが一度は抱えるものです。今回は、そんな“しつけ”に悩んだときに知っているとホッとできるポイントをまとめてご紹介します。「しつけ」と「怒る」はイコールではない…そもそも、しつけとは“仕付け”と書き「(「躾」とも書く)礼儀作法を身につけさせること。また、身についた礼儀作法。」(広辞苑第五版より)という意味をもつ言葉です。他にも「作りつけること」「縫い目を正しく整えるために仮にざっと縫いつけておくこと」などの意味ももっています。身が美しいという漢字から想像されるように、“キレイな所作を身につけさせる”こともしつけのひとつです。また、社会のなかで生きていくために必要なマナーや模範的な行動なども教えていくことも“しつけ”に含まれます。しつけは「いけないことをしたから怒る」のではなく、「正しいことを身につけさせる」ことだということを、まずは頭に入れておくようにしましょう。いつからしつけをスタートさせる?しつけの本来の意味を考えると0歳から始まっていると定義することもでき、また、厳密に「何歳から始めましょう」というものではありません。ただ、ひとつの目安としてのしつけのスタート時期としては、2歳を過ぎた頃からとされています。これは、しつけが「礼儀作法を身につけさせる」意味をもつことが関係しています。2歳頃には、それまでなんでも周りの大人にやってもらっていたことを「自分でやる!」と自己主張をはじめる子どもが多いようです。自我が芽生えはじめたこの頃に、正しいやり方やマナーを教えながら“自分でできるようになる=身につけさせる”のがしつけの本来の目的ではないでしょうか。そのための準備段階として、0歳のうちから周りの大人、特にもっとも身近な存在であるママやパパや見本となる姿を見せておくこともポイントとなります。また、赤ちゃんの頃に築いた信頼関係がその後のしつけや教育に影響します。それが、「しつけは0歳から始まっている」と言われることにつながっていくのです。現実的には、1歳を過ぎた頃から、交通ルールを守ることや人に危害を加えないなどの、自分や他人の身を守ることは教えていくのがいいでしょう。あくまで、叱る・怒るのではなく、“身につけられるように教えていく”姿勢で取り組めるように気をつけてみてください。しつけの上手なママ・パパになるしつけを上手に進めていきたいと思ったときに、「どう叱ればいいのか」という注意することに目が向けられがちですが、しつけは「ほめる」ことも大切です。しつけを進めるに当たって、できるだけ心がけておきたいポイントをまとめてみました。■ほめ方「◯◯ちゃん/くん、すごいね」「えらいね」と抽象的にほめるのではなく、「お着替えができたね」「上手にスプーンで食べられたね」とできたことを具体的に伝えるようにしましょう。できるだけほめる回数を多くしたほうが、しつけはスムーズに進みます。子どもの行動を見守ってあげるようにして、「できた!」という気持ちを尊重してあげられるような声掛けがおすすめです。なんでもかんでも「すごいね」「えらいね」「さすがだね」と言うのではなく、「◯◯ができた」「●●ができるようになったね」と行動を言葉にして表してあげるだけでも子どもは「ママ(パパ)は見てくれている」と安心することができます。しつけの中で“ほめる”目的は、子どもの自尊心を伸ばしてあげることにあります。「自分はできる」という気持ちを育てられるような言葉を選ぶようにしていきましょう。■叱り方まず叱るときには、端的に「何がいけないことなのか」を伝えるようにします。言葉を理解できるようになってきている年齢であれば、「なぜいけないのか」も一緒に伝えられるといいでしょう。このときに注意したいのが、“叱るのに長い時間をかけない”ことです。大人でもクドクドと何時間も叱られるのは嫌なものですが、子どもも同じで、時間が経てば経つほど「何を叱られているのか」わからなくなってしまいます。たとえば、食べ物を下にわざと落としたことを叱りたいのであれば「食べ物をわざと落とすのはいけない」ことと「下に落としたらもう食べられなくなる」「食事を作ってくれた人に失礼な行為である」など、やってはいけない理由を伝えたら、叱るのはそこで終了です。決して、「毎日毎日同じことで…」「何度言えばわかるの」「昨日もやった、あのときもやった」と過去を蒸し返して怒るようなことはせず、その場だけで終わらせるようにしましょう。年齢によってしつけの仕方は変える? 基本的なしつけのほめ方・叱り方のコツは、どの年齢でも同じですが、しつけの仕方やポイントはそのときどきによって変わります。ここでは、0歳児・1歳児・2歳児・3〜5歳児に分けてしつけの仕方のポイントをチェックしておきましょう。■0歳児0歳児の頃は、コミュニケーションのベースとなる“安心感”や“信頼感”が身につけられるようにすることが大切です。これらは、しつけの第一歩となる感情で、ママやパパなど身の回りの大人に安心感を抱き、信頼しているからこそ、言われたことを素直に聞けるようになっていきます。また、どんなに身につけさせたいと思っていても、ママやパパができていないことは子どもにも身につけさせることはできません。身につけてほしい礼儀作法は0歳児のうちからママやパパが気をつけて、見本となる姿を見せてあげるようにしましょう。■1歳児1歳児になると、危険なことや他人との関わりのなかで身につけておいてほしいことを教え始める時期になります。ただし、1歳半頃までは言葉をまだ理解しきれないため、怖い顔で叱られても、内容ではなくママやパパの怖い顔しか記憶に残らなくなってしまいます。いけないことを「いけない」と言葉で伝え始める時期ではありますが、「いけない」という言葉を理解する時期だとママやパパが認識しておくことが大切です。何度も同じ行動をとっても根気強く「ダメ」「いけない」と淡々と伝えるようにしていきましょう。■2歳児2歳になる頃には、言葉も理解できるようになり自我も芽生えはじめるため「自分でやりたい」と主張するようになり、しつけにとって絶好のタイミングが訪れます。身につけてほしいことを、どうやったら子どもが自然と自分からやってくれるようになるかを考えて、準備しておくと、ママやパパもイライラせずに対応ができるようになります。この頃にはどうサポートしたらいいかを考えるようにしましょう。また、叱ったり注意をしたりしても、自己主張が通らないことで駄々をこねるようになるのもこの時期の特徴です。常に一貫した対応で、「ダメなものはダメ」としながらも、“気持ちが落ち着くまで待ってあげる”“自分から気持ちを切り替えられるのを見守る”ように、できれば時間や気持ちの余裕をもって接してあげられるようにしていくのがおすすめです。■3〜5歳児言葉も理解でき、ある程度“いいこと・悪いこと”や“礼儀作法”が身についてきているはずの年齢でも、やはり“いけないこと”をすることはあります。「わかっているでしょ!」と怒鳴ったり、しつけと称して体罰を加えたりしてしまいそうになるのもこの時期が多いようです。怒鳴り声や体罰といえる行動は、子どもの心を傷つけてしまうだけでしつけにはなりません。危険な行為に対して、とっさに大きな声を出して注意を引きつけることで止めることが必要なケースもありますが、基本的には叱るときには淡々と何がいけなかったのかを端的に伝えるようにして感情的にならないようにすることが大切です。また、「もう大きいからできて当然」ではなく、ときどきほめてあげることも忘れないようにしましょう。3〜5歳児でも新しいことをどんどん吸収しています。新たにできるようになったことがあれば、しっかりほめてあげることは続けていくのがしつけのポイントです。しつけに悩んだときに知っておきたい5つのポイントしつけの上手な進め方や年齢ごとのポイントを押さえていても、しつけをするママやパパの悩みはつきないものです。しつけに悩んだときには、これからご紹介する5つのポイントを思い出して、原点に戻ってママやパパも気持ちをリセットしながら一歩ずつ進めていきましょう。■イライラしたときにはしつけは長い時間かけて進めていくものですが、0〜5歳頃はしつけなければならないことも多く、何度も同じことを繰り返される日々にイライラしがちです。ママやパパも人間なので、イライラはするものです。できればイライラしないように対策を講じておくことも大切ですが、イライラしているなと感じたときには、まず深呼吸をするようにしましょう。「あ〜もうっ!」とイライラしたときに、鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐き出す深呼吸法を取り入れてみましょう。深呼吸をすることで、大きな声で怒鳴りそうになっていた気持ちにストップがかかり、冷静に子どもが何をしようとしているのかが見えてくることがあります。「いけないことをしている」と思っていた姿が、実はお手伝いしようとしていて失敗しているだけだったかもしれません。また、1回の深呼吸だけではどうにもならないくらいイライラしていて、手をあげてしまいそうだと感じたときには、別室やトイレなど少し1人になれる場所に移動してゆっくり呼吸を繰り返し、気持ちが落ち着くのを待つのもひとつの手です。イライラをそのまま子どもにぶつけてしまうと、しばらくしてから後悔することも多く、嫌な気持ちになってしまいます。人間なのでイライラすること自体を止めるのは難しいですが、イライラしたときの対処法を心がけておくだけでも、後悔する機会はたいぶ減るはずです。■家の方針を固めておくしつけは、各家庭の方針によって内容が異なるものです。「よそはよそ、うちはうち」で問題ないですが、家庭のなかで方針がバラバラだと子どもも混乱してしまいます。まずは、ママとパパの間で家の方針としてルールや“やってはいけないライン”を決めて、どちらが対応しても同じになるようにしておきましょう。二世帯住宅などでおじいちゃんおばあちゃんが一緒に住んでいるときにも、できるだけ同じ方針でしつけられるようにするのがベストですが、なかなかうまくいかないときもあるかもしれません。