武蔵野美術大学は15日~24日、東京都小平市との連携で行っているアートプロジェクト「小平アートサイト2014 GATE-アートとつながる-」を開催する。○美術を身近に感じていない人に美術を体感してもらうプロジェクト同プロジェクトは、同学の彫刻学科研究室と学生生活課が主体となり、美術を身近に感じていない人に美術を体感してもらいながら、地域の交流を深めていくことを目的として、毎年開催されている催し。今年で28回目の開催となる同プロジェクトのテーマは、「GATE-アートとつながる-」。学生のために、大学の門をくぐり抜け外へ発信できる場をつくり、自分自身を向上させる制作をしてもらいたいという思いと、普段美術と関わりのない地域の人が、美術に興味を持つきっかけとなる入り口として来場してもらいたいという思いを込めて、同学の学生が考えたテーマだという。東京都小平市内の公園や地域センター、公民館など市民の生活の場で作品を展示し、さらにパフォーマンス・イベントやスタンプラリーなど、地域住民と積極的に交流するためにさまざまなイベントを開催する。また、今回初の試みとして、大道芸人を招いて学生の彫刻作品の中に紛れるパフォーマンスを行う。会期は15日~24日、9時~17時。会場は東京都小平市・小平市立中央公園、鷹の台公園、上水公園、美大前緑地、玉川上水緑道(会期中無休)。屋内会場は小川1丁目地域センター(休館第1、3火曜日)、コンカフェ くるみの木(火曜日定休日)。オープニングパーティーは15日17時より小平市立中央公園で開催。小平市在中のジロー今村さんを中心としたパフォーマンス・イベントは15日、16日、22日、23日、24日に小平市立中央公園で開催。また、出品者によるパフォーマンスイベントも開催する。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科3年・市岡一恵さんの作品「プレゼント」は、立体作品展示、および立体作品を舞台装置とした親子向け朗読劇。開催日時は15日、16日、22日、23日の13時~、15時~に開催(1回約15分)。場所は小平市中央公園・地下通路出て右手の林。武蔵野美術大学デザイン情報学科3年・福田恵理さんと、日本大学芸術学部演劇学科3年・櫻井美穂さんの作品「落下」は、フェミニズムと姉弟の関係に関する、劇場外の演劇。開催日時は15日、16日の15時30分~、16時30分~(1回約30分)。場所は小平市中央公園・噴水横広場。
2014年11月13日ドイツ・ベルリンと東京の姉妹都市提携20周年を記念したアートイベント「BERLIN × TOKYO デザイン・アート・カルチャー展―新しいデザインが生まれるすきま―」が11月29・30日、六本木ヒルズをメイン会場に開催される。本イベントでは、ベルリンの最新アート、デザイン、ファッションを2日間で展示。ドイツを代表するデザイン展示会「DMY国際デザインフェスティバル」を運営するDMY社が厳選したヨーロッパのプロダクトを始め、ベルリンのアートスペース「THE WYE」がキュレーションするテクノロジーと人間の交差を表現する作品や、セレクトショップ「WUT」が取り扱うベルリン発のファッションなどが披露される。日本からはフラワーアートユニット「プランティカ(plantica)」、デザイン事務所「ノザイナー(Nosigner)」が展示で参加する他、これからの都市の暮らしにおいてデザインやアートの果たす役割を考えるトークショー、ベルリン発のスタートアップ企業「EyeEM」によるワークショップなどが行われる。また、29日夜は会場を代官山UNITに移して、クラブイベント「Resonanz」を開催。ドイツを拠点に活動するフランス人アーティスト、ダーシャ・ラッシュ(Dasha Rush)による新作プログラム、アンタークティカ・タクト(Antarctic Takt)がアジア初上陸する他、ベルリン拠点に活動する日本人アーティスト・黒川良一や、ライゾマティクスの真鍋大度率いるヒップホップユニット、ユアコスモス(YourCosmos)のオーディオビジュアルライブなどが披露される。【イベント情報】BERLIN×TOKYOデザイン・アート・カルチャー展―新しいデザインが生まれるすきま―会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階会期:11月29日から30日時間:10:00から23:00※展望フロアの最終入場は29日は24:00まで、30日は22:30まで(各施設、イベントごとに開館時間が異なる)入場料:1,500円
2014年11月09日一般社団法人 日本彫紙アート協会は、11月13日~18日に東京都・表参道の「PROJECT GALLERY(プロジェクトギャラリー)」にて、11月12日~17日に大阪府大阪市・心斎橋の「カルタビアンカ」にて「彫紙アート展 2014」を開催する。○日本発信の新感覚アート"彫紙"を紹介同展は、海外からも注目を浴びる日本発信の新しいアートである"彫紙"の展覧会。全国の彫紙アーティスト150人の作品を展示する。2007年に第1回がスタートし、今年で7回目の開催となる。前回までは東京でのみの開催だったが、活動するアーティストの人数、地域も増えたため、今回から東京・大阪の2会場同時で開催する。「彫紙アート」は、紙を幾重にも重ねてアートナイフで"彫り"、独特の配色による色彩の美しい立体的な作品を作る。豊富な色数とさまざまな紙の質感を組み合わせることで生まれる、切り絵とは違った"奥行き"が魅力となっている。彫紙アートの実物を見た人は皆、その「繊細さ」「紙の色彩の美しさ」「立体感」など、今までに見たことのないユニークな技法で作られた彫紙アート作品に驚くという。また同展では、来場者に好みの作品に投票していもらい、グランプリを決定。結果発表は展覧会終了後、同協会Webページ、blog、Facebookなどで発表される。東京会場は、11月13日~18日 11時~19時(最終日11時~17時)。会場は、「PROJECT GALLERY」(東京都渋谷区神宮前5-51-3 Galeria Bldg. 2F)。入場料は無料。大阪会場は、11月12日~17日 11時~20時(最終日11時~17時)。会場は、「カルタビアンカ」(大阪府大阪市中央区南船場3-6-14 もみぢ屋ビル2F)。入場料は無料。
2014年10月31日「シンガポールの国宝」と称されるアートディレクター兼デサイナー、テセウス・チャン(Theseus Chan)の作品展「ヴェルク:ウィーワークトゥギャザー(WERK: WE WORK TOGETHER)」が、東京・代官山の蔦屋書店2号館1階のギャラリースペースにて11月6日より開催される。ブランドやショップ、クリエーターとチャンとのコラボレーションにより毎号作り出される彼のライフワークマガジン『ヴェルク(WERK)』を軸に、その全仕事と未来への取り組みを紹介。本展のために特別製作されたシルクスクリーン作品とグッズも展示販売する。2号館1階のアートフロアでは、マルティーヌ・ブダン(Martine Bedin)をフィーチャーした#21、ドーバー ストリート マーケット ロンドン10周年特集の#22のヴェルク最新号フェアも実施。#21に登場したデザイナー集団、メンフィスのメンバーであるブダンが手掛けたドローイング作品も展示販売予定。11日19時よりチャンの来日トークショーとサイン会も開催する。チャンは2006年に「プレジデンツ・デザイン・アワード」でデザイナー・イブ・ザ・イヤー賞受賞。08年に『Area_2』で世界のデザイナートップ100にも選出された。ヴェルク個展は、2013年春夏期に東京、香港、北京の「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」各店で展示された。【イベント情報】テセウス・チャン展「WERK: WE WORK TOGETHER」会場:代官山 蔦屋書店2号館1階住所:東京都渋谷区猿楽町17-5会期:11月6日から26日時間:9:00から翌2:00
