「ぴあ」調査による2016年4月8日、9日のぴあ映画初日満足度ランキングは、沖田修一監督のオリジナル脚本を基に松田龍平が主演を務めた『モヒカン故郷に帰る』がトップに輝いた。2位にブリー・ラーソンが第88回アカデミー賞主演女優賞に輝いたヒューマン・ドラマ『ルーム』、3位にエミリー・ブラント主演のクライム・アクション『ボーダーライン』が入った。その他の写真1位の『モヒカン故郷に帰る』は、松田演じるモヒカン頭の息子・永吉が、恋人の妊娠を機に7年ぶりに帰省し、柄本明演じる余命わずかの父親・治のために奮闘する姿をコミカルに描いた作品。観客は“笑い”の中に散りばめられた“家族の絆”に心動かされたようで、「老若男女楽しめるコメディ」「全編笑いに満ちていて、家族の絆にほっこりした」「家族の温かさが染み入る映画」「父の息子への言葉が泣けた」などのコメントが寄せられた。また、永吉の恋人を前田敦子、永吉の母をもたいまさこ、永吉の弟を千葉雄大が演じるなど、個性豊かなキャストが顔を揃えており、観客からは「家族としてマッチしている素晴らしいキャスト」「父と息子の掛け合いが最高」「前田の演技が面白く、要所要所で笑いをさらっていく」「もたいまさことのやり取りも最高」と好評を集めた。2位の『ルーム』は、ある男によって納屋のような“部屋”に監禁されている母・ジョイと5歳の息子・ジャックが、そこから脱出し“世界”を発見する様を描いた作品。ジャックが恐怖に怯えながらも世界に飛び出していく姿に、「ジャックが初めて空を見るシーンに感動」「部屋しか知らなかったジャックが世界は広いと知る姿に涙がこみ上げた」などの感想が集まった。脱出後、ジャックは初めての世界に戸惑いながらも少しずつ心を開いていくが、一方でジョイは、自分たちを見る世間の目に傷ついていく。観客からは「脱出シーンより脱出後の世界を生きるシーンが重要で苦しかった」「世界に出て様々な質問を投げかけられ、押しつぶされていく様は辛かった」といった声が聞かれた。しかしそういった状況でも「ジャックが母を助けようとする姿が印象的」「親子の愛は山よりも高く海よりも深い」と、確かな“親子愛”を感じられたようで、最後には「明るい未来が見えたような、これからまた歩き出せるようなふたりの姿がよかった」といった声が寄せられた。(本ランキングは、4/8(金)、9(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年04月11日モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマンが、恋人の妊娠を機に、7年ぶりに故郷に帰ったことから始まる現代のホームドラマ<a href="">『モヒカン故郷に帰る』</a>。このほど、本作で松田龍平演じる“モヒカン息子”の恋人で、クライマックスで感動的な(?)結婚式を執り行う前田敦子の“妊婦”ウエディングドレス姿が到着した。<a href="">『南極料理人』</a><a href="">『横道世之介』</a>などで知られる沖田修一監督のオリジナル脚本の元に、松田さん、“父”柄本明、“母”もたいまさこ、“弟”千葉雄大という日本映画になくてはならない豪華キャストが集結した本作。広島に浮かぶ四島で、島の住民たちも特別出演しながらオールロケを敢行したことも話題となっている。今回、劇中で主人公の“モヒカン息子”・永吉の恋人で、前田さん演じる由佳のウェディングドレス姿が到着。前田さんはこれまで雑誌の企画でウエディングドレスを着用したことはあったものの、映画では初めて。しかも、“おめでた婚”の妊婦ウエディングドレス姿となる。久々に故郷に帰った永吉は、父・治(柄本さん)のがんが発覚してからというもの、父の願いを叶えるため奮闘するが、本作の結婚式は、そんな父の望みに応えて開かれるクライマックスを飾るシーン。小さな島にある唯一の病院で、島民総出で行われる結婚式は、万国旗や紅白の旗に彩られ、医療器具を用いての照明など、アットホームな空気に包まれたものとなった。初のバージンロードを歩く前田さんは、幸せオーラ全開!また、永吉役の松田さんもパリッとしたタキシードに身を包み、垂直に伸びるモヒカンからも一大イベントに臨む“気合い”が伝わってくる。前田さんは、今回のウエディングドレス姿での演技初披露に「まだまだ、そういう年齢ではないと思っていたのですが、妊娠そして結婚するという由佳を演じることは感慨深かったです」とコメント。「由佳にとっても初めてのことだったので構えることはなく、私自身も結婚式を楽しみながら演じることを心がけました。家族と島のみなさんに参加していただいて、手作り感あふれるとってもかわいらしい空間で、とても幸せな気持ちになりました」と、喜びいっぱいに撮影の感想を明かしている。余命わずかの父のために開かれる手作り結婚式。最高で最強の家族に訪れる、あっと驚くラストは、劇場で確かめてみて。『モヒカン故郷に帰る』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月11日沖田修一監督がオリジナル脚本でメガホンをとった『モヒカン故郷に帰る』の初日舞台あいさつが4月9日に、東京・テアトル新宿で行われ、沖田監督をはじめ、主演の松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真恋人の妊娠をきっかけに、7年ぶり故郷・戸鼻島(とびじま)に戻った売れないバンドマンが、がんで余命わずかだと判明した父親のために、空回りしながらも奮闘する。広島・瀬戸内海に浮かぶ四国でオールロケを敢行。広島での先行上映を経て、同日から全国で封切られた。劇中で“デス声絶叫”を披露している松田が、「のどをつぶして、3日くらい声が出なかった」と明かすと、沖田監督は「のどがつぶれないか心配だった」と涼しい顔。父親役の柄本は、パジャマ姿で屋外の撮影に臨み「あれは寒かった!」と訴えれば、沖田監督は「柄本さんがあの入院着がいいとおっしゃっていたので…」と返すなど、映画そのままの和やかなトークが繰り広げられた。松田と千葉は兄弟役で共演し「優しい雰囲気で微笑みかけてくれるから、こっちもちょっかい出したくなるんですよ」(松田)、「すごく優しく話しかけてくださり、自然と心が開けた」(千葉)と相思相愛。さらに親交を深めたい千葉が「次は裸の付き合いがしたい」と話すと、松田も「じゃあサウナ行こうよ」とすっかり乗り気だった。主人公の恋人を演じた前田は「うれしかったですね。女性なら着たいものですから」と結婚式のシーンで着用した純白のウェディングドレスに思わずウットリ。「すてきだなと思いました。シーン自体もアットホームでいい雰囲気だった」(松田)、「デコルテが美しくて、見とれちゃいました」(千葉)と男性陣も、前田のドレス姿を絶賛していた。『モヒカン故郷に帰る』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月09日広島を舞台にしたハートウォーミング作『モヒカン故郷に帰る』が広島での先行上映に続き、4月9日(土)に全国封切り。同日、東京・テアトル新宿で主演の松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が初日舞台挨拶を行った。<a href="">『横道世之介』</a><a href="">『南極料理人』</a>などで知られる沖田監督の最新作。モヒカン頭の売れないバンドボーカル・永吉(松田さん)が、結婚報告のため7年ぶりに瀬戸内海の故郷・戸鼻島に帰郷。両親や弟、妊娠中の恋人と悲喜こもごもを繰り広げる。映画の中には、松田さんがデス声で絶叫するシーンがあり、沖田監督は「のどをつぶさないか心配だった」。すると松田さんは「いや、実際のどをつぶして、3日ほど声が出なかった…」と告白し、沖田監督は恐縮しきりだった。また、末期がんを宣告される父親役の柄本さんは「(屋外で)入院着だったから、寒かった」と沖田監督にクレーム?「あれは柄本さんが、入院着がいいとおっしゃっていたから」(沖田監督)、「そうだっけ?覚えてないなあ」(柄本さん)など、とぼけたトークで会場を和ませた。主人公の恋人を演じる前田さんは劇中で、純白のウェディングドレスに身を包んだ結婚式のシーンをふり返り「うれしかったです。女性なら着たいものだし、雰囲気もとても素敵で」と満面の笑みを浮かべた。この発言に「素敵だなと思った」(松田さん)、「デコルテが美しくて、見とれちゃいました」(千葉さん)と男性陣もウットリ。さらに千葉さんは、兄役の松田さんに「もっと仲良くなりたいから、裸の付き合いがしたい」と大胆アプローチ!松田さんも「じゃあ、サウナ行こう」と即答だった。『モヒカン故郷に帰る』は全国公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月09日モヒカン頭の松田龍平が、前田敦子演じる身重の恋人とともに久しぶりに帰郷する<a href="">『モヒカン故郷に帰る』</a>。このほど、細野晴臣による本作の主題歌、その名も「MOHICAN」の配信がスタート。沖田修一監督が自ら手がけたスペシャルミュージックビデオ(以下、MV)も完成した。モヒカン頭がトレードマークの売れないデスメタル・バンドのフロントマン、永吉(松田龍平)。妊娠した恋人・由佳(前田敦子)を連れて、故郷・戸鼻島(とびじま)へ結婚報告をするため7年ぶりに帰る。2人を待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛す頑固親父・治(柄本明)と筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたいまさこ)、そしてたまたま帰省していた弟・浩二(千葉雄大)の3人。久々の永吉の帰郷と結婚を祝う大宴会が開かれたその夜、永吉は治が倒れているのを発見。病院で受けた検査結果は、末期のがんだった。動揺を隠せない5人の頭に渦巻く「どうする!?」。何をするのが正しいのか分からないけれど、不器用にぶつかりあいながら喧嘩したり笑い合ったり。“家族”は離れた時を埋めていく――。本作は、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ、恋人と共に7年ぶりに帰郷したモヒカン息子と父や母、弟ともに繰り広げる悲喜こもごもあふれるホームドラマ。