世界的なアニメーション映画の巨匠という名前にふさわしい宮崎駿監督の最後の作品『風立ちぬ』。アメリカの賞レースでも、高評価で数々のノミネーションを獲得している同作の英語吹き替え版で、主人公である、零式艦上戦闘機の設計者として知られる堀越二郎を『ダークナイト ライジング』(’12)『ドン・ジョン』(’13)のジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じる可能性が出てきた。これは全米紙「USA TODAY」が報じたもので、『もののけ姫』(’97)とアカデミー賞長編アニメーション部門を受賞した『千と千尋の神隠し』(’01)の大ファンだというジョセフは「僕が俳優業が大好きな理由のひとつはほかの人になることができるということなんだけれど、提供されたビジュアルに対して、声だけで演じるというのは、まさにほかの人になれるという体験なんだ」と語っている。ジョセフが主役に収まれば、『LOOPER/ルーパー』の共演者エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチ、マーティン・ショート、イライジャ・ウッドなどの豪華俳優陣と共に宮崎駿の世界に浸ることになる。『風立ちぬ』はすでに来年のアカデミー賞候補作として選出されており、先ごろも発表された全米映画批評家会議賞では、最優秀長編アニメーション部門を受賞している。英語吹き替え版の本作は来年2月21日公開予定。(後藤ゆかり(cinema名義))■関連作品:風立ちぬ 2013年7月20日より全国東宝系にて公開(C) 2013 二馬力・GNDHDDTK
2013年12月17日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は11月18日、英コスメブランド「ラッシュ(LUSH)」とコラボレーションした限定ギフトラッピングアイテム「ノットラップ・ヴィヴィアン・ウエストウッド(KNOT-WRAP designed by Vivienne Westwood)」を発売した。オーガニックコットン100%のテキスタイルに、ヴィヴィアン・ウエストウッドによる気候と環境の変化と堕落を象徴するアイコン“the Face of War”(笑顔のない黒い目をした顔)が描かれたデザイン。キャメルとライトピンクの2色展開。価格は2,400円。51ヶ国891店舗のラッシュショップ、ラッシュ通信販売にて取り扱われる。売り上げはヴィヴィアン・ウエストウッドが設立した環境保護団体「Climate Revolution」と気候変動の問題に取り組む団体に寄付される。KNOT WRAPはラッシュが2005年より販売。風呂敷からヒントを得たデザインで、スカーフ、アクセサリー等のファッションアイテムとしても用いられている。
2013年11月18日「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」は、英国5ブランドとのコラボレーション企画「ヴィヴィアン・ウエストウッドラブズ(Vivienne Westwood Love’s)」を実施する。ヴィヴィアン・ウエストウッドが提唱する「多くを買わず、しっかり選んだものを長持ちさせるために、量より質を選びましょう」という精神に賛同するパートナーが選定された。1897年創業のトラベルバッグブランド「グローブ・トロッター(Globe-Trotter)」は、コラボスーツケース(12万6,000円から29万4,000円)を発売。クリームカラーとミッドナイトブルーの2色展開で、ライナーにはヴィヴィアン・ウエストウッドのシグネチャーカラーである赤と青のタータンチェックが施される。70年間に渡り英国内での製造を続ける「グローバーオール(Gloverall)」は、メイド・イン・ロンドンのダッフルコートを発表。ヴィヴィアン・ウエストウッドのマニフェスト・メッセージなどが描かれたモデル(9万9,750円)と、ダブルフェイスのタータン生地に手描き調タータンチェックをグラフィティプリントで載せたモデル(11万5,500円)の2種を用意。スコットランド北東に位置するカシミヤやウールのエキスパート「ジョンストンズ・オブ・エルガン(Johnstons of Elgin)」はカーディガン(8万4,000円)とプルオーバー(7万3,500円)を、赤と青、ソフトグレーとキャラメルのアーガイル柄各2種で発売。「ヴィヴィアン・ウエストウッドゴールドレーベル(Vivienne Westwood Gold Label)」の今期コレクションに登場したウールケープにインスパイアされた、タータンチェックのストール(2種、各5万2,500円)もそろう。1676年開業の高級帽子店「ロック・アンド・カンパニー(Lock & Co.)」は、ヴィヴィアン・ウエストウッドの「Do It Yourself」というリサイクルコンセプトに基づいたハットを製作。ロック&コーのオリジナルデザインであるレノン・キャップ(2万9,400円)にはゴールドレーベルのコレクションショーの残布を使用。折り畳める柔らかい素材で作られたトリルビーハット(3色、各6万8,250円)は、自分で好きな結び目を作れるようリボンを長めにカット。両方とも、ヴィヴィアン・ウエストウッドの環境問題キャンペーン関連などのグラフィックをプリントしたオリジナルボックス付きで販売される。英国中部のレスターに自社工場を持つ高級ソックスメーカー「パンセレラ(Pantherella)」は、コラボソックス(各5,775円)を発売。フクシャピンクとスカーレットレッド、レモンイエローとサフランカラー、ミッドグレーとチャコールグレーの3種で、爪先、かかと、全体部分を片足ずつ対照にカラーリングした。ウィメンズは青山、心斎橋、名古屋、メンズは表参道、阪急メンズ大阪のヴィヴィアン・ウエストウッド各店舗にて、今月中旬より販売予定。
2013年11月06日オープン5周年を迎えた「ヴィヴィアン・ウエストウッド・マン表参道店」(住所は東京都港区北青山3-8-17-1階)が、20日にリニューアルオープンする。営業時間は11時から20時。店内は、ロンドン・コンデュイットストリートにある「ヴィヴィアン・ウエストウッド・マン」フラッグシップストアのコンセプトに沿ってデザインされた。リニューアル初日から限定商品として、オーブライター(10万5,000円)と、ブラック、ネイビー、キャメル、ペールピンクのボウラーハット(各3万4,650円)が販売される。
2013年10月17日株式会社横浜都市みらいは、横浜市営地下鉄センター南駅前に建設中の商業施設「サウスウッド(Southwood)」を31日に開業する。住所は横浜市都筑区茅ケ崎中央6番1号。営業時間は10時から21時。当施設は「グリーン・ネイバーフッド(=環境に配慮した上質な日常生活を楽しむ地域コミュニティの形成)」をコンセプトに、近隣商圏に多く住む30から40代の団塊ジュニア層をメインターゲットに据える。建物は地上4階と地下1階の計5フロアで、延べ床面積は1万874平方メートル。「持続維持」に着目し、日本初の耐火木造を採用。2から4階にかけては、木造の柱・梁をそのまま活用した木のぬくもり感あふれる内装。また「センター南駅」の目前に位置し、駅前広場や半屋外空間への路面型店舗の配置により、日常的な買い回りの楽しさを演出した。主な出店として、ハンバーガーと生花のコラボ店「フレッシュネスバーガー&カフェwithフラアート花門」、イートインスペースを備えた食のセレクトショップとしてのコンビニエンスストア「ナチュラルローソン&フードクルック|カフェブラウン」、京都の老舗珈琲店「小川珈琲」、北海道函館が本店のジェラート店「ミルキッシモカフェ」、自然素材にこだわったスムージー店「ベビブレ」、地産地消と食育を大事にする農産物直売店「港北マルシェ」などの飲食店の他にも、全国展開するサッカー用品店「サッカーショップKAMO」、大人のスニーカーショップ「トップ・トゥ・トップ」などが展開される。
2013年10月11日「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」は、心斎橋店を28日に移転オープンする(大阪市中央区南船場4-12-12ニッセイ心斎橋ウェスト1階)。営業時間は11時から20時。リニューアルを記念し、13SSの「ヴィヴィアン・ウエストウッド・ゴールドレーベル(Gold Label)」コレクションより、日本未発売の「クロンパー・パイレート・ブーツ(CLOMPER PIRATE BOOT)」を限定発売する。1981年のブランド初のファッションショーで発表された「パイレート・ブーツ(Pirate Boots)」に、ヴィヴィアンのアイコン柄・スクイグルがプリントされている。茶と白の2色展開。各23万1,000円。