2014年10月27日東急百貨店本店は10月23日、東急百貨店創業80周年記念企画として、イラストレーター永井博の展覧会「HIROSHI NAGAI EXHIBITION 永井博アート展」を3階イベントサロンにて開催する。実施期間はて10月28日まで。永井博氏は、大滝詠一氏の名盤「ロング・バケイション」のジャケット・イラストレーションなどで知られるイラストレーター。デザイン、音楽評論、FMでのパーソナリティー、DJなど、イラスト以外にも活動を展開している。今回開催する展覧会では、同氏がこれまでのキャリアの中から自らセレクトした作品の原画をはじめ、同氏に影響を受けた次世代のクリエイターとのコラボレーションアイテムなどを展示する。また、同展覧会のために特別に描きおろした「渋谷」をモチーフにした新作原画とともに、約70点の原画や複製版画などを展示・販売する。そのほかにも、Tシャツやクリアファイルなどの雑貨やステーショナリーなどの新作グッズも会場で先行販売する。25日には、永井博氏を迎えて「ギャラリーツアー」も開催する。時間は15時、16時30分の2回。作品が描かれた背景やモチーフ、当時のエピソードなどを同氏が解説する。ツアー後は、商品購入者を対象にサイン会も実施する。同展覧会の開催時間は10時~19時、入場は無料。(C)HIROSHI NAGAI
2014年10月15日東急百貨店本店は、創業80周年記念企画として、イラストレーターの永井博氏の個展「HIROSHI NAGAI EXHIBITION 永井博アート展」を開催する。会期は10月23日~28日、開場時間は10:00~19:00(※最終日は17:00閉場)。会場は東急百貨店本店 3階 イベントサロン。入場無料。同展は、故・大滝詠一氏の名盤「ロング・バケイション」のジャケットイラストレーションなどで知られる、イラストレーターの永井博氏の個展。同氏自身がセレクトした作品の原画をはじめ、永井氏をリスペクトしている次世代のクリエイターとのコラボレーションアイテムなどを展示する。また、同展のために特別に描き下ろされた「渋谷」をモチーフにした新作原画の展示とともに、約70点の原画や複製版画などを展示・販売。加えて、Tシャツやクリアファイルといった雑貨やステーショナリーなどの新作グッズも先行販売される。そのほか、永井氏が来場し、展示作品を解説しながら展観するギャラリーツアーを開催。実施日時は10月25日 15:00~/16:30~(計2回/各回20分程度)。作品が描かれた背景やモチーフ、当時のエピソードなどが本人から語られるということだ。なお、永井博氏は1947年生まれのイラストレーター。グラフィックデザイナーを経て、1978年よりフリーのイラストレーターになる。大滝詠一氏のアルバムジャケット「A LONG VACATION」や AORコンピレーションCD「breeze シリーズ」などのジャケットイラストレーションをはじめ、デザインや音楽評論、FM ラジオのパーソナリティーなど多岐にわたり活動している。
2014年10月15日ベルリンのアートシーンが最も盛り上がる季節がある。それは「ベルリン・アートウィーク」が開催される秋。期間中には街の至る所で展示が行われ、アートに多くの注目が集まる1週間となる。今年で3回目となる本イベントは9月16日から21日まで開かれ、ベルリンの街はアート一色に染まった。ベルリン・アートウィークの枠組みでは、時期を合わせてアートに関連する様々なイベントが開かれる。開催されるのは美術館での展覧会や、美術作品の販売を行うアートフェアなど。開催時期が重なり、短期間で多くの展示を見ることが出来るため、今ではベルリンの秋の恒例イベントになっている。国際的に重要な美術館が参加しており、多くの素晴らしい展示を見ることができる。例えば、市内中心部にある美術館「アカデミー・デア・クンスト(Akademie der Kunste)」での展覧会。本イベントの開幕を祝う式典が行われた美術館では、インスタレーションや映像、そしてパファーマンスなど様々な作品を見せる展示「Schwindel der Wirklichkeit (リアリティのめまい)」が開催された。会場にはオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)の鏡を使った作品やトマス・デマンド(Thomas Demand)の写真作品などが並ぶ。その一方で変わった作品も展示されている。それは会場の監視員が来場者に展覧会の意義を尋ねるティノ・セガール(Tino Sehgal)のパフォーマンス作品。観客は作品を眺めるだけでなく、美術作品にかかわり、それについて考えを巡らすことにもなる。このように普通の展示には見られないような作品もあり、訪れる人々を驚かせていた。ベルリン・アートウィークの中心となっているのは「abc」と呼ばれる個性的なアートフェア。一般的には作品の販売が重視され、参加ギャラリーは売りやすい小作品を見せることが多い。だがabcではアーティストの紹介に力を入れており、ギャラリーは一区画に1人のアーティストを紹介する決まりだ。そのため展示の質は保たれ、素晴らしい作品を見ることが出来るのだ。abcで特に驚かされたのは、ベルリンのギャラリー「スプルゥース・マーガース(Spruth Magers Berlin London)」が見せた作品。特徴的なパフォーマンスで知られるヨーン・ボック(John Bock)が会場に屋台を用意して、来場者に手作りのトーストを提供していた。また、それを載せる紙皿には彼のドローイングが描かれており、来場者は作品も無料で入手できる。アートフェアは作品を売り買いする場だが、ここでは来場者がアートを楽しめる場所にもなっていた。このように美術館での素晴らしい展示や、個性的なアートフェアが人々を魅了するが、それらばかりがイベントを盛り上げるわけではない。公式には参加していないギャラリーも、多くの来場者を目当てに時期を合わせて展示を行う。こうしてベルリンの至る所では無数のアートに関連したイベントが開催され、世界中からコレクターや美術関係者が集まるのだ。まさに芸術の秋。もしベルリンのアートを楽しむのであれば、最も盛り上がる秋を逃す手はないだろう。
2014年10月10日日本科学未来館は、チームラボと日本テレビ放送網、BS日テレとの共催により、企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を開催する。会期は11月29日~2015年3月1日(火曜日と12月28日~1月1日は休館、12月23日と1月6日は開館)、開場時間は10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)。会場は東京都・お台場の日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン。入場料は大人1,800円、18歳以下1,200円、小学生未満900円。同企画展は、チームラボがこれまでに発表したデジタルアート作品や遊園地作品のほか、新作2点を含む計14点を一度に体験できるというもの。「踊る!アート展」と「学ぶ!未来の遊園地」のふたつのゾーンで構成され、「踊る!アート展」ゾーンでは、江戸中期の画家・伊藤若冲の作品をモチーフとした代表作「Nirvana」が高さ5メートル×幅20メートルで展示されるほか、無限に広がる空間に花が描かれ続けるという新作のインスタレーション作品が展示されるなど、迫力満点の映像美を体感できる空間が展開される。一方の「学ぶ!未来の遊園地」ゾーンでは、日本テレビの番組「スッキリ!!」の企画として、数カ月にわたり制作過程が放映された新作「3Dお絵かきタウン」が初公開されるほか、紙に描いた魚が泳ぎだす「お絵かき水族館」や、体験型のインタラクティブ作品「天才ケンケンパ」、「光のボールでオーケストラ」などが展示されるということだ。