<a href="">『横道世之介』</a>『滝を見にいく』などで知られる沖田監督のオリジナル脚本となる本作で、主題歌を手がけるのは、オリジナル楽曲としては4年ぶりとなる細野晴臣。そのミュージックビデオは、映画本編の中から柄本明が演じる主人公の父・治の姿を中心に、本楽曲に合わせて沖田監督自ら編集したものとなっている。今回の主題歌は、沖田監督が以前から大ファンであった細野さんにラブコールを送ったことから実現。監督とのディスカッションを経て、松田さんが演じる永吉のモヒカンにインスパイアされた主題歌「MOHICAN」が誕生した。今回のコラボレーションに際し、細野さんは、「モヒカン刈りって昔はかなりのツッパリ感があったヘア・スタイルだったけど、いまとなってみればノスタルジックで、悲哀さえ感じます。この映画はそういう落差を見せてくれました。都会でツンツン尖ったロッカーが、故郷へ戻るとそこは日本の原風景。これを見て故郷に帰りたくなる若者もいるでしょうね。いいなあ、ふるさとって」とコメントを寄せる。また、沖田監督は「細野さんにこの詞を歌わせていいのか、と畏れ多くも嬉しい気持ちでいっぱいです」としながらも、「思わず笑ってしまうほど、素晴らしい主題歌をいただきました」と絶賛。自身初のモヒカン姿を披露している松田さんも、「島に住んでいるような、浮遊感のある心地の良い曲だと思いました。映画の雰囲気にぴったりで僕も嬉しいです。ぜひ、この曲と共に余韻を楽しんで下さい」とコメント、ゆる~くて、可笑しくて、ほっこり温かい映画の世界観にマッチした主題歌に、太鼓判を押している。『モヒカン故郷に帰る』は広島にて先行公開中、4月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。主題歌「MOHICAN」はiTunes、レコチョク、moraほか主要音楽配信サイトにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月07日松田龍平、千葉雄大、前田敦子、もたいまさこと最新映画<a href="">『モヒカン故郷へ帰る』</a>で “家族”を演じる俳優・柄本明が、「さんまのまんま」に初登場!自身が芝居を始めたきっかけや、朝ドラから映画、CMまで幅広く活躍する柄本佑&柄本時生の2人の息子について明石家さんまと盛り上がる一方、収録中にまさかの途中退席をしていたことが分かった。意外にも、今回が「さんまのまんま」初出演となるベテラン個性派俳優の柄本さん。「(出演)嫌だったんだ?」と言われると、思わず困惑。続いて、年齢を聞かれると、「67歳です。もう死にます」と応じ、早速さんまさんを爆笑させていた。そんな柄本さんのお土産は、柄本さんが妻で女優の角替和枝とよく行くという、喫茶店のパニーニ。「妻と一緒に毎朝、喫茶店に行くのが、結婚する前からの習慣なんです」と説明する柄本さんに、さんまさんは羨ましげに感心する。また、柄本さんが座長を務める「劇団東京乾電池」といえば、今年で創立40周年。若き日の柄本さんが、劇団つかこうへい事務所に客演した伝説の舞台「蒲田行進曲」は面白いと評判で、さんまさんも「東京まで観に行ったんですよ」と当時をふり返って語る。そこから、柄本さんが舞台の大道具係から俳優になったいきさつや、高田純次やベンガル、イッセー尾形らなど劇団仲間との思い出話に花が咲くことに。「よほど面白い大道具さんだったんだ」とさんまさんも言う、柄本さんが俳優の道へ進むきっかけとなったある人物とは…?そして話は、両親の“芝居DNA”を受け継ぎ、俳優としてそれぞれ活躍中の息子たちのことへ。柄本さんが「(長男)佑が、俳優デビューして良かった」と感じた、知られざるエピソードも明かされる。ところが突然、柄本さんが「すみませんけど…」と切り出して退席、収録は一時中断することに!さんまさんが「TV史上初(?)で面白いですよ!」と仰天した、その驚きの一部始終とは!?さらに、「自分が出演した作品はあまり観ない」という柄本さんに、さんまさんも「僕も28歳まで自分の作品を観るのが嫌だったんですよ」と語り、自身の経験も織り交ぜつつ、出演作を見るためのアドバイスを送るが…。大ベテラン俳優に、さんまさんが思わず「司会者が下手くそに見えまんねん」とキレる(!?)ひと幕もある今回。最後まで笑いの絶えないトークとなりそうだ。「さんまのまんま」(ゲスト:柄本明)は 4月2日(土)13:56~関西テレビにて、4月17日(日)13:00~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月02日4月9日より全国公開される映画『モヒカン故郷に帰る』の東京プレミア上映会が29日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、松田龍平、前田敦子、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が出席した。舞台となる広島で先行上映されている本作は、2009年公開の映画『南極料理人』、2013年公開の映画『横道世之介』を手掛けた沖田修一監督が自らオリジナル脚本を担当。本作は、瀬戸内海に浮かぶ四島を舞台に、モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉(松田龍平)が、恋人の由佳(前田敦子)を連れて結婚報告のために故郷の広島に帰り、ドタバタ劇を繰り広げる。主演の松田は「家庭にありそうなエピソードがたくさん盛り込まれている家族のお話ですが、あっと驚くシーンが所々にあってとても笑えます。笑いながら劇場で見ていただければうれしいです」とアピールし、相手役の前田敦子について「もたいさんと前田さんのシーンがすごく好きなんですよ。由佳の、永吉に見せない顔は本当に嫁姑の空気感が出ていて楽しかったですね」と好印象の様子。一方の前田は「今回の永吉と龍平さんはかなり近いんじゃないかと思いました。素に近い龍平さんが映画で見えていたんじゃないかと。作品の中で自分の言ったことにヘラヘラ笑うところが可愛いなと思いました」と劇中同様に仲の良さをアピールしていた。永吉をはじめ、田村家の面々を描いた本作にちなみ、「田村家でまた何かをするとしたらどんなことをしたい?」という質問に「やっぱりこの時期だからお花見したいですね。新宿御苑とかで。バーベキューとかいいですね」と前田。それに対して松田は「レジャー施設とかいいな。色々付いているやつですね。卓球やボーリングや温泉が付いていて……もたいさんボーリング上手そうですよね」と勝手なイメージを膨らますも、当のもたいは「イメージないですから(笑)。ボーリングできないですよ(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『モヒカン故郷に帰る』は、3月26日より広島先行公開、4月9日より全国拡大公開。
2016年03月30日広島を舞台にしたハートウォーミング作<a href="">『モヒカン故郷に帰る』</a>のプレミア上映会が3月29日(火)、都内で行われ、主演の松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一(<a href="">『横道世之介』</a><a href="">『南極料理人』</a>)が出席した。モヒカン頭の売れないバンドボーカル・永吉(松田さん)が、結婚報告のため7年ぶりに瀬戸内海の故郷・戸鼻島に帰郷。両親や弟、妊娠中の恋人と悲喜こもごもを繰り広げる。松田さんは、父親役の柄本さんについて「ご一緒できて幸せでした。大先輩ですから、やりづらかったんですけど(笑)、父と息子の複雑な関係性が自然な雰囲気で表現できた」。一方の柄本さんは「いずれ龍平くんとは親子を演じる…とは考えていませんでしたが、日本映画界で独特な存在感をもった俳優さんだから、僕としては違和感なく共演できた」と語り、相思相愛ぶりを披露した。千葉さんが弟・浩二を演じており「松田さんとは初めてご一緒しましたが、お兄ちゃんと呼ばせていただいております。たまに僕のこと『バーチー』と呼んでくださって」とファンなら萌えキュンな告白。松田さんも「千葉くんは…すごくイジりたくなるし、ちょっかい出したくなる」とはにかんでいた。恋人の由佳を演じる前田さん、モヒカンの母を演じるもたいさんは“嫁姑”という役どころだが「まさこさんは、とってもカッコいい。若者をウェルカムで受け止めてくれた」(前田さん)、「あっちゃんが緊張を解してくれた」(もたいさん)とこちらも仲良しオーラで場内を包んでいた。『モヒカン故郷に帰る』は広島先行上映中。4月9日(土)より全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2016年03月29日東京・馬喰町の問屋街にある、荒物問屋「松野屋」店主の松野弘さん。人好き・街好き・おもしろいこと好きな松野さんが、旧知のスタイリスト伊藤まさこさんとともに、お馴染みの浅草や馬喰町へ。イーストトーキョーをめぐる後編。■開放的な空間で美人店主とおしゃべり。ギャラリー&ショップ「組む 東京」松野さんホームタウンの馬喰町めぐりは続く。日常を豊かにする暮らしまわりのモノや道具を扱うギャラリー&ショップ「組む 東京」へ。祖父が経営していた会社の古い倉庫ビルをみずからリノベーションし、2015年に店をはじめた店主の小沼のりこさん。大学で美術史を学び、イギリスに留学してキュレーションを学んだ小沼さん。そんな経歴もあって、周囲には自然とモノ作りをする仲間が集まり、そんな彼らと“組み”作り上げたのがギャラリー&ショップ「組む 東京」だ。大きなガラス窓の開放的な空間は、松野さんでなくてもちょっとのぞいてみたくなる。松野弘さん(以下、M):「組む東京」は、いつも興味深い個展や企画展をやっているんだけど、去年秋に展示していた多肉植物のインスタレーションがまだ飾ってあるから屋上に行きましょう。伊藤まさこさん(以下、I):うわあ、すごい!ビルの屋上にいきなりあるのがいいですね。この建物、とてもすてきですね。作家の個展をはじめ、さまざまな企画展を手掛ける「組む東京」。昨年の秋に開催したATELIER TOKIIROの多肉植物をテーマにした企画展も大好評だったそう。ビル屋上に残る「無人島」という名のインスタレーションは、春のご陽気にあわせぐんぐんと成長中M:店主のお祖父さんが経営していた会社の倉庫だったそうで、ひいお爺さんの時代には、大八車を作っていたとか。