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お笑い芸人のしゅんしゅんクリニックPが20日、都内で行われた映画『テリファー 聖夜の悪夢』ジャパンプレミアに、とにかく明るい安村とともに出席した。殺人鬼アート・ザ・クラウンが巻き起こす惨劇を描いた人気ホラー映画『テリファー』シリーズの最新作『テリファー 聖夜の悪夢』(11月29日公開)。前作『テリファー 終わらない惨劇』(2022)は、全世界で嘔吐、失神者が続出したことで話題に。第3弾となる今回の舞台はクリスマス。聖夜を祝おうとするマイルズ郡の住民たちをアート・ザ・クラウンがまたもや恐怖と絶望のどん底に陥れる。現役医師芸人のしゅんPは「今日、普通に昼間医者として働いてから来ている」と言い、「事前に『テリファー』見させていただいたんですけど、医者って人を救う仕事なので、『テリファー』見た時に腹立って腹立って……。こんなに殺戮していくのかと思って」と医者目線で感想を述べつつ、「めっちゃ面白かったです」と話した。ホラーは好きか聞かれると、「こういう殺戮系はそんな見るわけではないですけど、ゾンビはだいたい見ています」と答え、ホラー映画にまつわる“医者あるある”として、「臓器を見ちゃいますね。内臓見ます。こういう感じなんだって。これ小腸っぽいな、大腸っぽいなとか」と明かした。その後、おなじみのネタ「ヘイヘイドクター」の“テリファー”バージョン「ヘイヘイテリファー」として、「テリファーを見たあとの医者あるある」を披露。「テリファー見たあと焼き肉食べ行く」「手術はするけどグロい映画は普通に苦手」などと“医者あるある”を紹介し、「手術のときは医者モードだから全然いいんですけど、(映画を見る時は)医者モードじゃないので、普通に血とか出てきたら怖い。これ医者あるあるです」と解説していた。安村は、全裸に見えるポーズを“テリファー”バージョンで披露。「シャワーを浴びている時にアート・ザ・クラウンに出くわした時の全裸ポーズ」や「アート・ザ・クラウンが人に襲い掛かるときの全裸ポーズ」などを披露し、拍手を浴びていた。
2024年11月20日SNSクリエイター・ゆなとせりしゅんが出演する、ダイキン工業のダンス動画「ぜんぶ、湿度のせい。」が、新設したダイキン公式TikTokアカウントで27日に公開された。あわせて2人のYouTubeチャンネルでは、18時にゆなのアカウント、19時にせりしゅんのアカウントでメイキング映像も配信される。現在SNS総フォロワー数300万人以上を誇る現役高校生のゆなと、SNS総フォロワー約100万人に迫るせりしゅんは、たびたびコラボ動画を投稿し、仲の良いコンビとして人気を集めている。動画のテーマは、全国各地での梅雨入りにあわせ「何でもかんでも湿度のせいにして可愛く元気に踊ろう!」。「髪がうねる」「肌がべたつく」「汗くさい」など、“湿度による困りごと”を歌ったポップな音楽をバックに、2人がダンスを披露した。振り付けは、「あわあわダンス」や「ルルルンダンス」といった“バズる”ダンスを生み出してきたダンサーのえりなっちが担当。湿度へのイライラを、かわいく、元気に発散するようなイメージで制作された。水滴がポチャっと弾ける音やミストのような動きなど、湿度を連想させつつ、踊り手が画面の中で映えるような振り付けに仕上がっている。また、6月11日公開のフルバージョン動画への出演者募集も開始。6月3日までに、「ぜんぶ、湿度のせい。」ダンスをTikTokに投稿したユーザーの中から選ばれる。ゆなは撮影の感想を「実際に踊ってみたら難しくて、リップシンクしながら踊るのに苦戦しましたが、楽しめました!」と語り、「悩みを思い浮かべながら一緒に踊ってくれるとうれしいです」とコメント。せりしゅんは「最初に振り付け動画を見た瞬間『難しそう!』と思ったんですが、実際難しかったです!(笑)上半身と下半身が一緒に動いてくれなくて苦戦しました……」と話しながらも、「皆も湿度で困ることって沢山あると思うので、困ってることと一緒に投稿してくれるとうれしいです」と呼びかけた。
2021年05月27日日本橋三越本店では「MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2020」を 開催いたします。 隔年で開催してきた本展も、今回で6回目を数えることになりました。日本画・油画・ 彫刻・工芸・デザイン・建築・先端芸術表現・美術教育・文化財保存学の9部門の現役教授陣よりご推薦いただいた、40歳未満の大学院在学生及び卒業生約90名の作品を一堂に展覧いたします。 今回は「I LOVE YOU」をテーマに、多様性社会に生きるアーティストとして若き才能が表現した作品をご紹介いたします。日本画長澤 耕平 (ながさわ こうへい )「坂の途中」 縦53×横53cm 和紙、岩絵具、銀箔油画星野 歩 (ほしの あゆむ)「薔薇の道」 10号 木材パネル、紙/ボールペン、水彩絵具、アクリルガッシュ彫刻島田 佳樹 (しまだ よしき)「あいまいろけっと」 幅21×奥行14×高さ11cm 石、クレヨン/石彫に着彩工芸海老塚 季史 (えびづか きふみ )「Shoppingbags11」縦33×横22cm レジ袋、商品パッケージ、糸/織りデザイン山田 勇魚 (やまだ いさな)「帰港【ザトウクジラ】」 幅22×奥行17×高さ23cm 樹脂造形建築越智 俊介(おち しゅんすけ )「コンビノイド(阿)」 図版左 縦59.4×横42cm ジクレー Ed:5/5「コンビノイド(吽)」 図版右 縦59.4×横42cm ジクレー Ed:5/5先端芸術表現知念 ありさ (ちねん ありさ)「To Know is to Grow (Stellar)」 図版左 径68cm 糸、ピン、アクリル絵具、ラッカー、木板「To Know is to Grow (Bird)」 図版右 径58cm 糸、ピン、アクリル絵具、ラッカー、木板美術教育上田 かな (うえだ かな)「誰かを導く針」 幅6.5×奥行6.5×高さ26cm 鉄・モルタル文化財保存学山田 亜紀 (やまだ あき)「ラビと一緒」 幅8×奥行5×高さ12cm(2点並べた状態) 別途台座有 幅11.5×奥行9.5×高さ8.2cm ヒノキ、アクリル絵具※展覧会の詳細は以下よりご覧ください。