2013年09月24日「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」 は、カレッジリングのデザインにインスパイアされたブレスレットウォッチを9月下旬に発売する。文字盤ケースには同ブランドのロゴ、アイコンであるオーブ、スカル&ハートモチーフが施されている。仕上げは七宝風。ムーブメントは国産クオーツ。5気圧防水で、白黒2色展開。価格は各4万9,350円。
2013年09月10日「ヴィヴィアン・ウエストウッド・マン(Vivienne Westwood MAN)」から、新作ウォッチ「スクイグル・ダメージ(Squiggle Damage)」が7月下旬に発売される。“ビンテージ”をテーマに、文字盤のかすれやキズなどのダメージを施したデザインが特徴。ブランドを象徴するスクイグル(曲線)柄もプリントされている。全4モデルで、レッド×マスタードイエローが4万950円。ブラック×ブラック、ブラック×グレイッシュブルー、ボルドーブラウン×アッシュグリーンが各4万4,100円。同ブランド取り扱い店舗、オンラインショップで販売される。
2013年06月18日俳優になったきっかけは「読書」、性格はというと「僕はシャイだし、大勢の前で話すのが元々苦手なんだ…(苦笑)」と語る男が、世紀の冒険ファンタジーを描いた『ホビット 思いがけない冒険』では一転、屈強なオークやドラゴンと戦いを繰り広げる勇敢で猛々しい“戦士の王”を演じている。リチャード・アーミティッジ、全世界で大ヒットを記録している本作で一躍スターへの道を駆け上がっている真っ最中の彼に話を聞いた。J・R・R・トールキンの不朽の名作を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で、世界中で空前のファンタジー・ブームを巻き起こしたピーター・ジャクソン監督が、その60年前の中つ国を舞台に新たなる指輪物語を描いた新シリーズの第一弾『ホビット 思いがけない冒険』。本作でリチャードが演じたのは、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われた王国を取り戻すため立ち上がる12人の個性豊かなドワーフ戦士たちを率いる頼もしきリーダー、トーリン・オーケンシールド。しかし、前述の通り「読書」が趣味という彼は、この壮大なファンタジーの世界に入っていくことはそれほど難しくなかったと語る。「いまほど詳しくはなかったけど、でも(原作の)本は読んでいたよ。『ホビット』は子供の頃に読んでいたし、その歴史的な側面から得た知識は、魔法のようだと思っていたし、彼が作り上げたイマジネーションの世界には夢中になっていたんだよね。11歳のときに読んだんだけど、本当に感動して、秘密のドアがあったりとか、コードとか、カギとか、そういう物はどんな子供達も大好きだと思うからね。だけど、この映画にキャスティングされたから、もう一度細かいところまで調べてみたんだけど、彼がこの本を書くにあたってどんなところからインスピエーションを得たのかとか、北欧の影響を受けて付けた名前とか、そういうことを調べてすごく面白いと思ったんだよね。いまでも彼の伝記を読んだりして、彼がどんな人生を送ったのかとか、どうして彼がこういう本を彼の子供たちに書くことになったのかとか。そういうことを知ると、いまだに感動するよ」。役になりきるうえで、100人の俳優がいれば、100通りの方法がある。この読書好きのインドア男子は、どのように“戦士の王”トーリンに近づいていったのだろうか?「読書をたくさんしていたことで、想像力が常に刺激されていたんだと思うんだ。人によっては、俳優になるためには、人生で辛い経験しなくてはいけない、という人もいるけど、でも僕は必ずしもそうである必要はないと思っているんだ。僕の場合は、非常に豊かなイマジネーションを持っていたことが俳優になるきっかけだった。トーリンという名前は、北欧の神話の中では“雷”を意味することを知ってびっくりしたりとかね。さらに、イギリスの民話においては、“刺のある茂みの隣に住んでいるような人”という意味でもあるんだ。だから、この男(トーリン)は心に雷を抱えているような人なんだ、と知るだけでも、たくさんのインスピレーションを得られるからね。とにかく、(原作者の)トールキンからすごくたくさんのインスピレーションを得たんだ」。徹底的に物語そして言葉の中に隠された意味を、研究学者のようなアプローチで紐解いていく。新たな知識を得て、どんどんとその力は増していく。役者リチャード・アーミティッジは戦士というよりも、どちらかと言えばガンダルフのような魔法使いのようだ。今回彼が演じたトーリンは、仲間たちを先導する、頼りがいのあるリーダーである。『スター・ウォーズ』でいうところのハン・ソロのような、主人公ではないが俗にいう“おいしい”役どころだ。彼自身、そんなおいしい役柄を存分に楽しんだと明かす。「彼は戦士だし、僕が役づくりのときに一番中心に考えたこともそれだった。戦士の王であるというところが一番面白いと思えたところなんだ。でも僕の役は、経験によって年を取っていくわけで、つまり、年を取っていればいるほど、戦場では優れた才能を持っているという風に描かれているんだ。ピーターは、僕をキャスティングしたことで、実際より若くしてしまった。年を取った戦士は、経験を重ねたことでより優れた戦士になっているから、エネルギーを使わずに効率的に戦うことができるんだよ。でも、僕はより若い男としてトーリンを演じなくてはいけなかったら、彼の戦い方はバズーカのような感じだっただろうなと思ったんだ。それで、実際に戦闘シーンを演じたときも、そういうことを自覚しながら演じられたから、とても楽しかったんだよね。僕が暴力的になれるから、という訳ではないよ(笑)」。さらに、トーリンへの役づくりの際には意外な人物を参考にしたとも。「実はピーター(・ジャクソン監督)自身を参考にしたんだ。彼は、権威のある存在でありながらも、絶対大きな声で怒鳴ったりしないし、それに、彼と仕事した人たちというのは、必ず再び彼と仕事したいと思うもので、つまり彼は、人が忠誠心を抱くタイプの人なんだよね。僕もそれを全部真似てやれと思ったわけではないんだけど、彼の仕事の仕方を見て、トーリンもああいう人物なはずだと思ったんだ。非常に静粛でありながらも、権威があるというね。そして、いざ戦地で戦うときが来て、『オレと一緒に戦ってくれ!』と言ったときに、みんなが付いて来てくれるような。毎日静かにしている人が、いざ大きな声を上げたら、みんな聞いてくれるというね」。最後に、こんな質問を投げかけてみた。『ロード・オブ・ザ・リング』に出演したイライジャ・ウッドやオーランド・ブルームらは、その後、話題作に引っ張りだこのスターとなったが、リチャードもそんなスターダムを駆け上がる心の準備はしているのだろうか?「うーん…僕はとにかく作品を観た人たちが映画を楽しんでくれたらいいな、とそれだけを願っているんだ。一度観て、気に入って、またほかの友達や家族を連れて観に来てくれたら嬉しいしね。僕はゲイリー・オールドマンが大好きなんだけど、彼がその役を演じているのを忘れてしまうくらい、その役になりきっているのを観るのが大好きなんだよね。僕も彼みたいな演技をすることを目指しているんだ」。© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月26日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』を手がけたピーター・ジャクソン監督と共同脚本のフィリッパ・ボウエンのインタビュー映像が届いた。特別映像本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。「すべての工程を3人で一緒に作っているんです。彼女たちも監督の隣にいて、一緒に演出をします。常に3人で行動していて、誰かひとり欠けてもダメなんです」。ジャクソン監督の前作『ラブリー・ボーン』のPRのために来日した女優シアーシャ・ローナンは繰り返し「“ピーター・ジャクソン”とは、ジャクソンと共同脚本のフラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエンの3人のことを指す」と説明した。確かに『ロード…』以降のすべてのジャクソン作品にはふたりの女性が参加している。さらに『ホビット』シリーズではギレルモ・デル・トロが脚本に加わり、4人が“旅の仲間”として共同で脚本執筆にあたったようだ。それだけではない。撮影のアンドリュー・レスニー、音楽のハワード・ショア、映像工房WETAのリチャード・テイラーらも『ロード…』に続いて『ホビット』に参加。インタビュー映像でジャクソン監督は「旧知の友が集まって和やかな現場だった」と振り返る。しかし、本作は『ロード…』を観ていなくても存分に楽しめる“新作”だ。ジャクソン監督は本シリーズを「これは別の物語なんだ。作品の雰囲気も全然違う」と強調する。ちなみに本作は世界各国で公開を開始し、多くの観客から高い評価を集めており、ジャクソン監督と仲間たちが描いた“新たな冒険”は、『ロード…』のファンだけでなく、本作から観賞した観客をも魅了しているようだ。『ホビット 思いがけない冒険』公開中