だからすごく天井が高い。よく行くお店の途中なので、毎日のように店主やスタッフとおしゃべり、ではなく、情報交換をしています(笑)。大治将典さんがデザインを手掛けているFUTAGAMIの真鍮シリーズは人気だとか。店主の夫、小沼智靖さんが作った木の器もいいよ。I:私は、このレースや布をつかった山崎淳子さん(JEUJYEI)のアクセサリーが気になります。独特なお店の雰囲気もいいですね。馬喰町に、こんなギャラリー&ショップがあったんですね。M:「組む 東京」にように外に開かれた場ができることで、新しい人がまた街にきてくれる。そうやって人が人をよび、結果的に街が盛り上がることが大事だと思う。大治将典さんがデザインをした真鍮や器、山崎淳子さん(JEUJYEI)のアクセサリー、トートバックやストール、ポルトガルのモビール、お米農家やまざきの米まで、“組む”とつながっている作り手たちが手掛けた品々が並ぶ【お店情報】組む東京東京都千代田区東神田1-13-1603(5825)4233営業時間や休日は企画展などによって異なるため確認を。■ランチからライブまで!?馬喰町のブルックリン「北出食堂」さらに馬喰町を東へと進むと、センスのある看板がかかった「北出食堂」へ。長くブルックリンに暮らした北出茂雄さん2013年に開いたダイナー。ブルックリンのロフトをイメージしたというコンクリート打ちっぱなしの店内には、手作りのテーブルや棚、アンティークの椅子が置かれ、温かみのある雰囲気を醸し出している。自家製生地のタコスをはじめ、岩手産短角牛のハンバーグステーキ、牛すじ煮込み黒カレー、そばサラダなど和洋問わず多彩な料理を展開。ランチや一杯飲みにとちょくちょく「北出食堂」に顔を出す松野さん、ご自身のブルーグラスのバンドライブも開催したとか!M:いいでしょう、北出食堂!店主の北出君は、知人を介した知り合いで開店の際に、松野屋にまで挨拶にきてくれた。NYのブルックリン帰りってどんな奴だ(笑)と思っていたけど、会うといい青年でさ。これは応援しなきゃと通っていたら、いい店だからどんどんお客さんが増えてきて、夜はなかなか予約がとれないらしい。I:ブルックリンにこんな店ありますね。大きな窓や天井が高いので気持ちがいい。このあたりはあまり来ることがないんだけど、そういえば事務所の壁に塗るペンキを買いに来ましたね。吹き抜けの高い天井が心地よい1階フロアはテーブル席メイン。奥にはカウンターがあるので、ひとり飲みが楽しめるM:ペンキを買いに?確かに、この近辺には色々な資材を扱う店が多いからね。材料はもちろん、サンプルを作る職人はいるし、小単位から生産を引き受けてくれる工場だってある。I:モノ作りするには、色々と便利な街ですね。M:そこに気がついたモノ作り系の若者が集まってきた。そして彼らが根づいたことで、次は個性的なカフェやバーができはじめる。すると街に暮らす人だけではなく、そんな店を目指して遠方から人がやってくるように。それが無意識のうちに“まちおこし”になっている。街は、ハコではなくヒトありきですよ。I:本当にそうですね。浅草から馬喰町まで、街の歴史や店のなりたちを教えていただいたことで、なんだかこのエリアが違ってみえてきました。今日は、ありがとうございました。ところで、私は赤ワインにしますけど?M:早くいってよ~、もちろん飲むよ。ハイボール貰おうっと!「パルマ産生ハム」、アボガドと豆腐のサラダ「坊主豆腐」は、お酒のおつまみにぴったり【お店情報】北出食堂東京都千代田区岩本町1丁目13-503(6240)9920営業時間:月~金曜/11:30~15:00(L.O.14:30) 、17:00~23:00(L.O.22:00) 土曜/11:30~23:00(L.O.22:00)、日曜・祝日/11:30~22:00(L.O.21:00)休日毎週木曜【街案内人】松野弘さん荒物雑貨・松野屋の店主。著書に「あらもの図鑑」(新潮社)がある。現在、六本木の21_21DESIGN SIGHTでの企画展「雑貨展」(~6/5まで)に作品を出展中。明治期の荒物雑貨売りの写真をもとにして、「松野屋」の籠や笊や箒や鞄などを大八車に積みこんだインスタレーションは一見の価値あり。伊藤まさこさん文化服装学院でデザインと洋装を学んだ後、料理や雑貨など暮らしまわりのスタイリストに。洋服や料理はもちろん旅や街歩きまで、さまざまなジャンルの本を出版。近著に、お弁当を作る楽しさ、食べる嬉しさを1冊にまとめた『おべんと帖 百』(マガジンハウス)、いろんなパターンの白いシャツをハンドメイドする『白いシャツを一枚、縫ってみませんか』(筑摩書房)がある。江戸文化香る浅草から、問屋街・馬喰町の珈琲専門店へ。松野弘×伊藤まさこ ぶらりゆるりな街めぐり--前編【東東京タイムトラベルvol.2はこちらから。78
2016年03月23日東京・馬喰町の問屋街にある、荒物問屋「松野屋」店主の松野弘さん。松野屋の荒物雑貨は、日本国内のみならずNY、パリ、台湾のおしゃれなセレクトショップでも大人気。荒物雑貨の目利きであり、人好き・街好き・おしゃべり好きな松野さんが、馴染みの街・浅草や馬喰町をご案内。ボッチ歩きは寂しいと、旧知のスタイリスト伊藤まさこさんを道連れに、ゆるりイーストトーキョーを巡る前後編。■食通が愛した老舗天ぷら屋、浅草「中清」へ江戸時代、芝居小屋や遊郭などの遊び場がつくられ、江戸文化の象徴だった地、浅草。暦ごとに市や祭りがある浅草寺、明け六つから歌舞伎がはじまる猿楽町、大門をくぐれば桃源郷の吉原と、朝に夕にと浅草詣でに興じた江戸市民のように、今でも多くの観光客で年中賑わいをみせる。江戸情緒が漂うこの地に、六代続く老舗天ぷら屋「中清」がある。作家の永井荷風や池波正太郎らが愛した中清は、松野さんにとって特別な日のお店だ。江戸前の天ぷらに舌鼓をうちながら、ふたりの話がはじまる。明治3(1870)年創業の天ぷら屋「中清」。駿河の武士だった初代が、屋台の天ぷら屋を浅草広小路へ出したのは幕末のころ。店を建てた際に、息子(2代目)中川清五郎の名をとり中清と命名。松野弘さん(以下、M):祖父母に手をひかれて浅草寺詣で、中学時代には花やしきや名画座でデートをしたりと浅草にはいろんな思い出がある。今でも誰かと食事する時は浅草。まさこさんは、浅草にはどんなイメージがある?伊藤まさこさん(以下、I)東京は、どこに行っても同じような店ばかりの印象で、街がなんだか味気なくなってきていますよね。でも、浅草には代々続く老舗や個人経営の個性ある魅力的な店や人が多いな、と感じます。M:江戸時代からそうだけど、浅草は芸能文化の発祥の地。寄席に名画座、ストリップ小屋のフランス座があったことで、自然と落語家や作家やタレントなどのおもしろい人が集まり、東京のカルチャースポットだった。その雰囲気が今もここには漂っている。また観光地のように思っている人も多いかもしれないけれど、地元に根ざしたいい店が多いよ。前菜から水菓子まで、3種類のコースメニュー(7,500円~)が用意されている。ふたりがいただいたのは「神輿」コース中清の天だねは、車海老、キス、穴子など築地で仕入れた新鮮な魚介のみ。コースの締めは、小かき揚げの天丼か天茶、小かき揚げとご飯を選べる。伊藤さんは天茶、松野さんは小かき揚げとご飯で締めるI:中清さんの前菜や天ぷらは、どれも上品な味ですごくおいしい。胡麻油の効いた濃厚な味かと思っていましたが、軽くてあっさりしていますね。天ぷらのお塩は、初代の故郷である駿河産のものだとか。こちらは松野さんにとって、どういうお店ですか?M:家族の行事や大事なお客さまを迎える、特別なお店ですね。離れの個室だと寛げるし、庭の鯉もいいでしょう。女将さんが名を呼ぶと寄って来るんだよ(笑)。年に数回訪れる特別な店、普段は釜めし屋や洋食ヨシカミとかね。あと神谷バーは、僕にとって、いい意味でのファミレス。特に子どもから年寄りまで世代問わず楽しめる2階は、子どもを連れてよく行った。世代問わず楽しめる町なんだよ、浅草って。I:私も洋食ヨシカミは好きです。あと喫茶店のアンヂェラス、食パンが有名なペリカンも!どのお店も長く愛されていて、いつもいろんな人たちで賑わっていますね。松野さんに教えていただいた釜めしむつみもよかった。M:普段使いの店から特別な店まで、浅草って間口が広くていいでしょう(笑)。では、池の鯉にお別れして次の町へ向かいますか。数寄屋造りの離れ座敷を囲む中庭をみながら、昔から変わらぬ江戸前の天ぷらを楽しみたい【お店情報】中清東京都台東区浅草1-39-1303(3841)4015営業時間:月~金曜/11:30~14:00、17:00~22:00土日曜、祝日/11:00~20:00休日:毎週火曜および第2・4月曜■ホームタウン“馬喰町”では、新旧の個性あふれた店をぶらぶら仕事場や住まいがある、松野さんのホームタウン馬喰町へ。問屋街として名を馳せる馬喰町だが、バブル崩壊後に商売をたたむ会社が増え、そのビルや倉庫は長く放置されていた。そんななか地域のリノベーションがはじまり、堅牢なビルやだだっ広い倉庫に目をつけた若き職人やクリエイターが集まってきて、馬喰町に工房や事務所を構えはじめたのが10年ほど前のこと。今では、手仕事を集めたギャラリー、多彩なイベントを開催するカフェ、海外にいるかのようなレストラン、おしゃれなボタン屋さんなど、個性あふれた店で賑わうエリアに。松野さんが昔から通う珈琲専門店、新たに顔馴染みになったギャラリーや飲食店へと、ぶらぶら、てくてく。■松野さんが長年通う珈琲専門店。カウンターでいつもの一杯を堪能馬喰町、問屋街のはずれにある珈琲専門店の「駱駝」。店主の森口源雄さんが1978年に開いた店だ。豆選び、焙煎、ブレンド、淹れ方、すべてに研究や工夫を重ねて毎日飲みたい味へと仕上げた「らくだブレンド」は、松野さんのお気に入り。一番手間ひまかけて一番安いメニューだと笑う店主森口さん。店を手伝う息子の賢一さんが、松野さんのいつものメニュー(らくだ珈琲&シナモントースト)を持ってきてくれた。東京という砂漠をゆっくりと歩き続ける駱駝のように、そんな思いでつけた店名。ご常連からいただく駱駝グッズは、年々増える一方だとかM:昼ごはんを食べたあとは決まって「駱駝」。その習慣は、もう10年以上になるかな。こんな小さな店だけど、ここで焙煎もしている。まさこさんは、珈琲は好き?I:好きです。日によって、ブラックで飲んだり、ミルクを入れたり。一日一杯は必ず。「らくだブレンド」、おいしいですね。