・スペシャルサイト・ショップニュース・MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2020 デジタルカタログ家で過ごす時間を大切にしたい「新しい生活様式」の中で、生活の延長線上にアートを取り入れるきっかけとして、 新しい作家との出会いや美術の自由な楽しみ方を体感できる作品展で、次代を担う若き才能の多彩な表現を、ぜひお楽しみください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年08月05日元彼に何とかして復讐してやりたいなら、「今すごく幸せだ」って、見せつけてやることだって、どこかで読んだ。ホントにそうだと思う。この3年間それだけを心のよりどころにして生きてきたくらい。そうよ、私、変わったわ。すごくキレイになったって言われるし、いまは3人の男からアプローチされてるの。どう?私を振ったこと、きっと後悔するはずよ。だから、これが、私のあなたへの復讐なの。■あなたを待つ私待ち合わせの喫茶店に着いた時、店内を見回して、まだ彼がいないことにホッとする。そうだった。彼はほんの少しだけ時間にルーズなのだった。たぶん、約束の時間には5分10分遅れるはずだから、その前に一度、化粧室で鏡をチェックできる。唯香は、店内に目を走らせて化粧室の表示をとらえると、すぐそんな風に考えを巡らせた。店員が来たので、何か注文しようかと思ったけれど、彼の目の前で、待ちくたびれて冷えてしまったコーヒーなどすすりたくはない。「連れが来てから頼みます」と言って、メニューだけを受け取って、ポーチを取り、そそくさと化粧室へ向かう。今日のために、ワンピースを新調した。オフホワイトの、V字で鎖骨がキレイに見える、ふわっとしたニットワンピ。ちらりとのぞくネックレスは、ひっかけたら切れそうなほど華奢なゴールド。昔の唯香だったら多分、選んでいない。鏡を見ながら、入念に髪と肌をチェックする。大丈夫、髪は先週美容院に行って、つやの出るカラーをしてもらったし、毎朝パックをして整えた肌は、いつもよりも化粧ノリがいい。新しい愛されピンクのリップにグロスも重ねて、自然だけどちょっぴりセクシーな絶妙さに仕上がっている。3年前は、自分で言うのもなんだけど、本当に垢抜けない女子だったと思う。社会に出たてでお金もなかったから、そんなに服や化粧品にお金もかけられず、いつも地味な紺スーツを着て、髪もひっつめにしたままだった。■罪作りな男そんな唯香が、将の目になぜ留まったのか、今でも人生の七不思議だ。将は、いつでもとてもやさしかった。切れ長の目のせいか、一見冷たそうな顔をしているのに、不思議と人の懐にスッと入ってくるところがある男だった。この人、と決めると、急に距離を詰めてきて、とことん相手にやさしくする。初対面ではそんなふうに見えないから、やさしくされた方は、十中八九誤解する。「この人は自分を好きなんじゃないか?」と。将は、罪作りな男なのだ。唯香もご多分に漏れず、そんな将のやさしさに心を奪われた。そんな風に、何もかもを受け入れてくれるような男性に会ったことがなかったから。将とどういう経緯か、付き合うことになって、しばらくは自分でも信じられなかった。ただ、天にも昇るような幸せに浸っていられたのは、最初の1か月間くらいだけのこと。すぐに、生来のネガティブ思考が顔を出し、唯香は、疑心暗鬼に駆られるようになってしまったのだ。「こんな幸せが続くと思う?」「きっと、彼の気まぐれだわ」「いや、本命が他にいて、私はその当て馬なんじゃないかしら?」日に日に気後れが募って行き、手放しで幸せを喜べなくなっていった。そんな中、ある日事件が起こったのだ。「ねえ、相談してもいい?」急に職場の派遣社員に声をかけられた。「え?何?どうしたの?」「あのさ、河野さん、なんだけど」将の名前を出されて、一瞬緊張する。職場恋愛だったので、親しい人以外には、将とのことは話していないのだ。「え?将君がどうしたの?」「うん、・・・・・・なんか、河野さん、最近よく声かけてくれて、メールもくれるの。社内メールだけど・・・・・・」嫌な予感が胸によぎる。これって、もしかして・・・・・・。「昨日もね、頼まれた資料を送ってあげたらね、こんな風に返してもらって・・・・・・」派遣社員が、顔を赤らめながら、スマホでメールを開いて文面を見せてくれる。「本田ちゃん、資料ありがとう。いつも本田ちゃんの笑顔に癒されてます。こないだ風邪気味だって言ってたけど、もう大丈夫?本田ちゃんがいない会社なんてつまらないんだから。無理しないで、どうかお大事に!マサル」文面を読んでいるうちに、手が震えそうになった。「なにこれ!」と叫べたらどんなに良かっただろう。でも、そこは会社で、相手は、年下の若い女の子だ。「これ・・・・・・が?」なんとか笑顔を取り繕って、本田ちゃんに尋ねる。本田ちゃんは、うつむきながら、小さい声で言った。「ねえ、河野さんって私のこと、好きなのかなぁ?」そこから先は、本田ちゃんが将のことを好きになって行く過程の打ち明け話が延々続いた。目の前のかわいらしい派遣社員のキレイにカールした髪をぼんやり見つめながら、唯香は、ただ貼りつけた笑顔のまま相槌を打ちながらぐるぐる考えていた。「将の、こんなやさしさは、いつものこと。将に悪気がないのは、わかっている」でも、何が悲しくて、自分の彼氏に対する恋愛相談を受けなければならないのだろう。しかも、将が、彼女にしている思わせぶりな行動の詳細を逐一報告されて。最後まで、本田ちゃんには、自分が将の彼女だとは言えなかった。まさか、将に彼女がいるなんて、本田ちゃんは思いもしないみたいだった。唯香は、ちょっと、本田ちゃんの素直さがうらやましかった。自分の頭の中は黒い霧が垂れこんでいて、まったく先が見えないというのに。■まさか、そんな展開になるなんてその日、唯香は、将を呼び出して、本田ちゃんの話を洗いざらいしてしまった。