「子どもたちに豊かな音楽体験を」という願いの下、2002年にスタートした日本初のこどものためのオーケストラ定期演奏会「東京交響楽団&サントリーホールこども定期演奏会」では、大人たちが通う定期演奏会と同じように、毎回異なる指揮者が登場して年間4回のコンサートが開催される。2019年の最後を飾る第72回定期演奏会(12月15日:サントリーホール)のテーマは「リズム」。東京交響楽団正指揮者の飯森範親と同団首席チェリストの伊藤文嗣の共演でピアソラの『リベルタンゴ』が披露されるほか、「こども奏者」の参加による『美しく青きドナウ』、そしてラヴェルの『ボレロ』といったリズム表現豊かな作品が楽しめる。実は本格的な内容ながら、子供たちが集中してコンサートを楽しめるように、1曲は長くても15分、指揮者やソリストから作品や楽器についてのトークも入るこの公演。全体で約90分のコンサートを、司会の坪井直樹(テレビ朝日アナウンサー)がナビゲート。堅苦しくなく楽しい雰囲気の中で、本物の芸術に触れるひとときを、親子でも、大人だけでも過ごせるコンサートだ。※小学校1年生以上入場可●公演概要12月15日(日)サントリーホール東京交響楽団&サントリーホール「こども定期演奏会」第72回『リズム』
2019年12月10日1947年の創立以来、70年以上に渡ってヨーロッパの主要放送交響楽団の1つとして素晴らしい演奏活動を行ってきたケルン放送交響楽団が、ワルシャワ生まれの名匠マレク・ヤノフスキに率いられて来日する。両者の共演は1983年にまで遡り、2018年2月にはヒンデミット作品集を録音をするなど、関係性は抜群。2018年9月からは待望のベートーヴェン・チクルスを開始し、同時にレコーディングも進めているというのだから楽しみだ。今回はドイツ本国で行われたベートーヴェン・チクルスの勢いをそのまま持ち込むかのような日本公演が期待できる。ソリストには、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールの覇者チョ・ソンジンを迎え、ベートーヴェンの偉大さを知る上で、欠かすことのできない「交響曲」と「協奏曲」の代表曲を披露する。いよいよ間近に迫った2020年の“ベートーヴェン生誕250年”を、より身近に感じさせるステージがこれだ!●公演概要・11月21日(木)東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル・11月25日(月)東京文化会館 大ホール・11月26日(火)サントリーホール 大ホール●マレク・ヤノフスキ (指揮)ワルシャワ生まれ。現代におけるドイツ伝統音楽の巨匠の一人。1939年ワルシャワ生まれ。ドイツで教育を受け、フライブルグ、ドルトムントの歌劇場で音楽総監督を務めた。ドルトムント在任中、その芸術性が高く評価され、ヨーロッパの主要な歌劇場に招かれるようになる。1970年代後半以降、世界の主要な歌劇場のうちヤノフスキが定期的に客演しない歌劇場は一つもないほどになり、その活躍の場はニューヨークのメトロポリタン歌劇場からミュンヘンのバイエルン国立歌劇場へ、シカゴやサンフランシスコからハンブルクへ、ウィーンやベルリンからパリへと広がった。これまでにフランス国立放送フィル音楽監督、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団首席指揮者、ベルリン・ドイツ響第1客演指揮者、モンテカルロ・フィル音楽監督、ドレスデン・フィル首席指揮者、ベルリン放送響芸術監督を務める。ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、ブルックナー、ブラームス、ヒンデミット、および新ウィーン楽派の解釈では世界的に定評があり、この幅広いレパートリーを網羅する多数の優れた録音を残している。2018/2019シーズンには、ドレスデン・フィル、ベルリン・フィル、ケルン放送響、フランクフルト放送響、NDRエルプフィル、ライプツィヒMDR、スイス・ロマンド管、オスロ・フィル、N響、サンフランシスコ響などを指揮予定。現在ヨーロッパと北アメリカの主要なオーケストラで特に高い評価を得ており、楽団を世界的な一流オーケストラへと育て上げる手腕を持つ指揮者としても知られている。●チョ・ソンジン(ピアノ)(C)Harald Hoffmann DG圧倒的な才能と生来の音楽性で、急速に世界的な活躍を繰り広げているチョ・ソンジンは、同世代の中で最も際立つアーティストの一人と認められている。2015年ショパン国際ピアノコンクールで念願の優勝を果たし、国際的な脚光を浴びる。ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、2016年にリリースされた最初のCDには、ノセダ指揮ロンドン響との共演による、ショパンのピアノ協奏曲第1番と4つのバラードが収録されている。2017年にはドビュッシーのソロ・アルバム、続く2018年には、ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管との「モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、ソナタ第3番、第12番」のアルバムがリリースされた。これらのアルバムは、いずれも世界中の批評家たちから非常に高く評価されている。●ケルン放送交響楽団(C)Marek Janowski1947年創立。以来70年以上に渡り、ヨーロッパの主要な放送管弦楽団のひとつとして地位を確立。広大なレパートリー、芸術的完成度をトレードマークとする。大都市ケルンの主要なコンサート・ホールや音楽祭と数多く提携し、海外ツアー、数々のCDのリリースなど、その活動はドイツのオーケストラ界を代表する存在として国際的に重要視されている。1964年より、C.F.ドホナーニ、G.ベルティーニ、S.ビシュコフを、2010/2011シーズンよりユッカ=ペッカ=サラステを首席指揮者に迎える。その指導の下、特にマーラー、ショスタコーヴィチ、R.シュトラウス、ラフマニノフ、ヴェルディ、ワーグナー作品で頭角を現し、世界各国で頻繁にツアーを行うようになった。また多数の現代作品の世界初演を行うことで音楽史に貢献。これまでにストラヴィンスキー、ベリオ、ヘンツェ、シュトックハウゼン、カーゲル、リーム、ヴィトマン、ペンデレツキといった偉大な作曲家が自作を指揮している。さらに、テレビ・ラジオ放送、デジタルメディア、教育プログラムを通してクラシック音楽の普及に邁進している。1983年、指揮者マレク・ヤノフスキと初共演。2018年2月には、ヤノフスキと同団による、ヒンデミット作品を収録したCDがペンタトーンからリリースされた。また2018年9月よりベートーヴェン・チクルスを開始。初めてとなるベートーヴェン作品のレコーディングを進めている。2019年2月ヤノフスキ80歳の誕生日には、ソリストにチョ・ソンジンを迎え、ベルリン・フィルハーモニーでのコンサートを含むドイツ全国のツアーを敢行した。※関連公演・11月21日(木)東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル・11月25日(月)東京文化会館 大ホール・11月26日(火)サントリーホール 大ホール
2019年11月14日来る2020年2月7日(金)から19日(水)、ロシアの巨匠ラザレフ率いる日本フィルハーモニー交響楽団が九州各地を訪れる。県庁所在地7か所全てに加え、小倉、大牟田、唐津の総計10会場で演奏。海外公演にも匹敵する大規模ツアーだ。【チケット情報はこちら】1975年以来、45年目を数える毎年恒例のこの長期遠征は、開催地のホールが主催する公共事業ではない。日本フィルを聴きたい地元の音楽好きが実行委員を組織して、ホールを借り、手弁当で開くコンサートなのだ。指揮者ラザレフと二人三脚で現在の日本フィル復興を成し遂げた平井俊邦理事長いわく、「本当に苦しかったとき、九州の方々が日本フィルを呼んでなんとか助けようと始まりました。訪れる各地に実行委員会があり、1年前から準備を始め、企画、チラシ、チケット販売まで、地元ボランティアと日本フィルが一緒になって作っています」無論、どんなに社会的な意義があろうが、音楽がダメならそれまで。ラザレフと来るならこれ、という地元のリクエストに日本フィルが自信を持って応えたプログラムには、重厚なドイツ音楽の大作と、ボリショイ劇場音楽監督も務めた指揮者が十八番とするロシア音楽とが並ぶ。生誕250年を祝うベートーヴェンの巨大なヴァイオリン協奏曲を独奏する堀米ゆず子は、「譜面は簡単に見えますけど、ひとつの音を間違えても全然ダメになる落とし穴があり、弾きごたえがあります」と意欲満々。これまた超ヘビー級のブラームスのピアノ協奏曲第2番に挑む河村尚子も、「ラザレフさんとの初共演がブラームス第1番で、音楽の大きさ、雄大さ、流れなど、たくさん教えていただきました。ほとんど交響曲のこの曲をラザレフさんと共演でき、とても嬉しいです」聴き逃せないのは、プロコフィエフのバレエ組曲《ロミオとジュリエット》だ。ボリショイ劇場音楽監督を務めバレエ現場を知り尽くしたマエストロは、敢えて劇的な純粋管弦楽曲として再構築する。「プロコフィエフはバレエ音楽から3つの組曲を作り、第2組曲が最も人気があります。私たちは、第2組曲を《ジュリエットの墓の前のロミオ》で静かに終え、間を繋ぎ、最後は《ティボルトの死》で盛り上げます。筋からすると逆ですが(笑)、音楽だけを考えると悪くない」(ラザレフ)その音楽の熱さと精密さが世界でも高く評価され、今や日本発のブランドとなりつつある「ラザレフ指揮日本フィル」、九州各地でも本拠地東京と同じ真剣勝負が繰り広げられる。取材・文章:渡辺和
2019年11月08日交響曲や協奏曲、室内楽に歌曲やオペラなど、手掛けたすべてのジャンルに於いて最高の作品を遺した“クラシック界のレジェンド”ベートーヴェン”の作品群の中でも、ひときわ強い光を放っているのが32曲のピアノ・ソナタだ。第8番「悲愴」、第14番「月光」&第23番「熱情」のいわゆる“3大ソナタ”から、深い人生観が込められた第30番、31番&32番の“最後の3大ソナタ”などなど、32曲のすべてがそれぞれ個性的な表情を持つところがベートーヴェンの凄さだろう。“音楽の旧約聖書”に例えられるバッハの「平均律クラヴィーア曲集」に対し、“音楽の新約聖書”と呼ばれるベートーヴェン「ピアノ・ソナタ全32曲」の深遠な世界に挑むピアニスト河村尚子の「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト」がいよいよ最終回を迎える。プログラムには、前述の“最後の3大ソナタ”が用意され、プロジェクトの大団円に華を添える。この秋公開された映画『蜜蜂と遠雷』の中で、主人公「栄伝亜弥」の印象的な演奏を担った河村尚子だけに、コンサートへの期待は高まるばかりだ。●公演概要11月13日(水)紀尾井ホール●河村尚子(ピアノ)(c)Marco Borggreve兵庫県西宮市生まれ。1986年渡独後、ハノーファー国立音楽芸術大学在学中にヴィオッティ(ヴェルチェリ)、カサグランデ、ゲーザ・アンダなどヨーロッパの数々のコンクールで優勝・入賞を重ねる。2006年には権威ある難関ミュンヘン国際コンクール第2位受賞。翌年、多くの名ピアニストを輩出しているクララ・ハスキル国際コンクールにて優勝を飾り、大器を感じさせる新鋭として世界の注目を浴びる。ドイツを拠点に、ヨーロッパ、ロシア、日本などで積極的にリサイタルを行う傍ら、ウィーン交響楽団、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、ロシア国立交響楽団、モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、バーミンガム市交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団などのソリストに迎えられている。また、「ルール・ピアノ祭」(ドイツ)、「オーヴェール・シュル・オアーズ音楽祭」(フランス)、「ドシュニキ国際ショパン・フェスティヴァル」(ポーランド)、日本では「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」や「東京・春・音楽祭」などの音楽祭に参加。2011年には、ドイツ・ワイマール近郊にあるエッタースブルク城での音楽祭でアーティスト・イン・レジデンスをつとめ、4夜にわたるソロ・リサイタルを開催し、絶賛を博す。室内楽では、ハーゲン・クァルテットの名チェリスト、クレメンス・ハーゲンとのデュオで好評を得ているほか、マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)とロンドン・ウィグモアホール、ラモン・オルテガ・ケロ(オーボエ)とニューヨーク・カーネギーホールにデビューするなど、同世代の実力派アーティストとも積極的な活動を展開している。