息子のイヤイヤ期を経験するまでは「とにかく泣き叫ぶ」「どうしようもない」という印象でした。しかし、実際にはイヤイヤの理由はいつも明確で、うまく対処できれば回避できるように感じました。個人差が大きいとは思いますが、うちのイヤイヤパターンとその対処法をお伝えします。 集中していることを中断させられるとき2歳の息子がおもちゃで遊んでいるときや動画を見ているとき、無理にやめさせようとすると「まだ遊んでるの!!」と本気で怒られます。言うこと聞かないな〜とイライラしていましたが、突然やめさせられるのは自分だって嫌だよなと思うようになりました。 そこで、早いうちから「もうそろそろやめようか〜」「お片づけできる?」と何度も声をかけるようにしました。すると、声かけのあと数分待てば自分のタイミングでスッとやめてくれるようになったのです。私自身に根気強く声かけできる心の余裕、子どものタイミングを待てる時間の余裕があることが重要となるため、セルフコントロールを心がけています。 欲しいものが手に入らないときスーパーでお菓子、ジュースを手当たり次第に欲しがる息子。「ダメだよ」と言うとイヤイヤもヒートアップし、収拾がつかなくなって逃げるようにスーパーを出ることも。 そこで、欲しがるものを1つは買ってあげるようにしています。そうすれば1つ目から否定する必要はなくなり、2つ目を持ってきたときは「どちらか1つだよ。どっちがいい?」と聞くようにすればOK。息子も本当に欲しいものを考えてくれるようになりました。 たまに、気をそらす作戦として「これ持てる? 重いかな〜?」と牛乳パックなどの少し重めのものを渡すことも。「持てるよ! ほら!」と本人も楽しくなって、物欲から気をそらすことができました。 自分が行きたい道に行けないとき保育園から家への帰り道は、ひとりで歩くときの3倍の時間がかかります。家とは真逆の方向を指差して「こっち! こっち行く!」と言うことは日常茶飯事。ある程度の回り道であれば行くのも手ですが、できれば最短ルートで帰りたい。 そんなとき私は、「あっちはブーブーがいっぱいで、ガシャーンてなるよ(危ないよ、という意味)!」「ほら、こっちに行くとバスが見えるよ!」「今日はパパが早く帰ってくるから、早く帰らなきゃ!」とたくさんの言葉を身振り手振りでオーバーに伝えるようにしています。まだ息子が言葉を理解していない時期から続けており、意味は理解できずとも「何かただならぬ理由がありそうだ......」という顔をしてついてきてくれるようになりました。 わが家での対処法をお伝えしましたが、もちろんうまくいく日ばかりではありません。何をしてもだめで、「も〜!!!」とイライラが爆発してしまうことも。それでも、自我形成に重要とされるこのイヤイヤ期の息子の感情を否定することなく、かつ自分も疲れずに楽しく受け流していけたらいいなと思っています。 著者:高橋さちこ2歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年07月18日魔の2歳児と言われるイヤイヤ期。苦労しているママは多いと思います。例にもれず、わが家にも娘のパワフルなイヤイヤ期が到来しました。もう知らないよと突き放したり、わかるわかるとなだめてみたり、時には死んだふりをしてみたり(笑)。そんな中で、娘に効いたあるひとことを発見したので紹介したいと思います。第2子だから?女の子だから?激しいイヤイヤ朝起きてから寝るまで、何を言っても「ややー!」な2歳の娘。自分でできないのに自分でやる!親が決めることは何でも「ややー!」な毎日。一度イヤイヤが発動すると、どんどんエスカレートし、ひっくり返り、足をばたつかせ、大粒の涙を流しながら狂ったように大声を発します。なんとかこの激しいイヤイヤが発動しないようにと、娘に気を遣いながら過ごす毎日…。現在4歳の息子もイヤイヤ期はありましたが、それほど苦労せずにすんなりと過ぎたので、娘のイヤイヤ期に「これは第2子だから?女の子だから?なんて手強いんだ」と頭を抱えていました。外での対処に疲れ、一緒に出掛けたくない日も公園では、気に入らなければひっくり返り、スーパーではカートを押したい、商品を触りたいと大騒ぎ…。好奇心旺盛なのはいいことですが、危ないことや社会のルール的にNGなことはこちらも譲れません。ダメと止めるとイヤイヤが発動。外で激しいイヤイヤが始まると、なんだか人の目が気になってこちらも焦ります。怒ってもなだめても落ち着かず、暴れ狂う娘を抱えて、その場を強制退場するのは日常茶飯事。疲れ果てて上の子にまでイライラしてしまう始末です。スーパーに娘を連れて行くのが怖くなり、徒歩2分のスーパーをとても遠く感じるようになりました。お出かけ前にイヤイヤ発動!ピンチを救ったひとことある日、出発時間が決まっているときに、ここぞとばかりにイヤイヤが発動。晴れているのに、「ながぐつはいてく!」と言ったのに対し、「スニーカーにしよう」と言ったら、「ややー!おでかけしない!」とはじまりました。娘はどんどんヒートアップし、なぜか洋服をすべて脱ぎ始め、玄関でオムツ一丁で大泣きして叫んでいます。こちらもあせって共感したり、自分で選ばせたり、手を尽くすもまったく効かない…。もう無理だ!と、時間通りに出発することを諦めて、「気持ちをわかってあげられなくて」「ママの都合に合わせてもらって」と、いろいろな理由を思い浮かべながら、『ごめんね!』と謝ったら、なんと娘が泣きやみ、急に落ち着き始めたのです。えっ!?とこちらが困惑しながらも、おそるおそる服を着ようと促すと、素直に服を着てくれるではありませんか。しかも、自分でスニーカーを手に取り、「クックはく!」と。「ありがとうね」と伝えると、にっこり笑って「おでかけするー!」とすっかりご機嫌になったのです。結果的にこの日は予定通りに出発でき、一日を穏やかに過ごすことができました。先に謝られると必要以上に怒ることができなくなる!?現在もイヤイヤは相変わらずの毎日ですが、娘には『ごめんね』のひとことが効果的なようです。大人でも先に謝られると、それ以上怒れなくなり、すっと落ち着くことがありますよね。すべてではなくても、何らかの形で自分の言い分が相手に通じたと感じるからかもしれません。娘も『ごめんね』と言われることで、ママに自分を分かってもらったと感じているのかなと思います。千差万別のイヤイヤ期ですが、もしかしたら、この『ごめんね』で落ち着く子がいるかもしれません。手に負えないイヤイヤが発動したら一度試してみてください。<文・写真:ライターさつき>
2020年07月14日子育てにおいて、多くの親の頭を悩ませるもののひとつが、子どもの「イヤイヤ期」です。そもそも、イヤイヤ期にはどんな意味があり、その時期の子どもにはどう接するのがいいのでしょうか。カリスマ保育士として各種のメディアでも活躍する、てぃ先生にアドバイスをもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹ただ成長している子どもに、親がついていけないだけ子どもの「イヤイヤ期」は、一般的に1歳半くらいから始まり、終わりの時期はまちまち。ピークは2〜2歳半です。この時期の子どもにはなにが起こっているのでしょうか?それは、自我の芽生えです。それまではお父さんやお母さんに言われたことに素直に従っていたのに、「そうしたくない!」といった感情や思考が自分にあることに気づき、親の言うことになかなか従わなくなります。もちろん、これは子どもの成長にとって重要なプロセスです。ところが、それまでは人形のように言うことに従っていた子どもが突然歯向かってくるため、親の側はびっくりしてしまいます。子どもはただ順調に成長しているだけなのに、その変化に親がついていけず、親が勝手に困ってしまうという状態になるのです。もちろん、必要な成長のプロセスにいる子どもの側には、「よし、親を困らせてやろう」なんて気持ちはまったくありません。でも、この時期の子どもは、「お父さんやお母さんに負けたくない!」という気持ちはもっています。スーパーでお菓子をねだるのも、そのお菓子を本当に欲しいと思っているわけではなく、親にお菓子を買ってもらうことで、「お母さんに勝った!」という気持ちを得たいがための行動である場合もあるわけです。子どもの「嫌」という言葉に込められた気持ちは?では、イヤイヤ期の子どもに対して、親はどう接するべきなのでしょうか。イヤイヤ期の子どもは、感情や思考が自分にあることに気づくと同時に、たくさんの葛藤やストレスも感じています。なぜかというと、言語能力が未発達だからです。1歳半の子どもでも、頭のなかでイメージしたり考えたりしていることはたくさんある。でも、それらを言葉にする力はまだありません。そのために生じる、「自分はこう思っているのに、わかってもらえない」といった葛藤やストレスが、イヤイヤ行動につながるのです。そこで、子どもの気持ちをわかろうとする努力が必要になります。子どもの「嫌」という2文字の言葉には、どんな気持ちが込められているのか?そこをしっかりと考えましょう。着替えを嫌がっているとしたら、「まだ遊んでいたいから着替えたくない」と思っているのかもしれないし、「この服が好きじゃない」とか「お母さんはまだパジャマのままなのに、なぜ僕だけ着替えないといけないのか」と思っているのかもしれません。そうして、「嫌」という言葉に込められた子どもの気持ちを推測したら、「まだ遊んでいたいの?」「この服が好きじゃないの?」と、どんどん言葉にして投げかけましょう。幼い子どもは自分の気持ちを言葉にできないのですから。子どもの気持ちを推測し、投げかけ、「あなたの気持ちがわかったよ」と共感すれば、子どもの葛藤やストレスは軽減し、イヤイヤ行動も減っていくはずです。こっそり手伝って、子どもに達成感を味わわせるまた、「自分でできた!」「自分で決めた!」という気持ちを子どもにもたせることも大切です。子どもが葛藤やストレスを抱えてしまう要因には、自分の気持ちを言葉にできないことのほか、理想の自分と現実の自分とのギャップも挙げられます。自我が芽生えた子どもは、理想の自分像をもっています。着替えをするにも、「自分はうまくできる!」と思っているわけです。でも、実際にやってみると、袖のほうに頭を入れてしまうなどうまくいきません。その事実に葛藤やストレスを感じてしまうことが、イヤイヤ行動につながるのです。そういった葛藤やストレスを感じさせないように、「自分でできた!」という気持ちをもたせることが大切になります。子どもがうまく着替えられないときに、「じゃ、お母さんがやってあげるね」と言ってあからさまに手伝ったとしたらどうでしょう?「自分はうまくできる!」と思っている子どもに「うまくできなかった……」と感じさせてしまいますよね。また、先にお伝えしたように、「お父さんやお母さんに負けたくない!」と思っている子どもに「負けた……」と感じさせてしまうことにもなる。これでは、イヤイヤ行動は収まりません。そうではなく、こっそりと手伝うことを意識しましょう。着替えだったら、子どもが服に顔を突っ込んでもがいているときに、気づかれないように服を引っ張るなどしてうまく着られるようにリードすればいい。そのタイミングで、お父さんやお母さんから「ひとりで着替えられたね!」と言われたら、子どもは強い達成感と満足感を得られ、イヤイヤ行動は減っていくでしょう。また、「自分で決めた!」という気持ちを子どもにもたせるには、子どもにチョイスさせることを推奨します。イヤイヤ期の子どもは、なんでも自分で決めたいという時期にあります。そこで、「この服を着なさい」と親が決めるのではなく、2パターンでもいいので「この服とこの服、どっちがいい?」と選ばせるのです。そうすれば、「これは自分で選んだ服なんだ、自分で決めたんだ」と子どもは感じて、達成感や満足感を得られます。それでも、子どものイヤイヤ行動に対してつい感情的になって叱ってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、素直に謝りましょう。大人は難しく考えすぎです。「子どもの行動に対して叱ったのに、それを自分から謝るのは変じゃないか」なんて考えるかもしれませんが、子どもはそんな複雑なことを考えていません。