黙っていようと思ったけれど、不安が大きく膨らんでもはや自分では押さえきれなくなっていたのだ。この不安は、将にしか消し去ることはできない、と思った。いや、将に会うまでは、将に話さえすれば、すべては解決するような気がしていたのだ。将が、大慌てで否定して、「唯香だけだよ」と言って、抱きしめてくれれば、きっとスッキリするのだと。まさか、自分が言ってしまったことが原因で、もっと苦しめられることになるとは思いもしなかった。将は、確かに、否定はしてくれた。「そんな、本田ちゃんの勘違いだよ。僕は別に下心なんかないって」でも、唯香の心は思ったほどは晴れなかった。「本田ちゃん、俺のこと好きなんだ・・・・・・そっか」将が、そんな風につぶやいて、まんざらでもないような表情をしたからだ。「将、なんかうれしそう?」と気づいたが、怖くて何も聞けなかった。その日から、将が本田ちゃんを構う頻度が以前よりも増したのは、事実だった。本田ちゃんは、将が席に行くとあからさまに声を弾ませて、うるうるした目で将を見つめた。将は、何気ないことで話しかけたり、お菓子をあげたりして、以前にも増して、本田ちゃんに細やかな気配りをしてみせた。唯香は、たまに本田ちゃんが、将と話しながらこっちに向かって、うれしそうにウィンクして来るのを、苦笑いで受け止めなければならなかった。全部自分のせいだった。自分が余計な話を入れてしまったばかりに、将に火をつけたに違いなかった。男と言うのはしょうがない生き物で、自分のことを好きな女が大好きなのだ。いつまでも自分だけを見つめていてほしいのだ。たとえ他に付き合っている女がいようとも。そんなことを、唯香は、将と付き合うまで知らなかった。最終的に、唯香が将と別れた原因は、些細なことだった。本田ちゃんの一件があってから、唯香の将に対する疑心は、もはや自分でもコントロールできないレベルまで膨らんでしまった。将のやさしくする対象の女性が、みんな将を好きになって、将を追いかけているように見えてきた。将が、道行くキレイな女性に目をやるだけで、動悸が激しくなった。将を誰もいない島に閉じ込めて、二度と他の女に会わせたくない!と思うほどだった。遅かれ早かれ崩壊の日は来ていたのだと思う。将が、唯香に内緒で合コンに出席したことを、同僚経由で聞いてしまったとき、唯香の中で、最後の糸がぷっつり切れてしまった。呆れて突っ立っている将の前で、わーわー泣いて、将をなじった。「そんなにほかの女と浮気したいなら、すればいい!サイテーの軽薄男!」と意味不明なことを泣きわめき、将のアパートの部屋を裸足で飛び出した。それまでも、鬱々とした視線を投げかける唯香にうんざりしていたのだろう。将は、追いかけても来なかった。そして、その日、買ったばかりのスニーカーと一緒に、唯香は将という彼氏を失ったのだった。■これって千載一遇のチャンス?!それから、3年。唯香は、部署異動の希望を出して支社勤務に変わり、ずっと将とは会わずに暮らしてきた。時間は人を、確実に癒してくれる。毎日24時間将を想って泣き暮らした時期は過ぎ、徐々に将を思い出さない時間も増えた。気づけば、将のことなどまったく考えない日が月のうちの半分を占めるようになった。別れて1年後に、「もう吹っ切れた」と思う瞬間が訪れ、髪を切った。そして、友人のアドバイスに従い、服装やメイクなど、大幅なイメチェンをした。それまで興味のなかった男受けするファッションなどを雑誌などで研究して、ダイエットにも励んだ。男性から声をかけられることも増え、自信もついてきた。何なら、デートの誘いをちょっとじらすことさえできるようになった。3年前から考えると、相当な進歩だと、我ながら思う。「もう大丈夫だよ、今なら将に会っても、冷静でいられると思う」唯香は女友達と飲むとそんな風に息巻いた。「むしろ、3年前じゃなくて、今会いたかったって感じ?今の私だったら、将なんか、超余裕だと思うんだよね~」強がりじゃなく、本気で、そう思う。記憶の中の自分は、何の武器も持たない、丸腰の女の子だった。今なら、違う。今なら、将とも堂々と渡り合える。将に見せてやりたい。今の自分。昔とは変わった、レベルアップした自分を。それを見て、将が、「いい女を逃したな」と悔しがる姿を見たら、きっとその時、あの苦しくてみじめだった恋は、初めて昇華される。そこから、新しい一歩が踏み出せる気がした。偶然将に会ったのは、そんなある日のことだった。上司に言われて出席した社内のセミナーで、最後に会議室を出ようとしていて、肩を叩かれたのだ。久しぶりに見る将は、前よりも少しふっくらしたように見えた。「よ!お前も来てたんだ」にっこりと笑う。その表情は、不思議なほどに付き合っていたころのままだった。記憶の中に貼り付いている、別れた時の重苦しい表情が嘘のようだ。「あ、ああ。久しぶり・・・・・・」思わず、自分のその日の服装を、ちらっと目で確認してしまう。そんなに気の抜けた格好はしていないはずだが、もうちょっと高いヒールを履いていればよかった、と後悔する。「今日はちょっと時間ないんだけど、また今度!お茶でもしよう。連絡する!」将はそう言って、手を振って去って行く。同僚に追いついて、エレベーターの向こうに消えて行った。・・・・・・来た。千載一遇のチャンス、到来。唯香は頬が火照るのを感じた。こんな日をずっと待っていたのだ。この3年間。彼に、私が、どんなに変わったかを見せつけられるこの時を。彼が、私を見直して、悔しがる日のことを。唯香は、ひそかに、ガッツポーズをしたい気分だった。■ひそかな復讐に心は浮き立ってそれから、1か月ほど。唯香は入念に体と肌の手入れをして、その日を待った。将は律儀に、セミナーの次の日には社内メールでお伺いを立ててきた。浮き立つ心を押さえつつ、唯香は落ち着いて応対した。すぐに返事なんかしない。少しだけ、遅らせる。相手の提案には飛びつかない。「その日はダメかも・・・・・・」、と含ませつつ、代替案を提示して、自分のペースに持って行く。そんな唯香の変化に気づいたのか気づかないのか。将はマメマメしく、メールを送ってよこした。