そんなときには、ママとパパの見解は一致させておき、同じ家に住んでいても、おじいちゃんおばあちゃんとママ・パパの考えや価値観は違うことを伝えていきましょう。子ども心に時間をかけてその違いを理解するようになっていきますが、ママとパパの意見が違うと混乱し続けてしまうため、その点はしっかり一致させておくことが大切です。■「しつけ」は「怒る」ことではないしつけを怒ることと考えている方も多いですが、しつけは怒ることではありません。怒るというのは人のもつ感情のひとつです。しつけのうえでは怒るのではなく、何がいけなかったのかを理解させるることが大切です。それを理解させる上で、叱るという選択をする場合もあるかと思います。叱って伝えるためには家庭の方針を固めておいたり、どうしていけないのかを端的に伝えるために「なぜいけないのだろう」と考えていたりするなど事前の準備が重要です。ママやパパ自身がさまざまなマナーや行動をどう捉えていて、どうしていくのがいいと考えているのかを改めて振り返って考え、ひとつの方針を決めていく必要があります。自分自身やこれまで当たり前だと思ってやってきたことを今一度見つめ直すチャンスでもあるのです。自信をもってしつけをしていくポイントは、ここでどれだけ深く考え直すことができていたかにかかっています。その都度、迷ったときや悩んだときにママとパパとで話し合いながら進めていくようにしましょう。■ママやパパが素直になることも大切しつけをしている真っ最中には、ついつい叱り過ぎてしまったり、感情的に怒ってしまったりと、「失敗したな」とママやパパが感じることもたくさん起こります。そんなときには、素直に子どもに謝ることも大切です。ママやパパが素直に謝ったり、話し合いをしたりしている様子を見て子どもは成長していいます。「子どもに素直になってほしい」と思ったらまずは自分たちが素直になれているかを考えてみるようにしましょう。■つらくなったら写真を見返そう子どものしつけに悩んでいるときには、「どうしてこうなってしまったのだろう」「なんでわかってくれないのだろう」とその瞬間だけを切り取って思い詰めてしまいがちです。でも、少しずつでも確実に子どもは成長しているはずです。つらいなと感じたら、子どもの写真を見返してみましょう。おっぱいやミルクを飲んで寝ているか泣いているだけだった赤ちゃんが、歩くようになって、言葉を話すようになって、意思疎通ができるようになってきて…、とその成長ぶりが写真から見えてくるはずです。ちょっとやさしい気持ちになれたら、また明日から頑張る気力が湧いてくるようになりますよ。子どものしつけについては、先輩ママ・パパも、周りで同じように子育てをしているママ・パパたちも悩んできていることです。しつけに悩むということは、それだけ子どものことを真剣に考えてあげられている証拠でもあります。迷ったときには、家庭の方針を都度話し合いながら、自分たちなりの“しつけ”を固めて、一貫した対応を心がけることで、いつかフッと楽になれる時はきます。ポイントを押さえて、前向きに取り組んでいきましょう!
2017年03月01日世の中にはお金に関するいろいろな情報があふれています。特にイギリスのEU離脱といった大きな事象が起こると、株式市場や為替市場が大きく動き、自分のお金の管理について、より保守的に考えがちになりますよね。そのようなご時世だからこそ、お金の管理を改めて見直してみませんか? 「お金の常識」として言われていることも、必ずしも真実ばかりではありません。今回は、そんなお金に関する思い込み「あるある」を検証してみましょう。■お金の思い込み(1)借金はすべて悪?たしかに、クレジットカードや高金利ローンは、あなたの家計を圧迫する原因になります。堅実な方であればあるほど、支出は自分の収入の範囲内に必ず収める、と決めている方も多いでしょう。でも、すべての負債があなたにとってマイナスになるというわけではありません。では、「していい借金」とは何か。その判断基準となるのは、あなたや家族の将来のための投資になるかどうか、ということです。たとえば住宅ローン。今の未曾有の低金利で、「家」という将来にわたっての財産を得られるのは、将来のための投資といえます。ただし、もちろん借金は皆さんが支払える範囲に収まる金額にしなくてはなりません。あるいは、子どもの教育資金や、皆さん自身の成長のために勉強をしたいが自分の教育資金まではない、そんな場合、一部金融機関で「教育ローン」を提供しています。なかには「自己啓発資金」として申し込みができるものもあります。この場合は皆さん自身で目的と期間をはっきり決めてから臨みましょう。■お金の思い込み(2)少額の投資は無意味?「投資」というと、「まとまった金額があって初めてできるもの」と思っている人が多いようです。でも、もともとのお金持ちでない限り、最初から大きな資金はありません。フルマラソンで考えてみましょう。42.195kmという長距離は、どうしたら完走できるのでしょう? それは1km1kmを地道に走った積み重ねの結果にほかならないのです。米国フィデリティでは、社会人になった方に「お給料の15%を貯めていきませんか?」とアドバイスしています。最初は1万円でも2万円でも構いません。1回あたり少額の投資をいかに継続していけるかというところは、フルマラソン完走の極意と同じです。 ■お金の思い込み(3)株式に投資するのはリスクが大きいからやめるべき?たしかに、価格が変動することを完全に避けようと思えば、預貯金が最適です。でも、ご存じのように今は未曾有の低金利。日本ではマイナス金利で、20年たっても預金額の0.01%も得られません。増えないだけならまだいいとしても、仮にこれから20年後に物価が少しでも上昇していったら、預金しているお金の実質価値は大きく減少してしまいます。一方で、成長率が高いのは株式ですが、変動が激しい、つまり、リスクが大きいのも株式です。100%株式に投資するのは、そのリスクを負うことになります。でも、アラサーママの皆さんが、子育てを終えたセカンドライフのための資金作りを今からするとなると、約30年の時間があるわけです。資産を成長させるのに、これだけの時間をかけられるのであれば、100%株式に投資する必要はありません。基本を預貯金や債券といった安定的な資産におきながら、一部株式に投資するというやり方で、価格の上がり下がりをコントロールしながら長い時間をかけて資産を成長させていくのが、賢いアラサーの資産運用方法なのです。■お金の思い込み(4)まだ若いから退職後の資産形成に取り組む必要はない?当面の目的、たとえば家を建てるための頭金や、高額のものを買うための資産作りは、「ゴールが近い」と感じられるでしょう。一方で「退職後の、あるいは老後の資産作り」となると、「先が長いなあ」と思われるでしょう。でも、いまあなたが30歳だとして、「退職資産作りは40歳になってからでいいわ」と思っているとしたら、それは10年間にわたって「投資機会」を失い続けている、とも言えるのです。たとえば、Aさんは25歳からこつこつと、毎年50万円資産作りを続けていたとします。一方、Bさんは、Aさんに遅れること10年、35歳から毎年100万円(Aさんの倍)資産作りを続けていたとします。前提として、平均して年率7%資産が伸びたとします(税金等は考慮せず)。65歳になったとき、AさんとBさんのどちらにより資産が貯まっていると思いますか?Aさんは1億680万円、Bさんは1億100万円です。580万円の差が生まれることから、フルマラソンのような資産形成では、いかに「長い時間」をかけることのほうが「投資金額」より効果があるか、感じていただけるのではと思います。これらの「あるある」の中には、感覚的にはわかりづらいものもあるでしょう。お金にまつわる話は、なるべく思い込みを排して、正しい事実を理解してほしいと思います。時にはプロのアドバイスを受けるのも参考になるでしょう。
2016年07月15日長男5歳。小学校入学も控え、いよいよ本格的に「しつけ」を考える年齢になってきました。以前より口うるさく言う機会が増えてきたのですが、正直、心の中はモヤモヤでいっぱいです。子どもが言うことを聞いても嫌なムードが残り、何だかスッキリしない…。そもそも「しつけ」って、何だろう?子どもに偉そうに指示を下し、「あなたのためよ」とお決まりのセリフで押し付けるのが、本当のしつけなんだろうか?そもそも私って、子どもをしつけられるほど立派な人間だったっけ…そう、悩み始めたのです。 ほんとうに「子どものため」?悩みながら気付いたのが、まず自分が「しつけ」という言葉をうまく飲み込めていないということ。それは、子ども時代の記憶があるから。子どもの頃は、「しつけと称して偉そうにしたり、怒る大人」に嫌悪感を感じていたのです。同時に思い出されるのが、「あなたのため」と口うるさく言われた記憶。たしかに親になってみれば子どものためを思って言うのですが、子どもの頃を思い出すと、親の言う「あなたのため」が時々「押し付け」に感じるときもありました。そういうときに限って、よく考えると「親のため」も絡んでいるのです。たとえば「親の体裁のために勉強してほしい」というように。では、本来のしつけって何でしょうか?それは「子どもが自分で自分の身を守り、また他人と社会でうまくやっていくための習慣作りの基盤」となるものです。たとえば、子どもが健康で、安全に生きていくために。友達と遊んだり、ケンカをしても仲直りして、信頼関係を築いていくために。社会に出て周囲と協力して夢を叶え、恋人や家庭を作り、やがて我が子を育てていくために。そうやって子どもが自分らしい人生を歩める基盤を、いま形作ることがしつけなのです。子どもにどう育ってほしいのかじっくり考え、しつけの定義をしっかり定めておくと、「しつけと称して偉そうになる」ことは防げると気付きました。本来の自分とのギャップもう一つ引っかかるのが、「自分は子どもをしつけられるほど、きちんとしていたかな?」ということ。そこまでひどい人間だとも思いませんが、独身時代は夜更かしが好きでしたし、休日はパジャマのままダラダラ、テレビだって付けっぱなしでした。「本来の自分」だって、子どもに威張れるほど立派な人間ではないのです。だからさも偉そうに口うるさく言う「ママとしての自分」とのギャップを、気持ち悪く感じていたのでしょう。そして子どもはその違和感にも、必ず気付くものです。そのギャップをなくすためには、まず本来の自分がしっかり生活することです。早く寝てもらいたいなら、自分が早く寝る。勉強して欲しいなら、自分が勉強する、という風に。子どもは親の真似が大好きですし、親の背中を見て育ちますから、効果はあるでしょう。基本は自分がしっかり生活をし、子どもに声をかけるときはしつけの定義を思い出すこと。そうすることで「偉そうに」「口うるさく」「押し付けるように」ならず、自然としつけることができると思うのです。ライター:宮野 茉莉子
