3週間のお休みください人生で初めてアメリカ大使館を訪問し、面接を受けた私。アメリカ国務省が主催するIVLPなる研修プログラムなど、「どうせ通ることないや」と思っていたら、3週間後にまさかの「小野さんに決定しました」の連絡がありました。この頃、アメリカはオバマ政権で、LGBTが政策トピックだったこともあり、後押しされたのでしょう。さぁ、ここからが大変です。なにしろ、私は会社勤めのサラリーマン。世間的には働くシングルマザーというステータス。3週間も仕事を休むなど、普通はありえません。会社が了承してくれなければ、アメリカには行けません。当時勤めていた会社には、麻ちゃんとの結婚式の前にバレて(いや、自爆して#25 手さぐりのウエディング その2)いたので、カミングアウトは必要ないものの、いきなり「仕事を3週間も休ませてください」と言うのは、なかなか勇気が必要です。たまたま、昼休みに一緒になった上司に、切り出しました。「あのー、すいません。今度3週間ほど、仕事を休ませてもらえたらなー、と思ってるんですけど……」「は?どうかしたの?なに?病気かなにか?」「いや、全然元気なんですけど。どうやら、アメリカにLGBTのことについて勉強に行かせてもらえることになりそうで」「アメリカ!?なんだそりゃ?何しに行くんだ?っていうか、それは会社を辞めて留学するってことか?」「いや、そうでもなくて、ですね。えー。なんかですね、アメリカの国務省主催の研修に、推薦してもらっていたみたいで、実はこのあいだ、お休みいただいた時に、アメリカ大使館に面接を受けに行ってきたんですよ。そしたら、なんか通っちゃったみたいで」上司の目がまん丸になっています。無理もありません。私も上司も超庶民。近所のコンビニに、昼ごはんを買いに行こうとしている道すがら。海外なんて縁のない私たちには “国務省” も “アメリカ大使館” もパワーワード過ぎます。しばしの沈黙の後、上司が言いました。「お前……、なに言ってんの?」上司も驚いたと思うのですが、私の方がもっと驚いているわけで “人生、こんなびっくり体験があるもんだ” と思いつつ、上司にこうして話して、ようやく “あぁ、これ現実なんだ” と実感が少しずつ湧いてきました。そして、ありがたいことに「こんなこと一生に1回あるかないかだ、行ってきな!」と、上司や同僚たちは、私を送り出してくれたのです。それから出発までの半年は、大使館に呼び出されて説明を受けたり、訪問したいNPOや企業について調べたり、読んでみたい本のリストを作ったりとバタバタ。子どもが生まれてからこのかた、家を2日続けて空けたことがない私が、3週間も家を空ける。そのことに、私はとても緊張したのですが、オトコマエの麻ちゃんは「任せとけ!」と余裕の様子。小学校の高学年になっていた子どもたちも、「わー、アメリカ!お土産買ってきて!」と無邪気なもので、私は胸をなでおろしたのでした。とうとうアメリカへ旅立つ日がやってきました。旅の仲間は、2人の元国会議員と、日本のLGBT界を牽引するNPOの代表で、一流企業で働くエリートゲイ男性。そんな錚々たる方々に混じって、こんなおばちゃんが参加していることに、我ながら “なんで?” と思いましたが、ココは腹を決めるしかありません。離婚以来、期限が切れたままだったパスポートを更新し、真新しいスーツケースに荷物を詰めて、生まれて初めての3週間の研修の旅に、さぁ出発です。I have a dream!最初に着いたのは、ワシントンD.C.。折しも、キング牧師の「I have a dream」のスピーチが、ここワシントンD.C.で行われてから、ちょうど50年のタイミングで、街のあちこちで祭典の準備が進んでいました。思えば、50年前の黒人の権利が、今のようなものではなかったことと、LGBTのそれが重なります。英語の教科書で読んだスピーチから、まだわずか50年しか経っていないことに驚きつつ、まずは座学をみっちり受け、翌日の朝早くから視察が始まりました。視察1日目に訪れたのは、さまざまなLGBTキャンペーンを行っている有名なNPO。案内されたオフィスには、若い人が多く、活気に溢れていました。今でも日本では、LGBTをテーマにした大きなNPOはありません。私がアメリカに行った2013年当時、日本でLGBTに関わる仕事をしているのは、よほどの覚悟と志がある人のみ。それも、輝かしいキャリアをなげうって挑んでいるケースしか見たことがありませんでした。それがこのNPOでは、多くの当事者が自分のセクシャリティを隠さず、それどころか、それを生かして堂々と働いていました。私はもう、ただただ驚くばかりでした。「当事者以外のスタッフはいますか?」という私たちからの質問に、それまで控えめにしていた女性スタッフが、「このNPOには、さまざまな立場の人が働いています。私の場合は、私の母が結婚後に、自分がレズビアンだと気づいて、レズビアンとして生きるようになったんです。そんな母を応援したくて、このNPOに入りました」と言うのです。キレイな金髪を揺らしながら話してくれた彼女に、私は衝撃を受けました。「子どもが、親のセクシャリティを応援する?」「しかも、そのためにLGBTのNPOで働いている!?」そんな話、日本で聞いたこともありません。まだまだ日本では、「LGBTの人が子育てなんかしたら、子どもに悪い影響があるんじゃないの?」なんて心配をされていましたから、この目の前の若い女性の明るくて堂々とした姿に、心底驚いたのです。同時に、日本で子育てをしているLGBTファミリーの仲間の顔が、頭に浮かびました。彼女がLGBTの親について話す、こんな様子を伝えたら、どれだけ励まされるだろう。国が違っても、こんな風に明るくまっすぐに、親のことを応援したいと言う子どもがいることを、仲間に伝えたいと思いました。彼女に、自分も離婚をして、同性のパートナーと子育てをしていること。3人の子どもたちのことを話し、「仲間に、あなたのことを伝えたい」と拙い英語で必死に伝えたところ、メッセージ動画を撮らせてくれました。「セクシャリティがどうであるか?よりも、家族が愛し合い、思いやりを持ち合うことが大切」というメッセージを、生き生きと話してくれる彼女を見て、心が震えました。それは長い間、心の中で密かに、だけど熱烈に、望んでいた言葉でした。そんなメッセージを笑顔で話してくれる “LGBTファミリーの子ども” が、急に目の前に現れたのです。想像できないことにイメージを与えるその後も、衝撃は続きました。視察3日目には、どうしても行きたいとリクエストしていた、全米でも有名なLGBTファミリーのNPOへ。当時はボストンとワシントンD.C.に事務所を持ち、300万人のLGBTファミリーが参加しているNPOです。300万人ですよ。ものすごい数です。折しも、このNPOでは18回目となる「Family week」なるLGBTファミリーの一大イベントの準備をしている真っ最中。ビーチでのファミリー・ピクニックやキャンプ・ファイアー、親のためのテーマ・セッションなど、さまざまなイベントを1週間泊まりがけで体験できると聞き、ただただ圧倒されるばかりでした。