2012年12月21日日本でも今月14日(金)に公開されたばかりの『ホビット 思いがけない冒険』が、全米ボックス・オフィスの12月の金曜日公開作品として興行収入3,750万ドル(約31億円)という新記録を叩き出した。ワーナー・ブラザースによれば、同作はこの週末にかけて8,480万ドル(約71億2,000万円)もの興行収入を稼ぎ出し、12月の週末興行収入としても歴代第1位となる新記録を達成している。全米以外では12日(水)に公開された後の3日間で5,700万ドル(約48億円)の興収に達しており、現在は世界中で9,450万ドル(約79億円)にも上っている。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた同作には、同シリーズの監督ピーター・ジャクソンやイアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが続投しており、新3部作の第1作目となっている。イアン扮する灰色の魔法使い・ガンダルフに、ミドルアースへの旅の一員として選ばれ、13人のドワーフたち一行に加わることになった主人公ビルボ・バギンズをマーティン・フリーマンが演じている。マーティンは今回、同シリーズに参加したことについて「僕がフォーカスした主な事は、このシリーズで良い演技をするってことさ。だって僕はいままで300人くらいしか観ないようなマイナーな映画を作ってきたからね。誇りには思っているし、お金のためにやってたことじゃないんだ。でもこのシリーズでは、批判は僕が受けることになるわけさ。僕はこのシリーズが好きだし、膨大な数の世界中の観客のみんなも気に入ってくれるといいな」と語っている。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月18日フロドとゴラム。多くのファンにとっては彼らの復帰が何より嬉しい。たとえ今回、新たに製作された『ホビット』シリーズの主要キャラクターではなくても、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作公開から8年が過ぎようとフロドとゴラムなしでは“中つ国”の物語は始まらないのだ。イライジャ・ウッドは『ロード・オブ・ザ・リング』の物語から60年も前の出来事が中心に描かれるとあって「フロドはまだ生まれてもないわけだから、僕にとってはまさに“思いがけない”ことだし、贈り物のような機会をもらえたと思ってるよ」と笑顔で出演の喜びを語る。アンディ・サーキスも『ホビット』シリーズ製作の可能性がささやかれる中で「当然、そのときは原作にも出てくるゴラムは戻ってくると思ってたけど、実際に知らせをもらったときは興奮したよ」と明かす。この新たな冒険三部作を2人はどのような思いで見つめているのか?公開を前に話を聞いた。フロドや仲間たちが命を賭けた旅に出るきっかけであり、ゴラムの人生を永遠に変えることになったあの指輪はそもそもどのような経緯でフロドの養父・ビルボの手に渡ったのか?『ホビット』シリーズではその詳細が描かれ、若き日のビルボが仲間たちと共に冒険を繰り広げる。イライジャにとっては、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』で別れを告げたはずの中つ国。2年ほど前にこの新シリーズのオファーを受けたが、自身の出演に関して「素晴らしいアイディアだし、美しいことだなと感じた」と語る。「観客も含めてみんなが前三部作の記憶を持っている。それをうまく使いながら、老いたビルボが昔を思い出して語り出すことで物語の信憑性が増したと思う。みんなが慣れ親しんだフロドやビルボに再び出会い、その後で新しい冒険に飛び出していくというのは素晴らしい流れだなと思ったよ」。アンディが「原作者の(J・R・R・)トールキンは最初に『ホビットの冒険』を執筆した後に『ロード・オブ・ザ・リング』を書いたけど、彼はまた『ホビット』に戻って詳細を書き足したりしてるんだよね」と語ると、イライジャが「ホントに?ジョージ・ルーカス(の『スター・ウォーズ』)みたいだね!」と大興奮。さらにアンディが続ける。「僕にとっては初めてまともに読んだ本が『ホビット』だったんだ。子供心に一番興奮したのがビルボとゴラムの指輪をめぐるやりとりだったから、そのシーンを演じられるというのはすごく嬉しいことだったよ」。それにしても、『王の帰還』公開からイライジャにオファーが届くまで約7年もの月日が流れていたのだ。アカデミー賞では史上最多タイの11部門(※『王の帰還』)を制したこの世界的な三部作を終えた後で、彼はこのキャラクターとどのような距離を取り、フロドではない7年を過ごしてきたのだろうか?「そうだね、シリーズで4年も演じたフロドだったからもう皮膚の奥まで知り尽くしてる存在だったし、だからこそ僕にとって役者としての一つの章が終わったという感じで少し距離を置いてたところはあったかな。でも、全ての役に言えるけど自分で演じたキャラクターの“影”というのは自分の背後にゴーストのように残っているものなんだ。特にこの三部作もフロドというキャラクターも映画を超えたある種のポップカルチャーとなってある意味で、僕だけのものではないみんなのものになってしまってるんだ。毎日とは言わないけど、頻繁に思い出されることがあったよ。特に自分の役者人生においても最高に素晴らしい時期の経験だったし、それだけ特別な存在だからね。いい意味でフロドの“コダマ”が僕の中にいるような感じだったよ」。では、もう一度フロドになることは難しいことじゃなかった?「今回演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』の1作目よりも以前のほんの一部分ということで、いろんな重みをまだ抱えていないイノセントな時期のフロドだったから気持ちは楽だったよ。でも撮影の初日、あの衣裳を着て『もうバッチリだ』という気持ちになって鏡を見て『お、フロドがいるよ』なんて思ったんだけど(笑)、いざ撮影が始まったらナーバスになっちゃったんだ。あまりに慣れ親しみ過ぎていたから、スッと役に入れたのはよかったんだけど、やるとなったら『いい演技をしなくちゃ』って思い始めてしまったんだ。そこからフロドを再発見した感じかな?ちゃんと戻ってきてくれたよ」。アンディもフロドの言葉に頷きつつ「イライジャの言うとおり、これだけポップカルチャーの一部になったことで声をかけられたり、『ゴラムの声で何か言ってくれ』と頼まれることも多かったから常に思い出される微妙な距離感だったよ(笑)」とニヤリ。一方で新たな三部作でゴラムを演じて強く感じたのは、数年の間における撮影の技術的な部分での進化だったという。「12年前の撮影では1度演じたら今度はモーションキャプチャー用の演技をもう一度スタジオで撮り直す必要があったんだけど、いまの技術なら1度で全てが済むんだ。カメラを僕につけて顔の筋肉の動きを収めることもできるからビルボとの“対決”も1回きりだったんだ。それは演じながら面白さを感じたところだったね」。だが技術が進化しても変わらないのはピーター・ジャクソン監督の作品づくりの姿勢であるという。アンディは今回、役者としてのみならずスタッフとしても参加し、セカンドユニットのディレクターを任された。そこで改めてジャクソン監督から多くのことを学んだという。