2016年06月17日妊娠3ヶ月になると、母子手帳を受け取った方も多いのでは? 「妊婦であること」がだいぶ腑に落ちてきた今月は、「妊娠・出産でもらえるお金には何があるか?」を見てみよう。妊娠・出産をサポートしてくれる公的制度はたくさんある。制度を上手に使って、「もらえるお金」や「取り戻せるお金」の漏れがないようにしよう! (1)専業主婦ママも働くママ(働いていたママも)もらえる、妊娠・出産関連のお金(2)働くママがもらえる、妊娠・出産関連のお金(3)働いていたママがもらえるお金(4)特定の場合にもらえるお金【妊娠・出産関連のお金の詳しい内容を知りたい人は、こちらもどうぞ】・ どんな人がいくらもらえる? 出産手当金の概要を知りたい! ・ 契約社員、派遣社員でももらえる? 出産手当金Q&A ・ 分娩時のお金は、出産育児一時金でフォロー ・ 妊娠中のトラブルについてのお金 ・ 育休時期のサポートは、育児休業給付金で (監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2016年04月04日「自分のしつけの方法はこれで合っているのか?」「こんなに頑張っているのに成果が表れないのはどうしてなのか?」など、子どものしつけに悩んでいるお母さんは多いはず。そこで今回はしつけに悩んでいたときに心をフッと軽くしてくれた何気ない一言をご紹介します。繰り返し注意しすぎて疲れたときに効く一言子どもを注意していると、「あれだけ言ったのにどうして…」「何回言ったらわかるの!」という気持ちになることがよくあります。そんな時に思い出すのが、水族館でイルカショーを見ていた時に後ろの席の女性が言った一言。「あんなに賢いイルカだって何ヵ月も練習しないと芸を覚えないんだから、子どもが1回や2回言ったくらいでできるようにならないのは当たり前よね」大人の社会で生きていると「1回注意したんだから、次からできるようになるはず」という考えに陥りがちですが、たしかに子どもの理解力を考えると、イルカのように毎日根気よく教えないとできるようにならないはず。これを聞いてから、前よりも少し長い目で見られるようになりました。しつけに自信を無くしたときに効く一言ある日、美容師さんがこんな話をしてくれました。「うちの子は、上は親のいうことを全然聞かないやんちゃ坊主だけど、下は親が間違ったことをすると注意してくるくらい真面目な子で…。同じように育ててるのに面白いよね。小さいうちって、育て方よりもその子のもともとの性格によるところがすごく大きいんだなって思う」この話を聞くまで、自分の子どもがいたずらばかりするのは、自分の育て方に問題があるんじゃないかと思っていましたが、「その子のもともとの性格によるところも大きい」と言われて、気持ちが楽になりました。子どもの行動が理解できないときに効く一言実家に帰った際、子どもが何度言っても服のひもをしゃぶるので注意していたら、母親から「あなたも子どもの頃、よくやってたわよ」と言われ、ハッとしました。子どもの頃、自分もやっていたと思うと、「なんでそんなことするの!」という気持ちが薄れ、なぜそんな行動を取るのか、どうしたらやめる気になるのかを冷静に考えられるようになるので、子どもがやってはいけないことをしていたら、自分も昔やっていなかったか一度考えてみるのもいいかもしれません。毎日大変な子どものしつけ。できるだけストレスをためないように上手に乗り切っていきましょう。(岡本まめ)
2016年01月23日知らず知らずのうちに行っている子どもへの「しつけ」によって、子どもの能力に大きな差が出てしまうことがわかりました。発達心理学が専門の内田伸子先生に、詳しく説明していただきました。しつけスタイルは大きく2種類●共有型しつけ子どもの気持ちを中心に考え、子どもとのふれあいや会話を大切にし、楽しい経験を子どもと共有しようとする、しつけスタイル。●強制型しつけ大人中心で、言いつけ通りに子どもを従わせようとする、しつけスタイル。罰を与えたり、力によるしつけを行ったりすることもある。似たような家庭環境で、しつけスタイルだけが違うとどうなるのか「年収900万円以上の高所得層で、母親が四年制大学あるいは大学院を卒業し、現在は専業主婦をしている家庭の中から、共有型しつけと強制型しつけの極端な例を30組ずつ計60世帯選び、親子のやりとりを観察しました。すると、図形を組み合わせるブロックパズル課題で、こんな場面が見られました。共有型しつけを行っているお母さんは、お子さんをじっと見守っています。一方、強制型しつけを行っているお母さんは、何かと口を出し、指図します。子どもがパズルをやろうとすると、『そっちは難しいわよ。こっちからにしなさい』『左右の色を同じにしたらキレイでしょう』などと言うのです。また『きつねのおきゃくさま』という絵本の読み聞かせにおいても、違いが見られました。『きつねのおきゃくさま』は、優しいきつねがほかの動物たちを守るために死んでしまうお話です。共有型しつけを行っているお母さん方は、子どもがどんな反応をするかと子どもの顔を心配そうに見ています。子どもは『きつねさん、どうして死んじゃったの? あんなに親切なのにかわいそう』などと言います。それを受けてお母さんは『そうね、かわいそうね』と共感的なサポートをします。一方、強制型しつけを行っている母親は『はい。今のお話はどういうお話だった? 言ってごらん』、子どもが答えると『違うでしょ。お話の記憶、テストに出るわよ』などと勝ち負けの言葉を投げ付けます」強制型しつけのもとでは、高所得層であっても語彙得点・リテラシーともに低い「この子どもたちの学力を調査したところ、共有型しつけを受けている子どもは語彙得点、リテラシー(読み書き能力)ともに高く、強制型しつけを受けている子どもは語彙得点もリテラシーも低かったのです」しつけスタイルと語彙力は関連する(内田・浜野,2012より)なぜ、しつけスタイルが学力に影響するのでしょうか。「子どもの学力を高めるためには、お父さんやお母さん、保育者たちが、子どもの主体性を大事にするかかわり方をすることが重要です。共有型しつけをしている親は、こどもに考える余地を与える援助的なサポートが多く、子どもをよく褒め、子どもに合わせて柔軟な対応をしていました。そうした親のもとで、子どもは伸び伸びと活動していました」 叱られながらやる勉強はなぜ身に付かないのか ~「幸せ力」の育て方vol.6~ でご紹介したように、自分から興味を持ち、楽しいと感じているときは脳の働きが活発になります。「強制型しつけは逆に、子どもに考える余地を与えない、指示的・独断的な介入が多い、しかも過度に介入する、情緒的なサポートが少ない、褒め言葉が少ないという特徴がありました。こうした親のもとでは、子どもは主体的に行動することができず、親の顔色を見ながらおどおどと行動していました」これでは脳の働きが低下するうえ、言われたことしかできない「指示待ち族」になる危険性があります。しつけスタイルは母親の思いひとつで変えることができます。子どもが伸びる共有型しつけを心がけていきたいですね。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは内田 伸子先生十文字学園女子大学特任教授・お茶の水女子大学名誉教授・学術博士。専門は発達心理学、認知心理学、保育学。国立教育政策研究所「幼児の論理的思考の発達調査プロジェクト会議」(主査)、最高裁「裁判員制度の有識者会議」(委員)、文化庁国語審議会委員なども務めるほか、NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」の番組開発やコメンテーター、ベネッセの子どもチャレンジの監修、しまじろうパペットの開発、創造力知育玩具「エポンテ」(シャチハタ)の開発なども担当。著書は、『発達心理学―ことばの獲得と教育』(岩波書店)、『よくわかる乳幼児心理学』(ミネルヴァ書房)、『 子育てに「もう遅い」はありません 』(冨山房インターナショナル)など多数。