親は子どもに対する自分の行動を反省したなら、素直にシンプルに「さっきはごめんね」と謝ればいいのではないでしょうか。『保育士てぃ先生のつぶやき日誌 きょう、ほいくえんでね…!!』てぃ先生 著/マガジンハウス(2019)■ カリスマ保育士・てぃ先生 インタビュー記事一覧子どものイヤイヤを減らすコツは、こっそり○○すること【てぃ先生インタビューpart1】子どもが甘えん坊すぎて困るなら、親はシンプルにコレをすればいい【てぃ先生インタビューpart2】(※近日公開)「ひとり遊び」に熱中してこそ、友だちとも遊べるようになるワケ【てぃ先生インタビューpart3】(※近日公開)園生活の様子が心配なら、子どもにこんな質問をしてみよう【てぃ先生インタビューpart4】(※近日公開)【プロフィール】てぃ先生(てぃせんせい)1987年2月8日生まれ。関東の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は50万人を超える。著書『ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか』(KKベストセラーズ)は15万部、Twitter原作の漫画『てぃ先生』(KADOKAWA)は20万部を超えるヒットを記録。他に、『ハンバーガグー!』(ベストセラーズ)、『せんせい!きいて! 園児がくれた魔法のことば』(リクルートホールディングス)などの著書がある。現在は、保育士の専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディア等で発信。全国での講演活動は年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」の創設と就任など、保育士の活動分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年07月13日こんにちは、保育士の中田馨です。4回にわたりお届けしている実際に保育士がしているイヤイヤ期のテーマ別の対応方法ですが、今回は「睡眠でイヤイヤ星人」をお届けします。 睡眠でイヤイヤ星人への基本的な対応方法睡眠に関することで子どもがイヤイヤ星人に変身すると、ママ自身も眠たい時などは、本当につらいものです。夜や朝早くにイヤイヤ言われると、ご近所へ「声が聞こえていないか? 迷惑になっていないか?」なども心配。これが毎日続くとママもへとへとになってしまいます。実は、うちの娘は「睡眠でイヤイヤ星人」になることが多く、寝る前の時間がとっても怖かったことを思い出します。 睡眠でイヤイヤ星人への基本的な対応方法は、以下の4つです。【1】先の見通しを伝える【2】ママが本気で寝てしまおう【3】気持ちを受け止める【4】気持ちを受け止めて抱きしめるでは、具体例を挙げながら説明します。 布団から出たくないイヤイヤ星人朝起きるとき、お昼寝から起きるときに「まだ布団から出たくない!」と、イヤイヤ言うことがあります。時間がある場合はゴロゴロさせていても大丈夫ですが、お出かけするのにそれをされると大変です。無理やり起こそうものなら、大泣きして起きてからのその先が全く進まない、という経験をしたママも多いのではないでしょうか。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか。まずは、先の見通しを伝えてみましょう。「保育所に行くから、朝ごはん食べるよ」などと、これからの予定を伝えます。でも、それだけではきっと動いてくれません。ですので数字が読める子には時計を見せて「長い針が“5”に来たら起きるよ」と言います。数字が読めない子だったらタイマーをつけて「ピピピって鳴ったら起きるよ!」と、起きる目安を伝えます。ただ「起きて」というよりもずっと効果的です。 まだ寝たくないイヤイヤ星人もう寝る時間なのに「まだ寝たくない~!」と言って寝室で遊びだすイヤイヤ星人。部屋を暗くしても、ママが寝たふりしてもお構いなしで、おめめをギラギラさせて遊ぶ子どもに、ママやパパは「さぁ、どうしたものか」と思ってしまいます。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか。ママは寝たふりではなく、本気で寝てしまってください。イヤイヤ星人は知っています。自分が寝たら、ママが布団からいなくなることを。子どもが寝たらやりたい家事やママの自由な時間を楽しみたい気持ちもあると思いますが、一緒に布団に入って朝早くに起きる生活にシフトチェンジしてみるのもおすすめです。 まずは「今からは寝る時間」ということを、子どもの目を見て伝えてください。そして、「ママは寝るね。おやすみなさい」と言ってママが本気で寝たら、「一人で起きているのは、ちょっと寂しいかも」と気づいて、自分から布団に入ってきます。 子どもと一緒に寝てしまおうという決心できたら、「子どもが寝たら、あれとこれをしなきゃ!」という焦りがなくなるので、ママも気持ちがラクになります。 いつもの布団じゃないとイヤ!イヤイヤ星人敷き布団や毛掛け布団、タオルケットがいつもと違ってイヤイヤ言うことがあります。「いつもと一緒」が子どもにとって安心なのでしょう。でも、洗濯をしていてまだ乾いていないなどで、いつもとは違う場合もありますよね。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのか。まずは、いつもの布団じゃないことへの不安の気持ちを受け止めることです。「いつものタオルケットが良かったね」っと言って抱きしめてあげましょう。そして「今、洗濯していてビチョビチョだから使えないんだよ」などと使えない理由を言います。きっと、それでも納得できないでしょう。そんなときは、「いつものタオルケットが良かった」という気持ちを受け止めたまま抱っこしてあげましょう。 「その気持ちをママはわかってるよ」と、子どもに伝えるだけで子どもは自分の気持ちを受けとめてもらえたと安心して、そのうち寝てくれます。 寝るのは絶対ママの横がいい!イヤイヤ星人パパと寝てほしいのに、「寝るときは絶対にママがいい!」と言ってイヤイヤ言うことがあります。寝るときに誰か特定の人の横がいいと言うのは良くある話。ママもパパも子どもと一緒に布団に入れるときは、それでも問題ないでしょうが、何か用事があるときにそれを言われると少し困ったものです。このようなイヤイヤ星人にも、ママ(パパ)がいいという気持ちを受け止めます。例えばパパと寝たい場合は「パパと寝たいね」と気持ちを受け止めます。次に「今日パパは、お仕事があるから一緒に寝れないの。だからママと寝ようね」と、一緒に寝ることができない理由を簡単に伝えます。これだけでは子どもは納得できないので、「少しだけパパに抱っこしてもらおう」と提案し、パパの抱っこで安心させます。このときの抱っこは、慌てず1分くらいギュー!っと包みこんであげてください。 うちの娘の場合、「お兄ちゃんととママの間に寝たい!」というイヤイヤ星人でした。兄は兄でママの隣がいいので、二人の間で喧嘩が勃発!なんてことが度々起こっていたことを思い出しながら書いていました。大人もそうですが、寝るときは安心した環境の中で寝たいものです。寝たくない!これじゃイヤ!ということは、大好きな環境で安心して寝たいということなのだと思ってあげてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年07月10日こんにちは、保育士の中田馨です。4回にわたりお届けする「実際に保育士がしている、イヤイヤ期のテーマ別の対応方法」ですが、今回は「食事でイヤイヤ星人」をお届けします。 食事でイヤイヤする子への対応方法1日3回やってくる食事。子どものことを考えていろいろな食材を使ったり工夫しながら料理を作るのに、ひと口も食べずに「イヤ!」と言ってプイっと横を向いてしまうなんて経験をしたことがあるのではないでしょうか? ひと口でも多く食べてほしいのが親心ですが、頑なに口を開いてくれないとどうすることもできません。無理やり口に入れるわけにもいきませんので、悩むママも多いことでしょう。 食事でイヤイヤ星人への基本的な対応方法は以下の4つです。1.食べない食材があっても良しとしよう!2.食事には決まりがあると伝える3.十分に甘えさせる4.ある程度子どもの思いを尊重するでは、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。 苦手な食べ物をひと口も食べないイヤイヤ星人苦手な食べ物をひと口も食べてくれないイヤイヤ星人はとっても多いものです。私の保育所のイヤイヤ期の子どもたちは全員がそうと言ってもいいくらい。例えば、きのこが苦手な子の場合、きのこ単体ではもちろん食べません。えのきと一緒に数種類の野菜を汁物にしたら、じょうずにえのきだけをよけて食べます。ハンバーグにしいたけを練り込めば、その香りに感づいて食べてくれません。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか? まずは「食べない食材があっても良しとしよう!」と思うことです。苦手な食材の1つや2つ大人もあると思います。なので、苦手な食材が多少あっても問題ありません。まずは、えのきが入っているのに汁物を食べようという意欲がある子どもを認めます。「今は、きのこを食べなくてもいいや」と思いましょう。 とはいえ、将来的に食べてほしいと思うなら、子どもが苦手な食材も定期的に食卓に出して、その存在を見せ続けます。親が「おいしい!」と食べているところを見せることが大切です。 椅子に座らないイヤイヤ星人食事中にすぐに椅子から逃げ出したり立ち歩いたりする子がいます。つい追いかけてしまいたくなるところですが、それはNG。食事のマナーとして、立ち歩いて食べるのはよくありませんが、それよりも立って歩いて食べているときに、食べ物を喉に引っ掛けてしまうことのほうが怖いのです。このようなイヤイヤ星人には「食事には決まりがあるんだよ」ということを伝えます。例えば、食事は座って食べるということもその1つ。座らないと食べさせないという家ルールをつくってしまうのです。 追いかけて食べさせると「歩いて食べてもOKなんだ」という認識になりますので要注意です。また、椅子から逃げ出した子どもに対して「待て待てー!」など大きなリアクションで対応すると、子どもはママに反応してもらって楽しいと思ってしまいますので、座らせるときは「椅子に座るよ」っと淡々と対応しましょう。 自分で食べられるのに食べさせてほしいイヤイヤ星人手づかみ食べもスプーンやフォークなどを使って食べることもできるのに、急に「ママ、食べさせて!」と自分で食べなくなる子がいます。ママとしては、「もう、自分で食べられるでしょ?」と思うことでしょう。このようなイヤイヤ星人には、十分に甘えさせましょう。ママに「食べさせて!」と言ってくるのは今だけの話です。子どもが成長するなかでは、心の充電がたくさん必要な時期があります。充電の方法はその子によって違います。この子の場合は、食事の時間に出てきたのかもしれません。ママが食べさせてあげたとしても、「じゃあ、自分でもひとさじ食べてみよう」と誘うのはもちろんOKです。 スプーンもまだなのにお箸で食べたがるイヤイヤ星人まだ、手づかみ食べがメインでスプーンすらうまく使えないのに、パパやママの様子を見て「お箸が使いたい!」と言ってお箸を持ちたがる子がいます。持たせなかったら大泣きするので、持たせていいものか悩むところです。 このようなイヤイヤ星人には、ある程度子どもの思いを尊重しましょう。ある程度というのは、子ども用の短いお箸を用意して持たせるのはOKです。食具に興味を持つことは頼もしいものです。ただ、お箸は子ども用のものを必ず大人がそばで見守りながら食べてください。 イヤイヤ期全般に言えることですが、子どもがイヤイヤ言い出したらすぐに解決することはできません。いつもの3〜4倍は時間がかかるかなと大らかな気持ちで対応しましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年06月27日3人育児のなかで全員が絶賛イヤイヤ期の毎日。どの子に何を言っても返ってくる答えは「イヤ!」