「僕にゴラムを演じてほしいというのは、彼が単にSFX(特殊効果)を使って『どうだ?この映像はすごいだろう!』というものを作りたいってわけじゃないことの証左と言えるだろうね。ストーリーテリングであれ、キャラクターであれ、常に真実を追求する監督なんだ。そこにはフロドが(ゴラムに対するときに)テニスボールを相手に演技しなくていいようにという思いもあるだろうし、どんな派手な演出をしようと感情移入や思い入れを持つことができなければ観客が付いて来ないってことも知ってるんだ」。イライジャもまた「語るべきことが多すぎて一つを選べないけど」と前置きし、ジャクソン監督の現場についてこう証言する。「現場にヒエラルキーがないんだ。助手や使い走りのスタッフだろうが、良いアイディアなら誰の言葉にも耳を貸すし賛同もする。関わっている者全員に『参加している』という感覚を深いレベルで味わわせてくれるんだ。それはこれだけの大作では珍しいことだと思う。そういう現場だからこそ、俳優として、共同で仕事をする仲間として『最高のものを提供しなくちゃ』という気持ちにさせられるんだ」。アンディは言う。「ストーリーテリングが人間にとって重要であるというのは不変だけど、いまの時代にその重要性や意味は増したと言えるかもしれない。政治や心情の変化、宗教観念も変化していく世の中で物語にモラルや指針を語ってほしいという欲求は高まっているのかもしれないね。だからこそ、いまの時代はファンタジーのルネサンス(再生・復興)の時期と言えるのかも」。『ホビット 思いがけない冒険』を皮切りに、『ホビット スマウグの荒らし場』が2013年、そして『ホビット ゆきて帰りし物語』が2014年に公開となる。この新たな三部作は世の中にどのように求められ、そして何をもたらすことになるのか?楽しみに待ちたい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:ホビット ゆきて帰りし物語 2014年7月18日より全国にて公開ホビット スマウグの荒らし場 2013年12月13日全国にて公開ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月14日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』が明日14日(金)から公開される。前シリーズから約10年のブランクを経て届いた新作だが、すでに日本だけでなく世界中で前作を劇場で観ていない“新世代ファン”が登場している。予告編動画本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。数々の映画賞に輝き、映画史にその名を残る傑作シリーズとなった『ロード…』だが、最終章『王の帰還』が日本公開されたのは2004年。映画『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒットした年、と言えば「懐かしい」と思ってもらえるかもしれない。そんなシリーズの新たな物語を描く『ホビット…』だが、往年のファンだけでなく10~20代の若いファンが増加中だ。その証拠にWEBサービス“LINE”で本作の特製スタンプを展開したところ、開始から1週間で利用回数が2000万回を突破。若い年齢層の利用が圧倒的に多く、配給会社は“思いがけない”反応に驚いているという。中でもスタンプの利用総数の4分の1以上を劇中のキャラクター“ゴラム”がしめている。ゴラムは『ロード…』にも登場した人気キャラクターで、“指輪”の魔力に魅せられて身も心も毒されてしまった元ホビット族だ。数百年に渡って洞窟で孤独に生きてきたゴラムは痩せ細り、髪は抜け、目はくぼんだ恐ろしい形相で、ずる賢く、スキさえあれば相手を喰おうとし、正義感のかけらもなく、つねに何かに脅えている。しかし『ロード…』のファンはその強烈なビジュアルや、指輪に魅了されてすべてを失ってしまった彼の内面に魅了され、ゴラムはシリーズの“アイコン”と呼ぶべき存在に成長した。ちなみに現在、ゴラムを大々的にフィーチャーしたテレビCMも放映されており、こちらも好評を博しているという。前作からブランクのあるシリーズ映画は、観客層の世代の入れ替わりに対応できず興行的に苦戦を強いられることが多い。しかし、本シリーズは時を超えて読み継がれてきた人気文学を基にした作品だけあり、すでに幅広い層の観客が新作の公開を待ちわびているようだ。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年12月13日ピーター・ジャクソン監督が世界中を席巻した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続き、英文学者J・R・R・トールキンのベストセラーを映画化した『ホビット 思いがけない冒険』がついに完成。1日に“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打ち、都内で来日記者会見とジャパンプレミアが開催され、来日したジャクソン監督をはじめ、主人公ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマン、ドワーフのトーリン・オーケンシールドを演じるリチャード・アーミテージ、ゴラム役のアンディ・サーキス、フロド・バキンズに扮するイライジャ・ウッドが新たな“冒険”の幕開けをファンと祝した。その他の写真トールキンの『ホビットの冒険』を原作に、『ロード…』から60年前の“中つ国”を舞台にした壮大な冒険を描くファンタジー巨編。「再び冒険に出た理由? それは他の誰にも『ホビット』は渡したくなかったからさ(笑)。私が再び中つ国に戻る方法は、この映画を撮る以外ない。実際、今までで一番楽しい冒険だったよ」(ジャクソン監督)。ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと挑む旅路が、最新鋭の3D技術、HFR3D(ハイ・フレーム・レート3D)で撮影され、「映画鑑賞の手段が増えた現在、映画館で映画を観る理由を求めていた。観客の皆さんを映画館に呼び戻す機会になれば」と期待を寄せていた。大役に抜擢されたフリーマンは、「世界レベルの大がかりな作品なのに、まるで学生映画を撮っているような和気あいあいとした雰囲気。僕が迷ったときには、常に誰かが手を差し伸べてくれる親密な現場だった」。アーミテージはもともと『ロード・オブ・ザ・リング』のファンだったといい、「責任や期待の重さも感じたのは事実。それでも(ロケ地)ニュージーランドでの18か月は人生で最も思い出深い、貴重な時間だった」と振り返った。一方、『ロード…』3部作から続投したサーキスとウッドは、「ニュージーランドの旧友との再会ほどうれしいことはない。それに僕にとってゴラムは一生の友人だからね」(サーキス)、「フロドは原作には登場しないから、今回映画に出演できるのは文字通り“思いがけない”こと。フロドとして戻れたことが大きな贈り物になったよ」(ウッド)と感無量の面持ちだった。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット スマウグの荒らし場』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年12月03日映画『ホビット 思いがけない冒険』のプロモーションで来日中のピーター・ジャクソン監督、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスが12月1日(土)、都内で開催されたジャパン・プレミアイベントに登場。2,000人のファンを熱狂させた。師走に入ったこの日、東京もかなりの冷え込みで、屋外の会場には冷たい風が吹きつけたが、会場外の沿道に約500人、招待客用のアリーナ席には1,500人(配給会社発表)もの観客が来場。中には映画に合わせた手作りの衣裳を身にまといイベント開始の数時間前から並ぶ熱烈なファンの姿も。監督、キャストを乗せた車が到着すると会場はヒートアップ!本作のみならずイライジャ、アンディが出演した前シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』のパンフレットなどを手にサインや握手を求めるファンが多く見られ、キャスト陣、監督はじっくり時間をかけてファンの求めに気さくに応じていた。