2015年12月31日毎回驚きのテクニックで猫の問題行動を解決する"キャットダディ"こと、猫ヘルパーのジャクソン・ギャラクシーのシリーズ第6弾『猫ヘルパー S6~猫のしつけ教えます~』(毎週月曜22:00~)が、今月13日から動物・自然専門チャンネル「アニマルプラネット」で放送開始した。スキンヘッドにピアス、全身タトゥーに覆われた巨体。外見の印象とは異なり、ジャクソンは"猫の行動専門家"として、飼い主から寄せられるさまざまな猫のトラブルを愛情あふれるしつけで解決。今回のシリーズは、かつてないほど凶暴な猫たちが登場する。13日の第1話は、モデルのエイドリアン・カリーからの相談だった。現在、恋人のトッドと同棲中。凶暴なシャム猫、ビリー・シアーズを飼っているが、糞で遊んだり夜中に鳴き続けたり内装に爪を立てたり。その悪事をエイドリアンがSNSで毎回報告していたところ、すっかり有名な猫になってしまった。こんな悩みにジャクソンは「僕が助けましょう」。トッドに「ビリーと遊ぶところを見せてくれ」と頼むと、"高い高い"や強制的なダンス、放り投げるなどの手荒な扱いが発覚。「その遊び方は間違い」と指摘し、「犬と違って猫は荒っぽい扱いを嫌います。激しく遊ぶだけでは猫は破壊的になる」と優しく語る。さらに、猫の習性を利用することが重要であると強調し、「猫は動く物を追う。この子もゴールが欲しいのさ。君の遊びにはそれがない。追って捕まえる。それがゴールだ」と具体的なアドバイスをする。20日に放送された第2話は、交際7年目のカップルの悩み。スティーブの愛猫・ダークネスは数年前から恋人のローラを襲うようになり、夜中に暴れられて睡眠不足に。ジャクソンは「ダークネスという名前からして不吉です」とツッコミを入れつつつも、ここでも「接し方を誤るとこうなる。恐る恐る近づけば、猫はそれに反応して攻撃する」と説明。2人は犬のラスカルも飼っていて、吠えるたびにダークネスが反応していたため、まずはラスカルのストレスを発散させるために犬の散歩を進める。さらに「ダークネスという名前は印象が悪い」と改名を要求。当初は難色を示していた2人だったが、後に「ジェダイ」に変えることを決断した。ジャクソンの狙いは「"猫を見る目"を変えさせること」が狙いだった。このようにジャクソンはさまざまな角度から解決方法を探っていく。しかし、そんな彼でも「前代未聞のケース」と驚いたのが今晩27日放送の第3回。同棲間近のクリスティーンとサンディープはマンチカンのアルバートを購入したものの、そのことが災いに。2人を破局寸前まで追い込んだのは"舐め癖"で、いつでもどこでも誰でも舐め回すため、サンディープは同居が嫌になったという。寝ている時も舐められるため、2~3時間ごとに起きてしまう。しかも、クリスティーンは2016年のオリンピック出場を目指すバドミントン選手であるため、ジャクソンも「オリンピックが懸かったケースは初めて」とプレッシャーを感じながら対応する。クリスティーンはサンディープが引っ越してくることを考えていたため、物があまりない殺風景な部屋に。ジャクソンは「トイレのある部屋は猫にはとても重要」とした上で、「猫にとってはにおいは所有権を意味する」と説明し、"縄張り"となる場所を作るよう求めた。さらに、猫が嫌うシトラスの香りをつけた靴下と手袋で「やっていいことといけないこと」を教える。2人にはこれらを課題として取り組ませ、その後の経過でさらに手を施していく。この回では解決に至るまでの流れとは別に、ジャクソンがマンチカンに心を痛めるシーンも。「マンチカンの脚は突然変異によるもの。それに目を付けた人間が繁殖させました。自然をいじるから反動が起きるのです」と解説し、「走る姿が変わっている。獲物に近づいても前足で捕まえられない。短すぎるからだ。簡単なことがあの子にはできないのです。息は切れ、ジャンプもできません」と悲しげに語っていた。(C)2015 Discovery Communications, LLC
2015年07月27日お金が貯まらない人のキマリ文句に、節約しているのに、家計簿をつけているのに、積立をしているのに……というセリフがあります。お金が貯まらないのは、お金との付き合い方ではなく、生活の仕方=家の片づけに原因があるようなのです。○風水師も断言。金運をアップするには"断捨離"以前、風水師の方に金運アップの方法を取材したときのことです。「西に黄色や金色のもの置くといい、通帳や貯金箱は北の方角などといいますが」と聞いたところ、「それよりも、まず"断捨離"をして家を片づけるのが一番です」といわれました。というのは、両手にモノをいっぱい持っていたら、欲しいものがあっても持てません。それと同じで、モノがあふれて余裕がない家にはお金がやってこないというのです。確かにモノがいっぱいあると、すべてを管理できないためムダが生じます。たとえば、何となくセールで買ってしまった洋服、どうせだからとまとめ買いしたけれど着ていないTシャツや下着、掃除をしようと買い揃えたけれど使わないままホコリをかぶっている洗剤、安いから買っておいたけれど賞味期限切れになってしまったレトルト食品、料理番組を見て作ってみようと思った献立のために買ったけれど1度しか使っていない調味料……。家の中をよく見ると必要ないもの、なくても困らないものがいっぱいありませんか。実はこれらの買い物が、お金の貯まらない最大の原因なのです。○家の整理の前に、自分の思考を整理してみる引っ越しをしたとき、驚くほどたくさんゴミが出たことはありませんか? 引っ越しというきっかけがあるとモノを処分したり整理したりするのですが、時間が経つうちにモノが増え、家の中が雑然とした状態になってしまいます。これは、どうしてでしょう? それは自分にとって必要なもの、必要でないものの整理ができていないことが大きな理由です。アメリカで生まれた「プロフェッショナル・オーガナイザー」という職業があります。収納の問題を解決してくれるプロなのですが"オーガナイズ"という言葉通り、単に片づけるだけでなく時間や情報、暮らし方などもサポート。この考え方を日本人向けに体系立ててまとめた「ライフオーガナイズ」という整理術に、いま私は注目しています。空間の整理よりも思考や感情の整理を重要と考え、単にモノを捨てたり見た目を整える収納ではなく、自分なりの片づけ方や収納方法を見つけることで、生活全体をスムーズにするというのが考え方の基本。確かに自分の考え方がハッキリしてくると、「不要なものはどんどん処分できるようになる」→「必要なものはより機能的に保存しようと思う」→「モノの居場所がハッキリしてくるので散らからない」、などリバウンドもしにくくなります。○まずは、モノを選別して減らすことからはじめようお金がたくさん入ってくる家にするためには、モノを「減らす」「整理する」「維持する」ことが必要です。上図はライフオーガナイズが提案する、モノを減らすときの考え方のひとつ。右下の「使っていない・気に入っていない」は処分、左上の「使っている・気に入っている」は残します。悩ましいのが右上と左下ですが、無理にどちらかに決めようとせず迷った場合は保留にし、少し時間が経ってから再考します。すると、不思議なことに意外と簡単に結論が出るものです。お金が貯まらないと感じている人は、押入れ一カ所、クローゼットひとつから整理を始めてみましょう。ムダがなくなると、知らないうちに節約できることを実感できるはずです。<著者プロフィール>鈴木弥生編集プロダクションを経て、フリーランスの編集&ライターとして独立。女性誌の情報ページや百貨店情報誌の企画・構成・取材を中心に活動。マネー誌の編集に関わったことをきっかけに、現在はお金に関する雑誌、書籍、MOOKの編集・ライター業務に携わる。ファイナンシャルプランナー(AFP)。
2015年05月26日「人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!」 では、お金の知性である“お金のIQ”について知った。今回は、“お金のIQ”の車輪の両輪のもう片方である“お金のEQ”について本田健さんにお話しを伺った。■お金のEQが、人生の幸不幸を左右する!?「お金のIQを高めるだけでは、実はまだ幸せなお金持ちになるには不十分です。お金と健康的に付き合うには、“感情的なバランス”も必要だからです」本田さんは、お金のIQが高く、成功した実業家でも離婚を繰り返していたり、友人や仕事仲間に裏切られ人間不信に陥ったりする「不幸なお金持ち」をたくさん見てきた。一方で、信頼できる友人や温かい家族に囲まれて豊かに生きる「幸せなお金持ち」も見てきた。「この違いに興味を持ち、“幸せなお金持ち”になる極意を探究していったところ、幸せなお金持ちはお金の知性に加えて、お金と健康的に付き合うための“感性”を身につけていることに気がつきました。このお金に対する感性を、私は“お金のEQ”と呼んでいます」■お金のEQの4大原則1.受け取る多くの人は、豊かさやチャンスは獲得するものだと考えている。だから無理をしてでも頑張る。しかし、成功者の人生を見ると、チャンスなどを「受け取る」ことがとてもうまい。私たちのほとんどが、自分はそんな豊かさに値しないと感じているが、勇気を出して、自分のところにやってきた豊かさやチャンスを受け取れば、人生は大きく変わる。2.感謝して味わう「不幸なお金持ち」は、受け取ったものを感謝して味わうことができない。獲得したり、新しいチャンスを追いかけたりするのに忙しく、手にしたものを味わう余裕がないからだ。やってきたチャンス、手に入れた物、出会った人など、あらゆることに感謝できれば、お金や幸せを、もっと引きつけることができるようになる。3.信頼する本田さんは「人は生まれつき豊かになるようにできている」と感じている。でも、多くの人は、本来ある豊かさの流れを信頼できない。子ども時代の体験や、社会からの刷り込みのせいで、「自分は十分なものを持っていない」「頑張らなければ、将来とんでもないことが起こる」と信じている。そのため、豊かさを信頼するかわりに、嫌いなことを我慢して頑張って働く。それがますます豊かさの流れを遠ざけてしまう原因となっている。「まずは、記帳して入金があるたびに“ありがたいな”と感謝してください。そして、“今まで豊かさがちゃんと流れてきたのだがら、これからも大丈夫”と自分を信頼してください」4.分かち合う最後は、自分のところに来た豊かさを、周りと分かち合う。豊かさというのは、今の自分の状況に抱く感情だ。逆説的だが、私たちは、“分かち合う”という行動を通して、はじめて自分のところに必要以上の豊がさがあると実感できる。「ためしに、自分の持っている何かを周囲と分かち合ってみてください。