か「だめ!」で、母親である私自身どうしていいのかわからずにイライラする日もたくさんありました。そんなどうしようもなくなったときにどのようにしていたのかをご紹介します。 始まりは突然に…イヤイヤ期って本当にあるのかな?と思うほどお利口さんでよく笑う1番目の子ども。だんだん食事などでも好き嫌いが出てきた1歳半のころ、噂に聞くイヤイヤ期はまだまだ来ないものだと思っていました。 しかしある日の食事中に突然「イヤ!」と言い始め、びっくりしたのを覚えています。ママから見ると何がダメなのかまったくわからないけれど、だんだん「イヤ!」や「ダメ!」と言われることが多くなってきて、これが噂に聞くイヤイヤ期か……とぐったり。今となればまだまだかわいいイヤイヤでした。 2番目のイヤイヤ期1番目の息子が3歳になったころ、イヤイヤがとても激しくなってきたと感じていました。そんな息子に手を焼いていましたが、かわいい悪魔がもう1人誕生。2歳になる2番目の娘が、やることすべてに「イヤ!」というようになってしまいました。 最初のうちは気のせいかな? お兄ちゃんのまねかな?なんて思っていましたが、明らかに意思のある「イヤ」に、白目になってしまうような感覚になりました。 まさかのあなたも!?1番目と2番目のイヤイヤ期に手を焼く毎日で、てんてこ舞いだった私。唯一、素直に抱っこさせてくれていた1歳の3番目の娘の存在にとてもありがたさを感じていました。 でもお兄ちゃんとお姉ちゃんのイヤイヤを毎日見ていた3番目も、あるときからママのすることすべてに「イヤ!」と言うようになってしまったのです。 イヤイヤ期との付き合い方1歳・2歳・3歳の同時に起こったイヤイヤ期に、ママである私もイヤイヤ期になってしまいそうでした。そこで試した方法が、“ママもイヤイヤ期になる作戦”。 子どもたちが誰かイヤというと、「ママもイヤー!」と駄々をこねます。そうすると、普段は困り果てているママなのにどうしたのだろう?と思うのか、キョトンとした顔で自分たちがイヤと騒いでいたのを忘れてくれました。 3人同時のイヤイヤ期に一時期はどうしていいのかわからず、子どもたちが寝静まったあとに泣いていた日もありました。いろいろな作戦を実践して、なんとかイヤイヤ期の子どもたちとそれに立ち向かう自分自身と向き合えたように思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:三上美咲3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。
2020年06月26日こんにちは。保育士の中田馨です。1歳ごろから徐々に表れ、2歳ごろにピークを迎え、3歳ごろに卒業へと向かっていく「イヤイヤ期」。私の保育所は0~2歳が対象ですので、1年を通して毎日「イヤイヤ期」の子どもと生活しています。 今回から4回にわたり、実際に保育士である私がしている、イヤイヤ期の対応方法を話します。今回のテーマは「お着替えでイヤイヤ」です。 お着替えでイヤイヤする子への対応方法朝起きてパジャマから洋服へお着替え、汗をかいたり外遊びで汚れたらまたお着替え、お風呂後にパジャマにお着替え……と1日数回訪れる衣服の着脱の場面。イヤイヤ言いながら、着替えを全身でイヤがるので、うまく着替えることができないこともあります。 衣服の着脱のイヤイヤ星人への基本的な対応方法は下記の3つ。1. 子どもの思いを尊重し、さりげなくサポート2. 着替えが終わらなければ、次の行動ができないことを伝える3. ママ的に多少違和感があっても服を着たならOK では、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。 少しでもサポートしたら怒るイヤイヤ星人何でも「自分でしたい」お年ごろのイヤイヤ星人。まだひとりでうまくズボンを履けないのに自分で履こうとします。片方に両足を入れて、違うと脱いで、また両足を入れて……を繰りかえすのを見ていると、つい「こっちに足入れて」と手を添えてしまいたくなります。でも、少しでもサポートすると「触らないで!!」と怒るのがこのタイプ。このような姿が見られたら「子どもの思いを尊重し、さりげなくサポート」をするようにしましょう。ズボンを自分で履きたいと思うその意欲、失敗しても何度も繰り返すその集中力を応援するのです。 もし、できそうなら「ママがここ持っとくね」とさりげなくサポートします。先回りして手伝ってはいけません。何日かじっくり付き合って、脱ぎ着を繰り返しているうちに、一人でできるようになります。着るより脱ぐほうが簡単なので、「自分で着たい脱ぎたい」と言うときは、とことん自分でさせてみるのもいいでしょう。 このタイプは、ある日突然「自分で着たい!」という思いが落ち着いて「ママが手伝って〜」と甘えモードになることもあります。そのときは、ママが手伝ってあげましょう。 「服を着たくない」とすっぽんぽんでいるイヤイヤ星人「服を着たくない!!」と言ってイヤがるタイプもいます。夏ならまだしも、冬の寒い日でも「服を着るのはイヤだ!」と言うので、ママとしては「風邪ひくから、服を着てほしい」と思うのですが、すっぽんぽんのまま遊びだすことも。このような姿が見られたら、「着替えが終わらなければ、次の行動ができないことを伝える」ようにしましょう。ただ、言葉で言ったところでまだ伝わりませんので、ママが体も使って伝えます。 「服を着てから遊ぼうね」と言って、子どもをひざに抱っこします。もしかすると、のけ反って嫌がることもあると思いますが、ママが伝えるのは「服を着てから遊ぼうね」ということだけ。生活には順番があるんだよ、ということを伝えるのです。いろいろ言わなくて大丈夫。子どもはじっとママのひざに座りながら考えています。 そして、子どもが落ち着いたら「さぁ、服を着よう」と声をかけてみてください。「うん」と言って、納得して着てくれることが増えると思います。「服を着なさい!」と注意したり、追いかけて服を着せるよりも効果的です。 「上下ピンクコーデがいい!」と譲らないイヤイヤ星人「自分で服を決める!」と言って、ママが決めた服をボイコットするイヤイヤ星人もいます。普段なら「まあ、良いか」と思えても、お出かけするときに、全身シマシマや上下ピンクのコーディネートをしたいと言い出したら、ママも「今日だけは、それはやめて!」と思ってしまいます。とはいえママの選んだ服は着てくれない。こんなときはどうしたらいいでしょうか。このような姿が見られたら「多少違和感があっても服を着たならOK!」にしましょう。子どもにしてみれば「僕、一番かっこいい!」「私、最高にかわいい!」と思って着ているのです。子どもの自分で選ぶ意欲を尊重します。そして、今しかしないこの姿を写真やビデオに収めてママも楽しみましょう。 「この靴下が好き!」穴が開いても履き続けるイヤイヤ星人「この靴下が好き! 毎日履きたい!」と穴が開いている靴下を履き続けるイヤイヤ星人もいます。他の靴下を出しても「NO!」と言ってボイコット。洗濯物の中から、お気に入りのくつ下を探し出してきてそればっかり履きます。ママとしては、できれば捨てたいけれど、捨てたことがばれたときが怖いので、どうすればいいか悩んでしまいます。このような姿が見られたら「履きたいだけ履かせる」と思ってください。きっとその靴下を履いていると安心するんです。破れている場合は、縫うこともできますし、満足いくまで履いたところで、「そろそろ新しい靴下履こうか?」と誘ってみます。新しい靴下を一緒にお店に選びに行くのも1つです。 その子によって現れ方が違うイヤイヤ期。全身で「イヤイヤ」いう子どもの姿に疲れてしまうこともあると思いますが、そんなときほど、心と心の間にワンクッション置いてみましょう。そうすると「こんなに必死に嫌がって……うちの子、かわいいな」と思えます。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年06月18日2歳ごろから始まるイヤイヤ期。突如、なんでもかんでも「イヤ!」と言われるようになってしまうと、成長の証だと分かっていても悩んでしまうママもきっと多いことと思います。 イヤイヤ期になりやすいママの思考「自分の育て方が悪いのだろうか」「何か対応方法があるはずだ」と思って、解決方法を求めてしまうこともあるでしょう。 今では、本や雑誌、インターネットととても簡単に情報が手に入るようになっています。そこにはさまざまな対応方法が力強いことばで書いてあります。その対応方法がうまくいけばOK。けれど、もしそれらの方法で対応がうまくいかなかったら……。「ちゃんと書かれた通りにやっているのに! どうしてうまくいかないの!」このような思考になったら要注意です。 試行錯誤するのが子育て子育ては人それぞれで、全く同じ状況というのはなかなかないものです。実際に情報通りに対応してみても、そううまくいかないのが現実です。まず、そのことを受け止めましょう。 “うまくいかないのが子育て”それくらいの気持ちを持つことが重要。うまくできなかったからといって自分を責めるのは厳禁です。 どの方法がいいのかいろいろ試してみるひとつとして同じ子育ての状況がないからといって、もちろん、本や雑誌、インターネットの情報が全く役に立たないということはありません。大切なのは、いろいろと試してみるという心の余裕です。この方法はうまくいった。あの方法はうちの子には合わなかった。というように、自分のやり方や子どもに合う方法をじっくり見つけていきましょう。 見つけていくうちに、次のイヤイヤ期が始まってしまうのが子育てなので、もしかしたら思春期が終わるまでずっと試行錯誤が続くかもしれません。しかしながら、繰り返しになりますが、それが子育てなのです。 日々、子育てをしていると、なかなかそうも思えないかもしれませんが、「しばらくは試行錯誤の繰り返しなんだ」とドンとかまえるように心がけてみてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年06月13日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツでハーフのひとり息子の子育てをしている、ぱん田ぱん太です。2018年バレンタインデー生まれのフリッツ君は、現在2歳を少し過ぎたところ。ここ最近、私はフリッツ君の"アレ"に備えるべく、情報を集めまくっていました。それは…。そうです。小さな子を育てる親たちが、ほぼ確実に向き合わなければならない試練の時期「イヤイヤ期」です。ベストが尽くせるよう、私も事前情報をたくさん収集していましたが…。なんとも不穏な言葉ばかり。イヤイヤ期とは、それほど大変なものなのでしょう。しかし肝心のフリッツ君には、まだそういった兆候は見られませんでした。イヤイヤ期が来る時期も、子それぞれですものね。ところが、ある日のことです。前回の連載記事 「”トラクター愛”あふれる2歳児。外あそび中に見せた、驚きの想像力とは…!?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.20】」 でもお伝えしたとおり、フリッツ君は大の「トラクター」ファン。この日も、一緒にトラクターの載っている絵本を見ていました。絵本の中の緑のトラクターが赤いトレーラーをつけていますが、フリッツ君はどうやらその赤いトレーラーを、隣の赤いトラクターにカチッとくっつけたいと思ったようなのです。私は笑いながら「それは無理だよ~」と軽く言いました。すると、フリッツ君の表情がみるみるゆがみ…。そ、そんなに!?そして、そんなこと言われても!私は冷静に解説を試みましたが、フリッツ君には届きません。そして…。床に寝転がって手足をバタバタ。絵に描いたようなイヤイヤ期です!!事前情報のおかげで「イヤイヤ期と真正面から向き合っても、いい方向には向かわない」と知っていたため、私はとりあえずフリッツ君の気持ちが落ち着くのを待つことに。初めてのイヤイヤ期だからか、このあと比較的すぐに泣き止んでくれました。きっと今後、何をどうしても泣き止まないレベルの”イヤイヤ”が襲いかかってくるのでしょう。我が子の大切な成長過程だということを忘れずに、頑張って乗り切りたいと思います!