壇上に上がったジャクソン監督は「世界で一番素晴らしいもてなしをしてくれる国、それが日本です!」と感激の面持ちで客席に向けてスマートフォンを向けファンの熱狂をカメラに収めていた。パートナー同伴で来場したマーティンは「コンニチハ!」と日本語で挨拶。「(撮影が行われたニュージーランドの首都)ウェリントンで行われたプレミアと同じくらい素晴らしいかも」と満面の笑み。客席を見渡し「寒い中をエルフになったり、ホビットになったりしながら2時間も経って待っててくださってありがとうございます!」とファンに感謝の思いを伝えた。ジャクソン監督は挨拶をするマーティンを撮ろうとスマートフォンを向けたがマーティンは「いっつもこうなんだよ!」と苦笑しつつも、ノリノリでポーズを取って会場を沸かせていた。イライジャも「元気ですか?」と日本語で挨拶し、「東京、大好きです!」とニッコリ。自らが主演した『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで演じたフロド役を再び演じることに「特別な思いがあった」と明かす。前シリーズの撮影を「4年の撮影で友情が生まれ、ニュージーランドにファミリーと言える存在ができました」とふり返りつつ、今回の出演に関しては「タイトル通り“思いがけない”ことでした(笑)」と告白。「僕にとってはギフトのようなものです」と喜びを明かした。同じく前シリーズに続いて出演し異形の人気キャラ“ゴラム”を演じたアンディは、昼の会見に続いてここでも「こんにちは…」とゴラムの声色で日本語を披露し、客席はこの日一番の大歓声。「僕の中にゴラムは一生居る。生きている限り、常に一緒にいる存在だと思います」と改めて愛着を語った。なお、アンディはセカンド・ユニットのディレクターとしても本作に関わっているが、リチャードが「アンディのユニットのときに6人もの敵に攻撃されるシーンを撮ったら、盾のせいで傷ができて血まで出たんだ。でもアンディは『これはイケる!』と思ったみたいで、実際に本編でも登場してました」と暴露し、凄まじい撮影の一端を明かした。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月01日あの『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の前日譚にあたる新シリーズ第1章『ホビット 思いがけない冒険』のピーター・ジャクソン監督、主演のマーティン・フリーマンにリチャード・アーミティッジ、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの主要キャストで本作にも出演しているイライジャ・ウッド、アンディ・サーキスが揃って来日。12月1日(土)に記者会見が行われた。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を描いた本作。ホビット族のビルボが魔法使いの誘いに乗ってドラゴン退治の旅の一行に加入し、様々な困難を乗り越えて成長していく様を描く。前シリーズに続いて本シリーズを手がけたジャクソン監督は、再び“中つ国(=ミドルアース)”の物語を自ら手がけた理由について「正直に言うならほかの誰にもこのシリーズを撮られたくなかったから」と説明。自らの映画作りの根源にあるものは「(現実からの)逃避」であると明かし、「全く違う世界に連れて行ってくれる作品を作りたいし、みなさんにもそういう体験をしてほしい」とうなずいた。この新シリーズで主役を務めたマーティンは、ニュージーランドでの撮影を「ファミリーのようなとても親密な雰囲気で、世界でも一番大がかりと言っていい映画なのに学生たちが寄り集まって作っているような和気あいあいとしたムードでした」と笑顔でふり返る。マーティンが演じるホビットのビルボと、リチャード演じるドワーフたちのリーダーで戦士のトーリンが種族の垣根を越えて絆、友情を深めていく様が描かれるが、マーティはリチャードについて「物静かだけど強い決断力を持ち、他人の仕事に敬意を払い、芯がありつつも謙虚でシーンごとに常に何かをもたらしてくれる存在でした。一緒にジムでトレーニングしたときにはすごくハードで僕はスポーツドリンクで命を繋いでいたんだけど(笑)、彼は冷静に耐え続けてストイックな一面を見せてくれました。18か月間の撮影は疲れるしホームシックにもなるけど、その積み重ねこそがこの映画という結果になっている。彼はそんな中で毎日変わらず、まさにトーリンそのものであり続けていたね」と称賛を送った。そんなマーティンの言葉に少し照れくさそうな笑みを浮かべつつリチャードは「僕は撮影の前夜にアルコールを摂ると翌日のセットで役に立たなくなるから、撮影中は決して人付き合いが良いとは言えず申し訳ない気持ちです。マーティンは僕が見る限り素晴らしい俳優です。僕が撮影に入ったときはすでに彼はクランクインから2週間ほど経ってたんだけど、そのときに僕が見たのはジャズミュージシャンがリフを試すようにあらゆること試みる彼の姿でした。僕にとってベンチマークと言えるくらいの役者としてのさまに称賛を抱きました」とこちらもマーティンに最大級の賛辞を送った。そして、久々にフロドとして中つ国の物語に帰って来たイライジャは「今回の映画で繰り広げられる旅は僕らが『ロード・オブ・ザ・リング』でした旅の写し鏡のよう。情熱と愛情を持ったスタッフがまた集まったところを見られただけでも素晴らしいことでした。フロドとしてまたそこにいられたことは、僕にとっては贈り物のようなもの。ガンダルフ役のイアン・マッケランや(年取ったビルボ役の)やイアン・ホルムにまた会えたのも喜びでした。もちろん、新キャストのみんなに会えたこともね。彼らを通してまた冒険を感じました」と喜びを口にした。そして異形のキャラ“ゴラム”を再び演じたアンディは、あのゴラム口調で「オハヨウゴザイマイマス…」と日本語で挨拶し、会見場は爆笑の渦に包まれた。本作では俳優としてのみならず、セカンドユニットのディレクターというスタッフ部門の大役を兼任したが、「新しい冒険を楽しめたし、チャレンジングな日々でピーターからいろんなことを学べました」と充実した表情を見せた。『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年12月01日『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』を手がけたピーター・ジャクソン監督らが明日、日本でイベントを行うが、ついに映画を完成させたジャクソン監督から日本のファンに向けたメッセージビデオが到着した。ピーター・ジャクソン監督 メッセージビデオ本作は、大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。このほど公開された映像は、ジャクソン監督が日本のファンに向けてメッセージを送っている短い映像と、本作の最新予告編を組み合わせたもので、12月14日(金)の日本公開に向けて期待が高まる内容に仕上がっている。現在では世界中の映画ファンがその完成を待ちわび、先ごろニュージーランドで行われたワールドプレミアには13万人ものファンを集めた『ホビット…』だが、前シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』完成前は多くのファンや関係者がその完成度にたいして半信半疑だった。というのも、トールキンの『指輪物語』は壮大なスケールと入り組んだ物語・設定・世界観から“映像化は不可能”と言われており、故郷ニュージーランドでコツコツと秀作をつくり続けていたジャクソン監督が映画化を手がけることについて不安を表明する声も多くあがっていた。しかし、完成した映画『ロード・オブ・ザ・リング』は、それまでの不安をすべて覆す“奇跡”を起こした。細部まで作りこまれた映像とダイナミックなアクション、そして何より観客の胸をうつドラマを見事に描き、第一部の『旅の仲間』の公開時から絶賛が殺到。三部作で29億1750万ドルもの世界興収を記録し、シリーズ累計で17のオスカーを獲得するなど、映画史にその名を刻む名作シリーズとなった。そのため『ホビット』シリーズでは逆に全世界の期待は相当に高いが、ジャクソン監督ら製作陣は前シリーズを超えるだけのクオリティが提示できると確信した段階で撮影に踏み切ったはずだ。再び、スクリーンで『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのような“大冒険”が始まるのは来月14日(金)。今回も三部作での公開が予定されている。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット スマウグの荒らし場』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー
2012年11月30日『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』で、アカデミー賞史上最多となる、最優秀作品賞を含む11部門全て獲得という偉業を成し遂げたピーター・ジャクソン監督が、新たに描く“指輪物語”『ホビット』3部作。その第1部となる『ホビット 思いがけない冒険』のワールド・プレミアがニュージーランドで行われ、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、アンディ・サーキス、イライジャ・ウッド、ヒューゴ・ウィーヴィング、ケイト・ブランシェットらが出席した。12月14日(金)公開の日本を始め、全世界約67か国にて予定されている同時公開に先駆け、11月28日(現地時間)に行われたこのワールド・プレミア。総額30億円をかけたという今回のイベント。世界各国から約13万人ものファンが訪れ、中にはお気に入りのキャラクターのコスプレに身を包んだファンの姿もあり、熱気に包まれたプレミア会場は『ホビット』一色に!500メートルを超えるレッドカーペットをスタッフ・キャストら新たな“指輪”の仲間たちが練り歩き、ファンや報道陣に応えた。「ハロー!日本のみなさん。いま、とてもエキサイティングな気分だよ。東京が大好きなんだ。最新作を持って、みなさんの前に行くのがとても楽しみだよ!」と語った主人公・ビルボ役のマーティンを始め、「この作品は、最高の映画だと思うよ!またこの地ウェリントンに、再び戻ってこられてとても嬉しい。日本はとても大好きなので、いまから向かうのが楽しみだよ」(イライジャ/フロド役)、「今回、第2ユニット監督を務めたけど、ここまでこぎ着けられて本当に嬉しいよ。24時間後には、日本に行くので、待っててね!」(アンディ/ゴラム役)と、みな口々に12月1日(土)に東京・六本木ヒルズで開催される一大イベント「ジャパン・ホビット・フェスティバル」での来日を心待ちにしている様子だ。そしてジャクソン監督には、『ロード・オブ・ザ・リング』より成功すると思いますか?という誰もが気になっている質問が飛んだが、「それは、ファンが決めることだからね。もうこの作品は、僕の手から離れたから何とも言えないよ。ファン次第だと思う。最新作『ホビット 思いがけない冒険』は、僕が日本に持っていくからね」とさらりと交わしていた。果たして、そのストーリーは、そして『ホビット』シリーズのヒットの行方は?その答えは12月1日の「ジャパン・ホビット・フェスティバル」までお預けのようだ。期待して待ちたい!『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月29日ファンタジー・アドベンチャーの金字塔『ロード・オブ・ザ・リング』3部作。その60年前の世界を舞台にした新たなる指輪物語『ホビット 思いがけない冒険』がこの冬、ついに日本公開となる。今年7月に226日間にも渡る撮影を終えたばかりの本作を引っ提げて、ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマンを始め、『ロード・オブ・ザ・リング』で主人公フロド・バギンズを演じ、本作でも出演を果たすイライジャ・ウッドなどのキャスト陣に加え、ピーター・ジャクソン監督ら総勢6名の豪華メンバーの来日(※予定)が発表された。指輪をめぐる大冒険を三部作で描いた『ロード・オブ・ザ・リング』の前章にあたる、小さなホビット族のビルボ・バギンズの冒険を描いたこの12月14日(金)より全国にて公開シリーズ。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボを主人公に、ドワーフ族の王国を救うため“思いがけない”冒険に旅立ち、指輪を手にするまでの物語が3部にわたって描かれる。今回、明らかとなった来日メンバーは、本作の主人公・ビルボ役のマーティンと前作の主人公・フロド役のイライジャの2人を始め、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すため立ち上がるドワーフの指導者トーリン・オーケンシールド役のリチャード・アーミテージ、エルロンド役のヒューゴ・ウィービング、本作で撮影監督デビューを果たし、ゴラム役でもお馴染みのアンディ・サーキス、そして監督・脚本・製作を手がけたピーター・ジャクソンの豪華6名。11月28日(現地時間)にニュージーランド、ウェリントンで開催されるワールド・プレミアに出席後、その足で日本にやって来るようだ。12月1日(土)に行われる、都内会場で行う来日記者会見と、六本木ヒルズで開かれるジャパン・プレミアの2本立てとなる“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打たれたイベントに急遽参加することが決定した。全世界のキャンペーンの合間を縫ってのイベントとなり、滞在時間はなんと1日のみ!プレミアイベント会場では、本作にちなんだコスプレ衣装をまとった熱狂的なファンの参加も予定されており、六本木の街が『ホビット』一色になること必至だ!『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)より全国にて公開。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年11月16日エヴァン・レイチェル・ウッドがかねてから交際中のジェイミー・ベルとついにゴールインするようだ。2人は2005年、アメリカのパンクバンド「グリーン・デイ」の「Wake Me Up When September Ends」のPVで共演し、交際が始まったが、1年で破局。一昨年にヨリを戻し、昨年婚約した。25歳のエヴァンと26歳のジェイミーは婚約の事実も公表していないが、先月16日(現地時間)にロサンゼルス市内で結婚許可証を取得するのを目撃されている。そして今週火曜(現地時間10月30日)、2人はそれぞれの左手薬指にお揃いの指輪をはめて、ロサンゼルス国際空港に姿を見せた。ゴシップサイト「RadarOnline.com」は、2人が数日中にも挙式するだろうと報じている。16日のランチタイムに、ビバリーヒルズの結婚許可局で2人を目撃した人物は「初めは彼らに気づきませんでした。愛し合っている普通の若いカップルに見えました。一般人と同様、列に並んで順番を待っていたんです。ずっと手を繋いでいました。ジェイミーがエヴァンに顔を寄せてキスもしていました。とても嬉しそうだったし、幸せそうでした」と語っている。(text:Yuki Tominaga)© KCS/AFLO
2012年11月01日米インディペンデント映画界で活躍するグレッグ・アラキ監督の最新作『White Bird』(原題)の主演に抜擢された女優のシャイリーン・ウッドリーが、『The Amazing Spider-Man 2』(原題)で出演交渉中のようだ。ジョージ・クルーニー主演作『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの愛娘役として出演し、世界的にも高い評価を得たシャイリーンは、先日アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンの続投が発表された同続編で、ヒロインの1人であるメリー・ジェーン・ワトソン役として出演オファーを受けているという。製作を担当するコロンビア・ピクチャーズは、主人公ピーター・パーカーの親友で後に敵となるハリー・オズボーン役も同時に探しているという。ハリー役は、サム・ライミ監督が手掛けた『スパイダーマン』3部作では ジェームズ・フランコが演じていた。さらに続編では、エレクトロがヴィランとして登場するともうわさされている。本作では、ジェフ・ピンクナー、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチーらが脚本を執筆し、アヴィ・アラドとマット・トルマックがプロデューサーを務める。監督も第1作目に引き続き『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが務めることが決定している同続編は、2014年5月2日の全米3D公開に向けて、来年初頭にもクランクインを予定している。■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxアメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