どんなものでも構いません。カードに感謝の気持ちを書いて、友人や家族に送ってもいいですし、お金をどこかに寄付するのもいいかもしれません。トイレ掃除の人に“ありがとう”と微笑むことでもいいのです」勇気を出して分かち合ってみると、豊かさを感じる自分に気づくはずだ。■「お金のEQ」を高める4つの方法「お金と健康的につきあう感性を育むために、普段からできることを4つお話ししましょう。できそうな項目からぜひ、やってみてください」(1)お金に対する感情に意識を向ける普段あまり意識していないが、私達はお金をもらったり使ったりする時に、さまざまな感情を抱いている。お金のEQを高めるには、日常でお金と接するときに、まず自分が何を感じているのか知ることが大切だ。「お金を使う時に自分がどう感じるかを、書き出してみるといいでしょう。ドキドキするのか、嬉しいのか、嫌な気持ちになるか、不安な気持ちになるか。それにより、あなたの抱いている感情とお金の関係がはっきりするはずです」(2)お金にまつわる過去の痛みを癒す 過去を振り返ってみると、お金にまつわる印象的な出来事を、いくつか思い出せるはず。「たとえば、欲しかったおもちゃを買ってもらえなくて、悲しかった記憶を思い出したとしましょう。当時の両親は、経済的に苦しかったからおもちゃが買えなかったのだと、今の大人のあなたなら理解ができるはずです。我が子の望みを叶えられなかった両親の悲しみまで感じることができれば、あなたの痛みも癒されます」。お金にまつわる過去の痛みを1つずつ癒していくと、不思議と今の経済状況まで好転することもあるそうだ。(3)お金抜きで物事を考えてみよう私たちは、何かやりたいことが思い浮かんでも、すぐに「お金がないから無理だ」と考える。「でもお金の問題を抜きにして、やりたいこと実現する方法を考えてみると、案外、可能性があるものなんです。たとえば“子どもを私立の学校にいれたいけれどお金がない”と思っているなら、その事実を周囲に話してください。すると、祖父母などお金を持っている誰かから、お金が回ってきます」お金を介さなくても望みが叶うということを知れば、お金に依存する気持ちが減っていく。そしてお金から自由になると、逆にお金が流れてくる。(4)最高に豊かな人のように行動する自分が、幸せなお金持ちになったつもりで、毎日を送ってみる。買い物をしたり、仕事をしたりしているときに、幸せなお金持ちであれば、どんな気持ちなのかを想像して、幸せなお金持ちの気分で行動する。「たとえば、コンビニで100円寄付してみるのもいいでしょう。その100円を100万円と思ってもいいのです。バカバカしいと思うかもしれませんが、続けていくうちに、幸せで豊かな人が持つ雰囲気を、少しずつ身につけることができます」そして、これまで感じていたお金のストレスや不安が、ぐっと減っていることに気付くはずだ。■お金について考えることは、人生について考えること5回に渡って書いてきた「子どもに教えたい“お金の知恵”特集」も、そろそろ終わり。原稿を書きながらまるで、長い長い旅行に行ったかのような気持ちになった。本田さんが見せてくれた“お金持ちの世界”は新鮮だったし、その刺激が日々を省みるキッカケにもなった。「何のために仕事をしているのか、記事を読みながら、何度も考えることがあるかもしれません。それはお子さんに何かを教えようと思ったら、必ず出てくる課題です。お子さんに、あなたなりのやり方で、お金について、人生について教えてあげてください」と、本田さん。お金について考えることは、人生を考えることにも繋がるのかもしれない。なぜなら、お金は生きること全般に関係してくるからだ。「人生は、これという正解はありません。迷っても、正解が言えなくても、あまり気にしないで。あなたのお子さんは、将来、あなたが時には優しく、時にはイライラしながらお金について話していたことを覚えています。そしてあなたが、どれだけ愛してくれたかも。これから、あなたとお子さんの絆がますます深いものになることをお祈りします」我が子のためにも、お金とよりよくつきあえる親になりたいものだ。いかがだっただろうか? 本田さんが「この1冊で子どもは将来、お金に困らない!」というメッセージブックが『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』だ。 『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』定価:本体560円(税別)【連載:子どもに教えたい「お金の知恵」特集】・ 案外知らない!「お金の3つの機能」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集1) ・ お金の流れを呼び込む鍵とは?(子どもに教えたい「お金の知恵」特集2) ・ 幸せなお金持ちの「お金の教育」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集3) ・ 人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!(子どもに教えたい「お金の知恵」特集4)
2014年11月11日「幸せなお金持ちの“お金の教育”」 では、お金持ちの人が、自分の子どもに実際に行っている教育の一端を教えてもらった。引き続き、「人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!」 と言う本田健さんにお話しを伺おう。■人生の豊かさを実現させる2大要素「豊かさには、2つの要素があります。1つ目は自分の好きなことをやる自由があること。もう1つは、今の状況に心から満足できることです。1つ目の要素には、お金のIQが関係しています。そして2つ目の要素に、お金のEQが関わってきます」(『子どもに教えたい「お金の知恵」』より抜粋)お金のIQ、お金のEQって何? 具体的に説明してもらった。■「お金のIQ」の4大原則「世界のお金持ちは、子どもに体系的な金銭教育を与えています。彼らは“お金を残す”ことよりも、“お金の知恵を残す”ことのほうが重要だと考えているからです。私はこのようなお金の知性のことを、“お金のIQ”と呼んでいます。お金のIQには、大きく分けて、以下の4つの原則があります」<お金のIQ 4原則>1.お金を稼ぐお金持ちになるには、最初に稼がなければ話が始まらない。多くの人は、手っ取り早くお金が儲かりそうなことを仕事にしようとするが、そのような仕事は競争相手も多く、簡単にはうまくいかない。また、流行り・すたりもあるので意外にダメになるのも早い。お金持ちになるためには、長期間にわたって成功し続ける必要がある。そのためには人に喜ばれるサービスや物を提供して多くの人から支持を得るのが一番の近道だ。2.お金を使う稼いだ後は、お金をうまく使うことが鍵となる。「生き金」という言葉があるが、お金はうまく使うと、自分のところから出て行ったあと、仲間を連れて返ってきてくれる。だから、何が「生き金」になるのか、「死に金」になるのかをよく見極めることが大切となる。“お金を使うことで自分と周りが幸せになるか”ということを考えてみると、「生き金」になるかの判断基準となる。3.お金を守る稼いでうまく使ったあと手元に残ったお金も、守りが甘いとあっという間になくなってしまう。「“お金を守る”というのは、他人との境界線をはっきりさせておくということです。だからといって、“心を鬼にして、冷たい人間になれ”ということではありません。誰かにお金をあげたり保証人になったりすることが、結果的にその人のためにならないことがあるという事実を、しっかり知っておく必要があります」4.お金を増やす最後のステップは、稼いでうまく使って守ったお金を、増やすこと。投資に成功すると、あなたの代わりに、お金が働いてくれるようになる。ただし、投資で成功するためには、経済、マーケット、お金の流れ、税金、投資手法、お金の心理学など、さまざまなことをマスターする必要がある。■「お金のIQ」を高める4つの方法“お金のIQ”という発想がないと、何やら難しそうだと感じてしまうが…。「お金のIQを高める方法は、いくつかあります。そして、その方法は決して難しいことではありません。今日からでもぜひ始めてみて下さい」と本田さん。(1)お金と真剣に向き合うと決めるまず、「お金と真剣に向き合おう」と決めることが第1ステップだ。ほとんどの人は、「お金について、ちゃんと考えなくちゃ」と思いながらも、どこかで逃げている。具体的には、「稼ぐこと」「使うこと」にもっと意識的になる。自分の付加価値を高めたり、労働以外による収入を増やしたりすることを考えるのも良い。「最初は不安も感じるでしょうが、真剣に向き合い続けていれば、必ずお金とうまく付き合えるようになります。逆にお金から逃げ続けていると、常にお金のストレスに悩まされ続けることになるでしょう」(2)「入るお金」と「出るお金」を意識する入ってくるお金と出ていくお金の両方に意識を向けることができれば、お金と向き合うのは楽になる。「感謝してお金を受け取り、感謝してお金を払うことを心がけてみてください。それだけで、お金との関係がかなり健康的になっていくはずです」(3)お金について楽しみながら学ぶ「多くの人がお金と縁がない原因は、お金について、よく知らないからです。お金について知れば知るほど、親しみが沸いていきます」。(4)人間的な魅力を身に着ける「お金は、獲得するものではなく、引き寄せるものです。そのためには、あなた自身が、魅力的な人になる必要があります魅力的な人になるためには、まず毎日を心から楽しむことです」そんな本田さんが「この1冊で子どもは将来、お金に困らない!」というメッセージブックが「子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール」だ。 「子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール」定価:本体560円(税別)【連載:子どもに教えたい「お金の知恵」特集】・ 案外知らない!「お金の3つの機能」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集1) ・ お金の流れを呼び込む鍵とは?(子どもに教えたい「お金の知恵」特集2) ・ 幸せなお金持ちの「お金の教育」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集3)