日本では、2004年小林研一郎指揮東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会でデビュー。以来、パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団を含む日本国内の主要オーケストラと相次いで共演を重ねる一方、ウラディーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団、ファビオ・ルイージ指揮ウィーン交響楽団、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団、マレク・ヤノフスキ指揮べルリン放送交響楽団、イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、山田和樹指揮バーミンガム市交響楽団などの日本ツアーに参加。その他、サー・ロジャー・ノリントン、ユーリ・テミルカーノフ、アレクサンドル・ラザレフなど多くの指揮者から度々再演の指名を受けている。現在、2019年の日本デビュー15周年に向けて、2年にわたり「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト」に取り組み、自ら厳選した14のソナタを全4回のリサイタルで披露している。2009年、名門RCA Red Sealレーベルより「夜想 (ノットゥルノ)~ショパンの世界」てメジャー・CDデビュー。 2011年9月、セカンド・アルバム「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&シューマン:フモレスケ」をリリース、各誌で特選盤に選定される。2013年秋、サード・アルバム「ショパン:バラード」のリリースを経て、2014年秋には、プラハ・ルドルフィヌムでのチェコ・フィルとの定期演奏会、およびドイツ・エルマウ城でのクレメンス・ハーゲンとの演奏会をライヴ収録した「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ」をリリースした。2018年には4年ぶりのソロ・アルバム「ショパン:24の前奏曲&幻想ポロネーズ」をリリースし、2019年4月、「月光」「悲愴」を含む待望のベートーヴェンCDをリリースする。その他のレコーディングとして、ソロでは仏ディスコヴェール(2002年/同レコーディン具はXRCD化され、日本伝統文化振興財団より2012年6月に再発売された)、独アウディーテ(2004年)、ルール・ピアノ音楽祭エディション(2008年/ライヴ録音)が、また日本コロムビアからシューマンのピアノ五重奏曲(2010年/トッパンホール)、京響レーべルからラフマニノフのパガニーニ狂詩曲(2009年/広上淳一指揮京響との共演)、独コヴィエロ・クラシックからモーツァルトのピアノ協奏曲第21番(2014年/ボストック指揮アルゴヴィア・フィルとの共演)がリリースされている。また、国際ピアノ・コンクールにおける若者たちの群像劇をリアルに描いた、作家・恩田陸の直木賞受賞小説を原作とした映画『蜜蜂と遠雷』(2019年10月公開)では主人公・栄伝亜夜のピアノ演奏を担当し話題をさらっている。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞、新日鉄音楽賞 、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞、ホテル・オークラ賞を受賞。これまで、ウラディーミル・クライネフ、澤野京子、マウゴルジャータ・バートル・シュライバーの各氏に師事。現在、 ドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学教授、東京音楽大学特任講師。
2019年11月06日今年もウィーン・フィルがやってきた!東京の秋の音楽界恒例の「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」が開幕。この来日に合わせて、ウィーン楽友協会が所蔵するさまざまな音楽史料を集めた展覧会「音楽のある展覧会」が、11月2日、ホテルオークラ東京で始まった(主催:サントリーホール、協力:ウィーン楽友協会ほか)。一般公開に先立って行なわれた開会セレモニーと内覧会に訪れた。【チケット情報はこちら】今年は日本オーストリア友好150周年という節目の年。開会セレモニーには、ウィーン楽友協会総裁のトーマス・アンギャン氏や同アルヒーフ室長のオットー・ビーバ博士はもちろん、在日オーストリア大使のフーベルト・ハイッス氏や在オーストリア日本大使の小井沼紀芳氏も出席して、この企画が両国にとって大きな意義のあるものであることをあらためて感じさせた。楽譜や写真、絵画など、展示されているさまざまな史料は、150年前からの両国間の音楽面での交流や、当時のウィーンの音楽界の様子を身近に感じさせるものばかり。1869年、外交関係が結ばれて初めて来日したオーストリア使節団が持参した贈り物の中に、ベーゼンドルファーのグランドピアノがあったことが当時のカタログでわかる。両国の交流には、最初から「音楽」があったのだ。そして音楽ファンならやはり大作曲家たちの自筆譜には目が釘付けになる。ブラームスのクラリネット五重奏曲、ブルックナーの交響曲第8番、リストのピアノ4手のための「エレジー」、ヴォルフの歌曲「炎の騎士」、マーラーの交響曲第2番「復活」、ヨハン・シュトラウスII世のオペラ「騎士パズマン」。もちろんすべてオリジナルの本物だ。マーラーの「復活」は、数年前にサザビーズのオークションで、楽譜としては史上最高額の6億円超で匿名の入札者が落札したというニュースが大きな話題になったが、ということは、落札者はやっぱりウィーン楽友協会?また、日本人として初めてウィーン楽友協会音楽院(現ウィーン国立音楽大学)に留学したヴァイオリニスト幸田延の在籍簿など、この展覧会ならではの展示もじつに興味深い。期間中には会場内で、ビーバ博士らによるギャラリートークや、ウィーン・フィル・メンバーによるギャラリーコンサートも開かれるので(有料)、詳細は展覧会のサイトでご確認を。なお同時開催の特別写真展「素顔のウィーン・フィル」は、写真家の市川勝弘氏が10年間にわたってサントリーホールのバックステージで撮り続けた団員たちのポートレート展。ステージ上でおなじみの面々がリラックスした様子でとらえられていて、その豊かな表情にこちらも思わず笑顔になる幸せなショットの数々。ダイワハウス スペシャル「音楽のある展覧会」は11月17日(日)まで。ホテルオークラ東京・別館地下2階アスコットホールで。観覧券1,000円。取材・文:宮本明
2019年11月05日今年2月の来日公演でクラシック界を席巻した、クルレンツィス指揮ムジカエテルナの再来日公演が決定した。今回は2020年のベートーヴェン生誕250周年を祝い、初来日となる「ムジカエテルナ合唱団」を率いて、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」を披露する他、盟友パトリツィア・コパチンスカヤとの「ヴァイオリン協奏曲」などのベートーヴェン・プログラムを披露する。いやはやこれは絶対に聴き逃がせない。ベートーヴェンイヤー最大の衝撃公演になりそうだ。●公演予定2020年4月13日(月)19時日本・東京 / サントリーホールベートーヴェン : 交響曲第9番ニ短調 op.125「合唱付」主催:KAJIMOTO2020年4月14日(火)19時日本・東京 / サントリーホールベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61(Vn:パトリツィア・コパチンスカヤ)ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92主催:KAJIMOTOand More……!※ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125「合唱付き」のソリスト及び、各公演チケット料金、発売日等は決定次第発表予定。●テオドール・クルレンツィスTeodor Currentzis/ムジカエテルナmusicAeternaテオドール・クルレンツィスTeodor Currentzis/ムジカエテルナmusicAeternaムジカエテルナ・オーケストラとムジカエテルナ合唱団の創設者および芸術監督。ムジカエテルナ・オーケストラは、2011年から2019年までペルミ国立歌劇場のレジデント・オーケストラとして活動していたが、2019年7月に同劇場から独立。クルレンツィスは同劇場の芸術監督を退任し、現在は独立した民間オーケストラとなったムジカエテルナと共に、さらなる高みを目指し精力的に活動を展開している。ムジカエテルナを率いてヨーロッパ中でツアーを行っており、ベルリンのフィルハーモニー、フィルハーモニー・ド・パリ、バーデン・バーデン祝祭劇場、ミラノ・スカラ座、マドリード・オーディトリアムなどで演奏している。ザルツブルク音楽祭への出演は恒例になっており、2017年にピーター・セラーズの新演出で指揮した《皇帝ティートの慈悲》は、翌年オランダ国立歌劇場でも上演され、これがクルレンツィスのオランダ・デビューとなった。また、同音楽祭で行われた2018年のベートーヴェンの交響曲全曲チクルスは、5回のコンサートがすべて完売となり、さらに2019年にピーター・セラーズが演出を手がけ、フライブルク・バロック・オーケストラとムジカエテルナ合唱団と共演した《イドメネオ》は大好評を博した。クルレンツィス指揮ムジカエテルナは、2018年にBBCプロムスにデビュー、2019年2月に東京と大阪で公演を行い日本デビューを果たした。今シーズンには、ニューヨークのザ・シェッドにて映像作家ジョナス・メカスの晩年の作品を用いたヴェルディの《レクイエム》が予定されており、これが彼らのニューヨーク・デビューとなる。2018/19年シーズンよりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者に就任。初年度には本拠地シュトゥットガルトでマーラーの交響曲第3番、第4番、チャイコフスキーの交響曲第5番、ショスタコーヴィチの交響曲第7番を指揮したほか、ツアーではウィーンのコンツェルトハウス、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、ケルンのフィルハーモニーなどで演奏した。同シーズンの最後は、ザルツブルク音楽祭でショスタコーヴィチの交響曲第7番を披露して初年度を締めくくった。2019/20年シーズンには、シュトゥットガルト放送交響楽団とのスペイン、イタリア、フランス・ツアーを行う。2019年11月には、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団へのデビューが決まっており、ムジカエテルナ合唱団を率いてヴェルディの《レクイエム》を指揮する予定である。クルレンツィスのこれまでの活動のハイライトとして、2016/17年シーズンにウィーン楽友協会のレジデント・アーティストに就任して共演したウィーン交響楽団、カメラータ・ザルツブルク、ムジカエテルナとの公演、ディアギレフ・フェスティバルとペルミ国立歌劇場、さらにヨーロッパ各地で演奏したブラームス「ドイツ・レクイエム」(マーラー・チェンバー・オーケストラ、ムジカエテルナ合唱団と共演)、ベリオのバレエ音楽《コロ》(マーラー・チェンバー・オーケストラとのツアー)、ザルツブルク音楽祭での《皇帝ティートの慈悲》とモーツァルト《レクイエム》、バリー・コスキー演出のヴェルディ《マクベス》(チューリヒ歌劇場/2016)、ボーフムのルール・トリエンナーレでのワーグナー《ラインの黄金》(ムジカエテルナと共演/2015)、チャイコフスキー《イオランタ》とストラヴィンスキー《ペルセフォーヌ》のマドリード初演(2012)および両作品のエクサンプロヴァンス音楽祭での再演(2015)、マドリードでのパーセル《インドの女王》(2012)、チューリヒでのショスタコーヴィチ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》(2012)、ブレゲンツ音楽祭でのヴァインベルク《パサジェルカ》(ウィーン交響楽団と共演、2010)などが挙げられる。ペルミ国立歌劇場の芸術監督在任中には、フィリップ・エルサン《トリスティア》(2016)、ドミトリー・クルリャンツキーのオペラ《ノスフェラトゥ》(2014)、アレクセイ・シュマクのオペラ《カントス》(2016)、セルゲイ・ネフスキーのヴァイオリン協奏曲(2015)など数々の重要な委嘱作品を発表した。クルレンツィスはムジカエテルナと共にソニー・クラシカルと専属録音契約を結んでおり、これまでに『モーツァルト:フィガロの結婚』『同:コジ・ファン・トゥッテ』『同:ドン・ジョヴァンニ』『ストラヴィンスキー:結婚』『チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲』(共演:パトリツィア・コパチンスカヤ)、『チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」』『マーラー:交響曲第6番「悲劇的」』などをリリースしている。