2014年10月10日青山通りと表参道をつなぐ約300mの通称“青参道”で、今年もエリア型アートフェア「青参道アートフェア」が、東京がアートやデザインのイベントで賑わうデザインウィーク中の10月23日(木)~10月26日(日)の日程で開催となる。原宿・表参道・青山のショップを巡るこのアートフェアは、アートで通りが賑わうこと、そして若手現代アーティストの作品を「購入する」楽しみを知ってもらうことを目的としており、敷居は低く、クオリティは高く、毎回注目の若手アーティストが多数登場する。今年は、約30店舗が参加し、40組以上のアーティスが出展する。今日多くの人の生活に欠かせない「写真」にフォーカスして開催される。MAPを見ながら散歩がてらに、お気に入りのフォトアートを手に入れてみてはいかが?(text:Miwa Ogata)
2014年10月07日アートスペース「AM」(東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301/302号室)が10月16日、東京・表参道にオープンする。2010年より14年春まで中目黒を拠点に活動していた「インポッシブルプロジェクトスペース(Impossible Project Space)」の企画スタッフが運営。更なるバージョンアップとなった。写真展を核に、様々なジャンルの表現者とのコラボレーションプロジェクトを多様な形で紹介する。オープニング企画として、写真家・荒木経惟のインスタントフィルムによる写真展「結界」を12月15日まで開催。「結界」はインスタントフィルム作品をカッターで二つに切り裂き再び貼り合わせた作品群で、その数数百点以上。世界各国で注目を浴びる華やかな活躍の一方、妻の死、癌の手術や右眼失明などを経て撮影された作品は聖俗を象徴的に表現しており、両極をしっかり結び合わせることで更に複雑なカオスを作り出す。会場ではインスタントフィルム原寸サイズ特製ボックスに入った荒木の作品集『結界』(アイセンシア刊)を先行発売する。【イベント情報】荒木経惟インスタントフィルム写真展「結界」会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301/302号室会期:10月16日から12月15日時間:14:00から20:00休廊日:月・火曜日(最終日除く)入場無料
2014年09月30日銅版画家の山本容子が個展「山本容子展 アート イン ホスピタル」を伊勢丹新宿店本館7階催事場にて開催している。2005年から山本が新たなライフワークの一つとして取り組んでいる「アート イン ホスピタル」。これは、絵の持つ力で患者を始め看病する家族や医療従事者達が心穏やかに過ごせるよう病院内でアートを活用するという考え方だ。山本は自身の父の死をきっかけにアート イン ホスピタルに興味を持ち始め、福祉先進国のスウェーデンにて勉強した経験もある。まだ国内ではなじみの薄い病院でのアートについて山本氏は、「病院を訪れる患者の心情には治りたいという前向きな思いと共に、緊張や不安もある。心の底ではどこか怖い場所というイメージがあるかもしれない。実際に病院内でアートを取り入れているスウェーデンは、病院こそ最も美しく快適でなければならないという考え方だ。私もアーティストとして、アートを通じて日本での病院に対する意識を変えられないかと考えている」と話す。病院に飾られるアートに求められるものは「作品の善し悪しではなく、その環境や土地にふさわしいものでなければならない」と語る山本氏は、制作のオファーを受けると即現場に出向き、患者や病院スタッフとそこに何を描くかミーティングを重ねる。そこには彼女の「病院内のアート作品は自分の好きな世界観を描いてはダメ。その場で過ごす方々と会話を重ね、どんな絵が効果を生み出すのかを一緒に検討することが大事」という考えがあるからだ。同展示で入口すぐのスペースに展示される原画は、高松赤十字病院の西玄関に描いた作品のために制作したもの。同作品は2000年に描いた『愛の小径(Les chemins de L’amour)』というフランスのシャンソンをモチーフにしたエッチングをベースにしている。しかし、原画には元のエッチングには無い要素が描かれている。島や海、オリーブの木は現地での関係者達との会話の中で、直島や小豆島など瀬戸内海の島々と海やオリーブの木を描いて欲しいという声が上がったことから加えられた。また、病院のエントランスに飾られるという立地性から、子供の目の高さにはカエルを書き加えるなど通行者の目の高さも意識した工夫が凝らされている。高松で前述の作品を1週間掛けて描く間、患者やその家族だけでなく、病院で働く医療従事者にも日々変化する作品の制作過程を楽しみにする様子が見られたという。その経験から、彼女は「医療従事者にとって病院は日常生活の大半を過ごす場所。その場が殺風景だったら彼らも癒やされない。患者と同様、医療従事者の方にもリラックスするための空間は必要」だと考える。また、病院において求められるアートについて「環境音楽のようにさりげなく環境に溶け込み、見る人に静かに何かを語りかけてくれるものではないかと思う」と自身の考えを述べた。山本はこれまでにも同店で個展を開催してきたが、今回は百貨店で展示を行う意義を強く感じているという。「百貨店は人々が夢を求めて来る場所。買い物ついでに立ち寄って作品を見ていただき、病院におけるアートの在り方や医療現場に求められることを考えてみるきっかけになれば嬉しい」
2014年06月26日銅版画家の山本容子は、「山本容子展 アート イン ホスピタル」を伊勢丹新宿店本館7階催事場にてスタートした。会期は6月30日まで。彼女が病院におけるアートをテーマに大規模展を開催するのは今回が初。会場には、病院という場で過ごす患者や医療関係者が心穏やかに過ごせるようにと山本が手掛けた作品やその原画などが展示される。会場には山本が未来を感じたという病室で過ごす患者自身が病室に飾る絵を選ぶ「アートテイク」のためにセレクトした作品も展示され、その一部は購入することも可能だ。アートテイクゾーンの作品には、本を読むのもつらいという症状の子供のために、その絵があることで家族や看護師と会話が広がるようにと山本が選んだ作品もある。展示作品は、会場中央には同氏が初めて手掛けた病院におけるアート作品である中部ろうさい病院特別室2室の天井画『チューリップ』や和歌山県立医科大学付属病院母子医療センター治療室前の壁画『鳥の歌』『オーヴェルニュの子守歌』、エントランスには今年山本が手掛けた高松赤十字病院の西玄関に描かれた壁画『愛の小径(Les chemins de L’amour)』の原画など。この原画は、制作期間の限られた病院での作業を前に、山本のアトリエで描かれた現場と同サイズのキャンバスに描いた設計図とも呼べる下絵だ。山本は趣味人だった父が病院での闘病生活の末亡くなった後、そのベッドに横になってみたという。そこで病室のぶつぶつと穴の空いた白い殺風景な天井が目に入り、最期に見た光景はこの天井だったのかと悲しい気持ちになった。それ以降、病院におけるアートの力を問うべく、医療関係者に出会う度に「病院で天井画を描かせて欲しい」を語り続け、ある対談で出会った中部ろうさい病院院長が山本に賛同し、2005年に第一号となる天井画が生まれた。山本氏は、「今回は自分の世界観を一方的に伝える展示ではなく、病院環境の質という社会問題をアーティストの視点で捉えて制作した作品を展示している。アート イン ホスピタルには一つの正解がある訳ではないので、鑑賞者も知恵を出し合って様々な問題を解決できる社会になれば嬉しい」と語った。28日11時から12時の間、山本自身がキャンバスの仕上げをライブで見せる公開制作を実施。また、29日14時45分から15時45分にはサイン会を開催。会期中会場で書籍を購入した先着80名にサイン会整理券を配布する。