まるで初めて会った時のように、丁寧に。好きな女の子を誘うように。そんな将の対応の変化がうれしくて、唯香ははやる気持ちを押さえつけるのが大変だった。「え、なんで会うの。今さら、別れた男に」バッカじゃないの、と言わんばかりのあきれ声で、親友の岬が言った。岬がこう言うだろうとは思っていた。岬は現実主義で、切り替えが早い女だ。過去にはとらわれず、次へ次へと前を向く。だからか、そんなに色気もないし、男っぽい見た目のくせに、付き合う男は途切れたことがない。「今なら、私、将と対等にいられると思うんだ。」「は?あの軽薄浮気男のこと、まだ好きなわけ?未練あるの?」「そんなんじゃないよ。もうどうでもいいの。吹っ切れてる。だ、か、ら、今会いたいんじゃない。もうどうでもよくなった男だから、今の変わった私を見せてやりたいのよ。」唯香はちょっと強調しながらそう言う。岬は、「どうだか」という顔をしたが、それ以上は言っても無駄、と判断したのか続けなかった。ただ、一言だけ言い含めた。「ミイラ取りがミイラにならないようにね」■因縁の彼との再会の行方は・・・・・・将が10分遅れで店に入って来たとき、唯香はちょうど席に戻って、コーヒーを吟味している最中だった。「よ。待たせてごめん!」ドカッと、目の前のソファに将が座る。ハッとして目を上げた。将は、唯香の姿を上から下までじーっと見て、少しだけ、「へえ」という顔をした。そして、飛び切りやさしい顔で、唯香に微笑みかけた。「何頼むの?決まった?」唯香は、舞い上がりそうになる気持ちを押さえつけながら澄まして答えた。「そうね、私マンデリンにしようかと思って。将は?いつものカフェオレ?」「いや・・・、俺も同じのでいいよ。唯香と」「じゃあ、将が頼んで」「あ、ああ」将の視線が自分の上にある。しかも熱のこもったまなざしだ。それがうれしくてたまらない。まるで今日初めて会ったように。そう、出会い直せたら、もしかしたら2人は今度こそうまく行くのかもしれない。「なんか、唯香、感じ変わったな・・・・・・」「そう?」「そうだな、・・・・・・キレイになったよ」将が照れたように笑う。それだけで、もう今日会う目的は果たせたようなものだ。唯香は、満足げに息を吐き、熱いコーヒーに口をつけた。それから、30分くらい、仕事の話や近況の話など、当たり障りのない話をした。そのうちに、徐々に、将も気安さが戻ってきたのだろう。少し足を崩して、大きく伸びをした。「それにしてもさ、唯香ホントに、いい感じだよ。あの頃はさ、なんかもっと、暗い感じだった」唯香は、その言葉を聞いて、急に、目の前がさっと暗く陰るのを感じた。「ちょっとじめっとしてるっていうか。くら~く怒ってたりしただろ?俺、そういうの苦手でさ」将は無邪気な笑顔を浮かべて唯香の顔を覗き込む。唯香は、目をそらした。なんだか、急に現実に引き戻され、1枚1枚、虚飾をはぎ取られていくような気がする。「そうだったっけ?あんまり、覚えてないな」「あー、そうだな。俺もなんか覚えてないんだよ」将は、考え込む仕草をした。「そもそもさ、俺たち、なんで別れたんだっけ?」「え・・・・・・?」「ぶっちゃけ、いつ別れたのかも、よく分からないっていうか。なんか気づいたらフェードアウトだったじゃん?」唯香は、指先が冷たくなるのを感じた。急激に、頭の中が冷めてくる。別れたのは、3年前の6月だ。忘れもしない、会社の創立記念日の翌日。将が黙って合コンに行った次の日の夜だ。将の部屋で、唯香は大声で泣き叫んだ。そのままぷっつり将から連絡はなかったし、唯香も、連絡をしなかった。それが決定的な別れの日になった。フェードアウトなんかでは断じてない。将は、ふっつり黙り込んだ唯香に気づくこともなく、悪気のない笑顔で、スマホをいじっている。「あ、ごめん。ちょっと未読溜まってたわ。いっしゅん返していい?」唯香にとっては、3年間忘れられなかった、別れの日。あんなに鮮明に覚えているのに、将にとっては、記憶の片隅にも残っていないのだ。きっと将にとって、この3年は、唯香とはちがい、後悔と懺悔とは程遠い毎日だったのだろう。スマホに語りかけるような顔で、すいすいと文字を打って行く指先を、唯香はじっと見つめた。一体誰に書いているのだろう。何人の女に、今、想われているのだろう。そのやさしいまなざしを、どんな女が恋い焦がれているのだろう。今、この瞬間も、どこかで。みじめな気持が、雪崩のように襲ってきた。将の前にいると、自分が3年前の自分にそっくりそのまま戻ってしまうような気がした。将の目には、きっと、今でもあの頃の自分が映っているんだろう。どんなに上辺を塗り変えたところで、本質は変わらない。オマエハ、カワッテナインダロウ?そう、嘲笑されているような気がした。身がすくむようだ。どんどん飾りがはぎ取られ、元のダメな自分が姿を現していく。何も、変わっちゃいないんだ。私は。あの頃といっしょで、この男の視線がほしいんだ。お情けのひとかけらでもいいから、ほんの少しでも好意がほしい。のどから手が出るほど、欲しいんだ。今でも、変わらずに、この男が、欲しいんだ。・・・・・・なんて、浅ましい。唯香は、真っ白な顔で、うつむいた。スカートを痛いほど握りしめていた。なんで、こんなところに来たんだろう。なんで、馬鹿みたいに浮かれて、自分から来てしまったのか。将は、まだスマホから目を離さない。気楽な調子で、うるさげに、指で上へ上へと画面を追いやっている。涙が、盛り上がってきて、こぼれそうになった。この男は、私の、失恋の記号。何度会っても、引き戻す。私がどんなに遠くへ行こうとも、引きずり戻す。私が、みじめだった、あの頃へ。いっしゅんで、私の記憶を戻してしまうのだ。何度会っても、何度やり直しても。この男は、私の人生に落ちた、消すことのできない、黒いシミなのだ。唯香は、苦い後悔の中で、ようやくそう悟ったのだった。■決別、そして・・・・・・「だから、言ったでしょ?自分を捨てた男に会うなんて、狂気の沙汰、よ」相変わらず古臭い言い回しの好きな岬に、そう言われて、唯香は、こくりとうなずいた。「わ!変わったかも!ってお互いが盛り上がるのは最初だけ。ちょっと話しているうちに思い出してくるのよ。