2020年05月20日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。2歳から始まった次男のイヤイヤ期。3歳になった今も、おさまる気配がありません。いつどこで爆発するかわからない次男のかんしゃくですが、わが家での対処法をご紹介します。 とにかく自分でやりたい!長男にはイヤイヤ期というものがありませんでした。そのため、次男のイヤイヤ期が始まったときは、どう対応して良いのかまったくわかりませんでした。次男の場合は、とにかく「自分でやりたい!」という気持ちが強いようです。 例えば、外食中にお手拭きを渡すだけで「自分で取りたかった!」と大泣き。ゼリーのフタを開けて渡すと「自分で開けたかった!」とひっくり返ります。寝言で「それ〇〇君がやる!」と言ったことも……。 どのような行動が次男のかんしゃく爆弾に触れるかわからず、夫も私もかなりストレスが溜まっていました。 少し様子を見る最近3歳になった次男ですが、イヤイヤはおさまらず逆に激しくなったように感じます。かんしゃくを起したときはなだめたり、別の話をして気をそらしたりしますが、一度スイッチが入ってしまうと、自分でも気持ちを落ち着けることができないよう。 足をバタつかせ蹴られると痛いですし、無理に抱っこしようとしても、体をそり返し落ちてしまいそうになることも……。 そのため、ある程度の時間は話しかけたりしてなだめますが、どうしても無理な場合は、何もせずに少し様子を見ます。そうすると次男は「抱っこ~」と言って手を伸ばしてくることが多く、比較的すぐに泣き止みます。 常に質問するまた、何かを出すときや、次男がかんしゃくを起こしそうな行動を取るときは「これは自分でやる? ママがやる?」と細かく聞くようにしています。 忙しいときはかなり面倒なのですが、かんしゃくを起こされ、なだめる時間を考えると、先に聞いたほうが無難です。次男も「聞いて確認してくれている」という安心感があるようです。 他には、次男お気に入りのぬいぐるみを使って「どうして泣いてるの~?」と話しかけ、次男の言い分を聞いてあげるのも効果がありました。 メリットもイヤイヤ期は大変ですが、良いこともありました。たとえば、洋服の着脱。次男の「自分でやる!」が続いたある日、とうとう最初から最後まで完璧にひとりで着替えることに成功。朝も自分で着替えてくれるので、ラクになったのです。 これには「根気よく付き合ってよかった〜」と実感。他にも靴を左右逆にならずに履けたり、ゼリーのフタをひとりで開けられたりと、イヤイヤしながらも日々、成長しています。 どんな対処法をしてもまったく泣き止まないことも多い次男。イヤイヤが始まると「またか~」とうんざりしてしまうことも多いです。しかし、これも永遠に続くものではないと割り切り、次に有効な方法を模索したいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2020年05月19日「魔の2歳児」とはよく聞く言葉ですが、わが子のイヤイヤ期は1歳半くらいからスタート。特に「今していることをやめて、次の行動に移る」ときに激しく抵抗し、泣いて嫌がることが多々ありました。イライラして口調が厳しくなると、さらに泣きわめいて手に負えなくなるわが子……。しかし、少しの辛抱がそのあとのごきげんにつながるということに、あるとき気がついたのでした。 行動を変えるときにイヤイヤわが子のイヤイヤは、先輩ママの話を聞く限りではそこまで激しくはなかったようです。しかし「今していることをやめて別のことをする」ときの抵抗がとても激しく、苦労しました。 例えば「もう帰る時間だからこのおもちゃを片づけよう」というときはもちろんイヤイヤ。「公園で遊ぼう」というときは靴を履くのがイヤイヤ。やっと靴を履かせたと思ったら、階段の上り下りが楽しくてなかなか公園に行けず……。「行こう」と促すとイヤイヤ、といった様子でした。 急いでいるときは特にイライラ決まった時間に行かなければならない約束があるときなど、急いでいると特にイライラしてしまって大きな声で怒ってしまうこともありました。 するとさらに泣きわめき、泣き声にさらにイライラするし大声を出してしまった自分に嫌気が差して自己嫌悪……。そのあとのぐずぐずも長いので、「もう嫌!」と思うことが何度あったことか。説明してわかる年ごろではないので、どうしたらいいのかわからず困りました。 ちょっと我慢すればそのあとがラクにある日、でかけようとすると、また階段の上り下りに夢中になってしまいました。その日は急ぐ用事でもなかったので、まあいいかと遊ばせておくことに。15分くらいそうやって遊んでいたでしょうか。満足したのか飽きたのか、素直に車に乗ってくれ、とてもごきげんででかけることができました。 実は私は5分くらいで「早く終わらないかな」ともどかしくなっていたのですが、そこで切り上げさせていたらきっとまた大騒ぎだったでしょう。ちょっとの我慢がよかったのだと思いました。 以来、わが子のマイペースさにイラっとするたびに「ちょっと我慢」と辛抱することで、イヤイヤが少し減ったように思います。もちろん、わかってはいても気持ちに余裕がないとちょっとの我慢もできず、同じ後悔をすることもよくありました。 イラスト:imasaku監修/助産師REIKO 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年05月13日私は2歳の男の子と0歳の女の子のママです。2人目(長女)の妊娠期間から始まった息子のイヤイヤ期……。ごはんを食べること、着替えをすること、何でも嫌がり困っていました。切迫早産で自宅安静の間は息子と外出できなくてわかりませんでしたが、2人目を出産後に息子が歩いてくれなくて急に立ち止まる、手を振りほどいてどこかへ行ってしまう、抱っこをせがまれることが多くなっていました。そんななかで見つけた解決策をお伝えします。 道路脇の白線などを電車の線路に見立てて歩く私が住んでいる場所は住宅街ですが、自宅付近に歩道のない道があります。息子がそこで急に手を振りほどいて道の中央へ行こうとすることがあり、本当に困っていました。そんなときに道路の白線を電車の線路に見立てて、「◯◯(知っている電車の名前)発車しまーす!」などの声かけをして、ガタンゴトン、カンカンカンなどと言いながら歩くと、電車が大好きな息子には効果があり、歩いてくれるように。その際、安全のため白線から離れて内側を歩くように注意しました。ただ、歩道がある場所だと息子が車道に近い場所を通りたがり、うまくいきませんでした。 あえて車の多い通りを歩く電車だけではなく、車も好きな息子。今度は車の多い道を選ぶことにしました。車の多い道へ入る前に必ず車道には絶対に出てはいけないこと、歩道を歩くことを約束してから、飛び出せないようガードレールのあるところで車道側を私が歩くようにしました。 そして、車の多い道へ移動。「あ! あれはなぁに?」と車がくるたびに息子に聞きながら歩くと、これも効果あり! 「赤いくるま!」「ダンプトラック!」など大きな声で楽しそうに答えながら歩いてくれるようになりました。 かばんに車や電車のおもちゃを入れておくどうしても立ち止まってしまい、「抱っこして!」と言われてしまったら……。休憩しても気持ちが変わらないとき、車や電車のおもちゃを渡し、手を繋いでいないほうの手で持ってもらい、空中で走らせるまねをしてもらいました。 そして「◯◯(電車や車の名前)気持ち良さそうに走っているね!」などの声かけをしながら歩くと、これも効果あり! お気に入りのおもちゃなのでしっかりと持っていてくれるため、途中で飽きることもありませんでした。 私が2人育児をしていて大変なことの1つが、外出です。娘を抱っこしていると、息子まで抱っこするのはひと苦労。手を振りほどいて走られたら追いかけるのもさらにひと苦労です。外出するときは、これからも息子が大好きな電車や車に頼っていきたいと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:八木さつき2歳男児、0歳女児の母。ケアマネージャーの資格を取得。妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆している。
2020年04月23日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!今回は久々、次女オコメのイヤイヤ期話です。言葉が達者になるにつれて、またまた反抗のバリエーションが増えてきました。どんどん増えていく言葉の数々に、成長を嬉しく思うと同時に、なかなかつらい攻撃も増えてきたわけで。何度も何度も、「嫌い」と言われてちょっとダメージが…。もちろん本人に“本気の悪気”は(あるかもしれませんが)ないのはわかっているのですが、まぁ言われて嬉しい言葉ではないですよね。それをわかっているのかどうなのか、寝る直前の絶妙なタイミングで、必ず愛を告白してくれるオコメ。小悪魔すぎる…!わかっています、イヤイヤ期の「嫌い」なんて、返事のようなもの。むしろ自分の意思表示の言葉であり、愛情の裏返しの言葉。わかってはいるんですよ。でもね。私の言葉が伝わったといえばそうなのかもしてません。でも、代わりの言葉があざとすぎる…! 小悪魔2歳児。もうこんなこと言われたら怒れませんよ。ええ。もうしばらく、勝てる気がしません。
2020年03月28日マックス・フォン・シドーが亡くなった。90歳だった。1929年、スウェーデン生まれ。イングマール・ベルイマン監督の作品で映画俳優としてのキャリアを積み、『偉大な生涯の物語』(65)でハリウッドデビューを果たす。73年には『エクソシスト』に出演、87年の『ペレ』では、スウェーデン俳優として初めてオスカーにノミネートされた。その他の出演作に、工藤夕貴と共演した『ヒマラヤ杉に降る雪』、『デューン/砂の惑星』『ハンナとその姉妹』『マイノリティ・リポート』『シャッター・アイランド』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』など。テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』では、エミー賞にノミネートされた。最初の妻はスウェーデン人、97年から連れ添った再婚相手はフランス人。本人も、2002年にフランス市民権を取得し、スウェーデンの国籍を放棄している。亡くなったのは、南仏、プロヴァンスの自宅だった。文=猿渡由紀