2014年06月26日資生堂ギャラリーは、昨年永眠したグラフィックデザイナー兼アートディレクターの中村真の没後初となる回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催している。6月29日まで。本展では、資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させた中村の創作プロセスを、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターなどの未公開資料を交えながら展示。モデルに山口小夜子を起用した香水の広告など、数々のポスターも紹介する。デザイン評論家の柏木博、グラフィックデザイナーの佐藤卓と松永真を迎えてのトークショーも6月22日の14時より資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにて実施(申し込み制)。中村は1926年岩手生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後し、49年に資生堂に入社。写真を用いた写真表現で頭角を表し、50年代半ばから80年代まで多くの広告を製作した。資生堂の宣伝部政策室長から顧問までを務め、国際グラフィック連盟などで幅広く活動し、93年に紫綬褒章受章。2013年6月永眠。【イベント情報】「中村誠の資生堂 美人を創る」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:6月3日から6月29日時間:11:00から19:00(日曜日は18:00まで)休館日:月曜日入場無料
2014年06月10日(画像はプレスリリースより)これからの資生堂のイメージを担う3人資生堂・銀座ビル2階では、3人の若手アートディレクターのポスター展「Beauty Graphics 2014」を2014年6月2日(月)から開催します。今回のポスター展に出品されるポスターを制作しているのは、資生堂の「宣伝・デザイン部」に在籍する3人、志賀 玲子氏、花原 正基氏、西本 歩氏です。彼らは、資生堂への入社10年以内という若手のアートディレクターで、これからの資生堂の企業イメージを担う人材となっており、ポスター上で「次世代の美人像」を表現します。「次世代の美人像」に興味がある人も、アートに興味がある人も美を創る会社・資生堂の「次世代の美人像」とはどのようなイメージか気になる方も、アート作品を純粋に楽しみたい方も、「Beauty Graphics 2014」に足を運んでみてはいかがでしょうか。「Beauty Graphics 2014」会期:2014年6月2日(月)-6月28日(土)平日 9:00~19:00 土曜 11:00~18:00 毎週日曜休 入場無料会場:資生堂 銀座ビル2階(東京都中央区銀座7-5-5)(引用:プレスリリースより)【参考】株式会社資生堂 プレスリリース/PR TIMES
2014年06月05日ボタニカルデザイナーの江原理恵は、テキスタイルデザイナー告鍬陽介(つげくわ・ようすけ)とコラボレーションし、植物をアートに飾る「ボタニカルベース(botanical vase)」展を伊勢丹新宿店本館2階アートギャラリースペースで開催している。5月27日まで。今回展示されるbotanical vaseとは、告鍬がデザインしたキャンバスに一輪挿しが組み込まれており、草花を飾ることができる作品だ。「vase(花瓶)シリーズ」(5,400円から6,000円)と「hanging(壁掛け)シリーズ」(5,800円)が出展されている。vaseシリーズはキャンバスに“鶴首花瓶”や“ピストルの銃口”などが描かれ、草花はまるでキャンバスに生けられているように見える。hangingシリーズはキャンバスに“鳥の巣”や“クマノミ”が描かれ、その絵柄に合わせられた形でエアプランツ(鉢や土がなくても育つ植物)が生けられている。両シリーズはそれぞれ専用の草花が付属しており、vaseとセットで購入できる。草花には紫陽花やクリスマスローズ、ねぎぼうずなど、明るめのグリーンの植物が使われ、モノトーン系のvaseとは対照的に色鮮やかな楽しい空間を演出する。「普段、生け花をされない方や、花に触れることが少ない方もアート作品のように気軽に楽しんでもらえればうれしい」と江原は話す。江原は昨年「花を売らない花売り展」を開催。ボタニカルアートの展示だけでなく、今回コラボした告鍬を始め、陶芸作家の鈴木稔、アパレルデザイナー根岸明子、アクセサリーブランド「PUPUTIER」と共に製作した花や植物と人や空間を繋ぐ作品を提案し好評を得た。今回の伊勢丹への出店は、伊勢丹バイヤーを知る同展のアートディレクターの紹介で決まったという。アールイー・フラワー(RE flower)の代表取締役を務める江原は、ボタニカルデザイナーとして、人と植物と空間をデザインする事業を展開するほかにも、オフィスデザインやクラウドファンディングを行うなど、活動は多岐に渡る。そんな同氏は「今後はITと花が融合された作品を作りたい、人と花がインタラクティブにコミュニケーションを図れるような動的な作品を実現させたい」と語る。花に話しかければ、音を感じ取るテクノロジーにより花がリアクションしてくれるイメージだという。人を癒やす「静的な花」が人に話しかけてくれる「動的な花」へと変容する日も近いかもしれない。
2014年05月17日東京ミッドタウンは、アート・デザインのコンペティション「Tokyo Midtown Award」の一部門として開催される「Tokyo Midtown Award 2014 アートコンペ」の募集受付を、5月15日より開始する。応募締め切りは6月5日必着。「Tokyo Midtown Award」は、東京ミッドタウンの街のコンセプトである"「JAPAN VALUE(新しい日本 の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街"を目指す施策の一環として、毎年開催している<アートコンペ>と<デザインコンペ>の2部門からなるアワード。今回作品を募集する「アートコンペ」は、その一部門として開催されるもので、才能あるデザイナーの発掘や応援を目的としている。グランプリ受賞者には100万円の賞金や海外アートプログラムへの招聘などの特典が贈られ、6人の受賞者すべてに賞金(準グランプリ(1点)50万円、優秀賞(4点)10万円)が用意される。また、7回目となる今年は特にテーマを設けず、「東京ミッドタウン」という都心の複合施設に展示するのにふさわしいサイトスペシフィックなアートを募集する。舞台となるのは、東京ミッドタウンを代表するパブリックスペースのひとつで、空間をつなぐ通路としての役割だけでなく、店舗に囲まれたコマーシャルスペースとしての役割を持つ「プラザB1F」だ。審査員は、フリーランス・キュレーターの児島やよい、東京ミッドタウンアートワークディレクターの清水敏男、彫刻家の土屋公雄、アーティストの中山ダイスケ、メディア・アーティストの八谷和彦の5名が務める。応募にあたっては、まず同アワードのWebページ上で応募者情報を登録し、発行された「登録番号」と必要事項を応募書類(同アワードのWebサイトよりダウンロード可能)に記載の上、6月5日必着で郵送する。その後、6月30日に作品案の書類審査による1次審査が、7月28日にはプレゼンテーションおよび模型審査による2次審査が行われ、6点の入選作品が決定する。そして10月6日(月)、入選者完成作品審査と各賞を決定する最終審査が行われる予定となっている。なお、グランプリ受賞者はハワイ大学のアートプログラムへ招聘されるほか、受賞者全員には作品発表の機会として、2015年初春に開催予定の東京ミッドタウンの作品展「ストリート ミュージアム」での展示が可能になるということだ。