それ以前には、アルファ・レーベルより『ショスタコーヴィチ:交響曲第14番』『モーツァルト:レクイエム』『パーセル:ディドとエネアス』、ハルモニア・ムンディより『ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲』(マーラー・チェンバー・オーケストラ/アレクサンドル・メルニコフ)を発表している。2016年の『ストラヴィンスキー:春の祭典』(ソニー・クラシカル)は、エコー・クラシック・アワードの年間最優秀交響楽録音賞(20・21世紀音楽部門)、2017年の『パーセル:インドの女王』(DVD/ブルーレイ、ソニー・クラシカル、共演:ムジカエテルナ、演出:ピーター・セラーズ)は、エコー・クラシック・アワードを受賞している。2015年には兄弟であるファンヘリーノ・クルレンツィスと共にバクで開催されたヨーロッパ競技大会オープニング・セレモニーのサウンドトラックを作曲し、この録音がエミー賞(音楽演出・作曲部門)にノミネートされた。2008年には、ロシア連邦友好勲章を受章。2016年には、ドイツのアルフレート・テプファー財団からカイロス賞を贈られている。同年、オペルンヴェルト誌は、チューリヒ歌劇場で指揮した《マクベス》に対し、クルレンツィスを“ベスト・コンダクター・オブ・ザ・イヤー”に選出した。クルレンツィスは、ロシアの権威ある“黄金のマスク演劇賞”を7度受賞しており、最近では、2017年のペルミ国立歌劇場でのロバート・ウィルソン演出《椿姫》でベスト・オペラ・コンダクター賞に輝いた。この他にも、《インドの女王》(2015)、《コジ・ファン・トゥッテ》(ペルミ国立歌劇場、2013)、《ヴォツェック》(ボリショイ劇場/2011)がベスト・オペラ・コンダクター賞を受賞しているほか、《シンデレラ》(2007)は“プロコフィエフ音楽の見事な演奏”、《フィガロの結婚》(2008)は“真の演奏における抜群の成果”と称された。2006年、クルレンツィスは古楽の知識と情熱に現代音楽作曲家たちとニュー・ミュージックを組み合わせ、モスクワでテリトリア現代芸術フェスティバルを立ち上げた。この音楽祭はたちまち話題となり、今やモスクワでもっとも漸進的で権威あるフェスティバルへと発展した。また、2012年より国際ディアギレフ・フェスティバルの芸術監督に就任。ディアギレフの出生地であるペルミで開催している。ギリシャ生まれ。ロシアへ移住した1990年代はじめ以来、クルレンツィスにとってロシアは第二の故郷となっている。リムスキー=コルサコフ記念サンクトペテルブルク国立音楽院では、オデュッセウス・ディミトリアディス、ワレリー・ゲルギエフ、セミヨン・ビシュコフらを育てたイリヤ・ムーシンのもとで指揮を学んだ。●パトリツィア・コパチンスカヤPATRICIA KOPATCHINSKAJA(ヴァイオリン)パトリツィア・コパチンスカヤPATRICIA KOPATCHINSKAJA(ヴァイオリン)東欧のモルドヴァ出身。“ヴァイオリン界でもっとも独特な声をもつ者のひとり”と称される。パトリツィア・コパチンスカヤの他に類をみないアプローチは、多様なレパートリーで活かされており、バロックおよび古典派作品のガット弦による演奏から、新作の初演や現代曲の再演に至るまで、その活動は実に幅広い。屈指の指揮者・オーケストラと共演を重ねてきたコパチンスカヤにとって、引き続き2018/19年はエキサイティングなシーズンとなる。シーズン冒頭には、ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団と初共演する。このほか、バイエルン州立管弦楽団、キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏会や、ハインツ・ホリガー指揮バーゼル室内管弦楽団とのヨーロッパ・ツアーも予定されている。さらにアメリカではクリーヴランド管弦楽団にデビューし、ペーテル・エトヴェシュ作曲《ヴァイオリンと管弦楽のための「セヴン」》を演奏する。テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナの日本ツアーでは、チャイコフスキーの《ヴァイオリン協奏曲》の独奏を任される。デュオのパートナーであるピアノ奏者ポリーナ・レシェンコとは、アルバム『Deux~ヴァイオリンとピアノのための作品集』(Alpha)をリリース。レシェンコとのデュオ演奏を、今シーズンにアメリカと日本で初披露する。2014年から米ミネソタ州のセントポール室内管弦楽団のアーティスティック・パートナーを務めてきたコパチンスカヤは、2018年に同団との録音『シューベルトの「死と乙女」』(Alpha)でグラミー賞に輝いた。2017年には、スイス政府文化局が傑出した才能やイノヴェーションを称えるスイス・グランド・アワードの音楽部門を受賞する栄誉に浴した。2017/18年シーズンには、“アルティスト・エトワール”(スター・アーティスト)として招待されたルツェルン・フェスティバルで、自身の新プロジェクト“ディエス・イレ”(怒りの日)を世界初演。このプロジェクトは、コパチンスカヤが音楽監督を務めるカリフォルニアのオーハイ音楽祭で、今夏に北米初演された。さらに、マルクス・ヒンターホイザーとカメラータ・ザルツブルクとの共演でザルツブルク音楽祭に出演し、ウストヴォーリスカヤならびにハルトマンの作品を演奏した。●ムジカエテルナ合唱団musicAeterna chorus (Russia)ムジカエテルナ合唱団musicAeterna chorus (Russia)芸術監督:テオドール・クルレンツィス 首席合唱指揮者:ヴィタリー・ポロンスキー・テオドール・クルレンツィスによって2004年にノヴォシビルスクで創設され、2011年から2019年までペルミ国立歌劇場のレジデント・コーラスとして活動した。2019年9月に同歌劇場から独立し、民間の合唱団として新たな一歩を踏み出した。さまざまな様式、時代の楽曲を擁する幅広いレパートリーを誇るムジカエテルナ合唱団は、ヨーロッパおよびロシアのバロック作品にはじまり、18世紀から20世紀のロシア合唱曲、さらにオペラ・レパートリーや現代の委嘱作品に至るまで、多彩なプログラムを演奏している。ペルミ国立歌劇場のレジデント・コーラスとして演奏した作品には、新演出のモーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》(2011)、《フィガロの結婚》(2012)、《ドン・ジョヴァンニ》(2014)、パーセル《インドの女王》(2013)、オッフェンバック《ホフマン物語》(2015)、ボロディン《イーゴリ公》(2015)、ヴェルディ《椿姫》(2016)、プッチーニ《ボエーム》(2017)などがある。ムジカエテルナ合唱団のために書かれた委嘱作品も多く、これまでにドミトリー・クルリャンツキーのオペラ《ノスフェラトゥ》(2014)、フィリップ・エルサン《トリスティア》(2015)、アレクセイ・シュマクのオペラ《カントス》(2016)などの世界初演を行っている。ソニー・クラシカル・レーベルと専属録音契約を結んでおり、2012年以来、『モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」』(2014年2月リリース、ドイツ・レコード批評家賞、エコー・クラシック・アワードの年間最優秀録音賞)、『モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」』(2014年リリース、2015年のオペルンヴェルト誌の年間最優秀CD賞)、『ストラヴィンスキー:春の祭典』(2016)、『ラモー:輝きの音』(2014)を発表している。2013年にクルレンツィスが指揮し、ピーター・セラーズが演出を手がけたパーセルの《インドの女王》は、ソニー・ミュージックが撮影し、2016年にDVDとしてリリースされた。ムジカエテルナ合唱団は、ヴァンサン・デュメストル、アンドレス・ムストネン、ポール・ヒリアー、ラファエル・ピション、アンドレア・マルコン、ジェレミー・ローレルらを客演指揮者に迎え、定期的に共演している。世界各地でツアーを行っており、モスクワ、サンクトペテルブルク、ベルリン、アテネ、パリ、リスボン、ハンブルク、フェラーラ、ミュンヘン、ケルン、クラクフなどで演奏している。また、著名な国際音楽祭への出演も多く、ブリュッセルのクララ・フェスティバル、エクサンプロヴァンス音楽祭、ルツェルン・フェスティバル、モスクワの黄金のマスク演劇祭などから定期的に招かれている。ザルツブルク音楽祭には、ピーター・セラーズ演出のモーツァルト《皇帝ティートの慈悲》(2017)と《イドメネオ》(2019)で参加した。2019年には、ニューヨークのザ・シェッドでヴェルディ《レクイエム》を演奏してのアメリカ・デビューが決まっている。
2019年11月02日音楽の都ウィーンから、世界最高峰のオーケストラがやってくる。「日本オーストリア友好150周年」のメモリアルイヤーとなる今年の来日公演を担うシェフは、ドイツの巨匠クリスティアン・ティーレマンと、南米出身の若手のホープ、アンドレス・オロスコ=エストラーダだ。ソリストとして参加する名手イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)の妙技とともに、伝統に裏打ちされた音楽の素晴らしさをこの機会に是非体験しておきたい。東京では、サントリーホールでのコンサートとともに、「日本オーストリア友好150周年」にちなんだ特別展覧会「音楽のある展覧会」がホテルオークラ東京 別館で開催される(11月2日〜17日)。こちらでは、ウィーン楽友協会アルヒーフ展「19世紀末ウィーンとニッポン」や、特別写真展「素顔のウィーン・フィル」など、音楽好き&ウィーン好きには見逃せない貴重な展示が体験できる。まさに“芸術の秋”ここに極まる。(c)Terry Linke●公演概要・11月5日(火)サントリーホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月6日(水)ミューザ川崎シンフォニーホール(アンドレス・オロスコ=エストラーダ)・11月7日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月10日(日)フェスティバルホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月11日(月)サントリーホール(クリスティアン・ティーレマン)・11月13日(水)サントリーホール(アンドレス・オロスコ=エストラーダ)・11月15日(金)サントリーホール(クリスティアン・ティーレマン)※イェフィム・ブロンフマンの出演は、11/6、11/13●クリスティアン・ティーレマン(指揮)ベルリン生まれ。ベルリン・ドイツ・オペラ、ミュンヘン・フィルの音楽総監督を歴任したのち、2012年よりシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者、13年にザルツブルク・イースター音楽祭の芸術監督に就任。15年からはバイロイト音楽祭の音楽監督を務める。ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトへボウ管、ロンドン響、シカゴ響をはじめ、世界中の主要オーケストラと共演を重ねている。またウィーン・フィルとは19年のニューイヤー・コンサートを指揮したほか、ベートーヴェン交響曲全曲録音を行うなど、密接な関係を築いている。ロンドン王立音楽院の名誉会員、15年にはリヒャルト・ワーグナー協会よりリヒャルト・ワーグナー賞を授与された。●アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)1977年コロンビア生まれ。ウィーン国立音楽大学で指揮を学び、2004年、ウィーン楽友協会で急遽指揮することとなったウィーン・トーンキュンストラー管の公演が「ウィーンの奇跡」と称賛され、一躍国際的注目を浴びる。その後、同楽団の首席指揮者、バスク国立管首席指揮者を歴任。14年にフランクフルト放送響音楽監督に就任。同時期に、ヒューストン響音楽監督に就任。15年よりロンドン・フィル首席客演指揮者を務める。現在までに、ウィーン・フィル、ミュンヘン・フィル、ゲヴァントハウス管、マーラー・チェンバー・オーケストラ、ロンドン響、フランス国立管など主要なオーケストラと共演を重ねている。●イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)旧ソ連タシュケント生まれ。イスラエルとアメリカでピアノを学び、その確かなテクニックと優れた解釈は高い評価を受けている。バレンボイム、ブロムシュテット、ムーティ、ゲルギエフ、ヤンソンスなどの指揮者、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、そしてウィーン・フィルをはじめとする世界中のオーケストラと共演を重ね、厚い信頼を得ている。1991年エイヴリー・フィッシャー賞を受賞。ソロ、室内楽、オーケストラとの共演によるCD、DVDも数多くリリースされており、97年にはエサ=ペッカ・サロネン指揮ロサンゼルス・フィルとの録音がグラミー賞を獲得。2015年にマンハッタン音楽学校より名誉博士号を授与された。●ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団(c)Lois Lammerhuberウィーン・フィルの歴史は、1842年、O. ニコライの指揮で行われたコンサートで幕を開ける。当初のコンサートは不定期であったが、1860年エッケルトの指揮で第1回の定期演奏会が開かれ、以来今日まで続けられている。常任指揮者は初代のニコライからエッケルト、デッソフ、リヒター、ヤーン、マーラー、ヘルメスベルガー、ヴァインガルトナー、フルトヴェングラー、クラウスと受け継がれ、1933年からは常任指揮者を置かず、客演指揮者によるコンサートを行っている。フルトヴェングラー、E. クライバー、ワルターなど20世紀のオーケストラの伝統を築いた巨匠たちをはじめ、ショルティ、アバド、C. クライバー、メータ、小澤征爾などの名指揮者が指揮台に立っている。1898~1901年音楽監督を務めたマーラーをはじめ、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、J. シュトラウスII世、ブラームス、R. シュトラウスなどが、時には指揮者またはソリストとして共演し、自らの作品を世に送り出した。