いいなぁ、こんなお店が近くにあるなんて。M:シナモントーストも食べてみて。バター、砂糖、シナモン、そこに生クリームだから、おいしくないわけない(笑)。ところで伊藤さんは街歩きの本をたくさんだしているから、いろんな街を見ているでしょう。どんな街や場所が好きなの?コロンビア系の豆をブレンドした「らくだブレンド」(430円)は、甘いけど甘すぎない「シナモントースト」(450円)と相性ぴったりI:スタイリストという仕事柄、車で行動することが多くて、だから歩くとちょっとした小道や気がつかなかった店などの発見があって楽しいです。いいところを見つけるのが得意なので(笑)、あまり街の好き嫌いはないですね。とはいえ、東京のキラキラしたところには、あまり行かない(笑)。M:僕も東京の西側はあまり行きませんね~。新しいお店ってどうやって見つけているの?I:新たなお店をのぞくことも好きですが、いいと思ったお店に通い詰めるタイプ。だから新たな店は、センスや味覚が似ている友人の情報などを参考に。M:僕は、ちょっといいかなと思ったらどんどん入っちゃう。だからヒドイ失敗も多いけどね。まあお店探しは当たって砕けろ(笑)。ここでは言えない店もいっぱい行きました。カウンターの向かいにある燻されて珈琲色に染まった小さな焙煎室では、翌週に使う豆を週末に焙煎するそう【お店情報】駱駝東京都中央区東日本橋2-2-1503(3864)4938営業時間:7:30~19:00休日:土日曜、祝日馬喰町はブルックリン?倉庫をリノベしたギャラリーから、ライブも出来る食堂まで。松野弘×伊藤まさこ ゆるりぶらりな街めぐり--後編【東東京タイムトラベル vol.2】はこちらから。
2016年03月22日松田龍平が前田敦子、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大と“家族”を演じる沖田修一監督オリジナル脚本の最新作『モヒカン故郷に帰る』。劇中で、もたいさん演じる“母”が熱狂的な広島カープファンであることから、“義理の娘”前田さんが3月6日(日)にオープン戦の始球式に登板!オリジナルユニフォームのミニスカートから生足を覗かせながら、マウンドで華麗なフォームを見せた。7年ぶりに帰郷したモヒカン息子・永吉(松田さん)と、その恋人・由佳(前田さん)。矢沢永吉好きの父・治(柄本さん)、筋入りのカープ女子・春子(もたいさん)、たまたま帰省していた弟・浩二(千葉さん)の家族と久しぶりの再会に湧くが、やがて父のがんが発覚。親父の願いを叶えるため、家族と共に奔走する永吉だったが…。話題の俳優陣が瀬戸内海に浮かぶ広島県・四島に集結、“最高で最強の家族”が現代版究極のホームドラマを繰り広げる本作。今回の始球式は、広島に暮らす主人公の母・春子が熱狂的な“カープ女子”で、劇中で広島カープ所属の菊池涼介選手を応援するシーンが何度も登場し、同球団が家族の心をつなぐ重要な役割を果たしていることから実現した。広島市民球場マツダスタジアムで開催されたプロ野球オープン戦「広島 対 西武」の始球式に登板した前田さんは、「AKB48」時代に17名で始球式に登場したことはあったが、単独での始球式は初めて。生足にカープカラーのミニスカートという、広島カープ×映画『モヒカン故郷に帰る』“マエアツ限定ユニフォーム”を着用してマウンドに登場すると、観客から熱い「あっちゃん」コールが飛び交っていた。広島先行公開日の“3.26”という背番号を掲げた前田さんは、捕手・石原慶幸選手のミットにめがけて全力投球!キャッチャーの後ろには、審判として広島カープ公式キャラクターのスライリーが見守った。球はふわっと弧を描き、バッターボックスから大きく外れてワンバウンドでキャッチャーへ!ノーバウンドならず、思わず照れ笑いを見せた前田さんだが、隣にいた先発投手の黒田博樹選手や、近くで見守っていた沖田修一監督、観客から温かな拍手が贈られた。前田さんは終了後、「広島球場は屋根がなくて気持ちが良かったです。お天気が心配でしたが、雨が降らなくてよかったです。アットホームな空気に包まれて、緊張より一瞬過ぎてあっという間でした。貴重な経験をさせていただきました」とコメント。昨年、広島で撮影した本作を「家族の愛が描かれています」とアピールした。なお、その後は、沖田監督と共に野球の試合の実況を初体験したという。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年03月07日松田龍平がまさかのモヒカン頭となり、前田敦子、千葉雄大、柄本明、もたいまさこと“家族”を演じる『モヒカン故郷に帰る』。本作で、松田さんはデスメタルバンド「断末魔」のボーカルに挑戦、沖田修一監督書き下ろしのオリジナルソングを熱唱していることが分かった。恋人・由佳(前田敦子)の妊娠をきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ7年ぶりに帰郷したモヒカン息子・永吉(松田龍平)。2人を待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛する相変わらずの頑固おやじ・治(柄本明)と筋金入りの広島カープ狂の母・春子(もたいまさこ)、そしてたまたま帰省していた弟・浩二(千葉雄大)。久しぶりに家族そろったと思いきや、“父親になる”というのに相変わらずのらりくらりの永吉に、治は怒り心頭。いつもの一家総出のド派手な親子ケンカが勃発する。そんな矢先、発覚した親父のがん。なんだかんだ喧嘩してしまうけど…やっぱり家族が集まれば笑顔こぼれる!永吉は不器用ながらも「俺は俺なりに」親孝行に大奮闘するが――。本作は、『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』などで知られる沖田監督がオリジナル脚本を手がけ、瀬戸内海に浮かぶ四島でオールロケが行われた、現代版ホームドラマ。緩やかに流れる“島の時間”の中、親不孝だった息子の最後の親孝行というしんみりしがちなストーリーを、“沖田節”ともいえる温かなユーモアで包み、絶妙なキャスティングの豪華俳優たちがそれぞれ喜々として演じている。そんな本作でモヒカン頭の松田さんが扮するのは、売れないデスメタルバンド、その名も「断末魔」のボーカル!「断末魔ー!!」の“デス声”が鳴り響く、印象的なライブシーンの撮影は広島市内のライブハウスで行われ、撮影時、松田さんはスタッフや監督の期待をはるかに上回る最高のパフォーマンスで観客役のエキストラたちを熱狂させた。「まさに思い描いていた永吉。松田さんのパフォーマンスを見た瞬間に、この映画は絶対に面白くなるって確信しました」と、監督は松田さんの“デス声”によるパフォーマンスを大絶賛。実は2人そろって “デス声”を研究したそうで、「デス声の出し方というのがあって(笑)。劇中でも下手な出し方を続けていると声を潰してしまうって出ていて、かなり練習してもらいました。映画の中でもちょっと出てきますが、デス声でドレミファソを言うんです」と監督。ライブシーンの前夜、広島のホテルでは、松田さんの練習する“デス声”が響いていたのだとか…。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日松田龍平主演の映画『モヒカン故郷に帰る』の完成報告会見およびヒット祈願が2月8日(月)に開催。松田さんをはじめ、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が勢揃いした。『南極料理人』『横道世之介』の沖田監督のオリジナル脚本で、タイトル通り、松田さんがモヒカン頭にしたことでも話題の本作。売れないバンドマンの永吉は妊娠した恋人を連れて結婚を報告するために故郷・広島の戸鼻島に帰るが、そこで頑固者の父のガンが発覚し…。松田さんが演じた永吉は、父・治が矢沢永吉の熱烈なファンであることから名前が付けられたという設定だが「役作りはモヒカンにしたくらいかな(笑)。ちゃんと、スタイルを持ってこういう格好をしており、形から入って作っていくところがありました」と振り返る。島での撮影では、現地の吹奏楽部の学生たちの演奏に永吉が割り込み、指揮をするというシーンがあったが「段取りを踏まずに演奏をメチャクチャにするという、賭けに出たシーンでしたが刺激的で楽しかったです。教室から出ると、中から『こえー!』って声が聞こえてきて(笑)、それがヒシヒシと伝わってきて心が痛みました…」と笑いながら明かした。柄本さんは、松田さんとの親子役での共演について「お父さんの優作さんと同じ劇団にいたことがあり、親子役に感慨深いものがありました」としみじみと語っていた。前田さんは、永吉の“嫁”として、彼の実家を訪れるが、この日も姑役のもたいさんと手を取り合って登場。もたいさんを“まさこ様”と呼び「劇中のお義母さんもかなり優しいですが、現場でもまさこ様はすごく優しくて、楽しくすごせました」とニッコリ。もたいさんも「“まさこ様”と呼ばれるのは初めてでしたが心地よかったです(笑)。(前田さんは)ストンと人の心に入ってくる感じで、嫁姑というより、友達のようでした」と笑顔で振り返った。しっかりものの次男を演じた千葉さんは「僕は長男で、お兄さんはいないので、この映画でお兄さんができて嬉しかったし、撮影の合間にご飯を食べたり、遊んだり嬉しかったです」と笑顔。松田さんも「かわいかったですね」と思わず、顔をほころばせていた。沖田監督は今回の父と息子を中心に据えた物語について「男同士の面白さを映画でやりたかった。特別に話すことのない距離感のある2人が、こうした状況になって、疎遠だった時間を埋めていくのが面白い」と自信をのぞかせた。『モヒカン故郷に帰る』は4月9日(土)より全国にて公開。3月26日(土)より広島先行上映。(text:cinemacafe.net)