2014年05月09日ディズニーの貴重なセル画やフィギュアなどを集めた「ディズニーアート展」が、伊勢丹メンズ館8階イセタンメンズ レジデンスで開催中だ。5月6日まで。同店で展示販売されるのは、初期の長編・短編映画で使われたセル画や現在では入手困難な販売用のセル画、ディズニーキャラクターのフィギュア。初期の映画に使用されたセル画は、現存するものが少なく、貴重なアイテムだという。ディズニースタジオのアーティストが伝統的な手法によって製作するセル画に、映画の名場面が描かれている。『白雪姫』や『眠れる森の美女』などの映画のワンシーンをモチーフにしたフィギュア「ウォルト ディズニー クラシック コレクション(WDCC)」シリーズは、作品のスケッチを元に型を作り、職人の手によって一つひとつ作られている陶器製のフィギュア。ディズニースタジオのアニメーターや着色・造形アーティストなど、作品にかかわるアーティスト達が原作アニメーションの技術を駆使して生み出した作品で、まるで映画から飛び出して来たかのような生き生きとした表情をしている。ミッキーマウス、ミニーマウスを始め、ディズニーキャラクターの仲間がカラフルな色使いで再現されたフィギュアシリーズ「ブリット(Britto)」(ミニ/3,000円、大/1万1,000円)も同時展開。ブラジル出身の現代ポップアーティスト、ロメロ・ブリットが手掛けるブリットは、ネオキュビズムと呼ばれる大胆かつ独特な色使いが特徴。この他にも、シリアルナンバー入りで限定生産された「クロス(CROSS)」のボールペン(シンデレラ、世界限定3,000本/2万5,000円、アリス、世界限定1,400本/2万8,000円)や、クリップ部分にキャラクターのエンブレムをあしらったジェルインクペン(2色/各3,000円)など筆記具も展開する。期間中、5月3日にはキャラクターアーティストがドローイングを実演。商品を3万円以上購入者には、好きなキャラクターをその場で描き、プレゼントするという(開催時間:12・14・16・18時、各回約45分。都合により予定が変更になる場合もあり)。
2014年04月29日シールアート作家・大村雪乃のエキシビジョン「ビューティフル・ナイト(Beautiful Night)」が11月27日より伊勢丹新宿店本館2階グローバルクローゼットギャラリーで開催されている。12月10日まで。本展では、今回のために作られた新作を含む6作品を展示販売。“新宿”の街をテーマにした新作「Beautiful Night Shinjuku」(42万円)は、一番小さなシールで3mm程度のサイズのシールを約1万枚以上使用して3週間以上の時間をかけて仕上げられた作品だ。新作について、「まずは、新宿の夜景の写真を撮影し、その中で最も絵になる構図を見つける作業からスタート。新宿は“光”が多い街なのでどこを切り取るかを選ぶのが難しかった。使用するシールも今までの作品よりも小さいもので繊細な作業だったが、小さなサイズを使用することで、クールで清潔感のある都会を表現したかった」と大村雪乃は説明。多摩美術大学在学中に抽象画を専攻していたが、「もっと簡単に、誰でもができる手法で作品を作ることはできないか」と考えていた時に、ふと「安価で誰にでも手に入るシールを使ってみてはどうか」と思い立ったのがきっかけで現在の作風に至ったという。「シールであれば貼るという単純な作業からスタートでき、丸や三角のシールを使うことで今まで学んできた抽象画の世界との融合が図れた」と振り返る。夜景をモチーフにした作品が多いが、「幼少期、横浜に住んでいた私にとって夜景は馴染みのある風景であり私にとっての原点かも」。今後はクリスマスイルミネーションなど季節感も盛り込んだ作品を制作していく予定。自身の作業を”絵を作る”と表現し、観客を巻き込むようなアートを作り続けたいという思いから大人向け・子ども向けワークショップも展開していく。「現代アートは難しいというイメージを持って距離を置いている方も多いと思うが、あくまでアートは楽しむもの。私の作品はシールという身近なアイテムが羅列しているシンプルさが特徴なので、アートに興味がある人でもない人でも、大人でも子どもでも分かりやすい。私の作品を見て『私もやってみたい』と感じてくれる人がいてくれたら嬉しい」と話す。
2013年11月30日立命館大学は、同大学の文学部教授である北岡明佳のアート作品がレディー・ガガの最新アルバム『アートポップ』の盤面やトレイ下部分に採用されたと発表した。このたび採用された錯視の作品は、2008年に北岡教授が考案した「ガンガゼ」というもの。放射状に描かれたウニのトゲのような静止画で、錯視の効果で浮き出てくるようにガクガクと動いて見えるのが特徴だという。最新アルバム『アートポップ』への作品提供は、同アルバムのアートワークを担当したジェフ・クーンズらから依頼を受け、実現した。北岡教授は「錯視のデザインに注目してもらえて光栄に感じている。錯視はまだあまり知られていない分野。これを機に、錯視の面白さが世界中の多くの人に伝わると嬉しい」と喜びを語っている。
2013年11月07日日本の伝統「茶の湯」と、現代アートがコラボレーションした「一品更屋展」が2013年6月27日(木)~7月21日(日)まで開催される。「茶の湯」は、茶を飲むというプロセス自体を芸術とする日本の伝統的な文化のひとつで、現在では、現代美術との対比や融合から新たな日本の美のあり方を探る「現代茶湯」の活動も活発化している。今回開催される「一品更屋展」は、日本独自の芸術である茶湯を現代的に解釈しなおし発信する、更屋蔦左衛門と尾木原暁子によるユニット「一品更屋」がプロデュース。ギャラリー全体を茶室に見立てて、茶道具や茶器と現代美術作品を混在させ展示している。また、期間中3回にわたって会場内での茶会の実施も予定している。さらに、開催初日の2013年6月27日(木)には、誰でも参加可能なオープニングレセプションが行なわれる。【イベント詳細】一品更屋展2013年6月27日(木)~7月21日(日)参加作家:村山まりあ、宮原夢画、川久保ジョイ、箕浦徹哉、井上絵美子、秋濱克大、大中和典、尾崎迅、熊谷峻会場:hpgrp GALLERY TOKYO東京都渋谷区神宮前5-1-15CHビルB1FTEL:03-3797-1507<オープニングレセプション>2013年6月27日(木)19:00~21:00<茶会>7月7日(日)小堀芙由子(茶湯)/13日(土)松村宗亮(茶湯) /14日(日)山本真寿美(紅茶)/15日(月/祝)浦川園実(中国茶)※詳細はこちらよりご確認ください。元の記事を読む