2020年03月10日次女は1歳7カ月ぐらいからイヤイヤ期に入り、2歳2カ月の今は「自分でやりたい」「自分のペースでやりたい」の真っ盛り! 私は、毎日思う通りにいかなくてイライラ。でも、少し接し方や言い方を変えるだけでイヤイヤ期の対応がラクになりました。今回はその対応の仕方についてお伝えしたいと思います。 朝の準備の順番を変える私には次女以外に幼稚園へ通っている長女がいます。そのため、朝は姉妹と自分の身支度とお弁当の準備で大忙し! イヤイヤ期に入ってからの次女はおむつを替えるのも着替えるのも一筋縄ではいかないため、時間がかかる次女の準備からするようにしていました。逃げるので追いかけ、嫌がっているところを捕まえて無理やり着替えさせるという日々でした。しかしある日、次女にも自我が芽生えたから自分のタイミングでしたいのかなと思い、嫌だと言ったときは一旦あきらめ、他のことからするようにしました。すると、次に「着替えよう」と声をかけたときはすんなりということも。毎回うまくいくわけではありませんが、次女のタイミングも重視してあげると争いが少なくなり、お互いラクになりました。 早めに支度して遊んで待っている前述の通り、自分の思う時間配分通りに支度ができません。予定があってどこかに出かけようと思っても「自分で靴下や靴が履きたい」「鍵を閉めたい」「自分も水筒を持っていく」「バッグを持っていく」などいろいろと言い出し、それに対応してあげないとかんしゃくを起こします。予定の時間が迫っていると、私もイライラして「わがまま言わないで!」と怒ってしまいます。しかしながら、自分で何かしたいと思う気持ちは本来大切なこと。時間がかかるなら早くから準備して、早くに出かけ、着いた先で遊んだり少し遠回りして時間を調整したりするようにしてみました。これなら遅刻が避けられるし、気持ちに余裕が持てます。娘も用事の前にいつもと違う場所で少し遊べるとうれしそうです。 言い方を変える1歳半を過ぎ、自我が芽生えてからは食べ物の好き嫌いも出てきました。それでも野菜も食べてほしいのが親心。あの手この手で食べさせようとしました。そして気がついたのが、声のかけ方の大切さです。あまのじゃくな2歳児は「これおいしいから食べてみなよ」「これ食べたら元気になるよ」では見向きもしません。「◯◯ちゃんは食べられないよね、お母さんがもらっちゃおうかな〜」「このにんじんさんがお口の中に探検に行きたいって言ってるよ」「このピーマンさんを歯でぐちゃぐちゃにやっつけてみて」「お母さんが見ていない間になくなってたらびっくりするんだけどなぁ」など、挑戦心や遊び心をくすぐる言い方が良いと感じました。 イヤイヤ期の対応は大変です。毎日のことなので毎回こんなにうまくは対応できず、怒ってしまうことも多々あります。でも、なるべく気持ちに寄り添って、自我の芽生えや自尊心は大切にしてあげたいと思っています。 著者:小川恵子5歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年03月01日こんにちは。保育士の中田 馨です。「魔の2歳児」とも言われる2歳の赤ちゃん。このころになると、何でも「イヤイヤ」といって物事が前に進まないことがありますね。そんな子どもの対応にヘトヘトになってしまうこともあると思います。今日は子どもがイヤイヤ期に入ったらどうすればいい? どんな言葉かけをすればいい? というテーマです。 イヤイヤ期とは?イヤイヤ期とは、子どもが大人の働きかけに対して「イヤイヤ」といって怒ったり泣いたりする姿が見られる時期のことです。成長過程の1つなのですが、どうしてこの時期に多く起こるのかというといくつか理由があります。 自分の想い通りにならないから頭では「できる」と思っても実際にできない。そして、そのできないことを言葉でうまく表現できないのでイヤイヤという行動になります。 大人の反応を見ている「イヤイヤ」言うことで大人が自分に反応してくれるのでしている場合もあります。自分の方を見てほしいんですね。「どうして、この子はイヤイヤと言っているんだろう」ということを、子どもの前後の行動を見て予想できると、子どもの気持ちがわかるかもしれませんね。 イヤイヤ期に大切なことは、何といっても「子どもの気持ちを受け止める」ということ。そして「共感する」ことです。 子どもの感情に同調しない子どもがイヤイヤ言ってイライラしている感情に合わせてはいけません。子どもの心と自分の心が近すぎるとママもイライラしてしまいます。心の距離は一歩引いて、子どもの様子を見れるくらいがちょうどいいですね。 物で釣らない子どもがイヤイヤ言い始めたら早く収めたいのが親心。だからと言ってその都度「じゃあ、お菓子を食べよう」とか「ジュースを飲もう」と提案するのは避けたほうがいいです。子どもも「こう言ったらお菓子が出てくる」ということを学習します。将来のことも見据えて「物で釣らなくても感情を抑えられる子に」育てていきたいですね。 イヤイヤしたときの言葉かけは?「〇〇が嫌だったんだね」と共感する子どもが急にイヤイヤと怒り出すと、頭ごなしに怒ってしまうこともあると思います。まずは子どもの気持ちを受け止めることが大切。「〇〇が嫌だったんだね」「〇〇したかったね」と気持ちに共感して、抱きしめてあげましょう。子どもは「ママが気持ちをわかってくれた」ということで徐々に落ち着き始めます。 「どっちにする?」と聞いてみる例えば、保育現場でトイレトレーニング中の子が、「紙おむつが良い、パンツをはきたくない」と言い出します。もちろん、そのときに紙おむつにするという選択肢もあるのですが、「どっちのパンツにする?」とあえて紙おむつではなくパンツを2枚見せて子どもに選んでもらいます。そうすることで、子どもの気持ちが切り替わり、「こっち」とパンツを選んでくれることもあります。 本当にダメなことをしたときは?本当にダメなことをした場合は、きちんとダメと言いましょう。ダメと伝えるときの3つのポイントはこちらです。 ・子どもと目の高さを合わせる・簡潔に伝える・頭ごなしに怒らない 例えば、滑り台でわざと危ない滑り方をした子どもに「そう滑りたかったんだね。でも、座って滑らないと頭をぶつけてしまうかもしれないよ」なんて、共感して説明しても、途中から子どもは何を言われているのかわからなくなります。なので、子どもの目を見て「危ないからダメ」で十分です。そして、「座って滑ろうね」と言い、座って滑ったら「さすが〇〇ちゃん! 素敵!」といっぱい褒めましょう。 ここはきちんと伝えたい「ダメ」という基準(わが家のルール)は決めておきましょう。大人の感情によって「ダメ」の基準が変わると、子どもは混乱してしまいます。 このイヤイヤ期は、子どもの脳がとっても発達している時期です。「できた」「できない」「うれしい」「楽しい」「かなしい」「悔しい」などの喜怒哀楽の感情をたくさん体に詰め込んで成長している時期です。実は子どものイヤイヤ期は親として成長する時期でもあります。 時には子どもの感情につられて怒ることもあっても「ああ、今日は怒っちゃった」と反省して、子どもに素直に「今日は怒りすぎてごめんね」と謝っちゃいましょう。私も自分の子どもにはそれの繰り返しです。少しずつでも親として成長していけるといいですね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年02月19日こんにちは、6歳の双子と2歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。■末っ子、自分でなんでもやりたい年ごろ実は最近、2歳の末っ子のすぅちゃん、彼女がこの世に誕生して以降、イヤイヤ期が最高潮の状態になっています。こんな感じで何かと気をつかう日々なのですが、どんなに気をつかっても何もかもがイヤ! なんですね~。「えっ? なんでこんなことで?」大人にはわからないポイントで大・爆・発!そして、末っ子のイヤイヤはお姉ちゃんたちを上回る激しさ。泣き声も激しくて、付き合う私は、けっこう精神的にきついときもあります。スーパーのキッズコーナーで何十分も遊んでいるので、そろそろ帰ろうかと声をかけたら…■育児あるある? 床に寝そべる伝説のイヤイヤきました、きました。イヤイヤ期の中でも伝説級のやつ、床に転がるイヤイヤ。「こういうのもやっちゃうか~。さすがすぅちゃん。イヤイヤ網羅してるなぁ~。そういえばお姉ちゃんのときもあったなぁ~…」なんて思いつつ、娘を眺めていました。こういうときに声をかけると悪化する場合が多いので…。そんなとき、ふっと思ったのです。お姉ちゃんたちにもあった激しいイヤイヤ。当時は、本当に付き合うのがつらくて、夫に弱音を言ったことありました。でも6歳になった今は、ふたりとも驚くほどおだやかになっています。だからこそ、末っ子すぅちゃんのこんなイヤイヤも「もうすぐ見納めか…」と感傷に浸ってしまいました。娘のイヤイヤが愛おしくも寂しく思うのは、3人目ならではなのかもしれません。