2014年11月09日案外知らない!「お金の3つの機能」 では、お金の機能を知ることで、お金に対してのさまざまな感情を手放す方法を知り、ニュートラルな視点が持てた。その視点を持てた上で考えたいのが、お金の流れを呼び込む方法だ。引き続き、本田健さんにお話を伺った。■お金はどんなところに集まるのか?「世の中のお金の流れをよく観察してみると、その流れは一定でないことがわかります。お金が喜んで集まるところがあるかと思えば、なかなかお金が集まってこないところもあるのです」その差はどうして生まれるのだろうか? 『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房) などの著者もある本田さんは、若い頃、世界中のお金持ちに出会い、お金と豊かさについて学ぶ機会を得た。「その経験を通じて、彼らがお金の法則を、とてもシンプルにとらえていることに気づきました。私の“どうすればお金持ちになれるのですか?”という質問に対して、返ってきたのは、予想外の答えでした。私は“才能”や“努力”という答えが返ってくると思っていたのに、彼らからの答えがとても単純だったことに衝撃を受けました」そんな「お金と豊かさ」の単純な方程式は、コレ!■より多くの人を喜ばせた人のところにお金は集まる「世界のお金持ちたちは、お金とは、他者に与えた“喜び”や“感謝”に応じて返ってくるものだと考えているのです。つまり、より多くの人を喜ばせた人のところに、より多くのお金が集まるようにできていると考えています」この法則を、実際の社会に落とし込んで考えてみよう。たとえば、素晴らしいプレーで何万人もの人々を魅了するスポーツ選手は、高額の年棒を受け取る。また、センスのよさと技術の高さで、たくさんのお客さんを喜ばせている美容師さんは、普通の美容師さんよりも受け取る報酬が多いだろう。こんなふうに考えてみると、「たくさんの喜びや感動が集まるところに、お金は集まる」ということが、イメージとして掴めてくる。■お金の流れを呼び込む鍵とは?こう書くと、「自分には特別な才能はないので、お金には恵まれないのかな?」と感じる人もいるかもしれない。けれども、世の中には、さまざまな種類の仕事がある。そして、その仕事の本質を見ていくと、必ず何らかの「価値」を世の中に提供して、人を喜ばせていることがわかる。だからこそ、お金をもらうことができるのだ。「仕事の種類によって、どのような価値を提供し、どのように人を喜ばせるのかが異なります。だから、自分にぴったりの方法を選ぶことが、自分も楽しみながらお金の流れを呼び込む鍵となるのです。そのためには、親がしっかりその子が持っている資質を見て、褒めてあげましょう。その資質が、“お金と幸せ”をもっとも呼び込める分野になる可能性が高いです」と、本田さんは言う。■親が子どもの資質を見極めるには?では、子どもの資質を見極めるには?「自分の子どもが何をしている時に生き生きとしているかを、見極めてあげることが大切です。工作をしている時に輝く子、ひとりで本を読んだり自分と向き合ったりしている時に輝く子、体を動かすことで輝く子もいます。どんな時に子どもが輝いているか、親ならわかるはずです」そうは言っても、親としては「いい大学に入って欲しい」「安定した企業に就職して欲しい」といった欲目があって、子どもの資質を真っ直ぐな気持ちで見るのは、なかなか難しい。「子育ては、20年後に世界がどうなっているのかを考えておかないといけません。たとえば、40年前は鉄鋼や造船が一番良かった。でも、40年前に鉄鋼や造船に超花形だった会社に就職した人は、定年の時にはつらい目にあっています。そう考えると今の感覚で、子どもが大きくなった時を考えてはいけないのがわかるのでは? 20年後の世界は、これまでの知識を複合して新しいものを生み出す能力が、これまで以上に必要となるでしょう。そして、言われたことだけしかできない人のお給料はどんどん下がっていきます」。■20年後は、今想像できない仕事がたくさんある“学歴”や“大企業である”といった「今ある何か」にあまり重きを置かずに、子どもが持っている資質をきちんと見つめて育てるほうが、実はお金に繋がるのかもしれない…。そんなことをボンヤリ思っていると、「YouTuber のHIKAKINって、御存じですか? 」と、本田さんが手元のパソコンを見せてくれた。 Hikakin TV YouTuber(ユーチューバー)とは、YouTubeのパートナープログラムに参加したうえで、自作の動画をアップし、収入を得ている人のことをいう。動画に広告を表示し、それを視聴者が見ることで投稿者に広告収入が入る仕組みだ。人気があるYouTuberは「トップYouTuber」と呼ばれ、年に1,000万円以上稼ぐ人もいるという。Hikakinは、のべ455万のファンをもつという国内トップYouTuber のひとりでだ。。「20年後は、間違いなく今では想像できない仕事が山ほど出てくると思います。」そんな本田さんが「この1冊で子どもは将来、お金に困らない!」というメッセージブックが『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』だ。 『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』定価:本体560円(税別)【連載:子どもに教えたい「お金の知恵」特集】・ 案外知らない!「お金の3つの機能」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集1) ・ 幸せなお金持ちの「お金の教育」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集3) ・ 人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!(子どもに教えたい「お金の知恵」特集4)
2014年11月05日「お金について詳しくなることは、その子どもにたくさんの可能性を授けることです」と言うのは、本田健さん。複数の会社を経営する「お金の専門家」であり、豊かな暮らしを体現されている本田さんに、「子どもに教えたいお金に知恵」についてお話を伺った。■あなたとお金の関係をチェックしてみよう本田さんは「あなたとお金の関係が、子どもの未来を決めるのです」と言う。親がお金と健康的に付き合えていれば、子どもも自然とお金と良好な関係が築ける。反対に、親がお金に関して混乱していると、子どもも混乱を受け継いでしまう。だから子どもがお金と健康的に付き合うための第一歩は、親が「自分とお金との関係」について自覚することなのだ。お金との関係は大きく分類すると、次の8つのイメージがある。あなたのお金に対してのイメージはどれが近いだろう? チェックしてみよう。■お金の8つのイメージ(『子どもに教えたい「お金の知恵」』より抜粋)■お金に対しての価値観を検証しよう「驚かれるかもしれませんが、お金と健康的につきあっている人にとって、お金は“単なる紙と金属”にしか見えません」と、本田さん。「一般的に、人はお金に対して“自由を与えてくれるもの”“安心、安定”など、象徴的な意味を持たそうとします。こうして考えてみると、お金は、その人の価値観が投影されたものであるとも言えます」あなたが家族から影響を受けたお金に対する価値観と、現在あなたが持っているお金に対する価値観を比べてみよう。その価値観は、あなたの人生にどのように反映されているだろうか?「もし、お金に対して不安があるのなら、その感情を手放していくようにしましょう」■案外知らない!「お金の3つの機能」お金に対しての不安を手放していく方法として有効なのは、お金について学ぶこと。「お金には3つ機能があり、それがお金に関しての混乱を引き起こす原因です」では、お金には実際に、どんな機能があるのだろうか?<お金の3つの機能>(『子どもに教えたい「お金の知恵」』より一部抜粋)「自己責任が問われる時代に突入し、お金に使われてしまうのではなく、お金の持つ複数の機能を使い分ける智恵や知識が必要になっています。また、日常生活でのお金の流れについて意識するというのも、とても大切です」と、本田さん。そんな本田さんが記した「この1冊で子どもは将来、お金に困らない!」というメッセージブックが『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』だ。 『子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール』(PHP研究所)定価:本体560円(税別)【連載:子どもに教えたい「お金の知恵」特集】・ お金の流れを呼び込む鍵とは?(子どもに教えたい「お金の知恵」特集2) ・ 幸せなお金持ちの「お金の教育」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集3) ・ 人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!(子どもに教えたい「お金の知恵」特集4)