ちょうどこの年のゴールデン・ウィークに、「にじいろかぞく」ではLGBTファミリーのピクニックを開催していました。青空の下で、さまざまなLGBTファミリーが語り合う様子を見て泣きそうになっていたのですが、自分たちのやっていることが、まだまだ本当にささやかであることを思い知らされました。ニューヨークでは、ニューヨーク州上院議員を務めるゲイの方のオフィスにお邪魔し、映画監督の夫と一緒に、2歳になる愛娘を育てている話を聞きました。また、乗り合わせた飛行機のキャビンアテンダントの男性からは、「今週、パートナーの男性と、養子を取る手続きに行くんだ」なんて話を聞かせてもらったりしました。研修では、都会だけでなく保守的な田舎にも行きます。オハイオでは、自分の連れ子2人と、同性パートナーの連れ子2人を育てているレズビアン・ファミリーに会いました。最も保守的だったオクラホマ州では、まだまだ根強くLGBTへの差別が残っているようでしたが、一方で地域に根付いたLGBTセンター(LGBTに関する情報センター)がありました。私がとても感動したのは、そのセンターにキッズルームがあったことです。カラフルな色のおもちゃや絵本が並ぶ部屋から、日常をともにする家族としてのLGBTの姿を感じることができたからです。怒涛のように過ぎていった3週間の研修。ワシントンD.C.からはじまって、ボルチモア、ニューヨーク、オハイオ、オクラホマ、最後はポートランド。おまけに数日、元議員の方と2人でサンフランシスコに立ち寄ることもできました。もちろんいい話ばかりではありません。アメリカのLGBTをめぐる課題なども、たくさん見聞きしてきました(このことについては、機会を見つけてお話ししたいと思います)。でも、これまで見たこともなかったLGBTファミリーのロールモデルを、現実に、目の当たりにさせてもらったことは貴重な経験でした。これまで“見たこともないから、想像できない”と思っていたことに、イメージが持てるようになったのです。日本の、それも狭い範囲でしか生活してこなかった私にとって、この旅はまさに人生のターニングポイント。“これでもか!” というほどの情報をもらい、私のテンションはメーターを振り切っていました。帰国してすぐに、子どもを産んだばかりのレズビアンの友人の家に押しかけ、アメリカで見聞きしたことを語りました。「にじいろかぞく」のメンバーも集まって、レズビアン・ファミリーに育てられた娘さんのメッセージビデオを見て、みんな半泣きになりながら、大いに盛り上がりました。「にじいろかぞく」には多くの仲間が集うようになっていましたが、その一方でボランティアを強要するようなことは避けたいと、私は積極的に“会”として組織化しようとしていませんでした。でも、この日のメッセージビデオが、気持ちを後押ししてくれました。「いつか、自分たちみたいな家族で育った子どもたちが“親のセクシャリティなんて、なんでもないことだ”って言ってくれたらいいよね」。頷きあう私たちに、一人が言いました。「私たちはさ、みんな『にじいろかぞく』の、もう一員だと思ってるからさ!」こうして「にじいろかぞく」は、さらに一歩前へ進むことになるのです。(つづく)Composition:Yoshiyuki Shimazu
2019年03月02日バラク・オバマ元米大統領と妻のミシェル夫人がNetflixと契約を交わし、今後数年に渡って映画やドラマ、ドキュメンタリーシリーズなどの製作を行うという。Netflixが発表した。オバマ氏は「(大統領在任中の)公務では、あらゆる人々と出会い、彼らを助けたり彼らの経験をたくさんの人と共有することに喜びを感じました。だから、私とミシェルはNetflixとパートナー関係になれて非常にうれしいです」と喜びのコメントを発表。そして、人々への共感や相互理解を深められるような物語を世界中の人に届けたいと抱負を語った。「Variety」誌によれば、オバマ夫妻とNetflixの契約金は明らかになっていない。しかし、バマ夫妻は今年3月に米大手出版社「ペンギン・ランダムハウス」と「回顧録」を出版する権利として6,500万ドル(70億円以上)の契約金を手にしたと報じられている。Netflixは昨年から、敏腕クリエイターを集めることに力を入れ、「グレイズ・アナトミー」のクリエイター、ションダ・ライムズ、「アメリカン・ホラー・ストーリー」、「glee/グリー」のクリエイター、ライアン・マーフィーとそれぞれ1億ドル(約111億円)、3億ドル(333億円)で契約を結んだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年05月22日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「アメリカの核態勢の見直し」です。抑止力のために、実践的な核兵器を持つことに。今年2月にアメリカは、「核態勢の見直し」(NPR)を公表しました。これは1994年から行われているもので今回で4回目。オバマ前大統領は「核なき世界」を訴えており、前回の2010年のNPRでは核兵器の役割を低減させると発表しました。これに対し、トランプ大統領は今回、ピンポイントで狙える小規模な使いやすい核、「戦術核」を持つと公表したのです。これまでアメリカが持っていた核兵器は「戦略核」といい、全土を焦土にしてしまうような、広範囲に効力を示すものでした。それを使用した後の被害規模を思えば、実際問題、容易には使えません。「使うことを前提に持っていなければ、抑止力にはならない」というのがトランプ大統領の主張です。この背景には、ロシアや中国が軍事力を増し、戦術核を開発してきたことや、北朝鮮の脅威の拡大などもあります。アメリカは核兵器のオプションを増やし、サイバー攻撃や核以外の攻にも対抗して使えるようにしたいと考えたんですね。アメリカは、冷戦期に比べて、核保有量を85%以上削減してきました。技術の進歩により、小さくても性能のいいものができ、必ずしも大きな核兵器を保有しなくてもよくなったからです。世界で核軍縮が進んだように言われていますが、核の脅威そのものがなくなったわけではないんですね。今回のNPRの公表も、オバマ政権時代から進めていた核戦略近代化計画に即したもの。トランプ氏がいきなり方針転換をしたように見えますが、表向きは核廃絶を訴えながら、裏で核開発を進めてきたアメリカの、表の顔をなくしただけ、ともいえます。核を持たない国は核廃絶を訴えます。しかし、核保有国は、積極的に核の不使用を宣言しません。世界から核兵器をなくした場合、どうけん制し合い、世界の均衡を保てばよいのか、ほかの抑止力が見つからないからです。日本政府は今年のNPRを高く評価すると発表しました。けれども、どのような核も非人道的なものに変わりはありません。武力以外の抑止の方法を、真剣に考えなければいけない時期に来ているのではないでしょうか。