2020年02月03日ほとんどの子どもが「イヤイヤ期」を経て、成長していきます。それこそ、はじめての子どもの場合だと、その対処に悩まされるのではないでしょうか。そこで、幼稚園教諭の経験もある、玉川大学教育学部教授の大豆生田啓友先生に「イヤイヤ期」にある子を持つ親が知っておきたいことを教えてもらいました。子どものことを一生懸命に考え、「イヤイヤ」を収めようとすることも大切ですが、大豆生田先生は「頑張りすぎず、『ほどほどのお母さん』になることも大事」といいます。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)「イヤイヤ期」は、子どもの発達途上に出てくる自然な姿「イヤイヤ期」とは、だいたい1歳半から3歳くらいまでの子どもに見られる、なにをするにも「嫌!」という拒否反応を示す時期のことです。しかし、イヤイヤ期については個人差が大きく、なかには「うちの子にはイヤイヤ期なんてなかった」という人もいれば、「もう5歳になるのにまだイヤイヤ期で……」と悩む人もいます。そもそも、イヤイヤ期とはどんな時期なのかを整理しておきます。イヤイヤ期とは、子どもの自我が目覚めはじめ、「自分でやってみたい」「自分でできるんだ」という気持ちが出てきている時期です。でも、なにせ幼い子どもですから、お手伝いをしようと食器を運んでいても落としてしまうなど、「やりたい」「できる」という気持ちとは裏腹にうまくできないことばかり。しかも、そういうモヤモヤした気持ちをうまく言葉で説明することもできない。そうして自分をコントロールできなくなり、あらゆることに「嫌!」という反応を示してしまうのです。でもこれは、子どもの発達途上に出てくる自然な姿です。この時期にはまだ脳の前頭前野が未発達ともいわれます。その前頭前野が司るのは、感情のコントロール。そこが発達途上にあるのですから、うまく自分をコントロールできなくて当然なのです。ですから、イヤイヤ期に悩んでいる人も、「自分の育て方が悪いのかな……」なんて深刻に考える必要はありません。いずれはイヤイヤ期を脱しますから、気長に待つことが大切です。子どもの「抱っこして」「あれ買って」に対する対処法この時期の子どもは、親からすればわがままにしか映らない行動をとります。たとえばそれは、もう抱っこを卒業するような年齢になっても「抱っこ、抱っこ」とせがんでくる、あるいは「あれ買って、これ買って」というふうにものをねだるといったことです。抱っこの場合、「抱っこをしすぎると抱き癖がつくからよくない」ということもいわれます。でも、いまの考えでは、それは誤りです。その子は、たとえば両親が下の弟や妹ばかりをかまって、「自分のほうを向いてくれない」といったことを感じているのかもしれませんよね?その気持ちを子どもなりに「抱っこ、抱っこ」と表現しているわけですから、しっかり受け止めてあげたほうがいいのです。子どもが必要としている場合、親の無理のない範囲で受け止めてあげることが大切です。そうやって親に気持ちを受け止めてもらえた子どもは、結果として、いずれ自分自身の道をしっかり歩みだすということになるはずです。なぜなら、自分の欲求が承認され、次第に自分の気持ちをコントロールできるようになるほか、安心感や自信を得ることができるからです。一方、「あれ買って、これ買って」とものをねだるケースの場合は、少し話がちがってきます。それはもう、親の考え方次第というところでしょう。「これは大人でも面白そうだな」「子どもの学びにもつながりそうだ」など、そこにある事象を考え、買い与えるべきだと親が感じるなら買い与えるというのも、親の考え方次第です。買い与えるものとそうではないものの線引きは必要ですし、そのルールは子どもにもちゃんとわかるように説明してあげるべきです。もちろん、望めばなんでも買い与える必要はありません。子どもにとっては、いつも自分の思うとおりにいかないことを経験し、我慢することも必要な経験です。いずれにせよ、「どんな子育てをするか」というビジョンを親がしっかり持っていることが大切です。それが、ものを買い与える場面だけでなく、あらゆる子育ての場面で生きていくるからです。親が子どもを思う気持ちは必ず子どもに通じるわたし自身、幼児教育を専門としているため、「どうすれば子どもの『イヤイヤ』をうまく収められますか」といった質問をよくされます。でも残念ながら、そう簡単に収める方法は存在しません。しかし、親が一生懸命に考えていろいろな方法を試すことは大切。たとえば、子どもの「イヤイヤ」がはじまったら、しっかり抱っこしてその気持ちを受け止めてあげる。あるいは、静かな落ち着いた場所に移動するといったこともひとつの方法です。そうはいっても、「イヤイヤ」は簡単には収まりませんよね?でも、大事なことはそのように子どもの気持ちに寄り添ったという、その事実なのです。その繰り返しのなかで、子どもは「自分が困ったときには、お父さんやお母さんは一生懸命に手を尽くしてくれる」と感じていくことができる。そのことが、その後の親子関係を良好なものにするために大いな力を発揮するでしょう。親の思いは、きっと子どもに通じるのです。そして、お母さんたちにはぜひ、「ほどほどのお母さん」となることを心がけてほしいですね。「ほどほどのお母さん」とは、イギリスの精神科医であるドナルド・ウィニコットが提唱した「good enough mother」の訳です。いまのお母さんたちは、本当によく頑張っています。だからでもあるのですが、「イヤイヤ期の子どもにはこう対処すべき」「これからの社会を子どもが生きるには非認知能力が必要だ」「あれも必要、これも必要」「もっといい家庭教育の方法があるのではないか」「この子のすべてがわたしの肩にかかっている」というふうに考え悩んでしまうのですよね。ついつい「完璧なお母さん」を目指しているわけです。でも、それでは苦しくなって当然です。また、「機嫌がいいことが多かったお母さんに育てられた子どものほうが、機嫌よく幸せに育つ」というフィンランドの研究もあります。このことに関しては、研究結果など関係なく誰もが想像できることでしょう。でも、あまりに完璧なお母さんを目指して苦しんでいると、いつも機嫌がいいというわけにはいきません。ですから、あまり子育てに対して前のめりにならず、「わたしは十分に頑張っている」「これくらいでいいか」といった気持ちを持ちながら、「ほどほどのお母さん」でいるくらいでいいのです。いまでも、十分によく頑張っていると思いますよ。■ 玉川大学教育学部教授・大豆生田啓友先生 インタビュー一覧第1回:非認知能力は育っているか?子どもが「目をキラキラさせる世界」があれば安心です第2回:かわいい子には“いたずら”をさせよ!?「自由に遊んでいいよ」で子どもは学ぶ第3回:親が先回りしたら「自己決定力」は育たない。幼くても決断力を伸ばせる声かけのコツ第4回:イヤイヤ期に「悩まない、苦しまない」。子育ては“ほどほど”がちょうどいい『非認知能力を育てるあそびのレシピ 0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める』大豆生田啓友・大豆生田千夏 著/講談社(2019)【プロフィール】大豆生田啓友(おおまめうだ・ひろとも)玉川大学教育学部教授。青山学院大学大学院文学研究科教育学専攻修了後、青山学院幼稚園教諭等を経て、現職。専門は乳幼児教育学・保育学で、現在、日本保育学会副会長。メディア出演も数多い。著書は、『子育てを元気にする絵本』(エイデル研究所)、『非認知能力を育てる あそびのレシピ 0~5歳児のあと伸びする力を高める』(講談社)、『日本が誇る!ていねいな保育 0・1・2歳児のクラスの現場から』(小学館)、『マンガでわかる! 保育っていいね』(ひかりのくに)、『子どもの姿ベースの指導計画』(フレーベル館)、『あそびから生まれる動的環境デザイン』(学研みらい)、『21世紀型保育の探求-倉橋惣三を旅する』(フレーベル館)、『子育てを元気にすることば』(エイデル研究所)他、多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年02月02日こんにちは! あん子です。今回はイヤイヤ期のお話です。我が家の3姉妹、上の2人のお姉ちゃんはイヤイヤ期というものがあまりなかったのですが、三女は違いました。■三女、イヤイヤ期発動はじまりは、妙にぐずるなぁ、眠いのかな? お腹空いていて不機嫌なのかな? から始まり、ある日を境に「イヤ!」と全てのことを拒絶し始めました。「アイドルはう○ちしないの」と昭和のアイドルさながらの決め台詞を言う、絶賛イヤイヤ中の娘。大好きな外遊びまでイヤイヤ言うようになりました。でも行かなかったら怒るんです。だから結局行くんですけどね。公園に行ったら行ったで「イヤー!」と帰宅拒否発動しちゃうんです。帰宅拒否症の中年のサラリーマンか。なんとかなだめて帰宅。「お昼ご飯食べる?」と聞くとイヤって言わないものもあるみたいです。野菜は食べたがらないんですけど。トホホそして最大の難関は…■最大の難関で、娘のイライラ爆発!そう、彼女は歯磨きが嫌いなんです。でも磨かないと、虫歯になり歯医者さんに行って押さえ付けられながらの治療になることは目に見えている。「ダメだよ! 磨かないと! 虫歯になったら痛いよ〜! 辛い思いをするよ」と私が伝えると…無言で攻撃!語彙力があまりない彼女なりの必死の抵抗です。全然痛くない。(いや実は、少し痛い。ちょっと強がってみた)まだまだ許容範囲。所詮はまだ二歳児。かわいいものです。と甘く見ていたら痛たたたたっ!!キッズ悪役レスラー降臨。2歳児あなどるべからず。髪だけは! 髪だけは、勘弁してくれー!ただでさえ産後、抜け毛が酷かったのに…人を傷つけるようなことなど社会的ルールは都度教えていかなければならないと思い、「髪をひっぱったら痛いんだよ? もうしないで」と強めに伝えると、涙をいっぱい浮かべながら…からの大号泣…!お互いイライラしてうまくいかなくて…。こんな時、私にも娘にも逃げ場があればいいのに、といつも思います。ワンオペ育児の行き詰まりを感じる心理的盲点はここなのかも…。そんなことを悶々と考えていると…、あれ?やけに静かだな?なんかさっきより少しずつ近づいてきているような…目が合うとまた大号泣。どうやら私が見てない間に、少しずつ、ずりばいしながら私のもとへ進んできている様子(笑)イヤイヤ期だけど甘えたい、ツンデレさん。こう言う姿を見るとやっぱり可愛くて憎めないんですよねぇ。■我が家のイヤイヤ期の対処法大人でも頭ごなしに命令形で言われるのは嫌ですよね。イライラしたら感情的に言うのではなく、共感し冷静にやめてほしいと伝えるだけで子どもには伝わる気がします。実際、娘の反応も変わり、叩かれることが少なくなりました。とはいえ、冷静に言っても聞いてくれないときも…。そんなとき私が実践している怒らないイヤイヤ期の対処法もご紹介します!●本人に主導権を持たせる二択にすることで意外とすんなり選んでくれて素直に服を着てくれます。●気を紛らわすスーパーなどで帰りたくない発動した場合などによく使っているのですが、何度言っても「イヤイヤ! 帰らない! 遊ぶ! 」寝転んで意地でもここから動かないとなったとき、「よし!わかった!じゃあ行くよ!3.2.1ジャーンプ!」と高い高いをする。気を紛らわした瞬間、活きた鮮魚を抱えるように娘を抱えてダッシュでお店を出ます。お店を出ると意外にケロッとしていることが多いです。●ハグをする嬉しい時、悲しい時、怒った時、いつでも何度でも「大好きだよ!」と言いながらギュッと抱きしめる。たかがハグ、されどハグ。ハグをすると、とっても気持ちが落ちつくんです。娘もイライラとしている時、しばらくよしよしとしながら抱きしめていると気持ちが落ち着くみたいで笑顔になるんです。イヤイヤ期は、成長の証。我が家は歳の差三姉妹、だからこそ分かることなのですが、不思議なもので振り返れば手がかかって大変だった時期が一番かわいかったなぁと思うんです。もうあの頃には戻れない寂しさを感じる日が来るんですよね。だからこそ娘の今、この瞬間、この時の成長をしっかり受け止めていこうと思います。将来、娘がもっと成長した時、こんなことがあったんだよって笑って話せる日が来ることを楽しみにしながら。