2016年02月08日3月26日より広島先行公開、4月9日より全国公開される映画『モヒカン故郷に帰る』のヒット祈願イベントが8日、都内で行われ、松田龍平、前田敦子、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が出席した。2009年公開の映画『南極料理人』、2013年公開の映画『横道世之介』を手掛けた沖田修一監督が自らオリジナル脚本を担当した本作は、瀬戸内海に浮かぶ四島を舞台にした現代版ホームドラマ。モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉(松田龍平)を主人公に、恋人の由佳(前田敦子)を連れて結婚報告のために故郷の広島に帰りドタバタ劇を繰り広げる。主演の松田は「永吉はモヒカンで革ジャン、そしてデスメタルをやっている役。形から入るというか、そこから気持ちを持っていったので、助けられました」と役作りに不安はなかったと振り返るも、「吹奏楽部の子たちとのシーンがあって、僕が教室から出る度に『怖え~』という声がありました。多分僕がモヒカンだったので、島の子たちには刺激が強かったのかな。本当に嫌がっていて、その気持ちがひしひしと伝わってきて心が痛かったです(笑)」と苦笑い。その松田扮する永吉の妻となる由佳役の前田は「撮影が始まってから2人のシーンで始まったんですけど、その時に松田さんが『カップルじゃなくて夫婦なんだから仲良くしよう』と言ってくださりました。私は人見知りなんですが、あの一言がすごく大きかったです」と松田に感謝の言葉。当の松田は「全然覚えてないんだな~」ととぼけるも「僕としては前田さんは初めて会った気がしないというか、すごくやりやすかったです」と賞賛していた。永吉を軸に家族の姿を描いた本作。父親と息子の関係もテーマにしているが、父親役の柄本は「昔、お父様の優作さんと同じ劇団にいたことがあって。今回は大変感慨深いものがありました。僕は結構自分の映画は見ないんですが、これは見なければいけませんね」と感無量の様子だった。映画『モヒカン故郷に帰る』は、3月26日より広島先行公開、4月9日より全国拡大公開。
2016年02月08日●良い意味で"余白"のある作品WOWOWで12月26日(土)に放送されるドラマW『山のトムさん』は、『クマのプーさん』などの翻訳家としても知られる石井桃子の同名作品が原作のスペシャルドラマ。自然に囲まれた田舎の山の家で暮らす人たちと一匹の猫が織り成す穏やかな日常を描いた、独特な時間と空気の流れる作品だ。ハナ役を演じた小林聡美と、トキ役を演じた市川実日子に話を聞いた。――昨今のドラマと比べ、見る人にいろいろなことを想像させる、良い意味で"余白"のある作品だと感じました。お二人の感想をぜひお聞かせください。小林「確かに、この物語の舞台は世間の情報をどうやって知るんだろうって思うくらい、ある意味、切り離されて営まれている感じに見えるんですけど、そういう時間を目で見ることって、やっぱり必要なことなんじゃないかなって思うんです」――演じる上で難しくはなかったですか?小林「私たちは石井桃子さんの原作を読んで、どんな背景でどんな暮らしをしていたのかを知識として共有していたので、すごく整理された中で出来たんですよ。言葉は少ないけど、不安はなかったですね」市川「(ハナの甥である)アキラ(伊東清矢)くんがどうしてこの家に来たのかということは書かれていないので、学校で何かあったのかなと想像もしましたが、なによりその場で、こういう人がいて、こういう人が来て、という"空気感"を感じられるように努めました。『余白』っておっしゃいましたけど、ホントにその通りで、『自分の想いと重ねることが出来た』という感想もいただいたり、私自身もそういう作品が好きですね」――そこは、群(ようこ)さんの脚本に負う部分も大きかったのでしょうか?小林「そうですね。きっと群さんも初めての挑戦で、自由に書いて下さったんじゃないかなと思います。猫がお好きですし、機会があればぜひお話を聞いてみたいですね」市川「群さんの脚本は言葉も小説のようにとても丁寧でした。『~だわ』『~ね』と。作品によっては、語尾を変える相談をすることもありますが、今回はこのままの方がいいのかな、それがこの作品の世界観の一つになるのかなと思いました」●なんともいえない"お土産"をいただいた気分(市川)――ハナとアキラが山道を歩いているシーンで「近い時間ばかり見ていたら、かえって何も見えてこないものよ。遥か遠くを見られたりすれば、近くが見えてくることもある」というハナのセリフがとても印象的でした。市川「私もここにグッときました。その言葉はすぐに(自分の中に)落ちなかったですけど、なんとなくひっかかりが出来て、その後のよろず屋のおばさん(もたいまさこ)とアキラくんの釣りのシーンと合わせて、なんともいえない“お土産”をいただいた気分になりましたね」――小林さんはいかがですか?小林「夢が壊れるからあまり裏側は言わない方がいいかもしれませんが(笑)、実はあのシーンはその日、撮る予定になかったんですよ。急きょ、撮影するって聞かされて『あのシーンを!? 今から!?』って驚いたのを覚えてます」市川「私も現場で聞いた時は『えー! あのシーンを!?』と驚きましたが、本編を観た時は、そんなことを微塵も思い出さずグッと…」小林「ありがとうございます(笑)。『うまく出来なくてもしょうがない』と自分に言い聞かせ、遠くを見ながら演じました(笑)」――映画、ドラマに限らず、ここ数年の小林さんの主演作では食べ物や食事のシーンがクローズアップされているのが特徴的だと思うのですが、何かこだわりがあるのでしょうか。小林「そこはまったく私の意思とは関係ないです(笑)。演じていて実際、食べ物は美味しいんですけど、食事のシーンって一番緊張するんですよ。美味しく綺麗に食べて楽しそうにするって、なかなか難しいことで。普段の食事って、そんなにしょっちゅう幸福感や会話に満ちたりしないじゃないですか」市川「それでいて一番、見た時に敏感になるところではありますよね。所作とか、食べ方一つで好き嫌いの反応がはっきり出やすい」小林「ですから食事シーンは毎回、緊張の連続です」●"優しさ"は心に余裕がないと生まれない(小林)――ところで唐突ですが、今の世の中には"優しさ"が足りないのではないかと思います。どうしたら人は優しくなれるのでしょうか?小林「"優しさ"って、他人を思う気持ちというか、"思いやり"だと思うんですよね。それってやっぱり心に"余裕"がないと、なかなか出てこないのではないでしょうか。忙しすぎるとダメなのかなぁ……当たり前のことですけど」市川「ホントにそう思います」小林「忙しくしてないと申し訳ないみたいな感じで、しょうがなくて忙しくしてる人って絶対いると思うんです。何かに追い立てられて慌てたりせず、『これはやらなくてもいいんじゃないか』とか『これは排除してもいいんじゃないか』とか、そういったものを整理して何か隙間を作ることが出来たら、生まれてくるんじゃないかなって」――やはりある程度、自分で意識して作り出さないといけないものですか。小林「そうじゃないですか、特に今の時代は」市川「パソコンやスマホがあるから隙間を埋めようと思えばいくらでも出来てしまう分、自分で意識しないと"余裕"って生まれませんよね。そうやって埋め続けていると、自分が今、何を感じているのかさえ分からなくなるくらい麻痺してしまうというか」小林「年寄りみたいなこと言いますけど(笑)、ゲームとかケータイって、人と人のつき合いから想像力を奪っていますよね。どんなに疲れていても『元気』って書いてメールすれば、いくらでも嘘がつけるし」市川「なにより自分に嘘をついてますもんね」小林「昔の映画を見ると、手紙を送って返事が戻ってくるのが3カ月後だったりするんですよ。でも、その3カ月の間、返事を待つ気持ちって、悲しんだり喜んだり感動したり、今の若い子たちには想像も出来ないような気持ちのバリエーションがあったような気がするんです。そう考えると、モノがないことって、逆に豊かなんだなって」市川「だからこそ、この作品をはじめ石井さんの書く世界に多くの人が惹かれるのかも」――最後、ラストシーンのハナのセリフにオスカー・ワイルドの「自由、本、花、月がある……これで幸せでない人間がいるだろうか」という言葉が引用されてますが、お二人はあの言葉に何を感じましたか?小林「そんなふうに言い切れて思えるって、ホントに幸せだろうなって思いますね。ただ、あの言葉の中に『猫』が入ってたらもっと良かったかも(笑)」市川「あのシーンを撮ったのは最後の撮影日で、あの空気の中であの言葉を聞けたのはとても良かったなって思います。1カ月間、緑の中で暮らした中で同じような感覚を自然に持てたし、気持ちが良かったです」――ちなみに、市川さんがそこに1つ加えるとしたら、何でしょう?市川「どうしよう……『お茶』でお願いします(笑)」出演はほかに光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、木南晴夏、ベンガル、もたいまさこ。ドラマW『山のトムさん』はWOWOWプライムにて12月26日(土曜 21:00~)放送。
2015年12月24日WOWOWのドラマW「山のトムさん」の完成披露試写会が12月21日(月)に開催され、主演の小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが上映前の舞台挨拶に登壇した。映画『かもめ食堂』に始まり、『めがね』、『東京オアシス』など独特の作風でファンを魅了し、WOWOWにおいても「パンとスープとネコ日和」が話題を呼んだチームによる新作で、石井桃子の児童文学を実写化。東京から田舎へと移り住んだ主人公たちののどかな生活を描き出す。1か月にわたって長野で自然に囲まれて撮影されたという本作。小林さんは「相変わらず、何も起きません(笑)」とゆるい口調で語りつつ「何も起きない分、奥に豊かさが広がっていて、素朴な暮らしに幸せがあると教えてくれます」とうなずく。市川さんは「1か月間、緑に囲まれて撮影し、初夏で花が咲いたり、ツバメが巣をつくったりするのをみんなで観察しつつ、とても静かで贅沢な時間を過ごしました」と振り返る。市川さんの娘役を演じた春樺ちゃんは「(現場から)帰るときに鹿が出てきて、目が光って怖かった!」と東京では考えられない自然との遭遇を明かす。高橋さんは、東京と長野を数回、往復したそうだが「電車が東京に近づくとクサいんです」と普段、東京にいると気づかない空気の澄み具合の違いを感じたという。一方、小林さんの甥っこ役を演じた伊東くんは、これまで野菜が食べられなかったのが、田舎での生活で食べられるようになったという!小林さんは「食べられるように協力しました」と明かすが、実際は食事シーンの本番撮影中に、あえて伊東くんの皿に野菜をよそったとのこと。伊東くんは「(普段は)食感が嫌いで…」とトマトなどの野菜を食べられないでいたが「カメラが回ってるときに、真剣な顔で(小林さんが皿を)『はい』って渡すので…」と戸惑いつつも食べるようになって克服したと明かした。