この男はこんな男だった。この女はこんなところが苦手だった、って。そういう目で見られたらこっちだって、元の自分に戻っちゃう」岬は大げさに手を振った。「どんなに念入りに魔法をかけたって、カボチャの馬車に逆戻り、よ」まさにな喩えに、感心しつつ、唯香は苦笑した。「もしかして、私、今度こそ彼に復讐できるかもって思ってたのかな。彼が、私を見直してくれて、惚れ直すって思ってたのかな。今となってはわからないわ」「未練だよ、未練。執着、とも言うね」「未練、執着・・・・・・か。」「彼って言うよりさ、過去の自分に、復讐したかったんじゃないの」岬は、サラッと言って、伸びをした。唯香は、なるほど、と思って岬を見る。「そっか。嫌いだった過去の自分を、見返したかっただけ・・・・・・?」「そうよ。それなのに不幸の元凶に会うなんて、逆効果。ホント、やめたほうがいいのよ。自分を捨てた男なんか、地雷よ。地雷。いつだって、・・・・・・バーン!」「地雷・・・・・・」「木端微塵!」2人は顔を見合わせて噴き出した。「ホントに私、次行くわ。今度こそ、過去の私を知らない男と、もっといい恋をする!」唯香は、すがすがしい顔でそう言って笑った。地雷男よ、さようなら。もう二度と、会うことはないだろう。過去のみじめな自分を知っている、男なんか・・・・・・。ちょうど気持ちのいい初夏の風が吹いてきて、岬が目を細めて振り返った。バーン!木端微塵だね。3年分の物思いが、空へ舞いあがって、散り散りになって消えていった。(恋愛部長/ライター)(ハウコレ編集部)
2019年02月26日スケーターでファッションが好きな青年が、ファッション業界やものづくりを行う工場、職人に対する思いが込められた「生きているTシャツ」プロジェクトを始めた。クラウドファンディングでの同プロジェクトの支援率は、開始後一ヶ月経たずして、すでに80%を越えている。今回Be inspired!は、ニューヨークでファッションマーケティングを学ぶ準備のため、現地で英語を勉強している彼にメールでインタビューを行った。社会に対する思いを込めたブランドを始動させた背景には、何があったのだろうか。Photo by Saya Nomura「遊びも勉強も振り切れていなくてダサい」彼の名は佐藤徹駿(さとう てっしゅん)、23歳。基本的にどこへでも持ち歩き、移動手段として使用しているスケボーを始めたのは高校生のときだった。現在の音楽や洋服の趣味もすべて、スケートカルチャーに影響を受けているといっても過言ではないという。そんなスケーターマインドを持つ彼だが、大学3年生までは正直なところ、あまり真面目な学生ではなくのんびり遊んでばかりだったと振り返る。このままだと俺やばいって危機感とまわりのイケてる友達やかっこいい大人たちと自分を比べて、劣等感をめちゃくちゃ感じていました。遊びも勉強も振り切れてなくてダサいなって自覚がありました。そんな温度・湿度の調整機能を持つTシャツがどこで作られているかというと、彼の父親が4代目として営む工場だ。徹駿氏の実家は100年近い歴史を持つニット工場で、「生きているTシャツ」は、そこで培われた職人の長年の経験と技術を生かした製法で編まれる。セーターを作るには、原料から糸にする行程をはじめ、染色や成型、編み機の調整とプログラミング、寸法通りに形を整えるまでの一定の工程が必要で、彼の実家の工場はそのすべてを行っているという。しかし、日本全国で紡績や染色を行っている工場は、ほんのわずかしか残っていないのが現状なのだ。23歳の自分にできる、最大の反抗自身のブランドにつけた名前は「rebel-23」*1。現在23歳の彼が、今のファッション業界やものづくりを行う工場、職人たちを取り巻く環境に対して訴えることができる最大限の思いを込めたという意味合いだ。日本のニット工場を取り巻く現状についていえば、効率よく利益を得ることを追求してきたために、人件費の安い国へ生産拠点を移し続けられた。その影響を受け、30年前には国内マーケットで販売されているセーターのうち50%以上が日本で作られていたところが、現在ではわずか0.5%しか生産されなくなっている。その事実を目の当たりにして感じた「このまま合理性ばかり求めていくと国内から技術が消えてしまう」という危機感について徹駿氏は、クラウドファンディングページにこう綴っている。10年後、20年後、私たち若い世代が「自分たちが作りたいもの」を作り続けるために、今の日本のものづくりを守り続けないといけない。(*1)rebelには反抗という意味があるパトロンとなった際に得られるリターンは「生きているTシャツ」や「工場見学ツアー参加券」だけではなく、「徹駿と一緒にスケートボードをする権利」や「徹駿と飲みに行く権利」といったユニークなものも選べる。もしかすると、どこからとなく感じられる彼のユーモアが支援する人を惹きつけているのかもしれない。それらをリターンに入れた理由について、インタビューでは以下のように答えている。強いて言えば、他のプロジェクトのリターンなどで「講演会に呼ぶ権利」みたいなやつをよく見かけるのですが、自分はそんなことができるほど、ためになるいい話は何もできないし、人前で話すのとかは苦手で、でももし何かできることがあるとしたら、新しく何かを始めたいと思っている人や私の話をききたいなっていう人に対して、自分が一番熱くなれて、楽しくなれて、そして仲良くもなりやすい環境でお話ができるリターンを作ろうと思ったのが狙いです。あと、クスってなってくれればいいかなって感じです。Tesshun Sato(佐藤徹駿)Twitter|Instagram▶︎オススメ記事・#9:「マス受けは望まない」。消費者と環境と“ワタシ”のために服を作る英国ファッションブランド|Bi編集部セレクト『GOOD WARDROBE』・アンチファストファッション。「泥」を尊敬し、「土」に還る服を作る男。All photos via Tesshun Sato unless otherwise stated. Text by Shiori KirigayaーBe inspired!