2019年11月01日10月になると、街やお店でハロウィーンの飾りつけが増えてきますね!家族や友達と集まってパーティーを楽しむという人も多いのではないでしょうか。そこで、ハロウィーン気分を盛り上げる簡単でかわいい、押し寿司とすまし汁のレシピを紹介します。洋食だけじゃない!和風ハロウィーンメニュー見ているだけでも楽しい、ハロウィーンの飾りつけ。この時期限定デザインのお菓子や食べ物もかわいいですよね。今回は、洋食が苦手な息子のために、ハロウィーンの和風メニューを考えました。おばけカボチャの飾り押し寿司【材料】・スモークサーモン・・・1パック(約100g)・海苔・・・適量・ごはん・・・1合(酢飯のもと)・酢・・・大さじ2・砂糖・・・大さじ1・塩・・・小さじ1【作り方】1.酢飯のもとを混ぜ合わせ、炊きたてのご飯に混ぜて冷まします2.牛乳パックなどの型を使って楕円形に形を整えていきます。牛乳パックがない場合は、厚めの紙にラップを巻いて代用できます3.ごはんを半分詰めて抑えたら、お好みで間に具材を挟んでも楽しいです。具材は焼き鮭、昆布、とびっこなどがおすすめ4.残り半分のごはんをのせて上から押さえつけて、スモークサーモンをかぶせラップで包み込むようにしながら押さえつけます5.かぼちゃオバケの顔になるように海苔を貼りつけたら完成大人数で食べる用に、大きなサイズで作りたいときは、材料を倍量にして作ってください。おばけが浮かび上がるすまし汁【材料】(4人分)・水・・・500ml・白だし・・・大さじ2・かまぼこ・・・1/2本・カボチャ・・・約50g・小ネギ・・・適量【作り方】1.カボチャは1㎝角に切ります2.水と白だし、カボチャを火にかけます3.沸騰したら弱火にして、オバケの形にくり抜いたかまぼこと小ネギを入れて完成オバケの型は100円ショップで購入したものです。型がなければ、調理ばさみで好きな形に切り抜いてください。かまぼこの代わりにはんぺんを使ってもおいしいです。いろいろなアレンジができる飾り押し寿司は、とても簡単に作れるので、親子クッキングにもおすすめ。子どもと一緒にハロウィーン料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。黒米を使えば、ごはんの色でハロウィーンの演出をすることもできます。おじいちゃん、おばあちゃんも喜ぶ和風ハロウィーン。ぜひみなさんも試してみてくださいね!<文・写真:ライターやまさきけいこ>
2019年10月23日今を遡ること20年前の1999年。NHKのドキュメント番組によってにわかに巻き起こったフジコ・ヘミング現象は本当に凄かった。しかし、クラシック界を席巻したこのブームも、他の現象と同様、時の経過とともに忘れ去られてしまのではと思われた方も多いのではないだろうか。しかし20年を経過した今もフジコ・ヘミングは健在だ。それどころか、今も世界各地からリサイタルのオファーが届き、年間70回近くものコンサートをこなしているというのだから素晴らしい。そのフジコが、MDRライプツィヒ放送交響楽団と共演する。1923年に創設されたこのオーケストラの歴代指揮者には、古くはカール・シューリヒトやヘルマン・アーベントロートといった巨匠たち、そして近年においては、イタリアのファヴィオ・ルイージや、日本でもお馴染みの準・メルクルなどの名匠が名を連ね、現在はクリスチャン・ヤルヴィが音楽監督を務めるというドイツ屈指の名門だ。プログラムには、映画『みじかくも美しく燃え』に使われたことでも有名なモーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」のほか、“フジコの代名詞”と言えそうなリストの「ラ・カンパネラ」が用意されるなど、ファン必聴のステージに期待がかかる。もちろん注目の指揮者クリスチャン・ヤルヴィが手掛けるベートーヴェンの「交響曲第5番『運命』」やバッハ(メンデルスゾーン編曲)の管弦楽組曲にも興味津々。名曲名演奏に浸る素敵な時間が過ごせそうだ。●公演概要10月26日(土)神戸国際会館こくさいホール10月31日(木)神奈川県民ホール大ホール11月3日(日・祝)東京文化会館大ホール
2019年10月22日ザ・プリンス パークタワー東京よりハロウィーン限定のチョコレートが登場。2019年10月18日(金)から31日(木)までの期間、館内1階「ザ ショップ アット ザ パーク(THE SHOP at the Park)」にて販売される。今回ハロウィーン限定として登場するチョコレートは「ハロウィーンハンドバッグ」と「ハロウィーンパレード」の2種。「ハロウィーンハンドバッグ」は、「ザ ショップ アット ザ パーク」で人気のハンドバッグ型チョコレートをハロウィーン仕様にアレンジ。オレンジ色の繊細な模様のバッグの中には、パチパチとはじけるキャンディー入りチョコレートを入れた。外側に施した、おばけやかぼちゃモチーフの装飾もユニークだ。また、キュートな表情のお化けが目を惹くチョコレート「ハロウィンパレード」は、それぞれのお化けに、キャラメルピーカンナッツ、ココアピーカンナッツ、あまおうアマンド、ギモーブ、小粒のチョコレートをイン。バラエティ豊かな味わいを楽しむことが出来る。【詳細】ザ・プリンス パークタワー東京 ハロウィーン限定チョコレート販売期間:2019年10月18日(金)~31日(木)販売場所:ザ・プリンス パークタワー東京 1階「ザ ショップ アット ザ パーク」販売時間:10:00~20:00住所:東京都港区芝公園4-8-1価格:ハロウィーンハンドバッグ 8,000円(税込)、ハロウィーンパレード 5,000円(税込)【予約・問い合わせ先】ザ・プリンス パークタワー東京TEL:03-5400-1111(代表)
2019年10月20日もともと欧米文化のハロウィーン。日本ではそのルーツにはあまり馴染みはありませんが、習慣としては日本のお盆に似ているそうです。今回、2019年10月4日(金)から東京ドームシティにて開催されている「和ハロウィーン」は、お化けと盆踊りをしたり、最新技術を使ったVR体験など楽しみが盛りだくさん。皆さんも日本ならではのハロウィーンを体験してみてはいかがでしょうか。お化けと楽しむ「盆踊りハロウィーン」ハロウィーンの起源であるケルト人のお祭りでは、先祖の霊が現在の家族に会いに来る習慣があるそうです。日本のお盆に近いことから生まれたこの「盆踊りハロウィーン」。鈴の音が聞こえてくると、ゆらりゆらりとお化けたちが現れます。今回のために書き下ろされた「ニッポンハロウィーン音頭」。欧米のハロウィーンを思わせつつ、和のテイストをうまく落とし込んだ踊りやすい曲になっています。VR×リアル恐怖体験「怨霊の金縛り屋敷」寝ながら体験する新感覚金縛りホラー。立体音響や臨場感ある振動装置を駆使した、リアリティあふれるホラー体験はあなたの現実と虚構の感覚を狂わせるでしょう。恐怖のVR世界にのめりこみすぎないよう気をつけてくださいね…懐中電灯が唯一の頼り…「お化け屋敷の深夜巡回」舞台は真夜中のお化け屋敷。あなたは警備員として懐中電灯を握り、館内を見回ってこなければいけません。懐中電灯1つの巡回作業は想像を超える緊張感。真っ暗闇に潜むのはいったい何なのでしょうか。「ひゅ〜どろ和ハロウィーンクレープ」でひと休み「和」にこだわった、和ハロウィーン限定メニュー。紫芋のアイスの上にはお化けチップスがトッピングされています。黒ゴマソースが暗闇感を醸し出す、他では味わえない特別なクレープをどうぞ。みんなで楽しむ「和ハロウィーン」いかがでしたでしょうか。会場には縁日もあり、ハロウィーンを楽しむためのイベントがたくさん。家族や恋人、友人と来ても楽しめます。新しい日本のハロウィーンをあなたも体験してみてはいかがでしょうか。イベント情報イベント名:和ハロウィーン催行期間:2019年10月04日 〜 2019年11月17日住所:〒112-0004 東京都文京区後楽1-3-61
2019年10月14日音楽監督の英国人指揮者ジョナサン・ノットが任期7シーズン目を迎える2020年度の東京交響楽団(東響)。すでに9月に発表されていた来季ラインナップについて、ノットも出席して記者会見を開いた(10月8日・ミューザ川崎)。【チケット情報はこちら】「これまでのシーズンを振り返り、そしてこれからの7年間を見据えて、私にとって大事なものをミックスして、ひとつに結晶させたようなプログラムを組んだ」(ノット)そのハイライトは2020年10月のワーグナー《トリスタンとイゾルデ》で決まりだろう。昨年まで3年連続で上演して好評を得たモーツァルトのダ・ポンテ三部作に続く、演奏会形式でのオペラ上演となる。東京定期(サントリーホール)と川崎定期(ミューザ川崎)で、第1幕と第2&3幕に分け、それぞれ中5日で上演する。じつはノットは息子さんに「トリスタン」と名付けたというほど、思い入れの強い作品なのだ。ノットは、この演奏会形式というスタイルが大好きなのだと語る。「オーケストラと歌手がステージ上でやり取りしてひとつの音楽を作り出せるのはとてもエキサイティング。ひとつだけ問題は音量。ピットよりも抑えて演奏しなければならないので、難しい技術が求められる。しかし東響は、深みのあるmfやmpで、見事に歌手と対峙することができる。そこから生まれる、音量ではないパワーをを楽しんでいただけると確信している」題名役のトリスタンにブライアン・レジスター(テノール)、イゾルデにリサ・リンドストローム(ソプラノ)という、ワーグナー歌手として注目を集めるふたりを招聘する。演出がカウンターテナーの彌勒忠史というのも注目ポイント。声楽ファンには、2020年4月のウォルトン《ベルシャザールの饗宴》も見逃せない。合唱はノットが「この合唱に自信がある」と信頼を寄せる東響コーラス。日英交流年(UK in JAPAN 2019?2020)のスペシャル・プログラムで、十八番の英国音楽に、いまや日本を代表する藤倉大を組み合わせた。藤倉は英国在住。ノットとも周知の友人だ。同じ4月には、継続中のベートーヴェン交響曲シリーズが完結する。交響曲第2番にストラヴィンスキー《カルタ遊び》と、酒井健治のヴァイオリン協奏曲(独奏=辻彩奈)を組み合わせたプログラムも、ノットの面目躍如。邦人作曲家でいえば、ノットが矢代秋雄のピアノ協奏曲(独奏=小菅優)を振るのは実にうれしい(2020年11月/ブルックナーの交響曲第6番と)。客演指揮者陣も多彩。イタリア若手三羽烏のひとりミケーレ・マリオッティや、昨年東響で日本デビューのマキシム・エメリャニチェフ、2度目の定期登場のリオネル・ブランギエ、そして今年9月のブザンソン国際指揮者コンクールの覇者・沖澤のどかなど、中堅から新人まで若い力の積極的な起用も、近年の東響の勢いを感じさせる。楽しみなラインナップの全貌は、ぜひ楽団のホームページでご確認を。取材・文:宮本明