ちなみに、タイトルのトムさんは劇中に登場する猫の名前。「やっぱり猫が好き」をはじめ、小林さんももたいさんも猫と関わりのある作品に参加することが多く猫が好きだというが、ここでも伊東くんは「猫アレルギーでして…(苦笑)」と告白。周囲から「シティボーイだから」とイジられていた。WOWOWドラマW「山のトムさん」は12月26日(日)放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日12月26日にWOWOWで放送されるドラマW『山のトムさん』(21:00~)の完成披露試写会舞台あいさつが21日、都内で行われ、小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが出席した。同ドラマは、児童文学作家・石井桃子の小説をドラマ化した作品。東京に住んでいたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)とその娘のトシ(佐々木春樺)とともに慣れない田舎暮らしを始める。そこにハナの甥・アキラ(伊東清矢)、ネズミ退治の目的で飼われた猫のトムも加わり、ゆったりとした時間の中で、人間と動物の楽しい共同生活が繰り広げられる。主演の小林は「児童文学って子どもだけのものではないと改めて原作に触れて実感しました。原作は戦後のお話ですが、今回のドラマは現代に置き換えて作り変えました。携帯もテレビも出てこないし、その代わりたくさんの自然と風や土の匂いがするドラマになっています」と内容について説明。「皆さんの心の中に小さな幸せを撒いてくれたらうれしいです」とアピールした。また、改めて出演した感想を求められた小林は「相変わらず何も起きないんですけど、素朴の暮らしの中に幸せってあるんだと改めて教えられた気がします」としみじみ。また、同ドラマは1カ月間、自然溢れる長野や山梨でロケが行われ、市川は「本当に贅沢な時間でした。でも時々もたいさんや光石さん、高橋さんが東京の香りを運んでくれて東京が恋しい気持ちになり、人間は欲張りだと思いましたね(笑)」とロケ中のエピソードを披露。そんな市川とは対照的の高橋は「今回は1~2回往復したんですけど、電車に乗って東京に近づくと臭いんです。本当に素晴らしい空気の中にいたんだと思いましたね。新宿に近づくと何ともね…」と話して共演者や報道陣の笑いを誘っていた。
2015年12月22日松田龍平がモヒカン頭を披露することで話題の映画『モヒカン故郷に帰る』。ヒロインに前田敦子が抜擢され注目を集めている本作だが、この度映画の予告編とポスターが解禁された。モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉。妊娠した恋人・由佳を連れて、故郷・戸鼻島へ結婚報告をするため7年ぶりに帰る。永吉たちを待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛す頑固おやじ・治と筋金入りのカープ狂の母・春子、そしてたまたま帰省していた弟・浩二の3人。家族がそろったかと思えば、のらりくらりの永吉に治が怒り心頭。いつもの一家総出でド派手な親子喧嘩が勃発。そんなことがありながらも2人の結婚を祝う大宴会が開かれたその夜、永吉は治が倒れているのを発見。病院で受けた検査結果はガンだった――。『横道世之介』『滝を見に行く』の沖田修一監督がオリジナル脚本で挑んだ本作は、主演の松田さんと前田さんのほかにも、父親役に柄本明、母親役にもたいまさこ、弟役に千葉雄大らが脇を固め、広島に浮かぶ四島でオールロケを敢行した。今回解禁された予告編は、モヒカン永吉と恋人・由佳が故郷に帰る映像から始まる。矢沢永吉をこよなく愛す父・治が「矢沢は広島の義務教育です」とコーチを務める吹奏楽部のメンバーに力説する姿や島を初めて訪れた由佳がどんどん島になじんでいったり、カープが大好きで熱狂している母、まじめな弟・浩二が兄を支える姿など、沖田監督ならではのあたたかいキャラクターがてんやわんやの大騒ぎを繰り広げている。誰にとっても故郷を感じさせるような島々の風景が魅了的な予告編となっている。また、今回同時に解禁されたポスターは、「バカヤロー!だけど、ありがとう」というキャッチコピーと共に、家族がいい笑顔で映る家族写真のような一枚。まさに温かさがにじみ出ている、そんなポスターに仕上がっている。さらに12月12日(土)より一部劇場にて全国共通特別鑑賞券ムビチケが発売開始。劇場窓口で購入すると「モヒ柑くんストラップ」がプレゼントされるそう。衝撃のガン告知に家族はどう向き合うのか、現代版究極のホームドラマをまずはここから覗いてみて。『モヒカン故郷に帰る』は2016年4月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(2016年3月26日(土)より広島にて先行公開。)(cinemacafe.net)
2015年12月11日俳優・松田龍平がモヒカン頭で主役を務め、その恋人役を前田敦子が演じる『モヒカン故郷に帰る』。この度、本作の主題歌を細野晴臣が手がけることが決定。主題歌「MOHICAN」が流れる特報映像が解禁となった。プロのバンドマンを目指し上京した永吉は、恋人・由佳が妊娠することをきっかけに、故郷・広島へ報告がてら数年ぶりにのらりくらりと帰ることになる。永吉が帰郷すると相変わらずのうるさい頑固おやじ・治がそこにはいた。治は、息子の帰省に悪態つきながらも、孫が生まれることが嬉しくてたまらず、島民たちに声をかけ、その夜大宴会を開く。しかし、その宴会の途中、永吉は治が倒れているのを発見。病院に運ばれる治、検査した結果、癌で余命宣告を受ける…。永吉は残された日々、どうすりゃいいか分からない、だけどおやじの喜ぶ顔が見たい!その一心で奮闘する。が、結局空回り…。残された時間、息子はおやじになにができるのか――。『横道世之介』『滝を見にいく』の沖田修一がオリジナル脚本でメガホンをとる本作。松田さん&前田さんのほかにも、父親役に柄本明、母親役にもたいまさこ、弟役に千葉雄大らがキャストに名を連ねている。今回、主題歌を担当する細野さんは『グーグーって猫である』以来8年ぶりのこと。さらに、2013年にアルバムカバー・アルバム「Heavenly Music」のリリースはあったのものの、新曲の発表は4年ぶりとなる。以前から大ファンであったという沖田監督のラブコールを快諾した細野さんは、監督とのディスカッションを経て楽曲を制作。映画と同じくゆったりとグルーヴ感で「Daddy、Oh My Daddyおいらはモヒカン」と歌われる楽曲「MOHICAN」は、松田さんのモヒカン姿にインスパイアされたそうだ。完成した楽曲を聴いた沖田監督は「思わず笑ってしまうほど、素晴らしい主題歌を頂きました。細野さんにこの詞を歌わせていいのか、と畏れ多くも嬉しい気持ちでいっぱいです」と語り、松田さんは「島に住んでいるような、浮遊感のある心地の良い曲だと思いました。映画の雰囲気にぴったりで僕も嬉しいです。ぜひこの曲と共に余韻を楽しんで下さい」と両者とも絶賛のコメントを寄せている。そしてこのほど、細野さんの楽曲が流れる特報映像が公開。松田さんのモヒカン姿はもちろん、柄本さん&もたいさん演じる両親にどやされる松田さんや、「まじ妊婦辛ぇわ」と吐露する前田さんがなんともコミカルだ。まずはこちらの映像から、本編のゆったりとした雰囲気を覗いてみて。『モヒカン故郷に帰る』は、2016年3月より広島にて先行、4月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日児童文学『ノンちゃん雲に乗る』の作者であり、『クマのプーさん』、『ピーターラビット』シリーズの翻訳者でもある故・石井桃子の『山のトムさん』がWOWOWにて小林聡美主演でドラマ化されることがこのほど、明らかになった。原作は石井が1957年に出版した作品で、彼女自身の体験に基づくもの。東京からやってきたハナ(小林)が友人のトキ(市川実日子)とその子どものトシ(佐々木春樺)、ハナの甥のアキラ(伊東清矢)の4人で慣れない田舎暮らしを始める。やがてネズミ退治のために飼われた新しい家族の猫・トムに少しだけ振り回されながらも、4人は楽しく共に生きていく…というのがストーリー。主演の小林は「人が幸せに暮らすって、こういうことなのかもしれません。一緒に暮らす仲間と、山と花と風と鳥と太陽と月。 働いて、おいしいごはんを食べて、夜は星空を眺める。 原作の石井桃子さんが終戦直後に実践したそんな暮らしは、生きるための必死の手段だったかもしれませんが、今を生きる私たちに、なんでもない暮らしの豊かさを伝えてくれるような気がします」と意気込みを。また、市川も「新緑の季節の山で、ネコとヤギと子どもと大人たち、みんなで撮影をしました。家の軒下にツバメが巣を作り始める。なんにもなかった庭の池に、突然菖蒲の花が顔を出す。スズメバチがブーーーっと飛んでくる。青空に丸い虹。そういった大きな小さな変化を、みんなが感じながら現場に立っていたように思います。静かな中、どんな音がして、何が起こっているのか。そんなことをこの作品で楽しんでいただけたら嬉しいです」と見どころを語っている。脚本は群ようこ、音楽は大貫妙子。出演はほかに光石研、高橋ひとみ、木南晴夏、ベンガル、もたいまさこ。ドラマ『山のトムさん』は12月26日(土曜 21:00~)WOWOWプライムにて放送。