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年4月18日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年04月17日5月19日(現地時間)に行われるヘンリー王子&メーガン・マークルの結婚式に、ヘンリー王子は親交の深いオバマ夫妻を招待する気満々というが、イギリス政府はこれをよしとしていないという。その理由とは…?「The Sun」紙によると、すでにイギリス政府にオバマ夫妻を招待する意向を告げた2人。前大統領夫妻を招待しながら、現大統領のトランプ氏を招待しないのはまずいのではないかというのがイギリス政府の懸念だという。関係者は「ヘンリー王子は、結婚式にオバマ夫妻を招きたいと政府に告げています。トランプ大統領は、自分がエリザベス女王にも会えていないというのに、オバマ夫妻が結婚式に招かれたと知ったら、まずい反応を示すでしょう」と戦々恐々としているようだ。英政府は「オバマ夫妻を招待しないで」とやんわりヘンリー王子に伝えているとのことだが…。オバマ夫妻はヘンリー王子をはじめ、大統領時代にウィリアム王子、キャサリン妃とも深い友情を築いてきた。昨年4月、オバマ夫妻がウィリアム王子夫妻とのディナーのためにケンジントン宮殿を訪れ、パジャマ姿のジョージ王子と握手を交わしている写真は世界中で話題に。ヘンリー王子とメーガンの結婚式は“国家行事”ではないため、アメリカ大統領のトランプ氏が招かれないことは全く普通とのこと。ウィリアム王子の結婚式が行われた2011年、当時大統領だったオバマ夫妻も招かれなかった。(Hiromi Kaku)
2017年12月27日イギリスを代表する名優、エマ・トンプソンとブレンダン・グリーソンの2人が、ナチス政権に抵抗した平凡な労働者夫婦を演じる『ヒトラーへの285枚の葉書』。この度、本作の緊迫感あふれる予告編が到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンの古めかしいアパートで暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)のクヴァンゲル夫妻のもとに、一通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった…。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置くというささやかな活動を繰り返すようになる。だが、それを嗅ぎ付けたゲシュタポのエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の猛捜査が、クヴァンゲル夫妻に迫りつつあった――。出演は、エマとブレンダンがヒトラー政権に挑んだ平凡な夫婦役を演じるほか、追い詰める秘密国家警察(ゲシュタポ)の警部をダニエル・ブリュール。そのほか、ミカエル・パーシュブラント、モニーク・ショメットらが参加。そして、監督は『インドシナ』『王妃マルゴ』に出演したフランス映画界きってのフェロモン俳優だったヴァンサン・ペレーズが務める。原作は、600ページを越す大著をわずか4週間足らずで書き上げた、ハンス・ファラダの集大成とも言うべき著書「ベルリンに一人死す」。本書がドイツで出版されたのは戦後すぐの1947年だが、ペレーズ監督は、2007年にフランス語版が出版された際に初めて読み、その内容に感動し映画化を試みるが資金繰りに難航。その後2010年にアメリカ、イギリスで英語版が発売されるやベストセラーとなり状況が好転し、英語での映画製作が進み始めたのだ。このほど到着した予告編では、「真実を書いてる、人に読ませたい」という夫・オットーが、“自分を信じろ ヒトラーを信じるな”と記したカードを、妻・アンナと共に街中にこっそりと置くというささやかな活動が映し出される。ヒトラー政権時代の不穏な空気の中、戦争、政府に異議を唱えることがどれだけ危険な行為だったのかを想像させる緊迫感あふれるサスペンスタッチから、お互いへの愛情と敬意を再確認する切ない夫婦愛のドラマも盛り込まれ、思わず引き込まれてしまう映像となっている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年05月16日今月10日にストックホルムで開催されるノーベル賞授賞式を目前に、水曜日(現地時間)、オバマ大統領がアメリカのノーベル受賞者をホワイトハウスに招待した。出席者の顔ぶれは、物理学賞を受賞したダンカン・ホールデン、ジョン・M・コステリッツ、経済学賞受賞のオリヴァー・ハート、化学賞受賞のフレイザー・ストッダートの4人のみ。文学賞を受賞したボブ・ディランの姿はなかった。「The Hill」紙によると、ホワイトハウスのスポークスマン・ジョン・アーネストが、「みなさんが気にかけていることだとは思いますが、残念ながら今日、ボブ・ディランは来ません。だからリラックスできますよ」と報道陣に告げたという。ボブの欠席の理由が語られることがなかったが、「彼とオバマ大統領は以前に対面したことがあり、オバマ大統領は楽しい時間を過ごしました」と過去について触れたそうだ。確かにボブは2012年にオバマ大統領から「大統領自由勲章」を授与された際に対面を果たしている。オバマ大統領はボブが文学賞を受賞することが報道されたとき、おめでとうツイートをしたほどのボブのファンとして有名だ。(Hiromi Kaku)
2016年12月02日オバマ大統領の広島訪問が持つ意味伊勢志摩サミットが始まり、世界をリードする7カ国の首脳が8年ぶりに日本に集まるということで賑わっていますね。オバマ大統領がアメリカの大統領として初めて、第二次世界大戦で原爆を投下した広島を訪問することも、今回のサミットに続く重要な行事として話題となっています。戦後70年経っても原爆による心身の傷がいえない日本と、今でも原爆投下を正当化する声が根強いアメリカの国内世論とでは温度差がありましたが、それでもオバマ大統領が、同盟国である日本を大事にしていることの一つの表れとして、この広島訪問は日本としても歓迎すべきことです。しかし、そんなオバマ大統領の任期も今年いっぱい。アメリカでは次期大統領を決めるべく選挙が11月におこなれわれるため、今年初めから各政党が大盛り上がりです。大統領が変わると日本にどんな影響が起こるのかアメリカでは、共和党と民主党という二大政党のどちらかの候補者が大統領に選ばれることになるため、共和党では、実業家・不動産王と呼ばれるトランプ氏が、民主党ではクリントン元大統領の夫人でもあり、上院議員や国務長官を務めたヒラリー・クリントン氏ががぜん注目されています。中でも、ニューヨークのマンハッタンに金ピカのビルを構えるトランプ氏は大胆な発言で日本でも連日のように話題になりますね。不法労働者問題などで苦しむアメリカの国内事情からメキシコとの国境に壁を作るとか、テロへの対策としてイスラム教徒は入国させないなど、本当に大胆です。日本に対しても、日本にある米軍基地の費用は全部日本が負担せよと発言し、他人事ではなくなってきました。