2019年10月09日クラシックの盛んなイギリスに於いて、“現在最もエキサイティングな指揮者”と讃えられるロビン・ティチアーティが来日公演を行う。2014年に、31歳の若さでイギリス伝統の音楽祭「グラインドボーン音楽祭」の監督に就任するなど、躍動感溢れる指揮ぶりと聴衆を魅了する音楽性によって、その評価はうなぎのぼりだ。今回は、2017年に音楽監督に就任したドイツの名門、「ベルリン・ドイツ放送交響楽団」を率いての来日公演となるのだから楽しみだ。しかも同公演に随行するソリストの顔ぶれがものすごい。三浦文彰(ヴァイオリン)、辻井伸行(ピアノ)、服部百音(ヴァイオリン)、森麻季(ソプラノ)、反田恭平(ピアノ)、高木綾子(フルート)、吉野直子(ハープ)と、日本のトップ奏者を散りばめた陣容は豪華絢爛。どれも聴き逃がせない公演のオンパレードだ。中でも注目は、10月9日に東京オペラシティコンサートホールで開催される森麻季との共演。リヒャルト・シュトラウスの『ドン・ファン』&『4つの最後の歌』とマーラーの交響曲第1番「巨人」を重ねたプログラムは、若きマエストロ、ティチアーティの実力を確認するのにうってつけ。ドイツの名門オーケストラが自国の作曲家の作品にかける思いにも興味津々だ。
2019年10月04日人気指揮者にして鍵盤楽器奏者の鈴木優人が、2020年4月1日より、読売日本交響楽団の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任することが発表された。任期は2020年4月1日~2023年3月末までの3年間となる。鈴木優人と読売日本交響楽団の関係はといえば、2016年6月に行われた《読響アンサンブル・シリーズ》での鮮烈なデビューを皮切りに、2017年8月には《三大交響曲》を指揮。さらには、2019年4月の《名曲シリーズ》で手掛けたラモーやストラヴィンスキー作品においても高評価を得ていたことが思い出される。鈴木優人は、現在バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の首席指揮者を務め、国内各地のオーケストラを指揮するほか、チェンバリストやオルガニストとしても活躍中だ。バロック・オペラの分野では、17年のモンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』に続き、2020年10月にはヘンデル:歌劇『リナルド』を上演予定。調布国際音楽祭のエグゼクティヴ・プロデューサーとして腕を振るい、NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演するなど多岐に渡り活動中。クラシック界の未来を背負う逸材として今後の活動からますます目が離せない。●鈴木優人(c)読売日本交響楽団1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者に就任。2020年4月1日より、読売日本交響楽団の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任予定。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。今年11月にはNHK交響楽団にも初登場予定。2017年11月には、モンテヴェルディ生誕450周年を記念し、歌劇『ポッペアの戴冠』を国際的で魅力に富む歌手陣で上演。高い芸術性と優れたキャスティングを生かした躍動感を伴った上演はバロック・オペラの新機軸として高い評価を得た。
2019年10月02日毎年海外の名門オーケストラを招いて開催される「東芝グランドコンサート」。39回目となる2020年は、スウェーデンのエーテボリ交響楽団が、1985年生まれの新鋭指揮者サントゥ=マティアス・ロウヴァリとともに来日する。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番で共演するのが、パリを拠点に世界で活躍するピアニスト児玉麻里だ。「めったにない、素晴らしいアンサンブルで演奏するオーケストラです」【チケット情報はこちら】じつは児玉とエーテボリ交響楽団のつながりは密接だ。というのは、彼女の夫である指揮者ケント・ナガノが、2013~2017年に首席客演指揮者と芸術顧問を務めていたから。彼女自身も3年ほど前に、20世紀初頭に楽団の首席指揮者でもあった作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマルのピアノ協奏曲を共演している。「海辺の街らしい、とても明るく勢いのある街です。その雰囲気はオーケストラにも通じていて、スカンジナビアらしい深みに、明るい勢いも持ち合わせたオーケストラです。そしてホールが素晴らしいんです。音響が良いだけでなく、バックステージに、楽員がアットホームに過ごせる環境が整っています。無料のカフェやバー、そしてたくさんのとてもきれいな練習室。みんないつもそこに入り浸って、大家族みたいな感じなんですよ。だから音も全員で一緒に作っているという感じで、和気あいあいとしたアンサンブルを聴かせてくれるのです」今回来日する指揮者ロウヴァリとは初共演。「とても楽しみです。よい噂しか聞きません。若くて勢いを持っているうえに、とても真面目で、すでに成熟した音楽家だと話題ですね。日本公演の前に2月にスウェーデンで同じプログラムを弾く予定です」ベートーヴェンの初期作品であるピアノ協奏曲第2番は、じつは第1番より先に作曲された、実質的には最初のピアノ協奏曲だ。「よくハイドンみたいで軽いと言われるんですけど、私はどちらかというと、すごく芯のある作品だと思っています。とても男性的。若いベートーヴェンの、理想と元気と夢が全部混ざった、とても機嫌のよい曲です。もちろんショパンみたいにフレキシブルに動いてはいけませんが、でも動かないと面白くない。動かないようで動いているような「間」。そのタイミングを、オケのひとりひとりと指揮者とソリストでやりとりして、同じ言葉で会話できれば、毎回舞台の上でちょっと違うことができます。そうなると、大きな室内楽みたいで、お客様も楽しいですね」思い入れがあるというこの曲。フォルテピアノで弾くために時代楽器の巨匠アンドレアス・シュタイアーにレッスンを受けたり、協奏曲全曲プロジェクトのときには、かねてからの師であるアルフレート・ブレンデルに夫婦で教えを受けたりと、すでに十分なキャリアを重ねてなお、謙虚に学ぶ誠実な姿勢を崩さないのは素敵なことだ。児玉が出演する公演は2020年3月に広島、東京、仙台で。楽しみでしかない。取材・文宮本明
2019年09月26日ザ・プリンス パークタワー東京は、「ハロウィーン・ハイティー」を、2019年10月1日(火)から31日(木)まで提供する。“ゴーストたちのマスカレードパーティー”をテーマにした「ハロウィーン・ハイティー」は、ハロウィンにちなんだ遊び心溢れるスイーツやフードを、乾杯用ハロウィーンカクテル、2時間制のフリードリンクと共に楽しめる期間限定メニュー。目玉となるスイーツプレートには、ゴーストたちを飾った三日月型のアイシングクッキーや、蜘蛛の巣をモチーフにしたシュークリーム、スカルをイメージしたチョコレートなどがラインナップ。またセイボリーメニューにも、モンスターをモチーフにしたミニサイズのバーガーや、十字架とジャックオーランタンから着想を得たパンプキンと紫イモのツインタルトなど、ハロウィンの世界観をとじこめたメニューを揃える。さらにドリンクメニューには、スパークリングワインや生ビールなどアルコールメニューも用意。そのほか紅茶やフレーバーティー&ハーブティー、コーヒーをバリエーション豊富に取り揃えている。【詳細】HALOWEEN HIGH TEA 期間:2019年10月1日(火)~31日(木)17:00~21:00場所:ザ・プリンス パークタワー東京 ロビーラウンジ(1F)住所:価格:1名 6,000円(税込)※サービス料10%別内容:ハイティーセット、乾杯用ハロウィーンカクテル、フリードリンク(2時間制)<メニュー>■セイボリーレッドモンスターバーガー、ゴーストブラザーズピザ、ベジタブルチップス、チーズとドライフルーツのデュエットカナッペ、パンプキンと紫いものツインタルト、帆立貝のサフラン風味、コロコロサーモンロール■スイーツサプライズウィッチハット、ベリーベリーマカロンタルト、マロンのロールケーキ、スプーキーチョコレートキューブ、スパイダーウェブシュークリーム、スカルチョコレート、三日月クッキーとゴーストたちのパーティー■ドリンク・アルコールスパークリングワイン、ワイン(赤・白)、生ビール、ハイボール、クラフトビール‶アサヒTOKYO 隅田川ブルーイングチェリールージュ・紅茶ダージリン、アッサム、ウバ、セイロン、キーマン、アイスティー・フレーバーティー&ハーブティーアールグレイ、アップルティー、フルーツガーデン、カモミール、レモニーアフタヌーン、セント オブ フラワーズ・コーヒーロビーラウンジ オリジナル ブレンドコーヒー、アメリカンコーヒー、アイスコーヒー、カフェ・オ・レ(ホットまたはアイス)、カプチーノ、エスプレッソ コーヒー、デカフェ(ノンカフェインコーヒー)【問い合わせ・予約】ザ・プリンス パークタワー東京 レストラン予約TEL:03-5400-1170(10:00~20:00./土・休日 10:00~19:00)
2019年09月23日東京ディズニーシーにハロウィーン限定ショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」が登場!開催期間は2019年9月9日(月)~10月31日(木)までです。妖しくも華やかなハロウィーンの祝祭を楽しんで。2019年初公開のハロウィーンショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」2019年9月9日(月)からスタートした東京ディズニーシーのハロウィーンイベント「ディズニー・ハロウィーン」。2019年からハロウィーンショーが一新し、「フェスティバル・オブ・ミスティーク」という新しいショーが登場しました。テーマは「ダークで妖しいハロウィーン」「フェスティバル・オブ・ミスティーク」のテーマは、「ダークで妖しいハロウィーン」。妖しくも華やかなハロウィーンの祝祭へとゲストを招きます。海の魔女のたくらみにより祝祭が支配されていく中、邪悪な力から本来のハロウィーンを取り戻すため、ディズニーの仲間たちが立ち向かうというストーリー。ダークな衣装やダイナミックな演出に注目です。オリジナルコスチュームのキャラクターにも注目オリジナルのコスチュームに身を包んだ可愛いキャラクターも必見!おめかししてハロウィーンを祝うディズニーキャラクターたちに癒されて。「フェスティバル・オブ・ミスティーク」の公演情報【公演場所】メディテレーニアンハーバー【公演時間】約25分(1日3回)【出演者数】約100人【船の数】5隻【出演キャラクター】ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、グーフィー、プルート、チップ、デール、クラリス妖しくて華やかなディズニー・ハロウィーンを楽しんで2019年のハロウィーンから新しく始まるショー、「フェスティバル・オブ・ミスティーク」の開催期間は2019年9月9日(月)~10月31日(木)まで。ロマンチックな雰囲気のディズニーシーで行われるダークなショーは必見です。©︎ Disneyイベント情報イベント名:フェスティバル・オブ・ミスティーク催行期間:2019年09月09日 〜 2019年10月31日住所:千葉県浦安市舞浜1-13電話番号:045-330-5211
2019年09月13日東京ディズニーランドでは、9月10日(火)から10月31日(木)の52日間、スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」が開催される。今年も“ゴースト流の東京ディズニーランド”をテーマに、ゾクゾクワクワクするようなハロウィーンを楽しもう。「スプーキー“Boo!”パレード」では、新しいゴースト仕様のコスチュームに身を包んだミッキーマウスとミニーマウスをはじめとする、ディズニーの仲間たちがゲストと一緒に奇妙で魅力的な祭典を盛り上げてくれる。夜になるとワールドバザールにハロウィーンの音楽とともに、映像と光の演出が実施されるほか、新しく登場するフォトロケーションではゴーストの仲間入りをしたような「映え」写真を撮影することができる。また、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは、今年もハロウィーンイベント期間中は毎日、ディズニーキャラクターのフル仮装をすることができる。ただし、守らなければならないルールもあるので、事前に公式ホームページをチェックしておこう。