2013年06月22日家具の博物館(東京都昭島市)は5月18日から6月2日まで、“エッグアート”作家の橋本敏美氏の作品を展示紹介する昭島人物紹介展「橋本敏美エッグアート作品展」を開催する。エッグアートは、卵を誕生や復活のシンボルとして装飾した中世ヨーロッパの習慣が由来されている工芸品。鳥の卵をドリルで削り形を整え、アクリル絵の具や、レース、ラインストーンなどを用いて装飾を施す。橋本敏美氏は、東京都昭島市在住のエッグアートの第一人者。同氏はアメリカでエッグアートを学び、帰国後は「日本エッグアート協会」を結成するなど、エッグアートの普及指導に努めてきた。今回の作品展では、ラインストーンを散りばめた「ラインストーンフラワーオブジェ」を始め、華麗なエッグアート作品約50点を展示する。同作品展は5月18日~6月2日の10時~16時30分に、家具の博物館 展示場で開催。休館日は水曜日。入場料は無料(「国際博物館の日」記念事業として)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月24日化粧品の製造販売を行うネオナチュラルは、水田と稲を使いアートを表現する「田んぼアート田植え体験会」を開催する。開催場所は岐阜県郡山市の同社母袋(もたい)有機農場。日時は5月26日の10時10分から15時30分。なお、荒天の場合は6月2日に延期予定とのこと。同社では、農業経験がほとんどない都市部の人や子供たちに、田植えを経験することで食べ物がどのように生産されるのか、その大切さを楽しみながら学びつつ、農村のエコロジーな生活を体感してもらう目的で体験会を開催する。コシヒカリと古代米(ムラサキ米)を利用し、手植えや機械植えの田んぼアートを経験できるほか、田植機の操縦体験も可能。秋の稲刈りの際にも同様のイベントを行い、参加者には収穫した有機米を配布する予定とのこと。募集は4月15日から、同社のサイトにて行う。参加費は大人1,500円、中学生以下は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月12日「LOVE展:アートにみる愛のかたち」展が2013年4月26日(金)から森美術館で開催される。注目は、愛をテーマに走り続けてきたアーティスト草間彌生が新作インスタレーションを出品するほか、ヴァーチャルな世界からボーカロイドの歌姫、初音ミクも登場。世界的な拡がりを見せる「初音ミク現象」を通して、今日的なつながりと熱狂を伝える。さらに、森美術館のアドバイザリーを務める、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロンドンのテート(テート・モダン美術館、テート・ブリテン美術館)の協力により、フリーダ・カーロ、フランシス・ピカビア、ジョルジョ・デ・キリコ、ルネ・マグリットらの名画が集結。特に、フリーダ・カーロの「私の祖父母、両親そして私(家計図)」、フランシス・ピカビアの「恋人のポートレート」は日本初公開となる。また、デヴィッド・ホックニー、デミアン・ハースト、トレイシー・エミン、ソフィ・カル、ジャン・シャオガン、オノ・ヨーコなど、現代美術界のスターたちの作品も集結する。同展では、人間の根源的な希求であり、古今東西、あらゆるジャンルの芸術家たちに多彩なインスピレーションを与え続けてきた「愛」に注目。時代や地域を超えて選ばれた美術史を彩る名作、意欲的な新作など約100点の作品が、「愛ってなに?」、「恋するふたり」、「愛を失うとき」、「家族と愛」、「広がる愛」の5つのセクションに分かれて展示される。【展覧会情報】「LOVE展:アートにみる愛のかたち」会期:2013年4月26日(金)から9月1日(日)会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53 階開館時間:10:00から22:00 火曜のみ10:00から17:00※いずれも入館は閉館時間の30 分前まで※会期中無休入館料:一般1,500 円、学生(高校・大学生)1,000 円、子供(4歳から中学生)500 円出展作家:アーデル・アービディーン(Adel Abidin)、リチャード・ビリンガム(Richard Billingham)、コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brancusi)、ソフィ・カル(Sophie Calle)、マルク・シャガール(Marc Chagall)、チャン・エンツー(張恩慈)、ジョン・コンスタブル(John Constable)、サルヴァドール・ダリ(Salvador Dalí)、ゴウハル・ダシュティ、ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)、ジム・ダイン(Jim Dine)、トレイシー・エミン(Tracey Emin)、ギムホンソック(Gimhongsok)、ナン・ゴールディン(Nan Goldin)、シルパ・グプタ(Shilpa Gupta)、デミアン・ハースト(Damien Hirst)、デヴィッド・ホックニー(David Hockney)、アルフレッド・ジャー(Alfredo Jaar)、フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)、メアリー・ケリー(Mary Kerry)、ルネ・マグリット(Rune Magritte)、ジョン・エヴァレット・ミレイ(John Everett Millais)、ザネレ・ムホリ、ジャン=ミシェル・オトニエル(Jean-Michel Othoniel)、フランシス・ピカビア(Francis Picabia)、オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)、榮榮&映里、デヴィッド・シュリグリー(David Shrigley)、ローリー・シモンズ(Laurie Simmons)、ワッソーX. ワッソーとR. ヴィジェイ、エンタン・ウィハルソ、ジャン・シャオガン(張暁剛)、荒木経惟、浅田政志、初音ミク、出光真子、草間彌生、森 淳一、村山留里子、西山美なコ、岡本太郎、オノ・ヨーコ、澤柳英行、TANY、梅沢和木、吉永マサユキほか
2012年12月26日サボテンパークアンドリゾートが運営する「伊豆シャボテン公園」は、園内の地球環境館2階にて、11月23日から2013年1月27日まで「カピバラアート展」を開催する。同園は、6月1日から9月30日まで、カピバラを題材にしたアート作品を募集する「カピバラアートコンテスト」を行った。応募総数89点の中から選出された入賞作品32点(写真、陶器、木彫り、貼り絵、ぬいぐるみなどのアート作品)が、今回展示されるという。なお、同園のカピバラは、毎年冬に露天風呂に入る姿が風物詩となっており、小さな子どもから年配客まで幅広い世代から支持されているという。展示初日には、露天風呂30周年の歴史をたたえ、カピバラに感謝状を授与する「カピバラ感謝状授与式」も開催する予定。入園料は、大人・高校生1,800円、中学・小学生900円、幼児(4歳以上)300円。営業時間は11月から2月末まで9:00から16:00、それ以外は9:00から17:00とのこと。詳細は、同園公式ホームページでみることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日世界遺産をレゴ(R)ブロックで作るチャリティアート展『PIECE OF PEACE -「レゴ(R)ブロック」で作った世界遺産展PART-3-』が2012年11月2日(金)~2012年12月3日(月)まで東京・渋谷のパルコミュージアムで開催中。この展覧会は、世界遺産活動のテーマである「未来に引き継ぐたからもの。世界遺産も!身近なものも!」を、子どもにも大人にも楽しみながら感じてもらい、ユネスコ世界遺産活動を応援しようという思いから立ち上がった企画で、これまでに全国で約150万人が来場。