トランプ氏の意図は、何より「強いアメリカ」。これまでの政策や関係にとらわれずに、徹底してアメリカの国益だけを考えていくというものに聞こえてしまいます。大国・アメリカがどういう方向へ進んでいくのかとういことは、世界が注目していますが、米軍基地問題を抱える同盟国の日本は特に、次期大統領の候補になるかもしれない人の発言はが大きく影響してきます。改めて考える日米同盟の意味日米同盟は、「日米安全保障条約」というものによって結ばれていますが、その目的は、アメリカのアジア・太平洋地域における軍事的な拠点と、制限のある日本の軍事力を補完する役割として、米軍とともに日本の国を守るというものです。日米、両方にとって大事な関係ということになりますが、トランプ氏の頭の中には、「アメリカが日本を守ってあげている」という認識が強いのでしょう。アメリカの一般国民の中にもそうだと思っている人も決して少なくありません。逆に日本では、日本を守ってもらっているという認識よりも、「駐留させてあげている」と思っている人が多いように思います。日米の国民がもう少し理解し合うことが必要ですね。幼児教育無償化8000億円に苦労する日本は今後どうなる?トランプ氏の発言は、問題提起として意味のあるものともいえます。しかし、トランプ氏は公的な立場になったことが一度もないことから、政治手腕も行政手腕も未知数。経営者感覚は大事ですが、それだけでアメリカの大統領は務まりません。特に多民族国家であり、日本よりはるかに格差の大きいアメリカでは、万人に利する政策などあるはずがありません。その上、大国・アメリカの政策は、世界中に影響を与えます。例えば、以前オバマ大統領が「アメリカは世界の警察ではない」と発言したことから、世界の軍事バランスが崩れ、中国の南沙諸島海域における軍事拠点の不法建設や、イスラム国などによるテロの頻発などが引きおこされたと言われています。もし、トランプ氏が求めるように、日本にある米軍基地の費用の全額日本負担を拒否したら、どうなるでしょうか。沖縄での強い反基地運動なども相まって、もし米軍が日本からいなくなれば、それまでアメリカに頼っていたことを、日本がすべて自分たちの手でやっていかなければなりません。今、日本は防衛費約5兆円ですが、そんな額では済まなくなるのです。20兆、30兆円が必要だという人もいます。幼児教育の無償化のための8000億円の財源を出すことにも四苦八苦している日本で、財政的な面から見ても、非現実的な政策だと言わざるを得ません。そんなことを考えると、アメリカの大統領選は、日本にもとっても影響のあることだということがわかりますね。サミットで訪れている国々も、みな世界に影響のある国です。この機会に、世界の国々がどんな考えを持っているのか、興味を持ってみるのもよいでしょう。
2016年05月26日米人気歌手プリンスさんが57歳で急死したことを受け、バラク・オバマ大統領が「クリエイティブのアイコンを失った」と追悼した。オバマ大統領は声明の中で「本日、世界は1人のクリエイティブのアイコンを失いました。ミシェル(大統領夫人)と私は世界中の何百万人ものファンの皆さんとともにプリンスの急な死を悼んでいます」「(ポップ音楽のその音とメロディーで)こんなにも顕著な影響を与え、またその才能でたくさんの人々の心に触れたアーティストは数多くいません」と追悼の意を表した。さらに、オバマ大統領はプリンスさんの多才さをたたえ、「最も才能のある多作のミュージシャンとして、プリンスは全てをやりました。ファンク、R&B、ロックンロール。楽器演奏の達人、素晴らしいバンドリーダー、衝撃的なパフォーマーでした」「プリンスはかつて、強い精神はルールを打ち破ると言いました。プリンス以上に強く、大胆で、クリエイティブな精神を持つ人はいませんでした」とし、最後に「我々の想いと祈りは、プリンスのご遺族、バンド、彼を愛する全ての人々とともにあります」という言葉で締めくくった。(C)BANG Media International
2016年04月23日大学時代のオバマ大統領を描くインディーズ映画『Barry』に、『6才のボクが、大人になるまで。』のエラー・コルトレーンが出演することになった。役柄はわかっていない。その他の情報主演はデヴォン・テレル。ほかに『ストレイト・アウタ・コンプトン』のジェイソン・ミッチェルも出演する。監督はビクラム・ガンジー。オバマ大統領の若き日についての映画は、ひと足先に『Southside of You』が完成している。同作品は1989年の、オバマ大統領とミシェル夫人の初めてのデートを描くものだ。コルトレーンは最近、SFスリラー『The Circle』を撮り終えたところ。共演はトム・ハンクス、エマ・ワトソン、ジョン・ボヤーガ。ミッチェルは現在、『コング・スカル・アイランド(原題)』を撮影中。共演はブリー・ラーソン、トム・ヒドルストン。文:猿渡由紀
2016年03月15日オバマ米大統領が出演する新番組『オバマ大統領とサバイバル』が20日、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で放送される(18:00~19:00/同日24:00~25:00)。同番組が日本で放送されるのは今回が初。番組ホストを務めるのは、ディスカバリーチャンネルの人気シリーズ『サバイバルゲーム』でおなじみの元イギリス陸軍特殊部隊SAS隊員で冒険家のベア・グリルス。著名人を招いて大自然の中でのサバイバルに挑むシリーズで、今回はさすがのベアも「大物中の大物」「僕の人生で最大の出来事」と緊張した面持ちで出迎えた。舞台はアラスカ州の広大な原野。2人はエグジット氷河を訪れ、気候変動の影響や新たなエネルギー源、環境保護、アラスカの美しい自然を次世代に残すことの大切さなどを語り合う。厳重な警備下が日常の大統領にとって、「最高に楽しみだった」というベアとの冒険。番組はいつも安全に配慮して撮影が行われているが、今回はまるで別次元だった。まず、撮影で通るすべての山岳ルートに狙撃隊が配備され、上空には軍用ヘリが旋回。ヘリからベアが飛び降りるという番組冒頭でのお決まりシーンも、シークレットサービスが空域を閉鎖しているため途中までしか近づけず。いつもであれば必要最小限の撮影クルーも、この日はシークレットサービス、ホワイトハウススタッフ、大統領の食事検査担当、報道陣などが見守り、物々しい雰囲気の中、撮影が行われた。そのほか、大統領ならでは"珍事"も。ホワイトハウスには「大統領が食べる姿を撮影しない」という規則があり、食事検査担当者が撮影を中断しに入りかけた場面もあったが、大統領の意向を尊重して撮影を続行した。そのほか、追跡される危険があるためスマートフォンを持たない大統領がセルフィー(自撮り)に手間取ることも。「アラスカを旅するのは初めてだ。空軍基地に給油で降りる以外はね」と語っていたオバマ大統領。ベアとのアウトドア体験は、「執務室にいるより、間違いなく楽しい」と大満足の冒険となったようだ(C)Delbert Shoopman/NBC