2019年09月09日2019年もディズニーリゾートのハロウィーンは、かわいくてワクワクするようなグッズが盛沢山です。ディズニーのキャラクターたちと一緒にハロウィーンを楽しんでみては。ハロウィーン限定グッズは9月2日より発売です。ワクワクがいっぱい!ディズニーランドのハロウィーングッズゴーストたちによって奇妙に変身したゴースト流の東京ディズニーランドに、ディズニーのキャラクターたちが誘われるパレード「スプーキーBoo」をモチーフにした限定ハロウィーングッズは約60種類!2018年より進化したグッズでワクワクしてみて。新コスチューム!ぬいぐるみバッジ2018年も販売されていたハロウィーン限定のぬいぐるみバッジです。なんと、ミッキーとミニーちゃんのコスチュームが新しくなっています。大人気!花嫁カチューシャ販売開始から人気が殺到している花嫁カチューシャ。ホーンテッドマンションに登場するゴーストがモチーフにされたハロウィーンならではのグッズです。ハロウィーンモチーフのお菓子のお土産もキャラメルやクッキー、チョコレートと、かわいいハロウィーンモチーフのお菓子のお土産が登場!クッキーとチョコレートのかわいい入れ物にも注目です。販売店舗雑貨類:グランドエンポーリアムお菓子類:ワールドバザール・コンフェクショナリーミッキーがかっこよすぎる!ディズニーシーのハロウィーングッズ2019年のディズニーシーハロウィーンは新プログラムで開催です。ダークで怪しいハーバーショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」をモチーフにしたグッズをゲットしてみて。新衣装!キャラクターバッジダークで怪しい雰囲気のあるキャラクターバッジ。怪しい青の衣装を身に纏ったミッキーと、ピンクで鮮やかな衣装のかわいいミニーちゃんからは、目が離せません。ダークなファッショングッズでハロウィーンを彩ろうディズニーシーのハロウィーン限定ファッショングッズは幅広く、王道にTシャツから、マントまで。深みのあるレッドカラーのリップティントは、怪しげなサングラスと手袋に合うこと間違いなし!ミッキーがかっこいい!ハロウィーン雑貨2019年のディズニーシーのハロウィーングッズはとにかくミッキーがかっこいいです。ダークで怪しい雰囲気のミッキーグッズが盛沢山。販売店舗雑貨類:エンポーリオお菓子類:ヴァレンティーナズ・スウィートおばけがかわいい!共通発売グッズディズニーのハロウィーン限定のおばけグッズは両パークでの共通販売となっています。表情豊かなかわいいおばけグッズを手に取ってみて。表情豊かなおばけのぬいぐるみパークを楽しんでいるおばけのぬいぐるみや、ハロウィーンにぴったりなかぼちゃのぬいぐるみ。おばけグッズでおばけに負けないくらいパークを楽しんで。ディズニーグッズで仮装も楽しめちゃう!ハロウィーン期間は、ディズニーリゾートで唯一の仮装が許されている期間です。パーク内に売っているグッズでも簡単な仮装ができちゃいます。この機会にぜひ仮装に挑んでみて。ハロウィーングッズでパークを楽しんで2019年のディズニーのハロウィーンは、パークによって雰囲気がガラッと変わります。ランドではワクワクの可愛いグッズを、シーではゾクゾクの怪しげなグッズを手にしてディズニーリゾートを楽しんで。スポット情報スポット名:東京ディズニーランド(R)住所:千葉県浦安市舞浜1-1電話番号:045-330-5211スポット情報スポット名:東京ディズニーシー住所:千葉県浦安市舞浜電話番号:0570-00-8632(東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンター)
2019年09月05日長崎・ハウステンボスで、秋のスペシャルイベント「ウォーリーとハロウィーンカーニバル」が開催される。期間は2019年9月7日(土)から10月31日(木)まで。ハウステンボスの2019年ハロウィーンは、『ウォーリーをさがせ!』の人気キャラクター「ウォーリー」がテーマ。パーク内がウォーリーだらけの街に様変わりする。目玉となるイベントは、目撃情報を集めてウォーリーを探し出すリアル謎解きゲーム「ウォーリーといたずらおばけの悪だくみ」。参加者は謎を順番に解いていくことで、ハロウィーンパーティーに必要なスプーキークラウンと、その手掛かりを半分落としてしまったウォーリーを見つけ出す。その他、ウォーリー仮装をしたダンサーたちが観客を巻き込みながらダンスショーを披露する「ハロウィーン・ダンスカーニバル」や、ロバートの秋山竜次をゲストに迎え、ウォーリーに仮装した人々を4,627人以上集めて世界記録の更新を目指す「ウォーリー・チャレンジ」、豪華賞品をかけて毎年100名以上がエントリーする「ハロウィーン仮装コンテスト」なども実施される。【詳細】長崎・ハウステンボス「ウォーリーとハロウィーンカーニバル」期間:2019年9月7日(土)~10月31日(木)住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1■イベント例・「ウォーリーといたずらおばけの悪だくみ」※パスポート対象開催期間:9月7日(土)~10月31日(木)受付場所:ウェルカムエリア ジパング探偵倶楽部・「ハロウィーン・ダンスカーニバル」開催期間:9月7日(土)~10月31日(木) 19:40~20:00 ※雨天中止開催場所:スリラーシティ・「ウォーリー・チャレンジ」開催日時:10月13日(日) 14:00 開場予定開催場所:ハウステンボス ロッテルダム会場※イベント参加費は無料。ハウステンボス入場料金は必要。・「ハロウィーン仮装コンテスト」開催日:10月27日(日)開催場所:タワーシティプラザ※イベント参加費は無料。ハウステンボス入場料金は必要。※150組限定、事前エントリーを公式サイトで受付中。【問い合わせ先】 ハウステンボス総合案内(ナビダイヤル)TEL:0570-064-110
2019年09月01日新横浜プリンスホテルで、童話「オズの魔法使い」をテーマにしたハロウィーンスイーツブッフェが、2019年9月10日(火)から10月31日(木)までの火・水・木曜日限定で開催される。新横浜プリンスホテルの最上階「トップ オブ ヨコハマ バーラウンジ」では、これまで“赤ずきん”や“三匹の子豚”など、童話をテーマにしたスイーツブッフェを展開してきた。今回開催されるスイーツブッフェのテーマは、童話「オズの魔法使い」。スイーツには、かぼちゃや栗など秋のシーズンならでの食材をふんだんに使用し、作品に登場するキャラクターやモチーフをイメージした見た目にも楽しいスイーツを並べる。スイーツのほかにも、軽食やスパークリングワイン、ソフトドリンクも用意。地上150mの絶景と共に、「オズの魔法使い」の世界が広がる楽しい空間で素敵なひと時を過ごしてみては。【詳細】マジカルハロウィーンスイーツブッフェ ~オズの魔法使いの世界~期間:2019年9月10日(火)〜10月31日(木)の火・水・木曜日限定場所:新横浜プリンスホテル トップ オブ ヨコハマ バーラウンジ(42階)住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目4時間:18:00~20:30(ラストオーダー20:00)料金:おとな3,800円、13~19才3,000円、7~12才2,000、4~6才1,200円メニュー例:洋梨のタルト、マロンムース、アップルパイ、かぼちゃプリン、軽食、スパークリングワイン、ワイン、ソフトドリンク、コーヒー、紅茶など■特別開催日期間:9月16日(月・祝)、23日(月・祝)、10月14日(月・祝)時間:13:00~15:30、18:00~20:30【お問合せ】レストラン予約係TEL:045-471-1115(10:00~19:00)
2019年08月31日宝塚歌劇月組公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』の制作発表会が8月20日に都内にて開催された。2017年にウィーンで初演され、今年6月までロングラン上演されていた大ヒットミュージカルで、日本とオーストリアが国交を樹立して150周年となる今年、日本で初演される。会見には月組トップコンビ、珠城りょうと美園さくらのほか、オリジナルプロダクションであるウィーン劇場協会のCEOフランツ・パタイ氏らも登壇した。【チケット情報はこちら】『エリザベート』や『モーツァルト!』など、いまや日本では定番となり、世界でも旋風を巻き起こす“ウィーン生まれのミュージカル”。パタイ氏は「ウィーン劇場協会の作品は世界21の国で上演されていますが、このサクセスストーリーは23年前、(オーストリア)海外での初めての上演として宝塚歌劇団が『エリザベート』を上演してくれたところから始まります」と語り、日墺の特別な結びつきを強調。ただ意外にも宝塚歌劇団でウィーンミュージカルを上演するのはその『エリザベート』に続き2作目とのことで、「とても身の引き締まる思い。月組は先日『エリザベート』も上演しましたが、それとは世界観も雰囲気も、楽曲の毛色も180度違う作品。新たな挑戦が出来ることを光栄に思います」と珠城。作品は、ウィーンの老舗ホテルの跡継ぎジョージと、オーストリア出身のハリウッド女優エマを中心に描かれる物語。珠城は「男女の恋愛だけでなく、家族愛、友情、祖国愛が美しい音楽にのせて紡がれる。観終わったあとに温かいものが心に残る作品。家族や友人の大切さや、自分自身が将来どうなっていきたいのかと考えることがいかに大事かということを、作品から感じ取っていただけるのではないかなと思います。丁寧に、いい作品に仕上げていきたい」と意気込み。珠城とともにウィーン公演を観劇したという美園は「華やかでスタイリッシュなパフォーマンスに圧倒された。その感動を余すことなく日本の皆さまにもお届けできるように頑張りたい」と話した。音楽は、オーストリアの国民的シンガーソングライター、ラインハルト・フェンドリッヒによるヒット曲で綴られる、いわゆるジュークボックスミュージカル。中でもタイトル曲『I AM FROM AUSTRIA』はオーストリアの第二の国歌とも呼ばれる、オーストリア国民が愛する曲。会見の冒頭で珠城と美園がこの曲を含む2曲のパフォーマンスを披露したが、協会の芸術監督であり脚本も手掛けたクリスティアン・シュトゥルペック氏は「ふたりがパーフェクトにこの役が要求する重要な部分を表現されていて本当に感動しました」と絶賛。また演出を手掛ける齋藤吉正は「この曲はオーストリアそのものの歴史、文化が描かれている。我々はこの作品が持つメッセージ、さらには作品をこえたオーストリアという国がもつカルチャー、歴史をこの作品を通じて伝える義務があると思っている」と気を引き締めて語った。公演は10月4日(金)から11月11日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、11月29日(金)から12月28日(土)まで東京宝塚劇場にて上演される。
2019年08月22日ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ「ユニバーサルポートヴィータ」は、2018年に開業したユニバーサルスタジオジャパンの7棟目のオフィシャルホテルです。「太陽や自然の恩恵を大いに受けた、活気ある場所」をコンセプトにし、季節ごとのメニューが楽しめるビュッフェレストランからは目が離せないホテルです。レストラン「ヴィータ ダイニング ソリス グラーティア」「太陽の恵み」を意味するレストラン「ヴィータ ダインイング ソリス グラーティア」はコンセプトに「太陽の恵みが味わえる、おいしく楽しいレストラン」を掲げています。コンセプト通りに農場がイメージされたインテリアのある客席エリアは、温かい雰囲気で作られており、うれしいのが、個人とグループの両方に適した空間があることです。「秋の味覚とチーズフェア~ハロウィーンスイーツ~」「秋の味覚とチーズフェア~ハロウィーンスイーツ~」は名前の通り、チーズクリームパスタやチーズフォンデュのパイの包み焼きなど全部で17種類のチーズ料理や、秋の味覚の、きのこや、栗をふんだんに使っているディナービュッフェです。チェダー、マスカルポーネ、ゴルゴンゾーラをはじめとする10儒類のチーズが使われています。デザートには、目玉のゼリーやお化けのタルトなどハロウィーンの季節に合った、ちょっぴりこわいスイーツが12種類用意されています。さらに、フェア期間限定で、ハロウィーンカクテル2種類が登場します。秋の味覚たっぷりのハロウィーン楽しんで秋といえば「食欲の秋」と、いうくらい秋の味覚はおいしいものばかりです。贅沢にハロウィーンと秋の味覚を同時に楽しんでみては。イベント情報イベント名:ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ「秋の味覚とチーズフェア~ハロウィーンスイーツ~」催行期間:2019年09月06日 〜 2019年11月07日住所:〒554-0024大阪市此花区島屋6丁目1番16号電話番号:0120-52-8282