2018年08月03日でしゃばり、ケチ、おせっかいに無関心…!?孫の入園・入学にまつわるお義母さまの仰天エピソード間もなく入園・入学シーズンですね。お子さんの入園や入学を楽しみにしているママも多いのでは。それはお義母さまにとっても同じこと! かわいい孫の入園・入学とあれば、張り切らずにはいられない気持ちわかります。でもソレ、やりすぎじゃないの!?とビックリさせられたことはありませんか? そこで今回は子どもの入園・入学にスポットを当て、みなさんから寄せられた「孫の入園・入学にまつわるお義母さまの仰天エピソード」を紹介します。2018年1月24日~2月19日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:58件イラスト:春吉86%ちょっとケチ!? 財布の紐がやたら堅い…義父母にとって初孫にあたるうちの息子。ランドセルのことを気にしていたので「一緒に見に行きます?」と誘ったら喜んで同行。でも、息子が選んでいる時にあーだこーだ言ってくるのに、いざ購入するとなると遠くに離れて見ているだけ。えっ?支払いしてくれないの!? 確かに「買ってあげる」とは一言もなかったけど、少しぐらい出してくれると期待していたのに…。息子は「おばあちゃんたちに買ってもらった」と思っているが、「お父さんが買ってくれたんだよ」と説明している(ぴっころりん)義母が来春小学生になる娘の勉強机に、夫(息子)が子どもの頃使っていたお下がりはどう?と言ってきた。物を大事にするのはいいけど、コンパスの針で開けたような穴がたくさんありボロボロ。さらに、義母宅から我が家は遠いのでものすごい送料になるし、買ったほうが安いんじゃないの?と思う。夫にすかさず断ってもらったが「いくらかかったと思ってるの〜」と不満たらたら(ハトムギ)ランドセルや机の値段を聞くだけで、一切お金を出す気がない義母。娘を「内孫」と言うのは口だけで、義妹の子ども達ばかりに気や金を使う。それなら聞かないでほしい(みったま)子どもは敏感なんです… “孫差別”反対ー!!長男は義母にとって初孫でそれはそれは大事にしてくれるが、長男と次男の対応に落差がありすぎ! 長男入学の際は早くから「ランドセルは私が日本製のいいやつを買う!」と言ってくれ、実際に購入してくれた。一方、今年は次男が入学すると伝えているのに、ランドセルのラの字も出ない。結局、次男のランドセルは私の母が買ってくれたけど…。お義母さん、次男も差を感じていますよ〜(しゅんめりー)義妹の子ども達が保育園入園や入学、中学進学の時は、「お兄ちゃんなんだから、お祝い渡さないと」と会うたびにしつこく言われた。義母も義妹にお祝いを渡していたようだが、娘が入園する時は「おめでとう」の言葉だけで、お祝いの品やお金は一切くれなかった。4月から小学生になるが、多分今回も同じだと思う。義母の孫差別、娘も何となく分かってきているような気がする…(はっち)上の子だけにお祝いをくれる義母・義姉妹なので下の子がかわいそうに感じてしまう。また、義姉の子どものことになるとうちの子との差別化が激しい。お祝いのお金をちゃんとあげなさいよとか、お年玉も親戚が少ないんだから多めにね、などよく言われる。お返しは一切ないが…(ほのぼの)勝手に決めないでっ!義母が憧れていたカトリックのお嬢様学校の付属幼稚園に娘を入れるように強く薦められ、そうせざるを得ない状況に。本当は近くの市立幼稚園にするつもりだったのに…(のぶりん)入園式の服装から持ち物、髪型まですべて義母に仕切られた。また、入園祝いの食事会に近所の人まで呼び大事に。私は家族だけでアットホームにやりたかったのに…(ひらっち)ランドセルや子どものスーツ選びに口をはさんで勝手に選ぼうとする。なるべく会わないようにして、子どもが好きな物を選ばせることにすると言いきった(メモン)あのぅ… 母親は私なんですが!!入園式のために着物を新調した義母。参列者は両親のみと決まっている園だったのでやんわりお断りしたら、あなたは家にいたらと言われた。母親のフリをするつもりだったらしい。ビックリした!(あや)孫の入学式に義母も参加した。入学式当日、くりんくりんの巻き髪にバッチリメーク、淡いピンクのワンピースで登場した60代の義母。若作りしすぎでちょっと痛々しい…。当の本人は「ママと間違えられたら困っちゃうわ〜!!」と得意げな様子。大丈夫! 間違えた人は誰もいませんでしたから(苦笑)(ねねでぶ。)園や学校から、式に参加できるのは保護者2人と指定があった。ちょうど夫が休めるので、2人で出席出来るね♪と話していたら電話がきて、義父母で出るつもりだったのにと不満爆発で困った。誰が親だかよく考えてほしい(ゴタゴタは大嫌い)厚意はうれしいけれど… ハッキリ言って、ありがた迷惑!息子の入学式に何を着て行こうかなと言っていたら、「着付けてあげるから私の着物を着ていきなさい」と義母。結局、嫌と言えずに渋々着ていくことに…。かなり古い着物で防虫剤のにおいはキツイし生地は薄いしで、寒くて風邪を引いてしまった(なな)入学式当日、朝早くから見せたい物があると言われ待っていたら、夫(息子)の入学式の写真だった。確かに懐かしいし笑えたけれど、入学式当日の朝の一番バタバタしてる時に見る必要はあったのかな…?(マナティ)初孫の入園式。私達の園は少しだけおめかし的な感じで行くのが子ども達の入園式スタイル。逆にキメ過ぎると浮いてしまう。それに合わせて用意してたのに、これを着なさいと半強制的にキメッキメのスーツが用意されていた。無下にできず、使えるものは使い崩せるところは違うものに変えてみたりとキメッキメにならないように工夫した(二児のおかん)“張り切りすぎ”も“無関心”も考えもの!?前日から泊まりに来て、つきっきりで準備していた。放っておいた(ひだまり)写真を撮って見せていたら、近所の人にも見せるから置いていくように言われ、まわりに見せまくっていたことがあった。最終的に、離れたところに住んでる近所の人の子どもにまで見せていたことがわかりビックリ(苦笑)(pan)超自己中心的な義母は、全く孫に興味なし! 友人とのランチや美容にしか興味がないようで、入園祝いのひとつ(「おめでとう」の言葉さえ)もなかったのにはビックリだった!(ぴよち)