2014年11月03日最近、親が子どもに対して虐待をする痛ましい事件がニュースで取り上げられます。その一歩手前、すなわち子どもに体罰(暴力)を与えている疑いをもたれている家庭に然るべき機関の専門員が訪ねると、ご両親の多くは「しつけです!」と答える場合が多いそうです。しつけと体罰(暴力)の線引きは非常に曖昧な点が多いのも事実です。では、その違いについて考えてみましょう。■「しつけ」の目的とは?簡単に言うと、しつけとは、「集団社会のルールにあった行動ができるように、トレーニングすること、そのサポート」です。サポートの結果、子どもが自分で自分をコントロールすることができるようになったり、自分で考える力を育めたりするように、大人が導くことを目的とします。決して、子どもを抑制したり、威圧をしたりすることではありません。縫い物をする際の「しつけ糸」には、同じ「しつけ」という言葉が使われています。しつけ糸の役目は、本縫いの縫い目が曲がらないように、事前におおまかな形を定めておくことです。それと同じように、大人が子どもへおおまかなガイドをしてあげることによって、自分で自分を律することができるようになってきます。しつけにとって重要なのは、自律心を育てていくことです。怒鳴ったり、叩いたりすることは決して有効な方法ではなく、反対にしつけの目的を削ぐことに繋がってしまうのでNGです。■「体罰」の目的とは?体罰とは、恐怖や痛みで子どもの言動をコントロールして従わせることです。体罰の多くは、単なる大人の感情のはけ口となっている場合があります。大人の感情を“暴力”という形で爆発させながら、「この子のしつけのためだ!」と思い込む、それは大きな間違いなのです。子どもが体罰から学ぶことは、「腹が立ったら暴力をしてもいい」ということ、それだけです。反省や謝罪の思いよりも、恐怖や不安な感情のほうが大きくなってしまいます。体罰には即効性はありますが、恐怖で子どもの行動をコントロールしようとしているだけにほかなりません。子どもにとっては「なぜいけないのか?」を学ぶことができず、痛いからこの行為を止めるという意識になってしまいます。そして、大人のいない所で同じ行為を繰り返すことにもなるのです。体罰では、しつけの目的、すなわち自律心を養うことを果たせないのです。■怒鳴ったり、叩いたりしないしつけ方を子どもにとっても本来、安心を与えてくれるはずのパパやママが、怒鳴ったり、叩いたりして自分へ恐怖を与えることで、心に混乱が生じ、アタッチメント(愛着)の形成が阻害されてしまいます。怒鳴ったり、叩いたりする前にまず、お子さんがどんな大人に育って欲しいのかを、よく考えてみてください。人にやさしくできる人、親切で人の手助けができる人、思慮深くて礼儀正しい人、賢い意思決定ができる人、正直で信頼される人、暴力を振るわない人、愛情深い人… などなど、いろいろと思い浮かぶでしょう。そうすればおのずと、どういう声かけや注意の仕方をしたらいいのかが見えてくるはずです。子育ては即効性がある方法は少なく、少しずつ一歩一歩積み重ねて成長していくものがほとんどです。場合によっては、同じ言葉を何度も繰り返し伝えることも必要です。いまの子どもの姿だけを見て、その場の解決策を考えるのではなく、大人になった姿を見据えて、しつけをしていきたいものですね。
2014年08月16日「お金を引き寄せるために知っておきたいこと」 では、お金を引き寄せるための基本的な考えを伺った。今回は、「お金が入ってくることへのブレーキ」を外す方法を、引き続きワタナベ薫さんに伺う。■「お金がなくても幸せ」はウソワタナベさんは、以前は、カツカツの生活を送りつつも「お金では幸せは買えない」「貧しくても心が豊かであれば」と本気で思っていたそう。「でも“お金がなくても幸せ”というのは、視点を変えれば、“自分さえ満たされていればいいんです”という気持ちでもあります。“お金がなくても幸せ”という考えは、“自分以外の誰かを満たしてあげたい”とか、“誰かにもっと何かをしてあげたい”という気持ちの余裕が生まれない可能性が高いわけです」と。そういう考え方があるの!? 正直、目から鱗の発想だった。「セミナーでも、この話をすると、多くの人がビックリされます。そして“そっか、私もお金持ちになっていいんだ”という気持ちになられるようなんです。つまり、この話は、お金へのブロックが外れるキッカケになることが多いんですよ」ワタナベさんは続ける。「豊かになりたい! という気持ちを抑えないでください。心の底から豊かさを求め、その気持ちどおりの行動をする時に、現実は後からついてきます」。「豊かになる!」と決意したとしても、ともすると、すぐに決意はグラグラしてしまう。その“決意”を強化する方法を4つ、ワタナベさんに教えて頂いた。■方法1 外側からお金持ちのセルフイメージをつくるワタナベさんが実際に行ったイメージトレーニング方法のひとつに、「週に1回、1杯1,500円のコーヒーをホテルのラウンジに、おしゃれをして飲みに行くこと」がある。「最初は、ファミレスのランチの2倍もするようなお金をコーヒー1杯にかけることはもったいない、と思っていました。でも、回数を重ねるうちに自分はそこでコーヒーを飲むのがふさわしい人間だと当然のように思えてきます。このセルフイメージが大切なんです」週に1回、1杯1,500円のコーヒーを飲むことを3ケ月続けても、合計のコーヒー代は1万8千円。より良いセルフイメージを作る経費だと考えれば、安いのではないだろうか?■方法2 「お金がない」とは意地でも言わない「“お金がない”という思いは、“お金のない状態”を引き寄せます。意地でもお金をないとは言わず、お金はたくさんあると信じましょう」そう本気で思うには、ちょっとしたコツがある。「まずは、たくさんのお金を”天の銀行“に預けているとイメージしてください。」実際、今自分の手元になくても世の中にはたくさんのお金がある。それらのお金と、自分とのパイプが繋がればいい。ただ、それだけの話だと本気で信じるのだ。■方法3 お金に嫌われる行動はしないより良いセルフイメージができ、天の銀行とのパイプができたとしても、お金に嫌われるような行動をしていたら、お金はやってこない。あなたはお金に好かれているだろうか? 次のチェックテストをしてみよう。□お金儲けに罪悪感を抱く□1円を大切にしない□お金を頂戴していることに感謝しない(感謝は言葉ではなく行動にあらわれる)□雇われているのにサボる傾向がある(雇用されている間、働かずに時間ドロボーする)□お金が儲かっている人のことを妬む□借りたお金を返さない□お金は貯めるもの! と思い込んでいる□自分の私利私欲のためだけに遣おうとする□支払いするときにため息をつくチェックが多かった人は、要注意!「お金は非常に素直な行動をとります。お金に愛されるために、小さなことも忠実に。お金に嫌われることも単純ですが、お金に愛されることも非常に単純なことなんですよ」■方法4「私はお金持ちになりつつある」と声に出して言う最後の仕上げは、自分に対してのポジティブな言葉がけを繰り返すこと。「自分に対してポジティブな言葉がけを繰り返すことで、セルフイメージを良い方に書き替える、一種の認知療法です」ポイントは、断言すること。「だったらいいな」とか「になりますように」のような、希望ではなく、「~だ」「~です」のように言い切る形にする。いきなり「私はお金持ちです」と言うのが抵抗ある人は、現在進行形として「私はお金持ちになりつつある」と声に出して言ってみよう。「この言葉が抵抗なく言えるようになれば、あなたのセルフイメージは一歩前進したことになります」次回は、お金持ちが続けているお金の習慣についてのお話しです。特集: お金を引き寄せるために知っておきたいこと【お金の引き寄せ特集1】 お金持ちが続けている4つの習慣【お金の引き寄せ特集3】 金運が悪くなった時は“視点”を変える【お金の引き寄せ特集4】
2014年06月24日お金の不安は情報を知るだけで安心できる部分もある 。ということで、ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに、お金についての情報を整理して教えて頂いた本特集。最終回の今回は「お金の不安は、“貯めること”である程度減らせます」と言う竹下さんに、お金を貯めるコツを教えてもらった。■お金は“将来の自分”へのプレゼント「お金を無理なくコツコツと貯めていくことは、自分にとって自信になります。お金を貯めることは、将来自分がラクをするためのプレゼント。貯まればそれなりに不安は解消されますよ。それにゼロだった貯蓄が、10万円、100万円、1,000万円と桁が増えていくと、自分のグレードも上がっていく感じがするものです」と竹下さん。■先取り貯蓄がお金を貯める王道でも、いつも家計はマイナス。なかなか「貯め始める」ことすらできない場合は、どうしたら良いのだろう? 「そういう人には、先取り貯蓄がおすすめです。使った残りを貯蓄しようとしても、たいていは残らないもの。今まで貯められなかった人は、5千円程度からでもかまわないのでお給料から決めた分を財形貯蓄や自動積立預金などに回し、残りでやりくりすることにトライしてみましょう」その場合、まずは給与振込口座に自動積立を設定する。自動積立の引き落とし日は、給料日直後を指定するのがポイントだ。これだったら残高不足で自動積立ができないということもなく、着実な“先取り貯蓄”をスタートすることができる。■メインバンクとサブバンクの2つの口座をつくる自動積立で30万円なり、50万円の一定額が貯まったら、有利に増やせるネット銀行などに資金を移動させる。たとえば100万円を5年間預けた場合、メガバンクとネット銀行では、利息に約1万3千円の差が出る。※ネット銀行の金利は0.3%,メガバンクの金利は0.05%、1年複利で計算。ちなみに、最初からネット銀行での積立はおすすめしない。なぜならネット銀行の場合は、基本的には自動積立ができないので、貯蓄分をATMで引き出し預け入れるという“手間”がかかるからだ。一定額が貯まるまでの利息は微々たるもの。二兎を追うものは一兎を得ずではないが、「確実に貯める」ことをまずは優先させよう。このように自動積立をする口座はメインバンク、増やす口座はサブバンクと、二つの口座を使い分ける。こうすることによって、ムダ使いを防ぐ効果もある。■ネット銀行はどこが有利?では、サブバンクとするネット銀行はどこが有利なのだろう?「オリコンの顧客満足度調査によると、2013年度のネット銀行の定期預金部門なら、1位が住信SBI銀行、2位が大和ネクスト銀行だったようですね」と竹下さん。ネット銀行を選ぶ際に気をつけたいのは、窓口となるATMの手数料だ。ネット銀行は基本的に店舗がないので、引き出しや預け入れは、ゆうちょ銀行やコンビニATMを使うことになる。利用のたびに手数料がかかってしまっていたら、せっかくの高い利息分が吹き飛びかねないからだ。住信SBI銀行のATM手数料については コチラ 大和ネクスト銀行ATM手数料については コチラ