2019年08月17日ワーグナー音楽の聖地バイロイトから素敵なニュースが届いた。日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者ピエタリ・インキネンが、あの「バイロイト音楽祭」において超大作『ニーベルングの指環』全曲(2020年のニュープロダクション)の指揮を託されたというビックニュースだ。「バイロイト音楽祭」と言えば、古くはフルトヴェングラー、クナーパッツブッシュ、ベーム、カラヤン、サヴァリッシュ、マゼール、クライバーetc 現役でもバレンボイム、ヤノフスキ、ティーレマンといった歴史に名を遺す巨匠のみが指揮することを許された名門中の名門であり、まさにワーグナーの総本山。ワーグナーに魅了され、作品の演奏実績を着実に重ねてきたインキネンにとって、バイロイトでの指揮というのはこれ以上ないエキサイティングな出来事であり、名誉であることは想像に難くない。日本フィル広報から届いた知らせによれば、普段クールなインキネンにしては珍しく興奮気味のコメントからも、その喜びを感じることが出来るという。日本のクラシック界とも太い絆で結ばれたマエストロ、インキネンの新境地への船出を心から祝福したい。●ピエタリ・インキネン:コメントバイロイト祝祭劇場という唯一無二の環境で、音楽劇の究極の傑作を指揮する名誉を授かった数々の伝説の指揮者たちのリストに自分の名前を加えて頂くことができ、大変光栄に思っています。出演者及び聴衆の多くの皆様と同様に、私も人生の早い段階で、不治の病であるワーグナー熱にかかってしまった一人です。音楽祭の特別な雰囲気の中で、多くの優れた才能と深い経験を持つ音楽家と共にワーグナーに浸り、舞台をご一緒できるのは、舞台の上でもそれ以外のすべてにおいても、間違いなく私の音楽家としてのキャリアのハイライトとなるでしょう。*詳細: ●日本における【ベートーヴェン生誕250年記念】のツィクルスにも是非注目を!・【ベートーヴェン生誕250年Vol.1】第714回東京定期演奏会 サントリーホール2019年10月18日(金)19時、2019年10月19日(土)14時指揮ピエタリ・インキネン[首席指揮者]ピアノアレクセイ・ヴォロディンドヴォルジャーク:歌劇《アルミダ》序曲ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》・【ベートーヴェン生誕250年Vol.2】第351回横浜定期演奏会横浜みなとみらいホール2019年10月26日(土)18時指揮ピエタリ・インキネン[首席指揮者]ピアノアレクセイ・ヴォロディンベートーヴェン:交響曲第1番ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ドヴォルジャーク:交響曲第8番・第382回名曲コンサート サントリーホール2019年10月27日(日)14時30分指揮ピエタリ・インキネン[首席指揮者]ピアノアレクセイ・ヴォロディンベートーヴェン:交響曲第1番ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ドヴォルジャーク:交響曲第8番●ピエタリ・インキネン(C)吉田タカユキインキネンは、そのキャリアを通じて、ワーグナーの音楽と深く特別な関係にある。2013年に、オペラ・オーストラリアの初の『指環』チクルス(ニール・アームフィールド演出)を指揮して好評を博し、ヘルプマン賞(2014)の「ベスト・ミュージック・ディレクション」に選出された。2016年にはメルボルンを再訪し、同作の再演を指揮して、グリーン・ルーム賞の「オペラにおけるベスト・コンダクター」に選ばれている。2018年には同歌劇場で『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(カスパー・ホルテン演出)を指揮した。過去には、『ワルキューレ』と『ラインの黄金』をパレルモのマッシモ歌劇場でグラハム・ヴィック演出版を指揮し、イタリアの国立音楽批評家協会のフランコ・アッビアーティ賞の「ベスト・ショー」部門を、『ラインの黄金』で受賞。また、多くのコンサートでもワーグナーのオペラ作品を指揮しており、2020年には、彼にとって初となる『トリスタンとイゾルデ』をオペラ・クイーンズランドで指揮する。インキネンと長年共演し、2010年にEMIから発売され、高い評価を得たニュージーランド交響楽団とのワーグナーのアリア集の録音でも共演しているサイモン・オニールが主役を演じる。2017年9月より、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。また、日本フィルハーモニー交響楽団においては、7年間、首席客演指揮者として活躍した後、2016―17年シーズンより首席指揮者に就任している。2015年以来、プラハ交響楽団の首席指揮者も務める。2008年から2016年には、ニュージーランド交響楽団の音楽監督を務め、現在では同楽団の名誉指揮者となっている。また、2014年から2019年には、ルートヴィヒスブルク音楽祭の首席指揮者を務めた。客演指揮者としては、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、南西ドイツ放送交響楽団、バイエルン放送交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ピッツバーグ交響楽団、そしてイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と共演している。オペラの分野においても、ドレスデン国立歌劇場、フィンランド国立歌劇場、モネ劇場、ベルリン国立歌劇場、そしてバイエルン国立歌劇場で指揮している。インキネンは現在、ドヴォルザークとプロコフィエフの交響曲全集の録音を、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団と行っており、SWRミュージックより発売予定。また、同楽団の首席指揮者として、初となるワーグナー作品のCDは2019年8月9日にタイムリーなリリースが予定されている。そのファーストCDには、ワーグナーの『ジークフリート』からの抜粋も収録予定で、ソリストは、インキネンとも過去にワーグナーでの共演経験があり、ワーグナー歌手として評価の高いリーゼ・リンドストローム(ブリュンヒルデ役)とシュテファン・フィンケ(ジークフリート役)を迎えての録音となっている。
2019年08月16日東京都交響楽団と東京都は、2020年に向けて芸術文化都市東京の魅力を伝える取組「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の中核プログラムとして「TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL(トーキョー・メット・サラダ・ミュージック・フェスティバル)2019」(通称:サラダ音楽祭)を開催することを発表した【2019年9月14日(土)~16日(月・祝)】。これに付随したサラダ音楽祭の [スペシャルコンサート] を10月27日(日)に日比谷公園大音楽堂での野外コンサート(入場無料)およびワークショップ&ミニコンサートを開催。その詳細も決定した。*サラダ音楽祭公式サイト salad-music-fes.com●概要(1) 47年ぶりに都響が「野音」に帰ってくる!1964年の東京オリンピックのレガシーとして誕生した都響が「野音」で演奏するのは、1972年以来47年ぶり。2020年の1年前のいま、オリンピック・マーチ(1964)をはじめ、映画『スター・ウォーズ』の楽曲やアニメ、ミュージカル、ジャズ、クラシックの名曲をちりばめた上質な“ポップス”コンサートを開催。【SaLaDミニコンサート(鑑賞無料/申込不要)】都内の商業施設などで、無料ミニコンサートを開催!都響メンバーによる弦楽四重奏の他、新国立劇場合唱団による声楽アンサンブル、芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミーメンバーによる演奏が楽しめる。
2019年08月12日毎夏の恒例、東京フィルハーモニー交響楽団の「ハートフルコンサート」が、30周年を迎える。ユニセフ親善大使・黒柳徹子のユニークなトークと、素敵な音楽に彩られたこのコンサートは、クラシック界における夏の風物詩。毎年楽しみにされているファンもたくさんいるに違いない。普段クラシックにあまり親しみのない方でも楽しめる“耳馴染みのある名曲”をセレクトしたプログラムも人気の秘密。今年は、尾高忠明の指揮で、スッペの喜歌劇『詩人と農夫』序曲、オッフェンバックの喜歌劇『天国と地獄』序曲、そしてグレン・ミラーの『ムーンライト・セレナーデ』にラヴェルの『ヴォレロ』などなど、ウキウキするような名曲のオンパレードだ。暑い夏のひとときを、涼しいコンサートホールで過ごす非日常の時間は格別です。(C)上野隆文■公演概要8月15日(木)東京芸術劇場コンサートホール「ハートフルコンサート2019」■出演尾高忠明(C)Martin Richardson指揮:尾高忠明管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団お話:黒柳徹子
2019年08月09日ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下:USJ)では、ハロウィーンイベント「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」を、2019年9月6日(金)から11月4日(月・祝)までの期間限定で開催する。絶叫・大人・“こわかわ”、3つの非日常ハロウィーン体験USJ毎年恒例の人気企画となっている「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」。2019年度は過去最大数のアトラクションと共に、「絶叫ハロウィーン」、「大人ハロウィーン」、「“こわかわ”ハロウィーン」の3つのジャンルが、パーク全域で大幅にスケールアップする。「絶叫ハロウィーン」「絶叫ハロウィーン」には、“恐怖を楽しむ”アトラクションが集結。おぞましい数のゾンビ&モンスターの襲撃で絶叫に包まれる夜のストリートでは、ゾンビにまみれて一緒に踊る「ゾンビ・デ・ダンス」を、過去最大のスケールと恐怖の演出で開催。また、2013〜15年に絶大な人気を誇った「バイオハザード」が、装いを新たにホラーメイズとして復活するほか、未知のエイリアンが襲い来る“スペースホラーメイズ”「エリア51」が新設されるなど、様々な体験型の絶叫系ホラーアトラクションが揃っている。「大人ハロウィーン」没入感たっぷりの大人向けアトラクションを楽しめるのが、「大人ハロウィーン」。最注目のアトラクションは、2018年の初開催時に話題をさらった参加型劇場ホラーアトラクション「ホテル・アルバート」の続編となる「ホテル・アルバート2 ~レクイエム~」だろう。ゲストが物語の登場人物の一員となって参加する新感覚のホラーアトラクションがどのように進化するのか、その全貌は是非自分自身で体験してみてほしい。そのほか、ヴァンパイアの世界に入り込む恐怖の4-Dシアター「ブラッド・レジェンド」、不気味な気配を感じながら、館の料理人がふるまう怪しくも華麗な食事を堪能するホラーレストラン「パークサイド・グリル~呪われた薔薇の宴~」などがラインナップ。心理的恐怖に怯えながらも、その世界観と美しさを楽しむ、文字通り大人のためのハロウィーン企画が満載だ。「“こわかわ”ハロウィーン」最後は、ミニオンやセサミストリートなどパークの人気キャラクターたちの陽気な仮装姿が楽しめる「“こわかわ”ハロウィーン」だ。エンターテイナーたちと共に楽しいイタズラにチャレンジする「イタズラ・ストリート」が初開催となるほか、大熱狂のパレード「フェスタ・デ・パレー ド」、滝のように降り注ぐお菓子を体いっぱいでキャッチする「ハッピー・トリック・オア・トリート」、“こわかわ”仮装のキャラクターが出演するショー「ワンダーランド・シーズンズ・ジョイ ~ハロウィーンver.~」など、朝から夜まで家族全員で楽しめる企画の数々が用意されている。「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」もハロウィン仕様にまた、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」もハロウィーン仕様に。人間界と魔法界の境界線となるアーチゲートをくぐると、コウモリやガイコツなどの装飾で飾られたハロウィーンムードのホグズミード村が出現。魔法界のお菓子屋さん「ハニー・デュークス」は、ジャック・オ・ランタンをはじめとする色とりどりの装飾でデコレーション。子どもたちはハロウィーン期間限定で、魔法使いと触れ合える「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」も体験出来るなど、村の中を散策するだけで魔法界のハロウィーンムードが楽しめる。開催概要「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」開催期間:2019年9月6日(金)〜11月4日(月・祝)場所:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.© 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.©2012「貞子3D」製作委員会HARRY POTTER characters, names and related indicia are © & ™ Warner Bros. Entertainment Inc. Harry Potter Publishing Rights © JKR. (s19)Despicable Me, Minion Made and all related marks and characters are trademarks and copyrights of Universal Studios. Licensed by Universal Studios Licensing LLC. All Rights Reserved.™ & © 2019 Sesame Workshop© 2019 Peanuts Worldwide LLC© 1976, 2018 SANRIO CO., LTD. EJ8071701