2015年12月19日アメリカのファーストレディこと、ミシェル・オバマ大統領夫人が9月25日(金)の公の場でカスタムメイドの「3.1 フィリップ リム」を着用した華麗なるファッションを披露した。今回、オバマ大統領夫人のファッションが注目されたには、中国の習近平国家主席と彭麗媛夫人が国賓としてアメリカへ初めて訪れた際にホワイトハウスで行われた歓迎のセレモニーでのこと。オバマ大統領夫人に着用された「3.1 フィリップ リム」のドレスとジャケットは、9月14日にニューヨークファッションウィーク中に発表されたばかりの2016 Springコレクションからインスピレーションを得て創った、メタリックのフローラルの刺繍を施したカスタムメイドのセットアップ。国賓をもてなすフォーマルなシーンにおいても、最旬ファッションを上手にコーディネートしてみせた夫人のセンスに脱帽。「3.1 フィリップ リム」は、新進気鋭のNY発のモダンラグジュアリーブランド。2005年にNYコレクションでデビューし、たちまち業界人や批評家、ファッショニスタの間で知名度を上げ、カリスマブランドとなった。日本には2008年4月に、東京・青山に路面店をオープン。現在、世界各地50か国、400以上のブティックや大手百貨店で取り扱われている。(text:Miwa Ogata)
2015年10月01日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、オバマ政権です。***ご存じ、バラク・オバマ大統領は、第44代アメリカ合衆国大統領。民主党に所属していて、リベラルでクリーンなイメージで知られています。2009年、黒人のオバマ氏が大統領になったことは、民主主義国家アメリカの底力を表す画期的な出来事で、世界的にもとても歓迎されました。彼はアメリカに今でも残る人種差別 や、そこから生まれる経済格差を改善することを掲げて、大統領に立候補しました。支持者からの寄付も、オバマは大企業だけじゃなく、個人の10ドルの寄付も受け取れるようにして、「個人の声が届く政治家」であることをアピール。そして、経済的な不安を抱えている人たちの支持を集めました。オバマが行った政策で代表的なのは「オバマケア」と呼ばれるもの。アメリカは日本と違い、国民全員が保険で保障されているわけではありません。お金のある人は自分で保険に入るから問題ありませんが、貧しくて保険に入っていない人は、いざ病気になったとき、高い医療費を自分で払わなければ なりません。「オバマケア」は、そういった人たちも、保険で医療を受けられるようにするシステムでした。他にも、オバマは失業率を下げたし、 国の借金も3分の1くらいまで圧縮したし、数字上の成果は一応挙がっているのです。でも、実は多くの国民の実感はそうじゃないんですね。「格差が縮まらないし、お給料は上がらないし、 景気が回復しない」と、不満が募って います。「オバマケア」にしても、その資金源は税金ですから、国民の負担は増えているともいえます。こうして支持者が離れ、対抗勢力の共和党が勢力を拡大。共和党は、オバマケアをすぐにやめるべきだと主張しています。アメリカは上院下院の2院制なんですが、昨年の選挙で、ついに両院ともが共和党の勢力になってしまいました。だからオバマが政策を議会にかけても承認されないという状態になっていて、これは来年の退任まで続くことになりそうです。アメリカが今後どうなって いくかは、日本にも大きく関係することですから要チェックです。オバマの失墜にも大きく関わる、格差社会の問題については、次回にお話しします!◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2015年5月27日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2015年05月21日アメリカの大統領夫人ミシェル・オバマ(Michelle Obama)が3月18日に初来日した。この日、羽田空港へと降り立った婦人が着用していたのは、「ケンゾー(KENZO)」の14-15AWコレクションのサテンドレス。足元には「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の定番コレクション「CHOO 24:7」のポインテッドトゥ・パンプス「AZA」をコーディネートした。夫人はこのジミー チュウのパンプスを愛用しており、ホワイトハウスの他、国内外での様々なイベントに出席する際にも着用しているという。ケンゾーのグラフィカルなプリントが目を引くサテンドレスは、日本国内でもKENZO銀座三越店で取り扱い中。
2015年03月20日オバマ大統領が今年一番気に入った映画は、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで』。People誌のインタビューで大統領自身が明かした。その他の情報400万ドルの低予算で、12年かけて撮影した『6才のボク~』は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と並んで、来年のオスカーの最有力候補と考えられている。ニューヨーク、L.A.、ワシントンDCの映画批評家から今年のトップ作品に選ばれたほか、来月のゴールデングローブ賞でも5部門でノミネートされている。ミシェル夫人は今年のベスト作品を語っていないが、『ゴーン・ガール』について触れ、「原作小説を2年ほど前に読んだが、本のほうが映画よりよかった」とコメントした。文:猿渡由紀
2014年12月18日若き日のオバマ大統領夫妻の恋が、映画になることになった。タイトルは『Southside With You(原題)』。舞台は1989年のシカゴ。ハーバード大学・ロースクールの1年生だったバラク・オバマは、夏休み中、シカゴの弁護士事務所でアルバイトをし、年下の女性弁護士ミシェル・ロビンソンに出会う。映画は、ふたりの初めてのデートを『恋人までの距離〈ディスタンス〉』のような雰囲気で描くものだそうだ。その午後、ふたりは美術館を訪れ、長い散歩をし、スパイク・リー監督の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』を観る。ふたりは1992年に結婚した。ミシェル役には、チカ・サンプターが決まっている。バラク役は現在キャスティング中。監督、脚本はリチャード・タン。撮影は、来年7月にシカゴでスタートする予定。文:猿渡由紀