2018年03月22日Be inspired!をご覧のみなさん、こんにちは。山脇 耀平(やまわき ようへい、25歳)と申します。EVERY DENIMWebsite|Facebook|Twitter|InstagramEVERY DENIMとは2015年現役大学生兄弟が立ち上げたデニムブランド。なによりも職人さんを大切にし、瀬戸内の工場に眠る技術力を引き出しながらものづくりを行う。店舗を持たずに全国各地に自ら足を運び、ゲストハウスやコミュニティスペースを中心にデニムを販売している。All photos by Jun HirayamaText by Yohei YamawakiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「作り手」と「買い手」に新たな価値を。前代未聞の“移動型デニム工場”の設立に挑戦する兄弟。 2017年4月に「Forbes誌が選ぶ、アジアを代表する『30歳未満』」に選出された“デニム兄弟”が日本に存在する。二人の名前は島田 舜介(しまだ しゅんすけ、1994生まれ)...
2018年01月23日「四条駅」すぐにたたずむ、洗練された和モダン空間京都・四条にある「和洋旬彩月陽 KARASUMA(わようしゅんさい つきひ からすま)」は、京野菜を創作料理で楽しめるお店です。打ちっぱなしのコンクリートと、温もりのある木の壁がモダンなハーモニーを奏でる店内。京町家をイメージしたというお店は、温かい照明に包まれ、大きな窓からは京都らしい日本庭園を望むことができます。おいしいコラボを作り出すのは、ホテル出身のシェフお店がオープンしたのは、2008年9月のこと。開店以来、落ち着いた雰囲気の中で創作料理が楽しめるオシャレなお店として、人気を博しています。おいしい料理を作り出しているのは、料理人の口谷卓志氏。専門学校で料理の基礎を学んだ後、京都ブライトンホテルで10年以上勤務した、輝かしい経歴の持ち主です。食材の旨みを知り尽くした料理人が作り出す絶品の数々京野菜を贅沢に使用した、創作料理が楽しめると人気のお店。メイン料理には、日本各地より取り寄せた厳選の食材が使われています。肉本来の旨味を逃さないよう、絶妙な焼き加減に仕上げられるステーキは絶品。和風のソースで、あっさりといただけます。色とりどりの野菜が目にもまばゆい、バーニャカウダも人気メニューのひとつ。特製のバーニャカウダソースは、ベースに豆乳が使われており、随所に和の要素が散りばめられています。狙い目は平日の夜! 訪れるなら予約必須の人気店鮮やかな色彩を放つ京野菜を、創作料理で贅沢に楽しむことができるお店です。ヘルシー志向の女性をはじめ、多くの人が連日訪れます。最大50名収容の店内はテーブル席、個室や半個室も完備。大人数でのパーティーから、大切な人とのデートまで、幅広いシーンで活躍してくれるお店です。狙い目は、平日の夜。訪れる前には、電話での予約がオススメです。生産者の想いを特別な一皿に変えてジュニア野菜ソムリエも在籍しています。うつくしい京野菜は、自社農園「京丹後 陽なた農園」で作られるこだわりの逸品。煮て、蒸して、揚げてと、野菜本来の旨味を充分に楽しめる調理方法で提供されます。料理に合う、お酒も充実。お店オリジナルの日本酒もあり、唯一無二のおいしさが満載のお店です。京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」、6番出口から歩いて3分ほどの場所にお店はあります。阪急京都本線「烏丸駅」からだと歩いて5分ほど。和モダンな京町家風の店内で、うつくしい京野菜の創作料理を楽しんでみてはいかがですか。スポット情報スポット名:和洋旬彩 月陽 KARASUMA住所:京都府京都市下京区仏光寺通新町東入ル糸屋町215-1電話番号:075-365-0421
2017年12月27日2017年4月に「Forbes誌が選ぶ、アジアを代表する『30歳未満』」に選出された“デニム兄弟”が日本に存在する。二人の名前は島田 舜介(しまだ しゅんすけ、1994生まれ)と山脇 耀平(やまわき ようへい、1992生まれ)。 彼らは大好きなデニムを「つくる人」にも「つかう人」にも価値を生み出していきたいと決意し、デニムブランド「EVERY DENIM」を2015年9月に立ち上げた。そしてブランド立ち上げから1年と9ヶ月経った今、前代未聞の“移動するデニム工場”を設立しようとしている。島田 舜介(弟)と山脇 耀平(兄) ものづくりは“純粋なカッコよさ”だけではないことを知った兄弟が作った最高のデニム兵庫県で生まれ、幼少期を過ごした兄弟。小さいころからジーンズが好きで、いつも父親のお下がりを履いていた彼らは「こんなに好きで毎日履いているジーンズがつくられている現場を、いつか見てみたい」と考え、弟の舜介氏が大学進学で“国産ジーンズ発祥の地”岡山に行くことをきっかけにジーンズ工場を初めて見学。そこで見た「ものづくりの現場」に圧倒され、“純粋なカッコよさ”を多くの人に知ってもらいたいの一つの思いで、2014年12月から工場の職人さんや経営者の方を取材して、ものづくりへの想いやこだわりを発信する活動を開始した。