2019年07月19日東京ディズニーシー、東京ディズニーランドは、「ディズニー・ハロウィーン」を2019年9月10日(火)から10月31日(木)まで開催する。東京ディズニーシー“ダークで妖しいハロウィーン”東京ディズニーシーでは、“ダークで妖しいハロウィーン”というテーマのもと、ダークながらも華やかなハロウィーンを展開。エントランスにも、華やかながら妖しい雰囲気のデコレーションが装飾される。ショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」初開催初開催となるショー「フェスティバル・オブ・ミスティーク」では、港町ポルトパラディーゾで幕を開けたハロウィーンの祝祭に邪悪な力が忍び寄る。海の魔女の企みにより、祝祭がだんだんと支配されていく中、ミッキーマウスやミニーマウスをはじめとするディズニーのキャラクター達が立ち向かっていく。ミッキーやミニーの纏うコスチュームは、かつてハロウィーンの祝祭が行われていた中世ヨーロッパの服装をベースに。そこに舞台となる港町にちなんで、海獣の骨やヒレなど、海の生物を連想させるモチーフを随所にあしらった。妖しくも華やかな衣装で、ハロウィンのムードを盛り上げていく。“コウモリの羽”マントやクモの巣柄手袋また、「フェスティバル・オブ・ミスティーク」をモチーフにしたスペシャルグッズを約60種類販売。広げるとコウモリの羽のように見えるマントや、クモの巣柄の黒いレースの手袋、キャンドル風の光るおもちゃなど、その場で身に着けて楽しめる、ハロウィーンの雰囲気にぴったりなグッズを揃える。その他、コスチュームやぬいぐるみバッジも販売される。海の魔女をイメージしたスペシャルカクテルなど“ダークで妖しいハロウィーン”を表現したスペシャルメニューも約15種類登場する。「カフェ・ポルトフィーノ」では、ダークな色合いのパスタを含むスペシャルセットを提供。また、海の魔女をイメージしたスペシャルカクテルやハロウィーンに向けたスペシャルカクテルなど、5種類のカクテルも用意する。テイクアウトフードにも注目。ミイラに扮したゴーストをモチーフにしたスペシャルまんや、コウモリのシルエットが施されたスペシャルうきわまんなどが販売される。ゴースト流の東京ディズニーランドゾクゾクワクワクの「スプーキー“Boo!” パレード」“ゴースト流の東京ディズニーランド”をテーマにした、東京ディズニーランドでは、ゾクゾクワクワクするようなハロウィーンを開催。 「スプーキー“Boo!” パレード」では、ゴースト仕様のコスチュームをまとったミッキーマウスとミニーマウスをはじめとするキャラクターが登場。スケルトンが運行するウエスタンリバー鉄道や、かぼちゃに乗り移ったゴーストの小動物たちが暮らすクリッターカントリーなどのフロートとともに、ハロウィーンならではのお祭り気分を盛り上げてくれる。ゴーストの仲間入りをしたキャラクターたちの衣装も、“ゴースト仕様”に様変わり。身体が透き通るスケルトン素材や、ダークな雰囲気のモチーフを取り入れることで、ゴーストの“ゾクゾク”とする不思議な世界を表現した。例年以上に鮮やかな色彩を取り入れた、ポップなカラーリングにも注目だ。さらに、ワールドバザールやプラザテラスには、ハロウィーン期間限定のスペシャルバージョンの「東京ディズニーランド・バンド」が登場。また、夜のワールドバザールには、ハロウィーンの音楽とともに映像と光の演出が実施される。「ホーンテッドマンション」もダークにファンタジーランドのアトラクション「ホーンテッドマンション」では、2019年9月9日(月)から2020年1月5日(日)までの期間、映画『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をモチーフにしたスペシャルプログラム「ホーンテッドマンション“ホリデー ナイトメアー”」を実施。ハロウィーンのムードと連動した、ダークな世界観を楽しめる。ゴーストの花嫁風カチューシャや背負うゴーストぬいぐるみ東京ディズニーランドのハロウィーンならではのスペシャルグッズは、約60種類をラインナップ。ゴーストの花嫁風カチューシャや、ハート形のライティングペンダントなどの仮装グッズ、背負うとチャーミングなゴーストのぬいぐるみなどが販売される。また、東京ディズニーランド・東京ディズニーシー共通で販売されるアイテムとして、ゴースト仕様のミッキーマウスのぬいぐるみも登場する。“ナイトメアー・ビフォア・クリスマス”仕様のハンバーグなど「プラザパビリオン・レストラン」では、映画『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・ クリスマス』のジャック・スケリントンの顔を描いたチーズをのせたハンバーグのセットを提供する。また、ドリンクなのにポップコーンの味がするキャラメルポップコーン味のドリンクに、ハロウィーンカラーのドーナツをプラスした限定ドリンクが初登場。スーベニア付きメニューと合わせて、約15種類のスペシャルメニューが登場する。ハロウィーン限定でフル仮装が可能にまた、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは、ディズニーキャラクターに扮したフル仮装での入園が可能。プログラムのテーマに合ったディズニーキャラクターの仮装で入園すると、仮装したキャラクターに合わせたポーズや、最適な写真撮影場所などをキャストが案内する有料プログラム「ディズニー仮装+」も実施される。【詳細】ディズニー・ハロウィーン会期:2019年9月10日(火)~10月31日(木)場所:東京ディズニーシー、東京ディズニーランド※ハロウィーンスペシャルメニュー、スペシャルグッズは、東京ディズニーシー、東京ディズニーランドともに、9月2日(月)~先行販売。※東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでの“ディズニーキャラクターのフル仮装”には制限あり。詳細は東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトを参照、もしくは要問い合わせ。【問い合わせ先】東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターTEL:0570-00-8632(9:00~17:00)※一部PHS、IP電話・国際電話からはTEL:045-330-5211
2019年06月15日1498年創立。500年以上の歴史を誇るウィーン少年合唱団が今年も、4月から6月の約1か月半にわたって東北から九州まで日本全国をめぐる。ツアー初日を前に、4月26日東京・赤坂のサントリーホールブルーローズにて来日会見が開かれた。今年は日本オーストリア国交樹立150年の記念年であり、日本をよく知る彼らにとっては元号が令和に変わった節目のタイミングであることも大きな意味を持つ。プログラムには、おなじみのクラシックの名曲やウィーンの歌、ミュージカル・ナンバーなどとともに、合唱団芸術監督のゲラルト・ヴィルト作曲による両国友好150年の記念曲《内なる平和》や、皇室にちなんだ《歌声の響》《ねむの木の子守歌》も含まれている。会見後、メンバーの3人、ヤコブ君(12歳)、ネイサン君(13歳)、ティモ君(13歳)に、プログラムの中で1番好きな曲を尋ねると、ヤコブ君はバンキエーリの《カプリッチアータ》。ネイサン君は「全部。すべての曲が生き生きしている」と優等生の答え。ティモ君は、ネタバレになるので控えるがアンコール曲の名を挙げた。逆に難しい曲はあるかと聞いたところ、全員が口を揃えて「日本の曲!」と答えた。やはり日本語の発音は難題のようだ。10歳から14歳まで約100人のウィーン少年合唱団の団員たちはふだん、ウィーン市内のアウガルテン宮殿で、「ハイドン」「モーツァルト」「シューベルト」「ブルックナー」の4つのグループに分かれて全寮制で生活・活動しており、今回来日したのは「ブルックナー組」の26人。彼らを率いるイタリア人カペルマイスター(楽長)のマノロ・カニンは会見で、グループの特徴を問われ、「サッカーが上手いこと」と軽くはぐらかしたが、ヴィルト芸術監督によれば、「各組のカペルマイスターの個性によって、音楽の解釈も練習の仕方も異なる。当然グループごとに特徴が出てくるが、それは『ウィーン少年合唱団』という統一された特徴の中のニュアンスのようなもの」ということだそう。ちなみに芸術監督は、目をつぶって聴いても各組の名前を言い当てられるというが、私たちにもそれが可能かと聞くと、「理想的には、不可能であってほしいですね」と笑った。あくまでも「全体でひとつ」なのだ。「500年の伝統」と聞くと、私たちはつい、脈々と伝わる門外不出の演奏の秘法みたいなものの存在を求めてしまう。音楽の解釈、発声、発音……。でも、ヴィルト監督は「大切なのはそんなことではない」と少しだけ語気を強めた。「国籍や宗教、各自の家庭環境などを超えて子供たちが集まり、500年の間にその輪が世界規模になった。これこそが供たちの人生にとって大事なこと。生活をともにして音楽を作り上げ、生涯続く友情を培うのです」なるほど。その多様性こそが伝統というわけ。まさにダイバーシティ。彼らは、音楽をも超えた、理想の地球の縮図なのかもしれない。取材・文:宮本明
2019年05月17日2019年は、日本・ハンガリー外交関係開設150周年の記念年ということで、ハンガリー関連のコンサートが多数開催される中、ひときわ華やかな華やかな公演が、小林研一郎指揮、ハンガリー・ブダペスト交響楽団公演だ。小林が名誉指揮者を務めるこのオーケストラは、45年前に第1回指揮者コンクールで第1位を獲得した際に指揮して以来、長きに渡って共演を重ねてきた特別な存在だけに、感慨もひとしおであろうこと間違いなし。ソリストには、日本人の父とハンガリー人の母を持つ人気ピアニスト金子三勇士が登場するのも話題の1つ。プログラムには、小林研一郎が得意とするドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」&ハンガリー出身のピアノの鬼才フランツ・リストの「ピアノ協奏曲第1番」が予定されるほか、小林研一郎作曲の「ハンガリーへの想い」日本初演も行われるなど、日本とハンガリーの絆を感じる熱い時間が楽しめそうだ。小林研一郎 Ken-ichiro Kobayashi(指揮者,Conductor)東京藝術大学作曲科および指揮科卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。ハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィル)音楽総監督をはじめ、国内外のオーケストラの数々のポジションを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、星付中十字勲章、ハンガリー文化大使の称号が授与されている。2011年文化庁長官表彰を受け、2013年には旭日中綬章が授与された。現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルおよび名古屋フィルの桂冠指揮者、読売日響の特別客演指揮者、群馬交響楽団ミュージック・アドバイザー(19年4月より)、九州交響楽団の名誉客演指揮者、東京文化会館音楽監督、長野県芸術監督団音楽監督、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院名誉教授、ハンガリー・ブダペスト交響楽団名誉指揮者などを務める。国内外のオーケストラへの客演も数多く、日本を代表する指揮者の一人である。金子三勇士 Miyuji Kaneko(ピアノ,Piano)ハンガリー・ブダペスト交響楽団 MÁV Budapest Symphony Orchestra1945年、ハンガリー国営鉄道によって設立される。ハンガリーならびにヨーロッパ各地で公演を行い、これまでにハンス・スワロフスキー、フランコ・フェラーラ、クルト・マズア、ヘルベルト・ブロムシュテット、ジェイムズ・レヴァイン等巨匠が定期的に登壇。日本からは小林研一郎が定期的に客演し、現在では名誉指揮者を務めている。この他、パヴァロッティ、キリ・テ・カナワ、ペレーニ、ゲリンガス、メニューイン等世界的な演奏家が客演している。CDはソニー、ナクソス等から多数リリース。
2019年05月15日