2014年12月08日歌手のビヨンセ・ノウルズが、バラク・オバマ米大統領の2度目となる就任式でパフォーマンスを披露するようだ。オバマ大統領が2009年に初就任した際にもパフォーマンスをした経験があり、再選に向けての選挙キャンペーンでも支援活動をしていたビヨンセは、今回の式典でアメリカ国歌を歌うという。さらに大統領就任式実行委員会は、今月21日(現地時間)に首都・ワシントンDCにある連邦議会議事堂のウェスト・フロントにて行われる同式典で、ケリー・クラークソンが「My Country Tis of Thee」、ジェイムス・テイラーが「America the Beautiful」などのアメリカ愛国歌を披露すると「USA TODAY」紙に明かしている。オバマ大統領は声明で「バイデン副大統領と私は、今回の就任式で才能あふれる音楽アーティストたちのステージを見れることを非常に光栄に感じています。彼らの音楽はアメリカ国家の心でもあり、国民全員に語りかけるものなのです」と述べた。4年前の大統領就任記念のイベントでエタ・ジェイムズの「At Last」を歌い上げたビヨンセは、長年に渡りオバマ大統領の熱烈な支持者でもあり、再選のキャンペーンの一環としてTシャツをデザインするなど集金活動にも力を入れていた。そんなビヨンセは、昨年11月に行われたアメリカ大統領選挙の際に、オバマ大統領を称える手紙を書いたことも。「毎日、私たちはあなたの心意気とその人柄を知ることができます。あなたは自分自身に正直でいるよう私たちをインスパイアしてくれますね。あなたは私たちが必要としている場所まで連れて行ってくれる指導者です。あなたのおかげで、私の娘や甥はなりたいと望むもの何にでもなれると確信しながら成長できるのです。心からの尊敬と崇拝を、ビヨンセより」。(text:cinemacafe.net)
2013年01月11日メキシコでは、12月1日、7月の大統領選挙で勝利したペニャニエト氏が大統領に就任し、約12年ぶりとなる政権交代が実現しました。これに伴ない、同国経済の安定成長に向けて課題とされてきた、エネルギー改革に代表される構造改革の進展に注目が集まっています。メキシコは、世界第8位の原油生産量(2011年、出所:BP)を誇るものの、その産油量は、2004年をピークに減少傾向となっています。憲法において炭化水素資源の国家帰属が定められている同国では、エネルギー関連分野の上流から下流まで、ほぼ全てを国営企業が担っています。ここ数年の産油量の減少傾向は、重い税負担を課せられている国営企業が、資金不足などを理由に、探査や発掘に向けた技術導入や生産拡大につながる設備投資を十分に行なえなかったことなどが背景と考れられます。現状のままでは、原油の可採年数が11年と見積もられている(2011年、出所:石油連盟)こと、そして、同国では、原油のみならず、大量の埋蔵が確認されているシェールガスの開発に向けても資金や技術が必要になるとみられること、さらには、歳入の約3割を石油関連収入に依存しており、エネルギー産業の今後の動向が国家財政に大きく影響を及ぼすことなどを考え合わせると、エネルギー改革は同国の持続的成長を実現させるための重要課題といえます。ペニャニエト氏は、大統領選挙戦を通じて、国営企業への民間資金導入を含むエネルギー改革に前向きに取り組む姿勢を示してきました。また、今回、大統領選挙と同時に実施された議会選挙の結果、これまでみられていた議会のねじれ現象の緩和も見込まれています。こうしたなか、新政権の政策運営を通じて、エネルギー改革の実現性が高まるようであれば、同国経済成長の期待も一段と増すと考えられることから、今後の株式市場や為替相場の動向を見極めるうえでも、新政権の舵取りが注目されます。(※データは過去のものまたは予想であり、将来の運用成果などを約束するものではありません。)(2012年12月3日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日セレゴ・ジャパンは、2012年11月のアメリカ大統領選挙にて、一般投票で勝利を収めたオバマ大統領の勝利演説のキーワード・トレンド分析を実施した。このほどその結果を発表した。同調査は2012年11月7日と2008年11月5日の勝利演説で使われた単語の中から、言葉の頻度分析を行い分析を行った。対象となったのは、2008年11月5日に行われた勝利演説の総ワード数2,065、2012年11月7日に行われた勝利演説の総ワード数2,150。その結果、200811月5日に1位となったワードは「tonight(今夜)」で13回、2位は「people(人々)」で12回、3位は「nation(国家、国民」8回。前回の選挙で話題となった「Change(チェンジ=変革)」は5位で6回だった。2012年11月7日に1位となったワードは、「work(働く)」で15回。2位は「country(国)」で13回、3位は「forward(前方へ)」で9回。そのほか、「future(将来)」「hope(望む、期待する)」「believe(信じる)」も多かった。分析の結果、4年前の勝利演説で使われた言葉の多くは、オバマ氏のアメリカに対する思いや決意を表すための役割を担うもの、そして再選後に行われた勝利演説で最も強く語られたことは、work、fight、jobという単語からもわかるように「まだ成すべき仕事は終わっていない」ことを印象づけるものだった。同社によると、オバマ大統領の演説を活用して英語を効果的に学習するコツは、単語個々の意味だけではなく、その単語が使われている背景を理解することが必要だという。同社が提供する英語学習サービス「iKnow!」では、「オバマ大統領の勝利演説(2008年)」学習コースを提供している。また、『偉人たちの名スピーチ』では、オバマ大統領をはじめ、さまざまな偉人のスピーチを聞くことができる。(iKnow!に登録が必要。トライアルアカウントは無料)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日バラク・オバマ米大統領の再選に早速セレブたちが喜びの反応を示している。今月6日(現地時間)行われたアメリカ大統領選挙で民主党現職のオバマ大統領が共和党のミット・ロムニー候補を破って再選し、オバマ大統領自身が「我々は1つです。それが我々の選挙活動の仕方であったし、1つであることがアメリカそのものなのです」とツイートしている。これに対し、米メディアが現地時間23時20分頃にオバマ大統領の再選を一斉に伝えると同時に、アメリカのセレブたちが大統領選への反応をツイートしている。映画界からは、ウーピー・ゴールドバーグが「オバマ大統領が勝ったようでとっても嬉しいわ。差別主義者や辛辣で嫌味な人間はみんなその嫌味も全部持ってどっかへ行ってしまって!私たちアメリカ国民はやるべき仕事があるから、あんたたちのバカバカしいことに付き合ってる暇はないの。オバマ大統領が勝ったからって、悪態ついて泣いてるような輩はこれからも絶対成功しないわ」とロムニー陣営に敵意むき出しでオバマ陣営の勝利を賞賛し、マイケル・ムーアも「これこそ…アメリカなんだ。2012年、旧態依然とした時代と政治手法はもうこれで正式におさらばしたんだ。これこそ真のアメリカの姿。世界のみなさんはまだ心配かもしれないけどね…」とツイートしている。さらに音楽界からは、レディー・ガガが「コロンビアでちょうどコンサートのステージから降りたとこよ!オバマ大統領、おめでとう!