しかし、生産現場に足を運び取材を重ねる中で、日本のものづくりの問題点に気付く。それは、国内の服作りの規模が年々縮小していることや、産業構造上思うようなものづくりができていないことなど。自分たちは、本当に情報発信だけをしていていいのか。もっと直接的に、強く力になることはできないのか。ものづくりは“純粋なカッコよさ”だけではないことを知った兄弟は、自分たちが「ものをつくる人」と「ものをつかう人」のどちらに対しても価値を生み出していきたいと決意し、2015年9月にデニムブランド「EVERY DENIM」を立ち上げた。彼らの理想は、職人さんが作っていてワクワクする様な想いのこもったデニムを生み出すことと、そのデニムを多くの人に想いを込めて永く履いてもらうことだ。今ではもう4種類のデニムを製造、販売している。EVERY DENIMの新作 4thモデル「Brilliant」 モノを長く大切にするために思いついた「新しい販売方法への挑戦」「モノを長く愛用することの楽しさをEVERY DENIMを通じて知ってほしい」と語る背景には、日本のものづくりの現場を支えたいという想いがある。その楽しさに気づくには、生産者と使用者との繋がり、自分なりの軸で選択した責任、人から贈り物をもらった時の暖かさ、製品の質の良さなど、きっかけは様々である。これらのきっかけを作るために、兄弟は特に、服の販売方法にこだわりを持っている。そのために兄弟は店舗を持たず卸売もせず、全国各地の試着販売会などでの直接販売にこだわっているのだ。試着展示会の様子 そして、そんな兄弟は今、新たな小売のカタチに挑戦しようとしている。それは移動するデニム工場”えぶり号”だ。EVERY DENIMの製品をのせ日本各地を巡り、全国にデニムを届けるキャラバンになっている。このキャラバン特徴は3つ存在する。1.工場の雰囲気を体感できる 内装のテーマは「ミニ工場」。実際にデニム工場で使用されているミシンや工具をディスプレイし、ものづくりの現場の雰囲気が体感できる。2.その場で試着、購入できるAll photos by EVERY DENIMText by Ayane KumagaiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!メインストリームに負けない。マイノリティ集団がLevi’sとDazedと社会に訴えた「多様性のかっこよさ」 アメリカの老舗のジーンズブランドのLevi’s(リーバイス)。彼らをスポンサーに、イギリスのカルチャー誌Dazed and confused (デイズドアンドコンフューズド)の...
2017年06月15日サントリービールは2月23日、春季限定新ジャンル「サントリー 春の"旬味(しゅんあじ)"」を発売する。○旬の食事と楽しめる、華やかな香りと心地よい苦味を実現同商品は、食事に合うビール類を求める声が寄せられていることから、春の旬の食事と楽しめるものになっているという。アロマホップ由来の華やかな香りと、アロマホップとビターホップの組み合わせによる心地よい苦味を実現し、春の旬の食事にも向く味わいに仕上げたとのこと。レギュラー缶350mlとロング缶500mlを用意。想定価格は、350mlが140円強(税込)、500mlは205円程度(税込)。なお同商品の発売に際し、料理研究家の土井善晴氏から「春の"旬味"」と旬の食事との相性にお墨付きをもらい、6缶パックのパッケージや店頭、ホームページなどで訴求していく。さらに、土井氏が旬の食材を使用したオリジナル料理レシピを開発し、華やかな食卓を提案する、としている。
2016年01月07日写真が趣味のサラリーマン・いくしゅんの初写真集『いくしゅん写真集 ですよねー』が11月30日に刊行された。いくしゅんは、10年程前から趣味で写真を始めたサラリーマン。空港のベンチに隙間なくみっしり腰掛ける力士たちや、まるでマフィアのボスが葉巻を噛んでいるかのように堂々と竹をかじるパンダなど、街ゆく人やモノ、動物などを瞬間的に切り取った、じわじわと見る者の笑いを誘うスナップ写真の数々を生み出している。今回発売される同書は、いくしゅんがこれまでに撮りためた作品を厳選し、いくしゅん自ら写真の組み合わせや順序などの構成を行った写真集。作品一枚一枚が持つ面白さに加え、一瞬を逃さない瞬発力や、連続する数枚の写真で構成されたストーリーの意外性なども楽しめる作品集となっている。【書籍情報】『いくしゅん写真集 ですよねー』写真・構成:いくしゅん出版社:青幻舎並製/240ページ/四六判発刊:2015年11月30日価格:1,800円
2015年12月11日山下しゅんや氏のイラストを忠実に立体化したコトブキヤの美少女シリーズより、「アベンジャーズ」のメンバーである「ワスプ」がフィギュア化され、2015年8月に発売されることが决定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は7,776円(税込)。実写映画が待たれている『アントマン』の良きパートナーでもあるワスプを、おなじみ山下しゅんや氏の描き下ろしイラストを元に、水面に優しく降り立ちこちらに微笑む可憐なポーズで立体化。彼女の能力を考えると1/1スケールともいえそうな、リアルな存在感に仕上がっている。ワスプの象徴とも言える背中の翅は、特殊な塗装により観る角度で変化する虫の翅のような特徴的な輝きで再現されているという。商品サイズは1/7スケールで、全高は約270mm(台座込み)。商品価格は7,776円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年8月を予定している。(C)MARVEL
2015年03月03日