2020年01月24日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。長かった冬休みも終わり…わが家にも通常運転が戻ってきました。冬休み中は、5歳の娘と2歳の息子と一日中べったりだったのでイライラすることが多くなり、何度か感情的に怒ってしまいました。うちは5歳の娘もまだまだ手がかかりますし、何と言っても2歳の息子のイヤイヤ期が苦行です。■イヤイヤ期という苦行に向き合う日々イヤイヤ期は子どもにとって自立への第一歩。頭では「子どものイヤイヤにできるだけ付き合ってあげたい!」と思っているのですが…親だって人間だもの、イライラしちゃいますよね。私の言うことになんでも「いやぁーだ」と言う息子。もうただ反抗したいだけなのでは? と思ってしまいますよね(笑)何を言ってもイヤイヤだったので…「このままじゃイライラするだけだ…何かいい声かけはないものか…」と、頭をフル回転させて考えました。その結果、思いついたものが息子の気を紛らわせること!現実逃避ともとれる突拍子もないお願いを息子にしてみました。■「チューして!」作戦が功を奏す!チューはするんかーーーーい!!って思わず突っ込んでしまいました(笑)さすがキス魔の息子。チューされると何だかイライラも少し和らぐから不思議…!チューの勢いで帰宅もOKかと思いきや…イヤイヤは継続中でした(笑)この後、イヤイヤの息子を抱っこで捕獲し、半ば無理やりにママチャリに乗せて帰りました。(ごめん息子…用事があったんだよ…)イヤイヤ期、イライラしない親なんていない!!!子育て中の同志の皆さん、お互い試行錯誤して(自分の)気持ちを落ち着かせながらイヤイヤ期を乗り切りましょう(泣)
2020年01月15日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、1歳半ごろから始まった息子のイヤイヤ期のエピソードについてお届けします♪来るぞ来るぞとかなり身構えていた「イヤイヤ期」がわが子にもついに到来しました。 あれもイヤ、これもイヤ。自分の意思が出てきたのはいいのですが、ここまで大変だとは……。ただし、よく観察していくとごはんを食べたくなくて「イヤ」→外出にコートを着たくなくて「イヤ」→ブロックがうまくはまらずに「イヤ」など、「イヤ」に対する知能レベルが上がっていることに気がつき、「次はこんなこともイヤと言えるように成長したのか」と思うとだいぶ気持ちがラクになりました。 とは言いつつも、一向に終わらないイヤイヤ期……。今日も成長を喜びつつ、頑張ります。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。Twitter:@yudai9cInstagram:@jyo_taro_san
2020年01月03日登場人物おかめ:ワーキングマザー。息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』ママのお悩みを解決したのはあのアイテム…!2歳になるとイヤイヤ期を迎える子どもが多く、癇癪(かんしゃく)や自己主張にどう対応すれば良いのか、いつまで続くのかと悩むママもいるでしょう。タイマーを取り入れるといおかめさんのユニークな対応は今すぐにでも真似したくなりますね。スマートフォンのタイマー機能などを駆使して、みなさんも実践してみてください!(編集部)おかめさんの次回の公開は1/10(金)を予定しております。お楽しみに。妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2019年12月20日当時1~2歳、イヤイヤ期真っ只中。手に負えないわが子のわがままには、本当に悩まされました。イヤイヤ期を通して習得したのが「最初にかける言葉を変える」こと。これで、イヤイヤがその後早くおさまるようになったんです! 今回は、わが子のイヤイヤに効いた最初のひとことを、シーン別にご紹介します。 自分でできることを「ママやって!」 とイヤイヤ食事や着替えなど、自分でできるのに「ママがやって」と、やろうとしない日がありました。「自分でできるでしょ!」と言うと、イヤイヤが発生です。 こういったわが子の行動は、「甘えたい」メッセージであることに気付きました。「そっか、ママにやってほしいんだね」と最初に言葉をかけてから行動を促すと、すんなりやってくれたこともあります。まずは、甘えたい気持ちを受け止めてあげることが大切なのだと学びました。 おもちゃでうまく遊べなくてイヤイヤ一生懸命に組み立てていたブロックがくずれてしまう……。思うようにいかなくて、よくかんしゃくを起こしていました。最初のうちは「そんなに怒らないで、気にしないの」となだめていましたが、火に油を注ぐようにイヤイヤはますますエスカレート。 そこで「うまくいかなくて悔しいね」と言葉をかけると、イヤイヤがおさまりやすかったです。わが子の悔しい気持ちを共有する言葉をかけることがポイントでした。 手に負えない原因不明のイヤイヤ「どうして泣いているの?」「何が嫌なの?」……質問を投げかけてもイヤイヤがおさまらない。私は泣いている理由を探ろうとしましたが、そんなことは必要ありませんでした。 泣いている理由がなんであれ、「ママに注目してほしい」と信号を送っていたのは確かだったからです。「ちょっと一緒に遊ぼうか」と言って外へ出てみるなど、わが子と向きあう言葉をかけることが解決につながりました。 おさまらないイヤイヤに「うるさい!」と乱暴な言葉を発したこともありました。わが子の感情はエスカレートするだけです。わが子の気持ちに寄り添う言葉をかけることが、解決への近道でした。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年11月22日次女のイヤイヤ期は1歳9カ月ぐらいから始まりました。それまでは、上の子に比べておおらかで育てやすい子だと思っていたのですが、やりたくないことに対してはっきり「嫌、嫌い」というようになりました。イヤイヤ期は成長の証とわかっていながらも、毎日うんざりしていたときに、母として失敗してしまったできごとが……。何でもイヤイヤ期のせいにしていはいけないと反省したエピソードをお伝えします。 2歳目前に始まったイヤイヤ期次女は自由に歩きたいからと抱っこされるのを嫌がり、歯磨きも泣いて拒否、お風呂に行こうと誘っても「嫌、行かない」と逃げ回る日々。なかでも苦手な野菜をまったく食べなくなってしまったのには困りましたし、栄養面で心配でした。野菜のなかで食べるのはトマトとブロッコリーのみ。他の野菜は細かくしたりとろみをつけたり、食べるそぶりを見せたら褒めちぎったりと工夫しても完全拒否でした。 いつも以上に野菜を食べないイヤイヤ期に入り、思うように物事が進められず、私自身も疲れてイライラしていました。そんなとき、次女がまったく野菜を食べようとしない日が3日ほど続きました。いつもは食べるトマトも嫌がって食べません。そんな姿をみて私は焦りを感じてしまいました。健康のため、野菜も食べてほしいのにどうして食べないのか……。私は「もう! なんでお野菜食べないの? 食べないとおやつも他に好きなものもあげないからね!」と強い口調で言い、次女を睨みつけてしまいました。 実は体調が悪かった次女怒ってしまったその日のことです。次女が頻繁に口の中を手で触ろうとする姿に気がつきました。そして、口の中を見てみるといくつか口内炎ができていました。もしやと思い、熱を測ってみると38.1度。病院で診てもらうと「手足口病」の診断。そうなのです、娘がトマトを嫌がったのは手足口病になり、口の中に口内炎ができてしみたからだったのです。まだじょうずにお喋りできない娘は、「口が痛いから食べられない」ということが伝えられなかったのです。それなのに私はイヤイヤ期特有のわがままかと思い、怒ってしまったのでした。 その夜、次女と一緒に寝るときに「◯◯ちゃん、今日はお口が痛くてトマトが食べられなかったんだね。お母さん怒っちゃってごめんね」と謝りました。イヤイヤ期のわがままだと決めつけず、娘の様子をもっとちゃんと観察してあげていれば怒ることもなかったし、病院にも早く連れて行ってあげられたかもしれません。まだ伝えたいことがうまく言葉で表現できないこの時期、なぜ「嫌!」と言っているかを考えてあげないといけないなと反省しました。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年11月13日成長した子どもたちの反抗…小学校3年生になった広汎性発達障害の娘は、最近かなり反抗的。以前のように、こちらの提案を素直に受け入れる…ということがなくなり、原因不明のイライラも増えてきました。Upload By SAKURAさらに、騒いでいるのは、イヤイヤ期がまだ炸裂している3歳児の息子。1つのことをさせるのでも、スイッチが入ってしまったら、気が済むまでイヤイヤしています。Upload By SAKURA発達障害の娘と、イヤイヤ期の息子の間で…娘も息子も、成長ゆえの行動。それを理解している私…息子のこだわりとわがままに対応しつつ、娘のイライラの原因を探り、寄り添う…Upload By SAKURAなーんて、そんな毎回寛大ではいられません!Upload By SAKURAこっちの気持ちも知らないで~!いい加減にしてくれ~!君たちは、スムーズにできないのか~!と叫ぶこともあります(笑)しかし、娘の反抗も、息子のわがままも、やめさせることは現実不可能…。そうなると、私の方が我慢するしかありません。大好きだったストレス解消法の封印。といっても、イライラを我慢して対応し続けると、私だってストレスが溜まっていきます。そんな時に、私のストレスを解消させてくれていたのが、「カラオケ」でした。しかし、ここ最近はすっかりご無沙汰。その理由は…Upload By SAKURA娘は、なぜかカラオケを拒否するようになりました。