今夜、私たちはアメリカ人であることを誇りに思うわ!やった!!やった!やった!!世界に自由が満ちてくれて、これほど幸せなことはないわ」と大興奮で、リッキー・マーティンも「ミットさんよ、支持率47%だってことをお忘れなく。後4年間はオバマ大統領の時代さ!」と綴っている。また、テレビ界からはイギリス人のリッキー・ジャーヴェイスが「よくやった、アメリカ。あんたたちがちゃんとしてくれるって最初から分かってたよ。オバマ勝利!」とツイートし、ケリー・オズボーンも「神様に感謝。オバマ大統領が圧勝してくれたから、私は安心よ。これで第3次世界大戦はなくなっただろうし、同性愛のみんなもついに結婚できるのよ!勝利!」とオバマ大統領の再選に喜びを示している。さらに、熱狂的なオバマ支持者として知られるエヴァ・ロンゴリアも親友たちと共にオバマ大統領の勝利パーティーを開催していて、喜びに沸く写真と共に「友達と一緒に勝利に酔いしれているわ!泣いちゃったくらい!この国を前進させましょう!オバマ!」、「やったわ!オバマ再選!イエス!Yes We Can!」とツイートしている。
2012年11月08日ケイティ・ペリーが、10月7日(現地時間)にロサンゼルスで行われるバラク・オバマ米大統領の資金調達コンサート「30デイズ・トゥ・ヴィクトリー」でパフォーマンスをすることが決まったようだ。11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けて、ケイティはノキア・シアターで開催される同コンサートで現職のオバマ大統領の再選を支持するためにパフォーマンスを披露するという。ケイティ以外の出演アーティストも近日中に発表される模様で、チケットは40歳以下のオバマ大統領支持者は44ドル(約3,476円)、一般は250ドル(約1万9,756円)で発売されるようだ。同コンサートに続き、会場近くのレストランにて映画プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグがホストを務め、オバマ大統領が参加するディナー・パーティーも予定されており、こちらのチケットは2万5,000 ドル(約198万円)だという。
2012年09月20日今年11月に米大統領選挙での再当選を狙うバラク・オバマ現大統領が、『ダークナイト ライジング』の中でアン・ハサウェイが「一番のキャラクター」だとして、アンの演技を手放しで褒め称えた。映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏がコネチカット州の自宅で今月6日(現地時間)に開いたオバマ大統領の再選キャンペーンで同作に触れたオバマ大統領は、アンの演技を絶賛している。「バットマンの新作を観る機会があったんだ。アンは映画の中で一番のキャラクターだと思うよ。それが僕の個人的な意見だね」。ワインスタイン氏が開いた資金調達イベントにはジョアン・ウッドワードやアーロン・ソーキンらも参加しており、大統領からお褒めの言葉をもらったアン自身も参加していた。一皿3万5,800ドル(約280万円)分という豪勢なパーティには、ほかにも名司会者ジェリー・スプリンガーやUS版「VOGUE」誌編集長アナ・ウィンターらも出席している。アンは、トム・フーパー監督の新作ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で演じたファンテーヌ役のために髪をショートカットにしたが、その経験をキャットウーマンに扮した『ダークナイト ライジング』でのアクションスタント以上に「怖かった」と明かしている。「本当に怖かったわ。(『ダークナイト ライジング』では)窓からバク転したり、ビルから飛び降りたり怖いことも全部やったけど、自分の髪をあれだけ切られることが一番恐ろしいなんて思ってもみなかったわ」。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年08月13日グウェン・ステファニーが、バラク・オバマ米大統領の資金調達パーティをミシェル・オバマ夫人と一緒に担うことになった。グウェンは8月12日(現地時間)、ビバリーヒルズの自宅で資金調達パーティ、ファミリー・デイを開催する予定だという。4人家族あたり1,000ドル(約7万9,000円)の費用で参加可能、さらに5,000ドル(約39万8,000円)を寄付する家族にはグウェンとミシェル夫人と直接時間を過ごせる特別待遇が与えられるというこのパーティ。当日、グウェンの2人の息子、キングストン(6歳)とズマ(3歳)、さらにオバマ家の2人娘、マリア(14歳)とサーシャ(11歳)らがイベントに参加するかは分かっていない。最近ではサラ・ジェシカ・パーカーやジョージ・クルーニーらが、オバマ大統領の再選キャンペーンを行っているが、8月に行われるファミリー・デイも、今年11月に行われるアメリカ大統領選挙に向けた現職オバマ大統領の再選キャンペーンの一環である。グウェンは最近、慈善活動家として積極的に行動しており、昨年3月の東日本大震災で被災した日本の子供たちに100万ドル(約7,900万円)を寄付したり、自身のヴィンテージ服をオンラインオークションに提供して子供たちを支援するなど着実に実績を積み上げている。
2012年07月06日ジョージ・クルーニーが、11月の大統領選挙で再選を目指すバラク・オバマ大統領への寄付金集めパーティを10日(現地時間)、ロサンゼルスの自宅で開催し、オバマ大統領を支持するハリウッドのスターたちが集まった。スタジオ・シティにあるジョージの自宅で、著名シェフのウルフギャング・パックの料理を振る舞うディナー形式で行われたパーティには、ロバート・ダウニーJr.やジャック・ブラック、トビー・マグワイア、ビリー・クリスタル、サルマ・ハエック、バーブラ・ストライザンドと夫のジェームズ・ブローリン、プロデューサーのジェフリー・カッツェンバーグ、さらにジョージの恋人でプロレスラーのステイシー・キーブラーももちろん出席し、オバマ大統領を囲んだ。会費は1人4万ドルで、約150人が出席。パーティ前に行われたくじ引きイベントの収益と合わせて、ひと晩で約1500万ドル(約12億円)が集まった。「E! Online」によると、出席者たちは翌朝、バスケットボールに興じたという。「忘れられない光景だったわ」とステイシーは語る。「ジョージとオバマ(原文ママ)は同じチームで、彼らが勝ったのよ」。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox■関連記事:『ファミリー・ツリー』シャイリーン・ウッドリーインタビュー 現代セレブの“凄み”梅宮一家、父娘孫の三世代が初共演!“ジイジ”辰夫は孫の成長にウルウル“素顔”を見たら、もっと好きになっちゃいそう。『ファミリー・ツリー』×ハワイ本年度アカデミー賞脚色賞受賞!『ファミリー・ツリー』原作本を3名様にプレゼント『ファミリー・ツリー』みたいな父親なら“共犯関係”もアリかも!?