PART-3となる今回は、「ウィーン歴史地区」「シドニー・オペラハウス」「日光東照宮」など新たなモデルもお目見えし、週末にはレゴ(R)モデルビルダー来場のイベントなども開催。世界一周旅行気分も味わえる会場の様子をレポート!(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.会場にはレゴ(R)ブロックで作った世界27カ国の世界遺産の数々がズラリ。1万ピース以上の大作も多く、なかには完成までに数週間を要したものも。とはいえ、パーツはすべて市販されているものばかりで(※)で、その気になれば自分でも作れるというからビックリ。カラフルでかわいらしい作品も多い(※一部のパーツはすでに販売終了)。古都グアナフアトとその銀鉱群/メキシコ合衆国(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.四川ジャイアントパンダ保護区群/中華人民共和国(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.細部まで実に精巧なつくり。日光の社寺/日本(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.アーティストによる作品や文化人によるメッセージなどの展示もユニーク!(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.ピサとおでんくん/リリー・フランキー(c)PIECE OF PEACE LEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.未来に残したいまことちゃんんハウス/楳図かずお (c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.宇宙から見た世界遺産の写真や映像の展示なども見ごたえがある。(c)PIECE OF PEACE LEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.さらに会場には「みんなでつくるPEACE!」と題し、レゴ(R)ブロックの楽しさを体感できるコーナーも設置。これは入場者ひとりひとりがピースを重ね、ひとつの作品を作りあげるというもの。週末には日本でただひとり、レゴ社から公認された「レゴ(R)モデルビルダー」である直江和由氏が来場。プロならではの技を見ながら、一緒にレゴ(R)ブロックが楽しめるスクールイベントも開催される。11月18日(日)・24日(土)、各日13:00~/15:00~の1日2回。渋谷パルコ・スペイン坂広場特設会場にて(※開催日当日10:00よりパルコミュージアムにて整理券を配付。なくなり次第終了)。(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.ちょうど今年は世界遺産条約採択40周年という記念の年。ぜひ、親子で出かけてみては。(c)PIECE OF PEACELEGO,the LEGO logo and Minifigure are trademarks of the LEGO Group.(c)2012 The LEGO Group.■PIECE OF PEACE「レゴ(R)ブロック」で作った世界遺産展PART-3会期:2012年11月2日(金)~12月3日(月)時間:10:00~21:00(※入場は閉場の30分前まで・最終日は18:00閉場)会場:パルコミュージアム (渋谷パルコ・パート1・3F)入場料:大人400円(中・高校生含む)、小学生200円、小学生未満無料(みんなで作るPEACE!参加証付き)※入場料とグッズ売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付されます。問い合わせ:パルコミュージアム03-3477-5873
2012年11月16日DIESEL ART GALLARY(ディーゼルアートギャラリー)は、ロンドンの「fabric(ファブリック)」から発表されたアートワークを展示する、世界初のエキシビジョンを開催する。ディーゼルアートギャラリーは、世界中から様々なジャンルのアーティストを招いて年4回のアート展を開催しており、今回は世界で最も影響力のあるクラブのひとつでもある、ロンドンの「fabric」のアート作品が今年最後のエキシビジョンとして登場する。fabricは、90年代にロンドンで主流となった商業的なクラブとは正反対を目指し、音楽のパフォーマンスとリリースに専念したクラブ。エキシビジョンでは、13年間に渡るナイトクラブの歴史を象徴するポスターやイメージを見ることが出来る、貴重な機会となっている。今回の取り組みは、fabricが初めてロンドンを飛び出して、その哲学や精神が視覚的に表現されたアートワークを展示。さらにオープニングに合わせてクリエイティブディレクションを務めるキース・ライリーが来日し、「今回DIESEL ART GALLERYで皆様に私たちのアートを紹介する機会を与えてもらったことに非常に感謝しています。日本という確かな審美眼をもった国で、私たちの最初のエキシビションができることに喜びを感じています。かねてより日本文化と、繊細な美を表現する能力に尊敬の念を持っていて、影響を受けているので、そういった経緯からある種の凱旋のように私は感じています。展示作品は、写真やモデルメイキング、純粋なデザインといった広範囲かつ集中的なプロセスの結晶です。それらを構成しているのは私たち自身の投影であり、作品は私たちの情熱や存在、そしてハートを写し出す鏡です。すなわち、作品は"私たち自身"なのです。この機会に皆さんが少しでも私たちの作品の中に美を見つけてくれたらと願っています。」とコメントしている。【US by fabric】アーティスト: キース・ライリー期間: 2012年11月16日 (金) ~ 2013年2月15日 (金)場所: DIESEL ART GALLERY東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間: 11:30~21:00DIESEL ART GALLERY公式サイト: 公式サイト(英):元の記事を読む
2012年11月01日KITTY EX.(キティ・エックス)-ハローキティとアート ファッションの幸福なコラボレーション展-を天城ミュージアム(静岡県伊豆市)にて、2013年1月27日(日)の期間中に開催する。30周年を記念して、国内外から100組を超えるアーティストやファッションブランドのデザイナーがハローキティをモチーフにした作品を制作・発表した展覧会、「KITTY EX.(キティ・エックス)」は、2004年東京 森美術館(六本木ヒルズ)にて開催して以来、今回16会場目を向かえる。本展では、写真、映像、立体、音楽など様々なジャンルにわたる国内外のアーティストやファッションブランドのデザイナーたちが表現した、それぞれのキティを楽しむことができ、サマンサタバサニューヨーク、ヘッドポーター、ガルシアマルケスとのブランドコラボレーションのアイテムも揃う。10月7日(日)にはハローキティデザイナー山口裕子を迎えトーク&サイン会を開催、サイン会ではフォトフレームまたは2,000円以上の商品をお買い上げの方が対象となる。また、11月3日(土・祝)には、ハローキティ握手・撮影会のイベントも実施される。1974年に誕生したハローキティは、国境や世代を超えて多くの人々に親しまれ、いまや日本が世界へ発信する現代文化の一つとなっている。◎アーティスト コラボレーション日比野克彦「KITTY STONE」(インスタレーション)、中村哲也「KITTY UFO」(立体作品)、立花ハジメ「KITTY LOVE」(映像作品)、ホンマタカシ「キティちゃん対ホイス」(写真)、藤井フミヤ+ヴィジョン「おかえりニャン」(平面作品)、佐藤可士和+谷田一郎 「GRIND OUT ART DESIGN HELLO KITTY」(映像作品) ほか●会期:10月6日(土)~2013年1月27日(日)●会場:天城ミュージアム〒410-3206 静岡県伊豆市湯ヶ島176-2 天城会館内●開館時間:10:00~17:00●観 覧 料:大人(中学生以上)500円、小学生 300円 ※小学生未満は無料。●主催:伊豆市観光協会、ハローキティエキシビション実行委員会元の記事を読む