2012年10月12日『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイライジャ・ウッドが、遅咲き30代男を描くコメディ作品『The Late Bloomer』(原題)に出演することが決定した。イライジャは今回、 米ケーブル局FXのシットコム「Wilfred」(原題)でもタッグを組んだ経験のあるランドール・アインホーン監督が手がける同新作に出演することになり、持病のため思春期を謳歌できなかった30歳の男性を演じるという。本作は、2001年に出版されたケン・ベイカーの著書「Man Made:A Memoir of My Body」を映画化したもので、ディグニティー・フィルム・ファイナンス社と共に本作の製作総指揮を担当するマギー・モンティースは「『Wilfred』の成功を目にしているので、イライジャとランドールの組み合わせは最高ですよ。2人はケンの実話をきっと面白く映画化してくれるはずです」と抱負を語っている。さらにアインホーン監督も「『The Late Bloomer』は僕がいつも手がけたいと思っている心温まるコメディ作品なんだ。青春時代って大変なもので、どんなに普通の状況ですらかなりのコメディ要素を潜在的に持っているものなんだよ」と続けている。イライジャは、『ホビット 思いがけない冒険』が12月14日(金)に日本公開を控えているほか、1980年のスプラッター作品『マニアック』のリメイク版にも出演しており、現在はジョン・キューザックと共演する心理サスペンス作品『Grand Piano』(原題)を撮影中だ。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年10月04日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する3部作の第1弾『ホビット 思いがけない冒険』の予告編映像が公開された。『ホビット 思いがけない冒険』予告編本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く3部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。全世界の映画ファンがその動向を注視している本作は、すべての撮影を終えた後に、その完成度の高さからスタジオが2部作から3部作への変更を決めたことでも大きな話題を呼んでいる超大作だ。75年前の1937年に原作『ホビットの冒険』が発売されたのと同じ9月21日に解禁された新予告編は、前3部作の世界観とキャラクターを引き継ぎながら、まだ誰も知らない冒険の一端を描いている。映像は、身体は小さいが俊敏で静かに動けるホビット族のビルボの家に、13人のドワーフが押しかけてくる場面から始まる。大きな身体と屈強な肉体、そして忠誠心、誇り、信念のすべてをもつドワーフたちは、なぜか“14番目の旅の仲間”にビルボを指名する。映像は、過酷な旅を続けるビルボたちの姿をダイジェストで紹介しながら、“なぜ、ビルボは旅の仲間になったのか?”を問いかける。決して身体的には強くない平凡な男ビルボはなぜ、この物語の主人公なのか? そこに描かれているドラマは、壮大な景色や手に汗握るアクションに負けないほどの見どころになりそうだ。なお、本予告編映像は、29日(土)から順次、全国の劇場でも上映される予定。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG』2013年12月13日(金)、全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2014年7月18日(金)、全国ロードショー
2012年09月21日ライフスタイルストア「デザインスタジオ ウッド」のオータムコレクションが、8月中旬より開催される。デザインスタジオ ウッドは、30~50代の本物志向なアッパーミドルに、インポート家具、オーダーメイド家具などを提案するショップだ。8月中旬開催される「オータムコレクション」は、スペイン、ベルギーなどのインポート家具を中心とした新商品が多数登場する。木、皮、金属などの天然素材だけが持つ、上質な手触りと温かみを感じて頂けるアイテムがセレクトされている。週末のインテリア巡りに寄りたいショップだ。お問い合わせ:株式会社ウィズ・ワン 公式サイト DESIGN STUDIO WOOODadd.〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-25 1F・B1F営業時間.11:00~20:00
2012年08月10日その壮大さゆえに“映像化不可能”とまで言われた冒険小説の金字塔「指輪物語」を3部作で見事映像化し、世界各国で大ヒットを記録した『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。最終章の公開からおよそ8年、ピーター・ジャクソン監督がそのプロローグにあたるJ.R.R.トールキンのもう一つの傑作小説を、第1部『ホビット 思いがけない冒険』を皮切りに、当初2部作での公開予定から急遽3部作として制作することが決定!第1部の公開に先駆けて、新たな旅の始まりを予感させる本作のポスタービジュアルが披露された。舞台は、フロド・バギンズの“指輪”を巡る旅が描かれた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前の世界。フロドの養父であり、指輪の前の所有者であるビルボ・バギンズを主人公に、彼が国を救うための冒険で指輪を手にする物語が3部にわたって描かれる。今回公開となったのは、その第1部『ホビット 思いがけない冒険』のポスター・ビジュアル。イアン・マッケラン演じる灰色の魔法使い・ガンダルフが、大草原が広がるホビット族の村の中で静かに佇む姿が描かれている。ここにはマーティン・フリーマン扮する主人公ビルボ・バギンズの姿は描かれていないものの、これから待ち受ける“思いがけない冒険”の始まりを予感させる仕上がりとなっている。当初、2部作での公開を予定していた本作だが、ジャクソン監督の意向により急遽3部作となることが正式発表され、海外ではこの新たなシリーズへの期待感が急激に高まっているという。この決定に際し、ジャクソン監督は「1作目、2作目のラフを見てみたが、ストーリーのまとまり具合に非常に満足した。それでも(原作の)『ホビットの冒険』の物語の豊かさと『指輪物語』に登場する内容を考えてみると、一つの疑問が頭をもたげた。つまり、ストーリーをもう少し語ったほうがいいのではないかと。映画製作者として、そしてファンとして我々が導き出した答えは無条件に“yes”だった」と一切の迷いは無かったことを明かす。ガンダルフ役のイアンやビルボ役のマーティンを始め、ケイト・ブランシェット、オーランド・ブルーム、イライジャ・ウッド、そしてゴラム役のアンディ・サーキスまで、『ロード・オブ・ザ・リング』でおなじみのキャラクターが再び登場するのに加え、さらなるボリューム追加の知らせ。新たなるシリーズが、再び映画ファンを壮大なるファンタジーの世界へと連れて行ってくれそうだ。第1部『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日(金)、第2部『ホビットゆきて帰りし物語』は2013年12月13日(金)、第3部は2014年夏に2D/3Dでの公開を予定している。■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURESホビット ゆきて帰りし物語 2013年12月13日より全国にて公開