2015年09月30日小林聡美主演で好評を博したWOWOWのオリジナルドラマ「パンとスープとネコ日和」。このほど、小林さんが再び主演を務め、「クマのプーさん」を初めて日本に紹介し児童文学の第一人者として知られる石井桃子の物語を、ドラマW「山のトムさん」として実写化することが分かった。東京で暮らしていたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)、トキの子どもトシ(佐々木春樺)と、慣れない田舎での生活を始めることに。そこに中学を卒業したばかりのハナの甥アキラ(伊東清矢)が加わり、4人の新しい家族の暮らしがスタートする。近くに住み、何かと相談に乗ってくれるゲン(光石研)とシオリ(高橋ひとみ)の夫婦に助けられながら、畑仕事の毎日に少しずつ慣れていくハナ。そんな中、ネズミ退治の目的で飼われた新しい家族、オス猫のトムが彼女のもとにやってくる――。小説「ノンちゃん雲に乗る」や「クマのプーさん」「ピーターラビット」シリーズの訳書などで知られる石井桃子の原作を、主演に小林さんを迎え、市川実和子、光石研、もたいまさこら、おなじみともいえる“癒やし”のメンバーで描く本作。脚本を群ようこ、音楽を大貫妙子が務める。やんちゃな子猫トムに、少しだけ振り回されながらも、人間と動物たちが、やがては楽しく共生していく田舎暮らしの物語は、児童文学の世界で自分自身の暮らしをモチーフに表現した石井氏ならでは。血のつながりだけではない家族としての暮らし、近隣の人たちとの優しいつながり、人を愛せるからこそ動物も愛せるという当たり前のこと、美しくも厳しい自然との共存など、石井氏自身の実体験からストレートに表現された、自然の中で“ともに暮らす”という感覚に溢れている。そんな石井氏の世界をドラマで体現した小林さんと市川さんから、素敵な“実感”コメントが寄せられている。■小林聡美ひとが幸せに暮らすってこういうことなのかもしれません。一緒に暮らす仲間と、山と花と風と鳥と太陽と月。働いて、おいしいごはんを食べて、夜は星空を眺める。原作の石井桃子さんが終戦直後に実践したそんな暮らしは、生きるための必死の手段だったかもしれませんが、今を生きる私たちに、なんでもない暮らしの豊かさを伝えてくれるような気がします。■市川実日子新緑の季節の山で、ネコとヤギと子どもと大人たち、みんなで撮影をしました。家の軒下に、ツバメが巣を作り始める。なんにもなかった庭の池に、突然菖蒲の花が顔を出す。スズメバチがブーーーっと飛んでくる。青空に丸い虹。そういった大きな小さな変化を、みんなが感じながら現場に立っていたように思います。静かな中、どんな音がして、何が起こっているのか。そんなことをこの作品で楽しんでいただけたら嬉しいです。ドラマW「山のトムさん」は12月26日(土)21:00よりWOWOWにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日10月10日公開の映画『先生と迷い猫』の完成披露試写会が10日、東京・新宿バルト9で行われ、イッセー尾形、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、もたいまさこ、岸本加世子、深川栄洋監督が出席した。イッセー尾形が、2005年公開の映画『太陽』以来、9年ぶりに主演を果たした本作は、堅物で偏屈な校長先生(イッセー尾形)と亡き妻が可愛がっていた三毛猫の心温まる物語。イッセーと並び、物語の主役とも言える三毛猫のミイ役には、NHK朝ドラ『あまちゃん』にも出演した三毛猫ドロップが務めている。この日はイッセー尾形らキャスト陣と深川監督、そして三毛猫のドロップが登壇。主演のイッセーは「1年前に下田で撮影しましたが、撮影が終わらなければいいなと思ったのがこの前のような気がします。それからメンバーが揃うのは今日が初めてで、個性豊かな方たちと共演したんだと改めて感じ、幸せに思っています」と感慨深げ。初めての共演となった染谷については「染谷くんが染谷くんのペースで入ってきて校長先生のペースが崩されちゃって…。君には乱されたね(笑)」と苦笑いを浮かべると、名指しされた染谷は「違うリズムでやってくれというオーダーだったので」と明かした。また、「基本的にその場その場に出来たものでお芝居をさせてもらいました。イッセーさんに乗せられて本当に素敵な時間でしたよ」とイッセーを絶賛した。染谷と同じくイッセーと初共演を果たした北乃きいは、イッセー扮する校長先生の教え子・真由美役。「監督からイッセーさんとのリズム感を合わせずにズラして欲しいと言われたのでズラしてやろうと思いましたが、最初からズレていてイッセーさんが引っ張ってくれましたよ」とイッセーを賞賛しながら「イッセーさんは猫でしたね。歩き方から雰囲気まで猫みたいでした」と笑わせるなど、本作同様に穏やかな雰囲気の中で舞台あいさつが行われた。映画『先生と迷い猫』は、10月10日より全国公開。
2015年08月11日『先生と迷い猫』の完成披露試写会が8月10日(月)、都内で行われ、『太陽』以来9年ぶりに映画主演を務めるイッセー尾形をはじめ、共演する染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、もたいまさこ、岸本加世子、深川栄洋監督が出席した。校長を定年退職した森衣恭一は、毎日妻の仏壇の前にやって来る野良猫ミイをうとましく思うが、いざミイが姿を見せなくなると、行方が気になってしまう。早速ミイ探しを始めると、自分と同じようにミイを探す人々に出会い「いなくなってからでは伝えられない気持ち」に気付く。埼玉県の岩槻で実際にあった地域猫捜索の様子を記したノンフィクションを原案に、オリジナルストーリーで映画化した。イッセーさんは「いつまでも終わらなければいいと思うほど、楽しい現場だった。改めて個性豊かな皆さんとご一緒できたと思うし、上質で穏やかな作品が仕上がった」と手応え。染谷さんとの共演シーンについて、「早いリズムで生きる人物を演じたので、監督のオーダー通りに演じたが、イッセーさんのペースを乱してしまって…」(染谷さん)、「本当、ペースを乱されて(笑)、『お芝居なんだからさあ…』とアタフタしてしまった。でも、ペース乱されるのも、心地いいですね」(イッセーさん)。大先輩からの“お説教”に、染谷さんはタジタジだった。本作の“主演猫”であり、NHK朝ドラ「あまちゃん」、「ヨルタモリ」など人気番組にも出演している三毛猫ドロップが登場すると、登壇者も客席も思わずホッコリ。「ドロップちゃんはすべてのシーンで一発OK。ドロップちゃん待ちもNGもなかった。本当に天才!」(岸本さん)、「さすが朝ドラ女優!」(ピエールさん)、「ぜひ人肌ならぬ、猫肌を感じて」(もたいさん)とメロメロだった。『先生と迷い猫』は、10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生と迷い猫 2015年10月10日より全国にて公開(C) 2015「先生と迷い猫」製作委員会
2015年08月10日イッセー尾形が9年ぶりに主演を果たし、「あまちゃん」や「ヨルタモリ」で知られる三毛猫ドロップが登場する『先生と迷い猫』。10月に公開を迎える本作の予告編がこのほど解禁となった。定年退職した校長先生、森衣恭一は、妻に先立たれて1人暮らし。そのカタブツさと偏屈さから近所では浮いた存在だ。訪ねてくるのは、亡き妻が餌付けをし、可愛がっていた三毛猫ミイくらい。猫が好きではない森衣は、なんとか追い払おうとするが、ミイはどんなに追っ払っても毎日やってきて、妻の仏壇の前に座っている。まるで死んだ妻が見えるかのように。そんなある日突然、ミイが来なくなる。そうなるとなぜか気になり探し始めると、自分の他にも、ミイを探している人たちがいることが分かる。皆、ミイに餌をやり、語りかけることで、どこか救われていた人たちだった。彼らとの交流の中で、森衣はなぜ自分がかたくなにミイを避けていたかに気づく。”居なくなってからでは伝えられない気持ち”を届けるため、森衣は必死でミイを探し始める――。『太陽』以来9年ぶりの映画主演となるイッセー尾形が、カタブツでヘンクツなおじいさんを存在感たっぷりに描く本作。同じく主役の一人(一匹)である猫のミイを、NHK朝ドラ「あまちゃん」で夏さんの飼い猫カツエ役でデビューし、「ヨルタモリ」など人気番組にも出演している三毛猫ドロップが代役なしで、全編1匹で演じ切るという、猫映画としてはおそらく史上初の試みに挑戦している。このほど、解禁となった予告編映像では、ロケ地となった伊豆・下田の野良猫が“カメオ出演”を果たすなど、本作ののんびりとした空気を感じることができる映像に仕上がっている。映像冒頭では、妻を亡くしてから一人暮らしをしている主人公・森衣のもとに訪れるミイの姿が。しかし、森衣はそんなミイを疎ましがり、叱責し追い払ってしまう。ある日ミイがいなくなってしまうと、素足で川を渡り、警官に注意されながらも電柱によじ登ってまでも必死に探す森衣。一緒にミイを探す面々には、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、もたいまさこ、岸本加世子、カンニング竹山など、実力ある個性豊かな俳優たちが登場。さらに本作の見所の一つである伊豆・下田の風景が、情緒豊かに映し出されている。豪華俳優陣の演技もさることながら、ミイを演じる三毛猫ドロップの演技にも注目の本作。まずはこの映像から、本作の穏やかな雰囲気をのぞいてみて。『先生と迷い猫』は、10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生と迷い猫 2015年10月10日より全国にて公開(C) 2015「先生と迷い猫」製作委員会
2015年07月27日恵比寿ガーデンプレイスが8月30日まで、夏の恒例イベント「YEBISU GARDEN PLACE Summer Event」を開催している。同イベントでは、2つの企画を用意。そのうち、時計広場の特設会場にて実施される「時計広場 サマーテラス」では、毎年恒例のエビスビールや、果物をまるごと搾って作る「カジュッタ」などのアルコール類とともにフードメニューが楽しめる。ラインアップは、「彩りピクルス」(700円)や「バーニャカウダ」(750円)、「ヘルマンソーセージ5種盛合わせ」(1,400円)、「アイスバイン」(900円)など。一方、人工芝が敷かれたセンター広場にて開催される「恵比寿ガーデンピクニック」では、“大人のピクニック”をコンセプトに様々なイベントが実施される。中でもメインイベントとなるのが、センター広場に設置した大型スクリーンを使い、映画を無料で上映する野外映画会「ピクニックシネマ」。移動映画館「キノ・イグルー(Kino Iglu)」がプロデュースを担当し、7月31日および8月1日から16日の週末に、1日1作品・計7作品が上映される。上映作品は、小林聡美、もたいまさこ、片桐はいりらを迎え、フィンランドで飲食店を営む日本人女性の姿を描いた『かもめ食堂』を始め、ティム・バートン監督作『ビッグ・フィッシュ』など。その他にも、恵比寿に縁のあるクリエイターが手掛けた作品を展示・販売する「エビスクリエイターズマーケット」や、4台の天体望遠鏡を使って天体観測を行う「月と土星を見る会」なども開催される予定だ。【イベント情報】「YEBISU GARDEN PLACE Summer Event」<時計広場 サマーテラス>会場:恵比寿ガーデンプレイス 時計広場住所:東京都渋谷区恵比寿4-20会期:7月17日~8月30日時間:12:00~22:00(ラストオーダーは21:00)<恵比寿ガーデンピクニック>会場:恵比寿ガーデンプレイス センター広場住所:東京都渋谷区恵比寿4-20会期:7月31日、8月1日、2日、8日、9日、15日、16日時間:19:30~