2012年10月09日みなさん秋のプランはもうたてましたか?食欲の秋、読書の秋、レジャーの秋、いろいろな秋の楽しみ方がありますが、この秋にぜひ堪能していただきたいのが芸術。感性を磨いて女子力をアップさせてくれそうな美術展が各地で開催されています。中でもイチオシの3つの展覧会をご紹介します。■マウリッツハイス美術館展どっぷりと絵画を堪能したい方はぜひマウリッツハイス美術館展へ。オランダの宝箱・マウリッツハイス美術館から、貴重な名作約50点が来日しています。注目はオランダを代表する画家、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。静謐でおくゆかしい表現方法が日本人好みと評されるフェルメールは、西洋美術のキラーコンテンツともいわれ、展覧会が開かれる度、絶大な集客力を誇っています。そんなフェルメールの代表作ともいえるのがこの作品。今回も、神戸に先駆けて展覧会が開催された東京会場では、50万人以上の人びとがこの少女にくぎ付けになりました。大きな真珠に、透き通った瞳、半分開いた瑞々しい口元、高価な顔料ウルトラマリン(別名フェルメールブルー)をふんだんに使って描かれた青いターバン。彼女には見る価値があります。tel: 078-391-0035開催時間: 9:30~17:30(土・日曜 ~19:00)休室日: 月曜日当日券: 一般¥1,500 大学・高校生¥1,100 小・中学生¥600 公式サイト ■FUTURE BEAUTY 日本ファッションの未来性本格的な絵画はちょっと敷居が高い…という人にはこちらの展覧会がオススメ。1980年代から2000年代までの30年にわたる日本のファッションの変遷を一挙公開しています。三宅一生や山本耀司にはじまり、時代を色濃く反映しながら日々進化して、世界のファッションをもリードし続けてきた日本のファッション。私たちにも身近な「ファッション」がテーマなので興味をもちやすいのではないでしょうか。今に続く歴史を知り、ファッションをもっと楽しみたくなること間違いなし。おしゃれ女子必見の展覧会です。tel: 03-5777-8600開催時間: 10:00~18:00休館日: 月曜日当日券:一般¥1,000 大学生・65歳以上¥800 中・高校生¥500 小学生以下無料 公式サイト ■アラブ・エクスプレス展この秋、新しい世界を知りたいという方はこちらへ。近年なにかと世界から注目されているアラブ世界。しかし注目されているのは政治や経済の面だけではありません。経済の発展とともに、アラブ諸国のアートも発展し、今まさに成熟を迎えつつあるようです。アラブに生きる一般の人々は日々何を思い、どんな風に生きているのでしょうか。その実態は意外と知られていません。日本ではじめてアラブの現代美術に焦点をあて、複数のアーティストの作品が集うこの展覧会で、世界が注目するアラブの「今」を感じてみましょう。tel: 03-5777-8600(ハローダイヤル)開催時間: 10:00~22:00(火曜 ~17:00)休館日: 会期中無休当日券: 一般¥1,500 高校生・大学生¥1,000 4歳~中学生¥500 公式サイト アートは日常では感じられない刺激を脳に与えて私たちを別世界に導き、癒しや、何かを考えるきっかけをくれます。この秋は、ぜひさまざまな芸術の世界に触れて感性に磨きをかけましょう。※おでかけの際には各自で最新情報をお問い合わせください。(金沢 霞)
2012年09月23日阿知須いぐらの館で「チェーンソーアート作品展」が開催される。日時は9月14日(金)~25日(火)、10:00~16:00まで。チェーンソーアートとは、チェーンソーを使用して氷や木材に彫刻した作品のことをいう。作者はログハウス建築家で2012年チェーンソーアート国際大会の優勝者、林隆雄氏だ。作品は、「森の動物園」のテーマにふさわしく、スギやヒノキを材料にした本物さながらの動物たち。作品約30点を阿知須いぐらの館の各所に配置する。大型動物の展示も行われ、作品によっては乗って楽しむこともできる。さらに、16日(日)には林氏によるチェーンソーアートの実演も予定されている。山口市の阿知須は江戸時代廻船業でにぎわい、60隻もの廻船があったと言われている。その廻船業の中心だった家が中川家で、その旧宅が現在山口市教育委員会により、「旧中川家阿知須いぐらの館」として一般公開されている。「いぐら」は漢字で「居蔵」と表記され、建築様式を言う。「いぐら造り」にはこの地域の防火の歴史が深く関わっている。かつての阿知須は藁葺き屋根の家屋が密集しており、火事に対しては脆弱で人々は度々大火に悩まされた。そのため、耐火性の高い家屋が必要となり、瓦葺の屋根、しっくいで塗り固められた白壁、強度を増加させるためのなまこ壁、泥戸(土戸)が使われ、柱をしっくいで覆うなど、家屋に工夫がされた。阿知須いぐらの館は明治17年に建築された建物で、チェーンソーアート作品展の他、廻船業の歴史、いぐら造の特徴、阿知須地域の民俗資料、昔懐かしい道具類等も展示されている。なお、9月18日(火)、19日(水)、20日(木)は休館日。入館は無料だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日“現代アーティスト”ビートたけし北野の個展『BEAT TAKESHI KITANO絵描き小僧展』が東京オペラシティ アートギャラリーで好評開催中だ。9月2日(日)まで。「BEAT TAKESHI KITANO絵描き小僧展」開催情報2010年にパリで開催され話題を呼んだ美術展の日本凱旋版。多才の人、ビートたけし北野のオリジナル絵画、版画、立体作品を展示、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさと豊かな色彩感覚あふれる“北野ワールド”の魅力で人気を集めている。7月31日(火)までのキャンペーンで限定400組のお得な企画チケットが発売中。図録1冊(定価2,000円)と大人2名様分の入場券がセットとなって2,600円。総頁数143ページの図録は作品紹介からインタビューまで盛りだくさんの内容なので、夏休みに家族連れやカップルなどでお出かけ、なんてお考えの方にはおススメだ。なお、同展覧会は7月8日(日)午前9:00~10:00(再放送:同日20:00~ 21:00)放映のNHK-Eテレ「日曜美術館」のアートシーンでも取り上げられる予定。ビートたけし北野ご本人のインタビューもあるので、こちらもご注目を。■『BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l’art contemporain』開催期間:2012年9月2日(日)まで開館時間:11時~19時 (金、土は~20時最終入場30分前)休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日、※GWは無休)、8月5日(日)
2012年07月06日