2012年08月10日『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの愛娘役として出演し、一躍脚光を集めているシャイリーン・ウッドリーが、米インディペンデント映画界で活躍するグレッグ・アラキ監督の最新作『White Bird』(原題)で主演を務めることが決定した。母親が謎の失踪を遂げた、シャイリーン扮する女の子の身に降りかかる数々の出来事を描くという本作。シャイリーンを主演に抜擢したアラキ監督は今後、失踪するヒロインの母親や父親、さらに事件を捜査する刑事などのキャスティングを進める意向だという。本作以外にも、インディーズ作品の『The Spectacular Now』(原題)にも出演する模様のシャイリーンは今後の活躍に期待したい一人。なお、本作のクランクイン予定はまだ分かっていない。■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox
2012年07月02日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、イギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、Fタイプの開発プロトタイプを一般向けに初公開すると発表した。有名なグッドウッド・ヒルを、ジャガーのビークル・インテグリティ責任者、マイク・クロス氏の運転で駆け上がるという。Fタイプはまったく新しく開発されたスポーツカーで、コンセプトモデルとして発表されたC-X16の市販モデル。今年4月のニューヨーク・オートショーで正式に発売が発表された。2012年中に発表した後、2013年に発売するとしている。同車は2シーターのコンバーチブルで、アルミボディを採用し、軽量であることが特徴。C-X16は全長4,445mm、全幅2,048mmと堂々たるサイズで、380馬力を発生するスーパ―チャージャー付きの3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載すると発表されている。こうしたスペックがそのままFタイプに採用されるかは不明。これまで発表されたFタイプの写真はカモフラージュが施されたもので、そのエクステリアさえ明らかにされていない。今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの発表で、Fタイプは初めてそのベールを脱ぐといえる。スペックなどがどの程度発表されるかは不明だが、実際にヒルクライムにチャレンジすると発表されていることから、大まかな動力性能は判明するものとみられる。同イベントはヒルクライムを中心としたモータースポーツイベントで、世界中からスポーツカーファンが集まることで知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日『ホビット 思いがけない冒険』のワールドプレミアがニュージーランドで開催されることが明らかとなった。日本では12月14日(金)より公開予定の同作が、世界公開に先駆けたワールドプレミアを、撮影が行われたニュージーランドの首都・ウェリントンにあるエンバシー・シアターで11月28日(現地時間)に開催するという。同作の監督を務めたピーター・ジャクソンは「撮影の始まったこの地以外で本作のベールを解くことは考えられない」とコメント。ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンの小説を基にしている本作は、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の物語の60年前を描いており、マーティン・フリーマン演じる主人公のビルボ・バギンズが失われたドワーフ王国を邪竜・スマウグから奪還するために冒険に出るというストーリーである。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作にも出演していたイライジャ・ウッド、オーランド・ブルーム、イアン・マッケランは同じ役柄を引き継いでおり、さらにアンディ・サーキス扮するゴラムもモーションキャプチャーを駆使して再登場する。本作は2部作となる予定で、後編『ホビット ゆきて帰りし物語』は2013年12月13日(金)に日本公開される予定。■関連作品:ホビット ゆきて帰りし物語 2013年12月13日より全国にて公開ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES
2012年06月11日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する2部作の前編『ホビット 思いがけない冒険』の最新イメージ画像がこのほど公開された。その他の写真本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く二部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。このほど公開された画像は、主人公ビルボがドアを開け、壮大な冒険へと旅立とうとしている瞬間を捉えたもの。『ロード…』シリーズにも登場した丸い窓とドアのビルボ邸には陽の光が差込み、過酷な冒険へと出かけていく彼の姿を照らしている。また、ドアの向こうには緑豊かなホビット庄の風景が広がっており、シリーズのファンにはたまらないビジュアルに仕上がっている。現在、ワーナー・ブラザース・オフィシャルfacebookでは、ピーター・ジャクソン監督が自ら解説を務める撮影現場レポ―ト映像が公開されており、ジャクソン監督は「ロード・オブ・ザ・リングの世界に戻ることに、実はずっと消極的でした。でも今ではすっかり考えが変わった。映画製作は大変ですが、仲間に恵まれれば楽しくなる。本作品では懐かしいメンバーが再会し、新たな友人たちも加わりました。全員の力を組み合わせるのが楽しみです」と意気込みを語っている。『…思いがけない冒険』は今年12月14日(金)に、後編『…ゆきて帰りし物語』が2013年12月13日(金)に日本公開される。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2013年12月13日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
2012年03月01日ピーター・ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に続いてJ.R.R.トルーキンの原作を映画化する2部作の前編『ホビット 思いがけない冒険』の予告編がこのほど公開された。『ホビット 思いがけない冒険』予告編本作は、それまで“映像化不可能”と言われてきた大著『指輪物語』を実写映画化し、最終章『王の帰還』で米アカデミー賞で11部門を受賞したジャクソン監督とスタッフたちが挑む超大作。『ロード…』の60年前の“中つ国”を舞台に、ホビット族のビルボが、魔法使いのガンダルフ、13人からなるドワーフの一団らと壮大な冒険に出る姿を描く二部作で、マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、イライジャ・ウッド、アンディ・サーキスらが出演する。全世界の映画ファンを熱狂させた『ロード…』3部作から約8年。このほど公開された予告編は、年齢を重ねた後のビルボが若き日に想いをはせる場面で幕を開け、魔法使いガンダフルがビルボを壮大な冒険へと誘うシーンや、彼と旅を共にするドワーフ団の紹介シーンが登場。さらにはドワーフたちの歌に乗せて、本作のシーンの数々が編集されている。本作でも雄大な大自然の映像と、緻密のつくられたCG映像が見事に融合しており、スクリーンにしか存在しない“中つ国”の様子を存分に堪能できる。また、ケイト・ブランシェット演じるエルフのガラドリエルや、イライジャ・ウッド演じるホビットのフロドも登場しており、『ロード…』のファンも見逃せない内容に仕上がっている。本予告編は、14日(土)より順次、全国の劇場でも上映される。『…思いがけない冒険』は今年12月14日(金)に、後編『…ゆきて帰りし物語』が2013年12月13日(金)に日本公開される。『ホビット 思いがけない冒険』12月14日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー『ホビット ゆきて帰りし物語』2013年12月13日(金)、丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年01月10日