2014年05月29日お金のことって、考え始めると、余計、心配になったりしないだろうか? 今回は、ご自身も主婦であるファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに、主婦のお金の不安に対しての対処法を伺った。■ステップ1 何が不安か紙に書き出してみる「女性には、いろいろな不安がありますよね」と、寄り添うように話を切り出して下さった竹下さん。多くの人のお金の相談に乗っていらっしゃるからだろう。対面するだけで、何だかホッと安心する。「まずは自分にとって何が不安なのか、現状を把握することが大切です。このとき、頭の中で考えるのは、実はダメ。不安に思っていることを、ひとつ、ひとつ、紙に書き出してみましょう。文字にすることで、おぼろげながらも不安の輪郭がつかめます。現状把握をしてこそ、目標と対策が考えらえるのです。そして、それが不安対策の第一歩となりますよ」■ステップ2 不安の解消・軽減策を書き出す「次にやることは、“どんな状態になったら、その不安が解消、もしくは軽減されるかを客観的に書き出してみることです。その時のポイントは、自分が”できる“”できない“に関係なくまずは書き出すこと。今の自分にとって、できそうにもない対策だとしても、とにかくアウトプットしてみる(紙に書き出してみる)ことが重要なんですよ」■ステップ3 ステップ1からステップ2の道のりを考えてみる「最後は、ステップ1からステップ2にどうしたら辿りつけるのか? その道のりを考えてみましょう。たとえばステップ1の不安を書き出した際に“将来、夫に万一のことがあったら、どうしよう?”という不安があってとして、ステップ2で“保険に入る”という対応策を考えた場合。どんな保険に入ればいいのか、具体的な保険まで調べてみます。不安を解消するためには、情報収集をすることはとても大事です」■情報を知るだけでも安心できる「“夫に万一のことがあった時”を調べていく中で、“遺族年金”といった言葉にぶつかると思うんです。“遺族年金”は、日本の社会保障の制度のひとつです。社会保障制度とは、病気やけが、失業などで経済的に困った人の生活を安定させるための国の制度。日本は、社会保障制度で守られている部分が意外と大きいんです。そういった情報を知っているだけで、随分、不安は軽減できますよ」主婦が知っておくと安心できる情報をピンポイントで知りたい人は次回へ!
2014年05月28日新年を迎え、気分も新たに新年の予定を立て、1年の目標を決めた方もいると思います。「新しい習い事を始めたい」「欲しかった資格が取りたい」「今年こそは結婚したい」など、内容は人それぞれだと思いますが、何をするにも必ずお金が必要になります。今後の予定や目標を立てながら、それに伴うお金のことも、ちゃんと計画できていますか? 「やりたいことはあるのにお金がなくて…」なんてことにならないよう、2013年のみならず、さらには人生の「お金」について考えてみましょう。■ライフプランを立てて、理想の未来のために貯蓄するさっそくですが貯金はありますか? 「こんな不景気なご時世、貯金なんてできない…」という人も多いかと思いますが、いざ何かをしようとする時、貯金はあるに越したことはありません。よく「日本人は貯金が趣味」などと言われ、日本は諸外国に比べ貯蓄率が高いようですが、実際にみなさんはどのくらい貯金をしているのでしょうか。平成19年厚生労働省発表 世帯主の年齢階級別にみた貯蓄額階級別・借入金額階級別世帯数の構成割合 より年齢ごとの貯蓄額の割合を表した上の表を見てみると、金額の差こそあれ20代では約80%、30代になると約90%の人が貯蓄があると答えており、1世帯あたりの平均貯蓄額も20代で181万円、30代で515万円となかなか高額な数字がでています。みなさん、若いうちから堅実に貯蓄しているのですね。しかし、ただやみくもに貯金すれば良いというわけではありません。お金は本来、使ってこそ価値のあるものです。全ての趣味をやめて貯金をしてお金を増やしても豊かな人生にはなりませんよね。何の目的もなしにひたすら貯金するのではなく、貯金は、何かの目的のためにするもの。「スクールに通うため」「海外旅行のため」「結婚資金のため」「出産のため」。何をするために、いつまでにどれくらいお金が必要なのか、を今年、さらには人生のライフプランとして一度お金の観点から考え、理想の未来をかなえるための「生き金」になる貯金をしましょう。■先取り貯金で確実に貯める何をするために、いつまでにどれくらいお金が必要なのか、という計画ができたら、さっそく貯金をはじめたいところですが、意気込んでいきなり月々の貯蓄目標を大きく設定するのは失敗のもと。まずは家計簿をつけて、自分の今現在の1ヶ月のお金の使い方を把握し、どこか無駄に使いすぎているところはないか、切り捨てられる出費はないか検証して、1ヵ月に貯金出来そうな額を割り出してみましょう。貯金できそうな額が割り出せたら自分のメインバンクになっている金融機関へ行って、毎月給料日にその額が引き落とされるように自動積立の手続きをしましょう。貯金をするなら断然先取り貯蓄がオススメ。「あまったら貯金する」意識ではいつまでたってもお金は貯まりません。給料から天引きになるようにしておけば、引き落とし後は残高を気にせずに使えますし、「もとからないもの」という意識になって、知らないうちにお金が貯まります。会社員や公務員の人であれば、金融機関の自動積立の他に、勤務先で導入されている「財形貯蓄制度」も税金やローン金利などが優遇されるものが多いのでオススメです。■500円貯金のススメ何十万というお金を貯めるには向いていないけれど、数千円~数万円のお金を貯めたい時にあなどれないのが500円貯金。500円玉は、1枚ではかわいい値段だけれど、6枚で3000円、10枚で5000円と、少し貯めると思いのほか高い値段になる金額。1日の終わりに家計簿をつける時、財布をのぞいてみて、500円玉があったらその都度貯金箱に貯金するようにします。500円玉専用の貯金箱で、コインを入れる度、液晶パネルの中の登場人物の人生が展開するものや、500円玉をはめこむたびにコマを進めて日本一周ができるブック型の貯金箱など、楽しみながら500円貯金ができるアイテムもたくさん出ているので、一度雑貨屋さんやおもちゃ屋さんの貯金箱売り場をのぞいてみては? お金について、なにかと将来に不安を感じる昨今ですが、お金は上手に使ってこそ生きるもの。私たちの人生と切っても切れない縁のお金と上手に付き合って、ステキな未来を手に入れましょう。(金沢 霞)
2013年01月08日アニコム損害保険は、ペット保険の契約者に対してインターネットを通じたアンケートを実施し、「ペットとの暮らし」に関する調査を行なった。「ペットの子育て・しつけは楽しいですか」と聞いたところ、16.3%が「とても楽しい」、64.2%が「大変なこともあるが、楽しいことの方が多い」と答え、合わせると80.5%が「楽しい」と感じていることがわかった。ペットと暮らすことが、飼い主の暮らしに新たな楽しみをもたらし、幸福度が増加すると見ることができる。大変と感じることでは、「しつけを覚えてくれない、言うことを聞かない」(25.6%)がもっとも多く、「抜け毛の掃除が面倒」(17.1%)、「費用が予想以上にかかる」(14.3%)が続く。そのほかでは、「病気の介護」「トイレの掃除、片付け」などの声が聞かれた。現在、悩んでいることでは、「病気や医療」(40.2%)がもっとも多く、「しつけの方法」(36.9%)、「食餌や栄養」(30.3%)が続いた。「病気や医療」では、「できるだけ副作用の少ない治療法を選びたいが選択肢が少ない」「加齢に伴う病気の治療方法」「避妊去勢手術の時期」などの声が寄せられ、「しつけ」では「無駄吠え」「食糞」が多く聞かれた。また、「シニア期をどのように穏やかに過ごさせるか悩んでいる」「老化する様子を見るのが寂しい」など、シニア期ならではの悩みも見られた。ペットに関する悩みを相談する相手は、「動物病院」(67.2%)がもっとも多い結果となった。また、しつけに関する情報の入手経路でも、「インターネット」(69.6%)、「動物病院」(64.0%)と続き、飼い主にとって、動物病院が、ケガや病気の治療だけでなくペットの子育てやしつけについても相談できる頼れる存在であることがわかる。ペットの子育てやしつけを「楽しむコツ、工夫していること」では、「ほめる」「気長に、根気良く」「話しかける」というキーワードが多く挙がった。「飼い主も一緒に楽しむ」「できなくて当然と思う」「神経質になりすぎない」というコメントも多く、わが子に愛情を注ぐ飼い主の気持ちが多く寄せられている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日