2015年07月23日『南極料理人』、『横道世之介』の沖田修一監督が手掛けた最新作『モヒカン故郷に帰る』。モヒカン頭の息子・永吉を松田龍平、昔気質の父・治を柄本明が演じることで話題の本作だが、このたび、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大の追加キャストが発表された。本作は、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ結婚報告に恋人と共に6年ぶりに戻った息子が父や母、弟とともに繰り広げるヒューマン・エンタテインメント。今回ヒロインに抜擢された前田さんが演じるのは、妊娠をきっかけに、永吉の故郷へ一緒に帰る恋人・由佳。どこか頼りない永吉をそばにいて支えるが、少し世間知らずな由佳。料理も上手にできず、奔放な性格に、永吉の家族は少し戸惑う。しかし、徐々に島で生活を共にしていくにつれて、次第に家族、島の人とも気持ちを通わせ、田村家のムードメーカーとなっていく重要なキャラクターだ。沖田監督は自分の妻から由佳のインスピレーションを受け、その話を聞いた前田さんは監督夫人のエピソードを役作りに活かしたと話す。前田さんは本作のオファーを受けて、「以前から沖田修一監督作品の大ファンだったので、お話を頂いたとき、本当に嬉しかったです!沖田監督は優しくて、現場は居心地が良く、役者さんから出てくる演技を心から楽しんでくれていると思いました」と語る。また松田龍平さんとの初共演について「松田さんが演じる“永吉”というキャラクターは、松田さんに似ていて、とっても“ありのまま”の方だなと思いました。現場でも自然体な方なので、お芝居でも無理はせず、みんなで一緒に楽しんでくださっている感じがしました」と楽しい現場について語った。また、個性的な永吉の母・春子役に、2007年、映画『それでもボクはやってない』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞、『かもめ食堂』、『ALWAYS 三丁目』シリーズなどのもたいまさこ。嫁姑関係を演じる前田さんともたいさんは、撮影以外でも二人でよくおしゃべりをし、「前田さんは本当に可愛くて仕方がない。彼女のようなお嫁さんはとっても楽しいと思う」ともたいさんは話す。また永吉の弟・浩二役に、映画『アオハライド』、CX『戦う!書店ガール』など人気沸騰中の千葉雄大が参加。今回、沖田作品初出演となる千葉さんは、「出てくる登場人物たちがすごく面白くて、脚本を読みながらクスっとなることが多く、いろいろな事を感じましたが、脚本を読み終わったときは家族っていいなって心から思えました」とコメントを寄せている。『モヒカン故郷に帰る』2016年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月23日俳優・イッセー尾形が主演を務める映画『先生と迷い猫』(10月10日公開)のLINEクリエイターズスタンプが、3日から販売をスタートした。今回発売されるスタンプは、イッセーが三毛猫のミイ役・ドロップを描いたもの。イッセーが台本に描いていたイラストを見たスタッフたちから、「かわいい! スタンプで使いたい! もっとたくさん描いてほしい」という声が上がり、発売が実現した。「やってにゃれん」「にゃんですと!」など、"ねこ言葉"を交えた全42種類のスタンプがそろう。スタンプに込めた思いについてイッセーは、「共演者のみなさんとは納得いくまで演技できたなという実感がありますが、果たして猫のドロップちゃんとはどうだったんだろう? 先生の屈折した愛は伝わったのでしょうか? そんな思いをこめて描いた、彼女へのイラスト・ラブレターです」とコメントを寄せた。本作は、近所でも有名な堅物で偏屈な元中学の校長・森衣恭一(イッセー)と、彼の家に毎日やってくる野良猫のミイとのほっこりと温かい交流を描く。共演には、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、嶋田久作、佐々木すみ江、カンニング竹山、久保田紗友、もたいまさこ、岸本加世子ら。ミイを演じるドロップは、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、夏(宮本信子)の飼い猫カツエ役でデビュー。現在は、フジテレビ系『ヨルタモリ』に出演している。(C)2015「先生と迷い猫」製作委員会
2015年06月03日俳優・イッセー尾形の9年ぶりとなる主演映画『先生と迷い猫』(10月10日公開)の特報映像が12日、公開された。イッセー演じる、近所でも有名な堅物で偏屈な元中学の校長・森衣恭一と、彼の家に毎日やってくる野良猫のミイとのほっこりと温かい交流を描く本作。ミイを演じるのは、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、夏(宮本信子)の飼い猫カツエ役でデビューした三毛猫のドロップ。現在は、人気バラエティー番組『ヨルタモリ』(フジテレビ系)に出演中。共演には、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、嶋田久作、佐々木すみ江、カンニング竹山、久保田紗友、もたいまさこ、岸本加世子ら実力派が顔をそろえる。公開された動画は、ミイのゴロゴロ声と寝顔から始まる。森衣の堅物ぶりと対比するように、自由きままなミイの姿が描かれている。劇中でミイは、代役なしで、全編1匹で演じ切るという、猫映画としてはおそらく史上初の試みに挑戦。見事な天才女優ぶりを発揮し、その名演技にも注目が集まる。妻に先立たれて1人暮らしをする森衣は、その堅物さと偏屈さから近所では浮いた存在。訪ねてくるのは、妻がかわいがっていた野良猫ミイくらい。うっとうしく思っていた森井だが、ある日突然ミイが来なくなる。気になって行方を捜し始めると、自分の他にも、ミイを探している人たちがいることを知る。彼らとの交流の中で、森衣のかたくなな心が変化していく。(C)2015「先生と迷い猫」製作委員会
2015年05月12日イッセー尾形が9年ぶりに主演、染谷将太や北乃きいらと共演する『先生と迷い猫』より、特別映像が到着した。定年退職した校長先生、森衣恭一は、妻に先立たれてひとり暮らし。そのカタブツさと偏屈さから近所では浮いた存在だ。訪ねてくるのは、亡き妻が餌付けをし、可愛がっていた野良猫ミイくらい。猫が好きではない森衣は、なんとか追い払おうとするが、ミイはどんなに追っ払っても毎日やってきて、妻の仏壇の前に座っている。まるで死んだ妻が見えるかのように。そんなある日突然、ミイが来なくなる。そうなるとなぜか気になり探し始めると、自分のほかにも、ミイを探している人たちがいることが分かる。皆、ミイに餌をやり、語りかけることで、どこか救われていた人たちだった。彼らとの交流の中で、森衣はなぜ自分がかたくなにミイを避けていたかに気づく。“居なくなってからでは伝えられない気持ち”を届けるため、森衣は必死でミイを探し始める――。イッセー尾形が『太陽』以来9年ぶりの主演を務める『先生と迷い猫』が、10月10日(土)より全国にて公開する。イッセー尾形演じる主人公の森衣は、元中学の校長で近所でも有名なカタブツでヘンクツなおじいさん。その個性的かつ圧倒的な存在感を見事に演じ、唯一無二のキャラクターに作り上げている。共演には、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、もたいまさこ、岸本加世子ら個性豊かな実力派俳優たちが顔を揃え、ほっこりと温かく、猫と町と夫婦の愛を描いた作品に仕上がっている。今回公開となったのは、もう一人(一匹)の主役とも言える猫のミイが、のどをごろごろと鳴らすのんびりとした雰囲気が漂う特報映像だ。NHK朝ドラ「あまちゃん」で夏さんの飼い猫カツエ役でデビューした三毛猫ドロップ。人気バラエティー番組「ヨルタモリ」に出演中の彼女は、代役なしで全編演じ切るという、猫映画としてはおそらく史上初の試みに挑戦し見事な天才女優ぶりを発揮している。猫が安心しているときに鳴らすのどの音は、思わずこっちまで安心してしまうような癒しを感じることがきる音だ。劇中に「ゴロゴロ声」が鳴り響くハートウォーミングな本作の雰囲気を、まずはこの映像からのぞいてみて。『先生と迷い猫』は、10月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日俳優のイッセー尾形が主演する映画『先生と迷い猫』(10月10日公開)のポスタービジュアルと場面写真が、このほど公開された。『太陽』(2006年) 以来、8年ぶりにイッセーが主演を務める本作。ポスターの「君がいると、人生は面白い」のコピーが語るように、元中学の校長で、近所でも有名な堅物で偏屈な森衣恭一(イッセー)と、彼の家に毎日やってくる野良猫のミイとのほっこりと温かい交流を描く。ミイを演じるのは、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、夏(宮本信子)の飼い猫カツエ役でデビューした三毛猫のドロップ。共演には、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、嶋田久作、佐々木すみ江、カンニング竹山、久保田紗友、もたいまさこ、岸本加世子ら実力派が顔をそろえる。メガホンをとるのは、『神様のカルテ』(2011年)の深川栄洋監督。妻に先立たれて1人暮らしをする森衣は、その堅物さと偏屈さから近所では浮いた存在。訪ねてくるのは、妻がかわいがっていた野良猫ミイくらい。うっとうしく思っていた森井だが、ある日突然ミイが来なくなる。気になって行方を捜し始めると、自分の他にも、ミイを探している人たちがいることを知る。彼らとの交流の中で、森衣のかたくなな心が変化していく。(C)2015「先生と迷い猫」製作委員会
2015年04月07日