以前は、主人が説得してくれていましたが…Upload By SAKURAその説得も娘の成長と共に、通じなくなりました。本人が頑なに嫌がっているのに、無理強いして連れて行くわけにはいかない。結局、私が行くのを我慢することになりました。新しいストレス解消法は…ストレス解消方法がなくなった今、私は…Upload By SAKURAとにかく、仕事に没頭することにしています。私は、ありがたいことに、自分が好きな絵で仕事をしています。行き場のないイライラが溜まった時には、とにかく絵を描いたり、文章を書くようにしています。特に、文章にするというのはとてもおすすめです。Upload By SAKURA自分の思いをそのまま文章にする…そしてそれを自分が読む…。読んでいると、自分が第三者になったような気分になります。子どもたちの前で、冷静に一歩引けない私でも、文章にすれば、少し引いて物事を見れるようになります。はちゃめちゃな言い分だった時は、「あれ?」とそれに気づけますし、自分の文章に対して、自分で「あれ、私って結構頑張ってるじゃん」なんて思うと、またそこで冷静になれています。私にとって、一人でパソコンに向かって黙々と作業する時間は、心を落ち着けるクールダウンの時間にもなり、なおかつそれが仕事にもなっています。疲れた後の癒しは、やっぱり子どもたち!そして仕事を終え、疲れた後は必ず、『子どもたちが恋しい』という感覚がやってきます。一人で没頭する時間を持ち、メリハリのある生活をすることで、煮詰まらないでいられるのです。Upload By SAKURA子どもたちの世話で溜まったストレスを、仕事で発散し、その仕事で疲れた気持ちを、子どもたちで癒す。その繰り返しで、私は毎日をこなしています(笑)
2019年11月13日ウーマンエキサイトをご覧のみなさんこんにちは、M子です。只今夫が遠いところへ出張し、休日だけ帰ってくるというライフスタイルな我が家。今回は、M子によるワンオペ生活で気づいた娘のお話です。イヤイヤモードが発令したした娘は突然寝転がったり大泣きしたり叫んだり...そりゃもうどうしたらいいかお手上げ状態に。そんななかワンオペ育児をすることになり不安が募るM子でしたが...なんだかビックリするくらい素直な賢いレディに。イヤイヤ期なんてはじめっからなかったんじゃ?と思うレベルに大変な思いをすることなく夫のいない平日を乗り越えられたのです。普段夫と3人で出掛けるときの娘はわがまま放題大暴れ娘。大人二人ついててもクタクタになってしまうのですが、この様子ならそんな思い出は夢だったんじゃないかと思えるくらいの素敵な振る舞いを見せてくれるのでは...!?と思い夫が出張から一時帰宅した休日、家族で出掛けたのですが...はい、相変わらずのわがまま放題大暴れ娘でした。手は繋がない、歩かない、抱っこもイヤ、ベビーカーもイヤ。銀座のど真ん中で大の字になって寝たときはもう泣きそうになりました。ハイソな街に響く娘の叫び声...一体なんでこうなるの...この間のお利口なレディはどこに行ったの...決まって家族3人で出掛けるときだけイヤイヤモードを発令する娘。そんな娘の行動を見てるとそうとしか考えられない!我が家はフランス式子育てを実践しているのですが勉強のためフランス式の本を読んでいたとき、『どんなに小さな赤ちゃんでも親の言葉を理解している』と書いてありました。故に、状況を理解する力が幼いときから備わっていると考え、赤ちゃん扱いは極力控えてきました。そして今回のことがあり、子どもは子どもなりに状況を理解してくれているのか、なんとなく空気を察してくれているのかな。なんて思って、休日の二人体制のときのイヤイヤモードがなんだか可愛らしく思ったM子でした。
2019年11月08日何を言っても「イヤ」と言われてしまう、2歳ごろから始まるイヤイヤ期。今まで赤ちゃんだった子どもに自我が芽生えはじめ、社会の一員としての一歩を踏み出し、ママのしつけのはじまりの時期とも言えます。でも、しつけといってもまだ焦ることはありませんよ。 多くの人が乗り越えなければならないイヤイヤ期イヤイヤ期は、寝てくれない、ミルクを飲んでくれないなどに悩まされていたママにとって、次にやってくる難関とも言えるでしょう。 何を言っても「イヤ」と言われてしまうので、ママとしてはイライラもしてしまうし、自分のやり方に不安を感じ、自信をなくしてしまう人も多いでしょう。けれども、イヤイヤ期の訪れは、それこそ息をするように普通のこと。イヤイヤ期が来てくれて、順調に育ってくれているのだと考えましょう。 両親や友人の話を聞いてみようイヤイヤ期の終わりが見えなくてつらいと感じたら、自分のお母さんや先輩ママに話を聞いてみましょう。みんなうんざりしながら、イライラしながら、イヤイヤ期を乗り越えたことがわかるのではないでしょうか。みんなもそうだとわかれば、少し心も軽くなるはずです。脅してしまう、怒ってしまう、いろいろ試して、だましだましやっていることに罪悪感を覚えてしまうこともあるでしょうが、子どもが自分の自我と向き合いはじめて戸惑っているように、ママが戸惑うのも実は当たり前のことなんです。 イヤイヤ期は子どももママも成長するための時期。自分がママとして成長している時期だと思って、自分を責めずに応援してあげてください。 ドンとかまえていよう「イヤイヤ」言ったら、うろたえず、危険でないかぎり「どうぞ、どうぞ、お好きなように」とドンとかまえていてください。自我が出始めた時期だけに「早いうちに悪いことは悪いと教えなくてはならない」と思ってしまいがちですが、おむつがなかなかとれない子でも、ある年齢にいったら必ずトイレでできるようになるように、まだまだ続く育児、焦ることはありません。2歳ですべてを教えこもうとする必要は全くないのです。 子どももまだ自分の変化に戸惑っている時期です。子どもが手探り状態の中でいろいろと教えようとしても、聞いてはくれません。それこそ「イヤ」と言われてしまうでしょう。本当にダメなことから少しずつ教えるようにしましょう。 イヤイヤ期の終わりは必ず来ます。とはいってもイヤイヤ期の次には、また新たな課題が出てくるのが育児。難題が次々と出てくる……と暗い気持ちにならずに、順調に成長してくれている! と前向きにとらえて過ごしてください。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年10月05日二太郎は現在2歳。イヤイヤ期真っ最中です。姉のイチコは5歳。イヤイヤこそしなくなったものの、ワガママを言うことはもちろんあります。そんな2人に疲れ果てることも多々あり…。■子どもたちに疲れて、こんなことしちゃいましたある休日のことです。■「母のイヤイヤ」子どもたちの反応は? 一方、夫は…普段しない動きで無駄に疲れ、子どもに無駄に引かれ、チチオを無駄に喜ばせて、私の33歳のイヤイヤ期、終〜了〜!子どもと同じイヤイヤの土俵に乗らず、がんばろうと思います…。
2019年09月23日登場人物母/ふみ子(とまぱん):あわよくばすぐ横になる。ぼーっとすることが好き。夫/よたろう:ちょっと変わった性格。うんちくやマニアックな情報をたくさん持ってる。娘/とまちゃん:2017年9月生まれ。常に動き回ってる。乳児用せんべいが大好き。イヤイヤ期「おでかけあるある」イヤイヤ期中の移動って大変ですよね。スーパーまで自転車で行ってるのですが、帰るときにいつも四苦八苦しています。スーパーはいろいろなものがあって楽しいらしく、帰るときは出入り口に毎回座り込む娘。どうにか自転車まで連れて行っても、絶対乗ってくれません。でも自転車に乗らないと帰れないので、最近は娘の大好きなりんごジュースで釣っています。紙パックのりんごジュースを渡すとスムーズに乗るので、もうこれに頼りっぱなしです。ジュースを受け取り、自転車に乗る前に涼しげな顔でりんごジュースを飲む娘。母親の苦労も知らずに...と思いながら、ジュースをいつもかばんに忍ばせるとまぱんでした。(とまぱん)過去のエピソードままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!著者情報東京都に暮らすアラサー母。1歳の娘を育て中。マイペースにInstagramで子育て日記を更新してます。
2019年09月20日「魔の2歳児」という言葉があるように、2歳ごろは多くのママが頭を悩ます時期ですよね。こんなに怒りたくないのに、やさしいママでいたいのに……。実際に経験すると思うようにいかないことが多いもの。今回は、わが子のイヤイヤ期に私が感じた悩みとその対応策について紹介します。 とにかく泣き声がつらい!イヤイヤ期の悩みの1つに、「とにかくわが子の泣き声がつらい」というものがありました。私の場合、泣き声を聞くだけで精神的ストレスを感じてしまいました。こうした悩みを抱えているママも少なくないと思います。 私が経験をして学んだのが、「泣き」と「イヤ」にうろたえないことです。何をしても泣き止まないときは、周りの迷惑にならない場所で思いきり泣かせてあげることも。その間に私も心を落ち着かせることができました。 何が「イヤ」なのかわからない!わが子のイヤイヤのなかでは、理由のわからないものも多くありました。「何がイヤなの?」と問い詰めても泣いて暴れるだけ。こんなとき、対応に困り果ててしまいます。大人の反応を見たいがための「イヤ」、親の指示に対する「イヤ」など、理由はさまざまだったように感じます。 なかには、子ども自身も理由がわからずに泣いていることもあるようでした。理由がわからない「イヤ」もあることを知っておくと、仕方のないことかな、とも思えました。 イヤイヤ真っ最中のしつけは大変!わが家では、イヤイヤ真っ最中の2歳のときにトイレトレーニングを開始しました。ただでさえ大変な時期に生活習慣を教えていくのは、本当に大変です。 夏までにおむつをはずしたいなど、私自身が目標を立てていたのですが、スムーズにいかずイライラしたこともありました。私の焦りが怒りへと変わっていき、子どもにも伝染して、逆効果でした。イヤイヤ期は「あれもこれも」より「これだけは」と思うしつけに絞ってみるのも方法だったと感じています。 そのほか、イヤイヤを予測して退屈させないおもちゃなどを用意しておくなどの工夫をしたことも。子どもによって合う・合わない対応があるかと思います。わが子に合った対応ができると良いですね。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年09月19日