2012年05月14日アル・パチーノが国民芸術勲章(National Medal of Arts)を受章、13日にホワイトハウスでオバマ大統領から勲章を贈られた。国民芸術勲章は、アメリカ文化に素晴らしい功績を残した芸術家や学者、団体に対して政府から贈られる最高の栄誉と見なされている。『ゴッドファーザー』シリーズや『セルピコ』(’73)、『狼たちの午後』(’75)など数々の傑作に主演し、『セント・オブ・ウーマン夢の香り』(’92)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたパチーノの「銀幕での強烈な存在感」が評価されたという。ホワイトハウスのイーストルームで行われた授与式では、パチーノを始めカントリー歌手のメル・ティリスや詩人のリタ・ドーヴら15人と2団体に勲章が贈られた。様々な背景を持つ人々を「結びつける力が芸術にはある」とスピーチした大統領は、受章者たちに「平穏なとき、危機のとき、勝利のとき、そして悲劇のときも、あなたたちは我々が人として成長するよう、導いてくれました」と語りかけた。会場にはサラ・ジェシカ・パーカーやジョン・リスゴーの姿もあり、受章者たちと大統領のスピーチに惜しみない拍手を送っていた。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年02月15日24日、来年秋の米大統領選挙の資金調達のためにカリフォルニア州を訪問中のバラク・オバマ大統領を囲む晩餐会がロサンゼルスで行われ、ウィル・スミスを始め、大統領所属の民主党を支持するハリウッドのセレブたちが集まった。晩餐会はウィル・スミスの製作パートナーでもあるプロデューサーのジェームズ・ラシターの自宅で催され、ウィルやヒラリー・ダフ、元NBAのスター選手アーヴィン・“マジック”・ジョンソンら40人が出席した。参加費は1人あたり3万5,800ドルだという。ディナーの後、今度は近所のアントニオ・バンデラス&メラニー・グリフィス夫妻の自宅に場を移し、エヴァ・ロンゴリアが司会を務めるヒスパニック系支持者の資金調達のイベントが開催された。翌25日(現地時間)にはサンフランシスコでシンガーソングライターのジャック・ジョンソンが出演するイベントが予定されている。カリフォルニア州はオバマ大統領の選挙資金で最多額が集まる州であり、ロサンゼルスでは過去2回の訪問で100万ドルを調達したという。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:長ぐつをはいたネコ 2012年、全国にて公開PUSS IN BOOTS (R) and © 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.■関連記事:バンデラス、ネコに囲まれヒットを確信?ハリウッドで“ネコ”限定プレミア開催スペインにウォーク・オブ・フェイム誕生。ペネロペ&ハビエル夫妻らが出席『シュレック』スピンオフ映画で“長靴をはいたネコ”が主役に!カンヌでお披露目
2011年10月26日昨年、出演していたTVシリーズ「Dr. HOUSE」を降板してバラク・オバマ政権下で公職についているインド系アメリカ人の俳優、カル・ペンが、ワシントンD.C.の路上で拳銃強盗の被害にあった。事件が起きたのは20日の午前1時20分頃。路上で突然拳銃をつきつけられ、財布と携帯電話2つを強奪された。警察によれば、カルが著名人だから狙われたわけではなく、幸いカル本人に怪我はなかった。ただ、盗まれた携帯電話のうち1つは私物ではなく、合衆国政府から支給されたものだったため、カルは被害に遭った直後にホワイトハウスに連絡を取り、盗まれた携帯電話の通話を止めたという。情報や公人の電話番号の漏えいの心配もないというが、当局はチームを作って捜査に乗り出したという。相手をカル・ペンと知らず襲った犯人はまさかここまで大騒ぎになるとは思っていなかったはず。いまごろ、後悔しているのではないだろうか。昨年からホワイトハウスの公共連絡局でアソシエイト・ディレクターを務めているカルは、今年中には職を離れ、俳優業にカムバックする予定。韓国系アメリカ人のジョン・チョウと組んだコメディ映画『Harold & Kumar』(原題)シリーズの3作目への出演が決まっている。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:Dr.HOUSE [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.1322009年総括!お薦めドラマベスト3!第67回ゴールデン・グローブ賞テレビ部門では注目作「Glee」3部門ノミネート【ハリウッドより愛をこめて】「24」、ギャラ高すぎでシーズン7をもって終了!?シネマカフェ的海外ドラマvol.100医療ドラマ番付に見る「Dr.HOUSE」シネマカフェ的海外ドラマvol.99「Dr.HOUSE」で人気の彼らは、いま…
2010年04月23日